2025−6−7 粟田 熙(粟田 煕)
 
無題AB   2025−5 NO9
 
 はじめに  
 
 環境・素材に関する特許について は終了しましたが、検索を忘れないようにするためAマイナスイオン B光触媒、J木酢 Y海洋深層水を月単位で、掲載します。題名は無題ABとします。今回は5月1日から5月31日までです。なを、全文検索において、文献サイズが大きいため、分割して表示しています。は分類しません。NO5からNO8を添付します。
 
Aマイナスイオン
Aー1トルマリン・電気石
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特許7671481金属的質感を有する装飾品 金益 装子
【課題】例えばハンドメイドで製作可能な、金属的質感を有する装飾品を提供する
【解決手段】本発明の装飾品は、型取りした布などの繊維素材をベース材とし、前記ベース材を被覆するように複数種のネイルアート用液体素材を重ね塗りして金属的質感に仕上げたことを特徴とする。前記ネイルアート用液体素材は、下地塗り用のネイルポリッシュ,重ね塗り用の複数種のジェルネイル,及びレジン液を含み、これらを前記ベース材の表面に塗り、紫外線を当てて硬化させることで、前記ベース材を金属的質感にする。
  図11は、花びらのパーツP1の一面にミラーパウダーD3を散布してから7回目のジェルネイルを塗った後の撮像図である。金粉と同様、ミラーパウダーD3を散布した後にジェルネイルを塗ることによって、ジェルネイルとミラーパウダーD3を混ぜ合わせながらミラーパウダーD3を散りばめる。その後、紫外線を当てて硬化させる。図12は、7回目のジェルネイルを塗り終わった後の撮像図である。7回目は、一例として、カナリートルマリンのジェルネイルを塗っている。
 
特開2025-073740天然水由来処理水 aun株式会社 松尾 美保 磯田 勇二
【課題】エマルジョン効果のある水、飲料水又は飲食品原料水、化粧水又は化粧料原料水、毛髪又は皮膚に対する塗布剤、として好適な水を提供すること。
【解決手段】逆浸透膜を通過させた天然水を、多層構造体20が密接されている処理槽10に12時間以上貯留させてなる天然水由来処理水であって、該天然水が、富士山麓の標高800m以上にある井戸の地下150m以上の深さの場所から汲み上げた天然水であり、該処理槽10の側面外側の該多層構造体20が密接されていない部分は、金属シートで遮蔽されており、該多層構造体20が、該処理槽10から遠い側から、扁平な電磁石21、及び、長石(feldspar)の粉末を含有する鉱石層23を少なくとも有している、天然水由来処理水、それを使用したエマルジョン分散媒、飲料水又は飲食品原料水、化粧水又は化粧料原料水、及び、毛髪又は皮膚塗布剤。
  特許文献5には、麦飯石、ミネラル石、ラジウム鉱石、トルマリン、還元セラミックを充填させたカラムに天然水又は精製水を通過させて得られるミネラル水、及び、該ミネラル水を配合してなる化粧料が記載されている。特許文献6には、焙煎麦抽出成分とミネラル成分とを含有する組成物が記載され、該ミネラル成分が、天然水、海洋深層水、又は、湖水に由来した成分であり、該組成物を配合して飲食品とすることが記載されている。
 
特開2025-076783マルチカラー結晶の結晶成長方法 学校法人 東洋大学
【課題】成長した1つの結晶体が2色以上の複数の色を呈するマルチカラー結晶を結晶成長中の雰囲気ガスに含まれる酸素濃度を調節することのみによって成長する結晶成長方法を提供する。
【解決手段】結晶の成長中に雰囲気ガスに含まれる酸素濃度を100vol%から0.0vol%の間の複数の所定の濃度の間で1段あるいは複数段の階段状あるいはスロープ状に減少または増加することにより結晶に含まれる着色の原因となる不純物イオンの酸化状態を変化させ、1つの結晶体が2色以上の複数の色を呈するマルチカラー結晶を成長した。
  宝飾用の結晶としては,自然界で成長した天然結晶および人工的に成長した人工結晶が用いられていた。天然結晶は希少価値が,人工結晶は高い品質と均質性,量産性が特徴である。人工結晶の従来の成長方法としては,浮遊帯域溶融法(Floating Zone,FZ法),Cz法(チョクラルスキー結晶引上げ法),ベルヌイ法(火炎溶融法),ブリッジマン法,フラックス法,スカルメルト法,バグダゾロフ法,EFG法(Edge−defined Film−fed Growth)などがあった。これらの人工結晶は単色の結晶であった。複数の色を呈するトルマリン(電気石)などの天然結晶がバイカラー結晶として,その希少価値から珍重されていた。一方で人工結晶では複数の色を呈するバイカラー結晶やトリカラー結晶などのマルチカラー結晶を成長可能な結晶成長技術はなかった。
 
特表2025-515231支払手段を有するファインジュエリー ヴァルール・デクラレ
【要約】宝飾品(1)、特にリング又はブレスレット又はペンダントに関し、内面(3)と、外面(4)と内面から外面まで本体(2)を貫通する開口部(5)とを有し、金、銀、白金、チタン、パラジウム、鋼又はバーミルから選択の材料製の本体と;宝飾品の外面の一部を形成し、貴重な宝石、上質な宝石、装飾用の宝石、又は皮革から選択の材料で本体と接触する外側シェル(10)と;内面の一部を形成し、外側シェル(10)との間に、開口部(5)と実質的に一直線に、又は開口部(5)内に閉じた半円形のハウジング(12)が形成され、貴重な宝石、上質な宝石、装飾用の宝石、又は皮革から選択の材料製で本体と接触する内側シェル(11)と;ハウジング内に配置され、電子チップ(14)と、電子チップの周りに配置のアンテナ(15)とを含む可撓性タグ(13)と;外側シェル及び内側シェルを一緒に保持するねじ(20)とを含む。
【請求項8】前記貴重な、微細な、又は装飾用の宝石が、・ダイヤモンド、ルビス、サファイア、 ・緑柱石、特にエメラルド、アクアマリン、ヘリドア、モルガナイト、 ・トルマリン、特にベルデライト、ルベライト、パライバトルマリン、インディコライト、ショール、 ・トパーズ、特にスカイブルートパーズ、スイスブルートパーズ、ロンドンブルートパーズ、 ・ガーネット、特にデマントイドガーネット、アルマンジンガーネット、ツァボライトガーネット、スペサタイトガーネット、ヘソナイトガーネット、ロードライトガーネット、パイロープガーネット、 ・水晶、特にキャットアイ水晶、ファルコンアイ水晶、タイガーアイ水晶、ブルーアイ水晶、アベンチュリン、アメシスト、シトリン、プラシオライト、ピンク水晶、ブルー水晶、レッド水晶、スモーキー水晶、 ・カルセドニー、特に瑪瑙、クリソプラーゼ、カーネリアン、オニックス、サルディストン、ピーターサイト、 ・ジャスパー、特にレッドジャスパー、ブラッドジャスパー、ヘリオトロピックジャスパー、 ・長石、特にアマゾナイト、ムーンストーン、ラブラドライト、サンストーン、 ・オパール、特にファイアオパール、カチョロン、ノーブルオパール、 ・翡翠、特に翡翠、ジャディアイト、ネフライト翡翠、チャロアイト、
 ・ペリドット、タンザナイト、イオライト、ジルコン、シアナイト、スピネル、ロッククリスタル、クンツァイト、ソーダライト、アズライト、ターコイズ、ロドナイト、ロドクロサイト、マラカイト、クリソコーラ、シュギライト、クリソベリル、アンダルサイト、ジオプサイド、ピノライト、ラピスラズリ、 ・真珠層、サンゴ、琥珀、ケイ化木材の中から選択される、請求項1から7のいずれか一項に記載の宝飾品。
 
特表2025-516412家庭用調理器具 クーダル インコーポレイテッド
【要約】本発明の一実施例による家庭調理器具は、下部の加熱体によって直接加熱される下部容器と、内部に調理対象物を収容し、下部容器の上端に載置されて下部容器で加熱された空気が調理対象物の内部温度を上昇させるように調理空間を提供する上部容器と、調理対象物が外部に露出しないように上部容器を覆う蓋と、を含む。上部容器は、調理対象物が載置される調理台と、調理台の中心部に位置し、下部容器から流入した加熱された空気を調理台の表面に沿って排出するように構成された熱気流入部と、調理台の縁部に位置し、調理対象物から排出された物質が調理台の下向き傾斜に沿って集まるように構成された排出溝と、排出溝と連結され、蓋の周縁部が載置されて蓋を固定させるように構成された羽根部と、を含む。
  実施例によって、下部容器110は、遠赤外線放射体を収容することができる。遠赤外線放射体は、遠赤外線を放出する物質であってもよく、例えば、黄土、炭、トルマリン、ゲルマニウム、麦飯石、セラミックスのいずれか一つまたは二つ以上が混合されるか、それに漢方薬粉末や漢方薬を沸かした湯剤が混合されてなる組成物であってもよい。
 
特表2025-516628ヘアスタイリング器具 ジャファム グループ リミテッド
【要約】本発明は、ヘアスタイリング器具(110)に関連し、特に、髪を乾燥および/またはスタイリングするために使用できる器具に関する。この器具は、カールした髪を部分的にまっすぐにするのに、或いはまた、まっすぐな髪の乾燥や平滑化にも、効果的であることが期待される。本発明は、第1パネル(114)および第2パネル(116)を備えるヘアスタイリング器具であって、第2パネルが第1パネルに対して移動可能である、ヘアスタイリング器具を提供する。パネルは、互いに閉じているとき、ゼロではない間隔(S)だけ離隔する。この器具は、電気モータ、インペラ、電気発熱要素、および空気流路を備える。第1パネルは、空気流路と連通する第1開孔を有する。第2パネルは、排気路と連通する第2開孔を有する。第1および第2パネルは、パネルの表面積を増加させ、パネル間を通る髪の経路の長さを増加させるために、波形になっている。
  毛髪部分を、特にシリコーンの押圧要素の間で押圧すると、毛髪部分に望ましくない静電荷が蓄積する可能性があることが理解されるであろう。押圧要素を含む器具の実施形態には、マイナスイオン発生器を組み込むこともでき、スタイリングされる毛髪部分と接触するようにマイナスイオンがパネル間の空間に導入される。マイナスイオンは、空気流路内の空気流に添加することができる。代替的もしくは付加的に、高温時にマイナスイオンを放出することが知られているトルマリンで、パネルの一方または両方を既知の様式でコーティングすることができる。
 
実登3251470能性布片 小林 茂
【課題】被服としてのシャツなどの任意の箇所に後付けできる機能性布片を提供する。
【解決手段】この機能性布片1では、シャツなどに後付け可能な布片11に、少なくともゲルマニウム、テラヘルツ鉱石、セラミック、トルマリン及び磁石のいずれか1種類の粉末又は複数種類のブレンド粉末を含有するインク12を用いたスクリーン印刷で水玉模様13が形成されているので、市販のシャツなどの任意の箇所にピンポイントで後付けできて、便利かつ経済的である。
  ここでは、少なくともゲルマニウム、テラヘルツ鉱石、セラミック、トルマリン及び磁石のいずれか1種類の粉末又は複数種類のブレンド粉末を含有するインク12を用いる。このうち、テラヘルツ鉱石とは、水晶を高温で溶かし、二酸化ケイ素から純度の高い半導体のケイ素に加工した人工鉱石であって、1秒間に約1兆回振動するテラヘルツ波を放つといわれており、機能性物質として注目されている。トルマリンとは、ケイ酸塩鉱物のグループ名であって、結晶を熱すると電気を帯びるため、電気石と呼ばれており、これも機能性物質として注目されている。ゲルマニウム、セラミック及び磁石については、一般に知られているので、その説明を割愛する。その他の鉱石などであっても、機能性が認められており、かつ安全性が確認されているものであれば使用できる。   
 
Aー1−1黒曜石
特開2025-079331鋳造用塗型剤組成物、鋳物の製造方法および砂焼着き抑制方法 花王株式会社 花王クエーカー株式会社
【課題】鋳物の砂焼着きを抑制しつつ、良好な保存安定性が得られる鋳造用塗型剤組成物を提供する。
【解決手段】鋳造用塗型剤組成物は、耐火性骨材および無機粘結剤を用いて製造された鋳型の表面に適用するために用いられる鋳造用塗型剤組成物であって、 沸点が200℃以上の水溶性基剤(A)と、水と、を含有し、無機粒子の含有量が、前記鋳造用塗型剤組成物全量に対して、2質量%以下である。
  無機粒子としては、鋳造用塗型剤組成物用の耐火性骨材であって、例えば、石英などの結晶性シリカ、溶融シリカ、コロイダルシリカなどの非晶質シリカ、ジルコン、ジルコニア、マグネシア、オリビン、スピネル、アルミナ、シャモット、ムライト、アンダルサイト、シリマナイト、カイヤナイト、タルク、クロマイト、雲母、陶石、黒曜石、パーライト、ガラス、フリット、珪藻土、蝋石、バーミキュライト、膨張頁岩、礬土頁岩、黒鉛、炭素、ギルソナイト、酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化マンガン、炭酸亜鉛、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化ホウ素等の中から選ばれる1種または2種以上が挙げられる。
 
特表2025-516004非ポルトランドセメント中の合成シリカガラス  ハリバートン エナジー サヴィシーズ インコーポレイテッド
【要約】セメント組成物は、水及び混合セメントを含み得る。セメント組成物は、ポルトランドセメントを含まなくてよい。混合セメントは、セメント及び補助セメント質材料を含み得る。セメントは、アルミン酸カルシウムセメント又はアルミノリン酸カルシウムセメントであり得る。フライアッシュは、シリカを含有する一般的な補助セメント質材料である。しかし、フライアッシュは、フライアッシュの供給源に応じて大きく変動し得る。フライアッシュの代わりに、補助セメント質材料は、供給源にかかわらず一貫した特性を有するソーダ石灰ガラスといった合成ガラス粉末であり得る。
   合成シリカガラス粉体が、非ポルトランド混合セメント組成物中の補助セメント質材料のシリカ源として使用され得ることが予想外に発見された。ガラスは、製造場所にかかわらず、ガラスの製造に使用される材料、及びもしあれば、どのような汚染物質の含有が許容されるかを含め、一般的に標準化された手順に従って製造される。従って、ガラス粉体は、ガラスの供給源にかかわらず、セメント組成物に望ましい特性を一貫して提供することができる。本明細書で使用される「合成ガラス」という用語は、天然に存在せず、且つ製造された、シリカを含有する非結晶性非晶質無機固体を意味する。天然に存在するガラスの例として、黒曜石又は火山ガラス、落雷によって形成される閃電岩、陸上で発見されるテクタイト、及び海底で発見されるマイクロテクタイトが挙げられるがこれらに限定されない。製造される合成ガラスの例として、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、鉛ガラス、及びアルミノケイ酸ガラスが挙げられるがこれらに限定されない。
 
A−2マイナスイオン発生器
特許7679943空気清浄装置 アンデス電気株式会社 株式会社レーザー
【課題】コストアップを招くことなく、空気中の微粒子までをも十分に除去することが可能であり、流路内における限られた配置スペースを侵食することはなく、送風効率の低下も防いで空気清浄に必要な風量を確保することができる空気清浄装置を提供する。
【解決手段】空気中の汚れを除去する空気清浄装置10において、空気が所定方向に流れる流路11の途中に設けられ、空気中の塵埃を捕集するフィルター20と、フィルター20を通過した空気中の微粒子をイオンにより帯電させるマイナスイオン発生器30と、を備え、流路11自体の少なくとも一部を、帯電した微粒子を吸着可能な材質により形成した吸着部11Aとした。
【請求項1】空気中の汚れを除去する空気清浄装置において、空気が所定方向に流れる流路の途中に設けられ、空気中の塵埃を捕集するフィルターと、前記フィルターを通過した空気中の微粒子をイオンにより帯電させるイオン発生手段と、を備え、前記フィルターは、フレームに保持されたユニットとして構成され、前記フレームで前記フィルターの排気面側の位置に、前記イオン発生手段を取り付ける取付部が設けられ、前記イオン発生手段は、関連部品が収納されて高電圧を出力するケース本体と、該ケース本体に接続されて前記高電圧によりマイナスイオンを発生させる複数のイオン発生部とからなり、前記イオン発生手段にある複数のイオン発生部は、前記取付部のうち、前記フレームで前記フィルターの排気面の中心より円周方向に並ぶ位置に設けられ、前記フィルターの排気面側を周囲から取り囲む位置に配置された第2取付部に取り付けられ、前記イオン発生手段のケース本体は、前記取付部のうち、前記第2取付部が並ぶ配置で隣り合う2つの前記第2取付部の間で、前記フィルターの排気面の内側の位置に配置された第1取付部に取り付けられたことを特徴とする空気清浄装置。
 
特許7683955イオン発生装置 WOTA株式会社
【課題】イオンの発生量と発生効率を高めることが可能なイオン発生装置を提供する。
【解決手段】イオン発生装置は、イオン発生面を有するイオン発生部と、気体の流入口及び流出口、並びに、流入口と流出口との間の領域に設けられた放電室を有するハウジングとを備え、流入口は、上流側の開口端の開口面積が下流側の開口端の開口面積よりも大きい形状を有している。また、流出口は、上流側の開口端の開口面積が下流側の開口端の開口面積よりも大きい形状を有している。
 
特許7684666コーヒーミル HARIO株式会社 東莞厚街赤嶺通用電器制造有限公司
【課題】煎ったコーヒー豆の粉砕物の静電気を効率的に除去することが可能なコーヒーミルを提供する。
【解決手段】コーヒーミルは、煎ったコーヒー豆を粉砕する粉砕部と、粉砕部で粉砕されたコーヒー豆の粉砕物を受容する粉砕物受容器と、粉砕部と粉砕物受容器とを繋ぐ流通路において、流通路内を流通する粉砕物に対し、イオンを発生して放出するイオン発生放出部と、イオン発生放出部にてイオンを発生するための高電圧電流を生成するイオン発生用電源とを備える。イオン発生放出部とイオン発生用電源とは、離間しつつ電気的に接続されており、流通路は、閉鎖された流通断面を有し、水平方向に湾曲しつつ下方向に傾斜した構成を有しており、イオン発生放出部は、流通路における粉砕物の流通方向に対して対向するようにイオンを放出する。
 
特開2025-070717ヘアアイロン パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】潤いを保ちながら毛髪の施術を行うことが可能なヘアアイロンを得る。
【解決手段】ヘアアイロン1は、把持部3と、第1毛髪挟持面5321を有する第1施術部41と、第2毛髪挟持面6321を有する第2施術部42と、第1毛髪挟持面5321を加熱する加熱部54と、を備えている。また、静電霧化装置92が生成した帯電微粒子水を放出する第1放出口52111と、静電霧化装置92に風を当てる送風機構94と、送風機構94を駆動させた際に風が吸い込まれる吸込口5222と、を備えている。また、マイナスイオンを生成することが可能な第2放電部93と、生成されたマイナスイオンを放出する第2放出口5221と、を備えている。そして、第1毛髪挟持面5321を加熱する際に生じる熱の静電霧化装置92への伝達を抑制することが可能な断熱部8と、吸込口5222から第1放出口52111に至る風路S2と、を備えている。
 
特開2025-079753室内エリアのキッチンユニットの空気汚染防止制御システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】負圧排気装置、気体検出器、クラウドコンピューティングサービスデバイスなどを含む屋内厨房ユニット向けの空気汚染防止制御システムを提供する。
【解決手段】負圧排気装置は、調理器具の上方または前方に設置され、排気チャンネルに接続され、負圧排気装置はファンとフィルターエレメントを備え、気体検出器は空気汚染を検出し、空気汚染情報を出力し、クラウドコンピューティングサービスデバイスは、空気汚染情報を受信し、空気汚染の濃度を計算し、負圧排気装置に制御指令を送信することにより、ファンが空気汚染を排気チャンネルに誘導できるようになり、空気汚染がフィルターによって濾過され、フィルターエレメントを濾過して室外に排出し、キッチンユニット内の空気汚染をゼロに近い気体状態にする。
【請求項14】前記フィルターエレメントは、分解ユニットとの組み合わせにより前記空気汚染を化学的に除去し、前記分解ユニットは、マイナスイオンユニット及びプラズマイオンユニットのうちのいずれかの1つ、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項1に記載の室内エリアのキッチンユニットの空気汚染防止制御システム。
 
特表2025-514303ポータブルファン 深▲せん▼市几素科技有限公司
【要約】本出願は、ポータブルファンを提供する。ポータブルファンは、ハウジングと、ファンアセンブリと、アニオンモジュールと、を含み、前記ハウジングには、空気入口、収容キャビティ、空気ダクトおよび空気出口が順に連通されて設置され、前記ハウジングは、前記空気出口を有する第1側壁を含み、ファンアセンブリは、前記収容キャビティ内に収容され、前記ファンアセンブリは、前記空気入口から前記空気ダクトを介して前記空気出口に風を吹き込むために使用され、前記マイナスイオンモジュールが前記ハウジング内に設置され、前記マイナスイオンモジュールは、マイナスイオン発生器、正極放出部および負極放出部を含み、前記マイナスイオン発生器が作動すると、前記正極放出部と前記負極放出部との間で放電が発生し、空気がイオン化され、マイナスイオンが発生し、前記マイナスイオンは前記ハウジングから放出される。
 
実登3251410髪の成長を促進する着用帽子 無憂樹生機股▲分▼有限公司
【課題】髪の成長を促進する着用帽子を提供する。
【解決手段】本考案に係る髪の成長を促進する着用帽子10aは、帽子本体101a及び2つ以上の粘着シート102aを有し、粘着シートは帽子本体の内面1012aに別々に貼付されている。各粘着シートは、順次重ねられている、基板と、第1材料層と、第2材料層と、第3材料層と、を少なくとも含む。第1材料層は、遠赤外線を放射するために用いられ、第2材料層は、マイナスイオンを発生させるために用いられ、第3材料層は、超遠赤外線を放射するために用いられている。
 
A−2−1コロナ放電
特開2025-075014電気絶縁導体及び導体を電気絶縁するための方法 デュポン エレクトロニクス インコーポレイテッド
【課題】本発明は、部分放電(PD)に耐性がある電気絶縁導体及び導体を電気絶縁するための方法に関する。
【解決手段】本明細書は、電気絶縁導体の例示的実施形態及び方法を開示する。電気絶縁導体は、部分放電(PD)に耐性があり、PD耐性設計スキーム(例えば、800V以上の電気モータなど)に適している。例示的方法は、導電体に沿ってエナメルコーティングを適用することと、エナメル加工された導電体の周りに電気絶縁性テープをラップすることと、電気絶縁性テープのエナメルコーティングへの良好な接着性を確実にするために、テープでラップされたエナメル加工された導電体をヒートシールすることと、を含む。電気絶縁性テープは、ポリイミドと、PD耐性のための十分な量の電気絶縁性耐コロナ性充填剤とを含む。テープでラップされたエナメル加工された導電体は、部分放電(PD)に耐性があり、例えば、800ボルト以上の電気モータの固定子巻線などの用途に適している。
 
特開2025-075028プラズマ処理表面上の組成 ジェン−プローブ・インコーポレーテッド
【課題】プラズマ処理表面などの表面に付着した凍結乾燥物などの固体組成物、ならびに関連する方法、使用、キット、中間体、出発物質、および下流生成物を提供すること。
【解決手段】プラズマ処理表面に付着した固体組成物を調製する方法が本明細書に開示され、方法は、プラズマ処理表面上で溶液を乾燥させることと、溶液から固体組成物を形成することとを含み、固体組成物は、プラズマ処理表面に付着する。いくつかの実施形態では、プラズマ処理表面は、冷陰極放電、中空陰極放電、DC誘導放電、高周波(RF)誘導放電、コロナ放電、グロー放電、または荷電粒子ビームで処理された表面である。
 
特開2025-075668金属汚染評価方法 グローバルウェーハズ・ジャパン株式会社
【課題】シリコンウェーハへの金属汚染量をライフタイム測定により高精度に評価することのできる金属汚染評価方法を提供する。
【解決手段】シリコンウェーハに対し熱処理を施し、さらにコロナチャージをパシベーションとして実施した後、ライフタイムを測定する前記シリコンウェーハの金属汚染評価方法であって、前記熱処理は、前記シリコンウェーハを、酸素雰囲気下で、1250℃以上1330℃以下の温度で7sec以上220sec以下に保持した後、30℃/sec以上500℃/sec以下の速度で降温する処理と、酸素雰囲気下で、1020℃以上1250℃未満の温度で7sec以上600sec以下に保持した後、1℃/sec以上280℃/sec以下の速度で降温する処理、の少なくともいずれかである。
 
特開2025-076693コロナ放電防止層 西芝電機株式会社
【課題】電界を緩和し、コロナ放電を抑制することが可能なコロナ放電防止層を提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、コロナ放電防止層は、回転電機の固定子鉄心のスロットの内部に収納される固定子巻線におけるコロナ放電を防止するために固定子巻線の絶縁層に設けられるコロナ放電防止層であって、スロットの外部において絶縁層の外周に巻かれる高抵抗コロナ放電防止テープと、スロットの内部および外部において絶縁層の外周に巻かれる低抵抗コロナ放電防止テープとを備え、高抵抗コロナ放電防止テープの固定子鉄心側の端面と低抵抗コロナ放電防止テープとの間に隙間を形成するように、低抵抗コロナ放電防止テープを、端面を覆いながら、高抵抗コロナ放電防止テープの外周に巻いてなる。
 
特開2025-076790蓄電装置の製造方法 株式会社豊田自動織機
【課題】圧延アルミ箔及び電解銅箔により構成されるバイポーラ集電体を備えるバイポーラ電極のシール樹脂に対する接着性を向上させる。
【解決手段】蓄電装置の製造方法は、電極形成工程を含む。電極形成工程は、貼合工程と、巻き取り工程と、コロナ放電工程と、カーボンコート層形成工程と、活物質層形成工程とを有する。貼合工程は、圧延アルミ箔と電解銅箔とを貼り合わせることにより、圧延アルミ箔により構成されるアルミ表面と、電解銅箔により構成される銅表面とを有する積層体を形成する工程である。巻き取り工程は、積層体をロール状に巻き取ることによりロール体を形成する工程である。コロナ放電工程は、ロール体から巻き出された積層体の前記銅表面にコロナ放電処理を行う工程である。カーボンコート層形成工程は、コロナ放電工程後の銅表面にカーボンコート層を形成する工程である。
 
特開2025-078791包装材、及びその製造方法 artience株式会社
【発明の課題】本発明の目的は、ラミネート強度、及びラミネート外観に優れ、かつマテリアルリサイクルに適した包装材を提供することにある。
【解決手段】基材、印刷層、接着剤層、及びシーラントをこの順に有する包装材であって、前記包装材は、ポリオレフィン樹脂を80質量%以上含み、前記印刷層表面の、ISO 25178に規定された算術平均高さSa値が、2.0μm以下であり、前記接着剤層が、ポリオール(A)とポリイソシアネート(B)とを含む無溶剤型接着剤の硬化物である、包装材。
【請求項3】無溶剤型接着剤の、下記試験条件における剪断応力が、1.5N以上である、請求項1又は2に記載の包装材。(試験条件)前記無溶剤型接着剤を用いて、厚み25μm、コロナ処理面の濡れ張力45〜60mN/mであるポリエチレンテレフタレート基材1の前記コロナ処理面上に塗布量1.9〜2.1g/m2の接着剤層を形成し、厚み25μm、コロナ処理面の濡れ張力45〜60mN/mであるポリエチレンテレフタレート基材2のコロナ処理面と、貼り合わせ面積が25mm×25mmとなるように貼り合わせて試験片とし、前記試験片を20℃、湿度65%で1時間保持した後、80℃環境において前記試験片の前記基材1と基材2の引張り試験を行い、剪断応力を測定する。
 
特開2025-078818汚れ除去装置 パナソニック株式会社
【課題】汚れ除去の効率を向上させる。
【解決手段】掃除機10は、先端部分を清掃対象の床面1の近傍に配置可能に設けられた、先端部分の間の距離が5mm以上10mm以下である1対の電極21a、21bと、電極21a、21b間に清掃対象の床面1に沿った沿面放電を生じさせるために電極21a、21b間に11kV以上49kV以下のパルス電圧を供給する電圧供給部22と、を備え、清掃対象の床面1に付着した合成樹脂又は合成ゴムを含む汚れを除去する。
【請求項3】前記電極間にスパーク放電又はコロナ放電を生じさせる請求項1又は2に記載の汚れ除去装置。
 
特表2025-514545歯ブラシのフィラメント及びその製造方法、歯ブラシ 北京大学口腔医学院  北京派諾登口腔医療科技有限公司
【要約】歯ブラシのフィラメントの製造方法、及び製造された歯ブラシのフィラメント、歯ブラシであって、圧電ポリマーの溶融押出を含み、かつコロナ分極及びアニーリング工程を経ることによって、歯ブラシのフィラメントの静置状態での圧電定数を0.4pC/N以上にし、その表面に一定の安定して存在する分極電荷を有し、物理的な電気刺激による抗菌の作用機構を利用して、静置状態において歯ブラシのフィラメントに細菌が大量繁殖する問題点を効果的に改善できることによって、歯ブラシのフィラメントの抗菌性能を向上させる。
【請求項1】(1)圧電ポリマーを溶融紡糸機に加えて、前記圧電ポリマーの溶融温度まで昇温し、押出して直径が100μm〜500μmの糸を得、前記圧電ポリマーの圧電定数が10pC/N〜32pC/Nである工程と、(2)前記糸を120℃〜150℃で1.5h〜3hアニーリング処理した後、コロナ分極処理して、歯ブラシのフィラメントを得、前記コロナ分極処理の電圧が10kV〜50kV、電極とサンプルの間の距離が10mm〜50mm、分極温度が25℃〜50℃、時間が10min〜60minである工程、或いは、(2’)前記糸をコロナ分極処理した後、120℃〜150℃で1.5h〜3hアニーリング処理して、歯ブラシのフィラメントを得、コロナ分極処理の電圧が10kV〜50kV、距離が10mm〜50mm、温度が25℃〜50℃、時間が10min〜60minである工程と、を含む、歯ブラシのフィラメントの製造方法。
 
特表2025-516594電気的に絶縁された導体 レアード テクノロジーズ インコーポレイテッド
【要約】電気的に絶縁された導体の例示的な実施形態が開示される。例示的な実施形態では、電気的に絶縁された導体は、導電性コアと、1つ以上の非導電性層とを含む。1つ以上の非導電性層は、導電性コアの長さと平行であり、かつ/又は少なくとも部分的にその長さに沿って長手方向に延びる接着された端部を含む。1つ以上の非導電性層は、少なくとも部分的に導電性コアの周囲に沿っている。
-【請求項13】前記多層構造は、エナメル、接着促進剤、ワニス、押し出し及び/又はエンジニアリングポリマー、ポリマーフィルム、及び/又は、コロナ耐性、発泡性などの無機及び/又は有機粒子で機能化されたポリマーフィルムのうちの1つ以上を含む少なくとも1つ以上の誘電体層を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の電気的に絶縁された導体。
【請求項14】前記多層構造は、ワニスの一種以上を含む1つ以上のエナメルを含む少なくとも1つ以上の誘電体層を含み、前記ワニスの一種以上は、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、及び/又はそれらの組み合わせを含み、かつ/又は前記ワニスの一種以上は、コロナ耐性、発泡性などの無機及び/又は有機粒子で機能化されている、請求項13に記載の電気的に絶縁された導体。
 
A−2−2ストリーマ放電
特許7526410端末、方法及びコンピュータプログラム 17LIVE株式会社
【解決手段】本開示のライブストリーミングルーム内においてアニメーションを表示するための端末は、1以上のプロセッサを備え、そのうち、当該1以上のプロセッサが機械可読命令を実行して、画面上にWebViewオブジェクトを生成する工程と、当該WebViewオブジェクト内にアニメーションを表示するためにアニメーションプレーヤーを設置する工程と、当該アニメーションプレーヤーにアニメーションリソースを提供する工程と、当該アニメーションプレーヤーを介して当該アニメーションリソースのエフェクトを表示する工程と、を実行する。
【効果】本開示によれば、メディアコンポーネントを動的に起動することができ、またウェブを介したメディアリソース実行の体系的方法も実現することができるため、ユーザエクスペリエンスが向上される可能性がある。
【請求項3】前記アニメーションリソースが、視聴者から前記ライブストリーミングルーム内のライブストリーマーに送られる贈り物であり、前記アニメーションリソースが、前記画面上に表示されるエフェクトを含む、ことを特徴とする、請求項2に記載の端末。
【請求項4】前記更新を決定するタイミングが、ユーザが前記ライブストリーミングルームに入るとき、前記WebViewオブジェクトが生成されるとき、または前記ユーザがライブストリーマーに贈り物を送るときである、ことを特徴とする、請求項1に記載の端末。
【請求項5】前記アニメーションリソースが、視聴者から前記ライブストリーミングルーム内のライブストリーマーに送られる贈り物であり、前記アニメーションリソースが、前記画面上に表示されるエフェクトを含む、ことを特徴とする、請求項1に記載の端末。
 
特許7682458サーバ、端末及びコンピュータプログラム 17LIVE株式会社
【課題】イベントに関する情報を要求するプロセスを簡素化し、ライブストリーマーと視聴者間の交流を促進できるライブストリーミングにおけるサーバ、端末及びプログラムを提供する。
【解決手段】当該サーバ及び複数のユーザ端末が、任意の種類の有線または無線ネットワークによって通信可能に接続されるライブストリーミングシステムにおいて、サーバ10は、ユーザのユーザ端末からイベントについての情報提供に関する要求を受信する工程と、当該要求に基づいて特定のユーザを特定する工程と、当該イベントでの当該特定のユーザに対応するイベント情報を取得する工程と、当該イベント情報を当該ユーザの当該ユーザ端末に提供する工程と、を実行する。
 
特開2025-078579ストリームレコメンデーションのためのシステム及び方法 17LIVE株式会社
【課題】サーバによって実行されるストリームレコメンデーションのための方法を提供する。
【解決手段】サーバと、複数のユーザ端末を含み、ストリーミングのストリーマー(ライバー、アンカー、配信者、ライブストリーマーとも呼ばれる)と視聴者(オーディエンスとも呼ばれる)に、リアルタイムで交流または通信するためのライブストリーミングサービスを提供するライブストリーミングシステムにおいて、サーバ10の判定ユニット322は、配信者のパラメータが閾値より高いか低いかを判定し、視聴者が、当該視聴者にレコメンドされたストリームに関して、閾値よりも高いまたは低いパラメータを有することを判定し、レコメンドユニット324は、魅力度の高い配信者のストリームを、消極的な探索者である視聴者に対してレコメンドする。
 
特開2025-081210端末、方法及びコンピュータプログラム 17LIVE株式会社
【課題】メディアコンポーネントを動的に起動することができ、またウェブを介したメディアリソース実行の体系的方法も実現することができ、ユーザエクスペリエンスを向上させるライブストリーミング端末、方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】ライブストリーミングシステムにおいて、ライブストリーミングルーム内でてアニメーションを表示するユーザ端末は、1以上のプロセッサが機械可読命令を実行して、画面上にWebViewオブジェクトを生成する工程と、当該WebViewオブジェクト内にアニメーションを表示するためにアニメーションプレーヤーを設置する工程と、当該アニメーションプレーヤーにアニメーションリソースを提供する工程と、当該アニメーションプレーヤーを介して当該アニメーションリソースのエフェクトを表示する工程と、を含む。
【請求項4】前記更新を決定するタイミングが、ユーザが前記ライブストリーミングルームに入るとき、前記WebViewオブジェクトが生成されるとき、または前記ユーザがライブストリーマーに贈り物を送るときである、ことを特徴とする、請求項1に記載の端末。
【請求項5】前記アニメーションリソースが、視聴者から前記ライブストリーミングルーム内のライブストリーマーに送られる贈り物であり、前記アニメーションリソースが、前記画面上に表示されるエフェクトを含む、ことを特徴とする、請求項1に記載の端末。
 
A−2−3集塵
特許7545554走行玩具 株式会社トミーテック
【課題】フィルタが目詰まりし難い集塵機と、当該集塵機を備えた走行玩具とを提供すること。
【解決手段】モータと、前記モータの動力によって駆動されるファンと、駆動された前記ファンによって導入口に送り込まれた空気を導出口からフィルタを介して筐体の外部に排出するダクトと、前記空気の中に含まれる粉塵を捕集する集塵室と、を備え、前記ダクトの通路途中で前記ダクトと前記集塵室とを連通させ、前記ダクトに送り込まれた空気を分流して前記ダクトに噴出させるようにした集塵機である。また、当該集塵機を備えた走行玩具である。
 
特許7593686吸込具及び電気掃除機 アイリスオーヤマ株式会社
【課題】軸線方向の端側の塵埃を集塵し易い吸込具及び電気掃除機を実現する。
【解決手段】吸込具は、清掃体42を有する回転清掃体4と、回転清掃体4を回転させるための駆動源である駆動部と、回転清掃体4が回転可能に配される回転清掃体室6bを有する吸込具本体とを備える電気掃除機の吸込具において、吸込具本体は、底側に配された吸込口6aと、回転清掃体4の軸線方向における中央側に位置するとともに、軸線方向と直交する方向において回転清掃体4の軸線L5より後側に位置する連通口6cと、回転清掃体室6bの内壁(6j)から突出し且つ清掃体42と接触する突出体6dとを有し、突出体6dは、その延伸方向と軸線方向とが交差するよう延びているとともに、軸線方向について一端側から中央側に向かうにしたがって、前後方向における後側の端6d2よりも前側の端6d1の方が前側に存在する。
 
特許7610876穀物乾燥機用乾式集塵機 株式会社山本製作所
【課題】穀物乾燥機における送風機の風量に関係なく集塵性能を向上できる穀物乾燥機用乾式集塵機を得る。
【解決手段】穀物乾燥17から排出された排気が導入される導入口26と、導入口26から導入された排気中から旋回流により塵埃を分離するダクト本体22と、ダクト本体22で塵埃が分離された除塵排気を外部へ放出する放出口28と、を有する分離部20と、ダクト本体22の放出口26側に接続され、ダクト本体22で分離された塵埃を捕集する捕集部30と、を備えた穀物乾燥機用乾式集塵機10であって、ダクト本体22は、導入口26側における所定の領域に、ダクト本体22の内径が放出口28側に行くにつれて広がるテーパー部24を有し、ダクト本体22におけるテーパー部24の内部に、回転駆動されることでテーパー部24よりも放出口28側のダクト本体22の内部に旋回流を発生させる羽根車40を設ける。
 
特許7610877穀物乾燥機用乾式集塵機 株式会社山本製作所
【課題】穀物乾燥機から排出される塵埃だけではなく、穀物乾燥機の排塵機から排出される塵埃も集塵できる穀物乾燥機用乾式集塵機を得る。
【解決手段】穀物乾燥機17から排出された排気が導入される導入口26と、導入口26から導入された排気中から旋回流により塵埃を分離するダクト本体22と、ダクト本体22で塵埃が分離された除塵排気を外部へ放出する放出口28と、を有する分離部20と、ダクト本体22の放出口28側における旋回流の下流側に形成された排出口22Aに接続され、ダクト本体22で分離された塵埃を捕集する捕集部30と、を備えた穀物乾燥機用乾式集塵機10であって、ダクト本体22の導入口26側の内部に、回転駆動されることでダクト本体22の内部に旋回流を発生させる羽根車を設け、ダクト本体22の放出口28側における旋回流の上流側に、穀物乾燥機17の排塵機が接続される取入口22Bを形成する。
 
特開2025-069692クリンカクーラの運転方法、セメントクリンカの製造方法、及びセメントクリンカの製造装置 UBE三菱セメント株式会社
【課題】セメントクリンカを安定的に製造することが可能なセメントクリンカの製造装置を提供すること。
【解決手段】セメント原料を焼成して焼成物を得るキルン14と、焼成物を搬送しながら冷却してセメントクリンカを得るクリンカクーラ16と、を備えるセメントクリンカ製造装置であって、クリンカクーラ16には、その内部へ水滴42を噴霧する噴霧ノズル25が設けられており、水滴42はクリンカクーラ16を搬送する搬送部20の後端領域に到達するまでに全て気化する、セメントクリンカの製造装置を提供する。
【請求項2】前記水滴が気化して生じた水蒸気ガスの少なくとも一部を含む前記クリンカクーラからの排ガスを電気集塵機に導入してダストを回収する工程を有する、請求項1に記載のクリンカクーラの運転方法。
【請求項3】前記電気集塵機に導入される際の前記排ガスの温度を400℃以下に維持する、請求項2に記載のクリンカクーラの運転方法。
【請求項4】前記電気集塵機に導入される際の前記排ガスの温度の測定値に基づいて、前記水滴の噴霧量を調節する工程を有する、請求項2又は3に記載のクリンカクーラの運転方法。
 
特開2025-069841手持ち式電気掃除機 三菱電機株式会社 三菱電機ホーム機器株式会社
【課題】操作性を向上できる手持ち式電気掃除機を提供する。
【解決手段】手持ち式電気掃除機は、吸引気流を発生させる送風機6及び送風機6を駆動する電力を供給するバッテリー7が内蔵された本体と、吸引気流によって先端から塵埃を吸引する筒状の吸込具5と、吸込具5が吸引した塵埃を捕集する集塵部3とを備える。集塵部3の一端側に本体の長手方向の一端側が接続される。集塵部3の他端側に吸込具5の先端とは反対側が接続される。本体の外周部は使用者が手で把持する把持部41である。本体の長手方向と吸込具5の軸方向とのなす角度は、90度より大きく180度未満である。
 
特開2025-071440セメントクリンカの製造方法及びセメント焼成設備 住友大阪セメント株式会社
【課題】本発明によれば、セメント焼成設備の大規模な改造を行うことなく、セメント焼成設備で発生する燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素の量を調整する、セメントクリンカの製造方法及びセメント焼成設備を提供する。
【解決手段】セメント原料の乾燥及び粉砕装置、サスペンションプレヒータ、ロータリーキルン及びクリンカクーラを備えるセメント焼成設備を用いるセメントクリンカの製造方法であって、前記サスペンションプレヒータを構成する特定のサイクロン集塵器が有する所定の調整手段により前記サイクロン集塵器の集塵効率を調整するセメントクリンカの製造方法、並びにセメント焼成設備である。 
 
特開2025-072631一体化された集塵機及び動力工具 ミルウォーキー エレクトリック ツール コーポレイション
【課題】動力工具と共に使用するための集塵アセンブリに関する。
【解決手段】ハウジングと、ハウジングの第1の端部上に配置され、工具アクセサリを受け入れるように構成された工具レセプタクルと、ハウジング内に配置され、工具アクセサリを駆動するために工具レセプタクルに動作可能に結合されたモータとを備える、手持ち動力工具。塵埃容器がハウジングに選択的に結合される。塵埃チューブが、ハウジングの第1の端部に結合され、塵埃容器と流体連通し、塵埃チューブが伸展位置と格納位置との間で移動可能である。ファンが、ハウジング内に配置され、塵埃チューブを通って塵埃容器内まで吸引空気流路を発生させるように動作可能であり、ファンがモータによって回転可能に駆動される。
 
特開2025-075116ニブラ 工機ホールディングス株式会社
【課題】作業性のよいニブラを提供する。
【解決手段】ニブラ1では、ダイホルダ52がギヤケース12から下側へ延出し、集塵ケース80が、ダイホルダ52のアタッチメント60に取付けられて、下側へ延出している。また、集塵ケース80が自重で変形しない剛性を有している。ここで、集塵ケース80の外径が、ダイホルダ52の外径の2倍以下に設定されている。具体的には、集塵ケース80の外径が、アタッチメント60の外径以下に設定されている。これにより、径方向における集塵ケース80の体格を小型化できると共に、ニブラ1の作業性を向上できる。
 
特開2025-076113林業システム 小原 勝久  野上 和利
【課題】副産物の熱利用効率を向上させるとともに、基礎電源を確保して安定性の向上を図る。
【解決手段】森林エリアE内に植生する樹木から得られる主産物及び副産物の内、副産物を活用する林業システムであって、副産物の一部を含んだ燃料材を燃焼させて過熱蒸気を生成する過熱蒸気生成装置1と、この過熱蒸気を処理物としての燃料材以外の副産物に接触させこれを炭化させて木炭を製造する木炭製造装置30と、この木炭を燃料として発電するメイン発電装置50と、メイン発電装置50で得られる電力の一部を用いて低所に設けた低所水槽に貯留した水を高所に設けた高所水槽に揚水して貯留するとともに、高所水槽に貯留した水を落差により送水して水力発電を行うサブ発電装置60とを備えた。
【請求項4】上記過熱蒸気生成装置を、上記燃料材を燃焼する燃焼炉と、該燃焼炉で生成された燃焼ガスによって水蒸気を生成するボイラと、上記燃料材を燃焼する加熱炉を有するとともに上記ボイラからの排ガスの熱及び上記加熱炉で得られる熱を用いて上記ボイラの水蒸気を加熱して過熱蒸気を生成する生成機と、該生成機からの排ガスを乾燥用熱源とし上記燃料材を構成する副産物の一部を乾燥させる乾燥器と、上記燃焼炉及び加熱炉で生じるガスから飛灰を集塵する集塵機とを備えて構成したことを特徴とする請求項3記載の林業システム。
 
特開2025-077357電気掃除機 三菱電機株式会社
【課題】ゴミが集塵室に円滑に運ばれるようにすることのできる電気掃除機を提供する。
【解決手段】本開示に係る電気掃除機は、吸引風を発生させる送風機と、吸引風によって吸引された含塵空気から塵埃を分離する集塵装置とを備えた電気掃除機であって、集塵装置は、塵埃を溜める第一集塵室が内部に形成された集塵カップと、含塵空気を旋回させる旋回部と、旋回部の上部の側壁に形成され、塵埃を第一集塵室に運ぶための第一開口部と、第一開口部に対して含塵空気の旋回方向とは反対側に隣り合う位置に配置された第一リブと、を備える。
 
特開2025-079014スティック型電気掃除機 日立グローバルライフソリューションズ株式会社
【課題】本発明は、運転時と集塵フィルタ交換時において、塵埃のこぼれを抑制し、集塵フィルタの交換を容易にしたスティック型電気掃除機を提供する。
【解決手段】本発明のスティック型電気掃除機は、掃除機本体10と、掃除機本体10に備えられた電動送風機14と、掃除機本体に備えられ電動送風機が発生する吸引力により吸込んだ塵埃を集塵する集塵部12と、を備え、集塵部12は、集塵フィルタ120を保持するガイド部材128を備え、ガイド部材128は、回転軸128cを中心に回動する回動機構を有する。
 
特開2025-079015電気掃除機セット及び電気掃除機用スタンド 日立グローバルライフソリューションズ株式会社
【課題】本発明は、集塵フィルタの保管場所を確保し、集塵フィルタの交換作業性を向上した電気掃除機用スタンドと当該電気掃除機用スタンドを含む電気掃除機セットを提供する。
【解決手段】本発明の電気掃除機セットは、掃除機本体10と、掃除機本体10を収納することができるスタンド50と、を備え、スタンド50は、ベース部51と、ベース部51から上方に延びる支柱52と、支柱の上方に接続されるホルダ部53と、を有し、ホルダ部53は、集塵フィルタ120を収納する集塵フィルタ収納部54を備える。
 
特開2025-079089電気掃除機 日立グローバルライフソリューションズ株式会社
【課題】本発明は、掃除中において被掃除面からの反力に対する強度を確保した電気掃除機を提供する。
【解決手段】本発明の電気掃除機は、掃除機本体10に備えられた電動送風機14と、掃除機本体10に備えられ、電動送風機14が発生する吸引力により吸込んだ塵埃を集塵する集塵部12と、掃除機本体10の前方に位置し、集塵部12と連通すると共に延長管20が接続される接続管101と、を備える。掃除機本体10は、集塵部12を形成する集塵部ケース10cを備え、接続管101を集塵部ケース10cと一体に形成した。
 
特開2025-079704集塵装置のノズル、集塵装置、蛇腹ホース、生体感知式照明装置および火災報知装置 松川電器株式会社
【課題】吸引力が低下しにくく、故障しにくい集塵装置のノズル、集塵装置および蛇腹ホース、ならびに、眩しくなりにくい生体感知式照明装置、および、実用性の高い火災報知装置を提供。
【解決手段】 ブラシと、吸引装置と接続している吸引口とを有する集塵装置のノズルであって、前記ブラシと吸引口の間であって、集塵時に前記ブラシを介して集塵された塵が吸引される方向に、磁石を有する、集塵装置のノズル。
 
特開2025-079891掃除システムおよび電気掃除機 日立グローバルライフソリューションズ株式会社
【課題】コストを抑えつつごみ捨ての手間を削除できる掃除システムおよび電気掃除機を提供する。
【解決手段】電動送風機14および電動送風機14の吸引力により塵埃80を集塵する第1集塵部30を備えた電気掃除機と、第2集塵部22aを備え、電気掃除機を載置可能な載置台20と、を備える。第1集塵部30は、塵埃が流入する流入口31aと、塵埃を排出する底蓋33と、第1集塵部30に塵埃を集塵する流路と載置台20から空気が流入する流路とを切り替える流路切替機構と、を備える。
 
特開2025-082128粒子凝集促進装置及び集塵機  株式会社山本工作所 学校法人日本大学
【課題】流路の断面積が大きい集塵機の内部に配置されても、十分に機能する粒子凝集促進装置を提供する。
【解決手段】粒子凝集促進装置3は、振動子10と、互いに平行に配置された複数枚の平板12と、振動子10と平板12との間にあって両者を連結する単一のねじ軸11と、ねじ軸11の任意の位置において、平板12をねじ軸11に連結するナット13と、を備える。
 
特開2025-082587二酸化炭素回収設備及び二酸化炭素回収方法 AGC株式会社
【課題】酸性成分を含む高温の排ガスからの二酸化炭素回収を、簡便で安価かつ安定的に効率よく行うことができる二酸化炭素回収設備及び二酸化炭素回収方法の提供。
【解決手段】燃焼によって発生した酸性成分を含む排ガスを処理する二酸化炭素回収設備10であって、前記燃焼によって発生した排ガスに酸性成分除去剤を供給する酸性成分除去剤供給装置22と集塵装置21とを有する酸性成分除去装置20と、前記酸性成分除去装置20で処理された排ガスから二酸化炭素を分離回収する二酸化炭素分離回収装置30と、を備え、前記酸性成分除去剤は、炭酸水素ナトリウムを含む、二酸化炭素回収設備10。
 
特開2025-082778空調システム 株式会社FHアライアンス
【課題】空調機が設置されていない部屋の温度も調節可能とし、合わせて空気清浄と熱交換換気を行うことにより、空気質を向上させることのできる省エネ空調システムを提供する。
【解決手段】吸込口Lと送風機と吹出口50、51、52、53を給気風路で繋ぎ、送風機により、吸込口Lで吸い込む空気を吹出口50、51、52、53から吹出し、吸込口Lを、空調機966の下方に設け、空間Aの温度と、空調機966の運転モード、設定温度、及び風量の設定とにより、空調機966の吹出気流970、975の温度と風量を調節し、空調機966の風向ルーバー996の設定により、空調機966の吹出気流970、975の角度を調節し、送風機の送風量を調節することで、吸込口Lで吸い込む空気の温度を、空間Aの温度に対し、暖房時は20K以内で、冷房時は10K以内で調節可能である。
【請求項2】前記吸込口Lで吸い込む前記空気の清浄を行う電気集塵部またはHEPAフィルタを、前記吸込口Lの正面から取り出し可能に設けたことを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
 
特開2025-082828吸込具及び電気掃除機 アイリスオーヤマ株式会社
【課題】軸線方向の端側の塵埃を集塵し易い吸込具及び電気掃除機を実現する。
【解決手段】吸込具は、清掃体42を有する回転清掃体4と、回転清掃体4を回転させるための駆動源である駆動部と、回転清掃体4が回転可能に配される回転清掃体室6bを有する吸込具本体とを備える電気掃除機の吸込具において、吸込具本体は、底側に配された吸込口6aと、回転清掃体4の軸線方向における中央側に位置するとともに、軸線方向と直交する方向において回転清掃体4の軸線L5より後側に位置する連通口6cと、回転清掃体室6bの内壁(6j)から突出し且つ清掃体42と接触する突出体6dとを有し、突出体6dは、その延伸方向と軸線方向とが交差するよう延びているとともに、軸線方向について一端側から中央側に向かうにしたがって、前後方向における後側の端6d2よりも前側の端6d1の方が前側に存在する。
 
特表2025-515034清掃方法、清掃装置、清掃デバイス及び記憶媒体 美智縦横科技有限責任公司
【要約】(01)目標清掃エリアを確定するステップと、(02)経路計画指令に応答して目標清掃エリア内において清掃軌跡を生成するステップと、(03)清掃軌跡に沿って清掃動作を実行するステップと、を含む清掃方法。本出願は、清掃装置、清掃デバイス及び記憶媒体をさらに開示する。
【請求項27】前記清掃軌跡に沿って清掃動作を実行するステップは、清掃デバイスのダストボックスの集塵量を監視するステップと、前記集塵量と所定塵量閾値との大小関係に基づいて、前記清掃デバイスの目標運転モードを確定するステップであって、ここで、前記目標運転モードは前記清掃デバイスの清掃強度及び清掃面積を変更することに用いられるステップと、前記目標運転モードで前記清掃デバイスを駆動して運転させることで、前記清掃動作を実行するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の清掃方法。
【請求項28】前記集塵量と所定塵量閾値との大小関係に基づいて、前記清掃デバイスの目標運転モードを確定するステップは、前記集塵量が前記所定塵量閾値より大きいと検知し、第1の清掃強度及び第1の清掃面積にて清掃機能の目標運転モードを運転するように清掃デバイスを制御すると確定するステップ、又は、前記集塵量が前記所定塵量閾値より大きくないと検知し、第2の清掃強度及び第2の清掃面積にて清掃機能の目標運転モードを運転するように前記清掃デバイスを制御すると確定するステップを含み、ここで、前記第2の清掃強度は前記第1の清掃強度より低く、前記第2の清掃面積は前記第1の清掃面積より小さい、ことを特徴とする請求項27に記載の清掃方法。
【請求項29】前記集塵量が前記所定塵量閾値より大きいと検知し、第1の清掃強度及び第1の清掃面積にて清掃機能の目標運転モードを運転するように前記清掃デバイスを制御すると確定するステップは、前記集塵量が前記所定塵量閾値より大きいと確定し、前記清掃デバイスの所在位置を記録するステップと、前記所在位置からの所定範囲内のエリアを高清掃エリアとしてマークし、前記高清掃エリアにおいて、第1の清掃強度及び前記第1の清掃面積にて清掃機能を運転するように前記清掃デバイスを制御するステップと、をさらに含む、ことを特徴とする請求項28に記載の清掃方法。
 
特表2025-515404酸化亜鉛残渣のリサイクル方法および設備 メッツォ メタルズ オサケ ユキチュア
【要約】本発明は、酸化亜鉛残渣のリサイクル方法およびその関連設備に関する。これによれば、酸化亜鉛残渣を造粒して粒度d80が0.3〜5mm、好ましくは0.5〜2mmの粒子にする。粒子を焙焼機に供給し、流動床内にて500〜1,200℃、好ましくは800〜1,100℃の範囲の温度で熱処理して焼鉱を生成する。酸化亜鉛残渣は、キルン、サブマージドランス炉、鉄還元炉、亜鉛めっきおよび/もしくはリサイクル工程、とくに鉄、銅、鉛、ニッケルおよび/もしくは電子機器スクラップのリサイクルで得られる粒度d80が100μm未満、好ましくは粒度d8075μm未満の酸化亜鉛塵であり、ならびに/または、酸化亜鉛残渣を、鉛および亜鉛の鋳造、ザマックの生産工程で発生する灰および/もしくはドロス、酸化亜鉛灰、触媒、Znの溶解鋳造ならびに/もしくは亜鉛スラグから得る。
【請求項7】前記請求項のいずれかに記載の方法において、造粒前および/または造粒中および/または造粒後に、亜鉛濃縮物、亜鉛塵、酸化亜鉛、電気集塵装置から得られる硫黄含有残渣粉塵、および/またはサイクロン装置から得られる煤塵を前記酸化亜鉛残渣に混合することを特徴とする方法。
 
特表2025-515518スクラップの粉砕及び搬送装置 ヨン チャン エコ カンパニー,リミテッド
【要約】本発明は、スクラップの粉砕及び搬送装置に関し、より詳細には、スクラップを粉砕する粗粉砕器と、前記粗粉砕器において粉砕された前記スクラップを再度粉砕する微粉砕器と、前記スクラップを貯留したり、前記粗粉砕器または微粉砕器に搬送したりする搬送器と、を備え、前記搬送器は、前記搬送器の内部に配備されて、前記搬送器の内部に粉塵を集塵するフィルター部と、を備えることを特徴とする。本発明は、履物の靴底などの製造の際に生じるスクラップや廃履物、廃タイヤなどを1次的に粗く砕く粗粉砕工程と、2次的に粒子を微細にする微粉砕工程とを用いて粉砕し、包装工程を用いて製品化する新たなタイプの粉砕装置を実現することにより、環境汚染の問題を解決し、資源のリサイクルを図ることで、経済的な側面からみてメリットが得られるスクラップの粉砕及び搬送装置を提供する。
 
特表2025-516424リチウムイオン電池システムの多階層の熱暴走実験プラットフォーム 南方電网調峰調頻発電有限公司儲能科研院
【要約】多階層のリチウムイオン電池の熱暴走による熱発生、ガス発生及び他の実験データを測定するためのリチウムイオン電池システムの多階層の熱暴走実験プラットフォームであって、実験プラットフォームは1つのコンテナ測定実験エリア、1つの大規模実験エリア、1つの制御室、1セットの熱量測定システム、1セットの排煙ガス処理システムを備える。前記制御室は2つの実験区画の間に位置し、前記実験エリアの内部にはいずれも高精細カメラヘッドがあり、前記大規模実験エリアと制御室との間は防爆壁構造であり、前記熱量測定システムは2つの実験エリアを測定可能であり、前記排煙ガス処理システムは合計で3段階の処理工程を有する。
【請求項1】リチウムイオン電池セル、モジュールの熱暴走実験を行うために使用され、内部に実験過程をリアルタイムでモニタリング、記録するための高精細カメラヘッドが備えられ、天井部の中間領域に第1集煙フード(12)が取り付けられるコンテナ測定実験エリア(1)と、単一又は複数の電池クラスタの熱暴走実験を行うために使用され、内部に高精細カメラヘッドが搭載され、天井部に第2集煙フード(35)が取り付けられ、後側位置の下方に間欠式給気口(37)が用意された大規模実験エリア(3)と、内部にガスボンベ室(25)、観察室(26)、器具室(27)の3つの区画が備えられ、前記大規模実験エリア(3)との間に第1防爆壁(24)が設けられる制御室(2)と、煙道により集まり、コンテナ測定実験エリア(1)及び大規模実験エリア(3)の煙道に測定領域を設け、1セットの熱量計を共用して、コンテナ測定実験エリア(1)及び大規模実験エリア(3)の熱発生、ガス発生のデータを測定する熱量測定システム(4)と、サイクロン塔(51)、電気集塵装置(52)及び活性炭吸着タンク(53)を備え、通過後の排煙ガスを基準に達するように放出させるために使用される排煙ガス処理システム(5)と、を備える、リチウムイオン電池システムの多階層の熱暴走実験プラットフォーム。-
 
実登3251288空中ダスト集塵器および空中ダスト集塵器を搭載した掃除機 渡邊 正直
【課題】掃除機のヘッドを交換することにより、床上、机上、棚上表面の塵埃だけではなく、空気中に浮遊する塵埃をも集塵し、部屋をさらにクリーンにできる小型、軽量の空気清浄機能を付加した、電気掃除機を提供する。
【解決手段】円筒形又は中空の多角柱形の形状のダスト吸い込み部をヘッドに備え、そのダスト吸い込み部の周囲側面には孔を多数設けたダスト吸引部品を電気掃除機のダスト吸引管に接続して一体化し、ダスト吸い込み部を上にして、吸引管を垂直に配置して使用する。
 
A−2−4除電
特開2025-073534除電装置を含む印刷システム、その制御方法及びプログラム キヤノン株式会社
【課題】 除電のために印加する電圧値は、使用環境やシートの種類によって最適な値というものが存在し、複数の種類のシートを使って印刷を行う場合、印刷シートのシート種類の変化に応じて最適な電圧値に設定する必要があった。
【解決手段】 シートに印刷処理を実行する印刷装置と印刷されたシートの除電処理を行う除電装置を含む印刷システムであって、シートの種類をセンサからの信号に基づいて特定する特定手段と、前記特定されたシートの種類に基づき除電処理の除電調整値を設定する設定手段と、を有することを特徴とする。
 
特開2025-073640除電装置を含む印刷システム、その制御方法及びプログラム キヤノン株式会社
【課題】印刷装置内でシートが搬送される搬送経路が異なる場合、印刷装置からシートが排出される時点の帯電量が異なり、シートの貼り付きが起こるという課題があった。
【解決手段】シートに印刷を実行する印刷装置(100)と前記シートの除電処理を実行する除電装置(200-3a)を含む印刷システム1000であって、印刷ジョブに基づいてシートの搬送経路を決定する決定手段(S807)と、前記決定されたシートの搬送経路に応じて除電処理における印加電圧値を設定する設定手段(S808)と、を有することを特徴とする。
 
A−2−5帯電
特開2025-074385帯電装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、シート状部材 株式会社リコー
【課題】帯電ローラの表面に付着した放電生成物を充分に安定的に除去する。
【解決手段】所定の回転方向に回転する帯電ローラ4が設けられている。また、少なくとも帯電ローラ4に当接する部分が極性吸着剤Kを含有する材料で形成されて、帯電ローラ4に対して弓状に弾性変形した状態で当接するシート状部材30が設けられている。
 
特開2025-078095帯電材料、エレクトレット用材料、帯電膜、エレクトレット膜 東ソー株式会社 国立大学法人 大阪教育大学
【課題】光安定性に優れたエレクトレット用材料、帯電材料、エレクトレット膜を提供する。
【解決手段】分子内に、芳香環及びヘテロ芳香環から選択される少なくとも1種を有し、前記環は、フッ素原子及び式(A1)で表される構造から選択される少なくとも1種で置換され、分子全体の炭素原子数に対するフッ素原子数の割合が30%以上、分子量が500以上4000以下、かつガラス転移温度が50℃以上である化合物を含む、帯電材料。式中、L1は、О、S、若しくはフッ素原子で置換されていてもよい、炭素数1〜18の直鎖状、分岐状、若しくは環状の2価脂肪族炭化水素基、又はフッ素原子で置換されていてもよく、また環を形成していてもよいビニレン基を表す。式中、aは独立して、0〜4の整数を表す。式中、bは独立して、1〜4の整数を表す。式中、Rfは独立して、フッ素原子を3つ以上含む、炭素数1以上の1〜2価の置換基を表す。
 
特表2025-514718FIBシステムにおける低い負電圧による低減された帯電 アプライド マテリアルズ イスラエル リミテッド
【要約】サンプルの領域を処理する方法であって、本方法は、真空チャンバ内にサンプルを配置することと、集束イオンビーム(FIB)カラムによりイオンビームを生成することと、イオンビームをサンプル上に集束させ、サンプルの領域にわたって集束イオンビームを走査し、それにより、上記領域内でサンプルの表面から放出される二次電子を生成することと、上記走査中に、二次電子の軌道を変更し、二次電子をサンプル表面にはね返すために、上記領域に近接した導電性構造に負バイアス電圧を印加することであって、導電性構造が、ガス噴射ノズル、電圧ピンまたはナノマニピュレータのうちの1つである、負バイアス電圧を印加することとを含む、方法。
 
A−2−6静電気
特許7543521回転霧化頭型塗装機および静電塗装装置 アーベーベー・シュバイツ・アーゲー
【課題】塗着効率を向上できるようにする。
【解決手段】シェーピングエアリング7の内筒面7Aは、均等な内径寸法に形成する。第1シェーピングエア噴出部8を環状の隙間として形成した上で、この隙間寸法aは、0.1〜1.0mmに設定する。シェーピングエアリング7の前端部7Eは、回転霧化頭6の放出端縁6Dから後側に0.1〜10.0mmの位置に配置する。前端部7Eの径方向の幅寸法cは、2mm以下に設定する。シェーピングエアリング7の前外筒面7Bは、後側に向けて拡開するテーパ角度βを軸線O−Oに対して25°以下に設定する。
 
特開2025-071400静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 コニカミノルタ株式会社
【課題】本発明の課題は、バイオマス由来原料の比率を高めて環境に優しく、かつ、定着性及び耐熱保管性の両立が可能な静電荷像現像用トナーを提供することである。
【解決手段】本発明の静電荷像現像用トナーは、結着樹脂及び着色剤を含有するトナー母体粒子を含む静電荷像現像用トナーであって、前記結着樹脂として、少なくとも下記一般式(1)で表される構造単位を有する重合体を含有し、放射性炭素同位体14Cの濃度が、21.5pMC以上であることを特徴とする  【化1】[一般式(1)中、R1は、水素原子又はメチル基を表す。R2は、炭素数6〜12の脂環式炭化水素基を表す。]
 
特開2025-073059遊技機、静電気試験システム及び情報処理装置 株式会社アクセル
【課題】静電ノイズの影響による被試験装置の状況を精度よく取得可能とする。
【解決手段】静電気試験システム100は、静電ノイズを放射する電子ガン40と、静電ノイズが印加されたとき、発生したエラーの内容を出力する演出制御装置2と、エラーの内容が入力されるPC30と、接続されたケーブル間を絶縁分離する第1絶縁回路21、第2絶縁回路22と、第1絶縁回路21と第2絶縁回路22とに電力を供給する非接地の電源23と、演出制御装置2と第1絶縁回路21とを接続する第1配線25と、第1絶縁回路21と第2絶縁回路22とを接続するシリアルケーブルと、第2絶縁回路と情報処理装置とを接続する第3配線26と、を備える。
 
特開2025-075586静電捕集装置、画像形成装置、及び、清掃装置 キヤノン株式会社
【課題】簡易的な構成で捕集手段の帯電量を増やし、清掃対象物の表面の捕集対象物の回収性を向上させた静電捕集装置を提供する。
【解決手段】清掃対象物の表面に対向し、表面上の捕集対象物を捕集する捕集手段と、捕集手段と摺擦する絶縁性部材を有し、捕集手段を捕集対象物の帯電極性とは逆極性に帯電させる帯電手段と、帯電手段の表面に接触するとともに電気的に接地され、帯電手段の表面を除電する除電手段と、を有し、清掃対象物の表面上の捕集対象物を静電的に捕集する静電捕集装置。
 
特開2025-075809静電捕集装置 キヤノン株式会社
【課題】捕集部材から回収部材への被捕集物の転写効率を向上させる。
【解決手段】静電捕集装置10は、絶縁体で形成され、捕集部R1及び回収部R2を形成し、清掃対象から被捕集物を静電的に捕集する捕集部材11aと、絶縁体で形成され、回収部R2で捕集部材11aから被捕集物を静電的に回収する回収部材12と、導電体で形成され、回収部R2に位置した捕集部材11aを介して回収部R2に位置した回収部材12aに対向するように配置された導電部材11bと、を有し、捕集部R1を通る導電部材11bから清掃対象までの最短距離をL1、回収部R2を通る導電部材11bから回収部材12aまでの最短距離をL2としたとき、L1>L2を満たす構成とされる。
 
特開2025-075811静電捕集装置 キヤノン株式会社
【課題】捕集部材により摺擦されて帯電した清掃対象を効率よく除電することができる静電捕集装置を提供する。
【解決手段】回転することで捕集部P1において捕集部材11aにより清掃対象Fを摺擦して、捕集部P1に対して相対移動する清掃対象Fから捕集部材11aに被捕集物Hを捕集する捕集回転体11と、捕集部材11aから被捕集物Hを除去する除去部材12、13と、を有する静電捕集装置100は、捕集部P1に対する清掃対象Fの相対移動方向Eにおいて捕集部P1よりも下流側で清掃対象Fに対向するように配置された除電部材15aを有し、除電部材15aは、捕集回転体11又は除去部材12、13の少なくとも一方の少なくとも一部を構成する、清掃対象Fに接触しない導電体11a、12b、13bに電気的に接続されている構成とされる。
 
特開2025-076030静電荷像現像用トナー 花王株式会社
【課題】高い画像濃度を有する印刷物を得ることができる静電荷像現像用トナーに関する。
【解決手段】結着樹脂及び着色剤を含む静電荷像現像用トナーであって、前記結着樹脂が、エステル基濃度5.0mmol/g以上12.0mmol/g以下の非晶性ポリエステル樹脂Aを含有し、前記着色剤が、C.I.ピグメントレッド254である、静電荷像現像用トナー。
 
特開2025-077298静電アクチュエータ 本田技研工業株式会社 国立研究開発法人物質・材料研究機構
【課題】数100Vの小型軽量な既存ドライバでも実現可能な駆動電圧に下げることができる静電アクチュエータを提供することを目的とする。
【解決手段】静電アクチュエータは、一対の電極に対する電圧操作により電極の相互間で発生する静電気的力を駆動力として利用する静電アクチュエータであって、一対の電極と、一対の電極間に設けられる絶縁液の層である絶縁層と、一対の電極と絶縁層の間に設けられるカバー層と、を備え、カバー層は、ポリイミドの誘電率より高誘電率の素材であり、かつ伸縮性が小さい素材である。
 
特開2025-080125静電塗装用組成物及び放射線遮蔽塗料組成物 三菱ケミカル株式会社
【課題】静電塗装に用いられる静電塗装用組成物であって、金属に対する密着性が高く、平滑性に優れる塗装表面が得られる静電塗装用組成物を提供すること。
【解決手段】エチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物粒子(A)と無機フィラー(B)とを含有する静電塗装用組成物。
 
特開2025-080176回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物、塗膜および車両 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 トヨタ自動車株式会社
【課題】塗料の付きまわりを抑制し、塗着効率を高めることが可能な回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物を提供することを提供すること。
【解決手段】回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物であって、前記回転霧化式静電塗装装置は、前記塗料組成物の微粒化にシェーピングエアを用いず、前記塗料組成物の電気抵抗値が、0.02〜1.5MΩであることを特徴とする、回転霧化式静電塗装装置用の塗料組成物。
 
特開2025-080614静電荷像現像用グリーントナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】かぶりが発生しにくい静電荷像現像用グリーントナーを提供する。
【解決手段】静電荷像現像用グリーントナーは、グリーントナー粒子と、グリーントナー粒子に外添されたオイル処理シリカ粒子とを含む。グリーントナー粒子は、結着樹脂と、発光スペクトルの波長500nm以上550nm以下の領域に発光ピークを有するアゾメチン蛍光顔料と、反射スペクトルの波長480nm以上540nm以下の領域に反射ピークを有する非蛍光顔料とを含有し、アゾメチン蛍光顔料の質量割合が3質量%以上10質量%以下であり、アゾメチン蛍光顔料の含有量M1と非蛍光顔料の含有量M2との質量基準の比M1/M2が1以上5以下である。
 
特開2025-080615静電荷像現像用グリーントナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】画像に色筋が発生しにくい静電荷像現像用グリーントナーを提供する。
【解決手段】静電荷像現像用グリーントナーは、グリーントナー粒子と、グリーントナー粒子に外添された潤滑剤とを含む。グリーントナー粒子は、結着樹脂と、発光スペクトルの波長500nm以上550nm以下の領域に発光ピークを有するアゾメチン蛍光顔料と、反射スペクトルの波長480nm以上540nm以下の領域に反射ピークを有する非蛍光顔料とを含有し、アゾメチン蛍光顔料の質量割合が3質量%以上10質量%以下であり、アゾメチン蛍光顔料の含有量M1と非蛍光顔料の含有量M2との質量基準の比M1/M2が1以上5以下である。
 
特開2025-080616静電荷像現像用グリーントナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】画像に色点が発生しにくい静電荷像現像用グリーントナーを提供する。
【解決手段】静電荷像現像用グリーントナーは、グリーントナー粒子と、グリーントナー粒子に外添されたシリカ粒子とを含む。グリーントナー粒子は、結着樹脂と、発光スペクトルの波長500nm以上550nm以下の領域に発光ピークを有するアゾメチン蛍光顔料と、反射スペクトルの波長480nm以上540nm以下の領域に反射ピークを有する非蛍光顔料とを含有し、アゾメチン蛍光顔料の質量割合が3質量%以上20質量%以下である。シリカ粒子は、平均一次粒径が50nm以上350nm以下である。
 
特開2025-083551静電容量型入力装置 積水ポリマテック株式会社
【課題】使用者が入力されたことを触感で感知可能とする静電容量型入力装置を提供する。
【解決手段】操作スイッチ10Aは、表面シート20と、軟質部材30と、静電容量の変化を検出するセンサシート40とを備える。表面シート20は、タッチ操作する操作領域21と操作領域21の周囲の周辺領域22とを有する。軟質部材30は、操作領域21とセンサシート40との間に配置される。センサシート40は、操作領域21に対応する位置にセンサ電極42を有する。操作領域21をタッチ操作により押し込むと、表面シート20及び軟質部材30の少なくとも一方がセンサシート40に向けて圧縮変形することで表面シート20がセンサシート40に向けて変位し、センサ電極42により静電容量の検出がなされる。周辺領域22は、操作領域21と比べて硬質である。
 
特表2025-514022静電気放電保護付き分割OLED オーレッドワークス エルエルシー
【要約】共通の透明基板上に配置された複数のOLEDセグメントのアレイを含む分割ボトムエミッション型OLEDデバイスであって、アレイは、各セグメントが非発光ギャップによって分離された発光エリアを形成し、各OLEDセグメントは、透明なボトム電極セグメント、発光用有機層、およびトップ電極によって規定され、少なくとも1つのOLEDセグメントにおいて、ボトム電極と基板との間に、ボトム電極セグメントに近い透明絶縁層と、基板に近い透明導電層とが存在する。
 
特表2025-515393静電粉体ほうろうに適する超低炭素冷間圧延高強度鋼及びその製造方法 宝山鋼鉄股▲分▼有限公司
【要約】本発明は、静電粉体ほうろうに適する超低炭素冷間圧延高強度鋼及びその製造方法をした。本発明の超低炭素冷間圧延高強度鋼は、Feと不可避不純物元素、及び以下の各化学元素を以下の質量パーセント含有量で含有する:C:0.002〜0.010%、Si≦0.05%、Mn:0.25〜1.0%、P:0.04〜0.08%、S:0.01〜0.04%;Al:0.01〜0.05%、Cu:0.02〜0.08%、Ti:0.05〜0.12%、Mo:0.02〜0.10%、N:0.004〜0.012%;ここで、各化学元素は、下記の各式の少なくとも一つを満たす:M*>0、ただし、M*=Ti-S×1.5-N×3.4-C×4>0;N*≧0.012、ただし、N*=(Mn+P)×Mo。本発明に記載の超低炭素冷間圧延高強度鋼は、静電粉体両面ほうろうの耐つまとび性能、ほうろう密着性能、ほうろう表面品質の要求を満たすことができる。
 
特表2025-515702半導体工程システムの静電気調節装置 ネクスティン,インク.
【要約】本実施例は、基板上に静電気を注入したり予め形成された静電気を除去して半導体工程により基板が要求する静電気レベルを容易に調節できるようにする技術に関する。本実施例に係る半導体工程システムの静電気調節装置は、真空チャンバ内に配置された基板上に静電気を注入したり基板上に形成された静電気を除去する半導体工程システムの静電気調節装置において、前記真空チャンバ内部の上側に配置され、VUV(Vacuum Ultraviolet Ray)を発生させてこのVUVと真空チャンバ内部の工程ガスが反応することによって、陽イオンおよび電子を含む荷電粒子を生成する荷電粒子生成部と、前記荷電粒子生成部の下側に配置されて入力電圧により荷電粒子の種類を選択的に下側に通過させる多数のホールが備えられたグリッド、前記グリッドの下側に配置され、その上面に前記基板が位置し、伝導性材質からなって入力バイアス電圧によりグリッドを通過した荷電粒子を予め設定された密度で基板側に誘導する基板支持台、および前記グリッドおよび前記基板支持台のうち少なくとも一つにパルス形態の電圧を供給して基
 
特表2025-516656フリース中の綿ステープル繊維糸からの弾性モノフィラメントの静電分離デバイス ゼンティス テキスタイルズ アクチェン ゲゼルシャフト
【要約】本発明は、合成繊維材料(7a)および天然繊維材料(7b)を含む混合織物廃棄物繊維材料(7a、7b)から合成繊維材料(7a)を抽出するためのデバイスおよび方法に関する。本発明の抽出モジュール(2)は、混合織物繊維材料の繊維フリース(7)を電気的に帯電させるための、および/または帯電した合成繊維材料をフリース(7)の表面に近づけるための、織物リサイクル機(1)に取り付け可能であるように構成された静電帯電ユニット(21)と、増加または減少した濃度の合成繊維材料(7a)を含むフリース(7)の層、特に表面層を除去するための分離手段(221、222、223)を備える分離ステージ(22)と、を備える。織物リサイクル機(1)にそのような抽出モジュール(2)を後付けするための方法も開示される。
 
A−2−6−1静電チャック
特許7611989静電チャックおよび静電チャックの製造方法 株式会社ソディック
【課題】ワークの温度を測定するにあたり、測定誤差を比較的減少させた静電チャックを提供する。
【解決手段】電気絶縁性を有する第1面21と、第1面21の反対側の面である第2面22と、を含み、第1面21および第2面22を貫通する貫通孔23が形成された基体2と、開口511が形成された側壁51と底板52とを含む有底筒体であり、開口511が第2面22側、底板52が第1面21側となるよう貫通孔23に挿通され、底板52の温度を測定する温度センサ7を取付可能に構成されるブッシュ5と、第1面21に形成され、導電体からなる吸着電極3と、ブッシュ5および吸着電極3を被覆するように形成され、ワークWを吸着可能に構成される、誘電体からなる誘電層4と、ワークWの温度を調整可能に構成される温度調整装置6と、を備える、静電チャック1が提供される。
 
特開2025-071338半導体処理で使用するための静電チャック ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】半導体基板処理装置は、半導体基板が処理され得る処理ゾーンを含む真空チャンバと、真空チャンバと流体連通している、真空チャンバの中にプロセスガスを供給するためのプロセスガス源と、プロセスガス源からのプロセスガスが真空チャンバの処理ゾーンに供給される際に通過するシャワーヘッドモジュールと、基板台座モジュールと、を備える。基板台座モジュールは、処理中に半導体基板を支持するように構成されている上面を有するセラミック材料で作られたプラテンと、セラミック材料製のステムと、プラテンに埋設されている同一平面上の電極とを含み、電極は、外側RF電極、及び内側静電クランプ電極を含み、外側RF電極は、リング状電極、及びリング状電極からプラテンの中央部分まで延びる半径方向に延びるリード線を含み、プラテンのセラミック材料及び電極は、単一の焼結ステップで作製された単一構造体から成る。
 
特開2025-072356低温応用例のための静電チャックアセンブリ アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】基板支持アセンブリにおいて低温応用例での使用に好適な、改良された静電チャックアセンブリを提供する。
【解決手段】基板支持アセンブリ126を有するプラズマ処理チャンバ100において、静電チャックアセンブリ200は、底面133の反対側の基板支持面137を有する静電チャック180と、頂面を有し、22ppm未満の熱膨張係数(CTE)を有するアルミニウム合金を含有する冷却プレート130と、静電チャックの底面及び冷却プレートの頂面を固定するシリコーン材料を含有する接着層170と、を含む。
 
特開2025-072495静電チャック及びその製造方法 TOTO株式会社
【課題】基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、基板Wが載置される面110を有し、面110を貫く貫通穴(ガス穴150及びリフトピン穴160)が形成された誘電体基板100と、誘電体基板100のうち面110とは反対側の面120に設けられた電極端子121と、誘電体基板100の面120に接合されるベースプレート200と、誘電体基板100とベースプレート200との間に設けられ、絶縁性の材料により形成された接合層300と、を備える。面110に対し垂直な方向から見た場合において、接合層300のうち、上記の貫通穴及び電極端子121のいずれとも重ならない位置には、空間340が形成されている。
 
特開2025-074229静電チャック及びその製造方法 TOTO株式会社
【課題】ベースプレートの製造コストを抑制することのできる静電チャック、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、複数のガス穴140が形成された誘電体基板100と、ガス穴240が形成されたベースプレート200と、誘電体基板100とベースプレート200との間に設けられ、絶縁性の材料により形成された接合層300と、を備える。誘電体基板100のうち接合層300側の面120には、ガス穴140の端部である開口142が複数形成されている。ベースプレート200のうち接合層300側の面210には、ガス穴240の端部である開口241が形成されている。開口241は、ベースプレート200のうち接合層300側の面210に形成された連通溝260を介して複数の開口142に連通されている。
 
特開2025-074230静電チャック及びその製造方法 TOTO株式会社
【課題】ベースプレートの製造コストを抑制することのできる静電チャック、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、複数のガス穴140が形成された誘電体基板100と、ガス穴240が形成されたベースプレート200と、誘電体基板100とベースプレート200との間に設けられ、絶縁性の材料により形成された接合層300と、を備える。誘電体基板100のうち接合層300側の面120には、ガス穴140の端部である開口142が複数形成されている。ベースプレート200のうち接合層300側の面210には、ガス穴240の端部である開口241が形成されている。開口241は、誘電体基板100のうち接合層300側の面120に形成された連通溝150を介して複数の開口142に連通されている。
 
特開2025-074231静電チャック及びその製造方法 TOTO株式会社
【課題】ベースプレートの製造コストを抑制することのできる静電チャック、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、複数のガス穴140が形成された誘電体基板100と、ガス穴240が形成されたベースプレート200と、誘電体基板100とベースプレート200との間に設けられ、絶縁性の材料により形成された接合層300と、を備える。誘電体基板100のうち接合層300側の面120には、ガス穴140の端部である開口142が複数形成されている。ベースプレート200のうち接合層300側の面210には、ガス穴240の端部である開口241が形成されている。開口241は、接合層300に形成された連通路340を介して、複数の開口142に連通されている。
 
特開2025-074741静電チャック、基板処理装置および基板処理方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】例えば基板に対して高温下での処理を行う場合、他部材を基板の上面と接触をさせること無く当該基板を十分に固定することができるとともに、基板に対する温度制御を正確に行う。
【解決手段】基板を静電吸着する静電チャックであって、前記基板が上面に載置される第1基材と、前記第1基材の下面側に配置された第2基材と、を備え、前記第1基材は、金属とセラミックスとの複合材料で構成された板状部材と、該板状部材の上面に層状に形成され、絶縁性を有する絶縁層と、を備え、前記第2基材は、前記複合材料と熱膨張率が近い材料で構成されている、静電チャックが提供される。
 
特開2025-078930静電チャック及び基板固定装置 新光電気工業株式会社
【課題】異物に帯電した電荷を容易に除去することができる静電チャック及び基板固定装置を提供する。
【解決手段】静電チャックは、第1面と、前記第1面とは反対の第2面と、を有する基体と、前記基体に内蔵された複数の第1電極及び複数の第2電極と、前記第1面から露出し、隣り合う前記第1電極と前記第2電極との間に設けられた複数の第3電極と、を有し、前記第1電極と前記第2電極との間に生じる不均一電界により前記第1面に物体を吸着し、前記第1面に複数の突起が形成されており、前記第3電極は、前記突起からずれた位置に設けられている。
 
特開2025-079965セラミック基板、静電チャック及び基板固定装置 新光電気工業株式会社
【課題】高い理論密度比を得ることができるセラミック基板、静電チャック及び基板固定装置を提供する。
【解決手段】セラミック基板は、アルミナからなる第1相と、シリコンを含むイットリウム・アルミニウム・ガーネットからなる第2相と、を有する。
 
特開2025-080476静電チャック TOTO株式会社
【課題】冷媒による冷却を効率的に行うことのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100に接合され、冷媒の通る冷媒流路250が内部に形成されたベースプレート200と、冷媒流路250のうち一方側の端部の内面を覆う断熱部材400と、を備える。
 
特開2025-080477静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100に接合され、冷媒の通る冷媒流路400が内部に形成されたベースプレート200と、を備える。上面視において、冷媒流路400は、周方向に沿って伸びるように形成された第1流路410と、径方向に沿って第1流路410と隣り合う位置において、周方向に沿って伸びるように形成された第2流路420と、第1流路410と第2流路420との間を繋ぐ接続流路441と、を含む。接続流路441は、冷媒の流れる方向を反転させるように形成されている。
 
特開2025-080478静電チャック TOTO株式会社
【課題】半導体製造装置との間における電気的な絶縁を容易に確保することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、金属により形成された部材であって、誘電体基板100のうち載置面とは反対側の面120に接合されたベースプレート200と、絶縁性の材料により形成された部材であって、ベースプレート200のうち誘電体基板100とは反対側の面220を覆う支持板400と、を備える。上面視において、支持板400には、ベースプレート200よりも外側に向けて突出する突出部430が設けられている。
 
特開2025-081109静電チャック、成膜装置、吸着方法、成膜方法、電子デバイスの製造方法、及び静電チャックの製造方法 キヤノントッキ株式会社 株式会社ソディック
【課題】ヒータを備える静電チャックにおいて、ヒータ用の電極と静電吸着用の電極との間のアーキングを抑制する。
【解決手段】被吸着体を静電気力により吸着するための静電チャックであって、焼結セラミック製の基材と、基材の第1面に設けられた吸着電極を内部に含む静電チャック部と、基材の第1面とは反対側の第2面に設けられたヒータ電極及びヒータ電極上に形成される絶縁体からなる絶縁層を内部に含むヒータ部と、を備え、基材は、ヒータ部の絶縁層を構成する絶縁体に対し、気孔率が低い、絶縁耐圧が強い、及び、体積抵抗率が大きい、の少なくともいずれかを満たすことを特徴とする静電チャック。
 
特開2025-082880静電チャック TOTO株式会社
【課題】基板に対する副生成物の付着を抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100に形成された環状の突起である複数のシールリング150と、を備える。複数のシールリング150は、最も外周端となる位置に配置された第1シールリング151と、第1シールリング151の内側となる位置に配置された第2シールリング152と、を含む。静電チャック10では、第1シールリング151の表面粗さが、第2シールリング152の表面粗さよりも大きくなっている。
 
特表2025-516442ウエハ破損防止のための静電チャック運動制御の方法 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】基板支持体から基板をリフトするための装置および方法は、i.基板支持体と基板とを、第1の方向において第1の位置からリフトピンのほうへ移動させることであって、基板支持体が、対応するリフトピンを受けるように各々が構成された貫通孔を有する、基板支持体と基板とを移動させることと、ii.基板支持体と基板とを移動させる間に、基板をリフトピンと接触させることと、iii.リフトピンに接触したときに、リフトピンに対して加えられた力を判定することと、iv.リフトピンに対する判定された力を、あらかじめ決定されたしきい値力と比較することと、v.リフトピンに対する力がしきい値力以上であると判定すること、および、基板支持体を、第1の方向の反対の第2の方向においてリフトピンから離れるように移動させることとを含む。
 
A−2−7エレクトレット
特許7583474エレクトレット繊維シートの製造装置 日本ノズル株式会社
【課題】繊維に大きなダメージを与えることなく、十分なエレクとレット化が可能なエレクトレット繊維シートの製造装置を提供せんとする。
【解決手段】繊維シート9を搬送する搬送手段2と、水滴を発生する噴霧ノズル31からなる水滴発生手段3と、搬送手段2で搬送中の繊維シート9の一方の面9aに対し、水滴発生手段3で発生した水滴よりなる水を略均一に分散付着させる付着手段4と、繊維シート9の他方の側の付着手段4に対応する位置に設けられ、付着手段4により繊維シート9の一方の面9aに略均一に分散付着された水を吸引して該水を繊維シート9に浸透し通過させる吸引手段5とを備える。
 
特開2025-078095帯電材料、エレクトレット用材料、帯電膜、エレクトレット膜  東ソー株式会社 国立大学法人 大阪教育大学
【課題】光安定性に優れたエレクトレット用材料、帯電材料、エレクトレット膜を提供する。
【解決手段】分子内に、芳香環及びヘテロ芳香環から選択される少なくとも1種を有し、前記環は、フッ素原子及び式(A1)で表される構造から選択される少なくとも1種で置換され、分子全体の炭素原子数に対するフッ素原子数の割合が30%以上、分子量が500以上4000以下、かつガラス転移温度が50℃以上である化合物を含む、帯電材料。式中、L1は、О、S、若しくはフッ素原子で置換されていてもよい、炭素数1〜18の直鎖状、分岐状、若しくは環状の2価脂肪族炭化水素基、又はフッ素原子で置換されていてもよく、また環を形成していてもよいビニレン基を表す。式中、aは独立して、0〜4の整数を表す。式中、bは独立して、1〜4の整数を表す。式中、Rfは独立して、フッ素原子を3つ以上含む、炭素数1以上の1〜2価の置換基を表す。 
 
A−2−8振動発電
特開2025-071480腐食環境検知センサおよびシステム  国立大学法人北海道大学 株式会社鷺宮製作所
【課題】小型で簡便に使用できる腐食環境検知センサおよびシステムを提供する。
【解決手段】本開示の一実施形態による腐食環境検知センサは、大気中の腐食因子により変質する金属材料を含む弾性体と、前記弾性体に取り付けられた振動センサと、前記振動センサからの信号を処理する信号処理部と、前記信号処理部を含む筐体とを備えたことを特徴とする。
【請求項5】前記振動センサは、振動発電素子であることを特徴とする請求項1に記載の腐食環境検知センサ。
 
A−3レナード効果・水
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特開2025-070706サウナ装置 株式会社コロナ
【課題】水入れ替え動作の実施による、サウナ室内の温度低下及び加湿量の低下を防ぐサウナ装置を提供する。
【解決手段】ミスト発生装置1を複数有するサウナ装置において、制御部35は、一方のミスト発生装置1で水入れ替え動作が実施されるとき、他方のミスト発生装置1に対し、加熱ヒータ9のON/OFF状態を切り替えて貯水温度を第1の所定温度よりも高い第2の所定温度となるよう制御し、かつミストモータ22の回転数を通常運転より高くするサポート動作を実施する。
  ミスト発生手段を構成するミストモータ22を駆動させ、回転体24を回転させたことで発生する遠心力で貯水タンク6内の水を汲み上げると共に空気を飛散させ、多孔部30を通過した水滴が破砕されることで、水の粒子を微細化してナノメートル(nm)サイズのミスト(以下、微細ミスト)が生成すると共に、比較的粒径の大きな水滴(以下、大径ミスト)とが生成され、水の微細化によるレナード効果によって微細ミストに負イオン(マイナスイオン)が帯電し、大径ミストに正イオンが帯電した状態となる。
 
特開2025-082018加湿装置 株式会社コロナ
【課題】広範囲にバイオフィルム抑制効果を得ることができる加湿装置を提供する。
【解決手段】水を貯水する貯水室12と、貯水室内へ貯水する水を供給する給水管23と、給水管途中に配置され金属イオンを溶出するイオン溶出手段71と、貯水室内の水からミストを発生させるミスト発生手段と、貯水室の上部に接続され貯水室内で発生したミストを含む加湿空気が流通する気水分離風路19と、加湿空気を送風口から送風する送風ファン18と、を備え、貯水室内で発生した加湿空気が気水分離風路を介して送風口から送出する送風経路78を有した加湿装置において、給水管は、気水分離風路又は気水分離風路より下流の送風経路に接続され、気水分離風路の内壁を伝って貯水室に給水する給水経路76を有した。
   前記ミスト発生装置を構成するミストモータ14を駆動させ、回転体13を回転させたことで発生する遠心力で貯水室12内の水を汲み上げると共に空気を飛散させ、多孔部17を通過した水滴が破砕されることで、水を微細化して粒径がナノメートル(nm)サイズのミスト(以下、微細ミスト)が多量に生成されると共に、比較的粒径の大きな水滴(以下、大径ミスト)とが生成され、水の微細化によるレナード効果によって微細ミストに負イオンが帯電し、大径ミストに正イオンが帯電した状態となる。
 
A−3ー1微細気泡
特許7487908岩盤掘削機 奥村組土木興業株式会社
【課題】液体燃料への微細気泡の導入を可能としながら、燃料タンクとは別のサブタンクを設置しなくてもエンジンに支障を来し難くすることができる微細気泡導入システムを提供すること。
【解決手段】微細気泡発生装置8を、エンジン9に供給するための液体燃料を貯留する燃料タンク10内において前記液体燃料に浸漬する状態で配するか、前記燃料タンク10内の液体燃料を該燃料タンク10の下部から外部に導出して前記エンジン9に通さずに前記燃料タンク10の上部に戻すように構成された循環流路中に設け、前記微細気泡発生装置8によって発生させたウルトラファインバブルを前記液体燃料に導入するように構成した。
【請求項1】微細気泡発生装置を、エンジンに供給するための液体燃料を貯留する燃料タンク内において前記液体燃料に浸漬する状態で配するか、前記燃料タンク内の液体燃料を該燃料タンクの下部から外部に導出して前記エンジンに通さずに前記燃料タンクの上部に戻すように構成された循環流路中に設け、前記微細気泡発生装置によって発生させたウルトラファインバブルを前記液体燃料に導入するように構成した微細気泡導入システムを備えた岩盤切削機であって、岩盤切削機に搭載した発電機又はバッテリーからの電力により作動するコンプレッサーの下流側にエアータンクを設け、このエアータンクから分岐して延びる二つの配管のうちの一方に第1のボールバルブ及び集塵機をこの順に設け、他方に第2のボールバルブ及び前記微細気泡発生装置をこの順に設け、前記コンプレッサーから前記集塵機に圧縮空気を送ることにより、集塵機による集塵を行い、かつ、前記コンプレッサーから前記微細気泡発生装置に圧縮空気を送ることにより、ウルトラファインバブルを発生させるように構成してある岩盤切削機。
 
特開2025-070825炭化水素の製造方法および装置 安斎 聡
【課題】二酸化炭素をより効率よく還元して炭化水素を合成することができる微細気泡を用いた炭化水素の製造方法および装置を提供する。
【解決手段】水中に、二酸化炭素を微細気泡として溶存させて、活性酸素を生成する気体を微細気泡として溶存させて、光触媒の存在下において、前記活性酸素を生成する気体の微細気泡を含む水に紫外線を照射することにより活性酸素を生成し、活性酸素の存在下において、二酸化炭素の微細気泡を接触させることで還元させる炭化水素の製造方法であって、活性酸素を生成する気体の微細気泡は、水中に10の8乗個/mL以上溶存しており、二酸化炭素の微細気泡は、水中に10の8乗個/mL以上溶存しており、活性酸素を生成する気体は、オゾンを含む。
 
特開2025-073192アンモニア除害装置及び方法 川崎重工業株式会社
【課題】配管を通ってアンモニア除害装置へ送られたアンモニア含有ガスが、当該除害装置でアンモニア成分の除去後に大気放出される構成において、大気放出が終了した後に配管に残留するアンモニア含有ガスの漏洩を抑制する。
【解決手段】アンモニア供給系統内の大気圧よりも高圧のアンモニア含有ガスを除害するアンモニア除害装置は、アンモニアの除害液を貯え、頂部に放出口を有する貯槽と、貯槽内の除害液の液面と放出口との上下方向の間の気相部に開口する散水ノズルと、除害液内に開口する水中ノズルと、気相部に開口する気中ノズルと、アンモニア供給系統から水中ノズル及び気中ノズルへアンモニア含有ガスが流れるアンモニア含有ガス系統とを、備える。
【請求項4】前記水中ノズルは、吹き出す前記アンモニア含有ガスを微細化するファインバブル発生器を備える、請求項1に記載のアンモニア除害装置。
 
特開2025-073401微細気泡発生装置及びそれを備えた洗濯機  青島海爾洗衣机有限公司 アクア株式会社
【課題】吸引した気体を攪拌してより多くの微細気泡を発生させることができる微細気泡発生装置、及びそれを備えた洗濯機を提供する。
【解決手段】微細気泡発生装置30は、ケーシング100内において中心軸線Aに沿って形成された流路Fを備える。流路Fが、入口30a側に形成された第1流路部31と、出口30b側に形成された第2流路部32と、第1流路部31と第2流路部32の間に形成された絞り流路部33と、を有する。絞り流路部33の周面には、中心軸線Aに向けて突出する複数の突起35が設けられている。複数の突起35の下流側には、ケーシング100の外部から供給される気体を導入する気体導入部39が接続されている。  
 
特開2025-073428燃料タンク 安斎 聡
【課題】タンク内に貯留された炭化水素を含む燃料に対し微細気泡を混入させることができる燃料タンクを提供する。
【解決手段】燃料を貯留する貯留部11と、貯留部11を遮蔽する蓋部12と、を備える燃料タンク10であって、蓋部12に貯留部11内の燃料に微細気泡を放出する微細気泡発生装置13を取り付け、微細気泡発生装置13は、貯留部11へ気体を圧送するための圧縮装置14と、圧縮装置14により圧送された気体を微細気泡として貯留部11内の液体へ放出する気泡発生媒体24とを備える。
 
特開2025-074469炭酸マイクロバブル混合水を用いた入浴方法 株式会社ホットアルバム炭酸泉タブレット
【課題】体臭を軽減することができる炭酸マイクロバブル混合水を用いた入浴方法を提供することにある。
【解決手段】特定構成の固形の炭酸入浴剤を溶解して炭酸マイクロバブルを発生させると共に湯水と混合して炭酸マイクロバブル混合水を生成し、シャワーヘッドからシャワー放出して炭酸マイクロバブル混合水を浴びる入浴方法であって、(1)入浴者の体臭が気になる足及び/又は脇に向かってシャワー放出して洗うことにより、体臭を軽減すること、(2)入浴者の全身に向かって持続してシャワー放出することにより、入浴後の睡眠時の睡眠状態の改善を図ること、を特徴とする。
 
特開2025-074470炭酸ファインバブル混合水の製造器及び製造方法 株式会社ホットアルバム炭酸泉タブレット
【課題】何度も使用することを前提に、安定して炭酸ファインバブルシャワーを浴することができ、かつシャワーをするに際し、炭酸ファインバブル混合水中のファインバブル量を容易に任意に変更することができる炭酸ファインバブル混合水の製造器及び製造方法を提供する。
【解決手段】ホースと該ホースに接続されるシャワーヘッドの湯水の経路中に錠剤状の炭酸入浴剤を留置させる錠剤収容部を有し、該錠剤収容部を通過する湯水によって前記炭酸入浴剤を溶解して炭酸ファインバブルを発生させると共に湯水と混合して炭酸ファインバブル混合水をシャワー放出する構成であって、上記錠剤収容部の少なくとも経路の上流側に、複数の孔群が設けられた第1孔群板及び第2孔群板の2枚の孔群板が重合して配置されており、上記第1孔群板及び第2孔群板の重合位置を変位させることにより孔群の重なり面積を変動させて湯水の通過量を調整可能な構成であることを特徴とする。
 
特開2025-074686酢酸産生菌活性装置  東京電力ホールディングス株式会社 国立大学法人長岡技術科学大学
【課題】酢酸を生成するための資源として有機性排水を有効活用することが可能な酢酸産生菌活性装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる酢酸産生菌活性装置(活性装置100)の構成は、有機性排水である流体を貯留する処理タンク110と、処理タンク110内に収容され嫌気性微生物を担持する担体130と、処理タンク110の下部に貯留された処理水を汲み上げて処理タンク110に循環させる浄水ポンプ140と、処理タンク110に水素を供給する水素供給手段160と、処理水を処理タンク110内に散水するノズル120と、を備えたことを特徴とする。
【請求項2】前記浄水ポンプの経路に配置されるエジェクタを備え、前記水素供給手段は、前記エジェクタを介して前記処理タンクに接続されていて、前記エジェクタは、前記水素供給手段から供給される水素を微細気泡化して前記処理水に混合し、前記ノズルは、前記エジェクタの下流側と連通していて、前記水素が混合された処理水を前記処理タンク内に散水することを特徴とする請求項1に記載の酢酸産生菌活性装置。
 
特開2025-074738石けんの製造方法 株式会社ゼンシン
【課題】従来の石けんに比してより多くのファインバブルを含んだ泡を、手のひらや泡立てネットにより容易に調製できる石けんの製造方法を提供する
【解決手段】シリカコロイドと岩石粉末とを水酸化カリウム溶液中に存在させ、前記岩石粉末からカリウム又はナトリウム以外の金属イオンを溶出させたアルカリ溶液を調製するアルカリ溶液調製工程と、同アルカリ溶液と脂肪酸とを混合して、前記水酸化カリウムに由来するカリウムと脂肪酸による石けんを生成させつつ、前記岩石粉末から溶出させたカリウム又はナトリウム以外の金属イオンと脂肪酸による金属石けんを生成させる鹸化工程と、を有することとした。
 
特開2025-074800基板処理装置 株式会社SCREENホールディングス
【課題】より簡易な構成で、処理液に基板を一枚づつ浸漬させて基板を一枚づつ処理する基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板処理装置100は、処理液Lにより基板Wを処理する。基板処理装置100は、基板保持部2と、貯留槽4と、流体供給部6とを備える。基板保持部2は、基板Wを水平姿勢又は水平方向に対して斜めの姿勢で保持する。貯留槽4は、処理液Lを貯留するとともに、基板Wを収容して処理液Lに基板Wを浸漬させる。流体供給部6は、貯留槽4に流体を供給する。貯留槽4は、底壁41と、底壁41から上方へ突出する側壁42とを有する。処理液Lは、底壁41と側壁42とで囲まれた内側空間4aに貯留される。側壁42は、少なくとも1つの噴出部5を有する。少なくとも1つの噴出部5は、流体供給部6から供給された流体を、内側空間4aに貯留された処理液L内に噴出して処理液Lを攪拌する。
【請求項16】前記処理液は、微細気泡を含有する微細気泡含有液を含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の基板処理装置。
【請求項17】前記微細気泡は、オゾンガスの微細気泡を含む、請求項16に記載の基板処理装置。
【請求項18】前記流体は、微細気泡を含有する微細気泡含有液を含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の基板処理装置。
【請求項19】前記微細気泡は、オゾンガスの微細気泡を含む、請求項18に記載の基板処理装置。
 
特開2025-074910メガヘルツ超音波とファインバブルを利用した超音波めっき  日本バレル工業株式会社 斉木 和幸
【課題】目的の化学反応を実現することができる超音波めっき方法を提供する。
【解決手段】めっき処理について、超音波のメガヘルツ振動により、共振現象と非線形現象を、目的に合わせて、制御可能にしたことで、めっき対象物表面の化学反応に適した超音波振動現象による化学反応、あるいは洗浄現象が効率良く均一な処理として継続的に実現する。さらに、継続的な使用により、隣接水槽への超音波伝搬現象による、隣接水槽の水槽・治具・・・の表面残留応力が緩和・均一化することで、100MHz以上の高い周波数の超音波が効率良く伝搬するようになる。各水槽の振動状態の測定解析評価に基づいて、超音波の発振制御により、均一で安定した効率の高いめっき処理システムが実現する。
【請求項2】[請求項1]の超音波めっきに関してめっき水槽に関して、超音波とファインバブルによる表面残留応力の緩和処理を行うことで、30W以下の超音波出力でも、5000リットルのめっき液に対して、20kHz〜300MHz以上の超音波振動を伝搬させる超音波めっき方法
 
特開2025-075497POPs含有水の処理方法 前田建設工業株式会社
【課題】泥粒子を含む要処理水から難分解性、低反応性、界面活性を有するPOPsを分離し除去する実用的かつ簡便な方法を提供すること。
【解決手段】マイクロバブル、ナノバブル又はその両方を添加された、POPs及び泥粒を含有する要処理水を分離槽に貯留する工程と、前記分離槽の下部より気泡を導入し、前記POPsを、前記マイクロバブル、ナノバブル又はその両方の表面(気液界面)に吸着させて気泡を浮上させ、前記泥粒と分離する工程と、前記分離槽中の前記要処理水の水面に浮上した泡を回収する工程と、前記分離槽中の前記泥粒を回収する工程と、を有するPOPs含有水の処理方法。
 
特開2025-076222大規模真空沸騰圧密工法と大深度気水分離タンク 近藤 正佳
【課題】高深度で大規模な真空沸騰圧密工法の地盤沸騰における最大の課題は、高水圧の影響を受けること、真空圧密システムが大規模となることにある。高深度で大規模な地盤は、従来の工法では減圧沸騰させることが極めて難しい。その要因は高水圧対策工が煩雑であり、大容量の真空圧密システムのコストパフォーマンスが良くないことにある。
【解決手段】本発明の解決手段は、ウルトラファインバブルの圧密促進効果が長く持続する特性と大深度気水分離タンクの機能である。前者は巨大容量の真空圧密システムの使用ではなく、改良対象地盤を大深度気水分離タンクの容量、及び既存の真空圧密システムの能力に合わせて分割し、分割地盤を順次沸騰地盤とした。後者は工法で対処できる地盤の沸騰要素である減圧変化の大きさと速さ、及び減圧変化率の大きさについて、地盤を沸騰させる高真空圧を瞬時に地盤に伝達する大深度気水分離タンクの機能により、沸騰要素を最大レベルに上げることで急激な圧密促進を実現する。
 
特開2025-077287熱機器 リンナイ株式会社
【課題】暖房回路を構成する通路の内壁に汚れが付着することを抑制可能な技術を提供する。
【解決手段】熱機器は、熱媒を加熱する加熱部と、熱媒からの放熱によって暖房を行う暖房装置に加熱部で加熱された熱媒を送るための暖房往路と、暖房装置で放熱した熱媒を加熱部に送るための暖房復路と、を含む暖房回路と、暖房回路に設けられ、加熱部から暖房往路を介して暖房装置に熱媒を送るとともに、暖房装置から暖房復路を介して加熱部に熱媒を送るポンプと、暖房回路に設けられ、暖房回路を流れる熱媒に微細気泡を発生させる微細気泡発生部と、を備える。
 
特開2025-077309機器 リンナイ株式会社
【課題】液体通路を流れる液体が意図しない箇所に流れていくことを抑制可能な技術を提供する。
【解決手段】機器は、大気に開放された容器と、内部に液体が流れる液体通路と、液体通路に空気を導入する空気導入部と、液体通路に設けられ、液体通路に導入された空気を利用して液体通路を流れる液体に微細気泡を発生させる微細気泡発生部と、を備える。空気導入部は、容器の内部に開口する吸気口と、液体通路の内部と吸気口の間を接続する空気導入路と、を含む。
 
特開2025-077521呼吸補助装置 黒光 弘幸 株式会社シバタ
【課題】簡易な構成で呼吸を補助する。
【解決手段】呼吸補助装置100は、酸素のウルトラファインバブルを含む液体を発生するバブル発生装置13と、前記液体を腹膜腔PCに導入する導入管21と、を備え、前記ウルトラファインバブルの平均直径は1μm以下である。
 
特開2025-077918循環型洗浄を備えたソーラーパネル施設の管理システム 渡辺 聡
【課題】ソーラーパネル施設の施設管理条件を問わず、あらゆるソーラーパネル施設に提供可能な一元管理システムであって、循環型洗浄を備えたことにより十分に環境に配慮し、かつ低コストでの継続的なサービス提供する。
【解決手段】循環型洗浄を備えたソーラーパネル施設の管理システムであって、施設警備段階と、施設管理段階と、ソーラーパネル定期点検段階と、廃棄物リサイクル段階と、を含むようにしたことを特徴とする循環型洗浄を備えたソーラーパネル施設の管理システム。
【請求項5】前記洗浄処理段階は、超微細気泡を添加した洗浄水による洗浄工程と、塩素除去水を用いたソーラーパネル表面の被膜除去工程と、からなり、前記汚れ防止対策段階は、光触媒機能を有する酸化チタンコーティング剤によるコーティング工程、からなることを特徴とする請求項4に記載の循環型洗浄を備えたソーラーパネル施設の管理システム。
 
特開2025-078197食器洗浄装置 タニコー株式会社
【課題】ファインバブルによる疎水的吸着性を利用した確実な洗浄及び小型化が可能な食器洗浄装置の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の食器洗浄装置は、予洗い洗浄手段が予洗い槽内の浸漬水において微細気泡を発生させる構造であり、微細気泡が有する疎水物質吸着性の作用及び電気的特性を利用して浸漬水中の油分を含む汚れが微細気泡に吸着し易くなるため、被洗浄物の効果的な洗浄を可能にする。食器洗浄装置は、予洗い槽内において被洗浄物を収容した食器カゴを上下若しくは左右又は上下左右に加振する構造であるため、被洗浄物の間に微細気泡が進入し易くなりその洗浄効果を可能な限り極大化させることができる。
 
特開2025-079398シャワーヘッド 株式会社フジ医療器
【課題】肌とその奥深くの筋肉とを効果的にケアできるシャワーヘッドを提供する。
【解決手段】微細気泡を含む水Lを噴出可能であるとともに使用者が水Lを浴びる水浴部位を施療可能なシャワーヘッド100は、貫通孔111と複数の噴出孔112とが配置された放水部11を前面に有する本体部1と、水Lの中に微細気泡を発生させる気泡生成部2と、使用者の水浴部位を施療可能な施療機構3と、を備える。施療機構3は、本体部1の内部から貫通孔111を通じて放水部11の外側に延びる軸部材31と、軸部材31の外端部に配置される施療子32と、本体部1内に配置されて該軸部材31を軸方向Aに往復運動させる駆動機構33と、を有する。
 
特開2025-081754気泡供給施設 アクアインテック株式会社
【課題】電力量の消費を抑制した気泡供給施設を提供する。
【解決手段】上記課題を解決する本発明の気泡供給施設1は、液体を貯留する曝気槽2と、曝気槽2に貯留された液体を攪拌する攪拌装置3と、曝気槽2にファインバブル液を供給する供給口30と、供給口30にファインバブル液を送り出すためのポンプ51を有する送液装置5と、ポンプ51を間欠駆動させることで供給口30から供給するファインバブル液の供給量を調整する制御装置7とを備えている。
 
特開2025-082428微細気泡発生器 株式会社ミヤゼット
【課題】簡潔な構成で微細気泡を良好に発生させることができる技術を提供する。
【解決手段】微細気泡発生器は、流路の一部を構成する第1凹部を備える第1部材と、流路の他の一部を構成する第2凹部を備える第2部材であって、第1凹部と第2凹部が向かい合う状態で第1部材と組み合わされる第2部材と、を備えていてもよい。第1凹部と第2凹部は、流路の軸方向と直交する方向に向かい合うことにより流路を構成していてもよい。流路は、上流側から下流側に向かうにつれて縮径する縮径部と、縮径部よりも下流側において上流側から下流側に向かうにつれて拡径する拡径部と、を備えていてもよい。第1部材は、流路の拡径部において第1凹部の内面から流路内に突出する第1凸部を備えていてもよい。第2部材は、流路の拡径部において第2凹部の内面から流路内に突出する第2凸部を備えていてもよい。
 
特開2025-082443洗濯機 株式会社ナノバブル研究所
【課題】製造コストを抑えつつ、微細気泡を洗濯に用いることが可能な洗濯機を提案する。
【解決手段】縦型の洗濯機1は、外槽20、外槽20内に配置され、多数の通水孔21aが形成された洗濯槽21、及び洗濯槽21の底部に配置されたパルセータ23を備えている。外槽20の内周面20b、洗濯槽21の外周面21b、及びパルセータ23の底面23bのうちの一つ以上に、Rz(10点平均粗さ)が5μm≦Rz≦500μm、の条件を満たす凸凹が形成された凸凹形成部が配置されている。
 
特開2025-082808微細気泡発生器 株式会社ミヤゼット
【課題】簡潔な構成で微細気泡を良好に発生させることができる技術を提供する。
【解決手段】微細気泡発生器は、流路の一部を構成する第1凹部を備える第1部材と、流路の他の一部を構成する第2凹部を備える第2部材であって、第1凹部と第2凹部が向かい合う状態で第1部材と組み合わされる第2部材と、を備えていてもよい。第1凹部と第2凹部は、流路の軸方向と直交する方向に向かい合うことにより流路を構成していてもよい。流路は、上流側から下流側に向かうにつれて縮径する縮径部と、縮径部よりも下流側において上流側から下流側に向かうにつれて拡径する拡径部と、を備えていてもよい。第1部材は、流路の拡径部において第1凹部の内面から流路内に突出する第1凸部を備えていてもよい。第2部材は、流路の拡径部において第2凹部の内面から流路内に突出する第2凸部を備えていてもよい。
 
A−3−2霧
A−3−2−1ミスト、サウナ 
特許7421715テントサウナセット及びサウナ用テント エコマテリアル株式会社
【課題】 一般住宅等において容易に本格的な高温域のサウナ体験を実現できるテントサウナセット及びサウナ用テントを提供する。
【解決手段】 サウナ用テント1は、アウターテント10の内側に隙間を形成してインナーテント20を取り付けて展張し、電気式ヒーター2をテント内側に設置する。アウターテント10は、それぞれ天面11、底面16及び4枚の側面12等のテント布がそれぞれ閉空間を形成するように連結され、各テント布は、断熱シートと、防水防湿シートと、それらに挟まれる保温層の3層構造で形成され、インナーテント20も同様である。電気式ヒーター2は、一般家庭用の交流100ボルトコンセントから供給される定格電力が1000〜1500ワットであり、インナーテント20の内容積が2.6立方メートル以下である。
 
特開2025-070706サウナ装置 株式会社コロナ
【課題】水入れ替え動作の実施による、サウナ室内の温度低下及び加湿量の低下を防ぐサウナ装置を提供する。
【解決手段】ミスト発生装置1を複数有するサウナ装置において、制御部35は、一方のミスト発生装置1で水入れ替え動作が実施されるとき、他方のミスト発生装置1に対し、加熱ヒータ9のON/OFF状態を切り替えて貯水温度を第1の所定温度よりも高い第2の所定温度となるよう制御し、かつミストモータ22の回転数を通常運転より高くするサポート動作を実施する。
 
特開2025-082981サウナヒーター及びこれを備えたサウナヒーターシステム並びにサウナヒーターの設置方法 株式会社メトス
【課題】設置や入れ替えが容易なサウナヒーターを提供する。
【解決手段】電力の供給を受けて発熱するヒーターと、電力をヒーターに伝送するケーブル16と、ケーブルに接続されたプラグ17と、を備えるサウナヒーターである。また、プラグが防水型プラグであることが好ましい。この場合、防水型のプラグが、ボディと、その外周を被覆するシェルと、ボディの端面から突出する栓刃と、を備え、シェルが防水性材料で構成されていることが好ましい。また、内側に空間を有するヒーターカバーと、このヒーターカバーの空間内に配置され電力により発熱するヒーターと、ヒーターに接続される複数の端子を備える端子台と、一端が複数の端子に連結し他端がプラグ17に連結するケーブルと、を備えることが好ましい。
 
A−3−2−2静電霧化
特開2025-070717ヘアアイロン パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】潤いを保ちながら毛髪の施術を行うことが可能なヘアアイロンを得る。
【解決手段】ヘアアイロン1は、把持部3と、第1毛髪挟持面5321を有する第1施術部41と、第2毛髪挟持面6321を有する第2施術部42と、第1毛髪挟持面5321を加熱する加熱部54と、を備えている。また、静電霧化装置92が生成した帯電微粒子水を放出する第1放出口52111と、静電霧化装置92に風を当てる送風機構94と、送風機構94を駆動させた際に風が吸い込まれる吸込口5222と、を備えている。また、マイナスイオンを生成することが可能な第2放電部93と、生成されたマイナスイオンを放出する第2放出口5221と、を備えている。そして、第1毛髪挟持面5321を加熱する際に生じる熱の静電霧化装置92への伝達を抑制することが可能な断熱部8と、吸込口5222から第1放出口52111に至る風路S2と、を備えている。
 
A−4オゾン
特許7535278オゾン含有組成物及びオゾン含有組成物の製造方法 株式会社E・テック
【解決手段】本発明に係るオゾン含有組成物は、揮発性油性溶媒と、揮発性水性溶媒と、オゾンと、を含有する。揮発性油性溶媒は、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン及び水添ポリイソブテンからなる群から選択された1種又は2種以上の揮発性流動パラフィンと、環状ジメチルシリコーンオイルを含む揮発性シリコーンオイル、又は、これらの混合物であり、全組成物に対して10重量%〜90重量%の範囲内の濃度である。揮発性水性溶媒は、揮発性アルコール、揮発性ケトン、又は、これらの混合物であり、全組成物に対して10重量%〜90重量%の範囲内の濃度である。
 
A−5プラズマ
特許7422448プラズマ照射装置 株式会社Dr.Visea
【課題】本発明の課題は、プラズマ噴射ノズル内部に液体の侵入を防止しつつ、対象物にプラズマを照射することができるプラズマ照射装置を得ることである。
【解決手段】本発明のプラズマ照射装置100は、プラズマまたは前記プラズマにより生成される活性種の双方またはいずれか一方を含む活性ガスを対象物に照射するためのプラズマ照射装置であって、供給されたガスのプラズマを発生させるための電極を備えた照射ノズル110と、照射ノズルを覆うカバー部材120とを含み、カバー部材120は、一端部124aに対象物周辺に存在する液体が照射ノズル110の噴出口110bへと侵入するのを遮断する閉鎖部材123を備え、閉鎖部材123を介して、カバー部材120の内部で生成されるプラズマに対して弱いプラズマが生成されるように構成されている。
 
特許7462997プラズマ着火装置及びプラズマ着火方法 東亜電子機材株式会社
【課題】 簡易な構成でありながら、印加する電圧が低く抑えられるようなプラズマ着火装置及びプラズマ着火方法を提供する。
【解決手段】 プラズマ着火装置1は、内部のガスに電圧を印加してプラズマ化する真空槽10と、真空槽10にガスを供給するガス源20と、ガス源20と真空槽10とを結びガスが流れる流路30と、流路30に設けられ、ガス源20から真空槽10に向けて流れるガスの流量を絞る絞り手段40と、絞り手段40と真空槽10との間の流路30に設けられ、流路30を開閉する開閉弁50と、絞り手段40と開閉弁50との間の流路30に設けられ、所定量のガスを貯留するガス貯留部60とを備えることを特徴とする。
 
特許7648226プラズマCVM加工方法及びその装置 株式会社ジェイテックコーポレーション
【課題】単結晶半導体ウエハ、水晶等の誘電体基板あるいはX線ミラー材料を、高圧力下でノズル型電極を用いたプラズマCVM法によってエッチング加工する際に、被加工面の表面粗さの増大を抑制することが可能なプラズマCVM加工方法及びその装置を提供する。
【解決手段】ワークの加工面に対向して配置したノズル型電極に高周波電力を印加し、高圧力下のプロセスガスに基づくプラズマを発生させ、該プラズマ中で生成した中性ラジカルをワークの表面に作用させて、中性ラジカルとワーク構成元素との化学反応で生成した揮発性物質を除去して加工するプラズマCVM加工方法であって、ノズル型電極のワークの加工面側に開口したガス吸込口からノズル型電極の周囲に供給されたプロセスガスを吸い込む工程と、ワークを保持する導電性のワークホルダーに正のバイアス電圧を印加する工程と、を同時に行う工程を含む。
 
特許7671928プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 東京エレクトロン株式会社
【要約】開示されるプラズマ処理装置は、チャンバ、チャンバ内の基板支持部、プラズマ生成部、バイアス電源、エッジリング、リフト機構、切替器、及び制御部を含む。バイアス電源及び/又はプラズマ生成部の高周波電源は、基板支持部の基台に電気的に結合されている。リフト機構は、導電リング、ロッド、アクチュエータ、及び接続部材を含み、導電リングによって支持した状態のエッジリングを上下に移動させるように構成されている。接続部材は、導電リングと基台との間の電気的接続を提供する。切替器は、エッジリングと基台が互いに電気的に結合された第1の状態とエッジリングと基台が互いから電気的に分離された第2の状態を切り替え可能に構成されている。制御部は、切替器を制御するように構成されている。
 
特許7671929プラズマ処理装置及び基板処理システム 東京エレクトロン株式会社
【要約】開示されるプラズマ処理装置は、チャンバ、基板支持部、エッジリング、リフト機構、プラズマ生成部、及びバイアス電源を含む。基板支持部は、チャンバ内に配置されている。リフト機構は、基板支持部に対してエッジリングを上下に移動させるように構成されている。基板支持部は、バイアス電源及び/又はプラズマ生成部の高周波電源と電気的に結合された基台及び基台上の静電チャックを含む。リフト機構は、導電リング及び接続部材を含む、導電リングは、その上に載置されるエッジリングを支持した状態でエッジリングに電気的に結合する。接続部材は、リフト機構によるエッジリング及び導電リングの移動に応じて導電リングと基台との間の電気的接続を維持するように構成されている。
 
特許7676065プラズマ照射装置のノズル及びプラズマ照射装置 株式会社サンライン
【課題】ノズルからプラズマを放出する構造のプラズマ照射装置において、長尺状の処理対象物により均一にプラズマ処理することができるプラズマ照射装置のノズル及びそのノズルを用いたプラズマ照射装置を提供する。
【解決手段】ノズル2は、筒状で軸線方向の少なくとも一方の端に処理対象物を挿入し抜き取る開口を有する治具部23を備える。治具部23に、プラズマを治具部23内に導く貫通孔23aが形成されて、治具部23内でプラズマの流れを旋回させる。
 
特許7680815プラズマ処理装置、基板処理システム及び固定具 東京エレクトロン株式会社
【要約】プラズマ処理装置や基板処理システムの構成部材間の脱着を容易にする技術を提供する。チャンバを備えるプラズマ処理装置が提供される。当該装置は、第1部材と、第2部材と、第1部材と第2部材とを軸方向に沿って着脱可能に固定するように構成される固定具であって、第1部材に固定されるオス型部材と、第2部材に固定されるとともに、オス型部材を受け入れるように構成されるメス型部材とを備える固定具とを含む。オス型部材は、軸方向に延び、先端において拡径する軸部材を備える。メス型部材は、第2部材に固定される収容部材と、収容部材内に配置される保持部材と、保持部材に保持される球状部材とを含む。球状部材は、保持部材が軸方向であって開口に向かう方向である第1方向に移動すると、収容部材の内壁のテーパ部分によりガイドされて径方向の内側に向かって移動するように構成される。
 
特許7685276銅材料の耐酸化処理方法およびプラズマ処理装置 株式会社ニッシン
【課題】銅材料の酸化を防止しつつ当該銅材料の処理効率を向上できる、銅材料の耐酸化処理方法およびプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】
 板状の誘電体基板23の一方の面に配置された第1電極21と、誘電体基板23を介して第1電極21と対向配置された第2電極27との間の空間である放電空間Fsに銅材料Cuを搬送する。水素を含む反応ガスAhを放電空間Fsに供給しつつ、電力密度が3.1W/cm2以上になるパルス電圧を第1電極21に印加し、放電空間Fsに発生したプラズマPrを銅材料Cuに照射する。プラズマPrを照射することにより、銅材料Cuの耐酸化性が向上するとともに、耐酸化性が向上した銅材料Cuをそのまま後処理工程に供することができる。
 
特開2025-071793基板処理システム用のプラズマ調節装置 エーエスエム・アイピー・ホールディング・ベー・フェー
【課題】基板処理システムで使用するためのプラズマ調節装置が開示される。
【解決手段】装置は、N個の異なるメッシュに接続された複数の無線周波数(RF)経路を備え、基板処理システムのサセプタはN個の異なるメッシュに分割され、Nは2以上の整数であり、RF経路の各々は、メッシュに接続されかつメッシュからRF信号を送信するように構成されるRFロッドと、RFロッドに接続され、かつRFロッドからの電流を測定するように構成される電圧電流(VI)センサと、VIセンサに接続され、RF経路のインピーダンスを変更するように構成され、接地されるようにさらに構成される可変インピーダンス回路と、を含み、RF経路の各々は別々に接地され、RF経路の各々は異なるメッシュにそれぞれ対応する。
 
特開2025-071859エッチング方法及びプラズマ処理システム 東京エレクトロン株式会社
【課題】エッチングの形状異常を抑制する技術を提供する。
【解決手段】(a)基板をチャンバ内に提供する工程と、(b)第1の処理ガスから生成したプラズマを用いて、マスクを介してシリコン窒化膜をエッチングする工程とを含むエッチング方法が提供される。基板は、金属を含有するマスクと、マスクの下方に配置されるシリコン窒化膜とを含む。第1の処理ガスは、第1のフルオロカーボンガス、第2のフルオロカーボンガス及びハイドロフルオロカーボンガスを含む。第1のフルオロカーボンガスはC4F6ガスである。第2のフルオロカーボンガスは、C4F6ガスと異なるフルオロカーボンガスである。第1のフルオロカーボンガス及び第2のフルオロカーボンガスの合計流量は、ハイドロフルオロカーボンガスの流量よりも多い。
 
特開2025-072013プラズマCVD装置 トヨタ自動車株式会社
【課題】プラズマCVD装置のモニタリングポートに設けられたガラス窓への汚れの付着を抑制すること。
【解決手段】モニタリングポート16は、成膜室14に接続され、ガラス窓18が設けられている。放射温度計20は、ガラス窓18越しに成膜室14内の温度を測定する。電磁コイル22は、モニタリングポート16に設けられている。電流が電磁コイル22に供給されることで、電磁コイル22は、モニタリングポート16の周辺に磁場24を発生させる。
 
特開2025-072420プラズマ処理チャンバ用のチャック ラム リサーチ コーポレーション
【課題】−60℃未満の温度に冷却され、200℃を超える温度に加熱される温度範囲で動作し得るプラズマ処理チャンバ用の静電チャックシステムを提供する。
【解決手段】プラズマ処理チャンバ用の静電チャックシステム100には、Al−SiCを含むベースプレート108が設けられ、セラミックプレート104が、ベースプレートの上に配置され、ボンディング層105が、セラミックプレートをベースプレートに結合する。
 
特開2025-072477SOx及びNOxのプラズマベースの浄化のためのシステム及び方法 ユニバーシティ オブ サザン カリフォルニア    タイ チョン チェン スチームシップ カンパニー (エイチ.ケイ.) リミテッド    スブラマニアン スリラム
【課題】ガス流内のSOxの濃度を低減させるための硫黄ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】硫黄ガス浄化装置であって、下端に排気ガス入口を有する垂直マニホルドと、軸方向に配置されたプラズマ誘導細長電極と、前記軸方向に配置されたプラズマ誘導細長電極に結合され、前記電極に繰り返し電気パルスを搬送するように構成された電気パルスソースと、前記排気ガス入口の上方にある流通反応装置チャンバと、流体ソースと、前記流体ソースに流体的に接続されたエーロゾル化ノズルと、を備え、前記エーロゾル化ノズルは、前記流通反応装置チャンバ内で前記排気ガス入口の下流に、前記排気ガス入口に向けて、かつ前記プラズマ誘導細長電極の上方に配置され、前記電気パルスソースは、少なくとも800ヘルツの周波数の過渡的プラズマを生成する、硫黄ガス浄化装置とする。
 
特開2025-072498プラズマベースの堆積のための表面改質深さ制御堆積 ラム リサーチ コーポレーション
【課題】基板上のフィーチャのギャップ充填を実行するための方法、並びにALDプロセスおよびプラズマ処理のために、プロセスガスをプロセスチャンバに供給するためのガス供給システムを提供する。
【解決手段】方法は、以下の作業、(a)基板をプロセスチャンバ内へと移動させることと、(b)ALDプロセスの複数のサイクルを実行することと、(c)ALDプロセスからのプロセスガスを、プロセスチャンバからパージすることと、(d)プロセスチャンバ内にフッ素含有ガスを導入し、フッ素含有ガスにRF電力を印加してプロセスチャンバ内でフッ素プラズマを生成させることにより、基板上にプラズマ処理を実行することと、(e)プラズマ処理からのプロセスガスを、プロセスチャンバからパージすることと、(f)既定のサイクル数が実行されるまで作業(b)から(e)を繰り返すことと、を含む。
 
特開2025-072766プラズマ制御方法、プラズマ処理装置及びプラズマ処理システム 東京エレクトロン株式会社
【課題】成膜処理の進行状況に基づきレシピのパラメータの値を可変できる技術を提供する。
【解決手段】制御部と、プロセス部と、を有するプラズマ処理装置のプラズマ制御方法であって、制御部は、プロセス部で成膜処理を実行するための複数のパラメータの値が処理ステップごとに設定されたレシピの入力を受け付けることと、レシピの複数のパラメータに可変パラメータが含まれていれば、成膜処理の進行状況に基づいて、可変パラメータの値を決定することと、レシピに設定された複数のパラメータの値、及び決定した可変パラメータの値に基づいてプロセス部に成膜処理を実行させることと、を有することで上記課題を解決する。
 
特開2025-074606プラズマ生成機構及び光源装置 ウシオ電機株式会社
【課題】プラズマ原料の供給に関して低コストかつ耐久性が高いプラズマ生成機構及び光源装置を提供すること。
【解決手段】本発明の一形態に係るプラズマ生成機構は、回転体と、回転駆動源と、貯留層と、加熱部と、原料供給部とを具備する。回転体は、回転軸の周りに回転する。回転駆動源は、回転体を回転軸の周りに回転させる。貯留槽は、液体プラズマ原料を貯留し、回転体の一部が貯留された液体プラズマ原料に浸漬される。加熱部は、貯留層に貯留された液体プラズマ原料を加熱する。原料供給部は、固体状のプラズマ原料である固体プラズマ原料が通過する原料導入路と、原料導入路に設けられ、固体プラズマ原料が通過できず、固体プラズマ原料が溶融した液体プラズマ原料が通過できる原料供給口とを有し、原料供給口を通過した液体プラズマ原料が貯留層に流入する。
 
特開2025-075028プラズマ処理表面上の組成 ェン−プローブ・インコーポレーテッド
【課題】プラズマ処理表面などの表面に付着した凍結乾燥物などの固体組成物、ならびに関連する方法、使用、キット、中間体、出発物質、および下流生成物を提供すること。
【解決手段】プラズマ処理表面に付着した固体組成物を調製する方法が本明細書に開示され、方法は、プラズマ処理表面上で溶液を乾燥させることと、溶液から固体組成物を形成することとを含み、固体組成物は、プラズマ処理表面に付着する。いくつかの実施形態では、プラズマ処理表面は、冷陰極放電、中空陰極放電、DC誘導放電、高周波(RF)誘導放電、コロナ放電、グロー放電、または荷電粒子ビームで処理された表面である。
 
特開2025-075070プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理装置の基板支持器のバイアス電極に供給される電気バイアスエネルギーの周期内でのプラズマの径方向における拡がりの変動を抑制する技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置では、エッジリングが、プラズマ処理チャンバ内で基板支持器上の基板を囲むように配置されている。リング電極が、エッジリングを囲むように配置されている。第1のバイアスRF電源が、バイアス電極に第1のバイアスRF電力を供給するように構成されている。第1のバイアスRF電力は、第1の周波数及び第1の電力レベルを有する。第2のバイアスRF電源が、リング電極に第2のバイアスRF電力を供給するように構成されている。第2のバイアスRF電力は、第1の周波数及び第2の電力レベルを有し、第1のバイアスRF電力と同期している。
 
特開2025-075100プラズマチャンバを洗浄するための装置 ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】処理チャンバを洗浄するためのシステムおよび方法は、シャワーヘッドステムを囲むカラーを通して事前に活性化された洗浄ガスを処理チャンバ内に供給し、処理チャンバを洗浄することを含む。他の実施形態では、洗浄ガスがカラーに供給され、RF電力がシャワーヘッドまたは台座に供給されて処理チャンバ内でプラズマを生成し、処理チャンバを洗浄する。さらに他の実施形態では、不活性ガスがカラーに供給され、事前に活性化された洗浄ガスがシャワーヘッドステムに供給され、RF電力がシャワーヘッドまたは台座に供給されて処理チャンバ内でプラズマを生成し、処理チャンバを洗浄する。
 
特開2025-075148アディポネクチン増強剤、アディポネクチン増強用経口組成物及びプラズマローゲンの使用 株式会社 レオロジー機能食品研究所
【課題】アディポネクチンの増強作用を有するアディポネクチン増強剤及びアディポネクチン増強用経口組成物を提供する。
【解決手段】アディポネクチン増強剤は、プラズマローゲンを有効成分として含む。
 
特開2025-075198プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置 富士フイルム株式会社
【課題】長尺な被処理物をロール・トゥー・ロールで長手方向に搬送しつつ、プラズマ処理を行う際に、被処理物の搬送速度を速くした場合でも、同伴ガスの混入を抑制して、安定してプラズマを生成でき、高い生産性で、プラズマ処理が可能なプラズマ処理方法を提供する。
【解決手段】長尺な被処理物を長手方向に搬送しつつ、被処理物を対向電極対の間に挿通して対向電極対の間でプラズマ処理を行うプラズマ処理方法であって、被処理物の搬送方向において、対向電極対の一方の電極よりも上流側に配置されるガス供給部から、プラズマ生成用ガスを供給し、ガス供給部から供給されたプラズマ生成用ガスの一部を、被処理物の搬送経路の上流側に送気するものであり、上流側に送気されるプラズマ生成用ガスの平均流速Vaveと、被処理物の搬送速度Uとは、2≦6×Vave/U≦20を満たす。
 
特開2025-075952プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理装置のチョークにおける共振周波数を変更可能とする技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置は、チャンバ、基板支持部、導入部、及びチョークを備える。基板支持部は、チャンバ内の処理空間の中に設けられている。導入部は、プラズマ生成空間に電磁波を導入するように構成されている。チョークは、プラズマ生成空間の下方への電磁波の伝搬を抑制するために処理空間の外周に沿って設けられている。チョークは、誘電体部材、第1部分、第2部分、及び複数のコイルを含む。誘電体部材は、処理空間にその一部が露出するように配置されており、第1部分のスリットを埋めている。第2部分は、第1部分の外側でスリットから延びる空間を提供する。複数のコイルは、第2部分の空間内に配置されている。複数のコイルの各々は、第2部分の空間内での磁束の方向に対する角度を変更可能に構成されている。
 
特開2025-076096着火条件算出方法及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】適切なプラズマ着火条件を算出する。
【解決手段】(A)所定の着火条件に対してプラズマが着火するときの第1のプラズマの状態情報を含む着火条件情報を探索し、前記着火条件情報を記憶部に記憶することと、(B)前記プラズマが着火した後に前記プラズマが失火するときの第2のプラズマの状態情報を含む失火条件情報を探索し、前記失火条件情報を前記記憶部に記憶することと、(C)前記着火条件情報と前記失火条件情報とを表示部に表示することと、を含む、着火条件算出方法が提供される。
 
特開2025-077770プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】基板上にプラズマを生成して基板に処理を施すプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】処理容器と、前記処理容器に挿入され、多数枚の基板を多段に保持する基板保持具と、前記基板保持具を前記処理容器内で回転可能な回転軸と、前記処理容器内に処理ガスを供給するガス供給管と、前記処理容器内を排気する排気部と、前記処理容器の外側に配置され、前記処理容器の中心に対して対向して配置される1対の電極と、一対の前記電極に高周波電力を印加して前記処理容器内に容量結合プラズマを生成する高周波電源と、を備え、前記基板保持具は、前記基板を保持し、平面視して前記基板の径方向外側を囲うリング部材を有する、プラズマ処理装置。
 
特開2025-077778プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】基板上にプラズマを生成して基板に処理を施すプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】処理容器と、前記処理容器内に処理ガスを供給するガス供給管と、前記処理容器内を排気する排気部と、前記処理容器の外側に配置され、前記処理容器の中心に対して対向して配置される1対の電極と、一対の前記電極に高周波電力を印加して前記処理容器内に容量結合プラズマを生成する高周波電源と、前記処理容器内に設けられ、一方の前記電極から他方の前記電極に向かって貫通する開口を有する内管と、前記内管に挿入され、多数枚の基板を多段に保持する基板保持具と、前記基板保持具を支持する回転軸と、前記回転軸を回転させる回転機構と、前記回転軸を昇降させる昇降機構と、を備え、前記基板保持具は、前記基板を保持し、平面視して前記基板の径方向外側を囲うリング部材を有する、プラズマ処理装置。
 
特開2025-078992プラズマ評価システム及びプラズマ評価方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマの特性を表す評価パラメータを算出することができるプラズマ評価システム及びプラズマ評価方法を提供する。
【解決手段】プラズマ評価システムは、プラズマ処理装置と、プラズマ処理装置のプラズマ生成用の高周波印加ラインに接続され、生成されたプラズマの等価回路を導出する導出回路部と、導出回路部で導出された等価回路のパラメータに基づいて、プラズマのシミュレーションを実行することで、プラズマの特性を表す評価パラメータを算出するシミュレータ部と、を有する。
 
特開2025-079535プラズマ処理装置 株式会社ダイヘン
【課題】回転筒部の絶縁性の確保が可能なプラズマ処理装置を提供すること。
【解決手段】プラズマ処理装置1は、内側電極100と、電極保持体200と、筒状に形成されており、内側電極及び電極保持体を包囲する外側電極400と、内側電極及び電極保持体と外側電極との間に配置されており、内側電極及び電極保持体を包囲する絶縁パイプ500と、絶縁材料からなるとともに外側電極を取り囲む筒状に形成されており、内側電極の中心軸AXまわりに外側電極に対して相対回転可能な回転筒部600と、回転筒部を回転させる駆動機構700と、を備える。
 
特表2025-514653プラズマコーティング装置用の改善された噴霧器 モレキュラー・プラズマ・グループ・ソシエテ・アノニム
【要約】本発明は、プラズマコーティングプロセスのための前駆体含有エアロゾル流を生成するためのエアロゾル生成デバイスに関し、エアロゾル生成デバイスは、エアロゾル液滴分離器と、一組の噴霧区画とを備え、エアロゾル液滴分離器は、ノズル出口と、前駆体リサイクル出口と、それらの間のエアロゾルチャネルとを備え、各噴霧区画は、−噴霧器ガス流入口、およびエアロゾルチャネルに流体接続された噴霧器ガス流出口を含む流体流路と、−前駆体チャネル入口および前駆体チャネル出口を含む前駆体チャネルであって、前駆体チャネル出口が、流体流路内のガス流に前駆体液滴を導入するための流体流路に流体接続されている、前駆体チャネルと、−液体前駆体用の前駆体リザーバであって、前駆体リザーバが前駆体チャネル入口と流体接続している、前駆体リザーバと、−前駆体リザーバから前駆体チャネルを介して流体流路内のガス流に液体前駆体液滴を導入するための、前駆体チャネル出口またはその近傍に配置された液滴導入手段と、−流体流路から分離された希釈流路であって、希釈流路が、希釈流入口、およびエアロゾルチャネルに流
 
特表2025-514692密封型プラズマトーチ スタンダード バイオツールズ カナダ インコーポレイテッド
【要約】密封型プラズマトーチアセンブリが説明される。様々な実施形態では、密封型プラズマトーチはトーチの内側を流れる不活性ガスを完全に分離し、周囲空気からプラズマを形成する。このようにして、不活性ガス(例えばアルゴン)は空気と混合されない。密封型トーチは、様々な実施形態において、より良い熱管理、低減されたガス消費及びより単純且つ安価な構造を可能にする。ガスは再循環され、ガスの消費を更に低減し得る。プラズマトーチを使用する分析測定の再現性は、プラズマトーチの圧力が大気圧に依存しないので、改善され得る。プラズマトーチを使用する方法も説明される。
 
特表2025-514697物質ならびに化学合成および変換のための導電性液体炭化水素ガスプラズマ ザ テキサス エイ アンド エム ユニヴァーシティ システム
【要約】プラズマを発生する2つの電極間の高圧放電が反応器チャンバー内に配置される。炭化水素ガスおよび導電性液体は1つ以上の電極を通過し、その結果、導電性液体は電極を冷却し、そして汚染を回避する。このような放電は、水素ガスおよび使用され得、放出され得、または隔離され得る追加の炭素含有副生成物を生じ得る。
 
特表2025-515122プラズマ処理機器、ガススプレイヘッド及びその製造方法 アドバンスド マイクロ−ファブリケーション エクウィップメント インコーポレイテッド チャイナ
【要約】本発明はガススプレイヘッド及びその製造方法、プラズマ処理機器であり、プラズマ処理機器の真空反応チャンバ(1)の頂部に設置されたガススプレイヘッド(4)は、スプレイヘッドベース(401)及びスプレイヘッドベース(401)における大孔径の貫通孔(402)内に設置されたノズル組立体(44)を含み、スプレイヘッドベース(401)は、アルミニウム材料の表面に酸化イットリウム塗装をコーティングする方式で製造され、ノズル組立体(44)を増設することにより、スプレイヘッドベース(401)における本来の微細孔をノズル組立体(44)を取り付けるための大孔径の貫通孔(402)に変更し、大孔径の貫通孔(402)を用いた後、大孔径の貫通孔(402)の内面に防食塗装をコーティングしやすく、防食塗装を大孔径の貫通孔(402)の内面に均一に分布させ、防食塗装を大孔径の貫通孔(402)の内面に密着させる。
 
特表2025-515651高電力プラズマ処理用途向けの窓縁部ヒータ ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】プラズマ処理チャンバ用の窓支持システムは、開口を取り囲むように構成された窓支持フレームを備える。窓支持フレームは、上面、底面、内面、および外面を有する。内面および外面の各々は、上面と底面との間に広がる。通路は、外面内に形成される。上面は、実質的に高周波電力を通す窓の外周部と機械的および熱的に接続するように構成されている。窓支持システムはまた、窓支持フレームの通路内に配置された発熱体を含む。発熱体は、実質的に窓支持フレームを取り囲むように構成されている。
 
特表2025-515934プラズマ強化堆積リアクタ  ユニヴェルシテ グルノーブル アルプ    サントル ナショナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィック
【要約】本発明は、プラズマ強化堆積リアクタ(1)に関し、基板(2)を受け入れるための上面(110a)を有するプレート(110)を含む反応チャンバ(10)と、チャンバ(10)内のガス前駆体入口(12)と、チャンバ(10)のポンピングモジュール(13)と、プレート(110)に高周波バイアスを印加するように構成された電源(14)と、を備え、チャンバ(10)の側壁(100)は、プレート(110)の上面(110a)に対して少なくとも部分的に非平行であり、プレート(110)の上面(110a)と側壁(100)とは、プレート(110)と側壁(100)との間の容量結合によってプラズマを生成するように構成された距離dだけ隔てられており、従って、プラズマは、低いイオン流束で基板の近傍に局所的に生成される。
 
特表2025-515937原子層の容量結合プラズマ堆積のための方法 ユニヴェルシテ グルノーブル アルプ    サントル ナショナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィック
【要約】本発明は、原子層のプラズマ堆積のための方法(4)及び関連する反応器に関し、この方法は、反応チャンバ(10)を備えるプラズマ反応器(1)への基板(2)の充填(40)と、基板(2)の曝露表面(20)上で原子層を堆積させる複数のサイクル(41)とを含み、この方法は、反応チャンバへの、第1の種に基づく前駆体の注入(410)、プレート(110)に高周波電力をもたらすことによる、反応チャンバ(10)のプレート(110)と側壁(100)との間の容量結合によって生成されたプラズマによる基板(2)の曝露表面(20)のプラズマ処理(412)を含む。容量結合によって、低く細かく調整可能なイオンエネルギー及び密度を有する基板の近傍に局在したプラズマを生成することが可能になる。
 
特表2025-516104空間的に同調可能な誘導結合プラズマアンテナ  ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】本明細書では、直列に電気的に結合された複数のインダクタンスを備える誘導結合プラズマ(ICP)アンテナと、複数のインダクタンスのうちの1つのインダクタンスと並列に結合されたコンデンサとを備える装置が説明される。ICPアンテナは、プラズマに電磁的に結合されることになる。
 
特表2025-516110プラズマ又はレーザへの電力供給方法、及びプラズマシステム又はレーザシステム  トゥルンプフ ヒュッティンガー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
【要約】放電チャンバ(30)内の加工プラズマ又はレーザに電力を供給する方法であって、a.平衡増幅器(12)の出力ポート(24)から放電チャンバ(30)に電力を供給することと、その際、平衡増幅器(12)、それぞれがカプラ(22)に信号を供給する少なくとも2つの増幅器経路部(14、16)を含み、カプラ(22)は、出力ポート(24)と絶縁ポート(26)とを有し、信号の位相関係に依存して信号を結合し、信号の位相関係に依存して、出力ポート(24)及び/又は絶縁ポート(26)に電力を供給するように構成されており、b.プラズマ又はレーザの点火を行うために、信号の第1の位相関係を所定の時間、設定することと、c.レーザを作動させるために、又は、放電チャンバ(30)内においてプラズマを維持するために、第1の位相関係とは異なる第2の位相関係を設定することと、を含む。
 
特表2025-516134赤外線プラズマ光リサイクル熱光起電力水素発電機 ブリリアント ライト パワー インコーポレーティド
【要約】電力変換器であって、 (i)ユニークな分析的および分光学的特徴によって識別可能な原子状水素発生物を含む反応のための少なくとも1つの反応セルと、 (ii)反応セルに溶融金属流を供給する電磁ポンプのような少なくとも1つのポンプと、溶融金属流を受ける少なくとも1つの貯留槽とからなる溶融金属注入システムと、および (iii)急速な動力学を開始するためのプラズマを点火するために、少なくとも1つの溶融金属蒸気に低電圧高電流電気エネルギーを供給する電力源からなる点火システムからなる、電気および熱電力の少なくとも一方を供給する発電機が記載されていることと、および(iv)プラズマを点火して反応の急速な動力学およびエネルギー利得を開始するために、溶融金属の少なくとも1つの蒸気に低電圧、高電流の電気エネルギーを供給する電源からなる点火システムと、いくつかの実施形態において、発電機は、(v)プラズマに供給されるH2およびO2の供給源と、(vi)溶融金属回収システムと、および(vii)(a)プラズマ光リサイクルを伴う集光型熱光起電力セルを用いて、セルの黒体放射
 
特表2025-516255プラズマ出力源からのからの自律周波数検索 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】本明細書に開示された実施形態は、処理ツールを含む。実施形態では、処理ツールは、伝送線センサ、及びアナログ/デジタル(A/D)変換器を備えている。実施形態では、処理ツールは、デジタルダウン変換器(DDC)、及び周波数デジタルフェーズロックループ(dPLL)をさらに備え得る。実施形態では、処理ツールは、伝送線スケーリングモジュールをさらに備え得る。
 
特表2025-516277プラズマ発生用コイル構造及び半導体プロセス装置 北京北方華創微電子装備有限公司
【要約】本発明は、プラズマ発生用コイル構造及び半導体プロセス装置を提供する。該コイル構造は、各々のコイルユニットはM個のコイル群を含み、Mは4以上の整数であり、M個のコイル群は、構造が同じであり、互いに並列接続され、M個のコイル群の各層の平面コイルは1対1で対応して同じ層に設けられ、同一層に位置するM個の平面コイルは平面コイルの周方向に互いに間隔をおいて均等に分布し、コイル群は互いに平行なN層の平面コイルを含み、Nは4以上の偶数であり、N層の平面コイルは、平面コイルが位置する平面に垂直な方向に沿って間隔をおいて設けられ、順にエンドツーエンドで直列接続され、各隣接する2層の平面コイルの平面コイルが位置する平面での正投影は鏡像対称である。
 
特表2025-516621電流供給構成、プラズマ発生装置、及び複数のプラズマプロセスを制御するための方法 トゥルンプフ ヒュッティンガー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
【要約】プラズマ処理位置から離れた場所でガスを励起してガスプラズマにするように特にそれぞれ設計された複数のプラズマ発生器(17a、17b、…、17n)用の電流供給構成(10)であって、 a)供給電力源(7)に接続するための電力入力端子(2)と、 b)制御機構(4)に接続するためのデータ接続(13)とを備え、 c)電流供給構成(10)が、電力入力端子(2)からの電力を交流電圧発生器ステージ(6)で交流電圧電力に変換するように設計され、 d)電流供給構成(10)は、データ接続(13)を介して、交流電圧電力が、第1の負荷(9a)に第1の交流電圧電力として送達され得て、第1の負荷から離れた場所にある第2の負荷(9b)に第2の交流電圧電力として送達され得ることを保証するように適合され、特に2つの負荷に同時には電力供給されず、さらに、
 
A−6超音波
特許7429912超音波振動薬液注入システム及び超音波振動薬液注入工法 サン・シールド株式会社 株式会社人材開発支援機構 東陽工業株式会社 株式会社ジバング
【課題】シールド工法によるトンネル掘削工事の到達立坑で地下水の噴出を防止するための、簡便でピンポイントに薬液注入できる超音波振動薬液注入システムを提供する。
【解決手段】薬液注入ロッド20は、立坑壁92に固定される立坑取り付け金具30、及び、立坑取り付け金具に先端が連結されるロッド本体40を有する。ロッド本体40は、主剤と硬化剤とが混合された薬液を送出可能であり、電気信号により超音波振動を発生させる振動子47が内部に設けられている。薬液注入ロッド20は、振動子47が発生させた超音波振動を薬液及び地盤に付与しつつ、注入ポイントGPに薬液を注入する。薬液供給装置50は、薬液注入ロッド20に主剤及び硬化剤をそれぞれ供給する。超音波発振器61は、振動子47に超音波振動を発生させる電気信号を出力する。エア供給装置620は、超音波発生時に振動子47を冷却するエアを薬液注入ロッド20に供給する。
 
特許7611607超音波振動子検査装置 ソニア・セラピューティクス株式会社
【課題】本発明の目的は、重量計を用いた超音波振動子検査装置について、検査精度を向上させることである。
【解決手段】超音波振動子検査装置38は、重量計40の計量皿54に接触する底部64と、底部64の上方に位置し、上側に開口を有する容器42と、底部64の周辺部から容器42の側方を上側に延びる複数の柱構造と、超音波振動子36から超音波が照射される超音波受信板46と、複数の柱構造に結合し、超音波受信板46を容器42内で支持する支持部材とを備えている。柱構造は、4本の柱P1〜P4と、柱P1〜P4の上端にそれぞれ結合する支持棒A1〜A4とを備えている。支持部材は、支持棒A1〜A4に一端が結合し、他端が超音波受信板の周辺部に結合する支持線B1〜B4を備えている。
 
特許7680103超音波式流量計のクランプオン機構 東京計装株式会社
【課題】測定管を適度の安定した押し付け強度で固定する超音波式流量計のクランプオン機構を提供する。
【解決手段】押圧片6は円筒部6aと、円筒部6aの頂部を閉塞する管当接面部6bとから構成され、円筒部6aの底縁6cには外側に突出する一対の係止片6dが設けられている。弾性体7は押圧片6の円筒部6a内に収容され、収容部5cの頂面部5fと管当接面部6bとの間で、圧縮されて反発力が発生する。この状態で反発力に抗して、立設片5hの上方まで押圧片6を収容部5c内に押し込んだ後に、押圧片6を回転させる。この押圧片6を回転させる回転方向は、左右の収容部5cによって異なり、一方を時計回り、他方を反時計回りと回転させることで、立設片5hの頂部に押圧片6の係止片6dを係止させる。
 
特開2025-069681超音波診断装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】本発明の目的は、ドプラ波形が見易くなるように、ドプラ波形の表示状態を設定することである。
【解決手段】音波診断装置100は、送信部12、受信部20および情報処理部26を備えている。送信部12は、超音波プローブ14によって被検体18に超音波を送信する。受信部20は、被検体18で反射した超音波を超音波プローブ14によって受信する。情報処理部26は、受信部20から出力される受信信号に対する処理を実行する。情報処理部は、受信信号に基づいてドプラ波形データを生成し、ドプラ波形データに基づいて、観測部位が動脈であるか静脈であるかを判定し、ドプラ波形が示す血流速度の表示範囲を判定結果に応じて決定する。
 
特開2025-069683超音波診断装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】本発明の目的は、ドプラ波形が見易くなるように、ドプラ波形の表示状態を設定することである。
【解決手段】超音波診断装置100は、送信部12、受信部20および情報処理部26を備えている。送信部12は、超音波プローブ14によって被検体18に超音波を送信する。受信部20は、被検体18で反射した超音波を超音波プローブ14によって受信する。情報処理部26は、受信部20から出力される受信信号に対する処理を実行する。情報処理部は、受信信号に基づいてドプラ波形データを生成し、ドプラ波形データから求められたドプラ波形線の最大値、最小値および基準値を求め、最大値、最小値、および基準値に基づいてドプラ波形が示す血流速度の表示範囲を決定する。
 
特開2025-069975超音波加工装置 株式会社アドウェルズ
【課題】簡単な構成により、加工後のリチウム箔の加工ツールへの付着を防止して、加工ツールの長寿命化を図り良好な加工を長期にわたって維持できるようにする。
【解決手段】支持体2に支持されたリチウム箔を含む被加工物Wと加工ツール35aとの間に、HDPE(高密度ポリエチレン)製の樹脂シートから成る樹脂材Rを介在させる。これにより、被加工物Wの加工時に加工ツール35aが加圧手段により押圧されたときに、加工を終えるまで樹脂材Rが破断することなく十分に伸び、被加工物Wのリチウム箔が加工ツール35aに付着するのを防止することができる。
 
特開2025-070728超音波検査装置及び超音波検査方法 株式会社日立パワーソリューションズ
【課題】多層に積層された半導体ウェハを含む被検体に係る内部状態の検査を超音波を用いて高感度かつ高速に遂行する。
【解決手段】超音波検査装置11は、被検体15に係る検査対象範囲として第1の検査領域及び第2の検査領域をそれぞれ設定する設定部17と、第1の検査領域において第1の検査画像を取得すると共に、当該第1の検査画像に基づき第1の欠陥候補情報を取得する第1検査部19と、第2の検査領域において第2の検査画像を取得すると共に、当該第2の検査画像に基づき第2の欠陥候補情報を取得する第2検査部21と、被検体15に係る内部状態の検査結果を出力する出力部29と、を備える。出力部29は、第1検査部19により取得した第1の欠陥候補情報、及び第2検査部21により取得した第2の欠陥候補情報を統合して被検体15に係る内部状態の検査結果として出力する。
 
特開2025-070977超音波診断装置、画像処理装置及び画像処理方法 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 キヤノン株式会社
【課題】ユーザにとって利便性の高い情報を得ること。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、ドプラ処理部と超解像処理部とを備える。ドプラ処理部は、超音波送受信により1つ以上の位置で時間方向における複数フレームで収集された反射波データのデータ列から、組織由来のクラッタ成分を低減して第一の血流情報を推定する。超解像処理部は、第一の血流情報から血流信号のスカラー値の画像である第二の血流情報を生成し、第二の血流情報の局所的最大値を検出し、局所的最大値又は局所的最大値を強調した画像を積算することによりスカラー値積算画像を生成するとともに、局所的最大値を取る位置の第一の血流情報のフレーム方向の自己相関関数を計算し、自己相関関数を積算することにより自己相関関数積算画像を生成し、スカラー値積算画像及び自己相関関数積算画像から、血流が色分けされた第三の血流情報を生成し、第三の血流情報を表示部に表示させる。
 
特開2025-071029超音波援用研削装置 漢鼎智慧科技股▲分▼有限公司
【課題】従来技術の欠点を少なくとも1つ軽減することができる超音波援用研削装置を提供する。
【解決手段】超音波援用研削装置は、ハウジングユニット3と、ハウジングユニット3に取り付けられ、その内に内部空間420を画成する回転可能な回転軸42を含むスピンドルユニット4と、電力供給ユニット5と、内部空間420内に取り付けられ、回転軸42と間隔をおいており、電気エネルギーを超音波である振動エネルギーに変換する振動ユニット6と、振動ユニット6を囲むようにそれぞれ回転軸42と振動ユニット6との間に設置される複数の緩衝素子72を含む振動低減ユニット7と、回転軸42及び振動ユニット6に接続する伝搬ディスク81と、伝搬ディスク81に取り付けられる研削ホイール82と、を含む研削ユニット8と、を含む。伝搬ディスク81は振動エネルギーを研削ホイール82に伝搬する。
 
特開2025-072055超音波診断装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】所要の送信電圧が安定して出力されない場合であっても、カラーモードの1枚の画像を生成するための複数の送信パルス間の送信波形の差異を低減すること。
【解決手段】一実施形態に係る超音波診断装置は、送信部と、補正部と、を有する。送信部は、カラーモード画像を生成するための複数の超音波パルスの送信を繰り返す。補正部は、複数の超音波パルスの送信波形が同等となるよう、最初の第1超音波パルスの送信波形と2つ目の超音波パルスの送信波形との差に応じて当該2つ目の超音波パルスの送信波形を補正する。
 
特開2025-072209超音波診断装置及びプログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】ユーザビリティを向上させること。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、判定部と、取得部とを備える。判定部は、超音波画像の取得処理が含まれる検査における参照画像として設定された第1の超音波画像データが、どの断面の画像データであるかを判定する。取得部は、前記判定部により判定された断面をユーザが取得するための情報を取得し、取得した情報を前記第1の超音波画像データに紐づけて記憶装置に格納する。
 
特開2025-073837超音波検査方法 日立GEニュークリア・エナジー株式会社
【課題】金属部材で構成される外装板のような保護材が設置された配管などの肉厚測定を、外装板等の取り外しをせずに外側から実施する超音波検査方法を提供する。
【解決手段】被検体表面に配置する超音波センサと、超音波センサに接続されるセンサコイルと、外装板の外側に配置する送受信コイルを有し、外装板には一方向の全幅がコイルの直径より大きい開口を設けることを特徴とする超音波検査方法。
 
特開2025-074578超音波検査装置及び超音波検査方法 株式会社日立パワーソリューションズ
【課題】欠陥部の検出性能、例えば検出可能な欠陥サイズが小さく、微小な欠陥でも検出可能にする超音波検査装置を提供する。
【解決手段】超音波検査装置Zは、走査計測装置1及び制御装置2を備える。走査計測装置1は、超音波ビームを放出するラインフォーカス型の送信プローブ110と、超音波ビームを受信する受信プローブ140,121とを備える。送信プローブ110は、波数が2以上の波束で構成される繰り返し波束の電圧波形を印加されて超音波ビームを放出する。送信プローブ110の共振周波数よりも高い励起周波数で送信プローブ110が駆動される。制御装置2の信号処理部250は、受信プローブ140,121の受信信号のうちの少なくとも最大強度周波数成分を低減し、最大強度周波数成分を含む基本波帯のうちの最大強度周波数成分以外の裾野成分を検出するフィルタ部240を備える。
 
特開2025-074603ホーン及び超音波接合装置 矢崎総業株式会社
【課題】複数の接合対象物を伝播する超音波振動の減衰を抑えるのに有利なホーンを提供する。
【解決手段】ホーン10は、第1端面10aに、複数の突起11からなるナール形状の凹凸部10bを有する。複数の突起11のうち、少なくとも、振動方向に沿った方向で双方の最外端に互いに対称に配置される一対の突起は、非対称面突起11a,11bである。非対称面突起11a,11bにおいて、外側傾斜角の角度値θbは、内側傾斜角の角度値θaよりも小さい。
 
特開2025-074910メガヘルツ超音波とファインバブルを利用した超音波めっき  日本バレル工業株式会社 斉木 和幸
【課題】目的の化学反応を実現することができる超音波めっき方法を提供する。
【解決手段】めっき処理について、超音波のメガヘルツ振動により、共振現象と非線形現象を、目的に合わせて、制御可能にしたことで、めっき対象物表面の化学反応に適した超音波振動現象による化学反応、あるいは洗浄現象が効率良く均一な処理として継続的に実現する。さらに、継続的な使用により、隣接水槽への超音波伝搬現象による、隣接水槽の水槽・治具・・・の表面残留応力が緩和・均一化することで、100MHz以上の高い周波数の超音波が効率良く伝搬するようになる。各水槽の振動状態の測定解析評価に基づいて、超音波の発振制御により、均一で安定した効率の高いめっき処理システムが実現する。
【請求項2】[請求項1]の超音波めっきに関してめっき水槽に関して、超音波とファインバブルによる表面残留応力の緩和処理を行うことで、30W以下の超音波出力でも、5000リットルのめっき液に対して、20kHz〜300MHz以上の超音波振動を伝搬させる超音波めっき方法
 
特開2025-075881超音波送受信器及び超音波流量計 アズビル株式会社
【課題】従来よりも、圧電素子の動作精度を向上させることができる超音波送受信器及び超音波流量計を提供する。
【解決手段】超音波送受信器(2、3)は、圧電体(62)と、圧電体(62)の特定の面に配置された電極(61)と、を有する圧電素子(6)と、圧電素子(6)を保持すると共に、電極(61)と接着されることで電極(61)と電気的に接続された導電性を有するベース部(5)と、配線(8A)と、ベース部(5)と配線(8A)とを接合する半田(9A)と、を備え、圧電体(62)は、キュリー温度が半田(9A)の融点よりも高い。
 
特開2025-076246超音波発生装置 日本特殊陶業株式会社 国立大学法人 東京大学
【課題】第1反射面で発生する横波を利用して導波路に縦波を導入させることが可能な技術を提供する。
【解決手段】超音波発生装置10は、超音波発生源11と、超音波集束部12と、導波路13と、を備える。超音波集束部12は、超音波発生源11で発生した超音波を反射させる第1反射面21と、第1反射面21で反射された超音波を反射させる第2反射面22と、を有する。超音波発生源11は、縦波の超音波を発生させる。超音波発生装置10は、超音波発生源11から発生した縦波の超音波が第1反射面21で反射された後に横波に変換されて焦点Fに向かうように構成される。第2反射面22は、第1反射面21で反射された超音波が焦点Fに向かう経路上に位置する。超音波発生装置10は、第2反射面22で反射された超音波が縦波に変換されて導波路13に向かうように構成される。
 
 
特開2025-076362超音波測定値の適合方法 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
【課題】車両用の好適でより効率的なコンポーネントを提供すること。
【解決手段】本発明は、超音波測定値の適合方法(100)であって、少なくとも1つの超音波測定値を出力するために適応された超音波センサ素子(202)の向き(204)に基づき、およびボトム基準に基づいて基準曲線を確定するステップ(S1)、少なくとも1つの超音波測定値に基づいて測定値曲線を形成するステップ(S2)、所定の期間に関する測定曲線と基準曲線の比率に基づいて偏差値を出すステップ(S3)、偏差値と、基準曲線とに基づいて閾値関数を確定するステップ(S4)を有する方法(100)に関する。
 
特開2025-076481カート搭載型医療超音波撮像デバイス及び医療超音波撮像デバイスを操作する方法 テラテク・コーポレーシヨン
【課題】携帯可能な医療超音波撮像システム及び方法を提供する。
【解決手段】好適な実施形態は、伝統的なキーボード又は制御を利用する必要なく、撮像及び表示動作を制御するよう動作可能なタブレットタッチスクリーンディスプレイを利用する。特定の実施形態は、携帯可能な医療超音波撮像システムの超音波エンジンのためのマルチチップモジュールを提供し、ここでは、送信/受信チップ、増幅器チップ及びビームフォーマーチップが、垂直積層構成で組み立てられている。例示的な実施形態は更に、1又は複数のマルチチップモジュールを含む超音波エンジン回路基板と、1又は複数のマルチチップモジュールを有する超音波エンジン回路基板を含む携帯可能な医療超音波撮像システムを提供する。例示的な実施形態は更に、ここで教示するようにマルチチップモジュールを製造し組み立てる方法を提供する。
 
特開2025-076650超音波プローブ キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】超音波プローブの大型化を抑制すること。
【解決手段】実施形態の超音波プローブは、送受信部と、可動部と、圧力信号検出部と、増幅部と、を持つ。送受信部は、複数の振動子を備え、前記振動子が発生した送信音響信号を送信し、前記送信音響信号の反射音響信号を受信する。可動部は、前記送受信部の非表面には、音響放射面が設けられ、物体に押し付けられた前記音響放射面にかかる圧力により移動する。圧力信号検出部は、前記可動部の移動量に応じた圧力信号を検出する。増幅部は、前記可動部の移動量を増幅させる。
 
特開2025-076660駆動装置、超音波センサ、及び車両 ローム株式会社
【課題】信号経路の状態を検出することができる駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動装置(1)は、超音波センサ素子(2)をトランス(Tr)を介して駆動するように構成された駆動装置であって、距離測定のために前記超音波センサ素子を駆動する駆動期間中に第1電流を前記トランスに供給し、前記駆動期間と重複しない状態検出期間中に前記第1電流よりも小さい第2電流を前記トランスに供給するように構成された電流ドライバ(12)と、前記状態検出期間中の前記超音波センサ素子の端子電圧に基づき、前記超音波センサ素子及び前記トランスを含む信号経路の状態を検出するように構成された検出回路(168)と、を備える。
 
特開2025-076710超音波型ミスト発生装置 株式会社カーメイト
【課題】装置下方にミストを効率的に噴出させる事のできる超音波型ミスト発生装置を提供する。
【解決手段】ミスト化するための液体を貯留する貯液槽12と、貯液槽12の底面に設けられた貫通孔16を封止するように配置されるミスト発生手段20と、ミスト発生手段20を制御する制御手段26と、を有し、ミスト発生手段20は、主面に噴霧孔を有するダイアフラムと、ダイアフラムの外周に配置される発振素子と、を備え、貯液槽12の底面において、少なくともダイアフラムの配置範囲には、液体を含浸可能な含浸材22が設けられていることを特徴とする。
 
特開2025-076805超音波診断装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】超音波診断装置において、超音波送信用の電源電圧を変更する場合に、電源電圧の設定からパルス信号送信までの時間を適切化すること。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、出力部と、電源部と、駆動部と、制御部とを備える。出力部は、超音波振動子に超音波送信用のパルス信号を出力する。電源部は、出力部に電圧を供給する。駆動部は、出力部にパルス信号の駆動信号を送信する。制御部は、電源部に目標電圧値を設定するとともに、駆動部に駆動信号を送信させる。制御部は、目標電圧値を変更する場合に、駆動部に駆動信号の送信の再開を指示するタイミングを当該変更後の目標電圧値の大きさに応じて変更する。
 
特開2025-076808超音波送受信方法および該装置 株式会社神戸製鋼所 国立大学法人大阪大学
【課題】本発明は接触媒質を用いること無く超音波を送信し、より良好な受信信号を受信できる超音波送受信方法および該装置を提供する。
【解決手段】本発明の超音波送受信方法は、第1焦点の第1焦点型電磁超音波トランスデューサで被検体に第1周波数の第1超音波を送信する第1送信工程と、第2焦点の第2焦点型電磁超音波トランスデューサで、前記被検体における前記第1焦点に対応する対応位置が前記第2焦点となるように、前記被検体に第2周波数の第2超音波を送信する第2送信工程と、前記第1焦点型電磁超音波トランスデューサの前記第1超音波と前記第2焦点型電磁超音波トランスデューサの前記第2超音波とが前記対応位置で、超音波における非線形3波相互作用を生じるように前記第1および第2送信工程を実施することによって(S5)、前記非線形3波相互作用で生じた第3超音波を第3超音波トランスデューサで受信する受信工程(S6)とを備える。
 
特開2025-077078超音波加工装置 国立大学法人長岡技術科学大学
【課題】専用の加工装置の移し替えなく高い創成効率でマイクロテクスチャを創成する超音波加工装置の提供。
【解決手段】超音波振動体と移動機構と柔軟支持部を備え、超音波振動体は超音波振動子と振動ホーンと工具を有し、移動機構により工具を被加工面に押し込みながら、かつ、超音波振動体が励振しながら被加工面を加工し、柔軟支持部は被加工面の加工による時間平均的な加工反力と柔軟支持部の時間平均的なばね力とが釣り合う位置に配設され、超音波振動体の質量と柔軟支持部のばね定数からなる系の低周波固有振動数が超音波振動体の超音波共振周波数の1/10以下とする。
 
特開2025-077123超音波検査装置 国立研究開発法人産業技術総合研究所
【課題】超音波検査装置において、皮膚に対する超音波プローブの接触力を小さくても安定的に維持し、かつ超音波画像の品質を安定的に維持する。
【解決手段】本発明は超音波検査装置に関する。かかる超音波検査装置は、超音波プローブ11及びこれを保持する保持体12を有するプローブユニット10と、このプローブユニット10を接触方向にて直線的に往復移動させるように駆動可能なリニアアクチュエータ20と、超音波プローブ11を皮膚Mに接触させる接触力を付与する付勢バネ21と、接触力を検出可能な力検出器31と、接触力の検出値F2を接触力の目標値F1に一致させるべく接触力の出力値F3を調節するようにリニアアクチュエータ20を制御する制御器40と、接触方向にてプローブユニット10の重量に対抗するようにプローブユニット10を一定の力で付勢する定荷重バネ22とを含む。
 
特開2025-077572超音波撮像システム及び同期制御方法 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】光音響効果を利用して挿入物の位置を画像化する超音波撮像システムにおいて、光パルス周期と受信周期を正しく同期させる。
【解決手段】生体16内に挿入される挿入部材は、光パルスを吸収して光音響波を生成する光吸収素子18aを有する。解析器52は、整相加算前の受信信号列に含まれる光音響波信号列に基づいて、同期ずれを演算する。同期制御器54は、同期ずれに基づいて、光パルス周期又は受信周期を変更する。受信信号列に相当する疑似受信信号列に基づいて、同期ずれが演算されてもよい。
 
特開2025-078078矩形管部用超音波流量測定装置 株式会社Qdot
【課題】設置条件を緩和するとともに、較正や検定を不要で、かつメンテナンスを簡略化でき、流量の定義に則した精度の高い瞬時流量測定を行うことのできる、矩形管部用超音波流量測定装置を提供する。
【解決手段】超音波処理部4は、各超音波発射部2からそれぞれ異なる周波数の超音波パルスを発射させ、これら超音波パルスの周波数に基づき、超音波受信部3が受信した超音波パルスが対向する超音波発射部2から発射された超音波パルスであるか否かを判別するとともに、対向する超音波発射部2から発射された超音波パルスのときにはその受信結果を流量算出部5に送信し、流量算出部5は、超音波処理部4から送信された超音波受信部3毎の超音波パルスの受信結果に基づいて超音波発射部2毎の局所平均流速を算出するとともに、局所平均流速に超音波発射部2毎の局所面積を乗じた局所流量の総和により管内流量を算出する。
 
特開2025-078325超音波診断装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】形成された超音波断層画像の断面種別と目的断面とに応じて、適応的に支援情報を出力可能な超音波診断装置を提供する。
【解決手段】支援情報DB32においては、互いに異なる複数の一致率に対して、互いに異なる支援情報としてのコメントが関連付けられている。目的断面特定部36は、検査者が形成すべき超音波断層画像の断面種類、すなわち目的断面を特定する。一致率演算部38は、被検体に対して超音波を送信することで形成された超音波断層画像である対象画像と、目的断面特定部36が特定した目的断面との一致率を演算する。出力部20は、支援情報DB32に基づいて、一致率演算部38により演算された、対象画像の断面種別と目的断面との一致率に応じた内容の支援情報を出力する。
 
特開2025-078326超音波診断装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】検査者の操作熟練度に応じて、適応的に支援情報を出力可能な超音波診断装置を提供する。
【解決手段】支援情報DB32においては、互いに異なる複数の検査者レベルに対して、互いに異なる支援情報としてのコメントが関連付けられている。検査者レベル特定部36は、現在超音波診断装置10を使用している検査者の検査者レベルを特定する。出力部20は、支援情報DB32に基づいて、検査者レベル特定部36により特定された検査者の検査者レベルに応じた内容の支援情報を出力する。
 
特開2025-079004超音波投射装置 学校法人日本大学 日本特殊陶業株式会社
【課題】安定的に作製可能で、音圧が強く指向性の広い超音波投射装置を提供する。
【解決手段】振動発生部4を有し、軸線O方向に振動を発生させるベース部20と、ベース部の先端側に設けられて超音波を投射する振動部13と、振動部とベース部とを接続する接続部15と、を備えた超音波投射装置100であって、軸線方向から見て、振動部は多角形、円形、又は楕円形をなし、振動部が角数nの多角形の場合、接続部は多角形の頂点のうち、n×7/8個(但し、小数点以下切り上げ)以上の頂点に少なくとも設けられ、振動部が円形の場合、接続部は円の外周縁のうち、中心角が等間隔の3つ以上の位置の7/8以上の箇所(但し、小数点以下切り上げ)に少なくとも設けられ、振動部が楕円形の場合、接続部は4か所に少なくとも設けられ、かつ、振動部の面方向の中央部には接続部が設けられずにベース部との間に空間を有し、空間が外部へとつながる穴を一つ以上有する。
 
特開2025-080496超音波診断支援装置、超音波診断装置、超音波診断支援方法及びプログラム コニカミノルタ株式会社
【課題】被検体に対するプローブ走査位置を容易に特定でき、超音波診断の客観性及び再現性を向上できる超音波診断支援装置、超音波診断装置、超音波診断支援方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】超音波診断支援装置は、超音波を送受信する超音波プローブからの超音波信号に基づいて超音波画像を生成する超音波画像生成部と、超音波プローブに取り付けられたカメラからの撮像信号に基づいてカメラ画像を生成するカメラ画像生成部と、超音波プローブに対するカメラの取付態様を示すカメラ取付情報を、超音波画像及びカメラ画像と対応付けて記憶する診断情報管理部と、を備える。
 
特開2025-080713超音波機能着きウィスキー熟成ボトル用のキャップ 藤田 正伸
【課題】本発明は、消費者が手頃な価格で短期間にウィスキーの熟成度と風味を自分の好みに合わせて調整できる手法を提供することを課題とする。
【解決手段】超音波振動子を備えたボトルのキャップであって、該超音波振動子が、ボトル内のアルコールと水の混合を均一化するための超音波を発生させることを特徴とするボトルのキャップとする。さらに、焦がした木片をボトル内に配置することで、ウィスキーの風味を短期間で強化する機能を有することを特徴とするボトルのキャップとする。
 
特開2025-080909超音波を用いた不浸透性黒鉛の接着部の接着状況評価方法及び接着状況評価装置 ダイキン工業株式会社 三井化学株式会社 非破壊検査株式会社
【課題】超音波検査が困難な接着部であっても精度よく接着部の接着状況を評価することが可能な超音波を用いた不浸透性黒鉛の接着部の接着状況評価方法及び接着状況評価装置を提供すること。
【解決手段】熱交換チューブ120は、不浸透性黒鉛材よりなる。接着部101には、貫通孔111の内面及び熱交換チューブ120の外面によりテーパー部102が形成されてある。テーパー部102における熱交換チューブ120の外面のテーパー角度θは、3°以上8°以下である。超音波は、公称周波数が2.25MHz以上3MHz以下の低周波超音波である。テーパー部102に向けて熱交換チューブ120の内側から管軸方向Xに対し直交する方向Yへ低周波超音波を送信すると共に反射波を受信し、受信した反射波の反射信号に基づいて接着部101の接着状況を評価する。
 
特開2025-081196超音波洗浄器 キュラウム インコーポレイテッド
【課題】歯科補綴物や歯科矯正器などの歯科用品に好適に使用できる超音波洗浄器の提供。
【解決手段】本発明の開示された実施例による超音波洗浄器は、洗浄対象物を収容する収容空間を含み、上側に開放される容器ユニットと、前記容器ユニットの上部に結合形成されて前記収容空間を密閉させるカバーユニットとを含み、前記容器ユニットに収容された前記洗浄対象物は、殺菌光により殺菌され、超音波振動により洗浄される。
 
特開2025-082130超音波トランスデューサ 日清紡ホールディングス株式会社 日清紡精機広島株式会社
【課題】端部壁から超音波を発する時の指向性を容易に広げることができる超音波トランスデューサを提供する。
【解決手段】超音波トランスデューサ1は、軸方向に伸びる周壁2a及び周壁の軸方向一方側の第1端部2a1に連なる端部壁2bを有するカップ2と、端部壁の内側に設けられる圧電素子3と、周壁の外周面に対向し軸方向に伸び軸方向一方側に先端面を形成する外周壁4cを有し、端部壁が先端面4c3から軸方向一方側に飛び出るハウジング4と、拘束部5aを有する弾性体5と、を有する。拘束部は、弾性変形する前に凸状をなし、周壁の軸方向他方側の第2端部2a3の外周面に接触する内側凸部5b1と、ハウジングの外周壁の内周面における周壁の第2端部に対向する部分に接触する外側凸部5b2とが、周壁と外周壁との間に挟み込まれることで、内側凸部が周壁に押し付けられて圧縮され、それにより周壁の第2端部を拘束する。
 
特開2025-082137超音波プローブ キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】真直時の屈曲部の歪みを低減しつつ、屈曲時に必要な力を低減すること。
【解決手段】 実施形態に係る超音波プローブは、操作部と、可撓部と、屈曲部と、送受信部と、被覆部材と、調整機構とを備える。操作部は、ユーザによる操作が行われる。可撓部は、一端が前記操作部に支持され、可撓性を有する。屈曲部は、前記可撓部における前記操作部に支持された部分に対して反対側の端部に接続され、前記可撓部の先端に設けられ、前記操作部での操作により屈曲する。送受信部は、前記屈曲部における前記可撓部に接続された部分に対して反対側の端部に接続され、前記屈曲部の先端に設けられ、超音波の送受信を行う。被覆部材は、弾性を有し、前記屈曲部を外側から被覆する。調整機構は、前記屈曲部の屈曲状態に応じて前記被覆部材の伸縮状態を調整する。
 
特開2025-082340超音波診断装置、超音波診断システム、プログラム及び超音波診断方法 コニカミノルタ株式会社
【課題】3次元画像を表示しないことで超音波診断装置の小型化を図りつつ、その3次元画像の情報を活用することで看護師等のユーザーが理解し易く、簡易化された情報を表示できる超音波診断装置等を提供する。
【解決手段】超音波診断装置10は、被写体に超音波を送信して前記被写体内で反射された超音波画像信号を受信する超音波探触子と、超音波探触子により受信された被検体の超音波画像信号に基づく画像データを情報処理装置20に送信する通信部と、情報処理装置20において画像データを用いて構築された3次元画像に所定の処理が施されることで得られた診断情報Iを取得する取得部と、取得部により取得された診断情報Iを表示する表示部とを備える。
 
特開2025-082370超音波放射ユニット 本多電子株式会社
【課題】耐エロージョン性に優れるため長寿命であり、かつ振動変位分布の均一性に優れるため洗浄ムラの少ない超音波放射ユニットを低コストで実現する。
【解決手段】超音波放射ユニット21は、振動板12と複数の振動体ユニットU1とを備える。振動体ユニットU1は、複数の超音波振動子31と、共振子51と、超音波振動子31の振動を共振子51に伝達する連結板61とを含む。連結板61は、両側縁に山部62及び谷部63を有することで幅広部64と幅狭部65とが交互に形成され、幅広部64の中心部にボルト挿通孔67が透設されている。隣接する連結板61同士は、谷部63に山部62が入り込んだ状態で互い違いに近接配置される。連結板61の複数のボルト挿通孔67を介して突出する複数のボルト15に対し、複数の超音波振動子31及び共振子51が締結固定されている。
 
特表2025-514186医療用超音波メス、医療用超音波メスシステムおよびロボット支援超音波メスシステム  エスエムティーピー メディカル カンパニー リミテッド
【要約】本出願は、医療用超音波メス、医療用超音波メスシステム、およびロボット支援超音波メスシステムを提供し、医療器具の技術分野に関する。医療用超音波メスでは、複合振動パターン生成部が、ハンドルおよびシャンクの少なくとも一方上に設けられ、また、医療用超音波メスが様々な種類の手術に適応するために様々な振動を生成することができるように、振動源の作用下でブレードを駆動して長手方向振動、ねじり振動、および曲げ振動のうちの少なくとも2つを含む複合振動を生成することができ、それによって、手術における医療用超音波メスの適用範囲を改善する。
 
特表2025-514234加工機構及び超音波溶接装置 寧徳時代新能源科技股▲分▼有限公司
【要約】加工機構(10)であって、それは、溶接ヘッド(11)であって、溶接ヘッドの第二の方向(Z)に沿う一端は、溶接跡端面(111)を有し、溶接跡端面の第一の方向(X)に沿う中部は、溶接跡端面をアーチ形を呈して曲げるように突出して設置される溶接ヘッド(11)と、溶接跡端面に分布する溶接歯(12)とを含む。溶接跡端面の往復振動方向での前部又は後部は、溶接待ちワーク(30)から離れる方向に向かって曲げられ、溶接跡端面が摩擦により傾斜する時、溶接跡端面の前部又は後部による溶接待ちワークに対する押圧力を低減して、溶接跡領域(31)の前部又は後部にひびが現れるリスクを回避又は低減し、溶接待ちワークを効果的に保護し、溶接待ちワークが溶接跡端面によって押し出されて切断されるリスクを低減させる。超音波溶接装置(100)にも関する。
 
特表2025-514729超音波器具の温度を推定するための方法及びシステム バーブ サージカル インコーポレイテッド
【要約】外科用システムによって行われる方法。方法は、超音波器具が低電力状態にあると決定する。方法は、超音波器具のエンドエフェクタの共振周波数を決定し、共振周波数に基づいてエンドエフェクタの温度を決定する。通知は、温度に基づいて外科用システムのディスプレイ上に表示される。
 
特表2025-514730超音波器具のモデルベースの温度推定のための方法及びシステム バーブ サージカル インコーポレイテッド
【要約】エンドエフェクタを有する超音波器具を含む外科用システムによって行われる方法。方法は、1)超音波器具が、第1の電流を引き込んでエンドエフェクタに熱を生じさせる高電力状態、又は2)超音波器具が、第1の電流よりも小さく、エンドエフェクタに熱を生じさせない、第2の電流を引き込む低電力状態のいずれかに超音波器具がある間に、エンドエフェクタの共振周波数の変化を決定する。方法は、エンドエフェクタの共振周波数の変化とエンドエフェクタの対応する温度との間のヒステリシス関係を含むヒステリシスモデルに、共振周波数の変化を適用することによってエンドエフェクタの温度を決定し、温度に基づいて通知を出力する。
 
特表2025-515667超音波吸引外科手術用ホーンのための送液筒 インテグラ ライフサイエンシーズ エンタープライジーズ, エルエルエルピー
【要約】基部と、1つまたはそれを上回るオーバーモールド部分とを有する、超音波外科手術用先端との併用のための送液筒。送液筒基部は、基部本体の対向端部上にコネクタを含んでもよい。1つまたはそれを上回るオーバーモールド部分は、送液筒の対向端部上に位置付けられてもよい。先端は、半波長における、1つまたはそれを上回る第3のホーン部材を含んでもよい。本発明のいくつかの実施形態では、例えば、超音波ホーンとの併用のための送液筒は、基部本体によって相互接続される、第1のコネクタと、第2のコネクタとを有する、基部を含んでもよい。種々の実施形態では、基部本体は、第1の端部と、対向する第2の端部とを含んでもよい。いくつかの実施形態では、基部本体の第1の端部は、第1のコネクタを含んでもよく、基部本体の第2の端部は、第2のコネクタを含んでもよい。
 
特表2025-516516超音波吸引器装置および操作 インテグラ ライフサイエンシーズ エンタープライジーズ, エルエルエルピー
【要約】外科手術用装置は、複数のアーム部材を有するロボットシステムを含む。複数のアーム部材はそれぞれ、各隣接するアーム部材に結合されており、複数のアーム部材のうちの少なくとも1つは、第1の受取部および第2の受取部を含む。本装置は、ハンドピースと、ハンドピースから延在しているコネクタと、ハンドピースに結合されているホーンと、ホーン周りに同軸方向に配置されているフルーとを有する吸引器をさらに含む。ロボットシステムが操作されるとき吸引器が複数のアーム部材のうちの少なくとも1つに対して軸方向に整列されたままであるように、ハンドピースは、第1の受取部によって受け取られ、フルーは、第2の受取部によって受け取られる。
 
特表2025-516825複数の超音波ビームスキューを組み合わせること エヴィデント・カナダ・インコーポレイテッド
【要約】グループ内に配置された異なるビームスキューを用いた超音波検査のための技術が説明される。例えば、本明細書で説明される技術は、単一のグループ内の複数の異なるビームスキューを単一のチャネルの一部としてグループ化することができ、より単純な処理及び較正をもたらす。技術はまた、アナリストが異なるビームスキュー間で容易に選択し、切り替えることができるように、異なるビームスキューを一緒に示す新しいスキャン画像を説明する。
 
 
B全文検索
光触媒(全文検索)
Bー1酸化チタン
特開2025-080110構造体、電子部品、およびディスプレイ 太陽ホールディングス株式会社
【課題】金属基板ではない白色支持体を用いて、支持体自体の反射率を向上させ、ディスプレイの輝度を損なわずに薄型化および軽量化を実現できる構造体の提供。
【解決手段】本発明による構造体は、白色着色剤を含有する硬化性樹脂組成物を用いて形成された白色支持体と、前記白色支持体上に設けられた白色着色剤を含有する硬化性樹脂組成物を用いて形成された白色樹脂層とを備えることを特徴とする。
 (酸化チタン) 白色着色剤の中でも酸化チタンを用いることが好ましい。酸化チタンとしては、ルチル型酸化チタンおよびアナターゼ型酸化チタンが挙げられるが、本発明においてはルチル型チタンを用いることが好ましい。同じ酸化チタンであるアナターゼ型酸化チタンは、ルチル型酸化チタンと比較して白色度が高く、白色着色剤として通常使用される。しかし、アナターゼ型酸化チタンは、光触媒活性を有するために、特にLEDから照射される光によって樹脂層中の樹脂の変色を引き起こす恐れがある。一方、ルチル型酸化チタンは、白色度はアナターゼ型と比較して若干劣るものの、光活性をほとんど有さないために、酸化チタンの光活性に起因する光による樹脂の劣化(黄変)が顕著に抑制され、また熱に対しても安定である。このため、LEDが実装された接続構造体の樹脂層において白色着色剤として用いられた場合に、高反射率を長期にわたり維持することができる。
 
Bー2光触媒 
特許7678630機能性粒子及びその製造方法 サイデン化学株式会社
【課題】本発明は、機能性粒子の保存安定性を向上することを目的とする。
【解決手段】コアシェル構造の機能性粒子であって、機能性物質からなるコア部と、前記コア部を覆う樹脂のシェル部と、を備え、前記コア部はナノ粒子である。
 従来から機能性物質、例えば、光触媒物質や紫外線遮蔽材、ロイコ色素といった機能性色材、潜熱蓄熱材などの有する様々な機能を、対象物に付与する様々な技術が提供されている。
 
特開2025-076027光触媒および光触媒の製造方法、ならびに光触媒を含んで成る光触媒製品 学校法人梅村学園
【課題】より優れた機能(例えば、有機化合物の分解能)を有する光触媒を提供する。
【解決手段】酸化チタンコア粒子と、酸化チタンコア粒子の表面を被覆するリン酸カルシウム層とを有する母粒子と、前記母粒子に層状に外添された酸化チタン一次粒子とを含んで成る、光触媒。
【請求項1】酸化チタンコア粒子と、該酸化チタンコア粒子の表面を被覆するリン酸カルシウム層とを有する母粒子と、前記母粒子に層状に外添された酸化チタン一次粒子とを含んで成る、光触媒。
【請求項2】ゼータ電位が13mV以上である、請求項1に記載の光触媒。
【請求項3】比表面積が180m2/g以上300m2/g以下である、請求項1または2に記載の光触媒。
【請求項4】母粒子を含む分散液と酸化チタン一次粒子のゾルとを混合して、前記母粒子に前記酸化チタン一次粒子を層状に外添させることを含んで成り、前記母粒子は、酸化チタンコア粒子と、該酸化チタンコア粒子の表面を被覆するリン酸カルシウム層とを有する、光触媒の製造方法。
【請求項5】前記分散液と前記ゾルとの混合液における前記母粒子に対する前記酸化チタン一次粒子の比(酸化チタン一次粒子/母粒子(重量比))が、0.67〜6.7である、請求項4に記載の光触媒の製造方法。
【請求項6】前記分散液と前記ゾルとの混合液のpHは、5以上である、請求項4または5に記載の光触媒の製造方法。
【請求項7】請求項1または2に記載の光触媒を含む、光触媒製品。
 
特開2025-076125油絵黄変抑制装置及び油絵黄変抑制方法 シャープ株式会社
【課題】本発明は油絵の黄変を効率的に抑制することができる油絵黄変抑制装置を提供する。
【解決手段】本発明の油絵黄変抑制装置は、酸化タングステンを含む光触媒と、前記光触媒に光を照射するように設けられた光源とを備えることを特徴とする。
【請求項1】酸化タングステンを含む光触媒と、前記光触媒に光を照射するように設けられた光源とを備える油絵黄変抑制装置。
【請求項2】吸着材をさらに備える請求項1に記載の油絵黄変抑制装置。
【請求項3】前記吸着材は、SiO2/Al2O3モル比が10以上50以下であるゼオライトである請求項2に記載の油絵黄変抑制装置。
【請求項4】前記吸着材は、不飽和脂肪酸硬化物である請求項2に記載の油絵黄変抑制装置。
【請求項5】前記光触媒は、前記吸着材の細孔中に配置されている請求項3に記載の油絵黄変抑制装置。
【請求項6】送風機をさらに備え、前記光触媒は、光触媒フィルタに含まれ、前記光触媒フィルタは、前記送風機が吸引する気体又は前記送風機が送風する気体が前記光触媒フィルタを通過するように配置された請求項1〜5のいずれか1つに記載の油絵黄変抑制装置。
【請求項7】送風機をさらに備え、前記光触媒は、光触媒フィルタに含まれ、前記光触媒フィルタは、前記送風機が吸引する気体又は前記送風機が送風する気体が前記光触媒フィルタを通過するように配置され、前記吸着材は、吸着フィルタに含まれ、前記吸着フィルタは、前記吸着フィルタを通過した気体が前記光触媒フィルタを通過するように配置された請求項2〜4のいずれか1つに記載の油絵黄変抑制装置。
【請求項8】脱酸素剤を含む脱酸素フィルタをさらに備え、前記脱酸素フィルタは、前記光触媒フィルタを通過した気体が前記脱酸素フィルタを通過するように配置された請求項6に記載の油絵黄変抑制装置。
【請求項9】油絵を収容するためのケース及び脱酸素剤をさらに備え、前記ケースは、前記光触媒及び前記脱酸素剤を収容するように設けられた請求項1〜5のいずれか1つに記載の油絵黄変抑制装置。
【請求項10】油絵の近傍に配置された酸化タングステンを含む光触媒に可視光を照射することにより油絵周辺の気体に含まれるアンモニアガスを分解するステップを含む油絵黄変抑制方法。
 
特開2025-078013可視光応答型光触媒 シャープ株式会社
【課題】本発明は、高い光触媒活性を有する可視光応答型光触媒を提供する。
【解決手段】本発明の可視光応答型光触媒は、少なくとも1つの酸化タングステン粒子と、前記酸化タングステン粒子の表面に担持された少なくとも1つの助触媒粒子とを備える可視光応答型光触媒であって、前記可視光応答型光触媒の電子顕微鏡像で一次粒子径が測定可能な100個以上の複数の助触媒粒子のうち20%以上の助触媒粒子が非凝集体であり、かつ、6nm以上20nm以下の一次粒子径を有することを特徴とする。
【請求項1】少なくとも1つの酸化タングステン粒子と、前記酸化タングステン粒子の表面に担持された少なくとも1つの助触媒粒子とを備える可視光応答型光触媒であって、
前記可視光応答型光触媒の電子顕微鏡像で一次粒子径が測定可能な100個以上の複数の助触媒粒子のうち20%以上の助触媒粒子が非凝集体であり、かつ、6nm以上20nm以下の一次粒子径を有することを特徴とする可視光応答型光触媒。
【請求項2】酸化タングステン粒子と、前記酸化タングステン粒子の表面に担持された複数の助触媒粒子とを備える可視光応答型光触媒であって、前記可視光応答型光触媒の電子顕微鏡像で一次粒子径が測定可能な非凝集体である複数の助触媒粒子の平均一次粒子径が6nm以上20nm以下であることを特徴とする可視光応答型光触媒。
【請求項3】前記可視光応答型光触媒の電子顕微鏡像で一次粒子径が測定可能な100個以上の複数の助触媒粒子のうち50%以上の助触媒粒子が、その助触媒粒子が担持されている酸化タングステン粒子上の他の助触媒粒子と接触していない請求項1に記載の可視光応答型光触媒。
【請求項4】複数の酸化タングステン粒子に対する複数の助触媒粒子の質量割合は、0.01wt%以上2.0wt%以下である請求項1に記載の可視光応答型光触媒。
【請求項5】前記助触媒粒子は、少なくとも白金を含む金属粒子又は金属酸化物粒子である請求項1に記載の可視光応答型光触媒。
【請求項6】前記可視光応答型光触媒の電子顕微鏡像で一次粒子径が測定可能な100個以上の複数の酸化タングステン粒子のうち90%以上の酸化タングステン粒子が、5nm以上400nm以下の一次粒子径を有する請求項1〜5のいずれか1つに記載の可視光応答型光触媒。
【請求項7】酸化タングステン粒子と、前記酸化タングステン粒子の表面に担持された複数の助触媒粒子とを備える可視光応答型光触媒であって、前記可視光応答型光触媒の電子顕微鏡像からアスペクト比(一次粒子の短径aに対する長径bの比(b/a))が算出可能な100個以上の複数の酸化タングステン粒子のうち50%以上の酸化タングステン粒子が、1.3以上10以下のアスペクト比を有する可視光応答型光触媒。
【請求項8】前記可視光応答型光触媒の電子顕微鏡像から円形度が算出可能な100個以上の複数の酸化タングステン粒子のうち70%以上の酸化タングステン粒子の円形度が、0.2以上0.8以下である請求項7に記載の可視光応答型光触媒。
 
特開2025-081914積層体、回収方法及び再生プラスチックペレットの製造方法 DIC株式会社
【課題】 少なくとも2枚の樹脂基材が積層された積層体において、2枚の樹脂基材を速やかに剥離させることができ、積層フィルムの剥離性を向上させることが可能な積層体、該積層体を用いた樹脂基材の回収方法、及び回収した樹脂基材を用いた再生プラスチックペレットの製造方法を提供する。
【解決手段】 少なくとも、樹脂基材Aと樹脂基材Bの間に接着剤層及び脱離性プライマー層が積層された積層体であって、前記脱離性プライマー層の一方の面は接着剤層と接触し、他方の面は樹脂基材A又は樹脂基材Bと接触する、積層体である。
  プライマー層形成用組成物には、上述した樹脂の他、有機溶剤や水性溶剤等の溶剤や添加剤等が含有されてもよい。添加剤としては、例えば、インキ組成物に一般的に添加可能な添加剤を挙げることができ、例えば、造膜助剤や架橋剤、硬化促進剤、可塑剤、帯電防止剤、ワックス、光安定剤、流動調整剤、染料、レベリング剤、レオロジーコントロール剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光触媒性化合物、無機顔料、有機顔料、体質顔料、等の各種の添加剤があげられる。また、耐摩擦性、滑り性等を付与するためのパラフィン系ワックス、ポリエチレン系ワックス、カルナバワックス等のワックス;オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、エルカ酸アミド等の脂肪酸アミド化合物;印刷時の発泡を抑制するためのシリコン系、非シリコン系消泡剤;分散剤等を適宜使用することができる。分散剤としては、ノニオン系分散剤が好ましい。
 
 <<<その他の添加剤>>> 本発明に係る水性ウレタン樹脂組成物には、必要に応じて造膜助剤や架橋剤、硬化促進剤、可塑剤、帯電防止剤、ワックス、光安定剤、流動調整剤、染料、レベリング剤、レオロジーコントロール剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光触媒性化合物、無機顔料、有機顔料、体質顔料、等の各種の添加剤等を使用することができる。
 
特開2025-081975エポキシ樹脂組成物、その硬化物及び解体方法 DIC株式会社
【課題】エポキシ樹脂組成物でありながら、硬化物において、修復性・易解体性・再成形性を容易に実現することが可能なエポキシ樹脂組成物とその硬化物、及び解体性接着材料を提供すること。
【解決手段】本実施形態のエポキシ樹脂組成物は、特定の構造を有する、エポキシ当量が500〜10,000g/eqのエポキシ樹脂(A)と、エポキシ当量が100〜300g/eqのエポキシ樹脂(B)と、グリシジルエーテル基含有化合物(C)と、熱膨張性粒子(D)と、を含有する。前記グリシジルエーテル基含有化合物(C)が、可逆結合を有する特定の構造を有する。
  無機微粒子としては、例えば、耐熱性に優れるものとしては、アルミナ、マグネシア、チタニア、ジルコニア、シリカ(石英、ヒュームドシリカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸、溶融シリカ、結晶性シリカ、超微粉無定型シリカ等)等;熱伝導に優れるものとしては、窒化ホウ素、窒化アルミ、酸化アルミナ、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化ケイ素、ダイヤモンド等;導電性に優れるものとしては、金属単体又は合金(例えば、鉄、銅、マグネシウム、アルミニウム、金、銀、白金、亜鉛、マンガン、ステンレスなど)を用いた金属フィラー及び/又は金属被覆フィラー、;バリア性に優れるものとしては、マイカ、クレイ、カオリン、タルク、ゼオライト、ウォラストナイト、スメクタイト等の鉱物等やチタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、セピオライト、ゾノライト、ホウ酸アルミニウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム;屈折率が高いものとしては、チタン酸バリウム、酸化ジルコニア、酸化チタン等;光触媒性を示すものとしては、チタン、セリウム、亜鉛、銅、アルミニウム、錫、インジウム、リン、炭素、イオウ、ルテニウム、ニッケル、鉄、コバルト、銀、モリブデン、ストロンチウム、クロム、バリウム、鉛等の光触媒金属、前記金属の複合物、それらの酸化物等;耐摩耗性に優れるものとしては、シリカ、アルミナ、ジルコニア、酸化マグネシウム等の金属、及びそれらの複合物及び酸化物等;導電性に優れるものとしては、銀、銅などの金属、酸化錫、酸化インジウム等;絶縁性に優れるものとしては、シリカ等;紫外線遮蔽に優れるものとしては、酸化チタン、酸化亜鉛等である。これらの無機微粒子は、用途によって適時選択すればよく、単独で使用しても、複数種組み合わせて使用してもかまわない。又、上記無機微粒子は、例に挙げた特性以外にも様々な特性を有することから、適時用途に合わせて選択すればよい。
 
