2025−12−5 粟田 熙(粟田 煕)
無題AB 2025−11 NO15
はじめに
環境・素材に関する特許について は終了しましたが、検索を忘れないようにするためAマイナスイオン・健康 全文検索 B光触媒、J木酢 Y海洋深層水を月単位で、掲載します。題名は無題ABとします。今回は11月1日から11月30日までです。なを、全文検索において、文献サイズが大きいため、分割して表示しています。は大部分、分類しません。NO11、12、13 14を添付します。
Aマイナスイオン
Aー1トルマリン・電気石
実登3253592野球用のアンダーソックス 合同会社フィールドクリエイション
【課題】キネシオテープ等のテープ基材を足に直接貼る又は捲回する作業を不要とするために、テープ基材を取り付けた野球用のアンダーソックスを提供する。
【解決手段】野球用のアンダーソックス1であって、伸縮性を有する素材からなり、脹脛を含む足に密着して装着されるアンダーソックス本体2と、アンダーソックス本体が足に装着された構成において足の少なくとも脹脛に接触する部分のアンダーソックス本体に一体的に取付けられた第1のテープ基材3と、を備えている。
【請求項2】前記第1のテープ基材に混入された粉末状の鉱石を備え、該鉱石は、少なくとも、ラジウム鉱石、ゲルマニウム、水晶、テラヘルツ鉱石、トルマリン鉱石のうちいずれかひとつの種類の鉱石を含むことを特徴とする請求項1に記載の野球用アンダーソックス。
また、テープ基材3には、粉末状の鉱石POが混入されている。この鉱石の種類としては、トルマリンが好適であるが、同等の作用・効果を奏するものであれば他の種類の鉱石でもよく、特にトルマリンに限定されない。例えば、特許文献1には、トルマリンと同様の作用・効果を奏する鉱石として、ラジウム鉱石、ゲルマニウム、水晶、テラヘルツ鉱石が開示されている(明細書段落「0055」参照。)。また、本願出願人の知見として、そのほかに、ブラックシリカ、モナザイト、セラミックボール、麦飯石、ゼオライト等の鉱石、また、鉱石ではないが備長炭がある。上述の鉱石は、単一で、又は、複数種の鉱物が混在されて、微粉末状にしてテープ基材3に鉱石POとして混入される。
実登3253785野球用の手袋 合同会社フィールドクリエイション
【課題】製造工程が簡単で製造時間も短く、かつ、即効的に、腰痛、各種の「こり」、脚や足の裏の痛み等が和らぐ等、健康バランスを整える効果に加え、バットのスイングのスピードが向上する、疲労が少ない等の運動能力を向上することができる野球用の手袋を提供する。
【解決手段】野球用の手袋1であって、使用者の手に装着された構成において、中指7,環指8,小指9,手首2に接触する部分の手袋の掌側内面に、ゲルマニウム、テラヘルツ、トルマリン、チタン、ブラックシリカの五種類の天然鉱石粉末が混入された構成であり、かつ、中指,環指,小指,手首に接触する部分の手袋の掌側内面部分に混入された天然鉱石粉末には電子が照射されており、天然鉱石粉末に還元作用がなされる構成であることを特徴とする。
【請求項1】 野球用の手袋であって、 該手袋は、使用者の手に装着された構成において、該手の中指,環指,小指,手首に接触する部分の前記手袋の掌側内面に、ゲルマニウム、テラヘルツ、トルマリン、チタン、ブラックシリカの五種類の天然鉱石粉末が混入された構成であり、かつ、前記中指,環指,小指,手首に接触する部分の前記手袋の掌側内面に電子が照射された構成である
ことを特徴とする野球用の手袋。
なお、トルマリンの効果として、特許文献4には、「トルマリン電極による微弱な水の電気分解は、空気中に含まれる水分(湿気)に対しても起こる。従ってトルマリン粉体を混練する繊維や塗布する布地によって作製された衣服は、空気中の水分子を電気分解して周囲に界面活性物質を放出することになる。この界面活性物質は−の電荷を持ちヒドロキシルイオンと言われるものであるが、いわゆる「マイナス空気イオン」に相当し、治療的効果、例えば鎮痛、快眠、鎮咳、制汗、食欲昂進、血圧降下、爽快感、疲労防止等の効果があると言われている」(段落「0003」参照。)、「又トルマリンは、30〜36℃の温度域にあっても安定した波長の遠赤外線を放射する物質であることが認められている。従って健康衣料品に使用されるトルマリンは皮膚表面に電気的な刺激を与えると同時に遠赤外線を放射し、これらの相乗効果により細胞組織を刺激して新陳代謝や血行の循環を促進させると言われている」(段落「0004」参照。)との記載がある。
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特許7602221発電素子、及び発電素子の製造方法 前山 孝仁 エネジップフォーム株式会社
【課題】外部電圧による充電を必要とせず、小型軽量でありながら発電効率を高めることができる発電素子、及び発電素子の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】発電素子1は、水分を含有する基材層10と、基材層10の一方の面に、二酸化ケイ素を含む第1帯電層20、及び所定の種類の金属を含む第1金属層40がこの順で積層方向に積層され、基材層10の他方の面に、二酸化ケイ素を含む第2帯電層30、及び第1金属層40に含まれる金属よりもイオン化傾向が小さい所定の種類の金属を含む第2金属層50がこの順で積層方向に積層されている。そして、第1金属層40から放出されたマイナスイオンは、第1帯電層20、第2帯電層30に取り込まれるとともに、第1金属層40から第2金属層50への電子移動に伴い電流を取り出すことができる。
また、マイナスイオン水溶液の生成に際しては、例えば水道水を利用する場合、水道水に含まれる分子クラスタを小さくしてマイナスイオン化する必要があるが、一般的にはセラミックスチップ、あるいはトルマリン等の特殊な物質を使用する必要があり、さらにはその製造工程も複雑であることから、十分な量のマイナスイオン水溶液を確保することが困難である。
特許7763449着用品 株式会社Overtex
【要約】メンテナンスが容易でありながら、全身の自己調整力(身体が自然にバランスを取ろうとする力)を促す機能性を有した着用品を提供する。本発明の着用品1は、伸縮性を有し着用者の身体部位を包囲する本体部2と、前記本体部の所定部位に前記本体部の他部位よりも伸縮性が小さくなるように設けられる張力付与部5とを備え、前記張力付与部は、複数本設けられ、その1本1本は互いに重ならないように且つ方向性を持った筋状に設けられていることを特徴とする。
従来、着用者の動きをサポートすること等を目的とした機能性を有する着用品が種々知られている。例えば、下記特許文献1には、締め付け力の強い強圧領域と締め付け力の弱い弱圧領域とを備え、強圧領域が着用者の背中中央付近で交差するX字状をなす領域であるインナーシャツが開示されている。また下記特許文献2には、上半身部にラジウム鉱石、ゲルマニウム、水晶、テラヘルツ鉱石、トルマリン等の鉱物の粉末が含まれたインクを印刷することによって形成されたインク印刷パターンを備え、弱い刺激によって身体を調整する間接テーピングの機能を有した着用品が開示されている。
特開2025-165119合成燃料製造方法及び合成燃料製造装置 株式会社シーヴイテック 新千里▲産▼業株式会社
【課題】活性化水を効率よくラジカル状態として、合成燃料の収率を向上可能な合成燃料製造方法及び合成燃料製造装置を提供する。
【解決手段】合成燃料製造方法は、超微細気泡を水W中に生成する超微細気泡生成工程と、超微細気泡を含む水Wに超音波Uを照射して活性化水Rを生成する活性化水生成工程と、活性化水R、元油O、及び二酸化炭素を混合して反応させる反応工程と、を有する。また、合成燃料製造装置10は、超微細気泡を水W中に生成する超微細気泡生成部1と、触媒20を有し、超微細気泡を含む水Wに超音波Uを照射して活性化水Rを生成する活性化水生成部2と、活性化水R、元油O、及び二酸化炭素を混合して反応させ、合成燃料Fを製造する合成燃料製造部3と、を備え、合成燃料製造部3と活性化水生成部2とは、超音波Uの照射方向に沿って並列に配置されている。
特許文献1には、超音波を照射した水に触媒であるトルマリンを接触させて活性化水を生成し、当該活性化水と、二酸化炭素と、超音波の照射された元油とを撹拌混合させて合成燃料を得る合成燃料製造方法が記載されている。特許文献2には、二酸化炭素を含む水に酸素を供給して酸素のナノバブルを生成し、光触媒の存在下において、ナノバブルを含む水に紫外線を照射することにより活性酸素を含む活性化水を生成して、当該活性化水と元油とを二酸化炭素雰囲気下で撹拌混合して合成燃料を得る合成燃料製造方法が記載されている。
活性化水生成部2の内部空間には、触媒20が充填されているとよい。触媒20は、水W中にイオンを生じさせ易いものであれば種類を問わず、例えば、酸化チタンを含むチタンボールや、トルマリン等を使用することができる。イオン及び超微細気泡を含む水Wに対して超音波Uが照射されることにより、超微細気泡消滅時の反応性が高まる。すなわち、超音波Uの照射により水Wの分子集合体が細分化され、イオンにより超微細気泡消滅時に発生するエネルギーが増加する。したがって、活性化水生成部2では、イオンや超音波Uの影響を受けて水Wが活性化水Rに変換される。これにより、効率よく活性化水Rを生成することができ、活性化水Rに含まれるラジカル量を増加可能となる。
特開2025-167613健康サポート生地、その生地の生産プロセス、及び生地から作る健康サポート衣料 シーズ株式会社
【課題】本発明は、健康をサポートすることができる製品を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の一態様における、加工した天然宝石を、パッチを介して生地に付着させたファブリックであって、前記生地は、綿、麻、竹繊維織物、絹及びモーダル布のいずれかで構成される。
天然宝石にとって、これは永遠に豊富なマイナスイオンの供給源であり、母なる地球の強力なエネルギーを運ぶ。それらは特定の周波数に応じて変動し、そのうちのクォーツとトルマリンは、特に圧力や電流が流れると、マイナスイオンを最もよく生成できる2つの宝石である。健康サポート生地には、次のようないくつかの種類の天然宝石を使用できる。
ブラック トルマリン:ショールとしても知られる石の種類で、埋蔵量が最も多く、世界中のブラック トルマリンの総数の 95% を占める。 黒樺は環状ケイ酸塩鉱物であり、非常に複雑な化学的性質を持ち、多くの異なる金属で構成されている。 黒樺は真っ黒で光沢があり、色がわずかに茶色になることもある。 ブラック フランジの硬度はモース硬度2.82〜3.32g/cm3でモース硬度7.0〜7.5に達する。
特開2025-169091内装材料、内装材、施工方法および内装構造 有限会社住空間工房
【課題】住宅などの空間環境を向上させる内装材を提供する。
【解決手段】内装材料は、建築用の粉状の内装材料であって、珪藻土と、珪藻土内に分散する緑色片岩と、を有することを特徴とする。そして、住宅などの空間環境を向上させる内装材を提供することができる。
特許文献1には、粘土分を含み500℃〜800℃で焼成した珪藻土と、0.1mm〜0.5mmに破砕した沸石と、ペタライト粉体とトルマリン鉱石の焼成物粉体及びシリカ粉体よりなりトルマリンの電気的特性を備える粉末状組成物と、漆喰を含有する固化剤とを用いる壁材が開示されている。
また、特許文献2には、漆喰を主成分とする固化材100重量部に対して、乾燥珪藻土を10〜50重量部と、トルマリン鉱石の粉砕物を5〜20重量部、及び貝殻の粉砕物を0.2〜3重量部とを含んでなることを特徴とする壁材が開示されている。さらに、特許文献3には、骨材として珪藻土を含み、分子状ヨウ素が結合されたヨウ素吸着樹脂を骨材に混合した壁材で内装壁を形成する除菌用壁材の成形方法において、骨材に中性から酸性の骨材を混入して前記壁材が中性から酸性域になるように混合することを特徴とする除菌用壁材の成形方法が開示されている。
特開2025-169174電子発生素材及び電子発生部材 合同会社日本レプトン
【課題】摩擦係数を低減させることができる電子発生素材及び電子発生部材を提供する。
【解決手段】放射性物質を含有する天然鉱物の粉体と、前記天然鉱物から放出されるアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の粉体とを備えており、 前記電子発生物質の粉体は、二酸化チタンの粉体と、六ホウ化ランタンと金属シリコンとを含む摩擦係数を低減させることができる電子発生素材。
また、電子発生素材に関し、天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の含有量は、アルファ線の電離作用を最大限利用することができる含有量とすることが好ましい。特に、本発明における電子発生物質に含まれる二酸化チタンの含有量は、例えば、電子発生素材100質量部に対して、1質量部以上15質量部以下に設定することが好ましい。また、本発明に係る電子発生素材は、電子発生物質として、二酸化チタンの粉体の他、六ホウ化ランタン(LaB6)、ブラックシリカ、タングステン、金属シリコン、二硫化モリブデン、金属ゲルマニウム、窒化ガリウム(GaN)、トルマリン、ホウ素、ホウ素化合物から選択される少なくとも1種の粉体を有するように構成してもよい。ここで、六ホウ化ランタンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.5質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。また、ブラックシリカの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、1質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。タングステンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下に設定することが好ましく、金属シリコンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。二硫化モリブデンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましく、金属ゲルマニウムの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。窒化ガリウム(GaN)の含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、トルマリンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、2質量部以上10質量部以下に設定することが好ましい。また、ホウ素の含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、ホウ素化合物の含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましい。なお、ホウ素化合物としては、例えば、八ホウ酸二ナトリウム四水和物を挙げることができる。
特開2025-169175電子発生素材の製造方法及び電子発生部材の製造方法 合同会社日本レプトン
【課題】摩擦係数を低減させることができる電子発生素材の製造方法及び電子発生部材の製造方法を提供する。
【解決手段】放射性物質を含有する天然鉱物の粉体、前記天然鉱物から放出されるアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の粉体、及び、乾性の流動性バインダーを混合攪拌して流動性を有する電子発生素材を形成する電子発生素材の製造方法であって、前記電子発生物質の粉体は、二酸化チタンの粉体と、六ホウ化ランタン、金属シリコン、及び二硫化モリブデンから選択される少なくとも1種の粉体とを含むことを特徴とする摩擦係数を低減させることができる電子発生素材の製造方法。
また、天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の含有量は、アルファ線の電離作用を最大限利用することができる含有量とすることが好ましい。特に、本発明における電子発生物質に含まれる二酸化チタンの含有量は、例えば、電子発生素材100質量部に対して、1質量部以上15質量部以下に設定することが好ましい。また、本発明に係る電子発生素材は、電子発生物質として、二酸化チタンの粉体の他、六ホウ化ランタン(LaB6)、ブラックシリカ、タングステン、金属シリコン、二硫化モリブデン、金属ゲルマニウム、窒化ガリウム(GaN)、トルマリン、ホウ素、ホウ素化合物から選択される少なくとも1種の粉体を有するように構成してもよい。ここで、六ホウ化ランタンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.5質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。また、ブラックシリカの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、1質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。タングステンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下に設定することが好ましく、金属シリコンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。二硫化モリブデンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましく、金属ゲルマニウムの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。窒化ガリウム(GaN)の含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、トルマリン含有率は、電子発生素材100質量部に対して、2質量部以上10質量部以下に設定することが好ましい。また、ホウ素の含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、ホウ素化合物の含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましい。なお、ホウ素化合物としては、例えば、八ホウ酸二ナトリウム四水和物を挙げることができる。
特開2025-169176電子発生部材 合同会社日本レプトン
【課題】摩擦係数を低減させることができる電子発生部材を提供する。
【解決手段】放射性物質を含有する天然鉱物の粉体、及び、前記天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の粉体を備える電子発生素材からなる電子発生部と、前記電子発生部に積層して配設される磁石体とを備える摩擦係数を低減させることができる電子発生部材。
また、電子発生素材に関し、天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の含有量は、アルファ線の電離作用を最大限利用することができる含有量とすることが好ましい。特に、本発明における電子発生物質に含まれる二酸化チタンの含有量は、例えば、電子発生素材100質量部に対して、1質量部以上15質量部以下に設定することが好ましい。また、本発明に係る電子発生素材は、電子発生物質として、二酸化チタンの粉体の他、六ホウ化ランタン(LaB6)、ブラックシリカ、タングステン、金属シリコン、二硫化モリブデン、金属ゲルマニウム、窒化ガリウム(GaN)、トルマリン、ホウ素、ホウ素化合物から選択される少なくとも1種の粉体を有するように構成してもよい。ここで、六ホウ化ランタンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.5質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。また、ブラックシリカの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、1質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。タングステンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下に設定することが好ましく、金属シリコンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。二硫化モリブデンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましく、金属ゲルマニウムの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。窒化ガリウム(GaN)の含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、トルマリンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、2質量部以上10質量部以下に設定することが好ましい。また、ホウ素の含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、ホウ素化合物の含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましい。なお、ホウ素化合物としては、例えば、八ホウ酸二ナトリウム四水和物を挙げることができる。
特開2025-169177電子発生部材の製造方法 合同会社日本レプトン
【課題】摩擦係数を低減させることができる電子発生素材の製造方法及び電子発生部材の製造方法を提供する。
【解決手段】放射性物質を含有する天然鉱物の粉体、前記天然鉱物から放出されるアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の粉体、及び、流動性バインダーを混合攪拌して流動性を有する電子発生素材を形成する電子発生素材形成ステップと、一方端がN極、他方端がS極である筒状の磁石体の内部に流動性を有する前記電子発生素材を充填する電子発生素材充填ステップとを備える摩擦係数を低減させることができる電子発生部材の製造方法。
また、天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の含有量は、アルファ線の電離作用を最大限利用することができる含有量とすることが好ましい。特に、本発明における電子発生物質に含まれる二酸化チタンの含有量は、例えば、電子発生素材100質量部に対して、1質量部以上15質量部以下に設定することが好ましい。また、本発明に係る電子発生素材は、電子発生物質として、二酸化チタンの粉体の他、六ホウ化ランタン(LaB6)、ブラックシリカ、タングステン、金属シリコン、二硫化モリブデン、金属ゲルマニウム、窒化ガリウム(GaN)、トルマリン、ホウ素、ホウ素化合物から選択される少なくとも1種の粉体を有するように構成してもよい。ここで、六ホウ化ランタンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.5質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。また、ブラックシリカの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、1質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。タングステンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下に設定することが好ましく、金属シリコンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。二硫化モリブデンの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましく、金属ゲルマニウムの含有率は、電子発生素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。窒化ガリウム(GaN)の含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、トルマリン含有率は、電子発生素材100質量部に対して、2質量部以上10質量部以下に設定することが好ましい。また、ホウ素の含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、ホウ素化合物の含有率は、電子発生素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましい。なお、ホウ素化合物としては、例えば、八ホウ酸二ナトリウム四水和物を挙げることができる。
特開2025-169841液体化石燃料の改質方法 堀田 義盛
【課題】液体燃料を改質できるようにした液体化石改質より低い燃料の改質方法を提供するを課題とする。
【解決手段】炭素数が9〜25の範囲内で引火点が改質すべき液体化石燃料より低い炭化水素化合物を主成分とする液体状の添加材を、改質すべき液体化石燃料に対して質量比で1/500〜1/2000を添加混合し、分散させるようにしたことを特徴とする。
しかし、改質ガソリンは無改質のガソリンに比べて高価である。また、燃焼室に純酸素だけを供給するのではなく、含酸素化合物が燃焼することによりはじめて酸素分子が生成し燃料成分と結合するものであるから、含酸素化合物の如何によっては黒煙濃度が高くなり、燃焼室にカーボンデポジットが堆積するという問題点もある。また、トルマリンの改質作用は電気分極による電磁波の常時放射と説明されてはいるものの、排ガス中の有害物質濃度の削減効果は立証的に不明な点が多い。
A−2マイナスイオン発生器
特許7602221発電素子、及び発電素子の製造方法 前山 孝仁 エネジップフォーム株式会社
【課題】外部電圧による充電を必要とせず、小型軽量でありながら発電効率を高めることができる発電素子、及び発電素子の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】発電素子1は、水分を含有する基材層10と、基材層10の一方の面に、二酸化ケイ素を含む第1帯電層20、及び所定の種類の金属を含む第1金属層40がこの順で積層方向に積層され、基材層10の他方の面に、二酸化ケイ素を含む第2帯電層30、及び第1金属層40に含まれる金属よりもイオン化傾向が小さい所定の種類の金属を含む第2金属層50がこの順で積層方向に積層されている。そして、第1金属層40から放出されたマイナスイオンは、第1帯電層20、第2帯電層30に取り込まれるとともに、第1金属層40から第2金属層50への電子移動に伴い電流を取り出すことができる。
特開2025-165231イオナイザ用取付具、それを有するイオナイザ、及びそれを用いた取付構造 SMC株式会社
【課題】複数の放電針を一列に保持した細長の筐体を有するイオナイザについて、設置部位に対する前記筐体の着脱作業をより効率化することが可能な取付具、それを有するイオナイザ、及びそれ用いた取付構造を提供する。
【解決手段】複数の放電針31を長軸L1に沿って一列に保持した筐体20を設置部位Fに取り付ける取付具6に、筐体の端部に係合して長軸に沿う筐体の移動を規制するロック位置と、その係合を解除するロック解除位置との間で手動操作可能なロック係合片61を有する軸方向支持部材60と、筐体における長軸方向の摺動溝28に摺動自在に係合して筐体を下方から上方に向けて支持する摺動係合片66を有する吊下支持部材65とを設け、一対の取付具で筐体の両端部を保持させた。
【請求項8】請求項1に記載の取付具の一対を有するイオナイザであって、前記イオナイザが、前記筐体に前記複数の放電針を前記長軸に沿って一列に保持して成るバー型のイオン発生モジュールと、該イオン発生モジュールに対して電圧を供給するコントローラと、これらイオン発生モジュールとコントローラとを電気的に接続するケーブルとを有していて、前記イオン発生モジュールに対して前記ケーブルが着脱自在に接続されており、前記筐体の前記長軸廻りの外周面には、該長軸に沿って前記被係合部が延設されており、さらに、前記筐体は、前記長軸方向において互いに逆向きに形成された一対の前記ストッパ部を有している、ことを特徴とするイオナイザ。
【請求項9】イオナイザにおける複数の放電針を長軸に沿って保持する細長の筐体を、その設置部位に取付具を用いて取り付ける取付構造であって、前記取付具の一対が前記設置部位に固定されていて、それら取付具が、それらの中心軸を前記筐体の長軸に沿わせた状態で、該長軸方向における前記筐体の一端側と他端側とをそれぞれ保持しており、前記筐体は、前記長軸に沿って前記複数の放電針が一列に配されて成る下方を向くイオン発生面と、前記イオン発生面とは逆側の上方を向く取付面、及び、前記イオン発生面と前記取付面との間に前記長軸に沿って配された互いに背向する一対の側面から成る外周面と、前記外周面の長軸方向両端に配された第1端面及び第2端面と、前記外周面に前記長軸に沿って延設された被係合部と、前記長軸方向において互いに逆向きに設けられた一対のストッパ部と、を有しており、前記取付具は、前記設置部位に固定された固定部と、ロック係合片を備えた軸方向支持部材と、摺動係合片を備えた吊下支持部材とを有しており、前記一対の取付具のロック係合片が、前記筐体の一対のストッパ部にそれぞれ係合されたロック位置において、前記長軸に沿う方向に対する前記筐体の移動を規制し、前記一対の取付具の摺動係合片が、前記筐体の被係合部に対して前記長軸に沿う方向に摺動自在に係合され該筐体を下方から上方に向けて支持しており、前記ロック係合片が、前記ロック位置から、手動操作での前記ストッパ部との係合の解除により、前記長軸に沿う方向に対する前記筐体の移動を許容するロック解除位置に対して移動可能に設けられており、前記ロック係合片を前記ロック解除位置に移動させた状態で、前記筐体を前記被係合部に沿って摺動させることにより、前記一対の取付具から前記筐体を取り外すことができるようになっている、を特徴とする取付構造。
【請求項16】前記イオナイザが、前記筐体に前記複数の放電針を前記長軸に沿って一列に保持して成るイオン発生モジュールと、該イオン発生モジュールに対して電圧を供給するコントローラと、これらイオン発生モジュールとコントローラとを電気的に接続するケーブルとを有していて、前記イオン発生モジュールに対して前記ケーブルが着脱自在に接続されている、ことを特徴とする請求項9に記載の取付構造。
特開2025-169525放射性同位体製造装置及び放射性同位体製造方法 株式会社東芝 東芝エネルギーシステムズ株式会社
【課題】複数の放射性同位体を同時に製造することができること。
【解決手段】正イオンを発生する正イオン源11と、負イオンを発生する負イオン源12と、正イオン源及び負イオン源からの正イオンと負イオンを合流させる合流偏向磁石13と、正イオン及び負イオンを逆位相で同時に加速させる線形加速器15と、正イオンの正イオンビームと負イオンの負イオンビームを分離させる分離偏向磁石16と、正イオンビーム用標的17Aを備え、分離偏向磁石からの正イオンビームを正イオンビーム用標的に衝突させて放射性同位体を生成する正イオンビーム照射標的部17と、負イオンビーム用標的18Aを備え、分離偏向磁石からの負イオンビームを負イオンビーム用標的に衝突させて他の放射性同位体を生成する負イオンビーム照射標的部18と、を有し、異なる放射性同位体が並行して生成されるよう構成される。
特表2025-536820クリーンエアモジュール カウシク,ラヴィ
【要約】空気浄化のための装置および方法について説明する。本明細書では、様々な実施形態において、クリーンエアモジュールと、それを室内エアコンユニットに装着して空気の質を維持する方法について説明する。既存のエアコン設備を利用することで、大気汚染物質を除去することができる。空気の質を制御することは、居住者の健康、冷暖房効率の向上、そして熱交換器とエアコンの寿命延長に貢献する。
【請求項16】請求項1に記載の空気浄化装置において、前記フィルタ部の後に、空気が浄化されている密閉空間の中にアニオンを透過させる能動的な空気浄化を可能にするように構成されたイオン発生器を備えることを特徴とする空気浄化装置。
実登3253602毛髪乾燥装置及び筐体構造体 中山愛維智能電器有限公司
【課題】小型化、携帯性及び熱放散性能を兼ね備える、熱放散風道を内蔵した柱状の毛髪乾燥装置及び筐体構造体を提供する。
【解決手段】毛髪乾燥装置は、取付支持体110と、取付支持体を包む筐体120とを有し、取付支持体の内部が主風道140の輪郭と環境を主風道と連通させる主空気吹込み口141及び主空気吹き出し口の輪郭を定める、柱状を呈する筐体構造体100と、主風道内に配置される加熱部材200と、主風道内に配置されて加熱部材の下方に位置し、気流が主空気吹込み口から主風道を通って主空気吹き出し口へ駆動できる送風機組立体300とを備え、筐体に第一開口部と第二開口部を設け、筐体と取付支持体を少なくとも送風機組立体と加熱部材の位置において間隔で配置することで熱放散風道150の輪郭を定め、これによって気流が第二開口部から熱放散風道を通って第一開口部へ流動するようにする。
【請求項5】前記外殻が前記第二開口部のある区域において外側へ突起し、前記筐体の突起した部分と前記取付支持体との間に取付空間を形成し、負イオン生成部品を更に備え、前記負イオン生成部品が前記取付空間内に位置する、ことを特徴とする請求項4に記載の毛髪乾燥装置。
A−2−1シャープ
特開2025-166866送風機 シャープ株式会社
【課題】正イオン及び負イオンを効率よく室内に拡散させることができる送風機を提供する。
【解決手段】送風機は、本体と、前記本体に配置され、回転軸に軸支した羽根を備えるファンと、正電極及び負電極を有するイオン発生部と、を備え、前記正電極と前記負電極とは、前記回転軸の延在方向に沿った軸方向において、異なる位置に配置される。
A−2−2コロナ放電
特開2025-166265記録装置及び記録方法 セイコーエプソン株式会社
【課題】コロナ照射部から被記録媒体の表面にコロナを照射することで発生するラジカルが吐出部に付着してインクと反応し、インクの吐出不良が発生することを抑制する。
【解決手段】搬送部106及び113と、コロナ照射部201と、吐出部110と、制御部120と、を備え、被記録媒体Mに白色インクで背景画像を形成させた後に有色インクで背景画像上に有色画像を形成させる際、白色インクの吐出密度に応じてコロナ照射部201の照射強度を変更する記録装置1。
特開2025-166353積層体、積層体の製造方法、容器、容器用材料及び容器の製造方法 中本パックス株式会社
【課題】紙層から樹脂層を容易に剥離でき、剥離時の樹脂層の破断を防止でき、且つ剥離後に紙層に樹脂層の一部が残留することも防止できる積層体、積層体の製造方法、容器、容器用材料及び容器の製造方法を提供する。
【解決手段】紙層と、ポリエステル層とが積層されており、前記ポリエステル層の厚さが10〜20μmであり、前記紙層から前記ポリエステル層を剥離するときの剥離強度が0.7〜1.3N/25mmである、積層体。
【請求項7】前記紙層に前記ポリエステル層を積層する前に、前記紙層にコロナ放電処理を施すことを含み、前記コロナ放電処理の出力を、前記剥離強度が0.7〜1.3N/25mmになるように調整する、請求項5又は6に記載の積層体の製造方法。
特開2025-166816シール材 ダイキン工業株式会社 ダイキンファインテック株式会社
【課題】低温におけるシール性が良好であるシール材の提供を目的とする。
【解決手段】芯部と、前記芯部の表面上に位置する第1被覆部と、を有し、前記第1被覆部を構成する材料のガラス転移点は、前記芯部を構成する材料のガラス転移点又は軟化温度よりも低い、シール材。
【請求項24】前記芯部上に、プラズマ処理、コロナ処理、紫外線処理及びアルカリ処理からなる群より選ばれる少なくとも1つを行い、その後、前記第1被覆部を構成する材料を含む組成物を塗布する塗布工程を含む、請求項23に記載のシール材の製造方法。
特開2025-167436ポリオレフィン系樹脂発泡シート 東レ株式会社
【課題】多様な車デザインに対応した車両用内装材を高い生産性で製造する。
【解決手段】加熱発泡工程終了後連続してコロナ処理され、かつ、基材樹脂の最大融点+20℃の環境下で10分間加熱したときの幅方向の最大加熱角度変化量が−10〜+10度である、ポリオレフィン系樹脂発泡シート。
特開2025-169593画像形成装置 コニカミノルタ株式会社
【課題】非用紙積載装置の用紙搬送方向下流側に位置する用紙積載装置における用紙の積載不揃いの発生を抑制する。
【解決手段】画像形成装置100は、画像形成装置本体2の用紙搬送方向下流側に隣接して、画像形成装置本体2から出力された用紙に後処理を施す非用紙積載装置3A〜3Bを有し、さらに非用紙積載装置3A〜3Cの用紙搬送方向下流側に用紙積載装置3D及び用紙積載装置3Eを有する。画像形成装置100において、少なくとも用紙積載装置3Dの用紙搬送方向上流側に隣接して除電装置4が配置されている。
【請求項11】前記除電装置は、プラズマ式、コロナ放電式、軟X線式のいずれかである請求項9に記載の画像形成装置。
特開2025-171350画像形成装置 キヤノン株式会社
【課題】複数のコロナ帯電器により感光体を帯電させて画像を形成する電子写真方式の画像形成装置において、複数のコロナ帯電器間のリーク現象の発生を抑制することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光体を帯電させて画像を形成する電子写真方式の画像形成装置において、感光体と、前記感光体を帯電処理する複数のコロナ帯電器と、前記複数のコロナ帯電器のそれぞれに前記感光体を帯電処理するための帯電電圧を印加する電圧印加手段と、前記電圧印加手段が前記複数のコロナ帯電器のそれぞれに印加する帯電電圧の電圧差が、隣接する前記複数のコロナ帯電器の最近接距離から算出されるリークを発生させない所定の値以下となるように、前記電圧印加手段が前記複数のコロナ帯電器のそれぞれに印加する帯電電圧を制御する制御手段と、を備える。
特開2025-171351画像形成装置 キヤノン株式会社
【課題】複数のコロナ帯電器により感光体を帯電させて画像を形成する電子写真方式の画像形成装置において、複数のコロナ帯電器間のリーク現象の発生を、濃度ムラを生じさせることなく抑制することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光体を帯電させて画像を形成する電子写真方式の画像形成装置において、感光体と、前記感光体を帯電処理するための複数のコロナ帯電器と、前記複数のコロナ帯電器のそれぞれに前記感光体を帯電処理するための帯電電圧を印加する電圧印加手段と、前記複数のコロナ帯電器の隣接するシールド電極の間に配置される絶縁部材と、を備え、前記絶縁部材の前記感光体の側の端部は、前記複数のコロナ帯電器の隣接するシールド電極の前記感光体の側の端部よりも前記感光体から離れた位置に配置されている。
特表2025-536312電子部品用基板、前記電子部品用基板の製造方法並びにこれを含む表示装置および半導体装置 東友ファインケム株式会社
【要約】本発明は、1つ以上の貫通型コアビアを含む基板と、前記基板の表面および前記貫通型コアビアに密着増進層とを含み、前記貫通型コアビアは、上面および下面のうちの1つ以上のホール径がホール内部の一地点のホール径に比べて大きいものである、電子部品用基板、前記電子部品用基板の製造方法並びにこれを含む表示装置および半導体装置に関し、密着増進層を含むことにより、金属めっき層の密着力が向上して不良発生を防止できるだけでなく、従来の電子部品用基板に比べて作製工程が簡素化できる。
【請求項11】前記表面改質は、ケン化処理、プラズマ処理、コロナ処理、プライマー処理方式からなる群より選択される1種以上の方法で行われるものである、請求項10に記載の電子部品用基板の製造方法。
特表2025-536525少なくとも1つの微細構造化表面を有する眼科用物品を製造する方法及びそれによって得られる眼科用物品 エシロール アンテルナショナル
【要約】本発明は、少なくとも1つの微細構造化表面を有する眼科用物品を製造する方法及びこの方法によって得られる眼科用物品に関する。この方法は、主前面及び主後面であって、その少なくとも一方が微細構造化表面である、主前面及び主後面を有する眼科用物品を製造するためのものであり、及びa)疎水性又は親水性のいずれかである基材表面を有する眼科用基材(10)を提供するステップと、b)離間した親水性微小領域と、親水性微小領域を相互に分離する少なくとも1つの疎水性ゾーンとの二次元アレイを含む表面濡れ性パターンを基材表面上に作成するように、基材表面をパターニングするステップと、c)乾燥及び/又は硬化状態で耐擦傷性コーティングを形成することができる親水性液体で二次元アレイをコーティングして、親水性微小領域にその濡れ性によって固着される、親水性液体の離間した液滴(D)を形成するステップと、d)親水性液体の液滴(D)を乾燥及び/又は硬化させて、少なくとも1つの微細構造化表面を形成するマイクロレンズの三次元アレイをそれから生成するステップとを含む。
【請求項12】ステップb)は、前記基材表面上に前記親水性微小領域(1)及び前記少なくとも1つの疎水性ゾーン(2)を作成するために、化学エッチング、レーザアブレーション又はエッチング、低圧又は大気圧プラズマ又はコロナエッチング、UV又はオゾンエッチング、反応性イオンエッチング(RIE)及び親水性又は疎水性官能基を有する分子の化学グラフト化から選択されるマスク支援又はマスクレス技術によって実施される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】ステップa)は、疎水性であり、且つ前記基材表面を画定する第1の耐擦傷性コーティングを有する、有機材料からなる前記眼科用基材(10)を提供することを含み、ステップb)は、(i)の場合、任意選択により異なる形状及び/又は寸法を有する貫通微小孔であって、好ましくは1mm〜2mmの直径を有する貫通微小孔のアレイを有する前記可撓性マスク(20)を提供し、且つ前記第1の耐擦傷性コーティングをNaOH又はKOHの苛性浴に浸漬することによって実施され、(ii)の場合、前記第1の耐擦傷性コーティングの前記外面は、ステップa)及びb)間において、− 化学エッチング、レーザアブレーション又はエッチング、低圧又は大気圧プラズマ又はコロナエッチング、UV又はオゾンエッチング及び反応性イオンエッチング(RIE)並びに親水性官能基を有する分子の化学グラフト化の少なくとも1つ、又は − 前記第1の耐擦傷性コーティング上に、シリカ、チタニア、ジルコニア、酸化アンチモン及びその混合物から選択される金属又は非金属の少なくとも1種の無機酸化物を含む親水性層を堆積させることによって親水性にされる、請求項13に記載の方法。
特表2025-537956二次元微小容積スパージャを含む細胞培養容器 コーニング インコーポレイテッド
【要約】細胞培養物を維持するように動作可能な空洞と、空洞に流体的に接続された開放端と、を画成するハウジングであって、開放端がハウジングの周縁部によって取り囲まれている、ハウジングと、周縁部で開放端に結合されたスパージャと、を含む例示的な細胞培養容器が記載される。スパージャは、第1の周縁部分を有するフィルムと、第2の周縁部分を有するプレートと、を含む。第1の周縁部分は、フィルムがプレートから約100マイクロメートル未満だけ離間して設けられて、フィルムとプレートとの間に流体通路を形成するように、第2の周縁部分に封止される。フィルムは、複数の離間して設けられた孔を更に含む。細胞培養容器を使用する方法も記載される。
【請求項26】前記処理することが、コロナガス処理を含む、請求項25に記載の方法。
特表2025-538084リニアアクチュエータ用の冷却システム エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ.
【要約】リニアアクチュエータ用の冷却システムが記載される。システムは、巻き電気コイル及び冷却プレートを含む。電気コイルは、リニアアクチュエータのための電磁力を提供するために通電されるように構成される。電気コイルは、リニアアクチュエータのアーマチュアを囲むように構成される。冷却プレートは、電気コイルと熱的に接触しており、電気コイルを冷却するように構成される。個々の冷却プレートは、アーマチュアを囲むように構成され、電気コイル及び冷却プレートがアーマチュアの長さに沿ってプレートとコイルの交互の配列を形成するように、隣接する個々のコイルの間に位置決めされる。
【請求項10】前記複数の巻き電気コイルと前記複数の冷却プレートとの間に位置決めされた絶縁材及び/又は接着剤を更に含み、前記絶縁材は、カプトン、セラミックシート、ナイロンシート、テフロンシート、又は別の耐コロナ性ポリイミドを含む、請求項1に記載のシステム。
特表2025-538113試料を処理するためのデバイス、システム、および方法 モラリティ,インク.
【解決手段】本開示は、流体試料を処理するためのナノポアデバイスであって、基板、第1の誘電体を含む上部キャビティ、第2の誘電体を含む下部キャビティ、基板によって支持され、上部キャビティと下部キャビティとを分離する第1の誘電体膜、第1の誘電体に近接して位置する第1の組の電極および第2の組の電極を備え、第1の組の電極および第2の組の電極は、コロナ放電を発生させるために第1の電界を印加するように構成されており、それによって、第1の誘電体膜に1つ以上のナノポアが形成される、ナノポアデバイスを提供する。
特表2025-538252バリアコーティングを含む布帛及び布帛を含む衛生物品 ベリー グローバル,インク.
【要約】撥アルコール性布帛として適した布帛が提供される。この布帛は、第1の最外表面及び第2の最外表面を備えた繊維性基材を含み、布帛の第1の最外表面の少なくとも一部、布帛の第2の最外表面の少なくとも一部、又はその両方に、非フッ素化バリアコーティング(NFBC)及び/又はフッ素化バリアコーティング(FBC)が配置されている。
【請求項15】前記NFBC組成物を局所的に適用する工程の前に、少なくとも前記第1の最外表面をコロナ処理にかける工程を更に含む、請求項14に記載の方法。
A−2−3ストリーマ放電
特開2025-174573落雷抑制型避雷器、及び落雷抑制型避雷装置 株式会社落雷抑制システムズ
【課題】雷雲接近時における上向きストリーマの発生を効果的に抑制しつつ、その製造性を向上させた落雷抑制装置を提供する。
【解決手段】内部に空洞を有する外側電極体1と、空洞内に配置される内側電極体2と、外側電極体1と内側電極体2とを絶縁する電気絶縁体3と、内側電極体2を支持する支持体4と、外側電極体1と内側電極体2とを所定の間隔に保持する保持部材5と、を備え、保持部材5には、外側電極体1を保持する保持部分kが設けられ、外側電極体1は、筒状の本体部11と、本体部11の一端側に設けられた半球状の球面部12と、を有する。
特表2025-537497視聴者デバイスを介してライブ配信に参加する方法、第1視聴者デバイスによって実行されるインタラクティブ放送に参加するための方法、第1視聴者デバイス、ライブ配信のためのシステム ハイット プライベート リミテッド
【要約】視聴者デバイスを介してライブ配信に参加する方法は、前記視聴者デバイスでアプリケーションを実行することと、実行中のアプリケーションを用いて、関連する配信ルーム内の、ストリーミングプラットフォームによってストリームされているライブ配信にアクセスすることと、前記実行中のアプリケーションが、前記視聴者デバイスのユーザによる操作指示をモニタリングすることと、前記実行中のアプリケーションが、前記ストリーミングプラットフォームのプラットフォームが管理しない前記配信ルームに関連するインタラクティブ要素の操作を制御することであって、モニタリングされた操作指示に基づいて、前記インタラクティブ要素の前記操作は、前記配信ルームの少なくとも1人の参加者に対してのみ観測可能である、制御することとを含む。前記配信ルームの前記少なくとも1人の参加者は、前記ユーザ、前記ライブ配信のコンテンツ作成者、又は前記アプリケーションを実行しているデバイスを用いて前記配信ルームにアクセスする他の視聴者を含む。
【請求項13】視聴者デバイスを介したインタラクティブライブ配信のための方法であって、前記視聴者デバイスで実行するアプリケーションのユーザインタフェースを介して、1つ以上の配信プラットフォームにおける1つ以上の配信ルームページをブラウジングすることであって、各前記1つ以上の配信ルームページの配信コンテンツは、少なくとも1つのストリーマデバイスによって作成されて前記1つ以上の配信プラットフォームの対応する配信プラットフォームに配信される、ブラウジングすることと、前記視聴者デバイスが、前記少なくとも1つの配信ルームページを同時にブラウジングしている他の視聴者デバイスから直接送信された又は前記他の視聴者デバイスから前記少なくとも1人のストリーマデバイスによって転送されたインタラクティブ操作指示を受信することであって、前記インタラクティブ操作指示は、前記1つ以上の配信ルームページの固有機能ではなく、前記アプリケーションから追加で生成され、前記インタラクティブ操作指示は、視聴者アクセサリ制御指示、音声/テキスト/ビデオメッセージング指示、ゲーム招待又はゲームインタラクション指示の少なくとも1つを含む、受信することと、前記インタラクティブ操作指示を受信したことに応答して、前記アプリケーションが、前記インタラクティブ操作指示に対応するインタラクティブ機能を生成することと、を含む、方法。
A−2−4集塵
特許7768612集塵機用吸引ノズルおよびこれを備えた回転工具用集塵具 株式会社コバルテック
【課題】吸引力の向上と強度の両立を図ることのできる、集塵機用吸引ノズルおよびこれを備えた回転工具用集塵具を提供する。
【解決手段】 コアドリル4を備える回転工具5に装着して切削くずを集塵する回転工具用集塵具1に用いられる集塵機用吸引ノズルで2あって、回転工具用集塵具1の軸受け部材3に回転自在に軸支されるノズル本体21と、当該ノズル本体21の先端にコアドリル4を連結するためのドリル連結部22と、ノズル本体21の後端に回転工具5を連結するための回転工具連結部23とを有しており、ノズル本体21には、ドリル連結部22側の先端面からノズル本体21の内部を貫通する少なくとも1本以上の吸引通路24と、当該吸引通路24にノズル本体21の外周面から連通される複数個の連通孔25とが形成されているとともに、各連通孔25がノズル本体21の周方向に沿って並べられ、かつ軸方向に前後交互に開口位置をずらして配置されている。
特許7768614優れた二酸化炭素固定能を有するコンクリート再生砕石の製造方法 株式会社黒姫
【課題】優れた二酸化炭素固定能を有するコンクリート再生砕石、およびその製造方法を提供する。
【解決手段】コンクリートガラを破砕し、破砕物を得る破砕工程と、破砕工程において発生したコンクリートガラを破砕する際に発生した塵を回収し、破砕塵を得る集塵工程と、破砕物と破砕塵とを混合し、コンクリート再生砕石を得る再生砕石取得工程とを含む、コンクリート再生砕石の製造方法、および粒度が0.15mm以下の成分を0.5質量%以上8質量%以下含むコンクリート再生砕石。
特許7774346塵埃吸引装置、及び電機掃除機システム アイリスオーヤマ株式会社
【課題】集塵容器の蓋体の開閉を阻害し難くすることが可能な塵埃吸引装置を実現することを目的とした。
【解決手段】塵埃吸引装置10において集塵容器252は、廃棄口262を開閉可能な蓋体254と、蓋体254が廃棄口262を閉じた状態で蓋体254をロックするロック部256と、を有するものであり、蓋体254が開いた状態の集塵容器252が受部80を介して集塵部40と連通した状態において、電動送風機30の吸引力が集塵容器252に作用することで、集塵容器252から吸い出された塵埃が集塵部40に集塵され、受部80は、集塵容器252の底側が入る空間87を構成する内壁部86においてロック部256を解除するロック解除部88を有し、集塵容器252を受部80が受け入れた状態で、ロック部256は集塵容器252において内壁部86と対向する位置に存在することを特徴とするものである。
特許7777319集塵可能なフードを備える粉体袋詰機 株式会社中島製作所
【課題】粉体を包装袋に充填した後、包装袋から粉体充填部を抜くときに粉体が漏れ難くすること。
【解決手段】粉体を包装袋に充填することができる粉体袋詰機10であって、粉体を前記包装袋20に充填し、前記包装袋20内に挿入可能な挿入部材301を有する粉体充填部300と、前記包装袋20から漏れるおそれのある粉体を吸い取る集塵部400と、を含み、前記集塵部400は、前記挿入部材301に沿って移動可能である粉体袋詰機10を提供する。
特許7766211バンドルおよび熱交換器並びに排煙処理装置 三菱重工パワー環境ソリューション株式会社
【課題】バンドルおよび熱交換器並びに排煙処理装置において、装置の小型化を図る。
【解決手段】熱媒体が供給される入口ヘッダと、熱媒体が排出される出口ヘッダと、入口ヘッダと出口ヘッダを連結すると複数の伝熱管と、を備え、入口ヘッダおよび出口ヘッダに連結される複数の伝熱管の連結部のうち、少なくとも入口ヘッダおよび出口ヘッダにおける長手方向の最端部側に連結される伝熱管の連結部は、隣接する伝熱管の連結部側にずれて連結される。
【請求項8】排ガスの熱の一部を回収する熱回収装置と、熱回収後の前記排ガスに含まれるばいじんを除去する集塵装置と、集塵後の前記排ガスに含まれる硫黄酸化物を除去する脱硫装置と、脱硫後の前記排ガスを再加熱する請求項7に記載の熱交換器が適用される再加熱装置と、を備える排煙処理装置。
特開2025-165124煙突改修方法 株式会社竹中工務店
【課題】耐震性を向上させつつ、煙突全体を解体する際の工数を削減できる煙突改修方法を提供する。
【解決手段】煙突改修方法は、煙突20を部分的に撤去することにより耐震性を向上させる。
【請求項4】前記突出部分の頂部を耐風膜で覆い周囲に対して負圧とされた集塵室を設けた、請求項2に記載の煙突改修方法。
特開2025-167596塵芥回収装置及び塵芥回収システム シャープ株式会社
【課題】本開示は、掃除機のログ情報を忠実に取得することができる塵芥回収装置及び塵芥回収システムを提供する。
【解決手段】塵芥回収装置は、掃除機と、掃除機と接続可能な集塵ステーションとを備え、掃除機は、集塵ステーションとの間で情報を通信する第一通信部と、第一制御部と、を備え、集塵ステーションは、掃除機との間で情報を通信する第二通信部と、第二制御部と、を備え、第一制御部は、掃除機のログ情報を格納するログ記憶部を備え、第二制御部は、時間情報を格納する時間記憶部を備え、第一制御部又は第二制御部は、ログ情報に時間情報を加算処理する計算部と、計算部が算出した補正ログ情報を格納する補正ログ記憶部と、を備える。
特開2025-168105廃プラグラッシュ品の有効利用方法 株式会社モナポライズ
【課題】石炭と廃プラグラッシュ品とを組み合わせて燃料とすることを前提に、ボイラーを稼働させた場合に、ボイラー内で効率的に燃焼を行うことができるとともに、各種処理(排煙脱硝処理、集塵処理、及び排煙脱硫処理)を効率的に行うことができる、廃プラグラッシュ品の有効利用方法を提供すること。
【解決手段】石炭を竪型ミル(14)で微粉加工して、微粉炭を得る工程と、廃プラグラッシュ品を破砕機(18)で小粒化して、粉砕グラッシュ品を得る工程と、微粉炭と粉砕グラッシュ品とを混合して、混合燃料を得る工程と、混合燃料をボイラー(20)に投入してボイラーを稼働させることにより、ボイラーに連結されているタービン(40)を回転させる発電工程と、を含む。
特開2025-169712スラグフォーミング鎮静剤の製造方法、スラグフォーミング鎮静剤、及びスラグフォーミングの鎮静方法 日本製鉄株式会社
【課題】転炉やスラグ排滓場所でのスラグフォーミング鎮静剤としてタールスラッジを利用するスラグフォーミング鎮静剤の製造方法、スラグフォーミング鎮静剤、及びスラグフォーミングの鎮静方法を提供する。
【解決手段】タールスラッジ10と、アルカリ成分12とを混合して混合物16とする混合工程と、混合物を固化して固形物20とする固化工程と、を含む、スラグフォーミング鎮静剤の製造方法。混合工程において、タールスラッジと、アルカリ成分と、シリカ・アルミナ成分とを混合して混合物としてもよい。
【請求項4】前記アルカリ成分として集塵ダストを用いる請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のスラグフォーミング鎮静剤の製造方法。
特開2025-169856有機系廃棄物再資源化方法及び有機系廃棄物再資源化システム 仁田 隆 株式会社新産業研究所
【課題】含水量の多い有機系廃棄物を効率的に熱分解炭化処理することができ、熱経済性に極めて優れた有機系廃棄物再資源化方法及び再資源化システムを提供する。
【解決手段】有機系廃棄物再資源化方法は、有機系廃棄物を圧搾脱水する圧搾脱水工程Aと、さらに乾燥する乾燥工程Bと、乾燥した有機系廃棄物を低温熱分解し、分解ガス、分解油及び炭化物を生成する熱分解炭化工程Cと、生成した炭化排気ガスを燃焼し、燃焼排気ガスを生成すると共に、この燃焼排気ガスを炭化排気ガスと熱交換させ、熱交換後の燃焼排気ガスを生成する燃焼排気ガス生成工程Dと、燃焼排気ガス生成工程Dで生成した燃焼排気ガスと、乾燥工程Bで生成した乾燥排気ガスとを混合、脱臭するガス混合脱臭工程Eと、前記燃焼排気ガスを循環させる炭化熱源供給工程Hと、前記混合脱臭ガスを循環させる乾燥熱源供給工程Jと、から成る。
【請求項5】さらに、混合脱臭した混合脱臭ガスを冷却するガス冷却装置と、冷却された混合脱臭ガスから塵埃を除去する集塵装置と、から構成されることを特徴とする請求項4に記載の有機系廃棄物再資源化システム。
特開2025-171083集塵装置、掃除機及び清掃具セット パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】より多くの塵埃を貯留することを可能にする技術を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の集塵装置は、流入口が形成された周壁部を有しているとともに当該塵埃を貯留する貯塵容器と、貯塵容器内に塵埃を留めつつ貯塵容器内の空気が吸引源に向けて流出することを許容するように構成されているとともに、周壁部との間で環状の空間を形成するように貯塵容器内に配置されたフィルタ部と、流入口の下側に設けられて、所定の長さの周長区間に亘って環状の空間を上下に仕切る仕切部と、貯塵容器内において仕切部よりも高い位置に形成された上側空間を流れる空気の一部を、貯塵容器内において仕切部よりも低い位置に形成された第1貯塵空間に案内する案内部と、案内部を越えて流入口に戻る塵埃及び空気の流れを規制するように上側空間に配置された規制部と、を備えている。
特開2025-172450樹脂材料供給装置、樹脂成形装置、及び、樹脂成形品の製造方法 TOWA株式会社
【課題】樹脂成形品の歩留まり低下を抑制することが可能な樹脂材料供給装置を提供する。
【解決手段】樹脂材料を保持して移送可能な移送部を支持可能なテーブルと、樹脂材料を収容する樹脂収容部と、前記樹脂収容部から供給された樹脂材料を、前記テーブルに支持された前記移送部に供給する樹脂供給部と、前記樹脂供給部の上部に設けられ、前記樹脂供給部を振動させることで前記樹脂供給部から前記移送部へと樹脂材料を供給する発振部と、前記テーブルの下部に設けられ、前記移送部に供給される樹脂材料を計量可能な計量部と、を具備する。
【請求項4】前記樹脂供給部から前記移送部へと樹脂材料を案内する案内部と、前記案内部の中途部において集塵を行う集塵機構と、をさらに具備する、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の樹脂材料供給装置。
【請求項5】前記集塵機構は、前記発振部によって前記樹脂供給部から前記移送部へと樹脂材料が供給されている場合には、第1の風量で集塵を行い、前記樹脂収容部から前記樹脂供給部へと樹脂材料が供給されている場合には、前記第1の風量よりも大きい第2の風量で集塵を行う、請求項4に記載の樹脂材料供給装置。
【請求項6】前記案内部は、前記移送部へと樹脂材料を落下させる供給口を具備し、前記集塵機構が前記第2の風量で集塵を行う場合に、前記供給口を流通する空気の流路面積を縮小させるシャッターをさらに具備する、請求項5に記載の樹脂材料供給装置。
特開2025-172812ファウリングを減少させるように回収ボイラの動作を制御するシステムおよび方法 インターナショナル・ペーパー・カンパニー
【課題】回収ボイラシステムにおけるファウリング率を減少させる。
【解決手段】分析コンピューティング装置は、ボイラの熱交換要素の重量を示す値を生成するように構成された重量センサであるファウリングセンサで測定されたファウリング率とボイラ動作パラメータとをボイラ動作情報として受信し、ファウリング率を最小にするように少なくとも1つの相関関係を決定するように回帰分析を実行し、少なくとも1つの調整されたボイラ入力パラメータをボイラコントローラ装置に送信する。
【請求項7】塩化物レベルに影響を与えるために灰クリーニングシステムへパージされまたは送られる集塵器灰の量を制御するように構成された1つまたは複数の弁と、前記1つまたは複数の弁を制御するように構成された1つまたは複数のアクチュエータとをさらに備え、前記少なくとも1つのボイラ入力パラメータは、弁設定を含み、実施のために前記少なくとも1つの調整されたボイラ入力パラメータを前記ボイラコントローラ装置に送信することは、前記弁設定を前記1つまたは複数のアクチュエータに送信することを含み、前記1つまたは複数のアクチュエータは、前記弁設定に基づいて、前記1つまたは複数の弁を調整するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
特開2025-173041集塵装置および換気システム 三菱電機株式会社
【課題】塵埃の捕集効率を向上させることのできる集塵装置を提供する。
【解決手段】集塵装置1は、電圧が印加される放電電極20と、放電電極20に対向して配置され、放電電極20との間でコロナ放電を発生させる対向電極30と、放電電極20および対向電極30を収容する直方体形状の筐体10とを備え、
筐体10は、空気を流入させる第1開口部13が形成された第1壁面11aと、第1壁面11aに対向し、第1開口部13から流入した空気を排出する第2開口部14が形成された第2壁面12aとを備え、第2壁面12aにおける第1開口部13と対向する位置には、第1開口部13から流入した空気が直進するのを阻止する閉塞部15を有する。
特開2025-173206集塵ステーション及び塵埃回収装置 シャープ株式会社
【課題】本開示は、自動収集開始前にユーザが自動収集を開始するか否かを簡単に選択することができ、ユーザの利便性を向上させることができる集塵ステーション及び塵埃回収装置を提供する。
【解決手段】集塵ステーションは、掃除機に接続して上記掃除機から塵埃を回収する集塵ステーションであって、上記集塵ステーションは、上記掃除機との接続を検知する接続検知部と、制御部と、報知部とを含み、上記制御部は、上記接続検知部が上記掃除機の接続を検知すると、上記報知部に塵埃の自動収集を開始することをユーザに対して報知させる制御を行う。
特開2025-173678ガス冷却式原子力プラント及びガス冷却式原子炉の崩壊熱除去システム 株式会社東芝 東芝エネルギーシステムズ株式会社
【課題】事故時の崩壊熱を適切に除去することのできるガス冷却式原子力プラント及びガス冷却式原子炉の崩壊熱除去システムを提供する。
【解決手段】ガス冷却式の炉心を収容する原子炉圧力容器と、前記原子炉圧力容器を収容する原子炉圧力容器室と、前記原子炉圧力容器室内に、前記原子炉圧力容器の周囲を囲むように設けられた冷却パネルと、前記原子炉圧力容器室に設けられた熱電素子と、前記熱電素子にて発生した電力により作動し、前記原子炉圧力容器室内に浮遊する微粒子を削減する微粒子削減機構と、を具備したガス冷却式原子力プラント。
【請求項2】請求項1記載のガス冷却式原子力プラントであって、前記微粒子削減機構が、前記原子炉圧力容器の外側の前記原子炉圧力容器室に設けられた電気集塵機を有することを特徴とするガス冷却式原子力プラント。
【請求項4】請求項2記載のガス冷却式原子力プラントであって、前記電気集塵機の集塵側の極が、前記原子炉圧力容器と対面する側の前記冷却パネルに配置されていることを特徴とするガス冷却式原子力プラント。
【請求項5】請求項2記載のガス冷却式原子力プラントであって、前記電気集塵機の集塵側の極が、前記原子炉圧力容器と対面する側の前記冷却パネルにまだらに配置されていることを特徴とするガス冷却式原子力プラント。
【請求項6】請求項2記載のガス冷却式原子力プラントであって、前記電気集塵機の放電極が前記原子炉圧力容器の側方に、前記電気集塵機の集塵側が前記原子炉圧力容器室の床面に配置されていることを特徴とするガス冷却式原子力プラント。
【請求項8】請求項2記載のガス冷却式原子力プラントであって、前記電気集塵機が、コンファインメント内に配置され、前記原子炉圧力容器室と前記コンファインメントの間に、これらを連通する排気ダクト及び排気ファンが設けられ、当該排気ファンが前記熱電素子にて発生した電力により駆動される ことを特徴とするガス冷却式原子力プラント。
【請求項10】請求項9記載のガス冷却式原子炉の崩壊熱除去システムであって、前記微粒子削減機構が、前記原子炉圧力容器の外側の前記原子炉圧力容器室に設けられた電気集塵機を有することを特徴とするガス冷却式原子炉の崩壊熱除去システム。
特開2025-173864集塵アタッチメント 株式会社マキタ
【課題】吸塵部内に粉塵を堆積しにくくする。
【解決手段】集塵アタッチメント1は、被加工材Wの表面に対向し、先端工具Tが貫通可能な吸塵部2と、吸塵部2と連通して外部のホースが接続可能な集塵通路36を有する本体部3と、を含み、ホースから集塵通路36へ吸引力を作用させることで吸塵部2が負圧となる。吸塵部2は、先端工具Tが貫通する内筒5と、内筒5の径方向外側で前方に前吸込口22を開口させて集塵通路36と連通する前側吸塵流路20と、内筒5の径方向外側で後方に後吸込口23を開口させて集塵通路36と連通する後側吸塵流路21と、を有している。
特開2025-175063情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラム、記録媒体及び教育方法 株式会社住化分析センター
【課題】化学物質に関連する事象を、ユーザに対して効果的に提示することのできる情報処理装置を実現する。
【解決手段】本発明の一態様に係る情報処理装置(10)は、ユーザの操作を示す操作情報を取得する取得部(121)と、仮想空間を示す画像を生成する画像生成部(122)と、画像を出力する出力部(124)と、を備え、画像生成部は、化学物質が関連する化学反応を表現するオブジェクトを仮想空間上に配置する。
【請求項3】上記第1種のオブジェクトは、各種機器、装置及び施設のうち少なくとも何れかであり、上記第1種のオブジェクトは、化学実験室における、ビーカー、フラスコ、エバポレータ、漏斗、コンデンサ、ビューレット、コック及び制御ボタン、化学工場における、熱交換器、回転機器、反応器、蒸留装置、蒸発装置、濃縮装置、抽出装置、吸着装置、晶析装置、ろ過装置、集塵装置、乾燥装置、粉砕装置、混合装置、篩別装置、固体輸送装置、加熱炉、貯槽、容器、用役設備、入出荷設備、倉庫貯蔵、安全装置、配管、導管、配管部品、電気、計装、構造物、建屋及び制御ボタンのうち少なくとも何れかを含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
特表2025-536486清掃装置、清掃システム及びダスト吸引システム 江蘇美的清潔電器股▲ふん▼有限公司 美的集団股▲フン▼有限公司
【要約】本発明は、清掃装置、清掃システム及びダスト吸引システムを開示し、清掃電気機器の技術分野に関する。ダスト吸引システムは、ベースステーション(1)とダスト吸引機構(5)とロックユニット(4)と常開装置(6)とを備える。ベースステーション(1)はダスト収集部材(10)と吸引機構(11)を備え、ダスト収集部材(10)は、収集室(10g)と収集室(10g)に連通するダスト収集口(10b)を有し、吸引機構(11)はダスト収集口(10b)に対して収集室(10g)に向かう吸引力が発生できる。ダスト吸引機構(5)は、ダスト吸引本体(50)と、ダスト吸引本体(50)に取り付けられると共に異物を収集可能な第2集塵室(21d)と第2集塵室(21d)に連通するダスト排出口(21b)を有するダストカップ(21)と、ダストカップ(21)に取り付けられると共にダスト排出口(21b)を開閉可能なダストカップカバー(22)と、を備える。ロックユニット(4)は、ダスト吸引機構(5)に取り付けられ、ロック解除状態およびロック状態を有し、ロックユニット(4)がロック状態にある
A−2−5帯電
特開2025-171437導電性部材、帯電装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】放電劣化による抵抗上昇が抑えられる導電性部材の提供。
【解決手段】基材と、前記基材上に設けられた弾性層と、前記弾性層上に設けられた表面層と、を備え、前記表面層が、第1樹脂を含んで構成される海部と第2樹脂を含んで構成される島部とからなる海島構造を有すると共に、前記海部と前記島部との界面に導電剤が偏在し、前記表面層の断面を観察したとき、前記表面層の表面から膜厚の10%の深さまでの領域Xに占める前記島部の総面積の割合Aが40%以上80%以下であり、前記領域Xには2つ以上の前記島部が連結した連結島部が存在し、前記島部の総面積に占める前記連結島部の総面積の割合Bが50%以上100%以下である、導電性部材。
特開2025-171641誘導帯電型静電噴霧装置 みのる産業株式会社
【課題】ノズル部を容易に増設可能にする。
【解決手段】本噴霧装置1は、ノズル部3から噴出する液滴を誘導帯電させる本体噴霧ユニット1aと、ユニット1aに着脱可能な増設噴霧ユニット1bとを備える。ユニット1bは、増設ノズル部23を有する増設噴霧部24と、増設ノズル部23から噴出する液滴を誘導帯電させる増設電極25と、増設噴霧部24に対し増設電極25を支持する増設電極支持部26とを備える。ユニット1aが持つ漏電防止用ヒーター10に電力を送るヒーターケーブル12は、その途中部に一対のコネクタ片35A,35Bからなる防水コネクタ35を備える。防水コネクタ35には、その一対のコネクタ片35A,35Bの間に介装され、それらの間を中継接続するとともに、増設電極支持部26の漏電防止用のヒーター10に電力供給するための増設ヒーターケーブル32に分岐接続される分岐コネクタ片36B,36Aが接続可能になっている。
特開2025-172554水流帯電装置 トヨタ紡織株式会社
【課題】簡単な構成の変更によって、濾材の帯電性能を高めること。
【解決手段】水流帯電装置10は、濾材11を下方から支持しながら搬送する通水性の搬送部20と、搬送部20の上方に位置し、搬送部20上の濾材11に対して水を噴射するノズル32を有する供給部30と、搬送部20の下方に位置し、上方に開口するとともに下方に延在する部分を含む吸引通路42を有する通路構成部41及び吸引通路42を通じて水を吸引する吸引装置60と、を有する吸引部40を備える。通路構成部41は、搬送部20の下面に対向する対向面44及び対向面44に開口するとともに上下方向に貫通するスリット孔45を有する頂部43と、スリット孔45に連通するとともに下方に延在する通路本体47を有する本体部46とを含む。吸引装置60の真空圧の絶対値の上限値は、50kPa以下である。スリット孔45の幅は、7mm以上であり、15mm以下である。
特開2025-175193帯電防止フィルム、自動車、及び自動車の走行安定化方法 トヨタ自動車株式会社 王子ホールディングス株式会社
【課題】自動車ガラス表面の空気抵抗を低減し、自動車の走行を安定化すると共に燃費の向上が図れる帯電防止フィルムを提供する。
【解決手段】自動車ガラスの室内側に貼着するフィルムであって、基材10と、基材10の一方の面に積層された帯電防止積層部20Aとを備えており、帯電防止積層部20Aは、銀合金層30と、銀合金層30の両面に各々配置された金属酸化物層41、42と、を有し、金属酸化物層41、42は錫ドープ酸化インジウム又は亜鉛ドープ酸化インジウムで構成されていることを特徴とする、帯電防止フィルム1A。
特表2025-537772帯電防止コーティングを含む物品を製造するための方法、およびこうしたコーティングを含む物品 ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス
【要約】本発明は、セラミックおよび/またはポリマーを含む基材と、基材表面の少なくとも一部上に存在する帯電防止コーティングとを含む、物品を開示する。帯電防止コーティングは、少なくとも1つのエポキシ官能基を含む、架橋無機有機ハイブリッドコーティングであって、コーティングは、アンモニウム塩および/またはリン酸をさらに含み、帯電防止コーティングは、スポット様電極を伴うマルチメーターによって測定した表面抵抗率が最大1010Ω/cmであり、かつ架橋無機有機ハイブリッドコーティングはシリコンおよび/またはチタンを含む。本発明は、こうした物品を製造するための方法をさらに開示する。
A−2−6静電気
特開2025-165654静電荷像現像用トナー及びその製造方法 花王株式会社
【課題】プラスチックフィルムなどの印刷媒体(基材)に対して、堅牢性の高い印刷塗膜を形成できる静電荷像現像用トナー及びその製造方法に関する。
【解決手段】非晶性樹脂A、結晶性ポリエステル樹脂C、及び着色剤を含有するトナー粒子を含む静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル樹脂Cが、アルコール成分と、炭素数4の脂肪族ジカルボン酸を70mol%以上含むカルボン酸成分との重縮合物を含み、かつ、エステル基濃度が6.0mmol/g以上9.5mmol/g以下であり、前記着色剤は、1分子中に有する−NH−及び−NH2の合計数を、分子量で除した値をNH基量としたとき、NH基量が6.0mmol/g以上の黄色顔料を含む、静電荷像現像用トナー。
特開2025-165935メサを伴う静電チャック アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】プラズマ処理チャンバのための静電チャック(ESC)およびESCを製造する方法を提供する。
【解決手段】ESC100は、処理領域107をもつ上面102を有するセラミック上部プレートを含む。1つまたは複数の電極配線108が、セラミック上部プレート内にある。複数のメサ112が、処理領域内、セラミックプレートの上面上または1つまたは複数の電極配線のうちの1つのエッジの垂直方向上方にある。複数のメサのうちのいずれも、処理領域の上面の1つまたは複数の高トポグラフィ領域上または高電圧電極エッジの上側にない。
特開2025-166057静電チャックの気化冷却 ラム リサーチ コーポレーション
【課題】基板処理システムにおいて用いられる静電チャックの気化冷却方法を提供する。
【解決手段】基板支持アセンブリESC200のベースプレート202は、ベースプレートの上側領域、下側領域及び側壁の間の空洞と、空洞内で上側領域及び下側領域の間に配置されている複数のピラー212と、液体を空洞210へ供給するための流入口220と、液体の蒸気を排気するための流出口222と、を備える。別の実施例において、基板支持アセンブリのベースプレートは、ベースプレート内に配置されている第1流路と、第1流路の上方に配置されている第2流路と、第1流路を第2流路に接続している複数の垂直流路と、液体を第1流路へ供給するための流入口と、第2流路から液体の蒸気を排気するための流出口と、を備える。
特開2025-166538静電容量センサシステム 株式会社アイシン
【課題】第1電極部材および第2電極部材の両方に対象者が同時に近接していることを判定することが可能な静電容量センサシステムを提供する。
【解決手段】静電容量センサシステム100は、センサ回路部11と、制御部13と、センサ回路部11に接続される第1電極部材21および第2電極部材22と、第1電極部材21に基準電力を入力した状態で、第2電極部材22に第1切替電力および第2切替電力を交互に入力する電力入力部12とを備え、制御部13は、第1電極部材21および第2電極部材22にそれぞれ基準電力および第1切替電力を入力した状態の第1電極部材21の第1静電容量C1と、第1電極部材21および第2電極部材22にそれぞれ基準電力および第2切替電力を入力した状態の第1電極部材21の第2静電容量C2とに基づいて、第1電極部材21および第2電極部材22の両方に対象者Hが近接している状態であるか否かを判定する。
特開2025-167992静電チャック及びその製造方法、基板固定装置 新光電気工業株式会社
【課題】簡易な構造であり、かつ絶縁性の高い吸着対象物に対する吸着性能を向上させた静電チャックを提供する。
【解決手段】本静電チャックは、吸着対象物が載置される載置面を有する基体と、前記基体に内蔵された静電電極と、を有し、前記基体の前記載置面とは反対側の面は平坦面であり、前記載置面は前記平坦面に対して凸形状又は凹形状である。
特開2025-170986静電塗装ガン 旭サナック株式会社
【課題】静電反発の発生を抑制しつつ、塗着効率の向上を図ることができる静電塗装ガンを提供する。
【解決手段】静電塗装ガンは、本体部と、本体部の内部に設けられる塗料経路と、塗料経路を流れる粉体塗料に旋回流を発生させる整流部と、高電圧が印加される放電電極と、放電電極の周囲に設けられ塗料経路を流れる粉体塗料を噴出するための複数の噴出口を有するノズルと、を備え、噴出口は、塗料経路の粉体塗料の流れ方向に対してねじれた形状で形成されている。
特開2025-171556静電吸着ツール及び対象物表面加工方法 筑波精工株式会社
【課題】気泡混入にかかわらず薄物対象物の平面度を維持しながらの補強を実現できる静電吸着ツールを提供すること。
【解決手段】静電吸着ツールA1は、第1電気絶縁層301の内部に電極要素群を埋設させ、電極要素群への電圧印加により薄物対象物10を吸着面30aに静電吸着する静電吸着力発生部材30を備える。静電吸着力発生部材30に有する電極要素群に対して接続/切り離し可能な吸着力制御部40を設ける。吸着力制御部40は、薄物対象物10を吸着するときに静電吸着力発生部材30へ接続し、薄物対象物10を吸着した後、静電吸着力発生部材30から切り離して薄物対象物10の吸着を維持するコードレス方式とする。静電吸着力発生部材30は、静電吸着状態の薄物対象物10の凹部10bと静電吸着力発生部材30の吸着面30aとの間に形成される隙間部分に気泡が混入しているとき、気泡を外気に逃がす連続性凹部305aを有する。
特開2025-171738基板処理装置及び静電チャック 東京エレクトロン株式会社
【課題】基板処理装置において基板を適切に吸着支持する。
【解決手段】チャンバと、前記チャンバ内に配置される基台と、前記基台の上面に配置される静電チャックと、を備え、前記静電チャックは、基板支持面を有する誘電体部と、前記誘電体部内に配置される吸着電極と、前記基板支持面上に形成される少なくとも一つの突起部と、前記突起部を平面視において囲むように前記基板支持面上に形成される第1環状突起部と、を備え、前記吸着電極の少なくとも一部は、平面視において前記第1環状突起部の外周よりも外径側に配置される、基板処理装置を提供する。
特開2025-172177静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられたRF電極140と、金属により形成され、誘電体基板100に接合されたたベースプレート200と、RF電極140とベースプレート200との間を電気的に接続する複数の接続部材400と、を備える。上面視において、誘電体基板100には複数のガス穴114が形成されており、接続部材400とガス穴114とが、周方向において交互に並ぶように配置されている。
特開2025-172178静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられたRF電極140と、金属により形成され、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、RF電極140と140とベースプレート200との間を電気的に接続する複数の接続部材400と、を備える。上面視において、誘電体基板100には複数のガス穴114が形成されており、接続部材400とガス穴114とが環状に且つ一列に並ぶように配置されている。
特開2025-174204静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、画像形成方法及び画像形成物 コニカミノルタ株式会社
【課題】本発明の課題は、ブロッキング現象を低減させた静電荷像現像用トナー等を提供することである。
【解決手段】本発明の静電荷像現像用トナーは、結着樹脂を含有するトナー母体粒子を含む静電荷像現像用トナーであって、前記結着樹脂が、スチレン−(メタ)アクリル樹脂及びポリエステルを含有し、前記スチレン−(メタ)アクリル樹脂と前記ポリエステルの質量比が、80:20〜1:99の範囲内であり、長尺であり、かつ温度25℃、圧力49.03hPaにおける透気度が20000sec以上である記録媒体への画像形成に用いられることを特徴とする。
特開2025-174535静電成膜装置 ベルク工業有限会社
【課題】従来のロールブラジに代えて、擦り込みベルトを採用した、改良された静電成膜装置を提供する。
【解決手段】静電成膜装置は、粉体を静電力により対象物上に付着させるように構成される。静電成膜装置は、メッシュ1aが形成されたスクリーン1と、粉体をスクリーン1に擦り込むための擦り込みベルト3と、擦り込みベルト3をスクリーン1に押し付ける押圧ヘッド5と、擦り込みベルト3をその長手方向に移動させるベルト移動機構7と、スクリーン1と対象物100との間に電圧を印加するための電源DCと、粉体を擦り込みベルト3またはスクリーン1に供給するホッパ10を備える。
特表2025-536576静電ガンドライバ及び静電ガンドライバを実装する方法 ノードソン コーポレーション
【要約】静電ガンドライバは、電源から電力を受け取るように構成されたインバータを含む。また、静電ガンドライバは、インバータを制御するコントローラを備える。静電ガンドライバはさらに、正弦波駆動信号を生成し、正弦波駆動信号を材料塗布システム及び/又は材料塗布装置に提供するように構成されたフィルタを含む。
特表2025-537635静電気防止型磁気電気コネクタ構造 張汝良
【要約】本発明は、静電気防止型磁気電気コネクタ構造を提供し、この設計は、従来の磁気電気コネクタ技術に対して、以下の3つの特徴を設定し:1、第一の負極金属シールドリング、第二の負極金属シールドリングを増設し、且つ第一の負極金属シールドリング、第二の負極金属シールドリングと雌ヘッド負極円形磁石は、全て電子機器プラグの負極線路に電気的接続され、2、第一の負極金属シールドリングと第二の負極金属シールドリングと静電源との距離は、雌ヘッド正極導電リングと雌ヘッドデータ導電タッチポイントと静電源との距離よりも小さく、3、非負極端子の深さD2は、負極ピッチD1の半分よりも大きく、前記3つの特徴を設置することで、静電源が任意の方向又は角度から磁気吸引雌ヘッドコンポーネントに接近しても、その静電気エネルギ量は、近くで第一の負極金属シールドリング又は第二の負極金属シールドリング又は雌ヘッド負極円形磁石に導入され、さらに電子機器の負極線路を直接介してバイパスされる。
特表2025-538710静電チャック、下部電極アセンブリ及び半導体処理装置 北京北方華創微電子装備有限公司
【要約】本願は、静電チャック、下部電極アセンブリ及び半導体処理装置を開示し、静電チャックは、チャックベース及びチャックベースの頂面に設置されたチャック本体であって、チャックベースの頂面とチャック本体の底面との間に空気流路が形成され、且つ、チャックベースには、チャックベースの底面からチャックベースの頂面まで貫通する吸気孔及び第1排気孔がさらに設置され、吸気孔は、空気流路にパージガスを導入することに用いられ、第1排気孔は、空気流路内のパージガスを排出することに用いられる、チャックベース及びチャック本体と、チャックベースの底面からチャックベースの頂面まで貫通して、空気流路を貫通し、空気流路内のパージガスにパージされる電極プローブとを含む。
A−2−7エレクレット
特開2025-169120非対称鏡像力を有する4層PWB電荷搬送体 酒井 捷夫
【課題】電荷保持層とこれと平行で幅がより短い電位制御層で構成される電荷搬送体が電荷を充電されたのち、回収されるまでに移動する区間で、該帯電した電荷搬送体に作用する後退静電力をより小さくし、前進静電力をより大きくした電荷搬送体を提供する。
【解決手段】電荷搬送体4の移動方向と平行な電荷保持層42の進行方向先端に、進行方向と垂直な電荷保持層41を追加し、また、移動方向と平行な電荷保持層と充電電極(エレクトレット)3との間隔を機械的精度の許容範囲で最小にした。
特開2025-170575超音波トランスデューサおよび超音波センサ 積水化学工業株式会社
【課題】高周波の超音波を出力可能な超音波トランスデューサ、および超音波センサを実現する。
【解決手段】第1電極層(12)と、発泡樹脂で構成されているエレクトレットシートを含む第1圧電体層(13)と、第2電極層(14)と、前記エレクトレットシートを含む第2圧電体層(15)と、第3電極層(12a)と、がこの順に積層されてなり、第1電極層(12)と、第3電極層(12a)とが導通しており、第1圧電体層(13)と、第2圧電体層(15)とが厚み方向に対して互いに同じ方向に分極している、超音波トランスデューサ(1)。
特開2025-170756超音波トランスデューサ、及び超音波センサ 積水化学工業株式会社
【課題】受信面を大面積化しても超音波の指向角を広くできる超音波トランスデューサ、及び超音波センサを提供する。
【解決手段】超音波トランスデューサは、第1電極層(12A)と、圧電体層(11)と、第2電極層(12B)と、がこの順に積層された積層体(10)を備え、積層体(10)の面内に、共振周波数又は振幅或いは位相が異なる複数の振動領域(SV1、SV2)が設けられている。
【請求項1】少なくとも1つの電極を含む第1電極層と、発泡樹脂で構成されているエレクトレットシートを含む圧電体層と、少なくとも1つの電極を含む第2電極層と、がこの順に積層された積層体を備え、前記積層体の面内に、共振周波数又は振幅、或いは位相が異なる複数の振動領域が設けられている、超音波トランスデューサ。
特開2025-170930エレクトレット 株式会社デンソー 学校法人東京理科大学
【課題】高温環境下においても、高い表面電位を長時間保持することができ、熱的及び経時的安定性に優れたエレクトレットを提供する。
【解決手段】エレクトレット1は、基板10と、その表面に形成されたエレクトレット層2と、を有する。エレクトレット層2は、基板10の厚さ方向Xに積層された外層膜3及び内層膜4を含む無機誘電体膜20が荷電処理されたものである。外層膜3は、異なる2種以上の金属元素を含む複合金属化合物であって、少なくとも三価の金属元素を含み、バンドギャップエネルギが3eV以上である第1の無機誘電体材料を主成分とする膜であり、内層膜4は、前記第1の無機誘電体材料とは異なる第2の無機誘電体材料を主成分とする膜である。
実登3253722音声制御CDプレーヤーのリモコン回路 深▲せん▼衆霖信息科技有限公司
【課題】音声とボタンの二重制御を実現し、操作の利便性を高め、ネットワークに依存せず、安定性が高く、アップグレードに便利である、音声制御CDプレーヤーのリモコン回路を提供する。
【解決手段】音声制御CDプレーヤーのリモコン回路は、安定した電圧を提供する電源モジュールと、メタルドーム1とエレクトレットマイク2とを含み、それぞれ手動と音声コマンドを受信する入力モジュールと、音声コマンドに対してオフライン認識を行う音声認識モジュールと、コマンドを処理して無線送信モジュールに送信する制御モジュールと、メモリモジュールと、制御信号をCDプレーヤーに送信する無線送信モジュールと、動作状態を表示する表示モジュールと、システムのアップグレードに対応するソフトウェアアップグレードモジュールと、を含む。
A−3レナード効果・水
A−3ー1微細気泡
特許7573921ウルトラファインバブルの発生装置、水循環システムおよびノズル 合同会社喜八郎審査中
【課題】水のpH値を変えないでウルトラファインバブルを発生させ、発生させた気泡を水中に長時間留めることができる発生装置、水循環システムおよびノズルを提供すること。
【解決手段】ウルトラファインバブルの発生装置1において、予めテラヘルツ波が照射された水中ポンプ10とノズル20から、水分子と共振する周波数帯のテラヘルツ波を放射させ、隣り合う水分子の引力的相互作用を分断させ水を活性化させ、ノズルに吸引した空気を微細化させてウルトラファインバブルを発生させ水に溶存させるようにした。ノズルには、圧送水に発生する渦を整流させる整流手段を備えさせると好適である。
【請求項1】水中ポンプに装着されるノズルであって、前記ノズルが、整流手段と、空気の微細化手段と、空気の吸引手段とを上流側から順に備え、前記整流手段が、複数の螺旋状流路を有し、各々の前記螺旋状流路が、前記ノズルの中心軸の周りに均等に配されると共に、反時計回りに捻じられた流路とされ、前記微細化手段が、前記吸引手段の上流に隣接して設けられると共に、前記水中ポンプにより圧送された水の流速を高くさせる絞り部とされ、前記吸引手段が、前記流速による負圧により空気を導入する空気導入管とされ、前記絞り部が、前記空気導入管から前記ノズルに導入される前記空気を、微細気泡とさせるように機能し、前記整流手段が、前記微細気泡が含まれた前記水を、前記ノズルから渦巻かないで吐出させるように整流させ、前記微細気泡を大きな気泡に凝集させない、ことを特徴とするノズル。
特開2025-165119合成燃料製造方法及び合成燃料製造装置 株式会社シーヴイテック 新千里▲産▼業株式会社
【課題】活性化水を効率よくラジカル状態として、合成燃料の収率を向上可能な合成燃料製造方法及び合成燃料製造装置を提供する。
【解決手段】合成燃料製造方法は、超微細気泡を水W中に生成する超微細気泡生成工程と、超微細気泡を含む水Wに超音波Uを照射して活性化水Rを生成する活性化水生成工程と、活性化水R、元油O、及び二酸化炭素を混合して反応させる反応工程と、を有する。また、合成燃料製造装置10は、超微細気泡を水W中に生成する超微細気泡生成部1と、触媒20を有し、超微細気泡を含む水Wに超音波Uを照射して活性化水Rを生成する活性化水生成部2と、活性化水R、元油O、及び二酸化炭素を混合して反応させ、合成燃料Fを製造する合成燃料製造部3と、を備え、合成燃料製造部3と活性化水生成部2とは、超音波Uの照射方向に沿って並列に配置されている。
特開2025-165460気液溶解装置および微細気泡発生システム リンナイ株式会社
【課題】電極による液位の検出を正確に行うことと、電極を清浄に保つことと、を両立することが可能な技術を提供する。
【解決手段】気液溶解装置は、液体に気体を溶解させる気液溶解器と、気液溶解器を収容しており、気液溶解器によって気体が溶解された液体を貯留するタンクと、タンクの内部において上下方向に延在しており、タンクの内部に貯留された液体の液位を検出する電極と、電極を覆うカバー部と、を備えてもよい。カバー部は、第1状態と第2状態との間で切り替えられる。
【請求項9】請求項1から8の何れか一項の気液溶解装置と、液槽に貯留された水を前記タンクに送る第1流路と、前記タンクの内部に貯留された水を前記液槽に送る第2流路と、前記第1流路に設けられ、前記第1流路に流れる水を前記タンクに向けて圧送するポンプと、前記第2流路に設けられ、気体が溶解された水を減圧することで微細気泡を発生させる微細気泡発生ノズルと、前記ポンプを動作させて、前記液槽に貯留された水を前記第1流路を介して前記タンクに送るとともに、前記タンクの内部に貯留された水を前記第2流路を介して前記液槽に送る微細気泡発生運転を実行可能な制御装置と、を備えており、前記制御装置は、前記微細気泡発生運転の実行中、前記タンクの内部に貯留された水の水位が所定水位以上であることが前記電極によって検出される場合、前記微細気泡発生運転を中断または終了するように構成されており、前記微細気泡発生運転が実行中である場合、前記カバー部が前記第2状態となる、微細気泡発生システム。
【請求項10】給水源から供給される水を前記タンクに送るタンク給水路と、前記タンク給水路に設けられ、前記給水源から前記タンクへの水の供給を許容する給水許容状態と、前記給水源から前記タンクへの水の供給を禁止する給水禁止状態と、の間で切り替えられる給水機構と、をさらに備えており、
前記制御装置は、前記給水機構を前記給水許容状態に切り替えて、前記給水源から供給される水を前記タンク給水路を介して前記タンクに送るタンク洗浄運転を実行可能であり、前記タンク洗浄運転が実行中である場合、前記カバー部が前記第1状態となる、請求項9の微細気泡発生システム。
【請求項11】前記タンクの内部に気体を導入する気体導入装置をさらに備えており、前記制御装置は、前記気体導入装置を動作させて、前記タンクの内部に気体を導入する気体導入運転を実行可能であり、前記気体導入運転が実行中である場合、前記カバー部が前記第1状態となる、請求項9の微細気泡発生システム。
特開2025-166373二酸化炭素の回収方法、二酸化炭素回収システム 鹿島建設株式会社
【課題】水の電気分解を利用した二酸化炭素の回収方法であって、回収を確実に見込める方法を提供すること。
【解決手段】本発明の回収方法は、水を電気分解した電解装置の陰極室32Bから取り出したアルカリ性の陰極側電解液35Bを、二酸化炭素を含む気体で曝気する曝気工程と、曝気した陰極側電解液35Bを酸性にする酸性化工程と、酸性にした陰極側電解液35Bを加熱して、気体で放出された二酸化炭素を回収する二酸化炭素回収工程とを有する。各工程において陰極側電解液35Bに対する二酸化炭素の溶解と放出を制御することで、二酸化炭素を効率的に回収することができる。
【請求項5】前記曝気工程では、二酸化炭素を含む気体をマイクロバブルで供給する、請求項1又は2記載の二酸化炭素の回収方法。
特開2025-168775トナーの製造方法 キヤノン株式会社
【課題】外添剤粒子の固着率に優れ、長期使用後にトナーからの外添剤粒子の脱離が起きにくく、外添剤粒子の被覆率変化が小さいトナーの製造方法。
【解決手段】トナーの製造方法であって、該製造方法はトナー粒子原料を含む混合物を溶融混練し粉砕してトナー粒子を得る工程を有し、該混合物が酸素を含有するウルトラファインバブルが分散した水を特定の量含有し、該ウルトラファインバブルが分散した水における溶存酸素濃度が10mg/L以上であり、該ウルトラファインバブルが特定の粒径を有し、該ウルトラファインバブルが分散した水が該ウルトラファインバブルを1.0×104個/mL以上含有する。
特開2025-169928ワンストップタイプの半導体キャリア洗浄方法及びシステム 家登精密工業股▲ふん▼有限公司
【課題】ワンストップタイプの半導体キャリア洗浄方法及びシステムを提供することを課題とする。
【解決手段】方法は、分解、分類、ウルトラファインバブル洗浄及び負圧真空乾燥などのステップを含む。システムは、複数の洗浄槽と、ウルトラファインバブル発生装置と、脱水装置と、負圧真空乾燥装置と、を備える。分解、分類、ウルトラファインバブル洗浄及び負圧真空乾燥などのステップでワンストップタイプに統合することにより、半導体キャリアから汚染物質及び有機化合物を効果的に除去でき、半導体キャリアのクリーニングに適している。
特開2025-170228飲料供給システムを消毒するための消毒装置 サニクセラ エス.アール.オー.
【課題】本発明は、特にレストランおよびビール醸造所の業務における消毒、すなわち清掃および殺菌に関し、さらに詳細には飲料供給システムの消毒に関する。
【解決手段】本装置の本質は、流量計を備えた水道水入口がある消毒装置の主要セクションを含み、流量計には低流量バルブおよび調整バルブが接続され、調整バルブの後方にはオゾン発生器があり、樽カプラアダプタを備えた第2セクションへつながる水出口に接続され、水出口にはマイクロバブルおよびナノバブルを含む気泡の発生器がさらに接続されている。
特開2025-170927小便器用排水システム 共立製薬株式会社
【課題】簡易な構成で、横引き管内での異物の堆積を防止する。
【解決手段】小便器10〜12の器具排水管10c〜12cが接続される横引き管40に、オゾン供給装置60を接続する。これにより、横引き管40内にオゾンが供給されるため、オゾンの殺菌作用により、細菌を抑制できる。その結果、細菌による尿素の分解作用を抑え、尿石の付着、悪臭の発生を抑制できる。横引き管40内における体毛やごみの堆積も抑制される。また、オゾンは、比重が空気より大きく、横引き管40からトイレ室内への拡散が抑制される。
【請求項6】前記オゾン発生器により発生するオゾンをマイクロバブル化させるマイクロバブル形成手段が設けられている請求項4記載の小便器用排水システム。
【請求項7】前記マイクロバブル形成手段が、前記オゾン供給管に接続される界面活性剤導入系を備え、前記オゾンと界面活性剤を混合させ、マイクロバブル化させる手段である請求項6記載の小便器用排水システム。
特開2025-173511AAVカプシドの指向性の再指示 ボイジャー セラピューティクス インコーポレイテッド
【課題】アデノ随伴ウイルスのカプシドタンパク質の調製、使用、及び/または製剤化のための組成物、方法、及びプロセスを提供する。該カプシドタンパク質は、標的組織に対する指向性を増強するための標的指向化ペプチド挿入断片を含む。
【解決手段】本開示は、少なくとも部分的に、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子の組成物ならびにその生産及び使用のための方法に関する。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は組織または細胞、例えば、CNS組織、CNS細胞、筋肉組織、または筋肉細胞に対して増強された指向性を有する。前記指向性は、障害、例えば、神経障害または神経変性障害、筋肉障害または神経筋障害、または神経腫瘍性障害の治療のために、ペイロードを細胞または組織に送達するのに有用である。
【請求項48】前記AAV粒子が(i)筋肉内に、静脈内に、脳内に、髄腔内に、脳室内に、実質内投与を介して、または大槽内注射(ICM)を介して;(ii)集束超音波(FUS)、例えば、マイクロバブルの静脈内投与と併せたFUS(FUS−MB)、または静脈内投与と併せたMRI誘導FUSを介して;及び/または(iii)静脈内で前記対象に投与される、請求項45〜47のいずれか1項に記載の方法。
特開2025-173535給湯システム、消費カロリー算出方法及びプログラム パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】通常の入浴とは異なる他の入浴による効果を算出可能な給湯システム等を提供する。
【解決手段】通常入浴状態と、前記通常入浴状態とは方式の異なる異種入浴状態とが切替自在な給湯システム100であって、通常入浴状態と異種入浴状態とを切り替えるためのリモコン部600と、入浴者の消費カロリーを算出する算出部(マイコン630、730)とを備え、算出部は、リモコン部によって通常入浴状態となっている場合には、通常入浴状態での入浴者の第一入浴期間を計測して、当該第一入浴期間と、通常入浴状態での入浴者の消費カロリーを算出するための第一計算式とに基づいて、入浴者の消費カロリーを算出し、リモコン部によって異種入浴状態となっている場合には、異種入浴状態での入浴者の第二入浴期間を計測して、当該第二入浴期間と、異種入浴状態での入浴者の消費カロリーを算出するための第二計算式とに基づいて、入浴者の消費カロリーを算出する。
【請求項5】浴槽内の湯水に微細気泡を発生させて前記異種入浴状態を出現させる微細気泡発生装置を含む、請求項1または2に記載の給湯システム。
特開2025-174051中和処理システムと中和処理方法 大成建設株式会社
【課題】強アルカリ性の原水に炭酸ガスを中和剤として添加するに当たり、炭酸ガスの供給量を低減して効率的な中和処理を行うことができ、環境影響負荷を低減できる、中和処理システムと中和処理方法を提供する。
【解決手段】中和処理システム100は、原水が収容される原水槽10と、中間槽30と、中間槽30により生成された処理水を収容して放流する放流槽40と、原水槽10と中間槽30を繋ぐ流路に介在する微細気泡発生装置70と、流路の途中位置もしくはいずれかの槽に設置されているpH計80と、微細気泡発生装置70に対して給水と炭酸ガスの供給をそれぞれ実行する、給水手段50及び炭酸ガス供給手段60と、給水手段50による給水のタイミングと給水量を制御する給水制御手段51と、炭酸ガス供給手段60による炭酸ガスの供給のタイミングと炭酸ガス供給量を制御する炭酸ガス制御手段61とを有する。
特表2025-536864排気ガス浄化装置及びインテリジェント捺染排気ガスの余熱利用と高度処理設備 蘇州敬天愛人環境科技有限公司
【要約】本発明は排気ガス浄化装置及びインテリジェント捺染排気ガスの余熱利用と高度処理設備に関し、サイクル貯水タンクと、液体サイクルタンクと、前記サイクル貯水タンクに接続される水濾過システムと、前記サイクル貯水タンクに接続される気泡発生装置と、上端が気泡発生装置及び液体サイクルタンクに接続され、下端が液体サイクルタンクに接続される有機排気ガス除去装置と、を含み、インテリジェント捺染排気ガスの余熱利用と高度処理設備は、排気ガスの流通方向に沿って順に設置された余熱段階的利用ユニット、噴霧ユニット、複合パルス静電吸着塔ユニット、2段高温水白煙除去ユニット及び排気ユニットを含み、油水分離ボックス、塩化ナトリウム電解装置及び上述した排気ガス浄化装置をさらに含む。本発明の排気ガス浄化装置は水に溶解した有機汚染物を反応させて分解することができる。また、一部の気泡が処理装置の内壁に付着する問題を解決し、装置の浄化効率を大幅に向上させる。
【請求項6】前記噴霧ユニットは微細気泡水噴霧装置、次亜ハロゲン酸水噴霧装置及び水酸化ナトリウム水噴霧装置を含み、前記微細気泡水噴霧装置は第1接続配管を介して前記排気ガス浄化装置の気泡発生装置に接続されることを特徴とする請求項5に記載のインテリジェント捺染排気ガスの余熱利用と高度処理設備。
A−3−2霧
A−3−2−1ミスト、サウナ
特開2025-170544サウナ用ゲーム装置 株式会社イチネン製作所
【課題】サウナ・水風呂・休憩などの一連のセットを含むサウナ活動を、楽しく継続できるサウナ用ゲーム装置を提供すること。
【解決手段】防水性を有するハウジング11と、表示部12と、制御部とを備え、前記制御部は、ユーザによるスタート操作からストップ操作までの経過時間を計時する計時部と、サウナ利用中のユーザによって行われる所定の回数の計時操作を1セットとして、1セット完了ごとに、キャラクタに設定されたパラメータを変化させて前記キャラクタを育成する処理を実行するゲーム進行制御部とを備えるサウナ用ゲーム装置10とする。
特開2025-171880サウナシールド兼用タオルアロマチャーム付き 八木 京子
【課題】遮熱性や吸水性の高機能を有しながら、簡易な構造で容易に装着でき、さらに、頭部や顔サイズの個人差への対応可能で、アロマオイル保持体を有するリラックス効果が付加された機能性とデザイン性を両立させたサウナシールド兼用タオルを提供する。
【解決手段】手拭い用のタオル本体と、前記タオル本体の所定の位置に設けられる係合部を有し、前記係合部をタオルの自在な位置に係合させることで前記タオル本体が立体化され、頭部上に保持可能なサウナハット及び顔を覆うシールドとなる。さらにアロマチャーム機能を果たすアロマオイル保持体を設けることでアロマの香りをサウナで体感できるサウナシールド兼用タオルとなる。これにより、手拭い用タオルとしての機能に加え、サウナハット及びシールドとして頭部や髪、顔への熱の影響を緩和できる機能を持ち、さらに、アロマオイルの香りを楽しみながらリラックス効果を高めることができる。
A−3−2−2静電霧化
特開2025-166030昆虫の匂い応答に対する阻害剤のスクリーニング方法、昆虫の匂い応答に対する阻害剤、昆虫阻害システム、及び昆虫阻害方法 国立大学法人 東京大学 ダイキン工業株式会社
【課題】昆虫の匂い応答に対する阻害剤を使用する昆虫阻害システム、及び阻害方法、並びに阻害剤のスクリーニング方法を提供する。
【解決手段】メチルフェノール誘導体、ケイ皮酸誘導体、及び2,4−ジイソプロピルフェノールの少なくともいずれかを含む昆虫の匂い応答に対する阻害剤を散布する散布部を備える、昆虫阻害システムとする。また、昆虫の嗅覚受容体及び嗅覚受容体の共受容体の少なくとも一方を発現している匂い検出構造体を用意することと、嗅覚受容体に対応する匂い物質と、複数の阻害剤候補物質のそれぞれを、匂い検出構造体に与えることと、匂い検出構造体内へのイオンの流入に基づいて、複数の阻害剤候補物質をスクリーニングすることと、を含む、昆虫の匂い応答に対する阻害剤のスクリーニング方法とする。
【請求項28】前記散布部が、前記昆虫の匂い応答に対する阻害剤を微粒子化する、二流体ノズル、超
音波振動子、圧電素子、及び静電噴霧ノズルからなる群から選択される少なくとも一つを
備える、請求項26に記載の昆虫阻害システム。
特開2025-171641誘導帯電型静電噴霧装置 みのる産業株式会社
【課題】ノズル部を容易に増設可能にする。
【解決手段】本噴霧装置1は、ノズル部3から噴出する液滴を誘導帯電させる本体噴霧ユニット1aと、ユニット1aに着脱可能な増設噴霧ユニット1bとを備える。ユニット1bは、増設ノズル部23を有する増設噴霧部24と、増設ノズル部23から噴出する液滴を誘導帯電させる増設電極25と、増設噴霧部24に対し増設電極25を支持する増設電極支持部26とを備える。ユニット1aが持つ漏電防止用ヒーター10に電力を送るヒーターケーブル12は、その途中部に一対のコネクタ片35A,35Bからなる防水コネクタ35を備える。防水コネクタ35には、その一対のコネクタ片35A,35Bの間に介装され、それらの間を中継接続するとともに、増設電極支持部26の漏電防止用のヒーター10に電力供給するための増設ヒーターケーブル32に分岐接続される分岐コネクタ片36B,36Aが接続可能になっている。
【請求項1】供給される液体を液滴にして噴出する複数のノズル部を有する噴霧部と、前記ノズル部が噴出する液滴を誘導帯電させるための電極と、前記噴霧部に対して前記電極を支持する電極支持部とを備え、前記電極支持部は、表面に付着した液滴をヒーターによって乾燥させることで前記電極から前記噴霧部への漏電を防止する漏電防止部を備えており、前記液体及び前記電極の間に高電圧を印加することにより、前記液滴を誘導帯電させるように構成されている本体噴霧ユニットを備えるとともに、該本体噴霧ユニットに対して着脱可能に構成された増設噴霧ユニットを備える誘導帯電型静電噴霧装置であって、前記増設噴霧ユニットは、供給される液体を液滴にして噴出する、1又は2以上の増設ノズル部を有する増設噴霧部と、前記増設ノズル部から噴出する液滴を誘導帯電させるための増設電極と、前記増設噴霧部に対して前記増設電極を支持する、前記漏電防止部付きの増設電極支持部とを備えており、前記電極支持部の前記ヒーターに電力を供給するヒーターケーブルは、その長さ方向の途中部に、一対のコネクタ片が互いに接続・切離可能に構成されている防水コネクタが設けられており、該防水コネクタには、その前記一対のコネクタ片の間に介装され、該一対のコネクタ片の間を中継接続するとともに、前記増設電極支持部の前記ヒーターに電力供給するための増設ヒーターケーブルに分岐接続される一対の分岐コネクタ片が接続可能に構成されている誘導帯電型静電噴霧装置。
A−4オゾン
特許7773000オゾンガス発生装置 住友精密工業株式会社
【課題】フットプリントが増大することを抑制できるオゾンガス発生装置を提供する。
【解決手段】第1放電セル(120)の第1放電空隙(11d)へ酸素ガスを供給する酸素ガス供給部(2)と、電圧を印加することにより前記第1放電空隙(11d)で第1オゾンガスを生成させる第1電源(111)と、第2放電セル(220)の第2放電空隙(21d)へ前記第1オゾンガスを供給する第1オゾンガス供給部(3)と、電圧を印加することにより前記第2放電空隙(21d)で第2オゾンガスを生成させる第2電源(211)とを備え、前記第2放電セル(220)へ供給する第2熱媒体の温度が、前記第1放電セル(120)へ供給する第1熱媒体の温度よりも低く、前記第2放電空隙(21d)の第2放電路長が前記第1放電空隙(11d)の第1放電路長以下であり、前記第2放電セル(220)の放電面積が、前記第1放電セル(120)の放電面積よりも大きい。
特許7774948オゾン発生装置及び対象物伝達内部部材の取り付け方法 株式会社TMEIC
【要約】本開示は、対象物伝達内部部材を有する構造において、使用効率を低下させることなく、環境負荷の低減化を図り、かつ、長寿命化が図ることができる、オゾン発生装置を提供することを目的とする。そして、本開示は、外枠部材(31)は開口部(31b)を有し、対象物伝達内部部材(32)は開口部(31b)内に設けられる。対象物伝達内部部材(32)は、冷却温度(T1)以下の時、部材径(d2)が開口部(31)の開口径(d1)を下回り、非冷却温度帯(TH)の時、部材径(d2)が開口径(d1)以上になる径変動性質を有する。対象物伝達内部部材(32)の外周面と開口部(31b)の内周面との境界面(33)において、他の部材を介することなく、対象物伝達内部部材(32)と開口部(31b)とは密着している。
特開2025-169089長期持続型のオゾン液製造用の静止型混合装置 株式会社Deport
【課題】小型化が容易で液体の流入圧力が低くても長期間オゾン濃度を持続することができる長期持続型オゾン液製造用の静止型混合装置を提供する。
【解決手段】静止型混合装置(40)は、オゾンガスを含むオゾン混合液から、長期間オゾンガスを持続させた長期持続型オゾン液を製造する。静止型混合装置は、第1チューブ(TU)から搬送されてくるオゾン混合液に旋回流を発生させ、第1チューブ内に配置される静止型の旋回流発生部(41)と、旋回流発生部で旋回したオゾン混合液にキャビテーションを発生させ、第1チューブ内に配置される静止型のキャビテーション発生部(44)と、を備える。キャビテーション発生部(44)は、シャフト部と、該シャフト部の周囲に所定数のフィンを第1チューブの方向に対して第1角度で配置した第1ユニット(441)と、シャフト部の周囲に所定数のフィンを第1角度で配置した第2ユニット(442)とを含む。
特表2025-538179紫外線及びオゾン洗浄装置並びにその使用方法 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】洗浄チャンバ内で基板をオゾン水と接触させて、基板及びオゾン水にUVランプからのUV電磁放射線を照射する、基板を洗浄するための洗浄装置であって、UV電磁放射線の約50%以上は約280nm以上の波長を有する。基板の洗浄方法も提示される。
A−5健康・遠赤外
特許7614679健康モニタリングシステム及び健康モニタリング方法 福田 博美
【課題】比較的被験者に負担を強いることなく、日常の常時健康モニタリングを可能とし、睡眠の質を維持しつつ生活習慣病の予防改善に役立ち健康長寿につながる健康モニタリングシステム及び健康モニタリング方法を提供する。
【解決手段】被験者の生体測定を行う非侵襲の生体測定デバイスを用いた健康モニタリングシステムにおいて、外部から遠隔操作して、臓器内や消化器系などの体内の状況を把握し、生体内で相互作用が可能な生体内サイバネティック・アバターを用いて時空間体内環境情報を測定する測定手段と、上記測定手段により測定した時空間体内環境情報を可視化する可視化手段と、を有し、上記可視化手段は、上記生体測定デバイスによる測定結果と、上記生体内サイバネティック・アバターによる時空間体内環境情報の測定結果とを合成表示することを特徴とする。
特許7724509健康管理システム 株式会社村田製作所 学校法人兵庫医科大学
【課題】取得する生体情報に過不足が生じることを抑制する。
【解決手段】健康管理システムは、取得処理と、入浴判定処理と、判定処理と、を実行する。取得処理は、被験者の生体情報を経時的に取得する処理である。入浴判定処理は、被験者の入浴開始及び入浴終了を検出する処理である。判定処理は、生体情報の推移に基づいて被験者の異常を判定する処理である。取得処理では、入浴判定処理において入浴開始が判定される前の入浴前期間の場合に第1測定モードで生体情報を取得する。取得処理では、入浴判定処理において入浴開始が判定されてから入浴終了が判定されるまでの入浴中期間の場合に第2測定モードで生体情報を取得する。第1測定モード及び第2測定モードは、生体情報の測定頻度及び取得する生体情報の種別から選ばれる1以上が異なる。
特許7730523健康管理システム及び健康管理方法 株式会社村田製作所 学校法人兵庫医科大学
【課題】心不全に関する容態の変化をより正確に検知する。
【解決手段】健康管理システムは、入浴判定処理と、第1取得処理と、第2取得処理と、脈拍データ取得処理と、判定処理と、出力処理と、を実行する。入浴判定処理は、被験者の入浴及び入浴終了を判定する処理である。第1取得処理は、第1計測期間における被験者の血中酸素飽和度の測定結果を第1酸素飽和度として取得する処理である。第2取得処理は、第2計測期間における被験者の血中酸素飽和度を第2酸素飽和度として取得する処理である。脈拍データ取得処理は、被験者の脈拍数を取得する処理である。判定処理は、第1酸素飽和度の値、第2酸素飽和度の値、及び、脈拍数の変化に基づいて、被験者の心不全に基づく容態に関する判定を行う処理である。出力処理は、判定処理における判定結果を出力する処理である。
特許7766955円筒状健康器具、及び円筒状健康器具の製造方法 株式会社ジュート
【課題】軽量性や耐久性等に優れるばかりか、所定施術を行った場合に、人の筋膜や筋肉などの癒着や緊張を解消できる円筒状健康器具等を提供する。
【解決手段】内側から外側に向かって、少なくとも円筒部材及び施術部を含む円筒状健康器具であって、施術部が、発泡樹脂から構成されており、かつ、円筒部材の長さ方向に沿って、少なくとも中央部に、開口部を有するプレート状の補強部材を有する。そして、円筒部材は、所定容量の内部空間を備えた薄肉の円筒状物であって、軽量性を維持するとともに、円筒部材の内部を様々な用途に使用可能である。加えて、補強部材の形状は、通常、円筒状健康器具における円筒部材の内部に収容されやすいように、プレート状の補強部材である。
特許7773275円筒状健康器具、及び円筒状健康器具の製造方法 株式会社ジュート
【課題】軽量性や耐久性等に優れるばかりか、所定施術を行った場合に、人の筋膜や筋肉などの癒着や緊張を解消できる円筒状健康器具等を提供する。
【解決手段】内側から外側に向かって、少なくともABS樹脂に由来し、表面に、エンボス模様が設けてある円筒部材、接着層、及び施術部を含む円筒状健康器具等であって、施術部が、発泡樹脂から構成されており、かつ、円筒部材の長さ方向に沿って、少なくとも中央部に、円筒部材の一部となるように、補強部材を一体的に備えることを特徴とする
特開2025-165132計測装置および計測方法 株式会社アドバンテスト
【解決手段】発熱する被試験デバイス10から放射される遠赤外線を透過可能な板状の透明部材170と、透明部材を介して被試験デバイスを冷却するための冷媒が流通する冷媒流路が形成されており、被試験デバイスに向かって透明部材を移動させて被試験デバイスに透明部材を当接させるプッシャー160と、プッシャーを貫通する貫通孔に挿通されて冷媒流路に露出しているレンズ系133と、被試験デバイスから放射される遠赤外線を透明部材、冷媒流路およびレンズ系を介して検出することにより、被試験デバイスの温度分布を計測する温度計測部140とを備える計測装置。
【効果】被試験デバイスの回路面積やデザインに左右されることなく、1または複数のダイをパッケージングした状態のまま、動作を開始した被試験デバイスの温度上昇を抑止しつつ、被試験デバイスの全面に亘る多数のセンシングポイントを一括して温度計測することができる。
特開2025-165637積層体の切断装置 株式会社村田製作所
【課題】積層体の外面のうちのステージとは反対側の主面が十分に加熱されていないおそれがある。
【解決手段】積層体の切断装置10は、積層体を載置可能な載置面22Aを有する可動ステージ22と、可動ステージを加熱する電熱ヒータ23と、載置面22Aに直交する軸に沿って往復動作可能なカット刃33と、載置面22A上に載置された積層体の主面の温度を検出するサーモグラフィ43と、を備える。また、切断装置10の制御装置は、サーモグラフィ43が検出した積層体の主面の温度が規定温度以上である場合に、カット刃33を往復動作させる。
【請求項4】前記第2ヒータは、遠赤外線ヒータである 請求項3に記載の積層体の切断装置。
特開2025-166331バイオ可塑剤を用いた壁紙 スリーエイ株式会社
【課題】可塑剤としてバイオ由来の成分を用いた壁紙を提供する。
【解決手段】バイオ可塑剤としてグリセリン脂肪酸エステルを用い、発泡工程の加熱方法として遠赤外線を用いることにより、黄変を起こすことなく壁紙を得ることが出来た。またこのようにして得られた壁紙は、ストレッチ性試験及び表面強化試験において、従来の壁紙よりも優れた物性を持つものであった。
特開2025-166363健康支援装置および献立提供方法 国立大学法人東海国立大学機構
【課題】ユーザの健康状態に適した献立を提供する技術を提案する。
【解決手段】基礎代謝量推定部40は、ユーザの一日の基礎代謝量を推定する。運動代謝量推定部50は、ユーザの一日の運動代謝量を推定する。消費量推定部60は、推定した基礎代謝量および推定した運動代謝量から、ユーザの一日の消費量を推定する。献立決定部62は、推定した消費量にもとづいて、ユーザの献立を決定する。
特開2025-167613健康サポート生地、その生地の生産プロセス、及び生地から作る健康サポート衣料 シーズ株式会社
【課題】本発明は、健康をサポートすることができる製品を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の一態様における、加工した天然宝石を、パッチを介して生地に付着させたファブリックであって、前記生地は、綿、麻、竹繊維織物、絹及びモーダル布のいずれかで構成される。
特開2025-168210健康モニタリング方法 福田 博美
【課題】比較的被験者に負担を強いることなく、日常の常時健康モニタリングを可能とし、睡眠の質を維持しつつ生活習慣病の予防改善に役立ち健康長寿につながる健康モニタリング方法を提供する。
【解決手段】少なくとも血圧計、体温計、体重計を用いて被験者の生体情報を取得する生体情報取得ステップと、身体装着型デバイスから身体活動情報である行動情報を取得する行動情報取得ステップと、少なくとも脳画像および、体内内視鏡画像を含む健康診断結果情報を取得する健康診断結果情報取得ステップと、取得された被験者の生体情報、行動情報および健康診断結果情報を解析する解析ステップと、上記解析の結果と被験者の生体情報、行動情報および健康診断結果情報を用いて、被験者の将来の健康状態を推定する推定ステップと、を備えたことを特徴とする。
特開2025-169255消化器の健康を改善するための方法 ブライトシード・インコーポレイテッド サンフォード バーナム プレビーズ メディカル ディスカバリー インスティテュート
【課題】摂取可能な組成物を提供することにより消化器の健康を改善するための方法を提供すること。
【解決手段】式(I)の化合物、又はその異性体、塩、ホモ二量体、ヘテロ二量体、若しくはコンジュゲートを含む有効量の抽出物を含む摂取可能な組成物を提供し、これにより消化器の健康を改善する工程を含む、方法により、上記課題を解決する。
特開2025-169277チョウセンノギク抽出物を含む疼痛緩和用または抗酸化用健康機能食品 グリーン・クロス・ウェルビーイング・コーポレイション
【課題】疼痛緩和または抗酸化効果がある健康機能食品を提供する。
【解決手段】熱水抽出物または有機溶媒抽出物であるチョウセンノギク抽出物を含む末梢神経系の疼痛緩和用の健康機能食品であって、前記疼痛は、体性痛(somatic pain)、内臓痛(visceral pain)、表面痛(superficial pain)、および深部痛(deep pain)からなる群より選択される健康機能食品が提供される。
特開2025-169353健康的な代謝機能の老化を増進又は促進する組成物及び方法 セルビシオ アンダルーサ デ サルー エウロヌトラ エセ.エレ. ウニベルシダ デ マラガ
【課題】グレリン受容体の正の調節に応答する障害、例えば糖尿病、肥満関連障害の治療及び/又は予防、最も好ましくは、例えば食欲の促進、インスリン分泌の阻害及びインスリン抵抗性の低下、成長ホルモン放出の増加、筋肉の活力又は脆弱性の改善による年齢関連病態又は疾患の治療又は予防等に使用される組成物を提供する。
【解決手段】被験体における軽度認知障害の臨床症状の発症の予防用若しくは遅延用、又はタウオパチーの臨床症状の発症の予防用若しくは遅延用の、D−ピニトール、D−カイロイノシトール及び/又はミオイノシトール、又はそれらの任意の塩を含む、組成物、医薬組成物、又は栄養補給食品組成物若しくは食品組成物、又は食事サプリメントを提供する。
特開2025-170466健康関連情報管理装置 株式会社ユニオン
【課題】常日頃に自分の健康に関する様々な情報を収集することができる健康関連情報管理装置を提供する。
【解決手段】健康関連情報管理装置は、自動開閉可能であり、施設内部と外部とを仕切る仕切手段10と、仕切手段10を介し施設等の内部に出入りする人の視覚的特徴を示す認証情報を非接触にて取得する認証情報取得手段20と、取得された認証情報によって示される視覚的特徴が、予め登録されている視覚的特徴と一致するとき、開くように仕切手段10に指示を発する制御手段30と、仕切手段10を介し施設等の内部に出入りする人の健康状態に関する健康関連情報を非接触にて取得する健康関連情報取得手段40と、一定の期間にわたって健康関連情報取得手段によって取得される健康関連情報を蓄積する蓄積手段50と、蓄積手段50によって蓄積される健康関連情報を出力する出力手段60とを具備する。
特開2025-171594健康状態推定システム、方法、プログラム、記憶媒体、サーバ及びユーザ端末 株式会社電通
【課題】 ユーザに尿の画像を提示することなく、尿の画像からユーザの健康状態を推定すること。
【解決手段】 健康状態推定システムは、尿の画像からユーザの健康状態を推定する健康状態推定システムであって、尿の画像を取得する画像取得部と、画像取得部が取得した画像から尿の画像に特徴的な特徴量を抽出する抽出部と、ユーザの生体情報と抽出部が抽出した特徴量とを学習データとして機械学習させた推定モデルを用いて、画像取得部が取得した画像からユーザの健康状態を推定する推定部と、推定部が推定したユーザの健康状態に関する情報を表示部に表示する表示制御部と、画像取得部が取得した尿の画像の表示部への表示を禁止する禁止部と、を備える。
特開2025-171877有機物酸化分解資源化装置 菅波 敬喜 荒木 孝英
【課題】化石燃料を一切使用する事なく、総合的に低コスト・低公害で有機物を減容再生できる有機物酸化分解資源化装置を提供する。
【解決手段】燃焼に関わる装置部分を変更することで焼却炉と看做されることなく、OHラジカルによる有機物分解装置として確立した。分解ガスについては還元水を用いることで冷却液化された油化物を安定化し、リサイクルが容易となった。それによって、化石燃料を一切利用することなく、総合的に低コスト・低公害で有機物を減容・リサイクルすることに成功した。
【請求項3】分解室底部のセラミック粉体を加熱し、遠赤外線を発生させる請求項1記載の有機物酸化分解資源化装置。
特開2025-172760健康管理システム及び健康管理方法 株式会社村田製作所 学校法人兵庫医科大学
【課題】心不全に関する容態の変化をより正確に検知する。
【解決手段】健康管理システムは、入浴判定処理と、第1取得処理と、第2取得処理と、脈拍データ取得処理と、判定処理と、出力処理と、を実行する。入浴判定処理は、被験者の入浴及び入浴終了を判定する処理である。第1取得処理は、第1計測期間における被験者の血中酸素飽和度の測定結果を第1酸素飽和度として取得する処理である。第2取得処理は、第2計測期間における被験者の血中酸素飽和度を第2酸素飽和度として取得する処理である。脈拍データ取得処理は、被験者の脈拍数を取得する処理である。判定処理は、第1酸素飽和度の値、第2酸素飽和度の値、及び、脈拍数の変化に基づいて、被験者の心不全に基づく容態に関する判定を行う処理である。出力処理は、判定処理における判定結果を出力する処理である。
特開2025-173587サーバ装置、コンピュータプログラム、および健康維持の支援方法 株式会社カケハシ
【課題】服薬指導を受けた患者に対して健康状態の維持を支援するための情報を継続的に提供する。
【解決手段】サーバ装置12は、情報の提供が実行されるクライアント装置11との通信が可能である。通信インタフェース121は、患者の薬歴を示す情報を含む患者情報PTをクライアント装置11から受け付ける。プロセッサ122は、患者情報PTに基づいて、前記患者について推測される疾患リスクに関連する案内情報GDを生成し、クライアント装置11へ送信する。
特表2025-536598脳の健康及び精神能力の増加に使用するための組合せ ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー
【要約】本発明は、脳内のグルタチオンレベルを増加させるため、並びに/又は意欲能力などの精神能力、及び/若しくは集中が維持され、注意を持続する能力、及び/若しくはエネルギー及び活力の感覚を改善するための、タウリン及び少なくとも1種のビタミンB、特にビタミンB9を含む組成物に関する。
特表2025-536376樹木の健康状態を監視する装置 クレブス ペイサジスト ソシエテアノニム
【要約】樹木(TR)の健康状態を監視するための装置(100)が記載されており、この装置(100)は、樹木(TR)の健康状態を示すパラメータの測定を実行するように構成されたセンサ(10A、10B)と、センサ(10A、10B)によって提供された測定値を処理するように構成された処理システム(110、115)とを含んでいる。装置(100)は、監視対象の樹木(TR)に取り付けられ、樹木(TR)の葉(FO)の測定を実行するように構成される。センサ(10A、10B)は、樹木(TR)の葉(FO)の光学測定を実施するためのマルチスペクトルセンサ(10A)を少なくとも含み、このマルチスペクトルセンサ(10A)は、可視スペクトルおよび近赤外(NIR)スペクトルにおける光学測定を行うことができる。装置(100)は、マルチスペクトルセンサ(10A)によって実施された光学測定に基づいて、関連する樹木(TR)の正規化植生指標(NDVI)を計算するように構成されている。
特表2025-536974個人用健康管理装置 ヘイロー コーポレイション
【要約】装置から放射される赤外線、緑色光、又は赤色光によって生成される光電式容積脈波記録PPG波を検出するように構成される、個人用の健康を測定するための装着型個人用健康管理装置が提供される。装置は、外向きの上面、横面、及び使用者の皮膚に面する底面、複数の電気的接触センサであって、複数のセンサのうちの第1のものが個人用健康管理装置の上面、横面及び底面のうちの1つに配置され、複数のセンサのうちの第2のものが上面及び横面のうちの1つに配置される、センサを含む。
特表2025-537204腹腔内の健康状態を評価するための方法およびシステム ジーアイ マターズ ピーティーワイ リミテッド
【解決手段】本開示は、患者の胃、小腸または腹膜の機能または機能変化、特に消化管運動を検出する方法に関し、患者の腹部の両側に複数の電極を配置するステップであって、複数の電極は、腹部に電流を供給するための少なくとも一つの電極と、腹部を通る電流経路に沿う電流を受けるための少なくとも一つの電極とを含む、ステップと、複数の電極に交流信号を供給するステップと、複数の電極間の電流経路に沿う腹部の導電率を決定または測定するステップであって、所定期間にわたる導電率の変化が、胃、小腸、または腹膜の機能または機能不全を示す指標を提供する、ステップと、を含む。本開示はまた、患者の胃、小腸、または腹膜の機能または機能変化、特に消化管運動を評価するためのシステムも提供する。
特表2025-537376抗菌・赤外放射特性を備えた磁性ヘルスケア生地 フーイェ ヘルス テクノロジー カンパニー リミテド
【課題】 抗菌・赤外放射特性を備えた磁性ヘルスケア生地の製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 抗菌性と疲労緩和効果のある磁性ヘルスケア生地の製造方法は、BFO調製、ナノZnO分散液の調製、磁性BFO@ZnO粒子の調製、及び磁性繊維の製造を含む。紡績工程は、混打綿工程、梳綿工程、練条工程、粗紡工程、精紡工程、捲糸工程、及び製織工程を含む。本発明の亜鉛イオン(Zn2+)の放出は、ナノZnOの主な抗菌メカニズムとして機能し、同時にコーヒー炭素繊維は優れた遠赤外線放射機能を備えており、肌に作用し、人体の微小循環を改善し、運動後の人体の疲労感を軽減し、この生地は抗菌性、疲労緩和、吸湿性、速乾・涼感などの特徴を持っている。
特表2025-537466仮想現実を用いた健康状態治療システムおよび方法 クラリティ テクノロジーズ
【要約】例えば、仮想現実シナリオおよび感覚刺激プロトコルを様々な健康状態に苦しむ患者に対し表示するのに用いうるシステムおよび方法。
【請求項1】コンピュータを用いた方法において、刺激プロトコルを、計算システムによって、仮想現実ヘッドセットを介して提供する工程と、仮想現実シナリオを、前記計算システムによって、前記仮想現実ヘッドセットを介して提供する工程と、患者生理学的データを、前記計算システムによって、1つ以上のセンサから受信する工程と、前記刺激プロトコルまたは前記仮想現実シナリオの一方または両方を、前記計算システムによって、前記患者生理学的データを用いて適合させる工程とを含む方法。
特表2025-538457疾患進行および治療中の生体サンプルの機能的健康状態の変化を判定するための画像誘導可変スポット刺激をベースとする電気生理学的評価デバイス ナノスコープ インストゥルメンツ インコーポレイテッド
【要約】本発明は、一般に、さまざまな生物医学的応用のための画像誘導可変スポット刺激をベースとする電気生理学的評価デバイスに関する。具体的には、本発明は、光活性化生体試料の可変スポット光刺激に基づく画像誘導機能評価を実施して疾患進行および治療中の機能的健康状態の変化を判定するデバイスの応用に関する。より具体的には、本発明は、視覚および神経障害の診断におけるデバイスの応用に関する。
実登3253571抗付着性コーティングと太陽光パネル健康監視制御モジュールを結合する生物リアクター 國立成功大學
【課題】抗付着性コーティングと太陽光パネル健康監視制御モジュールを結合する生物リアクターを提供する。
【解決手段】複数のパイプライン1と、複数の太陽光パネル2、太陽光パネル電気供給モジュール3及び、複数の太陽光パネル健康監視制御モジュール4から構成される。本考案は、PEG-silaneとPDMSの2層のコーティングで、透明なプラスチック材料の表面改質を行い、高透光性を維持して、光合成微生物の付着を抑制でき、量産化設計と多種類のリアクター構造に適用できる。システムには、太陽エネルギー発電と知能監視制御装置が結合され、ディープラーニング演算法によって、太陽光パネル健康監視の制御と障害の検出を行い、安定的に光合成微生物の栽培効率と発電効能が向上されて、光合成微生物の炭素回収を支持でき、高再利用性と緑色エネルギー統合能力を有して、持続可能な燃料とネットゼロ炭素排出等の応用分野に適用できる。
A−6プラズマ
特許7611449プラズマ処理装置及び上部アセンブリ 東京エレクトロン株式会社
【課題】基板のエッジにおけるプラズマ処理の速度の制御性を高めるプラズマ処理装置及び上部アセンブリを提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置1は、チャンバ10、プラズマ生成部、チャンバ内の基板支持部11、上部アセンブリ13A及びガス供給部を含む。プラズマ生成部は、チャンバ内でプラズマを生成する。上部アセンブリは、上部電極13E、絶縁リング14及び導電リング15を含む。上部電極は、チャンバ内のプラズマ処理空間に向けて開口する複数の第1のガス孔131を有し、基板支持部の上方に配置されている。絶縁リングは、上部電極を囲んでいる。導電リングは、プラズマ処理空間に向けて開口する複数の第2のガス孔を有し、絶縁リングを囲み、基板支持部とチャンバの側壁との間の空間の上方に配置されている。ガス供給部は、ガスを複数の第1のガス孔及び複数の第2のガス孔132に供給する。
特許7685276銅材料の耐酸化処理方法およびプラズマ処理装置 株式会社ニッシン
【課題】銅材料の酸化を防止しつつ当該銅材料の処理効率を向上できる、銅材料の耐酸化処理方法およびプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】板状の誘電体基板23の一方の面に配置された第1電極21と、誘電体基板23を介して第1電極21と対向配置された第2電極27との間の空間である放電空間Fsに銅材料Cuを搬送する。水素を含む反応ガスAhを放電空間Fsに供給しつつ、電力密度が3.1W/cm2以上になるパルス電圧を第1電極21に印加し、放電空間Fsに発生したプラズマPrを銅材料Cuに照射する。プラズマPrを照射することにより、銅材料Cuの耐酸化性が向上するとともに、耐酸化性が向上した銅材料Cuをそのまま後処理工程に供することができる。
特許7763531プラズマコンファイニングのためのバッフルを含むプラズマ処理装置 ヴイエム インコーポレイテッド
【課題】プラズマコンファイニングのためのバッフルを含むプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】本発明のプラズマ処理装置は、チャンバーの内部で基板を支持するように構成される静電チャックと、柱状に構成される胴体領域、及び前記胴体領域の縁部に沿って環状に構成される翼領域を含むバッフルと、を含み、前記翼領域は、前記基板に対して提供される気体の少なくとも一部が排出されるように構成される第1セットのスリットを含むことができる。
特許7765772プラズマ処理装置及び基板支持器 東京エレクトロン株式会社
【要約】パルス化されたDC信号を供給しても基台電位の変動を抑制する。プラズマ処理装置は、チャンバと、パルス化されたバイアスDC信号を供給するバイアス電源と、チャンバ内で基板及びエッジリングを支持する基板支持器と、電気的パスとを備える。基板支持器は、基板を保持する第1領域、及び、第1領域の周囲に設けられエッジリングを保持する第2領域を含み誘電体で形成される静電チャックと、第1領域の内部に設けられる第1バイアス電極と、第2領域の内部に設けられる第2バイアス電極と、静電チャックを支持する基台と、第2バイアス電極と基台との間に接続される第 1可変コンデンサを有する第1インピーダンス調整機構とを有する。電気的パスは、バイアス電源、基台及び第1バイアス電極を接続する第1電気的パスと、バイアス電源、基台、第1インピーダンス調整機構及び第2バイアス電極を接続する第2電気的パスとを有する。
特許7776704クリーニング方法及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【要約】クリーニング方法は、プラズマ処理装置のクリーニング方法であって、チャンバ内に配置され、基板を支持する第1の領域と、エッジリングを支持する第2の領域とを備える基板支持器に基板を支持する工程と、第2の領域内に設けられるインピーダンス調整電極に接続されるインピーダンス調整機構を制御することによって、第2の領域の電位が第1の領域の電位よりも低くなるように、インピーダンス調整電極の電位を調整する工程と、チャンバ内にクリーニングガスを供給する工程と、チャンバ内にプラズマ生成用の高周波電力を供給してクリーニングガスからプラズマを生成する工程と、チャンバ内にバイアス電力を供給してチャンバ内の部材をクリーニングする工程と、を有する。
特開2025-166109ガスクラスター補助プラズマ処理 東京エレクトロン株式会社 トーキョー エレクトロン ユーエス ホールディングス,インコーポレーテッド
【課題】高いアスペクト比の空洞の奥深くでのラジカルの密度を増加させるガスクラスター補助プラズマ処理のためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】基板を処理するための方法は、表面が側壁及び底壁を含む開口部を有するパターン付与された層を基板上に形成することと、第1の処理チャンバ内で、基板の上方で、ラジカル前駆体を含むガスクラスターのフラックスを生成することにより異方性処理を用いてパターン付与された層を処理することと、を含む。前記処理することは、基板をガスクラスターのフラックスにさらすことと、第2の処理チャンバ内でイオンを含むプラズマを維持することと、イオンを開口部の底壁に向けることにより基板をイオンにさらすことと、を含む。
特開2025-166257プラズマ処理装置及び電源システム 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマから基板に供給されるイオンのエネルギーを制御する技術を提供する。
【解決手段】例示的実施形態に係るプラズマ処理装置では、パルス状の負極性の直流電圧が周期的に下部電極に印加される。パルス状の負極性の直流電圧が下部電極に印加される周期を規定する周波数は、プラズマを生成するために供給される高周波電力の周波数よりも低い。高周波電力は、周期内の第1の部分期間内で供給される。周期内の第2の部分期間における高周波電力のパワーレベルは、第1の部分期間における高周波電力のパワーレベルから減少されたパワーレベルに設定される。
特開2025-167834ガス供給装置およびプラズマ処理装置 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】プロセスガスの高速切替を低コストに実現する。
【解決手段】ガス供給装置30は、複数の供給源配管31と、供給源配管31から分岐しかつチャンバ20内の複数の供給位置21に対応する複数の上流配管32と、各上流配管32に設けられる複数の流量コントローラ33と、上流配管32から分岐しかつチャンバ20内で行われる複数の処理ステップに対応する複数の中流配管34と、各中流配管34に設けられる複数のバルブ35と、同じ供給位置21および同じ処理ステップに対応する中流配管34が合流する複数の下流配管36と、同じ供給位置21に対応する下流配管36に切替部37を介して接続され、それぞれが一の供給位置21に接続する複数の流出配管38と、複数の流出配管38に流体連通する下流配管36が処理ステップに応じて切り替わるように切替部37を制御する制御部39と、を備える。
特開2025-167861プラズマ処理装置及びプラズマ処理装置の動作方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理装置の廃熱から電力を得る技術を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置は、チャンバ、基板支持部、上部電極、プラズマ生成部、及び発電部を備える。基板支持部は、下部電極を含む。上部電極は、基板支持部の上方に配置される。上部電極は、第1の流路を提供する。第1の流路は、入口と出口とを含む。入口には、熱媒体が供給される。出口は、該熱媒体を放出する。プラズマ生成部は、処理空間内、且つ、上部電極と基板支持部との間にプラズマを生成するように構成されている。発電部は、スターリングエンジンを有する。スターリングエンジンは、その熱源として熱媒体を用いるように構成されている。スターリングエンジンは、第2の流路を提供する。第2の流路は、入口を含む。入口は、第1の流路の出口に接続されている。
特開2025-168457プラズマ処理装置及び電源システム 東京エレクトロン株式会社
【課題】異なるエネルギーを有するイオンを基板に供給する技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置は、チャンバ、基板支持器、及び電源システムを備える。基板支持器は、電極を有し、チャンバ内で基板を支持するように構成されている。電源システムは、電極に電気的に接続されている。電源システムは、バイアス電圧として、第1の期間において第1のパルスを電極に出力し、第1の期間の後の第2の期間において第2のパルスを電極に出力するように構成されている。第1のパルス及び第2のパルスの各々は、電圧のパルスである。第1のパルスの電圧レベルは、第2のパルスの電圧レベルと異なる。
特開2025-168993プラズマプロセスにおける電子温度の決定方法 国立研究開発法人産業技術総合研究所 国立大学法人 筑波大学
【課題】プラズマへの悪影響がなく電子温度を決定することができ、高ガス圧下での成膜プラズマにも適用可能なプラズマプロセスにおける電子温度の決定方法を提供する。
【解決手段】プラズマの中に水素分子を導入して水素プラズマを生成する工程と、前記水素プラズマの発光スペクトルのうち、前記水素分子に由来するFulcherバンド発光および解離連続光を計測する工程と、前記Fulcherバンド発光の発光強度を、前記解離連続光の発光強度で規格化する工程と、予め計算して得られた前記解離連続光の発光強度で規格化された前記Fulcherバンド発光の発光強度と前記水素プラズマの電子温度の関係と、前記解離連続光の発光強度で規格化された前記Fulcherバンド発光の発光強度の値から、前記水素プラズマの電子温度を決定する工程と、を有する、プラズマプロセスにおける電子温度の決定方法。
特開2025-169244光学面にプラズマ処理を提供するための方法及びシステム プラズマティカ リミテッド
【課題】結露の蓄積を減少させることによって観察機器の有効性を改善するための技法。
【解決手段】物体を処理するためのプラズマ発生装置であって、この装置は、ハウジングと、物体の収容を可能にするように構成されたハウジング内のプラズマ発生ゾーンと、エネルギーを供給し、プラズマ処理を実行して物体の親水性を所望のレベルまで高めるための回路と、プラズマ処理中に少なくとも1つのプラズマ活性化パラメータを測定するように構成された少なくとも1つのセンサと、少なくとも1つのプロセッサとを含み、この少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのプラズマ活性化パラメータに基づいて、プラズマ処理が物体の親水性を所望のレベルまで高めるための閾値を下回ると決定し、プラズマ処理の不具合を示す通知を出力するように構成される。
特開2025-169616プラズマ回転電極法による粉末製造装置 株式会社東北PREP技術
【課題】回転する電極部材が短くなったときでも、各回転ローラから外れて勢いよく飛び出すのを防ぐことができるプラズマ回転電極法による粉末製造装置を提供する。
【解決手段】複数の回転ローラ11が、電極部材1の周囲に、外周面が電極部材1の外側面に接するよう配置されて電極部材1を支持すると共に、電極部材1を中心軸周りに回転させるよう設けられている。複数の支持部材12が、対応する回転ローラ11の電極部材1の一端部1aの側の端面11aに取り付けられている。電極部材1は、一端部1aが各回転ローラ11の端面11aから突出している。各支持部材12は、各回転ローラ11の端面11aから、電極部材1の一端部1aの伸張方向に沿って突出し、電極部材1の一端部1aの外側面との間に隙間をあけて配置されている。
特開2025-169617プラズマ回転電極法用の電極部材操作機構 株式会社東北PREP技術
【課題】電極部材を先端側だけでなく、後端側に向かって安全かつ容易に移動させることができるプラズマ回転電極法用の電極部材操作機構を提供する。
【解決手段】複数の回転ローラ11が、電極部材1の周囲に、外周面が電極部材1の外側面に接するよう配置されて電極部材1を支持している。各回転ローラ11は、電極部材1を中心軸周りに回転させるよう、その中心軸に平行な回転軸11aを中心として回転可能に設けられている。移動手段12が、回転する電極部材1を、その長さ方向に沿って後端1b側から先端1a側に向かって移動させる前進モードと、電極部材1が、その長さ方向に沿って先端1a側から後端1b側に向かって移動可能な後退可能モードとを切り替えて作動可能に設けられている。
特開2025-170494プラズマ回転電極法による粉末製造装置および粉末製造方法 株式会社東北PREP技術
【課題】より小さい粒径の粉末を製造することができるプラズマ回転電極法による粉末製造装置および粉末製造方法を提供する。
【解決手段】回転手段が、細長い金属製または合金製の電極部材11を、その長さ方向に沿った中心軸周りに回転可能に設けられ、支持部12が、回転する電極部材11を支持するよう設けられている。プラズマ照射手段13が、回転する電極部材11の先端部11aに向かってプラズマを照射し、電極部材11の先端部11aを溶解可能に設けられている。その電極部材11の融液が液滴1となり、電極部材11の回転の遠心力により吹き飛ばされたとき、衝撃粉砕部14が、未凝固または半凝固の液滴1に機械的な衝撃を加えて粉砕するよう設けられている。衝撃粉砕部14は、振動壁14aにより液滴1に超音波振動を加える、または、レーザー照射手段21により液滴1にパルスレーザー21aを照射するよう構成されている。
特開2025-171430プラズマ処理装置 株式会社アルバック
【課題】膜厚分布、成膜領域を改善する。
【解決手段】真空チャンバ2と、真空チャンバの上部のシャワープレート5と、高周波電源9と、基板支持部15と、シャワープレートの外周部を基板および基板支持部に対して覆う電極マスク部8と、基板支持部の外周部を前記シャワープレートに対して覆うエッジフレーム11と、を有し、シャワープレートと基板とが互いに対向する対向面5c,10aを有して成膜ギャップWGを形成し、エッジフレームと電極マスク部とが互いに対向する対向面11a,8cを有してマスクギャップGGを形成し、マスクギャップは、成膜ギャップよりも小さいプラズマ処理装置1。
特開2025-172109プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマの電位を制御する技術を提供する。
【解決手段】プラズマ処理方法であって、基板支持部に基板を配置する工程と、基板を処理するための処理ガスをチャンバ内に供給する工程と、上部電極又は基板支持部に高周波を供給してチャンバ内に処理ガスのプラズマを生成する工程と、高周波が供給されている期間において、基板支持部に第1のバイアス電圧を第1の周期で周期的に印加する第1の印加工程と、高周波が供給されている期間において、上部電極に第2のバイアス電圧を第1の周期の整数倍である第2の周期で周期的に印加する第2の印加工程とを含む。
特開2025-172156真のラジカル処理のためのリモートプラズマアーキテクチャ ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】シャワーヘッドは、第1、第2、及び第3のコンポーネントを含む。第1のコンポーネントは、円盤状部分と、円盤状部分から垂直に延びる円筒部分とを含む。円盤状部分は、円盤状部分の中心から円筒部分の内径まで広がる、それぞれ第1及び第2の直径を有する孔の第1及び第2のセットを含む。第2のコンポーネントは、円盤状であり、第1のコンポーネントの円盤状部分に取り付けられており、孔の第2のセットと流体連通しているプレナムを画定し、かつ、周縁に沿って上面の両端にある一対の円弧状溝と、一対の円弧状溝の間に延びる複数の溝とを含む。第3のコンポーネントは、円盤状であり、第2のコンポーネントに取り付けられており、かつ、プレナムに接続されたガス入口と、円弧状溝に接続された流体入口及び出口とを含む。
特開2025-172575プラズマ処理装置及び基板処理方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】整流壁への反応生成物の付着を抑制するプラズマ処理装置及び基板処理方法を提供する。
【解決手段】基板をプラズマにより処理するプラズマ処理装置であって、前記プラズマを生成する第1の高周波電力が供給されるプラズマ生成部と、前記基板を載置する載置領域を上面に有し、前記載置領域上にバイアスを形成する第2の高周波電力が供給される載置台と、前記載置領域を囲んで配置され、その上端が前記載置領域よりも上方にある整流壁と、を備え、前記整流壁は、凹部または内部空洞を有する絶縁部材と、前記凹部又は前記内部空洞に配置される導電部材と、から構成される、プラズマ処理装置。
特開2025-172797プラズマ処理システムの無線周波数供給システムからプロセス制御情報を抽出するためのシステムおよび方法 ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】第1の無線周波数信号発生器は、低周波信号を生成するように設定される。第2の無線周波数信号発生器は、高周波信号を生成するように設定される。インピーダンス整合システムは、第1の無線周波数信号発生器の出力に接続されている第1の入力、および第2の無線周波数信号発生器の出力に接続されている第2の入力を有する。インピーダンス整合システムは、第1および第2の無線周波数信号発生器の出力におけるインピーダンスを制御する。インピーダンス整合システムの出力は、プラズマ処理システムの無線周波数供給入力に接続される。制御モジュールは、第2の無線周波数信号発生器の出力における反射電圧を監視する。制御モジュールは、反射電圧が、プラズマ処理システム内の特定の処理条件および/または事象を示す高周波信号の伝送経路に沿ったインピーダンスの変化をいつ示すかを決定する。
特開2025-173360プラズマ測定システムの制御方法及びプラズマ測定システム 東京エレクトロン株式会社
【課題】プローブ装置を好適にクリーニングするプラズマ測定システムの制御方法及びプラズマ測定システムを提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置に設けられたプローブ装置と、前記プローブ装置にプラズマ測定用の交流電圧を出力し、前記プラズマ処理装置で生成されるプラズマの状態を測定する測定回路と、を有するプラズマ測定システムの制御方法であって、前記プラズマ処理装置のクリーニング時に前記プローブ装置に印可する電圧の絶対値が、前記プラズマ測定用の交流電圧の絶対値より大きい、プラズマ測定システムの制御方法。
特開2025-173686プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理時に反応生成物が基板支持部上の基板とエッジリングとの間の隙間に入り込んで基板支持部に付着することを抑制する技術を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置は、チャンバと、基板支持部と、エッジリングと、プラズマ生成部と、制御部と、を備え、制御部は、(a)第1の基板を基板支持部の基板支持面上に配置した状態で、プラズマ生成部によりチャンバ内にプラズマを生成して、エッジリングの内側上面及び外側上面における第1の基板より外側の領域に導電性膜を形成する制御と、(b)第1の基板より大きい径を有する第2の基板を、基板支持面上及び内側上面の導電性膜上に配置した状態で、プラズマ生成部によりチャンバ内にプラズマを生成して、第2の基板をプラズマ処理する制御と、を実行するように構成される。
特開2025-174245プラズマエッチング装置及びシャワーヘッド 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマエッチングにおいてガスの切り替えを適切に行う。
【解決手段】プラズマエッチング装置であって、チャンバと、前記チャンバにガスを供給するガス供給部と、前記チャンバ内に供給されたガスからプラズマを生成するプラズマ生成部と、を備え、前記ガス供給部は、前記ガスが内部で拡散されるガス拡散室と、前記ガス拡散室と前記チャンバとの間で前記ガスを通流する複数の導入流路と、前記ガス拡散室から前記ガスを排出する排気部と、を備え、前記ガス拡散室は、前記導入流路が接続される第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面と、を備え、前記第1の面と前記第2の面との間の距離は、前記導入流路の径よりも大きい。
特表2025-536305プラズマ源の出力に関連するインピーダンスの高速制御のためのシステムおよび方法 ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】プラズマ源の出力に関連するインピーダンスの高速制御のためのシステムおよび方法が説明される。システムの1つは、高周波(RF)信号を生成するプラズマ源を含む。システムは、RF接続を介してプラズマ源に結合された負荷をさらに含む。RF接続は、点を有する。システムは、プラズマ源と負荷との間の点に結合された調節可能なインピーダンス整合部をさらに含む。調節可能なインピーダンス整合部は、従属電圧源および回路ネットワークを含む。従属電圧源は、回路ネットワークと直列に結合される。調節可能なインピーダンス整合部は、RF信号のインピーダンスを修正し、修正RF信号を出力し、修正RF信号は、負荷に提供される。
特表2025-536356非プラズマエッチングプロセスとプラズマエッチングプロセスを交互に行うエッチング方法 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード
【解決手段】基板に開口パターンを形成する方法であって、基板が、その上に配置された膜と、膜上に配置されたパターン化されたマスク層とを含み、方法が、1)非プラズマ条件でパッシベーション分子の蒸気に基板を一定時間曝露し、パターン化されたマスク層上に表面保護層を形成すること、2)プラズマで活性化されたエッチングガスに基板を曝露し、プラズマで活性化されたエッチングガスで膜のパターン化されたマスク層上に開口を形成するように基板をプラズマドライエッチングすること;及び3)膜に望みの開口パターンが形成されるまで、ステップ1)とステップ2)を繰り返すこと;を含み、表面保護層が、膜に形成された開口の側壁にも形成され、パッシベーション分子が20℃以上の沸点を有する、方法。
特表2025-537462プラズマ着色及び顔料固定の方法及びシステム ゼフコ プロプライエタリー リミテッド
【要約】顔料を塗布するように適合された顔料アプリケータと、プラズマモジュールとを含む、物品をコーティングするためのシステムである。プラズマモジュールは、プラズマ領域を生成するように適合されている。化学物質及び前駆体の少なくとも一方は、プラズマ領域で生成されたプラズマに供給され、その結果、プラズマ領域が、化学物質及び前駆体の少なくとも一方を少なくとも部分的に重合してプラズマ重合コーティングを形成することが可能となっている。顔料は、プラズマ重合コーティングによって物品に固定することができる。
特表2025-538072高電圧プラズマ制御 イーグル ハーバー テクノロジーズ,インク.
【要約】高電圧パルシング電源システムが開示されており、これは、DC電源、DC電源と電気的に結合されたスイッチ回路、スイッチ回路と結合されたドループ制御回路、及び/又は出力を含む。スイッチ回路は、複数のスイッチモジュールを含み、複数のパルスを発生させる。ドループ制御回路は、ドループダイオード、ドループインダクタ、及びドループ素子を含む。ドループダイオードは、スイッチ回路と変圧器の一次巻線との間に直列に電気的に結合されていてよく、複数のパルスの負パルス部分がスイッチ回路から変圧器の一次巻線まで通ることを可能にする。ドループインダクタ及びドループ素子は、ドループダイオードの両端に直列に配置されて、複数のパルスの負パルス部分がスイッチ回路から変圧器の一次巻線まで通ることを可能にし、且つ/又は、複数のパルスの負パルス部分からのエネルギを貯蔵する。
特表2025-538118リモートプラズマを用いた窒化ケイ素の化学気相堆積 ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】化学気相堆積(CVD)を用いた窒化ケイ素膜の損傷の少ない堆積に関する例を開示する。一例は、化学気相堆積によって処理チャンバ内の基板上に窒化ケイ素膜を形成する方法(300)を提供する。方法は、処理ツールのリモートプラズマチャンバ内で形成されたリモートプラズマ内に窒素含有前駆体を導入すること(302)を含む。方法は、リモートプラズマ内にラジカル窒素種を形成すること(308)をさらに含む。方法は、処理ツールの処理チャンバ内に無酸素シリコン含有前駆体を流すこと(312)をさらに含む。方法は、無酸素シリコン含有前駆体を流す間に、リモートプラズマチャンバから処理チャンバ内にラジカル窒素種を導入すること(316)をさらに含む。方法は、無酸素シリコン含有前駆体とラジカル窒素種とを反応させて、基板上に窒化ケイ素膜を形成することをさらに含む。
特表2025-538333切換電源を有する誘導結合プラズマ光源 浜松ホトニクス株式会社 エナジェティック・テクノロジー・インコーポレーテッド
【要約】光を生成するための方法および装置は、高電圧領域と、低電圧領域と、プラズマ閉じ込め領域を画定するプラズマ生成領域とを有するチャンバを含む。磁気コアは、チャンバの周りに配置され、プラズマ閉じ込め領域内にプラズマを生成するように構成される。切換電源は、DC電源および切換共振充電回路を含み、DC電源および切換共振充電回路は、出力部において複数の電圧パルスを共に生成し、磁気コアの周りの電力送達セクションに複数の電流パルスを印加させ、それにより、プラズマをプラズマ閉じ込め領域に閉じ込める磁気コアの周りに少なくとも1つのプラズマループを確立し、それにより、磁気的に閉じ込められたZピンチプラズマが形成される。Zピンチプラズマによって生成された光は、光源のポートから伝播する。
特表2025-538480プラズマ加工におけるイオンエネルギー制御のための電圧波形生成器 プロドライヴ・テクノロジーズ・イノヴェーション・サービシーズ・ベーフェー
【要約】プラズマ支援加工装置のための電圧波形生成器(1107)は、出力ノード(510)と、出力ノードに電気的に結合されたスイッチノード(511)と、スイッチノードにおいて単調減少する電圧レベルのシーケンスを印加するように構成される、スイッチノードに結合されたマルチレベル電圧源コンバータ(1101)とを備え、電圧レベルおよびそれぞれの所定の期間によって定義される傾きが出力ノードにおける適合された電圧波形の一部分の負の電圧傾斜に対応するように、電圧レベルの各々がそれぞれの所定の期間に対して印加される。適合された電圧波形は、プラズマにより生成されたイオンによって加工される基板の露出した表面上のイオンエネルギーを制御する。マルチレベル電圧源コンバータは、少なくとも1つのHブリッジセル(1112)と直列のT型コンバータ(1111)を備える。
A−7超音波
特許7537822超音波発生装置及びコーヒーの製造方法 株式会社サザコーヒー
【課題】コーヒー粉末が入った水に均一に超音波振動を与え、コーヒー抽出装置に取り付け、又は手動でコーヒーを抽出する際にも使用できる超音波発生装置を提供する。
【解決手段】金属製のドリッパー2を固定して超音波振動を与える超音波発生装置1であって、台座13と2本のアーム11,12と、から構成され、アーム11,12の先端部のヘッド部に磁石112,122が備えられ、ヘッド部の内部に超音波を発生する超音波振動子111,121が備えられ、台座13の内部に超音波振動子111,121を駆動するための駆動装置が備えられ、アーム11,12の内部には駆動装置と超音波振動子111,121を接続する電気ケーブル110,120が備えられ、ドリッパー2がヘッド部に挟まれて固定され、ヘッド部の超音波振動子111,121で発生した超音波振動がドリッパー2内の内容物に与えられる。
特許7753434超音波プローブ ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー
【課題】超音波振動子の放熱に寄与する金属製のインナーハウジングに少なくとも部分的に囲まれた位置に磁束線発生体を配置する超音波プローブを提供する。
【解決手段】超音波プローブ(2)は、超音波振動子(28)と、超音波振動子(28)に熱的に接続された金属製のインナーハウジングと、インナーハウジングにより少なくとも部分的に囲まれた位置に配置され、第1の極と第2の極とを有する磁束線発生体(40)とを備える。インナーハウジングは、第1の極から出て第2の極に戻る磁束線を通過させる磁束線通過構造を備える。
特許7767499超音波プローブ ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー
【課題】耐水性や耐薬品性の高い超音波プローブを提供する。
【解決手段】超音波プローブは、超音波振動子(28)と、超音波振動子(28)に熱的に接続された金属製のインナーハウジングと、インナーハウジングを囲うプローブケースとを備える。プローブケースのボンドライン(250、252)とインナーハウジングのボンドライン(314、316)は、互いに高さ方向にオフセットする。
特許7768289超音波画像診断システム、超音波画像診断プログラム、超音波診断装置、及び超音波画像診断方法 コニカミノルタ株式会社
【課題】超音波診断装置側で表示している画像と、情報端末側で表示している画像と、当該装置へ遠隔指示をして得た情報端末側で表示する画像とを独立させて表示させる超音波画像診断システムを提供する。
【解決手段】本発明の超音波画像診断システム1は、超音波探触子を用いて超音波信号を送受信することにより得られた第1の超音波画像データに基づき生成された第1の超音波画像を表示する表示部を有する超音波診断装置2と、入力部と表示部を有する情報端末3と、がネットワークで接続された超音波画像診断システムであって、入力部から超音波診断装置へ指示をすることによって超音波診断装置から取得した、第1の超音波画像データと異なる第2の超音波画像データから生成された第2の超音波画像を、超音波診断装置で表示されている第1の超音波画像と独立して情報端末の表示部が表示する。
特開2025-165078超音波診断装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】装置全体を大きくせずにプローブ接続端子部の数を増やすことができ、超音波プローブを挿抜し易くさせること。
【解決手段】本実施形態に係る超音波診断装置は、装置本体を備える。前記装置本体において、超音波プローブのコネクタが接続される複数のプローブ接続端子部が、正面において、一の方向に配列される。前記複数のプローブ接続端子部のうちの少なくとも1つは、前記一の方向と交わる他の方向にずれた位置に配置される。
特開2025-165371ペロブスカイト型の単結晶の製造方法、ペロブスカイト型の単結晶、圧電素子、超音波モータ、光学機器、振動装置、塵埃除去装置、撮像装置、超音波プローブ、超音波診断装置、超音波診断システム、および電子機器 キヤノン株式会社 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】圧電素子としたときに電気機械結合係数と抗電界が大きい単結晶とその製造方法を提供する。
【解決手段】
ペロブスカイト型の単結晶の製造方法であって、アクセプタを含有する原料を大気雰囲気下で焼成してペロブスカイト型の第一の単結晶を得る工程(1)と、該第一の単結晶を還元雰囲気下で焼成する工程を有する工程(2)と、該工程(2)で得られた単結晶を大気雰囲気下で焼成する工程を有する工程(3)を順に経ることで、前記第一の単結晶よりも高い抗電界の値を有するペロブスカイト型の単結晶を得る製造方法である。
特開2025-165573超音波検査方法及び装置 日立GEニュークリア・エナジー株式会社
【課題】二重構造容器の内槽の板厚が変化しても内槽の板厚を測定することができ、且つ、作業時間の短縮を図ることができる超音波検査方法及び装置を提供する。
【解決手段】二重構造容器2の外槽5の外表面に配置された超音波探触子11を用いる超音波検査方法において、所定時間の経過前に受信された複数の超音波パルスの時間間隔ΔTを取得し、所定時間の経過後に受信されて強度が所定値より大きい1回目、2回目、及び3回目の超音波パルスを選出する。1回目と2回目の超音波パルスの時間間隔ΔTaがΔTより小さい場合に、ΔT’=ΔTaとし、時間間隔ΔTaがΔTと同じで且つ2回目と3回目の超音波パルスの時間間隔ΔTbがΔTより小さい場合に、ΔT’=ΔTa+ΔTbとし、時間間隔ΔTaがΔTと同じで且つ時間間隔ΔTbがΔTと同じである場合に、ΔT’=ΔTa又はΔTbとする。時間間隔ΔT’に基づいて内槽3の板厚を演算する。
特開2025-165865高強度集束超音波プローブ ビオル カンパニー リミテッド
【課題】超音波伝達媒質の漏出を防止でき、トランスデューサの可動範囲を広げることができる高強度集束超音波プローブを提供する。
【解決手段】高強度集束超音波を用いて、非浸湿的に肌を治療する肌治療機器に適用される高強度集束超音波プローブが開示される。本発明に係る高強度集束超音波プローブは、ハンドピースの内部でモーターによって回転する外部回転軸と、カートリッジの内部で回転しながら、トランスデューサを移動させる内部回転軸と、カートリッジの第1側壁を挟んで外部回転軸と内部回転軸とを磁気的に結合(Magnetically coupled)させるマグネットカプラと、を含む。
特開2025-165866高強度集束超音波プローブ ビオル カンパニー リミテッド
【課題】内部に満たされた超音波伝達媒質の温度上昇を効果的に抑制することができる高強度集束超音波プローブを提供する。
【解決手段】本発明による高強度集束超音波プローブは、内部空間が液状の超音波伝達媒質で満たされたカートリッジと、カートリッジが結合するハンドピースと、カートリッジの前記内部空間に配置され、入力された電源から高強度集束超音波を発生させて出力するトランスデューサおよび内部空間で特定の方向に対するトランスデューサの1次元的な直線運動をガイドするシャフトを含み、シャフトは、内部が空いている中空管形態で構成され、中空管形態のシャフトが内部空間に冷却媒体を循環させる熱交換管の役目を兼ねる。そのため、内部空間に満たされた液状の超音波伝達媒質の温度上昇を抑制することができる。
特開2025-166694超音波診断装置 コニカミノルタ株式会社
【課題】超音波診断装置が移動しても、周辺機器のケーブルが周囲の機器等に引っ掛かることを防止し、周辺機器や施設内の他機器を破損させてしまうリスクを低減させる。
【解決手段】超音波診断装置1は、装置本体10を台車であるカート20に搭載して移動可能に構成された超音波診断装置1であって、カート20は、支柱部23と支柱部23から略水平方向に張り出す平板状の卓状部25とを有し、卓状部25の下面側には、少なくとも周辺機器の余長ケーブル51を収容可能な収容トレイ3が卓状部25に対して開閉自在に取り付けられている。
特開2025-166877超音波検査方法 大同特殊鋼株式会社
【課題】特殊な装置構成、計測法、データ処理法の適用や、超音波の低周波化を要さずに、ノイズの影響を低減することができる超音波検査方法を提供する。
【解決手段】被検査材に対して超音波を入射し、反射した超音波の強度の時間変化を、検査信号として取得する計測工程と、検査信号において、被検査材と外部の空間との界面における反射の寄与よりも、被検査材の内部における反射または散乱の寄与が大きい領域にゲートを設定するゲート設定工程と、ゲート内の検査信号を周波数解析し、周波数ごとの振幅を示す周波数分布を得たうえで、周波数分布において振幅が最大になったピーク周波数を特定する周波数解析工程と、ゲートよりも短い時間幅を有し、ピーク周波数で振動する参照波形を生成する参照波形生成工程と、ゲート内の検査信号を、参照波形で畳み込み積分する畳み込み工程と、を有する、超音波検査方法とする。
特開2025-167280超音波探傷装置及び超音波探傷方法 日本製鉄株式会社
【課題】超音波画像の分解能を向上させることができる。
【解決手段】超音波探傷装置は、超音波を用いて対象物の内部の欠陥を検出する超音波探傷装置であって、対象物に向けて超音波を送信する複数の超音波送信素子と、対象物で反射した超音波の強度を信号として受信する複数の超音波受信素子と、超音波受信素子で受信した信号に基づいて、現実には受信していない信号を推定するデータ補間部と、を有し、データ補間部は、座標を入力とし対応する信号を出力とするニューラルネットワークを、複数の超音波受信素子の座標及び前記複数の超音波受信素子が受信する信号を用いて学習することで、学習済みニューラルネットワークとして取得しており、複数の超音波受信素子が存在しない領域における特定位置について、学習済みニューラルネットワークに特定位置の座標を入力することで、特定位置に超音波受信素子が存在していれば受信するはずの信号を推定する。
特開2025-167281超音波探傷装置及び超音波探傷方法 日本製鉄株式会社
【課題】故障した素子が正常な素子であった場合の信号を推定する。
【解決手段】超音波探傷装置は、超音波を用いて対象物の内部の欠陥を検出する超音波探傷装置あって、対象物に向けて超音波を送信する複数の超音波送信素子と、対象物で反射した超音波の強度を信号として受信する複数の超音波受信素子と、超音波受信素子で受信した信号に基づいて、現実には受信していない信号を推定するデータ補間部と、を有し、データ補間部は、座標を入力とし対応する信号を出力とするニューラルネットワークを、複数の超音波受信素子の座標及び複数の超音波受信素子が受信する信号を用いて学習することで、学習済みニューラルネットワークとして取得しており、超音波送信素子又は超音波受信素子の中に、故障が判明している素子である特定素子がある場合に、学習済みニューラルネットワークを用いることで、特定素子が故障していなければ受信するはずであった信号を推定する。
特開2025-167316超音波診断装置および記憶媒体 ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー
【課題】超音波画像の解析に掛かる時間を短縮することが可能な技術を提供する。
【解決手段】現時点tiの超音波画像Uiに含まれる各画素の画素値を閾値Thと比較し、閾値Thより大きい画素値を有する画素の総数aiをカウントし、画素の総数aiが、過去に得られた画素の総数の最大値amax以下の場合、現時点tiの1つ前の時点ti−1のピーク値bi−1を、現時点tiのピーク値biとして保持するピークホールドを実行し、現時点tiのピーク値biと過去のピーク値とを含む時間窓Wを設定し、時間窓Wに含まれる複数のピーク値に基づいて、ピーク値の現時点tiの変化量ciを計算し、現時点tiのピーク値biに対する現時点tiの変化量ciを表す現時点tiの指標値diを計算し、現時点tiの指標値diと、過去に得られた指標値の最大値dmaxとに基づいて、現時点tiが造影剤の初期到達時間TAであるかどうか判断する。
特開2025-167317超音波診断装置および記憶媒体 ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー
【課題】被検体の検査部位の超音波画像を生成した後で、同じ検査部位の別の超音波画像を生成する場合、ユーザに掛かる作業負担を軽減できる技術を提供する。
【解決手段】アノテーションを表す記号と記号に対応する意味とを含むアノテーションリストを参照して、超音波画像22に付加されたアノテーションPVの意味(門脈)を特定する。そして、超音波画像22の門脈に対応する位置に関心領域51を設定し、流速パラメータV1およびV2の値を、門脈に適した値に設定して、超音波画像22に設定された関心領域51内にカラードップラ画像71を表示し、更にPW波91を表示する超音波診断装置。
特開2025-167341超音波探傷装置、および超音波探傷方法 三菱重工業株式会社
【課題】位置や深さが不明の欠陥を高精度に評価する。
【解決手段】対象に超音波を送信し超音波の反射波を受信するように構成された複数の第1素子を含む第1のセンサと、対象に超音波を送信し超音波の反射波を受信するように構成された複数の第2素子を含み、対象の検出領域を挟んで第1のセンサとは反対側に配置されている第2のセンサと、検出領域の欠陥を解析する解析装置と、を備え、第1素子は、第2素子から送信された超音波の回折波である第2回折波を受信可能に構成されており、第2素子は、第1素子から送信された超音波の回折波である第1回折波を受信可能に構成されており、解析装置は、検出領域を分割して複数のグリッドを作成するグリッド作成部と、複数のグリッドの各々に対して反射波と第1回折波および第2回折波のうちの少なくとも一方とを対応付けて画像を生成する画像生成部と、を含む。
特開2025-168405経皮的外科処置のための挿入のためのホログラフィック拡張現実超音波ニードル・ガイド メディビュー エックスアール、インコーポレイテッド
【課題】費用効果が高く、医療廃棄物を最小化し、経皮的外科処置を最適化するホログラフィック拡張現実超音波ニードル・ガイド・システムを提供すること。
【解決手段】本発明によれば、システム100は、仮想超音波画像110を描写するように構成された、装着可能な拡張現実ディスプレイ108を含む。拡張現実ディスプレイ108は、仮想超音波画像110上の所望の基準点114をユーザ104が選択することを可能にするようにさらに構成される。システムは、所望の基準点の選択に基づいて、ホログラフィック・ニードル・ガイド112を描写するように構成される。システムはまた、望ましくない解剖学的構造130を横切らないように、ホログラフィック・ニードル・ガイドの軌道114を調節するように構成される。拡張現実ディスプレイは、選択的にロックされた軌道128にホログラフィック・ニードル・ガイドをスタンプするようにさらに構成される。
特開2025-168526超音波計測ユニット パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】計測精度を向上させることができる超音波計測ユニットを提供する。
【解決手段】超音波計測ユニット14は、計測流路54を有する流路部41と、それぞれが通流方向に延びる複数の仕切り板47と、一対の超音波送受波器固定部43と、それぞれが超音波送受波器固定部43の超音波伝播部61と計測流路54とを連通して超音波送受波器32から送受信される超音波が伝搬する壁部55に形成された開口を含む一対の透過部42と、回路基板33と、回路基板33を保持する回路基板固定部34と、を備え、流路部41と複数の仕切り板47と一対の超音波送受波器固定部43と一対の透過部42とは一体形成されている本体ブロック31である。
特開2025-169138超音波溶接に適合するコネクタ 中国三峡新能源(集団)股▲ふん▼有限公司 チャイナ スリー ゴージズ リニューアブルズ (チンユン) カンパニー リミテッド コーネックス ニュー エナジー カンパニー リミテッド
【課題】着脱可能に接続されるプラグ構造と、ソケット構造と、超音波により前記プラグ構造と一体に溶接されるアルミニウムワイヤ構造と、を含む、超音波溶接に適合するコネクタを提供する。
【解決手段】プラグ構造は、超音波によりアルミニウムワイヤ接続部と一体に溶接される栓刃14と、栓刃の挿入中にガイド役割を果たす中空のプラグカバー11とを含み、ソケット構造は、栓刃を収容するインサートブロック23と、インサートブロックの外側に嵌設されるインサートブロックカバー21とを含み、インサートブロックの栓刃から離れる端には、シール構造が設けられ、インサートブロックカバーの外側と中空のプラグカバーの内側は、係着により一体に結合され、インサートブロックと栓刃との間には、栓刃の挿入中の摩耗を減らすための弾性構造が設けられ、前記栓刃が所定の位置に挿入接続された後、前に移動し続けることを防止する係着構造がさらに設けられている
特開2025-170575超音波トランスデューサおよび超音波センサ 積水化学工業株式会社
【課題】高周波の超音波を出力可能な超音波トランスデューサ、および超音波センサを実現する。
【解決手段】第1電極層(12)と、発泡樹脂で構成されているエレクトレットシートを含む第1圧電体層(13)と、第2電極層(14)と、前記エレクトレットシートを含む第2圧電体層(15)と、第3電極層(12a)と、がこの順に積層されてなり、第1電極層(12)と、第3電極層(12a)とが導通しており、第1圧電体層(13)と、第2圧電体層(15)とが厚み方向に対して互いに同じ方向に分極している、超音波トランスデューサ(1)。
特開2025-170756超音波トランスデューサ、及び超音波センサ 積水化学工業株式会社
【課題】受信面を大面積化しても超音波の指向角を広くできる超音波トランスデューサ、及び超音波センサを提供する。
【解決手段】超音波トランスデューサは、第1電極層(12A)と、圧電体層(11)と、第2電極層(12B)と、がこの順に積層された積層体(10)を備え、積層体(10)の面内に、共振周波数又は振幅或いは位相が異なる複数の振動領域(SV1、SV2)が設けられている。
特開2025-170979超音波接合方法、および、超音波接合装置 株式会社IHI
【課題】被接合部材への圧痕の形成を防止する。
【解決手段】超音波接合方法は、第1部品と第2部品とを有する超音波接合装置を用いて、第1被接合部材の第1接合面と第2被接合部材の第2接合面とを接合する超音波接合方法であって、第1被接合部材は、第1接合面の反対側の表面に設けられた突起部を有し、第1部品は、第1被接合部材の突起部と係合する凹部を有し、超音波接合方法は、第1被接合部材の第1接合面と第2被接合部材の第2接合面とを接触させつつ、第1部品と第2部品との間に第1被接合部材と第2被接合部材を挟み込んだ状態で、第1部品または第2部品を加圧しながら超音波振動させることにより、第1被接合部材の第1接合面と第2被接合部材の第2接合面とを接合する工程(S130)と、接合する工程の後に、第1被接合部材の突起部を取り除く工程(S140)と、を含む。
特開2025-171045超音波送受信器 日本セラミック株式会社
【課題】音圧が高く広い帯域を持つ空中用超音波送受波器(超音波センサ)を提供する。
【解決手段】超音波センサは、超音波の送信を行うときに有底筒状ケース4の底面において振幅が最大となる部分9と振幅が最小となる有底筒状ケースの底面の振動ノード10の間の全部または一部の領域に貯蔵弾性率と損失弾性率の比である損失正接tanδが0.001以上でかつ0.6以下の弾性体3を配置することにより、変形速度に応じて応力がかかる弾性体の粘性の効果によって前述した二つの振動の境界での振動の変化を抑制し、駆動周波数と共振周波数が一致しない場合においても音波の放射効率の低下を抑える。
特開2025-171203超音波検査装置、及び、超音波検査装置のテスト運用方法 株式会社日立パワーソリューションズ
【課題】アレイ型プローブと被検査体の被検査面との間に供給された水の飛散を抑制可能な超音波検査装置を提供する。
【解決手段】超音波検査装置1は、被検査面211を下に向けた被検査体2を超音波で探触するアレイ型プローブ10と、アレイ型プローブ10を覆って配置されるとともに、被検査面211とアレイ型プローブ10との間の空間21に水を供給するとともに空間21に供給された水を排出する給排水ユニット20と、を備え、給排水ユニット20には、空間21に供給される水を給排水ユニット20に給水する給水管50と、空間21から排出された水を給排水ユニット20から排水する排水管51と、が接続される。
特開2025-171204超音波検査装置 株式会社日立パワーソリューションズ
【課題】水と接触する構造物への異物の吸着を抑制可能な超音波検査装置を提供する。
【解決手段】被検査面を備える被検査体を超音波で探触するアレイ型プローブ10と、前記被検査面とアレイ型プローブ10との間の空間に水を供給する給排水ユニット20と、を備える。給排水ユニット20は、導電性を有する材料で構成される。給排水ユニット20は、前記空間に水を供給する放水口22と、放水口22を通る水と接触し、放水口22を形成するカバー部材202の導電率よりも高い導電率を有する除電部26とを備える。給排水ユニット20のうち除電部26が、接続部61を介して、アース線に接続される。
特開2025-171453超音波カップリング材複合膜及び超音波検査方法 信越化学工業株式会社
【課題】粘着性と非粘着性の相反する特性を有する超音波カップリング材複合膜と、該複合膜を用いた超音波検査方法を提供する。
【解決手段】超音波プローブ表面と肌との間に挿入される超音波カップリング材複合膜であって、水を含有するゲルからなるゲルカップリング材膜と、架橋性のシリコーン樹脂と架橋点を有さないシリコーンオイルとを含有するシリコーンカップリング材膜を含むものであることを特徴とする超音波カップリング材複合膜。
特開2025-171681超音波内視鏡 富士フイルム株式会社
【課題】先端部の視認性を確保しつつ、内視鏡の細径化を図ることが可能とする超音波内視鏡を提供する。
【解決手段】超音波内視鏡1は、挿入部の先端側に配置された先端部34と、先端部34に設けられ、長手軸方向に直交する第1方向の一方側に向かって超音波を出射する超音波トランスデューサ50と、超音波トランスデューサ50の外表面に設けられた音響レンズ52と、音響レンズ52よりも長手軸方向の基端側に配置された撮像部300と、を備え、第1方向から見た場合に、長手軸方向及び第1方向に直交する第2方向における音響レンズ52の中心部を通過して長手軸方向に延びる直線を基準線RLとした場合、第1方向から見た場合に、撮像部300は、基準線RLから第2方向の一方側にオフセットされた位置に配置され、且つ、撮像部300の光軸OA2と基準線RLとが交差する。
特開2025-171682超音波内視鏡 富士フイルム株式会社
【課題】撮像部の光軸を直視方向に近づけること、及び細径化が可能とする超音波内視鏡を提供する。
【解決手段】超音波内視鏡1は、長手軸方向に沿って延びる挿入部の先端側に配置された先端部34と、先端部34に設けられ、長手軸方向に直交する第1方向の一方側に向かって超音波を出射する超音波トランスデューサ50と、超音波トランスデューサ50よりも基端側に配置された撮像部300と、を備え、先端部34は、超音波トランスデューサ50が設けられた第1領域150と、第1領域150よりも長手軸方向の基端側に配置され、撮像部300が設けられた第2領域160とを有し、第1方向の一方側とは反対側の他方側に第1領域150の底面部54Aと第2領域160の底面部とがそれぞれ配置され、底面部54Aは、底面部112Aよりも第1方向の他方側に配置される。
特開2025-171683超音波内視鏡 富士フイルム株式会社
【課題】小さい穿刺角度での穿刺を可能とする超音波内視鏡を提供する。
【解決手段】Y方向に沿って延びる挿入部12の先端側に配置された先端部34と、Z方向のZ(+)方向側に向かって超音波を出射する超音波トランスデューサ50と、超音波トランスデューサ50よりもY(−)方向側に配置され、起立位置と倒伏位置との間で回転自在に設けられた起立台70と、起立台70よりもY(−)方向側に配置された観察窓40と、を備え、Z方向において、観察窓40のZ方向におけるZ(+)方向側の端部、起立台70が倒伏位置に位置する場合の起立台70のZ方向におけるZ(+)方向側の端部、及び超音波トランスデューサ50のZ方向におけるZ(+)方向側の端部が、Z(+)方向側から順に配置される。
特開2025-171684超音波内視鏡 富士フイルム株式会社
【課題】挿入部の先端部の細径化を図ることができる超音波内視鏡を提供する。
【解決手段】挿入部12の先端側に配置された先端部34と、先端部34に配置され、長手軸方向に直交するZ方向のZ(+)方向側に開口46し、内部に起立台70が収容される起立台収容部60と、起立台収容部60よりも長手軸方向の基端側に配置され、長手軸方向の先端側に向かう法線成分を有する配置面114であって、送気送水ノズル44及び観察窓40が配置された配置面114と、を備え、Z方向のZ(+)方向側から見た場合に、送気送水ノズル44の少なくとも一部の領域が、起立台収容部60の開口46を長手軸方向の基端側に延長した基端側領域130と重なる位置に配置される。
特開2025-172193超音波診断装置、医用画像処理装置及びプログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】画像の閲覧性を向上させることである。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、表示制御部を備える。表示制御部は、超音波スキャンにより得られ、第1表示領域に表示された形態画像における関心領域に対応する複数の画像を、配列された複数の第2表示領域に表示させる。
特開2025-173344超音波診断装置及びプログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】超音波画像上で医療用器具を探す際の操作者の操作を支援すること。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、第1生成部と、第2生成部と、推定部と、を備える。第1生成部は、被検体に対して超音波プローブによる第1スキャンを実行することにより、被検体の第1超音波画像を生成する。第2生成部は、上記第1スキャンを包含する第2スキャンを実行することにより、医療用器具を含む第2超音波画像を生成する。推定部は、医療用器具を含む第1超音波画像を生成可能な超音波プローブの第1位置情報を、第2超音波画像に基づいて推定する。
特開2025-173485医用情報処理装置、超音波診断装置及び医用情報処理方法 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】体動によるアーチファクトの発生を回避しつつ、超音波画像の画質を向上させることである。
【解決手段】実施形態の医用情報処理装置は、取得部と、検出部と、選択部と、合成処理部とを備える。取得部は、時間方向に連続する被検体のフレームを表す複数の超音波データを取得する。検出部は、被検体の動きを検出する。選択部は、動きの検出結果に基づいて、合成対象を表す複数のフレームデータを複数の超音波データの中から選択する。合成処理部は、選択された複数のフレームデータについて合成処理を行う。
特開2025-173492超音波診断装置、医用情報処理装置及びプログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】演算量を抑えて超音波診断装置のリアルタイム性を確保すること。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、超音波プローブと、第1取得部と、第2取得部とを備える。第1取得部は、前記超音波プローブを介した被検体に対する超音波スキャンの実行によって得られた、時間方向に連続する複数のフレームを表す第1の超音波データを取得する。第2取得部は、前記第1の超音波データに基づくデータを学習済みモデルに入力し、前記第1の超音波データよりも前記被検体内の流体の空間分解能が高い、単一のフレームを表す第2の超音波データを当該学習済みモデルから取得する。
特開2025-173561機械学習装置、機械学習方法、機械学習プログラム、画像診断装置、および超音波診断装置 コニカミノルタ株式会社
【課題】機械学習技術により医用画像の特定領域を認識する際、アノテータ間の認識領域の相違や利用者の考え方の相違に対応して、信頼性の高い推論結果を提供することを可能にする学習モデルを生成する機械学習装置を提供する。
【解決手段】本発明の機械学習装置は、医用画像を入力として、所定の関心領域に関する2つ以上の推論結果を出力する学習モデルを記憶している記憶部と、1つの医用画像の関心領域について予め生成された互いに異なる複数の正解ラベル画像221〜224から、互いに異なる2つ以上の修正正解ラベル画像232,232を生成する生成部と、1つの医用画像と2つ以上の修正正解ラベル画像231,232とを学習データとして、学習モデルを学習させる学習部と、を有する。
特開2025-173668超音波診断支援装置及び超音波診断支援プログラム 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】超音波断層画像において対象組織を適切に描出することを支援する。
【解決手段】通信インターフェース30は、被検体についての医用ボリュームデータに基づいて形成された対象組織の3次元モデル20を医用画像解析サーバ14から受信する。断面変換部52は、位置姿勢センサ38aが取得した超音波プローブ38の位置姿勢情報に基づいて、実空間における超音波送受波面を3次元モデル20のモデル空間におけるモデル空間断面に変換する。モデル断面画像形成部54は、現在の超音波プローブ38の位置及び姿勢に応じたモデル空間断面60で3次元モデル20を切り出すことで、モデル空間断面60において対象組織が占める領域である対象組織領域64を特定する。表示制御部46は、リアルタイム超音波断層画像66、及び、リアルタイム超音波断層画像66に重畳された対象組織領域64をディスプレイ48に表示させる。
特開2025-173674超音波探傷装置及び超音波探傷方法 日本製鉄株式会社
【課題】被探傷材の内部に存在する欠陥の3次元形状等の形態を判定し、欠陥の有害度を精度良く判定可能な超音波探傷装置等を提供する。
【解決手段】超音波探傷装置100は、被探傷材Sに対向配置された超音波探触子1と、超音波探触子で受信したエコーから得られる探傷信号に基づき、被探傷材の3次元ボクセルデータを生成する3次元ボクセルデータ生成部31と、3次元ボクセルデータに基づき、被探傷材の異なる複数の断面毎に、Cスコープデータ又はBスコープデータを生成するスコープデータ生成部32と、複数のCスコープデータに基づき得られるデータ又は複数のBスコープデータに基づき得られるデータを入力とし、被探傷材の内部に存在する欠陥の形態又は欠陥の形態に基づく有害度を出力とする機械学習モデルを具備し、機械学習モデルを用いて、被探傷材の内部に存在する欠陥の良否を判定する判定部33と、を備える。
特開2025-173988超音波診断装置、画像表示方法及びプログラム コニカミノルタ株式会社
【課題】穿刺の超音波画像とともに表示する光学画像などの参照画像の向きを容易かつ適切に設定することである。
【解決手段】超音波診断装置は、超音波画像生成部と、光学撮像部と、制御部と、を備える。超音波画像生成部は、超音波を被検体に送受信する超音波探触子の受信信号から超音波画像データを生成する。光学撮像部は、被検体への穿刺針を用いた穿刺を光学撮像し光学画像データを生成する。制御部は、超音波画像データの超音波画像610と光学画像データに基づく参照画像としての光学画像620とを同時に表示する。制御部は、これとともに、光学画像データの光学画像620におけるユーザーの位置を検出し、検出したユーザーの位置を下側にするように、表示する光学画像620の向きを設定する。
特開2025-174113医用情報処理装置、超音波診断装置及びプログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社 キヤノン株式会社
【課題】応答性が高く、高解像な超音波データを得ること。
【解決手段】 実施形態に係る医用情報処理装置は、取得部と、変換部と、抽出部と、出力部とを備える。取得部は、被検体に対する超音波スキャンの結果に基づいて得られた複数の第1の超音波データを取得する。偏見部は、前記複数の第1の超音波データに変換を適用して、時刻とは異なるパラメータで特徴づけられる複数の第2の超音波データを生成する。抽出部は、前記複数の第2の超音波データから対象物を表す信号成分を連続的に抽出する。出力部は、連続的に抽出された前記対象物を表す信号成分に基づいて第3の超音波データを出力する。
特開2025-174129超音波診断装置、プログラム及び超音波診断方法 コニカミノルタ株式会社
【課題】表示画面の印刷範囲を限定した場合でも、必要な情報を印刷することができる超音波診断装置等を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、少なくとも第1表示領域210と第2表示領域250とを有するレポート画面200Aを表示可能な超音波診断装置であって、前記第2表示領域250に表示される情報のうち、第1表示領域210に表示されるグラフ表示部240のグラフに関連する患者選択部260に関する情報を抽出する抽出部と、抽出部によって抽出された患者選択部260に対応する凡例情報242を前記第1表示領域210のグラフ表示部240に付帯させた合成画像を生成する生成部と、生成部により生成された合成画像を出力する出力部とを備える。
特開2025-174144超音波ノズル 株式会社村田製作所
【課題】より多くの種類の特性の超音波を得るには、それに応じた多くの種類の超音波ノズルを準備しておく他ない。
【解決手段】超音波ノズル10は、導入部20と、キャビティ部30と、導出部40とを備えている。導入部20は、ガスの供給源から供給されたガスが流通可能な流入路21を有する。キャビティ部30は、流入路21に連通しており、尚且つ流入したガスが共振するための共振室31を有する。導出部40は、流入路21とは別の箇所で共振室31に連結し、尚且つ共振室31から流入したガスを吐出可能な流出路43を有する。キャビティ部30は、導入部20及び導出部40のうち1以上に対して着脱可能である。
特開2025-174222超音波トランスデューサ 日本特殊陶業株式会社
【課題】超音波トランスデューサにおいてコイルばねの振動に起因して生じるノイズを抑制することが可能な技術を提供する。
【解決手段】超音波トランスデューサ1は、振動板10の第1面21に接触する第1接点部41を有する第1配線部40と、圧電素子11の振動板10側とは反対側の第2面22に接触する第2接点部51を有する第2配線部50と、を備える。第1配線部40のうち第1貫通孔15内に配される部分は、第1接点部41を含む第1圧縮コイルばね43と、第1導電路22と接する第1非弾性部材44と、からなる。第2配線部50のうち第2貫通孔16内に配される部分は、第2接点部51を含む第2圧縮コイルばね53と、第2導電路23と接する第2非弾性部材54と、からなる。
特開2025-174224超音波トランスデューサ 日本特殊陶業株式会社
【課題】超音波トランスデューサにおいてコイルばねの振動に起因して生じるノイズを抑制することが可能な技術を提供する。
【解決手段】超音波トランスデューサ1は、第1圧縮コイルばね40と、第2圧縮コイルばね50と、を備える。第1圧縮コイルばね40の少なくとも一部は第1貫通孔15内に配される。第2圧縮コイルばね50の少なくとも一部は第2貫通孔16内に配される。第1貫通孔15の内周面は、第1圧縮コイルばね40の外周縁との隙間が厚さ方向において最も狭くなる第1ガイド部15Aと、第1ガイド部15Aよりも第1圧縮コイルばね40の外周縁との隙間が大きい第1離間部15Bとを有する。第2貫通孔16の内周面は、第2圧縮コイルばね50の外周縁との隙間が厚さ方向において最も狭くなる第2ガイド部16Aと、第2ガイド部16Aよりも第2圧縮コイルばね50の外周縁との隙間が大きい第2離間部16Bとを有する。
特開2025-174839電気音響変換器、アレイスピーカ、ウェアラブルデバイス、スピーカ、超音波発信器および電気音響変換器の製造方法 株式会社リコー
【課題】駆動部と対向する振動板の面で発生する音波について振動板の逆側の面への回り込みを抑制するとともに、振動板の単位面積当たりの音圧レベルの向上を図る。
【解決手段】振動板と、前記振動板の振動方向において、前記振動板の一部と接続する振動板支持部と、前記振動板支持部と一部が接続し、前記振動板を振動させる駆動部と、前記振動板とは逆方向から前記駆動部と接続し、前記駆動部の一部を支持する駆動部支持部と、前記駆動部支持部と接続し、前記振動板よりも面積の大きい台座と、前記駆動部支持部と同方向から前記台座と接続する外枠部と、を備え、前記外枠部を、前記振動板の外周および前記駆動部の外周と間隙を設けて配する。
特表2025-536372超音波振動子の状態を決定する方法及びその方法を行う電子装置 ケーティー アンド ジー コーポレイション
【要約】一例に係るエアロゾルを生成する装置は、超音波振動子に印加される信号の周波数を1回以上変更し、周波数による超音波振動子のインピーダンスを測定し、測定されたインピーダンス値に基づいて超音波振動子の状態を決定する。
特表2025-536413超音波撮像データに基づく動脈内のフロープロファイルの決定 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ
【要約】本発明は、超音波撮像データから動脈内のフロープロファイルを決定することに関する。この目的のために、動脈測定、動脈内の速度、及び非対称性の尺度に基づいてフロープロファイルを決定するためのコンピュータ実装方法が提供され、動脈測定、動脈内の速度、及び非対称性の尺度は、Bモード、パルス波ドップラー、及びカラー又はパワードップラー超音波撮像データを有する超音波撮像データから決定される。
特表2025-537430超音波を使用した垂直に分解された障害物プロファイル ヴァレオ・シャルター・ウント・ゼ
ンゾーレン・ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、超音波を使用して車両(100)のための垂直に分解された障害物プロファイル(118)を生成するための方法に関し、この方法は、それぞれの送信信号の送信(S1)に応じて受信された多数のエコー曲線を記録するステップ(S2)であって、送信信号が、周波数ベースの送信特性を有する超音波変換器(108)を使用して異なる超音波周波数で生成される、記録するステップ(S2)と、超音波周波数の各々に対する超音波変換器(108)の送信特性の記述を提供するステップ(S3)であって、前記記述が、送信強度を垂直面上の多数の送信角度(122)に割り当てる、提供するステップ(S3)と、少なくとも2つのエコー曲線間の信号の受信強度差を、超音波周波数が送信信号の超音波周波数である信号特性間の送信強度差と比較することによって、エコー曲線に含まれる信号のそれぞれの送信角度(122)および障害物距離(120)を確認するステップ(S4)と、確認された送信角度をそれぞれの対応する障害物距離と組み合わせることによって障害物プロファイルを生成するステップ(S7)とを有する。
特表2025-537096放電加工中の電極深さの超音波測定 ジーイー・ベルノバ・テクノロジー・ゲーエムベーハー
【要約】放電加工機は、反復電荷の印加によって導電性ワークピースを機械加工するように構成された電極と、電極に動作可能に結合され、反復電荷の印加を制御するように構成されたコントローラとを含む。EDMは、電極に動作可能に結合され、コントローラに動作可能に結合された超音波センサも含む。コントローラは、超音波センサからのデータに基づいて導電性ワークピース内の電極の深さも決定する。
特表2025-537717プリプレグテープの超音波溶着 ヘクセル コンポジッツ、リミテッド
【要約】第1及び第2プリプレグテープ(2、3、4)の隣接する端部(22、24)を接合することによって継合わせプリプレグテープを形成するプロセスであって、各プリプレグテープは、繊維材料及び熱硬化性樹脂を含むそれぞれの第1及び第2プリプレグ層(12、18)を備え、各プリプレグテープはさらに、それぞれの第1及び第2剥離可能なポリマー裏打ちシート(14)を備え、以下の工程を含むプロセス: 第1プリプレグ層から第1ポリマー裏打ちシートを剥離して、第1剥離端部領域を提供し、任意に第2プリプレグ層から第2ポリマー裏打ちシートを剥離して、第1剥離端部領域(30)及び任意に第2剥離端部領域(32)を提供し、剥離端部領域においてプリプレグ層がそれぞれのポリマー裏打ちシートから分離される、工程; 第1及び第2プリプレグテープを、第1剥離端部領域、及び存在する場合は第2剥離端部領域で重ね合わせ、予備継合わせ接合部(34、38)を形成し、前記予備継合わせ接合部は、第1及び第2の隣接するプリプレグ層と、第1及び第2の隣接するポリマー裏打ちシート層
特表2025-537738体内洗浄および殺菌用の超音波灌流装置 ディモヴェオ メディカル リミテッド
【要約】体腔内の内部要素を超音波洗浄するための灌流装置である。この装置は、少なくとも1の液体と少なくとも1タイプのナノ材料を保持するようにサイズおよび形状が設定された少なくとも1のコンテナと、コンテナ内の少なくとも1の液体中に超音波を発生させるように構成された少なくとも1の超音波トランスデューサと、少なくとも1のコンテナに結合され、少なくとも1のコンテナと体腔との間の可逆的な密封結合を確保するように構成された少なくとも1の接着要素とを備える。
特表2025-537938超音波ベースのジェスチャー制御により自動車の車両機能を実施するための方法 ヴァレオ・シャルター・ウント・ゼンゾーレン・ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、超音波ベースのジェスチャー制御により自動車(1)の車両機能(5)を実施するための方法に関する。本方法は、少なくとも1つの超音波センサ(2)の周囲における少なくとも1つの物体を記述する超音波情報(10)を提供し(S1)、動作特定基準(11)を提供された前記超音波情報(10)に適用することにより、前記少なくとも1つの物体の動作シーケンスを記述する動作情報(12)を特定し(S2)、物体決定基準(15)を提供された前記超音波情報(10)および特定された前記動作情報(12)に適用することにより、前記物体が前記車両機能(5)の前記ジェスチャー制御の対象の身体部位であるかどうかを決定し(S4)、前記物体が前記ジェスチャー制御の対象の前記身体部位である場合、前記車両機能(5)を実施する(S6)。
特表2025-538279超音波透過性製品 リバンナ メディカル アイエヌシー
【要約】医療用超音波又は非破壊試験(NDT、non−destructive testing)の応用において超音波エネルギーを伝送するために用いられる超音波透過材料。
特表2025-538676心臓内超音波カテーテルを用いた組織アブレーションの評価 バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッド
【要約】システムは、プロセッサと、表示器と、を含む。プロセッサは、器官の部位で医療処置を実行する前に、第1の複数の位置及び配向から部位において取得された第1の複数の超音波(US)画像を受信し、部位において医療処置を実行した後に、第2の複数の位置及び配向から、部位において取得された第2の複数のUS画像を受信し、第1及び第2の複数のUS画像の中から、一致した配向から取得された第1及び第2のUS画像の1つ以上の対をそれぞれ識別し、対の中から、第1及び第2のUS画像間の差が識別された対の中で最大である所与の対を選択する、ように構成されている。表示器は、第1及び第2のUS画像の所与の対をユーザに表示するように構成されている。
特表2025-538734適応型超音波ビームフォーミング ユニバーシティ オブ リーズ
【要約】超音波ビームフォーミングは、畳み込み層及び既知の演算子を組み込むディープラーニングアーキテクチャによって実行される。このネットワークは、複素信号データの複数の観測を最適な方法で単一の複素信号に組み合わせるように訓練される。これは、学習可能なパラメータを持つ畳み込み層を使用して、元の観測のサブセットの複数の重み付き和演算を実行し、これらを平均して単一の複素信号を生成する演算子を埋め込むことによって達成される。フォワードバックワード演算子を含む既知の演算子は、任意にこのアーキテクチャに組み込まれる。
実登3253780超音波振動加工装置における自動工具交換装置 ホーコス株式会社
【課題】工具ホルダの製造による形状の個体差に関わらず、安定して最適締結トルクを得られる超音波振動加工装置における自動工具交換装置を提供する。
【解決手段】工具ホルダ本体と、少なくとも二面の平行な回転拘束部と工具の反対側には雄または雌ねじ部とを有する複数の工具ホルダと、中空内部に雌または雄ねじ部を有するホーン部1と、ホーン部に超音波振動を与える超音波振動子16と、超音波振動子の中間部に挟持された圧電素子17と、圧電素子に配線を介して電源を共有する回転コネクタ18とを有し、スピンドルモータ14によって回転可能なスピンドル13と、スピンドルをZ軸方向に移動させるZ軸モータと、工具ホルダの回転拘束部に嵌合させて、把持する工具マガジンの嵌合部と、スピンドルの動作を制御する制御部と、を備え、工具ホルダ毎に、位相設定値を制御装置の表示装置に入力してメモリに記憶させ、スピンドルの位相を制御する。
B光触媒(全文検索)
Bー1光触媒
特開2025-171417多重散乱反射体及び多重散乱反射ユニット 株式会社オペス
【課題】光触媒による酸化分解作用を効率的に得ることができるとともに、入射光よりも増幅した反射光を得ることができる多重散乱反射体及び多重散乱反射ユニットを提供すること。
【解決手段】多重散乱反射体2は、通気性を有する不織布に、粒子により構成される光触媒が担持された光触媒層11と、光触媒層11に密接する光反射層21と、を備え、光触媒層11が、直接入射及び光反射層21で反射され光触媒層11に入射する光を、光触媒によってレーリー散乱させるものである。
【請求項1】通気性を有する担体に、粒子により構成される光触媒が担持された光触媒層と、前記光触媒層に密接する光反射層と、を備え、前記光触媒層が、直接入射及び前記光反射層で反射され前記光触媒層に入射する光を、前記光触媒によってレーリー散乱させる多重散乱反射体。
【請求項2】前記光触媒は、粒子径が20nm以上100nm以下である請求項1に記載の多重散乱反射体。
【請求項7】前記光触媒は、二酸化チタンを含む請求項1又は2に記載の多重散乱反射体。
【請求項8】前記光触媒は、前記二酸化チタンに金属がドープされる請求項7に記載の多重散乱反射体。
【請求項9】前記光触媒は、ハイドロキシアパタイトで被覆される請求項1又は2に記載の多重散乱反射体。
【請求項11】前記光触媒層は前記光反射層に圧着されている請求項1又は2に記載の多重散乱反射体。
【請求項12】請求項1に記載の多重散乱反射体と、光を発する光源と、を備える多重散乱反射ユニットであって、前記光源から前記多重散乱反射体に入射し、前記多重散乱反射体の前記光触媒層から出射する光を集光するように前記多重散乱反射体が湾曲する多重散乱反射ユニット。
特表2025-537520縮合二環化合物 チア タイ ティエンチン ファーマシューティカル グループ カンパニー リミテッド
【要約】本開示は医薬化学分野に属し、縮合二環化合物に関し、具体的には、式(II)で示される化合物、その立体異性体又はその薬学的に許容される塩、その調製方法、当該化合物を含む医薬組成物及び疾患を治療するためのそれらの使用に関する。【化1】 1H NMR(500MHz,DMSO−d6)δ7.00(s,1H),6.71(d,J=0.7Hz,1H),6.61(dd,J=9.3,1.7Hz,1H),5.63(s,2H),4.21(q,J=7.1Hz,2H),2.14(q,J=7.3Hz,2H),1.28(t,J=7.1Hz,3H),0.93(t,J=7.4Hz,3H).ステップE:化合物16−5の調製
15mLのマイクロ波管に、化合物16−4(0.2g)、エタノール(2mL)及び酢酸(2mL)を順次添加した。反応系を光触媒合成装置に移し、室温において波長450nMで24時間撹拌した。反応が完了したら、目的の化合物が反応系から析出された。そのまま濾過し、加熱乾燥して0.07g化合物16−5を得た。
Bー2水素・酸素
特許7776841固形燃料の製造方法 ライノフラックス株式会社
【課題】バイオマスから高発熱量な固形燃料を高収率で製造する方法を提供する。
【解決手段】バイオマスから固形燃料を製造する方法であって、バイオマスを、バナジウムイオンを含む溶解反応液と反応させる溶解工程を含む、方法。
燃料変換器25は、例えば、管型容器に固体触媒を詰めた機構(触媒層)を有するものであってもよい。固体触媒は、糖を二酸化炭素と水に分解できるものであればよい。そのような個体触媒の例は、金属触媒、金属酸化物触媒、混合酸化物触媒、光触媒(フォトキャタリスト)、過酸化物、及びラジカル生成触媒である。金属触媒の例は、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、金(Au)、銀(Ag)、Pt又は Pd を担持した触媒である。金属酸化物触媒の例は、酸化銅(CuO, Cu2O)、酸化マンガン(MnO2)、酸化鉄(Fe2O3, Fe3O4)、酸化コバルト(Co3O4)、酸化クロム(Cr2O3)、酸化ニッケル(NiO)、酸化セリウム(CeO2)、及び酸化バナジウム(V2O5)である。混合酸化物触媒の例は、ペロブスカイト型酸化物(例えば、LaMnO3及びLaCoO3)、スピネル型酸化物(例えばMgAl2O4)、ゼオライト担持金属触媒(例えばPt/ZSM−5)及びセリア−ジルコニア触媒(CeO2−ZrO2)である。光触媒の例は、二酸化チタン(TiO2)、窒素ドープ二酸化チタン、ZnO(酸化亜鉛)、CdS(硫化カドミウム)、グラファイト状窒化炭素、及びBiVO4(バナジン酸ビスマス)である。過酸化物やラジカル生成触媒の例は、フェントン反応系触媒、である。これらは一種又は二種以上組み合わせて用いることができる。これらの固体触媒は、なんらかの担体に担持させて用いてもよい。
特開2025-168698蛍光色素及びコアシェル型金属ナノ粒子を含む蛍光増強ナノ粒子 田中貴金属工業株式会社
【課題】蛍光色素の蛍光強度を減少させず、さらに蛍光強度を増強させた蛍光増強ナノ粒子を提供する。
【解決手段】コア粒子及びシェルからなるコアシェルナノ粒子、少なくとも一つの蛍光色素、並びに前記コアシェルナノ粒子及び前記蛍光色素の間に位置するスペーサを含む蛍光増強ナノ粒子であって、前記蛍光色素は励起波長及び蛍光波長を有し、前記コアシェルナノ粒子は局在表面プラズモン共鳴の極大波長を有し、前記コアシェルナノ粒子は、銀コア粒子及び金シェルの組み合わせ、又は金コア粒子及び銀シェルの組み合わせからなる金属ナノ粒子であり、前記スペーサは一本鎖DNAである、ことを特徴とする蛍光増強ナノ粒子を提供する。
本発明の金ナノシェルを持つコアシェルナノ粒子は、産業上有用な様々な用途に用いることができ、例えばプラズモン共鳴を利用した呈色センサー及びバイオマーカー、赤色光〜近赤外光を吸収する光学特性を利用した光電変換材料及び光熱変換材料、水分解反応における光触媒のための近赤外光集光材料、フォトアップコンバージョン用担体として用いることができる。
特開2025-169754水素の製造方法 マイクロ波化学株式会社
【課題】水から水素を効率的に製造する新たな方法を提供する。
【解決手段】本発明の製造方法は、還元剤を加えた水に電磁波を照射して、水素を発生する、水素の製造方法である。
また、マイクロ波、紫外線及び光触媒を組み合わせて、水を分解して水素と酸素を取り出す方法が提案されている(特許文献1)。しかしながら、この方法は、複数種の電磁波を用いており、複雑である。さらに、マイクロ波プラズマ又はプラズマアークを用いた水の解離方法が提案されている(特許文献2及び3)。しかしながら、これらの方法は、2500℃を超える高温を必要とするため、電力消費が大きい。
特開2025-173908飛行体用気体供給システム 愛三工業株式会社
【課題】飛行体内の酸素濃度を制御することができる飛行体用気体供給システムを得る。
【解決手段】飛行体用気体供給システム10は、飛行機12内に配置されて空気に含まれる水分を吸着しかつ光が照射されることで水を分解して酸素を発生させる光触媒作用を有する多孔性配位高分子を含んで構成された吸着体14と、飛行機12内に配置されて飛行機12内の酸素濃度を測定可能な酸素濃度センサ16と、飛行機12内に配置されて吸着体14に光を照射可能とされると共に光の光量を調整可能とされた照明装置18とを備えている。
【請求項1】飛行体内に配置されて空気に含まれる水分を吸着しかつ光が照射されることで水を分解して酸素を発生させる光触媒作用を有する多孔性配位高分子を含んで構成された吸着体と、前記飛行体内に配置されて当該飛行体内の酸素濃度を測定可能な酸素濃度センサと、前記飛行体内に配置されて前記吸着体に光を照射可能とされると共に当該光の光量を調整可能とされた光照射部と、を備える飛行体用気体供給システム。
【請求項2】前記飛行体は、燃料に水素を用いるエンジンを備え、前記吸着体での前記光触媒作用による前記水の分解時に発生した水素を前記エンジンに供給可能とされている、請求項1に記載の飛行体用気体供給システム。
Bー3塗料・膜
特開2025-174768循環型発電システム 株式会社AG life partner’s
【課題】自然環境へのいたわり安全安定供給電力かつコストダウンを計り、山間部,都市部と設置場所を問わず、低コストで、循環型発電システムの設置を提供する。
【解決手段】貯蔵タンク1にためた水を、流入ノズル4により、発電管内に流入させ、その流入方向で巻きこした竜巻き状態で落下した水を、発電管の直径よりレデューサーパイプ9で絞り込んで、水重圧力の高め、落下水のエネルギーを利用して、高速回転プロペラ12を駆動させる。更に、安定した発電起動を起こすために、その落下した流出水を、発電管から揚水ポンプ管を使用して、貯蔵タンクへもどす循環型発電を機能させる。
本発明の貯蔵タンクは、発電管で発電するための水をためるためのタンクをさし、発電管の上方周辺に設置される。その形状は、特に限定はないが、上方に開口部があり、揚水ポンプ管からの水やその他供給可能な水が供給される。貯蔵タンクは、マンション等の屋上に設置した水タンクを利用することもできる。 尚、貯蔵タンク内と流水管から伸びる発電管内に、光触媒コーテイング液剤のブリジャールプラス(東京新建装社製)をコートすると、様々なものを酸化分解させる性質を持っていて、抗菌,抗ウイルス,脱臭,有害物質の分解等の効果と、超親水性に物質変化させる作用も持っており、防活、防塵の役割を果たすことにより、循環水と循環型発電システムへの酸化防止を図ることができる。
水は、施設内のプール水、屋上の雨水、地下浸透の雨水、も利用もできる。
Bー4防汚・洗浄
特開2025-167494防汚性部材、照明装置及び照明装置の清掃方法 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】防汚性及び耐摩耗性に優れた防汚性部材を提供する。
【解決手段】防汚性部材1は、基材10と、基材10を被覆する機能層20とを備え、機能層20は、金属酸化物を含む複数のナノ粒子21と、複数のナノ粒子21を分散した状態で固定し、ポリシロキサンを含むバインダー22とを含み、機能層20の表面23には複数のナノ粒子21によって凹凸が形成され、機能層20の表面23の平均二乗平方根高さは10nm〜100nmである。
特許文献1に記載の照明器具は、光触媒によって有機物の分解を促進させることができる。しかしながら、光触媒を用いた防汚効果は、光源から放射される光成分に紫外線が含まれている必要がある。一方、近年、LED(Light Emitting Diode)の光源を用いた照明器具が増えてきており、このような照明器具では防汚性が期待できない。また、光触媒は、有機物に対して防汚性の効果が高いが、無機物に対しては防汚性の効果が得られなかった。
特表2025-537462プラズマ着色及び顔料固定の方法及びシステム ゼフコ プロプライエタリー リミテッド
【要約】顔料を塗布するように適合された顔料アプリケータと、プラズマモジュールとを含む、物品をコーティングするためのシステムである。プラズマモジュールは、プラズマ領域を生成するように適合されている。化学物質及び前駆体の少なくとも一方は、プラズマ領域で生成されたプラズマに供給され、その結果、プラズマ領域が、化学物質及び前駆体の少なくとも一方を少なくとも部分的に重合してプラズマ重合コーティングを形成することが可能となっている。顔料は、プラズマ重合コーティングによって物品に固定することができる。
光触媒自己洗浄布地には、二酸化チタン(TiO2)、酸化亜鉛(ZnO)、シリカ(SiO2)などを含む様々な半導体材料が使用されている。TiO2には、アナターゼ型、ルチル型、ブルッカイト型の3種類の異なる結晶形態がある。TiO2は、ルチル相及びアナターゼ相を主成分とする光触媒親水性顔料として使用することができる。
Bー5空気浄化
特開2025-166752鉄道車両用空調装置 株式会社日立製作所 旭化成株式会社 東京地下鉄株式会社
【課題】紫外線の影響を抑制しつつ、感染症の原因となる菌を取り除くとともに、異臭の原因となるカビの発生の抑制を期待できる鉄道車両用空調装置を提供する。
【解決手段】鉄道車両の屋根上に搭載される鉄道車両用空調装置は、再循環空気中の菌を除菌する除菌装置と、再循環空気の温湿度を調整する室内熱交換器と、を有し、前記鉄道車両の車内から再循環空気取入口を介して進入した再循環空気が、前記除菌装置及び前記室内熱交換器の順に通過し、前記除菌装置は、再循環空気が通過する枠部を有し、前記枠部は、垂直方向に隔置される一対の第1対辺部と、水平方向に隔置されるとともに紫外線光源及び凹面状反射面を内側に備える一対の第2対辺部と、を有し、下方に位置する前記第2対辺部は、その上流側に、前記紫外線光源から出射された紫外線の一部が前記再循環空気取入口側へと漏洩することを抑制する遮光板を有する。
特許文献1に、空気の清浄効率を向上することができる空気調和装置を提供することを目的として、空気が通過する通風路と、この通風路に備えられるとともに空気中の菌を除菌する光触媒と、この光触媒に光を照射する光源とを備える空調装置が開示されている。
Bー6臭い
特許7595799携帯型アンモニア臭脱臭呼吸気装置 いくつものかたち株式会社 木原 倫文
【課題】家畜の畜舎や家畜ふん尿の堆肥化施設等で発生するアンモニア臭を脱臭して、そこで作業する作業者の作業の快適性と健康保持、作業効率の向上を図り、構造が簡単で、安全で、製作費及び維持費が安価な携帯型アンモニア臭脱臭呼吸気装置を提供する。
【解決手段】マスク2と、脱臭ユニット3と、これらを繋ぐ可撓性チューブ4とからなる。脱臭ユニット3の内部には、通気用開口17を有する仕切り壁11が設けられ、その内部が大小2つの室に仕切られて、大きい方の室12の内部に、アンモニア臭を脱臭する脱臭ペレット18が収容され、その底部に、未脱臭空気吸込み口14が設けられる。小さい方の室13の内部には、脱臭された脱臭済み空気が一時貯留され、その側部に、脱臭済み空気送出口15が設けられる。未脱臭空気吸込み口14と脱臭済み空気送出口15、マスク2の脱臭済み空気吸込み口5と空気排出口6とには、それぞれ逆止弁7が設けられる。
【請求項1】家畜の畜舎や家畜ふん尿の堆肥化施設等で作業する人が装着する呼吸気装置であって、そこで作業する人が、そこで発生するアンモニア臭の混じった空気を吸うことなく、快適に作業することができるように、アンモニア臭を脱臭する手段を備え、携帯可能にされた携帯型アンモニア臭脱臭呼吸気装置が、鼻と口を覆うマスクと、身体に装着して携帯可能にされた脱臭ユニットと、前記マスクと前記脱臭ユニットとを繋ぐ可撓性チューブとからなり、前記脱臭ユニットは、前記アンモニア臭を脱臭する手段をなし、その内部に、上部に多数の通気用開口を有する仕切り壁が設けられて、その内部が、大小2つの室に空気連通状に仕切られており、前記2つの室のうちの大きい方の室には、その内部に、アンモニア臭を脱臭する脱臭ペレットが収容され、その底部に、アンモニア臭を含んだ空気を吸い込むための未脱臭空気吸込み口が設けられ、前記2つの室のうちの小さい方の室には、その内部に、前記脱臭ペレットにより脱臭された脱臭済み空気が一時貯留され、その側部に、前記脱臭済み空気を送り出すための脱臭済み空気送出口が設けられ、また、前記小さい方の室には、その内壁面に、可視光線もしくは紫外線に反応して脱臭効果を発揮する光触媒が塗布され、その内部に、前記光触媒に適した波長の光線を発する小型LEDランプが設置され、前記脱臭ユニットの前記脱臭済み空気送出口と前記マスクの脱臭済み空気吸込み口とが、前記可撓性チューブにより連通状に連結されたことを特徴とする携帯型アンモニア臭脱臭呼吸気装置。
【請求項5】家畜の畜舎や家畜ふん尿の堆肥化施設等で作業する人が装着する呼吸気装置であって、そこで作業する人が、そこで発生するアンモニア臭の混じった空気を吸うことなく、快適に作業することができるように、アンモニア臭を脱臭する手段を備え、携帯可能にされた携帯型アンモニア臭脱臭呼吸気装置が、鼻と口を覆うマスクと、身体に装着して携帯可能にされた脱臭ユニットと、前記マスクと前記脱臭ユニットとを繋ぐ可撓性チューブとからなり、前記脱臭ユニットは、前記アンモニア臭を脱臭する手段をなし、その内部に、通気性のある第1の仕切り壁と、上部に多数の通気用開口を有する第2の仕切り壁とが設けられて、その内部が、3つの室に空気連通状に仕切られており、前記3つの室のうちの一方の端にある第1の室には、その内壁面に、可視光線もしくは紫外線に反応して脱臭効果を発揮する光触媒が塗布され、その内部に、前記光触媒に適した波長の光線を発する小型LEDランプが設置され、その底部に、アンモニア臭を含んだ空気を吸い込むための未脱臭空気吸込み口が設けられ、前記3つの室のうちの中央にある第2の室には、その内部に、アンモニア臭を脱臭する脱臭ペレットが収容され、前記3つの室のうちの他方の端にある第3の室には、その内部に、前記脱臭ペレットにより脱臭された脱臭済み空気が一時貯留され、その側部に、前記脱臭済み空気を送り出すための脱臭済み空気送出口が設けられ、前記脱臭ユニットの前記脱臭済み空気送出口と前記マスクの脱臭済み空気吸込み口とが、前記可撓性チューブにより連通状に連結されたことを特徴とする携帯型アンモニア臭脱臭呼吸気装置。
【請求項7】前記第1の室には、その内部に、さらに、脱臭効果のある光触媒を塗布した通気性のある多重フィルター又は脱臭効果のある光触媒を塗布した多重金属メッシュが設置されて、前記光触媒の接触面積が大きくなるようにされていることを特徴とする請求項5又は6に記載の携帯型アンモニア臭脱臭呼吸気装置。
特開2025-165873エラストマー組成物およびその用途 三井化学株式会社
【課題】本発明は、ゴム材料などのエラストマー樹脂の臭気を効果的に低減したエラストマー組成物、およびエラストマー組成物を含む臭気の少ない成形体を提供することを課題としている。
【解決手段】エラストマー樹脂(A)と、周期表第8〜12族の金属元素の1種以上が、多孔質担体に担持されてなる臭い除去触媒(B)とを含有し、前記臭い除去触媒(B)の含有量が0.01〜10質量%である、エラストマー組成物。
ゴム材料の臭気を低減する技術としては、脱気により揮発性成分を低減する方法、香料等を添加する方法、消臭剤を配合する方法が挙げられるが、脱気により揮発性成分を低減する方法では臭気を低減する効果は十分ではなく、また香料等を添加する方法は臭気を根本的に低減させるものではなかった。消臭剤を配合する方法としては、たとえば特許文献1には、天然ゴムを含有するゴム成分に対して、灰分を40質量%以上含むもみ殻灰を添加することにより、臭気抑制性を有するゴム組成物を提供できることが記載されているが、消臭剤であるもみ殻灰を比較的多く配合する必要があった。また臭い分解能を有する触媒として、光触媒TiO2が知られており、該触媒は樹脂に混練可能な形態ではあるが、臭いを分解するとともに樹脂の分解を引き起こすため、ゴム成分に配合して成形体製造に用いた場合には、得られた成形体が短期間で劣化する懸念があった。
特開2025-170839仮設トイレ 清水建設株式会社
【課題】臭気の発生を抑制し、清潔感を保つことが可能な仮設トイレを提供する。
【解決手段】本発明は、水源に隣接する低未利用土地の対象区画における取水と排水とを制御する仮設トイレ1であって、本発明に係る仮設トイレ1は、上方床10と下方床20とからなる二重床構造9の建物2内に、少なくとも一つの便器が配される仮設トイレ1において、前記上方床10はグレーチング11を有し、前記下方床20には傾斜が設けられ、前記下方床20における高い側に流水機構31が配されている。
上方床10にはグレーチング11が用いられている。このグレーチング11には抗菌性材料、撥水性材料や光触媒などの塗膜を施すようにしてもよい。本発明に係る仮設トイレ1では、上方床10にグレーチング11が用いられているために、上方床10を水で清掃したときに、水は下方床20側に自然に落下する。これにより、臭気の発生を抑制することが可能となる。また、グレーチング11が用いられている上方床10は、土などの汚れの清掃も簡便に行うことができ、仮設トイレ1の清潔感、美観を保つことが可能となる。
実登3253735消臭シート 株式会社木村通商
【課題】光の有無に左右されることなく、暗所においても安定して優れた消臭効果を発揮し得るとともに、曲面や狭小空間など設置環境の制約を受けにくく、かつ取り扱いが容易であるシート型消臭剤を提供する。
【解決手段】消臭効果を発揮する消臭シート1であって、消臭剤層2と、接着剤層4と、シート基材層6とから構成され、前記消臭剤が酸化亜鉛である、消臭シートを提供する。酸化亜鉛の粒子径は5nmから100μm、シート基材の厚さは5μmから50mmとする。
従来の消臭剤には、それぞれ以下のような制約が存在している。すなわち、ソフトセラミック板に二酸化塩素水溶液を保持させた消臭板は、板状のため曲面や狭小部など形状に制約のある場所に設置できないという問題がある。また、酸化チタン光触媒を用いた消臭シートは、光が照射される環境に依存するため、暗所や光が十分に届かない場所では十分な消臭効果を発揮できない。さらに、活性炭を収容する固形芳香消臭剤は、活性炭が臭いを吸着するタイプの消臭剤であるため時間の経過とともに消臭効果が弱くなるとともに、大型の容器を必要とする場合が多く、設置場所が限定される、あるいは設置によって周囲の空間利用が阻害されるといった不具合がある。
Bー7抗菌・殺菌
特開2025-166616フィルタ 日本バイリーン株式会社
【課題】本発明は、捕集対象物を保持する役割を担うことができる粘着剤を備えた、フィルタの提供を目的とする。
【解決手段】本願出願人は更に検討を続けた結果、粘着剤が粘着成分に加えセルロースナノファイバーを含有していることによって、捕集対象物が下流側へ流出し難いフィルタを提供できることを見出した。セルロースナノファイバーの存在によって粘着剤中で粘着成分が意図せず凝集することなく分散した状態で存在できることから、粘着剤はダマになることなく分布して、粘着剤が均一的に付着している布帛を備えるフィルタを実現できる。その結果、捕集対象物が下流側へ流出し難いフィルタを提供できる。
また、粘着剤は例えば、難燃剤(ハロゲン系難燃剤、金属水酸化物系難燃剤、リン系難燃剤)、香料、顔料、抗ウイルス剤、抗菌剤、抗黴材、光触媒粒子、活性炭、無機粒子などの添加剤を含有していてもよい。
特開2025-168869抗菌性を有する組成物、それらを含有する媒体および物品 株式会社クリエィティブ・プロダクツ・タシロ
【課題】抗菌性が十分に発揮され、かつ持続性、耐久性に優れる抗菌性成分を含有する組成物を提供する。
【解決手段】抗菌性を有する成分の少なくとも1種以上と、セルロースナノファイバーと、シランカップリング剤とを含む抗菌性組成物、又は、抗菌性を有する成分がシランカップリング剤の性能も有する化合物少なくとも1種以上と、セルロースナノファイバーとを含む抗菌性組成物。
無機抗菌剤としては、一定の抗菌作用を有する塩素系化合物に加え、金属(例えば、銅、銀、金、白金、亜鉛、コバルト、ニッケル、パラジウム、アルミニウム、及びこれらの組み合わせなど)を用いる、あるいは、金属酸化物化合物(例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化タングステン、チタン酸ストロンチウム、酸化ジルコニウム、及びこれらの組み合わせなどの、光触媒反応による抗菌作用を有する化合物)が挙げられる。銀、銅、亜鉛、ニッケル等の抗菌性金属を含有する酸化物に加え、塩化物、硫化物、ヨウ化物、または抗菌性金属もしくは抗菌性金属イオンを担体に担持したものが挙げられる。
特開2025-172022ナノ粒子分散消毒液、その製造方法および抗ウイルス表面の形成方法。東レ株式会社
【課題】本発明は、消毒成分である酸化剤濃度が低下せず、塗布したときに固体表面に抗ウイルス剤のナノ粒子が効率よく定着して抗ウイルス表面を形成するナノ粒子分散消毒液、その製造方法および抗ウイルス性表面の形成方法を提供する。
【解決手段】第4族元素または/およびセリウムの酸化物のナノ粒子であって無機酸が当該粒子の表面に吸着したナノ粒子と、酸化剤系の消毒液とを含み、さらにアルカリ土類金属イオンを含む、ナノ粒子分散消毒液、その製造方法および抗ウイルス表面の形成方法。
本発明のナノ粒子は、光触媒活性または酸化還元触媒活性を有しているため、抗菌・抗ウイルス剤として機能する。本発明のナノ粒子は不揮発性であるため、前述の酸化剤系の消毒液の性能が、溶媒成分の揮発に伴って低下した後も、抗菌・抗ウイルス剤として機能する点に特徴がある。
特開2025-172807抗菌性および抗ウイルス性を備えたコート構造およびその形成方法、測量機器、医療機器 株式会社トプコン
【課題】金属や樹脂の筐体表面に適用することができ、光存在下のみならず遮光条件下でも抗菌抗ウイルス性を発揮することができる抗菌抗ウイルスコート構造を提供する。
【解決手段】 基材層と、基材層に設けられた抗菌抗ウイルス層とを備え、抗菌抗ウイルス層は、金属酸化物系光触媒と、第4級アンモニウム塩系シランからなる抗菌抗ウイルスコート構造。このコート構造は、金属酸化物系光触媒を溶媒に分散させ、分散液に第4級アンモニウム塩系シランを添加し、反応させ、反応後の液を基材上に塗布、乾燥させて形成する。抗菌抗ウイルス層にコロイダルシリカを含有させると好ましい。
【請求項1】基材層と、前記基材層に設けられた抗菌抗ウイルス層と、を備え、前記抗菌抗ウイルス層は、金属酸化物系光触媒と、第4級アンモニウム塩系シランと、シリカ微粒子からなることを特徴とする抗菌抗ウイルスコート構造の形成方法であって、前記金属酸化物系光触媒を溶媒に分散させ、前記シリカ微粒子を添加し、前記第4級アンモニウム塩系シランを添加して、塗布液を調整し、前記塗布液を基材上に塗布、乾燥させて抗菌抗ウイルス層を形成させることを特徴とする抗菌抗ウイルスコート構造の形成方法。
【請求項5】前記塗布液の配合比率は、前記第4級アンモニウム塩系シラン:5〜10wt%、前記金属酸化物系光触媒:10〜25wt%、前記シリカ微粒子:10〜30wt%、前記溶媒:残部であることを特徴とする請求項1に記載の抗菌抗ウイルスコート構造の形成方法。
特開2025-175079毒性対象減消装置 Next Innovation合同会社
【課題】簡易な構造によって、流体を吸い込みながら、流体に含まれている毒性対象等を確実に分解又は不活化及び/又は死滅させて減消させつつ、毒性対象を減消させた後の流体を外部に排出することで徐々に且つ確実に毒性対象を減消させる手段を提供する。
【解決手段】毒性対象減消装置は、流体を吸い込む吸込部と流体を排出する排出部とを連通し、道程を多角形状に画成した流路と、流路内に配され、流体が流動する方向に沿って延在する反射層と、吸込部及び/又は排出部に配設され、流路内を流下する流体に含まれる対象物を紫外線によって分解及び/又は不活化及び/又は滅菌させる減消手段と、を有し、減消手段から照射された紫外線が、反射層によって反射して流路の略全域を照らす。
また、銀材、アルミニウム材を用いる場合、表面の酸化を防止する為、コーティングとして機能する薄膜を表面に施してもよい。この場合の薄膜は、アクリル樹脂、石英ガラス、PTFE等を用いることが出来る。尚、PTFEで薄膜を形成する方法には、蒸着やスパッタリング等があり得る。また、筐体16の内周も同様に紫外線透過性材料又は紫外線反射性材料によって構成することができる。また、案内板12の表面、筐体16の内面に、光触媒活性物質による膜を設けてもよい。即ち、紫外線の照射によって活性酸素を生じさせることで、殺菌、抗ウイルス、消臭、有機塩素化合物・ホルムアルデヒド等を分解による空気及び水の浄化等、毒性対象の減消を行うようにしてもよい。なお、光触媒活性物質としては、酸化チタン、酸化タングステン等がある。
実登3253612防カビ製品 株式会社コジット
【課題】再利用可能な防カビ製品を提供する。
【解決手段】開閉可能なケース2の内部に防カビ揮散体3を収納した防カビ製品1であって、ケース2は、開口部20を有し、防カビ揮散体3は、バイオ由来の防カビ剤を多孔質材30に担持させ、多孔質材30を不織布袋31に封入したものである。
多孔質材30は、内部に微細な穴(孔)や空隙が多数存在する材料であり、細孔内に微生物が定着しやすいため、バイオ由来の防カビ剤を担持するために用いられる。多孔質材30としては、パーライト(真珠岩・黒曜石)、珪藻土(堆積鉱物)、ゼオライト(沸石)、ベントナイト(粘土鉱物)、軽石(火山岩)等の多孔質鉱石が挙げられるが、パーライト及び珪藻土であることが好ましい。多孔質材30が、パーライト及び珪藻土であることで、バイオ由来の防カビ剤(特にバチルス菌)を好適に担持することができる。また、パーライト及び珪藻土は、吸水性に優れているため、湿気の高い環境下でも使用することができる。上記の各多孔質材は、単独で用いてもよいが、複数種を組み合わせて用いてもよい。
実登3253715水の殺菌および再生のための高度な光触媒作用反応器 デ・オビエタ・ビリャロンガ、マリア・ドロレス
【課題】水を消毒するための高度光触媒作用反応器を提供する。
【解決手段】高度光触媒作用反応器1は、水入口14および水出口4を含む反応チャンバー25と、反応チャンバー25内に配置され、電流源に接続された複数の交互層状電極11を含み、第1の最外側電極12の外側表面が蒸着された二酸化チタンで覆われた、電気化学反応器9と、電気化学反応器9の第1側に配置され、電気化学反応器9の第1最外側電極12の外側表面に対向する第1紫外線光源と、を備え、電気化学反応器9は、高度光触媒作用反応器1の運転時に電解酸化が行われる第1反応容積を画定し、第1紫外線光源および第1最外側電極12の外側表面は、高度光触媒作用反応器1の運転時に不均一系光触媒作用が行われる第2反応容積を画定する。
【請求項1】水を消毒するための高度光触媒作用(APC)反応器(1,30)であって、前記反応器(1,30)は、水入口(14)および水出口(4)を備え、3〜20m3/間、好ましくは5〜10m3/時間の範囲の流量で殺菌すべき水の連続流を受け入れるように構成された反応チャンバー(25)であって、前記水は150μS/cmの最小導電率、好ましくは150〜350μS/cmの最小導電率を有する、反応チャンバー(25)と、前記反応チャンバー(25)内に配置された電気化学反応器(9)であって、電流源に接続された複数の交互層状電極(11)を含み、前記電気化学反応器(9)の第1の最外側電極(12)の外側表面は、物理蒸着、ゾル−ゲル(SOL-GEL)蒸着、溶射蒸着、化学蒸着、および原子層蒸着を含むリストから選択される技術によって蒸着された二酸化チタンで覆われ、好ましくは、前記二酸化チタンは、物理蒸着された二酸化チタンであり、前記電極(11)は、150〜350 A/m3の電流密度に耐えるように構成されている、電気化学反応器(9)と、前記電気化学反応器(9)の第1の側に配置され、前記電気化学反応器(9)の前記第1の最外側電極(12)の前記外側表面に対向する第1の紫外線光源(18)であって、前記第1の最外側電極(12)の前記外側表面を照射するように配置された複数の紫外線発光ダイオード(19)を備える、第1の紫外線光源(18)と、を備え、前記電気化学反応器(9)は、前記高度光触媒作用反応器(1)の運転時に電解酸化が行われる第1の反応容積(17a)を画定し、前記第1の紫外線光源(18)および前記第1の最外側電極(12)の前記外側表面は、前記高度光触媒作用反応器(1)の運転時に不均一系光触媒作用が行われる第2の反応容積(17b)を画定する、高度光触媒作用反応器。
【請求項2】前記電気化学反応器(9)は、前記第1の反応容積(17a)における酸化剤の発生を調節するための第1の調節可能な電源に接続され、前記第1の紫外線光源(18)は、前記第2の反応容積(17b)におけるフリーラジカルの発生を調節するための第2の調節可能な電源に接続された、請求項1記載の高度光触媒作用反応器(1,30)。
【請求項3】前記電気化学反応器(9)の第2の側に配置された第2の紫外線光源(26)を備え、前記第2の側は前記電気化学反応器(9)の前記第1の側とは反対側であり、前記第2の紫外線光源(26)は、前記電気化学反応器(9)の第2の最外側電極(13)の外側表面を照射するように配置された第1の複数の紫外線発光ダイオード(27)を含み、前記第2の最外側電極は、前記電気化学反応器(9)の前記第1の最外側電極に対向して配置され、前記第2の最外側電極(13)の前記外側表面は、物理蒸着、ゾル−ゲル(SOL-GEL)蒸着、溶射蒸着、化学蒸着、および原子層蒸着を含むリストから選択される技術によって蒸着された二酸化チタンで覆われており、好ましくは、前記二酸化チタンは、物理蒸着された二酸化チタンであり、前記第2の紫外線光源(26)および前記第2の最外側電極(13)の前記外側表面は、前記高度光触媒作用反応器の運転時に不均一系光触媒作用が実施される第3の反応容積(17c)を画定する、請求項1または2に記載の高度光触媒作用反応器(1,30)。
【請求項4】前記第2の紫外線光源(26)は、前記第3の反応容積(17c)におけるフリーラジカルの生成を調整するために、前記第2の調節可能な電源または前記第2の調節可能な電源とは異なる第3の調節可能な電源に接続される、請求項2に従属する場合の請求項3に記載の高度光触媒作用反応器(1,30)。
【請求項5】前記複数の交互に配置された層状電極(11)は、互いに平行に配置された、好ましくは矩形状の、平面状層状電極であり、または同軸に配置された、好ましくは円筒状の、円形状層状電極である、記請求項1または2に記載の高度光触媒作用反応器(1,30)。
【請求項6】前記交互に配置された層状電極(11)は、実質的に前記反応チャンバー(25)の長手方向軸および半径方向軸に沿って延びている、請求項1または2に記載の高度光触媒作用反応器(1,30)。
【請求項7】前記反応器チャンバー(25)の下部に配置され、前記第2の反応容積(17b)、好ましくは前記第2および第3の反応容積(17b、17c)に酸素を注入するように構成されたインジェクター(24)を備える、請求項1または2に記載の高度光触媒作用反応器(1,30)。
【請求項8】前記紫外線光源(18,26)の前記紫外線発光ダイオード(19,27)は、紫外線-A発光ダイオードまたは紫外線-A発光ダイオードと紫外線-C発光ダイオードの組合せである、請求項1または2に記載の高度光触媒作用反応器(1,30)。
【請求項9】前記酸化チタンは、重量%で60〜75のアナターゼと、重量%で25〜40のルチルを含み、好ましくは、重量%で70%のアナターゼと30%のルチルを含む、請求項1または2に記載の高度光触媒作用反応器(1,30)。
【請求項10】前記反応チャンバーに外部結合され且つ前記紫外線光源(18,26)に対応するヒートシンクを備え、前記ヒートシンクは、前記複数の紫外線発光ダイオード(19,27)によって発生する熱を放散するように構成されている、請求項1または2に記載の高度光触媒作用反応器(1,30)。
【請求項11】前記電気化学反応器(9)のための洗浄システムを備え、前記洗浄システムは、前記反応チャンバー(25)の長手方向軸に沿って移動するように構成され、石灰スケール堆積物を除去しながら陽極および陰極の外側表面を掻き取るように構成された一組のスクレーパを備える、請求項1または2に記載の高度光触媒作用反応器(1,30)。
【請求項12】前記紫外線光源(18,26)は、240〜380nmの範囲の波長、好ましくは、370nmの波長を有する紫外線を放出するように構成されている、請求項1または2に記載の高度光触媒作用反応器(1,30)。
【請求項13】前記電気化学反応器(9)の前記第1の最外側電極は陽極であり、前記電気化学反応器(9)の前記第2の最外側電極は陰極であり、またはその逆であり、前記電気化学反応器(9)が極性反転して動作するように構成されている、請求項3記載の高度光触媒作用反応器(1,30)。
【請求項14】各紫外線光源(18,26)と前記電気化学反応器(9)の前記最外側電極(12,13)の対応する外面との間に、紫外線を通過させるための特別な処理を施したホウケイ酸ガラス層または石英ガラス層、あるいはホウケイ酸ガラスと石英ガラスとの間で選択されたガラス(21)を含む、請求項1または2に記載の高度光触媒作用反応器(1,30)。
【請求項15】前記電気化学反応器(9)の前記第1および第2の最外側電極(12,13)を覆う前記二酸化チタンは、物理蒸着によって蒸着された二酸化チタンである、請求項1または2に記載の高度光触媒作用反応器(1,30)。
Bー8親水性
特開2025-170041被膜形成用組成物および被覆体の製造方法 インテリジェント・サーフェス株式会社
【課題】防汚性および耐久性に優れた被膜の形成に用いることができる被膜形成用組成物を提供すること、また、防汚性および耐久性に優れた被膜を有する被覆体の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の被膜形成用組成物は、ホスホリルコリン基を備えるモノマー成分を含む重合体と、ホスホリルコリン基を備え、かつ、非重合状態の化合物であるホスホリルコリン基含有非重合状態化合物とを含有し、前記重合体の含有率をX1[質量%]、前記ホスホリルコリン基含有非重合状態化合物の含有率をX2[質量%]としたとき、1.5≦[X2/(X1+X2)]×100≦30の関係を満たすことを特徴とする。
表面の親水化方法としては、基材の表面を酸化チタン等の光触媒材料で改質し、光触媒の光励起に応じて表面を高度に親水化する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、このような光触媒による表面改質では、その光触媒機能により、光触媒を基材に固定するバインダーや基材自体が分解してしまう場合があり、耐久性に問題があった。
Bー9園芸・野菜・果樹・鮮度・冷蔵庫
特開2025-173446水揚げ後の切花の鮮度保持方法 有限会社ホーティカルチャー神島 国立大学法人 岡山大学
【課題】包装された水揚げ後の切花等の花卉の変色もなく、輸送、保管及び陳列中に袋内部に水滴がつくこともなく内容物の花卉が綺麗に見え、かつ水揚げ後の切花等の花卉の鮮度低下を抑制することができる花卉入り包装体及び水揚げ後の切花の鮮度保持方法を提供すること。
【解決手段】水揚げ後の切花を特定のプラスチックフィルムで形成される袋に入れて密封した、花卉の鮮度を保持する花卉入り包装体であって、前記フィルムは、酸素透過度が1,000cm3/m2/day・atm〜10,000cm3/m2/day・atm、水蒸気透過度が10g/m2・day〜100g/m2・dayの範囲内であることが好ましい。水揚げ後の切花の鮮度保持方法については、水揚げ後の切花を作製する工程、前記切花を特定のプラスチックフィルムからなる袋の中に配置し、包装体を形成する工程、前記包装体を特定の条件で維持する工程からなる。
前記特許文献5記載の先行技術には、包装された成果物から発生されるエチレンガスによる老化熟成・腐敗を抑制する目的で、エチレンガスを効率よく分解する光触媒をフィルムに含有する方法が提案されている。光触媒を用いる場合の課題として、光条件を必要とすること、光触媒作用時発生するヒドロキシルラジカルが野菜や果実など植物に障害を与え、さらにはフィルムや容器を構成する樹脂を分解、劣化、変色させるなどの点が挙げられ、本提案においても十分に課題を解決しているとは言い難い。
特開2025-174632冷蔵庫 東芝ライフスタイル株式会社
【課題】更新に関連した制御を適切に行うこと可能な冷蔵庫を提供することである。
【解決手段】実施形態の冷蔵庫は、電気部品と、第1制御装置と、記憶装置と、第2制御装置とを備える。前記第1制御装置は、前記電気部品を制御するための制御指示を出力可能である。前記記憶装置は、前記第1制御装置の内部または外部に設けられ、前記第1制御装置による制御に供する情報が格納される。前記第2制御装置は、前記第1制御装置からの制御指示に基づき前記電気部品を制御可能である。前記第2制御装置は、前記記憶装置に格納された前記情報が外部から取得された更新用情報により更新される場合に、前記電気部品の制御を維持するとともに、前記情報の更新時に対応して設定される所定の上限時間を超えて前記第1制御装置からの信号を受信しない場合に前記電気部品の動作を停止させる。
光触媒用LED86(図4参照)は、貯蔵室内に設けられた光触媒に光を照らすことによる光触媒作用により、貯蔵室11内の空気の除菌および/または脱臭を図る。給水モータ89は、冷蔵庫本体101内に設けられたタンクから給水口を介して、製氷トレー18(図3参照)に給水する。製氷皿モータ88は、製氷トレー18を製氷室11C内で回転させ、製氷トレー18で生成された氷を、製氷室11Cの底部に設けられた受け皿19に落とす。
Bー10電機関連
特開2025-171910層間非対称整列された多重元素マックス(MAX)相とマキシン(MXene)、及びこれらの製造方法 韓国科学技術院
【課題】層間非対称整列された多重元素マックス相及びマキシンを提供する。
【解決手段】開示されたマックス相は、複数の遷移金属層を含むM(n+1)AXnの層状構造を有し(nは、自然数であり、n及びn+1は、層状の数を示す)、Mは、2以上の遷移金属元素を含み、Xは、窒素又は炭素を含み、Aは、13族元素、14族元素、15族元素、及び16族元素より選ばれた互いに異なる第1の元素及び第2の元素を少なくとも含み、前記第1の元素及び前記第2の元素の原子半径の差は、0.1Å以上であり、前記遷移金属層のうち、互いに反対される外角層に対応する第1の遷移金属層と第2の遷移金属層は、互いに異なる組成を有することで,マックス相とマキシンは層間非対称整列構造を有する。
また、このような構造のマキシンは、半導体的特性を有すると共に、優れた光触媒特性、熱電特性、及び圧電効果を有する。そこで、圧電効果を用いたセンサ分野、熱電素子を用いたバイオ、コンピュータ、家電、触媒特性を用いたエコ発電又は水素発電などの様々な分野で使用することができる。
Bー11健康・医療
特開2025-170089毛髪化粧料 花王株式会社
【課題】毛髪に対する十分な疎水性付与と低摩擦化効果が得られ、しかも処理後の長期にわたりこれらの効果が持続される毛髪化粧料の提供。
【解決手段】以下の成分(A)及び(B)を含有し、成分(A)の含有量が0.05質量%以上10質量%以下、成分(B)の含有量が5質量%以上99.9質量%以下である毛髪化粧料。
(A) 自己架橋性化合物 (B) 有機概念図におけるIOBが1.3以下であり、20℃で液状である化合物
〔任意成分〕その他、本発明の毛髪化粧料には、以上の成分のほか、通常毛髪化粧料に配合される成分を適宜含有させることができる。例えば、抗フケ剤;ビタミン剤;殺菌剤;抗炎症剤;防腐剤;キレート剤;保湿剤;染料、顔料等の着色剤;エキス類;パール化剤;香料;紫外線吸収剤;酸化防止剤;光触媒;シアバター;ローズ水;ヒマワリ油;オレンジ油;ユーカリ油;界面活性剤等が挙げられる。光触媒としては、酸化チタン、酸化タングステン等の金属酸化物、8-ヒドロキシキノリン、7-シアノ-2-ナフトール、8-キノリノール-1-オキシド等の芳香族ヒドロキシ化合物、その他スルホン化ピレン化合物、オニウム塩、ジアゾメタン誘導体、ビススルホン誘導体、ジスルホノ誘導体、ニトロベンジルスルホネート誘導体、スルホン酸エステル誘導体、N-ヒドロキシイミドのスルホン酸エステルなどが挙げられる。界面活性剤としては、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤のいずれを使用することもでき、カチオン性界面活性剤としては、アルキルアミン塩、アルキル第4級アンモニウム塩等が挙げられ、アニオン性界面活性剤としては、アルキルスルホン酸塩、アルキルカルボン酸塩、アルキルエーテルスルホン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩等が挙げられ、両性界面活性剤としては、イミダゾリン、カルボベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン、ヒドロキシスルホベタイン、アミドスルホベタイン等が挙げられ、ノニオン性界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸エステル等のエステル類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルフェニルエーテル等のエーテル類などが挙げられる。具体的には、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン等のポリオールを例えば保湿目的で使用することができる。本発明の毛髪化粧料中におけるこれらの成分の含有量は、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5重量%以下である。また、本発明の毛髪化粧料中における光触媒の量は、化粧料の保存安定性を維持する観点から、好ましくは2質量%以下、より好ましくは1質量%以下、更に好ましくは0.1重量%以下、更により好ましくは実質0質量%である。また、本発明の毛髪化粧料中における界面活性剤の量は、効果の持続性を維持する観点から、好ましくは2質量%以下、より好ましくは1質量%以下、更に好ましくは0.1重量%以下、更により好ましくは実質0質量%である。
特表2025-537740マイクロカプセルを備える日焼け止め製剤、および、そのようなマイクロカプセルの製造方法 エクソシールド
【解決手段】少なくとも1つの有効成分を含有するコアを備え、シェルを備え、前記シェルは、コアの周囲に壁を構成し、マイクロカプセルの全質量の少なくとも20%の質量分率を占めるコアシェルマイクロカプセルが開示され、前記マイクロカプセルは、好ましくは界面重合によって得られる少なくとも1つの架橋ポリマを備えることを特徴とする。マイクロカプセルのサイズは、好ましくは1μm未満である。有効成分は、日焼け止め剤とすることができる。
ミネラルUVフィルタは典型的には、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、または酸化鉄などの不溶性の無機パウダで作られている。これらの粒子はUV−AおよびUV−B線を反射する。これらのパウダは分散している必要がある。日焼け止め製剤へのそれらの組み込みを容易にするため、これらの無機粒子は通常、親水性または疎水性コーティング(例えば、メトキシシラン、ジメチコン、シリカ、またはアルミナに基づく)でコーティングされている。これらのパウダは金属酸化物であり、光触媒反応によって水中に過酸化水素(H2O2)を放出することができるため、このコーティングはそれらの光反応性を部分的に阻害する。これは生物材料(プランクトン性動物)への損傷の原因となる。
特表2025-538187生体分子凝縮物微小環境の近接性に基づく標識 ザ、トラスティーズ オブ プリンストン ユニバーシティ
【要約】近接性標識を通じて、多様な生体分子凝縮物に渡る局所微小環境のプロファイリングを可能にする、複合物、システム、および方法を本明細書に記載する。いくつかの実施形態において、複合物には、核酸および/または機能的に多様なタンパク質を含む1つ以上の生体分子凝縮物と、核酸または機能的に多様なタンパク質の少なくとも1つとの相互作用を通じて、生体分子凝縮物にカップリングする遷移金属触媒とが含まれる。本明細書記載の複合物は、いくつかの実施形態において、細胞内環境中に位置する。
【請求項1】核酸および/または機能的に多様なタンパク質を含む、1つ以上の生体分子凝縮物と、前記核酸または機能的に多様なタンパク質の少なくとも1つとの相互作用を通じて、前記生体分子凝縮物にカップリングする遷移金属触媒とを含む、複合物。
【請求項6】前記遷移金属触媒が光触媒である、請求項1に記載の複合物。
遷移金属触媒が光触媒であるさらなる実施形態において、タンパク質標識剤はアジドであってもよい。励起状態光触媒からの三重項エネルギー伝達は、アジドからのナイトレン形成を促進しうる。反応性ナイトレンは、近傍のタンパク質と架橋するか、または水性環境中でクエンチされるかいずれかである。ナイトレン形成のため、遷移金属光触媒とのエネルギー伝達を経るように操作可能な任意のアジドを使用してもよい。いくつかの実施形態において、アジドはアリールアジドである。
特表2025-538252バリアコーティングを含む布帛及び布帛を含む衛生物品 ベリー グローバル,インク.