  酸化チタン微粒子としては、体質顔料のみならず紫外光応答型光触媒が使用でき、例えばアナターゼ型酸化チタン、ルチル型酸化チタン、ブルッカイト型酸化チタンなどが使用できる。更に、酸化チタンの結晶構造中に異種元素をドーピングさせて可視光に応答させるように設計された粒子についても用いることができる。酸化チタンにドーピングさせる元素としては、窒素、硫黄、炭素、フッ素、リン等のアニオン元素や、クロム、鉄、コバルト、マンガン等のカチオン元素が好適に用いられる。又、形態としては、粉末、有機溶媒中もしくは水中に分散させたゾルもしくはスラリーを用いることができる。市販の粉末状の酸化チタン微粒子としては、例えば、日本アエロジル(株)製アエロジルP−25、テイカ(株)製ATM−100等を挙げることができる。又、市販のスラリー状の酸化チタン微粒子としては、例えば、テイカ(株)TKD−701等が挙げられる。
 
特開2025-081996エポキシ樹脂組成物、その硬化物及び解体方法 DIC株式会社
【課題】エポキシ樹脂組成物でありながら、硬化物において、修復性・易解体性・再成形性を容易に実現することが可能なエポキシ樹脂組成物とその硬化物、及び解体方法を提供すること。
【解決手段】本実施形態のエポキシ樹脂組成物は、特定の構造を有する、エポキシ当量が500〜10,000g/eqのエポキシ樹脂(A)と、エポキシ当量が100〜300g/eqのエポキシ樹脂(B)と、分子量が1000以上であるグリシジルエーテル基含有化合物(C)と、熱膨張性粒子(D)と、を含有する。前記グリシジルエーテル基含有化合物(C)が、可逆結合を有する特定の構造を有する。
  無機微粒子としては、例えば、耐熱性に優れるものとしては、アルミナ、マグネシア、チタニア、ジルコニア、シリカ(石英、ヒュームドシリカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸、溶融シリカ、結晶性シリカ、超微粉無定型シリカ等)等;熱伝導に優れるものとしては、窒化ホウ素、窒化アルミ、酸化アルミナ、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化ケイ素、ダイヤモンド等;導電性に優れるものとしては、金属単体又は合金(例えば、鉄、銅、マグネシウム、アルミニウム、金、銀、白金、亜鉛、マンガン、ステンレスなど)を用いた金属フィラー及び/又は金属被覆フィラー、;バリア性に優れるものとしては、マイカ、クレイ、カオリン、タルク、ゼオライト、ウォラストナイト、スメクタイト等の鉱物等やチタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、セピオライト、ゾノライト、ホウ酸アルミニウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム;屈折率が高いものとしては、チタン酸バリウム、酸化ジルコニア、酸化チタン等;光触媒性を示すものとしては、チタン、セリウム、亜鉛、銅、アルミニウム、錫、インジウム、リン、炭素、イオウ、ルテニウム、ニッケル、鉄、コバルト、銀、モリブデン、ストロンチウム、クロム、バリウム、鉛等の光触媒金属、前記金属の複合物、それらの酸化物等;耐摩耗性に優れるものとしては、シリカ、アルミナ、ジルコニア、酸化マグネシウム等の金属、及びそれらの複合物及び酸化物等;導電性に優れるものとしては、銀、銅などの金属、酸化錫、酸化インジウム等;絶縁性に優れるものとしては、シリカ等;紫外線遮蔽に優れるものとしては、酸化チタン、酸化亜鉛等である。これらの無機微粒子は、用途によって適時選択すればよく、単独で使用しても、複数種組み合わせて使用してもかまわない。又、上記無機微粒子は、例に挙げた特性以外にも様々な特性を有することから、適時用途に合わせて選択すればよい。
 
特表2025-514392Pt(オクタン−2,4−ジオン)2を触媒として含む照射架橋性組成物 エルケム シリコンズ フランス ソシエテ パ アクシオンス シンプリフィエ    アクティバション    ユニヴェルスィテ クラウド ベルナール リヨン 1    サントル・ナショナル・ドゥ・ラ・ルシェルシュ・シャンティフィク    エコール・シューペリウール・ドゥ・シミ・フィジーク・エレクトロニーク・ドゥ・リヨン
【要約】本発明の課題は、重付加反応により架橋可能であり、シリコーンエラストマーを形成するシリコーン組成物Xである。本発明の課題は特に、光子照射によってPt(オクタン−2,4−ジオン)2であるヒドロシリル化触媒Cにより触媒されて架橋可能なシリコーン組成物Xである。
   [0005]さらに、UV−LED系により照射がなされる場合、上記のシステムを必ずしも使用できるわけではない。実際、LEDのような大部分が単色光である光源を用いて操作するという事実により、光子の吸収の有効性を最大化し、それにより系の反応性を最大化するために、光触媒系のより精密な設計が必要である。 [0006]したがって、これらの不利な点の解決を図り得る光触媒系を開発することが必要である。 [0007]本文脈では、本発明は、次の目的のうちの少なくとも1つを満たすことを目指す。本発明の目的のうちの1つは、UV照射、特にUV−LEDにより架橋可能な組成物を提供することである。 [0008]本発明の別の目的は、毒性がわずかにあるかまたは毒性がない組成物により触媒される、照射により架橋可能な組成物を提供することである。 [0009]本発明の別の目的は、良好な反応性を有する、照射により架橋可能な組成物を提供することである。 [0010]本発明の別の目的は、照射無しで良好な安定性を有する、照射により架橋可能な組成物を提供することである。 [0011]本発明の別の目的は、シリコーン組成物中で良好な溶解性を有する光触媒系を提供することである。
 
特表2025-515131浮遊酸化物の除去及びガス中の化合物の元素物質への変換 レイン ケージ カーボン インコーポレーテッド
【要約】流体媒体から微粒子及び/又は酸化物化合物を除去し、少なくとも一部の酸化物化合物を元素及び/又は同素体物質に変換し、さらに別の用途で使用するために収集することができる装置、システム、及び方法が記載されている。
  フラーレン及び/又はそれらの誘導体のいずれかの炭素同素体を生成するシステム、装置又は方法であり、この炭素同素体は、光触媒(例えば、C3N4)を合成する。フラーレン及び/又はそれらの誘導体のいずれかの炭素同素体を生成するシステム、装置又は方法であり、この炭素同素体は、燃料、合成燃料及び/又はバイオ燃料を生成するための添加剤を提供する。フラーレン及び/又はそれらの誘導体のいずれかの炭素同素体を生成するシステム、装置又は方法であり、この炭素同素体は、燃料電池の電極に使用される。ラーレン及び/又はそれらの誘導体のいずれかの炭素同素体を生成するシステム、装置又は方法であり、この炭素同素体は、コンパクトなEMF/RF遮蔽梱包材を生成する。フラーレン及び/又はそれらの誘導体のいずれかの炭素同素体を生成するシステム、装置又は方法であり、この炭素同素体は、カーボンナノチューブ(CNT)として使用される。CNTは、電気的、熱的、機械的、及び光学的特性に優れた材料である。これまでもこれらは興味深い熱電特性を有することが実証されたため、ドーパントとしての熱エネルギーハーベスティングの有望な解決策と考えられている。大気中の酸化された空気を大幅に減少させ、その結果、30%までの植物の成長及び収穫の30%までの増加をもたらすシステム、装置又は方法である。
 
特表2025-516247アンダーソン型ポリオキソメタレートおよびその製造方法 コリア アトミック エナジー リサーチ インスティテュート
【要約】中心に異種原子(heteroatom)にチタン(Ti)が含まれている、アンダーソン型(Anderson−type)ポリオキソメタレート(polyoxometalate)が提供される。アンダーソン型ポリオキソメタレートの製造方法は、チタン前駆体およびタングステン前駆体を混合し、混合物を用意するステップ、混合物を容器内に密封した後加熱し、水熱合成溶液を形成するステップ、そして水熱合成溶液を冷却した後溶質を追加し、アンダーソン型ポリオキソメタレートを形成するステップを含む。
  アンダーソン型ポリオキソメタレートは、異種原子が変わることによって、その物質の特性も変わることができる。アンダーソン型ポリオキソメタレートの酸化還元特性は、異種原子とpHに強く依存しており、これと関連してCoMo6、IrW6、CrMo6、TeW6など様々な素材が研究されている。また、アンダーソン型ポリオキソメタレートの磁性性質は、異種原子対称(hetero atom symmetry)の存在の有無によってもたらされる。その他にも、DFT(density functional theory)計算によると、ポリオキソメタレートの中心の異種原子によってHOMO−LUMOエネルギーギャップ(gap)が決定される。このようなHOMO−LUMOエネルギーギャップ(gap)は、光触媒性能に大きい影響を与えるため、ポリオキソメタレートの中心の異種原子を変えながら光触媒の性能を比較する研究が活発に行われている。
 
Bー3水素・酸素・炭酸ガス
特許7428453液状炭化水素の合成方法及び合成装置 株式会社コスモス
【課題】水中の酸素及び二酸化炭素から液状炭化水素を効率的に生成する方法及び装置の提供。
【解決手段】二酸化炭素が溶解しており、かつ液状炭化水素HCと混合状態にある水Wを収容している反応槽1内にて光触媒を介して、二酸化炭素及び水Wを一酸化炭素及び水素に還元し、更に当該光触媒を介した当該一酸化炭素と当該水素との化学反応によって当該液状炭化水素HCを更に合成するという方法及び装置であって、反応槽1の底部及び/又は胴部から二酸化炭素と空気Aとの混合気体Mを供給するか、又は反応槽1の底部及び側部からそれぞれ二酸化炭素及び空気Aを供給することによって、水Wよりも上側領域にて合成されている液状炭化水素HCの層を通過する前記混合気体Mによる気泡との接触、及び前記層の上側界面と、二酸化炭素と空気Aとの混合気体Mとの接触によって、前記課題を達成することを特徴とする液状炭化水素HCの合成方法及び合成装置。
【請求項1】継続的に供給されている二酸化炭素が溶解しており、かつ液状炭化水素と混合状態にある水を収容している反応槽内にて光触媒を介して、二酸化炭素及び水を一酸化炭素及び水素に還元し、更に当該光触媒を介した当該一酸化炭素と当該水素との化学反応によって当該液状炭化水素を更に合成する方法であって、当該反応槽の底部及び/又は側部から前記二酸化炭素と空気との混合気体の気泡を供給するか、又は当該反応槽の底部及び側部からそれぞれ二酸化炭素の気泡及び空気の気泡を供給することによって、反応槽の上側領域にて生成されている液状炭化水素の層における上側界面が、前記層を通過した二酸化炭素と空気との混合気体との接触状態を維持している液状炭化水素の合成方法。
  基本構成(2)の装置は、図2の模式図に示すように、液状炭化水素HCと混合状態にある水Wを収容している反応槽1内にて光触媒を介して、反応槽1の底部及び/又は側部にて継続的に供給されている二酸化炭素を、水中内にて一酸化炭素及び水素に還元し、当該光触媒を介した当該一酸化炭素と当該水素との化学反応によって更に液状炭化水素HCを反応槽1の上側領域にて層状に合成する装置であって、当該反応槽1内において前記光触媒を有している光触媒手段を備え、かつ当該反応槽1の底部及び/又は側部にて前記二酸化炭素と空気Aとの混合気体Mの供給源2と接続するか、又は当該反応槽1の底部及び側部にてそれぞれ二酸化炭素の供給源3及び空気Aの供給源4と接続している液状炭化水素HCの合成装置である。
 
特許7678511蟻酸生成装置 飯田グループホールディングス株式会社 公立大学法人大阪
【課題】反応溶液に効率的に光照射を行うことができ、蟻酸生成効率を向上させることができる蟻酸生成装置を提供する。
【解決手段】有機物質を含む溶液と光触媒機能を有する金属酸化物粉末を投入する原料投入部10と、有機物質と金属酸化物粉末の混合溶液に対して太陽光又は光を照射して反応させる人工光合成反応部20と、反応後の混合溶液から蟻酸を回収する蟻酸回収部30を備え、人工光合成反応部20は、少なくとも光が照射される面が光透過性の部材で形成された板状の容器であり、容器は接地面に対して傾斜しており、容器の内部に混合溶液を流すことによって人工光合成反応を行うことを特徴とする蟻酸生成装置50である。 
【請求項1】有機物質を含む溶液と光触媒機能を有する金属酸化物粉末を投入する原料投入部と、前記有機物質と前記金属酸化物粉末の混合溶液に対して太陽光又は光を照射して反応させる人工光合成反応部と、反応後の前記混合溶液から蟻酸を回収する蟻酸回収部を備え、前記人工光合成反応部は、少なくとも光が照射される面が光透過性の部材で形成された板状の容器であり、該容器は接地面に対して傾斜しており、前記傾斜の上流側に位置する前記容器の内部において、天面に取り付けた前記光透過性の部材の内部側に向かって前記混合溶液を吹き付けるノズルを備え、吹き付けられた前記混合溶液は、前記光透過性の部材の表面張力によって該部材の下面に付着しながら前記傾斜により下流へと流れるように構成されることによって、前記光透過性の部材の内部表面が常に溶液を付着させることが可能となり、該部材表面の乾燥に伴う溶液付着に起因する太陽光の遮蔽が発生しないため、該太陽光のほぼ全てが吸収される前記混合溶液の液面で人工光合成反応を効率的に行うことを特徴とする蟻酸生成装置。
   本発明の一実施形態に係る蟻酸生成装置における具体的な反応プロセスは以下のように考えられる。まず、光触媒により、反応式(1)に示すように、水が分解され酸素と水素イオンと電子が生成される。2H2O→O2+4H++4e−  ・・・(1)次に、光触媒や色素等による光反応(人工光合成)プロセスを経て水素イオンと電子、及び二酸化炭素あるいは溶液に混合した有機物質から蟻酸が生成される(下記反応式(2)または反応式(3))。二酸化炭素はこの反応において必須ではない点に特徴を有する。この時、反応式(1)で生成した水素イオンと電子が消費される。また、反応式(2)によって二酸化炭素は、大気中及び/又は他の機関からの排ガス中に存在するものを利用することができるが、反応式(3)によって、溶液に混合した有機物質の炭素Cによっても蟻酸が形成できる点に大きな特徴を有する。CO2+2H++2e−→HCOOH    ・・・(2)有機物質+2H++2e−→HCOOH  ・・・(3)この時、照射される光のうち、主に紫外線は光触媒としての金属酸化物に作用し、可視光は色素に作用するため、本発明の一態様に係る蟻酸生成装置では、その複合作用によって蟻酸の生成効率を倍増させていると考えられる。すなわち、金属酸化物と色素のみの場合であっても、金属酸化物と色素との相互作用により、直接、蟻酸生成反応へと電子を供与することも可能であると考えられる。
 
特開2025-070825炭化水素の製造方法および装置 安斎 聡
【課題】二酸化炭素をより効率よく還元して炭化水素を合成することができる微細気泡を用いた炭化水素の製造方法および装置を提供する。
【解決手段】水中に、二酸化炭素を微細気泡として溶存させて、活性酸素を生成する気体を微細気泡として溶存させて、光触媒の存在下において、前記活性酸素を生成する気体の微細気泡を含む水に紫外線を照射することにより活性酸素を生成し、活性酸素の存在下において、二酸化炭素の微細気泡を接触させることで還元させる炭化水素の製造方法であって、活性酸素を生成する気体の微細気泡は、水中に10の8乗個/mL以上溶存しており、二酸化炭素の微細気泡は、水中に10の8乗個/mL以上溶存しており、活性酸素を生成する気体は、オゾンを含む。
【請求項1】水中に、二酸化炭素を微細気泡として溶存させて、活性酸素を生成する気体を微細気泡として溶存させて、光触媒の存在下において、前記活性酸素を生成する気体の微細気泡を含む水に紫外線を照射することにより前記活性酸素を生成し、前記活性酸素の存在下において、二酸化炭素の微細気泡を接触させることで還元させる炭化水素の製造方法であって、前記活性酸素を生成する気体の微細気泡は、水中に10の8乗個/mL以上溶存しており、前記二酸化炭素の微細気泡は、水中に10の8乗個/mL以上溶存しており、前記活性酸素を生成する気体は、オゾンを含む、ことを特徴とする炭化水素の製造方法。
【請求項2】前記水中内に超音波を照射して、前記活性酸素を生成する気体及び二酸化炭素の微細気泡を圧壊する、ことを特徴とする請求項1に記載の炭化水素の製造方法。
【請求項3】前記活性酸素を生成する気体に対して無声放電を行い、電子を多く含んだ前記気体を微細気泡として溶存させる、ことを特徴とする請求項1に記載の炭化水素の製造方法。
【請求項4】前記光触媒は、金属を綿状に加工した担体で形成され、前記担体には、酸化チタンを付着させる、ことを特徴とする請求項1に記載の炭化水素の製造方法。
【請求項5】前記酸化チタンは、ブルッカイト型の二酸化チタンである、ことを特徴とする請求項4に記載の炭化水素の製造方法。
【請求項6】前記酸化チタンは、十面体酸化チタンである、ことを特徴とする請求項4に記載の炭化水素の製造方法。
【請求項7】前記炭化水素に還元できなかった二酸化炭素を含む中間生成物に対して、さらに、水素を含む還元剤を微細気泡として溶存させて、中間生成物の酸化還元電位をマイナス(−)値にする、ことを特徴とする請求項1に記載の炭化水素の製造方法。
【請求項8】水を収納するための水槽と、二酸化炭素を微細気泡として溶存させる第一の微細気泡発生部材と、活性酸素を生成する気体を微細気泡として溶存させる第二の微細気泡発生部材と、光触媒の存在下において、前記活性酸素を生成する気体の微細気泡を含む水に紫外線を照射する紫外線照射部材と、を備え、前記紫外線照射部材が活性酸素を生成する気体の微細気泡を含む水に紫外線を照射することにより生成される活性酸素の存在下において、二酸化炭素の微細気泡を接触させることで還元させる炭化水素の製造装置であって、前記活性酸素を生成する気体の微細気泡は、水中に10の8乗個/mL以上溶存しており、前記二酸化炭素の微細気泡は、水中に10の8乗個/mL以上溶存しており、前記活性酸素を生成する気体は、オゾンを含む、を特徴とする炭化水素の製造装置。
 
特開2025-073977水分解光触媒シート、その製造方法および水分解装置 国立大学法人信州大学  三菱ケミカル株式会社 人工光合成化学プロセス技術研究組合
【課題】簡易に提供可能な光触媒シートおよび水素の製造に適用される水分解装置を実現する。
【解決手段】水分解光触媒シート(1)は、基材シート(2)上に混合粒子層(3)を有する。混合粒子層(3)には水素生成用光触媒粒子(4)、酸素生成用光触媒粒子(5)および導電材料粒子(6)が分散して存在し、水素生成用光触媒粒子(4)と酸素生成用光触媒粒子(5)との間に導電材料粒子(6)が介在する構造が含まれる。
【請求項1】水素生成用光触媒粒子、酸素生成用光触媒粒子および導電材料粒子のうちの二種以上の粒子が分散している混合粒子層を含み、以下の二つの条件のいずれかを満たす、水分解光触媒シート、 (条件1)前記水素生成用光触媒粒子、前記酸素生成用光触媒粒子および前記導電材料粒子のうちの二種の粒子が分散している前記混合粒子層と、前記混合粒子層に直接重ねられる残りの一種の粒子の単粒子層とを含む、 (条件2)前記水素生成用光触媒粒子、前記酸素生成用光触媒粒子および前記導電材料粒子の分散している三種の粒子を含有する前記混合粒子層を含む。
【請求項2】前記条件1における前記残りの一種の粒子が前記導電材料粒子である、請求項1に記載の水分解光触媒シート。
【請求項3】前記導電材料粒子が還元型酸化グラフェンおよびカーボンナノチューブの一方または両方を含む、請求項1に記載の水分解光触媒シート。
【請求項4】前記条件1の前記混合粒子層および前記単粒子層の積層体、または、前記条件2の前記混合粒子層、を表面に担持する基材シートをさらに含む、請求項1に記載の水分解光触媒シート。
【請求項5】前記基材シートが繊維状シート、多孔質シートおよび粘着性シートからなる群から選ばれる一以上のシートを含む、請求項4に記載の水分解光触媒シート。
【請求項6】前記条件2の前記混合粒子層の厚みが0.1〜300μmである、請求項1に記載の水分解光触媒シート。
【請求項7】水素生成用光触媒粒子、酸素生成用光触媒粒子および導電材料粒子のうちの二種以上の粒子が分散している懸濁液をろ過して、ろ材上に、水素生成用光触媒粒子、酸素生成用光触媒粒子および導電材料粒子のうちの二種以上の粒子が分散している混合粒子層を生成する工程を含み、かつ以下の二つの条件のいずれかを満たす、水分解光触媒シートの製造方法、(条件A)前記混合粒子層を生成する工程が、前記水素生成用光触媒粒子、前記酸素生成用光触媒粒子および前記導電材料粒子のうちの二種の粒子が分散している懸濁液をろ過する工程であり、得られる前記混合粒子層と残りの一種の粒子の単粒子層とを直接重ねる工程をさらに含む、(条件B)前記混合粒子層を生成する工程が、前記水素生成用光触媒粒子、前記酸素生成用光触媒粒子および前記導電材料粒子の三種の粒子が分散している懸濁液をろ過する工程である。
【請求項8】前記条件Aにおける前記残りの一種の粒子が前記導電材料粒子である、請求項7に記載の水分解光触媒シートの製造方法。
【請求項9】前記導電材料粒子に、還元型酸化グラフェンおよびカーボンナノチューブの一方または両方を用いる、請求項7に記載の水分解光触媒シートの製造方法。
【請求項10】前記ろ材にロール状の繊維状シートを用い、前記混合粒子層を生成する工程が、連続して供給される前記繊維状シート上で前記懸濁液をろ過する工程である、請求項7に記載の水分解光触媒シートの製造方法。
【請求項11】前記条件Aによる前記混合粒子層および前記単粒子層の積層体、または前記条件Bによる前記混合粒子層、を粘着性シートの粘着性の表面に当接させて前記粘着性シートに担持させる工程をさらに含む、請求項7に記載の水分解光触媒シートの製造方法。
【請求項12】前記担持させる工程は、前記条件Aによる前記混合粒子層および前記単粒子層の積層体、または前記条件Bによる前記混合粒子層、を、ロール状の前記粘着性シートの連続して供給される粘着性の表面に当接させて前記粘着性シートに担持させる工程である、請求項11に記載の水分解光触媒シートの製造方法。
【請求項13】前記懸濁液の分散媒に水を用いる、請求項7〜12のいずれか一項に記載の水分解光触媒シートの製造方法。
【請求項14】光照射下において水を水素と酸素とに分解する水分解光触媒シートと、前記水分解光触媒シートに水を供給可能な状態に前記水分解光触媒シートを保持する水分解モジュールと、前記水分解モジュールで保持されている前記水分解光触媒シートに水を供給する水供給機構と、前記水分解モジュールで保持されている前記水分解光触媒シートで生成する水素ガスおよび酸素ガスの一方または両方を回収するガス回収機構と、を含み、前記水分解光触媒シートが請求項1〜5のいずれか一項に記載の水分解光触媒シートである、水分解装置。
【請求項15】前記水分解モジュールは、前記水分解光触媒シートを支持する基板部と、前記水分解光触媒シートを介して基板部に対向して配置される光透過板と、前記光透過板および前記基板部の間に水を供給するための水供給口と、前記光透過板および前記基板部の間のガスを排出するための排気口と、を有し、前記光透過板と前記水分解光触媒シートとの間に前記水供給口からの水が供給される、請求項14に記載の水分解装置。
 
特表2025-514387水分解システムおよび水分解方法 ザ リージェンツ オブ ザ ユニヴァシティ オブ ミシガン
【課題】分離した水素および酸素を伴う光触媒水分解のためのシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】水分解システムは、水素生成ポートを含む水素生成チャンバと、酸素収集ポートを含む酸素生成チャンバと、前記水素生成チャンバと前記酸素生成チャンバとを結合するイオン交換膜と、前記水素生成チャンバ内に配置された第一の触媒部分と、前記酸素生成チャンバ内に配置された第二の触媒部分とを含む光触媒構造体とを含む。第一の触媒部分は、水素生成ポートを介して水素を生成するように構成される。第二の触媒部分は、酸素生成ポートを介して酸素を生成するように構成される。
【請求項1】水素生成ポートを含む水素生成チャンバと、 酸素収集ポートを含む酸素生成チャンバと、 前記水素生成チャンバと前記酸素生成チャンバを結合するイオン交換膜と、 光触媒構造体とを備え、前記光触媒構造体は、前記水素生成チャンバ内に配置された第1の触媒部分と、前記酸素生成チャンバ内に配置された第2の触媒部分とを備え、前記第1の触媒部分は、前記水素生成ポートを介して水素を生成するように構成されており、前記第2の触媒部分は、前記酸素収集ポートを介して酸素を生成するように構成されている、水分解システム。
【請求項2】前記第1の触媒部分は、前記光触媒構造体の第1の側面を含み、前記第2の触媒部分は、前記光触媒構造体の第2の側面を含む、請求項1に記載の水分解システム。
【請求項3】前記水素生成チャンバと前記酸素生成チャンバとの間に配置されたセパレータをさらに備え、前記光触媒構造体は、前記セパレータに沿って配置され、前記セパレータと一体化されている、請求項1に記載の水分解システム。
【請求項4】前記光触媒構造体は、前記水素生成チャンバ内に延びる複数のナノワイヤを含む、請求項1に記載の水分解システム。
【請求項5】前記第1の触媒部分は、前記光触媒構造体の基板から外側に延びる複数のナノワイヤと、前記複数のナノワイヤにわたる触媒ナノ粒子の分布とを含む、請求項1に記載の水分解システム。
【請求項6】前記複数のナノワイヤの各ナノワイヤは、電荷キャリアの光発生のために構成される、請求項5に記載の水分解システム。
【請求項7】前記第2の部分は、前記光触媒構造体の基板によって支持された触媒層を含む、請求項1に記載の水分解システム。
【請求項8】前記第2の部分は、前記触媒層と前記基板との間に配置された金属層をさらに含む、請求項7に記載の水分解システム。
【請求項9】前記第2の部分は、前記光触媒構造体の金属基板によって支持された触媒ナノ粒子の分布を含む、請求項1に記載の水分解システム。
【請求項10】水分解のための方法であって、酸素発生反応(OER)光触媒構造体および水素発生反応(HER)光触媒構造体のうちの1つを、チャンバに収容され、かつ酸化還元対の種が存在する水に浸漬することと、前記チャンバを光に曝露し、前記OER光触媒構造体または前記HER光触媒構造体を照明し、この照明によって前記酸化還元対の種を変換することと、前記照明によって生成された酸素および水素のうちの一方を収集することと、前記水中の前記酸化還元対の種を再生することと、前記酸化還元対の種が再生される間に生成される酸素と水素のうちの他方を収集することとを備える、方法。
【請求項11】前記酸化還元対の種を再生することは、前記OER光触媒構造体と前記HER光触媒構造体のうちのどちらを、前記チャンバ内の水に浸漬するかを切り替えることと、前記OER光触媒構造体と前記HER光触媒構造体を切り替えた後に、水中に浸漬した前記OER光触媒構造体または前記HER光触媒構造体を照明することとを備える、請求項10に記載の方法。
【請求項12】前記方法は、さらに 前記酸化還元対の種が再生された後に、前記OER光触媒構造体と前記HER光触媒構造とを再び切り替えることと、 酸素または水素の収集、および前記酸化還元対の種の再生を繰り返すこととを備える、請求項11に記載の方法。
【請求項13】前記酸化還元対の種を再生することは、水中に浸漬された一対の電極を介して前記水に電圧を印加することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】前記電圧を印加することは、水中の前記酸化還元対の他方の種の電解還元のために構成される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】前記方法は、さらに 前記酸化還元対の種が再生された後に、水への電圧の印加を停止することと、 前記チャンバの曝露、酸素または水素の収集、および前記酸化還元対の種の再生を繰り返すこととを備える、請求項13に記載の方法。
【請求項16】水素生成ポートを含む水素生成チャンバと、 酸素収集ポートを含む酸素生成チャンバと、酸化還元対の交換のために前記水素生成チャンバと前記酸素生成チャンバとを結合する液体流路と、 前記水素生成チャンバ内に配置された水素発生反応(HER)光触媒構造体と、 前記酸素生成チャンバ内に配置された酸素発生反応(OER)光触媒構造体とを備える、水分解システム。
【請求項17】前記液体流路は、前記水素生成チャンバと前記酸素生成チャンバとの間のチャネルを含む、請求項16に記載の水分解システム。
【請求項18】前記水素生成チャンバおよび前記酸素生成チャンバに沿って配置されたセパレータをさらに備え、前記液体流路は、前記セパレータ内に開口部を備える、請求項16に記載の水分解システム。
【請求項19】前記OER光触媒構造体は、第一の基板と、前記基板から外側に延びる第一の複数のナノワイヤと、前記複数のナノワイヤ全体にわたる触媒ナノ粒子の第一の分布とを含み、前記HER光触媒構造体は、第二の基板と、前記基板から外側に延びる第二の複数のナノワイヤと、前記複数のナノワイヤ全体にわたる触媒ナノ粒子の第二の分布とを含む、請求項16に記載の水分解システム。
【請求項20】前記第一および第二の複数のナノワイヤの各ナノワイヤは、電荷キャリアの光発生のために構成される、請求項16に記載の水分解システム。
 
Bー4塗料・膜
特開2025-069874塗膜構成体、コーティング組成物及び建築資材 ケイミュー株式会社
【課題】光触媒層の光触媒作用を効率良く発揮できる塗膜構成体、塗膜構成体が備える光触媒層を作製することができるコーティング組成物及び塗膜構成体を備える建築資材を提供する。
【解決手段】塗膜構成体1は、バインダ24及びバインダ24中に分散している光触媒粒子20を含有する光触媒層2を備える。光触媒層2における互いに反対側を向く二つの面のうちの一方が、光触媒層2の外部に通じる複数の細孔251を有する多孔質面25である。
【請求項1】バインダ及び前記バインダ中に分散している光触媒粒子を含有する光触媒層を備え、前記光触媒層における互いに反対側を向く二つの面のうちの一方が、前記光触媒層の外部に通じる複数の細孔を有する多孔質面である、塗膜構成体。
【請求項2】前記光触媒層の前記多孔質面の粗さは、10nm以上100nm以下である、請求項1に記載の塗膜構成体。
【請求項3】前記光触媒層は、無機粒子を更に含有する、請求項1に記載の塗膜構成体。
【請求項4】前記光触媒層が、バインダ原料と、前記光触媒粒子と、前記無機粒子とを含有するコーティング組成物を塗布することによって作製され、前記無機粒子が、鎖状粒子及び環状粒子のうち少なくとも一方を含有する、請求項3に記載の塗膜構成体。
【請求項5】前記光触媒層が、前記多孔質面から離れるほど前記光触媒粒子の濃度が低くなるような濃度勾配を有する、請求項1に記載の塗膜構成体。
【請求項6】前記光触媒層における、前記光触媒粒子と、前記無機粒子との質量比率が、20:80から50:50までの範囲内である、請求項3に記載の塗膜構成体。
【請求項7】塗膜層を更に備え、前記塗膜層は、有機無機複合体を含有し、前記光触媒層は、前記塗膜層の上に配置されている、請求項1に記載の塗膜構成体。
【請求項8】前記光触媒粒子が、ルチル型酸化チタン粒子を含有する、請求項1に記載の塗膜構成体。
【請求項9】バインダ原料と、光触媒粒子と、無機粒子とを含有し、前記無機粒子が、鎖状粒子及び環状粒子のうち少なくとも一方を含有する、コーティング組成物。
【請求項10】基材と、請求項1から8のいずれか1項に記載の塗膜構成体とを備える、建築資材。
 
特開2025-070194搬送装置 株式会社イシダ
【課題】表面に脂肪分を有する物品の搬送性の低下を抑制すること。
【解決手段】一実施形態に係る搬送装置1は、外部から投入され、少なくとも表面に脂肪分を有する物品を搬送する搬送部3を備え、搬送部3の搬送表面31には、親水性のコーティング層2が形成される。
 かかる親水性のコーティング層2のタイプとしては、大きく無機系及び有機系に分かれる。無機系のコーティング層としては、酸化チタンを代表とする光触媒によって形成される。具体的には、無機系のコーティング層は、太陽光(主に、紫外線)によって酸化チタン表面に親水性の高い水酸基を形成することによって形成される。有機系のコーティング層としては、イオンや疎水基を含む樹脂によって形成される。
 
特開2025-071109化粧仕上げ方法 ベック株式会社
【課題】多種多様な下地に対し適用でき、密着性等において安定した性能を発揮できる化粧仕上げを得る。
【解決手段】本発明は、下地に対し下塗材及び仕上塗材を塗装する化粧仕上げ方法であって、前記下塗材は、エポキシ樹脂、アミン硬化剤、顔料、及び非水系溶剤を含有し、顔料体積濃度が1〜30%であり、前記非水系溶剤が、アニリン点12〜70℃の非水系溶剤を含み、前記エポキシ樹脂と前記アミン硬化剤との配合比が、[(アミン硬化剤の配合量/アミン硬化剤の活性水素当量)/(エポキシ樹脂の配合量/エポキシ樹脂のエポキシ当量)]で、1.0以下であり、円筒形マンドレル法による耐屈曲性試験においてマンドレル直径5mm以下の耐屈曲性を示すものであることを特徴とする。
 本発明は、既存塗膜が、無機質塗膜(上記無機質結合材を含む塗膜)、有機無機複合塗膜(上記有機無機複合結合材を含む塗膜)、フッ素樹脂塗膜(上記フッ素樹脂を含む塗膜)等から選ばれる1種以上である場合にも適用できる。このような既存塗膜は、光触媒酸化チタン等を含むものであってもよい。
 
Bー5防汚・洗浄
特開2025-073756難燃性芳香族ポリカ―ボネート樹脂組成物およびその成形品 信越化学工業株式会社
【課題】フッ素化合物を使用せずとも、透明性、燃焼時のドリップ防止性に優れた難燃性芳香族ポリカーボネート樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】(A)芳香族ポリカーボネート樹脂(B)式(1)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン(C)フッ素を含有しない有機金属塩を含み、所定のMVRを有する芳香族ポリカーボネート樹脂を所定量含む難燃性芳香族ポリカ?ボネート樹脂組成物。[(R1O)(R2)2SiO1/2]a[(R3)3SiO1/2]b[(H)(R4)SiO2/2]c[(Ar)x(R5)2-xSiO2/2]d[(R6)2SiO2/2]e[(R7)SiO3/2]f   (1)(R1〜R7はアルキル基等、Arはアリール基、xは1又は2、0<a≦0.03、0<b≦0.30、0≦c≦0.45、0.20≦d≦0.70、0≦e≦0.20、0≦f≦0.70、a+b+c+d+e+fは1である。)
  添加剤の具体例としては、例えば、補強剤(タルク、マイカ、クレー、ワラストナイト、炭酸カルシウム、ガラス繊維、ガラスビーズ、ガラスバルーン、ミルドファイバー、ガラスフレーク、炭素繊維、炭素フレーク、カーボンビーズ、カーボンミルドファイバー、金属フレーク、金属繊維、金属コートガラス繊維、金属コート炭素繊維、金属コートガラスフレーク、シリカ、セラミック粒子、セラミック繊維、アラミド粒子、アラミド繊維、ポリアリレート繊維、グラファイト、導電性カーボンブラック、各種ウイスカー等)、難燃剤(ハロゲン系、リン酸エステル系、赤リン、金属水和物系等)、熱安定剤、酸化防止剤、離型剤、紫外線吸収剤、光安定剤、滑剤、摺動剤、着色剤(カーボンブラック、酸化チタン等の顔料、染料)、光拡散剤(アクリル架橋粒子、シリコーン架橋粒子、極薄ガラスフレーク、炭酸カルシウム粒子等)、蛍光増白剤、蓄光顔料、蛍光染料、帯電防止剤、流動改質剤、結晶核剤、無機および有機の抗菌剤、光触媒系防汚剤(微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛等)、グラフトゴムに代表される衝撃改質剤、赤外線吸収剤、フォトクロミック剤などを配合することができる。本発明の難燃性芳香族ポリカーボネート樹脂組成物に使用される各種添加剤には、フッ素が含有されるものは除くことが好ましい。
 
特開2025-074423ポリカーボネート樹脂組成物およびそれからなる成形品 帝人株式会社
【課題】環境負荷が低く、難燃性、耐水難燃性および耐湿熱性に優れるポリカーボネート難燃樹脂組成物を提供する。
【解決手段】(A)下記一般式[1]で表されるポリカーボネートブロックを含有する芳香族ポリカーボネート樹脂(A成分)100重量部に対し、(B)80℃における水への溶解度が500g/L以下であるフルオロアルキル基を含まない芳香族スルホン酸アルカリ(土類)金属塩(B成分)0.01〜0.25重量部、(C)BET吸着での比表面積が50〜250m2/gであり、23℃/50%RHにおける飽和吸水率が0.3%以上2.0%未満であるアルキルシラン表面修飾処理のない親水性フュームドシリカ(C成分)0.1〜2重量部および(D)含フッ素滴下防止剤(D成分)0.05〜1.2重量部を含有するポリカーボネート樹脂組成物。
  (x)その他の添加剤 本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、その他の流動改質剤、抗菌剤、流動パラフィンの如き分散剤、光触媒系防汚剤およびフォトクロミック剤などを配合することができる。
 
特開2025-077441水生生物付着抑制用防汚剤、水生生物付着抑制用防汚剤組成物、水生生物付着抑制用防汚剤硬化物及び防汚塗膜 DIC株式会社
【課題】水生生物の付着を防止する水生生物付着抑制用防汚剤を提供する。
【解決手段】銅を含む金属化合物が酸化チタン粒子に担持されている酸化チタン組成物を含有する、水生生物の付着を防止する水生生物付着抑制用防汚剤。
  本発明の水生生物付着抑制用防汚剤は、銅を含む金属化合物が酸化チタン粒子に担持されている酸化チタン組成物を含有する。この酸化チタン組成物が、光触媒としての酸化チタンが光の照射下で持つ効果と同様の、細菌、ウイルス、真菌等の分解、殺菌効果を有するため、水生生物が塗膜表面にタンパク質からなる接着剤成分を用いて付着(固着)し始める際に、この塗料表面のタンパク質構造を変性することにより、水生生物の塗膜表面への付着を抑制することができると考えられる。
 以下、本実施形態に係る水生生物付着制御用防汚剤の詳細について説明する。
 
特開2025-077918循環型洗浄を備えたソーラーパネル施設の管理システム 渡辺 聡
【課題】ソーラーパネル施設の施設管理条件を問わず、あらゆるソーラーパネル施設に提供可能な一元管理システムであって、循環型洗浄を備えたことにより十分に環境に配慮し、かつ低コストでの継続的なサービス提供する。
【解決手段】循環型洗浄を備えたソーラーパネル施設の管理システムであって、施設警備段階と、施設管理段階と、ソーラーパネル定期点検段階と、廃棄物リサイクル段階と、を含むようにしたことを特徴とする循環型洗浄を備えたソーラーパネル施設の管理システム。
【請求項5】前記洗浄処理段階は、超微細気泡を添加した洗浄水による洗浄工程と、塩素除去水を用いたソーラーパネル表面の被膜除去工程と、からなり、前記汚れ防止対策段階は、光触媒機能を有する酸化チタンコーティング剤によるコーティング工程、からなることを特徴とする請求項4に記載の循環型洗浄を備えたソーラーパネル施設の管理システム。
 
特開2025-081519機能層付きリフレクトアレイ TOPPANホールディングス株式会社
【課題】本発明はマイクロファブルサイズの気泡を抑制し得るリフレクトアレイを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のリフレクトアレイは、グランド層と誘電体層と素子パターンを備え、素子パターンの少なくとも上面および側面を覆う付加機能層を備え、素子パターンの厚みL(μm)が式(1)を満たし、1.0≦L(1)側面は素子パターンの下面に接続されている第1端と上面に接続されている第2端を有し、断面において第1端と第2端とを結ぶ直線と、第2端から下面への垂線との角度α(°)が式(2)を満たし、α≧10(2)側面を式(3)から求めたNを用いて厚さ方向に等間隔にNの地点で分割したときに、断面において第(i−1)地点と第i地点を結ぶ直線と第2端から下面への垂線との角度βiが任意のi(iは1≦i≦N+1を満たす整数。)で0以上であることを特徴とする。N=[L](3)
   防汚、抗菌、抗ウィルス性 リフレクトアレイに防汚性を付与する方法として、親水性や撥水性を有する基材を積層したりコーティングしたりすることが感がられる。親水性を有する材料として、光触媒材料やシリカ系材料などを用いることができる。撥水性を有する材料として、フッ素樹脂系、シリコーン系などの材料を用いることができる。抗菌、抗ウィルス性材料として光触媒材料、塩素系、カチオンポリマーを成分とする有機系、銀や亜鉛など金属担持系などが含まれた材料を用いることができる。形成方法としては、これら材料フィルムとして積層するまたはコーティング加工に用いる、誘電体層の形成時に混合する、等の方法を採用することができる。
 
特開2025-081802ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物、およびそれからなる成形品 東レ株式会社
【課題】機械特性、流動性および難燃性に優れるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物、およびそれからなる成形品を得ること。
【解決手段】(A)固有粘度が0.50〜1.00dL/gであるポリブチレンテレフタレート樹脂100重量部に対し、(B)重量平均分子量1000〜5000の臭素系難燃剤20〜40重量部、(C)アンチモン化合物6.0〜15.0重量部、および(D)ガラス繊維100〜200重量部、を配合してなるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  その他蛍光増白剤、蛍光染料、流動改質剤、エステル交換反応抑制剤、無機および有機の抗菌剤、光触媒系防汚剤、赤外線吸収剤、フォトクロミック剤などを挙げることができる。
 
特表2025-516091チタニア系コーティングを含む自動車またはモータサイクルの部品 ブレンボ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
【要約】本発明は、金属基材と、当該基材のためのコーティングとを備える、自動車またはモータサイクルの部品に関する。コーティングは、TiO2を含み、自動車またはモータサイクルの部品の金属基材上にコロイド溶液を塗布する工程を含むゾルゲル法によって得られる。コロイド溶液は、TiO2の無機前駆体と水との加水分解および縮合反応により得られ、TiO2の無機前駆体は、式Ti(X)4を有し、X基は、互いに等しいかまたは異なり、ハロゲン、−ORアルコキシ基および−COORアシルオキシ基からなる群から選択される加水分解性基であり、ここでRは好ましくはC1−C6アルキルラジカルである。
  本発明のコンポーネントは、セルフクリーニング性を有し、有機的な汚れに対して光触媒活性を示し、また、その構成が被覆された金属基材に付着しにくい砂や泥に対して高い撥水性を示すことが観察されている。さらに、驚くべきことに、前記コーティングは、それが施された金属基材に対して高い密着性を示した。また、前記コーティングは、それが施された基材の色に大きな変化をもたらすことなく、高い透明性を示した。この効果は、自動車分野では全く無視できないものである。ゾルゲル法は、ゾルと呼ばれるコロイド溶液の合成を含み、このゾルは、加水分解および縮合反応により、ゲルと呼ばれる無機格子をその後に形成するための前駆体を形成する。本願で使用される「コロイド溶液」という用語は、前述のTiO2の無機前駆体と水との間で起こる加水分解および縮合反応から得られる生成物を示す。前記のTiO2の無機前駆体は、式Ti(X)4を有し、X基は、互いに同一でも異なっていてもよく、-ORアルコキシ基、−COORアシルオキシ基、およびハロゲンからなる群から選択される加水分解性基である。好ましくは、RはC1−C6アルキル基であり、ハロゲンは好ましくはCl、Br、およびIである。好ましくは、X基は−ORアルコキシ基であり、ここでRはメチル、エチル、プロピル、およびブチルからなる群から選択される。より好ましくは、X基は−ORアルコキシ基であり、ここでRはイソプロピルおよびn-ブチルからなる群から選択される。好ましくは、TiO2の無機前駆体は、4つのアルコキシ基が互いに等しいチタンテトラアルコキシド(テトラアルキルチタネートとも呼ばれる)である。好ましくは、TiO2の無機前駆体は、チタンn−ブトキシド(TNBT)またはチタンイソプロポキシド(TTIP)である。異なる実施形態に従って、加水分解又は縮合反応の触媒の存在下、又はキレート剤の存在下で、前記TiO2の無機前駆体と水とを反応させることにより、コロイド溶液を得ることができる。以下、前記触媒を用いて得られたコロイド溶液を「コロイド溶液No.1」と称し、前記キレート剤を用いて得られたコロイド溶液を「コロイド溶液No.2」と称する。コロイド溶液No.1 本発明の第1の実施形態に従い、前記コロイド溶液は、- 前記少なくとも1つのTiO2の無機前駆体;- 少なくとも1つのC1−C4アルコール;- 水;- 前記加水分解および縮合反応の触媒を混合することにより得られる。前記無機前駆体のTiO2および水が、C1−C4アルコール(反応溶媒を形成する)および触媒の存在下で反応し、前記コロイド溶液を与えるように、前記成分を混合する。
 
Bー6空気浄化
特許7649834空調システム 株式会社LIXIL住宅研究所
【課題】エアコン内に菌が浸入するのを防止する。
【解決手段】空調システムは、エアコンと流路と送風システムと除菌脱臭装置とを備える。エアコンは、所定の階空間よりも上又は下にある設置空間に設置されている。流路は、階空間に開口する吸入口からエアコンにまで空気を通過させる。送風システムは、設置空間内の空気を階空間に送風する。除菌脱臭装置は、流路の長さ方向中間部に設置されており、吸入口からエアコンにまで通過させる空気の除菌および脱臭を行う。
【請求項1】所定の階空間よりも上又は下にある設置空間に設置されたエアコンと、前記所定の階空間に開口する吸入口から前記エアコンにまで空気を通過させる導管状の流路と、前記設置空間内の空気を前記所定の階空間に送風する送風システムと、除菌脱臭装置と、を備え、前記流路は、前記吸入口と前記除菌脱臭装置とを繋ぐ導管状の第1流路と、前記除菌脱臭装置と前記エアコンとを繋ぐ導管状の第2流路と、を含み、前記除菌脱臭装置は、前記吸入口から前記第1流路と当該除菌脱臭装置と前記第2流路とを通過させて前記エアコンにまで通過させる空気の除菌および脱臭を行い、前記除菌脱臭装置は、紫外線発生装置と光触媒とを備え、前記第1流路から前記除菌脱臭装置に流入した空気は、前記光触媒を通過して前記第2流路に流出し、前記除菌脱臭装置は、前記紫外線発生装置によって紫外線を前記光触媒に照射することによって、前記除菌および前記脱臭を行い、前記第1流路は、前記吸入口に吸入された空気が流れ込む吸入チャンバと、前記吸入チャンバと前記除菌脱臭装置とを繋ぐ導管と、を含み、前記導管における前記除菌脱臭装置側の端部の軸線と、当該導管における前記吸入チャンバ側の端部の軸線とが、互いにオフセットしていることによって、前記除菌脱臭装置から前記導管内に漏れ出た紫外線が前記吸入チャンバに直線的に到達しないように構成されている、空調システム。
 
特開2025-069900室内空気清浄システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】クリーンルームのような空気質を提供できる室内空気清浄システムを提供する。
【解決手段】複数のガス検知器と、少なくとも1つの循環空気戻り通路と、循環ろ過装置と、空調装置と、クラウドコンピューティングサービス装置とを含む室内空気清浄システム。ガス検知器は室内・室外エリアの空気汚染情報を検知しモノのインターネット通信を介して出力し、循環ろ過装置は循環空気戻り通路内に設けられ、空調装置は室内エリア内に設けられ、前記クラウドコンピューティングサービス装置はモノのインターネット通信を介して室内・室外エリアの空気汚染情報を受信、空気汚染データのビッグデータデータベースを形成し、空調装置から出力されるガスの温湿度情報を受信し、ビッグデータデータベース及びガスの温湿度情報の比較に基づいて循環ろ過装置を動作させ、室内エリアに内部循環指向性気流を発生させガス状態をクリーンルームISOレベルに準拠させる。
   また、図2A、図2Bを参照し、上記循環ろ過装置2の導風装置21は制御下で起動し、空気汚染をろ過部品22によってろ過されるようにガイドする。ろ過部品22は、超高性能フィルタ(ULPA)レベルまたは高効率パティキュレートエアフィルター(HEPA)であってよく、空気汚染に含まれる化学スモッグ、細菌、埃微粒子及び花粉を吸着することで、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。再び図2Aを参照し、本発明のろ過部品22は、さらに物理的または化学的材料と組み合わせて空気汚染の殺菌効果を提供することができ、導風装置21の気流経路方向は矢印で示す方向であり、図2Bに示すように、ろ過部品22に分解層を塗布することによって、空気汚染を化学的に殺菌除去する。分解層は活性炭素22aであってもよく、空気汚染における有機物や無機物を除去し、有色物質や臭気物質を除去する。分解層は、二酸化塩素の清浄因子22bであってもよく、空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス、腸ウイルス、ノロウイルスを抑制し、その抑制率が99%以上に達し、ウイルスの交差感染を減らすのに寄与する。分解層は、イチョウと日本ヌルデ(Rhus chinensis)を含むハーブ保護層22cであってもよく、アレルギーに効果的に抵抗し、インフルエンザウイルス(例えば、H1N1)の表面タンパク質を破壊する。分解層は、銀イオン22dであってもよく、導入された空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌を抑制する。分解層は、ゼオライト22eであってもよく、アンモニア性窒素、重金属、有機汚染物、大腸菌、フェノール、クロロホルム、及び陰イオン界面活性剤を除去する。いくつかの実施形態では、ろ過部品22は、光照射と組み合わせて空気汚染を化学的に殺菌除去することもできる。光照射は、光触媒22f及び紫外線ランプ22gを含む光触媒ユニットであり、光触媒22fが紫外線ランプ22gによって照射されると、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、空気汚染における有害物質を分解して消毒殺菌することにより、ろ過・殺菌の効果を達成することができる。光照射は、光ナノチューブ22hを含む光プラズマユニットであってもよく、光ナノチューブ22hにより、導入された空気汚染を照射することで、空気汚染における酸素分子及び水分子を、高酸化性を有する光プラズマに分解して、破壊された有機分子を有するイオン気流を形成し、空気汚染に含まれる揮発性ホルムアルデヒド、トルエン、揮発性有機ガス(Volatile Organic Compounds、VOC)などのガス分子を水と二酸化炭素に分解し、ろ過・殺菌の効果を達成する。いくつかの実施形態では、ろ過部品22は、分解ユニットと組み合わせて空気汚染を化学的に殺菌除去することもできる。分解ユニットは、負イオンユニット22iであってもよく、導入された空気汚染に含まれる正の電荷を帯びた微粒子を、負の電荷を帯びた集塵板に付着させて、導入された空気汚染をろ過・殺菌する効果を達成する。分解ユニットは、プラズマイオンユニット22jであってもよく、プラズマイオンにより、空気汚染に含まれる酸素分子と水分子をイオン化して陽イオン(H+)と陰イオン(O2−)を生成し、かつイオンの周囲に水分子が付着した物質は、ウイルスと細菌の表面に付着した後、化学反応の作用で、強力な酸化性の活性酸素(水酸基、OH基)に変換し、ウイルスと細菌の表面タンパク質から水素を奪い酸化分解することで、導入された空気汚染をろ過・殺菌する効果を達成する。
 
特開2025-069901室内空気清浄システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】室内エリア内のガス状態がクリーンルームレベルに適用可能な室内空気清浄システムに関する。
【解決手段】複数のガス検知器と、少なくとも1つの、循環空気戻り通路と、循環ろ過装置と、空調装置と、クラウドコンピューティングサービス装置とを含む室内空気清浄システム。ガス検知器は室内・室外エリアの空気汚染情報を検知しモノのインターネット通信を介して出力し循環ろ過装置は、循環空気戻り通路内に設置し、空調装置は室内エリア内に設置し、クラウドコンピューティングサービス装置はモノのインターネット通信を介して室内・室外エリアの空気汚染情報を受信、空気汚染データのビッグデータデータベースを形成し、空調装置からガスの温湿度情報を受信、空気汚染データのビッグデータデータベース及びガスの温湿度情報の比較に基づき循環ろ過装置を動作し室内エリアに内部循環指向性気流を発生させ循環ろ過装置を複数回通過させる。
  また、図2A、図2Bを参照し、上記循環ろ過装置2の導風装置21は制御下で起動し、空気汚染をろ過部品22によってろ過されるようにガイドする。ろ過部品22は、超高性能フィルタ(ULPA)レベルまたは高効率パティキュレートエアフィルター(HEPA)であってよく、空気汚染に含まれる化学スモッグ、細菌、埃微粒子及び花粉を吸着することで、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。再び図2Aを参照し、本発明のろ過部品22は、さらに物理的または化学的材料と組み合わせて空気汚染の殺菌効果を提供することができ、導風装置21の気流経路方向は矢印で示す方向であり、図2Bに示すように、ろ過部品22に分解層を塗布することによって、空気汚染を化学的に殺菌除去する。分解層は活性炭素22aであってもよく、空気汚染における有機物や無機物を除去し、有色物質や臭気物質を除去する。分解層は、二酸化塩素の清浄因子22bであってもよく、空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス、腸ウイルス、ノロウイルスを抑制し、その抑制率が99%以上に達し、ウイルスの交差感染を減らすのに寄与する。分解層は、イチョウと日本ヌルデ(Rhus chinensis)を含むハーブ保護層22cであってもよく、アレルギーに効果的に抵抗し、インフルエンザウイルス(例えば、H1N1)の表面タンパク質を破壊する。分解層は、銀イオン22dであってもよく、導入された空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌を抑制する。分解層は、ゼオライト22eであってもよく、アンモニア性窒素、重金属、有機汚染物、大腸菌、フェノール、クロロホルム、及び陰イオン界面活性剤を除去する。いくつかの実施形態では、ろ過部品22は、光照射と組み合わせて空気汚染を化学的に殺菌除去することもできる。光照射は、光触媒22f及び紫外線ランプ22gを含む光触媒ユニットであり、光触媒22fが紫外線ランプ22gによって照射されると、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、空気汚染における有害物質を分解して消毒殺菌することにより、ろ過・殺菌の効果を達成することができる。光照射は、光ナノチューブ22hを含む光プラズマユニットであってもよく、光ナノチューブ22hにより、導入された空気汚染を照射することで、空気汚染における酸素分子及び水分子を、高酸化性を有する光プラズマに分解して、破壊された有機分子を有するイオン気流を形成し、空気汚染に含まれる揮発性ホルムアルデヒド、トルエン、揮発性有機ガス(Volatile Organic Compounds、VOC)などのガス分子を水と二酸化炭素に分解し、ろ過・殺菌の効果を達成する。いくつかの実施形態では、ろ過部品22は、分解ユニットと組み合わせて空気汚染を化学的に殺菌除去することもできる。分解ユニットは、負イオンユニット22iであってもよく、導入された空気汚染に含まれる正の電荷を帯びた微粒子を、負の電荷を帯びた集塵板に付着させて、導入された空気汚染をろ過・殺菌する効果を達成する。分解ユニットは、プラズマイオンユニット22jであってもよく、プラズマイオンにより、空気汚染に含まれる酸素分子と水分子をイオン化して陽イオン(H+)と陰イオン(O2−)を生成し、かつイオンの周囲に水分子が付着した物質は、ウイルスと細菌の表面に付着した後、化学反応の作用で、強力な酸化性の活性酸素(水酸基、OH基)に変換し、ウイルスと細菌の表面タンパク質から水素を奪い酸化分解することで、導入された空気汚染をろ過・殺菌する効果を達成する。
 
特開2025-073185空気浄化装置及び空気浄化方法 株式会社ハイデック
【課題】空気中に含まれている有機物をより確実に分解することができると共に、空気を適温とすることができる空気浄化装置を提供する。
【解決手段】複数の薄板21が空隙をあけて並設された薄板並設部20を備える空気浄化装置1において、薄板並設部20を、薄板21それぞれの表裏面に担持されたコーティング層と、複数の薄板21を貫通しているパイプ27とを有する構成とすると共に、コーティング層を、カルシウムヒドロキシアパタイトのカルシウムの一部が、チタン、ジルコニウム、鉄、及びタングステンから選ばれる金属で置換された金属置換ヒドロキシアパタイトの層とする。複数の薄板21は、コーティング層を担持する作用と、パイプ27に流体を流通させることによって形成される熱交換器のフィンとしての作用とを発揮する。
【請求項4】請求項1に記載の空気浄化装置を使用した空気浄化方法であり、前記薄板間の空隙に空気を流通させ、空気に含まれる有機物を、前記コーティング層を構成する前記金属置換ヒドロキシアパタイトにおけるカルシウムヒドロキシアパタイト部分で吸着し、吸着された有機物を、前記金属置換ヒドロキシアパタイトにおいてカルシウムが前記金属で置換された部分による光触媒作用で分解すると共に、前記薄板間の空隙を流通する空気と、前記パイプに流通させた流体との間で熱交換させる
ことを特徴とする空気浄化方法。
  このようにして、コーティング層におけるカルシウムヒドロキシアパタイトによって、瞬間的に通り過ぎる空気から捕捉され、動かない状態となった有機物は、コーティング層における金属置換部が有する光触媒作用によって分解される。すなわち、空気浄化装置1では、空気が流通する段階で有機物を分解するのではなく、まずは有機物を捕捉して動かない状態としておき、その後に有機物を分解するという“二段階の空気浄化”が行われる。換言すれば、本実施形態の空気浄化装置1では、有機物の吸着と分解に“時間差”を設けている。金属置換部が有する光触媒作用は、空気浄化装置1が設置された環境における光(自然光や照明の光)によって、発揮させることができる。
 
特開2025-073262建物の全館空調システム及びダクト点検方法 パナソニックホームズ株式会社
【課題】複数の室へ空気を圧送する複数の分岐ダクトの良否判定を効率的に行うことが可能な全館空調システムを提供する。
【解決手段】建物の全館空調システムは、主ダクト21から複数の分岐ダクト22を通して空気Acを圧送するためのファン12と、複数のダンパー13と、ファン12の運転及び複数のダンパー13を調節するための制御装置とを含んでいる。制御装置は、分岐ダクト良否判定モードを実行可能である。分岐ダクト良否判定モードは、複数の分岐ダクト22から一の分岐ダクト22を順次選択し、選択された分岐ダクト22に設けられたダンパー13の開度を、それ以外のダンパー13の開度に比べて小さい第1開度に設定してファン12を駆動したときのファン12の運転負荷に関する物理量をそれぞれ取得する第1工程と、第1工程で得られたそれぞれの物理量に基づいて、複数の分岐ダクト22の良否判定を行う第2工程とを含む。
  [フィルター部材] 図2に示されるように、本実施形態の全館空調システム1には、空気を浄化するためのフィルター部材24が含まれていてもよい。フィルター部材24には、公知のものが適宜選択されうる。本実施形態のフィルター部材24には、例えば、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルター、光触媒フィルター、活性炭脱臭フィルター、又は、電気集塵フィルター等が採用されうる。また、これらを組み合わせて、フィルター部材24が構成されてもよい。
 
特開2025-079753室内エリアのキッチンユニットの空気汚染防止制御システム 科技股▲ふん▼有限公司
【課題】負圧排気装置、気体検出器、クラウドコンピューティングサービスデバイスなどを含む屋内厨房ユニット向けの空気汚染防止制御システムを提供する。
【解決手段】負圧排気装置は、調理器具の上方または前方に設置され、排気チャンネルに接続され、負圧排気装置はファンとフィルターエレメントを備え、気体検出器は空気汚染を検出し、空気汚染情報を出力し、クラウドコンピューティングサービスデバイスは、空気汚染情報を受信し、空気汚染の濃度を計算し、負圧排気装置に制御指令を送信することにより、ファンが空気汚染を排気チャンネルに誘導できるようになり、空気汚染がフィルターによって濾過され、フィルターエレメントを濾過して室外に排出し、キッチンユニット内の空気汚染をゼロに近い気体状態にする。
【請求項13】前記フィルターエレメントは、光照射による化学的方法との組み合わせにより空気汚染を除去し、前記光照射は、光触媒と紫外線ランプからなる光触媒ユニット、およびナノライトチューブ光プラズマユニットのうちのいずれかの一つ、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項1に記載の室内エリアのキッチンユニットの空気汚染防止制御システム。
  図2を参照されたい。上記のフィルターエレメントA2はフィルターである。フィルターエレメントA2は、超高性能フィルター(ULPA)または高効率微粒子エアフィルター(HEPA)で、空気汚染に含まれる化学気体、細菌、粉塵粒子及び花粉を付着し、導入した空気汚染物質を濾過・除去する効果を発揮する。本発明のフィルターエレメントA2は、さらに物理的または化学的な物質を組み合わせることで空気汚染による殺菌効果を得ることができるので、フィルターエレメントA2に分解層をコーティングする化学的方法を組み合わせて殺菌による空気汚染の除去を行うこともでき、分解層は空気汚染中の有機物および無機物質を除去し、有色および臭気物質を除去する活性炭A2aとすることができる。分解層は二酸化塩素浄化因子A2bとすることができ、ウイルス、細菌、真菌を阻害することができ、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス、エンテロウイルス、ノロウイルスの阻害率は99%以上で、ウイルスの交差感染の軽減に役立ち、分解層はイチョウと日本塩膚木の薬草保護層A2cとすることができ、インフルエンザウイルス(例えば、H1N1)の表面タンパク質を感作して破壊し、分解層は、導入された空気汚染中のウイルス、細菌、真菌を阻害する銀イオンA2dとすることができ、分解層は、アンモニア態窒素、重金属、有機汚染物質、大腸菌、フェノール、クロロホルム、アニオン性界面活性剤を除去するゼオライトA2eとすることができる。また、いくつかの実施形態では、フィルターエレメントA2は、光照射は、光触媒A2fと紫外線ランプA2gからなる光触媒ユニットであり、光触媒A2fに紫外線ランプA2gが照射されると、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、空気汚染中の有害物質を分解し、除菌を行うことができ、濾過と滅菌効果が奏する。光照射はナノライトパイプA2hの光プラズマユニットとすることができ、ナノライトチューブA2hを通して導入された空気汚染が照射され、空気汚染中の酸素分子と水分子を分解して酸化力の高い光プラズマにし、有機分子を破壊するイオン空気流を形成は、空気汚染中の酸素分子と水分子を高度に酸化性の光プラズマに分解し、有機分子を破壊するイオン気流を形成し、揮発性ホルムアルデヒド、トルエン、および揮発性物質を除去する。空気汚染に含まれる揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds、VOC)やその他の気体分子を水と二酸化炭素に分解して濾過と滅菌の効果を実現し、一部の実施形態ではフィルターエレメントA2は分解ユニットの化学方式を装備することもでき、分解ユニットであるマイナスイオンユニットA2iは、輸入された空気汚染物質に含まれる粒子をプラスに帯電させ、マイナスに帯電した粒子に付着させて濾過と殺菌を実現し、導入した空気汚染物質を濾過・滅菌する効果を発揮する。分解ユニットはプラズマイオンユニットA2jであり、プラズマイオンを通じて空気汚染物質に含まれる酸素分子と水分子が電離して、陽イオン(H+)と陰イオン(O2−)を生成し、イオンの周りに水分子がついた物質がウイルスや細菌の表面に付着し、化学反応の作用により、強力な酸化力を持つ活性酸素(水酸基、OH基)を生成し、ウイルスや細菌の表面タンパク質の水素を奪い取ってから酸化・分解することで、導入した空気汚染物質を濾過・滅菌する効果を奏する。
 
Bー7臭い
特開2025-072712消臭モジュール、及び消臭装置 キヤノン電子株式会社
【課題】消臭効率の向上が図られた光触媒式の消臭モジュールを提供すること。
【解決手段】給気口および給気口に対向する面に配置された排気口を有する筐体の内部に、基材に光触媒が担持された光触媒フィルタと、光触媒フィルタに対向する面に配置された光源と、給気口から排気口へ向かう臭気成分を含む空気の流れを遮るように配置された臭気遮蔽板と、を備えた消臭モジュールであって、臭気遮蔽板は、給気口から取り込まれた空気を衝突させて光触媒フィルタの平面上で光触媒フィルタと光源との間の空間に空気の渦流が発生するように、給気口に対向する位置に配置される。
【請求項1】給気口および前記給気口に対向する面に配置された排気口を有する筐体の内部に、基材に光触媒が担持された光触媒フィルタと、前記光触媒フィルタに対向する面に配置された光源と、前記給気口から前記排気口へ向かう臭気成分を含む空気の流れを遮るように配置された臭気遮蔽板と、を備えた消臭モジュールであって、前記臭気遮蔽板は、前記給気口から取り込まれた前記空気を衝突させて前記光触媒フィルタの平面上で前記光触媒フィルタと前記光源との間の空間に前記空気の渦流が発生するように、前記給気口に対向する位置に配置されることを特徴とする消臭モジュール。
【請求項2】前記臭気遮蔽板の端部と前記筐体の内壁との隙間に前記空気の通り道となる排出口を有することを特徴とする請求項1に記載の消臭モジュール。
【請求項3】前記光触媒フィルタは平板状であるとともに、前記光源は複数のLED光源が実装された平板状であり、前記光触媒フィルタと前記光源の平面同士が対向して配置されるとともに、前記臭気遮蔽板の長手方向の中央部が前記給気口と対向する位置に配置される消臭モジュールであって、前記渦流は、前記光触媒フィルタと前記光源の間の空間において、前記給気口から給気された前記空気が前記臭気遮蔽板によって双方向に分岐し、前記臭気遮蔽板に沿って流れた後に前記臭気遮蔽板から離れて前記筐体の内壁に向かう方向に向かって流れ、その後前記筐体の内壁に沿って前記給気口に向かうように回転する渦であることを特徴とする請求項2に記載の消臭モジュール。
【請求項4】前記光触媒フィルタの前記平面の法線方向において、前記給気口は前記光源側に設けられ、前記排出口は前記光触媒フィルタ側に設けられたことを特徴とする請求項3に記載の消臭モジュール。
【請求項5】前記臭気遮蔽板の前記給気口側に、前記臭気遮蔽板の長手方向の中心が対称軸となる対称形状の突起構造を有することを特徴とする、請求項1に記載の消臭モジュール。
【請求項6】前記臭気遮蔽板は、前記長手方向の両先端が給気口側に突出することを特徴とする、請求項5に記載の消臭モジュール。
【請求項7】前記消臭モジュールの内壁の角部の一部が、前記渦流に沿った面形状を有することを特徴とする、請求項1に記載の消臭モジュール。
【請求項8】前記光触媒フィルタの裏面に前記光源から照射された光を反射する部材を配置したことを特徴とする、請求項1に記載の消臭モジュール。
【請求項9】前記空気の流入方向に向かって延在するガイド板をさらに有し、前記ガイド板は前記渦流が外部へ逆流することを抑制することを特徴とする、請求項1記載の消臭モジュール。
【請求項10】請求項1から9のいずれか一項に記載の消臭モジュールと、前記臭気成分を含む前記空気を前記消臭モジュールに給気するファンユニットと、装置の外から前記空気を取り込む消臭装置給気口と、前記消臭装置給気口に隣接して配置された塵埃を捕捉するプレフィルタと、前記消臭モジュールによって臭気が低減された空気を装置外へ排気する消臭装置排気口と、を備えた消臭装置。
 
特開2025-072845消臭装置 キヤノン電子株式会社
【課題】二酸化炭素の発生を抑制した光触媒式の消臭装置を提供すること。
【解決手段】基材上に光触媒粒子を分散させて構成した光触媒フィルタ1と、光触媒フィルタ1に対向する位置に配置された光源3と、を有する消臭機構6と、光源3から光触媒フィルタ1に光を照射することで発生した二酸化炭素を回収する二酸化炭素回収機構7とを備えた消臭装置30であって、二酸化炭素回収機構7は、消臭機構6の空気排気口と消臭装置30の排気口14との間に配置されていることを特徴とする。
【請求項1】基材上に光触媒粒子を分散させて構成した光触媒フィルタと、前記光触媒フィルタに対向する位置に配置された光源と、を有する消臭機構と、前記光源から前記光触媒フィルタに光を照射することで発生した二酸化炭素を回収する二酸化炭素回収機構とを備えた消臭装置であって、前記二酸化炭素回収機構は、前記消臭機構の空気排気口と前記消臭装置の排気口との間に配置されていることを特徴とする消臭装置。
 
Bー8抗菌・殺菌
特開2025-073651液体供給システム 株式会社LIXIL
【課題】液切れ検出器による液切れの検出後、液体流路が液体供給不能状態となるまでの時間を遅延させることのできる液体供給システムを提供する.
【解決手段】液体供給システム10は、液源12から供給された液体を液体使用箇所14に供給するための液体流路16と、液体流路16内の液体を液体使用箇所14側に送液可能な送液部18と、液源12の液切れを検出する液切れ検出器20と、液体流路16に設けられ、液切れ検出器20による液切れの検出後にも液体を一時的に貯溜可能なバッファ部50と、を備える。
  液体流路16には、任意の構成として、液体流路16を通流する液体を除菌する除菌部40が設けられる。除菌部40は、例えば、中空糸膜フィルタ、光触媒、紫外線等を用いて液体を除菌するように構成される。
 
特開2025-074494流体殺菌装置 豊田合成株式会社
【課題】冷却効果の向上とともに大型化及び高コスト化の防止が図られた流体殺菌装置を提供する。
【解決手段】流体殺菌装置1は、流体が流通可能な流路空間を内部に有する筒状の流路管100と、流路管100における第1端部100aに設けられた第1流入口101と、流路管100における第2端部100bに設けられた第2流入口102と、流路管100における第1端部100aと第2端部100bとの間に設けられた流出口103と、流路空間内の第1端部100aに配置されるとともに流路空間に紫外光を放射する第1光源部110aと、流路空間内の第2端部100bに配置されるとともに流路空間に紫外光を放射する第2光源部110bとを備える。
 台座部133は、上面が解放された円柱状の箱状であり、外側底面は柱部120の先端と接続されている。箱内部の底面には基板135が配置され、基板135上にLEDパッケージ140が実装されている。箱の上面にはガラス板132が設けられ、箱内部を密閉している。ガラス板132はLEDパッケージ140からの紫外光を透過する材料であり、たとえば石英やサファイアである。ガラス板132の表面に紫外光を透過する光触媒膜を設け、ガラス板132に雑菌が繁殖することを抑制したり、有機物の汚れを防止したりしてもよい。ガラス板132は平板に限らず、レンズ状であってもよい。たとえば、TIRレンズ、フライアイレンズ、フレネルレンズなどであってもよい。
 
 柱部120、台座部133の材料は、SUS、アルミニウムなどの熱伝導率の高い金属材料が好ましい。また、チタンを用い、表面を酸化して光触媒膜としてもよい。柱部120、台座部133に雑菌が繁殖することを抑制することができる。
 
特開2025-076066監視システム 株式会社LIXIL
【課題】液体検知センサを備える液源の液切れを検知可能な監視システムにおいて、その液体検知センサの長寿命化を実現する技術を提供する。
【解決手段】監視システム100は、衛生設備に用いられる吐出装置の監視システムである。監視システム100は、液源からの液体が流れる液体流路の被検知部における液体の有無を検知する液体検知を実行する液体検知センサ72と、液体検知センサ72の長寿命化を考慮した長寿命化検知条件が成立する場合に液体検知センサ72に液体の有無を検知する液体検知を実行させる液体検知実行部93と、液体検知センサ72による検知結果に基づいて液源が液切れしているか否か判定する液切れ判定部94と、を備える。
  除菌部62は、液源58から吸い出された液体を除菌する。除菌部62は、例えば、中空糸膜フィルタ、光触媒、紫外線等を用いて構成される。
 
特開2025-076067吐水装置 株式会社LIXIL
【課題】複数の機器を備える吐水装置において、機器に異常が発生した場合に、異常が発生した機器をユーザに確実に知らせることができる技術を提供する。
【解決手段】吐水装置12は、吐水部28が設けられた吐水装置本体16と、吐水装置本体に設けられた報知部35と、複数の機器と、制御装置22と、を備える。制御装置22は、機器に異常が発生している場合にその機器の識別情報を報知部35に報知させる詳細報知モードを実行可能である。
   除菌部62は、添加液保持部58から吸い出された添加液を除菌する。除菌部62は、例えば、中空糸膜フィルタ、光触媒、紫外線等を用いて構成される。
 
特開2025-080741抗菌抗ウイルス剤、抗菌抗ウイルス性コーティング組成物、積層体、抗菌抗ウイルス性樹脂組成物および成形体 DIC株式会社
【課題】樹脂に対する高い相溶性と高い抗菌抗ウイルス活性を有し、適用対象の外観への影響が低減された抗ウイルス剤を提供する。
【解決手段】脂肪酸ビスマス塩および脂肪酸レアアース塩を含有する抗菌抗ウイルス剤。
  抗菌抗ウイルス剤としては、光触媒系(TiO2等)と金属系(Ag、Cu等)が知られており(例えば特許文献1)、これら金属単体又は金属化合物を適用対象に直接塗布したり、バインダー樹脂に混合してコーティング組成物とし、当該組成物を適用対象に塗布して用いられる。
 
特開2025-081136センサ、ホームドア、鉄道駅のプラットホームのホーム構造、カメラのフード、及びセンサの製造方法  大島 康正 株式会社はせがわ環境開発 リボーン環境サービス株式会社
【課題】発光部と受光部との少なくとも一方を備えるセンサにおいて、クモ等の昆虫又は節足動物が当該センサに侵入することに起因する誤動作の発生を低減させる。
【解決手段】昆虫又は節足動物を忌避するための忌避剤が塗布された第1領域R1を、受光部37bの周囲に設け、第1領域R1のうち受光部側の領域である内側領域R1aにおける忌避剤の密度を、受光部37b側とは反対側の領域である外側領域R1bにおける忌避剤の密度よりも高くする。
  本実施形態では、受光部37bの周囲には、クモ等の昆虫又は節足動物(以下、「節足動物」という)を忌避するための忌避剤が塗布された第1領域R1が形成され、第1領域R1の外側には、防カビ作用を有する第2領域R2が設けられる。第2領域R2を設けることにより、受光部37bの周囲におけるカビの発生が防止され、カビを餌とするダニ等が受光部37bの周囲に集まることが防止され、ひいては当該ダニを捕食するクモが受光部37bの周囲に集まることも防止される。なお、忌避剤の具体例としては、例えば、ピレスロイド系化合物を有効成分とするものが挙げられる。また、第2領域R2については、銀、銅、又は亜鉛等の抗菌性金属を各種の無機物担体に担持させた無機系抗菌剤等の周知の無光触媒を塗布することで生成されればよい。本実施形態では、第1領域R1及び第2領域R2は、ホームドア3Aの工場出荷時点で予め形成されている。   
 
特開2025-081846流体殺菌装置 豊田合成株式会社
【課題】光源部の冷却効率がよい流体殺菌装置を提供する。
【解決手段】流体を流す流路空間を形成し、第1端側の側壁に流入口101が形成され、第2端側に流出口102が形成された流路管100と、流路空間における流入口101寄りの位置に配置され、第2端側に紫外光を放射する光源部110と、を有した流体殺菌装置であって、光源部110は、紫外光を放射する発光素子(LEDパッケージ140)と、流路管100の第1端の端面から第2端側に向かって突出するように設けられ、流入口101に対応する位置に設けられ、第2端側に向かうにつれて細くなるように形成された柱部120と、柱部120の先端に設けられ、発光素子を収容する収納部130と、を有する。
   台座部133は、上面が解放された円柱状の箱状であり、外側底面は柱部120の先端と接続されている。箱内部の底面には基板135が配置され、基板135上にLEDパッケージ140が実装されている。箱の上面にはガラス板132が設けられ、箱内部を密閉している。ガラス板132はLEDパッケージ140からの紫外光を透過する材料であり、たとえば石英やサファイアである。ガラス板132の表面に紫外光を透過する光触媒膜を設け、ガラス板132に雑菌が繁殖することを抑制したり、有機物の汚れを防止したりしてもよい。ガラス板132は平板に限らず、レンズ状であってもよい。たとえば、TIRレンズ、フライアイレンズ、フレネルレンズなどであってもよい。
 
  柱部120、台座部133の材料は、SUS、アルミニウムなどの熱伝導率の高い金属材料や、熱伝導フィラーを混合した高放熱樹脂が好ましい。また、チタンを用い、表面を酸化して光触媒膜としてもよい。柱部120、台座部133に雑菌が繁殖することを抑制することができる。
 
特開2025-081847流体殺菌装置 豊田合成株式会社
【課題】光源部の冷却効率がよい流体殺菌装置を提供する。
【解決手段】流体を流す流路空間を形成し、第1端側の側壁に流入口101が形成され、第2端側に流出口102が形成された流路管100と、流路空間における流入口101寄りの位置に配置され、第2端側に紫外光を放射する光源部110と、を有した流体殺菌装置であって、光源部110は、紫外光を放射する発光素子(LEDパッケージ140)と、流路管100の第1端の端面から第2端側に向かって突出するように設けられた柱部120と、柱部120の先端に設けられ、発光素子を収容する収納部130と、を有し、収納部130は、柱部120の先端の全周にわたって、柱部120の先端から柱部120の径方向外側に広がるように形成されている。
  台座部133は、上面が解放された円柱状の箱状であり、外側底面は柱部120の先端と接続されている。箱内部の底面には基板135が配置され、基板135上にLEDパッケージ140が実装されている。箱の上面にはガラス板132が設けられ、箱内部を密閉している。ガラス板132はLEDパッケージ140からの紫外光を透過する材料であり、たとえば石英やサファイアである。ガラス板132の表面に紫外光を透過する光触媒膜を設け、ガラス板132に雑菌が繁殖することを抑制したり、有機物の汚れを防止したりしてもよい。ガラス板132は平板に限らず、レンズ状であってもよい。たとえば、TIRレンズ、フライアイレンズ、フレネルレンズなどであってもよい。
 
  柱部120、台座部133の材料は、SUS、アルミニウムなどの熱伝導率の高い金属材料や、熱伝導フィラーを混合した高放熱樹脂が好ましい。また、チタンを用い、表面を酸化して光触媒膜としてもよい。柱部120、台座部133に雑菌が繁殖することを抑制することができる。
 
特開2025-083331ウイルス死滅・殺菌モジュール及び消毒装置 東莞康貝童車玩具有限公司
【課題】ウイルス死滅・殺菌モジュール及び消毒装置を提供する。
【解決手段】ウイルス死滅・殺菌モジュールは、通電することにより消毒機能を起動すると、紫外線モジュール5の紫外線ランプは常時点灯し、TiO2モジュールに照射することでTiO2の底板及び翼板の表面にH+電子及びe−電子が発生する。TiO2表面のH+電子は送気パイプ1中の水分子と反応してOHラジカルを形成し、e−電子は送気パイプ中の酸素分子と反応してO2−ラジカルを形成する。OHラジカル及び一部のO2−ラジカルは送気パイプ1において送風ファン2によって吹き込まれた空気中の有機物及び細菌、ウイルスなどによってCO2及び水に分解され、一部のO2−ラジカルは送風によって消毒対象物まで吹き込まれ、消毒対象物表面の有機物、細菌及びウイルスをCO2及び水に分解する。
   本発明の積極的な効果は、下記である。本発明のウイルス死滅・殺菌モジュールは、送気パイプ、送風ファン、恒温加熱モジュール、TiO2モジュール及び紫外線モジュールを含む。ウイルス死滅・殺菌モジュールに通電して消毒機能を起動すると、紫外線モジュールの紫外線ランプは常時点灯し、TiO2モジュールに照射することでTiO2の底板及び翼板の表面にH+電子及びe−電子が発生する。TiO2表面のH+電子は送気パイプ中の水分子と反応してOHラジカルを形成し、e−電子は送気パイプ中の酸素分子と反応してO2−ラジカルを形成する。OHラジカル及び一部のO2−ラジカルは送気パイプにおいて送風ファンによって吹き込まれた空気中の有機物及び細菌、ウイルスなどによってCO2及び水に分解され、一部のO2−ラジカルは送風によって消毒対象物まで吹き込まれ、消毒対象物表面の有機物、細菌及びウイルスをCO2及び水に分解する。本発明のウイルス死滅・殺菌モジュール及び消毒装置は、光触媒及び紫外線の作用により様々な物品の表面のウイルス及び細菌に対する死滅率が99.9%に達し、空気浄化の効果も有する。
 
特開2025-083332消毒装置 東莞康貝童車玩具有限公司
【課題】様々な物品の表面のウイルス及び細菌に対する死滅率が99.9%に達する優れた消毒効果を有する消毒装置を提供する。
【解決手段】この消毒装置は、筺体、送気パイプ、送風ファン、恒温加熱モジュール、TiO2モジュール及び紫外線モジュールを含む。本発明の消毒装置は、光触媒及び紫外線の作用により、多種類の物品表面に付着するウイルス及び細菌に対する死滅率が99.9%に達し、除菌効率が高く、消毒効果に優れている。
  本発明の積極的な効果は、下記である。本発明の消毒装置は、筺体、送気パイプ、送風ファン、恒温加熱モジュール、TiO2モジュール及び紫外線モジュールを含む。通電して消毒機能を起動すると、紫外線モジュールの紫外線ランプは常時点灯し、TiO2モジュールに照射することでTiO2の底板及び翼板の表面にH+電子及びe−電子が発生する。TiO2表面のh+電子は送気パイプ中の水分子と反応してOHラジカルを形成し、e−電子は送気パイプ中の酸素分子と反応してO2−ラジカルを形成する。OHラジカル及び一部のO2−ラジカルは送気パイプにおいて送風ファンによって吹き込まれた空気中の有機物及び細菌、ウイルスなどによってCO2及び水に分解され、一部のO2−ラジカルは送風によって筺体内の消毒対象物まで吹き込まれて消毒対象物を消毒し、消毒対象物表面の有機物、細菌及びウイルスをCO2及び水に分解する。本発明の消毒装置は、光触媒及び紫外線の作用により様々な物品の表面のウイルス及び細菌に対する死滅率が99.9%に達し、優れた消毒効果を有する。
 
特開2025-083467照射装置 株式会社飯田照明
【課題】簡単な回路構成の照射装置を提供する。
【解決手段】照射装置1は、器具本体51から受電するための接続部材9と、紫外線を照射するLEDモジュール35と、接続部材9とLEDモジュール35とを接続する導電路上に設けられる整流回路11とを備え、平滑回路を備えない。
  2.LEDモジュール LED13は、定格電力が1W以上の、所謂、パワーLEDであるが、1Wは未満のLED素子を利用してもよい。LED13の電流は、定格電流の40〜60%の範囲が好ましい。これにより、発光効率を高めることができると共に12,000時間以上の長寿命を達成できる。複数のLED13は、光の波長が1種類であってもよいし、2種類以上であってもよい。例えば、紫外線C波と紫外線A波との2種類を有することで、UV−Cによる殺菌とUV−Aの光触媒光源としてダブルにすることで除菌機能を高めることができる。LEDモジュール3は、1個であってもよいし、複数個あってもよい。LED13は、1つのLEDモジュール3において、1個であってもよいし、複数個であってもよい。複数個のLEDモジュール3がある場合、少なくとも1個のLEDモジュール3にある1個以上のLEDが樹脂チューブにより覆われればよい。
 
特表2025-514571ビスマスイオン機能性グラフェン農業用フィルムの製造方法 麦智鉅
【要約】本発明は、ビスマスイオン機能性グラフェン農業用フィルムの製造方法を提供する。当該方法は、油性のビスマスイオングラフェン材料とコロイド粒子をミキサーに投入して攪拌し、攪拌完了後に乾燥させることで、混合材料を取得して準備する混合ステップと、混合材料を押出機に投入し、溶融、混錬、押し出し、冷却、切断、乾燥を行うことで、機能性マスターバッチを取得する造粒ステップと、機能性マスターバッチをインフレーションフィルム成形機に投入してフィルムインフレーションを行い、ビスマスイオン機能性グラフェン農業用フィルムを取得するフィルムインフレーションステップ、を含む。これを農業用フィルムのうちの屋根用フィルムに用いれば、より良好な保温効果が備わる。また、地上用フィルム及び防水用地下フィルムに用いれば、地上の細菌及び有害ウイルスを死滅させることが可能となる。且つ、ビスマスイオンの作用によって、植物の根部への有害真菌の感染が有効に抑制されるため、地中の虫による被害を防止するとの役割が発揮される。
 ビスマスイオンがグラフェンに結合した場合、得られるフィルムには透光の面で優れた機能が備わる。また、赤外線及び保温の面において、ビスマスイオンは銀イオンよりも良好な機能を有するため、保温の面において、銀よりも優れた赤外線及び遠赤外線保持効果を有する。これもまた、本研究・開発の目的である。加えて、グラフェンはイオンの支えとなって、ビスマスイオンを増大させる役割を果たす。また、試験において、ビスマスイオンの殺菌力は銀イオンよりも強いことが分かっている。且つ、ビスマスイオングラフェンは光触媒効果も有するため、細菌やウイルスに直接接触しなくても、光触媒による殺菌能力を発揮可能である。また、当然ながら、細菌やウイルスに直接接触した場合には、殺菌力が銀よりも強くなる。
 
   (2)ビスマスイオンの殺菌力は銀イオンよりも強い。且つ、ビスマスイオングラフェンは光触媒効果も有するため、細菌やウイルスに直接接触しなくても、光触媒による殺菌能力を発揮可能である。また、ビスマスイオングラフェンは、赤外線を保持して保温することが可能なだけでなく、紫外線を除去したり、放射線を防いだりする能力も発揮可能である。また、ビスマスイオングラフェンは、X線やガンマ線等を吸収可能であるとの利点を有する。
 
Bー9水質浄化
特許7670103水処理システム 栗田工業株式会社
【課題】被処理水の有機物濃度を求めると共に有機物の特性を分析することができる有機物分析システム、及び分析結果に基づいて水処理設備の制御を行う水処理システムを提供する。
【解決手段】有機物分析システムは、試料に酸化剤を添加し、有機物を化学的酸化により分解して二酸化炭素を生成させ、前記二酸化炭素を検出する測定装置と、前記測定装置の検出結果を取得し、前記検出結果を用いて前記試料の全有機体炭素濃度を算出する分析装置1と、を備える。分析装置1は、酸化剤の添加の有無、又は添加した酸化剤の種類が異なる場合に算出される全有機体炭素濃度の差に基づいて、前記有機物の特性の情報を取得する。
  分解してもよい。触媒は、試料に含まれる有機物または無機物を酸化できるものであればよい。触媒としては、例えば、鉄、マンガン、コバルト、クロム、ニッケル、タングステン、銅、銀、金、白金、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛、珪素、スズ、イットリウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、パラジウム、チタン等の金属やその酸化物あるいはそれらの合金、複合酸化物を触媒活性成分として含有するものを用いることができる。試料中の有機物は、触媒と紫外線による光触媒効果で得られる高い酸化力によって二酸化炭素に酸化分解される。分析装置1は、酸化剤添加による酸化分解から求まる全有機体炭素濃度と、光触媒効果による酸化分解から求まる全有機体炭素濃度との差から、有機物の特性の情報を取得する。この手法は、有機物の特性としての親/疎水の違いの情報の取得に好適である。
 
Bー10園芸・野菜・果樹・鮮度・冷蔵庫
特許7605541SA@CDs/g−C3N4複合材料、その調製方法およびアフラトキシン除去における使用 青▲島▼▲農▼▲業▼大学
【課題】食品中の残留アフラトキシンを効果的に除去することができ、作用が温和で、環境に優しく、安全で、リサイクルが容易であり、材料残留が食品品質に与える影響を回避することができるSA@CDs/g−C3N4複合材料、その調製方法、およびその使用を提供する。
【解決手段】CDs/g−C3N4複合物を水に添加し、超音波処理を行い、それを均一分散させ、次にアルギン酸ナトリウムを添加し、激しく攪拌し、十分に混合し、プレゲル溶液を形成し、十分に混合したプレゲル溶液を型に移し、その後凍結乾燥して固体スポンジを得、固体スポンジをCaCl2溶液に浸漬してゲル化させ、その後脱イオン水で洗浄し、凍結乾燥してSA@CDs/g−C3N4複合材料を得る。
  実施例1SA@CDs/g−C3N4複合材料を調製し、そのステップは以下のとおりであり:(1)炭素量子ドット溶液の調製新鮮なオレンジ由来の30mLのオレンジ果汁をポリテトラフルオロエチレンで裏打ちした100mLの反応器に添加し、200℃で10h加熱する。自然冷却後、反応生成物を遠心分離して0.22μmポリエーテルスルホンフィルターで濾過し、透明な茶黄色の炭素量子ドット(CDs)溶液を形成する。炭素量子ドット溶液のXRDパターンとFTIRスペクトルは図1に示される。図1から分かるように、調製された炭素量子ドットはアモルファス構造であり、表面にカルボニル基、水酸基などの官能基を有している。(2)CDs/g−C3N4複合物の調製 1.26gのメラミン(0.01mol)と3.16gのトリチオシアヌル酸(0.01mol)を60mLの脱イオン水に添加し、1h攪拌して均一な混合溶液を得、一定体積(それぞれ1mL、3mL、5mLと7mL)のCDs溶液を上記混合溶液に添加し、引き続き12h攪拌する。混合溶液を濾過、洗浄および乾燥してマッフル炉に移し、3℃/minの速度で600℃まで昇温し、この温度下で4h焼成してCDs/g−C3N4複合物を得、CSTCN−x光触媒と略称され、ここで、x=1、3、5および7とし、すなわち、それぞれ1mL、3mL、5mLおよび7mLのCDs溶液調製条件下で得られた生成物である。比較として、本発明では、CDs溶液を添加せずに同じ条件下で調製された生成物をSTCNと略称する。
 
  光吸収の向上は、光触媒の触媒性能を向上させる最も効果的な方法の一つであり、図3cに示すように、CDsの量子効果により、CSTCN−x複合材料の光吸収能力が著しく向上した。また、量子ドット濃度が高くなるにつれて、さらに吸収が促進された。サンプルの色は黄色から褐色に徐々に変化した。フォトルミネッセンスと時間分解フォトルミネッセンスを用いて、光生成キャリアの分離と移動効率を測定した。図3dに示すように、CDsの導入後、CSTCN−x複合材料はSTCNよりも低いPL強度を示した。この結果、CDの導入はキャリアの分離を効果的に促進できることを示している。
CSTCN−xにおける効果的な光生成キャリアの分離と移動効率をさらに評価するために、電気化学的特性評価を行い、図3eは、調製された触媒の電気化学インピーダンススペクトル(EIS)を示し、STCNに比べて、CSTCN−3はより短いアーク半径を示し、電荷移動抵抗が小さく、電荷分離効率がより効果的であることを示唆している。さらに、図3fに示すように、CSTCN−3は「スイッチング」照明の繰り返しサイクルにおいて最も高い光電流応答強度を示し、可視光でのキャリア輸送速度が速いことを示している。このことから分かるように、CSTCN−3は最も優れた光触媒性能を有する。しかし、CDsドープ濃度の増加に伴い、光電流応答強度が低下し、これは、CDsの増加により新しい錯体サイトが導入されたためと考えられる。
 
実登3251208窓ガラス、および冷蔵庫 福田 晋也
【課題】ハーフミラーからの反射光を消去する光学系を構築して、ハーフミラーからの映り込みのない窓とそれを用いた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】偏光板3を透過した入射光4がハーフミラー1で反射する前後にλ/4位相差板2を往復することで当該反射光6を当該偏光板3で遮光させる。
  光源15を点灯していない場合でも、外光である入射光4は前面扉の光透過部分13を透過して来る。透過光5は冷蔵内部を照らして外部からかろうじて見える状況である。中身を見たい場合、光源15を点灯させて内部が容易に視認できるようにする。この際、単純なハーフマミラー(マジックミラー)では外光による映り込みによって視認性が悪くなるのに対して、図2の実施例ではハーフミラー1による映り込みをλ/4位相差板2と偏光板3によって消去できるため視認性が改善される。また、期せずして冷蔵庫に入射された外光透過光5を有効利用して光触媒16を活性化させれば、野菜類の熟成を促進させるエチレン,アンモニアなどの悪臭成分の分解、細菌の殺菌が可能となり、冷蔵庫の高性能化に寄与することになる。したがって、野菜室の場合、内部への光量確保のため、中身の視認性を犠牲にしてλ/4位相差板2、偏光板3を取り除いて単純なハーフミラー(マジックミラー)としても良い。光触媒16の性能を最大限に発揮するには外光が届かない冷蔵庫の奥、冷却対象14の裏側にも光、特に紫外光を光触媒16に照射する必要がある。図3は、外光の透過光5が当たらない領域に別途設けたUV−LED17で光触媒16に紫外光を照射するようにした実施例である。これにより光触媒16の機能がより広範囲に発揮できる。しかし、冷蔵庫内部の光照射は万能ではなく、逆に冷却対象14を劣化させる場合がある。例えば、ジャガイモを冷蔵する場合、光によって毒性のあるソラニンが生成したり芽が生えてしまう。一般的には土の中に埋まっていた植物は冷暗所で保存すべきで、紙や黒いビニールで包むにしても完全に遮光するのは困難なので、光を導入しない遮光型の野菜室を別に設けるのが望ましい。以上のように、光照射型野菜室と光遮蔽型野菜室を設けることで、例えば葉物野菜は光照射型野菜室で冷蔵し光触媒によるエチレン分解による鮮度維持と野菜への光(紫外線)照射による栄養素向上が行われ、光遮蔽型野菜室ではイモ類、根菜など土から掘り出した野菜を冷蔵することで各野菜毎に最適な冷蔵が可能となる。
 
Bー11電機関連
特許7654289半導体基板の処理方法 國立中央大學
【課題】半導体基板の処理方法を提供する。
【解決手段】相対する未処理側と接合側を有する未処理基板を提供し、正孔供給基板を提供し、ウエハ接合プロセスを経て、正孔供給基板を未処理基板の接合側に接合することで基板ペアを得る、材料プロセスを行うことが含まれる、半導体基板の処理方法。この半導体基板の処理方法は、高速な電気化学エッチングを実現することができる。
  また、一実施例において、未処理基板は窒化ガリウム基板である。本発明の実施例に係る半導体基板の処理方法により、窒化ガリウム基板を陽極酸化することで、多孔性窒化ガリウムを作製できる。この種の材料は、高密度エネルギー貯蔵装置、強力な光触媒変換器、高感度の紫外線光センサなどを製造できる。
 
特開2025-079290カメラ 株式会社ヴィーネックス
【課題】被写界深度が深くコンパクト化されたカメラを実現する。
【解決手段】受光レンズ11と、受光レンズ11を透過した光を受光する受光素子(受光素子アレイ120)とを備え、読取位置において照明された対象物からの光を受光レンズ11により受光素子に結像させるカメラであって、受光レンズ11と読取位置との間の距離をW、受光レンズ11の視野の幅をXとしたときに、W<Xを満たし、かつ、W>30mmであり、被写界深度が4mm以上である。
   その他にも、紙幣、硬貨、有価証券、バーコード、ラベル、印刷物、通帳、絵画、彫刻、陶器、HEPAフィルタ、光触媒担持シート、ハニカムフィルタ、自動車ボディ、タイヤ、舗装道路、鉄道線路、競技用トラック、人工芝、トンネル内壁、コンクリート建造物、電線、光ファイバー、ケーブル、コネクタ、プラグ、乾電池、プリプレグ、パンチングボード、銅張積層板、フレキシブル基板、電極シート、セパレータ、グラファイトシート、太陽電池セル、リチウムイオン電池、フォトマスク、液晶ディスプレイパネル、有機ELパネル、LEDディスプレイ、ミニLEDディスプレイ、マイクロLEDディスプレイ、錠剤のPTP包装シート、医薬品や化粧品の分包、ウェルプレート、マイクロ流体デバイス、衣服やリネン(シーツ・タオル類)、不織布マスク、貼付剤、ゲルシート、粘着テープ、樹脂ペレット、合成皮革、天然皮革、木材、コルク、プラスチック発泡体、穀物、豆類、茶葉、香辛料、印鑑、鍵、指紋、静脈パターン、などの読取装置1として好適に使用できる。
 
特表2025-516401直交酸化銅ナノプレートを備えたZnOナノロッド及び対応するガスセンサー ルクセンブルク インスティテュート オブ サイエンス アンド テクノロジー(リスト)
【要約】本発明は、ZnOナノロッド(2)と、ZnOナノロッド(2)に対して横方向に延在する酸化銅ナノプレート(4;6)とを含む金属酸化物材料;金属酸化物材料を合成するための方法;及び基板と、基板上に堆積された少なくとも2つの電極と、少なくとも2つの電極上及び少なくとも2つの電極間の基板上に堆積されたZnOナノロッドを含むガス検知層であって、ガスと接触したときに変化する電気抵抗を示す、ガス検知層と、を備えるガスセンサーであって、;ZnOナノロッドには、CuOの横方向ナノプレートが備えられ、これにより、O2、H2、CO、エタノール及びNO2のうちの少なくとも1つであるガスに対するガス検知層の感度が付与される、ガスセンサーに関する。
 得られたCu2(OH)3Clナノプレートを有するZnOナノロッドは、図2のセクションc)に示す。次に、溶液を遠心分離し、洗浄し、これによりCu2(OH)3Clナノプレートを備えたZnOナノロッドが分離し、その後、基板上に塗布して、ガスセンサー、光触媒、及び水分解装置を形成することができる。あるいは、Cu2(OH)3Clナノプレートを備えたZnOナノロッドは、エタノールなどの溶媒中に保存することもできる。
 
Bー12健康・医療
特許7570730歯科治療ユニット用の水分捕捉装置 パワードライヤー有限会社
【課題】歯科医療用エアドライヤシステムに於いて、「スリーウェイシリンジ」と称される噴射器具に極力綺麗な乾燥空気を送ること。 
【解決手段】歯科治療ユニット用の水分捕捉装置は、圧縮空気供給源と接続する第1供給配管と治療室に設置された歯科治療ユニットの第2供給配管との間に接続状態に介在し、吸気口部と気液分離後の空気を排出する排気口部とを有する容器と、吸気口部と第1供給配管に接続する一方の接続部材と、第2供給配管と排気口部に接続する他方の接続部材と、容器の内部空間に設けられ、空気流通を吸気口部側から排気口部側へと許容すると共に、少なくとも内部空間に所定間隔を有して配設されかつ空気中の水分を捕捉する複数の仕切板状の水分捕捉部材、又は内部空間に固定されかつ複数の仕切り部品の一体的な組み合わせから成る気液分離部材のいずれかを備えること。
  実施形態では、水分捕捉部材25は、例えば図6で示すように矩形状板であり、好ましくは粒状或いは微粒の酸化チタンを全体的に含んでいる。したがって、水分捕捉部材25は、内部空間を流通する空気中の水分を捕捉する機能のみならず、容器22の内部空間を流れる空気に含まれている雑菌を吸着状態に捕捉する機能も有する。好ましい実施形態では、筒状の容器22には、光触媒材料からなるウイルス気液分離部材(例えばHEPAフイルター)と、該ウイルス気液分離部材に励起光を照射する励起光照射部材(例えばLED)が内装されている。したがって、空気中のウイルスの不活化を図ることができる。
 
特許7648060根管治療システム 株式会社吉田製作所  藤栄電気株式会社
【課題】短期間かつ簡便に根管を治療することが可能な根管治療システムを提供する。
【解決手段】根管治療システム1は、被験者の歯牙2の根管2a内に注入された注入液IS内に配置される触媒部40と、被験者の口腔内に配置され、触媒部40に励起エネルギーを付与することによって当該触媒部40に触媒作用を起こさせる励起エネルギー付与部30Aと、被験者の口腔外に配置され、励起エネルギーを供給する励起エネルギー供給装置10Aと、発生した励起エネルギーを励起エネルギー付与部30Aに伝達する伝達部20Aと、を備え、触媒部40は、励起エネルギーによって触媒作用を起こし、注入液IS内にフリーラジカルを発生させる。
  <触媒部> 触媒部40は、根管内電極31Aの外周面(より好ましくは、先端部の外周面)に配置されている。触媒部40は、根管2a内に注入された注入液IS内に配置されており、励起エネルギー供給装置10から供給された励起エネルギーによって触媒作用を起こし、注入液IS内にフリーラジカルを発生させる。本実施形態において、触媒部40は、励起エネルギーとしての電力によって、フリーラジカルを発生させる。触媒部40の材料としては、n型半導体である金属酸化物半導体(光活性を有するアナターゼ型又はルチル型の酸化チタン(TiO2、すなわち、二酸化チタン)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化タングステン(WO3)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)等)、金属硫化物(硫化亜鉛(ZnS)等)等が挙げられる。これらの物質は、光が照射されることによって触媒作用を起こす光触媒であり、光以外にも電力又は振動によって励起エネルギーが付与された場合にも触媒作用を起こす。    
 
特許7648061根管治療システム及び根管内電極ユニット 株式会社吉田製作所 藤栄電気株式会社
【課題】装置数を低減するとともに短期間かつ簡便に根管を治療することが可能な根管治療システムを提供する。
【解決手段】根管治療システム1Aは、被験者の歯牙2の根管2a内に配置される根管内電極31Aと、被験者の身体に配置される対向電極32と、被験者の口腔外に配置され、根管内電極31A及び対向電極32に根尖位置検知信号を電力として供給する電力供給部11Aと、根管内電極31A及び対向電極32に根尖位置検知信号が付与された状態で、根管2aの先端部である根尖2a1の位置を検知する根尖位置検知部12cと、を備えるシステムであって、根管内電極31Aに配置される触媒部40を備え、触媒部40は、根管2a内に注入された注入液IS内で電力によって触媒作用を起こすことによって、注入液IS内にフリーラジカルを発生させる。
  <触媒部> 触媒部40は、根管内電極31Aの外周面(より好ましくは、先端部の外周面)に配置されている。触媒部40は、根管2a内に注入された注入液IS内に配置されており、励起エネルギー供給装置10Aから供給された励起エネルギーによって触媒作用を起こし、注入液IS内にフリーラジカルを発生させる。本実施形態において、触媒部40は、励起エネルギーとしての電力によって、フリーラジカルを発生させる。触媒部40の材料としては、n型半導体である金属酸化物半導体(光活性を有するアナターゼ型又はルチル型の酸化チタン(TiO2、すなわち、二酸化チタン)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化タングステン(WO3)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)等)、金属硫化物(硫化亜鉛(ZnS)等)等が挙げられる。これらの物質は、光が照射されることによって触媒作用を起こす光触媒であり、光以外にも電力又は振動によって励起エネルギーが付与された場合にも触媒作用を起こす。     
 
特開2025-081588組織からの目的の領域の隔離および発現分析のための方法、組成物、およびデバイス クァンタムサイト, インコーポレイテッド
【課題】平らな組織切片中の少なくとも1つの目的の領域から細胞構成要素を単離する方法が、本明細書で提供される。
【解決手段】上記方法は、インサイチュであり、組織から領域を規定するために固定化したヌクレオチドアレイの下準備を要しない。上記方法は、組織切片上に疎水性マスクをインサイチュで準備して、目的の領域を隔離し、続いて、表面張力アレイを必要に応じて使用して、上記疎水性マスクによって境界線を描いた特定の目的の領域に、抽出および/または分析試薬を添加および/または除去することを包含し得る。
  化学的マスクを生成するために付与され得る薬剤の他のクラスとしては、光触媒ありまたはなしで光硬化性である(UVで硬化し得る)、アクリレートおよびシアノアクリレートが挙げられる。
 
特開2025-082777プラズモン光熱反応を用いた標的遺伝子の迅速検出方法 スンチュンヒャン ユニバーシティ インダストリー アカデミー コオペレーション ファウンデーション
【課題】本発明は、標的遺伝子の目視検出が容易でない従来技術の問題点を解決し、標的遺伝子を短時間内に優れた感度および特異度で検出することができる。
【解決手段】本発明は、プラズモンベースの標的遺伝子検出方法に関し、本発明は、プラズモンナノ粒子を用いてRT−PCR反応を進めた後、SYBR Green Iおよび3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン(tetramethylbenzidine)を添加し、LEDを照射して、標的遺伝子の存在を肉眼で検出する。
  反応混合物は、2x反応mix 5μL、0.2μLのSuperScript(登録商標) III RT/Platinum(商標) Taq Mix、50μM正方向(5’−CAG GCT ATG GCA CYG TCA CGA T−3’)および逆方向(5’−CCA TYT GCA GCA RCA CCA TCT C−3’)プライマー0.1μL、光学密度(OD)が80のプラズモンナノ粒子(PMN)2μL、ウイルス核酸1μL、1.6μLのヌクレアーゼのない水、およびミネラルオイル20μLを含むようにした。熱循環プロトコルは、50℃で5分間始まり、次に、90℃(0秒)と60℃(8秒)の間で40サイクルが続いた。PPTベースのRT−PCR後、2−(N−morpholino)エタンスルホン酸(MES)緩衝液(8μL、0.1M)、40mM TMB(3,3’,5,5’−tetramethylbenzidine、1μL)および80x SGI(SYBR Green I、1μL)を含有する比色溶液10μLを反応溶液に添加した。PMNの磁気特性を活用して青色光LED(300mA、14V)を2分間照射する前に磁石で粒子を収集した。dsDNA−SGI複合体の光触媒活性で、TMBは、溶液のpH値を約5に調整して青色光LEDの励起下で酸化した。生成された混合物の吸光度は、NanoDrop(登録商標) OneC Microvolume UV−Vis Spectrophotometer(Thermo Scientific(商標))で測定された。
 
特表2025-515176光活性化可能な化合物及びその使用 プロメガ コーポレイション
【要約】生物学的系の中で作動させることができる、光活性化可能な標識のための、化合物、組成物、システム、及び方法を本明細書で提供する。具体的には、本明細書で開示する化合物は、光活性化を受けて反応性中間体を生成し、これにより、生体分子と共有結合を形成可能な、ビニル伸長アリールアジド部分を含む。光活性化は、紫外線(UV)照射、可視光照射、または(例えば、光触媒からの)エネルギー移動を含む、様々なメカニズムにより行うことができる。化合物は、有用な機能性、例えば、フルオロフォア、捕捉エレメント(例えば、ビオチン)、または反応性部分(例えば、クリックハンドル)、及び、生物活性化合物と、検出/捕捉エレメントと、を含む二官能性部分などの生体分子の検出をもたらす、官能性部分もまた含む。
【請求項23】生体分子を光触媒標識するためのシステムであって、 (a)請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物と、(b)光触媒と、を含む、前記システム。
【請求項24】前記光触媒は、以下の構造を有する、請求項23に記載のシステム:【化10[式中、 各一連の破線【化11】は、縮合6員環の存在または不在を表し、 Mは遷移金属であり、 m1、m2、m3、n1、n2、n3、p1、p2、及びp3は、それぞれ独立して0、1、または2であり、 R1a、R1b、R1c、R2a、R2b、R2c、R3a、R3b、及びR3cはそれぞれ独立して、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アミノ、及びヘテロアルキルから選択され、 X1a、X1b、X2a、X2b、X3a、及びX3bはそれぞれ独立して、N及びCから選択され、ここで、X1a及びX1bのうちの少なくとも1つはNであり、X2a及びX2bのうちの少なくとも1つはNであり、X3a及びX3bのうちの少なくとも1つはNであり、 X1c、X1d、X2c、X2d、X3c、及びX3dはそれぞれ独立して、CH及びNから選択され、Aはアニオンであり、 qは0、1、または2である]。
【請求項25】前記遷移金属は、Ru及びIrから選択される、請求項24に記載のシステム。
【請求項26】前記光触媒は、以下から選択されるイリジウム光触媒である、請求項23に記載のシステム:【化12】
【請求項27】前記光触媒は、以下から選択されるルテニウム系光触媒である、請求項23に記載のシステム:【化13】
【請求項28】 前記光触媒は、以下の式を有する、請求項24に記載のシステム:【化14】
【請求項29】試料での生体分子の標識方法であって、(a)前記試料を、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物と接触させることと、(b)前記試料を光に曝露することと、を含む、前記方法。
【請求項30】前記光は、紫外線及び可視光から選択される、請求項29に記載の方法。
【請求項31】前記光は、発光ダイオードからの可視光である、請求項29に記載の方法。
【請求項32】前記光はバイオルミネセント光である、請求項29に記載の方法。
【請求項33】前記試料を、ステップ(a)で光触媒と接触させることをさらに含む、請求項29に記載の方法。
 
Bー13その他
特許7683833印刷物、及びリサイクル基材の製造方法 DIC株式会社
【要約】アルカリ溶液での処理によりプラスチック基材から皮膜を脱離した際、脱離後のアルカリ溶液の着色を抑制することができるリサイクル基板の製造方法、及び該リサイクル基板の製造方法に好適に使用することができる脱離可能な皮膜を有する印刷物を提供する。
 基材と、アルカリ溶液での処理により基材から脱離可能なプライマー層と、着色剤と、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ロジン樹脂、及びポリエステル樹脂からなる群から選択される少なくとも1種の樹脂とを含有するインキ層と、ニス層と、をこの順で積層する、印刷物である。
  <<<その他の添加剤>>>本発明に係る水性ウレタン樹脂組成物には、必要に応じて造膜助剤や架橋剤、硬化促進剤、可塑剤、帯電防止剤、ワックス、光安定剤、流動調整剤、染料、レベリング剤、レオロジーコントロール剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光触媒性化合物、無機顔料、有機顔料、体質顔料、等の各種の添加剤等を使用することができる。
 
 
 
J木酢・酢・草酢
特許7675911水産物加工場の廃水の浄化液及びその使用方法 木村 将人
【課題】水産物加工場の廃水を浄化し、ヘドロの堆積を防止し、排水から発生する悪臭を予防する、水産物加工場の廃水の浄化液を提供することを課題とする。
【解決手段】糖蜜の水溶液を、アスペルギルス属、バシラス属、ラクトプランティバシラス属、エンテロコッカス属、ノカルディア属、シュードモナス属、ラルストニア属、リゾープス属、ロドコッカス属、ロドスプリルム属の10種の菌種の細菌を用いて培養した培養液と、フルボ酸鉄と、糖蜜と、海藻粉末と、水と、を含む混合液である。
  また、ヘドロの除去に関しては、例えば、特許文献2に、焼成カキ殻・珪藻土、ゼオライト、木酢液、等の一種以上の酸素発生材を含むヘドロの浄化剤が記載されている。しかし、特許文献2に記載されたヘドロの浄化剤は、十分なヘドロ浄化効果をあげることができなかった。水産物加工場の排水の浄化に関しては、従来は対症的な対応が取られるのみであって根本的な解決法がないまま現在に至っている。
 
特開2025-076113林業システム 小原 勝久  野上 和利
【課題】副産物の熱利用効率を向上させるとともに、基礎電源を確保して安定性の向上を図る。
【解決手段】森林エリアE内に植生する樹木から得られる主産物及び副産物の内、副産物を活用する林業システムであって、副産物の一部を含んだ燃料材を燃焼させて過熱蒸気を生成する過熱蒸気生成装置1と、この過熱蒸気を処理物としての燃料材以外の副産物に接触させこれを炭化させて木炭を製造する木炭製造装置30と、この木炭を燃料として発電するメイン発電装置50と、メイン発電装置50で得られる電力の一部を用いて低所に設けた低所水槽に貯留した水を高所に設けた高所水槽に揚水して貯留するとともに、高所水槽に貯留した水を落差により送水して水力発電を行うサブ発電装置60とを備えた。
  図8には、本実施の形態に係る林業システムSの変形例を示している。これは、上記の凝縮装置に変えて、木炭製造装置30及び乾燥装置20から排出されるガスを分留して少なくともメチルアルコールを抽出する分留装置80を備えて構成されている。分留装置80は、熱処理装置(20,30)からのガスが吹き込まれる下端の入口82と上端の出口83を有した分留塔81と、分留塔81内に下から段階的に設けられ、所要の温度に調整させられてガスを凝縮して取り出す凝縮部84とを備えている。各凝縮部84は、外部から供給される蒸気若しくは温水により下から高温から低温になるように段階的に所定温度に調整させられ、この部位でガスを凝縮させて該当する液体にする。蒸気や温水は、上記のボイラ等から一部を転用する。実施の形態では、下側の木酢液と、上側のメタノールと、中間のその他の成分からなる凝縮水とを取出す。出口83から流出した成分は一度浄化装置85で浄化されてから、大気に放出される。これにより、木酢液、凝縮水、メタノールを分けて取り出すことができるので、各液体を有効に使用することができる。特に、メタノールを有効に利用することができる。分留はこれらの成分に限定されず、適宜選択して良い。
 
特表2025-515530酢発酵度検出装置 江▲蘇▼大学  江蘇恒順醋業股▲フン▼有限公司  江蘇恒順集団有限公司
【要約】本発明は、酢発酵度検出装置を開示し、送液シリンダ、移動ロッド、サンプル収納ユニット、及び管移送ユニットを含み、移動ロッドは、送液シリンダの一方の側に固定して取り付けられ、移動ロッドの出力端には、送液シリンダの内側に位置するピストンディスクが設けられ、送液シリンダの表面に吸引口が設けられ、送液シリンダの底面に押し出し口が設けられ、管移送ユニットは、送液シリンダの一方の側に固定して取り付けられ、管移送ユニットは、トランスミッションボックス、駆動モータ、主歯車ディスク、作動メインロッド、及び作動メインロッドの底端に固定して取り付けられた管交換クリップを含む。本発明では、自動化酢液サンプリング検出構造が設けられ、送液シリンダ及び移動ロッドを用いて醸造タンク内の酢液の圧送を行い、サンプル収納ユニット及び管移送ユニットによってサンプル保存管の交換を実行し、醸造全過程に亘ってサンプリングが断続的に行われ、それによって、醸造の工程毎の検出や自動化サンプリング検出を確保し、人件費を削減する。
  1.本発明では、自動化酢液サンプリング検出構造が設けられ、送液シリンダ及び移動ロッドを用いて醸造タンク内の酢液の圧送を行い、サンプル収納ユニット及び管移送ユニットによってサンプル保存管の交換を実行し醸造全過程に亘ってサンプリングが断続的に行われ、それによって、醸造の工程毎の検出や自動化サンプリング検出を確保し、人件費を削減する。2.本発明では、サンプル保存管の回転・交換を行う回転トレイが設けられ、また、駆動モータによって管交換クリップが駆動されて、昇降や偏向動作を行うことによって、サンプル保存管は計測センサに接続され、サンプルを自動的に受け取り、再度回転して回転トレイの表面に対応する反転ベースの内部に送り、サンプルの保存やサンプル保存管の交換を行い、このように、各段階のサンプルの混合・干渉を回避する。 3.本発明では、ピストン式送液シリンダの圧送構造を用いて、移動ロッドでピストンディスクを押して往復運動させて、醸造タンク内の酢液から気体を抜いて、醸造タンクをサンプル保存管に接合した後、ピストンディスクの移動により酢液を完全に押し出すことによって、各段階での酢液の干渉を回避し、外部の気流や雑菌の進入を避ける。
 
 
 
Y海洋深層水
特許7683869RO膜を用いた製塩方法 高知県公立大学法人  室戸海洋深層水株式会社
【課題】製塩システムにおいて、NF膜にRO膜を適切に組み合わせることで、RO膜の海水中に存在するスケール(SO4)による目詰まりの問題を改善し、RO膜を用いた製塩効率の良い製塩システムを提供する。
【解決手段】製塩システムにおいて、まず、海水をNF膜に透過させ、海水中に存在するスケール(SO4)のほとんどを除去し、次に、RO膜による海水の濃縮を行い、その後、RO膜を用いたBC透過装置により海水をさらに濃縮する。
【請求項3】前記海水が海洋深層水であることを特徴とする請求項1及び2のいずれか1項に記載の製塩方法。  請求項3に係る発明によれば、海水として海洋深層水を用いることにより、ミネラル成分を多く含有する塩が製塩可能な製塩方法とすることができる。
 海洋深層水とは、概ね200m以深の海水であり、細菌やウイルスの混入が少なく、且つCaやMg以外にも多くの種類のミネラル成分を含む。海洋深層水がこれらの成分を多く含む理由は、表層水と比較して水温が低く、加えて、水温変動も少ないためである。
 
特開2025-070604水質浄化システム 栗田工業株式会社
【課題】水上に太陽光発電パネルが設置された水域の水質を適切に改善することができる水質浄化システムを提供する。
【解決手段】水域Wに設置される水質浄化システム1であって、太陽光発電パネル2と、該太陽光発電パネル2で発電された電力により駆動される流体輸送装置3及びLED投光装置4と、該水域Wの水質をモニタリングする水質モニタリング装置5と、を備えた水質浄化システム1。前記水質モニタリング装置5でモニタリングされた水質に基づいて前記流体輸送装置3及びLED投光装置4の駆動を制御する制御手段を備える。
  特許文献3には、水面に浮べたフロートに、上下方向に延在する保持筒を支持させ、該保持筒上部に設けた集光レンズで太陽光を集光し、保持筒下端に設けた散光レンズから光を深層水中に投光して深層水を浄化することが記載されている。
 
特開2025-070871藻場増殖礁構造体及び藻場造成方法 住友大阪セメント株式会社
【課題】藻類の成長に必要な栄養塩を有効に供給して藻類の成長を有効に促進することができるとともに、ブルーカーボンを有効に貯留してカーボンニュートラルの実現に寄与可能な藻場増殖礁構造体及び該増殖礁構造体を用いた藻場造成方法を提供する。
【解決手段】モルタル又はコンクリートと、人工炭酸カルシウムと、藻類の栄養塩を含有する粒子を含んで構成されるプレート台座体であって、粒子が、少なくとも台座体表面に散在しているプレート台座体と、プレート台座体上に積載されている、海水生分解性樹脂及び人工炭酸カルシウムから構成される種子取付プレート体と、プレート台座体上に積載されている、モルタル又はコンクリートと、人工炭酸カルシウムと、藻類の栄養塩を含有する粒子を含んで構成される藻類着生プレート体とを備える。
  しかし、気候変動による海水温上昇により、植物プランクトンの増殖や海水表層の栄養塩欠乏に加えて、温度の高い表層海水と低い深層海水の対流抑制のため、栄養塩濃度の高い、深層から表層への栄養塩循環も減少することが影響しているとみられているが、従来の藻場用増殖礁では、環境負荷を低減しつつ、藻類の生育に必要な栄養塩を効率よく補給して藻類の成長を促進することは十分ではなかった。
 
特開2025-073133皮膚洗浄剤組成物 日本精化株式会社
【課題】自然由来の界面活性剤から得ることができ、洗浄力に優れた皮膚洗浄剤組成物を提供することにある。
【解決手段】以下の成分(A)〜(C)を含有し、成分(A1)と(A2)の質量比が95:5〜5:95である、皮膚洗浄剤組成物を用いる。本発明の皮膚洗浄剤組成物は、成分(A1)及び(A2)を組み合わせて使用することにより、優れた洗浄力を発揮するものである。(A)以下の成分(A1)及び(A2)からなる脂質組成物 (A1)マンノシルエリスリトールリピッド (A2)リン脂質(B)多価アルコール(C)水
 本発明で使用される成分(C)の水としては、特に制限はなく、精製水、イオン交換水、蒸留水、天然水、海洋深層水、水素水等が使用できる。また、酸、アルカリ、緩衝剤、キレート剤等でpHが調製されたものであってもよいし、防腐剤等の水溶性成分が添加されたものであってもよい。
 
  水としては、常水、精製水の他、硬水、軟水、天然水、海洋深層水、電解アルカリイオン水、電解酸性イオン水、イオン水、クラスター水が好ましいものとして挙げられる。
 
特開2025-075215乳化化粧料及び毛髪化粧料 株式会社コーセー
【課題】本発明は、セット力及び再整髪性の両方に優れ展延性にも優れる化粧料を提供すること。
【解決手段】本発明は、次の成分(A)〜(D); (A)固形油  (B)水添ポリイソブテン  (C)被膜形成剤 (D)ポリエチレングリコール 10質量%未満を含有し、前記成分(D)に対する前記成分(A)の含有質量割合(A)/(D)が、1〜10であり、前記成分(D)に対する前記成分(B)の含有質量割合(B)/(D)が、0.2〜1.2である、乳化化粧料又は毛髪化粧料。
  本技術に用いる水は、特に限定されないが、化粧料等に用いられる水を使用することができ、例えば、常水、精製水、イオン交換水、温泉水、深層水、ラベンダー水、ローズ水、オレンジフラワー水などの植物由来の水蒸気蒸留水などが挙げられ、これらから選択される1種又は2種以上を用いることができる。
 
特開2025-076217液状化シリカ製造装置および製造方法。キム,ドン スル
【課題】体内へのケイ素の吸収が向上した水溶性ケイ素を含む食品添加物の製造方法を提供する。
【解決手段】ケイ素25〜85重量部、炭酸ナトリウム30〜72重量部、天日塩15〜48重量部、炭酸カリウム12〜39重量部、炭酸カルシウム13〜36重量部、及び炭酸マグネシウム11〜24重量部を含む混合物を1500〜1750℃の温度で溶融加熱する段階と、溶融加熱された溶融物を固形化するために冷却する段階と、固形化された溶融物を75〜390μmの粒子サイズに粉砕する段階と、粉砕物を水に溶解する段階と、溶解物の不純物を精製する段階と、精製された溶解物を果汁粉が添加された水溶液と混合して希釈する段階とを含むケイ素ベースの食品添加物の製造方法。水溶性の高い粉末シリカを最短時間で得る方法と設備を提供する。
【請求項3】海洋深層水を0.01%〜20%の重量比で混合されていることを特徴とする請求項1又は、請求項2に記載のケイ素ベースの飲食品添加物。
  本発明に係る水溶性のシリカは、瞬時に吸収力の良い健康食品になり得る。(1)本発明の一実施形態に係る食品添加物の製造方法によれば、水溶性ケイ素を含んで体内にケイ素の吸収が向上することができる。(2)本発明の一実施形態に係る食品添加物の製造方法によれば、ケイ素以外のミネラル及び天然高分子多糖類であるキチン等を添加し、体内に多様な栄養素が共に吸収されることができる。(3)本発明の一実施形態に係る食品添加物の製造方法によれば、ケイ素と海洋深層水が共に添加された健康機能性食品添加物を提供することができる。
 
特開2025-083273ジンセノサイドの含量が優秀な紅参抽出液の製造方法及びそれを利用して製造された紅参抽出液 ヘイン カンパニー リミテッド
【課題】ジンセノサイドの含量が優秀であるとともに、衛生的で風味が良く、糖度も優れているため、服用感が良い紅参抽出液を製造する方法及びその紅参抽出液を提供する。
【解決手段】水参の皮を除去する段階、洗浄する段階、紫外線を照射しながらオゾン水で洗浄した後、紫外線を追加で照射する殺菌洗浄段階、天然薬材の混合水を加熱して発生する蒸気で蒸熟する段階、乾燥段階、赤外線照射し紅参を製造する段階、抽出を得る段階を経て、紅参抽出液を製造する。
【請求項1】5−6年根の水参の皮を除去する段階;前記皮が除去された水参を5wt%エタノール水溶液で洗浄する段階;前記洗浄された水参に紫外線を照射しながらオゾン水で洗浄した後、紫外線を追加で照射する殺菌洗浄段階;前記殺菌洗浄された水参を蒸溜水で洗浄する段階;甘草3−5wt%、アジサイの葉0.5−2wt%、葛根1−3wt%、トウキ1−3wt%、ハリギリ2−5wt%、陳皮0.5−2wt%及び研ぎ汁残量を含む天然薬材の混合水を加熱して発生する95−120℃の蒸気で前記洗浄された水参を3.5−5時間の間蒸熟する段階;前記蒸熟された水参を1−3日間海風で乾燥する段階;前記海風乾燥された水参を12−15時間の間75−85℃及び相対湿度50−60%の熱風で乾燥する段階;前記熱風乾燥した水参に10−1000μm波長の遠赤外線を2−5時間の間照射して紅参を製造する段階;前記紅参を主根、支根及び細根に切断し、それぞれを5−20N/cm2の圧力で10−40分間加圧する段階;前記主根、支根及び細根をそれぞれ10−20wt%の海洋深層水が混合された生水に別個に投入して加熱して前記主根、支根及び細根の各抽出液を得る段階;前記主根、支根及び細根の各抽出液を互いに混合して35−140メッシュ(mesh)の篩で濾過して1次抽出液を得、濾過された紅参残余物は、10−20wt%の海洋深層水が混合された生水に更に投入して80−85℃で12−18時間の間加熱して2次抽出液を得る段階;及び前記1次抽出液と前記2次抽出液を混合する段階を含むが、前記主根の抽出液は、前記主根を90−95℃で25−30時間の間加熱し、前記支根の抽出液は、前記支根を85−90℃で15−25時間の間加熱し、前記細根の抽出液は、前記細根を75−85℃で12−15時間の間加熱して得ることを特徴とし、前記1次抽出液と前記2次抽出液を得る段階は、前記1次抽出液を5−10℃に冷却する段階;前記冷却された1次抽出液を15−50メッシュ(mesh)の篩で2次濾過する段階;2次濾過された残余物を乾燥及び粉砕する段階;及び前記乾燥及び粉砕された残余物を前記1次抽出液に混合する段階;を含み、前記1次抽出液と前記2次抽出液を混合する段階は、前記1次抽出液及び前記2次抽出液の重量及び温度を測定する段階;下の数学式を利用して目標温度(単位:℃)を算出する段階;目標温度=(W1*T2+W2*T1)/(W1+W2)(ここで、W1は、1次抽出液の重量、W2は、2次抽出液の重量、T1は、1次抽出液の温度、T2は、2次抽出液の温度、重量の単位は、t(トン)、温度の単位は、℃)
下の数学式を利用して加熱時間(単位:分)を算出する段階;及び加熱時間=|T1−T2|*(W1+W2)前記1次抽出液と前記2次抽出液の混合物を前記算出された目標温度で前記算出された加熱時間の間加熱する段階;を含むことを特徴とする、紅参抽出液の製造方法。紅参を主根、支根及び細根に切断し、10N/cm2の圧力のプレス機で約15分間加圧した後、海洋深層水10wt%と生水が入っている複数の抽出機に分離して投入し、主根は、95℃で30時間、支根は、85℃で20時間、細根は、75℃で12時間の間加熱してそれぞれの抽出液を得た。各抽出液を互いに混合して45メッシュの篩で濾過して1次抽出液を得た後、濾過された紅参残余物を10wt%の海洋深層水混合水に更に投入して85℃で18時間の間加熱して2次抽出液を得、1次抽出液を10℃に冷却した後、20メッシュの篩で濾過して濾過物を乾燥及び粉砕した後に1次抽出液と混合した。10℃の1次抽出液2tと85℃の2次抽出液1tを混合し、60℃の温度で225分間加熱した後に精製して紅参抽出液を製造した。
 
 
 
 
未整理
 
特開2025-072282核変換システム、加工装置、除去装置、切除装置 西沢 克弥
【課題】ミュオンを用いて水素・重水素やホウ素・窒素・酸素・フッ素・ナトリウムなどの燃料原子核を核変換するシステムを検討する。ミュオン標的に炭素原子を用いた標的を用いると炭素原子が高エネルギーの陽子照射を経て高度に放射化される問題があり、ミュオン標的が放射化しにくくなる系を考案したい。またミュオンは高速のため標的の原料原子と反応しにくい可能性もあった。
【解決手段】レプトンコライダ等装置や宇宙線により生成された粒子衝突により生成した高速なミュオン/宇宙ミュオンを電場・減速手段を用いて減速させ燃料原子に結合させるシステムを考案する。レーザー航跡場を用いた減速器と電場を形成する素子を用いた減速器を提案する。核変換炉の容器を提案する。ミュオン核融合炉を備えた潜水艦、航空機・宇宙船・宇宙構造物・宇宙探査ロボットを提案する。またT1を搭載した飛翔体や隕石の迎撃・発破システムも記載する。
 
      62 頁
 
特表2025-515181伸長表面ループ領域を有する修飾デハロゲナーゼ プロメガ コーポレイション
【要約】本明細書で提供されるのは、内部融合挿入のための位置を提供し、環境に敏感な化学物質の結合相互作用及び活性化を調節する、伸長表面ループ領域を有する修飾デハロゲナーゼである。
【請求項46】Rが、核酸分子、アミノ酸、ペプチド、受容体タンパク質、糖タンパク質、抗体、脂質、ハプテン、受容体リガンド、フルオロフォア、光触媒、及び毒素からなる群から選択される官能部分である、請求項45に記載のシステム。
 
     42 頁
 
特表2025-516586TYK2阻害剤 バイオジェン・エムエイ・インコーポレイテッド
【要約】本開示は、式(I):【化1】の化合物またはその薬学的に許容される塩であって、
式中、全ての可変部分は、本明細書において定義される通りである、当該化合物またはその薬学的に許容される塩に関する。本開示の化合物は、チロシンキナーゼ2(TYK2)の活性を阻害することができる。本開示は、本開示の化合物を調製する方法及びそれらの治療的使用の方法を更に提供する。
 
     315 頁
 
 
 
 
                                     
2025−3−6 粟田 熙(粟田 煕)
 
無題AB   2025−4 NO8
 
 はじめに  
 
 環境・素材に関する特許について は終了しましたが、検索を忘れないようにするためAマイナスイオン B光触媒、J木酢 Y海洋深層水を月単位で、掲載します。題名は無題ABとします。今回は4月1日から4月30日までです。なを、全文検索において、文献サイズが大きいため、分割して表示しています。は分類しません。NO5からの7を添付します。
 
 
Aマイナスイオン
Aー1トルマリン・電気石
特開2025-058919人体に使用するパッドおよびその製造方法 チョン イー フー   チョン ホン チュン    ヨン ミン トウ ツー ユー シェン コン スー
【課題】骨盤腔周囲の不快感を軽減することができる、人体に使用するパッドを提供する。
【解決手段】人体に使用するパッドであって、互いに反対側にある第1の表面及び第2の表面を含むシート体を含み、前記シート体は、複数の繊維11を有し、各繊維11は、ポリマー基材111と、ポリマー基材111に分布されている複数の焦電材料112と、を有し、ポリマー基材111及び複数の焦電材料112は、高圧電場91により極性化されたものであり、複数の焦電材料112は、赤外スペクトルにおいて、1460cm−1、1165cm−1、1090cm−1、968cm−1及び720cm−1の赤外線吸収ピークを有する。
【請求項3】各前記繊維の重量を100wt%として、各前記繊維中の前記焦電材料の含有量は、1.8wt%であり、各前記繊維中の前記焦電材料は、カオリンと、フォルステライトと、麦飯石と、モンモリロナイトと、トルマリンと、を含む、ことを特徴とする請求項2に記載のパッド。 
  この実施形態において、各繊維11の重量を100wt%として、各繊維11中の焦電材料112の含有量は、1.8wt%であり、且つ、各繊維11中の焦電材料112は、カオリンと、フォルステライトと、麦飯石と、モンモリロナイトと、トルマリンとを含み、各繊維11中の焦電材料112の総重量を100wt%として、カオリンの含有量は50wt%であり、フォルステライトの含有量は20wt%であり、麦飯石の含有量は10wt%であり、モンモリロナイトの含有量は10wt%であり、トルマリンの含有量は10wt%である。
 
 図4〜図8に示されるように、赤外スペクトルにおいて、カオリンと麦飯石とは1460cm−1の赤外線吸収ピークを有し、麦飯石は1165cm−1の赤外線吸収ピークを有し、モンモリロナイトと麦飯石とトルマリンとは1090cm−1の赤外線吸収ピークを有し、フォルステライトは968cm−1の赤外線吸収ピークを有し、且つ麦飯石とトルマリンとは720cm−1の赤外線吸収ピークを有する。
 
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特許7637354繊維処理剤および繊維製品 和田 正幸 川尻 大介
【課題】身体を地球の表面に直接接触させるアーシングを実施することなく、身体の健康状態を改善するための繊維処理剤および繊維製品を提供する。
【解決手段】繊維処理剤は、純銅および酒石酸カリウムナトリウムから生成された銅錯体、および、圧電体の粉末を備え、好ましくは、前記圧電体は、電気石を含み、前記圧電体の粉末の粒径は、0.5μm以上3μm以下であり、水をさらに含み、アクリル系ポリマーまたはシリコーン系ポリマーをさらに含み、前記水における前記銅錯体に含まれる銅イオンの濃度は、400ppm以上600ppm以下である。
   (繊維処理剤Aの製造)水に純銅の粉体および酒石酸カリウムナトリウムを投入すると共に水中で純銅の粉体および酒石酸カリウムナトリウムを振動させることによって、銅錯体を含む水溶液を生成した。水溶液中における銅イオンの濃度は、300ppm±50ppmであった。次に、銅錯体を含む水溶液に電気石の粉末を投入すると共に、湿式ビーズミルを使用することによって、電気石の粉末の粒径が、概ね0.5μm以上3μm以下であるように、銅錯体を含む水溶液中で電気石の粉末を粉砕した。これにより、スラリーである繊維処理剤Aを得た。スラリーの濃度は、15%であった。ここで、スラリーの濃度は、電気石の粉末の質量/銅錯体を含む水溶液の質量×100%であった。 (繊維処理剤Bの製造) 水に純銅の粉体および酒石酸カリウムナトリウムを投入すると共に水中で純銅の粉体および酒石酸カリウムナトリウムを振動させることによって、銅錯体を含む水溶液を生成した。水溶液中における銅イオンの濃度は、1000ppm±50ppmであった。次に、銅錯体を含む水溶液に電気石の粉末を投入すると共に、湿式ビーズミルを使用することによって、電気石の粉末の粒径が、概ね0.5μm以上3μm以下であるように、銅錯体を含む水溶液中で電気石の粉末を粉砕した。これにより、スラリーを得た。上述したように定義されたスラリーの濃度は、20%であった。次に、連続瞬間気流乾燥機および乾式ビーズミルを使用することによって、スラリーを乾燥させると共に電気石の粉末を粉砕することで乾燥した粉末を得た。次に、樹脂ペレット製造機を使用することによって、乾燥した粉末をマスターペレットの形態に成形した。これにより、マスターペレットの形態における繊維処理剤Bを得た。 (繊維処理剤Cの製造) 水に純銅の粉体および酒石酸カリウムナトリウムを投入すると共に水中で純銅の粉体および酒石酸カリウムナトリウムを振動させることによって、銅錯体を含む水溶液を生成した。水溶液中における銅イオンの濃度は、1000ppm±50ppmであった。次に、銅錯体を含む水溶液に電気石の粉末を投入すると共に、湿式ビーズミルを使用することによって、電気石の粉末の粒径が、概ね0.5μm以上3μm以下であるように、銅錯体を含む水溶液中で電気石の粉末を粉砕した。これにより、スラリーを得た。上述したように定義されたスラリーの濃度は、15%であった。次に、スラリーにアクリル系ポリマーおよびシリコーン系ポリマーを添加した。これにより、コーティング剤または染浸剤である繊維処理剤Cを得た。
 
特開2025-051559焦電効果のエネルギー相互変換促進法 パテントフレア株式会社
【課題】焦電効果の特性を持つ複数の作用物質が、混合封入された装置内では、混合物のエネルギー相互変換作用によって、発電、発熱が生じ電源又は熱源として利用される。
この変換作用の促進、変換効率の向上の方法が求められていた。
【解決手段】発電装置内に封入する複数の作用物質の混合物に、ナノサイズの粒子を加えることで、従来のエネルギー相互変換作用に加えて、プラズモン共鳴という化学反応が起こり、装置内エネルギーの増幅効果となる。又、装置の内壁、又は外壁に磁性体を用いて、コーティング加工を施す、光学フィルムの技術を用いて赤外線遮断フィルムを、貼付する。このような方法により、装置内の赤外線の装置外への放熱が抑えられ、エネルギー相互変換作用が促進されるため、課題の解決に寄与する。
【請求項1】「焦電効果(熱エネルギーを電気エネルギーに変換する作用)という特性を持つ物質」は、エネルギー相互変換の法則により、「電気エネルギーを熱エネルギーに変換する」という特性も持つ。
  この焦電効果の特性を持つ物質(トルマリンなどの焦電体、タングステンなどの金属、シリコンなどの半導体)と良導体(銅、アルミなどの導電性の高い金属、炭素同素体などの炭素系良導体など)を、混ぜ合わせた混合物を使用した化学反応(エネルギー相互変換作用)を利用する発電、発熱技術がある。
この技術の発電、発熱作用(エネルギー相互交換作用)を、促進するために、混合物(固体、液体などの状態は限定されない)に、ナノサイズの粒子を適切量加える(又は、混合物自体をナノサイズの粒子に加工する)ことによって起こるプラズモン共鳴という化学反応を利用する方法。(ナノサイズ粒子の物質、寸法、形状によって共鳴する光の波長は、異なる)。「焦電効果の特性を持つ物質」と「良導体」の混合物の化学反応(エネルギー相互変換作用)を利用して発電、発熱する方法で、この混合物にナノサイズの粒子を適切量加える(又は混合物自体をナノサイズ粒子に加工する)ことによって、発電装置内では、従来の化学反応(エネルギー相互変換作用)に加えて、プラズモン共鳴という反応が起きる。この化学反応を利用することによって、発電、発熱作用(エネルギー相互変換作用)を促進する方法。(プラズモン共鳴とは、ナノサイズの粒子に光を照射すると、その光に含まれる特定波長の光を反射せず粒子内に吸収し、共鳴する現象である。光の波運動に粒子内の電子が共鳴することで、ホットエレクトロンという大きなエネルギーを持った電子が発生する。熱を加えなくても赤外線の波長共鳴によるエネルギー増幅作用で、温度が上昇する)。
 
特開2025-058853物質活性化素材及び物質活性化部材 合同会社日本レプトン
【課題】より一層大きな物質の活性化効果を発揮することができる物質活性化素材及び物質活性化部材を提供する。
【解決手段】物質活性化部材1は、放射性物質を含有する天然鉱物の粉体と、前記天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の粉体とを備える電子発生部2と電極部3で構成される。
  また、物質活性化素材に関し、天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の含有量は、アルファ線の電離作用を最大限利用することができる含有量とすることが好ましい。特に、本発明における電子発生物質に含まれる二酸化チタンの含有量は、例えば、物質活性化素材100質量部に対して、1質量部以上15質量部以下に設定することが好ましい。また、本発明に係る物質活性化素材は、電子発生物質として、二酸化チタンの粉体の他、六ホウ化ランタン(LaB6)、ブラックシリカ、タングステン、金属シリコン、二硫化モリブデン、金属ゲルマニウム、窒化ガリウム(GaN)、トルマリン、ホウ素、ホウ素化合物から選択される少なくとも1種の粉体を有するように構成してもよい。ここで、六ホウ化ランタンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.5質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。また、ブラックシリカの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、1質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。タングステンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下に設定することが好ましく、金属シリコンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。二硫化モリブデンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましく、金属ゲルマニウムの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。窒化ガリウム(GaN)の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、トルマリンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上10質量部以下に設定することが好ましい。また、ホウ素の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、ホウ素化合物の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましい。なお、ホウ素化合物としては、例えば、八ホウ酸二ナトリウム四水和物を挙げることができる。 また、電子発生物質として、二酸化チタンの粉体の他、金属マグネシウムの粉体を含むように構成してもよい。金属マグネシウムの粉体の平均粒子径は、0.3mm以上1.5mmに設定することが好ましく、0.5mm以上1.0mm以下に設定することがより好ましい。また、金属マグネシウムの粉体の含有量は、物質活性化素材100質量部に対して15質量部以上35質量部以下に設定することが好ましく、特に、物質活性化素材100質量部に対して20質量部以上30質量部以下に設定することが好ましい。また、上記のように、金属マグネシウムの粉体の平均粒子径を、電子発生物質の粉体の平均粒子径よりもかなり大きく設定することにより、一のマグネシウム金属の粉体の周囲に極めて多くの天然鉱物の粉体が接触することになり、より一層多量の電子を放出することが可能となる。
 
特開2025-058854物質活性化素材の製造方法及び物質活性化部材の製造方法 合同会社日本レプトン
【課題】より一層大きな物質の活性化効果を発揮することができる物質活性化素材及び物質活性化部材を簡便な方法で製造する製造方法を提供する。
【解決手段】放射性物質を含有する天然鉱物の粉体、前記天然鉱物から放出されるアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の粉体、及び、乾性の流動性バインダーを混合攪拌して流動性を有する物質活性化素材を形成する物質活性化素材の製造方法。
  また、天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の含有量は、アルファ線の電離作用を最大限利用することができる含有量とすることが好ましい。特に、本発明における電子発生物質に含まれる二酸化チタンの含有量は、例えば、物質活性化素材100質量部に対して、1質量部以上15質量部以下に設定することが好ましい。また、本発明に係る物質活性化素材は、電子発生物質として、二酸化チタンの粉体の他、六ホウ化ランタン(LaB6)、ブラックシリカ、タングステン、金属シリコン、二硫化モリブデン、金属ゲルマニウム、窒化ガリウム(GaN)、トルマリン、ホウ素、ホウ素化合物から選択される少なくとも1種の粉体を有するように構成してもよい。ここで、六ホウ化ランタンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.5質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。また、ブラックシリカの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、1質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。タングステンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下に設定することが好ましく、金属シリコンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。二硫化モリブデンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましく、金属ゲルマニウムの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。窒化ガリウム(GaN)の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、トルマリン含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上10質量部以下に設定することが好ましい。また、ホウ素の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、ホウ素化合物の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましい。なお、ホウ素化合物としては、例えば、八ホウ酸二ナトリウム四水和物を挙げることができる。
 
特開2025-058901物質活性化部材 合同会社日本レプトン
【課題】より一層大きな物質の活性化効果を発揮することができる物質活性化部材を提供する。
【解決手段】放射性物質を含有する天然鉱物の粉体、及び、前記天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の粉体を備える物質活性化素材と、一方端がN極、他方端がS極である筒状の磁石体とを備えており、前記筒状の磁石体の内部に前記物質活性化素材が充填されて構成される物質活性化部材。
   また、物質活性化素材に関し、天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の含有量は、アルファ線の電離作用を最大限利用することができる含有量とすることが好ましい。特に、本発明における電子発生物質に含まれる二酸化チタンの含有量は、例えば、物質活性化素材100質量部に対して、1質量部以上15質量部以下に設定することが好ましい。また、本発明に係る物質活性化素材は、電子発生物質として、二酸化チタンの粉体の他、六ホウ化ランタン(LaB6)、ブラックシリカ、タングステン、金属シリコン、二硫化モリブデン、金属ゲルマニウム、窒化ガリウム(GaN)、トルマリン、ホウ素、ホウ素化合物から選択される少なくとも1種の粉体を有するように構成してもよい。ここで、六ホウ化ランタンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.5質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。また、ブラックシリカの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、1質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。タングステンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下に設定することが好ましく、金属シリコンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。二硫化モリブデンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましく、金属ゲルマニウムの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。窒化ガリウム(GaN)の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、トルマリンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上10質量部以下に設定することが好ましい。また、ホウ素の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、ホウ素化合物の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましい。なお、ホウ素化合物としては、例えば、八ホウ酸二ナトリウム四水和物を挙げることができる。
 
特開2025-058902物質活性化部材の製造方法 合同会社日本レプトン
【課題】より一層大きな物質の活性化効果を発揮することができる物質活性化部材を簡便な方法で製造する製造方法を提供する。
【解決手段】放射性物質を含有する天然鉱物の粉体、前記天然鉱物から放出されるアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の粉体、及び、流動性バインダーを混合攪拌して流動性を有する物質活性化素材を形成する物質活性化素材形成ステップと、一方端がN極、他方端がS極である筒状の磁石体の内部に流動性を有する前記物質活性化素材を充填する物質活性化部材充填ステップとを備える物質活性化部材の製造方法。
  また、天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の含有量は、アルファ線の電離作用を最大限利用することができる含有量とすることが好ましい。特に、本発明における電子発生物質に含まれる二酸化チタンの含有量は、例えば、物質活性化素材100質量部に対して、1質量部以上15質量部以下に設定することが好ましい。また、本発明に係る物質活性化素材は、電子発生物質として、二酸化チタンの粉体の他、六ホウ化ランタン(LaB6)、ブラックシリカ、タングステン、金属シリコン、二硫化モリブデン、金属ゲルマニウム、窒化ガリウム(GaN)、トルマリン、ホウ素、ホウ素化合物から選択される少なくとも1種の粉体を有するように構成してもよい。ここで、六ホウ化ランタンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.5質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。また、ブラックシリカの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、1質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。タングステンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下に設定することが好ましく、金属シリコンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。二硫化モリブデンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましく、金属ゲルマニウムの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。窒化ガリウム(GaN)の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、トルマリン含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上10質量部以下に設定することが好ましい。また、ホウ素の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、ホウ素化合物の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましい。なお、ホウ素化合物としては、例えば、八ホウ酸二ナトリウム四水和物を挙げることができる。
 
特開2025-060408被覆用組成物及び被膜物品 ダイキン工業株式会社
【課題】塗装性に優れ、形成される塗膜の耐水蒸気性と耐食性とが良好である被覆用組成物を提供する。
【解決手段】水溶性ポリアミドイミド樹脂(P)、ポリエーテルスルホン樹脂(Q)、及び非溶融加工性含フッ素重合体(S)と溶融加工性で融点が200〜350℃のパーフルオロ重合体(T)とを含む含フッ素重合体(R)を含有し、水溶性ポリアミドイミド樹脂(P)とポリエーテルスルホン樹脂(Q)との質量比が、10/90〜40/60である水性分散体からなる被覆用組成物。
  上記充填材としては特に限定されず、例えば、木粉、石英砂、カーボンブラック、クレー、タルク、ダイヤモンド、フッ素化ダイヤモンド、コランダム、ケイ石、窒化ホウ素、炭化ホウ素、炭化珪素、融解アルミナ、トルマリン、翡翠、ゲルマニウム、酸化ジルコニウム、炭化ジルコニウム、クリソベリル、トパーズ、ベリル、ガーネット、体質顔料、光輝性偏平顔料、鱗片状顔料、ガラス、ガラス粉、マイカ粉、金属粉(金、銀、銅、白金、ステンレス、アルミニウム等)、各種強化材、各種増量材、導電性フィラー等が挙げられる。
 
特開2025-069430エアロゾル送達装置のためのリザーバ構成 アール・エイ・アイ・ストラテジック・ホールディングス・インコーポレイテッド
【課題】外壁を画定するハウジングを備えることができるエアロゾル送達装置を提供する。
【解決手段】装置100は、電源110および制御構成要素106と、マウスピース部と、液体組成物145を収容するように構成されたリザーバ144を含むタンク部と、液体組成物を気化させてエアロゾルを生成するように構成された噴霧アセンブリ115とを含む。噴霧アセンブリは、メッシュプレートを含む。いくつかの実装形態では、エアロゾル送達装置のリザーバは、エアロゾル送達装置の位置に対して回転するように構成される。いくつかの実装形態では、エアロゾル送達装置は、有孔ゲートをさらに備える。いくつかの実装形態では、エアロゾル送達装置は、液体輸送要素をさらに備える。いくつかの実装形態では、エアロゾル送達装置は、マイクロポンプアセンブリをさらに含む。いくつかの実装形態では、エアロゾル送達装置のリザーバはU字形である。
 本開示の様々な実装形態では、天然材料または合成材料を含む様々な異なる圧電材料が可能である。天然圧電材料のいくつかの非限定的な例には、例えば、石英、ベルリナイト(AlPO4)、スクロース、ロッシェル塩、トパーズ、トルマリン族鉱物、チタン酸鉛(PbTiO3)およびコラーゲンが挙げられる。合成材料のいくつかの非限定的な例には、例えば、(La3Ga5SiO14)、リン酸ガリウム、オルトリン酸ガリウム(GaPO4)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、AlN、ZnO、チタン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸ジルコニウム酸鉛(Pb[ZrxTi1−x]O3)(別名、PZT)、ニオブ酸カリウム(KNbO3)、タングステン酸ナトリウム(Na2WO3)、Ba2NaNb5O5、Pb2KNb5O15、酸化亜鉛(ZnO)、ニオブ酸カリウムナトリウム((K,Na)NbO3)(別名NKN)、ビスマスフェライト(BiFeO3)、ニオブ酸ナトリウムNaNbO3、チタン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸ビスマスBi4Ti3O12、チタン酸ナトリウムおよびチタン酸ビスマスナトリウムNaBi(TiO3)2が挙げられる。他の実装形態では、限定するものではないが、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)を含め、圧電特性を示すポリマーが使用されてもよい。
 
特表2025-511457タッチセンシング装置、ユーザのジェスチャを認識するセンシング装置、電子機器及び生理信号検出装置 シェンチェン ショックス カンパニー リミテッド
【要約】本明細書の実施例は、タッチセンシング装置を提供し、該タッチセンシング装置は、孔部を有し、内部が孔部を介して外部に連通する気圧センサと、前記気圧センサに接続され、前記気圧センサとともにチャンバを形成する密封構造であって、前記チャンバと前記気圧センサの内部とが前記孔部を介して連通する密封構造と、を含み、前記密封構造の前記チャンバを囲む部分は、ユーザの接触によって変形し、前記変形によって前記チャンバにおける気圧が変化し、前記気圧センサは、前記孔部から前記チャンバにおける気圧変化を受け、前記気圧変化を電気信号に変換する。
  いくつかの実施例では、気圧センサは、空気伝導マイクロホンであってもよい。空気伝導マイクロホンの原理に基づいて区別し、いくつかの実施例では、空気伝導マイクロホンは、可動コイルマイクロホン、リボンマイクロホン、コンデンサマイクロホン、エレクトレットマイクロホン、圧電マイクロホンなどのうちのいずれか1種又は複数種を含んでもよい。可動コイルマイクロホンを気圧センサの一例として説明すると、膜構造213は、振動膜構造であってもよく、空気伝導マイクロホンは、磁気回路構造をさらに含んでもよく、振動膜構造と磁気回路構造とは、ボイスコイルを介して接続される。振動膜構造は、フロントキャビティ216の気圧変化に応答して振動して変形し、ボイスコイルは、振動膜構造の振動に伴って規則的に動き、ボイスコイルの動きにより磁気回路構造に電気信号を発生させることができ、これにより、タッチ信号から電気信号への変換を実現する。いくつかの実施例では、振動膜構造は、PVCフィルム又はポリエチレンフィルムなどのプラスチックフィルムであってもよい。圧電マイクロホンを気圧センサの別の例として説明し、いくつかの実施例では、膜構造213は、圧電層を含んでもよく、膜構造213が変形すると、圧電層が変形応力を受けて電位差(電圧)を発生させ、タッチ信号から電気信号への変換を実現する。いくつかの実施例では、膜構造213は、圧電層及び電極層を含んでもよく、電極層は、圧電層の上面及び/又は下面に位置してもよい。膜構造213が変形すると、圧電層は、圧電効果に基づいて変形応力の作用下で電位差を発生させることができ、電極層は、該電位差を収集して電気信号を発生させることができる。いくつかの実施例では、圧電層の材料は、圧電結晶材料と圧電セラミック材料を含んでもよい。圧電結晶材料とは、圧電単結晶を指す。いくつかの実施例では、圧電結晶材料は、水晶、閃亜鉛鉱、方硼石、電気石、紅亜鉛鉱、GaAs、チタン酸バリウム及びその誘導構造結晶、リン酸二水素カリウム、酒石酸カリウムナトリウムなど、又はそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。圧電セラミック材料とは、異なる材料粒子間の固相反応及び焼結により得られる微細な結晶粒がランダムに集合して形成された圧電多結晶体を指す。いくつかの実施例では、圧電セラミック材料は、チタン酸バリウム(BT)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、ニオブ酸鉛バリウムリチウム(PBLN)、改質チタン酸鉛(PT)、窒化アルミニウム(AIN)、酸化亜鉛(ZnO)など、又はそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施例では、圧電層の材料は、圧電ポリマー材料、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などであってもよい。いくつかの実施例では、電極層の材料は、導電材料であってもよい。例示的な導電材料は、金属、合金材料、金属酸化物材料、グラフェンなど、又はそれらの任意の組み合わせを含む。いくつかの実施例では、金属及び合金材料は、ニッケル、鉄、鉛、白金、チタン、銅、モリブデン、亜鉛、又はそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施例では、合金材料は、銅−亜鉛合金、銅−錫合金、銅−ニッケル−シリコン合金、銅−クロム合金、銅−銀合金など、又はそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施例では、金属酸化物材料は、二酸化ルテニウム、二酸化マンガン、二酸化鉛、酸化ニッケルなど、又はそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。
 
特表2025-511164形質導入およびトランスフェクションのための音響的方法 アエニティス テクノロジーズ
【要約】本発明は、細胞(2)内へ外来核酸(3)を導入するための音響泳動による方法であって、1ms〜100msの範囲の掃引時間を使用して、音波の周波数を第1の周波数f1から第2の周波数f2まで連続して掃引するステップであって、f2がf1よりも上位である、ステップを含む、方法に関する。また本発明は、細胞(2)の形質導入を行うための方法、本発明の方法により得られた細胞、ならびに細胞(2)内に外来核酸(3)を導入するための音響泳動装置(1)であって、チャンバー(11)、少なくとも2つの入口(121、122)、少なくとも2つの出口(131、132)、および1ms〜100msの範囲の掃引時間を使用して、音波の周波数を第1の周波数f1から第2の周波数f2まで連続して掃引するように構成され、f2がf1よりも上位である、少なくとも1つの音波発生器(14)を含む音響泳動装置(1)にも関する。
  一実施形態によれば、音波発生器は、圧電トランスデューサである。トランスデューサは、セラミック、たとえばジルコン酸鉛、チタン酸塩、ニオブ酸カリウム、もしくはタングステン酸ナトリウム;結晶、たとえば石英、トルマリン、もしくはリン酸ガリウム;III−V族もしくはII−VI族半導体、たとえば窒化ガリウムもしくは酸化亜鉛;ポリマー、たとえばフッ化ポリビニリデン、塩化ポリビニリデン、もしくはポリイミド;またはそれらの混合物から作製され得る。
 
Aー1−1黒曜石
特開2025-067091舗装用混合物およびその製造方法 墨東化成工業株式会社
【課題】保管時における舗装用混合物どうしの不用意な固着を抑止することで保存性や施工性を高めた舗装用混合物およびその製造方法を提供する。
【解決手段】舗装用混合物10は、骨材11と、骨材11の周囲を被覆する被覆層12と、を具備する。被覆層12は、骨材11の周囲を被覆するアスファルトと、多孔質鉱物16と、を有する。従って、被覆層12が多孔質鉱物16を含むことで、保管時に於いて、被覆層12の外面における粘着力が抑制され、舗装用混合物10どうしが固着することを抑制できる。
  多孔質鉱物16としては、発泡膨張した多孔質構造鉱物が採用される。具体的には、多孔質鉱物16として、苦土蛭石を原料とするバーミキュライトや、黒曜石、真珠岩、松脂岩、を原料とするパーライト等を採用できる。多孔質鉱物16は、同じ重量でも、通常のフィラー(石粉)と比べて嵩が大きい。よって、被覆層12に使用されるフィラーの使用量を減らすことができ、減らしてもバインダーであるアスファルトの見かけの粘度を保つことができる。更に、舗装用混合物10の製造工程を考慮した場合、フィラーの量だけ調節すればよいので、例えば既存品の改良に本発明を用いる場合、骨材の配合を大きく変更することなく、舗装用混合物10を製造できる。
 
特表2025-509411渦発生スピリットボトル トレマーク ディベロップメント エルエルシー
【要約】視覚的な興味を刺激するように構成された液体容器。一実施形態では、容器は、ボトル内に液体の渦を発生させるように構成されたボトルである。別の実施形態では、ボトルは、ボトルおよび/または渦を照明するように構成された1つまたは複数の発光ダイオード(LED)を含む。ボトルは、液体の渦を発生させるように構成された撹拌器を含む。撹拌器は、一般に、ボトル内に配設された磁気撹拌棒を含む。撹拌器は、撹拌棒を覆うように構成された様式化されたブレードをさらに含む。ボトルは、モバイルアプリケーションで動作するようにさらに構成される。アプリは、ボトルにあるバーコードおよび/またはクイックレスポンス(QR)コードをスキャンすることによってボトルに接続するように構成される。アプリケーションは、ユーザが、渦の大きさおよび/または形状、回転子の速度、および/またはLEDの光の色および/または明るさを変更できるようにする。
   「ガラス」とは、一般に、溶融物を冷却して結晶化せずに硬化することで形成される非晶質材料を表す。ガラスは通常、硬くて脆い物質である。常にではないが典型的には、ガラスは透明または半透明である。ガラスは通常、砂をソーダ、石灰、および場合によっては他の成分と融合させて急速に冷却することによって作られる。ガラスは、合成によって、または自然に生成し得る。例えば、ガラスは、マグマの急速冷却によって生成される黒曜石として自然に生成され得る。
 
特表2025-5121432 酸化ケイ素吸着を使用する血漿からのFVIIIの精製 武田薬品工業株式会社
【要約】高収量の血液凝固第VIII因子を提供する、血漿画分、特にクリオ沈殿物、及び画分II+IIIからフィブリノーゲンを捕捉及び除去するための効率的な方法が開示される。本開示によれば、血液凝固因子及びフィブリノーゲンを含む血漿クリオ沈殿物または画分II+IIIを、血液凝固因子を含む第1の画分とフィブリノーゲンを含有する第2の画分とに分離する方法が提供され、この方法は、(a)血漿クリオ沈殿物を固体SiO2またはAl(OH)3と接触させ、それによって、フィブリノーゲンを固体SiO2またはAl(OH)3に吸着させること、ならびに(b)固体SiO2またはAl(OH)3に吸着させたフィブリノーゲンを血液因子から分離し、それによって、第1の画分及び第2の画分を形成することを含む。
   Kieselguhrは、主に非常に多孔質である構造を有する化石珪藻類の二酸化シリコーン殻を含む粉体物質である。商業的には、kieselguhrは、例えば、Lehmann und Voss(例えば、Celite(登録商標))、DiceliteまたはPallSeitzSchenkから入手することができる。パーライト濾過助剤は火山性黒曜石を含み、熱膨張によって生成され;化学的にこれらはケイ酸アルミニウムであり、シリカとほぼ同じくらい不活性である。パーライト濾過助剤の構造は、珪藻のフィリグリー骨格の場合のように、同じ多孔性を有しない球状の断片に対応する。商業的には、パーライトは、例えば、Lehmann und Voss(Harbolite(登録商標))及びDiceliteから入手することができる。
 
A−2マイナスイオン発生器
特許7665109除菌・ウイルス不活化装置、これを搭載した空気調和機、および、除菌・ウイルス不活化方法 三菱電機株式会社
【要約】除菌・ウイルス不活化装置は、人が存在し得る対象空間に除菌またはウイルス不活化の処理を行う除菌・ウイルス不活化装置において、対象空間に前記人が不在であるか有存であるかの在不在に関する情報を取得する在不在情報取得部と、在不在情報取得部が取得した不在に関する情報に応じて処理の不在処理条件を算出する処理条件算出部と、処理条件算出部が算出した不在処理条件に基づいて不在である間に処理を実行して終了する処理実行部と、を備えたものである。
【請求項7】前記超高速処理は、オゾン処理と、オゾン除去と、を含むものであり、前記通常処理は、負イオン処理によるものであり、前記高速処理は、オゾン処理と、負イオン処理と、オゾン除去処理と、を含むものである請求項1または6に記載の除菌・ウイルス不活化装置。
 
特開2025-052871照明装置 シャープ株式会社
【課題】カバーがケースに装着されていない場合においても高い安全性を有しメンテナンスが行われる現場を明るくすることができる照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置は、供給された電力に応じた明るさを有する光を発する発光素子と、前記電力を供給する供給部と、前記供給部に当たる風を送る送風部と、前記供給部の温度を検知する温度検知部と、前記発光素子、前記供給部、前記送風部及び前記温度検知部を収容するケースと、前記ケースに着脱することができるカバーと、前記カバーが前記ケースに装着されているか否かを検知する検知部と、前記検知部により前記カバーが前記ケースに装着されていないことが検知されている不装着期間において、前記送風部に前記風を送ることを停止させ、前記温度が高くなるほど前記供給部に前記明るさを抑制させる制御部と、を備える。
【請求項6】前記ケースに着脱することができ、イオンを発生するイオン発生部を備え、前記ケースは、前記イオン発生部を収容し、前記風は、前記イオンを前記ケースの外側まで運ぶ請求項1から3までのいずれかに記載の照明装置。
 
特表2025-509076ステラレータ中性子源のためのシステム及び方法 ザ、トラスティーズ オブ プリンストン ユニバーシティ
【要約】本開示は、中性子を生成するためのシステムを対象とし、システムは、高速粒子閉じ込めのために最適化されたステラレータを含む。いくつかの実施形態において、高速粒子閉じ込めのために最適化されたステラレータは、準軸対称ステラレータ、準対称ステラレータ、準等磁場ステラレータ、又は準オムニジナスステラレータから選択される。本開示はまた、本開示のシステム、特に、高速粒子閉じ込めのために最適化されたステラレータを組み込んだシステムを使用して中性子を生成する方法も対象とする。
【請求項1】システムであって、(i)第1の容積を画定するケーシングと、(ii)第2の容積を画定するブランケットであって、前記ケーシングを包み込む、ブランケットと、(iii)高速粒子閉じ込めのために最適化されたステラレータであって、前記第1の容積内にプラズマを閉じ込めるように適合され、前記ブランケットを包含する、ステラレータと、(iv)高エネルギー中性原子を第1の角度方向で前記プラズマに導入するための、少なくとも第1の負イオン系中性ビーム注入器と、(v)高エネルギー中性原子を第2の角度方向で前記プラズマに導入するための、任意選択的に少なくとも第2の負イオン系中性ビーム注入器と、(vi)前記プラズマ内の電子を加熱するように適合された電子加熱器と、を備える、システム。
【請求項2】前記システムが、前記高エネルギー中性原子を前記第1の角度方向で前記プラズマに導入するための、少なくとも2つの第1の負イオン系中性ビーム注入器を備える、請求項1に記載のシステム。
 
A−2−1シャープ
特開2025-065593送風装置 シャープ株式会社
【課題】大きな風量及び風速を有する風を送ることができる送風装置を提供する。
【解決手段】送風装置は、周方向の一方向に回転して軸方向の前側へ風を送るファンと、前記ファンより前記軸方向の後側に配置され前記周方向に配列され前記周方向の他方向に巻く渦巻状の形状を有する複数の骨を備えるグリルと、を備える。
【請求項8】イオン発生器と、前記グリルを備え前記ファン及び前記イオン発生器を収容する筐体と、を備える請求項1又は2に記載の送風装置。
【請求項9】前記グリルは、前記イオン発生器に対して前記後側に配置され第1の開口が形成された第1の部分と、前記イオン発生器及び前記複数の骨に対して径方向の外側に配置され第2の開口が形成された第2の部分と、を備える請求項8に記載の送風装置。
【請求項10】前記イオン発生器は、電極と、前記電極を収容する内部空間及び径方向の外側に向かって前記内部空間を露出させる開口が形成された収容構造と、を備える請求項8に記載の送風装置。
 
特開2025-068252冷却庫 シャープ株式会社
【課題】冷気通路内に設けられたイオン発生器を備え、該イオン発生器の液濡れを防止することのできる冷却庫を提供すること。
【解決手段】冷却庫は、貯蔵室と、貯蔵室の下方に配置され、冷気を生成する冷却器と、冷却器で生成した冷気を上方の貯蔵室へ導く冷気通路と、冷気通路内に設けられたイオン発生器と、を備える。冷気通路の貯蔵室側を構成する冷気ダクトは、該冷気ダクトを貫通して冷気通路と貯蔵室とを連通させる開口を有する。イオン発生器は、冷気ダクトの冷気通路側であって、開口よりも下方に配置される。冷気ダクトの冷通路側の表面である内面には、開口の下方かつイオン発生器の上方に、上側よりも下側が突出し、冷気ダクトの幅方向において傾斜している、傾斜段差が設けられる。傾斜段差の最下端は、イオン発生器の上端より下方に位置する。
 
特開2025-068254冷却庫 シャープ株式会社
【課題】冷気通路内に冷気をスムーズに流しつつ、冷気通路の内面を伝い落ちる液の流れを制御することのできる冷却庫を提供すること。
【解決手段】冷却庫は、貯蔵室と、前記貯蔵室の下方に配置され、冷気を生成する冷却器と、前記冷却器で生成した冷気を上方の前記貯蔵室へ導く冷気通路と、を備える。前記冷気通路の前記貯蔵室側を構成する冷気ダクトは、該冷気ダクトを貫通して前記冷気通路と前記貯蔵室とを連通させる開口を有する。前記冷気ダクトの前記冷通路側の表面である内面には、前記開口の下方かつ前記イオン発生器の上方に、上側よりも下側が突出し、前記冷気ダクトの幅方向において傾斜している、傾斜段差が設けられる。前記傾斜段差は、前記冷気ダクトの前記内面において前記傾斜段差の上側に設けられた凹部によって形成される。
 
A−2−2コロナ放電
特許7666764ガスバリア性積層体、及び包装材 DIC株式会社
【要約】(A)少なくとも一面に無機層が形成された基材からなる(A)層と、(B)水溶性高分子を含んでなる(B)層とを有し、前記(A)層において、無機層が形成された面の25℃における水の静的接触角が20度以上80度以下であること、及び/又は前記無機層が形成された面の表面自由エネルギーが41mN/m以上75mN/m以下であるガスバリア性積層体及び包装材。前記(A)層における無機層が、蒸着処理又はスパッタリング処理のいずれかにより形成されることが好ましく、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、アルミニウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウムからなる群から選択される1種以上の無機物から形成されることが好ましい。
【請求項1】(A)少なくとも一面に無機層が形成された基材からなる(A)層と、(B)水溶性高分子を含んでなる(B)層とを有し、前記(A)層において、無機層が形成された面の25℃における水の静的接触角が20度以上80度以下であること、及び/又は前記無機層が形成された面の表面自由エネルギーが41mN/m以上75mN/m以下であり 前記(B)層における前記水溶性高分子が、(メタ)アクリル酸重合体、及び/又はアクリル酸重合体の塩であり、前記(B)層が、金属アルコキシド、金属アルコキシドの加水分解物、及び/又は多価金属化合物を含有するガスバリア性積層体の製造方法であって、少なくとも一面に無機層が形成された基材からなる(A)層の無機層上にコロナ処理、オゾン処理、プラズマ処理、紫外線照射処理、又はエキシマUV処理を行う工程1と、前記(A)層上に、水溶性高分子を含んでなる(B)層を設ける工程2をこの順に行うことを特徴とするガスバリア性積層体の製造方法。
 
特許7670918油用牡丹の耐水性を高め、ならびに収量を増加させる方法 浙江省園林植物与花卉研究所(浙江省蕭山棉麻研究所)
【課題】油用牡丹の耐水性を向上させ、かつ増産を図る方法を提供する。
【解決手段】油用牡丹品種FDを母本とし、異なる親和性を持つ父本DFG、YLC、YPH、HFRを選択して交配し、以下の雑種組み合わせを得る。(1)親和性が近い:DFG×FD;(2)親和性が中等の:YLC×FD;(3)親和性が遠い:YPH×FD;(4)親和性が遠い:HFR×FD。さらに、この方法には、種子発芽時にコロナチンを用いて親水浸種を代替するステップも含まれる。本方法により、油用牡丹の耐水性が著しく向上し、また、収量も向上したことが確認された。
 
特開2025-044088金属画像形成方法 株式会社電気印刷研究所
【課題】サブトラクティブ法において、レジストパターン形成工程にかかるコストおよび時間を削減する目的で、感光体上に形成したトナー画像をレジストパターンとして利用する方法が提案されている。しかし、この方法でも依然としてコストと時間がかかるエッチング工程は必要である。レジストパターン形成工程に加えてエッチング工程も必要としない新たな金属画像形成方法が求められている。
【解決手段】トナー画像をエッチング工程のレジストパターンとして利用するのではなく、公知のリフトオフ法における金属画像形成のためのレジストパターンとして利用する。感光体を用いないで、直接基板上に静電気パターンを形成し現像することによりトナー画像を形成する。トナー画像を形成した面を、物理的作製法により金属層で被覆後、トナー画像をトナー画像上の金属層とともに除去することにより、金属画像を得る。
【請求項4】イオン照射手段がコロナ放電によるイオン照射方式であることを特徴とする請求項3に記載の金属画像形成方法。
 
特開2025-044089金属画像形成方法 株式会社電気印刷研究所
【課題】サブトラクティブ法において、レジストパターン形成工程にかかるコストおよび時間を削減する目的で、感光体上に形成したトナー画像をレジストパターンとして利用する方法が提案されている。しかし、この方法でも依然としてコストと時間がかかるエッチング工程は必要である。レジストパターン形成工程に加えてエッチング工程も必要としない新たな金属画像形成方法が求められている。
【解決手段】トナー画像をエッチング工程のレジストパターンとして利用するのではなく、公知のリフトオフ法における金属画像形成のためのレジストパターンとして利用する。感光体を用いないで、直接基板S上に静電気パターンを形成し現像することによりトナー画像を形成する。基板S上のトナー画像を任意の基板T上に転写する。基板Tのトナー画像転写面を、物理的作製法により金属層で被覆後、トナー画像をトナー画像上の金属層とともに除去することにより、金属画像を得る。
【請求項4】イオン照射手段がコロナ放電によるイオン照射方式であることを特徴とする請求項3に記載の金属画像形成方法。
 
特開2025-05057インクジェット式画像形成装置 京セラドキュメントソリューションズ株式会社
【課題】印刷基材の特性に応じてコロナ放電処理を行うことのできるインクジェット方式の画像形成装置を提供する。
【解決手段】インクジェット式画像形成装置は、所定の搬送方向に沿って搬送される印刷基材Mにインクを吐出するヘッドユニット41B、41C、41M、41Yと、前記ヘッドユニット41B、41C、41M、41Yよりも前記搬送方向の上流側に配置されて、前記印刷基材Mに対してコロナ放電を行うコロナ処理ユニット5と、前記コロナ処理ユニット5によって行われるコロナ放電の放電量を制御する制御部31と、を備え、前記制御部31は、前記印刷基材Mの光沢度に基づいて前記放電量を制御する。
 
特開2025-050574インクジェット式画像形成装置 京セラドキュメントソリューションズ株式会社
【課題】印刷基材を高速で搬送した場合でも適切にコロナ処理できるインクジェット方式の画像形成装置を提供する。
【解決手段】インクジェット式画像形成装置は、所定の搬送方向に沿って搬送される印刷基材Mにインクを吐出するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットよりも前記搬送方向の上流側に配置されて、前記印刷基材に対してコロナ放電を行うコロナ処理ユニットと、を備え、前記コロナ処理ユニットは、コロナ放電電極21と対向する対向ローラー23を備え、前記対向ローラー23は、前記搬送方向と交差する前記印刷基材Mの幅方向において、中央部の径が両端部の径よりも小さい逆クラウン形状を有している。
 
特開2025-054026ロール製品パッケージ 日本製紙クレシア株式会社
【課題】長尺のロール製品を包装してもコンパクト性が維持され、フィルムの印刷部におけるインキが剥がれにくく、フィルムにヒートシール性があり、かつ、フィルムの強度も保たれており、更に積載効率及び運搬性に優れるロール製品パッケージを提供する。
【解決手段】フィルムからなる包装袋に、ロール製品を2個以上12個以下収納してなるロール製品パッケージであって、ロール製品の巻柔らかさが0.4mm以上1.9mm以下、巻直径が90mm以上160mm以下、ロール重量が200g以上380g以下、ロール密度が0.14g/cm3以上0.32g/cm3以下であり、フィルムは外気と接する面の反対側の面に印刷部及びニス塗布層を有し、コロナ処理を施されており、フィルムの厚さは20μm以上45μm以下、ニスの塗布量は1.3g/m2以上2.3g/m2以下である、ロール製品パッケージを提供する。
 
特開2025-056940媒体搬送装置及びこれを用いた媒体処理システム 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】帯電された媒体を搬送するに当たって、媒体を冷却する前若しくは冷却した後に除電処理を実施する態様に比べて、簡単な構成で、冷却処理時の媒体の貼り付きを有効に防止し、媒体の安定搬送性と除電効率の向上を容易に実現する。
【解決手段】媒体搬送装置11は、媒体Sの一方の面に接触して媒体Sを搬送するベルト状の第1の搬送手段1と、第1の搬送手段1に対向して接触し、第1の搬送手段1との間の接触域CNで媒体Sを挟持して搬送するベルト状の第2の搬送手段2と、第1の搬送手段1又は第2の搬送手段2の少なくともいずれかに設けられ、接触域CNにて媒体Sを冷却する冷却手段3と、第1の搬送手段1又は第2の搬送手段2に除電用電圧を印加することで接触域CNを通過する媒体Sを除電する除電手段4と、を備える。媒体搬送装置を含む媒体処理システムも対象とする。
【請求項16】請求項1に記載の媒体搬送装置において、前記接触域の出口よりも前記媒体の搬送方向下流側に設けられ、前記接触域から排出された前記媒体に対して非接触な状態で配置され、放電電極に少なくとも交流成分を含む放電電圧を印加することで得られるコロナ放電にて前記媒体を更に除電する非接触型除電手段を備えることを特徴とする媒体搬送装置。
 
特開2025-060852基板に結合された熱可塑性成形品を備える医療用部品 フィッシャー アンド ペイケル ヘルスケア リミテッド
【課題】高湿度及び/又は高温環境において基板からの成形材料の剥離を防止するか又は遅らせることができる、頑強な基板−成形材料界面を備える成形部材を提供する。
【解決手段】熱可塑性材料及び基板11を含む成形部材10であって、基板の少なくとも一部分がケイ素含有リンカ14ーを介して熱可塑性材料にカップリングされている成形部材と、成形部材を含む呼吸装置とを開示する。成形部材を含む呼吸装置であって、成形部材が熱硬化性材料及び基板を含み、基板の少なくとも一部分がケイ素含有リンカーを介して熱硬化性材料にカップリングされている呼吸装置も開示する。
【請求項80】前記表面上にヒドロキシル及び/又はカルボキシルを含む前記基板を提供することが、プラズマ処理、コロナ放電、オゾン処理、化学処理又は火炎処理により、前記基板表面を活性化することをさらに含む、請求項77〜79のいずれか一項に記載の方法。
 
特開2025-061456改善されたシリンジ及びガスケットシステム  ロバート・エス・エイブラムス    ケネス・ウェイド・ケリー    アーマッド・タハ    ベンジャミン・ハント    ブライアン・ラッセル・リリー    ラルフ・キベレ
【課題】その外面にフィルムが存在するガスケットの表面上に1つ又は複数のチャネルを形成するための改善されたプロセス、並びに、例えば、必要とする対象者へ医薬品を送達するためのシリンジ−ガスケットシステムで使用するための改善されたガスケットの提供。
【解決手段】適合されたシリンジ及びプランジャシステム、好ましくはプレフィルドプラスチックシリンジシステムで使用するための改善されたチャネルを備えたガスケットを製造するプロセス。特に、レーザー処理によってガスケットフィルムに連続チャネルを形成し、検査する改善されたプロセス。このガスケットは、高度で一貫した容器閉鎖完全性(CCI)、経時的に一貫した摺動降伏及び摺動平衡応力、及びシール性を備え、適合されたシリンジ及びプランジャシステムに有用である。
【請求項25】前記フィルムの前記内面がコロナ処理される、請求項24に記載のプロセス。
 
特開2025-062051画像形成装置 キヤノン株式会社
【課題】トナーカートリッジが記憶部材を備える場合に、記憶部材を好適に配置する。
【解決手段】カートリッジユニットは、第1支持部と第2支持部を有する第1ユニットと、第1被支持部と第2被支持部と、情報を記憶する記憶部材を有し、第1ユニットに現像剤を供給する第2ユニットであって、記憶部材が、メモリ接点とメモリ接点が配置される接点配置面を有する第2ユニットと、を有し、第2ユニットは、第1被支持部が第1支持部に支持され、第2被支持部が第2支持部に支持された状態で、第1位置から第2位置に回転して、第1ユニットに対して位置決めされるように構成され、第1被支持部と第2被支持部が第2ユニットの回転中心となるように、第2ユニットが第1位置から第2位置に回転し、メモリ接点が露出される方向に向いた接点配置面の法線方向は、第2ユニットが第1位置から第2位置に向かう方向に対して逆方向に向く。
【請求項25】前記第1記憶部材は、前記軸線方向において、コロナ帯電器または、前記感光ドラムの両端部よりも内側に備えられていることを特徴とする、請求項21から24のいずれか一項に記載のカートリッジユニット。
 
特開2025-062578改善された接着性を有するシリコーンテープ 船井電機株式会社
【課題】吐出ヘッドのノズルプレートを封止するよう構成された再剥離性テープ、及び再剥離性テープの製造方法を提供する。
【解決手段】再剥離性テープは、高分子裏打ちフィルムと、高分子裏打ちフィルムに塗布される、第1の接着強度を有する第1のプラチナ硬化シリコーン粘着剤層と、第1の得粘着剤層に塗布される、第2の接着強度を有する第2のプラチナ硬化シリコーン粘着剤層とを含む。第2のプラチナ硬化シリコーン粘着剤層は流体吐出カートリッジのノズルプレートに接着するよう構成される。
【請求項4】前記高分子裏打ちフィルムはコロナ処理された高分子裏打ちフィルムを含む、請求項1に記載の再剥離性テープ。
 
特開2025-065905金属ナノ粒子の製造方法 トヨタ自動車株式会社
【課題】本発明は、微細な粒径を有する金属ナノ粒子を高収率で製造する手段を提供する。
【解決手段】本発明の一態様は、300 mM未満の金属材料を含む金属材料の水溶液を準備する、原料準備工程、正の帯電特性を有する材料で形成されており、且つコロナ帯電処理によって正に帯電した内壁を有するマイクロ波加熱部を有する反応管を準備する、反応管準備工程、反応管の外部からマイクロ波加熱部に向けてマイクロ波を照射しながら反応管のマイクロ波加熱部に金属材料の水溶液を流通させて金属ナノ粒子を形成させる、金属ナノ粒子形成工程、を含む、金属ナノ粒子の製造方法に関する。
 
特開2025-069244包装体用樹脂フィルム TOPPANホールディングス株式会社
【課題】樹脂フィルムを含む積層体から形成された包装体の気密性を向上する。
【解決手段】ガスバリア層11を形成することに用いられる包装体用の樹脂フィルム10はポリエチレンテレフタレートを含み、ポリエチレンテレフタレートが、メカニカルリサイクルにより再生されたPET、及び、ケミカルリサイクルにより再生されたPETの少なくとも一方であるリサイクルPETを含み、ポリエステルのジカルボン酸成分として、テレフタル酸成分、イソフタル酸成分、及びナフタレンジカルボン酸成分を含み、それらの成分、ジオール成分として含まれるエチレングリコール成分、ジエチレングリコール成分の合計量を100mol%とするとき、合計量に対するイソフタル酸成分のモル比率が2×10−1mol%以上9×10−1mol%以下であり、ナフタレンジカルボン酸成分のモル比率が1×10−2mol%以上6×10−2mol%以下である。
【請求項3】前記ガスバリア層が形成される面に、プラズマ処理又はコロナ処理が行われた、請求項1又は2に記載の包装体用樹脂フィルム。
 
特表2025-509623カーボンブラックのプラズマアシスト製造 オリオン エンジニアード カーボンズ アイピー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディト ゲゼルシャフト
【要約】本発明は、カーボンブラックのプラズマアシスト製造に関する。特に、本発明は、カーボンブラック原料をカーボンブラック反応器内の複数の位置に注入して、プラズマゾーン内の液滴を回避することができる方法および反応器に関する。
【請求項2】プラズマはマイクロ波エネルギーによるプラズマガスの励起に応答して生成され、プラズマは電気アークによるプラズマガスの励起に応答して生成され、プラズマはコロナ放電によるプラズマガスの励起に応答して生成され、プラズマは誘電体バリア放電(DBD)によるプラズマガスの励起に応答して生成され、および/またはプラズマは高周波エネルギーによるプラズマガスの励起に応答して生成され、好ましくはプラズマはマイクロ波エネルギーによるプラズマガスの励起に応答して生成される、請求項1に記載の方法。
 
特表2025-511508表面処理された分離膜を含む電極組立体、それを含む二次電池および電極組立体の製造方法 エルジー エナジー ソリューション リミテッド
【要約】本発明は、電極組立体、それを含む二次電池および電極組立体の製造方法に関するものであって、単位セル内部に位置する分離膜表面の一部領域にコロナ(corona)表面処理することにより、電解液含浸性を阻害せずに分離膜と電極との間の界面接着力を高めることができる。
 
特表2025-512286ガス流を生成するための電気流体力学的ガス流量増幅器   ベリメド・アクチェンゲゼルシャフト    エーエムペーアー・アイドゲネッシッシェ・マテリアルプリュフングス−ウント・フォルシュンサンシュタルト
【要約】本発明は、ガス流生成器(4)とガス流加速器(5)とを備えるガス流を生成するための電気流体力学的ガス流量増幅器(1)を開示し、第1のガス流(2)は、ガス流生成器(4)によって生成可能であり、ガス流加速器(5)に向けられることが可能である。ガス流加速器(5)は、第2のガス流が(3)第1のガス流(2)によって加速可能であるように構成される。ガス流加速器(5)は、コアンダガス流加速器であり、ガス流生成器(4)からガス流出口(6)へ第1のガス流(2)によって第2のガス流(3)を加速するためにコアンダ効果を利用する。ガス流生成器(4)は電気流体力学的ガス流生成器である。本発明はまた、電気流体力学的ガス流量増幅器(1)を備える、医療器具を洗浄するための洗浄器を開示する。本発明はまた、電気流体力学的ガス流量増幅器(1)を使用してガスを増幅する方法を開示する。本発明はまた、電気流体力学的ガス流量増幅器(1)の使用を開示する。
【請求項2】前記電気流体力学的ガス流生成器は、コロナ放電ガス流生成器または誘電体バリア放電ガス流生成器であることを特徴とする、請求項1に記載の電気流体力学的ガス流量増幅器(1)。
 
特表2025-513027機械式及び静電式フィルター媒体  マティヴ ルクセンブルク    エルエムエス・テクノロジーズ・インコーポレイテッド
【要約】静電力とフィルター媒体内のナノ粒子の利用との両方でサブミクロン粒子を捕獲する、フィルター媒体及びフィルター、例えば、空気フィルター、フェイスマスク、ガスタービン及びコンプレッサーの吸気フィルター、パネルフィルター等が提供される。濾過媒体は、基材内に配置された繊維とナノ粒子とを含む基材を含む。繊維又はナノ粒子のうちの少なくとも1つは、静電帯電される。静電荷は、少なくともフィルターの初期使用の間、サブミクロン粒子を効率的に捕獲する。ナノ粒子は、静電荷が時間の経過とともに減衰し始めた後でも、高いフィルター効率を維持することを確実とする。更に、繊維とナノ粒子との間の結合は、静電荷によって増強され、ナノ粒子がフィルター媒体全体に深く分散されることを可能にする。
【請求項5】前記繊維が、コロナ帯電されている、請求項1に記載のフィルター媒体。
 
特表2025-513710シリコーンゴムの接着 ダウ シリコーンズ コーポレーション
【要約】本開示は、ヒドロシリル化硬化性シリコーンゴム組成物から作製されたシリコーンエラストマーを、好適な接着媒介物質を使用して無機基材に接着させる方法、当該方法のための及び複合材料に関連する接着媒介物質の使用に関する。
【請求項2】前記無機基材表面が、プラズマ処理、コロナ放電処理、UV−C/オゾン若しくは真空−UV照射、非晶質二酸化ケイ素の火炎熱分解析出、又は火炎処理のうちの1つによって洗浄及び/又は活性化される、請求項1に記載のシリコーンエラストマーと無機基材との複合材を調製する方法。
 
A−2−3ストリーマ放電
特許7630804サーバ、方法及びコンピュータプログラム 17LIVE株式会社
【課題】視聴者とAI仮想ライブストリーマー間のコミュニケーションを改善するサーバ、方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】リブストリーミングシステムにおいて、サーバによるアプリケーション起動処理は、機械学習モデルを介して仮想チャットボットを生成する工程と、当該仮想チャットボットをライブストリーミングルーム内に設定する工程と、当該ライブストリーミングルーム内のユーザからコメントを受信する工程S502と、当該ユーザに関連付けられたキーワードが当該コメントから検出されたことS504はいに応答して、当該キーワードを第1のデータベースに格納する工程S508と、当該第1のデータベースの情報を当該機械学習モデルに供給する工程と、を含む。当該キーワードが当該ユーザに関する情報に関連するものである。
 
特開2025-054122システム ソフトバンクグループ株式会社
【課題】システムを提供する。
【解決手段】生成AIを用いて個性溢れるストリーマーを作成する手段と、該生成AIを操作するための感覚的なユーザーインターフェースを提供する手段と、該ユーザーインターフェースを通じて生成AIを操作することでストリーマーを作成する手段を含むシステム。
 
特開2025-065440サイバーキャッシュの運用方法及び記録媒体 株式会社カカオ
【課題】サイバーキャッシュの運用方法及び記録媒体を提供する。
【解決手段】一実施形態に係るユーザ端末は、リアルタイム放送プラットフォームを介して予め決定された制限条件が設定された無償の第1後援アイテムを取得し、リアルタイム放送プラットフォームを介して第1後援アイテムを制限条件内で利用し、リアルタイム放送のストリーマーを後援する。ここで、後援の結果として、リアルタイム放送内で有償の第2後援アイテムを後援する場合と同一の補償が提供される。
 
特表2025-512765仮想シーンを利用してリアルな社交活動を行う方法、システム及びARグラス 鄭州澤正技術服務有限公司
【課題】仮想シーンを利用してリアルな社交活動を行う方法、システム及びARグラスを提供すること。
【解決手段】 仮想シーンを利用してリアルな社交活動を行う方法は、クラウドサービス側と、ライブストリーミングデバイスとを備える。前記方法は、6つのステップを含む。仮想シーンを利用してリアルな社交活動を行うシステムは、クラウドサービス側と、ライブストリーミングデバイスとを備え、前記クラウドサービス側にクラウドサービスプロセッサが設けられ、前記ライブストリーミングデバイスにターミナルプロセッサが設けられ、前記ライブストリーミングデバイスは少なくとも3組のビデオカメラと、ARグラスと、インナーイヤー型ワイヤレスイヤホンと、測位装置と、ジャイロスコープとをさらに備え、前記クラウドサービスプロセッサとターミナルプロセッサはTCP/IP通信を通じて接続され、前記ビデオカメラ、VRヘッドマウントディスプレイ、インナーイヤー型ワイヤレスイヤホン、測位装置及びジャイロスコープはターミナルプロセッサに電気的に接続され、前記測位装置はジャイロスコープと固定して一
【請求項1】クラウドサービス側と、ライブストリーミングデバイスとを備えた仮想シーンを利用してリアルな社交活動を行う方法であって、ステップ1:前記クラウドサービス側は、前記ライブストリーミングデバイスの数に基づき社交仮想シーンに参加するライブ配信ルームの数Nを得、前記ライブ配信ルームは現実中の1つのライブ配信シーンであり、N≧2、ステップ2:前記ライブ配信ルームの数Nに基づきN+1個の同一の3次元座標系を作り、各前記ライブ配信ルームは1つの3次元座標系を作り、N個の前記ライブ配信ルームは1〜N個の3次元座標系を構成し、前記クラウドサービス側が前記仮想シーンにおいてN+1番目の3次元座標系を作り、ステップ3:前記N+1個の3次元座標系を設定し、各3次元座標系は、x軸、y軸及びz軸で構成され、各x軸、y軸及びz軸の長さ単位が同じであり、前記仮想シーンのフロアは、各3次元座標系のx軸とy軸により形成される平面と定義され、前記ライブ配信ルームのフロアも3次元座標系のx軸とy軸により形成される平面とし、N+1番目の3次元座標系における前記仮想シーンが占める空間範囲はKN+1で表され、各前記ライブ配信ルームの3次元座標系における対応する空間範囲はK1−KNで表示され、前記K1−KNには障害物がなく、K1−KN内の実在人物の外見を3次元ライブ配信することができ、前記障害物とは、ライブ配信の完了を妨げる遮蔽の程度を指し、ライブ配信過程ではフィルタリング及び補正できる障害物は、障害なしと見なされ、ステップ4:各前記ライブ配信ルームにストリーマーは人がいると定義した前記ライブ配信ルームは少なくとも1つあり、人がいると定義した前記ライブ配信ルームの数はM個であり、N≧M≧、M個の前記ライブ配信ルームにおける各前記ライブ配信ルームは、各前記ストリーマーの人体位置情報と人体外見情報及び前記ストリーマーの音声情報と音声位置情報を収集すると共に、前記クラウドサービス側に送信し、前記クラウドサービス側は各前記ライブ配信ルームの各前記ストリーマーの外見情報を記3Dアバター情報に処理し、ステップ5:ステップ4を置き換え、各前記ライブ配信ルームに前記ストリーマーは人がいると定義した前記ライブ配信ルームは少なくとも1つあり、人がいると定義した前記ライブ配信ルームの数はM個であり、N≧M≧2、M個の前記ライブ配信ルームにおける各前記ライブ配信ルームは、各前記ストリーマーの前記人体位置情報と前記人体外見情報及び前記ストリーマーの前記音声情報と音声位置情報を収集し、前記3Dアバター情報に処理すると共に、前記クラウドサービス側に送信し、ステップ6:前記クラウドサービス側は、各前記ライブ配信ルームの各前記ストリーマーの前記人体位置情報と前記3Dアバター情報及び前記ストリーマーの前記音声情報と音声位置情報を前記仮想シーンにリアルタイムでインポートしてVRデータストリームを形成し、前記クラウドサービス側は前記VRデータストリームを各前記ライブストリーミングデバイスに伝送し、各前記ストリーマーは対応する前記ライブ配信ルームで前記ライブストリーミングデバイスの表示部品であるARグラスを着用し、この時前記仮想シーン内に前記ARグラスを装着した全ての前記ストリーマーの仮想アバターが集い、各前記ライブ配信ルームの前記ストリーマーのリアルアバターと前記仮想アバターが重なり合い、前記ストリーマーは前記ARグラスを通じて他の前記ストリーマーのVR前記仮想アバターのみを見ることができ、もちろん前記クラウドサービス側は前記VRデータストリームを各前記ライブストリーミングデバイスに伝送するとき、前記ストリーマーの前記仮想アバターを欠落させることができ、前記ストリーマーは前記ARグラスを通じて他の前記ストリーマーの前記仮想アバターのみを見ることができるというステップを含むことを特徴とする仮想シーンを利用してリアルな社交活動を行う方法。
 
A−2−4集塵
特許7663271塵埃吸引装置 アイリスオーヤマ株式会社
【課題】集塵部の着脱を行いやすい塵埃吸引装置を実現することを目的とした。
【解決手段】塵埃吸引装置10は、電動送風機44を有する装置本体20と、電気掃除機200から吸い出した塵埃を集塵容器52に集塵する集塵部50と、を備え、集塵部50は、流入部60、流出部62、及び排出部66を集塵容器52に有し、集塵容器52は、装置本体20に対して着脱可能であって、装置本体20に装着された状態で、装置本体20から露出しており、電動送風機44の吸引により、流入部60から集塵容器52に空気が流入し、集塵容器52内の空気が流出部62から流出するものであり、集塵容器52内の塵埃は、排出部66から廃棄可能であることを特徴とするものである。
 
特許7668334バンドルおよび熱交換器並びに排煙処理装置 三菱重工パワー環境ソリューション株式会社
【課題】バンドルおよび熱交換器並びに排煙処理装置において、性能の低下を抑制しながら耐久性の向上を図る。
【解決手段】熱媒体が供給される入口ヘッダと、熱媒体が排出される出口ヘッダと、入口ヘッダと出口ヘッダを連結すると複数の伝熱管と、を備え、複数の伝熱管のうち、少なくとも排ガスの流れ方向の上流側に配置される伝熱管は、排ガスの流れ方向の下流側に配置される伝熱管より耐腐食性の高いステンレス鋼により形成されるステンレス製伝熱管である。
【請求項11】排ガスの熱の一部を回収する熱回収装置と、熱回収後の前記排ガスに含まれるばいじんを除去する集塵装置と、集塵後の前記排ガスに含まれる硫黄酸化物を除去する脱硫装置と、脱硫後の前記排ガスを再加熱する請求項10に記載の熱交換器が適用される再加熱器と、を備える排煙処理装置。
 
特開2025-044044クリーナ 株式会社マキタ
【課題】クリーナの使用性を向上すること。
【解決手段】クリーナは、本体ハウジングと、本体ハウジングに着脱され、吸気口を有する集塵ハウジングと、本体ハウジングに収容され、吸気口に吸引力を発生させる吸引アセンブリと、集塵ハウジングに収容され、吸気口から吸い込まれた空気が供給される第1フィルタ及び第1フィルタを支持する第1支持部材を有する第1フィルタユニットと、第1フィルタユニットが本体ハウジングに対して正転方向に回転されることにより、第1フィルタユニットを回転方向の固定位置で本体ハウジングに固定するフィルタ支持機構と、第1フィルタユニットが固定位置から逆転方向に制限角度以上回転することを制限する逆転制限機構と、を備える。
 
特開2025-044679非鉄金属回収ライン アルメック 株式会社
【課題】鉄及び非鉄を含む金属と非金属が混在された廃棄物から、所定の大きさよりも小さい廃棄物を選別して非鉄金属を回収することができる、非鉄金属回収ラインを提供すること。
【解決手段】鉄及び非鉄を含む金属と非金属とが混在された廃棄物からの非鉄金属回収ラインであって、第1の大きさのメッシュを通過した前記廃棄物に含まれる鉄を磁選する第1選別工程20と、廃棄物を摩砕する摩砕工程30と、廃棄物から軽量物を除去する軽量物除去工程40と、廃棄物を第2の大きさDのメッシュを通過した廃棄物と、前記第2の大きさのメッシュを通過しない廃棄物と、に分級する第2選別工程50と、第2の大きさDのメッシュを通過しない廃棄物を、複数段の水槽により複数の比重範囲に選別する第3選別工程60と、を備え、複数段の水槽には、それぞれの水槽に異なる周波数の振動が与えられている。
【請求項6】前記摩砕工程は、集塵機をさらに備え、前記集塵機は、集塵機本体と、集塵ダクトと、を備え、前記集塵機本体は、前記摩砕工程の上流側に配置され、前記集塵ダクトは、前記集塵機本体と前記摩砕工程をつないでおり、前記摩砕工程の下流側に前記集塵ダクトの上流側が接続されている、請求項1または2に記載の非鉄金属回収ライン。
 
特開2025-051178電気掃除機 アイリスオーヤマ株式会社
【課題】設計自由度の高い電気掃除機を実現することを目的とした。
【解決手段】電気掃除機1は、第一方向の一方側に設けられた吸引口22と、第一方向の他方側に設けられたハンドル12と、を備えた掃除機本体10を有し、掃除機本体10は、吸引口22に負圧を作用させる電動送風機16と、塵埃を集めるための集塵空間24と、を有するとともに、第一方向と直交する前後方向の後側に、集塵空間24を開閉するための開閉部26を有するものである。
 
特開2025-052843タワー型非鉄金属溶解炉 三建産業株式会社
【課題】二酸化炭素を発生させず、エネルギー効率に優れ、設備費の廉価なタワー型非鉄金属溶解炉を提供する。
【解決手段】タワー形状の予熱室10に上方開口部10cから投入される非鉄金属材料Mを、予熱室10の外部に設けられた加熱装置11によって空気を加熱することを利用して溶解する非鉄金属溶解炉1であり、加熱装置11を電熱式加熱器で構成する。この溶解炉1は、予熱室10の上部10aと下部10bとを連通するように予熱室10の外部に設けられ、空気が循環する循環通路12と、循環通路12に設けられ、空気を、予熱室10の内部においては予熱室10の下部10bから上部10aに達する順路で、予熱室10の外部においては予熱室10の上部10aから下部10bに達する順路で、循環通路12を循環させるとともに外気を取り込む循環ファン13を備える。また、加熱装置11を、循環通路12に設けた。
【請求項3】前記予熱室の上部と前記循環通路との間にダストを集塵する集塵部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のタワー型非鉄金属溶解炉。
 
特開2025-054303加熱処理装置 芝浦メカトロニクス株式会社
【課題】異物を除去することができ、且つ、製造時間が長くなるのを抑制することができる加熱処理装置を提供することである。
【解決手段】実施形態に係る加熱処理装置は、ワークを加熱処理する処理部と、前記加熱処理が施された前記ワークを一時的に収納する集積部と、前記処理部と、前記集積部と、の間に設けられ、前記ワークの受け渡しを行う搬送部と、前記処理部と、前記集積部と、の間の領域に設けられ、前記加熱処理が施された前記ワークに付着している異物の除去と、前記ワークの冷却と、を行う集塵冷却部と、を備えている。
 
特開2025-054498集塵システム、管理方法および管理プログラム アマノ株式会社
【課題】広い室内空間に設置された集塵装置を適切に制御して吹き掛け対象の周囲の作業環境を改善すると共に、消費エネルギーを抑制する。
【解決手段】集塵システム100は、2台以上の集塵装置1と集塵管理サーバ101とを備える。集塵装置1は、吸引部3と、主除塵部4、追加除塵部6と、環境検知部10と、循環排気の第1排気流路13aと吹き掛け排気の第2排気流路13bとに分岐する分岐部5と、無線通信部9と、制御ユニット8とを備える。集塵管理サーバ101は、環境検知部10の検知結果に基づいて分岐部5を制御する制御プログラムを集塵装置1毎に作成して、対応する集塵装置1へと送信する。制御ユニット8は、集塵管理サーバ101から制御プログラムを受信し、制御プログラムに基づいて分岐部5を制御する。
 