【要約】撥アルコール性布帛として適した布帛が提供される。この布帛は、第1の最外表面及び第2の最外表面を備えた繊維性基材を含み、布帛の第1の最外表面の少なくとも一部、布帛の第2の最外表面の少なくとも一部、又はその両方に、非フッ素化バリアコーティング(NFBC)及び/又はフッ素化バリアコーティング(FBC)が配置されている。
本発明の或る特定の実施形態によれば、複数の放射線硬化性シリコーンは1種以上のエポキシシリコーンオリゴマー又はポリマーを含み得る。NFBC組成物は、紫外線等の放射線に曝露されるとエポキシ基を介して硬化を開始する強酸を形成する光触媒を更に含んでいてよい。エポキシ官能性シリコーンオリゴマー又はポリマーが利用される場合、硬化操作は、有益には開放環境(例えば、酸素の存在下)で実施され得る。
Bー12その他
特開2025-169211TIPARP阻害剤化合物 ヴィ・インコーポレイテッド
【課題】TIPARP阻害剤化合物を提供すること。
【解決手段】本開示は、TIPARPの活性を阻害する式(I)の化合物及びその薬学的に許容される塩であって、可変要素が明細書に定義された値のいずれかを有する、式(I)の化合物及びその薬学的に許容される塩を提供する。
スキーム1に示されている通り、メチル3−(6−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)シクロブタンカルボキシレートは、5−ブロモ−2−メトキシ−3−(トリフルオロメチル)ピリジンをメチル3−ブロモシクロブタンカルボキシレートと反応させることによって調製することができる。反応は、クロスカップリング触媒、例えば、(4,4’−dtbbpy)NiCl2、光触媒、例えば、(Ir[dF(CF3)ppy]2(dtbpy))PF6、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチル−2−(トリメチルシリル)トリシラン、2,6−ルチジン及びLEDブルーライトの存在下で実施することができる。反応は、不活性雰囲気下、溶媒、例えば、1,2−ジメトキシエタン中で実施することができる。trans異性体は、フラッシュクロマトグラフィーを介して、cis異性体から分離することができる。
特表2025-537366スピロ環状KRAS阻害剤の調製のためのプロセス及び中間体 ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【要約】本発明は、全炭素の四級中心の高い選択性での不斉導入と、スピロ構造を生成するためのC2伸長において非常に効率的なワンポット手順とを特徴とする、一般的な中間体としての式(1)のスピロ化合物の効率的かつエナンチオ選択的な合成に関する。全炭素の四級中心に対して、辻・Trost不斉アリル位アルキル化(AAA)プロセスは、非常に低い触媒担持量での持続可能な手順を開発するために設計され、それによって、実質的に溶媒がない条件下で製品中のPd含量制御も容易となる。さらに、ワンポット手順での複数の合成変換反応は、式(1)の化合物へのヒドロホウ素化−アルキル化−ディークマン縮合を含む3変換反応シーケンス、又は式(9)の化合物へのヒドロホウ素化−アルキル化−ディークマン縮合−けん化−脱カルボキシル化を含む5変換反応シーケンスのいずれかの形式でワンポット手順を用いることにより実施した。
別の態様では、式(5)の化合物の二重結合は、電子不足/酸性C−Hとの二重のHAT(水素原子移動)触媒反応を用いることで、JACS, 2021, 143, 11251に記載されているようにラジカルヒドロアルキル化において反応できることが見出された。これにより、非活性二重結合のC2伸長が生じる。電子不足のC−Hとしては、例えば1,3−ジカルボニル化合物、β−ケトエステル、β−ケトアミド、β−ケトニトリル、シアノ酢酸エステル、及びマロン酸ジエステルを使用することができ、好ましくはマロン酸ジアルキルエステル及びメルドラム酸(25)が使用される。溶媒としては、トリフルオロトルエン、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン、及びアセトニトリル、好ましくはアセトニトリルを用いることができる。一般的に使用される光レドックス触媒は、例えばIr又はRu錯体であり、その反応性は金属中心の酸化還元電位に依存する。しかし、重金属不純物は、毒物学的な問題から、医薬製品において厳しく規制されている。したがって、毒物学的、環境的及び経済的な理由から、持続可能な選択肢を見つけるために、金属を含まない光触媒が試験された。金属を含まない光触媒は、5CzBN(ペンタ−カルバゾリルベンゾニトリル)、4CzIPN(2,4,5,6−テトラキス(9H−カルバゾール−9−イル)イソフタロニトリル) 3CzClIPN(2,4,6−トリ(9H−カルバゾール−9−イル)−5−クロロイソフタロニトリル)、及び3DPAFIPN(2,4,6−トリス(ジフェニルアミノ)−5−フルオロイソフタロニトリル)の非網羅的なリストから選ぶことができる。最も好ましいのは4CzIPN(26)の使用である。
(実施例3a)【化39】燥N2雰囲気下の清浄なリアクターに、メルドラム酸(25)(11.33g、78.64mmol、2当量)、ボラン28(0.78g、10mol%)及びアセトニトリル(30mL、3V)を投入する。次いで、混合物を撹拌して透明な溶液を形成させる。5を投入し(10g、39.3mmol、1当量)、続いてさらにアセトニトリル(5mL、0.5V)を投入する。その後、混合物に光触媒26(0.62g、0.79mmol、2mol%)を投入して、26が完全に溶解するまで混合物を撹拌する。トリフェニルシランチオール(27)(0.58g、1.97mmol、10mol%)及びアセトニトリル(15mL、1.5V)を投入する。次いで、混合物を撹拌して、黄色の均一な溶液を形成させる。次に、一般的な市販のフォトリアクター、又は文献(Chem. Rev. 2022, 122, 2, 2752-2906)に記載されている特注のリアクターを用いて光化学反応を行う。フォトリアクターを50℃に予熱し、LEDを点灯させる。次いで、反応混合物を、好適な定量ポンプを用いてフローフォトリアクターに導入して、50分〜200分の滞留時間を維持する。29を含有する生成物溶液を同時に収集する。粗生成物溶液を精製せずに次のステップに使用する。29:1H NMR (500 MHz, CDCl3 ): δ 4.14-4.07 (m, 2H), 3.92-3.82 (m, 4H), 3.52 (t, 1H), 2.05-1.93 (m, 4H), 1.73 (d, 6H), 1.67-1.57 (m, 4H), 1.54-1.29 (m, 5H), 1.24-1.21 (m, 4H). 13C NMR (500MHz, CDCl3): δ 173.9, 165.4, 165.3, 110.9, 104.7, 64.7, 64.5, 60.4, 54.5, 45.8, 32.1, 31.1, 30.2, 28.4, 26.8, 26.7, 23.0, 21.7, 20.8, 14.1
ESI-MS: m/z 421 [M+Na]+.
特表2025-537835UV硬化性シリコーン組成物 ダウ シリコーンズ コーポレーション
【要約】本開示は、UV硬化性シリコーン組成物であって、(A)1分子当たり2〜12個の炭素原子を有する少なくとも1個のアルケニル基及び6〜12個の炭素原子を有する少なくとも1個のアリール基を有する分岐状オルガノポリシロキサンと、(B)1分子当たり2〜12個の炭素原子を有する少なくとも2個のアルケニル基及び6〜12個の炭素原子を有する少なくとも1個のアリール基を有する直鎖状オルガノポリシロキサンと、(C)1分子当たり少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子及び6〜12個の炭素原子を有する少なくとも1個のアリール基を有するオルガノシロキサンと、(D)光活性化ヒドロシリル化反応触媒と、を含み、成分(A)〜(C)中の全アリール基の含有量が、成分(A)〜(C)の合計質量の少なくとも35質量%である、UV硬化性シリコーン組成物に関する。本組成物は、良好な作業可使時間を有し、紫外線を照射することによって硬化して、Bステージ材料であって、緩徐なゲル化時間を示す、Bステージ材料を形成するが、低温、例えば、75℃以下で完全に硬化することができる。
例えば、特許文献1には、1分子当たり平均少なくとも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有するオルガノポリシロキサンと、1分子当たり平均少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有する有機ケイ素化合物と、光活性化ヒドロシリル化反応触媒とを含むUV硬化性シリコーン生成物が開示されている。特許文献2には、ビニル基又はアリル基を有し、かつ5〜300の連続繰り返しDシロキサン単位5〜300を有する分岐状オルガノポリシロキサンと、樹脂構造を有し、かつ連続繰り返しDシロキサン単位5〜300を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、光活性触媒とを含むUV硬化性シリコーン組成物が開示されている。特許文献3には、1分子当たり平均少なくとも2個のケイ素原子結合エチレン性不飽和基及び少なくとも1個のケイ素原子結合フェニル基を有する有機ケイ素化合物と、1分子当たり平均少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有する有機ケイ素化合物と、光活性化ヒドロシリル化触媒と、任意選択で充填剤とを含むUV硬化性シリコーン組成物が開示されている。特許文献4には、1分子当たり2個のアルケニル基及び少なくとも2個のアリール基を有する直鎖状オルガノポリシロキサンと、1分子当たり少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、200〜500nmの波長の光によって活性化される白金金属触媒と、1分子当たり1個の末端アルケニル基を有する化合物とを含むUV硬化性シリコーン組成物が開示されている。特許文献5には、1分子当たり少なくとも1個の脂肪族不飽和一価炭化水素基を含有する化合物と、1分子当たり少なくとも2個のケイ素原子に結合した水素原子を含有する化合物と、高エネルギー放射線に曝されなくても組成物中で活性を示す第1のヒドロシリル化触媒と、高エネルギー放射線を曝されなければ活性を示さず、かつ高エネルギー放射線に曝されることによって組成物中で活性を示す第2のヒドロシリル化触媒とを含むUV硬化性シリコーン組成物が開示されている。
B−13光触媒を防ぐ・効果無し
特開2025-168285インクジェット記録物の製造方法及びインクジェット記録物の製造装置 キヤノン株式会社
【課題】インクジェット方式で画像を記録した樹脂フィルムを含む記録媒体をレーザーダイカット法でカットする場合に、カット幅が狭くかつ均一に揃った高品位な記録物を製造しうるインクジェット記録物の製造方法を提供する。
【解決手段】樹脂フィルムを含む記録媒体に水性の反応液を付与する工程と、記録媒体の反応液が付与された領域の少なくとも一部に重なるようにインクジェット方式で水性インクを付与して画像を記録する工程と、反応液及び水性インクが付与された領域にレーザー光を照射して記録媒体をカットする工程と、を有するインクジェット記録物の製造方法である。反応液が、無機金属塩を含有し、水性インクが、酸化チタンを含有する。
酸化チタンを表面処理することで、光触媒活性能の抑制や分散性の向上が期待される。本明細書における「アルミナ」は、酸化アルミニウムなどのアルミニウムの酸化物の総称である。また、本明細書における「シリカ」は、二酸化ケイ素、又は二酸化ケイ素によって構成される物質の総称である。酸化チタンを被覆するアルミナ及びシリカの大部分は、二酸化ケイ素及び酸化アルミニウムの形態で存在している。
特開2025-169906インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、並びに、水性インク及び水性反応液のセット キヤノン株式会社
【課題】耐擦過性に優れた低光沢部及び滲みが抑制された高品質な高光沢部を含む、光沢性が部分的に制御された画像を低〜非吸収性の記録媒体に記録することが可能なインクジェット記録方法を提供する。
【解決手段】顔料、樹脂粒子、及び水溶性有機溶剤を含有する水性インク、並びに水性インクと反応する水性反応液をインクジェット方式の記録ヘッドから吐出し、非吸収性の記録媒体に付与して画像を記録するインクジェット記録方法である。記録媒体に送風して液体成分を減少させる送風工程を有し、水性反応液が、第1の反応液、及び前記水性インクとの反応強度が第1の反応液に比して低い第2の反応液を含み、画像が、第1の反応液及び水性インクが付与されて形成された低光沢部と、第2の反応液及び水性インクが付与されて形成された高光沢部と、を含む。
酸化チタンは、無機酸化物や有機物で表面を被覆(表面処理)されていてもよい。なかでも、アルミナ及びシリカで表面処理が施されているものを用いることが好ましい。表面処理された酸化チタンを用いることで、光触媒活性能の抑制や分散性の向上が期待される。本明細書における「アルミナ」は、酸化アルミニウムなどのアルミニウムの酸化物の総称である。また、本明細書における「シリカ」は、二酸化ケイ素や、二酸化ケイ素によって構成される物質の総称である。酸化チタンを被覆するアルミナ及びシリカの大部分は、二酸化ケイ素及び酸化アルミニウムの形態で存在している。酸化チタン粒子に占める、アルミナ及びシリカの割合、すなわちアルミナ及びシリカの被覆量を測定する方法としては、例えば、誘導結合プラズマ(ICP)発光分析によるアルミニウム及びケイ素元素の定量分析法を挙げることができる。この場合、表面を被覆する原子がすべて酸化物になっていると仮定し、得られたアルミニウム及びケイ素の値を酸化物(アルミナ及びシリカ)に換算して算出することができる。
特開2025-173282生分解性樹脂マイクロビーズ GSアライアンス株式会社 冨士色素株式会社
【課題】従来用いられている紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の弱点を克服し、環境負荷も低減する紫外線防止剤を提供する。
【解決手段】平均粒径が数百nmから数百μmである生分解性樹脂のマイクロビーズを紫外線遮蔽剤として用いる。
紫外線散乱剤としては、主に、酸化チタン、酸化亜鉛のような無機物が用いられている。プラスチック紫外線吸収剤としては、主に、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ジメチルパラアミノ安息香酸エチルヘキシル、t−ブチルメトキシジベンゾイルメタンなどの有機物が用いられている。紫外線散乱剤の大きなデメリットとしては、白色粉体であることから、プラスチック製品が白濁してしまうことが挙げられる。また、酸化チタン、酸化亜鉛の場合、これらは光触媒材料でもあるので、プラスチックが紫外線により劣化することを加速させてしまう原因にもなる(非特許文献1)。一方、紫外線吸収剤の大きなデメリットは、それ自体の反応の副反応として素材に影響を与える可能性があることが挙げられる。
特表2025-537129低粘度非水性金属酸化物粒子分散液及びそれを調製する方法 イノレックス インベストメント コーポレイション
【要約】本発明は、金属酸化物粒子を分散させるための非水組成物に関する。非水組成物は、好ましくは100%バイオベースの炭素から合成された、分岐鎖又は不飽和アルキル鎖を有するエステルを含む分散媒と、末端カルボン酸官能基を含むポリエステル分散剤とを含む。エステル分散媒は、式(I)、式(II)、式(III)、及びそれらの組合せからなる群から選択される液体エステルを含む。本発明はまた、上記非水組成物とその中に分散された金属酸化物粒子とを含む非水分散液に関する。金属酸化物粒子は、酸化亜鉛、酸化チタン、又はそれらの組合せを含み得る。組成物及び分散液を使用する製剤、並びに調製する方法も開示される。
幾つかの実施形態では、金属酸化物粒子の表面が改質されてもよい。かかる表面改質は、特にTiO2の場合、その後の製剤化で光触媒活性を抑制する可能性がある。任意の表面改質について、好ましくは、無機コーティング、例えばアルミナ又はシリカが用いられる。
特表2025-537134広い分子量分布を有するポリエステルを含む金属酸化物粒子エステル分散液及びそれを調製する方法 イノレックス インベストメント コーポレイション
【要約】本発明は、金属酸化物粒子を分散させるための非水組成物に関する。非水組成物は、エステル分散媒及び広い分子量分布(MWD)のポリエステル分散剤を含み、それぞれが100%バイオベースの炭素から合成されることが好ましい。エステル分散媒は、式(I)、式(II)、式(III)、式(IV)、及びそれらの組合せからなる群から選択される液体エステルを含む。ポリエステル分散剤は、約2.3を超える多分散指数(PDI)を有する。本発明はまた、上記非水組成物と分散された金属酸化物粒子とを含む非水分散液に関する。金属酸化物粒子は、酸化亜鉛、酸化チタン、又はそれらの組合せを含み得る。組成物及び分散液を使用する製剤、並びに調製する方法も開示される。
幾つかの実施形態では、金属酸化物粒子の表面が改質されてもよい。かかる表面改質は、特にTiO2の場合、その後の製剤化で光触媒活性を抑制する可能性がある。任意の表面改質について、好ましくは、無機コーティング、例えばアルミナ又はシリカが用いられる。
J−3木酢・竹酢・草酢
特開2025-165382プロピレンの製造方法 住友化学株式会社
【課題】本発明は比較的優れた収率でプロピレンを製造可能なプロピレンの製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係るプロピレンの製造方法は、触媒(A)の存在下、エタノールを含む原料から粗生成物(A)を得る反応工程Aと、触媒(B)の存在下、粗生成物(A)から粗生成物(B)を得る反応工程Bとを有し、触媒(A)および触媒(B)の組成が互いに異なり、触媒(A)が、ジルコニウム等からなる群より選ばれる少なくとも2種の金属Mおよび金属Nを含み、金属Nに対する金属Mのモル比が100未満であり、触媒(B)の酸点の量が50μmоl/g以上である。
前記エタノールとしては、種々の製法で製造されたものを使用することができる。前記エタノールとしては、例えば、石油化学由来のエチレンの水和反応で製造されるもの、グルコース、フルクトース、ショ糖等の糖を分解して製造されるもの、木酢液を蒸留することにより得られるもの、廃プラスチックを分解して得られる一酸化炭素および水素により合成されるもの、および、二酸化炭素および水素により合成されるものが挙げられる。
実登3253485柑橘類果実用圧搾具 田中 一裕
【課題】料理の上部で柑橘類果実を搾汁し、果汁をそのまま料理の上に掛けることができ、果汁で濡れる部分が金属でない圧搾具を提案する。
【解決手段】指通し孔を開けた平行な2つの辺を有する、多角形で挟まれた押さえ板1と押さえ板2との一方の端同士を可動的に連結し、押さえ板1と押さえ板2との連結部から遠い押さえ板1にV字型の切り込みを、押さえ板1と押さえ板2との連結部から遠い押さえ板2にV字型の突起を、向かい合うように設け、連結した端付近にそれぞれ1個又は数個の指孔を開け、上記の指孔に片方の手の複数の指を入れ、指を開くことで、上記V字型の切り込み部分に半分に切った柑橘類果実を挿入し指を閉じ、上記V字型突起を果実の切り口に突進させることで、料理の上で果実を圧搾し、出てきた果汁を料理にかけることができる。
【実施例1】内角が90度、135度、135度、135度、135度、90度、225度、90度、225度の9角形に挟まれた厚さ1.5cmの杉板に径2.8cmの指孔を1個開け、表面を焼いて押さえ板1とし、内角が90度、135度、135度、135度、135度、90度、135度、270度、135度の9角形に挟まれた厚さ1.5cmの杉板に径2.8cmの指孔を2個開け、表面を焼いて押さえ板2とし、指孔に近い方の側面同士を蝶番で連結して、本考案の圧搾具とした。この圧搾具は、片手の3本の指を指孔に通して、開くことができ、半分に切った木酢を挟んで、グリルで焼いた塩秋刀魚の上で圧搾でき、他方の手で木酢を回転させることで圧搾位置を変えることができ、さらに、圧搾具から木酢を取り出した後、滑ることなく、絞り残りがないように絞り切ることができた。
Y−1海洋深層水
特許7660863液状頭髪ケア剤 高島 正広 株式会社シグマテクノロジー
【課題】マイクロ・ナノバブルを巧みに利用し、十分な育毛効果を有し、副作用がなく、入手が容易な液状頭髪ケア剤を提供する。
【解決手段】マイクロ・ナノバブルを含む液状頭髪ケア剤である。前記マイクロ・ナノバブルが水素、酸素、二酸化炭素及び空気からなる群から選択される1以上のガスから製造されたマイクロ・ナノバブルであり、水、エタノールから選択される1以上の液体からなる液状頭髪ケア剤である。
本願発明の液状頭髪ケア剤は、上記のような特徴を備えたマイクロ・ナノバブルを含んでいる。液状化させるための媒体としては、水、エタノールを用いることができるが、これらに限定されず、当業者に自明のものであれば、すべて用いることができる。水には、水道水、浄水、天然水、炭酸水、脱イオン水、アルカリイオン水、海洋深層水、蒸留水、RO水、精製水などあり、これらのいずれかを用いることができるが、精製水は医療で使われる溶解剤であり、肌への浸透力が通常の水よりも格段に良く、不純物が含まれていないという点で、敏感肌の人にも肌荒れの心配がなく安心して使うことができるので、好ましく用いることができる。
特許7713555容器詰麦茶飲料の製造方法及び容器詰麦茶飲料の香味向上方法 株式会社 伊藤園
【課題】膨化麦を粉砕することなく、香味、コクや甘味が感じられ、特に香味を高められる容器詰麦茶飲料の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の容器詰麦茶飲料の製造方法は、平均空隙率1.0〜40.0%の焙煎麦を、完全に水中に浸漬させて抽出する水中浸漬処理により抽出して抽出液を得、当該抽出液を容器に充填することを特徴とする。
(充填工程)充填工程は、得られた抽出液を抽出容器から取り出し、冷却・濾過し、殺菌後に容器に充填して容器詰麦茶飲料にする工程である。抽出液は、複数の抽出液を製造し、それらを混合したものを殺菌して充填してもよい。また、pHの調整や水や海洋深層水などでの希釈を行っても良く、ビタミンCなどの酸化防止剤を添加してもよい。充填する容器は、特に限定するものではなく、例えばペットボトルなどのプラスチック製ボトル、スチール製、アルミ製などの金属缶、瓶、紙容器などを用いることができ、特に、ペットボトルなどの透明容器等を好ましく用いることができる。充填する際には、窒素も封入し麦茶飲料を酸化しにくくしても良い。容器詰麦茶飲料は、夏場用に冷蔵庫などで冷した飲料としても、冬場用に加温した飲料としてもよい。
特開2025-169004容器詰黒豆茶飲料および容器詰黒豆茶飲料の収斂味抑制方法 株式会社 伊藤園
【課題】収斂味を抑制し、さらに経時的に発生する油浮きも抑えることができる容器詰黒豆茶飲料を提供する。
【解決手段】少なくともタンニン、イソフラボン類、2,5ジメチルピラジン、2,3ジメチルピラジン及び2,6ジメチルピラジンを含有する容器詰黒豆茶飲料であって、イソフラボン類の主成分として水溶性のイソフラボンを含み、タンニン含有質量に対するイソフラボン類含有質量の比率(イソフラボン類/タンニン)が0.5〜6.0であり、かつ2,5ジメチルピラジン、2,3ジメチルピラジン及び2,6ジメチルピラジンの合計の含有質量が260ppb〜1500ppbである、容器詰黒豆茶飲料である。
焙煎黒豆の抽出方法は、特に限定するものではない。例えば浸漬抽出、ドリップ抽出、シャワーリングによる抽出など、公知の方法を採用すればよい。抽出に用いる水溶性溶媒としては、例えば純水、水道水、蒸留水、脱塩水、アルカリイオン水、湖水、海洋深層水、イオン交換水、脱酸素水、天然水、水素水或いは水溶性の有機化合物(例えば、アルコール類)や無機塩類を含む水などを用いることができる。
特開2025-169393海洋自然エネルギマルチ発電装置 株式会社ドクター中松創研
【課題】海上での風力及び波高及び太陽光やその他再生可能エネルギを発電一体設備として低コストで有効に活用できる海洋自然エネルギマルチ発電装置を提供する。
【解決手段】洋上での発電に於て、風力発電装置に上下可動電磁力を用いた波力発電装置を設け風力と波力のエネルギ発電装置を一体化する。さらに風力発電装置にソーラ発電装置を伸展したフロートの全表面に設け一体化する。洋上での風力及び波力及び太陽光やその他再生可能エネルギを発電一体設備として低コストで有効に活用する。
本発明第8実施例は、図12に示す如く、風力発電装置1のタワー103に海洋温度差発電装置9を設け、海底の深層水92と表層水91を取り入れ、温度差にて発電することを特徴とする。
特開2025-169791発泡性エアゾール組成物 株式会社ダイゾー
【課題】垂れ落ちにくい泡を形成することができ、対象物に塗布しやすく、塗り伸ばすと温感が得られる発泡性エアゾール組成物を提供する。
【解決手段】会合型粘性調整剤と、pH調整剤と、多価アルコールとを含む原液と、液化ガスと炭酸ガスとを含む噴射剤とからなる、発泡性エアゾール組成物。
水は特に限定されない。一例を挙げると、水は、精製水、イオン交換水、海洋深層水、アルカリイオン水等である。
特開2025-173649水性組成物 株式会社コーセー
【課題】オリゴ糖を1質量%以上含有する水性組成物において、オリゴ糖の析出抑制効果に優れる組成物を提供する。
【解決手段】次の成分(A)〜(C);(A)オリゴ糖が1質量%以上、(B)IOB値が4.5〜5.5の多価アルコール、(C)IOB値が1.5〜3.5の多価アルコールを含有する、水性組成物。
本発明における水性組成物とは、水を含有する組成物を意味し、通常は、組成物中に水を10%以上含有し、20%以上含有することが好ましく、30%以上含有することがより好ましく、50%以上含有することが更に好ましい。上限としては、特に限定されるものではないが、例えば、90%以下が好ましい。本発明の水性組成物に含有される水は、化粧料、医薬部外品、医薬品等に含有され得るものであれば良く、例えば、精製水、温泉水、深層水、常水、蒸留水、あるいは植物の水蒸気蒸留水等が挙げられ、必要に応じて1種以上を適宜選択して用いることができる。なお、水性組成物は、上記のように水を含有していれば、乳化剤等により乳化されている形態であってもよい。
特開2025-173796アントシアニン色素含有トウモロコシを含む加熱調理用粉粒体、ならびに加熱食品およびその製造方法 独立行政法人国立高等専門学校機構 株式会社タカフジ
【課題】素材そのものの色素をもってpH変化による色調の変化を楽しむことができ、簡便に調理することが可能な加熱調理用粉粒体を提供する。
【解決手段】アントシアニン色素含有トウモロコシを含む穀物材料を含有する加熱調理用粉粒体であり、前記穀物材料の粒径が、53μm〜2.0mmであり、前記穀物材料のアントシアニン色素含量が、5mg/100g〜100mg/100gであり、前記穀物材料の全でんぷん中に占めるアミロペクチンの割合が、70%以上である、加熱調理用粉粒体。
液体としては、特に限定はないが、例えば、水、牛乳、豆乳、搾汁液、その他高分子の液体、溶き卵などが利用できる。その他高水分の液体としては、樹液、海水(海洋深層水等)、スポーツ飲料、炭酸飲料、コーヒーなどの抽出液、お茶類、ホエー、乳酸菌飲料などが挙げられる。これらは1種で用いても、2種以上を用いてもよい。
特開2025-174915化粧料用添加剤 長瀬産業株式会社 ナガセケムテックス株式会社
【課題】天然の材料に由来し、肌に適用したときの感触に優れる、環境負荷の小さい化粧料用添加剤を提供する。
【解決手段】澱粉の部分分解物に酸性基が導入された水溶性ポリマーの架橋物を含む、化粧料用添加剤。
(保湿剤)保湿剤としては、例えば、以下のものが挙げられる。すなわち、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ポリグリセリン、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、イソプレングリコール、イソペンチルジオール、ヘキシレングリコール、トリグリセリン、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリオキシエチレン(POE)テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリオキシプロピレン(POP)ブチルエーテル、POP・POEブチルエーテル、トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル、POPグリセリンエーテル、POPグリセリンエーテルリン酸、POP・POEペンタエリスリトールエーテル、エチレングリコール・プロピレングリコール共重合体、フィタントリオール、エリスルロース等の多価アルコール類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、モノオレイルグリセルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル等のグリコールアルキルエーテル類、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、マンニトール、マルチトール、マルトトリイトール、マルトテトライトール、澱粉加水分解物の水素添加物等の糖アルコール類、スクロース、ラムノース、グルコース、フラクトース、ガラクトース、マンノース、トレオース、キシロース、アラビノース、フコース、リボース、デオキシリボース、マルトース、マルトトリオース、マルトテトラオース、トレハロース、ラクトース、ラフィノース、グルコン酸、グルクロン酸、硫酸化トレハロース、デキストリン、サイクロデキストリン、国際公開第WO02/10361号パンフレットで開示されたサイクロ{→6)−α−D−グルコピラノシル−(1→3)−α−D−グルコピラノシル−(1→6)−α−D−グルコピラノシル−(1→3)−α−D−グルコピラノシル−(1→}の構造を有する環状四糖(シクロニゲロシルニゲロース:Cyclonigerosylnigelose)、特開平2005−95148号公報に記載されたサイクロ{→6)−α−D−グルコピラノシル−(1→4)−α−D−グルコピラノシル−(1→6)−α−D−グルコピラノシル−(1→4)−α−D−グルコピラノシル−(1→}の構造を有する環状四糖(シクロマルトシルマルトース:Cyclomaltosylmaltose)、プルラン、異性化糖、キシリチルグルコシド等の糖類、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グルタミン酸ナトリウム、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジン、ピロリドンカルボン酸等のアミノ酸、乳酸ナトリウム、尿酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等のNMF成分(天然保湿成分)、グリコーゲン、デキストラン、ローカストビーンガム、キシログルカン、クインスシード、カラギーナン、ペクチン、マンナン、カードラン、サクシノグルカン、ガラクタン、アラビノガラクタン、デルマタン硫酸、ケラタン硫酸、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸、ムコイチン硫酸、ケラト硫酸、キチン、キトサン、ヘパリン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸等のムコ多糖類やこれらムコ多糖類の加水分解物、大豆蛋白分解ペプチド、小麦蛋白分解ペプチド、加水分解小麦蛋白、カゼイン分解ペプチド、パルミトイルオリゴペプチド等のアシル化ペプチド類、シリル化ペプチド類、コンキオリン分解ペプチド、加水分解コンキオリン、シルクやコラーゲン等の蛋白質・ペプチドやこれらの加水分解物、加水分解ヒアルロン酸、加水分解卵殻膜等の水溶性高分子物質、これらの塩類、大豆由来、卵黄由来等のレシチン、フォスファチジルグリセロール、フォスファチジルイノシトール、フォスファチジルセリン、フォスファチジルエタノールアミン、フォスファチジン酸、スフィンゴミエリン等のリン脂質、スフィンゴ脂質、オリーブ油、ホホバ油、スクワラン等の油脂類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルシロキサン等のシリコン類、乳酸菌・ビフィズス菌等の培養上清、ローヤルゼリーエキス、酵母抽出液、卵殻膜タンパク、牛顎下腺ムチン、ヒポタウリン、ガラクトアラビナン、ゴマリグナン配糖体、アルブミン、乳清、塩化コリン、ホスホリルコリン、胎盤抽出液、ヨクイニンエキス、ボタンエキス、海藻エキス、ゲンチアナエキス、ユキノシタエキス、シソエキス、加水分解コメヌカエキス、プルーン酵素分解物、トリメチルグリシン、N-メチル−L−セリン、ニコチン酸アミド、オウゴンエキス、チャエキス、ツボクサエキス、クワエキス、ハクガイシ加水分解エキス、アセチルヒアルロン酸ナトリウム、アルテアエキス、トウキエキス、アロエエキス、デオキシリボ核酸ナトリウム、メロスリアエキス、ニンジンエキス、ドクダミエキス、ウーロン茶エキス、コムギ胚芽エキス、キシロビオース混合物、モクツウエキス、オウバクエキス、オトギリソウエキス、カッコンエキス、ホエイ、サクラ葉抽出液、シャクヤクエキス、ワレモコウエキス、アセロラエキス、ヒオウギ抽出液、エーデルワイスエキス、アルモンドエキス、グルコシルヘスペリジン、イエローヒマラヤンラズベリー根エキス、セイヨウハッカエキス、ジオウエキス、メバロノラクトン、アシタバエキス、イチョウエキス、スギナエキス、加水分解黒豆エキス、タイムエキス、オウレンエキス、アデノシン一リン酸、アデノシン三リン酸二ナトリウム、dl−α−トコフェロール、DL−リンゴ酸ナトリウム、γ-アミノ-β-ヒドロキシ酪酸、アスナロ抽出液、アスパラガスエキス、アスパラサスリネアリスエキス、アボカドエキス、アンズ果汁、イガイグリコーゲン、イノシット、イブキトラノオ抽出液、イラクサエキス、ウコンエキス、ウワウルシ流エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、エチルグルコシド、オオバナサルスベリエキス、オタネニンジンエキス、オノニスエキス、オリーブ葉エキス、カキエキス、ガマエキス、カムカムエキス、カムカム種子エキス、カロットエキス、キイチゴエキス、キウイエキス、グアバエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、グリコール酸、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、ケープアロエエキス、ゲンノショウコエキス、コーヒーエキス、コハク酸2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルグアニジン、コメヌカ抽出物加水分解液、コラーゲン・トリペプチド、サイシンエキス、サクシニルアテロコラーゲン、サンザシエキス、サンペンズエキス、シアノコバラミン、シーグラスエキス、シナノキエキス、ジメチルシラノール・ヒアルロン酸縮合液、シモツケソウエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、シルク抽出液、シルク末、スイカズラエキス、スターフルーツ葉エキス、ストロベリー果汁、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、センプクカエキス、センブリエキス、ソウハクヒエキス、ソルビトール発酵多糖液、ダイズエキス、タイソウエキス、ツバキエキス、デイジー抽出液、テルミナリアエキス、テンチャエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、トウモロコシエキス、トマト果汁、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、ハウチワマメエキス、バクガ根エキス、ハゴロモグサエキス、ハス種子乳酸菌発酵液、パセリエキス、ハマナスエキス、ハマメリスエキス、バラエキス、パリエタリアエキス、パンクラチウムマリチムムエキス、ヒオウギ抽出液、ビワ葉エキス、フィトグリコーゲン、ブッチャーブルームエキス、ホウセンカエキス、ポリアスパラギン酸ナトリウム液、マヨラナエキス、ユリエキス、藍水抽出液、マロニエ抽出物、エラスチン、天然型セラミド(タイプ1、2、3、4、5、6、9)、カプロオイルフィトスフィンゴシン、カプロオイルスフィンゴシン、ヒドロキシセラミド、疑似セラミド、スフィンゴ糖脂質、セラミドおよび糖セラミド含有エキス等のセラミド類、海洋深層水、アルカリ単純温泉水、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、dl−ピロリドンカルボン酸ナトリウム、L−オキシプロリン、アセチルグルコサミン、タウリン等を例示することができる。すなわち、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ポリグリセリン、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トレハロース、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、リゾフォスファチジン酸、リゾレシチン、レシチン、エクトイン、エチドロン酸、スクワラン、セラミド類、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、加水分解ヒアルロン酸、酵母抽出液、ヨクイニンエキス、ボタンエキス、海藻エキス、ゲンチアナエキス、トリメチルグリシン、N-メチル−L−セリン、ニコチン酸アミド、ローヤルゼリーエキスから選ばれる少なくとも1種を保湿剤として使用するのが望ましい。保湿剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
特開2025-175100ウイルス不活性化剤組成物およびウイルス不活性化効力増強方法、並びにウイルス不活性化方法 大日本除蟲菊株式会社
【課題】ウイルス不活性化における速効性が優れるウイルス不活性化剤組成物およびウイルス不活性化効力増強方法、並びにウイルス不活性化方法を提供する。
【解決手段】(a)ウイルス不活性化成分として、0.01質量%〜5.0質量%の1,4−ビス(3,3'−(1−デシルピリジニウム)メチルオキシ)ブタン塩、クロルヘキシジン塩からなる群より選択される1種又は2種以上と、(b)ウイルス不活性化効力増強成分として、0.02質量%〜10.0質量%のフマル酸、リン酸、乳酸、及びクエン酸からなる群より選択される1種又は2種以上と、水と、を配合し、pHが1〜6であるウイルス不活性化剤組成物。
本発明のウイルス不活性化剤組成物は、水系タイプであり、溶媒としては主に水が用いられる。水としては、イオン交換水や逆浸透膜水等の精製水や、通常の水道水や工業用水、海洋深層水等が挙げられる。
特表2025-538782有価ミネラルの回収および高純度淡水の製造のための超高度濃縮海水淡水化プロセス コリア インスティチュート オブ オーシャン サイエンス アンド テクノロジー
【要約】本発明の好ましい一実施例による有価ミネラル回収および高純度淡水製造のための超高度濃縮海水淡水化プロセスは、海水入口を通じて海水を導入し、導入された海水を脱気処理して前処理を行い、前処理された海水を海水濃縮器に導入し、前記海水濃縮器で濃縮された海水を濃縮水結晶化器に導入して固形物(有価ミネラル塩)を抽出・回収し 前記濃縮水結晶化器で生成された濃縮水を前記海水濃縮器に再導入し、前記海水濃縮器から排出される蒸留水を電気分解処理(水電解)して水素(H2)を生成することを特徴とする。以上の構成を有する本発明によれば、海水の取水量を最小限に抑えることができ、有価ミネラル回収のエネルギーコストを低減でき、超高度濃縮条件下においても高純度淡水の製造が可能であり、水電解プロセスを通じて水素の生成に利用可能な、有価ミネラル回収および高純度淡水製造のための超高度濃縮海水淡水化プロセスを提供できるという効果を有する。
近年、海洋深層水を含む様々な海水を淡水化し、そこからミネラルウォーターを製造する技術が多く開発されている。海洋深層水に含まれるミネラル成分は水溶性であるため、体内への吸収が容易という利点があり、現代人にとって非常に有用なミネラル供給源となり得る。
未整理
特表2025-536900使用者睡眠情報基盤の睡眠コンテンツ生成及び提供方法、装置、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 アスリープ カンパニー リミテッド
【要約】本発明は、使用者睡眠情報基盤の睡眠コンテンツ生成及び提供方法、装置、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するもので、さらに詳細には、使用者の昨晩の睡眠をイメージ又は動画化して使用者に視覚的に提供できるスリープイメージ又はスリープ動画の生成及び提供、心象誘導情報の生成及び提供、又は生成型人工知能を活用した、使用者睡眠情報基盤の睡眠コンテンツ生成及び提供に関するものである。
66 頁
無題AB 2025−10 NO14
はじめに
環境・素材に関する特許について は終了しましたが、検索を忘れないようにするためAマイナスイオン・健康 全文検索 B光触媒、J木酢 Y海洋深層水を月単位で、掲載します。題名は無題ABとします。今回は10月1日から10月31日までです。なを、全文検索において、文献サイズが大きいため、分割して表示しています。は大部分、分類しません。NO11、12、13を添付します。
Aマイナスイオン
Aー1トルマリン・電気石
全文検索
特開2025-147665ポリカーボネート樹脂組成物およびそれを成形してなる成形品 帝人株式会社
【課題】再生ポリカーボネート系樹脂を高い割合で使用する際のポリテトラフルオロエチレンの分散性および難燃性に優れ、かつ該樹脂組成物の成形品を再利用しようとした際のリサイクル性に優れたポリカーボネート樹脂組成物およびそれを成形してなる成形品を提供する。
【解決手段】(A)ポリカーボネート系樹脂(A成分)0〜30重量部および(B)再生ポリカーボネート系樹脂(B成分)100〜70重量部の合計100重量部に対し、(C)リン系難燃剤(C成分)1〜25重量部および(D)懸濁重合より得られる、ポリテトラフルオロエチレン粒子およびスチレン系有機系重合体からなるポリテトラフルオロエチレン系混合体(D成分)0.05〜4重量部を含むことを特徴とするポリカーボネート樹脂組成物。
MgOをその成分に含むものとしては、MgO・SiO2(ステアタイト、エンスタタイト)、2MgO・SiO2(フォルステライト)、3MgO・Al2O3・3SiO2(バイロープ)、2MgO・2Al2O3・5SiO2(コーディエライト)、2MgO・3SiO2・5H2O、3MgO・4SiO2・H2O(タルク)、5MgO・8SiO2・9H2O(アタパルジャイト)、4MgO・6SiO2・7H2O(セピオライト)、3MgO・2SiO2・2H2O(クリソライト)、5MgO・2CaO・8SiO2・H2O(透セン石)、5MgO・Al2O3・3SiO2・4H2O(緑泥石)、K2O・6MgO・Al2O3・6SiO2・2H2O(フロゴバイト)、Na2O・3MgO・3Al2O3・8SiO2・H2O(ランセン石)並びにマグネシウム電気石、直セン石、カミントンセン石、バーミキュライト、スメクタイトなどが挙げられる。
特開2025-158210熱可塑性樹脂組成物の製造方法およびそれからなる成形品 帝人株式会社
【課題】原料が通常の混錬方法では混錬しにくい性状の組合せにおける場合でも、特にセルフタップ強度の低下を抑制可能な熱可塑性樹脂ペレット原料、パウダー原料、液体原料を混錬する樹脂組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】(A)熱可塑性樹脂ペレット原料(A成分)、(B)パウダー原料(B成分)および(C)液体原料(C成分)を混錬する樹脂組成物の混錬方法であって、二軸押出機の第一ニーディング部分のL/Dが3.5〜5.5であって、二軸押出機のスクリュウ径φmmに対して吐出Xkg/hがX≧60(φ/32)2.5である熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
MgOをその成分に含むものとしては、MgO・SiO2(ステアタイト、エンスタタイト)、2MgO・SiO2(フォルステライト)、3MgO・Al2O3・3SiO2(バイロープ)、2MgO・2Al2O3・5SiO2(コーディエライト)、2MgO・3SiO2・5H2O、3MgO・4SiO2・H2O(タルク)、5MgO・8SiO2・9H2O(アタパルジャイト)、4MgO・6SiO2・7H2O(セピオライト)、3MgO・2SiO2・2H2O(クリソライト)、5MgO・2CaO・8SiO2・H2O(透セン石)、5MgO・Al2O3・3SiO2・4H2O(緑泥石)、K2O・6MgO・Al2O3・6SiO2・2H2O(フロゴバイト)、Na2O・3MgO・3Al2O3・8SiO2・H2O(ランセン石)、並びにマグネシウム電気石、直セン石、カミントンセン石、バーミキュライト、スメクタイトなどが挙げられる。
特開2025-163141無機物溶液の製造方法、及び、無機物溶液の製造装置 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
【課題】塩基性溶液及び酸性溶液の何れに対しても溶解しにくい無機物の溶液製造方法を提供する。
【解決手段】エネルギー効率が高い新規な製造方法を提供するために、無機物溶液の製造方法(BeCl2溶液の製造方法M10)は、無機物の粉末と、水酸化物とを混合した粉末状混合物を誘電加熱することによって、前記無機物を含む液状混合物を得る加熱工程(S13)を含んでいる。
リチウム鉱石は、リチウムを含有する鉱石の総称であり、リチウム酸化物の一例でもある。リチウム鉱石は、結晶性を有する。リチウム鉱石としては、リチア輝石(Spodumene,LiAlSi2O6)、リチア雲母(Lepidolite,K(Al,Li)2(Si,Al)4O10(OH,F)2)、ペタル石(Petalite,LiAlSi4O10)、及びリチア電気石(Elbaite,Na(Li,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4)が挙げられる。本製造方法では、出発原料の一例としてリチウム鉱石の一態様であるリチア輝石を用いる。従来技術においては、リチア輝石を溶液中に溶解させるために1000℃以上の温度におけるか焼処理を行っている。
特表2025-534357静電ろ過能力を有するフィルタ マティヴ ルクセンブルク
【要約】フィルタ媒体、摩擦電気的に帯電したその繊維、及びその方法について説明する。フィルタ媒体は、第1の複数の繊維及び/又は第2の複数の繊維を含み得る。第1の複数の繊維が、第2の複数の繊維によって摩擦電気的に帯電され得る。第1の複数の繊維と第2の複数の繊維が、それぞれポリ乳酸繊維及びアクリル酸繊維を含み得る。第1の複数の繊維と第2の複数の繊維が、それぞれアクリル繊維及びポリプロピレン繊維も含み得る。フィルタ媒体が1つ以上の電荷添加剤を含み得る。フィルタ媒体を調製する方法が第1の複数の繊維を第2の複数の繊維と接触させる工程を含み得、第1の複数の繊維と第2の複数の繊維を互いに接触させることで、第1の複数の繊維を摩擦帯電させる。
電荷添加剤は、トリフェニルメタン、アンモニウム化合物、イモニウム化合物、フッ素化アンモニウム化合物、フッ素化イモニウム化合物、ビスカチオン酸アミド、高分子アンモニウム化合物、ジアリルアンモニウム化合物、アリールスルフィド誘導体、フェノール誘導体、ホスホニウム化合物、フッ素化ホスホニウム化合物、カリックス(n)アレーン、金属錯体化合物、ベンズイミダゾロン、アジン、チアジン、オキサジン等、若しくはそれらの任意の組み合わせであり得る、又はこれらを含み得るが、これらに限定されない。例示的な電荷添加剤は、ポリマーの部分電荷と反対の表面電荷を有する1つ以上の核形成剤、例えばステアリン酸マグネシウム(MgSt)、ホスホニウム塩(例えば、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリメチルホスフィン、ジメチルフェニルホスフィン、メチルジフェニルホスフィン、トリス(2−エチルヘキシル)ホスフィン、テトラブチル−ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート、テトラブチル−ホスホニウム−硫酸水素、及びテトラブチルアンモニウム−フェニルホスホネート)、ピリジニウム塩(例えば、トリチルピリジニウムテトラフルオロボレート)、ピロリジニウム塩(例えば、1−ブチル−1−メチルピロリジニウムブロミド)、スルホニウム(例えば、トリフェニルスルホニウムテトラフルオロボレート)、スルホネート(例えば、ナトリウムオクチルスルホネート)、ホスホネート(例えば、ホスホン酸、エステル、及び塩;ホスフィン酸、エステル、及び塩;ホスホンアミド;ホスフィンアミド)ホスホネート(例えば、テトラブチルアンモニウム−フェニルホスホネート)等、若しくはそれらの任意の組み合わせであり得る、又はこれらを含み得るが、これらに限定されない。例示的な電荷添加剤は、1つ以上の高誘電率物品、例えばCaCu3Ti4O12、BaTiO3、及びTiO2、PPよりもより電気陰性の物品、例えばPTFE及びシリコン、超低誘電正接特性を有する物品、例えば窒化ケイ素、アルミナ、セラミック、高密度ポリエチレン等、若しくはそれらの任意の組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。例示的な電荷添加剤は、アルミニウム若しくはマグネシウムの金属塩、チタン酸ジルコン酸鉛、ニオブ酸カリウム、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、タングステン酸ナトリウム、不飽和カルボン酸若しくはその誘導体、不飽和エポキシモノマー若しくはシランモノマー、無水マレイン酸、モノアゾ金属化合物、アクリル酸アルキルモノマー、メタクリル酸アルキルモノマー、ポリテトラフルオロエチレン、アルキレン、アリーレン、アリーレンジアルキレン、アルキレンジアリーレン、オキシジアルキレン若しくはオキシジアリーレン、ポリアクリル酸及びポリメタクリル酸化合物、有機チタネート、第4級ホスホニウムトリハロ亜鉛酸塩、有機シリコーン錯化合物、ジカルボン酸化合物、環状ポリエーテル若しくは非環状ポリエーテル及びシクロデキストリン、アミン誘導体の錯塩化合物、ジ−tert−ブチルサリチル酸、テトラフェニルホウ酸カリウム、ビスホウ酸カリウム、スルホンアミド及び金属塩、シクロアルキル、並びにジメチルシリコーン化合物、アゾ染料、フタル酸エステル、第4級アンモニウム塩、カルバゾール、ジアンモニウム及びトリアンモニウム、疎水性シリカ及び酸化鉄、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、チエニル、アルケニル及びアルキルアンモニウム錯塩化合物、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム及び安息香酸ナトリウム、亜鉛錯化合物、雲母、モノアルキル及びジアルキル錫酸化物、並びにウレタン化合物からなる群からシランカップリングで処理されたアルミナ粒子、サリチル酸化合物の金属錯体、オキサゾリジノン、ピペラジン若しくはパーフルオロアルカン、レシグランMT(lecigran MT)、ニグロシン、ヒュームドシリカ、カーボンブラック、パラトリフルオロメチル安息香酸及びオルトフルオロ安息香酸、ポリ(スチレン−co−ビニルピリジニウムトルエンスルホネート)、メチル若しくはブチルトリフェニル複素芳香族アミン、トリフェニルアミン染料及びアジン染料、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩等、若しくはそれらの任意の組み合わせであってもよい、又はこれらを含んでもよいが、これらに限定されない。例示的な実施態様では、電荷添加剤は、中国山東省のKeimei Plastifizierung Technik(Yantai)Co.,Ltd.から市販されているFWM02(商標)という商品名のエレクトレット添加剤を含んでよい。FWM02(商標)は繊維表面の電荷密度を増加させ、それによりその電荷保持期間を延長する。FWM02(商標)は、電荷添加剤を含まない繊維と比較して、繊維の溶融強度を増加させ得る。電荷添加剤FWM02(商標)を含む繊維の溶融強度の増加は、欠陥(例えば、メルトショット、破断繊維等)の相対的な量を減少させ、それにより、電荷を保持及び/又は発生させる繊維の能力を向上させ得る。FWM02(商標)は、かさ密度が約0.50g/cm3〜約0.55g/cm3、粒状重量が約60ea/g〜約65ea/g、フィルタ圧力値(FPV)が0.5bar/g以下、圧力上昇値(PRV)が約0.5Pa/g以下、及び/又はメルトフローインデックスが約650〜655g/10minである。別の実施態様では、電荷添加剤は、CON−CHARGE01585という商品名のエレクトレット添加剤を含み得、これはドイツ、ルーテンのCONSTAB Polyolefin Additives GmbHから市販されている。例示的な荷電制御剤は、アルミニウム若しくはマグネシウムの1つ以上の金属塩、チタン酸ジルコン酸鉛、ニオブ酸カリウム、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、タングステン酸ナトリウム、不飽和カルボン酸若しくはその誘導体、不飽和エポキシモノマー若しくはシランモノマー、無水マレイン酸、モノアゾ金属化合物、アクリル酸アルキルモノマー、メタクリル酸アルキルモノマー、ポリテトラフルオロエチレン、アルキレン、アルキレン系CCA、アリーレン、アリーレン系CCA、アリーレンジアルキレン、アルキレンジアリーレン、窒化ケイ素、PTFE、トルマリン、酸無水物、無水マレイン酸、アルキレングリコール、ポリエチレングリコール、PDLA、PolyvelのCTL−01及びCN−L01、タルク(ImerysのJetfine又はLiaoniing Jinghua New MaterialsのSK−9900)、N’1,N’6−ジベンゾイルアジポヒドラジド(Shanxi Chemical researchのTMC−306)、芳香族スルホン酸誘導体(竹本油脂株式会社のLAK−301)、ソルビトール(Euro OTC Pharma GmbhのSORB)、ポリエチレングリコール、SukanoのNA S516、KRITILENのNC PL830、Gabriel−ChemieのMAXITHEN(登録商標)BIOL、アジピン酸ジオクチル、エチレンビスステアリン酸アミド、フェニルホスホン酸亜鉛(PPZn)、日産化学のECOPROMOTE(登録商標)等、若しくはそれらの任意の組み合わせであり得る、又はこれらを含み得るが、これらに限定されない。1つ以上の電荷添加剤は、米国オハイオ州エイボンレイクのAvientから市販されているMagIQ(商標)という商品名のエレクトレット添加剤であってもよい、又はこれを含んでもよいが、これに限定されない。利用し得るこの他のCCAは、米国特許第10,571,137号明細書に記載されている可能性があり、その内容は、本開示と矛盾しない範囲で本明細書に援用される。電荷添加剤は、前述の任意の組み合わせを含み得る。
特表2025-535654マイクロ流体システムにおけるフロー制御のためのデバイス及び方法 TDK株式会社
【要約】マイクロ流体チャネル内の細胞又は粒子のフロー制御のためのマイクロ流体デバイス及び方法が開示される。マイクロ流体デバイスは、出口チャネルを有する基板を含み得る。マイクロ流体デバイスはまた、マイクロ流体チャネルであって、マイクロ流体チャネルの出口が出口チャネルの上に配置されるように、基板上に配置されている、マイクロ流体チャネルを含み得る。マイクロ流体デバイスは更に、出口チャネルの上に、かつ出口に隣接して配置された圧電アクチュエータのセットであって、出口を介してマイクロ流体チャネルから流体の一部を排出するように構成されている、圧電アクチュエータのセットを含み得る。
図1Bは、いくつかの実施形態に係る、圧電膜152の平面図を示す。圧電膜152は、図1Aに示されている出力領域106内(例えば、出力チャネルの上)に配置されている。以下でより詳細に説明するように、圧電膜152は、基板209(例えば、埋め込み酸化物層及び/又はデバイス層)、不活性化層、及び圧電材料(例えば、PZT)を含み得る。いくつかの実施形態では、圧電材料は、ポリフッ化ビニリデン、リン酸ガリウム、チタン酸ビスマスナトリウム、チタン酸ジルコン酸鉛、石英、ベルリナイト(AlPO4)、スクロース(テーブルシュガー)、ロッシェル塩、トパーズ、トルマリングループの鉱物、チタン酸鉛(PbTiO3)、ランガサイト(La3Ga5SiO14)、オルトリン酸ガリウム(GaPO4)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、ペロブスカイトを有するセラミックスのファミリーのいずれか、タングステンブロンズ、ニオブ酸カリウム(KNbO3)、タングステン酸ナトリウム(Na2WO3)、Ba2NaNb5O5、Pb2KNb5O15、ニオブ酸ナトリウムカリウム((K,Na)NbO3)(例えば、NKN又はKNN)、ビスマスフェライト(BiFeO3)、ニオブ酸ナトリウム(NaNbO3)、チタン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸ビスマス(Bi4Ti3O12)、チタン酸ビスマスナトリウム(NaBi(TiO3)2)、閃亜鉛鉱結晶、GaN、InN、AlN、及びZnOである。
Aー1−1黒曜石
特許7533908土壌改良剤、及び土壌改良方法 大成建設株式会社 テクニカ合同株式会社
【課題】土壌として特に建設汚泥を対象としたものにおいて、改質後の土壌の取り扱いや処理を容易にする低コストの土壌改良剤を提供する。
【解決手段】土木工事又は建設工事、或いは土壌改良作業において存在する含水土壌を改質する土壌改良剤であって、水と親和性を有する高分子製剤と、撥水性を付与する無機多孔質製剤(ゼオライトを除く)と、を含む。高分子製剤は、親水性高分子、吸水性高分子、及び高分子凝集剤からなる群から選択される少なくとも一つである。無機多孔質製剤は、黒曜石パーライトである。
【請求項1】土木工事又は建設工事、或いは土壌改良作業において存在する含水土壌の付着性を低減させる土壌改良剤であって、水と親和性を有する高分子製剤として、親水性高分子、吸水性高分子、及び高分子凝集剤からなる群から選択される少なくとも一つの高分子製剤と、撥水性を付与する無機多孔質製剤(ゼオライトを除く)として、粒径が45〜600μmであり、細孔径が100〜500nmの微細孔を有する黒曜石パーライトと、を含み、ゼオライトを含まない土壌改良剤。
好適な無機多孔質製剤としては、黒曜石パーライトが挙げられる。黒曜石パーライトは、天然の黒曜石を高温で焼成することによって得られる多孔質鉱石であり、100〜500nmの微細孔を有する。黒曜石パーライトは、この微細孔が撥水性の発現に寄与する。図1は、黒曜石パーライトが土壌に作用するメカニズムを説明するイメージ図である。図1(a)は、含水土壌のイメージ図である。含水土壌は、土壌の周囲が水(遊離水)で取り囲まれた状態にある。含水土壌に土壌改良剤を添加し、攪拌すると、図1(b)に示すように、土壌改良剤に含まれる高分子製剤が土壌の周囲に存在する遊離水を吸収する。一方、土壌改良剤に含まれる黒曜石パーライトは、図1(c)に示すように、土壌の表面に付着する。このとき、土壌粒子の表面には濡れの原因である残留水分が存在するが、残留水分は黒曜石パーライトの微細孔に十分に入り込めず、黒曜石パーライトが打ち粉のようになって残留水分を弾くので、土壌粒子に撥水性が発現する。この状態でさらに攪拌を継続すると、図1(d)に示すように、土壌が粉砕され細かく粒状化される。このようにして、高分子製剤によって水分が吸収された土壌粒子の表面に黒曜石パーライトが付着することで土壌に撥水性が付与される。その結果、土壌はパラパラの状態となって団粒化を防ぐことができる。このような土壌の改質は、改質前の土壌の化学的性質を変化させるものではないため、輸送や保管等の取り扱いやその後の処理が容易なものとなる。
特許7551195植物育成用培地及びその製造方法 アースコンシャス株式会社
【課題】連作障害を発生し難くした植物育成用培地及びその製造方法を提供する
【解決手段】植物育成用培地は、合成繊維を含む繊維屑で構成された植物育成用培地である。繊維屑は、合成繊維を含む繊維で編み組みされた織布の廃棄屑を開繊したものであり、繊維屑が立体的に集合され、該集合された繊維間に無数の空隙が存在する状態にプレスされたプレス状態で繊維同士の交点をバインダで結合してなる繊維シートを、所定の大きさであって一定の定まった形状ではない不特定なランダム形状とする繊維チップに粉砕されたものである。繊維屑は、衣類由来の廃棄屑である。pHは6.5〜7.1である。
また、繊維シートは、繊維の空隙に保持材を添加することができる。この繊維シートは、繊維の集合体中に、粒状又は粉状の保持材を分散させた状態で、それを所定の圧力でプレスし、繊維の間に無数の空隙ができる状態で繊維の交点をバインダで結合させることにより得ることができる。この繊維シートは、植物を生育させる際の保持材を予め備えている。保持材は、水に溶出した肥料の一部を一旦保持した後、徐々にその肥料を放出するものである。このような保持材としては、パーライト、セラミック、ゼオライト(塩基置換容量の多いもの)等であって、栽培時に与える肥料を保持し得ると共に保持した肥料を徐々に放出するものを用いることができる。パーライトには、例えば、黒曜石パーライト、真珠岩パーライト等が使用できる。セラミックやゼオライトは、粒状又は粉状にしたものを使用する。このような保持材を用いることにより、肥料が栽培植物に対し相当期間にわたり供給されることになる。肥料を保持した保持材は、繊維の隙間から移動しない大きさの粒とすることが望ましい。
特許7645013農作物又は植物の糸状菌感染病防除剤組成物及び防除方法 株式会社エーアンドエーマテリアル
【課題】農作物や土壌に散布して長期間にわたって農作物や植物糸状菌感染病防除作用を示す無機系防除剤及び防除方法を提供すること。
【解決手段】]粒子径1mm以上6mm以下のシリカ系無機多孔質体に無機ヨウ素化合物を担持した粒子を含有する、農作物又は植物の糸状菌感染病防除剤組成物。
軽石とは、発泡して多孔質で主に白っぽい色を呈する火山砕屑岩であり、パミスとも呼ばれる。軽石に含まれる鉱物としては、パミス、デイサイト、流紋岩、斜長石、紫蘇輝石、普通輝石、角閃石、石英、クリストバル石、燐灰石、珪長質岩、玄武岩、安山岩、黒雲母、斜方輝石、単斜輝石、黒曜石、磁鉄鉱、シラス、カンラン石、火山ガラス、長石、スコリヤ、凝灰岩、含礫軽石凝灰岩、花崗岩、安山岩、石英安山岩、花崗閃緑岩、軽石火山礫凝灰岩、浮石、ハロイサイト、アロフェン、イモゴライト、ギプサイト、火山角礫岩、凝灰角礫岩、凝灰集塊岩、岩滓凝灰岩、はんれい岩、閃緑岩、斑岩、カリ長石、沸石、斧石、蛍石、ひん岩(ひんがん)、熔結凝灰岩、レティキュライト、酸性白土、珪石、珪華、蛇紋岩等が挙げられる。このような軽石の具体例としては、鹿沼土、今市土、宮土、アワ土(アワ砂)、日向土、蝦夷砂、富士砂、赤玉土、桐生砂、霧島御池ボラ、桜島大正ボラ、ボラ、コラ、灰石、バラス、ウズラ、ザレ、アカホヤ、クロボク、クロニガなどが挙げられる。
特開2025-151077固体炭素の製造方法 太平洋セメント株式会社 国立大学法人静岡大学
【課題】二酸化炭素から固体炭素を高い収率で製造可能な固体炭素の製造方法を提供すること。
【解決手段】二酸化炭素と水素とを含む原料ガスと、メタネーション反応を活性化させる触媒とを接触させ、原料ガスからメタン及び水を生成させる第1の工程と、第1の工程で生成したメタンと、ドライリフォーミング反応を活性化させる触媒とを接触させ、メタンから一酸化炭素を生成させる第2の工程と、第2の工程で生成した一酸化炭素と、ブドワール反応を活性化させる触媒とを接触させ、一酸化炭素から固体炭素を生成させる第3の工程を含み、第3の工程において、空隙率が56%以上であり、かつ単位体積あたりの触媒担持量が0.01g以上である無機多孔体に担持された、ブドワール反応を活性化させる触媒を使用する、固体炭素の製造方法。
このような特性を有する無機多孔体としては、例えば、アルミノシリケートと、パーライト及び/又は火山灰シラスとの混合物の焼結物の破砕物を挙げることができる。ここで、本明細書において「パーライト」とは、火成岩を加熱して発泡させたものをいう。パーライトは、黒曜石パーライトでも、真珠岩パーライトでも構わない。パートライトは市販品を使用してもよく、例えば、太平洋パートライト(太平洋セメント社製)を挙げることができる。
特開2025-153417吹付モルタル 太平洋マテリアル株式会社
【課題】圧送性が良好であり、初期から長期にかけて強度発現性が優れる吹付モルタルを提供すること。
【解決手段】モルタル組成物、液体急結剤及び水を含む吹付モルタルであって、モルタル組成物は、セメント、石膏類及び細骨材を含み、石膏類の粒度は、石膏類全量に対し、1.5μm以下の粒子の質量割合が32〜52質量%であり、10.5μm以上100μm以下の粒子の質量割合が10〜29質量%である、吹付モルタル。
本実施形態に係るモルタル組成物は、軽量骨材を更に含んでもよい。軽量骨材は、例えば、黒曜石、真珠岩等を焼成発泡させた無機系発泡性骨材であるパーライト、火力発電所で発生するフライアッシュバルーン、発泡ガラス粒(ガラスバルーン)、樹脂組成物から形成され気泡を有する発泡樹脂等が挙げられる。軽量骨材は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
特開2025-154356油吸着材とその製造方法 島根県
【課題】安価で油の吸収力の高い油吸着材を提供する。
【解決手段】この発明の油吸着材は、内部で真菌類の菌糸が繁殖・成長した培地を乾燥処理してなり、培地はきのこ栽培に使用した廃菌床であるほか、化学ポリマー、植物繊維、木質基材又は多孔質固形物を基材とした培地も使用できる。
また、油類を吸着し且つ粉砕された油吸着材をペレット状に形成して燃料にできるほか、植物製油又は動物性油を吸着し且つ粉砕された油吸着材を堆肥発酵用助材としても利用できる。これに対し、従来床面等に流出した油をおが屑に吸着させて回収する他、黒曜石等の鉱物を用いた発泡体やセルロース繊維,植物種子穀粉末等を使用したオイル吸着材に吸着させて処理する方法が採用されていた。
特開2025-157401膨張および膨張性粒状材料 イメルテック ソシエテ パル アクシオン サンプリフィエ
【課題】制御可能な物理特性および制御可能な化学組成を有する合成膨張性粒状材料を製造する方法を提供する。
【解決手段】膨張粒状材料を製造する方法は、シリケート材料、アルカリ化合物および水を含む混合物を形成するステップと;混合物を硬化させて固体前駆体を形成するステップと;固体前駆体を破砕および/またはミリングして膨張性粒状材料を形成するステップと;粒状材料を加熱して膨張粒状材料を形成するステップとを含む。
混合物中のシリケート材料は、シリケート鉱物であってもよい。本明細書の目的において、「鉱物」という用語は、結晶性材料だけに限定されず、天然に存在するガラス(例えば黒曜石またはパーライト等の火山ガラス)、鉱物の非晶質相(例えばメタカオリン)、堆積岩(例えばケイ質岩)、および化石化した生体物質(例えば珪藻土)も包含する。混合物中のシリケート鉱物は、天然に存在するシリケート鉱物であってもよい。混合物中のシリケート鉱物は、物理的および/または化学的処理、例えば焼成または熱処理に供された天然に存在するシリケート鉱物であってもよい。代替的に、混合物中のシリケート鉱物は、合成シリケート鉱物であってもよい。シリケート鉱物は、アルミノシリケート鉱物であってもよい。
シリケート材料(例えばシリケートガラスまたはシリケート鉱物)は、パーライト質材料であってもよい。パーライト質材料は、パーライトであってもよい。パーライト質材料は、天然に存在するパーライト、例えば天然に存在するパーライト原鉱であってもよい。天然に存在するパーライトは、典型的には酸化アルミニウム、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化鉄、酸化マグネシウムおよび/または酸化カルシウムと組み合わせて主に二酸化ケイ素から形成される非晶質火山ガラスである。パーライトは、黒曜石の水和により天然で形成され得る。パーライト質材料は、少量の結晶相、例えば黒雲母、石英、クリストバライト、長石またはヒドロキシソーダライトを含んでもよい。
特開2025-158393塗料組成物セット 日本ペイント・インダストリアルコーティングス株式会社
【課題】本開示は、被塗物であるアスファルト舗装との密着性が良好であり、且つ耐久性の良好な路面標示用塗膜を形成可能な塗料組成物セットの提供を目的とする。
【解決手段】本開示の塗料組成物セットは、第1塗膜と第2塗膜とを有する複層塗膜を形成するために用いられる塗料組成物セットであって、前記塗料組成物セットは、前記第1塗膜を形成する第1塗料組成物と、前記第2塗膜を形成する第2塗料組成物とを含み、前記第1塗料組成物は、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーを含む、1液形塗料組成物であり、前記イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーは、ジフェニルメタンジイソシアネート系ウレタンプレポリマーを含み、前記第2塗料組成物は、無溶媒主剤組成物と無溶媒硬化剤組成物とを含む、2液形塗料組成物である。
前記骨材としては、ガラスフレーク、ガラスビーズ、膨張頁岩、フライアッシュ、石炭灰、粘土、膨張スレート、生コンスラッジ、ペーパースラッジ、鋳物廃砂、真珠岩、抗火石、及び黒曜石等から選ばれる1種以上を主原料として製造した人工骨材;火山れき等の天然骨材等を適宜用いることができる。
特開2025-164333光電変換素子用封止材、ダム材、およびダム材を用いた装置の製造方法 デンカ株式会社
【課題】封止材を用いた装置の信頼性を向上できる技術を提供する。
【解決手段】本発明のダムアンドフィル法に用いられる光電変換素子用封止材であって、(A)カチオン重合性化合物、(B)光カチオン重合開始剤、および(C)増感剤を含み、所定の手順iにより測定される経時の接触角において、着液後15秒後の接触角θaが35°以上90°以下である。
(E)無機フィラーとしては、石英などの結晶性シリカ、溶融シリカ、およびコロイダルシリカなどの非晶質シリカ、ジルコン、ジルコニア、マグネシア、オリビン、スピネル、シャモット、ムライト、アンダルサイト、シリマナイト、カイヤナイト、タルク、カオリン、マイカ、クロマイト、雲母、陶石、黒曜石、パーライト、ガラス、フリット、珪藻土、蝋石、バーミキュライト、膨張頁岩、礬土頁岩、黒鉛、炭素、ギルソナイト、酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化チタン、炭酸亜鉛、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素、および窒化ホウ素等の中から選ばれる1種または2種以上が挙げられる。
特表2025-535948発酵液の安定化/チルプルーフィングのための製品及び方法 アクティブ・ミネラルズ・インターナショナル・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
【要約】発酵液のチルヘイズを低減する製品及び方法が開示される。製品は、アタパルジャイト、セピオライト、又はそれらの混合物を含む。製品又はアタパルジャイト又はセピオライトは、5〜19ミクロン又は10〜19ミクロンのd50を有する粒子径分布を有し得る。製品又はアタパルジャイト又はセピオライトは、0.5〜1.9mL/g又は0.7〜1.5mL/gの細孔容積を、及び/又は30〜90%又は40〜80%又は45〜75%の気孔率を有し得る。アタパルジャイト又はセピオライト又はそれらの混合物は、6〜50nm又は10〜50nm又は15〜35nm又は20〜30nmの範囲の固有細孔径を有する粒子を含み得る。製品は、発酵液1HLあたり20〜200gの添加で40〜100%の安定化力を有し得る。
いくつかの実施形態において、製造される製品は、粒子状又は粉末状であってもよいし、押出されない(押出なし)形態であってもよい。1つ以上の実施形態において、製品は複合材料がなくてもよい。1つ以上の実施形態において、製品は、(1)アタパルジャイト又はセピオライト、及び(2)アタパルジャイト又はセピオライトに凝集している他の材料を含む複合材料がなくてもよい。1つ以上の実施形態において、製品は、合成アルカリ土類金属シリカ及び/又はポリビニル樹脂及び/又は珪藻土及び/又は天然ガラス及び/又は膨潤性粘土がなくてもよい。合成アルカリ土類金属シリカは、合成ケイ酸マグネシウムおよび合成ケイ酸カルシウムを含み得るが、これらに限定されない。天然ガラスとしては、パーライト、火山灰、軽石、プミサイト、アシラス、黒曜石、ピッチストーン、籾殻灰、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。膨潤性粘土としては、モンモリロナイト、ベントナイトなどが挙げられるが、これらに限定されない。
A−2マイナスイオン発生器
特開2025-151092基板搬送システム及び除電方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】帯電を除去する基板搬送システム及び除電方法を提供する。
【解決手段】内部にガスを供給するガス供給口、内部からガスを排気するガス排出口、及び、基板を支持する基板支持部を有するモジュールと、前記モジュールに隣接して設けられる真空搬送モジュールと、前記モジュールと前記真空搬送モジュールとの間で前記基板を搬送する基板搬送装置と、を備える基板搬送システムであって、前記基板搬送装置は、前記基板を保持可能なピックと、前記ピックを移動させるロボットアームと、前記ピックに設けられ、前記基板の帯電量を検出する帯電検出部と、前記ピックに設けられ、前記基板を除電する除電器と、を有する、基板搬送システム。
【請求項2】前記除電器は、前記ガスのイオンを発生させるイオン発生部を含む、請求項1に記載の基板搬送システム。
【請求項3】前記イオン発生部は、前記ピックに設けられた電極を含む、請求項2に記載の基板搬送システム。
【請求項5】前記イオン発生部は、前記ピックの前進方向に前記イオンを発生させるように構成される、請求項2に記載の基板搬送システム。
【請求項12】内部にガスを供給するガス供給口、内部からガスを排気するガス排出口、及び、基板を支持する基板支持部を有するモジュールと、前記モジュールに隣接して設けられる真空搬送モジュールと、前記基板を保持可能なピックを有し前記モジュールと前記真空搬送モジュールとの間で前記基板を搬送する基板搬送装置と、を備える基板搬送システムの除電方法であって、前記基板支持部で前記基板を支持する工程と、前記ピックを前記モジュールに挿入する方向に移動させ、前記ピックに設けられた前記基板の帯電量を検出する帯電検出部で前記基板の帯電量を検出する工程と、前記ピックに設けられ、前記ガスのイオンを発生させるイオン発生部でイオンを発生させ前記基板を除電する工程と、前記ピックを前記モジュールから引き抜く方向に移動させ、前記帯電検出部で前記基板の帯電量を検出する工程と、を含む、除電方法。
実登3253160カッサプレート 内海 朋子
【課題】本考案は、カッサマッサージに使用するためのカッサプレートに関し、特に大小複数の略球体(または球状突起)を備えることで、まるで指のような感覚でマッサージができるようにし、施術者の負担を軽減するとともに、使用者が全身にわたって簡単にセルフケアできるようにすることを目的とする。
【解決手段】本考案のカッサプレートは、カッサプレート本体と、それに一体化された大小10個の略球(または球状突起)を備える。略球体は異なる直径と高さを持ち、顔・頭・体・足の裏など全身のマッサージに適用できる。また、瀬戸焼に環境ダイヤグレイ鉱石を混ぜ込むことで、マイナスイオンと遠赤外線効果を発生し、リラクゼーション効果を向上させる。さらに、適度な重さにより、力を入れなくても効果的なマッサージが可能となる。
実登3253402ヘルスケア装置 李洲科技股▲ふん▼有限公司
【課題】強い強度の低周波を発生させ、EPCの数量を増加させると同時に、CECの数量を減少させるヘルスケア装置を提供すること。
【解決手段】ボックス(21)と、ボックス(21)中に設置されている電源(22)と、スピードコントローラー(23)と、回転機構(24)と、リンケージ機構(25)と、タップ具(26)と、円錐テーブル(27)とを備え、スピードコントローラー(23)は回転機構(24)を所定の速度で回転するように制御し、回転機構(24)は、リンケージ機構(25)を介してタップ具(26)に連結され、円錐テーブル(27)の平面(271)をタップするようにタップ具(26)を駆動し、タップ具(26)は所定の周波数の低周波(W)を発生させ、円錐テーブル(27)が低周波(W)を伝達する。
【請求項2】ブロック及び少なくとも1つのマイナスイオン発生器を更に備え、前記ブロックは少なくとも1つの前記マイナスイオン発生器に設置され、前記マイナスイオン発生器は前記電源に電気的に接続され、前記ブロックの一側面は前記ボックスの金属製バックプレートに連結され、前記ブロックは前記円錐テーブルの先端に対向していることを特徴とする請求項1に記載のヘルスケア装置。
【請求項7】少なくとも1つの前記マイナスイオン発生器の少なくとも1つの表面は前記ボックスの外に露出されていることを特徴とする請求項6に記載のヘルスケア装置。
A−2−1シャープ
特開2025-158583イオン発生装置 シャープ株式会社
【課題】設置の自由度が高いイオン発生装置を提供することである。
【解決手段】イオン発生装置は、空気の吸込口及び吹出口と、前記吸込口と前記吹出口とを連続させる風路とを有する筐体と、前記風路に位置するファンと、前記風路においてイオンを発生させるイオン発生部とを備える。前記吸込口及び前記吹出口は、第一方向に互いに離れ、前記第一方向に交差する第二方向に開口する。前記ファンは、前記第一方向において前記吸込口と前記吹出口との間に位置する。
A−2−2コロナ放電
特許7562896印刷インキ組成物、積層体、及び包装材 大日精化工業株式会社
【課題】アルカリ脱離性が高く、粘着テープを貼付した際の耐黄変性に優れた印刷層が得られ、かつ安定性の高い印刷インキ組成物の提供。
【解決手段】バインダー樹脂(A)と、ロジン誘導体(B)と、キレート剤(C)と、を含有する印刷インキ組成物であって、前記バインダー樹脂(A)が、ポリアミド樹脂(A1)及びニトロセルロース樹脂(A2)を含有し、前記ロジン誘導体(B)の酸価が150mgKOH/g以上であり、前記キレート剤(C)がリン酸エステル構造を有し、前記ロジン誘導体(B)の固形分換算での含有量が、前記印刷インキ組成物の固形分の総質量に対して、1〜15質量%であり、前記キレート剤(C)の固形分換算での含有量が、前記印刷インキ組成物の固形分の総質量に対して、0.5〜10質量%である、印刷インキ組成物。
【請求項2】以下の評価方法により評価されるアルカリ脱離性において、印刷層の総面積に対して脱離した印刷層の面積の割合が50%以上である、請求項1に記載の印刷インキ組成物。[評価方法]前記印刷インキ組成物を、ザーンカップ#3を用いて測定される25℃における粘度が16秒となるように、メチルシクロヘキサン:酢酸n−プロピル:イソプロパノール=5:3:2(質量比)の混合溶剤を用いて希釈を行い、印刷インキを調製し、片面をコロナ放電処理した延伸ポリプロピレンの処理面に、グラビア印刷機により、前記印刷インキを塗布する。その後、80℃で10秒間熱風乾燥を行い、得られた印刷物を3cm×3cmにカットし、70℃の1.5%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、3分間撹拌する。水酸化ナトリウム水溶液から引き上げた印刷物を水洗した後、目視で観察する。
特開2025-143865建材用水性コーティング剤、及び化粧シートDICグラフィックス株式会社
【課題】プラスチック基材への密着性が良好で、且つ、高耐久性や耐傷性に優れた建材用水性コーティング剤を提供する。
【解決手段】(メタ)アクリルエマルジョン、硬化剤及びシランカップリング剤を含有し、前記シランカップリング剤を全固形分に対し5〜30質量%含有することを特徴とする建材用水性コーティング剤、それを使用した化粧シート。建材用水性コーティング剤は、さらに極性基含有オレフィン系樹脂を含有することが好ましい。
【請求項4】塗工面にコロナ処理が実施されたプラスチック基材上に水性コーティング剤のコーティング層を有する化粧シートであって、前記水性コーティング剤が請求項1に記載の水性コーティング剤であることを特徴とする化粧シート。
特開2025-144688荷電装置 アマノ株式会社
【課題】装置の小型化、軽量化を実現しつつ、微細な塵埃に対して高い捕集効率を維持することができ、上部空間の含塵空気の浄化に適した荷電装置を提供する。
【解決手段】荷電装置4は、気流の流通方向と直交する配列方向に配列された複数の放電用電極30と、配列方向に配列された複数の接地電極31と、流通方向の上流側で放電用電極30および接地電極31を臨むように開口した流入側開口部21と、流入側開口部21に流入する気流の一部を妨げる閉鎖部材51とを備え、放電用電極30と接地電極31とは配列方向に所定の間隔を介して交互に配置されていて、高電圧の印加により、放電用電極30と接地電極31との間に帯電エリア100が形成され、閉鎖部材51は、放電用電極30および接地電極31よりも流通方向の上流側で、帯電エリア100の形成されない非帯電エリア101を閉鎖するように配置される。
【請求項1】所定の流通方向に流通する気流中の塵埃をコロナ放電により帯電して捕集する荷電装置であって、前記流通方向と直交する配列方向に配列された複数の放電用電極と、前記配列方向に配列された複数の接地電極と、前記流通方向の上流側で前記放電用電極および前記接地電極を臨むように開口した開口部と、前記開口部に流入する前記気流の一部を妨げる閉鎖部材と、を備え、前記放電用電極と前記接地電極とは前記配列方向に所定の間隔を介して交互に配置されていて、高電圧の印加により、前記放電用電極と前記接地電極との間に帯電エリアが形成され、前記閉鎖部材は、前記放電用電極および前記接地電極よりも前記流通方向の上流側で、前記帯電エリアの形成されない非帯電エリアを閉鎖するように配置されることを特徴とする荷電装置。
【請求項2】前記複数の放電用電極を有していて、高電圧の印加により塵埃を帯電させる荷電部と、前記荷電部よりも前記流通方向の下流側に配置され、前記荷電部で帯電された塵埃を捕集する集塵部と、を備え、前記放電用電極は、前記流通方向に沿った複数の放電部を有し、前記複数の放電部は、前記流通方向および前記配列方向に直交する伸長方向に配列され、前記接地電極は、前記放電用電極と所定間隔を空けて前記放電用電極と平行に設けられることを特徴とする請求項1に記載の荷電装置。
【請求項11】前記集塵部は、前記流通方向に沿って形成され、前記配列方向に配列された複数の高圧板と、前記流通方向に沿って形成され、前記配列方向に配列された複数の接地板と、前記伸長方向の端側に設けられた天板または底板と、を備え、前記天板または前記底板と、前記高圧板の前記伸長方向の縁部との距離は、前記高圧板と前記接地板との間に定められた所定の放電ギャップと同一であり、前記高圧板と前記接地板とは前記配列方向に所定の間隔を介して交互に配置されていて、前記高圧板は、高圧電源からの高電圧の印加により、前記接地板との間に強電界を生成すると共に、前記天板または前記底板との間に強電界を生成することを特徴とする請求項10に記載の荷電装置。
特開2025-145803フレームユニット形成方法およびフレームユニット形成装置 株式会社ディスコ
【課題】ウエーハを分割した際にデバイスチップの品質を低下させることのないフレームユニットを形成する方法および装置を提供する。
【解決手段】フレームユニット形成方法は、フレーム2の開口部2aにウエーハ4を配設する配設工程と、ウエーハ4とフレーム2の外周に熱圧着シート12を配設してウエーハ4とフレーム2とを熱圧着シート12によって一体化してフレームユニットを形成するフレームユニット形成工程とを少なくとも含み、フレームユニット形成工程の前に、ウエーハ4とフレーム2とに配設する側の熱圧着シート12の面にプラズマ処理またはコロナ処理を施して活性化させる活性化工程を備える。
特開2025-148138除電装置 画像形成装置 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】記録媒体の搬送方向に対して交差する交差方向において記録媒体の両端からのみオゾンを含む気体を排出する場合と比して、交差方向に延びるコロナ放電電極の中央部分で発生したオゾンを含む気体が記録媒体の面上で淀むのを抑制することである。
【解決手段】除電装置は、搬送される記録媒体と対向し、記録媒体の搬送方向に対して交差する交差方向に延びるコロナ放電電極と、コロナ放電電極に吹き付けた気体を記録媒体に向かって流す気流発生装置と、搬送方向においてコロナ放電電極の上流側又は下流側に配置され、交差方向に延び、気流発生装置によって記録媒体に流された気体を吸い込む吸込みダクトとを備える。
特開2025-152151充電部可視化装置、及び充電部可視化方法 中国電力株式会社
【課題】電気設備について作業員が作業を行う際の作業の安全性を高める充電部可視化装置及び充電部可視化方法を提供する。
【解決手段】充電部可視化装置は、情報処理装置と、電気設備が存在する現場を撮影した画像データである撮影画像データを出力する撮影装置と、表示装置と、を備え、情報処理装置は、撮影画像データに基づく画像について、電気設備の充電部に設けられた、充電部が通電されているときに生じるコロナ放電により発光する発光部材が発する所定波長範囲の光が写っている領域である発光領域を検出する発光領域検出部と、撮影画像データについて、発光領域を強調したデータである強調画像データを生成する協調画像生成部と、強調画像データに基づく表示画像を表示装置に表示させる画像表示部と、を含む。
特開2025-153517プリプレグ、繊維強化樹脂成形体、及びそれらの製造方法 東レ株式会社
【課題】熱硬化性樹脂層と熱可塑性樹脂層とがなるべく樹脂種に依存せずに強固に接合された繊維強化樹脂成形体を得る。
【解決手段】強化繊維(A)、熱硬化性樹脂(B)及び熱可塑性樹脂(C)を含み、熱可塑性樹脂(C)を主成分とする熱可塑性樹脂層と熱硬化性樹脂(B)を主成分とする熱硬化性樹脂層とが接してなるプリプレグであって、前記熱可塑性樹脂層がプリプレグの少なくとも一方の表面を構成するとともに、前記熱可塑性樹脂層の前記熱硬化性樹脂層と接する面が改質面であるプリプレグ。
【請求項2】前記改質面が、紫外線照射、プラズマ処理及びコロナ放電からなる群から選ばれる少なくとも1つの処理による改質面である、請求項1に記載のプリプレグ。
【請求項12】前記改質が、紫外線照射、プラズマ処理及びコロナ放電からなる群から選ばれる少なくとも1つの処理である、請求項10又は11に記載のプリプレグの製造方法。
特開2025-160138光学的に透明な接着剤用樹脂組成物およびその調製方法 アレス マテリアルズ インク.
【課題】優れた光学的特性、機械的特性、および加水分解安定性を有する、安定で低モジュラスの光学的に透明な接着剤、ならびにその合成方法を提供する。
【解決手段】光学的に透明な接着剤(OCA)は、ポリマー樹脂組成物を含む。前記ポリマー樹脂組成物は、30〜60重量%のチオールモノマーと、20〜60重量%のアリルモノマーと、および10〜30重量%の二官能性脂肪族ウレタンオリゴマーと、を含む。前記ポリマー樹脂組成物は、1〜3重量%の加水分解安定化剤添加剤と、0.01〜0.03重量%の湿潤剤と、1〜5重量%の接着促進モノマーと、0.05〜2重量%の接着促進塩基と、および0.5〜2重量%の光開始剤と、をさらに含む。
【請求項11】請求項3記載の光学的に透明な接着剤において、前記フィルムは、空気プラズマまたはコロナの少なくとも1つで処理された時に、ガラスとの接着力が1000gf/インチを超える、光学的に透明な接着剤。
特開2025-160442発泡性接着シートおよび物品の製造方法 大日本印刷株式会社
【課題】接着層の基材に対する密着性に優れる発泡性接着シートを提供する。
【解決手段】基材と、上記基材の少なくとも一方の面側に配置された接着層と、を有する発泡性接着シートであって、上記接着層が、硬化性の接着剤と、発泡剤とを含有し、SAICAS(Surface And InterfacialCutting Analysis System)法により測定される、上記接着層が配置された面側の剥離力が2.0N以上である、発泡性接着シートを提供する。
【請求項1】基材と、前記基材の少なくとも一方の面側に配置された接着層と、を有する発泡性接着シートであって、前記接着層が、硬化性の接着剤と、発泡剤とを含有し、SAICAS(Surface And InterfacialCutting Analysis System)法により測定される、前記接着層が配置された面側の剥離力が2.0N以上であり、前記接着層の粘着力が、0N/25mm以上、0.1N/25mm以下であり、前記発泡性接着シートの前記接着層側の面の静摩擦係数が、0.26以下であり、前記接着層が最表面に配置されており、前記基材の前記接着層が配置される面にコロナ処理又はブラスト処理が施されている、あるいは、前記基材および前記接着層の間に中間層が配置されており、前記硬化性の接着剤が、エポキシ樹脂と、硬化剤と、柔軟な構造を有する重合体成分とを含有する、発泡性接着シート。
【請求項2】基材と、前記基材の少なくとも一方の面側に配置された接着層と、を有する発泡性接着シートであって、前記接着層が、硬化性の接着剤と、発泡剤とを含有し、SAICAS(Surface And InterfacialCutting Analysis System)法により測定される、前記接着層が配置された面側の剥離力が2.0N以上であり、前記接着層の粘着力が、0N/25mm以上、0.1N/25mm以下であり、下記の挿入重さの測定方法により測定される挿入重さが、320g以下であり、前記接着層が最表面に配置されており、前記基材の前記接着層が配置される面にコロナ処理又はブラスト処理が施されている、あるいは、前記基材および前記接着層の間に中間層が配置されており、前記硬化性の接着剤が、エポキシ樹脂と、硬化剤と、柔軟な構造を有する重合体成分とを含有する、発泡性接着シート。(挿入重さの測定方法)(1)5.5cm×6.0cmの前記発泡性接着シート2枚と、外径22mm、厚さ1.5mm、長さ60mmの中空状の円筒1と、外径18mm、厚さ1.0mm、長さ80mmの中空状の円筒2とを用意する。(2)2枚の前記発泡性接着シートを前記接着層側の面が内側になるように重ねて丸めた状態で、前記円筒1の内部に配置する。(3)前記円筒1内の前記発泡性接着シートの内側の隙間に前記円筒2を1mmほど予め挿入する。(4)前記円筒2の上におもりをのせて、前記円筒2が前記円筒1内の前記発泡性接着シートの内側の隙間に完全に挿入されたときのおもりの重さを測定する。このときの最小のおもりの重さを挿入重さとする。
【請求項3】基材と、前記基材の少なくとも一方の面側に配置された接着層と、を有する発泡性接着シートであって、前記接着層が、硬化性の接着剤と、発泡剤とを含有し、SAICAS(Surface And InterfacialCutting Analysis System)法により測定される、前記接着層が配置された面側の剥離力が2.0N以上であり、前記接着層の粘着力が、0N/25mm以上、0.1N/25mm以下であり、前記接着層が最表面に配置されており、前記基材の前記接着層が配置される面にコロナ処理又はブラスト処理が施されている、あるいは、前記基材および前記接着層の間に中間層が配置されており、前記硬化性の接着剤が、エポキシ樹脂と、硬化剤と、柔軟な構造を有する重合体成分とを含有し、前記柔軟な構造を有する重合体成分が、アクリル樹脂(ただし、コアシェルポリマーを除く)であり、前記アクリル樹脂の重量平均分子量が50,000以上である、発泡性接着シート。
特開2025-163835活性エネルギー線硬化性組成物、硬化塗膜及びフィルム DIC株式会社
【課題】本発明は、COPフィルム等の基材表面に塗工して硬化させることで、プライマー処理やコロナ処理等の前処理やバインダー層を必要とすることなく、基材との優れた密着性とハードコート性が得られ、更に干渉縞の発生を抑制できる活性エネルギー線硬化性組成物、並びに、その硬化塗膜及びそれを用いたフィルムの提供を目的とする。
【解決手段】本発明の活性エネルギー線硬化型組成物は、下記(A)〜(D)成分を含有し、下記式(1)求められる無機成分の屈折率が1.46以上1.68未満である活性エネルギー線硬化型組成物。(A)成分:光開始剤(B)成分:屈折率が1.53未満の無機微粒子(C)成分:屈折率が1.53以上の無機微粒子(D)成分:水酸基を有する(メタ)アクリレート(d1)と水酸基を有さない(メタ)アクリレート(d2)式(1):((B)成分の屈折率×(B)成分の体積+(C)成分の屈折率×(C)成分の体積)/((B)成分の体積+(C)成分の体積)
特表2025-533199パルス超音波圧電応答原理に基づく抗菌電動歯ブラシ及び抗菌方法 北京大学口腔医学院 北京派諾登口腔医療科技有限公司
【要約】本発明は、パルス超音波圧電応答原理に基づく抗菌電動歯ブラシ及び抗菌方法を開示する。本発明の電動歯ブラシは、歯ブラシヘッドと、前記歯ブラシヘッドの振動を駆動するための駆動機構とを含み、前記駆動機構は、低強度のパルス超音波を生じ得るように設置され、前記歯ブラシヘッドには、圧電刷毛が設置され、超音波振動によって圧電刷毛の電気的応答性を強化し、優れた抗菌効果を実現し、本発明による電動歯ブラシは、静置される歯ブラシヘッドを効果的に抑菌できるだけでなく、歯磨きの過程で向上した抑菌活性を有し、プラークの抑制と歯周病などの口腔疾患の予防が効果的にできる。
【請求項6】前記圧電刷毛の製造方法は、(1)重合体を加熱して紡糸溶融体を製造し、押出によって紡糸口から押し出して冷却して糸を得、80℃〜100℃の温度で2m/min〜80m/minの引張速度で糸に対して機械的延伸処理を行う工程と、(2)前記糸を100℃〜150℃の温度で1.5h〜3h高温処理する工程と、(3)前記糸に対してコロナ分極処理を行い、前記コロナ分極処理の条件は、電圧が10kV〜50kV、電極とサンプルの間の距離が10mm〜50mm、分極温度が25℃〜50℃、時間が10min〜60miNであることを含む工程と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のパルス超音波圧電応答原理に基づく抗菌電動歯ブラシ。
【請求項10】更に、圧電刷毛に圧電応答を生じさせる工程を含み、或いは、更に、圧電刷毛に対して高温処理又はコロナ分極処理する工程を含むことを特徴とする請求項9に記載の抗菌方法。
特表2025-533496プラズマ処理装置 シノジー・ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、電極装置(11)および高電圧発生器を有する、誘電体バリアプラズマ放電を形成するためのプラズマ処理装置(10)に関し、電極装置(11)が、少なくとも1つの電極(13)と、電極(13)が埋め込まれる1つの誘電体とを備え、前記誘電体が、処理される表面(23)まで電極(13)を完全にカバーし、高電圧発生器(25)が、高電圧発生器(25)に給電される入力電圧(UE)から高いAC電圧(U13a、U13b)を発生させるために少なくとも1つの変圧器(17a、17b)を使用し誘電体バリアプラズマ放電を形成するために、前記高AC電圧を電極装置(11)の電極(13)に給電し、変圧器(17a、17b)によって発生した交流電磁場を検出するための少なくとも1つの磁場センサ(27)を有するセンサ装置(27)を備え、磁場センサ(27)によって検出された交流電磁場がそれによって少なくとも2つの機能状態のうちの1つに割り当てられる評価ユニット(22)を有する、安全デバイス(20)が提供される。
【請求項12】(a)前記処理される表面がグランド電極として働くような方法で設計されること、ならびに (b)前記電極装置(11)と前記処理される表面(23)の間、または、前記部分的な電極(13a、13b)の間の、火花放電、および/または コロナ放電が回避されるような方法で前記安全デバイス(20)が設計されることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置(10)。
特表2025-533721薄膜、デジタルマイクロ流体チップ基板、及びその製造方法 ジャンスー、ロジレット、バイオテック、カンパニー、リミテッド
【要約】薄膜、デジタルマイクロ流体チップ基板、及びその製造方法。薄膜(3)は、誘電性及び疎水性を有する薄膜であり、誘電性及び疎水性を有する薄膜の一方の表面は親水性表面であり、誘電性及び疎水性を有する薄膜の他方の表面は疎水性表面である。薄膜(3)は誘電性と疎水性の両方の機能を有するため、疎水性層が誘電体層から脱落することによって引き起こされる、慣行的なデジタルマイクロ流体チップの不可逆的な損傷を根本的に克服し、誘電体層及び疎水性層の製造プロセスを大幅に簡略化する。一方、誘電性及び疎水性を有する薄膜は親水性表面を有し、親水性表面を接着剤(2)と組み合わせた後、回路基板(1)の上面に薄膜を強固に貼り付けることができ、薄膜は高温に耐性を有し、回路基板(1)から容易に脱落せず、これによりチップの使用シナリオが広がり、チップの寿命が延びる。
【請求項17】表面改質処理が、コロナ処理、プラズマ処理、化学処理、表面グラフト処理、又は光化学改質処理である、請求項14〜16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】表面改質処理がコロナ処理である、請求項14〜17のいずれか一項に記載の方法。
特表2025-534053レトルト殺菌フィルム積層物およびこれを含む包装材 シージェイ チェイルジェダン コーポレーション
【要約】本発明の一実施形態によるレトルト殺菌フィルム積層物は、延伸ポリプロピレン(OPP、Oriented Polypropylene)で形成される第1OPPフィルム、前記第1OPPフィルム一面に貼合され、無延伸ポリプロピレン(CPP、Cast Polypropylen)で形成される第1CPPフィルム、前記第1CPPフィルム一面に貼合され、延伸ポリプロピレンで形成される第2OPPフィルム、および前記第2OPPフィルム一面に貼合され、無延伸ポリプロピレンで形成される第2CPPフィルムを含む。
【請求項5】前記第1CPPフィルムは、両面コロナ処理されて表面凹凸を有する、請求項1に記載のレトルト殺菌フィルム積層物。
特表2025-534094軽量高強度石膏ボード ジョージア パシフィック ジプサム エルエルシー
【要約】軽量高強度石膏ボードを製造するためのシステム及び方法が提供される。軽量高強度石膏ボードは、石膏スラリーから形成された石膏層を含み、石膏層は、底部及び上部を有する。石膏スラリーは、ポリマー発泡体、及び任意選択的に石鹸溶液を含む。石膏ボードは、石膏層の底部に配置された第1のマット、及び石膏層の上部に配置された第2のマットを更に含む。石膏スラリーは、任意選択的に強化繊維を含み得る。
【請求項13】前記強化繊維が、プラズマ処理又はコロナ処理された強化繊維を含む、請求項1に記載の石膏ボード。
特表2025-534804埋込式装飾要素を有する透明プラスチックレンズの製造方法 バルベリーニ ソチエタ ペル アツィオニ
【要約】本発明は、少なくとも1つの装飾要素(2)を含む成形眼科用物品(1)の製造方法に関し、前記方法は、 a−空洞(3)を画定するために閉位置において共に協働するように構成された第1の金型要素(102)及び第2の金型要素(104)を含む金型(100)を提供するステップと、 b−前記空洞(3)内に前記少なくとも1つの装飾要素(2)を固定するステップと、 c−第1の透明プラスチック材料のモノマーを含む第1の成形液体を鋳造するか、又は透明熱可塑性材料を前記空洞(3)の内部に射出するステップと、 d−第1の透明プラスチック材料のモノマーを含む前記第1の成形液体を硬化させるか、又は前記透明熱可塑性材料を冷却し、前記金型(100)を離型して、少なくとも1つの装飾要素(2)を含む成形眼科用物品(1)を得るステップと、を含む。
【請求項10】ステップbの前に、前記少なくとも1つの装飾要素(2)の表面処理ステップを更に含み、前記表面処理ステップは、ワニス/プライマー、インク塗布、前記表面の化学エッチング、化学官能化、プラズマエッチング、コロナエッチング若しくは真空物理化学的表面処理及び/又は堆積のうちの1つ以上から選択される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の成形眼科用物品(1)の製造方法。
特表2025-534814円形穴および針に基づく空気コロナ消毒装置 ウィー エア ヘルス (シャンハイ) テクノロジー カンパニー リミテッド
【要約】本出願は、円形穴および針に基づく空気コロナ消毒装置を提供し、空気消毒技術の分野に関し、高電圧パッケージ(2)、負極板(3)および正極ブラケット(5)を含み、正極ブラケット(5)に複数の絶縁接続柱(6)が間隔をあけて設けられ、負極板(3)に複数の金属で囲まれた円形穴(4)が設けられ、金属で囲まれた円形穴(4)の内部は、頂部に位置する空気入口(7)、中間部に位置するコロナゾーン(9)、および底部に位置する空気出口(8)に分かれ、放電合金針(1)は、一端が正極ブラケット(5)の内部に固定的に接続され、他端が金属で囲まれた円形穴(4)の中心軸位置に配置され、空気入口(7)よりも低く、かつ空気出口(8)よりも高く、放電合金針(1)の先端が金属で囲まれた円形穴(4)の軸線における中間部で放電してコロナゾーン(9)を発生させることにより、金属で囲まれた円形穴(4)の頂部から金属で囲まれた円形穴(4)の底部へ流れる空気に対して強力な酸化消毒作業を行い、空気消毒の能力が向上するとともに、放電合金針(1)の先端から放出されたフリーラジカルおよびプラスイオン
実登3253404美容機器 グローバルサイエンス株式会社
【課題】プラズマの照射により処置を施す美容機器において、複数のキャリアガスを利用可能にする技術を提供する。
【解決手段】本開示の美容機器1は、コロナ放電部を含んだプラズマ発生器11が配置されたハンドピース10と、ハンドピース10にキャリアガスを供給するためのガス供給部20、及び該ガス供給部20からの該キャリアガスの供給を制御する制御部30を有する本体200と、を備える。そして、制御部30は、複数のキャリアガスのうちの任意のガスをハンドピース10に供給できるように、ガス供給部20からのキャリアガスの供給を切替え可能に制御する。
A−2−3ストリーマ放電
特許7624679サーバ、方法及びコンピュータプログラム 17LIVE株式会社
【解決手段】ライブストリーミングシステムにおいて、サーバは、ストリーマーのライブストリーミング前に、ストリーマーに対する贈り物の使用指示をユーザから受信する機能と、当該ストリーマーが当該ライブストリーミング内にいる間に、出力ユニットに当該ユーザによる当該贈り物の使用に対応するエフェクトとポイントを出力させる機能と、を実行する。
【効果】視聴者が当該ライブストリーマーを応援するための選択肢を増やすことができ、さらに、当該ライブストリーマーは、ライブストリーミングでスケジュールギフトを受け取ったときに驚きとともに喜びを感じる可能性があるため、ユーザエクスペリエンスが向上される可能性がある。
特開2025-164680サーバ、方法及びコンピュータプログラム 17LIVE株式会社
【課題】視聴者がライブストリーマーを応援するライブストリーミングにおけるサーバ、方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】ライブストリーミングシステムにおいて、サーバの回路は、ストリーマーのライブストリーミング前に、ストリーマーに対する贈り物の使用指示をユーザから受信する機能と、ストリーマーがライブストリーミング内にいる間に、出力ユニットにユーザによる当該贈り物の使用に対応するエフェクトとポイントを出力させる機能と、を実行する。これにより、視聴者はライブストリーマーを応援するための選択肢を増やすことができ、ライブストリーマーはライブストリーミングでスケジュールギフトを受け取ったときに驚きとともに喜びを感じる可能性がある。
特表2025-534457ファンおよびファン用冷却構造 ジール・アベッグ エスエー
【要約】本発明は、羽根車と電気モーターとを有するファンであって、この電気モーターが、ステータと、ローターと、場合によっては電子機器ポットとを含み、冷却構造が、ステータおよび/または電子機器ポットの半径方向外側の外壁に形成され、冷却構造が、流体の、好ましくは空気の、流路を形成し、この流路があることで、ファンの動作によって生成される圧力差によって流れが引き起こされ、この流れが、電気モーターおよび/またはステータおよび/または電子機器ポットから熱を放散させる、ファンに関する。さらに、本発明は、ファン用の対応する冷却構造に関する。
【請求項6】ストリーマホイールを有するストリーマアセンブリが、設けられ 前記冷却構造が、前記ストリーマホイールに割り当てられ、好ましくは、前記ストリーマホイールと一体化するように前記ストリーマホイールに組み込まれていることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載されたファン。
【請求項7】前記ストリーマアセンブリが、前記電気モーター用の構造的機能を有していることを特徴とする、請求項6に記載されたファン。
A−2−4集塵
特許7535354機械加工システム、及び機械加工方法。 SHODA株式会社
【課題】移動式テーブルを駆動させる駆動機構に混入した加工屑が適切に除去される機械加工システム及び当該機械加工システムを用いた機械加工方法を提供すること。
【解決手段】ワークを機械加工する加工機構、加工空間内に配され加工機構に対向する移動式テーブルであってワークに載置される移動式テーブル、加工空間内に配され移動式テーブルの下方に配された架台であって移動式テーブルの移動方向に延在する複数の側溝及び移動方向に延在し複数の側溝の一方と他方との間に配された主溝を有する架台、主溝に配され移動式テーブルを支持する駆動機構であって移動式テーブルを移動方向に移動させる駆動機構及び加工空間の一部を画定する開閉式カバー部材を有する機械加工装置と、加工空間内及び加工空間外から空気を吸引し加工屑が取り除かれた空気を主溝内に吐出する集塵機と、を具備する機械加工システム。
特許7652963調味料塗布装置および調味料散布部材 亀田製菓株式会社
【課題】収容空間の外側への調味料の飛散を抑制することで、集塵機等の機器を必要とすることなく、衛生状態を良好に保持することのできる調味料塗布装置を提供する。
【解決手段】攪拌部と、調味料供給部と、調味料散布部材30と、を備える調味料塗布装置であって、攪拌部は、内部に食品材料を収容する収容空間が形成され、収容空間に収容された食品材料を攪拌し、調味料供給部は、食品材料に塗布する調味料を調味料散布部材30に供給し、調味料散布部材30は、上面側が開口された凹状に形成され、調味料供給部によって供給される調味料を貯留する貯留部31と、貯留部31の外周部の周方向にわたって設けられ、貯留部31から溢出する調味料を貯留部31の外周側且つ下方側に移動させて落下させることで調味料を収容空間に供給する移動落下部32と、を有する。
特許7754235シリコン原料の洗浄方法及びシリコン原料の洗浄装置 信越半導体株式会社
【課題】洗浄液へのシリコン粉の持ち込みに起因するポンプ保護フィルタの閉塞を抑制し、洗浄液の循環不良を起こしにくくしてシリコン原料の洗浄不良を防ぎ、洗浄装置のメンテナンス作業の頻度を低減して稼働率を向上させることが可能なシリコン原料の洗浄方法及びシリコン原料の洗浄装置を提供する。
【解決手段】シリコン原料にブローノズルから供給される圧縮空気を当ててシリコン原料の表面に付着したシリコン粉を飛散させて除去し、そのシリコン原料をシリコン原料が脱落しない程度の複数の穴を有する洗浄用バスケットに充填し、洗浄液で満たされた洗浄槽に浸漬することにより、シリコン原料を洗浄液と接触させて洗浄し、ポンプにより洗浄槽内の洗浄液を循環させ、洗浄液中に浮遊する浮遊シリコン粉をポンプの吸水側に配置したポンプ保護フィルタで捕集しつつシリコン原料を洗浄するシリコン原料の洗浄方法。
【請求項1】シリコン原料を洗浄する洗浄方法であって、シリコン原料にブローノズルから供給される圧縮空気を当てて、前記シリコン原料の表面に付着したシリコン粉を飛散させて除去し、前記ブローノズルから供給された前記圧縮空気によって飛散させた前記シリコン粉を、前記シリコン原料よりも風下側に配置した排気装置で排気フィルタを介して集塵し、前記シリコン粉を除去した前記シリコン原料を、前記シリコン原料が脱落しない程度の複数の穴を有する洗浄用バスケットに充填し、前記洗浄用バスケットを洗浄液で満たされた洗浄槽に浸漬することにより、前記洗浄用バスケット内の前記シリコン原料を前記洗浄液と接触させて洗浄し、ポンプにより前記洗浄槽内の洗浄液を循環させ、前記洗浄液中に浮遊する浮遊シリコン粉を前記ポンプの吸水側に配置したポンプ保護フィルタで捕集しつつ、前記シリコン原料を洗浄することを特徴とするシリコン原料の洗浄方法。
【請求項2】シリコン原料を洗浄する洗浄装置であって、シリコン原料に圧縮空気を供給し、前記シリコン原料の表面に付着したシリコン粉を飛散させて除去するブローノズルと、前記ブローノズルから見て前記シリコン原料よりも風下側に配置され、前記ブローノズルから供給された前記圧縮空気によって飛散させた前記シリコン粉を排気フィルタを介して集塵する排気装置と、前記シリコン原料が脱落しない程度の複数の穴を有し、前記シリコン粉が除去された前記シリコン原料が充填される洗浄用バスケットと、洗浄液で満たされ、前記洗浄用バスケットが浸漬されると前記洗浄用バスケット内に充填された前記シリコン原料が前記洗浄液と接触して洗浄される洗浄槽と、前記洗浄槽内の洗浄液を循環させるポンプと、前記ポンプの吸水側に配置され、前記洗浄液中に浮遊する浮遊シリコン粉を捕集するポンプ保護フィルタと、を有することを特徴とするシリコン原料の洗浄装置。
特開2025-143624回収装置及び清掃具 シャープ株式会社
【課題】集塵したゴミの量が設定量に達したことを示す報知を適切に更新することができる回収装置及び清掃具を提供する
【解決手段】回収装置は、掃除機からゴミを回収して集塵部に集塵する回収部と、前記集塵部に集塵された集塵ゴミの量を検知する検知部と、制御部と、を備え、前記制御部は、設定が第1の設定である場合は、前記掃除機が装着されたときに前記回収部に前記ゴミを回収することを開始させず、前記設定が第2の設定である場合は、前記掃除機が装着されたときに前記回収部に前記ゴミを回収することを開始させ、前記回収部に前記ゴミを回収させている間に前記量が設定量に達した場合は、前記回収部に前記ゴミを回収することを終了させ、報知を行うことを開始させ、前記設定を前記第2の設定から前記第1の設定に切り替え、前記報知を行わせている間に操作が行われた場合は、前記報知を行うことを終了させる。
特開2025-143658セメント原料粉砕装置及び粉砕方法並びにセメント製造方法 UBE三菱セメント株式会社
【課題】 セメント粉砕ミルの廃熱を効果的に利用して、粉砕効率を向上させ、セメントの品質を安定させる。
【解決手段】 セメント原料を貯蔵するホッパーと、該ホッパーのセメント原料を粉砕するミルと、該ミルで粉砕されたセメント原料の粉砕粒を分級する分級機と、該分級機からの排ガスからダストを捕集する集塵機と、該集塵機からの排ガスの少なくとも一部をミルに輸送する排ガス循環タクトとを有し、ホッパーに、その少なくとも一部の外周面を覆うジャケットが設けられるとともに、排ガス循環ダクトは、前記ジャケットを経由してミルに接続されている。
特開2025-144674エア浮上コンベヤ、圧力調整方法 UBEマシナリー株式会社
【課題】ケーシング内部の圧力変動を規制し、ケーシングからの排気流量を安定できるエア浮上コンベヤを提供すること。
【解決手段】本発明のエア浮上コンベヤ1は、搬送物Sを搬送させる無端状ベルト12と、内部に無端状ベルト12が設けられるケーシング11と、無端状ベルト12を浮上させる空気Aをケーシング11へ供給するとともに、ケーシング11を排気する給排気部50と、空気Aの一部をケーシング11へ供給する前に機外へ排出する排出部102Aと、空気Aの排出量を調整する調整部111と、ケーシング11の内部の圧力を検出する圧力検出部41,42と、を備える。
【請求項4】前記ケーシングから排気される前記空気を集塵する集塵部を備える、請求項1または2に記載のエア浮上コンベヤ。
【請求項5】前記ケーシングから前記給排気部へつながる循環ラインを備え、前記循環ラインには、前記集塵部が設けられる、請求項4に記載のエア浮上コンベヤ。
特開2025-147574ドラムカッタ用集塵カバー体 株式会社奥村組
【課題】ドラムカッタによって固い対象物を切削する際に生じる粉塵類が、周囲へ飛散するのを簡易に且つ効率良く防止できるドラムカッタ用集塵カバー体を提供する。
【解決手段】バックフォー用重機のアーム部の先端部分に取り付けられるドラムカッタ20の切削回転ドラム21を覆って接合されて、切削時の粉塵類を吸引して集塵できるようにする集塵カバー体10であって、支持ロッド部15とカバー本体11とを含んで構成されている。カバー本体11は、半円形状に湾曲した形状を有する上面カバー部12と、切削回転ドラム21の外側側面部分に沿って配置される側面カバー部13とを有する、中空半円状の箱形形状を備えている。上面カバー部12から外側に突出して、吸引接続口14が設けられている。
特開2025-148947スパンボンド不織布ならびにこれを用いてなる集塵機プリーツフィルター用濾材、集塵機プリーツフィルターおよび大風量パルスジェットタイプ集塵機 東レ株式会社
【課題】粉塵捕集性能と通気性を両立しながらも、非常に高いレベルの剛性と耐久性を有するスパンボンド不織布を提供すること。
【解決手段】融点がTm,A(℃)であるポリエステル系樹脂Aと、融点Tm,B(℃)が(Tm,A−140)℃以上(Tm,A−10)℃以下であるポリエステル系樹脂Bと、を含む熱可塑性樹脂繊維から構成されてなる、スパンボンド不織布であって、前記スパンボンド不織布は、融着部と非融着部とを有し、該融着部がMD方向に並んで配されており、融着面積率が3.0%以上10.0%以下であって、さらに、以下の式1を満たす、スパンボンド不織布。 2.5≦Y/X≦5.5 ・・・(式1)ここで、Xは、前記融着部の平均長(mm)であって、Yは、MD方向に隣接した融着部間の平均距離(mm)である。
【請求項8】請求項1または2に記載のスパンボンド不織布を用いてなる、集塵機プリーツフィルター用濾材
【請求項9】請求項8に記載の集塵機プリーツフィルター用濾材を用いてなる、集塵機プリーツフィルター。
【請求項10】請求項9に記載の集塵機プリーツフィルターを使用した、大風量パルスジェットタイプ集塵機。
特開2025-151129集塵システム及び報知システム 新東工業株式会社
【課題】フィルタから払い落とされた粉塵の容積を出力できる技術を提供する。
【解決手段】集塵システムは、外気が導入される吸気口を有する第1空気室と、第1空気室に配置され、第1空気室内の空気から粉塵を分離し、空気を通過させるフィルタと、フィルタを通過した空気が導入される導入口と、装置外に連通する排気口とを有する第2空気室と、第2空気室に配置され、排気口へ気流を発生させ、吸気口から第1空気室へ外気を送り込む送風機と、第2空気室に配置され、フィルタに付着した粉塵を払い落とす払落装置と、第1空気室に配置され、フィルタから払い落とされた粉塵を収容するボックスと、第1空気室と第2空気室との差圧を検出するセンサと、センサの検出結果を入力する制御部とを備え、制御部は、払落装置がフィルタに付着した粉塵を払い落とす動作の前後の差圧の変化に基づいて、フィルタから払い落とされた粉塵の容積に関する情報を出力する。
特開2025-152678作業機 工機ホールディングス株式会社
【課題】利便性を向上させた作業機を提供する。
【解決手段】クリーナ1は、集塵袋7と、本体部21に組み付けられることにより本体部21との間に集塵袋7を収容する収容室212を画定する蓋部22を含むハウジング2と、蓋部22に設けられ、集塵袋7を保持可能な保持部6と、を備える。保持部6は、基部61と、集塵袋7を基部61に固定可能な固定部材62と、集塵袋7に当接することで、集塵袋7が固定部材62によって固定可能な被固定位置に位置するか否かを検知可能な検知部材63と、を有する。固定部材62は、本体部21と蓋部22との組み付けを規制する規制位置と、集塵袋7を固定するとともに本体部21と蓋部22との組み付けを規制しない非規制位置と、の間で、基部61に対して相対移動可能である。検知部材63は、集塵袋7が被固定位置に位置しないときに、固定部材62が規制位置から非規制位置へ移動することを規制する。
特開2025-154232USBソケット付きボックス及び該USBソケット付きボックスを備えた集塵サンダー ヤヨイ化学工業株式会社
【課題】モバイルバッテリーも電源として使用できるように、電池ホルダーに代えて集塵サンダーに着脱可能に装着できるUSBソケット付きボックスの提供。
【解決手段】電池ホルダーに代えて集塵サンダーの把手部に着脱可能に装着されるモバイルバッテリー接続用のUSBソケットを備えたUSBソケット付きボックスであって、その最大横幅と最大縦幅及び最大高さが電池ホルダーに一致する外形状を有すると共に、前記USBソケットがソケット開口を外側に露呈して内蔵されているボックス本体と、前記ボックス本体の長手方向の両側面に、電源装着部への装着時にモータ部への給電回路に電気的に接続される前記電池ホルダーの長手方向の両側面に配置されている接続端子の配置位置に相当する位置でそれぞれ配置されている接続端子と、前記ボックス本体の内部で前記USBソケットと前記接続端子とを電気的に接続するリード線と、を備えている。
特開2025-154818集塵装置及び集塵システム 新東工業株式会社
【課題】効率良く、かつ、適切に集塵できる装置及びシステムを提供する。
【解決手段】集塵装置は、ワークを載置可能な載置部の側方に設けられ、載置部上のワークが加工されることによって生じるダストを集塵する集塵部と、集塵部との間に載置部が位置するように載置部の側方に設けられ、集塵部に向けて送気する送気口が形成され、第1気流を生成する送気部と、載置部と送気部との間に設けられ、集塵部に向けて気体を噴射する噴射口が送気口より下方に形成され、第1気流より速度の速い第2気流を生成する噴射部と、を備える。
特開2025-158236搬送システム 株式会社ディスコ
【課題】掃除用自動走行車両が収集した粉塵を排出するために定期的に掃除用自動走行車両を走行路から下ろす必要がないとともに、粉塵を排出する際に自動搬送装置の走行を停止する必要がない搬送システムを提供する。
【解決手段】搬送システム2においては、掃除用自動走行車両18が走行パネル10に堆積した粉塵を収集する。自動搬送装置8の走行を妨げない領域に掃除用自動走行車両18が収集した粉塵を排出する排出領域20が形成されている。掃除用自動走行車両18は必要に応じて粉塵を排出領域20で排出する。
【請求項2】該排出領域には、粉塵が排出される排出穴と、該排出穴に連通するダクトと、粉塵を集塵する集塵手段と、を備えた集塵装置が配設され、該掃除用自動走行車両が収集した粉塵が該排出穴と該ダクトを介して該集塵手段に集塵される請求項1記載の搬送システム。
特開2025-158844研削材を回収するブラスト装置 株式会社吉原鉄工所 株式会社マルテー大塚
【課題】吸引した空気をさらに清浄化することのできるブラスト装置を提供する。
【解決手段】ブラスト装置10は、研削材Pと粉塵P1とその粉塵P1よりも微細な微粉塵P2と微細粒子P3が、空気Aとともに流入し、研削材Pを回収する回収タンク20と、回収タンク20から流出した粉塵P1と微粉塵P2と微細粒子P3のうち、当該粉塵P1を収集するサイクロン部40と、サイクロン部40から流出した微粉塵P2と微細粒子P3のうち微粉塵P2を収集する集塵機60と、集塵機60から流出した微細粒子P3を収集するフィルター部80と、を有し、フィルター部80から空気Aを排出するというものである。
特開2025-161416電気掃除機 アイリスオーヤマ株式会社
【課題】集塵容器の内方に延びる流路から流入した塵埃を遠心分離することが可能な電気掃除機を実現することを目的とした。
【解決手段】電気掃除機は、電動送風機を有する掃除機本体10と、掃除機本体10に着脱可能であって、集塵空間42を有する集塵容器40と、集塵容器40に対して着脱可能、かつ集塵容器40との間に集塵空間42を構成する構造体80と、を備え、集塵容器40には、吸引口と連通し、底側から構造体80側に向かって管部60が延びており、構造体80は、管部60からの空気を集塵空間42に排出するための排出口112と、集塵空間42から排出される空気が流入する流入口84と、を有し、管部60と着脱可能に接続されるものである。
特開2025-162245基板処理装置 日新イオン機器株式会社
【課題】内部が真空とされた処理室において基板に所定の処理を行う基板処理装置において、真空予備室に流入するパーティクルを低減させる。
【解決手段】内部が真空とされた処理室4において基板Sに所定の処理を行う基板処理装置1は、真空予備室6と、真空予備室6に隣接し、第一の弁体を収容する弁体収容室10と、弁体収容室10に通じる第一の開口12aを有し、基板Sが通過する第一の搬送路12と、弁体収容室10に通じる第二の開口13aと、真空予備室6に通じる第三の開口13bとを有し、基板Sが通過する第二の搬送路13と、弁体収容室10に通じており、弁体収容室10を真空排気する第一の真空排気路9aと、真空予備室6に通じており、真空予備室6を真空排気する第二の真空排気路9bと、を備え、第一の弁体11aによって第一の開口12aが開閉される。
【請求項6】前記第一の真空排気路に通じる真空ポンプと、前記第一の真空排気路を通過するパーティクルを捕捉する集塵部と、をさらに備え、前記集塵部が、前記第一の真空排気路の、前記合流部から前記真空ポンプに至る途中に配置されている、請求項5に記載の基板処理装置。
特開2025-162614集塵機及び、ろ布の損傷状態認定方法 JFEスチール株式会社
【課題】ろ布の損傷状態を容易に認定することが可能な集塵機等を提供する。
【解決手段】ろ布によって空気に含まれている塵を除去する集塵機である。集塵機は、前記空気が供給される供給部及び、前記空気を排出する排出部を有する集塵室と、前記集塵室において前記供給部及び、前記排出部の間に配されかつ、前記ろ布が設置される設置部と、前記供給部及び、前記設置部の間に設けられかつ、前記集塵室にスモークを供給するスモーク供給部と、を有する。
特開2025-164021焼却装置 株式会社神鋼環境ソリューション
【課題】廃熱ボイラ伝熱管の腐食を効率的に防止することのできる焼却装置を提供する。
【解決手段】焼却装置1は、焼却炉10と、二次燃焼室27と、煙道内に露出した廃熱ボイラ伝熱管21を有する廃熱ボイラ20と、廃熱ボイラ20の下流において燃焼ガス中の灰分を集塵する集塵装置40と、廃熱ボイラ20又は廃熱ボイラ20よりも上流において硫黄又は硫黄化合物を含む添加剤を添加する第一添加部51と、廃熱ボイラ20と集塵装置40との間において酸性ガス処理剤を添加する第二添加部52と、第一添加部51及び第二添加部52の作動を制御する制御部50と、を備え、制御部50は、第一添加部51よりも下流における燃焼ガス中の塩化水素濃度及び硫黄酸化物濃度に基づいて、酸性ガス処理剤を添加する第一制御を実行しており、所定条件下において、硫黄又は硫黄化合物を含む添加剤及び所定量の酸性ガス処理剤を添加する第二制御に切り替える。
特表2025-533477IPLを用いて粉末材料を均等処理する装置及び方法 ビチュロセル カンパニー リミテッド メイクセンス インコーポレイテッド
【要約】IPLを用いて粉末材料を処理する装置及び方法について開示する。
本発明による粉末材料処理装置は、チャンバと、高分子コーティングを有する母粉末が前記チャンバの内部に投入される母粉末の投入ラインと、前記チャンバの底面に配置されて、上部方向に空気を噴射し、前記母粉末をチャンバ内で浮遊させるガス噴射器と、前記母粉末の高分子コーティングを炭化させるIPL照射器と、前記高分子コーティングが炭化した処理粉末をチャンバ外へ排出する処理粉末の排出ラインと、を含む。
【請求項14】排出ガスにおける微細粉末を電気集塵機で分離した後、排出ガスを前記圧縮空気供給機に再び供給して、閉ループシステムを構成することをさらに含む、請求項12に記載の粉末材料の処理方法。
特表2025-533693ノッチングシステム及びノッチング方法 ヨウイル エナジー テック カンパニー リミテッド
【要約】本発明は、フレーム;フレームに設けられ、電極シートの移動速度に同期化した速度で回転力を発生させる動力部;フレームに設けられ、動力部から回転力を伝達されて電極シートの一面と接触しながら回転するジグ;フレームに設けられ、電極シートの他面と接触支持してノッチング領域を通る電極シートとジグとの接触を保持させる密着部;及びフレームに設けられ、ノッチングホールを通じて電極シートにレーザを照射するレーザ照射部;を含み、ジグは、電極シートの一面と接触する外周面に形成されたノッチングホールを含むノッチングシステムを開示する。本発明によれば、レーザノッチング時にエアを吹いて異物、プラズマ及びスクラップを除去しながらも、エアによる電極シートのはためきを防止して精巧なノッチングラインの形成が可能である。
【請求項7】前記ノッチング領域に設けられて、ノッチング時に発生する異物を除去する集塵部をさらに含み、前記集塵部は、風を起こして前記異物を分離するブロワーと、前記異物を吸い込む吸入部と、
を含むように構成される、請求項1に記載のノッチングシステム。
特表2025-536063直接空気回収システム及び方法 エクイノール ロー カーボン ユーケー リミテッド
【要約】直接空気回収(DAC)システム100は、空気流102を受け取り、空気流102中に存在する二酸化炭素の少なくとも一部を吸収するように構成される吸収器106を備える。DACシステム100は、吸収器106から空気流102の少なくとも一部を受け取るように構成されるミスト除去器134、434、534、634、734を更に備える。DACシステム100は、ミスト除去器134、434、534、634、734と熱交換関係で配置され、空気流102の一部を冷却するように構成される冷却装置136、436、536、636、736を更に備える。
【請求項12】請求項10又は11に記載のDACシステム(800)であって、前記第2の熱交換器(864)の下流に配置される静電集塵器(870)を更に備える、DACシステム。
実登3253371配管集塵装置 ▲鋭▼澤實業股▲分▼有限公司
【課題】生産設備のシャットダウンを必要とせずに、配管の粉塵堆積の問題を解決できると同時に集塵の効果も達成することのできる配管集塵装置を提供する。
【解決手段】配管集塵装置は、装置本体と、集塵モジュールと、クリーニングモジュールとを含む。装置本体は収納空間と、複数の開口部とを有し、複数の開口部と収納空間は互いに通じている。集塵モジュールの第1の駆動素子はアクティブ素子に接続して、装置本体を貫通しており、アクティブ素子は複数の導通チャンバーを有し、アクティブ素子は収納空間で変位又は回転して、複数の導通チャンバーの位置を変更するように配置されており、導通チャンバーの一つは開口部における二つを連通させるように配置されており、もう一つの導通チャンバーは少なくとももう一つの開口部と連通するように配置されている。クリーニングモジュールはもう一つの導通チャンバー内の物体を取り除くように配置されている。
A−2−5除電
特開2025-148138除電装置 画像形成装置 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】記録媒体の搬送方向に対して交差する交差方向において記録媒体の両端からのみオゾンを含む気体を排出する場合と比して、交差方向に延びるコロナ放電電極の中央部分で発生したオゾンを含む気体が記録媒体の面上で淀むのを抑制することである。
【解決手段】除電装置は、搬送される記録媒体と対向し、記録媒体の搬送方向に対して交差する交差方向に延びるコロナ放電電極と、コロナ放電電極に吹き付けた気体を記録媒体に向かって流す気流発生装置と、搬送方向においてコロナ放電電極の上流側又は下流側に配置され、交差方向に延び、気流発生装置によって記録媒体に流された気体を吸い込む吸込みダクトとを備える。
特開2025-151092基板搬送システム及び除電方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】帯電を除去する基板搬送システム及び除電方法を提供する。
【解決手段】内部にガスを供給するガス供給口、内部からガスを排気するガス排出口、及び、基板を支持する基板支持部を有するモジュールと、前記モジュールに隣接して設けられる真空搬送モジュールと、前記モジュールと前記真空搬送モジュールとの間で前記基板を搬送する基板搬送装置と、を備える基板搬送システムであって、前記基板搬送装置は、前記基板を保持可能なピックと、前記ピックを移動させるロボットアームと、前記ピックに設けられ、前記基板の帯電量を検出する帯電検出部と、前記ピックに設けられ、前記基板を除電する除電器と、を有する、基板搬送システム。
特開2025-160559タイヤ、及びタイヤの除電方法 浜松ナノテクノロジー株式会社 鈴木茂行
【課題】帯電状態となることを効率的に抑止し、車体の航続性能を向上させたタイヤを提供する。
【解決手段】タイヤ表面21に、少なくとも径が100nm以下の金属ナノ粒子(Ag(銀)ナノ粒子22)を含有する分散液を用いて、金属ナノ粒子22をタイヤ表面21に付着させた。この結果、タイヤが帯電状態となることを効率的に抑止し、車体の航続性能を向上させることができる。
【請求項9】タイヤの除電方法であって、少なくとも径がナノレベルとなる金属ナノ粒子を含有する分散液に含まれる当該金属ナノ粒子を前記タイヤの表面に塗工する工程を含み、前記分散液は、イソプロピルアルコール(IPA)と金属ナノ粒子と水により構成された分散液であり、且つ、当該分散液において金属ナノ粒子が0.001〜1wt%の範囲で配合される、ことを特徴とするタイヤの除電方法。
特開2025-161260除電装置及び除電装置を備えた画像形成システム キヤノン株式会社
【課題】ユーザーがシートの帯電量を測定するために、導電板や電位測定器を接地させる接地環境を準備する必要があった。
【解決手段】画像形成装置により画像形成されたシートを除電する除電装置であって、画像形成装置により画像形成されたシートを除電する除電部と、前記除電部の除電レベルの設定を受け付ける受付部と、前記除電装置の天面または前面に設けられた接地された端子と、を備える、ことを特徴とする除電装置。
特開2025-162871除電装置 大日本印刷株式会社
【課題】除電対象の物品の全体を確実に除電できる除電装置を提供する。
【解決手段】複数の第1電極と、複数の第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に電気力線を発生させるように、前記第1電極及び前記第2電極にそれぞれ第1電圧及び前記第1電圧と異なる第2電圧を供給する電圧供給部と、を有する。第1支持具に配置された第1電極と第2支持具に配置された第2電極とが第1方向と交差する第2方向に隣り合うとともに、第1支持具に配置された第2電極と第2支持具に配置された第1電極とが第2方向と隣り合うように第1支持具及び第2支持具が配置された除電装置。
A−2−6帯電
特許7717885電子写真機器用帯電ロール 住友理工株式会社
【課題】帯電性と防汚性に優れる電子写真機器用帯電ロールを提供する。
【解決手段】軸体12と、軸体12の外周面上に形成された弾性体層14と、弾性体層14の外周面上に形成された表層16と、を備え、表層16が、ウレタン樹脂またはアクリル樹脂を含むバインダーと、無機微粒子と、を含有し、表層16表面の5μm内での最大高低差で表される微小粗さが、10nm以上400nm以下である、電子写真機器用帯電ロール10とする。
特開2025-144849導電性部材、帯電装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】色筋発生抑制性に優れる導電性部材の提供。
【解決手段】電流同時測定原子間力顕微鏡により、表面における導電点を測定した時に測定される粒子状の導電部の面積率が、15面積%以上である導電性部材、及び、電流同時測定原子間力顕微鏡により、表面における導電点を測定した時に測定される粒子状の導電部の平均面積が、0.05μm2以上である導電性部材。
特開2025-149639電子写真機器用帯電ロール 住友理工株式会社
【課題】高い帯電性と高耐久性を実現し、高速印字、長寿命の要望に応えられる電子写真機器用帯電ロールを提供する。
【解決手段】軸体12と、軸体12の外周面上に形成された弾性体層14と、弾性体層14の外周面上に形成された表層16と、を備え、表層16が、下記の(a)および(b)を含有し、表層16における(b)の含有量が、(a)100質量部に対し、0.1質量部以上10質量部以下である、電子写真機器用帯電ロール10とする。(a)イソシアヌレート、ウレトジオン、カルボジイミドジイソシアネート、ポリウレア、ウレトンイミンのうちのいずれか1種または2種以上からなるバインダー(b)フッ素系のアニオン性化合物
特開2025-150894帯電装置、画像形成ユニット及び画像形成装置 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】制御電極を帯電時と同じ形状のまま清掃する場合と比較して、制御電極が被帯電体の表面に接触するのを回避しつつ、制御電極の清掃性を向上させる。
【解決手段】放電電極と、放電電極と前記放電電極により帯電する被帯電体との間に配置され、前記被帯電体の表面形状に沿って湾曲又は屈曲した制御電極と、前記放電電極及び前記制御電極のうち少なくとも前記制御電極を清掃する清掃手段と、前記制御電極の形状を前記清掃手段による清掃時と帯電時とで異なる形状に変形させる変形手段と、を備える。
特開2025-150897帯電装置、画像形成ユニット及び画像形成装置 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】制御電極を構成する複数の連結部を軸方向に沿って均等に配置した場合と比較して、制御電極の振動に起因した帯電ムラの発生を抑制する。
【解決手段】帯電装置は、放電ワイヤ121a、121b、121cと、放電ワイヤ121a、121b、121cと感光体ドラムとの間に配置されるグリッド電極122と、を備える。グリッド電極122は、帯電装置の長手方向Lに沿って配置された直線状の導体122f、122f、・・・と、直線状の導体122f、122f、・・・同士を帯電装置の幅方向Wに沿って互いに連絡する複数の連結部122g、122g、・・・を備えている。複数の連結部122g、122g、・・・は、帯電装置の長手方向Lに沿って中央部400と両端部401、402に三等分した場合、グリッド電極122の両端部の領域に比べて中央部の領域に多く配置するように構成されている。
特開2025-158599車両用帯電防止処理剤、及び車両の帯電防止処理方法 日本特殊塗料株式会社
【課題】空気流を乱しにくく、かつ、車両の外観に影響を及ぼさない、車両用帯電防止処理剤、及び車両の帯電防止処理方法を提供する。
【解決手段】コロイダルシリカ、アルキルシリケート、水系溶媒、及び酸を含有するプライマー組成物と、アルコキシシリル基及びシラノール基の少なくとも一方と親水性基とを有するアクリル系ポリマー、及び溶媒を含有するクリア塗料と、からなる、車両用帯電防止処理剤、及び上記車両用帯電防止処理剤を用いる車両の帯電防止処理方法。
特開2025-159777帯電流体用の除電器具 日本ピラー工業株式会社
【課題】配管内の流体の圧力損失を低く抑えたまま、流体の全体から静電気を除去できる技術を提供する。
【解決手段】除電器具は、配管内の流体から静電気を除去するための器具であり、除電棒を備えている。除電棒は、導電性樹脂で形成され、流体を透過させない部材であり、接地されており、配管の中の流路内に、流路の中心部と交差するように配置されている。除電棒は流路の中心部と交差する位置に、空洞を含む。空洞は流路の方向に対して平行に除電棒を貫通している。
特開2025-161384帯電防止シート及びその製造方法 ウギョン イーエスディー カンパニー リミテッド
【課題】本発明は、帯電防止シート及びその製造方法に関する。
【解決手段】本発明の技術的思想の一実施例による帯電防止シートは、導電性カラーパターン層300と、前記導電性カラーパターン層300の上部に位置することで、前記導電性カラーパターン層300の表面を保護する透明保護層400と、前記導電性カラーパターン層300の下部に位置する本体層200と、前記本体層200の下部に位置する下部層100とを含む。
上述の構成により、本発明の技術的思想の様々な実施例による帯電防止シートの製造方法は、帯電防止剤を含む帯電防止シートを構成することにより、半導体製造工場などの産業現場や各種事務所の床面で発生する可能性のある静電気を安定して防止することにより、静電気による装置や部品の損傷などの弊害を防ぐことができる帯電防止シートを製造することができる。
特開2025-161385帯電防止シート及びその製造方法 ウギョン イーエスディー カンパニー リミテッド
【課題】帯電防止シート及びその製造方法に関する。
【解決手段】帯電防止シートは、導電性カラーパターン層と、前記導電性カラーパターン層の上部に位置することで、前記導電性カラーパターン層の表面を保護する透明保護層と、前記導電性カラーパターン層の下部に位置する本体層と、前記本体層の下部に位置し、床面と接触する下面がエンボス構造で形成された下部層とを含む。帯電防止シートの製造方法は、帯電防止剤を含み、下部層をエンボス構造で形成して帯電防止シートを構成することにより、従来の下部層に含まれるカーボンにより床面が汚れることを防ぎ、半導体製造工場などの産業現場や各種事務所の床面で発生する可能性のある静電気を安定して防止することにより、静電気による装置や部品の損傷などの弊害を防ぐことができる帯電防止シートを製造することができる。
A−2−7静電気
特許7670191静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、を備える。ベースプレート200には、冷媒の通る冷媒流路250と、リフトピン穴260と、が形成されている。冷媒流路250のうちリフトピン穴260の近傍の部分には、冷媒の流れにおいて乱流を発生させるための突起270が設けられている。
特許7670192静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を支持するベースプレート200と、を備える。ベースプレート200には、冷媒の通る冷媒流路260と、貫通穴230と、が形成されている。上面視において、冷媒流路260は、第1流路261と第2流路262とに分岐する部分である分岐部263と、第1流路261と第2流路262とが再び合流する部分である合流部264と、を有する。貫通穴230は、ベースプレート200のうち、第1流路261と第2流路262との間の部分を貫くように形成されている。
特許7713057静電防止用アダプタ装置 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー
【課題】静電防止器具の利便性を向上させることができる静電防止用アダプタ装置を提供する。
【解決手段】電子機器の取り扱い時に使用される静電防止ストラップ11をアース点6に接続するための拡張アダプタ20であって、電子機器2を搭載するラック5におけるアース点6となる金属露出部(フレーム連結ボルト)に磁気により吸着し、金属露出部に導通可能に接触する接地部21と、ラック5の金属部分(フレーム5a)に磁気により吸着し、静電防止ストラップ11のプラグ14を着脱可能なジャック(G端子29)を有する固定部25と、接地部21と固定部25とを繋ぐ通電コード31と、を備えている。
特許7758122静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられた内部電極430と、誘電体基板100のうち面120に設けられた給電端子150と、内部電極430と給電端子150との間を繋いでいる接続部160と、を備える。上面視において給電端子150と重なる領域AR10は、給電端子150の中心を包含する第1領域AR11と、第1領域AR11を外周側から囲む第2領域AR12と、を含み、第1領域AR11においては内部電極430が設けられていない。
特許7761295画素分解能調整をプログラム可能に調整する静電容量センサアレイチップ及びサンプリング装置、並びにその制御システム 國立陽明交通大學
【課題】画素分解能をプログラム可能に調整する静電容量センサアレイチップ及びサンプリング装置並びにその制御システムを提供することを課題とする。
【解決手段】第1クロック信号に基づき選択信号を生成するためプログラマブルモジュールと、第2クロック信号及び感知パルス信号に基づき第3クロック信号を生成するための遅延パルスモジュールと、前記感知パルス信号に基づき充電信号を生成するための充電ユニットとアレイを形成するM×N個の電極画素ユニットとサンプリングユニットとを含む複数の電極アレイモジュールとを備え、前記電極アレイモジュールは前記選択信号に基づき特定のパターンの前記電極画素ユニットを順次選択するために用いられ、かつ前記電極アレイモジュール内の前記特定のパターンの前記電極画素ユニットは前記充電信号に基づきサンプリング信号を生成するために用いられ、前記サンプリングユニットは前記サンプリング信号及び前記第3クロック信号に基づきセンシング出力信号を生成するために用いられる。
特開2025-142641静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】高温高湿下における経時での色味変動が抑制される画像が得られる静電荷像現像用トナーセットを提供する。
【解決手段】アルミニウム顔料を含有するトナー粒子Aを含むトナーAと、フタロシアニン系染料を含有するトナー粒子Bを含むトナーBと、ピラゾロトリアゾール系染料を含有するトナー粒子Cを含むトナーCと、を含む静電荷像現像用トナーセット。
特開2025-144066ポリエステル樹脂組成物、静電荷像現像用トナー、現像剤及び画像形成方法 コニカミノルタ株式会社
【課題】トナーの低温定着性、耐熱保管性、及び耐破砕性の向上が可能なポリエステル樹脂組成物、当該ポリエステル樹脂組成物を含有する静電荷像現像用トナー及び現像剤、並びに当該現像剤を使用する画像形成方法を提供する。
【解決手段】ポリエステル樹脂を含有するポリエステル樹脂組成物であって、熱分解ガスクロマトグラフ質量分析により得られるクロマトグラムにおいて、相対存在量が多い20本のピークのうち保持時間が4,4′−ジヒドロキシビフェニルの保持時間以下であるピークの合計本数Nが、1〜17本であり、ホウ素、アルミニウム及びリンのうち少なくともいずれかの元素を更に含有する。
特開2025-144137静電荷像現像用トナー、及びその製造方法、並びにそれを用いた画像形成方法及び画像形成装置 コニカミノルタ株式会社
【課題】タッキング性を維持しつつ、低温定着性を向上させることが可能な静電荷像現像用トナーを提供する。
【解決手段】.トナー母体粒子を含む静電荷像現像用トナーであって、トナー母体粒子が、少なくとも結着樹脂と結晶性添加剤と着色剤とを含有し、結着樹脂が、下記一般式(1)で表される第1構造単位及び特定式で表される第2構造単位を有する重合体を含む。[一般式(1)中、R1は、水素原子、又はメチル基であり、R2は、炭素数6〜12の脂環式置換基を示す。]
特開2025-145080静電荷像現像用トナーの製造方法 花王株式会社
【課題】得られるトナーの帯電安定性に優れる、静電荷像現像用トナーの製造方法を提供する。
【解決手段】下記工程1及び2をこの順で含む、静電荷像現像用トナーの製造方法。 工程1:芳香族基含有モノマーと親水性モノマーとの水溶性付加重合体Fの水溶液を添加して、水系媒体中で、結晶性ポリエステル樹脂を含有する樹脂粒子を凝集させて、凝集粒子を得る工程 工程2:工程1で得られた凝集粒子を融着し、融着粒子を得る工程
特開2025-145394静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】得られる画像における変色抑制性に優れる静電荷像現像用トナーを提供すること。
【解決手段】結着樹脂、着色剤、及び、フェルラ酸エステル化合物を含むトナー粒子を有する静電荷像現像用トナー。
特開2025-146545静電印刷用積層体 株式会社電気印刷研究所
【課題】静電印刷方法で連続生産(ロールツウロール方式)を行う場合、現像を行わず巻き取ると受像シートの電極と静電気パターンが接し静電気パターン失われてしまうため、静電気パターン形成と現像を連続して行う必要がある。連続生産の速度は時間がかかる方の工程に制約されるため生産効率が良いとは言えなかった。静電気パターン形成と現像を互いに独立した工程として実施することによる連続生産の効率改善が求められている。
【解決手段】導電層を挟むように片面に絶縁層(および離型層)、反対面に裏打層が積層され、かつ幅方向(Transverse Direction)の片端または両端において、絶縁層面側、裏打層面側のどちらか一方の面側に電気的接続可能な導電層露出部を有する静電印刷用積層体を開発した。この静電印刷用積層体は、静電気パターンを形成後、そのままロール状に巻き取っても静電印刷用積層体上の静電気パターンは変化することなく維持される。その結果、静電気パターン形成と現像を互いに独立した工程として実施することが可能になり、連続生産の生産効率が改善する。
特開2025-146828静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、を備える。ベースプレート200には、冷媒の通る冷媒流路250と、リフトピン穴260と、が形成されている。冷媒流路250のうちリフトピン穴260の近傍の部分には、冷媒の流れにおいて乱流を発生させるための突起270が設けられている。
特開2025-146829静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を支持するベースプレート200と、を備える。ベースプレート200には、冷媒の通る冷媒流路260と、貫通穴230と、が形成されている。上面視において、冷媒流路260は、第1流路261と第2流路262とに分岐する部分である分岐部263と、第1流路261と第2流路262とが再び合流する部分である合流部264と、を有する。貫通穴230は、ベースプレート200のうち、第1流路261と第2流路262との間の部分を貫くように形成されている。
特開2025-148136静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】得られる画像における色ムラ抑制性に優れる静電荷像現像用トナーセットを提供すること。
【解決手段】蛍光着色剤を含み、かつ明度75以上である蛍光トナーと、蛍光着色剤を含まない非蛍光トナーとを有し、イオンクロマトグラフィー法により測定される、前記蛍光トナーの表面におけるNH4+の量が、0.05mg/L以上0.30mg/L以下であり、イオンクロマトグラフィー法により測定される、前記蛍光トナーの表面におけるNH4+の量と前記非蛍光トナーの表面におけるNH4+の量との差が、0.12mg/L以上である静電荷像現像用トナーセット。
特開2025-148890静電入力装置 アルプスアルパイン株式会社
【課題】指をセンサ面に接触させたまま停止させた場合に近接操作を行っていないと誤判定され、基準値が誤った値に更新されることを抑制可能な静電入力装置を提供する。
【解決手段】静電入力装置は、複数の静電センサ電極と、複数の静電センサ電極の各々と指示体との間の静電容量に基づく測定値を出力する測定回路と、測定回路が出力する測定値に基づき、指示体が複数の静電センサ電極に近接している近接状態であるかどうかを判定する制御部と、複数の静電センサ電極に指示体が近接していない状態における測定値を基準値として記憶する記憶部とを含み、制御部は、測定値から基準値を減算した第1差分値に基づいて近接状態であるかを判定し、複数の静電センサ電極の複数の第1差分値を合計した合計差分値を算出し、近接状態において、合計差分値が減少してから、合計差分値の変動量が所定値よりも小さい状態が所定時間以上継続すると、基準値を更新する。
特開2025-150530静電チャック装置 住友大阪セメント株式会社
【課題】載置面を構成する基体の帯電が抑制された静電チャック装置を提供する。
【解決手段】平面視円形であり、誘電体材料で形成され板状試料を支持する基体と、基体の内部に設けられた静電吸着用電極と、を備え、基体は、基体の上面から上方に突出して設けられ、上端で板状試料を支持する複数の凸部と、基体の上面から凸部と同じ高さに突出して設けられた除電部と、を有し、基体の上面は、平面視において基体の内周側から基体の外縁まで連続し、除電部は、基体に埋設され、基体を厚さ方向に貫通する導電部材と、導電部材の上端を覆って設けられた帯状の導電膜と、を有し、導電膜の平面視面積は、基体の平面視面積の20%以下であり、静電吸着用電極の平面視面積は、基体の平面視面積の80%以上であり、導電膜は、平面視における基体の外縁に沿って設けられた外周膜を有し、外周膜は、外縁よりも内側に設けられている静電チャック装置。
特開2025-150536静電チャック装置 住友大阪セメント株式会社
【課題】載置面を構成する基体の帯電が抑制された静電チャック装置を提供する。
【解決手段】誘電体材料で形成され板状試料を支持する第1基板と、第2基板と、第1基板と第2基板とに挟持された静電吸着用電極とを備え、第1基板の比誘電率は10以上であり、第1基板は、第1基板の上面から上方に突出して設けられ、上端で板状試料を支持する複数の凸部を有し、第1基板の上面は、平面視において第1基板の内周側から第1基板の外縁まで連続し、複数の凸部の平面視面積は、第1基板の平面視面積の5%以下であり、凸部を平面視したときの最小の外接円を想定したとき、外接円の直径は0.5mm以下であり、隣り合う凸部同士の離間距離が、外接円の直径の20倍以上であり、複数の凸部のうち最も第1基板の外縁に近接した最外凸部から、第1基板の外縁までの距離は、離間距離よりも短い静電チャック装置。
特開2025-150570静電入力装置 アルプスアルパイン株式会社
【課題】一方向への繰り返しのスライド操作を適切に行うことが可能な静電入力装置を提供する。
【解決手段】静電入力装置は、一方向に沿って配列される複数の静電センサ電極と、複数の静電センサ電極の各々と指示体との間の静電容量を測定する測定回路と、記憶部と、測定された静電容量と基準値の差分に基づいて指示体の位置を算出し、指示体が複数の静電センサ電極のうちの少なくとも1つに近接しているかどうかを判定するとともに、指示体の移動方向及び移動量を算出する制御部とを含み、指示体が近接していない状態から、複数の静電センサ電極のうちの少なくとも1つに近接している状態に変化したときに、指示体が近接している静電センサ電極の位置を初期位置として記憶部に記憶させ、差分に基づいて算出した指示体の位置と、初期位置との差に基づいて、指示体の移動方向及び移動量を算出し、移動量が最大となる移動方向を指示体の移動方向として出力する。
特開2025-151230静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】低温定着性を有しつつ、高温高湿環境下での転写ムラが抑制静電荷像現像用トナーの提供。
【解決手段】結着樹脂として非晶性ポリエステル樹脂及び結晶性ポリエステル樹脂と、内添架橋樹脂粒子と、含むトナー粒子を有し、内添架橋樹脂粒子は、60℃以上100℃以下の範囲における貯蔵弾性率G’が1×105Pa以上1×106以下のスチレン−(メタ)アクリル系共重合体粒子であり、架橋樹脂粒子の平均分散径は、100nm以上300nm以下であり、トナー粒子の断面観察において、n×nの分割領域における、分割領域の面積に対する架橋樹脂粒子の面積率の変動係数をDAR(n)、nを3、4、6、8、12及び16と変化させ、log[1/n]をX軸、log[DAR(n)]をY軸にプロットした分散図における近似直線の傾きをslopeF(16)としたとき、下記式(1)を満たす静電荷現像用トナー。 式(1):0.6≦slopeF(16)
特開2025-151240静電容量タッチパネル ノリタケ株式会社 ノリタケ伊勢電子株式会社
【課題】格子パターンで形成されたセンサー電極を有するタッチパネルにおいて、格子内での気泡の発生を抑制しつつ、断線による感度低下を防止できる静電容量タッチパネルを提供する。
【解決手段】静電容量タッチパネル1は、X軸方向にX軸格子を複数並べたX軸電極と、X軸方向と交差するY軸方向にY軸格子y1、y2を複数並べたY軸電極とが、絶縁層を介して積層され、静電容量タッチパネルのタッチ面から見た平面視においてマトリックス状に配置された静電容量タッチパネルであって、X軸格子およびY軸格子y1、y2は複数の微細格子で形成され、各微細格子には、格子辺のうち少なくとも1つの辺の一部に隙間14が設けられており、X軸格子およびY軸格子y1、y2において、各微細格子の格子辺をたどって形成される隣接格子との導通経路が2以上形成される。
特開2025-151241静電容量タッチパネル ノリタケ株式会社 ノリタケ伊勢電子株式会社
【課題】格子パターンで形成されたセンサー電極を有するタッチパネルにおいて、センサー電極の視認性を抑えつつ、断線などによる感度低下を防止できる静電容量タッチパネルを提供する。
【解決手段】静電容量タッチパネルは、X軸方向にX軸格子x1、x2を複数並べたX軸電極3と、Y軸方向にY軸格子y1、y2を複数並べたY軸電極5とを有し、X軸格子x1、x2およびY軸格子y1、y2は複数の微細格子で形成され、X軸電極3およびY軸電極5における各格子は、微細格子の格子辺と平行な辺で形成された2以上の接続配線12A、12B、16A、16Bによって隣接格子と接続されており、各格子は、相手側電極における接続配線12A、12B、16A、16Bと積層方向で重なる箇所に、微細格子の格子辺の少なくとも一部が欠損した欠損部を有する
特開2025-151521静電荷像現像用トナー 花王株式会社
【課題】プラスチックフィルムに対して、高い定着性を示す画像を形成でき、かつ耐熱保存性に優れる静電荷像現像用トナーに関する。
【解決手段】結着樹脂と、ポリウレタン樹脂とを含有する静電荷像現像用トナーであって、ポリウレタン樹脂の破断伸度が200%以上1500%以下であり、かつ、ガラス転移温度が0℃以上95℃以下である、静電荷像現像用トナー。
特開2025-152517静電チャック装置、基台の製造方法及び静電チャック装置の製造方法 住友大阪セメント株式会社
【課題】安定したウエハの温度制御を可能とする新規な静電チャック装置を提供する。
【解決手段】誘電体基板と内部電極を有する静電チャック部材と、基台と、静電チャック部材と基台とを接合する接合層と、を備え、基台は、高熱伝導性材料と第1導電性材料とを含み、誘電体基板は、絶縁性材料と第2導電性材料とを含むセラミックスからなり、接合層は、絶縁性材料と、高熱伝導性材料及び第1導電性材料の少なくともいずれか一方とを含む静電チャック装置。
特開2025-153055静電塗工装置および静電塗工方法 ブラザー工業株式会社
【課題】液体の吐出量の調整幅を拡大でき、かつ、液体の吐出態様をより正確に制御できる静電塗工装置および静電塗工方法を提供する。
【解決手段】静電塗工装置1は、貯留空間11およびノズル12を有するシリンジ10と、シリンジ10に対向して配置された対向電極41と、シリンジ10および対向電極41の間に電圧を付与する電圧発生装置42と、貯留空間11に圧力を付与する圧力発生装置22と、貯留空間11内の液体2の性状を計測する計測装置50と、制御装置30と、を備え、制御装置30は、電圧発生装置42により付与する電圧と、圧力発生装置22により付与する圧力とを、互いに同期して変化させて、ノズル12から液体2を吐出させ、計測装置50による計測値に基づいて、電圧の値および前記圧力の値を変更する。
特開2025-153096静電塗工装置 ブラザー工業株式会社
【課題】液体が吐出されるノズルを有するシリンジを容易に切り替え可能とする。
【解決手段】静電塗工装置1は、それぞれが先端にノズル12を有する複数のシリンジ11と、複数のシリンジ11を塗工面15に対して傾斜した回転軸13を中心として回転させ、複数のシリンジ11を複数の停止位置のいずれかに停止させる回転機構25と、シリンジ11と対向電極14との間に電圧を印加する電源回路21と、を備えている。回転機構25の動作によって、複数のシリンジ11のノズル12のうちで対向電極14に最も近いノズルである最接近ノズルが切り替わり、最接近ノズルを有するシリンジ11と対向電極14との間に電源回路21によって電圧が印加される。
特開2025-153180ウェーハ処理装置、静電吸着方法 日新イオン機器株式会社
【課題】静電チャックの再生処理を実施する前後のウェーハ処理で、静電チャックに適切な吸着電圧を印加して、ウェーハ吸着にかかる様々な不具合の発生を抑制する。
【解決手段】ウェーハ処理装置Fは、ウェーハWを処理する処理室1と、処理室1にて、ウェーハWを吸着支持する静電チャック2と、静電チャック2に内蔵された吸着電極3a、3bと、吸着電極3a、3bに印加する吸着電圧の設定を行う制御装置Cと、を備える。制御装置Cは、静電チャック2で発生される吸着力の大きさが予め設定された許容範囲内となるように、静電チャック2の再生処理を実施する直前のウェーハ処理時に設定されていた第1吸着電圧に比べて小さい第2吸着電圧を、静電チャック2の再生処理を実施した直後のウェーハ処理時に設定する。
特開2025-153951静電気保護素子 ラピステクノロジー株式会社 ローム株式会社
【課題】トランジスタ構造の静電気保護素子において、ESDサージ印加時における電界集中を緩和させることによりESD耐量を向上させる。
【解決手段】静電気保護素子は、半導体基板に設けられたソース領域及びドレイン領域と、半導体基板の表面の、ソース領域と前記ドレイン領域の間に設けられた第1のゲートとを有する。ドレイン領域は、不純物濃度が相対的に低い半導体からなる低濃度領域と、低濃度領域の内側に包含され、不純物濃度が相対的に高い半導体からなる高濃度領域と、低濃度領域の内側に包含されるとともに高濃度領域をその内側に包含し、不純物濃度が低濃度領域よりも高く、高濃度領域よりも低い半導体からなる中濃度領域と、を含む。
特開2025-153955硬貨識別装置、硬貨処理装置及び硬貨の静電気の除電方法 グローリー株式会社
【課題】硬貨の画像データに静電気に起因するノイズが発生するのを抑制することができる硬貨識別装置、硬貨処理装置及び硬貨の静電気の除電方法を提供する。
【解決手段】硬貨が搬送される搬送路と、前記硬貨の一方の硬貨面に対して、主走査方向に延びるライン状の光を照射する発光部と、前記硬貨面で反射した光を受光して画像信号を出力する、前記主走査方向に延びるライン状の受光部と、開口が設けられ、前記発光部及び前記受光部を収納する筐体部と、前記開口を覆い、前記硬貨が搬送される搬送面を形成するカバー部と、を含む硬貨画像取得用ラインセンサと、前記硬貨面で反射した光を前記受光部が受光する際中に前記硬貨の静電気を除電する除電部と、を備える硬貨識別装置である。
特開2025-154081静電荷像現像用トナーの製造方法 花王株式会社
【課題】低温低湿下でのカブリ抑制に優れた静電荷像現像用トナーの製造方法に関すること。
【解決手段】少なくとも非晶性樹脂及び離型剤をオープンロール型混練機を用いて溶融混練する工程1、該工程1で得られた混練物を粉砕した後、得られた粉砕物を無機微粒子と混合する工程2、該工程2で得られた混合物を粉砕し、分級する工程3を含む、静電荷像現像用トナーの製造方法であって、前記離型剤が合成エステルワックスと炭化水素ワックスを含有する、静電荷像現像用トナーの製造方法。
特開2025-154126静電荷像現像用トナー 花王株式会社
【課題】カーボンブラックを用いて、高い画像濃度を有する印刷物を得ることができる静電荷像現像用トナーに関する。
【解決手段】結着樹脂及び着色剤を含む静電荷像現像用トナーであって、結着樹脂が、アルコール成分とカルボン酸成分とポリエチレンテレフタレートとの重縮合物である非晶性ポリエステル樹脂Aを含有し、着色剤が、BET比表面積150m2/g以上のカーボンブラックを含有する、静電荷像現像用トナー。
特開2025-154550静電塗工装置 ブラザー工業株式会社
【課題】2つの流体の吐出態様を互いに独立して制御することができる静電塗工装置を提供する。
【解決手段】静電塗工装置100は、吐出孔10と、第1流体F1の流路であって吐出孔10に至る第1流路16を有する導電性の第1管体11と、第2流体F2の流路であって吐出孔10に至る第2流路17を有する導電性の第2管体12と、を有するノズル1と、吐出孔10に対向して位置する対向電極2と、第1管体11と対向電極2との間に第1駆動電圧を印加可能であり、第2管体12と対向電極2との間に第1駆動電圧と異なる第2駆動電圧を印加可能である電圧制御部51と、を備える。
特開2025-155505静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】低温定着性を有しつつ、記録媒体の端部汚れを抑制できる静電荷像現像用トナーの提供。
【解決手段】結着樹脂として非晶性ポリエステル樹脂及び結晶性樹脂を含むトナー粒子を有し、下記構造式(A)で示される脂肪族ジカルボン酸由来の構成単位及び下記構造式(B)で示される脂肪族ジオール由来の構成単位の合計が、非晶性ポリエステル樹脂を構成する全構成単位に占める割合は、モル比率で0.5%以上10.0%以下であり、トナー粒子における、30℃から120℃まで昇温したときの動的粘弾性測定において、50℃以上80℃以下に損失正接の極小値tanδ(min)が存在し、かつ損失正接の極小値tanδ(min)は0.50以上1.00以下である静電荷像現像用トナー。構造式(A)及び(B)中、nA及びnBは、各々独立に2以上12以下の整数を表す。
特開2025-155506静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】低温定着性を有しつつ、グロス段差が抑制された画像が形成できる静電荷像現像用トナーの提供。
【解決手段】結着樹脂として非晶性樹脂及び結晶性樹脂を含むトナー粒子と、外添剤と、を有し、前記外添剤が、比重1.3以上2.0以下の無機粒子を含み、前記トナー粒子における、110℃から30℃まで降温したときの動的粘弾性測定において、温度80℃の損失正接tanδ(80)と温度60℃の損失正接tanδ(60)との比tanδ(80)/tanδ(60)が0.90以上1.40以下で、かつ温度80℃の損失正接tanδ(80)が1.20以上1.70以下である静電荷像現像用トナー。
特開2025-155608静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】低温定着性を有しつつ、転写ムラが抑制できる静電荷像現像用トナーの提供。
【解決手段】結結着樹脂として非晶性ポリエステル樹脂及び結晶性ポリエステル樹脂と、内添架橋樹脂粒子とを含むトナー粒子を有し、前記非晶性ポリエステル樹脂は、炭素数8以上15以下のアルキル基及び炭素数8以上15以下のアルケニル基の少なくとも一方を有する非晶性ポリエステル樹脂であり、前記結晶性ポリエステル樹脂の含有量は、前記結着樹脂に対して10質量%以上40質量%以下であり、前記内添架橋樹脂粒子は、60℃以上100℃以下の範囲における貯蔵弾性率G’が1.0×105Pa以上1.0×106Pa以下のスチレン−(メタ)アクリル系共重合体粒子である静電荷像現像用トナー。
特開2025-155831樹脂粒子及びその製造方法、水分散液、粉体粒子、樹脂組成物、及び、静電荷像現像用トナー 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】経時における凝集体発生抑制と耐折り曲げ性との両立可能な樹脂粒子を提供すること。
【解決手段】スチレン−(メタ)アクリレート系共重合体の樹脂粒子であって、前記樹脂粒子全体の構成モノマーの比からFox式により求めたガラス転移温度をTg1、前記樹脂粒子の表面分析から算出される構成モノマーの比からFox式により求めたガラス転移温度をTg2としたとき、式A、式B及び式Cをいずれも満たし、テトラヒドロフランの不溶分が、80質量%以上である樹脂粒子。 Tg1<10℃ 式A Tg2>10℃ 式B 0℃<Tg2−Tg1<40℃ 式C
特開2025-155832静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】低温定着性を確保しつつ、屋外に曝されたときに生じる黒画像とマゼンタ画像の光沢度の不均一化を抑制できる静電荷像現像用トナーの提供。
【解決手段】黒トナーとマゼンタトナーとを備え、黒トナー粒子及びマゼンタトナー粒子に含む結着樹脂は、非晶性ポリエステル樹脂及び結晶性ポリエステル樹脂を含み、黒トナー粒子及びマゼンタトナー粒子における結晶性ポリエステル樹脂の含有量は7質量%以上40質量%以下であり、黒トナー粒子に含む非晶性ポリエステル樹脂におけるテレフタル酸以外のフタル酸由来の構成単位の質量割合(質量%)P(K)と、マゼンタトナー粒子に含む非晶性ポリエステル樹脂におけるテレフタル酸以外のフタル酸由来の構成単位の質量割合(質量%)P(M)との関係は、下記式(P1)を満たす静電荷像現像用トナーセット。 式(P1):10≦P(M)−P(K)≦40
特開2025-156751静電荷像現像用トナー 花王株式会社
【課題】低温定着性及び耐ホットオフセット性に優れる静電荷像現像用トナーに関する。
【解決手段】非晶性ポリエステル樹脂A及びポリウレタン樹脂Uを含有する静電荷像現像用トナーであって、非晶性ポリエステル樹脂Aが、脂肪族ジオールを50モル%以上含むアルコール成分とカルボン酸成分との重縮合物であり、ポリウレタン樹脂Uが、ポリエーテル系ポリウレタン樹脂及びポリカーボネート系ポリウレタン樹脂から選択される少なくとも1種を含む、静電荷像現像用トナー。
特開2025-156752静電荷像現像用トナー 花王株式会社
【課題】耐折り曲げ性と耐ドキュメントオフセット性に優れる印刷画像が得られる静電荷像現像用トナーに関する。
【解決手段】非晶性樹脂A、結晶性ポリエステル樹脂C、及びポリウレタン樹脂Uを含有するトナー粒子を含む静電荷像現像用トナーであって、結晶性ポリエステル樹脂Cが、アルコール成分とカルボン酸成分との重縮合物であり、下記条件1及び2の少なくとも一方を満たし、かつ、エステル基濃度が6.0mmol/g以上10.5mmol/g以下である、静電荷像現像用トナー。(条件1)アルコール成分がエチレングリコールを80mol%以上含有する(条件2)カルボン酸成分が炭素数4のα,ω−脂肪族ジカルボン酸を80mol%以上含有する
特開2025-157405セラミックモノリシック本体を備えた静電チャック ラム リサーチ コーポレーション
【課題】熱膨張係数の違いによる亀裂発生やプラズマ処理環境での劣化を防止できる基板処理システム用の静電チャック及びその製造方法を提供する。
【解決手段】基板処理システム用の静電チャックにおいて、部分200は、セラミック製のモノリシック本体210を含む。複数の第1の電極214が、モノリシック本体の頂面212に隣接してモノリシック本体に配置され、チャッキング信号を選択的に受信する。ガスチャネル234は、モノリシック本体に形成され、バックサイドガスを頂面に供給する。冷却剤チャネル228は、モノリシック本体に形成され、流体を受け取ってモノリシック本体の温度を制御する。
特開2025-158203静電荷像現像用トナーの製造方法 花王株式会社
【課題】カブリの発生を抑制できる静電荷像現像用トナーの製造方法に関する。
【解決手段】下記工程1〜3をこの順に有する、静電荷像現像用トナーの製造方法。工程1:水系媒体中で、非晶性ポリエステル樹脂Aを含む樹脂粒子を凝集させて凝集粒子1を得る工程 工程2:得られた凝集粒子1に、非晶性ポリエステル樹脂Bと酸価60mgKOH/g以上のスチレン系樹脂とを含む樹脂粒子を凝集させて凝集粒子2を得る工程 工程3:得られた凝集粒子2を融着させて、融着粒子を得る工程
特開2025-159102静電チャック及び基板処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】基板の残留吸着を抑制する静電チャック及び基板処理装置を提供する
【解決手段】誘電体と、前記誘電体の内部に設けられた電極と、を備え、前記誘電体は、第1主面と、前記第1主面よりも突出し、基板裏面に接触して前記基板を支持する接触支持部と、前記第1主面と前記接触支持部との間で前記接触支持部を囲むように設けられた溝部と、を有する、静電チャック。
特開2025-160386静電チャック TOTO株式会社
【課題】誘電体基板に鍔部を設けた構成としながらも、鍔部の強度を確保することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、を備える。誘電体基板100には、その側面のうちベースプレート200側の部分を全周に亘り外側へと突出させた部分、である鍔部150が設けられている。ベースプレート200は、最も誘電体基板100側の面であって、その一部が誘電体基板100に接合されている面210、を有している。上面視において、面210のうち誘電体基板100に接合されていない部分が、鍔部150を全周に亘り囲んでいる。
特開2025-161741投影型静電容量タッチパネルのボタン構造 ▲シー▼統科技股▲分▼有限公司
【課題】タッチスクリーン上に配置される投影型静電容量タッチパネルのボタン構造を開示する。
【解決手段】タッチスクリーン上に配置されるボタン本体20と、タッチスクリーン上に配置され、ボタン本体20の内部に位置するタッチ静電容量シート10と、ボタン本体20内に配置され、タッチ静電容量シート10と接触可能な接触部31を有する導電性ゴム30と、導電性ゴム30の上方に配置される連結体41、及びボタン本体20の外側に突出するカバー体42を有するボタンキャップ40と、を備える。ボタンキャップ40が押下されると、接触部31がタッチ静電容量シート10に接触して、導電性ゴム30とタッチ静電容量シート10とが導通することにより、タッチスクリーンAに入力信号を生成させる。
特開2025-163189基板処理システム用の静電容量の変動が低減された可動エッジリング ラム リサーチ コーポレーション
【課題】エッジリングの高さの変化による送給構造の静電容量の変化を大幅に低減することができるプラズマ処理システム用の可動エッジリングシステムを提供する。
【解決手段】プラズマ処理システム用の可動エッジリングシステムは、上部エッジリング810と、上部エッジリングの下側に配置されているエッジリング840と、を含む。外側エッジリング820は、導電性材料で作製され、上側部分828、中間部分822及び下側部分824を含む。上部エッジリング及び外側エッジリングは、リフトピン870によって上方に付勢されるとき、基板支持体126及びエッジリング840に対して垂直方向に移動する。外側エッジリングは、上部エッジリングの下側かつエッジリング840の半径方向外側に配置されている。
特開2025-164692静電気中和除去装置 大川 保
【課題】静電気を除去するための充分な中和出力を得ることができる静電気中和除去装置を開発することを技術課題とした。
【解決手段】 本発明の静電気中和除去装置1は、自動車エンジン等において不可避的に発生する静電気を除去するものであり、金属多板層2と磁石/鉱石層3とが、導電促進体5を介在して積層され、表層部における導電促進体5に1又は複数の導電ケーブル6が接続されて構成され、金属多板層2は、イオン化傾向の異なる二種の金属要素板21・22が交互に導電促進体5を介在させた状態で積層されるものであり、磁石/鉱石層3は、導電性を有する金属製の基板30に支持される磁石31と鉱石群32とが導電促進体5により被覆された構成を採ることを特徴とする。
特表2025-533602非接触表面温度測定プローブを用いた極低温静電チャックの真空シールの完全性向上 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】本開示は、基板支持アセンブリ及び支持アセンブリ上に配置された基板の温度を測定するための装置に関する。一実施形態では、基板温度測定装置は、基板支持アセンブリ、プローブアセンブリ、及びプローブターゲットを含む。基板支持アセンブリは、静電チャックと1又は複数のプレートとを含む。基板支持アセンブリ内のプローブアセンブリは、1又は複数のプレートのうちの1又は複数を貫通して延在する。プローブアセンブリは、光プローブセンサと、光プローブセンサに結合された光ファイバと、光ファイバを取り囲む絶縁シースとを含む。プローブターゲットは蛍光体コーティングを含み、静電チャックと接触し、プローブアセンブリから間隔を空けて配置されている。
特表2025-533303静電放電用途に好適なポリマー組成物 ソルベイ スペシャルティ ポリマーズ ユーエスエー, エルエルシー
【要約】少なくとも1種のポリ(アリールエーテルケトン)ポリマー(「PAEKポリマー」)と、少なくとも1種のポリ(ビフェニルエーテルスルホン)ポリマー(「PPSUポリマー」)及び/又はポリエーテルスルホン(「PESポリマー」)と、少なくとも1種の導電性繊維状炭素系充填剤(「構成要素B1」)と、少なくとも1種の導電性微粒子炭素系充填剤(「構成要素B2」)とを含む、ポリアリールエーテル組成物(C)。ポリアリールエーテル組成物(C)を含む、特に静電散逸用途向けの物品、例えば基板キャリア。ポリマー組成物は、静電放電用途に好適である。
特表2025-534050静電気放電用途に適したポリマー組成物 ソルベイ スペシャルティ ポリマーズ ユーエスエー, エルエルシー
【要約】組成物[組成物(C)]であって、少なくとも1種のポリ(アリールエーテルケトン)ポリマー(「PAEKポリマー」)と、少なくとも1種の導電性カーボンナノフィラー(「成分A1」)と、少なくとも1種の非繊維状フィラー(「成分A2」)とを含むポリアリールエーテル組成物(C)。ポリアリールエーテル組成物(C)を含む、特に基材キャリアなどの帯電防止用途のための物品。ポリマー組成物は、静電気放電用途に適している。
特表2025-534062静電紡糸装置 諾一邁爾(蘇州)医学科技有限公司
【要約】本発明は静電紡糸分野に関し、静電紡糸装置を提供する。前記装置は以下を含む:高圧電源;収容装置、これは高圧電源の負極と電気的に接続される;回転式紡糸発生装置、これは高圧電源の正極と電気的に接続される;および供給液装置、これは回転式紡糸発生装置に紡糸液を供給する;そのうち、前記回転式紡糸発生装置は以下を含む:供給液池、これは紡糸液を受け入れ収容する;および複数の回転体、すべての回転体は少なくとも一部が供給液池中に位置し、かつ一中心の周りを公転すると同時に自転するように設定されており、これによりその表面の少なくとも一部が紡糸液に付着するようにし、高圧電源によって発生する静電場において、前記紡糸液は電場力の作用下で引き伸ばされてナノファイバーを形成し、前記収容装置上に堆積する。本発明の静電紡糸装置を採用することで、ナノファイバーをバッチ生産できるだけでなく、紡糸部品の詰まりや自由液面紡糸における紡糸液内の有機溶媒の急速な揮発を回避できる。
特表2025-534357静電ろ過能力を有するフィルタ マティヴ ルクセンブルク
【要約】フィルタ媒体、摩擦電気的に帯電したその繊維、及びその方法について説明する。フィルタ媒体は、第1の複数の繊維及び/又は第2の複数の繊維を含み得る。第1の複数の繊維が、第2の複数の繊維によって摩擦電気的に帯電され得る。第1の複数の繊維と第2の複数の繊維が、それぞれポリ乳酸繊維及びアクリル酸繊維を含み得る。第1の複数の繊維と第2の複数の繊維が、それぞれアクリル繊維及びポリプロピレン繊維も含み得る。フィルタ媒体が1つ以上の電荷添加剤を含み得る。フィルタ媒体を調製する方法が第1の複数の繊維を第2の複数の繊維と接触させる工程を含み得、第1の複数の繊維と第2の複数の繊維を互いに接触させることで、第1の複数の繊維を摩擦帯電させる。
A−2−8振動発電
特開2025-145996振動発電装置 株式会社鷺宮製作所
【課題】小型化された振動発電装置の提供を目的とする。
【解決手段】開口部を有し、電気回路を備える基板と、一端が保持部に固定された振動発電素子であって、振動時に自由端が前記開口部を挿通する、振動発電素子と、を備える振動発電装置を提供する。
特開2025-147999音検出装置および音検出装置を備える音検出システム 株式会社鷺宮製作所
【課題】待機電力を必要とせず、音が鳴った際に随時検出することのできる音検出装置およびこれを用いた音検出システムを提供する。
【解決手段】筐体と、前記筐体内に外部から音を導入する導入路と前記導入路に連通し、外部音を検出する音検出センサと、前記導入路に連通し、外部音により振動する振動部に接続された振動発電素子と、を備え、前記音検出センサは、前記振動発電素子の発電量が特定の値を超えた際に起動する音検出装置を提供する。
A−3レナード効果・水
A−3ー1微細気泡
特許7640826プラズマ微細気泡発生装置、及びこれを用いた水処理装置、並びに水処理方法 株式会社NSS−TOKYO
【課題】有機フッ素化合物等の難分解性有機物質が混入する汚染水等を浄化する、構造が簡単で操作が容易な水処理装置及び水処理方法を提供する。
【解決手段】水処理装置1は、処理槽10、プラズマ微細気泡発生器20及び高圧電源装置30から構成され、プラズマ微細気泡発生器20から流出する微細気泡FBを含む流体Fに、高圧電源装置30から高電圧を印加して微細気泡FB内部に放電プラズマを生成させ、これを処理槽10に収容された被処理水WDと混合することにより、被処理水WD中に存在する難分解性有機物質を分解処理する。
特許7715426キャビテーション発生装置 株式会社サイエンス
【課題】本発明は、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファインバブルの混入、溶込んだバブル液体を流出できるキャビテーション発生装置を提供する。
【解決手段】本発明は、流通穴内において、駒体の一方の端面を流通穴の穴中心線に略直交して配置して、駒体の一方の端面側であって、流通穴の穴内周面側の液体に渦流を形成することで、渦流の内側で駒体の一方の端面に接する液体に安定した負圧状態を発生する。渦流の内側で駒体の一方の端面に接する液体に安定した負圧状態を発生することで、渦流の内側の一方の端面から流出口に流れる液体Wに安定したキャビテーションを発生して、キャビテーション及び渦流によって発生した多量のマイクロバブル及び多量の混入、溶込んだバブル液体をして生成して、流出口から流出する。
特許7717336海藻類の藻体の製造方法 オタフクソース株式会社 国立大学法人高知大学 独立行政法人国立高等専門学校機構
【課題】海藻類の成熟を抑制する技術を提供すること。
【解決手段】海藻類を微細気泡供給下で培養する工程、及び海藻類を回収する工程、を含む、海藻類の培養方法、により解決する。
特許7721178バブル水生成装置およびバブル水生成方法 ヤマト科学株式会社
【課題】ナノレベルの微細気泡が溶存された多量のバブル水や超高濃度のバブル水を、より短時間で生成できるようにする。
【解決手段】シリンジ33R,33Lとプランジャ34R,34Lとを個々に有し、プランジャ34R,34Lの活塞柄が相互に接続されてなる注射器型のUFB発生部30R,30Lと、プランジャ34R,34Lのそれぞれを一体的に駆動させるスライド部12と、スライド部12を制御してプランジャ34R,34Lを往復運動させるコントロール部15と、UFB水27を貯留するUFB水貯蔵槽20と、UFB水貯蔵槽20内に配置され、シリンジ33R,33Lのそれぞれに導水路21R,21Lを介して接続された気液混合ユニット部23R,23Lと、を備え、UFB発生部30R,30Lのそれぞれに、UFB水貯蔵槽20内に貯留されたUFB水27を交互に移動させることを繰り返すことによって、UFBを含むUFB水27を製造する。
特許7752396浄化装置 株式会社新井機械製作所
【課題】使用者によるタンクの洗浄作業の行う頻度を少なくすることが望ましい。
【解決手段】ジェットスクラバー方式の浄化装置であって、タンク20の外に設けられた第一バブル発生装置61を備え、タンク20は、上流排気流路30の下に設けられた原水部20Aと、原水部20Aからの水に含まれる異物を集める阻集部20Bと、阻集部20Bを経た水を収容する調整部20Cと、を備え、第一バブル発生装置61は、原水部20Aの外に水を出して、ファインバブルを混入させて水を原水部20Aに戻し、阻集部20Bは、原水部20Aから調整部20Cへ向かう方向に離して設けられた複数の隔26板と、水面の異物を複数の流入口から管内部を通してタンク20の外へ排出する排出管27と、備え、上流用外配管部50は、調整部20Cに設けた調整水第一出口に接続されていて、ファインバブルが混入した水を上流ノズル31に送る。
特開2025-146520金属材の製造方法 日本製鉄株式会社
【課題】除去加工工具の工具寿命を有意に向上できる、金属材の製造方法を提供する。
【解決手段】金属材の製造方法は、Feを主成分とし、質量%で、Sを0.05%以上、0.20%以下、Mnを0.10%以上、2.00%以下で含有する金属素材を準備する工程(#5)と、ファインバブルを含有する加工液を準備する工程(#10)と、除去加工工具を金属素材に接触させて除去加工を実施し、金属材を製造する除去加工工程(#15)と、を備える。除去加工工程は、加工液を金属素材及び除去加工工具に供給しながら、除去加工を実施する。
特開2025-149745金属材の製造方法 日本製鉄株式会社
【課題】除去加工工具の工具寿命を有意に向上できる、金属材の製造方法を提供する。
【解決手段】Fe、Ti、Ni、Alのいずれか1種を主成分として含有する金属素材を準備する工程(#5)と、ファインバブルを含有する加工液を準備する工程(#10)と、除去加工工具を金属素材に接触させる除去加工工程(#15)とを備える。除去加工工程は、加工液を供給しながら除去加工を実施する。除去加工により金属素材から除去された切り屑の色を示すb*の値が(a)〜(d)のいずれかの状態である。(a)Feの場合、b*の値が−37から+28の範囲内である、(b)Tiの場合、b*の値が−35から+28の範囲内である、(c)Niの場合、b*の値が−37から+28の範囲内である、及び(d)Alの場合、b*の値が−33から+22の範囲内である。
特開2025-150072微小物体の捕集基板およびその製造方法 株式会社村田製作所
【課題】マイクロバブルの生成の核となる空気を細孔内に留めておくことが可能な微小物体の捕集基板およびその製造方法を提供する。
【解決手段】捕集基板10の表面には、空気を保持できる多数の細孔12aが形成されている。この細孔12aは、捕集基板10の土台となるガラス基板11の表面に多孔膜として形成されたレジスト膜12の凹部に形成される。レジスト膜12の頭部および細孔12aの底面には薄膜13が形成されている。薄膜13は、レーザ光源41〜49から照射されるレーザ光L1〜L9を熱に変換する光熱変換領域を構成する。薄膜13を覆う捕集基板10の表面には撥水膜14が形成されている。
特開2025-150705メタン製造システム及びメタン製造方法 横河電機株式会社
【課題】生成されたメタン中への二酸化炭素ガス混入を抑制し、かつ、培養液中の二酸化炭素と水素の溶解量のモル比をメタン生成に最適化された比率に調整することを容易にするメタン製造システムを提供する。
【解決手段】二酸化炭素を水相に溶解するための溶解槽100;水素ウルトラファインバブルを系内に導入するための水素ウルトラファインバブル導入部302;水素ウルトラファインバブル及び溶解した二酸化炭素の存在下でメタン生成菌を培養して、メタンを生成するための、前記溶解槽とは別個の槽である、培養槽200;及び前記溶解槽内の二酸化炭素が溶解した水相を、前記培養槽へ移送するための水相移送手段103を含む、メタン製造システム1。
特開2025-152076貯湯式給湯機 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】濃度の高い微細気泡を循環させることができ、スケール付着抑制効果を高めることが可能で、かつ省エネ性に優れた貯湯式給湯機を提供すること。
【解決手段】本発明の貯湯式給湯機は、循環回路40に微細気泡発生手段43を設け、制御手段70は、流路切換え手段41によって、循環回路40の下流端を貯湯タンク30の上部接続口33に切換え、加熱手段2による加熱運転を行う沸き上げ運転モードと、流路切換え手段41によって、循環回路40の下流端を貯湯タンク30の下部接続口34に切換え、貯湯タンク30の湯水を循環ポンプ42にて循環させるスケール付着抑制運転モードとを有し、少なくともスケール付着抑制運転モードでは、微細気泡発生手段43で発生させた微細気泡を貯湯タンク30に導くことを特徴とする。
特開2025-152570炭酸化スラッジ水の製造方法、炭酸化スラッジ水の製造装置、及び、モルタル又はコンクリートの製造方法 住友大阪セメント株式会社
【課題】大気中への二酸化炭素の放出を簡易的に低減可能な炭酸化スラッジ水の製造方法、該製造方法に用いられる炭酸化スラッジ水の製造装置、及び、該製造方法を用いて得られた炭酸化スラッジ水を材料として用いるモルタル又はコンクリートの製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係る炭酸化スラッジ水の製造方法は、工程(1):スラッジ水に二酸化炭素を含むガスを吹き込むことにより、二酸化炭素を含むスラッジ水を得る工程と、工程(2):前記工程(1)で得られた二酸化炭素を含むスラッジ水を、ファインバブルを発生可能に構成された反応器に通過させて炭酸化スラッジ水を得る工程と、を備え、前記反応器は、内部に流路が形成された円筒部材と、前記円筒部材の内周面から内方に突出して設けられた複数の突起部材と、を備える。
特開2025-153328照明表示装置 株式会社小糸製作所
【課題】複数光源を有する車両用照明表示装置において、隣接する光源からの光の混色を防止しつつ、光源光の利用効率を向上させる。
【解決手段】照明表示装置1は、所定の間隔で配列された複数の発光光源11を有する光源ユニット10;各発光光源11に対応して設けられた、前記発光光源11と対向する光入射面23と、光を出射する光出射面24と、前記光入射面23と前記光出射面24との間に配置され前記光入射面23から入射した光を前記光出射面24に向けて導く導光部25とが、光軸に沿って配置された複数のインナーレンズ21が、前記光出射面24の近傍の連結部22を介して連結されてなるインナーレンズユニット20;および、各導光部25間を仕切る複数のシェード32が一体に構成されてなる遮光部材ユニット30;を備え、前記遮光部材ユニット30は、表面が光反射特性を有し、内部に微細気泡を含む発泡層で構成された樹脂シートを用いて形成されている。
特開2025-154304金属部品の製造方法 日本製鉄株式会社
【課題】除去加工工具の工具寿命を向上できる、金属部品の製造方法を提供する。
【解決手段】本開示の金属部品の製造方法において、ファインバブル生成工程は、ファインバブル生成装置3により、加工液PF中にファインバブルを生成する。除去加工工程は、除去加工工具1を金属素材Wに接触させて除去加工を実施する。加工液供給工程は、除去加工時において、除去加工工具1のうち金属素材Wに接触している部分、及び/又は、金属素材Wのうち除去加工工具1と接触している部分に、ファインバブルを含有する加工液PFをかけ流す。除去加工を実施しているとき、ファインバブル生成装置3がファインバブルを生成するための除去加工時間1時間当たりの平均動力である動力P(Wh)と、除去加工により金属素材Wから除去される金属量である単位時間当たりの除去金属物量M(g/秒)とが式(1)を満たす。 30<P/M<300 (1)
特開2025-156043ファインバブルの細胞への送達方法及び装置 キヤノン株式会社
【課題】より効率的なファインバブルの細胞への送達方法及び装置を提供する。
【解決手段】ファインバブルを含有する液体に電界を印加することで、細胞に前記ファインバブルを送達する工程を有することを特徴とするファインバブルの細胞への送達方法。
特開2025-158335微酸性次亜塩素酸水の製造方法及び製造装置 公立大学法人公立諏訪東京理科大学
岡谷酸素株式会社
【課題】簡易な又は低コストでの製造が可能であることともに、高い殺菌効果を実現でき、殺菌効果と有害性の抑制とを両立することのできる微酸性次亜塩素酸水の製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】次亜塩素酸塩水溶液と炭酸ガスを含む気液混合流を微細気泡発生部に対して加圧状態で導入し、乱流破壊式により、微細気泡を含む微酸性次亜塩素水を製造する方法であって、前記微細気泡発生部に対する前記気液混合流の導入圧力、及び、前記炭酸ガスの供給圧力を調整することにより、500[nm]以下の粒径を主体とする粒径分布を備える微細気泡を生成し、pHが4.5−6.5の範囲内で、有効塩素濃度が20−150[ppm]の範囲内に調整された微酸性次亜塩素酸水を製造することを特徴とする。
特開2025-160387ガス溶解方法 株式会社シバタ
【課題】装置が複雑でなく、コストが安く、メンテナンスの手間がかからない、水流へのガス溶解方法を提供する。
【解決手段】ガス供給源10と溶解部500とを備え、水流源100からの水流へガスを溶解させる装置であって、溶解部は水流源からの水流を通過させる筒部600、筒部の中には水流の下流側に向いた垂直な下流壁、水流は前記下流壁に沿って回り込んで負圧領域を形成し、及び筒部の周壁から負圧領域に貫通したガス供給路700を備え、該ガス供給路はガスの供給源に連結されるガス溶解装置を用いる、ガス溶解方法であって、ガス供給路を介してガス供給源のガスを負圧領域へ供給する。
【請求項8】前記溶解部は前記水流中にファインバブルを発生させる、請求項1又は請求項7に記載のガス溶解方法。
【請求項9】タンク内の水へガスを溶解させる装置であって、前記ガスの供給源と、前記タンクと、溶解部と、前記タンク内の水の循環装置とを備え、該溶解部は、前記循環装置による前記タンクからの水流を通過させる筒、該筒の中には前記水流の下流側に向いた垂直な下流壁、前記水流は前記下流壁に沿って回り込んで負圧領域を形成し、及び前記筒の周壁から前記負圧領域に貫通したガス供給路を備え、該ガス供給路は前記ガスの供給源に連結される、ここに、前記ガス供給源のガスは、前記負圧領域の負圧により前記ガス供給路を介して前記負圧領域へ供給され、かつファインバブルを発生させるガス溶解装置を用いるガス溶解方法であって、前記タンクの水を冷却しない、ガス溶解方法。
特開2025-161845液体制御装置 エバートロン ホールディングス ピーティーイー リミテッド
【課題】コンパクトな装置構成によって、電極から発生させる電場、磁場、電磁場又は電磁波を調整し、効果的な治療ないし処置を行うことができる液体制御装置を提供する。
【解決手段】本発明の1つの実施態様の液体制御装置は少なくとも1つの電極と、前記電極に対して印加する電圧又は電流の電圧値、電流値、周波数又は位相の少なくとも1つを制御するコントローラと、を備え、前記コントローラが、前記電極を対象部に対向して配置した状態で、前記電極に対して印加する電圧ないし電流の電圧値、電流値、周波数又は位相を調整し、前記電極から発生させる電場、磁場、電磁場又は電磁波を制御し、前記電極に対向する対象部に応じて、前記電極に印加する周波数、電圧、及び、前記電極から発生させる電場、磁場、電磁場又は電磁波の出射方向の少なくとも1つを時間的に変化するように、又は、前記電極への電圧の印加時間を制御することを特徴とする。
【請求項14】電磁治療器、電位治療器、低周波治療器、EMS、マッサージ機器、美顔機器、振動機器、キャビテーション機器、マイクロバブル機器、マイクロナノバブル機器、ナノバブル機器、ファインバルブ機器、テラヘルツ機器、高周波機器、量子治療器、育毛機器、セルライト機器、筋肉弛緩機器、超音波治療機器、オゾン発生機器、水素発生機器、LED機器、ビューティー機器、痩身機器の少なくとも1つの機器の性能を向上するように制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体制御装置。
特開2025-162669炭酸ファインバブル混合水の製造器及び製造方法 株式会社ホットアルバム炭酸泉タブレット
【目的】使用中のシャワーヘッドのままであっても容易に炭酸ファインバブル発生効果を付加することができ、更にファインバブルを細分化することができ、血行促進効果や洗浄効果等が一段と向上すること。
【構成】ホースとシャワーヘッドとの間に入浴剤収容部を接続し、シャワーヘッドとホースの両方との接続を維持した状態のまま蓋体の開閉機構により入浴剤収容部に炭酸入浴剤を収容することができる構成であり、更に入浴剤収容部の少なくとも一部が透明部材で形成されており、収容した炭酸入浴剤が外部から目視可能な構成である。
特開2025-162933 水循環式水質浄化システム 株式会社ライトアース
【課題】近未来、深刻な水不足が訪れる前に溜池や地下水などにおいても安全な水を確保する必要がある。季節的には亜熱帯化が進み、さらに、水が腐りやすくなって来ていて、今まさに手を打たないと手遅れの状態になる。この解決を課題としている。
【解決手段】高水流で撹拌をしながら、ナノバルブ水で好適バチルス菌を育てることで悪臭を防ぎBOD/CODを正常な値に保ち、ナノバルブの優位性と高水流の組み合わせにより、汚れた水を綺麗に浄化する手段である。低回転のスパルで放出される抗酸化還元水マイクロナノバブルは常に水中のBOD・CODの値を正常な数値に保つ。また、好適バチルス菌が育ち臭いの除去や水質を綺麗な状態に保つことが可能である
特開2025-162986微細気泡供給装置および水溶液供給装置 リンナイ株式会社
【課題】浴槽に供給される微細気泡の量を増加させることが可能な技術を提供する。
【解決手段】微細気泡供給装置は、浴槽の水を循環させる循環路、循環路に設けられる上流ポンプ、循環路で上流ポンプの下流側に設けられる下流ポンプ、循環路で下流ポンプの上流側に設けられるガス導入部、循環路で下流ポンプの下流側に設けられるタンク、循環路でタンクの下流側に設けられる微細気泡生成ノズル、および制御装置を備える。制御装置は、上流ポンプと下流ポンプを駆動して浴槽の水をタンクに送るとともにタンクの水を微細気泡生成ノズルを介して浴槽に送る微細気泡供給運転を実行可能である。微細気泡供給運転の実行中、下流ポンプよりも上流側の循環路を流れる水の圧力はガス導入部を介して循環路に導入されるガスの圧力より低く、下流ポンプとタンクの間の循環路を流れる水の圧力はガス導入部を介して循環路に導入されるガスの圧力より高い。
特開2025-163258ファインバブル発生装置 株式会社シバタ
【課題】ナノオーダのファインバブルを効率よく発生させるファインバブル発生装置を提供する。
【解決手段】筒状本体の入口から径を漸減させる入口部10と、該入口部に連続するオリフィス15と、該オリフィスに連続する拡径部20とが順次形成され、オリフィスの出口周壁8は半径方向立面とされ、拡径部は、オリフィスの中心線の延長先にある出口のみで開放されるファインバブル発生装置1において、拡径部の径はオリフィスの径の3〜10倍とし、オリフィスは直管部分を備え、かつ該直管部分の長さはオリフィスの出口径の長さの0.5〜2.0倍とし、出口周壁は前記オリフィスの軸に対して垂直を中心に±20度以内とする、ファインバブル発生装置である。
特表2025-533569エレクトロポレーションシステム アルガ′ メドテック エスア
【要約】本発明は、標的組織を治療するためにエレクトロポレーションエネルギーを送達するためのシステム、デバイス、および方法を提供する。本システムは、エレクトロポレーション波形を提供するためのジェネレータを含む。ジェネレータは、エレクトロポレーション波形を生成するための信号発生器と、信号発生器にエレクトロポレーション波形を生成させるシグナリングを提供するためのコントローラと、を含む。システムは、少なくとも1つのカテーテル電極を含むカテーテルをさらに含む。信号発生器は、少なくとも1つのカテーテル電極にエレクトロポレーション波形を提供する。エレクトロポレーション波形は、複数のエネルギーパルスを含み、各エネルギーパルスは、パルス間遅延期間によって分離される。
【請求項13】請求項12記載のシステムであって、前記サイクル長は、マイクロバブルの形成を最小化するように構成される、システム。
特表2025-533834患者に投与されるクラスター組成物から形成されたバブルによって増強された超音波アブレーション イグザクト・セラピューティクス・アーエス
【要約】本発明は、増強超音波アブレーションの方法およびその使用のための組成物を提供する。当該方法は、マイクロバブル成分および微小滴成分を含むクラスター組成物を被験体に投与すること;および前記少なくとも1つのアブレーション補助バブルを作製するために超音波照射によって前記少なくとも1つのクラスターの前記微小滴成分の位相シフト遷移を活性化することによって、標的領域の近位に少なくとも1つのアブレーション補助バブルを作製する工程であって、クラスター組成物が少なくとも1つのクラスターを含む、工程と、少なくとも1つのアブレーション補助バブルを作製するために超音波照射によって少なくとも1つのクラスターの微小滴成分の位相シフト遷移を活性化する工程であって、少なくとも1つのアブレーション補助バブルへの少なくとも1つのクラスターの遷移からの膨張によって標的領域に機械的応力がもたらされて、標的領域内の標的組織上のアブレーションを支援する工程と、を含む。
特表2025-534004タンパク質をCNSニューロンに送達するBri2 BRICHOSドメイン アルファベータ・エービー
【要約】(i) ヒトBri2の残基113〜231(配列番号2)と少なくとも70%の同一性を有するアミノ酸配列を含むタンパク質;並びに、ヒト、チンパンジー、ウシ、ブタ、マウス及びラットのBri2のBRICHOSドメイン(それぞれ、配列番号5、6、7、8、9及び10)のいずれかと少なくとも70%の同一性を有するアミノ酸配列を含むタンパク質の群から選択される第1のタンパク質部分;並びに、(ii) タンパク質医薬、ポリペプチド医薬、タンパク質タグ、蛍光タンパク質、抗体、酵素及び/又は神経栄養因子からなる群から選択される、好ましくは少なくとも50アミノ酸残基の、第2のタンパク質又はポリペプチド部分、を有し、ヒトBri2の残基1〜89(配列番号3)と少なくとも70%の同一性を有するアミノ酸配列を含まず、ヒトABri23(配列番号4)と少なくとも70%の同一性を有するアミノ酸配列を含まない、医薬として使用するための、単離されたタンパク質。
【請求項1】(i) ヒトBri2の残基113〜231(配列番号2)と少なくとも70%の同一性を有するアミノ酸配列を含むタンパク質;並びに、ヒト、チンパンジー、ウシ、ブタ、マウス及びラットのBri2のBRICHOSドメイン(それぞれ、配列番号5、6、7、8、9及び10)のいずれかと少なくとも70%の同一性を有するアミノ酸配列を含むタンパク質の群から選択される第1のタンパク質部分;並びに、(ii) タンパク質医薬、ポリペプチド医薬、タンパク質タグ、蛍光タンパク質、抗体、酵素及び/又は神経栄養因子からなる群から選択される、好ましくは少なくとも50アミノ酸残基の、第2のタンパク質又はポリペプチド部分;を有する単離されたタンパク質であって、前記単離されたタンパク質は、ヒトBri2の残基1〜89(配列番号3)と少なくとも70%の同一性を有するアミノ酸配列を含まず; 前記単離されたタンパク質は、ヒトABri23(配列番号4)と少なくとも70%の同一性を有するアミノ酸配列を含まず;− 前記単離されたタンパク質を必要とするヒトを含む哺乳動物に脂質マイクロバブル又はナノ液滴を使用することなく投与する工程を含む、前記哺乳動物の疾患を治療する方法に使用するための、単離されたタンパク質。
【請求項2】− 前記単離されたタンパク質を前記哺乳動物に脂質マイクロバブル又はナノ液滴を使用することなく投与する工程からなる、請求項1に記載の単離されたタンパク質。
【請求項41】必要とするヒトを含む哺乳動物において、請求項1〜30のいずれか一項に記載の単離されたタンパク質を、血液脳関門を経由して輸送する方法であって、− 前記単離されたタンパク質を前記哺乳動物に投与する工程、を含み、前記投与工程は脂質マイクロバブル又はナノ液滴を使用することなく行われる、方法。
【請求項42】必要とするヒトを含む哺乳動物の疾患を治療する方法であって、−請求項1〜30のいずれか一項に記載の単離されたタンパク質を前記哺乳動物に投与する工程、を含み、前記投与工程は脂質マイクロバブル又はナノ液滴を使用することなく行われる、方法。
特表2025-535071データ駆動型プロセス開発及びバイオ医薬品の製造 バイオキュリー インコーポレイテッド
【要約】開示されるのは、CGTのプロセスを開発又は動作させるためのモデルを出力するために実施される方法である。方法は、データ項目を受信、記憶、及びアクセスすることと、データ項目の属性を決定することと、属性に基づいて1つ以上の機械学習モデルを選択することと、1つ以上の機構モデルにアクセスすることと、1つ以上の機械学習モデルを1つ以上の機構モデルと統合して、1つ以上の統合モデルを取得することと、1つ以上の機械学習モデル、1つ以上の機構モデル、及び1つ以上の統合モデルから1つ以上の予測モデルを選択することと、1つ以上の予測モデルをデータ項目に適用することと、モデル予測における不確実性を低減するように、1つ以上の予測モデルの1つ以上のパラメータの1つ以上の値を調整することと、1つ以上の調整された値を有する1つ以上の予測モデルを出力することとを含む。
【請求項40】前記物理的送達法は、エレクトロポレーション、細胞圧搾、針、パッチ、イオン導入、バイオリスティック送達、ソノポレーション、超音波媒介マイクロバブル、ハイドロポレーション、光ポレーション、マグネトフェクションの少なくとも1つを含む、請求項32に記載の方法。
特表2025-535790垂直バイオリアクタ技術の方法、システム、およびプロセス ソーラークリーン フューエルズ, エルエルシー
【要約】実施形態は、垂直成長向上混合スペクトルフォトバイオリアクタ(1)等のフォトバイオリアクタシステムを提供し、システムは、限定ではないが、渦巻模様(211)を有する少なくとも1つの下降管塔(22)と、上昇管塔(21)と、藻類−流体入力(10)と、下降管塔での藻類下向き流体流動(25)と、システム流動(250)を駆動するためのガス入力(18)と、上昇管塔でのガス上向き流動(20)と、上昇管塔における質量流動より低い二酸化炭素の質量流動を有する二酸化炭素ガス入力(27)と、下降管塔での二酸化炭素ガス上向き流動(26)と、藻類下向き流体流動および二酸化炭素ガス上向き流動を用いて生成された対向流動(230)とを含み、おそらく、脱水された藻類のための収集タンク(64)も含む。各フォトバイオリアクタシステムは、接続され、自動的に制御され得る複数のフォトバイオリアクタシステムを提供する。
【請求項7】前記ガス泡は、ナノバブルサイズおよびマイクロバブルサイズから選定されるガス泡のサイズを備えている、請求項4に記載のシステム。
【請求項17】前記スパージャは、微細メッシュディスク、マイクロバブル発生器、またはナノバブル発生器を備えている、請求項6に記載のシステム。
【請求項44】前記ガス泡は、ナノバブルサイズおよびマイクロバブルサイズから選定されるガス泡のサイズを備えている、請求項43に記載の方法。
【請求項54】前記スパージャは、微細メッシュディスク、マイクロバブル発生器、またはナノバブル発生器を備えている、請求項43に記載の方法。
A−3−2霧
A−3−2−1ミスト、サウナ
実登3253143サウナストーブ エムズジャパン株式会社
【課題】ヒーターエレメントの劣化を防止するとともに、サウナストーンに散布された水滴の蒸散を促進したサウナストーブを提供する。
【解決手段】収納器11と、収納器内に設置されたヒーターエレメント12と、収納器の上部に取り付けられた容器12aと、ヒーターエレメントと収納器との間隙に充填されたサウナストーンと、を備えたサウナストーブ10であって、サウナストーブ10の上方に設置された散水装置からの落下散水を容器12aで受け、落下散水がヒーターエレメント12に直に当接しないようにして、容器12aの落下散水を蒸散させるようにした。
A−4オゾン
特許7712519オゾンガス噴出歯ブラシ装置 原田 哲男 大分精密工業株式会社 日研輝工株式会社
【課題】オゾンガス噴出歯ブラシ装置を提供する。
【解決手段】石英パイプの表面及び/又は内面に、Cr+W又は、Ti+W又は、Cr+Mo又はTi+Moの二種類の金属を蒸着コーティングし、更にCuBを融解焼付けコーティングし、前記石英パイプの空気吸入側にエゼクターを設け出側にネオジ磁石310の磁石配置室を設けた石英パイプ式放電管を内蔵したオゾン発生装置300と、前記オゾン発生装置からのオゾンガスを歯ブラシの内部に導入して歯ブラシの頭部ヘッド104に設けた噴出孔204から噴出すると共に前記頸部内に超音波振動器を内蔵した超音波歯ブラシとからなることを特徴とするオゾンガス噴出歯ブラシ装置。
特許7756834オゾン吸着塔 三菱電機株式会社
【要約】円筒容器(201)の開口部に嵌合し、オゾンガス(105)を円筒容器(201)に導入又は導出するヘッダー(204a、204b)、円筒容器(201)の予め定められた空間まで充填された吸着剤(103)、吸着剤(103)に均等かつ並列に挿入された複数の冷却コイル(213)、複数の冷却コイル(213)に冷媒を送出する冷凍機(212)、を備え、冷却コイル(213)により円筒容器(201)内の吸着剤(103)を均一に直接冷却することができる。
特開2025-143814オゾン水の生成装置 株式会社明電舎
【課題】所望濃度のオゾン水(高濃度のオゾン水等)を生成し易くすることに貢献可能な技術を提供する。
【解決手段】オゾンガスを供給可能なオゾンガス供給ラインL1aと、気液混合器21を介して供給されるオゾンガスを溶解可能な溶媒を循環する循環ラインL2aと、当該オゾンガス供給ラインL1a,循環ラインL2aを制御する制御部6と、を備える。オゾンガス供給ラインL1aは、オゾンガス供給ラインL1aにおけるオゾンガスの流通の可否を切り替え可能な開閉バルブ13と、オゾンガス供給ラインL1aにおける開閉バルブ13の下流側のガス圧力を計測可能な圧力計14と、を有する。制御部6は、圧力計14の計測値と、溶媒の飽和蒸気圧以下となるように設定された任意の圧力閾値と、を比較して、開閉バルブ13を切り替え制御する。圧力計14の計測値が圧力閾値以上となった場合に、開閉バルブ13を閉状態にする。
特開2025-143815オゾン水の生成装置 株式会社明電舎
【課題】所望濃度のオゾン水(高濃度のオゾン水等)を生成し易くすることに貢献可能な技術を提供する。
【解決手段】オゾンガスを供給可能なオゾンガス供給ラインL1aと、気液混合器21を介して供給されるオゾンガスを溶解可能な溶媒を循環する循環ラインL2aと、を備える。気液混合器21は、循環状態において溶媒が流通する溶媒流通路と、オゾンガス供給ラインL1aから供給されたオゾンガスを当該溶媒流通路に導入するオゾンガス導入路と、を有しているものとする。循環ラインL2aは、当該循環ラインL2aの外周側の少なくとも一部の領域Rが、断熱材によって包覆されている、または冷媒が循環可能な冷却ジャケットによって包覆されているものとする。
特開2025-143816オゾン水の生成装置 株式会社明電舎
【課題】所望濃度のオゾン水(高濃度のオゾン水等)を生成し易くすることに貢献可能な技術を提供する。
【解決手段】オゾンガスを供給可能なオゾンガス供給ラインL1aと、気液混合器21を介して供給されるオゾンガスを溶解可能な溶媒を循環する循環ラインL2aと、オゾンガス供給ラインL2aを制御する制御部6と、を備える。オゾンガス供給ラインL1aは、オゾンガス供給ラインL1aにおけるオゾンガスの流通の可否を切り替え可能な開閉バルブ13と、オゾンガス供給ラインL1aにおける開閉バルブ13の下流側のガス圧力を計測可能な圧力計14と、オゾンガス供給ライン内のガス成分を排出可能な排出ラインL1bと、を有する。排出ラインL1bは、当該排出ラインL1bにおけるガス成分の流通の可否を切り替え可能な開閉バルブ15を介して、オゾンガス供給ラインL1aにおける開閉バルブ13の上流側に接続される。
特開2025-144778磁気浮遊体オゾン発生システム及び浮遊体のオゾン発生方法 株式会社JVCケンウッド
【課題】浮揚高さでオゾン発生量を調節できる磁気浮遊体オゾン発生システムを提供する。
【解決手段】浮遊ベース装置上に配置された第1の磁性体と、受電コイルと、受電コイルから受けた電力を用いてオゾンを発生するオゾン発生器と、を備える浮遊体と、第1の磁性体に作用して浮遊体の位置を決める第1の電磁コイルと、第1の磁性体に作用して浮遊体を浮遊させる第2の磁性体と、第2の磁性体の磁力を変化させる第2の電磁コイルと、受電コイルに電力を送電する送電コイルと、を備える、浮遊ベース装置と、を備える、磁気浮遊体オゾン発生システムを提供する。
特開2025-148807オゾン消毒装置、オゾン消毒システム及びプログラム コニカミノルタ株式会社
【課題】オゾンの生成を停止させるタイミングをより正確に把握できるオゾン消毒装置、オゾン消毒システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】オゾン消毒装置は、オゾンを生成し、生成したオゾンで消毒するオゾン消毒装置であって、前記オゾンを生成する生成部と、オゾン濃度を計測する濃度計測部と、前記オゾンの生成を開始させてからの経過時間を計測する時間計測部と、少なくとも2点の前記経過時間における前記オゾン濃度に基づいて、前記オゾンの生成を停止させるタイミングを算出する停止タイミング算出部と、算出した前記タイミングで、前記生成部によるオゾンの生成を停止させる制御部と、を備える。
特開2025-155042オゾン水製造装置及びオゾン水製造方法 株式会社アクアフューチャー研究所 中島産業株式会社 ノリタケ株式会社
【課題】オゾンを水に高効率にて溶解でき、かつ、得られるオゾン含有水の含有オゾン濃度の持続性を大幅に向上できるようにするオゾン水製造装置及びオゾン水製造方法を提供する。
【解決手段】生成するオゾン含有水に対し、紫外線吸収法にて測定した含有オゾン濃度を第一液中オゾン濃度A、ジエチル−p−フェニレンジアミン法にて測定した含有オゾン濃度を第二液中オゾン濃度B、第一液中オゾン濃度Aから第二液中オゾン濃度Bを減じた値を差分液中オゾン濃度C=A−B、第一液中オゾン濃度Aに対する差分液中オゾン濃度Cの比を差分液中オゾン濃度比C/Aとして、C/Aの値が20%以上となるようにガスエジェクションノズル1に原料水を流通させる、オゾン水製造装置とする。
特開2025-156264オゾン含有ミスト製造装置 東日本旅客鉄道株式会社 株式会社アクアフューチャー研究所 中島産業株式会社 ノリタケ株式会社
【課題】ミスト液滴が保持するオゾン含有量を高めることができ、噴霧空間中にオゾンを効果的に輸送できるオゾン含有ミスト発生装置を提供する。
【解決手段】オゾンミストの原料となるオゾン含有水として、紫外線吸収法にて測定した含有オゾン濃度を第一液中オゾン濃度A、ジエチル−p−フェニレンジアミン法にて測定した含有オゾン濃度を第二液中オゾン濃度B、第一液中オゾン濃度Aから第二液中オゾン濃度Bを減じた値を差分液中オゾン濃度C=A−B、第一液中オゾン濃度Aに対する差分液中オゾン濃度Cの比を差分液中オゾン濃度比C/Aとして、第一液中オゾン濃度Aが1ppm以上、差分液中オゾン濃度比C/Aの値が20%以上200μm以下となるものを使用する。これにより、ミスト液滴が保持するオゾン含有量を高めることができ、ひいては放出されるオゾン含有ミストにより、噴霧空間中にオゾンを効果的に輸送できる。
特開2025-162268エキシマランプおよびエキシマランプを用いたオゾン生成方法 株式会社オーク製作所
【課題】簡易な構成によって、所望するオゾン濃度でオゾンを生成可能なエキシマランプを提供する。
【解決手段】エキシマランプ10は、原料ガスが流入口60Aから流出口60Bに向けて流れる流路管60内に配置される。エキシマランプ10は、石英ガラスなどの誘電材料から成る管状の放電管(放電容器)20を備え、放電管20の外表面20Sに、外側電極40が配設されている。外側電極40は、チタンによって構成される。
特表2025-532749水性ストリームからの元素のオゾン酸化沈殿 ザ・ペン・ステイト・リサーチ・ファウンデイション
【要約】開示された方法は、溶解した金属イオン(Co、Mn、Ni、Cu、Ag、Cd、Zr、Ce、Os、Ir、Pd、Pt、Rh、Ru、Cr、Fe、Bi、Ga、Sn、および/またはTlなど)を水溶液から回収するために、化学物質を使用しないオゾン酸化沈殿を利用する。水溶液は、鉱山もしくは工業の影響を受けた水、または元素の一次もしくは二次源を処理することによって得られる浸出液である可能性がある。このプロセスは、これらの元素を水性ストリームから選択的に分離し、精製プロセスに利用されてもよい。ターゲット元素は、化学物質によるpH調整なしで、または高価な酸化剤を使用せずに回収されるため、プロセスコスト、化学物質の消費、および環境フットプリントを最小限に抑える。酸性および中性の溶液では、これらの元素は固体沈殿物として回収できる。アルカリ性溶液では、これらの元素は再び固体沈殿物として回収される。
A−5プラズマ
特許7514462プラズマエッチング装置用パルス電源装置及びバイアス制御方法 京都電機器株式会社
【課題】回路構成及び制御を簡単化しながら良好な転流を実現する。
【解決手段】本発明の一態様は、電圧V3を出力する電圧源13と、電圧V4を出力する電圧源14と、電圧源13と電圧源14を各々出力端10に選択的に結合するスイッチS3、S4と、スイッチS3を介して出力端10と接地端9との間に結合される電流源12と、を備える。制御部は、第2の半波共振によって電圧V1まで下降した電圧をコンデンサ負荷に保持することで出力電圧Vop1を低いレベルに維持した状態で、スイッチS3をオンさせてコンデンサ負荷、インダクタLn等を含む共振ループで第1の半波共振による電流を流すことで出力電圧Vop1を上昇させる。出力電圧Vop1が電圧V5になり、さらに電流源12による直流電流が流れることで電圧V6まで上昇したときスイッチS4をオンさせ、コンデンサ負荷、インダクタLn等を含む共振ループで第2の半波共振による電流を流すことで出力電圧Vop1を電圧V1まで下降させる。
【請求項1】プラズマエッチング装置において処理対象物を含むプラズマリアクタにバイアスを供給するために、パルス電源装置の出力端にパルス状の電圧波形を形成するバイアス制御方法であって、所定の電流値を有する直流電流と、接地電位を基準とする、第3の電圧値を有する第3直流電圧と、第4の電圧値を有する第4直流電圧と、を前記出力端に選択的に供給するステップを含み、a)後記第4ステップにおける半波共振によって前記第3の電圧値及び前記第4の電圧値よりも低い第1の電圧値の電位まで下降した電圧を、プラズマリアクタのコンデンサ負荷に保持することで、前記出力端における出力電圧を低いレベルに維持する第1ステップと、b)前記第3直流電圧を前記出力端に結合させ、前記コンデンサ負荷と、当該パルス電源装置と前記プラズマリアクタとの間の配線を含むインダクタと、を少なくとも含む共振ループで半波共振による電流を流すことで、前記出力電圧を上昇させる第2ステップと、c)前記第2ステップにおける電圧上昇によって前記出力電圧が前記第3の電圧値よりも高い所定の第5の電圧値の電位になったときに、前記直流電流を前記出力端に結合し、該直流電流によって前記出力電圧を更に時間経過に伴い直線的に上昇させる第3ステップと、d)前記第3ステップにおいて前記出力電圧が所定の第6の電圧値の電位まで上昇したあと、前記直流電流に代えて前記第4直流電圧を前記出力端に結合し、前記コンデンサ負荷と前記インダクタとを少なくとも含む共振ループで半波共振による電流を流すことで前記出力電圧を前記第1の電圧値まで下降させる第4ステップと、を有するプラズマエッチング装置用バイアス制御方法。
特許7640826プラズマ微細気泡発生装置、及びこれを用いた水処理装置、並びに水処理方法 株式会社NSS−TOKYO
【課題】有機フッ素化合物等の難分解性有機物質が混入する汚染水等を浄化する、構造が簡単で操作が容易な水処理装置及び水処理方法を提供する。
【解決手段】水処理装置1は、処理槽10、プラズマ微細気泡発生器20及び高圧電源装置30から構成され、プラズマ微細気泡発生器20から流出する微細気泡FBを含む流体Fに、高圧電源装置30から高電圧を印加して微細気泡FB内部に放電プラズマを生成させ、これを処理槽10に収容された被処理水WDと混合することにより、被処理水WD中に存在する難分解性有機物質を分解処理する。
特許7748756プラズマチャンバの上部電極締結用垂直ファスナーアセンブリー ヴイエム インコーポレイテッド
【課題】プラズマチャンバの上部電極締結用垂直ファスナーアセンブリーを提供する。
【解決手段】本発明は、プラズマチャンバの上部電極締結用垂直ファスナーアセンブリーに関するものである。プラズマチャンバの上部電極締結用垂直ファスナーアセンブリーは、垂直方向に延びながら上部プレートに結合される垂直軸11;垂直軸11の上側に結合されて垂直軸11を昇降させる回転ユニット12;上部電極に結合されながら垂直軸11に分離可能に結合される引張緩和ピン13;引張緩和ピン13の下側部分に結合される弾性ユニット14;及び引張緩和ピン13の上側部分に結合されるピンハウジング15;を含む。
特許7749883プラズマ処理装置及びバイアス電源システム 東京エレクトロン株式会社
【要約】開示されるプラズマ処理装置は、チャンバ内の基板支持部及びバイアス電源システムを含む。基板支持部は、その基板支持面の下方の第1の電極及びそのリング支持面の下方の第2の電極を含む。バイアス電源システムは、第1及び第2電極に電気的に結合されている。バイアス電源システムは、少なくとも一つの直流電源、第1及び第2のスイッチング回路、及び単一の信号発生器を含む。単一の信号発生器は、第1の電極を少なくとも一つの直流電源とグランドに交互に接続させるよう第1のスイッチング回路を制御し、且つ、第2の電極を少なくとも一つの直流電源とグランドに交互に接続させるよう第2のスイッチング回路を制御するためのパルス制御信号を発生するように構成されている。
特許7751768エッチング方法及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】エッチングにおける形状異常を抑制する技術を提供する。
【解決手段】(a)基板を基板支持部上に準備する工程であって、前記基板は、シリコン含有膜と、前記シリコン含有膜上のマスクとを備え、前記マスクは、前記シリコン含有膜を露出する少なくとも1つの開口を規定する側壁を備える、工程と、 (b)フッ化水素ガスと臭素含有ガスとを含む処理ガスからプラズマを生成する工程であって、臭素を含む第1の保護膜を前記側壁の下部まで形成することと、前記シリコン含有膜に凹部を形成することとを含む、工程と、 を含む、エッチング方法。
特開2025-143054コンテナ用プラズマ処理装置 カーボントレードネオ株式会社
【課題】コンテナ内の菌、ウィルス、及びカビを減らすことができるコンテナ用プラズマ処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】誘電体層及び当該誘電体層の両側に設けられた一対の電極層を少なくとも備えプラズマを発生させるプラズマ生成部10と、一対の電極層に交流電圧を印加する電源部30と、気体をプラズマで処理するためにプラズマ生成部10に気体を流すとともに、プラズマにより処理された気体をコンテナ200内に供給する気体流動部20と、を有することを特徴とする。
特開2025-144214プラズマ流体発生装置 カーボントレードネオ株式会社
【課題】製造コストを高騰させることがなく、安定的且つ大量にプラズマ処理された流体を生成することが可能なプラズマ流体発生装置を提供すること。
【解決手段】電極110、112、122、124及び電極間に設けられた電極支持誘電体114、126を有し、電極に交流電圧を印加することで電極支持誘電体114、126にプラズマを発生させるプラズマ生成部と、電極に設けられ、電極への流体の進入を防止する防液誘電体116、128と、互いに離間する一対の防液誘電体の間に設けられ、流体が流通する流体通過層106とを備える。
特開2025-145074プラズマCVD装置 株式会社豊田中央研究所
【課題】プラズマCVDを安定して行える装置を提供する。
【解決手段】本発明は、キャリアガス(g0)から生成したプラズマ(p)を供給するプラズマヘッド(2)と、プラズマと反応させて化学気相成長させる原料ガス(gm)を供給する原料ガスヘッド(3)とを備える。プラズマヘッドは、キャリアガスが供給される上流側から積層された第1電極(221)、中間絶縁体(212)および第2電極(222)と、第1電極、中間絶縁体および第2電極を貫通してキャリアガスを流動させる連通穴(20)と、連通穴の下流開口側にある細長いプラズマ吐出孔(23)とを有する。原料ガスヘッドは、プラズマ吐出孔付近に長手方向に略平行して配設される細長い原料ガス吐出孔(33)を有する。
特開2025-145079アクリル酸プラズマ重合膜およびその製造方法 株式会社豊田中央研究所 豊田合成株式会社
【課題】耐熱性、耐溶媒性、硬さ、透明度等に優れる新たなアクリル酸プラズマ重合膜を提供する。
【解決手段】本発明は、C:35〜45原子%、O:7〜12原子%、残部:Hおよび不純物からなるアクリル酸プラズマ重合膜である。このプラズマ重合膜は、赤外吸収スペクトルにおいて、例えば、C=O基/C−H基:0.7〜1.8、C?O基/C−H基:0.2〜3.5を満たすピーク強度比を示す。また、ラマンスペクトルにおいて、例えば、C=C基/C−H基:0.03〜0.25、C=C基/C=O基:0.1〜1.7を満たすピーク強度比を示す。プラズマ重合膜は、例えば、膜厚が20〜1000nmであり、可視光の透過率が85%以上である。
特開2025-148356イメージングマスサイトメトリー用プラズマおよびサンプリングジオメトリー スタンダード バイオツールズ カナダ インコーポレイテッド
【課題】イメージングマスサイトメトリーを含む、イメージング質量分析のためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】試料の捕捉速度、信号感度、及び/又は信号安定性を改善するイメージング質量分析(IMS)のための装置及び方法で、搬送試料から、試料材料をイオン化し分析するイメージング質量分析計又はマスサイトメータの構成要素まで、除去された試料材料のプルームの搬送時間を最小化し及び/又はその拡散を最小化し得る。
特開2025-148377トランス結合型プラズマウィンドウ冷却用プレナムアセンブリ ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】基板処理システムの誘電体ウィンドウ用のプレナムは、第1の入口ポート、第2の入口ポート、及び本体を含む。前記本体は、第1のコイルを保持するように構成された第1の凹状領域と、第2のコイルを保持するように構成された第2の凹状領域と、前記誘電体ウィンドウの第1の領域に対向し、前記第1の入口ポートから第1の冷却剤を受け、前記第1の冷却剤を前記第1の領域にわたって導き前記誘電体ウィンドウの第1の部分を冷却するように構成された第3の凹状領域と、前記誘電体ウィンドウの第2の領域に対向し、前記第2の入口ポートから第2の冷却剤を受け、前記第2の冷却剤を前記第2の領域にわたって導き前記誘電体ウィンドウの第2の部分を冷却するように構成された第4の凹状領域とを含む。
特開2025-150959プラズマ処理装置 日新電機株式会社
【課題】アンテナの内部から液体が漏洩した場合に、漏洩した液体が処理室に進入する可能性を低減できる。
【解決手段】プラズマ処理装置(100)は、処理室筐体(1)を貫通し、複数のアンテナ素子(30)を備えるアンテナ(3)と、アンテナに沿って複数のアンテナ素子のそれぞれを貫通し、冷却水(CL)が流れる流路(32)と、アンテナの外面を覆い、かつ、アンテナの外面との間に空間(S)を有するように、アンテナに沿って配置され、処理室筐体を気密に貫通する中空の第1絶縁体(8)と、を備える。
特開2025-151560プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 日新電機株式会社
【課題】プラズマを用いて工具の表面を処理するプラズマ処理装置において、ホブ等の重量が大きい工具であっても、安価な構成で、プラズマ処理中の工具の温度上昇を効率的に抑制的でき、かつ均一に除膜処理や成膜処理をすることができるようにする。
【解決手段】プラズマを用いて工具である被処理物の表面をプラズマ処理するものであって、真空室を形成する真空容器と、前記真空室内に設置されたステージと、前記ステージ上に配置されて、前記被処理物を収容する処理室を形成する絶縁容器と、前記真空室内において前記絶縁容器の周囲に配置され、前記処理室内にプラズマを生成するアンテナとを備えるプラズマ処理装置。
特開2025-152159レジスト組成物、及びプラズマCVD法によるパターン化された膜の形成方法 株式会社カネカ
【課題】剥離液を用いることなく容易に剥離可能であり、且つ高温で行われるプラズマCVDに耐えうる耐熱性を有する膜を形成できるレジスト組成物と、当該レジスト組成物の硬化物と、当該硬化物からなるパターン化されたレジスト膜と、前述のレジスト組成物を用いるプラズマCVDによるパターン形成方法と、を提供すること。
【解決手段】レジスト組成物に、(メタ)アクリロイル基を有するシルセスキオキサン(A1)、オキセタニル基を有するシルセスキオキサン(A2)、ラジカル重合開始剤(B1)、カチオン重合開始剤(B2)、及び微粒子状フィラー(C)を含有させる。
特開2025-155369マイコプラズマ・ジェニタリウム検出用の塩基配列及びその関連技術 株式会社ミズホメディー 国立感染症研究所長
【課題】他のマイコプラズマ属とは反応性を示せず、マイコプラズマ・ジェニタリウムの野生型・変異型を問わず網羅的に検出できる検出用の塩基配列を提供する。
【解決手段】マイコプラズマ・ジェニタリウム(Mycoplasma genitalium)の23S rRNA遺伝子配列の2096位〜2119位の塩基配列であり、その中で連続する少なくとも20塩基を含む塩基配列もしくはこの塩基配列と相補的な塩基配列を、第1のプライマーとして使用する。
特開2025-155754基板をプラズマエッチングするための方法および装置 エスピーティーエス テクノロジーズ リミティド
【課題】トレンチまたは他の特徴部のドライエッチング中に角の丸めがインサイチュで遂行されることを可能とする、GaNのための産業規模で可能なドライプラズマエッチング解決策を提供する。
【解決手段】方法は、(a)マスクが上に形成された基板を用意するステップと、(b)1つ以上の側壁と周辺領域を含む底面とを有する部分的に形成された特徴部を作成するために、開口部を通じて少なくとも1つのGaNまたはGaN合金層を異方性エッチングするための第1のプラズマエッチングステップを実行するステップと、(c)パッシベーション材料を壁に堆積させながら、開口部を通じて部分的に形成された特徴部の底面を異方性エッチングするための第2のプラズマエッチングステップを実行するステップを含む。
特開2025-155956ネイルコーティングの前処理方法、爪の装飾方法およびプラズマ照射装置 株式会社サンライン
【課題】ネイルコーティングを施すに当たり、適切なプラズマ処理を行うことで優れた効果を有するネイルコーティングの前処理方法、爪の装飾方法およびプラズマ照射装置を提供する。
【解決手段】ネイルコーティング液を爪に塗布する工程の前に、爪にプラズマを照射することを特徴とするネイルコーティングの前処理方法であって、プラズマの生成に用いられるガスが、窒素ガス、酸素ガス及び二酸化炭素ガスからなる群から選ばれる1種以上のガスである。
特開2025-156749プラズマ処理システム及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理の処理特性の変動を抑制すること。
【解決手段】プラズマ処理システムは、チャンバと、基板支持部と、上部部材と、支持部材と、温度調整部と、温度制御部と、補正部とを有する。チャンバは、内部でプラズマが生成される。基板支持部は、チャンバ内に設けられ、基板を支持する。上部部材は、基板支持部と対向してチャンバ内の上部に設けられ、ガスを吐出する複数のガス穴が形成されている。支持部材は、上部部材を支持する。温度調整部は、支持部材の温度を調整する。温度制御部は、支持部材が設定された設定温度となるように温度調整部を制御する。補正部は、上部部材の消耗による上部部材の温度上昇が小さくなるように設定温度を補正する。
特開2025-157283イオンエネルギー制御を伴うプラズマ励起 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】望ましいプラズマ支援エッチングプロセス結果を提供することが可能なプラズマ処理およびバイアス方法を提供する。
【解決手段】処理システムにおいて、基板のプラズマ処理のための波形を生成する波形ジェネレータ500は、出力ノード504に選択的に結合される主電圧源502を有する。出力ノード504は、プロセスチャンバ100内に配設された電極に結合され、かつ、接地ノード508に選択的に結合される。波形ジェネレータ500はまた、高周波(RF)信号ジェネレータ506と、RF信号ジェネレータと出力ノードとの間に結合されたハイパスフィルタ546と、を含む。
特開2025-157468プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】基板のエッチングレートの低下を抑制し、且つ、チャンバ本体の内壁に照射されるイオンのエネルギーを低下させる。
【解決手段】プラズマ処理方法は、高周波電源から高周波を供給する工程と、一以上の直流電源から下部電極に負極性を有する直流電圧を印加する工程と、を含み、直流電圧を印加する工程では、直流電圧が下部電極に周期的に印加され、直流電圧が下部電極に印加される各々の周期を規定する周波数が1MHz未満に設定された状態で、各々の周期内において直流電圧が下部電極に印加される期間が占める割合が調整される。
特開2025-157531プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】バイアス電源からのバイアスエネルギーを基板に効率的に供給する技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置において、基板支持部は、基台及び誘電体部を有する。基台は、ベース部材及び電極を含む。ベース部材は、誘電体又は絶縁体から形成されている。電極は、ベース部材の上面に形成されている。電極は、基台の上面を構成する。誘電体部は、その上に基板が載置される支持面を提供する。誘電体部は、基台の上面から支持面まで延在しており、誘電体のみから形成されている。バイアス電源及びチャック電源が、基台の電極に電気的に接続されている。
特開2025-158997プラズマエッチングによる高屈折率ガラスのパターン化 マジック リープ, インコーポレイテッド
【課題】好適なプラズマエッチングによる高屈折率ガラスのパターン化を提供すること。
【解決手段】導波管としての使用のため等の高屈折率ガラス基板内にパターンを形成するためのプラズマエッチングプロセスが、本明細書に提供される。基板は、約1.65以上の屈折率を有し、約50重量%未満SiO2を有する、ガラスから形成されてもよい。プラズマエッチングプロセスは、化学的エッチング成分および物理的エッチング成分の両方を含んでもよい。いくつかの実施形態では、プラズマエッチングプロセスは、パターン化されたマスク層を高屈折率ガラス基板の少なくとも一部上に形成するステップと、マスク層および高屈折率ガラス基板をプラズマに暴露し、高屈折率ガラスを前記基板の暴露された部分から除去するステップとを含むことができる。任意の残りのマスク層は、続いて、高屈折率ガラス基板から除去される。ガラスの除去は、回折格子等の所望のパターン化された構造を高屈折率ガラス基板内に形成する。
特開2025-159091プラズマ処理装置、電源システム、及び周波数制御方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】ソース高周波電力の反射の度合いを低減する技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置において、高周波電源は、電気バイアスの波形周期内の複数の第1の時点のソース高周波電力のソース周波数を変更し、複数の第1の時点で分割される波形周期内の複数の第1の分割期間の各々の中のソース周波数を補間しつつ、ソース高周波電力の反射の度合いを最も抑制するソース周波数の第1の時間変化パターンを特定する。高周波電源は、波形周期内の複数の第2の時点のソース周波数を第1の時間パターン又はその派生パターンから変更し、且つ、複数の第2の時点で波形周期内の複数の第2の分割期間の各々の中のソース周波数を補間しつつ、ソース高周波電力の反射の度合いを最も抑制する波形周期におけるソース周波数の第2の時間変化パターンを特定する。
特開2025-161075プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法 日本高周波株式会社
【課題】 広範囲の成膜が可能なプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法を提供すること。
【解決手段】 マイクロ波が通過する導波管同軸変換器11と、導波管同軸変換器の同軸側端部に接続されるアンテナ13と、アンテナ13から放出されるマイクロ波によって原料をプラズマ化する空間を有する円筒状のチャンバ14と、プラズマ化した原料を成膜する基板を載置する基板ステージ17とを含み、チャンバ14の内径は、マイクロ波の波長の1.25〜1.72倍の寸法である。
特開2025-161802プラズマエッチング工程を含む半導体素子の製造方法 三星電子株式会社 ダイキン工業株式会社
【課題】プラズマエッチング工程を含む半導体素子の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の半導体素子の製造方法は、支持層上に無機層を形成する段階;無機層上に有機マスクパターンを形成する段階;及び有機マスクパターンをエッチングマスクとして無機層をエッチング選択比を大きくプラズマエッチングして、無機パターン及び無機パターンの間に支持層を露出するスペースパターンを形成する段階を含む。無機層のプラズマエッチングは、C2H2F4ガスを有するメインエッチングガス、及びO2ガスまたは酸素含有ガスを有する補助エッチングガスを含む混合ガスを用いて遂行し、補助エッチングガスに対するメインエッチングガスの比率は、1ないし5で構成する。
特表2025-532516チューナーを備える共振導波管によるプラズマ発生装置 コリア インスティテュート オブ フュージョン エナジー
【要約】共振導波管によるプラズマ発生装置が開示される。前記プラズマ発生装置は、内側面に複数個のスロットを含む環形または楕円形の中心導波管と、前記中心導波管に電磁気波疎通可能に接線で連結された第1入射導波管と、前記入射導波管に電磁気波を伝達する電磁気波供給部と、および前記中心導波管の内部と密閉するように、前記スロットの出口側に位置して、前記スロットを介して流入された電磁気波が外部に放射されることができる、電磁気波入射窓が形成されたプラズマチャンバを含むことを特徴とする。
特表2025-532742流れる高圧液体内のパルス支援レーザ維持プラズマ ケーエルエー コーポレイション
【要約】流れる高圧液体または超臨界流体内のパルス支援LSP広帯域光源が開示される。光源は、高圧液体または超臨界流体を閉じ込めるための流体閉じ込め構造を含む。光源は、一次レーザポンピング源および高繰り返しパルス支援レーザ源を含み、一次レーザポンピング源は、一次ポンピングビームを流体のプラズマ形成領域内に向けるよう構成される。一次ビームおよびパルス支援ビームは、流体閉じ込め構造内の流体のプラズマ形成領域内でプラズマを維持するよう構成される。光収集要素は、下流の応用での使用のために、プラズマから放出された広帯域光を収集するよう構成される。
特表2025-532820側壁の汚染物質および粗さを低減するためのポストエッチングプラズマ処理 ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】マスクの下方にシリコン含有層を有するスタックにフィーチャを形成する方法を提供する。フィーチャは、スタック内にエッチングされる。フィーチャの側壁の表面粗さを低減するために、ポストエッチングプラズマ処理を提供する。
特表2025-533496プラズマ処理装置 シノジー・ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、電極装置(11)および高電圧発生器を有する、誘電体バリアプラズマ放電を形成するためのプラズマ処理装置(10)に関し、電極装置(11)が、少なくとも1つの電極(13)と、電極(13)が埋め込まれる1つの誘電体とを備え、前記誘電体が、処理される表面(23)まで電極(13)を完全にカバーし、高電圧発生器(25)が、高電圧発生器(25)に給電される入力電圧(UE)から高いAC電圧(U13a、U13b)を発生させるために少なくとも1つの変圧器(17a、17b)を使用し誘電体バリアプラズマ放電を形成するために、前記高AC電圧を電極装置(11)の電極(13)に給電し、変圧器(17a、17b)によって発生した交流電磁場を検出するための少なくとも1つの磁場センサ(27)を有するセンサ装置(27)を備え、磁場センサ(27)によって検出された交流電磁場がそれによって少なくとも2つの機能状態のうちの1つに割り当てられる評価ユニット(22)を有する、安全デバイス(20)が提供される。
特表2025-533555その場洗浄プラズマを発生させるためのドーム型チャンバ ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】処理チャンバは、ドームを含む第1の部分と、第2の部分とを備える。ドームはセラミック材料を含み、楕円形である。第2の部分には、基板を処理するための台座が配置されている。第1部分と第2部分との間のドームの底部にはシャワーヘッドが配置されている。セラミック材料を含むインジェクタがドーム上に搭載され、基板処理および処理チャンバの洗浄の間にそれぞれプロセスガスおよび洗浄ガスをドームに注入する。ドームの一部分の周囲にコイルが設けられる。RF発生器がコイルにRF電力を供給して、基板処理および洗浄の間にドーム内にプラズマを発生させる。コントローラが、基板処理および洗浄の間に、台座およびシャワーヘッドの温度をあらかじめ定められた範囲内のそれぞれのあらかじめ定められた温度に制御する。
特表2025-534593プラズマチャンバ及びプラズマチャンバを用いたウェーハエッチング方法 ナイス スター コーポレーション
【要約】本発明は、プラズマチャンバ及びプラズマチャンバを用いたウェーハエッチング方法に関するもので、本発明のプラズマチャンバは、プラズマを介してウェーハをエッチングするために、内部に反応空間が備えられたハウジング;前記ハウジング内部に備えられ、前記ウェーハが載置されるベースプレート;前記ハウジング内部の圧力を調節する圧力調節部;を含み、前記圧力調節部は、前記ハウジング内部の圧力を50〜500mTorrに調節することを特徴とし、本発明のプラズマチャンバを用いたウェーハエッチング方法は、前記ハウジング内部の圧力を調節する圧力調節段階;前記プラズマソースを調節するソースパワー調節段階;を含むことを特徴とするものである。
特表2025-534550液体冷却によるプラズマ処理 プラズマトリート ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【要約】本発明は、被加工物(202、302、502、602、702)を処理する、特に清浄化する、還元処理するかつ/またはコーティングするための方法(200、300、400、500、600、600’、600’’、700)であって、雰囲気プラズマジェット(26、230、230’、330、530、630、730、730’)が生成され、処理すべき被加工物(202、302、502、602、702)、特に清浄化すべき、還元すべきかつ/またはコーティングすべき被加工物(202、302、502、602、702)が液体(210、510、610、710)に接触させられ、当該被加工物(202、302、502、602、702)の表面(204、304、504、604、704)または液体(210、510、610、710)に雰囲気プラズマジェット(26、230、230’、330、530、630、730、730’)が衝突させられる、方法(200、300、400、500、600、600’、600’’、700)に関する。本発明はさらに、特に前述した方法を実行するための、ストリップ
特表2025-534934エッチングプロセス開発を高速化するためのフィーチャスケールプロファイルモデルを統合したプラズマハイパーモデル ケーエルエー コーポレイション
【要約】
ウェハの表面におけるプラズマパラメータは、プラズマプロセス条件に基づきプラズマハイパーモデルを用いて決定される。処理後プロファイルは、フィーチャスケールプロファイルモデルを用いてウェハの表面で予測され得る。プラズマハイパーモデルにおける相関は、処理後プロファイルが実験的参照の収束基準を外れている場合、再較正され得る。
特表2025-534989VIセンサ及びRF生成装置を通じたプラズマプロセスチャンバにおける無線データ通信 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】本書で開示している実施形態は診断基板を含む。一実施形態では、診断基板は、基板とこの基板上のセンサとを備える。一実施形態では、診断基板は、センサと通信可能に連結されている、基板上の通信モジュールを更に備える。一実施形態では、通信モジュールは、出力アンテナと、出力アンテナに連結されたスイッチと、スイッチに連結された信号源とを備える。
特表2025-535108アモルファスコーティングのプラズマ誘導結晶化および緻密化 ショット アクチエンゲゼルシャフト ショット グラス テクノロジーズ (スゾウ) カンパニー リミテッド
【要約】本発明は基材のコーティング方法およびそれぞれ被覆された基材に関する。生成されたコーティングは結晶性であり且つ緻密な構造を特徴とし、それはその上にさらなる層のコーティングを施与するために特に適している。前記方法は、施与された溶液を硬化するために、熱硬化の代わりにプラズマを使用するので、より速く、少ないエネルギー消費であり、より多くの温度敏感な基材に適用可能である。
特表2025-535331衛星用金属プラズマスラスタおよび制御回路 ベンチマーク・スペース・システムズ・インコーポレイテッド アラメダ・アプライド・サイエンシズ・コーポレーション
【要約】パルス金属プラズマスラスタ(MPT)キューブは、複数のスラスタをする。各スラスタは、第1のカソード電極と、始動プラズマを維持するのに十分な絶縁体により第1の電極から隔てられたトリガー電極と、カソード電極のすべての面から離間距離をおいて位置決めされた多孔質アノード電極とを有する。カソード電極は、内方電極または外方電極のうちのいずれかであることが可能である。電源が、カソード電極との相対関係において、絶縁体の表面上にプラズマを始動させるのに十分な高電圧パルスを前記トリガー電極へと供給する。このプラズマは、選択されたスラスタのアノード電極と前記カソード電極の間で移動し、それにより推力パルスを発生させる。
特表2025-535393スマートコントロール付き活性プラズマ滅菌器 サーフプラズマ,インク.