特開2025-055827アスファルトプラントの運転支援装置およびアスファルトプラント 日工株式会社
【課題】アスファルトプラントの熟練オペレータの手動運転技術を適切且つ簡便に伝承できる技術を提供する。
【解決手段】アスファルトプラント1の運転支援装置100は、骨材を加熱乾燥するドライヤの有するバーナの推奨開度Doを出力する推奨開度出力部84と、推奨開度Doを表示する表示部72とを備える。推奨開度出力部84は、複数の入力値を入力すると前記推奨開度Doを出力する学習済み機械学習モデルM1,M2を有する。学習済み機械学習モデルM1,M2へ入力される入力値は、少なくとも、骨材の加熱後温度の目標値である目標温度T31と、骨材の加熱後温度を検出した加熱後骨材温度D11と、ドライヤに供給される骨材の供給量である骨材供給量T11とを含む。学習済み機械学習モデルM1,M2を熟練オペレータの運転データによって学習させておくことにより、熟練オペレータの手動運転技術を適切且つ簡便に伝承できる。
【請求項1】バーナをドラムの一端部に有し、骨材を加熱乾燥するドライヤと、前記ドライヤからの排ガスを外部へと排出する排気煙道と、前記排気煙道に介挿された集塵フィルタと、前記バーナの開度であるバーナ開度をオペレータが操作可能な入力部と、を備えたアスファルトプラントの運転支援装置であって、前記バーナの推奨開度を出力する、推奨開度出力部と、前記推奨開度を前記オペレータに対して表示する、表示部と、を備え、前記推奨開度出力部は、複数の入力値を入力すると前記推奨開度を出力する、学習済み機械学習モデルを有し、前記学習済み機械学習モデルへ入力される前記入力値は、少なくとも、前記ドライヤの出口における前記骨材の温度の目標値である目標温度と、前記ドライヤの出口における前記骨材の温度を検出した加熱後骨材温度と、前記ドライヤに供給される前記骨材の供給量である骨材供給量と、を含む、運転支援装置。
【請求項2】請求項1に記載の運転支援装置であって、前記入力値は、前記集塵フィルタの入口における前記排気煙道内の排ガスの温度を検出したフィルタ入口温度と、前記ドライヤに供給される前記骨材の温度である加熱前骨材温度と、前記加熱後骨材温度と前記加熱前骨材温度との差である骨材温度上昇率と、前記排気煙道内の温度を検出した煙道温度と、前記アスファルトプラントの外気温と、前記アスファルトプラントの外部の湿度と、のうちの少なくとも1つをさらに含む、運転支援装置。
 
特開2025-061186ダクト式空調換気システム 株式会社FHアライアンス
【課題】24時間運転を長期間継続しても、空調ダクト内に埃やカビや悪臭など有害物質が付着、堆積せず、ダクトの交換や清掃などのメンテナンスが不要なダクト式空調換気システムを提供することを目的としている。
【解決手段】高気密高断熱な建物2内の部屋及び断熱空間に吹出口を設け、空調ユニット10と吹出口を空調ダクトで繋ぎ、断熱空間に空調ダクトを通し、空調ユニット10から、吹出口に向けて、空調ダクトの周囲の空気の温度に対し、冷房時は5K以内、暖房時は10K以内の空調空気を空調ダクト内に送風することにより、部屋及び断熱空間を空調し、空調ユニット10内に、フィルタ部を設けて、建物2内の空気を清浄し、室外空気導入路に導入ファンとフィルタを設けて、導入する室外空気を清浄し、室内空気排出路に排気ファンを設けて、空調ダクトを通過した空気の一部と建物2内に滞留する空気の一部を室外に排出する。
【請求項4】前記循環路又は前記空調ユニットに、HEPAフィルタ式又は、電気集塵式の空気清浄機を設けることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか1項に記載のダクト式空調換気システム。
 
特開2025-061788フィルタ HARUKA株式会社
【課題】比較的圧力損失の少なく、長期間安定的に集塵できるフィルタを提供する。
【解決手段】フィルタは、流体内の被捕集物を捕集するフィルタであって、前記被捕集物で閉塞しない程度の径を有する第1の流路と、前記第1の流路と異なり、かつ、前記被捕集物で閉塞しない程度の径を有する第2の流路と、前記第1の流路と、前記第2の流路との間を隔てる隔壁とを有し、前記隔壁の全部又は一部が、前記被捕集物を捕集するフィルタ材で構成されている。
 
特開2025-064503集塵装置 日本無機株式会社
【課題】処理風量が大きく、小型化され、デッドスペースが小さく、吸い込んだ気体から分離された微粒子の散らばりを抑制できる集塵装置を提供する。
【解決手段】実施形態の集塵装置は、サイクロン部30、40と、微粒子受け部50とを備える。サイクロン部30、40は、ダクト10から取り込まれる気体を旋回させながら下方に向かわせるよう構成された円筒状の容器31、41を有し、水平方向に隣り合うように配置されている。サイクロン部30、40の容器31、41に互いに反対向きの旋回流が形成されるよう、容器31、41にダクト10が接続されている。微粒子受け部50は、容器31、41の下方に配置され、気体から分離された微粒子を受ける。サイクロン部30、40と微粒子受け部50との間に、容器31、41から下方に排出された気体の旋回を許容するスペースSが形成されている。
 
特開2025-065643集塵装置、樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法 TOWA株式会社
【課題】樹脂成形装置に用いられる集塵装置の消費電力量を低減する。
【解決手段】モータ31aで駆動される送風機31と、モータ31aの回転数を制御するインバータ32とを備え、成形型11、12を清掃する成形型クリーナ部9に設けられた集塵口H5から塵埃を集塵する集塵装置30であって、インバータ32は、成形型クリーナ部9による成形型11、12の清掃時に、モータ31aの回転数を第1回転数RHに制御し、成形型クリーナ部9による成形型11、12の清掃後に、モータ31aへの電気的な接続を解除してモータ31aを惰性回転させる。
 
特開2025-066993集塵機、移動体、及び集塵機の異物が付着又は堆積すると予想される領域を清掃する方法 日本スピンドル製造株式会社
【課題】集塵機に備えられ且つ導入された異物を含むガスから前記異物を分離する分離部の周囲を清掃する。
【解決手段】集塵機は、内部に導入された異物を含むガスから前記異物を分離する集塵機であって、前記内部における前記分離された異物が付着又は堆積すると予想される領域に移動し且つ当該領域を清掃する清掃部を備える移動体を備える。よって、本開示の技術は、集塵機の内部における分離された異物が付着又は堆積すると予想される領域を清掃することができる。
 
特表2025-510034エネルギー蓄積器と粉塵排出接続部を備えたハンドグラインダ  フェスツール ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、加工物WSTを加工するための加工面44を備えたディスク工具40と、ディスク工具40が配置された工具受容部14を駆動するための駆動モータ11が配置されている機械ハウジング50と、ディスク工具40により加工物WSTを加工する際に発生する粉塵を排出案内するための粉塵排出接続部30と、エネルギー蓄積器90の接続インタフェース90Aを用いた、ハンドグラインダ10の電気的なエネルギー供給、特に駆動モータ11の電気的なエネルギー供給のために、電気的なエネルギー蓄積器90を取り外し可能に接続するためのエネルギー蓄積器インタフェース80とを有し、電気的なエネルギー蓄積器90は、エネルギー蓄積器縦方向中央面EEに沿って延在するエネルギー蓄積器ハウジング91を有し、機械ハウジング50は、加工面44に対して横方向に、特に直角方向に延びる機械縦方向中央面EMを有し、ハンドグラインダ10は、ハンドグリップ部分60を有し、ハンドグリップ部分60においてハンドグラインダ10は、作業者により把持可能であり、機械縦方向中央面EMと平行な作業方向ARにおいて加工物
【請求項22】前記粉塵排出接続部(30)は、吸引ホース(200)又は集塵容器(300、400)を接続するための接続ピース(31)を有する又は前記接続ピース(31)により構成されていること、を特徴とする、請求項1〜21のいずれか一項に記載のハンドグラインダ。
 
特表2025-510747清掃ロボットおよびそのベースへの帰還およびベースからの移出方法、装置 北京石頭創新科技有限公司
【要約】清掃ロボット(10)およびそのベース(20)への帰還およびベース(20)からの移出方法、装置は、目標ベースのタイプおよび目標タスク情報に基づいて、清掃ロボット(10)を対応する移動戦略で目標ベースに移動させ、または目標ベースから移出させるように制御することができ、清掃ロボット(10)がベース(20)に引っ掛かって移出できなく、または清掃ロボット(10)がベース(20)に移動できないというリスクを低減することができる。
【請求項10】前記第1目標ベースのタイプが充電機能のみを有する充電ベースまたは集塵機能を有する充電ベースであり、前記第1目標タスク情報が充電タスクおよび/または集塵タスクである場合、前記第1目標ベースのタイプと前記第1目標タスク情報に基づいて、前記清掃ロボットを対応する移動戦略で前記第1目標ベースに移動させるように制御することは、前記清掃ロボットを前記第1目標ベースに正方向に移動させるように制御することを含む、ことを特徴とする請求項8または9に記載の清掃ロボットを制御してベースに帰還させる方法。
 
特表2025-511647粉体散布装置、3D印刷設備及び3D印刷システム 共享智能装備有限公司
【要約】本発明は、装置本体、調整アセンブリ及び除塵機構を含む粉体散布装置に関する。前記調整アセンブリは、前記装置本体に設けられ、前記調整アセンブリは、粉体散布面に向かい、前記除塵機構の第1端は、前記装置本体に設けられ、前記除塵機構の第1端は、前記調整アセンブリをカバーするように設けられ、前記除塵機構の第2端は、前記除塵機構の第1端に連通し、前記除塵機構の第2端は、前記装置本体の外部まで延在する。本発明は、3D印刷設備及び3D印刷システムにも関する。本発明は、従来の粉体散布過程に発生する発塵が印刷品質に影響を与えるとの問題を解決することができる。
【請求項4】前記除塵機構(300)は、集塵機(330)をさらに含み、前記集塵機(330)は、前記除塵管路(320)を介して前記除塵カバー(310)に連通することを特徴とする、請求項2に記載の粉体散布装置。
【請求項5】フィーダ機構(400)をさらに含み、前記集塵機(330)は、順に連通する負圧部(331)、第1収集部(332)及び第2収集部(333)を含み、前記負圧部(331)は、前記第1収集部(332)に負圧を提供するためのものであり、前記第2収集部(333)は、前記フィーダ機構(400)に連通することを特徴とする、請求項4に記載の粉体散布装置。
 
特表2025-512198清掃装置及びロボット 蘇州瑞得恩光能科技有限公司
【要約】本出願は、清掃装置及びロボットを提供する。清掃装置は、掃除対象物の表面を清掃するために使用される。清掃装置は、ハウジング本体と、回転ブラシと、集塵ビンと、導流板と、バッフルと、開閉装置とを含む。ハウジング本体は円筒状物である。回転ブラシは、ハウジング本体内に回転可能に接続される。集塵ビンはハウジング本体に接続される。集塵ビンは、開口部と、少なくとも2つの第1排気孔とを含み、開口部は前記回転ブラシに面し、第1排気孔は集塵ビンの外部に連通する。導流板は、開口部の下端部に接続され、回転ブラシの底部に向かって延びる。バッフルは、開口部の上端部に接続され、導流板に対向して配置される。バッフルと導流板との間に、ハウジング本体と集塵ビンとを連通させる通路が形成される。開閉装置は集塵ビンの底部である。集塵ビンが掃除対象物の表面上に位置する場合、開閉装置は閉じられる。集塵ビンが掃除対象物の表面以外に位置する場合、開閉装置は、傾斜した太陽光発電面上で荷重が大きすぎてロボットが滑りやすいという技術的問題を解決するために開くことができる。
 
A−2−5除電
特開2025-056714除電装置、画像形成装置および画像形成システム 株式会社リコー
【課題】高抵抗媒体においても良好な取り扱い性を実現する。
【解決手段】電荷が生成された記録媒体から前記電荷を除去する除電装置であって、前記記録媒体の一方の面に、該一方の面に生成された電荷と逆極性の第一の除電バイアスを印加する第一の除電部と、前記記録媒体のもう一方の面に、該もう一方の面に生成された電荷と逆極性の第二の除電バイアスを印加する第二の除電部と、を備える。
 
A−2−6帯電
特許7582419シリコンウェーハの表面の帯電量の監視方法及び監視装置 株式会社SUMCO
【課題】本発明は、容器に移載する際のシリコンウェーハの表面の帯電量を監視することのできる、シリコンウェーハの表面の帯電量の監視方法及び監視装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本方法は、シリコンウェーハを容器に移載する際の前記シリコンウェーハの表面の帯電量を測定して、前記シリコンウェーハの表面の帯電量を監視する方法であって、前記シリコンウェーハを容器に移載する際に前記シリコンウェーハの前記容器から露出している箇所の帯電量を、測定部を用いて測定することにより、前記シリコンウェーハの表面の帯電量を監視する。本装置は、シリコンウェーハを容器に移載する際の前記シリコンウェーハの表面の帯電量を測定して、前記シリコンウェーハの表面の帯電量を監視する装置であって、前記シリコンウェーハを容器に移載する際に前記シリコンウェーハの前記容器から露出している箇所の帯電量を測定可能な、測定部を備える。
 
特許7668049帯電防止性ターポリン、及びその製造方法 平岡織染株式会社
【課題】帯電防止性に優れ、さらには防爆性を有するフレキシブルコンテナバッグ用ターポリンと、その製造方法の提供。
【解決手段】「エチレン系共重合体樹脂表面層/目開織物/エチレン系共重合体樹脂裏面導電層」の断面、または「エチレン系共重合体樹脂表面層/目開織物/エチレン系共重合体樹脂中間層/エチレン系共重合体樹脂裏面導電層」の断面を構成するターポリンであって、エチレン系共重合体樹脂裏面導電層に複合導電体を含み、この複合導電体が、導電性粉体、及び導電性液体化合物からなり、この導電性液体化合物の一部または全部が導電性粉体に吸着担持されたもので、導電性粉体を、アセチレンブラック単体、またはアセチレンブラックとオイルファーネス系カーボンブラックの併用とし、導電性液体化合物をカチオン及びアニオンのイオン対とする帯電防止性ターポリン。
 
特開2025-049830直流電圧による接触帯電用電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】摩耗抑制性及び像流れ抑制性に優れる直流電圧による接触帯電用電子写真感光体を提供すること。
【解決手段】導電性基体と、前記導電性基体上に設けられた下引層と、前記下引層上に設けられた電荷発生層と、前記電荷発生層上に設けられた電荷輸送層と、前記電荷輸送層上に設けられた表面保護層と、を有し、前記表面保護層が、反応性電荷輸送材料を含む組成物の硬化膜であり、ヒドロキシ基とベンゼン環構造とを有し、かつ赤外分光分析の全反射測定法におけるヒドロキシ基のピーク面積/ベンゼン環構造のピーク面積の値が、0.05を超え0.36以下である直流電圧による接触帯電用電子写真感光体。
 
特開2025-062678帯電防止単層シート又は帯電防止単層フィルム及び帯電防止多層シート 株式会社コバヤシ
【課題】本技術は、優れた帯電防止性を有する帯電防止単層シート又は帯電防止単層フィルム及び帯電防止多層シートを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の帯電防止単層シート又は帯電防止単層フィルムは、高分子型帯電防止剤を含む帯電防止剤含有樹脂組成物から形成される。前記高分子型帯電防止剤は、非イオン系高分子型帯電防止剤である。前記非イオン系高分子型帯電防止剤は、ポリエチレンオキシド鎖が組み込まれたものである。少なくとも1つの主面における、表面抵抗値が1012.5Ω以下である。本発明の帯電防止多層シートは、バイオマス材料含有層と、前記バイオマス材料含有層の少なくとも1つの主面に、形成される帯電防止層と、を有する、多層シートであって、バイオマス材料含有層は、バイオマス材料を含むバイオマス材料含有樹脂組成物から形成され、前記帯電防止層は、高分子型帯電防止剤を含む帯電防止剤含有樹脂組成物から形成される。
 
特表2025-508829負に帯電した粒子による固形腫瘍の治療 オンコア ファーマ,インコーポレイテッド
【要約】本開示は概して、負に帯電した粒子を使用して固形腫瘍を治療する方法に関する。
【請求項1】がんの治療を必要とする対象においてがんを治療する方法であって、約0.1mg/kg〜約15mg/kgの範囲の用量の負に帯電した粒子を投与して、それにより前記がんを治療することを含み、前記負に帯電した粒子が、 a)約−10mV〜−100mVの範囲のゼータ電位と、 b)約100nm〜約1500nmの範囲の平均直径と を備え、前記負に帯電した粒子が、治療剤を含まない、方法。
【請求項2】前記負に帯電した粒子は、小分子を含まない、請求項1に記載の方法。
【請求項3】前記負に帯電した粒子は、ペプチドを含まない、請求項1に記載の方法。
【請求項4】前記負に帯電した粒子は、注入によって投与される、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】前記負に帯電した粒子は、約0.05mg/mL〜約50mg/mLの範囲の濃度で医薬組成物中に存在する、先行請求項のいずれか一項に記載の方法。
 
特表2025-510124負に帯電したシリカ粒子、かかる粒子を製造する方法、かかる粒子を含む組成物、およびかかる粒子を使用する化学的機械的研磨の方法 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【要約】本出願は、負に帯電したシリカ粒子に、かかる粒子を製造する方法に、およびかかる粒子を含む組成物に、ならびに化学的機械的研磨のための方法に関する。
 
A−2−7静電気
特開2025-043915静電容量センサモジュール パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】検知対象物の検知範囲を制限することが可能な静電容量センサモジュールを提供する。
【解決手段】静電容量センサモジュールは、3以上の静電容量センサと、3以上の静電容量センサを制御する制御部と、を備える。3以上の静電容量センサは、第1センサ1a、第2センサ1b及び第3センサ1cを含む。制御部は、第1情報と、第2情報と、第3情報と、の各々に基づいて検知対象物の接近を検知する。第1情報は、第1センサ1aの容量値が第1閾値以上であることを示す。第2情報は、第2センサ1bの容量値が第2閾値以上であることを示す。第3情報は、第3センサ1cの容量値が第3閾値以上であることを示す。
 
特開2025-044623静電チャック 日本特殊陶業株式会社
【課題】電極に設けられた貫通孔の開口部分に残るバリによる絶縁抵抗の変動を抑制するための技術を提供する。
【解決手段】静電チャック100は、セラミックス基材110と、セラミックス基材110に埋設された金属製の静電吸着用電極124とを備えている。指数Cs=[1/ln{10(2D−a)/a}]/pが375以上となるように、ワイヤの線径(又は電極部分124eの幅)a(m)と、ピッチp(m)と、絶縁層の厚さD(m)を選択する。
 
特開2025-049890静電チャック部材および静電チャック装置 住友大阪セメント株式会社
【課題】ガス孔内部における異常放電を抑制可能な静電チャック装置を提供する。
【解決手段】板状試料が載置される載置面および厚さ方向に貫通するガス孔が設けられる板状の誘電体基板と、誘電体基板の内部に配置される吸着電極と、誘電体基板の内部に配置されるバイアス電極と、ガス孔を取り囲むように誘電体基板に埋設される導電性の放電抑制部材と、を備え、放電抑制部材は、電気的に独立して設けられている、静電チャック部材。
 
特開2025-052193静電気除去具 三野 達也
【課題】容易に取り付けることができる静電気除去具を提供する。
【解決手段】導電性の磁石と、前記磁石に吸着された、少なくとも1以上の突起を有する放電部材と、を備える、静電気除去具。前記放電部材は、環状であり、複数の前記突起が前記環状に配列されている、静電気除去具。複数の前記放電部材を備え、複数の前記放電部材には、第1放電部材と、前記第1放電部材より径が小さい第2放電部材と、を含み、前記第2放電部材は前記第1放電部材の内側に位置する、静電気除去具。
 
特開2025-052690複合焼結体、静電チャック部材及び静電チャック装置 住友大阪セメント株式会社
【課題】比誘電率が高い新規な複合焼結体を提供する。また、このような複合焼結体を用いた静電チャック部材、静電チャック装置を提供する。
【解決手段】主相である酸化アルミニウムと、副相である炭化ケイ素と、を含むセラミックスの複合焼結体であって、複合焼結体は、窒素原子を更に含み、窒素原子の含有率が0.015質量%以上0.030質量%以下である複合焼結体。
 
特開2025-054176静電容量型圧力センサ 株式会社堀場エステック
【課題】バッフルの構成を簡単にしつつ、ダイアフラムへの堆積を防ぐ。
【解決手段】ダイアフラム2の受圧面2aを取り囲んで測定室Sを形成し、測定室Sにガスを導入するガス導入口7aが形成されたハウジング7と、測定室Sに設けられたバッフル部材8とを備え、バッフル部材8は、ガス導入口7aと対向する対向面部81と、対向面部81よりもガス導入口7a側に設けられ、ガス導入口7aの周囲を取り囲む囲繞面部82とを有し、囲繞面部82は、ガス導入口7aから導入されたガスを、前記ガス導入口側の端部からダイアフラム2側に通流させる通流部83を有する。
 
特開2025-054196静電気除去が可能なジェットミル及びこれを用いた硫化物系固体電解質の粉砕方法 エコプロ ビーエム カンパニー リミテッド
【課題】粉砕が行われるミル本体内の静電気を除去することで粒径の調節が容易に行われ、粉砕効率を向上させることができる静電気除去が可能なジェットミル及びこれを用いた硫化物系固体電解質の粉砕方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る静電気除去が可能なジェットミルは、原料供給部から原料が所定の原料供給管を通じて空洞を有するミル本体の内部に投入され、上記ミル本体の内部に投入された原料が所定の高さ以上に満たされると、上記ミル本体に設けられたエアノズルから噴射される強いジェット気流によって、上記原料同士が衝突しながら粉砕されるように構成されるジェットミルであって、上記ミル本体の上部と下部とを接地して上記ミル本体内の静電気を除去することを特徴とする。
 
特開2025-054706静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】トナー像の定着時にトナーが過剰に溶融して定着部材に付着する現象の抑制と、トナー像の定着時にトナーへの熱供給量が不足することにより溶融が不十分であるトナーが定着部材に転移する現象の抑制と、を両立する静電荷像現像用トナーセットを提供する。
【解決手段】イエロー顔料を含有するイエロートナー、マゼンタ顔料を含有するマゼンタトナー、シアン顔料を含有するシアントナー、及びブラック顔料を含有するブラックトナーと、染料トナー又は透明トナーであり、結晶化温度T1が80℃以上95℃以下である第1のトナーと、染料トナー又は透明トナーであり、結晶化温度T2が60℃以上75℃以下である第2のトナーと、を含む静電荷像現像用トナーセット。
 
特開2025-056622静電荷像現像用トナー 花王株式会社
【課題】感光体カブリの抑制に優れた静電荷像現像用トナーに関すること。
【解決手段】結晶性ポリエステル樹脂C及び非晶性ポリエステル系樹脂Aを含有するトナー母粒子と外添剤を含有する静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル樹脂Cがアルコール成分とカルボン酸成分との重縮合物であり、前記アルコール成分が炭素数2以上6以下の短鎖脂肪族ジオールを含有及び/又は前記カルボン酸成分が炭素数4以上8以下の短鎖脂肪族ジカルボン酸系化合物を含有し、前記外添剤が、個数平均1次粒子径が6nm以上25nm以下の正帯電性外添剤A及び個数平均1次粒子径が30nm以上250nm以下の負帯電性外添剤Bを含有する、静電荷像現像用トナー。
 
特開2025-062427静電容量センサ パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】検知対象物の材質による検知精度の変化が生じづらい静電容量センサを提供する。
【解決手段】静電容量センサ1は、互いに対向する第1面11及び第2面を有する基板10と、基板10の第1面11に配置されている、検知部と、シールド部と、第1グランド部31を含むグランド部30と、を備える。シールド部40及び第1グランド部31は、第1方向D1に延伸する。検知部20は、第1方向D1に列状に配置されている複数の第1電極23を含む第1電極群21と、第2電極22と、を含む。第2電極22は、第1方向D1及び基板10の法線方向に直交する第2方向D2に第1電極群21と隣接する。第2方向D2において、第2電極22は、第1電極群21と第1グランド部31との間に配置されている。第2方向D2において、シールド部40は、第1グランド部31と第2電極22との間に配置されている。
 
特開2025-063397静電荷像現像用トナーの製造方法 花王株式会社
【課題】低温低湿環境下での連続印刷においても、ベタ画像のカスレとカブリが抑制される静電荷像現像用トナーの製造方法に関すること。
【解決手段】少なくとも非晶性樹脂及び結晶性成分を溶融混練する工程(1)、該工程(1)で得られた混練物を粉砕した後、得られた粉砕物を無機微粒子の存在下、さらに粉砕する工程(2)、及び該工程(2)で得られた粉砕物を分級する工程(3)を有する、静電荷像現像用トナーの製造方法であって、前記トナーが示差走査熱量計による前記結晶性成分由来の吸熱ピーク温度を60℃以上90℃以下に有し、該吸熱ピークの吸熱量が4.0J/g以上20.0J/g以下であり、前記トナーのパウダーレオメーター測定によるかさ密度が0.570g/mL以上0.610g/mL以下である、静電荷像現像用トナーの製造方法。
 
特開2025-063414静電荷像現像用トナー及びその製造方法 花王株式会社
【課題】帯電性に優れ、カブリの少ない画像を得られる静電荷像現像用トナー及びその製造方法を提供する。
【解決手段】特定の非晶性ポリエステル樹脂Aを含むコア部と特定の非晶性ポリエステル樹脂Bを含むシェル部からなるコアシェル構造を有する静電荷像現像用トナーの製造方法であって、非晶性ポリエステル樹脂Bの溶解度パラメーターと非晶性ポリエステル樹脂Aの溶解度パラメーターが特定の関係にあり、下記工程1〜3をこの順に有する、静電荷像現像用トナーの製造方法。工程1:水系媒体中、樹脂Aを含む樹脂粒子Xを、ポリエチレングリコールとポリプロピレングリコールとのブロック共重合体の存在下で凝集させて凝集粒子1を得る工程 工程2:工程1で得られた凝集粒子1に、樹脂Bを含む樹脂粒子Yを添加し、凝集粒子2を得る工程 工程3:工程2で得られた凝集粒子2を融着させて、融着粒子を得る工程
 
特開2025-064037静電チャック、基板支持器、及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】電気バイアスを基板に効率的に伝達可能とする技術を提供する。
【解決手段】開示される静電チャックは、誘電体部材、バイアス電極、及び浮遊電極を備える。誘電体部材は、基板支持面及び該基板支持面と反対側の裏面を含む。バイアス電極は、周期的に発生される電気バイアスを受けるために、誘電体部材内、且つ、基板支持面と裏面との間に配置されている。浮遊電極は、バイアス電極の表面粗さよりも小さい表面粗さを有しており、バイアス電極と裏面との間に配置されている。
【請求項9】チャンバと、前記チャンバ内に設けられた基板支持器と、前記チャンバ内でプラズマを生成するように構成されたプラズマ生成部と、前記基板支持器上の基板にイオンを引き込むための電気バイアスを発生するように構成されたバイアス電源と、を備え、前記基板支持器は、基台と、前記基台上に設けられた静電チャックと、を備え、前記静電チャックは、基板支持面及び裏面を含む誘電体部材であり、前記裏面は、前記基板支持面と前記基台との間に配置される、該誘電体部材と、前記バイアス電源に電気的に接続されており、前記誘電体部材内、且つ、前記基板支持面と前記裏面との間に配置されたバイアス電極と、前記バイアス電極の表面粗さよりも小さい表面粗さを有し、前記バイアス電極と前記裏面との間に配置された浮遊電極と、含む、プラズマ処理装置。
 
特開2025-065139放熱材料、放熱部品及び放熱材料の製造方法 株式会社神戸製鋼所
【課題】大きい入熱が与えられる処理工程において好適に使用される放熱部品用の放熱材料、放熱部品、該放熱部品を含む静電チャック、及び該放熱材料の製造方法を提供する。
【解決手段】放熱材料は、Mo相1とTi相2とが共存しており、Tiを3原子%以上50原子%以下含有し、残部がMoである。また、放熱材料の製造方法は、Moを含む粉末と、Tiを含む粉末とを混合して、混合物を得る混合工程と、この混合物を焼結する焼結工程と、を備える。
 
特開2025-066625温調装置及び温調装置用静電整流器並びに温調装置の効率改善方法 昴テクノロジー株式会社
【課題】媒体の電気的な課題を解決し、より高い冷却効率を達成することができる温調装置、静電整流器、及び温調装置の冷却効率改善方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係る温調装置は、導電性を備えた材質により形成され、媒体を収容して循環させる媒体管と、媒体管を収容する筐体と、を備えた温調装置であって、媒体管に電気的に接続され、周波数100kHz以上1.5MHz以下で繰り返されるパルス状の信号を供給する静電整流器と、を備えるものである。さらに、他の観点である温調装置の冷却効率改善方法は、上記温調装置の冷却効率改善方法であって、上記温調装置用静電整流器により、周波数100kHz以上1.5MHz以下で繰り返されるパルス状の減衰波信号を前記媒体管に供給するものである。
 
特開2025-066655静電荷像現像用トナー 花王株式会社
【課題】スメア性及び耐久性のいずれにも優れた静電荷像現像用トナーに関すること。
【解決手段】結晶性ポリエステル樹脂C、非晶性ポリエステル系樹脂A、及び離型剤を含有する静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル樹脂Cがアルコール成分とカルボン酸成分の重縮合物であり、該アルコール成分がエチレングリコールを含有及び/又は該カルボン酸成分が炭素数4のα,ω−ジカルボン酸系化合物を含有し、前記結晶性ポリエステル樹脂Cのエステル基濃度が5.5mmol/g以上9.0mmol/g以下であり、前記離型剤が2種のエステルワックスを含有し、該エステルワックスの合計含有量が結晶性ポリエステル樹脂Cと非晶性ポリエステル系樹脂Aの合計量100質量部に対し、1質量部以上10質量部以下である、静電荷像現像用トナー。
 
特開2025-069193基板処理システムの静電チャックの温度を監視するためのRF免疫センサプローブ  ラム リサーチ コーポレーション
【課題】温度感知環境に存在するRF信号(RFバイアス信号、電極信号など)の影響を受けないセンサプローブを提供する。
【解決手段】基板支持体300において、センサプローブ190は、内径を有する円筒状空洞332を規定する伸長体330を備える。プリント回路基板354(フレキシブルPCBなど)は、円筒状空洞に収まる。センサプローブが備える第1の温度感知集積回路は、プリント回路基板354の第1の端に取り付けられている、伸長体330の第1の端部334にはキャップが取り付けられている。伸長体330の一端に位置するネジ付きハウジング336は、プリント回路基板354の第2の端を受け入れ、基板支持体のベースプレート310に取り付けられる
 
特開2025-069465静電チャックおよびサセプタ 日本碍子株式会社
【課題】接触面積を増大させることなく被加工物との吸着力が増大された静電チャックを実現する。
【解決手段】内部に埋設された電極に電圧を印加することによって載置面に載置された被加工物を静電吸着固定する静電チャックにおいて、載置面が、所定のピッチにて二次元的に離隔配置された複数の凸部と前記凸部の間の平坦な凹部とからなる凹凸構造を有してなり、凸部が、静電チャックの厚み方向に対して垂直でかつ高さが均一な平坦面を有する平坦部と、平坦部の周囲に位置し、平坦部から凹部に向かうにつれて高さが小さくなる傾斜部と、を備え、静電チャックの厚み方向に対する傾斜部の上面の傾斜角が65度以上84度以下である、ようにした。
 
特表2025-508947低温静電チャック イーエスティー インコーポレイテッド
【要約】本開示は、低温静電チャックに関し、解決しようとする技術的課題は、装備に霜、氷又は水分などが形成されることを防止し、装備に装着が可能な低温静電チャックを提供することにある。このために、本開示は、ベース部材;及び前記ベース部材上にコーティングされる第1誘電層と、前記第1誘電層上に提供される電極層と、前記第1誘電層及び前記電極層上にコーティングされる第2誘電層とからなる支持部材;を含み、前記ベース部材は、上部領域に提供される第1温度の第1流体が流れる第1流路と、下部領域に提供される第1温度より高い第2温度の第2流体が流れる第2流路とを含む低温静電チャックを提供する。
 
特表2025-509253静電チャックのセラミックプレートと金属ベースプレートとを結合するための密閉型圧縮ワッシャ ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】基板処理システム用の静電チャックは、ベースプレート、セラミックプレート、および結合層を備える。ベースプレートは、金属材料と、プレナムを画定するベースプレートの側壁ならびに上面および下面とを含む。ベースプレートはさらに、プレナムと流体連通する入口と、上面からプレナムに延びる第1の複数の貫通孔とを含む。セラミックプレートは、その上面と下面との間に延びる第2の複数の貫通孔を含む。結合層は、ベースプレートとセラミックプレートとを結合する。結合層は、複数のワッシャを含む。各ワッシャは、第3の材料を含むコアと、コアを取り囲む第4の材料のコーティングとを含む。ワッシャおよび結合層は、同じ高さを有する。ワッシャの内径は、第1および第2の複数の貫通孔の直径と一致する。
 
特表2025-509718レーザ加工されたメサを有する静電チャック アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】リアクタ又はプラズマ処理チャンバのための静電チャック(ESC)、及びESCを製造する方法が説明されている。例えば、基板支持アセンブリを製造する方法は、処理領域を有する上面を有するセラミックトッププレートを設けることを含む。複数のメサが、処理領域内及びセラミックプレートの上面に形成される。複数のメサのうちの1つ又は複数のレーザ加工を実行して、複数のメサのうちの1つ又は複数の表面の粗さを低減させるか、又は増加させる。
 
特表2025-510612誘導リングを含む静電噴霧ノズル スプレイング システムズ カンパニー
【要約】誘導リング(210)と流体先端部(280)とを含む静電噴霧ノズルアセンブリ(130)が説明される。誘導リングは、誘導リングの開口部(215)を通過する流体先端部からの原料液体の液滴に電荷を誘導するための電場を生成する。誘導リングは、誘導リングを保持するノズルヘッド(230)およびノズルヘッドを保持するパージガス管(240)の導電性表面によって設けられる第1の導電性経路を介して電気誘導場源(250)に電気的に結合される。流体先端部を通って流れる原料は、少なくとも流体先端部に結合された流体管(285)の導電性表面によって設けられる第2の導電性経路を介して電荷担体源(275)に電気的に結合される。第1の導電性経路と第2の導電性経路とは、絶縁バリアによって電気的に絶縁される。
 
特表2025-510651静電スプレードライ活性化合物粉末及びその製造法 スプレイング システムズ カンパニー
【要約】活性化合物粉末を製造する方法であって、少なくとも1種の活性化合物、カプセル化剤、及び任意選択で賦形剤を含む配合物を、150℃以下の入口温度及び100℃以下の排出温度で静電スプレードライするステップを含み、電荷が、活性化合物配合物の原料液の液滴に外部印加される、方法が提供される。
 
特表2025-513027機械式及び静電式フィルター媒体  マティヴ ルクセンブルク    エルエムエス・テクノロジーズ・インコーポレイテッド
【要約】静電力とフィルター媒体内のナノ粒子の利用との両方でサブミクロン粒子を捕獲する、フィルター媒体及びフィルター、例えば、空気フィルター、フェイスマスク、ガスタービン及びコンプレッサーの吸気フィルター、パネルフィルター等が提供される。濾過媒体は、基材内に配置された繊維とナノ粒子とを含む基材を含む。繊維又はナノ粒子のうちの少なくとも1つは、静電帯電される。静電荷は、少なくともフィルターの初期使用の間、サブミクロン粒子を効率的に捕獲する。ナノ粒子は、静電荷が時間の経過とともに減衰し始めた後でも、高いフィルター効率を維持することを確実とする。更に、繊維とナノ粒子との間の結合は、静電荷によって増強され、ナノ粒子がフィルター媒体全体に深く分散されることを可能にする。
【請求項5】前記繊維が、コロナ帯電されている、請求項1に記載のフィルター媒体。
 
A−2−7−1TOTO株式会社
特許7537585静電チャック TOTO株式会社
【課題】接合層のヤング率の値を適切なものとし、誘電体基板に加わる熱応力を低減することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、貫通穴140が形成された誘電体基板100と、金属材料により形成されたベースプレート200と、誘電体基板100とベースプレート200との間を接合する接合層300と、を備える。接合層300のヤング率をE(MPa)とし、誘電体基板100の中心軸AX0と貫通穴140の中心軸AX1との間の距離をX(mm)としたときに、中心軸AX0から最も遠い位置にある貫通穴140について、E≦0.2063×X2−59.3887×X+4278.8065 が成り立つ。
 
特許7655410静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布を適切に保つことのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を支持するベースプレート200と、誘電体基板100とベースプレート200との間を接合する接合層300と、を備える。接合層300の温度が20℃のときにおける接合層300の誘電正接の値、のことを基準値とする。静電チャック10では、接合層300の温度が20℃から−60℃まで変化したときに、接合層300の誘電正接の値が変動する範囲が、基準値の50%から200%までの範囲内に収まる。 
 
特許7658475静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布を、従来よりも均等な分布とすることのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、載置面である面110を有する誘電体基板100と、誘電体基板100に接合され、冷媒の通る冷媒流路250が内部に形成されたベースプレート200と、を備える。ベースプレート200は、上面視において、面110の外周側の端部Eと重なる部分である第1部分P1と、第1部分P1よりも更に外周側の部分である第2部分P2と、を有し、第1部分P1及び第2部分P2のそれぞれに冷媒流路250が形成されている。冷媒流路250は、第1部分P1に対する冷却性能が、第2部分P2に対する冷却性能よりも高くなるように形成されている。
 
特許7658476静電チャック TOTO株式会社
【課題】誘電体基板の外周側端部を突出させた構成としながらも、処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられた吸着電極130と、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、を備える。上面視において、誘電体基板100は、ベースプレート200の被接合面よりも外側に突出した突出部101を有し、吸着電極130の一部は突出部101に設けられている。
 
特許7658477静電チャック TOTO株式会社
【課題】ベースプレートの複雑な内部構造を容易に実現することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、を備える。ベースプレート200は、誘電体基板100側の部分である第1部分201と、第1部分201に対し誘電体基板100とは反対側から隣り合う部分であって、上面視における外形が第1部分201の外形よりも大きな第2部分202と、を有する。ベースプレート200は、複数の部材を接合することにより構成されており、最も誘電体基板100側の接合境界B1が第2部分202にある。
 
特許7670191静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、を備える。ベースプレート200には、冷媒の通る冷媒流路250と、リフトピン穴260と、が形成されている。冷媒流路250のうちリフトピン穴260の近傍の部分には、冷媒の流れにおいて乱流を発生させるための突起270が設けられている。
 
特許7670192静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を支持するベースプレート200と、を備える。ベースプレート200には、冷媒の通る冷媒流路260と、貫通穴230と、が形成されている。上面視において、冷媒流路260は、第1流路261と第2流路262とに分岐する部分である分岐部263と、第1流路261と第2流路262とが再び合流する部分である合流部264と、を有する。貫通穴230は、ベースプレート200のうち、第1流路261と第2流路262との間の部分を貫くように形成されている。
 
特開2025-050245静電チャック TOTO株式会社
【課題】ヒーター層とバイパス層との間における絶縁破壊の発生を抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、ヒーターユニット300と、を備える。ヒーターユニット300は、メインヒーター層350と、絶縁層360と、絶縁層360を介してメインヒーター層350に積層されているバイパス層370と、を有する。上面視において、バイパス層370とメインヒーター層350とが互いに重なっておらず、隙間D1を空けて互いに離間している部分を第1部分P1とし、第1部分P1とは異なる部分であって、絶縁層360とメインヒーター層350とが互いに重なっている部分を第2部分P2としたときに、第1部分P1における隙間D1は、第2部分P2における絶縁層360の厚さD2よりも大きい。
 
特開2025-050246静電チャック TOTO株式会社
【課題】リフトピン穴等の内部の圧力を、ベースプレートのガス流路を通じて調整可能としながらも、絶縁破壊の発生を抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、第1貫通穴150が形成された誘電体基板100と、誘電体基板100を支持する部材であって、第1貫通穴150に繋がる第2貫通穴250が形成されたベースプレート200と、第2貫通穴250の内面を覆っており、絶縁性を有する材料により形成された絶縁部材400と、を備える。ベースプレート200には、第2貫通穴250の内部に通じるガス流路FPが形成されており、ガス流路FPの一部である流路434が、絶縁部材400を貫くように複数形成されている。
 
特開2025-050247静電チャック TOTO株式会社
【課題】ヒーターユニットと端子との接続部分における欠損等を防止することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、ヒーターユニット300と、ヒーターユニット300を支持するベースプレート200と、ヒーターユニット300とベースプレート200との間を接合する接合層420と、を備える。ヒーターユニット300からベースプレート200側に向けて突出する端子390が、ベースプレート200に形成された貫通穴230の内側に収容されている。貫通穴230の内側には、端子390を周囲から支持する支持部材500が配置されている。端子390のうち最も前記ヒーターユニット300側の部分の周囲には空間SP2が形成されている。静電チャック10では、接合層420の一部が空間SP2に入り込み、支持部材500と共に端子390を支持している。
 
特開2025-050248静電チャック TOTO株式会社
【課題】ヒーターユニットの被給電部に導電性部材から加えられる力が大きくなり過ぎることのない静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、被給電部371を有するヒーターユニット300と、その先端部511が、圧縮状態からの復元力によって被給電部371に当接している導電性部材500と、導電性部材500を圧縮状態のまま保持する保持部材600と、を備える。保持部材600は、導電性部材500のうち、先端部511とは反対側の後端部524を外部に露出させた状態で、導電性部材500を保持するものである。静電チャック10は、後端部524の位置を調整するための調整機構を更に備える。
 
特開2025-050249静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布を均一に近づけることのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、外部から電力の供給を受けて発熱するヒーターユニット300と、ヒーターユニット300を支持するベースプレート200と、ヒーターユニット300とベースプレート200との間を接合する接合層420と、を備える。ベースプレート200の表面のうち、ヒーターユニット300に接合される部分である面210(被接合面)は、中央側の第1部分211と、外周側の第2部分212と、を有する。静電チャック10は、ヒーターユニット300から第2部分212を介した伝熱を、ヒーターユニット300から第1部分211を介した伝熱よりも抑制する伝熱抑制構造を有する。
 
特開2025-050250静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布を従来よりも均一とすることのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、貫通穴150が形成された誘電体基板100と、誘電体基板100に内蔵された吸着電極130と、誘電体基板100を加熱するヒーターユニット300と、を備える。吸着電極130には、上面視において貫通穴150と重なる円形の開口131が形成されており、ヒーターユニット300には、貫通穴150と重なる円形の開口302が形成されており、開口302の直径D2が、開口131の直径D1よりも大きい。
 
特開2025-050251静電チャック TOTO株式会社
【課題】線状に引き回された発熱部が、周囲の部材を傷つけてしまうことの無い静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を加熱するヒーターユニット300と、を備える。ヒーターユニット300は、線状に引き回された導体であって外部から電力の供給を受けて発熱する発熱部331を有する。上面視において、発熱部331は、伸びる方向が鋭角に屈曲している部分である屈曲部CVを含み、屈曲部CVのうち外周側の稜線の曲率半径が0.1mm以上である。
 
特開2025-050252静電チャック TOTO株式会社
【課題】ヒーターの局所的な温度上昇を抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を加熱するヒーターユニット300と、を備える。ヒーターユニット300は、外部から電力の供給を受ける給電部390と、線状に引き回された導体であり、給電部390からの電力の供給を受けて発熱する発熱部331と、給電部390と発熱部331との間を繋ぐバイパス層370と、を有する。発熱部331は、その線幅が局所的に拡大されている部分である拡幅部332を有する。バイパス層370は、拡幅部332の複数個所において発熱部331に対し接続されている。
 
特開2025-050253静電チャック TOTO株式会社
【課題】ヒーターの発熱量を十分に確保することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を加熱するヒーターユニット300と、を備える。誘電体基板100は、上面視において互いに隣り合う第1領域HB1及び第2領域HB2を有している。ヒーターユニット300は、第1領域HB1と対応する位置に配置された第1ヒーター610と、第2領域HB2と対応する位置に配置された第2ヒーター620と、を有する。第1ヒーター610及び第2ヒーター620は、いずれも、線状に引き回された導体である発熱部(611、621、622)を含む。第2ヒーター620における発熱部621、622の線幅は、第1ヒーター610における発熱部611の線幅よりも狭い。第2ヒーター620は、互いに並列に接続された複数の発熱部621、622を含む。
 
特開2025-050254静電チャック TOTO株式会社
【課題】ヒーターの発熱部の引き回しを部分的に変更しても、各部における発熱量のバランスが崩れることの無い静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を加熱するヒーターユニット300と、を備える。ヒーターユニット300は、線状に引き回された導体である発熱部621と、線状に引き回された導体であって、発熱部621に対し並列に接続された発熱部622と、を有する。上面視において、発熱部621が引き回されている径方向の範囲と、発熱部622が引き回されている径方向の範囲と、は互いに重なっており、発熱部621が引き回されている周方向の範囲と、発熱部622が引き回されている周方向の範囲と、は互いに重なっている。
 
特開2025-050255静電チャック TOTO株式会社
【課題】バイパス部における絶縁破壊の発生を抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を加熱するヒーターユニット300と、を備える。ヒーターユニット300は、複数の発熱部351と、発熱部351とは異なる高さ位置に設けられた複数の発熱部331と、それぞれの発熱部351に繋がる複数の第1バイパス部370Aと、それぞれの発熱部331に繋がる複数の第2バイパス部370Bと、を有する。互いに隣り合う一対の第1バイパス部370Aの間の距離D10は、互いに隣り合う一対の第2バイパス部370Bの間の距離D20よりも大きい。
 
特開2025-066044静電チャック TOTO株式会社
【課題】接合層のヤング率の値を適切なものとし、誘電体基板に加わる熱応力を低減することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、貫通穴140が形成された誘電体基板100と、金属材料により形成されたベースプレート200と、誘電体基板100とベースプレート200との間を接合する接合層300と、を備える。接合層300のヤング率をE(MPa)とし、誘電体基板100の中心軸AX0と貫通穴140の中心軸AX1との間の距離をX(mm)としたときに、中心軸AX0から最も遠い位置にある貫通穴140について、E≦0.2063×X2−59.3887×X+4278.8065 が成り立つ。
 
特開2025-066092静電チャック TOTO株式会社
【課題】接合層の近傍における絶縁破壊の発生を抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、金属材料により形成されたベースプレート200と、誘電体基板100とベースプレート200との間を接合する接合層300と、を備える。ベースプレート200のうち少なくとも接合層300と対向する部分はセラミック膜231で覆われ、当該セラミック膜231の表面が被接合面Sとなっている。被接合面Sは、第1条件:算術平均高さ(Sa)≦1.5μm、第2条件:二乗平均平方根高さ(Sq)≦2.0μm、のうちの少なくとも一方を満たし、且つ、第3条件:最大谷深さ(Sv)≧20.0μm、第4条件:最大高さ(Sz)≧20.0μmのうちの少なくとも一方を満たす。
 
A−2−7−2富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
特開2025-050355静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】白色画像上に有色画像を有する画像の剥れ抑制と有色画像の発色性向上が両立される静電荷像現像用トナーセットを提供する。
【解決手段】ポリエステル樹脂、及び白色着色剤を含む白色トナー粒子を有する白色トナーと、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、及び有色着色剤を含む有色トナー粒子を有する白色以外の有色トナーと、を有し、前記有色トナー粒子における、前記ビニル樹脂に対する前記ポリエステル樹脂の質量比Cが0.7以上10以下であり、前記有色トナー粒子の断面を観察したとき、前記有色トナー粒子の断面の面積の15%に相当する表層領域に存在する前記ポリエステル樹脂の面積割合が60%以上100%以下である、静電荷像現像用トナーセット。
 
特開2025-050401静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】白色画像上に有色画像を有する画像の発色性が高く、折り曲げ時の画像の剥れが抑制される静電荷像現像用トナーセットを提供する。
【解決手段】ポリエステル樹脂、及び白色着色剤を含む白色トナー粒子を有する白色トナーと、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、及び有色着色剤を含む有色トナー粒子を有する白色以外の有色トナーと、を有し、前記有色トナー粒子における、前記ビニル樹脂に対する前記ポリエステル樹脂の質量比Cが0.7以上10以下であり、前記白色トナー粒子の断面を観察したとき、前記白色着色剤の面積率が10%以上50%以下、かつ前記白色着色剤の個数平均粒径が0.23μm以上
 
特開2025-050417静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】白色画像上に有色画像を有する画像の発色性が高く、有色画像の剥れが抑制される静電荷像現像用トナーセットを提供する。
【解決手段】ポリエステル樹脂、及び白色着色剤を含む白色トナー粒子を有する白色トナーと、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、及び有色着色剤を含む有色トナー粒子を有する白色以外の有色トナーと、を有し、前記有色トナー粒子における、前記ビニル樹脂に対する前記ポリエステル樹脂の質量比Cが0.7以上10以下である、静電荷像現像用トナーセット。
 
特開2025-051578静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】白色画像上に有色画像を有する画像の発色性が高く、有色画像の剥れが抑制される静電荷像現像用トナーセットを提供する。
【解決手段】ポリエステル樹脂、及び白色着色剤を含む白色トナー粒子を有する白色トナーと、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、及び有色着色剤を含む有色トナー粒子を有する白色以外の有色トナーと、を有し、前記有色トナー粒子における、前記ビニル樹脂に対する前記ポリエステル樹脂の質量比Cが0.7以上10以下であり、前記有色トナー粒子の断面を観察したとき、前記ポリエステル樹脂が最大径100nm以上1μm以下のドメインを形成している電荷像現像用トナーセット。
 
特開2025-054843静電荷像現像用トナーの製造方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】粗大粒子の発生が少ない静電荷像現像用トナーの製造方法を提供すること。
【解決手段】分散液中の結着樹脂粒子を含む粒子を凝集させ凝集粒子を形成する工程と、前記凝集粒子を加熱昇温して融着させる工程とを含み、前記融着させる工程において、前記結着樹脂粒子における結着樹脂のガラス転移温度以上に昇温した後、前記凝集粒子を含む分散液を撹拌しつつ、前記分散液の撹拌における撹拌回転数を段階的に又は連続的に下げることを含む静電荷像現像用トナーの製造方法。
 
特開2025-054844静電荷像現像用トナーの製造方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】濃度ムラ抑制性に優れる静電荷像現像用トナーの製造方法を提供すること。
【解決手段】分散液中の、結着樹脂粒子及び離型剤粒子を含む粒子を凝集させ凝集粒子を形成する工程と、前記凝集粒子を加熱昇温して融着させる工程とを含み、前記融着させる工程において、回転軸及び撹拌翼を具備した撹拌装置を用い、前記撹拌翼の直径d(m)が、0.2m以上であり、前記融着させる工程における前記撹拌翼の周速をu(m/s)、分散液の密度をρ(kg/m3)、造粒容器の内径をD(m)、分散液の温度をT(℃)と表すとき、ρud/DTの値が、1以上40以下である静電荷像現像用トナーの製造方法。
 
特開2025-054845静電荷像現像用トナーの製造方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】画像ムラ抑制性に優れる静電荷像現像用トナーの製造方法を提供すること。
【解決手段】分散液中の結着樹脂粒子を含む粒子を凝集させ凝集粒子を形成する工程と、前記凝集粒子を加熱昇温して融着させる工程とを含み、前記融着させる工程時の前記分散液の撹拌における撹拌レイノルズ数が、5.0×104以上1.0×106以下である静電荷像現像用トナーの製造方法。
 
A−2−8エレクトレット
特開2025-060074スパンボンド不織布、及びこれを備えたフィルタ 東洋紡エムシー株式会社
【課題】圧力損失が低く、濾過特性、加工性に優れたスパンボンド不織布を提供する。
【解決手段】本発明のスパンボンド不織布は、ポリオレフィン系樹脂からなる繊維を含み、前記ポリオレフィン系樹脂のメルトフローレート(MFR)が80g/10min以下であり、当該スパンボンド不織布の目付が10〜50g/m2であり、前記繊維の平均繊維直径が8.0〜30μmである。
【請求項4】エレクトレット化されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスパンボンド不織布。
 
特開2025-060344高電荷低電位電荷搬送体 酒井 捷夫
【課題】課題は、帯電した電荷搬送体を低電位の充電源から高電位の回収源に搬送する際に該電荷搬送体を押し戻す方向に作用する後退静電力を小さくして該電荷搬送体の搬送に要する推力を小さくすることと、搬送中の電荷搬送体の電位を低く抑えることである。
【解決手段】電荷搬送体の電荷保持層71の近傍に電位制御層73を設け、充電源と電荷保持層の間の電位にすることで、該電荷搬送体に加わる静電力を小さくし、かつその電位を低くして達成した。
【請求項3】請求項1の電荷搬送体において、電位制御層に、該電荷搬送体の充電源(例えば充電エレクトレット)の電位と、電荷保有層の電位の中間の電位を与えること。
 
特開2025-068917清掃具 株式会社ダスキン
【課題】好ましい美観を維持しつつ、捕集性能が向上される清掃具を提供する。
【解決手段】清掃具は、長尺状の柄と、柄に取り付けられており、太さが1500dt〜1800dtであるエレクトレット繊維を複数有し、柄の取付長さに対するエレクトレット繊維の本数の比(密度)が12.4〜15.1本/cmである、払拭体とを備える。エレクトレット繊維の捲縮率は、2〜7%である。
 
A−2−9振動発電
特開2025-062724バンドパスフィルタ、バンドパスフィルタを用いた騒音検出システム 株式会社鷺宮製作所
【課題】音に対する人間の聞こえ易さを考慮し、かつ、小型化、簡易化が可能なバンドパスフィルタを提供する。
【解決手段】入力信号となる音の一部を減衰または遮断するバンドパスフィルタを、第1のバンド幅と、第1のQ値とを有する第1のフィルタ部と、第1のバンド幅と一部が重なる第2のバンド幅と、第1のQ値と異なる第2のQ値とを有する第2のフィルタ部と、により構成し、第1のフィルタ部と第2のフィルタ部を透過した音の周波数とゲインとの関係を示す周波数特性が、ゲインが第1の傾きを持って上昇する上昇部Auと、ゲインが第2の傾きを持って下降する下降部Adと、上昇部Auと下降部Adとの間にあって、周波数が高くなるにしたがって、第1の傾き及び第2の傾きよりも小さい傾きでゲインが連続的に漸増する漸増領域Aiと、を含む。
【請求項4】前記第1のフィルタ部及び前記第2のフィルタ部に電力を供給する電源が、振動発電素子を含む、請求項1に記載のバンドパスフィルタ。
【請求項6】前記集音部は、前記音を検出する音センサを備え、当該音センサは振動発電素子を含む、請求項5に記載の騒音検出システム。
 
A−3レナード効果・水
A−3ー1微細気泡
特許7542706微細気泡水生成器及びその構造体 株式会社富士計器審査請求前
【課題】構造が簡単で小型、低コスト、且つ汎用性に優れ、さらに、水道水管への取付けが容易で、水道水を利用するシャワーヘッド、洗面台、流し台等の種々の器具、洗濯機や自動食器洗浄器等の装置に適応可能な微細気泡水生成器及の構造体を提供する。
【解決手段】水道水に含まれる気泡を微細化して多くの微細気泡を含有する微細気泡水生成器の構造体100であって、水道水の流入口側に配置され、構造体100内に流入する水道水の流入を複数に分岐する分岐孔15を有する取水面体11と、流出口側に配置され構造体100の内部で生成された微細気泡水の流出を複数に分岐する分岐孔15を有する出水面体12と、取水面体11の外周面と出水面体12の外周面を支持する中空の円筒体10と、から構成され、水道水を供給する通水管の内壁サイズに適合する種々の外径サイズの円筒体10から選択され、前記水道管の内管に予め挿入セットされている。これにより、作業者は容易に且つ短時間に本微細気泡水生成器(構造体)の設置作業を終えることができる。
 
特許7654297地盤改良工法および注入装置 強化土エンジニヤリング株式会社
【課題】従来の高圧噴射撹拌工法に浸透注入を付与することにより懸濁グラウトによる大径固結体の形成を可能にする。また、切削土に注入材を加えて再注入することを可能にし、CO2を低減した地球環境に配慮した地盤改良を行うことができるとともに、従来よりも軽量であって大きな固結体を形成することができる地盤改良工法および注入装置を提供する。
【解決手段】地盤に挿入した注入管からの噴射流体により地盤を切削して切削領域を形成し、形成された切削領域に注入材を注入する地盤改良工法および注入装置であって、注入材として、懸濁粒子を主材とし、或いはさらに硬化剤、アルカリ剤および溶液型シリカのいずれかまたは複数種を含むものを用いて、注入材を、切削領域に充填するとともに切削領域から周辺地盤の土粒子間に浸透させることにより、切削領域および周辺地盤を固結する。
【請求項4】前記注入材が、マイクロバブル、空気、分散剤および増粘剤のいずれかまたは複数を有効成分とする請求項1記載の地盤改良工法。
 
特許7655490配管洗浄装置、及び配管の洗浄方法。  株式会社総合水研究所 株式会社サニコン
【課題】本発明が解決すべき第一の課題は、ブラシの脱落を防止しながら、配管内を洗浄可能な、安全・安心な配管洗浄装置を提供することである。また、本発明が解決すべき第二の課題は、ファインバブルを生成するための装置を別に必要とせず、配管内であってもファインバブルを継続的且つ安定的に生成可能な配管洗浄装置を提供することである。
【解決手段】耐圧ホースに接続される管状の配管洗浄装置であって、洗浄水を配管内壁に対して噴射するノズルヘッドと、配管洗浄装置の半径方向に放射状に突出したブラシと、ブラシの脱落を防止する脱落防止部を備え、脱落防止部は、配管洗浄装置の半径方向に突出した板状部材であり、ブラシは、配管洗浄装置の外周を嵌合するリングを介して配管洗浄装置に接続された、配管洗浄装置。
 
特許7657408汚染物質除去方法及びこの方法に用いる汚染物質除去装置 株式会社ダイアテック 水戸工業株式会社
【課題】基材に損傷を与えず、かつ汚染物質を揮散させずに除去する汚染物質除去方法を提供する。
【解決手段】パルス発振器から発振するナノパルスレーザー光を汚染面に照射して汚染物質を除去する方法であり、汚染物質が付着している汚染物体を、弱酸性の有機酸洗浄液中で超音波洗浄し、アルカリ性中和液中で超音波洗浄し、乾燥し、次いで、角型フラットトップ形状のナノパルスレーザー光44を汚染面に照射し、前記汚染物質を汚染面から剥離する。弱酸性の有機酸洗浄液は、クエン酸、アスコルビン酸、グリコール酸、マロン酸、酢酸及びシュウ酸からなる群から選ばれる少なくとも一つの水溶液であることが好ましい。     
【請求項3】前記有機酸超音波洗浄液は、ファインバブルを含む気泡と水の混合流体を外部ウルトラファインバブル生成装置から循環補充可能である請求項1に記載の汚染物質除去方法。
 
特許7663887汚染物質除去装置及びこれを用いた汚染物質除去方法 株式会社ダイアテック  水戸工業株式会社
【課題】汚染物質を飛散させずに少量の水を使用して効率よく汚染物質を除去でき、且つ容易に汚染水を回収処理出来る汚染物質除去装置及びこれを用いた除去方法を提供する。
【解決手段】高圧エアーナイフ19とその前側にウルトラファインバブルを含む水と高圧エアーを混合して噴射する気液混合流体噴射ノズル22と、気液混合流体噴射ノズル22の前側に捕集器26を備え、気液混合流体噴射ノズル22により、気液混合流体を高圧エアーに随伴させて被洗浄面に一定方向から衝突させ、その直後に同一方向から高圧エアーナイフ19の高圧エアーを噴射させ、飛散した汚染物質25及び水滴を捕集器26より吸引する手段を含む染物質除去装置である。
【請求項2】前記気液混合流体噴射ノズルに供給する液体は、1mL中に直径100nm以下のマイクロバブルが3億個以上含まれるウルトラファインバブルである請求項1に記載の汚染物質除去装置。 
 
特許7665166既設地下構造物を地下シェルターとして活用するための地盤補強方法 強化土エンジニヤリング株式会社
【課題】薬液注入工法により既設の地下シェルターの補強および既設の地下構造物を補強して地下シェルターとして有効活用することができる既設地下構造物の補強方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る既設地下構造物11の補強方法は、既設地下構造物11の外周部の地盤1に薬液注入工法による地盤改良を行い、地盤1の飽和度を低下させて不飽和化することにより、既設地下構造物11の外周部に緩衝体12を構築し、外部から作用するエネルギーを減衰させることを特徴とするものである。また、既設地下構造物11が既設の地下シェルターであれば、地下シェルターの外周部を薬液注入により補強地盤からなる緩衝体12を形成して、例えば、飛来する弾道ミサイルに対し、より地下シェルターとしての耐久性や強度、安全性を向上させることができる。
【請求項1】既設地下構造物の外周部の地盤に薬液注入工法による地盤改良を行い、既設地下構造物を地下シェルターとして活用するための地盤補強方法であって、前記薬液注入工法で使用する注入材としてマイクロバブル水、またはマイクロバブルを含有するシリカグラウトを用い、地盤の飽和度を低下させて不飽和化することにより、前記既設地下構造物の外周部に緩衝体を構築し、外部から作用するエネルギーを減衰させ、前記緩衝体の範囲および強度は、想定される弾道ミサイルの爆発エネルギーに耐え得る強度および範囲となるように設計することを特徴とする既設地下構造物を地下シェルターとして活用するための地盤補強方法。
 
特許7665241洗浄液製造装置、切削液製造装置又は装置 クール・テック株式会社
【課題】アルカリイオン水と、添加剤とを含む洗浄液又は切削液を製造することが可能な装置を提供する。
【解決手段】撹拌槽を備え、水を撹拌槽に供給する第一原料供給手段と、アルカリイオン水を撹拌槽に供給する第二原料供給手段と、添加剤を撹拌槽に供給する第三原料供給手段と、撹拌槽にて、供給された水、アルカリイオン水、及び、添加剤を撹拌する撹拌手段とを備える、洗浄液製造装置又は切削液製造装置。
【請求項1】混合槽を備え、水を混合槽に供給する第一原料供給手段と、アルカリイオン水を混合槽に供給する第二原料供給手段と、添加剤を混合槽に供給する第三原料供給手段と、供給された水、アルカリイオン水、若しくは添加剤を含む混合液に、ウルトラファインバブルを発生させるウルトラファインバブル発生手段とを備え、前記混合液を、混合槽から外部へ送液し、ウルトラファインバブル発生手段によりウルトラファインバブルを発生させ、ウルトラファインバブルを発生させた混合液を、混合槽へ循環することで、混合液を撹拌する、洗浄液製造装置又は切削液製造装置。
 
特開2025-043597基板処理モジュールおよび基板処理方法 株式会社荏原製作所
【課題】洗浄対象物の洗浄効率を向上させることができる基板処理モジュールが提供される。
【解決手段】基板処理モジュールは、洗浄部材400と被洗浄面600との間の隙間に気体を供給する気体供給装置350を備えている。気体供給装置350は、洗浄部材400を通じて微細気泡を発生させる。
 
特開2025-054509移動式洗面装置 エヴォーブテクノロジー株式会社 株式会社重政商店
【課題】商用電源の無い場所でも、また公共水道の無い場所においても使用可能な独立型の移動式洗面装置を提供すること。
【解決手段】移動式洗面装置1は、排水タンク7からの排水を逆浸透膜浄水器8bにより浄化し、逆浸透膜浄水器8bからの透過水を一旦浄化タンク9に溜めて、浄化水の無くなったと見做される水位に給水タンク6の水位がなっていることを検出すると、浄化タンク9からの浄化水を送水して給水タンク6を満水とし、循環式マイクロバブル発生器14を満水状態の給水タンク6に対して所定の時間動作させる。
 
特開2025-057126ウルトラファインバブル内酸素濃度測定方法  公立大学法人大阪 株式会社超微細科学研究所
【課題】ウルトラファインバブル水中のウルトラファインバブル内の酸素量を算出する。
【解決手段】試料水に、アルカリ溶液、ポリリン酸塩溶液、及びマンガン塩溶液、を加えて、Mn(II)の沈殿を抑制しつつ、Mn(II)をMn(IV)に酸化するMn(II)酸化工程と、Mn(II)酸化工程を経た試料水に強酸溶液を加えて酸化反応を停止させ、Mn(II)酸化工程により形成されたMn(IV)をMn(III)に還元するMn(IV)還元工程と、Mn(IV)還元工程を経た試料水のMn(III)が吸収する光の波長の吸光度を測定し、試料水の酸素濃度である第1酸素濃度を算出する第1酸素濃度測定工程と、第1測定工程に供した試料水と同じ試料水を蛍光式DO計で測定して第2酸素濃度を算出する第2酸素濃度測定工程とを備え、第1酸素濃度から第2酸素濃度を差し引いて、試料水中のウルトラファインバブル内の酸素量を算出する。
 
特開2025-059270微細気泡発生器 株式会社栗本鐵工所
【課題】微細気泡発生器で発生させる微細気泡の性状を調整できるようにする。
【解決手段】上流側と下流側とを結ぶ流路形成空間Cを有するケーシング11と、ケーシング11の内部に設けられるコマ部材30とを備え、流路形成空間Cの内面とコマ部材30の外面との間を液体が流れることで液体に微細気泡を発生させる微細気泡発生器において、ケーシング11とコマ部材30との位置を液体の流れ方向に沿って調整する位置調整機構を備えた。
 
特開2025-061632製造物 株式会社ナノバブル研究所
【課題】流体が流れる相対的な方向による微細気泡の発生効率の低下をより抑えられる製造物を提案する。
【解決手段】少なくとも一部が液体に接する状態で用いられる製造物であって、液体に接する前記一部のうちで定められた部分に凹凸が形成され、凹凸の10点平均粗さRzは、5〜500μmの範囲内である条件を満たすことを特徴とし、例えば液体の流れる方向に対して所定の迎角を備えた板状の部材であり、また例えば、少なくとも上下の面の一方の面に負圧がかかる板状の部材であることを特徴とする。
 
特開2025-065147便座ユニット 東芝ホームテクノ株式会社  東芝ライフスタイル株式会社
【課題】簡易に使用可能な微細気泡生成手段を備えた便座ユニットを提供する。
【解決手段】本発明の便座ユニット100”は、便座装置10VIと、分岐金具33と、を備え、分岐金具33は、便座装置10VIと、便器1に供給する水を貯留する貯留タンクと、に水の流れを分岐させる分岐部と、止水栓に接続される側の継手に設けられる収容部と、この収容部に収容され、通過する水に微細気泡を生成する微細気泡生成手段77と、を備え、便座装置10VIは、局部に水を吐出するための吐水口66が設けられたノズル組立59と、前記微細気泡を含有した水に、さらに気泡を含有させるエアポンプ60と、を備える構成としている。
 
特開2025-065355便座ユニット 東芝ホームテクノ株式会社 東芝ライフスタイル株式会社
【課題】簡易に使用可能な微細気泡生成手段を備えた便座ユニットを提供する
【解決手段】本発明の便座ユニットは、便座装置10IVと、止水栓WVから流入する水の少なくとも一部を便座装置10IVへと導く分岐金具33’と、を備え、便座装置10IVは、便座装置10IVに流入する水の圧力を所定の圧力で安定するように調整する減圧機構53を備え、分岐金具33’は、収容部と、この収容部に収容され、通過する水に微細気泡を生成するUFBノズル77と、を備える構成としている。
 
特開2025-065827水中油型懸濁液の油水分離方法および分離装置 三菱ケミカルエンジニアリング株式会社
【課題】新規な水中油型懸濁液の油水分離方法と油水分離装置を提供すること。
【解決手段】水中油型の懸濁液と、マイクロバブルを含有していてもよい水とを、懸濁液リッチ相が上方、水リッチ相が下方となるように接触させ、水リッチ相に対して、懸濁液リッチ相と水リッチ相とが均一に混合しないように新たなマイクロバブルを供給し、懸濁液中のミセルを吸着したマイクロバブルを浮上させる油水分離方法、および、水中油型の懸濁液とマイクロバブルを含有していてもよい水とを、懸濁液リッチ相が上方、水リッチ相が下方となるように収容する分離槽と、分離槽に供給されるマイクロバブルを発生するマイクロバブル発生装置と、を備え、マイクロバブル発生装置が、発生するマイクロバブルが水リッチ相に供給されるように設置され、マイクロバブル発生時に分離槽内が均一になるように撹拌されない油水分離装置。
 
特開2025-068259超音波照射器 国立大学法人東京工業大学
【課題】マイクロバブル発生範囲を広くかつ均一にし、超音波の生体への侵襲を少なくした超音波照射器を提供する。
【解決手段】圧電素子1は所定の周波数の交流電圧で駆動され、矢印Hに示すごとく径方向に大きく伸縮振動する。圧電素子1の下面には、音響振動子2が接着されている。音響振動子2は、圧電素子1に対向した上部円形平面2aと、上部円形平面2aに対向した下部凹状半球面2bを有する。上部円形平面2aの中心にはシンバル構造用上部凹状面2a−1が形成され、音響振動子2の中央には薄いシンバル構造Sが形成されることになる。下部凹状半球面2bの下方エッジ部分2c、2dは、圧電素子1の径方向の伸縮振動Hに伴い、矢印Cに示すごとく、曲げ振動する。この曲げ振動Cはシンバル構造Sの垂直振動Vによって増進する。
 
特表2025-511223固体のポリウレタン成形品を変換するための方法 ベーアーエスエフ・エスエー
【要約】本明細書では、定義された条件下でトルエンジイソシアネート組成物を含む予備形成された固体ポリウレタン成形品から液体のポリウレタンプレポリマーを連続的に製造する方法が提供される。これらの方法には、ポリウレタンプレポリマーの製造方法、予備形成されたポリウレタン成形品を再生する方法、および固体のポリウレタン成形品を液体のポリウレタン材料に変換する方法が含まれる。
【請求項8】前記ポリウレタン発泡体が、微細気泡発泡体、半硬質発泡体、成形された発泡体、およびそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項5に記載の方法。
 
A−3−2霧
A−3−2−1ミスト、サウナ 
特許7661592サウナ室及びトレーラーハウス ミサワホーム株式会社
【課題】サウナ室の壁の防湿性を向上させる。
【解決手段】サウナ室10において、壁の屋内側の面から天井に亘って防湿シート81が貼りつけられ、壁側の防湿シート81の表面には縦胴縁82を介して壁仕上げ材83が取り付けられ、天井側の防湿シート81の表面には天井仕上げ材84が取り付けられている。壁側の防湿シート81と壁仕上げ材83との間は通気層とされており、壁と天井との取り合い部において、壁仕上げ材83と天井仕上げ材84は間隔を空けて配置され、壁仕上げ材83と天井仕上げ材84との間が第一通気口とされている。
 
特開2025-054549バレルサウナおよびその製造方法 株式会社GUITTO
【課題】優れた断熱性を奏することができるバレルサウナを提供する。
【解決手段】複数のリング状の骨組7と、この骨組7の内側に配設される円筒状の内壁8と、骨組7の外側に配設される円筒状の外壁9と、内壁8と外壁9との隙間に配設された断熱材13とを備える。
 
実登3250943サウナ用タオル 堀内 睦乃
【課題】頭部だけでなく顔も覆うことができ、背中にずらせば熱くなった壁面にもたれることも可能になり、外気浴の際は広げて体も覆うことができ、体を拭くこともでき、また、浴室内に小銭等の貴重品小物を持ち込むことができるサウナ用タオルを提供する。
【解決手段】直径が60cm以上の円形状のタオル1の少なくとも一方の面の中央部にスナップボタン4の付いたループ3状のフックを有し、少なくとも一方の面に開閉可能なポケット6を備える。
 
A−3−2−2静電霧化
特表2025-510612誘導リングを含む静電噴霧ノズル スプレイング システムズ カンパニー
【要約】誘導リング(210)と流体先端部(280)とを含む静電噴霧ノズルアセンブリ(130)が説明される。誘導リングは、誘導リングの開口部(215)を通過する流体先端部からの原料液体の液滴に電荷を誘導するための電場を生成する。誘導リングは、誘導リングを保持するノズルヘッド(230)およびノズルヘッドを保持するパージガス管(240)の導電性表面によって設けられる第1の導電性経路を介して電気誘導場源(250)に電気的に結合される。流体先端部を通って流れる原料は、少なくとも流体先端部に結合された流体管(285)の導電性表面によって設けられる第2の導電性経路を介して電荷担体源(275)に電気的に結合される。第1の導電性経路と第2の導電性経路とは、絶縁バリアによって電気的に絶縁される。
 
A−3−2−3パナソニック
特開2025-066301食器洗い機、及び食器洗い機の制御方法 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】本開示は、イオン供給工程の開始後、洗浄槽内において脱臭効果と除菌効果とを早期に得ることができる食器洗い機を提供する。
【解決手段】本開示における食器洗い機は、洗浄槽と、前記洗浄槽内に、除菌機能を有するイオンを発生させる静電霧化装置と、前記洗浄槽内を乾燥させる送風ファンと、前記静電霧化装置と前記送風ファンとを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記静電霧化装置を駆動させて前記イオンを前記洗浄槽内に供給するイオン供給工程において、前記イオン供給工程を開始してから所定期間、前記送風ファンを第1回転数で回転させ、前記所定期間の経過後、前記送風ファンを前記第1回転数より低い第2回転数で回転させる。
 
A−4オゾン
特許7637321オゾン発生装置 原田 哲男  日研輝工株式会社 大分精密工業株式会社
【課題】低濃度のオゾンを発生して、オゾン混入による室内健康環境管理、等々の優れた利用効果を呈するオゾン発生装置の製造方法を提供する。
【解決手段】石英管パイプ式放電管(200)の石英パイプ(202)に高周波電源(21)から高周波電流を供給すると共にAirポンプ(22)からAirを供給してオゾンガスを発生させるオゾン発生装置であって、前記石英管パイプ式放電管の石英パイプの外表面に、予めW又はMo又はZr又はNbのいずれか一つと、及びTi又はCr又はNiのいずれか一つとの二種類の金属を蒸着コーティングし、更に前記石英管パイプの内表面に、硼酸と塩化銅の粉体フラックスを融解焼付けコーティングし、この前記蒸着コーティング及び前記融解焼付けコーティングした前記石英パイプの空気導入側にエゼクター(203)を接続し、出側にネオジ磁石(204)を配置した磁石室(205)を接続したことを特徴とするオゾン発生装置
 
特許7662924オゾン発生器 オーシーアール株式会社
【課題】2つの電極、又は一方の電極がGND又は接地に接続されている場合はもう一方の電極に触れると感電する。感電防止の為の電極に触れられない構造設計に伴い、オゾン発生ユニットが大きくなり、コストと製品設計の制約が課題である。
【解決手段】上記課題を達成するため、本発明のオゾン発生器1は、互いに対向した第1電極2及び第2電極3間に誘電体4を設けており、誘電体4は第1電極2と完全に密着させている。第1及び第2電極間に交流高電圧9の印加により放電空間8に放電し、放電空間8に供給された酸素ガスを含む原料ガスが活性化しオゾンガスが得られる。誘電体4の一部と第1電極2及び交流電源部は、ケース内に収め絶縁充填剤7に埋設、又ケース外部に露出している第2電極3を交流電源部のGND14又は接地15へ接続し、且つ誘電体4を覆うように構成し、放電空間8の高さを低くして誘電体4に触れられなくすることで感電防止している。
 
特開2025-047730オゾン発生器 株式会社東芝  東芝インフラシステムズ株式会社
【課題】耐久性の高い給電部材を得ること。
【解決手段】実施形態のオゾン発生器は、金属電極と、オゾンの原料ガスが供給される放電ギャップを金属電極との間に空けて配置され、内面に導電膜が設けられた管状の誘電体電極と、複数の金属線材が編み込まれた網状部材を外面に有して、誘電体電極内に挿入された給電部材と、給電部材に巻き付けられて、網状部材と導電膜とを電気的に接続する金属薄膜と、を備える。       
 
特開2025-050351オゾン濃縮器、基板処理装置及びオゾン供給方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】オゾンガスを供給する際に安定した流量制御を実行できる技術を提供する。
【解決手段】本開示の一態様によるオゾン濃縮器は、オゾンガスが流通する供給流路に設けられるポンプと、前記ポンプの下流の前記供給流路に設けられる流量制御器と、前記ポンプと前記流量制御器との間の前記供給流路の圧力を設定圧力に制御する圧力制御器と、を有する。
 
特開2025-057089オゾン発生装置用の電源装置 株式会社東芝  東芝インフラシステムズ株式会社
【課題】オゾン発生器と電源装置の間の配線で短絡や地絡が発生したときにオゾン発生器への電力の供給を停止する。
【解決手段】実施形態のオゾン発生装置用の電源装置は、交流電力が放電部材に印加されることでオゾンを生成するオゾン発生器を備えるオゾン発生装置用の電源装置であって、電力指令値に基づいて出力電力を制御する制御部を備え、前記制御部は、電圧計から取得した前記電源装置の出力電圧が、出力電圧の大きさに応じて予め設定されている電圧閾値以下であることを検知したときに、前記オゾン発生器への電力の供給を停止する。     
 
特開2025-059231オゾン水生成装置 マクセルイズミ株式会社
【課題】貯留部の水面上にて滞留する滞留オゾンをオゾン水生成に利用し、効果的にオゾン水中のオゾン濃度を高めることができるオゾン水生成装置を提供する。
【解決手段】貯水部を備えた水回り器具に付帯し、前記貯水部内の水にオゾンを溶存させるオゾン水生成装置であって、気流を生成する送風部と、オゾン化空気を生成するオゾン発生部と、前記送風部と前記オゾン発生部とが介設され、前記送風部へ外気を導くと共に気流を前記オゾン発生部へ導き、前記貯水部内に前記オゾン化空気の気流を吐出する送給流路と、前記貯水部内の水面上部空間に滞留するオゾン化空気を回収する回収流路と、を有し、同回収流路で回収したオゾン化空気を前記送給流路に合流すべく構成すると共に、前記オゾン発生部及び送風部を前記貯水部外に配設した。
 
特開2025-066844オゾンバブリング装置 レネロファーマ株式会社 株式会社カモス
【課題】皮膚炎又は皮膚状態改善に有用なオゾンバブリング装置を提供する。
【解決手段】オゾンを含む気体を生成するオゾン生成部と、水を貯留可能に形成されている浴槽部と、前記浴槽部に貯留されている前記水に前記オゾン生成部が生成した前記オゾンを含む気体を供給するオゾン供給部と、を備え、前記オゾン供給部は、前記浴槽部の底面に設けられ、複数の供給部の各々が配管によって互いに接続することにより形成された放出部の、該複数の供給部から前記オゾンを含む気体を前記浴槽部に貯留した水にバブリングにより供給可能とされている、オゾンバブリング装置である。
 
A−5プラズマ
特許7667486探索装置、プラズマ処理装置、および探索方法 ダイキン工業株式会社
【課題】プラズマ処理装置に設定するパラメータの値の探索回数を減らすためには、学習モデルの予測精度をさらに向上させることが望ましい。
【解決手段】探索装置3は、プロセスガスを用いて加工対象を目標物に加工するプラズマ処理装置1に設定する第1パラメータの値を探索する。制御部39は、第1パラメータがとり得る値から構成される複数の第1組合せを選定する。制御部39は、第1組合せのそれぞれの組合せに対して、プラズマ化したプロセスガスの状態を示す第2パラメータの値と、加工後の加工対象の評価を示す第3パラメータの値と、を取得する。制御部39は、第1パラメータおよび第2パラメータを説明変数とし、第3パラメータを目的変数とする、学習モデル82を生成する。制御部39は、学習モデル82を用いて、第3パラメータのそれぞれの値が所定値となるような、第1パラメータの値を予測する。
 
特開2025-043425プラズマ処理用カバーリング及びプラズマ処理用の構造体 三菱マテリアル株式会社
【課題】プラズマ処理用の構造体を提供する。
【解決手段】環状のフレーム11とこのフレーム11に取り付けられてフレーム11の開口11Aを覆う粘着テープ12とを設けたダイシング用の治具10と、粘着テープ12の中央に貼り付けられたウェハ20と、フレーム11とウェハ20との間に露出する粘着テープ12に貼り付けられたプラズマ処理用カバーリング30と、を備えている。プラズマ処理用カバーリング30は、粘着テープに貼り付けられた第一面301と、この第一面301の反対側に形成された第二面302とを有し、溝21で分割されたチップ200は、粘着テープ12に貼り付けられた第一面201と、この第一面201の反対側に形成された第二面202とを有し、プラズマ処理用カバーリング30の第二面302と、チップ200の第二面202との段差Δhが1.000mm以下である。
 
特開2025-046039マイコプラズマ・ホミニス検出用オリゴヌクレオチド及びその用途  東洋紡株式会社 国立大学法人 筑波大学
【課題】マイコプラズマ・ホミニス検出用オリゴヌクレオチドを提供すること。
【解決手段】以下の(A)又は(B)の塩基配列を有する、マイコプラズマ・ホミニス検出用プローブ:(A)特定の塩基配列若しくはその相補的な塩基配列において連続する少なくとも15塩基の塩基配列A1、又は塩基配列A1において1〜3個の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加した塩基配列A2であって、5’末端又は3’末端のいずれか一方のみが標識されている塩基配列、(B)前記とは異なる特定の塩基配列若しくはその相補的な塩基配列において連続する少なくとも15塩基の塩基配列B1、又は塩基配列B1において1〜3個の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加した塩基配列B2であって、5’末端又は3’末端のいずれか一方のみが標識されている塩基配列。 
 
特開2025-048783ガス供給システム、ガス制御システム、プラズマ処理装置及びガス制御方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】処理チャンバ内に供給するガスの流量を制御する流量制御器の内部から、適切にガスを排気する。
【解決手段】ガス供給システムは、処理チャンバに対して独立してガスを供給可能に構成される複数のガス供給流路と、複数のガス供給流路のそれぞれに配置される流量制御器と、ガス供給流路における流量制御器の上流側に配置される一次側バルブと、ガス供給流路における流量制御器と一次側バルブとの間で分岐して一次側排気機構に接続される一次側ガス排気流路と、一次側ガス排気流路に配置される一次側排気バルブと、ガス供給流路における流量制御器の下流側に配置される二次側バルブと、ガス供給流路における流量制御器と二次側バルブとの間で分岐して二次側排気機構に接続される二次側ガス排気流路と、二次側ガス排気流路に配置される二次側排気バルブと、を有する。
【請求項9】基板を処理するプラズマ処理装置であって、処理チャンバと、前記処理チャンバの内部に配設される基板支持体と、前記処理チャンバの内部にガスを供給する、請求項1〜8のいずれか一項に記載のガス供給システムと、前記処理チャンバ内のガスからプラズマを生成するように構成されるプラズマ生成部と、を備える、プラズマ処理装置。
 
特開2025-052754プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】正イオンによるウエハへの衝撃を抑制する場合に生じ得るウエハのダメージを低減する技術を提供する。
【解決手段】シャワーヘッドは第1の高周波電源に電気的に接続され第1の高周波電源から電圧が印加されるように構成され上部電極の機能を有する。整形回路は第1の高周波電源から供給される高周波電圧を高周波電圧の正電圧成分をカットする整形をした後にシャワーヘッドに供給するように構成されている。載置台はシャワーヘッドの下方に設けられウエハが載置されるように構成され下部電極の機能を有している。平面電極はシャワーヘッド及び載置台の間の処理空間に設けられ載置台の表面に沿って延在し複数の導線が平面状に組み合わされて構成された導体である。第1の電位設定回路は平面電極の電位を設定するように構成されている。第2の電位設定回路は載置台の電位を設定するように構成されている。
特開2025-055372プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマの高密度化を実現することができるプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置は、少なくとも一部が第1の誘電体で構成される処理容器と、処理容器内で複数の基板を保持するように構成される基板保持部と、処理容器内に供給されるプラズマ励起用の電磁波を発生させるように構成される電磁波発生器と、第1の誘電体を介して電磁波を処理容器内に供給するように構成される電磁波供給部と、処理容器内において、第1の誘電体を介して電磁波の供給が可能な領域に位置する共振器配列構造体と、を備え、共振器配列構造体は、電磁波の磁界成分と共振可能であり且つサイズが電磁波の波長よりも小さく、同一平面に配置された複数の共振器を含むように構成され、電磁波供給部は、複数の共振器が配置される平面に垂直な磁界成分を供給する。
 
特開2025-056902プラズマ源及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ源の小型化を図る。
【解決手段】プラズマ生成室を画定する筐体と、前記筐体に設けられ、ガスを導入するためのガス導入口と、前記筐体に設けられ、高周波電力を供給するための給電部と、前記筐体に設けられ、前記プラズマ生成室にて前記ガスから生成されたプラズマの活性種を供給するための供給口と、前記筐体に設けられ、前記給電部からの高周波を前記プラズマ生成室に透過させ、中央にて開口部を有する誘電体板と、前記給電部と前記誘電体板との間に形成され、前記高周波が伝搬するスロットと、前記筐体に形成され、一端は前記ガス導入口に繋がり、他端から前記開口部にガスを供給するガス供給路と、を有し、前記ガス供給路と前記スロットとは、前記筐体内にて分離されている、プラズマ源が提供される。
 
特開2025-056912プラズマ源及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ源の小型化を図る。
【解決手段】プラズマ生成室を画定する筐体と、前記筐体に設けられ、ガスを導入するためのガス導入口と、前記筐体に設けられ、前記プラズマ生成室にて前記ガスから生成されたプラズマの活性種を供給するための供給口と、前記筐体に設けられ、前記プラズマ生成室にてプラズマを着火させる高周波電力を供給するための着火電力供給ポートと、前記筐体に設けられ、前記プラズマ生成室にて着火した前記プラズマを維持する高周波電力を供給するための維持電力供給ポートと、を有するプラズマ源が提供される。
 
特開2025-059517プラズマ式分子導入装置用の電極及びプラズマ式分子導入装置 積水化学工業株式会社
【課題】導入対象領域への制御性を高められる、プラズマ式分子導入装置用の電極を目的とする。
【解決手段】離間した電極の間に生じたプラズマで導入対象物に分子を導入するプラズマ式分子導入装置用の電極であり、一端を先端とし、導電体からなる電極本体と、少なくとも前記電極本体の前記先端を覆う被覆部と、を有し、前記被覆部は、誘電体からなることよりなる。前記被覆部は、前記電極本体の電界集中部を覆うことが好ましく、前記被覆部の厚さは、0.1〜2mmが好ましい。
 
特開2025-060676多段階回転調節クロスフローを含むプラズマチャンバ アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】回転する調節されたクロスフローを有する1つ以上の側壁を備えたプラズマ処理チャンバを提供する。
【解決手段】プラズマ処理チャンバ100Aは、1つ以上の側壁の内部の支持表面114がワークピースを保持し、1つ以上の側壁に沿った第1のガスインジェクタ118Aが、第1の方向にワークピースの表面に対して略平行かつ当該表面に亘って、第1のガス流124Aを注入し、第1のガスインジェクタの概ね反対側の1つ以上の側壁に沿った第1のポンプポート120Aが、第1のガス流を排出する。1つ以上の側壁に沿った第2のガスインジェクタ118Bが、第2の方向にワークピースの表面に対して略平行にかつ当該表面に亘って、第2のガス流124Bを注入し、第2のガスインジェクタの概ね反対側の1つ以上の側壁に沿った第2のポンプポート120Bが、第2のガス流を排出する。
 
特開2025-060765半導体ウエハ製造のためのマッチレスプラズマ源 ラム リサーチ コーポレーション
【課題】電極に結合するためのマッチレスプラズマ源を提供する。
【解決手段】マッチレスプラズマ源は、ハーフブリッジトランジスタ回路の出力で生成される増幅矩形波形の形状を制御するためにアジャイルDCレールの直流(DC)電圧源に接続されたコントローラを備える。マッチレスプラズマ源は、さらに、プラズマチャンバの電極(アンテナなど)に電力供給するための増幅矩形波形の生成に用いられるハーフブリッジトランジスタ回路を備える。マッチレスプラズマ源は、さらに、ハーフブリッジトランジスタ回路と電極との間にリアクタンス回路を備える。リアクタンス回路は、電極のリアクタンスを打ち消すために、高品質係数を有する。高周波(RF)整合回路も、マッチレスプラズマ源を電極に接続するRFケーブルも備えられていない。
 
特開2025-061539プラズマ処理装置及びインナーチャンバ 東京エレクトロン株式会社
【課題】基板処理空間内での径方向におけるガスの流速のバラツキを低減する技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置は、アウターチャンバ内に、基板支持部、上部電極、インナーチャンバ、及び排気装置を備える。基板支持部は、アウターチャンバ内に設けられている。上部電極は、基板支持部の上方に設けられている。インナーチャンバは、基板支持部上に基板処理空間を画成する。排気装置は、アウターチャンバの底部に設けられた排気口に接続している。インナーチャンバは、天部及び側壁部を含む。天部は、基板処理空間上で延在し、複数のガス孔を提供し、上部電極と共にシャワーヘッドを構成する。側壁部は、基板処理空間を囲むように周方向に延在し、複数の貫通孔を提供する。側壁部は、その下端から上端に向かう方向に沿って段階的又は連続的に増加する開口面積を有する。
 
特開2025-062269プラズマ援用研磨方法及びその装置 株式会社ジェイテックコーポレーション  国立大学法人大阪大学
【課題】プラズマ援用研磨法を用いた難加工材料の加工において、研磨パッドの片減りを抑制するとともに、研磨パッドとワークの着脱作業を容易に行えるプラズマ援用研磨方法及びその装置を提供する。
【解決手段】ワークWと研磨パッドPを相対的に移動させる動作において、それぞれ第1方向の軸を有するワークの回転と研磨パッドの回転、及び第1方向と直交し、両軸間の距離を増減させる第2方向の揺動と、を組み合わせた動作でワークを研磨する。ワークと研磨パッドはそれぞれ第1方向を向いた回転軸9,12を備えた装着部10,13に着脱自在に保持されて対向し、ワーク及び/又は研磨パッドの着脱時に、ワークと研磨パッドをその回転を停止させた状態で、通常の研磨プロセスにおける揺動の範囲を超えて第2方向へ移動させ、ワーク及び/又は研磨パッドを対向部材から露出させた状態で装着部に対して着脱する。       
 
特開2025-063020連続プラズマ及び熱処理 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】選択的に堆積されたケイ素含有誘電体層の品質を改善するメモリデバイスを製造する方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供する。
【解決手段】本方法は、膜スタックを処理チャンバ内に提供することと、膜スタックの凹部領域にケイ素含有誘電体層を選択的に堆積させることと、選択的に堆積されたケイ素含有誘電体層を、800℃を超える温度でアニーリングされた高密度プラズマに曝すことと、ケイ素含有誘電体層を800℃を超える温度でアニーリングして、4Å/分未満の湿式エッチング速度を有するケイ素含有誘電体膜を形成することと、を含む。
 
特開2025-063022パルス電圧および高周波電力を使用するプラズマ処理 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】本明細書で提供される本開示の実施形態は、処理チャンバ内の基板をプラズマ処理するための装置および方法を含む。
【解決手段】より具体的には、本開示の実施形態は、RF電源からの高周波(RF)波形を処理チャンバ内の1つまたは複数の電極に供給し、1つまたは複数のパルス電圧(PV)ジェネレータから供給されたパルス電圧(PV)波形を処理チャンバ内の1つまたは複数の電極に供給するように構成されたバイアス方式を説明するものである。本明細書で開示されたプラズマプロセスは、プラズマ処理中に、イオンエネルギー分布関数(IEDF)の形状を制御して、基板の表面とプラズマとの相互作用を制御するように使用され得る。
 
特開2025-063060プラズマベースの浄化のためのシステム及び方法   ユニバーシティ オブ サザン カリフォルニア    タイ チョン チェン スチームシップ カンパニー (エイチ.ケイ.) リミテッド
【課題】NOXの化合物をディーゼルの排気ガスから除去するための新たなシステム及びプラズマリアクターを提供する。
【解決手段】排気ガスの浄化のためのシステムは、エンジンと、プラズマリアクターと、パルス源とを含む。エンジンは、NO分子及びNOX分子を含む排気ガスを排出する。プラズマリアクターは、エンジンに流体的に接続された内部チャンバを含み、それにより、排気ガスが内部チャンバ内へと流れるようになっている。電極は、プラズマリアクターの内部チャンバ内に配置されている。電極は、電気パルス源に電気的に結合されている。電気パルス源は、電気パルスを電極へと搬送して、排気ガスからプラズマを形成する。これにより、NO分子の少なくとも一部、及びNOX分子の少なくとも一部を除去する。
 
特開2025-063334フィーチャーをプラズマエッチングする方法、それから形成された基板、及びプラズマエッチングのための装置 エスピーティーエス テクノロジーズ リミティド
【課題】フィーチャーを形成するために化合物半導体基板をプラズマエッチングする方法を提供する。
【解決手段】本方法は、マスク32が基板の上に形成された状態の基板を提供するステップと、第1のプラズマエッチングステップを実施し、開口部を通して基板を異方的にエッチングし、周辺領域43を含む底部表面を有する部分的に形成されたフィーチャー34bを作り出すステップと、第2のプラズマエッチングステップを実施し、開口部の寸法を低減させるようにマスク32の上にパッシベーション材料40を堆積させながら、開口部を通して部分的に形成されたフィーチャー34bの底部表面を異方的にエッチングするステップを含む。開口部の寸法の低減は、周辺領域43のエッチングの減衰を引き起こし、中央領域39および縁部領域44を含む底部表面を有するフィーチャー34dを作り出す。
 
特開2025-063484プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】ガス供給部材において放電を抑制するプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置は、プラズマが生成されるプラズマ処理空間10sを規定するチャンバと、チャンバ内に処理ガスを供給するためのガス供給部材と、制御部と、を備える。ガス供給部材は、1又は2以上の第1の貫通孔を含む第1の部材131と、第1の部材とプラズマ処理空間との間に第1の部材から離隔して配置され、1又は2以上の第2の貫通孔を含む第2の部材132と、を含む。制御部は、処理ガスは炭素及び金属の一方又は双方を含むガスを含む制御と、処理ガスから生成されたプラズマによって、第1の部材の少なくとも一部に、炭素及び金属の一方又は双方を含む第1の導電膜が形成され、第2の部材の少なくとも一部に、炭素及び金属の一方又は双方を含む第2の導電膜が形成する制御と、を実行する。
 
特開2025-064849プラズマ処理装置 カーボントレードネオ株式会社
【課題】気体を連続して効率よくプラズマ処理することが可能であって、製造時の取扱性と作業性に優れたプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】プラズマ生成部と電源部と気体流動部とを有するプラズマ処理装置であって、プラズマ生成部は、平行に対向する平板状の1対の電極層と、2つの電極層の内側にそれぞれ平板状の第1誘電体層を有し、2つの電極層の外側にそれぞれ平板状の第2誘電体層を有し、平行に対向する2つの第1誘電体層で挟まれた領域に1本以上のチューブと誘電体から構成されたプラズマ処理層を有しており、チューブは、誘電体から構成され、内部の空間を気体が通過することができ、電源部は、前記2つの電極層の間に交流電圧を印加することができ、気体流動部は、気体をプラズマ処理するために、プラズマ処理層のチューブ内部の空間に気体を流すことができるものであることを特徴とする誘電体バリア放電方式のプラズマ処理装置である。
 
特開2025-065937プラズマ処理システム、プラズマ処理装置及び冷却制御方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理装置に設けられる冷却対象部材を冷却するプラズマ処理システム、プラズマ処理装置及び冷却制御方法を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置に設けられ、液冷媒を貯留しプラズマからの熱によって貯留された液冷媒が気化する冷媒気化室を有する冷却対象部材と、前記冷却対象部材よりも高い位置に設けられ、ガス冷媒を放熱し液冷媒とする放熱部と、前記冷媒気化室で気化したガス冷媒を前記放熱部に排出するガス冷媒排出路と、前記放熱部で液化した液冷媒を前記冷媒気化室に供給する液冷媒供給路と、を備える、プラズマ処理システム。
 
特開2025-066256プラズマ照射ユニット、及びプラズマ照射装置 シオ電機株式会社
【課題】シンプルな構成でプラズマの照射による効果を効率的に発揮させることが可能なプラズマ照射ユニット、及びプラズマ照射装置を提供すること。
【解決手段】本プラズマ照射ユニットでは、第1の電極と、第2の電極と、照射口と、ガス供給部とを具備する。第2の電極は、第1の電極との間にプラズマガスの原料となる原料ガスに反応性ガスが混合された混合ガスの流路が構成されるように、第1の電極に対して間隔をあけて配置される。照射口は、流路を流れる混合ガスに対して第1の電極及び第2の電極により電圧が印加されることにより発生するプラズマガスを、対象物に向けて照射する。ガス供給部は、原料ガスに反応性ガスを混合させて混合ガスを生成し、流路に供給する。またガス供給部は、原料ガスの流路を構成し、原料ガスの流れにより負圧が発生する負圧領域に連通する吸引口を有し、吸引口から反応性ガスを吸引する。
 
特開2025-066441プラズマ処理装置およびシャワーヘッド 東京エレクトロン株式会社
【課題】高密度ラジカルを生成すること。
【解決手段】プラズマ処理装置は、処理容器と基板保持部とガス供給部と電磁波発生器と電磁波供給部とシャワーヘッドとを有する。処理容器は、基板の処理空間を提供する処理室、および、プラズマを生成する空間を提供する反応室を備える。基板保持部は、処理室内で基板を保持する。ガス供給部は、処理ガスを反応室内に供給する。電磁波発生器は、反応室内に供給されるプラズマ励起用の電磁波を発生させる。電磁波供給部は、電磁波を反応室内に供給する。シャワーヘッドは、処理室と反応室とを仕切るとともに、電磁波の磁界成分と共振可能であり且つサイズが電磁波の波長よりも小さく、同一平面の方向に配置された複数の共振器を含む共振器配列構造体、および、処理室と反応室とを連通する貫通孔を備える。シャワーヘッドは、反応室側で生成されたプラズマに含まれるラジカルを、貫通孔によって処理室側に供給する。
 
特開2025-068048エッチング方法及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマエッチングにおいてマスクのエッチングに対するシリコン含有膜のエッチングの選択性を高める技術を提供する。
【解決手段】開示されるエッチング方法は、プラズマ処理装置のチャンバ内に基板を準備する工程(a)を含む。基板はシリコン含有膜を含む。エッチング方法は、チャンバ内で処理ガスから生成されたプラズマからの化学種によりシリコン含有膜をエッチングする工程(b)を更に含む。処理ガスは、フッ化水素ガス及びリン含有ガスを含む。
 
特開2025-068438プラズマ処理装置 ウシオ電機株式会社
【課題】処理対象物を効率的にプラズマ処理できる、プラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置は、処理対象物にプラズマ含有ガスを吹き付けるプラズマ処理装置であって、前記プラズマ含有ガスを噴射する噴射口を有するノズルと、前記処理対象物に対向する底面と、前記噴射口から噴射された前記プラズマ含有ガスを囲み、前記底面と前記ノズルとを接続する側面と、を有するバッファチャンバと、を備え、前記底面は、底板部と、前記噴射口から噴射された前記プラズマ含有ガスを噴き出す開口部とを有し、前記底面と直交する方向に見た時に、前記噴射口の幅方向に関して、前記開口部は前記噴射口よりも大きいことを特徴とする。
 
特開2025-068570プラズマ処理装置を洗浄する方法 エスピーティーエス テクノロジーズ リミティド
【課題】生産時間を最大化する一方で、膜品質、基板間及び基板内の均一性、速度、及び欠陥率を許容範囲内に維持すべくチャンバを効率的に洗浄する。
【解決手段】方法は、第1の洗浄ガス混合物を、第1のガス入口を通してチャンバの中に導入し、第1の洗浄ガス混合物は第1の酸素含有成分を含んでいるステップと、第1のプラズマを第1の洗浄ガス混合物からチャンバ内に生成するステップと、第2の洗浄ガス混合物をリモートプラズマ源に導入し、第2の洗浄ガス混合物はフッ素含有成分を含むステップと、第2のプラズマを、第2の洗浄ガス混合物からリモートプラズマ源内で生成し、第2のプラズマはフッ素ラジカルを含むステップと、第2のプラズマからのフッ素ラジカルをチャンバに進入させ、第3の洗浄ガス混合物を第2のプラズマからのフッ素ラジカルと同時にチャンバの中に導入することにより第2の洗浄ステップを実行し、第3の洗浄ガス混合物は、第2の酸素含有成分を含むステップを含む。
 
特開2025-068829プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】酸化膜の還元レートが高く且つ基板へのダメージを抑制できるプラズマ処理方法およびプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理方法は、金属と前記金属上に形成された酸化膜とを表面に含む基板をプラズマ処理室内に配置する配置工程と、前記プラズマ処理室に第1ガスを導入して第1プラズマを生成させることによって、前記酸化膜を還元する第1工程と、を含む。前記酸化膜は、前記金属の表面が酸化されることによって形成された膜である。前記第1ガスは、水蒸気とアルゴンとを含有する。前記第1ガスにおいて、前記水蒸気の体積Vwに対する前記アルゴンの体積Vaの比Va/Vwは0.01〜1.50の範囲にある。
 
特開2025-069202対称プラズマ処理チャンバ  アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】プラズマ均一性制御のための電気的な、ガス流の、及び熱的な対称性を向上させたプラズマ処理装置に対する必要性が存在する。
【解決手段】チャンバを介して極めて対称的な電気的な、熱的な、及びガス流のコンダクタンスを可能にするプラズマチャンバ設計を提供する。このような対称性を提供することによって、チャンバ内に形成されたプラズマは、チャンバの処理領域内に配置された基板の表面全体に亘る均一性を自然に改善する。更に、他のチャンバへの追加(例えば、上部電極112と下部電極161との間や、ガス流入口と被処理基板の間のギャップを操作する機能を提供するなど)は、従来のシステムに比べて、より優れたプラズマ処理の制御と均一性を可能にする。
 
特開2025-069235周期的プラズマ増強堆積プロセスによって形状選択的な酸化シリコン膜を形成する方法 エーエスエム・アイピー・ホールディング・ベー・フェー
【課題】周期的プラズマ増強堆積プロセスによって形状選択的な酸化シリコン膜を形成する方法および非平面基材の水平面上又は非平面基材の垂直面の上のいずれかで選択的に酸化シリコン膜を形成する方法を提供する。
【解決手段】方法は、周期的プラズマ増強堆積プロセスにより、基材に形状選択的な酸化シリコン膜を形成することと、プラズマ増強原子層堆積(PEALD)プロセス又は周期的プラズマ増強化学気相堆積(周期的PECVD)プロセスによって、酸化シリコン膜を形成することと、非平面基材の水平面上又は非平面基材の垂直面上のいずれかに選択的に酸化シリコン膜を形成することと、を含む。
 
特開2025-069264プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理の均一性を向上させる。
【解決手段】プラズマ処理装置は、チャンバ、窓部材、ガス導入口、およびアンテナを備える。チャンバは、基板を収容する。窓部材は、チャンバの上部を構成する。ガス導入口は、チャンバの側壁および窓部材の少なくともいずれかに設けられ、チャンバ内にガスを供給する。アンテナは、窓部材を介してチャンバの上方に設けられ、導電性の材料により線状に形成されている。アンテナは、チャンバ内にRF電力を放射することによりチャンバ内に供給されたガスをプラズマ化する。アンテナは、第1のコイルと、複数の第2のコイルとを有する。第1のコイルには、RF電力が供給される。第2のコイルは、同一形状に形成され、第1のコイルの周囲に、第1のコイルの中心軸を中心として回転対称に複数配置されている。それぞれの第2のコイルの一端には、可変容量コンデンサが1つずつ接続されている。
 
特表2025-509171プラズマ触媒でのアンモニアの分解による水素製造のためのプロセスおよび触媒 エネルゴ
【要約】本発明は、低温プラズマ、好ましくは誘電体バリア放電(DBD)によって発生するプラズマ、およびアルミナを含む担体、ニッケルおよび鉄を含む少なくとも1つの促進剤を含む触媒の存在下で、NH3を含むガスを変換するためのプロセスに関する。本発明はまた、かかる触媒、および水素(H2)のような高付加価値分子を製造するためのその使用に関する。
 
特表2025-509244ポロイダル磁場コイルを利用するプラズマ圧縮システム ジェネラル フュージョン インコーポレイテッド
【要約】プラズマ圧縮システムの実例が開示されている。システムは、プラズマを受け入れ且つ閉じ込めるように構成された金属容器を含む。システムは、長手方向軸線を有するプラズマ圧縮領域を少なくとも部分的に画定する、容器内の金属液体ライナと、プラズマ圧縮領域においてプラズマを圧縮するために液体ライナを長手方向軸線に向かって内向きに移動させるための手段とをさらに含む。システムは、液体ライナ及びプラズマ圧縮領域にポロイダル磁場を発生させるように構成された、プラズマ圧縮領域の外部の複数の導電性コイルをさらに含む。プラズマ圧縮領域内のポロイダル磁場の少なくとも一部は、長手方向軸線に沿って延びており、液体ライナにおけるポロイダル磁場の少なくとも一部は、液体ライナが長手方向軸線に向かって移動するときに液体ライナとともに長手方向軸線に向かって内向きに移動する。
 
特表2025-509623カーボンブラックのプラズマアシスト製造 オリオン エンジニアード カーボンズ アイピー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディト ゲゼルシャフト
【要約】本発明は、カーボンブラックのプラズマアシスト製造に関する。特に、本発明は、カーボンブラック原料をカーボンブラック反応器内の複数の位置に注入して、プラズマゾーン内の液滴を回避することができる方法および反応器に関する。
 
特表2025-509627マイコプラズマ・シノビエ生ワクチン ユニバーシティ オブ ジョージア リサーチ ファンデーション,インコーポレーテッド
【要約】本発明は、キジ目のトリにおける毒性マイコプラズマ・シノビエ感染の予防のためのワクチンとして使用するための、特許指定PTA−127167の下でATCCに寄託されたマイコプラズマ・シノビエ株K5885、並びにその子孫及び派生物を提供する。また、キジ目のトリに対する投与のための組成物及び方法も提供される。
 
特表2025-509719クライオプラズマ処理チャンバ用の放電プラズマ焼結部品 ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】極低温でウエハをプラズマ処理するための装置が提供される。ウエハ支持体は、プラズマ処理チャンバ内でウエハを支持するように構成されている。ガス源は、プラズマ処理チャンバにガスを提供する。冷却システムは、ウエハ支持体の冷却を提供する。構成部品は、焼結用粉末を含む放電プラズマ焼結体を含み、焼結用粉末は、ドーパントが、アルミニウム(Al)、イットリウム(Y)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、炭化タングステン(WC)、炭化タンタル(TaC)、およびアルミニウム炭化ケイ素(AlSiC)の少なくとも1つであるドープ炭化ケイ素粉末と、炭化物が、炭化ホウ素(B4C)、WC、およびTaCの少なくとも1つであり、ドーパントが、B、W、モリブデン(Mo)、Al、およびTaの少なくとも1つであるドープ炭化物と、純B4C、純WC、純TaC、純W、または純Mo、のうちの少なくとも1つを含む。
 
特表2025-510466リアルタイムの非侵襲性IEDFプラズマセンサー エムケーエス インストゥルメンツ,インコーポレイテッド
【要約】プラズマ生成システムのためのコントローラは、RF電力発生器によって制御されるプラズマの状態に従って変わる被検知値を受信するモデル評価モジュールを含む。モデル評価モジュールは、被検知値に従って変わるプラズマパラメータを生成する。モデル統合モジュールは、プラズマパラメータを受信し、プラズマパラメータを統合し、統合モデルパラメータを出力する。IEDF評価モジュールは、統合モデルパラメータを受信し、統合モデルパラメータに従って、イオンエネルギー分布関数(IEDF)を生成する。IEDFコントローラモジュールは、IEDFを受信し、RFジェネレータを制御するための信号を生成する。RFジェネレータ制御モジュールは、信号を受信し、RF電力発生器の電力、周波数、または位相のうちの少なくとも1つを制御するためのRFジェネレータ制御信号を生成する。
 
特表2025-510684マイコプラズマ・ガリセプティカム生ワクチン ユニバーシティ オブ ジョージア リサーチ ファンデーション,インコーポレーテッド
【要約】本発明は、キジ目のトリにおける毒性マイコプラズマ・ガリセプティカム感染予防のためのワクチンとして使用するための、特許指定PTA−127168の下でATCCに寄託されたマイコプラズマ・ガリセプティカム株K6067、特許指定PTA−127282の下でATCCに寄託されたマイコプラズマ・ガリセプティカム株K4110、並びにそれらの子孫及び派生物を提供する。また、キジ目のトリに対する投与のための組成物及び方法も提供される。
 
特表2025-511467周縁領域密度が高いマイクロ波トーチプラズマを利用した粉末処理装置 コリア インスティテュート オブ フュージョン エナジー
【要約】周縁領域密度が高いマイクロ波トーチプラズマを利用した粉末処理装置が開示される。前記周縁領域密度が高いマイクロ波トーチプラズマを利用した粉末処理装置は、特定周波数の電磁波の伝送のためのドミナントモード(dominant mode)の幅がaである場合、導波管の幅はna(nは2以上の整数)であるマイクロ波導波管;前記導波管内の電場分布の2以上のピークを全部含むように前記導波管を垂直に貫通する放電管;前記放電管の一側に注入されるプラズマ放電ガスの注入部;および前記放電管の他側に注入される被処理粉末の注入部;を含むことを特徴とする。
 
特表2025-511937プラズマ発生システムのインピーダンス整合回路に接続するプラズマ点火検出装置 トゥルンプフ ヒュッティンガー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
【要約】プラズマ発生システム(100)のインピーダンス整合回路(50)に接続するプラズマ点火検出装置(1)は、a)インピーダンス整合回路(50)の第1の所定の箇所からの第1の時間変化測定値を処理するように、その際、第1の時間変化測定値から、印加された第1の無効電力及び/又は有効電力が確定可能であり、b)インピーダンス整合回路(50)の第2の箇所に関連する第2の時間変化値を処理するように、その際、第2の箇所は第1の所定の箇所とは異なり、第2の値から、印加された第2の無効電力及び/又は有効電力が確定可能であり、c)第1の測定値から第1の時間変化量を確定するように、d)第2の値から第2の時間変化量を確定するように、e)第1及び第2の時間変化量に依存してプラズマ状態を表す出力信号を生成するように、形成されている。
 
特表2025-512693メタンのプラズマ接触改質のための方法および触媒 エネルゴ
【要約】本発明は、CH4改質反応(DRMまたはSRM)にしたがってメタン(CH4)を含むガスまたはガス混合物を変換するための方法であって、これが、低温プラズマおよび触媒の存在下で行われ、当該触媒が、モル比が80/20〜30/70であるアルミナとセリウムの混合物を含む担体を含むことを特徴とする方法に関する。これはまた、水素、CO、ガス状炭化水素、液状炭化水素、芳香族、酸素処理された化合物(アルコール、酸、ケトン、エステル、エーテル、アルデヒドなど)および/または液体燃料のような高付加価値分子を製造するための、当該触媒、かかる触媒を調製するための方法および好ましくは誘電体バリア放電(DBD)によって生成される低温プラズマによって活性化される、CH4を含むガスまたはガス混合物の変換するためのこれらの使用にも関する。
 
特表2025-512742基板処理チャンバ中の誘導結合プラズマおよび容量結合プラズマのための高周波源 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】高周波(RF)源が、プラズマ処理チャンバ中の基板上でプラズマベースプロセスを実施するために容量結合プラズマを生成するために使用され得る。コントローラが、RF源およびスイッチング要素が、エッチングまたは堆積プロセス中に基板上で実施されるレシピの一部として、処理チャンバ中でプラズマを生成するペデスタル中の電極にRF信号をルーティングすることを引き起こし得る。プロセス間で、コントローラは、同じRF源が、プラズマ処理チャンバの内部上の膜堆積物を除去するための洗浄プロセスのための誘導結合プラズマを生成するために代わりにスイッチング要素によって誘導コイルにルーティングされる第2のRF信号を生成することを引き起こし得る。
 
特表2025-513143衝突する液体噴射に基づくレーザ維持プラズマ源 ケーエルエー コーポレイション
【要約】レーザ維持広帯域光源は、ガス封じ込め構造および複数の噴射ノズルを含む。噴射ノズルは、プラズマ形成材料の複数の液体噴射をガス封じ込め構造内で互いに衝突する方向に向けるように構成される。レーザ維持広帯域光源は、複数の液体噴射の衝突点においてガス封じ込め構造の領域内でプラズマを維持する光学ポンプを生成するように構成されたレーザポンプ源と、プラズマから放出された広帯域光を集光するように構成された集光素子とをさらに含む。
 
特表2025-513235リモートプラズマソース用途で使用されるコーティング及びその製造方法 エムケーエス インストゥルメンツ,インコーポレイテッド
【要約】プラズマ源のプラズマチャネルをコーティングする方法は、1以上のキレート剤を内部に含む少なくとも1つの電解液を用意し、少なくとも1つの表面を処理して処理済み表面を生成し、処理済み表面の表面を少なくとも1つの後処理手法により平滑化して少なくとも1つの平滑化済み処理済み表面を生成し、平滑化済み表面を清浄することを含む。
 
特表2025-512078拡張超音波画像 バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッド
【要約】1つの例示的な態様では、医療システムは、生体対象の身体部分の少なくとも一部の超音波画像をキャプチャするように構成された超音波プローブと、ディスプレイと、超音波画像のそれぞれの上に重ね合わせられたそれぞれの電気解剖学的データサブセットのそれぞれの表現をディスプレイにレンダリングするように構成されたプロセッサと、を含む。
 
A−6超音波
特許7449439超音波探傷データ処理プログラム、及び超音波探傷データ処理方法 三菱重工パワー検査株式会社
【課題】検査者の熟練度によらず、超音波探傷の結果に基づく被検体の状態についての判断の精度の向上に資する。
【解決手段】本開示の少なくとも一実施形態に係る超音波探傷データ処理プログラムでは、探傷データは、外部の装置に記憶されている、溶接部の延在方向に対して交差する方向の内の一方の方向に第1距離だけ離れた第1位置で取得した第1探傷データ、及び、一方の方向に第1距離とは異なる第2距離だけ離れた第2位置で取得した第2探傷データ、を含む。表示指令生成ステップでは、第1読込ステップで外部の装置から読み込んだ第1探傷データの信号強度を示す第1探傷画像と、第2読込ステップで外部の装置から読み込んだ第2探傷データの信号強度を示す第2探傷画像とを、表示装置に表示させる一つの表示画面に表示させるための指令を生成する。
 
特許7510219超音波照射装置 株式会社ブルー・スターR&D
【課題】振動エネルギーの大なる超音波を照射可能であって、動作安定性に優れ、小型化の可能な超音波照射装置の提供。
【解決手段】貯留槽内にある液状媒体中に超音波を照射する超音波照射装置である。貯留槽は、中心軸線を鉛直に配置させた丸管状の有底金属容器からなり、底面には中心軸線に沿って上方へ向けて液状媒体を供給する供給口を有するとともに、内部に供給された液状媒体を外部へとオーバーフローさせる上部開口を有し、貯留槽の外面には金属リングブロックが嵌め合い固定されており、金属リングブロックの外周には中心軸線に沿って見て前記中心軸線を重心位置とする正n角形(nは3以上の整数)の各辺上にあり且つ中心軸線に平行な面である振動子取付平面があって、振動子取付平面のそれぞれには中心軸線に向けて振動する振動子を取り付けられている。
 
特許7576876超音波浸透促進方法、浸透促進美容器及び記憶媒体 深▲せん▼市宗匠科技有限公司
【課題】本願は、超音波浸透促進方法、浸透促進美容器及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】超音波浸透促進方法は、浸透促進美容器に用いられ、浸透促進美容器は、本体に取り外し可能に接続され、内部に浸透促進待ち物質を貯蔵している液体貯蔵装置と、超音波を発生させて浸透促進待ち物質を霧化するために用いられる超音波霧化装置と、超音波を発生させて肌表面の浸透促進待ち物質の肌への染み込みを促進するために用いられる超音波浸透促進装置とを含む。超音波浸透促進方法は、液体貯蔵装置内の浸透促進待ち物質を認識して認識情報を取得するステップと、第1目標霧化吐出パラメータ及び/又は第1目標浸透促進出力パラメータを決定するステップと、超音波を発生させて第1目標霧化吐出パラメータで霧化後の浸透促進待ち物質を肌表面に吐出するように超音波霧化装置を制御するステップとを含む。
 
特許7642196超音波接合 尊田 浩二
【課題】超音波接合について、現状では接合箇所に用いるエネルギー源は、超音波、圧力および、加熱である。
【解決手段】超音波接合をするときに、超音波接合する部材の接合箇所へ電流を流す方法を提供する。
 
特許7651643超音波センサの取付構造 本田技研工業株式会社
【課題】超音波センサの取付構造において、超音波センサの検知性能を向上させる。
【解決手段】 超音波センサの取付構造10は、車両1の外装部材3の開口部4に設けられた超音波センサ11と、開口部の周囲の外装部材に対して超音波センサを取り付ける取付部材12と、を備える。超音波センサは、超音波を発生すべく振動する振動部18を有する。振動部は、開口部から車外側に向かって露出する端面18Aと、端面の外周から車内側に向かって延在する外周面18Bと、を有する。取付部材は、振動部の外周面と対向する内周面41Aを有する筒状部41と、振動部の外周面と筒状部の内周面との間の空間に対して突出する環状の突出部43とを有する。
 
特許7658645眼科用超音波診断装置 株式会社トーメーコーポレーション
【課題】被検眼の計測に際しての操作性に優れた眼科用超音波診断装置を提供する。
【解決手段】眼科用超音波診断装置は、プローブと、計測器と、を備える。プローブは、被検眼に超音波を送信し、超音波の被検眼からの反射波を受信するように構成される。計測器は、プローブによる受信信号が、予め定められた複数の条件を満足するとき、受信信号から特定される、被検眼における所定部位の長さを、計測値として出力するように構成される。計測器は、表示装置に、受信信号の波形を表示させると共に、複数の条件の満足度を指し示す指示画像を表示させ、複数の条件のうち、満足された条件の数に応じて、指示画像の表示態様を切り替えるように、表示装置を制御する構成にされる。
 
特許7665236超音波ホーン、超音波発生器、並びに消泡装置 株式会社超音波機器システム
【課題】機械的振動を効果的に増幅させ、集束された高い音圧を有する超音波振動を出力することができ、液体又は半固体に生じる泡沫を除去することが可能な超音波ホーン、超音波ホーンを備える超音波発生器、並びに消泡装置を提供する。
【解決手段】機械的振動の入力端11aを有する本体部2と、本体部2から延出して曲面状に漸次縮径する縮径領域32と、縮径領域32から均一径で延在する中間領域31と、中間領域31から延出して曲面状に漸次拡径する拡径領域33とを有する鼓形状の小径部3と、小径部3から延出して反対側が超音波振動の出力端42とされ、漸次拡径するフランジ部4と、フランジ部4の出力端42から小径部3の内部に連通し、曲面状の底面52と、均一径の内側面51と、内側面51から漸次拡径する第1テーパ領域53及び第2テーパ領域54と、を有する空洞部5と、を備える。
 
特許7670239超音波トランスデューサおよびこれを備えるパラメトリックスピーカ 株式会社村田製作所
【要約】複数の支持体は、長手方向に延在する軸部(221)を有しつつ、上記長手方向と直交する短手方向に並ぶように配置されている。複数の超音波振動子(130)は、複数の支持体に対して軸部(221)の上記長手方向の全長に亘ってそれぞれ取り付けられ、上記短手方向に互いに間隔をあけて配置されている。裏側共鳴板(410)は、複数の超音波振動子(130)に関して複数の支持体とは反対側に配置され、複数の超音波振動子(130)の各々に第1隙間(Rk)をあけて対向する。上記短手方向における、上記軸部(221)の短手寸法は、複数の超音波振動子(130)の各々の短手寸法より小さい。上記長手方向における上記軸部(221)の長手寸法は、複数の超音波振動子(130)の各々の短手寸法より大きい。複数の超音波振動子(130)の駆動周波数から変換された波長をλとすると、裏側共鳴板(410)は、上記第1隙間(Rk)において上記短手方向にλの空気共鳴を発生可能である。
 
特開2025-044390信号処理装置、超音波センサ、および車両 ローム株式会社
【課題】残響時間の短縮とノイズ除去性能の向上を両立することを可能とする信号処理装置を提供する。
【解決手段】信号処理装置(101A)は、比較器(9)から出力される比較信号(CMP)がレベル変化してから所定の不感時間(Td)だけレベルを維持した場合、マスク信号(MSK)のレベルを変化させ、前記比較信号がレベル変化してから前記不感時間を経過する前にレベル変化した場合、前記マスク信号のレベルを直前のレベルのまま維持するようにして、前記マスク信号を出力するように構成されるマスキング部(10)と、超音波センサ素子(1)の駆動開始からの第1期間(T1)における前記不感時間を、前記第1期間の後の第2期間(T2)における前記不感時間よりも短くするように前記不感時間を生成するように構成される不感時間生成部(13)と、を備える。
 
特開2025-047204超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法 富士フイルム株式会社
【課題】ユーザが熟練度に関わらずに被検体の撮影箇所を容易に把握できる超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、超音波プローブ(1)と、超音波プローブ(1)の位置姿勢情報を取得する位置姿勢センサ(13)と、超音波プローブ(1)を用いて被検体の超音波画像を取得する画像取得部(32)と、位置姿勢情報と超音波画像に基づいて三次元超音波画像データを生成する三次元画像データ生成部(25)と、三次元超音波画像データに含まれる三次元構造情報を抽出する三次元構造情報抽出部(26)と、三次元画像データにおける三次元構造の位置を学習させた位置推定モデルを有し且つ抽出された三次元構造情報に基づいて位置推定モデルにより被検体の三次元超音波画像データが占有する領域の位置を推定する位置推定部(27)とを備える。
 
特開2025-047369超音波診断装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】ゼリーボトルの吐出口付近に存在する超音波ゼリーを加温することである。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、ゼリーウォーマーと、複数の物体感知センサと、ヒータ制御部と、を備える。ゼリーウォーマーは、超音波ゼリーを収納するゼリーボトルが挿入され、ゼリーボトルを保持する。ヒータ制御部は、少なくとも1つのゼリーボトルの重量を検知する重量センサの重量検知情報に基づいて、ゼリーボトルがゼリーウォーマーに挿入された向きと、ゼリーボトルの重量と、に応じて、ゼリーウォーマーに設けられた複数の加温部を制御する。
 
特開2025-051167超音波画像処理装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】本発明の目的は、超音波画像の深さ方向に画素値が波打つことで生じるアーティファクトを抑制することである。
【解決手段】超音波診断装置100は、超音波画像処理装置を構成する情報処理部10を備えている。情報処理部10は、超音波の送信および受信によって生成されたドプラ画像データについて、深さ方向についての空間周波数分布データを取得する処理と、空間周波数分布データと送信超音波の特性とに応じて定められたフィルタ特性に基づくフィルタ処理を、ドプラ画像データに対して施す処理とを実行する。情報処理部10は、空間周波数分布データが示す分布における極大値に対応する空間周波数を、送信超音波のパルス幅に応じて定まる探索範囲で探索し、探索された空間周波数を含む空間周波数帯域で空間周波数分布のレベルを抑制する特性を、フィルタ特性として求める。
 
特開2025-0511683次元超音波画像処理装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】本発明の目的は、超音波画像の深さ方向に画素値が波打つことで生じるアーティファクトを抑制することである。
【解決手段】3次元超音波画像処理装置を構成する情報処理部10は、3次元超音波画像データを構成する複数フレームの2次元超音波画像データのうちの1フレームについて、深さ方向についての空間周波数分布データを取得する処理と、空間周波数分布データと、各2次元超音波画像データが取得されたときの送信超音波の特性とに応じて定められたフィルタ特性に基づくフィルタ処理を、各2次元超音波画像データに対して施す処理とを実行する。情報処理部10は、空間周波数分布データが示す分布における極大値に対応する空間周波数を、送信超音波のパルス幅に応じて定まる探索範囲で探索し、探索された空間周波数を含む空間周波数帯域で空間周波数分布のレベルを抑制する特性を、フィルタ特性として求める。
 
特開2025-054203先進運転者支援に好適な潜隠型超音波感知システム セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
【課題】可視的表示若しくは触覚的表示によって損なわれていない表面の背後にセンサを潜隠しても、上を覆う表面によって悪影響を受けないこと。
【解決手段】一例として、例示的な感知方法は、超音波トランスデューサ上の表面を通して音響バーストを送信することと、MEMS(微小電気機械システム)マイクロフォンを用いて音響信号を受信することであって、当該MEMSマイクロフォンが、当該音響信号を電気受信信号として表す、受信することと、当該音響バーストの反射を検出するために当該電気受信信号を処理することと、を含む。
 
特開2025-054205超音波近接センサを用いた近距離通信 セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
【課題】スマートデバイス、駐車インフラストラクチャ、及び他の車両との近距離通信のために超音波感知アレイを適合させる車両、システム、及び方法を提供する。
【解決手段】例示的な車両は、近接感知のために構成された1つ以上の超音波センサと、スマートデバイスから音響信号を受信するために1つ以上の超音波センサを使用するように構成されたコントローラと、を含む。別の例として、例示的な車両は、雑音消去、音声制御、緊急車両検出、及び近接感知のうちの少なくとも1つのために構成された1つ以上のマイクロフォンと、スマートデバイスから音響信号を受信するために1つ以上のマイクロフォンを使用するように構成されたコントローラと、を含み、音響信号は、18kHz〜25kHzの周波数範囲(両端含む)にある。
 
特開2025-055391超音波測定装置 セイコーエプソン株式会社
【課題】ユーザーの操作手順によらず適正な超音波信号を記録可能な超音波測定装置を提供する。
【解決手段】本開示の超音波測定装置は、超音波を測定対象に送信し、測定対象の内部で反射された超音波を受信する超音波測定を実施する超音波測定装置であって、前記超音波を送受信し、前記超音波の受信により超音波信号を出力する超音波センサーと、前記超音波測定の開始を指示する測定開始要求を出力する指示部と、前記超音波信号を記憶部に記録する信号取得部と、を備え、前記信号取得部は、前記指示部から前記測定開始要求が出力されてから所定時間が経過した後以降の前記超音波信号を前記記憶部に記録する。
 
特開2025-055873超音波プローブ 富士フイルム株式会社
【課題】被検体内での配置状態を容易に認識可能な超音波プローブを提供する。
【解決手段】超音波プローブ1は、超音波振動子41Aが設けられた先端部40と、先端部40に設けられた、超音波振動子41Aが設けられる側とは反対側に向けて光を出射する第1光出射部431及び第2光出射部432と、を備え、第1光出射部431及び第2光出射部432は、点状の光431L及び光432Lを出射する。
 
特開2025-057859超音波治療装置 ソニア・セラピューティクス株式会社
【課題】本発明の目的は、超音波治療装置を用いた治療において、治療用超音波が患部に照射されたことの確認を容易にすることである。
【解決手段】治療用超音波送信処理では、超音波振動子28に治療用超音波38を送信させる。照射領域画像生成処理では、治療用超音波38が送信された後に、複数の超音波として複数のイメージングパルス46を異なるタイミングおよび異なる位相で超音波プローブ16に送信させ、生体組織で反射し、超音波プローブ16で受信された複数の反射超音波に基づく複数の受信信号を加算合計することで、各受信信号の非線形成分に基づく照射領域データを生成する。補助超音波送信処理では、複数のイメージングパルス46のうち時間軸上で隣接する2つが送信される2つのタイミングの間のタイミングで、インターリーブパルス50を超音波振動子28に送信させる。
 
特開2025-057876超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法 富士フイルム株式会社
【課題】ユーザが臓器の網羅的な走査を確実に行うことができる超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、超音波プローブ(1)と、超音波プローブ(1)の位置姿勢情報を取得する位置姿勢センサと、被検体の超音波画像を取得する画像取得部(32)と、超音波画像に撮像されている臓器の輪郭を検出する輪郭検出部(25)と、超音波画像に撮像されている臓器の領域を検出する領域検出部(27)と、検出された輪郭と位置姿勢情報に基づいて輪郭の三次元画像データを生成する輪郭データ生成部(26)と、検出された領域と位置姿勢情報に基づいて領域の三次元画像データを生成する領域データ生成部(28)と、輪郭および領域の三次元画像データに基づいて輪郭および領域を表す画像を逐次表示するモニタ(23)とを備える。
 
特開2025-057940超音波探触子 富士フイルム株式会社
【課題】駆動するための信号線の本数を抑制しながらも高精細な超音波画像を生成することができる超音波探触子を提供する。
【解決手段】アジマス方向に配列された複数の圧電素子(3)は、それぞれ、エレベーション方向に4個以上で且つ10個以下の複数の分割素子部分(31)に分割され、それぞれの分割素子部分のエレベーション方向の長さ(Ly1)に対する厚さ(Lz1)の比により表されるアスペクト比の最大値と最小値との差分は、複数の分割素子部分におけるアスペクト比の平均値に対して10%の範囲内にあり、複数の分割素子部分のエレベーション方向における配列ピッチ(P1)は、超音波探触子の中心周波数により決定される超音波の波長よりも大きく、複数の分割素子部分のうち、エレベーション方向の中央に配置され且つ互いに隣接する少なくとも2つの分割素子部分(31C)の信号電極層(3A)は、互いに電気的に接続されている。
 
特開2025-057992超音波診断装置及び超音波診断システム 富士フイルムヘルスケア株式会社  富士フイルム株式会社
【課題】超音波診断装置の表示器に外部情報処理装置で生成された外部画像を表示するための仕組みを実現する。
【解決手段】外部情報処理装置12から超音波診断装置10へ、超音波画像の処理により生成された画像である外部画像と、外部画像を表示するための表示条件と、が転送される。表示条件には、選択された特定の画面レイアウトにおける特定の表示エリアの指定が含まれる。表示処理部34は、特定の画面レイアウト及び表示条件に基づいて、外部画像を表示する実表示位置を演算し、これにより、表示器30に表示される画像として外部画像を含む合成画像を生成する。      
 
特開2025-059034超音波診断装置、画像処理装置、医用情報処理装置、超音波診断方法及びプログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】画質を向上させること。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、取得部と、第1抽出部と、特定部と、生成部とを備える。取得部は、被検体に対するスキャンにより複数フレームの第1の信号データを取得する。第1抽出部は、前記第1の信号データから、非線形処理により信号を抽出することにより、複数フレームの第2の信号データを抽出する。特定部は、前記第2の信号データから、不適切な信号点または不適切なフレームを特定する。生成部は、前記不適切な信号点または前記不適切なフレームの特定結果と、前記第2の信号データとに基づいて、第3の信号データを生成する。
 
特開2025-059035医用情報処理装置、超音波診断装置及びプログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】応答性が高く、高解像な超音波データを得ること。
【解決手段】実施形態に係る医用情報処理装置は、取得部と、抽出部と、出力部とを備える。取得部は、被検体に対する超音波スキャンの結果に基づいて得られた、第1の超音波データを取得する。抽出部は、前記第1の超音波データから対象物を表す信号成分を連続的に抽出する。出力部は、連続的に抽出された前記対象物を表す信号成分に基づいて第2の超音波データを出力する。
 
特開2025-059036超音波診断装置、医用情報処理装置及び医用情報処理方法 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】高時間分解能かつ低演算負荷により、超音波画像の画質を向上させることである。
【解決手段】実施形態の超音波診断装置は、超音波プローブと、取得部と、抽出部と、出力部とを備える。超音波プローブは、被検体に対して超音波を送信し、当該被検体で反射した超音波を受信する。取得部は、超音波プローブで受信した超音波に基づいて、被検体の第1の超音波データを取得する。抽出部は、第1の超音波データにより表されるフレームの所定領域毎に局所ピーク位置を識別する識別情報を抽出する。出力部は、抽出部によって抽出された識別情報と、処理対象を表す超音波データとに基づいて、第2の超音波データを出力する。
 
特開2025-059261超音波装置 セイコーエプソン株式会社
【課題】無線通信部での無線通信に伴う電磁ノイズの影響を抑制可能な超音波装置を提供する。
【解決手段】超音波装置1は、超音波の送受信を行い、受信超音波に応じた超音波信号を出力する超音波センサー20と、超音波センサー20に接続され、超音波センサー20から入力された前記超音波信号を処理して受信信号を生成する回路基板40と、前記回路基板に接続され、前記受信信号を電磁波に変換して外部デバイスに送信する無線通信基板(無線通信部)50と、超音波センサー20、前記回路基板及び前記無線通信基板を収容する筐体10と、筐体10内において、超音波センサー20と前記無線通信基板との間に配置され、電磁波を遮断する遮蔽部である支持部13と、を備える。
 
特開2025-060906超音波を使用した、空中浮遊病原体、ならびに、穀物および乾燥食品上の微生物の破壊 エーダブリュイー テクノロジーズ エルエルシー
【課題】音を使用して穀物の表面上の微生物を破壊するための装置および方法を提供する。
【解決手段】表面を有する容器の中に配置された複数の穀物または乾燥食品の表面上に存在している微生物の破壊のための方法であって、容器の中に配置された複数の穀物または乾燥食品を空中浮遊状態にするのに効果的な、第1の振幅を有する第1の周期的振動励起を容器の表面に対して行う工程と、空中浮遊状態にされた複数の穀物または乾燥食品に、それらの間の衝突を増加させるのに効果的な、第2の振幅を有する第2の周期的振動励起を容器の表面に対して行う工程とを備え、それにより、微生物は、空中浮遊状態にされた穀物または乾燥食品の衝突により破壊される、方法である。
 
特開2025-061412超音波画像における血管の表示 フジフィルム ソノサイト インコーポレイテッド  富士フイルム株式会社
【課題】超音波画像内の血管を識別して超音波画像内の血管を表示するための超音波システムを提供する。
【解決手段】超音波システムであって、血管を含む超音波画像を受信するステップと、超音波システムのハードウェアに少なくとも部分的に実装されるニューラルネットワークを用いて、超音波画像内の血管の直径を決定するステップと、超音波画像を生成する間における超音波プローブの移動量を決定するステップと、移動量を閾値移動値と比較するステップと、直径に基づいて血管の現在の直径を決定するステップと、血管の現在の直径に基づいて、血管の形の変化に対応する色を選択するステップと、超音波画像の1つにおいて、色を有する標識で血管を表示するステップと、を実行するように構成されている、超音波システムを提供する。      
 
特開2025-062134超音波診断装置、医用画像解析装置および医用画像解析プログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】簡便な操作で、かつ安価な装置で、心臓の左右間の関連や房室間の関連を把握すること。
【解決手段】本実施形態に係る超音波診断装置は、指標取得部と、表示部とを備える。指標取得部は、1心拍以上を含む被検体の心尖四腔動画像における複数の心腔の境界位置を用いて、前記心尖四腔動画像における複数の心腔のうち左心室と右心室とを含む少なくとも2腔以上に関する複数の心機能指標を同時に取得する。表示部は、前記複数の心機能指標のうち少なくとも1つ以上を表示する。
 
特開2025-062576超音波処置具 オリンパスメディカルシステムズ株式会社
【課題】振動伝達部材の撓みを抑制しつつ、水密性を確保すること。
【解決手段】超音波処置具は、基端から先端に向けて超音波振動を伝達させる振動伝達部材12と、振動伝達部材12が内部に挿通されるチューブTIと、振動伝達部材12の外周面でかつ、超音波振動の節位置P1,P2に設けられるとともに、チューブTIの内周面に当接し、チューブTIよりも硬質な樹脂材料によって構成されている硬質部材16とを備える。
 
特開2025-062577超音波処置具 オリンパスメディカルシステムズ株式会社
【課題】低コスト化を図りつつ、気密性及び水密性を確保すること。
【解決手段】超音波処置具は、基端から先端に向けて超音波振動を伝達させる振動伝達部材12と、振動伝達部材12が内部に挿通されるチューブTIと、チューブTIよりも硬質な樹脂材料によって構成されているとともに、超音波振動の節位置P3かつ振動伝達部材12の外周面に設けられ、チューブTIの内周面に当接する硬質部材18と、チューブTIの外周面を覆うパイプPIとを備える。チューブTIは、パイプPIと硬質部材18との間で圧縮された箇所の厚み寸法が他の箇所の厚み寸法よりも小さい。
 
特開2025-062990超音波素子及びアレイ構造の超音波素子 DIC株式会社
【課題】超音波帯で優れた圧電性能を示し、かつ容易に安価に製造できる超音波素子を提供する。
【解決手段】本発明にかかる超音波素子は、ドーム形状部を有する圧電体と、前記ドーム形状部の両面に設けられた電極層とを備えた超音波素子であって、前記圧電体が、圧電体粒子と樹脂とを含有する圧電コンポジット材料を含み、10GPa以上のヤング率を有する圧電シートからなり、前記超音波素子の共振周波数が20kHzより大きいことを特徴とする。振動変位から観測されるQ値が5以上であることが好ましい。
 
特開2025-063170ウィスパリングギャラリーモード(WGM)マイクロ共振器に基づく超音波センシング及び画像化 ワシントン・ユニバーシティ
【課題】ウィスパリングギャラリーモードの光共振器ベースの音響センサ、この音響センサを使用した画像化システム、及びこの音響センサを使用して超音波を検出する方法を提供する。
【解決手段】一態様では、音響センサであって、ウィスパリングギャラリーモードの光共振器と、光共振器に光学的に結合するための結合導波路と、結合導波路の一部及び光共振器を包むポリマーと、を含む音響センサが開示される。結合導波路は、分離ギャップによって光共振器から隔てられている。光共振器及び結合導波路は、それぞれ、ポリマーの屈折率よりも高い屈折率を有する。
 
特開2025-063563超音波探傷装置 三菱重工業株式会社
【課題】探傷対象領域内で互いに異なる位置に存在する複数の欠陥等を効率的に検知する。
【解決手段】超音波探傷装置は、第一プローブと、第二プローブと、第三プローブと、複数のプローブを保持するプローブホルダと、を備える。前記プローブホルダは、前記第一プローブと前記第二プローブと第三プローブとが配置され、前記対象物の表面と対向可能なホルダ対向面を有するホルダ本体と、前記ホルダ本体に配置されている三つのプローブのうち、いずれか一のプローブに対して、残りの二つのプローブの交差方向における相対位置を調節可能な位置調節機構と、を有する。前記プローブホルダには、前記ホルダ対向面に沿った方向である走査方向が定められている。前記交差方向は、前記ホルダ対向面に沿った方向であって前記走査方向と交差する方向である。
 
特開2025-064044超音波診断装置及びプログラム 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】超音波画像に対して断面の認識処理が実行された場合に、ユーザがその断面認識結果を直感的に把握し得る技術を提供することを目的とする。
【解決手段】認識部20は、超音波の走査によって生成された超音波画像に対して走査断面の認識処理を実行することで、超音波によって走査された走査断面の複数の候補を推定する。認識部20は、その推定の確からしさを表すスコアを候補毎に算出する。表示制御部22は、スコア毎に異なる表示態様で、複数の候補のうちスコアが上位の複数の候補のそれぞれを表す候補画像をディスプレイに表示させる。
 
特開2025-064137超音波診断装置、超音波診断システム、電源制御方法及びプログラム コニカミノルタ株式会社
【課題】超音波診断装置においてユーザーの使用状況に応じたフレキシブルなバッテリー充電を可能にする。
【解決手段】超音波診断装置は、超音波診断を実行する実行部と、前記実行部に電力を供給するバッテリーと、前記実行部及び前記バッテリーに電力を供給する第1電源部、及び、前記実行部及び前記バッテリーに電力を供給し、供給可能電力が前記第1電源部よりも大となる第2電源部、のいずれにも接続可能であり、接続された電源部の電力供給能力に応じて前記実行部及び又は前記バッテリーへの供給電力量を異ならせる制御を行う電源制御部と、を有する。
 
特開2025-064341超音波式流量計  東洋計器株式会社
【課題】流路パイプ内に計量対象の液体と共に流れ込んできた気泡などの流路パイプ内の上方側に片寄りやすい異物による弊害を受け難い超音波式流量計を提供すること
【解決手段】超音波式流量計1は、液体Lを水平方向に流すための直線状に延びる液体流路Rを備えた流路パイプ2と、液体流路Rの内周壁面に横方向Yにおいて開口する上流側開口部22aおよび下流側開口部22bと、上流側開口部22aに配置した第1超音波送信部3Aaおよび下流側開口部22bに配置した第1超音波受信部3Abを備えた第1超音波送受信器3Aと、下流側開口部22bに配置した第2超音波送信部3Baおよび上流側開口部22aに配置した第2超音波受信部3Bbを備えた第2超音波送受信器3Bと、一組の超音波送受信器3に対して横方向Yから対向する位置において液体流路R内に配置された反射面4aを備えた上流側反射体4Aおよび下流側反射体4Bとを備えている。
 
特開2025-064345超音波式流量計 東洋計器株式会社
【課題】計量用流路が凍結し難い超音波式流量計を提供すること
【解決手段】超音波式流量計1は、計量対象の水Wを流すための計量用流路21aを備えた通水パイプ2と、通水パイプ2に取り付けられ、超音波Uの伝搬時間から計量用流路21aを流れる水Wの流量を計測する一組の超音波送受信器3(3A,3B)と、通水パイプ2における計量用流路21aが形成されているパイプ中央部分2aおよび一組の超音波送受信器3(3A,3B)を取り囲む状態に配置した筒状樹脂ケース5と、を備え、パイプ中央部分2aと筒状樹脂ケース5との間に密閉状態の隙間領域Sが形成されている。
 
特開2025-064348超音波式流量計 東洋計器株式会社
【課題】計量感度を高めることが可能な超音波式流量計を提供すること
【解決手段】超音波式流量計1は、流体Fを流すための直線状に延びる流体流路Rを備えた流路パイプ2と、流体流路Rの内周壁面に開口する上流側開口部22aおよび下流側開口部22bと、上流側開口部22aおよび下流側開口部22bに配置した第1超音波送受信器3Aおよび第2超音波送受信器3Bと、流体流路R内に配置された上流側反射体4Aおよび下流側反射体4Bと、を備えている。流体流路Rは、上流側反射体4Aが位置する上流側流路部分21bと、下流側反射体4Bが位置する下流側流路部分21cと、上流側流路部分21bと下流側流路部分21cの間を繋ぐ計量用流路部分21aと、を備え、計量用流路部分21aが上流側流路部分21bおよび下流側流路部分21cに比べて小径である。
 
特開2025-064353超音波式流量計および超音波式流量計の流路パイプリサイクル使用方法 東洋計器株式会社
【課題】流路パイプをリサイクル使用可能な形態で容易に取り外すことが可能な構造の超音波式流量計を提供すること
【解決手段】超音波式流量計1は、流体Fを流すための流路パイプ2と、流体Fの流量を計測する第1および第2超音波送受信器31,32を搭載する一組の超音波モジュール3と、一組の超音波モジュール3を流路パイプ2に着脱可能に取り付ける超音波モジュール締結具4と、一組の超音波モジュール3および流路パイプ2における少なくとも超音波モジュール3が取り付けられている部分を取り囲み、流路パイプ2の直径方向の一方の側に位置する第1ケース6Aおよび他方の側に位置する第2ケース6Bを備えているケース6と、第1、第2ケース6A,6Bを分離可能な状態で相互に締結するケース締結機構71と、を有している。
 
特開2025-064891超音波距離センサー及び該超音波距離センサーを利用した物体位置測定方法 三星電子株式会社
【課題】超音波距離センサー及び該超音波距離センサーを利用した物体位置測定方法を提供する。
【解決手段】超音波距離センサーが開示される。一実施形態の超音波距離センサーは、周波数変調された連続超音波信号アレイを生成する信号生成器;時間ゲーティングを通じて連続超音波信号アレイのうちから一部の超音波信号を通過させるゲーティングスイッチ;通過した超音波信号を物体に向けて発射する送信器;物体から反射してくるエコー信号を受信する受信器;及びエコー信号を用いて物体の位置を測定する信号処理器;を含みうる。
 
特開2025-068259超音波照射器 国立大学法人東京工業大学
【課題】マイクロバブル発生範囲を広くかつ均一にし、超音波の生体への侵襲を少なくした超音波照射器を提供する。
【解決手段】圧電素子1は所定の周波数の交流電圧で駆動され、矢印Hに示すごとく径方向に大きく伸縮振動する。圧電素子1の下面には、音響振動子2が接着されている。音響振動子2は、圧電素子1に対向した上部円形平面2aと、上部円形平面2aに対向した下部凹状半球面2bを有する。上部円形平面2aの中心にはシンバル構造用上部凹状面2a−1が形成され、音響振動子2の中央には薄いシンバル構造Sが形成されることになる。下部凹状半球面2bの下方エッジ部分2c、2dは、圧電素子1の径方向の伸縮振動Hに伴い、矢印Cに示すごとく、曲げ振動する。この曲げ振動Cはシンバル構造Sの垂直振動Vによって増進する。
 
特開2025-068769超音波診断画像処理プローブ装置、超音波診断装置及び尿量計測装置 上田日本無線株式会社
【課題】被検者の膀胱周辺組織等、体表と被検体の間に音波の反射物が存在する組織を容易に、且つ、詳細に観察可能とするとともに、当該組織の長さ、面積、体積等のサイズパラメータを手軽、迅速に、且つ、経験による個人的誤差の発生を低減しつつ計測可能とする。
【解決手段】各々直交する走査方向を有し、互いに直交する音波ビームを送信する第1及び第2プローブ111及び112を超音波診断装置1に設け、プローブ部11を被検者に当接させた際、第1プローブ111が法線方向NDから見て被検者体部の尾側に角度θ1傾斜するとともに、所定の送信角度範囲で送信される第2音波ビームSB2と交叉する第1音波ビームSB1を照射する。
 
特開2025-068992超音波洗浄装置および洗浄方法  青島海爾洗衣机有限公司 アクア株式会社
【課題】洗浄効率を向上することが可能な超音波洗浄装置を提供する。
【解決手段】超音波洗浄装置1は、バッテリ20と、超音波発生器30と、ハウジング10とを備える。超音波発生器30は、超音波振動子を有し、バッテリ20からの電力により超音波を発生し、発生した超音波を出力面32から出力する。超音波発生器30の出力面32は防水機能を有する。ハウジング10は、バッテリ20および超音波発生器30を防水可能に収容するとともに、超音波発生器30の出力面32を露出する。
 
特表2025-509068超音波検査中にボタンプッシュシーケンスを予測するための方法及びシステム コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ
【要約】本方法は検査ワークフロー中に制御インターフェースを介してユーザによって実行されるボタンプッシュのシーケンスを取得することと、ボタンプッシュシーケンスに基づいて検査ワークフローの構成要素を区別することと、最も頻繁に使用されるボタンプッシュシーケンスを含むユーザ固有のワークフロートレンドを抽出することと、超音波検査中にトランスデューサプローブのプローブ動作を検出することと、ユーザ固有のワークフロートレンドにおける以前のボタンプッシュに基づいて予測モデルを使用して次のボタンプッシュの文字列を予測することであって、次のボタンプッシュの文字列を予測することは検出されたプローブ動作によってトリガされると、制御インターフェース上で次のボタンプッシュの予測された文字列に対応するマクロボタンを出力することであって、マクロボタンの選択は次のボタンプッシュの対応する予測された文字列を実行するとを含む。
 
特表2025-509141超音波発生器を制御するための方法、及び超音波発生器 シュンク・ソノシステムズ・ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、超音波発生器と、工具(26)を加振するための超音波の発生のための工作機械中の超音波発生器(10)の発振器ユニット(13)を制御するための方法とに関する。発振器ユニット(13)によって発生させられた電気制御信号HFSの周波数fを制御するための制御変数が、超音波発生器(10)の入力及び/若しくは出力電流I、又は、入力及び/若しくは出力電力Pのサイズの分析に応じて決定される。
 
特表2025-509344ドップラー超音波の測定位置制御の自動的確立 エコーノース インコーポレーテッド
【要約】ドップラー超音波検査のための測定位置制御を自動的に確立するための設備が説明される。設備は、第1の超音波画像と、その中に現れる解剖学的構造を選択するユーザ入力と、を受信する。設備は、最初の画像内の選択された解剖学的構造の位置を判定するために位置特定を実行し、構造に対する第1の測定位置制御配置を判定する。超音波マシン上で、設備は、第1の配置を使用して1つ以上の第1のドップラー超音波モードを呼び出す。設備は、1つ以上の第1のモードを使用して超音波マシンによって生成された第2の超音波画像を受信し、第2の超音波画像に基づいて流位置及び流方向を判定し、流位置に対する第2の配置を判定する。設備は、第2の配置を使用して1つ以上の第2のドップラー超音波モードを呼び出し、1つ以上の第2のドップラー超音波モードの呼び出しから結果を受信する。
 
特表2025-509576超音波トランスデューサデバイスの作製のための方法およびシステム エコー イメージング,インク.
【要約】超音波トランスデューサデバイスの作製において有用な方法およびシステムが本明細書で説明される。超音波トランスデューサデバイスの作製は、極端に小さい断面厚さを有するコンポーネントの操作を含む可能性があり、その操作は、コンポーネントに対する損傷のリスクを増加させる可能性がある。例えば、そのようなコンポーネントを損傷するのに十分な意図しない力の印加は、作製ステップ中の重大なリスクである。本明細書で説明するように、超音波微小電気機械システム(MEMS)ウェハなどの小さい断面厚さを有する超音波トランスデューサデバイスコンポーネントに対する損傷のリスクは、例えば、作製プロセス中のコンポーネントの操作に関連する力をコンポーネントに受けさせる前に、コンポーネントの全てまたは一部分を安定化材料で部分的にまたは完全にコーティングまたは充填することによって低減される可能性がある。
 
特表2025-510728組織量の2次元(2D)超音波走査の相互参照のための方法およびシステム エコー イメージング,インク.
【要約】組織量の2D超音波走査の相互参照のための方法は、標的解剖学的構造の第1および第2の2D表現をそれぞれ、生成された組織量の第1および第2の一連の2D超音波画像から生成するステップを含む。この方法は、標的解剖学的構造の第1および第2の模擬2D表現をそれぞれ、第2および第1の一連の2D超音波画像から生成するステップを含む。標的解剖学的構造に関連付けられた2Dおよび模擬2D表現内の画素位置を少なくとも実質的に整合させるように、2Dおよび模擬2D表現が処理される。この方法は、処理された2Dおよび模擬2D表現から第1および第2の対応変換行列を判定するステップと、第1および第2の対応変換行列を使用して、標的解剖学的構造に関連付けられた第2の一連の2D超音波画像内の箇所に対して、第1の一連の2D超音波画像内の対応する箇所を判定するステップとを含む。
 
特表2025-510283超音波を使用したがんの処置のためのシステム及び方法 デューク ユニバーシティ     ノース カロライナ ステイト ユニヴァーシティ
【要約】がん細胞をアブレーションし、腫瘍中の間質バリアを破壊することができ、治療薬の有効性を高め、免疫細胞浸潤を増加させる新規限局性機械的HIFU(LM−HIFU)経カテーテル装置。小型化デュアルルーメンカテーテル装置は、M−HIFUを腫瘍に送達するように構成されており、従来のHIFUの解剖学的限界がなく、原発巣腫瘍又は転移性腫瘍へのアクセスがその位置に関係なく可能になる。
【請求項1】細長い中空管; 細長い中空管内の第1のルーメン; 細長い中空管内の第2のルーメン; 細長い中空管内に位置し第1のルーメン又は第2のルーメンに隣接したトランスデューサーであって、超音波トランスデューサーが、ルーメンを通じて標的に超音波を発するように構成されたトランスデューサー;及び 細長い中空管内に位置し、第1のルーメン又は第2のルーメンから延びて標的に入り標的に療法を送達するように構成されている針を含むカテーテル。
 
特表2025-510319傾動振動する超音波治療装置 フェフェルベルク、イラン
【要約】超音波治療のための方法及びシステムである。少なくとも1つの傾動する超音波トランスデューサを有する超音波装置が、治療される身体部分の内部組織の治療領域の上にある皮膚組織上に配備される。トランスデューサは、トランスデューサの身体接触面器具が皮膚組織表面と接続するように皮膚組織へ超音波エネルギを送信するように誘導される。トランスデューサと結合された、モータによって駆動される発振器は、皮膚組織表面に対して振動軸線を中心に振動させられ、これにより、身体接触面器具の位置、身体接触面器具の傾動方向、及び送信される超音波の伝播方向のうちの少なくとも1つが、振動軸線を中心に振動する。超音波装置は、少なくとも1つの軌道に沿って皮膚組織上を動き回るように操作され得る。治療される身体部分の身体形状パラメータは、撮像装置、グリーン・スクリーン及びスケール・マーカを含む測定アセンブリを使用して測定される。
 
特表2025-510870超音波トランスデューサハウジング シンテフ ティーティーオー アクティーゼルスカブ
【要約】 圧電微細加工超音波トランスデューサ(PMUT)(302)は、使用時にPMUT(302)へのまたはPMUT(302)からの超音波信号が非晶質媒体を通過するように、非晶質媒体とインターフェースする。非晶質媒体は、内部に分散した複数の離散した反射体(110a,110b,111a,111b)を有する。PMUTまたはPMUT(302)のアレイを使用してイメージングする方法は、PMUTまたはPMUTアレイ(302)とイメージングされるシーンとの間に位置付けられている複数の離散した反射体(110a、110b、111a、111b)の効果に対応する音響伝達関数を決定するステップと、1つまたは複数の反射を受けた後に、超音波信号を送信し、PMUTまたはPMUTアレイ(302)において超音波信号を受信することによって、PMUTまたはPMUTアレイ(302)を使用してシーンをイメージングするステップと、受信された超音波信号に音響伝達関数の逆関数を適用することによって、受信された超音波信号を処理して画像を生成するステップとを含む。
 
特表2025-511025動的マイクロビーム形成器による超音波撮像のためのシステムおよび方法 エコー イメージング,インク.
【要約】本開示は、トランスデューサ素子のアレイと、1つまたは複数の出力信号を提供するように構成された複数の受信回路と、1つまたは複数の遅延信号を出力するように構成された複数の遅延回路と、(i)複数のマイクロビーム形成信号の表現を受信し、(ii)ビーム形成信号の少なくとも1つの表現を出力するように構成された少なくとも1つの多チャネルビーム形成器とを備える超音波撮像システムを提供する。複数のマイクロビーム形成信号は、複数の遅延回路からの遅延信号の組合せを表すことができる。複数の遅延回路は、複数の時間遅延値によって特徴付けることができる。複数の時間遅延値は、マイクロビーム形成信号を特徴付ける1つまたは複数の焦点が見通し線に沿って動くことができるように制御可能または調整可能とすることができる。
 
特表2025-511733ワークピースの超音波溶着のための装置及びそのような装置を操作する方法 ヘルマン ウルトラシャルテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト
【要約】本発明は、ワークピース(100)の超音波溶着のための装置に関する。該装置は、機械スタンド(20)と、ソノトロード(55)を有する溶着ユニット(50)と、セッティングスライド(30)であって、セッティングスライド(30)は、機械スタンド(20)に接続され、溶着ユニット(50)を運搬し、かつ、供給方向(Z)に、後位置と前位置の間で、機械スタンド(20)に対して相対的に移動させられることができる、セッティングスライド(30)と、を備えており、溶着ユニット(50)及びセッティングスライド(30)に接続された加工用スライド(40)が設けられ、加工用スライド(40)は、溶着ユニット(50)と一緒に、供給方向(Z)に、開始位置と終端位置の間で、セッティングスライド(30)に対して相対的に移動させられることができ、加工用スライド駆動部が設けられ、それを用いて、加工用スライド(40)が、供給方向(Z)に、セッティングスライドに対して相対的に移動させられることができる。サイクルタイム及び溶着正確性を改善するために、本発明によれば、セッティングスライド駆動
 
特表2025-513016超音波外科用システム ストライカー・コーポレイション
【要約】超音波器具は、チップと、チップに結合されたドライバとを備え、ドライバは、電源からAC駆動信号を受信したことに応答して、チップを振動させて標的部位の組織を焼灼するように構成されている。ローカライザは、既知の座標系における超音波器具の姿勢を示す位置特定データを生成するように構成されている。電源及びローカライザに結合された制御システムは、腫瘍領域を含む受信された医療画像に基づいて、既知の座標系における腫瘍組織領域に関連付けられた仮想境界を生成し、位置特定データに基づいて既知の座標系における超音波器具の姿勢を追跡し、超音波器具の追跡された姿勢及び仮想境界に基づいて、チップ内に第1のパルス超音波エネルギーを誘導するように電源によって生成されるAC駆動信号を設定するように構成されている。
 
特表2025-513536CPRフィードバックのための超音波速度/流量測定 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ
【要約】本開示の様々な例示的な実施形態は、患者のCPR中に患者の超音波センサによる頸動脈の血流速度の測定値を含み、さらに、患者のCPR中に酸素飽和度センサによる血液酸素化の測定値及び/又は患者のCPR中に呼吸センサによるCO2産生の測定値を含む心肺蘇生(“CPR”)フィードバック方法を含む。例示的なCPRフィードバックコントローラは、超音波センサによる頸動脈の血流速度の測定値と、酸素飽和度センサによる血液酸素化の測定値及び呼吸センサによるCO2産生の測定値の一方又は両方との記述的相関及び/又は処方的相関に基づいて、CPRフィードバックを生成する。
 
 
B全文検索
光触媒(全文検索)
Bー1酸化チタン
特開2025-062602TiO2ナノ結晶の合成、キャップ、および分散 ユーエス・バンク・トラスト・カンパニー,ナショナル・アソシエーション
【課題】1〜30nmの間のナノ結晶サイズを有する単分散のTiO2ナノ結晶を準備する方法、および準備されたTiO2ナノ結晶をを提供する。
【解決手段】二酸化チタンの前駆体を溶媒中、TiO2ナノ結晶に変換することを含む、TiO2ナノ結晶を準備する方法であって、溶媒の大部分が水ではなく、前記変換が、1)二酸化チタンの前駆体を溶媒中、混合して反応混合物を提供することと、2)反応混合物を反応温度、例えば、約180℃から約250℃、約200℃から約210℃で一定時間の間、加熱して、TiO2ナノ結晶を提供する方法である。ナノ結晶の分散物は、様々な溶媒中、高配合量、高透過率、低粘度で形成することができる。これらのナノ結晶とマトリックス材料を組み込んだ製剤は、高度に安定であり、得られるナノコンポジットは、高屈折率を有し、可視波長で光学的に透明であり、散乱がほとんどまたは全くない。
 二酸化チタン(TiO2)、すなわちチタニアは、その独自の物理的および化学的特性とその豊富さおよび無毒性とが相まって、最も広く使用されている多機能セラミック材料の1つである。TiO2は、高屈折率や(UV)光吸収性を含むそのバルク特性に起因して、数百万トン規模で商業的に製造されており、顔料、塗料、日焼け止め、および塗膜に普通に見いだすことができる。これらの用途では、数ナノメートルから数マイクロメートルにわたる幅広いサイズのチタニアが利用されている。従来の用途に加えて、チタニアはまた、オプトエレクトロニクス、太陽光発電、触媒、燃料電池、電池、スマートウィンドウ、センサ、CMOSセンサ、LED、ミニLED、マイクロLED、有機LED(OLED)、量子LED(QLED)、タッチスクリーン、ディスプレイ、フレキシブルエレクトロニクス、プリンテッドエレクトロニクス、自浄作用のある表面など、他の多くの新しい用途での使用に向けて研究されている。TiO2ナノ粒子において注目を集めている用途の1つが、導波路、光抽出、および3Dセンサにおける使用向けの高屈折率材料として、拡張現実(AR)、複合現実(MR)、仮想現実(VR)の用途である。TiO2の高屈折率は、AR用途において重要な機能である、AR用途における視野角の向上に有益である。また、チタニアは、光触媒工程用のワイドバンドギャップ半導体材料として大いに研究されている。小さい粒子サイズと形状サイズ(100nm以下)を有するチタニアナノ結晶は、高い可視光透過性とともに高いUV光吸収性を示してきた。モノマーと組み合わせてフィルムにすると、これらのナノコンポジットは高透過性を示す。また、チタニアナノ結晶は、エネルギー貯蔵、サブ回折イメージング、構造色、センシング、集光、クローキング、負の屈折、光情報記録どの分野での多様な用途に起因して、プラズモニクスおよびメタマテリアルの分野でも大きな関心を集めている。
 
特開2025-065778酸化チタン粒子及びその製造方法 株式会社レゾナック
【課題】アナターゼ含有率が高く、粗大粒子が少なく、均一性及び分散性に優れた酸化チタン粒子及びその製造方法の提供。
【解決手段】四塩化チタン及び不活性ガスを含有する原料ガス(G1)と、酸素ガス及び水蒸気の少なくとも1種並びに不活性ガスを含有する酸化性ガス(G2)とを、反応管に導入して反応ガスを生成させる反応工程と、冷却ガスを導入して反応ガスを冷却することで酸化チタン粒子を得る冷却工程とを含む、酸化チタン粒子の製造方法であって、反応工程におけるG1の流量(FG1)に対するG1中の四塩化チタンの流量(FG1T)の比FG1T/FG1が0.4以上1.0未満であり、冷却工程における冷却ガス導入後のTiO2質量(kg)と総ガス量(m3)の比(TiO2質量)/(総ガス量)が0超0.21kg/m3以下である、酸化チタン粒子の製造方法。
 本開示の酸化チタン粒子は、光触媒用途、太陽電池用途、誘電体用途等に好適であり、解砕工程等が不要あるいは極めて軽微な設備を用いることで実施できるため、工業的に非常に大きな実用的価値を有する。
 
特開2025-065787酸化チタン粒子及びその製造方法 株式会社レゾナック
【課題】アナターゼ含有率が高く、粗大粒子が少なく、均一性及び分散性に優れた酸化チタン粒子及びその製造方法の提供。
【解決手段】四塩化チタン及び不活性ガスを含有する原料ガス(G1)と、酸素ガス及び水蒸気の少なくとも1種並びに不活性ガスを含有する酸化性ガス(G2)とを、反応管に導入して反応ガスを生成させる反応工程と、冷却ガスを導入して反応ガスを冷却することで酸化チタン粒子を得る冷却工程とを含む、酸化チタン粒子の製造方法であって、反応工程におけるG1の流量(FG1)に対するG1中の四塩化チタンの流量(FG1T)の比FG1T/FG1が0.01以上0.4未満であり、冷却工程における冷却ガス導入後のTiO2質量(kg)と総ガス量(m3)の比(TiO2質量)/(総ガス量)が0超0.07kg/m3以下である、酸化チタン粒子の製造方法。
  (その他の不純物の含有量) 酸化チタン粒子の、Na、Al、S、Fe、Ni、Cr、Nb及びZrの含有量はそれぞれ50質量ppm以下が好ましく、10質量ppm以下であることがより好ましい。また、酸化チタン粒子中の、Si及びCの含有量はそれぞれ500質量ppm以下が好ましく、100質量ppm以下であることがより好ましい。このように不純物が少ない酸化チタン粒子を原料として使用した場合に後工程で問題が生じにくい。例えば、酸化チタン粒子を原料として誘電体を得たときに、不純物の存在による誘電特性の低下が抑制される。また、当該酸化チタン粒子を光触媒又は太陽電池の用途に用いたときに、Feによる着色による透明性の低下が防止又は抑制され、Al、S等に起因する格子欠陥による光触媒又は太陽電池としての機能の低下も防止又は抑制される。本開示において、その他の不純物の含有量は実施例に記載の方法で測定される。 [スラリー、分散体、組成物及び誘電体原料] 一実施形態におけるスラリー、分散体、組成物及び誘電体原料は、前述の酸化チタン粒子を含む。スラリーは、液体中に粒子が混ざっている混合物であるが、粘性の強い流動物を言うことが多い。分散体は、液体中に固体粒子が分散している混合物を広く一般的に言い、低濃度のものを含む。組成物は、複数の成分から構成される組成物を言う。誘電体原料は、誘電体を製造するための原料を言う。一実施形態のスラリー、分散体、組成物及び誘電体原料は、光触媒用途、太陽電池用途、誘電体用途等に好適である。酸化チタン粒子を含むスラリー、分散体、及び組成物のその他の用途は公知である。本開示の酸化チタン粒子を用いて、スラリー、分散体、組成物及び誘電体原料を製造する方法としては公知の方法が使用できる。一実施形態の酸化チタン粒子を含むスラリー、分散体、組成物及び誘電体原料は、粗大粒子を含まないため、最終製品の均一性及び品質を高めることができる。特に、積層セラミックコンデンサーの誘電体の薄膜化において、粗大粒子を含まないことは、短絡を防止し、品質向上に寄与する。
 
Bー2光触媒 
特開2025-044602光触媒モジュールの製造方法及び製造装置 東芝ライテック株式会社
【課題】基材において、光触媒の塗布ムラの発生を抑制可能な光触媒モジュールの製造方法を提供すること。
【解決手段】実施形態の光触媒モジュールの製造方法によれば、複数の貫通孔のそれぞれが一対の主面の間を貫通する基材に、光触媒を塗布する。製造方法では、光触媒が塗布された基材に、一対の主面の一方が向く側から気体を流入させ、基材において流入させた気体を複数の貫通孔を通して流す。
【請求項1】複数の貫通孔のそれぞれが一対の主面の間を貫通する基材に、光触媒を塗布することと;前記光触媒が塗布された前記基材に、前記一対の主面の一方が向く側から気体を流入させ、前記基材において流入させた前記気体を前記複数の貫通孔を通して流すことと;を具備する、光触媒モジュールの製造方法。
【請求項2】回転軸を中心として前記基材を公転させることにより、前記光触媒が塗布された前記基材に前記気体である空気を流入させ、前記複数の貫通孔を通して前記空気を流す、請求項1の製造方法。
【請求項3】前記回転軸を中心とする公転において、前記公転での回転方向を前記一対の主面の一方が向く姿勢で、前記光触媒が塗布された前記基材を公転させる、請求項2の製造方法。
【請求項4】前記回転軸を中心する公転において、500rpm以上かつ2000rpm以下の範囲のいずれかの回転数で、前記光触媒が塗布された前記基材を公転させる、請求項2又は3の製造方法。
【請求項5】複数の貫通孔のそれぞれが一対の主面の間を貫通する基材に、光触媒を塗布する光触媒塗布部と;前記光触媒が塗布された前記基材に、前記一対の主面の一方が向く側から気体を流入させ、前記基材において流入させた前記気体を前記複数の貫通孔を通して流す気流形成部と;を具備する、光触媒モジュールの製造装置。
 
特開2025-059267積層体 日東電工株式会社
【課題】高湿環境下において貼着対象物に対する密着性に優れた積層体を提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態による積層体は、樹脂基材と、低屈折率層と、粘着剤層と、を備えている。該低屈折率層は、該樹脂基材の一方側に配置されている。該低屈折率層の屈折率は、1.30以下である。該粘着剤層は、該樹脂基材に対して該低屈折率層と反対側に配置されている。積層体は、60℃における該粘着剤層のせん断貯蔵弾性率をG´とし、該粘着剤層の厚みをtとしたときに、下記式(1)を満足する。 2000[Pa/μm]≦G´/t≦15000[Pa/μm]・・・(1)
  1つの実施形態においては、上記塗工膜は、微細孔粒子を含む塗工液を用いて形成され得、この塗工液を加熱(乾燥を含む)することより微細孔粒子同士を化学的に結合させ得る。微細孔粒子を含む塗工液は、例えば、懸濁液である。塗工液に、例えば、微細孔粒子同士の架橋結合(例えば、微細孔粒子に含まれ得る残留シラノール基の脱水縮合反応)を促進する触媒(架橋反応促進剤)および/または触媒(架橋反応促進剤)を発生する物質(触媒発生剤)を添加してもよい。触媒としては、例えば、光活性触媒および熱活性触媒が挙げられる。触媒を発生する物質(触媒発生剤)としては、例えば、光触媒発生剤および熱触媒発生剤が挙げられる。光触媒発生剤としては、例えば、光塩基発生剤(光照射により塩基性触媒を発生する触媒)および光酸発生剤(光照射により酸性触媒を発生する物質)が挙げられる。例えば、微細孔粒子はゲル状化合物(好ましくは、ゲル状ケイ素化合物)の粉砕物であり、低屈折率層はゲル状化合物の粉砕物を含む多孔質体(好ましくは、シリコーン多孔質体)から構成される低屈折率層である。このような微細孔粒子は、粉砕前のゲル状化合物の三次元構造が三次元基本構造に分散された状態を有し得、このような微細孔粒子を用いることで、三次元基本構造に基づく構造が形成され得る。具体的には、ゲル状化合物の三次元構造とは異なる新たな構造が形成され得る。こうして、最終的に得られる低屈折率層(低屈折率層)は、例えば空気層と同程度の低屈折率を有し得る。また、微細孔粒子同士を化学的に結合させることにより、上記三次元基本構造が固定化され得、最終的に得られる低屈折率層(低屈折率層)において、十分な強度を確保し得る。低屈折率層(低屈折率層)の具体的な構成および形成方法の詳細は、例えば、国際公開第2019/151073号に記載されている。当該公報の記載は、本明細書に参考として援用される。
 
特開2025-064535酸化タングステン光触媒 三菱鉛筆株式会社
【課題】本発明では、光触媒活性の高い新規な光触媒材料を提供する。
【解決手段】本発明の酸化タングステン光触媒は、XRDで測定したときに22.5°〜23.45°の範囲の最大ピークの半価幅δが、0.35以下であり、かつ L*a*b*色空間におけるa*値、及びb*値が、以下の関係を満足する: a*≦−9.5 b*≧2.2a*+54。
【請求項1】XRDで測定したときに22.5°〜23.45°の範囲の最大ピークの半価幅δが、0.35以下であり、かつ L*a*b*色空間におけるa*値、及びb*値が、以下の関係を満足する、
酸化タングステン光触媒: a*≦−9.5 b*≧2.2a*+54。【請求項2】
 前記半価幅が、0.30以下である、請求項1に記載の光触媒。
【請求項3】タングステン化合物粉末を、酸素雰囲気中において電気炉で熱処理して酸化タングステン粉末を得ることを含み、かつ以下の(a)〜(c)の少なくともいずれかの条件を満足する、請求項1又は2に記載の酸化タングステン光触媒の製造方法:(a)前記熱処理を、650℃以上の温度で行うこと、(b)前記熱処理を、10時間以上行うこと、及び(c)得られた酸化タングステンを液状媒体で洗浄し、そして乾燥させることを更に含むこと。
【請求項4】請求項1又は2に記載の光触媒を電解質水溶液中に分散させて懸濁液を得ること、及び 前記懸濁液に光を照射することを含む、水分解方法。
 
特開2025-068001炭酸セリウム(III)製剤 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア
【課題】有機化合物の光分解を抑制すること。
【解決手段】炭酸セリウム(III)とUV保護剤とを含む組成物。
 「光触媒的に活性な顔料」は、有機化合物の光分解速度を加速する顔料を指す。光触媒的に活性な顔料は、適切な波長の光が照射された場合に、ある種の化学反応を触媒することができる。例えば、光及び/又は空気及び/又は水の存在下で、光触媒的に活性な顔料の表面は、有機物質の変換及び/又は分解を引き起こす極めて強力な酸化剤を合成することができる。かかる有機物質を、本開示では光分解しやすい有機化合物と呼ぶ。態様によっては、光触媒的に活性な顔料は、金属酸化物、金属硫化物、又はそれらの組み合わせである。態様によっては、光触媒的に活性な顔料は、金属酸化物である。態様によっては、光触媒的に活性な顔料は、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化タングステン、酸化バナジウム、酸化スズ、酸化ニッケル、酸化銅、酸化モリブデン、硫化タングステン、硫化カドミウム、セレン化カドミウム、硫化亜鉛、又はこれらの2つ以上の組み合わせである。態様によっては、光触媒的に活性な顔料は、二酸化チタンである。態様によっては、極めて強力な酸化剤はROSである。「同じ相」とは、異なる相の既存の表面、例えば、光触媒的に活性な顔料(例えば、TiO2)などの無機酸化物粒子の表面の存在下で、炭酸セリウム(III)が析出されることを指す。「同じ相」の態様によっては、炭酸セリウム(III)は、光触媒的に活性な顔料(例えば、TiO2)などの無機酸化物粒子表面を少なくとも部分的に被覆する。「同じ相」の態様によっては、炭酸セリウム(III)は、光触媒的に活性な顔料(例えば、TiO2)などの無機酸化物粒子表面にイオン的又は共有結合的に結合される。「分離相」とは、炭酸セリウムが、異なる相の既存の表面(例えば、無機酸化物粒子の表面又は光触媒的に活性な顔料)に近接して析出せず、むしろ、顔料又は光触媒粒子へのそれらの近接性に依存しない炭酸セリウム(III)の独自の相を形成するように析出し、その水への不溶性のおかげで、水性分散液中で、独自の別個の粒子のままであることを意味する。
 
特表2025-509485光触媒多成分繊維の製造方法及び光触媒多成分繊維 ピュアナット
【要約】本発明は、光触媒多成分繊維の製造方法(100)であって、以下の工程:少なくとも1種の熱可塑性ポリマーを含む支持混合物を提供する工程(110);活性混合物であって、少なくとも1種の有機ポリマー、活性混合物の重量に対して少なくとも10重量%の濃度の少なくとも1種の光触媒、及び酸化に耐性を持つ少なくとも1種のカップリング剤を含む活性混合物を提供する工程(120);支持混合物及び活性混合物から多成分繊維を紡糸する工程(130);光触媒多成分繊維を生成するために多成分繊維の表面の少なくとも1種の有機ポリマーを除去する工程(160)を含む、光触媒多成分繊維の製造方法(100)に関する。本発明はまた、多成分繊維、繊維製品及びフィルターに関する。
【請求項1】光触媒多成分繊維の製造方法(100)であって、以下の工程:
 支持混合物を提供する工程(110)であって、前記支持混合物が、少なくとも1種の熱可塑性ポリマー又は熱可塑性ポリマー前駆体を含む工程; 活性混合物を提供する工程(120)であって、前記活性混合物が、 少なくとも1種の有機ポリマー又は1種の有機ポリマー前駆体、
  活性混合物の重量に対して少なくとも10重量%の濃度の少なくとも1種の光触媒、酸化に耐性を持つ少なくとも1種のカップリング剤、好ましくはシラン、又は酸化に耐性を持つカップリング剤前駆体を含む工程;前記支持混合物及び前記活性混合物から多成分繊維を紡糸する工程(130);
 光触媒多成分繊維を生成するために前記多成分繊維の表面の前記少なくとも1種の有機ポリマーを除去する工程(160)を含む、光触媒多成分繊維の製造方法(100)。光触媒は、本発明の意義の範囲内で、遷移金属、卑金属、半金属及びそれらの酸化物、好ましくは光触媒特定を有するものから選択することができる。例えば、光触媒は、AgBr、AgCl、Ag3PO4、Ag2S、AgI、Bi2O3、Bi2S3、C3N4、CdS、CdSe、CdO、Ce2O3、Ce2S3CoO、CuO、Cu2O、Cu2S、CulnS2、FeTiO3、Fe2O3、GaAs、GaP、ln2S3、MoS2Nn2O3、NiO、PbO、PdO、RuO2、SnO2、SnS、TiO2、V2O5、WS2WO3、ZnO、ZnS、ZrS2、ZnSe、ZrO2及びそれらの混合物から選択することができる。光触媒は、任意に、ドープされている及び/又はグラフトされている場合がある。例えば、光触媒は、疎水化処理によって前処理することができる。好ましくは、光触媒はTiO2である。光触媒は、結晶形態である場合がある。TiO2の特定の場合では、前述の光触媒は、アナターゼ、又はアナターゼとルチルの混合物、又はアナターゼとルチルとブルッカイトの混合物の形態であり得る。光触媒は、平均直径が2nm〜100nm、好ましくは5nm〜75nm、より好ましくは10nm〜50nmのナノ粒子の形態である場合がある。光触媒は、粉末形態又は溶液中の前駆体の形態である場合がある。一実施形態によれば、光触媒は、活性混合物が溶融状態にあるときに活性混合物に組み込まれる。これは、凝集体の形成を制限し、最小限に抑える。活性混合物は、少なくとも1種のカップリング剤又はカップリング剤前駆体を含む。好ましくは、本発明によるカップリング剤は酸化に耐性がある。カップリング剤は、少なくとも1種の光触媒、好ましくはTiO2との化学結合を生成できる化学官能基を含んでもよい。カップリング剤は、網状構造を形成するためのカップリング剤の重合反応を可能する化学官能基を含んでもよい。カップリング剤は、支持混合物の熱可塑性ポリマーとの化学結合を生成できる化学官能基を含んでもよい。
 
特表2025-510789複合酸化物、複合酸化物の調製方法、水素化触媒およびその使用 中国石油化工股▲ふん▼有限公司   中石化(北京)化工研究院有限公司
【要約】本発明は複合酸化物に関し、当該複合酸化物は60〜95重量%の酸化アルミニウムおよび5〜40重量%の二酸化チタンを含む。BET法によって決定された複合酸化物の比表面積はXm2/gとして表され、窒素吸着等温曲線法で決定された複合酸化物の平均細孔径はYnmとして表され、Yに対するXの比率は5〜30であり;X線回折法によって決定された、複合酸化物中のアナターゼ結晶相中の二酸化チタンは、二酸化チタン全体の95重量%〜100重量%を占め、Xは50〜200の範囲、好ましくは60〜180の範囲、より好ましくは80〜150の範囲であり、および、Yは5〜25nmの範囲である。本発明はさらに、上記複合酸化物を含む水素化触媒を提供し、当該触媒は、ビニルアセチレン転化率が非常に高く、さらに、1,3−ブタジエン選択性が高い。
   光触媒分野の研究によると、TiO2に基づく触媒材料の構造および形状は、材料の光吸収効率に大きく影響する。珊瑚礁は優れた光吸収および反射構造を持ち、海底の多くの動植物に3次元(3D)環境を提供し、小さな粒子を吸収することができるため、既知の海洋生物の約4分の1の生活を支えている。珊瑚状の3D層構造は他の構造よりも、比表面積がより大きく、その結果活性部位がより多く、光捕集能力がより強く、光触媒性能がより優れている。珊瑚礁と同様の形態を有する特定の触媒材料を使用することによって、TiO2担持触媒の性能を向上させることができる。      
 
特表2025-511874光活性抗体コンジュゲート  シンセル (タイワン) インク.     ジョン‐チ リャオ
【要約】光反応性プローブ及び主サブジェクトプローブを含むキット、並びに該キットを使用する方法。光反応性プローブ(例えば、抗体にコンジュゲートされたルテニウム錯体)を、光学放射によって選択された関心領域内で活性化させることができ、該活性化された光反応性プローブは、該主サブジェクトプローブ(例えば、デスチオビオチンタグに接続されたフェノール)が、該選択された関心領域内で試料中の分子と共有結合を形成するのを可能とする。該キット及び方法は、(例えば、細胞内局在において又は質量分析を介したバイオマーカーの同定のために)生体試料中の生体分子を分析するのに有用であり得る。 
【請求項24】前記光反応性部位が、リボフラビン、ルミフラビン、別のフラビン誘導体、フルオレセイン又はその誘導体、メチレンブルー又はその誘導体、ミニSOG光増感タンパク質、Killer Red光増感タンパク質、別の光増感タンパク質、プテリン又はその誘導体、ルテニウムベースの光触媒、及びローズベンガル又はその誘導体のうちの少なくとも1つである、請求項22記載の光反応性キット。
  光反応性プローブ205としての光触媒ルテニウム錯体-抗体コンジュゲートの実施において、ビス(2,2′-ビピリジン)-4′-メチル-4-カルボキシビピリジン-ルテニウムを、NHS-アミド結合を介して二次抗体に特異的にコンジュゲートさせることができ、二次抗体は、関心領域(ROI)の一次抗体に選択的にハイブリッド形成することができる(例えば、図2E〜図2Eを参照されたい)。[Ru(bpy)3]2+は、それぞれ約425nm及び780nmでの単一光子又は二光子照射のいずれかによって励起されることができる光触媒である。結果として生じる酸化された[Ru(bpy)3]3+は、サブジェクトプローブとしてのビオチン-フェノール(例えば、図2Bを参照されたい)のフェノール性ヒドロキシル基から電子を奪うことができ、近接するチロシン残基にフェノキシルラジカル及びプロトンを生じさせることができる。オミクス研究のための、例えば、プロテオミクスプロファイリングのためのより高い標識化密度を達成するために、HRP増幅を利用して、さらに、チラミドラジカルを近くにあるタンパク質の近くのチロシン残基に共有結合的に結合させ、ストレプトアビジン濃縮及びオンビーズ消化をそれに続けることができる。最後に、細胞内/局在化プロテオミクスプロファイルを、例えば、顕微鏡スライドから検体を除去した後などに検体に対して定量的プロテオミクス解析を行うことによって得ることができる。実施は、空間的及び局在化プロテオミクス解析のための選択的及び光触媒プローブとしての抗体ベースのルテニウム錯体([Ru(bpy)3]2+)- 抗体コンジュゲート形成、従来法では分画や単離することができない細胞小器官の新規タンパク質の同定、及び単一又は二光子照射によるサイズにより及び形態学的に区別可能な標識化を特徴とする。
 
Bー3水素・酸素・炭酸ガス
特許7385974液状炭化水素の合成方法及び合成装置 株式会社アイティー技研
【課題】酸素及び二酸化炭素が溶解している水に対する光触媒を介して液状炭化水素を極めて効率的に生成する方法及び装置を提供すること。
【解決手段】二酸化炭素及び酸素が溶解しており、かつ液状炭化水素HCと混合状態にある水を収容している反応槽1内にて光触媒を介して、二酸化炭素及び水Wを一酸化炭素及び水素に還元し、更に当該光触媒を介した当該一酸化炭素と当該水素との化学反応によって当該液状炭化水素HCを更に合成するという方法及び装置であって、当該水Wよりも上側領域にて生成されている液状炭化水素HCの層における上側界面に対し、調整自在の濃度による二酸化炭素を含有する空気Aと接触させることによって、前記課題を達成することを特徴とする液状炭化水素HCの合成方法及び合成装置。
【請求項1】二酸化炭素及び酸素が溶解しており、かつ液状炭化水素と混合状態にある水を収容している反応槽内にて光触媒を介して、二酸化炭素及び水を一酸化炭素及び水素に還元し、更に当該光触媒を介した当該一酸化炭素と当該水素との化学反応によって当該液状炭化水素を更に合成する方法であって、当該水よりも上側領域にて生成されている液状炭化水素の層における上側界面に対し、調整自在の濃度による二酸化炭素を含有する空気と接触させることを特徴とする液状炭化水素の合成方法。
 
特許7630584収納袋  フジモリプラケミカル株式会社 株式会社カナオカプラケミカル
【課題】ガスバリア性が高く、内容物の保存性が良好である上、内部の酸素の吸収機能に優れているとともに、内容物に不快な臭気成分が移ってしまう事態を生じさせない実用的な収納袋を提供する。
【解決手段】スタンディングパウチを構成する積層フィルムFは、熱接着性樹脂層(最内層)7と接着樹脂層6と酸素吸収樹脂層5とを積層してなる積層フィルム(延伸フィルム)の上に(外側に)、エステル樹脂系の接着剤4によってガスバリア層3が積層されており、そのガスバリア層3の上に(外側に)、エステル樹脂系の接着剤2によって基材層1が積層されている。
  一方、樹脂以外の酸素吸収剤としては、二酸化チタン、酸化タングステン、酸化亜鉛、酸化セリウム、チタン酸ストロンチウム、ニオブ酸カリウム等の光触媒としての機能を有するものを好適に用いることができる。さらに、それらの中でも、二酸化チタンは、食品添加物として認証されており、かつ、安価であるため好ましく、アナターゼ型の(あるいは、アナターゼ型の比率が高い)二酸化チタンであると、高い酸素吸収性を発現させることが可能となるので好ましい。
 
特開2025-061887二酸化炭素固定化システム及び二酸化炭素固定化方法  日本電信電話株式会社 リージョナルフィッシュ株式会社
【課題】二酸化炭素の長期間に亘る固定化を可能とする技術を提供する。
【解決手段】二酸化炭素固定化システム1Aは、藻類及び魚介類を陸上で養殖する二酸化炭素固定化装置10と、前記二酸化炭素固定化装置10へ二酸化炭素を含む海水を供給する供給装置11と、前記二酸化炭素固定化装置10から、二酸化炭素を吸収した前記藻類及び前記魚介類の少なくとも一部を回収する回収装置12と、前記二酸化炭素固定化装置10から、二酸化炭素が減少した海水を海洋へ排出する排水装置13とを備えている。
  海洋は、大気中の二酸化炭素を吸収する。海洋の表層水は、大気と接しているため、深層水などと比較して、より多くの二酸化炭素を含んでいる。従って、供給装置11が二酸化炭素固定化装置10へ供給する海水は、海洋の表層水であることが好ましい。     
 
特開2025-064132化合物、それを含んでなる光触媒、及び水素の製造方法 学校法人神奈川大学
【課題】有機化合物としての効率的な光吸収と金属元素による酸化還元能とを併せ持つ、光触媒として有用な新しい化合物を提供すること。
【解決手段】下記一般式(1)で表す化合物を用いる。(各Rは独立に置換/非置換のC5〜30のアリール等;各R1は独立にC1〜30のアルキル等;各Xは独立に一般式(2a)又は(2b);pは1〜10、各m、nは独立に0〜2。式(2a)中、MはPt、Pd又はNiであり、式(2b)中、MはNi又はCoであり、Lは−OH2、−NH3又はハロゲン原子である。)
【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物を含んでなる光触媒。
【請求項5】請求項4記載の光触媒の存在下、紫外又は可視光を用いた光反応により水からの水素生成を行うことを特徴とする水素の製造方法。
 
特表2025-510461太陽光水素生成のための機能的PV駆動促進型水電解装置システムおよびそのプロセス  カウンシル・オブ・サイエンティフィック・アンド・インダストリアル・リサーチ・アン・インディアン・レジスタード・ボディ・インコーポレイテッド・アンダー・ザ・レジストレーション・オブ・ソサエティーズ・アクト・(アクト・21・オブ・1860)
【要約】本開示は、機能的PVパネルと促進型水電解装置の2つの構成要素を有する、太陽光水素生成のための機能的(光起電力)PV駆動促進型水電解装置システムを提供する。本発明は、機能的PV駆動促進型水電解装置(F−PV−WE)システムを提供する。本発明は、エネルギーと環境フットプリントとを削減しながら、水素と、酸素と、次亜塩素酸塩とを含む多製品生成のために、促進型水電解を有する統合機能的PVを使用するプロセスを提供する。
  本発明は、電気効率の向上のためのBBC(広帯域吸収光起電力セル)の使用と、水素ガスを送達するための、ハイブリッドで、モジュール式で、ポータブルで、変革的な、広帯域吸収光起電力セル(BBC)ベースの光触媒水電解装置の使用とを開示する。水を分解するための、照明、光触媒、およびプラズモニクスと、塩化ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、HPA/HPB、硫化ナトリウムなどのドナーの使用とを含む、革新による水電解プロセスの強化が、本明細書で開示される。ペルチェデバイスとナノ流体とを介して熱を収穫することによってエネルギー要件と機能的PVパネルの使用とを削減する水電解装置と結合するための酸化還元シャトルの生成も提供される。
 
特表2025-510518 エネルギーナノコンポジットの制御可能な合成のためのシステムおよび方法 オカブ ディートリヒ インダクション インコーポレイテッド
【解決手段】準安定な分子間複合体、特にエネルギーナノ複合体を合成するためのシステムおよび方法が提供される。この方法は、還元性燃料を第1水溶液中に分散させることおよび還元性燃料溶液を金属酸化物および塩基を含む第2水溶液と組み合わせて還元性燃料−金属酸化物/塩基溶液を生成することを含む。還元性燃料−金属酸化物/塩基溶液を混合し、混合物から固体材料を濾過して回収する。固体材料を加熱して還元性燃料−金属酸化物エネルギーナノコンポジットを得る。塩基と金属酸化物の比率を変え、コア−シェルまたはよく混合されたナノコンポジットを含む様々な構造を達成できる。還元性燃料はアルミニウムナノ粒子、金属酸化物は酸化銅、塩基はアンモニアであってよい。この方法はエネルギーナノコンポジットの大量生産に使用でき、エネルギーナノコンポジットの構造を変化させてエネルギーナノコンポジットのエネルギー性能を調整できる。
  いくつかの例において、エネルギーコア−シェル粒子は、CO、H2、C3OH、C2、またはCHなどの生成物、またはCO2変換プロセスから得られる他の所望の生成物を生成するための二酸化炭素の変換のための熱触媒、光触媒、および電気触媒プロセスなどの二酸化炭素(たとえば大気中の二酸化炭素)の触媒変換のための供給源として使用され得る。いくつかの例では、エネルギーコア−シェル粒子をメタンの触媒変換のための供給源として使用できる。他の例では、エネルギーコア−シェル粒子は、他の温室効果ガスの触媒変換のための供給源として使用できる。
 
Bー4防汚・洗浄
特許7488948発電装置 松岡 昭一   嶋本 妙子
【課題】回転体にかかる応力・負荷を複数の軸受に分散し、強風が吹く劣悪な環境下でも損傷することがなく、更に高い発電効率を得ることが継続的に可能な発電装置を提供する。
【解決手段】略水平方向に延伸するシャフト2aと、シャフト2aの円周方向に所定の間隔で配置された複数の羽部材2bと、シャフト2aを回転可能に支持する少なくとも二つの第1支持部材(第1回転体支持部2p)と、発電機2eと、を備え、羽部材2bは、少なくとも二つの第1支持部材(第1回転体支持部2p)の間に設けられ、風力に基づき前記発電機2eで発電する。
  このように、本実施形態の発電装置1は、水源13(図2参照)に接続され、水(水流WS)を吐出する吐出部10aを備え、吐出部10aを、羽部材2bと対向して設けている。吐出部10aは放水部10から射出口に向けて開口がテーパー状に絞り込まれており、水流WSの吐出速度が高速化される。発電装置1は風力のみならず水流WSを用いて発電する。また水流WSによって、羽部材2bに付着した汚れを除去することも可能となる。特に羽部材2bに光触媒塗装を施した場合、クリーニング効果は顕著なものとなる。
 
特許7663979防虫間仕切りシート 平岡織染株式会社
【課題】透視性(シートの向こう側の視認性)に優れ、防虫効果を有する間仕切りシートで、従来配合よりも防虫効果が安定持続する間仕切りシートの提供。
【解決手段】格子状ネットの表面及び裏面に軟質塩化ビニル樹脂被覆層が設けられてなる透視性、かつ可撓性の積層体による間仕切りシートであって、軟質塩化ビニル樹脂被覆層が、ピレスロイド化合物、及びセルロースナノファイバーを含有し、個々の含有量が軟質塩化ビニル樹脂被覆層の質量に対して、1〜5質量%(ピレスロイド化合物)、0.2〜2質量%(セルロースナノファイバー)とする。特にピレスロイド化合物を2種併用し、両者の分子量差を40〜160とし、セルロースナノファイバーが(分子量の小さい側の)ピレスロイド化合物を担持するものとする。
  本発明の防虫間仕切りシートを構成する表裏の軟質塩化ビニル樹脂被覆層は、軟質塩化ビニル樹脂組成物コンパウンドをカレンダー成型、またはTダイス押し出し成型により、厚さ0.12mm〜0.6mmのフィルム(シート)化したものを使用する。また格子状ネットに対する表裏の軟質塩化ビニル樹脂被覆層の積層は、熱ロール/ゴムロールの連続圧着ユニットを1〜2と、冷却ロールユニット、及び巻取ユニットを有するラミネーターを用い、ラミネーターの1回通しまたは2回通しの工程により熱溶融圧着する方法が挙げられる。本発明の防虫間仕切りシートの表側の軟質塩化ビニル樹脂被覆層上に防汚塗膜層を形成させてもよい。防汚層を形成することで、ピレスロイド化合物の徐放は防虫間仕切りシートの裏面側のみとなり、殺虫効果、ノックダウン効果の発現は裏面側主体となるが、着色とケト/エノール型互変異性体の併用による飛翔性昆虫などの飛来誘引の阻止効果には影響しない。防汚層は、例えば、アクリル系樹脂、フッ素系共重合樹脂、アクリル−シリコーン共重合樹脂、アクリルーフッ素共重合樹脂、アクリル−ウレタン共重合樹脂、アクリル系樹脂とフッ素系共重合樹脂とのブレンド、による塗料のグラビアコートで塗布・乾燥する方法、あるいはフッ素含有樹脂フィルム、またはフッ素含有樹脂/アクリル系樹脂層などの複層フィルムを接着剤もしくは熱溶融により積層する方法で設けることができる。さらに、これらの防汚層上には光触媒性無機材料(例えば光触媒性酸化チタン・光触媒性酸化タングステンなど)を含む光触媒層を設けることもできる。
 
特開2025-053956機能性和紙シートおよびその製造方法  有限会社バースケア 群馬県
【課題】可視光や弱い紫外線であっても、光触媒活性を有して活性酸素を生成し、自己洗浄作用を有すると共に、光が当たらない場所では漆喰の効果で抗菌あるいは抗ウイルス効果を維持し、さらに和紙を利用することで大きな表面積を確保し消臭効果を持たせ、交換時期をブラックライトによる照射により判定できる和紙シートを提供する。
【解決手段】本発明は、酸化チタン、漆喰、蛍光増白剤を分散した水溶液で和紙を加工し、絞り、乾燥させて形成したことを特徴とする。
  酸化チタンとしては、水に分散しているアナターゼ型酸化チタンが含まれている水溶液であればどれを利用してもよい。例えば、伏見(株)の光触媒処理液チターナル(登録商標)水溶液、富士チタン工業株式会社のTA100、TA200、TA300、TA301、TA500の各アナターゼ型酸化チタン水溶液など水溶液に分散していれば利用できる。ルチル型とアナターゼ型光触媒、例えば、和興フィルタテクノロジー(株)ダブルケアコート(登録商標)を用いてもよい。この場合には、前処理として、ルチル型酸化チタン溶液であらかじめ生地を加工する。    
 
特開2025-056692発電装置 松岡 昭一  嶋本 妙子
【課題】風力に基づくエネルギーと水力に基づくエネルギーとでは特性の違いを十分に発揮させて、トータルの発電量を高めることが可能な発電装置を提供する。
【解決手段】
 円周方向に所定の間隔で複数の羽部材2bが配置されたシャフト2aと、シャフト2aを回転可能に支持する第1支持部材(第1回転体支持部2p)と、水源13に接続され、羽部材2bに向けて水を放出する吐出部10aと、羽部材2bが受けた風力並びに水力に基づき発電を行う発電機2eと、シャフト2aと発電機2eとの間に介在して、シャフト2aの回転を増速して発電機2eに伝達する増速機と、を備え、増速機の増速比を、風力に基づいて発電する風力発電モードと水力に基づいて発電する水力発電モードとで切り替える。     
【請求項10】前記羽部材に黒色塗装あるいは光触媒塗装を施し、前記吐出部から放出された水によって、前記羽部材に付着した汚れを除去することを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
  羽部材2bは、表面に塗装(コーティング)を行ってもよい。塗装においては、例えば黒色塗料を用いてもよい。表面を黒色塗装することで日照によって表面温度が上昇し、表面に付着した有機物等の分解が促進される。また羽部材2bに光触媒塗装を施してもよい。光触媒塗料に含まれる酸化チタンは、紫外線が照射されると親水性を発揮して羽部材2bの表面に水の薄膜を生成するとともに、更に触媒として作用して活性酸素を生成する。活性酸素は有機物を分解することから、分解された有機物は親水性をもつ羽部材2bの表面を雨(あるいは、吐出部10a(図3参照)から放出される水流WS(後述する))の勢いで流される。このように、光触媒塗料はセルフクリーニング機能を有しており、羽部材2bに有機物等が付着するのを防止し、回転体2cを常に円滑に回転させるのに寄与しうる。もちろん、シャフト2aについても同様に塗装を施してよい。
 
特開2025-059477レンジフード パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】排気ダクトを目立たせることなく演出性を付与し得るレンジフードを提供する。
【解決手段】レンジフード1は、フード部13の上方側に設けられる排気ダクト11を覆うダクトカバー12と、該ダクトカバーを覆うように設置される演出付与カバー20と、を備えている。
  第2カバー部23及び第3カバー部24の第1カバー部22側とは異なる側の端部の端面が第4カバー部27のキッチン奥行方向両端部の裏面(ダクトカバー12側に向く面)に突き合わせられるように当接または近接される(図4(a)参照)。つまり、第4カバー部27と第2カバー部23及び第3カバー部24とは、第4カバー部27勝状に突き合わせられる。つまりは、カバー本体21が設置された状態で、第4カバー部27のキッチン奥行方向両側の側端面は、カバー本体21の室内側において露出する面となる。また、各カバー部22,23,24,27の厚さ方向でダクトカバー12とは異なる側に向く各表面がカバー本体21の室内側において露出する面となる。これら表面及び側端面に、易清掃性処理が施されていてもよい。このような易清掃性処理としては、これら表面及び側端面の清掃が容易となるような処理であればよく、例えば、撥水性処理や親水性処理でもよく、光触媒コーティング等でもよい。また、易清掃性処理としては、コーティングや塗装処理に限られず、表面改質等による処理により施されていてもよい。
 
特開2025-059478カバー及びこれを備えたレンジフード パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】清掃性を向上し得るカバー及びこれを備えたレンジフードを提供する。
【解決手段】排気ダクト11を覆うダクトカバー12と、このダクトカバーの下端側から少なくとも一方側に延出する延出部14を有したフード部13と、を備えたレンジフード1のカバー20であって、上端部が天井2に沿うように、かつ下端部が前記フード部の延出部の外周端部15に沿うように設置され、前記ダクトカバーを覆うカバー本体21を備えている。
  第2カバー部23及び第3カバー部24の第1カバー部22側とは異なる側の端部の端面が第4カバー部27のキッチン奥行方向両端部の裏面(ダクトカバー12側に向く面)に突き合わせられるように当接または近接される(図4(a)参照)。つまり、第4カバー部27と第2カバー部23及び第3カバー部24とは、第4カバー部27勝状に突き合わせられる。つまりは、カバー本体21が設置された状態で、第4カバー部27のキッチン奥行方向両側の側端面27b,27bは、カバー本体21の室内側において露出する面を構成する。また、各カバー部22,23,24,27の厚さ方向でダクトカバー12とは異なる側に向く各表面22a,23a,24a,27aがカバー本体21の室内側において露出する面を構成する。これら表面22a,23a,24a,27a及び側端面27b,27bに、易清掃性処理が施されている。このような易清掃性処理としては、これら表面22a,23a,24a,27a及び側端面27b,27bの清掃が容易となるような処理であればよく、例えば、撥水性処理や親水性処理でもよく、光触媒コーティング等でもよい。また、易清掃性処理としては、コーティングや塗装処理に限られず、表面改質等による処理により施されていてもよい。
 