【課題】滅菌/除染用の活性プラズマ滅菌器(APS)システム。
【解決手段】滅菌ボックスと、滅菌ボックス内に配置され、オゾンなどの活性酸素・窒素種(RONS)を生成・分配するための表面誘電体バリア放電(SDBD)を生成するように構成された複数の小型ポータブルプラズマリアクタ(CPPR)とを有する、滅菌/除染用の活性プラズマ滅菌器(APS)システムであって、複数のCPPRの各々は、リアクタパネルと電源回路とを有し、リアクタパネルは、誘電体媒体によって分離された少なくとも1つの電極を有する。
特表2025-535592ラジアルプラズマ制御用の並列共振アンテナ 東京エレクトロン株式会社 トーキョー エレクトロン ユーエス ホールディングス,インコーポレーテッド
【要約】一実施形態によれば、プラズマ処理のために用いられる共振構造体の放射構造体が開示される。放射構造体は、第1のアームのセット及び第2のアームのセットを含む。各第1のアームは第1のインダクタンスを有し、共振構造体のそれぞれの第1のキャパシタ及びそれぞれの第2のキャパシタに結合されて、第1の共振周波数で動作する対応する第1の共振回路を形成する。各第2のアームは第2のインダクタンスを有し、共振構造体のそれぞれの第3のキャパシタ及びそれぞれの第4のキャパシタに結合されて、第2の共振周波数で動作する対応する第2の共振回路を形成する。第1の動作モードにおいて、共振構造体は単一の共振アンテナとして動作する。第2の動作モードにおいて、共振構造体は並列共振アンテナとして動作する。
特表2025-535710体積プラズマ、その生成システムおよび方法ならびにその使用 ユニバーシティ オブ メリーランド, カレッジ パーク ザ、トラスティーズ オブ プリンストン ユニバーシティ
【要約】第1の電極と第2の電極との間に体積プラズマを生成することができる。第1および第2の電極は、ギャップによって互いに離間することができる。第1の電極は、第1のベース層と、第1のベース層から第2の電極に向かって第1の方向に沿って延在する複数の第1の突出部分と、を備えることができる。第1のベース層は、第1の導電性材料を含むことができる。第1の突出部分の少なくとも幾つかは、第2の導電性材料を含むことができる。第1の導電性材料の溶融温度および第2の導電性材料の溶融温度は、少なくとも1000Kであり得る。体積プラズマの生成中、第1の電極と第2の電極との間の体積プラズマの温度は、1000〜8000K(両端値を含む)の範囲内であり得る。
特表2025-535715熱およびプラズマ処理を使用した乾式チャンバ洗浄 ラム リサーチ コーポレーション
【要約】金属含有フォトレジスト膜が、半導体基板上に堆積され得る。意図しない金属含有材料が、堆積、斜端および裏側洗浄、曝露、ベーク、現像、エッチング、または他のフォトリソグラフィ動作の間、処理チャンバの内表面上に形成され得る。乾式チャンバ洗浄は、プラズマへの曝露によって意図しない金属含有材料の一部を除去し得る。乾式チャンバ洗浄は、プラズマを当てることなく昇温でのエッチングガスへの曝露によって、意図しない金属含有材料の一部を除去し、また意図しない金属含有材料の一部を修正し得る。乾式チャンバ洗浄は、修正された金属含有材料の揮発性生成物を形成するように構成される化学構造を有するプラズマを使用して、修正された金属含有材料を除去し得る。いくつかの実施形態において、プラズマは、ハロゲン化物含有プラズマ、水素含有プラズマ、炭化水素含有プラズマ、不活性ガス含有プラズマ、またはそれらの混合物を含む。
特表2025-535781耐プラズマ性ガラス、半導体製造工程のためのチャンバ内部用部品およびそれらの製造方法 ハンソル・イオネス・カンパニー・リミテッド
【要約】本発明は、耐プラズマ性ガラス、半導体製造工程のためのチャンバ内部用部品およびそれらの製造方法に関し、具体的には、耐プラズマ性ガラス成分の含有量を調整して溶融温度を低く実現し、熱膨張係数を減少させて高温使用時の熱衝撃による損傷を防止することができ、光透過率および耐久性を向上させ、適切な誘電定数を有する耐プラズマ性ガラス、半導体製造工程のためのチャンバ内部用部品およびそれらの製造方法に関する。
特表2025-535782耐プラズマ性ガラス、半導体製造工程のためのチャンバ内部用部品およびそれらの製造方法 ハンソル・イオネス・カンパニー・リミテッド
【要約】本発明は、耐プラズマ性ガラス、半導体製造工程のためのチャンバ内部用部品およびそれらの製造方法に関し、具体的には、耐プラズマ性ガラス成分の含有量を調整し、SrOを追加的に含むことで溶融温度を低く実現し、熱膨張係数を減少させて高温使用時の熱衝撃による損傷を防止することができ、光透過率および耐久性を向上させることができる耐プラズマ性ガラス、半導体製造工程のためのチャンバ内部用部品およびそれらの製造方法に関する。
特表2025-535916大型のPECVDチャンバにおけるプラズマ堆積中の基板の局所領域のインピーダンス制御 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】本開示の実施形態は、一般に、基板の処理中にプラズマ処理チャンバ内の基板支持体における局所インピーダンスを測定および制御するための方法および装置に関する。基板支持体は、複数の基板支持ピンを含み、複数の基板支持ピンの各々の高周波電圧、電流、および位相が測定され、支持ピンのインピーダンスが実時間で調整される。基板支持ピンの各々は、遠隔で制御することができる関連付けられた調整可能インピーダンス回路に結合される。一実施形態では、関連付けられた基板支持ピンに結合されたインピーダンス回路のインピーダンスを調整するために可変キャパシタが使用され、これはステッパモータによって遠隔で調整することができる。別の実施形態では、マイクロコントローラが、複数の基板支持ピンのすべてに対するインピーダンス調整を制御することができ、これを使用して、これらのインピーダンスを互いに対して追跡すること、およびプラズマ処理チャンバのバルクインピーダンスに対して追跡することができる。
A−6超音波
特許7665236超音波ホーン、超音波発生器、並びに消泡装置 株式会社超音波機器システム
【課題】機械的振動を効果的に増幅させ、集束された高い音圧を有する超音波振動を出力することができ、液体又は半固体に生じる泡沫を除去することが可能な超音波ホーン、超音波ホーンを備える超音波発生器、並びに消泡装置を提供する。
【解決手段】機械的振動の入力端11aを有する本体部2と、本体部2から延出して曲面状に漸次縮径する縮径領域32と、縮径領域32から均一径で延在する中間領域31と、中間領域31から延出して曲面状に漸次拡径する拡径領域33とを有する鼓形状の小径部3と、小径部3から延出して反対側が超音波振動の出力端42とされ、漸次拡径するフランジ部4と、フランジ部4の出力端42から小径部3の内部に連通し、曲面状の底面52と、均一径の内側面51と、内側面51から漸次拡径する第1テーパ領域53及び第2テーパ領域54と、を有する空洞部5と、を備える。
特許7745289超音波流量計及び流量検出方法 桓達科技股▲ふん▼有限公司
【課題】流体における超音波の伝送時間を測定するのに適用可能な超音波流量計及び流量検出方法を提供する。
【解決手段】超音波流量計は、肉厚が不均一な管に配置され、第1センサと、第2センサと、処理回路とを含み、処理回路は、発射時間サイクルにおいてそれぞれ第1発射超音波信号及び第2発射超音波信号を発射するように、第1センサ及び第2センサを制御するステップと、第1発射超音波信号の第1信号安定度及び第2発射超音波信号の第2信号安定度に基づいて、第1発射超音波信号及び第2発射超音波信号の各々の発射回数を増加させるか否かを判定するステップと、流体の流量を算出するステップと、を実行するように構成される。
特許7753434超音波プローブ ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー
【課題】超音波振動子の放熱に寄与する金属製のインナーハウジングに少なくとも部分的に囲まれた位置に磁束線発生体を配置する超音波プローブを提供する。
【解決手段】超音波プローブ(2)は、超音波振動子(28)と、超音波振動子(28)に熱的に接続された金属製のインナーハウジングと、インナーハウジングにより少なくとも部分的に囲まれた位置に配置され、第1の極と第2の極とを有する磁束線発生体(40)とを備える。インナーハウジングは、第1の極から出て第2の極に戻る磁束線を通過させる磁束線通過構造を備える。
特許7753460超音波プローブ用の音響窓部品、超音波プローブ及び、これらの製造方法 ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー
【課題】超音波プローブの端部において、プローブケースに対応して位置付けされた音響窓部品を提供する。
【解決手段】一実施形態では、音響窓(10)が提供される。音響窓(10)は、アジマス方向に延び、検査対象に接触する凸面(50)と、互いに分岐して延びる第1の壁部分及び第2の壁部分とを備える。第1の壁部分の少なくとも一部は、プローブケースの内面に沿って配置され、第2の壁部分は、凸面(50)と互いに連続する外面を備える。
特許7755891超音波式流量計のクランプオン機構 東京計装株式会社
【課題】適度の押し付け強度が測定管に安定して加えられ、測定管の塑性変形を防止し、精度の良好な超音波信号が得られるようにする。
【解決手段】クランプオン機構1は、外部に各種データを送信する本体部2と、本体部2に開閉可能に連結する蓋部3とから構成されている。本体部2内には、測定管Pを載置するために長手方向の2個所の台座部2bが設けられている。前後の台座部2bは、圧電振動子2dとの間に配置され超音波を伝達する音響整合層2eと、音響整合層2eの上側を覆う薄膜の保護膜部2fとから構成されている。蓋部3には、台座部2b上の測定管Pを弾性体3iの反発力により上方から押圧する押圧片3bが設けられている。本体部2に対し蓋部3を閉止すると、断面円形であった測定管Pは、押圧片3bと台座部2bとによって上下方向から押圧され、測定管Pは幅方向に押し拡げられ、略楕円形状に変形する。
特許7755892クランプオン式超音波送受信装置 東京計装株式会社
【課題】基台部の水平方向への逃げや滑りを防止するクランプオン式超音波送受信装置を提供する。
【解決手段】台座部4は、測定管Pを載置する基台部4aと、この基台部4aと連結する超音波送受信部4bとから構成されている。音響整合層である基台部4aは、圧電振動子4cと密着しており、斜め上方向に延在する主体部4dと、主体部4dの下方に軸直方向に延在するリブ部4eとから構成されている。このリブ部4eの底面中央から軸直方向に筐体部2cのねじ穴である第1の被固着部4fが延在しており、筐体部2cの内側に配置された貫通孔である第3の被固着部2dに、第1の被固着部4fが重なるように位置合わせを行った後に、下方からねじ体を、第3の被固着部2dを挟むようにして、第2の被固着部4oにねじ止めして固着させることで、基台部4aの水平方向への逃げや滑りを防止する。
特開2025-142477超音波探触子 富士フイルム株式会社
【課題】安定した音響性能を有する超音波探触子を提供する。
【解決手段】超音波探触子は、複数の圧電素子がバッキング材(1)上にアジマス方向に沿って配列された超音波探触子であって、バッキング材(1)は、複数の圧電素子が配列されている前面と、前面とは反対方向を向いた後面と、アジマス方向に延びる一対の第1側面と、エレベーション方向に延びる一対の第2側面を有し、少なくともバッキング材(1)の後面および一対の第1側面を覆うカバー部材(4)を備え、カバー部材(4)は、バッキング材(1)よりもヤング率および熱伝導率が高い材料により形成され、接着剤層を介することなくバッキング材(1)に密着している。
特開2025-142484超音波診断装置の手押しハンドル 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】超音波診断装置の手押しハンドルの高さを変更可能にする。
【解決手段】超音波診断装置の手押しハンドル36は、グリップ部46を有するハンドルトップ38と、上端がハンドルトップ38に固定され、下端が装置本体に固定されたハンドル支柱40とを備える。ハンドル支柱40は、ハンドルトップ38と一体となった支柱上部部材54と、装置本体に設けられた支柱下部部材56と、上端部において支柱上部部材54と着脱可能に結合し、下端部において支柱下部部材56と着脱可能に結合する支柱中間部材58とを含む。支柱上部部材54と支柱下部部材56は、支柱中間部材58を介さずに直接結合可能である。支柱上部部材54と支柱下部部材56が支柱中間部材58を介して結合した状態では手押しハンドル36の高さは高くなり、支柱上部部材54と支柱下部部材56が直接結合した状態では手押しハンドル36の高さが低くなる。
特開2025-142517超音波探触子 富士フイルム株式会社
【課題】圧電素子のチャネル数が増大しても、信頼性を損なうことなく、また、音響設計を変更する必要のない超音波探触子を提供する。
【解決手段】バッキング材(1)と複数の圧電素子(4)の間にフレキシブル回路基板(2)が配置され、複数の圧電素子(4)は、それぞれ、信号電極層(4A)と圧電体部(4B)とグランド電極層(4C)が積層方向に順次積層された積層体(L)からなり、信号電極層は、フレキシブル回路基板に電気的に接続され、エレベーション方向(D2)においてフレキシブル回路基板は圧電体部よりも長く、積層体のエレベーション方向の端部に、砥粒が分散された接着剤からなる第1の部材(5)が配置され、グランド電極層は、積層体の表面上から第1の部材の表面上および側面に沿って延びる金属箔(6)を介してフレキシブル回路基板に電気的に接続されている。
特開2025-142586超音波診断装置、操作速度設定方法及びプログラム コニカミノルタ株式会社
【課題】計測時と計測時以外とで、操作速度が設定可能な第1操作デバイスの操作速度を適切に設定することである。
【解決手段】超音波診断装置100は、本体部としての超音波診断装置本体1と、設定部としての制御部18と、を備える。超音波診断装置本体1は、操作速度を設定可能な第1操作デバイスを有するコントロールパネル111を接続可能である。制御部18は、第1操作デバイスの計測時の操作速度と、第1操作デバイスの計測時以外の操作速度とを分けて設定可能である。
特開2025-143448誘導器及び超音波ホーン テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ
【課題】パッケージの横方向シールを改善するアンビルを提供する。
【解決手段】液状製品を保持する包装材料のスリーブ状部分の横方向シールを形成するためのアンビル400であって、前記アンビルは、動作中、チューブに対面する主面402と、主面に設けられたリッジ404とを含み、リッジは、第1のセクション406及び第2のセクションを含み、リッジの第1のセクションは、第2のセクション408a、408bの下方に置かれて、動作中、液状製品によって形成された静水圧によって形成された包装材料中の応力が、リッジの第1のセクションの上方に置かれたスリーブ状部分の第1の部分から、第2のセクションの上方に置かれた第2の部分までシフトされるようにする、アンビル400。
特開2025-143649超音波検査装置及び超音波検査方法 日本製鉄株式会社
【課題】対象物の内部の欠陥と結晶粒を識別することで、対象物の内部の検査を行う超音波検査装置を提供する。
【解決手段】本開示の超音波検査装置は、複数の振動子を有し、対象物に向けて超音波を送信し、反射した超音波を受信するアレイ探触子と、複数の振動子で受信した超音波について、時間と振幅の関係を示す複数の超音波波形データを取得する波形データ取得部と、超音波波形データに基づいて、周波数情報を取得する周波数情報取得部と、周波数情報からヒストグラムを生成するヒストグラム生成部と、前記ヒストグラムと、反射源の種類毎に予め取得しておいた識別用ヒストグラムとを比較することで、反射源の種類を判定する種類判定部と、を有する。
特開2025-143727超音波診断装置用カートおよび超音波診断ユニット 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】携帯型超音波診断装置の側部を開放できるとともに、移動が容易である超音波診断ユニットを提供する。
【解決手段】超音波診断ユニット10は、携帯型超音波診断装置100と、携帯型超音波診断装置100が載せられた台座20と、台座20に接続されたハンドル32と、台座20を支持する支柱22と、支柱22を支持する複数の脚部24と、脚部24に配置されたキャスタ26を備える。ハンドル32は、台座20の前方に配置された前ハンドル32Fと、台座20の左方および右方に配置された側部ハンドル32Sと、台座20の後方に配置された後ハンドル32Rを含む。ハンドル32は、台座20の周りを囲い込むように連なっている。2つの側部ハンドル32Sはそれぞれ、前ハンドル32Fに連なって後方かつ下方に傾斜する前部32S1と、その前部32S1の後端から後方に延びる本体部32S2を含む。
特開2025-145610超音波診断装置用カートおよび超音波診断ユニット 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】台座の高さを容易に調整可能な超音波診断装置用カートを提供する。
【解決手段】超音波診断装置用カート12は、携帯型超音波診断装置が載せられる台座20と、台座20に接続されたハンドル32と、台座20を昇降可能に支持する支柱22と、台座20の昇降を操作するための昇降用操作部50と、支柱22を支持する複数の脚部と、脚部に配置されたキャスタとを備える。ハンドル32は、台座20の前方に配置された前ハンドル32Fと、台座20の後方に配置された後ハンドル32Rを含む。昇降用操作部50は、前ハンドル32Fの下方に配置された前方操作部50Fと、後ハンドル32Rの下方に配置された後方操作部50Rを含む。
特開2025-145611超音波診断装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】本体がカートに設置されている状況において、本体に設けられたハンドルが自由運動しないようにする。
【解決手段】カート上に本体ユニットが設置される。本体ユニットは本体と表示器とからなる。本体にはハンドル26が連結されている。カートの後部には、ハンドル固定機構64、本体固定機構66、リンク機構68及び安全機構70が設けられている。ハンドル固定機構64におけるフック部材28がグリップ44に引っ掛けられる。これによりハンドルが固定される。フック部材28の運動により本体固定機構66が作動する。
特開2025-145612超音波診断装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】本体の排気口から後方へ排出される排気によるグリップの温度上昇を防止又は軽減する。
【解決手段】本体18の後面18Bには排気口117が設けられている。排気口117から後方へ排気が放出される。ハンドルは、第1アーム40、第2アーム42及びグリップ44を有する。後方空間118の下側に待機場所44Xが定められており、グリップ44は待機場所44Xに位置している。ハウジング58は、排気ガイドとして機能する平坦面120、及び、窪み60Cの底面としての斜面122を有する。
特開2025-145613超音波診断器 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】ハンドルにおけるグリップを握って本体ユニットを搬送する場合に、本体ユニットを保護する。また、グリップの清潔を維持する。
【解決手段】本体はヒンジ機構30を有する。ヒンジ機構30にハンドル26が連結されている。ヒンジ機構30はハンドルロック機構を有する。ハンドルロック機構は、ハンドル26の回転角度を第1回転角度θ0又は第2回転角度θ2にロックする。ハンドル26がスタンドとして使用される場合、グリップは載置面に接触しない。
特開2025-145614超音波診断装置用カートおよび超音波診断ユニット 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】超音波診断装置用カートにおいてユーザの意図に反してテーブルが急上昇することを防ぐ。
【解決手段】テーブル22を有するカート20である。カート20は、ユーザ押しボタン50が押下された際にその押下の運動をガススプリングに伝達して、テーブル22のロック状態を解除してテーブル22を上方に付勢するロック解除状態とする運動伝達機構を備える。運動伝達機構は、ガススプリングへの運動伝達の少なくとも一部を担う並進運動部品を含む。カート20は、可搬型超音波診断装置がテーブル22に載せられた際にその装置から押下される装置押しボタン82と、装置押しボタン82と連動する運動規制部とを備える。運動規制部は、装置押しボタン82の未押下状態で並進運動部品の運動に干渉する領域に位置してその運動を規制し、装置押しボタン82の押下状態で並進運動部品の運動に干渉しない領域に位置してその運動を許容する。
特開2025-145615超音波診断装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】装置本体に対して旋回可能なモニタ部を有する超音波診断装置において、閉じ位置にあるモニタ部の旋回を抑制する。
【解決手段】モニタ部18は、装置本体16に対して開閉可能であり、さらに旋回軸線Rの回りに旋回可能である。モニタ部18は、閉じ位置近傍において、閉じ位置に向けて付勢される。旋回軸線Rは、装置本体16上面の操作パネル20に垂直な方向に対して後傾している。閉じ位置にあるモニタ部18が後傾した旋回軸線R回りに旋回すると、モニタ部18上の点Pの軌跡Tは、装置本体16と干渉する。よって、旋回によってモニタ部18と装置本体16が干渉して閉じ位置にあるモニタ部18の旋回が抑制される。
特開2025-145616超音波診断装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】カート上に装置本体が搭載される超音波診断装置において、装置本体のカートからの脱着を容易にする。
【解決手段】カートは装置本体が載置される載置台30を有する。載置台30は、装置本体を載置台30に対してロックするロック機構と、装置本体とカートの間で信号接続および/または電源接続を行うコネクタ接続機構とを備える。ロック機構は、装置本体に対して進退するロックピン50を有し、コネクタ接続機構は、装置本体に対して進退するカート側コネクタ32を有する。単一の操作レバー54を操作すると、ロックピン50およびカート側コネクタ32が同時に進退する。1つの操作でロックとコネクタ接続ができる。
特開2025-145931超音波接合用チップおよびこれを用いた超音波接合装置 株式会社LINK−US
【課題】長手方向または中心軸線方向に垂直な方向について強度の向上を図りうる超音波接合用チップ等を提供する。
【解決手段】ステンレス鋼により構成されている第1チップ部分41と、超硬合金により構成されている第2チップ部分42と、が溶接部位wldを介して接続されている。溶接部位wldは当該ステンレス鋼が当該超硬合金よりも偏重的に溶接されて構成されている。
特開2025-146215超音波プローブ、及び、超音波診断装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】超音波検査における操作者の身体的負荷を減少させることである。
【解決手段】実施形態に係る超音波プローブは、複数の振動子ユニットを備え、複数の振動子ユニットのそれぞれは、超音波を送受信する複数の振動子を含み、前記複数の振動子ユニットはそれぞれ相対的に角度変化可能に構成されている。
特開2025-146239アクチュエータ、液滴吐出ヘッド、ユニット、液滴吐出装置及び超音波診断装置 株式会社リコー
【課題】振動板及び振動板を振動させる機能を有する基板を、別部材と接合させたときに、基板の反り状態を制御すること。
【解決手段】アクチュエータ400は、振動板と、駆動力を発生させる圧電体と、圧電体12に前記駆動力を生じさせる二つの電極と、を有する基板(例えば、振動発生基板500)と、基板と接着し、基板を保持するフレーム部材600と、を備え、基板とフレーム部材600とを接着させる接着面において、基板とフレーム部材600との少なくとも一方に、基板とフレーム部材600との間の距離を規定する凸形状(例えば、凸形状601)を設け、凸形状は、フレーム部材600の外周に向かうにつれ、距離が異なる。
特開2025-146560周波数混合式超音波流量計の周波数選択方法 桓達科技股▲ふん▼有限公司
【課題】各種の異なる性質の液体の流速及び流量の測定において動態的に適応可能な周波数混合式超音波流量計の周波数選択方法を提供する。
【解決手段】第一センサー及び第二センサーを制御し配管中で周波数混合波信号をそれぞれ発信させることにより、時間差法に基づいて配管中の液体の第一流速を計算し、その中で周波数混合波信号は三つの異なる周波数を含む。第一センサー又は第二センサーを制御し配管中で固定周波数を含む波形信号を発信させることにより、ドップラー法に基づいて配管中の液体の第二流速を計算するとともに、ドップラー信号の強度を判断する。ドップラー信号の強度が第一閾値より小さい場合、第一流速を出力する。ドップラー信号の強度が第二閾値より大きい場合、第二流速を出力する。ドップラー信号の強度が第一閾値と第二閾値の間にある場合、表を参照することにより第一流速又は第二流速のどちらを出力するかを決定する。
特開2025-146985超音波診断装置、出力方法、及びプログラム 国立大学法人 岡山大学 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】疾患の見落としを低減することである。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、推定部と、判定部と、出力制御部とを備える。推定部は、超音波画像データを用いて計測された計測値に基づいて、健康状態を推定する。判定部は、推定された前記健康状態に基づいて、前記健康状態の診断に用いられる追加検査を判定する。出力制御部は、前記健康状態及び前記追加検査を表す情報を出力する。
特開2025-147236超音波診断装置及びプログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】ビームフォーミングの方式として、信号の乗算及び加算を行うDMAS方式のビームフォーミングが用いられる場合に、スペックルパターンの発生を抑制すること。
【解決手段】実施形態の超音波診断装置は、複数の素子から出力された複数の受信信号のうち、異なる素子間で受信信号を乗算し、乗算の結果得られた信号を加算する超音波ビームフォーミング方式を実行する。実施形態の超音波診断装置は、重み計算部と適用部とを備える。重み計算部は、前記乗算された受信信号間の相関に基づいて、重み係数を計算する。適用部は、前記重み係数を、前記乗算の結果得られた信号に適用する。
特開2025-147615超音波診断装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】多関節アームに支持されたモニタを備えた超音波診断装置において、多関節アームおよびモニタをロックする機構を簡易なものとする。
【解決手段】ロック機構は、通常時は多関節アームの第1リンク42に収容され、ロック時には進出して起立するロックレバー68を有する。ロックレバー68のアームベース係合ピン80と、ベーススタブ94のアームベース係合ノッチ96を係合して、アームベース40に対する第1リンク42の旋回をロックする。ロックレバー68の上端とレバー受け部70のレバー係合部74を係合し、さらにモニタ係合ピン72をモニタ係合穴78挿入して、モニタ16の傾動、昇降および旋回をロックする。
特開2025-148331標的組織を評価するためのカテーテル超音波デバイスおよび方法 エドワーズ ライフサイエンシーズ イノベーション (イスラエル) リミテッド
【課題】標的組織を評価するためのカテーテル超音波デバイスを提供する。
【解決手段】インプラントが、ルーメンを囲む壁部(28)を備える。送達ツールが、カテーテル(22)、制御アセンブリ、および超音波ツールを備える。カテーテルは、被験者内に経腔的に前進可能であり、遠位開口を有する。インプラントは、カテーテルを経由して送達され得る。制御アセンブリは、遠位開口から外へと壁部の少なくとも一部分(70)を前進させることが可能であり、被験者の組織の部位に対して対接状態にこの部分を配置するようにカテーテルを操縦することが可能である。この部位は、この部分から遠位方向におよび遠位開口の対向側に配設される。超音波ツールは、(i)ルーメン内におよびこの部分に対面するように超音波送受信機を位置決めし、(ii)この部分を通して超音波エネルギーを送信することによりこの部位の撮像を容易にすることが可能である。
特開2025-149409超音波センサ 株式会社アイシン
【課題】サイドローブを低減することができる超音波センサを提供する。
【解決手段】超音波センサは、第1の壁部と、第1の壁部から第1の壁部の厚さ方向に沿う第1の方向に延びた筒部と、を有したケースと、ケース内で第1の壁部の内面に重ねられた圧電素子と、ケース内に設けられ、圧電素子を覆った封止部と、を備える。筒部は、第1の方向と交差する第2の方向に間隔をあけて位置し互いに対向する一対の第1の側壁部を有する。一対の第1の側壁部のそれぞれに、第1の方向に内面から離間し、第1の側壁部を第2の方向に貫通した貫通孔が設けられている。
特開2025-149416超音波センサ 株式会社アイシン
【課題】複数の共振周波数を得ることができる超音波センサを提供する。
【解決手段】超音波センサは、第1の壁部と、第1の壁部から第1の壁部の厚さ方向に沿う第1の方向に延びた筒部と、を有したケースと、ケース内で第1の壁部の内面に重ねられた圧電素子と、ケース内に設けられ、圧電素子を覆った封止部と、を備える。筒部は、第1の方向と交差する第2の方向に間隔をあけて位置し互いに対向する一対の側壁部を有する。一対の側壁部のそれぞれに、側壁部を第2の方向に貫通した第1の貫通孔と、第1の貫通孔に対して第1の方向側に位置し第1の貫通孔と第1の方向に並び、側壁部を第2の方向に貫通した第2の貫通孔と、が設けられている。
特開2025-150493超音波診断装置、プログラム、超音波診断方法及び超音波診断システム コニカミノルタ株式会社
【課題】ユーザーが超音波画像とレポートとを同時に出力するかを任意に選択できる超音波診断装置等を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、検査に対応付けられた超音波画像を出力するか否かを選択するための画像サムネイルU及びチェックボックスC2と、検査に対応付けられたレポートを出力するか否かを選択するためのレポートサムネイルR及びチェックボックスC3とを検査データ一覧画面120Aの同一のサムネイル表示部122上に表示する制御をする制御部を備える。
特開2025-152704超音波内視鏡及びシステム 富士フイルム株式会社
【課題】超音波内視鏡とシステムを実現する。
【解決手段】挿入部の軸線方向に交差する第1方向に延びる振動子が湾曲状に複数配列されて構成された振動子アレイと、上記振動子アレイよりも上記挿入部の基端側に設けられた観察窓と、上記観察窓を含む撮像光学系と上記撮像光学系を通して撮像を行う撮像部とを含む撮像モジュールと、上記撮像光学系及び上記撮像部を支持する支持部材と、を備え、上記第1方向にみた場合の上記振動子アレイの開き角度は、90度以上180度未満であり、上記第1方向にみて、上記挿入部の軸線に垂直な方向における上記振動子アレイの一端縁が上記観察窓の観察視野に入り、上記観察視野の角度は、上記開き角度以下であり、上記支持部材は、上記撮像光学系が挿通される孔部と、上記撮像部を取り囲む側面と、を含み、上記側面と上記撮像部との間には隙間が形成されている超音波内視鏡。
特開2025-153040超音波探傷方法 三菱重工業株式会社
【課題】より精緻かつ安定的にボルトの検査を行うことが可能な超音波探傷方法を提供する。
【解決手段】超音波探傷方法は、部材同士を締結固定するボルトの欠陥を検出する超音波探傷方法であって、ボルトは、軸線に沿って延びる棒状の軸部、及び軸部の軸線方向一方側の端部に設けられた頭部を有し、軸線に対する径方向に離間した位置から、頭部と軸部の接続部である首下部における対象領域に向けて超音波を入射するステップと、欠陥によって反射された超音波を受け取るステップと、を含み、入射するステップでは、軸線を含む断面視で、軸線に対して30°から65°の角度範囲で超音波を入射する。
特開2025-153432超音波風速計 ミツミ電機株式会社
【課題】測定結果に対する雨滴の影響を抑制する。
【解決手段】超音波風速計100は、超音波送受信機30の底面30bが露出するように超音波送受信機30を搭載する上部躯体10と、上部躯体10に対して第1方向(Z軸方向)に所定の距離離れて配置された下部躯体20と、を備え、上部躯体10の外縁には、第1方向に見て第1方向に交差する第2方向(X軸方向)に広がる傾斜部45が形成されている。
特開2025-153433超音波風速計、及び風速測定方法 ミツミ電機株式会社
【課題】測定精度の向上を図ることが可能な超音波風速計を提供する。
【解決手段】超音波風速計100は、第1超音波送受信機31と、第1超音波送受信機31から第1方向に第1距離D1離れた第2超音波送受信機32と、第1超音波送受信機31から第1距離D1よりも短い第2距離D2離れた第3超音波送受信機33と、第1超音波送受信機31と第2超音波送受信機32との間の送受信結果、及び、第1超音波送受信機31と第3超音波送受信機との間の送受信結果を用いて演算処理を行う制御回路210と、を備え、制御回路210は、第1超音波送受信機31と第2超音波送受信機32との間の送受信結果を用いて第1風速を演算し、第1超音波送受信機31と第3超音波送受信機33との間の送受信結果を用いて第2風速を演算し、第1風速と第2風速との差が第1条件を満たさない場合に、第1風速を出力し、第1風速と第2風速との差が第1条件を満たす場合に、第2風速を出力する。
特開2025-155294超音波プローブ 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】超音波断層像で見える範囲と現実の臓器の範囲との対応関係を容易かつ明確に把握できる超音波プローブを提供する。
【解決手段】超音波プローブ10は、超音波を放射する超音波振動子23と、前記超音波振動子23を収容する略円筒形のケース20と、を備え、前記ケース20は、外部から視認可能な位置に設けられ、前記超音波の放射範囲Aeを示す1以上の範囲マーカ42を含む。
特開2025-155295超音波プローブ 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】超音波の放射方向を容易に判別できる超音波プローブを提供する。
【解決手段】体腔に挿入される超音波プローブ10は、超音波を放射する超音波振動子23と、前記超音波振動子23を収容する略円筒形のケース20と、を備え、前記ケース20は、前記超音波の放射方向Dを示す面である方向マーカ34を有し、前記方向マーカ34は、外部から視認可能であり、少なくとも一部が、前記超音波の放射範囲Aeと軸方向に重複する位置に設けられている
特開2025-155296超音波プローブ 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】穿刺ガイドによるガイド方向を容易に把握可能な超音波プローブを提供する。
【解決手段】体腔に挿入される超音波プローブは、超音波を放射する超音波振動子22と、前記超音波振動子22を収容するケース20と、を備え、前記ケース20は、穿刺針130が挿入される孔または切り欠きであり、前記穿刺針130の穿刺方向をガイドする第一穿刺ガイド50と、前記ケース20の外表面に設けられ、前記穿刺ガイド50のガイド方向を示すガイドマーカ60と、を有する。
特開2025-155442超音波振動子の利用 島 安治
【課題】2011年に地震と津波で爆発事故を起こした福島第一原発の収束を早期に5〜10年内に実現する。その為に、放射能汚染水と固形物の放射能の無害化を図る。
【解決手段】・濾過済みのトリチウム水が残存するタンク保管水からトリチウム水を降下濃縮する。
・放射能汚染水を浄化処理しないで、超音波の衝撃で強制β崩壊・α崩壊させる。
特開2025-155512超音波センサおよび超音波センサの組立方法 同致電子企業股▲ふん▼有限公司
【課題】超音波センサの組み立て効率および製品の歩留まりを向上させること。
【解決手段】周方向に沿って不等間隔に配置される複数のフロントカバー係止部を含むセンサと、フロントカバー係止部と互いに係止する複数のセンサ係止部を含むフロントカバーと、前部開口部と、前部開口部に連通するとともに、センサの少なくとも一部を収容する収容空間と、が形成される端子台本体と、収容空間内に配置される接続端子と、を含む端子台と、を備える超音波センサを提供する。
特開2025-155666超音波風速計 ミツミ電機株式会社
【課題】小型化及び低コスト化を図り、超音波を複数回反射させて受信する超音波風速計を提供すること。
【解決手段】超音波風速計100は、第1方向及び第1方向に交差する第2方向に沿う第1平面12を有する天板11と、天板11に搭載され、第1方向において第1平面12の両側に配置された第1超音波発振器31及び第2超音波発振器32と、第1方向及び第2方向と交差する第3方向において、第1平面12と対向して配置され、第1平面12との距離が第1距離であり、第1平面12と平行な第2平面22を有し、第3方向における第1超音波発振器31との距離が第1距離よりも長い第2距離である第3面23を有する反射板と、を備える。
特開2025-155901ハイドロゾル、該ハイドロゾルを用いた超音波ファントム、超音波ファントムセット、及び超音波ファントムの製造方法 キヤノン株式会社 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】音速が生体の音速に近く、粘性が高い、ハイドロゾルを提供すること。
【解決手段】超音波ファントムに適用されるハイドロゾルであって、水と、セルロースエーテルと、音速調整剤とを含む、ハイドロゾルである。
特開2025-155957超音波モジュール式フロントエンドの構成 シーメンス メディカル ソリューションズ ユーエスエー インコーポレイテッド
【課題】モジュール式超音波のフロントエンド・サブシステムに基づく汎用システム構造を提供する。
【解決手段】超音波モジュール式フロントエンドは、デジタル超音波データを生成する第1の超音波フロントエンド回路と、超音波プローブ及び主コンソールと通信可能に結合されるように構成された通信モジュールと、を含む。主コンソールはデジタル超音波データに基づいて超音波画像を構築する。超音波フロントエンド回路は、主コンソールのハウジングとは分離した第1のハウジング内に配置される。
特開2025-156026超音波接合良否判定装置及び超音波接合システム 国立研究開発法人産業技術総合研究所
【課題】取り回しが容易であって、良否判定を高精度に行うことができる超音波接合良否判定装置を提供する。
【解決手段】超音波接合良否判定装置2は、アンビル13上に載置されたワーク14、15に超音波ホーン11から超音波振動を印加して接合される接合対象部16の接合状態の良否判定を行う超音波接合良否判定装置であって、超音波振動の印加の開始から完了までの超音波振動印加期間に発生した音を示す音響データを取得する音響データ取得部21と、音響データ取得部21により取得された音響データを、NMFにより、複数の基底スペクトルと該基底スペクトルにおける強度の時間変化を示す係数との積に分解する解析部23と、複数の基底スペクトルの係数に基づいて接合対象部16の接合状態の良否判定を行う良否判定部26とを備える。
特開2025-156042解析装置、超音波診断装置、およびプログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】所望の解析に適した断面を効率良く選択すること。
【解決手段】実施形態に係る解析装置は、取得部と、特定部と、選択部とを備える。取得部は、ユーザが選択した第1の断面画像データであって、臓器の断面を示す第1の断面画像データに関連する複数の断面画像データそれぞれのサムネイルを取得する。特定部は、取得された複数のサムネイルを用いて、複数のサムネイルそれぞれに含まれる臓器の断面を特定する。選択部は、第1の断面画像データと複数の断面画像データそれぞれとの関連度に基づいて、特定された複数の断面から、解析対象として用いる断面であって、ユーザが選択した断面以外の断面を選択する。
特開2025-157213複数のモードで振動可能な超音波式手術用ツール及びツール先端部の非線形振動をもたらす駆動システム ストライカー・コーポレイション
【課題】複数のモードにおいて同時に振動することができる先端部を備えた超音波式手術用ツールシステムを提供する。
【解決手段】本システムは、複数の成分を含む駆動信号を先端部に供給することができるコンソールを有する。各成分は、先端部の機械的要素を流れる等価電流に部分的に基づく周波数特性を有する。各周波数成分は互いに異なる。駆動信号の印加に基づいて、先端部は非線形振動を受ける。
特開2025-157356複合レーザー−超音波水晶体乳化吸引治療のための統合システム レンサー インク
【課題】眼の構造を処置するためのシステム及び方法に関し、眼の疾患に対処するために、超音波を含む音波のエネルギーとレーザーを含む光のエネルギーとを組み合わせて使用するためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】レーザー手術及び超音波水晶体乳化吸引手術のための統合システム及び方法。レーザー形態でレーザー処置を行ない、超音波水晶体乳化吸引形態に再構成されて超音波水晶体乳化吸引を行ない、そしてレーザー形態に戻るように再構成される、再構成システム。患者の周りでの完全な位置及び利用を提供する左右両用システム。統合型の画像化、白内障グレード付け、及びフェムト−超音波水晶体乳化吸引治療を含む複合レーザー−超音波治療の決定。白内障を含む眼の疾患に対処するために、所定のレーザーショットパターン及び所定の超音波水晶体乳化吸引処置を推奨及び伝送するための統合型の制御・測定システム。
特開2025-159374超音波接合用チップならびにこれを用いた超音波接合装置および方法 株式会社LINK−US
【課題】複数の金属箔の接合体の品質の向上を図りうる超音波接合用チップ等を提供する。
【解決手段】ホーンチップ40は、チップ基部41および当該チップ基部41から突出する凸部422を有している。複数の金属箔に対して押し当てられる凸部422が、超硬合金、多結晶ダイヤモンドおよびCBN(立方晶窒化ホウ素)、セラミック、炭素鋼のうち少なくとも1つにより構成されている。これにより、複数の金属箔が重ねられた状態でホーンチップ40の凸部422により積層方向に押圧されながら超音波接合された後、当該複数の金属箔がアルミ箔または銅箔などの粘りやすい金属箔であったとしても、凸部422に対して複数の金属箔の一部が付着する可能性の低減が図られている。
特開2025-159554超音波画像解析装置及び超音波画像解析プログラム 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】乳房に対して超音波を送受波することによって形成された乳房超音波画像を用いてGTCを適切に演算する。
【解決手段】乳腺領域特定部32は、乳房に対して超音波を送受波することによって形成された対象乳房超音波画像TBUIにおいて乳腺領域MRを特定する。脂肪領域特定部34は、対象乳房超音波画像TBUIにおいて脂肪領域FRを特定する。閾値特定部36は、脂肪領域FRを構成する各画素の輝度値に基づいて、輝度閾値を特定する。GTC演算部38は、乳腺領域MRを構成する画素群を、その輝度値が輝度閾値以上である高輝度画素HPと、その輝度値が輝度閾値未満である低輝度画素LPとに分ける。GTC演算部38は、乳腺領域MRにおける低輝度画素LPの画素数の割合を示すパラメータであるGTCを演算する。
特開2025-159957超音波診断装置、情報処理装置、ドプラデータ生成方法、学習方法及びプログラム コニカミノルタ株式会社
【課題】クラッタによらず正常な血流演算のためのドプラデータを生成することである。
【解決手段】超音波診断装置100は、制御部18を備える。制御部18は、第1ドプラデータを取得する。制御部18は、学習モデルを用いて、ドプラデータから、後に正常な血流演算が行えなくなることを予測する。学習モデルは、受信ブロック31側の正常な血流演算が可能な第2ドプラデータと、受信ブロック32側のクラッタにより正常な血流演算が不可能な第3ドプラデータと、を用いて機械学習される。学習モデルは、ドプラデータから後に正常な血流演算が行えなくなることを予測するための学習モデルである。
特開2025-160551超音波疲労試験片の作製方法及び超音波疲労試験方法 山陽特殊製鋼株式会社
【課題】本発明は中炭素鋼などの焼入れ性の低い鋼種についても、超音波疲労試験に利用可能な試験片の作製方法を提供することを目的とする。
【解決手段】評価対象の鋼材の試験片母材の試験片採取対象部に対して高周波加熱を行って、前記試験片採取対象部の表面から中心部まで加熱した後、冷却を行う高周波焼入れ処理を行い、前記高周波焼入れ処理後の前記試験片母材に対して焼戻し処理を行い、前記焼戻し処理後の前記試験片母材の前記試験片採取対象部から超音波疲労試験用の試験片を採取することを特徴とする超音波疲労試験片の作製方法。
特開2025-160830超音波診断装置、記憶媒体、および学習モデル生成方法 ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー
【課題】診断に掛ける時間と医療コストとのバランスを考慮しながら、被検体を検査する。
【解決手段】第1〜第nの診断補助アルゴリズムを実行する超音波診断装置1であって、第1〜第nの診断補助アルゴリズムは、スキャン開始時点t0から第1の時点t1が経過するまでの間に取得された第1の超音波画像を解析して解析結果を出力する第1の診断補助アルゴリズムであって、解析結果の候補には、診断結果と、検査継続を推奨するための情報とが含まれる、第1の診断補助アルゴリズムと、第1の診断補助アルゴリズムが、超音波検査を継続することをユーザに推奨するための情報を出力した場合、第1の時点t1の後の第2の時点t2で取得された第2の超音波画像を解析して解析結果を出力する第2の診断補助アルゴリズムであって、解析結果の候補には、診断結果と、検査継続を推奨するための情報とが含まれる、第2の診断補助アルゴリズムとを含む。
特開2025-161027超音波探触子 日立GEニュークリア・エナジー株式会社
【課題】被検査体の表面が曲面であったり、被検査体の表面に局所的な凹みがあっても、振動子と被検査体の間のギャップに空気が入ることを抑制できる超音波探触子を提供する。
【解決手段】振動子2と、振動子2を被検査体1に対向するように固定する超音波探触子本体3と、振動子2と被検査体1の間に形成されたギャップ4を囲むスカート部5とを備え、スカート部5には、ギャップ4に向かって開口しギャップ4に接触媒質7を供給する複数の供給口5bが設けられている。
特開2025-161138超音波検査装置、及び、超音波検査方法 株式会社東芝
【課題】使い易さを向上できる超音波検査装置及び超音波検査方法を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、超音波検査装置は、軸部材及び構造体を含む。軸部材は、第1方向に延びる。構造体は、第1方向と交差する第1平面において軸部材の周りに設けられ、軸部材を中心として回転する。構造体は、第1平面において軸部材の周りに設けられたエラストマー部材と、軸部材とエラストマー部材との間の第1部材と、第1部材とエラストマー部材との間に設けられた素子部と、を含む。素子部は、検査素子を含む。検査素子は、第1電極と、第1対向電極と、第1電極と第1対向電極との間の第1圧電部材と、を含む。第1電極から第1対向電極への方向は、軸部材を通り第1平面に沿う放射方向に沿う。
特開2025-161273超音波流量計及び超音波流量計の取り付け方法 アズビル株式会社
【課題】配管径が異なっても、一対以上の超音波送受信器間における配管軸方向距離の調整を不要とすることができる超音波流量計を提供する。
【解決手段】超音波流量計10は、配管30の外周面に取り付けられた一対の超音波送受信器11,12間において、配管30の内部を流れる流体を介して、互いに超音波の送受信を行う。一対の超音波送受信器11,12は、超音波の受信強度が最大となる、超音波の配管30の軸心に対する出射角度に調整された複数の超音波素子11b,12bがアレイ状に配置される、フェーズドアレイ超音波送受信器11,12であって、一対の超音波送受信器11,12間における配管軸方向距離を固定したものである。
特開2025-161844超音波計測器 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】本開示は、水蒸気を含む気体の流量、流速及び濃度を計測可能な超音波計測器を提供する。
【解決手段】本開示における超音波計測器によると、被計測流体が流れる流路2と、流路2に斜めに対向配置した1対の超音波送受波器3,4と、超音波送受波器3,4間の伝搬時間を計測する計時部13とを備え、流路2の外壁に接するように配置した発熱部6を備えることにより、被計測流体の水蒸気の結露による液滴量を減らすことができる。
特開2025-162678超音波診断装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】BF処理実行前のIQデータの転送量を低減することである。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、反射波を受信する複数の振動子から出力された反射波信号に基づく情報の一部である第1情報を取得する第1取得部と、前記第1情報に基づいて第1ビームフォーミング処理を実行する第1ビームフォーミング実行部と、前記反射波信号に基づく情報の一部であって、前記第1情報とは異なる第2情報を取得する第2取得部と、前記第2情報に基づいて第2ビームフォーミング処理を実行する第2ビームフォーミング実行部と、を備える。
特開2025-163750超音波診断装置、超音波診断方法、および超音波診断プログラム コニカミノルタ株式会社
【課題】超音波画像から関心対象物を認識するとともに、関心対象物の認識結果に応じて、超音波画像の拡大表示や、表示形式の切り替えが可能な超音波診断装置を提供する。
【解決手段】本発明の超音波診断装置は、超音波探触子により取得される超音波画像を表示する表示部と、超音波画像を解析して、所定の関心領域を認識する認識部と、認識部による認識結果に基づいて、超音波画像の拡大表示領域を決定する決定部と、認識部による認識結果に基づいて、表示部に表示される超音波画像の表示形式をライブ表示と静止画表示との間で切り替える表示制御部と、を有する。
特表2025-532575超音波画像およびクリップのためのニューラルネットワークシミュレータ ウルトラサイト リミテッド
【要約】超音波画像シミュレータは、超音波プローブの位置および方向を受け取り、対象者の身体部分の少なくとも1のシミュレートされた超音波画像またはクリップを生成する生成ニューラルネットワークを含む。この生成ニューラルネットワークは、複数の超音波プローブの位置および方向から取得した身体部分の多数の2D超音波画像またはクリップでトレーニングされる。
特表2025-533047超音波気泡改善策 ラブサイト インコーポレイテッド
【要約】容器内に含有されるサンプルを測定するためのシステムは、複数の電子伝送信号を受信し、対応する複数の伝送される音響信号を容器およびサンプルに向かって、発出するように構成され、かつ反射された音響信号を容器またはサンプルから受信し、対応する複数の電子受信信号を発生させるように構成される、トランスデューサアセンブリと、電子伝送信号を発生させ、トランスデューサアセンブリに通信するように構成される、信号伝送回路網と、電子受信信号をトランスデューサアセンブリから受信するように構成される、信号受信回路網と、信号伝送回路網を制御し、電子受信信号に対応する情報を信号受信回路網から受信するように構成される、プロセッサとを備える。
特表2025-533133超音波装置の動作を制御するためのコンピュータ実装方法 カーディアウェイブ
【要約】本発明は、標的の内部に集束する超音波を生成し、標的の少なくとも1つの画像を取得することのできる装置の動作を制御するためのコンピュータ実装方法に関し、この方法は、標的及び装置の少なくとも1つの構成パラメータに応じた装置の許容音響パワーレベル範囲を特定する、又は使用者及び/若しくはメモリから受け取ることと、ディスプレイ上にユーザインタフェースを表示することと、使用者によるユーザインタフェースの何れかの制御要素の少なくとも1回の操作を検出することと、この操作に基づいて少なくとも1つの命令を装置に送信することと、を含む。本発明はまた、このようなコンピュータシステム、この方法を実行するためのコンピュータプログラム製品、及びコンピュータシステムにこの方法を実行させるコンピュータ実行可能命令を含む非一時的コンピュータ可読データ記憶媒体にも関する。
特表2025-533169超音波手術システムとの神経モニタリングインテグレーション ストライカー・ユーロピアン・オペレーションズ・リミテッド
【要約】超音波ハンドピースアセンブリが提供される。超音波ハンドピースアセンブリは、ハウジングと、ハウジング内に少なくとも部分的に配置される電気機械変換器と、電気機械変換器に結合されるチップと、コンソールコネクタを有する電気コードと、ラインコネクタと、を含む。電気コードは第1の導体を含み、第1の導体は、電気機械変換器と電気通信する。ラインコネクタは、灌流ラインを受け入れるように構成される第1のチュービングカプラと、吸引ラインを受け入れるように構成される第2のチュービングカプラと、第1の端子を含むレセプタクルと、を含み、レセプタクルは、神経モニタから延びるラインを受け入れるように構成され、第1の端子はチップと電気通信する。
特表2025-533199パルス超音波圧電応答原理に基づく抗菌電動歯ブラシ及び抗菌方法 北京大学口腔医学院 北京派諾登口腔医療科技有限公司
【要約】本発明は、パルス超音波圧電応答原理に基づく抗菌電動歯ブラシ及び抗菌方法を開示する。本発明の電動歯ブラシは、歯ブラシヘッドと、前記歯ブラシヘッドの振動を駆動するための駆動機構とを含み、前記駆動機構は、低強度のパルス超音波を生じ得るように設置され、前記歯ブラシヘッドには、圧電刷毛が設置され、超音波振動によって圧電刷毛の電気的応答性を強化し、優れた抗菌効果を実現し、本発明による電動歯ブラシは、静置される歯ブラシヘッドを効果的に抑菌できるだけでなく、歯磨きの過程で向上した抑菌活性を有し、プラークの抑制と歯周病などの口腔疾患の予防が効果的にできる。
特表2025-533371肝超音波画像を用いて肝病変を分類する人工知能モデル、そのモデルの構築方法、及びその人工知能モデルを用いた肝病変の分類方法 カチョン ユニバーシティ オブ インダストリー−アカデミック コーオペレイション ファウンデイション ギル メディカル センター
【要約】本発明は、肝超音波画像による肝病変の分類に関し、より詳細には、肝超音波画像を用いて肝病変を分類する人工知能モデル、そのモデルの構築方法、及びその人工知能モデルを用いた肝病変の分類方法に関する。そのために、複数の肝超音波画像のうち所定の除外基準に該当する画像を排除する準備ステップ(S100)と、コンピュータにより実行され、コンピュータが、原本画像として、準備した複数の肝超音波画像の入力を受けるステップ(S120)と、原本画像を肝病変毎に複数のフォールドに互い違いに割り当てるステップ(S140)と、トレーニングのためにそれぞれの原本画像を画像処理するステップ(S160)と、画像処理した画像を用いて人工知能モデルをトレーニングするステップ(S180)とを含むことを特徴とする、肝超音波画像を用いて肝病変を分類する人工知能モデルの構築方法を提供する。
特表2025-533386超音波ベースの横隔膜厚の測定のための傾斜角度補正 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ
【要約】横隔膜撮像デバイスは、横隔膜撮像方法を行うようにプログラムされた少なくとも1つの電子プロセッサを含み、前記方法は、患者の横隔膜の超音波撮像データを受信するステップであって、前記超音波撮像データは、関連する超音波撮像プローブによって、前記プローブが複数の異なる観測可能なプローブ角度で取得される、ステップと、各々の観測可能なプローブ角度に対し、当該観測可能なプローブ角度で取得された受信超音波データから、患者の横隔膜の対応する見かけの厚さを決定ステップと、少なくとも見かけの厚さに基づいて、患者の横隔膜の厚さを推定するステップとを含む。
特表2025-533825非侵襲型集束超音波を用いた加速型皮膚治癒 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ
【要約】本願のアプローチは一般的には、治癒時間の遅延に典型的には関連し又は難治性である慢性創傷を含めた創傷の治癒を促進することに関わる。一実施形態では、創傷治癒を促進する方法が、創傷を有する被検体において刺激部位に超音波トランスデューサを配置するステップを含んでいる。常在免疫細胞又は循環免疫細胞を含む標的解剖学的部位の変調(モジュレーション)を生じさせるように、トランスデューサを用いてパルス型集束超音波(pFUS)が非侵襲的に印加される。被検体の標的解剖学的部位の変調は、単球、マクロファージ、又は好中球のうち1又は複数の創傷の創面への遊走を生じさせる。
特表2025-533834患者に投与されるクラスター組成物から形成されたバブルによって増強された超音波アブレーション イグザクト・セラピューティクス・アーエス
【要約】本発明は、増強超音波アブレーションの方法およびその使用のための組成物を提供する。当該方法は、マイクロバブル成分および微小滴成分を含むクラスター組成物を被験体に投与すること;および前記少なくとも1つのアブレーション補助バブルを作製するために超音波照射によって前記少なくとも1つのクラスターの前記微小滴成分の位相シフト遷移を活性化することによって、標的領域の近位に少なくとも1つのアブレーション補助バブルを作製する工程であって、クラスター組成物が少なくとも1つのクラスターを含む、工程と、少なくとも1つのアブレーション補助バブルを作製するために超音波照射によって少なくとも1つのクラスターの微小滴成分の位相シフト遷移を活性化する工程であって、少なくとも1つのアブレーション補助バブルへの少なくとも1つのクラスターの遷移からの膨張によって標的領域に機械的応力がもたらされて、標的領域内の標的組織上のアブレーションを支援する工程と、を含む。
特表2025-534042燃料チャネル検査のための超音波デバイスおよび方法 オンタリオ・パワー・ジェネレーション・インコーポレイテッド
【要約】燃料チャネルの超音波検査のためのデバイスおよび方法。超音波検査デバイスは、その外周の周りに配置される超音波トランスデューサ(UT)要素の複数の配列を含む。デバイスが、燃料チャネルの圧力管の孔の中に挿入され、または孔から引き出されるにつれて、UT要素が作動パターンで駆動され、データが収集パターンでUT要素から収集される。UT配列の配置、ならびに、UT要素の作動パターンおよび収集パターンは、デバイスが圧力管内で軸方向に変位されるにつれて、重なり合う周囲方向のUTスキャンカバレッジを生成するように構成することができる。
特表2025-534235血管内超音波の血管造影画像とのコレジストレーション ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド
【要約】本開示は、血管の外部画像を血管内でキャプチャされたIVUS画像にコレジストレーションすることを提供するとともに、コレジストレーションに対する修正を可能にするグラフィカルユーザインタフェースを提供する。特に、本開示は、外部画像の前にIVUS画像がキャプチャされた場合、又は外部画像とのコレジストレーションが開始される前であっても、コレジストレーションを提供する。
特表2025-534251超音波画像処理のための方法および方法を実装するための装置 フォンダシオン・ドゥ・コオペラシオン・シアンティフィック
【要約】標的臓器を観察するために生成された超音波画像のセットを処理するための方法が提案され、方法は、超音波画像のセットの結果画像について、第1の機械学習アルゴリズムを使って、結果画像のクラスの予測を判定するステップであって、クラスは、標的臓器に関連した少なくとも1つのクラスを含む、クラスのセットに属す、ステップと、クラスが標的臓器に関連するかどうかを判定するステップと、クラスが標的臓器に関連するという判定に基づいて、超音波画像のセットに基づいて判定された標的臓器を観察するための手順に関係した構造の、結果画像の中での存在の検出の予測を使って、出力信号を生成するステップとを含む。
特表2025-534323超音波トランシーバおよび光学トランシーバ装置を備えるセンサ設備 ヴァレオ・シャルター・ウント・ゼンゾーレン・ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、超音波トランシーバと光学トランシーバ装置とを有するセンサ設備、および自動車の周囲環境を測定するための方法に関する。車両(10)用のセンサ設備(20、21)は、超音波を発信するとともに反射された超音波を受信するように設計された超音波トランシーバ(100)と、光を発光するとともに反射された光を受信するように設計された光学トランシーバ装置(101)と、を備える。
特表2025-534669超音波プローブ消毒システムおよび方法 バード・アクセス・システムズ,インコーポレーテッド
【要約】超音波プローブを消毒するためのシステムおよび方法は、超音波プローブを含む超音波撮像システムと動作可能に、かつ物理的に連結された、消毒モジュールを含む。消毒モジュールは、超音波プローブの外面をUV光に曝露することで高レベル消毒プロセスを規定するように構成される。センサは、超音波プローブが消毒モジュールの消毒キャビティ内に配置されたことを判定し、ロジックは、UV光源の動作を管理する。ロジックは、プローブの汚染レベルを決定するとともに、適切な消毒レベルを規定する。プローブを過酸化水素に曝露することは、UV光の代わりである。キャビティ内にプローブを配置すると、ロジックは高レベル消毒プロセスを起動してもよい。
特表2025-535165超音波結合された伸張性積層体を有する吸収性物品のアレイ ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー
【要約】同じ製造業者によって製造され、及び/又は同じブランド名で販売されている少なくとも2つの吸収性物品を含むアレイであって、各吸収性物品が、超音波結合された積層体で作製されたサイドメンバを有する、アレイ。吸収性物品における超音波結合された積層体は、超音波結合形状、超音波結合パターン、破壊可能結合部の存在、弾性フィルム坪量、第1の不織布一次結合パターン、及び第1の不織布坪量から選択される2つ以上の特徴が異なり、それによって区別可能である。第1の吸収性物品の少なくとも1つの寸法も、第2の吸収性物品の少なくとも1つの寸法とは異なり得る。
特表2025-535497空冷を備える超音波溶接装置 シュンク ソノジステム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【要約】超音波振動発生器(7)を有するトランスデューサ配置(3)と、超音波振動発生器(7)に結合したソノトロード(9)と、トランスデューサ配置(3)に個別に割り当てられた冷却装置(5)とを有する超音波溶接装置(1)が説明される。冷却装置(5)は、気流(35;37)を生成するための少なくとも1つのファン(27)を有する。冷却装置(5)は、ファン(27)を使用して超音波振動発生器(7)を囲み、さらには/あるいは通過する気流(35、37)を生成するために、流体連絡接続部(25)によって超音波振動発生器(7)に隣接する領域においてトランスデューサ配置(3)に接続される。
特表2025-535584医療用超音波メス、医療用超音波メスシステム、及びロボット支援型超音波メスシステム エスエムティーピー メディカル カンパニー リミテッド
【要約】医療器具の技術的分野に関連する、医療用超音波メス、医療用超音波メスシステム、及びロボット支援型超音波メスシステムが開示される。医療用超音波メスは、第1の端面(101)と切断溝(102)とを有するブレード(10)を含み、切断溝(102)は、第1の端面(101)が少なくとも1つの環状切断面(103)を形成することを可能にする。切断溝(102)が位置する位置に対応する骨組織は、切断面(103)に接触せず、その位置に対応する骨組織を切断又は断片化することは必要とされない。切断面(103)は、骨組織に比較的小さい切断又は断片化面積を作り出すが、依然として骨組織を大きい骨片に切断又は断片化することができる。骨組織の切断又は断片化は、それほど時間がかからず、より高い作業効率を達成する。
特表2025-535750ディスプレイインターフェイスを備えた超音波スキャナ フジフイルム ソノサイト インコーポレイテッド
【要約】ディスプレイインターフェイスを備えた超音波スキャナを提供するシステムおよび方法について説明する。超音波システムは、視覚的表現を表示するように構成されたインターフェイスを有する超音波スキャナと、通信リンクを介して通信するように構成された第1のトランシーバとを含む。超音波システムは、超音波スキャナによって表示された視覚的表現を読み取るように構成されたリーダを有するディスプレイ装置と、リーダが視覚的表現を読み取ることに応答して、通信リンクを介して超音波スキャナの第1のトランシーバとの通信を開始し、超音波スキャナとディスプレイ装置とをペアリングするように構成された第2のトランシーバとを含む。
特表2025-535785情報提示装置、システム及び超音波走査機器 語坤(北京)綱絡科技有限公司
【要約】本願は、情報提示装置、システム及び超音波走査機器を提供し、該装置は、表示モジュールと、表示モジュールの表示領域を照射することに用いられる光源モジュールとを含み、表示モジュールは、走査して得られた超音波走査ビデオフレームを表示領域に表示することに用いられ、光源モジュールは、検出モジュールに接続され、光源モジュールは、検出モジュールにより超音波走査ビデオフレームを検出した異常位置情報を受信し、異常位置情報に基づいて、表示領域に表示された超音波走査ビデオフレームにおける異常位置に対して光照射提示を行うことに用いられる。本願に係る情報提示装置は、検出モジュールによって検出された異常情報を、光源モジュールにより表示モジュールに対応する表示領域に照射することで、光源モジュールから照射された光線が、表示モジュールにおける一部の表示内容と重なることができ、異常情報と表示情報とを同時に表示する効果を達成し、別途の画面により別途表示する必要がない。
特表2025-536027治療用超音波発生装置及びそれを含む超音波治療用ハンドピース クラッシーズ インコーポレイテッド
【要約】
本発明は、治療用超音波発生装置及びそれを含む超音波治療用ハンドピースに係り、超音波トンラスデュ?サ部を偏心軸部で回転モータ部と連結して超音波トランスデューサ部を平面上で偏心した位置で回転させて平面上で超音波の焦点を円形に移動させることにより、超音波の出力調節が容易であって治療効果をさらに向上させることができ、焦点の移動半径範囲を広げて治療の汎用性を増大させ、超音波トランスデューサ部で発生した超音波の焦点を平面上で円形に移動させる構造を単純化することにより、モータに発生する負荷を最小化し、製造コストを削減する。
A−7健康
特許7705679美容健康情報提供システム、美容健康情報提供方法及び、美容健康情報提供プログラム 株式会社ViewBE
【課題】頭皮及び/又は頭髪に関する美容健康情報を容易に提供する技術を提供することを課題とする。
【解決手段】ユーザに対して、頭皮及び/又は頭髪に関する美容健康情報を提供する美容健康情報提供システムであって、ユーザの問診への回答に関する問診情報と、頭皮及び/又は頭髪の撮像画像と、を入力データ、頭皮及び/又は頭髪についての段階的な評価を出力データとして学習を行った診断モデルを記憶する記憶部と、ユーザの問診への回答に関する問診情報と、頭皮及び/又は頭髪についての撮像画像と、を受け付ける受付部と、診断モデルを利用して、前記問診情報と、前記撮像画像と、に基づいて、頭皮及び/又は頭髪についての段階的な評価である診断結果を決定する診断部と、を備える。
特許7746623ホログラムアバター対話型健康支援装置 福田 博美
【課題】スマートフォンやスマートウォッチに不慣れなユーザや、視覚障がい者であっても、ユーザとホログラムアバターとの対話を行いながらユーザに寄り添った健康支援を可能とする。
【解決手段】生体情報取得センサをユーザの皮膚に接触させた状態で手首に装着された身体装着型デバイスと、取得された生体情報をリアルタイムに収集する収集手段と、収集手段とクラウドを介して接続された管理サーバと、を備える健康支援装置であって、身体装着型デバイスは、アバター映像生成手段と、アバター映像を空中に3次元ホログラム投影する空中表示手段と、ユーザが発話した音声コマンド操作により24時間監視する生体情報を選択する選択手段と、を具備し、管理サーバは、選択された生体情報の変化に応じてアバター映像とユーザとが対話をしながら健康支援を行う対話エンジンを具備し、ホログラム投影のアバターが生体情報に応じた応答を視覚的または聴覚的に行う。
特許7760022健康医療介護の計画策定方法 今中 雄一
【課題】政策立案等を容易に行う健康医療介護の計画策定方法を提供する。
【解決手段】計画策定方法は、健康医療介護に関する既存の課題とその課題に対する既存の対策が自然言語で記述された既存課題文章と既存対策文章のデータセットである課題対策データセットを複数受け付け、それらの中から分類された対象課題の種類に対応する課題対策データセットを抽出し、生成AIを使用して課題対策データセットと数値データあるいは処理の過程で生成AIに指示した指示内容を含むプロンプトとを必要に応じて再度利用して、作成主体の課題とその課題に対する対策に関する文章が自然言語で記述された計画を作成、出力する。
特許7760191団体健康管理システム 株式会社エフアンドエフ
【課題】構成員の負担が小さく、個人へのアドバイスと共に、団体としてのアドバイスも得られ、団体全体としての健康増進施策を行うことが可能な団体健康管理システムを提供する。
【解決手段】構成員の基本情報と、測定機器で計測した健康度測定値と、健康度測定値の評価基準値と、健康度測定値と評価基準値とから算出した健康度評価値と、を記憶し、構成員向けアドバイスを記憶し、団体健康度評価DBは、団体向けアドバイスを記憶し、測定機器は、団体に持ち込まれ、測定した健康度測定値を健康度DBに記憶し、制御部は、構成員向け端末に構成員送信用アドバイスを送信し、団体向け端末に団体送信用アドバイスを送信する手段を採る。
特許7761103健康支援システム、サーバ装置、健康支援方法、及びプログラム TOPPANホールディングス株式会社
【課題】対象疾病のリスクを精度よく判定し、適切な行動変容を促す。
【解決手段】健康支援システムは、複数人の過去の医療履歴情報を学習データとして、機械学習を実行して生成された学習済モデルであって、対象疾病の発症及び重症化のリスクである疾病リスクを予測する学習済モデルに基づいて、利用者の医療履歴情報から、前記対象疾病の疾病リスクを予測する予測処理部と、前記予測処理部が予測した前記疾病リスクに基づいて、前記対象疾病のリスク群を分類し、分類した前記対象疾病のリスク群に応じて、当該利用者に対して、前記疾病リスクを低減するアプローチ処理を実行する介入処理部とを備える。
特許7761332健康管理装置、健康管理方法および健康管理プログラム 株式会社C・B・H
【課題】居室の利用者が意識することなく、適切に身体機能を維持、改善すること。
【解決手段】健康管理サーバ10は、居室Rnに設置したセンサとカメラを含む機器類(An,Bn,Cn,CMn,WTn)から利用者Adnの活動データを収集し日々の運動能力(起立回数、歩数、歩行距離など)を数値解析する。一定期間の運動能力に基づき、運動能力の種類毎にその傾向値を管理基準値に設定し、その後収集される活動データに基づき解析される利用者Adnの運動能力を管理基準値と比較し、利用者Adnの運動能力の低下を判定するための活動低下条件を満たすかを判定する。活動低下条件を満たしたと判定すると、現在の居室レイアウトと低下した運動能力の種類に応じて、低下した利用者Adnの運動能力(身体機能)に自ずと負荷が掛かり改善(リハビリ)が図れる新たな居室レイアウトを決定し、新たな居室レイアウトに変更する作業を施設端末20へ指示する。
特開2025-151260健康管理システム、及びコンピュータプログラム ニプロ株式会社
【課題】FODMAPなどの、料理に含まれる食材ごとの栄養素に関する指標が精度よく得られる健康管理システムを提供する。
【解決手段】健康管理システム100は、料理に関する情報を入力する第1の入力部(カメラ35)と、プロセッサ31と、食材ごとの栄養素情報として、食材のFODMAP量に関する指標を記憶しているメモリ12と、を備える。プロセッサは、料理に関する情報から、料理に含まれる食材を識別し、メモリを参照して、料理に含まれる食材のFODMAP量に関する指標を決定する、ように構成されている。
特開2025-152416健康管理システム TOTO株式会社
【課題】高精度に利用者の状態を検知する。
【解決手段】トイレ6、洗面8、キッチン9、又は浴室7を含む水回り部を有する空間における利用者5の健康を管理する健康管理システム2であって、水回り部を有する空間に設けられ、水回り部を利用する利用者5を検知する検知装置と、浴室7を有する空間に設けられ、検知装置による検知結果に基づいて、利用者5に対して所定の刺激を与える刺激装置70と、を備える。
特開2025-153507健康改善支援装置、健康改善支援方法及びプログラム 日本電気株式会社
【課題】ユーザから取得したデータから推定される、ユーザの状態を改善するための行動をユーザが行うように支援できる健康改善支援装置等を提供する。
【解決手段】本開示の一態様に係る健康改善支援装置は、センサによる対象者の測定の結果を取得する測定結果取得手段と、心理テストの設問への前記対象者による回答を取得する心理テスト手段と、健康状態及び心理状態と、前記健康状態及び前記心理状態を改善するサービスと、の関係を使用して、前記測定の結果から決定された前記対象者の健康状態である対象健康状態と、前記回答から決定された前記対象者の心理状態である対象心理状態とからサービスを決定するサービス決定手段と、決定された前記サービスである推奨サービスに関するインセンティブの情報を提示する提示手段と、を備える。
特開2025-153770健康管理支援システム、健康管理支援装置、健康管理支援方法、及びプログラム クラシエ株式会社 国立大学法人弘前大学
【課題】深層学習により毛細血管のタイプを分類すること。
【解決手段】健康管理支援システムは、ユーザの爪床部毛細血管画像を取得する画像取得部と、前記爪床部毛細血管画像における毛細血管が、複数タイプのうちのいずれのタイプであるかを分類する毛細血管タイプ分類部と、分類された前記タイプに基づいて、前記ユーザの健康状態を判定する健康状態判定部と、を備える。
特開2025-154131装置使用システム、健康装置 株式会社フジ医療器
【課題】使用対価が必要なマッサージ機又はフィットネス機器を簡便に使用する。
【解決手段】装置使用システム100は、使用者が使用する本体機器1と、携帯識別装置2と、機器制御装置3と、を備える。本体機器1は、マッサージ機10及びフィットネス機器のどちらかである。携帯識別装置2は、使用者が携帯可能であって、本体機器1の使用の可否を判定するための使用情報220を記憶する。機器制御装置3は、携帯識別装置2との閉域網を介して該携帯識別装置2と通信可能であって、使用情報220に基づいて使用者による本体機器1の使用の可否を判定する。
特開2025-154707健康管理方法 株式会社ESUJI
【課題】健康管理方法の改良
【解決手段】工程1で、非採血型血糖値測定機器(1)が血糖曲線データ(50)を生成し被験者端末機器(2)に送信し、工程2で、被験者端末機器(2)が、工血糖曲線データ(50)を含む被験者情報(6)を管理者コンピュータ(3)に送信し、工程3で、管理者コンピュータ(3)が、助言情報(5)を生成し、被験者端末機器(2)に送信し、助言情報(5)が血糖値スパイクの有無を判定した結果を含む、健康管理方法(100)。
特開2025-155005健康関連情報を利用するアプリのプラットフォームシステム キラル株式会社
【課題】健康関連情報を利用するアプリのプラットフォームシステムを提供する。
【解決手段】健康関連情報を利用する複数のアプリケーションプログラムのプラットフォームを含むシステム100であって、少なくとも、プラットフォームを制御するベース制御プログラムを搭載する制御サーバ130と、プラットフォームとネットワークを介して接続され、プラットフォームにアプリケーションプログラムを提供する外部サーバ140と、アプリケーションプログラムを利用するユーザの情報処理端末110と、を含む。ベース制御プログラムは、情報処理端末を介してユーザの健康情報を取得して第1のサーバに記憶し、プラットフォーム上に登録され、かつ、第1のサーバに記録されたユーザの健康関連情報を利用して動作する。
特開2025-155588健康管理システム TOTO株式会社
【課題】利用者の健康について適切なリコメンドを出力すること。
【解決手段】実施形態に係る健康管理システムは、水回り機器の利用データを取得するデータ取得手段と、前記利用データに基づいて水回り機器利用者の状態を分析するデータ分析手段と、前記データ分析手段の分析結果に基づいて、栄養、睡眠及び運動の少なくとも1つの内容を含む健康改善に向けた複数種類のリコメンドデータを出力するリコメンド出力手段と、を備える。
特開2025-161795オートファゴソーム形成調節用組成物、オートファジー活性化用組成物、オートファジー抑制化用組成物及び健康寿命延伸用組成物 ハウス食品グループ本社株式会社
【課題】オートファゴソーム形成調節用組成物、オートファジー活性化用組成物、オートファジー抑制化用組成物及び健康寿命延伸用組成物並びに寿命延伸用組成物の提供。
【解決手段】特定植物の水性抽出物を含むオートファゴソーム形成調節用組成物であって、前記特定植物が、桂皮、山椒、カルダモン、ローレル、ヒハツ、フェンネル、キャラウェイ、コリアンダー、オールスパイス、ナツメグ、レモングラス、青花椒、クローブ、ブラックペッパー及びターメリックからなる群から選択される少なくとも1種を含む、組成物。
特開2025-161837健康状態判定システム、健康状態判定方法及びモデル情報生成方法 コニカミノルタ株式会社
【課題】より精度よく簡単に、対象者の健康状態を判定することを可能とする。
【解決手段】健康状態判定システムにおいて、管理装置20の制御部21は、対象者のバイタル値を測定する測定装置10により一日以上測定されたバイタル値から、対象者の一日分の概日リズムを示すモデル情報を生成し、モデル情報の生成後に測定装置10により測定されるバイタル値と、モデル情報とを比較して、その比較結果により、対象者の概日リズムの乱れの発生の有無を判定する。
特開2025-162071健康状態判定装置及び健康状態判定方法 ポーラ化成工業株式会社
【課題】ユーザの健康状態を精度よく判定して提供することができる健康状態判定装置などを提供する。
【解決手段】サーバ3では、記憶部31が疲労状態推定モデルを記憶しており、推定スコア取得部32が疲労状態推定モデル及びユーザMの顔の静止画像を用いて、推定スコアを取得し、自律神経状態スコア取得部33がユーザMの顔の動画像からユーザの自律神経状態スコアを取得し、判定部34が推定スコア及び自律神経状態スコアの組み合わせに基づいて、ユーザの健康状態を判定し、出力部35が判定データを出力する。
特開2025-162601健康管理装置、健康管理方法及びプログラム 日本電気株式会社
【課題】利用者の住環境が変化すると、利用者の健康状態が変化する場合がある。
【解決手段】本開示に係る健康管理装置は、住環境の変化前後における、利用者の住環境の情報と利用者のライフログとを取得する取得手段と、住環境の情報及びライフログを用いて、住環境の変化後における、利用者の健康状態を推定する推定手段と、を備える。また、健康管理装置は、住環境の変化後における健康状態に応じた行動を、利用者に推奨する行動として決定する決定手段を備えていてもよい。例えば利用者の意思決定の支援などに用いることができる。
特開2025-163351健康レベル算出システム パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】トイレ使用履歴や排泄時の便性状から使用者の排泄に対する健康レベルを算出するシステムを提供する。
【解決手段】使用者の排泄情報を取得する取得手段と、前記排泄情報をもとに所定の演算をする演算手段と、前記演算手段による演算結果を表示する表示手段を備え、前記演算手段は前記排泄情報に基づき排泄に関連する健康状態を表す少なくとも2つの健康レベルを算出することを特徴とする、健康状態推定システム。
特表2025-533672ヒトの蚊帳使用中の健康状態に関するデータを採取して分析するための方法及びシステム ベスターガード エスエーアールエル
【要約】蚊帳にはヒトの健康状態を診断するためのセンサー システムが装備されている。感知されたパラメーターは、スマートフォンに送信され、このスマートフォンにおいて対応するAPPで分析され、または、分析のためリモートサーバーにさらに送信される。分析結果に応じて、例えば、診断、薬の入手、または医師の診察を受けることを促すようなユーザーフィードバックが提供される。
特表2025-534228動物において健康効果をもたらすための方法 ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー
【要約】本開示は、中鎖トリグリセリドと、エイコサペンタエン酸(EPA)と、ドコサヘキサエン酸(DHA)と、アルギニンと、酸化防止剤と、ビタミンBとを含む組成物を、動物に経口投与する工程を含む、動物において糸球体過剰濾過を治療する、組織中のグリコーゲン貯蔵を低減する、又は尿毒症毒素を低減するための方法及び組成物を提供する。
特表2025-534753健康を改善するための化合物および方法 アクルクス ファーマシューティカルズ、インコーポレイテッド
【要約】本技術分野は、低G+C指向性(LDN)類縁体を使用して腸内マイクロバイオームの健康を促進する方法に関する。より具体的には、この技術分野は、DNAポリメラーゼIIIC(DNA pol IIIC)酵素の阻害剤としてLDN類縁体を使用して、腸内マイクロバイオーム中のグアニンおよびシトシンの量が少ないゲノム(むしろ、ゲノムはより大量のアデニンおよびチミン/ウラシルヌクレオチドを含む)を有する生理学的に有害なグラム陽性菌を選択的に減少させ、同時に有益なミクロフローラの割合を維持または増加させる方法に関する。
B光触媒(全文検索)
Bー1酸化チタン
特許7574486チタニア被覆銀を含有する組成物 大阪瓦斯株式会社
【課題】本発明は、透明性、基材に対する密着性、耐久性、抗菌抗ウイルス性、長期安定性を兼ね備えたチタニア被覆銀を含有する組成物を提供する事を目的とする。
【解決手段】チタニア被覆銀を含有する組成物。
本発明は、表面に有機鎖を有する酸化チタンを用いてSiバインダーとゾルゲル反応する事に依り、透明性、基材に対する密着性、溶媒安定性等に優れる撥水性塗料である。コーティングとして、本発明の撥水性塗料を用いて、基材に、良好に光触媒酸化チタンを固定する事を可能とし、物品にコーティング層を形成する事を可能とする。
特開2025-144050アルミナ−シリカ−チタニア複合酸化物 日揮触媒化成株式会社
【課題】細孔容積が高く、ブレンステッド酸量が多いアルミナ−シリカ−チタニア複合酸化物を提供すること。
【解決手段】以下(1)〜(5)の構成を備えるアルミナ−シリカ−チタニア複合酸化物。(1)Alの含有量が、Al2O3換算で、10質量%以上75質量%以下の範囲にある。(2)Siの含有量が、SiO2換算で、5質量%以上70質量%以下の範囲にある。(3)Tiの含有量が、TiO2換算で、1質量%以上30質量%以下の範囲にある。(4)窒素吸着法により測定された細孔分布に基づき算出される細孔容積が、0.8mL/g以上2.0mL/g以下の範囲にある。(5)ピリジンをプローブ分子として用いた赤外分光法により150℃で測定されたブレンステッド酸量が、5μmol/g以上である。
アルミナ、シリカ、またはチタニアといった無機酸化物は、様々な用途に用いられる素材である。例えば、アルミナは、酸化アルミニウムの別称であって、セラミックス材料、触媒の担体、樹脂のフィラー等の用途で広く使用される材料である。また、シリカは、二酸化ケイ素の別称であって、乾燥剤、触媒の担体、研磨剤、または化粧料等の用途でこちらも広く使用される材料である。さらに、チタニアは、酸化チタンの別称であって、顔料、触媒の担体、光触媒、またはUVカット材等の用途でこちらも広く使用される。これらの無機酸化物は、その用途によって求められる物性も異なり、多種多様な材料が開発されている。
特開2025-150190感光性樹脂組成物、感光性樹脂組成物の光硬化物及び当該光硬化物を有するプリント配線板 株式会社タムラ製作所
【課題】高い反射率を有しつつ、柔軟性、解像性及び密着性に優れた光硬化物を形成することができる感光性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】(A)カルボキシル基含有感光性樹脂と、(B)反応性希釈剤と、(C)光重合開始剤と、(D)酸化チタンと、(E)エポキシ化合物とを含有し、前記(B)反応性希釈剤が、(B1)ポリプロピレングリコールジアクリレートを含む感光性樹脂組成物。
(D)酸化チタン 酸化チタンは、光硬化物を白色化するための白色着色剤である。酸化チタンとして、例えば、アナターゼ型酸化チタン、ルチル型酸化チタンを挙げることができる。アナターゼ型酸化チタンとルチル型酸化チタンは結晶構造が相違する。アナターゼ型酸化チタンおよびルチル型酸化チタンのいずれを使用することができるが、アナターゼ型酸化チタンは、ルチル型酸化チタンと比較して白色度は高いものの、光触媒活性を有するため、長期間経過すると、感光性樹脂組成物中の樹脂の変色を引き起こすことがある。これに対し、ルチル型酸化チタンは、光触媒活性をほとんど有さないため、長期間にわたって、光硬化物の変色を防止できる。そのため、光硬化物の変色を防止する観点から、酸化チタンは、ルチル型酸化チタンであることが好ましい。酸化チタンの形状としては、粒子状が挙げられる。酸化チタンの平均粒子径としては、特に限定されないが、例えば、0.01μm以上1.0μm以下である。アナターゼ型酸化チタンとしては、例えば、石原産業社製の「タイペークA−100」、「タイペークA−220」等が挙げられる。ルチル型酸化チタンとしては、例えば、富士チタン工業社製の「TR−600」、「TR−700」、「TR−750」、「TR−840」、石原産業社製の「R−550」、「R−580」、「R−630」、「R−820」、「CR−50」、「CR−60」、「CR−63」、「CR−80」、「CR−90」、「CR−93」、「PF−671」、「PF−690」、「PF−691」、「PF−711」、「PF−726」、「PF−728」、「PF−739」、チタン工業社製の「KR−270」、「KR−310」、「KR−380」等が挙げられる。
特開2025-150472酸化チタン粒子、分散液、塗料組成物、塗膜および塗膜付基材 日揮触媒化成株式会社
【課題】光触媒活性が低く、黄色味が弱い酸化チタン粒子を提供すること。
【解決手段】下記(1)〜(4)の構成を全て備える、酸化チタン粒子。(1)ルチル型の結晶構造を有する。(2)Zrが固溶している。(3)第3族元素および第5族元素から選ばれる少なくとも1種の元素が固溶している。(4)前記結晶構造において(110)面間隔が0.3250nm以上である。
[6]酸化チタン粒子の光触媒活性の評価 TiO2の質量濃度が0.335%かつ、水/メタノール=1/1(質量比)となるように、酸化チタン粒子分散液に適宜溶媒を加えた。次いで、得られた分散液と固形分濃度0.02質量%のサンセットイエローFCF染料のグリセリン溶液とを質量比(分散液質量/グリセリン溶液質量)が1/3となるように混合して試料を調製し、これを奥行き1mm、幅1cm、高さ5cmの石英セルに入れた。次に、I線(波長365nm)の波長域が選択された紫外線ランプ(アズワン(株)製、LUV−6)を用いて、前記石英セルの幅1cm×高さ5cmの面に対して強度が0.4mW/cm2(波長365nm換算)となるように距離を調整し、紫外線を照射した。前記試料の波長490nmにおける紫外線照射前の吸光度(A0)およびn時間紫外線照射後の吸光度(An)を紫外可視分光光度計(日本分光(株)製、V−750)で測定し、以下の式からUV照射5時間時点での染料の退色率(SY退色率)を算出し、これを光触媒活性の指標とした。
特開2025-152853多層膜、光学部材、撮像機器および多層膜の製造方法 富士フイルム株式会社
【課題】優れた親水性と光触媒性を有する多層膜、光学部材、撮像機器および多層膜の製造方法を提供する。
【解決手段】基板上に設けられる多層膜であって、モスアイ構造を表面に有し親水性を発現する酸化シリコン層と、酸化シリコン層に接して配置された、光触媒機能を発現する酸化チタン層とを備える。
【請求項1】基板上に設けられる多層膜であって、モスアイ構造を表面に有し親水性を発現する酸化シリコン層と、前記酸化シリコン層に接して配置された、光触媒機能を発現する酸化チタン層とを備える、多層膜。
【請求項5】前記酸化チタン層の膜厚は250nm〜500nmであり、光触媒活性に必要な紫外線照射エネルギーが7J/cm2以下である、請求項1に記載の多層膜。
図2に示した光学部材2のように、中間層を含む多層膜を備えた光学部材のサンプル5−1〜5−6を作製し、光触媒機能及び反射防止機能について評価した。サンプル5−1は、光学基板上に、酸化チタン層(TiO2−x)および酸窒化シリコン層(SiOxNy)を一層ずつ積層してなる中間層を成膜した後、光触媒機能を発現する酸化チタン層を成膜し、さらにモスアイ構造を備えた酸化シリコン層(SiO2モスアイ)を形成することにより作製した。モスアイ構造を備えた酸化シリコン層の作製条件は、上述のサンプル2−4と同一条件とした。サンプル5−1の層構造を表4に示す。層No.3〜4が中間層であり、層No.2が光触媒機能を発現する酸化チタン層である。
特開2025-153819建材用金属酸化物層被覆体、及びその製造方法 三菱ケミカル株式会社
【課題】可視光領域での透明性、紫外線領域での遮蔽性、及び親水性に優れる建材用金属酸化物層被覆体を提供する。
【解決手段】基材と、金属酸化物の粒子を含有する金属酸化物層を少なくとも一層以上有する、建材用金属酸化物層被覆体であって、前記建材用金属酸化物層被覆体の表面の算術平均粗さRaが0.01nm以上200nm以下、かつ、表面粗さの最大値Rmaxが0.01nm以上500nm以下であり、前記金属酸化物の粒子の最小粒子径をXnm、前記金属酸化物層の厚さをYnmとしたときに以下の式(1)及び式(2)を満たす、建材用金属酸化物層被覆体。 0.5≦X≦200 ・・・(1) 1.0≦Y/X≦3.0 ・・・(2)
特許文献1では、基板がガラス基板であり、このガラス基板表面に形成される被膜は光触媒機能を有する酸化チタン薄膜に限定されており、さらに、その酸化チタン薄膜は、その形成方法が高温での加熱工程を含むことから、高温と急激な温度変化に弱いソーダ石灰ガラスを基材として使用した場合には、高温に耐えられず、建材用途への適用は困難であった。特許文献2の金属酸化物薄膜も、その形成方法が高温での加熱工程を含むことから、高温と急激な温度変化に弱いソーダ石灰ガラスを基材として使用した場合には、高温に耐えられず、建材用途への適用は十分とは言えなかった。また、特許文献2の金属酸化物薄膜は、波長200nm〜800nmの光線透過率が90%以上であり、紫外線領域の光も透過することから、紫外線防止が求められる建材用途への適用は十分とは言えなかった。特許文献3では、薄膜を積層する方法としてスパッタリングを繰り返して行っているが、プロセスが複雑で成膜に時間を要し製造コストが増加する、真空下で行うため原料を含む排ガスの放出による環境負荷が大きい、プラズマにより損傷する基材には適用できない等の課題があった。
Bー2光触媒
特開2025-144102金属酸化物粒子用分散剤及び分散体 第一工業製薬株式会社
【課題】金属酸化物粒子を良好に分散させることができる金属酸化物粒子用分散剤を提供するまた、本発明は、金属酸化物粒子の分散性に優れ、良好な透明性と良好な屈折率が両立した硬化物を形成することができる分散体を提供する。
【解決手段】本発明の金属酸化物粒子用分散剤は、金属酸化物粒子を分散させるために用いられる分散剤であって、下記一般式(1)(式(1)中、R1はアルキル基を示し、mは2〜7の整数、nは5〜15の整数である)で表される化合物を含有する。本発明の分散体は、前記金属酸化物粒子用分散剤と、金属酸化物粒子と、アクリル化合物を含む。
金属酸化物粒子は、有機系高分子粒子には無い特有の性質を有することから、例えば、各種の添加剤や充填剤として極めて有用な材料である。金属酸化物粒子の代表的な特性として、高屈折率、光触媒機能、強靭性、透明性等が挙げられる。これらの性質を有する金属酸化物粒子を、例えば、樹脂等の対象物に含有させることで、当該対象物に新たなる性能を付与することができる。従って、金属酸化物粒子は、新規機能性材料を創生する上で極めて利用価値が高いといえる。
特開2025-144104金属酸化物粒子用分散剤及び分散体 第一工業製薬株式会社
【課題】金属酸化物粒子を良好に分散させることができる金属酸化物粒子用分散剤を提供する。
【解決手段】本発明の金属酸化物粒子用分散剤は、金属酸化物粒子を分散させるために用いられる分散剤であって、下記一般式(1)(式(1)中、R1はアルキレン基を示し、mは2〜7の数、nは1〜7の数である)で表される化合物を含有する。本発明の金属酸化物粒子用分散剤は、金属酸化物粒子を良好に分散させることができる。
金属酸化物粒子は、有機系高分子粒子には無い特有の性質を有することから、例えば、各種の添加剤や充填剤として極めて有用な材料である。金属酸化物粒子の代表的な特性として、高屈折率、光触媒機能、強靭性、透明性等が挙げられる。これらの性質を有する金属酸化物粒子を、例えば、樹脂等の対象物に含有させることで、当該対象物に新たなる性能を付与することができる。従って、金属酸化物粒子は、新規機能性材料を創生する上で極めて利用価値が高いといえる。
特開2025-150326光触媒分散液、光触媒塗膜、光触媒粉末、及び、光触媒の使用方法 第一稀元素化学工業株式会社
【課題】励起波長222nmの励起光に対して従来よりも光触媒性能発現が効果的な酸化ジルコニウムを含む光触媒分散液を提供すること。
【解決手段】ジルコニアを含む光触媒を含み、ジルコニアの含有量が光触媒に対して85質量%以上100質量%以下であり、光触媒の結晶子径が8nm以上15nm以下であり、粒子径D50が8nm以上100nm以下である光触媒分散液。
【請求項1】ジルコニアを含む光触媒を含み、前記ジルコニアの含有量が前記光触媒に対して85質量%以上100質量%以下であり、前記光触媒の結晶子径が8nm以上15nm以下であり、粒子径D50が8nm以上100nm以下であることを特徴とする光触媒分散液。
【請求項2】酸化ジルコニウム換算で1.0質量%の水分散液としたきの、波長600nmの光透過率(光路長10mm)が50%以上であることを特徴とする請求項1に記載の光触媒分散液。
【請求項3】酸化ジルコニウム換算で1.0×10−2質量%の水分散液とし、且つ、メチレンブルー濃度を1.0×10−5mol/Lとしたメチレンブルー添加水分散液に、下記手順で波長222nmの光を照射した後のメチレンブルー濃度が、1.0×10−6mol/L以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光触媒分散液。<手順> 励起波長222nmの光源としてCare222(ウシオ電機製)を用い、光源照射窓表面とメチレンブルー添加水分散液の入った石英セルの透過面表面との距離を1.0mに、且つ、面同士が水平正対するように保持し、15秒照射と75秒休止とを繰り返す断続照射(本光源装置設定モード4)にて85時間、光照射を行う。
【請求項4】ジルコニアを含む光触媒を含み、前記光触媒の結晶子径が8nm以上15nm以下であり、粒子径D50が8nm以上100nm以下であることを特徴とする光触媒塗膜。
【請求項5】ジルコニアを含む光触媒を含み、前記光触媒の結晶子径が8nm以上15nm以下であり、粒子径D50が8nm以上100nm以下であることを特徴とする光触媒粉末。
【請求項6】請求項1又は2に記載の光触媒分散液、請求項4に記載の光触媒塗膜、又は、請求項5に記載の光触媒粉末を準備する工程Aと、準備した前記光触媒分散液、前記光触媒塗膜、又は、前記光触媒粉末に、波長222nm±2nmにピークを有する光を照射する工程Bとを含むことを特徴とする光触媒の使用方法。
[光触媒粉末]本実施形態に係る光触媒粉末は、前記光触媒分散液を用いて製造することができる。具体的には、例えば、前記光触媒分散液を乾燥及び/又は焼成させることにより得られる。前記光触媒塗膜は、前記光触媒分散液を用いて製造されることから、ジルコニアを含む光触媒を含み、前記光触媒の結晶子径が8nm以上15nm以下であり、粒子径D50が8nm以上100nm以下である。前記光触媒粉末における前記光触媒のより詳細な構成や、前記光触媒の結晶子径、前記粒子径D50等のより好ましい数値範囲は、前記光触媒分散液の項で説明したものと同様とすることができる。[光触媒の使用方法] 以下、本実施形態に係る光触媒の使用方法について説明する。 本実施形態に係る光触媒の使用方法は、前記光触媒分散液、前記光触媒塗膜、又は、前記光触媒粉末を準備する工程Aと、準備した前記光触媒分散液、前記光触媒塗膜、又は、前記光触媒粉末に、波長222nm±2nmにピークを有する光を照射する工程Bとを含む。本実施形態に係る光触媒の使用方法においては、まず、前記光触媒分散液、前記光触媒塗膜、又は、前記光触媒粉末を準備する(工程A)。次に、準備した前記光触媒分散液、前記光触媒塗膜、又は、前記光触媒粉末に、波長222nm±2nmにピークを有する光を照射する(工程B)。前記光触媒分散液、前記光触媒塗膜、又は、前記光触媒粉末は、励起波長222nmの励起光に対して従来よりも光触媒性能発現が効果的な酸化ジルコニウムを含んでいる。本実施形態に係る光触媒の使用方法によれば、前記光触媒分散液、前記光触媒塗膜、又は、前記光触媒粉末に、波長222nm±2nmにピークを有する光を照射するため、効果的に光触媒性能が発現し、殺菌、滅菌、脱臭、有害物質分解等の効果に優れる。
特開2025-151792光触媒装置およびその制御方法 セイコーエプソン株式会社
【課題】酸化還元反応の効率を高めることができる光触媒装置を提供する。
【解決手段】基板と、前記基板に設けられ、c面および半極性面の少なくとも一方である第1面と、m面である第2面と、を有し、InxGa1−xN(0≦x<1)を含む複数の柱状部と、前記第2面を避けて前記第1面に設けられ、InyGa1−yOz(0≦y<1、0<z)を含む第1酸化物層と、を含む、光触媒装置。
【請求項1】基板と、前記基板に設けられ、c面および半極性面の少なくとも一方である第1面と、m面である第2面と、を有し、InxGa1−xN(0≦x<1)を含む複数の柱状部と、前記第2面を避けて前記第1面に設けられ、InyGa1−yOz(0≦y<1、0<z)を含む第1酸化物層と、を含む、光触媒装置。
【請求項2】請求項1において、前記第1酸化物層の前記複数の柱状部とは反対側に設けられた第1助触媒を含む、光触媒装置。
【請求項3】請求項2において、前記第2面に設けられ、前記第1助触媒と材質が異なる第2助触媒を含む、光触媒装置。
【請求項4】請求項1において、前記第1面は、c面である、光触媒装置。
【請求項5】請求項1において、前記基板のc面である第3面に設けられ、InvGa1−vOw(0≦v<1、0<w)を含む第2酸化物層を含み、前記第2酸化物層には、複数の開口部が形成され、
前記複数の柱状部は、前記複数の開口部に設けられ、前記基板は、InuGa1−uN(0≦u<1)を含む、光触媒装置。
【請求項6】請求項1において、前記複数の柱状部に、光が照射される、光触媒装置。
【請求項7】
基板に、c面および半極性面の少なくとも一方である面と、m面と、を有し、InxGa1−xN(0≦x<1)を含む複数の柱状部を形成する工程と、
前記複数の柱状部を、強塩基性水溶液に浸漬する工程と、
前記強塩基性水溶液に浸漬された前記複数の柱状部に紫外線を照射し、前記c面および半極性面の少なくとも一方である面を酸化させて、酸化物層を形成する工程と、
を含む、光触媒装置の製造方法。
【請求項8】請求項7において、前記強塩基性水溶液は、水酸化ナトリウム水溶液である、光触媒装置の製造方法。
1.2. 光触媒装置の製造方法 次に、第1実施形態に係る光触媒装置100の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図5は、第1実施形態に係る光触媒装置100の製造方法を説明するためのフローチャートである。図6および図7は、第1実施形態に係る光触媒装置100の製造工程を模式的に示す断面図である。
特開2025-154665リン酸ジルコニウムナノシート分散液、及びリン酸ジルコニウムナノシートの製造方法 第一稀元素化学工業株式会社 学校法人福岡工業大学
【課題】単層のリン酸ジルコニウムナノシートが実質的に均一に分散したリン酸ジルコニウムナノシート分散液、及びリン酸ジルコニウムナノシートの製造方法を提供する。
【解決手段】リン酸ジルコニウムナノシート分散液は、単層のリン酸ジルコニウムナノシートと、単層のリン酸ジルコニウムナノシートの分散媒である溶媒とを含み、液晶相を形成する。
更に、本実施形態に係るリン酸ジルコニウムナノシート分散液を用いた樹脂複合材料は、リン酸ジルコニウムナノシートが本来備える特性を活かすことができる用途、例えば、高い力学物性(剛性、強度)が求められる用途、耐熱性が求められる用途、ガスバリア性が求められる用途、熱伝導性が求められる用途、電気伝導性が求められる用途、触媒作用が求められる用途、プロトン伝導性が求められる用途、半導体特性が求められる用途、潤滑作用や摺動性が求められる用途、強磁性が求められる用途、抗菌性が求められる用途、発光特性が要求される用途、耐化学反応性が求められる用途等の幅広い用途に展開可能である。一例として、自動車・航空機等の移動媒体用各種部品や内外装材、電気・電子機器用各種部品、高熱伝導性シート、高熱伝導性グリース、放熱板、電磁波吸収体、被膜、コーティング、グラフェンやカーボンナノチューブ等の機能性素材用の基板、リチウム二次電池等の二次電池の電解液や電極材、太陽電池のフィルムや電解液等の太陽電池用素材、電気二重層コンデンサ(キャパシタ)、燃料電池用の電解質、各種熱流体、フレキシブルデバイス、光学デバイス、マイクロエレクトロニクス部品(半導体関連の各種部品等)、エネルギー貯蔵デバイス、医療診断キット、光触媒や電極触媒等の触媒やこれら触媒の担体、遠紫外線発光デバイス、回転センサーや光センサー等のセンサー、アクチュエータ、真空条件や高耐熱条件等の過酷な条件下での潤滑剤(高真空グリース等)や摺動材、スピンエレクトロニクスデバイス、半導体デバイス、電界効果トランジスタ、熱電材料、及び/又はトポロジカル絶縁体に好適に用いることができる。
Bー3水素・酸素・炭酸ガス
特開2025-150951光触媒を用いた水素ガス製造装置 トヨタ自動車株式会社
【課題】光触媒を用いた水素ガス製造装置1に於いて、水槽2内の水の純度の低下に伴う水素発生量の低下を補償できるようにする。
【解決手段】水素ガス製造装置は、水を貯留する水槽部2と、水槽部内の水中に分散又は配置された光触媒体にして、光が照射されると、励起電子と正孔を発生し、水分子を水素と酸素とに分解する水の分解反応を起こし水素ガスを発生する光触媒物質を有する光触媒体3aと、光触媒体へ照射されて水の分解反応を惹起する光を発する光源装置4と、水槽部内の水の純度を検知する手段16aと、水の純度の低下に応答して水素ガスの発生量の低下を補償する手段16とを含む。水素ガス発生量低下の補償は、照射光量の増大、光触媒体の量の増大又は水の交換のいずれかにより達成されてよい。
【請求項1】水素ガス製造装置であって、水を貯留する水槽部と、前記水槽部内の水中に分散又は配置された光触媒体にして、光が照射されると、励起電子と正孔を発生し、水分子を水素と酸素とに分解する水の分解反応を起こし水素ガスを発生する光触媒物質を有する光触媒体と、前記光触媒体へ照射されて前記水の分解反応を惹起する光を発する光源装置と、前記水槽部内の水の純度を検知する水純度検知手段と、前記水純度検知手段の検知した前記水の純度の低下に応答して前記水素ガスの発生量の低下を補償する水素発生量補償手段とを含む装置。
【請求項2】請求項1の装置であって、前記水素発生量補償手段が前記光源装置から発せられる光の光量を制御する手段であり、前記水の純度の低下に応答して前記光源装置から発せられる光の光量を増大させるよう構成されている装置。
【請求項3】請求項1の装置であって、前記水素発生量補償手段が前記水槽内の水中に分散又は配置される前記光触媒体の量を制御する手段であり、前記水の純度の低下に応答して前記光触媒体の量を増大するよう構成されている装置。
水素ガス製造装置の構成 図1を参照して、本実施形態の適用される水素ガス製造装置1に於いては、任意の形状であってよい水槽部2に光触媒体を含む水3が貯留され、水3中の光触媒体3aへ水の分解反応を惹起する励起光が光源装置4に担持された発光素子5から発せられ、これにより、光触媒体3aに於いて、水分子が水素と酸素に分解されて、水素ガスH2と酸素ガスO2とが生成される。生成された水素ガスH2と酸素ガスO2とは、収集管9を通って水素分離器(図示せず)へ送られ、そこに於いて、酸素ガスO2と水素ガスH2とが分離され、それぞれ、貯蔵タンク等(図示せず)に貯蔵されてよい。かかる水素ガス製造装置1の構成に於いて、水3に含まれる光触媒体3aは、発明の概要の欄にて列記されている如く、光による水分解反応により水素ガスを製造する際に利用可能な任意の光触媒物質から形成されたものであってよく、水中に分散される粒子、或いは、光触媒物質そのもので形成された部材又は任意の基板又は基質上に光触媒物質を固定してなり、水中の任意の位置に配置されたもの、若しくは、それらの両方であってよい。光源装置4に於いて用いられる発光素子5は、典型的には、発明の概要の欄にて列記されている如き発光ダイオードであり、使用される光触媒体
特開2025-150961光触媒を用いた水素ガス製造装置 トヨタ自動車株式会社
【課題】光触媒を用いた水素ガス製造装置に於いて、水槽部が複数の容器を継ぎ合わせて形成されている場合に、その継ぎ目又は接合部から水素ガスが漏洩しないようにする。
【解決手段】水素ガス製造装置は、水を貯留する水槽部と、水槽部内の水中に分散又は配置された光触媒体にして、光が照射されると、励起電子と正孔を発生し、水分子を水素と酸素とに分解する水の分解反応を起こし水素ガスを発生する光触媒物質を有する光触媒体と、光触媒体へ照射されて水の分解反応を惹起する光を発する光源装置とを含み、水槽部が複数の容器を継ぎ合わせて形成されており、その継ぎ目が水槽部の水の液相に接触するよう構成されている。
【請求項1】水素ガス製造装置であって、水を貯留する水槽部と、前記水槽部内の水中に分散又は配置された光触媒体にして、光が照射されると、励起電子と正孔を発生し、水分子を水素と酸素とに分解する水の分解反応を起こし水素ガスを発生する光触媒物質を有する光触媒体と、前記光触媒体へ照射されて前記水の分解反応を惹起する光を発する光源装置とを含み、前記水槽部が複数の容器を継ぎ合わせて形成されており、その継ぎ目が前記水槽部の水の液相に接触するよう構成されている装置。
水素ガス製造装置の構成 図1を参照して、本実施形態の適用される水素ガス製造装置1に於いては、任意の形状であってよい水槽部2に光触媒体を含む水3が貯留され、水3中の光触媒体3aへ水の分解反応を惹起する励起光が光源装置4に担持された発光素子5から発せられ、これにより、励起光が照射された光触媒体3aに於いて、水分子が水素と酸素に分解されて、水素ガスH2と酸素ガスO2とが生成される。生成された水素ガスH2と酸素ガスO2とは、収集管9を通って水素分離器(図示せず)へ送られ、そこに於いて、酸素ガスO2と水素ガスH2とが分離され、それぞれ、貯蔵タンク等(図示せず)に貯蔵されてよい。かかる水素ガス製造装置1の構成に於いて、水3に含まれる光触媒体3aは、発明の概要の欄にて列記されている如く、光による水分解反応により水素ガスを製造する際に利用可能な任意の光触媒物質から形成されたものであってよく、水中に分散される粒子3a、或いは、光触媒物質そのもので形成された部材又は任意の基板又は基質上に光触媒物質を固定してなり、水中の任意の位置に配置されたもの(図示せず)、若しくは、それらの両方であってよい。光源装置4に於いて用いられる発光素子5は、典型的には、発明の概要の欄にて列記されている如き発光ダイオードであり、使用される光触媒体3aに於いて水の分解反応を惹起する光を発するものであれば、任意の素子であってよい。
特開2025-155018水素製造システム 新電元工業株式会社
【課題】天候等が変動しても、再生可能エネルギーを利用する水素製造装置を安定して稼働させることができる水素製造システムを提供すること。
【解決手段】水素製造システム1は、連続的に電力を生成可能な連続再生可能エネルギー装置10と、複数の水素製造装置20と、連続再生可能エネルギー装置10からの電力を水素製造装置20に供給する電力変換装置80とを備える。電力変換装置80はインターリーブ型電力変換装置81からなる。連続再生可能エネルギー装置10は、水や土壌等、自然界で少なくとも水分を含んで存在する物質を含む電解質を主材料として用いる。電解質には、標準電極電位がマイナスの金属材料からなる負電極と、カーボン系材料等からなる正電極とが埋入されている。
【請求項7】前記導電性材料は、カーボン、ハードカーボン、木炭、金属、または金属の陽極酸化物であり、前記層間化合物は、黒鉛、またはカーボングラファイトであり、前記半導体材料は、酸化スズ、酸化チタン、または光触媒材料であることを特徴とする請求項6に記載の水素製造システム。
なお、半導体材料としての光触媒材料は、光(主に紫外線)を照射すると、価電子帯から伝導帯へ電子が励起するが、土壌中のように光の照射がない場合でも電流が流れることが実験的に明らかとなっている。これは、電極間で発生する電圧の印加により電子が励起し、電子が伝導帯からマグネシウムへ移動することにより、電流が流れるものと考えられる。酸化チタンは光触媒として広く使用されている材料である。酸化スズも半導体材料の一種であり、不純物のドープにより特性が向上し、電流が流れる。
特開2025-155019水素製造システム 新電元工業株式会社
【課題】非連続再生可能エネルギー装置と連続再生可能エネルギー装置の電力供給予測に基づいて水素製造装置を効率よく稼働させることのできる水素製造システムを提供する。
【解決手段】水素製造システム10は、非連続再生可能エネルギー装置12、および連続再生可能エネルギー装置14のうち、少なくとも一方については天気予報を含む環境情報22に基づいて今後の一定期間における電力供給量を予測することにより、前記一定期間における非連続再生可能エネルギー装置12、および連続再生可能エネルギー装置14からの電力供給量の和である電力総量予測値を求めるとともに、電力総量予測値に基づいて複数の水素製造装置20への電力供給を制御する。また、環境情報22に基づいて晴れの日が続くと予想されるときは、雨水貯蔵装置26から連続再生可能エネルギー装置14に雨水が供給される。
被膜34に導電性材料を用いる場合、導電性材料は、例えば、カーボン、ハードカーボン、木炭、ケッチェンブラック、金属、または金属の陽極酸化物である。被膜34に半導体材料を用いる場合、半導体材料は、例えば、酸化スズ、酸化チタン、または光触媒材料である。被膜34に層間化合物を用いる場合、層間化合物は、例えば、黒鉛、またはカーボングラファイトである。かかる構成によれば、負電極30に用いた第1金属材料32は、被膜34によって腐食等から保護されるので、耐久性が向上する。この場合でも、電子は被膜34を通過できるので、電池としての動作に支障がない。半導体材料としての光触媒材料は、光(主に紫外線)を照射すると、価電子帯から伝導帯へ電子が励起するが、土壌中のように光の照射がない場合でも電流が流れることが実験的に明らかとなっている。これは、電極間で発生する電圧の印加により電子が励起し、電子が伝導帯からマグネシウムへ移動することにより、電流が流れるものと考えられる。酸化チタンは光触媒として広く使用されている材料である。酸化スズも半導体材料の一種であり、不純物のドープにより特性が向上し、電流が流れる。
特開2025-158504光触媒を用いた水素ガス製造装置 トヨタ自動車株式会社
【課題】 光触媒を用いた水素ガス製造装置1に於いて、水槽2内の圧力をできるだけ精度良く推定できるようにする。
【解決手段】 水素ガス製造装置に於いて、水槽内圧力推定手段は、予め調べられた、光源装置4から光触媒体へ光が種々の照射光強度にて照射されたときの水槽内圧力に基づいて決定される現在の照射光強度に於ける水槽内圧力の暫定推定値に、生成ガスの搬送流路に設けられた圧力検知手段12にて検知された圧力の検知値と、その検知値に対応する圧力が水槽内にて発生した時点に於ける照射光強度に於ける水槽内圧力の暫定推定値とに基づいて算出された補正係数を乗じて得られた値を現在の水槽内圧力の現在推定値として決定する。
【請求項1】水素ガス製造装置であって、水を貯留する水槽と、前記水槽内の水中に分散又は配置された光触媒体にして、光が照射されると、励起電子と正孔を発生し、水分子を水素と酸素とに分解する水の分解反応を起こし水素ガスと酸素ガスとを発生する光触媒物質を有する光触媒体と、前記光触媒体へ照射されて前記水の分解反応を惹起する光を発する光源装置と、前記水槽内に連通した前記水槽内で発生したガスの搬送流路に於ける圧力を検知する圧力検知手段と、前記光源装置から前記光触媒体へ照射された光の照射光強度に基づいて前記水槽内圧力を推定するよう構成された水槽内圧力推定手段とを含み、前記水槽内圧力推定手段が、予め調べられた、前記光源装置から前記光触媒体へ光が種々の照射光強度にて照射されたときの前記水槽内圧力に基づいて、任意の照射光強度にて前記光源装置から前記光触媒体へ光が照射されているときの前記水槽内圧力の暫定推定値を決定するよう構成された暫定推定値決定手段と、前記圧力検知手段にて検知された圧力の検知値と、前記暫定推定値決定手段により決定される、前記検知値に対応する圧力が前記水槽内にて発生した時点に於ける照射光強度にて前記光源装置から前記光触媒体へ光が照射されたときの前記水槽内圧力の暫定推定値とに基づいて補正係数を算出するよう構成された補正係数算出手段と、前記暫定推定値決定手段により決定される、現在の照射光強度にて前記光源装置から前記光触媒体へ光が照射されたときの前記水槽内圧力の暫定推定値を前記補正係数を用いて補正して現在の水槽内圧力の現在推定値を決定するよう構成された現在推定値決定手段とを含んでいる装置。
【請求項2】請求項1の装置であって、前記水槽内圧力の現在推定値に基づいて前記光源装置からの光の照射光強度を調節する照射光強度制御手段を含む装置。
【請求項3】請求項2の装置であって、前記照射光強度制御手段が前記水槽内圧力の現在推定値が所定の閾値に達すると、前記光源装置からの光の照射光強度の増大を制限するよう構成されている装置。
【請求項4】請求項1の装置であって、前記圧力検知手段が前記搬送流路に於ける全圧を検知するよう構成されている装置。
【請求項5】請求項1の装置であって、前記補正係数が、前記検知値を、前記検知値に対応する圧力が前記水槽内にて発生した時点に於ける照射光強度にて前記光源装置から前記光触媒体へ光が照射されたときの前記水槽内圧力の前記暫定推定値で除して得られる値であり、前記現在推定値が、前記現在の照射光強度にて前記光源装置から前記光触媒体へ光が照射されたときの前記水槽内圧力の前記暫定推定値に前記補正係数を乗じて得られる値である装置。
特開2025-159238メタノールの製造方法 住友化学株式会社
【課題】廃棄物から工業的且つ効率的にメタノールを製造する。
【解決手段】廃棄物由来ガス(G1)の組成を調整し、一次調整ガス(G2)とするガス成分調整工程(S3)と、一次調整ガス(G2)から、少なくとも一部の二酸化炭素を選択的に分離し、二次調整ガス(G3)とするCO2分離工程(S4)と、二次調整ガス(G3)の少なくとも一部を原料ガス(G4)としてメタノールに転化する転化工程(S7)と、含む。一次調整ガス(G2)における、一酸化炭素に対する水素の体積比は、1.5以上4.0以下であり、二次調整ガス(G3)におけるCO2の含有量は、1vol%以上10vol%以下である。
あるいは、ガス成分調整工程S3では、廃棄物由来ガスG1に含まれる炭化水素を、部分酸化反応および/または水蒸気改質反応によって一酸化炭素と水素に改質した後、水素(水素ガス)を添加(追加)してもよい。これにより、H2/COをより容易に1.5以上4.0以下に調整することができる。当該水素を得る方法としては、例えば化石燃料の改質、分解による反応や水の電気分解、光触媒を用いた水の分解などの公知技術が利用できる。CO2分離工程S4では、例えば、一次調整ガスG2を、アミン溶液を用いる化学的吸収法によって処理することにより、一次調整ガスG2から酸性ガスである二酸化炭素を分離することができる。これにより、二酸化炭素濃度が0.1〜20vol%、好ましくは1〜10vol%の濃度に調整された二次調整ガスG3を得ることができる。あるいは、CO2分離工程S4では、一次調整ガスG2を深冷分離法で処理することにより、水素、一酸化炭素、二酸化炭素のうち最も沸点の高い二酸化炭素を分離してもよい。また、二酸化炭素を選択的に阻止する分離膜、または、より好ましくは二酸化炭素を選択的に透過させる分離膜を用いた膜分離法により二酸化炭素を分離してもよい。CO2分
特開2025-160031光触媒を用いた水素ガス製造装置 トヨタ自動車株式会社
【課題】光触媒を用いた水素ガス製造装置に於いて、水素製造量を変化させるパラメータを調節して、水素製造量を制御できるようにする。
【解決手段】水素ガス製造装置1は、水3を貯留する水槽部2と、水槽部内の水中に分散又は配置された光触媒体3aにして、光が照射されると、励起電子と正孔を発生し、水分子を水素と酸素とに分解する水の分解反応を起こし水素ガスを発生する光触媒物質を有する光触媒体と、光触媒体へ照射されて水の分解反応を惹起する光を発する光源装置4と、水素ガスの発生量を検知する水素発生量検知手段16と、水素発生量検知手段にて検知された水素ガスの発生量に基づいて水素ガスの発生量を調節する水素発生量調節手段50とを含む。
【請求項1】水素ガス製造装置であって、水を貯留する水槽部と、前記水槽部内の水中に分散又は配置された光触媒体にして、光が照射されると、励起電子と正孔を発生し、水分子を水素と酸素とに分解する水の分解反応を起こし水素ガスを発生する光触媒物質を有する光触媒体と、前記光触媒体へ照射されて前記水の分解反応を惹起する光を発する光源装置と、前記水素ガスの発生量を検知する水素発生量検知手段と、前記水素発生量検知手段にて検知された前記水素ガスの発生量に基づいて前記水素ガスの発生量を調節する水素発生量調節手段とを含む装置。
水中の光触媒量の制御の作動に於いては、図3を参照して、圧力計16で検知された値P(ステップ1)が上限閾値Poを上回っているときには(ステップ2)、純水補給制御器19aの制御により純水補給管19を通して貯水タンク10へ適宜設定されてよい水量ΔWが補給され(ステップ3a)、これにより、水量当たりの光触媒量が低減され、水素発生量が低減されることとなる。一方、検知値Pが上限閾値Poを下回っており(ステップ2)、且つ、所望の又は適正な水素発生量の下限に対応する下限閾値Psを下回っているときには(ステップ5)、光触媒供給制御器18aの制御により光触媒体送出管18を通して貯水タンク10へ適宜設定されてよい量ΔMの光触媒が供給され(ステップ6a)、これにより、水量当たりの光触媒量が増大され、水素発生量が増大されることとなる。この水量当たりの光触媒量の調節によって、水素発生量は、所望の又は適正な値の範囲に制御できることとなる。なお、上記の純水の補給によりタンク内水位計17の検知するタンク10内の水位Hwが適宜設定される所定値Hoを上回ったときには(ステップ7)、タンク排水制御器21の制御により、タンク10内の水が適宜設定される量ΔVにてタンク排水管20から排水されてよい(ステップ9:その場合、水中の光触媒も排出されてよい。)。かくして、上記の構成によれば、照射光の調節、水の循環量の調節、光触媒の量の調節及び水温の調節のいずれかによって、水素発生量の調節が可能となる。なお、上記の各パラメータの調節は、同時に実行されてもよく、任意に決定されてよい順番にして実行されてもよい。例えば、一つのパラメータの調節を実行した後に、水素発生量の調節が十分でなかったときに、別のパラメータの調節が実行されてよい。調節の順番は、調節の容易な順に、例えば、照射光の調節、水の循環量の調節、光触媒の量の調節、水温の調節の順であってよい。
特開2025-164787合成樹脂の製造方法及び二酸化炭素の固定化方法 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】本開示の課題は、合成樹脂(X)の製造時における環境への負荷を軽減できる合成樹脂(X)の製造方法を、提供することである。
【解決手段】本開示の一態様に係る合成樹脂(X)の製造方法は、二酸化炭素を水素と反応させることを含む工程で合成された第一原料(A)と、二酸化炭素から合成された、前記第一原料(A)とは異なる第二原料(B)とを反応させることを含む。第一原料(A)を合成するための二酸化炭素と第二原料(B)を合成するための二酸化炭素とのうち、少なくとも一方は、環境に放出される二酸化炭素であって、有機物の燃焼により生じた二酸化炭素、有機物の水蒸気改質により生じた二酸化炭素、及び地熱発電時に火山性ガスから取り出された二酸化炭素よりなる群から選択される少なくとも一種を含む。
再生可能エネルギー源とは、永続的に利用することができるエネルギー源であり、日本国のエネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律第2条第3項では「太陽光、風力その他非化石エネルギー源のうち、エネルギー源として永続的に利用することができると認められるもの」と定義されている。再生可能エネルギー源は、例えば太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、大気中の熱その他の自然界に存する熱、及びバイオマスよりなる群から選択される少なくとも一種を含む。再生可能エネルギー源を利用する水の分解の例として、再生可能エネルギー源を利用して発電された電力を利用した水の電気分解と、太陽光及び光触媒を利用した水の分解とが、挙げられる。
特開2025-164788合成樹脂の製造方法及び二酸化炭素の固定化方法 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】本開示の課題は、合成樹脂(X)の製造時における環境への負荷を軽減できる合成樹脂(X)の製造方法を、提供することである。
【解決手段】本開示の一態様に係る合成樹脂(X)の製造方法は、バイオマスに由来する炭素を有する第一原料(A)と、二酸化炭素から合成された、第一原料(A)とは異なる第二原料(B)とを反応させることを含む。合成樹脂が、熱硬化性樹脂である。
再生可能エネルギー源とは、永続的に利用することができるエネルギー源であり、日本国の、エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律第2条第3項では「太陽光、風力その他非化石エネルギー源のうち、エネルギー源として永続的に利用することができると認められるもの」と定義されている。再生可能エネルギー源は、例えば太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、大気中の熱その他の自然界に存する熱、及びバイオマスよりなる群から選択される少なくとも一種を含む。再生可能エネルギー源を利用する水の分解の例として、再生可能エネルギー源を利用して発電された電力を利用した水の電気分解と、太陽光及び光触媒を利用した水の分解とが、挙げられる。再生可能エネルギー源がバイオマスを含む場合には、合成樹脂(X)の合成にあたってバイオマスが更に有効に利用されうる。
特表2025-533390水素を生成するシステム シャヒーン イノベーションズ ホールディング リミテッド
【要約】水素ガスを発生させるためのシステム(1)は、水溶液(102)を収容する反応容器(101)と、反応容器(101)内にそれぞれ少なくとも部分的に配置されたカソード(105)及びアノード(107)とを備える。システム(1)は、それぞれカソード(105)及びアノード(107)の方向に超音波を放出する第1及び第2の超音波トランスデューサ(215〜220)を備える。各超音波トランスデューサ(215〜220)は、超音波電気分解によって水素ガスを発生させるためのシステム(1)の動作を最適化するために、それぞれのトランスデューサドライバ(202)によって駆動される。
コーティング材料の別の例は、金原子の単一層である二次元材料であるゴールデンである。ゴールデンは、グラフェンと同様の利点を提供する。加えて、金ナノ粒子(Au NP)の局在表面プラズモン共鳴励起によって駆動される金ナノ粒子ベースのプラズモン光触媒は、それらの広いスペクトル応答に起因して、効率的な太陽光−化学コンバータであり得、プラズモン水分解並びに水及び酸素(O2)からのH2O2合成において有用である。
Bー4塗料・膜
特許7596581酸化物複合体 大阪瓦斯株式会社
【課題】本発明は、銀化合物の水に対するの耐溶出性、基材に対する密着性等を向上させた酸化物複合体を提供する事を目的とする。
【解決手段】酸化物複合体。
サンプルの調整は、無機酸化物複合体を構成する銀、或は、無機酸化物の内、固形分量が多い方の化合物濃度を0.2質量%(wt%)に調整し、TEMグリッドに滴下し、室温以下の温度下で乾燥させる事で行う。この時、化合物濃度が0.2質量%に満たない場合は、濃度調整を行わずに、TEMグリッドに滴下し、室温以下の温度下で乾燥させる。担持される銀ナノ構造体の平均粒子径を、この範囲に調整する事に依り、分散安定性の高い分散液を得られ、可視光触媒活性をより向上させ、透明性をより向上させた膜を形成する事が出来る。
有機酸の使用量は、分散性、塗布性、透明性、可視光触媒性及びコストの観点から、チタンを含む物質中のチタン1モルに対して、好ましくは、有機酸のモル数が0.5モル以上、特に好ましくは、1モル以上と成る様に調整する。有機酸の使用量は、有機酸を多く用いる程経時安定性、塗布性、透明性等を向上させる事が出来る。有機酸の使用量の上限値は、特に制限されず、チタンを含む物質中のチタン1モルに対して、好ましくは、アシルオキシ基のモル数が10モル以下と成る様に調整する。工程(A)で得られる分散液中の有機酸の濃度は、分散性、塗布性、透明性、可視光触媒性及びコストの観点から、好ましくは、0.02mol/L〜10mol/Lであり、より好ましくは、0.1mol/L〜7mol/Lである。
特開2025-153708活性エネルギー線硬化型インク組成物及び印刷物 大日本塗料株式会社
【課題】基材との付着性や加工性にも優れており、また、擦った場合でも傷がつきにくい表面硬化性を活性エネルギー線硬化型インク組成物、および、印刷層の上に形成される表面保護層との付着性にも優れる印刷物を提供する。
【解決手段】顔料と、光重合性化合物と、光重合開始剤と、を含む活性エネルギー線硬化型インク組成物であって、前記光重合性化合物は、窒素(N)原子が活性水素を有する窒素含有単官能重合性化合物(A−1)と、窒素(N)原子が活性水素を有さない窒素含有単官能重合性化合物(A−2)と、多官能重合性化合物(B)を含み、前記多官能重合性化合物(B)の含有量は、前記光重合性化合物全量に対して、50質量%以下である、活性エネルギー線硬化型インク組成物、および、これを用いる印刷層12を備えた印刷物1。
また、図2は、本発明のインク組成物を用いた印刷物の他の構成を示す概略図である。本発明の印刷物1は、印刷層12の上に表面保護層13を備えることでより耐擦過性を高めることができる。本発明のインク組成物を用いることで、印刷層12と表面保護層13との付着性に優れる印刷物が得られる。表面保護層13は、最表層に光触媒層や、撥水剤、親水剤等を含むオーバーコート層が存在していてもよい。
特開2025-153786撥水性塗料 大阪瓦斯株式会社
【課題】本発明は、高い透明性、撥水性、分散性等を維持した撥水性塗料を提供する事を目的とする。
【解決手段】撥水性塗料。
[1]撥水性塗料 TiO2は、光触媒活性を有し、紫外光環境下において、光触媒効果を有する事から、壁紙の防汚コーティング、自動車の消臭コーティング、水素生成触媒等、様々な場面に応用される材料である。チタニアを含む塗料は、通常、親水性を示し、親水性の用途で使用される事が多く、防汚等の用途において、撥水性を有するチタニアチタニアを含む塗料が求められる。近年、衛生意識の観点から、抗菌抗ウイルス性能を付与したチタニアチタニアを含む塗料も求めらる。従来技術(特許文献1)は、抗菌微粒子を複合化した機能性コーティングを開示する。従来技術は、しかしながら、水の接触角が60°以下の膜を形成する事が出来ず、抗菌性能に併せて、防汚機能(撥水性能)を付与する点において、検討が必要で有る。従来技術は、チタニア粒子と撥水性を有する樹脂とを混合し、撥水性の光触媒を作製するものである。従来技術は、光触媒活性、密着性、撥水性等をいする点において、検討が必要で有る。本発明者は、酸化チタンに有機物を付与し表面状態を制御し、且つフルオロアルコキシシランとアルコキシシランとの共存化で加水分解する事に依り、透明性、撥水性、分散性等を維持した材料(撥水性塗料)の作製に成功した。本発明の撥水性塗料は、ナノ分散されたTiO2粒子を用いる事により、基材に対する密着性を向上させて、更に、フルオロシラン(撥水性材料)を用いる事に依り、光触媒活性を保持させて、撥水性を有する撥水性塗料である。本発明は、表面に有機鎖を有する酸化チタンを用いてSiバインダーとゾルゲル反応する事に依り、透明性、基材に対する密着性、溶媒安定性等に優れる撥水性塗料である。コーティングとして、本発明の撥水性塗料を用いて、基材に、良好に光触媒酸化チタンを固定する事を可能とし、物品にコーティング層を形成する事を可能とする。
特開2025-157567衛生陶器 TOTO株式会社
【課題】実用的な抗ウイルス性と汚れの難付着性・易除去性とを兼ね備えた衛生陶器の提供。
【解決手段】陶器素地と、当該陶器素地の表面に形成された釉薬層とを備える衛生陶器であって、前記釉薬層は、抗ウイルス剤として金属元素を含み、当該金属元素は、前記釉薬層の少なくとも表面においてスピノーダル分相状態で存在していることを特徴とする衛生陶器は、実用的な抗ウイルス性をと汚れの難付着性・易除去性とを兼ね備える。
色差:ΔE*値 本発明において、釉薬層20は、その表面の色差:ΔE*値が1.20以下であることが好ましい。釉薬層20の表面のΔE*値が1.20以下であることにより、耐光性に優れた衛生陶器を得ることができる。ΔE*値は、JIS K5400(1990)の9章8節に記載のサンシャインカーボンアーク灯式に準拠して、サンシャインカーボンアーク灯式耐候性試験機(スガ試験機社製、S-300)にて耐候性試験を実施する。試験時間は8時間とし、試験前後における光触媒塗装体のL*、a*、b*値をSCE方式にて測色し、色差:ΔE*=[(ΔL*)2+(Δa*)2+(Δb*)2]1/2を求める。色差計として、色彩色差計(コニカミノルタ社製、CR?400)を用いることができる。釉薬層20の表面の色差:ΔE*値は、0.8以下であることがより好ましく、0.7以下であることがさらにより好ましい。
Bー5防汚・洗浄
特開2025-143959産業資材シート、及び産業資材シートを縫製してなるテント膜構造物 平岡織染株式会社
【課題】ターポリン、帆布などの産業資材シートの断面からの雨水の浸透防止効果(黴、藻の繁殖防止)と、その動的耐久持続性に優れた産業資材シート、及びテント膜構造物の提供。
【解決手段】織物の表裏に熱可塑性樹脂組成物による防水被覆層が設けられた可撓性積層体による産業資材シートであって、織物が、多数のフィラメントの集束体によるマルチフィラメント糸条の交絡で製織され、フィラメントの表面、及びフィラメント間に「フッ素原子非含有樹脂/エチレンオキサイド部位を有するポリカルボジイミド」複合物が、織物の目付量に対して1〜7.5質量%の総量で付着し、産業資材シートの裁断面に露出する糸条の断面からの水の内部浸透(JIS K6404−3−16 A.インク法)が20mm長以内で停止するものとする。
本発明の産業資材シート(ターポリン、帆布)の防水被覆層表面の片面以上には、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル/シリコン系共重合体樹脂、ウレタン/シリコン系グラフト共重合体樹脂、などのフッ素原子非含有塗膜からなる防汚層が形成されていてもよい。これらの防汚層を、大型テント(パビリオン)、サーカステント、テント倉庫、建築空間の膜屋根(天井)、などの膜構造物に適用することで屋外使用時の耐久性を飛躍的に向上させることができる。さらにこれらの防汚層の表面、もしくは産業資材シート(ターポリン、帆布)表面には、1次粒子径3nm〜150nmの無機コロイド物質を原料とするナノ粒子が、シランカップリング剤の加水分解縮合物を含むバインダー成分に担持されてなる帯電防止性防汚層が設けられていてもよい。無機コロイド物質は、光触媒性酸化チタンゾル、光触媒性酸化亜鉛ゾル、光触媒性酸化錫ゾル、酸化チタンゾル、酸化亜鉛ゾル、酸化錫ゾル、シリカゾル、酸化アルミニウムゾル、酸化ジルコニウムゾル、酸化セリウムゾル、及び複合酸化物(酸化亜鉛−五酸化アンチモン複合または酸化スズ−五酸化アンチモン複合)ゾルなどの金属酸化物である。
特開2025-143960産業資材シートの製造方法、及びテント膜構造物の縫製方法 平岡織染株式会社
【課題】ターポリン、帆布などの断面からの雨水の浸透防止効果、及び防黴、防藻効果と、その持続性に優れた産業資材シートの(製造方法の)提供、及び、これらの産業資材シートを縫製してなるテント膜構造物の(縫製方法の)提供。
【解決手段】1)フッ素原子非含有樹脂エマルジョン、及びカルボジイミド化合物(エチレンオキサイド部位を有する)エマルジョン、及び特定の希釈水(銀イオン水、銅イオン水、及び有機防黴剤含有水から選ばれた1種以上)を必須とする混合溶液を調製する工程、2)マルチフィラメント糸条の交絡で製織された織物全体に、混合溶液の乾燥物を1〜7.5質量%付着させる工程、3)乾燥物付着織物の表裏に熱可塑性樹脂組成物による防水被覆層を形成し、乾燥物付着織物を隠蔽して産業資材シートとする工程により、産業資材シートの裁断面に露出する糸条の断面からの水の内部浸透を20mm長以内で停止するようにする。
本発明の産業資材シート(ターポリン、帆布)の防水被覆層表面の片面以上には、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル/シリコン系共重合体樹脂、ウレタン/シリコン系グラフト共重合体樹脂、などのフッ素原子非含有塗膜からなる防汚層が形成されていてもよい。これらの防汚層を、大型テント(パビリオン)、サーカステント、テント倉庫、建築空間の膜屋根(天井)、などの膜構造物に適用することで屋外使用時の耐久性を飛躍的に向上させることができる。さらにこれらの防汚層の表面、もしくは産業資材シート(ターポリン、帆布)表面には、1次粒子径3nm〜150nmの無機コロイド物質を原料とするナノ粒子が、シランカップリング剤の加水分解縮合物を含むバインダー成分に担持されてなる帯電防止性防汚層が設けられていてもよい。無機コロイド物質は、光触媒性酸化チタンゾル、光触媒性酸化亜鉛ゾル、光触媒性酸化錫ゾル、酸化チタンゾル、酸化亜鉛ゾル、酸化錫ゾル、シリカゾル、酸化アルミニウムゾル、酸化ジルコニウムゾル、酸化セリウムゾル、及び複合酸化物(酸化亜鉛−五酸化アンチモン複合または酸化スズ−五酸化アンチモン複合)ゾルなどの金属酸化物である。
特開2025-150185加飾用転写フィルム及び転写加飾方法 株式会社タイカ
【課題】加飾層を高い印刷性で施すことができる加飾用転写フィルムを提供し。この転写フィルムを用いて加飾すべき物品に高い転写性と密着性とで転写することができる。
【解決手段】キャリアフィルム上に加飾層を印刷する紫外線硬化性インクは、この紫外線硬化性インク組成物全体の重量に対して85重量%以上の光重合モノマーを含み、この光重合性モノマーは、多官能モノマーと単官能モノマーとから成っており、多官能モノマーは、光重合モノマー全体に対して55乃至70重量%の割合で含み、また多官能モノマーは、多官能モノマー全体の重量に対して50重量以上の3官能以上のモノマーを含み、この加飾層は、半硬化されている。
本発明の加飾用転写フィルム10は、キャリアフィルム12と加飾層14との間に図示しない光透過性機能層を有してもよい。この光透過性機能層としては、例えば、カラークリア層や光触媒を含有する防汚機能層などが挙げられる。光透過性機能層は、キャリアフィルム12に剥離可能な状態で積層され、加飾層14は、光透過性機能層のキャリアフィルム12と反対側の表面に紫外線硬化性インクによって形成される。
特開2025-163315多層膜、光学部材、眼鏡および多層膜の製造方法 キヤノンオプトロン株式会社
【課題】光触媒機能を有する層の上層に特定の膜厚を有する低屈折率層を形成することで、防曇性に優れ、防曇維持性能に優れた多層膜を提供すること。
【解決手段】基材の表面に直接あるいは他の層を介して、膜厚が70nm以上300nm以下かつ立方晶系多結晶構造からなる酸化セリウムを含有する層を有し、酸化セリウムを含有する層の上層側に、膜厚が50nm以上240nm以下、かつ波長500nmにおける屈折率が1.46以上1.65以下の酸化ケイ素を含有する層を有し、酸化ケイ素を含有する層の上層側に、膜厚が2nm以上10nm以下、かつ波長500nmにおける屈折率が1.33以上1.45以下の多孔性シリカを含有する層を有していることを特徴とする多層膜である。
本開示にかかわる酸化ケイ素を含有する層14について説明する。本開示の多層膜は、酸化セリウムを含有する層13の上層側に、酸化ケイ素を含有する層14を有する。酸化ケイ素を含有する層14の膜厚は50nm以上240nm以下である。50nm以上であると多層膜の反射率が高くなりすぎない。一方、240nm以下であると、多層膜表面において光触媒による自己浄化機能が発揮される。
酸化ケイ素を含有する層14の屈折率は、光の波長500nmにおいて1.46以上1.65以下である。1.65を超えると多層膜の反射率が高くなりすぎる場合がある。一方、1.46を下回ると防曇維持性能が低下する。酸化ケイ素を含有する層14における酸化ケイ素の含有割合は、酸化ケイ素を含有する層14全体に対して65質量%以上であることが好ましい。酸化ケイ素を含有する層14における酸化ケイ素の含有割合が上記の範囲内であれば、防曇維持性能がより高まる。
実登3253400ネット折畳具 森 貞彦
【課題】手動でネットを折り畳んでいたものを、コードストッパ部を引くことで簡単にネットを折り畳むことが可能なネット折畳具を提供する。
【解決手段】網状のネット1を折畳むためのネット折畳具3であって、長く形成された紐本体3aと、紐本体3aの一端に配置されネットに固定するめの固定部5と、紐本体3aの他端に配置され紐本体を引き込むための持ち手であるコードストッパ部9と、固定部5とコードストッパ部9の間に配置されネット1及び紐本体3aを内側に入れるリング部7とを備える。そして、コードストッパ部9を持ち紐本体3aを引き込むことにより、ネット1が折り畳まれる。本考案のネット折畳具3は、ごみネット等において利用することが可能である。
特許文献4には「ゴミステーションで、鳥害防止に使われるネットを、使用後に簡便に折り畳んで、ネット保護用のシートに包み込んで収納し、またゴミの悪臭や細菌類を光触媒溶剤の効果でクリーンにするネットを提供する」ことが開示されている。
Bー6空気浄化
特開2025-143775気体処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】気体処理装置が設置される空間の容積に応じて適切な浄化を行うことができる気体処理装置を提供することである。
【解決手段】実施形態に係る気体処理装置は、オゾンを発生させるオゾン発生部と;雰囲気のオゾン濃度を検出する第1の検出部と;前記オゾン発生部を制御して、前記オゾンの発生量を変化させるコントローラと;を具備している。前記コントローラは、気体処理装置が設けられる空間の容積に応じて予め設定された、前記オゾン濃度と経過時間との関係に関するデータと、前記第1の検出部により検出された前記オゾン濃度と、前記経過時間と、に基づいて、発生させる前記オゾンの量を制御する。
例えば、コントローラ8は、光処理ユニット3に設けられた光源34を制御して、光触媒部33に光を照射する。光が光触媒部33に照射されることで、光触媒作用が発現する。例えば、コントローラ8は、オゾン発生部4を制御して、オゾンを発生させる。例えば、コントローラ8は、送風部5に設けられたファン51を制御して、筐体2の流入口2aから筐体2の内部に気体Gを吸引し、吸引した気体Gを筐体2の内部に流し、筐体2の内部を流れた気体Gを筐体2の流出口2bから筐体2の外部に放出させる。この際、筐体2の内部を流れる気体Gが光処理ユニット3により浄化される。また、オゾン発生部4により発生させたオゾンが、筐体2の外部に放出される気体Gに混入される。
特開2025-143872気体処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】雰囲気の適切な浄化を行うことができる気体処理装置を提供することである。
【解決手段】実施形態に係る気体処理装置は、筐体と;前記筐体の内部に設けられ、オゾンを発生させるオゾン発生部と;発生させた前記オゾンを含む気体を、前記筐体の外部に放出する送風部と;前記筐体の外部の浄化対象を検出する検出部と;前記検出部による検出値に基づいて、前記送風部を制御して、前記オゾンを含む気体を放出する方向を変化させるコントローラと;を具備している。
光触媒部33は、例えば、遮光部31の、流入口2a側とは反対側に設けられている。光触媒部33は、例えば、複数の孔を有する基材と、基材に坦持された光触媒とを有する。
基材は、例えば、複数の孔を有するのセラミック板や、複数のガラス繊維や複数の金属線を織り込むことで形成されたシートなどとすることができる。基材が、セラミック板や、複数の金属線を織り込むことで形成されたシートであれば、基材の剛性を高めることができる。そのため、基材を透過する気体Gの流量や流速を増加させることができるので、処理能力の向上を図ることができる。光触媒は、例えば、粒状を呈し、所定の波長を有する光が入射した際に光触媒作用を発現する。光触媒は、例えば、紫外線応答型の光触媒や、可視光応答型の光触媒などとすることができる。紫外線応答型の光触媒は、例えば、酸化チタンなどを含んでいる。可視光応答型の光触媒は、例えば、酸化タングステン、窒素などをドープした酸化チタン、異種金属をイオン注入した酸化チタンなどを含んでいる。例えば、Z方向において、光源34は、光触媒部33と離隔させて設けられている。例えば、光源34は、流出口2bの近傍に設けることができる。光源34は、光触媒部33と対向している。光源34は、光触媒部33に設けられている光触媒を励起させるための光を照射する。例えば、光触媒が、紫外線応答型の光触媒であれば、光源34は、例えば、波長が315nm以上、420nm以下の紫外線(UV−A)を照射する。光触媒が、可視光応答型の光触媒であれば、光源34は、例えば、波長が405nm以上、600nm以下の可視光を照射する。光源34は、所定の波長の光を照射可能であれば特に限定はない。光源34は、例えば、発光ダイオード、レーザダイオード、有機発光ダイオードなどの発光素子を備えたものであってもよいし、水銀ランプ、エキシマランプ、ハロゲンランプなどの放電ランプを備えたものであってもよい。ここで、細菌やウイルスのDNAやRNAは、波長が300nm以下の紫外線を吸収し易い。そのため、光源34が、例えば、270nm以上、300nm以下の紫外線(UV−C)を照射する発光素子や放電ランプなどを備えていれば、筐体2の内部を流れる気体Gに含まれている細菌の殺菌やウイルスの不活性化、および、光触媒部33や反射部35に付着している細菌の殺菌やウイルスの不活性化を行うことができる。また、光触媒がUV−Cにより光触媒作用を発現するものであれば、光触媒作用による細菌の殺菌やウイルスの不活性化を併せて行うことができる。そのため、細菌の殺菌やウイルスの不活性化を考慮すると、少なくともUV−Cを照射する光源34とすることが好ましい。この場合、光源34は、UV−Cを照射する発光素子や放電ランプと、光触媒を励起させるための光を照射する発光素子や放電ランプとを備えたものとすることができる。また、紫外線を照射すれば、細菌の殺菌やウイルスの不活性化、および、臭いの成分の分解を行うことができる。そのため、光源34が設けられていれば、光触媒部33を省くことができる。すなわち、光処理ユニット3は、少なくとも紫外線を照射する光源34を備えていればよい。例えば、筐体2の内部をZ方向に延びる光源34を設けることができる。ただし、紫外線を照射する光源34と、紫外線応答型の光触媒を有する光触媒部33が設けられていれば、紫外線による作用、および光触媒作用の両方を用いて気体の処理を行うことができる。そのため、気体の処理時間の短縮や、気体の処理量の増大などを図るのが容易となる。反射部35は、筐体2の内部の、光触媒部33と光源34との間の空間を囲んでいる。反射部35は、例えば、ネジなどの締結部材を用いて、筐体2の内壁に取り付けることができる。反射部35は、例えば、筒状を呈し、光源34から照射された光に対する反射率が高い材料から形成される。反射部35は、例えば、アルミニウム合金やステンレスなどから形成することができる。光源34から照射され、光触媒部33に向かわなかった光は、反射部35の内壁で反射される。反射部35の内壁で反射した光の一部は、光触媒部33に入射する。また、反射部35の内壁に入射した光は、反射部35の内部空間を、反射を繰り返しながら光触媒部33に向けて伝播する。そのため、反射部35の内部を流れる気体Gに光(紫外線)を繰り返し照射することができる。すなわち、反射部35が設けられていれば、光源34から照射された光の利用効率を向上させることができる。また、光(紫外線)が、筐体2の内壁に入射するのを抑制することができるので、筐体2が劣化するのを抑制することができる。
特開2025-145682取付け器具及び空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】臭いの発生源となる対象物が設置され、取付けられる空気処理モジュールによって対象物からの臭いを効率的に脱臭可能にする取付け器具を提供すること。
【解決手段】実施形態の取付け器具は、モジュール取付け部、延設部、対象物接続部、第1の接触部及び第2の接触部を備える。延設部は、空気処理モジュールが取付けられるモジュール取付け部から高さ方向の下側へ向かって延設され、延設部の対象物接続部は、高さ方向に対して交差する奥行方向の一方側から、対象物が接続される。第1の接触部は、延設部において高さ方向及び奥行方向の両方に対して交差する幅方向の一方側に対象物接続部から離れた位置で、対象物に接触する。第2の接触部は、延設部において幅方向の第1の接触部が位置する側とは反対側に対象物接続部から離れた位置で、対象物に接触する。
また、外装筐体20の内部では、処理ボックス30の内部の空間31に、紫外光源37及び光触媒モジュール38が配置される。図4及び図5等の一例では、空間31において、光触媒モジュール38は、紫外光源37に対して、奥行方向の後方側に離れて配置される。そして、空間31では、紫外光源37は、奥行方向について、ファン36と光触媒モジュール38との間に配置される。電力の供給によって紫外光源37が発光動作を行うことにより、紫外光源37は、紫外光を出射する。図4及び図5等の一例では、処理ボックス30の内部の空間31において、紫外光源37は、光触媒モジュール38に向かって、紫外光を出射する。ある一例では、紫外光源37は、紫外光LED等の発光素子を備える。なお、紫外光源37としては、発光素子の代わりに、水銀ランプ、メタルハライドランプ、蛍光形紫外光ランプ及びエキシマランプ等のLED以外のランプ等が、用いられてもよい。光触媒モジュール38では、母材の表面に光触媒が担持される。光触媒モジュール38では、複数(無数)の貫通孔が母材に形成され、母材は、例えば、酸化アルミニウム及び窒化アルミニウム等のセラミックスから形成される。また、母材に担持される光触媒は、例えば、酸化チタン及び酸化タングステン等の金属酸化物から形成される。光触媒モジュール38では、母材に形成される貫通孔を、空気が通過する。図4及び図5等の一例では、紫外光源37から出射された紫外光、及び、光触媒モジュール38を用いて、空気処理が行われる。紫外光源37は、ピーク波長が320nm以上かつ400nm以下の範囲になる紫外光、すなわち、UV−Aを出射する。そして、紫外光源37から出射された紫外光の少なくとも一部は、直接的に及び/又は反射した後に、光触媒モジュール38に入射する。光触媒モジュール38にUV−Aが入射することにより、光触媒モジュール38において活性酸素及びOHラジカルが生成される。そして、生成された活性酸素及びOHラジカルによって、開口28(排出口)へ向かって流れる空気に含まれる臭い物質、ウイルス及び菌(細菌)等が、分解される。これにより、外装筐体20の内部において、空気の脱臭及び除菌等が行われる。そして、脱臭及び除菌等の空気処理が行われた空気が、開口28から外装筐体20の外部へ排出される。
特開2025-146857空気浄化用固体材料およびその調製方法およびその適用 ホーペイ リーチェ ジュオグ ニュー マテリアルズ カンパニー リミテッド マイエアシールド リミテッド
【課題】空気浄化用および消毒用固体材料、その調製方法およびその適用を提供する。
【解決手段】固体材料は、無機多孔質材料50〜60重量%、ナノ二酸化チタン10〜20重量%、蛍光材料3〜5重量%、亜塩素酸ナトリウム20〜30重量%、リグノスルホン酸ナトリウム3〜5重量%、ポリエチレングリコール1〜10重量%、およびポリビニルアルコール1〜10重量%を含む。固体材料の調製方法は、ポリエチレングリコール水溶液を用いて蛍光材料をスラリーに調剤すること;ナノ二酸化チタン、リグノスルホン酸ナトリウムおよびスラリーに調剤した蛍光材料を均一に混合した後、その混合物を無機多孔体担体に噴霧して均一に吸着させること;および亜塩素酸ナトリウムを上記混合物と混合して造粒し製品を得ることを含む。本発明の空気浄化用固体材料は、長期間安定して保存することができ、徐放される二酸化塩素ガスにより、ホルムアルデヒド等の空気中の有害物質を分解し得、空気中の細菌を死滅させ得る。
本発明の空気浄化用または空気消毒用の固体材料は、可視光の照射下で、蛍光材料を介して400〜580nmの特定波長の光を励起することができる。この特定波長の光は、ナノ二酸化チタンの光触媒活性を励起し得、固体材料に包まれた亜塩素酸ナトリウムが適量の二酸化塩素ガスを徐放することを助け得る。また、適した包材および安定剤を用いることにより、亜塩素酸ナトリウムは固体材料の細孔内または表面に包み込まれ、その結果、亜塩素酸ナトリウムは長期間安定的に存在する。
特開2025-147582空気処理装置及び空気処理システム 東芝ライテック株式会社
【課題】臭いの発生源となる対象物の使用者に配慮して、対象物からの臭いの脱臭を含む空気処理が行われる空気処理装置を提供すること。
【解決手段】実施形態の空気処理装置は、検知部、空気処理部及び制御部を備える。検知部は、臭いの発生源となる対象物の状況を検知し、空気処理部は、対象物の近傍において、動作することにより、空気処理を行う。制御部は、検知部が第1の状況を検知した後において、所定の条件を満たしたことに基づいて、空気処理部の動作を開始させる、又は、リアルタイムでの動作モードより空気処理の処理性能が高い動作モードに空気処理部を切替える。
外装筐体13の内部には、ファン21、紫外光源22及び光触媒モジュール23が配置される。空気処理モジュール3では、電力の供給によってファン21が動作することにより、開口15を通して、外装筐体13の内部に空気が導入される。そして、外装筐体13の内部において、開口15から開口16に向かって、空気が流れ、開口16を通して、外装筐体13の外部に空気が排出される。ファン21の動作によって前述のような空気の流れが形成されている状態では、開口15は、外装筐体13の内部へ空気を導入する導入口(吸気口)となり、開口16は、外装筐体13の内部から空気を排出する排出口となる。なお、空気処理モジュール3の構成、及び、外装筐体13の内部での空気の流れは、図2等を用いて前述した一例に限定されるものではない。また、空気処理モジュール3では、電力の供給によって紫外光源22が発光動作を行うことにより、紫外光源22は、紫外光を出射する。図2等の一例では、外装筐体13の内部において、紫外光源22は、光触媒モジュール23に向かって、紫外光を出射する。ある一例では、紫外光源22は、紫外光LED等の発光素子を備える。なお、紫外光源22としては、発光素子の代わりに、水銀ランプ、メタルハライドランプ、蛍光形紫外光ランプ及びエキシマランプ等のLED以外のランプ等が、用いられてもよい。光触媒モジュール23では、母材の表面に光触媒が担持される。光触媒モジュール23では、複数(無数)の貫通孔が母材に形成され、母材は、例えば、酸化アルミニウム及び窒化アルミニウム等のセラミックスから形成される。また、母材に担持される光触媒は、例えば、酸化チタン及び酸化タングステン等の金属酸化物から形成される。光触媒モジュール23では、母材に形成される貫通孔を、空気が通過する。図2等の一例では、紫外光源22から出射された紫外光、及び、光触媒モジュール23を用いて、空気処理が行われる。紫外光源22は、ピーク波長が320nm以上かつ400nm以下の範囲になる紫外光、すなわち、UV−Aを出射する。そして、紫外光源22から出射された紫外光の少なくとも一部は、直接的に及び/又は反射した後に、光触媒モジュール23に入射する。光触媒モジュール23にUV−Aが入射することにより、光触媒モジュール38において活性酸素及びOHラジカルが生成される。そして、生成された活性酸素及びOHラジカルによって、開口16(排出口)へ向かって流れる空気に含まれる臭い物質、ウイルス及び菌(細菌)等が、分解される。これにより、外装筐体13の内部において、空気の脱臭及び除菌等が行われる。そして、脱臭及び除菌等の空気処理が行われた空気が、開口16から外装筐体13の外部へ排出される。
特開2025-147609空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】臭いの発生源となる対象物の使用者に配慮して、対象物に関する情報の通知が行われる空気処理装置を提供すること。
【解決手段】実施形態の空気処理装置は、検知部、空気処理部、制御部及び通信部を備える。検知部は、臭いの発生源となる対象物の状況を検知し、空気処理部は、対象物の近傍において、動作することにより、空気処理を行う。制御部は、空気処理部の動作を制御するとともに、検知部での検知結果に基づいて、対象物に関する通知指令を生成する。通信部は、制御部が生成した通知指令を外部に送信する。
外装筐体13の内部には、ファン21、紫外光源22及び光触媒モジュール23が配置される。空気処理モジュール3では、電力の供給によってファン21が動作することにより、開口15を通して、外装筐体13の内部に空気が導入される。そして、外装筐体13の内部において、開口15から開口16に向かって、空気が流れ、開口16を通して、外装筐体13の外部に空気が排出される。ファン21の動作によって前述のような空気の流れが形成されている状態では、開口15は、外装筐体13の内部へ空気を導入する導入口(吸気口)となり、開口16は、外装筐体13の内部から空気を排出する排出口となる。なお、空気処理モジュール3の構成、及び、外装筐体13の内部での空気の流れは、図2等を用いて前述した一例に限定されるものではない。また、空気処理モジュール3では、電力の供給によって紫外光源22が発光動作を行うことにより、紫外光源22は、紫外光を出射する。図2等の一例では、外装筐体13の内部において、紫外光源22は、光触媒モジュール23に向かって、紫外光を出射する。ある一例では、紫外光源22は、紫外光LED等の発光素子を備える。なお、紫外光源22としては、発光素子の代わりに、水銀ランプ、メタルハライドランプ、蛍光形紫外光ランプ及びエキシマランプ等のLED以外のランプ等が、用いられてもよい。光触媒モジュール23では、母材の表面に光触媒が担持される。光触媒モジュール23では、複数(無数)の貫通孔が母材に形成され、母材は、例えば、酸化アルミニウム及び窒化アルミニウム等のセラミックスから形成される。また、母材に担持される光触媒は、例えば、酸化チタン及び酸化タングステン等の金属酸化物から形成される。光触媒モジュール23では、母材に形成される貫通孔を、空気が通過する。図2等の一例では、紫外光源22から出射された紫外光、及び、光触媒モジュール23を用いて、空気処理が行われる。紫外光源22は、ピーク波長が320nm以上かつ400nm以下の範囲になる紫外光、すなわち、UV−Aを出射する。そして、紫外光源22から出射された紫外光の少なくとも一部は、直接的に及び/又は反射した後に、光触媒モジュール23に入射する。光触媒モジュール23にUV−Aが入射することにより、光触媒モジュール38において活性酸素及びOHラジカルが生成される。そして、生成された活性酸素及びOHラジカルによって、開口16(排出口)へ向かって流れる空気に含まれる臭い物質、ウイルス及び菌(細菌)等が、分解される。これにより、外装筐体13の内部において、空気の脱臭及び除菌等が行われる。そして、脱臭及び除菌等の空気処理が行われた空気が、開口16から外装筐体13の外部へ排出される。ある一例では、紫外光源22は、前述のUV−Aに加えて、ピーク波長が200nm以上かつ320nm以下の範囲になる紫外光、すなわち、UV−Cを出射する。本一例では、紫外光源22からUV−Cが空気に照射されることにより、外装筐体13の内部を流れる空気に含まれるウイルス及び菌(細菌)等の活動が、抑制される。これにより、外装筐体13の内部において空気の除菌が行われる。
特開2025-150617空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】 空気をより早期に効果的に処理することができる空気処理装置を提供すること。
【解決手段】 実施形態によれば、空気処理装置は、筒状の筐体と;ファンと;光触媒フィルタと;を有する。筐体は、吸気口及び排気口を備える。ファンは、吸気口から排気口に向かう空気の流れを作り出す。光触媒フィルタは、筐体内に設けられ、コージライトによるセラミックス基材上にアナターゼ構造の光触媒材料が担持されて100重量%となる。そして、光触媒フィルタは、空気の流れ上に配置される。
【請求項1】吸気口及び排気口を備える筒状の筐体と;前記吸気口から前記排気口に向かう空気の流れを作り出すファンと;前記筐体内に設けられ、コージライトによるセラミックス基材上にアナターゼ構造の光触媒材料が担持されて100重量%となり、前記空気の流れ上に配置される光触媒フィルタと;を有する、空気処理装置。
【請求項2】前記光触媒フィルタに対向する位置に設けられ、前記光触媒材料に光を照射する紫外線モジュールと;を有する、請求項1に記載の空気処理装置。
【請求項3】前記光触媒材料は、前記セラミックス基材に対し10%以上、20%以下の重量の前記アナターゼ構造を有する酸化チタンが担持されている、請求項1又は請求項2に記載の空気処理装置。
【請求項4】前記光触媒材料には、ルチル構造の光触媒材料を含まない、請求項1又は請求項2に記載の空気処理装置。
特開2025-150630空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】遮光部の構成を簡略化しつつ、筐体の外部への紫外光の出射が適切に防止される空気処理装置を提供すること。
【解決手段】実施形態の空気処理装置は、筐体、紫外光源、遮光部及び光触媒モジュールを備る。遮光部は、筐体の開口の開口面に沿って並ぶ複数の遮光片部を備え、開口、又は、筐体の内部の紫外光源と開口との間に配置される。遮光片部のそれぞれは、接続端まで遮光片部の配列方向に沿って第1の側へ向かって延設されるベース板部、及び、筐体の内部側へ屈曲する状態でベース板部の接続端に接続され、かつ、内部側の部位ほど第1の側に位置する傾斜で、開口面に対して傾斜する傾斜板部を備える。紫外光源と遮光部との間の光触媒モジュールには、傾斜板部とは逆勾配で開口面に対して傾斜する貫通孔が形成される。
【請求項1】外部への開口が形成される筐体と;発光動作をすることにより、前記筐体の内部において紫外光を出射する紫外光源と;前記開口の開口面に沿って隙間を有して並ぶ複数の遮光片部を備えるとともに、前記筐体の開口、又は、前記筐体の内部において前記紫外光源と前記開口との間に配置される遮光部であって、複数の遮光片部のそれぞれは、非接続端から接続端まで前記複数の遮光片部の配列方向に沿って第1の側へ向かって延設されるベース板部と、前記筐体の内部側へ屈曲する状態で前記ベース板部の前記接続端に接続され、かつ、前記筐体の前記内部側の部位ほど前記配列方向の前記第1の側に位置する傾斜で、前記開口面に対して傾斜する傾斜板部と、を備える遮光部と;前記筐体の前記内部において前記紫外光源と前記遮光部との間に配置されるとともに、前記複数の遮光片部の前記傾斜板部とは逆勾配で前記開口面に対して傾斜する貫通孔が、形成される光触媒モジュールと;を具備する、空気処理装置。
【請求項2】前記複数の遮光片部のそれぞれでは、前記傾斜板部は、前記ベース板部へ接続される側とは反対側の端として、延設端を有し、前記貫通孔は、第1の孔開口から第2の孔開口まで前記光触媒モジュールを貫通し、前記複数の遮光片部の中の隣合う2つの遮光片部では、隣合う前記2つの遮光片部の中の前記第1の側に位置する一方の前記ベース板部の前記非接続端、及び、前記2つの遮光片部の中の前記第1の側とは反対側の第2の側に位置する一方の前記傾斜板部の前記延設端を結ぶ第1の仮想線を規定した場合に、前記第1の仮想線が前記開口の前記開口面と成す第1の鋭角は、前記光触媒モジュールの前記貫通孔を前記第1の孔開口から前記第2の孔開口に渡って通過する第2の仮想線が前記開口面と成す第2の鋭角以上の大きさになる、請求項1の空気処理装置。
【請求項3】前記光触媒モジュールは、厚さ方向の一方側を向く第1のモジュール主面、及び、前記厚さ方向の前記第1のモジュール主面とは反対側を向く第2のモジュール主面を備え、前記光触媒モジュールでは、前記貫通孔は、前記厚さ方向に沿って、前記第1のモジュール主面から前記第2のモジュール主面まで形成され、前記光触媒モジュールは、前記第1のモジュール主面及び前記第2のモジュール主面のそれぞれが前記貫通孔とは逆勾配で前記開口面に対して傾斜する姿勢で、配置される、請求項1又は2の空気処理装置。
【請求項4】前記光触媒モジュールは、厚さ方向の一方側を向く第1のモジュール主面、及び、前記厚さ方向の前記第1のモジュール主面とは反対側を向く第2のモジュール主面を備え、前記光触媒モジュールでは、前記貫通孔は、前記厚さ方向に対して傾斜する状態で、前記第1のモジュール主面から前記第2のモジュール主面まで形成され、前記光触媒モジュールは、前記第1のモジュール主面及び前記第2のモジュール主面のそれぞれが前記開口面に沿う姿勢で、配置される、請求項1又は2の空気処理装置。
特開2025-150641遮光モジュール及び空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】構成を簡略化しつつ、紫外光等を適切に遮光する遮光モジュールを提供すること。
【解決手段】実施形態の遮光モジュールは、第1の遮光部材及び第2の遮光部材を備え、第1及び第2の遮光部材では、それぞれ、複数の第1の遮光片部及び複数の第2の遮光片部が幅方向に並び、第2の遮光部材は、第2の遮光片部が第1の遮光片部と接触しない状態で、高さ方向の一方側から第1の遮光部材に取付けられる。第1及び第2の遮光片部のそれぞれでは、ベース板部は、非接続端から接続端まで幅方向に沿って第1の側に向かって延設され、ベース板部の接続端に接続される傾斜板部は、高さ方向の内側の部位ほど幅方向の第1の側に位置する傾斜で、高さ方向に対して傾斜する。
処理ボックス10の内部には、紫外光源32及び光触媒モジュール33が配置される。図3の一例では、紫外光源32及び光触媒モジュール33によって、導入口から排出口に向かって筐体2の内部を流れる空気に対して空気処理を行う空気処理ユニットが、形成される。図3の一例では、紫外光源32は、空間28に配置され、光触媒モジュール33は、空間26,28の間に配置される。このため、光触媒モジュール33は、開口16と紫外光源32との間に配置される。また、光触媒モジュール33は、開口16に対向する状態で配置され、紫外光源32は、開口16とは反対側から、光触媒モジュール33に対向する。空気処理装置1では、電源ユニット15等が、商用電源等の外部電源からの電力を変換し、変換した電力を紫外光源32に供給する。紫外光源32は、発光素子を備える。そして、電力の供給によって紫外光源32が発光動作を行うことにより、紫外光源32から紫外光が出射される。紫外光源32に設けられる発光素子は、例えば、紫外光LEDである。また、紫外光源32としては、発光素子の代わりに、水銀ランプ、メタルハライドランプ、蛍光形紫外光ランプ及びエキシマランプ等のLED以外のランプ等が、用いられてもよい。図3の一例では、紫外光源32は、発光動作を行うことにより、光触媒モジュール33に向かって紫外光を出射する。光触媒モジュール33では、母材の表面に光触媒が担持される。光触媒モジュール33では、複数(無数)の貫通孔が母材に形成され、母材は、例えば、酸化アルミニウム及び窒化アルミニウム等のセラミックスから形成される。また、母材に担持される光触媒は、例えば、酸化チタン及び酸化タングステン等の金属酸化物から形成される。光触媒モジュール33では、貫通孔を通って、空気が流れる。このため、図3の一例では、光触媒モジュール33の貫通孔を通って、空間26,28の間で空気が流れる。図3の一例では、紫外光源32は、ピーク波長が320nm以上かつ400nm以下の範囲になる紫外光、すなわち、UV−Aを出射する。そして、紫外光源32から出射された紫外光の少なくとも一部は、直接的に及び/又は反射した後に、光触媒モジュール33に入射する。光触媒モジュール33にUV−Aが入射することにより、光触媒モジュール33において活性酸素及びOHラジカルが生成される。そして、生成された活性酸素及びOHラジカルによって、排出口へ向かって流れる空気に含まれるウイルス、菌(細菌)及び臭い物質等が、分解される。これにより、処理ボックス10の内部において、空気の除菌及び脱臭等が行われる。なお、光触媒モジュール33が備える光触媒が可視光により励起される場合は、紫外光源32に加えて(もしくは代えて)可視光源を備えていてもよい。また、ある一例では、紫外光源32(もしくは前述した可視光源)とは別の紫外光源が、処理ボックス10の内部に配置される。この場合、紫外光源32とは別の紫外光源も、電力の供給によって発光動作を行うことにより、紫外光を出射する。本一例では、紫外光源32とは別の紫外光源は、例えば、空間28において、空気処理装置1の幅方向の一端に配置され、空間28に紫外光を出射する。本一例では、紫外光源32とは別の紫外光源は、ピーク波長が200nm以上かつ320nm以下の範囲になる紫外光、すなわち、UV−Cを出射する。空間28等の処理ボックス10の内部において、紫外光源からUV−Cが空気に照射されることにより、処理ボックスの内部を流れる空気に含まれるウイルス及び菌(細菌)等の活動が、抑制される。これにより、処理ボックス10の内部において空気の除菌が行われる。前述したように、UV−Cは、空気に照射されることでウイルス等の活動を抑制するため、UV−Cを出射する紫外光源は、少なくともその紫外光源が配置される空間(本実施形態では空間28)においてその紫外光源からの紫外光が広く照射されるような位置に、配置されることが望ましい。このため、UV−Cを出射する紫外光源は、例えば、空気処理装置1の幅方向の一端に配置される。なお、ある一例では、UV−Cを用いた空気の除菌のみが行われ、UV−A及び光触媒モジュール33を用いた空気の除菌及び脱臭が行われなくてもよい。また、“除菌”とは、空気中に存在するウイルス及び菌(細菌)等を不活性化すること等を意味し、“除菌”の代わりに“殺菌”、“滅菌”及び“減菌”等といった用語を用いることも可能である。このため、実施形態では、“除菌”という用語を用いるが、“除菌”という用語を、“殺菌”、“滅菌”及び“減菌”等に置き換え可能である。
Bー7臭い
特開2025-150173包装材料およびその製造方法 日本製紙パピリア株式会社
【課題】本発明は、包装加工適性と通気性に優れた包装材料と、包装用材料の製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】天然繊維を含む紙基材と、前記紙基材の少なくとも片面に設けられたヒートシール層とを有する包装材料であって、前記紙基材が、パルプ全量に対し針葉樹パルプを80%以上含むクレープ紙からなり、該針葉樹パルプが、ルーメン比の平均が0.50以上0.70以下である包装材料である。また、前記包装材料の製造方法である。
特許文献6には、消臭性能を有する袋状包装体であって、物理吸着剤を、光触媒と化学吸着剤とを含む生地で包んだ、袋状包装体が提案されており、袋状包装体の生地としてポリプロピレン製のスパンボンド不織布が提案されている。
Bー8抗菌・殺菌
特開2025-146481不活化殺菌装置 独立行政法人国立病院機構 岩崎電気株式会社
【課題】風量が大きく、かつ、吸気に含まれる対象物を不活化及び/又は殺菌するのに好適な不活化殺菌装置を提供すること。
【解決手段】不活化殺菌装置1は、吸気を実現可能な通気抵抗で、吸気を濾過するフィルター6と、フィルター6で濾過された吸気に紫外線を照射する紫外線照射光源13と、紫外線照射後の吸気Wを最大風量として9m3/min以上で排気する送風ファン11と、紫外線照射光源13と送風ファン11を収納する筐体2とを備える。
また、紫外線反射材31の表面に紫外線応答型光触媒を担持させ、この光触媒の酸化作用等によってウイルスの不活化効果や殺菌効果等を向上させたり、防曇、防汚、セルフクリーニング性を付与させたりしてもよい。送風ファン11は、筐体2内に吸いこんだ吸気Wを、最大風量として9.0m3/min以上で排気する能力を有している。
特開2025-149259光徐放性組成物、及び物品 ユシロ化学工業株式会社
【課題】光により機能性成分の放出を制御可能な光徐放性組成物、当該光徐放性組成物を含む物品、及び、抗微生物シート、並びに、防カビ剤として適した防カビ剤組成物の提供。
【解決手段】光増感剤(A)と、化合物(B)と、水と、を含有し、前記光増感剤(A)が、三環系縮合環を有する光増感剤(A1)を含み、前記化合物(B)が下記(B1)〜(B3)のうち少なくとも1つを満たす化合物である、光徐放性組成物。(B1)ヘテロ原子と、当該ヘテロ原子のα位に炭素原子を有し、前記炭素原子が1つ以上の水素原子と結合する;(B2)カルボキシル基又はその塩と、当該カルボキシル基又はその塩のα位に炭素原子を有し、前記炭素原子が1つ以上の水素原子と結合する;(B3)アリール基と、当該アリール基のα位に炭素原子を有し、前記炭素原子が1つ以上の水素原子と結合する。
<光増感剤(A)>光増感剤(A)は、光の作用により化合物(B)を分解し得る光触媒作用が得られる化合物である。本光徐放性組成物においては、優れた光触媒作用が得られる点から、光増感剤(A)は、三環系縮合環(Tricyclic)を有する光増感剤(A1)を含む。光増感剤(A1)としては、例えば、アントラセン、フェナントレン、フルオレン、アントラキノン、キサンテン、チオキサンテン、キサントン、イソアロキサジン、アロキサジン、フェノキサジン、フルオレセイン、チオキサントン、アクリジン、フェノチアジンなどの骨格を有する化合物が挙げられ、中でも、イソアロキサジン、アロキサジン、フェノチアジン、フルオレセイン、アントラキノン及びアクリジンより選択される骨格を有する化合物が好ましく、更に、可視光(例えば波長400〜600nm)により光触媒作用が得られる点から、イソアロキサジン骨格又はアロキサジン骨格を有する化合物がより好ましい。上記各種骨格は、構成する炭素原子、窒素原子などが、置換基を有していてもよい。当該置換基としては、ハロゲン原子、水酸基;カルボキシル基、スルホ基等の酸性基;アミノ基、炭化水素基などが挙げられ、酸性基及びアミノ基は塩形成していてもよく、炭化水素基は更に置換基を有していてもよい。炭化水素基としては、例えば炭素数1〜6の直鎖又は分岐状のアルキル基が挙げられる。光増感剤(A1)は1種単独、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。フェノチアジン骨格を有する化合物の具体例としては、ペルフェアジン、クロルプロマジン、アセプロマジン、フェノチアジン、メチルフェノチアジン、メチレンブルーなどが挙げられ、光触媒作用の点から、ペルフェアジン、クロルプロマジン又はアセプロマジンが好ましい。 フルオレセイン骨格を有する化合物の具体例としては、フルオレセイン、フロキシン、ジブロモフルオレセイン、エオシンY、エオシンB、ローダミンB、ローダミン6G、ローズベンガルなどが挙げられ、光触媒作用の点から、フルオレセイン、フロキシン、ジブロモフルオレセイン、エオシンY、エオシンB、又はローズベンガルが好ましい。 アントラキノン骨格を有する化合物の具体例としては、アントラキノンスルホン酸、アントラキノジスルホン酸、アントラキノンカルボン酸、2−アントラキノンスルホン酸、及びこれらのアルカリ金属塩などが挙げられる。 アクリジン骨格を有する化合物の具体例としては、アクリジンオレンジ、アクリジンカルボン酸などが挙げられる。イソアロキサジン骨格又はアロキサジン骨格を有する化合物としては、下記一般式(2)で表される化合物、又は下記一般式(3)で表される化合物が挙げられる。これらの化合物によれば、例えば白色LEDなど比較的出力の小さい光源を用いた場合でも優れた光触媒効果が得られ光照射量に対する化合物(C)の生成効率が向上する。
特開2025-161142薬剤塗布装置、画像形成装置、および抗菌または抗ウイルス画像の製造方法 コニカミノルタ株式会社
【課題】抗菌または抗ウイルス効果を用紙に付与することができる薬剤塗布装置を提供すること。
【解決手段】抗菌または抗ウイルス効果を有する薬剤の溶液を用紙に塗布する薬剤塗布装置であって、前記薬剤の溶液の薬剤濃度をC%とし、前記薬剤の有効塗布量をTg/m2とし、前記用紙の坪量をMgとし、前記用紙の許容増加含水率をR%としたときに、C≧104T/MRを満たすように前記薬剤の溶液を塗布する、薬剤塗布装置。
無機系の薬剤の例には、銀、銅、亜鉛、酸化チタン、銀ゼオライト、銀と酸化チタンを含む抗菌剤などが含まれる。これらは単独で用いられても併用されてもよい。ゼオライトは、アルミニウム、ケイ素、酸素などの元素で構成される骨格構造を持つ鉱物の総称で、天然物も人工物もある。銀ゼオライトは、ゼオライトに銀イオンを含んで、抗菌・抗ウイルス作用を発生させる原料として多くの製品に利用されている。酸化チタンは、UVの影響を受けることで光触媒作用により、抗菌性や抗ウイルス性を示す。酸化チタンは、銀とともに利用されることで様々な環境において、抗菌効果をより効果的に発揮することが可能になる。
特開2025-163063情報積層体、積層体およびオーバーシート体 大日本印刷株式会社
【課題】高い抗菌機能又は抗ウイルス機能をもつICカードを提供する。
【解決手段】ICカード10はアンテナ内蔵層12と、コア層13a,13bと、オーバーシート層14a,14bとを備える。オーバーシート層14a,14bは中層4と、一対の第1抗菌層5,6とを有する。
本開示に用いられる抗菌剤としては、細菌の増殖を抑制することができる物質であれば特に限定されるものではなく、一般的な抗菌剤を使用することができる。例えば、有機系抗菌剤、無機系抗菌剤、光触媒系抗菌剤等が挙げられる。また、これらの抗菌剤は、混合して用いてもよい。
抗菌剤としては、有機系、無機系があり、特に無機系のものが抗菌効果の持続性、加工適性等の点で実用に適している。無機系のものとしては、例えばホウ素系化合物のものを用いることができ、その他銀系無機抗菌剤、銅系無機抗菌剤、亜鉛系無機抗菌剤が使用できる。銀系無機抗菌剤としては、銀イオンを担持させた無機化合物であれば特に制限はないが、具体的には、活性炭、活性アルミナ、シリカゲル等の無機系吸着剤、ゼオライト、アパタイト、ヒドロキシアパタイト、リン酸ジルコニウム、リン酸チタン、チタン酸カリウム等の無機イオン交換体に銀イオンを担持させたものが挙げられる。この他、ガラス、セラミック、珪酸カルシウム、酸化チタン等も銀イオンを担持させて使用できる。
光触媒系抗菌剤、光触媒系抗ウイルス剤、光触媒系抗菌抗ウイルス剤としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛等が挙げられる。
特開2025-163164水耕栽培方法 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
【課題】病害の防除とアレロパシー物質による生育障害の抑制を可能とし、かつ、pH調整が不要となる、低コストな完全循環式の水耕栽培技術を提供する。
【解決手段】ポリフェノール含有植物体の抽出物又はキノコの抽出物を培養液に添加することを特徴とする水耕栽培方法。前記ポリフェノール含有植物体の抽出物又は前記キノコの抽出物が、微量要素との錯体として前記培養液に含有されている。当該錯体は、培養液のpHが変化しても沈殿せず、微量要素の吸収を助けるだけでなく、顕著な抗菌作用を有し病害を防除する。特に、ポリフェノール鉄錯体は、有機物質分解作用によりアレロパシー物質を分解・除去する。
「ポリフェノール鉄錯体」とは、前述の特許文献3〜9に記載される、ポリフェノール類又はその供給原料と、鉄供給原料と、を水存在下にて混合することによって得られた反応生成物であって、二価鉄イオン(Fe2+)がポリフェノール類と錯体構造を形成してなるものである。このポリフェノール鉄錯体は、フェントン反応触媒や可視光応答型光触媒として機能し、優れた殺菌作用、有機物質分解作用、二価鉄イオン供給作用を有する。
Bー9水質浄化
特許7640826プラズマ微細気泡発生装置、及びこれを用いた水処理装置、並びに水処理方法 株式会社NSS−TOKYO
【課題】有機フッ素化合物等の難分解性有機物質が混入する汚染水等を浄化する、構造が簡単で操作が容易な水処理装置及び水処理方法を提供する。
【解決手段】水処理装置1は、処理槽10、プラズマ微細気泡発生器20及び高圧電源装置30から構成され、プラズマ微細気泡発生器20から流出する微細気泡FBを含む流体Fに、高圧電源装置30から高電圧を印加して微細気泡FB内部に放電プラズマを生成させ、これを処理槽10に収容された被処理水WDと混合することにより、被処理水WD中に存在する難分解性有機物質を分解処理する。
PFOSやPFOAの処理については、光触媒による分解処理や吸着剤による吸着等の方法が提案されているが、一方、被処理液体中に微細気泡を発生させ、その微細気泡内にプラズマを発生することによって液体を浄化する方法が提案されている。この方法によれば、フッ素を除いて最も強い酸化剤として作用するOHラジカルを用いた促進酸化処理によっても分解できなかった有機フッ素化合物等の難分解性有機物質を、高速で分解処理することができるとの報告がされている。さらにこの方法によれば、微細気泡を液中に導入することにより、プラズマ形成に必要な絶縁破壊電圧を著しく低下させることができるので、ラジカルの生成効率が飛躍的に向上することが期待でき、水中プラズマ処理方式の課題の解決につなげることができるとの報告もされている。
Bー10園芸・野菜・果樹・鮮度・冷蔵庫
特開2025-145825植物のゲノム編集方法 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
【課題】ゲノム編集効率がより高い植物のゲノム編集方法を提供すること。
【解決手段】植物のゲノム編集方法であって、(1)CRISPR/Casシステムを、植物のシュート形成能を有する芽の分裂組織にパーティクルボンバードメント法によって導入する工程と、(2)工程(1)でCRISPR/Casシステムを導入した分裂組織を、高温下で培養する工程とを含む、方法。
前記システムで被覆した微粒子は、ピペットマン等を用いてマクロキャリアフィルムに可能な限り均一に塗布した後、クリーンベンチ等の無菌環境中で乾燥させる。前記システムとしてタンパク質を被覆した微粒子の場合は、親水性のマクロキャリアフィルムを用いるのが好ましい。「親水性のマクロキャリアフィルム」は、マクロキャリアフィルムに親水性フィルムを貼付しても良いし、親水性コーティングを施してもよい。フィルムを親水化する手法としては、界面活性剤や光触媒、親水性ポリマーを利用する手法等が挙げられる。上記手法に用いられる親水性ポリマーとしては、ポリエチレングリコール、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ジヒドロキシエチルメタクリレート、ジエチレングリコールメタクリレート、トリエチレングリコールメタクリレート、ポリエチレングリコールメタクリレート、ビニルピロリドン、アクリル酸、アクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、グルコキシオキシエチルメタクリレート、3−スルホプロピルメタクリルオキシエチルジメチルアンモニウムベタイン、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン、1−カルボキシジメチルメタクリロイルオキシエチルメタンアンモニウム等の親水性モノマーの重合体が挙げられる。
特開2025-148758太陽光発電装置及びその製造方法 株式会社エフティーラボ
【課題】低コストで容易に光電変換効率の向上した太陽光発電装置を提供する。
【解決手段】下層の基板層の上面に、第1電極層と光電変換層と第2電極層と酸化チタン微粒子が分散された保護層とが順に積層されてなる。第2電極層と保護層都の間に酸化チタン微粒子が分散された薄膜層を積層させてもよい。また、既設の太陽光発電パネルの表面に、酸化チタン微粒子が分散された保護層を積層、又は、既設の太陽光発電パネルの表面に、酸化チタン微粒子が分散された薄膜層と保護層を順に積層しても良い。
本発明で適用される保護層4の材料としては、透光性で耐候性の無機材料や有機材料が好ましい。
例えば、ガラスや透光性が優れたエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、トリアセチルセルロース(TAC)あるいはポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル樹脂などが採用され得る。本発明で適用される塗膜層4としては、透光性で接合性の良い材料、例えば保護層4と同様な透光性が優れたエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、トリアセチルセルロース(TAC)あるいはポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル樹脂又はそれらのプレポリマーなどが採用され得る。そして、本発明で使用される酸化チタン微粒子(TiO2)としては、ルチル型、アナターゼ型又はブルカイト型の結晶があるが、いずれの微粒子を採用しても良い。酸化チタンの粒径は、好ましくはナノミクロン径、例えば150〜300nmの粒径を有するものが良い。なお、光電変換率増強剤である酸化チタン微粒子に変えて、又は加えて光触媒である酸化タングステン(WO3)を使用することも好ましい。
特開2025-148759太陽光発電装置及びその製造方法 株式会社エフティーラボ
【課題】低コストで容易に光電変換効率の向上した太陽光発電装置を提供する。
【解決手段】下層の基板層の上面に、第1電極層と酸化チタン微粒子が分散された光電変換層と第2電極層と保護層とが順に積層されてなる。
第2電極層と保護層都の間に酸化チタン微粒子が分散された薄膜層を積層させてもよい。
本発明で適用される保護層4の材料としては、透光性で耐候性の無機材料や有機材料が好ましい。例えば、ガラスや透光性が優れたエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、トリアセチルセルロース(TAC)あるいはポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル樹脂などが採用され得る。本発明で適用される塗膜層4としては、透光性で接合性の良い材料、例えば保護層4と同様な透光性が優れたエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、トリアセチルセルロース(TAC)あるいはポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル樹脂又はそれらのプレポリマーなどが採用され得る。そして、本発明で使用される酸化チタン微粒子(TiO2)としては、ルチル型、アナターゼ型又はブルカイト型の結晶があるが、いずれの微粒子を採用しても良い。酸化チタンの粒径は、好ましくはナノミクロン径、例えば150〜300nmの粒径を有するものが良い。なお、光電変換率増強剤である酸化チタン微粒子に変えて、又は加えて光触媒である酸化タングステン(WO3)を使用することも好ましい。
特表2025-535249冷蔵庫用空気浄化装置 ボラトリ ファブリチ エスアールエル
【要約】本発明は、冷蔵庫で使用するための空気浄化装置(10;10’)に関するものであり、空気浄化装置を通る空気の流路内に、光触媒(22;22’)を含んでいる。光触媒(22;22’)において、タングステン酸化物(WO3)を基材とする層が、セラミック発泡担体上に塗布されている。この層はまた、酸化スズおよび酸化銀、さらには白金を含み得る。プライマーを塗布することなく、浸漬によって酸化層を得ることができる。果物、特にイチゴ、サラダおよび野菜の冷蔵庫内での保存期間を延ばす方法、そして、それに関連する冷蔵庫も記載されている。
空気浄化装置は、光触媒(22;22’)を活性化させるために白色光を使用することによる省エネ性、および毒性影響の少なさによって、特徴づけられる。
【請求項1】冷蔵庫で使用する空気浄化装置(10;10’)であって、(a)流体、特に空気の流入口(18;18’)と、前記流体の流出口(16;16’)とを備えたハウジング(12,14;12’,14’)と、(b)前記流体が通過でき、前記流入口(18;18’)および前記流出口(16;16’)と連通する光触媒チャンバ(20;20’)と、を備え、前記光触媒チャンバ(20;20’)は、 (b−1)三酸化タングステンを含む層で被覆されたセラミック発泡担体からなる光触媒(22;22’)と、(b−2)前記光触媒(22;22’)を活性化させるための可視光源と、を備える、ことを特徴とする、空気浄化装置(10;10’)。
【請求項9】前記光触媒(22’)を活性化させるための前記可視光源は、複数のLEDを備え、該複数のLEDは、十角形の各頂点に1個ずつ配置され、さらに2個のLEDが、前記十角形の1辺の両端にある2個のLEDとともに三角形を形成するように配置されており、別の1個のLEDとともに該三角形の構成辺のうち2辺は、十角形の別の1辺によって隔てられている、ことを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の空気浄化装置(10’)。
【請求項12】冷蔵庫内を清潔かつ無臭に保ち、果物や野菜の保存期間を延ばすための方法であって、(i)請求項11に記載の冷蔵庫を準備する工程と、(ii)前記光触媒(22;22’)を前記光源で照射することにより活性化させる工程と、(iii)前記空気浄化装置(10;10’)を通して冷蔵庫内の空気を循環させる工程と、を含む、ことを特徴とする、方法。
【請求項13】空気浄化装置用光触媒(22;22’)であって、酸化アルミニウムAl2O3およびSiO2を基材とし、8〜10ppiの細孔密度を有し、三酸化タングステン、酸化スズおよび酸化銀を含む層で被覆してなるセラミック発泡担体備え、三酸化タングステンと、酸化スズと、酸化銀との重量比が、0.9〜1.1:1.3〜1.7:0.05〜0.15、好ましくは、約1:1.5:0.1に相当する、ことを特徴とする光触媒(22;22’)。
【請求項14】請求項13に記載の光触媒(22;22’)の製造方法であって、(α)Al2O3およびSiO2を基材とし、8〜10ppiの細孔密度を有し、好ましくは、圧縮空気で洗浄されたセラミック発泡担体を準備する工程と;(β)前記セラミック発泡担体を、三酸化タングステン、酸化スズ、および酸化銀を、0.9〜1.1:1.3〜1.7:0.05〜0.15、特に、約1:1.5:0.1の重量比で含む水性浴に浸水させる工程と、(γ)こうして被覆された前記支持体を、好ましくは、圧縮空気で乾燥する工程、または、70〜80℃で加熱する工程と、を含む、ことを特徴とする製造方法。
Bー11電機関連
特開2025-143353半導体装置の作製方法 株式会社半導体エネルギー研究所
【課題】半導体装置の作製工程の歩留まりを高める。半導体装置の量産性を高める。
【解決手段】基板上に第1の材料層20を形成する工程、第1の材料層上に第2の材料層23を形成する工程及び第1の材料層と第2の材料層とを分離する工程を行い、半導体装置を作製する。加えて、分離前に、第1の材料層と第2の材料層とを積層した状態で加熱することが好ましい。第1の材料層は、水素と酸素のうち一方または双方を含むガス(例えば、水)を有する。第1の材料層は、例えば、金属酸化物を有する。第2の材料層は、樹脂を有する。第1の材料層と第2の材料層とは、水素結合が切断されることにより分離する。また、加熱により、第1の材料層と第2の材料層との界面または界面近傍に水が析出する。第1の材料層と第2の材料層とは、該界面または該界面近傍に存在する水に起因して密着性が低下することで分離する。
金属酸化物層20は光触媒機能を有することが好ましい。光触媒機能を有する金属酸化物層に光を照射することで、光触媒反応を生じさせることができる。これにより、レーザ光のようなエネルギーの高い光を照射しなくても、金属酸化物層と樹脂層との結合力を弱め、容易に分離することができる。金属酸化物層20には、酸化チタン、酸化タングステン等が好適である。酸化チタンを用いると、酸化タングステンよりもコストを低減でき、好ましい。
特開2025-144337発光性イオン結晶 国立大学法人九州大学 日産化学株式会社
【課題】発光効率の高いフォトンコンバージョン発光体を提供すること。
【解決手段】イオン性部位及び発光性部位を有する発光性分子イオンと、該発光性分子イオンの対イオンとを含み、前記発光性分子イオン同士の分子間距離が3オングストローム以上である、発光性イオン結晶。
本発明によれば、光エネルギー変換材料を用いた発光体としての機能や、フォトンアップコンバージョン技術による低いエネルギーの光を高いエネルギーの光に変換する機能などを固体中で高効率な発光効率を発現することができる。このため、本発明は様々な分野で応用しうるものであり、例えば、人工光合成、ペロブスカイト太陽電池等の太陽電池、光触媒、ディスプレイ等の表示素子、さらにバイオイメージング技術や光診断治療など、これらの効率を飛躍的に向上させることが期待される。
特開2025-148850フォトンアップコンバージョン材料およびフォトンアップコンバージョンフィルム 日東電工株式会社
【課題】経時的な性能低下が抑制されたフォトンアップコンバージョン材料を提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態によるフォトンアップコンバージョン材料は、第1の波長領域λ1にある光を吸収可能な増感成分と、該第1の波長領域λ1よりも短波長である第2の波長領域λ2にある光を放射可能な発光成分と、分散媒と、を含み;該分散媒が、リン系化合物、イオウ系化合物、セレン系化合物、ヒ素系化合物またはテルル系化合物から選択される化合物を含み;該フォトンアップコンバージョン材料は、該化合物100重量部に対して、該増感成分を1.0×10−5重量部〜10.0重量部、および、該発光成分を1.0×10−4重量部〜50.0重量部重量部含む。
本発明の実施形態によるフォトンアップコンバージョン材料は、フォトンアップコンバージョンフィルムの作製に好適に用いられ得る。得られるフォトンアップコンバージョンフィルムは、太陽電池または太陽光発電、光触媒、バイオイメージング、光学機器等に好適に用いられ得る。
特開2025-149507液体吐出装置 セイコーエプソン株式会社
【課題】インクミストの影響を低減することができる液体吐出装置を提供する。
【解決手段】媒体に対し走査されるキャリッジと、前記媒体を搬送する搬送部と、前記キャリッジに搭載され、前記媒体に対しインクを吐出するヘッドユニットと、前記キャリッジを内包するハウジングユニットと、を備える液体吐出装置であって、前記ハウジングユニットは、第1波長を含む第1光を出力する照射部を有し、前記ヘッドユニットは、駆動信号を生成する駆動信号生成回路を含む駆動基板と、前記駆動信号が印加されることで液体を吐出させる圧電素子を含むヘッドと、前記駆動信号生成回路を内包するヘッドハウジングと、光触媒が塗布された第1フィルターと、前記第1フィルターを通じて外気を前記ヘッドハウジングの内部に引き込むことで前記駆動信号生成回路を冷却するファンと、を有し、前記光触媒は、前記第1波長と反応し前記インクを分解する、液体吐出装置。
【請求項1】媒体に対し走査されるキャリッジと、前記媒体を搬送する搬送部と、前記キャリッジに搭載され、前記媒体に対しインクを吐出するヘッドユニットと、前記キャリッジを内包するハウジングユニットと、を備える液体吐出装置であって、前記ハウジングユニットは、第1波長を含む第1光を出力する照射部を有し、前記ヘッドユニットは、駆動信号を生成する駆動信号生成回路を含む駆動基板と、前記駆動信号が印加されることで液体を吐出させる圧電素子を含むヘッドと、前記駆動信号生成回路を内包するヘッドハウジングと、光触媒が塗布された第1フィルターと、前記第1フィルターを通じて外気を前記ヘッドハウジングの内部に引き込むことで前記駆動信号生成回路を冷却するファンと、を有し、前記光触媒は、前記第1波長と反応し前記インクを分解する、液体吐出装置。
特に効果的に光触媒を用いる構成例を説明する。プリンターのキャリッジは、ヘッドドライブ基板と呼ばれるインクジェットを駆動する電源基板を搭載することが多く、熱を発生する基板であるため軸流ファンなどで空冷することが多い。このため、浮遊しているインクミストがあると空気の流れとともにミストを基板へ流し込んでしまい、基板にそのままミストが付着し続ける場合がある。また、例えば、ミストは粘性があってファンの流路に付着し、ある程度に凝集すると自重で落ちて、インクの塊として基板に落ち、基板の回路をショートする場合もあった。本実施形態では、ファンの流路に光触媒を塗布したルーバーを設置した。ファンにより浮遊ミストを含んだ気流は、ファンの直上に設けたルーバーを通過する。この際に、ミストはルーバー表面に付着する。ルーバーには表面に光触媒が塗布されており、光活性化の効率化のためにルーバーの裏面には鏡面が設けられている。これにより、ルーバーの直上からは機内照明による光線が注ぎ、ルーバー表面の光触媒によりミストが分解される。また、ルーバーの裏面の鏡面構造により光線が何度も反射して、効率的に光活性を起こす。これにより、ヘッドドライブをミストから守ることができる。 なお、本実施形態の技術は、例えば、DTFのミストばかりでなく、UVラベルプリンターなどで発生する気化性インクの匂いの除去にも適用可能である。
特表2025-533345複数の独立して切替可能なスイッチング領域を有するPDLC機能素子を制御する方法 サン−ゴバン セキュリット フランス
【課題】PDLC機能素子の改良された制御方法を提供する。
【解決手段】本発明は、切換状態(オン、オフ)を制御ユニットによってスイッチング領域(Sn、Sn+1)に適用することができ、A)異なる切換状態(オン、オフ)を少なくとも2つの隣接するスイッチング領域(Sn、Sn+1)に適用し、B)個々のスイッチング領域(Sn、Sn+1)における切換状態(オン、オフ)を変更するためにシグナルをユーザまたは自動制御によって制御ユニットに送信し、C)まずすべてのスイッチング領域(S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8、S9)を「オン」切換状態に設定し、D)次いで変更された切換状態をスイッチング領域(S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8、S9)に適用する、少なくとも2つの隣接する独立して切替可能なスイッチング領域(Sn、Sn+1、n=1〜8)を有するPDLC機能素子を制御する方法に関する。
外側ペイン、内側ペインおよび/または中間層は、それ自体知られている適切なコーティング、例えば、反射防止コーティング、非粘着性コーティング、耐傷コーティング、光触媒コーティング、UV吸収性もしくは反射性コーティング、またはIR吸収性もしくは反射性コーティング、例えば太陽光遮断コーティングもしくはLow−Eコーティングを有することができる。
Bー12健康・医療
特開2025-150744飛沫感染、飛沫核感染防止のための衝立 株式会社フジタ 国立研究開発法人理化学研究所
【課題】消費電力が低く、かつ、呼気に由来する飛沫、飛沫核を効果的に捕捉し、飛沫、飛沫核に含まれる感染症の原因となる物質を不活化可能な衝立を提供すること。
【解決手段】衝立は、少なくとも一つのシャッタ、支持機構、および光照射装置を備える。少なくとも一つのシャッタは、水平にストライプ状に配置された複数のスラットを有する。支持機構は、少なくとも一つのシャッタを支持するように構成される。光照射装置は、少なくとも一つのシャッタの一方の側に配置され、下方に光を照射するように構成される。複数のスラットのうちシャッタの下側に位置する一つ以上のスラットは、複数のスラットのうちシャッタの上側に位置する一つ以上のスラットと比較し、シャッタの法線方向において一方の側により近く配置される。
【請求項4】前記複数のスラットの少なくとも一部は、表面に光触媒を含む層を有する、請求項1に記載の衝立。
複数のスラット132は、可視光を透過するように構成することが好ましい。これにより、衝立100を介して人が対話する際、大きな違和感を覚えることなく自然な会話を楽しむことができる。同時に、複数のスラット132は、光照射装置140から照射される光を透過しないことが好ましい。このため、複数のスラット132は、例えば芳香族ポリカーボネート、あるいはポリエチレンテレフタレートなどの芳香族置換基を有するポリエステルなどの可視光に対して高い透過率を有し、かつ、紫外光または赤外光を吸収する樹脂を含むことが好ましい。また、複数のスラット132の全てまたは一部は、表面に光触媒を含む層を有してもよい。光触媒としては、紫外線を含む光を吸収して酸化還元作用を示す酸化チタンなどが例示される。光触媒を含む層をスラット132の表面に設けることで、スラット132に付着した細菌やウイルス、真菌などを含む粒子感染源を不活性化することができるとともに、スラット132自体の劣化を防止することができる。
Bー13その他
特開2025-144139排ガス処理装置、排ガス処理方法および硫化物化合物の製造方法 デクセリアルズ株式会社
【課題】高濃度の硫化水素を含む排ガスを高温で処理しても、燃焼室を構成する部品の破損を抑制するとともに、二酸化硫黄を除害することが可能な排ガス処理装置を提供する。
【解決手段】排ガス処理装置は、硫化水素を含む排ガスを処理する装置である。排ガス処理装置は、排ガスに含まれる硫化水素を燃焼させて二酸化硫黄に変換する燃焼炉と、燃焼炉で変換された二酸化硫黄をアルカリ水溶液と接触させて亜硫酸塩に変換するスクラバーとを備える。燃焼炉11は、排ガスを導入する第1導入管21と、可燃性ガスおよび支燃性ガスを導入する第2導入管22と、第1導入管21および第2導入管22と接続されている燃焼室23とを備える。燃焼室23を構成する部品は、燃焼室23の室内側の表面に石英ガラスが存在している。
古くは、ブラウン管TV用の蛍光体、近年では、人工光合成用の光触媒および全固体電池用の固体電解質において、硫化物化合物が使用されている。これらの硫化物化合物を合成する際に、反応に必要な硫黄源の供給方法が大きな課題であり、反応温度の自由度や量産性の観点から、硫化水素を連続的に供給して反応させて硫化物化合物を合成する手法が望まれていた。
特表2025-533472原子量子クラスター誘導体を生成するための方法 ナノガップ スブ−エネエメ−パウダー ソシエダッド アノニマ ウニベルシダーデ デ サンティアゴ デ コンポステラ
【要約】本発明は、式(I)の化合物:N(2y/z)[Mx(GO3)y](I)(式中、[Mx(GO3)y]は、アニオンであり、Mxは、x数のゼロ価金属原子からなる原子量子クラスター(AQC)であり、Gは、SiまたはTiであり、yは、1、2、3、4、5および6から選択される整数であり、式(I)の化合物は、正味電荷を有さない)を生成するための簡単でスケーラブルな方法を提供する。加えて、本発明は、式(I)の化合物を含む組成物、式(I)の化合物を生成するための方法、式(I)の化合物の使用、および医薬としての使用のための式(I)の化合物、その第二医薬用途、医薬組成物、パーツのキット、および前記式(I)の化合物を含むアポトーシス剤を対象とする。
【請求項15】触媒としての、好ましくは、酸化還元反応触媒としてのまたは光触媒としての、請求項1〜6のいずれか一項に定義される式(I)の化合物、または請求項7のアニオン、または請求項14の組成物の使用。
他の使用 さらなる態様において、本発明は、触媒としての、好ましくは、酸化還元反応としての触媒または光触媒としての、本明細書に記載される式(I)の化合物もしくはアニオン、または式(I)の化合物もしくはアニオンを含む組成物の使用を対象とする。上記の態様は、上記の実施態様のいずれかに定義される式(I)の化合物もしくはアニオン、または化合物もしくはアニオンを含む組成物により触媒される化学反応の反応物の少なくとも1つと接触させる工程を含む、化学反応のための触媒方法として策定され得る。
B−14光触媒を防ぐ・効果無し
特開2025-144100印刷システム 理想科学工業株式会社
【課題】簡易な装置構成で、顧客にとって不必要な後処理制御情報を消去すると共に、必要な情報のみ残すように印刷する。
【解決手段】前処理液とインクとの重量が洗濯堅牢度が高くなる比率として印刷する第一の印刷手段15aと、前処理液とインクとの重量を、洗濯堅牢度が第一の印刷手段15aの洗濯堅牢度よりも低くなる比率として印刷する第二の印刷手段15bと、第一の印刷手段15aにより画像情報に基づいて印刷装置1に印刷させると共に第二の印刷手段15bにより後処理装置の制御情報を後処理制御情報として印刷装置1に印刷させ、印刷された後処理制御情報を読み取り部22に読み取らせ、読み取った後処理制御情報に基づいて乾燥装置2を制御する制御部25と、を備える。
白色顔料としては、例えば、酸化チタン、亜鉛華、硫化亜鉛、酸化アンチモン、酸化ジルコニウム等の無機顔料などを挙げることができる。さらに、中空樹脂微粒子、高分子微粒子等の白色顔料を用いることもできる。なかでも、隠蔽性の観点から、酸化チタンを用いることが好ましい。酸化チタンの平均粒子径は、隠蔽性の観点から50nm以上であることが好ましく、吐出安定性の観点から500nm以下であることが好ましい。酸化チタンを使用する場合は、光触媒作用を抑制するために、アルミナやシリカで表面処理されたものを用いることが好ましい。表面処理量は、顔料中に5〜20質量%であることが好ましい。
特開2025-145098印刷装置および捺染物の製造方法 理想科学工業株式会社
【課題】追加のインクを用いることなく、捺染された画像のうちの一部のみを消すことが可能な捺染物を製造可能とする印刷装置および捺染物の製造方法を提供する。
【解決手段】制御部は、前処理液吐出ヘッド31が前処理液を布に吐出し、前処理液が吐出された布に白インク吐出ヘッド32およびカラーインク吐出ヘッド33がインクを吐出して主画像および追加画像を印刷するよう制御する。制御部は、布の主画像を印刷した領域の洗濯堅牢度が所定の第1レベル以上となるようにインクに対する前処理液の重量比を調整して主画像を印刷し、布の追加画像を印刷した領域の洗濯堅牢度が第1レベルより低い所定の第2レベル以下となるようにインクに対する前処理液の重量比を調整して追加画像を印刷するよう前処理液吐出ヘッド31、白インク吐出ヘッド32、およびカラーインク吐出ヘッド33を制御する。
白色顔料としては、例えば、酸化チタン、亜鉛華、硫化亜鉛、酸化アンチモン、酸化ジルコニウム等の白色無機顔料などを挙げることができる。さらに、中空樹脂微粒子、中実樹脂微粒子等の白色有機顔料を用いることもできる。なかでも、隠蔽性の観点から、酸化チタン顔料を用いることが好ましい。白色顔料の平均粒子径は、隠蔽性の観点から50nm以上、100nm以上、または200nm以上であることが好ましく、吐出安定性の観点から500nm以下、400nm以下、300nm以下であることが好ましい。酸化チタン顔料の平均粒子径は隠蔽性および吐出安定性の観点から200〜300nmがより好ましい。酸化チタン顔料を使用する場合は、光触媒作用を抑制するために、アルミナ、シリカ等で表面処理されたものを用いることが好ましい。表面処理量は、顔料中に5〜20質量%であることが好ましい。
特開2025-145100捺染物の製造方法および印刷装置 理想科学工業株式会社
【課題】画像が印刷された衣服の運動機能性の低下を容易に軽減できる捺染物の製造方法および印刷装置を提供する。
【解決手段】インクを凝集させる前処理液を衣服に吐出し、前処理液が吐出された衣服に白インクを吐出し、前処理液および白インクが吐出された衣服にカラーインクを吐出して画像を印刷する工程を含み、印刷する工程において、衣服における着用者の運動時の伸縮度合いが他の領域よりも大きい運動時高伸縮領域に印刷する場合に、運動時高伸縮領域の少なくとも一部において、前処理液の吐出量を適正量以上とし、白インクの吐出量を適正量未満とする。
白色顔料としては、例えば、酸化チタン、亜鉛華、硫化亜鉛、酸化アンチモン、酸化ジルコニウム等の白色無機顔料などを挙げることができる。さらに、中空樹脂微粒子、中実樹脂微粒子等の白色有機顔料を用いることもできる。なかでも、隠蔽性の観点から、酸化チタン顔料を用いることが好ましい。白色顔料の平均粒子径は、隠蔽性の観点から50nm以上、100nm以上、または200nm以上であることが好ましく、吐出安定性の観点から500nm以下、400nm以下、300nm以下であることが好ましい。酸化チタン顔料の平均粒子径は隠蔽性および吐出安定性の観点から200〜300nmがより好ましい。酸化チタン顔料を使用する場合は、光触媒作用を抑制するために、アルミナ、シリカ等で表面処理されたものを用いることが好ましい。表面処理量は、顔料中に5〜20質量%であることが好ましい。
J−3木酢・竹酢・草酢
特開2025-147901精製木酢液の製造方法 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社
【課題】精製された木酢液の製造方法を提供する。
【解決手段】粗木酢液を含塩素有機溶剤と接触させた後、液液分離することにより上層液を取得する第一工程、及び、上層液から溶存する含塩素有機溶剤を留去する第二工程からなる精製木酢液の製造方法。
【請求項1】粗木酢液を含塩素有機溶剤と接触させた後、液液分離することにより上層液を取得する第一工程、及び、上層液から溶存する含塩素有機溶剤を留去する第二工程からなる精製木酢液の製造方法。
【請求項2】含塩素有機溶剤がジクロロメタン又はクロロホルムである請求項1に記載の精製木酢液の製造方法。
【請求項3】含塩素有機溶剤がジクロロメタンである請求項1に記載の精製木酢液の製造方法。
特開2025-157508エタノールの変換方法、及びその他炭化水素の製造方法 旭化成株式会社
【課題】エタノールの変換方法及びその他炭化水素の製造方法の提供。
【解決手段】(1)エチレン及びエタノールを含有する混合原料を、断熱型反応器内で触媒と接触させ、炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得ることを含む、エタノールの変換方法、(2)メタノール及びエタノールを含有する混合原料を、断熱型反応器内で触媒と接触させ、炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得ることを含む、エタノールの変換方法、及び(3)エタノール及びエチレンを含有する混合原料を、断熱型反応器内で触媒と接触させ、炭素数3以上のオレフィンを含有する反応ガスを得ることと、前記反応ガスを、第1の蒸留塔により炭素数2〜3の炭化水素を主に含む留分Aと、炭素数4〜6の炭化水素を主に含む留分Bとに分離することと、留分Aの少なくとも一部を、前記反応工程に混合原料の一部としてリサイクルすることと、を含む、エタノールの変換方法。
本実施形態のエタノールの変換方法において、混合原料は、メタノールを更に含んでいてもよい。メタノールとしては種々の製法で製造されたものを使用することができる。例えば、天然ガスや石炭より得られる一酸化炭素の水素化や二酸化炭素の水素化、木酢液の蒸留により得られるものを使用することができる。
Y−1海洋深層水
特許7717336海藻類の藻体の製造方法 オタフクソース株式会社 国立大学法人高知大学 独立行政法人国立高等専門学校機構
【課題】海藻類の成熟を抑制する技術を提供すること。
【解決手段】海藻類を微細気泡供給下で培養する工程、及び海藻類を回収する工程、を含む、海藻類の培養方法、により解決する。
近年、季節による海水温上昇の影響を受けにくい、海藻の陸上養殖法が注目されている。非特許文献1で用いられる陸上養殖法では、低水温の海洋深層水を一日数回供給し、培養タンクの海水を冷却することで、スジアオノリの通年収穫が可能となったことが記載されている。しかし、同方法では、海洋深層水の汲み上げにエネルギーや設備を要し、生産コストが高くなってしまう。加えて、気温の高い夏季には、海水の取得量を増加させる必要がある。
特許7752812金属酸化物分散組成物 株式会社コーセー
【要約】経時安定性に優れ、べたつきのなさに優れた、良好な使用性を有する金属酸化物分散組成物を提供すること。 次の成分(A)〜(C):(A)ポリヒドロキシステアリン酸(B)シリコーン処理金属酸化物(C)オレイン酸グリセリルを含有し、前記成分(B)の金属酸化物が酸化チタンを除く金属酸化物である、金属酸化物分散組成物。
本実施形態の皮膚外用剤には、皮膚外用剤に使用される成分、すなわち、水(精製水、温泉水、深層水等)、油剤、界面活性剤、金属セッケン、ゲル化剤、粉体、水溶性高分子、皮膜形成剤、樹脂、紫外線防御剤、包接化合物、抗菌剤、香料、消臭剤、塩類、pH調整剤、清涼剤、動物・微生物由来抽出物、植物抽出物、血行促進剤、収斂剤、抗脂漏剤、美白剤、抗炎症剤、活性酸素消去剤、細胞賦活剤、保湿剤、キレート剤、角質溶解剤、酵素、ホルモン類、ビタミン類等を配合することができる。水(精製水、温泉水、深層水等)、油剤、界面活性剤、金属セッケン、ゲル化剤、粉体、水溶性高分子、皮膜形成剤、樹脂、紫外線防御剤、包接化合物、抗菌剤、香料、消臭剤、塩類、pH調整剤、清涼剤、動物・微生物由来抽出物、植物抽出物、血行促進剤、収斂剤、抗脂漏剤、美白剤、抗炎症剤、活性酸素消去剤、細胞賦活剤、保湿剤、キレート剤、角質溶解剤、酵素、ホルモン類、ビタミン類等については、前述した第3の実施形態での説明が、本実施形態にも当てはまるので説明を省略する。
特開2025-143895レシチン含有化粧料用組成物 日本精化株式会社
【課題】レシチンを化粧料に簡便に配合できる組成物であり、かつ、保管安定性に優れた組成物を提供する。
【解決手段】以下の成分(A)〜(C)を含有し、成分(A)の含有量が0.1〜30質量%であり、成分(B)の含有量が55質量%以上であり、成分(B1)と(B2)の質量比が95:5〜55:45であり、成分(C)の含有量が成分(A)の含有量に対して0.01〜0.4質量倍である化粧料用組成物を用いる。(A)レシチン(B)以下の成分(B1)及び(B2)からなる有機溶媒 (B1)炭素数3〜6の3価以上のアルコールから選択される1種又は2種以上 (B2)エタノール及び炭素数3〜6の1,2−アルカンジオールから選択される1種又は2種以上(C)油性成分
水としては、常水、精製水の他、硬水、軟水、天然水、海洋深層水、電解アルカリイオン水、電解酸性イオン水、イオン水、クラスター水が好ましいものとして挙げられる。
特開2025-145461水中油型乳化化粧料及びその製造方法 株式会社コーセー
【課題】本発明は、IOB値が0.2〜0.8である、25℃で固形の油剤を、水中油型乳化化粧料へ安定配合し、使用感に優れた水中油型乳化化粧料を得ることを主な課題とする。
【解決手段】次の成分(A)〜(D);(A)IOB値が0.2〜0.8である、25℃で固形の油剤(B)成分(A)とのHSP距離Raが7.0以下である、25℃で液状の油剤の少なくとも2種(C)リン脂質(D)IOB値が1.5〜5.0である多価アルコール4質量%以上、35質量%未満を含有し、前記成分(B)が少なくとも炭化水素油を含み、前記成分(A)及び前記成分(B)の総含有質量に対する成分(C)の含有質量割合(C)/{(A)+(B)}が、0.005〜0.7である、水中油型乳化化粧料を提供する。
本発明における水中油型乳化化粧料は、水を含有し得るが、化粧料、医薬部外品、医薬品等に含有され得るものであれば良く、特に制限されない。水としては、精製水、温泉水、深層水、あるいは植物の水蒸気蒸留水でもよく、必要に応じて1種以上を適宜選択して用いることができる。また含有量は、特に限定されず、適宜、他の成分量に応じて含有することができるが、水中油型乳化化粧料全量に対して、40〜85%が好ましく、40〜80%がより好ましく、40〜70%がさらに好ましい。
特開2025-154094皮膚機能改善剤、皮膚外用剤、化粧料、及び皮膚機能改善剤組成物 リファインホールディングス株式会社
【課題】新規、且つ有用な皮膚機能改善剤、ならびに、この皮膚機能改善剤を含む皮膚外用剤、化粧料、及び皮膚機能改善剤組成物を提供すること。
【解決手段】本発明の皮膚機能改善剤、皮膚外用剤、化粧料、及び皮膚機能改善剤組成物は、ヤマモモの抽出物を有効成分として含有する。
水としては、例えば、常水、精製水の他、硬水、軟水、天然水、海洋深層水、電解アルカリイオン水、電解酸性イオン水、イオン水、クラスター水から選択される1種又は2種以上を使用できる。
特開2025-159504毛髪化粧料 株式会社ノエビア
【課題】本発明は、洗い流し時及び乾燥後の使用感が良好な毛髪化粧料を提供することを課題とする。
【解決手段】下記(A)及び(B)を含有する毛髪化粧料。(A)テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(B)ダイマー酸及び/又はダイマージオールのジエステル、二塩基酸のエステル並びにラクトン誘導体から選択される2種以上
<成分(H)> 成分(H)は溶媒となる水であり、成分(H)としては、イオン交換水、蒸留水、脱イオン水、精製水、温泉水、海洋深層水等を使用することができる。成分(H)の配合量は、本発明の毛髪化粧料全量に対して、例えば5〜90質量%であり、使用時に所望の感触が得られるのに適した配合量となるように調整することが好ましい。
特開2025-159909水中油型乳化化粧料 株式会社アルビオン
【課題】水中油型乳化化粧料において、保湿感などのスキンケアの実効的な効果、後肌のべたつきのなさといった使用感に加えて、使用後に視覚的に効果を感ぜられる、乳化化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)〜(B);(A)アルミニウム塩、(B)グリセリルグルコシドを含有する、水中油型乳化化粧料。
(水)本発明は水中油型乳化化粧料であり、水を含むものである。水は、分散媒体として用いられるものであり、特に限定されないが、例えば精製水、蒸留水、イオン交換水、水道水、温泉水、海洋深層水等があげられる。
特開2025-161682消波ブロック水域に造成する自然養殖場と、そのための深層水湧昇装置。澤木 英夫 澤木 由弥子
【課題】稚魚の逃げ場隠れ場を設置して保護し生存率を高め、自然の生物の捕食で成育し、水質は自然の浄化作用を利用し、周囲と同じ生態系で成育することで水生生物にストレスが無く、逃げ出しで環境を乱す恐れがなく、安全で、低コストの自然養殖場の造成と方法の提供と、併せて貧栄養な海面表層に深海水を排水することで沿岸に豊かな漁場を創出させるのが課題である。
【解決手段】離岸消波ブロックの陸側水域に設けた底面が無く下端縁部が常に水底に当接し、上端縁部は常に水面以上の囲み部と、その囲み部に設けた稚魚が出入り可能で成魚は出入り不可能な隙間部から入った稚魚の隠れ場を設けて保護し、深層水湧昇装置で囲み部の周囲を肥沃化させることで増殖をさせる。
【請求項5】潮汐を利用して深層水を湧昇させサイフォンにより海面表層に排水する装置であって、
海底に設置した貯水槽と、前記貯水槽の内側底面から前記貯水槽の内側天面までの高さは、大潮の満潮の水面の高さと大潮の干潮の水面の高さの差よりも高くし、前記貯水槽を設置する高さは前記内側底面が前記大潮の前記干潮の水面の高さと略同一にし、前記貯水槽の天板に設けた前記貯水槽の中の空気が外部に出入り可能にする通気口と、前記貯水槽の前記内側底面近傍に設けた吸水口と、その吸水口に取り付けた吸水パイプと、その吸水パイプの対向する一方の端部を海中の望む深さにまで延伸し、前記吸水口に設けた前記貯水槽へ流入可能で逆流不可能にした逆止弁と、前記貯水槽の小潮の満潮の水面より1センチから15センチの範囲の下方の位置に設けた排水口と、その排水口に一方の端部を挿入した排水パイプと、前記貯水槽の内側に挿入した前記排水パイプの一方の端部を前記貯水槽の前記内側底面近傍に取り付け、前記貯水槽の外側の前記排水パイプの端部を前記大潮の前記干潮時の水面と略同一の高さに取り付け、でなる深層水湧昇装置。
【請求項6】曳航を可能にし、稼働場所の自由度を高めた半潜水浮体式深層水湧昇装置であって、貯水槽と、その貯水槽の内側底面から前記貯水槽の内側天面までの高さは、大潮の満潮の水面の高さと大潮の干潮の水面の高さの差よりも高くし、前記貯水槽の天板に設けた前記貯水槽内の空気が外部に出入りする通気口と、前記貯水槽の前記内側底面の近傍に設けた吸水口と、その吸水口に取り付けた吸水パイプと、その吸水パイプの対向する一方の端部を海中の望む深さにまで延伸させ、前記吸水口に設けた前記貯水槽へ流入可能で逆流不可能にした逆止弁と、前記貯水槽の前記内側底面近傍に設けた排水口と、その排水口に一方の端部を取り付けた排水パイプと、その排水パイプの対向する側の端部と、その端部に取り付けた浮体と、前記端部を望む水域の海面まで延伸させ、前記排水パイプに設けた排水が可能で逆流不可能にした逆止弁と、前記貯水槽に設けた浮体と、前記貯水槽に取り付けた係留索と、その係留索の対向する先端に取り付けたアンカーと、前記貯水槽を海中に半潜水させ、前記アンカーを垂直下に設置し、前記貯水槽が半潜水する深さは前記内側底面が前記大潮の干潮の水面の高さと略同一にし、前記係留索の緊張係留と、でなる半潜水浮体式深層水湧昇装置。
図6(a)により説明する海底15に設置した貯水槽50の内側底面51は小潮の干潮21の水面と略同一の高さにし、貯水槽50の内側天面52は大潮の満潮22の水面以上の高さにする。貯水槽50の内側底面51の近傍に吸水口60を設け、吸水パイプ61の一方の端部を吸水口60に取り付け、吸水パイプ61の対向する一方の端部を海中の望む深さに延伸させ、吸水口60に吸入は可能で逆流不可能の逆止弁62を設ける。貯水槽50の内側底面51の近傍に排水口70を設け、貯水槽50の外側の排水口70にヒンジを介して浮体弁74を取り付ける。 潮が満ちるに従い浮体弁74が浮き上がり、排水口70を浮力で閉じ、海面と同じ高さに深層水が吸入され、満潮で吸水が止まり、貯水槽50内の深層水の水面は保持される。干潮になり浮体弁74より海面が下がると浮力を失い浮体弁74が開き海面に排水される。 貯水槽50の天板53に通気口54を設け貯水槽50内の空気が内部の深層水の吸入排水で空気が加圧負圧となる事を防ぐ。 図6(b)により説明する。潮汐を利用して深層水を湧昇させサイフォン75により海面表層に排水する装置であって、海底15に設置した貯水槽50と、貯水槽50の内側底面51から貯水槽50の内側天面52までの高さは、大潮の満潮22の水面の高さと大潮の干潮23の水面の高さの差よりも高くし、貯水槽50を設置する高さは内側底面51が大潮の干潮23の水面の高さと略同一にし、貯水槽50の天板53に設けた貯水槽50の中の空気が外部に出入り可能にする通気口54と、貯水槽50の内側底面51近傍に設けた吸水口60と、その吸水口60に取り付けた吸水パイプ61と、その吸水パイプ61の対向する一方の端部を海中の望む深さにまで延伸し、吸水口60に設けた貯水槽50へ流入可能で逆流不可能にした逆止弁62と、貯水槽50の小潮の満潮20の水面より1センチから15センチの範囲の下方の位置に設けた排水口70と、その排水口70に挿入した排水パイプ71と、その排水パイプ71の貯水槽50の中側の端部を貯水槽50の内側底面51近傍に取り付け、排水パイプ71の貯水槽50の外側の端部を大潮の干潮時23の水面と略同一の高さに取り付け、排水パイプ71に排水が可能で海水の侵入を防ぐ逆止弁72を設ける。通気口54については、逆に通気口54を設けない、あるいは通気口54を閉じることで、深層水の吸入途上で空気圧が高まり、吸入が阻害され排水パイプ71から漏れ出し、吸入しつつ排水させる選択もある。図7により説明する。曳航を可能にし、稼働場所の自由度を高めた半潜水浮体式深層水湧昇装置であって、貯水槽50と、貯水槽50の内側底面51から貯水槽50の内側天面52までの高さは、大潮の満潮22の水面の高さと大潮の干潮23の水面の高さの差よりも高くし、貯水槽50の天板53に設けた貯水槽50内の空気が外部に出入りする通気口54と、貯水槽50の内側底面51の近傍に設けた吸水口60と、その吸水口60に取り付けた吸水パイプ61と、その吸水パイプ61の対向する一方の端部を海中の望む深さにまで延伸させ、吸水口60に設けた貯水槽50へ流入可能で逆流不可能にした逆止弁62と、貯水槽50の内側底面51近傍に設けた排水口70と、その排水口70に一方の端部を取り付けた排水パイプ71と、その排水パイプ71の対向する側の端部と、その端部に取り付けた浮体73と、端部を望む水域の海面まで延伸させ、排水パイプ71に設けた排水が可能で逆流不可能にした逆止弁72と、貯水槽50に設けた80浮体と、貯水槽50に取り付けた係留索81と、係留索81の対向する先端に取り付けたアンカー82と、貯水槽50を海中に半潜水させ、アンカー82を垂直下に設置し、貯水槽50が半潜水する深さは内側底面51が大潮の干潮23の水面の高さと略同一にし、係留索81を緊張係留させる。
特開2025-161697海藻の成長促進剤および海藻の養殖方法 イビデン株式会社
【課題】海藻の生体組織に悪影響がなく、海藻を成長促進するための薬剤とそれを用いた海藻の養殖方法を提供する。
【解決手段】海藻の成長促進剤は、オキソ脂肪酸もしくはその塩および水酸化脂肪酸もしくはその塩からなる群から選ばれる少なくとも1種以上の化合物を含む。
本発明の海藻の成長促進剤は、海藻を培養する培養液(例えばろ過海水や滅菌海水等)中に付与されていてもよく、また海藻の胞子体(葉状体、盤状体、糸状体)、雌雄配偶体(葉状体、盤状体、糸状体)を本発明の海藻の成長促進剤中に浸漬し、これを滅菌海水中で培養してもよい。 培養液としては、ろ過処理済みおよび滅菌処理済みの天然海水や人工海水を用いてもよく、天然海水をろ過したろ過海水や天然海水を滅菌した滅菌海水を用いてもよい。また、人工海水は、主に、ナトリウムイオン、マグネシウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン等の陽イオン;塩素イオン、硫酸イオン等の陰イオンが含まれるように調製されている。人工海水の塩分濃度は、1.0質量%以上3.5質量%以下であることが好ましい。天然海水を使用する場合は、海洋深層水を使用してもよい。海洋深層水とは、深度200m以深の深海に分布する海水である。海洋深層水は塩濃度が高いので、海藻の培養に障害となる菌等が生存し難い。また、海洋深層水は、人工的な汚染がなく、低温であったため雑菌が少なく、太陽光が当たらなかったために生存植物性プランクトンの混入がない。また、海洋深層水は、硝酸塩等での窒素(N)や、リン酸塩等でのリン(P)や、ケイ酸塩等でのケイ素(Si)等が豊富であり、海藻の増殖に好適である。
特開2025-161913皮膚の粘弾性向上剤 オリザ油化株式会社
【課題】新規な皮膚の粘弾性向上剤を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。1. トマト種子抽出物を有効成分とする皮膚の純弾性向上剤。2.トマト種子抽出物を有効成分とする皮膚の正味の弾性向上剤。3.トマト種子抽出物を有効成分とする皮膚の戻り率向上剤。4.上記1.〜上記3.のいずれかに記載の皮膚の粘弾性向上剤。5.トマト種子抽出物を有効成分とする皮膚の粘弾性向上剤。6.トマト種子抽出物を有効成分とするAGE産生抑制剤。7.上記トマト種子抽出物は、リコペロサイド類を含有するものであることを特徴とする上記1.〜上記6.に記載の剤。
8.上記リコペロサイド類は、リコペロサイドHであることを特徴とする上記7.に記載の剤。
抽出溶媒として水を用いる場合、水の種類は、特に限定されず、水道水、蒸留水、ミネラル水、アルカリイオン水、深層水等を使用することができる。
特開2025-161956皮膚保護剤用組成物 株式会社 菊星
【課題】皮膚に対する染着の防止効果を有するだけでなく、皮膚刺激成分に起因して生じる皮膚刺激の抑制効果を有し、染着防止効果と皮膚刺激の抑制効果の両方を有する皮膚保護剤用組成物を提供する。
【解決手段】スメクタイト族粘土鉱物及び有機変性処理スメクタイト族粘土鉱物からなる群より選択される少なくとも一種の化合物であるスメクタイト族系粘土成分と、油溶性成分と、を含有し、更に、HLBが11.0以下のノニオン系の分散補助剤を含有し、前記スメクタイト族系粘土成分の含有割合が、全質量の0.01〜60質量%であり、皮膚に塗布されることで前記皮膚上に当該皮膚を保護する保護膜を形成する、皮膚保護用組成物。
水性成分は、化粧料、医薬品分野において用いられ得る水性成分であり、例えば、精製水、温泉水、深層水、植物などの水蒸気蒸留水などの水、この水と親和性のある溶媒などのことである。
特開2025-162450海の環境改善装置 ペアリ株式会社
【課題】海面付近に深層水の滞留した領域を生じさせて海域の環境改善を図る。
【解決手段】海面上に浮遊させる浮体ユニット16に、揚水パイプ18から深層水14を汲み上げて、汲み上げた深層水14と空気とを混合する気体液体混合装置22と、混合された空気の泡を微細化する気泡微細化装置24を設け、この浮体ユニット16が、深層水に多量の微細な気泡を混入させた状態で、汲み上げた深層水の比重を軽くして、海面に深層水の滞留した領域を生じさせる
【請求項1】海面上に浮遊させる浮体ユニットに、揚水パイプから深層水を汲み上げて、汲み上げた深層水と空気とを混合する気体液体混合装置と、混合された空気の泡を微細化する気泡微細化装置を設け、この浮体ユニットが、深層水に多量の微細な気泡を混入させた状態で、汲み上げた深層水の比重を軽くして、海面に深層水の滞留した領域を生じさせることを特徴とする海域の環境改善装置。
【請求項2】気体液体混合装置は、汲み上げた深層水に海面周辺の海水も混合することを特徴とする請求項1に記載の海域の環境改善装置。
【請求項3】海面上に浮遊させる浮体ユニットに、配置した領域を浮遊させる推進装置と位置制御装置を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の海域の環境改善装置。
【請求項4】請求項1または2に記載の深層水を汲み上げる浮体ユニットを、予め設定した領域に浮遊させて位置制御をして、浮体ユニットを配置した領域に深層水の滞留した領域を生じさせて、該当する海域の環境改善を図ることを特徴とする海域の環境改善方法。
【請求項5】請求項1または2に記載の深層水を汲み上げる浮体ユニットを、予め設定した領域に複数浮遊させて分散配置し、それぞれの浮体ユニットを独立にまたは連結して位置制御をして、浮体ユニットを配置した領域に深層水の滞留した領域を生じさせて、該当する海域の環境改善を図ることを特徴とする海域の環境改善方法。
未整理
特表2025-532674NAMPTモジュレータ、調製物及びその使用 シロナックス リミテッド.