特開2025-061847発光装置 株式会社半導体エネルギー研究所
【課題】信頼性の高い発光装置を提供する。外部から物理的な力が与えられた際に、素子が破壊されることを抑制する。または、FPCを圧着する工程において、フレキシブル基板に接する樹脂や配線が熱によるダメージを受けることを抑制する。
【解決手段】有機EL素子を含むフレキシブルな発光装置における、変形に対して応力歪みが発生しない中立面が、トランジスタ及び有機EL素子の双方の近傍に位置する構成とする。または、発光装置の最表面の硬さが硬い構成とする。または、FPCと接続する端子部と重なる基板に熱膨張率が10ppm/K以下の基板を用いる。
  また、上記いずれかの発光装置において、第2の保護層の表面に接して、光触媒作用を示す材料を含む第5の保護層を備えることが好ましい。光触媒作用を示す材料の強い酸化作用により、発光装置の表面が有機物で汚れてしまうことを抑制することができる。また、このような材料は超親水作用を示し、油性の汚れの定着を防止することができ、流水などで容易に汚れを洗い流すことができる。したがって、発光装置の表面に付着又は定着した有機物の汚れを拭き取るなど、機械的な圧力が与えられる頻度を低減でき、発光装置表面にキズが入ってしまう、又は発光素子が破壊してしまうことなどの不具合を抑制できる。
 
 <発光装置の構成例6>ここで、第2の保護層412や第4の保護層414の最表面に、光触媒作用を発現する第5の保護層を設ける構成としてもよい。特に、光取り出し側に当該第5の保護層を設けることが好ましい。図9に示す発光装置460は、第2の保護層412の素子層420と対向しない表面に接して、第5の保護層415が設けられている点で、図7で例示した発光装置400と相違している。第5の保護層415は、光触媒作用を発現する材料を含む。当該材料としては、例えば酸化チタン、酸化亜鉛などの金属酸化物が挙げられる。
 
特開2025-062168ポリカーボネート樹脂組成物およびそれよりなる成形品 帝人株式会社
【課題】熱安定性および耐湿熱性に優れ、かつそれよりなる成形品が制振性を有し、さらに制振性の長期特性に優れるポリカーボネート樹脂組成物を提供する。
【解決手段】(A)ポリカーボネート樹脂(A成分)100重量部に対して、(B)制振性エラストマー(B成分)を5〜50重量部、(C)トリメチルホスフェイトを除くホスフェイト化合物(C−1成分)およびホスホン酸エステル(C−2成分)からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物(C成分)を0.001〜1重量部含む樹脂組成物であって、B成分が、芳香族ビニル化合物の重合体から誘導されるブロックおよびイソプレンまたはイソブチレンを単量体の一部に有する重合体から誘導されるブロックを含有し、かつガラス転移温度が−30℃〜10℃の範囲にあるブロック共重合体であることを特徴とする樹脂組成物。
  (vi)その他の添加剤 その他、本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、成形品に種々の機能の付与や特性改善のために、それ自体知られた添加物を少割合配合することができる。これら添加物は本発明の目的を損なわない限り、通常の配合量である。かかる添加剤としては、摺動剤(例えばPTFE粒子)、帯電防止剤、結晶核剤、無機および有機の抗菌剤、光触媒系防汚剤(例えば微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛)、ラジカル発生剤、赤外線吸収剤(熱線吸収剤)、およびフォトクロミック剤などが挙げられる。
 
特開2025-064441防虫間仕切りシート 平岡織染株式会社
【課題】透視性(シートの向こう側の視認性)に優れ、防虫効果を有する間仕切りシートで、従来配合よりも防虫効果が安定持続する間仕切りシートの提供。
【解決手段】格子状ネットの表面及び裏面に軟質塩化ビニル樹脂被覆層が設けられてなる透視性、かつ可撓性の積層体による間仕切りシートであって、軟質塩化ビニル樹脂被覆層が、ピレスロイド化合物を軟質塩化ビニル樹脂被覆層の質量に対して1〜5質量%含有し、ピレスロイド化合物が2種併用で、両者の分子量差が40〜160、かつ分子量の小さい側のピレスロイド化合物と、分子量の大きい側のピレスロイド化合物の質量比が1:3〜3:1で、さらに軟質塩化ビニル樹脂被覆層がセルロースナノファイバーを軟質塩化ビニル樹脂被覆層の質量に対して0.2〜2質量%含有するものとする。
 本発明の防虫間仕切りシートを構成する表裏の軟質塩化ビニル樹脂被覆層は、軟質塩化ビニル樹脂組成物コンパウンドをカレンダー成型、またはTダイス押し出し成型により、厚さ0.12mm〜0.6mmのフィルム(シート)化したものを使用する。また格子状ネットに対する表裏の軟質塩化ビニル樹脂被覆層の積層は、熱ロール/ゴムロールの連続圧着ユニットを1〜2と、冷却ロールユニット、及び巻取ユニットを有するラミネーターを用い、ラミネーターの1回通しまたは2回通しの工程により熱溶融圧着する方法が挙げられる。本発明の防虫間仕切りシートの表側の軟質塩化ビニル樹脂被覆層上に防汚塗膜層を形成させてもよい。防汚層を形成することで、ピレスロイド化合物の徐放は防虫間仕切りシートの裏面側のみとなり、殺虫効果、ノックダウン効果の発現は裏面側主体となるが、着色とケト/エノール型互変異性体の併用による飛翔性昆虫などの飛来誘引の阻止効果には影響しない。防汚層は、例えば、アクリル系樹脂、フッ素系共重合樹脂、アクリル−シリコーン共重合樹脂、アクリルーフッ素共重合樹脂、アクリル−ウレタン共重合樹脂、アクリル系樹脂とフッ素系共重合樹脂とのブレンド、による塗料のグラビアコートで塗布・乾燥する方法、あるいはフッ素含有樹脂フィルム、またはフッ素含有樹脂/アクリル系樹脂層などの複層フィルムを接着剤もしくは熱溶融により積層する方法で設けることができる。さらに、これらの防汚層上には光触媒性無機材料(例えば光触媒性酸化チタン・光触媒性酸化タングステンなど)を含む光触媒層を設けることもできる。
 
特開2025-065090履物処理システム センサー エレクトロニック テクノロジー インコーポレイテッド
【課題】履物の消臭のための解決手段を提供する。
【解決手段】履物処理システムは、一対の細長い支持体を含むことができ、そのそれぞれは、履物に挿入されて保持されるように構成された円筒状の履物伸張領域を含むことができる。このシステムは、対応する細長い支持体を用いて履物の内部に向けて紫外線を照射することができる。このシステムはまた、対応する細長い支持体を用いて履物の内部で空気を循環させ、循環空気を濾過することができる。処理の結果、臭気に関連する1つ以上の微生物及び/又は化合物を許容可能なレベルまで低減することができる。
【請求項7】前記履物支持構造体の少なくとも1つの表面を被覆する光触媒をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
  実施形態として、履物支持構造体12の内面及び/又は外面は、履物の処理を補助するように構成することができる。例えば、支持構造体12の実施形態は、二酸化チタンなどの光触媒34で被覆された1つ又は複数の表面を含むことができる。紫外線が照射されると、光触媒は周囲環境の浄化を助けることができる。この範囲において、実施形態は、本明細書に記載の履物支持構造体12の履物伸張領域12Cの上にコーティングされた光触媒32を含むことができる。
 
特開2025-065611熱可塑性樹脂組成物およびそれからなる成形品 帝人株式会社
【課題】過酷な加工条件下であっても、離型性に優れ、強度低下が少なくかつリサイクル性にも優れた熱可塑性樹脂組成物およびそれからなる成形品を提供する
【解決手段】(A)熱可塑性樹脂(A成分)100重量部に対し、(B)1−ドコサノールおよび1−オクタコサノールよりなる群より選ばれる少なくとも1種のアルコールから誘導される構成単位を含有する脂肪酸ポリエステル樹脂(B成分)を0.01〜1重量部、(C)酸価が0.01〜0.30mgKOH/gであるホスホン酸エステル(C−1成分)、酸価が10〜200mgKOH/gである酸性リン酸エステル(C−2成分)およびトリアルキルホスフェート(C−3成分)よりなる群より選ばれる少なくとも1種のリン酸エステル(C成分)を0.001〜1重量部含有する熱可塑性樹脂組成物。
  (XII)その他の添加剤 本発明の熱可塑性樹脂組成物には、その他の流動改質剤、抗菌剤、流動パラフィンの如き分散剤、光触媒系防汚剤およびフォトクロミック剤などを配合することができる。
 
特開2025-066029カメラユニット及びそれを含む溶接情報提供装置 オトス ウィング カンパニー,リミテッド
【課題】溶接作業に関する鮮明な映像を取得して提供することによって、作業者が溶接過程を正確に認知できるようにする、カメラユニット及びそれを含む溶接情報提供装置を提供する。
【解決手段】カメラユニットは、撮影条件に応じて溶接作業領域から溶接映像フレームを取得するカメラモジュールと、溶接作業領域内の光の強度を検知する照度センサと、照度センサにより検知された光の強度に基づいて、カメラモジュールの動作モードを第1モード及び第2モードのうちのいずれか1つのモードに決定し、カメラモジュールの撮影条件を決定されたモードに対応して予め設定された撮影設定値に変更する制御部とを含む。
  具体的には、保護ガラス113−1の前面に形成されるコーティング層は、溶接作業周囲の有機物質の吸着を防止するために、自浄能力のある二酸化チタン(TiO2)などの親水性光触媒物質で形成されてもよい。
 
特開2025-067298ポリカーボネート樹脂組成物およびそれからなる成形品 帝人株式会社
【課題】流動性、耐熱性および熱安定性に優れたポリカーボネート樹脂組成物を提供する。
【解決手段】(A)ポリカーボネート系樹脂(A成分)20〜90重量部および(B)アクリル系ゴムにスチレンおよびアクリロニトリルをグラフト重合したグラフト共重合体または該グラフト共重合体およびアクリロニトリル・スチレン樹脂の混合物(B成分)80〜10重量部からなる樹脂成分100重量部に対し、(C)アルキルアシッドホスフェート金属塩(C成分)0.001〜1重量部並びに(D)カーボンブラック(D成分)0.01〜3重量部を含有するポリカーボネート樹脂組成物であって、D成分がスチレン系樹脂とのマスターバッチとして添加されることを特徴とするポリカーボネート樹脂組成物。
   (ix)その他の添加剤 その他、本発明の樹脂組成物には、成形品に種々の機能の付与や特性改善のために、それ自体知られた添加物を少割合配合することができる。これら添加物は本発明の目的を損なわない限り、通常の配合量である。かかる添加剤としては、摺動剤(例えばPTFE粒子)、光拡散剤(例えばアクリル架橋粒子、シリコン架橋粒子、極薄ガラスフレーク、炭酸カルシウム粒子)、蛍光染料、無機系蛍光体(例えばアルミン酸塩を母結晶とする蛍光体)、帯電防止剤、結晶核剤、無機および有機の抗菌剤、光触媒系防汚剤(例えば微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛)、ラジカル発生剤、赤外線吸収剤(熱線吸収剤)、およびフォトクロミック剤などが挙げられる。
 
特表2025-512396インジウム化合物、それを含むインジウム含有薄膜蒸着用組成物、およびインジウム含有薄膜の製造方法 ディーエヌエフ シーオー., エルティーディー.
【要約】本発明は、新規なインジウム化合物、その製造方法、それを含むインジウム含有薄膜蒸着用組成物、およびそれを採用するインジウム含有薄膜の製造方法を提供し、それを用いる場合、向上かつ安定した蒸着速度で均一な成分を含有する高品質のインジウム含有薄膜を製造することができる。
  薄膜は、半導体装置の製造やナノテクノロジーのような重要なアプリケーションに多様に用いられている。このようなアプリケーションは、例えば、導電性膜、高屈折率光学コーティング、防食コーティング、光触媒自己洗浄ガラスコーティング、生体適合性コーティング、電界効果トランジスタ(FET)内のゲート誘電体絶縁膜、誘電体キャパシタ層、キャパシタ電極、ゲート電極、接着体拡散バリア、および集積回路などを含む。また、薄膜は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)アプリケーション用のhigh−k誘電体酸化物、赤外線検出器、および不揮発性強誘電体ランダムアクセスメモリ(non−volatile ferroelectric random access memories、NV−FeFAMs)に用いられる強誘電性ペロブスカイトのようなマイクロエレクトロニクスアプリケーション分野にも用いられている。マイクロエレクトロニクス部品の小型化が進むにつれ、このような誘電体薄膜を用いる必要性が高まっている。
 
Bー5空気浄化
特開2025-047165空気浄化装置 日機装株式会社
【課題】圧力損失を抑制しながらダクトの内部を流れる空気を浄化する。
【解決手段】空気浄化装置10は、空気が流れるダクト90の内部に配置され、ダクト90が延びる所定方向にジグザグ状または波状に延びるフィルタ20と、ダクト90の内壁面94とフィルタ20との間において所定方向に延びる直線状に流路空間が存在するように、フィルタ20を支持する支持構造30と、を備える。
 【請求項7】前記ダクトの内部に配置され、前記所定方向に延びる光触媒フィルタと、前記光触媒フィルタに向けて励起光を照射する光源と、をさらに備え、前記支持構造は、前記フィルタと前記光触媒フィルタとの間において前記所定方向に直線状に延びる流路空間が存在するように、前記光触媒フィルタを支持する、請求項1から3のいずれか一項に記載の空気浄化装置。
【請求項8】前記支持構造は、前記フィルタと前記光触媒フィルタとの間において前記光源が位置するように、前記光源を支持する、請求項7に記載の空気浄化装置。
 
特開2025-047288光触媒モジュール及び空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】光触媒モジュールを用いた空気処理における処理性能を向上させることが可能な光触媒モジュールを提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、光触媒モジュールは、基材及び光触媒を備え、基材は、第1の主面、及び、第1の主面とは反対側を向く第2の主面を備る。基材では、第1の主面から第2の主面まで、貫通孔が貫通し、光触媒は、基材に担持される。貫通孔では、第1の主面と第2の主面との間の少なくとも一部の範囲に渡って、第2の主面に向かって貫通孔の断面積が増加する孔テーパ部が形成される。
【請求項1】第1の主面、及び、前記第1の主面とは反対側を向く第2の主面を備え、前記第1の主面から前記第2の主面まで貫通孔が貫通する基材と; 前記基材に担持される光触媒と; を具備し、 前記貫通孔では、前記第1の主面と前記第2の主面との間の少なくとも一部の範囲に渡って、前記第2の主面に向かって前記貫通孔の断面積が増加する孔テーパ部が形成される、 光触媒モジュール。
【請求項2】前記貫通孔では、前記第1の主面から前記第2の主面までの全体に渡って、前記第2の主面に向かって前記断面積が増加する前記孔テーパ部が形成される、請求項1の光触媒モジュール。
【請求項3】請求項1又は2の光触媒モジュールと; 前記光触媒モジュールが収納される処理空間が内部に形成され、吸気口及び排気口のそれぞれにおいて前記処理空間が外部に開口する筐体であって、前記光触媒モジュールを通って前記吸気口から前記排気口へ向かう空気の流れが、前記処理空間において発生する筐体と; 前記処理空間において前記光触媒モジュールに向かって光を照射可能な光源と;を具備する、空気処理装置。
【請求項4】前記光源は、前記第2の主面が向く側から、前記光触媒モジュールに向かって前記光を照射する、請求項3の空気処理装置。
【請求項5】前記筐体の前記処理空間では、前記吸気口から前記排気口へ向かって流れる前記空気は、前記第1の主面が向く側から前記第2の主面が向く側へ前記光触媒モジュールを通過する、請求項3の空気処理装置。
【請求項6】前記筐体の前記処理空間では、前記吸気口から前記排気口へ向かって流れる前記空気は、前記第2の主面が向く側から前記第1の主面が向く側へ前記光触媒モジュールを通過する、請求項3の空気処理装置。
 
特開2025-056529照明装置 東芝ライテック株式会社
【課題】空気処理機能を導入しやすい照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置10は、反射板15と、照明光源16と、紫外線照射部34と、を備える。照明光源16は、反射板15の表面側で反射した光を室内に供給可能に配置される。紫外線照射部34は、反射板15より表面側と対向する裏側に配置される。 
  なお、空気処理ユニット17は、紫外線照射部34に加えて、光触媒体、およびこの光触媒体に担持された光触媒を励起する少なくとも360nmから420nmのUV−Aもしくは可視領域の波長成分の光を放射する光触媒光源を有する光触媒装置と、オゾンを発生するオゾン発生器と、のいずれか一方、または両方を備え、空気処理槽32内に配置してもよい。オゾン発生器は、オゾンによる他の機器への影響を抑制するために、紫外線照射部34や光触媒装置などよりも排気口37側に配置することが好ましい。
 
特開2025-056530空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】オゾンを効率よく放出可能な空気処理装置を提供する。
【解決手段】空気処理装置10は、筐体11と、ファン61と、紫外線光源64と、光触媒体52と、オゾン発生器75と、を備える。筐体11は、処理空間42を有する。ファン61は、送風により筐体11の外部の空気を処理空間42に吸い込み、処理空間42に吸い込んだ空気を筐体11の外部に排気する。紫外線光源64は、ファン61による空気の送風方向Aの下流側から上流側へ向けて処理空間42に紫外領域の光を照射する。光触媒体52は、処理空間42内でファン61、紫外線光源64よりも送風方向Aの上流側に配置される。オゾン発生器75は、筐体11内で、ファン61、紫外線光源64および光触媒体52よりも送風方向Aの下流側に配置される。
【請求項1】処理空間を有する筐体と;送風により前記筐体の外部の空気を前記処理空間に吸い込み、前記処理空間に吸い込んだ空気を前記筐体の外部に排気するファンと; 前記ファンによる空気の送風方向の下流側から上流側へ向けて前記処理空間に紫外領域の光を照射する紫外線光源と; 前記処理空間内で前記ファン、前記紫外線光源よりも前記送風方向の上流側に配置される光触媒体と; 前記筐体内で、前記ファン、前記紫外線光源および前記光触媒体よりも前記送風方向の下流側に配置されるオゾン発生器と;を備えることを特徴とする空気処理装置。
【請求項2】前記筐体は、前記送風方向に交差する方向の一面に作業面を有し、前記光触媒体は、前記筐体の前記作業面から着脱可能に配置され、前記オゾン発生器の少なくとも一部は、前記筐体の前記作業面から露出可能に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の空気処理装置。
 
特開2025-056531空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】目的に応じた空気処理を行うことができる空気処理装置を提供する。
【解決手段】空気処理装置10は、筐体11と、ファン61と、紫外線光源64と、オゾン発生器75と、制御部と、を備える。筐体11は、内部に処理空間42を有する。ファン61は、送風により筐体11の外部の空気を処理空間42に吸い込み、処理空間42に吸い込んだ空気を筐体11の外部に排気する。紫外線光源64は、処理空間42に紫外領域の光を照射する。オゾン発生器75は、オゾンを発生し、ファン61により送風する空気にオゾンを放出する。制御部は、ファン61、紫外線光源64、オゾン発生器75を制御し、紫外線光源64とオゾン発生器75との動作を連動させる。
  筐体11は、送風方向Aに交差する方向の一面であって、前面パネル15を外すことで露出する本体部14の前面が、メンテナンス作業を行うための作業面14aとして構成されている。前面パネル15を外した本体部14の作業面14aからは、異物捕捉フィルタ51および光触媒体52を着脱可能とするとともに、窓孔96を通じて露出するオゾン発生器75の電極83を清掃可能とする。
 
特開2025-056532空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】オゾン濃度が一定値以上とならないように制御することが可能な空気処理装置を提供する。
【解決手段】空気処理装置10は、オゾン発生器75と、制御部39と、検出部102と、判断部104と、を備える。オゾン発生器75は、オゾンを発生する。制御部39は、オゾン発生器75をオゾンが発生する状態とオゾンの発生が停止する状態とに切り換え、オゾン発生器75によるオゾン発生量を制御する。検出部102は、オゾン発生器75に流れる入力電流を検出する。判断部104は、検出部102の検出結果により、オゾン発生器75の異常を判断する。
  光触媒体52は、通気孔が複数設けられた担持体に酸化チタンなどの光触媒が保持・塗布されて担持されており、排気側ユニット35に配設される光源部、もしくはこの光源部とは別の光源部から、少なくとも315nmから400nmのUV−Aの波長成分の紫外線もしくは可視光を受けることで、活性酵素とOHラジカルを生成し、生成された活性酵素やOHラジカルによって、空気中のにおい成分を分解して脱臭、消臭したり、ウイルスの活動を抑制したりする。光触媒体52は、前面パネル15を外した本体部14の前面側から着脱可能とし、清掃や交換が可能となっている。異物捕捉フィルタ51と光触媒体52とは一体的に組み合わせてフィルタユニットとして構成され、前面パネル15を外した本体部14の前面側から一体に着脱可能とする。遮光装置50の枠部54の左右両側には、このフィルタユニットを本体部14の前面側から着脱可能に保持するフィルタユニット保持部54aが配設される。
 
特開2025-056533空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】オゾン発生部に対する埃の付着の低減と保護が可能な空気処理装置を提供する。
【解決手段】空気処理装置10は、筐体11と、ファン61と、オゾン発生器75と、カバー96と、を備える。筐体11は、空気を処理する処理部と、処理部に連通する吸気口と、処理部に連通する排気口17と、を有する。ファン61は、筐体11内に配置され、筐体11の外部の空気を吸気口から処理部に吸い込み、処理部に吸い込んだ空気を排気口17から筐体11の外部に排気する。オゾン発生器75は、筐体11内で、ファン61と排気口17との間に配置されるオゾン発生部77を有する。カバー96は、オゾン発生部77と排気口17との間で、オゾン発生部77に対して鉛直方向に重なる位置に配置される。
  なお、以下の実施形態における空気処理装置は、空気処理装置の内部に流通する空気または外部の空気に対して、所定の手法により、殺菌、除菌、滅菌、減菌、脱臭、消臭のいずれかの空気処理を行う装置である。そして、空気処理装置の空気処理は、殺菌処理、除菌処理、滅菌処理、減菌処理、脱臭処理、消臭処理のいずれかに置き換えて解釈可能である。また、ここでの所定の手法とは、光照射、光触媒、オゾンなどである。光照射は、UV−C領域、UV−B領域、UV−A領域、可視光領域、赤外領域などの波長の光を照射することをいう。光触媒は、空気処理装置の内部に配設された、酸化チタンなどの光触媒に光(紫外光や可視光)を照射することで生成される活性酵素やOHラジカルによって、空気中に浮遊する菌、ウイルス、においの元などの活動を抑制したり、水と二酸化炭素に分解したりすることをいう。オゾンは、空気中のにおい成分および物体の表面に付着する付着臭の成分を酸化し、脱臭することをいう。
 
特開2025-056534空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】オゾン濃度が一定値以上とならないようにするために、オゾン濃度を正確に検出可能な空気処理装置を提供する。
【解決手段】空気処理装置10は、筐体11と、オゾン発生器75と、ガスセンサ97と、を備える。筐体11は、空気を処理する処理部43と、処理部43に空気を吸い込む吸気口16と、処理部43から空気を排気する排気口17と、を有する。オゾン発生器75は、筐体11内に配置される。ガスセンサ97は、筐体11内で、処理部43、オゾン発生器75よりも吸気口16側に配置される。
  紫外線光源64には、空気を殺菌するためのピーク波長が280nm以下のUV−Cの波長成分の紫外線であって、好ましくは260〜280nmの波長成分の紫外線を放射する第1の紫外線光源(殺菌LED)と、光触媒体52に担持された光触媒を励起するための少なくとも315nmから420nmのUV−Aもしくは可視領域の波長成分の光を放射する第2の紫外線光源(光触媒LED)と、が用いられる。第1の紫外線光源(殺菌LED)が放射する光の波長は、第2の紫外線光源(光触媒LED)が放射する光の波長よりも短い。UV−Cの紫外線光源64とUV−Aの紫外線光源64とは、基板63の長手方向に混合した状態で配置され、例えば交互に配置される。紫外線光源64は、光源用電源部40から所定の点灯電力が供給されて点灯する。なお、光源部59が2つ以上の光源モジュールを備える場合は、第1の紫外線光源のみを備える光源モジュールと、第2の紫外線光源のみを備える光源モジュールと、を備えていてもよい。また、空気処理装置10が、光源部59以外に、第2の紫外線光源(光触媒LED)を備える構造の場合、光源部59は、第1の紫外線光源(殺菌LED)のみを備える構成であってもよい。
 
特開2025-060086空気清浄機 ブラザー工業株式会社
【課題】空気を清浄する場合の効率を、空気の吸い込み口の向く方向に関わらず安定的に維持できる空気清浄機を提供する。
【解決手段】空気清浄機1は、第1吸い込み口55が設けられる第1壁面50Uと空気の吹き出し口が設けられる第2壁面とを有する第1筐体50と、空気を吸い込むファンと、空気を清浄する清浄部材と、を少なくとも有するファンユニット5と、第1軸を中心としてファンユニット5を回転可能に支持する支持体3とを備える。第1壁面50Uは、第1軸と直交する仮想的な第2軸と交差する位置に配置される。第2軸と平行で、且つ、第1壁面50Uからファンに向かう方向を特定方向としたとき、第1吸い込み口55は、第1吸い込み口55の全体がファンよりも鉛直方向の上方に位置する状態で 、特定方向において空気清浄機1の最上流に位置する。
  <変形例> 本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。空気清浄機1は、第1フィルタ7及び第2フィルタ8の代わりに別の清浄部材を用いて空気を清浄してもよい。例えば空気清浄機1は、紫外線照射により空気を清浄するUV除菌装置を備えてもよい。又、例えば空気清浄機1は、光触媒を用いて空気を清浄してもよい。
 
特開2025-062179空気浄化装置 シャープ株式会社
【課題】効率よく空気を浄化できる空気浄化装置を提供する。
【解決手段】空気浄化装置10は、光触媒フィルタ50を含み、筐体22内のユニット収容部30に収容されるフィルタユニット12、光触媒フィルタに光を照射する光源14、および吸気口からユニット収容部を通って排気口に向かう空気流を発生させる送風ファン16を備える。光触媒フィルタは、網状のフィルタを用いて第1方向に延びる山部と谷部とが第1方向と直交する第2方向に交互に並ぶ波状に形成され、空気流が第2方向に流れるようにユニット収容部に収容される。
【請求項1】光触媒を担持する光触媒フィルタを用いて空気の浄化を行う空気浄化装置であって、
 吸気口および排気口を有する筐体、前記光触媒フィルタを含み、前記筐体内のユニット収容部に収容されるフィルタユニット、前記光触媒フィルタに光を照射する光源、および 前記吸気口から前記ユニット収容部を通って前記排気口に向かう空気流を発生させる送風ファンを備え、 前記光触媒フィルタは、網状のフィルタを用いて第1方向に延びる山部と谷部とが前記第1方向と直交する第2方向に交互に並ぶ波状に形成され、前記空気流が前記第2方向に流れるように前記ユニット収容部に収容される、空気浄化装置。
 
特開2025-067015乗物用空調シート トヨタ紡織株式会社
【課題】既存の空調シートの構成を利用して簡潔な構造で室内の空気の清浄化が可能な乗物用空調シートを提供する。
【解決手段】シートバック3は、通気孔51bを有するバックパッド5と、バックパッド5を裏面側から支持するコンタマット7と、コンタマット7に取付けられ通気孔51bから空気を吸引するファン8と、ファン8の後側に配置されファン8から排出された空気を清浄化する空気清浄ユニット10と、空気清浄ユニット10及びバックパッド5を覆って空気清浄ユニット10を通った空気を排出する下部の開口部を有するバックカバー6と、を有する。空気清浄ユニット10は、ファン8を後側から覆うカバー部材11を有し、カバー部材11には左貫通孔13と右貫通孔14が設けられている。左貫通孔13と右貫通孔14にはファン8からの空気を通す不織布製のフィルタ部材17が張設されている。
【請求項1】乗物用空調シートであって、シートバックは、着座面側から裏面側に通ずる空気流路を有するパッド体と、該パッド体を前記裏面側から支持する支持体と、該支持体に取付けられ前記空気流路から空気を吸引する又は前記空気流路に空気を排出するファンと、該ファンの前記パッド体と反対側に配置され前記ファンから排出された空気又は前記ファンに吸引される空気を清浄化する空気清浄ユニットと、該空気清浄ユニット及び前記パッド体を覆って前記空気清浄ユニットを通った空気を排出する又は前記空気清浄ユニットを通る空気を吸引する下部の開口部を有するカバー体と、を有し、前記空気清浄ユニットは、前記ファンを前記パッド体と反対側から覆うカバー部材を有し、該カバー部材には貫通孔が設けられており、該貫通孔には前記ファンからの空気又は前記ファンへの空気を通す不織布製のフィルタ部材が張設されている乗物用空調シート。
【請求項2】請求項1において、前記フィルタ部材には光触媒が担持されており、前記空気清浄ユニットには前記フィルタ部材に可視光を照射するLEDが配設されている乗物用空調シート。
 
特開2025-068462建物の空調システム パナソニックホームズ株式会社
【課題】建物内の各室の温度制御性を維持しながら、迅速に各室の空気浄化を行うことができる空調システムを提供する。
【解決手段】建物2の空調システム1である。この空調システム1は、空気調和機11と、循環装置12と、フィルター部材13と、制御装置14とを含む。循環装置12は、ファン22を含むダクト手段19と、複数のダンパー20とを含む。制御装置は、ファン運転部と、ダンパー調節部と、ユーザーインターフェース部とを含む。ファン運転部は、ファン22を第1風量で運転する第1モードと、ファン22を第2風量で運転する第2モードとを選択可能に備えている。ユーザーインターフェース部は、第2モードの運転中において、ユーザーの操作により、複数のダンパー20のうち少なくとも一つのダンパー20の開度を小さく変更可能とされている。
  [フィルター部材] フィルター部材13は、空気を浄化するためのものである。このフィルター部材13には、公知のものが適宜選択されうる。本実施形態のフィルター部材13には、例えば、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルター、光触媒フィルター、活性炭脱臭フィルター、又は、電気集塵フィルター等が採用されうる。また、これらを組み合わせて、フィルター部材13が構成されてもよい。
 
特表2025-513744受動吸着が向上した光触媒型の空気中分子汚染除去システム インテグリス・インコーポレーテッド
【要約】空気濾過システムは、光触媒反応器と、光触媒反応器の上流にある第1の空気フィルタとを備える。光触媒反応器は、光触媒組成物と、光触媒組成物を照射するように構成されたランプとを備える。光触媒組成物は、空気中の1つまたは複数の揮発性有機化合物を分解するように構成される。第1の空気フィルタは、空気から1つまたは複数の不活性化化合物を濾過するように構成される。空気濾過システム内で空気を濾過する方法は、空気を光触媒反応器に通過させること、および空気を第1のフィルタに通過させてから光触媒反応器に通過させることを含む。空気を光触媒反応器に通過させることは、空気中の1つまたは複数の揮発性有機化合物を分解する光触媒組成物を含む。
【請求項1】光触媒組成物および前記光触媒組成物を照射するように構成されたランプを備える光触媒反応器であって、前記光触媒組成物が、前記光触媒反応器を通過する空気中の1つまたは複数の揮発性有機化合物を1つまたは複数の生成物に分解するように構成されている、光触媒反応器と、前記光触媒反応器の前に空気を濾過するように前記光触媒反応器の上流に配置される第1の空気フィルタであって、空気から1つまたは複数の化合物を濾過するように構成された第1の空気フィルタと、前記光触媒反応器の下流に配置される第2の空気フィルタであって、前記第2の空気フィルタを通過する空気から前記1つまたは複数の生成物のうち少なくとも1つを濾過するように構成された第2の空気フィルタとを備える、空気濾過システム。
 
Bー6抗菌・殺菌
特許7668973除菌・ウイルス不活化装置、これを搭載した空気調和機、および、除菌・ウイルス不活化方法 三菱電機株式会社
【要約】除菌・ウイルス不活化装置は、人が出入りする対象空間内における微生物が付着した箇所である微生物付着部を特定する微生物付着部特定部と、微生物の除菌処理または不活化処理を行う特定物質を発生する物質発生部と、対象空間内に空気流を発生させ、特定物質を対象微生物に向けて輸送する輸送部と、を備え、対象空間内の除菌処理または不活化処理を行うものである。
 微生物付着部特定部83に微生物発光増強部を設け、細菌またはウイルスと結合するグルコース酸化酵素、または、ルミノール化学発光触媒活性増強アプタマーなどの微生物発光増強剤を散布して、細菌またはウイルスが付着した箇所を特定する構成であってもよい。細菌またはウイルスは、細菌またはウイルス中のアミノ酸類が、グルコース酸化酵素またはルミノール化学発光触媒活性増強アプタマーなどと結合することで、蛍光発色した際の発光強度が向上する。微生物付着部特定部83は、微生物発光増強剤を散布して得られた細菌・ウイルスなどの発光状況を、微生物付着期間の開始時の画像データまたは背景データと、微生物付着期間の終了時の画像データとを取得し、差分処理することで、微生物付着部Mを特定する。これにより、細菌・ウイルスによる発光感度を向上し、微生物付着部Mを特定することが容易になる。
 
特開2025-052732抗ウイルス性反射防止膜、及び光学製品、並びに抗ウイルス性反射防止膜の製造方法、及び光学製品の製造方法 東海光学ホールディングス株式会社
【課題】抗ウイルス性が向上した抗ウイルス性反射防止膜、及び光学製品、並びに抗ウイルス性反射防止膜の製造方法、及び光学製品の製造方法を提供する。
【解決手段】光学製品1は、反射防止性を有する誘電体多層膜4を備えている。誘電体多層膜4は、1以上の低屈折率誘電体層6と、1以上の高屈折率誘電体層8と、抗ウイルス層10と、を含んでいる。抗ウイルス層10は、金属イオン担持ゼオライトを含む誘電体層であって、全ての低屈折率誘電体層6及び全ての高屈折率誘電体層8より大気側に配置されており、更に金属イオン担持ゼオライトを含む状態における高エネルギー線の照射がなされている。
   抗ウイルス性透明積層体として、特開2022−109847号公報(特許文献1)に記載のものが知られている。この積層体において、有機ガラス基材に、銀イオン担持ゼオライトを17〜40%含有する抗ウイルス層が設けられている。抗ウイルス層は、光触媒性能ではなく抗ウイルス性能を有する銀イオンを担持するゼオライトが含有されているため、抗ウイルス性能を発揮させるために紫外線を要しない。更に、抗ウイルス層の上に、超親水性の防曇膜、又は撥水防汚膜が設けられる。
 
特開2025-056820紫外線照射システム 東芝ライテック株式会社
【課題】各種の搬送物の表側に加えて裏側など、搬送物に満遍なく適宜の処理を行い得る、紫外線照射システムを提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、紫外線照射システムは、搬送方向とは異なる方向の力が加えられつつ搬送物を搬送方向に搬送する搬送面と、搬送面に設けられる複数の凸部及び複数の凹部の少なくとも一方によって構成される領域と、搬送物に紫外線を照射する紫外線照射部とを有する。
  なお、本実施形態では、処理装置14として、紫外線を用いた搬送物Pの除菌を例とする紫外線照射システム(紫外線照射装置)14aについて説明するが、赤外線を用いた搬送物Pの除菌や、オゾン発生器による搬送物Pの除菌や、紫外線、赤外線等の照射により作用する光触媒を用いた搬送物Pの臭気成分の処理など、種々の処理部を用いることができる。すなわち、処理装置14は、搬送物Pに対して適宜の処理を行う処理部を用いることができる。また、除菌は、殺菌、滅菌、減菌などと置き換えて解釈しても差し支えない。
 
特開2025-060487エアフィルタ濾材、エアフィルタ濾材の使用方法、および空気処理装置 ダイキン工業株式会社
【課題】カビの発生を抑制するエアフィルタ濾材、エアフィルタ濾材の使用方法、および空気処理装置を提供する。
【解決手段】エアフィルタ濾材は、表面の平均高さRcが6μm以上であって、膜表面の水の接触角が90度以上である多孔膜を備えている。
 上述の多孔膜は、多孔膜において防カビ剤が含まれていなくても、カビの発生が抑制される。仮に防カビ剤が含まれている場合には、多孔膜からの脱落によりエアフィルタ濾材としての性能を悪化させるおそれもあることから、多孔膜には抗菌剤等の防カビ剤が含まれていないことが好ましい。なお、防カビ剤としては、特に限定されず、ベンゾイミダゾール化合物、ピリチオン系化合物、イソチアゾリン系化合物等の有機系防カビ剤や、遷移金属元素を含んだ光触媒を含んだ無機系防カビ剤等が挙げられる。
 
特開2025-068501家庭ごみから調製されたアレルゲンサンプルの利用 ITEA株式会社
【課題】より精度の高い評価を行うことを可能にする、アレルゲン不活性化評価用測定キット及びアレルゲン不活化物質の評価方法を提供する。
【解決手段】家庭ごみから調製されたアレルゲンサンプル品と緩衝液からなる抽出溶媒とを備えるアレルゲン不活化評価キットを用い、アレルゲンサンプル品にアレルゲン不活化物質を反応させる反応工程と、反応工程で得られた反応物に抽出溶媒を添加して試験品抽出液を得る試験品抽出工程と、アレルゲンサンプル品に抽出溶媒を添加して対照品抽出液を得る対照品抽出工程と、試験品抽出液及び対照品抽出液のアレルゲン含有量をELISAによって測定するアレルゲン含有量測定工程と、対照品抽出液のアレルゲン含有量と試験品抽出液のアレルゲン含有量とからアレルゲン不活化率を算出するアレルゲン不活化率算出工程とを行う。
 ここで「アレルゲン不活化物質」とは、評価者が評価したい任意の物質等であってよく、アレルゲン抑制作用を有する成分として公知の物質、例えば、アレルゲン物質を抑制する極性部位を化学構造として有するもの等であってよい。そのようなアレルゲン不活性化物質としては、例えば、フェノール性水酸基を有する非水溶性高分子、あるいは、アニオン系界面活性剤、水酸基を有する化合物または高分子、金属塩等を無機担体に担持した微粒子等を挙げることができる。より具体的には、柿渋等の天然抽出物、タンニン酸、カテキンおよびメチル化カテキン、ジヒドロキシ安息香酸や2,4,6−トリヒドロキシ安息香酸等のヒドロキシ安息香酸系化合物またはその塩、パラヒドロキシポリスチレンやポリスチレンスルホン酸塩等のポリスチレン系化合物、非水溶性亜鉛化合物あるいは非水溶性亜鉛・金属酸化物の複合粒子、酸化ケイ素、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、光触媒酸化チタン、カルシウム塩やストロンチウム塩等の無機塩系化合物などであり得る。あるいは、例えば、空気中の水に高電圧を加えることで生成されるOHラジカルを含むナノサイズの帯電微粒子水、プラズマ放電により発生させた酸素・水分子の安定イオン化物、食塩水を電気分解することで生成させた次亜塩素酸水溶液の微粒子化物など、空間除菌や除ウイルス、除染、脱臭等に効果のある物質について、そのアレルゲン不活化能を評価す場合に適用されてもよい。
 
Bー7水質浄化
特許7670103水処理システム 栗田工業株式会社
【課題】被処理水の有機物濃度を求めると共に有機物の特性を分析することができる有機物分析システム、及び分析結果に基づいて水処理設備の制御を行う水処理システムを提供する。
【解決手段】有機物分析システムは、試料に酸化剤を添加し、有機物を化学的酸化により分解して二酸化炭素を生成させ、前記二酸化炭素を検出する測定装置と、前記測定装置の検出結果を取得し、前記検出結果を用いて前記試料の全有機体炭素濃度を算出する分析装置1と、を備える。分析装置1は、酸化剤の添加の有無、又は添加した酸化剤の種類が異なる場合に算出される全有機体炭素濃度の差に基づいて、前記有機物の特性の情報を取得する。
  図3に示すように、触媒(及び紫外線照射)により試料中の有機物を酸化分解してもよい。触媒は、試料に含まれる有機物または無機物を酸化できるものであればよい。触媒としては、例えば、鉄、マンガン、コバルト、クロム、ニッケル、タングステン、銅、銀、金、白金、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛、珪素、スズ、イットリウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、パラジウム、チタン等の金属やその酸化物あるいはそれらの合金、複合酸化物を触媒活性成分として含有するものを用いることができる。試料中の有機物は、触媒と紫外線による光触媒効果で得られる高い酸化力によって二酸化炭素に酸化分解される。分析装置1は、酸化剤添加による酸化分解から求まる全有機体炭素濃度と、光触媒効果による酸化分解から求まる全有機体炭素濃度との差から、有機物の特性の情報を取得する。この手法は、有機物の特性としての親/疎水の違いの情報の取得に好適である。
 
特表2025-510561再利用可能な技術を用いた排水処理システムおよび方法 エクスポゾーム プライベート リミテッド
【要約】本発明は、廃水中の汚染物質を低減し、廃水および他の反応物質を電気分解するシステムおよび方法に関する。 酸化剤と還元剤の別々の流れを電解槽(100)に導入することができ、層流のためあまり混ざらないユニークなフロースルー方式が導入される。副生成物は、アノード室(101)とカソード室(102)の両方からの出口から、費用対効果の高い分離器によって容易に分離することができ、ガスは汚染物質を分解するために必要に応じて電解槽に戻すことができる。
  SiamakAzimiMalekiの論文は、二酸化チタン(TiO2)/グラフェンハイブリッドを触媒として用いたバッチ式光触媒反応器による、エチレンジクロライド(EDC)廃水の光触媒分解に関するものである。グラフェンを酸化チタンの担体として用いるこの構造の主な利点は、電子移動が大幅に促進されることである。
 
Bー8電機関連
特許7654289半導体基板の処理方法 國立中央大學
【課題】半導体基板の処理方法を提供する。
【解決手段】相対する未処理側と接合側を有する未処理基板を提供し、正孔供給基板を提供し、ウエハ接合プロセスを経て、正孔供給基板を未処理基板の接合側に接合することで基板ペアを得る、材料プロセスを行うことが含まれる、半導体基板の処理方法。この半導体基板の処理方法は、高速な電気化学エッチングを実現することができる。
 また、一実施例において、未処理基板は窒化ガリウム基板である。本発明の実施例に係る半導体基板の処理方法により、窒化ガリウム基板を陽極酸化することで、多孔性窒化ガリウムを作製できる。この種の材料は、高密度エネルギー貯蔵装置、強力な光触媒変換器、高感度の紫外線光センサなどを製造できる。
 
特開2025-054625積層体、光学部材、及び光学装置 日東電工株式会社
【課題】粘着力または接着力と、空隙層の空隙への粘着剤または接着剤の浸透しにくさとを両立した積層体を提供する。
【解決手段】空隙層11と、粘接着層12とを含み、粘接着層12が、空隙層11の片面または両面に直接積層されており、粘接着層12が、(メタ)アクリル系ポリマー及びモノマー型のシランカップリング剤を含む粘接着剤により形成され、前記モノマー型のシランカップリング剤の含有量が、前記(メタ)アクリル系ポリマー100質量部に対して5.0質量部以下であることを特徴とする積層体10。
  さらに、前記化学処理工程(3)において、塗工前に添加した前記触媒または前記触媒発生剤(例えば、光活性触媒、光触媒発生剤、熱活性触媒または熱触媒発生剤)を含む前記乾燥後の塗工膜に対し、光照射または加熱し、前記乾燥後の塗工膜中の前記粉砕物同士を化学的に結合させて(例えば、架橋させて)、空隙層11を形成する。前記化学処理工程(3)における光照射または加熱条件は、特に限定されず、前述の通りである。一方、図示していないが、別途、前記粘接着層製造工程により、前記本開示の粘接着層を製造する。前記粘接着層製造工程(前記本開示の粘接着層の製造方法)については、例えば、前述のとおりである。
 
特開2025-054626積層体、光学部材、及び光学装置 日東電工株式会社
【課題】粘着力または接着力と、空隙層の空隙への粘着剤または接着剤の浸透しにくさとを両立した積層体を提供する。
【解決手段】空隙層11と、粘接着層12とを含み、粘接着層12が、空隙層11の片面または両面に直接積層されており、粘接着層12が、(メタ)アクリル系ポリマー及び有機シリル基含有化合物を含む粘接着剤により形成され、前記有機シリル基含有化合物の有機シリル基は、炭素−ケイ素結合を含んでいても含んでいなくてもよく、温度65℃かつ相対湿度95%で500時間保持する加熱耐久性試験前後で、空隙層11の屈折率の増加率が、下記数式(1)を満たすことを特徴とする積層体10。(|n−n0|/n0)×100<3.0(1)前記数式(1)において、nは、前記加熱耐久性試験後の空隙層11の屈折率であり、n0は、前記加熱耐久性試験前の空隙層11の屈折率である。
  さらに、前記化学処理工程(3)において、塗工前に添加した前記触媒または前記触媒発生剤(例えば、光活性触媒、光触媒発生剤、熱活性触媒または熱触媒発生剤)を含む前記乾燥後の塗工膜に対し、光照射または加熱し、前記乾燥後の塗工膜中の前記粉砕物同士を化学的に結合させて(例えば、架橋させて)、空隙層11を形成する。前記化学処理工程(3)における光照射または加熱条件は、特に限定されず、前述の通りである。
 
特表2025-512733印刷された電子機器のための転写可能電極 コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガナイゼーション
【要約】剥離面を有するフレキシブル剥離基板と、溶液処理された導電性層を含む剥離基板の剥離面に重ねて配置された少なくとも1つの導電性層を含む転写可能電極とを含む、転写可能電極装置であって、少なくとも1つの導電性層が、受け入れ面と界面接続する界面接続導電性層を含み、炭素質導電性層又は有機導電性層を含み、転写可能電極が、剥離基板の剥離面に剥離可能に付着されている、転写可能電極装置。
 他の実施形態において、犠牲層における活性可能な接着剤は、任意選択で、好適な光開始剤又は光触媒を含む光解重合性ポリマー性組成物である。例としては、光酸発生剤(PAG)と組み合わされたポリ(フタルアルデヒド)(PPHA)、PAGと組み合わされたポリ(アセタール)、及びTiO2と組み合わされたポリラクチド(PLA)からなる群から選択されるポリマー性組成物が挙げられる。光解重合性ポリマー性組成物は、解重合又は解架橋による好適な波長光の照射に応答し、したがって、必要に応じて犠牲層の結合力を低下させる。
 
特表2025-513105移転可能光起電力デバイス  コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガナイゼーション
【要約】本発明は、タンデム型光起電力セルを製作するために、薄膜光起電力デバイスを下部光起電力サブセルへと移転するための移転可能光起電力デバイス構成であって、柔軟性剥離基材と、(i)柔軟性剥離基材の上方に位置させられる第1の透明伝導層、および、(ii)第1の透明伝導層の上方に位置させられる光活性層を備える薄膜光起電力デバイスとを備え、第1の透明伝導層は、伝導性のポリマまたはポリマ複合材、活性化可能接着剤、および有機結合剤から選択される少なくとも1つを含む溶液処理層であり、柔軟性剥離基材は、薄膜光起電力デバイスが透明伝導性接着剤で下部光起電力サブセルに接着された後に薄膜光起電力デバイスから分離可能であり、それによって、薄膜光起電力デバイスの外側伝導表面において第1の透明伝導層を露出させる、移転可能光起電力デバイス構成を提供する。
  他の実施形態では、犠牲層における活性化可能接着剤は、適切な光開始剤または光触媒を任意選択で含む光解重合可能ポリマ組成である。例には、光酸発生剤(PAG)と組み合わされたポリ(フタルアルデヒド)(PPHA)と、PAGと組み合わされたポリ(アセタール)、TiO2と組み合わされたポリ乳酸(PLA)なら成る群から選択されるポリマ組成がある。光解重合可能ポリマ組成は、解重合または解架橋によって、適切な波長光による放射に反応することで、犠牲層の粘着を必要に応じて低下させる。
 
Bー9その他
特許7666768プラスチックフィルムの分離回収方法、及び再生プラスチックペレットの製造方法 DIC株式会社
【要約】少なくともインキ層を有するプラスチックフィルムの分離回収方法であって、プラスチックフィルムを破砕する工程1と、プラスチックフィルムを洗浄液中に浸漬する工程2と、破砕した前記プラスチックフィルムを、少なくとも水溶性溶剤を含有するリンス液中で攪拌することにより、プラスチックフィルムからインキ層を分離する工程3を有するプラスチックフィルムの分離回収方法である。また、本発明は、工程1〜3の方法により分離されたプラスチック破砕物を回収し、回収物を溶融後に成形機により成形する再生プラスチックペレットの製造方法を提供する。
  機能性コート層は様々な目的で形成されている。代表的な機能はハードコート、シリコーン系の剥離、IRカット、防水防湿、抗菌、UVカット、放熱、光触媒、対候性、防曇、耐指紋防汚、自己修復、撥水撥油など多岐に渡る。
 
特開2025-047768過酸化水素の製造方法および過酸化水素製造システム  株式会社日本触媒 学校法人近畿大学
【課題】本発明は、効率的に過酸化水素を製造する方法と効率的な過酸化水素製造システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る過酸化水素の製造方法は、有機酸塩を含む水溶液中、n型金属酸化物半導体に光を照射する工程を含むことを特徴とする。本発明に係る過酸化水素製造システムは、有機酸塩を含む水溶液、及びn型金属酸化物半導体を含み、前記n型金属酸化物半導体が前記水溶液に浸漬されていることを特徴とする。
  実施例2: 光触媒反応の外部量子収率 触媒として製造例3のAu/WO3微粒子を用いた実施例1(3)の反応における外部量子収率(φex)を、以下の式1に従い算出した。  式1: φex(%)={2×(H2O2生成分子数/入射光子数)}×100 なお、照射した光の波長420nmにおける入射光子数は、光量計を用いて測定した光強度(Js-1)を光子1個のエネルギー(J)で割った値に反応時間(s)をかけることによって求めた。 算出された外部量子収率φexは27.2%であり、特許文献1に記載の5.6%、1.1%、非特許文献1,2に記載の1.1%および5.8%をはるかに超える値であった。
 
特開2025-052707層状酸化物へのTBAカチオンの導入法、その方法で用いる非水溶媒とTBAカチオンの組み合わせ、及び酸化物ナノシート 国立大学法人信州大学
【課題】非水溶媒中で原料からナノシートを得ることを可能にする、層状酸化物へのTBAカチオンの導入法、その方法で用いる非水溶媒とTBAカチオンの組み合わせ、及び酸化物ナノシートを提供する。
【解決手段】層状酸化物に対して、アセトニトリルとメタノールからなる非水系の混合溶媒中で第四級アンモニウムカチオンをインターカレーションする方法である、層状酸化物へのTBAカチオンの導入法により上記課題を解決する。このとき、混合溶媒は[アセトニトリル]/[アセトニトリル+メタノール]の体積分率が20%〜80%の範囲内であり、層状酸化物が層状チタン酸であることが好ましい。
  酸化物ナノシートは、導電性を示すことや半導体的性質を持つことから光触媒や、電極材料などへの利用を目的とした研究が多く行われている。層状酸化物を剥離する際には、第4級アンモニウムであるテトラブチルアンモニウムヒドロキシド(TBAOH)が用いられている。水溶液中で電離したTBA+(「TBAカチオン」ともいう。)が層間のプロトンと陽イオン交換反応によってインターカレートし、立体障害によってホスト−ゲスト相互作用を弱める。また剥離の前段階として、層間と水溶液間の浸透圧によって層間に水が入り膨潤することが分かっている。
 
特開2025-052708層状酸化物の層間への選択的インターカレーション方法、層状化合物構造体の合成方法、及び層状化合物構造体 国立大学法人信州大学
【課題】層状酸化物の層間で選択的にインターカレーションを行う方法、その方法で合成する層状化合物構造体の合成方法、及びその合成方法で得られる層状化合物構造体を提供する。
【解決手段】層状酸化物の層間で選択的にインターカレーションを行う方法であって、層状ルテニウム酸0.9水和物が有する層間水を1層おきに脱離させた層状ルテニウム酸0.5水和物を合成し(合成工程)、その層状ルテニウム酸0.5水和物において層間水が脱離していない部位で有機種をインターカレーション(インターカレーション工程)するように構成して上記課題を解決する。このとき、有機種はCTAカチオンであることが好ましく、そのCTAカチオンはセチルトリメチルアンモニウムブロミド(CTAB)を構成するカチオンであることが好ましい。
  層状化合物の層1つに対応するナノシートは、層状化合物を剥離して得ることができ、厚さが原子レベルで横方向サイズがマイクロメートルという高い異方性を示す二次元ナノ材料である。ナノシートは、構成する原子がすべて表面に露出しており、反応に関与できる原子数が多い。ナノシートは、こうした構造上の特性を活かし、熱材料、磁性体、ガスセンサー、光触媒、電極触媒といった用途での研究が進められている。ナノシートを層状化合物から剥離して得るには、かさ高い有機種を層間にインターカレーションする必要がある。インターカレーションした有機種が層間に存在することによって、層間の静電相互作用が弱まり、ナノシートを得ることができる。
 
特開2025-056982炭素系固体燃料の処理装置、及び、炭素系固体燃料の性状処理方法、及び発電設備 一般財団法人電力中央研究所
【課題】発熱要因(化学的酸化による発熱、生物的発酵による発熱)を抑制することで、発熱に対する特性を制御する。
【解決手段】バイオマス2が搬送される容器部材3の内部にプラズマ6を生じさせ、処理ガス成分の励起原子(OHラジカル、Oラジカル)を発生させ、バイオマス2の表面に官能基(カルボキシル基:COOH基、及び/または、ヒドロキシ基:OH基)を形成して表面を親水化すると共に、微生物(バクテリア)に働くOHラジカル、Oラジカルによりバイオマス2に付着している微生物を除去し(殺菌し)、親水化処理、殺菌処理により酸化発熱、発酵発熱を抑制する。
  尚、励起原子を発生させる手段(処理ガス活性化手段)としては、プラズマ発生手段以外の手段を用いることができる。例えば、紫外線(太陽光)が当たることでOHラジカルが形成される光触媒を用いて励起原子が発生した状態にする手段を用いることができる。
 
特開2025-062500難分解性物質吸着用カートリッジフィルタ装置、難分解性物質の除去システム、難分解性物質の除去方法及びカートリッジフィルタ装置の含水率低減方法 水ing株式会社
【課題】被処理水中の難分解性物質を、小型かつ簡易な装置でより省エネルギーで効率よく除去することが可能な難分解性物質吸着用カートリッジフィルタ装置、難分解性物質の除去システム、難分解性物質の除去方法及びカートリッジフィルタ装置の含水率低減方法を提供する。
【解決手段】有孔の集水管1と、集水管1に巻回され、通気性を有し、難分解性物質を吸着するためのイオン交換基が付与されたグラフト鎖を有する吸着シート21を備えるフィルタ部2と、フィルタ部2を収容する収容容器3とを備え、収容容器3内に難分解性物質を含む被処理水を供給し、難分解性物質を吸着シート21に吸着させる難分解性物質吸着用カートリッジフィルタ装置である。
  被処理水から吸着材等で分離したPFASは、オゾン、紫外線、過酸化水素、光触媒やそれらの組み合わせ(AOP等)では完全分解が難しいため、焼却が現実的な分解手段の一つとなっている。しかしながら、特許文献1〜3に記載されるような、活性炭やイオン交換樹脂等の粒状又は塊状の吸着材を充填した吸着材は、表面積を高くして単位体積当たりの吸着量を多くしようとすると、粒子径を小さくする必要があるため、通水抵抗や通気抵抗が大きくなる。よって、使用済みの活性炭やイオン交換樹脂等の吸着材の乾燥及び脱水には時間を要し、脱水が不十分になる場合がある。
 
特開2025-063421プラスチックフィルムからインキ層を除去する方法及び洗浄液のリサイクル方法、並びに、再生プラスチックペレット及びその製造方法 DIC株式会社
【課題】プラスチックフィルムからインキ層を除去する方法において、該インキ層の除去に使用する洗浄液の繰り返し利用性を高めること。
【解決手段】プラスチックフィルムからインキ層を除去する方法であって、(A)インキ層を有するプラスチックフィルムを、該プラスチックフィルムのロールから送り出し、洗浄液に浸漬させる工程と、(B)洗浄液中でプラスチックフィルムのインキ層側の表面を物理的手段で処理することにより、プラスチックフィルムからインキ層を除去する工程と、を含み、洗浄液は、n−プロピルアルコール及びモノアルキレングリコールモノ−n−プロピルエーテルからなる群より選択される少なくとも一種の洗浄成分を含有する、方法。
  −機能性コート層− 機能性コート層は、例えば、ハードコート、シリコーン系の剥離、IRカット、防水防湿、抗菌、UVカット、放熱、光触媒、耐候性、防曇、耐指紋防汚、自己修復、撥水撥油などの目的で形成された層であってよい。機能性コート層は、無色であっても有色であってもよい。機能性コート層は、例えば、ハードコート剤、自己修復性コート剤、耐指紋防汚コート剤、防曇コート剤、シリコーン系離型剤、非シリコーン系離型剤、防水防湿コート剤、撥水撥油コート剤、光触媒コート剤、耐候性コート剤、IRカットコート剤等の表面改質剤、光学用粘着剤、ポリイミドワニス、液晶配向膜材料、電磁波シールドコート剤、微細配線用ペースト、帯電防止コート剤、高屈折率コート剤、光学レンズ用コート剤等の、エレクトロニクス材料などの各種コート剤を樹脂フィルム層の表面にコーティングすることで形成することができる。
 
特開2025-064112無電解メッキ用触媒層形成塗料組成物及びそれを利用した金属メッキ複合物 共同技研化学株式会社
【課題】分散剤を使用せずに、塗料中に形成された金属パラジウムの不安定化要素を克服安定し作業性に優れた、無電解メッキによる金属層の製造に好適な無電解メッキ用触媒層形成塗料組成物及び無電解メッキ用触媒層の製造方法並びにそれを利用した金属メッキ複合物を提供する。
【解決手段】(A)酢酸パラジウム及び/又はパラジウムアセチルアセトナート、(B)有機溶媒に可溶性である共役二重結合を有する脱ドープ状態の導電性高分子、(C)アセチルアセトン、及び(D)揮発性還元剤、を含む無電解メッキ用触媒層形成塗料組成物とした。
  前記無電解メッキ用触媒層形成塗料組成物には、前記(A)〜(D)成分に加えて、必要に応じて、他の成分を配合してもよい。他の成分としては、例えば、有機溶媒、シランカップリング剤、酸化チタン、カーボンブラック、酸化鉄等の顔料、酸化亜鉛等の金属酸化物系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン及びまたはトリアゾール系紫外線吸収剤、ATO、ITO等の赤外線吸収剤、シリカ及びまたはアルミナの有機溶媒ゾル、アナターゼ型酸化チタン及びまたは酸化タングステン等の光触媒、酸化防止剤としてのポリフェノール化合物等を添加しても良い。
 
特開2025-064229酸化第一銅粒子の製造方法、及び触媒担持電極の製造方法 旭化成株式会社
【課題】結晶面、及び径が制御された酸化第一銅粒子を、高い収率で、かつ、簡便に製造することができる、酸化第一銅粒子の製造方法を提供する。
【解決手段】酸化第一銅粒子の製造方法であって、溶媒に溶解しているヒドラジン化合物と、前記溶媒中に銅カルボキシル化合物の固相、及び液相が共存する該銅カルボキシル化合物と、を反応させることにより、酸化第一銅粒子を作製する。
   メタノールは、酸化第一銅触媒を光触媒として用いる手法により、製造可能である。かかる手法は、例えば、以下の工程:酸化第一銅粒子分散体と、予め二酸化炭素を飽和させた水と、を混合し、混合液を得る工程、可視光を通すような透明性の高い容器(例えば、ガラス容器)に、上記混合液を入れる工程、上記混合液に二酸化炭素を吹き込みながら撹拌し、また、外部からキセノンランプ等を用いて可視光を照射する工程、により、二酸化炭素を還元させ、そしてメタノールを製造することができる。
 
特開2025-065290過酸化水素カプセル 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
【課題】過酸化水素の反応性を長期間持続させる技術を提供すること。毒性を有する過酸化水素の取扱いを容易にし、過酸化水素による有用生物への障害を防ぐこと。
【解決手段】過酸化水素がアルギン酸ゲルに封入されてなる、魚介類の飼育又は病気治療用、殺菌用、浄化用、消臭用、有機物分解用あるいはフェントン反応用の過酸化水素カプセルを提供する。
  前記多孔質光触媒体の全固形分における、前記「他の光触媒」の含有重量比は、通常60%以下とすることができる。また、前記多孔質光触媒体の全固形分における、前記「添加剤」の含有重量比は、通常10%以下とすることができる。前記多孔質光触媒体の全固形分における、前記「発泡剤」の含有重量比は、通常0.4〜4.0%とすることができる。前記多孔質光触媒体は、可視光を含む幅広い波長域の光を吸収して、強力な光触媒活性を発揮する。具体的には、太陽光や、200〜1200nmという幅広い波長域の光、すなわち、紫外線、可視光、赤外線から選ばれた1以上の光を照射することにより、強力な殺菌及び水質浄化作用が示される。中でも、前記多孔質光触媒体は、前記可視光のうち390〜660nmの波長の光を照射した時に強い光触媒活性を示す。特に570〜590nmの波長の黄色乃至緑色光を照射することによって、極めて強い光触媒活性(殺菌、水質浄化作用)を示す。また、前記多孔質光触媒体は、紫外線及び赤外線を照射した時にも強い光触媒活性を示す。紫外線では、特に200〜390nmの波長の光を照射することにより、強い活性を示す。赤外線では特に800〜1200nmの波長の光を照射することにより、強い活性を示す。したがって、前記ポリフェノール鉄錯体カプセルと前記多孔質光触媒体とを併用する場合には、幅広い波長の光を照射するのが好ましく、特には200〜1200nmの波長の光が好ましい。なお、前記光照射時間としては、前記ポリフェノール鉄錯体カプセルのみを用いる場合と同様である。前記多孔質光触媒体を水に投入し、前記光を照射すると、前記過酸化物と水との反応によって過酸化水素及び酸素が水中に溶出されるとともに、光触媒活性によりヒドロキシラジカルも生成される。 前記過酸化物は水に溶けにくいため、酸素及び過酸化水素は長期間にわたり徐々に溶出される。また、光触媒活性も長期間安定に維持される。 前記多孔質光触媒体の前記病原微生物に対する効果の持続期間は、前記過酸化物の含有量等に応じて異なるが、例えば、数カ月間〜数年間とすることができる。なお、前記多孔質光触媒体は、人体や環境に対し安全性が高い物質により構成されているため、前記耐用期間が過ぎた後も水中に残存していても問題はない。 前記多孔質光触媒体の使用量は特に限定されず、所望の効果が得られる量とすればよい。具体的には、水1Lに対する前記多孔質光触媒体の重量として、10g以上、好ましくは20〜200gとすることができる。 前記多孔質光触媒体の表面に汚れや藻類などが付着すると、光触媒活性が低下するが、強い光(紫外線、可視光、赤外線から選ばれた1以上の光、特に紫外線が好ましい)を照射することによりセルフクリーニングが可能であるため、光触媒活性を回復させることができる。ここで、「強い光」とは、例えば100cd(カンデラ)以上、好ましくは150cd以上の光とすることができる。 上記した多孔質光触媒体は、例えば下記のようにして製造することができる。(1)まず、前記アルカリ土類金属の過酸化物及び前記セメントを、それぞれ多孔質光触媒体の全固形分における上記の含有重量比となるように混合する。これらの原料は、いずれも粉末状又は粒状のものが好ましく、特には粒径5mm以下のものが好適に用いられる。
 
特表2025-510499光活性化二酸化塩素放出粉末及びその製造方法 フィエックス テクノロジーズ,インコーポレイテッド
【要約】塩素ガス、亜塩素酸塩、又はクロラートなどの検出可能な量のいかなる毒性副生成物もなく、二酸化塩素の固体状態生成及び放出を提供する光活性化粉末を製造する方法が提供される。粉末は、ガスを発生させるために粉末を可視光に曝露する前又は曝露している間に、水分、相対湿度、又は酸に曝露する必要はない。粉末はまた、亜塩素酸ナトリウムの分解若しくは酸化、又はその活性を最大化するための製造プロセス中の粉末の早期光活性化を最小化又は防止する条件下で調製することができる。
  光活性化触媒が金属酸化物である場合、金属酸化物は、二酸化チタン、酸化亜鉛、三酸化タングステン、二酸化ルテニウム、二酸化イリジウム、二酸化スズ、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、酸化タンタル、チタン酸カルシウム、酸化鉄(III)、三酸化モリブデン、五酸化ニオブ、三酸化インジウム、酸化カドミウム、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム、二酸化マンガン、酸化銅、五酸化バナジウム、三酸化クロム、三酸化イットリウム、酸化銀、又はTixZr1−xO2(式中、xは0〜1である)を含むことができるが、これらに限定されない。二酸化チタン及び酸化亜鉛などの遷移金属酸化物は、それらが化学的に安定であり、非毒性であり、安価であり、高い光触媒活性を示し、透明の成形された又は押し出されたプラスチック生産物を調製するのに有用なナノ粒子として利用可能であるので、好ましい。好ましくは、光活性化触媒は、二酸化チタン、より好ましくはルチル二酸化チタンを含む。
 
 本発明の方法によって製造された粉末は、約50重量%〜約99.99重量%の光触媒、約0.01重量%〜約50重量%の亜塩素酸ナトリウム、約70重量%〜約97重量%の光活性化触媒、及び約3重量%〜約30重量%の亜塩素酸ナトリウム、又は約80重量%〜約95重量%の光活性化触媒、及び約5重量%〜約20重量%の亜塩素酸ナトリウム、を含むことができる。
 
特表2025-512703高タンパク質濃度製剤のためのランダムヘテロポリマー添加物 ジェネンテック, インコーポレイテッド
【要約】本出願は、例えば、高濃度抗体組成物などの高濃度タンパク質組成物の安定化に使用することができるランダムポリマーライブラリおよび特定のポリマーに関する。
  実施例3.同じ長さおよび多様なモノマー含有量の一連のポリマーを含むライブラリ
 光誘起電子移動可逆的付加−開裂連鎖移動(PET RAFT)を使用して、96ウェルプレート中で、実施例1で上述したように、第2のポリマーライブラリを調製した(表1;図1)。この技術は、他の制御されたラジカル重合技術に対して必要とされる厳格な脱気なしにハイスループット方式でポリマーを調製するために以前に使用されており、光触媒を介した可視光で開始する重合によって室温で達成することができる(Gormley et al.,2018;Ng et al.,2018)。
 
特表2025-512718プレセラミック樹脂及びポリマー由来セラミック ユニバーシティ・オブ・タスマニア
【要約】本開示は、ポリマー由来セラミック材料、特に高収縮ポリマー由来セラミック材料を形成する有機ケイ素プレセラミック樹脂組成物に関する。本開示はまた、有機ケイ素ポリマー由来セラミック材料物品及びその形成方法に関する。
  「重合条件」とは、重合反応が起こる条件である。限定されるものではないが、縮合反応を含む段階成長重合、及びカチオン付加反応若しくはアニオン付加反応、又は熱的フリーラジカル反応若しくは光触媒フリーラジカル反応を含む連鎖成長重合を含む多数の重合反応の化学が適用可能である。選択される重合条件は、官能化有機ケイ素モノマー(複数の場合もある)の重合性官能基に依存することになり、モノマー同士を架橋することが意図される。
 
特表2025-513853新規の置換フッ化N−プロピル−ピロリジン及びN−プロピル−アゼチジン化合物、それらの調製のためのプロセス及びその治療的使用 サノフイ
【要約】本明細書では、式(I)の化合物、又はその薬学的に許容される塩:(式中、R1及びR2は、独立して、水素原子又は重水素原子を表し;R3は、水素原子、−COOH基又は−OH基を表し;R3’及びR3”は、独立して、水素原子、メチル基、メトキシ基、塩素原子、フッ素原子、又はシアノ基を表し;R4は、水素原子又はフッ素を表し;R5及びR5’は、独立して、水素原子又はフッ素原子を表し;R6は、フェニル基、縮合フェニル基、5〜12個の炭素原子を含む二環式基、2〜9個の炭素原子を含み、1〜3個のヘテロ原子を含むヘテロアリール基、3〜7個の炭素原子を含むシクロアルキル基、(C3〜C6)シクロアルキル(C1〜C3)アルキル基、4〜7員ヘテロシクロアルキル基、(C1〜C6)アルキル基、又はフェニル(C1〜C2)アルキル基を表し;Xは、−CH2−、−O−又は−S−を表し;Yは、−CH2−、−O−又は−NH−を表し;R7は、独立して、メチル基などの(C1〜C3)アルキル基、フッ素原子などのハロゲン原子、シアノ基、又はトリフルオロメチルなどの(C1〜C3)フルオロア
  或いは、化合物1Fを、トリス(トリメチルシリル)シランの存在下で(Ir[dF(CF3)ppy]2(dtbpy))PF6及び塩化ニッケル(II)エチレングリコールジメチルエーテル錯体などの触媒並びに4,4’−ジ−tert−ブチル−2,2’−ビピリジン及び炭酸ナトリウムなどの塩基を使用して、R6Br(式中、R6は、アルキル基、シクロアルキル又は上で定義されるとおりのスピロ二環式アルキルである)との光触媒カップリング反応にかけて、対応する化合物1Gを得ることができる。
 
特表2025-513044新規の置換フッ素化N−プロピル−ピロリジン化合物、それらを調製するためのプロセス及びそれらの治療的使用 サノフイ
【要約】式(I)の化合物、又はその薬学的に許容される塩(式中、R1及びR2は、水素原子又は重水素原子を表し;R3は、水素原子、−COOH基又は−OH基を表し;R3’及びR3”は、水素原子、メチル基、メトキシ基、塩素原子、フッ素原子、又はシアノ基を表し;R4及びR5は、水素原子、ハロゲン原子、−NH2基、(C1〜C3)アルキル基、(C1〜C3)アルコキシ基、若しくは−OH基を表すか;又は、R4及びR5が共にオキソ基を形成するか、若しくは、R4及びR5が共に=NOCH3基若しくは(C3〜C5)シクロアルキル基を形成し;R7は、水素原子、メチル基、−OH基又はフッ素原子を表し;R6は、フェニル基、縮合フェニル基、5〜12個の炭素原子を含む二環式基、2〜9個の炭素原子を含み、1〜3個のヘテロ原子を含むヘテロアリール基、3〜7個の炭素原子を含むシクロアルキル基、(C3〜C6)シクロアルキル(C1〜C3)アルキル基、4〜7員のヘテロシクロアルキル基、(C1〜C6)アルキル基又はフェニル(C1〜C2)アルキル基を表し;Xは、−CH2−、−O−又は−S−を表
  代替的には、トリス(トリメチルシリル)シラン並びに4,4’−ジ−tert−ブチル−2,2’−ビピリジン及び炭酸ナトリウムなどの塩基の存在下で、(Ir[dF(CF3)ppy]2(dtbpy))PF6及びニッケル(II)クロリドエチレングリコールジメチルエーテル錯体などの触媒を使用して、化合物1FをR6Br(式中、R6は上記に定義される通りのアルキル基、シクロアルキル又はスピロ二環式アルキルである)との光触媒カップリング反応に供することで、対応する化合物1Gを得ることができる。
 
B−10光触媒を防ぐ・効果無し
特開2025-062436マウスピース 医療法人秀真会 株式会社DSi 株式会社リック
【課題】長時間に渡って歯列に装着しても、歯牙にも歯肉にも悪影響を及ぼすことが無く、齲蝕や歯周病、真菌による口腔内感染症等を改善することができるマウスピースを提供する。
【解決手段】ヒト又は哺乳動物の歯列に装着して用いるマウスピースであって、歯列の一部又は全部と、前記歯列の一部又は全部から続く口腔前庭側の歯肉の一部までを覆うことができ、表面改質された酸化亜鉛を含有する、マウスピース;及びヒト又は哺乳動物の歯列に装着して用いるマウスピースであって、歯列と接する第1の層、及び前記第1の層の歯列と接する側とは反対側の面に第2の層を有し、前記第1及び第2の層の一方又は両方が、表面改質された酸化亜鉛を含有する、マウスピース。
 (酸化亜鉛の表面改質) 酸化亜鉛粉末の「表面改質」とは、酸化亜鉛粉末の表面を部分的に被覆処理することで、歯周病原因菌、齲蝕原因菌や真菌に対する抗菌性、口臭の脱臭効果は損なうことなく、酸化亜鉛の光触媒活性を抑制し、樹脂中での分散性を向上させるための加工をいう。酸化亜鉛粉末の「表面改質」方法としては、例えば、次の方法が挙げられる。酸化亜鉛粉末を硫化水素又は亜硫酸ガスと接触させて、酸化亜鉛粉末の表面を硫化させ、酸化亜鉛粉末の表面を硫化亜鉛で被覆する方法である。具体的には、酸化亜鉛粉末をガラス容器に入れ、これを振動させながら、硫化水素ガス又は亜硫酸ガスを流通させて接触させる。酸化亜鉛粉末の表面にカップリング剤を被覆処理し、被覆酸化亜鉛粉末とする。酸化亜鉛粉末表面へのカップリング剤の被覆処理は、酸化亜鉛粉末の水中又は非水溶媒中のスラリーを攪拌しつつカップリング剤を添加する湿式法;高速回転が可能なヘンシェルミキサーやハイスピードミキサー等で酸化亜鉛粉末を高速攪拌しつつカップリング剤をスプレーまたは滴下する乾式法;酸化亜鉛粉末を入れた反応容器内に窒素等の不活性ガスでキャリーしたカップリング剤を導入し、被覆処理する気相法のいずれでもよい。
 
特開2025-064329インクジェット記録方法 キヤノン株式会社
【課題】反応液やインクの吐出安定性が良好なインクジェット記録方法を提供する。
【解決手段】液体を液体吐出ヘッドから吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、前記液体は、水性インクと、前記水性インクと反応する反応剤を含有する水性反応液と、を含み、前記液体吐出ヘッドは、液体を吐出するための吐出口と、前記吐出口に液体を供給するための圧力室と、液体を吐出するためのエネルギーを発生するためのエネルギー発生素子と、を有する複数の個別流路と、前記複数の個別流路に液体を供給するための上流側流路と、前記複数の個別流路から液体を流出するための下流側流路と、が設けられた素子基板を具備し、前記吐出口は当該吐出口の中心に向かって突出する少なくとも1つの突起を有する。
  酸化チタンは、アルミナ及びシリカで表面処理が施されているものを用いてもよい。表面処理により光触媒活性能の抑制や分散性の向上が期待される。本明細書において、「アルミナ」は、酸化アルミニウムのようなアルミニウムの酸化物の総称である。また、本明細書において、「シリカ」は、二酸化ケイ素、又は二酸化ケイ素によって構成される物質の総称である。酸化チタンを被覆するアルミナ及びシリカの大部分は、二酸化ケイ素及び酸化アルミニウムの形態で存在している。
 
特開2025-064330インクジェット記録方法 キヤノン株式会社
【課題】反応液やインクの吐出安定性が良好なインクジェット記録方法を提供する。
【解決手段】水性インクと、前記水性インクと反応する反応剤を含有する水性反応液と、を液体吐出ヘッドから吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、前記水性反応液を吐出する前記液体吐出ヘッドは、前記水性反応液を吐出するための吐出口と、前記吐出口に前記水性反応液を供給するための圧力室と、前記水性反応液を吐出するためのエネルギーを発生するためのエネルギー発生素子と、を有する素子基板と、前記圧力室に水性反応液を供給するための上流側流路と、前記圧力室に連通する下流側流路と、を具備し、前記素子基板は、前記水性反応液の吐出方向において前記記録媒体と対向するフェイス面を有し、前記フェイス面と垂直な方向において、前記吐出口は前記フェイス面よりも前記圧力室側に位置する、インクジェット記録方法。
   酸化チタンは、アルミナ及びシリカで表面処理が施されているものを用いてもよい。表面処理により光触媒活性能の抑制や分散性の向上が期待される。本明細書において、「アルミナ」は、酸化アルミニウムのようなアルミニウムの酸化物の総称である。また、本明細書において、「シリカ」は、二酸化ケイ素、又は二酸化ケイ素によって構成される物質の総称である。酸化チタンを被覆するアルミナ及びシリカの大部分は、二酸化ケイ素及び酸化アルミニウムの形態で存在している。
 
特開2025-064870防眩シート、及び施工方法 東洋インキSCホールディングス株式会社
【課題】 トンネル内の視野環境を整備・向上でき(即ち、ドライバーはじめ同乗者にとってもトンネル内を見通したり見渡したりしやすく、出口表示、出口までの距離表示、非常口表示等の各種情報も見やすくする)、さらにトンネルに代表されるインフラ設備の検査に支障をきたすことなく、インフラ設備の補修・保全を容易かつ低コストで可能とするシートの提供。
【解決手段】 防眩層と基材シートとを少なくとも有し、防眩層が最表面に位置する防眩シートであって、防眩層表面に入射角30°、あおり角0°の場合の反射光の半値幅HW(30,0)が1.5〜15°であり、防眩層表面に入射角60°、あおり角0°での場合の反射光の半値幅HW(60,0)を前記半値幅HW(30,0)で除した値が0.7〜4である、防眩シート。
  意匠層形成用の塗料やインキには、有彩色の各種顔料や白色・黒色の各種顔料を用いることができる。複数の顔料を含むこともできる。デザインや標識などの情報の提示を目的とする場合、被着体表面を隠蔽し、デザインや標識などの情報がはっきり見えるようにするために、無機白色顔料を用いることが好ましい。無機白色顔料としては、硫酸バリウム等のアルカリ土類金属の硫酸塩、炭酸カルシウム等のアルカリ土類金属の炭酸塩、微粉ケイ酸、合成ケイ酸塩等のシリカ類、ケイ酸カルシウム、アルミナ、アルミナ水和物、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、クレイ、カオリン等があげられる。酸化チタンは白色度が高く、隠蔽性の点で優れるので、識別性の高い意匠層をデザインするために好適に使用される顔料である。酸化チタンは、特に再帰反射性が高い顔料であるため、図6(2)のような反射強度のチャートを示しやすい。酸化チタンには、ルチル型やアナターゼ型などの結晶構造によらず選択でき、光触媒機能が低いルチル型の方が着色用途として好ましい。
 
 
 
J木酢・酢・草酢
特開2025-065290過酸化水素カプセル 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
【課題】過酸化水素の反応性を長期間持続させる技術を提供すること。毒性を有する過酸化水素の取扱いを容易にし、過酸化水素による有用生物への障害を防ぐこと。
【解決手段】過酸化水素がアルギン酸ゲルに封入されてなる、魚介類の飼育又は病気治療用、殺菌用、浄化用、消臭用、有機物分解用あるいはフェントン反応用の過酸化水素カプセルを提供する。
  植物乾留液は粘りけのある液体で、外見は赤褐色〜暗褐色を呈する。原料とする植物体によって木酢液、竹酢液、籾酢液などの種類があり、いずれも好適に用いることができる。これらの植物乾留液は原液のまま用いることもできるが、濃縮液、希釈液、これらの乾燥物として用いることも可能である。
 
特開2025-066074環形動物の忌避剤、該忌避剤の調製方法および環形動物の忌避方法 保土谷アグロテック株式会社 保土谷化学工業株式会社 太陽化学株式会社
【課題】非イオン性の食品添加物を成分とし、人畜に対する安全性に優れ、かつ、水に難溶性であるため持続性に優れる環形動物の忌避剤を提供すること。
【解決手段】炭素原子数2〜48の多価アルコールと、炭素原子数1〜24の1種または2種以上の脂肪酸が、縮合反応して得られる「多価アルコール脂肪酸エステル」を1種または2種以上含有する組成物であって、該組成物を有効成分とする環形動物の忌避剤。
  多くの地域で、ヤマビルの防除方法や、生息数を減少させる方法が検討されている。物理的な方法としては、ヤマビルが生息する多くの県では、雑草や枯れ草を除草し、日当たりを良くし、隠れ場所を無くす方法が推奨されている。化学的な防除方法としては、ヤマビルなどの環形動物に忌避効果のある忌避剤(特許文献1〜7など)を使用する方法、また、食塩水、消石灰、石灰窒素、木酢液、苦汁(にがり)などのヤマビル駆除剤を定期的に散布する方法などが推奨されている。人体への吸血被害を抑えるため、殺虫剤成分であるディート(DEET、N,N−ジエチル−m−トルアミド)またはイカリジンなどを含む虫除けスプレー、ヤマビルが忌避する成分の専用スプレーを、肌、衣服、雨具、長靴などに噴きかけ、ヤマビルが付着することを防ぐ方法なども推奨されている。
 
特開2025-067953有用物質の製造方法および製造装置 G−8 INTERNATIONAL TRADING 株式会社
【課題】木材を原料として、有用物質を製造するための有用物質の製造方法および装置を提供する。
【解決手段】密閉容器12の処理空間S1内に、木材チップを投入する原料投入工程、120〜200℃で、4〜15atmの蒸気を導入し、原料を亜臨界水反応処理して、フルボ酸とフミン酸を得る第1亜臨界水処理工程、200〜250℃で、15〜30atmの蒸気を導入し、原料を亜臨界水反応により木酢酸を得る第2亜臨界水処理工程を備える。
【請求項1】原料である木材チップを処理して少なくとも2種以上の有用物質を製造する有用物質の製造方法であって、内部に閉鎖可能な処理空間を有する密閉容器と、前記密閉容器内に原料を供給するための供給部と、該密閉容器内に高温高圧の蒸気を噴出する蒸気噴出手段と、前記密閉容器内から液体のみを排出するための開閉バルブおよび固形物を排出するための開閉機構を持つ排出口部と、前記密閉容器から高圧蒸気を排出するための蒸気排出バルブを持つ蒸気排出口とを備えた処理装置を準備する装置準備工程、前記処理装置の密閉容器の処理空間内に、前記供給部から、主原料として木材チップを含有する原料を投入する原料投入工程、温度が120〜200℃で、圧力が4〜15atmの蒸気を、前記原料が投入されている前記処理空間内に導入しつつ、前記原料を撹拌しながら、原料を亜臨界水反応処理して、フルボ酸とフミン酸と木材のチップおよび/またはその破片の固形物を含有する第1混合溶液を得る第1亜臨界水処理工程、前記蒸気排出バルブを開いて、前記処理空間から高圧蒸気を排出して、該処理空間内の圧力を高圧から低下させる中間圧力低下工程、前記開閉バルブを開いて、前記処理空間から、フルボ酸/フミン酸の原料となる液体のみを回収する第1液体回収工程、前記蒸気排出バルブおよび開閉バルブを閉じる閉工程、温度が200〜250℃で、圧力が15〜30atmの蒸気を、前記固形物が存在する前記処理空間内に導入しつつ、前記原料を撹拌しながら、原料を亜臨界水反応による炭化処理して形成された炭化固形物と、この炭化に伴って生成された木酢酸を含有する第2混合溶液を得る第2亜臨界水処理工程、前記蒸気排出バルブを開いて、前記処理空間から高圧蒸気を排出して、該処理空間内の圧力を高圧から大気圧に低下させる最終圧力低下工程、前記開閉バルブを開いて、前記処理空間から、木酢酸の原料となる液体のみを回収する第2液体回収工程、および 前記開閉機構を開いて、前記処理空間から、固体炭化物を回収する固体回収工程、を備えていることを特徴とする有用物質の製造方法。
 
実登3251078竹の建築材 藤崎 稔
【課題】100%天然素材で製造され、かつ経年劣化を軽減することができる竹の建築材を提供する。
【解決手段】竹の建築材10は、竹1の内部に、竹繊維5とセメント3若しくは竹由来のタールを混合した材料が充填されている。
  ≪本体部1≫ 本体部1は、自然の竹をそのまま用いる。また、本体部1は、竹酢に1時間から1日程度を漬け込むことで防腐及び防虫効果を施した竹を用いるのが好適であり、強度の観点において孟宗竹を用いるのが好ましいが孟宗竹以外の竹を用いる場合があってもよい。なお、竹酢は、竹を燃やすことで発生した煙を蒸留することで作れた液体からタール成分を取り除き製造される。
 
 
 
Y海洋深層水
特許7485186水性分散体及びこれを含有する化粧料 信越化学工業株式会社
【課題】水系媒体への分散性に優れ、分散安定性が高い微粒子無機粉体の水性分散体を提供することを目的とする。また、この水性分散体を配合し、安定性が高く、透明性、使用感(べたつきのなさ)、及び耐水性に優れた化粧料を提供する。
【解決手段】(a)透過型電子顕微鏡写真の画像解析法による個数平均一次粒子径が8〜200nmであり、酸化チタン粒子がシリコーンで疎水化処理された、疎水化酸化チタン微粒子:10〜70質量%、(b)アルコール性水酸基を2個以上有する水性成分:1.0〜30質量%、(c)前記(b)成分に溶解するポリグリセリン変性シリコーン:1.0〜20質量%、及び(d)水:8〜82質量%を含有する水性分散体。
  [(d)成分]本発明の(d)成分は水である。水としては、イオン交換水、蒸留水、脱イオン水、日本薬局方で定義されるところの精製水、温泉水、海洋深層水等を使用できる。
 
特許7660863液状頭髪ケア剤 高島 正広 株式会社シグマテクノロジー
【課題】マイクロ・ナノバブルを巧みに利用し、十分な育毛効果を有し、副作用がなく、入手が容易な液状頭髪ケア剤を提供する。
【解決手段】マイクロ・ナノバブルを含む液状頭髪ケア剤である。前記マイクロ・ナノバブルが水素、酸素、二酸化炭素及び空気からなる群から選択される1以上のガスから製造されたマイクロ・ナノバブルであり、水、エタノールから選択される1以上の液体からなる液状頭髪ケア剤である。        本願発明の液状頭髪ケア剤は、上記のような特徴を備えたマイクロ・ナノバブルを含んでいる。液状化させるための媒体としては、水、エタノールを用いることができるが、これらに限定されず、当業者に自明のものであれば、すべて用いることができる。水には、水道水、浄水、天然水、炭酸水、脱イオン水、アルカリイオン水、海洋深層水、蒸留水、RO水、精製水などあり、これらのいずれかを用いることができるが、精製水は医療で使われる溶解剤であり、肌への浸透力が通常の水よりも格段に良く、不純物が含まれていないという点で、敏感肌の人にも肌荒れの心配がなく安心して使うことができるので、好ましく用いることができる。
 
特開2025-043550水中油型乳化組成物 伯東株式会社
【課題】本発明は、界面活性剤フリーであり、水性成分、油性成分と両親媒性固体粒子と多糖類を含む水中油型乳化組成物において、その使用感を損なうことなく、経時安定性に優れた水中油型乳化組成物及びその製造方法に関するものである。
【解決手段】油性成分と水性成分の2相系において、両親媒性を有する固体粒子と、主鎖にアルドヘキソース又は酸性糖を少なくとも1種類を有し、側鎖にデオキシ糖を有する多糖類を含むことで、べたつきがなく、常温及び高温での乳化安定性の経時変化の抑制した水中油型乳化組成物及びその製造方法である。
  本発明の水中油型乳化組成物は、その使用目的により種々のものがあり、従って必要によりさらに、薬品類、医薬部外品類、化粧品類などに配合される成分である精製水、温泉水、深層水、色剤(色素)、水性高分子、保湿剤、収れん剤、美白剤、紫外線防止剤、抗炎症(消炎)剤、皮膚(細胞)賦活化剤、殺菌剤(一部防腐剤成分を含む)、経皮吸収促進剤、清涼剤、酸化防止剤、香料、有機溶剤、金属イオン封鎖剤及び防腐剤、褪色防止剤、緩衝剤などが任意に加えられる。本発明は、その目的とする効果を妨げない範囲でこれら各種添加剤の配合することを制限するものではない。
 
特開2025-043945血管透過性抑制剤及びそれを用いた冷え性改善剤 オリザ油化株式会社  学校法人近畿大学
【課題】新規な血管透過性抑制剤を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。1.イエローストロベリーグアバ果実の抽出物を有効成分とする血管透過性抑制剤。2.イエローストロベリーグアバ果実の抽出物は,1,2-dilinolenoyl-3-digalactosylglycerol,GlcCer [d18:2(4E,8Z)/16:0]のうちの少なくとも一方を含有することを特徴とする血管透過性抑制剤。3. 1,2-dilinolenoyl-3-digalactosylglycerol,GlcCer [d18:2(4E,8Z)/16:0]のうちの少なくとも一方を有効成分とする血管透過性抑制剤。4.イエローストロベリーグアバ果実の抽出物を有効成分とする冷え性改善剤。
  抽出溶媒として水を用いる場合,水の種類は,特に限定されず,水道水,蒸留水,ミネラル水,アルカリイオン水,深層水等を使用することができる。    
 
特開2025-052854乳化剤組成物 日本精化株式会社
【課題】本発明の課題は、自然由来成分から得ることができ、乳化時に加熱を必要とせずに水中油型乳化組成物を製造することができる、乳化剤を提供することにある。
【解決手段】以下の成分(A)及び(B)を含有し、成分(A1)と(A2)の質量比が95:5〜15:85であり、成分(A)が水に分散していることを特徴とする水中油型乳化組成物用の乳化剤組成物を用いる。(A)以下の成分(A1)及び(A2)からなる脂質組成物 (A1)炭素数8〜22の脂肪酸と重合度6〜22のポリグリセリンとのモノ又はジエステル、及び、炭素数8〜22の脂肪酸とショ糖とのモノエステルから選択される1種又は2種以上 (A2)リン脂質(B)水
  本発明で使用される成分(B)の水としては、特に制限はなく、精製水、イオン交換水、蒸留水、天然水、海洋深層水、水素水等が使用できる。また、酸、アルカリ、緩衝剤、キレート剤等でpHが調製されたものであってもよいし、防腐剤等の水溶性成分が添加されたものであってもよい。
 
特開2025-054241システム ソフトバンクグループ株式会社
【課題】実施形態に係るシステムは、釣果を予測し、適切な釣り方やルアーを提案することを目的とする。
【解決手段】実施形態に係るシステムは、収集部と、解析部と、提案部とを備える。収集部は、天候情報、潮汐、水温のデータを収集する。解析部は、収集部によって収集されたデータを解析し、釣果を予測する。提案部は、解析部によって得られた予測結果に基づいて適切な釣り方またはルアーを提案する。
  実施形態に係る釣果予測システムは、収集部と、解析部と、提案部とを備える。収集部は、天候情報、潮汐、水温などのデータを収集する。収集部は、例えば、気温、風速、降水量などの天候情報を収集する。また、収集部は、満潮、干潮の時間や潮位などの潮汐データを収集することもできる。さらに、収集部は、表層水温や深層水温などの水温データを収集することもできる。例えば、収集部は、気象データを提供するサービスから天候情報を取得し、潮汐データを提供するサービスから潮汐情報を取得し、水温データを提供するセンサから水温情報を取得する。解析部は、収集部によって収集されたデータを解析し、釣果を予測する。解析部は、例えば、機械学習アルゴリズムを用いて、収集されたデータを解析し、釣果を予測する。また、解析部は、過去の釣果データを基に、現在の天候情報、潮汐データ、水温データを組み合わせて釣果を予測することもできる。例えば、解析部は、過去の釣果データと現在の天候情報を比較し、釣果を予測する。また、解析部は、過去の釣果データと現在の潮汐データを比較し、釣果を予測することもできる。さらに、解析部は、過去の釣果データと現在の水温データを比較し、釣果を予測することもできる。提案部は、解析部によって得られた予測結果に基づいて最適な釣り方やルアーを提案する。提案部は、例えば、釣果予測に基づいて、特定の魚種に対する最適な釣り方やルアーを提案する。また、提案部は、ユーザが選択した釣り場やターゲット魚種に基づいて提案を行うこともできる。例えば、提案部は、ユーザが選択した釣り場において、特定の魚種に対する最適な釣り方やルアーを提案する。これにより、実施形態に係る釣果予測システムは、ユーザに対して釣果を予測し、最適な釣り方やルアーを提案することができる。提案部における上述した処理の一部または全部は、例えば、AIを用いて行われてもよく、AIを用いずに行われてもよい。例えば、提案部は、解析部によって得られた予測結果を入力とし、最適な釣り方やルアーを出力するAIモデルを用いて、提案を行うことができる。収集部は、天候情報、潮汐、水温などのデータを収集する。具体的には、気温、風速、降水量などの天候情報を収集するために、気象データを提供するサービスからリアルタイムでデータを取得する。これには、気象衛星や地上の気象観測ステーションからのデータが含まれる。また、満潮、干潮の時間や潮位などの潮汐データを収集するために、潮汐データを提供するサービスから情報を取得する。これには、海洋観測ブイや沿岸の潮汐観測ステーションからのデータが含まれる。さらに、表層水温や深層水温などの水温データを収集するために、水温データを提供するセンサから情報を取得する。これには、海洋観測ブイや水中ドローンからのデータが含まれる。収集部は、これらのデータを一元的に管理し、リアルタイムで更新されるデータベースに保存する。データの収集頻度や精度は、システムの設定に応じて調整可能であり、特定の状況や条件に応じた柔軟な対応が可能である。例えば、急激な天候変化が予測される場合には、データ収集の頻度を高めることで、より詳細な情報を取得することができる。これにより、収集部は、多様なデータソースから広範な情報を収集し、システム全体の精度と信頼性を向上させることができる。
 
特開2025-058712陸上養殖プラント  大成ロテック株式会社 日本甜菜製糖株式会社 公益財団法人黒潮生物研究所
【課題】良好なエネルギ効率で生産性を向上させることができる陸上養殖プラントを提供する。
【解決手段】陸上養殖プラント20は、地熱又は温泉に由来する熱源の熱で温めた温泉水SWを保温水HWとして貯める保温水槽21と、温泉水SWの熱を用いて海水MWの水温を調整する混合器22と、保温水槽21内に配置されて養殖対象を養殖する養殖容器23と、混合器22で水温を調整した海水MWを養殖水AWとして養殖容器23に注入する注入部24と、を備えている。混合器22は、海水MWに比較的水温の高い温泉の温泉水SWを混合して養殖水AWの水温を調整する。     
  海産物飼育場4では貝類等の海産物の種苗を飼育槽7内で飼育している。なお、実施形態1の海産物飼育場4は、陸上に飼育槽7を設置している。しかしながら特にこれに限らず飼育槽7に代えて海面を利用する洋上飼育施設に設けられたいけす等であってもよい。また、海産物飼育場4には、海との間に海水MWを取水する取水管MLが敷設されている。取水管MLの先端には、海中に配置される取水口Mが設けられている。取水口Mから吸い上げられた海水MWは、取水管MLを介して海産物飼育場4に送られる。たとえば、取水口Mを水深約200m以深に配置することにより水温(約9度)がほぼ一定の海洋深層水を取水することができる。
 
特開2025-058859水性分散体及びこれを含有する化粧料 信越化学工業株式会社
【課題】水系媒体への分散性に優れ、分散安定性が高い微粒子無機粉体の水性分散体を提供することを目的とする。また、この水性分散体を配合し、安定性が高く、透明性、使用感(べたつきのなさ)、及び耐水性に優れた化粧料を提供する。
【解決手段】(a)透過型電子顕微鏡写真の画像解析法による個数平均一次粒子径が8〜200nmであり、酸化チタン粒子がシリコーンで疎水化処理された、疎水化酸化チタン微粒子:10〜70質量%、(b)アルコール性水酸基を2個以上有する水性成分:1.0〜30質量%、(c)前記(b)成分に溶解するポリグリセリン変性シリコーン:1.0〜20質量%、及び(d)水:8〜82質量%を含有する水性分散体。
  [(d)成分]本発明の(d)成分は水である。水としては、イオン交換水、蒸留水、脱イオン水、日本薬局方で定義されるところの精製水、温泉水、海洋深層水等を使用できる。
 
特開2025-061581ウイルス不活性化剤組成物 大日本除蟲菊株式会社
【課題】ウイルス不活性化成分であるエタノールの配合量を低減可能であり、ウイルス不活性化効果が高く安全性にも優れたウイルス不活性化剤組成物を提供する。
【解決手段】(A)ウイルス不活性化成分として10質量%〜60質量%のエタノールと、(B)ウイルス不活性化効力増強成分としてフマル酸と、を(C)水に混合して酸性水溶液とし、ウイルス不活性化効力増強成分の配合量が、0.05質量%以上であるウイルス不活性化剤組成物。
  本発明のウイルス不活性化剤組成物は、水系タイプであり、溶媒としては主に水が用いられる。水としては、イオン交換水や逆浸透膜水等の精製水や、通常の水道水や工業用水、海洋深層水等が挙げられる。
 
特開2025-064857清浄塩水、清浄自然塩、清浄苦汁、ミネラル飲料 奥 善隆
【課題】生活排水、工場廃水、廃油、廃棄プラスチック、ダイオキシン類、マイクロプラスチック等の有害物質が含まれていない清浄な海水から製造された、海水と同じミネラルバランスがある必須ミネラル成分を含み、海水と略同じ電解質濃度がある清浄塩水、清浄自然塩、清浄苦汁、ミネラル飲料を得る。
【解決手段】本願発明に係る清浄塩水は、日本国内の汚染されていない特定の地域の清浄海水をポンプ吸引して取水し、取水した清浄海水をフィルタ−内を通過させて砂や土などの不純物を除去し、濃縮化した清浄塩水である。この清浄塩水は、海水と同じミネラルバランスがある必須ミネラル成分を含む。
  一般に、海洋深層水は、太陽光が届かない水深200mよりも深い位置にあるミネラルバランスに優れたミネラルを含んだ海水であることが知られている。 しかしながら、水深数100m程度の深さにある海洋深層水は、汚染された表層水が海洋深層水の上部層で衝突し、汚染物質が海洋深層水に混ざるおそれがある。
 
特開2025-065530皮膚の粘弾性向上剤 オリザ油化株式会社
【課題】新規な皮膚の粘弾性向上剤を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。1. トマト種子抽出物を有効成分とする皮膚の純弾性向上剤。2.トマト種子抽出物を有効成分とする皮膚の正味の弾性向上剤。3.トマト種子抽出物を有効成分とする皮膚の戻り率向上剤。4.上記1.〜上記3.のいずれかに記載の皮膚の粘弾性向上剤。5.トマト種子抽出物を有効成分とする皮膚の粘弾性向上剤。6.トマト種子抽出物を有効成分とするAGE産生抑制剤。7.上記トマト種子抽出物は、リコペロサイド類を含有するものであることを特徴とする上記1.〜上記6.に記載の剤。8.上記リコペロサイド類は、リコペロサイドHであることを特徴とする上記7.に記載の剤。
   抽出溶媒として水を用いる場合、水の種類は、特に限定されず、水道水、蒸留水、ミネラル水、アルカリイオン水、深層水等を使用することができる。
 
特開2025-065944シート状クレンジング化粧料 株式会社ニーズ
【課題】良好なクレンジング効果、簡便・迅速な使用性と使用時、使用後のべたつきのない使用感に優れたシート状クレンジング化粧料を提供すること。
【構成】成分(A)脂肪酸ポリグリセリル0.1〜3質量%、 (B)脂肪酸ポリグリセリルエーテル0.1〜1質量%、(C)多価アルコール20〜40質量%、(D)水を含有 し、かつポリエステルの材質であり、単繊維の直径が700nm以下、目付が 30〜70g/m2である不織布に含浸したことを特徴とするシート状クレンジング化粧料。
 本発明のシート状クレンジング化粧料には、上記に示すものの他、本発明の効果を損なわない範囲であれば、通常化粧品または医薬部外品に用いられる成分を適宜、その用途、目的に応じて配合することができる。例えば、各種薬効成分、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、粉体、抗酸化剤、防腐剤、香料、着色剤、清涼剤、ビタミン類、中和剤、pH調整剤、精製水、芳香水、温泉水、海洋深層水などが挙げられるが、これに限定されるものではない。
 
特開2025-069328多層型メイクアップ保護化粧料 株式会社コーセー
【課題】使用した際の成膜速さが良好であり、かつ、ベタつきのない良好な使用感を有し、経時的な噴射口又は噴射ノズルの目詰まりを防止できる、多層型メイクアップ保護化粧料を提供すること。
【解決手段】本発明は、次の成分(A)〜(D)を含有する、多層型メイクアップ保護化粧料を提供することができる。(A)親油性樹脂(B)エタノール(C)金属塩(D)25℃における動粘度が300mm2/s未満である低粘度不揮発性油剤
  <2−5−1.水> 本実施形態には、さらに、水を含有することが好ましい。本実施形態は、好適な態様として、前記成分(A)〜(D)及び水を含む、多層型メイクアップ保護化粧料を提供することもできる。これにより、より良好なメイクアップ保護効果と、より良好な霧の細かさとを得ることができる。水は、化粧料又は皮膚外用剤に通常使用できるものであれば特に限定されないが、精製水のほか、イオン交換水、海水や海洋深層水、植物の水蒸気蒸留水も用いることができ、これらから選択される1種又は2種以上を用いることができる。
 
特表2025-508647ネットペン水産養殖を支持する表面下多段式酸素付加システム イノバシー
【要約】多段式酸素付加装置が、第1のセクション、第2のセクション、及び第3のセクションを有する浸漬された流体密閉圧力容器を含む。バッフルが第2のセクションを区画に分割し、水送達機構が水を第1のセクションを介して第2のセクションに送達する。第1のセクションと第2のセクションとの間の接合部が水を水ジェット又は液滴として区画に送達し、浸水ゾーンを生成する。ガス送達機構が酸素付加されたガスを区画に送達して、その浸水ゾーンと第1のセクションとの間に、水ジェット又は液滴が落下するガス空隙を生成する。バッフルを通るガス接続部が、区画からのガスが、それと直列の後続の区画内に別のガス空隙を生成することを可能にする。ガス放出デバイスが、最後の区画からガスを放出することによって、ガス空隙を維持する。第3のセクションが区画を接続し、浸水ゾーンからの水が混合して、出力される処理された水を生産する。
   表面下操作により、DOアウト、酸素移動速度、AE及びTEにおける増加を含む静水圧効果により酸素付加の性能を劇的に増加させることが可能である。実施形態では、反応器は、浸漬した反応器アセンブリ内に少なくとも局所気圧を100mmHg超える局所静水圧を提供する深さで浸漬される。この反応器タイプは、ネットペン及び半収容ネットペン用途で利用可能な深層水をうまく利用し、また、既存の吸引ライン/バルクフローを利用して、培養ユニット内の水交換速度を増加させ、処理された水を希釈し、エンクロージャに搬送することができる。一実施形態では、図15に例示されるように、既存のネットペンポンプが、追加の軸流ポンプステップを必要とせずに反応器を通る流れを誘導するために使用され、このため、資本要件を低減させる。反応器の性能に対する波動作用の影響は、反応器上又はネットペン支持構造上のケーブル配線の取り付け点における可撓性ロッド、ばね、及びガスピストンの使用を通じて、支持ケーブル配線上に衝撃吸収性のような効果を生成することによって最小限に抑えられ得る。
 
特表2025-512051密閉断熱タンクの壁 ギャズトランスポルト エ テクニギャズ
【要約】本発明は、液化ガスのための密閉断熱貯蔵タンク用の壁(11)に関し、前記壁(11)は、前記壁(11)は、厚さ方向において連続的に、二次断熱バリア(12)と、二次密閉メンブレン(13)と、一次断熱バリア(14)と、、前記タンク内に含まれる前記液化ガスに接することを目的とする一次密閉メンブレン(15)とを含み、前記一次断熱バリア(14)は、前記二次断熱バリア(12)に固定されて前記厚さ方向に延びる第1列の耐力部材を有し、前記耐力部材(30)のそれぞれは、対応する内側板(42)に固定され、前記一次密閉メンブレン(15)における平坦領域(46)のそれぞれは、前記内側板(42)の一つに対して設けられて溶接される。
 このようなタンクは、陸上貯蔵設備の一部であってもよく、または、沿岸または深層水浮体、特に液体−水素輸送船舶、浮体式貯蔵および再ガス化ユニット(FSRU)、浮体式製造貯蔵排出(FPSO)ユニットに設置されてもよい。このようなタンクは、あらゆる種類の船舶の燃料タンクとしても使用することができる。
 
 
 
未整理
 
特開2025-051798核変換システム、加工装置、除去装置、照射装置、装置 西沢 克弥
【課題】ミュオンを用いて水素・重水素やホウ素・窒素・酸素・フッ素などの燃料原子核を核変換するシステムを検討する。ミュオンは高速のため標的の原料原子と反応しにくい可能性もあった。
【解決手段】レプトンコライダ等装置や宇宙線により生成された粒子衝突により生成した高速なミュオン/宇宙ミュオンを電場・減速手段を用いて減速させ燃料原子に結合させるシステムを考案する。電場を形成する素子を用いた減速器を提案する。アルファ線・アルファ粒子・電荷をもつ粒子・正電荷粒子を生成する核変換システムについて前記粒子を用いて加熱や加工を行わせようとする装置を提案する。
      61 頁
 
特開2025-065084装置、加速器、減速器、核変換システム 西沢 克弥
【課題】ミュオンを用いて原子核を核変換するシステムを検討する。ミュオン標的に炭素原子を用いた標的を用いると炭素原子が高エネルギーの陽子照射を経て高度に放射化される問題があり、ミュオン標的が放射化しにくくなる系を考案したい。標的の交換の負担を減らすシステムを考案したい。またミュオンは高速のため標的の原料原子と反応しにくい可能性もあった。
【解決手段】宇宙線により生成された宇宙ミュオンや原子衝突により生成した中間子由来の高速なミュオンを電場・減速手段を用いて減速させ核変換に用いる系を考案する。レーザー航跡場を用いた減速器と電場を形成する素子を用いた減速器を提案する。ミュオンは例えば炭素12や窒素・ホウ素等と水素を結合させ核変換に用いる。
     70 頁
 
特表2025-509610IKAROSジンクフィンガーファミリー分解剤及びその使用 ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
【要約】本開示は概して、IKZF2(Helios)及び/又はIKZF4(Eos)などのIKAROSファミリージンクフィンガー(IKZF)タンパク質に結合し、その分解剤として作用する化合物に関する。本開示は更に、癌を含む、IKZF2及び/又はIKZF4などのIKZFタンパク質の結合及び分解を通じた疾患及び/又は状態の治療のための医薬品の調製のための化合物の使用に関する。本開示は、IKAROSファミリージンクフィンガー(IKZF)タンパク質2(IKZF2;Helios)の分解剤として有用な化合物を提供する。本開示は更に、当該化合物によるIKZF2タンパク質の結合及び分解を通じた疾患及び/又は状態の治療及び/又は予防のための化合物の使用に関する。
    258 頁
 
特表2025-513852置換6,7−ジヒドロ−5H−ベンゾ[7]アヌレン誘導体、それらの調製プロセス及びその治療的使用 サノフイ
【要約】式(I)の化合物、又はその薬学的に許容される塩(式中、R1及びR2は、水素原子又は重水素原子を表し;R3は、水素原子、−COOH基又は−OH基を表し;R3’及びR3”は、水素原子、メチル基、メトキシ基、塩素原子、フッ素原子、又はシアノ基を表し;R4及びR5は、水素原子、ハロゲン原子、−NH2基、(C1〜C3)アルキル基、(C1〜C3)アルコキシ基、若しくは−OH基を表すか;又は、R4及びR5が共にオキソ基を形成するか、若しくは、R4及びR5が共に=NOCH3基若しくは(C3〜C5)シクロアルキル基を形成し;R7は、水素原子、メチル基、−OH基又はフッ素原子を表し;R6は、フェニル基、縮合フェニル基、5〜12個の炭素原子を含む二環式基、2〜9個の炭素原子を含み、1〜3個のヘテロ原子を含むヘテロアリール基、3〜7個の炭素原子を含むシクロアルキル基、(C3〜C6)シクロアルキル(C1〜C3)アルキル基、4〜7員のヘテロシクロアルキル基、(C1〜C6)アルキル基又はフェニル(C1〜C2)アルキル基を表し;Xは、−CH2−、−O−又は−S−を表
       42 頁
 
 
                                     
 
 
 
 
2025−3−6 粟田 熙(粟田 煕)
 
無題AB   2025−3 NO7
 
 はじめに  
 
 環境・素材に関する特許について は終了しましたが、検索を忘れないようにするためAマイナスイオン B光触媒、J木酢 Y海洋深層水を月単位で、掲載します。題名は無題ABとします。今回は3月1日から3月31日までです。なを、全文検索において、文献サイズが大きいため、分割して表示しています。は分類しません。NO5 NO6を添付します。
 
Aマイナスイオン
Aー1トルマリン・電気石
特開2025-041601バイオセラミック組成物およびその生体修飾的使用 マルチプル エナジー テクノロジーズ エルエルシー
【課題】バイオセラミック組成物を使用する及び調製する製品、組成物、システム、および方法、並びにバイオセラミック組成物を提供する。
【解決手段】バイオセラミックを含む組成物を含む製品であって、バイオセラミックは、加熱されるかまたは熱に晒されると、製品が被験体に適用される際に生体修飾的または生理学的な効果をもたらす、製品が提供される。
【請求項11】バイオセラミック組成物は以下を含み、a.約20wt%乃至約80wt%のカオリナイト(Al2Si2O5(OH)4);b.約1wt%乃至約30wt%のトルマリン;c.約1wt%乃至約40wt%の酸化アルミニウム(Al2O3);d.約1wt%乃至約40wt%の二酸化ケイ素 (SiO2);および、e.約1wt%乃至約20wt%の酸化ジルコニウム(ZrO2);
その量はバイオセラミック組成物の総重量による、請求項1に記載の製品。
【請求項12】バイオセラミック組成物は以下を含む:a.約40wt%乃至約60wt%のカオリナイト(Al2Si2O5(OH)4);b.約5wt%乃至約15wt%のトルマリン;c.約15wt%乃至約25wt%の酸化アルミニウム(Al2O3);d.約10wt%乃至約20wt%の二酸化ケイ素(SiO2);およびe.約1wt%乃至約20wt%の酸化ジルコニウム(ZrO2);請求項11に記載の製品。
 
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特開2025-032376喫煙品フィルターおよび喫煙品フィルター用の挿入式フィルターユニット  ニコベンチャーズ トレーディング リミテッド
【課題】喫煙品フィルター用の挿入式フィルターユニットが提供される。
【解決手段】喫煙品フィルター20はフィルター挿入ユニット30を収容する収納部25を備える。フィルター挿入ユニット30は挿入されるとフィルター20に固定される。フィルター20およびフィルター挿入ユニット30は風味剤、着色剤、または吸着剤のような添加物を含んでもよい。フィルターユニットは、挿入式フィルターユニットを喫煙品フィルターの中に保持するための保持手段を備える。
  別の実施態様では、フィルター挿入ユニット30は方向が不揃いで長さが短い不連続のセルロースアセテート繊維を備えてもよく、ハウニマシーネンバウAG(Hauni Maschinenbau AG、ドイツ)から販売されているトルマリン(Turmalin)装置のような製造装置を用いて作製してもよい。 
 
特開2025-034716粉体粒子、および粉体粒子とフッ素樹脂を含む粉体塗料組成物、ならびにそれらの製造方法 三井・ケマーズ フロロプロダクツ株式会社
【課題】本発明は、基材とフッ素樹脂層間の密着力を向上させる粉体粒子を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、熱溶融性ポリマーと充填材とを水中で予め混合して水性分散体とした後、加熱して得られた粉体粒子である。
  上記添加剤として、具体的には、例えば、カーボン、酸化チタン、弁柄、マイカ等の着色顔料、防錆顔料、焼成顔料、体質顔料、光輝性偏平顔料、鱗片状顔料、木粉、石英砂、カーボンブラック、クレー 、タルク、ダイヤモンド、フッ素化ダイヤモンド、コランダム、ケイ石、窒化ホウ素、炭化ホウ素、炭化ケイ素、融解アルミナ、トルマリン、翡翠、ゲルマニウム、酸化ジルコニウム、炭化ジルコニウム、クリソベリル、トパーズ、ベリル、ガーネット、ガラス、ガラス粉、マイカ粉、金属粉(金、銀、銅、白金、ステンレス、アルミニウム等)、各種強化材、各種増量材、導電性フィラー等が挙げられる。
 
特開2025-034770履物類 株式会社ユタカメイク
【課題】本発明は、何れの装着者においても優れた血行改善効果を奏する履物類を提供する。
【解決手段】本発明の履物類は、装着者の足部に装着させる履物類であって、上記装着者の踵部を装着させ且つマイナスイオンを放射するマイナスイオン放射性物質を含有する踵装着部1と、上記装着者のつま先部を装着させ且つ遠赤外線を放射する遠赤外線放射性物質を含有するつま先装着部2とを備えていることを特徴とするので、装着者は、足部の血流改善による冷え性や肌の保湿効果などの健康増進効果を得ることができる。
  マイナスイオン放射性物質としては、例えば、電気石と呼ばれるトルマリン、マイナスイオン放射性セラミックス、サマルスキー石、ゼノタイム、変種ジルコン、トロゴム石、ヘエルゴソン石、モザナイト、バストネサイト、モナズ石、デービド鉱、ブランネル石、センウラン鉱、ニンギョウ石、リンカイウラン石、カルノー石、チャムン石、メタチャムン石、フランセビル石、トール石、コフィン石、トリウム石、トロゴム石などが挙げられる。マイナスイオン放射性物質は、天然から採取された物質であることが好ましい。なお、マイナスイオン放射性物質は、単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。
 
特開2025-034834セルロースの分離方法、変性セルロース系樹脂の製造方法、変性セルロース系樹脂及び成型品 大成建設株式会社
【課題】建築工事現場及び/又は土木工事現場から排出された木質廃棄物から、セルロースを容易に迅速に分離する方法を提供し、さらにセルロース、ポリイソシアネート化合物及びポリオール化合物をイオン液体の存在下で反応させる、変性セルロース系樹脂の製造方法とこれを用いた成型品を提供する。
【解決手段】建築工事現場及び/又は土木工事現場から排出された木質廃棄物にイオン液体を混合し、イオン液体中にセルロースを抽出する、建築工事現場及び/又は土木工事現場から排出される木質廃棄物からのセルロースの分離方法、さらに建築工事現場及び/又は土木工事現場から排出された木質廃棄物にイオン液体を混合して得られるセルロースのイオン液体溶液、ポリイソシアネート化合物及びポリオール化合物を、イオン液体の存在下で反応させる、変性セルロース系樹脂の製造方法とする。
  特許文献3には、ポリマジオール及びジイソシアネートを主構成成分にして重合して得られるポリウレタンが溶媒に溶解された溶液と、熱軟化点が100℃〜200℃である高分子化合物系分散剤(例えばセルロースエステル)、機能性鉱物微粒子(例えば、トルマリン石、ゲルマニウム鉱石、麦斑石)及び溶媒を含有する分散液、とを混合して紡糸原液を調製した後、溶液紡糸することにより、ポリウレタン弾性糸を製造する方法が記載されている。
 
特開2025-037870種々の深度における仮想コンテンツの時間多重化された表示 マジック リープ, インコーポレイテッド
【課題】光学システムを動作させるための技法が、開示される。
【解決手段】世界光が、第1の軸に沿って、線形に偏光され得る。光学システムが、第1の状態に従って動作しているとき、世界光の偏光は、90度回転され得、世界光は、第1の軸と垂直な第2の軸に沿って、線形に偏光され得、ゼロ正味屈折力が、世界光に印加され得る。光学システムが、第2の状態に従って動作しているとき、仮想画像光が、光学システムの接眼レンズ上に投影され得、世界光および仮想画像光は、第2の軸に沿って、線形に偏光され得、仮想画像光の偏光は、90度回転され得、非ゼロ正味屈折力が、仮想画像光に印加され得る。
 しかしながら、実施形態は、そのように限定されず、他の実施形態では、複屈折レンズ604は、LC以外の好適な複屈折材料から形成される、または成ってもよい。例えば、複屈折レンズ604は、いくつか挙げると、例えば、BaB2O4、Be3Al2(SiO3)6、CaCO3、LiNbO3、TiO2、SiC、トルマリン、およびZrSiO4を含んでもよい。適応レンズアセンブリのための複屈折フレネルレンズおよび等方性レンズを備える、偏光選択的レンズスタック
 
特開2025-038024未加硫ゴム用防着剤組成物及びその利用 松本油脂製薬株式会社
【課題】分散性と防着性が同時に優れる未加硫ゴム用防着剤組成物と、その未加硫ゴム用防着剤組成物を使用して行われる防着処理された未加硫ゴムの製造方法を提供する。
【解決手段】珪酸塩を必須とする無機成分及び界面活性剤を含有する未加硫ゴム用防着剤組成物であって、前記珪酸塩が酸化鉄及び硫化鉄から選ばれる少なくとも1種を含み、前記珪酸塩、前記酸化鉄及び前記硫化鉄の合計に対する前記酸化鉄及び前記硫化鉄の重量割合の合計が10重量%以下であって、前記界面活性剤がアニオン界面活性剤(A)及びノニオン界面活性剤(B)を含み、(A)の重量/(B)の重量で表される重量比(A/B)が1〜20である、未加硫ゴム用防着剤組成物。
  サイクロ珪酸塩は、環状連結方式の珪酸塩と分類され、(Si3O9)6−、(Si4O12)8−、(Si6O18)12−の化学式で表される構造を基本組成とする。ネソ珪酸塩としては、特に限定はないが、たとえば、ベニト石;斧石;緑柱石;鉄電気石、苦土電気石、リシア電気石等の電気石;大隅石等が挙げられ、これらを1種又は2種以上を併用してもよい。イノ珪酸塩は、単鎖状連結方式の珪酸塩と分類され、(Si2O6)4−、(Si3O9)6−、(Si4O11)6−、(Si5O15)10−、(Si7O21)14−の化学式で表される構造を基本組成とする。イノ珪酸塩としては、特に限定はないが、たとえば、透輝石、クリノエンスタタイト、エンスタタイト、アクマイト、スポジューメン等の輝石;直閃石、透閃石、藍閃石、ロードナイト等の角閃石等が挙げられ、これらを1種又は2種以上を併用してもよい。
 
特開2025-041486繊維集合体 デゾン・ジャパン株式会社
【課題】繊維集合体において、繊維集合体に覆われる物体を適度に保温できるものを提供する
【解決手段】繊維集合体100は、繊維Fと、粒子Pと、を備えている。粒子Pは、赤外線を放射可能な材料を含み、繊維Fの径DFよりも小さい粒子径DPを有しており、繊維Fの外表面に付加されている。繊維集合体100からは、例えば、人体の血行にとって有益な波長をもつ赤外線が発出される。粒子Pは、繊維Fの外側に付加されているため、付加量を増大でき、赤外放射率を向上できる。このため、繊維Fの断熱および赤外線の相乗効果により、繊維集合体100に覆われる物体を、適度に保温できる。
   赤外線を放射可能な材料としては、例えば、珪石、電気石、軽石、石灰石、長石、珪灰石、黄岩、かんらん岩、白土、珪藻土、セッコウ、シリカブラック、パーライト、ゼオライト、アパタイト、カオリン、ベントナイト、タルク、コージェライト、セピオライト、ドロマイト、ジルコン、珪酸ジルコン、マグネサイト、マグネシア、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等が、用いられてもよい。これらから選択される材料の2つ以上が、混合されて得られる粒子が用いられてもよい。
 
特開2025-042798ハブユニット軸受の予圧測定方法及び予圧測定装置 日本精工株式会社
【課題】ハブユニット軸受に負荷するスラスト荷重を抑えることができ、かつ、円すいころ軸受タイプのハブユニット軸受にも適用できる、ハブユニット軸受の予圧測定方法を提供する。
【解決手段】ハブ3の軸方向外側の端部と軸方向内側の端部とのうちの一方の端部に発信プローブ22を当接させ、かつ、ハブ3の軸方向外側の端部と軸方向内側の端部とのうちの他方の端部に受信プローブ23を当接させた状態で、外輪2とハブ3との間にスラスト荷重を負荷しながら、発信プローブ22から発信した音波又は振動を受信プローブ23により受信し、受信プローブ23が受信した音波又は振動に変動が検出されるまで、スラスト荷重を連続的又は段階的に増加させつつ、発信プローブ22による発信と受信プローブ23による受信とを繰り返す。
   発信器として、振動を発信可能な誘導体、例えば、圧電素子や石英、トルマリンなどを使用し、かつ、受信器としても、振動を受信可能な誘導体を使用することもできる。発信プローブを、ハブの軸方向内側の端部に当接させ、かつ、受信プローブを、ハブの軸方向外側の端部に当接させることもできる。
 
特表2025-507425電気光学デバイスのマイクロセルを封止するための耐水性封止層 イー インク コーポレイション
【要約】本発明は、ポリウレタンとポリ(ビニルアルコール)との組合せを含む封止層であって、ポリ(ビニルアルコール)がその分子構造中にアセトアセテート官能基を含有する、封止層に関する。封止層は水性封止組成物から形成されており、耐水性および非極性流体に対する良好なバリア性を示す。封止層は、電気光学ディスプレイのマイクロセルを封止するために使用され得る。一態様では、本発明は、封止層であって、(i)溶媒を除く封止層の重量に対して40〜95重量パーセントのポリ(ビニルアルコール)であって、前記ポリ(ビニルアルコール)がその分子構造中にアセトアセテート官能基を含有する、ポリ(ビニルアルコール);および(ii)溶媒を除く封止層の重量に対して5〜60重量パーセントのポリウレタンを含む、封止層に関する。
  圧電気は、加えられた機械的応力に応じて固体材料に蓄積する電荷である。好適な圧電材料としては、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、石英(SiO2)、ベルリナイト(AlPO4)、オルトリン酸ガリウム(GaPO4)、トルマリン、チタン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)、タンタル酸リチウム、ケイ酸ランタンガリウム、酒石酸ナトリウムカリウム、および他の任意の公知のピエゾ材料を挙げることができる。圧電気を利用して電気光学ディスプレイの電気泳動材料の顔料を駆動し、電気光学ディスプレイに電力を供給するための電荷を生成することができる。電気光学ディスプレイは、圧電材料によって生成された電荷のみによって電力を供給され、電源なしで動作することができる。例えば、電気泳動材料を有する電気光学ディスプレイの場合、ピエゾ材料を曲げるか、またはそれに応力を導入することにより電圧を発生させることができ、この電圧を利用して電気光学ディスプレイの電気泳動材料の色顔料を移動させることができる。電気泳動媒体および圧電材料を含む電気光学ディスプレイはこれまでに、例えば米国特許第7,002,728号および同第7,679,814号に開示されている。
 
特表2025-507653電気泳動媒体を介して画像を生成するためのパターン化された圧電極性を含む圧電泳動フィルム イー インク コーポレイション
【要約】薄型圧電泳動フィルムおよび薄型圧電泳動フィルムを含むディスプレイフィルム。いくつかの実施形態において、圧電泳動フィルムの圧電材料は、圧電泳動フィルムの製作後、高電圧電場でパターン化されることができる。そのようなフィルムは、セキュリティマーカ、認証フィルム、またはセンサとして有用である。フィルムは、概して、可撓性である。いくつかのフィルムは、100μmより小さい厚さである。フィルムから形成されるディスプレイは、外部電源を要求しない。
   圧電気は、加えられる機械的応力に応答して固体材料中に蓄積する電荷である。本明細書に開示される主題のために好適な材料は、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、石英(SiO2)、ベルリナイト(AlPO4)、リン酸ガリウム(GaPO4)、トルマリン、チタン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、酸化亜鉛(ZNO)、窒化アルミニウム(AlN)、タンタル酸リチウム、ケイ酸ガリウムランタン、酒石酸ナトリウムカリウム、および任意の他の公知の圧電材料を含み得る。圧電材料において、
 
Aー1−1黒曜石
特許7645013農作物又は植物の糸状菌感染病防除剤組成物及び防除方法 株式会社エーアンドエーマテリアル
【課題】農作物や土壌に散布して長期間にわたって農作物や植物糸状菌感染病防除作用を示す無機系防除剤及び防除方法を提供すること。
【解決手段】]粒子径1mm以上6mm以下のシリカ系無機多孔質体に無機ヨウ素化合物を担持した粒子を含有する、農作物又は植物の糸状菌感染病防除剤組成物。
  軽石とは、発泡して多孔質で主に白っぽい色を呈する火山砕屑岩であり、パミスとも呼ばれる。
 軽石に含まれる鉱物としては、パミス、デイサイト、流紋岩、斜長石、紫蘇輝石、普通輝石、角閃石、石英、クリストバル石、燐灰石、珪長質岩、玄武岩、安山岩、黒雲母、斜方輝石、単斜輝石、黒曜石、磁鉄鉱、シラス、カンラン石、火山ガラス、長石、スコリヤ、凝灰岩、含礫軽石凝灰岩、花崗岩、安山岩、石英安山岩、花崗閃緑岩、軽石火山礫凝灰岩、浮石、ハロイサイト、アロフェン、イモゴライト、ギプサイト、火山角礫岩、凝灰角礫岩、凝灰集塊岩、岩滓凝灰岩、はんれい岩、閃緑岩、斑岩、カリ長石、沸石、斧石、蛍石、ひん岩(ひんがん)、熔結凝灰岩、レティキュライト、酸性白土、珪石、珪華、蛇紋岩等が挙げられる。このような軽石の具体例としては、鹿沼土、今市土、宮土、アワ土(アワ砂)、日向土、蝦夷砂、富士砂、赤玉土、桐生砂、霧島御池ボラ、桜島大正ボラ、ボラ、コラ、灰石、バラス、ウズラ、ザレ、アカホヤ、クロボク、クロニガなどが挙げられる。
 
Aー1−2不明及びトルマリン以外
A−2マイナスイオン発生器
特開2025-028545米表層のリン化合物除去装置および米表層のリン化合物除去方法  渡辺 昌規 株式会社山本製作所
【課題】米を水に浸漬させた際の浸漬水の濁度を効果的に低減可能な米表層のリン化合物除去装置および米表層のリン化合物除去方法を提供する。
【解決手段】米表層のリン化合物除去装置1は、米が通過する通路と、複数の孔を有するスクリーン30によって通路と隔てられた回収空間と、回収空間に配置され、摩擦によって正に帯電する傾向を示す吸着部材40と、回収空間に配置された陰イオン発生装置50と、を備える。米が通路を通過する際に米同士の摩擦によって米の表層のリン化合物を分離させ、スクリーン30の孔を通じてリン化合物を通路から回収空間に排出させ、陰イオン発生装置50から照射される陰イオンによって陰イオン化させたリン化合物を吸着部材40に吸着させる。
 
特開2025-031416室内空気清浄システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】室内エリアのガス状態をクリーンルームレベルの清浄度まで到達させる室内空気清浄システム。
【解決手段】少なくとも1つのガス検知器1と、少なくとも1つの清浄装置2と、クラウドコンピューティングサービス装置3とを含むシステム。ガス検知器は、空気汚染を検知し、空気汚染情報を出力する。清浄装置は、導風装置、ろ過部品、及び殺菌部品を含み、導風装置は制御下で起動し、空気汚染をろ過部品によってろ過し、殺菌部品によって殺菌除去するようにガイドし、ろ過部品は高効率パティキュレートエアフィルターである。クラウドコンピューティングサービス装置は、空気汚染情報を受信し、空気汚染データのデータベースを保存し、空気汚染データに基づいて制御コマンドを発行し、清浄装置に送信して動作を開始させ、室内エリアに循環指向性気流を発生させ、空気汚染を快速にガイドして、ろ過部品によって複数回ろ過除去し、殺菌部品により殺菌する。
【請求項11】前記分解ユニットは、負イオンユニット、プラズマイオンユニットのいずれかまたはそれらの組み合わせである、請求項9に記載の室内空気清浄システム。
 
特開2025-031417室内空気清浄システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】室内エリアのガス状態をクリーンルームレベルの清浄度まで到達させる室内空気清浄システム。
【解決手段】少なくとも1つのガス検知器1と、少なくとも1つの清浄装置2と、クラウドコンピューティングサービス装置3とを含むシステム。ガス検知器は、室内エリアに設置され、空気汚染を検知し、空気汚染情報を出力する。清浄装置は、導風装置、ろ過部品、及び殺菌部品を含み、導風装置は、制御下で空気汚染をろ過部品及び殺菌部品を通じるようにガイドし、循環指向性気流を発生させるための特定の清浄空気出力量を備え、ろ過部品は高効率パティキュレートエアフィルターである。クラウドコンピューティングサービス装置は、室内エリアの空気汚染情報を受信し、空気汚染データのデータベースを保存し、空気汚染データに基づいて制御コマンドを発行し、清浄装置に送信して動作を開始させる。
【請求項11】前記分解ユニットは、負イオンユニット、プラズマイオンユニットのいずれかまたはそれらの組み合わせである、請求項9に記載の室内空気清浄システム。
 
特開2025-032803アレルゲン不活化方法、アレルゲン不活化システム、及びアレルゲン不活化装置 ウシオ電機株式会社
【課題】室内空間又は室内空間に連絡する気体通流空間において、花粉由来のアレルゲンを効率的に不活化できる、アレルゲン不活化方法、アレルゲン不活化システム、及びアレルゲン不活化装置を提供する。
【解決手段】アレルゲン不活化方法は、花粉が存在する室内空間又は室内空間に連絡する気体通流空間で弱アルカリ性の液体を噴霧して、前記花粉に対して前記液体を接触させ、前記花粉の外壁を割る工程(a)と、前記工程(a)の実行中又は前記工程(a)の実行後、紫外光、オゾン含有ガス及びイオン含有ガスからなる群より選択される少なくとも一種を前記室内空間又は前記気体通流空間に供給して、前記花粉由来のアレルゲンを不活化する工程(b)とを有する。
【請求項8】室内空間又は室内空間に連絡する気体通流空間に弱アルカリ性の液体を噴霧する噴霧器と、前記室内空間又は前記気体通流空間に配置され、前記室内空間又は前記気体通流空間に存在する花粉由来のアレルゲンを不活化する不活化ユニットと、前記噴霧器と、前記不活化ユニットの運転を制御する制御部とを備え、前記不活化ユニットは、紫外光を発する紫外光源、オゾン含有ガスを生成するオゾナイザ、及びイオン含有ガスを生成するイオン発生器からなる群より選択される少なくとも一種であることを特徴とする、アレルゲン不活化システム。
【請求項11】弱アルカリ性の液体を貯留する貯留部と、前記貯留部から供給された前記液体を霧化する霧化器と、前記霧化器で生成されたミスト状の前記液体を外側に向けて噴き出す第一開口部と、紫外光を発する紫外光源、オゾン含有ガスを発するオゾナイザ、又はイオン含有ガスを生成するイオン発生器からなる群より選択される少なくとも一種で構成される、花粉由来のアレルゲンを不活化する不活化ユニットと、前記紫外光源から出射された前記紫外光、前記オゾナイザが生成した前記オゾン含有ガス、又は前記イオン発生器が生成した前記イオン含有ガスを外側に取り出す取り出し部と、前記霧化器と共に、前記不活化ユニットを収容する筐体を備え、前記第一開口部及び前記取り出し部は、いずれも前記筐体の側面の一部で構成されていることを特徴とする、アレルゲン不活化装置。
【請求項12】前記不活化ユニットは、前記オゾナイザ又は前記イオン発生器で構成され、前記取り出し部は前記オゾン含有ガス又は前記イオン含有ガスを外側に向けて吹き出す第二開口部であり、前記第一開口部は、前記第二開口部を兼ねることを特徴とする、請求項11に記載のアレルゲン不活化装置。
 
特開2025-034770履物類 株式会社ユタカメイク
【課題】本発明は、何れの装着者においても優れた血行改善効果を奏する履物類を提供する。
【解決手段】本発明の履物類は、装着者の足部に装着させる履物類であって、上記装着者の踵部を装着させ且つマイナスイオンを放射するマイナスイオン放射性物質を含有する踵装着部1と、上記装着者のつま先部を装着させ且つ遠赤外線を放射する遠赤外線放射性物質を含有するつま先装着部2とを備えていることを特徴とするので、装着者は、足部の血流改善による冷え性や肌の保湿効果などの健康増進効果を得ることができる。
 
特開2025-039481医療ツーリズムシステム  株式会社英知 イシズム株式会社
【課題】宿泊客の健康状態の向上を図る医療ツーリズムシステムを提供する。
【解決手段】ラジウム温泉源と、ラジウム温浴施設と、宿泊施設と、健康診断センターとを備えた医療ツーリズムシステム100であって、システムの全体制御を司るシステムサーバと、システムサーバに通信可能に接続され、宿泊する宿泊客の個人情報及び宿泊履歴を記録してシステムサーバに送信する宿泊サーバと、システムサーバに通信可能に接続され、健康診断センターにおいて、宿泊客の温浴施設を利用する前の健康状態及び利用した後の健康状態を夫々チェックし、チェック結果を健康情報としてシステムサーバに送信する健康診断サーバと、を備え、システムサーバは、健康診断サーバから送信されてきた健康情報に基づき、前記温浴施設を利用する前と後とでの健康状態の変化に基づく健康診断結果を、健康診断センターに送信し、宿泊客に報知して、宿泊客にラジウム温浴効果を実感させる。
【請求項6】前記ナノミスト生成手段は、前記貯湯手段に下部を水没させた回転体と、この回転体の外周に位置し、該回転体と共に回転し、この回転による遠心力で飛散されるラジウム温泉水及び空気が通過可能な円筒状の多孔体とを備え、前記回転体及び多孔体の回転によるラジウム温泉水の飛散による破砕で、ナノミスト及びマイナスイオンを生成することを特徴とする請求項2に記載の医療ツーリズムシステム。
 
実登3250516酸素負イオン付き酸素製造機及び拡散式酸素製造システム 西藏福▲やん▼科技有限公司
【課題】十分な量の酸素負イオンを製造する、酸素負イオン付き酸素製造機及び拡散式酸素製造システムを提供する。
【解決手段】制御回路基板11、電源装置12、圧縮機13、複数のモレキュラシーブアセンブリ16とを含み、圧縮機の入力端は抽気インタフェース122に接続され、圧縮機の出力端は圧縮ガスを2つの経路に分岐し、1つの経路はソレノイドバル15によってモレキュラシーブアセンブリに接続され、モレキュラシーブアセンブリは酸素ガスを酸素ガスインタフェース113に入力し、もう1つの経路の圧縮ガスはガス衝撃式酸素負イオン発生器に接続され、ガス衝撃式酸素負イオン発生器は酸素負イオンを提供するために用いられる。圧縮機から出力される圧縮ガスを2つの経路に分岐することにより、1つの経路は酸素ガスを、もう1つの経路は酸素負イオンを製造するために直接に用いられる。
 
A−2−1シャープ
A−2−2コロナ放電
特開2025-028881多層フィルムを含む印刷システムおよび方法 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー    ローム アンド ハース カンパニー
【課題】追加のプライマー層またはコロナもしくはプラズマ処理を必要とせずに、インク組成物の適切なぬれおよび固定を達成する多層フィルム印刷システムを提供する。
【解決手段】炭化水素液体に分散された帯電したインク粒子を含むインク組成物と、多層フィルムとを含み得る印刷システムおよび方法に関する。多層フィルムは、ポリマーコア層と、ポリマーコア層に隣接する1つ以上の印刷層とを含み得る。1つ以上の印刷層は、少なくとも50重量%の、酸およびアクリレート官能基を有するエチレン酢酸ビニルコポリマーを含み得る。酸およびアクリレート官能基を有するエチレン酢酸ビニルコポリマーは、酸およびアクリレート官能基を有するエチレン酢酸ビニルコポリマーの総重量に基づいて、0.5重量%〜4重量%のメタクリル酸またはアクリル酸と、0.5重量%〜4重量%のアクリレートと、7重量%〜40重量%の酢酸ビニルと、残りのエチレンとを含み得る。
 
特開2025-031190ポリエステル系フィルムの回収方法およびポリエステル製品の製造方法 東レ株式会社
【課題】ポリエステル系フィルムに少なくとも1層の塗布膜を有してなるポリエステル系フィルム基材から純度の高いポリエステル系フィルムを、採算性良く、効率的に回収する方法を提供すること。
【解決手段】ポリエステル系フィルムの少なくとも一部に設けられた少なくとも1層の塗布膜を含むポリエステル系フィルム基材から前記ポリエステル系フィルムを回収する方法であって、前記ポリエステル系フィルム基材の少なくとも前記塗布膜を有する面を溶媒に接触させることで前記ポリエステル系フィルム基材から前記塗布膜を除去し、且つ前記溶媒廃水中のテレフタル酸由来の成分濃度が0.5質量%以下である工程(2)を含む。
【請求項5】前記工程(2)の前に、下記工程(0)を含む、請求項1に記載の方法。(0)前記ポリエステル系フィルム基材における前記塗布膜の表面に対してコロナ放電処理、プラズマ処理、グロー放電処理、火焔処理及び紫外線処理から選ばれる少なくとも1の表面改質処理を行う工程
 
特開2025-032119二軸延伸フィルム、積層体、およびそのフィルムを含む環境配慮型包装材 エスケーマイクロワークス 株式会社
【課題】優れた強度および柔軟性を同時に有するとともに、騒音度および熱的特性が改善され、第1層および第2層の層間相溶性が良いので層間接着特性に優れた積層体、およびその製造方法を提供する。
【解決手段】第1ポリ乳酸(PLA)とポリヒドロキシアルカノエート(PHA)とを含む第1層と、前記第1層の一面に配置され、第2ポリ乳酸(PLA)を含む第2層と、を含み、前記第1層は、第1層の総重量を基準に、0重量%超〜30重量%未満のポリヒドロキシアルカノエート(PHA)を含む、積層体とする。
【請求項5】前記第1層の他面上に配置されるコロナ層、コーティング層、またはその両方をさらに含み、前記コロナ層は、前記第1層のコロナ処理により形成され、−CO、−COOHおよび−OHからなる群より選択される極性官能基を含み、前記第1層において、前記コロナ処理された面に対する表面張力が38dyn/cm以上であり、前記コーティング層はプライマーコーティング層を含み、前記プライマーコーティング層は、前記第1層の他面または前記コロナ層の他面上にプライマー処理により形成され、表面抵抗が0.1〜30Ω/□である、請求項1に記載の積層体。
 
特開2025-034462多目的CMモーター 森内 アツ子
【課題】便利でコンパクトでパワフルな車輌や発電機・工具・機械のモータ部品を提供する。
【解決手段】コミテータ片とコア軸を一体化することで構造が簡素化でき、更に通常のモータがマグネットの内側と、コアのコイルを巻いた外側の反発または隣と引き合っている状態が、多目的CMモータの場合シャフトに対して縦配列で、それをコミテータ片付コイル部片5か、コイル部軸片の両端で包み込んだ事で、両面の反発で回転を得る構造で、用途に合わせて長さや太さ等を変えることで、平面や縦長構造にでき、更にはシャフト部をベアリング通電式の加熱部内蔵シャフト管106にすることでコロナロースターなどの構造改善が広がり、将来的にはバイクの電動機を目指す。
 
特開2025-037076細胞培養基材、細胞培養基材の製造方法、及び組成物 デクセリアルズ株式会社 インテリジェント・サーフェス株式会社 ORTHOREBIRTH株式会社
【課題】表面の微細構造が維持され、培地とのなじみに優れ、細胞の接着を促進でき、細胞の増殖を向上できる細胞培養基材の提供。
【解決手段】表面に100nm〜5μmの細孔を複数有する基材と、前記基材の表面に、ビニル基及びホスホリルコリン基を有するモノマーAに由来する構造単位を含む重合体と、を有し、表面に100nm〜5μmの細孔を複数有する細胞培養基材である。
【請求項8】前記表面活性化が、エキシマ処理、レーザー処理、電子線処理、紫外線処理、プラズマ処理、コロナ処理、オゾン処理、及び化学処理の少なくともいずれかにより実施される請求項7に記載の細胞培養基材の製造方法。
 
特開2025-037619ヒートシールコネクターおよびその製造方法 信越ポリマー株式会社
【課題】三次元曲面構造への追随性に優れるヒートシールコネクター及びその製造方法を提供する。
【解決手段】基材11と、その少なくとも一方の主面11aに配置された導電パターン12と、導電パターン12の間を埋めるように配置された絶縁パターン13と、導電パターン12上及び絶縁パターン13上において、導電パターン12のうち少なくとも電気回路板の電極端子に接触する部分の上に配置された異方導電接着剤層14とを備え、基材11はシリコーンシートからなり、絶縁パターン13の最大高さh1は導電パターン12の最大高さh2よりも高く、基材11の少なくとも一方の主面11aは導電パターン12または絶縁パターン13で覆われ、絶縁パターン13は、導電パターン12と絶縁パターン13の間に絶縁パターン13の高さh11が導電パターン12の最大高さh2よりも低い部位13Aを有するヒートシールコネクター1。
【請求項3】前記表面改質工程は、紫外線照射、コロナ放電、プラズマ処理、オゾン処理、高圧放電処理から選択される、請求項2に記載のヒートシールコネクターの製造方法。
 
特開2025-039607包装体用樹脂フィルム TOPPANホールディングス株式会社
【課題】包装体の気密性を包括的に高めることを可能とした包装体用樹脂フィルムを提供する。
【解決手段】樹脂フィルム10は、ガスバリア層11を形成することに用いられる。樹脂フィルム10は、ポリエチレンテレフタレートを含む。ポリエチレンテレフタレートが、メカニカルリサイクルにより再生されたポリエチレンテレフタレート、および、ケミカルリサイクルにより再生されたポリエチレンテレフタレートの少なくとも一方であるリサイクルポリエチレンテレフタレートを含む。樹脂フィルム10を飛行時間型二次イオン質量分析法(TOF‐SIMS)を用いて分析したときに、C7H4O+(m/z=104)のピーク強度をC3H5+(m/z=41)のピーク強度によって除算した規格値が、0.1以上0.5以下の範囲内に含まれる。
【請求項4】前記ガスバリア層が形成される面が、プラズマ処理またはコロナ処理が行われた面であり、前記プラズマ処理は、反応性イオンエッチング、誘導性結合プラズマエッチング、ICP‐RIE処理、大気圧プラズマ処理、および、フレーム処理のいずれかである請求項1に記載の包装体用樹脂フィルム。
 
特開2025-041639電池セパレーター、被覆された電池セパレーター、電池及び関連する方法 セルガード エルエルシー
【課題】ポリアラミド材料を含むものを含む、コーティングのPP?含有セパレーター又は膜層に対する接着を改良する簡単でより良い方法が望まれている。
【解決手段】新規又は改良された微細多孔性単層、二層、三層又は多層膜、セパレーター膜、セパレーター、又は被覆されたセパレーターが開示される。この膜は、好ましくは少なくとも1つの樹脂又はポリマー及び少なくとも1つの添加剤から製造される。添加剤は、微細多孔性膜の、ポリアラミド−含有コーティング及びPCSコーティングを含むコーティングへの、又は電極面を含む、金属面等の異なる材料への接着を改良する少なくとも1つの材料を含んでもよい。接着の改良は、少なくとも1つの添加剤を含まない類似する微細多孔性膜との比較に基づく。
【請求項39】前記少なくとも1つの面は、例えば、コロナ処理によって又はPEラテックスコーティングを提供することによって、接着強度をさらにもっと増強するために被覆又は処理される、請求項1に記載の微細多孔性膜。
 
特開2025-043333接着性フィルム、及び、接着性フィルムの製造方法 積水化学工業株式会社
【課題】高い耐熱性と優れた取り扱い性とを両立することができる接着性フィルムを提供する。また、高い耐熱性と優れた取り扱い性とを両立することができる接着性フィルムの製造方法を提供する。
【解決手段】接着層、及び、基材を有する接着性フィルムであって、前記接着層は、光硬化型接着剤を含有し、前記接着層は、前記接着性フィルムに超高圧水銀灯により、波長405nm、照度80mW/cm2の光を300秒間照射した後の23℃での前記基材に対するアンカー力が0.10N/25mm以上であり、前記接着層は、前記接着層に超高圧水銀灯により、波長405nm、照度80mW/cm2の光を300秒間照射した後の23℃での引張貯蔵弾性率が1.0×108Pa以上である接着性フィルム。
【請求項4】前記易接着層が、コロナ処理層、プラズマ処理層、サンドブラスト加工層、ケミカルエッチング層、及び、処理剤塗布層から選択される少なくとも1つの層を含む請求項3記載の接着性フィルム。
【請求項15】前記基材の少なくとも一方の面に、コロナ処理、プラズマ処理、サンドブラスト加工、ケミカルエッチング、及び、処理剤塗布から選択される少なくとも1つの表面処理を行う工程を含む請求項14記載の接着性フィルムの製造方法。
 
特表2025-507070電気集塵装置及びそれを備えた家電機器 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【要約】本発明は、電気集塵装置及びそれを備える、家電機器に関する。本発明は、粒子を帯電させる第1帯電部と前記第1帯電部の後方に位置し、帯電された粒子を集塵する集塵部と、前記第1帯電部と前記集塵部の間に交流を発生させる第2帯電部を備える機器を提案する。
【請求項5】前記第1電極及び前記第2電極のうちの少なくとも1つは、コロナ放電を発生させる尖った形態の針電極を備える、請求項3に記載の電気集塵装置。
 
特表2025-507965改善されたシリンジおよびガスケットシステム エスアイオーツー・メディカル・プロダクツ・インコーポレイテッド
【要約】整合したシリンジおよびプランジャーシステム、好ましくはあらかじめ充填されたプラスチックシリンジシステムで使用するための改善されたガスケットを製造するためのプロセス。特に、レーザー処理によってガスケットフィルム内またはガスケットフィルムを通る非連続チャネルを作製および検査するためのプロセス。ガスケットが、整合したシリンジおよびプランジャーシステムにおいて有用であり、高い一貫した容器閉鎖完全性(CCI)、ならびに経時的な一貫した解放力および滑走力、ならびに密封性を提供する。
【請求項28】前記フィルムの前記内側表面がコロナ処理または化学処理される、請求項27に記載のプロセス。
 
A−2−3ストリーマ放電
特表2025-508593ビデオ生成方法、装置、機器、記憶媒体及びプログラム製品 北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【要約】ビデオ生成方法、装置、機器、記憶媒体及びプログラム製品に係り、当該ビデオ生成方法は、ライブ室のパフォーマンス情報及びライブ室のインタラクション情報を取得するステップと、ターゲットビデオテンプレートを取得するステップと、前記ライブ室のパフォーマンス情報及び前記ライブ室のインタラクション情報に基づいて、前記ターゲットビデオテンプレートを利用してターゲットビデオを生成するステップと、を含む。
【請求項3】ライブ室に対する録画操作に応答して、サービス側にライブ室の録画要求を送信して、前記サービス側を介してストリーマ側にライブ室の録画要求を送信するステップと、ストリーマ側で前記録画要求が許可される場合に、前記ターゲットパフォーマンスセグメントとして録画セグメントを取得するステップと、をさらに含む、請求項2に記載のビデオ生成方法。
 
A−2−4集塵
特開2025-031258集塵装置、集塵装置を備えた掃除機、集塵装置から塵埃を回収する回収装置及び集塵装置と回収装置とを備えた清掃具セット パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】フィルタ部に引っ掛かった状態の塵埃の除去を容易にする技術を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の集塵装置は、塵埃を吸引する吸引力を発生する吸引源を有している掃除機に取り付けられる。集塵装置は、吸引源が作動すると塵埃を含んだ空気が流入する流入口を有しているとともに塵埃を貯留するように構成された貯塵容器と、吸引源の吸引力により貯塵容器内の空気が流入することを許容しつつ貯塵容器内の塵埃を捕捉可能に構成された第1通気孔及び第2通気孔が互いに異なる高さ位置に形成されたフィルタ部と、を備えている。貯塵容器は、貯塵容器の下端の開口部を開閉する底部を有している。第2通気孔は、第1通気孔よりも底部に近い位置に形成されているとともに第1通気孔よりも大きい。
 
特開2025-031259集塵装置、集塵装置を備えた掃除機、集塵装置から塵埃を回収する回収装置及び集塵装置と回収装置とを備えた清掃具セット パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】フィルタ部に引っ掛かった状態の塵埃の除去を容易にする技術を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の集塵装置は、吸引源が作動すると塵埃を含んだ空気が流入する流入口を有しているとともに、流入口を通じて流入した空気が旋回流になるように構成された貯塵容器と、貯塵容器の周壁部との間で旋回流が流れる環状の空間を形成するように貯塵容器内に収容されており、環状の空間内の空気を吸引源の吸引力により吸い込みながら塵埃を捕捉するフィルタ部と、を備えている。貯塵容器は、貯塵容器の下端の開口部を開閉する底部を有していてもよい。フィルタ部には、旋回流が流れる方向から折り返す向きに空気を吸い込む第1通気孔と、第1通気孔よりも底部に近い位置において設けられた第2通気孔と、が形成されていてもよい。第2通気孔の軸長は、第1通気孔の軸長よりも短い。
 
特開2025-031460電気放電式空気清浄機 コンコン カンパニー リミテッド
【課題】電気放電によって空気に含まれた汚染物質を集塵する空気清浄機が提供される。
【解決手段】空気清浄機は、集塵水槽と、ハウジングと、給気部と、排気部と、複数の放電極と、帯電部と、回転羽根を含む。集塵水槽は液体を収容するように構成される。ハウジングは集塵水槽を収容する。給気部は、空気に含まれた汚染物質を集塵するために空気を外部から集塵水槽内に供給するように構成される。排気部は、液体の水面に向かい合うように配置された排気管を有し、集塵水槽に供給された空気を外部に排出するように構成される。複数の放電極は排気管の周りに沿って配置される。帯電部は集塵水槽内に配置され、複数の放電極と液体の間に電場が形成されて汚染物質が液体に集塵されるように複数の放電極の極性と反対の極性に液体を帯電させる。回転羽根は集塵水槽の底に設けられ、液体に渦流が形成されるように液体を回転させる。空気清浄機は、液体の水面と複数の放電極間の離隔距離が所定の距離範囲内にあるように構成される。
 
特開2025-032902送風機器 三菱電機株式会社
【課題】省スペースで設置可能な、空気清浄機能を有する送風機器を得る。
【解決手段】本開示に係る室内機1は、ファン3を収容する本体部2と、本体部2の内部の風路へ空気を取り込むための吸込口7が形成された、対象空間に面する化粧パネル6と、放電によって空気を清浄化する空気清浄ユニット10と、を備えるものである。空気清浄ユニット10は、ファン3と化粧パネル6との間に配置され、本体部2および化粧パネル6の内側に収容されている。
【請求項5】前記空気清浄ユニットは、放電を行う電極部を有する電気集塵方式のデバイスである請求項1から請求項4の何れか1項に記載の送風機器。
 
特開2025-033319集塵機 株式会社ダスキン
【課題】清掃具を吸引口が設けられた第1側壁に密着させやすくすることによって吸引力を向上させ、清掃具に付着した塵埃を効率的に除去できる集塵機を提供する。
【解決手段】集塵機は、清掃具の払拭体が挿入される収容室と、負圧源と、負圧源に接続された負圧流路と、収容室を画定する側壁の1つであり、収容室を負圧流路に接続する吸引口が貫通している、第1側壁と、払拭体を第1側壁に向けて案内する、案内部とを備える。吸引口は、第1側壁にのみ設けられている。第1側壁に対向する第2側壁は、上側に位置する上壁部と、上壁部の下側に位置しており案内部を構成する下壁部とを有しており、下壁部と第1側壁との間の距離が、上壁部と第1側壁との間の距離よりも短い。
 
特開2025-033537集塵装置の運転管理方法、集塵装置及び集塵装置を備えるプラントの運転管理方法 三菱重工業株式会社
【課題】集塵装置におけるポーラスフィルタの破損リスクを評価する。
【解決手段】本開示の少なくとも一実施形態に係る集塵装置の運転管理方法は、管板の厚さ方向の一方側の表面の温度と他方側の表面の温度との温度差を取得するステップと、温度差を取得するステップで取得した温度差に基づいて、温度差による管板の変形に起因するポーラスフィルタの破損リスクを評価するステップと、を備える。
 
特開2025-037271集塵装置 理想科学工業株式会社
【課題】集塵装置において、ガイド板によってガイドされながら搬送される媒体の搬送不良を防止するとともに、ミストや紙粉などの集塵性能を高める。
【解決手段】集塵装置1は、ダクト10及びガイド板20を備える。ダクト10は、媒体Mの搬送方向D1におけるインクジェットヘッド110の下流側に位置する吸引口10aからエアを吸引する。ガイド板20は、ダクト10の吸引口10aに対向する吸引領域A1を含む開口部20cを有し、媒体Mをガイドする。開口部20cの吸引領域A1は、搬送方向D1における下流側に向かって、この搬送方向D1に直交する媒体Mの幅方向D2の幅Wが狭まっている。
 
特開2025-037679集塵循環装置、集塵循環方法、および集塵循環システム  日本トリート株式会社 日環商材株式会社
【課題】湿式作業と乾式作業との両者に対応した集塵循環装置、集塵循環方法、および集塵循環システムを提供することを目的とする。
【解決手段】回転工具100を稼働させる回転モータ160に電源を供給する回転モータ回路と、供給ポンプを稼働させるポンプモータに電源を供給するポンプモータ回路とを電源に直列接続させる電力供給回路と、ポンプモータ回路をバイパスして回転モータ回路を電源に直列接続させるバイパス回路と、を切替スイッチ212が切り替える。
 
特開2025-040107スラッジ粉体の製造方法、スラッジ粉体製造システム、及びジオポリマーの製造方法 白石建設有限会社
【課題】スラッジケーキの処分コストの問題及びジオポリマー普及の問題を同時に解決可能なスラッジ粉体の製造方法スラッジ粉体製造システム及びジオポリマーの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のスラッジ粉体の製造方法は、分離工程S1と、分級工程S2と、破砕工程S3と、集塵工程S4と、を備え、スラッジ粉体Aの製造副産物Cとしてコンクリート製造用の練り水D4、再生粗骨材D2、及び再生細骨材D3を回収することを特徴とする。本発明のスラッジ粉体製造システム1は、分級ユニット20と、破砕ユニット30と、集塵ユニット40と、を備え、集塵ユニット40が、集塵室41内に浮遊するスラッジ粉体Aを吸引して回収することを特徴とする。本発明のジオポリマーDの製造方法は、活性フィラーD1、スラッジ粉体A、粗骨材D2、細骨材D3、及び練り水D4を、所定配合で混合し、スラッジ粉体Aを活性フィラーD1のアルカリ刺激剤として用いることを特徴とする。
 
特開2025-043395ファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置{Fanless Fine Dust Collection and Noise Absorption Device} コリア レイルロード リサーチ インスティテュート
【課題】ピンタイプ放電部と捕集効率は維持しながらもオゾン発生濃度は低いファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置を提供する。
【解決手段】ファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置は、一側に設けられる流入口と、流入口が設けられた他側に設けられる流出口とが備えられる本体;本体の前面に位置する前面吸音パネルを備える吸音部;及び前面吸音パネルの一側に設けられ、本体の流入口に流入する外部空気を浄化して浄化空気を本体の流出口を通して排出する集塵部を含み、集塵部は、本体の内部で流入口に隣接して設置される筐体;記筐体内の流入口側に一定間隔で配置され、放電ピンが一定間隔で形成されている多数の放電板;放電ピンから流出口側に離隔して設置され、放電ピンと反対極性を有する多数の捕集電極;捕集電極と交互に配置され、放電ピンと同一極性を有する多数の非捕集電極;を含む。
 
特表2025-507070電気集塵装置及びそれを備えた家電機器 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【要約】本発明は、電気集塵装置及びそれを備える、家電機器に関する。本発明は、粒子を帯電させる第1帯電部と前記第1帯電部の後方に位置し、帯電された粒子を集塵する集塵部と、前記第1帯電部と前記集塵部の間に交流を発生させる第2帯電部を備える機器を提案する。
【請求項5】前記第1電極及び前記第2電極のうちの少なくとも1つは、コロナ放電を発生させる尖った形態の針電極を備える、請求項3に記載の電気集塵装置。
 
特表2025-508264合成ガス洗浄及び煤回収の方法 シエラ エナジー
【要約】ガス化装置に関連する黒水から不純物を除去する方法は、黒水と凝集剤との混合物を生成するために、凝集剤を黒水に添加するステップと、黒水と凝集剤との混合物を清澄水、泡相及び重相に分離するために、黒水と凝集剤との混合物を重力沈降装置内で沈降させるステップであって、泡相が煤、水、及び空気又はガスを含み、重相が煤及び水を含む、ステップと、沈降した黒水と凝集剤との混合物から清澄水を取り出すステップと、泡相及び重相を含む希薄スラリーを収集するステップと、更なる清澄水及び濃厚スラリーを提供するために、希薄スラリーを高速遠心分離機中で相分離するステップと、を含み、黒水は、合成ガスの湿式ガス洗浄から得られる。
【請求項12】前記補助固体分離装置が、微量の粒子状不純物を除去する湿式電気集塵器であり、該湿式電気集塵器から得られた黒水が、前記重力沈降装置に供給される、請求項11に記載の方法。
 
A−2−5除電
特開2025-035121画像形成システム、画像形成装置、除電装置、及びプログラム キヤノン株式会社
【課題】従来の画像形成システムでは、除電手段の状態を画像形成装置上で通知しない。これにより、画像形成装置付近で作業しているユーザは、除電手段でメンテナンスが必要となった場合に気付きにくく、形成されたシートが除電されずに貼りつきや積載不良が発生するおそれがある。
【解決手段】除電手段の状態を画像形成装置上で通知する。
 
A−2−6帯電
特開2025-028606帯電防止性樹脂組成物の製造方法、及び樹脂組成物 東邦化学工業株式会社
【課題】樹脂に優れた帯電防止性及び耐タック性を付与することができる帯電防止性樹脂組成物の製造方法、及び樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】 熱可塑性樹脂に対し、下記成分(A)及び成分(B):成分(A):(a)片末端が変性されたポリオレフィンと、(b)ポリエーテル又はその変性物とを反応させることにより得ることが出来る特定の構造を有するブロック共重合体 成分(B):酸化ポリエチレンワックスを加熱混合する工程を有し、成分(A)と成分(B)の質量比が(A)/(B)=50/50以上99.9/0.1以下である、帯電防止性樹脂組成物の製造方法
 
特開2025-028607帯電防止性樹脂組成物の製造方法、及び樹脂組成物 東邦化学工業株式会社
【課題】樹脂に優れた帯電防止性及び耐タック性を付与することができる帯電防止性樹脂組成物の製造方法、及び樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】熱可塑性樹脂に対し、下記成分(A)及び成分(B):成分(A):(a)片末端が変性されたポリオレフィンと、(b)ポリエーテル又はその変性物とを反応させることにより得ることが出来る特定の構造を有するブロック共重合体 成分(B):エチレン−不飽和カルボン酸系共重合体またはそのアイオノマーを加熱混合する工程を有し、成分(A)と成分(B)の質量比が(A)/(B)=50/50以上99/1以下である、帯電防止性樹脂組成物の製造方法
 
特開2025-030562帯電防止性樹脂組成物、およびこれを用いた産業資材フィルム 株式会社ADEKA
【課題】優れた帯電防止性とその持続性を有し、かつ、耐ブリードアウト性に優れる、産業資材フィルムに適した帯電防止性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し、下記(X)成分を3〜40質量部、および下記(Y)成分を0.1〜6.0質量部含有する帯電防止性樹脂組成物。(X)成分:ジオール(a1)と、ジカルボン酸(a2)と、両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)と、エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物(D)と、の反応により得られる高分子化合物(E)の1種以上を含有する帯電防止剤であって、前記両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)であり、ポリテトラメチレングリコール(b2)の割合が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)の合計モル数に対して、10〜80モル%であることを特徴とする帯電防止剤。(Y)成分:アルカリ金属の塩(F)およびイオン性液体(G)からなる群から選択される1種以上。
 
特開2025-030564ポリオレフィン系帯電防止性繊維、およびこれを用いた布帛 株式会社ADEKA
【課題】持続性および耐水性に優れた帯電防止性を有するポリオレフィン系帯電防止性繊維を提供する。
【解決手段】ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し、下記(X)成分を1〜30質量部、および下記(Y)成分を0.05〜4.0質量部含有する樹脂組成物からなるポリオレフィン系帯電防止性繊維。
 (X)成分:ジオール(a1)と、ジカルボン酸(a2)と、両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)と、エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物(D)と、の反応により得られる高分子化合物(E)の1種以上を含有する帯電防止剤であって、前記両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)であり、ポリテトラメチレングリコール(b2)の割合が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)の合計モル数に対して、10〜80モル%であることを特徴とする帯電防止剤。
 (Y)成分:アルカリ金属の塩(F)およびイオン性液体(G)からなる群から選択される1種以上。
 
特開2025-038479帯電防止性樹脂組成物、ならびにこれを用いた包装材および容器 株式会社ADEKA
【課題】本発明は、持続性を有する十分な帯電防止性を有し、かつ、成形体が透明性に優れる、電子部品の収納・搬送用の包装材および容器に適した帯電防止性樹脂組成物ならびにこれを用いた包装材および容器を提供する。
【解決手段】ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し、下記(X)成分を8〜50質量部、および下記(Y)成分を0.4〜8.0質量部含有する帯電防止性樹脂組成物、(X)成分:ジオール(a1)と、ジカルボン酸(a2)と、両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)と、エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物(D)と、の反応により得られる高分子化合物(E)の1種以上を含有する帯電防止剤であって、前記両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)であり、ポリテトラメチレングリコール(b2)の割合が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)の合計モル数に対して、10〜80モル%であることを特徴とする帯電防止剤、(Y)成分:アルカリ金属の塩(F)およびイオン性液体(G)からなる群から選択される1種以上。
 
特開2025-038580帯電防止性樹脂組成物、およびこれを用いた搬送容器 株式会社ADEKA
【課題】本発明は、優れた帯電防止性とその持続性を有し、かつ、耐溶剤性に優れる、搬送容器に適した帯電防止性樹脂組成物、およびこれを用いた搬送容器を提供する。
【解決手段】ポリオレフィン系樹脂100質量部に対し、下記(X)成分を2〜35質量部、および下記(Y)成分を0.1〜5.0質量部含有する、帯電防止性樹脂組成物、(X)成分:ジオール(a1)と、ジカルボン酸(a2)と、両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)と、エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物(D)と、の反応により得られる高分子化合物(E)の1種以上を含有する帯電防止剤であって、前記両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)であり、ポリテトラメチレングリコール(b2)の割合が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)の合計モル数に対して、10〜80モル%であることを特徴とする帯電防止剤、(Y)成分:アルカリ金属の塩(F)およびイオン性液体(G)からなる群から選択される1種以上。
 
特開2025-042670帯電防止性樹脂組成物およびその成形体 株式会社ADEKA
【課題】優れた木質感を有し、帯電防止性とその持続性に優れる成形体を提供することができる帯電防止性樹脂組成物、および優れた木質感を有し、帯電防止性とその持続性に優れる成形体を提供すること。
【解決手段】本発明は、ポリオレフィン系樹脂100質量部に対して、下記(X)成分を1〜200質量部、下記(Y)成分を1〜60質量部、および下記(Z)成分を0.01〜15.0質量部含有する帯電防止性樹脂組成物である。
(X)成分:木粉。(Y)成分:ジオール(a1)と、ジカルボン酸(a2)と、両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)と、エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物(D)と、の反応により得られる高分子化合物(E)の1種以上を含有する帯電防止剤であって、前記両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)であり、ポリテトラメチレングリコール(b2)の割合が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)の合計モル数に対して、10〜80モル%であることを特徴とする帯電防止剤。(Z)成分:アルカリ金属の塩(F)およびイオン性液体(G)からなる群から選択される1種以上。
 
実登3250643智能的な電圧調節可能な帯電網戸 李丹晨
【課題】殺蚊用帯電網戸に属し、智能的な電圧調節可能な帯電網戸を提供する。蚊の習性に基づいて実験と結びつけて網目配列上の電圧を異なる時間帯において異なる範囲に抑えることにより、蚊を駆り去るか殺すという効果を果たす。蚊を駆り去るか殺すかにかかわらず、網戸にくっつく蚊の死体と帯電網戸に残る焦げ跡を低減して帯電網戸の使用寿命を延ばし、それに加えて殺蚊によって起こる騒音がユーザーに与える影響を低減する。
【解決手段】帯電網戸は、網目配列1と制御システム2とを備え、網目配列の奇数行となる金属糸が網目配列の片側に伸びて正電極コネクタ3を形成し、網目配列の偶数行となる金属糸が網目配列の他側に伸びて負電極コネクタ4を形成し、制御システムの正電極が正電極コネクタと電気的に接続し、制御システムの負電極が負電極コネクタと電気的に接続する。
 
A−2−7静電気
特許7471029半導体ウエーハの静電気帯電除去方法 硅赫微科技(上海)有限公司
【課題】半導体製造プロセスにおいて半導体ウエーハに帯電する静電気の帯電量を低減するための方法を提供する。
【解決手段】半導体製造プロセスに適用される半導体ウエーハW1、W2の静電気帯電除去方法であって、プラズマ処理後の半導体ウエーハW1、W2に対してアルゴンガス30を供給し、半導体ウエーハW1、W2に帯電する静電気の帯電量を削減する。さらにはプラズマ処理後の半導体ウエーハW1、W2に対してアルゴンと水素を含む混合ガスを供給し、続いて酸素ガスを供給することにより、半導体ウエーハW1、W2に対する洗浄処理を省略して、半導体ウエーハW1、W2に帯電する静電気の帯電量を削減する。
 
特許7614687静電吸着デバイス、反り矯正方法、及び取付方法 国立大学法人東京工業大学
【課題】曲面適応性能が高められた静電吸着デバイスを提供すること、並びに、これを用いた反り矯正方法及び取付方法を提供することを目的としている。
【解決手段】吸着対象物を静電吸着するように構成された静電吸着デバイスであって、構造体と、電極部材とを備え、前記構造体は、前記構造体の少なくとも一部が変形することで湾曲部分を形成可能に構成され、前記湾曲部分は、第1方向の一方側から他方側において湾曲しており、前記第1方向は、前記構造体の厚み方向に直交する平面に平行な方向であり、前記電極部材は、前記構造体に少なくとも一部が覆われるように設けられ、且つ、前記電極部材は、前記吸着対象物を静電吸着するための吸着面を有し、前記電極部材の前記吸着面は、前記構造体に前記湾曲部分が形成されている湾曲状態において、前記湾曲部分の湾曲に対応した位置に配置される、静電吸着デバイスが提供される。
 
特許7639238静電チャックおよびサセプタ 日本碍子株式会社
【要約】内部に埋設された電極に電圧を印加することによって載置面に載置された被加工物を静電吸着固定する静電チャックにおいて、載置面が、所定のピッチにて二次元的に離隔配置された複数の凸部と前記凸部の間の平坦な凹部とからなる凹凸構造を有してなり、凸部が、静電チャックの厚み方向に対して垂直でかつ高さが均一な平坦面を有する平坦部と、平坦部の周囲に位置し、平坦部から凹部に向かうにつれて高さが小さくなる傾斜部と、を備え、静電チャックの厚み方向に対する傾斜部の上面の傾斜角が65度以上84度以下である、ようにした。
 
特許7639953静電チャック TOTO株式会社
【課題】誘電体基板の外周側端部を突出させた構成としながらも、誘電体基板の上方側におけるプラズマの均一性を確保することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられたRF電極140と、金属からなる部材であって、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、を備える。上面視において、誘電体基板100は、ベースプレート200の面210よりも外側に突出した突出部101を有し、RF電極140の一部が突出部101に設けられている。
 
特開2025-028723塗料等液体の流下時間を測定する静電容量式マットセンサーの製造方法及びその方法を用いた塗料等液体の流下時間測定用静電容量式マットセンサー並びに静電容量式測定器。株式会社細田
【課題】フローカップに基づく、塗料等液体の流下時間の測定を可能とする、塗料等液体の流下時間測定用静電容量式マットセンサー及び静電容量式測定器を提供する。
【解決手段】弾性材料からなる絶縁体外周5mm幅を不導体とし、パネル電極S2面とパネル電極Eの各々1面に導電体を一体形成し、前記パネル電極Sとパネル電極Eの各電極面に誘電体シートを両面接着テープで密着し、一体形成された構造体のパネル電極S・E間に弾性体角スペーサを内角4隅と対角線上の中央部に配置し、その積層間の空気層が密閉していない空気の流動的機能を有した構造体と、パネル電極Eの底面にシールド電極Gとを備える。
 
特開2025-029390静電チャック TOTO株式会社
【課題】接合層の剥離を抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、ベースプレート200と、誘電体基板100とベースプレート200との間を接合する接合層300と、を備える。接合層300は、樹脂310の内部に粒子状の充填材320を複数含有させたものである。接合層300における充填材320の含有量は70重量%以下である。
 
特開2025-031076静電チャックシステム、成膜装置、吸着方法、成膜方法及び電子デバイスの製造方法 キヤノントッキ株式会社
【課題】静電チャックに設けた切り欠き部を介して被吸着体を撮影することで静電チャックと被吸着体との吸着度を判定することが可能な静電チャックシステムを提供する。
【解決手段】被吸着体を吸着するための静電チャックであって、被吸着体を吸着する吸着面から反対側の面まで貫通する少なくとも1つの切り欠き部が設けられた静電チャックと、切り欠き部を介して被吸着体を撮影可能な撮影手段と、撮影手段により撮影された被吸着体の画像に基づいて、静電チャックと被吸着体の吸着度を判定する判定手段と、を有することを特徴とする静電チャックシステム。
 
特開2025-032401静電荷像現像用トナー 日本ゼオン株式会社
【課題】優れた低温定着性を有し、耐ホットオフセット性、細線再現性およびブレードクリーニング性にバランス良く優れ、高温放置後のトナー噴出しの発生が抑制された静電荷像現像用トナーの製造方法を提供する。
【解決手段】結着樹脂、着色剤、帯電制御剤、および結晶性材料を含有する着色樹脂粒子を含有する静電荷像現像用トナーであって、走査型電子顕微鏡の反射電子像により着色樹脂粒子の断面を観察した場合に、着色樹脂粒子の断面における、結晶性材料のドメインの総面積割合が10〜30%であり、着色樹脂粒子の断面における、結晶性材料のドメインの存在個数が、一粒子当たりの平均存在個数で5〜40個の範囲である、静電荷像現像用トナー。
 
特開2025-033307静電チャック TOTO株式会社
【課題】ヒーター層とバイパス層との間を溶接により繋いだ構成としながらも、支持板の変形を防止することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を加熱するヒーターユニット300と、を備える。ヒーターユニット300は、電力の供給を受けて発熱するサブヒーター層330と、一部がサブヒーター層330に溶接されているバイパス層370と、サブヒーター層330と及びバイパス層370を間に挟み込む一対の支持板310と、を有するものである。サブヒーター層330とバイパス層370との間が溶接されている部分、を溶接部301としたときに、一対の支持板310のうち少なくとも一方では、溶接部301と対向する位置に開口311が形成されている。
 
特開2025-036841セラミックス接合体および静電チャック装置 住友大阪セメント株式会社
【課題】ヒータ部を緻密に配置してもセラミックス板の損傷を抑制できるセラミックス接合体および静電チャック装置の提供を目的の一つとする。
【解決手段】厚さ方向に積層される一対のセラミックス板と、一対のセラミックス板の間に配置される緩衝層と、一対のセラミックス板の間に位置し、一対のセラミックス板の少なくとも一方に設けられる溝部内に配置される帯状のヒータ部と、を備え、ヒータ部の側面と溝部の側壁面とは、隙間を介して対向し、緩衝層は、一対のセラミックス板を構成するセラミックス材料よりも熱膨張係数が大きい絶縁材料からなり、厚さ方向から見て少なくとも一部が隙間と重なる、セラミックス接合体。
 
特開2025-036922静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】画像形成装置を高温高湿下で長期間静置した後に駆動させて形成された画像における細線再現性の向上と、低温低湿下で連続形成された高密度画像における画像端の白抜けの抑制と、を両立する静電荷像現像用キャリアを提供すること。
【解決手段】芯材と、前記芯材を被覆し、樹脂とカーボンブラック粒子とを含有する樹脂被覆層と、を有し、前記樹脂被覆層は、前記カーボンブラック粒子の凝集体の円相当径をAμmとし前記樹脂被覆層の平均厚さをBμmとしたときに下記式(1)を満たす前記凝集体を含み、前記樹脂被覆層の断面において、前記樹脂被覆層の面積全体に対する下記式(1)を満たす前記凝集体の合計面積の割合が10%以上50%以下である、静電荷像現像用キャリア。 式(1):0.2×B≦A≦0.8×B
 
特開2025-040964静電荷像現像用トナーの製造方法 花王株式会社
【課題】凝集融着法によるトナーの製造において、得られるトナー中の粗粒の含有量を低減できる、静電荷像現像用トナーの製造方法を提供する。
【解決手段】下記工程1及び2をこの順で含む、静電荷像現像用トナーの製造方法。工程1:水系媒体中で、樹脂粒子を凝集させて、凝集粒子を得る工程、工程2:工程1で得られた凝集粒子に対して、芳香族基含有モノマーと親水性モノマーとの水溶性付加重合体を、凝集粒子中の結着樹脂100質量部に対して0.2質量部以上30質量部以下添加した後、昇温して融着し、融着粒子を得る工程
 
特開2025-041565静電チャック及び基板処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】静電チャックのシールバンドと基板との間のシール性を向上することができる技術を提供する。
【解決手段】静電チャックは、基板を支持するように構成される誘電部材と、誘電部材内に配置される静電電極と、を備え、誘電部材は、第1の上面と、第1の上面の外側に配置され、第1の上面より上方に突出するように構成される環状の第1のシールバンドと、第1のシールバンドの外側に配置され、第1の上面より上方に突出するように構成される環状の第2のシールバンドと、第1のシールバンドと第2のシールバンドの間に配置される第1の溝と、を有し、第1の溝は、0.001mm以上0.2mm以下の径方向の開口幅を有する。
 
特開2025-042563静電気排除専用ノズル。楠見 俊雄
【課題】帯電した静電気を素早く解除でき、シーツ剥がしが楽になる専用ブローワノズルを提供する。
【解決手段】布地に帯電した静電気を除く為の専用ブローワノズルであり、金属棒の先端を丸くした物で、静電気を地面へ流すアース線と繋がっている。
 
特表2025-506084マイクロデバイスの静電気放電保護システム  ジェイド バード ディスプレイ(シャンハイ) リミテッド
【要約】本開示では、マイクロデバイスの静電気放電(ESD)保護システムについて開示する。このESD保護システムは、少なくとも1つのマイクロLEDピクセルに電気的に接続された、そのマイクロLEDピクセルのオン又はオフを制御するためのピクセル駆動回路であって、マイクロLEDピクセルは、第2レベルの電圧(Vcom)に電気的に接続されている、ピクセル駆動回路と、第1レベルの電圧(Vdd)及び第2レベルの電圧(Vcom)に電気的に接続された第1のESDクランプと、第3レベルの電圧(Vss)及び第2レベルの電圧(Vcom)に電気的に接続された第2のESDクランプと、を含む。本開示は、マイクロLEDピクセルを、静電気放電による損傷から保護することができる。様々な実施形態には、マイクロLEDピクセルアレイを備えたディスプレイパネルのESD保護システムが含まれる。
 
特表2025-506085マイクロデバイスの静電気放電保護システム  ジェイド バード ディスプレイ(シャンハイ) リミテッド
【要約】本開示では、マイクロデバイスの静電気放電(ESD)保護システムについて開示する。ESD保護システムは、少なくとも1つのマイクロLEDピクセルに電気的に接続された、そのマイクロLEDピクセルのオン又はオフを制御するためのピクセル駆動回路と、このピクセル駆動回路の外側の外部回路内に構成された第1のESD保護ユニットと、を含む。第1のESD保護ユニットは、少なくとも1つの単一方向過渡電圧抑制器を含む。単一方向過渡電圧抑制器のカソードは、第1レベルの電圧(Vdd)に接続され、単一方向過渡電圧抑制器のアノードは、第2レベルの電圧(Vcom)に接続されている。マイクロLEDピクセルは、第2レベルの電圧(Vcom)に接続されている。本開示は、マイクロLEDピクセルを、静電気放電による損傷から保護することができる。様々な実施形態には、マイクロLEDピクセルアレイを備えたディスプレイパネルのESD保護システムが含まれる。
 
特表2025-506087マイクロデバイスの静電気放電保護システム  ジェイド バード ディスプレイ(シャンハイ) リミテッド
【要約】マイクロデバイスの静電気放電(ESD)保護システム(500)は、ピクセル駆動回路(01)及び第1のESD保護ユニット(021)を含む。ピクセル駆動回路(01)は、少なくとも1つのマイクロLEDピクセル(00)に、マイクロLEDピクセル(00)のオン又はオフを制御するために電気的に接続されている。第1のESD保護ユニット(021)は、マイクロLEDピクセル(00)に電気的に接続されている。ESD保護システム(500)は、マイクロLEDピクセル(00)を静電気放電による損傷から保護することができる。
 
特表2025-506088マイクロデバイスの静電気放電保護システム ジェイド バード ディスプレイ(シャンハイ) リミテッド
【要約】マイクロデバイスの静電気放電(ESD)保護システムについて開示する。ESD保護システムは、少なくとも1つのマイクロLEDピクセルに電気的に接続された、そのマイクロLEDピクセルのオン又はオフを制御するためのピクセル駆動回路と、第1レベルの電圧(Vdd)と第2レベルの電圧(Vcom)とに電気的に接続された、第1のESD保護ユニットと、を含む。幾つかの実施形態では、マイクロLEDピクセルは、第2レベルの電圧(Vcom)に電気的に接続されている。ESD保護システムは、マイクロLEDピクセルを、静電気放電による損傷から保護することができる。様々な実施形態には、マイクロLEDピクセルアレイを備えたディスプレイパネルのESD保護システムが含まれる。
 
特表2025-506092静電気摩擦パルス発生器 メシチャニーノフ, ミハイル アレクサンドロビッチ    アガサロフ, ドミトリー ヤノビッチ    セルゲイブ, アントン ヴィクトロヴィッチ
【要約】本発明は、物質粒子流形式である可動部材の静電気摩擦発生器に関する。本発明は、革新的な配置を有する静電気摩擦パルス発生器を提供する技術的効果に関する。該技術的効果は静電気摩擦パルス発生器により実現され、該静電気摩擦パルス発生器は中空の円柱体形式で実現され、さらに円柱体表面に沿って物質粒子を有する空気流を提供する装置を有する。円柱体及び物質の材料を選択し、物質粒子流及び円柱体表面の摩擦により、円柱体表面及び物質粒子に相反する電荷が誘導される。負荷に接続される電極及び集電装置は円柱体の軸に沿って定位され、これらの間は間隙を有する。物質粒子を有する空気流を提供する装置はメッシュの形式で提供され、メッシュは円筒の上部及び下部に位置し、物質粒子を有する空気流を跳ね返すように構成される。さらに軸流ファンは上部メッシュの下方に位置し、空気を吸入し、直径が円柱体の内径より小さなブレードを有する。
 
特表2025-506127静電放電を低減させるためのチャンバイオン化装置 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】例示的な基板処理システムが、本体を含むチャンバを含むことができる。本体は、1つまたは複数の側壁を有することができる。1つまたは複数の側壁は、開口を画定することができる。本体は、内部領域を画定することができる。内部領域内に、複数の基板支持ピンを配置することができる。本体の側壁のうちの1つまたは複数に、複数のイオン化装置を結合することができる。複数のイオン化装置の各々の光源は、1つまたは複数の側壁内に画定された開口に向けて配向することができる。
 
特表2025-508470電荷散逸構造を有する静電チャック インテグリス・インコーポレーテッド
【要約】ワークピースを処理するステップ中にワークピースを支持するのに有用な静電チャックが説明され、当該静電チャックは、絶縁層上に電荷散逸ラインのパターンを含み、ラインは、第1の導電層および第2の導電層を有し、ライン間に絶縁層の取り囲まれたフィールドを画定するように配置される。
 
A−2−8エレクトレット
特開2025-037442エレクトレット材の製造方法 トヨタ自動車株式会社
【課題】電荷のリークを抑制することができるエレクトレット材の製造方法を提供する。
【解決手段】絶縁体にイオン注入を行う、イオン注入工程と、前記イオン注入工程後、外部からエネルギーを供給して前記絶縁体を熱処理する、熱処理工程と、前記熱処理工程後の前記絶縁体内のイオンに電荷を付与する帯電工程と、を備えるエレクトレット材の製造方法。
 
特開2025-038467エレクトレット膜の製造方法 セイコーエプソン株式会社
【課題】電荷が放出され難く、高い電荷を有するエレクトレット膜を安定的に製造することができるエレクトレット膜の製造方法を提供すること。
【解決手段】エレクトレット膜の製造方法は、シリコン基板の一方の面に凹部を形成する凹部形成工程と、前記凹部内にアルカリイオン溶液を供給する供給工程と、前記シリコン基板を加熱して、前記シリコン基板の前記一方の面側に前記アルカリイオン溶液の成分を含有したアルカリ添加酸化膜を形成する酸化膜形成工程と、前記シリコン基板に電圧を印加し、前記アルカリ添加酸化膜を帯電させてエレクトレット膜を形成する帯電工程と、を含む。
 
特開2025-038468エレクトレット膜の製造方法 セイコーエプソン株式会社
【課題】電荷が放出され難く、高い電荷を有するエレクトレット膜を安定的に製造することができるエレクトレット膜の製造方法を提供すること。
【解決手段】エレクトレット膜の製造方法は、シリコン基板の一方の面側にアルカリイオン溶液を供給して乾燥する供給工程と、前記シリコン基板の前記一方の面側に気相法によりシリコン酸化膜を形成し、前記シリコン酸化膜が形成された前記シリコン基板を加熱処理することにより、前記シリコン基板の前記一方の面側に、前記アルカリイオン溶液の成分を含有したアルカリ添加酸化膜を形成する酸化膜形成工程と、前記シリコン基板に電圧を印加し、前記アルカリ添加酸化膜を帯電させてエレクトレット膜を形成する帯電工程と、を含む。
 
特開2025-038606発電装置 セイコーエプソン株式会社
【課題】エレクトレット膜と電極との離間距離を小さくすることができ、優れた発電効率を有する発電装置を提供すること。
【解決手段】発電装置は、軸部材と、前記軸部材が挿入される挿入孔が形成されているシリコン基板を含む回転板と、前記回転板と対向して配置されている第1台座と、前記回転板および前記第1台座の一方に、他方と対向するように配置されているエレクトレット膜と、前記回転板および前記第1台座の他方に、前記エレクトレット膜と対向するように配置されている第1電極と、を有する。また、前記軸部材は、軸方向に延在して形成された溝を有し、前記回転板は、前記挿入孔の外縁部から前記挿入孔内に延出し、先端部が前記溝内に配置されている複数の第1梁部と、前記複数の第1梁部の間に配置され、先端部において前記軸部材を押圧している第2梁部と、を有する。
 
特開2025-028825空気送出用のウェラブルデバイス レスメド・プロプライエタリー・リミテッド
【課題】完全に没頭型エンタテインメント体験を提供するためにユーザに空気を提供する、個人用エンタテインメント呼吸装置を提供する。
【解決手段】感覚粒子を含有する空気をユーザに提供する個人用エンタテインメント呼吸装置であって、流れ発生器であって、空気の流れを生成するように構成された流れ発生器と、流れ発生器に結合された個人用立体呼吸インターフェースであって、個人用立体呼吸インターフェースが流れ発生器用の吹出口を備え、個人用立体呼吸インターフェースがユーザの周囲呼吸近接域内に空気の流れを誘導するように構成された、個人用立体呼吸インターフェースと、コントローラと、感覚粒子ディスペンサーを備え、コントローラが、エンタテインメント・トリガ信号に応答して誘導された空気の流れの中へ感覚粒子ディスペンサーから感覚粒子の放出を選択的に起動するように構成されている、装置である。
【請求項5】前記フィルタが、HEPAフィルタ、エレクトレットフィルタ、イオナイザー清浄器、熱力学殺菌フィルタ、能動型炭素フィルタ及び触媒酸化フィルタのうちいずれか1つ以上を備えている、請求項2〜4のいずれか一項に記載の装置。
 
特開2025-033087空気清浄装置及び空気清浄方法 アマノ株式会社
【課題】エレクトレットフィルタの帯電性能が低下するのを抑制すると共に、別途エレクトレットフィルタを再帯電させるための再帯電装置を用意することなくエレクトレットフィルタを帯電可能とする。
【解決手段】本発明は、高電圧の印加によって発生するコロナ放電により空気中の粒子を帯電させ捕集する空気清浄装置1であって、導電性を有し、第1の放電用電極25と第1の接地電極8とを有して空気中の粒子を帯電させる第1の放電部35と、第1の放電部35の空気の流通方向下流側に配置されて帯電された空気中の粒子を捕集するエレクトレットフィルタ9と、導電性を有し、第2の放電用電極38と第2の接地電極39とを有して前記エレクトレットフィルタ9を帯電させる第2の放電部55と、を備えることを特徴とする。
 
特開2025-039795エレクトレットデバイス 株式会社鷺宮製作所
【課題】密閉空間内に封入されたエレクトレット素子の帯電劣化を防止した、高寿命のエレクトレットデバイスを提供する。
【解決手段】パッケージ部材と蓋部材とエレクトレット素子とを含むエレクトレットデバイスであって、前記蓋部材は前記パッケージ部材を封止し、密閉空間を形成し、前記エレクトレット素子は前記密閉空間内に設置され、前記パッケージ部材は、前記密閉空間を形成する内壁の少なくとも一部が撥水加工されているエレクトレットデバイスを提供する。
 
特表2025-508448抗菌及び抗ウイルス効果を有する生体適合性空間荷電エレクトレット材料並びにその製造方法 シー−ポーラー テクノロジーズ,インコーポレーテッド
【要約】本開示は、抗ウイルス、抗菌、殺ウイルス及び/又は殺菌性空間電荷エレクトレット材料、並びに空間電荷エレクトレット材料を含む組成物、材料を作製及び使用する方法、組成物を作製及び使用する方法、組成物の有効性を評価する方法、組成物を測定及び試験する方法、並びに新たな空間電荷エレクトレット組成物を開発、創作及び作製する方法に関する。
 
A−2−9振動発電
特開2025-037367移動体位置検出システム 沖電気工業株式会社
【目的】設置費用及びメンテナンス費用を抑え且つ消費電力の低減を図ることが可能な移動体位置検出システムを提供することを目的とする。
【構成】本発明は、鉄道車両の走行経路に沿って設置された複数の受信器と、情報処理装置と、鉄道車両に設置されている振動発電機、蓄電部及び情報処理装置と、を有する。振動発電機は、鉄道車両の走行中の振動によって発電し、蓄電部は、振動発電機が発電する度にその発電した電圧によって充電される。送信器は、蓄電部に蓄積された電力が所定量に到達したときにこの蓄電部で生成された電圧によって動作可能な状態となり、識別番号を無線送信する。情報処理装置は、識別番号を受信した受信回数を計数し、受信回数に基づき鉄道車両が走行経路を走行した走行距離を求め、この走行距離から鉄道車両の走行経路上の位置を求める。
 
特開2025-038607振動発電デバイスの製造方法 セイコーエプソン株式会社
【課題】簡単な方法で、可動電極指および前記固定電極指の一方に選択的にエレクトレット膜を形成することができる振動発電デバイスの製造方法を提供すること。
【解決手段】振動発電デバイスの製造方法は、第1シリコン基板をパターニングして第1支持部および固定電極指を形成する第1シリコン基板パターニング工程と、第1シリコン層と第2シリコン層とが積層された第2シリコン基板の前記第2シリコン層をパターニングして可動電極指を形成し、第1シリコン層をパターニングして第2支持部および可動部を形成する第2シリコン基板パターニング工程と、前記可動電極指および前記固定電極指の一方にエレクトレット膜を形成するエレクトレット膜形成工程と、前記可動電極指と前記固定電極指とが対向するように、前記第2シリコン基板の前記第2シリコン層側に前記第1シリコン基板を接合する接合工程と、を含む。
 
特開2025-038608振動発電デバイスの製造方法 セイコーエプソン株式会社
【課題】簡単な方法で、可動電極指および固定電極指の一方に選択的にエレクトレット膜を形成することができる振動発電デバイスの製造方法を提供すること。
【解決手段】振動発電デバイスの製造方法は、第1シリコン層をパターニングして第1櫛歯電極および第2櫛歯電極を形成する第1シリコン層パターニング工程と、前記第1櫛歯電極と前記第2櫛歯電極との間に前記第1櫛歯電極側が高電位となるように電圧を印加した状態で、前記第1櫛歯電極の表面および前記第2櫛歯電極の表面にアルカリイオン溶液を供給するアルカリイオン溶液供給工程と、前記アルカリイオン溶液を乾燥させる乾燥工程と、前記第1シリコン層を加熱処理することにより、前記第1櫛歯電極の表面に第1酸化膜を形成し、前記第2櫛歯電極の表面に第2酸化膜を形成する酸化膜形成工程と、前記第2櫛歯電極に電圧を印加して前記第2酸化膜を帯電させる帯電工程と、を含む。
 
A−3レナード効果・水
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特開2025-039481医療ツーリズムシステム 株式会社英知 イシズム株式会社
【課題】宿泊客の健康状態の向上を図る医療ツーリズムシステムを提供する。
【解決手段】ラジウム温泉源と、ラジウム温浴施設と、宿泊施設と、健康診断センターとを備えた医療ツーリズムシステム100であって、システムの全体制御を司るシステムサーバと、システムサーバに通信可能に接続され、宿泊する宿泊客の個人情報及び宿泊履歴を記録してシステムサーバに送信する宿泊サーバと、システムサーバに通信可能に接続され、健康診断センターにおいて、宿泊客の温浴施設を利用する前の健康状態及び利用した後の健康状態を夫々チェックし、チェック結果を健康情報としてシステムサーバに送信する健康診断サーバと、を備え、システムサーバは、健康診断サーバから送信されてきた健康情報に基づき、前記温浴施設を利用する前と後とでの健康状態の変化に基づく健康診断結果を、健康診断センターに送信し、宿泊客に報知して、宿泊客にラジウム温浴効果を実感させる。      多孔体42は、回転体41の上部外周に所定間隔を介して取り付けられて、回転体41と一体に回転する円筒状の部材であり、多数の孔から成る多孔部42aが形成されている。多孔体42は、例えば、全周壁に多数のスリットを有する円筒体、円筒状のパンチングメタル、あるいは、円筒状の金網等から成る。多孔体42は、ミストモータ43によって回転されたとき、回転体41の遠心力で外周方向に飛散したラジウム温泉水が衝突するように設けられた衝突体でもある。多孔体42は、内壁面に衝突したラジウム温泉水を破砕させたり、多孔部42aを通過させて外周面からラジウム温泉水及び空気を飛散させたりすることによって、ラジウム温泉水の粒子を微細化してナノミストを生成すると共に、その水の粒子を10〜500nmの分子レベルまで微細化することによるレナード効果で負イオンを発生させるものである。
 
A−3ー1微細気泡
特許7640826プラズマ微細気泡発生装置、及びこれを用いた水処理装置、並びに水処理方法 株式会社NSS−TOKYO
【課題】有機フッ素化合物等の難分解性有機物質が混入する汚染水等を浄化する、構造が簡単で操作が容易な水処理装置及び水処理方法を提供する。
【解決手段】水処理装置1は、処理槽10、プラズマ微細気泡発生器20及び高圧電源装置30から構成され、プラズマ微細気泡発生器20から流出する微細気泡FBを含む流体Fに、高圧電源装置30から高電圧を印加して微細気泡FB内部に放電プラズマを生成させ、これを処理槽10に収容された被処理水WDと混合することにより、被処理水WD中に存在する難分解性有機物質を分解処理する。
 
特開2025-029319微粒子の分離方法  鹿島建設株式会社 国立大学法人京都大学
【課題】微粒子の分離を効率よく行うことができる微粒子の分離方法を提供する。
【解決手段】粒径が2mm未満の砂質土及び粒径が75μm未満の粘性土を含み、且つ、pHが10.5以上12.5未満である懸濁液を対象としてマイクロバブル浮選を実施し、浮上物を回収する。この方法によれば、泥水に含まれている粒子を粒径に応じて浮上物と沈降物(残渣)とに分離することができ、それぞれの粒子を別々に回収することができる。
 
特開2025-030773細胞抽出装置および細胞抽出方法  国立大学法人大阪大学 ヤマト科学株式会社
【課題】血管細胞に傷を付けることなしに、組織塊から血管細胞だけを効率よく分離・抽出でき、血管細胞の数を容易に確保可能なものとする。
【解決手段】組織塊5から血管細胞7を選択的に抽出可能な細胞分散装置であって、組織塊5が載置される網状の載置用ステージ12と、載置用ステージ12上に載置された組織塊5に高水圧のUFBジェット水流水43を噴射して、組織塊5から血管細胞7を分離するノズルヘッド41の噴射口部42と、噴射口部42より噴射される高水圧のUFBジェット水流水43を生成する高圧ポンプ部22と、UFBジェット水流水43が噴射された組織塊5の残物である血管6に対して、より高圧力のUFBジェット水流水44をノズルヘッド41の噴射口部42より噴射させる超高圧ポンプ部23と、を備える。
【請求項5】前記ノズル部は、ウルトラファインバブルを含むジェット水流水を噴射するものであることを特徴とする請求項1に記載の細胞抽出装置。
 
特開2025-032914活性酸素処理装置及び活性酸素による処理方法、並びにオゾンUFB含有液製造装置 キヤノン株式会社
【課題】被処理物の表面の活性酸素による処理をより確実に行うことができる活性酸素処理装置。
【解決手段】オゾンを含むUFBが液体中に含有されたオゾンUFB含有液を製造するオゾンUFB含有液製造部と、該オゾンUFB含有液を貯留する第1の貯留部と、該第1の貯留部に貯留状態にある該オゾンUFB含有液に対して、該UFBが含む該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解させるために必要なエネルギーを付与して、該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解するエネルギー付与装置と、該エネルギーの付与により該UFB中の該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解することによって、該第1の貯留部に生成した、活性酸素を含むUFBが液体中に含有された活性酸素UFB含有液を、被処理物に対して供給する活性酸素UFB含有液供給装置と、を備える。審査請求前
【請求項1】オゾンを含むウルトラファインバブルが液体中に含有されたオゾンUFB含有液を製造するオゾンUFB含有液製造部と、該オゾンUFB含有液を貯留する第1の貯留部と、該第1の貯留部に貯留状態にある該オゾンUFB含有液に対して、該ウルトラファインバブルが含む該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解させるために必要なエネルギーを付与して、該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解するエネルギー付与装置と、該エネルギーの付与により該ウルトラファインバブル中の該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解することによって、該第1の貯留部に生成した、活性酸素を含むウルトラファインバブルが液体中に含有された活性酸素UFB含有液を、被処理物に対して供給する活性酸素UFB含有液供給装置と、を備えることを特徴とする、活性酸素処理装置。
 
特開2025-033527衣類洗濯システム 諾康生醫科技股▲ふん▼有限公司
【課題】衣類洗濯システムの提供。
【解決手段】本発明は衣類洗濯システムを提供する。衣類洗濯機と洗濯装置、ナノメートルマイクロバブルメイン洗浄液生成装置、ナノメートルマイクロバブル水生成装置、濾過システム、ナノメートルマイクロバブル下水処理装置、下水処理システムなどを含む一種の衣類洗濯システムである。メイン洗浄中は、ナノメートルイオン水/アルカリ電解水とナノメートル水素バブルをメインの洗浄液とし、洗剤を追加せず、すすぎ時に水道水とナノメートルマイクロバブルを使用し、すすぎ効果を高める。本発明は、洗浄効果を高め、水の使用量を低減することができ、化学洗浄剤を使用する必要がなく、環境汚染の問題を生じることがない。
 
特開2025-038534微細気泡含有液を生成する装置 リンナイ株式会社 慶應義塾
【課題】微細気泡含有液における微細気泡の数密度をより高めることが可能な技術を提供する。
【解決手段】微細気泡含有液を生成する装置は、内側面を有する容器と、前記内側面を冷却するように構成された冷却器と、気相の第1流体と気相の第2流体が混合した混合流体を前記容器の内部に供給する供給経路と、前記供給経路から前記容器の内部に供給された前記混合流体を前記内側面に向けて整流する整流器を備えていてもよい。前記第1流体は、前記第2流体よりも凝縮しやすくてもよい。前記混合流体が前記内側面によって冷却されることで、前記第1流体が気相から液相に変化してもよく、気相の前記第2流体が液相の前記第1流体中に微細気泡として析出してもよい。
 
特開2025-038581ガス含有溶液の生成方法およびガス含有溶液の生成システム100 キヤノン株式会社
【課題】ガスを有効活用し、且つ、高効率にガスを含有する溶液を製造するガス含有溶液の生成方法およびガス含有溶液の生成システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の一実施形態にかかるガス含有溶液の生成方法は、第一の容器内に貯留された液体を霧化させる霧化工程と、ガスを、霧化した液体と接触させることで、前記ガスが溶解した液滴を生成する生成工程と、前記ガスが溶解した液滴を第一の流路を介して第二の容器内へ移動させるとともに、前記溶解した液滴を分離し、残留したガスを第二の流路を介して前記第一の容器内へ移動させる移動工程と、分離した前記液滴を回収する回収工程と、を備える。
【請求項5】前記回収工程によって回収される前記ガスが溶解した液体は、液中に20μm以下のファインバブルを含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のガス含有溶液の生成方法。
【請求項6】前記20μm以下のファインバブルに占めるウルトラファインバブルの個数割合が99%以上であることを特徴とする請求項5に記載のガス含有溶液の生成方法。
【請求項7】前記ウルトラファインバブルは、20μm以下の泡の体積平均粒子径(dw)と数平均粒子径(dn)の比(dw/dn)が5以下であることを特徴とする請求項6に記載のガス含有溶液の生成方法。
 
特開2025-039482電気分解を利用した、排水の脱臭方法及び脱臭浄化装置。株式会社リカバリー
【課題】工場などから排出される悪臭原因物質から発生する悪臭により、近隣住民や作業員の健康が害されてきた。その対策として、主として活性汚泥法による対策が取られてきた。
近年電気的方法として電気分解を用いた対策が取られているが、塩化物を加えることによる、次亜塩素酸を用いる方法が多くみられる。また、微酸性電解水と称される方法は、同じく微次亜塩素酸を用いたものである。
【解決手段】微生物による分解ではなく、また塩化物の添加やオゾン発生装置を用いず、食品工場などからの排水中に含まれる、メチルメルカプタン、硫化水素、硫化メチル、二硫化メチルなどの悪臭原因物質を、凝集剤を用いて固液分離した後、電気分解により得られた、微細な酸素気泡により直接酸化することにより無臭化並びに浄化する方法を示す。
【請求項2】凝集反応による固液分離槽と電気分解槽が同一槽であり、電気分解により発生する微細気泡を用いて凝集物を浮上分離させる槽を持つ、請求項1の脱臭方法及び脱臭浄化装置。
【請求項3】電気分解による微細気泡を発せさせる陽極と陰極の間隔を1.5mmから3mmとする請求項1及び請求項2の脱臭方法及び脱臭浄化装置
 