【要約】本開示は、式1又は8の化合物、それを含む組成物、並びにNAMPTの調節及びNAMPT活性化に応答する様々な疾患及び状態の治療における使用を含むそれを使用する方法を提供する。
165 頁
特表2025-535332cGAS阻害剤としてのトリアゾール置換イミダゾ[1,2−a]ピリミジン グラクソスミスクライン、インテレクチュアル、プロパティー、ディベロップメント、リミテッド
【要約】本発明は、化合物、それを含有する組成物、ならびに様々な障害、詳細には自己免疫性、自己炎症性または免疫媒介性状態、例えば全身性エリテマトーデス(SLE)、皮膚エリテマトーデス(CLE)およびループス腎炎の処置におけるそれらの使用に関する。
54 頁
2025−10−7 粟田 熙(粟田 煕)
無題AB 2025−9 NO13
はじめに
環境・素材に関する特許について は終了しましたが、検索を忘れないようにするためAマイナスイオン 全文検索 B光触媒、J木酢 Y海洋深層水を月単位で、掲載します。題名は無題ABとします。今回は9月1日から9月30日までです。今回から健康を追加します。、全文検索において、文献サイズが大きいため、分割して表示しています。は大部分、分類しません。未整理とします。NO11、12を添付します。
Aマイナスイオン
Aー1トルマリン・電気石
全文検索
特許7576254簡易トイレ インプルーブエナジー株式会社 広瀬 幸雄
【課題】衛生的で安全性に配慮した簡易トイレの提供を目的とする。
【解決手段】便器と、排泄物を分解処理するための処理槽と、前記処理槽の空間部にオゾンを供給するオゾン発生装置及びイオンを供給するイオン発生装置とを有していることを特徴とする簡易トイレ。
イオン発生部は、例えば鉱石とセラミックの接触による電位差に基づき接触電気現象を起因して微弱電流発生し、微弱電流が流れる周囲に磁界が発生するとともに、電圧がかかって周囲に電界が生じることで、マイナスイオンが外部に放射されると考えられるが、さらに空洞部42bを有することで、イオンに流れが生じると考えられる。
金属M1、M2は、例えばステンレス鋼や銅、アルミ合金等が挙げられ、鉱石としては、例えば斑レイ岩や閃緑岩、閃長岩、花崗岩、トルマリンなどが、セラミックとしては、例えばガラスセラミックスが挙げられるが、公知の物を用いてもよく、異種物質は2種の金属であってもよい。
特開2025-138575電子発生器具及びその製造方法 合同会社日本レプトン
【課題】効率よく電子を放出し、より一層大きな活性化効果を発揮させることができる電子発生器具及びその製造方法を提供する。
【解決手段】電子を発生する電子発生器具であって、電子発生部と前記電子発生部を内部に収容する筐体とを備えており、前記電子発生部は、一方端がN極、他方端がS極である筒状の磁石体と、前記筒状の磁石体の内部に配置される電子発生材と、前記筒状の磁石体の前記一方端の開口部を閉塞する第1電極部と、前記筒状の磁石体の前記他方端の開口部を閉塞する第2電極部とを備えることを特徴とする電子発生器具。
また、上記天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の含有量は、アルファ線の電離作用を最大限利用することができる含有量とすることが好ましい。特に、電子発生物質に含まれる二酸化チタンの含有量は、例えば、電子発生材52:100質量部に対して、5質量部以上15質量部以下に設定することが好ましく、さらには、10質量部以上15質量部以下に設定することがより好ましい。また、二酸化チタンの粉体の他、六ホウ化ランタン(LaB6)、ブラックシリカ、タングステン、金属シリコン、二硫化モリブデン、及び金属ゲルマニウムから選択される粉体を含める場合、六ホウ化ランタンの含有率は、電子発生材52:100質量部に対して、0.5質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。また、ブラックシリカの含有率は、電子発生材52:100質量部に対して、1質量部以上5質量部以下に設定することが好ましく、タングステンの含有率は、電子発生材52:100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下に設定することが好ましい。また、金属シリコンの含有率は、電子発生材52:100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましく、二硫化モリブデンの含有率は、電子発生材52:100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。また、金属ゲルマニウムの含有率は、電子発生材52:100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。窒化ガリウム(GaN)の含有率は、電子発生材52:100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、トルマリンの含有率は、電子発生材52:100質量部に対して、2質量部以上10質量部以下に設定することが好ましい。また、ホウ素の含有率は、電子発生材52:100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、ホウ素化合物の含有率は、電子発生材52:100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましい。なお、ホウ素化合物としては、例えば、八ホウ酸二ナトリウム四水和物を挙げることができる。
特開2025-138576電子発生器具及びその製造方法 合同会社日本レプトン
【課題】効率よく電子を放出し、より一層大きな活性化効果を発揮させることができる電子発生器具及びその製造方法を提供する。
【解決手段】長尺状の電子供給対象物に設置される電子発生器具であって、カバー体と、前記カバー体の内部に配置され、円筒状に形成される電子発生部材とを備えており、前記円筒状の電子発生部材の内部に前記電子供給対象物を挿通可能に構成されることを特徴とする電子発生器具
また、上記天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の含有量は、アルファ線の電離作用を最大限利用することができる含有量とすることが好ましい。特に、電子発生物質に含まれる二酸化チタンの含有量は、例えば、電子発生層312:100質量部に対して、1質量部以上15質量部以下に設定することが好ましく、5質量部以上15質量部以下に設定することがより好ましく、さらには、10質量部以上15質量部以下に設定することがより好ましい。また、二酸化チタンの粉体の他、六ホウ化ランタン(LaB6)、ブラックシリカ、金属マグネシウム、タングステン、金属シリコン、二硫化モリブデン、金属ゲルマニウム、ホウ素、ホウ素化合物から選択される粉体を含める場合、六ホウ化ランタンの含有率は、電子発生層312:100質量部に対して、0.5質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。また、ブラックシリカの含有率は、電子発生層312:100質量部に対して、1質量部以上5質量部以下に設定することが好ましく、金属マグネシウムの含有量は、電子発生層312:100質量部に対して1質量部以上35質量部以下に設定することが好ましく、5質量部以上35質量部以下に設定することがより好ましい。さらには、15質量部以上35質量部以下に設定することがより一層好ましい。また、タングステンの含有率は、電子発生層312:100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下に設定することが好ましく、金属シリコンの含有率は、電子発生層312:100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。また、二硫化モリブデンの含有率は、電子発生層312:100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましく、金属ゲルマニウムの含有率は、電子発生層312:100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。窒化ガリウム(GaN)の含有率は、電子発生層312:100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、トルマリンの含有率は、電子発生層312:100質量部に対して、2質量部以上10質量部以下に設定することが好ましい。また、ホウ素の含有率は、電子発生層312:100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、ホウ素化合物の含有率は、電子発生層312:100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましい。なお、ホウ素化合物としては、例えば、八ホウ酸二ナトリウム四水和物を挙げることができる。
特開2025-138577電子発生ペースト 合同会社日本レプトン
【課題】効率よく電子を放出し、より一層大きな活性化効果を発揮させることができ、かつ、扱いやすい電子発生ペーストを提供する。
【解決手段】電子を発生する電子発生ペーストであって、二硫化モリブデンペーストと、放射性物質を含有する天然鉱物の粉体と、前記天然鉱物から放出されるアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の粉体とを備えることを特徴とする電子発生ペースト。
また、天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質としては、二酸化チタン(TiO2)の粉体が用いられる。この二酸化チタン(TiO2)は、アナターゼ型であることが特に好ましい。なお、ルチル型の二酸化チタン(TiO2)を使用してもよい。また、二酸化チタンの粉体に、金属シリコン、六ホウ化ランタン(LaB6)、窒化ガリウム(GaN)、ブラックシリカ、トルマリン、ホウ素、ホウ素化合物から選択される少なくとも1種の粉体を混合したものを電子発生物質として使用することができる。
特表2025-531650エネルギーハーベスティングモジュール及びエネルギーハーベスティングモジュールの製造方法 TDK株式会社
【要約】エネルギーハーベスティングモジュール、より具体的には、車両の車輪の回転可能な構成要素に結合されるように構成されたエネルギーハーベスティングモジュール、及びエネルギーハーベスティングモジュールを製造する方法が開示される。いくつかの実施形態では、エネルギーハーベスティングシステムは、圧電構成要素に加えられた機械的ひずみに応じてエネルギーを生成するように構成された圧電構成要素を含み、圧電構成要素は、機械的ひずみを受けている間、変形するように構成されており、圧電構成要素は、圧電材料層と、1つ以上の導電性接合層と、荷重支持層と、1つ以上の電極層とを備え、荷重支持層は、繊維強化複合材料を含む。
様々な実施形態では、圧電構成要素404は、結晶及び半導体材料又はポリマー及び有機材料のうちの少なくとも1つである圧電材料を含み得る。結晶及び半導体材料の例としては、ポリフッ化ビニリデン、リン酸ガリウム、チタン酸ビスマスナトリウム、チタン酸ジルコン酸鉛、石英、ベルリナイト(AlPO4)、スクロース(テーブルシュガー)、ロッシェル塩、トパーズ、トルマリングループの鉱物、チタン酸鉛(PbTiO3)、ランガサイト(La3Ga5SiO14)、オルトリン酸ガリウム(GaPO4)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、ペロブスカイトを有するセラミックスのファミリーのいずれか、タングステンブロンズ、ニオブ酸カリウム(KNbO3)、タングステン酸ナトリウム(Na2WO3)、Ba2NaNb5O5、Pb2KNb5O15、ニオブ酸ナトリウムカリウム((K,Na)NbO3)(例えば、NKN又はKNN)、ビスマスフェライト(BiFeO3)、ニオブ酸ナトリウム(NaNbO3)、チタン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸ビスマス(Bi4Ti3O12)、チタン酸ビスマスナトリウム(NaBi(TiO3)2)、閃亜鉛鉱結晶、GaN、InN、AlN、及びZnOを挙げ得る。ポリマー及び有機材料の例としては、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)及びそのコポリマー、ポリアミド、及びパラリン−C、ポリイミド及びポリ塩化ビニリデン(PVDC)、並びにジフェニルアラニンペプチドナノチューブ(PNT)を挙げ得る。
Aー1−1黒曜石
特許7703067電波吸収体及びその製造方法 株式会社リケン環境システム
【課題】40GHzまでの広帯域で電波吸収特性に優れる電波吸収体を提供する。
【解決手段】フェライト、ペタライト、長石、及びパーライトを含み、任意でさらにドロマイト及び釉薬を含む成形体を焼成してなる電波吸収体であって、前記成形体は、質量%で、フェライトを70.0%以上85.0%以下、ペタライトを1.5%以上12.0%以下、長石を1.5%以上12.0%以下、パーライトを1.5%以上12.0%以下、ドロマイトを0.0%以上8.0%以下、及び釉薬を0.0%以上9.0%以下含むことを特徴とする電波吸収体。
成形体はパーライトを含むものとする。パーライトとは、珪質の火山岩であり、主に非晶質二酸化ケイ素(SiO2)と少量の水で構成されている。パーライトとしては、ガラス質の火成岩である黒曜石を高温で加熱処理した黒曜石系パーライトを使用することが好ましい。成形体がパーライトを含有することで、電波吸収体において、GHz帯における電波吸収特性の向上、導電性の確保、焼結体の形状保持等の効果が得られる。成形体のパーライトの含有量が1.5%未満であると、GHz帯における所望の電波吸収特性が得られない。したがって、パーライトの含有量は、1.5%以上とし、2.0%以上が好ましく、2.8%以上がより好ましい。一方、成形体のパーライトの含有量が12.0%超えであると、他の原料の含有量とのバランスが崩れ、GHz帯における所望の電波吸収特性が得られない可能性がある。したがって、パーライトの含有量は、12.0%以下とし、10.0%以下が好ましく、8.0%以下がより好ましい。原料段階でのパーライトは粉末であることが好ましく、パーライトの粉末の平均粒径は145〜155μm、粒度分布は20〜460μm程度とすることができる。
特開2025-131091植物用生育補助剤及び植物の生育方法 三洋化成工業株式会社 岡山県
【課題】本発明の課題は、植物病害の低減と補助剤自体の薬害の低減を高い水準で両立できる植物用生育補助剤を提供することにある。
【解決手段】体積平均粒子径が10〜1000nmである粒子を含有する植物用生育補助剤であって、前記粒子が、化合物(X)、銅及びキトサンを構成成分として含む粒子であり、前記化合物(X)がカルボキシル基、リン酸基及びスルホン酸基並びにこれらの塩からなる群から選ばれる少なくとも1種の官能基(x)を少なくとも2個有する化合物である植物用生育補助剤。
<評価>(1)植物病害及び生育補助剤自体の薬害の評価 植物材料として、ナス科植物のトマト(品種:レジナ)を、土(スーパーミックスA(サカタのタネ):ホワイトバーミキュライト(A−2、旭工業株式会社):太平洋パーライト黒曜石系3号(太平洋マテリアル株式会社)=2:1:1)に播種し、24℃にて24時間の明暗サイクル(明時間16時間および暗時間8時間)で栽培した。実施例1〜4及び比較例1〜6の植物用生育補助剤を播種後18−19日間栽培したトマトに葉面散布した。また、各溶液には、展着剤として0.1重量%アプローチBI(丸和バイオケミカル株式会社)を添加した。対照区は0.1重量%アプローチBIを添加したイオン交換水を処理した。処理2日後にトマト斑葉細菌病菌Pseudomonas sp.(5×106cfu/mL)を噴霧接種して湿室下にて静置し、接種5または6日後に病徴を検定した。得られた病徴を元に、下記により防除価を算出した。得られた防除価について、実施例1の防除価を100とした場合の相対値として比較例1の「(1−1)植物病害の評価」を表現した。同様に、実施例2の防除価を100とした場合の相対値として比較例2−1及び2−2の「(1−1)植物病害の評価」を表現した。また、実施例3の防除価を100とした場合の相対値として比較例3−1及び3−2の「(1−1)植物病害の評価」を表現した。実施例4の防除価を100とした場合の相対値として比較例4の「(1−1)植物病害の評価」を表現した。
また、生育補助剤自体の薬害を下記基準で評価した。結果を表1に示す。なお、比較例5及び6の防除価については、薬害が激しく、病徴なのか薬害なのかが判別できず、評価できなかったため「−」と記載した。
特開2025-136214樹脂モルタル 太平洋マテリアル株式会社
【課題】材料分離せず、軽量でありながら高い強度発現性を備える樹脂モルタルを提供する。
【解決手段】熱硬化性樹脂と、硬化剤と、粒径0.5mm以下の軽量骨材と、少なくとも2種の無機粉末とを含み、粒径0.5mm以下の軽量骨材が、熱硬化性樹脂100質量部に対し、10〜380質量部であり、無機粉末の合計の含有量が、熱硬化性樹脂100質量部に対し、50〜480質量部である、樹脂モルタル。
軽量骨材は、後述する粒径を満たすものであれば特に限定されるものではなく、例えば、黒曜石、真珠岩等を焼成発泡させた無機系発泡性骨材であるパーライト、火力発電所で発生するフライアッシュバルーン、発泡ガラス粒(ガラスバルーン)、樹脂組成物から形成され気泡を有する発泡樹脂等が挙げられる。軽量骨材は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
特開2025-136215樹脂モルタル 太平洋マテリアル株式会社
【課題】流動性に優れて材料分離せず、軽量でありながら十分な強度発現性を備える樹脂モルタルを提供すること。
【解決手段】熱硬化性樹脂と、硬化剤と、粒径0.5mm以下の軽量骨材Aと、粒径0.5mm超5mm以下の軽量骨材Bと、無機粉末とを含み、無機粉末の含有量は、熱硬化性樹脂100質量部に対し、25〜450質量部である、樹脂モルタル。
軽量骨材は、後述する粒径の条件を満たすものであれば特に限定されるものではなく、例えば、黒曜石、真珠岩等を焼成発泡させた無機系発泡性骨材であるパーライト、火力発電所で発生するフライアッシュバルーン、発泡ガラス粒(ガラスバルーン)、樹脂組成物から形成され気泡を有する発泡樹脂等が挙げられる。軽量骨材は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を併せて用いてもよい。
A−2マイナスイオン発生器
特許7576254簡易トイレ インプルーブエナジー株式会社 広瀬 幸雄
【課題】衛生的で安全性に配慮した簡易トイレの提供を目的とする。
【解決手段】便器と、排泄物を分解処理するための処理槽と、前記処理槽の空間部にオゾンを供給するオゾン発生装置及びイオンを供給するイオン発生装置とを有していることを特徴とする簡易トイレ。
特開2025-127951液体供給装置および液体供給装置の制御方法 AW・ウォーター株式会社
【課題】オゾン臭による違和感を覚えさせない液体供給装置を提供すること。
【解決手段】液体供給装置10は、液体を貯留する液体貯留タンク21と、マイナスイオンを生成するマイナスイオン生成器40と、前記液体貯留タンク21から前記マイナスイオン生成器40に液体を供給する液体供給路49と、前記マイナスイオン生成器40にて生成したマイナスイオンを供給するマイナスイオン供給路とを備える。前記液体貯留タンク21の外側を覆うカバー35を備え、前記マイナスイオン供給路は、前記マイナスイオン生成器40にて生成したマイナスイオンを給水口部分に供給する第1供給路471と、前記マイナスイオンを前記カバー35の内側に供給する第2供給路472とを含む。
特開2025-128003ドライヤ用のアタッチメント及びドライヤ ヤーマン株式会社
【課題】毛髪にダメージを与えにくいアタッチメントを提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、ドライヤ用のアタッチメントであって、先部と、基部とを備え、基部は、ドライヤに接続するように構成され、先部は、ユーザの毛髪と当接する複数の突起部を備え、複数の突起部は、ドライヤからの送風の吹出口をそれぞれ形成し、各々の吹出口が、先部の中心と突起部とを結ぶ直線に対して所定の角度を成す方向に送風を吹き出すように構成される、ものが提供される。
【請求項11】請求項1に記載のアタッチメントにおいて、前記先部は、少なくとも一部が帯電体によって形成され、前記吹出口からプラスイオン及び/又はマイナスイオンを吹き出すように構成される、もの。
特開2025-128005ドライヤに取り付けるブラシ型のアタッチメント及びドライヤ ヤーマン株式会社
【課題】カール付けをより簡単な操作により可能とする技術を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、ドライヤに取り付けるブラシ型のアタッチメントであって、固定部品と、回転部品とを備え、固定部品は、ドライヤからの送風を受ける吸入口を備え、ドライヤに対して位置が固定されるように構成され、回転部品は、側面に、ブリッスルと、送風を吹き出す吹出口とを備え、固定部品により回転可能に支持されるように構成される、ものが提供される。
【請求項5】請求項1に記載のアタッチメントにおいて、前記ブリッスルは、帯電体によって形成され、前記アタッチメントは、前記ドライヤと接続された状態で、前記ドライヤから送出されるプラスイオン及び/又はマイナスイオンを、前記ブリッスルと当接するユーザの毛髪に伝搬するように構成される、もの。
特開2025-129696熱電変換材料、熱電変換素子、熱電変換モジュール、光センサおよび熱電変換材料の製造方法 住友電気工業株式会社 学校法人トヨタ学園
【課題】熱電変換の効率を向上させることができる熱電変換材料を提供する。
【解決手段】熱電変換材料は、鉄と、バナジウムと、アルミニウムと、を母材料として含む。熱電変換材料は、さらに酸素を含む。一次イオンとしてBi3++を用い、スパッタイオンとしてアルゴンを用い、表面から100nmをスパッタして測定した飛行時間型二次イオン質量分析により、質量数67の正イオンであるバナジウム−酸素結合の信号強度が、質量数27の正イオンであるアルミニウムの信号強度に対して5.2%以上である。
【請求項2】鉄と、バナジウムと、アルミニウムと、を母材料として含み、さらに酸素を含み、一次イオンとしてBi3++を用い、スパッタイオンとしてアルゴンを用い、表面から100nmをスパッタして測定した飛行時間型二次イオン質量分析により、質量数43の負イオンであるアルミニウム−酸素結合の信号強度が、質量数16の負イオンである酸素の信号強度に対して26.1%以下である、熱電変換材料。
特開2025-134484粉塵検出システム 株式会社LINK−US
【課題】ハウジングの内部空間に存在する粉塵を取り出しつつ、当該粉塵を高精度で検出しうるシステムを提供する。
【解決手段】ハウジングHに超音波振動が印可されていることで、当該ハウジングHの内側面および/または構造体Cの表面に付着している粉塵が高確度で遊離される。さらに、ハウジングHの内部空間Sがイオンにより除電されているので、帯電によって当該ハウジングHの内側面および/または構造体Cの表面に付着している粉塵であってもさらに高確度で遊離されうる。このため、ハウジングHの内部空間Sに存在する粉塵が、吸気装置14により当該ハウジングHの内部空間Sから確実に吸引されたうえで、粉塵検出装置24により確実に検出されうる。
【請求項2】請求項1に記載の粉塵検出システムにおいて、イオン発生器と、イオン供給管と、を有し、前記イオン発生器により発生されたイオンを、前記イオン供給管を通じて前記ハウジングの内部空間に供給することにより、当該ハウジングの内部空間を除電する除電装置を備えている粉塵検出システム。
特開2025-135654質量分析装置 株式会社島津製作所
【課題】一度の質量分析でより多くの情報を得ることを一の目的とする。
【解決手段】制御部は、第1極性モードかつマルチモードの下でイオンを検出する第1分析モードと、第2極性モードかつシングルモードの下でイオンを検出する第2分析モードとの間で分析モードを切り替えながら試料成分の質量分析を行う。
【請求項3】前記第1極性のイオン群は正イオンであり、前記第2極性のイオン群は負イオンであり、前記制御部は、前記試料成分として脂質を分析対象とする場合に、前記第1分析モードと前記第2分析モードとの間で分析モードを切り替えながら当該試料成分の質量分析を行う、請求項1または2に記載の質量分析装置。
特開2025-135680イオン発生装置 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
【課題】プラズマ電極を適切に温度制御可能にし、効率よくイオンを取り出すことができるイオン発生装置を提供する。
【解決手段】本発明のイオン発生装置1は、表面生成法によりイオンビームを生成する形式である。イオン発生装置1は、放電ガスを収容する放電容器2と、放電容器2の内部空間と当該放電容器2の外部空間とを連通する複数のイオン引出孔30を有するプラズマ電極3と、プラズマ電極3の内部において複数のイオン引出孔30の間を通るように配置された冷媒通路32と、冷媒通路32に冷媒ガスを供給する冷媒供給部7とを備えている。
特開2025-139982イオン送風装置 パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
【課題】乗車者が不快に感じることを抑制しつつ、車両の室内にイオンを効率的に供給できるイオン送風装置を提供する。
【解決手段】イオン送風装置10は、車両1の室内2の天井3に配置されるイオン送風装置であって、イオンを発生させるイオン発生器11と、イオンを含む空気Aを室内2に送風する送風機12と、室内2の温度が所定範囲内である場合には空気Aを室内2の座席側に向かって優先的に送風するように送風機12を制御し、温度が所定範囲内でない場合には空気Aを室内2の座席側よりも天井3側に向かって送風するように送風機12を制御するECU16とを備える。
特表2025-528920無限自動発電装置、発電、エネルギー貯蔵、及び増幅のための。ラザナジャトヴォ,ピエトフ
【要約】本発明は、無限自動発電装置番号1から19に関するものである。無限自動発電装置No:1から19は、機械的および電気的なエネルギーを生成、蓄積、増幅します。外部電源を追加せずに、無限自動発電装置No:1から19は、新しい製品に一緒に使用することができます。無限自動発電装置No:1から19は以下の材料で作られています:−−充電式バッテリー、コンデンサー、同じ電圧だが異なる出力の電気トランスが並列および/または直列に接続されています。−−キャパシタには二つの異なる電極があり、このキャパシタには穴が開いていることがあります。このキャパシタは高電圧絶縁体に使用されます。−−高電圧絶縁体に使用される磁石、ダイオード、コイル、トランスフォーマー。−−絶縁された磁性合金ワイヤーコイルを使用したトランスフォーマーと電動モーター、−−軸の上で回転している1つ以上の円形磁石が、棒やU字型などの形状の磁石の近くにあります。−−少なくとも2本のトルサード絶縁ワイヤーが、高電圧絶縁体によって分離され、絶縁体の上に使
【請求項18】請求項17および49に記載の(高周波または低周波、非極性、オイル、ミカなどの)コンデンサを備えた無限自動発電装置15および5および18は、AC電源発電機としておよび以下の製品を製造するための装置として使用でき、これらの製品は外部電源なしで連続的にAC電力を供給することができます。以下に記載されている製品の製造に使用されるバッテリー、コンデンサー、電源ユニットと同じ電圧(V)および同じ(類似の)電力貯蔵(W/h)を使用する、請求項17および49に記載された自動発電装置。ポータブルAC電源発電機、HV電子/イオン発生器、空気イオナイザー、イオン化ガス発生器、高電圧(静電気)発生器、(非常に)高周波高電圧発生器これらの新しく製造された製品は、上記にリストされた製品に最初に使用されていた通常の(充電式)バッテリーやコンデンサーおよび/または電源ユニットを、請求項17に記載された無限自動発電装置に置き換えることで、外部電源を追加することなく連続して機能することができます。この装置は、上記にリストされた製品に最初に使用されていた(充電式)バッテリー、ストレージコンデンサー、電源ユニットと同じ(類似の)電圧(V)および電力ストレージ(W/h)を使用します。この新しい製品は「無限自動発電装置」とも呼ばれます。
A−2−1コロナ放電
特開2025-129403積層体、包装体及び包装物品 TOPPANホールディングス株式会社
【課題】ポリエチレンを含み、リサイクル適性を有する積層体において、耐熱性及び強度に優れた積層体、並びに、これを含む包装体及び包装物品を提供する。
【解決手段】積層体(10A1)は、基材層(1)と接着剤層(3)とシーラント層(2)とをこの順序で備え、基材層(1)とシーラント層(2)とはポリエチレンを含み、基材層(1)は、X線回折の平行ビーム法により回折角度10°〜30°の範囲で測定した、全ピーク面積に対する結晶ピーク面積の比である結晶化度が35%以上である。
【請求項7】前記基材層の前記印刷層を備える面にコロナ処理が施されている請求項6に記載の積層体。
特開2025-129836電気集塵装置 三星電子株式会社
【課題】コロナ放電によりイオンを発生させる放電電極及び接地電極と、コロナ放電により帯電した浮遊微粒子を捕集する高圧電極及び捕集電極とを略同一平面上に配置する場合に、放電電極と捕集電極との間で安定した放電を発生させる。
【解決手段】コロナ放電によりイオンを発生させるための高電圧が印加される放電電極と、接地電位に保たれる接地電極と、コロナ放電により帯電した処理気流中の浮遊微粒子をクーロン力により捕集する高圧電極及び捕集電極とを備え、放電電極、接地電極、高圧電極、及び捕集電極は、略同一平面上に、処理気流に略平行な方向に向けて設置され、高圧電極及び捕集電極は、導電性部材が非導電性部材により表面処理された構造を有する、電気集塵装置。
特開2025-129837帯電装置及び電気集塵装置 三星電子株式会社
【課題】広いイオン拡散空間を必要とせずに、周辺部材へのチャージアップを抑制する。
【解決手段】コロナ放電によりイオンを発生させるための高電圧が印加される放電電極と、接地電位に保たれる接地電極と、処理気流における放電電極の上流側に、処理気流に略垂直な方向に向けて設置され、コロナ放電により発生したイオンを逃がす補助電極と備える、帯電装置。
特開2025-131666積層方法及び製品 ダナパック・フレキシブルス・エーエス
【課題】改善された特性を有する、強力で耐久性のある積層を費用効率の高い様式で製造するための方法を提供する。
【解決手段】積層フィルムを提供するための方法は、i)耐水性及び/又は耐酸素性である基層を提供するステップと、ii)接触層を提供するステップと、iii)好ましくは接着積層又は押出積層によって、前記基層を前記接触層に積層するステップと、を含み、接触層は、COC、PA、EVOH、CBC、PVDF、COP、HDPE又はEMAAを含む
【請求項11】前記基層に面する前記接触層の側はコロナ処理される、請求項8又は9に記載の方法。
【請求項15】前記基層に面するCOC層の側はコロナ処理される、請求項13又は14に記載の方法。
特開2025-139575コロナ発生器用共振コンバータ ボーンズ・インコーポレーテッド
【課題】コロナ発生器用共振コンバータを提供すること。
【解決手段】一例は、共振コンバータ、電圧逓倍器、ドライバ回路、ドライバ回路電源、およびコントローラを含むコロナ発生器を提供する。電圧逓倍器回路は共振コンバータに接続され、共振コンバータのコンバータ出力電圧を増幅し、それによってコロナ発生器の出力を発生させるように構成される。ドライバ回路は共振コンバータに接続され、共振コンバータにドライバ信号を供給するように構成される。ドライバ回路電源は、ドライバ回路に電力を供給するように構成される。コントローラは、コロナ発生器の出力の電圧を示す電圧フィードバックを受け取ることと、その電圧フィードバックをコロナ発生器の出力の所望の出力電圧と比較することと、ドライバ回路に供給される電力の量を調整するためにドライバ回路電源にコマンドを送信することとを行うように構成されている。
特開2025-141412化学強化結晶化ガラスおよび化学強化用結晶化ガラス AGC株式会社
【課題】従来にはない新規なガラスの提供。
【解決手段】化学強化用結晶化ガラスを化学強化して得られる化学強化結晶化ガラスであって、スタティックオネストメータ装置を用いて、印加電圧を10kVとしてコロナ放電を発生させ、上記化学強化結晶化ガラスを30秒間帯電させた際の最大測定電圧の絶対値が、1950V以上である、化学強化結晶化ガラス。
特表2025-532192低帯電かつ光学的な取り外し可能なレンズ積層体 ラミネーテッド フィルム エルエルシー
【要約】取り外し可能なレンズ積層体は、基材と前記基材の第1の面における第四級アンモニウムカチオンとを含む帯電防止コーティングを備えるベース層と、前記ベース層の上に積層された1つ以上の取り外し可能なレンズ層とを備える。各取り外し可能なレンズ層は、基材と、前記基材の第1の面における第四級アンモニウムカチオンを含む帯電防止コーティングと、前記第1の面とは反対側の前記基材の第2の面における接着剤とを備えてもよい。前記1つ以上の取り外し可能なレンズ層は、各取り外し可能なレンズ層の前記基材の前記第2の面が、その直前の層の前記基材の前記第1の面に面するように、前記ベース層の上に積層されていてもよい。前記ベース層の前記基材、各取り外し可能なレンズ層の前記基材、及び各取り外し可能なレンズ層の前記接着剤の屈折率は一致してもよい(0.2以内で)。
【請求項3】各取り外し可能なレンズ層は、前記基材の前記第2の面においてコロナ処理されている、請求項1に記載の取り外し可能なレンズ積層体。
【請求項6】前記ベース層は、前記基材の前記第2の面においてコロナ処理されている、請求項4に記載の取り外し可能なレンズ積層体。
特表2025-530792ラミネート包装材料用バリアコートセルロース基材 テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ
【要約】液体又は半液体の食品を包装するためのラミネート包装材料(10a)は、以下の構成を備える:-セルロース系材料、好ましくは紙又は板紙からなるバルク層(11)と、-バルク層の外側に配置され、包装材料から形成されたパッケージの外側を構成する、液密でヒートシール可能な第1の最外の熱可塑性プラスチック層(12)と、 -充填された食品と直接接触するようにバルク層の内側に配置された、第2の最内の液密でヒートシール可能な熱可塑性プラスチック層(13)と、 -部分的に酸化されたアルミニウムを含む物理蒸着(PVD)バリアコーティングでコーティングされたバリア基材層(14b)を含むバリア層(14)と、を備え、このバリアコーティングは、8〜40nmの厚さ及び20〜60%の透過率を有し、このバリア層は、バルク層と第2の最内の液密でヒートシール可能な熱可塑性プラスチック層との間に積層される。
【請求項9】前記PVDコーティングされるバリア基材層の表面が、フィルム製造中に、インラインプラズマ前処理及び/又はコロナ、プラズマもしくは大気圧プラズマによって前処理される、請求項1〜8のいずれか一項に記載のラミネート包装材料。
特表2025-532233電池電極用集電体 コアシェル テクノロジーズ インコーポレイテッド
【要約】デバイスは、1つ以上のポリマー材料を有する基材と、基材上に配置された層とを備える電池電極を含み得る。この層は、1つ以上の導電性材料を含み、厚さが12マイクロメートル以下であり、多孔度が少なくとも5体積%であり得る。さらに、シード層を含む電極層は、多数の融合ナノ粒子を備え得る。電極層は、多数の融合ナノ粒子上に配置されたリチウム金属層をも備え得る。電極層は、ポリマー集電体層上にナノ粒子を含むシード層を生成することによって形成され得る。シード層を形成するための配合は、リガンドを有するナノ粒子を含み得、その後、1つ以上の熱処理および/または1つ以上の化学処理プロセスを用いてリガンドを除去し得る。シード層は導電性を有し、ポリマー基材上に配置された場合に集電体として機能し得る。
【請求項30】前記基材上に前記層を形成する前に前記基材に対して1つ以上の前処理プロセスを実行するステップであって、前記1つ以上の前処理プロセスは、紫外線オゾン、コロナ放電、大気圧プラズマ、または1つ以上の化学溶液を前記基材に塗布することのうちの少なくとも1つを含む、ステップを含む、請求項19に記載の方法。
A−2−2集塵
特許7738205伝熱管および熱交換器並びに排煙処理装置 三菱重工パワー環境ソリューション株式会社
【課題】伝熱管および熱交換器並びに排煙処理装置において、伝熱管の耐久性の向上を図る。
【解決手段】排ガス通路に配置される伝熱管本体と、排ガス通路に配置され、伝熱管本体と異なる材料で形成されて長手方向の一端部が伝熱管本体における長手方向の端部に溶接により接続される連結管と、伝熱管本体と連結管との接続部の外側を被覆する金属製の第1被覆部と、第1被覆部の外側を被覆する第2被覆部と、を備える。
【請求項10】排ガスの熱の一部を回収する熱回収装置と、熱回収後の前記排ガスに含まれるばいじんを除去する集塵装置と、集塵後の前記排ガスに含まれる硫黄酸化物を除去する脱硫装置と、脱硫後の前記排ガスを再加熱する請求項9に記載の熱交換器が適用される再加熱装置と、を備える排煙処理装置。
特開2025-127254コネクタおよび加工機 株式会社マキタ
【課題】加工機の静電気対策および加工機と集塵デバイスとの連結の利便性の少なくとも一方を改善する。
【解決手段】加工機と集塵デバイスとを連結するためのコネクタは、加工機と集塵デバイスとを連通させるための貫通孔と、静電気拡散性材料から形成された外表面と、を備えている。
特開2025-127505掃除機ヘッド、電気掃除機、学習装置および推論装置 三菱電機株式会社
【課題】利用者の居住地域によっては、プラスチックは塵や埃とは廃棄方法が異なる場合がある。この場合、電気掃除機で捕捉したゴミから、利用者の手によってプラスチック等を分離する必要があるため、利用者の手を汚すといった衛生上の懸念点や、利便性の確保が課題となっていた。本開示は、捕捉したゴミの廃棄作業を容易化することができる電気掃除機を提供する。
【解決手段】本開示に係る掃除機ヘッドは、被清掃面に対向する吸込口を有するハウジングと、ハウジングに設けられる回転ブラシと、吸込口が吸い込むゴミの特徴を含むゴミ情報を取得する取得部と、取得部が取得したゴミ情報に基づきゴミの種類を判別する判別部と、を備える。
【請求項8】請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の掃除機ヘッドと、一方の端部が前記ハウジングに連結され、中空管状である延長管と、前記延長管の他方の端部に連結される吸込管と、前記吸込管の他方の端部に連結され、吸引風を発生させる本体部と、前記本体部に吸入された前記吸引風に含まれるゴミを捕集する集塵部と、前記回転ブラシを制御する制御部と、を備える、電気掃除機。
【請求項9】前記集塵部は、前記ゴミに含まれる塵埃を捕集する第1収集部と、前記第1収集部に対向する第1開口部と、前記集塵部の側壁の一部を開口して形成される第2開口部と、前記第2開口部と連通する第2収集部と、前記第1開口部と前記第2開口部の何れか一方を塞ぐように開閉する開閉部と、を有し、前記制御部は、前記判別部が判別した前記ゴミの種類に基づいて、前記開閉部の開閉を制御する、請求項8に記載の電気掃除機。
特開2025-128203空気調和機の室内機 海信(広東)空調有限公司 海信家電集団股▲ふん▼有限公司
【課題】空気調和機の室内機が提供される。
【解決手段】室内機は、吸込口が設置される筐体と、吸込口を覆うフィルター(210)を含む濾過アセンブリと、フィルター(210)に付着される異物を除去するように構成される第1洗浄ブラシ(320)と、フィルター(210)の一端に接続される第1リール(330)と、フィルター(210)の他端に接続される第2リール(340)と、を含む自己清掃アセンブリと、第1リール(330)と第2リール(340)に接続される伝動アセンブリと、伝動アセンブリに接続され、伝動アセンブリを介して第1リール(330)及び第2リール(340)を回転させるように構成される駆動アセンブリと、を含む。
【請求項15】さらに、前記第1洗浄ブラシの下方に位置し、前記フィルターから除去された異物を収集するように構成される第1集塵ボックスと、を含む、請求項1に記載の空気調和機の室内機。
【請求項16】前記自己清掃アセンブリは、さらに、前記第1集塵ボックス内に設置されるとともに、前記第1洗浄ブラシに付着した異物を前記第1集塵ボックス内に払い落とすように構成される第2洗浄ブラシを含む、請求項16に記載の空気調和機の室内機。
特開2025-128786集塵ろ布、バグフィルタ及び集塵装置 進和テック株式会社
【課題】耐熱性と耐久性と柔軟性とに加え不燃性をさらに兼ね、且つ低圧力損失と高集塵率とを両立する集塵ろ布及びバグフィルタ、並びにこのバグフィルタを備えた集塵装置を提供すること。
【解決手段】ステンレス鋼線入り無機繊維クロスからなる基布層と、前記基布層の両面に配置されている耐熱無機繊維層とを具備する集塵ろ布が提供される。前記基布層と前記耐熱無機繊維層とは、ニードリングにより一体化されている。前記耐熱無機繊維層は、構成繊維として無機繊維を100%含む。
特開2025-129736ブレーキ用集塵装置 三菱自動車工業株式会社
【課題】車両の走行中であってもブレーキダストを回収しつつ効率的にブレーキ温度の上昇を抑制することができる小型のブレーキ用集塵装置を提供する。
【解決手段】ブレーキディスク5の前部にキャリパ6が配置されたディスクブレーキのブレーキ用集塵装置1であって、キャリパ6の下端部からブレーキディスク5の後部にかけてブレーキディスク5を覆うダストカバー10と、キャリパ6の下方でダストカバー10の側面を開閉して走行風を取り込む側面開閉窓12と、ダストカバー10に取り込んだ走行風を車両2の後方に向けて排出しつつブレーキダストを回収する集塵フィルタ15と、を備え、側面開閉窓12は、ディスクブレーキの制動動作に連動して開制御される。
特開2025-129880熱切断装置 コータキ精機株式会社
【課題】切断作業中に発生する光、音やヒュームを遮蔽することが可能でありながら、占有体積が小さく、メンテナンスが容易な遮蔽カバーを備える熱切断装置を提供すること。
【解決手段】レールと、前記レール上を走行可能である本体と、を備える熱切断装置である。前記本体は、横行レールを備える支持台と、前記横行レールに支持される横行移動装置と、を備える。前記横行移動装置は、トーチを含むトーチユニットと、前記トーチの周囲を囲み、前記横行移動装置に固定された第1遮蔽ユニットと、前記トーチユニットの往復移動方向における往復移動領域の全領域を覆う第2遮蔽ユニットと、を備える。前記第2遮蔽ユニットは、前記トーチユニットの移動に連動しない周面部と、前記本体に固定された部分と前記トーチユニットに接続された部分とを有し、前記横行レール方向に伸縮性を有する伸縮部材を含み、前記トーチユニットの移動に連動可能な上面部と、を含む。
【請求項4】前記第1遮蔽ユニットは、前記第1遮蔽ユニットによって囲われる領域内と集塵装置とを接続する第1ダクトを備える、請求項1または請求項2に記載の熱切断装置。
特開2025-129836電気集塵装置 三星電子株式会社
【課題】コロナ放電によりイオンを発生させる放電電極及び接地電極と、コロナ放電により帯電した浮遊微粒子を捕集する高圧電極及び捕集電極とを略同一平面上に配置する場合に、放電電極と捕集電極との間で安定した放電を発生させる。
【解決手段】コロナ放電によりイオンを発生させるための高電圧が印加される放電電極と、接地電位に保たれる接地電極と、コロナ放電により帯電した処理気流中の浮遊微粒子をクーロン力により捕集する高圧電極及び捕集電極とを備え、放電電極、接地電極、高圧電極、及び捕集電極は、略同一平面上に、処理気流に略平行な方向に向けて設置され、高圧電極及び捕集電極は、導電性部材が非導電性部材により表面処理された構造を有する、電気集塵装置。
特開2025-129837帯電装置及び電気集塵装置 三星電子株式会社
【課題】広いイオン拡散空間を必要とせずに、周辺部材へのチャージアップを抑制する。
【解決手段】コロナ放電によりイオンを発生させるための高電圧が印加される放電電極と、接地電位に保たれる接地電極と、処理気流における放電電極の上流側に、処理気流に略垂直な方向に向けて設置され、コロナ放電により発生したイオンを逃がす補助電極と備える、帯電装置。
特開2025-129965電気集塵装置 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】双方向からの送風に対して除塵可能な電気集塵装置を提供する。
【解決手段】電気集塵装置1は、粉塵を含む空気が流入可能に設けられた開口(一端側開口2、他端側開口4)と、開口から流入する空気中の粉塵を荷電させる荷電部(一端側荷電部21、他端側荷電部41)と、を備える。荷電部は、少なくとも2つ以上設けられ、開口から流入する空気の流れ方向に対して直列に配置される。開口から空気が流入した場合に、流入した開口に近接する一方の荷電部は、第一極板と第二極板とが所定の空間を空けて接地極板との間で放電可能に分割する。一方に対応する他方の荷電部は、第一極板と第二極板とが接地極板との間での放電を抑制可能に係合する。
特開2025-130129粉体塗装装置 旭サナック株式会社
【課題】回収粉の循環経路中から被塗装物に付託し難い微粉のみを除去して、回収粉中に含まれる微粉の割合を抑え、付着効率の高い粉体塗装装置を提供する。
【解決手段】粉体塗装ブース6内で被塗装物Wに塗料タンク1から搬送エアによって搬送された粉体塗料Aを吹き付けて塗装を行い、被塗装物Wに付着しなかったオーバースプレー粉を回収し、回収した回収粉を前記塗料タンク1に戻す循環経路を備える粉体塗装装置において、前記回収粉の循環経路中に、被塗装物に付着し難い微粉を除去する微粉除去装置を設置したことを特徴とする。
【請求項2】前記微粉除去装置は、前記塗料タンクに戻す回収粉と回収粉中の微粉とを分離するミニサイクロンと、このミニサイクロンで分離した微粉を集塵する集塵装置とからなる請求項1記載の粉体塗装装置。
【請求項3】前記ミニサイクロンと前記塗料タンクに、前記集塵装置によって発生する負圧を大気に開放して調整する脱気機構を備える請求項2記載の粉体塗装装置。
特開2025-130252抽気装置及び抽気方法 UBE三菱セメント株式会社
【課題】本開示は、抽気率を上げつつ、集塵機への負荷を下げることが可能な抽気装置及び抽気方法を説明する。
【解決手段】抽気装置は、クリンカ材料を焼成する焼成炉から排出される排ガスの一部を抽気ガスとして抽気するように構成された抽気管と、抽気管を通じて抽気された抽気ガスに冷却ガスを供給するように構成された供給部と、冷却ガスによって塩化カリウムの融点未満の温度まで冷却された抽気ガスから、抽気ガスに随伴するダストに含まれる粗粉を分離するように構成されたチャンバとを備える。チャンバは、抽気ガスが流入する入口部と、抽気ガスが排出される出口部とが設けられた筐体と、入口部から出口部に向かう抽気ガスの流れを阻害するように、入口部と出口部との間において、筐体に対して着脱可能に取り付けられた、少なくとも一つのバッフル部材とを含む。
特開2025-132597集塵装置および電気掃除機 シャープ株式会社
【課題】集塵装置内の塵埃が床面上に漏出することを低減できる集塵装置を提供すること。
【解決手段】塵埃含有空気を吸引する吸引口および塵埃含有空気を流出する流出口を有する吸引装置に着脱可能な集塵装置であって、吸引装置の流出口と接続可能な第1開口と、第1開口と連通路を介して連通し、第1開口よりも塵埃含有空気流方向下流側で集塵装置の内部空間に開口する第2開口と、連通路内に設けられた弁部とを具備し、弁部は、第2開口の近傍に設けられた下流側弁と、下流側弁よりも塵埃含有空気流方向上流側に所定間隔をもって設けられた上流側弁とを有する集塵装置。
特開2025-132840電動工具 株式会社マキタ
【課題】電動工具に設けられたサイクロン分離器の粉塵排出機構における改善を提供する。
【解決手段】電動工具は、モータと、ハウジングと、サイクロン分離器と、カバーと、バネと、ロック機構とを備える。ハウジングは、モータを収容する。サイクロン分離器は、ハウジングに保持されている。サイクロン分離器は、(i)複数の吸気口と、(ii)複数の吸気口と連通する集塵室と、(iii)集塵室の内部と外部とを連通する粉塵排出口とを備えている。カバーは、粉塵排出口を閉塞する閉位置と、粉塵排出口を開放する開位置との間で変位可能である。バネは、カバーを開位置に向けて付勢するように構成されている。ロック機構は、カバーを閉位置でロックするように構成されている。
特開2025-132841電動工具 株式会社マキタ
【課題】サイクロン分離器を備えた電動工具における集塵機能の改善を提供する。
【解決手段】電動工具は、ハウジング、モータ、ファン、サイクロン分離器を備える。ファンは、モータによって回転され、ハウジングの複数の第1吸気口から流入してハウジングの内部を流れる空気流を生成する。サイクロン分離器は、サイクロン分離器の周方向に配置された複数の第2吸気口を有する。サイクロン分離器の軸方向において、複数の第1吸気口と、複数の第2吸気口とは互いから離間している。(i)サイクロン分離器の軸方向において、複数の第1吸気口と複数の第2吸気口との間、且つ、(ii)ハウジングの内面とサイクロン分離器との間に、慣性力によって粉塵を捕集するように構成された第1集塵室が規定されている。サイクロン分離器内に、遠心力によって粉塵を捕集するように構成された第2集塵室が規定されている。
特開2025-133215空気清浄装置 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】集塵性を維持しながら、筐体を水平方向に薄型化する技術を提供する。
【解決手段】本体ケース10の前面12に第1前面吸込口30が設けられ、第1前面吸込口30の後側に前面側空気清浄部40が配置される。送風部60は、前面側空気清浄部40と下面22と後面14と第1側面16と第2側面18と上面20とに囲まれた収納空間50に配置されるとともに、第1側面16に対向する第1吸気口64と、第1吸気口64に設けられる第1整流部80と、上面20に接続される吐出口72と、を有する。本体ケース10の上面20に送風部60の吐出口72に接続される吹出口34が設けられる。
特開2025-133307加工装置、集塵装置、及び集塵方法 アマノ株式会社
【課題】捕集性能(集塵効率)を高めると共に経済性を高める。
【解決手段】本発明は、加工時に液体と気体とを混合して帯電させた帯電ミストを加工物8に噴出する帯電ミスト噴出部18と、加工時に発生したオイルミストを捕集する集塵部31と、を備え、帯電ミスト噴出部18と集塵部31は、加工室内に配置され、帯電ミスト噴出部18は、接地されて液体と気体とを混合して噴出する静電ノズル20と、高電圧が印加されて静電ノズル20の先端部近傍に離間して配置される誘導電極27と、を備え、集塵部31は、接地された集塵電極板35を備えていることを特徴とする。
特開2025-134038電気掃除機 アイリスオーヤマ株式会社
【課題】支持体により掃除機本体を支持する形態の電気掃除機において小型化を実現することを目的とした。
【解決手段】電気掃除機1は、掃除機本体10と、掃除機本体10を支持する支持体100とを有し、掃除機本体10が、電動送風機40と、塵埃を吸い込むための第一吸込口62と、第一吸込口62から吸い込まれた塵埃が捕集される集塵部50と、棒状の把持部14と、を備えたものである。支持体100は、ハンドル部150と、掃除機本体10を着脱可能に収容する収容部120と、掃除機本体10が収容部120に装着された装着状態で第一吸込口62と連通する第二吸込口134と、を有する。電気掃除機1は、掃除機本体10を収容部120に装着した装着状態において、掃除機本体10が支持体100から略突出しないように装着される。
特開2025-134108塗装装置 日本ライナー株式会社
【課題】全体を小型化して作業員1名でも移動および塗装作業ができ、集塵装置に加えエアーカーテンもしくは吸引ダクトの吸込み口による吸引スカートを併設することでさらなるスプレーダスト飛散防止を可能とし、また、フィルターの詰まり交換を作業を中断することなく連続して行える塗装装置を提供する。
【解決手段】下部に車輪43を設けた台車50による塗装装置30であり、台車50の本体フレーム51の脇部に塗装室34を形成し、本体フレーム51に上下アーム42を設けて塗装室34内での塗料散布のスプレーガン33を支承し、塗装室34は周囲を透明シートまたは樹脂板46で囲繞するとともに下部開口をエアーカーテン装置32で囲み、塗装室34からのスプレーダストを補足する集塵装置36に設けるエアーフィルター35は巻取りモーター45で移動するロールフィルターとした。
特開2025-134379集塵循環装置及び集塵循環システム 株式会社呉英製作所
【課題】フィルタを通過するときに発生する泡を遮断する集塵循環装置を提供する。
【解決手段】集塵循環装置100において、下部筐体20に配置される泡遮断機構30と、を備え、泡遮断機構は、下方に開口する下方凹状遮断部30Aと、下方凹状遮断部に離隔して上方に支持され上方に開口する上方凹状遮断部30Bと、を有し、下方凹状遮断部は、下部筐体の内側面に沿って離隔して配置される下部側壁31と、下部側壁の上端に接続して下部側壁で囲む空間を覆う天板32と、を有し、上方凹状遮断部は天板から離隔して集塵機構によるエアの流れの流路となる空気開口部37bを形成した底板37と、底板の周縁に下部筐体の内周面に対面するように配置した上部側壁36と、を有している
特開2025-135015電気掃除機システム アイリスオーヤマ株式会社
【課題】電気掃除機側の塵埃を容易に回収可能な電気掃除機システムSを実現することを目的とした。
【解決手段】電気掃除機システムSは、第一集塵部50が、集塵部流入口を有する第一集塵容器と、集塵空間排気部を有するとともに、第一集塵容器との間に集塵空間を構成する構造体と、第一集塵容器の底部の開口部を開閉可能な開閉部と、を有するものであり、構造体が、中心軸線方向の一方側から他方側に向かうに従って、外形が小さくなるテーパー部を有するものであり、塵埃回収装置100が、電気掃除機1の第一集塵部50から塵埃を回収するものであり、塵埃が集塵される第二集塵部110と、吸引力を発生させる第二電動送風機120と、を備えたものである。
特開2025-135042汚泥乾燥装置 株式会社エム・アイ・エス
【課題】一つの装置で油分を含まない汚泥および油分を含む汚泥のそれぞれに対応可能である汚泥乾燥装置を提供する。
【解決手段】本発明の汚泥乾燥装置は、油分を含まない普通汚泥と油分を含む油分汚泥のそれぞれを乾燥処理できる汚泥乾燥装置であって、内部空間を有する本体部と、前記内部空間に普通汚泥もしくは油分汚泥を投入する汚泥投入部と、前記内部空間で回転する複数の回転羽根と、前記回転羽根の回転を制御する回転制御部と、前記回転羽根の内部に加熱蒸気を供給する加熱蒸気供給部と、前記内部空間を減圧する空気排出部と、前記内部空間に熱風を供給する熱風供給部と、前記回転制御部、前記加熱蒸気供給部、前記空気排出部および前記熱風供給部を制御する制御部と、を備える。
【請求項10】前記熱風排出部および前記空気排出部と、前記吸引処理部との途中に、集塵機構を更に備え、前記集塵機構は、前記熱風排出部から排出される熱風に含まれる粉塵および前記空気排出部から排出される空気に含まれる粉塵を回収する、請求項9記載の汚泥乾燥装置。
特開2025-136076空調機 ブラザー工業株式会社
【課題】より有用性が高い空調機を提供する。
【解決手段】空調機は、排気が流通する第1熱交換流路221と、給気が流通する第2熱交換流路222とを有し、排気と給気との間で熱交換させる熱交換器22と、前記熱交換器を内装する本体11とを備える空調機1であって、前記本体は、前記第1熱交換流路と連通する第1流路4と、前記第1熱交換流路と前記第1流路との間に介在する中間流路を構成する枠体と、前記枠体を移動することにより、前記中間流路が前記第1熱交換流路及び前記第1流路に連結する連結状態と、前記中間流路が前記第1熱交換流路から離間する離間状態とに切り替えるレバーとを有する。
【請求項10】前記カバーは、前記熱交換器に連通する吸込口と、前記吸込口を覆う集塵フィルタとを有する請求項8に記載の空調機。
特開2025-136772塵埃回収装置 日立グローバルライフソリューションズ株式会社
【課題】塵埃回収装置に静音運転モードが選択された場合においても電気掃除機の吸引力低下を抑制できる塵埃回収装置を提供する。
【解決手段】本発明は、電気掃除機10を載置可能な塵埃回収装置20に関する。塵埃回収装置20は、吸引力を発生させる塵埃回収送風機24と、塵埃回収送風機24が発生する吸引力により電気掃除機10の集塵部112に集塵された塵埃を回収する塵埃回収部28と、塵埃回収送風機24を制御する塵埃回収制御部27とを備える。塵埃回収制御部27は、静音運転モードが選択された場合には、通常運転モードに対して異なる状態で塵埃回収送風機24が駆動するように制御する。
特開2025-136773掃除システム 日立グローバルライフソリューションズ株式会社
【課題】塵埃回収効率の低下を抑制した掃除システムを提供する。
【解決手段】本発明の掃除システム1は、電動送風機110と集塵部112を備えた電気掃除機10と、電気掃除機10を載置すると共に、集塵部112に集塵された塵埃を回収する塵埃回収装置20を備える。塵埃回収装置20は、集塵部112の塵埃を回収する塵埃回収部28を備える。電気掃除機10は、電動送風機110と集塵部112の集塵フィルタ1126との間に流路切換部130を備える。流路切換部130には、集塵フィルタ1126を通過した空気を電動送風機110に流入させる電動送風機側開口133と、流路切換部130から集塵フィルタ1126に向かうように空気を流入させる集塵部連通開口132を備えた。
特開2025-136774塵埃回収装置 日立グローバルライフソリューションズ株式会社
【課題】塵埃回収時の微細な塵埃の放出を抑制した塵埃回収装置を提供する。
【解決手段】本発明は、電気掃除機10を載置可能な塵埃回収装置20に関する。塵埃回収装置20は、吸引力を発生させる塵埃回収送風機24と、塵埃回収送風機24が発生する吸引力により電気掃除機10の集塵部112に集塵された塵埃を回収する塵埃回収部28とを備える。塵埃回収装置20は、集塵部112と塵埃回収部28とを連通する第1流路201と、塵埃回収送風機24の排気部と集塵部112の還流流路131と連通する第2流路202とを備え、第1流路201と第2流路202は、塵埃回収部28と塵埃回収送風機24を介して連通する。
特開2025-136813電気集塵デバイスおよび空気調和装置の室外機 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】本開示は、圧損を抑制し吸込空気に含まれるダスト粒子を効率よく除去することができる電気集塵デバイスおよび空気調和装置の室外機を提供する。
【解決手段】本開示の電気集塵デバイスは、枠体に並列に配置された複数の帯電極板と、前記枠体に設けられ、前記帯電極板に高電圧を印加するための印加端子と、を備え、前記枠体は、室外機の室外熱交換器に対向して着脱自在に装着される。これにより、この構成によれば、帯電極板から室外熱交換器に向けて発生するコロナ放電により、吸込空気中に含まれるダスト粒子を負に帯電させることができる。
特開2025-137086集塵機における圧力計測配管の取付構造 株式会社サタケ
【課題】圧力センサに関わるメンテナンス作業時に、集塵機本体内で作業を行う必要が無く、安全にかつ容易にメンテナンス作業を行うことが可能な、集塵機における圧力計測配管の取付構造を提供すること。
【解決手段】集塵機1の外側から該集塵機1の外面に締結手段によって固定される外側プレート21と、一方の面に前記集塵機1の外側から圧力計測用エアホースを接続可能な配管継手部材を備えるとともに他方の面にフィルタ付吸引配管部材を備える内側プレート22と、を有し、前記内側プレート22は、前記外側プレート21のプレート開口部211に臨んで該外側プレート21の集塵機側の面に固定され、前記集塵機1の外面には該集塵機1の内部に通じる開口部16が形成されるとともに、該開口部16に前記内側プレート22を嵌め合わせて前記外側プレート21が前記集塵機1に固定されることを特徴とする。
特開2025-139668空気清浄装置 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】送風ファンの騒音によるユーザーの快適性低下を抑制しつつ、適切に集塵能力を制御可能な空気清浄装置を提供する。
【解決手段】吸込口2と吹出口3とを有する本体ケース1と、吸込口2から吹出口3へ空気を導く送風ファン4と、吸込口2から吸い込まれた空気から微粒子を除去するフィルタ6と、所定空間の明るさを示す照度値を検出する照度センサ7と、振動の大きさを示す振動値を検出する振動センサ9と、振動センサ9により検出された振動値と、送風ファン4の風量と、に基づいて振動値を補正した後の値である振動補正値を導出する振動値補正部10と、照度センサ7により検出された照度値が閾値以上であれば、振動値補正部10により導出された振動補正値に基づいて送風ファン4の風量を決定する風量決定部14と、風量決定部14により決定された風量にて送風ファン4の風量を制御する風量制御部11と、を備える。
特開2025-139914空調システム 三機工業株式会社
【課題】集塵機の稼働台数が相当少ない状況になった場合であっても、外調機から対象空間に供給される外気の露点温度をより確実に安定させることができるとともに、外調機の運転に係る安定化や省エネルギー化を図ることができる空調システムを提供する。
【解決手段】空調システム1は、外調機31に導入する還気の量を調節可能な還気モータダンパ35と、外調機31に導入する外気の量を調節可能な外気モータダンパ36とを備える。外調機31のインバータ制御に係る周波数が下限周波数となった場合、集塵機201の稼働台数が減少したと推定されるときには還気ダクト32の開度が増加する一方で外気供給ダクト34の開度が減少するように、集塵機201の稼働台数が増加したと推定されるときには還気ダクト32の開度が減少する一方で外気供給ダクト34の開度が増加するように、モータダンパ35,36の動作を制御する。
特開2025-141289路面滑り抵抗回復装置および路面滑り抵抗回復方法 株式会社NIPPO
【課題】騒音や粉塵の発生を抑制し環境負荷を低減しつつ、路面の滑り抵抗値を均一に回復することが可能な路面滑り抵抗回復装置および路面滑り抵抗回復方法を提供する。
【解決手段】路面(G)に対してレーザ光(L)を照射するレーザ光照射部(30)と、レーザ光(L)が照射される路面(G)上の照射位置を変更する照射位置変更部(40)とを備える路面滑り抵抗回復装置(100)。
【請求項7】請求項1に記載の路面滑り抵抗回復装置であって、粉塵を吸引する集塵部を有し、前記レーザ光照射部と前記照射位置の間に前記集塵部の集塵ノズルが配置されていることを特徴とする路面滑り抵抗回復装置。
特開2025-141714集塵装置、集塵方法、切削装置、および切削方法 久保工業株式会社
【課題】 穿孔作業時に発生する切粉や粉塵の飛散を、確実かつ安全に防止することができ、さらに様々な長さのビットに対応できる集塵装置、集塵方法、切削装置、および切削方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 壁体500に形成する凹部の中心軸を挟んで対向する位置に一対の台座部材110が配置され、切削工具210が壁体500を切削する側の面が開口された開口部と、壁体500の切削が可能に切削工具210を挿通させる挿通孔122と、粉塵を吸引するための吸引装置に接続された吸引ホースが接続される吸引孔123と、を具備するカバー部120が箱体からなり、開口部を閉口するようにして、壁体500に配置された台座部材110とカバー部120とを吸着手段130が吸着させる。
特表2025-529043船舶の温室効果ガス排出削減装置及びこれを備えた船舶又は海洋構造物 ハンファ オーシャン カンパニー リミテッド
【要約】本発明は、海水を供給する海水供給部110と、CO2を吸収する吸収液を提供して循環させる吸収液循環供給部120と、船舶エンジン10から排出される排気ガスを海水と反応させて冷却し、冷却された排気ガスと吸収液を反応させてCO2を炭酸塩水溶液に変えてCO2捕集するCO2除去部131を含む吸収タワー130と、炭酸塩水溶液を2価金属酸化物又は2価金属水酸化物と反応させて吸収液を再生し、沈殿物を生成する吸収液再生部140と、沈殿物を分離し、乾燥した後に微粒化して船内に貯蔵する船内貯蔵部150とを含み、CO2を鉱物化して微粒化して船内に貯蔵できる船舶の温室効果ガス排出削減装置を開示する。
【請求項10】前記粉砕器による粉砕時に発生する粉塵を捕集するフィルタ、又は前記粉塵を集塵するサイクロン集塵器を含み、前記捕集された粉末、又は前記集塵された粉末を前記沈殿物貯蔵タンクに供給することを特徴とする請求項4に記載の船舶の温室効果ガス排出削減装置。
特表2025-530056ダストカップユニット、清掃機器及び清掃システム 江蘇美的清潔電器股▲ふん▼有限公司 美的集団股▲フン▼有限公司
【要約】本発明の実施例は、ダストカップユニット、清掃機器および清掃システムを提供する。ダストカップユニットは、カップ本体とダスト分離ユニットを備え、カップ本体は収容室、吸気口と排気口を有し、前記吸気口と前記排気口との間には気流経路が形成され、前記収容室は前記吸気口に連通する第1集塵室を備え、前記第1集塵室は前記吸気口の底側に位置する。前記ダスト分離ユニットは、細塵分離器および分離部を備え、前記細塵分離器の少なくとも一部の領域は前記気流経路に位置し、前記吸気口から流入した気流を回転により前記気流経路に沿って流動させ、前記分離部は前記第1集塵室に位置すると共に前記第1集塵室に対して偏心して設置され、前記分離部の外形寸法は、前記細塵分離器に近い一端から前記細塵分離器から遠い一端まで徐々に小さくなっている。
特表2025-530371清掃設備用の清掃用ベースステーション及びそれを備えた清掃システム 美智縦横科技有限責任公司
【課題】洗浄部材(2)の作動を通して洗浄槽(111)を洗浄することにより、洗浄槽(111)の内壁における固形汚物の積みをより良く防ぐことができ、これによって洗浄槽(111)内の清浄度が向上するのに役立つ。
【解決手段】本発明は清掃設備用の清掃用ベースステーション(100)及びそれを備えた清掃システムを提案する。清掃用ベースステーション(100)は、ベースステーション台座(1)と洗浄部材(2)と濾過組立体とを備える。洗浄槽(111)はベースステーション台座(1)において形成され、洗浄部材(2)は洗浄槽(111)内に可動的に設置され、濾過組立体は洗浄槽(111)内に設置される。
【請求項36】前記乾燥収集組立体が乾燥組立体と収集組立体とを有し、
前記乾燥組立体が乾燥風道部材と乾燥用送風機と加熱部材とを有し、前記乾燥風道部材が前記乾燥風道を有し、前記加熱部材が前記乾燥風道内に設置され、前記乾燥用送風機が前記乾燥風道内の加熱済の気流を少なくとも前記濾過槽に送るために用いられ、前記収集組立体が収集風道部材と収集用送風機と集塵用部材とを有し、前記集塵用部材が集塵室を有し、前記収集風道部材が前記濾過槽と前記集塵室とを連通させる前記収集風道を有し、前記収集用送風機が前記濾過槽内の固形汚物を前記収集風道を介して前記集塵室内に吸い込ませるために用いられる、ことを特徴とする請求項33に記載の清掃設備用の清掃用ベースステーション。
特表2025-532257濾材及び濾材を製造する方法 アールストローム オーワイジェイ
【要約】本発明は、新規の濾材、濾材を製造する方法、濾材を備えるフィルタユニット、及びガス又は液体を濾過する方法における濾材の使用に関する。具体的には、本発明は、様々な用途のためのフィルタ設計を最適化する可能性と組み合わせて、改善された容量及び効率、特に、従来の濾材と比較して改善された集塵容量及びより長いフィルタ寿命を提供する濾材に関する。
実登3252842デスクトップ型掃除機 廈門富甲科技有限公司
【課題】前置きに起因する濾紙の目詰まり問題を回避し、吸引力を維持するためにモータの回転数を上げる必要がなく、機器の稼働騒音を効果的に低減し、ネイルアート操作環境を最適化するデスクトップ型掃除機を提供する。
【解決手段】収容チャンバー11及び集塵室12が設置されているとともに、吸塵口111及び排塵口が開けられているケースであって、吸塵口は収容チャンバーと外部とを連通し、排塵口は集塵室と外部とを連通するケースと、収容チャンバー内に取り付けられ、吸気口が吸塵口と連通し、排気口が集塵室とを連通する送風機2と、集塵室の排塵口に取り付けられ、集塵するための濾過装置と、を含み、送風機により、粉塵を吸塵口から吸気口を介して送風機内に吸い込み、排気口を介して集塵室内に排出し、且つ空気は排塵口から濾過装置を通してケースから排出される。
A−2−3帯電
特開2025-128333帯電方法 日本国土開発株式会社
【課題】土を用いた帯電方法を提供する。
【解決手段】帯電方法は、イオンが含まれた土に電気伝導性物質を混入した伝導部にセパレータを設け、前記電気伝導性物質に正極を挿入した状態で、前記電気伝導性物質を締固めて前記電気伝導性物質と前記正極とを接続し、前記電気伝導性物質に負極を挿入した状態で、前記電気伝導性物質を締固めて前記電気伝導性物質と前記負極とが接続し、前記正極と前記負極との間を印加し、前記正極に陰イオンを導き、前記負極に陽イオンを導いている。
特開2025-129837帯電装置及び電気集塵装置 三星電子株式会社
【課題】広いイオン拡散空間を必要とせずに、周辺部材へのチャージアップを抑制する。
【解決手段】コロナ放電によりイオンを発生させるための高電圧が印加される放電電極と、接地電位に保たれる接地電極と、処理気流における放電電極の上流側に、処理気流に略垂直な方向に向けて設置され、コロナ放電により発生したイオンを逃がす補助電極と備える、帯電装置。
特開2025-133355低帯電量発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法 積水化成品工業株式会社
【課題】帯電防止効果を十分に発現でき、発泡性スチレン系樹脂粒子表面にべたつきが生じない、低帯電量発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の実施形態による低帯電量発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法は、発泡性スチレン系樹脂粒子から低帯電量発泡性スチレン系樹脂粒子を製造する方法であって、該発泡性スチレン系樹脂粒子を洗浄水で洗浄する洗浄工程を含み、帯電防止剤を該発泡性スチレン系樹脂粒子に、該発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対して12重量部〜100000重量部の該洗浄水の併存下で添加し、該発泡性スチレン系樹脂粒子100重量部に対する該帯電防止剤の添加量が0.00010重量部〜0.00250重量部である。
特開2025-136928帯電制御式インクジェットプリンタの制御装置、帯電制御式インクジェットプリンタ、印字システム及び方法 株式会社日立産機システム
【課題】印字に適するポンプ圧力の精度を向上することができる帯電制御式インクジェットプリンタの制御装置、帯電制御式インクジェットプリンタ、印字システム及び方法を提供する。
【解決手段】帯電制御式インクジェットプリンタ(インクジェットプリンタ100)の制御装置200は、帯電位相とインク粒子222の帯電量との対応関係を示す帯電位相波形に基づいて特徴量(振幅成長率μ)を計算する(特性測定部273)。制御装置200は、インクタンク240からノズル211にインク241を供給するポンプ(循環ポンプ245)のポンプ圧力pと特徴量(振幅成長率μ)との対応関係から印字に適するポンプ圧力を決定する。
特開2025-140123清掃部材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】被清掃体の抵抗上昇抑制性に優れる清掃部材の提供。
【解決手段】芯材と、前記芯材上に発泡弾性層とを有し、前記発泡弾性層が、ポリアクリル酸、アクリル酸共重合体及びこれらの塩よりなる群から選ばれた少なくとも1種を含む清掃部材。
【請求項11】請求項10に記載の帯電装置を備え、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
【請求項12】像保持体と、前記像保持体の表面を帯電する請求項10に記載の帯電装置と、帯電した前記像保持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成装置と、トナーを含む現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、前記トナー像を記録媒体の表面に転写する転写装置と、を備える画像形成装置。
特表2025-532192低帯電かつ光学的な取り外し可能なレンズ積層体 ラミネーテッド フィルム エルエルシー
【要約】取り外し可能なレンズ積層体は、基材と前記基材の第1の面における第四級アンモニウムカチオンとを含む帯電防止コーティングを備えるベース層と、前記ベース層の上に積層された1つ以上の取り外し可能なレンズ層とを備える。各取り外し可能なレンズ層は、基材と、前記基材の第1の面における第四級アンモニウムカチオンを含む帯電防止コーティングと、前記第1の面とは反対側の前記基材の第2の面における接着剤とを備えてもよい。前記1つ以上の取り外し可能なレンズ層は、各取り外し可能なレンズ層の前記基材の前記第2の面が、その直前の層の前記基材の前記第1の面に面するように、前記ベース層の上に積層されていてもよい。前記ベース層の前記基材、各取り外し可能なレンズ層の前記基材、及び各取り外し可能なレンズ層の前記接着剤の屈折率は一致してもよい(0.2以内で)。
A−2−4静電気
特許7734460電位補償型静電シールド及び電位検知センサー エクボ株式会社
【課題】 筐体内での異常電界の発生を防止する電位補償型静電シールドを提供する。
【解決手段】 電位補償型静電シールド1は、導体である外筐体2と、外筐体2の内部に配置され、外筐体と電気的に絶縁された導体である内筐体3と、内筐体3の電位又は該電位に対応した物理量を検出する検出部4と、外筐体2と内筐体3との間に電位差を付与する可変電圧電源5と、を備え、可変電圧電源5は、検出部4により検出された電位又は該電位に対応した物理量に基づいて、前記電位差を制御する。
特許7737585静電容量による非接触式高さ測定方法及び測定装置 青木あすなろ建設株式会社
【課題】一対の電極体を非金属型枠の外側部、上下方向に起伏なく容易に直線状に密着配置でき、かつ、金属補強部材等による電解への影響を防止し、正確な高さ測定を可能とする静電容量による非接触式高さ測定方法及び測定装置を提供すること。
【解決手段】非金属型枠1の外側面において、上下方向に沿って、導線21が接続された一対の帯状の電極体2を互いに水平方向に間隔を置いて配設し、一対の電極体に交流信号を入力して得られた静電容量に基づいて、非金属型枠の内側に形成された空間に導入したセメント系物質5の導入高さを測定する非接触式高さ測定方法であって、非金属型枠は、非金属材料からなる基体10と、基体の外側面に所定の間隔で配設された複数の縦補強材と、基体の外側面に所定の間隔で配設され、かつ、縦補強材と交差する複数の横補強材とを備え、基体の外側面には、隣接する縦補強材同士の間に形成された領域のうちの少なくとも一つに、基体の上端側から下端側に亘って横補強材が配設されていない平滑面100を含む開口部101が形成されている。
特開2025-129234静電チャック内の電極のパラメータを設定および調節するためのインピーダンスを有するチューニング回路を備えたRFチューニングシステム ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】処理チャンバ内で基板を処理するための基板処理システムが提供されており、電源端子と、基板支持体と、チューニング回路と、を備える。基板支持体は、基板を保持し、第1および第2電極を備え、それらの電極は、電源端子を介して電源から電力を受信する。チューニング回路は、第1電極または第2電極に接続されている。チューニング回路は、第1電極へ供給される信号を調整することに割り当てられている。チューニング回路は、第1インピーダンスセットまたは第2インピーダンスセットの少なくとも一方を備える。第1インピーダンスセットは、第1電極と電源との間に直列接続されており、電源端子を介して電源から第1信号を受信する。第2インピーダンスセットは、電源の出力と基準端子との間に接続されており、電源端子を介して電源から第1信号を受信する。
特開2025-130742静電荷像現像用トナー 花王株式会社
【課題】低温定着性と耐熱保存性に優れる静電荷像現像用トナーを提供する。
【解決手段】コア及びシェルを有するコアシェル構造のトナー粒子を含有する静電荷像現像用トナーであって、前記コアが、アルコール成分とカルボン酸成分を含む原料モノマーの重縮合物であるポリエステル樹脂セグメントと、スチレン系樹脂セグメントと、該ポリエステル樹脂セグメント及び該スチレン系樹脂セグメントとを共有結合を介して結合させる両反応性モノマー由来の構成単位とを含む非晶性複合樹脂と、スチレン系樹脂及び結晶性ポリエステル樹脂を含有し、前記トナー粒子中の前記非晶性複合樹脂の含有量が、12質量%以上50質量%以下である、静電荷像現像用トナー。
特開2025-130952静電荷像現像用トナー、画像形成装置及び画像形成方法 コニカミノルタ株式会社
【課題】ニス塗布性、ニス密着性及び耐折り曲げ性に優れた画像を形成できる静電荷像現像用トナー、画像形成装置及び画像形成方法を提供する。
【解決手段】トナー粒子を含む静電荷像現像用トナーであって、トナー粒子が、少なくともトナー母体粒子を含み、トナー母体粒子が、コア粒子と、コア粒子を被覆するシェルと、を有するコア・シェル型であり、トナー母体粒子が、結着樹脂と、離型剤(炭素数16以上35以下の飽和炭化水素化合物を除く)と、炭素数16以上35以下の飽和炭化水素化合物と、を含有し、トナー母体粒子が、コア粒子に、結着樹脂として、スチレン及び(メタ)アクリル酸エステルの少なくとも一方で変性された非晶性ポリエステル及び結晶性ポリエステルを含有し、炭素数16以上35以下の飽和炭化水素化合物の含有量が、トナー粒子の全量に対して、1質量ppm以上1000質量ppm以下である。
特開2025-131339静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられたRF電極140と、金属により形成され、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、RF電極140とベースプレート200との間を電気的に接続する接続部材400と、を備える。ベースプレート200の内部には、冷媒の通る冷媒流路250が形成されており、上面視において、接続部材400は、その少なくとも一部が冷媒流路250と重なる位置に配置されている。
特開2025-131340静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられたRF電極140と、金属により形成され、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、RF電極140とベースプレート200との間を電気的に接続する接続部材400と、を備える。誘電体基板100には複数のガス穴114が形成されている。ベースプレート200には、複数のガス穴114にガスを分配するための分配流路240が形成されている。上面視において、接続部材400は、その少なくとも一部が分配流路240と重ならない位置に配置されている。
特開2025-131341静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100に形成された環状の突起であるシールリング150と、誘電体基板100の内部に設けられたRF電極140と、金属により形成され、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、RF電極140とベースプレート200との間を電気的に接続する接続部材400と、を備える。上面視において、接続部材400は、その少なくとも一部がシールリング150と重ならない位置に配置されている。
特開2025-131342静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられたRF電極140と、金属により形成され、誘電体基板100に接合されたたベースプレート200と、RF電極140とベースプレート200との間を電気的に接続する複数の接続部材400と、を備える。上面視において、誘電体基板100には複数のガス穴114が形成されており、接続部材400とガス穴114とが、周方向において交互に並ぶように配置されている。
特開2025-131343静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられたRF電極140と、金属により形成され、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、RF電極140と140とベースプレート200との間を電気的に接続する複数の接続部材400と、を備える。上面視において、誘電体基板100には複数のガス穴114が形成されており、接続部材400とガス穴114とが環状に且つ一列に並ぶように配置されている。
特開2025-132108静電チャック部材及び静電チャック装置 住友大阪セメント株式会社
【課題】載置面における温度ムラの発生が抑制された静電チャック部材を提供する。また、このような静電チャック部材を有し好適に板状試料の温度制御を可能とする静電チャック装置を提供する。
【解決手段】厚さ方向に積層される第1基板および第2基板と、第1基板及び第2基板の間に設けられ、所定のパターンを形成する帯状のヒータ電極と、第1基板及び第2基板の間においてヒータ電極と相補的に設けられた絶縁層と、を備え、ヒータ電極の側面と絶縁層の側面とは、隙間を介して対向し、ヒータ電極の延在方向に直交する断面において、ヒータ電極及び絶縁層の少なくともいずれか一方は、厚さ方向に幅が漸減する静電チャック部材。
特開2025-132991化合物、化合物の製造方法、樹脂組成物、膜、有機半導体材料、光起電力デバイス、熱線吸収材料、フォトトランジスタ材料、光学フィルタ、固体撮像素子、赤外線カメラ、画像形成材料、静電荷像現像用トナー、及び印刷 artience株式会社 東洋ビジュアルソリューションズ株式会社 国立大学法人大阪大学
【課題】赤外線を吸収する化合物、前記化合物の製造方法、及び前記化合物を含む各種物品を提供する。
【解決手段】下記式(I)〜(III)のいずれかで表される化合物である。R1〜R22は置換基/非置換のアリール基等、A1〜A4は電子求引性基、X1〜X2は、単結合等である。
特開2025-133663電位制御層を有する電荷搬送体を使用する静電発電方法 酒井 捷夫
【課題】電荷保持層に近接した電位制御層を有する電荷搬送体において、該電荷搬送体を搬送する推力を小さくし、また搬送前半に発生する後退鏡像力をなくした電荷搬送体を提供する。
【解決手段】印刷回路基板(PCB)に形成する電荷搬送体の上下水平板となる電荷保持層の近傍に、電位制御層を設け、そこに電荷保持層の電荷と異極性の電荷を入れることで該電荷搬送体に作用する静電力をほぼなくし、また、電荷保持層の電荷を搬送前半では維持することで後退鏡像力の発生を無くして達成した。
特開2025-135525超薄型静電容量式・重量式テープセンサー及びその検知システム 株式会社細田
【課題】 自動車等のハンドル部の円形外周に設置し、人がハンドルを握った時の握力の検出値(静電容量値pf)を測定する静電容量式テープセンサーと対向する電極の接触時を正確に検出する重量式テープセンサーと電極間の通電を検出する外部機器とを有する超薄型静電容量式・重量式システムに関するものである。
【解決手段】 電磁波や電波を遮断・吸収することができる導電性布製であるシールドクロス材を用いた、シールドクロス電極S12とシールドクロス電極13Eと、その隙間に装着した気泡を含む帯状の弾性体スペーサー14は、シールドクロス電極の検出面積より数mm大きい外寸法を備え、シールドクロス電極S12・13Eとリード線開口部19の外側を包むようにウレタンフィルム15で密着し、外周をウレタンフィルム層16で密閉し、超薄型で柔軟性と電波障害を受けない構造体を構成している。
特開2025-136601静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】高温高湿環境下におけるベタ画像の転写性が向上する静電荷像現像用トナーを提供すること。
【解決手段】トナー粒子を含む静電荷像現像用トナーであって、前記静電荷像現像用トナーの粒子全体に対し、粒径が4.5μm以上7.5μm以下であり円形度が0.930未満である粒子の存在割合が0.1個数%以上5.0個数%以下であり、かつ、粒径が4.5μm以上7.5μm以下であり円形度が0.950超え0.990未満である粒子の存在割合が59個数%以上80個数%以下である、静電荷像現像用トナー。
特開2025-136602静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】高温高湿環境下における厚紙への転写性が向上する静電荷像現像用トナーを提供すること。
【解決手段】トナー粒子を含む静電荷像現像用トナーであって、前記静電荷像現像用トナーの個数平均粒径が5μm以上8μm以下であり、粒径が4.5μm以下である前記静電荷像現像用トナーの粒子のうち円形度が0.96以下である粒子の存在割合が10個数%以上40個数%以下である、静電荷像現像用トナー。
特開2025-137172静電チャック用の給電システム及び給電方法 アルバックテクノ株式会社
【課題】処理後の基板状態や再吸着の発生に関係なく、安定して基板の離脱を実行できる静電チャック用の給電システムを提供する。
【解決手段】給電システムを備える真空処理装置は、静電チャックEcに設けられる電極3a,3bに直流電圧を印加する直流電源部6a,6bと、静電チャックの静電容量を通る交流電流を流す交流電源部7と、そのときの交流電流を検出する検出器9と、制御ユニットUcとを備える。制御ユニットは、電極に直流電圧が印加されて静電チャックに吸着されている基板を解除するとき、直流電圧を低下させると共に、検出器の実測値に基いて直流電圧を増減制御し、実測値の単位時間当たりの変化量が所定範囲に収斂した時点で基板が解除されたと判定する。
特開2025-138194樹脂粒子分散液、静電荷像現像用トナーの製造方法 花王株式会社
【課題】低温での保存安定性に優れ、静電荷像現像用トナーの製造に好適な樹脂粒子分散液、及び、高温高湿環境下で保存後、高温高湿環境下での画像の印刷においてカブリの発生を抑制する静電荷像現像用トナーの製造方法に関する。
【解決手段】水系媒体、結晶性ポリエステル樹脂Cを含有する樹脂粒子、及び、ポリエチレングリコールとポリプロピレングリコールとのブロック共重合体を含有し、樹脂粒子の体積中位粒径D50が0.05μm以上0.50μm以下である、樹脂粒子分散液。
特開2025-138688温度制御を改善した静電チャック アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】処理中に基板を固定するための静電チャックに関し、基板の半径方向プロファイルの全域にわたる増大された温度制御のための方法および装置並びに高密度プラズマ(HDP)プロセス中に、処理される膜における水素濃度の制御をもたらすための方法および装置を提供する。
【解決手段】静電チャック100は、頂面102および底面104を有し、頂面は、複数の基板支持メサ115を備える中心領域110、中心領域を包囲する内側チャネル(IC)120、内側チャネルを包囲する内側バンド(IB)130、内側バンドを包囲する外側チャネル(OC)140及び外側チャネルを包囲する外側バンド(OB)150を備える。正殿チャックはさらに、処理中に静電チャックの頂面に固定されたウエハの全域で温度を制御するコントローラ160を備える。
特開2025-139956静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を加熱するヒーターユニット300と、を備える。ヒーターユニット300は、線状に引き回された導体であって外部から電力の供給を受けて発熱する発熱部351を有する。上面視において、発熱部351は、円弧状に突出する経路に沿って引き回されている突出部351Aを有する。発熱部351のうち突出部351Aにおける線幅W2は、発熱部351のうち突出部351Aに繋がる部分における線幅W1よりも小さい。
特開2025-139957静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、線状に引き回された導体であって、外部から電力の供給を受けて発熱し誘電体基板100を加熱する発熱部300と、誘電体基板100に接合されており、冷媒の通る冷媒流路250が内部に形成されているベースプレート200と、を備える。上面視において、冷媒流路250は、円弧状の経路に沿って伸びている部分である円弧部250Aを有し、発熱部300は、少なくとも一部が円弧部250Aと重なっている部分であって、円弧部250Aに対して相対的に蛇行している部分である蛇行部300A、を有する。
特開2025-139958静電チャック TOTO株式会社
【課題】バイパス部と給電端子との間の短絡を防止することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を加熱するヒーター300と、を備える。ヒーター300は、線状に引き回された導体であって、外部から電力の供給を受けて発熱する発熱部351と、発熱部351とは異なる高さ位置に設けられたバイパス層370と、バイパス層370に接合された給電端子390と、を有する。上面視において、発熱部351は、給電端子390と重なる領域D1を通らない経路に沿って引き回されている。
特開2025-139959静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、線状に引き回された導体であって、外部から電力の供給を受けて発熱し誘電体基板100を加熱する発熱部351と、誘電体基板100を支持するベースプレート200と、を備える。上面視において、発熱部351は、ベースプレート200のうち誘電体基板100側の面210、に形成された開口と重なる円形の第1領域D1と、上記開口と重ならない円形の第2領域D2と、のそれぞれを通らない経路に沿って引き回されており、第1領域D1が第2領域D2よりも大きい。
特開2025-139960静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を加熱するヒーターユニット300と、を備える。ヒーターユニット300は、線状に引き回された導体であって外部から電力の供給を受けて発熱する発熱部351を有する。上面視において、発熱部351は、互いに隣り合う少なくとも2つの領域HB11,HB12に跨るように引き回されており、且つ、それぞれの領域において互いに同一又は対称となる経路に沿って引き回されている。
特開2025-139961静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を加熱するヒーターユニット300と、を備える。ヒーターユニット300は、線状に引き回された導体である発熱部351を有する。上面視において、発熱部351は、互いに近接する位置に配置された一対の円形の領域、である第1領域D1及び第2領域D2のそれぞれを通らない経路に沿って引き回されており、且つ、第1領域D1及び第2領域D2の全体を間に挟むよう配置された第1発熱部351Aと第2発熱部351Bとを含むものである。第1発熱部351A及び第2発熱部351Bのそれぞれが、第1領域D1と第2領域D2との間の部分、に向けて凹状に入り込むような経路に沿って引き回されている。
特開2025-139962静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を加熱するヒーターユニット300と、を備える。ヒーターユニット300は、線状に引き回された導体であって外部から電力の供給を受けて発熱する発熱部351を有する。上面視において、発熱部351は、複数の領域HBのそれぞれにおいて個別に引き回されており、互いに隣り合う一対の領域HBの境界BD、に沿って伸びるように引き回されている第1部分P1と、第1部分P1から、境界BDとは反対側に向けて円弧状に突出するように引き回されている第2部分P2と、を含む。
特開2025-139963静電チャック TOTO株式会社
【課題】温調制御のための回路構成を簡素化することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を加熱するヒーターユニット300と、を備える。ヒーターユニット300は、線状に引き回された導体であって外部から電力の供給を受けて発熱する発熱部331を有する。上面視において、発熱部331は、複数の領域HAのそれぞれにおいて個別に引き回されている。複数の領域HAは、第1領域HA11と第2領域HA12とを含む。第1領域HA11において引き回されている発熱部331の電気抵抗値をR1とし、第2領域HA12において引き回されている発熱部331の電気抵抗値をR2としたときに、この静電チャック10は、(|R1−R2|)/R2<0.15の条件を満たす。
特開2025-140408静電チャック部材及び静電チャック装置 住友大阪セメント株式会社
【課題】均熱性が良い静電チャック装置とすることが可能な静電チャック部材を提供する。また、このような静電チャック部材を有し、均熱性が良い静電チャック装置を提供する。
【解決手段】上面が板状試料を載置する載置面である基体と、基体において、載置面とは反対側の面又は基体の内部に設けられた静電吸着用電極と、を備え、基体は、上面の縁に沿って上方に突出し閉環状に設けられた環状凸部と、環状凸部の内側において上方に突出して設けられた複数の凸部と、を有し、静電吸着用電極の外周部は、平面視において環状凸部と重なり、環状凸部の上面は、内周側よりも外周側が高く、且つ複数の凸部のうち最も環状凸部に近い基準凸部の上面に対して傾斜している静電チャック部材。
特開2025-140518静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】紫外線による褪色抑制性に優れる静電荷像現像用トナーを提供すること。
【解決手段】結着樹脂及び蛍光着色剤を含むトナー粒子を有するコアシェル型静電荷像現像用トナーであって、コアが、前記蛍光着色剤を含み、シェル層が、紫外線吸収剤を含み、かつ、ラジカル捕捉剤及び過酸化物分解剤よりなる群から選ばれた少なくとも1種を更に含む静電荷像現像用トナー。
特開2025-141015静電荷像現像用トナー 花王株式会社
【課題】印刷物の耐折り曲げ性に優れる電子写真用トナーを提供する。
【解決手段】2価以上のカルボン酸成分と、2価以上のアルコール成分と、変性シリコーンと、を含む原料モノマー成分の反応物であるシリコーン変性ポリエステル系樹脂、結晶性ポリエステル系樹脂、及びスチレン系樹脂を含む結着樹脂を含有する、静電荷像現像用トナーであって、前記結着樹脂が、前記スチレン系樹脂を45質量%以上80質量%以下含む、静電荷像現像用トナー。
特開2025-141683静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】発色性が良好な静電荷像現像用トナーを提供すること。
【解決手段】樹脂及び着色剤を含有するトナー粒子を含み、前記トナー粒子における、蛍光X線分析により測定されるBr元素のNet強度をIBr、蛍光X線分析により測定されるS元素のNet強度をISとしたとき、IBrが1kcps以上30kcps以下であり、かつ、IS/IBrが0.005以上1.2以下である、静電荷像現像用トナー。
特開2025-141752静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 コニカミノルタ株式会社
【課題】本発明の課題は、低温定着性及び耐ホットオフセット性に優れ、かつ、定着画像の光輝性の向上と後加工性の向上とを両立することのできる静電荷像現像用トナー及び画像形成方法を提供すること。
【解決手段】光輝性顔料と、前記光輝性顔料とを含有するトナー母体粒子を含む静電荷像現像用トナーであって、前記トナー母体粒子が、離型剤と非晶性ポリエステルとを含有し、前記非晶性ポリエステルが、多価カルボン酸及び多価アルコールとの重縮合体であり、かつ、前記非晶性ポリエステルが、ビスフェノールA又はビスフェノールA誘導体由来の構造単位を有し、前記非晶性ポリエステル中のビスフェノールA又はビスフェノールA誘導体由来の構造単位の含有率が、多価アルコール由来の構造単位に対して50モル%未満であることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
A−2−5エレクトレット
特開2025-131913遠位制御される医療用デバイス マイクロノバス リミテッド ライアビリティー カンパニー
【課題】正確で、信頼性のある回転移動を医療用デバイスの遠位の態様に与えるための、向上された装置、システム、および方法を提供する。
【解決手段】近位端および遠位端を有する、長手軸40を伴うチューブ30と、チューブ30の遠位端付近に位置するカット31、32であって、長手軸40と、長手軸40に対して横向きの軸との両方に対して傾斜している向きを含む、チューブ30の内部に配置され、チューブ30の遠位端を長手方向に選択的に前進させるように構成されたプッシャ部材であって、プッシャ部材がチューブ30に対して前進した際に、少なくとも部分的に回転し、それにより、対象者の管腔内のネットワークの特定の枝部内における遠位端の配置を促進するように構成されている、プッシャ部材と、を備え、チューブ30の遠位端が、少なくとも1つのカット31、32のエリアに沿うかその付近で、長手方向に延長するように構成されている。
【請求項53】前記第1の磁気要素が、電流を通し、磁場を生成するように構成された、磁石と、エレクトレットと、ワイヤと、コイルとの1つであり、前記第2の磁気要素が、電流を通し、磁場を生成するように構成された、磁石と、強磁性材料と、エレクトレットと、ワイヤと、コイルとの1つである、請求項52に記載の医療用デバイス。
【請求項62】前記筒状部材の前記遠位の態様と前記近位の態様との一方に配置された第1の磁気要素と、前記筒状部材の前記遠位の態様と前記近位との他方に配置された第2の磁気要素と、前記第1の磁気要素と前記第2の磁気要素との少なくとも一方にエネルギを与えるように構成された電源と、をさらに備え、前記第1の磁気要素が、電流を通し、磁場を生成するように構成された、磁石と、エレクトレットと、ワイヤと、コイルとの1つであり、前記第2の磁気要素が、電流を通し、磁場を生成するように構成された、磁石と、強磁性材料と、エレクトレットと、ワイヤと、コイルとの1つである、請求項55から請求項61のいずれか一項に記載の医療用デバイス。
特開2025-132064エレクトレットメルトブロー不織布およびその製造方法 東レ株式会社
【課題】高い捕集効率と低い圧力損失という相反する特性を両立させ、かつ、それら特性に秀でたエレクトレットメルトブロー不織布を提供すること。
【解決手段】非導電性重合体繊維で構成されてなるエレクトレットメルトブロー不織布であって、見かけ密度が0.05g/cm3以上0.14g/cm3以下であり、以下の式1、2を満足する、エレクトレットメルトブロー不織布。 0.025×a*rp+0.475×a*bn≦Δa*≦0.56×a*rp+0.24×a*bn ・・・(式1) 0.08×b*rp+0.72×b*bn≦Δb*≦0.40×b*rp+0.10×b*bn ・・・(式2)ここで、a*rp、b*rpは分光測色計により赤色の正帯電性トナーを測定したときのa*値、b*値であり、a*bn、b*bnは分光測色計により青色の負帯電性トナーを測定したときのa*値、b*値である。
特開2025-133663電位制御層を有する電荷搬送体を使用する静電発電方法 酒井 捷夫
【課題】電荷保持層に近接した電位制御層を有する電荷搬送体において、該電荷搬送体を搬送する推力を小さくし、また搬送前半に発生する後退鏡像力をなくした電荷搬送体を提供する。
【解決手段】印刷回路基板(PCB)に形成する電荷搬送体の上下水平板となる電荷保持層の近傍に、電位制御層を設け、そこに電荷保持層の電荷と異極性の電荷を入れることで該電荷搬送体に作用する静電力をほぼなくし、また、電荷保持層の電荷を搬送前半では維持することで後退鏡像力の発生を無くして達成した。
【請求項2】請求項1において、電荷搬送体が電荷充電部の充電電極または充電エレクトレットと平行な水平電荷保持部とその進行方向前面で水平電荷保持部と垂直な垂直電荷保持部および水平電荷保持部と平行な電位制御層より形成されていること。
【請求項3】請求項1において、電荷搬送体が電荷充電部の充電電極または充電エレクトレットと平行な水平電荷保持部および水平電荷保持部と平行な電位制御層より形成されていること。
【請求項9】請求項6において、電荷搬送体が電荷充電部の充電電極または充電エレクトレットと平行な水平電荷保持部とその進行方向前面で水平電荷保持部と垂直な垂直電荷保持部および水平電荷保持部と平行な電位制御層より形成されていること。
【請求項10】請求項6において、電荷搬送体が電荷充電部の充電電極または充電エレクトレットと平行な水平電荷保持部および水平電荷保持部と平行な電位制御層より形成されていること。
特開2025-140984多孔エレクトレットフィルム及び積層圧電シート 三菱ケミカル株式会社
【課題】高い圧電性を有し、かつ圧電性の経時安定性に優れた多孔エレクトレットフィルム及び該多孔エレクトレットフィルムと電極を積層した積層圧電シートを提供すること。
【解決手段】ポリオレフィン系樹脂(A)及びスチレン系熱可塑性エラストマー(B)を含む多孔エレクトレットフィルムであって、空孔の平均アスペクト比が4.0以上20以下である、多孔エレクトレットフィルムである。
特表2025-530434パッシブ型電磁導波管及び導波管部品、並びに製作及び製造方法 エルヴ・インコーポレーテッド
【要約】電磁導波管部品は複数の平面レイヤーを含み、1つ以上のレイヤーは、入射する電磁波を受け入れるように成形される。各レイヤーは、2つ以上の位置合わせ用特徴部分と、対応するピンとを含み、各レイヤーの上記2つ以上の位置合わせ用特徴部分は、複数のレイヤー間の正確な積層位置決め精度を提供し、また上記平面レイヤーは、積層体に組み立てられたときに、所望の無線周波数(RF)応答を提供するように構成される。
【請求項6】前記複数のレイヤーは、損失性誘電体、非損失性誘電体、絶縁体、強磁性材料、反磁性材料、及びエレクトレットのうちの1つ以上を含む、複数の材料で作製される、請求項1に記載の電磁導波管部品。
A−2−6振動発電
特許7537692センサシステム、情報処理装置及び情報処理方法 日本ミクロン株式会社 株式会社KMC
【課題】複数のセンサを時間的に同期して常時モニタし、且つ、センサに安定的に電源を供給し、無線でセンサ動作設定を変更できる、信頼性ある無線センサを提供する。
【解決手段】各子タグのプロセッサは、データ送信リクエストを受信すると、子タグに接続されたセンサのセンサ識別子及びセンサ値を含むステータスデータを、無線通信部を介して親タグに送信し、親タグは、複数の子タグから複数のステータスデータを受信し、複数のステータスデータを含む電文を生成し、電文を情報処理装置に送信し、情報処理装置は、電文を受信し、電文に含まれる複数のステータスデータに含まれる複数のセンサ値を共通の時間情報に対して同期して表示するGUIを生成し、表示装置に出力し、対象物の分析・解析・制御などにセンサデータを利用する。
【請求項5】請求項1に記載のセンサシステムであって、前記発電部は、前記子タグが設置される前記製造機械の温度と外気温の温度差により発電する温度差発電装置、及び/又は前記子タグが設置される前記製造機械の振動により発電する振動発電装置を含む センサシステム。
特開2025-134472振動発電装置 セイコーフューチャークリエーション株式会社
【課題】耐久性に優れ、使用環境の影響を受けにくく、使い勝手が良好な振動発電装置を提供する。
【解決手段】振動発電装置100は、打撃を加えることにより発音する発音体11を有する音響具10と、打撃による発音体11の振動によって発電する磁歪発電部20と、磁歪発電部20からの電力を用いて信号を送信する通信部30と、を備える。
A−3レナード効果・水
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特開2025-135730印刷装置及び印刷装置の製造方法 セイコーエプソン株式会社
【課題】インクミストの配線への悪影響を低減させることが可能な印刷装置を提供すること。
【解決手段】反応性インクを吐出するプリントヘッドと、第1部品と、第2部品と、フレームと、前記プリントヘッド、前記第1部品及び前記第2部品を収容する外装と、を備え、前記第1部品と前記第2部品とを電気的に接続する配線が、前記外装及び前記フレームの少なくとも一方と一体となるように成形されている、印刷装置。
このように構成されている印刷装置1では、プリントヘッド39から吐出されたインクの多くは、媒体22に着弾し、媒体22上に留まるが、吐出されたインクの一部は着弾する前にミストとなり、空中に浮遊する。また、媒体22上に着弾したインクも、媒体22に吸収されて固化する前に、媒体22上を移動するキャリッジ38や搬送される媒体22に起因して生じる気体の流れにより再浮遊してミストとなる。このように、媒体22に画像が形成される期間においては、筐体10の内部空間にインクミストが浮遊する状態となる。特に、プリントヘッド39から微小量のインクが吐出される場合は、レナード効果により帯電したインクミストが浮遊する状態となる。そのため、このような環境において、配線ケーブルを用いて印刷装置1の各部を電気的に接続した場合、配線ケーブルにインクミストが付着しやすい。
A−3ー1微細気泡
特許7547667海水エビの馴化方法、及びアクアポニックスによる育成方法 オリエンタル白石株式会社 張 振亜 張 振家
【課題】海水エビについて陸上養殖の効率向上を図るとともに、確実に成長促進を図ることができる海水エビの馴化方法、アクアポニックスによる育成方法、海水エビの馴化システム、及びアクアポニックスを提供する。
【解決手段】本発明における海水エビAの低塩分環境に対する馴化方法は、海水エビAが飼育されている飼育水111の塩分濃度を、1日あたり0.10〜0.50質量%低減する塩分濃度低減工程を有することを特徴とする。海水エビの馴化システム1は、海水エビAが飼育されている飼育水111を収容する収容部11と、収容部11に収容される飼育水111の塩分濃度を、1日あたり0.10〜0.50質量%低減する塩分濃度低減部12とを備え、塩分濃度低減部12を介して飼育水111をより塩分濃度の低い飼育水112とする。
【請求項2】前記塩分濃度低減工程は、少なくとも酸素を含む気体を前記飼育水に吹き込むことにより酸素マイクロバブル水又は酸素ナノバブル水を生成することを特徴とする請求項1に記載の海水エビの馴化方法。
特許7717207微細気泡水の寒冷地向けヘッダ管供給システム 株式会社富士計器
【課題】寒冷地において水道水供給管内の水が凍結して長時間使用できなくなる事態を防止しつつ、水道水ヘッダ管(図3の符号100)に微細気泡水を供給する微細気泡水の寒冷地向けヘッダ管供給システムを提供する。
【解決手段】地表面から地中に所定距離深い不凍地中において水道水の給水本管から量水器4を経由して水道水の供給を受ける水抜装置3と、水抜装置3の直ぐ下流側に設置され、水道水に含有される気泡を微細化する微細気泡水生成器1と、微細気泡水生成器1を経由した水道水を屋内の水道水供給本管を経由して家屋内の複数の水道水需要箇所に分岐する複数の分岐給水孔を有するヘッダ管と、を備える。
特許7738818ファインバブル生成器。株式会社コードリック 株式会社エネスマ
【課題】既存の水道管やシャワーヘッド等に対して容易に取り付けることが可能でありながら、ファインバブルを安定して生成させることが可能なファインバブル生成器を提供すること。
【解決手段】液体に溶解している気体からファインバブルを生成可能なファインバブル生成器であって、基端から先端に向かう長手方向に前記液体が流れる流路が形成された外筒部と、円筒状に形成されており、前記流路に配される内筒部と、を備え、前記流路は、円筒状に形成されており、前記内筒部が配される内筒配置領域と、前記内筒配置領域より先端側に位置し、前記液体に対して加圧する加圧領域と、を有し、前記内筒部は、側壁部において、前記長手方向から見て、径方向に対して第一角度だけ傾いた方向に前記液体が通過する複数の通水孔を有し、前記第一角度は、1度から85度である、ファインバブル生成器。
特開2025-128439炭酸ファインバブル混合水の製造器及び製造方法 株式会社ホットアルバム炭酸泉タブレット
【目的】使用中のシャワーヘッドのままであっても容易に炭酸ファインバブル発生効果を付加することができ、更にファインバブルを細分化することができ、血行促進効果や洗浄効果等が一段と向上すること。
【構成】ホースとシャワーヘッドとの間に、別体構成の入浴剤収容部を配設し、湯水によって炭酸入浴剤が溶解して炭酸ファインバブルが発生すると共に湯水と混合して炭酸ファインバブル混合水が生成されてシャワーヘッドの湯水噴出孔からシャワー放出する構成であり、
入浴剤収容部の上流側と下流側のいずれか一方又は両方に網状体を配設して炭酸ファインバブル混合水を更に細分化する構成であり、
網状体の配設が、上流側と下流側のいずれか一方のみの場合はその一方側に2枚以上を配設し、両方である場合は上流側と下流側の各々に1枚ずつ以上の計2枚以上を配設し、且つ2枚以上の網状体の網目の大きさ(目合い)が異なる2種以上である構成である。
特開2025-132493二酸化炭素分離回収供給装置 株式会社フジタ 国立大学法人東京科学大学
【課題】従来の二酸化炭素分離回収供給装置は、排気ガスなどのように比較的高濃度に二酸化炭素を含む気体を対象としているため、取り扱いが難しく、利用分野が限定されている。
【解決手段】二酸化炭素分離回収供給装置は、二酸化炭素を吸着し二酸化炭素を吸着した温度以上で二酸化炭素を放出する二酸化炭素吸着放出剤と、二酸化炭素を含む気体の流入口と流出口とを有し二酸化炭素吸着放出剤を収納する収納容器と、流入口側又は流出口側に設けられたエアーポンプと、流出口から伸びる第1の送気管とを含む。さらに、処理水槽と、処理水槽に沈められる散気管又は散気膜と、散気管又は散気膜に空気を送る第2の送気管とをさらに有し、第1の送気管が第2の送気管の経路の途中でオリフィスにより連結されていてもよい。
【請求項3】処理水槽と、前記処理水槽に溜められる処理水を循環させる循環ポンプと、前記循環ポンプが連結され、前記処理水が循環する循環経路と、をさらに有し、前記循環経路に微細気泡発生器が装着され、前記微細気泡発生器に前記第1の送気管から送気された気体が供給される、請求項1に記載の二酸化炭素分離回収供給装置。
特開2025-132580ファインバブル含有液製造装置、ファインバブル含有液濃縮装置およびファインバブル含有液製造方法 キヤノン株式会社
【課題】高濃度のファインバブル含有液を効率的かつ安定的に生成することができるファインバブル含有液製造装置、ファインバブル含有液濃縮装置およびファインバブル含有液製造方法を提供する。
【解決手段】液体回収部1500の下流に設けたポンプであり、UFBを含有しない液体W1に圧力を与えるポンプ708と、UFB含有液W2に圧力を与えるポンプ709とにおいて、ポンプ708の流量に対しポンプ709の流量を2倍以上かつ6倍以下とする。
特開2025-132589ファインバブル含有液濃縮装置、ファインバブル含有液製造装置およびファインバブル含有液濃縮方法 キヤノン株式会社
【課題】ファインバブルを効率的に濃縮、回収することができるファインバブル含有液の製造装置、ファインバブル濃縮液製造装置およびファインバブル濃縮液生成方法を提供する。
【解決手段】フィルタ5200の微細孔における孔径を、所定のファインバブルの直径よりも大きくする。
特開2025-135154水処理方法および水処理装置 株式会社金星 株式会社ナカボーテック
【課題】周辺環境に悪影響を及ぼすことなく、被処理水中の遊離塩素を除去することが可能な水処理方法を提供する。
【解決手段】被処理水中に含まれる遊離塩素を除去する水処理方法であって、被処理水と、水素またはヘリウムを含む気体からなるファインバブルとを接触させることを含み、前記ファインバブルの気泡直径が、1000nm未満である、水処理方法を選択する。
特開2025-136777バブル水生成装置およびバブル水生成方法 ヤマト科学株式会社
【課題】圧力差だけでなく、溶液の温度勾配をも併せて利用することで、1回辺りのバブルの生成個数を増加させることが可能となり、バブル水の生成効率を向上させることができ、高濃度のバブル水をより短時間で生成することが可能なバブル水生成装置およびバブル水生成方法を提供する。
【解決手段】溶液BWを貯留する液槽12と、液槽12からの溶液BWを冷却するとともに、循環させる冷却チラー14と、冷却チラー14からの溶液BWを加熱するとともに、加圧する機能を有したUFB特性ノズル20と、を備え、UFB特性ノズル20よって、液槽12内に溶液BWを噴射させることを繰り返すことにより、所定数のUFBが溶存されてなるUFB水を生成する。
【請求項1】溶液を貯留する液槽と、前記液槽からの前記溶液を冷却するとともに、循環させる冷却水循環装置と、前記冷却水循環装置からの前記溶液を加熱するとともに、加圧する機能を有した特性ノズルと、を備え、前記特性ノズルによって、前記液槽内に前記溶液を噴射させることを繰り返すことにより、所定数の微細気泡が溶存されてなるバブル水を生成することを特徴とするバブル水生成装置。
【請求項5】液槽内に貯留された溶液を取り込んで、冷却水循環装置によって冷却するステップと、前記冷却水循環装置から供給される前記溶液を、特性ノズルにより加熱するとともに、加圧して前記液槽内に噴出させることによって微細気泡を生成するステップと、を備え、前記各ステップを繰り返すことによって、所定数の微細気泡が溶存されてなるバブル水を生成することを特徴とするバブル水生成方法。
特開2025-138512潤滑装置 安斎 聡
【課題】潤滑油中に超微細気泡を発生させて、超微細気泡が混入されたオイルを、供給油路を通して摩擦係合要素に供給することで、簡易な構成で、適正に超微細気泡を用いた潤滑を行うことができる潤滑装置を提供する。
【解決手段】車両の走行用駆動源としてのエンジン3から駆動輪4へ動力を伝達する動力伝達装置5に供給する液状媒体としてのオイルに対して、気体を直径が200μm以下の超微細気泡として供給する炭素系の多孔質素材で構成された気泡発生媒体51と、気泡発生媒体51から供給された200μm以下の超微細気泡を含むオイルを、動力伝達装置5の摩擦係合要素としての前後進切替クラッチ18、前後進切替ブレーキ19へ供給する微細気泡混入媒体供給通路としての供給油路34と、を備え、オイルを循環させる循環路41を備え、気泡発生媒体51は、循環路41内に配置される。
特開2025-139317給湯システム 三菱電機株式会社
【課題】微細気泡を供給可能な給湯システムであって、ユーザーにとって利便性がより高く汎用性に優れた給湯システムを得る。
【解決手段】本開示に係る給湯システムは、浴室外に設置され、湯水を加熱する熱源ユニット7と、浴室外に設置され、熱源ユニット7によって加熱された湯水を貯める貯湯タンク8を内蔵するタンクユニット33と、を備える。タンクユニット33内には、浴室外の給湯端末34へ湯水を供給する経路および貯湯タンク8へ湯水を供給する経路の少なくとも一方に配置され、ナノオーダーの微細気泡を発生させる微細気泡発生装置48が設けられている。
特開2025-139524物体表面洗浄装置 渡邊 翔太
【課題】環境負荷の高い洗浄剤を使わず、超微細気泡と回転ブラシとにより、高い洗浄能力を備えた物体表面洗浄装置を提供する。
【解決手段】洗浄水の流路を内蔵した長尺ロッド部21と、前記長尺ロッド部21の一方の端部に設けられた首振り部22と、前記首振り部22に着脱自在に取り付けられた回転ブラシ部71と、前記長尺ロッド部21の他方の端部に設けられた接続部23と、前記長尺ロッド部21の所定位置に取り付けられた水流調整スイッチ41と、前記長尺ロッド部21の所定位置に取り付けられた超微細気泡生成装置と、前記回転ブラシ部71に取り付けられた水圧調整弁32と、からなる物体表面洗浄装置11。
特開2025-140499除去装置、除去装置の制御装置および除去方法 三菱重工業株式会社
【課題】除去対象物の処理状況の変化に柔軟に対応する。
【解決手段】除去装置は、除去対象物を受け入れるタンクと、タンクに接続され、液体を流通させる複数の配管と、複数の配管同士を接続する接続管と、を含む流路と、複数の配管のそれぞれに配置され、液体中に気泡を発生させて処理液を生成するファインバブル発生装置と、それぞれのファインバブル発生装置をタンクに対して直列接続または並列接続となるように流路の接続切り替えを行う流路切替部と、を備える。
特表2025-530283超音波カテーテルのためのシステムおよび方法 ソノバスキュラー・インコーポレイテッド
【要約】カテーテルシステムが、第1の端部、第2の端部、および第1の端部と第2の端部との間に配置された本体を有する吸引カテーテル(300)を含む。超音波カテーテル(200)が、近位端、遠位端、および近位端と遠位端との間に配置された本体を有する。超音波カテーテル(200)は、吸引カテーテル(300)の本体を通して挿入されるように構成されている。超音波カテーテルの遠位端は、関節運動するように構成されている。回収器カテーテル(400)が、近位端、遠位端、および近位端と遠位端との間に配置されたシャフトを有する。回収器カテーテル(400)は、吸引カテーテルの本体を通して挿入されるように構成されている。