特開2025-040317気泡発生装置 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】液体に微細気泡をより効率よく発生させることができる気泡発生装置を提供する。
【解決手段】気泡発生装置100は、液体を通過させ微細気泡を発生させる。気泡発生装置100は、整流部材1と、拡張流路部材2と、を備える。整流部材1は、第1方向D1と交差する底面部13から上流側に突出する凸部11と、底面部13において凸部11の外周に設けられた通液孔と、を有する。第1方向D1は、液体が通過する方向である。拡張流路部材2は、整流部材1の下流側に設けられ、上流側から下流側に向かって第1方向D1に直交する断面積が大きくなる流路21を有する。凸部11の上流側の面111は、第1方向D1と平行な断面においてが曲線で構成されている。
 
特開2025-040706微細気泡水供給装置 株式会社Deto
【課題】微細気泡水を供給する装置であって、複数のシャンプー台に接続でき、シャンプー台ごとに白濁水・非白濁水の切換が容易で、美容室などでの使用に適した微細気泡水供給装置を提供する。
【解決手段】エアー供給部10と、水供給部20と、エアー及び水を合流させ、非白濁水又は白濁水を生成する微細気泡水発生部30と、微細気泡水発生部30に非白濁水を発生させる第一モード、又は、白濁水を発生させる第二モードを選択する選択部40と、非白濁水又は白濁水を放出する放出部50と、を備える。エアー供給部10は、電磁弁18−1,18−2によるエアー流量切換手段16を有し、微細気泡水発生部30は、旋回流方式の継手33を含み、選択部40は、前記電磁弁18−1,18−2を制御してエアー流量を選択することにより、微細気泡水発生部30で生成される非白濁水又は白濁水を選択するようにした。
 
特表2025-506154ガスナノ/マイクロバブル組成物およびその使用 ランセウス メディカル イメージング, インコーポレイテッド
【要約】ここに提供されるのは、ある造影および治療用超音波使用に最適化された気泡集団、そのような集団を製造する方法およびその使用方法である。審査請求前
【請求項6】脂質封入パーフルオロカーボン気泡の集団を含み、ここで、集団のマイクロバブルの15%以上が約2ミクロンから約6ミクロン以下の直径を有し、そして脂質封入パーフルオロカーボン気泡がDPPCおよびPEG−DPPEを含み、所望により約2ミクロン〜約6ミクロン以下の直径を有するマイクロバブルが1mLあたり約0.24×109〜2.44×109個の泡の濃度範囲で存在する、
組成物。
【請求項7】脂質封入パーフルオロカーボン気泡を形成する方法であって、DPPCおよびPEG−DPPE、グリセロールおよびプロピレングリコールを含む脂質製剤を、パーフルオロカーボンガス存在下、脂質封入パーフルオロカーボンガスマイクロバブルの集団を産生するのに十分な振盪速度および振盪時間活性化することを含み、ここで、マイクロバブルの15%以上が約2ミクロン〜約6ミクロン以下の直径を有するものである、方法。
 
特表2025-507338AAVカプシドバリアント及びその使用 ボイジャー セラピューティクス インコーポレイテッド
【要約】本開示は、アデノ随伴ウイルスカプシドタンパク質バリアントの調製、使用、及び/または製剤化のための組成物及び方法に関する。
【請求項56】前記AAV粒子が、前記対象に、(i)静脈内に、大槽内注射(ICM)を介して、脳内に、髄腔内に、脳室内に、実質内投与を介して、もしくは筋肉内に、(ii)例えば、マイクロバブルの静脈内投与(FUS−MB)を伴う集束超音波(FUS)を介して、もしくは静脈内投与を伴うMRI誘導FUSを介して、または(iii)静脈内に、投与される、請求項48〜55のいずれか1項に記載の方法。
 
特表2025-507343視覚添加剤により改善された組織スペーサ パレット ライフ サイエンシーズ,インク.
【解決手段】本明細書では、隣接器官に対する、進行切除がん治療の毒性を軽減するための方法が提供される。本明細書の方法は、患者のクオリティオブライフを維持または向上させながら、単一または複数の腫瘍部位と周辺の健康な器官との間のスペーシングを提供する。そのような毒性の単離は、1つ以上の腫瘍部位の周囲にスペーサを挿入することによって行うことができる。
【請求項10】前記第1の視覚添加剤は、1つ以上のマイクロバブルをさらに含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項13】前記第2の視覚添加剤が、1つ以上のマイクロバブルを含む、請求項11または12に記載の組成物。
 
特表2025-508180液体を炭酸化するためのシステム及び方法 ペプシコ・インク
【要約】本明細書に記載の実施形態は、周囲温度で液体を炭酸化するためのシステム及び方法に関する。システムは、液体源と、二酸化炭素源と、液体を炭酸化するための接触器と、を含み得る。接触器は、チャネルと、チャネルを通って流れる液体を炭酸化するためのスパージと、を含み得る。システムは、周囲温度で高レベルの炭酸化を有する液体を生成し得る。スパージは、マイクロバブル又はナノバブルを発生させて、周囲温度で費用効果の高い炭酸化を可能にし得る。気泡は、100μm以下の平均直径を有し得る。システムは、1リットル当たり1グラム〜10グラムの二酸化炭素の割合で液体を炭酸化し得る。
 
A−3−2霧
A−3−2−1ミスト、サウナ 
特開2025-042484可搬式サウナシステム 岩谷産業株式会社
【課題】薪燃料より安全性の高いガス燃料を利用すると共に、設置場所が拘束されない可搬式サウナシステムを提供すること。
【解決手段】サウナ用テント10と、サウナ用ガス燃焼装置100と、携帯用ガスボンベ200と、を有し、サウナ用ガス燃焼装置は、ボンベ装着部101、ガスバーナー部103、燃焼用空気取込部105、排気ガス搬送部109及びガス排出部111を備え、燃焼用空気取込部、ボンベ装着部及びガス排出部は、サウナ用テントの外側に向かって配置され、燃焼用空気取込部とガス排出部との間の通気経路は、サウナ用テント内に向かって開口を有しない閉鎖排気経路となっている可搬式サウナシステム1。
 
A−3−2−2静電霧化
A−3−2−3パナソニック
A−4オゾン
特開2025-028633オゾンインジケータおよびCT値を推定する方法 株式会社タムラテコ 学校法人近畿大学
【課題】オゾンガスによる殺菌、有害物の分解、脱臭等において、処理の途中のCT値および処理終了のCT値を推定できるオゾンインジケータを提供する。
【解決手段】オゾンインジケータ1は、シート状の基材11と、基材の表面に重なりを避けて形成された感応部12および比較部13と、を有する。感応部は、オゾンガスの暴露によりその色調が変化する色素を含んで形成される。比較部は、感応部に対するオゾンガス暴露過程における互いに異なる複数のCT値に達したときの当該CT値における感応部の色調が印刷で再現されて互いに重ならない複数のCT指標16a,・・・,16gで構成される。
 
特開2025-028634オゾンインジケータ 株式会社タムラテコ 学校法人近畿大学
【課題】殺菌処理等の進捗状況を簡便に判断するためのオゾンインジケータを提供する。
【解決手段】オゾンインジケータは、基材11並びに基材の表面に感応部12及び比較部13を有する。感応部は、オゾンガス暴露により観察色が変化する色素で形成され重なりを避けて配されてオゾンガスによる観察色変化の速度が異なる複数の変色部15a,…,15hで構成される。比較部は、一の変色部についてこれとの関連が明確なように当該変色部に接して配され当該変色部の観察色変化の略停止時の観察色が印刷された複数の指標部16a,…,16hで構成される。オゾンインジケータには、各変色部がその接する指標部の観察色に変化した時のCT値が当該変色部の近傍に記載され、複数の変色部が基材一方の側から他方の側に向けて各近傍のCT値に基づいて昇順に並べられている。
 
特開2025-032914活性酸素処理装置及び活性酸素による処理方法、並びにオゾンUFB含有液製造装置 キヤノン株式会社
【課題】被処理物の表面の活性酸素による処理をより確実に行うことができる活性酸素処理装置。
【解決手段】オゾンを含むUFBが液体中に含有されたオゾンUFB含有液を製造するオゾンUFB含有液製造部と、該オゾンUFB含有液を貯留する第1の貯留部と、該第1の貯留部に貯留状態にある該オゾンUFB含有液に対して、該UFBが含む該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解させるために必要なエネルギーを付与して、該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解するエネルギー付与装置と、該エネルギーの付与により該UFB中の該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解することによって、該第1の貯留部に生成した、活性酸素を含むUFBが液体中に含有された活性酸素UFB含有液を、被処理物に対して供給する活性酸素UFB含有液供給装置と、を備える。審査請求前
【請求項1】オゾンを含むウルトラファインバブルが液体中に含有されたオゾンUFB含有液を製造するオゾンUFB含有液製造部と、該オゾンUFB含有液を貯留する第1の貯留部と、該第1の貯留部に貯留状態にある該オゾンUFB含有液に対して、該ウルトラファインバブルが含む該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解させるために必要なエネルギーを付与して、該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解するエネルギー付与装置と、該エネルギーの付与により該ウルトラファインバブル中の該オゾンの少なくとも一部を活性酸素に分解することによって、該第1の貯留部に生成した、活性酸素を含むウルトラファインバブルが液体中に含有された活性酸素UFB含有液を、被処理物に対して供給する活性酸素UFB含有液供給装置と、を備えることを特徴とする、活性酸素処理装置。
 
特開2025-035327オゾン発生装置 東西電工株式会社
【課題】室内におけるウイルス対策として、オゾンガスを利用した空間除菌のためのオゾン発生装置が実用化されている。室内に存在する各種障害物による拡散性の阻害やオゾン発生装置の設置スペ−スの確保やオゾン発生装置の騒音問題などがある。
【解決手段】オゾン発生装置内部に撹拌装置を使用せず、紫外線減衰機構を設けることで、オゾン発生装置から照射される紫外線を抑制し、安全かつ静音性を向上させ室内の除菌、脱臭が容易に行うことが可能となる。
 
A−5プラズマ
特許7414353対象物をプラズマ処理する美容方法およびプラズマ処理する装置 株式会社Dr.Visea
【課題】本発明の課題は、従来のプラズマガスをノズルから噴射する技術に比べて、プラズマ化したガス中で生成される活性種を、対象物の深層にまで浸透させることが可能であり、電極と対象物との間での放電によりプラズマを生成する技術に比べて、安全である対象物を処理する美容方法を得ることを目的とする。
【解決手段】本発明は、対象物130をプラズマ処理する美容方法であって、ガスを発生可能なパック材110で対象物表面を被覆するステップと、パック材110から発生したガスをプラズマ発生手段によってプラズマ化するステップとを含むであり、例えば、プラズマ発生手段は、電極100を備え、電極100は、対象物表面を被覆するパック材110に直接または空間を介して配置し、電極100と対象物130との間に電圧を印加する。
 
特許7640826プラズマ微細気泡発生装置、及びこれを用いた水処理装置、並びに水処理方法 株式会社NSS−TOKYO
【課題】有機フッ素化合物等の難分解性有機物質が混入する汚染水等を浄化する、構造が簡単で操作が容易な水処理装置及び水処理方法を提供する。
【解決手段】水処理装置1は、処理槽10、プラズマ微細気泡発生器20及び高圧電源装置30から構成され、プラズマ微細気泡発生器20から流出する微細気泡FBを含む流体Fに、高圧電源装置30から高電圧を印加して微細気泡FB内部に放電プラズマを生成させ、これを処理槽10に収容された被処理水WDと混合することにより、被処理水WD中に存在する難分解性有機物質を分解処理する。
 
特許7641418プラズマ元素分析方法および装置 アジレント・テクノロジーズ・インク
【課題】固体標準を必要としないレーザーアブレーションおよびプラズマイオン源を用いた分析方法および装置の提供。
【解決手段】プラズマ元素分析方法および装置は、溶液標準をネブライザにより微粒子化してプラズマに導入し、前記溶液標準に含まれる元素についての検量線データを作成し、測定する固体試料をレーザーアブレーションによって微粒子化し、ネブライザからの補助液体と共にプラズマに導入し、イオン化して元素分析データを作成し、前記元素分析データと前記検量線データから前記固体試料中の測定元素の濃度を取得し、前記測定元素の濃度を補正して定量する。
 
特許7645420大気圧プラズマ処理装置 小駒 益弘
【課題】短時間で試料処理を行い、処理工程を少なくした大気圧プラズマ処理方法及び大気圧プラズマ処理装置の提供。
【解決手段】ガス導入部38から反応筒体31の内周面に加圧不活性ガスを回転流にして供給し、高周波共振キャビティ34に所定の電力量に制御したマイクロ波を供給してプラズマを発生せしめるプラズマ発生装置3と、略十字状の形状をした反応容器5と、反応容器5内において試料SFをプラズマ流に対し相対的に移動可能にする試料移動機構7と、試料の状態に応じてプラズマ発生状態を制御する制御手段9を備え大気圧下で試料表面をプラズマ処理する。
 
特許7648226プラズマCVM加工方法及びその装置 株式会社ジェイテックコーポレーション
【課題】単結晶半導体ウエハ、水晶等の誘電体基板あるいはX線ミラー材料を、高圧力下でノズル型電極を用いたプラズマCVM法によってエッチング加工する際に、被加工面の表面粗さの増大を抑制することが可能なプラズマCVM加工方法及びその装置を提供する。
【解決手段】ワークの加工面に対向して配置したノズル型電極に高周波電力を印加し、高圧力下のプロセスガスに基づくプラズマを発生させ、該プラズマ中で生成した中性ラジカルをワークの表面に作用させて、中性ラジカルとワーク構成元素との化学反応で生成した揮発性物質を除去して加工するプラズマCVM加工方法であって、ノズル型電極のワークの加工面側に開口したガス吸込口からノズル型電極の周囲に供給されたプロセスガスを吸い込む工程と、ワークを保持する導電性のワークホルダーに正のバイアス電圧を印加する工程と、を同時に行う工程を含む。
 
特開2025-029110プラズマ加熱された窓のマルチゾーン冷却 ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】基板処理システムは、基板処理チャンバ内における窓の全てまたは実質的に全てに対して冷却を提供するマルチゾーン冷却装置を含む。一態様では、装置は、基板処理チャンバ内のトランス結合プラズマ用のエネルギー源の下を含む、基板処理チャンバ内の窓の全てまたは実質的に全てを覆うための1つ以上のプレナムを含む。1つ以上の空気増幅器および付随する導管が1つ以上のプレナムに空気を供給して、窓に空気流を供給する。導管は、中央部から様々な距離においてプレナム入口に接続されて、窓全体に空気流を導き、したがって、チャンバ内で実施されているプロセスに応じて、中央部高温、中間部高温、および縁部高温の状態に対処する。一態様では、1つ以上のプレナムは、中央部高温状態に対処するために空気を窓の中央部に導くための中心空気入口を含む。
 
特開2025-029128エッチング方法及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】シリコン含有膜のプラズマエッチングにおいて、マスクを保護する技術を提供する。
【解決手段】開示されるエッチング方法は、プラズマ処理装置のチャンバ内に基板を準備する工程(a)を含む。基板は、シリコン含有膜及びマスクを含む。マスクは、炭素を含有する。エッチング方法は、チャンバ内で処理ガスから生成されたプラズマからの化学種によりシリコン含有膜をエッチングする工程(b)を更に含む。処理ガスは、ハロゲン元素及びリンを含む。工程(b)において、マスクの表面に炭素とリンの結合が形成される。
 
特開2025-029205エッチング方法及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】エッチング選択比を向上できるエッチング方法及びプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】エッチング方法は、基板を準備する工程であり、基板は、シリコン及び窒素を含む第1領域と、シリコン及び酸素を含む第2領域とを含む、工程と、炭素、フッ素及びタングステンを含む処理ガスから生成されるプラズマに第1領域及び第2領域を晒すことによって、第1領域上にタングステン含有保護層を形成しつつ、第2領域をエッチングする工程と、を含む。
 
特開2025-029206エッチング方法及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】優れたエッチング耐性を有するタングステン含有堆積物を形成できるエッチング方法及びプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】エッチング方法は、(a)基板を準備する工程であり、基板は、シリコン及び窒素を含む第1領域と、シリコン及び酸素を含む第2領域とを含む、工程と、(b)炭素及び水素のうち少なくとも1つと、フッ素と、タングステンとを含む第1処理ガスから生成される第1プラズマを用いて、第1領域上にタングステン含有堆積物を形成する工程と、(c)(b)の後、第1処理ガスとは異なる第2処理ガスから生成される第2プラズマを用いて、第2領域をエッチングする工程と、を含む。
 
特開2025-029510膣トリコモナス及び/又はマイコプラズマジェニタリウム検出用オリゴヌクレオチド 東洋紡株式会社 国立大学法人 筑波大学
【課題】膣トリコモナス及び/又はマイコプラズマジェニタリウムの新規な検出手段及び方法の提供。
【解決手段】膣トリコモナスの5.8SrRNA遺伝子を検出するためのプローブであって、以下の(a)の特徴を有するプローブを提供する。
(a)特定の塩基配列又はそれらに相補的な塩基配列において連続する少なくとも8塩基以上の塩基配列S1、又は塩基配列S1において1〜3個の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加した塩基配列S2を含むオリゴヌクレオチドであって、5’末端又は3’末端のいずれか一方のみが標識されている。
また、マイコプラズマジェニタリウムのmgPa遺伝子を検出するためのプローブを提供する。
 
特開2025-029851プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理装置におけるプラズマリークを低減することができる技術を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置は、側壁を有するプラズマ処理チャンバと、プラズマ処理チャンバ内に配置される基板支持部と、プラズマ処理チャンバの側壁と基板支持部との間に配置されるバッフルプレートと、バッフルプレートの下方に配置され、複数の環状電磁石を有する電磁石構造体であって、複数の環状電磁石は、平面視で同心円状に配置される、電磁石構造体と、隣り合う環状電磁石に流れる電流の向きが互いに異なるように複数の環状電磁石に電流を供給するように構成される、少なくとも一つの電源と、を備える。
 
特開2025-030527プラズマ処理装置およびその制御方法 株式会社アルバック
【課題】上部電極側に生成されるプラズマの形成領域を拡大して処理速度を高めることができるプラズマ処理装置およびその制御方法を提供する。
【解決手段】本発明の一形態に係るプラズマ処理装置は、真空チャンバと、基板支持用のステージと、対向電極と、共振回路とを具備する。前記ステージは、前記真空チャンバの内部に配置され、第1周波数の高周波電力を供給する第1高周波電源回路に接続される。前記対向電極は、前記ステージに対向して配置され、第2周波数の高周波電力を供給する第2高周波電源回路に接続される。前記共振回路は、前記対向電極からの前記第2周波数の高周波電流を通過させる。
 
特開2025-030622ロボット制御装置及びプラズマ切断方法 株式会社ダイヘン
【課題】プラズマ切断ロボットを適切に移動させる教示プログラムにより、タクトタイムを短縮可能なロボット制御装置及びプラズマ切断方法を提供することである。
【解決手段】ロボット制御装置100は、プラズマ切断ロボット20を動作させる教示プログラムPGを読み出すプログラム読出部121と、読み出した教示プログラムPGを解釈するプログラム解釈部122と、解釈した教示プログラムPGを実行するプログラム実行部123と、を備え、プログラム解釈部122は、教示プログラムPGにおいてプラズマ切断用のアーク開始命令(AS)を解釈した際には、当該アーク開始命令(AS)後の移動命令(MOVE)に含まれるプラズマ切断ロボット20の位置情報を用いて、当該アーク開始命令(AS)に含まれるプラズマ切断ロボット20におけるトーチ21のアーク開始高さを設定する。
 
特開2025-030732プラズマ処理装置 株式会社日立ハイテク
【課題】照射部と受光部の光軸ずれによる光の強度の減少の影響を受けないプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】プラズマが形成される処理室と、処理室内に配置されウエハ109を載置可能な試料台と、前記試料台の上方に配置され、前記プラズマを形成するための電界が透過可能であり透光性を有する誘電体窓と、誘電体窓の上方で互いに前記試料台の上面に沿う第1方向において距離を開けて配置され、ウエハ109に対して光を照射する照射部181、および、照射部181から照射されてウエハ109の上面で反射された光を受光する受光部182と、制御部および記憶部と、を備えたプラズマ処理装置を用いる。照射部181および受光部182のそれぞれは、前記第1方向に移動可能に構成され、制御部は、受光部182で受光した前記光の強度が記憶部に記憶された閾値以上となるように照射部181または受光部182の位置を調節する。
 
特開2025-032248プラズマ処理副生成物を管理するための構成要素および処理 ラム リサーチ コーポレーション
【課題】基板に対する様々なプラズマベースの処理の実行中にプラズマ処理チャンバの処理領域内で生成される不揮発性および/または低揮発性副生成物を管理するための構成要素及びその処理方法提供する。
【解決手段】システム100において、構成要素は、上部窓構造107、ライナ構造139、エッジリング構造131、フォーカスリング構造135、接地リング構造133、基板アクセスポートシールド、チャンバ壁のポート開口部のためのインサートライナ及び排気流路内に配置する排気バッフルアセンブリを含む。様々な構成要素の1以上の処理暴露面が、プラズマ処理副生成物の付着及び保持を促進する表面粗さ及び/又は加工トポグラフィを処理暴露面に付与するための粗面化/テクスチャ加工処理を施され、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)膜エッチング及び/又はプラチナ(Pt)膜エッチング処理で利用される。
 
特開2025-032280基板支持台、プラズマ処理システム及び環状部材の取り付け方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】環状部材に対する載置面上に、環状部材の搬送精度によらず、環状部材を位置決めして適切に載置する基板支持台、プラズマ処理システム及び環状部材の取り付け方法を提供する。
【解決手段】プラズマ処理システムにおいて、基板支持台101は、ウェハWが載置される基板載置面104aと、基板載置面に保持されたウェハを囲むように配置される環状部材であるエッジリングFが載置される環状部材載置面104bと、環状部材載置面から突出可能に構成され、環状部材載置面からの突出量を調整自在の突出量を調整自在に昇降する3本以上の昇降ピン107と、昇降ピンを昇降させる昇降機構と、を有する。エッジリングは、昇降ピン107に対して位置決めされ、昇降ピンが静電チャック104の中心に対して高精度で設けられているため、静電チャックの中心に対して位置決めされた状態で基板載置面に載置される。
 
特開2025-032620プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理装置において、バッフルプレートの交換回数を減らしつつ、装置の処理性能を維持する。
【解決手段】プラズマ処理装置は、基板支持部を囲むように配置されるバッフル構造体であって、バッフル構造体は、固定バッフルプレートと可動バッフルプレートとを有し、固定バッフルプレートは、基板支持部の側壁から外方に延在し、固定バッフルプレートとチャンバの側壁との間にギャップを形成するように構成され、可動バッフルプレートは、チャンバの側壁から内方に延在し、可動バッフルプレートと基板支持部の側壁との間にギャップを形成するように構成される、バッフル構造体と、可動バッフルプレートを移動させるアクチュエータと、固定バッフルプレートの消耗に応じて固定バッフルプレートと可動バッフルプレートとの間の距離を小さくするようにアクチュエータを制御する制御部と、を備える。
 
特開2025-032832プラズマ処理装置およびプラズマ計測方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】共振器配列構造体を介して生成されたプラズマを、その近傍で定量的に評価することができるプラズマ処理装置およびプラズマ計測方法を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置は、処理空間を提供する処理容器と、電磁波を供給し処理空間にプラズマを発生させるように構成される電磁波発生器と、第1面を処理空間に対向させて設けられた第1の誘電体と、第1の誘電体を介して電磁波を処理空間に供給するように構成される電磁波供給部と、処理容器内において第1の誘電体の第1面に沿って位置する共振器配列構造体とを備える。共振器配列構造体は、電磁波の磁界成分と共振可能であり且つサイズが電磁波の波長よりも小さい複数の共振器を含む。複数の共振器は、導体からなるC字状のリング部材が誘電体板の一面上に積層された構造を有する。C字状のリング部材の少なくとも1つは、プラズマの情報を測定するプローブを兼ねる。
 
特開2025-033427成膜方法及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】VHF帯以下の周波数の電力により生成されるプラズマでも基板にグラフェンを成膜可能とすること。
【解決手段】成膜方法は、工程a)と、工程b)とを含む。工程a)では、基板が載置可能とされ、第1の電気的パスを介してグランドに接続されるステージが内部に配置され、ステージの周囲に、第2の電気的パスを介してグランドに接続される導電性のリング部材が配置され、ステージに対向して電極が配置された処理容器の内部のステージに基板を載置する。工程b)では、処理容器の内部に炭素含有ガスを含む処理ガスを供給しつつ、第1の電気的パスのインピーダンスを第2の電気的パスのインピーダンスよりも高い状態として、VHF(Very High Frequency)帯以下の周波数の電力を電極に供給して処理容器内にプラズマを生成し、基板にグラフェンを成膜する。
 
特開2025-035149プラズマエッチング用静電チャック及びプラズマエッチング装置 国立研究開発法人産業技術総合研究所
【課題】厚みの薄い絶縁性材料を、平坦度の高い加工が可能となる画素対応領域及びプラズマエッチング装置を提供する。
【解決手段】プラズマエッチング用静電チャック100は、被加工材料が吸着される吸着面を有する絶縁性基体10、絶縁性基体内部に所定間隔で配置され、吸着面に対向する対向面を有する複数の静電電極20及び絶縁性基体内部の、複数の静電電極に対して吸着面とは反対側に、吸着面に垂直な方向から見たときに静電電極間となる位置に少なくとも配置された導電性部材30を備え、導電性部材に最近接する2つの静電電極の間隔をx(mm)、2つの静電電極の対向面と吸着面との距離をdSE(mm)、導電性部材と吸着面との距離をdD(mm)としたときに、x、dSE及びdDが、関係式dD<A{dSE2+(x/2)2}1/2…(1)を、A=2において満たすものである。
 
特開2025-035150プラズマエッチング用治具及びプラズマエッチング方法 国立研究開発法人産業技術総合研究所
【課題】任意の位置で深さ(厚さ)方向のエッチング量の制御が可能であるプラズマエッチング用治具を提供する。
【解決手段】プラズマエッチング用治具100は、絶縁性被加工材料wが載置される載置面110を有する治具であって、絶縁性材料で形成された基体120及び基体120の表面又は内部に配置され、載置面110に垂直な方向から基体120を見たときに、絶縁性被加工材料wのエッチング深さを増大させたい箇所に位置する導体パターン130を備えることを特徴とする。
 
特開2025-035450放電プラズマの制御方法 田辺工業株式会社 独立行政法人国立高等専門学校機構
【課題】高圧力下であってもプラズマを集束させることで比較的低電圧で維持することが可能な放電プラズマ制御方法を提供する。
【解決手段】本願発明は、プラズマ気相化学成長装置を用いた放電プラズマ制御方法であって、所定の基板電極を前記プラズマ気相化学成長装置内に設置する手順と、前記プラズマ気相化学成長装置内を真空排気する手順と、前記基板電極に紫外光を照射する手順と、前記プラズマ気相化学成長装置内にフッ素化合物又は希ガスを含む一定流量の気体を、導入する手順と、前記気体を導入した方向と同方向に前記気体を排気し、前記気体の排気量を減少させることで前記気体の圧力を増加させる手順と、を備える放電プラズマ制御方法を提供する。
 
特開2025-036039プラズマエッチングされた化合物半導体 エスピーティーエス テクノロジーズ リミティド
【課題】熱活性化エッチングを要さずに、SiCにテーパ状側壁を有するトレンチをエッチング可能なプラズマエッチング方法を提供する。
【解決手段】テーパ状フィーチャを形成するために、炭化ケイ素基板をプラズマエッチングする方法と、炭化ケイ素基板と、テーパ状フィーチャを形成するために、炭化ケイ素基板をプラズマエッチングするプラズマエッチング装置とが提供される。
 
特開2025-037326液中プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】液中プラズマに含まれる活性種を用いた処理において活性種を増加しつつ活性種の濃度分布の偏りを低減するための技術を提供する。
【解決手段】一つの例示的実施形態において、液中プラズマ処理装置が提供され、処理空間は液中プラズマに含まれる活性種を用いた処理がウエハに行われるように構成され、活性種供給部は処理空間に液中プラズマを供給するように構成され、生成空間は液中プラズマの生成に用いられる液体が導入されるように構成され、シャワープレートは生成空間で生成された液中プラズマに含まれる活性種を処理空間に導入するように構成され、処理空間に沿って拡がって配置された複数のシャワー孔を有し、マイクロ波供給部は生成空間に沿って拡がって配置された複数のスロットを有するラジアルラインスロットアンテナを含み、ラジアルラインスロットアンテナを介してマイクロ波を生成空間内の液体に供給するように構成されている。
 
特開2025-037876水素およびNH3プラズマ用途のための保護セラミックコーティングを有するプロセスキット アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】水素プラズマ処理の使用のための方法および装置を提供する。
【解決手段】処理チャンバアセンブリ100において、プラズマ処理チャンバ101は、複数のチャンバ部品を含む。複数のチャンバ部品が、Y2O3−ZrO2固溶体などのイットリウムジルコニウム酸化物組成物でコーティングされ、複数のチャンバ部品のうちのいくつかが、バルクイットリウムジルコニウム酸化物セラミックで置き換えられる。さらに別のチャンバ部品が、異なる材料の類似の部品で置き換えられる。セラミックコーティングされたチャンバ部品は、チャンバリッド108、上側ライナ109、下側ライナ107、ライナドア156および静電チャック105のうちのいずれか1つである。
 
特開2025-038059プラズマ処理装置、プロセッサ、制御方法、非一時的コンピュータ可読記録媒体及び電源システム 東京エレクトロン株式会社
【課題】ラジカルとイオンの量と質を制御する。
【解決手段】ステージと、第1の周波数で振動するバイアス波形を供給し、前記バイアス波形のサイクルは、予め定められた期間持続し、前記バイアス波形は前記ステージに印加される、第1の高周波電源と、前記第1の周波数よりも高い第2の周波数で振動するソース波形を供給し、前記第2の周波数は、前記バイアス波形の前記サイクルの間、可変である、第2の高周波電源と、前記バイアス波形の前記サイクルの間において、反射波パワーが小さくなるように前記第2の周波数を変更するとともに、前記ソース波形のパワーレベルを上げる期間を有するように前記第2の高周波電源を制御する制御部と、を有する、プラズマ処理装置。
 
特開2025-038407電磁波供給機構およびプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】電磁波を複数箇所に分岐して導入する際の反射電力を低減すること。
【解決手段】電磁波供給機構は、負荷となる処理容器内へ電磁波を供給するための電磁波供給機構であって、第1分岐回路を有する。第1分岐回路は、電磁波を生成するように構成される高周波電源の下流側に設けられ、導波路として構成され、入力端を備える第1導波路、出力端をそれぞれ備える複数の第2導波路、および、第1導波路を複数の第2導波路にn分岐(nは2以上の整数)する分岐点を含むように構成される。出力端それぞれの接続先は、負荷、または、次の分岐回路である第2分岐回路の入力端である。第1分岐回路は、分岐点から見た出力端の総数がn個である場合、分岐点からn個の出力端それぞれまでの第2導波路の長さが、それぞれ、m×λ/2+(λ/2)/n(mは0または正の整数)ずつ異なる長さである。
 
特開2025-040578プラズマ焼成装置及びプラズマ焼成方法並びに導電性パターンの形成方法 旭化成株式会社
【課題】可撓性基材にプラズマで還元焼結処理を行う際に、可撓性基材の温度ムラを低減させることができるプラズマ焼成装置を提供する。
【解決手段】金属化合物を含むインクで所定のパターンが印刷された可撓性基材Sにプラズマで還元焼結処理を行うように構成されたプラズマ焼成装置1であって、真空チャンバ10と、可撓性基材Sを繰り出すための繰出ローラ20と、可撓性基材Sを巻き取るための巻取ローラ30と、可撓性基材Sを繰出ローラ20から巻取ローラ30へと搬送するとともに可撓性基材Sを冷却する冷却ローラ40と、真空チャンバ10に設けられた照射窓11から、冷却ローラ40によって搬送された可撓性基材Sへとプラズマを照射するように構成されたプラズマ発生装置50と、を備える。照射窓11は、可撓性基材Sの幅寸法WSよりも長い寸法WWで可撓性基材Sの幅方向に沿って延在する。
 
特開2025-041525プラズマ処理方法 株式会社日立ハイテク
【課題】プラズマエッチングプロセスのスループットの低下を抑制しながら、プラズマエッチングによって形成されるRu含有膜パターンの表面状態が良好なプラズマ処理方法を提供する。
【解決手段】プラズマを用いてルテニウム含有膜をエッチングする第1のエッチング工程S01と、第1のエッチング工程後、プラズマを用いてルテニウム含有膜をエッチングする第2のエッチング工程S02と、を有し、第2のエッチング工程は、ハロゲン元素含有ガスにより生成されたプラズマを用いてルテニウム含有膜の表面に改質層を形成する第1ステップS11と、酸素元素含有ガスにより生成されたプラズマを用いて改質層を脱離させる第2ステップS12と有し、第1ステップと第2ステップとを交互に繰り返す。
 
特開2025-041589パルスプラズマを使用してエッチング選択性を向上させる方法 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】パルスプラズマを使用してエッチング選択性を向上させる方法を提供する。
【解決手段】プラズマ処理チャンバ100の処理領域内に配置された基板支持アセンブリ136の基板支持面上に配置された基板上に形成された第1の誘電材料をエッチングすることを含む、基板103を処理する方法であって、エッチングプロセスは、処理領域に、第1のフッ化炭素含有ガス及び第1のプロセスガスを含むプロセスガスを伝達すること、高周波生成器を利用して、第1の電極へと高周波信号を伝達して、処理領域内でプラズマを生成すること及び第1のパルス電圧波形生成器を利用して、基板支持アセンブリ内に配置されたバイアス電極104で第1のパルス電圧波形を確立することを含む。
 
特開2025-041670炭素原子間の不飽和結合によるプラズマ硬化性化合物を含む段差基板被覆膜形成組成物 日産化学株式会社
【課題】パターンへの充填性と平坦化性を有する被膜を形成するプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物を提供する。
【解決手段】炭素原子と炭素原子との不飽和結合に由来する二重結合または三重結合を有する特定の部分構造から選ばれる少なくとも一つの部分構造を含む化合物(E)と溶剤(F)とを含むプラズマ硬化性段差基板被覆膜形成組成物が提供される。炭素原子と炭素原子との不飽和結合へのプラズマ照射によりラジカル種による不飽和結合同士の架橋構造が形成される。本発明の段差基板被覆膜形成組成物は架橋剤と酸触媒を含むことなく、段差基板被覆膜形成組成物を塗布して形成された段差基板被覆膜(平坦化膜)は炭素原子と炭素原子との不飽和結合に由来する二重結合、三重結合同士の反応により架橋することができる。
 
特開2025-041838プラズマ処理装置、電源システム、及び周波数制御方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】ソース高周波電力が単独で供給されている状態でのソース高周波電力の反射の度合いを低減する技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置は、チャンバ、基板支持部、高周波電源、及び制御部を備える。基板支持部は、チャンバ内に設けられている。高周波電源は、チャンバ内でガスからプラズマを生成するためにソース高周波電力を供給するように構成されている。制御部は、ソース高周波電力が単独で供給されているときのソース高周波電力のソース周波数を、先にソース高周波電力が単独で供給されたときのソース周波数とソース高周波電力の反射の度合いに応じて、ソース高周波電力の反射の度合いを抑制するように、設定するよう構成されている。
 
特表2025-505990複数のマイクロ波プラズマアプリケータを利用する供給材料を処理するためのマイクロ波プラズマ装置および方法 シックスケー インコーポレイテッド
【要約】本開示の実施形態は、従来の単一マイクロ波プラズマシステムの効率を向上させるために使用できる複数のマイクロ波プラズマを用いるシステムおよび装置に関する。本開示は、材料を処理するマイクロ波プラズマ装置であって、反応チャンバと、反応チャンバと連通する複数のマイクロ波プラズマアプリケータと、マイクロ波放射を生成する少なくとも1つのマイクロ波放射源と、マイクロ波放射を、少なくとも1つのマイクロ波放射源から複数のマイクロ波プラズマアプリケータに進行させる、少なくとも1つの導波管と、反応チャンバと連通する材料供給システムとを有するマイクロ波プラズマ装置である。
 
特表2025-505995プラズマ活性化液体を生成する装置、洗浄及び/又は殺菌のため機器及び方法 テーデーカー エレクトロニクス アーゲー
【要約】本発明はプラズマ活性化液体を生成する装置に関し、装置は:第1平坦電極(1)及び第2平坦電極(2)であって、第1平坦電極(1)及び第2平坦電極(2)は放電空間(3)を介して互いに分離されている、第1平坦電極(1)及び第2平坦電極(2)と、第1平坦電極(1)と第2平坦電極(2)との間に電圧を印加し、したがって、第1平坦電極(1)と第2平坦電極(2)との間の放電空間(3)内で電気放電が点火されるように、設計された電圧源(4)と、放電空間(3)内で電気放電が点火されるときに、電気放電に曝される液体膜(7)を放電空間(3)内で形成するように、液体を放電空間(3)に供給するように設計された、液体供給部(5)と、を備える。さらなる態様は、かかる装置を有する機器、及び、本装置を使用する、洗浄及び/又は殺菌のための方法に関する。
 
特表2025-506451生体の細胞再生を活性化する低温大気圧プラズマ発生装置および呼吸装置 バイオエンジニアリング・フォー・ザ・ワールド・コーポレーション・エス.エル.
【要約】空気を入力物質として受け取り、生体が吸入するのに適した活性酸素および窒素種であるRONSを出力物質として排出するように構成された低温大気圧プラズマ発生装置(2)、および前記低温大気圧プラズマ発生装置(2)を一体化した呼吸装置(1)。
 
特表2025-507045プラズマドーピングチャンバ内の炭素汚染を軽減するためのカバーリング アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】プラズマドーピングチャンバと、ワークピースを支持するためにプラズマドーピングチャンバ内に取り付けられたプラテンと、チャンバに結合されたイオン化可能なガスの供給源であって、イオン化可能なガスが、ワークピースへの注入のための所望のドーパントを含む、イオン化可能なガスの供給源と、ワークピースの近傍にプラズマシースを有するプラズマを生成するためのプラズマ源であって、プラズマが、イオン化可能なガスの正イオンを含み、ワークピースへの注入のためにプラズマシースを横切ってプラテンに向かって前記正イオンを加速させるプラズマ源と、プラテンを取り囲み、プラズマシースをワークピースのエッジを越えて延在するように適合されたシールドリングと、シールドリングの最上部に配置され、シールドリングのスパッタリングを緩和するように適合されたカバーリングであって、結晶性基層及び非結晶性最上層を含む、カバーリングと、を含むプラズマドーピングシステム。
 
特表2025-507059プラズマキャビティ内のアーク抑制方法、装置及び高周波電源システム 深▲セン▼市恒運昌真空技術股▲フン▼有限公司
【要約】本出願は、プラズマキャビティ内のアーク抑制方法、装置及び高周波電源システムに関する。前記方法は、アーク検出サンプリングによりプラズマキャビティ内の反射係数を取得するステップであって、反射係数が瞬時反射係数と平均反射係数を含むステップと、瞬時反射係数と平均反射係数との差の絶対値を所定の反射係数閾値と比較するステップと、比較結果に基づいてプラズマキャビティ内にアークが発生したと判断した場合、高周波電源システムの復元ノードに対応する最後の作動パラメータをロックし、アーク検出サンプリングを一時停止し、プラズマキャビティに結合された出力端の電力出力をPID制御器の制御モジュールにより遮断するように、ステートマシンにより指示するステップと、プラズマキャビティ内のアークが除去された後に、作動パラメータに基づいて出力端の電力出力を回復し、アーク検出サンプリングを回復するようにPID制御器の制御モジュールに指示するステップと、を含む。これにより、高精度なキャビティ内のアーク抑制処理が実現される。
 
特表2025-508293誘導結合型プラズマ光源  浜松ホトニクス株式会社 エナジェティック・テクノロジー・インコーポレーテッド
【要約】UV光源のためのプラズマチャンバは、プラズマ閉じ込め領域を画定するプラズマ発生領域を含む。発生した光がチャンバの外へ透過することを可能にするポートが、プラズマ発生領域の側面に隣接して位置付けられる。高電圧領域が、プラズマ発生領域に結合される。接地に結合されるように構成される外面を画定し、包囲誘導コアを受容するために寸法決定される接地領域が、高電圧領域に結合される。高電圧領域の幅は、接地領域の幅よりも大きい。
 
特表2025-508522プラズマ源のイオンフラックス分布を制御するプラズマシェーパ アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】本明細書では、エッチングプロファイルのばらつきに起因するエッチング歩留まり損失を最小限に抑えるために、ウエハ全体にわたってより均一なイオンフラックス及びイオン角度分布を得るためのアプローチが提供されている。幾つかの実施形態では、システムは、チャンバハウジングによって囲まれたプラズマチャンバ内にプラズマを生成するように動作可能なプラズマ源を含んでいてよく、プラズマ源は、チャンバハウジングの壁からプラズマチャンバ内に延在するプラズマシェーパを含む。プラズマシェーパは、チャンバハウジングの壁に結合されたシェーパ壁と、シェーパ壁に接続されたシェーパ端壁とを含んでいてよく、シェーパ端壁は、チャンバハウジングの壁に向かって延在する陥凹部を画定している。
 
特表2025-508572ガス変換用途のための大規模並列プラズマ反応器アレイ ディ カーボン ベースローテン フェンノートシャップ
【要約】本発明は、化合物を物質、ガス、またはエネルギーに変換するための反応器モジュールに関し、反応器モジュールは、隣接する半径方向のスタッキングに適し、反応室と少なくとも1つ入口圧力室とを備え、少なくとも1つの接線フローチャネルが、当該入口圧力室に連結し、当該接線フローチャネルは、その円形断面の接線方向で反応室に更に連結し、、当該接線チャネルは、反応ガスの流れを反応室に導くのに適している。本発明は、また、半径平面において隣接してスタックされた2つ以上の反応器モジュールを備える反応器スタックに関する。本発明は、また、ガス変換のための、上述したモジュールまたはモジュールのスタックの使用に関する。
 
特表2025-508613プラズマ発生用HTCCアンテナ インフィコン インコーポレイティド
【要約】プラズマを生成するためのプラズマ発生装置は、第一の側面及び対向する第二の側面を有する支持体を備える。支持体は、セラミックマトリックスからなり、分割リング導体は、セラミックマトリックスに埋め込まれる。密閉ビアは、分割リング導体から支持体の第二の側面に延び、電源に接続する。接地面は、支持体の第二の側面に形成される。プラズマは、支持体の第一の側面に近接して生成され、支持体は、第一の側面がチャンバ内の1つ以上のガスに曝され、第二の側面がプラズマ及びチャンバ内の1つ以上のガスから隔離されるように、チャンバの壁にシールする。
 
実登3250577燃焼の安定化およびプラズマ支援燃焼のためのナノセラミックプラズマ触媒 エフェンコ オーウー
【課題】プラズマ支援燃焼を開始および維持するためのセラミック−マトリックスナノコンポジットの形態のプラズマ触媒を提供する。
【解決手段】ナノコンポジットは、少なくとも、ナノポーラスウェハ602を含む第1の部分と、第1の部分の細孔603に堆積された結晶性ナノウィスカ604、605、606を含む第2の部分とを有する構造であり、ナノポーラスウェハが、周期表のIUPAC第4族のTi、Zr、Hfの金属酸化物、第5族のV、Nb、Taの金属酸化物、第6族のWの金属酸化物および第13族のAlの金属酸化物、ケイ素/二酸化ケイ素および炭化ケイ素のうちの少なくとも1つを含み、ナノウィスカは、直径が1〜100nmで、直径に対する長さのアスペクト比が100を超え、第1の部分および第2の部分が、多層薄膜またはウェハの形態の上部カバー601によって覆われる。
 
A−6超音波
特許7463605超音波映像装置 株式会社日立パワーソリューションズ
【課題】既存の構造では実現できないX軸方向の速度域においても精度よく対象部位の映像化を実現することができる超音波映像装置を提供する。
【解決手段】超音波映像装置100は、被検体10に超音波を照射して、その透過波により超音波の照射部を映像化する超音波映像装置であって、超音波を送信する第1のプローブ11を保持する第1のプローブホルダ12を支持する第1の支持フレーム13と、透過波を受信する第2のプローブ21を保持する第2のプローブホルダ22を支持する第2の支持フレーム23とを、ステージ39に載置された被検体10をスキャンする方向を示すX軸方向に向けて配設し、X軸方向に平行に駆動する。
 
特許7641685超音波ソナー装置 本多電子株式会社
【要約】超音波ソナー装置1は、水中の所定範囲に亘って超音波を送信し、所定の方向毎に水中の各位置から反射された超音波の反射波を受信可能な第1振動子52a〜52f、及び第2振動子53と、それぞれで受信した反射波に基づいて、所定の方向毎に受信信号を生成する受信ユニット13a〜13g、及びフィルタ14と、生成された所定の方向毎の受信信号に基づいて、所定範囲に亘る最新の探知結果を示す第1探知結果画像を生成する第1探知結果画像生成手段15と、所定範囲のうち第1範囲に含まれる所定の方向の受信信号に基づいて、第1範囲の探知結果を時系列に並べた第2探知結果画像を生成する第2探知結果画像生成手段16と、を備える。
 
特許7641686超音波ソナー装置 本多電子株式会社
【要約】複数の第1振動子52a〜52fと、第2中心軸が鉛直方向に位置するように固定された第2振動子53と、を備え、複数の第1振動子52a〜52fのそれぞれは、その第1中心軸が鉛直方向に対して所定の角度に位置するように固定され、少なくとも隣接する第1振動子52a〜52fの第1中心軸、及び鉛直方向を含むように所定の指向特性を有するものであり、送信ユニット11a及び送信ユニット11bは、所定範囲に亘る水中の探知を行う場合に、第2振動子53からの超音波の送信をオフとし、又は第2振動子53から送信される超音波の強度を第1振動子52a〜52fから送信される超音波TBの強度よりも小さくする。
 
特許7641687超音波ソナー装置 本多電子株式会社
【要約】超音波ソナー装置は、水中の所定範囲に亘って超音波を送信し、所定の方向毎に水中の各位置から反射された超音波の反射波を受信可能な送受波ユニットと、所定範囲に亘る最新の探知結果を示す探知結果画像を生成する探知結果画像生成手段と、を備え、送受波ユニットが備える複数の第1振動子のそれぞれは、その中心軸が前記所定の方向となるように固定され、少なくとも隣接する第1振動子の中心軸、及び鉛直方向を含むように所定の指向特性を有するものであり、第1振動子毎に得られる反射波の強度に対し、方位方向にハイパスフィルタを適用し(S11〜S17)、距離方向にローパスフィルタを適用した(S18)うえで、所定の方向毎の受信信号を生成する。
 
特許7642196超音波接合 尊田 浩二
【課題】超音波接合について、現状では接合箇所に用いるエネルギー源は、超音波、圧力および、加熱である。
【解決手段】超音波接合をするときに、超音波接合する部材の接合箇所へ電流を流す方法を提供する。
 
特許7651234超音波診断システム、超音波診断装置、超音波診断方法、およびプログラム 株式会社サウスウッド
【要約】被検体に対して超音波を送信するとともに、前記被検体からの反射波に基づいてプローブ信号を生成する超音波プローブ(50)と接続された超音波診断装置(100)であって、前記超音波プローブ(50)から受信したプローブ信号に基づいて、超音波画像を生成する超音波画像生成部(120)と、前記被検体の診断処理に使用される複数の学習済みモデル(194)を記憶する記憶部(190)と、前記超音波画像に基づき、前記複数の学習済みモデル(194)のいずれかを用いて前記診断処理を実行する診断処理部(130)と、前記超音波画像を他の超音波診断装置(200)に送信する通信部(110)と、前記診断処理によって得られる診断結果の秘匿性の度合いに応じて、前記超音波診断装置(100)および前記他の超音波診断装置(200)のいずれで前記診断処理を実行するのかを判定する判定部(140)と、を備える超音波診断装置(100)。
 
特許7651643超音波センサの取付構造 本田技研工業株式会社
【課題】超音波センサの取付構造において、超音波センサの検知性能を向上させる。
【解決手段】 超音波センサの取付構造10は、車両1の外装部材3の開口部4に設けられた超音波センサ11と、開口部の周囲の外装部材に対して超音波センサを取り付ける取付部材12と、を備える。超音波センサは、超音波を発生すべく振動する振動部18を有する。振動部は、開口部から車外側に向かって露出する端面18Aと、端面の外周から車内側に向かって延在する外周面18Bと、を有する。取付部材は、振動部の外周面と対向する内周面41Aを有する筒状部41と、振動部の外周面と筒状部の内周面との間の空間に対して突出する環状の突出部43とを有する。
 
特開2025-028662超音波バリ取りシステムの脱気装置及び脱気方法 株式会社ブルー・スターR&D
【課題】超音波によるキャビティでワークのバリを除去するバリ取りシステムに組み込まれ、安定した脱気性能を与え得る超音波/真空型の脱気装置及びその脱気方法の提供。
【解決手段】脱気装置は、中心軸を鉛直にして配置された筒状容器と、筒状容器の上部の近傍に設けられて内部閉空間を真空引きする脱気口と、脱気口の下部であって筒状容器の側壁に設けられて内部閉空間に洗浄液を供給する供給口と、底板に設けられて内部閉空間から洗浄液を排出させる排出口と、を有し、供給口の下部において筒状容器の側壁を貫通して設けられた窓部と、窓部を閉塞するように与えられた封鎖壁と、封鎖壁の前面を中心軸に向けて往復動させるように封鎖壁の後面に取り付けた振動子と、を含む。脱気方法は、同脱気装置を用い、洗浄液を窓部よりも水面位置を高くするように筒状容器に導いた上で、振動子が封鎖壁を振動させて中心軸に向けて筒状容器内の洗浄液に疎密波を放射する。
 
特開2025-028858タッチレス入力超音波制御法 フジフイルム ソノサイト インコーポレイテッド
【課題】1又は2以上のタッチレス入力を用いて超音波機械を制御する。
【解決手段】超音波機械の動作を制御する方法は、1又は2以上のタッチレス入力を取得するステップ、1又は2以上のタッチレス入力及び超音波機械の機械状態に基づいて超音波機械を制御するための1又は2以上の動作を決定するステップ、及び1又は2以上の動作を用いて超音波機械を制御するステップを含む。
 
特開2025-028900線形増幅器を用いて超音波式ハンドピースを駆動するためのシステム及び方法 ストライカー・コーポレイション
【課題】広範な周波数及び広範な電圧にわたって駆動信号を出力することができるコンソールを備えた超音波式ツールシステムに関する。
【解決手段】手術用電動ツール330のための制御コンソール50。このコンソールは、手術用ツールに駆動信号を供給する変圧器250を有する。能動抵抗器を備えた線形増幅器115は、変圧器の一次巻線の端部を接地と開回路状態との間で選択的に接続する。変圧器の巻線からのフィードバック電圧は、能動抵抗器の抵抗を調節する。
 
特開2025-028939超音波システムからデータ処理装置に車両データバスを介してデータを送信する方法 エルモス セミコンダクター エスエー
【課題】少なくとも1の超音波送信機及び1つの超音波受信機を有する超音波システムからデータ処理装置に車両データバスを介してデータを送信する方法を提供する。
【解決手段】本発明は、少なくとも1の超音波送信機及び超音波受信機を備える超音波システムから車両データバスを介してデータ処理装置にデータを送信する方法に関し、複数の所定の信号プロファイル特性が、上記超音波システムの少なくとも1の超音波受信機によって受信されたエコー信号から抽出される。エコー信号から抽出された複数の信号プロファイル特性を表すエコー信号データが作成される。上記エコー信号データが、超音波システムから車両データバスを介してデータ処理装置に送信される。
 
特開2025-029204超音波画像ツール ヌベラ・メディカル・インコーポレイテッド
【課題】回転方向、偏向方向に制御可能な超音波画像ツールを提供する。
【解決手段】回転可能なシャフトの遠位領域に配置された超音波プローブは、超音波トランスデューサ、フレキシブル回路ストリップを備え、フレキシブル回路ストリップは、絶縁基板、複数の導電性トレースを備え、回転可能なシャフトの偏向を引き起こすように、配置された偏向可能なシャフトと、ハンドル本体と、移動されるように構成された第1のアクチュエータと、移動されるように構成された第2のアクチュエータと、を備えるハンドルアセンブリと、を備え、第1のアクチュエータおよび第2のアクチュエータが、ハンドル本体の長手方向軸を中心として周方向に配置されており、第1のアクチュエータの作動が回転可能なシャフトの回転移動を引き起こし、第2のアクチュエータの作動が、偏向可能なシャフトの偏向を引き起こし、それによって、回転可能なシャフトの偏向を引き起こす。
 
特開2025-029372超音波治療装置および伝搬部材 国立大学法人神戸大学 ミナト医科学株式会社
【課題】BNRの良好な非集束超音波を生体内に容易に照射できる超音波治療装置、および超音波プローブから送信される非集束超音波をBNRの良好な状態で生体内に容易に照射できる伝搬部材を提供する。
【解決手段】超音波治療装置(100)は、非集束超音波を送信する超音波送信素子(11a)を含む送信部(11)を有し、生体外に配置される超音波プローブ(10)と、上記送信部(11)から送信される非集束超音波を生体内に伝搬する伝搬部材とを備え、上記伝搬部材は、上記送信部に着脱可能に取り付けられる接続部と、上記非集束超音波の伝搬路(24a)を形成する超音波伝搬管とを有し、上記超音波送信素子における超音波送信領域の面積をS1、上記伝搬路における超音波伝搬方向と垂直な断面積をS2とした場合、S1>S2を満たす。
 
特開2025-029943超音波診断装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】操作パネルの高さの調整範囲を拡大し、奥行方向への操作パネルの移動量を縮小し、かつ、超音波診断装置の奥行寸法を縮小すること。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、操作パネルと、第1の支持部と、第2の支持部と、を備える。操作パネルは、ユーザの操作を受け付ける。第1の支持部は、操作パネルの高さを変更可能に回転する回転部を有し、操作パネルを支持する。第2の支持部は、操作パネルの高さを変更可能に直動する直動部を有し、第1の支持部を支持する。
 
特開2025-030338超音波診断装置、医用情報処理装置、および、硬さ算出プログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】測定変位量ではなく圧力変位量を使用して生体組織の硬さを算出することで、生体組織の硬さ測定の精度を向上させること。
【解決手段】実施形態に係る、超音波プローブに取り付けられた圧力センサから被検体への印加圧力を取得する超音波診断装置は、画像生成部と、変位量算出部と、硬さ算出部とを備える。画像生成部は、圧力閾値未満の印加圧力で生体組織を含む時系列に複数の第1画像を生成するとともに、圧力閾値以上の印加圧力で生体組織を含む時系列に複数の第2画像を生成する。変位量算出部は、複数の第2画像の各第2画像と、複数の第1画像との間で生体組織の変位量を算出する。硬さ算出部は、各第2画像に対応する変位量と、各第2画像に対応する圧力閾値以上の印加圧力とに基づいて、生体組織の硬さを算出する。
 
特開2025-030538超音波プローブ及び超音波診断装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】音響素子をダイシング加工により容易に製造すること。
【解決手段】実施形態の超音波プローブは、配列された複数の単素子を含む少なくとも1つのトランスデューサ素子を含み、電子走査を行う。複数の前記単素子は、それぞれ電気的に独立している。前記単素子の形状は、ひし形であり、隣接する1組の2辺のなす角度のうち、対向する1組のなす角度が90°より大きく、他の対向する1組のなす角度が90°未満である。
 
特開2025-030739超音波診断装置、超音波プローブ、超音波診断方法、およびプログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】超音波プローブの操作性を高めること。
【解決手段】実施形態の超音波診断装置は、超音波プローブと、超音波処理装置と、を持つ。超音波プローブは、超音波を発信し、前記超音波の反射波を受信する超音波送受信部および前記超音波送受信部が設けられ、ユーザが把持する把持部を備える。超音波処理装置は、前記反射波の情報に関する対象処理を行う処理部を備える。前記超音波プローブは、前記把持部に設けられ、前記把持部に付加された押力を検出する圧力センサまたは歪ゲージのうち少なくとも一方を含む押力検出部をさらに備える。前記超音波処理装置は、取得部と、判定部と、指定部と、をさらに持つ。取得部は、前記押力検出部により検出された押力の情報を取得する。判定部は、取得した前記押力の情報に基づいて、前記ユーザの指示を判定する。実行部は、前記判定の結果に応じて、前記対象処理を実行する。
 
特開2025-031814集束超音波処理装置 アイエムジーティー カンパニー リミテッド
【課題】集束超音波処理装置及びその方法を提供する。
【解決手段】集束超音波処理装置及びその方法が開示される。一実施形態による集束超音波処理装置は、熱的効果のための第1周波数信号範囲および機械的効果のための第2周波数信号範囲を含む集束超音波信号を組織に出力する集束超音波トランスデューサ;集束超音波信号によって組織で発生するキャビテーション現象によるキャビテーション信号を検出するキャビテーションセンサー;及び第1領域への集束超音波信号の1次出力時に、キャビテーションセンサーを通じて検出された第1周波数信号範囲のキャビテーション検出値および第2周波数信号範囲のキャビテーション検出値を分析し、分析の結果によって、新たな第2領域に移動して集束超音波信号を出力するか第1領域に集束超音波信号を2次出力するかを決定し、第1領域に集束超音波信号を2次出力する時に、集束超音波信号の出力時間及び周波数のうち少なくとも1つを調整するプロセッサ;を含む。
 
特開2025-031949超音波診断装置、医用画像処理装置および医用画像処理プログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】医用画像における生体構造の視認性を向上させること。
【解決手段】本実施形態に係る超音波診断装置は、超音波データから複数の段階的な解像度に対応する複数の低周波データおよび高周波データを生成する多重解像度分解部と、複数の高周波データから、複数の段階的な解像度のうち所定の解像度に亘って、負の高周波データを抽出する抽出部と、負の高周波データを所定の解像度に亘って解像度を合わせて加算した第1の加算データの解像度を、超音波データの縮小前の解像度と同一の解像度まで復元する多重解像度復元部と、復元された第1の加算データと超音波データとに基づいて合成画像を生成する合成部と、合成画像を表示する表示部と、を備える。
 
特開2025-032588超音波接合装置及び超音波ホーン保持装置 日本アビオニクス株式会社
【課題】より簡易な構成で、超音波接合時の超音波ホーン側の平行出しを精度良く行う。
【解決手段】本発明の超音波接合装置は、接合部位に荷重を加える加圧部と、荷重の印加方向と直交する方向に振幅変動する超音波振動を伝達して接合部位に印加する超音波ホーンを含む超音波印加部と、超音波印加部を保持する保持部と、保持部と超音波ホーンとの間に配置され、超音波ホーンの超音波振動の印加面側とは反対側の部分で且つ超音波振動の節となる部分に接触する押さえ部材と、を備え、超音波ホーンの押さえ部材と接触する部分は、超音波振動の印加面と平行な平面であり、押さえ部材の超音波ホーンと接触する部分は、超音波振動の伝達方向及び荷重の印加方向と直交する方向に延在して形成され、且つ、押さえ部材の超音波ホーンと接触する部分の延在方向から見て超音波ホーンに向かって突出した凸面である。
 
特開2025-032890超音波診断装置及び超音波診断方法 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】画質を向上させること。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、送受信部と、設計部と、第1解析部と、第2解析部と、再構成部とを備える。送受信部は、被検体に超音波を第1送信条件で送信し、被検体からのエコーを受信する。設計部は、前記第1送信条件に基づいて、前記超音波に高調波成分が加えられた超音波の送信に対応する第2送信条件を作成する。第1解析部は、前記第2送信条件に基づいて送信される超音波を順伝播させて送信波動場を得る。第2解析部は、前記エコーに基づく信号を逆伝播させて受信波動場を得る。再構成部は、前記送信波動場と前記受信波動場との間で相関解析を行って高調波エコー成分を生成する。
 
特開2025-033473超音波診断装置及び画像選択方法 富士フイルム株式会社 国立研究開発法人国立国際医療研究センター
【課題】フリーズ操作後に適切な画像が表示される可能性を高める。
【解決手段】時刻t2でフリーズ操作が行われると、第1参照情報58に基づいて、シネメモリ内の画像列54に対して評価期間60が設定される。評価期間60に属する画像群62が個別評価され、これにより画像群62の中から推奨画像68が選択される。フリーズ操作後に推奨画像68が表示される。
 
特開2025-033784超音波診断装置及び超音波診断システム 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】内部解析モデルに代えて外部解析モデルを使用する仕組みを実現する。
【解決手段】評価部37は、解析モデル(内部解析モデル)36から取り出される内部データ及び解析モデル36の出力データに基づいて、解析モデル36の性能を評価する。判定部48は、評価部37の評価結果に基づいて、外部解析モデル56の使用を判定する。その場合、入力画像(断層画像)が通信部50を経由して情報処理装置54へ送られる。解析モデル(外部解析モデル)56の解析結果が通信部50を経由して演算制御部30に送られる。
 
特開2025-035678超音波診断装置、方法及びプログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】診断効率を向上させること。
【解決手段】実施形態の超音波診断装置は、受付部と、トラッキング部と、表示制御部とを備える。受付部は、ドプラ情報を収集する部位の位置を指定するサンプルゲートを設定する設定操作を受け付ける。トラッキング部は、サンプルゲートが設定された部位の位置をトラッキングする。表示制御部は、部位の位置のトラッキングの精度に関する情報を表示するように制御する。
 
特開2025-035696超音波トランスデューサー用充填材、及びこれを用いた超音波トランスデューサー 日清紡ホールディングス株式会社 日清紡精機広島株式会社
【課題】副共振及び残響時間を抑制する超音波トランスデューサー用充填材及びこれを用いた超音波トランスデューサーを提供する。
【解決手段】本発明の超音波トランスデューサー1用充填材は、樹脂100質量部と、無機フィラー20〜150質量部と、中空材0.01〜20質量部と、を含み、この超音波トランスデューサー用充填材を、圧電材3を備えた筒状ケース5内に充填することにより、超音波トランスデューサーの超音波送受信の際に生じる副共振が抑制され、同時に残響時間を短縮することができる。
 
特開2025-036000近距離超音波検知装置及び近距離超音波検知システム ソニックエムイーエムエス (チェンチョウ) テクノロジー カンパニー リミテッド
【課題】デッドゾーンが狭くコスト安の近距離超音波検知装置及び近距離超音波検知システムを提供する。
【解決手段】超音波受信モジュールは、超音波信号の反射により生成された超音波反射信号を受信して、反射信号に変換して出力し、超音波受信モジュールの受信角度が2度から10度であり、増幅回路は、超音波受信モジュール及びマイクロプロセッサに電気的に接続され、反射信号を受信し、反射信号を増幅して検知信号とし、マイクロプロセッサに再び伝送して、マイクロプロセッサが検知信号に基づいてセンシング結果を生成し、超音波信号及び超音波反射信号の周波数が500KHz〜1.2MHzであり、超音波センシングアセンブリの検出距離が0.2センチメートル〜8センチメートルである。
 
特開2025-036435超音波アブレーションのための組成分析技術 ジャイラス エーシーエムアイ インク ディー/ビー/エー オリンパス サージカル テクノロジーズ アメリカ
【課題】アブレーション処置中に生物学的サンプルの組成を推定するための技術を提供する。
【解決手段】アブレーション処置中に生物学的サンプルの組成を推定するための技術が提供される。一例において、組成検出器システムが、プローブ、照明源、および分光計を含むことができる。一例において、プローブは、観察スコープの作業チャネルを通って延在することができ、機械的、音響的、または超音波エネルギーを患者の組織に伝達してプローブの遠位端で組織をアブレートすることができる。組織の一部を、プローブの遠位端で、またはその一部が廃棄のために排出および収集されるとき、照明源によって照らすことができる。照明は、分光計が受け取ることができる応答照明を生成することができる。分光計は応答照明を分析し、組織の一部の組成の推定を提供することができる。
 
特開2025-036878超音波トランスデューサ アズビル株式会社
【課題】超音波トランスデューサの超音波振動子と音響レンズとの間に液体の層を配置する場合に、液体の層に適切な音響インピーダンスの材料を選択する。
【解決手段】音響レンズ102の厚さを、音響レンズ102の中における音波の波長の(2n−1)/4倍(nは整数)とし、液体層103の音響インピーダンスは、音響レンズ102の音響インピーダンスの2乗を、超音波が伝搬する媒質の音響インピーダンスで除した値と同等とする。また、音響レンズ102の厚さを、音響レンズ102の中における音波の波長のn/2倍(nは整数)とし、液体層103の音響インピーダンスは、超音波が伝搬する媒質の音響インピーダンスと同等とすることができる。
 
特開2025-037130超音波プローブおよび超音波診断装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】プローブの発熱を低減しつつ画質を向上させること。
【解決手段】実施形態に係る超音波プローブは、複数のスイッチ回路と、制御部とを含む。複数のスイッチ回路は、サブアレイを構成する各素子について、前記素子と超音波診断装置本体側との間でバイパス接続するように複数の既存の信号線にそれぞれ対応して接続される。制御部は、連続波ドプラモードの実行時に、エコー信号または駆動信号を、前記バイパス接続を介して、前記素子と前記超音波診断装置本体側との間で送受信するように前記スイッチ回路を切り替える。
 
特開2025-037385超音波探傷装置及び超音波探傷方法 株式会社東芝 東芝エネルギーシステムズ株式会社
【課題】アウトサイドダブテール翼の翼植込部の全体について、超音波探傷により欠陥を確実に且つ短時間に検査することができること。
【解決手段】タービンロータのロータホイール1にアウトサイドダブテール翼2が組み付けられた状態で、アウトサイドダブテール翼の翼植込部3に生じた欠陥Kを超音波探傷により検査する超音波探傷装置20であって、翼植込部3の翼側面11を形成する2以上の平面11A、11B、11Cに密着する柔軟性を備えた超音波伝搬物質21と、複数の圧電素子24を備え、これらの圧電素子により超音波を超音波伝搬物質21を介して翼植込部3内へ送信し、反射波を受信するプローブ22と、を有し、複数の圧電素子24が、超音波送信側圧電素子24Pと反射波受信側圧電素子24Rとに、制御により選択可能に設けられたものである。
 
特開2025-038706圧電素子、超音波トランスデューサ、超音波センサ、制御方法及びプログラム パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】超音波センサによる物体の検出精度の向上を図る。
【解決手段】圧電素子1は、金属基板2と、第1基板側電極41と、第1圧電体層51と、第1外側電極61と、第2基板側電極42と、第2圧電体層52と、第2外側電極62と、を備える。金属基板2は、少なくとも鉄及びクロムを含む。第1基板側電極41は、金属基板2の上面201に設けられている。第1圧電体層51は、第1基板側電極41の上面411に設けられている。第1外側電極61は、第1圧電体層51の上面511に設けられている。第2基板側電極42は、金属基板2の下面202に設けられている。第2圧電体層52は、第2基板側電極42の下面422に設けられている。第2外側電極62は、第2圧電体層52の下面522に設けられている。
 
特開2025-038829超音波画像の探索装置及びそのプログラム 学校法人早稲田大学
【課題】エコー検査の診断に適切となる超音波画像を簡易に取得すること。
【解決手段】本発明の超音波画像の探索装置13は、被検者の胸部表面に接触する超音波プローブPの位置や姿勢を変化させながら得られた複数の心臓の超音波画像から、心エコー検査のための所望の検査断面が描出される対象画像を探索可能になっている。この探索装置13は、各超音波画像の画像解析により、対象画像が得られる超音波プローブPの所望位置及び所望姿勢からなる適正配置を推定し、適正配置のときに得られた前記超音波画像を前記対象画像として抽出する画像解析部16を備える。画像解析部16は、各超音波画像について、対象画像での描出が必要となる心臓内の所定部位の存在確率を表す推論値を含む検出情報を取得する画像解析を行い、被検者の心尖部表面上での超音波プローブPの適正配置を特定するプローブ配置特定部19を備える。
 
特開2025-038893超音波診断装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】造影イメージングの性能を向上できること。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、超音波プローブと、開口制御部とを含む。超音波プローブは、エレベーション方向に素子が分割され、超音波ビームを複数回にわたって送信する。開口制御部は、前記複数回にわたって送信される前記超音波ビームのうちの一部の超音波ビームを形成する素子の位置および面積と残りの超音波ビームを形成する素子の位置および面積とが等しくなるように、前記超音波プローブの送信開口を制御する。
 
特開2025-039328超音波診断装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】超音波診断装置を用いた遠隔診断にかかる利便性を向上させること。
【解決手段】実施形態の超音波診断装置は、装着部と、超音波プローブと、プローブユニットと、移動機構と、移動制御部と、出力部とを備える。装着部は、被検体により装着される。超音波プローブは、被検体からの反射波を受信する。プローブユニットは、被検体の体表面での位置が変更可能に装着部に取り付けられ、超音波プローブを被検体の体表面に向けた状態で支持する。移動機構は、装着部に設けられ被検体の体表面でのプローブユニットの位置を移動させることが可能である。移動制御部は、外部の操作端末からの操作指示に基づき移動機構を制御することで、被検体の体表面での超音波プローブの位置を変更する。出力部は、超音波プローブの受信結果を操作端末に出力する。
 
特開2025-039462超音波発声による無声発話方法および無声発話装置 オーバル ベンチャーズ プロプライエタリ リミテッド
【課題】簡易かつ高精度に声帯振動による空気振動を予測し、超音波発声による無声発話を可能とする。
【解決手段】超音波を咽頭部78に向けて照射する超音波照射ステップS20と、超音波、呼吸気流による空気振動、声帯振動による空気振動を合わせて構音器官56又は機器により構音する構音ステップS26と、構音された音波を解析する解析ステップS12と、解析結果に基づいて、新たに入力された超音波及び呼吸気流による空気振動から、声帯振動による空気振動を予測する予測ステップS14と、を有している。
 
特開2025-039574連続鋳造製品の微細構造改良のための超音波処理 ノベリス・インコーポレイテッド
【課題】超音波処理を用いて連続鋳造製品の微細構造を制御するための技術の提供。
【解決手段】本明細書では、連続鋳造された金属製品に鋳造領域の下流の位置で超音波エネルギーを印加し、超音波エネルギーが金属製品を通って凝固領域まで伝播できるようにすることによって、金属製品の粒状構造を改良するための技術について説明している。凝固領域において、超音波エネルギーは、成長している金属粒子と相互作用して、たとえば、核形成粒子を解凝集及び分散させ、デンドライトが成長するときにそれを破壊及び断片化することができる。その結果、さらなる核形成を促進して、より小さい粒径を得ることができる。
 
特開2025-040064信号処理装置、超音波センサ、および車両 ローム株式会社
【課題】反射波の識別を効果的に行うことができる信号処理装置を提供する。
【解決手段】信号処理装置(10)は、超音波受信素子(3)の出力に基づいて受信信号(RS)を生成するように構成される受信部(4)と、前記受信信号の周波数を検出するように構成される周波数検出部(53)と、一定区間における前記受信信号の周波数の変動と、前記変動の期待値との一致度を算出するように構成される一致度算出部(54)と、を備え、前記一致度算出部は、前記超音波送信素子により送信しようとした前記搬送波の周波数変化に対する応答の遅れを考慮した周波数パターンを前記期待値として、前記一致度を算出する。
 
特開2025-040103超音波診断システム及び超音波診断装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】超音波診断システムにおいて、外部AP(アプリケーションプログラム)を含む複数のAPを一緒に動作させる仕組みを実現する。
【解決手段】管理テーブル40は、AP群54を構成する複数のAPの相互関係を表す管理情報を有する。AP管理部28は、管理情報に基づいて、AP群54からのAPセットの選択を管理すると共に、APセットの動作を管理する。APセットは、超音波検査中に一緒に動作する複数のAPからなる。管理情報には、複数の適正組み合わせ情報が含まれる。各適正組み合わせ情報には、並列動作の指定又は直列動作の指定が含まれる。
 
特開2025-040258超音波ファントム デンカ株式会社
【課題】超音波検査装置を用いた画像診断において、血管の形状をより正確に再現できる超音波ファントムを提供する。
【解決手段】樹脂組成物Aの成形体と、前記成形体に内包される樹脂組成物Bのチューブ状構造体と、前記チューブ状構造体内を充填する溶媒と、を備えた超音波ファントムであって、前記樹脂組成物Aと前記樹脂組成物Bの音響インピーダンス差、ならびに前記樹脂組成物Bと前記溶媒の音響インピーダンス差が0〜0.8×106kg/m2・sである超音波ファントムとする。
 
特開2025-040259超音波ファントム デンカ株式会社
【課題】超音波検査装置を用いた画像診断において、血管の形状をより正確に再現できる超音波ファントムを提供する。
【解決手段】樹脂組成物Aの成形体と、前記成形体に内包される樹脂組成物Bのチューブ状構造体と、前記チューブ状構造体内を充填する溶媒と、を備えた超音波ファントムであって、前記樹脂組成物AのアスカーE硬度が10以下であり、前記樹脂組成物BのアスカーE硬度が35を超えて90以下であり、前記溶媒の密度が0.75〜1.2g/cm3である超音波ファントムとする。
 
特開2025-040260超音波ファントム デンカ株式会社
【課題】超音波検査装置を用いた画像診断において、血管の形状をより正確に再現できる超音波ファントムを提供する。
【解決手段】樹脂組成物Aが、ポリウレタン系樹脂を含み、樹脂組成物Bが、ウレタン結合及び/又はシロキサン結合を含む樹脂を含み、溶媒が、水及びアルコールからなる群から選択される1以上の溶媒である、超音波ファントム、又は樹脂組成物Aの成形体と、成形体に内包される樹脂組成物Bのチューブ状構造体と、を備え、チューブ状構造体内に溶媒を充填して用いるための超音波ファントムであって、樹脂組成物Aが、ポリウレタン系樹脂を含み、樹脂組成物Bが、ウレタン結合及び/又はシロキサン結合を含む樹脂を含み、溶媒が、水及びアルコールからなる群から選択される1以上の溶媒である、超音波ファントムとする。
 
特開2025-040278超音波造影装置および超音波造影方法 国立大学法人千葉大学
【課題】造影エコーと組織エコーとのコントラスト比を改善し、コントラスト比を安定して維持することが可能な超音波造影装置および超音波造影方法を提供する。
【解決手段】超音波造影剤に向けて送信信号を送信し、受信信号から造影エコーを検出する超音波造影装置であって、送信信号は、パルス波とバースト波とが交互に繰り返されている。
 
特開2025-040780超音波診断装置及びビーム形成方法 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】各超音波振動子と人体組織の間に整合層や音響レンズが介在する場合であっても、簡便な方法で、従来よりも高い精度でビームフォーミングに使用する遅延時間を算出し、空間分解能を向上させる。
【解決手段】一実施形態の超音波診断装置は、超音波プローブとビーム形成回路とを備える。超音波プローブは、超音波信号を伝搬する第1の媒質である人体との接触面と前記超音波振動子との間に超音波レンズを含む第2の媒質の層が設けられる。ビーム形成回路は、前記複数の超音波振動子のそれぞれの受信信号を異なる遅延時間によって遅延させ、遅延させた各受信信号を加算することでビームフォーミングを行う。ビーム形成回路は、前記複数の超音波振動子が、実際の位置とは異なる複数の仮想振動子の位置に夫々配置されていると仮定し、前記第1の媒質内の焦点と前記複数の仮想振動子の位置との間の前記遅延時間を用いて前記ビームフォーミングを行う。
 
特開2025-041074超音波画像処理装置、超音波診断装置、超音波画像処理方法、及びプラグラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】誤検出を抑制すること。
【解決手段】実施形態の超音波画像処理装置は、計測部と、検出部と、判定部と、提示部と、受付部と、持つ。計測部は、超音波検出素子により検出された検出対象の変化を計測する。検出部は、前記検出対象の変化の中から、所定の項目を検出する。判定部は、前記項目の検出結果の欠落を判定する。提示部は、前記欠落が判定された場合に、欠落した前記検出結果の候補を提示する。受付部は、欠落した前記検出結果を指定する入力を受け付ける。
 
特開2025-041786コンパクトな再構成可能統合型レーザー−超音波水晶体乳化吸引システム及び使用方法 レンサー インク
【課題】治療用超音波システムを治療用レーザー伝送システムなどの他のシステムと統合して、規制当局と医師の要求及び要望を両方とも満たすコンパクトで効果的な医療システムを提供する。
【解決手段】治療用レーザーシステムと、超音波水晶体乳化吸引システムとを備えるアセンブリを有するレーザー超音波システムである。治療用レーザーシステムと超音波水晶体乳化吸引システムは、供給の電源、共通の制御システム、及び共通のGUIを有し、互いに電気的、光学的、且つ機械的に分離され、またシステムの動作も電気的、光学的、及び機械的に干渉しないようにされている。アセンブリの設置面積は、9,677cm2(1,500平方)インチ未満となっている。
 
特開2025-042508超音波診断システム及び画像処理装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】遠隔地にいる人に対して、超音波診断装置に表示されている超音波画像とは異なる超音波画像を可能な限りリアルタイムで提供することを目的とする。
【解決手段】超音波診断装置10は、超音波の送受信によってRawデータを取得し、当該Rawデータに対して第1画像処理を適用することで第1超音波画像を生成する。当該Rawデータは、高速通信経路を含む通信経路Nを介して、超音波診断装置10から画像処理装置12に送信される。画像処理装置12は、第1画像処理とは異なる第2画像処理を当該Rawデータに対して適用することで第2超音波画像を生成する。第2超音波画像は、画像処理装置12のディスプレイに表示される。
 
特開2025-042511超音波診断システム及び画像処理装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】超音波診断装置にて超音波画像を生成して超音波診断装置にて当該超音波画像を表示すると共に、外部装置にて超音波画像を用いた診断を行うことが可能なシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】超音波診断装置10は、超音波を送受信することでRawデータを取得し、そのRawデータに第1画像処理を適用することで第1超音波画像を生成する。Rawデータは、超音波診断装置10から画像処理装置12に情報送信される。画像処理装置12は、第1画像処理とは異なる第2画像処理をRawデータに適用することで第2超音波画像を生成する。画像処理装置12は、第2超音波画像を画像処理装置12のディスプレイに表示させる。
 
特開2025-043267超音波トランスデューサー、超音波処置具、および、超音波トランスデューサーの製造方法 オリンパスメディカルシステムズ株式会社
【課題】電気接点部分における機械強度の低減を抑制することができる超音波トランスデューサー、超音波処置具、および、超音波トランスデューサーの製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係る超音波トランスデューサーは、長手軸方向に沿って配列され、超音波振動を発生する複数の圧電素子と、圧電素子を収容して保持するハウジングと、ハウジングに組み付けられ、圧電素子へ電気信号を伝達する接点受け部と、を備え、接点受け部は、絶縁性を有する本体部と、ハウジングに設けられるリードと電気的に接続する配線パターンと、を有し、配線パターンは、三次元めっきによって形成されている。
 
特表2025-506492超音波検査プローブおよび対応する検査方法 レニショウ パブリック リミテッド カンパニー
【要約】工作機械などの座標位置決め装置で使用する超音波検査プローブについて説明する。プローブは、座標位置決め装置に取り付けるためのプローブ本体と、プローブ本体から延在する細長い部材とを含む。細長い部材は、超音波トランスデューサアセンブリと、その遠位端にデータム面とを含む。可動ジョイント)は、細長い部材の近位端をプローブ本体に接続し、この可動ジョイントは、細長い部材の近位端がプローブ本体に対して横方向および回転方向の両方に移動できるように構成されており、細長い部材(が遠位端を中心に回転して、データム面を検査物体の表面と角度的に位置合わせすることができる。このようにして、データム面は検査物体の表面と整列し、音響結合が最適化される。
 
特表2025-506982仮想楕円体又は多面体を用いた4D超音波画像における管腔壁のトポグラフィの構築 バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッド
【要約】方法は、腔を含む器官の一部分の3D画像を受信することであって、画像は、それぞれの値を有するボクセルを含む、受信することを含む。腔の壁は、(i)腔のそれぞれのサブボリューム内に、仮想固体物体を位置決めすることと、(ii)事前定義された運動の規則に従って、仮想固体物体を腔内で移動させることと、(iii)仮想固体物体が腔内で移動する間に、横切られるボクセルを、腔の内部を示す事前定義された値に適合させることと、(iv)仮想固体物体が腔の壁と接触することを検出することに応答して、壁上で仮想固体物体を転がし、仮想固体物体の表面を、表面が転がるボクセルの値に適合させることと、(v)閾値ボクセル値よりも低い適合されたボクセル値を、内部を示す事前定義された値に変換することと、によって、画像内で識別される。
 
特表2025-507090超音波検出システム及び方法 蘇州優達斯汽車科技有限公司
【課題】本発明は、超音波検出システム及び方法を開示する。
【解決手段】当該システムは、少なくとも2つの異なる周波数の励起波を混合重畳するために用いられる混合波生成回路と、少なくとも2つの検出範囲が異なる超音波信号を生じるために用いられる超音波生成モジュールと、それぞれ増幅フィルタリング処理されたエコー信号と、対応する参照波とに対して相関度計算を行うための少なくとも2つの関連計算回路を含む関連計算回路モジュールと、異なる検出範囲の相関度の計算結果に基づき、被測定物体の距離情報及び存在角度を判定するために用いられるCPU処理ユニットとを含む。本発明の実施例は、同一の超音波生成モジュールに異なる周波数の励起波を送信することにより、1つの超音波生成モジュールのみを用いる超音波検出システムは、物体の距離及び存在角度を同時に検出することを実現し、超音波検出過程の安定性を向上させる。
 
特表2025-507139動力車両用の超音波センサ コンチネンタル・オートナマス・モビリティ・ジャーマニー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
【要約】本発明は、センサハウジング(2)、並びに、センサハウジング(2)と接続された鍋型のメンブラン(5)を備えた動力車両用の超音波センサシステム(1)に関するが、ここでは、該メンブラン(5)は、超音波信号を送信及び/或いは受信するためのメンブラン底(6)、並びに、メンブラン底(6)につながるメンブラン壁(7)を有しており、且つ、該メンブラン壁(7)の一部が、センサハウジング(2)内に入り込んでいる。センサハウジング(2)のメンブラン底(6)に向いている側のハウジング・セグメント(9)のハウジング内部空間内には、該ハウジング内部空間を充填する第一封入材(10)が配置されている。本発明によれば、該第一封入材(10)は、少なくとも部分的に、メンブラン壁(7)に囲まれているメンブラン(5)のメンブラン内部空間に入り込んでいるが、該メンブラン(5)は、該第一封入材(10)によって、センサハウジング(2)と形状的に接続されている。
特表2025-507672バイモーダル超音波ハンドピースシステム アルコン インコーポレイティド
【要約】
 超音波ハンドピースが、圧電素子アセンブリを備える。制御信号が、圧電素子アセンブリを、同時に第1の振動モード及び第2の振動モードにおいて駆動する。圧電素子アセンブリの結果として得られる振動のフィードバックが、第1のモード及び第2のモードにおいて生成される。フィードバックに基づいて、第1のモード及び第2のモードのそれぞれの結果として得られる振動がそれぞれ、概ねそれぞれの共振周波数にあるように、第1のモード及び第2のモードのそれぞれの周波数が必要に応じて独立に調整される。
 
特表2025-508070超音波および放射線撮像法の向上を目的とした医療装置のためのレーザー適用マーキング   テューリンギッシェス・インスティトゥート・フューア・テクスティル−ウント・クンストストッフ−フォルシュング・エー・ファウ
【要約】本発明は、非常に高度な幾何学的可変性を有する多種多様な材料に施すことができ、放射線学的用途と超音波検査用途の両方使用することができる、視認性を向上させるマーカーを作成する方法に関する。本発明によれば、これは、機能的特性と高い粒子密度を有する粒子膜が埋め込まれたポリウレタンコーティングによって新規なマーキングが作成されるということで実質的に達成される。レーザーを使用することで、選択された領域の標的コーティング領域のみが乾燥され、化学的に架橋される。その後、照射されていないコーティング材を洗い流すことで、露出した領域が形成される。このように,マーキングはいずれの幾何学的形状でも作成できる。
 
特表2025-5080903次元超音波イメージング・デバイス、関係するシステム、基準要素、及び方法 リイスオスピタレート
【要約】3次元超音波イメージング・デバイスが提供される。本3次元超音波イメージング・デバイスは、処理ユニットとインターフェースとを備える。処理ユニットは、インターフェースを介して、超音波スキャン機械から、組織サンプルと基準要素とを示すスキャン・データを取得するように構成される。処理ユニットは、スキャン・データに基づいて、画像データを取得することであって、画像データが、組織サンプルと基準要素とを示す、取得することを行うように構成される。処理ユニットは、画像データに基づいて、組織サンプル表現を決定するように構成される。
 
特表2025-508158振幅制御が改善された、超音波音響振動を発生させるシステム ヘルマン ウルトラシャルテクニーク ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲー
【要約】本発明は、周波数fをもつ交流電圧(U)を発生させるための発生器と、交流電圧を音響超音波振動に変換するためのコンバーターとを有し、且つ、超音波振動の振動振幅(Aist)を取り込み、その振動振幅を所望の振動振幅(Asoll)と比較し、取り込まれた振動振幅(Aist)を所望の振動振幅(Asoll)に近づける目標で操作された変数を変更する装置を有する、超音波音響振動を発生させるためのシステムに関する。発生器は、周波数制御入力を有する周波数制御モジュールを有する。周波数制御モジュールは、周波数制御入力に存在する信号に応じて、発生させる交流電圧(U)の周波数(f)を規定する。本発明の目的は、上述の欠点を少なくとも緩和し、且つ、より速い加工速度及びそれに伴う突然の負荷変化を許容する、前述の種類のシステムを規定することである。この目的を実現するために、入力信号を操作された信号に変換する制御装置が設けられ、所望の振動振幅Asollが入力信号として与えられ、操作された信号が周波数制御入力に接続される。
 
 
A−7その他
 
B全文検索
光触媒(全文検索)
Bー1酸化チタン
Bー2光触媒 
特開2025-033504複合酸化物粒子および酸硫化物の粒子の製造方法 国立大学法人信州大学  三菱ケミカル株式会社
【課題】粒径が小さい酸硫化物粒子を製造可能な新たな技術を提供する。
【解決手段】式「MaTibOc」で表される特定の組成を有し、かつ粒子径がD90で200nm未満である複合酸化物粒子を提供する。また、当該複合酸化物粒子を前駆体として複合酸化物に硫黄を複合させて酸硫化物粒子を製造する方法を提供する。
  酸硫化物粒子への助触媒の金属担持量は、所望の光触媒機能が発現される範囲において適宜に決めてよい。酸硫化物粒子への酸化反応助触媒の金属担持量は、光触媒機能を十分に発現させる観点から、酸硫化物粒子100質量部に対して、0.01質量部以上であることが好ましく、0.05質量部以上であることがより好ましい。また、酸硫化物粒子への助触媒の金属担持量は、光触媒機能の発現と助触媒の使用量削減とを両立させる観点から、酸硫化物粒子100質量部に対して、5質量部以下であることが好ましく、4質量部以下であることがより好ましく、3質量部以下であることがさらに好ましい。酸硫化物粒子への還元反応助触媒の金属担持量は、酸化反応助触媒の金属担持量と同様の観点から、酸硫化物粒子100質量部に対して、0.01質量部以上であることが好ましい。また、酸硫化物粒子への還元反応助触媒の金属担持量は、20質量部以下であることが好ましく、15質量部以下であることがより好ましく、10質量部以下であることがさらに好ましい。なお、「金属担持量」とは、酸硫化物粒子に担持させた助触媒中の金属元素が占める量を意味する。本発明の一態様における酸硫化物粒子または上記の助触媒を担持している酸硫化物粒子(以下、これらを総称して「光触媒粒子」とも言う)を実際に水の分解に使用する形態は、水の分解の使用に適する形態であればよい。当該形態の例には、水中に光触媒粒子を分散させる形態、光触媒粒子を固めて成形体として当該成形体を水中に設置する形態、基材上に光触媒層を設けて積層体とし当該積層体を水中に設置する形態、および、集電体上に光触媒粒子を固定化して光水分解反応用電極とし対極とともに水中に設置する形態、が含まれる。特に、光水分解反応を大規模にて行う場合、バイアスを付与して水分解反応を促進できる観点から、光水分解反応用電極としてもよい。また、別の態様としては、バイアスを付与することなく、基材上に酸硫化物粒子を含む光触媒層を設けた積層体、あるいは酸硫化物粒子を含む複合体を、水中に設置することもできる。この態様は、加工および取り扱いの容易さ、メンテナンスの容易さ、および、広い面積を使用する人工光合成装置などとして使用したときのコストの削減、の観点から好ましい。そのため、当該形態は、工業的に優位な水分解装置、酸素発生装置、水素発生装置、あるいは人工光合成システムを得る観点からより一層効果的である。光水分解反応用電極は、公知の方法により作製可能である。例えば、いわゆる粒子転写法(Chem.Sci.,2013,4,1120−1124)によって容易に作製可能である。ここで粒子転写法においては、以下の手順で光水分解反応用電極を製造するのが一般的である。すなわち、ガラス等の第1の基材上に本発明の一態様における酸硫化物粒子を載せて、光触媒層と第1の基材層との積層体を得る。得られた積層体の光触媒層表面に蒸着等によって導電層(集電体)を設ける。ここで、光触媒層の導電層側表層にある酸硫化物粒子が導電層に固定化される。その後、導電層表面に第2の基材を接着し、第1の基材層から導電層および光触媒層を剥がす。酸硫化物粒子の一部は導電層の表面に固定化されているので、導電層とともに剥がされ、結果として、光触媒層と導電層と第2の基材層とを有する光水分解反応用電極を得ることができる。あるいは、その他の手法として、本発明の一態様における酸硫化物粒子が分散されたスラリーを集電体の表面に塗布して乾燥させることで、光水分解反応用電極を得てもよい。あるいは、酸硫化物粒子と集電体とを加圧成形等して一体化することで光水分解反応用電極を得てもよい。あるいは、酸硫化物粒子が分散されたスラリー中に集電体を浸漬し、電圧を印可して酸硫化物粒子を電気泳動により集電体上に集積してもよい。あるいは、助触媒の担持を後工程で行う手法であってもよい。たとえば、上記した粒子転写法において、光半導体層と導電層と第2の基材層とを有する積層体を得た後に、光半導体層の表面に助触媒としての酸化物粒子を担持させることで、光水分解反応用電極を得てもよい。本発明の一態様における光触媒粒子あるいは上記した光水分解反応用電極を水または電解質水溶液に浸漬し、当該光触媒粒子または光水分解反応用電極に光を照射して光水分解を行うことで、水素および酸素の一方または両方を製造することができる。例えば、上述のように導電体で構成される集電体上に光触媒粒子を固定化して光水分解反応用電極を得る一方、対極として水素生成触媒を担持した導電体を使用し、液体状または気体状の水を供給しながら光を照射し、水分解反応を進行させる。必要に応じて電極間に電位差を設けることで、水分解反応を促進することができる。あるいは、対極として水素生成触媒を担持した光半導体を使用してもよい。この場合、光半導体としては水素生成反応を触媒する公知の光半導体を用いることができる。あるいは、絶縁基材上に光触媒粒子を固定化した固定化物に、または、光触媒粒子を加圧成形などによって形成した成形体に、水を供給しながら光を照射して水分解反応を進行させてもよい。あるいは、光触媒粒子を水または電解質水溶液に分散させて、ここに光を照射して水分解反応を進行させてもよい。この場合、必要に応じて攪拌することで、水分解反応を促進することができる。本発明の一態様における光触媒粒子は、当該光触媒粒子を水中に載置し、そこに水を供給する構成と、水素および酸素の一方または両方を取り出す構成とがあれば、水素と酸素を製造することができる。発生した水素と酸素は、例えばゼオライト膜などのガス分離部材を用いて分離することができる。
 
特開2025-036359光触媒部材及び光触媒部材の製造方法 デクセリアルズ株式会社
【課題】産業上の生産性の高い光触媒を提供する。
【解決手段】基材と、下地層と、下地層に接して形成された光触媒層と、をこの順に備える光触媒部材であって、前記下地層がセリウム及び亜鉛の複合酸化物からなり、光触媒層が酸化チタンを含むことを特徴とする、光触媒部材。
【請求項1】基材と、下地層と、下地層に接して形成された光触媒層と、をこの順に備える光触媒部材であって、前記下地層がセリウム及び亜鉛の複合酸化物であり、光触媒層が酸化チタンを含むことを特徴とする、光触媒部材。
【請求項2】前記下地層に含まれる酸化セリウム及び酸化亜鉛の物質量比が、3:1〜1:1の範囲内にある、請求項1に記載の光触媒部材。
【請求項3】前記光触媒層に含まれる酸化チタン以外の元素の元素比率は、10%以下であることを特徴とする、請求項1に記載の光触媒部材。
【請求項4】前記下地層の厚みは、10nm以上であることを特徴とする、請求項1に記載の光触媒部材。
【請求項5】前記光触媒層の厚みは、40nm以上であることを特徴とする、請求項1に記載の光触媒部材。
【請求項6】前記光触媒層上に、親水保持層をさらに備え、前記親水保持層は、酸化ケイ素もしくはケイ素と他の金属の複合酸化物を含む、請求項1に記載の光触媒部材。
【請求項7】前記基材が透明基材であること特徴とする、請求項1に記載の光触媒部材。
【請求項8】前記基材が高分子フィルムであることを特徴とする、請求項1に記載の光触媒部材。
【請求項9】前記下地層は、III族元素をさらに含み、前記下地層に含まれる前記III族元素の総量は、物質量比で10%以下であることを特徴とする、請求項1に記載の光触媒部材。
【請求項10】基材上に下地層を形成する下地層形成工程と前記下地層上に酸化チタンを含む光触媒層を形成する光触媒層形成工程と、を有し、前記下地層形成工程において、前記基材に対し、酸化セリウム及び酸化亜鉛を混合した複合ターゲットを用いてスパッタリングを行うことを特徴とする、光触媒部材の製造方法。
【請求項11】前記複合ターゲットの酸化セリウムと酸化亜鉛の混合比が物質量比で3:1〜3:2の範囲内にあることを特徴とする、請求項10に記載の光触媒部材の製造方法。
【請求項12】前記複合ターゲットは、導電性を有することを特徴とする、請求項10に記載の光触媒部材の製造方法。
【請求項13】前記下地層形成工程において、直流放電スパッタリングもしくは交流放電スパッタリングを行うことを特徴とする、請求項10に記載の光触媒部材の製造方法。
【請求項14】前記光触媒層形成工程において、チタン、チタン合金及び酸素欠損型酸化チタンからなるいずれかを含むターゲットを用いたスパッタリングにより前記光触媒層を形成することを特徴とする、請求項10に記載の光触媒部材の製造方法。
【請求項15】前記基材は、高分子フィルムであることを特徴とする、請求項10に記載の光触媒部材の製造方法。
 
特開2025-036402複合鉄酸化物薄膜および粉末ならびにそれらの製造方法 公益財団法人電磁材料研究所
【課題】耐酸化性の向上が図られている複合鉄酸化物薄膜およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明の複合鉄酸化物薄膜は、第1鉄酸化物層X1と、第1鉄酸化物層X1とヘテロ構造を構成する表面層としての第2鉄酸化物層X2と、を備えている。第1鉄酸化物層X1は、組成式Fe1-x-yLxOy(但し、LはSi、Zr、MnおよびCrの群からなる少なくとも1つの元素)で表わされ、かつ、マグヘマイト結晶相により構成される。第2鉄酸化物層X2は、組成式Fe1-u-vLuOvで表わされ、かつ、ヘマタイト結晶相により構成される。
  本発明の複合鉄酸化物薄膜は、波長が、好ましくは500nm〜3200nm、より好ましくは1000nm〜3000nm、までの可視光領域から近赤外領域での任意の波長の入射光に対して厚さ1μmに対して、好ましくは60%、より好ましくは70%以上、さらに好ましくは80%以上の光透過率を有する。また、光透過率の上限値は100%であるが、物質の特性上98%となる場合がある。このように広い範囲で良好な光透過性を有するため、種々の光通信デバイスおよび可視光で応答する光触媒に適したものとなる。また、本発明において、複合鉄酸化物薄膜である実施形態を示したが、そのほかに、組成式Fe1-x-ySixOy(但し、0<x≦0.10、0.57≦y≦0.61、かつ、0.29≦1−(x+y)≦0.41である。)で表わされた内核と組成式Fe1-u-vSiuOv(但し、0≦u≦0.01、0.59≦v≦0.61、かつ、0.37≦1−(u+v)≦0.41である。)で表わされ内核の表面を覆う表面層によって構成される複合鉄酸化物粉末の形態を有してもよい。本発明に係る磁気光学材料を用いることによって、ファラデー効果を促進させることが可能となり、デバイスの高性能化をもたらすとともに、光触媒材料を用いることによって、可視光を効率的に光電変換することが可能となり、光触媒機能の高活性化をもたらす。これによりデバイスの低コスト化も可能となる。
 
特開2025-038102光触媒リアクタセル シジジー プラズモニクス インコーポレーティッド
【課題】効率的で費用対効果の高い触媒リアクタセル及び反応物質ガスをリアクタセルを用いて変化させる方法を提供する。
【解決手段】反応物質ガスを変化させるための固定ベッドリアクタセルが提供され、該リアクタセルは、光学的に透明な円筒状の筐体と、リアクタセルを取り付けるように構成された取り付け具と、触媒担体と、担持されているプラズモン光触媒と、を含み、反応物質入力ガスが筐体を通過する間、筐体内部の全体に赤外または可視光スペクトルの光を放射する光源を使用すると、リアクタセルは、反応物質入力ガスがプラズモン光触媒と反応することを通じて、出力ガスに変化させるように構成されている。前記プラズモン光触媒は、複数の光学的吸収最大値を有するプラズモン材料に物理的、電子的、熱的、または光学的結合を介してカップリングされた触媒を含み、所望の化学反応を触媒するための複数のプラズモン共鳴振動数を有する。
【請求項1】少なくとも1つの入力と少なくとも1つの出力とを有する、光学的に透明な筐体と、前記筐体内に配置された触媒担体上の1または複数のプラズモン光触媒と備えるリアクタセルであって、前記プラズモン光触媒は、プラズモン材料に結合された触媒を備え、光源を使用すると、前記リアクタセルは少なくとも1つの反応物質を少なくとも1つの改質物に変化させるように構成されている、リアクタセル。
 
特表2025-506077光触媒粒子が自己駆動してコアを生成するコアシェル中空構造の製造方法 耐酷時(北京)科技有限公司  耐酷時科技有限責任公司
【要約】光触媒粒子が自己駆動してコアを生成するコアシェル中空構造の製造方法が開示される。前記方法は、(1)二酸化チタンのアルコール溶液とオルトチタン酸テトラオクタデシルとを混合して、第1の溶液を得るステップであって、第1の溶液は、修飾された二酸化チタンナノスフェアを含むステップと、(2)マイクロ・ナノバブル発生器によって水中に空気を注入し、剪断・破砕して第2の溶液を得るステップであって、第2の溶液は、マイクロ・ナノバブルを含むステップと、(3)第2の溶液と第1の溶液とを摂氏35度以上の温度の条件下で混合して、第3の溶液を得るステップと、(4)第3の溶液にアンモニア水及びオルトケイ酸テトラエチル溶液を加えて、第4の溶液を得るステップと、(5)分離し、沈殿物を乾燥した後、か焼して、コアシェル中空構造ナノ粒子を得るステップとを含む。得られるコアシェル中空構造は、触媒反応の活性面を広げ、活性を向上させ、かつ方法が簡単で、工業的に大量に生産しやすい。
 製造されたコアシェル中空構造ナノ粒子に対してEDSエネルギー分散型分光により特性評価を行ったが、結果は図2に示す通りである。図2のEDSエネルギー分散型分光は、光触媒の各組成元素としてのコアシェル中空構造ナノ粒子の割合を示している。また、図3に示すように、XRDデータにより、コアシェル中空構造ナノ粒子中の二酸化チタン粒子の格子構造が変化していないことを示し、標準的なアナターゼ相二酸化チタンの格子構造パラメーターを示している。ローダミンB溶液の光触媒退色実験結果は、図4に示す通りである。この結果は、コアシェル中空構造ナノ粒子が1時間以内に1×10−5mol/LのローダミンB(RhB)溶液を光触媒退色できること、及びその触媒活性が同じ条件下での未処理の二酸化チタン粒子よりも高いことも示している。 
 
特表2025-507562N−(1−メチルシクロプロピル)−2−(3−ピリジニル)−2H−インダゾール−4−カルボキサミド及びその中間体の調製方法 エフ エム シー コーポレーション
【要約】殺虫剤N−(1−メチルシクロプロピル)−2−(3−ピリジニル)−2H−インダゾール4−カルボキサミドを調製する方法が開示される。その中間体であるN−(1−メチルシクロプロピル)−2−(3−ピリジニル)−2H−インダゾール4−カルボキサミドを調製する方法も開示される。
【請求項11】化合物200を調製するための前記第3のスキームのステップ1について、(1)(a)前記塩基は、強無機塩基であるか、又は(b)前記塩基は、Cs2CO3であり、(2)前記光触媒は、4CzIPN及びIr(ppy)2(dtbbpy)PF6から選択され、(3)前記光源は、青色発光ダイオードであり、及び(4)(a)前記溶媒系は、極性非プロトン性溶媒を含むか、又は(b)前記溶媒系は、ジメチルホルムアミドを含む、請求項3に記載の方法。
 
Bー3水素・酸素・炭酸ガス
特開2025-043400加速器、減速器、核変換システム 西沢 克弥
【課題】ミュオンを用いてホウ素や炭素などの原子核を核変換するシステムを検討する。ミュオン標的に炭素原子を用いた標的を用いると炭素原子が高エネルギーの陽子照射を経て高度に放射化される問題があり、ミュオン標的が放射化しにくくなる系を考案したい。標的の交換の負担を減らすシステムを考案したい。またミュオンは高速のため標的の原料原子と反応しにくい可能性もあった。
【解決手段】宇宙線により生成された宇宙ミュオンや原子衝突により生成した中間子由来の高速なミュオンを電場・減速手段を用いて減速させ核変換に用いる系を考案する。レーザー航跡場を用いた減速器と電場を形成する素子を用いた減速器を提案する。ミュオンは例えば炭素12や窒素・ホウ素等と水素を結合させ核変換に用いる。宇宙線を用いてミュオンを生成する宇宙線・宇宙構造物・宇宙探査ロボットを提案する。
  記号等<図8>1F−SYS−MP1、1F−SYS−MP1−RAM:ミュオニック水素原子と燃料の混合物を用いる核融合システム ミュオニック水素原子MP1: AMP1:ミュオニック水素原子生成照射部(粒子加速器A1、中性粒子ビーム照射装置NBI等、MP1やMP12を生じ、入射・投入できるもの。) S1:経路S1 (MP1と水素化ホウ素の混合有)MP1−XMB:MP1と水素化ホウ素・ジボランの混合物。若しくは水素とホウ素・(炭素・)窒素・酸素・フッ素等の混合物。若しくは核融合に必要な第1の原子番号ZAの原料原子核と第2の原子番号ZAAの原料原子核が化学結合された化合物を含む部分・混合物部分。PMP1−XMB:RAM等の圧縮手段により圧縮(及び又は加熱)された混合物MP1−XMB 、若しくはRAM等の圧縮手段により圧縮(及び・又は加熱)された混合物MP1−XMB。 RAM:ラム部などの圧縮手段。レーザー照射により(RAM部がレーザー閉じ込め・慣性閉じ込め式の場合、前記レーザーの光の波長は光子の運動量がより大きく取れるように青色・紫外線・X線・ガンマ線側の短波長を用いてよく)核融合位燃料ペレットを照射し閉じ込めを行う慣性閉じ込め型核融合が公知であるが、本願においても圧縮部RAM部にてレーザーでターゲット部・混合物を圧縮してもよい。(レーザー閉じ込め式の慣性閉じ込め核融合にミュオン投入プロセスを加えてもよい。)ラム部はレーザー、イオンビーム、原料原子を含むイオンビームを複数の発射部から原料原子を含む部分に収束させるよう照射してもよい(図9)。(Zピンチや磁化標的型など慣性型で原料原子を圧縮可能、慣性によりとじ込み可能なものでもよい。)RAM部にてレーザーないしはラムジェットの機構などを用いて核融合に必要な燃料となる原料原子、原料原子同士を化学結合させた化合物・混合物の部分をレーザー等により圧縮・加熱しつつミューオンを照射することで、化合物分子内若しくは化合物・混合物の分子運動・原子運動は圧縮加熱により大きくでき、その結果、ミュオンと結合した粒子・粒子同士がより熱運動により接近しやすくなり、接近による核融合・ミュオン核融合・ミュオン触媒核融合を起しやすくする意図があるほか、核融合後に触媒となるミュオンが、(リリースされ次の原料原子に近接・捕捉されを繰り返す、)次の触媒反応を起しやすくする狙いもある。
(極低温に冷却された液体の水素・DT・DD・TTにミュオンを照射しても温度が低く熱運動による原料原子の接近効果は低い虞があるが、レーザーやラムジェット部等で圧縮・加熱された部分にミュオン・ミュオニック原子・ミュオニック水素を投入する場合は圧縮や熱運動による近接効果が期待できる。)NZ:ノズル部 1PP:蒸気タービン発電機 HX:熱交換器、蒸気発生部、蒸気パイプ・冷却パイプ 1BKT:中性子やガンマ線等核融合反応によりエネルギーを持ちつつ飛翔する粒子を受取り熱エネルギー等に変換しエネルギー利用できる部分・ブランケットがあってもよい。核反応を怒る部分の近くにRAM或いは反応容器部、FEEDを詰め込み・ラムする容器部分RAM、反応容器の壁面があるとき、RAM部や容器壁面内にブランケット1BKTが配置されていてもよい。
AEC:アルファ線エネルギー変換装置(アルファ線を受け取って電力に変換する装置。AECには酸化チタンなどのアルファ線を用いてラジカルを生成し水を(光触媒反応のように)分解し水素と酸素を得て水素・化学エネルギーの形で系の外にエネルギーを提供・出力してもよい。*AECはalpha−voltaic−cellでもよい。*AEC部分はアルファ線のエネルギーを受け止め(制動放射の、)シンクトロン放射光の光子を生じさせてもよい。当該放射光の光子のエネルギーを用いて化学物質を化学反応・光化学反応させてもよい。当該光子を加熱したい部分に照射して物質の製造や推進剤・蒸気の加熱・噴射をしてもよい。当該放射光の光子の波長を長波長側に波長変換する手段を用い長波長側の光子に変換し、前記長波長側の光子を光電変換素子にて受光させ光電変換して電力を得て系の外に出力してもよいし、前記長波長側の光子が光触媒にて光触媒反応可能なエネルギーを持つ光子ならば水から水素と酸素を生成させる光触媒反応を起こさせて水素エネルギーに変換してもよい。前記長波長側の光子を二酸化炭素・窒素の分子内の結合を解離可能・光化学反応な光子の波長とすれば二酸化炭素を解離させ炭素・炭素化合物・窒素化合物等の化学物質のエネルギーとして変換し系の外に出力してもよい。
 
特表2025-507389MOX触媒で改質された単結晶TA3N5ナノ粒子、触媒、触媒を用いた水分解方法、およびその製造方法 グローバル アドバンスト メタルズ ユー.エス.エー.,インコーポレイティド  国立大学法人信州大学
【要約】窒化タンタル、具体的には単結晶Ta3N5ナノ粒子などの新規なTa3N5ナノ粒子が開示される。助触媒とともに使用されるナノ粒子がさらに開示される。本発明はまた、CoOx助触媒などの金属酸化物で改質されたTa3N5ナノ粒子に関するものであって、Oxはコバルト酸化物の一部である酸化物を表す。水を酸化してO2を生成するための触媒が開示されている。本ナノ粒子は、さらに、水還元触媒を含むように改質することができる。水分解触媒がさらに開示される。本ナノ粒子および触媒の製造方法も開示されている。触媒を利用して水を分解する方法もさらに記載されている。
【請求項6】単結晶ナノ粒子は、0.1%を超える光触媒O2発生反応(OER)の見かけの量子収率を有するものである、請求項1に記載の単結晶Ta3N5ナノ粒子。
【請求項7】単結晶ナノ粒子は、0.1%〜9.4%の光触媒O2発生反応(OER)の見かけの量子収率を有する、請求項1に記載の単結晶Ta3N5ナノ粒子。
【請求項8】単結晶ナノ粒子は少なくとも1つの金属でドープされている、請求項1に記載の単結晶Ta3N5ナノ粒子。
【請求項9】請求項1に記載の単結晶Ta3N5ナノ粒子と、該単結晶ナノ粒子の表面に分散させた白金および/または他の金属触媒を含む触媒。
【請求項10】請求項1に記載の単結晶Ta3N5ナノ粒子を含み、および0.015%を超える太陽光から水素への(STH)エネルギー変換効率を有する、光触媒。
【請求項11】太陽光から水素への(STH)エネルギー変換効率が0.015%〜0.1%である、請求項10に記載の光触媒。
【請求項12】請求項1に記載の単結晶Ta3N5ナノ粒子を含み、および5μmol/hを超えるH2生成量を有する、光触媒。
【請求項13】前記H2生成量は5μmol/hから13μmol/hである、請求項12に記載の光触媒。
【請求項14】請求項1に記載の単結晶Ta3N5ナノ粒子を含み、および0.15%を超える見かけの量子収率(AQY)を有する、光触媒。
【請求項15】前記AQYが0.15%〜0.54%である、請求項14に記載の光触媒。
【請求項16】さらに、H2生成量が5μmol/hを超えるか、または、見かけの量子収率(AQY)が0.15%を超えるか、またはその両方を有する、請求項10に記載の光触媒。
【請求項17】請求項1に記載の単結晶Ta3N5ナノ粒子を含む光触媒。
【請求項18】請求項17に記載の光触媒をエネルギー源とともに流体または溶液中で利用することを含む、水を分解する方法。
【請求項19】水を触媒的に水素と酸素の元素に分解する方法であって、O2を生成するための酸化反応は請求項17に記載の光触媒を利用することを含む、方法。     
 
Bー4塗料・膜
Bー5防汚・洗浄
特許7616706産業資材用帆布、及びその製造方法 平岡織染株式会社
【課題】経方向と緯方向の引裂強度バランス、及び屈曲耐久性(耐はためき性)に優れ、特に氷点下での屈曲耐久性、及び炎天下での接合部耐久性に優れ、しかも外観品位のよい産業資材用帆布、及びその製造方法の提供。
【解決手段】布帛の全面に軟質塩化ビニル樹脂含浸被覆層を設けてなる帆布であって、布帛が経糸条群、及び緯糸条群により製織され、経緯双方の糸条群に、マルチフィラメント糸条、及び短繊維紡績糸条が規則的に交互配列されていて、この交互配列の繰り返し単位が2〜6本であり、交互配列がマルチフィラメント糸条(1〜3本)、及び短繊維紡績糸条(1〜3本)による組み合わせの何れか1種で、軟質塩化ビニル樹脂含浸被覆層に液状ゴム硬化物を含むものとする。
   また本発明の産業資材用帆布には防汚層を設けてもよく、例えば、アクリル系樹脂、フッ素系共重合樹脂、アクリル−シリコーン共重合樹脂、アクリルーフッ素共重合樹脂、アクリル−ウレタン共重合樹脂、アクリル系樹脂とフッ素系共重合樹脂とのブレンド、及びこれらの樹脂にシリカ微粒子、コロイダルシリカ、オルガノシリケート、シランカップリング剤、紫外線吸収剤(ベンゾフェノン系互変異性体、ベンゾトリアゾール系互変異性体、トリアジン系互変異性体など)などを含む透明層である。これらの防汚層の形成は、これらの塗料のグラビアコートで塗布・乾燥する方法、あるいはフッ素含有樹脂フィルム、またはフッ素含有樹脂/アクリル系樹脂層などの複層フィルムを接着剤もしくは熱溶融により積層する方法である。また、これらの防汚層上には更に、光触媒性無機材料(例えば光触媒性酸化チタン・光触媒性酸化タングステンなど)を含む光触媒層を設けることもできる。
 
特許7616707産業資材用帆布及びその製造方法 平岡織染株式会社
【課題】引裂強度、及び屈曲耐久性(耐はためき性)、耐摩耗性に優れた産業資材用帆布、及びその製造方法の提供。
【解決手段】布帛の全面に軟質塩化ビニル樹脂含浸被覆層を設けてなる帆布であって、布帛が経糸条群、及び緯糸条群により製織され、経緯双方の糸条群が、マルチフィラメント糸条/短繊維紡績糸条による合撚糸で構成され、マルチフィラメント糸条が、嵩高糸条、または嵩高部分を外周に有する交撚糸条であり、軟質塩化ビニル樹脂含浸被覆層に液状ゴム硬化物を含む帆布とし、特に液状ゴム硬化物は、反応性液状ゴムの重合体として、必要に応じて液状ゴム硬化物を、シリカ粒子との複合体とする。
  また本発明の産業資材用帆布には防汚層を設けてもよく、例えば、アクリル系樹脂、フッ素系共重合樹脂、アクリル−シリコーン共重合樹脂、アクリルーフッ素共重合樹脂、アクリル−ウレタン共重合樹脂、アクリル系樹脂とフッ素系共重合樹脂とのブレンド、及びこれらの樹脂にシリカ微粒子、コロイダルシリカ、オルガノシリケート、シランカップリング剤、紫外線吸収剤(ベンゾフェノン系互変異性体、ベンゾトリアゾール系互変異性体、トリアジン系互変異性体など)などを含む透明層である。これらの防汚層の形成は、これらの塗料のグラビアコートで塗布・乾燥する方法、あるいはフッ素含有樹脂フィルム、またはフッ素含有樹脂/アクリル系樹脂層などの複層フィルムを接着剤もしくは熱溶融により積層する方法である。また、これらの防汚層上には更に、光触媒性無機材料(例えば光触媒性酸化チタン・光触媒性酸化タングステンなど)を含む光触媒層を設けることもできる。
 
特開2025-043055積層体、及び情報管理用積層体、並びに、積層体の製造方法、情報管理方法、及び情報管理システム 大日本塗料株式会社
【課題】屋外の構造物記録表等に適した、耐久性及び視認性に優れる、積層体、及び情報管理用積層体、並びに、積層体の製造方法、情報管理方法、及び情報管理システムを提供する。
【解決手段】ベース層10と、印刷部12と、印刷部12を保護する表面保護層14とを含み、表面保護層14は、可視光透過率が80〜100%であり、かつ、300〜380nmにおける紫外光透過率が50%未満であり、表面保護層14は、ベース層10及び印刷部12の両方に接している領域を有する、積層体1を提供する。
  (機能層)機能層40の種類は、本実施形態の効果(視認性等)が得られる範囲であれば、特に限定されず、公知のものを用いることができる。機能層40の具体例としては、例えば、低汚染化層、光触媒層、撥水層、親水層、帯電防止層、抗菌層、抗ウイルス層等が挙げられる。
 
特開2025-043056積層体、積層体の製造方法、情報管理方法、及び情報管理システム 大日本塗料株式会社
【課題】屋外での耐久性及び視認性に優れる、積層体、積層体の製造方法、情報管理方法、及び情報管理システムを提供する。
【解決手段】ベース層10と、ベース層10の表面上に形成された印刷部12と、印刷部12を保護する表面保護層14とを含み、印刷部12は、活性エネルギー線硬化型インクが硬化してなり、活性エネルギー線硬化型インクは、(A)水酸基含有モノマー及び/又はシラン化合物を含有し、ベース層10は、印刷部12に含有される(A)成分と架橋された硬化剤成分を含有する、積層体1を提供する。
  (機能層)機能層40の種類は、本実施形態の効果(視認性等)が得られる範囲であれば、特に限定されず、公知のものを用いることができる。機能層40の具体例としては、例えば、低汚染化層、光触媒層、撥水層、親水層、帯電防止層、抗菌層、抗ウイルス層等が挙げられる。
 
Bー6空気浄化
特許7649834空調システム 株式会社LIXIL住宅研究所
【課題】エアコン内に菌が浸入するのを防止する。
【解決手段】空調システムは、エアコンと流路と送風システムと除菌脱臭装置とを備える。エアコンは、所定の階空間よりも上又は下にある設置空間に設置されている。流路は、階空間に開口する吸入口からエアコンにまで空気を通過させる。送風システムは、設置空間内の空気を階空間に送風する。除菌脱臭装置は、流路の長さ方向中間部に設置されており、吸入口からエアコンにまで通過させる空気の除菌および脱臭を行う。
【請求項1】所定の階空間よりも上又は下にある設置空間に設置されたエアコンと、前記所定の階空間に開口する吸入口から前記エアコンにまで空気を通過させる導管状の流路と、前記設置空間内の空気を前記所定の階空間に送風する送風システムと、除菌脱臭装置と、を備え、前記流路は、前記吸入口と前記除菌脱臭装置とを繋ぐ導管状の第1流路と、前記除菌脱臭装置と前記エアコンとを繋ぐ導管状の第2流路と、を含み、前記除菌脱臭装置は、前記吸入口から前記第1流路と当該除菌脱臭装置と前記第2流路とを通過させて前記エアコンにまで通過させる空気の除菌および脱臭を行い、前記除菌脱臭装置は、紫外線発生装置と光触媒とを備え、前記第1流路から前記除菌脱臭装置に流入した空気は、前記光触媒を通過して前記第2流路に流出し、前記除菌脱臭装置は、前記紫外線発生装置によって紫外線を前記光触媒に照射することによって、前記除菌および前記脱臭を行い、前記第1流路は、前記吸入口に吸入された空気が流れ込む吸入チャンバと、前記吸入チャンバと前記除菌脱臭装置とを繋ぐ導管と、を含み、
 前記導管における前記除菌脱臭装置側の端部の軸線と、当該導管における前記吸入チャンバ側の端部の軸線とが、互いにオフセットしていることによって、前記除菌脱臭装置から前記導管内に漏れ出た紫外線が前記吸入チャンバに直線的に到達しないように構成されている、空調システム。
 
特開2025-031416室内空気清浄システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】室内エリアのガス状態をクリーンルームレベルの清浄度まで到達させる室内空気清浄システム。
【解決手段】少なくとも1つのガス検知器1と、少なくとも1つの清浄装置2と、クラウドコンピューティングサービス装置3とを含むシステム。ガス検知器は、空気汚染を検知し、空気汚染情報を出力する。清浄装置は、導風装置、ろ過部品、及び殺菌部品を含み、導風装置は制御下で起動し、空気汚染をろ過部品によってろ過し、殺菌部品によって殺菌除去するようにガイドし、ろ過部品は高効率パティキュレートエアフィルターである。クラウドコンピューティングサービス装置は、空気汚染情報を受信し、空気汚染データのデータベースを保存し、空気汚染データに基づいて制御コマンドを発行し、清浄装置に送信して動作を開始させ、室内エリアに循環指向性気流を発生させ、空気汚染を快速にガイドして、ろ過部品によって複数回ろ過除去し、殺菌部品により殺菌する。
【請求項10】前記光照射は、光触媒及び紫外線ランプを含む光触媒ユニット、光ナノチューブを含む光プラズマユニットのいずれかまたはそれらの組み合わせから選択される、請求項9に記載の室内空気清浄システム。
   また、図1及び図2A、図2Bを参照し、上記清浄装置2は、導風装置21、ろ過部品22、及び殺菌部品23を含み、導風装置21は、制御下で起動し、空気汚染をろ過部品22によってろ過され、殺菌部品23によって殺菌除去されるようにガイドし、ろ過部品22は高効率パティキュレートエアフィルター(HEPA)であり、空気汚染に含まれる化学スモッグ、細菌、埃微粒子及び花粉を吸着することで、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。図2Aに示すように、上記導風装置21の気流経路方向は矢印で示す方向であり、導風装置21は、ろ過部品22の前側に設置されてもよく、ろ過部品22の後側に設置されてもよい。なお、殺菌部品23は、ろ過部品22に分解層を塗布することによって、空気汚染を化学的に殺菌除去することができる。分解層は活性炭素231であり、空気汚染における有機物や無機物を除去し、有色物質や臭気物質を除去する。分解層は二酸化塩素の清浄因子232であってもよく、空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス、腸ウイルス、ノロウイルスを抑制し、その抑制率が99%以上に達し、ウイルスの交差感染を減らすのに寄与する。分解層はイチョウと日本ヌルデ(Rhus chinensis)を含むハーブ保護層233であってもよく、アレルギーに効果的に抵抗し、インフルエンザウイルス(例えば、H1N1)の表面タンパク質を破壊する。分解層は銀イオン234であってもよく、導入された空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌を抑制する。分解層は、ゼオライト235であってもよく、アンモニア性窒素、重金属、有機汚染物、大腸菌、フェノール、クロロホルム、及び陰イオン界面活性剤を除去する。いくつかの実施形態では、ろ過部品22は、光照射と組み合わせて空気汚染を化学的に除去することもできる。光照射は、光触媒236及び紫外線ランプ237を含む光触媒ユニットであり、光触媒236が紫外線ランプ237によって照射されると、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、空気汚染における有害物質を分解して消毒殺菌することにより、ろ過・浄化の効果を達成することができる。光照射は、光ナノチューブ238を含む光プラズマユニットであってもよく、光ナノチューブ238により、導入された空気汚染を照射することで、空気汚染における酸素分子及び水分子を、高酸化性を有する光プラズマに分解して、破壊された有機分子を有するイオン気流を形成し、空気汚染に含まれる揮発性ホルムアルデヒド、トルエン、揮発性有機ガス(Volatile Organic Compounds、VOC)などのガス分子を水と二酸化炭素に分解し、ろ過・浄化の効果を達成する。いくつかの実施形態では、ろ過部品22は、分解ユニットと組み合わせて空気汚染を化学的に除去することもできる。分解ユニットは、負イオンユニット239であってもよく、導入された空気汚染に含まれる正の電荷を帯びた微粒子を、負の電荷を帯びた集塵板に付着させて、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。分解ユニットは、プラズマイオンユニット230であってもよく、プラズマイオンにより、空気汚染に含まれる酸素分子と水分子をイオン化して陽イオン(H+)と陰イオン(O2−)を生成し、かつイオンの周囲に水分子が付着した物質は、ウイルスと細菌の表面に付着した後、化学反応の作用で、強力な酸化性の活性酸素(水酸基、OH基)に変換し、ウイルスと細菌の表面タンパク質から水素を奪い酸化分解することで、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。
 
特開2025-031417室内空気清浄システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】室内エリアのガス状態をクリーンルームレベルの清浄度まで到達させる室内空気清浄システム。
【解決手段】少なくとも1つのガス検知器1と、少なくとも1つの清浄装置2と、クラウドコンピューティングサービス装置3とを含むシステム。ガス検知器は、室内エリアに設置され、空気汚染を検知し、空気汚染情報を出力する。清浄装置は、導風装置、ろ過部品、及び殺菌部品を含み、導風装置は、制御下で空気汚染をろ過部品及び殺菌部品を通じるようにガイドし、循環指向性気流を発生させるための特定の清浄空気出力量を備え、ろ過部品は高効率パティキュレートエアフィルターである。クラウドコンピューティングサービス装置は、室内エリアの空気汚染情報を受信し、空気汚染データのデータベースを保存し、空気汚染データに基づいて制御コマンドを発行し、清浄装置に送信して動作を開始させる。
【請求項10】前記光照射は、光触媒及び紫外線ランプを含む光触媒ユニット、光ナノチューブを含む光プラズマユニットのいずれかまたはそれらの組み合わせである、請求項9に記載の室内空気清浄システム。
  また、図1及び図2A、図2Bを参照し、上記清浄装置2は、導風装置21、ろ過部品22、及び殺菌部品23を含み、導風装置21は、制御下で起動し、空気汚染をろ過部品22によってろ過され、殺菌部品23によって殺菌除去されるようにガイドし、ろ過部品22は高効率パティキュレートエアフィルター(HEPA)であり、空気汚染に含まれる化学スモッグ、細菌、埃微粒子及び花粉を吸着することで、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。図2Aに示すように、上記導風装置21の気流経路方向は矢印で示す方向であり、導風装置21は、ろ過部品22の前側に設置されてもよく、ろ過部品22の後側に設置されてもよい。なお、殺菌部品23は、ろ過部品22に分解層を塗布することによって、空気汚染を化学的に殺菌除去することができる。分解層は活性炭素231であり、空気汚染における有機物や無機物を除去し、有色物質や臭気物質を除去する。分解層は二酸化塩素の清浄因子232であってもよく、空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス、腸ウイルス、ノロウイルスを抑制し、その抑制率が99%以上に達し、ウイルスの交差感染を減らすのに寄与する。分解層はイチョウと日本ヌルデ(Rhus chinensis)を含むハーブ保護層233であってもよく、アレルギーに効果的に抵抗し、インフルエンザウイルス(例えば、H1N1)の表面タンパク質を破壊する。分解層は銀イオン234であってもよく、導入された空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌を抑制する。分解層は、ゼオライト235であってもよく、アンモニア性窒素、重金属、有機汚染物、大腸菌、フェノール、クロロホルム、及び陰イオン界面活性剤を除去する。いくつかの実施形態では、ろ過部品22は、光照射と組み合わせて空気汚染を化学的に除去することもできる。光照射は、光触媒236及び紫外線ランプ237を含む光触媒ユニットであり、光触媒236が紫外線ランプ237によって照射されると、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、空気汚染における有害物質を分解して消毒殺菌することにより、ろ過・浄化の効果を達成することができる。光照射は、光ナノチューブ238を含む光プラズマユニットであってもよく、光ナノチューブ238により、導入された空気汚染を照射することで、空気汚染における酸素分子及び水分子を、高酸化性を有する光プラズマに分解して、破壊された有機分子を有するイオン気流を形成し、空気汚染に含まれる揮発性ホルムアルデヒド、トルエン、揮発性有機ガス(Volatile Organic Compounds、VOC)などのガス分子を水と二酸化炭素に分解し、ろ過・浄化の効果を達成する。いくつかの実施形態では、ろ過部品22は、分解ユニットと組み合わせて空気汚染を化学的に除去することもできる。分解ユニットは、負イオンユニット239であってもよく、導入された空気汚染に含まれる正の電荷を帯びた微粒子を、負の電荷を帯びた集塵板に付着させて、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。分解ユニットは、プラズマイオンユニット230であってもよく、プラズマイオンにより、空気汚染に含まれる酸素分子と水分子をイオン化して陽イオン(H+)と陰イオン(O2−)を生成し、かつイオンの周囲に水分子が付着した物質は、ウイルスと細菌の表面に付着した後、化学反応の作用で、強力な酸化性の活性酸素(水酸基、OH基)に変換し、ウイルスと細菌の表面タンパク質から水素を奪い酸化分解することで、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。
特開2025-035354空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】付着臭も脱臭できる空気処理装置を提供する。
【解決手段】空気処理装置10は、本体ユニット16と、処理ユニット17と、第1口18aと、第2口19aと、空気処理部20と、流路22と、オゾン発生器28と、を備える。処理ユニット17は、本体ユニット16に対して着脱可能に取り付けられる。第1口18aは、処理ユニット17に設けられ、空気が流通する。第2口19aは、本体ユニット16に設けられ、空気が流通する。空気処理部20は、処理ユニット17に設けられ、光触媒と紫外線光源110とを有する。流路22は、空気が第1口18a、空気処理部20、第2口19aを通る。オゾン発生器28は、流路22を通る空気にオゾンを供給する。
【請求項1】本体部と;前記本体部に対して着脱可能に取り付けられる着脱部と;前記着脱部に設けられ、空気が流通する第1口と;前記本体部に設けられ、空気が流通する第2口と;前記着脱部に設けられ、光触媒と紫外線光源とを有する空気処理部と;前記第1口、前記空気処理部、前記第2口を通る空気の流路と;前記流路を通る空気にオゾンを供給するオゾン発生器と;を備えることを特徴とする空気処理装置。
  なお、以下の実施形態における空気処理装置は、空気処理装置の内部に流通する空気に対して、所定の手法により、殺菌、除菌、滅菌、減菌、脱臭、消臭のいずれかの空気処理を行う装置である。そして、空気処理装置の空気処理は、殺菌処理、除菌処理、滅菌処理、減菌処理、脱臭処理、消臭処理のいずれかに置き換えて解釈可能である。また、ここでの所定の手法とは、光照射、光触媒、オゾンなどである。光照射は、UV−C領域、UV−B領域、UV−A領域、可視光領域、赤外領域などの波長の光を照射することをいう。光触媒は、空気処理装置の内部に配設された、酸化チタンなどの光触媒に光(紫外光や可視光)を照射することで生成される活性酵素やOHラジカルによって、空気中に浮遊する菌、ウイルス、においの元などの活動を抑制したり、水と二酸化炭素に分解したりすることをいう。オゾンは、空気中のにおい成分および物体の表面に付着する付着臭の成分を酸化し、脱臭することをいう。
 
特開2025-035355空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】排気した処理空気を吸い込むことによる影響を抑制できる空気処理装置を提供する。
【解決手段】空気処理装置10は、空気処理部20と、吸気口18と、排気口19と、流路22と、オゾン発生器28と、を備える。空気処理部20は、光触媒と紫外線光源110とを有する。吸気口18は、空気処理部20へ空気を導く。排気口19は、吸気口18と同心円状に配置され、空気処理部20で処理された空気を排気する。流路22は、空気が吸気口18、空気処理部20、排気口19を通る。オゾン発生器28は、流路22の、空気処理部20よりも排気口19側に設けられ、流路22を通る空気にオゾンを供給する。流路22の、吸気口18とオゾン発生器28との間に金属部材130が配置される。
【請求項1】光触媒と紫外線光源とを有する空気処理部と;前記空気処理部へ空気を導く吸気口と;前記吸気口と同心円状に配置され、前記空気処理部で処理された空気を排気する排気口と;前記吸気口、前記空気処理部、前記排気口を通る空気の流路と;前記流路の、前記空気処理部よりも前記排気口側に設けられ、前記流路を通る空気にオゾンを供給するオゾン発生器と;を備え、前記流路の、前記吸気口と前記オゾン発生器との間に金属部材が配置されることを特徴とする空気処理装置。
 
特開2025-037604空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】効率よく空気を処理できる空気処理装置を提供する。
【解決手段】空気処理装置10は、筐体20と、空気処理部30と、ファン33と、突出部37と、を備える。筐体20は、外部の空気を吸気する吸気口26と、吸気した空気を外部に排気する排気口27と、を有する。空気処理部30は、筐体20内に設けられる。ファン33は、筐体20内に設けられ、吸気口26、空気処理部30、排気口27を通る空気の流路28を作り出す。突出部37は、筐体20に設けられ、排気口27から吸気口26への空気の流れを阻害する。
  空気処理部30(31,32)は、光触媒フィルタ34と、この光触媒フィルタ34に光を照射する紫外線光源35と、を備えている。紫外線光源35は、光源の一例であり、光触媒フィルタ34に担持された光触媒が可視光で励起される場合は、光源としては可視光を照射する可視光光源を用いてもよい。各空気処理部31,32とも、光触媒フィルタ34および紫外線光源35を備え、中央のファン33の側部に光触媒フィルタ34がそれぞれ配置され、ファン33に対して反対側に紫外線光源35がそれぞれ配置されている。この配置により、紫外線光源35からの光が吸気口26および排気口27から外部に漏れるのを防止できる。光触媒フィルタ34は、担持体と、この担持体の表面に担持された光触媒と、を備えている。担持体には、流路28を空気が流れる方向に貫通する複数の通気孔が形成されている。光触媒は、酸化チタンなどで、担持体の表面(つまり、空気に触れる面)に塗布・保持されて担持されている。光触媒は、複数の通気孔にも担持されていてもよい。光触媒は、紫外線光源35から、例えば360nmから420nmのUV−Aの波長成分の紫外領域の光、もしくは可視光が照射されることで、活性酵素とOHラジカルを生成し、生成された活性酵素やOHラジカルによって、空気中のにおい成分を分解して脱臭、消臭したり、空気中に浮遊する菌、ウイルスの活動を抑制したりする。紫外線光源35は、光触媒フィルタ34に担持された光触媒を励起する光を発光する発光素子を備えている。発光素子には、光触媒フィルタに担持された光触媒を励起するための少なくとも360nmから420nmのUV−Aの波長成分の紫外領域の光、もしくは可視領域の波長成分の光を放射する光触媒励起用LEDが用いられる。なお、空気処理部30は、ファン33の上流側と下流側に2つの空気処理部31,32を配置することで、小型の空気処理装置10でも処理能力の向上を図ることができるが、1つのみでもよい。また、空気処理部30は、光触媒フィルタ34と紫外線光源35に加えて(もしくは替えて)、空気を殺菌するためのピーク波長が300nm以下のUV−Cの波長成分の紫外線であって、好ましくは200〜280nmの波長成分の紫外線を放射する殺菌用LEDである紫外線光源も備えていてもよく、あるいは、光触媒フィルタ34と紫外線光源35に加えて(もしくは替えて)、オゾンを発生するオゾン発生器を備えていてもよい。空気処理部30は、光触媒フィルタ34およびUV−Aの紫外線光源35と、UV−Cの紫外線光源と、オゾン発生器と、の少なくともいずれか1つを備えていればよく、複数種類を備えていてもよく、全種類を備えていてもよい。
 
特開2025-037605空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】圧迫感を低減可能な空気処理装置を提供する。
【解決手段】空気処理装置10は、筐体23と、空気処理部24と、ファン25と、を備える。筐体23は、空気が流通する第1口27を備える。空気処理部24は、筐体23内に設けられる。ファン25は、筐体23内に設けられ、空気の流れを作り出す。筐体23は、設置空間に向けて第1口27が露出するように、かつ、設置空間の壁面12に設けられた埋込孔13に、埋込孔13の内壁面との間に空気が流通可能な第2口44を設けるように設置される。ファン25が作り出す空気の流れは、第1口27、空気処理部24、第2口44を通る。
   空気処理部24は、光触媒フィルタ31と、この光触媒フィルタ31に光を照射する紫外線光源32と、を備えている。光触媒フィルタ31は、担持体と、この担持体の表面に担持された光触媒と、を備えている。担持体には、吸気口28からファン25に空気が流れる前後方向に貫通する複数の通気孔が形成されている。光触媒は、酸化チタンなどで、担持体の表面(つまり、空気に触れる面)に塗布・保持されて担持されている。光触媒は、複数の通気孔にも担持されていてもよい。光触媒は、紫外線光源32から、例えば360nmから420nmのUV−Aの波長成分の紫外領域の光、もしくは可視光が照射されることで、活性酵素とOHラジカルを生成し、生成された活性酵素やOHラジカルによって、空気中のにおい成分を分解して脱臭、消臭したり、空気中に浮遊する菌、ウイルスの活動を抑制したりする。紫外線光源32は、光触媒フィルタ31に担持された光触媒を励起する光を発光する発光素子を備えている。発光素子には、光触媒フィルタに担持された光触媒を励起するための少なくとも360nmから420nmのUV−Aの波長成分の紫外領域の光、もしくは可視領域の波長成分の光を放射する光触媒励起用LEDが用いられる。紫外線光源32は、光触媒フィルタ31の前後方向の両側に配置されている。光触媒フィルタ31の前側に配置される紫外線光源32は、光触媒フィルタ31の周辺部に対向して光を照射するように配置されている。光触媒フィルタ31の前側に配置される紫外線光源32の内側領域には、吸気口28から光触媒フィルタ31に空気が流通する流通領域が設けられている。光触媒フィルタ31の後側に配置される紫外線光源32は、光触媒フィルタ31の中央領域に対向して光を照射するように配置されている。なお、空気処理部24は、光触媒フィルタ31およびUV−Aの紫外線光源32を備えた構成に限らず、空気を殺菌するためのピーク波長が300nm以下のUV−Cの波長成分の紫外線であって、好ましくは200〜280nmの波長成分の紫外線を放射する殺菌用LEDである紫外線光源も備えていてもよく、あるいは、オゾンを発生するオゾン発生器を備えていてもよい。空気処理部24は、光触媒フィルタ31およびUV−Aの紫外線光源32と、UV−Cの紫外線光源と、オゾン発生器と、の少なくともいずれか1つを備えていればよく、複数種類を備えていてもよく、全種類を備えていてもよい。
 
特開2025-037813屋内空気清浄システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】クリーンルームクラスの清浄度仕様を満足する屋内空気清浄システムを提供する。
【解決手段】複数の気体センサ1と、少なくとも1つの清浄装置2と、クラウドコンピューティングサービス装置4とを含み、気体センサは屋内外の空気汚染情報を検出し、清浄装置はファン、濾過部材及び殺菌アセンブリを含み、ファンは空気汚染が濾過部材及び殺菌アセンブリを通過するような循環指向性気流を発生させるように作動し、濾過部材は高効率微粒子空気フィルタであり、クラウドコンピューティングサービス装置はモノのインターネット通信を介して屋内外の空気汚染情報をビッグデータデータベースに格納し、知能的に演算比較し、制御命令を清浄装置に伝送することで、空気汚染が迅速に濾過部材及び殺菌アセンブリを通過するようにガイドし、屋内空気環境をクリーンルームクラスに到達させる。
  図1及び図2A、図2Bに示すように、前記清浄装置2は、ファン21、濾過部材22及び殺菌アセンブリ23を含む。ファン21は、制御を受け、空気汚染が濾過部材22を通過して濾過されるようにガイドし、空気汚染が殺菌アセンブリ23を通過して殺菌清浄されるようにガイドする。濾過部材22は、高効率微粒子空気フィルタ(HEPA)であり、空気汚染に含まれる化学煙、細菌、塵埃粒子及び花粉を吸着し、導入された空気汚染が濾過及び浄化の効果を達成する。図2Aに示すように、前記ファン21の気流経路は矢印で示す方向であり、ファン21は、濾過部材22の前側に設けられてもよく、濾過部材22の後側に設けられてもよい。なお、殺菌アセンブリ23は、濾過部材22に分解層をコーティングすることによる化学的な方法で殺菌する構成であってもよい。分解層は、空気汚染における有機物及び無機物を除去し、着色物質と臭気物質を除去する活性炭231であってもよい。分解層は、空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス、腸ウイルス、ノロウイルスを抑制し、その抑制率が99%以上に達し、ウイルスの交差感染を減らすのに寄与する二酸化塩素の清浄因子232であってもよい。分解層は、アレルギーに効果的に抵抗し、インフルエンザウイルス(例えば、H1N1)の表面タンパク質を破壊する銀杏及び日本のヌルデ(Rhus  chinensis)を含む草本保護層233であってもよい。分解層は、導入された空気汚染中のウイルス、細菌、真菌を抑制する銀イオン234であってもよい。分解層は、アンモニア態窒素、重金属、有機汚染物、大腸菌、フェノール、クロロホルム、及び陰イオン界面活性剤を除去するゼオライト235であってもよい。一実施例において、濾過部材22は、光照射による化学的方法を結合して空気汚染を除去してもよい。光照射は、光触媒236及び紫外線ランプ237を含む光触媒ユニットであってもよく、光触媒236が紫外線ランプ237によって照射されると、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、空気汚染における有害物質を分解して消毒殺菌することにより、濾過及び浄化の効果を達成することができる。光照射は、ナノチューブ238を含む光等離子ユニットであってもよく、ナノチューブ238により、導入された空気汚染を照射することで、空気汚染における酸素分子及び水分子を、高酸化性を有する光プラズマに分解し、破壊された有機分子を有するイオン気流を形成し、空気汚染に含まれる揮発性ホルムアルデヒド、トルエン、揮発性有機ガス(Volatile  Organic Compounds、VOC)などの気体分子を水と二酸化炭素に分解し、濾過・浄化の効果を達成する。一実施例において、濾過部材22は、分解ユニットの化学的方法を結合して空気汚染を除去してもよい。分解ユニットは、マイナスイオンユニット239であってもよく、これにより、導入された空気汚染におけるプラスに帯電した微粒子をマイナスに帯電したマイナスイオンユニット239に付着させることで、濾過と浄化の効果が得られる。分解ユニットは、プラズマイオンユニット230であってもよく、プラズマイオンにより空気汚染に含まれる酸素分子と水分子をイオン化させ、陽イオン(H+)と陰イオン(O2−)を発生させ、且つイオン周囲に水分子が付着している物質がウイルス及び細菌の表面に付着した後、化学反応により、強い酸化力を有する活性酸素(水酸基、OH基)に変換され、ウイルス及び細菌表面表面タンパク質の水素を奪い酸化分解し、導入された空気汚染を濾過清浄する効果を実現する。
 
特開2025-041994空気清浄機及び空気清浄機用のフィルター 明興産業株式会社
【課題】小型で浄化作用が高い空気清浄機を提供する。
【解決手段】空気清浄機1は、空気の吹出口211を有する筐体と、その筐体内に設けられ、前記筐体内に供給される空気に接触して当該空気を浄化するフィルター5とを備える。フィルター5は、前記供給される空気の通流方向と逆方向に凸となる凸形状を有しており、前記供給される空気の少なくとも一部は、フィルター5の凸面に沿って通流した後、吹出口211から外方へ排出される。
【請求項4】前記フィルターは、光触媒を担持させた多孔質体で構成され、前記フィルターに光を照射する光源をさらに備える、請求項1乃至3の何れかに記載の空気清浄機。
   多孔質体に光触媒を担持させる方法としては、光触媒の分散液を多孔質体に塗布したり含浸させたりするなど、公知のものを採用することができる。例えば、光触媒を含むコーディング剤を多孔質体にコーティングすることにより、多孔質体に光触媒を担持させることが可能である。
 
特表2025-508624対称流レスピレータ エックスシーエムアール インコーポレイテッド
【要約】吸込空気を処理してユーザに供給する吸気リアクタチャンバと、ユーザによって吐き出された排出空気を処理する呼気リアクタチャンバとを含む、防護レスピレータである。レスピレータは、紫外線C放射を使用して、ユーザをこの放射に曝すことなく、潜在的に有害な粒子を不活性化する。いくつかの実施形態において、レスピレータは、効率を高め、バッテリ寿命を延ばす、いくつかの特徴を含む。例えば、防護レスピレータは、吸気リアクタチャンバと呼気リアクタチャンバを交互に切り替えることで、およそ半分の電力を使用し得る。さらに、レスピレータは、ユーザの呼吸の強度に基づいてUVC放射の強度を調節し得る。さらに、リアクタチャンバキャビティが、各チャンバキャビティ内の放射照度を指数関数的に増加させる反射材料で裏打ちされ得る。さらに、各リアクタチャンバキャビティは、空気流を通過させるがUVC光子をリアクタチャンバキャビティ内に跳ね返す、流体透過性光子バリアを含み得る。
  いくつかの実施形態において、反射面480は、UVC線量の拡張と特定の脅威の不活化のために粒子を集塵するべく静電処理され得る。例えば、試薬のナノコーティングにより、反応性光触媒を備えたリアクタ120の有効性が向上し得る。
 
Bー7臭い
特開2025-033770悪臭抑制剤 花王株式会社
【課題】匂い知覚に金属が関与する嗅覚受容体による嗅覚機構を利用した悪臭抑制剤及び悪臭抑制方法の提供。
【解決手段】N−(3,7−ジメチル−7−ヒドロキシオクチリデン)アントラニル酸メチル、2−[(2−メチルウンデカン−1−イリデン)アミノ]安息香酸メチル及び2−メチル−2−ペンテン酸からなる群より選択される少なくとも1種を有効成分とする、匂い知覚に銅が関与する嗅覚受容体を活性化する物質に起因する悪臭の抑制剤。
  上述した本発明の悪臭抑制剤、及び悪臭を抑制するための組成物は、当該本発明の化合物からなる群より選択される少なくとも1種に加えて、消臭効果を有する他の成分、又は消臭剤や防臭剤に使用される任意の成分を、その目的に応じて適宜含有していてもよい。該消臭効果を有する他の成分としては、公知の消臭剤が何れも使用できるが、例えば、植物の葉、葉柄、実、茎、根、樹皮等の各部位から抽出された消臭有効成分(例えば、緑茶抽出物);乳酸、グルコン酸、コハク酸、グルタン酸、アジピン酸、リンゴ酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、クエン酸、安息香酸、サリチル酸等の有機酸、各種アミノ酸及びこれらの塩、グリオキサール、酸化剤、フラボノイド類、カテキン類、ポリフェノール類;活性炭、ゼオライトなどの多孔性物質;シクロデキストリン類などの包接剤;光触媒;各種マスキング剤、等が挙げられる。
 
Bー8ガス処理
Bー9抗菌・殺菌
特開2025-034603抗微生物組成物、成形体、抗微生物シート、防カビ剤組成物、及び、化合物の製造方法 ユシロ化学工業株式会社
【課題】抗微生物性の持続性に優れた抗微生物組成物を提供すること。
【解決手段】光増感剤(A)と、アルカノールアミン及びアミノカルボン酸より選択される1種以上の化合物(B)とを含有し、鉄イオンの含有量が、光増感剤(A)に対して50モル%以下である、抗微生物組成物。
  <光増感剤(A)> 光増感剤(A)は、光の作用により化合物(B)を分解し得るものであればよく、公知の光増感剤の中から適宜選択して用いることができる。光増感剤(A)としては、例えば、ナフタレン、アントラセン、フェナントレン、ピレン、ペリレン、ベンゾフェノン、フルオレン、ナフトキノン、アントラキノン、キサンテン、チオキサンテン、キサントン、イソアロキサジン、アロキサジン、フェノキサジン、フルオレセイン、フロキシン、チオキサントン、クマリン、ケトクマリン、シアニン、メロシアニン、オキソノール、ベンゾチアゾール、アクリジン、チアジン、オキサジン、インドリン、アズレン、アズレニウム、ポルフィリン、トリアリールメタン、フタロシアニン、フェノチアジン、スピロピラン、スピロオキサジン等の骨格を有する化合物;アクリドン、カルコン、ジベンザルアセトンなどの不飽和ケトン類;ベンジル、カンファーキノン等の1,2−ジケトン類;アゾ化合物、有機金属錯体などが挙げられる。光増感剤(A)は1種類を単独で、又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。上記各種骨格を有する化合物は、骨格を構成する炭素原子、窒素原子などが、置換基を有していてもよい。当該置換基としては、ハロゲン原子、水酸基;カルボキシ基、スルホ基等の酸性基;アミノ基、有機基などが挙げられ、酸性基及びアミノ基は塩形成していてもよく、有機基は更に置換基を有していてもよい。光増感剤(A)は、アニオン性、カチオン性、中性のいずれであってもよいが、化合物(B)の反応性の点から、中でも、アニオン性又は中性が好ましい。光増感剤(A)は、優れた光触媒作用が得られ、入手が容易な点から、三環系縮合環(Tricyclic)を有するものが好ましい。三環系縮合環としては、例えば、アントラセン、フェナントレン、フルオレン、アントラキノン、キサンテン、チオキサンテン、キサントン、イソアロキサジン、アロキサジン、フェノキサジン、フルオレセイン、チオキサントン、アクリジン、フェノチアジンなどの骨格を有する化合物が挙げられ、中でも、イソアロキサジン、アロキサジン、フェノチアジン、フルオレセイン、アントラキノン及びアクリジンより選択される骨格を有する化合物が好ましく、更に、可視光(例えば波長400〜600nm)による化合物(C)の徐放性の点からイソアロキサジン骨格又はアロキサジン骨格を有する化合物がより好ましい。フェノチアジン骨格を有する化合物の具体例としては、ペルフェアジン、クロルプロマジン、アセプロマジン、フェノチアジン、メチルフェノチアジン、メチレンブルーなどが挙げられ、化合物(C)の徐放性の点から、ペルフェアジン、クロルプロマジン又はアセプロマジンが好ましい。フルオレセイン骨格を有する化合物の具体例としては、フルオレセイン、フロキシン、ジブロモフルオレセイン、エオシンY、エオシンB、ローダミンB、ローダミン6G、ローズベンガルなどが挙げられ、組成物の徐放性の点から、フルオレセイン、フロキシン、ジブロモフルオレセイン、エオシンY、エオシンB、又はローズベンガルが好ましい。アントラキノン骨格を有する化合物の具体例としては、アントラキノンスルホン酸、アントラキノジスルホン酸、アントラキノンカルボン酸、2−アントラキノンスルホン酸、及びこれらのアルカリ金属塩などが挙げられる。アクリジン骨格を有する化合物の具体例としては、アクリジンオレンジ、アクリジンカルボン酸などが挙げられる。イソアロキサジン骨格又はアロキサジン骨格を有する化合物としては、下記一般式(1)で表される化合物、又は下記一般式(2)で表される化合物が挙げられる。これらの化合物によれば、例えば白色LEDなど比較的出力の小さい光源を用いた場合でも優れた光触媒効果が得られ光照射量に対する化合物(C)の生成効率が向上する。
 
Bー10水質浄化
特許7640826プラズマ微細気泡発生装置、及びこれを用いた水処理装置、並びに水処理方法 株式会社NSS−TOKYO
【課題】有機フッ素化合物等の難分解性有機物質が混入する汚染水等を浄化する、構造が簡単で操作が容易な水処理装置及び水処理方法を提供する。
【解決手段】水処理装置1は、処理槽10、プラズマ微細気泡発生器20及び高圧電源装置30から構成され、プラズマ微細気泡発生器20から流出する微細気泡FBを含む流体Fに、高圧電源装置30から高電圧を印加して微細気泡FB内部に放電プラズマを生成させ、これを処理槽10に収容された被処理水WDと混合することにより、被処理水WD中に存在する難分解性有機物質を分解処理する。
   PFOSやPFOAの処理については、光触媒による分解処理や吸着剤による吸着等の方法が提案されているが、一方、被処理液体中に微細気泡を発生させ、その微細気泡内にプラズマを発生することによって液体を浄化する方法が提案されている。この方法によれば、フッ素を除いて最も強い酸化剤として作用するOHラジカルを用いた促進酸化処理によっても分解できなかった有機フッ素化合物等の難分解性有機物質を、高速で分解処理することができるとの報告がされている。さらにこの方法によれば、微細気泡を液中に導入することにより、プラズマ形成に必要な絶縁破壊電圧を著しく低下させることができるので、ラジカルの生成効率が飛躍的に向上することが期待でき、水中プラズマ処理方式の課題の解決につなげることができるとの報告もされている。
 
特表2025-506476長時間作用性の洗濯に強い抗菌消臭繊維製品およびその製造方法 水木聚力接枝紡織新技術(深▲セン▼)有限公司
【要約】本発明は、無機光触媒粒子と炭素−炭素二重結合含有シランカップリング剤とを反応させて光触媒表面を炭素−炭素二重結合で修飾し、次に、電子ビームの照射によりグラフト重合を引き起こし、繊維製品で活性フリーラジカルを産生することにより、炭素−炭素二重結合官能基含有第4級アンモニウム塩単量体および炭素−炭素二重結合官能基で修飾された光触媒粒子のグラフト重合を引き起こし、それによりポリ第4級アンモニウム塩と光触媒粒子とを共有結合によって繊維製品に強固に固定させ、繊維製品に抗菌消臭の機能を付与することを含む、長時間作用性の洗濯に強い抗菌消臭繊維製品の製造方法に関する。本発明は、上記製造方法によって得られる繊維製品にも関する。本発明は、電子ビームによりグラフト重合反応を引き起こす方式により、第4級アンモニウム塩単量体と光触媒粒子とを共有結合によって繊維製品に結合させ、常温で行われ、製造された繊維製品の抗菌消臭基が繊維製品にしっかりと結合し、使用中に脱落しにくく、抗菌消臭機能が長く持続し、人体および環境に安全である。
【請求項1】長時間作用性の洗濯に強い抗菌消臭繊維製品の製造方法であって、製造方法は、繊維製品、無機光触媒粒子、炭素−炭素二重結合含有シランカップリング剤、炭素−炭素二重結合官能基含有第4級アンモニウム塩単量体を提供し、無機光触媒粒子と炭素−炭素二重結合含有シランカップリング剤とを反応させて光触媒表面を炭素−炭素二重結合で修飾し、電子ビームの照射によりグラフト重合を引き起こし、繊維製品で活性フリーラジカルを産生することにより、炭素−炭素二重結合官能基含有第4級アンモニウム塩単量体および炭素−炭素二重結合官能基で修飾された光触媒粒子のグラフト重合を引き起こし、それによりポリ第4級アンモニウム塩と光触媒粒子とを共有結合によって繊維製品に強固に固定させ、繊維製品に抗菌消臭の機能を付与することを含むことを特徴とする、前記製造方法。
【請求項2】無機光触媒粒子は、TiO2、ZnO、WO3、Fe2O3、SnO2、SrTiO3、SiO2粒子からなる群のうちの少なくとも一種であることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】炭素−炭素二重結合含有シランカップリング剤は、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリt−ブトキシシラン、ビニルトリt−ブチルパーオキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、アクリロイルオキシエチルトリメトキシシラン、アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、メタクリロイルオキシエチルトリメトキシシラン、メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシランからなる群のうちの少なくとも一種であることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
【請求項4】無機光触媒粒子と炭素−炭素二重結合含有シランカップリング剤との反応は、無機光触媒粒子を炭素−炭素二重結合含有シランカップリング剤の水またはエタノール溶液に浸漬して、炭素−炭素二重結合で修飾された光触媒粒子を得る反応であることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】炭素−炭素二重結合含有シランカップリング剤の水またはエタノール溶液の濃度は、0.1%〜50%であることを特徴とする請求項4に記載の製造方法。
【請求項6】無機光触媒粒子を炭素−炭素二重結合含有シランカップリング剤の水またはエタノール溶液に浸漬した反応における反応温度は、−10℃〜50℃であり、反応時間は、5分間〜72時間であることを特徴とする請求項4に記載の製造方法。
【請求項7】炭素−炭素二重結合官能基含有第4級アンモニウム塩単量体は、アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド、アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムブロミド、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムブロミド、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド、ジメチルジアリルアンモニウムブロミド、(3−アクリルアミドプロピル)トリメチルアンモニウムクロリド、(3−アクリルアミドプロピル)トリメチルアンモニウムブロミドからなる群のうちの少なくとも一種であることを特徴とする 請求項1に記載の製造方法。
【請求項8】電子加速器の電子ビームを利用して繊維製品、炭素−炭素二重結合で修飾された光触媒粒子および炭素−炭素二重結合官能基含有第4級アンモニウム塩単量体を照射して、グラフト重合を引き起こすことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
【請求項9】電子ビームのエネルギーは、100keV〜10MeVの間であることを特徴とする請求項9に記載の製造方法。
【請求項10】電子ビームの電流強度は、5mA〜2Aの間であることを特徴とする請求項9に記載の製造方法。
【請求項11】吸収線量は、1kGy〜300kGyの間であることを特徴とする請求項9に記載の製造方法。
【請求項12】長時間作用性の洗濯に強い抗菌消臭繊維製品であって、当該長時間作用性の洗濯に強い抗菌消臭繊維製品は、請求項1〜11のいずれか1項に記載の製造方法によって得られることを特徴とする、前記長時間作用性の洗濯に強い抗菌消臭繊維製品。
【請求項13】当該長時間作用性の洗濯に強い抗菌消臭繊維製品は、織布、編地、不織布、または糸であることを特徴とする請求項12に記載の長時間作用性の洗濯に強い抗菌消臭繊維製品。
【請求項14】光触媒粒子の繊維製品におけるグラフト率は、0.01%〜10%の間であり、第4級アンモニウム塩単量体の繊維製品におけるグラフト率は、0.1%〜200%の間であることを特徴とする請求項12に記載の長時間作用性の洗濯に強い抗菌消臭繊維製品。
 
Bー11親水性
特許7492072電磁波反射板および電磁波反射装置 凸版印刷株式会社
【課題】本発明は、素子パターンの割れや欠け、脱落、剥がれなどの破損もしくは寸法誤差に対する耐久性の高い電磁波反射板を提供する。
【解決手段】本発明の電磁波反射板は、誘電体層と複数の素子パターン14よりなる反射制御領域を含み、素子パターンの平面形状は丸角部Arまたは丸隅部Brを含むことを特徴とする。丸角部は、平面視したとき、曲率円Aの曲率半径が素子幅wxの基準長の1/2以下の長さの円弧を含み、丸隅部は、平面視したとき、曲率円Bの曲率半径が素子幅wx基準長の3倍以下の長さの円弧を含むことが好ましい。また、本発明の電磁波反射板は、素子パターンの断面形状は丸角部または丸隅部を含むものでもよい。丸角部は、断面視したとき、曲率円の曲率半径が前記素子パターンの厚さの1/6以上の長さの円弧を含み、丸隅部は、断面視したとき、曲率円の曲率半径が前記素子パターンの厚さの1/6以上の長さの円弧を含むことが好ましい。
  防汚、抗菌、抗ウィルス性 リフレクトアレイに防汚性を付与する方法として、親水性や撥水性を有する基材を積層したりコーティングしたりすることが感がられる。親水性を有する材料として、光触媒材料やシリカ系材料などを用いることができる。撥水性を有する材料として、フッ素樹脂系、シリコーン系などの材料を用いることができる。抗菌、抗ウィルス性材料として光触媒 材料、塩素系、カチオンポリマーを成分とする有機系、銀や亜鉛など金属担持系などが含まれた材料を用いることができる。形成方法としては、これら材料フィルムとして積層するまたはコーティング加工に用いる、誘電体層12の形成時に混合する、等の方法を採用することができる。
 
Bー12園芸・野菜・果樹・鮮度・冷蔵庫
特開2025-037790貯蔵方法、運搬方法、貯蔵装置及び運搬装置 シャープ株式会社
【課題】本発明は、貯蔵庫、貯蔵容器又は貯蔵バッグに貯蔵した野菜、果物及び花卉のうち少なくとも1つが傷むことを抑制することができる貯蔵方法を提供する。
【解決手段】本発明の貯蔵方法は、貯蔵庫内、貯蔵容器内又は貯蔵バッグ内にエチレンガスを供給するガス供給ステップと、野菜、果物及び花卉のうち少なくとも1つを貯蔵している前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内の光触媒に光を照射することにより前記エチレンガスを分解する照射ステップとを有することを特徴とする。
【請求項1】貯蔵庫内、貯蔵容器内又は貯蔵バッグ内にエチレンガスを供給するガス供給ステップと、
野菜、果物及び花卉のうち少なくとも1つを貯蔵している前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内の光触媒に光を照射することにより前記エチレンガスを分解する照射ステップとを有することを特徴とする貯蔵方法。
【請求項2】前記エチレンガスを前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内に供給した後の前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内のエチレンガス濃度は、5ppm以上160ppm以下である請求項1に記載の貯蔵方法。
【請求項3】前記照射ステップは、少なくとも前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内のエチレンガス濃度が2ppm以下になるまで前記光触媒に光を照射するステップである請求項2に記載の貯蔵方法。
【請求項4】前記光触媒は、酸化タングステンを含む請求項1〜3のいずれか1つに記載の貯蔵方法。
【請求項5】野菜、果物及び花卉のうち少なくとも1つを貯蔵するための貯蔵庫、貯蔵容器又は貯蔵バッグと、前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内に配置された光触媒と、前記光触媒に光を照射するように設けられた光照射部と、前記貯蔵庫内、前記貯蔵容器内又は前記貯蔵バッグ内にエチレンガスを供給するように設けられたエチレンガス供給部とを備える貯蔵装置。
【請求項6】荷室内、運搬容器内又は運搬用バッグ内にエチレンガスを供給するガス供給ステップと、野菜、果物及び花卉のうち少なくとも1つを収容している前記荷室内、前記運搬容器内又は前記運搬用バッグ内の光触媒に光を照射することにより前記エチレンガスを分解する照射ステップとを有することを特徴とする運搬方法。
【請求項7】野菜、果物及び花卉のうち少なくとも1つを収容するための荷室、運搬容器又は運搬用バッグと、前記荷室内、前記運搬容器内又は前記運搬用バッグ内に配置された光触媒と、前記光触媒に光を照射するように設けられた光照射部と、前記荷室内、前記運搬容器内又は前記運搬用バッグ内にエチレンガスを供給するように設けられたエチレンガス供給部とを備える運搬装置。
 
特開2025-042349アブラナ科野菜のグルコシノレート含有量向上方法、並びに、グルコシノレート含有アブラナ科野菜の生産方法 カゴメ株式会社
【課題】本発明が解決しようとする課題は、アブラナ科野菜のグルコシノレート含有量を長期間維持する方法を提供することである。
【解決手段】 本発明に係るアブラナ科野菜のグルコシノレート含有量向上方法を構成するのは、少なくとも、栽培である。栽培において、アブラナ科野菜が栽培される。前記栽培において、アブラナ科野菜に養液が与えられる。前記養液の硫酸イオン濃度は、3000ppm以上である。前記栽培において、アブラナ科野菜に人工光が照射される。前記栽培における栽培期間は、30日以上である。
  養液は、必要に応じて循環させてもよい。養液を循環させる場合、養液を殺菌又は除菌することが好ましい。養液を殺菌又は除菌する方法を例示すると、オゾン処理、UV照射、光触媒処理、熱処理、膜等によるろ過処理等である。養液を与える量は、植物の種類や生育培地等により適宜調整すればよく、特に限定されない。養液を与える期間は、栽培期間であり、単回ではなく、栽培期間をとおして連続して与えることが好ましい。栽培期間については、後述する。
 
Bー13電機関連
特開2025-039575金属錯体 ユー・ディー・シー アイルランド リミテッド
【課題】本発明は、有機エレクトロルミネッセンス素子における発光体としての使用に適した金属錯体に関するものである。
【解決手段】本発明は、金属錯体および前記金属錯体を含む電子素子、特に有機エレクトロルミネッセンス素子に関する。
  電子素子は、アノード、カソードおよび少なくとも1層(この層は少なくとも1つの有機または有機金属化合物を含んでなる)を具備してなる任意の素子を意味するものと解される。よって、本発明による電子素子は、アノード、カソードおよび少なくとも1つの上記に記載の式(1)の化合物を含んでなる少なくとも1つの層を含んでなる。好ましい電子素子は、なくとも1つの層に上述の式(1)の少なくとも1つの化合物を含んでなる、有機エレクトロルミネッセンス素子(OLED、PLED)、有機集積回路(O−IC)、有機電界効果トランジスタ(O−FET)、有機薄膜トランジスタ(O−TFT)、有機発光トランジスタ(O−LET)、有機太陽電池(O−SC)、有機光学検査器、有機光受容器、有機電場消光素子(O−FQD)、発光電子化学電池(LEC)、および有機レーザーダイオード(O−laser)からなる群から選択される。特に好ましくは、有機エレクトロルミネッセンス素子である。活性成分は、通常アノードとカソードの間に導入された有機または無機材料、例えば電荷注入、電荷輸送もしくは電荷ブロック材料、特には発光材料およびマトリックス材料、である。本発明の化合物は、有機エレクトロルミネッセンス素子中の発光材料として、特に良好な特性を示す。本発明の好ましい形態は、それゆえ、有機エレクトロルミネッセンス素子である。さらに、本発明の化合物は、一重項酸素の生成に、光触媒反応に、または光変換(例えば、ピクセルカラーコンバーター(PCC))に使用されてもよい。
 
Bー14健康・医療
特許7648060根管治療システム 株式会社吉田製作所  藤栄電気株式会社
【課題】短期間かつ簡便に根管を治療することが可能な根管治療システムを提供する。
【解決手段】 管治療システム1は、被験者の歯牙2の根管2a内に注入された注入液IS内に配置される触媒部40と、被験者の口腔内に配置され、触媒部40に励起エネルギーを付与することによって当該触媒部40に触媒作用を起こさせる励起エネルギー付与部30Aと、被験者の口腔外に配置され、励起エネルギーを供給する励起エネルギー供給装置10Aと、発生した励起エネルギーを励起エネルギー付与部30Aに伝達する伝達部20Aと、を備え、触媒部40は、励起エネルギーによって触媒作用を起こし、注入液IS内にフリーラジカルを発生させる。
  <触媒部>触媒部40は、根管内電極31Aの外周面(より好ましくは、先端部の外周面)に配置されている。触媒部40は、根管2a内に注入された注入液IS内に配置されており、励起エネルギー供給装置10から供給された励起エネルギーによって触媒作用を起こし、注入液IS内にフリーラジカルを発生させる。本実施形態において、触媒部40は、励起エネルギーとしての電力によって、フリーラジカルを発生させる。触媒部40の材料としては、n型半導体である金属酸化物半導体(光活性を有するアナターゼ型又はルチル型の酸化チタン(TiO2、すなわち、二酸化チタン)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化タングステン(WO3)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)等)、金属硫化物(硫化亜鉛(ZnS)等)等が挙げられる。これらの物質は、光が照射されることによって触媒作用を起こす光触媒であり、光以外にも電力又は振動によって励起エネルギーが付与された場合にも触媒作用を起こす。
 
 本発明の第五の実施形態に係る根管治療システム1Eにおいて、前記励起エネルギー供給装置10Eは、光源16を備え、前記伝達部20Eは、前記光源16からの光が伝達される光ファイバーであり、前記励起エネルギー付与部30Eは、前記光ファイバーの先端部から露出する当該光ファイバーのコア33である。したがって、根管治療システム1Eは、光による励起エネルギー付与(光触媒作用)によってフリーラジカルを発生させ、根管2aを好適に治療することができる。
 
特許7648061根管治療システム及び根管内電極ユニット 株式会社吉田製作所 藤栄電気株式会社
【課題】装置数を低減するとともに短期間かつ簡便に根管を治療することが可能な根管治療システムを提供する。
【解決手段】根管治療システム1Aは、被験者の歯牙2の根管2a内に配置される根管内電極31Aと、被験者の身体に配置される対向電極32と、被験者の口腔外に配置され、根管内電極31A及び対向電極32に根尖位置検知信号を電力として供給する電力供給部11Aと、根管内電極31A及び対向電極32に根尖位置検知信号が付与された状態で、根管2aの先端部である根尖2a1の位置を検知する根尖位置検知部12cと、を備えるシステムであって、根管内電極31Aに配置される触媒部40を備え、触媒部40は、根管2a内に注入された注入液IS内で電力によって触媒作用を起こすことによって、注入液IS内にフリーラジカルを発生させる。
 <触媒部>触媒部40は、根管内電極31Aの外周面(より好ましくは、先端部の外周面)に配置されている。触媒部40は、根管2a内に注入された注入液IS内に配置されており、励起エネルギー供給装置10Aから供給された励起エネルギーによって触媒作用を起こし、注入液IS内にフリーラジカルを発生させる。本実施形態において、触媒部40は、励起エネルギーとしての電力によって、フリーラジカルを発生させる。触媒部40の材料としては、n型半導体である金属酸化物半導体(光活性を有するアナターゼ型又はルチル型の酸化チタン(TiO2、すなわち、二酸化チタン)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化タングステン(WO3)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)等)、金属硫化物(硫化亜鉛(ZnS)等)等が挙げられる。これらの物質は、光が照射されることによって触媒作用を起こす光触媒であり、光以外にも電力又は振動によって励起エネルギーが付与された場合にも触媒作用を起こす。     
 
特開2025-037992製薬方法及び中間体 アストラゼネカ・アクチエボラーグ
【課題】化合物4−{4−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−6−[1−((R)−S−メチルスルホンイミドイル)シクロプロピル]ピリミジン−2−イル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(以後、式(I)の化合物と呼ぶ)を安全に、費用効果を高め、効率的に、環境に配慮して製造するための中間体を提供する。
【解決手段】例えば、式(III)の化合物を酸化酵素と反応させることによる、式(I)の化合物の製造中間体である式(II)[式中、LG1は脱離基である]の化合物を提供する。
【請求項8】式(IV)の化合物が、式(XIII):【化9】の化合物を、光及び光触媒の存在下で2,4−二官能化ピリミジンと反応させることによって調製され、R1が、フタルイミド基又はテトラクロロフタルイミド基である、請求項2に記載の方法。
 代替のベンゾニトリル光触媒、イソフタロニトリル光触媒又は他の光触媒を、上記の3DPA2FBN触媒の代わりに使用することが可能であり、当業者であれば、光酸化還元反応をそれに応じて適応させることができる。上記の光酸化還元反応における3DPA2FBN光触媒を、2,3,4,5,6−ペンタキス(3,6−ジフェニルカルバゾール−9−イル)ベンゾニトリル光触媒又は2,4,6−トリス(ジ−4−ビフェニリルアミノ)−3,5−ジフルオロベンゾニトリル光触媒と置き換えることが可能である。これらの光触媒の合成が下に記載される。
 
Bー15その他
特開2025-029241抽出溶媒系廃棄物の減容化方法 愛知電機株式会社  国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 国立大学法人九州大学
【課題】核物質等を含む抽出溶媒系廃棄物の減容化を図る技術を提供する。
【解決手段】核物質等を含む試料に、抽出剤を溶解した希釈剤を加え、当該抽出剤に核物質等を吸着させて錯体を形成し、溶媒抽出法によって、当該錯体を含む水溶液を分離する。分離した錯体を含む水溶液にプラズマを照射することで、水溶液を引火性のない廃液とガスに分解することで減容化する。放射性である場合には、減容化した廃液はガラス固化処理し、地層処分可能となる。
  特許文献1記載の技術は、放射性アルカリ廃液を貯蔵タンクに供給する際に、光触媒の酸化チタンによって1回目の酸化分解処理をし、次に紫外線照射により2回目の酸化分解処理を行う。この2回の分解処理によって、TBPから放射化分解された微量のDBP(リン酸ジブチル)が分解処理される。その後、硝酸によって中和することによって、ガラス固化処分が可能な中和物を形成することができる。
 
特開2025-030766環境配慮型建物 大和ハウス工業株式会社
【課題】屋根勾配に左右されることなく、狭小敷地においても自然エネルギーを有効利用することのできる、環境配慮型建物を提供すること。
【解決手段】環境配慮型建物100において、建物の屋根10にパラペット40が設けられており、建物の外壁20の外周面、パラペット40の外周面、もしくは外壁20の外周面からパラペット40の外周面に跨がる領域に、建材一体型太陽光発電パネル50が設置されている。
 尚、4方向のパラペット40の全てに建材一体型太陽光発電パネル50が設置される図示例の形態の他にも、3方向、2方向、いずれか1つの方向のパラペット40に建材一体型太陽光発電パネル50が設置される形態であってもよい。また、フラットな屋根面11やパラペット40の背面(屋根面11側)において、不図示の従来一般の太陽光パネルや光触媒パネル等の各種パネルが設置されてもよい。
 
特開2025-035771ギ酸の製造方法 国立大学法人高知大学
【課題】本発明は、再生可能資源でもある糖類からギ酸を容易かつ効率的に製造できる方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るギ酸の製造方法は、酸素の存在下、酸化セリウム触媒を含む糖類水溶液に光を照射する工程を含み、前記酸化セリウム触媒が、酸化セリウム(IV)、酸化セリウム(III)および水酸化セリウムを含むことを特徴とする。
  酸化セリウム触媒は、酸化セリウム(IV)(CeO2)、酸化セリウム(III)(Ce2O3)および水酸化セリウム(Ce(OH)x(式中、xは3または4を示す。))を含む。本発明者らによる実験的知見によれば、代表的な光触媒である酸化チタン(TiO2)を用いると、グルコースはギ酸にとどまらず二酸化炭素まで分解されてしまう。その理由としては、酸化チタンのバンドギャップは3.2eVと比較的大きく、励起のために比較的大きなエネルギーが必要であり、強い還元力と酸化力を有することから、グルコースがギ酸から更に二酸化炭素にまで酸化的分解されてしまうと考えられる。それに対して、酸化セリウム(IV)のバンドギャップは3.0eVと比較的小さい上に、酸化セリウム(III)による酸素欠陥や水酸化セリウムにより、バンドギャップは更に小さくなっている。その結果、本発明に係る酸化セリウム触媒は、紫外光などの高エネルギー光のみならず可視光でも励起され、また、比較的弱い酸化力により、生成した目的化合物であるギ酸はそれ以上分解されないか或いはほとんど分解されないと考えられる。
 
  (3)光触媒反応 試験管に、超純水(5mL)、グルコース(28μmol,1000ppm)、調製した触媒(50mg)、及び攪拌子を入れ、気相を酸素で満たし、W栓で密閉した。反応液を攪拌しつつ、水銀灯からλ>300nmの紫外線を常温で4時間照射した。 反応開始前、及び反応開始から1時間毎に液相と気相の試料を取得し、液相試料を下記条件のHPLCで、気相試料を下記条件のGC−TCDで分析した。 [HPLC条件]  カラム: 糖・有機酸同時分析用カラム(「SUGAR SH1821」Resonac社製)  検出器: 示差屈折検出器(RID)  カラム温度: 50℃  移動相: 5mM硫酸  流量: 0.5mL/min [GC−TCD条件]  カラム: 「Porapak Q−S」ジーエルサイエンス社製  検出器: 熱伝導度検出器(TCD)  移動相: He
 
特開2025-037087積層体 ジャパンコンポジット株式会社
【課題】難燃性に優れる積層体を提供すること。
【解決手段】積層体100は、第1繊維34を含む第1繊維領域1と、第1難燃成分37、42を含む第1樹脂組成物の硬化物を含む第1難燃領域11と、第2繊維44を含む第2繊維領域2とを厚み方向一方側に向かって順に備える。第1繊維34および第2繊維44は、6μm以上20μm以下の繊維径を有する単繊維が、1本以上150本以下で集束してなる単繊維および/または繊維束である。第1繊維領域1において、第1繊維34の単位面積当たりの質量が、150g/m2以上1000g/m2以下である。第2繊維領域2において、第2繊維44の単位面積当たりの質量が、150g/m2以上1000g/m2以下である。第1難燃成分37、42は、粉状難燃剤を含む。
  添加剤としては、例えば、充填材、重合禁止剤、硬化剤、離型剤、増粘剤、着色剤、湿潤分散剤、柄材、抗菌剤、親水剤、光触媒、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、分離防止剤、シランカップリング剤、帯電防止剤、チクソ付与剤、チクソ安定剤、および、重合促進剤が挙げられる。添加剤は、単独使用または2種以上併用できる。
 
特開2025-038110繊維と無機粒子との複合繊維を含有する顆粒 日本製紙株式会社
【課題】本発明の課題は、繊維と無機粒子の複合繊維を含む、流動性に優れた顆粒を提供することである。
【解決手段】本発明によって、繊維と無機粒子との複合繊維を含む顆粒が提供され、本発明に係る顆粒は、粒径が0.1〜10mmであり、含水率が60%未満である。
 本発明の複合繊維は、製紙用途に適用してもよく、例えば、印刷用紙、新聞紙、インクジェット用紙、PPC用紙、クラフト紙、上質紙、コート紙、微塗工紙、包装紙、薄葉紙、色上質紙、キャストコート紙、ノンカーボン紙、ラベル用紙、感熱紙、各種ファンシーペーパー、水溶紙、剥離紙、工程紙、壁紙用原紙、難燃紙(不燃紙)、積層板原紙、プリンテッドエレクトロニクス用紙、バッテリー用セパレータ、クッション紙、トレーシングペーパー、含浸紙、ODP用紙、建材用紙、化粧材用紙、封筒用紙、テープ用紙、熱交換用紙、化繊紙、減菌紙、耐水紙、耐油紙、耐熱紙、光触媒紙、化粧紙(脂取り紙など)、各種衛生紙(トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ワイパー、おむつ、生理用品等)、たばこ用紙、板紙(ライナー、中芯原紙、白板紙など)、紙皿原紙、カップ原紙、ベーキング用紙、研磨紙、合成紙などが挙げられる。すなわち、本発明によれば、一次粒子径が小さくかつ粒度分布の狭い無機粒子と繊維との複合体を得ることができるため、2μm超の粒子径を有していた従来の無機填料とは異なった特性を発揮させることができる。更には、単に無機粒子を繊維に単に配合した場合と異なり、無機粒子を繊維と複合体化しておくと、無機粒子がシートに歩留易いだけでなく、凝集せずに均一に分散したシートを得ることができる。本発明における無機粒子は、好ましい態様において、繊維の外表面・ルーメンの内側に定着するだけでなく、ミクロフィブリルの内側にも生成することが電子顕微鏡観察の結果から明らかとなっている。
 
特開2025-041801シロキサン積層造形用組成物 スペクトロプラスト アクチェンゲゼルシャフト
【課題】積層造形用組成物を製造するためのプロセスを提供する。
【解決手段】少なくとも1つのアルケニル誘導体化ポリシロキサンおよび式(I):R1(R)2SiO((R3R4)SiO)xSi(R)2R2(I)(式中、Rは独立してC(1−12)アルキルであり、R1、R2、R3、R4は独立してC(1−12)アルキル、またはメルカプト−C(1−12)アルキルであり、xは1またはそれ以上であり、ただし、R1、R2、R3、R4の少なくとも1つがメルカプト−C(1−12)アルキルである)の少なくとも1つのメルカプト誘導体化ポリシロキサン架橋剤を含む積層造形用組成物であって、少なくとも1つのアルケニル誘導体化ポリシロキサンおよび少なくとも1つのメルカプト誘導体化ポリシロキサン架橋剤が安定したエマルジョンを形成する積層造形用組成物。
   さらなる実施形態では、積層造形用組成物は、光触媒反応が直接曝露の領域に限定され、時期尚早に開始されず、適切な貯蔵寿命を保証することを可能にするように、少なくとも1つの抑制剤をさらに含む。適切な抑制剤は、たとえば、光重合に使用される光源のビーム波長の範囲で吸収極大を有する光遮断剤、または光を吸収する、および再送達しない、(無機または有機)着色顔料(たとえば、カーボンブラック、ブルー、レッド)、有機染料などの、着色剤を含む。他の適切な抑制剤(特に透明組成物用)は、蛍光剤/蛍光増白剤、フォトクロミック染料およびサーモクロミック染料、ロイコ染料、または光を吸収して異なる周波数で光を発する吸収剤を含む。
 
特表2025-507560N−(1−メチルシクロプロピル)−2−(3−ピリジニル)−2H−インダゾール−4−カルボキサミド及びその中間体の調製 エフ エム シー コーポレーション
【要約】殺虫剤N−(1−メチルシクロプロピル)−2−(3−ピリジニル)−2H−インダゾール4−カルボキサミドを調製する方法が開示される。その中間体であるN−(1−メチルシクロプロピル)−2−(3−ピリジニル)−2H−インダゾール4−カルボキサミドを調製する方法も開示される。
  いくつかの態様では、光触媒は、可視光光触媒である。本開示の範囲内の光触媒の非限定的な例としては、4CzIP、CZS1、CzS2、2Cz−DPS、2TCz−DPSN、fac−Ir(ppy)3、[Ir(ppy)2(dtbbpy)]PF6、[Ir(dF(CF3)ppy)2(bpy)]PF6、[Ir(dF(CF3)ppy)2(dtbbpy)]PF6、[Ir(dF(Me)ppy)2(bpy)]PF6、[Ir(F(Me)ppy)2(bpy)]PF6、[Ru(bpy)3](PF6)2、[Acr−Mes]ClO4、エオシンY及びローズベンガルが挙げられる。いくつかの態様では、光触媒は、4CzIP又はIr(ppy)2(dtbbpy)PF6である。
 
特表2025-507561N−(1−メチルシクロプロピル)−2−(3−ピリジニル)−2H−インダゾール−4−カルボキサミド及びその中間体の調製 エフ エム シー コーポレーション
【要約】殺虫剤N−(1−メチルシクロプロピル)−2−(3−ピリジニル)−2H−インダゾール4−カルボキサミドを調製する方法が開示される。その中間体であるN−(1−メチルシクロプロピル)−2−(3−ピリジニル)−2H−インダゾール4−カルボキサミドを調製する方法も開示される。
  ステップ1は、以下の反応スキーム【化9】に従い、酢酸と、化合物100と、塩基と、光触媒と、溶媒系とを含む反応混合物を形成することと、少なくとも1つの光源から放射される光に曝露することによって反応混合物を反応させて、化合物110を含む反応生成物混合物を形成することとを含む。
 
   本明細書で使用される「光触媒」という用語は、所定のバンドギャップよりも高いエネルギーを有する光の照射によって光触媒活性を示す物質を指す。いくつかの態様では、光触媒は、可視光光触媒であり得、その非限定的な例としては、4CzIP、CZS1、CzS2、2Cz−DPS、2TCz−DPSN、fac−Ir(ppy)3、[Ir(ppy)2(dtbbpy)]PF6、[Ir(dF(CF3)ppy)2(bpy)]PF6、[Ir(dF(CF3)ppy)2(dtbbpy)]PF6、[Ir(dF(Me)ppy)2(bpy)]PF6、[Ir(F(Me)ppy)2(bpy)]PF6、[Ru(bpy)3](PF6)2、[Acr−Mes]ClO4、エオシンY及びローズベンガルが挙げられる。いくつかの態様では、光触媒は、金属酸化物半導体、例えば、限定するものではないが、酸化チタン、酸化タングステン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化鉄、酸化ビスマス、バナジン酸ビスマス及びチタン酸ストロンチウムなどの1つ又は組み合わせであり得る。
 
   いくつかの態様では、光触媒は、可視光光触媒である。本開示の範囲内の光触媒の非限定的な例としては、4CzIP、CZS1、CzS2、2Cz−DPS、2TCz−DPSN、fac−Ir(ppy)3、[Ir(ppy)2(dtbbpy)]PF6、[Ir(dF(CF3)ppy)2(bpy)]PF6、[Ir(dF(CF3)ppy)2(dtbbpy)]PF6、[Ir(dF(Me)ppy)2(bpy)]PF6、[Ir(F(Me)ppy)2(bpy)]PF6、[Ru(bpy)3](PF6)2、[Acr−Mes]ClO4、エオシンY及びローズベンガルが挙げられる。いくつかの態様では、光触媒は、4CzIP又はIr(ppy)2(dtbbpy)PF6である。
 
特表2025-508087プレセラミック樹脂及び多孔質のポリマー由来セラミック ユニバーシティ・オブ・タスマニア
【要約】本開示は、多孔質のポリマー由来セラミック材料を形成する有機ケイ素プレセラミック樹脂組成物に関する。本開示はまた、多孔質の有機ケイ素ポリマー由来セラミック材料、多孔質の有機ケイ素ポリマー由来セラミック材料を形成する方法に関する。
  「重合条件」とは、重合反応が起こる条件である。限定されるものではないが、縮合反応を含む段階成長重合、及びカチオン付加反応若しくはアニオン付加反応、又は熱的フリーラジカル反応若しくは光触媒フリーラジカル反応を含む連鎖成長重合を含む多数の重合反応の化学が適用可能である。選択される重合条件は、官能化有機ケイ素モノマー(複数の場合もある)の重合性官能基に依存することになり、モノマー同士を架橋することが意図される。
 
実登3250577燃焼の安定化およびプラズマ支援燃焼のためのナノセラミックプラズマ触媒 エフェンコ オーウー
【課題】プラズマ支援燃焼を開始および維持するためのセラミック−マトリックスナノコンポジットの形態のプラズマ触媒を提供する。
【解決手段】ナノコンポジットは、少なくとも、ナノポーラスウェハ602を含む第1の部分と、第1の部分の細孔603に堆積された結晶性ナノウィスカ604、605、606を含む第2の部分とを有する構造であり、ナノポーラスウェハが、周期表のIUPAC第4族のTi、Zr、Hfの金属酸化物、第5族のV、Nb、Taの金属酸化物、第6族のWの金属酸化物および第13族のAlの金属酸化物、ケイ素/二酸化ケイ素および炭化ケイ素のうちの少なくとも1つを含み、ナノウィスカは、直径が1〜100nmで、直径に対する長さのアスペクト比が100を超え、第1の部分および第2の部分が、多層薄膜またはウェハの形態の上部カバー601によって覆われる。
   先行技術の代表的なサンプルは、以下の文献から知られている。米国特許第7592564号明細書−複数の放射線源を用いたプラズマ生成および処理、米国特許第7608798号明細書−プラズマ触媒、米国特許出願公開第2019321799号明細書−メタンからの水素の接触非熱プラズマ生成のための誘電体バリア放電反応器、韓国特許第20190092939号公報−同じ反応器のための光触媒で被覆されたアンモニア充填材料の除去および同じ充填材料の調製のためのプラズマ−光触媒反応器、中国特許第109999817号明細書−Cu/ZnO−ZrO2固溶体触媒およびグロー放電プラズマ支援調製方法およびその適用、韓国特許第20180116952号公報−プラズマおよび触媒型乾式改質装置および方法、国際公開第2009116868号パンフレット−合成ガスの製造のための前記化合物のマイクロ波支援プラズマ分解におけるアルカリ金属またはアルカリ土類金属含有有機材料および複合材料の使用方法、中国特許第108895482号明細書−放電プラズマによって支援された燃焼火炎安定器。
 
B−16光触媒を防ぐ・効果無し
特開2025-033594インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、並びに、水性インク及び水性反応液のセット キヤノン株式会社
【課題】非吸収性の記録媒体に記録した際にも、重ねて付与された画像の耐擦過性に優れるインクジェット記録方法などの提供。
【解決手段】水性インク、及び水性インクと反応する反応剤を含有する水性反応液を記録ヘッドから吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法である。水性反応液を記録媒体に付与する反応液付与工程と、記録媒体の水性反応液が付与される領域の少なくとも一部に重なるように第1インクを付与する第1インク付与工程と、記録媒体を乾燥する乾燥工程と、水性反応液及び第1インクが付与される領域の少なくとも一部に重なるように第2インクを付与する第2インク付与工程と、をこの順に有する。第1インクが、顔料、樹脂粒子、ワックス、及びワックスを分散させるためのノニオン性分散剤を含有し、第2インクが、顔料、及び樹脂粒子を含有し、水性反応液が、多価金属塩を含有する。
   酸化チタンは、無機酸化物や有機物で表面を被覆(表面処理)されていてもよい。なかでも、アルミナ及びシリカで表面処理が施されているものを用いることが好ましい。表面処理により光触媒活性能の抑制や分散性の向上が期待される。本明細書において、「アルミナ」は、酸化アルミニウムのようなアルミニウムの酸化物の総称である。また、本明細書において、「シリカ」は、二酸化ケイ素、又は二酸化ケイ素によって構成される物質の総称である。酸化チタンを被覆するアルミナ及びシリカの大部分は、二酸化ケイ素及び酸化アルミニウムの形態で存在している。
 
特開2025-036158インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、並びに、水性インク及び水性反応液のセット キヤノン株式会社
【課題】難〜非吸収性の記録媒体に複数のインクを重ねて付与した際にも、鮮鋭性に優れる画像を記録することができるインクジェット記録方法などの提供。
【解決手段】第1インク、第2インク、第1反応液、第2反応液を、記録ヘッドからそれぞれ吐出して記録媒体の少なくとも一部の領域で互いに重なるように記録媒体に付与して画像を記録するインクジェット記録方法である。第1反応液を記録媒体に付与する第1反応液付与工程、第1反応液付与工程の後に第1インクを記録媒体に付与する第1インク付与工程、第1インク付与工程の後に第2インクを記録媒体に付与する第2インク付与工程、及び、第1インク付与工程の後に第2反応液を前記記録媒体に付与する第2反応液付与工程、を有する。第2反応液の表面張力は、第1反応液の表面張力よりも高い。
  酸化チタンは、無機酸化物や有機物で表面を被覆(表面処理)されていてもよい。なかでも、アルミナ及びシリカで表面処理が施されているものを用いることが好ましい。表面処理により光触媒活性能の抑制や分散性の向上が期待される。本明細書において、「アルミナ」は、酸化アルミニウムのようなアルミニウムの酸化物の総称である。また、本明細書において、「シリカ」は、二酸化ケイ素、又は二酸化ケイ素によって構成される物質の総称である。酸化チタンを被覆するアルミナ及びシリカの大部分は、二酸化ケイ素及び酸化アルミニウムの形態で存在している。酸化チタン粒子に占める、アルミナ及びシリカの割合、すなわち、アルミナ及びシリカの被覆量を測定する方法としては、例えば、誘導結合プラズマ(ICP)発光分析によるアルミニウム及びケイ素元素の定量分析が挙げられる。この場合、表面に被覆している原子がすべて酸化物になっていると仮定し、得られたアルミニウム及びケイ素の値をその酸化物、つまり、アルミナ及びシリカに換算することで算出できる。酸化チタンの表面処理方法としては、湿式処理、乾式処理などが挙げられる。例えば、酸化チタンを液媒体に分散させた後、アルミン酸ナトリウムやケイ酸ナトリウムなどの表面処理剤と反応させて表面処理を行うことができ、これら表面処理剤の比率を適宜変更することによって所望の特性に調整することもできる。表面処理には、本発明の効果が損なわれない限り、アルミナ及びシリカ以外にも、酸化亜鉛やジルコニアなどの無機酸化物、ポリオールなどの有機物を利用することができる。
 
特開2025-036159インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、並びに、水性インク及び水性反応液のセット キヤノン株式会社
【課題】非吸収性の記録媒体に複数のインクを重ねて付与した際のインクの画像への埋没が抑制されるとともに、密着性に優れる画像を記録できるインクジェット記録方法などの提供。
【解決手段】第1インク、第2インク、第1反応液、及び第2反応液を記録ヘッドから吐出して、記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法である。第1反応液付与工程と、第1インク付与工程と、第2反応液付与工程と、第2インク付与工程と、をこの順に有する。第1反応液及び第1インクを7:100(質量比率)で混合した混合液1−1の粘度が、第2反応液及び第1インクを7:100(質量比率)で混合した混合液2−1の粘度よりも高く、かつ、第1反応液及び第2インクを7:100(質量比率)で混合した混合液1−2の粘度が、第2反応液及び第2インクを7:100(質量比率)で混合した混合液2−2の粘度よりも高い。
  酸化チタンは、無機酸化物や有機物で表面を被覆(表面処理)されていてもよい。なかでも、アルミナ及びシリカで表面処理が施されているものを用いることが好ましい。表面処理により光触媒活性能の抑制や分散性の向上が期待される。本明細書において、「アルミナ」は、酸化アルミニウムのようなアルミニウムの酸化物の総称である。また、本明細書において、「シリカ」は、二酸化ケイ素、又は二酸化ケイ素によって構成される物質の総称である。酸化チタンを被覆するアルミナ及びシリカの大部分は、二酸化ケイ素及び酸化アルミニウムの形態で存在している。
 
特開2025-040774水分散体の製造方法、水分散体、及び水性インク 理想科学工業株式会社
【課題】白色度の高い水性インクを得るために使用可能な水分散体の製造方法を提供する。
【解決手段】酸化チタン粒子、分散剤及び水を含む酸化チタン水分散体を得る工程1と、前記酸化チタン水分散体に重合性モノマー及び重合開始剤を添加して前記重合性モノマーを重合し、酸化チタン複合粒子を得る工程2とを含み、前記工程2は、前記酸化チタン粒子全量に対して質量比で1/5以上の前記重合性モノマーを一度で添加する工程を含み、前記重合性モノマーは、水への溶解度が23℃で0.5g/100ml以下の重合性モノマーAを含む、水分散体の製造方法。 
  酸化チタン粒子は、光触媒活性による有機物分解性を有するため、光触媒活性を抑止する観点、及び分散時の酸化チタンの濡れを改良する観点から、酸化チタン粒子表面をアルミナ等で表面処理をすることが好ましい。また、酸化チタン粒子表面の酸・塩基状態を調整する観点、及び耐候性を改良する観点からは、シリカを併用して表面処理することも可能である。表面処理層の強度の観点では、シリカよりはアルミナが強いため好ましい。以上の観点から、酸化チタン粒子は、少なくともアルミナ、シリカ、酸化亜鉛及びジルコニアから選ばれる1種以上で処理することがより好ましく、少なくともアルミナ及びシリカから選ばれる1種以上で処理することが更に好ましく、少なくともアルミナで処理することが特に好ましい。酸化チタン粒子は、例えば、アルミナで表面処理された酸化チタン粒子であってもよく、シリカ及びアルミナで表面処理された酸化チタン粒子であってもよい。
 
特表2025-506477色がニュートラルなルチル顔料粒子 クローノス インターナショナル インコーポレイテッド
【要約】本発明は、色がニュートラル(color−neutral)なルチル顔料粒子、前記顔料粒子を得るための方法、および前記ルチル顔料粒子を含む組成物に関する。最後に、本発明は、さまざまな用途におけるルチル顔料粒子の使用に関する。
  本発明の特定の実施形態では、少なくとも1つのコーティングは二酸化ケイ素であり、さらなるコーティングは酸化アルミニウムである。このコーティング順序は、二酸化ケイ素コーティングがルチルの自然な光触媒活性を抑制し、酸化アルミニウムが色がニュートラルなルチル顔料粒子の良好な分散性に寄与するため、特に好ましい。さらに、酸化アルミニウムが青色顔料を覆っているため、例えば塗料などの中でそれらがさらされる可能性のある他の成分と相互作用することができない。
 
 
 
J木酢・酢・草酢
特許7537804防蟻用硬化性組成物 株式会社コシイプレザービング
【課題】コスト高を招くことがないようにしながら、薬剤による問題も軽減又は解消されるように改善された、新たな防蟻用硬化性組成物を提供する。
【解決手段】無機物粒子1をバインダー樹脂2で固めて構成されるとともに、前記無機物粒子のうち、粒径0.6〜4.75mmのものが60質量%以上含まれており、山中式土壌硬度計により測定される硬度が40kg/cm2以上、150kg/cm2以下であると好ましい防蟻用硬化性組成物C。
  特許文献2に示されるように、防蟻剤に代えてヒバ油、木酢液、或いは液状の炭など、自然素材による防蟻処理も試されてきている。ヒバ油は、シロアリに強い樹種である青森ヒバから抽出したものであり、また、木酢液は炭を作る時にできる液であって、いずれも虫を寄せ付け難い効果を有している。しかしながら、これらの自然素材は、効果が限定的であったり、大量に生産される化学物質である防蟻剤に比べて価格が高いという欠点がある。
 
特許7641462成形木炭の製造方法 穴織カーボン株式会社
【課題】容易に着火できる燃焼性能を向上させた成形木炭及びその成形木炭の製造方法を提供すること。
【解決手段】黒鉛粉末と木粉を含む骨材と、カルボキシメチルセルロース又はでんぷんを含む結合剤とで成形木炭を構成する。
  特許文献1では、原料となる炭を得るために、炭の原料である針葉樹、オガ屑、樹皮等々の有機物を400〜700℃前後で乾留する必要がある。また、成形においては、バインダー(結合剤)として木酢タールとポリビニルアルコールを用いることが開示されている。しかし、着火を容易にするために、成形木炭の表面にカリウムやカルシウムを付着させる必要があるという課題があった。また、人造黒鉛粉の含有量が最大25%であるため、燃焼性能の向上は限定的であった。
 
特開2025-036320風味付与用組成物 池田食研株式会社
【課題】本発明の目的は、魚節様の風味を付与できる魚節様風味付与用組成物及びその製造方法、魚節様風味の付与方法等を提供することにある。
【解決手段】スモークフレーバー、酢酸、トリメチルアミン、多価不飽和脂肪酸含有油脂及び水を含む組成物の加熱物を使用することで魚節様風味を付与できることを見出し、これを魚節様風味付与用組成物とすることで上記課題は解決される。
  本発明のスモークフレーバーは、サトウキビ、竹材、トウモロコシ又は木材を燃焼して発生したガス成分を捕集し、又は乾溜して得られた煙を冷却して採取したもの全般を指し、前記ガス成分を液体に通気して得られるリキッドスモークや木酢液なども含む。本発明にいうスモークフレーバーは、前記乾留工程を経るなどして酢酸を0〜20重量%含むことが好ましく、0.05〜20重量%含むことがより好ましく、0.1〜15重量%含むことがさらに好ましく、0.2〜10重量%含むことが最も好ましい。また、ベンゾピレンを含まないものが好ましい。
 
実登3250440人工芝生の敷設構造及び充填材 佐藤 智朗
【課題】環境負荷を低減するとともに、競技者の安全性と快適性を向上させる、人工芝生の敷設構造及び充填材を提供する。
【解決手段】人工芝生の敷設構造1は、シート状基材にパイル2が立設された人工芝生本体と、果実の種を由来とする材料を粉砕して生成された充填材3が前記パイルの間に充填されて形成される充填層とを備える。充填材は、所定濃度の塩分及びクエン酸を含有する酢液に前記果実を一定期間浸漬し、その後、前記果実の果肉部分を除去するとともに乾燥させた前記種を粉砕して生成され、この果実としては梅を用いることができる。人工芝生本体の底面側に緩衝層が敷設されていることが好ましい。
【請求項2】前記充填材は、所定濃度の塩分及びクエン酸を含有する酢液に前記果実を一定期間浸漬し、その後、前記果実の果肉部分を除去するとともに乾燥させた前記種を粉砕して、生成されることを特徴とする請求項1に記載の人工芝生の敷設構造。
【請求項6】前記充填材は、所定濃度の塩分及びクエン酸を含有する酢液に前記果実を一定期間浸漬し、その後、前記果実の果肉部分を除去するとともに乾燥させた前記種を粉砕して、生成されることを特徴とする請求項5に記載の人工芝生の充填材。
  梅酢液漬け工程(S104)では、解凍した梅から水道水で粗熱をとり、水切り後、常温または常温以下の梅酢液に浸漬する(梅1kg/梅酢液1リットルの比率で)。量産するときは、20リットルのポリ容器にポリ袋を装入し、中に10リットルの梅酢液を入れ、粗熱をとった梅10kgを投入、空気を抜きながら口を緊縛する。最初の梅酢液は通常塩分が18〜20wt%と高く、そのまま使用すると高塩分のものとなるので、塩分を水で薄める必要がある。好ましくは、塩分濃度が2〜12wt%となるように薄めることである。梅酢液は殺菌力が強く、梅も表面が低温殺菌されているので長期間、常温で放置してもカビの発生はない。漬込みの期間は常温または常温以下(30℃〜5℃)で1〜5週間保持する。この漬込みの期間は熟度の影響を受けるので、熟度の低いものは長く、高いものは短くする。本実施形態では、梅干しの塩分は梅酢液の塩分に由来するものであり、梅酢液の塩分濃度2〜12wt%で梅干しの塩濃度1〜10wt%、好ましくは梅酢液の塩分濃度約10wt%で塩分濃度5〜6wt%の低塩分としてもよい。目標の漬込み時間がきたら、ザルなどで液切りして梅を取り出す液切り工程()S105)を実施する。分離した梅酢液は食塩や水を補い、希望する塩分濃度に調整、再使用する。同じ条件で複数回使用したものはクエン酸などの有機酸が梅と同程度まで濃縮されており、以降の梅の成分の損失がなく、栄養価も損なわれないし、殺菌力も向上する。塩分も平衡となるので、梅に移行させたい量のみを追加する。梅酢液は完全に再利用できるので、廃液(梅酢液、塩抜水、調味の残液など)がなく、多大な費用をかけている廃液処理が不要となり、大幅なコストダウンが可能となる。又、不法投棄による環境破壊もなくなり、エコロジー面でも貢献する。
 
 
 
Y海洋深層水
特許7641671皮膚外用剤 株式会社ベネクス
【課題】ダイヤモンドナノ粒子及びプラチナナノ粒子の新たな用途を提供する。
【解決手段】ダイヤモンドナノ粒子、プラチナナノ粒子、及び有機硫黄化合物を含有する、皮膚外用剤。当該皮膚外用剤からなる、筋膜弛緩剤。当該皮膚外用剤からなる、ネガティブな気分状態の改善剤。当該皮膚外用剤からなる、身体の柔軟性向上剤。
   皮膚外用剤は、医薬品、医薬部外品、又は化粧品に通常使用される基剤又は担体として水を含有してもよい。水としては、精製水、温泉水、深層水等が挙げられる。水以外の基剤又は担体としては、油系基剤が挙げられる。
 
特開2025-033048ナチュラルチーズ及びその製造方法 公立大学法人福井県立大学   杉崎 由浩  山本 幸太郎
【課題】短鎖脂肪酸をより多く含むナチュラルチーズの製造方法を提供すること。
【解決手段】スターター乳酸菌がPediococcus pentosaceus FHC1(特許生物寄託センター受託番号:NITE P−03892)、及びLactobacillus plantarum FHC3(特許生物寄託センター受託番号:NITE P−03893)からなる群より選択される少なくとも1種の植物性乳酸菌を含むことを特徴とする、ナチュラルチーズの製造方法。
  先行技術として、熟成促進の技術や熟成風味が更に向上したチーズを製造する技術が種々検討されてきた。例えば、高ペプチダーゼ活性のラクトバチルス・ブルガリカスをアジャンクトスターターとして用いたナチュラルチーズや、チーズカードに麹菌を接種し培養することによって調製された麹チーズ、海洋深層水由来の塩又は海洋深層水由来の結晶塩を使用して、チーズの熟成課程を促進又は改善してなる、風味の良好なナチュラルチーズなどの製造方法がある。
 
特開2025-041450血小板凝集抑制剤 オリザ油化株式会社  学校法人近畿大学
【課題】新規な血小板凝集抑制剤を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。1. イエローストロベリーグアバ果実の抽出物を有効成分とするコラーゲン誘発血小板凝集抑制剤。2. イエローストロベリーグアバ果実の抽出物を有効成分とするアデノシン二リン酸誘発小板凝集抑制剤。3. イエローストロベリーグアバ果実の抽出物を有効成分とする誘発小板凝集抑制剤。4.上記イエローストロベリーグアバ果実の抽出物はアデノシンを含有するものであることを特徴とする上記1.〜上記3.のいずれかに記載の剤。5.アデノシンを含有することを特徴とするイエローストロベリーグアバ果実の抽出物。
  抽出溶媒として水を用いる場合,水の種類は,特に限定されず,水道水,蒸留水,ミネラル水,アルカリイオン水,深層水等を使用することができる。
 
特開2025-036813光合成生物培養装置およびそれを用いた光合成生物の培養方法  関西化学機械製作株式会社 Bio−energy株式会社
【課題】 微細藻類などの光合成生物を一層効率的に培養することができ、かつ様々な生産規模に対応し得る光合成生物培養装置およびそれを用いた光合成生物の培養方法を提供すること。
【解決手段】本発明の光合成生物培養装置は、光合成生物を含む培養液を収容しかつ外部光を内部に透過する透光部を有する、培養槽と、培養液を該培養槽の下方から培養槽の上方まで送液しかつ培養槽内で吐出して透光部上を流下させる、送液手段とを備える。本発明の装置を用いて、光合成生物を含む培養液を送液手段により培養槽の下方から上方まで送液し、かつ外部光の照射下にて培養液の該上方から培養槽内に吐出して透光部上を流下させることにより、光合成生物を効率良く培養することができる。
 【非特許文献1】バイオマス科学会議発表論文集13(0), 117−118, 2018(一般社団法人 日本エネルギー学会)【非特許文献2】竹家 均,他2名,”微細藻の安定的大量培養技術の開発”,[online],2018年12月25日,高知県海洋深層水研究所,[令和4年5月23日検索],インターネット<URL:https://www.jpo.go.jp/system/laws/rule/guideline/patent/handbook_shinsa/document/index/01.pdf#page=28>
 
特開2025-042190経皮水分蒸散量低下剤 オリザ油化株式会社  学校法人近畿大学
【課題】新規な経皮水分蒸散量低下剤を提供する。
【解決手段】イエローストロベリーグアバ(Psidium littorale)の果実の抽出物を有効成分とする。前記抽出物は、GlcCer[t18:1(8Z)/23:0]を含有することを特徴とする。また、前記抽出物は、GlcCer[d18:2(4E,8Z)/16:0], GlcCer[t18:1(8Z)/22:0], GlcCer[t18:1(8Z)/23:0], GlcCer[t18:1(8Z)/24:0], GlcCer[t18:1(8Z)/25:0], GlcCer[t18:1(8Z)/26:0], 1,2-dilinolenoyl-3-digalactosylglycerol,1-palmitoyl-2-linolenoyl-3-digalactosylglycerol等から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする。
 抽出溶媒として水を用いる場合,水の種類は,特に限定されず,水道水,蒸留水,ミネラル水,アルカリイオン水,深層水等を使用することができる。     
 
特開2025-042401水質管理システム、水質管理装置、水質管理方法、および水質管理プログラム 株式会社石垣
【課題】水域の水質の変化を精度良く予測することが可能な、水質管理システムを提供する。
【解決手段】水質管理システム1は、撮像装置10と、水質データベース記憶部332と、解析部323と、予測部325とを備える。撮像装置10は、所定水域内の水面を撮影する。水質データベース記憶部332は、水域内の水流に関し、流速または流向と、水質の変化との相関関係に関する情報を格納した水質データベースを記憶する。解析部323は、撮像装置10が撮影した撮像情報を解析して、水域内の水流の流速または流向を算出する。予測部325は、水質データベースに格納された情報と、解析部323で算出された情報とに基づいて、所定時間経過後の水域内の水質を予測する。
【請求項6】前記水質データベースは、前記水域内の水流に関し、流速または流向と、表層水の水質の変化と、深層水の水質の変化との相関関係に関する情報を格納する、請求項3に記載の水質管理装置。
  上述した実施形態において、水質データベースに、水域WA内の水流に関し、流速および流向と、表層水の時間経過による水質の変化とに加えて、深層水の時間経過による水質の変化を考慮した相関関係に関する情報を格納してもよい。この深層水の水質の変化は、例えば過去に計測した値を用いることができる。これにより、予測部325は、水域の深層水の状況も予測しつつ、さらに高い精度で所定時間経過後の水質の変化を精度良く予測することができる。
 
特開2025-042968サケ科魚類の養殖方法 国立大学法人 宮崎大学
【課題】低コストで成長を促進することができるサケ科魚類の養殖方法を提供する。
【解決手段】所定以上の期間で淡水である飼育水にて飼育していたサケ科魚類を、所定以上の期間で所定塩分濃度の飼育水にて馴致させる馴致工程と、馴致工程の後に、淡水である飼育水に戻して飼育する復帰飼育工程と、を備える。
   しかしながら、特許文献1においては、淡水飼育から海洋深層水での飼育に移行する際に、尾叉長11cm以上の個体を用いなければ海水適応能の低さから生残率が低下するという問題があり、予め淡水飼育時においてニジマスの稚魚を十分な大きさまで成長させておく必要がある。そのため、淡水飼育期間が長期化することにより海洋深層水での飼育への移行サイクルが鈍化し、養殖の効率が悪くなってしまう虞があった。また、特許文献1においては、海洋深層水での飼育によりニジマスを出荷サイズまで成長させているため、飼育用の大きな水槽に大量の海洋深層水を汲み上げるための設備の導入コストも高くなってしまう虞がある。低コストでサケ科魚類の成長を促進することができる方法が望まれている。
 
 
 
 
未整理
 
特開2025-038018トランスフェリン受容体標的ペプチド フレッド ハッチンソン キャンサー センター
【課題】中枢神経系(CNS)中の標的への薬物送達方法、ならびにCNS治療用及び診断用組成物を提供する。
【解決手段】トランスフェリン受容体(TfR)に結合することが可能であるペプチド及びそのバリアント、ならびに薬剤にコンジュゲート、連結、または融合されたペプチドを含むペプチドコンストラクトであり、ペプチド及びペプチドコンストラクトは、TfRに結合することが可能である。本明細書に記載されるペプチドまたはペプチドコンストラクトのTfRへの結合は、内皮層、例えば、血液脳関門を越えたトランスサイトーシス、または細胞膜の通過を可能にし得る。疾患または状態を治療するためのペプチド及びペプチドコンストラクトの医薬組成物及び使用、ならびにそのようなペプチド及びペプチドコンストラクトの設計及び製造の方法についても本明細書に記載される。
     91 頁
 
特開2025-043399核変換システム、減速器 西沢 克弥
【課題】ミュオンを用いてホウ素や窒素などの原子核を核変換するシステムを検討する。ミュオン標的に炭素原子を用いた標的を用いると炭素原子が高エネルギーの陽子照射を経て高度に放射化される問題があり、ミュオン標的が放射化しにくくなる系を考案したい。標的の交換の負担を減らすシステムを考案したい。またミュオンは高速のため標的の原料原子と反応しにくい可能性もあった。
【解決手段】宇宙線により生成された宇宙ミュオンや原子衝突により生成した中間子由来の高速なミュオンを電場・減速手段を用いて減速させ核変換に用いる系を考案する。レーザー航跡場を用いた減速器と電場を形成する素子を用いた減速器を提案する。ミュオンは例えば窒素・ホウ素と水素若しくは炭素等原子を結合させ核変換に用いる。また核変換炉の容器を提案する。宇宙線を用いてミュオンを生成する宇宙線・宇宙構造物・宇宙探査ロボットを提案する。
      42 頁
 
特開2025-043401核変換システム、輸送機器、加速器、減速器、粒子容器、中性微子通信装置、中間子・粒子発生装置 西沢 克弥
【課題】ミュオンを用いてホウ素や窒素などの原子核を核変換するシステムを検討する。ミュオン標的に炭素原子を用いた標的を用いると炭素原子が高エネルギーの陽子照射を経て高度に放射化される問題があり、ミュオン標的が放射化しにくくなる系を考案したい。標的の交換の負担を減らすシステムを考案したい。またミュオンは高速のため標的の原料原子と反応しにくい可能性もあった。
【解決手段】宇宙線により生成された宇宙ミュオンや原子衝突により生成した中間子由来の高速なミュオンを電場・減速手段を用いて減速させ核変換に用いる系を考案する。レーザー航跡場を用いた減速器と電場を形成する素子を用いた減速器を提案する。ミュオンは例えば窒素・ホウ素と水素若しくは炭素等原子を結合させ核変換に用いる。また核変換炉の容器を提案する。宇宙線を用いてミュオンを生成する宇宙線・宇宙構造物・宇宙探査ロボットを提案する。
      43 頁
 
特表2025-506393自己免疫疾患の処置のためのイミダゾールマクロサイクル エフ. ホフマン−ラ ロシュ アーゲー
【要約】本発明は、式(Ia)(式中、R2、M1、M2、M3、Q1およびQ2は、本明細書に記載のとおりである)の化合物、その薬学的に許容され得る塩、ならびに該化合物を含む組成物および該化合物を使用する方法に関する。     
     302 頁
 
 
おわりに
 
 光触媒について、次の資料を見かけました。
 朝日新聞 3月26日 夕刊  ヒアり被害防げ 小4のひらめき。
 
                                     
 
 
 
 
 
2025−3−6 粟田 熙(粟田 煕)
 
無題AB   2025−2 NO6
 
 はじめに  
 
 環境・素材に関する特許について は終了しましたが、検索を忘れないようにするためAマイナスイオン B光触媒、J木酢 Y海洋深層水を月単位で、掲載します。題名は無題ABとします。今回は2月1日から2月28日までです。なを、全文検索において、文献サイズが大きいため、分割して表示しています。は分類しません。NO5を添付します。
 
Aマイナスイオン
Aー1トルマリン・電気石
特許7637354繊維処理剤および繊維製品  和田 正幸  川尻 大介
【課題】身体を地球の表面に直接接触させるアーシングを実施することなく、身体の健康状態を改善するための繊維処理剤および繊維製品を提供する。
【解決手段】繊維処理剤は、純銅および酒石酸カリウムナトリウムから生成された銅錯体、および、圧電体の粉末を備え、好ましくは、前記圧電体は、電気石を含み、前記圧電体の粉末の粒径は、0.5μm以上3μm以下であり、水をさらに含み、アクリル系ポリマーまたはシリコーン系ポリマーをさらに含み、前記水における前記銅錯体に含まれる銅イオンの濃度は、400ppm以上600ppm以下である。
【請求項1】純銅および酒石酸カリウムナトリウムから生成された銅錯体、および、圧電体の粉末を備える、繊維処理剤。
【請求項2】前記圧電体は、電気石を含む、請求項1に記載の繊維処理剤。
 (繊維処理剤Aの製造) 水に純銅の粉体および酒石酸カリウムナトリウムを投入すると共に水中で純銅の粉体および酒石酸カリウムナトリウムを振動させることによって、銅錯体を含む水溶液を生成した。水溶液中における銅イオンの濃度は、300ppm±50ppmであった。次に、銅錯体を含む水溶液に電気石の粉末を投入すると共に、湿式ビーズミルを使用することによって、電気石の粉末の粒径が、概ね0.5μm以上3μm以下であるように、銅錯体を含む水溶液中で電気石の粉末を粉砕した。これにより、スラリーである繊維処理剤Aを得た。スラリーの濃度は、15%であった。ここで、スラリーの濃度は、電気石の粉末の質量/銅錯体を含む水溶液の質量×100%であった。
 
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特許7408110吸音パネル構造 田中建設株式会社
【課題】本発明では、低周波数から高周波数まで広範囲の周波数域の吸音率を向上させるとともに軽量化されたセメント製の吸音パネル構造を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明に係る吸音パネル構造は、PVA及びCNFを含むセメントからなる表面層10と、セメント又はCNFを含むセメントからなる裏面層20と、表面層10と裏面層20の間に配置されて多数の空隙が形成された層状体31の表面側及び裏面側を積層シート32及び33で被覆して構成された空隙層30と、表面層10から空隙層30に到達してすべての空隙と連通するように形成された多数の小孔40とを備えた吸音パネル材1を複数枚配列した吸音パネル構造であって、吸音特性の異なる複数種類の吸音パネル材を配列している。
  <使用原料について>各種モルタルの原料として以下のものを準備した。○普通ポルトランドセメント(太平洋セメント株式会社製)(密度3.16g/cm3、比表面積3330cm2/g)(鉱物組成;C3S56%、C2S18%、C3A9%、C4AF9%)〇セルロースナノファイバー(CNF)CNF(中越パルプ工業株式会社製nanoforest−S)ACC法により製造。繊維幅20nm以下、CNF濃度2%〇ポリビニルアルコール(PVA)PVA(富士フイルム和光純薬株式会社製ポリビニルアルコールPVA1500;重合度約1500)〇鉱物粒(チエ社製ブラジル産ショールトルマリン、粒径1〜4mm、密度3.18g/cm3程度)販売用の説明資料によれば、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、マンガン、アルミニウム等の珪酸類を含む硼珪酸塩鉱物粒である、と説明されている。○細骨材(中日本砂利株式会社製)(最大骨材寸法2mm、表乾密度2.63g/cm3)
 
特表2025-504671遺骨におけるリン還元によって得た触媒剤を活用した遺骨粉結晶体の製造方法 コ,ミ キョン
【要約】本発明は、火葬した遺骨から抽出したリン酸を遺骨粉熱処理過程の触媒剤として活用して、単一個体に由来した遺骨成分のみで透明な遺骨粉結晶体を製造することができ、原料遺骨粉とリン抽出遺骨粉の分類比の調節などによって単一個体の遺骨のみを用いて結晶体内のリン含有量を調節することにより、遺骨粉結晶体の透明度を調節することができるため、需要者の審美的要求を満たし、各種宝石への活用も容易にする遺骨粉結晶体の製造方法を提供することを目的とする。
  韓国公開特許第10−2013−0082462号公報(2013年7月19日公開)「炭組成物を混合した火葬遺骨結晶体の保管方法」 防腐、脱臭、抗菌効果に優れた遺骨結晶体の製造方法が開示されているが、製造過程において炭、セラミックス、七宝石、トルマリンなどの物質などを相当量添加して遺骨結晶体内の遺骨粉含有量が少ないという問題があった。
 
実登3250365伸縮可能なリング状装身具 大橋 薫
【課題】伸縮可能なリング状装身具を非常に低コストで、かつ簡素で美観にもすぐれたものとして提供する。
【解決手段】一方向に向けてその端部に開口部13を設けた箱状装飾体12を並べてセットし、前記箱状装飾体の開口部に挿通して開口部の側壁に係合する抜止め枠15を両端に設けた筒状連結部14で連結した上、該筒状連結部の内部にコイル状の連結バネ16を挿通することにより、前記複数の箱状装飾体を連結して伸縮可能としたことを特徴とする伸縮可能なリング状装身具11。
  さらに、前記一方向に向けてその内部に開口部13を設けた箱状装飾体12は、全体としてそれぞれ背面に座部12aを形成した球状外観を有していることは勿論であるが、前記背面に座部12aを形成した球状外観を有する複数の箱状装飾体12の正面には飾り玉21が組付けられていることが望ましい。なお、箱状装飾体12の正面にだけでなく、それ以外の場所に飾り玉21を組付けることができることは言うまでもない。この飾り玉21としては、宝石類、例えばサファイア、タンザナイト、ダイアモンド、パール、ルビー、ガーネット、エメラルド、トルマリン、キャッツアイ、ブラックオパール等が挙げられ、その他の貴石類や色付きガラス類であってもよいことは勿論である。
 
Aー1−1黒曜石
特許7629668苔栽培培地、苔栽培培地の設定方法、被施工物、植物が植栽される培地及び苔栽培培地の施工方法。 千々石 孝史
【課題】種苔に対する加湿又は放湿が適切なタイミングで行われ、種苔の順調な効率的な生育を行うことが可能な苔栽培培地、苔栽培培地の設定方法、被施工物、植物が植栽される培地及び苔栽培培地の施工方法を提供する。
【解決手段】苔栽培培地1は、公園、屋上、屋根、傾斜面、壁面等を緑化するために敷き詰めて用いられるものである。係る苔栽培培地1は一対の吸湿性不織布2間にパーライト粒子3を分散してなり、一の前記吸湿性不織布2外側面2aが施工面とされ、他の前記吸湿性不織布2外側面2bに種苔4が散布され、各前記吸湿性不織布内側面間が溶着部5とされる。吸湿性不織布2は、低湿度から高湿度迄幅広い環境下において空気中の水分を引き寄せ繊維内部に蓄えて多くの水分を吸収する繊維を用いて製造される。
 パーライト粒子3の素材であるパーライトは火山活動で噴き出した溶岩であり、火山活動で噴き出した溶岩が、水中などで急に固まり、ガラス状の岩石になって形成される。このパーライトには、「黒曜石パーライト」と「真珠岩パーライト」の2種類がある。 黒曜石パーライトは、やや丸みを帯びており、ツルツルとした見た目が特徴的である。水分量が少なく透水性に優れており、土に混ぜ込むと土壌の水はけを改善する。一方、真珠岩パーライトは表面がザラザラしていて、黒曜石に比べると粒が小さい。水分量が多いため、発泡する時に粒が壊れて水が粒の奥深くまで浸透する。それにより水を効率よく保持できる。このことから、黒曜石パーライトは排水性に優れていて、真珠岩パーライトは保水性に優れていることが分かる。
 
A−2マイナスイオン発生器
特許7630692ヘアドライヤ 小泉成器株式会社
【課題】小型を実現しつつも、大風量の風を吹き出すことができる加熱装置を実現する。
【解決手段】加熱装置の一態様であるヘアドライヤ(1)は、本体(2)の内部に筒状の内筒部(5)を備え、本体(2)の内部には、内筒部(5)の筒内を吹出口(3)に向かって空気が流れる第2の風路(20H)と、内筒部(5)の外周面と本体(2)の内面との間を吹出口(3)に向かって空気が流れる第1の風路(20C)とが形成されており、本体(2)の吸込口(4)には、本体(2)の内部に空気を送る第1の送風部(7)が設置されており、内筒部(5)には、内筒部(5)の筒内に空気を送る第2の送風部(8)と、前記筒内の空気を加熱する加熱部(52)とが設置されている。
【請求項6】前記内筒部の中心軸に沿って前記吹出口まで延設された絶縁基板の前記吹出口側の先端にマイナスイオンを発生させるイオン発生部が設置されている、請求項1に記載のヘアドライヤ。
 
特開2025-018851ラジウム温泉システム イシズム株式会社  株式会社英知
【課題】ラジウム温泉水における極微量の放射線を浴びることによる体内活性効果を飛躍的に得ることのできるラジウム温泉システムを提供する。
【解決手段】ラジウム温泉システムにおいては、ラジウム温泉源HSから湧き出たラジウム温泉水を、一旦、貯湯する貯湯手段102と、この貯湯手段に貯湯されたラジウム温泉水に含まれる湯の花等の温泉析出物を濾過する濾過手段112と、この濾過手段で濾過されたラジウム温泉水の供給を受け、これをナノミスト化するナノミスト生成手段114と、このナノミスト生成手段で生成されたラジウム温泉水のナノミストを温浴室104に放出する第1の放出手段116とを具備することを特徴としている。【請求項5】前記ナノミスト生成手段は、前記貯湯手段に下部を水没させた回転体と、この回転体の外周に位置し、該回転体と共に回転し、この回転による遠心力で飛散されるラジウム温泉水及び空気が通過可能な円筒状の多孔体とを備え、前記回転体及び多孔体の回転によるラジウム温泉水の飛散による破砕で、ナノミスト及びマイナスイオンを生成することを特徴とする請求項1に記載のラジウム温泉システム。
 
特開2025-018941室内空気汚染防止システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】クラウドコンピューティングサービス装置を含む室内空気汚染防止システムに関する。
【解決手段】室外および室内の様々なエリアにガス検知器を配置することにより、空気汚染の性質、濃度、および位置を検知し、空気汚染情報を出力・形成し、ガス交換装置の吸気通路に吸気フィルター装置を配置し、排気通路に排気フィルター装置を配置し、クラウドコンピューティングサービス装置は、室内エリアユニットおよび室外エリアユニットの空気汚染情報を受信し、空気汚染データのデータベースに保存し、人工知能により空気汚染の位置を特定し、制御コマンドを発行し、吸気フィルター装置および排気フィルター装置に送信して動作を開始させ、室内外の空気を交換し、室内エリアユニットに指向性気流を生成し、空気汚染を快速にガイドしてろ過する。
【請求項13】前記ろ過部品は、光照射、分解ユニット、またはそれらの任意の組み合わせと組み合わせて前記空気汚染を化学的に除去し、前記光照射は、光触媒および紫外線ランプを含む光触媒ユニット、光ナノチューブを含む光プラズマユニット、またはそれらの任意の組み合わせであり、前記分解ユニットは、負イオンユニット、プラズマイオンユニット、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項1に記載の室内空気汚染防止システム。
 
特開2025-024954空気調和機 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社
【課題】空気調和機を提供すること。
【解決手段】空気調和機100は、室内機10を備える。室内機10は、筐体に形成された、被空調空間の空気を吸い込む吸込口h0,h1,h2と、筐体に形成され、被空調空間へ空気を吹き出す吹出口h4と、吸込口h0,h1,h2と吹出口h4との間に設けられる熱交換器12と、熱交換器12より空気の上流側に配置され、放電によりイオンを発生させる第1の電極部21a〜21dを有する第1のイオン発生機21と、熱交換器12より空気の下流側に配置され、放電によりイオンを発生させる第2の電極部22aを有する第2のイオン発生機22とを備え、第1の電極部21a〜21dのイオン放出先に、接地された部材12が配置され、第2の電極部22aの出力電圧は、第1の電極部21a〜21dの出力電圧より小さいことを特徴とする。
 
特開2025-027984浴室およびトイレ空間の空気汚染防止システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】浴室およびトイレ空間の空気汚染防止システムに関し、特に室内の浴室およびトイレエリアでの実施に適した室内空気汚染防止システムに関する。
【解決手段】室外および室内の様々なエリアに複数のガス検知器を配置し、空気汚染情報を出力・形成することができる。クラウドコンピューティングサービス装置を介して空気汚染情報を受信して保存し、空気汚染データのデータベースを形成する。空気汚染データが安全検知値を超えた場合、クラウドコンピューティングサービス装置は、制御コマンドを発行して排気ファンの動作を制御し、空気汚染を室外に排出するように導くとともに、別の制御コマンドを知能的かつ選択的に発行し、ろ過装置の導風装置に送信して動作を開始させて、浴室およびトイレ空間の空気汚染を快速に導いてろ過装置のろ過部品でろ過・除去し、浴室およびトイレ空間の空気汚染をゼロ化にする空気状態になるように制御する。
【請求項13】前記ろ過部品は、分解ユニットと組み合わせて前記空気汚染を化学的に除去し、前記分解ユニットは、負イオンユニット、プラズマイオンユニット、またはそれらの組み合わせである、請求項10に記載の浴室およびトイレ空間の空気汚染防止システム。
 
特表2025-504324親水相抽出のための方法およびシステム ラボラトリー コーポレイション オブ アメリカ ホールディングス
【要約】新規な固相抽出および親水性相互作用液体クロマトグラフィーを使用するオリゴヌクレオチド分析のための方法の実施形態が、本明細書において開示されている。本明細書において提供されている独特な極性に基づく保持法は、高回収抽出を提供する。その方法は、アッセイの信頼性および再現性を改善し、明らかに有益な精密質量プラットフォームでピコモル濃度感度に達する。これらの方法を実施するためのシステムおよびコンピュータプログラム製品もまた、本明細書において開示されている。
【請求項9】前記目的の化合物を分析する工程が、前記目的の化合物を前記質量分析計によりイオン化することおよびフラグメントイオンを負イオンモードでモニターすることを含む、請求項1に記載の方法。
 
A−2−1コロナ放電
特開2025-022247光学式コロナ放電検出システム 四日市電機株式会社
【課題】コロナ放電を光学的に検出する。
【解決手段】コロナ放電によって生じる放電音を反射するパラボラ111と、その焦点近傍に検出ユニット113を設ける。検出ユニット113では、放射音の入射方向に直交する方向にレーザを照射し、対向する辺に設けられた受光部で受光する。放電音が存在する場合、レーザはその影響で回折するため、受光部において、回折光を検出することにより、マイクなどを用いることなく、放電音の有無を判断することができる。こうすることで、パラボラ111により放電音を集音することで感度を向上させることができる。また、パラボラ111の前面にはマイク等が不要となるため、これらが遮蔽物となることなく放電音を検出することが可能となる。
 
特開2025-019163プラズマを用いる連続的な処理 ネクサバイオーム リミテッド
【課題】 細菌汚染の予防および改善のための製品を製造するための連続的な方法、およびそのような製品を製造するための装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の電極アセンブリは、放電に対して移動表面上に支持されている物体を曝露するためものであり、a)放電を発生可能な放電デバイスであって、表面の活性部分から発生する放電を発生可能な放電発生表面を有する電極をさらに備え、表面の異なる部分からの放電の発生を可能とするように表面が可動である、デバイスと、b)電極の不活性領域に対して密接に間隔をあけて配置されたバリアであって、電極の不活性部分から電極の該活性部分を分離する、バリアと、c)電極の不活性部分を冷却するための手段とを備える。
【請求項3】前記放電がコロナ放電である、請求項1または2に記載の電極アセンブリ。
【請求項7】前記コロナ放電発生電極がセラミックである、請求項1から6のいずれかに記載の電極アセンブリ。
【請求項8】前記コロナ放電発生電極が金属である、請求項1から6のいずれかに記載の電極アセンブリ。
 
特開2025-019264二軸配向ポリプロピレン系フィルム 東洋紡株式会社
【課題】二軸配向ポリプロピレン系フィルムが本来有している優れた透明性や機械的特性を損なうことなく、蒸着やコーティング、他のフィルムとのラミネートにおいて優れた密着性を示し、滑り性、耐ブロッキング性も良好な加工原反として適した二軸配向ポリプロピレン系フィルムを提供すること。
【解決手段】ポリプロピレン系樹脂を主成分とする基材層(A)と、前記基材層(A)の一方の面に表面層(B)を、基材層(A)の表面層(B)とは反対の面に表面層(C)を有し、表面層(B)が以下の(1)〜(5)を満たし、表面層(C)が以下の(6)(7)を満たす二軸配向ポリプロピレン系フィルム。(1)濡れ張力が38mN以上である。(2)表面抵抗値が14.0LogΩ以上である。(3)算術平均粗さ(Ra)が3.0以上、5.5nm以下である。(4)マルテンス硬さが248N/mm2以下である。(5)中心面平均粗さ(SRa)が0.010以上、0.026μm以下である。(6)中心面平均粗さ(SRa)が0.020μm以上である。(7)マルテンス硬さが270N/mm2以上である。
【請求項1】ポリプロピレン単独重合体および/または炭素数4以上のα−オレフィンを共重合したポリプロピレン樹脂を含むポリプロピレン系樹脂組成物で構成される基材層(A)と、前記基材層(A)の一方の面にポリプロピレン系樹脂組成物で構成される表面層(B)を、基材層(A)の表面層(B)とは反対の面にポリプロピレン単独重合体を含むポリプロピレン系樹脂組成物で構成される表面層(C)を有し、表面層(B)を構成する前記ポリプロピレン系樹脂組成物は、ポリプロピレン単独重合体とエチレンおよび/または炭素数4以上のα−オレフィンを共重合したポリプロピレン樹脂とを1重量%/99重量%〜49重量%/51重量%の割合で含み、表面層(C)を構成する前記ポリプロピレン系樹脂組成物に含まれるエチレンおよび炭素数4以上のα−オレフィンに由来するユニットの合計が0.5モル%以下であり、表面層(B)が以下の(1)〜(5)、(8)、及び(10)を満たし、表面層(C)が以下の(6)、(7)、及び(9)を満たす二軸配向ポリプロピレン系フィルム。(1)濡れ張力が38mN以上である。(2)表面抵抗値が14.0LogΩ以上である。(3)算術平均粗さ(Ra)が3.0nm以上、5.5nm以下である。(4)マルテンス硬さが248N/mm2以下である。(5)中心面平均粗さ(SRa)が0.010μm以上、0.026μm以下である。(6)中心面平均粗さ(SRa)が0.020μm以上である。(7)マルテンス硬さが270N/mm2以上である。(8)表面層(B)にコロナ処理が施されたものである。(9)表面層(C)がアンチブロッキング剤を含む。(10)表面層(B)がアンチブロッキング剤を含む。
 
特開2025-020885汚れ防止シート 東洋アルミエコープロダクツ株式会社
【課題】汚れ防止シートにおいて、つまみ部を摘まんでシート体を剥がす作業を、容易かつ確実におこなえるようにすること。
【解決手段】汚れ防止シート10の、剥離可能に接着された第1のシート体11と第2のシート体12とは、左右の側辺に沿って第1の未接着部を有することで、第1のシート体11には、第2のシート体12から浮き上がり可能な第1のつまみ部11aが形成されている。第2のシート体12と第3のシート体13とは、第1の未接着部と同側辺に沿って第2の未接着部を有することで、第2のシート体12の側辺には、第3のシート体13から浮き上がり可能な第2のつまみ部12aが形成されている。第1の未接着部の幅は、前記第2の未接着部の幅よりも大きく形成されている。第1のつまみ部11aが第2のつまみ部12aよりも幅広で摘みやすく、第1のシート体11、第2のシート体12の順に容易かつ確実に剥がすことができる。
【請求項7】前記第1のシート体の前記第1の接着層との対向面および前記第2のシート体の前記第2の接着層との対向面には、それぞれコロナ処理がなされている、請求項6に記載の汚れ防止シート。
 
特表2025-504074エネルギー貯蔵装置用電極 アム バッテリーズ,インコーポレーテッド
【要約】静電堆積処理から形成される電気化学的エネルギー貯蔵装置用電極は、静電帯電、流動化及び/又は機械的搬送の間、粒子分離を乗り越えることができる、効果的な複合粒子を形成するのに十分な個々の成分粒子間の相互作用力によって形成された、活物質(AM)粒子とともに、付着したバインダ及び場合により導電性粒子を含む、複合粒子を用いる。二次バインダ粒子は、解凝集を受けて、所定のモルフォロジーを有するAM粒子に付着したサブ粒子を形成する。より小さな導電性粒子、典型的にはカーボンブラック(CB)又は同様の炭素が、バインダに結合し、AM粒子に付着する。その結果が、静電堆積によって集電体に課される分離力に耐えるように付着した、複合粒子である。複数の複合粒子を、一様なパターン及び規定の装填量において、導電性集電体上に適用することは、電気化学的エネルギー貯蔵装置について、堅牢なエネルギー密度、出力密度及びサイクル寿命を促進する。
【請求項20】静電堆積処理が、コロナ帯電静電堆積、摩擦帯電静電堆積及び直接電極誘導帯電堆積からなる群から選択される、請求項17に記載の方法。
 
特表2025-504177電解槽セル内におけるナノ多孔性膜支持 ベルダジー, インコーポレイテッド
【要約】
電解槽セルは、第1の電極を伴う、第1の半セルと、第2の電極を伴う、第2の半セルと、第1の半セルを第2の半セルから分離する、分離器であって、圧縮荷重が、分離器と第1の電極との間、または分離器と第2の電極との間、または第1および第2の電極の両方と分離器との間に印加される、分離器と、第1の電極と分離器との間に位置する、ナノ多孔性支持構造とを備える。ナノ多孔性支持構造は、100マイクロメートル厚以下である。
【請求項16】前記表面処理することは、プラズマ照射、紫外線光照射、コロナ放電、イオン支援反応(IAR)、および前記第1のナノ多孔性支持構造上への親水性コーティングの適用のうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載の方法。
 
特表2025-504472電気化学セルの高圧組み立てのためのシステムおよび方法 24エム・テクノロジーズ・インコーポレイテッド
【要約】本明細書で説明する実施形態は、電気化学セルおよび高圧下でのその製造に関する。いくつかの態様では、電気化学セルを製造する方法は、カソード材料をカソード集電体上に配置してカソードを形成することと、アノード材料をアノード集電体上に配置してアノードを形成することと、組み立て治具内でアノードをカソード上に、セパレータをアノードとカソードとの間に位置付けて配置し、電気化学セルを形成することであって、組み立て治具は、カソード材料内の圧力が少なくとも約3,500kPaとなるように電気化学セルに力を加える、形成することと、を含むことができる。いくつかの実施形態では、カソード材料は第1のカソード材料とすることができ、本方法は、第2のカソード材料を第1のカソード材料上に配置することをさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、第1のカソード材料はシリコンを含むことができる。いくつかの実施形態では、第2のカソード材料はグラファイトを含むことができる。
【請求項9】前記熱を、Nd:YAGレーザ、CO2レーザ、電子ビーム照射、プラズマ、コロナ、深UV、エッチング、赤外線、ホットプレート、熱間圧延、蒸気処理、スパッタリング、Cu/Cスパッタリング、または直接燃焼のうちの少なくとも1つを介して加える、請求項8に記載の方法。
 
特表2025-504532球状鉄合金粉末材料とその製造方法および使用 趙 遠雲
【要約】本発明は、球状鉄合金粉末材料ならびにその製造方法及びその使用に関する。FeとLaの主合金系を選択し、同時に特殊合金の球状化析出元素と耐食性元素を添加することにより、合金の凝固過程において、初期合金溶融物中にFeリッチで球状析出元素を固溶させた球状分散粒子相は、Laリッチマトリックス相中に分散析出が達成される。Laリッチマトリックス相を除去することにより、ナノメートルから数十ミクロンの粒径の球状鉄合金粉末材料が得られる。上記製造方法は、プロセスが簡単であり、ナノオーダー、サブミクロンオーダー、及びミクロンオーダーの異なるモルフォロジーのさまざまな球状鉄合金粉末を製造することができ、粉末冶金、金属射出成形(MIM)、3Dプリント、磁性材料、耐熱材料、高温合金、塗料、電熱材料、波動吸収材料、磁性流体材料などの分野で良好な応用の見通しがある。
【請求項19】コロナウイルス形状の球状鉄合金粉末粒子であって、前記コロナウイルス形状の球状鉄合金粉末粒子の主成分はFey2Tz2Ma2Db2Lax2であり、50%≦y2≦98%、0.2%≦z2<50%、0%≦a2≦30%、0%≦b2≦35%、および0<x2≦5%であり、TはCrおよびVのうち少なくとも1つを含み、MはAl、Ni、Co、およびSiのうち少なくとも1つを含み、DはMo、W、およびTiのうち少なくとも1つを含み、Laは希土類Laであり、Laは主にFey2Tz2Ma2Db2Lax2の主成分を有するコロナウイルス形状の球状鉄合金粉粒子中に固溶して存在し、x1、a1、x2、y2、z2、a2およびb2はそれぞれ対応する構成元素の原子百分率含有量を表し、前記コロナウイルス形状の球状鉄合金粉末粒子は、本体部分と付属部分とを含み、本体部分は球形または球形に近い球体であり、付属部分は、本体部分の球体の表面上にその場で成長した複数の突起であり、球状鉄合金粉末粒子はコロナウイルスに類似する形状を有し、その付属部分の複数の突起はコロナウイルスの形状の複数の王冠突起に対応し、前記コロナウイルス形状の球状鉄合金粉末粒子の本体部分の直径は20nm〜50μmであり、付属部分の突起の高さは本体部分球体の直径の0.3倍未満であることを特徴とするコロナウイルス形状の球状鉄合金粉末粒子。
 
特表2025-505045空気を処理するためのフィルタシステム及びその使用方法 アイシーエー トリノヴァ エルエルシー
【要約】空気を処理するためのシステム及び方法が本明細書に開示される。
【請求項1】空気を処理するためのフィルタシステムであって、前記フィルタシステムが、媒体を備える第1のフィルタを備え、前記フィルタシステムを通って流れるように誘導された空気が前記第1のフィルタに接触し、前記媒体は、処理ガスを、前記処理ガスが前記空気の流路内に放出されるように、前駆体から発生させるように構成されており、前記処理ガスが、二酸化塩素(ClO2)を含み、前記前駆体が、二酸化塩素前駆体を含み、前記処理ガスが、二酸化炭素(CO2)を含み、前記前駆体が、二酸化炭素前駆体を含み、又はそれらの組み合わせである、フィルタシステム。
【請求項63】前記疾患又は障害が、コロナウイルス、インフルエンザウイルス、又はそれらの組み合わせによる感染症を含む、請求項55〜62のいずれか一項に記載の方法。
 
A−2−2ストリーマ放電
特許7445938サーバ、方法及びコンピュータプログラム 17LIVE株式会社
【課題】キャラクターを備えたAIチャットボットにより、ライブストリーミングルームにおける交流や楽しさを増大させ、ライブストリーミングにおける雰囲気の監視や対応をAIチャットボットに任せることもでき、ユーザエクスペリエンスが向上させるライブストリーミングプラットフォームにおける交流を処理するサーバ、方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】ライブストリーミングシステムにおいて、サーバ10は、キャラクターに対応するキャラクターデータを受信する機能と、キャラクターデータを機械学習モデルに入力し、ライブストリーミングルーム内に仮想チャットボットを生成する機能と、仮想チャットボットを当該ライブストリーミングルームに設定する機能と、を実行し、仮想チャットボットがライブストリーミングルーム内のライブストリーマーまたは視聴者に支援を提供する。
 
特許7469769ストリーマーが視聴者とインタラクトするのを支援する方法、コンピュータ機器及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 17LIVE株式会社
【課題】ストリーマーが視聴者とインタラクトするのを支援する方法、コンピュータ機器及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【解決手段】コンピュータ機器により運営されるライブストリーミングプラットフォームを通じて、視聴者に関するトピック提案(或いはインタラクティブなトピック提案)をストリーマーに提供することに適したストリーマーが、視聴者とインタラクトするのを支援する方法であって、視聴者が参加した活動記録に基づいて過去のトピックをキャプチャするステップと、少なくとも1つのパラメータに基づいて過去のトピック内の各々スコアを計算するステップと、過去のトピック及び過去のトピックに対応するスコアに基づいてトピック提案を生成し、ストリーマーにトピック提案を提供するステップと、を含む。
 
特許7630804サーバ、方法及びコンピュータプログラム 17LIVE株式会社
【課題】視聴者とAI仮想ライブストリーマー間のコミュニケーションを改善するサーバ、方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】リブストリーミングシステムにおいて、サーバによるアプリケーション起動処理は、機械学習モデルを介して仮想チャットボットを生成する工程と、当該仮想チャットボットをライブストリーミングルーム内に設定する工程と、当該ライブストリーミングルーム内のユーザからコメントを受信する工程S502と、当該ユーザに関連付けられたキーワードが当該コメントから検出されたことS504はいに応答して、当該キーワードを第1のデータベースに格納する工程S508と、当該第1のデータベースの情報を当該機械学習モデルに供給する工程と、を含む。当該キーワードが当該ユーザに関する情報に関連するものである。
 
特開2025-021833共重合体の分析方法、共重合体の分析プログラム及び共重合体の分析装置 マクセル株式会社
【課題】クロマトグラムから共重合体の所定の配列情報を得ることができる分析方法を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態による共重合体の分析方法は、2種以上の繰返し単位を含む共重合体において、特定の繰返し単位間の結合の比率の指標である共重合性指数を推定する、共重合体の分析方法であって、クロマトグラムから前記共重合性指数を推定する学習済みモデルを用いて、分析対象の共重合体を含む試料のクロマトグラムから前記分析対象の共重合体の前記共重合性指数を推定する工程を備える。
【請求項6】前記クロマトグラムは、液体クロマトグラフによって測定されたものであり、前記液体クロマトグラフは、検出器として、UV/VIS検出器、質量分析器、蛍光検出器、示差屈折率検出器、電気伝導度検出器、電気化学検出器、蒸発光散乱検出器及びコロナ荷電粒子検出器からなる群から選択される1種又は2種以上を含む、請求項1に記載の共重合体の分析方法。
 
特開2025-025074置換空調システム ダイキン工業株式会社
【課題】汚染物質への対処の問題を解決できる置換空調システムを提供すること。
【解決手段】室内の上方から室内空気を排気する置換空調システム100であって、排気した前記室内空気の一部である第一還気空気S1が通流する第一空気経路と、排気した前記室内空気の内、第一還気空気S1を除く空気である第二還気空気S2が通流する第二空気経路と、第一還気空気S1に対して冷却処理及び清浄化処理を行う清浄温調部23と、第二還気空気S2に対して清浄化処理を行うフィルタ231Bと、第一還気空気S1及び第二還気空気S2を混合した空調空気を前記室内の下方に供給する吹出口とを備える。
【請求項7】前記清浄化処理はフィルタ捕集、紫外線照射、ストリーマ放電又は電気集塵を行う請求項1又は2に記載の置換空調システム。
 
特開2025-026272サーバ、方法及びコンピュータプログラム 17LIVE株式会社
【課題】ライブストリーミングにおけるサーバ、方法、及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】ライブストリーミングシステムにおいて、サーバ10は、1以上のプロセッサを備え、1以上のプロセッサが機械可読命令を実行して、キャラクターに対応するキャラクターデータを受信する機能と、キャラクターデータを機械学習モデルに入力し、ライブストリーミングルーム内に仮想チャットボットを生成する機能と、仮想チャットボットを当該ライブストリーミングルームに設定する機能と、を実行し、仮想チャットボットがライブストリーミングルーム内のライブストリーマーまたは視聴者に支援を提供する。
 
 
A−2−3除電
特開2025-022523除電装置、及び画像形成装置 キヤノン株式会社
【課題】ユーザが簡易な工程で適切な除電電圧を決定可能な除電装置の提供。
【解決手段】1部単位のサンプルシートを同じ除電電圧で除電し、排出トレイに排出するサンプル出力を実行する(S4〜S8)。1部単位のサンプルシートの出力後に除電電圧を変え(S13、S4)、別のサンプルシートを1部単位で変更後の除電電圧で除電して排出トレイに排出する。これにより、1部単位で異なる除電電圧で除電されたサンプルシートのシート束が排出トレイに積載されるので、ユーザは複数部のシート束を比較することで、サンプルシートの積載状態や搬送状態などを実際に確認することができる。そして、ユーザはシートの除電効果が高い除電電圧を設定できる(S10〜S12)。こうした簡易な工程で、ユーザは転写後のシートの帯電量に応じた最適な除電電圧を設定できるようになる。
 
特開2025-017483除電装置及びこれを用いた媒体処理システム 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】媒体に対する除電作用を良好に保ち、対構成の除電ロールの表面を損傷させることなく、除電ロールに対する媒体の巻き付きを有効に抑制する。
【解決手段】除電装置11は、媒体Sの移動方向に交差する軸方向に沿って連続的に延びるロール本体3を夫々有し、媒体Sを挟持した状態で移動させて除電する対構成の除電ロール1(1a,1b)と、対構成の除電ロール1の少なくとも一方の除電ロールに除電用電圧を印加する除電用電源4と、対構成の除電ロール1の接触域CNの軸方向の一部に形成された非接触部6を通過し、媒体Sの移動方向前後に延びて媒体Sの移動方向を規制する規制手段5と、を備える。また、除電装置11を含む媒体処理システムも対象とする。
 
特開2025-024974車両の除電器 トヨタ自動車株式会社  株式会社オーツカ
【課題】車室内の空気の帯電を除去することにより安定的且つ継続的に除電効果を得ることができる車両の除電器を提案する。
【解決手段】導電繊維を含有する不織布を母材とする表地を有する帯電除去シートを空調ダクトの外面に貼り付ける。車両の居室内空間において電子部品からの放電によって帯電した空気を帯電除去シートによって除電する。これにより、搭乗者から見えない位置に帯電除去シートを配設しながらも、車両の居室内空間において発生した帯電した空気を除電することが可能である。       
 
特開2025-026172除電装置、及び画像形成装置 キヤノン株式会社
【課題】先行する除電不要なシートと後続する除電必要なシートの紙間を広げずとも、除電ローラの離間位置から当接位置への着動作を行うことができる除電装置の提供。
【解決手段】普通紙が紙間(T1、時刻t0〜時刻t1)で連続搬送される場合、これらの普通紙が非接触型除電装置のみによる除電が行われる。先行する普通紙の先端が除電ニップ部のニップ領域に到達してから(時刻t1)、着動作開始時間「400msec」経過後の時刻t10に接離機構150の着動作が開始される。こうして、先行する普通紙の後端がニップ領域を通過する前に(時刻t2)、除電ローラの離間位置から当接位置への移動を開始させ、後続する合成紙の先端がニップ領域に到達する前に(時刻t31)、除電ローラの当接位置への移動を完了させる。これにより、シートの紙間(T1)を広げずとも、除電ローラの離間位置から当接位置への移動を完了させることができる。
 
A−2−4帯電
特許7631603帯電防止用マスターバッチ、帯電防止用樹脂組成物、及び帯電防止用樹脂成形体 大日精化工業株式会社
【課題】ポリプロピレン樹脂や低密度ポリエチレン樹脂を希釈樹脂として用いた場合であっても、有効な帯電防止効果が発現するまでの時間が短く、帯電防止性に優れた樹脂組成物や樹脂成形体を製造することが可能な帯電防止用マスターバッチを提供する。
【解決手段】ホモポリプロピレン樹脂、エチレン−プロピレンランダム共重合体、及び低密度ポリエチレン樹脂からなる群より選択される少なくとも一種のベース樹脂、ドナー・アクセプター型の帯電防止剤、並びにブリード効果剤を含有し、ブリード効果剤が、長鎖脂肪族アルコール、長鎖脂肪族エステル、及び界面活性剤からなる群より選択される少なくとも一種であり、帯電防止剤の含有量が、5〜25質量%であり、ブリード効果剤の含有量が、0.5〜15質量%であり、帯電防止剤1質量部に対する、ブリード効果剤の量が、0.1〜1質量部である帯電防止用マスターバッチ。
 
特開2025-017291動電学を利用して帯電粒子をろ過する装置  ポステック・アカデミー‐インダストリー・ファウンデーション  エスエンテル株式会社
【課題】水中の微細プラスチックのような帯電粒子を迅速かつ効率的に除去できる帯電粒子ろ過装置を提供する。
【解決手段】帯電粒子を含有する流体が投入されて流動するメインチャンネル(100)、メインチャンネルの内部に流体の流動を許容するように配置される第1の電極(210)、および第1の電極の下流に配置され、帯電粒子がろ過された流体が排出される複数の空隙を備えるイオン交換膜(220)を備えた動電学(Electrokinetic)を利用して帯電粒子(Charged Particle)をろ過する装置とする。       
 
特開2025-019216帯電防止表面保護フィルムおよび光学部品 ZACROS株式会社
【課題】表面に凹凸がある光学用フィルムに対しても貼合でき、被着体への汚染が少なく、かつ、経時でも被着体に対する低い汚染性が変化せず、経時劣化しないで優れた剥離帯電防止性能を有する帯電防止表面保護フィルムおよび光学部品の製造方法を提供する。
【解決手段】透明性を有する樹脂からなる基材フィルム1の片面に、アルカリ金属塩からなる帯電防止剤3と剥離剤とを含有する剥離剤層2が設けられ、基材フィルム1の他面に、粘着剤層4が設けられた帯電防止表面保護フィルム5であって、基材フィルム1が、剥離剤層2と粘着剤層4とが接するように、粘着剤層4を内側にしてロール状に巻回してなり、アルカリ金属塩からなる帯電防止剤3の成分が、粘着剤層4においては表面のみに転写されて存在することにより、粘着剤層4を被着体から剥離するときの剥離帯電圧が+0.7kV〜−0.7kVである。
 
特開2025-019475集合基板及び集合基板の帯電防止方法 株式会社デンソー
【課題】複数の回路基板を備えた集合基板において、各回路基板へ電子部品を実装して実装基板を製造する際の製造効率を低下させることなく、各回路基板に静電気が帯電するのを防止できるようにする。
【解決手段】集合基板2は、絶縁基板と導電性の金属層とを積層した基板にて構成され、金属層により電気回路の配線パターンが形成された複数の回路基板21〜28と、複数の回路基板の周囲に配置された捨て基板30と、これらを分割可能に連結する連結部41〜48とを備える。連結部には、各回路基板のグラウンドパターン51〜58を捨て基板の金属層に接続する接続用配線パターン61〜68が形成され、捨て基板には、その金属層を共通アースとして外部装置に接続するための接続端子部70が設けられている。
 
特開2025-023781帯電防止機能が向上したブラックアルミナセラミック部材およびその製造方法 テイーエスジェイ カンパニー リミテッド
【課題】黒色ないし黒色に近い色を発現させることで、低い光反射率を有する帯電防止機能が向上したブラックアルミナセラミック部材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のブラックアルミナセラミック部材は、ブラックアルミナセラミック原料100重量部と、添加剤56.4〜76.8重量部と、バインダー9.5〜12.5重量部と、を組み合わせて製造されてもよく、前記ブラックアルミナセラミック原料は、56.4〜76.6重量%の酸化アルミニウム(Al2O3)と、23.4〜43.6重量%の着色剤と、を含んでもよく、前記着色剤は、8.0〜15.0重量%のCo2O3、6.0〜10.0重量%のFe2O3、4.0〜7.0重量%のTiO2、3.4〜8.0重量%のMnO2、0.5〜0.8重量%のZnO、1.0〜2.0重量%のSiO2、および0.5〜0.8重量%のZrO2で構成されてもよい。
 
特開2025-024898水流帯電装置 トヨタ紡織株式会社
【課題】新規の水の使用量を適切に低減できる水流帯電装置を提供する。
【解決手段】水流帯電装置10は、非導電性のシート90に対して水を供給することによってシート90を帯電させる装置である。水流帯電装置10は、シート90に向けて水を供給する供給部20、シート90に供給された水を供給部20へと循環させる循環流路30、及び循環流路30の途中に設けられて、水を冷却する冷却装置60を備えている。
 
特開2025-025141帯電システム、画像形成システム 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】帯電部材に従動して回転する除去部材が常に帯電部材に接触している場合と比して、帯電部材の表面に付着物の層が形成されるのを抑制することができる。
【解決手段】帯電システムは、回転する像保持体に従動して回転し、像保持体を帯電する帯電部材と、帯電部材に接触する接触位置に配置された状態で、回転する帯電部材に従動して回転し、帯電部材に付着した付着物を除去する除去部材と、除去部材を帯電部材と離隔する離隔位置と接触位置とに移動させる移動部材と、少なくとも1つのプロセッサと、を備え、プロセッサは、移動部材を制御して予め決められたときに、離隔位置に配置された除去部材を接触位置に移動させて、除去時間だけ、除去部材によって帯電部材に付着した付着物を除去させる。
 
特開2025-026042帯電発電素子及び帯電発電素子の製造方法 国立大学法人横浜国立大学
【課題】フレキシブル性及び加工性が良好で、環境負荷が低減された帯電発電素子及び帯電発電素子の製造方法を提供する。
【解決手段】カーボンナノチューブ及びパルプを複合したカーボンナノチューブ複合紙と、カーボンナノチューブ複合紙が表面に設けられた電極Aと、電極Aの、カーボンナノチューブ複合紙側に対向するように設けられた電極Bと、を備えた、帯電発電素子。
 
特表2025-504743帯電防止軸受収容部 エヌジーアイ エー/エス
【要約】本発明は、軸受収容部であって、軸受を保持する軸受収容部本体と、該軸受収容部にシャフトを挿入するシャフト挿入部を形成するシールドと、軸受収容部本体の内側から外側材料にかけて電気的接続部を提供する少なくとも1つの導電要素と、を備える、軸受収容部に関する。
 
A−2−5静電気
特許7372720静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像用トナーの製造方法 三笠産業株式会社 
【課題】高画質な印字が可能な静電荷像現像剤および静電荷像現像剤の製造方法を提供することである。
【解決手段】結着樹脂、着色剤、離型剤、および荷電制御剤を含有する静電荷像現像用トナーであって、荷電制御剤はポリメチルシルセスキオキサン粒子からなり、静電荷像現像用トナーに内添され、ポリメチルシルセスキオキサン粒子の平均粒子径が0.05μm以上0.3μm以下であって、飽和帯電量の絶対値が30μC/g以上である。また、結着樹脂は、ポリエステル樹脂を含んでもよく、結着樹脂100重量部に対してポリメチルシルセスキオキサン粒子が1重量部以上8重量部以下含有してもよい。
 
特開2025-016688静電チャック 東京エレクトロン株式会社
【課題】静電チャックに保持される基板の温度均一性を向上させる。
【解決手段】静電チャックは、基板が載置される誘電部材(セラミック部材1111a)と、誘電部材内に配置される静電電極1111bと、を含み、誘電部材は、ガスが流出するガス流出部を有する第1の上面200と、第1の上面の外側に配置され、第1の上面より高い高さを有する環状のシールバンド201と、を含み、シールバンドは、外周部240と、外周部より低い高さを有する内周部241と、を含み、静電電極は、少なくともシールバンドの内周部の直下に配置されている。
 
特開2025-017044静電荷像現像用トナー、画像形成方法および画像形成装置 コニカミノルタ株式会社
【課題】画像形成装置が有する各部材との接触による帯電を原因とする貼り付きが生じにくい画像を形成可能であり、なおかつ低温定着性が高く、ホットオフセットを生じにくい静電荷像現像用トナーを提供すること。
【解決手段】トナー母体粒子に結着樹脂を含み、前記結着樹脂は、下記一般式(1)で表される構成単位および特定式で表される構成単位を有する重合体を含む、静電荷像現像用トナー。(一般式(1)中、R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は炭素数6以上12以下の、脂環式構造を有する炭化水素基を示す。)
 
特開2025-019117温調装置及び温調装置用静電整流器並びに温調装置の効率改善方法 昴テクノロジー株式会社 エイム株式会社
【課題】媒体の電気的な課題を解決し、より高い冷却効率を達成することができる温調装置、静電整流器、及び温調装置の冷却効率改善方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係る温調装置は、導電性を備えた材質により形成され、媒体を収容して循環させる媒体管と、媒体管を収容する筐体と、を備えた温調装置であって、媒体管に電気的に接続され、周波数20kHz以上40kHz以下で繰り返されるパルス状の信号を供給する静電整流器と、を備えるものである。さらに、他の観点である温調装置の冷却効果改善方法は、上記温調装置の冷却効率改善方法であって、上記温調装置用静電整流器により、周波数20kHz以上40kHz以下で繰り返されるパルス状の減衰波信号を前記媒体管に供給するものである。       
 
特開2025-019889静電容量型加速度センサ 株式会社村田製作所
【課題】検出精度を向上できる静電容量型加速度センサを提供する。
【解決手段】静電容量型加速度センサ1は、回転中心の周りに回転する回転構造部30と、交差軸方向に並進する並進構造部40と、静電容量を検出する検出構造部100とを備え、回転構造部30は、質量非対称性を生じさせる錘部35を有し、並進構造部40は、第1面40Aと、反対側の第2面40Bとを有し、検出構造部100は、第1電極群と、第2電極群とを有し、第1電極群は、感度軸方向に並ぶ第1電極E1L及び第2電極E2Lを含み、第2電極群は、感度軸方向に並ぶ第1電極E1R及び第2電極E2Rを含み、第1電極E1Lと、第1電極E1Rとが、交差軸方向に沿って並進構造部40を挟んで互いに対向して配置され、回転中心Dよりも感度軸方向の他方側において、第2電極E2Lと、第2電極E2Rとが、交差軸方向に沿って並進構造部40を挟んで互いに対向して配置されている。
 
特開2025-021434静電成膜装置 ベルク工業有限会社
【課題】ホッパから落下した粉体の塊を粉砕し、粉体を均一に対象物に付着させることができる静電成膜装置を提供する。
【解決手段】静電成膜装置は、スクリーン10と、粉体をスクリーン10に擦り込むための粉体擦り込み面12aを有する擦り込み部材12と、スクリーン10と対象物1との間に電圧を印加するための電源DCと、粉体を供給するホッパ14と、ホッパ14の下方に配置された振動ふるい装置30を備える。振動ふるい装置30は、ホッパ14から供給された粉体を受け、粉体が通過可能な複数の開口35を有する粉体受け部33と、粉体受け部33を振動させる振動発生器34を備えている。
 
特開2025-021661静電モータ駆動回路 株式会社デンソー トヨタ自動車株式会社 株式会社ミライズテクノロジーズ
【課題】出力の低下を招くことなく電極間の放電の発生を防止する。
【解決手段】静電モータ駆動回路1は、回転子に設けられた電極であるロータ電極4と固定子に設けられた電極であるステータ電極5との間に生じる静電気力により回転力を得るように構成された静電モータ2を駆動する。静電モータ駆動回路1は、ロータ電極4およびステータ電極5に対して駆動電圧を印加する電圧印加回路3と、ロータ電極4とステータ電極5との間の距離である電極間距離の変化に応じて駆動電圧を調整する電圧調整部21と、を備える。
 
特開2025-022034静電容量測定装置及び静電容量測定方法 株式会社村田製作所
【課題】プローブの先端部分で発生する浮遊容量を低減し、測定対象物の静電容量を高精度で測定できる静電容量測定装置を提供する。
【解決手段】長手方向に延伸し、略並行に配置される一対のプローブ10と、上記一対のプローブ10に接続される静電容量測定器と、平板状であり、互いに対向する第1主面20a及び第2主面20bが延伸する方向が上記一対のプローブ10が延伸する方向と平行な方向であり、上記一対のプローブ10の間に上記第1主面20a及び上記第2主面20bが挟まれるように配置されるシールド板20と、上記シールド板20の上記第1主面20a及び上記第2主面20bにそれぞれ設けられる絶縁層30と、を備える静電容量測定装置1であって、上記一対のプローブ10が互いに重なる方向からみた際に、上記一対のプローブ10と重なるすべての位置に上記シールド板20が配置されている、ことを特徴とする静電容量測定装置1。
 
特開2025-022755アルミナ質焼結体、および静電チャック 日本特殊陶業株式会社
【課題】アルミナ質焼結体においてパーティクルの発生を抑制する技術を提供することを目的とする。
【解決手段】アルミナ質焼結体は、イットリウム(Y)を90ppm以上265ppm以下含み、カルシウム(Ca)を100ppm以下含み、アルミナ結晶粒子の平均粒径が6μm以下である。
 
特開2025-022807静電荷像現像用トナーの製造方法 花王株式会社
【課題】高速印刷時の低温定着性及び耐久性に優れた静電荷像現像用トナーの製造方法に関すること。
【解決手段】結晶性ポリエステル樹脂C及び非晶性ポリエステル樹脂Aを同一又は異なる粒子に含有する樹脂粒子を、水系媒体中で凝集させて、凝集粒子を得る工程を含む、静電荷像現像用トナーの製造方法であって、前記結晶性ポリエステル樹脂Cのエステル基濃度が6.5mmol/g以上12.5mmol/g以下であり、前記非晶性ポリエステル樹脂Aが、アルコール成分とカルボン酸成分とポリエチレンテレフタレートとの重縮合物である、静電荷像現像用トナーの製造方法。
 
特開2025-024058真空電子デバイスでの電子ビームの磁気静電検出、集束、および操向 エルヴ・インコーポレーテッド
【課題】1つまたは複数の真空電子デバイス(VED)を同時に形成するために一緒に接合された、さまざまな材料からなる複数の2次元の層を有するVEDを作り出す。
【解決手段】2次元の材料層は、組み立てられ接合されて3次元の構造になったときに3次元の特徴を形成するように、デバイス動作のために必要な特徴を含むように機械加工される。2次元の層はろう付け、拡散接合、補助拡散接合、固体接合、冷間溶接、超音波溶接などを使用して一緒に接合される。本製造工程により、必要とされる位置精度およびバッチ能力あたり多数のデバイスを維持しながら、VED製作のために必要とされる金属材料、磁気材料、およびセラミック材料を組み入れることが可能になる。そのように作り出されたVEDは、電子ビーム制御のために磁気レンズと静電レンズの組合せを含む。
 
特開2025-024240静電容量に基づく電力制御を有するエアロゾル発生装置 フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
【課題】静電容量に基づく電力制御を有するエアロゾル発生装置を提供する。
【解決手段】第一の電極128、エアロゾル形成基体の一部分、および第二の電極130は、エアロゾル発生物品がくぼみ内に受容された時にコンデンサーを形成する。エアロゾル発生装置110のコントローラ124は、エアロゾル発生物品がくぼみ114内に受容された時に、第一および第二の電極128、130を介してコンデンサーの静電容量を測定し、測定された静電容量が所定の第一の範囲内である場合に、第一のプロファイルで電源126から少なくとも一つのヒーター120へ電力を供給し、測定された静電容量が所定の第二の範囲内である場合に、第一の電力プロファイルとは異なる第二の電力プロファイルで電源126から少なくとも一つのヒーター120へ電力を供給するように構成される。
 
特開2025-024528静電チャック、静電チャック用電極及び静電チャックの製造方法 日本特殊陶業株式会社
【課題】電極に設けられた貫通孔の開口部分に残るバリによる絶縁不良を抑制するための技術を提供する。
【解決手段】静電チャック100は、セラミックス基材110と、セラミックス基材110に埋設された金属製の電極120とを備えている。電極120は、セラミックス基材110の上面111から上下方向に0.1mm〜10mm離れた位置に埋設されている。電極120の厚さ(上下方向の長さ)は0.05mm以上である。電極120の上面における、複数の貫通孔124の開口の外縁部分は、電極120の上面の複数の貫通孔124の開口の外縁部分を除く部分よりも上方に突出していない。
 
特開2025-024529セラミックスサセプタ及び静電チャックの製造方法 日本特殊陶業株式会社
【課題】セラミックスサセプタの絶縁性能を従来より向上させるための技術を提供する。
【解決手段】セラミックスサセプタ100は、セラミックス基材110と、セラミックス基材110に埋設された金属製の高周波電極124及び/又は静電吸着用電極126とを備えている。高周波電極124及び/又は静電吸着用電極126は、セラミックス基材110の上面111から上下方向5に0.3mm以上離れた位置に埋設されている。高周波電極124及び/又は静電吸着用電極126は、Moを主成分として含有し、且つ、希土類酸化物を含有している。
 
特開2025-026177静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】高温高湿環境下において交流電圧を印加する現像方式で形成した画像の濃度ムラが抑制される静電荷像現像用キャリアを提供すること。
【解決手段】内部空隙を有する磁性粒子と、前記内部空隙の少なくとも一部に配置され、シリカ、アルミナ、及び炭酸カルシウムからなる群より選択される少なくとも1種を含む無機粒子と樹脂とを含有する樹脂組成物と、を有する、静電荷像現像用キャリア。
 
特開2025-026178静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】高温高湿下において画像密度の高い画像を長期にわたって連続で形成したときにおける、像保持体への静電荷像現像用キャリアの付着が抑制される静電荷像現像用キャリアを提供すること。
【解決手段】内部空隙を有する磁性粒子と、前記磁性粒子を被覆し、樹脂と無機粒子とを含有する樹脂被覆層と、前記内部空隙の少なくとも一部に配置され、樹脂と無機粒子とを含有する樹脂組成物と、を有する、静電荷像現像用キャリア。
 
特開2025-027269静電容量型センサおよび圧力センサ アズビル株式会社
【課題】静電容量の不連続性を改善する。
【解決手段】静電容量型センサは、物理量に応じて静電容量が変化するセンサチップと、センサチップの出力を電気信号に変換する容量検出部12と、容量検出部12の2つの出力信号が時分割でADコンバータ15に入力されるように切り替えを行うマルチプレクサ13と、ADコンバータ15によってAD変換された容量検出部12の第1、第2の出力信号に基づいて第1、第2の静電容量の値を算出する第1、第2の容量算出部160,162と、第1、第2の静電容量のうちADコンバータ15のサンプリング周期が長い方の第1の静電容量が第1の容量算出部160によって算出されてから、次に第1の静電容量が算出されるまでの間のADコンバータ15のサンプリングタイミングにおける第1の静電容量の値を算出するフィルタ部161とを備える。
 
特表2025-503753静電チャック装置及び温度制御方法 北京北方華創微電子装備有限公司
【要約】本願は、静電チャック装置及び温度制御方法を開示する。静電チャック装置は、下から上に順に設けられる装置基体、加熱層、及びウエハを載置するための絶縁吸着層を含み、絶縁吸着層内には、ウエハを吸着するための吸着電極が設けられ、加熱層内には、絶縁吸着層に載置されたウエハを加熱するための少なくとも2つのメインヒーターが設けられ、絶縁吸着層内には、ウエハを吸着するための吸着電極が設けられ、静電チャック装置は、コントローラをさらに含み、絶縁吸着層内には複数の補償ヒーターがさらに設けられ、複数の補償ヒーターはいずれも吸着電極と絶縁して設けられ、複数の補償ヒーターはいずれもコントローラに電気的に接続され、コントローラは各補償ヒーターのオン又はオフ、及び各補償ヒーターの電力を制御することに用いられる。
 
特表2025-504676微生物学的用途のための単一ビーズ静電容量検出器 アルトラテック・リミテッド
【要約】本発明は、試料中の標的分析物の検出および/または定量のための改良された静電容量ビーズセンサを提供し、検出限界は単一ビーズまでであり、複数のビーズ試験、またはビーズの連続フローに再使用可能であり、容易に製造可能かつ自動化可能である。それは、例えばウイルス核酸およびそのウイルスに対する宿主抗体の同時検出を可能にする、各種核酸標的全体にわたるだけでなく全標的クラスにわたってマルチプレックス標的検出をさらに可能にする様々な構造的利点および電子シグナル増幅技術の使用によって、PCRなどの酵素増幅を必要とせずに単一分子検出までの感度を可能にする。
 
特表2025-505457高湿度に耐える微小静電洗浄装置 愛優特空気技術(上海)有限公司
【要約】本発明は、高湿度に耐える微小静電洗浄装置を開示し、イオン化モジュール、微小静電フィルタおよび電源モジュールを備え、フィルタコアの炭素電極の長手方向の両端に絶縁性誘電体材料にそれぞれ第1の電極帯および第2の電極帯を内側に装入した後に、封止材で封止し、各リード線の接合部に対してグルーポッティングにより封止し、フィルタコアの完全な封止を実現する。電源モジュールと電極帯との接続、および電極接触片と外部電源との接続は、構造設定によって完全に封止される。同時に、電流制限保護回路を設定しており、動作電流をリアルタイムで監視し、動作電流の瞬間的な変化が閾値を超えると、電流制限保護を行う。本発明によれば、湿度の高い環境では、動作の安定性を向上させ、作業効率と保塵能力を保証し、漏電、アーク放電などの現象を回避することができる。
 
A−3レナード効果・水
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特開2025-018851ラジウム温泉システム イシズム株式会社   株式会社英知
【課題】ラジウム温泉水における極微量の放射線を浴びることによる体内活性効果を飛躍的に得ることのできるラジウム温泉システムを提供する。
【解決手段】ラジウム温泉システムにおいては、ラジウム温泉源HSから湧き出たラジウム温泉水を、一旦、貯湯する貯湯手段102と、この貯湯手段に貯湯されたラジウム温泉水に含まれる湯の花等の温泉析出物を濾過する濾過手段112と、この濾過手段で濾過されたラジウム温泉水の供給を受け、これをナノミスト化するナノミスト生成手段114と、このナノミスト生成手段で生成されたラジウム温泉水のナノミストを温浴室104に放出する第1の放出手段116とを具備することを特徴としている。
  送風機Bは、室内の空気を吸込口12a、フィルタFを介して吸引して、水破砕手段空気供給路1c、空気流入口3a、貯水槽3の処理室3b、ナノミスト負イオン送出流路1e、気液分離部5を介して吹出口2aから室内に送り戻す。このとき、ルーバー19は、開放されている。一方、回転体41は、ミストモータ43の駆動によって回転し、所定温度に加熱された貯水槽3内に貯水されたラジウム温泉水を、回転の遠心力で外壁及び内壁を伝わって上昇するように吸い上げて、上部の飛散口(図示省略)から外周の多孔体42に向けて飛散させる。その飛散したラジウム温泉水は、回転体41の上部外周にある多孔体42の多孔部42aに衝突して破砕されたり、多孔部42aを通過して貯水槽3の内壁及び仕切45に衝突して破砕されたりすることによって、微細化されて、ナノミストに生成される。また、これと同時にレナード効果で負イオンが発生される。   
 
A−3ー1微細気泡
特許7399528微細気泡発生装置 株式会社ナノバブル研究所
【課題】微細気泡の十分な発生量を安定的に維持させることが可能な微細気泡発生装置を提供する。
【解決手段】微細気泡発生装置を構成するサイズ抑制気体混合部60には、超音波照射機61、及びエアポンプ62が含まれる。エアポンプ62は、配管5を流れる水2にエアを混合させる。超音波照射機61は、超音波照射槽610内を流れる水2に超音波UWを照射し、照射する超音波UWによって与えるエネルギーにより、最大気泡の大きさを抑制する。超音波照射槽610の手前に配置されたボールバルブ67は、それを流れる水2中の最大気泡の大きさを機械的に抑制する。
 
特許7614662バブル水生成装置およびバブル水生成方法 ヤマト科学株式会社
【課題】ウルトラファインバブルを含有したUFB含有水の生成能力を簡単に向上でき、多量のUFB含有水を生成できるようにする。
【解決手段】液体41を貯留するUFB貯蔵槽200と、UFB貯蔵槽200の外部に設けられ、UFB貯蔵槽200内の液体41中に溶存する気体を気泡化するための、シリンジ102とプランジャ103とを有する注射器型の減圧加圧室100と、減圧加圧室100のプランジャ103を連続往復動作させる駆動部110と、UFB貯蔵槽200の内部に設けられ、減圧加圧室100に連動して圧力状態が切り替えられることにより、UFB貯蔵槽200内の液体41中に溶存する気体を気泡化する流路切替ジョイント部203と、を備える。
 
特許7635459工具ホルダ 株式会社日研工作所
【課題】ワークや工具に付着する切りくずなどを効率的に除去することが可能な工具ホルダを提供すること。
【解決手段】工具ホルダ(1)は、切削工具(50)のシャンクを受け入れて保持するものであって、軸線方向に延びるクーラント供給通路を介して、切削工具(50)の刃先にクーラント液を噴射する。クーラント供給通路には、軸線方向に延びるクーラント第1流路(32)が設けられ、クーラント第1流路(32)内でクーラント液中に微細な気泡を発生させるファインバブル発生部材(30)と、軸線方向に延びるクーラント第2流路(42)が設けられ、その後端部がファインバブル発生部材(30)の前端部に当接し、その前端部が切削工具(50)の後端部に当接する連結部材(40)とが配置されている。
 
特開2025-019377電解水生成装置 株式会社テックコーポレーション
【課題】電解槽の長寿命化を図ることができる電解水生成装置を提供すること。
【解決手段】三室型電解槽(2)と、電解質供給部(4)と、電解質水溶液が前記電解質供給部(4)から供給されるとともに、前記中間室(23)との間で第1循環経路(50)を介して電解質水溶液が循環する電解質循環部(5)と、第1循環経路(50)と異なる経路で電解質水溶液を電解質循環部(5)に循環させる第2循環経路(60)と、第2循環経路(60)に接続する分岐経路(70)から電解質水溶液が供給される一室型電解槽(3)と、前記分岐経路(70)に設けられるファインバブル生成器(7)と、を備えることを特徴とする電解水生成装置(1)。
 
特開2025-019641便座装置 東芝ホームテクノ株式会社
【課題】簡易な構造で微細気泡の生成量を増加させることが可能な便座装置を提供する。
【解決手段】本発明の便座装置10は、便座装置10に水を給水する本体給水口31から、便座装置10の外に水を放出する噴出部57や吐水部66やノズル洗浄口67bまでの間に、この水が流れる流路51が形成され、流路51には、通過する水に微細気泡を生成する微細気泡生成手段54が設けられ、流路51は、微細気泡生成手段54よりも下流側に、微細気泡生成手段54で微細気泡を生成するUFBノズル77の開口面積Aよりも小さい開口面積に形成される弁孔部113、加熱ユニット流入部58b内に形成された流路において断面積が最小の場所、噴出部57、吐水部66およびノズル洗浄口67bを有する構成としている。
 
特開2025-019956水等の流路内設置型の超微細気泡生成パーツおよび当該超微細気泡生成パーツを用いた超微細気泡生成構造 オリーバル株式会社
【課題】装置の部品点数を減らし、かつ実施コストを抑制しながら、あらゆる流路内に設置することができ、当該流路内を流れる水等に超微細気泡を付加することができる、水等の流路内設置型の超微細気泡生成パーツを提供しようとするものである。
【解決手段】水等の流路内に設置される超微細気泡生成パーツであって、前記超微細気泡生成パーツは、平板状のパーツ本体と、前記パーツ本体の適宜位置に穿設された1つまたは複数の細孔と、からなり、前記超微細気泡生成パーツは水等の流路内に設置されて、前記水等が前記パーツ本体に設けられた前記細孔内を通過することにより、前記水等に超微細気泡が付加されるようにしたことを特徴とする水等の流路内設置型の超微細気泡生成パーツ。
 
特開2025-020861微細気泡を含有する組成物、微細気泡の経時安定性の推定方法および微細気泡を含有する組成物の設計方法 ポーラ化成工業株式会社
【課題】新規な微細気泡を長期間保持することができる組成物、組成物中の微細気泡安定性の推定方法、微細気泡を長期間保持することができる組成物の設計方法。
【解決手段】微細気泡を含有する微細気泡含有組成物であって、前記微細気泡を含有する前の原料組成物が、以下の条件を満たす、微細気泡含有組成物とする。(条件)原料組成物が、以下の微細気泡安定性評価式を満たす物性値(X、Y、Z)の組み合わせを有する。(微細気泡安定性評価式)S≦0.302×X+0.0370×Y+7.56×Z−3.71ここで、S=0.4(物性値)X:室温20℃で測定した前記原料組成物のpH Y:室温20℃で測定した前記原料組成物の静的表面張力(mN/m) Z:室温20℃で測定した前記原料組成物の動的表面張力(N/m・s)
 
特開2025-022240液体噴霧装置  株式会社リスニ 株式会社アクアフューチャー研究所
【課題】単純な機構によりながらファインバブル領域、特にウルトラファインバブル領域の気泡数密度を著しく高めた液体を噴霧可能な装置を提供する。
【解決手段】液体噴霧装置は、液体を貯留する容器Aと、容器内の液体を噴霧ノズルに導く流路部材と、液体を流路部材を介して吸引し、噴霧ノズルより噴霧させるポンプと、流路部材の流路内に、ポンプにより流路内を流通する液体と接触するように配設され、液体との接触面に液体の流速を局所的に増加させるキャビテーションポイントが複数分散形成されているキャビテーション処理部材54とを備え、キャビテーション処理部材の配設位置における流路の液体流通断面積が、噴霧ノズルの噴霧口の流通断面積よりも大きく設定されている。
 
特開2025-024651エビと海苔の交互陸上養殖 株式会社PPL NEXT
【課題】従来の陸上養殖では1つの水槽で単一の種類を養殖しているが、水温を一定にする必要があり、冬場は加温する必要があった。または水温が高かったり低かったりして調節できないときは養殖を休止する必要があった。
【解決手段】本発明では同一の養殖用水槽において、水温が高くなる時期にはエビを養殖し、水温が低くなる時期には海苔の養殖を行い、通年を通して養殖を行うことができる。
【請求項3】前記養殖方法において、ナノバブル発生装置で空気、酸素、二酸化炭素等の各種気体を微細気泡として水槽に供給し、養殖の生育を促進させる請求項1及び請求項2に記載の養殖方法。
 
特開2025-025337中空カプセル含有水の製造方法及び中空カプセル含有水の利用方法 株式会社熊本アイディーエム
【課題】石炭を燃焼させることで生じた排ガスを中空カプセル化することで有効活用できる中空カプセル含有水の製造方法及び中空カプセル含有水の利用方法を提供する。
【解決手段】気泡生成手段と、帯電手段と、カプセル化手段と、回収手段とを有する微小気泡発生装置(60)を用いて中空カプセルを生成して回収する工程と、回収手段に通水することで中空カプセルを含有した水を生成する工程とを有する中空カプセル含有水の製造方法において、気泡となる気体は、石炭を燃焼させることで生じた排ガスから回収した気体であって、有害物質除去装置(40)によって前記排ガスから有害物質を除去する除去工程を有している中空カプセル含有水の製造方法とする。この製造方法により作成された中空カプセル含有水をドローンを用いて散布する中空カプセル含有水の利用方法とする。
【請求項2】前記有害物質除去装置は、サイクロン分離装置付ベンチュリースクラーバーであって、前記排ガス中に塩素ガスを主成分とする気体を内包するマイクロバブルを含んだマイクロバブル水を噴霧している請求項1に記載の中空カプセル含有水の製造方法。
【請求項4】前記マイクロバブル水は、前記排ガスを生じさせている工場で発生した温水を用いて生成している請求項2または請求項3に記載の中空カプセル含有水の製造方法。
 
特開2025-025443混合栓、アダプター、継手管、及び、混合栓の改造方法 株式会社タケシタ
【課題】微細気泡発生器が盗難されにくい混合栓を実現する。
【解決手段】混合栓10は、吐出部13が設けられた水栓本体11と、水栓本体11の一対の流入口11aに接続されて水栓本体11に供給される水が流通する一対の継手管12とを備えている。混合栓10では、流入口11aよりも上流側であって、流入口11aに接続される継手管12の上流端から下流の範囲に、水栓本体11へ向かう水の流通に伴って微細気泡を生成する微細気泡発生器40が設けられている。
 
特開2025-025555高圧洗浄機 株式会社丸山製作所  株式会社洲本整備機製作所
【課題】全体としてコンパクトな構成で、短時間で微細気泡含有水を生成できる高圧洗浄機を提供する。
【解決手段】高圧洗浄機1は、給水口100から供給された水を高圧水にして洗浄ガン50から噴射させる。高圧洗浄機1は、水を貯留するタンク31と、タンク31内の水を高圧ポンプ41により圧送する高圧水供給部40と、高圧水供給部40から圧送された高圧水を噴射させる洗浄ガン50と、接続端部2と洗浄ガン50との間の少なくとも何れかの箇所に設けられ、水を流通させることで微細気泡含有水を生成する微細気泡生成部12と、を備える。
 
特開2025-027947廃リチウムイオン二次電池のリサイクル方法及びそれから得られるリチウムイオン二次電池用電極物質 エーケー ツリー カンパニー,リミテッド      リバス987 インコーポレイテッド
【課題】本発明は、廃リチウムイオン二次電池を熱分解して作製され、経済的かつ環境にやさしく廃リチウムイオン二次電池から正極及び負極用電極物質を回収できる方法及びそれから得られる正極及び負極用電極原料物質を提供することを目的とする。
【解決手段】前記のような目的を達成するために、本発明による廃リチウムイオン二次電池のリサイクル方法は、(a)廃リチウムイオン二次電池を熱分解炉内に装入する段階、(b)前記熱分解炉の内部温度を上昇させて前記廃リチウムイオン二次電池の自己発熱を誘導する段階、(c)前記廃リチウムイオン二次電池の自己発熱反応を持続させる段階、(d)前記廃リチウムイオン二次電池の自己発熱反応が完了した後に作製される第1の粉末を排出する段階及び(e)前記第1の粉末を水に投入し、前記第1の粉末に含まれるリチウム成分を溶解してリチウム水溶液と、前記リチウム水溶液に沈む沈殿物と、前記リチウム水溶液の表面に浮上する浮遊物をそれぞれ分離して回収する段階を含んでもよい。
【請求項3】前記(e)段階で前記第1の粉末が前記水に投入された後に作製されるスラリーに20ミクロン以下の微細気泡を注入する、請求項1に記載の廃リチウムイオン二次電池のリサイクル方法。 
 
特表2025-503348ハマスゲ抽出物を含有する抗炎症、皮膚鎮静、刺激緩和及び皮膚バリア改善用化粧料組成物 ジェイツーケイバイオ カンパニー リミテッド
【要約】本発明は、加温マイクロバブル抽出されたハマスゲ(Cyperus rotundus)抽出物を含有する化粧料組成物に関する。前記抽出物は、一酸化窒素(Nitric Oxide:NO)生成を抑制し、炎症発現因子であるIL−6(interleukin 6)、COX−2(cyclooxygenase−2)、IL−1β(interleukin−1β)、TNF−α(tumor necrosis factor−α)の発現を抑制して抗炎症効能に優れるうえ、皮膚衝撃及び保湿遺伝子としてのAQP−3(Aquaporin−3)、HAS−2(Hyaluronan Synthase 2)、CLDN−1(claudin−1)、CDH1(Cadherin 1)、FLG(Filaggrin)、IVL(involucrin)の発現を増強させて化粧品として使用するとき、皮膚鎮静、保湿、皮膚バリア改善、皮膚紅斑などの刺激緩和、かゆみ緩和などにおいて優れた効果があるため、皮膚の状態を改善するマルチケア製品として有用に活用することができる。
 
実登3250034ファインバブル・次亜塩素酸水及び/又は次亜塩素酸ナトリウム水の製造装置 Renafine株式会社
【課題】亜塩素酸水及び/又は次亜塩素酸ナトリウム水の除菌、殺菌作用を、高めたファインバブル・次亜塩素酸水及び/又は次亜塩素酸ナトリウム水を製造出来るファインバブル・次亜塩素酸水及び/又は次亜塩素酸ナトリウム水の製造装置を提供する。
【解決手段】水20を供給する水供給源2と、水20又はpH調整剤40を添加した水溶液をマイクロバブル及び/又はウルトラファインバブルとしたファインバブル水又はファインバブル水溶液とするファインバブル化処理部3と、水20又はファインバブル水にpH調整剤を添加し、水溶液又はファインバブル水溶液とするpH調整剤供給源4と、ファインバブル水溶液に、次亜塩素酸51又は次亜塩素酸ナトリウム52を添加する少なくとも1個の主剤供給源5とを有する。
【請求項6】pHを4.5以上、7.5以下、有効塩素濃度10〜100ppmの次亜塩素酸水、又はpH7.5を超え、有効塩素濃度100〜1,000ppmの次亜塩素酸ナトリウム水 からなる、直径100μm未満のマイクロバブル、及び/又は、直径1μm未満のウルトラファインバブルであることを特徴とするファインバブル水。
 
実登3250333口腔洗浄用のノズル装置 株式会社IBIS
【課題】水の飛散による汚染を気にすることなく口腔洗浄を行うことができるなど、極めて実用的な口腔洗浄用のノズル装置を提供する。
【解決手段】上筒部1aと下筒部1bとで構成される本体部と該本体部に設けられ口腔内に挿入可能な先端ノズル部2とを有する口腔洗浄用のノズル装置であって、水道水を取り込む取水口3および水道水を噴射する射出口4を含む流路と、流路内の水道水の塩素を除去する塩素除去部5と、を有し、本体部の基端部には、浴室内に設置されるシャワー装置のシャワーホース先端部に取水口3を連通接続する接続部6が設けられている。
【請求項9】請求項1〜7いずれか1項に記載の口腔洗浄用のノズル装置において、キャビテーション方式によるマイクロバブル発生器を有することを特徴とする口腔洗浄用のノズル装置。
【請求項10】請求項8記載の口腔洗浄用のノズル装置において、キャビテーション方式によるマイクロバブル発生器を有することを特徴とする口腔洗浄用のノズル装置。
 
A−3−2霧
A−3−2−1ミスト、サウナ 
特許7635475サウナ装置 株式会社ウッドライフ 合同会社讃和通商 高尾 正範 登 重彦 大嶌 
特許7629250サウナハウスおよびその製造方法 千葉 憲
【課題】高い断熱性および保湿性を獲得させ、強度を保ちつつ軽量で、かつ形状が自由に選択でき、設置や移動の自由度が高く、VOCの発生を抑制して高温での使用も可能なサウナハウスおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】屋外に設置するタイプのサウナハウス1であって、側壁部4における内装材45と外装材44との間の壁内部において、金属板により形成された金属心材41と、金属心材41の内側に貼り付けられる内側断熱樹脂材42と、内側断熱樹脂材42と異なる断熱材であって金属心材41の外側に貼り付けられる外側断熱樹脂材43とを有しており、内側断熱樹脂材42が、80℃以上の高温に対する耐熱性能を有する高耐熱断熱材によって形成されている。
 
好春
【課題】加熱空気の有効利用を図ることで、加熱時間の短縮化、雰囲気温度の適正化、ランニングコストの低廉化を実現するサウナ装置を提供する。
【解決手段】サウナ室1内に、加熱装置8とサウナ使用者が待機する待機部7を配置したサウナ装置において、加熱装置8に近い側壁3内に上下方向に延びてその上端がサウナ室1内の上部に開口する高温空気導入口35に臨むとともに、その下端が床面2の内部に設けられた床内通気路28の一端側に連通する壁内通気路34が設けられる一方、床内通気路28の他端は上記待機部7の下側の内部空間14に臨んで開口し該床内通気路28に上記壁内通気路側からの空気流を導入する構成とし、さらに上記待機部に流入した空気流を該待機部7の隙間空間を通ってサウナ室1内に導入されるように構成する。
 
特開2025-026771エステティック方法及びエステティックシステム 前田 艶子
【課題】効果的に痩せるエステティック方法を提供すること。
【解決手段】効果的に痩せるためのエステティック方法であって、利用者の身体を温める第1温熱工程と、前記第1温熱工程後、脂肪を含む利用者の身体の一部を吸引冷却する脂肪吸引冷却工程と、前記脂肪吸引冷却工程後、利用者の身体を温める第2温熱工程と、を含み、前記脂肪冷却工程は、利用者の身体の一部を0度より大きく4度以下で冷却するものであるエステティック方法を提供する。
【請求項3】前記第1温熱工程が、633nmの波長の光と、赤外線光とを発することが可能なコラーゲンマシンを利用して利用者の身体を温め、かつ、利用者のコラーゲンを増殖させるものであり、前記第2温熱工程が、遠赤外線を発する岩盤浴ベッドとドーム型サウナを備える岩盤浴装置を利用して利用者の身体を温めるものである請求項1記載のエステティック方法。
【請求項4】効果的に痩せるためのエステティックシステムであって、633nmの波長の光と、赤外線光とを発することが可能なコラーゲンマシンと、脂肪を含む利用者の身体の一部を吸引冷却する脂肪冷却装置と、遠赤外線を発する岩盤浴ベッドとドーム型サウナを備える岩盤浴装置と、を含み、脂肪冷却装置が、利用者の身体の一部を0度より大きく4度以下で冷却するものであるエステティックシステム。
 
A−4オゾン
特許7630704オゾン発生器用電源装置 三菱電機株式会社
【課題】盤筐体の外表面の結露を防止することができるオゾン発生器用電源装置を得ること。
【解決手段】オゾン発生器用電源装置50は、無声放電により酸素を含むガスからオゾンを生成するオゾン発生器2に電力を供給する。オゾン発生器用電源装置50は、トランス、インバータ及びリアクトルを含む主要発熱体12と、盤筐体20の内部を通流する空気を冷却水により冷却する熱交換器11とを備える。トランス、インバータ及びリアクトルのうちの少なくとも1つ及び熱交換器11は、盤筐体20の内部に配置される。熱交換器11には、熱交換器11に流出入する冷却水の流量を制御する電気駆動弁16が接続され、電気駆動弁16の開閉は制御部13によって制御される。
 
特許7630749オゾン供給装置およびオゾン供給装置の運転方法 三菱電機株式会社
【要約】オゾン供給装置は、供給された酸素からオゾンを生成する複数のオゾン発生器(3a、3b、3c)と、オゾン発生器(3a、3b、3c)から供給され、酸素とオゾンで構成された混合ガスから、オゾンを吸着することにより混合ガスに含まれた酸素を分離するとともに、オゾン発生器(3a、3b、3c)の総数よりも少ない数の吸着装置(41a、41b)と、吸着装置(41a、41b)により混合ガスから分離された酸素をオゾン発生器(3a、3b、3c)へ移送するとともに、オゾン発生器(3a、3b、3c)の総数よりも少ない数の酸素移送装置(42)と、酸素移送装置(42)の出口側とオゾン発生器の入口側とを、共用して接続する第1の共用配管(10a)と、吸着装置(41a、41b)の入口側とオゾン発生器の出口側とを、共用して接続する第2の共用配管(10b)と、を備えた。
 
特許7637321オゾン発生装置 原田 哲男  日研輝工株式会社 大分精密工業株式会社
【課題】低濃度のオゾンを発生して、オゾン混入による室内健康環境管理、等々の優れた利用効果を呈するオゾン発生装置の製造方法を提供する。
【解決手段】石英管パイプ式放電管(200)の石英パイプ(202)に高周波電源(21)から高周波電流を供給すると共にAirポンプ(22)からAirを供給してオゾンガスを発生させるオゾン発生装置であって、前記石英管パイプ式放電管の石英パイプの外表面に、予めW又はMo又はZr又はNbのいずれか一つと、及びTi又はCr又はNiのいずれか一つとの二種類の金属を蒸着コーティングし、更に前記石英管パイプの内表面に、硼酸と塩化銅の粉体フラックスを融解焼付けコーティングし、この前記蒸着コーティング及び前記融解焼付けコーティングした前記石英パイプの空気導入側にエゼクター(203)を接続し、出側にネオジ磁石(204)を配置した磁石室(205)を接続したことを特徴とするオゾン発生装置
 
特開2025-020067ゼロギャップ型水電解装置用触媒電極体並びに該電極体を用いたオゾン水の生成方法 トーメイダイヤ株式会社  学校法人 工学院大学
【課題】電極表面に水の効率的な流れを形成する。ダイヤモンド触媒電極とSPE膜との接触箇所を増加してオゾン発生の効率向上を図る。
【解決手段】導電材からなる基板の扁平な作用面に水路網を設け、該水路網に沿って被処理水を移動させて使用する水電解装置用触媒電極体において、該水路網が、厚さ方向の凹みとして形成された複数の水路を包含し、かつ該水路網が水の移動に関し上流側に水を流入させる流入口及び下流側に水を流出させる流出口を有し、包含水路の連携接続によって流入口から流出口に到る水の流路を構成した電極体。
       
特開2025-024046低周波オゾン発生器 プリモゾン プロダクション アーべー
【課題】処理対象の水中に必要なレベルのオゾンを常に確保することが可能なオゾン発生装置、オゾン発生装置の動作方法および変圧器アセンブリを提供する。
【解決手段】高電圧電極部と、第1及び第2の誘電体要素と、第1及び第2のアース電極とを備えるオゾン発生部を備え、前記高電圧電極部は、前記第1の誘電体要素と前記第2の誘電体要素との間に配置され、前記オゾン発生部は、30〜40kHzの動作周波数範囲で動作するように構成され、変圧器アセンブリである低周波数、高電圧のAC電源装置が、30〜40kHzの周波数で50〜800ワットをオゾン発生部に供給するように構成された、オゾン発生装置である。
 
特開2025-026207オゾンデニューダーおよび大気中有機化合物の捕集方法 浅川 大地
【課題】大気中有機化合物の損失や試料汚染を生じることなく、オゾンを除去可能なオゾンデニューダーとそのオゾンデニューダーを使用した大気試料捕集方法を提供する。
【解決手段】有機ヨウ素化合物をセラミックス等の担体にシランカップリング反応で固定化することで、大気中有機化合物の分解や収着による損失を生じることなくオゾンを除去可能なオゾンデニューダーを得た。これにより、試料捕集中のオゾン暴露を抑制し、大気中の有機化合物の構造や濃度に影響を与えることなく捕集材上に捕集することができる。
 
特開2025-028370オゾン含有窒素ガスおよびオゾン含有窒素ガスの製造方法 エア・ウォーター・メカトロニクス株式会社
【課題】不活性ガスを添加することなしに十分なオゾンを含み、酸素含有量が少ないオゾン含有窒素ガスを得ること。
【解決手段】5体積%以下の酸素ガスと、窒素ガスと、0.1ppm以上のオゾンガスとを含む、オゾン含有窒素ガスが提供される。
 
実登3250057オゾン還元装置 明遠精密科技股▲分▼有限公司
【課題】オゾン還元装置を提供する。
【解決手段】オゾン還元装置300は、オゾン源100からのオゾン110を酸素ガス120に還元するためのものである。オゾン還元装置は、入口ダクト10と、ガス供給ダクト20と、発熱素子30と、出口ダクト12と、を備える。入口ダクトはオゾン源と連通する。ガス供給ダクトは、入口ダクトを経由して、オゾン源からのオゾンを導入し、ガス供給ダクトは、螺旋状供給経路Pを経由し、オゾンを輸送する。発熱素子は、熱エネルギーを提供して、ガス供給ダクトに輸送されるオゾンを加熱することにより、オゾンが、螺旋状供給経路に沿って流れるときに、熱エネルギーを受けて加熱されて酸素ガスに還元される。出口ダクトは、ガス供給ダクトと連通し、オゾンを還元して得られた酸素ガスを排出する。
 
A−5プラズマ
特開2025-016561高導電性パッシベーション層及び高アスペクト比プラズマエッチング中にそれを形成する方法 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード
【課題】反応チャンバー内の基板に高アスペクト比(HAR)エッチングプロセス中にHAR構造を形成する方法を提供する。
【解決手段】方法は、ハイドロフルオロカーボン又はフルオロカーボン化合物と添加剤化合物とを含むエッチャントの蒸気に基板を逐次的に又は同時に曝露することであって、基板が、その上に配置された膜と、膜上に配置されたパターン化されたマスク層とを有すること、プラズマを活性化して、活性化されたハイドロフルオロカーボン又はフルオロカーボン化合物と活性化された添加剤化合物とを生成すること及びパターン化されたマスク層によって覆われていない膜と、活性化されたハイドロフルオロカーボン又はフルオロカーボン化合物及び活性化された添加剤化合物との間でエッチング反応を進行させて、パターン化されたマスク層から膜を選択的にエッチングし、それによってHARパターン化構造を形成することを含む。
 
特開2025-019163プラズマを用いる連続的な処理 ネクサバイオーム リミテッド
【課題】細菌汚染の予防および改善のための製品を製造するための連続的な方法、およびそのような製品を製造するための装置を提供すること。
【解決手段】本発明の電極アセンブリは、放電に対して移動表面上に支持されている物体を曝露するためものであり、a)放電を発生可能な放電デバイスであって、表面の活性部分から発生する放電を発生可能な放電発生表面を有する電極をさらに備え、表面の異なる部分からの放電の発生を可能とするように表面が可動である、デバイスと、b)電極の不活性領域に対して密接に間隔をあけて配置されたバリアであって、電極の不活性部分から電極の該活性部分を分離する、バリアと、c)電極の不活性部分を冷却するための手段とを備える。
 
特開2025-019221プラズマ不均一性検出 コメット テクノロジーズ ユーエスエー インコーポレイテッド
【課題】高周波プラズマ処理システムにおけるプラズマの不均一性を検出する方法は、高周波プラズマ処理システムの反応チャンバ内でプラズマを生成することと、プラズマを維持する高周波電力の周波数から約10倍の周波数までの周波数範囲におけるプラズマからの電気信号を、高周波プラズマ処理システムのチャンバ対称軸を中心とした方位角に配置された複数のセンサで検出することと、を有する。
【解決手段】方法は、複数のセンサによってプラズマから取得した電気信号の波形を比較することと、複数のセンサの各々によって検出したプラズマの電気的特性の比較に基づいて、プラズマの不均一性が発生したときを判断することと、を更に有する。
 
特開2025-019991マクロファージの貪食促進剤、プラズマサイトイド樹状細胞の活性化剤及びミエロイド系樹状細胞の活性化剤 株式会社山田養蜂場本社
【課題】乳酸菌によるマクロファージの貪食促進剤を提供する。また、乳酸菌によるプラズマサイトイド樹状細胞(pDC)の活性化剤も提供する。さらには、乳酸菌によるミエロイド系樹状細胞(mDC)の活性化剤も提供する。
【解決手段】ラクトバチルス・パニサピウムM1株(NITE BP−03106)を有効成分として含むことにより、マクロファージの貪食促進剤、プラズマサイトイド樹状細胞(pDC)の活性化剤、ミエロイド系樹状細胞(mDC)の活性化剤を提供することができる。
 
特開2025-020266連結分子を介した基材への生体分子のプラズマ固定化のための改良された方法 モレキュラー・プラズマ・グループ・ソシエテ・アノニム
【課題】プラズマ技術による生物学的分子の基材への導入方法の提供。
【解決手段】本発明は、非熱的大気圧プラズマを生成し、室温から60℃の間の温度に維持することによって、基材の試料表面に連結分子を介して生体分子を固定化するための2ステップの方法に関する。好ましいプラズマ温度は室温である。この方法は、連続的に実行される第1のステップと第2のステップを含む。本方法の第1のステップでは、試料表面を第1のプラズマジェットおよび連結分子に曝すことによって連結分子を試料表面に堆積させ、試料表面に連結層を生成する。本方法の第2の連続ステップでは、連結層を第2のプラズマジェットおよび生体分子に曝すことによって、生体分子を連結層に堆積させている。
 
特開2025-021959プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】本開示は、プラズマ処理における不純物の堆積を抑制する技術を提供する。
【解決手段】処理基板の外周を囲むエッジリングと、前記エッジリングの外周を囲むガードリングと、前記エッジリング及び前記ガードリングの下に設けられ、絶縁材料により形成されるカバーリングと、を備え、前記ガードリングの内周面は、前記エッジリングの外周面から離隔して配置され、前記ガードリングの下面は、前記カバーリングの上面から離隔して配置され、プラズマ処理中における処理ガスが、前記ガードリングの内周面と前記エッジリングの外周面との間を通過して、前記ガードリングの下面と前記カバーリングの上面との間を通過するプラズマ処理装置。
 
特開2025-023116プラズマ処理装置、プラズマ処理方法 コミヤマエレクトロン株式会社
【課題】樹脂製の部材と、部材表面の金属層との間に高い密着力を与え、それらを強固に接合させるプラズマ処理装置、及びプラズマ処理方法を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置1は、プラズマを照射する対象となる基板本体22を保持する保持台4を有し、保持された基板本体22に保持側電圧を印加する保持側回路13と、ガスを真空チャンバ2内に導入するガス導入部15と、ガスをプラズマ化するFPG3を備え、FPG3に対し、プラズマ側電圧が印加されるように構成されたプラズマ側回路14とを備え、保持側回路13が、基板本体22に保持側電圧を印加する時間と、プラズマ側回路14がFPG3にプラズマ側電圧を印加する時間とが別々になるように設定される。プラズマ側回路14は、保持側回路13に保持側電圧を印可する時間よりも、プラズマ側回路14がプラズマ側電圧を印加する時間が短くなるように設定するための印加時間調整部を備える。
 
特開2025-023489鉄骨プラズマ切断装置 清水建設株式会社
【課題】機械化により鉄骨部材を専門作業員に頼ることがなく簡単な作業で切断することができ、作業効率を向上させ、作業にかかる時間を低減できる。
【解決手段】建築物の鉄骨梁及び鉄骨柱22を構成する鉄骨部材20をプラズマ切断する鉄骨プラズマ切断装置1であって、切断トーチ50と、床面を走行可能な走行部と、走行部に搭載され、切断トーチ50を鉄骨部材20に沿って移動可能にアーム先端部に設けたアーム部30と、を備える構成の鉄骨プラズマ切断装置を提供する。
 
特開2025-023490鉄骨プラズマ切断方法 清水建設株式会社
【課題】機械化により鉄骨部材を専門作業員に頼ることがなく簡単な作業で切断することができ、作業効率を向上させ、作業にかかる時間を低減できる。
【解決手段】プラズマ切断するための切断トーチ50と、切断トーチ50をアーム先端部に設けたアーム部30と、を有する鉄骨プラズマ切断装置1を備え、鉄骨プラズマ切断方法は、鉄骨プラズマ切断装置1を使用し、建築物の鉄骨梁及び鉄骨柱22を構成する鉄骨部材20に沿って切断トーチ50を移動し、鉄骨部材20をプラズマ切断によってブロック状に切断して切り出す鉄骨プラズマ切断方法を提供する。
 
特開2025-024576プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】ガスの排気速度を高める。
【解決手段】プラズマにより基板を処理するプラズマ処理装置であって、プラズマ処理チャンバと、ガス導入口から処理ガスを供給するガス供給機構と、前記処理ガスからプラズマを生成するプラズマ生成部と、前記ガス供給機構の下方に配置され、前記基板を載置する基板支持部と、ガス排出口に接続され、前記処理ガスを排気する排気装置と、少なくとも前記ガス排出口を有する空間の前記プラズマ処理チャンバの内側面に形成される複数の溝であり、前記内側面の周方向に対して同一方向に傾斜し、前記周方向に均等に配置される複数の溝と、を有する、プラズマ処理装置が提供される。
 
特開2025-025233筋肉増強剤、筋肉増強用経口組成物及びプラズマローゲンの使用 株式会社 レオロジー機能食品研究所 国立大学法人九州大学
【課題】筋衛星細胞賦活作用を有する安全性の高い筋肉増強剤及び筋肉増強用経口組成物を提供する。
【解決手段】筋肉増強剤は、プラズマローゲンを有効成分として含む。    
 
特開2025-026361エッチング方法及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】エッチング選択比及びエッチングレートを向上できる技術を提供する。
【解決手段】エッチング方法は、(a)交互に積層されたシリコン酸化膜及びシリコン窒化膜を含む積層膜を備える基板を提供する工程と、(b)WF6ガスと、CF4ガス又はCOF2ガスと、炭素数が2以上のフルオロカーボンガスと、貴ガスとを含む第1の処理ガスから生成された第1のプラズマにより、シリコン酸化膜をエッチングする工程と、(c)CF4ガス又はCOF2ガスと、ハイドロフルオロカーボンガスと、貴ガスとを含む第2の処理ガスから生成された第2のプラズマにより、シリコン窒化膜をエッチングする工程と、(d)(b)及び(c)を繰り返す工程と、を含み、(b)において、第1の処理ガスに含まれる全てのガスのうち貴ガスの流量が最も多く、(c)において、第2の処理ガスに含まれる全てのガスのうち貴ガスの流量が最も多い。
 
特開2025-026909基板支持器、及び、プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】基板載置台と基板との間における放電を抑制する技術を提供する。
【解決手段】開示される基板支持器は、基台と、該基台上に配置される静電チャックと、を備える。静電チャックは、基台上に配置される積層体であり、該積層体は、上面及び側面を有し、該積層体は、第1の絶縁層と、第2の絶縁層と、該第1の絶縁層と該第2の絶縁層との間に配置される電極層とを含み、電極層は、第1の絶縁層及び第2の絶縁層の一方又は両方によって覆われる、積層体と、該積層体の上面及び側面を覆う第1の被覆層と、該第1の被覆層を覆い、セラミック材料を含む第2の被覆層と、を含む。
 
特開2025-027056プラズマ処理チャンバ用アルミニウム構成部品のための積層エアロゾル堆積被膜 ラム リサーチ コーポレーション
【課題】半導体デバイスの製造に用いられるプラズマチャンバ構成部品を提供する。
【解決手段】プラズマ処理チャンバでの使用に適合する装置において、少なくとも1つの面を有するアルミニウム本体である構成部品本体204は、酸化アルミニウム含有エアロゾル堆積被膜208が、構成部品本体204の少なくとも1つの面に配置され、イットリウム含有エアロゾル堆積被膜212が、酸化アルミニウム含有エアロゾル堆積被膜208に堆積される。イットリウム含有エアロゾル堆積被膜は、イットリア(Y2O3)を含む。
 
特表2025-503351マルチステーション用のプラズマプロセスシステム  エンツーコア テクノロジー,インコーポレーテッド
【要約】本開示の一実施形態によれば、マルチステーション用のプラズマプロセスシステムを提供することができる。このシステムは、少なくとも2つ以上のステーションを含むプロセスチャンバと、ステーションのそれぞれに設けられた1つのプラズマ発生器と、プラズマ発生器のそれぞれに設けられた1つのインバータと、プラズマ発生器のそれぞれの電気特性を測定するように構成された感知ユニットと、感知ユニットから感知データ取得してインバータのそれぞれを制御するように構成されたコントローラとを備える。
 
特表2025-503549プラズマ処理単原子触媒、その製造方法および触媒の使用 マックス−プランク−ゲゼルシャフト・ツア・フェルデルング・デア・ヴィッセンシャフテン・エー・ファオ
【要約】本発明は、触媒活性材料、その製造、および例えばCOからCO2への接触酸化またはアルキンの接触水素化における、触媒活性材料の使用に関する。触媒活性材料は、金属酸化物を含む支持体と、前記支持体の表面に原子状に分散された貴金属と、を含み、前記金属酸化物は、TiO2、CeO2、ZnO、SnO2、Ga2O3、In2O3、ZrO2、およびFe2O3から選択され、前記貴金属は、Pt、Pd、Rh、およびAuから選択され、触媒活性材料は、O2存在下での非熱プラズマ処理のステップを含む方法により得られる。
 
特表2025-504340壁再結合を使用するプラズマ処理のための均一性制御 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】基板を処理するためのシステム、方法、および装置。プラズマ処理システムが、内部空間を囲む第1の材料を含む壁を有するチャンバ本体を有する処理チャンバを含む。プラズマ処理システムは、処理チャンバ内に配設された基板をプラズマ関連フラックスに曝露するように設計されたプラズマ源をさらに含む。第1の材料は、プラズマ関連フラックスに関連付けられた再結合係数の第1のセットを有する。プラズマ処理システムは、チャンバ本体の第1の領域に沿って配設された第2の材料であって、第1の材料が、プラズマ関連フラックスに関連付けられたプラズマ再結合係数の第2のセットを有する、第2の材料をさらに含む。プラズマ再結合係数の第2のセットは、プラズマ再結合係数の第1のセットとは異なる。
 
特表2025-504654プラズマ又は電気加熱プロセスを利用して低収率原料からカーボンブラックを製造する方法及びそれから製造される製品 キャボット コーポレイション
【要約】電気エネルギーを使用してカーボンブラック原料からカーボンブラックを形成させることを含むプロセスを使用して、低収率カーボンブラック原料からカーボンブラックを製造する方法が記載される。これらのカーボンブラック原料から製造されるカーボンブラックが更に記載される。本方法によって達成される利点が更に記載される。
 
特表2025-504736プラズマ処理システムの電流比の直線性改善のための消磁コイル  エムケーエス インストゥルメンツ,インコーポレイテッド
【要約】RF発電機は、出力信号を生成するように構成されたRF電源を有する。電力分割器は、出力信号を受信し、複数の分割信号を生成するように構成される。消磁回路は、複数の分割信号を受信するように構成される。消磁回路は、複数の分割信号に対応する複数のインダクタンスを含むように構成される。複数のインダクタンスは、複数の分割信号の対のうちの1つが変化するにつれて複数の分割信号の対の間の比が実質的に線形に変化するように、複数のインダクタンスと直列のICPチャンバの相互インピーダンスの影響を低減するように構成される。
 
特表2025-504925Zピンチプラズマ閉じ込めシステムのための原位置での再生可能電極 ザップ エナジー、インコーポレイテッド
【要約】様々な電極組成物及び構成を利用するZピンチプラズマ及び他のプラズマ閉じ込めのための方法及びシステムが提供される。一実施例では、プラズマ閉じ込めシステムは、複数の電極であって、複数の電極の各電極は、プラズマ閉じ込めシステムのアセンブリ領域に対して同軸に配設されており、かつアセンブリ領域に曝露されるように位置付けられている、複数の電極を含み、複数の電極のうちの1つ以上の電極は、閾値温度を超えて水素ガスを放出する電極材料を含む。追加的又は代替的な実施例では、プラズマ閉じ込めシステムは、ノーズコーン及び液体金属を含む電極体を含み、液体金属の一部分は、プラズマ閉じ込めシステムの動作中にノーズコーンの表面とノーズコーンの外部との間に保護フィルムを形成する。
 
特表2025-504952プラズマエッチング用側壁パッシベーション  アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】例示的な半導体処理方法は、基板にホウ素含有材料を堆積させることを含み得る。ホウ素含有材料は、基板の1又は複数のフィーチャーの側壁に沿って延在し得る。本方法は、酸素含有前駆体のプラズマを形成することと、基板を酸素含有前駆体のプラズマ放出物と接触させることとを含み得る。接触により、基板の1又は複数のフィーチャーの一部がエッチングされ得る。接触により、ホウ素含有材料が酸化され得る。
 
特表2025-505288光プラズマモジュール及び衣類処理機  青島海爾洗衣机有限公司 海爾智家股▲フン▼有限公司
【要約】光プラズマモジュール、衣類処理機、衣類乾燥機能を備える衣類処理機、衣類処理機の制御方法、及び、当該制御方法を用いる衣類処理機を提供する。前記光プラズマ照射モジュールの空間内の空気は殺菌ガスを形成する。また、接続管路を介してモジュールの空間と衣類処理槽との連通を実現し、衣類処理機の内部に殺菌ガスを供給するよう光プラズマ発生装置を制御することで、衣類及び/又は衣類処理槽内に対する殺菌及び除臭効果を実現する。        
 
特表2025-505452プラズマ処理のための装置 東京エレクトロン株式会社 トーキョー エレクトロン ユーエス ホールディングス,インコーポレーテッド
【要約】アンテナは、内側構造体と、外側構造体と、内側構造体を外側構造体に結合させる複数の相互接続構造体と、を含む。複数の相互接続構造体は、アンテナの中心に対して軸対称である。各相互接続構造体は、少なくとも30度の方位角方向成分を有する。  
 
特表2025-505580多孔質プラグを備えた静電チャック アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】本書では、静電チャック及びそれを形成するための方法が説明される。静電チャックは、セラミック対セラミック体を有するチャックのセラミック体によって内部に固定されたセラミック多孔質プラグを有する裏面ガス流路を含む。一例では、セラミック多孔質プラグは、セラミック体と共に焼結される。
 
A−6超音波
特許7628239超音波振動子及びそれを有する超音波治療装置 サウンドウェーブイノベーション株式会社  本多電子株式会社
【要約】放射面(11a)が曲面形状であり、超音波を発生する振動子本体(11)と、振動子本体(11)の放射面(11a)を覆い、音響整合層となる振動子カバー(12)とを設ける。振動子カバー(12)の形状を振動子本体(11)の放射面(11a)に沿う形状にする。これにより、耐久性が高く、より安定して音波を深部まで届けられる超音波振動子を提供する。       
 
特許7637307超音波センサ 三菱重工業株式会社
【課題】高温環境下で安定的に使用することが可能な超音波センサを提供する。
【解決手段】超音波センサは、金属基板と、金属基板の表面に設けられた圧電体と、圧電体の表面に設けられた上部電極と、上部電極に電気的に接続されたケーブルと、圧電体、及び上部電極を表面側から覆うマイカ箔と、金属基板との間で、圧電体、上部電極、及びマイカ箔を挟持するとともに金属基板に固定されるカバーと、を備える。この構成によれば、超音波センサの耐熱性を格段に向上させることができる。
 
特開2025-017048推論装置、超音波診断装置、訓練装置、推論方法、表示方法、およびプログラム  コニカミノルタ株式会社
【課題】訓練済みモデルを用いて神経根に関する精度のよい推論を行うことができる推論装置、および、当該推論装置に関する超音波診断装置、訓練装置、推論方法、表示方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】本開示に係る推論装置は、被検体に対して送信された超音波の反射波に基づいて生成された超音波画像に関する超音波画像データを取得する画像取得部と、前記超音波画像データを推論対象データとして訓練済みモデルに入力し、前記訓練済みモデルから出力された出力データに基づいて、前記超音波画像における神経根に関する推論を行う推論部と、を備える。
 
特開2025-017108超音波振動ユニット 株式会社ディスコ
【課題】効率よくキャビテーションを発生させることができる超音波振動ユニットを提供する。
【解決手段】超音波振動ユニット60は、超音波振動子が固定された筐体61の上板(振動板)62と、上板62に積層された整合層65とを有している。そして、凹凸66を有する整合層65の表面から、液体である水を介して超音波振動子からの超音波を照射している。すなわち、この構成では、凹凸66を有する整合層65の表面から、超音波を水に照射するため、効率よくキャビテーションを発生させること(すなわち、キャビテーションの発生頻度を高めること)が可能となる。
 
特開2025-017145分極用電圧パルスの判定方法、及び超音波診断装置 富士フイルムヘルスケア株式会社  富士フイルム株式会社
【課題】超音波振動子の分極を強めることが可能な電圧パルスを特定することを目的とする。
【解決手段】電圧パルスが超音波振動子10に印加される。超音波振動子10に電圧パルスを印加したときの電圧波形と電流波形とが測定される。電流波形に基づいて電荷波形が算出される。電荷波形が示す電荷の値の符号に基づいて、電圧パルスが超音波振動子10の分極を強める電圧パルスであるか否かが判定される。      
 
特開2025-017219超音波伝搬部材及び超音波測定構造 本田技研工業株式会社
【課題】小さい測定対象物を好適に測定することが可能な超音波伝搬部材を提供する。
【解決手段】超音波伝搬部材3Aは、測定対象物であるボルト2と接触する第一の接触面としての端面23aと、第一の接触面の反対側に設けられており、超音波探触子10の先端面としての端面14aと接触する第二の接触面としての端面21aと、を有する超音波伝搬部20Aと、超音波伝搬部20Aを保持し、第一の接触面よりも径方向外側で測定対象物と接触する第三の接触面としての端面35aを有する保持部30Aと、を備え、第一の接触面は、先端面よりも小さい。
 
特開2025-017714超音波診断装置及びプログラム 富士フイルムヘルスケア株式会社   富士フイルム株式会社
【課題】予め登録された検査手順とは異なる超音波検査が実行されたことで取得された超音波データを、整理して管理することを目的とする。
【解決手段】超音波検査を実行することで超音波データが取得される。紐付け部24は、予め登録された検査手順に従って超音波検査を実行することで取得された第1超音波データと、その超音波検査に対応する検査工程と、を紐付ける。紐付け部24は、更に、予め登録された検査手順とは異なる手順で超音波検査を実行することで取得された第2超音波データと、その超音波検査に対応する検査工程と、を紐付ける。      
 
特開2025-018130電磁超音波探触子、および、電磁超音波検査装置 日立GEニュークリア・エナジー株式会社
【課題】新たに装置を追加することなく検査範囲を広げることが可能な電磁超音波探触子を提供する。
【解決手段】被検体表面に交互に磁束方向が変化する磁場を発生させる磁場発生部と、磁束変化方向に直交且つ被検体表面に平行方向に電流を発生するコイルとを備える電磁超音波探触子を構成する。磁場発生部は、コイルによって発生する電流と平行方向において、異なる幅を有する磁石が複数配列され、磁石は、検査対象となる斜角探傷方向において、照射する超音波信号の被検体表面の平行成分が正となる向きに沿って、後縁側に配置された磁石の幅が、前縁側に配置された磁石の幅よりも大きい。
 
特開2025-018504ホーンタイプ超音波洗浄装置 ブランソン・ウルトラソニックス・コーポレーション
【課題】一つのホーンで周波数の異なる洗浄を行うことができる、ホーンタイプ超音波洗浄装置を提供する。
【解決手段】ホーンタイプ超音波洗浄装置1において、第1の超音波振動子5および第2の超音波振動子7、17の出力振動は、XY面におけるX方向の中心がY方向に沿って延びる最大振幅値ラインL1とする振動の周波数を基本周波数fとしたとき、基本周波数fHzの異なる整数倍の周波数f×n1およびf×n2の振動であり、第1の超音波振動子は、周波数f×n1に対する最大振幅値ラインに配置されており、第2の超音波振動子は、周波数f×n2に対する最大振幅値ラインに配置されている。
 
特開2025-018505超音波ホーン ブランソン・ウルトラソニックス・コーポレーション
【課題】溝加工の限界にとらわれることなく大型化された超音波ホーンを提供する。
【解決手段】超音波ホーン1は、相互に直交する3軸X、Y、Zに関し、超音波の印加方向をX方向またはZ方向としたとき、超音波ホーンのXZ断面におけるX方向寸法およびZ方向寸法のそれぞれが、ホーン材質の弾性率、ポアソン比、密度に基づく、共振する最小単位の正方形の整数倍である。
 
特開2025-019363超音波診断装置、超音波画像表示方法及びプログラム コニカミノルタ株式会社
【課題】ユーザーの操作手数を少なくして、神経領域への穿刺のワークフローにかかる時間を短縮することである。
【解決手段】超音波診断装置は、画像生成手段と、第1受付手段と、表示部と、を備える。画像生成手段は、通常画像I1から神経領域N1を検出して神経領域N1を識別可能な神経強調画像I2を生成する。第1受付手段は、神経強調ボタンB1の入力操作を受け付ける。表示部は、神経強調画像I2が表示されていない状態において、第1受付手段により単一の神経強調ボタンB1の入力操作が受け付けられる。表示部は、この場合に、通常画像I1と神経強調画像I2とを同時に表示する。
 
特開2025-020497超音波センサ及び超音波流量計 アズビル株式会社
【課題】超音波信号のゲインを従来よりも向上させることが可能な技術を提供する。
【解決手段】超音波センサ5は、超音波を送受信する圧電素子51と、圧電素子51が取付固定される固定部材52と、を含んで構成され、固定部材52は、圧電素子51が取り付けられる取付面52a内における当該圧電素子51の取付角度を調整するための調整部52Gを備えた。
 
特開2025-021485情報処理装置及び超音波流量計 アズビル株式会社
【課題】基準電圧値が設定されている状態で、受信信号の特定のピークの電圧値を推定し、推定された電圧値に基づいて新たな基準電圧値を設定することができる情報処理装置及び超音波流量計を提供する。
【解決手段】情報処理装置(20)は、第1ピーク及び第2ピークを含む第1波形信号の第1ピークの第1電圧値と、第2ピークの第2電圧値と、を取得し、第3ピーク及び第4ピークを含む第2波形信号の第3ピークの第3電圧値を取得する電圧値取得部(21)と、第1電圧値と第2電圧値との間の所定の電圧値を基準電圧値として設定する基準電圧値設定部(22)と、電圧値取得部によって取得された第1電圧値、第2電圧値及び第3電圧値に基づいて、第4ピークの第4電圧値を推定する電圧値推定部(25)と、を備え、基準電圧値設定部は、基準電圧値が設定されている状態で、電圧値取得部によって第3電圧値が取得された場合、第3電圧値と電圧値推定部によって推定された第4電圧値との間の所定の電圧値を新たな基準電圧値として設定する。
 
特開2025-021582超音波診断装置、超音波診断システム、操作情報表示方法及びプログラム コニカミノルタ株式会社
【課題】操作に関する適切な情報を表示し、ユーザーの利便性を高めることである。
【解決手段】超音波診断装置100Aは、本体部としての超音波診断装置本体1Aと、超音波診断装置本体1Aに脱着可能なコントロールパネル11Aと、を備える。超音波診断装置本体1Aは、タッチ操作可能な第1表示部としての表示部17aを有する。コントロールパネル11Aは、複数のキーを有する。表示部17aは、コントロールパネル11Aが超音波診断装置本体1Aに接続されている場合に、キーの機能を示す情報、及びタッチ操作に関する情報が表示される。表示部17aは、コントロールパネル11Aが超音波診断装置本体1Aに接続されていない場合に、キーの機能を示す情報の表示が変更され、かつタッチ操作に関する情報が表示される。
 
特開2025-022082超音波診断装置 富士フイルムヘルスケア株式会社  富士フイルム株式会社
【課題】本発明の目的は、超音波診断装置において適切なドプラ波形画像を表示する処理を容易にすることである。
【解決手段】超音波診断装置100が備える情報処理部28は、被検体18に超音波を送信し、被検体18で反射した超音波を受信することに基づいて、Bモード画像を生成する処理と、被検体18に超音波を送信し、被検体で反射した超音波を受信することに基づいて、ドプラ波形画像を生成する処理と、被検体18におけるドプラ観測対象をBモード画像上で認識する処理と、ドプラ観測対象に対応する基準ドプラ波形画像と、ドプラ波形画像とに基づいて、ドプラ波形画像に対する評価値を生成する処理と、を実行する。
        
特開2025-022384超音波照射装置 株式会社MU研究所
【課題】容器中の液体内の多数の対象物(例えば種子)に対してより均一に超音波を照射できる装置を提供する。
【解決手段】水槽100の各側面のそれぞれ中心軸L0、L1からずれた、水槽100の水平面形状(正方形)の中心Oに関して回転対称の位置に、超音波振動子110A〜Dが設けられている。それら超音波振動子110A〜Dから水槽100内に超音波を照射すると、中心Oを時計回りに回転する流れが生じる。水槽100内の水200の中や表面を浮遊する種子等の対象物は、その回転流に乗って水槽100内を循環する。この循環する動きの中の様々な位置で、超音波振動子110A〜Dからの超音波を様々な向きから受ける。
 
特開2025-022658超音波検知素子アセンブリ及び超音波検知素子 ソニックエムイーエムエス (チェンチョウ) テクノロジー カンパニー リミテッド
【課題】レイアウトの効率が良い超音波検知素子アセンブリ及び超音波検知素子を提供する。
【解決手段】4個の接続パッドは、各接続パッドがそれぞれ第1の感知ユニット、第2の感知ユニット、第3の感知ユニット、及び第4の感知ユニットにおける2個の間に位置し、且つ、センシングエリアの第1の面及び第2の面の貫通孔の中を貫通するように位置し、且つ、接続パッドにおける2本の線路で第1のセンシングモジュールに接続され、他の2本の線路は第2のセンシングモジュールに接続され、4個の溶接パッドは、センシングエリアの第2の面に位置し、且つ、それぞれ第1の感知ユニット、第2の感知ユニット、第3の感知ユニット、及び第4の感知ユニットの垂直投影が重なり、且つ、各溶接パッドはそれぞれ線路で4個の接続パッドのうちの一つに接続される。
 
特開2025-022906患者を処置するための複合超音波及び電気刺激のためのシステム及び方法 リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ ミネソタ
【課題】炎症、自己免疫障害及び関節リウマチなどを処置するための複合超音波及び電気刺激のためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】治療効果を促進するように適切にタイミング調整されたパターンで脾臓、関節、体肢、又は疼痛を受けて局所腫脹を有する領域に非侵襲的超音波刺激を印加することができ、末梢神経、迷走神経、三又神経、又は他の神経にアクセスするために顔、首、又は他の身体領域に電気刺激を印加することができる。望ましい臨床効果又は処置に基づいて刺激タイミング又は遅延タイミングを最適化することができる。自然な生理学的機能をより的確に模擬するために複数のターゲットを協調様式で刺激することができる。ウェアラブル超音波フェーズドアレイデバイスを用いて脾臓にターゲットを定めるようにエネルギをビーム形成し、同時にターゲット領域の局所刺激を維持するために脾臓の動きを追跡するための撮像機能を有することができる。
 
特開2025-023388超音波発生装置 日本特殊陶業株式会社
【課題】超音波発生源で生じた熱が超音波の伝播経路の先端に伝達されることを抑える。
【解決手段】超音波発生装置10は、超音波発生源11と、超音波集束部12と、導波路13と、を備える。超音波集束部12は、超音波発生源11で発生した超音波を反射させる第1反射面21と、第1反射面21で反射された超音波を反射させる第2反射面22と、を有する。第1反射面21と第2反射面22は、第2反射面22で反射した超音波が平面波として反射されて導波路13に導入されるように配置される。超音波発生装置10は、断熱部材(例えば、第1断熱部材30、第2断熱部材40)を備える。断熱部材は、超音波発生源11における超音波集束部12との対向部15から導波路13の先端までの伝熱経路の一部に設けられる。
 
特開2025-023389超音波発生装置 日本特殊陶業株式会社
【課題】超音波発生源の振動に起因する導電性の低下を抑えやすい技術を提供する。
【解決手段】超音波発生装置10は、超音波発生源11と、超音波集束部12と、導波路13と、を備える。超音波発生源11は、圧電体30と、圧電体30における超音波集束部12側とは反対側の第1面30Aに設けられる第1電極部31と、を有する。超音波発生装置10は、第1電極部31に電気的に接続される弾性部材(例えば第1弾性部材51,52)と、弾性部材を挟んで第1電極部31と対向して配置される受け部(例えば第1受け部53A)と、を有する。
 
特開2025-024183超音波撮像 ブルーイン、バイオメトリクス、リミテッド、ライアビリティー、カンパニー
【課題】損傷組織または治癒中の組織における組織構造を評価する方法および装置を提供する。
【解決手段】褥瘡のリスクが発生した患者または褥瘡の発症リスクがある患者を識別するとともに、音波エコー特性の数に基づいて選択された生体構造固有の臨床的介入により患者を治療する方法を提供する。また、創傷発生のリスクに基づいて患者のグループを層別化する方法と、医療介護施設における組織損傷の発生率を低減する方法と、を提供する。また、音波エコー特性の傾向を分析して、視認可能となる前に組織損傷を検出する方法と、左右対称な音波エコー特性を比較して、損傷組織を識別する方法と、を提供する。
 
特開2025-024599治療状況を通知する超音波治療装置、当該装置の作動方法およびプログラム サウンドウェーブイノベーション株式会社
【課題】患者の治療の進捗状況を手軽に把握することができる超音波治療装置を提供する。
【解決手段】超音波治療装置100は、電気信号を超音波に変換する振動子41,42を通じて患者の治療部位91に超音波を照射する超音波治療装置であって、超音波の照射条件に関する情報であり、照射一回あたりの照射時間、一日あたりの総照射回数、および各照射間の照射中断時間を含む治療プロトコル情報23に基づいて、リアルタイムの治療状況を通知する治療状況通知手段14を備える。
 
特開2025-024600超音波出力の良否を判定する超音波治療装置、当該装置の作動方法およびプログラム サウンドウェーブイノベーション株式会社
【課題】振動子から照射される超音波出力の良否を手軽に確認することができる超音波治療装置を提供する。
【解決手段】超音波治療装置100は、電気信号を超音波に変換する振動子41,42を通じて患者の治療部位に超音波を照射する超音波治療装置であって、超音波の送信条件に関する情報であり、送信周波数、送信繰り返し時間、送信一回あたりの波数、および信号振幅を含む送信条件情報22を設定する送信条件設定手段12と、送信条件情報22に基づいて、振動子41,42から超音波を発生させるための送信信号TXを生成する送信器31と、超音波の受信信号RXと、送信信号TXまたは送信条件情報22とに基づいて、振動子41,42が発生する超音波出力の良否を判定する判定手段14と、を備える。
 
特開2025-024718超音波接合用チップおよびこれを用いた超音波接合装置ならびに超音波接合方法 株式会社LINK−US
【課題】ワーク同士の接合の質の向上を図りうる超音波接合用チップ、およびこれを用いた超音波接合装置ならびに超音波接合方法を提供する。
【解決手段】略円柱状のロッド部44の軸線方向に垂直な方向について、最大断面積を有する断面の中心から、当該断面の周縁部までの最大距離d1(略円形状の断面の半径)に対するロッド部44の軸線方向の長さD1の比率(D1/d1)が30以上である。その一方、略円柱状のロッド部44の軸線方向に垂直な方向について、最大断面積を有する断面の中心から、当該断面の周縁部までの最大距離d1に対するロッド部44の軸線方向の長さD1の比率(D1/d1)が120以下である。
 
特開2025-025058超音波接合装置およびワイヤハーネス 矢崎総業株式会社
【課題】超音波接合時に端子付き電線の端子に伝播される振動を抑制できる超音波接合装置およびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【解決手段】超音波接合装置1は、軸線方向Xに沿って延在する複数の端子付き電線10のそれぞれの芯線W1を、軸線方向Xと交差する高さ方向Zの両側から挟持した状態で超音波振動を印加することにより芯線W1同士を超音波接合する超音波接合部2と、超音波接合部2の少なくとも軸線方向Xの一方側に設けられ、高さ方向Zの両側から複数の端子付き電線10を保持する電線ホルダ4と、を備える。
 
特開2025-025444超音波探傷装置 日立GEニュークリア・エナジー株式会社
【課題】欠陥性状判定のための支援を行うことができる超音波探傷装置を提供する。
【解決手段】音波探傷装置は、配管1の外面2に配置され、複数の圧電素子16a〜16dを有する超音波センサ11と、制御装置12と、コンピュータ13とを備える。制御装置12は、複数の圧電素子16a〜16dのうちの送信素子と受信素子の組合せに対応する複数の波形信号を取得する。コンピュータ13は、複数の波形信号を用いて探傷画像を構築する。コンピュータ13は、配管1の軸方向における内面エコーの範囲と欠陥エコーの範囲が互いに重ならないような探傷画像を作成するための超音波センサ11の移動距離を演算し、演算された移動距離を表示させる。
 
特開2025-026344透明超音波プローブモジュールおよびこれを備える光学装置 ポステック リサーチ アンド ビジネス デベロップメント ファウンデーション
【課題】超音波経路と光経路との同軸化を可能にする透明超音波センサを用いてSNRを改善し、機器を小型化できる光学装置を提供すること。
【解決手段】光学装置のハウジングの内部に備えられる透明超音波プローブモジュールは、ハウジングの内部の一側に備えられ、透明な素材で形成され、一面がハウジングの外部に露出されるように配置されるレンズと、レンズの他面上に備えられ、透明な素材で形成される第1整合層と、第1整合層上に備えられ、電気信号と機械信号とを相互変換する複数の透明な圧電素子を含む圧電素子層と、透明な素材で形成され、それぞれ圧電素子層の一面と他面上に備えられ、電気信号を伝達する第1電極層および第2電極層と、第1電極層および第2電極層に連結され曲げられる素材で形成され、圧電素子と電気信号を送受信する回路基板と、第二電極層上に備えられ、透明な素材で形成され、超音波ノイズを除去するブロック層と、を含む。
 
特開2025-026704超音波システムおよび超音波システムの制御方法 富士フイルム株式会社
【課題】遠隔地において超音波画像が撮影される場合であっても、適切な超音波画像が得られ且つ超音波診断の精度を向上することができる超音波システムおよび超音波システムの制御方法を提供する。
【解決手段】超音波システム(1)は、超音波プローブ(2)と携帯情報端末(3)と外部装置(4A)を備え、携帯情報端末(3)は、視野画像を取得するカメラ部(33)と、第1の情報が入力される第1の入力装置と、第1の情報伝達部と、視野画像、超音波画像および第1の情報を無線送信する端末側無線通信部(31)とを含み、外部装置(4A)は、外部モニタ(45)と、第2の情報が入力される第2の入力装置と、第2の情報伝達部と、超音波画像と視野画像を外部モニタ(45)に表示する表示制御部(44)と、第2の情報を無線送信する外部無線通信部(46A)とを含み、第1の情報と第2の情報に基づいて超音波プローブ(2)および携帯情報端末(3)が制御される。
 
特開2025-026818超音波発信器のための電気信号を処理するための方法及び機器 スーパー ソニック イマジン
【課題】動作中の電磁放射の生成を最小にし、設計、機構、使用の観点での複雑さを制限する、効率的な超音波発信器を開発する。
【解決手段】本発明は、超音波発信器(20)のための電気信号(SG1)を処理するための機器(10)及び方法に関する。本方法は、超音波を定義する電気信号(SG1)を生成すること、及び、超音波(W)を放出させるために超音波発信器(20)へ電気信号(SG1)を供給することを含み、電気信号(SG1)の周期性が信号の位相(PH1)の変調(ML1)によって変更される。
 
特開2025-026819超音波プローブ用アクセサリホルダおよびアクセサリシステム  スーパー ソニック イマジン
【課題】超音波プローブへのアクセサリの取り外し可能な取り付けを確実にするためのアクセサリホルダを提供する。
【解決手段】本発明は、超音波プローブ(2)と機械的にペアリングするように構成された第1の取り付けインターフェース(12)、及びプローブアクセサリ(20)が設けられた第3の取り付けインターフェース(24)と相補的な形状の第2の取り付けインターフェース(14)を備える超音波プローブ用のアクセサリホルダ(10)に関し、第2の取り付けインターフェース(14)は、プローブアクセサリ(20)をアクセサリホルダ(10)に対して回転させる上記第3の取り付けインターフェース(24)と取り外し可能な態様で機械的にペアリングする(AP2)ように構成される。本発明はまた、このようなアクセサリホルダ(10)と、このようなプローブアクセサリ(20)とを備えるアクセサリシステム(SY1)に関する。
 
特開2025-027221体腔内挿入型超音波プローブ 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】体腔内挿入型超音波プローブのための実用的価値あるフレキシブル基板を提供する。
【解決手段】フレキシブル基板34は、基板本体44と、複数のタブ48,50と、を有する。基板本体44には、振動子アレイ18及び複数の電子部品(IC)が設けられる。筒状に丸められた状態で、基板本体44における円周方向の一方端44a及び他方端44bが互いに接触又は近接する。第1タブ48には、第1ケーブル群が接続される第1接続部62が設けられている。第2タブ50には、第2ケーブル群が接続される第2接続部64が設けられる。
 
特開2025-027365超音波診断装置及びプログラム 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】連続して取得された複数の超音波画像から検査の状況を判定することを目的とする。
【解決手段】診断部位判定部36は、超音波の送受信によって連続して取得された複数の超音波画像を受け付け、当該複数の超音波画像のそれぞれが表す診断部位を判定する。検査状況判定部38は、診断部位の判定の確信度の時間変化に基づいて、超音波を用いた検査の状況を判定する。       
 
特開2025-027609超音波トランスデューサアレイ 日本特殊陶業株式会社
【課題】端子の密集を回避できる超音波トランスデューサアレイを提供する。
【解決手段】超音波トランスデューサアレイ10は、対向する一方主面24第電極26を有し、他方主面25に電極27を有する圧電素子21及び圧電素子の一方主面に接合され、一方主面に設けられた電極に電気的に接続されている振動板22を有する複数のユニット20と、複数のユニットの振動板それぞれに電気的に接続されている第一導電路30と、複数のユニットの圧電素子の他方主面に設けられた電極それぞれに電気的に接続されている第二導電路40と、を備える。第一導電路は、圧電素子を間にして振動板と反対側に配置された導電部材32と、複数の振動板それぞれと導電部材との間に配置された複数の第一バネ部材31と、を有し、複数の第一バネ部材それぞれの一端31Aは複数の振動板それぞれに接触し、複数の第一バネ部材それぞれの他端31Bは導電部材に共通に接触している。
 
特開2025-027775駆動装置、超音波センサ、および車両 ローム株式会社
【課題】残響時間を効果的に短くすることができる駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動装置(101X)は、スイッチング素子(QH1,QH2,QL1,QL2)を有し、前記スイッチング素子のスイッチングに基づいて圧電素子(Pz)を駆動するように構成されるスイッチ回路(1)と、パルス状の駆動信号(DS2)とパルス状のビート信号(BT)に基づいて前記スイッチング素子を駆動するように構成されるスイッチ駆動部(2)と、を備え、前記駆動信号は、駆動期間および前記駆動期間の後の後端期間において生成され、前記ビート信号は、少なくとも前記後端期間において生成され、前記駆動信号と前記ビート信号とで周波数が異なる。
 
特開2025-028032超音波近接スイッチ エレスタ・ゲーエムベーハー・オストフィルダーン・(ディイー)・ツヴァイクニーダーラッスング・バド ラガーツ
【課題】超音波近接スイッチを提供すること。
【解決手段】図示及び説明されるのは、アクチュエータに音波を照射することによってアクチュエータをセンサにより検出するデバイス及び方法である。デバイスは、特に、安全性の用途で使用される。センサ及びアクチュエータは、互いに対して移動し得る。センサは、音波送信器と、音波受信器と、計算ユニットとを備える。音波送信器は、音波をアクチュエータの方向で送信するように設計される。音波受信器は、アクチュエータによって反射された音波を捕捉し、音波をアナログ信号に変換するように設計される。計算ユニットは、アナログ信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号を基準信号と比較することによってアクチュエータを検出する。
 
特開2025-028068超音波ビーム経路決定とターゲティング ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー
【課題】超音波ビーム経路決定とターゲティングを提供する。
【解決手段】(1)治療ビーム経路内の非軟組織領域の存在(骨または骨類似構造物、ガス充填空洞など)、(2)プローブヘッドの部分的な「リフトオフ」、または(3)音響結合の十分性。これらの要因のいくつかまたはすべてに関して、少なくとも部分的にクリアな経路が決定または確認されると、治療ビームがターゲット領域に放射される。
 
特開2025-028149超音波プローブの照準中の当該領域のマルチプレーン及びマルチモード可視化 ベラソン インコーポレイテッド
【課題】超音波プローブと、超音波プローブと通信するように構成されたコントローラ・ユニットとを含むシステムを提供する。
【解決手段】コントローラ・ユニットは、超音波プローブのための照準モードを選択することと、第1の照準モード平面、走査モード、又は撮像モードを選択することと、少なくとも1つの追加の照準モード平面、走査モード、又は撮像モードを選択することと、第1の照準モード平面、走査モード、又は撮像モードに関連する超音波画像を取得することと表示することとの間で、及び少なくとも1つの追加の照準モード平面、走査モード、又は撮像モードに関連する超音波画像を取得することと表示することとの間でトグルすることと、3D走査モードの選択を受信することと、3D走査モードの選択を受信したことに応答して、超音波プローブを使用して3D走査を実行することとを行うように構成される。
 
特表2025-503616貼付可能なパッチ型超音波トランスデューサを活用した診断システム  リア ユニバーシティ リサーチ アンド ビジネス ファウンデーション     コリア・インスティテュート・オブ・サイエンス・アンド・テクノロジー
【要約】本出願の一実施例に係る超音波診断システムは、互いに異なる身体部位に貼付可能な複数の超音波出力パッチ;前記複数の超音波出力パッチから送信されたそれぞれのデータを受信するデータ受信部;前記データを処理して前記身体部位に対するイメージング結果を取得する処理部;および前記身体部位に対するイメージング結果を出力する出力部を含み、前記超音波出力パッチは、前記身体部位に向けてイメージング超音波を出力し、反射された前記イメージング超音波を受信するように構成された多チャンネル超音波トランスデューサアレイ;前記多チャンネル超音波トランスデューサアレイで送受信された信号を処理するための信号処理モジュール;および前記信号処理モジュールで取得した信号処理結果を前記データ受信部に送信するための通信モジュールを含む。
 
特表2025-503814取付配置、この取付配置のための超音波滞留スイッチ、並びに、滞留スイッチの使用および作動方法 マイクロソニック・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
【解決手段】 本発明は、搬送設備の搬送装置24の上で搬送される容器23、特に瓶の滞留の認識のための滞留スイッチ1に関し、この滞留スイッチが、センサー軸線Sを中心として鋭く集束された音波ビーム10を出力する、超音波センサー2を備えており、前記超音波センサー2が、超音波信号の発信と、前記音波ビーム10の検出領域26内において存在している容器23から戻り反射されたエコー信号の受信とのための、近接スイッチとして形成されており、その際、前記超音波センサー2の前記音波ビーム10を出力するアパーチャー25に、音波を方向転換する音波方向転換面4を有する反射体3が前置されており、前記音波方向転換面4が、前記超音波センサー2から出力された前記音波ビーム10が、前記音波方向転換面4において、前記音波ビーム10が、センサー軸線Sに関して、第1の平面内において、90°から180°までの分散角度αで拡開されており、且つ、前記第1の平面に対して垂直に整向された第2の平面内において、不変に、または、更にいちだんと集束されている程に方向転換されているように、成形および配
 
特表2025-503844針先の位置特定のための超音波非同期共鳴イメージング(ARI)技術 イースタン ソノグラフィックス コーポレイション
【要約】第1の時点で第1の超音波パルス信号を送信することを含む針先検出プロセスを実行することができる超音波スキャナの技術を開示する。第1の超音波パルス信号は、隣接する組織及び組織内の針によって第1のエコー信号が生成されるように構成することができる。スキャナは、第1の時点から所定の遅延期間の後の第2の時点に達すると、針からの第1のエコー信号を受信することができる。スキャナは、第1のエコー信号に基づいて、針の位置に対応する針先画像データを生成することができる。スキャナは、組織検出プロセスを実行し、及び/又は、針先画像データ及び組織画像データに基づいて、組織に対する針先の位置の視覚的なインジケータを含む複合画像を生成することができる。
 
特表2025-503985それぞれの受信された超音波周波数の信号をコンパウンドして出力超音波画像を生成するための装置、システムおよび方法  エグゾ イメージング、インコーポレイテッド
【要約】装置、方法、およびコンピュータ実装媒体。前記装置は、送信された超音波波形の結果としてターゲット物体から反射される反射された超音波波形のそれぞれの反射された周波数に基づく電気信号を同時に受信し;前記電気信号からの情報をコンパウンドして、コンパウンドされた電気信号を生成し;かつ前記コンパウンドされた電気信号に基づいて、ディスプレイ上に出力画像の生成を引き起こす。
 
特表2025-503986超音波装置インタラクションインジケータの生成 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ
【要約】音響的に半透明なスタンドオフ層は、超音波装置と被検体との間に配置される。スタンドオフ層からの超音波エコーを含む、超音波装置によって受信された超音波エコーは、超音波装置によって加えられる軸方向の力又は圧力によって引き起こされるスタンドオフ層の変形を決定するために処理される。スタンドオフ層の変形はスタンドオフ層の特性とともに、超音波装置インタラクションインジケータを生成するために使用される。別の態様では、音響的に半透明なスタンドオフ層及び超音波信号の一つ又はそれより多くの特性が音響的に半透明なスタンドオフ層の歪みヒステリシスの測定値を決定するために処理され、歪みヒステリシスの測定値が所定のヒステリシス閾値を超えるという決定に応答して、音響的に半透明なスタンドオフ層が置換を必要とするという指標が生成される。
 
特表2025-504122複数開口超音波イメージングシステム及び方法  マウイ イマギング,インコーポレーテッド
【要約】超音波イメージングのシステム及び方法が提供される。いくつかの実施形態では、非集束かつ発散する超音波信号が、凹型プローブ表面の後方に位置する見かけ上の点源からターゲット媒体内に送信され得る。エコーを受信し、ターゲット媒体内の反射体の位置を決定することができる。該位置は、見かけ上の点源rの球心点の位置と受信素子の位置とを記述する素子位置データを取得し、球心点と反射体との間の第1の距離と、反射体と受信素子との間の第2の距離との和として総経路距離を計算し、反射体が存在する可能性のある点の軌跡を決定することによって決定され得る。これにより、ターゲット媒体全体のデータセットを生成することができる。
 
特表2025-504261コードレスバッテリ駆動手持ち式超音波歯科用スケーリングシステム  パスキ・ウルトラソニックス・リミテッド・ライアビリティー・カンパニー
【要約】
 コードレス超音波歯科用スケーラーシステムは、手持ち式に構成されたエンクロージャと、少なくとも部分的にエンクロージャ内に配置された超音波音響アセンブリと、超音波音響アセンブリの音響トランスフォーマの結節領域で音響トランスフォーマに結合された回転可能グリップと、エンクロージャ内に配置され、超音波音響アセンブリに通電するように構成された電子制御システムと、エンクロージャ内に配置され、電子制御システムに電力を供給するように構成されたバッテリと、エンクロージャ内に配置され、流体を収容する流体源と、を含む。流体源からの流体の流量は調整されており、調整された流量は、電子制御システムによって制御される。
 
特表2025-504603超音波を伝達するための装置 シャヒーン イノベーションズ ホールディング リミテッド
【要約】超音波を伝達するための装置であって、装置は、共振回路を駆動するためのマイクロチップ(300)と、LCタンク、アンテナ、及びピエゾトランスデューサのうちの少なくとも1つである、共振回路と、を備える装置。マイクロチップ(300)は、少なくとも発振器(315)、パルス幅変調(PWM)信号発生器サブシステム(329)、アナログデジタルコンバータ(ADC)サブシステム(318)、及びデジタルアナログコンバータ(DAC)サブシステム(327)を含む複数の相互接続された埋め込み構成要素及びサブシステムを備える単一ユニットである。
 
特表2025-505321超音波外科手術用器具を駆動するための方法およびデバイス、ならびに超音波外科手術用システム  リーチ・サージカル・インコーポレイテッド
【要約】方法は、開始信号に応答して、超音波外科手術用器具のトランスデューサを駆動するために第1の期間に第1の振幅範囲を有する駆動信号を供給するステップと、第1の期間の後に、第1の所定の間隔で減少する振幅を有する第1の遷移信号を供給するステップと、第1の所定の間隔の後に、第2の期間に第2の振幅範囲を有する駆動信号を供給するステップであって、第2の振幅範囲の上限は、第1の振幅範囲の下限よりも低い、ステップと、第2の期間の後に、第2の所定の間隔で増加する振幅を有する第2の遷移信号を供給するステップと、第2の所定の間隔の後に、第3の期間に第3の振幅範囲を有する駆動信号を供給するステップであって、第3の振幅範囲の下限は、第2の振幅範囲の上限よりも高い、ステップと、を含む。
 
特表2025-505510超音波トランスデューサのための多層ハウジングシール エコー イメージング,インク.
【要約】超音波機器内への液体侵入の防止および/または検出において有用なシステム、デバイス、および方法が説明される。超音波システムまたはデバイスの内側に位置することができる、超音波トランスデューサおよび関連する超音波回路部は、液体に対する曝露によって悪影響を受ける可能性がある。本明細書で説明するように、超音波システムおよびデバイスは、多層シールを備えることができ、例えば、多層シールは、液体侵入を防止するための1つまたは複数の層および液体侵入を検出するための1つまたは複数の層を備える(例えば、液体侵入を検出するための1つまたは複数の層は、液体に曝露されると、色を変化させることが可能な指示器材料を含む)。
 
特表2025-505722工作機械用超音波検査プローブ レニショウ パブリック リミテッド カンパニー
【要約】超音波検査プローブは、プローブ本体と、検査物体に接触するためのデータム面を有する細長い部材とを含む。プローブは、超音波トランスデューサと、超音波結合アセンブリを含む。超音波結合アセンブリは、超音波トランスデューサに結合されたトランスデューサ接触面と、検査物体に音響的に結合するための物体接触面とを有する超音波結合要素を含むキャリアシェルを含む。ベアリング機構は、超音波トランスデューサと超音波カップリングアセンブリを細長い部材に可動的に取り付け、超音波カップリング要素の物体接触面がデータム面を超えて延びる伸長位置と、超音波カップリング要素の物体接触面がデータム面と実質的に面一となる測定位置との間の移動を可能にし、超音波トランスデューサがデータム面の表面法線に対して実質的に不変の向きを維持するように、超音波トランスデューサを細長い部材の直線軸に沿ってガイドするように構成される。
 
 
B全文検索
光触媒(全文検索)
Bー1酸化チタン
特許7635904アミノ基含有化合物、硬化性樹脂組成物、硬化物及び積層体 DIC株式会社
【要約】硬化性樹脂でありながら、硬化物において、修復性・再成形性を容易に実現することが可能な化合物、及びそれを用いてなる硬化性樹脂組成物とその硬化物を提供すること。本発明のアミノ基含有化合物は、アミノ基を1つ以上有する構造単位Aと、前記構造単位Aと異なる構造単位Bとが、A−B−Aで連結してなる。前記構造単位Aと前記構造単位Bとが、可逆結合で結合してなる。前記アミノ基含有化合物重量平均分子量が1000である。
   無機微粒子としては、例えば、耐熱性に優れるものとしては、アルミナ、マグネシア、チタニア、ジルコニア、シリカ(石英、ヒュームドシリカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸、溶融シリカ、結晶性シリカ、超微粉無定型シリカ等)等;熱伝導に優れるものとしては、窒化ホウ素、窒化アルミ、酸化アルミナ、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化ケイ素、ダイヤモンド等;導電性に優れるものとしては、金属単体又は合金(例えば、鉄、銅、マグネシウム、アルミニウム、金、銀、白金、亜鉛、マンガン、ステンレスなど)を用いた金属フィラー及び/又は金属被覆フィラー、酸化錫、酸化インジウム等;バリア性に優れるものとしては、マイカ、クレイ、カオリン、タルク、ゼオライト、ウォラストナイト、スメクタイト等の鉱物等やチタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、セピオライト、ゾノライト、ホウ酸アルミニウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム;屈折率が高いものとしては、チタン酸バリウム、酸化ジルコニア、酸化チタン等;光触媒性を示すものとしては、チタン、セリウム、亜鉛、銅、アルミニウム、錫、インジウム、リン、炭素、イオウ、ルテニウム、ニッケル、鉄、コバルト、銀、モリブデン、ストロンチウム、クロム、バリウム、鉛等の光触媒金属、前記金属の複合物、それらの酸化物等;耐摩耗性に優れるものとしては、シリカ、アルミナ、ジルコニア、酸化マグネシウム等の金属、及びそれらの複合物及び酸化物等;絶縁性に優れるものとしては、シリカ等;紫外線遮蔽に優れるものとしては、酸化チタン、酸化亜鉛等である。これらの無機微粒子は、用途によって適時選択すればよく、単独で使用しても、複数種組み合わせて使用してもかまわない。また、上記無機微粒子は、例に挙げた特性以外にも様々な特性を有することから、適時用途に合わせて選択すればよい。
 
  酸化チタン微粒子としては、体質顔料のみならず紫外光応答型光触媒が使用でき、例えばアナターゼ型酸化チタン、ルチル型酸化チタン、ブルッカイト型酸化チタンなどが使用できる。更に、酸化チタンの結晶構造中に異種元素をドーピングさせて可視光に応答させるように設計された粒子についても用いることができる。酸化チタンにドーピングさせる元素としては、窒素、硫黄、炭素、フッ素、リン等のアニオン元素や、クロム、鉄、コバルト、マンガン等のカチオン元素が好適に用いられる。また、形態としては、粉末、有機溶媒中もしくは水中に分散させたゾルもしくはスラリーを用いることができる。市販の粉末状の酸化チタン微粒子としては、例えば、日本アエロジル(株)製アエロジルP−25、テイカ(株)製ATM−100等を挙げることができる。また、市販のスラリー状の酸化チタン微粒子としては、例えば、テイカ(株)TKD−701等が挙げられる。
 
特開2025-019786ガス噴出装置及び、酸化チタン粉末の製造方法 東邦チタニウム株式会社
【課題】比較的簡易な構造で、酸化チタン粉末の比表面積を増大させることができるガス噴出装置及び、酸化チタン粉末の製造方法を提供する。
【解決手段】この発明のガス噴出装置1は、気相中にてハロゲン化チタンガスGtから酸化チタン粉末を生成させる反応に用いられるものであって、内部に、ハロゲン化チタンガスGt及び反応用ガスGrを含む複数種類のガスを個別に流す各ガス流路が設けられ、各噴出口6から前記複数種類のガスを噴出させるノズル3を備え、前記ガス流路が、互いに隣接して位置するハロゲン化チタンガス流路4及び反応用ガス流路5を有し、前記ノズル3の噴出口6にて、ハロゲン化チタンガスGtの噴出方向に対し、反応用ガスGrの噴出方向をハロゲン化チタンガスGt側に傾ける方向調整部7が設けられているというものである。
  酸化チタン粉末は、高い白色度及び隠蔽性を有する他、光の照射により触媒作用を示し、さらには分散性、耐候性、化学的安定性等の優れた性質を併せ持つ。このため、酸化チタン粉末は、主な用途であった白色顔料や紫外線遮蔽フィラーのみならず、光触媒その他の種々の用途で広く使用されている。
 
特開2025-021577積層体、ディスプレイ、積層体の製造方法 東レ株式会社
【課題】高輝度で、かつ長時間の連続点灯でも不灯が発生しにくい高信頼性のマイクロLEDディスプレイ、および、その製造に適用可能な積層体と、積層体の製造方法を提供する。
【解決手段】支持体、導電性層、2次元的に配置された複数の発光ダイオード、第1の有機層6、および第2の有機層7を有する積層体であって、前記第1の有機層と前記第2の有機層が接してなり、前記第1の有機層が、(A)白色顔料、および(B)少なくとも一般式(1)で表される繰り返し単位を合計10〜90モル%含有するシロキサン樹脂を含有し、前記第2の有機層が実質的にシロキサン樹脂を含有しない透明層であることを特徴とする積層体。
  二酸化チタンの結晶構造は、アナターゼ型、ルチル型、ブルッカイト型に分類される。これらの中でも、光触媒活性が低いことから、ルチル型酸化チタンが好ましい。
 
特開2025-026162 アミノ基含有化合物、硬化性樹脂組成物、硬化物及び積層体 DIC株式会社
【課題】硬化性樹脂でありながら、硬化物において、修復性・易解体性・再成形性を容易に実現することが可能な化合物、及びそれを用いてなる硬化性樹脂組成物とその硬化物を提供すること。
【解決手段】本発明のアミノ基含有化合物は、アミノ基を1つ以上有する構造単位Aと、前記構造単位Aと異なる構造単位Bとが、A−B−Aで連結してなる化合物である。前記構造単位Bが、炭素数2以上のアルキレン鎖又は炭素数2以上のアルキレンエーテル鎖を有し、前記構造単位Aと前記構造単位Bとが、フラン構造とマレイミド構造とのDiels−Alder反応による可逆結合で結合してなることを特徴とする。
   無機微粒子としては、例えば、耐熱性に優れるものとしては、アルミナ、マグネシア、チタニア、ジルコニア、シリカ(石英、ヒュームドシリカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸、溶融シリカ、結晶性シリカ、超微粉無定型シリカ等)等;熱伝導に優れるものとしては、窒化ホウ素、窒化アルミ、酸化アルミナ、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化ケイ素、ダイヤモンド等;導電性に優れるものとしては、金属単体又は合金(例えば、鉄、銅、マグネシウム、アルミニウム、金、銀、白金、亜鉛、マンガン、ステンレスなど)を用いた金属フィラー及び/又は金属被覆フィラー、;バリア性に優れるものとしては、マイカ、クレイ、カオリン、タルク、ゼオライト、ウォラストナイト、スメクタイト等の鉱物等やチタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、セピオライト、ゾノライト、ホウ酸アルミニウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム;屈折率が高いものとしては、チタン酸バリウム、酸化ジルコニア、酸化チタン等;光触媒性を示すものとしては、チタン、セリウム、亜鉛、銅、アルミニウム、錫、インジウム、リン、炭素、イオウ、ルテニウム、ニッケル、鉄、コバルト、銀、モリブデン、ストロンチウム、クロム、バリウム、鉛等の光触媒金属、前記金属の複合物、それらの酸化物等;耐摩耗性に優れるものとしては、シリカ、アルミナ、ジルコニア、酸化マグネシウム等の金属、及びそれらの複合物及び酸化物等;導電性に優れるものとしては、銀、銅などの金属、酸化錫、酸化インジウム等;絶縁性に優れるものとしては、シリカ等;紫外線遮蔽に優れるものとしては、酸化チタン、酸化亜鉛等である。これらの無機微粒子は、用途によって適時選択すればよく、単独で使用しても、複数種組み合わせて使用してもかまわない。また、上記無機微粒子は、例に挙げた特性以外にも様々な特性を有することから、適時用途に合わせて選択すればよい。
 
  酸化チタン微粒子としては、体質顔料のみならず紫外光応答型光触媒が使用でき、例えばアナターゼ型酸化チタン、ルチル型酸化チタン、ブルッカイト型酸化チタンなどが使用できる。更に、酸化チタンの結晶構造中に異種元素をドーピングさせて可視光に応答させるように設計された粒子についても用いることができる。酸化チタンにドーピングさせる元素としては、窒素、硫黄、炭素、フッ素、リン等のアニオン元素や、クロム、鉄、コバルト、マンガン等のカチオン元素が好適に用いられる。また、形態としては、粉末、有機溶媒中もしくは水中に分散させたゾルもしくはスラリーを用いることができる。市販の粉末状の酸化チタン微粒子としては、例えば、日本アエロジル(株)製アエロジルP−25、テイカ(株)製ATM−100等を挙げることができる。また、市販のスラリー状の酸化チタン微粒子としては、例えば、テイカ(株)TKD−701等が挙げられる。
 
特表2025-505701着色後処理を施した二酸化チタン顔料 クローノス インターナショナル インコーポレイテッド
【要約】本発明は、着色顔料粒子、前記着色顔料粒子を得るための方法、および前記粒子を含む組成物に関する。さらに、本発明は、前記着色顔料粒子の使用に関する。
  本発明による着色顔料粒子は、二酸化チタン系顔料と、少なくとも1つの層を含む、少なくとも1つの層が着色成分で改質されていることを特徴とする。本明細書で使用される「二酸化チタン系顔料」とは、硫酸塩または塩化物プロセスによって得られ、場合により粉砕された酸化チタン系顔料を指す。さらに、前記系顔料は、ルチル、アナターゼまたはブルッカイトの結晶構造中に、通常はルチルまたはアナターゼの結晶構造中に存在することができる。ルチルは、アナターゼと比較して光触媒活性が低いため、特に適している。好ましくは、前記二酸化チタン系顔料は、前記粒子の総重量に対して少なくとも98重量%、好ましくは少なくとも99重量%のルチルからなる。前記粒子は、少なくとも1つの層をさらに含む。そのような少なくとも1つの層を形成する前駆体および技術は、当技術分野で公知である。少なくとも1つの層は、着色成分で改質される。色、好ましくは白色または黒色とは異なる色を付与する当技術分野で公知のあらゆる着色成分を使用することができる。
 
Bー2光触媒 
特開2025-019177水酸基含有化合物、硬化性樹脂組成物、硬化物及び積層体 DIC株式会社
【課題】硬化性樹脂でありながら、硬化物において、修復性・再成形性を容易に実現することが可能な化合物、及びそれを用いてなる硬化性樹脂組成物とその硬化物を提供すること。
【解決手段】水酸基を1つ以上有する構造単位Aと、前記Aと異なる構造単位Bとが、A−B−Aで連結してなる水酸基含有化合物であり、前記構造単位Aと前記構造単位Bとが、解離温度が120℃以上の可逆結合で結合してなることを特徴とする水酸基含有化合物を用いる。前記可逆結合が、アントラセン型のDiels−Alder反応による付加型構造、芳香環で挟まれたジスルフィド結合、であることが好ましい。
  無機微粒子としては、例えば、耐熱性に優れるものとしては、アルミナ、マグネシア、チタニア、ジルコニア、シリカ(石英、ヒュームドシリカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸、溶融シリカ、結晶性シリカ、超微粉無定型シリカ等)等;熱伝導に優れるものとしては、窒化ホウ素、窒化アルミ、酸化アルミナ、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化ケイ素、ダイヤモンド等;導電性に優れるものとしては、金属単体又は合金(例えば、鉄、銅、マグネシウム、アルミニウム、金、銀、白金、亜鉛、マンガン、ステンレスなど)を用いた金属フィラー及び/又は金属被覆フィラー、;バリア性に優れるものとしては、マイカ、クレイ、カオリン、タルク、ゼオライト、ウォラストナイト、スメクタイト等の鉱物等やチタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、セピオライト、ゾノライト、ホウ酸アルミニウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム;屈折率が高いものとしては、チタン酸バリウム、酸化ジルコニア、酸化チタン等;光触媒性を示すものとしては、チタン、セリウム、亜鉛、銅、アルミニウム、錫、インジウム、リン、炭素、イオウ、ルテニウム、ニッケル、鉄、コバルト、銀、モリブデン、ストロンチウム、クロム、バリウム、鉛等の光触媒金属、前記金属の複合物、それらの酸化物等;耐摩耗性に優れるものとしては、シリカ、アルミナ、ジルコニア、酸化マグネシウム等の金属、及びそれらの複合物及び酸化物等;導電性に優れるものとしては、銀、銅などの金属、酸化錫、酸化インジウム等;絶縁性に優れるものとしては、シリカ等;紫外線遮蔽に優れるものとしては、酸化チタン、酸化亜鉛等である。これらの無機微粒子は、用途によって適時選択すればよく、単独で使用しても、複数種組み合わせて使用してもかまわない。また、上記無機微粒子は、例に挙げた特性以外にも様々な特性を有することから、適時用途に合わせて選択すればよい。
 
特表2025-503471高屈折率ナノ結晶およびナノコンポジットの合成、キャッピングおよび分散 ピーティー・エスピーイー・サブコ・エルエルシー
【要約】光触媒的および熱的に安定した金属酸化物シェルを含むキャッピングされた酸化金属ナノ結晶、ならびにモノマー、オリゴマー、およびポリマー中のこれらの分散体の調製、ならびに生成した配合物およびナノコンポジットフィルム。これらのナノ結晶は高単分散性であり、ナノ結晶サイズが3〜100nmの間である。これらのナノ結晶およびマトリックス材料を組み込んだ、生成された配合物は、極めて安定しており、高屈折率を有し、極めて透明であり、熱的またはUV処理の際に吸収性の変化が最小からゼロに留まり、可視波長において光学的に透明であり、散乱が非常にわずかまたはまったくないナノコンポジットをもたらす。
【請求項11】320nm〜390nmで66時間、光強度4mW/cm2でのUV曝露の前および後にヘイズメーターを使用して前記コア-シェル構造体を含む厚さ1μmのフィルムのb*を測定した場合、50%未満、例えば、1%未満、または5%未満、または10%未満、または15%未満、または20%未満、または25%未満、30%未満、40%未満、50%未満のb*の変化によって測定されるような、低い光触媒活性を示す、請求項1から10のいずれかに記載のナノ結晶。
【請求項12】450nm以上で1000時間、光強度16mW/cm2での、または405nm以上で148時間、光強度25mW/cm2での、UV曝露の前および後にヘイズメーターを使用して前記コア-シェル構造体を含む厚さ1μmのフィルムのb*を測定した場合、50%未満、例えば、1%未満、または5%未満、または10%未満、または15%未満、または20%未満、または25%未満、30%未満、40%未満、50%未満のb*の変化によって測定されるような、低い光触媒活性を示す、請求項1から10のいずれかに記載のナノ結晶。
【請求項13】405nm以上で148時間、光強度25mW/cm2でのUV曝露の前および後に、プリズム結合器またはエリプソメーターを使用してコア-シェルナノ結晶を含むフィルムの屈折率を測定した場合、0.08未満、例えば、0.01未満、0.02未満、0.03未満、0.04未満、0.05未満、0.06未満、0.07未満の屈折率の変化によって測定されるような、低い光触媒活性を示す、請求項1から10のいずれかに記載のナノ結晶。
【請求項14】450nm以上で1000時間、16mW/cm2でのUV曝露の前および後に、プリズム結合器またはエリプソメーターを使用してコア-シェルナノ結晶を含むフィルムの屈折率を測定した場合、0.08未満、例えば、0.01未満、0.02未満、0.03未満、0.04未満、0.05未満、0.06未満、0.07未満の屈折率の変化によって測定されるような、低い光触媒活性を示す、請求項1から10のいずれかに記載のナノ結晶。
【請求項49】少なくとも部分的にキャッピングされたコア-シェル型TiO2ナノ結晶が、320nm〜390nmで100時間のUV曝露の前および後に、ヘイズメーターを使用して前記コア-シェル構造体を含む厚さ1μmのフィルムのb*を測定した場合、50%未満、例えば、1%未満、または5%未満、または10%未満、または15%未満、または20%未満、または25%未満、30%未満、40%未満、50%未満のb*の変化によって測定されるような、低い光触媒活性を有する、請求項43から48のいずれかに記載のナノコンポジット配合物。
【請求項50】少なくとも部分的にキャッピングされたコア-シェル型TiO2ナノ結晶が、450nm以上で1000時間のUV曝露の前および後に、ヘイズメーターを使用して前記コア-シェル構造体を含む厚さ1μmのフィルムのb*を測定した場合、50%未満、例えば、1%未満、または5%未満、または10%未満、または15%未満、または20%未満、または25%未満、30%未満、40%未満、50%未満のb*の変化によって測定されるような、低い光触媒活性を有する、請求項43から48のいずれかに記載のナノコンポジット配合物。
【請求項51】少なくとも部分的にキャッピングされたコア-シェル型TiO2ナノ結晶が、320〜390nm以上で100時間のUV曝露の前および後に、プリズム結合器またはエリプソメーターを使用してコア-シェルナノ結晶を含むフィルムの屈折率を測定した場合、0.08未満、例えば、0.01未満、0.02未満、0.03未満、0.04未満、0.05未満、0.06未満、0.07未満の屈折率の変化によって測定されるような、低い光触媒活性を有する、請求項43から48のいずれかに記載のナノコンポジット配合物。
【請求項52】少なくとも部分的にキャッピングされたコア-シェル型TiO2ナノ結晶が、450nm以上で1000時間のUV曝露の前および後に、プリズム結合器またはエリプソメーターを使用してコア-シェルナノ結晶を含むフィルムの屈折率を測定した場合、0.08未満、例えば、0.01未満、0.02未満、0.03未満、0.04未満、0.05未満、0.06未満、0.07未満の屈折率の変化によって測定されるような、低い光触媒活性を有する、請求項43から48のいずれかに記載のナノコンポジット配合物。
【請求項58】少なくとも部分的にキャッピングされたコア-シェル型TiO2ナノ結晶が、320nm〜390nmで100時間のUV曝露の前および後に、ヘイズメーターを使用して前記コア-シェル構造体を含む厚さ1μmのフィルムのb*を測定した場合、50%未満、例えば、1%未満、または5%未満、または10%未満、または15%未満、または20%未満、または25%未満、30%未満、40%未満、50%未満のb*の変化によって測定されるような、低い光触媒活性を有する、請求項53から57のいずれかに記載のナノコンポジットフィルム。
【請求項59】少なくとも部分的にキャッピングされたコア-シェル型TiO2ナノ結晶が、450nm以上で1000時間のUV曝露の前および後に、ヘイズメーターを使用して前記コア-シェル構造体を含む厚さ1μmのフィルムのb*を測定した場合、50%未満、例えば、1%未満、または5%未満、または10%未満、または15%未満、または20%未満、または25%未満、30%未満、40%未満、50%未満のb*の変化によって測定されるような、低い光触媒活性を有する、請求項53から57のいずれかに記載のナノコンポジットフィルム。
【請求項60】少なくとも部分的にキャッピングされたコア-シェル型TiO2ナノ結晶が、320〜390nm以上で100時間のUV曝露の前および後に、プリズム結合器またはエリプソメーターを使用してコア-シェルナノ結晶を含むフィルムの屈折率を測定した場合、0.08未満、例えば、0.01未満、0.02未満、0.03未満、0.04未満、0.05未満、0.06未満、0.07未満の屈折率の変化によって測定されるような、低い光触媒活性を有する、請求項53から57のいずれかに記載のナノコンポジットフィルム。
【請求項61】少なくとも部分的にキャッピングされたコア-シェル型TiO2ナノ結晶が、450nm以上で1000時間のUV曝露の前および後に、プリズム結合器またはエリプソメーターを使用してコア-シェルナノ結晶を含むフィルムの屈折率を測定した場合、0.08未満、例えば、0.01未満、0.02未満、0.03未満、0.04未満、0.05未満、0.06未満、0.07未満の屈折率の変化によって測定されるような、低い光触媒活性を有する、請求項53から57のいずれかに記載のナノコンポジットフィルム。
 
特表2025-503807流体搬送パイプシステムの復旧用ライニングホース  リラインヨーロッパ ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、流体伝導システムの復旧用のライナーチューブであって、硬化性アクリレート樹脂、シリケート樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、又はビニルエステル樹脂で飽和された繊維束から作成された少なくとも1つの筒状層と、光化学硬化性エポキシ樹脂で飽和された繊維束から作成された少なくとも1つのさらなる筒状層と、を備え、さらなる筒状層は、第1の筒状層と間接又は直接に接触し、ライナーチューブは、熱可塑性をベースとし、搭載状態において流体媒体と接触する内側筒状層を有する、ライナーチューブに関する。
  これらの光触媒開始剤化合物のアニオンは、硬化プロセスとの干渉を回避するために、可能な限り低い求核性を示すものでなければならない。典型的には、硬化速度、重合程度、及び達成可能な変換は、以下の階層に従う。 SbF6−>AsF6−>PF6−>>BF4−>>CF3SO3−〜ClO4−>Cl−〜Br
 
特表2025-504618糖の脱水のための方法および触媒 バイオベース フューチャー プロプライエタリ リミテッド
【要約】本発明は、糖の脱水のための方法および触媒に関する。特に、本発明は、アルミニウム塩およびフルボ酸の光触媒、アルミニウム塩およびフルボ酸の光触媒を調製する方法、ならびに糖の脱水のためにアルミニウムおよびフルボ酸光触媒を使用する方法に関する。一形態では、アルミニウム塩を含む溶液中にフルボ酸を分散させて光触媒を得ることを含む、光触媒を調製する方法が提供される。
 
【請求項1】光触媒を調製する方法であって、約0.005M〜約0.02Mのアルミニウム塩を含む溶液中に最大約12g/Lのフルボ酸を分散させることを含む、方法。
【請求項4】請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法に従って製造される場合の光触媒。
【請求項5】約0.005M〜約0.02Mのアルミニウムと最大約12g/Lのフルボ酸とを含むアルミニウムとフルボ酸の錯体を含む、光触媒。
【請求項6】約0.01Mのアルミニウムと最大約8g/Lのフルボ酸とを含むアルミニウムとフルボ酸の錯体を含む、光触媒。
【請求項7】前記フルボ酸がピロガロールまたはカテコールを含む、請求項5または請求項6に記載の光触媒。
【請求項8】糖源を提供することと、前記糖を光触媒と組み合わせることと、光照射下で、最大約100℃の温度で前記糖を脱水することとを含む、糖の脱水のための請求項4〜7のいずれか一項に記載の光触媒の使用。
【請求項9】アルミニウム塩を含む溶液中にフルボ酸および糖源を分散させることと、光照射下で、最大約100℃の温度で糖を脱水することとを含む、糖の脱水のための光触媒の使用。
 
特表2025-504707光触媒顆粒状物質及びそのための調製方法 コリア インスティテュート オブ シビル エンジニアリング アンド ビルディング テクノロジー
【要約】光触媒改質方法、それにより改質された光触媒結晶を含む光触媒顆粒状物質、及びそのための調製方法が開示され、光触媒改質方法は:光触媒の単原子層を分離させるために、光触媒を少なくとも100℃又はそれより高い温度でアルカリ性溶液と反応させることによって光触媒を水熱合成する段階;及び光触媒の結晶が管形状を有するように、水熱合成された光触媒を処理する段階を備える。
【請求項1】光触媒改質方法であって:光触媒の単原子層を分離させるように、水熱合成を実施して前記光触媒を100℃又はそれより高い温度でアルカリ性溶液と反応させる段階;及び 前記光触媒の結晶が管形状を有するように前記水熱合成された光触媒を処理する段階を備える、光触媒改質方法。
【請求項2】前記水熱合成を前記実施する段階が、前記光触媒を前記アルカリ性溶液と混合することによって、前記光触媒を100℃から130℃の温度で反応させることである、請求項1に記載の光触媒改質方法。
【請求項3】前記アルカリ性溶液が、Li、Na、及びKのうちの少なくとも1つを含有する、請求項1に記載の光触媒改質方法。
【請求項4】前記光触媒がアナターゼ相を有する、請求項1に記載の光触媒改質方法。
【請求項5】前記処理する段階が、前記水熱合成された光触媒を乾燥させる段階を有する、請求項1に記載の光触媒改質方法。
【請求項6】前記処理する段階が、前記水熱合成された光触媒を焼成する段階を有する、請求項1に記載の光触媒改質方法。
【請求項7】前記アルカリ性溶液が、Na及びKのうちの少なくとも1つを含有し、前記光触媒がアナターゼ相を有する、請求項1に記載の光触媒改質方法。
【請求項8】前記アルカリ性溶液がNaOH及びKOHのうちの少なくとも1つを含有し、前記水熱合成を前記実施する段階が、超音波と同等のエネルギーによって、前記アナターゼ相を有する前記光触媒を前記アルカリ性溶液中に分散させ、次に、前記光触媒を100℃から130℃の温度で15から20時間にわたってアルカリ性溶液と反応させることによって前記水熱合成を実施することである、請求項7に記載の光触媒改質方法。
【請求項9】前記光触媒が酸化チタン又はメタチタン酸である、請求項1に記載の光触媒改質方法。
【請求項10】請求項1から9のいずれか一項に記載の光触媒改質方法によって改質された複数の光触媒結晶を有する光触媒を備える、光触媒顆粒状物質。
【請求項11】光触媒顆粒状物質調製方法であって: 請求項1から9のいずれか一項に記載の光触媒改質方法によって改質された光触媒を調製する段階; 前記改質された光触媒を蒸留水と混合することによって光触媒ペーストを生成する段階; 前記光触媒ペーストを顆粒へと成形する段階;及び 前記成形された顆粒を乾燥させて、光触媒顆粒を形成する段階 を備える、光触媒顆粒状物質調製方法。
【請求項12】前記光触媒ペーストを前記生成する段階が、前記改質された光触媒のそれより低い融点を有する材料で作られたオープンセルタイプの円形フォーム又は前記光触媒のそれより低い融点を有する材料で作られた一片の糸をさらに混合することである、請求項11に記載の光触媒顆粒状物質調製方法。
【請求項13】前記成形された顆粒を前記乾燥させる段階は、前記円形フォーム又は一片の糸の少なくとも一部が溶融されるように、前記成形された顆粒を前記円形フォーム又は前記一片の糸の前記融点より高い温度で乾燥させることである、請求項12に記載の光触媒顆粒状物質調製方法。
【請求項14】前記円形フォーム又は前記一片の糸が、ポリエチレン及びポリウレタンのうちの少なくとも1つを含有する材料で作られている、請求項12に記載の光触媒顆粒状物質調製方法。
【請求項15】光触媒顆粒状物質調製方法であって:液体光触媒で顆粒をコーティングする段階;及び前記液体光触媒でコーティングされた前記顆粒を乾燥させて、光触媒顆粒を形成する段階を備え、前記液体光触媒での前記顆粒の前記コーティングが、前記顆粒を前記液体光触媒に浸すこと、又は前記液体光触媒を前記顆粒上に噴霧させることであり、前記液体光触媒は、請求項1から9のいずれか一項に記載の光触媒改質方法によって改質された光触媒を含み、前記顆粒は前記光触媒を含有しない材料である光触媒顆粒状物質調製方法。
 
Bー3水素・酸素・炭酸ガス
特許7385972炭化水素の合成方法及び合成装置 株式会社アイティー技研
【課題】酸素及び二酸化炭素が溶解している水に対する光触媒を介して炭化水素を効率的に生成する方法及び装置を提供すること。
【解決手段】二酸化炭素及び酸素が溶解している水中における光触媒を介して、二酸化炭素及び水Wを一酸化炭素及び水素に還元し、更に当該光触媒を介した当該一酸化炭素と当該水素との化学反応による炭化水素HCの合成方法及び合成装置であって、当該水Wよりも上側領域にて生成されている炭化水素HCの層における上側界面に対し、調整自在の濃度による二酸化炭素を含有する空気Aと接触させることによって、前記課題を達成することを特徴とする炭化水素HCの合成方法及び合成装置。
【請求項1】二酸化炭素及び酸素が溶解している水中における光触媒を介して、二酸化炭素及び水を一酸化炭素及び水素に還元し、更に当該光触媒を介した当該一酸化炭素と当該水素との化学反応による炭化水素の合成方法であって、当該水よりも上側領域にて生成されている炭化水素の層における上側界面に対し、調整自在の濃度による二酸化炭素を含有する空気と接触させることを特徴とする炭化水素の合成方法。
【請求項6】水中にて光触媒を介して、二酸化炭素及び水を一酸化炭素及び水素に還元し、更に当該光触媒を介した一酸化炭素と水素との化学反応によって、炭化水素を合成する炭化水素の合成装置であって、二酸化炭素及び酸素が溶解している水を収容するための反応槽、当該反応槽内における光触媒手段、及び当該反応槽の上側に二酸化炭素供給装置並びに当該二酸化炭素の噴出口における噴出量調整器具を備えていることを特徴とする炭化水素の合成装置。
 
特許7630584収納袋 フジモリプラケミカル株式会社
【課題】ガスバリア性が高く、内容物の保存性が良好である上、内部の酸素の吸収機能に優れているとともに、内容物に不快な臭気成分が移ってしまう事態を生じさせない実用的な収納袋を提供する。
【解決手段】スタンディングパウチを構成する積層フィルムFは、熱接着性樹脂層(最内層)7と接着樹脂層6と酸素吸収樹脂層5とを積層してなる積層フィルム(延伸フィルム)の上に(外側に)、エステル樹脂系の接着剤4によってガスバリア層3が積層されており、そのガスバリア層3の上に(外側に)、エステル樹脂系の接着剤2によって基材層1が積層されている。
  一方、樹脂以外の酸素吸収剤としては、二酸化チタン、酸化タングステン、酸化亜鉛、酸化セリウム、チタン酸ストロンチウム、ニオブ酸カリウム等の光触媒としての機能を有するものを好適に用いることができる。さらに、それらの中でも、二酸化チタンは、食品添加物として認証されており、かつ、安価であるため好ましく、アナターゼ型の(あるいは、アナターゼ型の比率が高い)二酸化チタンであると、高い酸素吸収性を発現させることが可能となるので好ましい。
 
特開2025-020018光触媒膜付き基体及びこれを用いた水分解装置 日本板硝子株式会社
【課題】水分解装置に使用される光触媒膜付き基体を改良する。
【解決手段】基体1と、基体1上に形成された光触媒膜2と、を備え、光触媒膜2は、光照射を受けて水から気体を生成する光触媒作用を奏しうる光触媒粒子と、光触媒粒子に接するバインダと、を含み、温水浸漬試験を適用した後に、基体1から光触媒膜2が剥離しない、光触媒膜付き基体10、が提供される。ただし、温水浸漬試験は、光触媒膜付き基体10を40℃の水中に4日間浸漬する試験である。
【請求項1】基体と、前記基体上に形成された光触媒膜と、を備え、前記光触媒膜は、光照射を受けて水から気体を生成する光触媒作用を奏しうる光触媒粒子と、前記光触媒粒子に接するバインダと、を含み、温水浸漬試験を適用した後に、前記基体から前記光触媒膜が剥離しない、光触媒膜付き基体。ただし、前記温水浸漬試験は、前記光触媒膜付き基体を40℃の水中に4日間浸漬する試験である。
【請求項2】前記バインダは、Al及びアルカリ金属元素からなる群より選択される少なくとも1つの金属元素を含む、請求項1に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項3】前記バインダは、Alを含む、請求項2に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項4】前記バインダは、Siをさらに含む、請求項2に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項5】前記バインダは、非球状粒子を含む、請求項1に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項6】前記非球状粒子は、短径L2に対する長径L1の比が10以上である、請求項5に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項7】前記非球状粒子は、羽毛状の金属酸化物ゾルに由来する非球状粒子である、請求項5に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項8】前記バインダは、球状粒子をさらに含む、請求項5に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項9】前記光触媒膜は、100m2/g以上の比表面積を有する、請求項1に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項10】前記基体は、ガラス板又はガラス繊維を含む、請求項1に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項11】請求項1〜10のいずれか1項に記載の光触媒膜付き基体を備えた、水分解装置。
 
特開2025-020019光触媒膜付き基体及びこれを用いた水分解装置 日本板硝子株式会社  国立大学法人 東京大学
【課題】水分解装置に使用される光触媒膜付き基体を改良する。
【解決手段】基体1と、光触媒膜2と、基体1と光触媒膜2との間に配置された下地膜3と、を備えた光触媒膜付き基体10を提供する。光触媒膜2は、光照射を受けて水から気体を生成する光触媒作用を奏しうる光触媒粒子と、光触媒粒子に接するバインダと、を含む。
【請求項1】基体と、光触媒膜と、前記基体と前記光触媒膜との間に配置された下地膜と、を備え、前記光触媒膜は、光照射を受けて水から気体を生成する光触媒作用を奏しうる光触媒粒子と、前記光触媒粒子に接するバインダと、を含む、光触媒膜付き基体。
【請求項2】温水浸漬試験を適用した後に、前記基体から前記光触媒膜が剥離しない、請求項1に記載の光触媒膜付き基体。ただし、前記温水浸漬試験は、前記光触媒膜付き基体を40℃の水中に4日間浸漬する試験である。
【請求項3】前記下地膜は、5nm以上250nm以下の厚さを有する、請求項1に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項4】前記下地膜は、Alを含む、請求項1に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項5】前記光触媒膜において、前記光触媒粒子と前記バインダとの比が、質量基準で99:1〜50:50の範囲にある、請求項1に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項6】前記光触媒膜において、前記光触媒粒子と前記バインダとの比が、質量基準で99:1〜80:20の範囲にある、請求項5に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項7】前記バインダは、Alを含む、請求項1に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項8】前記バインダは、Siをさらに含む、請求項7に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項9】前記バインダは、非球状粒子を含み、前記非球状粒子は、短径L2に対する長径L1の比が3以上である、請求項1に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項10】前記基体は、ガラス板又はガラス繊維を含む、請求項1に記載の光触媒膜付き基体。
【請求項11】請求項1〜10のいずれか1項に記載の光触媒膜付き基体を備えた、水分解装置。
 
特開2025-020476電解システム 株式会社カネカ
【課題】本発明は、従来に比べて効率的に電解液を分解できる電解システムを提供する。
【解決手段】太陽電池と、光触媒電極と対極と電解液を有する電解槽と、電解槽に電解液を供給する供給流路と、供給流路の中途に設けられ、太陽電池の熱を、供給流路を通過する電解液に伝熱する伝熱部を備える構成とする。
【請求項1】太陽電池と、光触媒電極と対極と電解液を有する電解槽と、前記電解槽に前記電解液を供給する供給流路と、前記供給流路の中途に設けられ、前記太陽電池の熱を、前記供給流路を通過する前記電解液に伝熱する伝熱部を備える、電解システム。
【請求項2】前記太陽電池上に前記電解槽が配されている、請求項1に記載の電解システム。
【請求項3】前記太陽電池は、前記光触媒電極と前記対極間に電圧を印加する、請求項1又は2に記載の電解システム。
【請求項4】前記電解槽は、透過する光を所定の波長以下の短波長光と前記短波長光に比べて長波長の長波長光とに分離し、前記短波長光を前記光触媒電極に導き、前記長波長光を前記太陽電池に導く波長分離部を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電解システム。
【請求項5】前記波長分離部上に反射防止フィルムを備える、請求項4に記載の電解システム。
【請求項6】前記電解槽は、光を受光する受光部を有し、前記対極は、前記光触媒電極に比べて前記受光部側に位置する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電解システム。
【請求項7】少なくとも2つの電解槽を有し、前記太陽電池は、前記太陽電池を平面視したときに、前記2つの電解槽の光触媒電極の間に位置する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電解システム。
【請求項8】気体貯蔵部を有し、前記電解槽は、前記光触媒電極と前記対極の間にイオン交換部を有し、前記イオン交換部は、前記電解槽を前記光触媒電極側の空間と前記対極側の空間に区切っており、前記気体貯蔵部は、前記対極側の空間と連通し、前記対極側の空間内から流出する気体を貯蔵可能である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電解システム。
【請求項9】前記気体貯蔵部と前記電解槽を接続する接続部を有し、前記接続部は、前記対極よりも前記電解槽の頂部側に接続されている、請求項8に記載の電解システム。
【請求項10】少なくとも2つの電解槽を有し、前記2つの電解槽は、前記光触媒電極と前記対極の間にイオン交換部を有し、前記イオン交換部は、前記電解槽を前記光触媒電極側の空間と前記対極側の空間に区切っており、前記2つの電解槽は、前記光触媒電極側の空間が連通した連通流路を備えており、前記2つの電解槽は、第1電解槽と第2電解槽であり、前記第1電解槽の前記光触媒電極側の空間に前記電解液を供給する電解液供給部を有し、前記連通流路は、中途に前記第1電解槽側から前記第2電解槽側への前記電解液の移動のみを許容する逆止弁を備える、請求項1〜9のいずれか1項に記載の電解システム。
【請求項11】遮光体を前記電解槽に供給し、前記電解液に前記遮光体を分散させる遮光体供給部を備える、請求項1〜10のいずれか1項に記載の電解システム。
【請求項12】太陽電池上に、光触媒電極と対極と電解液を有する電解槽を有し、前記太陽電池は、前記電解槽を通過した光を受光して発電し、発電した電力の一部又は全部を前記電解槽に供給するものであり、前記電解槽は、前記太陽電池から供給される電力を使用して前記電解液を分解する、電解システム。
 
特開2025-020558エタノールの製造方法およびエタノール製造システム  株式会社豊田中央研究所 トヨタ自動車株式会社
【課題】エタノール発酵の効率をさらに高める。
【解決手段】酵母によるエタノール発酵を利用したエタノールの製造方法は、エタノール発酵の原料として、糖に加えて酢酸を含む原料を用い、酵母として、少なくともアセトアルデヒド脱水素酵素遺伝子を導入した形質転換酵母を用い、酵母によるエタノール発酵を行う際に、エタノール発酵を進行する培養液に対してギ酸を添加して、形質転換酵母に導入したアセトアルデヒド脱水素酵素遺伝子が発現して得られるアセトアルデヒド脱水素酵素によるアセチルCoAを基質とする還元型補酵素依存型の反応と、ギ酸脱水素酵素遺伝子が発現して得られるギ酸脱水素酵素によるギ酸を基質とする酸化型補酵素依存型の反応と、グリセロール脱水素酵素遺伝子が発現して得られるグリセロール脱水素酵素によるグリセロールを基質とする酸化型補酵素依存型の反応と、を進行させる。       
  ギ酸生成部222において進行する二酸化炭素からギ酸を生成するプロセスは、例えば、有機金属錯体や無機金属を触媒として使用し、電気や熱や光をエネルギ源として使用した反応を利用するプロセスとすることができる。具体的には、金属電極および導電性高分子や有機金属錯体で修飾された金属電極を使用し、電気エネルギを利用する電気化学プロセス、反応炉中の触媒に原料となる二酸化炭素を供給して加熱する熱化学プロセス、触媒に一定の波長の光または自然太陽光を照射し、その光エネルギを利用する光化学プロセス、電気エネルギと光エネルギを組み合わせて利用する光電気化学プロセスなどが挙げられる。光化学プロセスの例としては、光触媒を用いた人工光合成プロセスが挙げられる。光電気化学プロセスの例としては、太陽電池と電気化学反応器を組み合わせた人工光合成プロセスが挙げられる。図4から図6は、人工光合成リアクタの概略構成を表す説明図である。ギ酸生成部222として用いることができる装置の例として、人工光合成リアクタの概要を、図4〜図6を用いて説明する。二酸化炭素からギ酸を生成するプロセスを実行する人工光合成リアクタには、図4〜図6に示すように3種類の方式がある。これらの人工光合成リアクタは、水の酸化反応を行う電極と、二酸化炭素(CO2)の還元反応を行う電極とを組み合わせて、常温常圧で有機物であるギ酸を生成する。図4は、半導体微粒子を用いた光触媒(PC)を用いる構成であり、光励起により生成した正孔(h+)により水を酸化して酸素(O2)を発生させると同時に、励起電子によりCO2を還元し、ギ酸を生成する。このような装置は、太陽光スペクトルのうちの短波長の成分のみを吸収して反応に利用する装置であるが、低コストである点において実用性に優れている。
 
特開2025-022681二酸化炭素還元光触媒粒子及びその製造方法  住友金属鉱山株式会社 国立大学法人京都大学
【課題】CO選択率を高いレベルに維持しながら大きいCOガス生成速度を示す二酸化炭素還元光触媒粒子及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】母材粒子と前記母材粒子の表面に担持された金属銀(Ag)粒子とを含み、
 前記母材粒子は、酸化タンタル(Ta2O5)、タンタル酸ナトリウム(NaTaO3)、及びタンタル酸亜鉛(ZnTa2O6)からなる群から選択される1種以上を含み、
 拡散反射スペクトルにおいて、200nm以上300nm以下の波長域に位置するピークAと480nm以上530nm以下の波長域に位置するピークBを示し、前記ピークAの強度(IA)に対する前記ピークBの強度(IB)の比(IB/IA)が50%以下である、二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項1】母材粒子と前記母材粒子の表面に担持された金属銀(Ag)粒子とを含み、前記母材粒子は、酸化タンタル(Ta2O5)、タンタル酸ナトリウム(NaTaO3)、及びタンタル酸亜鉛(ZnTa2O6)からなる群から選択される1種以上を含み、拡散反射スペクトルにおいて、200nm以上300nm以下の波長域に位置するピークAと480nm以上530nm以下の波長域に位置するピークBを示し、前記ピークAの強度(IA)に対する前記ピークBの強度(IB)の比(IB/IA)が50%以下である、二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項2】前記金属銀(Ag)粒子の担持量が前記母材粒子に対して0質量%超1.0質量%未満である、請求項1に記載の二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項3】前記金属銀(Ag)粒子の粒径が0.1nm以上5nmである請求項1又は2に記載の二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項4】CO2還元光還元触媒性能評価試験において、CO選択率が50%以上である、請求項1又は2に記載の二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項5】母材粒子と前記母材粒子の表面に担持された金属銀(Ag)粒子とを含む二酸化炭素還元光触媒粒子の製造方法であって、母材粒子と銀(Ag)供給源とを還元液に加えて反応液を作製する工程、及び前記反応液に超音波を照射して、金属銀(Ag)粒子を担持した母材粒子を作製する工程、を含み、前記母材粒子は、酸化タンタル(Ta2O5)、タンタル酸ナトリウム(NaTaO3)、及びタンタル酸亜鉛(ZnTa2O6)からなる群から選択される1種以上を含む、方法。
 
特開2025-025140光触媒の製造方法及び水素の製造方法 三井化学株式会社
【課題】水素の生成効率に優れる光触媒の製造方法、及び水素の生成効率に優れる水素の製造方法を提供する。
【解決手段】水を水素及び酸素に分解するための光触媒の製造方法であって、酸化物半導体を含む粒子を準備することと、前記粒子の表面に金ナノ粒子を配置することと、前記粒子の表面に硫化物半導体を含む層を化学析出法により配置することと、を含む、光触媒の製造方法。
【請求項1】水を水素及び酸素に分解するための光触媒の製造方法であって、酸化物半導体を含む粒子を準備することと、前記粒子の表面に金ナノ粒子を配置することと、前記粒子の表面に硫化物半導体を含む層を化学析出法により配置することと、を含む、光触媒の製造方法。
【請求項2】前記酸化物半導体はBiVO4、ZnO、WO3及びTiO2からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1に記載の光触媒の製造方法。
【請求項3】前記硫化物半導体はCdS、SnCdS及びZnIn2S4からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項1に記載の光触媒の製造方法。
【請求項4】前記酸化物半導体はBiVO4を含み、前記硫化物半導体はCdSを含む、請求項1に記載の光触媒の製造方法。
【請求項5】前記酸化物半導体を含む粒子の平均粒子径は10nm〜10μmである、請求項1に記載の光触媒の製造方法。
【請求項6】前記硫化物半導体を含む層の厚みは1nm〜100nmの範囲内である、請求項1に記載の光触媒の製造方法。
【請求項7】前記硫化物半導体を含む層の含有量は光触媒全体の3質量%〜15質量%である、請求項1に記載の光触媒の製造方法。
【請求項8】前記金ナノ粒子の含有量は光触媒全体の3質量%〜20質量%である、請求項1に記載の光触媒の製造方法。
【請求項9】請求項1〜請求項8の方法により光触媒を製造することと、前記光触媒を用いて水を水素及び酸素に分解することを含む、水素の製造方法。
【請求項10】前記分解は光触媒に可視光を照射することを含む、請求項9に記載の水素の製造方法。
 
特開2025-025907気体製造装置および気体製造方法 青柳 晃
【課題】太陽光エネルギーを効率よく利用した気体製造装置を提供する。
【解決手段】電解質水溶液と、前記電解質水溶液に浸漬された一対の電極と、を備える気体製造装置であって、前記一対の電極は、互いに短絡された、p型半導体光触媒からなるp型半導体電極と、n型半導体光触媒からなるn型半導体電極と、で構成され、前記p型半導体電極および前記n型半導体電極は、離隔するように配置され、共に太陽光が入射可能に設定され、前記p型半導体光触媒および前記n型半導体光触媒は、共に最大吸収波長が560nmであり、前記n型半導体電極で酸素ガスを生成し、前記p型半導体電極で水素ガスを生成する。
 
特表2025-504057炭素系燃料燃焼源から合成燃料およびプラットフォーム化学物質を生成するためのシステムおよび方法 カーボンクエスト, インコーポレイテッド
【要約】炭素系燃料燃焼煙道ガスから合成燃料を生成するためのシステムが提供される。炭素系燃料燃焼煙道ガスからプラットフォーム化学物質を生成するためのシステムもまた提供される。炭素系燃料燃焼煙道ガスからプラットフォーム化学物質を生成するための方法もまた提供される。
  本明細書に記載されるように、電気化学反応および直接触媒反応を使用して、これらの合成燃料およびプラットフォーム化学物質を形成することができる。エネルギーが必要であるため、太陽光、風力、潮力、および地熱などの再生可能エネルギー源が好ましい。したがって、候補プロセスには、CO2の電気分解、電気還元、光触媒、選択的水素化、および生体触媒変換が含まれる。合成ガス(xCO+yH2)は、実証されたFischer Tropschプロセスを介して高分子量(C4〜C16)燃料を生成するための試薬として使用することができるので、COを生成するためのCO2の電気分解は、したがって、好ましいCO2フロントエンド変換方法となる。非常に効率的なCO2変換方法は、プロセスおよび材料の新規な組み合わせを必要とする。
 
Bー4塗料・膜
特許7430434炭酸カルシウム配合ケイ酸塩被覆金属イオン化合複合組成物の製造方法 株式会社宇宙環境保全センター
【課題】本発明は、EUヨーロッパ圏で昨今叫ばれている酸化チタンのナノマテリアルとしての健康への懸念を背景に、既存の高度な技術や高価な材料を用いず、より安全で安心な材料を活用して光触媒効果を高め、食品、飼料、肥料、化粧品または医薬部外品の成分あるいはコーティング剤の成分として配合可能である炭酸カルシウム配合ケイ酸塩被覆金属イオン化合複合組成物の製造方法に関する。
【解決手段】光触媒金属として代表的な酸化チタンを使わず、金属イオンの存在下において化石サンゴ等の天然物を含む炭酸カルシウムを、ケイ酸溶液、および陽イオン溶液で処理することにより、炭酸カルシウム配合金属イオン化合物を多孔性ケイ酸塩で被覆することを特徴とする、炭酸カルシウム配合ケイ酸塩被覆金属イオン化合複合組成物の製造方法。
  【図1】本発明の炭酸カルシウム配合ケイ酸塩被覆金属イオン化合複合組成物の製造方法の、実施例1における金属イオンの添加効果を示すグラフである。炭酸カルシム(化石サンゴ)の配合のもと、金属イオン化合物に多孔性ケイ酸塩を被覆することで光触媒効果が実現する。なお、測定条件として各サンプル100mgに対してメチレンブルー(660nm波長における吸光度が0.854になる濃度)を10ml混合し、紫外線(2mW/cm2)を照射した。
 
特開2025-020163ナノ粒子のコーティングを有する薄膜干渉顔料 ヴァイアヴィ・ソリューションズ・インコーポレイテッド
【課題】薄膜干渉顔料単独と比較して増加した色度を示し得る物品、および物品の作成方法を提供する。
【解決手段】薄膜干渉顔料と、前記薄膜干渉顔料上に、選択的吸収ナノ粒子を含むコーティングと、を備える、物品が提供される。
  紫外線の曝露は、ナノ粒子を劣化させ得る。一態様では、コーティングは、ナノ粒子を保護し得る他の粒子、例えば、紫外線を吸収するおよび/またはいくつかのナノ粒子に固有の光触媒活性を低下させる粒子を含み得る。コーティングは、二酸化チタン、酸化亜鉛、二酸化ケイ素、Al2O3、CeO2などの他の粒子を含み得る。
 
特開2025-023673光触媒塗料、光触媒塗工体及び光触媒塗工方法  シャープ株式会社
【課題】本発明は、光触媒活性を維持しつつ、耐水性及び耐久性に優れた光触媒層を形成することができる光触媒塗料を提供する。
【解決手段】本発明の光触媒塗料は、酸化タングステンを含む光触媒粒子と、第1バインダと、水とを少なくとも含有し、第1バインダは、化学式:(HO)3Si−(CH2)n−Si(OH)3で表される1,2−ビス(トリヒドロキシシリル)アルカンである。
【請求項1】酸化タングステンを含む光触媒粒子と、第1バインダと、水とを少なくとも含有し、
第1バインダは、化学式:(HO)3Si−(CH2)n−Si(OH)3で表される1,2−ビス(トリヒドロキシシリル)アルカンである光触媒塗料。
【請求項2】前記光触媒粒子の含有率が、前記光触媒塗料に含有される全固形分の質量を100質量%としたとき、50質量%以上99質量%以下である請求項1に記載の光触媒塗料。
【請求項3】第1バインダの含有率が、前記光触媒塗料に含有される全固形分の質量を100質量%としたとき、1質量%以上50質量%以下である請求項1又は2に記載の光触媒塗料。
【請求項4】第1バインダは、炭素原子数nが2〜8である1,2−ビス(トリヒドロキシシリル)アルカンである請求項1又は2に記載の光触媒塗料。
【請求項5】第2バインダをさらに含有し、第2バインダは、ヒドロキシシリル基を含有する化合物である請求項1又は2に記載の光触媒塗料。
【請求項6】第2バインダは、メタクリロキシ基を含有する化合物である請求項5に記載の光触媒塗料。
【請求項7】第1バインダの含有率及び第2バインダの含有率の合計は、前記光触媒塗料に含有される全固形分の質量を100質量%としたとき、1質量%以上50質量%以下である請求項5に記載の光触媒塗料。
【請求項8】防腐剤成分をさらに含有し、前記防腐剤成分は、エタノールである請求項1又は2に記載の光触媒塗料。
【請求項9】前記光触媒塗料は、第1バインダと、前記光触媒粒子と、水とを含む懸濁液である請求項1又は2に記載の光触媒塗料。
【請求項10】基材と、前記基材上に設けられた光触媒層とを備え、前記光触媒層は、光触媒粒子と、化学式:(HO)3Si−(CH2)n−Si(OH)3で表される1,2−ビス(トリヒドロキシシリル)アルカンの脱水縮合物を含むシロキサン化合物とを含む光触媒塗工体。
【請求項11】請求項1又は2に記載の光触媒塗料を基材上に塗布し塗布層を形成する工程と、前記塗布層を乾燥させる工程とを含む光触媒塗工方法。
 
特開2025-025612コーティング剤の塗装方法 KeePer技研株式会社
【課題】人の足や靴底が接する部位に、防汚性と防滑性を発揮させる被覆層10を形成させることができるコーティング剤の塗装方法を提供すること。
【解決手段】被覆層10を形成するコーティング剤は、結合構造単位に式(R12SiO2/2)で示されるシリコーンレジン(D単位シリコーンレジン)と、結合構造単位に式(R2SiO3/2)で示されるシリコーンレジン(T単位シリコーンレジン)と、が含有されている。シリコーンレジンは、D単位シリコーンレジンの含有量がT単位シリコーンレジンの含有量以上であり、D単位シリコーンレジンが直鎖状ポリシロキサン12を形成する。コーティング剤の塗装方法によって形成された被覆層10は、シリコーンレジンから形成されているため、汚れの付着が抑制され、直鎖状ポリシロキサン12が伸縮変形して応力を吸収するため、防滑性を発揮する。
 (試験例16)試験例16のコーティング剤は、光触媒を含有するコーティング剤の市販品である。試験例16のコーティング剤は、密着性、撥水性及び汚れ付着性に優れるものであったが、被覆層の表面は水滴が滑りやすいように形成され、DryとWetともに耐滑り性に劣るものであった。
 
Bー5防汚・洗浄
特許7503229リサイクル可能なラッカーゼシステムによって土壌中の多環芳香族炭化水素を除去する方法 南京▲農業▼大学
【課題】リサイクル可能なラッカーゼシステムによって土壌中の多環芳香族炭化水素を除去する方法を提供する。
【解決手段】S1、ポリアニリン−BiVO4/ZnO繊維膜金属カーネルラッカーゼを調製するステップと、S2、界面活性剤ベースのラッカーゼを調製するステップと、S3、土壌にポリアニリン−BiVO4/ZnO繊維膜金属カーネルラッカーゼおよび界面活性剤ベースのラッカーゼを施用するステップと、S4、ポリアニリン−BiVO4/ZnO繊維膜金属カーネルラッカーゼを回収するステップと、を含む。改良されたポリアニリン−BiVO4/ZnO繊維膜金属カーネルラッカーゼと界面活性剤ベースのラッカーゼを多環芳香族炭化水素汚染土壌に共施用することにより、土壌中の多環芳香族炭化水素を効率的に除去することができる。
  多環芳香族炭化水素とは、2つ以上のベンゼン環を含む芳香族炭化水素を指し、PAHsとも呼ばれる。PAHsは、その毒性、遺伝毒性、変異原性および発がん性により、呼吸器系、循環器系、神経系への障害、肝臓、腎臓への障害など、人体に影響を及ぼす主要な有機汚染物質として認識されている。多環芳香族炭化水素(PAHs)を環境から除去することは、汚染された環境を回復するための最も重要な方法と考えられる。焼却、アルカリ触媒による脱塩素化、紫外線酸化、固定化、溶媒抽出など、多くの物理的・化学的処理法が試みられてきたが、このような方法はコストがかかり、複雑で、規制が難しいという欠点がある。また、これらの伝統的な環境浄化技術は、多くの場合、汚染物質を完全に除去することは難しく、単に汚染物質をある環境から別の環境へ移動させたり、別の汚染物質を形成したりするだけである。現在、バイオレメディエーションと半導体光触媒分解技術が、多環芳香族炭化水素を除去するためのより良い方法である。最近の研究では、ラッカーゼがPAHsの管理に有効であることが判明しているが、ラッカーゼをPAHsの浄化に合理的に利用するには、さらなる研究が必要である。
 
特開2025-022751機能層付きリフレクトアレイ TOPPANホールディングス株式会社
【課題】マイクロファブルサイズの気泡を抑制する機能層付きリフレクトアレイを提供する。
【解決手段】リフレクトアレイは、素子パターンの少なくとも上面および側面を覆う付加機能層を備え、素子パターンの厚みL(μm)が式(1)を満たし、1.0≦L(1)側面は素子パターンの下面に接続されている第1端と上面に接続されている第2端を有し、断面において第1端と第2端とを結ぶ直線と、第2端から下面への垂線との角度α(°)が式(2)を満たし、α≧10(2)側面を式(3)から求めたNを用いて厚さ方向に等間隔にNの地点で分割し、断面において第(i−1)地点と第i地点を結ぶ直線と第2端から下面への垂線との角度βiが任意のiで式(4)を満たすN=[L](3)βi≧0(4)(iは1≦i≦N+1を満たす整数)
  防汚、抗菌、抗ウィルス性 リフレクトアレイに防汚性を付与する方法として、親水性や撥水性を有する基材を積層したりコーティングしたりすることが感がられる。親水性を有する材料として、光触媒材料やシリカ系材料などを用いることができる。撥水性を有する材料として、フッ素樹脂系、シリコーン系などの材料を用いることができる。抗菌、抗ウィルス性材料として光触媒材料、塩素系、カチオンポリマーを成分とする有機系、銀や亜鉛など金属担持系などが含まれた材料を用いることができる。形成方法としては、これら材料フィルムとして積層するまたはコーティング加工に用いる、誘電体層の形成時に混合する、等の方法を採用することができる。
 
特開2025-023428光学装置および荷電粒子線装置 株式会社日立ハイテク
【課題】容器の内部への汚染物質を含むガスの流入、および、容器の外部への不活性ガスの流出を防止できる技術を提供する。
【解決手段】光学装置100は、光3を照射可能な光照射装置1と、複数の容器部品13、21、31と、ガス供給口22と、ガス吸引口32とを備える。複数の容器部品13、21、31によって、不活性ガスが供給されるパージ空間20と、存在するガスが吸引されるガス吸引空間30と、装置外空間80とが、それぞれ分離される。パージ空間20は、光3の光路として使用される。光学素子4bは、パージ空間20に設けられている。ガス供給口22からパージ空間20へ不活性ガスを供給し、ガス吸引空間30に存在するガスをガス吸引口32から吸引することで、ガス吸引空間30の気圧を、パージ空間20の気圧および装置外空間80の気圧よりも低くなるように制御できる。
  特許文献2には、露光装置において、光学素子を曇らせる汚染物質を、光触媒を用いて分解する技術が開示されている。特許文献3には、ガスパージによってコンタミネーションを低減するシステムが開示されている。光軸が、ガスパージエリアおよび真空エリアを通過するシステムにおいて、真空エリアと逆方向にパージガスを噴射することで、真空エリアへの汚染物質の流入を防ぐ技術が開示されている。
 
特開2025-025691ガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物およびそれからなる成形品 帝人株式会社
【課題】剛性、耐衝撃性、耐グリース性および外観に優れるガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物およびそれからなる成形品を提供する。
【解決手段】(A)ポリカーボネート樹脂(A成分)65〜80重量部並びに(B)ポリエチレンテレフタレート樹脂(B−1成分)80〜50重量%およびポリブチレンテレフタレート樹脂(Bー2成分)50〜20重量%からなる樹脂成分(B成分)35〜20重量部の合計100重量部に対し、(C)ガラス繊維(C成分)15〜30重量部並びに(D)コアシェル構造を有する衝撃改質剤(D成分)3〜10重量部を含有すことを特徴とするガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物。
   かかる添加剤としては、摺動剤(例えばPTFE粒子)、着色剤(例えばカーボンブラック、酸化チタンなどの顔料、染料)、光拡散剤(例えばアクリル架橋粒子、シリコーン架橋粒子、極薄ガラスフレーク、炭酸カルシウム粒子)、帯電防止剤、結晶核剤、無機および有機の抗菌剤、光触媒系防汚剤(例えば微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛)、ラジカル発生剤、赤外線吸収剤(熱線吸収剤)およびフォトクロミック剤などが挙げられる。
 
特開2025-026962透明積層体 日本板硝子株式会社
【課題】物品の保護以外の用途にも用いることができる、カバー部材を提供する。
【解決手段】本発明に係るカバー部材は、第1主面及び第2主面を有する透明の基板と、前記基板の第1主面に積層された、透明の第1機能層と、を備えている。
【請求項26】前記第1機能層は、光触媒微粒子を含有している、請求項22から25のいずれかに記載の透明積層体。
【請求項27】前記光触媒粒子は、チタン、タングステン、鉄のいずれかを主成分とする酸化物または酸窒化物により形成されている、請求項26に記載の透明積層体。
【請求項28】前記光触媒粒子の含有率は、40質量%以下である、請求項26または27に記載の透明積層体。
  このような防曇層は、例えば、無機微粒子、無機バインダを含有することができる。さらには、光触媒微粒子を含有させることもできる。光触媒微粒子を含有することで、防曇層の表面に堆積したハイドロカーボンや有機汚れを分解し、水膜を形成しやすくなる。例えば、防曇層の表面にハイドロカーボンや有機汚れが堆積すると、接触角が高くなって水滴が付着したときに、光学的な歪が生じるおそれがある。これに対して、光触媒粒子を添加すると、表面の汚れが分解されるため、水の付着によって生じる光学歪を抑制することができる。
 
Bー6空気浄化
特開2025-018183空気清浄機 山洋電気株式会社
【課題】簡易な構成で、性能低下をもたらす異常を検知可能な空気清浄機を提供することを目的とする。
【解決手段】空気清浄機1は、取込口2から排出口3に空気を送るファン10と、取込口2とファン10との間に設けられる第一フィルタ11と、ファン10と排出口3との間の流路を第一室41と第一室41よりも下流の第二室42とに区切り、第一室41から第二室42への空気の流入を許容する区分け部材と、第一室41の第一静圧を測定する第一静圧センサ31と、第二室42の第二静圧を測定する第二静圧センサ32と、第一静圧センサ31と第二静圧センサ32の出力の差に基づいて、取込異常を判定する制御部を有する。
【請求項5】前記区分け部材は、光触媒フィルタまたは活性炭フィルタを有している、請求項4に記載の空気清浄機。
 
特開2025-018941室内空気汚染防止システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】クラウドコンピューティングサービス装置を含む室内空気汚染防止システムに関する。
【解決手段】室外および室内の様々なエリアにガス検知器を配置することにより、空気汚染の性質、濃度、および位置を検知し、空気汚染情報を出力・形成し、ガス交換装置の吸気通路に吸気フィルター装置を配置し、排気通路に排気フィルター装置を配置し、クラウドコンピューティングサービス装置は、室内エリアユニットおよび室外エリアユニットの空気汚染情報を受信し、空気汚染データのデータベースに保存し、人工知能により空気汚染の位置を特定し、制御コマンドを発行し、吸気フィルター装置および排気フィルター装置に送信して動作を開始させ、室内外の空気を交換し、室内エリアユニットに指向性気流を生成し、空気汚染を快速にガイドしてろ過する。
【請求項13】前記ろ過部品は、光照射、分解ユニット、またはそれらの任意の組み合わせと組み合わせて前記空気汚染を化学的に除去し、前記光照射は、光触媒および紫外線ランプを含む光触媒ユニット、光ナノチューブを含む光プラズマユニット、またはそれらの任意の組み合わせであり、前記分解ユニットは、負イオンユニット、プラズマイオンユニット、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項1に記載の室内空気汚染防止システム。
   図2Cを参照する。上記ろ過部品2はフィルタースクリーンである。前記フィルタースクリーンは、ブロッキング・吸着する物理的方法によって空気汚染を除去する。上記フィルター2は高効率フィルタースクリーン2aであり、空気汚染に含まれる化学スモッグ、細菌、埃微粒子及び花粉を吸着することで、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。上記ろ過部品2は、高効率フィルタースクリーン2aに分解層21を塗布することによって、空気汚染を化学的に除去するものである。分解層21は活性炭素21aであり、空気汚染における有機物や無機物を除去し、有色物質や臭気物質を除去する。分解層21は二酸化塩素の清浄因子21bであり、空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス、腸ウイルス、ノロウイルスを抑制し、その抑制率が99%以上に達し、ウイルスの交差感染を減らすのに寄与する。分解層21はイチョウと日本ヌルデ(Rhus chinensis)を含むハーブ保護層21cであり、アレルギーに効果的に抵抗し、インフルエンザウイルス(例えば、H1N1)の表面タンパク質を破壊する。分解層21は銀イオン21dであり、導入された空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌を抑制する。分解層21はゼオライト21eであり、アンモニア性窒素、重金属、有機汚染物、大腸菌、フェノール、クロロホルム、及び陰イオン界面活性剤を除去する。いくつかの実施形態では、ろ過部品2は、光照射22と組み合わせて空気汚染を化学的に除去する。光照射22は、光触媒22a及び紫外線ランプ22bを含む光触媒ユニットであり、光触媒22aが紫外線ランプ22bによって照射されると、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、空気汚染における有害物質を分解して消毒殺菌することにより、ろ過・浄化の効果を達成することができる。光照射22は、光ナノチューブ22cを含む光プラズマユニットであり、光ナノチューブ22cにより、導入された空気汚染を照射することで、空気汚染における酸素分子及び水分子を、高酸化性を有する光プラズマに分解して、破壊された有機分子を有するイオン気流を形成し、空気汚染に含まれる揮発性ホルムアルデヒド、トルエン、揮発性有機ガス(Volatile Organic Compounds、VOC)などのガス分子を水と二酸化炭素に分解し、ろ過・浄化の効果を達成する。いくつかの実施形態では、ろ過部品2は、分解ユニット23と組み合わせて空気汚染を化学的に除去することもできる。分解ユニット23は負イオンユニット23aであり、導入された空気汚染に含まれる正の電荷を帯びた微粒子を、負の電荷を帯びた集塵板に付着させて、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。分解ユニット23はプラズマイオンユニット23bであり、プラズマイオンにより、空気汚染に含まれる酸素分子と水分子をイオン化して陽イオン(H+)と陰イオン(O2−)を生成し、かつイオンの周囲に水分子が付着した物質は、ウイルスと細菌の表面に付着した後、化学反応の作用で、強力な酸化性の活性酸素(水酸基、OH基)に変換し、ウイルスと細菌の表面タンパク質から水素を奪い酸化分解することで、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。
 
特開2025-021223圧縮空気供給設備の健全性診断方法、漏洩検査方法、および漏洩検査システム 三浦工業株式会社
【課題】香気成分を利用しながらも、生産品等に望ましくない匂いが付着して不良品が発生するといった問題を回避できる圧縮空気供給設備の健全性診断方法を提供する。
【解決手段】エアコンプレッサ2の運転情報データを収集する第1ステップと、利用情報データを取得する第2ステップと、運転情報データを、休止期間に対応する第1運転情報データと稼働期間に対応する第2運転情報データとに選別する第3ステップと、第1運転情報データに基づいて、輸送管路のメンテナンスの必要性を評価する第4ステップと、輸送管路の検査対象領域での圧縮空気の漏洩発生箇所を特定する第5ステップと、を含み、第5ステップは、検査対象領域に流入する前の圧縮空気に香気成分を付与し、検査対象領域から流出した後の圧縮空気から香気成分を除去する第1サブステップと、洩出する香気成分の香気の検知により、漏洩発生箇所を探索する第2サブステップと、を含む方法とする。
  また、各ユース管路9の途中位置には、除香手段12が設けられている。除香手段12は、主管路7から流入する圧縮空気を吸着剤に接触させつつ香気成分Kを吸着除去するように構成されている。これにより、圧縮空気に香気成分Kが含まれていても除香処理が行われ、各ユース管路9の後段側に香気成分Kを含んだ圧縮空気が流通することは回避される。本実施形態の例では、当該吸着剤として活性炭またはゼオライトが採用されている。但し、除香手段12の具体的形態は特に限定されず、例えば除香手段12として、光触媒により香気成分Kを分解除去する手段、紫外線により香気成分Kを分解除去する手段、或いは、オゾンガスにより香気成分Kを分解除去する手段が採用されても良い。光触媒を使用する除香手段12の一例としては、圧縮空気利用機器4の上流に圧縮空気のクッションタンクを設けるとともに、クッションタンクの内面を二酸化チタン等の光触媒でコーティングしておき、当該クッションタンクの内部に蛍光ランプを配置したものが挙げられる。紫外線の照射を行う除香手段12の一例としては、圧縮空気利用機器4の上流に圧縮空気のクッションタンクを設けるとともに、当該クッションタンクの内部に紫外線ランプを配置したものが挙げられる。オゾンガスの注入を行う除香手段12の一例としては、圧縮空気利用機器4の上流に圧縮空気のクッションタンクを設けるとともに、当該クッションタンクに対してオゾンガス発生装置で生成したオゾンガスを注入するものが挙げられる。
 
特開2025-026951光触媒空気処理 ダイソン・テクノロジー・リミテッド
【課題】1つ以上の空中汚染物質を含む空気流を受け取るように配置された反応チャンバを備える光触媒反応器、および光触媒反応器を備える空気処理装置を提供する。
【解決手段】反応チャンバは、第1の内面5018A、5118Aと、第2の内面5018B、5118Bと、第1の内面と第2の内面との両方に配置されて汚染物質の1つ以上を光触媒分解するための光触媒5004と、第1の内面と第2の内面とに配置された光触媒の少なくとも一部を照らすように配置された光源5009、5010と、光源と第1、第2の内面との間に配置される二重層の透過材料と、を備え、透過材料と光源との間に空気流を通過させ、第1の内面および第2の内面が別個の放物線形状の輪郭を有し、第1の内面の輪郭が第2の内面の輪郭の鏡像である、光触媒反応器とする。
【請求項1】光触媒反応器であって、1つ以上の空中汚染物質を含む空気流を受け取るように配置された反応チャンバを有し、前記反応チャンバが、第1の内面と、第2の内面と、前記第1の内面と前記第2の内面との両方に配置されて前記汚染物質の1つ以上を光触媒分解するための光触媒と、前記第1の内面と前記第2の内面とに配置された前記光触媒の少なくとも一部を照らすように配置された光源と、を備え、前記第1の内面および前記第2の内面が別個の放物線形状の輪郭を有し、前記第1の内面の前記輪郭が前記第2の内面の前記輪郭の鏡像である、光触媒反応器。
 
特開2025-027984浴室およびトイレ空間の空気汚染防止システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】浴室およびトイレ空間の空気汚染防止システムに関し、特に室内の浴室およびトイレエリアでの実施に適した室内空気汚染防止システムに関する。
【解決手段】室外および室内の様々なエリアに複数のガス検知器を配置し、空気汚染情報を出力・形成することができる。クラウドコンピューティングサービス装置を介して空気汚染情報を受信して保存し、空気汚染データのデータベースを形成する。空気汚染データが安全検知値を超えた場合、クラウドコンピューティングサービス装置は、制御コマンドを発行して排気ファンの動作を制御し、空気汚染を室外に排出するように導くとともに、別の制御コマンドを知能的かつ選択的に発行し、ろ過装置の導風装置に送信して動作を開始させて、浴室およびトイレ空間の空気汚染を快速に導いてろ過装置のろ過部品でろ過・除去し、浴室およびトイレ空間の空気汚染をゼロ化にする空気状態になるように制御する。
【請求項12】前記ろ過部品は、光照射と組み合わせて前記空気汚染を化学的に除去し、前記光照射は、光触媒と紫外線ランプを含む光触媒ユニット、光ナノチューブを含む光プラズマユニット、またはそれらの組み合わせである、請求項10に記載の浴室およびトイレ空間の空気汚染防止システム。
   図1A、図2Aに示すように、上記ろ過装置2は、浴室およびトイレ空間Aに設けられ、浴室およびトイレ空間Aの空気汚染をろ過する。ろ過装置2は、導風装置21とろ過部品22とを備え、導風装置21は起動し、浴室およびトイレ空間Aの空気汚染をろ過部品22によってろ過・除去されるように導く。なお、ガス検知器1は、ろ過装置2の導風装置21の駆動動作に接続可能であり、ガス検知器1は、制御コマンドを受信すると、導風装置21の起動や導風装置21の回転数を制御することができる。上記導風装置21の吸気経路は、図2Aの矢印で示す方向であり、導風装置21は、ろ過部品22の前側に設置されてもよく、ろ過部品22の後側に設置されてもよい。なお、図2Bに示すように、上記ろ過部品22は、フィルタースクリーンである。フィルタースクリーンは、ブロッキング・吸着する物理的方法によって空気汚染を除去することができ、高効率フィルタースクリーン22aであってもよく、空気汚染に含まれる化学スモッグ、細菌、埃微粒子、および花粉を吸着することで、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。なお、上記ろ過部品22は、高効率フィルタースクリーン22aに分解層221を塗布することによって、空気汚染を化学的に除去するものであってもよい。分解層221は活性炭素221aであり、空気汚染における有機物や無機物を除去し、有色物質や臭気物質を除去する。分解層221は二酸化塩素の清浄因子221bであり、空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス、腸ウイルス、ノロウイルスを抑制し、その抑制率が99%以上に達し、ウイルスの交差感染を減らすのに寄与する。分解層221は、イチョウと日本ヌルデ(Rhus chinensis)を含むハーブ保護層221cであり、アレルギーに効果的に抵抗し、インフルエンザウイルス(例えば、H1N1)の表面タンパク質を破壊する。分解層221は銀イオン221dであり、導入された空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌を抑制する。分解層221はゼオライト221eであり、アンモニア性窒素、重金属、有機汚染物、大腸菌、フェノール、クロロホルム、及び陰イオン界面活性剤を除去する。いくつかの実施形態では、ろ過部品22は、光照射222と組み合わせて空気汚染を化学的に除去することもできる。光照射222は、光触媒222aと紫外線ランプ222bを含む光触媒ユニットであり、光触媒222aが紫外線ランプ222bによって照射されると、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、空気汚染における有害物質を分解して消毒殺菌することにより、ろ過・浄化の効果を達成することができる。光照射222は、光ナノチューブ222cを含む光プラズマユニットであり、光ナノチューブ222cにより、導入された空気汚染を照射することで、空気汚染における酸素分子及び水分子を、高酸化性を有する光プラズマに分解して、破壊された有機分子を有するイオン気流を形成し、空気汚染に含まれる揮発性ホルムアルデヒド、トルエン、揮発性有機ガス(Volatile Organic Compounds、VOC)などのガス分子を水と二酸化炭素に分解し、ろ過・浄化の効果を達成する。いくつかの実施形態では、ろ過部品22は、分解ユニット223と組み合わせて空気汚染を化学的に除去することもできる。分解ユニット223は負イオンユニット223aであり、導入された空気汚染に含まれる正の電荷を帯びた微粒子を、負の電荷を帯びた集塵板に付着させて、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。分解ユニット223はプラズマイオンユニット223bであり、プラズマイオンにより、空気汚染に含まれる酸素分子と水分子をイオン化して陽イオン(H+)と陰イオン(O2−)を生成し、かつイオンの周囲に水分子が付着した物質は、ウイルスと細菌の表面に付着した後、化学反応の作用で、強力な酸化性の活性酸素(水酸基、OH基)に変換し、ウイルスと細菌の表面タンパク質から水素を奪い酸化分解することで、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。
 
Bー7臭い
特開2025-024429有機系廃棄物加水分解処理システム  ジーエルコーエコ カンパニーリミテッド   ザ・カーボン株式会社
【課題】有機系廃棄物の処理システムにおいて、工程の大幅な改善、更には滅菌や悪臭回収手段を有することにより、更に効率的且つ環境に影響を及ぼさない有機系廃棄物加水分解処理システムを提供する。
【解決手段】高温高圧の飽和水蒸気環境下で、有機系廃棄物を撹拌しながら加水分解すると共に、乾燥して処理する有機系廃棄物加水分解処理システムであって、前記システムは、有機系廃棄物を投入するための投入口及び有機系廃棄物を処理中若しくは処理後に出る蒸気若しくはガスを排出するための排出口を備えている耐圧容器と、耐圧容器内に飽和水蒸気を供給するための水蒸気供給手段と、耐圧容器内の圧力を開閉弁により調節するための圧力調節手段と、耐圧容器内の水蒸気を排出するための水蒸気排出手段と、耐圧容器内に投入された廃棄物を撹拌する攪拌手段と、有機系廃棄物を乾燥させるための熱風を供給する熱風供給手段とを備える。
  また、図示はしないが、消臭装置(消臭手段)を本発明に係る有機系廃棄物加水分解処理システムに付加的に設置してもよい。消臭装置としては、オゾン消臭装置、光触媒消臭装置、プラズマ消臭装置、放電酸素発生装置等が使用可能である。      
 
Bー8ガス処理
特開2025-026805ガス処理モジュール、ガス処理方法及び気相有機化合物処理方法 グリーンフィルテック リミテッド
【課題】混合ガスにおける気相有機化合物に対して良い処理効果を有するガス処理モジュール及びガス処理方法を提供する。
【解決手段】ガス処理モジュール900は、チャンバ100と、ガス導入ユニット210と、光源300と、光触媒400と、液体導入ユニット510と、ガス排出ユニット220と、液体排出ユニットとを含む。ガス導入ユニットはチャンバの内部と連通し、被処理ガスをチャンバに供給し、被処理ガスには、気相有機化合物が含まれる。光源は、チャンバに設けられ、第1の光線を提供する。光触媒は、チャンバに設けられ、第1の光線の照射を受ける場合、光触媒と接触する被処理ガスの気相有機化合物の少なくとも一部は、光触媒の作用によって有機化合物生成物を生成する。液体導入ユニットは、チャンバの内部と連通し、溶媒を提供して光触媒の表面と接触させることができ、有機化合物生成物は、溶媒に溶解することができる。
【請求項1】チャンバと、前記チャンバの内部と連通しており、被処理ガスを前記チャンバに供給することができるガス導入ユニットであって、前記被処理ガスには、気相有機化合物が含まれる、ガス導入ユニットと、前記チャンバに設けられており、第1の光線を提供することができる光源と、前記チャンバに設けられている光触媒であって、前記第1の光線の照射を受ける場合、前記光触媒と接触する前記被処理ガスの前記気相有機化合物の少なくとも一部は、前記光触媒の作用によって有機化合物生成物を生成することができる、光触媒と、前記チャンバの内部と連通しており、溶媒を提供して前記光触媒の表面と接触できる液体導入ユニットであって、前記有機化合物生成物は、前記溶媒に溶解することができ、前記溶媒に対する前記有機化合物生成物の溶解度は、前記溶媒に対する前記気相有機化合物の溶解度よりも高いか、又は、前記溶媒に対する前記有機化合物生成物の揮発性は、前記溶媒に対する前記気相有機化合物の揮発性よりも低い、液体導入ユニットと、前記チャンバの内部と連通しており、前記光触媒と分離した、前記光触媒と接触した前記被処理ガスを排出することができる、ガス排出ユニットと、
 前記チャンバの内部と連通しており、前記光触媒と分離した、前記有機化合物生成物を含有する前記溶媒を排出することができる、液体排出ユニットと、を含むガス処理モジュール。
 
Bー9抗菌・殺菌
特開2025-021029防虫剤用包材 アース製薬株式会社
【課題】ピレスロイド系化合物及び香料の包材への吸着や包材外部への抜けを抑制できる防虫剤用包材を提供する。
【解決手段】常温揮散性ピレスロイド系化合物と、香料とを含有する防虫剤を包装する防虫剤用包材であって、前記防虫剤用包材が紙層と、ガスバリア層とを有し、前記ガスバリア層は樹脂層を有し、前記ガスバリア層の20℃、90%RHにおける酸素透過度が、5mL/m2・day・MPa以下である、防虫剤用包材。
 害虫防除組成物としては、ピレスロイド系化合物および香料以外にも、従来公知の各種添加剤を必要に応じて配合することができる。例えば、BHT、BHA等の安定化剤、青色、黄色、赤色等の色素、光触媒、活性炭、炭等の脱臭剤、竹、柿、グレープフルーツ等の抽出物、銀や銅化合物等の除菌剤、パラフィン、ナフテン等の有機溶剤、終点判別機能等を併用してもよい。
 
特開2025-025390アルミニウム製フィン材 株式会社神戸製鋼所
【課題】アルミニウム製フィン材としての従来の機能を損なうことなく、抗ウイルス・抗菌性も備えるアルミニウム製フィン材の提供。
【解決手段】アルミニウム板と、前記アルミニウム板の少なくとも一方の表面上に、耐食性皮膜層と親水性皮膜層とをこの順に備え、前記親水性皮膜層は、親水性樹脂及び有機系の抗ウイルス・抗菌剤を含む、アルミニウム製フィン材。
  そこで、エアコンの空気流路に設置されているフィルターに抗ウイルス・抗菌性が付与されたものが上市されている。具体的には、特許文献1には、酸化タングステン微粒子および酸化タングステン複合材微粒子から選ばれる少なくとも1種の微粒子を具備する抗ウイルス性を有する光触媒材料を具備した、エアコン用フィルタが開示されている。
 
特表2025-505288光プラズマモジュール及び衣類処理機  青島海爾洗衣机有限公司 海爾智家股▲フン▼有限公司
【要約】光プラズマモジュール、衣類処理機、衣類乾燥機能を備える衣類処理機、衣類処理機の制御方法、及び、当該制御方法を用いる衣類処理機を提供する。前記光プラズマ照射モジュールの空間内の空気は殺菌ガスを形成する。また、接続管路を介してモジュールの空間と衣類処理槽との連通を実現し、衣類処理機の内部に殺菌ガスを供給するよう光プラズマ発生装置を制御することで、衣類及び/又は衣類処理槽内に対する殺菌及び除臭効果を実現する。       
  2.本発明において、光プラズマ発生装置は光触媒励起層を有する。特定のナノレベルの複数種類の貴金属媒質による触媒作用の下で、広周波数帯紫外線管は、空気に対し照射を行うことで、大量の水酸化物イオン、超酸化物イオン、過酸化水素及び純粋状態のマイナス酸素イオンを発生させて、殺菌効果を向上可能とする。
 
 本実施例において、光プラズマモジュールの空間の内壁には光触媒層がコーティングされている。広振幅光管は光触媒ネット側に設けられる。或いは、広振幅光管の内部に光触媒層が備わっている。光触媒層はナノレベルの貴金属触媒材料で構成される。特定のナノレベルの複数種類の貴金属媒質による触媒作用の下で、広振幅光管は空気に対し照射を行うことで、大量の水酸化物イオン、超酸化物イオン、過酸化水素及び純粋状態のマイナス酸素イオンを発生させて、光水素イオンを形成する。当該光水素イオンは、空気中の99%以上の細菌、ウイルス及びカビを迅速且つ有効に死滅させるとともに、空気中の異臭を解消することが可能なため、空気清浄の効果が達成される。
 
  本実施例において、乾燥ダクト4内には光触媒層が設けられている。広振幅光管は光触媒ネット側に設けられる。或いは、広振幅光管の内部に光触媒層が備わっている。光触媒層はナノレベルの貴金属触媒材料で構成される。特定のナノレベルの複数種類の貴金属媒質による触媒作用の下で、広振幅光管は空気に対し照射を行うことで、大量の水酸化物イオン、超酸化物イオン、過酸化水素及び純粋状態のマイナス酸素イオンを発生させて、光水素イオンを形成する。当該光水素イオンは、空気中の99%以上の細菌、ウイルス及びカビを迅速且つ有効に死滅させるとともに、空気中の異臭を解消することが可能なため、空気清浄の効果が達成される。
 
Bー10水質浄化
特開2025-017046屎尿処理装置、屎尿処理方法、および、屎尿処理システム 三井住友建設株式会社
【課題】屎尿に対する1日当たりの処理能力をより向上させた屎尿処理装置および屎尿処理システムを提供する。
【解決手段】便器からの屎尿を受け入れ、微生物処理することにより、便器の洗浄水として利用する処理水を生成する第1槽(2)と、洗浄水として、第1槽からの前記処理水を貯え、殺菌処理を行う第2槽(3)と、第2槽内の一部の液体を受け入れ、基材に接触させ水分を蒸発させる第3槽(4)と、を備える。
  貯水槽3は、殺菌装置と、洗浄水をトイレユニット1に供給する給水ポンプと、を有する。貯水槽3の槽内に設置された殺菌装置は、陽極と陰極を有する電気分解器を有する。陽極に発生する塩素により殺菌を行う。殺菌された処理水は、配管p5を通して、トイレユニット1のトイレタンクに給水される。また、貯水槽3内の一部の液体が、配管p3を通して、蒸発槽4に供給できるような構成になっている。例えば、オーバーフロー水として、または、蒸発槽4の蒸発能力を超えない所定量の水として、貯水槽3から蒸発槽4に一部の液体が供給される。この一部の液体は、処理槽2からの処理水や、殺菌途中の処理水、殺菌された処理水、これらの混合でもよい。また、殺菌装置は、紫外線ランプおよび光触媒を有し殺菌を行ってもよいし、オゾンによる殺菌、次亜塩素酸水による殺菌、塩素による殺菌でもよい。貯水槽3に、殺菌の薬剤が投入できるようになっていてもよい。寒冷地では、貯水槽3は、ヒータ部を有してもよい。貯水槽3は、貯水槽3内の処理水に対して曝気を行うブロワポンプを有してもよい。貯水槽3のブロワポンプは、例えば、20分ばっ気、40分停止の間欠運転をすることで、硝化・脱窒反応を促進するとともに省エネルギー運転とすることもできる。
 
特開2025-020357機能性材料が付着された材料及びその製造方法、浄水器及びその製造方法、浄水器カートリッジ及びその製造方法、空気清浄機及びその製造方法、フィルター部材及びその製造方法、支持部材及びその製造方法、発泡ポリウレタンフォーム及びその製造方法、ボトル及びその製造方法、容器及びその製造方法、キャップ又は蓋から成る部材及びその製造方法、固形化された多孔質炭素材料又は該多孔質炭素材料の粉砕品と結着剤とから成る材料及びその製造方法、並びに、多孔質炭素材料及びその製造方法 ソニーグループ株式会社
【課題】原料や多孔質炭素材料の輸送やハンドリング、炭素化の処理、酸又はアルカリでの処理に問題が生じ難い多孔質炭素材料又は該多孔質炭素材料の粉砕品を提供する。
【解決手段】本開示の多孔質炭素材料は、固形化された多孔質炭素材料であって、多孔質炭素材料は、植物由来の材料を原料としており、固形化された多孔質炭素材料の破壊硬度が20N以上であり、固形化された多孔質炭素材料の強熱残分の値は、0.1質量%以上、20質量%以下であり、水銀圧入法に基づく細孔サイズ0.05μm乃至5μmの範囲における累積細孔容積の値は、固形化された多孔質炭素材料1グラム当たり0.4cm3乃至1.2cm3である。 
  本開示の多孔質炭素材料に機能性材料を付着させてもよい。具体的には、酸処理又はアルカリ処理を行った後(その後、賦活処理を施す場合には、賦活処理を施した後)、本開示の固形化された多孔質炭素材料に機能性材料を付着させればよい。機能性材料として、例えば、上記の空気中に存在する物質をより一層効果的に吸着するための薬剤(具体的には、例えば、エチレン尿素、リン酸、硝酸銅)を挙げることができるし、あるいは又、機能性材料は光触媒特性を示す形態とすることができる。後者の場合、機能性材料を、例えば、酸化チタン(TiO2)や酸化亜鉛(ZnO)から構成することができる。尚、エチレン尿素を用いることで、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドを効果的に除去することができるし、リン酸を用いることで、アンモニアを効果的に除去することができるし、硝酸銅を用いることで、アンモニア、硫化水素等を効果的に脱臭することができる。そして、これによって、多孔質炭素材料には触媒特性が付与され、光触媒効果により、半永久的に使用可能な有害物質分解剤、有害物質除去剤としての応用が可能である。有害物質の分解、除去にあっては、多孔質炭素材料にエネルギー線や電磁波(例えば、紫外線や太陽光、可視光等)を照射すればよい。有害物質として空気中に存在する有害物質を挙げることができ、具体的には、各種のウィルス、アレルギー発生原因物質、タバコの煙に含まれる発癌性物質(例えば、ベンゾピレン)を例示することができる。
 
Bー11電機関連
特許7501749機能層付きリフレクトアレイ 凸版印刷株式会社  TOPPANホールディングス株式会社
【課題】マイクロファブルサイズの気泡を抑制し得るリフレクトアレイを提供する。
【解決手段】リフレクトアレイは、グランド層と誘電体層と素子パターンを備え、素子パターンの少なくとも上面および側面を覆う付加機能層を備え、素子パターンの厚みL(μm)が下式(1)を満たし、、側面は素子パターンの下面に接続されている第1端と上面に接続されている第2端を有し、断面において第1端と第2端とを結ぶ直線と、第2端から下面への垂線との角度α(°)が下式(2)を満たし、、側面を下式(3)から求めたNを用いて厚さ方向に等間隔にNの地点で分割したときに、断面において第(i−1)地点と第i地点を結ぶ直線と第2端から下面への垂線との角度βiが任意のiで下式(4)を満たす。1.0≦L・・・(1)、α≧10・・・(2)、N=[L]・・・(3)、βi≧0・・・(4)、iは1≦i≦N+1を満たす整数
  防汚、抗菌、抗ウィルス性 リフレクトアレイに防汚性を付与する方法として、親水性や撥水性を有する基材を積層したりコーティングしたりすることが感がられる。親水性を有する材料として、光触媒材料やシリカ系材料などを用いることができる。撥水性を有する材料として、フッ素樹脂系、シリコーン系などの材料を用いることができる。抗菌、抗ウィルス性材料として光触媒材料、塩素系、カチオンポリマーを成分とする有機系、銀や亜鉛など金属担持系などが含まれた材料を用いることができる。形成方法としては、これら材料フィルムとして積層するまたはコーティング加工に用いる、誘電体層の形成時に混合する、等の方法を採用することができる。     
 
特開2025-026476カラーフィルタ用インク組成物、光変換層及びカラーフィルタ DIC株式会社
【課題】発光性ナノ結晶粒子を含むインク組成物において、青色の漏れ光を低減できるインク組成物を提供する。
【解決手段】発光性ナノ結晶粒子と、光重合性化合物及び/又は熱硬化性樹脂と、光散乱性粒子と、を含有するインク組成物であって、前記発光性ナノ結晶粒子の少なくとも一部が、420〜480nmの範囲の波長の光を吸収し、500〜560nmの範囲に発光ピークを有し、構成元素としてAg、In、GおよびSを有する発光性ナノ結晶粒子であるインク組成物。
  また、カラーフィルタは、遮光部のパターン上に、遮光部よりも幅の狭い撥インク性を持つ材料からなる撥インク層を備えていてもよい。また、撥インク層を設けるのではなく、画素部形成領域を含む領域に、濡れ性可変層としての光触媒含有層をベタ塗り状に形成した後、当該光触媒含有層にフォトマスクを介して光を照射して露光を行い、画素部形成領域の親インク性を選択的に増大させてもよい。光触媒としては、酸化チタン、酸化亜鉛等が挙げられる。また、カラーフィルタは、基材と画素部との間に、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、ゼラチン等を含むインク受容層を備えていてもよい。また、カラーフィルタは、画素部上に保護層を備えていてもよい。この保護層は、カラーフィルタを平坦化すると共に、画素部に含有される成分、又は、画素部に含有される成分及び光触媒含有層に含有される成分の液晶層への溶出を防止するために設けられるものである。保護層を構成する材料は、公知のカラーフィルタ用保護層として使用されているものを使用できる。
 
特表2025-503929光学基板のコーティング用高屈折率組成物およびその使用 インクロン オサケユキチュア
【要約】光学基板上の黒色コーティング、そのようなコーティングを製造するための組成物、ならびにエッジの黒色化および迷光制御のための組成物の使用を提供する。本発明のコーティングは、ナノ粒子および黒色顔料を混合した硬化性組成物によって形成されたフィルムを備え、フィルムの屈折率は、1.75超である。本発明の硬化組成物は、0〜50重量部の硬化性ポリマー、0〜50重量部の硬化性モノマー、50〜100重量部のナノ粒子、および黒色顔料0.1〜20重量部を含み、ナノ粒子および黒色顔料は、硬化性ポリマーおよびモノマーと混合される。本発明の組成物は、高屈折率ガラス基板の屈折率値と一致する屈折率値を示し、同時に効率的なエッジの黒色化特性を提供する。
  一実施形態では、ナノ粒子はコーティングされたナノ粒子として使用されており、コーティングは、粒子の凝集を防ぐために使用される。通常のナノ粒子のコーティングは、メタクリレートプロピルトリメトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシランなどのさまざまなシランモノマーである。ナノ粒子のコーティングには、光触媒に対してナノ粒子をさらに安定化させるために、ZrO2、Al2O3、TiO2などの他の酸化物コーティングも使用され得る。
 
Bー12健康・医療
特開2025-024645機能性EVAシート、機能性EVAシートの製造方法、及び、口腔用マウスピース 大坪 建夫
【課題】従来の同種品と比較して、付着した有機物に対する十分な吸着機能及び分解機能を発揮し、全体として柔軟性であって製品への成形時の加工性や人体への装着性が良い機能性EVAシート、その製造方法、及び、該機能性EVAシートを使用した口腔用マウスピースを提供する。
【解決手段】機能性EVAシートS1は、表裏の少なくとも一面側に、複数の粉状又は粒状の光触媒能を有する光触媒アパタイトTが分散して埋設されたEVAのシートであり、光触媒アパタイトTの各々は、埋設状態で外部に露出した露出部分T1a、及び、シート外に脱落にくい態様でシート内に埋設された非露出部分T1bにより構成されている。口腔用マウスピース1は、機能性EVAシートS1により形成された上顎マウスピースパーツ12と下顎マウスピースパーツ13を熱溶着して一体に成形され、口腔の内外方向において気密な構造である。
【請求項1】表裏の少なくとも一面側に、複数の粉状又は粒状の光触媒能を有する光触媒アパタイトが分散して埋設されたEVAのシートであり、前記光触媒アパタイトの各々は、埋設状態で外部に露出した露出部分、及び、前記シート外に脱落にくい態様で前記シート内に埋設された非露出部分により構成されている機能性EVAシート。
【請求項2】前記露出部分の範囲は、前記各光触媒アパタイトの各々の表面の10%以上60%以下である請求項1記載の機能性EVAシート。
【請求項3】前記光触媒アパタイトの各々のうち、前記露出部分の範囲が前記光触媒アパタイトの表面の10%未満である露出不良箇所について、該露出不良箇所の存在数が前記光触媒アパタイトの全数量の30%未満となるように設けられている請求項1又は2に記載の機能性EVAシート。
【請求項4】加工前のEVAシートにおいて、粉状又は粒状の光触媒能を有する光触媒アパタイトの埋設予定領域を加熱し軟化させる、第1工程と、該第1工程を経た加熱後EVAシートにおける前記埋設予定領域に、粉状又は粒状の光触媒アパタイトを含有する水溶液を略均一に塗布する、第2工程と、該第2工程を経て形成された塗布後EVAシートの塗布面において、塗布された前記水溶液を乾燥させる、第3工程と、該第3工程を経て形成された乾燥後EVAシートのうち、少なくとも前記塗布面が柔軟なうちに、押圧部材を前記塗布面に適用して、前記光触媒アパタイトがEVAシート内に埋設される程度の押圧力を以て押圧する第4工程と、を備える機能性EVAシートの製造方法。
【請求項5】前記水溶液における前記光触媒アパタイトの含有率が25質量%以上45質量%以下である請求項4記載の機能性EVAシートの製造方法。
【請求項6】前記第1工程〜第4工程を、2回又は3回繰り返して行う請求項4又は5に記載の機能性EVAシートの製造方法。
【請求項7】表裏の少なくとも一面側に、複数の粉状又は粒状の光触媒能を有する光触媒アパタイトが分散して埋設されたEVAのシートであり、前記光触媒アパタイトの各々は、埋設状態で外部に露出した露出部分、及び、前記シート外に脱落にくい態様で前記シート内に埋設された非露出部分により構成された機能性EVAシートが使用され、予め作成された装用者の上顎と下顎の歯型模型をもとに前記機能性EVAシートで象られた、上部マウスピースパーツと下部マウスピースパーツとを備え、前記上部マウスピースパーツと前記下部マウスピースパーツが、装用者が中心咬合位を保持可能な配置で、左奥歯から右奥歯までの間の部位が連続的に熱溶着された熱溶着部を以て、口腔の内外方向において気密となるように一体化された構造である口腔用マウスピース。
 
特開2025-026944細胞構造物及びその製造方法 大日本印刷株式会社 国立研究開発法人国立成育医療研究センター
【課題】内腔を内包し、内胚葉系細胞、外胚葉系細胞、及び中胚葉系細胞を含み、且つ、マクロファージを含む、細胞構造物およびその製造方法を提供する。
【解決手段】内腔を内包し、内胚葉系細胞、外胚葉系細胞、及び中胚葉系細胞を含み、且つ、マクロファージを含む、細胞構造物の製造方法であって、内腔を内包し、内胚葉系細胞、外胚葉系細胞、及び中胚葉系細胞を含む細胞構造物に、単球を注入する工程、及び、単球が注入された細胞構造物において、単球をマクロファージへと成熟させる工程を含む方法を提供する。
  細胞接着部の結合層における、結合性官能基を有する材料の密度は低い。細胞接着部における、親水性有機化合物の薄膜を形成する前の結合層の表面の水接触角は、結合層を構成する結合性官能基を有する材料として、エポキシ基を末端に有するシランカップリング剤を使用する場合を例にとると、典型的には、10°〜43°、望ましくは15°〜40°である。このような結合層を形成する方法としては、結合性官能基を有する材料の被膜(結合層)を支持基材の表面に形成した後、当該結合層の表面を酸化処理及び/又は分解処理する方法が挙げられる。結合層表面を酸化処理及び/又は分解処理する方法としては、結合層表面を紫外線照射処理する方法、光触媒処理する方法、酸化剤で処理する方法などが挙げられる。結合層表面の全面を酸化処理及び/又は分解処理してもよいし、部分的に処理してもよい。部分的な処理は、フォトマスクやステンシルマスク等のマスクを用いたり、スタンプを用いたりすることにより行うことができる。また、紫外線レーザー等のレーザーを用いた方式等の直描方式で酸化処理及び/又は分解処理を施してもよい。諸条件などについても、親水性膜の酸化処理及び/又は分解処理により細胞接着部を形成する方法の場合と同様の条件を適用できる。こうして形成された結合層上に親水性有機化合物の薄膜を形成することにより、細胞接着部が形成できる。
 
特表2025-503442ビシクロ[3.2.0]ヘプタンビス(アミド)RXFP1アゴニスト  ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー
【要約】本開示は、RXFP1受容体アゴニストである、式(I)の化合物に、それらを含有する組成物に、および例えば、心不全、線維形成疾患、ならびに肺疾患(例えば、特発性肺線維症)、腎疾患(例えば、慢性腎臓病)、または肝疾患(例えば、非アルコール性脂肪肝炎および門脈圧亢進症)などの関連疾患の治療にてそれらを用いる方法に関する。
   スキームIVは、本発明のベンゾ縮合した実施例のコア構造を作製するための、光化学[2+2]反応を説明する。インデンIV−1とモノベンジルマレエートIV−2との、(Ir[dF(CF3)ppy]2(dtbpy))PF6などの適切な光触媒の存在下、青色または紫色LED光に暴露することで反応させて[2+2]アダクツIV−3およびIV−4(エンド環化付加反応によってもたらされるベンゾ縮合位置異性体)、IV−5およびIV−6(エキソ環化付加反応によってもたらされるベンゾ縮合位置異性体)、およびIV−7、IV−8、IV−9、およびIV−10(IV−3〜IV−6のトランス異性体)を得る。
 
特表2025-504402ALK5阻害剤としてのピリダジニルアミノ誘導体 キエシ・フアルマチエウテイチ・ソチエタ・ペル・アチオニ
【要約】本発明は、トランスフォーミング増殖因子β(TGF−β)I型受容体(ALK5)を阻害する一般式(I)の化合物、このような化合物を製造する方法、それらを含む医薬組成物およびその治療的使用に関する。本発明の化合物は、哺乳動物におけるALK5シグナル伝達経路の調節不全に関連する疾患または状態の処置に有用であり得る。
   化合物(VI)は、商業的に入手可能な4−アミノ−6−クロロピリダジン(V)から出発して2工程で得られ得る。ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミンなどの適切な塩基を含む典型的な条件を用いた、DCMなどの非プロトン性非極性溶媒中での二炭酸ジ−tert−ブチルなどの適切な部分によるアミノ基の保護、その後の上記の典型的な条件下での適切なR1−ボロン酸/エステル誘導体との鈴木クロスカップリング反応により、化合物(VI)が得られ得る。酸触媒による保護基開裂により化合物(VII)が得られ得て、これはバックワルド−ハートウィグクロスカップリングアミノ化に供され、化合物(VIII)を与え得る。代表的なアミノ化条件は、スキーム1および1Aについて上記されたとおりである。スキーム2の経路Aに従って、化合物(VIII)は、R5が、−C(O)O−(C1−C6)アルキル、−C(O)−(C1−C6)アルキル、オキソおよび−(C1−C6)アルキルから選択される1以上の基で置換されていてもよい4員または5員ヘテロシクロアルキルである式(I)の化合物を効率的に導くミニスキ様反応の基質として働き得る。典型的なミニスキ様条件は、N−ヒドロキシフタルイミドなどの適切な基を商業的に入手可能な4員または5員ヘテロシクロアルキル基のカルボン酸とカップリングすることにより得られる酸化還元活性エステル(RAE)を含む。これらのRAE中間体は、文献(Dhar and coworkers, J. Org. Chem. 2018, 83, 3000-3012)に記載のとおり、DMSOなどの適切な溶媒中、適切なLEDランプ、典型的には青色LEDランプを用いた照射条件下、4CZIPNなどの適切な光触媒の存在下で、化合物(VIII)と反応し、式(I)の化合物を与え得る。
 
Bー13その他
特開2025-018853常温、常圧下で水あるいは水と塩類、金属あるいは天然由来の素材の共存下、空気および光によって窒素固定、炭酸固定あるいは有機物合成を行う方法 門上 洋一
【課題】簡単な装置で水と空気、および光だけで窒素固定、炭酸固定および有機物生成方法を提供することである。
【解決手段】容器に水のみ、または水に塩類、金属あるいはその他の天然由来の素材を共存させ、空気中で紫外線を含む光、または太陽光を照射することにより炭酸固定、窒素固定、あるいは有機物生成を行う方法。
  様々な金属への紫外線照射 実施例4で明らかなように、SiO2に様々な金属が混入することで窒素固定や炭酸固定が見られるが、金属単体での効果を検証した。金属単体ではAs(ヒ素)、Cd(カドミウム)、Se(セレン)、Zn(亜鉛)を用い、水に不溶なAgCl(塩化銀)、SiC(炭化ケイ素)、TiO2(二酸化チタン、アナターゼ型)も検証した。TiO2は光触媒の一種である。結果は図5に示してある。[図5] いずれもNH4+、NO2−、NO3−の生成が極微量見られたが、特筆する点はない。しかし、このうち特にヒ素の糖生産は多く思われるが、水との比較ではほとんど水と変わらない。
 
特表2025-504853多孔質永久分極ヒドロキシアパタイト、その製造のためのプロセス、およびその使用 ウニベルジテート ポリテクニカ デ カタル−ニア      ベー・ブラウン・サージカル・ソシエダッド・アノニマ
【要約】本発明は、10nm〜10,000nmの平均細孔直径を有する多孔質永久分極ヒドロキシアパタイトに関する。さらに、本発明は、多孔質永久分極ヒドロキシアパタイトを得るためのプロセス、多孔質永久分極ヒドロキシアパタイトを含む組成物または材料、多孔質永久分極ヒドロキシアパタイトまたは組成物もしくは材料の触媒としての使用、および多孔質永久分極ヒドロキシアパタイトを調製するための組成物に関する。       
  組成物または材料は、無機触媒、特に無機光触媒をさらに含んでもよい。より具体的には、組成物または材料は、少なくとも部分的に、特に部分的にのみ、または完全に、無機触媒、特に光触媒でコーティングされていてもよい。無機触媒は、TiO2、MgO2、MnO2またはそれらの組み合わせのような触媒であってもよい。
 
 
 
J木酢・酢・草酢
特開2025-017457バイオマスエネルギー変換システム及びバイオマスエネルギー変換方法 アキシオン株式会社
【課題】二酸化炭素排出量を削減しつつ安定したフルボ酸鉄を含む腐植液を生物に効率的に届けるバイオマスエネルギー変換システム及びバイオマスエネルギー変換方法の提供。
【解決手段】バイオマスエネルギー変換システムは、バイオマス原料を炭化させて原料を製造し乾留ガス32から不純物を除去して木酢液11を抽出するバイオ炭製造部3と、原料を高炉に用いる製鉄部6と、製鉄部6から排出される排気ガスから二酸化炭素30を抽出する気体抽出部と、木酢液11に有機物40を漬け込むことにより腐植液12を生成する第1生成部41と、二酸化炭素30を腐植液12に溶解させ気体含有腐植液13を生成する第2生成部42と、製鉄部6により生成される鉄鋼スラグ61を気体含有腐植液13に浸し鉄含有腐植液14を生成する第3生成部43と、を有する腐植液生成部と、から構成される。
【請求項1】バイオマス原料を炭化させて原料を製造し、乾留ガスから不純物を除去して木酢液を抽出する原料製造部と、前記原料製造部から製造された原料を高炉又は転炉に用い、鉄含有物質を得る製鉄部と、前記原料製造部又は前記製鉄部の少なくとも一方から排出される排気ガスから二酸化炭素を含む特定気体を抽出する気体抽出部と、前記木酢液に有機物を漬け込むことによりフルボ酸を含む腐植液を生成する第1生成部と、前記気体抽出部から抽出された前記特定気体を前記腐植液に溶解させ気体含有腐植液を生成する第2生成部と、前記鉄含有物質を前記気体含有腐植液に浸し鉄含有腐植液を生成する第3生成部と、を有する腐植液生成部と、から構成されるバイオマスエネルギー変換システム。
【請求項5】熱分解炉でバイオマス原料を炭化させて原料を製造し乾留ガスを得る工程と、前記乾留ガスから不純物を除去して木酢液を抽出する工程と、前記原料を製鉄の高炉に用いて鉄含有物質を得る工程と、前記高炉又は前記熱分解炉の少なくとも一方から排出される排気ガスから二酸化炭素を含む特定気体を抽出する工程と、前記木酢液に有機物を漬け込むことによりフルボ酸を含む腐植液を生成する工程と、前記特定気体を前記腐植液に溶解させ気体含有腐植液を生成する工程と、前記鉄含有物質を前記気体含有腐植液に浸し鉄含有腐植液を生成する工程と、から構成されるバイオマスエネルギー変換方法。
  本発明の実施の形態によるバイオマスエネルギー変換システム1を図1から図11に基づき説明する。バイオマスエネルギー変換システム1は、原料製造部2と、バイオ炭製造部3と、腐植液生成部4と、コークス製造部5と、製鉄部6と、pH調整部8と、から構成される。バイオマスエネルギー変換システム1は、腐植液生成部4によって生成された鉄含有腐植液14を飼育部7に供給することにより、飼育環境の改善を行う。バイオマスエネルギー変換システム1では、バイオマス原料である木材、剪定枝、草本類、製材残渣、農作物残渣、植物資源、農産物廃棄物、家畜ふん尿由来、製紙汚泥・下水汚泥由来、海藻類を原料として用いることができる。本実施の形態ではバイオマス原料として木材10を用いるため、熱分解によって得られる生成物の収量は木炭が約35%、木酢液が約30%、木タールが約20%、ガスが約15%であり木炭以外に多くの副産物が生成される。以下の説明において、木酢液とは竹材から得られた竹酢液を含む概念である。
 
特開2025-017458環境改善装置、及び環境改善装置に用いられる鉄ユニットカートリッジ アキシオン株式会社
【課題】フルボ酸鉄を含む腐植液を外部環境に提供することにより生物を活性化させて環境改善を行う環境改善装置及び環境改善装置に用いられる鉄ユニットカートリッジの提供。
【解決手段】環境改善装置2は、フルボ酸を含む腐植液を送る第1ポンプ24と、二価鉄を含む鉄含有物質が配置され、第1ポンプ24から送られた腐植液が通過するフィルタ部26及び鉄ユニット27と、を有している。第1ポンプ24から送られた腐植液が鉄ユニット27を通過することにより二価のフルボ酸鉄を含んだ鉄含有記腐植液となり、外部環境に供給される。鉄ユニット27は、鉄ユニットカートリッジとして、環境改善装置2に着脱可能に設けられている。
  腐植液生成部3では、木酢液31に有機物32を漬け込むことにより腐植液33を生成する。腐植液生成部3は、製造タンク34と、保管部35と、第2ポンプ36と、を有している。図2に示すように、製造タンク34において木酢液31に有機物32を漬け込み腐植液33とする。使用する木酢液31は、水分が80%以上,有機酸含有量が1.0%以上でpH(H2O)5.0以下,電気伝導度が1.0mS/cm以上であることが望ましい。以下の説明において、木酢液とは竹材から得られた竹酢液を含む概念である。有機物32には、各種バイオマス原料及びその残渣、海草及び藻類,漁業における採取や養殖及びその加工で生じる藻類の残渣、木材、竹材、草本類、野菜屑、又は落葉落枝であるが、これに限定されない。腐植液生成部3では、製造タンク34に容量比で有機物1.0に対して木酢液31を0.5以上の割合で混合して撹拌機等で攪拌し、少なくとも3時間以上、有機物32の種類によっては600時間程度漬け込む。長時間浸漬することにより、腐植化が進んでいない木や草又は残渣等に木酢液31を含侵させることができる。養生期間が経過した後の製造タンクの溶液が、腐植液33となる。腐植液33は、ヒューミン、フミン酸、フルボ酸を主成分とし、土壌改質、キレートマリン、果樹栽培、魚類及び家畜の養殖等に用いることができる。
 
特開2025-019968無人薪ストーブ 糸谷 拓大
【課題】重油燃料の高騰で、冬季のビニールハウス栽培が困難となりその代用として廃材、間伐材、竹材等があるも、無人での長時間燃焼困難や、多量の高熱や、一部未燃焼ガス等を、直に煙突からの排出により、薪の無駄な消費等多くの課題がある。
【解決手段】下記6項目の、新燃焼機能対策で、上記の課題が解決出来た、1)大容量の新薪燃焼室をロストルの上側に設定、2)新燃焼室をロストルの下側に設定、3)未燃焼ガス発生防止として約320℃以上管理設定、4)燃焼妨害対策として白煙誘導板を設定、5)薪の木炭化による炭の燃焼で燃焼時間延長を図る、6)ロケットストーブによる高温排熱の回収と、屋内暖房の活用等で、大幅な燃焼時間の延長で、薪の補給に気を遣うこともなく、又優れた暖房効果のある無人薪ストーブが開発出来ました。
 (1)初期燃焼方法(ストーブ冷間時)ロストル上全面に着火剤を敷き、上に多量の薪を垂直に投入し、点火し全開した吸気口から風を送ると、約30分前後で、薪底全面が高温燃焼し、約320℃以上の高温燃焼を確認すると、吸気口の窓を絞り、長時間燃焼に移行すると、この温度の燃焼状態が維持され、燃え続ける。 又燃焼状態は、高温燃焼のため、初期燃焼時多量の白煙を噴出するが、次第に白煙も薄くなり、最後は炭の表面燃焼で無煙となり燃え尽きる、無人薪ストーブ。 尚、燃焼初期は、多量の薪が収容されており、高温燃焼での乾燥のため、多量の白煙(主に水蒸気と一部の未燃焼ガス)が噴出される。(2)継続燃焼方法(ストーブ熱間時)無煙の炭燃焼時、補給室の蓋を開け、薪を投入し蓋を閉め空気窓から風を送り同じく、約320℃以上の高温燃焼で、薪を乾燥炭化し、その炭がある限り、燃え続ける、新薪ストーブ。 又炭燃焼は、空気窓の絞りで、火力調整も簡単で、特に炭の火力は強く空気量を絞る必要がる。(3) 管理点1)初期燃焼時の温度測定点は、薪の底面の燃焼温度、約320℃以上を、吸気口左右のロストル側面で管理する。(ストーブ温度計)2)吸気口の絞り量も、燃焼時間に大きく関係し出来る限り空気量を絞り設定。3)安全管理 燃焼中は、ストーブ上部の蓋を閉め、開ける時は、必ず下側の吸気口を閉めること。(通常の燃焼は、薪の底面のみが燃え上部の燃焼はないが、蓋を開けると燃焼炎が急に上昇し危険である)4)煙突部からは、初期燃焼時、タール(木酢液)が出るので、室内の場合は特に、その回収方法の検討が必要。
 
特開2025-020357機能性材料が付着された材料及びその製造方法、浄水器及びその製造方法、浄水器カートリッジ及びその製造方法、空気清浄機及びその製造方法、フィルター部材及びその製造方法、支持部材及びその製造方法、発泡ポリウレタンフォーム及びその製造方法、ボトル及びその製造方法、容器及びその製造方法、キャップ又は蓋から成る部材及びその製造方法、固形化された多孔質炭素材料又は該多孔質炭素材料の粉砕品と結着剤とから成る材料及びその製造方法、並びに、多孔質炭素材料及びその製造方法 ソニーグループ株式会社
【課題】原料や多孔質炭素材料の輸送やハンドリング、炭素化の処理、酸又はアルカリでの処理に問題が生じ難い多孔質炭素材料又は該多孔質炭素材料の粉砕品を提供する。
【解決手段】本開示の多孔質炭素材料は、固形化された多孔質炭素材料であって、多孔質炭素材料は、植物由来の材料を原料としており、固形化された多孔質炭素材料の破壊硬度が20N以上であり、固形化された多孔質炭素材料の強熱残分の値は、0.1質量%以上、20質量%以下であり、水銀圧入法に基づく細孔サイズ0.05μm乃至5μmの範囲における累積細孔容積の値は、固形化された多孔質炭素材料1グラム当たり0.4cm3乃至1.2cm3である。 
  本開示の多孔質炭素材料の製造方法において、酸処理又はアルカリ処理の後、賦活処理を施す工程を含めることができるし、賦活処理を施した後、酸処理又はアルカリ処理を行ってもよい。また、このような好ましい形態を含む本開示の多孔質炭素材料の製造方法にあっては、使用する植物由来の材料にも依るが、固形化された植物由来の材料を炭素化する前に、炭素化のための温度よりも低い温度(例えば、400℃〜700℃)にて、酸素を遮断した状態で植物由来の材料に加熱処理(予備炭素化処理)を施してもよい。これによって、炭素化の過程において生成するであろうタール成分を抽出することが出来る結果、炭素化の過程において生成するであろうタール成分を減少あるいは除去することができる。尚、酸素を遮断した状態は、例えば、窒素ガスやアルゴンガスといった不活性ガス雰囲気とすることで、あるいは又、真空雰囲気とすることで、あるいは又、植物由来の材料を一種の蒸し焼き状態とすることで達成することができる。また、本開示の多孔質炭素材料の製造方法にあっては、使用する植物由来の材料にも依るが、場合によっては、植物由来の材料中に含まれるミネラル成分や水分を減少させるために、また、炭素化の過程での異臭の発生を防止するために、固形化された植物由来の材料を酸又はアルカリに浸漬してもよいし、アルコール(例えば、メチルアルコールやエチルアルコール、イソプロピルアルコール)に浸漬してもよい。また、酸によって処理する場合、例えば、塩酸、硝酸、硫酸等の無機酸で処理することで、多孔質炭素材料前駆体中に含まれるミネラル成分を除去することが可能である。尚、本開示の多孔質炭素材料の製造方法にあっては、その後、予備炭素化処理を実行してもよい。不活性ガス中で加熱処理を施すことが好ましい材料として、例えば、木酢液(タールや軽質油分)を多く発生する植物を挙げることができる。また、アルコール等による前処理を施すことが好ましい材料として、例えば、ヨウ素や各種ミネラルを多く含む海藻類を挙げることができる。
 
特開2025-021173リサイクル吸水性樹脂の製造方法、および、リサイクル吸水性樹脂を原料の一部として用いる吸水性樹脂の製造方法 株式会社日本触媒
【課題】未使用時、および、吸水時に発生する臭気が抑制されたリサイクル吸水性樹脂を提供する。
【解決手段】使用済み吸収性物品、または、吸水性樹脂の製造過程で生じる廃棄物、から回収された吸水性樹脂からリサイクル吸水性樹脂を製造する方法であって、任意の工程である洗浄工程、脱水工程、乾燥工程および消臭剤添加工程を含み、前記消臭剤添加工程を、前記脱水工程以後に行う、リサイクル吸水性樹脂の製造方法。
  消臭剤添加工程において使用し得る消臭剤としては、特に限定されないが、例えば、(a1)シトラール、シンナミックアルデヒド、ヘリオトロピン、カンファー、ボルニルアセテート等の芳香族系消臭剤、または(a2)木酢液、ベンジルアセテート、酢酸フェニル、パラジクロロベンゼン等のマスキング系消臭剤に例示される、添加により、臭気の相殺や中和による消臭効果を示す消臭剤である感覚的消臭剤;(b1)水酸化第2鉄、硫酸第1鉄、塩化鉄等の脱硫剤、(b2)二酸化塩素、過酸化水素、酸素、オゾン、キュメンハイドロパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド等の酸化剤、(b3)亜硫酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム等の還元剤、または、(b4)メタクリル酸エステル、マレイン酸エステル、グリオキシザール等の付加縮合剤に例示される、臭気原因物質との化学的な反応または相互作用により消臭効果を示す化学的消臭剤;活性炭、シリカゲル、アルミナゲル、ゼオライト、活性白土、モレキュラーシーブ、合成吸着剤等に例示される、臭気原因物質と、脱臭剤表面(高比表面積)との間に働く分子間力により消臭効果を示す物理的脱臭剤;あるいは、消化酵素、悪臭分解菌、酵母等の、微生物の働きにより消臭効果を示す生物脱臭剤を、好適な消臭剤として例示することができる。これらの消臭剤は、1種類を単独で用いてもよいし、二種以上を混合して用いてもよい。
 
特開2025-025489閉鎖装置、および閉鎖システム 株式会社クレアーレ
【課題】高い防火性能を有し、貫通部を通じて設置される被設置物の交換および設置を容易化でき、かつ、小動物による損傷を回避できる閉鎖装置等を提供する。
【解決手段】構造物Kを貫通し、隣合う空間S同士を連通する貫通部Xを閉鎖する閉鎖装置10であって、繊維状の断熱材の集合体によって構成されて板状またはブロック状をなし、貫通部Xの開口を覆うように配置される繊維集合体11と、繊維集合体11の側面を囲むように設けられて構造物Kに固定される枠体12と、繊維集合体11における表面を覆うように設けられた網状部材13と、を備える。
  繊維集合体11は繊維状の断熱材の集合体によって構成され、貫通部Xの開口の一部領域を貫通部開口方向D1から覆うように配置されている(図2参照)。本実施形態において断熱材はセルローズファイバーとなっている。また図7に示すように繊維集合体11は、繊維状の断熱材を圧縮してなる断熱材シート(セルローズファイバーシート)11aと、複数の断熱材シート11a同士の間に設けられて断熱材シート11a同士を接着する接着層11bとを有する。断熱材シート11aはセルローズファイバーを薄く延ばした状態で圧縮することにより形成される。よって繊維集合体11は隙間なく塊状になっている。接着層11bにはネズミ、ハクビシン、アライグマ、イタチなどの小動物のうち、特にネズミに対して高い忌避効果を有する薬剤(木酢液、クレオソート、ハッカ等)が含まれている。また接着層11bの主成分となる接着剤は、でんぷんのりであることが特に好ましい。繊維集合体11の厚さ寸法、すなわち貫通部開口方向D1の寸法は例えば50mm〜100mmとなっており、本実施形態では70mmとなっている。
 
 
 
Y海洋深層水
特許7424701土壌改良材、土壌改良材の製造方法および堆肥 株式会社サンルート
【課題】土壌中の微生物の多様性とその活性値を向上することができる土壌改良材、土壌改良材の製造方法および堆肥を提供する。
【解決手段】(A)発酵基材と、(B)精糖蜜と、(C)水と、(D)海洋深層水と、を含有した発酵組成物である土壌改良材である。また、(A)発酵基材と、(B)精糖蜜と、(C)水と、(D)海洋深層水と、を含有した発酵組成物である土壌改良材と、(E)竹パウダー、(F)動物由来糞堆肥および(G)米ぬかよりなる群から選ばれる1種または2種以上と、を有する堆肥である。さらに、(A)発酵基材と、(B)精糖蜜と、(C)水と、(D)海洋深層水と、を含有し、発酵させた土壌改良材の製造方法である。
【請求項1】(A)発酵基材と、(B)精糖蜜と、(C)水と、(D)海洋深層水と、を含有し、前記(A)発酵基材が、コーンスターチ、甜菜糖、ハトムギ、果実・植物抽出物、抹茶、脱脂コムギ胚芽、大豆、大麦、精白米および黒糖の培養液を含有した発酵組成物であることを特徴とする土壌改良材。
 
特許7452747皮膚化粧料 日油株式会社
【課題】天然水および、抗菌効果を有するグリセリンモノアルキルエーテルやグリセリンモノ脂肪酸エステルを含有しながら、含有成分の析出が抑制されて保存安定性および塗布時の心地良さに優れ、シェービングの前後における使用感の差異が小さい皮膚化粧料を提供する。
【解決手段】(A)硬度が10mg/L〜200mg/Lの天然水を10質量%〜98質量%、(B)25℃における水に対する溶解度が0.01質量%以上であり、抗菌効果を有するグリセリンモノアルキルエーテルであって、炭素数が6〜10のアルコールとグリセリンとのモノエーテルおよび、25℃における水に対する溶解度が0.01質量%以上であり、抗菌効果を有するグリセリンモノ脂肪酸エステルであって、炭素数が6〜10の脂肪酸とグリセリンとのモノエステルからなる群より選択される1種以上を0.001質量%〜0.4質量%、(C)炭素数が3〜6の2価アルコールを0.5質量%〜25質量%、ならびに(D)酸性ムコ多糖類を0.00001質量%〜0.05質量%含有する皮膚化粧料とする。
  ニキビを防ぐ成分として、サリチル酸等の抗菌効果を有する成分が化粧料において広く用いられている。一方で、抗菌効果を有する成分は、抗菌効果を発揮する程度に配合量を増やすと、スティンギングを生じる場合があった。そのため、抗菌効果を有する成分が、少ない配合量でも抗菌効果を発揮できる化粧料が望まれ、抗菌成分の抗菌効果を高め、皮膚への刺激を低減させるべく、深層水と殺菌剤とを組み合わせて含有する化粧料が開示されている(特許文献1)。特許文献2では、アーティチョーク抽出物とユキノシタ抽出物を含有するニキビ改善用組成物において、殺菌剤として、イソプロピルメチルフェノールおよびグリセリンモノ2−エチルヘキシルエーテルの少なくとも一方を含むことにより、ニキビ改善性能が向上することが記載されている。 特許文献3では、ざ瘡菌に対する抗菌薬としてコセス硫酸亜鉛と、ギンバイカ抽出物、モノカプリル酸トリグリセリル、カプリン酸グリセリル、臭化セトリモニウムから選択される抗菌薬とを組み合わせて使用することが記載されている。 特許文献2に記載されたグリセリンモノ2−エチルヘキシルエーテル等のグリセリンモノアルキルエーテル、および特許文献3に記載されたカプリン酸グリセリル等のグリセリンモノ脂肪酸エステルは、一定の抗菌効果を有し、防腐助剤として、抗菌剤の使用量を減らすために用いられることが知られている。 しかし、上記した抗菌効果を有するグリセリンモノアルキルエーテルやグリセリンモノ脂肪酸エステルは、水への溶解度が低く、深層水や天然水を配合した化粧料中では、深層水や天然水に含まれるミネラル塩がグリセリンモノアルキルエーテルやグリセリンモノ脂肪酸エステルの析出を促進する場合があり、特に寒冷期の浴室などでは氷点下での保存となることがあり、これらの析出がより促進されるという課題があった。これらの成分が析出すると、化粧料の外観が悪化し、塗布時の心地良さが低下する場合があった。
 
特開2025-017185海洋成分を利用した大気中における二酸化炭素の固定化法 株式会社アサノ大成基礎エンジニアリング
【課題】温暖化を防止するために、海洋による不規則な二酸化炭素の吸収や放出を調整する技術の具体化が強く望まれる
【解決手段】海水に水酸化ナトリウム飽和溶液を加えてpH11.1〜11.6の高アルカリ域とするとともに、海水中のマグネシウムと大部分のカルシウムとを分離させる工程と、海水中に溶存する炭酸水素イオンとカルシウムイオンとを反応させて炭酸カルシウムを沈殿させて共沈させる工程とからなる海水中の二酸化炭素の固定化技術。この技術を用いて固定化プラントを巨大化することにより地球環境におけるCO2の増大を防止できる。
  また、特許文献5の、「流入口を海洋深層水の流れの上流に向け、海洋深層水を流入させ、吐出口を上方に湾曲もしくは傾斜させた通水パイプであって、前記通水パイプにフィンが設けられ、該通水パイプの流入口が海洋深層水の流れの上流側に向くもの」を用いて、冷熱源である海洋深層水を表層部に移動させ、海洋深層水を表層部の元々の海水と融合させて表層部の海水温を低下させ、そして海面に接する大気との間で気液間の熱量輸送により、該表層部の海水面上の大気温度を低下させ得ることを特徴とする地球温暖化防止方法」についても、海洋深層水を流入させ、吐出口を上方に湾曲もしくは傾斜させた通水パイプであるにすぎないものであり、当然のことながら地球規模の海洋深層水における二酸化炭素の吸収能力を安定化させることについては実際的ではない。
 
特開2025-022026化粧料用抗菌性組成物及び化粧料  三洋化成工業株式会社 国立大学法人鳥取大学
【課題】廃菌床を原料として化粧料用途に利用可能な組成物を提供すること。
【解決手段】シイタケ廃菌床抽出物、エノキタケ廃菌床抽出物、ブナシメジ廃菌床抽出物、及びマイタケ廃菌床抽出物からなる群より選択される少なくとも1種以上を含有することを特徴とする化粧料用抗菌性組成物。
  水としては、常水、精製水、純水、超純水の他、硬水、軟水、天然水、海洋深層水、温泉水、電解アルカリイオン水、電解酸性イオン水、イオン交換水及びクラスター水等が挙げられる。     
 
特開2025-027267魚介類の育成方法および魚介類用のマイクロ波照射装置 日建リース工業株式会社 学校法人上智学院
【課題】生存中の魚介類に良好な作用を与えることが可能な手段を提供する。
【解決手段】生存中の魚介類にマイクロ波を照射する。マイクロ波を照射するための照射装置に水切り部を設けることで、留置部内の魚介類を水切り状態にしてからマイクロ波の照射作業を行うことができる。
  なお、ニジマスを海水環境下で育成する方法として、所定条件の海洋深層水を用いるもの(特許文献1)や、淡水環境と海水環境での養殖工程を繰り返すもの(特許文献2)などが知られている。
 
特開2025-028231酸性消臭剤組成物 大日本除蟲菊株式会社
【課題】保管安定性に優れ、対象悪臭成分の消臭効果に優れる酸性消臭剤組成物を提供する。
【解決手段】(A)有機酸、無機酸、有機酸塩、無機酸塩からなる群より選択される1種又は2種以上と、(B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、オレフィンスルホン酸またはその塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸またはその塩、アミノ酢酸ベタイン、アミドプロピルベタイン、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルテイン、アルキルアミンオキシドからなる群より選択される1種又は2種以上と、を水に混合してなる酸性消臭組成物。
  本発明の酸性消臭組成物は、原液のままで消臭に使用することもできるが、水で10〜1000倍に希釈して使用されることが好ましい。これにより、より経済的に優れた酸性消臭組成物となる。希釈に使用する水は、特に限定されないが、イオン交換水や逆浸透膜水等の精製水や、通常の水道水や工業用水、海洋深層水等が挙げられる。
 
特表2025-504695モノコックボディを有する無人水中乗り物 コンポジット エナジー テクノロジーズ, インコーポレイテッド
【要約】本開示は、概して、無人水中乗り物(「UUV」)のためのモノコックボディに関し、モノコックボディは、前部部分と、尾部部分と、ボディ内部表面と、ボディ外部表面とを備えている。モノコックボディは、繊維補強ポリマーで作られた一体型構造シェルであることができる。UUVは、横方向構造部材をさらに含み得る。一実施形態において、繊維補強シートは、炭素繊維によって補強されたポリマーである、一実施形態において、モノコックボディは、自由浸水型であるUUVの一部を形成する。
   本開示は、モノコック外殻構造構築物を有する無人水中乗り物(「UUV」)に関する。UUVは、様々な産業において、水中領域を探査すること、データを収集すること、検査を行うこと、特定の水中区域を監視すること等の多くの有用な用途を有する。例えば、UUVは、採鉱または石油掘削のための水中探査を行い、水中ケーブルを検査し、国家防衛目的のために領域を監視し、以前には探査されていない領域内でデータを収集するために、全て、人間運転者が乗り物上に存在する必要性を伴うことなく使用されることができる。深海水中任務(例えば、海水面下約1,500メートル以下の場所、海水面下約4,000メートル以下の場所、または海水面下約6,000メートル以下の場所において行われる任務)は、UUVに高圧力および他の有害条件を経験させ、強力であるが、軽量であるUUVを要求し得る。本明細書で使用されるように、「モノコック」は、乗り物の構造フレームおよび外側外殻構造が統合された構造として建造された構造シェルまたは外骨格を指す。
 
 
 
分類しない
 
特表2025-503641RAS阻害剤 レボリューション メディシンズ インコーポレイテッド
【要約】本開示は、Rasタンパク質を阻害可能な大環状化合物、ならびにその医薬組成物及びタンパク質複合体、ならびに、がん治療におけるそれらの使用を特徴とする。
    182 頁
 
特表2025-504522新規の複素環式化合物 エフ. ホフマン−ラ ロシュ アーゲー
【要約】 本発明は、一般式(I)(式中、AおよびR1〜R4は本明細書に記載の通りである)を有する新規な複素環式化合物、前記化合物を含む組成物、前記化合物を製造する方法、および前記化合物を使用する方法を提供する。
    287 頁
 
 
 
 
 
 
 
2025−2−7 粟田 熙(粟田 煕)
 
無題AB   2025−1 NO5
 
 はじめに  
 
 環境・素材に関する特許について は終了しましたが、検索を忘れないようにするためAマイナスイオン B光触媒、J木酢 Y海洋深層水を月単位で、掲載します。題名は無題ABとします。今回は1月1日から1月31日までです。なを、全文検索において、文献サイズが大きいため、分割して表示しています。は分類しません
 
 
Aマイナスイオン
Aー1トルマリン・電気石
特開2025-009586蓄熱式温水床暖房装置 有限会社アシコー
【課題】本発明は、特殊混合鉱砂を使用することで遠赤外線放射と蓄熱の効力を大幅な向上を実現、更にマイナスイオンによる室内環境の改善をもたらす、シナジー効果を得ることを目的とした蓄熱式温水床暖房装置として提供する。
【解決手段】建物の下地合板の上面に設置される蓄熱式温水床暖房装置であって、前記下地合板の上面に間隔を隔てて複数敷設された根太と、前記根太の間の前記下地合板の上面に配置され内部に温水が流れる温水パイプと、前記温水パイプに接するように前記根太の間の前記地合板の上面に敷設された粉粒体と、前記根太の上に設置された床板とを備え、前記粉粒体は、蓄熱材として砂と、空気中の水分子をイオン化させる機能を有し加熱されるとその機能が高まるマイナスイオン生成粉末とから少なくとも構成されている、ことを特徴とする蓄熱式温水床暖房装置。
【請求項5】前記マイナスイオン生成粉末は、トルマリン、ジルコニア系鉱物、レアアース鉱石およびゼオライト鉱石の少なくとも何れか一つを含有している、ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の蓄熱式温水床暖房装置。
 
全文検索
特開2025-001396電磁波対策器具 株式会社スプレンダーISO
【課題】簡便に所望とする箇所に電磁波対策を施すことが可能な電磁波対策器具を提供する。
【解決手段】本発明は、電磁波対策器具10であって、テラヘルツ鉱石粉末を含む樹脂材料製の基材100と、前記基材100に対して、磁力線が垂直に入射するように配される円柱状マグネット200と、前記基材100に対して積層されるように配されるアルミニウムシート基材305と、前記基材100と前記円柱状マグネット200と前記アルミニウムシート基材305とを対象物に貼付するシール300と、有することを特徴とする。
  特に、本発明に係る電磁波対策器具10に用いる円柱状マグネット200としては、特許3138192号公報に記載されたトルマリン等の遠赤外線放射材料が混合された無バインダーのマンガンアルミ磁石を用いることが好適である。
 
特開2025-008667イヤリング 株式会社セベル・ピコ
【課題】強度や意匠性を向上させる構造を備えるイヤリングを提供する。
【解決手段】第1部材(110)の先端に挟持部(111)を有し、第2部材(120)の先端に挟持部(121)を有し、前記第1部材(110)の基端に連結部(112)を有し、前記第2部材(120)の基端に連結部(122)を有し、前記挟持部(111)と前記挟持部(121)は対向して使用者の耳を挟持するイヤリングにおいて、前記第1部材(110)の内側に第1凹部(114)が形成され、前記第2部材(120)の内側に第2凹部(124)が形成されており、第1嵌入部材(130)が前記第1凹部(114)に嵌入されている。
 [配合剤170]配合剤170は、機能性を有する粉体または粒状体の充填剤である。具体例として、ゲルマニウム、ソマチット、トルマリン、シリカ系補強充填剤などを挙げることが出来る。
 
 「トルマリン」は、心身を癒すヒーリング効果が高く、マイナスイオンを発生させる特性を有し、空間の浄化や心身のストレス緩和を促す効果を期待することが出来る。「ソマチッド」は、免疫力を高めてくれる微生物である。ソマチッド自体の動きが活発であると、身体の免疫力が高くなり健康を維持することを期待することが出来る。
 
特開2025-011149電気化学セル用の負極 フォーム エナジー インク
【課題】長期および超長期エネルギー貯蔵システムを提供する。
【解決手段】電池、電池を含むバルクエネルギー貯蔵システム、および/または電池を含むバルクエネルギー貯蔵システムを稼働するための方法を提供する。電池は、第1の電極、電解液、および第2の電極を含んでいてもよく、第1の電極および第2の電極の一方または両方は、直接還元鉄(「DRI」)を含む。DRIは、ペレットの形態であってもよい。ペレットは、ペレットの総質量に基づき、元素質量で少なくとも約60重量%の鉄を含んでいてもよい。第1の電極および第2の電極の一方または両方は、約60%〜約90%の鉄、ならびにSiO2、Al2O3、MgO、CaO、およびTiO2の群から選択される材料の1つまたは複数を含む約1%〜約40%の成分を含む。
  種々の実施形態では、二次相は、ケイ素を含む。例えば、二次相は、シリカ(SiO2)、ならびに/または長石、雲母、角閃石、輝石、かんらん石、トルマリン、および/もしくはフォルステライトなどの1つもしくは複数のケイ酸塩を含んでいてもよい。種々の他の実施形態では、二次相は、チタン、バナジウム、マンガン、マグネシウム、カルシウム、リン、炭素、アルミニウム、ジルコニウム、またはそれらの任意の組合せを含んでいてもよい。
 
Aー1−1黒曜石
特開2025-006141コンクリート床に対する巾木の施工方法及び施工構造 フクビ化学工業株式会社
【課題】 コンクリート床のような体積変化や収縮等によって高さ方向の位置の設定が難しい場所でも、正確な位置決めができるとともに、巾木の近傍や断熱パネルや耐火パネル等と巾木との間に生じる結露やカビや錆の発生を防止する。
【解決手段】 巾木1は、外側から内部側1sまでセメントとケイ酸質粉体を主原料したコンクリート系材料を充填した不燃・難燃性を有するものを使用して、前記巾木1を前記壁面Q1や前記間仕切りの下部側に配置するが、床面Pとの調節は前記巾木1の底面部1tを切削や研磨により調節するか、及び/又は、前記巾木1の底面部1tと床面Pとの隙間にスペーサSp1やシート材Cを介在させて行ったりコーキング剤Kを使用したコーキング施工により調節をする。
  骨材は、養生時の発熱および収縮を抑制するために用いられる成分であり、砂、フライアッシュバルーン、シラスバルーン、真珠岩バルーン、黒曜石バルーン、パーライト、バーミキュライト、カナマイト、ガラスマイクロバルーン等が挙げられる。骨材の配合比は8〜31質量%の範囲であり、さらに好ましくは12〜26質量%の範囲がよい。骨材の配合比が8質量%未満であると適切な発熱および抑制効果が得られず、骨材の配合比が31質量%より大きいと巾木の強度が低下する。
 
特開2025-011953水処理用フィルター 堀 元英  堀 泰典 堀 敏子
【課題】カルシウムなどのイオン化ミネラルなど自然界に存在する化学物質や界面活性剤、抗酸化剤、抗生物質、防カビ剤など人工的な化学物質など科学的なアプローチを使用することなく細胞の活性化を促すことを目的とする体に良い水を提供する。単なる有害物質除去とは異なり、水道水を隕石や隕石含有セラミック(陶芸用粘土焼成を含む)や隕石含有繊維に触れさせ隕石の固有振動を付加できるようなカートリッジや浄水器及び隕石の固有振動を経験させた水を提供する。
【解決手段】導水口と排水口とを設けた容器と、導水口から排水口までを通じる流水通路と、この流水通路内に設けられた隕石を備え、隕石は0.0001g以上であることを特徴とする水処理用フィルターによって達成される。水道水に隕石を触れさせ、隕石の固有振動を与えられるカートリッジ及び浄水器により、隕石の固有振動を水に与えた波動水(クラスターサイズが六分子構造水)を提供できる。
【請求項5】上記隕石に加え、アーケード、アクアマリン、アパタイト、アマゾナイト、アレキサンドライト、アンデシン、アンバー、医王石、一角、インカローズ、ウォラストナイト、エメラルド、黄土、オニキス、オパール、ガーネット、カーネリア、カオリナイト、角閃石、花崗岩、火山ガラス、火山岩(青海薬石)糸魚川、火山岩(溶岩)、滑石(タルク)、褐鉄鉱、カルサイト、貴陽石、魚脳石、魚・イカ・タコの耳石、金、銀、金華石(鉱物名なし)、クリソコラ(孔雀石)、クリスタル・クォーツ、クリソプレーズ、クンツァイト、ケセラストーン、玄武岩、牛黄、黒曜石、琥珀、サファイヤ、サマルスキー石、酸化イットリウ、酸化銅、サンゴ、サンストーン、自然銅(黄鉄鉱)、赤石脂、秋石、鍾乳石、シリカ、シリシャスシスト、ジルコニア(人工)、ジルコン(天然)、スーパーセブン、スギライト、すっぽんの甲羅、スピネル、赤鉄鉱、石灰(生石灰)、石炭、石決明一鮑(鮑の貝殻)、ゼノタイム、セレナイト、閃緑岩、ゾイサイト、象牙、ソーダライト、ターコイズ、タイガーアイ、ダイヤモンド、大理石、タンザナイト(灰簾石)、チャート、テラヘルツ鉱石、天眼石、トパーズ、トルマリン、ハーキマーダイヤモンド、パール、麦飯石、白金、パラジウム、バンデットカーネリアン、翡翠、ビスマス、姫川薬石、フローライト(蛍石)、ブラックスター、ブラックストーン、蛤殻(二枚柄の殻)、ヘマタイト、ペリドット、方ソーダ石、ホルンヘルス、マラカイト、海松、ムーンストーン、無名異焼、メノウ、蒙石、陽起石、ラスピラズリ、ラブラドライト、リモナイト、ルビー、ルビーインゾイサイト、羚羊角、レピドライト、ローゼライト、ロードナイト、炉眼石、鹿角及びワイルドホースからなる群から選択される少なくとも一種の原料を0.001g(1mg)含有する請求項1に記載の水処理用フィルター。
特開2025-014473着火具 有限会社天研工業
【課題】電源を必要としない着火具を提供する
【解決手段】着火具1は、着火材に着火する着火棒11を、カード状の筐体21に収容するものである。または、本発明の実施の形態に係る着火具1は、少なくとも着火材を切るカンナ13と、着火材に着火する着火棒11と、を、カード状の筐体21に収容するものである。
 また、本実施の形態では、着火具1が有する着火棒11は、金属マグネシウムの棒の表面を、摩擦発生部材14、または、鉄またはステンレス等の刃物等の表面が粗い物で削って火花を発生させるものである。しかし、この金属マグネシウムの棒は、フェロセリウム(鉄とセリウムの合金)、玉髄、チャート、石英、ジャスパー、サヌカイト、黒曜石、ホルンフェルス、フリント、黄鉄鉱、白鉄鉱等の棒等に代えても良い。また、これらの「棒」は、板状のもの、または塊状、球状等のものに代えたものを用いることができる。また、本実施の形態では、着火材に、木の枝を用いている。しかし、この木の枝に代えて、簡単に燃焼するものであって、木材、木屑を圧縮したもの、ティッシュペーパーまたは段ボール片等の紙材、麻等の植物の繊維等、蝋等を固めた固形燃料等を用いても良い。
 
特開2025-014688室内用コーナー材及び室内用コーナー材の連結構造 フクビ化学工業株式会社
【課題】室内側と壁の背面側との空気の流れを抑制して、気密性を高め、高い水準の清潔さを維持する効果を有するコーナー材とコーナー材と壁との連結構造を提供する。
【解決手段】建築物の室内の壁と壁によって形成される入隅や出隅、天井と壁が接する部分に廻り縁として使用される長尺状のコーナー材1であって、基部と前記基部の両端又は一端に柱等の建築物の基材に固定するために設けられた側片によって断面L字状に形成されるとともに、前記基部と側片の境界部分には、前記基部が室内側に備える曲面部1zrの表面と天井仕上げ材又は壁仕上げ材の表面が段差なくフラットになるように、使用される天井仕上げ材又は壁仕上げ材の厚さと同じ幅に設定された仕上げ材境界面1bが形成されていることを特徴とするコーナー材。
  骨材は養生時の発熱および収縮を抑制するために用いられる成分であり、砂、フライアッシュバルーン、シラスバルーン、真珠岩バルーン、黒曜石バルーン、パーライト、バーミキュライト、カナマイト、ガラスマイクロバルーン等が挙げられる。骨材の配合比は8〜31質量%の範囲であり、さらに好ましくは12〜26質量%の範囲がよい。骨材の配合比が8質量%未満であると適切な発熱および抑制効果が得られず、骨材の配合比が31質量%より大きいとコーナー材1の強度が低下する。
 
A−2マイナスイオン発生器
特開2025-006398イオン検出器及び質量分析装置 浜松ホトニクス株式会社 株式会社島津製作所
【課題】正イオン及び負イオンのそれぞれについてイオンの検出効率の向上を図ることができるイオン検出器を提供する。
【解決手段】イオン検出器1は、イオンPが入射することで電子Eを放出するコンバージョンダイノード3と、電子Eが入射する第1段ダイノード42aを有する電子増倍部4と、イオンPを通過させるイオン通過口51a、及び電子Eを通過させる電子通過口51bを有するボックス電極5と、イオン通過口51aに配置されており、イオンPを通過させる隙間6aを有する導電性の遮蔽部6と、コンバージョンダイノード3に第1電位を付与し、第1段ダイノード42aに第2電位を付与し、ボックス電極5に第3電位を付与し、遮蔽部6に第4電位を付与する電位付与部8と、を備える。第1電位及び第3電位は、イオンPの極性とは逆極性である。第2電位は、第1電位よりも高い。第3電位と第4電位とは、実質的に同電位である。
 
特開2025-009586蓄熱式温水床暖房装置 有限会社アシコー
【課題】本発明は、特殊混合鉱砂を使用することで遠赤外線放射と蓄熱の効力を大幅な向上を実現、更にマイナスイオンによる室内環境の改善をもたらす、シナジー効果を得ることを目的とした蓄熱式温水床暖房装置として提供する。
【解決手段】建物の下地合板の上面に設置される蓄熱式温水床暖房装置であって、前記下地合板の上面に間隔を隔てて複数敷設された根太と、前記根太の間の前記下地合板の上面に配置され内部に温水が流れる温水パイプと、前記温水パイプに接するように前記根太の間の前記地合板の上面に敷設された粉粒体と、前記根太の上に設置された床板とを備え、前記粉粒体は、蓄熱材として砂と、空気中の水分子をイオン化させる機能を有し加熱されるとその機能が高まるマイナスイオン生成粉末とから少なくとも構成されている、ことを特徴とする蓄熱式温水床暖房装置。
 
特開2025-013186室内空気汚染防止システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】本発明は、室内エリアユニット、ガス検知器、フィルター、導流装置、およびクラウドコンピューティングサービス装置を含む室内空気汚染防止システムに関する。
【解決手段】室内エリアユニットは、複数の仕切り部材によって囲まれ隔離された空間である。ガス検知器、フィルター、および導流装置は、室内エリアユニットに設置される。ガス検知器は、空気汚染の性質、濃度、および位置を検知し、空気汚染情報を出力する。フィルターは空気汚染をろ過する。導流装置は、空気汚染を含む空気をフィルターに通過させるようにガイドする。クラウドコンピューティングサービス装置は、空気汚染情報を受信し、空気汚染データのデータベースに保存し、人工知能計算を実行して空気汚染の位置を特定し、制御コマンドを発行し導流装置に送信して、導流装置に指向性気流を発生させて、空気汚染を含む空気を迅速にフィルターにガイドして、ろ過・除去する。
【請求項12】前記フィルターは、光照射、分解ユニット、またはそれらの任意の組み合わせと組み合わせて前記空気汚染を化学的に除去し、前記光照射は、光触媒および紫外線ランプを含む光触媒ユニット、光ナノチューブを含む光プラズマユニット、またはそれらの任意の組み合わせであり、前記分解ユニットは、負イオンユニット、プラズマイオンユニット、またはそれらの任意の組み合わせである、 請求項1に記載の室内空気汚染防止システム。
 
特開2025-013187室内空気汚染防止システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】特に室内の様々なエリアでの実施に適した室内空気汚染防止システムに関するものである。
【解決手段】室内エリアユニットは、ガス検知器、フィルター、および導流装置を含む。ガス検知器は、空気汚染の性質、濃度、および位置を検知し、空気汚染情報を出力する。導流装置は、空気汚染を含む空気をフィルターに通過させるようにガイドする。室外エリアユニットには、ガス検知器が配置されている。クラウドコンピューティングサービス装置は、室内エリアユニットおよび室外エリアユニットによって空気汚染データのデータベースに保存された空気汚染情報を受信し、人工知能により空気汚染の位置を特定し、制御コマンドを発行し導流装置に送信して、空気汚染の位置に最も近い導流装置の動作を開始させ、その後、他の導流装置の動作を開始させて、指向性気流を生成し、空気汚染を快速にフィルターにガイドしてろ過する。
【請求項13】前記フィルターは、光照射、分解ユニット、またはそれらの任意の組み合わせと組み合わせて前記空気汚染を化学的に除去し、前記光照射は、光触媒および紫外線ランプを含む光触媒ユニット、光ナノチューブを含む光プラズマユニット、またはそれらの任意の組み合わせであり、前記分解ユニットは、負イオンユニット、プラズマイオンユニット、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項1に記載の室内空気汚染防止システム。
 
特表2025-500464連続的可変エネルギー出力を有するサイクロトロン アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】装置が、初期エネルギーの入射イオンビームとしてイオンビームを受け取り、加速されたイオンエネルギーの加速イオンビームとしてイオンビームを出力するためのサイクロトロンを備え得る。さらに、この装置は、サイクロトロンチャンバに対してRF電力信号を出力するためのRF源であって、可変電力増幅器を備える、RF源と、連続的な種々の位置にてサイクロトロン内のイオンビームを遮断するように平行移動可能である可動ストリッパとを備え得る。
【請求項2】前記入射イオンビームは、水素負イオンビームからなり、前記加速イオンビームは、陽子ビームからなる、請求項1に記載の装置。
【請求項9】負イオンビームを発生させるためのイオン源であって、前記負イオンビームは初期イオンエネルギーを有する、イオン源と、入射イオンエネルギーの入射イオンビームとして前記負イオンビームを受け取り、加速されたイオンエネルギーの正イオンビームとして前記負イオンビームを出力するためのサイクロトロンと、前記サイクロトロンに対してRF電力信号を出力するためのRF電源であって、可変電力増幅器を備える、RF電源と、連続的な種々の位置にて前記サイクロトロン内の前記イオンビームを遮断するように平行移動可能である可動ストリッパとを備える、イオン注入装置。
 
A−2−1シャープ
特開2025-002592清掃具用の清掃装置 シャープ株式会社
【課題】清掃性及び利便性を向上する清掃具用の清掃装置を提供する。
【解決手段】本開示の一態様に係る清掃装置は、柄部及び清掃部材を含む清掃具を清掃する清掃装置であって、第1吸込口と第1吹出口とを有する筐体と、前記第1吸込口から前記第1吹出口に向けて空気を送る第1送風部と、前記第1吸込口から吸い込んだ空気に含まれる塵埃を捕集する集塵部と、を備え、前記筐体は、上面に設けられた挿入口と、前記挿入口から下方に延びる内壁と、前記挿入口と対向する底壁と、を有し、前記挿入口を通じて前記内壁及び前記底壁により囲まれた空間に前記清掃部材を挿入可能であり、前記第1吸込口は、前記内壁に設けられ、かつ前記清掃部材が前記底壁まで挿入された状態において、前記第1吸込口の上端が前記清掃部材の上端と同じ位置または前記清掃部材の上端よりも上方に位置する。
【請求項6】放電によりイオンを発生させるイオン発生部と、前記筐体に設けられた第2吸込口から吸い込んだ空気を前記イオンとともに前記筐体に設けられた第2吹出口に向けて送る第2送風部と、をさらに備え、前記第2吹出口は、前記内壁に設けられる、請求項1から請求項4のいずれかに記載の清掃具用の清掃装置。
 
特開2025-012909送風装置 シャープ株式会社
【課題】各吹出口から吹き出されるイオン量の不均一性を改善する。
【解決手段】頭髪乾燥機(1)は、第2本体(20)の内部空間(22)に配置され、内部空間(22)の一方側(S1)に位置する第1電極(24A)および他方側(S2)に位置する第2電極(24B)を含むイオン発生ユニット(24)と、第1電極(24A)を通過した気体の一部を、第2吹出口(21B)側へ導く第1導風部材(31)と、を備える。
 
A−2−2コロナ放電
特許7613638磁石−金属接着体、回転子、回転機、及び、磁石−金属接着体の製造方法 三菱電機株式会社
【要約】 磁石を被着体から容易に剥離できるようにする。本開示の磁石−金属接着体は、シリコーン樹脂被覆層を少なくとも一面に有する磁石と、シリコーン樹脂被覆層が接着層により接着された金属被着体と、を備え、シリコーン樹脂被覆層と接着層との接着力が、接着層と金属被着体との接着力より小さい。磁石−金属接着体の製造方法は、磁石の少なくとも一面にシリコーン樹脂を塗布して硬化させ、シリコーン樹脂被覆層を形成する被覆工程と、シリコーン樹脂被覆層と金属被着体とのいずれかに接着剤を塗布し、接着剤を硬化させ、シリコーン樹脂被覆層と接着剤との接着力が接着剤と金属被着体との接着力より小さくなるように、シリコーン樹脂被覆層と金属被着体とを接着する接着工程と、を備える。磁石−金属接着体の分解方法は、接着層を280℃以下で加熱することによりシリコーン樹脂被覆層と金属被着体とを分離するものである。
【請求項10】前記金属被着体に、カップリング剤の塗布、疎化、コロナ放電処理、大気プラズマ処理、及び、UV処理のうちいずれか1以上の表面処理を施す表面処理工程を備えることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の磁石−金属接着体の製造方法。
 
特許7618901フィルム 花王株式会社
【要約】本発明の一形態では、ポリエチレンにポリプロピレンが分散したフィルムにおいてポリプロピレンによる品質の低下を抑制することができる。本発明の一形態に係るフィルムでは、マトリックス相に分散相が分散されている。上記フィルムは、ポリエチレンを含むマトリックス相と、ポリプロピレンを含む分散相と、を含む。上記分散相は少なくともMD方向に配向する扁平相を含み、上記扁平相の平均アスペクト比が15以上である。
【請求項12】フィルム成形後のフィルムの表面にコロナ処理を施す 請求項8又は9に記載のフィルムの製造方法。
 
特許7619702ウイルス捕集装置 株式会社雷神の風
【課題】効率的なウイルスの捕集を行うことができるウイルス捕集装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ウイルス捕集装置1は、管部10と、管部10の一端に設けられたフランジ部20と、管部10に設けられ、放電される第1電極30と、第1電極30に対向して配置されるウイルス捕集部40と、を備える。
【請求項9】前記第1電極にコロナ放電を発生させる、請求項1または2に記載のウイルス捕集装置。
 
特許7620175有刺鉄線および有刺鉄線の製造方法 株式会社SEELS
【課題】高価な材料を使用することなく、耐腐食性に優れるとともに、夜間に目立ちにくく、長期間にわたって侵入防止効果が維持される有刺鉄線を提供することにある。また、本発明の別の目的は、係る有刺鉄線を容易に製造することができる除錆剤の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の有刺鉄線は、侵入防止柵に用いられ、鉄製または鋼製のワイヤと、ワイヤに取り付けられた複数の有刺体とを有する母材と、母材の表面上に形成された亜鉛を含有するめっき層と、めっき層上に形成された粉体塗料層と、を有し、粉体塗料層の厚さが、100μm以上であることを特徴とする。
【請求項6】侵入防止柵に用いられる有刺鉄線の製造方法であって、鉄製または鋼製のワイヤに複数の有刺体を取り付けることによって母材を準備する工程と、前記母材の表面上に亜鉛を含有するめっき層を形成する工程と、前記めっき層上に粉体塗料層を形成して前記有刺鉄線を得る工程と、を有し、前記粉体塗料層を形成する工程は、粉体塗料を調整する工程と、前記粉体塗料を前記めっき層に噴射して、前記めっき層上に前記粉体塗料を付着させる工程と、前記粉体塗料を加熱して前記粉体塗料層を形成する工程とを含み、前記粉体塗料を付着させる工程は、吐出口と、前記吐出口にコロナ電極とを備えた静電粉体噴射機を用いて前記粉体塗料を前記めっき層に噴射する工程と、前記静電粉体噴射機の前記コロナ電極に電圧を印加することにより、前記静電粉体噴射機と前記めっき層との間に電界を発生させ、前記粉体塗料を帯電させる工程とを含み、前記粉体塗料層の厚さが、100μm以上であることを特徴とする有刺鉄線の製造方法。
 
特開2025-002018送風装置、制御方法およびプログラム キヤノン株式会社
【課題】気流を発生する電極部を有し、回路の大型化や消費電力の増加を抑えながら、電極部毎に印加する電圧を可変に制御する送風装置、その制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】送風装置100は、気流を発生する複数の放電電極411、412、413及び受電電極431を有する送風部101と、昇圧部201と、電圧増倍部202と、を備え、放電電極に印加する電圧を生成する電源部102と、送風部101の風量を制御する制御部103と、を有し、制御部は、放電電極部毎に印加する電圧を制御することで気流を発生させる放電電極を可変に制御し、送風部101の風量を制御する。
【請求項14】前記複数の電極部は、複数の放電電極を含み、前記送風手段は、前記放電電極と受電電極の間に所定範囲の電圧が印加されるとコロナ放電を生起して前記気流を発生することを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
 
特開2025-002353ロール製品パッケージ 日本製紙クレシア株式会社
【課題】1プライで長尺のロール製品を包装してもコンパクト性が維持され、フィルムの印刷部におけるインキが剥がれにくく、ヒートシール性があり、かつ、強度が保たれており、更に積載効率及び運搬性に優れるロール製品パッケージを提供する。
【解決手段】フィルムからなる包装袋に、ロール製品を複数個収納してなるロール製品パッケージであって、ロール製品の巻柔らかさが1.0mm以上5.0mm以下、巻直径が95mm以上168mm以下、ロール重量が219g以上388g以下、ロール密度が0.14g/cm3以上0.42g/cm3以下であり、フィルムは基材層、印刷部及びニス塗布層を含み、外気と接する面の反対側の面に印刷部及びニス塗布層を有し、フィルムの厚さは18μm/1プライ以上50μm/1プライ以下であり、ニスの塗布量は1.5g/m2以上2.4g/m2以下である、ロール製品パッケージを提供する。
【請求項6】前記フィルムがコロナ処理をしていることを特徴とする、請求項1に記載のロール製品パッケージ。
【請求項7】前記フィルムがコロナ処理をしていないことを特徴とする、請求項1に記載のロール製品パッケージ。
 
特開2025-004344積層体の製造方法および積層体の製造装置 藤森工業株式会社
【課題】生産性に優れた積層体の製造方法および積層体の製造装置を提供する。
【解決手段】中間樹脂層12として、片面のみに表面処理を有する樹脂フィルムを供給し、中間樹脂層12がロール状に巻回されることなく、展開された状態において、中間樹脂層12の表面処理を有する片面に、第1樹脂層を積層する第1積層手段33Aと、中間樹脂層12の前記片面とは反対側の面に、表面処理を施す表面処理手段と、表面処理手段の後で、中間樹脂層12の表面処理が施された反対側の面に、第2樹脂層を積層する第2積層手段33Bと、を有する。
【請求項6】前記表面処理工程が、前記表面処理としてコロナ処理を施す工程であることを特徴とする請求項1または2に記載の積層体の製造方法。
 
特開2025-004830電子写真部材、定着装置及び電子写真画像形成装置 キヤノン株式会社
【課題】用紙に対する表面層との耐摩耗性を向上させながら、高い画像光沢度、及び良好な画質が得られつつ、静電オフセットの防止をすることが可能な電子写真部材の提供。
【解決手段】少なくとも、基層と、弾性層と、フッ素樹脂を含む表面層と、をこの順に有する電子写真部材であって、該フッ素樹脂は、PFAを含み、該表面層は、透過型X線回折法を用いて得られる配向度が35%以下であり、該表面層は、該フッ素樹脂の球晶を複数個含み、該表面層からサンプリングした試料を測定試料として、示差走査熱量計を用いて昇温速度20℃/分として測定を行ったときの吸熱曲線において、昇温過程における吸熱量が21J/g以上であり、該弾性層と該表面層との間に更に第二の樹脂層を有し、該第二の樹脂層がイオン導電剤を含み、かつ、該第二の樹脂層の表面抵抗率が1×1014Ω/□以上であることを特徴とする電子写真部材。
【請求項2】前記電子写真部材の外表面に対し、10mmの間隙を有するようにコロナ放電器のグリッド部を配置し、次いで、前記電子写真部材を60rpmで回転させつつ、該コロナ放電器に−5kVの印加電圧を15秒印加した際の表面電位が−650V以上である、請求項1に記載の電子写真部材。
 
特開2025-005361電子写真部材、定着装置及び電子写真画像形成装置 キヤノン株式会社
【課題】静電オフセットの防止効果を安定的に発現させることができる電子写真部材の提供。
【解決手段】少なくとも、基層と、弾性層と、フッ素樹脂を含有する表面層と、をこの順に有する電子写真部材であって、該弾性層の表面抵抗率が1×1014Ω/□以上であり、該表面層の表面抵抗率が1×1015Ω/□以上であり、該電子写真部材は、該弾性層と該表面層との間に、さらに樹脂層を有し、該樹脂層はイオン導電剤を含み、かつ、該樹脂層の表面抵抗率が1×1014Ω/□以上である。
【請求項2】前記電子写真部材の外表面に対し10mmの間隙を有するようにコロナ放電器のグリッド部を配置し、次いで、該コロナ放電器に−5kVの印加電圧を15.0秒印加した際、該印加電圧を印加してから14.0〜15.0秒間の平均電位を表面電位としたとき、該表面電位が−650V以上である、請求項1に記載の電子写真部材。
 
特開2025-005529被着体付き車両用窓ガラスの製造方法 AGC株式会社
【課題】より厳しい環境下でも被着体と接着剤との優れた接着性を示す、被着体付き車両用窓ガラスの製造方法を提供する。
【解決手段】樹脂の表面を有する被着体と車両用窓ガラスとが接着剤を介して接着されてなる被着体付き車両用窓ガラスの製造方法であって、前記被着体の接着面を乾式処理し、前記乾式処理された接着面に、水及び極性溶剤の1以上を含む洗浄液を付着させ、前記接着面上の液を取り除き、前記被着体を、接着剤を介して前記車両用窓ガラスに配置することを含む。
【請求項7】前記乾式処理は、プラズマ処理、コロナ処理、フレーム処理及びイトロ処理の1以上を含む、請求項1又は2に記載の製造方法。
 
特開2025-013067画像形成方法 株式会社電気印刷研究所
【課題】トナー画像の接着力を利用して箔転写を行う従来法は、箔押で必要される金型を使用しない利点がある。この方法は、先ず複写機の感光体上に静電潜像(静電気パターン)を形成し、これを現像してトナー画像とし、そのトナー画像を被転写体または転写箔上に転写した後箔転写を行うものである。しかし感光体はアナログ特性であり静電潜像は高解像度でないため高解像度のトナー画像を形成できず、その結果被転写体上に高精細な画像を形成することは困難であった。
【解決手段】感光体を用いないで、離型層、絶縁層、導電層とからなる基板の離型層上に直接静電気パターンを形成し、この静電気パターンをトナーと称する帯電粒子で現像することにより離型層上に高解像度のトナー画像を形成し、このトナー画像を被転写体となる任意の基板上に転写する。このトナー画像上に転写箔を密着させた後、熱と圧力を加えることにより、任意の基板上に高精細な画像を形成する。
【請求項4】イオン照射手段がコロナ放電によるイオン照射方式であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成方法。
 
特開2025-013068金属画像形成方法 株式会社電気印刷研究所
【課題】トナー画像の接着力を利用して箔転写を行う従来法は、箔押で必要される金型を使用しない利点がある。この方法は、先ず複写機の感光体上に静電潜像(静電気パターン)を形成し、これを現像してトナー画像とし、そのトナー画像を被転写体または転写箔上に転写した後箔転写を行うものである。しかし感光体はアナログ特性であり静電潜像は高解像度でないため高解像度のトナー画像を形成できず、その結果高精細な箔転写物の製造は困難であった。
【解決手段】感光体を用いないで、離型層、絶縁層、導電層とからなる基板の離型層上に直接静電気パターンを形成し、この静電気パターンをトナーと称するめっき可能な帯電粒子で現像することにより高解像度のトナー画像を形成し、このトナー画像を被転写体となる任意の基板上に転写する。このトナー画像に触媒能を付与し、無電解めっき処理を施すことにより任意の基板上に高精細な金属画像を形成する。
【請求項4】イオン照射手段がコロナ放電によるイオン照射方式であることを特徴とする請求項3に記載の金属画像形成方法。
 
特開2025-016292粘着シート、光学積層体、及び画像表示装置 日東電工株式会社
【課題】高温環境下で、画像表示装置の部材間での剥がれを抑制することに適した粘着シートを提供する。
【解決手段】本発明の粘着シート1は、互いに対向する第1表面1a及び第2表面1bを有する。粘着シート1は、下記試験により求めたクリープ量が10μm以上であり、原子間力顕微鏡を用いて測定した第1表面1aの弾性率G1が1.0MPa以上である。
 試験:縦10mm×横10mmの接合面にてステンレス製試験板53に貼り付けた粘着シート1に対して、試験板53を固定した状態で500gfの荷重54を鉛直下方に加える。荷重54を加え始めてから3600秒後における試験板53に対する粘着シート1のクリープ量(ずれ量)を測定する。
【請求項8】前記表面改質処理がコロナ処理である、請求項7に記載の粘着シート。
 
特開2025-016392粘着シート、光学積層体、及び画像表示装置 日東電工株式会社
【課題】高温環境下で、画像表示装置の部材間での剥がれを抑制することに適した粘着シートを提供する。
【解決手段】本発明の粘着シート1は、互いに対向する第1表面1a及び第2表面1bを有する。粘着シート1は、下記試験により求めたクリープ量が10μm以上であり、原子間力顕微鏡を用いて測定した第1表面1aの弾性率G1が1.0MPa以上である。
 試験:縦10mm×横10mmの接合面にてステンレス製試験板53に貼り付けた粘着シート1に対して、試験板53を固定した状態で500gfの荷重54を鉛直下方に加える。荷重54を加え始めてから3600秒後における試験板53に対する粘着シート1のクリープ量(ずれ量)を測定する。
【請求項8】前記表面改質処理がコロナ処理である、請求項7に記載の粘着シート。
 
特表2025-500159コーティング転写によって微細構造化レンズをカプセル化する方法 エシロール・アンテルナシオナル
【要約】光学レンズを形成する方法であって、表面上に微細構造体を有し、その上に接着剤層がコーティングされたレンズを提供することと、剥離コーティングによってコーティングスタックの第1の表面に接着されたキャリア層を介して、コーティングスタックを接着剤層に押し付け、コーティングスタックの第2の表面を接着剤層に接触させることと、接着剤層を硬化し、剥離コーティングを介して、キャリア層をコーティングスタックの第1の表面から除去することと、を含み、接着剤層の厚さが、レンズの表面上の微細構造体の深さよりも大きい、方法。
【請求項13】前記レンズに前記表面を提供することが、前記表面に前記接着剤層を適用する前に前記表面にコロナ処理を適用することを更に含む、請求項1に記載の方法。
 
特表2025-501300廃棄物処理装置の反応器 メシチャニーノフ, ミハイル アレクサンドロビッチ    アガサロフ, ドミトリー ヤノビッチ    セルゲイブ, アントン ヴィクトロヴィッチ
【要約】本発明は固体、液体及び気体廃棄物を処理するための装置に関し、特に、本発明はプラズマ化学破壊により廃棄物を処理する装置に関する。本発明により得られた技術的効果は、住宅の固体及び/又は液体廃棄物の有機及び無機物質を破壊する反応器を実施することである。該技術的効果は、密閉空洞形式で提供される反応器により得られ、該密閉空洞は廃棄物供給装置に接続される送入口と、破壊された気体生成物を送出するための送出口とを有する。空洞の内表面を完全又は部分的に導電させ、さらに電極を反応器中に挿入する。電極は導電表面と離されて、高圧パルス源に接続される。さらに電極と空洞の導電表面との間の間隙寸法により、コロナ放電によってプラズマ流が形成される。
 
特表2025-501647生活ゴミを低温処理する方法 メシチャニーノフ, ミハイル アレクサンドロビッチ    アガサロフ, ドミトリー ヤノビッチ    セルゲイブ, アントン ヴィクトロヴィッチ
【要約】本発明は生活ゴミの管理方法に関し、特にプラズマ化学破壊の方法によりゴミを処理する方法に関する。本発明は、環境温度と同じくらいの低温処理下で生活ゴミを破壊する方法を提供することにより、技術案の範囲を広げた技術的効果を得ることを目的とする。該技術的効果は破壊方法により得られる。家庭の廃棄物は送入口から反応器中に供給され、さらに大気の空気が反応器中に進入するのを制限する。反応器は密閉空洞の形式で提供され、その内表面は完全又は部分的に導電であり、接地される。電極は反応器中に突出し、さらに該電極は接地表面と離される。電極に高圧パルスが提供される。パルスにより、電極と反応器の導電表面との間の間隙中にコロナ放電流が形成される。
 
A−2−3ストリーマ放電
特許7423023端末、方法及びコンピュータプログラム 17LIVE株式会社
【課題】ユーザエクスペリエンスを向上させるライブストリーミングにおける端末、方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】自動販売機の機能を操作するための方法であって、第1のユーザの第1のストリーミングデータを生成する工程と、当該第1のストリーミングデータをサーバに送信する工程と、第2のストリーミングデータを前記サーバから受信する工程と、当該第2のストリーミングデータを前記端末の画面上で再生する工程と、当該第1のユーザにより選択された製品の情報を受信する工程と、当該選択された製品を前記第1のユーザに提供する工程と、を含む。当該製品は、当該ユーザの好みに応じてカスタマイズすることができ、当該ユーザはより多様な方法でライブストリーマーと交流することができる。
 
特許7579612ライブストリーミングサービス提供装置および方法 ステイジ ラブス インコーポレーテッド
【課題】少数のストリーマと多数の視聴者がオンライン画像で連結されて視聴者のプライバシーを保護しながらも円滑な双方向コミュニケーションを可能にするライブストリーミングサービス提供装置および方法を提供する。
【解決手段】ライブストリーミングサービス提供装置100は、接続された端末を識別し、識別した端末別に受信するメディアを制御する受信メディア制御部、受信メディア制御部の制御が識別した端末別に許可されたメディアを受信するソースメディア受信部、ソースメディア受信部で受信したメディアを組み合わせて、識別された端末別に伝送するパーソナライズメディアを生成するパーソナライズメディア生成部およびパーソナライズメディア生成部が生成したパーソナライズメディアを識別された端末別に伝送するパーソナライズメディア送信部を含む。
 
特許7607886サーバ、方法及びコンピュータプログラム 17LIVE株式会社
【解決手段】ライブストリーミングシステムにおいて、サーバは、第1のユーザの第1のユーザ端末から贈り物アイテムの生成に関する第1の要求を受信する機能と、当該第1の要求に基づいて当該贈り物アイテムを生成する機能と、当該第1の要求の情報に基づいて当該贈り物アイテムの価値を評価する機能と、を実行し、ライブストリーマーは、カスタマイズギフトを生成するか又は視聴者を生成に招待する。
【効果】カスタマイズギフトは、視聴者との交流及びイベントなどにおいてライブストリーマーを支援することができるため、ユーザエクスペリエンスと、ライブストリーマーと視聴者間の交流を向上させることができる。
 
特許7624679サーバ、方法及びコンピュータプログラム 17LIVE株式会社
【解決手段】ライブストリーミングシステムにおいて、サーバは、ストリーマーのライブストリーミング前に、ストリーマーに対する贈り物の使用指示をユーザから受信する機能と、当該ストリーマーが当該ライブストリーミング内にいる間に、出力ユニットに当該ユーザによる当該贈り物の使用に対応するエフェクトとポイントを出力させる機能と、を実行する。
【効果】視聴者が当該ライブストリーマーを応援するための選択肢を増やすことができ、さらに、当該ライブストリーマーは、ライブストリーミングでスケジュールギフトを受け取ったときに驚きとともに喜びを感じる可能性があるため、ユーザエクスペリエンスが向上される可能性がある。
 
特開2025-003413生体電位信号の同期化のシステム及び方法 バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッド
【課題】生体電位信号を同期すること。
【解決手段】第1の非同期ユーティリティ及び第2の非同期ユーティリティによって、複数の医療デバイスからサンプリングされた第1の複数のデジタル化ECG信号及び第2の複数のデジタル化ECG信号間の同期を提供する。複数のアナログECG信号のうちの1つ、好ましくは遠距離場ECGが参照のために選択されるが、これは両方の非同期ユーティリティによってサンプリングされ、それによってそれぞれの第1のデジタル化参照ECG信号及び第2のデジタル化参照ECG信号を生成する。基準ECG信号は比較され、比較の結果は、第1の複数のデジタル化ECG信号と第2の複数のデジタル化ECG信号の同期に使用される。したがって、本発明の技術は、複数の非同期医療デバイスからの複数のデジタル化ECG信号の表示への同時同期ストリーミングを容易にする。
【請求項1】複数の医療デバイスから取得された心電図(ECG)信号の表示に、同期ストリーミングするためのシステムであって、前記システムが、少なくとも1つの第1の医療デバイス及び少なくとも1つの第2の医療デバイスのECGセンサによってそれぞれ感知された対応する第1の複数のアナログ信号及び第2の複数のアナログ信号から、第1のサンプリング・ユーティリティ及び第2のサンプリング・ユーティリティによってそれぞれサンプリングされた第1の複数のデジタル化信号及び第2の複数のデジタル化信号を受信するように適合された、シンクロナイザであって、前記第1の複数のデジタル化信号が、基準アナログ信号として選択された前記第1の複数のアナログ信号のうちのアナログ信号から、前記第1のサンプリング・ユーティリティによってサンプリングされ、基準ECGセンサとして選択された前記第1の医療デバイスのECGセンサによって感知される第1の基準デジタル化信号を含み、前記第2の複数のデジタル化信号が、前記基準アナログ信号から前記第2のサンプリング・ユーティリティによってサンプリングされ、前記第1の医療デバイスの前記基準ECGセンサによって感知される第2の基準デジタル化信号を含む、シンクロナイザを、備え、前記シンクロナイザが、前記第1のデジタル化基準信号と前記第2のデジタル化基準信号と、を比較するように適合された、比較器と、前記比較器によって実行された前記第1の基準信号と前記第2の基準信号との間の比較の結果に基づいて、前記複数の第1のデジタル化信号と前記複数の第2のデジタル化信号とを同期させるように適合されたサンプルプロセッサと、を含み、それによって、前記第1の複数のデジタル化信号及び前記第2の複数のデジタル化信号の同期信号を取得し、前記シンクロナイザが、前記表示上に表示するために、前記第1の複数のデジタル化信号及び前記第2の複数のデジタル化信号の前記同期信号に同時にストリーミングするように適合されたストリーマに関連付けられている、システム。
 
特開2025-013123端末、方法及びコンピュータプログラム 17LIVE株式会社
【課題】製品を当該ユーザの好みに応じてカスタマイズし自動販売機をさらに改善する方法を提供する。
【解決手段】自動販売機の機能を操作する方法は、ユーザがユーザ端末のユーザインターフェイスにログインするか又はゲストとして入場してライブストリーマーを選択しS502、製品を選択するS504。ユーザは、自由に製品を見ることができ、その時の気分で所望のアイテムを選ぶことができる。方法はまた、ユーザが選択した製品が既製品である場合S506いいえ、その製品の在庫があり、ユーザが購入を完了すれば、端末はユーザに製品を提供しS508、ユーザが選択した製品がカスタマイズ製品である場合S506はい、端末はユーザが特定の条件を満たすか否かを判断し、ユーザが特定の条件を満たす場合S510はい、端末はカスタマイズ製品を製造しS512、材料の在庫があり、ユーザが購入を完了すれば、端末はユーザに製品を提供するS508。
 
A−2−4除電
特開2025-010695除電装置を含む画像形成装置、その制御方法及びプログラム キヤノン株式会社
【課題】除電装置を備える画像形成装置において、除電のために印加する電圧値は、投入された印刷ジョブの画像データを印刷したシートのトナーが載る領域はトナー層が抵抗として振る舞うため、トナーの使用量やトナーが載る面積に応じて最適な印加電圧値を設定しないと、シートの貼り付きに繋がってしまう恐れがある
【解決手段】ネットワークを介して接続されるクライアントコンピュータから印刷ジョブを受信する受信手段と、前記印刷ジョブの内容に基づいて、シートに印刷処理を実行する印刷手段と、印刷された前記シートの除電処理を行う除電装置を備える画像形成装置であって、印刷ジョブのページの画像データから算出した帯電量に基づき、前記除電装置でシートに印加する電圧値を調整する調整手段と、を有することを特徴とする。
 
A−2−5帯電
特開2025-000997帯電防止用の繊維−発泡体の靴の中敷き、およびその製造方法 オーツー・パートナーズ・エルエルシー
【課題】本文書は、可撓性発泡体層と、発泡体層全体に分散し、靴の中敷きの表面を通過して延びる、すなわち表面で露出する繊維材料の帯電防止フィラメントとを含む帯電防止用の靴の中敷き、およびそのような帯電防止用の靴の中敷きの製造方法を開示している。
【解決手段】帯電防止フィラメントは、発泡体層にニードルパンチされている。帯電防止フィラメントは、ウール繊維、コットン繊維、ポリエステル繊維などの任意のフェルト繊維とブレンドされた任意の適切な帯電防止材料であり得る。
 
特開2025-001578帯電部材、帯電部材の製造方法、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】長期にわたって使用しても表面が汚染されにくく且つ外層にひび割れが発生しにくい帯電部材を提供すること。
【解決手段】帯電部材は、支持部材と弾性層と外層と最外層である保護層とを有し、保護層がシリカを含有し且つケイ素元素濃度が10atomic%以上であり、外周面の水の接触角が35度以下である。
 
特開2025-004612帯電防止剤 日本製紙株式会社
【課題】本発明は、基材にかかわらず良好な帯電防止効果を発揮でき、高い安定性を発揮できる帯電防止剤を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、分子内に、少なくとも1つの、二重結合およびカルボキシ基を有する構成単位(I)、分子内に、少なくとも1つの、二重結合および水酸基を有する構成単位(II)、及び、分子内に、少なくとも1つの、二重結合およびポリアルキレンオキサイド基を有する構成単位(III)を含む共重合体を含有する、帯電防止剤とその用途を提供する。
 
特開2025-004613帯電防止剤 日本製紙株式会社
【課題】本発明は、基材にかかわらず良好な帯電防止効果を発揮でき、高い安定性を発揮できる帯電防止剤を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、リグニンスルホン酸系化合物に由来する構成単位(I)およびアルキレンオキサイド鎖を有する芳香族系水溶性化合物を少なくとも含む芳香族系水溶性化合物に由来する構成単位(II)を含むリグニン誘導体化合物を含む、帯電防止剤とその用途を提供する。
 
特開2025-004614帯電防止剤 日本製紙株式会社
【課題】本発明は、樹脂組成にかかわらず良好な帯電防止効果を発揮できる練り込み型帯電防止剤を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、分子内に、少なくとも1つの、二重結合およびカルボキシ基を有する構成単位(I)、分子内に、少なくとも1つの、二重結合および水酸基を有する構成単位(II)、分子内に、少なくとも1つの、二重結合およびポリアルキレンオキサイド基を有する構成単位(III)を含む共重合体を含有する、樹脂用帯電防止剤を提供する。
 
特開2025-004615帯電防止剤 日本製紙株式会社
【課題】本発明は、樹脂組成にかかわらず良好な帯電防止効果を発揮できる練り込み型帯電防止剤を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、リグニンスルホン酸系化合物に由来する構成単位(I)およびアルキレンオキサイド鎖を有する芳香族系水溶性化合物を少なくとも含む芳香族系水溶性化合物に由来する構成単位(II)を含むリグニン誘導体化合物を含む、樹脂用帯電防止剤とその用途を提供する。
 
A−2−6静電気
特許7479736静電容量センサ 株式会社アトライズヨドガワ
【課題】例えば自動水栓装置などの人体の近接操作を検知する製品に静電容量センサを用いた場合に、該製品のセンサ電極が設置される設置部がセンサ電極化するのを抑制して誤作動が生じるのを抑制することを目的とする。
【解決手段】センサ電極2の静電容量変化に基づきセンサ電極2に対するユーザの近接操作を検知する静電容量センサ1であって、プラスの電荷がチャージされるセンサ電極2と、該静電容量センサ1が用いられる自動水栓装置100(製品)においてセンサ電極2が絶縁された状態で設置される水栓金具10の導水部12(センサ設置部)にセンサ電極2と同相同電位となるように電圧を印加する電圧印加手段4と、を備える。
 
特許7495562静電モータ 鈴木 数馬
【課題】静電モータにおいて、製造効率を改善し、コスト低減を図り、耐久性を改善し、静音化を図る。
【解決手段】本発明の静電モータにおいては、可動子10,30,50,70の可動側ブラシ電極13,33,53,72と固定子20,40,60,80の固定側ブラシ電極21,41,61,81とが通電可能に接触し、可動子の可動子電極14,34,54,73と固定子の固定子電極22,42,62,82とが、クーロン力を発生可能とするように隙間G1,G2,G3,G4を空けて配置された状態で、固定側ブラシ電極及び固定子電極にそれぞれ互いに対して逆電位の高電圧を印加することによって、可動子が固定子に対して移動可能になっている。
 
特許7603108保持装置および静電チャック 日本特殊陶業株式会社
【課題】接合層の熱抵抗を低減することができる技術を提供する。
【解決手段】保持装置は、以下の条件(A)〜(C)の少なくとも1つを満たすことを特徴とする。条件(A):保持部材もしくはベース部材に接触しているフィラーを含むこと。条件(B):接合層のうち保持部材との界面およびベース部材との界面から1μm以下の範囲に占めるフィラーの断面積の総和の割合を第1割合および第2割合とし、接合層のうち接合層の厚み方向における中央から保持部材の側およびベース部材の側へ接合層の厚みの30%以下の範囲に占めるフィラーの断面積の総和の割合を第3割合としたとき、第1割合を第3割合で除した値と、第2割合を第3割合で除した値と、のうち少なくとも一方は、0.5以上であること。条件(C):フィラーのうちアスペクト比が1.4以上のフィラーは、アスペクト比が1.4未満のフィラーよりも多いこと。
 
特開2025-000176窒化アルミニウム焼結体及び静電チャック 日本特殊陶業株式会社
【課題】広い温度範囲において、J−R力型の静電吸着に適した体積抵抗率が維持される窒化アルミニウム焼結体等の提供。
【解決手段】本発明の窒化アルミニウム焼結体100は、主成分である窒化アルミニウムと、希土類元素及びアルミニウムを含有する複合酸化物と、酸化マグネシウムと、を含有する窒化アルミ焼結体100であって、窒化アルミニウムの粒子2内に酸化マグネシウムが存在し、窒化アルミニウムの粒子2間の一部3に、前記複合酸化物及び酸化マグネシウムが存在し、窒化アルミニウムの粒子界面4全体に、アルミニウム、窒素元素、希土類元素、マグネシウム及び酸素元素を含む窒化アルミニウム粒子界面相が存在し、−50℃から600℃の範囲における体積抵抗率の最大値Rmaxと最小値Rminとの比(Rmax/Rmin)が100以下である。
 
特開2025-000292静電チャック部材および静電チャック装置 住友大阪セメント株式会社
【課題】ガス孔内部における異常放電を抑制可能な静電チャック装置を提供する。
【解決手段】板状試料が載置される載置面および厚さ方向に貫通するガス孔が設けられる板状の誘電体基板と、誘電体基板の内部に配置される吸着電極と、誘電体基板の内部に配置されるバイアス電極と、ガス孔を囲む導電性の筒状部材と、誘電体基板の内部において吸着電極およびバイアス電極に対して載置面側とは反対側に配置され、筒状部材の外周面から筒状部材を中心とする径方向の外側に延びる導電性のシールド層と、を備える、静電チャック部材。
 
特開2025-000587静電荷像現像用トナー 花王株式会社
【課題】転写性と帯電安定性に優れた静電荷像現像用トナー及びその製造方法に関すること。
【解決手段】結晶性ポリエステル樹脂C及び非晶質ポリエステル樹脂Aを含有する静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル樹脂Cのエステル基濃度が6.5mmol/g以上10.0mmol/g以下、融点が65℃以上105℃以下であり、前記非晶質ポリエステル樹脂Aのアルコール成分が炭素数2以上5以下の脂肪族ジオールを80モル%以上含有し、前記静電荷像現像用トナーの円形度の平均値が0.955以上0.975以下であり、円形度が0.920以上0.960以下の相対度数が30%以上40%以下であり、円形度が0.970以上0.990以下の相対度数が25%以上35%以下である、静電荷像現像用トナー及びその製造方法。
 
特開2025-002498顔料含有ポリエステル樹脂粒子、顔料含有ポリエステル樹脂粒子の製造方法、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】粗大粒子が少ない顔料含有ポリエステル樹脂粒子を提供する。
【解決手段】顔料含有ポリエステル樹脂粒子は、ポリエステル樹脂と顔料とを含有し、顔料が顔料含有ポリエステル樹脂粒子の表面に露出せず且つ顔料含有ポリエステル樹脂粒子の輪郭に内接していない。
 
特開2025-002499樹脂粒子分散液の製造方法及び静電荷像現像用トナーの製造方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】トナー製造に供する樹脂粒子分散液であって、トナー製造に要する時間を短縮しうる樹脂粒子分散液の製造方法を提供する。
【解決手段】樹脂粒子分散液の製造方法は、樹脂を乳化して樹脂粒子を形成することを有し、樹脂の酸価が5mgKOH/g以上30mgKOH/g以下であり、樹脂粒子の表面のカルボキシ基密度が1.0×10−7mol/m2以上3.0×10−6mol/m2以下である。
 
特開2025-004759静電荷像現像用トナー 花王株式会社
【課題】流動性が良好で、低温定着性、帯電性、及び耐久性に優れる静電荷像現像用トナーに関する。
【解決手段】結着樹脂として、非晶性樹脂と結晶性樹脂とを含有するトナー母粒子にゾルゲルシリカ粒子が外添されてなる静電荷像現像用トナーであって、前記非晶性樹脂が、脂肪族ジオール(a1)を80モル%以上含むアルコール成分(a)とカルボン酸成分(b)との重縮合物である非晶性ポリエステル樹脂(A)を含有し、前記アルコール成分(a)が、炭素数が3以上6以下である脂肪族ジオール(a2)を30モル%以上含み、前記結晶性樹脂が、脂肪族アルコール(c)とカルボン酸成分(d)との重縮合物である結晶性ポリエステル樹脂(C)を含有し、前記ゾルゲルシリカ粒子の一次粒子の平均粒径が、50nm以上150nm以下である、静電荷像現像用トナー。
 
特開2025-006069静電チャック装置 住友大阪セメント株式会社
【課題】基板の処理中における環状凸部の歪を抑え、基板と環状凸部との間からのガスのリークを抑えることができる静電チャック装置を提供する。
【解決手段】板状試料が載置される載置面を有する誘電体基板、及び誘電体基板の内部に配置される吸着電極を有する静電チャック部と、載置面と反対の裏面側から静電チャック部を支持し、静電チャック部の温度を調整可能な基台と、を備え、静電チャック部は、誘電体基板の上面の外周部から上方に突出し、静電チャック部の厚さ方向から見て、環状に形成された環状凸部を有し、基台は、厚さ方向から見て、少なくとも一部が環状凸部よりも径方向の内側に位置する、静電チャック装置。
 
特開2025-006960軟X線式静電除去装置 ケンブリッジフィルターコーポレーション株式会社
【課題】静電除去する対象物に多量のイオンを吹き付けることができる軟X線式静電除去装置を提供する。
【解決手段】軟X線92を発生する軟X線発生装置90と、吸気口14と軟X線92によりイオン化されたイオン化空気100を流出する出口12を有する容器10と、容器10の出口12に使用する軟X線遮蔽シート20と、軟X線遮蔽シート20と容器10とを絶縁する絶縁層50と、出口20から排出されるイオン化空気100の拡散を防止して、静電除去する対象物Wにイオン化空気100を吹き付けるノズル70であって、容器10から絶縁されるノズル70とを備える、軟X線式静電除去装置1。
 
特開2025-007510静電荷像現像用トナーの製造方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】目標とする帯電量を実現しやすい静電荷像現像用トナーの製造方法を提供する。
【解決手段】静電荷像現像用トナーの製造方法は、第一の凝集工程と第二の凝集工程と合一工程とを有し、第二の凝集工程が式(1)、式(2)及び式(3)を満足する。式(1):35≦Tc≦(Tgs−5)、式(2):10≦Ts≦Tc、式(3):0.6≦(P−P0)≦3.0、Tgsは非晶性ポリエステル樹脂粒子に含まれる非晶性ポリエステル樹脂のガラス転移温度(℃)であり、Tcは混合開始時の第一の凝集粒子を含む分散液の温度(℃)であり、Tsは混合開始時の非晶性ポリエステル樹脂粒子を含む分散液の温度(℃)であり、Pは単位体積当たりの攪拌動力(kW/m3)であり、P0は単位体積当たりの空攪拌動力(kW/m3)である。
 
特開2025-007907入浴事故検出法及び非対称静電センサー 株式会社スペシャルエフエックススタジオ
【課題】入浴者の異常を早期に発見し、浴室外に発報する浴室事故検出装置、方法及び浴槽並びにソフトウェアを提供する。
【解決手段】入浴者に起因する浴室内の変化を検出し、予め決められた時間以上その変化が無い場合は浴室内外に発報し、入浴者の異常を早期に発見する方法であって、変化を検出する手段として、入浴者が発する音や振動を検出し、プログラムが学習しても外部回線を通じてその情報を得るかAIを使って入浴者に起因する変化を判別する。検出手段、入浴者の異常判定手段、浴室外への通信手段等を、浴槽内の照明に内蔵するか又は照明器具との間に挟みこむか或いは照明器具と一体化させる。検出手段は、浴槽内の水位の変動を捉える事の出来る静電容量センサーと、他の検出手段とを組み合わせても良く、特に静電容量の変化を捉える電極の一部に浴槽内の水を使った非対称静電容量センサーは、高感度に浴槽内の水位変化を捉える事が可能である。
 
特開2025-008681静電荷像現像用トナーの製造方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】画像濃度ムラの発生を抑制し且つ熱保管性に優れる静電荷像現像用トナーを製造する製造方法を提供する。
【解決手段】静電荷像現像用トナーの製造方法は、着色剤含有ポリエステル樹脂粒子を含む材料粒子を分散媒中で凝集及び合一させてトナー粒子を得ることを含む静電荷像現像用トナーの製造方法であって、着色剤含有ポリエステル樹脂粒子の製造工程を有し、着色剤含有ポリエステル樹脂粒子の製造工程が、塩基性着色剤及びポリエステル樹脂に熱を付与しながら混合し混合物を得ることと、混合物を乳化することとを含み、着色剤含有ポリエステル樹脂粒子の製造工程における、ポリエステル樹脂の温度の時間加重平均T℃とポリエステル樹脂の温度が35℃以上100℃以下の範囲にある時間R秒とが200≦(T×lnR)≦550の関係を満たす。
 
特開2025-009685極端紫外線リソグラフィ用マスク上の静電荷の制御 インテル・コーポレーション
【課題】半導体製造のためのリソグラフィフォトマスク上の静電荷を管理するためのデバイス及びプロセスを提供する。
【解決手段】デバイスは、リソグラフィフォトマスク上の静電荷を測定するためのセンサ、及び、リソグラフィフォトマスク上の静電荷を変更するための電荷インジェクタを含む。デバイスは、リソグラフィフォトマスク用のキャリアに取り付けることが可能である。プロセスは、リソグラフィフォトマスク上の静電荷を測定する段階、静電荷が増やされるか、又は減らされるべき量を算出する段階、及び静電荷の量を変更する段階を含む。
 
特開2025-009849静電チャック TOTO株式会社
【課題】ガス穴における絶縁破壊を通気プラグによって防止しながらも、ガスの流量のバラつきを抑制することのできる静電チャックを提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100に接合された金属部材であって、ガス穴240が形成されたベースプレート200と、ガス穴240の内部に配置された通気プラグ400と、を備える。通気プラグ400は、通気性を有する多孔質のセラミックにより形成された部分、である多孔質部410と、通気性を有さない緻密なセラミックにより形成された部分であって、多孔質部410を外周側から全周に亘り囲んでいる緻密部420と、を有する。多孔質部410と緻密部420とは、セラミック以外の材料からなる接合材を間に挟むことなく、焼結により互いに一体となっている。
 
特開2025-010768表面処理ゾルゲルシリカ粒子、表面処理ゾルゲルシリカ粒子の製造方法及び静電荷像現像用トナー外添剤 信越化学工業株式会社
【課題】環境変化時の帯電変化が少なく、トナー外添剤として用いた場合、トナーに良好な印刷特性を与えることが可能な表面処理ゾルゲルシリカ粒子等の提供。
【解決手段】表面に、R2SiO3/2単位及びR43SiO1/2単位(R2及びR4は1価炭化水素基)を有する、(1)〜(7)を満たす表面処理ゾルゲルシリカ粒子。(1)動的光散乱法におけるメジアン径が50nm〜300nm(2)平均円形度が0.80〜1.0(3)屈折率が1.380〜1.420(4)真密度が1.7000g/cm3以上1.9000g/cm3未満(5)体積抵抗率が1011Ω・cm以上(6)水蒸気吸着比表面積/窒素吸着比表面積で表される比が2.00〜10.0(7)30℃/90%RHに2時間曝露した際の吸湿率が、150℃で1日間乾燥した際の乾燥時質量に対して6.0〜11質量%
 
特開2025-011049静電チャック装置及びそれを備えた基板処理装置 エーエスエム・アイピー・ホールディング・ベー・フェー
【課題】リーク電流の低減とプラズマの均一性の両立が可能な静電チャック装置を提供することである。
【解決手段】本開示の静電チャック装置は、プラズマ空間内で用いられる静電チャック装置であって、円形の被処理基板が静電吸着される円形の基板吸着領域(直径をDSとする)を上面に有するステージと、前記ステージ内に埋設され、前記基板吸着領域の直径DSよりも大きい直径DE1を有し、平面視して前記基板吸着領域の中心と同心状に配置するESC電極と、を備え、前記ESC電極に直流電圧が印加されることにより、ジョンソン・ラーベック力により前記被処理基板が前記ステージの上面に静電吸着され、前記ステージは平面視して前記基板吸着領域の外側部分に、前記直流電圧の印加時に前記外側部分からプラズマ空間へリークする電流を抑制する高抵抗リング状部を有する。
 
特開2025-011772静電チャック装置 住友大阪セメント株式会社
【課題】MMC製の基台を用いた新規な静電チャック装置を提供する。
【解決手段】セラミックス材料を材料とする静電チャック部材と、金属基複合材料を材料とする基台と、静電チャック部材と基台とを接着する接着層と、を備え、接着層は、樹脂材料と、熱伝導性フィラーとを含み、セラミックス材料と金属基複合材料との熱膨張係数の差の絶対値は、10ppm/K以下であり、接着層における熱伝導性フィラーの含有率は、50質量%以上80質量%以下である静電チャック装置。
 
特開2025-011893静電チャック、基板固定装置 新光電気工業株式会社
【課題】セラミックス製の2種類の基体を簡易な方法で積層した静電チャックを提供する。
【解決手段】本静電チャックは、第1基体と、第1接着層を介して前記第1基体上に積層された第2基体と、前記第2基体に内蔵された静電電極と、を有し、前記第1基体は、酸化アルミニウムセラミックスであり、前記第2基体は、前記第1基体よりも酸化アルミニウムの純度が高い酸化アルミニウムセラミックスである。
 
特開2025-012052静電モータ、および静電モータの製造方法 株式会社デンソー トヨタ自動車株式会社 株式会社ミライズテクノロジーズ
【課題】回転子電極50A、50Bの絶縁耐圧を向上する。
【解決手段】静電モータ2では、静電気力によって複数の回転子電極50A、50Bが複数の固定子電極60A、60Bに対して変位が可能になるように構成されている。回転子電極50A、50Bは、金属材料からなる薄膜状に形成されて外側に露出する表面を形成し、固定子電極60A、60Bとの間に静電気力を発生させるメッキ層59を備える。したがって、回転子電極50A、50Bがメッキ層59によって構成されている。このため、回転子電極50A、50Bの表面の表面粗さが小さくなる。
 
特開2025-014437静電チャックモジュール 三星電子株式会社
【課題】樹脂の耐熱温度以上で動作する静電チャックモジュールを提供する。
【解決手段】下部に冷媒を流すことができる流路を備え、上部に凹部と凹部の外周に配置された凸部を備えた基台と、基台の凹部に配置された断熱材と、断熱材上または断熱材の内部に配置された抵抗発熱体と、断熱材上及び抵抗発熱体上に配置された均熱板と、均熱板上に配置され、静電気により被処理体を吸着するための電極を備えるセラミックスプレートと、を備え、基台の凸部は、均熱板と接合されている、静電チャックモジュールが提供される。
 
特開2025-014913静電荷像現像用キャリアの製造方法、及び、静電荷像現像剤の製造方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】得られる画像の色くすみ抑制性に優れる静電荷像現像用キャリアの製造方法を提供すること。
【解決手段】混合機にて、ガラス転移温度Tgを持つ樹脂及び溶剤を含む混合液と磁性粒子とを混合し、加熱して前記溶剤を蒸発させて前記磁性粒子の表面に樹脂被覆層を形成して樹脂被覆磁性粒子を得た後、前記樹脂被覆磁性粒子を温度TAに維持した状態で解砕する工程Aと、流動層装置にて、前記工程A後の前記樹脂被覆磁性粒子を温度TBに維持した状態で流動させる工程Bと、前記工程B後の前記樹脂被覆磁性粒子を冷却する工程Cと、を有し、前記温度TA及び前記温度TBが、それぞれ独立に、前記ガラス転移温度Tg−20℃以上前記ガラス転移温度Tg+50℃以下を満たす、静電荷像現像用キャリアの製造方法。
 
特開2025-015498静電荷像現像用トナー 花王株式会社
【課題】帯電安定性と加圧保存性に優れた静電荷像現像用トナーに関すること。
【解決手段】結晶性ポリエステル樹脂C及び非晶性ポリエステル樹脂Aを含有する静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル樹脂Cがエチレングリコールを70モル%以上含有するアルコール成分と脂肪族ジカルボン酸系化合物を含むカルボン酸成分の重縮合物であり、該アルコール成分及び/又は該カルボン酸成分が1官能のモノマーを含有し、前記非晶性ポリエステル樹脂Aがアルコール成分とカルボン酸成分とポリエチレンテレフタレートとの重縮合物である、静電荷像現像用トナー。
 
特開2025-015746静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】細線再現性の高い静電荷像現像用トナーの提供。
【解決手段】個数平均粒径1μm以上の大径粒子を有するコア粒子と、非晶性樹脂を含有する2以上の樹脂層からなり前記コア粒子の表面を被覆するシェル層であって、前記2以上の樹脂層のうち最外層が前記非晶性樹脂からなる樹脂層である、シェル層と、を有するトナー粒子を含む、静電荷像現像用トナー。
 
特表2025-501349アトラクションシステムの静電蓄積をモニタするシステム及び方法 ユニバーサル シティ スタジオズ リミテッド ライアビリティ カンパニー
【要約】遊園地のアトラクションシステムが、アトラクションシステムに関連する静電蓄積をモニタするように構成されたセンサと、センサに通信可能に結合された制御システムとを含む。制御システムは、アトラクションシステムに関連する静電蓄積の量を示すデータをセンサから受け取り、アトラクションシステムに関連する静電蓄積の量を示すデータに基づいてアトラクションシステムを動作させるように構成される。
 
特表2025-502686静電気放電用途のための導電性ポリマーコーティングを有する方法およびシステム  インテグリス・インコーポレーテッド
【要約】ポリマー材料層を含む基板、および基板のポリマー材料層の少なくとも一部をコーティングする導電性ポリマーコーティング層を含む半導体処理装置であって、導電性ポリマーコーティング層が共役ポリマーを含み、導電性ポリマーコーティング層が400ng/g未満の総抽出可能金属を有し、導電性ポリマーコーティング層が、半導体処理システムに接続されたときに半導体処理装置内の静電気蓄積を放電するように構成される、半導体処理装置。
 
特表2025-502834静電スプレードライ油粉末及びその製造法 スプレイング システムズ カンパニー
【要約】油エマルション粉末を製造する方法であって、少なくとも1種の油、カプセル化剤、及び任意選択で乳化剤を含むエマルションを、150℃以下の入口温度及び100℃以下の排出温度で静電スプレードライするステップを含む、方法が提供される。
 
特表2025-503108静電チャックセラミック表面処理のための方法 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】本方法及び装置は、静電チャックのセラミック表面の適切な平坦化を確実にすることにより、静電チャックのチャッキング異常を低減する。いくつかの実施形態では、静電チャックアセンブリの上部セラミック表面を平坦化するための方法は、静電チャックアセンブリを第1の平坦化装置内に設置することと、静電チャックアセンブリの上部セラミック表面を変更することと、Saのパラメータが約0.1ミクロン未満であり、Sdrのパラメータが約2.5パーセント未満であり、Szのパラメータが上部セラミック表面の約10mm2の任意の所与の面積に対して約10ミクロン未満であり、又は1ミクロンより大きいピット多孔性深さのパラメータが上部セラミック表面の面積の約0.1パーセント未満であるときに、静電チャックアセンブリの上部セラミック表面の変更を停止させることとを含みうる。
 
特表2025-503281静電放電用組立体を伴う脚式ロボットおよびロボット脚部 エニボティクス アーゲー     ペトロリアム ナショナル ブルハド (ペトロナス)
【要約】本発明は、脚式ロボット(1001)であって、このロボットを地面(g)の上で歩行させるように適合されている第1の脚部(1)および第2の脚部(2)を備える脚式ロボット(1001)に言及する。第1の脚部(1)は、第1の静電帯電し得るロボット構成要素(100)に接続されている第1の静電放電接触部(13)と、第1の脚部(1)に沿って延在する第1の静電放電部材(12)と、第1の静電放電足(11)とを備える第1の静電放電組立体を備える。第1の静電放電組立体は、第1のロボット構成要素(100)を、第1の静電放電接触部(13)を介して、第1の静電放電部材(12)に、第1の静電放電足(11)に、および地面(g)に静電気的に放電させるように適合されている。    
 
A−2−7エレクトレット
特開2025-002005エレクトレットフィルム及び積層圧電シート 三菱ケミカル株式会社
【課題】高い圧電性を有し、かつ圧電性の面内均一性に優れたエレクトレットフィルム及び該エレクトレットフィルムと電極を積層した積層圧電シートを提供すること。
【解決手段】圧電定数d33の絶対値が40pC/N以上であり、測定面積400cm2における前記圧電定数の絶対値の変動係数が0.5以下である、エレクトレットフィルムである。  
 
A−3レナード効果・水
A−3ー1微細気泡
特許7506806チューブ状炭酸カルシウムの製造方法 株式会社TBM
【課題】有機酸や界面活性剤等の薬剤を用いることなく、効率よくチューブ状炭酸カルシウムを製造する方法を提供すること。
【解決手段】上記チューブ状炭酸カルシウムの製造方法は、長軸方向に沿って貫通孔を有するチューブ状炭酸カルシウムの製造方法であり、カルシウムを含むカルシウム含有溶液に、平均粒子径が100μm以下である二酸化炭素のファインバブルを導入し、チューブ状炭酸カルシウムを晶出させる工程を含み、前記チューブ状炭酸カルシウムを晶出させる工程では、前記カルシウム含有溶液の温度を制御する。
 
特許7525702炭酸カルシウム粒子の製造方法および炭酸カルシウム粒子の製造装置 株式会社TBM
【課題】ファインバブルを使用して炭酸カルシウムを生成する際に、ファインバブルの最適な導入時間を簡易に決定できる炭酸カルシウム粒子の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、カルシウムを含む材料溶液に、二酸化炭素を含むファインバブルを導入する工程と、前記材料溶液の電気伝導率を経時的に測定する工程と、を有し、前記測定されている電気伝導率が極小値をとった後に、前記ファインバブルの導入を停止する、炭酸カルシウム粒子の製造方法に関する。
 
特許7604023放水ノズル及びシャワーヘッド 合同会社マホロバーニーズ
【課題】発生させたファインバブルの損失を抑制して噴射させることができる放水ノズル及びシャワーヘッドを提供する。
【解決手段】本発明による放水ノズルは、内部に流路が形成された略筒状の筐体と、流路に配置された微細気泡発生機構と、流路の流出側端部に設けられた散水板と、を含み、上記微細気泡発生機構は、複数の傾斜穴を有する第1の旋回流形成板と、長手方向の中間領域に内径が小さい絞り部を含む筒状の気泡生成部材と、複数の傾斜穴を有する第2の旋回流形成板と、からなり、第2の旋回流形成板を通過した水流が散水板に直接到達するように配置されている。
 
特許7614662バブル水生成装置およびバブル水生成方法 ヤマト科学株式会社
【課題】ウルトラファインバブルを含有したUFB含有水の生成能力を簡単に向上でき、多量のUFB含有水を生成できるようにする。
【解決手段】液体41を貯留するUFB貯蔵槽200と、UFB貯蔵槽200の外部に設けられ、UFB貯蔵槽200内の液体41中に溶存する気体を気泡化するための、シリンジ102とプランジャ103とを有する注射器型の減圧加圧室100と、減圧加圧室100のプランジャ103を連続往復動作させる駆動部110と、UFB貯蔵槽200の内部に設けられ、減圧加圧室100に連動して圧力状態が切り替えられることにより、UFB貯蔵槽200内の液体41中に溶存する気体を気泡化する流路切替ジョイント部203と、を備える。
 
特開2025-000828アルツハイマー病を検出および治療する組成物および方法 マイクロヴァスキュラー ゼラピューティクス エルエルシー
【課題】アルツハイマー病、または関連する疾患及び状態の検出及び治療に有用な診断及び/または治療用リガンドで標識されたマイクロバブル及び/またはナノ液滴、ならびにそれらのエマルジョン、ならびにそれらの調製方法および使用方法を提供する。
【解決手段】ベータアミロイドまたはタウタンパク質への結合親和性を有する1つまたは複数の第1のリガンド、及びベータアミロイドまたはタウタンパク質を分解または分解以外で代謝することができる1つまたは複数の第2のリガンドに接合されているマイクロスケールの気泡及び/またはナノスケールの液滴であって、第1のリガンドは、例えば図に示す構造から選択され、第2のリガンドは、インスリン分解酵素(IDE)、ネプリライシン(NEP)、エンドセリン変換酵素(ECE)等ならびにタウ及びアミロイドベータに対する抗体からなる群より選択される酵素または抗体、あるいはそれらの断片である。
 
特開2025-002968水処理方法および水処理装置 三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社
【課題】本発明は、有機物の分解効率が良好となり、被処理水中の有機物を確実に分解できる水処理装置および水処理方法を提供する。
【解決手段】一例に係る水処理装置10Aは、被処理水W1と酸化剤とを混合することで、酸化処理水W2を得る酸化剤混合手段1と、ピーク波長が250〜300nmである単色紫外線を酸化処理水W2に照射することで、紫外線処理水W3を得る紫外線照射手段3と、酸化処理水W2を紫外線照射手段3に供給する酸化処理水供給配管L2と、二酸化炭素含有量が50体積%以上である微細気泡と酸化処理水W2とを混合するための微細気泡供給手段5と、を備える。
 
特開2025-003040基板処理方法、及び基板処理装置 株式会社SCREENホールディングス
【課題】基板から効率よく異物を除去できる基板処理方法及び基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板処理方法は、チャンバ2内に収容されている処理槽22内の第1処理液に基板Wを浸漬させる浸漬工程(ステップS11a)と、処理槽22内の第1処理液からチャンバ2内の雰囲気に基板Wを露出させる露出工程(ステップS12a)と、チャンバ2内を減圧して、チャンバ2内の雰囲気に露出させた基板Wの表面を覆う第1処理液の液膜に含有されている微細気泡を圧壊する圧壊工程(ステップS13a)と、圧壊工程の後に、チャンバ2内を減圧して基板Wを乾燥させる乾燥工程(ステップS23a)と含む。
 
特開2025-003527洗浄方法 東芝ライフスタイル株式会社
【課題】便器内を洗浄する。
【解決手段】洗浄方法は、水道から便器内に水道水を供給するための給水経路の途中に設けられた微細気泡発生器に水道水を通し、粒子径500nm以下の微細気泡を1mlあたり1×10^5個以上含み、かつ粒子径500nm以下の微細気泡の数に占める粒子径100nm±30nmの範囲内の微細気泡の数の割合が50%以上となっている微細気泡水を便器内に供給して便器内を洗浄する。
 
特開2025-004482液体浄化方法、および、液体浄化システム キヤノン株式会社
【課題】大きなコストをかけることなく高効率に液体を浄化する処理対象の液体を浄化する液体浄化方法および液体浄化方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明における液体浄化方法は、第1の容器と該第1の容器の内部に処理対象の液体を準備する工程と、前記液体中に配された超音波振動子を発振させることにより、前記液体の液面より上方に前記液体の微小液滴を発生させる発生工程と、前記微小液滴をオゾンと接触させることにより、前記液体を浄化させる浄化工程と、を備える。
【請求項3】前記微小液滴が20μm以下のファインバブルを含有する請求項1または2に記載の液体浄化方法。
【請求項4】前記ファインバブルは、1μm以下のウルトラファインバブルを含むことを特徴とする請求項3に記載の液体浄化方法。
【請求項5】前記20μm以下のファインバブルに占める前記ウルトラファインバブルの個数割合が99%以上であることを特徴とする請求項4に記載の液体浄化方法。
 
特開2025-006051電極ペーストの製造方法及び電極の製造方法 本田技研工業株式会社
【課題】触媒材料のアイオノマーへの吸着性と、アイオノマーの分散性とを両立でき、電極性能を改善できる、電極ペーストの製造方法及び電極の製造方法を提供する。
【解決手段】電極ペーストの製造方法は、アイオノマーと、前記アイオノマーを分散させる分散材と、アルコール及び水を含む第1溶媒と、を混合して第1原料ペーストを調整する第1工程と、触媒材料と、前記触媒材料を破砕する研磨材と、水を含む第2溶媒と、を混合して第2原料ペーストを調整する第2工程と、前記第1原料ペーストと前記第2原料ペーストとを混合して電極ペーストを調整する本攪拌工程と、を有する。第1溶媒及び第2溶媒には、直径1μm未満の気泡を含むウルトラファインバブル水が含まれる。
 
特開2025-006741流体処理装置、マイクロバブル発生装置およびシャワーヘッド  国立大学法人 筑波大学  株式会社 MTG
【課題】ベンチュリー管を有する流体処理装置において流体の処理効率を十分に向上させる。
【解決手段】流体処理装置は、喉部を有するベンチュリー管と、旋回流発生部とを備える。旋回流発生部は、ベンチュリー管の上流側に配置され、供給される流体に、喉部における軸方向の流速uに対する旋回方向の流速vの比(v/u)が1未満である旋回流を発生させる。
【請求項9】請求項1に記載の流体処理装置を有するマイクロバブル発生装置。
【請求項10】請求項9に記載のマイクロバブル発生装置を備えるシャワーヘッド。
 
特開2025-007520微細気泡発生板 株式会社ナノバブル研究所
【課題】本発明はナノレベルの微細気泡を発生させる微細気泡発生板に関する。
【解決手段】表面に複数凸部が形成された微細気泡発生面を備える微細気泡発生板であって、相隣り合う第1、第2の上記凸部の断面形状は、上記第1の凸部の凸頂部と凸底部を結んで形成される直線の第1の中間位置と上記凸頂部との間隔をW1とし、上記第2の凸部の凸頂部と凸底部を結んで形成される直線の第2の中間位置と上記凸頂部との間隔をW2とし、上記第1、第2の中間位置との間隔をDとしたとき、D≧W1+W2なる関係を有する複数の凸部を備えた微細気泡発生板を提供することによって達成できる。
 
特開2025-009144基板処理システムおよび減圧構造体 株式会社荏原製作所
【課題】供給ラインの途中にサイズの大きなバブルを発生させることなく、過飽和な溶存気体量を有するガス溶解液を供給することができる基板処理システムが提供される。
【解決手段】基板処理システムSPは、バブル発生装置BGの動作を制御する制御装置30を備えている。制御装置30は、ガス溶解液生成装置MBに供給される気体の圧力Gpがガス溶解液生成装置MBに供給される液体の圧力Lpよりも小さくなるように、圧力レギュレータPRおよび昇圧ポンプBPのうちの少なくとも1つを制御する。
【請求項1】基板を処理する基板処理モジュールと、前記基板処理モジュールに供給されるガス溶解液からバブルを発生させるバブル発生装置と、前記バブル発生装置の動作を制御する制御装置と、を備え、前記基板処理モジュールは、前記ガス溶解液を供給する供給ノズルを備えており、前記バブル発生装置は、前記供給ノズルに接続された供給ラインと、前記供給ラインを流れる液体を昇圧する昇圧ポンプと、前記供給ラインを流れる液体に気体を過飽和状態まで溶解させるガス溶解液生成装置と、前記ガス溶解液生成装置に供給される気体の圧力を調整する圧力レギュレータと、前記ガス溶解液生成装置によって生成されたガス溶解液からウルトラファインバブルを発生させる減圧構造体と、を備えており、前記制御装置は、前記ガス溶解液生成装置に供給される気体の圧力が前記ガス溶解液生成装置に供給される液体の圧力よりも小さくなるように、前記圧力レギュレータおよび前記昇圧ポンプのうちの少なくとも1つを制御する、基板処理システム。
 
特開2025-009283浄水器、及び、水栓 トクラス株式会社
【課題】原水供給部の工事を行わなくてもマイクロバブルを含む浄水を吐出可能な技術を提供する。
【解決手段】浄水器1は、本体100、濾材部200、及び、マイクロバブル発生部300を備える。本体100は、原水FL1の流入口101、少なくとも浄水FL2を吐出させる吐水口102、及び、流入口101から吐水口102に繋がる流路103を有する。濾材部200は、流路103に対して交換可能に設けられ、原水FL1が流入して浄水FL2が流出する部分である。マイクロバブル発生部300は、流路103に対して交換可能に設けられ、吐水口102から吐出される浄水FL2にマイクロバブルMBを混入させることが可能である。また、マイクロバブル発生部300は、流路103において濾材部200から流出した浄水FL2が吐水口102まで流れる流出流路70に設けられてもよい。
 
特開2025-010720トナーの製造方法 キヤノン株式会社
【課題】結着樹脂に対し被分散体をより高度に微分散させることのできるトナーの製造方法。
【解決手段】トナーの製造方法であって、該トナーの製造方法は、結着樹脂及び該結着樹脂に対する被分散体を含有する混合物Aを溶融混練して、混練物を得る溶融混練工程を有し、該混合物Aが、該結着樹脂及び該被分散体の合計100.0質量部に対して、1.0〜10.0質量部の水を含有しており、該混合物Aに含まれる該水は、粒子径1000nm以下のウルトラファインバブルを含む気泡を含有し、該混合物Aに含まれる該水が、該ウルトラファインバブルを1.0×104個/mL以上含有する。
 
特開2025-012601加湿装置 アズビル株式会社
【課題】加湿性能を維持あるいは向上することが可能な加湿装置を提供する。
【解決手段】加湿装置1は、水平方向に対して傾斜して延在する面を有し、当該面の少なくとも一部に親水性の部分211を有する平面部21と、微細気泡を含む水を生成する微細気泡含有水生成部9と、微細気泡含有水生成部9により生成された微細気泡を含む水を、平面部21の親水性の部分211に供給する給水部3と、平面部21に対向して配置され、給水部3により供給された水により平面部21の親水性の部分211に形成された液膜202の少なくとも一部にあたる空気を送出する空気供給部4と、液膜202の少なくとも一部にあたった空気を排出する空気排出部6と、を備えた。
 
特開2025-014367風味が改善された糖質の製造方法 昭和産業株式会社
【課題】澱粉および/または澱粉分解物から選択される糖質を製造するにあたり、従来よりも異味・異臭の発生が少ない糖質の製造方法、この製造方法により得られた糖質、糖質含有食品、糖質の風味改善方法を提供すること
【解決手段】澱粉および/または澱粉分解物からなる群から選択される糖質の製造方法であって、糖質および/または糖質の原料が溶解および/または分散している液体をバブリングするバブリング工程を含むことを特徴とする、風味が改善された糖質の製造方法である。これによれば、原料に由来する異味・異臭が低減され、風味が改善された糖質を得ることができる。したがって、この糖質を含む糖質含有食品についても、糖質の原料に由来する異味・異臭が低減された、風味が改善されたものとなる。また、糖質の製造方法で得られた糖質、糖質含有食品、および糖質の風味改善方法を提供する。
【請求項3】前記バブリング工程で吹き込まれた気泡がファインバブルであることを特徴とする請求項1に記載の糖質の製造方法。
 
特開2025-015425食品洗浄機およびマイクロバブル噴流生成器 株式会社タイガーカワシマ
【課題】被洗浄食品を効果的に洗浄することが可能な食品洗浄機を提供する。
【解決手段】食品洗浄機は、洗浄水を貯めて食品を洗浄する洗浄水槽1と、被洗浄食品に対してマイクロバブルを含む噴流水を噴射する複数のエジェクタ10と、各エジェクタにエアが混入したエア混入水を圧送する吐出用ポンプ20と、吐出用ポンプの吸込配管からのエアの吸入量を調整する吸気調整弁24Aとを備え、エジェクタは、マイクロバブルを含む噴流水を噴射させる中空短管状のノズル本体と、ノズル本体内に形成された吐出用ポンプからの水を吐出する絞り部と、絞り部と噴射口との間に位置して洗浄水槽内の水を取り入れる開口部とを備える。当該食品洗浄機において、吐出用ポンプによって各エジェクタからエア混入水を絞り部を通して噴射することにより、エア混入水に混入したエアをマイクロバブル化しつつ絞り部によるベンチュリー効果によって噴流水として噴射する。
 
特表2025-501519ポリサルコシン−ビタミンE誘導体 ポリペプチド セラピューティック ソリューションズ,エス.エル.
【要約】本発明は、ビタミンEベース部分に直接またはリンカーを介して共有結合的に結合されている、繰り返しサルコシンをベースとする単位を含むポリマー、それらの許容される塩、立体異性体および混合物ならびにこれらのポリマーを含む式(II)の複合体に関する。許容される賦形剤または担体と共に本ポリマーおよび/または式(II)の複合体を含む栄養補助食品、医薬、診断および化粧品組成物ならびに本ポリマーおよび/または式(II)の複合体および任意に自己組織化粒子内にカプセル化された薬剤を含む自己組織化粒子も提供する。本発明は、ポリサルコシン−ビタミンE誘導体および/またはそれらの複合体の医薬および診断における使用ならびに可溶化剤、吸収および浸透促進剤、乳化剤または表面安定化剤としての使用にも関する。
【請求項11】ミセル、逆ミセル、平面二重層、結晶ナノ粒子、リポソーム、マイクロバブルおよび脂質ナノ粒子からなる群から選択される、請求項10に記載の自己組織化ナノ粒子。
 
特表2025-501750飼料効率を改善するための乳酸菌の使用 フォンテラ コ−オペレイティブ グループ リミティド
【要約】本発明は、飼料効率を高め、成長及び/又は生産性を増強し、反芻動物の体重又は体組成を改善し、及び/又は反芻動物における乳生産を高め、反芻動物の前胃におけるメタン生成細菌及び/又は古細菌の成長を阻害し、第一胃微生物叢がメタンを生産する能力を低下させ、反芻動物によるメタン排出を低下させ、及び/又は反芻動物の温室効果ガス排出フットプリントを低下させるためのプロバイオティック細菌又はその派生体の株の使用に関する。反芻動物飼料組成物もまた提供される。
【請求項12】L.rhamnosus FNZ118又はその派生体が、食品、飲料、食品添加物、飲料添加物、動物飼料、動物飼料添加物、動物飼料添加物、動物飼料サプリメント、栄養補助食品、担体、ビタミン又はミネラルプレミックス、栄養製品、経腸栄養製品、可溶性、サプリメント、医薬品、舐めブロック、ドレンチ、錠剤、カプセル、ペレット、ボーラス又は第一胃内製品である組成物で投与されるか、又はL.rhamnosus FNZ129が、例えば、リポソーム、マイクロバブル、マイクロ粒子又はマイクロカプセルにカプセル化される、請求項10又は11に記載の方法。
 
特表2025-502042脳深部回路のモデュレーションのためのシステムおよび方法 ユニバーシティ オブ ユタ リサーチ ファウンデーション
【要約】各個人の頭部による超音波の減衰および位相分散を補償するために超音波を使用しながら、脳に治療用超音波を適用するためのシステムおよび方法。補償は、ターゲットに決定論的な超音波強度を供給する。補償は、相対的な超音波透過測定に基づいており、この測定は、頭部の片側に超音波エミッタのセットを、反対側にレシーバのセットを使用して行われる。測定は、頭部がない状態およびある状態で行われる。これらの測定の差に基づいて、超音波のセットは、頭蓋および頭皮を通って頭部内へと通過する超音波によって引き起こされる減衰および位相分散を補償するために調整される。調整された超音波のセットは、決定論的目標超音波強度をターゲット位置に提供する。この決定論的な供給は、安全で効果的な超音波ニューロモデュレーション、ナノ粒子キャリアからの安全で効果的な局所的薬物放出、ならびに血液脳関門を越えて薬物、遺伝子および幹細胞を送達するための、マイクロバブルを用いた安全で効果的な血液脳関門の破壊を可能にする。
 
特表2025-502713メタン生産菌の増殖を阻害し、メタン排出を減少させるための乳酸菌の使用 フォンテラ コ−オペレイティブ グループ リミティド
【要約】本発明は、反芻動物及び/又は単胃動物などの動物の体重又は体組成を改善するため、飼料効率、成長、生産性、及び/又は乳汁又は肉の収量を改善するため、及び/又は動物の消化管におけるメタン生産細菌及び/又は古細菌の成長を阻害するため、第一胃及び/又は胃腸微生物叢のメタン生産能力を低減するため、動物によるメタン放出を減少するため、微生物を動物に送達するため、及び/又は動物の温室効果ガス放出フットプリントを減少するための乳酸菌株の使用に関する。動物飼料組成物も提供される。
【請求項14】L.rhamnosus FNZ129又はその派生体が、食品、飲料、食品添加物、飲料添加物、動物飼料、動物飼料添加物、動物飼料添加物、動物飼料サプリメント、栄養補助食品、担体、ビタミン又はミネラルプレミックス、栄養製品、経腸栄養製品、可溶性、スラリー、サプリメント、医薬品、舐めブロック、ドレンチ、錠剤、カプセル、ペレット、ボーラス、又はルーメン内製品である組成物で投与されるか、又はL.rhamnosus FNZ129が、例えば、リポソーム、マイクロバブル、マイクロ粒子又はマイクロカプセルにカプセル化される、請求項11〜13のいずれか1項に記載の方法。
 
実登3249775燃料タンク 安斎 聡
【課題】貯留された炭化水素を含む燃料に対し微細気泡を混入させることができる燃料タンクを提供する。
【解決手段】燃料を貯留する貯留部11と、貯留部11の上部に設けられた開口部12と、貯留部11内の燃料に微細気泡を放出する微細気泡発生装置13と、を備える燃料タンク10であって、微細気泡発生装置13は、貯留部11へ気体を圧送するための圧縮装置14と、圧縮装置14から圧送される気体を貯留部11内へ通すための送気管16と、送気管16に連結され圧縮装置14により圧送された気体を微細気泡として貯留部11内の液体へ放出する気泡発生媒体24とを備え、送気管16は、開口部12から貯留部11内へ挿入され、気泡発生媒体24は、微細な孔を有する。
 
A−3−2霧
A−3−2−1ミスト、サウナ 
特許7412051サウナハット 株式会社K設計
【課題】断熱性に優れており、かつデザインの自由度を有するサウナハットを提供する。
【解決手段】サウナで頭部に着用する帽体を有するサウナハットであって、前記帽体の外側表面の少なくとも一部を構成する最外層と、前記帽体の内側表面の少なくとも一部を構成する最内層と、前記最外層と前記最内層の間に配置される発泡樹脂層と、前記発泡樹脂層における前記最外層側および前記最内層側の少なくとも一方の表面を被覆する金属層と、を有する。
 
A−4オゾン
特開2025-009322オゾン放出方法、オゾン放出装置および部屋 三菱電機株式会社
【課題】オゾンを適切に拡散させることができるオゾン放出方法を得ること。
【解決手段】オゾンを気流に随伴させて放出するオゾン放出装置である空間除菌装置1におけるオゾン放出方法であって、空間除菌装置1が、オゾン放出対象空間である除菌対象空間12の体積および形状に基づいて決定された配置可能領域22に配置される配置工程と、配置工程で配置された空間除菌装置1が、除菌対象空間12にオゾンを放出する放出工程と、を備える。
 
特開2025-012151オゾン発生用放電管 安斎 聡
【課題】石英三重管構造のオゾン発生用放電管において、三重管の一部が破損した場合であっても、部品の置換が可能となり、メンテナンスが容易となるオゾン発生用放電管を提供する。
【解決手段】オゾン発生用放電管1は、電圧を空隙部に負荷してオゾンを発生させる無声放電式のオゾン発生用放電管1であって、軸心を共通として配置された内側石英管2、中央石英管3、及び外側管4を少なくとも有し、中央石英管3と外側管4との間隙に外側冷却水通路22を設け、中央石英管3と内側石英管2との間隙に、オゾン発生用気体通路25を設け、内側石英管2の内部空間2b内に、内側冷却水通路21を設け、内側石英管2、中央石英管3、及び外側管4の両端部を固定するキャップ部材5を設け、内側石英管2の内部空間2b内に、軸心を共通として配置されたシャフト部材6を設け、シャフト部材6の両端に、キャップ部材5を固定する。
 
A−5プラズマ
特許7614671低温プラズマ技術による魚すり身のすすぎ液からのタンパク質の回収方法 江▲蘇▼大学
【課題】本発明は、食品の技術分野に属し、具体的に低温プラズマ技術による魚すり身のすすぎ液からのタンパク質の回収方法に関する。
【解決手段】まず、魚肉を取り、切り混ぜて魚すり身を得て、魚すり身を水に加えて混合してすすぎ、遠心分離して得られた上澄みが魚すり身のすすぎ液であり、プラズマ装置の入力電力を300〜800Wに調整し、プラズマ装置のガンヘッドを魚すり身のすすぎ液の液面より下に置き、電源を入れ、空気をガス源としてプラズマを励起し、プラズマを魚すり身のすすぎ液に均一に作用させ、処理時間は2〜6minであり、処理されたすすぎ液を10℃以下の環境の下に静置した後、遠心分離して沈殿物を得ることにより、魚すり身のすすぎ液からのタンパク質の回収を実現する。本発明は、低温プラズマにより魚すり身のすすぎ液を処理し、タンパク質の回収率を向上させ、タンパクを回収するプロセスを短縮すると共に、回収中の二次汚染を回避し、幅広い応用の見通しを持っている。
 
特開2025-001296プラズマ処理装置 株式会社ダイヘン
【課題】フィン部材の損傷を低減することが可能なプラズマ処理装置を提供すること。
【解決手段】プラズマ処理装置1は、内側電極100と、電極保持体200と、外側電極300と、内側電極及び電極保持体を包囲する絶縁部材400と、絶縁部材の内側に供給された処理ガスを旋回させることによって内側電極まわりの旋回流を形成するためのフィン部材500と、プラズマ化した旋回流を吹出すノズル600と、を備える。絶縁部材400は、直接又は間接的に外側電極300に固定されており、フィン部材500は、内側電極100から離間した状態で電極保持体200に固定されており、かつ、絶縁部材400の内周面に接している。
 
特開2025-002105プラズマ処理装置 キオクシア株式会社
【課題】エッジリングの摩耗による影響を低減できるプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】一つの実施形態によれば、ステージとエッジリングと駆動機構とプラズマ発生部とを有するプラズマ処理装置が提供される。ステージは、処理室内に配される。ステージは、主面を有する。主面には、基板が載置される。エッジリングは、処理室内に配される。エッジリングは、主面に垂直な方向から見た場合に主面を囲む。駆動機構は、主面に沿った方向にエッジリングを駆動可能である。プラズマ発生部は、処理室における主面に近接する空間にプラズマを発生可能である。
 
特開2025-003930切断プラズマを生成し得る電気外科用器具を制御するための方法、及び対応する電気外科用発電機 オリンパス・ヴィンター・ウント・イベ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
【課題】動作中に、組織において、その組織を切断又は気化させるための切断プラズマを生成し得る電気外科用器具を制御するための方法を提供する。
【解決手段】電気外科用発電機が、基本的に正弦波である電圧信号を生成し、電圧信号が、電気外科用器具に印加され、電圧信号を電気外科用器具に印加すると、切断プラズマを供給し得る動作電流信号がもたらされ、動作電流信号が、基本周波数を有する正弦波である線形電流成分と、基本周波数を有さない非線形電流成分であって、特に、非正弦波である、及び/又は過渡的な性質である、非線形電流成分と、を含み、動作電流信号が、切断プラズマを制御するために非線形電流成分に応じて制御される、方法。
 
特開2025-004083プラズマ処理装置 株式会社日立ハイテク
【課題】マルチゾーンのヒータ層(ヒータ線)の電極を安全、低コスト、かつ、容易に作るプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置は、処理室、その上面にウエハが載置される円筒形の試料台、試料台の円板形状を有した基材の上面を覆う誘電体製の膜の内部に配置され、夫々が矩形形状を有する複数の領域CH1〜4の各々に配置された複数の膜状のヒータ801を備えた第1のヒータ層及び領域の下方の基材の内部に配置された複数の温度センサを備え、複数の領域は、半導体回路パターンに対応して配置されたものであって、矩形形状の1つの辺同士を隣接する領域と向かい合わせて配置された4つの領域を含み、膜状のヒータを1つの集合として、各々の一箇所に電気的に接続され直流電源からの電力を供給する4つの給電経路601及び各々の膜状のヒータの別の箇所に電気的に接続され電力が直流電源に帰還する1つの戻り経路701と、を備える。
 
特開2025-004101プラズマ表面除菌剤とその方法 アルファテック インタナショナル リミテッド
【課題】除菌される表面上またはその上に直接プラズマを発生させるプロセスを提供する。この目的のためのプラズマレールデバイス提供する。
【解決手段】本発明のプラズマレールデバイスは、表面処理、具体的には表面の除菌のために、表面のすぐ近くまたは表面のわずか上でプラズマを発生させる新規の方法およびデバイスである。デバイスは概して、フレームによって一緒に保持された一対の電極を含む。デバイスの特徴は、処理中表面に向けて近接して電極を保持し配置するためのファンである。電極で囲まれた空間に放電を発生させ、処理対象の表面およびその上にプラズマを発生させることで、デバイスを処理中対象物の外側に配置させ得る。
 
特開2025-004200プラズマチャンバ内で使用するためのリング構造およびシステム ラム リサーチ コーポレーション
【課題】エッジリングをサポートリングに固着するためのシステムおよび方法を説明する。
【解決手段】システム900において、エッジリング924は、エッジリングの底面に挿入される複数の締結具を介してサポートリング112に固着される。エッジリングをサポートリングに固着することにより、プラズマチャンバ内での基板の処理中にエッジリングが安定する。加えて、プラズマチャンバの絶縁体壁230に接続された絶縁体リング106にサポートリングが固着されるため、エッジリングをサポートリングに固着することにより、エッジリングがプラズマチャンバに固着される。さらに、サポートリングおよびエッジリングは、基板の処理中に1つまたは複数のクラスプ機構920Aを使用して垂直に引き下げられ、また、プラズマチャンバからエッジリング及びサポートリングを取り外すためクラスプ機構を使用して垂直に押し上げられる。
 
特開2025-004870基板支持器及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】チルト制御性と基板周方向のプラズマ密度の均一性を両立する基板支持器を提供する。
【解決手段】基板を支持する基板支持面とエッジリングを支持するリング支持面を有する基板支持器であって、静電チャックを備え、前記静電チャックは、第1のバイアス電極と第2のバイアス電極を備え、前記第1のバイアス電極は、少なくとも一部が前記基板支持面の下方に設けられ、前記第2のバイアス電極は、少なくとも一部が前記リング支持面の下方に設けられ、前記第1のバイアス電極と前記第2のバイアス電極は、前記基板支持面の外方であって前記リング支持面の下方の少なくとも一部の領域において平面視で重なる。
 
特開2025-004964バッフル板、およびプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】ガスを円滑に流通させながら、プラズマのリークを抑制できる技術を提供する。
【解決手段】バッフル板は、プラズマ処理チャンバの内部において基板を支持する基板支持部の周囲に設けられる。バッフル板は、導電性を有する基材と、基材の厚み方向に貫通する複数の貫通孔と、を備える。複数の貫通孔は、平面視で三角形状に形成され、基板支持部の外縁に対して垂直でありかつ当該複数の貫通孔毎の重心を通る複数の仮想線を引いた場合に、複数の仮想線に重なる仮想線上頂角をそれぞれ有する。そして、複数の貫通孔は、仮想線上頂角が基板支持部の外縁に最も近接した第1貫通孔と、仮想線上頂角が基板支持部の外縁から最も離れた第2貫通孔と、を基材の周方向に沿って交互に繰り返している。
 
特開2025-005591プラズマ処理装置 コミヤマエレクトロン株式会社
【課題】フッ素樹脂基材が立体形状であっても、フッ素樹脂基材の表面の改質を効率良く行うことが可能なプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】プラズマを発生させ、該プラズマによって表面の少なくとも一部の断面形状が位置によって変化する立体形状に形成された物フッ素樹脂基材である基材1の表面を改質するプラズマ処理装置10であって、基材1を収容する収容部としての真空チャンバ11と、この真空チャンバ11の内部の気体をプラズマ化して該プラズマをプラズマ照射部12aから照射するプラズマ発生部12と、プラズマ照射部12aから照射されるプラズマの照射方向に配置された基材1の後方に配置されて所定の電圧が印加される電極13と、を備え、電極13が立体形状に形成されている。
 
特開2025-005688基板処理方法及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】シーズニングに用いるダミー基板をクリーニングする技術を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置における基板処理方法が提供される。プラズマ処理装置は、チャンバと、チャンバ内に設けられており、基板が配置される載置領域を有する基板支持部とを備える。基板処理方法は、(a)ダミー基板を用いてシーズニングを行う工程と(b)チャンバ内をクリーニングする工程とを含む。(b)は、(b1)載置領域から離隔した位置において、載置領域に対向するようにダミー基板を保持する工程と、(b2)離隔した位置でダミー基板が保持された状態で、チャンバ内において、第2の処理ガスから第2のプラズマを生成して、少なくとも載置領域の周囲を含む領域とダミー基板とをクリーニングする工程とを含む。
 
特開2025-006191プラズマ照射下の対象物の温度測定方法 国立大学法人 岡山大学
【課題】プラズマ照射下の対象物の温度を測定できる技術を提供すること。
【解決手段】対象物の温度を無機蛍光粒子の光検出磁気共鳴に基づいて測定する方法であって、(a)プラズマ照射下の対象物の近傍に配置された無機蛍光粒子及び/又は前記対象物が保持する無機蛍光粒子に互いに異なる周波数の複数種のマイクロ波を照射する工程、(b)各種マイクロ波照射時の無機蛍光粒子の蛍光強度それぞれ別々の光子数カウンタで測定する工程、(c)得られた蛍光強度又は前記蛍光強度に基づく値に基づいて、対象物の温度を算出する工程を含む、方法。
 
特開2025-008162セラミックス焼結体、および、プラズマ発生用電極 日本特殊陶業株式会社
【課題】セラミックス焼結体において、耐酸化性を向上させる技術を提供する。
【解決手段】セラミックス焼結体は、チタン(Ti)、バナジウム(V)、ジルコニウム(Zr)、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)、および、タングステン(W)から選択される5種または6種の元素からなる第1特定元素と、イットリウム(Y)およびアルミニウム(Al)から選択される1種の元素からなる第2特定元素と、炭素元素(C)と、を含み、セラミックス焼結体に含まれる、第1特定元素と第2特定元素と炭素元素の合計は、98at%以上であり、セラミックス焼結体に含まれる第2特定元素は、3000atppm以下であり、セラミックス焼結体に含まれる炭素は、45at%以上55at%以下であり、第1特定元素が固溶した単相組織を有する。
 
特開2025-008539プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】タクトタイムの増大を回避しつつ基板の損傷を抑制する。
【解決手段】プラズマ処理装置10は、減圧状態のチャンバ21内で基板90のプラズマ処理を行うと共に、大気開放状態のチャンバ21に対して基板90の搬出入が行われる、プラズマ処理部20と、プラズマ処理部20によるプラズマ処理が行われた後の基板90を収容する複数のスロット32を有する基板回収部30と、大気開放状態のチャンバ21から基板回収部30へ基板90を搬出する搬出機構40と、基板回収部30において基板90を収容していない空きスロット32Aを検出する検出部70と、検出部70を制御する制御部80と、を備える。制御部80は、プラズマ処理部20において第1基板90Aに対するプラズマ処理が行われている間に、検出部70に、第1基板90Aを収容するための空きスロット32Aの有無を確認する確認動作を実施させる。
 
特開2025-008763プラズマ源及びスイッチ装置 株式会社東芝  東芝エネルギーシステムズ株式会社
【課題】高効率のプラズマ源及びスイッチ装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、プラズマ源110は、容器50と、複数の磁石60と、を含む。容器は、筒状部55、第1面状部51及び第2面状部52を含む。筒状部は、第1方向D1に沿って延びる。筒状部は第1側部55a及び第2側部55bを含む。第1側部から第2側部への方向は第1方向に沿う。第1面状部は、第1側部と接続される。第1面状部は、複数の凸部51Pと、第1ベース部51Bと、対向面と、を含む。複数の凸部は、第1ベース部を基準にして、容器の外方向に突出する。第2面状部は、第2側部と接続される。筒状部、第1面状部及び第2面状部で囲まれた空間は密閉可能である。対向面は、第2面状部に対向し、複数の凸部に対応して後退する。複数の磁石は環状である。複数の磁石の1つは、複数の凸部の1つの周りに設けられる。
 
特開2025-009334プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理装置の共振器における共振周波数を調整する技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置は、チャンバ、基板支持部、励起電極、放出部、及び共振器を備える。チャンバは、その内部において処理空間を提供する。基板支持部は、処理空間内に設けられている。励起電極は、基板支持部の上方に設けられている。放出部は、励起電極の下のプラズマ生成空間に電磁波を放出するように設けられている。共振器は、励起電極上に設けられており、放出部と電磁的に結合されている。共振器は、その第1端と第2端との間で複数の折り返し部を含む導波路を有し、導波路を伝搬する電磁波の共振周波数の調整部材を導波路内に有する。
 
特開2025-009358プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】基板の処理中に基板面上のプラズマの分布を均一化する。
【解決手段】チャンバと、チャンバ内に配置され、基板が載置される載置部と、チャンバ内にプラズマを発生させるプラズマ生成部と、チャンバ内にプラズマの原料ガスを供給するガス供給部と、チャンバ内におけるプラズマの分布に関する分布情報を測定して出力する測定部と、基板に対する単位処理を繰り返すように、プラズマ生成部およびガス供給部を制御する制御部と、単位処理の条件を含むプロセス条件を記憶する記憶部と、プロセス条件を変更する変更部と、を備え、測定部は、N回目(Nは整数)の単位処理(N)における分布情報(N)を測定し、変更部は、分布情報(N)が所定条件を満たすときに、M回目(Mは(N+1)以上の任意の整数)の単位処理(M)におけるプロセス条件を変更する、プラズマ処理装置。
 
特開2025-009373プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理装置の励起電極から共振器を経由する熱伝導を抑制し、且つ、電流損失を抑制する技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置は、チャンバ、基板支持部、励起電極、放出部、及び共振器を備える。基板支持部は、チャンバの処理空間内に設けられている。励起電極は、基板支持部の上方に設けられている。放出部は、励起電極の下のプラズマ生成空間に電磁波を放出する。共振器は、励起電極上に設けられており、放出部と電磁的に結合されている。共振器の導波路を画成する導体部は、導波路の一端から共振器内の電磁波の管内波長の1/4の位置を含む第1部分において第1導体から形成され、第1部分以外の第2部分において第2導体から形成されている。第1導体の熱伝導率は、第2導体の熱伝導率よりも低い。
 
特開2025-009374プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理装置の共振器のQ値を調整する技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置は、チャンバ、基板支持部、励起電極、放出部、及び共振器を備える。基板支持部は、チャンバ内に設けられている。励起電極は、基板支持部の上方に設けられている。放出部は、励起電極の下のプラズマ生成空間に電磁波を放出するように設けられている。放出部は、プラズマ生成空間を囲むように励起電極の中心軸線に対して周方向に延在する。共振器は、励起電極上に設けられている。共振器は、第1端及び第2端並びに複数のスロットを含む。複数のスロットは、第2端に沿って且つ周方向に沿って配列されており、且つ、共振器内の電磁波がそれらから放出部に供給されるように設けられている。複数のスロットの各々は、周方向であるその長手方向の長さが変更可能であるように構成されている。
 
特開2025-009416プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理装置において共振器のスロットにおける電界の強度分布を調整する技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置において、共振器は、中心軸線に対して同軸状に延在する内側部及び外側部と、中心軸線が延びる方向である鉛直方向に沿って互いに平行に配列された複数の導体板を含む。共振器は、複数の導体板と交互に配列された複数の層を有する導波路を提供する。複数の層の各々は、その上の層と内側部又は外側部に沿った箇所で接続されている。複数の導体板のうち最下部の導体板は、複数のスロットを有する。複数のスロットは、周方向に沿って配列されている。外側部において複数の層のうち最下層を囲む壁は、中心軸線に直交する断面において多角形の辺に沿って延在している。
特開2025-009617水素化マグネシウムと塩化マグネシウム水溶液から製造したクロロマグネシウムプラズマで水から水素を製造する方法 土井 櫻子
【課題】継続的な水素の発生を可能とし、水素の生産価格を抑える、水素の製造方法を提供する。
【解決手段】水素化マグネシウムと塩化マグネシウム水溶液から製造したクロロマグネシウムプラズマで水から水素を製造する方法である。
【効果】水を供給するだけで水素を継続的に供給できる。
 
特開2025-009736プラズマエッチング方法及び装置 エスピーティーエス テクノロジーズ リミティド
【課題】プラズマエッチング処理の終わりから、基板がESCから持ち上げ可能になる時点までのデチャック時間を短縮する。
【解決手段】半導体基板をプラズマエッチングする方法は、チャンバ内で、半導体基板を、少なくとも第1電極及び第2電極を備えるバイポーラ静電チャック(「ESC」)と、対応する圧力で半導体基板の下面に冷却ガスを供給する冷却ガスシステムとを備える基板支持器上に、半導体基板の上面がプラズマエッチングに曝露され得、半導体基板の下面が基板支持器に支持されるように配置するステップと、半導体基板をプラズマエッチングするステップと、プラズマエッチングステップが終了すると、半導体基板を基板支持器から取り除くステップとを含む。
 
特開2025-009788プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】複数の電磁波供給部を有するプラズマ処理装置においてプラズマの分布の調整を容易にする。
【解決手段】上部に開口を有する処理容器と、前記開口を塞ぐように前記処理容器の内部空間と外部空間とを仕切り、前記外部空間側の面に複数の凹部が形成される誘電体天板と、平板状のアンテナを有し、複数の前記凹部の夫々に設置され、電磁波を前記処理容器内に供給するように構成される複数の電磁波供給部であり、前記アンテナは、複数の前記凹部の底部に位置する複数の電磁波供給部と、を有する、プラズマ処理装置が提供される。
 
特開2025-010206マイコプラズマ・ニューモニエの免疫測定方法及び免疫測定器具 デンカ株式会社
【課題】マイコプラズマ・ニューモニエのP1タンパク質及びP30タンパク質の両方に特異的に結合するモノクローナル抗体であって、公知のモノクローナル抗体よりもマイコプラズマ・ニューモニエのP1タンパク質及びP30タンパク質に対する親和性が高いモノクローナル抗体を利用した免疫測定方法を提供すること。
【解決手段】免疫測定方法は、マイコプラズマ・ニューモニエ由来のP1タンパク質とP30タンパク質に対して特異的に反応するモノクローナル抗体であって、PPQPGから成るアミノ酸配列を含むペプチドに特異的に反応するモノクローナル抗体又はその抗原結合性断片と、マイコプラズマ・ニューモニエ由来のP1タンパク質及びP30タンパク質との抗原抗体反応を利用する。
 
特開2025-010796プラズマ処理装置 株式会社日立ハイテク
【課題】本発明の目的は、電極システムの低コスト化、及び製作作業性を向上させたプラズマ処理装置を提供することにある。
【解決手段】本発明のプラズマ処理装置の一つは、複数の異なる領域に配置された複数の膜状のヒータを備えた第1のヒータ層と、複数の膜状のヒータの各々に直流電力を供給する複数のヒータ用電源とを備え、複数の膜状のヒータのうちの隣接する4つの膜状のヒータを1つの集合として、集合は、複数の膜状のヒータの各々の一箇所に電気的に接続され直流電源からの電力を供給する4つの給電経路及び各々の膜状のヒータから複数のヒータ用電源に帰還する戻り経路を備え、戻り経路が、各々の膜状のヒータの別の箇所と基材とに電気的に接続された部分と、基材と複数のヒータ用電源の各々の1つの端子と電気的に接続された共通端子に電気的に接続された部分とを備える。
 
特開2025-010857プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】反応室内のプラズマ密度分布の偏りを低減する。
【解決手段】一つの例示的実施形態においてプラズマ処理方法が提供される。この方法は、a)プラズマ処理装置の上部電極内に設けられた少なくとも一つの温度検出素子を用いてプラズマ処理時の反応室の温度情報をプラズマ密度の状態を示す情報として取得する工程と、b)温度情報を電力情報に換算し、電力情報に基づいて、上部電極の電極面に沿ったプラズマ密度分布の偏りを低減するように、高周波電源から上部電極を介して反応室に供給する電力を調整する工程とを備え、上部電極は反応室に露出された電極面の上方に電極面に隣接して設けられた空隙を有し、少なくとも一つの温度検出素子は空隙の底部温度を測定するように配置された第1の温度検出素子を含む。
 
特開2025-011042パルス高周波無線周波数(HFRF)プラズマを使用した間隙充填プロセス アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】基板表面に形成されたフィーチャー内に金属炭化物ライナを形成する方法を提供する。
【解決手段】フィーチャー110の各々は、基板表面から基板内まで、ある距離で延在し、底部と少なくとも1つの側壁とを有している。金属炭化物ライナを形成する方法は、複数の高周波無線周波数(HFRF)パルスで基板表面のフィーチャーに金属炭化物ライナを堆積することを含む。金属炭化物ライナを備えた半導体デバイス、及び金属炭化物ライナを使用して間隙に充填する方法についても記載される。
 
特開2025-011230耐プラズマ積層体、その製造方法、ならびにプラズマ処理装置 京セラ株式会社
【課題】耐プラズマ積層体を含むキャパシティブプローブ型のプラズマセンサーを提供する。
【解決手段】耐プラズマ積層体1は、基体2と、基体2上に形成された膜電極3と、膜電極3上に形成された誘電体層4とを備え、誘電体層4は、多結晶誘電体層であり、厚み方向に長い柱状粒子を含み、膜電極3は、活性金属、または基体もしくは誘電体層の構成元素、またはそれらの積層からなる。
 
特開2025-011268プラズマ生成装置及びその制御方法 エンツーコア テクノロジー,インコーポレーテッド
【課題】プラズマの初期放電を補助するプラズマ生成装置またはその制御方法を提供すること。
【解決手段】本明細書の一実施例によれば、プラズマ生成装置において、プラズマの生成空間を提供するチャンバーと、前記チャンバーの周辺に配置され、第1電源と接続されて前記チャンバー内に誘導電界を形成するアンテナモジュールと、前記チャンバーの周辺に配置され、第2電源と接続されて前記プラズマの生成を補助する電極と、前記プラズマの状態に関するセンシング情報を取得するセンサーと、前記第1電源及び前記第2電源を制御するコントローラーと、を含むプラズマ生成装置を提供することができる。
 
特開2025-011417プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマの周方向分布を制御することができるプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置は、処理空間を提供する処理容器と、処理空間に電磁波を放出するように構成される放出部と、放出部に電磁波を供給するように構成される導波路と、を有する。導波路は、導波路の一部を形成する上流導波路と、導波路の一部を形成するとともに上流導波路と弾性部材を介して接続される下流導波路とを備え、上流導波路と下流導波路との間のギャップ長は、上流導波路と下流導波路との間の押圧力により、調節可能に構成される。
 
特開2025-011651プラズマ処理装置 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】プラズマの面内均一性を高める。
【解決手段】プラズマ処理装置は、チャンバと、ステージと、誘電体部材と、プラズマ生成部16と、を備える。プラズマ生成部16は、互いに並列に接続された複数の第1導体17aを含む第1コイル17と、第1コイル17に供給される第1高周波電力を各第1導体17aに分配する第1分配部18と、を有する。第1分配部18は、第1高周波電力が入力される第1入力部18aと、第1入力部18aに入力された第1高周波電力を複数の第1分岐ライン18eに分岐させる第1分岐部18bと、各第1分岐ライン18eを複数の第2分岐ライン18fに分岐させる複数の第2分岐部18cと、を含む。各第2分岐ライン18fは、第1導体17aが有する第1印加部17bに接続される。各第1分岐ライン18eの長さは、互いに略同じである。各第2分岐ライン18fの長さは、互いに略同じである。
 
特開2025-013183プラズマ処理装置、基板処理装置及び温調システム 東京エレクトロン株式会社
【課題】本開示は、プラズマ処理装置において発電する技術を提供する。
【解決手段】プラズマ処理チャンバと、前記プラズマ処理チャンバ内に配置され、第1流路を有する基板支持部と、前記基板支持部の上方に配置され、第2流路を有する上部電極アセンブリと、前記第1流路を流れる第1温調流体を第1温度に維持するように構成される第1チラーユニットと、前記第2流路を流れる第2温調流体を第2温度に維持するように構成される第2チラーユニットと、前記第1温調流体と前期第2温調流体との温度差により発電するように構成される熱電素子と、を備えるプラズマ処理装置。
 
特開2025-013755レーザ維持プラズマ及び内視鏡検査光源 エクセリタス テクノロジーズ シンガポール プライヴェート リミテッド
【課題】レーザ維持プラズマ及び内視鏡検査光源を提供する。
【解決手段】照明源は、プラズマ維持ビームを放出するレーザドライバユニットを含む。入射コリメータは、プラズマ維持ビームを受けると共にコリメートされた入射ビームを生成する。集束光学部品は、コリメートされた入射ビームを受けると共に集束された維持ビームを生成する。シールドランプチャンバは、点火されると150ミクロンよりも小さいウエストサイズを有する高強度光放出プラズマを形成するイオン化可能媒体を含有する。シールドランプチャンバは、集束された維持ビームを受ける入射窓と、高強度光を放出する出射窓と、を更に含む。点火源はイオン化可能媒体に点火し、出口ファイバは高強度光を受けて伝達する。高強度光は黒体スペクトルを有する白色光であり、出口ファイバは200〜500マイクロメートルの範囲内の直径を有する。
 
特開2025-013822腫瘍内アルファ放射体放射と細胞内病原体に対する細胞質プラズマセンサーの活性化 アルファ タウ メディカル リミテッド
【課題】腫瘍治療、特に腫瘍内アルファ放射体放射と細胞内病原体に対する細胞質センサーの活性化の組み合わせの提供。
【解決手段】腫瘍を有する患者を治療する方法、およびそのような治療のためのキット(200)。この方法は、腫瘍内の細胞内病原体に対する細胞質センサーを活性化する物質(204)を患者に投与するステップと、腫瘍内の細胞内病原体に対する細胞質センサーを活性化する物質を投与してから2週間以内に腫瘍内アルファ放射体放射線療法で腫瘍を治療するステップと、を含む。
 
特表2025-500485プラズマアシストセラミック焼結装置及びセラミック焼結方法 清華大学深▲セン▼国際研究生院
【要約】本出願は、プラズマアシストセラミック焼結装置及びセラミック焼結方法を提供する。プラズマアシストセラミック焼結装置は、密閉容器と、プラズマジェット装置と、ガス供給装置と、電源装置とを備える。密閉容器は、セラミックグリーン成形体を収納し、排気口が開設されている。プラズマジェット装置は、作動電源と、ガス入口とガス出口とを開設したプラズマ発生室とを備え、ガス入口は密閉容器内に位置し、プラズマ発生室内には作動電極が設けられており、作動電極は、第1端と第2端とを有し、第1端は、作動電源と電気的に接続され、第2端はガス出口に近接する。ガス供給装置は、ガス出口と連通し、プラズマ発生室に作動ガスを供給する。電源装置は、セラミックグリーン成形体に電気的に接続して、セラミックグリーン成形体に電圧を印加して焼結してセラミックを得る。本出願が提供する焼結装置は、プラズマ提供して焼結をアシストし、セラミック材料の性能最適化をより好適に実現することができる。
 
特表2025-500658プラズマラジカルエッジリングバリアシール ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】プラズマチャンバ用のバリアシールリングは、外径に沿って上面から底面まで垂直方向下方に延びる外側シールレッグと、上面から内径まで下方に延びる内側シールレッグとを含む。内側シールレッグの上側レッグ部分は外側シールレッグに対して角度をなして延び、下側レッグ部分は上側レッグ部分の底部から下方に延び、上側レッグ部分と下側レッグ部分との間にインターフェースが定められる。インターフェースによって、プラズマチャンバの下部電極に配置されたベースリングの溝内への設置中に内側シールレッグを外側シールレッグの内面に向かって内側に折り曲げることができる。
 
特表2025-501050耐プラズマ2層コーティング膜構造物及びこの製造方法   フェムビクス コーポレーション    キム,オク リュル    キム,オク ミン
【要約】本発明は、セラミック又は金属基材の表面に形成されてプラズマによるエッチングを低減する2層コーティング膜構造物及びこの製造方法に関するものである。本発明は、表面にピット(pit)が存在するセラミック又は金属基材と、前記基材の表面に溶射(thermal spray)を除いた吹き付けコーティング方法により亀裂なしに形成されたセラミックコーティング膜であって、前記基材の表面のピット(pit)を埋め込みながらコーティングされるが、表面にセラミック粒子の結合に伴われる微小ピットが形成され、結晶子サイズが300nm未満であるセラミック多結晶体を含む第1のコーティング層と、前記第1のコーティング層の上に化学気相蒸着(CVD:chemical vapor deposition)、物理気相蒸着(PVD:physical vapor deposition)、原子層蒸着(ALD:atomic layer deposition)のうちのいずれか一つの方法によりコーティングされた耐プラズマ性セラミック膜であって、別途の研削過程なしに表面粗さ(Ra)が0.2
 
特表2025-501451製造装置コンポーネントのためのプラズマ耐性アーク防止コーティング  アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】方法は、処理チャンバのチャンバコンポーネントの表面上に第1材料の第1層を堆積させることを含む。第1材料はポリマーを含み、ポリマーは少なくとも40MV/mの誘電強度を有する。更に、方法は、第1層上に第2材料の第2層を堆積させることを含む。第2材料は、第1ポリマー又は第2ポリマーに含浸された第1セラミック材料を含む。更に、方法は第3層を堆積させることを含む。第3層は第3材料である。第3材料は第1セラミック材料又は第2セラミック材料を含む。第3材料は、第1ポリマー又は第2ポリマーに接着しない。第3材料は、第2層の第1セラミック材料又は第2セラミック材料に接着する。
 
特表2025-501819プラズマ活性化水と酒石酸を併用してカット果菜を処理する鮮度保持方法 江南大学
【要約】本発明は、プラズマ活性化水と酒石酸を併用してカット果菜を処理する鮮度保持方法を開示し、果菜鮮度保持の技術分野に属する。本発明のプラズマ活性化水と酒石酸を併用して黄色ブドウ球菌を阻害する方法において、酒石酸とプラズマ活性化水を併用して黄色ブドウ球菌に作用させることにより、黄色ブドウ球菌の成長を効果的に阻害することができ、カット果菜に作用させる場合、カット果物が腐りやすいという問題を効果的に解決し、カット果物のシェルフライフを延ばす。酒石酸浸漬、プラズマ活性化水浸漬処理を単独で採用するよりも、酒石酸とプラズマ活性化水の併用処理は、カット果菜の表面の微生物を効率的かつ低エネルギー消費で死滅させることができ、呼吸減衰に関連する酵素の活性を効果的に阻害し、カット果菜の生鮮食品の官能品質を維持し、その生鮮賞味期限を大幅に延長することができ、また、滅菌処理により化学的な残留物を発生させることがなく、生鮮果菜品の安全性を著しく向上させる。
 
特表2025-501962プラズマ処理触媒、該触媒の製造方法および使用 マックス−プランク−ゲゼルシャフト・ツア・フェルデルング・デア・ヴィッセンシャフテン・エー・ファオ
【要約】本発明は、触媒活性材料、その調製、および例えばCO2のメタノールへの触媒水素化における触媒活性材料の使用に関する。触媒活性材料は、ドーピング金属でドープされた金属酸化物を含み、前記金属酸化物は、CeO2、ZnO、Ga2O3、In2O3、ZrO2、Fe2O3、およびAl2O3から選択され、前記ドーピング金属は、Cu、Pd、およびAuから選択され、触媒活性材料は、非熱プラズマ処理のステップを含む方法により得られる。
 
特表2025-502753基板に部分コーティングを塗布するための溶液前駆体プラズマ噴霧方法 ユーボ テクノロジーズ ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、金属基板(2)に部分コーティング(12)を塗布するための方法に関し、当該方法は、コーティングすべき前記金属基板(2)を用意(200)すること、前記金属基板(2)を熱源(4)の反応領域(6)内に導入(300)すること、コーティング添加剤(10)を製造するために前記熱源(4)の前記反応領域(6)内に前駆体化合物(8)を目的に応じて導入(400)することならびに前記熱源(4)の前記反応領域(6)内で製造された前記コーティング添加剤(10)を用いて前記金属基板(2)をコーティング(500)することの各ステップを含む。
 
特表2025-502981ウェーハエッチングのためのプラズマチャンバ及びプラズマチャンバを用いたウェーハエッチング方法 キム,ナムフン
【要約】本発明は、ウェーハエッチングのためのプラズマチャンバ及びプラズマチャンバを用いたウェーハエッチング方法に関するもので、本発明のプラズマチャンバは、プラズマを介してウェーハをエッチングするために、内部に反応空間が備えられたハウジング;前記ハウジング内部に備えられ、前記ウェーハが載置されるベースプレート;前記ハウジング内部の圧力を調節する圧力調節部;を含み、前記圧力調節部は、前記ハウジング内部の圧力を50〜150mTorrに調節することを特徴とし、本発明のプラズマチャンバを用いたウェーハエッチング方法は、前記圧力調節部を介して前記ハウジング内部の圧力を50〜150mTorrに調節する圧力調節段階;前記プラズマソースを介して前記プラズマソースのソースパワー(Source power)を300〜1000Wに調節するソースパワー調節段階;を含むことを特徴とするものである。
 
A−6超音波
特許7368654超音波映像装置 株式会社日立パワーソリューションズ
【課題】装着するプローブの制約を改善した複数のプローブを有する超音波映像装置を提供する。
【解決手段】多層に積層された半導体の対象物に超音波を照射してその反射波を取得し、対象物の積層界面を映像化する超音波映像装置であって、制御装置と、ステージ35上に配された第1の3軸スキャナ10および第2の3軸スキャナ20と、第1の3軸スキャナ10に第1のプローブホルダ14を取り付けて、第1のプローブホルダ14に保持して第1の照射方法により対象物に超音波を照射する第1のプローブ15と、第2の3軸スキャナ20に第2のプローブホルダ24を取り付けて、第2のプローブホルダ24に保持して第2の照射方法により対象物に超音波を照射する第2のプローブ25と、を備え、第1のプローブ15または第2のプローブ25のいずれかにより対象物に超音波を照射する。 
 
特許7587244超音波コーダ波の平均パワー減衰に基づく複数の結晶材料の晶径の評価方法  北京航空航天大学 中国工程物理研究院研究生院
【課題】超音波コーダ波の平均パワーの減衰に基づく複数の結晶材料の晶径の評価方法を提供する。
【解決手段】検出対象の結晶材料と厚さが同一になるサンプルを製造し、信号を励起する形態とパラメーターを特定し、結晶材料の平均晶径の検出システムを構築すること、異なる平均晶径を有するサンプルについてそれぞれ超音波信号の励起と受信を行い、バンドパスフィルタする先行処理を行うこと、コーダ波時間窓及び参照時間窓とされる信号を選択し、それぞれ平均パワーを取得し、時間差に基づいてコーダ波の平均パワー減衰を算出すること、等価減衰係数モデルに基づいて、サンプルについて結晶子の平均サイズとコーダ波の平均パワー減衰との間の対数線性モデルを作成すること、検出対象のものであって晶径が未知である結晶材料の信号を採集し、コーダ波の平均パワー減衰を取得し、対数線性モデルに基づいて結晶材料の平均晶径を特定すること、を含む。     
 
特許7588433超音波接合用チップを用いた超音波接合装置ならびに超音波接合方法 株式会社LINK−US
【課題】バリの発生を抑制することによりワーク同士の接合の質の向上を図りうる超音波接合用チップ、およびこれを用いた超音波接合装置ならびに超音波接合方法を提供する。
【解決手段】複数の突出部441および当該複数の突出部441を囲繞する環状突出部442がワークW1、W2に押し当てられた状態で、当該押し当て方向に対して垂直な方向に超音波複合振動が当該ワークW1、W2に印加される。この際、複数の突出部441によりワークW1、W2の一部の肉が外側に押しのけられるように移動するものの、当該ワークW1、W2の肉の移動が環状突出部442によりとどめられる。
 
特許7589294超音波診断装置および記憶媒体 ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー
【課題】プローブを容易に位置合わせすることができる技術を提供する。
【解決手段】送受信領域60の点C1、C2、およびC3に対応する対応点B1、B2、およびB3を記憶した後、リアルタイムの超音波の送受信領域の点C1と対応点B1との間の距離D1を示すインジケータId1を表示部8に表示させること、インジケータId1が、距離D1が零であることを示す表示態様に変化した後で、リアルタイムの超音波の送受信領域60の点C2と対応点B2との間の距離D2を示すインジケータId2を表示部8に表示させること、インジケータId2が、距離D2が零であることを示す表示態様に変化した後で、リアルタイムの超音波の送受信領域60の点C3と対応点B3との間の距離D3を示すインジケータId3を表示部8に表示させることを実行する、超音波診断装置。
 
特許7589295超音波診断装置および記録媒体 ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー
【課題】ユーザがデータ群の修正作業を容易に行うことができる超音波診断装置を提供する。
【解決手段】造影剤が投与された被検体のターゲットを含む断面から取得された複数の造影画像の中から、染影時相T1における造影画像2114と、染影時相T1の後の早期相T2における造影画像211aと、早期相T2の後の後期相T3における造影画像2212とを選択すること、造影画像2114のターゲットの平均輝度と肝実質の平均輝度との間の差分値Δ1と、造影画像211aのターゲットの平均輝度と肝実質の平均輝度との間の差分値Δ2と、造影画像2212のターゲットの平均輝度と肝実質の平均輝度との間の差分値Δ3とを計算すること、差分値Δ1、Δ2、およびΔ3の全てが正(又は負)の場合、ターゲットの平均輝度の時間変化に基づいて、ターゲットから造影剤が排出されたかどうかを判断するための画像を生成することを含む、超音波診断装置。
 
特許7592789学習済みモデルの生産方法、超音波診断装置及び、学習済みモデルを生産する装置 ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー
【課題】入力された超音波データに含まれる臓器の種類及び位置の少なくとも一方を特定する学習済みモデルを効率的に生産する。
【解決手段】本開示は、入力された超音波データに含まれる臓器の種類及び位置の少なくとも一方を特定する学習済みモデルを生産する方法に関する。超音波データに含まれる臓器の種類及び前記臓器の位置の少なくとも一方を受領し、臓器の種類及び臓器の位置の少なくとも一方と超音波データとを教師データとした機械学習を実行して、学習済みモデル(460)を生産する。超音波データは、実質的に1つまたは複数の特定断面に対応するもののみを含み、1つまたは複数の特定断面の各々は、被検体の特定の位置と特定の方向に対応付けられている。
 
特開2025-000086超音波診断装置、画像管理システム、画像出力方法及びプログラム コニカミノルタ株式会社
【課題】複数の出力先への出力対象の画像データの選択入力の負担を軽減し、かつ選択の抜け漏れ及び間違いを防ぐことである。
【解決手段】超音波診断装置は、複数の画像データの出力先を複数の出力先から選択する選択部と、表示部と、を備える。選択部により、情報表示領域610A、620Aの第1出力対象画像データに対して第1出力先が選択され、情報表示領域610A、640Aの第2出力対象画像データに対して第2出力先が選択されている。表示部は、第1出力対象画像データ及び第2出力対象画像データの出力前に、選択部により選択された出力先をボタン614A,624A,615A,645Aとして表示する。
 
特開2025-000180超音波ソナー及び車両 パナソニックIPマネジメント株式会社  パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
【課題】2個のソナーの励起信号にオーバーラップ領域が存在するため、物体で反射された超音波信号が影響される。
【解決手段】本開示の一態様におけるソナーは、第1の共振周波数を有する第1のトランスデューサと、前記第1のトランスデューサを励起する、第1の周波数範囲を有する第1の励起信号を生成する第1の信号生成回路と、前記第1の共振周波数と異なる第2の共振周波数を有する第2のトランスデューサと、前記第2のトランスデューサを励起する、前記第1の周波数範囲と重ならない第2の周波数範囲を有する第2の励起信号を生成する第2の信号生成回路と、を備える。 
 
特開2025-000228超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法 富士フイルム株式会社
【課題】ユーザが血管領域の特定結果を直感的に且つ容易に修正できる超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、時系列に取得された複数フレームの超音波画像からスコアしきい値に基づいて血管領域を特定する血管領域特定部(25)と、超音波画像および特定された血管領域を表示するモニタ(23)と、ユーザが位置の指定、および、血管領域の追加または削除に関する指定を行う入力装置(30)と、ユーザに指定された位置に基づいて超音波画像上に修正領域を設定する修正領域設定部(26)と、ユーザによる指定内容に応じてスコアしきい値を修正するしきい値修正部(27)とを備え、血管領域特定部(25)は、修正領域内の超音波画像から修正されたスコアしきい値に基づいて血管領域を特定する処理を行う。
 
特開2025-001164超音波診断装置、医用情報処理装置、情報処理方法、プログラム キヤノン株式会社 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】高解像の血流情報を得るための技術を提供する。
【解決手段】本開示は、生体内で反射した超音波信号に基づいて、組織由来の情報と血流由来の情報を含む測定データを取得する第一取得部と、前記測定データの前記血流由来の情報を抽出又は強調した血流データに基づいて、複数フレーム間の変形量を取得する第二取得部と、前記血流由来の情報の中の特徴点を、前記変形量に基づきフレーム間の位置合わせをしたうえで、複数フレーム分合成することによって、表示画像データを生成する生成部と、を有する超音波診断装置を含む。
 
特開2025-001185超音波診断装置、医用情報処理装置、情報処理方法、プログラム  キヤノン株式会社 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】高解像の血流情報を得るための技術を提供する。
【解決手段】本開示は、生体内で反射した超音波信号に基づいて、組織由来の情報と血流由来の情報を含む測定データを取得する第一取得部と、前記測定データの前記血流由来の情報を抽出又は強調した血流データであって、抽出又は強調された前記血流由来の情報を画素値としてもつ血流データを取得する第二取得部と、複数フレームの血流データのそれぞれから互いに画像特徴が異なる複数の特徴分離データを生成し、前記複数の特徴分離データのそれぞれから抽出される特徴点を複数フレーム分合成することによって、表示画像データを生成する生成部と、を有する超音波診断装置を含む。       
 
特開2025-001629先端構成部、内視鏡挿入部、内視鏡、及び超音波内視鏡 オリンパスメディカルシステムズ株式会社
【課題】洗浄用のブラシのワイヤにより先端部材が傷つくことを防止した先端構成部を提供すること。
【解決手段】先端構成部は、内視鏡の挿入部の先端に配置されている先端部材と、前記先端部材の外表面に形成されている開口から基端側に連通しており、前記開口から基端側の所定の位置に設けられている屈曲部を有する流体チャンネルと、を備え、前記流体チャンネルは、前記屈曲部から先端側に向かって第1方向に沿って前記開口まで延在している第1部分と、前記屈曲部から基端側に向かって前記第1方向と鈍角である第1角度をなす第2方向に沿って延在している第2部分と、を有し、前記先端部材には、前記開口から前記第1方向が前記第2方向に対して屈曲している方向と反対側に凹んでいる第1凹部が形成されている。
 
特開2025-001750超音波診断システム、プログラム、超音波画像表示端末及び超音波診断装置 コニカミノルタ株式会社
【課題】超音波診断装置と超音波画像表示端末とを無線で接続した場合でも、伝送遅延の発生による医療ミスを防止する。
【解決手段】超音波診断システム1は、超音波画像データを生成する超音波診断装置10と、超音波診断装置10と別体であって超音波画像データに基づく超音波画像を表示する超音波画像表示端末20と、が無線ネットワークNで接続された超音波診断システム1であって、超音波診断装置10から超音波画像表示端末20へ超音波画像データを伝送する伝送部と、超音波画像データの伝送遅延が発生していること示す遅延情報を出力する出力部と、を備える。
 
特開2025-002271超音波溶着装置、超音波溶着方法及び制御プログラム グンゼ株式会社
【課題】超音波振動の停止タイミングを適切に判定可能な超音波溶着装置、超音波溶着方法及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】超音波溶着装置は、ピンに超音波振動を伝搬させることによってピンを溶融させる。超音波溶着装置は、超音波電力生成部と、振動子と、制御回路とを備える。超音波電力生成部は、超音波電力を生成する。振動子は、超音波電力生成部によって生成された超音波電力に基づいて超音波振動を発生させる。制御回路は、振動子の共振周波数、又は、共振周波数と相関を有するパラメータの変化に応じて振動子の停止タイミングを判定する。
 
特開2025-002280超音波欠陥検出方法 大同特殊鋼株式会社
【課題】製造現場に簡易に設置して被検査体中の溶け残り等の欠陥検出を確実に行うことができる超音波欠陥検出方法を提供する
【解決手段】一定厚の被検査体Mの表面に平行に超音波探触子1を走査して、各走査位置において超音波の発振から底面反射波を受信するまでの受信時間を計測し、受信時間の最頻値を頂点とするヒストグラムにおいて、当該ヒストグラムの左右対称形が崩れた領域Xにおける上記受信時間を示す走査位置に欠陥があるものとし、上記領域Xにおける受信時間を示す各走査位置の座標より上記被検査体の平面的広がりを検出する。
 
特開2025-002530体腔内挿入型超音波プローブ 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】体腔内挿入型超音波プローブを用いて形成される超音波画像の画質を高める。また、設計の自由度を高める。
【解決手段】振動子アレイ80には、M個の電子回路IC1〜IC5が接続されている。各電子回路IC1〜IC5は、マルチプレクサMU及びi個の受信器R1〜R4を有する。マルチプレクサMUは、i×j+k個(但しjは1以上の整数、kは1以上i未満の整数)の入力端子と、i個の出力端子と、を有する。M個の電子回路IC1〜IC5を含む配線回路200は、受信開口を構成するi個の振動子に対して、重複接続なしに、i個の信号線L1〜L4を接続する。
 
特開2025-003321超音波センシング及びイメージング用光ファイバセンサシステム  ディープサイト テクノロジー インコーポレイテッド
【課題】医療用途において、物体を視覚化及び追跡して解剖学的イメージングを提供するための高感度を有する新しい改善されたコンパクト技術が必要である。
【解決手段】光ファイバ式音響センサは、超音波信号を含む音響信号を検出及び受信し、かつ関連付けられた光信号を処理及び解釈のためのシステムに提供して、追跡、定位、及びイメージング能力を実装するように構成された、音響応答性光学構造を含む。光ファイバ式センサは、光ファイバの端部に、又は光ファイバの長さに沿って配設される。光ファイバ式センサは、例えば、医療デバイスを含む、様々なデバイス内に含まれる。
 
特開2025-003543超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法 富士フイルム株式会社
【課題】被検体に対する診断精度を向上させることができる超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、被検体に対し超音波プローブを用いて超音波ビームの送受信を行うことにより、二次元の放射線画像に撮像されている被検体の乳房の関心領域を含む二次元の超音波画像を生成する画像生成部と、放射線画像のタグに格納されている放射線画像向き情報と、超音波画像における被検体の向きに関するプローブ向き情報とに基づいて、放射線画像に撮像されている関心領域と超音波画像に撮像されている関心領域とが互いに同じ向きとなるように、放射線画像および超音波画像の少なくとも一方に対して少なくとも回転処理を施す画像調整部と、画像調整部により調整された調整済みの放射線画像および超音波画像を表示するモニタとを備える。
 
特開2025-004588超音波診断装置及び性能管理方法 富士フイルムヘルスケア株式会社  富士フイルム株式会社
【課題】画像解析モデルの性能が低下した場合に、そのような事態を検査者に通知して、検査者による適切な対処を促す。
【解決手段】記録部36は、画像解析モデル28の解析動作を記録し、また、解析結果の採否を記録する。これによりログ33が生成される。演算部38は、ログ33に基づいて、画像解析モデル28の性能を示すスコアとして採用率を演算する。生成部40は、採用率が閾値よりも小さくなった場合に、検査者にその事態を通知するための参照画像を生成する。
 
特開2025-005254超音波検査ロボットの身体負荷低減システム 学校法人早稲田大学
【課題】着座式の超音波検査ロボットでの超音波検査時の被検者の姿勢変化による負担を低減すること。
【解決手段】本発明の身体負荷低減システム12は、被検者Hの超音波検査を支援する超音波検査ロボット11に付随して設けられる。身体負荷低減システム12は、検査時の被検者Hの身体負荷に対応する力情報を検出する検出装置20と、検出装置20の検出結果により、被検者Hの回転時における身体への負荷である身体負荷の大きさに応じて動作する身体補助装置21とを備えている。身体補助装置21は、着座時の被検者Hに接触可能に動作する接触動作部26と、身体負荷を低減するように、接触動作部26での被検者Hへの接触動作を制御する制御部28とを備える。
 
特開2025-005261超音波測定装置及び超音波測定方法 株式会社 堀場アドバンスドテクノ
【課題】超音波を送信する送信器及び超音波を受信する受信器の位置が配管の周方向に対して調整された状態を保持して、超音波の送受信により配管内の流体を測定する。
【解決手段】超音波を送信する送信器1及び超音波を受信する受信器2を用いて配管P内の流体の流量を測定する超音波測定装置100であって、送信器1及び受信器2を収容するとともに、配管Pの周方向に対する送信器1及び受信器2の位置を調整可能に把持するケーシング4と、ケーシング4とは別部品であり、配管Pの周方向に対して送信器1及び受信器2の位置が調整されたケーシング4の姿勢を外部の固定面Sに対して固定する固定機構5とを備える。
 
特開2025-006107超音波振動接合装置 東芝三菱電機産業システム株式会社
【課題】少なくとも装置サイズの縮小化を図った超音波振動接合装置を得る。
【解決手段】昇降用エアシリンダ39は3つの超音波接合ユニット1、3つの加圧用エアシリンダ33及び位置調整機構を含む超音波接合実行グループの下方に配置され、ピストンロッド392の伸縮動作によって超音波接合実行グループに対する昇降動作を実行する。位置調整機構は3つの超音波接合ユニット1に対応する3つの位置調整用カム37を含み、3つの位置調整用カム37の回転動作を含む位置調整動作を実行する。3つの位置調整用カム37それぞれの姿勢によって3つの超音波接合ユニット1のうち対応する超音波接合ユニット1における超音波接合部81の高さ方向の位置が決定される。
 
特開2025-007885超音波診断装置、超音波診断方法及び画像処理装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】撮影対象の経時変化の周期性をイメージングすること。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、送受信部と、解析部と、生成部とを備える。送受信部は、被検体内に超音波を送信し、前記超音波に対するエコー信号を受信する。解析部は、前記エコー信号から得られた信号データ列に含まれる、前記被検体内の対象物の運動速度に関する情報を各空間点において抽出する。算出部は、前記情報に基づいて前記被検体の動きの周期性情報を算出する。
 
特開2025-008676超音波プローブ、超音波検査装置および超音波検査方法 ヤマハファインテック株式会社
【課題】本開示は、超音波素子表面あるいは装置内部へ粉塵や液体の付着または浸入を抑止できる機構を備えた超音波プローブの提供を目的とする。
【解決手段】本開示の一実施形態に係る超音波プローブ20は、被検体Xを超音波ビームによって検査するための超音波プローブであって、筐体21と、筐体21の表壁21aに配置される複数の超音波素子22と、超音波素子22に隣接し、筐体21の表壁21aを貫通する貫通孔24と、貫通孔24を通して筐体21の内側から外側へ気体を放出する気体放出機構とを備える。
 
特開2025-008965超音波検査方法および装置並びにプログラム 三菱重工業株式会社
【課題】超音波検査方法および装置並びにプログラムにおいて、検査対象物の内面にある亀裂などの欠陥の有無を判断可能とする。
【解決手段】探触子から検査対象物に送信する超音波信号の集束点を検査対象物の内面に対して板厚方向にずれた位置に調整するステップと、探触子から検査対象物に向けて超音波信号を送信すると共に超音波信号の送信方向を予め設定された所定の角度範囲で揺動させるステップと、角度範囲における規定角度ごとに検査対象物から反射した超音波信号の2次クリーピング波を探触子で受信して取得するステップと、角度範囲における規定角度ごとに検査対象物から反射した超音波信号のモード変換波を探触子信して取得するステップと、2次クリーピング波およびモード変換波に基づいて検査対象物の内面の欠陥の有無を判断するステップと、を有する。
 
特開2025-009156計測機器用の超音波振動子及びその製造方法 本多電子株式会社
【課題】超音波の送受信に適した周波数帯域を広げることが可能な計測機器用の超音波振動子を提供すること。
【解決手段】本発明の計測機器用の超音波振動子11は、支持板23を有する筐体容器21と、略円形状の外形を有し支持板23に支持された圧電素子31とを備える。圧電素子31は、1つの内角が45°以下かつ他の2つの内角が45°以上の平面視で略鋭角三角形状をなす。圧電素子31は、最鋭角である内角を素子中心に向けて回転対称に配置された、8個以上の複数の振動部41を含んで構成される。圧電素子31は、第1の周波数帯で厚さ方向A3に振動するとともに、第1の周波数帯よりも低い第2の周波数帯で半径方向A4に振動する。
 
特開2025-009198超音波プローブ キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】超音波プローブのサイズを小さくすること。
【解決手段】実施形態の超音波プローブは、先端部と、導中部と、操作部と、屈曲部と、固定リングと、複数のワイヤとを備える。先端部は、超音波を送受信する。導中部は、先端部を被検体内に導く。操作部は、操作者からの操作を受け付ける。屈曲部は、先端部と導中部との間に設けられ、操作部に対する操作に応じて屈曲することで、先端部の向きを変更する。固定リングは、先端部又は屈曲部の内部に固定される。複数のワイヤは、操作部に対する操作を屈曲部に伝える。複数のワイヤは、先端部側において、固定リングの同心円方向に扁平され、当該固定リングにそれぞれ接合されている。
 
特開2025-009509局所的な領域の音速値を変更可能な超音波診断装置 ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー
【課題】局所的な領域の音速値を変更可能な超音波診断装置を提供する。
【解決手段】本開示の超音波診断装置100は、被検体BDからのエコー信号142に基づいて超音波画像144を生成する。超音波診断装置100は、エコー信号142を受信する超音波探触子110と、超音波画像の局所的な領域の位置情報を操作者が指定可能なインターフェースと、エコー信号142を再構成して超音波画像144を再構成するに際し、位置情報に基づいて、局所的な領域の音速値を局所的な領域以外の領域の音速値とは異なるように変更する信号処理手段120とを備える。ここで局所的な領域は、アジマス方向(X)と深さ方向(Y)の双方において局所的である。
 
特開2025-010431超音波溶着装置 精電舎電子工業株式会社
【課題】繊維材料でできたシート状部材が樹脂成形品から剥がれないように強く溶着する超音波溶着装置を提供すること。
【解決手段】工具ホーン30の押圧面に凸部表面30aと凹部底面30cを形成し、両者を案内面30bでつないで、工具ホーン30の凸部表面30aで溶融させた溶融部分が工具ホーンの凸部表面30aの表面から案内面30bを介して凹部底面30cに流入させ、工具ホーン30の凸部表面30aで溶融させた樹脂成形品10と繊維材料20を絡み合わせて含浸させた状態で固めた含浸範囲を形成した。
 
特開2025-010669超音波洗浄装置、基板洗浄方法、およびEUVL用マスクブランクの製造方法 AGC株式会社
【課題】洗浄ヘッドと基板の間隔、または基板に作用する音圧の代わりになるパラメータを測定する、技術を提供する。
【解決手段】超音波洗浄装置は、基板を水平に保持する保持部と、前記保持部で保持している前記基板の上面に液膜を形成するノズルと、前記液膜に接触する振動面と前記振動面を振動させる超音波振動子とを含む洗浄ヘッドと、前記超音波振動子に配線を介して電気的に接続される超音波発振器と、前記配線において、前記超音波発振器から前記超音波振動子に向かう入射電力と、前記超音波振動子から前記超音波発振器に戻る反射電力との少なくとも1つを測定する測定部と、有する。
 
特開2025-010697超音波霧化装置及び超音波霧化方法 本多電子株式会社
【課題】超音波振動子の振動面の泡を除去することにより、超音波振動子の故障を防止することができる超音波霧化装置を提供すること。
【解決手段】本発明の超音波霧化装置10は、霧化槽11、超音波振動子20、厚み振動発振回路及び制御部を備える。霧化槽11は液体A1を入れるための槽であり、超音波振動子20は霧化槽11の底部12に設置される。厚み振動発振回路は、超音波振動子20に厚み方向振動を発生させる高周波電力を出力する。なお、超音波霧化装置10には、第1の電力量で厚み振動発振回路が高周波電力を出力する第1運転モードと、第1の電力量よりも大きい第2の電力量で厚み振動発振回路が高周波電力を出力する第2運転モードとが設定される。制御部は、常には第1運転モードで厚み振動発振回路を駆動し、所定期間が経過するごとに一時的に第2運転モードに切り替えて厚み振動発振回路を駆動する。
 
特開2025-011340成形材料、音響整合部材、及び超音波センサ 昭和電工株式会社  株式会社レゾナック・ホールディングス
【課題】十分な音響特性を有する音響整合層を作製することができ、成形性が良好な成形材料、当該成形材料を用いて得られる成形品、音響整合部材、及び当該音響整合部材を音響整合層として備えた超音波センサを提供する。
【解決手段】(A)熱硬化性樹脂、(B)反応性希釈剤、(C)熱可塑性樹脂、(D)中空無機粒子、及び(E)熱重合開始剤を含む成形材料であって、(A)熱硬化性樹脂を、(a−1)エチレン性不飽和基の含有量が0.1〜2.0モル/kgである不飽和ポリエステル樹脂及びエチレン性不飽和基の含有量が0.1〜2.0モル/kgであるビニルエステル樹脂からなる群より選択される少なくとも一種を含むものとし、(A)熱硬化性樹脂全体のエチレン性不飽和基の含有量を、0.5〜3.5モル/kgとする。
 
特開2025-011522医用画像処理装置、医用画像処理プログラム及び超音波診断装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】対象部位におけるデバイスの留置状態を正確に把握すること。
【解決手段】 実施形態に係る医用画像処理装置は、取得部、評価部及び出力制御部を有する。取得部は、デバイスが留置された対象部位に関する医用画像を取得する。評価部は、医用画像を用いてデバイスの対象部位に対する留置状態を複数の角度で評価する。出力制御部は、留置状態の評価の結果に基づく情報を出力する。
 
特開2025-011865超音波診断装置及びモデル動作検証方法 富士フイルムヘルスケア株式会社  富士フイルム株式会社
【課題】画像解析モデルの動作の詳細な検証を支援する。
【解決手段】ログ管理部36は、超音波診断装置の動作を記録したログを作成する。モデル動作管理部40は、画像解析モデル30の動作ごとに、画像解析モデル30に入力された被解析画像と、画像解析モデル30の解析結果と、を保存する。ログの中の特定のモデル動作レコードが選択された場合、レポート作成部42がモデル動作レポートを作成する。モデル動作レポートには、画像解析モデル30に入力された被解析画像と、画像解析モデル30の解析結果と、が含まれる。      
 
特開2025-011959集束超音波の測定機 野田 量生
【課題】術者はHIFUの計測器が無い為、集束超音波の操作画面とカートリッジに表示された集束点深さ(皮膚表面から集束点までの距離)を信ずるしかない。治療に適した正しい計測値が有れば事故発生は解消できる。
【解決手段】集束超音波を水の中で照射して、その水の密度を計測する。水の密度の計測方法は、HIHUのカートリッジから照射される超音波領域にレーザービームを透過させる。
レーザービームと光波長測定器は同軸に配置して、レーザービームの波長変化を計測する。波長変化による水の密度の分布図を自動作成する。水の密度分布から超音波のエネルギー密度の分布図を自動作成し画像化する。
 
特開2025-012385超音波洗浄器、および止水パッキン シャープ株式会社
【課題】超音波ホーンの振動周波数を確保しやすい超音波洗浄器を提供する。
【解決手段】超音波洗浄器1は、超音波ホーン11と、ホーンカバー12と、ホルダー14とを備える。超音波ホーン11は、超音波振動子11Aおよびホーン本体11Bを有する。超音波振動子11Aは、駆動信号に従って超音波周波数で振動する。ホーン本体11Bは、基部11Cから先端部11Dに向けて軸方向に延びるとともに、基部11Cに超音波振動子11Aが内蔵され、超音波振動子11Aの振動に伴い先端部11Dが振動する。ホーンカバー12は、軸方向から見て、ホーン本体11Bの中心軸Ax周りに周回する周方向Yの全域にわたって、超音波ホーン11を覆う。ホルダー14は、ホーンカバー12とともに基部11Cの一部を軸方向に挟み、ホーンカバー12に固定されて基部11Cを保持する。
 
特開2025-012386超音波振動装置及び超音波洗浄装置 シャープ株式会社
【課題】消費電力を低く抑える。
【解決手段】超音波振動装置100は、超音波振動子11Aと、駆動部12とを備える。超音波振動子11Aは、所定の発振周波数fcを有する発振信号S1を受けると、発振周波数fcで超音波振動する。駆動部12は、発振信号S1を出力し、超音波振動子11Aを駆動させる。駆動部12及び超音波振動子11Aは、キャパシタ成分C0、C1とインダクタンス成分L1と、キャパシタ成分C0、C1とインダクタンス成分L1との関係に基づいて共振周波数faと反共振周波数fbとを有するインピーダンス特性とを含む。発振周波数fcは、共振周波数faと反共振周波数fbとの間であって、共振周波数fa及び反共振周波数fbの中間の周波数より反共振周波数fb側に設定される。
 
特開2025-013082集束超音波処理装置 アイエムジーティー カンパニー リミテッド
【課題】集束超音波処理装置及びその方法を提供する。
【解決手段】集束超音波処理装置及びその方法が開示される。一実施形態による集束超音波処理装置は、集束超音波信号を組織に出力する集束超音波トランスデューサ;集束超音波信号によって組織で発生するキャビテーション現象によるキャビテーション信号を検出するキャビテーションセンサー;及びキャビテーションセンサーを通じて検出されたキャビテーション信号を分析し、分析の結果によって、集束超音波信号の出力時間及び周波数のうち少なくとも1つを調整するプロセッサ;を含む。
 
特開2025-013168医療用超音波における多面ベースの心臓壁運動検出 シーメンス メディカル ソリューションズ ユーエスエー インコーポレイテッド
【課題】心臓壁の運動を検出する際のデータ品質を改善する。
【解決手段】異常壁運動の領域がビューから検出される。次いで、走査設定は、各領域に走査を集中させるように変更され、より多くのスペックルが存在するデータなどの改善されたデータを提供する。走査設定は、走査面の方向を変更すること、面外運動を低減すること、および/またはスペックルコンテンツを増加させること、を含んでもよい。改善されたデータは、歪みをより正確に決定するために使用される。
 
特開2025-013209超音波カップリング材組成物、超音波カップリング材膜、及び超音波検査方法 信越化学工業株式会社
【課題】肌の凹凸を埋めて超音波伝達性と感度が高く及び生体適合性に優れ、軽量であり、かつ低コストで超音波カップリング材膜を製造することができ、水に濡れても乾燥しても超音波伝達性が大幅に低下することがなく、柔らかく伸縮性に優れ、剥がした後に肌上に残渣が残ることが無く、肌荒れが生じることもない。
【解決手段】(A)シリコーン粘着剤と(B)架橋点を有さないシリコーンオイルとを含有する超音波カップリング材組成物であって、前記(A)成分が、25℃での粘度が100,000mPa・s以上のジオルガノポリシロキサン(a)と、MQレジンと有機溶剤を含む樹脂組成物(b)との混合物又は縮合反応生成物であり、前記(B)成分が、25℃における動粘度が10〜100000mm2/sの範囲にある架橋点を有さないシリコーンオイルである超音波カップリング材組成物。
 
特開2025-014131超音波センサ アズビル株式会社
【課題】金属板を用いずに、配線付けを可能とする。
【解決手段】圧電体111、当該圧電体111のうちの一方向における一面に設けられた第1の電極112、および、圧電体111のうちの一方向における他面に設けられた第2の電極113を有し、縦変位以外の変位を行う圧電素子11と、第1の電極112に対して電気的に接続された第1の配線12と、第2の電極113に対して電気的に接続された第2の配線13と、一面が、圧電素子11のうちの一方向に垂直な方向における一面に接続された音響整合層14とを備えた。
 
特開2025-014543超音波流量計 アズビル株式会社
【課題】従来に対し、W形状の超音波パス経路で伝播した超音波への影響を抑制可能とする。
【解決手段】配管101における上流側に取り付けられた第1の超音波送受信器102−1と、配管101における下流側に取り付けられた第2の超音波送受信器102−2と、配管101における第1の超音波送受信器102−1および第2の超音波送受信器102−2と対向する内壁に設けられた反射用構造部103aとを備え、第1の超音波送受信器102−1および第2の超音波送受信器102−2は、配管101内において、W形状の超音波パス経路を形成し、反射用構造部103aは、配管101内において、V形状の超音波パス経路を伝播する超音波を遮断する。
 
特開2025-014671超音波振動接合装置 東芝三菱電機産業システム株式会社
【課題】被接合材に関する摩擦抵抗にバラツキが存在しても、超音波振動ホーンによる超音波振動動作によって被接合材を良好に接合することができる超音波振動接合装置を得る。
【解決手段】制御部1は制御信号として、出力情報SCを含む発振信号S12をコンバータ11に出力する。コンバータ11は発振信号S12に基づき超音波振動を超音波振動ホーン10に付与する。超音波振動ホーン10は当接先端部10tの底面から超音波振動を被接合材13に印加する超音波振動動作を実行する。発振信号S12を用いた制御部1による制御動作は、発振信号S12に含まれる出力情報SCが出力閾値WX以上になるまで超音波振動動作を継続する動作継続処理を含んでいる。
 
特開2025-014672超音波接合評価方法 東芝三菱電機産業システム株式会社
【課題】接合箇所の良否判定を精度良く行える超音波接合評価方法を得る。
【解決手段】ステップST11において、複数の接合箇所に対し超音波振動動作を実行し、併せて複数の接合箇所それぞれの接合処理時間を測定する。ステップST12において、複数の接合箇所それぞれに対する超音波振動動作の処理時間を複数の接合処理時間として認識する。ステップST13において、複数の接合箇所それぞれの接合処理時間と基準処理時間との比較結果に基づき、複数の接合箇所それぞれの接合良否結果を得る。具体的には、複数の接合箇所それぞれにおいて、接合処理時間が基準処理時間以下の接合箇所は「良」と判定し、接合処理時間が基準処理時間より長い場合の接合箇所は「否」と判定する。
 
特開2025-014747超音波接合用端子および超音波接合用端子に対する電線の接合方法 矢崎総業株式会社
【課題】電線サイズの違いに対する汎用性を維持しながら、電線の導体の超音波接合を効率よく行うことを可能とする。
【解決手段】超音波接合用端子1は、電線Wの芯線Waが載置されて超音波接合される平坦な導体接合面3Aを有し、前記導体接合面3Aの、載置される芯線Waの上から見た幅方向両端に対応する位置と幅方向中央に対応する位置に凸部10、11が設けられている。
 
特開2025-014953状態判定支援装置、状態判定モデル製造装置、超音波検査装置、状態判定支援方法、状態判定モデル製造方法、超音波検査方法、状態判定支援プログラム、状態判定モデル製造プログラム、超音波検査プログラム、及び記録 中外テクノス株式会社  日本シーレーク株式会社
【課題】検査対象管の状態を容易に判定できる状態判定支援装置を提供する。
【解決手段】本開示の状態判定支援装置は、検査結果取得部、および状態判定部を含み、前記検査結果取得部は、検査対象管の超音波探傷検査データを取得し、前記状態判定部は、前記超音波探傷検査データに基づいて前記検査対象管の状態を判定する。      
 
特開2025-015206超音波診断装置、超音波診断プログラム及び超音波診断装置の情報表示方法 コニカミノルタ株式会社
【課題】ユーザーが望む計測項目を実行可能とすること。
【解決手段】超音波診断装置は、被検体に対して超音波を送受信する超音波探触子と、観察領域から得られる受信信号を基に超音波画像データを生成する生成部と、計測可能または計測不可の計測項目候補を推定する計測項目推定部と、計測項目候補を表示する表示部と、を備える。
 
特開2025-015215超音波診断装置及びエコー画像認識方法 TCC Media Lab株式会社
【課題】エコー画像に描出された組織の特定を高精度にかつ容易にすることができる等の超音波診断装置を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、超音波プローブを移動させながら連続的に取得した複数枚のエコー画像をつなぎ合わせて拡張したパノラマ画像を生成するパノラマ画像生成部と、生成されたパノラマ画像に基づいて体内の所定の部位を認識する画像認識部とを備える。画像認識部は、パノラマ画像に基づく画像認識結果を参照して、エコー画像上の所定の部位を認識する。
 
特開2025-015216超音波診断装置及びエコー画像表示方法 TCC Media Lab株式会社
【課題】例えば鍼灸等の施術前後のエコー画像の比較に基づいて、施術効果の定量的な評価を行えるようにした超音波診断装置を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、施術前に取得されたプリエコー画像と、施術後に取得されたポストエコー画像との近似度を判定する近似度判定部と、プリエコー画像及びそれと同一の位置で取得されたポストエコー画像とを対比可能な態様で並べて配置した診断用画像を生成する表示処理部とを備える。近似度判定部が相互に近似すると判定したプリエコー画像及びポストエコー画像を同一の位置で取得されたエコー画像として取り扱う。
 
特開2025-015491心臓内超音波検査(ICE)を使用するバイプレーンビュー又はトリプレーンビュー上の遠位端部エフェクタの視覚化 バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッド
【課題】医療システムを提供すること。
【解決手段】医療システムは、ユーティリティプローブ及び超音波プローブと、プロセッサと、を含む。プローブは、器官の内側で動作する。ユーティリティプローブは、遠位端部エフェクタと、遠位端部エフェクタの第1の位置を示す第1の信号を出力する第1のセンサを含む。超音波プローブは、器官の内側の遠位端部エフェクタの部分を含むボリュームを撮像する超音波トランスデューサアレイと、超音波トランスデューサアレイの第2の位置を示す第2の信号を出力する第2のセンサと、を含む。プロセッサは、撮像されたボリューム、第1の位置及び第2の位置を使用して、器官と遠位端部エフェクタの少なくとも一部を含む撮像されたボリュームのスライスを選択し、選択されたスライスから、遠位端部エフェクタの一部のバイプレーンビュー/トリプレーンビューを生成し、ユーザに提示するように構成されている。
 
特開2025-016213超音波画像処理装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】ドプラ信号のパワー又はドプラ信号が示す速度と、ドプラ画像における画素値と、の関係を示す適正なガンマカーブを自動設定可能とする。
【解決手段】ドプラ信号処理部30は、ドプラ信号のパワー分布を表す対象パワー分布情報を取得する。質感パラメータ特定部32は、対象パワー分布情報を学習モデル34に入力する。学習済みの学習モデル34は、対象パワー分布情報に適した質感パラメータを出力する。質感パラメータは、ガンマカーブの特徴を示すパラメータである。適正ガンマカーブ決定部40は、対象パワー分布情報に適した質感パラメータに基づいて、対象パワー分布情報に適したて適正ガンマカーブを決定する。画像形成部18は、対象パワー分布情報及び適正ガンマカーブに基づいて、パワードプラ画像を形成する。
 
特表2025-500064低コストで高性能な超音波撮像プローブ エコー イメージング,インク.
【要約】超音波撮像システムが、超音波撮像プローブと、コンピューティングデバイスと、コンピューティングデバイスと超音波撮像プローブを通信可能に結合するためのリンクとを含み得る。プローブは、超音波トランスデューサおよび前処理回路を含み得る。超音波トランスデューサは、超音波圧力波から電気信号を生成し、トランスデューサ素子を有し得る。前処理回路は、超音波トランスデューサに電気的に結合され、信号変換器および信号積分器を有し得る。信号変換器は、トランスデューサ素子からの信号を調整し、信号をデジタル信号に変換し得る。信号積分器は、デジタル信号を少なくとも10ギガビット/秒のデータレートを有する伝送信号に組み合わせ得る。次いで信号は、コンピューティングデバイスによる処理のために送信され得る。
 
特表2025-500163超音波プローブにおける改良および超音波プローブに関連する改良 キャベンディッシュ ニュークリア リミテッド
【要約】溶接部の検査を提供するための方法および装置を開示し、その方法は、検査される基材上の溶接部に近接して溶接検査装置を準備するステップと、検査を実施するステップであって、基材は、検査中に加熱によって周囲温度を超える高温状態に供され、検査の実施は、基材および溶接部の体積内に超音波を放出することと、基材および溶接部から超音波の少なくとも一部を受信し、それによって複数の信号セットを取得することと、を含む、ステップと、複数の信号セットのうちの1つ以上を処理して溶接検査データを提供するステップと、を含み、処理は、高温における基材および/または溶接部の体積内の温度分布の補正を含む、溶接部の検査を提供する方法である。
 
特表2025-500475超音波画像化デバイス モジューレウス
【解決手段】本発明は、超音波画像化デバイス(100) に関し、超音波画像化デバイスは、超音波トランスデューサの集合体(101) と、超音波トランスデューサの集合体(101) を覆う音響結合層(140) と、超音波画像の取得段階中、音響結合層(140) 上に置かれる画像化対象を加熱するように適合されている加熱デバイス(150) とを備えている。
 
特表2025-500648複数のシャフトを有する4D超音波カテーテルの回転及び偏向の制御及び視覚化 バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッド
【要約】カテーテルは、患者の臓器に挿入するためのシャフトと、第1及び第2の位置センサと、を含む。シャフトは、(a)シャフトの軸に対して偏向されるように構成される内側シャフトと、(b)カテーテルの遠位先端に連結され、(i)内側シャフトの周囲に同軸に配置され、(ii)内側シャフトとともに偏向され、(iii)内側シャフトに対して軸を中心に回転されるように構成される外側シャフトとを含む。第1の位置センサは、遠位先端に連結され、第1の信号を生成するように構成され、第2の位置センサは、内側シャフトに連結され、第2の信号を生成するように構成される。
 
特表2025-500771静電容量型マイクロマシン超音波トランスデューサ  オーチャード ウルトラサウンド イノベーション エルエルシー
【要約】静電容量型マイクロマシン超音波トランスデューサ(CMUT)に関連するシステム、デバイス、及び方法を提供する。CMUTは、電極と、電極を覆ってキャビティを形成するプレートとを含む。電極は輪郭付け電極であり、及び/又は、プレートは輪郭付けプレートである。電極とプレートにわたって印加される電圧は、プレートを偏向させる。キャビティは、プレートと電極との間の不均一なキャビティ空間であり、キャビティ空間は、プレートの中央領域内で最大となる。
 
特表2025-500957カルシウム検出及び分析のための血管内超音波イメージング  コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ       フィリップス イメージ ガイディッド セラピー コーポレイション
【要約】システムが、IVUSイメージングカテーテルからIVUSイメージングデータを受信するプロセッサ回路を含む。プロセッサ回路は、IVUSイメージングデータに基づいてカルシウムを特定する。プロセッサ回路は、カルシウムの特定に基づいて、カルシウムと管腔境界との間の距離、又は組織に対するカルシウムの密度のうちの少なくとも一方を求める。プロセッサ回路は、プロセッサ回路と通信するディスプレイに画面表示を出力する。画面表示は、IVUSイメージングデータに基づいて生成されたIVUS画像と、距離の視覚表現、又は密度の視覚表現のうちの少なくとも一方とを含む。
 
特表2025-501493超音波が増強したナノ製剤の連続化、規模化生産方法 シャンハイ ベスト−リンク バイオサイエンス エルエルシー
【要約】本発明は、超音波が増強したナノ製剤の連続化、規模化生産方法を開示する。具体的には、(a)第1管路、(b)第2管路、(f)超音波装置、(c)合併管路及び(e)その(流体)出口を含むナノ製剤の連続化生産の製造システムであって、前記第1管路、第2管路は合併管路に接続され、第1相溶液は第1管路出口を経て合併管路に入り、第2相溶液は第2管路出口を経て合併管路に入り、超音波装置は合併管路の局所又は全体に作用し、第1相溶液及び第2相溶液は合併管路内で乱流混合して合併相を形成し、且つ合併管路の出口を経て流出する、製造システムを開示する。本発明の製造システム及び製造方法は、ナノ薬物の封入率を顕著に向上させ、ナノ粒子の粒径の均一性を改善することができる。
 
特表2025-502030多機能超音波ブレード及びそれを組み込んだ外科用器具 コヴィディエン リミテッド パートナーシップ
【要約】超音波ブレードは、上面、底面、第1の側面、第2の側面、及び遠位面を画定する本体部分を含む。1つの構成では、第1及び第2の凹状ノッチが本体部分内に画定されて、底面の長さの一部に沿って延在するリッジを形成する。別の構成では、少なくとも1つの突出部が、底面から突出し、底面の一部に沿って長さ方向に延在する細長い構成を画定する。別の構成では、底面は、本体部分の遠位部分が近位から遠位方向に高さがテーパ状になるように、近位から遠位方向に上面に向かって傾斜した傾斜遠位セクションを含み、リッジが、底面の傾斜遠位セクションから突出し、底面の長さの少なくとも一部分に沿って延在する。
 
特表2025-502469超音波を用いた筋肉の質評価システムおよび方法 ドングク ユニバーシティ ワイズキャンパス インダストリー アカデミー コオペレーション ファウンデーション
【要約】本発明は、超音波を用いた筋肉の質評価システムおよび方法に関するものであり、より詳細には、低価のA−mode超音波探触子を活用して対象者の超音波信号を測定し、これに基づいて筋肉の質を評価するシステムおよび方法に関するものである。本発明の一実施例に係る超音波を用いた筋肉の質評価システムは、超音波を対象体に送信し、前記対象体から反射する複数の反射音を受信する超音波送受信部と、前記複数の反射音を用いて反射信号を具現する信号処理部と、前記反射信号からピークを抽出するピーク抽出部と、前記ピークを用いて前記対象体を構成する物質の割合を算出し、これに基づいて筋肉の質を評価する分析部と、を含んでもよい。本発明の一実施例によると、B−mode超音波装置を用いた筋肉の質評価と同一の正確性を有しながらも、筋肉の質評価に必要となる費用が節減されるという利点がある。
 
特表2025-502738超音波画像化デバイス モジューレウス
【解決手段】本明細書は、超音波画像化デバイス(100) に関し、超音波画像化デバイスは、超音波トランスデューサの集合体(101) 、及び超音波トランスデューサの集合体(101) を覆う音響結合層(140) を備えており、音響結合層(140) は、超音波画像の取得段階中に第1のヤング率を有し、取得段階外で第1のヤング率より大きい第2のヤング率を有するように構成されている活性化可能なポリマー材料で形成されている。
 
特表2025-503160化学療法に対する乳癌応答を予測するための、治療前の定量的超音波マルチパラメータ画像の深層学習 サデギ−ナイニ,アリ    タレガマル,ハミドレザ    サニーブルック リサーチ インスティテュート
【要約】定量的超音波(QUS)パラメータ画像および/またはBモード画像を用いて、ネオアジュバント化学療法(NAC)への乳癌応答を予測するためのシステムであって、システムは、未加工のRF信号を含む少なくとも1つの超音波データフレーム、および/または画像を取得するための撮像システムと、少なくとも1つの超音波データフレームを受信し、1つまたは複数の所定の規則を用いて、少なくとも1つの超音波データフレームの各々における関心領域(ROI)を特定する動作と、腫瘍についての少なくとも1つの定量的超音波(QUS)パラメータマップおよび/または処理されたBモード画像を生成する動作と、機械学習アーキテクチャの特徴ネットワークを用いて、QUSパラメータ画像および/またはBモード画像から最適特徴マップを抽出する動作と、腫瘍対象を、NACに対する応答者または非応答者に分類する動作と、を行うコンピュータシステムと、を備える。
 
特表2025-503166血管内超音波撮像におけるカテーテル回転モータPWM干渉の低減 ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド
【要約】方法は、血管内超音波画像をキャプチャすることを含む。駆動モータは、設定された回転速度で超音波トランスデューサを能動的に駆動するために使用される。超音波トランスデューサが一定の駆動信号で駆動される一時的な検知ウィンドウが生成される。複数の信号が、一時的な検知ウィンドウの間に超音波トランスデューサから受信される。
 
 
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光触媒
Bー1酸化チタン
特開2025-001305水分解光触媒材料及びその製造方法 トヨタ自動車株式会社 学校法人甲南学園 豊田合成株式会社
【課題】量子効率が高く且つ安定した水分解光触媒材料及びその製造方法を提供する。
【解決手段】チタン酸ストロンチウムを含む水分解光触媒材料であって、チタン酸ストロンチウムにマグネシウム及びスカンジウムがドープされている水分解光触媒材料に関する。
【請求項1】チタン酸ストロンチウムを含む水分解光触媒材料であって、チタン酸ストロンチウムにマグネシウム及びスカンジウムがドープされている水分解光触媒材料。
【請求項2】ドープされているマグネシウムとスカンジウムのモル比が、1:1〜1:4である、請求項1に記載の水分解光触媒材料。
【請求項3】ドープされているマグネシウムとスカンジウムのモル比が、1:2である、請求項1に記載の水分解光触媒材料。
【請求項4】マグネシウム及びスカンジウムの全ドープ量が、チタン酸ストロンチウムの全モル数に対して0.1モル%〜10モル%である、請求項1に記載の水分解光触媒材料。
【請求項5】マグネシウム及びスカンジウムがドープされているチタン酸ストロンチウムが、100面のみが露出することにより形成されるナノステップ構造を有し、当該ナノステップ構造のSEMにより測定されるステップ幅の平均値が5nm〜20nmである、請求項1に記載の水分解光触媒材料。
【請求項6】塩化ストロンチウム中でチタン酸ストロンチウムと酸化スカンジウムと酸化マグネシウムとを混合して焼成し、その後洗浄することを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の水分解光触媒材料を製造する方法。
【請求項7】請求項1〜5のいずれか一項に記載の水分解光触媒材料と、当該水分解光触媒材料の粒子表面に付加されている助触媒とを含む、水分解光触媒。
 
特開2025-002409酸化チタンアパタイト複合体および酸化チタンアパタイト複合体の製造方法 株式会社村田製作所  帝人フロンティア株式会社
【課題】分解対象物の吸着をさらに高めて触媒作用を向上させることができる酸化チタンアパタイト複合体および酸化チタンアパタイト複合体の製造方法を提供する。
【解決手段】本開示の酸化チタンアパタイト複合体は、酸化チタンと、リン酸カルシウムを含むアパタイトと、炭素と、を含む複合体を構成する。
【請求項7】前記複合体が、重金属に対する吸着能および/または光触媒能を有する、請求項1に記載の酸化チタンアパタイト複合体。       
  −実証試験3:光触媒能評価− 上述の実施例1〜3および下記の比較例1〜4に対して、光触媒能評価を行った。・比較例1 酸化チタン100%のサンプル。・比較例2 図18Aに示すように、酸化チタンの粉状体80%とハイドロキシアパタイトの粉状体20%を混ぜ合わせたサンプル。・比較例3 図18Aに示すように、酸化チタンの粉状体50%とハイドロキシアパタイトの粉状体50%を混ぜ合わせたサンプル。・比較例4 図18Aに示すように、酸化チタンの粉状体20%とハイドロキシアパタイトの粉状体80%を混ぜ合わせたサンプル。
 
特開2025-014413チタンアパタイトを含有する組成物及びその用途 株式会社経営総合研究所
【課題】光触媒機能を有しつつ吸着特性に優れた光触媒であり,また,樹脂に添加してもチョーキングを起こさない光触媒を含有する組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の組成物は,吸着性と光触媒機能を有する光触媒としてチタンアパタイト及び,他の成分を含有するものである。
  また,上述した本実施形態の無機塗料組成物を含む無機塗料は,鋼材(橋梁,鉄塔等のインフラ構造部や設備プラント・クレーン等の鋼構造物等),その他金属,コンクリート,プラスチック,壁紙,壁材,床材,カーテン,養殖用の網,水槽,取水口,貯水槽等の表面に塗布して,無機塗料としての特性に加え,光触媒特性を塗布対象物に付与できる機能性塗料である。チタンアパタイトによる光触媒特性としては,例えば,付着した手脂やその他の汚れや,周囲に浮遊している塵,埃,菌,ウイルス,排ガス,その他有害物質等の有機物を吸着し確実に酸化分解することで,抗ウイルス特性,抗菌特性,脱臭特性や防汚特性等を発揮すると共に,塗布対象物自体の劣化を防止できる。また,養殖用の網,水槽,貯水槽,取水口等,常時,水や海水に浸かっているもの対しては,チタンアパタイトによる有機物の分解作用(光触媒機能)により,上述の他,防藻効果や防貝効果を発揮する。
 
Bー2光触媒 
特開2025-004958成形品及び成形品の製造方法 DIC株式会社
【課題】本発明は、フィコシアニンを含有する成形品及び成形品の製造方法の提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、着色剤を含有する樹脂組成物を成形してなる成形品であって、前期着色剤が、フィコシアニンを含有することを特徴とする成形品に関する。前記フィコシアニンが、スピルリナ属の藍藻類由来のフィコシアニン、リナブルーG1(商品名、DICライフテック社製)、又は水に不溶化(レーキ化)したフィコシアニンでも良い。
  シリカ以外のフィラーとしては、無機フィラーと有機フィラーが挙げられる。フィラー形状に限定はなく、粒子状や板状、繊維状のフィラーが挙げられる。耐熱性に優れるフィラーとしては、アルミナ、マグネシア、チタニア、ジルコニア、等;熱伝導に優れるものとしては、窒化ホウ素、窒化アルミ、酸化アルミナ、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化ケイ素等;導電性に優れるものとしては、金属単体又は合金(例えば、鉄、銅、マグネシウム、アルミニウム、金、銀、白金、亜鉛、マンガン、ステンレスなど)を用いた金属フィラー及び/又は金属被覆フィラー、;バリア性に優れるものとしては、マイカ、クレイ、カオリン、タルク、ゼオライト、ウォラストナイト、スメクタイト等の鉱物等やチタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、セピオライト、ゾノライト、ホウ酸アルミニウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム;屈折率が高いものとしては、チタン酸バリウム、酸化ジルコニア、酸化チタン等;光触媒性を示すものとしては、チタン、セリウム、亜鉛、銅、アルミニウム、錫、インジウム、リン、炭素、イオウ、テリウム、ニッケル、鉄、コバルト、銀、モリブデン、ストロンチウム、クロム、バリウム、鉛等の光触媒金属、前記金属の複合物、それらの酸化物等;耐摩耗性に優れるものとしては、アルミナ、ジルコニア、酸化マグネシウム等の金属、及びそれらの複合物及び酸化物等;導電性に優れるものとしては、銀、銅などの金属、酸化錫、酸化インジウム等;紫外線遮蔽に優れるものとしては、酸化チタン、酸化亜鉛等である。これらの無機微粒子は、用途によって適時選択すればよく、単独で使用しても、複数種組み合わせて使用してもかまわない。また、上記無機微粒子は、例に挙げた特性以外にも様々な特性を有することから、適時用途に合わせて選択すればよい。
 
特開2025-005241光触媒及びその製造方法、並びに、構造体及びその製造方法 国立大学法人 筑波大学
【課題】g−C3N4を含み優れた触媒性能を示す光触媒を提供すること。
【解決手段】光触媒は、多孔質構造を有するグラファイト状窒化炭素と、前記グラファイト状窒化炭素に担持された金属と、を含有する。
【請求項1】多孔質構造を有するグラファイト状窒化炭素と、前記グラファイト状窒化炭素に担持された金属と、を含有する光触媒。
【請求項2】前記グラファイト状窒化炭素の比表面積が、8m2/g以上である請求項1に記載の光触媒。
【請求項3】前記グラファイト状窒化炭素の全細孔容積が、4.00×10−2cm3/g(STP)以上である請求項1に記載の光触媒。
【請求項4】前記グラファイト状窒化炭素の平均細孔直径が、16nm以上である請求項1に記載の光触媒。
【請求項5】前記金属が、銀を含む請求項1に記載の光触媒。
 
特開2025-015439光照射利用システム、光反応方法、及び光反応装置 株式会社日本触媒
【課題】最適な光の照射システムを提供すること、さらにはその光反応がどの様な特徴があるかを明確にするシステムを提供する。
【解決手段】被照射体に光エネルギーによる作用をもたらすことを目的とした光照射の利用システムであって、該利用システムは、被照射体に対して同一総光量下で、光照射のオン、オフの周波数を変えた複数の間欠的な光照射を行い、所望の結果を得るための最適な光照射の周波数を決定することを特徴とする光照射利用システム。
 表1に示したとおり、間欠的な光照射のデューティー比を固定し、周波数を変更させて光照射を行ったところ、周波数によって生成物A〜D全体の収率、及び、生成した生成物A〜Dの比率が異なる結果となった。また光照射のオン、オフのデューティー比を10:90として暗時間を長くした実施例1において、周波数が1Hz以下の低周波数の間欠的な光照射を行うと、化合物Bの選択率が高くなる結果となった。また、実際の量として、0.01Hz以下では2付加体であるCとDが極端に減少していることも見出した。これは選択的に1付加体が生成できているとみることができる。さらに1付加体(A+B)、2付加体(C+D)それぞれの合計収率を計算し、周波数依存性を示した図が図3である。図3より、0.1Hz以下で2付加体の比率が下がり、過剰反応が抑制できていることが示唆される。この結果から低周波数の間欠的な光照射を行うことの技術的意義が確認された。また表2に示したとおり、光照射の波長を変更させて光照射を行った場合についても、光の波長によって生成物A〜D全体の収率、及び、生成した生成物A〜Dの比率が異なる結果となった。また、光触媒として使用したアントラキノンの吸収端(430nmあたり)からさらに長波長側20nm程度にピーク波長をもつ448nmのLEDでの光照射を行うと、化合物Bの選択率が高く、かつ2付加体の生成が抑えられている結果となった。この結果から反応原料の吸収端近傍の波長で光照射を行うことの技術的意義が確認された。以上より、光照射の光照射のオン、オフの周波数や波長が異なることで、被照射体に与える影響が異なることが確認された。更に光照射のオン、オフの周波数や波長を変えた複数の反応を行うことで、所望の結果を得るための最適な周波数や波長を決定することができ、光反応において求められる生成物を高収率や高選択率で得ることが可能となることが確認された。また、10桁にわたる周波数展開の結果、化合物Bの選択性に波があることがわかる。このことはこの光反応の特徴を示すもので、詳細な解析により、本光反応の反応過程の詳細を明らかにすることもできると考える。故に、このような周波数展開を行うという新しい解析手法にも意味があると言える。
 
特表2025-502991マンガン錯体によって光触媒されるヒドロシリル化方法 エルケム・シリコーンズ・フランス・エスアエス    サントル ナスィオナル ド ラ ルシェルシュ スィアンティフィク    ユニヴェルスィテ クラウド ベルナール リヨン 1    セペウ・リヨン
【要約】本発明は、一置換アルケン化合物と、ケイ素原子に結合した少なくとも1個の水素原子を含む化合物とのヒドロシリル化反応に関する。より具体的には、本発明は、少なくとも1個の一置換アルケン官能基を含む不飽和化合物(A)を、少なくとも1個のヒドロシリル官能基を含む化合物(B)でヒドロシリル化するための方法であって、前記方法は、マンガンカルボニルからなる光触媒(C)の存在下で、前記不飽和化合物(A)及び前記化合物(B)に照射する工程を含む方法に関する。アルケン化合物とケイ素原子に結合した少なくとも1個の水素原子を含む化合物とのヒドロシリル化反応は、特にシリコーン組成物を架橋によって硬化させることを可能にする。
  本発明は、マンガンカルボニルからなる光触媒(C)を使用する。有利なことに、マンガンは、一般に微量元素となる添加量の範囲内では無毒とみなされる豊富な天然元素である。本発明では、マンガンカルボニルは、1個以上のマンガン原子とマンガンに結合したカルボニル配位子とからなる金属錯体である。他のタイプの配位子はマンガンに結合しない。好ましくは、マンガンカルボニルは、より具体的には、化学式[Mn2(CO)10]のジマンガンデカカルボニルである。有利なことに、これは安価で空気中で安定な市販品である。本発明に係る光触媒(C)は、有機配位子を使用することなく、特に、例えばピリジン配位子などの窒素系配位子を使用することなく、及び/又は・例えばホスフィン配位子などのリン系配位子を使用することなく、及び/又は・アシル型の配位子を使用することなく、及び/又は・例えばβ−ジケトン配位子などのジケトン配位子を使用することなく、及び/又は・置換又は非置換のシクロペンタジエニル配位子を使用することなく、及び/又は・トリフェニルアルシンなどの有機金属配位子を使用することなく、有利に採用できる。金属錯体中のマンガンは、好ましくは0の酸化状態である。当該金属錯体は、X型の配位子、特にハロゲン配位子を含まない。光触媒(C)のモル濃度は、不飽和化合物(A)が保持する不飽和の総モル数に対して、0.01モル%〜15モル%、より好ましくは0.05モル%〜10モル%、さらに好ましくは0.1モル%〜5モル%、さらに好ましくは0.5モル%〜2モル%であることができる。好ましい別の形態によれば、本発明に係る方法において、白金、パラジウム、ルテニウム又はロジウムをベースとする化合物は使用しない。反応媒体中の白金、パラジウム、ルテニウム又はロジウムをベースとする化合物の量は、光触媒Cの重量に対して、例えば0.1重量%未満、好ましくは0.01重量%未満、より好ましくは0.001重量%未満である。本発明は、まず、少なくとも1個の一置換アルケン官能基を含む不飽和化合物(A)を、少なくとも1個のヒドロシリル官能基を含む化合物(B)でヒドロシリル化するための方法からなり、前記方法は、上記のような光触媒(C)の存在下で前記不飽和化合物(A)及び前記化合物(B)に照射することからなる段階を含む。
 
特表2025-500215構造化ナノ粒子複合体を形成するための配合剤 ユニバーシティ オブ マサチューセッツ
【要約】構造化ナノ粒子複合体、ならびにそれを形成するための方法および配合剤に関する。構造化ナノ粒子複合体を形成するための配合剤は、50nm未満の平均径を有するナノ粒子を含む。配合剤は、40℃〜300℃の沸点を有する少なくとも1つの溶媒を含む。また、配合剤は、ナノ粒子のための結合剤を含む。結合剤は溶媒であるか、またはその溶媒とは異なる化学構造を有する。
【請求項13】構造化ナノ粒子複合体を形成するための配合剤であって、50nm未満の平均径を有する光触媒ナノ粒子と、 40℃〜200℃の沸点を有する溶媒と、 前記光触媒ナノ粒子のための結合剤と、を備え、 前記結合剤は、40℃〜200℃の沸点を有する前記溶媒とは異なる化学構造を有し、前記結合剤は、前記ナノ粒子の材料の前駆体、金属酸化物前駆体、絶縁材料、透明光学接着剤、モノマー、アルコキシド、オリゴマー、プレポリマー、ポリマー、有機ポリマー、Si含有ポリマー、かご型ポリマー、分岐ポリマー、シランカップリング剤、シルセスキオキサン、またはそれらの組み合わせを含む、配合剤。
【請求項14】構造化ナノ粒子複合体を形成する方法であって、請求項1に記載の前記配合剤を基板上に配置することと、前記基板上に配置された前記配合剤をパターニングして、2ミクロン未満である少なくとも1つの寸法を含む構造を生成することと、前記パターニングされた配合剤を光触媒酸化して、有機材料を実質的に含まないパターン化構造体を生成することと、を備える方法。
【請求項15】前記光触媒酸化がUV光を使用することを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】前記光触媒酸化が、5mW/cm2の最小強度を有するUV光を使用することを含む、請求項14に記載の方法。
  光触媒酸化は、任意の適切な方法で実施され得る。光触媒酸化は、UV光を使用することを含み得る。光触媒酸化は、パルスUV光を使用することを含み得る。光触媒酸化は、5mW/cm2の最小強度を有するUV光を使用することを含み得る。例えば、UV光またはパルスUV光は、5mW/cm2以上、または10mW/cm2、15、20、25、50、100、150、200、250、500、750、もしくは1,000mW/cm2以上の強度を有する。光触媒酸化は、100nm〜450nm、300nm〜400nm、350nm〜380nm、365nm、または、450nm以下かつ100nm以上、125、150、175、200、225、250、275、300、310、320、330、340、350、355、360、361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、375、380、390、400、410、420、430、もしくは440nm以上である少なくとも1つの波長を有する光を使用することを含み得る。光触媒酸化は、1,000〜20,000回のパルス繰り返し、例えば、20,000回以下かつ1,000、2,000、5,000、7,500、10,000、12,500、15,000、17,500、もしくは19,000回以上のパルス繰り返しを含むパルスUV光を使用することを含み得る。光触媒酸化は、発光ダイオード(LED)で発生するUV光を使用することを含み得る。光触媒酸化は、フラッシュランプまたは広帯域光源を使用して生成される光を使用することを含み得る。
 
特表2025-500821多機能階層的材料構造 メタルマーク・イノベーションズ,ピービーシー
【要約】組成物は、階層的に構造化された材料と、階層的に構造化された材料の表面の少なくとも一部分上に配置された複数のナノスケールの特徴と、を含み、複数のナノスケールの特徴は、棘状形態を含み、階層的に構造化された材料は、複数の汚染物質を処理するように構成される。様々な実施形態では、階層的に構造化された材料は、天然起源の材料または合成起源の材料を含む。
  いくつかの実施形態では、第1のナノスケールの特徴セット220のナノ構造体の少なくとも一部の表面上に、1つまたは複数の活性材料を配置してもよい。活性材料は、用途の要件に応じて、光触媒機能、光熱触媒機能、光電極触媒機能などを示し得る。活性材料は、その上に1つまたは複数の活性部位を含んでもよい。
 
Bー3水素・酸素・炭酸ガス
特開2025-000592ガソリンエンジン技術や技術者と下請1万社を救い、石油及び石油精製事業会社と社員を救い、且つカーボンゼロと燃料を節約する装置及び方法(略称:ドクターNCシステム)中松 義郎
【課題】化石燃料を使用し、CO2を排出しない事。
【解決手段】化石燃料を使用しながら、発生したCO2をCO2と水を慣性エネルギを活用して電気分解しCO2を除去すると共に、且つエネルギを発生して、これをCO2発生源と加えエネルギ節約し、環境保全するシステム。
   [本発明第27実施形態]図27は、本発明第27実施形態を示し、光合成を用いCO2の排出を無くすことを特徴とする。具体的には、水とCO2を光触媒を用いた光合成装置41により分解し、排出される酸素43を酸素燃焼エンジン44で駆動し、光合成で同時に排出される糖類をタンク42に貯蔵し回収する。本発明第27実施形態によると、太陽光エネルギを用いて酸素を車の駆動源とする事でCO2を出さない閉じたシンプルなシステムとする事が出来る。
 
特開2025-004508発電システム  冨士色素株式会社 GSアライアンス株式会社
【課題】CO2由来の燃料を用いて効率的に発電することができ、また、電池材料の劣化による発電効率の低下を来し難い発電システム及び発電方法を提供すること。
【解決手段】光還元触媒を備える燃料供給部であって、該光還元触媒が金属錯体、金属有機構造体、硫化物半導体、窒化物半導体、炭化物半導体、有機半導体、半導体系量子ドット、及び炭素系量子ドットからなる群より選択される1種以上の素材を含む、燃料供給部、並びに、燃料供給部の後段に配置された固体酸化物形燃料電池部を備える、発電システム。当該発電システムを使用して、水及び/又は二酸化炭素から電気エネルギーを生成する発電方法。 
 上記のように、光合成のような光触媒反応によって得られた水素やメタン等の化学物質を、燃料電池に使用して発電するシステムが検討されているが、システム全体での発電効率や二酸化炭素(CO2)の再資源化の点で、未だ改善の余地がある。例えば特許文献1記載のように水を電気分解して生成する水素を用いる燃料電池システムでは、CO2をエネルギー資源として用いることができない。また、水の電気分解に電力を使用しており、システム全体での発電効率にも疑問が持たれる。特許文献2記載の発明のようにアノードへの光照射によって水を分解するシステムであれば、発電効率の改善は期待できる。しかし、特許文献1記載の発明と同様、CO2を資源化できない。一方でCO2を原料に用いると、WO3やTiO2等の光触媒系では反応効率が低くなりがちである。また、CO等が副生し、これが燃料電池の触媒や電解質の劣化原因となるため、汎用の固体高分子形燃料電池には、そのままでは適用できない。特許文献3や非特許文献1記載の技術によれば、CO2を原料として使用することは可能となる。しかし、ギ酸やメタンから燃料電池用の水素を得ようとすると、一旦取り込んだCO2が全て遊離するため、CO2の資源化には繋がらない。また、これら技術においては、使用する光触媒の種類によってはCOが副生するため、燃料電池の触媒や電解質を被毒するおそれがある。近年はギ酸を直接の燃料とするギ酸燃料電池も開発されているが、ギ酸燃料電池も白金等の貴金属を触媒として使用するため、副生したCOによって劣化を来すおそれがある。このように、光還元触媒の種類と燃料電池のタイプとの組み合わせが不適切だと、CO2の有効活用ができないだけでなく、発電効率自体も低下してしまうおそれがある。
 
特開2025-007197水分解光触媒、水分解光触媒の製造方法  三菱マテリアル株式会社 学校法人東京理科大学
【課題】結晶面によって水素と酸素との生成率が異なる光触媒結晶であっても、効率的に水を光分解することが可能な水分解光触媒、および水分解光触媒の製造方法を提供する。
【解決手段】金属酸化物、金属窒化物、金属硫化物のうち、少なくとも何れか1つを含む光触媒結晶と、前記光触媒結晶に担持される、貴金属を含む水素生成助触媒と、を有し、光の照射によって水を水素と酸素に光分解する水分解光触媒であって、前記光触媒結晶は、前記水素を生成させる第1結晶面と、前記酸素を生成させる第2結晶面と、を有し、前記水素生成助触媒は、前記第1結晶面に選択的に担持されていることを特徴とする。
【請求項1】金属酸化物、金属窒化物、金属硫化物のうち、少なくとも何れか1つを含む光触媒結晶と、前記光触媒結晶に担持される、貴金属を含む水素生成助触媒と、を有し、光の照射によって水を水素と酸素に光分解する水分解光触媒であって、前記光触媒結晶は、前記水素を生成させる第1結晶面と、前記酸素を生成させる第2結晶面と、を有し、前記水素生成助触媒は、前記第1結晶面に選択的に担持されていることを特徴とする水分解光触媒。
【請求項2】前記光触媒結晶は、ペロブスカイト構造を持つ18面体であり、前記第1結晶面は{100}であることを特徴とする請求項1に記載の水分解光触媒。
【請求項3】前記光触媒結晶は、チタン酸ストロンチウムであることを特徴とする請求項2に記載の水分解光触媒。
【請求項4】前記第1結晶面には、酸化クロム層が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の水分解光触媒。
【請求項5】前記水素生成助触媒は、ロジウム−クロム酸化物であることを特徴とする請求項4に記載の水分解光触媒。
【請求項6】請求項5に記載の水分解光触媒の製造方法であって、チタン酸ストロンチウムを分散させた分散液にクロム酸塩を添加してから光を照射して、前記第1結晶面に選択的に酸化クロム層を光電着させる酸化クロム層形成工程と、アルコールを添加して、前記第2結晶面に選択的にアルコールを含むマスク層を形成するマスク層形成工程と、ロジウムの錯体を含む前駆体を添加して、前記第1結晶面の前記酸化クロム層上に選択的に前記前駆体を吸着させる前駆体吸着工程と、前記前駆体が吸着されたチタン酸ストロンチウムを加熱して、酸化クロム層に含まれるクロムと前記前駆体に含まれるロジウムとを熱酸化させて、ロジウム−クロム酸化物からなる前記水素生成助触媒を前記第1結晶面に形成する水素生成助触媒生成工程と、を有することを特徴とする水分解光触媒の製造方法。
【請求項7】前記前駆体は、ロジウム塩の水溶液にアミノ酸ペプチドを添加した後、還元剤を添加することによって生成することを特徴とする請求項6に記載の水分解光触媒の製造方法。
【請求項8】前記前駆体吸着工程では、pHを10.0以下にすることを特徴とする請求項6に記載の水分解光触媒の製造方法。
【請求項9】前記水素生成助触媒生成工程では、熱酸化温度を250℃以上、350℃以下の範囲にすることを特徴とする請求項6に記載の水分解光触媒の製造方法。
【請求項10】前記アルコールは、エチレングリコールであることを特徴とする請求項6に記載の水分解光触媒の製造方法。
 
特開2025-008275水素の製造方法、光触媒及び光触媒の製造方法 三井化学株式会社
【課題】光触媒による水素の生産効率に優れる水素の製造方法、水素の生産効率に優れる光触媒、及び水素の生産効率に優れる光触媒の製造方法を提供する。
【解決手段】酸化物半導体を含む光触媒を用いて水を水素及び酸素に分解することを含み、前記酸化物半導体は、紫外可視分光法で得られる吸収スペクトルにおける300nmでの吸光度A300と600nmでの吸光度A600とが式(1):0.1≦A600/A300の条件を満たす、水素の製造方法。
【請求項1】酸化物半導体を含む光触媒を用いて水を水素及び酸素に分解することを含み、前記酸化物半導体は、紫外可視分光法で得られる吸収スペクトルにおける300nmでの吸光度A300と600nmでの吸光度A600とが式(1):0.1≦A600/A300の条件を満たす、水素の製造方法。
【請求項2】酸化物半導体を含む光触媒を用いて水を水素及び酸素に分解することを含み、前記酸化物半導体は5GPa以上の圧力を加えた状態でねじり操作を行う処理が施された状態である、水素の製造方法。
  <光触媒の製造例1:ブルッカイト型TiO2> 光触媒の原料として、ブルッカイト型TiO2の粉末を使用した。この粉末277mgを380MPaの圧力下でプレスして、ペレットを得た。次いで、図1に示す構造の装置を用いてペレットに対してHPT処理を施した。 HPT処理の加圧条件は6GPaとし、ねじり操作は回転速度1rpmで1回転とした。温度条件は300K(27℃)、373K(100℃)、473K(200℃)でそれぞれ実施した。 HPT処理前の試料(Powder)、300KでHPT処理後の試料(T=300K)、373KでHPT処理後の試料(T=373K)、及び473KでHPT処理後の試料(T=473K)の外観を図2に示す。図2に示すように、試料の色はHPT処理前の白色から処理温度が高くなるにつれてライトグレー、ダークグレー、黒色の順に変化した。試料の色の変化は、HPT処理によって試料中に酸素空孔が形成されたことを示すと考えられる。
 
特開2025-008741光触媒及びその製造方法、並びに前記光触媒を用いた水の分解方法  住友金属鉱山株式会社 国立大学法人信州大学
【課題】水分解性能に特に優れる光触媒及びその製造方法を提供すること。また、前記光触媒を用いた水の分解方法を提供すること。
【解決手段】ScVO4を主成分化合物として含む複合酸化物粒子を備える光触媒の製造方法であって、スカンジウム(Sc)及びバナジウム(V)原料を混合して原料混合物を得る工程と、前記原料混合物を680℃以上の温度で焼成して反応生成物を得る工程と、前記反応生成物をフラックス中で熱処理して被熱処理反応生成物を得る工程と、を備える方法。
【請求項1】ScVO4を主成分化合物として含む複合酸化物粒子を備える光触媒の製造方法であって、スカンジウム(Sc)原料及びバナジウム(V)原料を混合して原料混合物を得る工程と、
 前記原料混合物を680℃以上の温度で焼成して反応生成物を得る工程と、前記反応生成物をフラックス中で熱処理して被熱処理反応生成物を得る工程と、を備える方法。
 
特表2025-501137水、例えば海水から二水素を生成するためのデバイス  ルクセンブルク・インスティテュート・オブ・サイエンス・アンド・テクノロジー・(エルアイエスティ)
【要約】本発明の態様は、水、例えば海水から二水素を生成するためのデバイスに関する。デバイスは、水貯蔵器、水入口及び凝縮面を含む(温室)ケーシングを含む。ケーシングは、太陽エネルギーを吸収し、且つ貯蔵器内の水を加熱して、ケーシング内で水蒸気を生成するように構成される。凝縮水は、凝縮面上で生成される。デバイスは、凝縮水を電解し、それにより二水素を生成するための電解槽及び水波エネルギーを電気エネルギーに変換するための波エネルギー変換器を更に含む。波エネルギー変換器は、電解を実行するために電解槽に電気エネルギーを供給するように電解槽に動作可能に接続される。追加の態様は、二水素生成リグ及び1つ又は複数のデバイスを含む二水素生成設備並びにデバイスで水から二水素を生成する方法に関する。
  例示されたように、蓋16は、キャップ24によって角錐台に形状され得る。蓋16は、基部構造14によって捕捉された海水を加熱して蒸発させるために、太陽エネルギーを収集することができる。蓋16は、透明又は半透明であり得る。キャップ24及び/又は蓋16は、1つ又は複数のフレネルレンズを含み得る。1つ又は複数の被覆28は、蓋16の内面に塗布され得る。被覆28は、赤外線透過を最適化(向上)することにより、温室効果を向上させ得る。被覆28は、日光によって生じたTiO2の光触媒薄膜を用いて生物膜の形成を緩和し得る。フルオロポリマ被覆(例えば、PFA、FEP、PTFE)も凝縮滴の拒絶を改良するために塗布され得る。
 
Bー4塗料・膜
特許7618114防食塗料組成物 日本ペイント株式会社
【要約】主剤(I)および硬化剤(II)を含む、防食塗料組成物であって、前記主剤(I)は、エポキシ樹脂(a)を含み、前記エポキシ樹脂(a)は、重量平均分子量が6000以上12000以下の、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(a−11)およびノボラック型エポキシ樹脂(a−12)の少なくとも一方を含み、硬化剤(II)は、ポリアミン(b)とアルキルフェノール(c)とを含み、前記ポリアミン(b)は、アミノ基が結合する環状脂肪族炭化水素基を有する脂環式ポリアミン(b−1)およびアミノ基が結合する環状脂肪族炭化水素基を有さない非脂環式ポリアミン(b−2)を含み、前記主剤(I)および前記硬化剤(II)の少なくとも一方は、アルキル(メタ)アクリレート、アルキルビニルエーテルおよびオレフィンよりなる群から選択される少なくとも1種のモノマー由来の構成単位を有し、かつ、数平均分子量が3万以上10万以下、もしくは30万以上200万以下のビニル系消泡剤(d)を含み、前記脂環式ポリアミン(b−1)の含有量は、前記硬化剤(II)の固形分の30質量%以上80質量%以下であり、前記非脂環式ポリアミン(b−2)の含有量は、前記硬化剤(II)の固形分の2質量%以上45質量%以下であり、前記アルキルフェノール(c)の含有量は、前記硬化剤(II)の固形分の5質量%以上60質量%以下であり、前記ビニル系消泡剤(d)の含有量は、前記防食塗料組成物100質量部に対して0.005質量部以上3質量部以下である、防食塗料組成物。
  上塗り塗料としては、例えば、油性系塗料、長油性フタル酸樹脂塗料、シリコンアルキッド樹脂塗料、フェノール樹脂塗料、塩化ゴム系樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、変性エポキシ樹脂塗料、タールエポキシ樹脂塗料、塩化ビニル樹脂塗料、ポリウレタン樹脂塗料、フッ素樹脂塗料、シリコン変性樹脂塗料が挙げられる。機能性塗料としては、例えば、汚染物質に対してセルフクリーニング機能を発現する光触媒塗料、海洋生物等の付着を防止する防汚塗料が挙げられる。
 
特開2025-001212成型用ポリ(メタ)アクリル樹脂シート、これを用いた加工成型体、ならびに、成型用ポリ(メタ)アクリル樹脂シートの製造方法および分解回収方法 住友化学株式会社
【課題】飛散防止特性、合成繊維布の隠蔽性および加工成型体への加工性に優れた成型用(メタ)アクリル樹脂シート、およびこのシートを用いた加工成型体、ならびに、成型用(メタ)アクリル樹脂シートの製造方法およびその分解回収方法を提供する。
【解決手段】単層構造を有するポリ(メタ)アクリル樹脂板とこのポリ(メタ)アクリル樹脂板の一方の表面側に埋設された合成繊維布とを有する成型用ポリ(メタ)アクリル樹脂シート、およびこのシートを用いた加工成型体、ならびに、メチル(メタ)アクリレートまたはその部分重合物を含有する重合性組成物中に合成繊維布を浸漬させて重合性組成物を重合硬化させるシートの製造方法、および上記シートを380℃以上の温度で分解し、揮発成分と固体状物とを分離することによって(メタ)アクリル単量体を回収する分解回収方法。
 [その他の構成]本発明のシートは、上述の合成繊維布を内蔵した成型用ポリ(メタ)アクリル樹脂板を有していればよく、このポリ(メタ)アクリル樹脂板を保護する保護層、剥離層などを有していてもよく、その表面には、必要に応じて、例えば、ハードコート、撥水加工、親水加工、光触媒加工などの表面加工を施してもよい。
 
特開2025-006028光触媒膜のアンダーコート用ケイ酸水溶液、光触媒コーティング液及び部材 信越化学工業株式会社
【課題】従来のケイ素化合物系バインダーでは難しかった塗工方法や基材に対しても均一な塗布が可能で、耐水性や透明性の高い膜が得られる光触媒のバインダーとして、また光触媒膜のアンダーコート用として好適なケイ酸水溶液の提供。
【解決手段】ケイ酸アルカリと水性溶媒とを含み、ケイ酸濃度(SiO2換算):0.1〜3質量% ケイ素とアルカリXとのモル比(SiO2/X):10,000〜85
  25℃における粘度が1〜50mPa・sである、光触媒膜のアンダーコート用ケイ酸水溶液; 光触媒及びケイ酸水溶液を含む光触媒コーティング液であって、前記ケイ酸水溶液が、ケイ酸アルカリと水性溶媒とを含み、ケイ酸濃度(SiO2換算):0.1〜3質量%ケイ素(SiO2換算)とアルカリXとのモル比(SiO2/X):85〜10,000 25℃における粘度が1〜50mPa・sであるケイ酸水溶液である、光触媒コーティング液。
 
 <光触媒コーティング液>本発明の光触媒コーティング液は、光触媒及びケイ酸水溶液を含む。そして、光触媒コーティング液に含まれるケイ酸水溶液は、前記光触媒膜のアンダーコート用ケイ酸水溶液と同様に、ケイ酸アルカリと水性溶媒とを含み、ケイ酸濃度(SiO2換算):0.1〜3質量% ケイ素(SiO2換算)とアルカリXとのモル比(SiO2/X):85〜10,000  25℃における粘度が1〜50mPa・sである。すなわち、本発明の光触媒膜のアンダーコート用ケイ酸水溶液は、光触媒コーティング液のバインダーとして使用することができる。本発明における光触媒コーティング液とは、基材上に塗布することで光触媒膜を形成させるものであり、少なくとも光触媒と本発明のケイ酸水溶液とを含むものである。
<光触媒>光触媒としては、所定のバンドギャップ以上のエネルギーを持つ光を照射することにより、光触媒作用を示す物質の総称を指す。このような物質として、酸化チタン、酸化タングステン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化鉄、酸化ビスマス、バナジン酸ビスマス、チタン酸ストロンチウムなどの公知の金属酸化物半導体の粒子を1種又は2種以上を組み合わせて使用することができる。中でも、400nm以下の紫外光を含む光線の照射下で、特に高い光触媒作用を有し、化学的に安定で、ナノサイズ粒子の合成やそのナノサイズ粒子の溶媒への分散が比較的容易である酸化チタン粒子を使用することが好ましい。<酸化チタン粒子>酸化チタン粒子自体は特に限定されず、光触媒として使用される酸化チタン粒子を用いることができる。酸化チタン粒子の結晶相としては、通常、ルチル型、アナターゼ型、ブルッカイト型の3つが知られているが、本発明の酸化チタン粒子は、主としてアナターゼ型又はルチル型であることが好ましい。なお、ここでいう「主として」とは、酸化チタン粒子全体のうち、当該結晶相の酸化チタン粒子を50質量%以上含有することを意味し、好ましくは70質量%以上、更に好ましくは90質量%以上であり、100質量%であってもよい。酸化チタン粒子は、その光触媒活性を高めるために、白金、金、パラジウム、鉄、銅、ニッケルなどの金属化合物を担持させたものや、窒素、炭素、硫黄などの非金属成分や、スズ、バナジウム、クロム、マンガン、ニオブ、モリブデン、ロジウム、アンチモン、タングステン、セリウムなどの金属成分を固溶させたものを利用することもできる。
 
特開2025-008908光触媒塗布液及びスプレー装置 シャープ株式会社
【課題】気体の湿度にかかわらず、活性酸素を充分に生成できる光触媒層を形成できる光触媒塗布液を提供する。
【解決手段】光触媒塗布液は、分散媒と、光触媒粒子と、調湿材粒子とを含む。光触媒粒子と調湿材粒子とは、分散媒中に分散している。
   光触媒粒子としては、例えば、二酸化チタン粒子、酸化タングステン粒子等が挙げられ、酸化タングステン粒子を含むことがより好ましい。光触媒粒子の体積平均径は、100nm以上500nm以下であることが好ましく、100nm以上300nm以下であることがより好ましい。光触媒粒子は、分散媒中に分散している。光触媒粒子の含有量は、0.3質量%以上5.0質量%以下であることが好ましく、0.5質量%以上3.0質量%以下であることがより好ましい。光触媒層が形成されて、光触媒粒子に対して光が照射されることで、光触媒粒子の触媒作用が活性化する。その結果、光触媒粒子の触媒作用により、光触媒層の周囲に存在する空気に含まれるH2O(水分子)が分解され、活性酸素が生成される。活性酸素は、[・OH](水酸基ラジカル)と、O2-(超酸化物イオン)とを含む。
 
特開2025-013690高い隠ぺい性を有する塗料用炭酸カルシウム及び当該炭酸カルシウムを配合した高い隠ぺい性を有する塗料 住友大阪セメント株式会社
【課題】高い白色度を有し、隠ぺい性の高い炭酸カルシウムを合成することができる、塗料用炭酸カルシウム及び当該炭酸カルシウムを含む高い隠ぺい性を有する塗料を提供する。
【解決手段】本発明の高い隠ぺい性を有する塗料用炭酸カルシウムは、粒度の平均粒径(D50)が2〜20μmで、粒度分布のD10が1〜13μmで、粒度分布のD90が3〜30μmであって、立方体状の形状を有する、高い隠ぺい性を有する塗料用炭酸カルシウムである。
  好ましくは、本発明の炭酸カルシウムは、各種塗料に隠ぺい用の充填剤として配合して、高い隠ぺい性を有する塗料を得ることが可能である。塗料としては、アクリル系塗料、ウレタン系塗料、シリコン系塗料、ラジカル系塗料、フッ素系塗料、光触媒系塗料、無機系塗料等、市場で入手し得る各種塗料が例示できる。
 
Bー5防汚・洗浄
特許7616706産業資材用帆布、及びその製造方法 平岡織染株式会社
【課題】経方向と緯方向の引裂強度バランス、及び屈曲耐久性(耐はためき性)に優れ、特に氷点下での屈曲耐久性、及び炎天下での接合部耐久性に優れ、しかも外観品位のよい産業資材用帆布、及びその製造方法の提供。
【解決手段】布帛の全面に軟質塩化ビニル樹脂含浸被覆層を設けてなる帆布であって、布帛が経糸条群、及び緯糸条群により製織され、経緯双方の糸条群に、マルチフィラメント糸条、及び短繊維紡績糸条が規則的に交互配列されていて、この交互配列の繰り返し単位が2〜6本であり、交互配列がマルチフィラメント糸条(1〜3本)、及び短繊維紡績糸条(1〜3本)による組み合わせの何れか1種で、軟質塩化ビニル樹脂含浸被覆層に液状ゴム硬化物を含むものとする。
  また本発明の産業資材用帆布には防汚層を設けてもよく、例えば、アクリル系樹脂、フッ素系共重合樹脂、アクリル−シリコーン共重合樹脂、アクリルーフッ素共重合樹脂、アクリル−ウレタン共重合樹脂、アクリル系樹脂とフッ素系共重合樹脂とのブレンド、及びこれらの樹脂にシリカ微粒子、コロイダルシリカ、オルガノシリケート、シランカップリング剤、紫外線吸収剤(ベンゾフェノン系互変異性体、ベンゾトリアゾール系互変異性体、トリアジン系互変異性体など)などを含む透明層である。これらの防汚層の形成は、これらの塗料のグラビアコートで塗布・乾燥する方法、あるいはフッ素含有樹脂フィルム、またはフッ素含有樹脂/アクリル系樹脂層などの複層フィルムを接着剤もしくは熱溶融により積層する方法である。また、これらの防汚層上には更に、光触媒性無機材料(例えば光触媒性酸化チタン・光触媒性酸化タングステンなど)を含む光触媒層を設けることもできる。
 
特許7616707産業資材用帆布及びその製造方法 平岡織染株式会社
【課題】引裂強度、及び屈曲耐久性(耐はためき性)、耐摩耗性に優れた産業資材用帆布、及びその製造方法の提供。
【解決手段】布帛の全面に軟質塩化ビニル樹脂含浸被覆層を設けてなる帆布であって、布帛が経糸条群、及び緯糸条群により製織され、経緯双方の糸条群が、マルチフィラメント糸条/短繊維紡績糸条による合撚糸で構成され、マルチフィラメント糸条が、嵩高糸条、または嵩高部分を外周に有する交撚糸条であり、軟質塩化ビニル樹脂含浸被覆層に液状ゴム硬化物を含む帆布とし、特に液状ゴム硬化物は、反応性液状ゴムの重合体として、必要に応じて液状ゴム硬化物を、シリカ粒子との複合体とする。
  また本発明の産業資材用帆布には防汚層を設けてもよく、例えば、アクリル系樹脂、フッ素系共重合樹脂、アクリル−シリコーン共重合樹脂、アクリルーフッ素共重合樹脂、アクリル−ウレタン共重合樹脂、アクリル系樹脂とフッ素系共重合樹脂とのブレンド、及びこれらの樹脂にシリカ微粒子、コロイダルシリカ、オルガノシリケート、シランカップリング剤、紫外線吸収剤(ベンゾフェノン系互変異性体、ベンゾトリアゾール系互変異性体、トリアジン系互変異性体など)などを含む透明層である。これらの防汚層の形成は、これらの塗料のグラビアコートで塗布・乾燥する方法、あるいはフッ素含有樹脂フィルム、またはフッ素含有樹脂/アクリル系樹脂層などの複層フィルムを接着剤もしくは熱溶融により積層する方法である。また、これらの防汚層上には更に、光触媒性無機材料(例えば光触媒性酸化チタン・光触媒性酸化タングステンなど)を含む光触媒層を設けることもできる。
 
特開2025-010414コーティング剤  国立大学法人信州大学 NT&I株式会社
【課題】透明性や硬度、耐久性に優れ、且つ、基材への密着性、防曇性や防汚性、作業性に優れたコーティング膜を得ることができるコーティング剤を提供する。
【解決手段】水不溶性の金属化合物の微粒子と、無機ポリマーと、透明ナノファイバーとを溶媒に分散したコーティング剤に関する。水不溶性の金属化合物の微粒子と、無機ポリマーとが溶媒に分散したコーティング剤であって、前記金属化合物の微粒子および無機ポリマーの少なくとも一方が超親水性官能基を有する、コーティング剤に関する。水不溶性の金属化合物の微粒子と、無機ポリマーと、屈折率調整剤とが溶媒に分散したコーティング剤に関する。
  従来から、防曇性や防汚性を向上させることを目的として、超親水性のコーティング材料の開発が進められている。親水性を発揮する材料としては、例えば、水酸基を含有する有機ポリマーを用いた有機系材料(例えば、特許文献1)、光触媒を利用する無機系材料(例えば、特許文献2)、シリカを利用する無機系シリカ材料(例えば、特許文献3、4)などが知られている。しかし、有機系材料ではUV硬化又は加熱硬化によりコーティングを形成する必要があり、現場施工が困難な場合がある。また、酸化チタンからなる親水性膜が親水性を発揮するためには、紫外線を照射することが必要となる。そのため、屋内などの紫外線が十分に照射されない環境で用いられる場合は、親水性が発揮できないという問題が生じる。
 
特開2025-015054開閉式サンシェード構造物 平岡織染株式会社
【課題】巻き取り皺、及び巻皺膨れを生じ難い収納型サンシェード構造物の提供であり、さらには遮熱性を有し、耐候性にも優れ耐用年数が延長され、しかも彩色自在な開閉式サンシェード構造物の提供。
【解決手段】長方形、または平行四辺形の天井膜、4本の支柱、A,B,C,D、及びロープ軸、からなるサンシェード構造物であって、ロープ軸は対角となるA−C間(またはB−D間)に常設し、天井膜は、その1つの対角を結ぶ直線部分をロープ軸に固定し、もう1つの対角をB,D(またはA,C)に着脱自在に固定する展張と、この支柱から天井膜の固定を解きロープ軸に巻き取る収納が可能であり、かつ天井膜が、経糸条、及び緯糸条を含み、この何れか一方の糸条をロープ軸と70°〜90°の角度で交差する配置とし、さらに天井膜を1つの対角線で2つ折りした際に、もう一方の対角線の対角同士が重なり合わないものとする。
  天井膜の表面、すなわち(表面)熱可塑性樹脂層上に防汚層を形成することによって煤塵のこびりつきを防ぎ、サンシェード構造物の美観を長期持続させる。それと同時に熱可塑性樹脂層に含有する近赤外線反射性金属酸化物を煤塵汚れで隠蔽しない状態を維持することで、長期間安定した遮熱効果の発現を可能とする。防汚層は、透明塗膜、または透明フィルムで、これらはアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、フッ素系共重合体樹脂、アクリル系樹脂/ウレタン系樹脂併用、アクリル系樹脂/フッ素系共重合体樹脂併用が挙げられる。これらの防汚層上、または防汚層内には、酸化チタン、過酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、チタン酸ストロンチウム、酸化タングステン、酸化ビスマス、及び酸化鉄、などの光触媒性金属酸化物を含む光触媒層を形成することもできる。この光触媒層は光触媒活性を発現することで、油性の煤塵汚れなどを分解し、降雨で分解物を除去して美観を持続させる。防汚層(特に透明塗膜)には、ベンゾトリアゾール系互変異性体、トリアジン系互変異性体、及びジフェニルケトン系系互変異性体、から選ばれた1種以上のケト/エノール型互変異性体、及びN-OR型ヒンダードアミンを含むことができる。防汚層に含むケト/エノール型互変異性体の量は、防汚層の熱可塑性樹脂バインダー100質量部に対して1〜25質量部、特に3〜10質量部が好ましい。また、防汚層に含むN-OR型ヒンダードアミンの量は、薄膜層の熱可塑性樹脂バインダー100質量部に対して0.5〜12質量部、特に1〜6質量部が好ましい。塗膜による防汚層の厚さは1〜20μm、特に3〜12μmが好ましい。塗膜防汚層の形成は、グラビアコート、ワイヤーバーコート、キスコート、クリアランスコートなど公知の塗工方法から選択して実施できる。
 
特開2025-015055開閉式サンシェード構造物 平岡織染株式会社
【課題】巻き取り皺、及び巻皺膨れを生じ難い収納型サンシェード構造物の提供であり、さらには遮熱性を有し、耐候性にも優れ耐用年数が延長され、しかも彩色自在な開閉式サンシェード構造物の提供。
【解決手段】三角形の天井膜と、4本の支柱、A,B,C,D、及びロープ軸、からなるサンシェード構造物であって、支柱が三角形「A−B−C」に配置(Dは一辺上に配置)し、ロープ軸をDとその対角を結ぶ支柱間(例えばA−D)に常設し、天井膜は、1つの角と、その角が対向する辺の中間(近傍)を結ぶ直線(例えばA−D)部分をロープ軸に固定し、他の2つの角を、ロープ軸が固定されない支柱(例えばB,C)に着脱自在に固定する展張と、この支柱から天井膜の固定を解きロープ軸に巻き取る収納が可能であり、かつ天井膜が、経糸条、及び緯糸条を含み、この何れか一方の糸条がロープ軸と70°〜90°の角度で交差する配置とする。
  天井膜の表面、すなわち(表面)熱可塑性樹脂層上に防汚層を形成することによって煤塵のこびりつきを防ぎ、サンシェード構造物の美観を長期持続させる。それと同時に熱可塑性樹脂層に含有する近赤外線反射性金属酸化物を煤塵汚れで隠蔽しない状態を維持することで、長期間安定した遮熱効果の発現を可能とする。防汚層は、透明塗膜、または透明フィルムで、これらはアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、フッ素系共重合体樹脂、アクリル系樹脂/ウレタン系樹脂併用、アクリル系樹脂/フッ素系共重合体樹脂併用が挙げられる。これらの防汚層上、または防汚層内には、酸化チタン、過酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、チタン酸ストロンチウム、酸化タングステン、酸化ビスマス、及び酸化鉄、などの光触媒性金属酸化物を含む光触媒層を形成することもできる。この光触媒層は光触媒活性を発現することで、油性の煤塵汚れなどを分解し、降雨で分解物を除去して美観を持続させる。防汚層(特に透明塗膜)には、ベンゾトリアゾール系互変異性体、トリアジン系互変異性体、及びジフェニルケトン系系互変異性体、から選ばれた1種以上のケト/エノール型互変異性体、及びN-OR型ヒンダードアミンを含むことができる。防汚層に含むケト/エノール型互変異性体の量は、防汚層の熱可塑性樹脂バインダー100質量部に対して1〜25質量部、特に3〜10質量部が好ましい。また、防汚層に含むN-OR型ヒンダードアミンの量は、薄膜層の熱可塑性樹脂バインダー100質量部に対して0.5〜12質量部、特に1〜6質量部が好ましい。塗膜による防汚層の厚さは1〜20μm、特に3〜12μmが好ましい。塗膜防汚層の形成は、グラビアコート、ワイヤーバーコート、キスコート、クリアランスコートなど公知の塗工方法から選択して実施できる。
 
Bー6空気浄化
特開2025-001648空気清浄装置 株式会社オペス
【課題】コンパクトで消費電力を節約できるとともに、充分な清浄効果が得られる空気清浄機を提供する。
【解決手段】所定の厚さをもち、かつ、通気性と透光性を備えた不織布501の表面及びその内部を構成する繊維504に、光触媒502の微粒子を付着させて、不織布の内部に三次元的に光触媒の微粒子が散在する三次元空間を設ける。この不織布501に対してその外部に配置された光源から入射した光が、三次元空間中の光触媒の微粒子表面に達して乱反射し、三次元空間中の各微粒子が、相互に上記の乱反射光を受ける状態を形成する。不織布501を支持する基板の基板面に沿う方向に、浄化対象の空気流を形成し、不織布の三次元空間中に流れるように押し流す。
【請求項1】所定の厚さをもち、かつ、通気性と透光性を備えた不織布の表面及びその内部を構成する繊維に、光触媒の微粒子を付着させて、装置の不織布の内部に三次元的に光触媒の微粒子が散在する三次元空間を設け、この不織布に対してその外部に配置された光源から入射した光が、上記の三次元空間中の光触媒の微粒子表面に達して乱反射し、上記の三次元空間中の各微粒子が、相互に上記の乱反射光を受ける状態を形成して、上記の不織布を支持する基板の基板面に沿う方向に、浄化対象の空気流を形成し、この空気流の一部もしくは全部が、上記の不織布の三次元空間中に流れるように押し流して、上記の空気流を浄化する方法。
 
特開2025-006312空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】処理空間において紫外線を用いて効率よく除菌が行われる空気処理装置を提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、空気処理装置は、筐体、ファン及び紫外光源を備える。筐体には、導入口から排出口までの空気の経路に処理空間が形成され、処理空間では、空気の流れ方向に直交する断面積が、均一になる。ファンは、処理空間において1m3/min以上の流量で導入口から排出口へ向かう空気の流れを形成する。紫外光源は、空気の流れ方向に直交する断面での1m2当たりの放射束が6000mW/m2以上になる状態で、処理空間に紫外線を放射する。
  また、ある一例では、プレフィルタ12に対して下流側に隣接する位置に、光触媒モジュールが配置される。この場合、紫外光源13は、深紫外線を放射するとともに、光触媒モジュールに担持された光触媒を励起する光(例えば、近紫外線)も放射する。本一例でも、処理空間15において、導入口3から導入された空気に対して、紫外光源13からの深紫外線等を照射することにより、導入された空気の除菌等を行う。また、本一例では、光触媒モジュールに紫外光源13からの近紫外線が入射することにより、光触媒モジュールにおいて活性酸素及びOHラジカルが生成される。そして、生成された活性酸素及びOHラジカルによって、導入された空気に含まれるウイルス、菌(細菌)及び臭い物質等が、分解される。これにより、空気の除菌及び脱臭等が行われる。
 
特開2025-006631空気清浄装置 株式会社フジコー
【課題】空気中の細菌やウイルス、悪臭となるガス成分等を充分に分解または除去することが可能な空気清浄装置を提供する。
【解決手段】本発明を適用した空気清浄装置の一例である空気清浄装置A1は、ケース1と、メタルフォーム2と、光源3と、ファン4を備えている。また、空気清浄装置A1は、LED光源30を有している。メタルフォーム2は、ファン4を介してケース1内に導入された空気を除菌すると共に、空気中に含まれる悪臭成分となる有機物を分解して脱臭するフィルタ部材である。メタルフォーム2は、その前方面2a、後方面2b及び外表面より内側に位置する気孔を形成する面に、除菌部材となる銀(Ag)と、光触媒となる二酸化チタン(TiO2)を含むコーティング層が形成されている。
  これにより、メタルフォーム2の前方面2aにおける紫外光が照射された部分では、コーティング層に含まれる二酸化チタンが紫外光に反応して、光触媒作用により悪臭成分となる有機物を分解することが可能となる。つまり、メタルフォーム2の後方側に、1つのLED光源30を配置するだけで、メタルフォーム2の前方面2a及び後方面2bの両方の面で、二酸化チタンの光触媒作用による脱臭効果を生じさせることができる。
 
特開2025-008597銅担持触媒、塗料、空気浄化システム、空気浄化方法、および銅担持触媒の製造方法大成建設株式会社 株式会社アクト・ノンパレル
【課題】触媒活性に優れた銅担持触媒、この銅担持触媒を含む塗料、この銅担持触媒を用いた空気浄化システムと空気浄化方法、およびこの銅担持触媒の製造方法を提供する。
【解決手段】粒径3nm以上15nm以下のアナターゼ型酸化チタン担体の表面に、銅ナノ粒子が担持されている銅担持触媒、この銅担持触媒を含む塗料、この銅担持触媒を用いる空気浄化システムと空気浄化方法、および、粒径3nm以上15nm以下のアナターゼ型酸化チタンが分散し、銅イオンが溶解した水系の液体に、電離放射線を照射する銅担持触媒の製造方法。
  本発明の触媒は、担体としてアナターゼ型酸化チタンを用いた光触媒である。本発明の触媒は、本発明の範囲外の粒径、および本発明の範囲外である種類の担体(例えば、ルチル型酸化チタン)を用いた銅担持触媒と比較して、そのメカニズムは不明であるが、高い触媒活性を有している。本発明の銅担持触媒は、様々な化学物質の分解反応に用いることができ、例えば、エタノール、イソプロピルアルコール、酢酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)、トルエン、アンモニア等を、中間生成物または最終生成物(水、二酸化炭素等)である他の化学物質に変換する分解反応に好適に用いることができる。 
 
特開2025-008886空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】所望の空気処理性能を維持しながら、部品点数を削減し得る空気処理装置を提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、空気処理装置の筐体は、空気を導く通気口と、空気を排出する排気口とを備え、通気口と排気口を接続し、空気を内部に流通させる。光源部は、筐体内に配設され、紫外光を所定方向に照射する。フィルタは、光触媒を担持する基材と、開口部とを備え、空気の流通方向と交差するように筐体内に配設される。基材は、光源部から紫外光が照射される紫外光被照射面と、紫外光被照射面とは反対側の反対面とを備える。開口部は、紫外光被照射面の面積に対する紫外光被照射面における開口率が上限略38%、下限が略34〜略20%となるように設けられる。空気の流通方向に沿ってフィルタの上流側には遮光部材が設けられていない。
【請求項1】空気を導く通気口と、前記空気を排出する排気口とを備え、前記通気口と前記排気口を接続し、前記空気を内部に流通させる筐体と;前記筐体内に配設され、紫外光を所定方向に照射する光源部と;前記光源部から前記紫外光が照射される紫外光被照射面と、前記紫外光被照射面とは反対側の反対面とを備え、光触媒を担持する基材と、前記紫外光被照射面と前記反対面を接続するように前記基材に設けられた開口部であって、前記紫外光被照射面の面積に対する前記紫外光被照射面における開口率が上限略38%、下限が略34〜略20%となるように設けられた開口部と、を備え、前記空気の流通方向と交差するように前記筐体内に配設されるフィルタと;を備え、前記空気の流通方向に沿って前記フィルタの上流側には遮光部材が設けられていない、空気処理装置。
 
特開2025-012184フィルターユニット及び住宅  パナソニックホームズ株式会社 ケィ・マック株式会社
【課題】圧力損失を小さくすることが可能なフィルターユニット1を提供する。
【解決手段】空気を浄化するためのフィルターユニット1である。このフィルターユニット1は、空気の入口28及び出口29を有するチャンバーボックス26と、チャンバーボックス26の内部空間30を、入口28側の第1室30aと出口29側の第2室30bとに区分するように配されたフィルター部材27とを含む。チャンバーボックス26は、脱着自在な蓋部材31によって閉じられた開口部32を有する円形状の上面26Aと、上面26Aと対向する円形状の下面26Bと、上面26Aと下面26Bとの間を繋いで環状に延びる側面26Cとを含む円柱形状である。入口28及び出口29は、フィルター部材27を介して互いに対向するように、チャンバーボックス26の側面26Cにそれぞれ形成されている。
  第1フィルター部材27Aには、例えば、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターが採用されている。第1フィルター部材27Aは、HEPAフィルターに限定されるわけではなく、例えば、光触媒フィルター、活性炭脱臭フィルター、又は、電気集塵フィルター等が採用されてもよいし、これらが組み合わされてもよい。
 
特開2025-012320空気清浄装置 シャープ株式会社
【課題】吸い込まれた気体の湿度にかかわらず、活性酸素を充分に生成できる空気清浄装置を提供する。
【解決手段】空気清浄装置は、送風部6と、気体流路と、光触媒部40と、光源部4と、調湿部120とを備える。気体流路では、送風部6によって送風された気体が上流側から下流側に流れる。光触媒部40は、気体流路の内部に配置された、光触媒粒子を含む。光源部4は、光触媒部40に光を照射する。調湿部120は、気体流路の内部における上流側の位置に配置された、気体の湿度を調整する調湿材を含む。
【請求項1】送風部と、前記送風部によって送風された気体が上流側から下流側に流れる気体流路と、前記気体流路の内部に配置された、光触媒粒子を含む光触媒部と、前記光触媒部に光を照射する光源部と、前記気体流路の内部における上流側の位置に配置された、前記気体の湿度を調整する調湿材を含む調湿部とを備える、空気清浄装置。
  光触媒部40は、光触媒粒子を含む。光触媒粒子として、例えば、二酸化チタン粒子、酸化タングステン粒子等が挙げられ、酸化タングステン粒子であることが好ましい。光触媒部40は、風路の内部に配置される。光触媒部40は、例えば、フィルター部材110に担持されたものでもよい。また、光触媒部40は、フィルター部材110における第2面112上に配置されてもよい。
 
特開2025-013186室内空気汚染防止システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】本発明は、室内エリアユニット、ガス検知器、フィルター、導流装置、およびクラウドコンピューティングサービス装置を含む室内空気汚染防止システムに関する。
【解決手段】室内エリアユニットは、複数の仕切り部材によって囲まれ隔離された空間である。ガス検知器、フィルター、および導流装置は、室内エリアユニットに設置される。ガス検知器は、空気汚染の性質、濃度、および位置を検知し、空気汚染情報を出力する。フィルターは空気汚染をろ過する。導流装置は、空気汚染を含む空気をフィルターに通過させるようにガイドする。クラウドコンピューティングサービス装置は、空気汚染情報を受信し、空気汚染データのデータベースに保存し、人工知能計算を実行して空気汚染の位置を特定し、制御コマンドを発行し導流装置に送信して、導流装置に指向性気流を発生させて、空気汚染を含む空気を迅速にフィルターにガイドして、ろ過・除去する。
【請求項12】前記フィルターは、光照射、分解ユニット、またはそれらの任意の組み合わせと組み合わせて前記空気汚染を化学的に除去し、前記光照射は、光触媒および紫外線ランプを含む光触媒ユニット、光ナノチューブを含む光プラズマユニット、またはそれらの任意の組み合わせであり、前記分解ユニットは、負イオンユニット、プラズマイオンユニット、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項1に記載の室内空気汚染防止システム。
  図2Bを参照する。上記フィルター2はフィルタースクリーンである。前記フィルタースクリーンは、ブロッキング・吸着する物理的方法によって空気汚染を除去する。上記フィルター2は高効率フィルタースクリーン2aであり、空気汚染に含まれる化学スモッグ、細菌、埃微粒子及び花粉を吸着することで、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。上記フィルター2は、高効率フィルタースクリーン2aに分解層21を塗布することによって、空気汚染を化学的に除去するものである。分解層21は活性炭素21aであり、空気汚染における有機物や無機物を除去し、有色物質や臭気物質を除去する。分解層21は二酸化塩素の清浄因子21bであり、空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス、腸ウイルス、ノロウイルスを抑制し、その抑制率が99%以上に達し、ウイルスの交差感染を減らすのに寄与する。分解層21はイチョウと日本ヌルデ(Rhus chinensis)を含むハーブ保護層21cであり、アレルギーに効果的に抵抗し、インフルエンザウイルス(例えば、H1N1)の表面タンパク質を破壊する。分解層21は銀イオン21dであり、導入された空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌を抑制する。分解層21はゼオライト21eであり、アンモニア性窒素、重金属、有機汚染物、大腸菌、フェノール、クロロホルム、及び陰イオン界面活性剤を除去する。いくつかの実施形態では、フィルター2は、光照射22と組み合わせて空気汚染を化学的に除去する。光照射22は、光触媒22a及び紫外線ランプ22bを含む光触媒ユニットであり、光触媒22aが紫外線ランプ22bによって照射されると、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、空気汚染における有害物質を分解して消毒殺菌することにより、ろ過・浄化の効果を達成することができる。光照射22は、光ナノチューブ22cを含む光プラズマユニットであり、光ナノチューブ22cにより、導入された空気汚染を照射することで、空気汚染における酸素分子及び水分子を、高酸化性を有する光プラズマに分解して、破壊された有機分子を有するイオン気流を形成し、空気汚染に含まれる揮発性ホルムアルデヒド、トルエン、揮発性有機ガス(Volatile Organic Compounds、VOC)などのガス分子を水と二酸化炭素に分解し、ろ過・浄化の効果を達成する。いくつかの実施形態では、フィルター2は、分解ユニット23と組み合わせて空気汚染を化学的に除去することもできる。分解ユニット23は負イオンユニット23aであり、導入された空気汚染に含まれる正の電荷を帯びた微粒子を、負の電荷を帯びた集塵板に付着させて、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。分解ユニット23はプラズマイオンユニット23bであり、プラズマイオンにより、空気汚染に含まれる酸素分子と水分子をイオン化して陽イオン(H+)と陰イオン(O2−)を生成し、かつイオンの周囲に水分子が付着した物質は、ウイルスと細菌の表面に付着した後、化学反応の作用で、強力な酸化性の活性酸素(水酸基、OH基)に変換し、ウイルスと細菌の表面タンパク質から水素を奪い酸化分解することで、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。
 
特開2025-013187室内空気汚染防止システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】特に室内の様々なエリアでの実施に適した室内空気汚染防止システムに関するものである。
【解決手段】室内エリアユニットは、ガス検知器、フィルター、および導流装置を含む。ガス検知器は、空気汚染の性質、濃度、および位置を検知し、空気汚染情報を出力する。導流装置は、空気汚染を含む空気をフィルターに通過させるようにガイドする。室外エリアユニットには、ガス検知器が配置されている。クラウドコンピューティングサービス装置は、室内エリアユニットおよび室外エリアユニットによって空気汚染データのデータベースに保存された空気汚染情報を受信し、人工知能により空気汚染の位置を特定し、制御コマンドを発行し導流装置に送信して、空気汚染の位置に最も近い導流装置の動作を開始させ、その後、他の導流装置の動作を開始させて、指向性気流を生成し、空気汚染を快速にフィルターにガイドしてろ過する。
【請求項13】前記フィルターは、光照射、分解ユニット、またはそれらの任意の組み合わせと組み合わせて前記空気汚染を化学的に除去し、前記光照射は、光触媒および紫外線ランプを含む光触媒ユニット、光ナノチューブを含む光プラズマユニット、またはそれらの任意の組み合わせであり、前記分解ユニットは、負イオンユニット、プラズマイオンユニット、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項1に記載の室内空気汚染防止システム。
  図2Bを参照する。上記フィルター2はフィルタースクリーンである。前記フィルタースクリーンは、ブロッキング・吸着する物理的方法によって空気汚染を除去する。上記フィルター2は高効率フィルタースクリーン2aであり、空気汚染に含まれる化学スモッグ、細菌、埃微粒子及び花粉を吸着することで、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。上記フィルター2は、高効率フィルタースクリーン2aに分解層21を塗布することによって、空気汚染を化学的に除去するものである。分解層21は活性炭素21aであり、空気汚染における有機物や無機物を除去し、有色物質や臭気物質を除去する。分解層21は二酸化塩素の清浄因子21bであり、空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌、A型インフルエンザウイルス、B型インフルエンザウイルス、腸ウイルス、ノロウイルスを抑制し、その抑制率が99%以上に達し、ウイルスの交差感染を減らすのに寄与する。分解層21はイチョウと日本ヌルデ(Rhus chinensis)を含むハーブ保護層21cであり、アレルギーに効果的に抵抗し、インフルエンザウイルス(例えば、H1N1)の表面タンパク質を破壊する。分解層21は銀イオン21dであり、導入された空気汚染におけるウイルス、細菌、真菌を抑制する。分解層21はゼオライト21eであり、アンモニア性窒素、重金属、有機汚染物、大腸菌、フェノール、クロロホルム、及び陰イオン界面活性剤を除去する。いくつかの実施形態では、フィルター2は、光照射22と組み合わせて空気汚染を化学的に除去する。光照射22は、光触媒22a及び紫外線ランプ22bを含む光触媒ユニットであり、光触媒22aが紫外線ランプ22bによって照射されると、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、空気汚染における有害物質を分解して消毒殺菌することにより、ろ過・浄化の効果を達成することができる。光照射22は、光ナノチューブ22cを含む光プラズマユニットであり、光ナノチューブ22cにより、導入された空気汚染を照射することで、空気汚染における酸素分子及び水分子を、高酸化性を有する光プラズマに分解して、破壊された有機分子を有するイオン気流を形成し、空気汚染に含まれる揮発性ホルムアルデヒド、トルエン、揮発性有機ガス(Volatile Organic Compounds、VOC)などのガス分子を水と二酸化炭素に分解し、ろ過・浄化の効果を達成する。いくつかの実施形態では、フィルター2は、分解ユニット23と組み合わせて空気汚染を化学的に除去することもできる。分解ユニット23は負イオンユニット23aであり、導入された空気汚染に含まれる正の電荷を帯びた微粒子を、負の電荷を帯びた集塵板に付着させて、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。分解ユニット23はプラズマイオンユニット23bであり、プラズマイオンにより、空気汚染に含まれる酸素分子と水分子をイオン化して陽イオン(H+)と陰イオン(O2−)を生成し、かつイオンの周囲に水分子が付着した物質は、ウイルスと細菌の表面に付着した後、化学反応の作用で、強力な酸化性の活性酸素(水酸基、OH基)に変換し、ウイルスと細菌の表面タンパク質から水素を奪い酸化分解することで、導入された空気汚染をろ過・浄化する効果を達成する。
 
特開2025-014453空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】小型化した場合でも空気処理性能を向上できる空気処理装置を提供する。
【解決手段】筐体20は、内部の空気処理エリア30と、空気処理エリア30に連通する一端側の吸気口31と、空気処理エリア30に連通する他端側の排気口32と、を有する。光触媒体21は、空気処理エリア30内で吸気口31側と排気口32側とに配置され、光触媒55を担持し、空気が通過する複数の通気孔56を有する。ファン23は、空気処理エリア30内で吸気口31側の光触媒体21と排気口32側の光触媒体21との間に配置され、吸気口31から排気口32へ向けて空気処理エリア30内に空気を通過させる。光源22は、光触媒体21よりもファン23側である内側と、ファン23に対して反対側である外側と、光触媒体21に対して光触媒55を励起する光を照射する。
  筐体20の外周面には、それぞれ隣り合う中央保持部33と光触媒体保持部36との各間、それぞれ隣り合う光触媒体保持部36と端部側保持部38との各間に、装着溝部39が全周に亘って形成されている。図4に示すように、筐体20の背面側には、各光触媒体保持部36の内側に連通し、光触媒体21を着脱可能とする着脱口40が設けられている。着脱口40は、筐体20の横方向背面側(図1のように設置された場合に、壁面に対向する側)から上下面側の一部に亘って連続して開口され、その筐体20の上下面の開口部分を通じて光触媒体保持部36の内側に配置されている光触媒体21の上下面を指で挟んで引き出すことが可能となっている。着脱口40は筐体20の背面側から着脱可能に装着される着脱口カバー41によって覆われ、装着された着脱口カバー41によって光触媒体保持部36内に光触媒体21を保持する。着脱口カバー41は、筐体20に取り付けられた状態で筐体20の光触媒体保持部36の外形の一部を成すカバー部42と、このカバー部42の両端から突設され、光触媒体保持部36の内側に差し込まれる係止部43と、を備えている。係止部43は、筐体20の光触媒体保持部36に設けられた係止孔44に係止される爪部45を有している。爪部45は、この爪部45を筐体20の内側に押し込むことで、着脱口カバー41の係止を解除して取り外すことを可能とするリリースボタンとして構成されている。以上の構成から、光触媒体21を筐体20から引き出す際には、着脱口カバー41を先に引き出した後、光触媒体21を引き出す。また、着脱口カバー41の係止を解除する動作(つまり、爪部45を係止孔44から外す動作)を行うことで、着脱口カバー41が光触媒体41を挟み込み、着脱口カバー41と、光触媒体21と、を同時に引き出すことが可能に構成されていてもよい。
 
特開2025-014454空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】様々な場所で使用可能な空気処理装置を提供する。
【解決手段】空気処理装置10は、空気処理装置本体12と、装着ユニット13と、を備える。空気処理装置本体12は、筐体20と、筐体20内に配置される光触媒を担持した光触媒体と、光触媒体に光触媒を励起する光を照射する光源と、を有する。装着ユニット13は、空気処理装置本体12が着脱可能で、装着時に空気処理装置本体12に給電し、分離時に空気処理装置本体12への給電を遮断する。
  筐体20の内部の空気処理エリア30には、軸方向の中央領域にファン23および支持体24が配置され、これらファン23および支持体24が配置される中央領域と吸気口31側および排気口32側との間の位置に各光触媒体21が配置され、さらに、筐体20の中央部側と各端部側とに対応する各光触媒体21の内側と外側の両側に光源22が配置されている。つまり、光触媒体21は、ファン23と吸気口31との間に配置される光触媒体21(第1の光触媒体21a)と、ファン23と排気口32との間に配置される光触媒体21(第2の光触媒体21b)と、を備える。そして、光源22は、吸気口31と第1の光触媒体21aとの間に配置される光源22と、第1の光触媒体21aとファン23と間に配置される光源22と、ファン23と第2の光触媒体21bとの間に配置される光源22と、第2の光触媒体21と排気口32との間に配置される光源22と、を備える。
 
Bー7臭い
特表2025-501785吸水調湿、滑り止めが可能な火山岩板材製品及び製造方法 牛 志遠 牛 紅武
【要約】本発明は、吸水調湿、滑り止めの火山岩板材製品であり、以下の成分を含むことを特徴とする:65−85重量%の火山岩、40−55重量%の石灰、28−35重量%の繊維材料、3−15重量%の添加剤。火山岩の効率的な利用及び他の成分との組み合わせによって、製品の湿度調整機能、滑り止め機能、防カビ機能、断熱機能、噪音減少機能などの特性が有する。且つて構造強度は他の類似製品よりも優れている。そして、製品のコストは低く、幅広い用途のニーズにも対応できる。同時に、製品の製造加工プロセスにおいては、現在の既存製造加工プロセスの変更はわずかであり、生産投資は少ないである。火山岩の新しい用途を生み出すだけでなく、環境にも優しくて、サイクルが実現できる。環境保護の要件を満たし、人々の日常生活のエコニーズに対応することもできる。炭素排出量の削減に積極的な役割を果たせる。
  結合剤には石膏、リン酸塩および水溶性ポリビニルアルコールのうちの一種または複数種から使用されることを特徴とする。結合剤は製品を結合固めし、製品の結合強度を向上させる。安定剤は三塩基性硫酸鉛、二塩基性ステアリン酸鉛、ステアリン酸亜鉛およびステアリン酸カルシウムのうちの一種または複数種から使用されることを特徴とする。安定剤は製品成型後の形状を保つ目的である。防カビ剤には広域スペクトルの抗菌剤、有機銅塩、有機スズ塩、フェノール、イミダゾール、ピリジン、チアゾール、クロロフェノール、第四アンモニウム塩誘導体、有機酸一種以上が使用されることを特徴とする。防カビ剤は製品のカビ発生の可能性を抑える。難燃剤はメラミンシアヌレート難燃剤(MCA難燃剤)、ポリ塩化ビニリデン難燃剤、パークロロエチレン難燃剤、フェノール樹脂難燃剤のうちの一種または複数種から使用されることを特徴とする。難燃剤は製品全体の難燃性を向上させる。その他の実施例の中においては、活性炭、モンモリロナイト、光触媒などの材料を添加することも可能で、製品の防カビ性、消臭性をアップすることはできる。
 
Bー8抗菌・殺菌
特開2025-006563機能性部材、機能性部材の製造方法及び機能性フィルム パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】抗菌抗ウイルス性を有し、かつ抗菌抗ウイルス性の経時的な低下が抑制されうる機能性部材を、提供する。
【解決手段】機能性部材は、界面活性剤(A)を含有する基材と、基材に保持されている次亜塩素酸成分(B)とを備える。
  無機フィラー(D)が、光触媒を含有してもよい。無機フィラー(D)が光触媒を含有すると、機能性部材に光が照射された場合に光触媒の光触媒作用により、光触媒表面での還元・酸化反応が起こり、これにより機能性部材の抗菌抗ウイルス性がより高まりうる。光触媒は、例えば二酸化チタン、酸化タングステン、チタン酸ストロンチウム、酸化ニオブ、酸化亜鉛、及び酸化錫よりなる群から選択される少なくとも一種を含有する。耐薬品性が高いこと、及び入手が容易であることから、光触媒は二酸化チタンを含むことが好ましい。二酸化チタンは、アナターゼ型二酸化チタンとルチル型二酸化チタンとのうち少なくとも一方を含みうる。無機フィラー(D)が、亜酸化銅と二酸化チタンとを含有することも好ましい。この場合、機能性部材の抗菌抗ウイルス性が、特に高まりうる。無機フィラー(D)は、酸化銅及び光触媒以外の材料を含有してもよい。例えば無機フィラー(D)は、アルミナ、チタニア、ジルコニア、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、リン酸カルシウム、アパタイト、ケイ酸カルシウム、及びタルクよりなる群から選択される少なくとも一種を含有してもよい。
 
特開2025-010766防藻剤及び防藻方法 信越化学工業株式会社
【課題】従来よりも高い防藻性を発揮することができ透明性が高く、例えば、建築外装材に適用した場合に、意匠性を損なわない、防藻剤及び該防藻剤を用いた防藻方法の提供。
【解決手段】銅が固溶された酸化チタン粒子を含み、さらに銅が固溶されていない酸化チタン粒子を含んでもよい防藻剤;水性分散媒中に、銅が固溶された酸化チタン粒子が分散し、更に銅が固溶されていない酸化チタン粒子が分散されていてもよい防藻剤;前記防藻剤を部材の表面に塗布する工程及び部材表面を乾燥する工程を有する、部材表面の防藻方法。
  本発明の防藻剤(特に酸化チタン粒子分散液)は、特に、防藻性が要求される環境下で用いられている、ガラス、金属等の無機物質、及び樹脂等の有機物質からなる種々の部材に施与して光触媒膜を作製するのに有用であり、種々の部材上に透明な防藻性の高い光触媒膜を作製するのに有用である。 各種部材表面への光触媒膜の形成方法としては、酸化チタン粒子分散液を、例えば、上記部材表面に、スプレーコート、ディップコート等の公知の塗布方法により塗布した後、常温乾燥、遠赤外線乾燥、IH乾燥、熱風乾燥等の公知の乾燥方法により乾燥させればよく、光触媒膜の厚さも種々選定され得るが、通常、10nm〜10μmの範囲が好ましい。これにより、上述した防藻性を有する酸化チタン粒子の被膜(光触媒膜)が部材表面に形成される。この場合、上記分散液に上述した量でバインダーが含まれている場合は、酸化チタン粒子とバインダーとを含む被膜が部材表面に形成される。このようにして形成される光触媒膜は、透明であり、特に紫外領域の光(波長10〜400nm)において良好な防藻・光触媒作用が得られるものであり、該光触媒膜が形成された各種部材は、銅が固溶された酸化チタンの防藻・光触媒作用により、該部材表面の防藻、防カビ、セルフクリーニング等の効果を発揮することができるものである。紫外線(波長10〜400nm)を含む光としては、太陽光や蛍光灯、白熱電球、LED、キセノンランプ、高圧水銀灯、低圧水銀灯、メタルハライドランプなどを挙げることができる。
 
特開2025-011784積層体、それを用いた蓋材及び包装体 DIC株式会社
【課題】アンカーコート剤の塗布量を調整することにより、低温加熱処理でもヒートシール強度に優れる積層体、それを用いた蓋材及び包装体を提供する。
【解決手段】本発明の積層体は、基材フィルムと、前記基材フィルムの一方の面に設けられたアンカーコート層と、前記アンカーコート層の上に設けられたヒートシール層を有す。前記アンカーコート層は、乾燥後の塗布量が1g/m2超6g/m2以下であることを特徴とする。
  本実施形態の積層体のアンカーコート層は、ポリエステル樹脂以外に、更に、その他の公知の添加剤を含んでも良い。その他の添加剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、無機微粒子、滑剤、ワックス、フィラー、粘度調整剤、防腐剤、抗菌剤、防錆剤、酸化防止剤、架橋剤、硬化剤、硬化触媒、光安定剤、紫外線吸収剤、光触媒性化合物、染料、無機顔料、有機顔料、体質顔料、可塑剤、帯電防止剤等が挙げられる。これらの中でも、ブロッキング性を防止するために、ワックス等のブロッキング防止剤を含有することが好ましい。
 
特開2025-011844ウイルス除去装置の使用方法 クリーン・テクノロジー株式会社
【課題】液体の散布機構から散布する液体を選定することにより、処理対象の空気が含有するウイルスや液体に含まれるウイルスを迅速に死滅させることができるウイルス除去装置の使用方法を提供すること。
【解決手段】ウイルス除去装置の液体の散布機構3から散布する液体に、ラジカル発生触媒としてアンモニウム塩を含み、ラジカル発生源として亜ハロゲン酸塩を含む水溶液を用いる。
   液体の散布機構3から散布する液体は、水(又は熱水)のほか、処理対象の空気が含有するウイルスや液体に含まれるウイルスを死滅させることができる成分を含有することができる。
 この成分(薬液)には、次亜塩素酸ナトリウム水溶液、次亜塩素酸水、界面活性剤(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルグリコシド、アルキルアミンオキシド、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、純石けん分(脂肪酸カリウム、脂肪酸ナトリウム)等)、オゾン(水)、二酸化チタン等の光触媒物質等を挙げることができる。これらの成分(薬液)は、当該成分(薬液)を供給装置(図示省略)からウイルス除去装置に直接導入するようにするほか、ウイルス除去装置に生成装置を組み込むようにすることもできる。また、処理室1や処理室1の下部に形成した液体の貯留部5等の液体の流路に、紫外線、深紫外線(エキシマレーザ光線)、赤外線等のウイルスを死滅させる光(オゾン(水)を生成させたり、光触媒物質との相互作用を目的とするもの含む。)を照射する光源(図示省略)を備えることによって、ウイルスを死滅させるようにすることもできる。
 
特表2025-501786滑り止め、断熱火山岩製品及び製造方法 牛 紅武
【要約】本発明は、滑り止め及び断熱する火山岩製品であり、以下の成分を含むことを特徴とする:80−100重量%の火成岩、70−100重量%のカオリン、70−100重量%の長石、8−20重量%の添加剤。火山岩の効率的な利用及び他の成分との組み合わせによって、製品の湿度調整機能、滑り止め機能、防カビ機能、断熱機能、噪音減少機能などの特性が有する。且つて構造強度は他の類似製品よりも優れている。そして、製品のコストは低く、幅広い用途のニーズにも対応できる。同時に、製品の製造加工プロセスにおいては、現在の既存製造加工プロセスの変更はわずかであり、生産投資は少ないである。火山岩の新しい用途を生み出すだけでなく、環境にも優しくて、サイクルが実現できる。環境保護の要件を満たし、人々の日常生活のエコニーズに対応することもできる。炭素排出量の削減に積極的な役割を果たせる。
  本発明実施例の中では火山岩、カオリン、長石の粒直径は80メッシュ以上である。或いは火山岩、カオリン、長石の配合率は1:0.9:0.9。 添加剤には結合剤、安定剤、防カビ剤、減水剤のうちの一種または複数種を含むことを特徴とする。結合剤には石膏、リン酸塩および水溶性ポリビニルアルコールのうちの一種または複数種から使用されることを特徴とする。安定剤が三塩基性硫酸鉛、二塩基性ステアリン酸鉛、ステアリン酸亜鉛およびステアリン酸カルシウムのうちの一種または複数種から使用されることを特徴とする。安定剤は製品成型後の形状を保つ目的である。防カビ剤には広域スペクトルの抗菌剤、有機銅塩、有機スズ塩、フェノール、イミダゾール、ピリジン、チアゾール、クロロフェノール、第四アンモニウム塩誘導体、有機酸一種以上が使用されることを特徴とする。防カビ剤は製品のカビ発生の可能性を抑える。減水剤にはメラミン系減水剤、ポリカルボン酸高性能減水剤、リグノスルホン酸カルシウムおよびナフタレンスルホン酸減水剤のうちの一種または複数種から使用されることを特徴とする。減水剤は製造する際、水の使用を抑え、製品硬度を強める。その他の実施例の中においては、活性炭、モンモリロナイト、光触媒などの材料を添加することも可能で、製品の防カビ性、消臭性をアップすることはできる。
 
特表2025-502333リン脂質エンベロープ保有ウイルスを死滅させる機能を有する環境に優しい防疫組成物   株式会社 ユイケミカル コリア リサーチ インスティテュート オブ ケミカル テクノロジー
【要約】本発明は、合計100重量%を基準として、ポリオキシエチレンラウリルエーテル10〜40重量%と、ポリオキシエチレン2−エチルヘキシルエーテル0.01〜10重量%と、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル0.01〜10重量%と、残量の溶媒とを含む、リン脂質エンベロープ保有ウイルスを死滅させる機能を有する環境に優しい防疫組成物に関するものである。本発明による環境に優しい防疫組成物は、SARS−CoV−2ウイルス除去率が1分で100%であり、高病原性鳥インフルエンザウイルスを1分〜10分で100%死滅させる効果があり、ヒト表皮角化細胞株(human epithelial keratinocyte cells、HaCaT)、ヒト気道上皮細胞株(human、Bronchial epithelial cells、BEAS−2B)、およびヒト単球細胞株(human monocyte cells、THP−1)の細胞に対するIC50の値(%)が0.003〜0.0045の範囲で低い細胞毒性を有し、非病原性菌株、病原性菌株に対する抗菌活性を有する
  前記特許のほか、サーズウイルスやインフルエンザウイルスを含むウイルス、細菌及び真菌に対する殺菌・抗菌力を有する先行技術として、大韓民国特許公開第2006−0079388号では、ナノサイズの銀粒子コロイドを製造し、それを、蒸留水を含む水、アルコール類および界面活性剤からなる群より選択される1つ以上の溶媒と所定の濃度範囲内で混合して得られる溶液を原料としてナノサイズの二酸化チタン光触媒を合成する方法により製造された無機抗菌剤溶液及びその希釈物質を溶液、バイアル、スプレー、エアゾール等の形態で使用する技術を開示している。
 
Bー9水質浄化
特開2025-000549廃水処理方法及び廃水処理装置 サムスン イーアンドエー カンパニー リミテッド
【課題】廃水処理方法及び廃水処理装置を提供する。
【解決手段】廃水処理方法及び廃水処理装置が開示され、該廃水処理方法は、廃水をUV反応槽に通過させ、一次処理水を生成する段階(S10−1)、一次処理水をpH調整槽に通過させ、二次処理水を生成する段階(S10−2)、二次処理水を第1凝集槽に通過させ、三次処理水を生成する段階(S10−3)、三次処理水を第2凝集槽に通過させ、四次処理水を生成する段階(S10−4)、四次処理水を無機沈殿槽に通過させ、五次処理水及びスラッジを生成する段階(S10−5)、五次処理水を生物処理反応槽に通過させ、六次処理水を生成する段階(S10−6)、及び六次処理水を有機沈殿槽に通過させ、七次処理水を生成する段階(S10−7)を含む。
【請求項16】UVランプ、第1センサ、第2センサ、整流器、光触媒、またはそれらの組み合わせをさらに含み、前記UVランプは、前記UV反応槽にUVを照射するように構成され、前記第1センサは、前記廃水中の過酸化水素濃度を測定するように構成され、前記第2センサは、前記廃水中の難分解性有機物濃度、及び前記無機沈殿槽から排出された処理水中の難分解性有機物濃度のうち少なくとも1つの濃度を測定するように構成され、前記整流器は、前記第1センサ及び前記第2センサのうち少なくとも1つのセンサの信号により、前記UVランプのUVの照射強度を調節するように構成され、前記光触媒は、UV照射時、前記廃水中の難分解性有機物の分解を促進させるように構成された、請求項11に記載の廃水処理装置。
  光触媒BPCは、UV照射時、廃水WW中の難分解性有機物の分解を促進させるように構成されうる。例えば、光触媒BPCは、廃水WW中に過酸化水素が存在しないか、あるいは無視する程度の微量に存在する場合に使用されうる。そのような光触媒BPCは、バッフル形態に作製されたものでもある。
 
Bー10親水性
特開2025-006395電磁波共振構造体、電磁波共振構造体の製造方法、電子部品、および導電構造 株式会社リコー
【課題】テラヘルツ波を吸収することができる電磁波共振構造体を提供することである。
【解決手段】導電部と非導電部を有し、前記非導電部は、前記導電部の一部に絶縁体が混在した領域を有する、電磁波共振構造体。
  基板10は、混在領域40(非導電部)が形成される基板10の表面が親水処理されている。ここで、親水処理に用いれられる親水剤は、特に限定されないが、例えば、シリケート化合物、シリカ系親水化剤、フッ素系親水剤、酸化チタン系光触媒、四級アンモニウム塩含有ポリマー等が挙げられる。
 
Bー11園芸・野菜・果樹・鮮度・冷蔵庫
特表2025-501155液状葉面用組成物 オムヤ インターナショナル アクチェンゲゼルシャフト
【要約】本発明は、液状葉面用組成物、このような液状葉面用組成物を調製する方法、表面の湿潤性を高める方法、前記液状葉面用組成物の農業用途及び園芸用途における使用、並びに少なくとも1種のアルカリ土類金属イオン含有材料、酸化鉄、又は酸化亜鉛を含む粒子状鉱物系材料の、液状葉面用組成物における使用に関する。
  中国CN108558524号は、肥料の技術分野に属する多官能性ナノ二酸化チタン複合材料葉面用肥料に関する。多官能性ナノ二酸化チタン複合材料葉面用肥料は、以下の成分(質量パーセント)、すなわち5〜15パーセントのナノ二酸化チタン、40〜50パーセントの窒素・リン・カリウム肥料、30〜40パーセントの微量栄養素肥料、0.5〜1パーセントの分散剤、5〜10パーセントの錯化剤、及び0.1〜0.5パーセントの界面活性剤から調製される。窒素・リン・カリウム肥料は、以下の成分(質量パーセント)、すなわち40〜50パーセントの尿素、10〜20パーセントの塩化アンモニウム、及び35〜45パーセントのリン酸二カリウムから調製され、微量栄養素肥料は、以下の成分(質量パーセント)、すなわち30〜40パーセントの硫酸第一鉄、10〜20パーセントの硫酸亜鉛、10〜20パーセントの硫酸銅、15〜25パーセントの硝酸マグネシウム、及び10〜15パーセントの硝酸カルシウムから調製される。多官能性ナノ二酸化チタン複合材料葉面用肥料は、ナノ二酸化チタンの特別な光触媒機能を利用し、次いで他の葉面用肥料成分を配合することにより調製される。複合材料葉面用肥料は、青野菜の光合成を促進することができ、葉面による他の栄養素成分の迅速な吸収を促進することもでき、葉面上の残留殺虫剤及び他の残留有機物を分解することもでき、抗菌効果、耐虫効果、及び葉面自浄効果をも有し、そして種子強化効果、病害抵抗効果、滅菌効果、収量増大効果、品質改善効果、及びこれに類する効果を達成する。
 
Bー12電機関連
特開2025-006593積層体、光学部材、及び光学装置 日東電工株式会社
【課題】低屈折率であり、かつ、機械的強度に優れた積層体を提供する。
【解決手段】本開示の積層体10は、空隙層11と、粘接着層12とを含み、粘接着層12が、空隙層11の片面又は両面に直接積層されており、積層体10の状態で測定される空隙層11の屈折率が、1.30以下であり、ナノインデンターを用いて粘接着層12に対して圧子を2000nm押し込んで測定されるナノインデンテーション硬さが0.5MPa以上であり、引張試験機を用いて引張速度0.3m/minで測定される空隙層11と粘接着層12との層間のピール強度が3N/25mm以上である。
  前記ゲル状ケイ素化合物同士を化学的に結合させる化学反応としては、シリカゾル分子に含まれる残留シラノール基の脱水縮合反応を利用することが好ましい。シラノール基の水酸基同士の反応を前記架橋反応促進剤で促進することで、短時間で空隙構造を硬化させる連続成膜が可能である。前記架橋反応促進剤としては、例えば、光活性触媒及び熱活性触媒があげられる。前記光活性触媒によれば、例えば、後述する結合工程において、加熱によらずに前記ゲル状ケイ素化合物同士を化学的に結合(例えば架橋結合)させることができる。これによれば、例えば、前記結合工程において、結合させる前記粉砕物の収縮が起こりにくいため、より高い空隙率を維持できる。例えば、前記光活性触媒に加え、又はこれに代えて、光により触媒を発生する物質(光触媒発生剤)を用いてもよいし、前記熱活性触媒に加え、又はこれに代えて、熱により触媒を発生する物質(熱触媒発生剤)を用いてもよい。前記光触媒発生剤としては、特に限定されないが、例えば、光塩基発生剤(光照射により塩基性触媒を発生する物質)、光酸発生剤(光照射により酸性触媒を発生する物質)等があげられ、光塩基発生剤が好ましい。前記光塩基発生剤としては、例えば、9−アントリルメチル N,N−ジエチルカルバメート(9-anthrylmethyl N,N-diethylcarbamate、商品名WPBG−018)、(E)−1−[3−(2−ヒドロキシフェニル)−2−プロペノイル]ピペリジン((E)-1-[3-(2-hydroxyphenyl)-2-propenoyl]piperidine、商品名WPBG−027)、1−(アントラキノン−2−イル)エチル イミダゾールカルボキシレート(1-(anthraquinon-2-yl)ethyl imidazolecarboxylate、商品名WPBG−140)、2−ニトロフェニルメチル 4−メタクリロイルオキシピペリジン−1−カルボキシラート(商品名WPBG−165)、1,2−ジイソプロピル−3−〔ビス(ジメチルアミノ)メチレン〕グアニジウム 2−(3−ベンゾイルフェニル)プロピオナート(商品名WPBG−266)、1,2−ジシクロヘキシル−4,4,5,5−テトラメチルビグアニジウム n−ブチルトリフェニルボラート(商品名WPBG−300)、及び2-(9-オキソキサンテン-2-イル)プロピオン酸1,5,7-トリアザビシクロ[4.4.0]デカ-5-エン(東京化成工業株式会社)、4-ピペリジンメタノールを含む化合物(商品名HDPD-PB100:ヘレウス社製)等があげられる。なお、前記「WPBG」を含む商品名は、いずれも和光純薬工業株式会社の商品名である。前記光酸発生剤としては、例えば、芳香族スルホニウム塩(商品名SP-170:ADEKA社)、トリアリールスルホニウム塩(商品名CPI101A:サンアプロ社)、芳香族ヨードニウム塩(商品名Irgacure250:チバ・ジャパン社)等があげられる。また、前記ゲル状ケイ素化合物の粉砕物同士を化学的に結合させる架橋反応促進剤は、前記光活性触媒及び前記光触媒発生剤に限定されず、例えば、熱活性触媒又は尿素のような熱触媒発生剤でもよい。前記ゲル状ケイ素化合物の粉砕物同士を化学的に結合させる架橋反応促進剤は、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム等の塩基触媒、塩酸、酢酸、シュウ酸等の酸触媒等があげられる。これらの中で、塩基触媒が好ましい。前記架橋反応促進剤及びその前駆体は、例えば、前記粉砕物(ゲル状ケイ素化合物)を含むゾル粒子液(例えば懸濁液)に、前記架橋反応促進剤及びその前駆体の少なくとも一方を塗工直前に添加して使用する、又は前記架橋反応促進剤及びその前駆体の少なくとも一方を溶媒に混合した混合液として使用することができる。前記混合液は、例えば、前記ゾル粒子液に直接添加して溶解した塗工液、前記架橋反応促進剤及びその前駆体の少なくとも一方を溶媒に溶解した溶液、又は、前記架橋反応促進剤及びその前駆体の少なくとも一方を溶媒に分散した分散液でもよい。前記溶媒は、特に制限されず、例えば、水、緩衝液等があげられる。前記架橋反応促進剤及びその前駆体の添加量は、特に限定されないが、例えば、前記ゲル状ケイ素化合物の重量に対し、例えば、0.01〜20重量%、0.05〜10重量%、又は0.1〜5重量%である。
 
Bー13健康・医療
特開2025-008594フラスコトレイ、フラスコユニット及び細胞培養システム 三菱重工業株式会社
【課題】操作効率を向上させることができるとともにコンタミの発生を抑制することができるフラスコトレイを提供する。
【解決手段】フラスコトレイは、フラスコの底面が載置される載置面を有する載置プレートと、前記載置プレートから上方に延びる支持部と、前記載置プレートの上方で前記支持部に支持されているとともに、前記フラスコが前記載置面に対して上方から載置可能となるように該フラスコを水平方向から囲うフレームと、を備え、前記フレームは、前記フラスコに隣接して配置されて前記フラスコに着脱可能に取り付けられる蓋部を保持可能な蓋置部を有する。                       【請求項9】前記蓋置部は、前記凹部内に設けられた光触媒層をさらに有する請求項6に記載のフラスコトレイ。 
 光触媒層63は、多孔質部材62の表面全体に積層されるように設けられている。光触媒層63は、例えば、二酸化チタンなどの光触媒を含んでいる。光触媒層63は、多数の孔が形成されたシート状をなしていてもよいし、多孔質部材62の上にスプレーを介して塗布された構成であってもよい。このような第二実施形態によれば、細胞培養システム100のいずれかの箇所に設けられた紫外線照射装置により紫外線が光触媒層63に照射されることによって、蓋置部60の凹部61の殺菌を行うことが可能となる。そのため、搬送装置170によってフラスコユニット1を定期的に紫外線照射装置に搬送することにより、フラスコユニット1の衛生性を担保することができる。               
 
特開2025-011128デジタル検体分析 バイオ−ラド ラボラトリーズ,インコーポレイティド
【課題】液滴ベースのデジタルPCR、及びそれを用いてターゲット核酸を分析するための方法の提供。
【解決手段】複数のターゲット核酸を含むサンプルを複数の区画に区画化する工程であって、少なくとも複数の区画の第1の区画が、第1のターゲット核酸と、該核酸に結合して第1の標識を有する第1のプローブ、第2のターゲット核酸に結合して第2の標識を有する第2のプローブ、第3のターゲット核酸に結合して第1の標識を有する第3のプローブ、第3のターゲット核酸に結合して第2の標識を有する第4のプローブ、並びに第1、第2、第3のターゲット核酸にそれぞれ結合する第1、第2、第3のプライマー対を含み、第2の標識が、第1の標識と異なるプライマー/プローブミックスと、を含む区画化工程;第1のターゲット核酸を増幅する工程;並びに複数の区画の少なくとも第1の区画において、第1の標識及び第2の標識を検出する工程を含む、方法である。
  一定の実施形態では、第一および第二サンプル流体に電荷を印加する。サンプル流体への電荷の印加についての説明は、Linkら(米国特許出願第2007/0003442号)およびRaindance Technologies Incの欧州特許第2004316号に提供されており、これらのそれぞれの内容はその全体が参照により本明細書に援用されている。任意の適する技術を用いて、例えば、第一および第二のサンプル流体を電場(AC、DCなどであり得る)の中に置くことにより、ならびに/または第一および第二のサンプル流体に電荷を持たせる反応、例えば化学反応、イオン反応、光触媒反応など、を起こさせることにより、キャリア流体内の第一および第二のサンプル流体内で電荷を作り出すことができる。
 
特表2025-500077新規の抗微生物カーボンドット  フォンダツィオーネ セントロ セルビーツィ アッラ ペルソナ   イノセンツィ、プリーニオ    マルファッティ、ルカ    エコアイダ ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ
【要約】本発明は、新規の抗ウイルスカーボンドット、前記カーボンドットを含む組成物、前記カーボンドットによりコーティングされた材料及びデバイス、医学的使用のための前記ナノ粒子、前記カーボンドット、組成物、材料、及びデバイスの調製のための方法に関する。
  C−ドットは、フォトニクス、オプトエレクトロニクス、及び光触媒作用におけるそれらの優れた特性について広範囲に調査されている。加えて、C−ドットは、ルミネッセンスのマーカーとして及びウイルス剤に対する活性システムとしての両方に決定的な役割を果たすと思われる。C−ドットの重要な特色の1つは実装の容易性及び低費用であり、これにより、化学組成及びサイズ(典型的には10nm未満)の制御されたシステムの実現が可能になる。一般的な合成において、カーボンベースの前駆体は、湿潤条件または乾燥条件下で、制御された熱分解を起こす。生成物は、窒素源を炭素前駆体と反応させることによって、または合成後官能化の遂行によって、操作され得る。Vero細胞、MOLT−4 A549、MARC−145、PK−15、及びその他の多数のもので遂行された研究から、数百μg/mLの高濃度ででさえ非細胞傷害性であり、C−ドットの優れた生体適合性が確認される。様々なモノマーに由来する、制御された形態を備えたC−ドットは、HSV−1、HIV−1、PRRSV、PRV、HCoV−229E、及びフラビウイルス(JEV)に対して有効であることが示された。多数の有望な結果があるが、C−ドットによるウイルス阻害のメカニズムは物議を醸しており、依然として論争されている。特に、表面上の特異的な官能基を備えたC−ドットは、細胞膜と相互作用し、ビリオンがシステムを攻撃することを防止し得ると考えられている。より最近では、その一方で、ベンゾオキサジン由来C−ドットは、ビリオンと直接相互作用することによってウイルス活性を妨害することに有効であり、ウイルス粒子に能動的に対抗し、広域スペクトラム抗ウイルス活性を示すことが可能な真の最初のドットシステムを構成することが示されている。
 
Bー14その他
特開2025-000923親油性により分散されるフェノール系ポリマー粒子 ナノフェーズ テクノロジーズ コーポレーション
【課題】親油性フェノール系ポリマー粒子を提供する。
【解決手段】組成物は、フェノール系ポリマー粒子と前記フェノール系ポリマー粒子上の界面活性剤とを含む。組成物は親油性である。分散体は、フェノール系ポリマー粒子と界面活性剤と担体媒体とを含む。担体媒体は、親油性である化粧品として許容される流体又はワックスであり得る。
  [例15]フリーラジカルクエンチ及び光安定性の研究 例1の分散体のフリーラジカルクエンチ及び光安定性について検討した。光安定度は、修正DPPH光安定性試験(定義の部分を参照のこと)に従って決定した。フリーラジカルクエンチは、フリーラジカルクエンチ試験(定義の部分を参照のこと)に従って決定した。二酸化チタンは、実質的に非光安定性(光触媒性)であって、UV線への曝露時に大量の光誘起フリーラジカルを発生することが公知であるので、比較物質として使用した。5つの光安定性試験を、種々の量の、例1の分散体及び参照二酸化チタンを使用して行った。結果を以下の表に示す。
 
特開2025-002986環境配慮型建物 大和ハウス工業株式会社
【課題】屋根勾配に左右されることなく、狭小敷地においても自然エネルギーを有効利用することのできる、環境配慮型建物を提供すること。
【解決手段】環境配慮型建物100では、建物の屋根10のうち、軒先12とならない部位にパラペット40が設けられており、パラペット40の外周面側41に、建材一体型太陽光発電パネル50が組み込まれている。
  そして、3つの軒先とならない部位13,15には、鉛直方向に延びるパラペット40が設けられている。ここで、図1において、屋根面11には、不図示の太陽光パネルや光触媒パネル等の各種パネルが設置されてもよい。
 
特開2025-004616ギ酸回収方法 株式会社豊田中央研究所
【課題】簡便に、加熱等のエネルギーを大きく消費しなくても、溶液中のギ酸を固体のギ酸塩として回収することができるギ酸回収方法を提供する。
【解決手段】ギ酸及び下記式(1)で示すアルキルアミンを含む溶液と、塩基を含む有機溶媒とを混合して、固体のギ酸塩を回収する回収工程を有する、ギ酸回収方法である。  R1R2R3N (1)(式(1)において、R1〜R3のうち少なくとも2つは独立して炭素数6以上12以下のアルキル基であり、残りは水素原子を示す。)
【請求項6】前記ギ酸を含む水溶液は、電気化学反応器、光電気化学反応器(太陽電池で駆動するものも含む)、または光触媒反応器(太陽電池で駆動するものも含む)から生成したギ酸を含む水溶液であることを特徴とする請求項2に記載のギ酸回収方法。
 
特開2025-006271不飽和ポリエステル樹脂組成物、成形材料、および、成形品 ジャパンコンポジット株式会社
【課題】難燃性に優れ、さらには、粉状難燃剤を均一に分散させることができる不飽和ポリエステル樹脂組成物、その不飽和ポリエステル樹脂組成物を含む成形材料、および、その成形材料の硬化物を含む成形品を提供すること
【解決手段】不飽和ポリエステル樹脂原料は、不飽和ポリエステル、重合性単量体および低収縮化剤を含む樹脂成分と、粉状難燃剤と、水酸化アルミニウムとを含む。低収縮化剤は、スチレン−共役ジエン共重合体および/またはその水素添加体からなるスチレン系熱可塑性エラストマーを含む。スチレン系熱可塑性エラストマーの含有割合が、樹脂成分100質量部に対して、2質量部以上18質量部以下である。
 添加剤としては、例えば、着色剤、増粘剤、硬化剤、重合禁止剤、離型剤、充填材、分離防止剤、湿潤分散剤、柄材、抗菌剤、親水剤、光触媒、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、分離防止剤、シランカップリング剤、帯電防止剤、チクソ付与剤、チクソ安定剤、および、重合促進剤が挙げられる。添加剤は、単独使用または2種以上併用できる。
 
特開2025-006592空隙層、空隙層の製造方法、積層体、光学部材、及び光学装置 日東電工株式会社
【課題】低屈折率であり、かつ、機械的強度に優れた空隙層を提供する。
【解決手段】 本開示の空隙層11は、ゲル状ケイ素化合物の粉砕物が化学的に結合している空隙層であり、前記ゲル状ケイ素化合物は、シラン化合物が縮合又は部分的に縮合した化合物であり、前記シラン化合物として、1〜3官能シラン化合物及び4官能シラン化合物を含み、空隙層11の屈折率が、1.30以下である。
  前記ゲル状ケイ素化合物同士を化学的に結合させる化学反応としては、シリカゾル分子に含まれる残留シラノール基の脱水縮合反応を利用することが好ましい。シラノール基の水酸基同士の反応を前記架橋反応促進剤で促進することで、短時間で空隙構造を硬化させる連続成膜が可能である。前記架橋反応促進剤としては、例えば、光活性触媒及び熱活性触媒があげられる。前記光活性触媒によれば、例えば、後述する結合工程において、加熱によらずに前記ゲル状ケイ素化合物同士を化学的に結合(例えば架橋結合)させることができる。これによれば、例えば、前記結合工程において、結合させる前記粉砕物の収縮が起こりにくいため、より高い空隙率を維持できる。例えば、前記光活性触媒に加え、又はこれに代えて、光により触媒を発生する物質(光触媒発生剤)を用いてもよいし、前記熱活性触媒に加え、又はこれに代えて、熱により触媒を発生する物質(熱触媒発生剤)を用いてもよい。前記光触媒発生剤としては、特に限定されないが、例えば、光塩基発生剤(光照射により塩基性触媒を発生する物質)、光酸発生剤(光照射により酸性触媒を発生する物質)等があげられ、光塩基発生剤が好ましい。前記光塩基発生剤としては、例えば、9−アントリルメチル N,N−ジエチルカルバメート(9-anthrylmethyl N,N-diethylcarbamate、商品名WPBG−018)、(E)−1−[3−(2−ヒドロキシフェニル)−2−プロペノイル]ピペリジン((E)-1-[3-(2-hydroxyphenyl)-2-propenoyl]piperidine、商品名WPBG−027)、1−(アントラキノン−2−イル)エチル イミダゾールカルボキシレート(1-(anthraquinon-2-yl)ethyl imidazolecarboxylate、商品名WPBG−140)、2−ニトロフェニルメチル 4−メタクリロイルオキシピペリジン−1−カルボキシラート(商品名WPBG−165)、1,2−ジイソプロピル−3−〔ビス(ジメチルアミノ)メチレン〕グアニジウム 2−(3−ベンゾイルフェニル)プロピオナート(商品名WPBG−266)、1,2−ジシクロヘキシル−4,4,5,5−テトラメチルビグアニジウム n−ブチルトリフェニルボラート(商品名WPBG−300)、及び2-(9-オキソキサンテン-2-イル)プロピオン酸1,5,7-トリアザビシクロ[4.4.0]デカ-5-エン(東京化成工業株式会社)、4-ピペリジンメタノールを含む化合物(商品名HDPD-PB100:ヘレウス社製)等があげられる。なお、前記「WPBG」を含む商品名は、いずれも和光純薬工業株式会社の商品名である。前記光酸発生剤としては、例えば、芳香族スルホニウム塩(商品名SP-170:ADEKA社)、トリアリールスルホニウム塩(商品名CPI101A:サンアプロ社)、芳香族ヨードニウム塩(商品名Irgacure250:チバ・ジャパン社)等があげられる。また、前記ゲル状ケイ素化合物の粉砕物同士を化学的に結合させる架橋反応促進剤は、前記光活性触媒及び前記光触媒発生剤に限定されず、例えば、熱活性触媒又は尿素のような熱触媒発生剤でもよい。前記ゲル状ケイ素化合物の粉砕物同士を化学的に結合させる架橋反応促進剤は、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム等の塩基触媒、塩酸、酢酸、シュウ酸等の酸触媒等があげられる。これらの中で、塩基触媒が好ましい。前記架橋反応促進剤及びその前駆体は、例えば、前記粉砕物(ゲル状ケイ素化合物)を含むゾル粒子液(例えば懸濁液)に、前記架橋反応促進剤及びその前駆体の少なくとも一方を塗工直前に添加して使用する、又は前記架橋反応促進剤及びその前駆体の少なくとも一方を溶媒に混合した混合液として使用することができる。前記混合液は、例えば、前記ゾル粒子液に直接添加して溶解した塗工液、前記架橋反応促進剤及びその前駆体の少なくとも一方を溶媒に溶解した溶液、又は、前記架橋反応促進剤及びその前駆体の少なくとも一方を溶媒に分散した分散液でもよい。前記溶媒は、特に制限されず、例えば、水、緩衝液等があげられる。前記架橋反応促進剤及びその前駆体の添加量は、特に限定されないが、例えば、前記ゲル状ケイ素化合物の重量に対し、例えば、0.01〜20重量%、0.05〜10重量%、又は0.1〜5重量%である。
 
特開2025-013528紙、及びそれらの製造方法 日本製紙株式会社
【課題】本発明の目的は、クラフトパルプを原料とする高品質の紙、及びそれらの製造方法を提供することにある。
【解決手段】本発明は紙原料がクラフトパルプを含み、密度と裂断長、又は密度と曲げこわさが所定の関係にある、紙、クラフトパルプを紙原料として用いる、前記紙の製造方法を提供する。クラフトパルプは、容積重635kg/m3以上、かつ、繊維長1.1mm以下の木材原料をクラフトパルプ蒸解して得たものであることが好ましい。クラフトパルプ蒸解は、活性アルカリ添加率5〜40%の条件で行われることが好ましい。
  本発明の紙の用途としては、例えば、印刷用紙、新聞紙、インクジェット用紙、PPC用紙、フォーム用紙、クラフト紙、上質紙、コート紙、微塗工紙、包装紙、薄葉紙、色上質紙、キャストコート紙、ノンカーボン紙、ラベル用紙、感熱紙、各種ファンシーペーパー、水溶紙、剥離紙、工程紙、壁紙用原紙、難燃紙(不燃紙)、積層板原紙、プリンテッドエレクトロニクス用紙、バッテリー用セパレータ、クッション紙、トレーシングペーパー、含浸紙、ODP用紙、建材用紙、化粧材用紙、封筒用紙、テープ用紙、熱交換用紙、化繊紙、減菌紙、耐水紙、耐油紙、耐熱紙、光触媒紙、化粧紙(脂取り紙など)、各種衛生紙(トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ワイパー、おむつ、生理用品等)、たばこ用紙、板紙(ライナー、中芯原紙、白板紙など)、紙皿原紙、カップ原紙、ベーキング用紙、研磨紙、合成紙などが挙げられる。このうち、印刷用紙、インクジェット用紙、PPC用紙、フォーム用紙、クラフト紙、上質紙、コート紙、微塗工紙、包装紙が、同一密度における強度とこわさが良好であるため好ましい。
 
特表2025-500775装置及び方法 ザ ユニバーシティ オブ リバプール
【要約】本発明の第1の態様によれば、窒素及び酸素からNOxを形成するための装置であって、プラズマを生成するように構成されたグライディングアーク放電(GAD)装置と、窒素及び酸素を含む供給ガスのための入口並びにNOxのための出口を含む通路であって、この通路は、少なくとも部分的にGAD装置を通って延在し、使用時に、生成されたプラズマ中で窒素及び酸素が反応し、これにより窒素及び酸素の少なくとも一部からNOxを形成する、通路と、形成されたNOx中のNO2/NO比を1:2〜2:1に調整するための放電後容器とを含む装置が提供される。
  過去一世紀にわたって、大規模な窒素固定が達成されており、それは主として工業的ハーバー−ボッシュ(Haber−Bosch、HB)プロセスによって行われており、HBプロセスでは、窒素と水素からアンモニアが合成される。残念ながら、HBプロセスは、高温(400〜600℃)及び高圧(200〜400atm)で動作するので、大量のCO2フットプリントを伴うエネルギー集約的なプロセスであり、世界的なエネルギー使用量の1〜2%を占める。HBプロセスは、世界的なCO2排出の1%超も占め、天然ガス等の化石燃料に由来する水素を利用する。それゆえ、再生可能エネルギー源によって優先的に駆動される、より穏やかな条件下でのカーボンニュートラルのアンモニア生成のためのより環境に優しくより持続可能な技術を開発する必要がある。この目的のために、電極触媒、光触媒、及びプラズマ(例えば、プラズマ−電気化学及びプラズマ−触媒)技術が、アンモニアを生成するための代替案として提案されている。その中でも、低温プラズマ(non−thermal plasma、NTP)技術は、以下の利点により、分散的なオンデマンド型窒素固定として注目を集めている。窒素固定のためのプラズマプロセスは、周囲圧力及び周囲温度の下で操作することができ、従って、反応器サイズ及び資本コストを大幅に低減する。プラズマプロセスは、迅速な反応により即座にオン及びオフに切り替えることができ、風力及び太陽光等の再生可能エネルギー源、特に間欠再生可能エネルギー源と結合される大きい柔軟性を提供する。より注目すべきことに、プラズマ技術を用いた窒素固定は、従来のHBプロセスよりもエネルギー消費の理論的限界が低い。これは、NTPによって生成されるエネルギー電子が、電子衝撃励起及び解離によって不活性N2分子を活性化し、追加の加熱なしにN2を窒素化合物(アンモニア、一酸化窒素等)に変換することができるためである。
 
特表2025-501598シクロヘキシルベンゼンからフェノールとシクロヘキサノンを可視光媒介の一段階法で製造するための方法 フーダン ユニバーシティー
【要約】本発明は、シクロヘキシルベンゼンからフェノールとシクロヘキサノンを可視光媒介の一段階法で製造するための方法を開示する。前記方法は具体的に、可視光照射下、臭化水素溶液を触媒として用い、酸素を酸化剤として使用し、有機溶媒中でシクロヘキシルベンゼン(CHB)を直接酸化し、炭素−炭素結合を切断してフェノールとシクロヘキサノンを生成することを含む。本発明の方法は、従来技術のシクロヘキシルベンゼン法において、最初にシクロヘキシルベンゼンを酸化してシクロヘキシルベンゼン−1−ヒドロペルオキシド(1−CHBHP)を得、酸化反応生成物の混合物を処理した後に、酸性条件下でシクロヘキシルベンゼンペルオキシドを分解させてフェノールとシクロヘキサノンを得るとのプロセスを回避し、過酸化物の蓄積によって引き起こされる潜在的な危険を回避することができる。さらに、当該方法には、操作が簡単、試薬が入手しやすい、反応条件が穏やか、制御が容易、反応スケールが拡張可能、選択性がよいなどの多くの利点もある。
  可視光には、低コスト、豊富な貯蔵量、環境に優しい、無毒、再生可能という利点があり、近年、可視光を媒介とする光触媒戦略は、温和な条件下で有機分子の効率的な活性化を達成できる強力な合成プラットフォームとなっており、ひいては以前は困難であったいくつかの選択的化学変換が可能になった(Capaldo,L.;Ravelli,D.;Fagnoni,M.Chem.Rev.2021.doi.org/10.1021/acs.chemrev.1c00263;Marzo,L.;Pagire,S.K.;Reiser,O.;Konig,B.Angew.Chem.Int.Ed.2018,57,10034;Shaw,M.H.;Twilton,J.;MacMillan,D.W.C.J.Org.Chem.2016,81,6898.)。
 
B−15光触媒を防ぐ・効果無し
特許7612769複合冷却素材 大阪瓦斯株式会社
【課題】使用勝手の向上を図ることができる複合冷却素材を提供する。
【解決手段】磁性材料を含む磁性材料層Eと、磁性材料層Eの外面に設けられる冷却層CPとを備え、日射反射率が80%以上である第1光学特性を有する。
  (3)光反射部位Qは、二酸化ケイ素(SiO2)、酸化チタン(TiO2)、酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化マグネシウム(MgO)、炭酸カルシウム(CaCO3)等の無機材料を、用いて形成しても良い。特に、光触媒活性がない200nm程度の酸化チタン(TiO2)を好適に使用することができる。また、酸化チタン(TiO2)が、アルミナコート、シリカコート、ジルコニアコートの少なくとも一つがなされているようにしてもよい。このようにすることによって、光反射部位Qを適切に光触媒活性がないようにすることができるため、樹脂材料層Jの劣化を抑制し易いものとなる。
 
 
 
J木酢・酢・草酢
特許7497499バイオ燃料製造システム及びバイオ燃料製造方法並びにバイオ燃料製造車両 三菱重工業株式会社
【課題】バイオ燃料の製造過程で発生するエネルギーを有効活用すること。
【解決手段】バイオ燃料製造システム2は、バイオマス原料からバイオ燃料を製造可能なシステムであり、燃焼室から供給される熱を用いてバイオマス原料を熱分解する熱分解炉13と、熱分解炉13で発生した乾留ガスを燃料として燃焼室に供給するガス供給配管21と、乾留ガスの用途に応じた複数の運転モードのうちのいずれか一つを設定するためのモード設定部と、燃焼室への乾留ガスの供給量を調整するための分配調整弁25と、設定された運転モードに応じて分配調整弁25を制御する弁制御部とを備える。
  また、バイオ燃料製造システム2は、熱分解炉13の炉内の温度を計測するための温度センサ29、乾留ガスに含まれる成分を分析する分析装置(図2参照)30を備えている。また、バイオ燃料製造システム2は、バイオマス原料から液体成分を抽出する液体成分抽出部31を備えていてもよい。これにより、例えば、バイオマス原料から木酢油、竹酢油などの液体成分を抽出することができ、バイオマス原料をより有効に利用することが可能となる。
 
特許7525105炭酸カルシウムを含む熱分解残渣の製造方法および製造装置 株式会社アマノ 加藤 栄一
【課題】廃棄物を燃焼させずに熱分解させることにより、二酸化炭素を含む温室効果ガスをほぼ排出することなく、廃棄物中の有機物のほぼすべてを炭酸塩として回収することが可能な、熱分解装置、および熱分解装置を用いて炭酸カルシウムを含む熱分解残渣を製造する方法を提供すること。
【解決手段】上面又は側面に空気導入口が設けられ、側面底部又は底面に酸素排出口が設けられた、物質を熱分解するための熱分解処理槽と、前記熱分解処理槽の底部に位置する磁石ユニットと、加熱手段と、を少なくとも含む、熱分解装置、および熱分解装置を用いて、少なくとも動植物由来有機物を含む被処理物から、炭酸カルシウムを含む熱分解残渣を製造する方法を提供する。       
  一方、一の実施形態の製造方法により、都市ゴミを熱分解処理して得られる熱分解残渣についてEDX分析を行うと、構成元素は、酸素(O)約38%、カルシウム(Ca)約22%、炭素(C)約16%、ケイ素(Si)約7%(全て質量%)である。都市ゴミの熱分解残渣の構成元素から計算した、熱分解残渣の構成成分は、炭酸カルシウム(CaCO3)を主成分とする炭酸塩であることがわかった。ここで主成分という場合、熱分解残渣の質量のおよそ60%以上、好ましくは70%以上、さらに好ましくは80%以上が炭酸カルシウムで構成されていることを意味するものとする。被処理物である都市ゴミが、動植物由来有機物のみで構成されている場合、一の実施形態の製造方法で得られる熱分解残渣に含まれている炭酸カルシウムの含有率は、質量でおよそ85%以上になる。一方、被処理物である都市ゴミが、動植物由来有機物と樹脂との混合物である場合は、一の実施形態の製造方法で得られる熱分解残渣に含まれている炭酸カルシウムの含有率はやや減少することがわかっている。そこで被処理物として動植物由来有機物と樹脂との混合物を用いる場合は、必要な炭酸カルシウム含有率に合わせて、適宜これらの混合比を調節することが好ましい。さらに都市ゴミを熱分解処理して得られる熱分解残渣の構成成分には、少量の木炭、および他の炭酸塩(炭酸マグネシウム、炭酸カリウム等)が含まれている。都市ゴミの熱分解処理の反応を経時的に追跡したところ熱分解処理の途中で、木酢液および木タールが形成されていることがわかった。すなわち、都市ゴミの熱分解反応は、木材の乾留に類するメカニズムにて進行していることが推測できる。
 
特許7623540屋外用カメムシ忌避剤及びその使用方法 木村 将人
【課題】本発明は、カメムシの忌避物質を提供し、カメムシが農作物に取り付くのを防止して、カメムシによる農業の被害を予防することを課題とする。
【解決手段】屋外用カメムシの忌避剤であって、培養液が少なくとも14の菌属に属する細菌群の培養液を含む水溶液であって、細菌群の菌体の合計質量を100質量%とした場合に、細菌群の菌体の質量が培養液の質量の3〜30質量%になるように培養された培養液とフルボ酸と木酢液と亜鉛イオンとを有効成分とする水溶液をであることを特徴とするカメムシ忌避剤を提供する。
  [木酢液について]木酢液は、木材を乾留する際に留出液として得られる熱分解液であり、カメムシに対して弱い忌避作用を有することが報告されている(特許文献2を参照)。しかし木酢液は、大量の木材を乾留しても小量しか得られないために高価であって、カメムシ忌避効果も弱いものであるから、家庭園芸などには利用可能であっても農業用には利用できないものである。これに対して本発明では、13種の菌属の細菌と白色腐朽性担子菌とによる培養液に少量の木酢液を加えることによって、カメムシに対する忌避作用を大幅に強化することができる。
 
特開2025-013278ネコブセンチュウ防除剤  学校法人上智学院 パネフリ工業株式会社
【課題】容易に入手でき、農作物や作業者に悪影響を与えることなくネコブセンチュウを防除することができる防除剤及びそれを用いたネコブセンチュウ防除方法を提供する。
【解決手段】ヒスチジン、オルニチン、アルギニン及びリジンからなる群から選ばれる少なくとも一種の塩基性アミノ酸、またはシステイン、アスコルビン酸、グルコサミン及びヒドロキシフェニル酢酸からなる群から選ばれる少なくとも一種の抗酸化成分を含むネコブセンチュウ防除剤が提供される。
  本発明の防除剤は、上記防除成分に加えて、他の添加物を加えてもよい。他の添加物としては、肥料、農薬、土壌改質剤、植物活性剤、植物生長調整剤が挙げられる。また、防除剤を公知の添加剤を用いて製剤化してもよい。剤型としては、例えば、乳剤、水和剤、水溶剤、懸濁剤、油剤、フロアブル剤等の液剤;粉剤、微粒剤、粒剤、錠剤、マイクロカプセル剤、フィルム剤等の固形剤;くん煙剤;くん蒸剤、エアロゾル剤等が例示される。添加剤としては、例えば、担体(希釈剤)、界面活性剤、展着剤、乳化剤、湿展剤、分散剤、崩壊剤等が挙げられる。上記防除成分を担持させる担体としては、ゼオライト、パーライト、植物繊維質、活性炭、珪藻土などの無機質および有機質多孔質担体を用いることができる。防除成分以外の他のセンチュウ防除剤、抗菌剤、殺虫剤、除草剤等の農薬活性成分を使用してもよい。他のセンチュウ防除剤として、例えば、アワユキセンダングサの抽出物と木酢液を有効成分とするネコブセンチュウ防除剤を本発明の防除剤に混合して混合物または組成物として使用してもよい。なお、本発明の防除剤は、上記の防除成分単独でも構わない。
 
 
 
Y海洋深層水
特許7623781小魚を巻き込まないマイクロプラスチック回収装置 春田 杏果
【課題】小魚などの水中生物を守ることができる小魚を巻き込まないマイクロプラスチック回収装置を提供すること。
【解決手段】小魚を泳がせておくことができるタンク1があり、タンク1内にはマイクロプラスチック2をキャッチできるネット3があり、ポンプ5によって、海水をタンク1に吸入し、ネット3を通過した海水を排出し、ポンプ5を、ネット3よりも下流に取り付け、タンク1の蓋6の下面にスピーカー7を取り付け、スピーカー7は、タンク1内の水面Hよりも高い位置とし、ポンプ5を、所定のタイミングで周期的に停止し、ポンプ5を停止したタイミングで、スピーカー7から忌避音を出すことで、タンク1内に入り込んだ小魚を、海水を吸入する通路8から海に逃がすことを特徴とします。
  以下に音による小魚への影響実験について説明します。図3は、海水魚であるカクレクマノミ2匹と、デバスズメダイ4匹で行った実験結果です。海洋深層水入りの水槽(W40cm×H30cm×D12cm)の中に小魚6匹を入れ、Bluetooth(登録商標)を使ってスピーカー7から20種類の大きな音を流し、それぞれ小魚の反応をみました。再現性を確認するために各3回の実験をしました。
 
特開2025-002486水性分散体組成物およびその製造方法、食品、化粧料ならびに医薬品 東洋インキSCホールディングス株式会社
【課題】長期にわたって分散安定性が担保でき、かつ沈殿が抑制できる、テトラヒドロクルクミノイドを含む水性分散体組成物およびその製造方法、前記水性分散体組成物を用いた食品、化粧料および医薬品の提供。
【解決手段】上記課題は、テトラヒドロクルクミノイドを含む固体粒子と、水性媒体と、分散助剤とを含み、前記分散助剤は、リン脂質、サポニン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンフィトステロール、多糖類、糖誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコールおよび酵素処理物から選ばれる少なくとも1種を含む、水性分散体組成物、ならびに、その製造方法、それを用いた食品、化粧料および医薬品によって解決される。
  (水性媒体(C))水性媒体(C)は、少なくとも水を含み、水からなることもできる。前記水は、特に限定されず使用目的によって適宜設定でき、例えば、水道水、天然水、精製水、蒸留水、ミネラル水、アルカリイオン水、深層水、イオン交換水、純水、ミリQ水等の超純水等をいずれも使用することができる。なお、ミリQ水とは、メルクミリポア社の超純水製造装置であるミリQ水製造装置により得られる超純水である。なかでも、本発明の分散組成物に使用する水として、不純物が少ないという観点から、精製水、蒸留水、イオン交換水、純水、ミリQ水等が好ましく挙げられる。
 
特開2025-003166高アルコール含有量の果実酒 サントリーホールディングス株式会社
【課題】本発明の課題は、11〜20v/v%という高いアルコール含有量を有する果実酒において、アルコールの刺激を低減することである。
【解決手段】果実酒にナトリウムを用いる。
  また、ナトリウムを果実酒に添加するためには、ナトリウム又はナトリウム塩を含有する原料、例えば果汁、野菜汁、天然水、海洋深層水を果実酒に添加してもよい。
 
特開2025-003173果実酒又は果実酒テイスト飲料 サントリーホールディングス株式会社
【課題】本発明の課題は、果実酒又は果実酒テイスト飲料において、オークラクトンによってもたらされる木材臭を低減することである。
【解決手段】果実酒又は果実酒テイスト飲料にナトリウムを用いる。
  また、ナトリウムを果実酒又は果実酒テイスト飲料に添加するためには、ナトリウム又はナトリウム塩を含有する原料、例えば果汁、野菜汁、天然水、海洋深層水を果実酒又は果実酒テイスト飲料に添加してもよい。
 
特開2025-003263水性分散体組成物およびその製造方法、食品、化粧料ならびに医薬品 東洋インキSCホールディングス株式会社
【課題】長期にわたって分散安定性が担保でき、かつ沈殿が抑制できる、エラグ酸類を含む水性分散体組成物およびその製造方法、前記水性分散体組成物を用いた食品、化粧料および医薬品の提供。
【解決手段】上記課題は、少なくともエラグ酸類を含む固体粒子(A)と、酵素処理ルチン、酵素処理ヘスペリジン、酵素処理ナリンジンおよび酵素処理ステビアからなる群より選ばれる少なくとも1種の酵素処理物(B−1)を含有する分散助剤(B)と、水性媒体(C)とを含有する水性分散体組成物、ならびに、その製造方法、それを用いた食品、化粧料および医薬品によって解決される。
  <水性媒体(C)>水性媒体(C)は、少なくとも水を含み、水からなることもできる。前記水は、特に限定されず使用目的によって適宜設定でき、例えば、水道水、天然水、精製水、蒸留水、ミネラル水、アルカリイオン水、深層水、イオン交換水、純水、ミリQ水等の超純水等をいずれも使用することができる。なお、ミリQ水とは、メルクミリポア社の超純水製造装置であるミリQ水製造装置により得られる超純水である。なかでも、本発明の分散組成物に使用する水として、不純物が少ないという観点から、精製水、蒸留水、イオン交換水、純水、ミリQ水等が好ましく挙げられる。
 
特開2025-004033水中油型乳化化粧料 エルブイエムエイチ レシェルシェ
【課題】パール顔料を含むことなく真珠光沢の外観を有し、塗布時に軽いテクスチャーを与えることのできる、安定な水中油型乳化化粧料を提供する。
【解決手段】(a)水性媒体、(b)2種以上の炭素数12〜24の高級脂肪酸又はそのアルカリ金属塩、(c)炭素数12〜24のアルキル基を有するモノアルキルグリセリルエーテル、及び炭素数12〜24のアルケニル基を有するモノアルケニルグリセリルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種の化合物、(d)(d−1)微生物由来の多糖類、及び(d−2)(メタ)アクリル酸エステル及び(メタ)アクリロイルアルキルタウリン及びその塩からなる群より選択される少なくとも1種を構成単位として含む(メタ)アクリル系ポリマーを含む増粘剤、並びに(e)非イオン界面活性剤を含有する水中油型乳化化粧料である。
   水としては、蒸留水、精製水、温泉水、深層水の他、ラベンダー水、ローズ水、オレンジフラワー水等の植物由来の水蒸気蒸留水を用いることができる。
 
特開2025-004406呈味改善剤及びそれを用いる加水成形用粉末 クラシエフーズ株式会社  クラシエ株式会社
【課題】好ましくない雑味を改善する呈味改善剤であって、更に詳しくは、ブドウ糖や糖アルコール特有の苦味、えぐみ、収斂味といった好ましくない雑味が打ち消された呈味に改善することのできる呈味改善剤及びそれを用いる加水成形用粉末を提供することを課題とする。
【解決手段】油脂を有効成分とすることを特徴とするブドウ糖及び/又は糖アルコールの呈味改善剤により上記課題を解決する。好ましくは、下記(A)〜(C)を含有する粉末であって、加水混合によって喫食可能なかき氷様菓子を調製するための加水成形用粉末により上記課題を解決する。(A)ブドウ糖(B)油脂を有効成分とする呈味改善剤(C)加工デンプン
  次に、図1(2)に示すように、加水成形用粉末1に水性媒体2を投入し加水する。加水時に使用する治具は、図1(2)のようなスポイトを用いる以外に、スプーン、計量スプーン、少容量の凹部容器などを用いてもよい。水性媒体としては、水(水道水、ミネラルウォーター、炭酸水、海洋深層水など)、果汁入りジュースなどが挙げられる。また、水性媒体の添加量は、好ましくは、加水成形用粉末100に対し重量比で3.1〜9.2とすると、ふんわりとしたかき氷様テクスチャー、さらにかき氷のようなサクサク食感の点で好適である。  
 
特開2025-005319水中油型乳化化粧料 株式会社コーセー
【課題】本発明は、みずみずしい使用感とハリ・弾力感に優れ、乳化安定性も兼ね備える、水中油型乳化化粧料を提供することを目的とする。
【解決手段】次の成分(A)〜(C)を含有する水中油型乳化化粧料。(A)イソシアネート化合物に基づく構造単位と、ジメチコノールに基づく構造単位と、アルキレングリコールに基づく構造単位、とを有するシリコーンポリウレタン(B)25℃で固形の高級アルコール(C)25℃で液状の油剤
  水としては、通常化粧料に用いられる水であれば特に限定されず、精製水、温泉水、深層水や、ラベンダー水、ローズ水、オレンジフラワー水等の植物由来の水蒸気蒸留水等が挙げられ、必要に応じて1種又は2種以上を組み合せて用いることができる。また含有量は、特に限定されず、水中油型乳化化粧料中の概ね40〜80%で含有することができる。
 
特開2025-006490皮膚洗浄用組成物 株式会社バイオリンク販売 株式会社ロジカルラボ
【課題】低刺激性で泡立ち性に優れ、洗浄後の使用感に優れる皮膚洗浄用組成物を提供する。
【解決手段】本発明の皮膚洗浄用組成物は、ラウラミドプロピルヒドロキシスルタインとラウラミドプロピルベタインとデシルグルコシドとを含有し、pHが4.0〜6.0であることを特徴とする。    本発明の皮膚洗浄用組成物には、更に必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、通常、化粧料や医薬品外部、外用医薬品などの製剤に使用される成分、例えば、水(精製水、温泉水、深層水等の他、植物などを水蒸気蒸留した際に得られる水分も含む)、油剤、界面活性剤(乳化剤を含む)、粉体、アルコール類、樹脂、包接化合物、抗菌剤、防腐剤、香料、消臭剤、塩類、清涼剤、植物・動物・微生物由来の抽出物、血行促進剤、美白剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤、抗炎症剤、抗酸化剤、収斂剤、抗脂漏剤、活性酸素除去剤、キレート剤、角質溶解剤、酵素、ホルモン類、ビタミン類等を加えることができる。好適な成分の具体例としてはそれぞれ以下に示すものが挙げられる。ここで、「誘導体」には、形成可能な塩が含まれる。   
 
特開2025-008571定量噴射式エアゾール製品 株式会社ダイゾー
【課題】対象物に対して、噴射された粒子が付着しやすい定量噴射式エアゾール製品を提供する。
【解決手段】原液と液化ガスとからなるエアゾール組成物と、エアゾール組成物が充填されるエアゾール容器とからなり、エアゾール容器は、エアゾール組成物が充填される容器本体と、容器本体に取り付けられ、定量室を備える定量バルブと、エアゾール組成物を噴射するための噴射孔を有する噴射部材とを備え、原液と液化ガスとの容積比率(原液/液化ガス)は、60/40〜5/95であり、定量室内に貯留されているエアゾール組成物の25℃における圧力は、0.25〜0.6MPaであり、定量バルブの噴射容量は、0.1〜2.0mLであり、噴射孔から噴射されるエアゾール組成物の噴射力は、噴射距離5cmにおいて10gf未満である、定量噴射式エアゾール製品。
  溶剤は特に限定されない。一例を挙げると、溶剤は、精製水、イオン交換水、生理食塩水、海洋深層水などの水;プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコールなどの炭素数が2〜3の1価アルコール;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、イソオクタン酸セチル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、ジネオペンタン酸メチルペンタンジオール、ジネオペンタン酸ジエチルペンタンジオールなどのエステル油、流動パラフィン、イソパラフィン、ノルマルパラフィンなどの炭化水素油、ジメチコン、メチルポリシロキサン、シクロペンタシロキサン、シクロヘキサシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーン油、オレイン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸などの高級脂肪酸、オレイルアルコール、イソステアリルアルコールなどの高級アルコールなどの液状油剤等である。
 
特開2025-008572定量噴射式エアゾール製品 株式会社ダイゾー
【課題】噴射された粒子が拡散しやすい定量噴射式エアゾール製品を提供する。
【解決手段】原液と液化ガスとからなるエアゾール組成物と、エアゾール組成物が充填されるエアゾール容器とからなり、エアゾール容器は、エアゾール組成物が充填される容器本体と、容器本体に取り付けられ、定量室を備える定量バルブと、エアゾール組成物を噴射するための噴射孔を有する噴射部材とを備え、原液と液化ガスとの容積比率(原液/液化ガス)は、60/40〜5/95であり、定量室内に貯留されているエアゾール組成物の25℃における圧力は、0.3〜0.6MPaであり、定量バルブの噴射容量は、0.1〜2.0mLであり、噴射孔から噴射されるエアゾール組成物の噴射力は、噴射距離20cmにおいて10gf以上である、定量噴射式エアゾール製品。
  溶剤は特に限定されない。一例を挙げると、溶剤は、精製水、イオン交換水、生理食塩水、海洋深層水などの水;プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコールなどの炭素数が2〜3の1価アルコール;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、イソオクタン酸セチル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、ジネオペンタン酸メチルペンタンジオール、ジネオペンタン酸ジエチルペンタンジオール、などのエステル油、流動パラフィン、イソパラフィン、ノルマルパラフィンなどの炭化水素油、ジメチコン、メチルポリシロキサン、シクロペンタシロキサン、シクロヘキサシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーン油、オレイン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸などの高級脂肪酸、オレイルアルコール、イソステアリルアルコールなどの高級アルコールなどの液状油剤等である。
 
特開2025-010428発泡性皮膚外用剤 株式会社東洋新薬
【課題】使用感がよく、また皮膚の状態改善に効果的な皮膚外用剤を提供すること。
【解決手段】本発明の皮膚外用剤は、少なくとも、固体状の酸性物質と、該酸性物質と反応して炭酸ガスを発生する固体状の炭酸ガス発生物質とを有する発泡性皮膚外用剤であって、更に、多糖類又はその誘導体として、セルロース誘導体及びデンプン誘導体から選ばれる少なくとも一種と、アルギン酸もしくはその塩類、カラギーナン、グアーガム、ローカストビーンガム、キサンタンガム又はタマリンドガムである親水性天然高分子から選ばれる少なくとも一種(但し、セルロース誘導体として、カルボキシメチルセルロースナトリウムを含有する場合は、アルギン酸又はその塩類を除く)とを含有し、
前記皮膚外用剤の使用時に含水物質と混合する。
   本発明の皮膚外用剤が一剤型の場合は、一剤化されたことにより、二剤型のものに比べて低コストで使用者が取り扱いやすいという特徴を有する。一剤型の場合、本発明に使用される含水物質としては、通常、化粧品、医薬品等に用いられたり、一般家庭で使用する水を含む液体を挙げることができる。水を含む液体は水そのものであってもよい。具体的には、水道水、蒸留水、膜濾過水、イオン交換水、海洋深層水の他、日本酒、ワイン等の酒類、豆乳、飲むヨーグルト、アセロラジュース、スポーツ飲料、炭酸水等の飲料、米のとぎ汁や等が挙げられる。これらは、単独で使用しても、2種以上を混合して使用してもかまわない。
 
特開2025-013701水性組成物 株式会社コーセー
【課題】凝集抑制効果に優れる組成物を提供する。
【解決手段】(A)(a1)ナイアシンアミド及び(a2)トラネキサム酸又はその誘導体から選ばれる1種又は2種以上の有効成分、(B)セルロース系水溶性多糖類及びアルギン酸又はその塩から選ばれる1種又は2種以上の水溶性多糖類、(C)疎水変性ポリエーテルウレタン0.5質量%以下を含有する水性組成物である。かかる水性組成物において、油剤の含有量は水性組成物中に3質量%以下である。
  ここで、水性成分としては、水に可溶な成分であれば何れでもよく、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、ソルビトール、マルチトール、グルコースなどの糖アルコール類、エタノール等の低級アルコール類、ポリオキシアルキレングリセリンエーテル、ポリオキシアルキレンジグリセリンエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルグルコシド等の保湿成分等が挙げられる。水としては、化粧料等に一般に用いられるものであれば、特に制限されないが、例えば、精製水、温泉水、イオン交換水、深層水、水道水、或いは植物の水蒸気蒸留水等が挙げられ、必要に応じて1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。
 
特表2025-500018海洋ベースの二酸化炭素除去デバイス及び標的プロダクトの蓄積を監視するためのシステム及び方法 ランニング タイド テクノロジーズ,インコーポレイテッド
【要約】装置は、電源及びコントローラを収容するハウジングを有する第1の部材と、第1の部材に連結され、標的プロダクトが播種される第2の部材と、第1の部材に連結された感知モジュールであって、電源からの電力が感知モジュールに伝送され、感知モジュールからのセンサデータがコントローラに伝送されることを可能にする感知モジュールと、を含む。感知モジュールは、第2の部材の少なくとも一部に向かって配向されたセンサを含む。センサは、標的プロダクトの少なくとも1つの特性に関連するセンサデータを取得するように構成される。
  一般に、地球規模の炭素循環は、地球の主要な炭素貯留層、すなわち、海洋生物圏及び陸上生物圏、大気、海洋、並びに堆積物層/岩石の間の、様々な応答及びフィードバック機構を介して機能している。大気中の二酸化炭素に関して、炭素循環は、2つの異なるが重複する成分、すなわち高速炭素循環及び低速炭素循環に分解することができる。高速炭素循環は、光合成及び呼吸による炭素の移動、並びに生物圏、大気、及び海洋の間でのCO2の連続的交換を包含する。高速炭素循環は、動的かつ変わりやすいものであり、生きている生態系を通る炭素の流れとして最もよく理解することができる。これに対して、低速炭素循環は、重力、圧力、化学的風化、海流などによる炭素の移動からなる。これらのプロセスは、炭素を、生きている生態系から、堆積物、鉱物堆積物(例えば、石油、ガス、石炭)、及び深層水などの地質学的貯留層及び/又は深海貯留層に移動させる。低速炭素循環の貯留層は、非常にゆっくりと進化する。
 
 
 
 
未整理
 
特開2025-000987IRAK分解剤およびそれらの使用 カイメラ セラピューティクス, インコーポレイテッド
【課題】化合物、その組成物、およびそれを使用する方法を提供すること。
【解決手段】本発明により提供される化合物はまた、生物学的現象および病理学的現象におけるIRAK酵素の研究;身体組織において起こる細胞内シグナル伝達経路の研究;ならびにインビトロまたはインビボでのキナーゼ、シグナル伝達経路、およびサイトカインレベルの新規IRAK阻害剤もしくはIRAK分解剤、または他のレギュレーターの比較評価のために、有用である。
       589 頁
 
特表2025-500871ピリミジン又はピリジン誘導体及びその医薬用途 希格生科(深▲せん▼)有限公司
【要約】接着斑キナーゼ(FAK)阻害剤化合物、及びこのような化合物を含む組成物、このような化合物の用途。前記化合物は、癌、肺動脈高血圧症、病理的血管新生に対して良好な治療効果を有し、良好な臨床応用の見通しを有する。
       85 頁
 
 
 
おわりに
 
 光触媒について、次の資料を見かけました。
 朝日新聞 1月24日 人工光合成で水素 近づく実用 電極使わず光触媒のみ安く大量製造めざす。