【請求項20】治療化合物を送達するステップは、前記超音波カテーテルの前記管腔を通して前記治療部位に、マイクロバブル、ナノ液滴または溶解剤の1つまたは複数を送達するステップを含む、請求項19に記載の方法。
特表2025-531663改良プラズマ生成物及び複数同時放電を用いた改良プラズマ生成物の生成方法 プレイザー アイピー、エルエルシー
【要約】自由に移動する電極セグメントが配置された非熱プラズマ反応チャンバを用いて改良プラズマ生成物が生成される。インプット物質は、所望の又は必要な改良プラズマ生成物の種類に応じて、固体、液体、気体、又はそれらの組合せであってよい。プラズマの強度及び残留フリー・ラジカルの制御は、周期、磁界、及び電極セグメントの数の変化を制御するようにオンラインで監視され、それにより、プラズマの強度及び残留フリー・ラジカルの制御が可能となる。この結果、反応チャンバ内でインプット物質の無数の相乗的な反応が起こって、アウトプットにおいて改良プラズマ生成物が生成される。改良プラズマ生成物は、そのように処理されていない同様の生成物よりも優れた特性を有している。電極の素材は、意図する反応を触媒するように変更できる。電極セグメントの大きさ及び組成も、所望の、必要な又は意図する結果又は成果のために調整するように変更できる。
【請求項19】前記気体インプットは、マイクロバブル又はナノバブルとしての酸素、不活性ガス、オゾン、又はそれらの組合せのうちの少なくとも1つを含む、請求項17に記載のプラズマ生成物。
実登3252996超微細気泡を含む飲用水製造装置 安斎 聡
【課題】微細気泡発生装置から飲用水に微細気泡を混合することで、飲用水を改質して様々な効能を発揮する飲用水を製造する飲用水製造装置を提供する。
【解決手段】飲用水製造装置1は、飲用水タンク3からの飲用水に気体を超微細気泡として混合することにより超微細気泡を含む飲用水を製造する飲用水製造装置1であって、飲用水タンク3から飲用水を供給する供給通路4、飲用水に複数の気体をそれぞれ超微細気泡として排出する微細気泡発生装置11と、を備え、微細気泡発生装置11は、多孔質の素材である微細気泡発生媒体24、24を備え、微細気泡発生媒体24、24は、供給通路4において飲用水の流れる向きと平行な面に最も面積の大きい主面24sを備える。
A−3−2霧
A−3−2−1ミスト、サウナ
実登3252684エレメントカバーを備えたサウナストーブ エムズジャパン株式会社
【課題】散布水による急冷を制御しヒーターエレメントの劣化を防止したエレメントカバーを備えたサウナストーブを提供する。
【解決手段】容器11と、容器内に設置されたヒーターエレメント12と、容器の上方に付設されたエレメントカバー12aと、ヒーターエレメントと容器との間隙に充填されたサウナストーンと、を備えたサウナストーブ10であって、前記サウナストーブ10の上方に設置された散水装置21からの落下散水を前記エレメントカバー12aで受け、落下散水がヒーターエレメント12に直に当接しないようにして、落下散水による急冷でヒーターエレメント12の劣化を防止したことを特徴とするエレメントカバーを備えている。
A−3−2−2静電霧化
特開2025-128988リチウムイオン二次電池およびその製造方法 ナイール テクノロジー
【課題】イオン伝導度が向上したリチウムイオン二次電池およびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態は、アノード、カソード、および前記アノードと前記カソードとの間に配置されたセパレータを含む電極アセンブリと、前記電極アセンブリを収容するケースと、前記ケース内に充填された電解液とを含み、前記セパレータは、前記セパレータの両面の少なくともいずれか一面上のコーティング層を含み、前記コーティング層は窒化ホウ素ナノチューブを含むリチウムイオン二次電池を開示する。
【請求項11】前記コーティング層は、前記コーティング液を前記セパレータの両面の少なくともいずれか一面上に静電噴霧またはスプレーコーティングして形成する、請求項10に記載のリチウムイオン二次電池の製造方法。
A−4オゾン
特開2025-127390低濃度のオゾン水を用いたオーバーフロー洗浄方法とその洗浄方法に使用するオゾン水発生装置 三友商事株式会社
【課題】本発明は、低濃度オゾン水と除菌対象物との高い接触確率と接触時間を十分に確保し、効果的な除菌を可能とするオーバーフロー洗浄方法とその洗浄方法に使用するオゾン水発生装置を提供することを目的とする。
【解決手段】オゾン水の濃度が通常濃度2mg/L以下である低濃度のオゾン水を用いた洗浄方法であって、当該洗浄方法は、(工程1)オゾン水を供給するためのチューブを備えたオゾン水発生装置から生成した低濃度のオゾン水を、チューブを介して洗浄槽の底部へ連続して供給する工程と、(工程2)工程1の後に、低濃度のオゾン水が供給された洗浄槽に、微生物が付着した除菌対象物を浸漬させ、除菌対象物から微生物を不活化する工程と、を含み、前記工程1は、洗浄槽へ供給された低濃度のオゾン水が、洗浄槽からオーバーフローした後も連続して供給され続けることを、特徴とする洗浄方法とその洗浄方法に使用するオゾン水発生装置を提供する。
特開2025-132634ダイヤモンド電極形成用組成物、ダイヤモンド電極の製造方法、ダイヤモンド電極、電解処理装置、及びオゾン生成装置 学校法人東京理科大学 テクノエクセル株式会社
【課題】種々の形状の基材に導電性ダイヤモンド粒子を含む電極層を簡便に形成することが可能なダイヤモンド電極形成用組成物、該ダイヤモンド電極形成用組成物を用いたダイヤモンド電極の製造方法、該ダイヤモンド電極形成用組成物を用いて製造し得るダイヤモンド電極、並びに該ダイヤモンド電極を備える電解処理装置及びオゾン生成装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るダイヤモンド電極形成用組成物は、導電性ダイヤモンド粒子と、バインダー樹脂と、溶媒とを含有し、バインダー樹脂の含有量が、導電性ダイヤモンド粒子の含有量1質量部に対して、1〜10質量部である。
特開2025-132635ダイヤモンド電極の製造方法、ダイヤモンド電極、電解処理装置、及びオゾン生成装 学校法人東京理科大学 テクノエクセル株式会社
【課題】種々の形状及び大きさの基材に対して効率的に導電性ダイヤモンド層を形成し、ダイヤモンド電極を製造することが可能なダイヤモンド電極の製造方法、該製造方法により製造し得るダイヤモンド電極、並びに該ダイヤモンド電極を備える電解処理装置及びオゾン生成装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るダイヤモンド電極の製造方法は、導電性ダイヤモンド粒子を含有する懸濁液に電場を印加して導電性ダイヤモンド粒子を泳動させ、懸濁液中に配置された基材に導電性ダイヤモンド粒子を堆積させて導電性ダイヤモンド層を形成する工程を含む。
A−5健康
特許7701089妊娠雌牛への葉酸補給による初乳量の増大及び子牛の健康状態向上 全国農業協同組合連合会
【課題】出産後の雌牛の初乳量の増大や子牛の健康状態の向上に有効な新規な手段を提供すること。
【解決手段】妊娠雌牛に対し、分娩前の少なくとも50日の期間にバイパス加工されていない葉酸を0.5 g〜10 g/頭/日の量で、又はバイパス加工された葉酸を葉酸換算で12 mg〜2,000 mg/頭/日の量で給与することを含む、該雌牛が出産した子牛の健康状態を向上させる方法、並びに、妊娠雌牛に対し、分娩前の少なくとも50日の期間にバイパス加工されていない葉酸を1.5 g〜10 g/頭/日の量で、又はバイパス加工された葉酸を葉酸換算で35 mg〜2,000 mg/頭/日の量で給与することを含む、該雌牛の初乳量を増大させる方法を提供した。
特許7744736オンライン連携システム及びオンライン連携システムにおける健康モニタリング方法 福田 博美
【課題】生体内サイバネティック・アバターを利用した健康モニタリングシステムとの連携を図り、オンライン診療の精度向上を図るオンライン連携システムを提供する。
【解決手段】オンライン診療を受ける被験者端末と、仮想医師のバーチャルドクター端末と、専門家用のリアルドクター端末と、オンライン連携サーバと、被験者端末をバーチャルドクター端末又はリアルドクター端末に連携させてオンライン診療を行うオンライン連携システムであって、オンライン連携サーバは、被験者情報と生体内サイバネティック・アバター情報のデータベースを有し、被験者端末からバーチャルドクター選択要求を受信した場合、被験者情報と生体内サイバネティック・アバター情報をバーチャルドクター端末へ転送し、、リアルドクター選択要求を受信した場合は、被験者情報と生体内サイバネティック・アバター情報をリアルドクター端末9へ転送し、オンライン診療を行う。
特開2025-127961健康施策支援システム、方法、およびプログラム 株式会社日立製作所
【課題】地域における住民の健康を維持するための施策を支援する技術を提供する。
【解決手段】健康施策支援システムが、ある疾病を現疾病とし当該現疾病が重症化した疾病を上位疾病とするようにして複数の疾病を先後関係により互いに関連付け、各疾病の患者数や重症度を定量的に測る疾病指標を定義し、ある地域における先後関係にある複数の疾病の疾病指標の組み合わせに対応付けて、その地域に居住する住人の健康維持に関する課題を登録した指標関係対応マスタを予め記憶する管理部と、複数の地域における複数の疾病について、当該地域の居住人に対して当該疾病の患者数や重症度に関する疾病指標の実績値である疾病指標実績値を算出する算出部と、前記複数の地域における前記複数の疾病についての疾病指標実績値を基にして前記指標関係対応マスタを参照することにより、ひとつ以上の地域における課題を特定する抽出部と、を有する。
特開2025-128050卵巣の健康促進におけるサクラ抽出物の使用 株式会社 資生堂
【課題】本発明は、卵巣の健康を促進するためのサクラ抽出物の新規な使用を提供し、実験により、上記抽出成分がヒトKGN細胞の増殖促進作用を有することを見出し、さらに、上記成分がヒト卵巣の保護作用および卵巣の健康を促進する作用を有すると考えられる。
【解決手段】ヒトKGN細胞の増殖を促進する組成物の調製におけるサクラ抽出物の有効成分としての使用。
特開2025-128090ユーザの健康状態を分析するための携帯型電気化学センサシステムおよびその方法 カルディエーアイ テクノロジーズ リミテッド
【課題】ユーザの健康状態を分析する。
【解決手段】基板およびある体積のサンプル流体を受容するナノ構造感知面を有する電気化学センサ構造。サンプル流体体積を受容するための電気化学センサ構造のサンプル領域は、流体の体積が、ナノ構造感知面を含む電気化学センサ構造のサンプル領域の一部を動作可能に覆うのに十分であるようにサイズ設定されている。電気化学センサ構造は、携帯型ポイントオブケア(PoC)デバイスに接続可能である。PoCデバイスは、電気化学センサ構造のサンプル領域からサンプル流体のエネルギー特性を検出して、流体読み取り値を含む信号を生成することができ、流体読み取り値は、サンプル流体中のバイオマーカのエネルギー特性に関連し、それによって、サンプル流体中のバイオマーカの存在、不在、または量を示す。
特開2025-128985健康下駄 砂田 照雄
【課題】アキレス腱伸ばし、足の指開き、足裏ツボ刺激、体感鍛えを同時にできる1本歯下駄を提供する。
【解決手段】健康下駄は、健康下駄上面1に人差し指で足を保持するアーチ状の鼻緒兼指開3、さらに他指間に2本のゴムパイプ製の指開き突起、さらに必要に応じ足裏ツボ押し突起13を設ける、又カガト部にはカガト押さえ6とカガト押さえ調整ベルト7でカガト押さえを設け下駄を保持する。更に1本歯を下駄中央にセットして立つ事で、体感を鍛えバランスの良い体となる。
特開2025-130066民用航空飛行機健康管理システム及びその使用方法 浙江工商大学
【課題】飛行機が飛行任務を実行している際に、飛行条件、気象条件などに基づいて、飛行機の健康評価データ、評価方法、及び評価閾値を知能的に調整し、民用航空飛行機健康管理システムの健康管理時の即時性及び警報対応の感度を向上させ、飛行任務計画に基づいて、飛行機の健康度変化傾向を知能的に予測及び計算する。
【解決手段】システムは、機上端末1とクラウドサーバ2とを含み、機上端末1のデータ端末は、機上通信モジュール3を介してクラウドサーバ2と通信可能に接続され、機上端末1内には、メイン基板4及び中央制御チップ5がそれぞれ内蔵され、中央制御チップ5のデータ端末には、それぞれ、データ収集モジュール、ビッグデータ相互接続モジュール、異常パラメータ分析モジュール、異常重み付けモジュール、予測性重み付けモジュール、及び異常データ評価モジュールが集積されている。
特開2025-132402健康リスク推定システム 大和ハウス工業株式会社
【課題】対象者の健康上のリスクを好適に推定可能な健康リスク推定システムを提供する。
【解決手段】移動先のエリアにおける対象者の行動を推定可能(ステップS20)な行動推定部と、行動推定部によって推定される行動ごとに、移動先のエリアの第2の温度と移動前のエリアの第1の温度との差である温度差分と、対象者が移動先のエリアから移動前のエリアに帰ってきたときの第2の血圧値と対象者が移動前のエリアにいたときの第1の血圧値との差である血圧差分との関係を示す温度血圧データを取得する(ステップS15、S21、S22)温度血圧データ取得部と、第一の期間における温度血圧データである第一温度血圧データと、第一の期間よりも過去のものであって第一温度血圧データの行動と同様な行動の温度血圧データである第二温度血圧データとの比較結果に基づいて対象者の健康リスクを推定可能(ステップS23)な健康リスク推定部と、を具備する。
特開2025-134641健康管理システム、健康管理方法、及び健康管理プログラム 朝長 健太
【課題】 構成員の健康を管理する団体の支援をすることができる健康管理システム、健康管理方法、及び健康管理プログラムを提供する。
【解決手段】 健康管理システム等は、団体を構成する構成員の健康状態に関する状態情報を取得する状態情報取得部と、状態情報と状態情報に対応した勤務制限の程度を示す制限レベルとの対応関係を予め学習した学習モデルを取得する学習モデル取得部と、状態情報取得部が取得した状態情報を学習モデルに入力して、状態情報に対応する制限レベルを生成する制限レベル生成部と、学習モデルに入力された状態情報と制限レベル生成部が生成した制限レベルとを対応付けて団体の構成員の健康管理情報として記憶する記憶制御部と、健康管理情報に基づいて、団体または構成員に向けた情報を出力する出力部と、を備える。
特開2025-135237マスク(鼻呼吸の健康効果を試して学んで検証するマスク) 石田 裕章
【課題】鼻呼吸の健康効果を体験し学んで検証できるマスクを提供する。
【解決手段】マスク上部とマスク下部を別々の手段で装着し、鼻穴の呼吸と口穴の呼吸を別の手段、素材などで覆い方を分け、呼吸分断帯などマスク内の鼻呼吸と口呼吸の流れを分断し、もしくはマスク下部に吸水性のある素材で水を含む状態で呼吸ができ、また、TPOに応じて口から息を吐き続け鼻から息を吸い続ける事や、もしくは、ファンや冷媒装置もしくは小型の超音波式加湿器などを備えたマスク。
特開2025-135954適切な医療情報を提供する健康支援システム等 大山 慎太郎
【課題】医師等側と利用者側の双方にとって使いやすく、適切かつ正確な医療情報を適時に提示することができる健康支援システム等を提供する。
【解決手段】医師等(医師、歯科医師、看護師、介護士、パラメディカル、コメディカル、カウンセラー、コンサルティングその他の健康支援者を含む。以下同じ。)が操作する医師等端末と、利用者が出入り可能な利用者ブースと、サーバ装置とが電気通信ネットワークを介して接続された健康支援システムであって、前記医師等端末及び前記利用者ブースは、前記医師等及び/又は前記利用者が話す音声データを取得する音声データ取得部と、当該音声データを相互に送受信可能な音声データ送受信部とを備える。
特開2025-136317健康支援システム 日立グローバルライフソリューションズ株式会社
【課題】食事と健康状態とに係る定量的データを取得して、健康支援を行える健康支援システムを提供する。
【解決手段】本発明は、対象者Pの日々の食生活を示す食生活情報を取得する食生活情報取得手段T100、R1、R2、R100と、対象者Pの健康状態情報を取得する健康状態取得手段K100と、食生活情報と健康状態情報とに基づいて、対象者Pの生活習慣病のリスクを予測する予測手段R5と、対象者Pの生活習慣病のリスクとその根拠を提供する情報提供手段R6とを備え、食生活情報取得手段T100、R1、R2、R100は、対象者Pが食事で摂取する食品の種類と該種類の摂取順と該食品の咀嚼回数とを取得している。
特開2025-136458健康管理装置、健康管理方法、及び、プログラム 日本電気株式会社
【課題】地域の情報を用いて、ユーザの適切な健康管理を支援する。
【解決手段】健康管理装置は、地域の状況と、当該状況における疾病とを対応付けた環境情報を記憶する環境記憶部を備え、ユーザを識別するユーザ識別情報を取得する。健康管理装置は、ユーザの生体情報を取得し、ユーザ識別情報に予め紐づけられた生体情報と比較することで、ユーザの本人認証を行う。健康管理装置は、ユーザ識別情報を基に、ユーザが通過した地域に関する移動履歴情報を取得する。健康管理装置は、移動履歴情報を基に、環境記憶部から、ユーザの通過した地域の環境情報を取得する。健康管理装置は、生体情報と、環境情報とから、ユーザが疾病に罹患している可能性を算出する。健康管理装置は、可能性が閾値以上である場合に、医師による対応を促す促進情報を出力して、ユーザの受診する意思決定を支援する。
特開2025-137309健康促進霊芝茶 三木 芳治
【課題】野草特有の臭味がなく、子供でも美味しく飲む事が出来る健康促進霊芝茶を提供する。
【解決手段】野草、サルノコシカケ、ドクダミ、枇杷の葉、桑の葉を天然水できれいに洗って長時間天日で干し、約3cm程に裁断した健康促進霊茶である。
特開2025-138678プロセスチャンバ健康状態モニタリングおよび仮想モデルを使用した診断のためのシステムおよび方法 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】プロセスチャンバの健康状態をモニタし、仮想モデルを使用した診断を提供する。
【解決手段】方法は、プロセッサによって、プロセスチャンバにおいて基板の表面上に膜を堆積させるためにレシピに従って実施される堆積プロセスと関連付けられた複数のセンサ値を獲得することと、複数のセンサ値に機械学習モデルを適用することと、を含む。機械学習モデルは、プロセスチャンバのサブシステムの履歴センサデータおよび膜を堆積させるためのレシピと関連付けられたタスクデータに基づいて訓練される。方法はまた、機械学習モデルの出力を生成することを含み、出力は、サブシステムの健康状態を示すものである。
特開2025-141217健康情報管理システムおよび管理サーバ 株式会社アドバンテッジリスクマネジメント
【課題】データベースの再構築を行うことなく異動元から異動先に切り替えてデータを利用可能とする。
【解決手段】企業用データベース111を利用可能な企業向けサービス101と、個人用データベース112を利用可能な個人向けサービス102との統合利用の制御に使用する統合IDをサービス利用管理サーバ1のマスタデータにより管理し、サービスの統合利用が指定されているか否かに応じて、企業用データベース111と個人用データベース112とを統合IDによって関連付けるか否かを切り替えることにより、従業員に異動が生じた場合でも、マスタデータにおいて統合IDによる関連付けを編集するだけで、異動元の企業においては個人用データベースが利用できない状態とし、異動先の企業においては個人用データベースを異動先の企業の企業用データベースと関連付けて利用できる状態とすることができるようにする。
特表2025-528719心電図セグメントを利用した健康状態の予測方法、プログラムおよび装置 メディカル・エーアイ・カンパニー・リミテッド
【要約】本開示の一実施例によりコンピューティング装置によって遂行される、心電図セグメントを利用した健康状態の予測方法、プログラムおよび装置が開示される。前記方法は、心電図データを分割して複数のセグメントを生成する段階;事前学習されたマシンラーニングモデルに前記複数のセグメントを入力して複数のセグメントそれぞれに対応する疾患の可能性を算出する段階;複数のセグメントそれぞれに対応する疾患の可能性のうち異常値(outlier)を除去する段階;および前記異常値が除去された疾患の可能性を組み合わせて健康状態の予測に対する結果値を生成する段階を含むことができる。
特表2025-529732ウェアラブルベースの生理学的データに基づく心血管健康メトリックの決定 オーラ ヘルス オサケユキチュア
【要約】心血管健康メトリックを決定するための方法、システム、およびデバイスについて説明する。システムは、ユーザについての脈波波形を表すフォトプレチスモグラム(PPG)信号を受信するよう構成され得る。脈波波形は、第1の極大値と、第1の極大値に続く下り傾斜と、心周期の収縮期から拡張期への遷移を表す湾曲した特徴とを含み得る。さらに、システムは、脈波波形から一つまたは複数の形態的特徴を抽出し、一つまたは複数の形態的特徴を、複数の暦年齢に関連付けられた複数のベースラインPPG信号モルフォロジーからの一つまたは複数の特徴と比較し得る。システムは、ユーザの暦年齢に対するユーザの心血管健康を示す心血管健康メトリックを決定し、グラフィカルユーザインタフェースに心血管健康メトリックのしるしを表示させ得る。
特表2025-531355毛髪および頭皮の健康分析のためのシステム並びに方法 フィットスキン インコーポレイテッド
【要約】ユーザーの毛髪の健康状態および頭皮の健康状態の1つ以上を判定するためのシステムであって、前記システムは毛髪分析アセンブリを含み、前記毛髪分析アセンブリは、前記ユーザーの毛髪画像セットを取得し、前記毛髪画像セットを分析して、1つ以上の頭部特性を検出し、検出された前記1つ以上の頭部特性に基づいて、ユーザーの頭部健康スコアセットを算出するように構成されている。前記システムはさらに、前記ユーザーの頭部健康スコアを出力することができる。
特表2025-529817検査施設試験モニタリングからの動物の健康結果の予測 ラボラトリー コーポレイション オブ アメリカ ホールディングス
【要約】本開示は、機械学習モデルを使用して、検査施設試験モニタリングからの動物の健康結果を予測するための技術に関する。特に、態様は、ある期間にわたって複数の動物対象についてのデータのセットを取得することを対象とする。データのセットは、臨床観察データ、体重測定データ、転帰ステータスデータ、又はそれらの任意の組み合わせを含む。データのセットは、数値の訓練セットに処理される。機械学習モデルは、動物対象の健康が正常であるか、動物対象についての獣医の注意が今後の期間において必要とされる可能性が高いか、又は動物対象についての予定外の死亡転帰が今後の期間においてある可能性が高いかどうかを予測するように訓練セットで訓練される。機械学習モデルは、出力される。
特表2025-531817動物に健康上の効果を提供するための南洋サバ油を利用した組成物及び方法 ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー
【要約】本開示は、南洋サバ油を利用して動物に健康上の効果を提供するための組成物及び方法を提供する。例えば、コンパニオンアニマルにおける炎症状態を治療するためのペットフード組成物は、南洋サバ油と保存料とを含み得る。
特表2025-531851ネコ科動物の消化における健康のための組成物及び方法 ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー
【要約】消化における健康効果をネコ科動物に提供する組成物及び方法は、カボチャ、イヌリン、及び任意選択で小麦ふすまアリューロンを含むプレバイオティクス繊維ブレンドの使用を含む。
特表2025-531852イヌ科動物における消化管の健康のための組成物及び方法 ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー
【要約】消化における健康効果を提供する組成物及び方法は、カボチャ、イヌリン、及び任意選択でサイリウムを含むプレバイオティクス繊維ブレンドの使用を含む。
実登3252887健康器具 池田 昭夫
【課題】サウナ、よもぎ蒸し又はこれらに類似する健康増進法を行う際に、コンパクトで可搬性に優れ、背中や腰等に疾患を抱えている利用者であっても、体力的または精神的な負担を極力軽減することが可能な、ハンモックを用いた健康器具を提供する。
【解決手段】健康器具100は、網状または織布状のハンモック本体10と、ハンモック本体の側端に係止して鉛直方向に吊り下げ配置され、蒸気を発生させる蒸気発生装置3を内部に収め、且つ、蒸気発生装置から発生した蒸気を内部に留める収容空間を形成するシート体2と、を備える。
実登3252923IoTベースの健康監視デバイス用の広帯域誘電体共振器ベースのMIMOアンテナ アヌプマ グプタ モハマッド アルジャイディ マニッシュ クマール シングラ アビール アルジョハニ ラビア エムハメド アル マムルーク タスニーム ガライベ ファイサル エー. モハメド アリ ファイェズ アルコラディース ナイエフ エイチ.アルシャンマリ
【課題】広帯域で動作が可能で、健康監視デバイスに適している、MIMOアンテナを提供する。
【解決手段】IoTベースの健康監視デバイス用の広帯域誘電体共振器ベースのMIMOアンテナ100は、コンパクトであり、2.10GHzから9.90GHzの周波数帯域で動作する。IoTベースの健康監視デバイス用のコンパクトなIoTベースの健康監視デバイス用の広帯域誘電体共振器ベースのMIMOアンテナ100は、回路基板104上に取り付けられた誘電体共振器102と、マイクロストリップ給電線106及び108と、帯域を拡張し、アイソレーションを向上させるために、垂直スロット112、及び水平スロット114を備えるグランドプレーン110とを備える。IoTベースの健康監視デバイス用のコンパクトなIoTベースの健康監視デバイス用の広帯域誘電体共振器ベースのMIMOアンテナ100は、単一指向性の放射と、人体組織上での安全な性能を提供する。
A−6プラズマ
特許7576723プラズマ処理装置用部品、プラズマ処理装置用部品の製造方法、静電チャックおよびプラズマ処理装置用部品用繊維構造体 株式会社巴川コーポレーション
【課題】高寿命の耐プラズマ構造、静電チャック、エッジリング、繊維構造体、プラズマ処理装置用部材、ならびにそのような耐プラズマ構造の製造方法およびプラズマ処理装置用部材の補修方法を提供する。
【解決手段】第一部材2と、第二部材3と、第一部材2と第二部材3の間に配置された中間部材4と、繊維を含むプラズマ保護材5と、が設けられている。第一部材2および第二部材3の少なくとも一方は耐プラズマ性を有し、繊維を含むプラズマ保護材5は、中間部材4の端部における耐プラズマ構造1の外面側に配置される。
特許7734301プラズマ処理装置 株式会社ダイヘン
【課題】安定したプラズマの発生に必要な旋回流を形成することが可能なプラズマ処理装置を提供すること。
【解決手段】プラズマ処理装置1は、内側電極100と、電極保持体200と、外側電極400と、フィン部材300と、を備える。フィン部材300は、包囲部310と、複数の旋回フィン320と、を含む。複数の旋回フィンのうち互いに隣接する一対の旋回フィンの各基端部の間に流入口が規定されており、かつ、一対の旋回フィンの各先端部の間に流出口が規定されている。包囲部310の外周面の直径に対する、流入口から流出口までの旋回長さの比は、4倍以上である。
特許7741347プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【要約】プラズマ処理装置は、チャンバと、第1,第2バイアス信号を供給する第1,第2バイアス電源と、チャンバ内で基板及びエッジリングを支持する基板支持器と、調整機構と、電気的パスとを備える。基板支持器は、基板,エッジリングを夫々支持する第1,第2領域と、第1,第2領域内の第1,第2バイアス電極と、第2領域内の接地される調整電極とを有する。調整機構は、第1バイアス信号を制御する第1調整機構と、調整電極と第1調整機構との間で第2バイアス信号を遮断するアイソレータと、第2バイアス信号を制御する第2調整機構とを有する。アイソレータ及び第1調整機構と、第2調整機構とは並列接続され調整電極に接続される。電気的パスは、第1,第2バイアス電源と、第1,第2バイアス電極とを接続する。
特開2025-127899プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理装置において基板上におけるプラズマ密度の均一性を向上し、なおかつ基板へのパーティクルの付着を抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置は、プラズマ処理チャンバ内の基板支持部の上方にプラズマを生成するように構成されるプラズマ生成部と、プラズマ処理チャンバの側壁と基板支持部との間に配置される排気プレートと、側壁と基板支持部との間に配置され、排気プレートの上方に配置される電極板と、電極板に正電圧と負電圧を印加するように構成される電源と、電源を制御するように構成される制御部と、を備え、制御部は、プラズマ生成部によりプラズマが生成されている時に、電源により電極板に負電圧を印加し、プラズマ生成部によりプラズマが生成されていない時に、電源により電極板に正電圧を印加するように電源を制御する。
特開2025-129129プラズマプローブ エルベ エレクトロメディジン ゲーエムベーハー
【課題】環境負荷が低いアルゴンプラズマ手術用の改良された器具を提供する。
【解決手段】器具10は、ホース15と、導体17とを備え、導体は、炭素繊維23の糸、または炭素繊維を含む。炭素繊維は、導体の端部において炭素繊維に、または導体と接触する小型本体内に直接形成されるプラズマフットポイントの熱冷却に役立つ。導体は、ホースの内壁に強制的に接触することなく、ホースの管腔16の内側に配置される。長手方向における導体の高い熱伝導率は、ホースの低い熱応力をもたらし、器具の高い寿命をもたらす。この構造により、器具をハロゲンを含まないプラスチックで提供することができ、器具の使用後の熱的処分は問題を引き起こさない。これは、器具が完全にまたは大部分が金属を含まないように構成されている場合に適用される。
特開2025-129406プラズマ処理装置及びシステム 東京エレクトロン株式会社
【課題】基板の正電荷量を減少させることと、エッチング効率を上昇させることを可能とするエッチング方法を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置は、RF電源及びDC電源を含む。RF電源によって下部電極又は上部電極に供給されるRF電力は、繰り返し周期における第1シーケンス中に、第1状態の間及び第2状態の間の第1電力レベルと、第3状態の間及び第4状態の間の第2電力レベルとを含み、第1電力レベルは第2電力レベルより大きい。DC電源によって下部電極に印加されるDC電圧は、繰り返し周期における第1シーケンス中に、第1状態の間及び第3状態の間の第1電圧レベルと、第2状態の間の第2電圧レベルと、第4状態の間の第3電圧レベルとを含み、第2電圧レベルは負極性を有し、第3電圧レベルは正極性を有する。
特開2025-131172プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】水分を検知するプラズマ処理方法及びプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】処理室内で所定のプラズマ処理を実行するプラズマ処理方法であって、あらかじめ設定された回数分のプラズマ処理を実行して第1の発光強度を取得し、この発光強度に基づいて処理室内に含まれる水分量を判定する閾値を設定する工程と、後のプラズマ処理における第2の発光強度と、閾値と、に基づいて水分量を判定する工程と、を含み、閾値を設定する工程は、処理室内に処理ガスのプラズマを励起するステップS102と、発光スペクトルのうち、処理室内の水分量と相関のある特定波長領域の光を受光して第1の発光強度を取得するステップS104と、第1の発光強度の値を記録するステップS105と、あらかじめ設定された回数分の第1の発光強度から閾値を計算するステップS106〜S108と、閾値を記録するステップS109と、を有する。
特開2025-131901温度推定装置、プラズマ処理システム、温度推定方法及び温度推定プログラム 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理が行われる処理空間内の状態の変化に応じた温度を推定する、温度推定装置、プラズマ処理システム、温度推定方法及び温度推定プログラムを提供する。
【解決手段】温度推定装置は、処理空間内の状態に関わる時系列のプロセスデータを順次入力することで、時系列モデルより順次出力される温度データと、前記処理空間内において測定された時系列の温度データの各時間のデータとの誤差に基づき、前記時系列モデルのパラメータを決定することで生成された生成済み時系列モデルに、前記処理空間内の状態に関わる新たな時系列のプロセスデータを順次入力することで、温度データを順次推定する推定部を有する。
特開2025-132165プラズマローゲン及びイチョウ葉エキス含有組成物 丸大食品株式会社
【課題】プラズマローゲンとイチョウ葉エキスとを併用した場合において、プラズマローゲンを安定に長期保存することができる手法の提供。
【解決手段】プラズマローゲン、イチョウ葉エキス、並びにアルギニン及び/又はリシンを含み、イオン交換水で10倍希釈したときのpHが3.4〜5である、組成物。
特開2025-132754人体に好適な大気圧低温プラズマ装置及び大気圧低温プラズマジェットの生成方法 株式会社メディゲート 日本未来科学研究所合同会社
【課題】プラズマジェットを作用させる人体表面とプラズマ生成のための高電圧印加部分とを十分に離隔させることが可能である大気圧低温プラズマ装置を提供すること。
【解決手段】誘電体チューブ21の周囲に、それぞれらせん状に設けられている帯状の第1電極22a、第2電極22bが組み合わせられて二重らせん状をなすプラズマ生成部20と、誘電体チューブ21を保持可能とするために、通電部を覆うように設けられている筒状の外装部12と、電極間に接続されて交流電流を供給する電源装置30と、誘電体チューブ21の一端部からプラズマ処理対象ガスを供給するガス供給装置50とを備える。誘電体チューブ21内に生成される大気圧低温プラズマによって処理されたガスを含むプラズマジェットを、外装部12から突出させて設けられた誘電体チューブ21の他端部から放出する。
特開2025-132889温度制御装置、プラズマエッチング装置、及び半導体製造システム 伸和コントロールズ株式会社
【課題】サイズ及び占有範囲を抑制しつつ、温度制御の応答性及び精度を向上できる温度制御装置。
【解決手段】一実施の形態によれば、温度制御装置1は、弁装置2と、弁装置2に第1流体を供給する第1流体供給装置40と、弁装置2に第2流体を供給する第2流体供給装置50と、弁装置2から流出する第1流体、第2流体、又は第1流体及び第2流体を流通させる供給管部61と、を備え、供給管部61が流通させる流体により温度制御を行う。そして、弁装置2は、互いに接触し、接触状態を維持しながら相対的に回転可能な第1弁部材10及び第2弁部材20を備える。そして、第1弁部材10と第2弁部材20との相対的な回転に応じて、弁装置2から供給管部61に第1流体、第2流体、又は第1流体及び第2流体が供給される。
特開2025-134511有機金属ポリマー膜を除去する方法、プラズマ処理方法、及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】有機金属ポリマー膜を処理容器内から効率よく除去できる技術を提供する。
【解決手段】本開示の一態様による有機金属ポリマー膜を除去する方法は、処理容器内に堆積した有機金属ポリマー膜を除去する方法であって、前記処理容器内に第1エッチングガスを供給してプラズマを生成するステップと、前記有機金属ポリマー膜を前記プラズマと反応させることにより、前記有機金属ポリマー膜をガス化して除去するステップと、を有し、前記第1エッチングガスは、水素ガスと、炭素含有ガスと、窒素含有ガスとを含む。
特開2025-134807プラズマ診断のためのマイクロ波共振器アレイ アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】処理チャンバ中でプラズマ特性を決定するための基板ベース共振器アレイを提供する。
【解決手段】センサデバイスと、センサデバイスを使用する方法とを含む。一実施形態では、センサデバイスは、基板と、基板から上に延びる支持体と、支持体に機械的に結合された共振器とを備える。一実施形態では、センサデバイスは、共振器と電磁的に結合するように構成されたアンテナをさらに備え、アンテナは基板中の伝送線路に接続される。
特開2025-135391フィルタ回路およびプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】簡易でコンパクトな高周波フィルタを実現できること。
【解決手段】フィルタ回路は、筐体と仕切り部と給電ラインとを有する。筐体は、導体で形成され、外側導体および内側導体で形成される入出力ポートを備え、入出力ポートの外側導体とともにグランド電位となり、平面視で内部空間が第1の方向および第1の方向と直交する第2の方向への広がりを有する。仕切り部は、導体で形成され、筐体に接続され、内部空間を仕切る。給電ラインは、筐体内に設けられ、筐体から絶縁される。給電ラインは、入力ポートの内側導体である入力側導体と、出力ポートの内側導体である出力側導体と、入力側導体および出力側導体と接続され、仕切り部と積層されるように内部空間に延びるアンテナ部と、入力側導体と出力側導体とアンテナ部とを接続するアンテナ基部とを備える。内部空間は、アンテナ基部から第1の方向の寸法が、アンテナ基部から第2の方向の寸法より大きい。
特開2025-136853プラズマ処理装置 カーボントレードネオ株式会社
【課題】ファンを不要として、プラズマ電極で発生する活性種を空気中に効率的に拡散すること。
【解決手段】少なくとも一対の上層電極112、下層電極113及び一対の上層電極112、下層電極113の間に設けられた上側誘電体層111a、下側誘電体層111bを有し、プラズマを発生させるプラズマ生成部110と、上層電極112及び下層電極113に交流電圧を印加する交流電源部101と、上層電極112及び下層電極113の軸線方向の一側に配置され、上層電極112、下層電極113の一側の端部114、114に向かうイオン風を発生させる直流電極102を有する直流電源部103と、交流電源部101と直流電源部103とにそれぞれ電気的に接続されるタップ付きトランス104とを備える。
特開2025-136978プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマを適切に生成する。
【解決手段】プラズマ処理装置であって、処理容器と、前記処理容器の内部空間に配置され、基板をそれぞれ載置する第1ステージ及び第2ステージと、前記内部空間の外であって前記第1ステージ及び前記第2ステージの上方に配置されるアンテナと、前記アンテナに高周波電力を供給する高周波電源と、を備え、前記処理容器の天井部は誘電体部材から構成され、前記内部空間は、前記アンテナからの誘導起電力によりプラズマが生成されるプラズマ生成空間と、前記第1ステージ及び前記第2ステージが配置される基板処理空間と、を備え、前記プラズマ生成空間は、前記第1ステージの上方と前記第2ステージの上方との間において連通し、前記基板処理空間は、前記第1ステージの上方と前記第2ステージの上方との間において連通する。
特開2025-137643スフェロマック融合および中性ビーム注入を介して、高エネルギー高温FRCプラズマを形成および維持するためのシステムならびに方法 ティーエーイー テクノロジーズ, インコーポレイテッド
【課題】スフェロマック融合および中性ビーム注入を介して、高エネルギー高温FRCプラズマを形成および維持するためのシステムならびに方法の提供。
【解決手段】スフェロマック融合および中性ビーム注入を介して、高エネルギー高温FRCプラズマを形成および維持するためのシステムならびに方法が提供される。高性能磁場反転配位(FRC)システムは、中心閉じ込めチャンバと、そのチャンバと結合される、2つのダイバータチャンバと、そのダイバータチャンバと結合される、2つの直径方向に対向するスフェロマック注入器とを含む。磁気システムは、FRCシステム構成要素に沿って軸方向に位置付けられる、準直流コイルを含む。
特開2025-138200収納箱用プラズマ処理装置 カーボントレードネオ株式会社
【課題】収納箱内の菌を減らすことができる収納箱用プラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】誘電体層及び当該誘電体層の両側に設けられた一対の電極層を少なくとも備えプラズマを発生させるプラズマ生成部10と、一対の電極層に交流電圧を印加する電源部30と、気体をプラズマで処理するためにプラズマ生成部10に気体を流すとともに、プラズマ化された気体を収納箱200内に供給する気体流動部20と、を有することを特徴とする。
特開2025-139752洗浄設備用プラズマ処理装置 カーボントレードネオ株式会社
【課題】洗浄対象物を効率よく滅菌することができる洗浄設備用プラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】誘電体層及び当該誘電体層の両側に設けられた一対の電極層を少なくとも備えプラズマを発生させるプラズマ生成部10と、一対の前記電極層に交流電圧を印加する電源部と、気体をプラズマで処理するためにプラズマ生成部10に気体を流すとともに、プラズマによって処理された気体を液体が溜められた洗浄設備200に供給する気体流動部20とを有することを特徴とする。
特開2025-139876プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】可変インピーダンスを有し、高周波電源と共振器との間で接続される結合器において伝送される高周波電力に起因する結合器内の最大電圧を抑制する技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置は、チャンバ、高周波電源、導入部、共振器、結合器、及び伝送線路を含む。高周波電源は、出力する高周波電力の周波数を変更可能に構成されている。導入部は、チャンバ内のプラズマ生成領域に電磁波を導入するように配置されている。共振器は、電磁波の入口である給電部を有し、導入部に電磁波を伝搬するための導波路を含む。結合器は、高周波電力の入力部を含み、可変インピーダンスを有し、高周波電源と共振器との間で接続されている。伝送線路は、入力部から結合器を通って給電部までの延びる分布定数線路であり、一定の特性インピーダンスを有する。
特開2025-139877整合回路及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理装置の整合回路において高周波電流が供給されているリレースイッチの閉状態から開状態への意図しない変化を抑制する技術を提供する。
【解決手段】開示される整合回路は、複数のリアクタンス要素及び複数のリレーを備える。複数のリアクタンス要素は、高周波電力のための供給ラインに接続されている。複数のリレーの各々は、対応のリアクタンス要素とグランドとの間で接続されたリレースイッチ及びリレーコイルを含む。複数のリレーの各々は、リレーコイルと対応のリアクタンス要素との間の寄生容量を介して流れる高周波電流を整流するように構成された少なくとも一つのダイオードと、少なくとも一つのダイオードによる整流により生成される電流に応じてリレーコイルに印加される直流電圧を発生するように構成された少なくとも一つのキャパシタと、を含む。
特開2025-139878整合回路及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】整合回路におけるリレーでの損失を抑制する技術を提供する。
【解決手段】開示される整合回路は、複数のリアクタンス要素及び複数のリレーを備える。複数のリアクタンス要素は、プラズマ生成用の高周波電力のための供給ラインに接続されている。複数のリレーの各々は、リレースイッチ及びリレーコイルを含む。リレースイッチは、複数のリアクタンス要素のうち対応のリアクタンス要素に接続された第1の接点とグランドに接続された第2の接点を有する。複数のリレーの各々において、リレーコイルは、高周波に対してグランドから浮遊するように設けられている。
特開2025-140009加湿器用プラズマ処理装置 カーボントレードネオ株式会社
【課題】加湿器内でのカビの発生を抑制することができる加湿器用プラズマ処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】誘電体層及び当該誘電体層の両側に設けられた一対の電極層を少なくとも備えプラズマを発生させるプラズマ生成部10と、一対の電極層に交流電圧を印加する電源部30と、気体をプラズマで処理するためにプラズマ生成部10に気体を流すとともに、プラズマにより処理された気体を加湿器200内に供給する気体流動部20と、を有することを特徴とする。
特開2025-140129プラズマ発生器 株式会社ダイヘン
【課題】ガスの分解効率を高めることができるプラズマ発生器を提供する。
【解決手段】プラズマ発生器20は、放電管22の他方の開口部22cを覆い、放電管22を通過したガスを排出する複数のガス排出孔75が形成された第2被覆体70をさらに備えている。中心軸CLに沿って、第1被覆体26Aおよび第2被覆体70を視たときに、ガス導入孔28は、中心軸CLを含む第1中央領域C1に形成されており、第1中央領域C1を中心軸CLに沿って投影した位置にある第2被覆体70の第2中央領域C2には、ガスの排出を遮断する遮断部分73が形成されている。第2中央領域C2周りの周辺領域R2には、中心軸CL周りに、複数のガス排出孔75が、形成されている。
特開2025-140490寝具用プラズマ処理装置 カーボントレードネオ株式会社
【課題】寝具を効率よく減菌することができる寝具用プラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】誘電体層及び当該誘電体層の両側に設けられた一対の電極層を少なくとも備えプラズマを発生させるプラズマ生成部10と、一対の前記電極層に交流電圧を印加する電源部と、気体をプラズマで処理するために前記プラズマ生成部に気体を流す気体流動部20と、プラズマによって処理された気体を寝具に供給するプラズマ噴出部40と、を有することを特徴とする。
特開2025-140986排気網、プラズマ処理装置、およびプラズマ処理方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】排気口付近の圧力損失及び異常放電を抑制する。
【解決手段】排気網は、複数の周方向隔壁と、複数の放射状隔壁とを備える。周方向隔壁の各々は、対向する第1の面及び第2の面を有し電気的導体で形成される板状部が周方向に複数配置され、各々の板状部の第1の面及び第2の面の延在方向が同心円の中心軸に沿う向きに配置される。放射状隔壁の各々は、直線部が周方向隔壁と交差するように中心軸から放射方向に複数配置され、各々の直線部の第3の面及び第4の面の延在方向が同心円の中心軸に沿う向きに配置される。また、複数の周方向隔壁における隣接する2つの板状部と、複数の放射状隔壁における隣接する2つの直線部とで囲まれるスリットの形状は、中心軸に沿う方向から見た場合に中心軸を中心とする円弧状である。また、中心軸に沿う方向から見た場合のスリットの幅に対する、中心軸に沿う方向における板状部の長さの比は、2以上かつ3以下である。
特表2025-528849プラズマ処理チャンバの静電チャックのための接合部保護 ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】プラズマ処理チャンバで用いるための静電チャックシステムが提供される。導電性ベースプレートが提供される。接合材の接合部は、その第1の表面でベースプレートの表面に接合される。セラミックプレートは、接合部の第2の表面に接合される。保護ストリップは接合部を囲み、導電性ベースプレートとセラミックプレートとの間に延びる。保護ストリップは、陽極酸化ストリップ、セラミックテープストリップ、および被覆アルミニウムストリップの少なくとも1つを含む。
特表2025-528866ガスリサイクルシステムをもつプラズマ処理システム ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】半導体処理チャンバに取付け可能なガスリサイクルシステムが、提供される。膜フィルタリングシステムが、半導体処理チャンバと流体接続しており、膜フィルタリングシステムは、少なくとも1つのガス分離膜を備え、少なくとも1つのガス分離膜は、半導体処理チャンバからの加圧排気ガスを、加圧排気ガスから少なくとも1つのガスを分離するためにフィルタリングする。
特表2025-529120トロイダルプラズマ生成のための方法及び装置 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】処理チャンバ内でプラズマを形成する方法及び装置は、第1の導電性材料で形成され、第1の端部がRF電流を供給するRF電源に電気的に接続され、第2の端部が接地に接続された環状励起子と、環状励起子から物理的に分離される環状アプリケータであって、所定角度の少なくとも1つの角度分割部を有する第2の導電性材料から形成され、角度により上部オーバーラップ部分と下部オーバーラップ部分とが高K誘電体材料によって分離され、環状アプリケータのインダクタンスと連動して静電容量を提供するように構成され、環状励起子がRF電流を流すと共鳴するように構成された共鳴回路を形成し、RF電流が環状アプリケータを誘導的に共鳴周波数まで励起し、環状アプリケータから方位プラズマを形成する環状アプリケータを用いる。
特表2025-529172プラズマ発生システム用のインピーダンス整合回路に接続するためのプラズマ状態監視装置、プラズマ発生システムおよびプラズマ発生システムを監視するための方法 トゥルンプフ ヒュッティンガー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
【要約】インピーダンス整合回路(50)を備えたプラズマ発生システム(100)用のプラズマ状態監視装置(1)は、a)第1群の時間可変の測定値(30)を検出することであって、インピーダンス整合回路(50)の複数の端子(50a,50b)のうちの1つの端子において検知可能である時間的に連続してピックアップされたインピーダンスに関連している第1群の時間可変の測定値(30)を検出し、b)少なくとも1つの測定量の第2群の時間可変の測定値(31)を検出することであって、少なくとも1つの測定量は、電圧(32)、電流(33)および電圧(32)と電流(33)との間の位相関係(34)から選択されており、時間可変の測定値(31)は、時間的に連続してピックアップされている、少なくとも1つの測定量の第2群の時間可変の測定値(31)を検出し、c)第1群を第1のチャート(35)に表示しかつ第2群を第2のチャート(36)に表示することであって、第1のチャート(35)は時間軸なしのチャートであり、第2のチャート(36)は2つの軸(36a,36b)を備え、これら2つの軸(36a,3
特表2025-529419エネルギー再供給モジュール、スイッチング回路と実施形態、プラズマ処理システム、およびプラズマ処理負荷のための矩形電圧出力パルスを生成する方法 トゥルンプフ ヒュッティンガー スプウカ ズ オグラニショナ オドポヴィヂャルノスツィア
【要約】スイッチングユニット(24)を有するスイッチング回路(101)用のエネルギー再供給モジュール(15)であって、スイッチングユニットは、DC電圧源(V1)に接続可能で、その出力(OUT)に以下の特徴の1つまたは組み合わせを供給するように構成されており、すなわち、 iv)高い電圧値、 v)振動および/またはオーバーシュートが低減された高い電圧上昇値、 vi)容量性負荷に、特にプラズマ処理負荷(12)に対する高い電流値、であり、前記エネルギー再供給モジュール(15)は、 c.整流回路(14)であって、そのDC側のその正端が前記DC電圧源(V1)の前記正接続に接続され、そのDC側のその負端が前記DC電圧源の前記負接続に接続されるように構成された、整流回路(14)と、 d.変圧器(TF1)であって、 i.前記スイッチングユニット(24)と前記出力(
特表2025-529422エッチング耐性材料を備えるプラズマ曝露部品 ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】一例として、プラズマ処理ツール用のプラズマ曝露部品を提供する。プラズマ曝露部品は、フッ素および/または酸素を含むプラズマプロセスガス化学に曝露されるとき、シリコンまたは炭化ケイ素よりも低いエッチング速度を有するエッチング耐性材料を備える。エッチング耐性材料は、(a)チタン、ハフニウム、ジルコニウム、もしくはスズの1種または複数種の酸化物、窒化物、または酸窒化物の1種または複数種、あるいは(b)チタン、ハフニウム、ジルコニウム、もしくはスズの1種または複数種をドープしたシリコンまたは炭化ケイ素の1種または複数種を備える。
特表2025-529577プラズマリアクタ カフェニア ゲーエムベーハー
【要約】長時間の連続運転が可能な炭化水素流体を分解するためのプラズマリアクタが記載される。プラズマリアクタは、リアクタチャンバとプラズマトーチとを備えてなり、プラズマトーチは、リアクタチャンバ壁に取り付けられ、リアクタチャンバ内に延びており、自由端を有する。プラズマトーチは、内側管状電極と、該内側管状電極を少なくとも部分的に囲む外側管状電極とを備えてなる。炭化水素流体を分配するための供給ランスは、内側管状電極内に配置され、管状電極らに対し変位可能である。プラズマリアクタは、さらに、内側管状電極と外側管状電極の間に配置された、プラズマガスを分配するためのプラズマガス出口を備えてなり、さらに、酸化流体を分配するための酸化流体出口を備えてなる。酸化流体は、好ましくは、CO2またはH2Oを備えてなり、酸化流体出口は、内側管状電極内に配置されている。
特表2025-529957補助ガスを使用するプラズマ金属溶解炉 ノベリス・インコーポレイテッド
【要約】アルミニウム及びアルミニウム合金を含むがこれらに限定されない金属を溶解するための溶解炉システムは、プラズマガス供給部及び補助ガスシステムを含む。プラズマガス供給部は、溶解炉システムの溶解炉の溶解チャンバにプラズマガスを供給する。補助ガスシステムは、補助ガスを溶解チャンバ内に供給し、かつ溶解チャンバからの排出ガスに排出制御ガスを供給する。溶解炉システムによって金属を溶解する方法は、溶解チャンバ内に金属を供給することと、溶解チャンバを加熱するために溶解チャンバにプラズマガスを供給することと、溶解チャンバに補助ガスを供給することと、を含む。
特表2025-530125高周波プラズマ処理チャンバにおける走査インピーダンス測定 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】実施形態は、プラズマ処理システムにおいて基板を処理する方法を含む。この方法は、RF整合が第1の整合ポイントに設定される間に、RF発生器によって、RF整合を通して電極アセンブリにRF信号を供給することと、RF信号が電極アセンブリに供給される間に、波形発生器によって、電極アセンブリに電圧波形を供給することとを含む。この方法は、RF整合によって、RF発生器または波形発生器からの同期信号を受信することと、RF整合の出力センサによって、プラズマ処理システムのインピーダンス関連データの異なるセットを、異なる期間に亘ってかつ異なる遅延の後に測定すること、インピーダンス関連データの異なるセットに基づいて、RF整合によって、合成インピーダンスパラメータを計算することと、第2の整合ポイントを実現するために、合成インピーダンスパラメータに基づいて、RF整合内の整合パラメータを調整することとを含む。
特表2025-530192共振導波管によるプラズマ発生装置 コリア インスティテュート オブ フュージョン エナジー
【要約】共振導波管によるプラズマ発生装置が開示される。前記プラズマ発生装置は、内側面に複数個のスロットを含む環形または楕円形の中心導波管と、前記中心導波管に電磁波疎通可能に接線で連結された第1入射導波管と、前記入射導波管に電磁波を伝達する電磁波供給部と、および前記中心導波管の内部と密閉するように、前記スロットの出口側に位置して、前記スロットを介して流入された電磁波が外部に放射されることができる、電磁波入射窓が形成されたプラズマチャンバと、を含むことを特徴とする。
特表2025-530236インライン二次イオン質量分析のためのマルチプラズマイオン源 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】方法は、予混合済み混合ガスを利用して、インライン二次イオン質量分析(SIMS)プロセスを用いて基板に対して計測プロセスを行う。2種類以上のガスの予混合済み混合ガスが、インラインSIMSプロセスのためのスパッタリングイオンを生成するように構成されるプラズマチャンバに注入される。2種類以上のガスは、下流の基板製造プロセスに適合可能であり、インラインSIMSプロセスが完了した後に基板に対してさらなる製造が行われることを可能とする非金属イオン種を生成する。スパッタリングイオンは、プラズマチャンバから磁界へと放出される。単一種のイオンを選択するために、磁界の強度が変化される。単一種のイオンは、基板の表面に向かって誘導され、選択された種のイオンにより基板の表面からスパッタされた二次イオンが、検出および分析される。
特表2025-530625イオンエネルギーセンサを備えるマルチ電極システムのプラズマプロセス制御 エムケーエス インストゥルメンツ,インコーポレイテッド
【要約】RF発生器は、第1のRF出力信号を負荷の第1の電極に出力するように構成された第1のRF電源を含む。RF発生器は、第1のRF出力信号の第1のパラメータを検出し、負荷内のプラズマの第1の特性を決定するための第1のセンサを含む。第2のRF電源は、第2のRF出力信号を第2の電極に出力する。第2のセンサは、第2のRF出力信号の第2のパラメータを検出し、負荷内のプラズマの第2の特性を決定する。RF電力コントローラは、第1の特性と第2の特性とを受信し、第1の制御信号と第2の制御信号とを生成する。第1の制御信号は、第1のRF出力信号を調整し、第2の制御信号は、第2のRF出力信号を調整する。
特表2025-530772プラズマ処理のための成形されたシリコン外側上部電極 ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】プラズマ処理のための外側上部電極である。成形された底面および径方向の幅を有する上面であって、上面の中間部は楕円形を有する。円筒状外形は外側上部電極の高さを横切り、上面の中間部は円筒状外形の上部を画定する。内径面は上面と成形された底面とを結合し、内径面は遷移端を含む。外径面は、上面と成形された底面とを結合する。成形された底面の凸状突出部は、内径面の遷移端の下方に突出し、円筒状外形の内部領域に位置する極小突出部を含む。
特表2025-531103金属表面をプラズマ処理する装置および方法 エリコン サーフェース ソリューションズ アーゲー, ファフィコン
【要約】個々の重量が500kg〜40トンである部品、特に大型部品を安定してプラズマ処理する装置および方法である。本装置は、少なくとも1つの側方シリンダカバーおよび特殊なシールシステムを有する水平円筒の形態である処理チャンバを備え、本装置および本方法により、このような部品、特に例えば大型の成形工具などの大型工具の部品の安定したプラズマ処理が可能になる。
特表2025-531197プラズマ処理チャンバのためのパイロクロア構成要素 ラム リサーチ コーポレーション
【要約】プラズマ処理チャンバシステムにおいて使用するための構成要素が、提供される。構成要素本体が、プラズマ対向面を有する。プラズマ対向面は、ジルコニウムおよびハフニウムのうちの少なくとも1つと、ランタン(La)、サマリウム(Sm)、イットリウム(Y)、エルビウム(Er)、セリウム(Ce)、ガドリニウム(Gd)、イッテルビウム(Yb)、およびネオジム(Nd)のうちの少なくとも1つと、を備えるパイロクロアを備える。
特表2025-531651プラズマソースおよびその製造方法 エムケイエス インストゥルメンツ, インコーポレイテッド
【要約】真空部品の壁の一部を形成するように構成されたプラズマソースが提供される。プラズマソースは、誘電体部材と、真空部品の外側領域に露出する第1の面と、真空部品の内側領域に露出する第2の面とを有する本体を備えている。プラズマソースは、本体の受容チャネル内に配置されている少なくとも1つの電極も有しており、誘電体部材の少なくとも一部が受容チャネル内の少なくとも1つの電極に隣接して位置している。プラズマソースは、さらに、本体内で受容チャネルに隣接して位置する少なくとも1つの放電領域を備えている。少なくとも1つの放電領域は、本体の第2の面の開口を介して真空部品の内側領域に露出する。
特表2025-531663改良プラズマ生成物及び複数同時放電を用いた改良プラズマ生成物の生成方法 プレイザー アイピー、エルエルシー
【要約】自由に移動する電極セグメントが配置された非熱プラズマ反応チャンバを用いて改良プラズマ生成物が生成される。インプット物質は、所望の又は必要な改良プラズマ生成物の種類に応じて、固体、液体、気体、又はそれらの組合せであってよい。プラズマの強度及び残留フリー・ラジカルの制御は、周期、磁界、及び電極セグメントの数の変化を制御するようにオンラインで監視され、それにより、プラズマの強度及び残留フリー・ラジカルの制御が可能となる。この結果、反応チャンバ内でインプット物質の無数の相乗的な反応が起こって、アウトプットにおいて改良プラズマ生成物が生成される。改良プラズマ生成物は、そのように処理されていない同様の生成物よりも優れた特性を有している。電極の素材は、意図する反応を触媒するように変更できる。電極セグメントの大きさ及び組成も、所望の、必要な又は意図する結果又は成果のために調整するように変更できる。
特表2025-532061プラズマ強化モリブデン堆積 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】本開示の実施形態は、400℃以下の温度で、基板表面(例えば、低誘電率の誘電体材料)をモリブデン含有前駆体およびプラズマに曝露することによって、基板表面に直接モリブデン膜を堆積させる方法を対象とする。モリブデン含有前駆体は、五塩化モリブデン(MoCl5)、二酸化モリブデン二塩化物(MoO2Cl2)、オキシ四塩化モリブデン(MoOCl4)、モリブデンヘキサカルボニル、ビス(tert−ブチルイミド)−ビス(ジメチルアミド)モリブデン、またはビス(エチルベンゼン)モリブデンのうちの1つ以上を含む。プラズマは、水素(H2)、窒素(N2)、シラン(SixHy)のうちの1つ以上を含む。いくつかの実施形態では、モリブデン含有前駆体が六フッ化モリブデン(MoF6)を含む場合、プラズマは水素(H2)を含まない。
特表2025-532076ビーム加速器システム内に位置決めされたプラズマウインドウのための冷却プレートアセンブリ シャイン テクノロジーズ エルエルシー
【要約】医療用同位体を生成するように動作可能なビーム加速器システムは、イオンビームを生成するイオン加速器と、低圧チャンバと、低圧チャンバに隣接して流体接続されたアノードと、アノードに隣接して流体接続されたプラズマウインドウと、プラズマウインドウに隣接して流体接続されたカソードハウジングと、を含む。プラズマウインドウは複数のプレートを備え、各プレートは1枚以上の隣接するプレートの開口部に対して整列されてプラズマチャネルを形成する開口部を有する。複数のプレートの1枚以上のプレートは開口部を有する一体プレート及び1本以上の冷却チャネルを含み、1本以上の冷却チャネルは一体プレートの第1の辺において一体プレートに嵌入し、一体プレートの第2の辺において一体プレートから延出する。1本以上の冷却チャネルは、一体プレートの層厚内で延在する。
A−7超音波
特許7732119乳房の超音波診断装置および検査方法 マイクロソニック株式会社
【課題】被検者の乳房の形状にかかわらず、短時間で簡便に正確な乳房の超音波検査ができる装置および方法を提供すること。
【解決手段】乳房接触曲面を有するカップ部材3と、探触子が配置された接触面を有し、カップ部材3に装着された超音波診断装置2と、カップ部材3を回動させる回転駆動装置5と、超音波診断装置2の位置情報を取得する制御装置4,22と、カップ部材3および回転駆動装置5が配設されたカバー部材6と、を備え、制御装置4,22は、超音波診断装置2を回動させながら乳房の超音波画像データを位置情報と紐付けて記憶する、ハンドヘルド型の乳房の超音波検査装置および方法。
特許7733962超音波ソナー装置 本多電子株式会社
【要約】超音波ソナー装置1は、使用者からの操作に基づいて、第1探知結果画像22の所定の位置に第1目印31を描画する第1目印描画手段15aと、その第1目印描画手段15aにより第1探知結果画像22に第1目印31が描画される所定の位置における水中の深度、又は送受波ユニット50からの距離に基づいて、その深度又は距離に対応する第2探知結果画像23、及び/又は第3探知結果画像24の位置に第2目印32を描画する第2目印描画手段16aとを備える。
特許7745289超音波流量計及び流量検出方法 桓達科技股▲ふん▼有限公司
【課題】流体における超音波の伝送時間を測定するのに適用可能な超音波流量計及び流量検出方法を提供する。
【解決手段】超音波流量計は、肉厚が不均一な管に配置され、第1センサと、第2センサと、処理回路とを含み、処理回路は、発射時間サイクルにおいてそれぞれ第1発射超音波信号及び第2発射超音波信号を発射するように、第1センサ及び第2センサを制御するステップと、第1発射超音波信号の第1信号安定度及び第2発射超音波信号の第2信号安定度に基づいて、第1発射超音波信号及び第2発射超音波信号の各々の発射回数を増加させるか否かを判定するステップと、流体の流量を算出するステップと、を実行するように構成される。
特開2025-128069携帯式超音波画像化デバイス用のケーシング エグゾ イメージング、インコーポレイテッド
【課題】携帯式の画像化デバイスを外部電源が乏しい遠隔展開条件で使用する。
【解決手段】携帯式の画像化デバイスを格納するためのケーシング、ケーシングにおいて実行される方法、及び1又は複数のプロセッサに方法を実装させるための機械可読媒体。画像化デバイスは、超音波エネルギーを使用して画像化されている目標に対応する画像化データを生成するよう適合されている。開閉されるように適合されて、外側ハウジング;その中に画像化デバイスを収容する、外側ハウジングの中の内側部分;メモリ;目標の画像をディスプレイに表示させること、又は画像化データをメモリに記憶させることのうちの少なくとも1つのために、画像化デバイスからの画像化データの計算を実行するため、メモリに結合されている、1又は複数のプロセッサ;及び画像化デバイスを充電するための電源を備える、ケーシング。
特開2025-128376装着型超音波装置 ダワコ メドゥテック,エス.エル.
【課題】筋骨格(「MSK」)画像化および分析を含む、様々な生物医学的用途に関連して使用するための装着型超音波装置を開示する。
【解決手段】少なくとも1つの超音波モジュールが位置決めされたユーザの身体の一部(以下、簡略化するために「標的部位」と呼ぶ)の少なくとも1つの超音波画像を取得するように構成された超音波モジュール、標的部位の生体電気信号を検出するように構成された電気生理学(「EP」)モジュール、および標的部位の酸素化状態および/または生化学的測定値を監視するように構成された近赤外分光(「NIRS」)モジュールのうちの少なくとも1つを備える。
特開2025-128635超音波検査装置 国立大学法人 筑波大学
【課題】一般的なサイズよりも大きな心臓の像を容易に得ることができる超音波検査装置を提供する。
【解決手段】超音波検査装置1は、上方を向く第1支持面21bを有し、自身を上下方向に貫通する開口部13aが形成された支持部材13と、第1支持面21bよりも下方に配置され、開口部13aを通して上方に向かって超音波を発する投波部27aと、第1支持面21bよりも下方に配置され、超音波を検出する検出部27bと、を備える。
特開2025-128841超音波検査方法、プログラムおよび超音波検査装置 ヤマハファインテック株式会社
【課題】本開示は、超音波の到達時間を正確に求めることで被検体の良否の検査精度を高めることが可能な超音波検査方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の一態様に係る超音波検査方法は、被検体に向けて超音波送信部から送信された超音波を超音波受信部で受信し、超音波受信部で受信した超音波の検出値に基づいて被検体の良否を検査する超音波検査方法であって、超音波送信部から超音波受信部への超音波の経路に被検体が存在しない時に、経路における超音波の到達時間を計測し、超音波の検出値に利用する超音波波形の時間範囲を到達時間に基づいて調整する。
特開2025-128954超音波センサー 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター
【課題】質量と感度との関係性に関する発明者の新たな知見に基づき感度を高めた超音波センサーを提供する。
【解決手段】超音波センサー11は、第1質量の第1超音波振動子13aに基づき超音波を生成する第1超音波モジュール12aと、第1超音波モジュール12aに組み合わせられて、第1質量よりも軽い第2質量の第2超音波振動子13bで受信した超音波に基づき電気信号を出力する第2超音波モジュール12bとを備える。
特開2025-129658超音波接合検査方法 トヨタ自動車株式会社
【課題】接合部材同士の接合強度を非破壊で推定できる超音波接合検査方法を提供する。
【解決手段】本開示に係る超音波接合検査方法は、超音波振動UVを第1及び第2の接合部材WC、WPに与えることによって第1及び第2の接合部材WC、WPを超音波接合する間において、AEセンサ3を用いて第1及び第2の接合部材WC、WPから伝わる弾性波を検出するステップST1と、弾性波の波形RS1から超音波振動による成分を除去して、補正波形PS1を取得するステップST2と、補正波形PS1の波形面積に基づいて、第1の接合部材WCと第2の接合部材WPとの接合強度を推定するステップST3とを備える。
特開2025-130344超音波診断装置、方法及びプログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】指標値の解析を適切に行うこと。
【解決手段】実施形態の超音波診断装置は、計測部と、算出部とを備える。計測部は、被検体から受信した反射波信号に基づいて、複数の組織性状パラメータを計測する。算出部は、複数の組織性状パラメータそれぞれの信頼度に基づいて、複数の組織性状パラメータに基づく指標値の信頼度指標を算出する。
特開2025-130821超音波探傷方法 大同特殊鋼株式会社
【課題】被探傷物の端部で十分な探傷範囲を確保して確実な疵検出を行うことができる超音波探傷方法を提供する。
【解決手段】発振面1aからこれに垂直に超音波Bを発振するアレイ式超音波探触子1の、発振面1aを、被探傷物2の超音波入射面2aに対し所定角度αで傾斜させて配置して、発振された超音波Bを超音波入射面2aで被探傷物2の端部21方向へ向けて屈折させる。
特開2025-130996超音波内視鏡 富士フイルム株式会社
【課題】耐久性を向上させた超音波内視鏡を提供する。
【解決手段】超音波内視鏡12は、先端部40を備え、先端部40は、超音波振動子ユニット46と接続されたケーブル100を収容する収容空間410と、収容空間410内の隙間を埋める充填剤80と、を有し、ケーブル100は、超音波振動子ユニット46に含まれる超音波振動子48に電気的に接続された複数の信号ケーブル110と、複数の信号ケーブル110を束ねて被覆するシールド層108と、シールド層108を被覆する外皮102と、を有し、収容空間410において、ケーブル100は、超音波振動子ユニット46側から順に、信号ケーブル110が露出する第1領域AR1と、シールド層108が露出する第2領域AR2と、外皮102が露出する第3領域AR3と、を備え、充填剤80は、少なくとも第1領域AR1及び第2領域AR2に接触している。
特開2025-130999超音波内視鏡 富士フイルム株式会社
【課題】耐久性を向上させた超音波内視鏡を提供する。
【解決手段】超音波内視鏡は、環状に構成された超音波送受信部を含む先端部を備え、上記先端部は、上記超音波送受信部に接続されたケーブルと、上記ケーブルの先端側部分を支持する支持部と、を有し、上記ケーブルは、上記超音波送受信部に含まれる超音波振動子に電気的に接続された信号ケーブルと、複数の上記信号ケーブルを束ねて被覆する被覆部材と、を含み、その先端側において上記信号ケーブルが部分的に露出しており、上記先端部は、露出している上記信号ケーブルの周囲に少なくとも充填された充填材層を有する。
特開2025-131002超音波内視鏡 富士フイルム株式会社
【課題】耐久性を向上させた超音波内視鏡を提供する。
【解決手段】超音波内視鏡12は、金属を含んで構成された金属リング41cと、挿入部22の先端部40に設けられた超音波振動子48と、超音波振動子48と金属リング41cの間に設けられたバッキング材層54と、を備え、バッキング材層54は、ポリウレア樹脂、ポリウレタン構造を有するエポキシ樹脂、及びポリエーテルアミン構造を有するエポキシ樹脂のうち、少なくとも1種類を含んで構成されている。
特開2025-131005超音波内視鏡 富士フイルム株式会社
【課題】小型化が可能な超音波内視鏡を提供する。
【解決手段】超音波内視鏡12は、超音波振動子ユニット46と、撮像部と、を含む先端部40を備え、超音波振動子ユニット46は、超音波振動子48とバッキング材層54とを含み、バッキング材層54のガラス転移温度は、5度以上45度以下、好ましくは、より好ましくは20度以上40度以下、より好ましくは25度以上35度以下である。
特開2025-131014超音波システムおよびこれを備えた車両 ローム株式会社
【課題】反射波に関するデータの通信に関して検討の余地があった。
【解決手段】超音波システム(X)は、第1制御回路(2)と、超音波ソナーモジュール(4xa〜4xd)と、第1通信経路(3)と、を備える。超音波ソナーモジュール(4xa〜4xd)は、超音波ソナー(5x)と、超音波ソナー(5x)が検出した反射波(RW)に基づく反射波データを解析し、解析結果を超音波ソナー(5x)に送信可能なように構成された第2制御回路(7)と、超音波ソナー(5x)と、第2制御回路(7)との間で通信を確立するための第2通信経路(6)と、を含む
特開2025-131866超音波トランスデューサ レゾナント・アコースティックス・インターナショナル・インコーポレーテッド
【課題】インピーダンス整合する超音波トランスデューサを提供する。
【解決手段】超音波トランスデューサは、サンプルまたはターゲット材料と音響的に通信し、少なくとも部分的に分離された音響インピーダンスおよび電気インピーダンス特性を有する圧電複合層102を含む。圧電複合層102は、各々が圧電材料から作られた、離間された圧電領域10のアレイと、隣接する離間された圧電領域間に配置され、ポリママトリクス13を備えるフィラ材料12と、ポリママトリクス13と接触する非圧電材料15と、を含む。
特開2025-132094信号処理装置、超音波センサ、および車両 ローム株式会社
【課題】近距離の対象物を検知する性能を向上させることができる信号処理装置を提供する。
【解決手段】信号処理装置(10)は、超音波センサ素子(1)の送信周波数を切り替えるように構成される送信周波数制御部(12)と、前記送信周波数を切り替えた場合の、前記超音波センサ素子の残響による残響波形と対象物による反射波とが合成されて生成される反射波信号の波形の変化を検知するように構成される波形変化検知部(13,14)と、を備える。
特開2025-133125流量演算装置及び超音波流量計 アズビル株式会社
【課題】従来よりも超音波流量計を小型化することができる流量演算装置を提供する。
【解決手段】流量演算装置(100)は、アレイ状に配列された複数の超音波素子を有する第1トランスデューサ(2)及び第2トランスデューサ(3)の一方からビームフォーミングによって第1トランスデューサ(2)及び第2トランスデューサ(3)の他方に向けて超音波を送信させる送信部(20)と、第1トランスデューサ(2)及び第2トランスデューサ(3)が互いに配管(1)の対向する側に配置された状態で、第1トランスデューサ(2)からの超音波が配管(1)内の流体を介して第2トランスデューサ(3)に達するまでの時間と、第2トランスデューサ(3)からの超音波が配管(1)内の流体を介して第1トランスデューサ(2)に達するまでの時間と、の差に基づいて配管(1)内の流体の流量を演算する演算部(60)と、を備えた。
特開2025-134210超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法 富士フイルム株式会社
【課題】ユーザが熟練度に関わらずに検査対象の臓器の適切な断面を容易に描出できる超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、超音波プローブ(1)を用いて超音波ビームを送受信して三次元超音波画像を取得する三次元超音波画像取得部(31)と、三次元超音波画像から任意断面画像を切り出す任意断面画像生成部(26)と、推奨断面の画像パターンと任意断面画像の画像パターンとを比較して、任意断面画像が推奨断面を表しているかを判定する断面判定部(27)と、任意断面画像が推奨断面を表していると判定された場合に、検出された超音波プローブ(1)の位置および姿勢角を参照して、推奨断面を撮影するための超音波プローブの目標位置および目標姿勢角に向けて走査を誘導する走査誘導部(28)と備える。
特開2025-134236超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法 富士フイルム株式会社
【課題】ユーザが熟練度に関わらず推奨断面を適切に描出できる超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、超音波プローブ(1)の位置および姿勢角を検出する位置姿勢検出部と、超音波画像を取得する画像取得部(31)と、超音波画像を画像解析して推奨断面を認識する推奨断面認識部(25)と、検出された超音波プローブ(1)の位置および姿勢角を参照して、推奨断面に対応する超音波プローブ(1)の位置角度範囲において推奨断面が認識されない場合に検査が不適正であると判定する検査判定部(26)と、検査が不適正であると判定された場合に、被検体の呼吸状態、被検体に対する超音波プローブ(1)の押付量および被検体の姿勢の少なくとも1つを変化させるようにユーザに指示する指示部(27)を備える超音波診断装置。
特開2025-134261超音波接合用チップ構造体、超音波接合装置、超音波接合プログラム 株式会社LINK−US
【課題】超音波接合用チップが超音波複合振動要素等の基部に対してより確実に固定されている構造体等を提供する。
【解決手段】基部14およびホーンチップ40がボルトB等の連結機構により連結されている。ステンレス鋼材により構成されている基部14と、当該ステンレス鋼材よりも低融点のハイス鋼材により構成されているホーンチップ40とが、当該ハイス鋼材が当該ステンレス鋼材よりも偏重的に溶接された溶接部位wldを介して接続されている。
特開2025-134262超音波接合用チップ構造体、超音波接合装置、超音波接合プログラム 株式会社LINK−US
【課題】超音波接合用チップが超音波複合振動要素等の基部に対してより確実に固定されている構造体等を提供する。
【解決手段】ホーンチップ40(超音波接合用チップ)および基部14により構成される超音波接合用チップ構造体によれば、ステンレス鋼材により構成されている基部14と、当該ステンレス鋼材よりも低融点のハイス鋼材を含むレーザー造形体により構成されているホーンチップ40と、が一体的に形成されている。
特開2025-135064超音波診断装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】振動子アレイにより組織を励振してせん断波を発生させ、そのせん断波を振動子アレイにより追跡する超音波診断装置において、整相加算により生成する受信ビームの本数を多くする。
【解決手段】チャート群504に示す従来処理では、多数回のトラックパルスに対する受信信号のデータをCH(チャンネル)メモリに書き込む期間と同等の長さの期間で、多数の受信パラレルビームを生成するための整相処理を行っていた。これに対して、チャート群506に示す処理では、CHメモリへの書き込み期間だけでなく、プッシュパルス送信に必要な充電のための空き期間NopA、及び探触子の冷却のための空き期間NopBを利用することで、整相処理の期間を長くした。これにより、整相処理の期間に生成可能な受信ビームの本数を従来より多くできる。
特開2025-135772超音波診断装置 コニカミノルタ株式会社
【課題】超音波診断装置本体と台車との電気的な接続を簡便にする。
【解決手段】超音波診断装置1は、本体10と、当該本体10を着脱可能なカート(台車)20と、を備える超音波診断装置である。本体10は、カート20と電気的に接続するための接続端子131を備え、第1の面(一の面)11が凸曲面で構成されている。カート20は、接続端子131が接続される被接続端子212を備え、本体10が取り付けられた際に第1の面11と対向する内側面221が上記の凸曲面に対応する凹曲面で構成されている。凸曲面(第1の面11)が凹曲面(内側面221)に対応するようにして本体10がカート20に取り付けられたとき、接続端子131が被接続端子212に接続される。
特開2025-136116半導体装置、及び超音波診断装置 株式会社 日立パワーデバイス
【課題】オン抵抗値及び耐圧値を含む諸特性を損なうことなく、寄生容量を低減可能な半導体装置11を提供する。
【解決手段】半導体装置11は、n型半導体層51、n型高濃度半導体層53、p型半導体層55、及び、n型高濃度半導体層54が属する半導体領域、並びに、ドレイン電極69及びソース電極65が属する電極領域、の間を電気的に絶縁するフィールド酸化膜57と、n型高濃度半導体層54及びp型半導体層55、並びに、n型半導体層51及びp型半導体層55の組合わせによって構成されるpn接合部56をオーバーラップするように、フィールド酸化膜57の表面側に設けられるゲート電極61と、を備える。ゲート電極61及びn型半導体層51が深さ方向にオーバーラップする第1の領域41には、増厚部58が選択的に形成されている。
特開2025-136299超音波診断装置、電源制御方法及びプログラム コニカミノルタ株式会社
【課題】超音波画像の画質を劣化することなく、省電力を実現することである。
【解決手段】超音波診断装置101は、DC−DCコンバーター51,61と、DC−DCコンバーター52,62と、を備える。DC−DCコンバーター51,61は、PFM型又はパルススキップPWM型のスイッチング変換部である。DC−DCコンバーター52,62は、外部同期PWM型のスイッチング変換部である。制御部18は、超音波画像データ生成時に、DC−DCコンバーター52,62を駆動する。制御部18は、超音波画像データを生成していない時に、DC−DCコンバーター51,61を駆動する。制御部18は、DC−DCコンバーター51,52,61,62により、負荷に直流の電源電力を供給させる。負荷は、制御部18及びAFE部12である。
特開2025-136426超音波診断装置、超音波診断装置の制御方法、及びプログラム コニカミノルタ株式会社
【課題】遠隔監視のための補助者及びシステムに依存することなく、超音波診断装置の操作者に手技の誤りを気付かせる。
【解決手段】超音波診断装置は、超音波探触子を用いて被検体を超音波で走査することにより、前記被検体の体内を示す超音波画像を取得する画像取得部と、前記被検体に対する実際の走査方向が正しいか否かを判断する判断部と、前記実際の走査方向が正しくないと判断された場合に、当該判断の結果に対応する情報を報知する報知部と、有する。
特開2025-138246超音波探触子用バッキング材 三菱鉛筆株式会社
【課題】良好な厚さ方向の断熱性及び超音波の減衰性を有する、新規な超音波探触子用バッキング材を提供する。
【解決手段】図1に示すように、本発明の超音波探触子用バッキング材10は、バインダー樹脂12、及び前記バインダー樹脂12中に分散している中空粒子14を含有している。
特開2025-139849超音波発生装置 日本特殊陶業株式会社
【課題】超音波の焦点の位置を切り替え可能な複数の超音波振動子を焦点の位置に応じて効率的に駆動することが可能な技術を提供する。
【解決手段】超音波発生装置1は、複数の超音波振動子10と、焦点切替部(基準信号発生器30、移相器31、及び制御部32)と、電力調整部(基準電圧発生器40、複数のDC−DCコンバータ41,42、及び切替部43)と、を備える。焦点切替部は、複数の超音波振動子10から放射される超音波の焦点の位置を切り替える。電力調整部は、各々の超音波振動子10に供給される電力を、焦点の位置に応じた電力に調整する。
特開2025-139850超音波発生装置 日本特殊陶業株式会社
【課題】焦点での音圧の低下を抑制しつつ、超音波振動子の温度上昇を抑えることが可能な技術を提供する。
【解決手段】超音波発生装置1は、複数の超音波振動子10と、複数の超音波振動子10に電力を供給する電力供給部(基準電圧発生器40、DC−DCコンバータ41,42、制御部32、駆動回路20、出力回路21)と、を備える。複数の超音波振動子10は、第1超音波振動子10Aと、第1超音波振動子10Aよりも他の超音波振動子10の発熱の影響を受けやすい位置に配置される第2超音波振動子10Bと、を含む。上記電力供給部は、第1超音波振動子10Aに第1電力を供給し、第2超音波振動子10Bに第1電力よりも小さい第2電力を供給する。
特開2025-140397超音波振動子駆動回路 ASTI株式会社
【課題】電圧駆動型トランジスタを使用した超音波振動子駆動回路において、ターンオン・ターンオフの高速化を図ることができる超音波振動子駆動回路を提供すること。
【解決手段】第1スイッチング素子用の二次巻線と上記第1スイッチング素子のソースとの間にはコンデンサが直列に配置されているとともに、上記第2スイッチング素子用の二次巻線と上記第2スイッチング素子のソースとの間にもコンデンサが直列に配置されていて、それによって、上記第1スイッチング素子用の二次巻線によって生成される駆動電圧に上記コンデンサによって生成されるゲートバイアス電圧を直列に加算するともに、上記第2スイッチング素子用の二次巻線によって生成される駆動電圧に上記コンデンサによって生成されるゲートバイアス電圧を直列に加算するようにしたもの。
特開2025-140620充填包装機用超音波シール装置 四国化工機株式会社
【課題】パックトップ側とパックボトム側とにおいてシール部の強度差が生じることの対策を可能とし、より一層良好なシール形成を行うことができる超音波シール装置を提供する。
【解決手段】ホーンカバー13のパックトップPT側ストッパ面16aとパックボトムPB側ストッパ面16bとが非同一面とされている。
特開2025-141259超音波診断装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】本発明の目的は、超音波画像が取得された位置を測定する超音波診断装置について、位置測定の精度を向上させることである。
【解決手段】超音波診断装置100は、超音波プローブ12、位置センサ36および情報処理部を備えている。情報処理部は、位置測定部10、超音波送受信機16、画像生成部18および制御部20によって構成されている。情報処理部は、超音波プローブ12で受信された超音波に基づき超音波画像データを生成し、位置センサ36から出力されたセンサ信号に基づいて、超音波プローブ12の位置を測定する。超音波診断装置100は、さらに、超音波画像データを生成するときのフレームレートと、センサ信号の測定周波数とを対応付ける制御データベース22を備え、情報処理部は、制御データベース22に基づいて、フレームレートおよび測定周波数のうち少なくとも一方を設定する。
特表2025-529019超音波撮像デバイスにおけるセンサ入力に基づいてディスプレイ上の超音波画像を制御する装置、方法、及び、コンピュータプログラム エグゾ イメージング、インコーポレイテッド
【要約】装置、方法、及びコンピュータ実装媒体。前記装置は、超音波撮像デバイスのハウジングの表面への触覚入力に基づいて情報を受信し;前記情報に基づいて、前記触覚入力に対応する超音波検査機能を実行し、前記超音波検査機能は、コンピューティングシステムのディスプレイ上の超音波画像を制御する。
特表2025-529134プリント回路基板上の容量型マイクロマシン超音波トランスデューサアレイ ザ ユニヴァーシティ オブ ブリティッシュ コロンビア
【要約】容量型マイクロマシン超音波トランスデューサ(CMUT)は、プリント回路基板(PCB)などの予め製造され相互接続された基板上に製造され得る。PCBは剛性を有しても可撓性を有してもよい。基板はまたセラミックであってもよい。CMUTはポリマーベースであってもシリコンベースであってもよい。CMUTのアレイを製造することもでき、アレイは複数のCMUT素子で構成され、各CMUT素子は個々のCMUTセルで構成される。PCBなどの基板上のCMUT素子は電気相互接続部(ビア)にそれぞれ電気接続され、個々の素子の選択的な制御を可能にする。CMUTは基板上の様々な材料の堆積、パターニング、およびエッチング除去によって製造することができ、エッチングに使用される溶媒は基板および基板上に堆積された他の材料と化学的に適合するように選択される。
特表2025-529138超音波プローブ保持アセンブリ エバメッド エスアー
【要約】超音波プローブのハンズフリー動作のためのシステムおよび方法。圧力が、外部から印加される力の必要性を伴うことなく(例えば、手、ロボットアーム、または他の外部からの力印加を伴うことなく)、超音波プローブと対象との間で維持される。主として、従来のシステムにおいて使用される硬質な構成要素と比較して低減された歪曲のために、本体の輪郭に共形化する、可撓性構成要素が、利用される。いくつかの実施形態は、重力モーメントを低減させるためにハンズフリー動作の間に選択的に除去され得る、プローブ配向調節のためのハンドルを提供する。他の提供物は、プローブ場所を追跡するための統合型マーキングアセンブリと、無線情報能力(例えば、RFID)と、統合型ECGパッチとを含む。
特表2025-529416超音波治療ヘッドの制御方法、超音波治療デバイス、および記憶媒体 深▲せん▼半島医療集団股▲ふん▼有限公司
【要約】本願は、超音波治療ヘッドの制御方法、超音波治療デバイス、および記憶媒体に関する。該方法は、変位センサによって収集された超音波治療ヘッドの現在の変位データに基づいて、超音波治療ヘッドが移動しているか否かを判定するステップと、接触センサによって収集された超音波治療ヘッドの現在の接触データに基づいて、超音波治療ヘッドと人間の皮膚との間の接触状態を判定するステップと、現在の変位データおよび現在の接触データに基づいて、超音波エネルギーの出力を開始または停止するように超音波治療ヘッドを制御するステップと、を含む。
特表2025-530283超音波カテーテルのためのシステムおよび方法 ソノバスキュラー・インコーポレイテッド
【要約】カテーテルシステムが、第1の端部、第2の端部、および第1の端部と第2の端部との間に配置された本体を有する吸引カテーテル(300)を含む。超音波カテーテル(200)が、近位端、遠位端、および近位端と遠位端との間に配置された本体を有する。超音波カテーテル(200)は、吸引カテーテル(300)の本体を通して挿入されるように構成されている。超音波カテーテルの遠位端は、関節運動するように構成されている。回収器カテーテル(400)が、近位端、遠位端、および近位端と遠位端との間に配置されたシャフトを有する。回収器カテーテル(400)は、吸引カテーテルの本体を通して挿入されるように構成されている。
特表2025-530716カメラ及び超音波センサシステムを使用する車両による自動視覚認知 コノート、エレクトロニクス、リミテッド
【要約】自動視覚認知のための方法によれば、第1の特徴マップ(17)が、ニューラルネットワーク(6)の第1のエンコーダモジュール(11)によってカメラ画像(7)から生成され、第1の特徴マップ(17)は、上面図視点に変換される。超音波パルスが環境に放射され、放射された超音波パルスの反射部分に応じて超音波センサ信号(8)が生成される。超音波センサ信号(8)に応じて空間超音波マップ(9)が生成され、ニューラルネットワーク(6)の第2のエンコーダモジュール(12)によって、超音波マップ(9)から第2の特徴マップ(22)が生成される。変換された第1の特徴マップ(20)及び第2の特徴マップ(22)は融合され、視覚認知タスクは、融合された特徴マップに応じてニューラルネットワーク(6)のデコーダモジュール(15a、15b、15c)によって行われる。
特表2025-531075改善された超音波形成のための方法および装置 ソニ−フォーム・エルエルシー
【要約】本明細書で開示されている態様は、超音波形成技術を用いた不織材料または他の熱可塑性材料および非熱可塑性材料の上でのタッチファスナーの形成に関する改善に関する。そのような改善は、ロータリーソノトロードまたはブレードソノトロードに適用されることが可能である。これらの改善は、ソノトロードの機能的表面における隆起したまたは凹んだ構成、ソノトロードの機能的表面を予熱および/または冷却する方法および配置、所望のスペーシング間隔でタッチファスナーを形成するために成形ローラーに対するロータリーソノトロードの表面速度を変化させるかまたは固定すること、ならびに、基板とともに補足的な材料を含めることを含むことが可能である。さまざまな成形ローラーも開示されている。
特表2025-531076超音波工具及び機械的超音波振動を用いてワークピースを機械加工する方法 ヘルマン ウルトラシャルテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト
【要約】超音波工具及び機械的超音波振動を用いてワークピースを機械加工する方法。
【請求項1】コンバータ部材及びソノトロードを有する、機械的超音波振動を用いてワークピースを機械加工する超音波工具であって、前記コンバータ部材が少なくとも1つの圧電素子を備えたコンバータを有し、前記コンバータ部材が、交流電圧の供給導線用の相導体と中性導体とを有し、前記少なくとも1つの圧電素子が、交流電圧を機械的超音波振動に変換するように構成されており、前記コンバータ部材を波長λの機械的超音波振動によって共振振動させることができ、前記コンバータ部材が前記ソノトロードと機械的に結合されており、かつ、前記ソノトロードと前記コンバータ部材が、前記ソノトロードを前記波長λの機械的超音波振動によって共振振動させることができるように、互いに同調されており、前記ソノトロードがシール面を有し、前記シール面が、機械加工すべき前記ワークピースと接触するように、設けられている、超音波工具において、前記ソノトロードの前記シール面と前記中性導体がガルバニック絶縁されている、ことを特徴とする超音波工具。
特表2025-531104超音波剪断波エラストグラフィを使用して剛性測定を実行するための方法及びシステム コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ
【要約】超音波剪断波エラストグラフィを使用して患者における解剖学的構造の剛性測定を実行するためのシステム及び方法が提供される。本方法は、解剖学的構造の超音波画像から複数のエラストグラフィフレームを取得することであって、複数のエラストグラフィフレームは超音波撮像システムによって実行されるシネループによって提供される、取得することと、解剖学的構造の剛性測定を行うために、複数のエラストグラフィフレームの好ましいエラストグラフィフレームを自動的に識別することと、信頼度に基づいて、好ましいエラストグラフィフレームの好ましい領域を自動的に識別することと、好ましいエラストグラフィフレームの好ましい領域内の剛性測定に基づいて、少なくとも1つの関心領域(ROI)を自動的に選択することと、少なくとも1つのROIにおける解剖学的構造の剛性を測定することとを含む。
特表2025-531150血管内超音波による自動病変評価システムのためのグラフィカルユーザインターフェース ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド
【要約】本開示は、IVUS画像および病変評価に関する情報を伝達し、ユーザが情報を操作することを可能にするように構成されたグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を提供する。GUIは、IVUS画像の記録後の評価を有さない断面ビューを含めたり、IVUS画像のフレームをナビゲーションした後の評価を示したりするように生成され得る。
特表2025-531162プラーク負荷に基づいた血管内超音波のためのキーフレーム識別 ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド
【要約】本開示は、複数の血管内超音波(IVUS)画像を処理することで、生管腔面積、血管面積、およびプラーク負荷に基づいて、近位キーフレーム、遠位キーフレーム、および最小キーフレーム等のキーフレームを複数のIVUS画像から識別することを提供する。複数のキーフレームのうちのいくつかは、複数のキーフレームのうちの他のいくつかの操作に基づいて再識別され得る。
特表2025-531364超音波噴霧による多孔性高分子構造体及びその製造方法 エージェンシー フォー ディフェンス デベロップメント インダストリー− ユニヴァーシティ コーポレイション ファウンデーション ハンヤン ユニヴァーシティ
【要約】本発明は、超音波噴霧方法によって高分子構造体の内部または表面にマイクロサイズの孔隙が形成された、超音波噴霧による多孔性高分子構造体及びその製造方法を提供する。
【請求項1】超音波噴霧から形成された多孔性高分子構造体であって、
前記多孔性高分子構造体は、高分子構造体の内部または表面にマイクロサイズの孔隙を含み、
前記マイクロサイズの孔隙を有する多孔性高分子構造体は、噴霧用溶液をマイクロサイズの液滴に微粒化した液滴分散液を、液状高分子樹脂が塗布された基板に超音波噴霧方法で浸透させて、多孔性構造体を形成した後、前記多孔性構造体を熱硬化または光硬化して形成されることを含む、
超音波噴霧による多孔性高分子構造体。
特表2025-531550超音波トランスデューサのためのラジエータ層 テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド
【要約】いくつかの例において、半導体ダイ(106)が、表面(550)を有する半導体基板(506)を含み、表面(550)は、第1及び第2の表面部分(564、567)と、表面上のラジエータ層(206)とを有する。ラジエータ層は、第1の表面部分の上方の第1の金属部材部分(563)と、第2の表面部分の上方の第2の金属部材部分(566)とを有する金属部材(560)と、第1の金属部材部分と第1の表面部分との間の第1の距離と、第2の金属部材部分と第2の表面部分との間の第2の距離とを含み、第1の距離は第2の距離よりも小さい。ラジエータ層は、第1及び第2の電極(555、573)を含む。ラジエータ層は、ラジエータ層の長さに沿って、第1及び第2の電極の各々の上に延在する圧電層(554)を含み、圧電層は、第1及び第2の金属部材部分と半導体基板との間にある。
特表2025-531568高密度焦点式超音波を利用したリフティング美容機器 プリスキン インコーポレイテッド ジャン デキュウ
【要約】本発明は、周りがユーザの手に把持され、表面に露出された操作ボタンをユーザが操作することによって回転力を発生させるボディー部;及びボディー部の前端側に結合され、ボディー部で発生した回転力で該当経路に沿って移動しながら、運転モードによって選択的に照射の深さを2段に転換しながら、高密度焦点式超音波(HIFU)を照射するカートリッジ部;を含み、筋肉層の一部である線維筋膜層であるSMAS層または真皮層に、高密度焦点式超音波(HIFU)が選択的に到達できるように、高密度焦点式超音波(HIFU)の照射の深さを選択的に転換することができる高密度焦点式超音波を利用したリフティング美容機器を提供する。
特表2025-531859皮膚問題管理のための超音波装置 カンペーラ,ボルワルンラット
【解決手段】 本発明に係る皮膚治療用超音波装置は、外部部分と機構部分からなり、外部部分は装置の本体(2)からなり、そこには装置の動作状態を放出するライト(3)、装置のオン・オフを切り替えるスイッチ(4)が中央部にあり、機構部分はエネルギー源(6)、短絡検出回路(8)、Bluetoothおよび/またはWi-Fi受信機および送信機(9)、皮膚温度監視回路(10)からなる回路制御パネル(7)からなる。回路制御パネル(7)は電磁波電極(11)、筋電気刺激電極(12)、およびより深い焦点距離を放出する超音波トランスデューサ(17)とより浅い焦点距離を放出する超音波トランスデューサ(13)からなる超音波トランスデューサ(1)に電流を供給する。両方のトランスデューサは、圧電材料に電気を供給する電極と、超音波を透過可能な固体または半固体材料(ポリマー、金属、またはゲルなど)からなり、超音波を強化し、次に目的の皮膚層に伝達する。超音波トランスデューサ(1)の近くには、温度監視回路(10)に接続された温度監視プローブ(21)がある。
特表2025-531962分散ユニット内の流体製品の均質度をインラインで測定するための超音波測定装置 ジーイーエー メカニカル イクイプメント イタリア エス.ピー.エー.
【要約】分散ユニット(100)内の流体製品の均質度をインラインで測定するための測定装置(1)であって、− 前記分散ユニット(100)の出口(100b)に配置可能な管状デバイス(2)であって、前記分散ユニット(100)から受け取った前記流体製品が通過するための内部空洞(3)を有する管状デバイス(2)と、− 前記管状デバイス(2)に取り付けられた複数の超音波センサ(4)と、を備え、 前記内部空洞(3)は、前記管状デバイス(2)の長さにわたって可変の直径を有し、前記内部空洞(3)は、前記管状デバイス(2)の入口(2a)から前記管状デバイス(2)の出口(2b)に向かって先細りの展開を有する少なくとも1つの第1の管(31)を有する、測定装置(1)。
特表2025-532353超音波乳化吸引術用の注入スリーブ ボシュ + ロム アイルランド リミテッド
【要約】眼科手術用ハンドピースは、眼の切開部を通して挿入するための針と、該針に超音波エネルギーを供給して眼内の組織を乳化するための超音波エネルギー発生器とを備えている。眼科手術用ハンドピースはまた、針の少なくとも一部を取り囲むスリーブも備えており、該スリーブは、眼に注入液を供給するための挿入部分と、切開部において眼の外表面に押し付けることによって眼の切開部を封止するための圧縮可能部分とを備えている。
特表2025-532418直交駆動されるバイアスアパーチャおよび素子クラスタを使用する超音波撮像および治療 ダクソニックス ウルトラサウンド インコーポレーテッド
【要約】信号接続の低減されたセットを有する超音波アレイを使用して、超音波エネルギーを生成および検出するためのシステムおよび方法が提供される。信号接続のこの低減はバイアスの印加下で音響変換が可能な超音波素子を使用し、アレイをクラスタのセット(サブアレイ)に分割し、素子ごとの基準とは対照的にクラスタごとの基準で時間遅延信号を送達し、直交位相で印加されるクラスタごとのバイアスアパーチャを使用して、必要なクラスタ内微細位相遅延を提供することによって達成される。クラスタに送達されるシグナルは時間遅延され、各時間遅延は所望の送信位相プロファイルに従って計算することができる、集合的なクラスタ固有の粗い遅延を表す。所与のクラスタ内の素子ごとの微細な位相プロファイルは、クラスタに特有の2つのバイアスアパーチャを使用することによって合成的にまたは同期的に生成され、直交位相で提供されるそれぞれの信号とともに送達される。
特表2025-532427多層又は不均一なバリアに対するインピーダンス整合用メタ構造体、これを含む超音波プローブ、及びこれを含む超音波映像診断装置 韓国機械研究院 センター フォー アドバンスト メタ−マテリアルズ
【要約】多層又は不均一なバリアに対するインピーダンス整合用メタ構造体、これを含む超音波プローブ、及びこれを含む超音波映像診断装置において、前記メタ構造体は、超音波変換器と多層バリアの間に設けられる媒介物質内で、前記多層バリアの表面から前記超音波変換器側に所定のマッチング距離だけ離隔して配置され、前記マッチング距離での表面インピーダンスと前記媒介物質の特性インピーダンスとの差を最小化するように設けられる。
B光触媒(全文検索)
Bー1酸化チタン
特開2025-129947カルボン酸チタン組成物 日油株式会社
【課題】保存安定性に優れ、焼成膜とした際、クラックを発生させずに厚膜ができる等、成膜性に優れた酸化チタン被膜が得られる酸化チタン組成物を提供する。
【解決手段】一般式(1)で示されるカルボン酸チタンの鎖状架橋体Aと、一般式(2)で示されるカルボン酸チタンの環状架橋体Bと、一般式(3)で示されるカルボン酸チタンCを含み、AとBの合計質量と、Cの質量の比が30:70〜90:10であり、AとBの質量比が20:80〜99:1であるカルボン酸チタン組成物。一般式(1):(R1COO)l(R2O)mTinOn−1(R1、R2は、脂肪族炭化水素基。nは2〜10、l+m=2n+2、0≦m≦l)、一般式(2):(R3COO)2pTipOp(R3は脂肪族炭化水素基。pは3〜10)、一般式(3):(R4COO)q(R5O)4−qTi(R4、R5は、脂肪族炭化水素基、qは1〜4)
チタンアルコキシドやカルボン酸チタン等の有機チタン化合物は、液状を有しており溶剤溶解性や作業性に優れているため、触媒や表面処理、塗料の分散用途へ使用されている。その中でも、上記チタン化合物を塗膜成形し、焼結することで得られる酸化チタンコーティングは、半導体として優れた性質を示し、光触媒や強誘電体、圧電素子など様々な材料として使用されるため、盛んに開発されている。
酸化チタンコーティングの原料として、チタンアルコキシドや塩化チタン等のチタン源を含む前駆体化合物が使用されている。特許文献1では、チタンアルコキシドと有機溶剤、及びポリマーの混合溶液を前駆体化合物として使用することにより、酸化チタンコーティングを得ている。一方、チタンアルコキシドを含む前駆体化合物は、反応性が高く、空気中の水分と容易に加水分解する。加水分解を防止するために有機溶剤を添加した液が使用されているが、塗料として使用の都度、開閉を繰り返すことで空気中の水分と接触し、アルコキシドとの反応が進み沈殿が生じる等、保存安定性に課題がある。溶剤の揮発による原料液のばらつきが生じ、均一なコーティングが得られないという課題がある。さらに、強誘電体や光触媒の材料として使用する場合、各機能を効果的に発揮するために、酸化チタンコーティングの膜厚は1μm以上であることが必要である。特許文献2では、ゾル−ゲル法において、チタンアルコキシドから得られるゾル液を何層も重ねて成膜することで厚膜化を達成している。しかし、成膜を繰り返すことで工程数が増え、製造性は低下する。また、焼成を繰り返すことで熱履歴が増加し、基板が劣化するおそれがある。一方、一回の塗布で厚膜を作成しようとした際には、高濃度の塗布液に含まれる水分の揮発によってチタン分が凝集し、クラックが発生しやすくなるという課題がある。
特開2025-131842顔料捺染用白色インク 御国色素株式会社
【課題】低粘度と高隠蔽性を両立させ、かつ優れた沈降抑制性能を有する顔料捺染用白色インクを提供する。
【解決手段】酸化チタン及び10質量%水溶液(液温20℃)の粘度が600mPa・s以下であるアルギン酸塩を含有することを特徴とする顔料捺染用白色インク。
本発明の顔料捺染用白色インク中の酸化チタンのD50(動的光散乱法による測定値の体積累積粒度分布曲線を小径側から描いた場合の体積累積が50%となる粒子径に対応する値をいう)は、200nm〜1μmであることが好ましい。より好ましくは200〜800nm、さらに好ましくは200〜700nm、最も好ましくは200〜500nmである。酸化チタンのD50を上記の好ましい範囲内とすることで、隠蔽性が向上し、印字物への吸収が抑えられて視認性を向上させることができるほか、光触媒作用を抑えて分散液付着部分の布帛成分の変質を抑える効果がある。また、液中で色材が分離しにくく、沈降がより抑制される。D50が1μmを超える場合は、インクジェットプリンタで使用した際に粗大粒子がノズル部でつまり、吐出不良が起こるおそれがある。加えて、インク中の酸化チタンのD90(動的光散乱法による測定値の体積累積粒度分布曲線を小径側から描いた場合の体積累積が90%となる粒子径に対応する値をいう)が1μm以下、より好ましくは600nm以下の分散粒子径となるように調整すると、より一層優れた沈降抑制性能を有する分散液を得ることができる。分散処理のみによって、この範囲内にD90を調製することも可能であるが、微細すぎる粒子が大量に発生して再凝集することを防ぐため、D50が請求項2の好ましい範囲になるまで分散処理を行った後に、遠心分離やフィルター濾過等の公知の方法を用いて、粗大粒子を除去する方法が好適である。また、粒子径の分布だけではなく、粗大粒子の数も制御することが好ましい。
特開2025-138207酸化チタン粒子を主成分とする粉体及びその製造方法並びにそれを含有する化粧料組成物 チタン工業株式会社
【課題】ナノ粒子の含有量が制御された酸化チタン(IV)粒子を主成分とする粉体を提供する。
【解決手段】アスペクト比1.50以上2.00以下、粒子の短軸長のD50値が105nm以上150nm未満、かつ短軸長平均値bave(nm)と短軸長の標準偏差σb(nm)が(bave-100)/σb≧1.3を満たす、酸化チタン(IV)粒子を主成分とする粉体。
本発明の粉体は、化粧料以外にも、一般的に酸化チタンが使用される様々な分野で使用することが可能である。具体的には、これらに限定されないが、樹脂組成物、塗料、インク、トナー外添剤、光触媒、電気・電子材料、断熱材、電波遮断材、紫外線遮断材などに使用することができる。
Bー2光触媒
特開2025-129751可視光応答型光触媒 学校法人 龍谷大学
【課題】窒化炭素を含み、優れた光触媒効果を有する可視光応答型光触媒を提供する。
【解決手段】窒化炭素およびリン酸銀を含む可視光応答型光触媒に関する。
【請求項1】窒化炭素およびリン酸銀を含む可視光応答型光触媒。
【請求項2】窒化炭素およびリン酸銀が複合化されている請求項1に記載の可視光応答型光触媒。
【請求項3】窒化炭素の表面にリン酸銀粒子が付着している請求項2に記載の可視光応答型光触媒。
【請求項4】リン酸銀の平均粒子径に対する窒化炭素の平均粒子径の比が1以上である請求項1または2に記載の可視光応答型光触媒。
【請求項5】窒化炭素の表面に付着したリン酸銀粒子の個数が、100μm2あたり10個以上である請求項1または2に記載の可視光応答型光触媒。
【請求項6】窒化炭素、水溶性銀塩、水溶性リン酸塩および水を混合する工程を含む請求項1または2に記載の可視光応答型光触媒の製造方法。
【請求項7】さらに、メラミンを630℃以上の温度で2〜4回焼成して窒化炭素を作製する工程を含み、得られた窒化炭素を混合工程で使用する請求項6に記載の可視光応答型光触媒の製造方法。
【請求項8】水溶性リン酸塩の水溶性銀塩に対するモル比が1以下である請求項6に記載の可視光応答型光触媒の製造方法。
【請求項9】水溶性銀塩が硝酸銀である請求項6に記載の可視光応答型光触媒の製造方法。
【請求項10】水溶性リン酸塩がリン酸三ナトリウムである請求項6に記載の可視光応答型光触媒の製造方法。
【請求項11】撹拌時間が2時間以上である請求項6に記載の可視光応答型光触媒の製造方法。
特開2025-129752可視光応答型光触媒 学校法人 龍谷大学
【課題】優れた光触媒効果を有する可視光応答型光触媒を提供する。
【解決手段】オキシ水酸化ガリウムを含む可視光応答型光触媒、および、オキシ水酸化ガリウムまたは酸化ガリウムと、亜鉛、酸化亜鉛、チタンまたは酸化チタンを含む可視光応答型光触媒に関する。
【請求項1】オキシ水酸化ガリウムを含む可視光応答型光触媒。
【請求項2】オキシ水酸化ガリウムまたは酸化ガリウムと、亜鉛、酸化亜鉛、チタンまたは酸化チタンを含む可視光応答型光触媒。
【請求項3】平均粒子径が0.01〜15μmである請求項2に記載の可視光応答型光触媒。
【請求項4】平均長辺が0.04〜15μmであり、平均短辺が0.01〜10μmである請求項2または3に記載の可視光応答型光触媒。
【請求項5】超音波照射してガリウムを水中に分散させる工程、および、得られた分散液から水を除去し、乾燥する工程を含む請求項1または2に記載の可視光応答型光触媒の製造方法。
【請求項6】照射する超音波の周波数が10〜100kHzである請求項5に記載の可視光応答型光触媒の製造方法。
【請求項7】超音波の照射時間が1〜5時間である請求項5に記載の可視光応答型光触媒の製造方法。
【請求項8】さらに、乾燥して得られた粒子を400℃以下の温度で熱処理する工程を含む請求項5に記載の可視光応答型光触媒の製造方法。
【請求項9】分散工程において、ガリウムとともに、亜鉛、酸化亜鉛、チタンまたは酸化チタンを分散させる請求項5に記載の可視光応答型光触媒の製造方法。
特開2025-135498光機能材料、および、光機能材料付き基板 三菱マテリアル株式会社 国立大学法人東京工業大学
【課題】Sn酸化物で構成され、可視光に対しても特に優れた光触媒性能を発現することが可能な光機能材料を提供する。
【解決手段】SnおよびOを合計で80原子%を超えて含有し、CuKα線を用いたX線回折測定において、2θ=27.5±1.0°、29.4±1.0°、32.8±1.5°、35.9±1.0°にピークを有し、かつ、これらのピークの半値幅の平均値が0.40°以下であることを特徴とする。一方向に延在するロッド形状をなすロッド状結晶を有し、前記ロッド状結晶の延在方向に直交する方向の幅が50nm以上2000nm以下の範囲内であることが好ましい。
以上のような構成とされた本実施形態である光機能材料20によれば、SnおよびOを合計で80原子%を超えて含有し、CuKα線を用いたX線回折測定において、2θ=27.5±1.0°、29.4±1.0°、32.8±1.5°、35.9±1.0°にピークを有しているので、SnおよびOを合計で80原子%を超えて含有する組成とされていても、可視光域での光吸収特性に特に優れている。
そして、これらのピークの半値幅の平均値が0.40°以下とされていることから、結晶性が十分に高く、光触媒特性に特に優れている。
特開2025-135986光触媒粒子含有樹脂組成物および光触媒粒子含有樹脂組成物の製造方法 シャープ株式会社
【課題】光触媒粒子が埋もれることを抑制する。
【解決手段】本発明の光触媒粒子含有樹脂組成物(100)の製造方法は、光触媒粒子(20)と発泡剤粒子(F)とを複合化した光触媒発泡剤複合体(20F)を樹脂(10r)に分散する工程と、樹脂(10r)内で発泡剤粒子(F)を発泡させる工程とを包含する。
【請求項1】光触媒粒子と発泡剤粒子とを複合化した光触媒発泡剤複合体を樹脂に分散する工程と、
前記樹脂内で前記発泡剤粒子を発泡させる工程とを包含する、光触媒粒子含有樹脂組成物の製造方法。
【請求項2】溶媒に前記光触媒粒子および前記発泡剤粒子を添加して、前記発泡剤粒子を溶解させる工程と、前記溶媒を気化して、前記光触媒粒子と前記発泡剤粒子とを複合化した前記光触媒発泡剤複合体を生成する工程とをさらに包含する、請求項1に記載の光触媒粒子含有樹脂組成物の製造方法。
【請求項3】光触媒粒子と発泡助剤粒子とを複合化した光触媒発泡助剤複合体と発泡剤粒子とを樹脂に分散する工程と、前記樹脂内で前記発泡剤粒子を発泡させる工程とを包含する、光触媒粒子含有樹脂組成物の製造方法。
【請求項4】溶媒に前記光触媒粒子および前記発泡助剤粒子を添加して、前記発泡助剤粒子を溶解させる工程と、前記溶媒を気化して、前記光触媒粒子と前記発泡助剤粒子とを複合化した前記光触媒発泡助剤複合体を生成する工程とをさらに包含する、請求項3に記載の光触媒粒子含有樹脂組成物の製造方法。
【請求項5】前記発泡助剤粒子は、クエン酸およびクエン酸塩の少なくとも一方を含む、請求項4に記載の光触媒粒子含有樹脂組成物の製造方法。
【請求項6】前記発泡剤粒子は、炭酸水素ナトリウムを含む、請求項1から5のいずれかに記載の光触媒粒子含有樹脂組成物の製造方法。
【請求項7】前記光触媒粒子は、酸化タングステンを含む、請求項1から5のいずれかに記載の光触媒粒子含有樹脂組成物の製造方法。
【請求項8】光触媒粒子と発泡剤粒子とを複合化した光触媒発泡剤複合体と、前記光触媒発泡剤複合体が分散された樹脂とを備える、光触媒粒子含有樹脂組成物。
【請求項9】光触媒粒子と発泡助剤粒子とを複合化した光触媒発泡助剤複合体と発泡剤粒子と、前記光触媒発泡助剤複合体と前記発泡剤粒子とが分散された樹脂とを備える、光触媒粒子含有樹脂組成物。
【請求項10】複数の孔を有する多孔質樹脂と、前記多孔質樹脂に分散された光触媒粒子とを備え、前記光触媒粒子の密度は、前記孔の表面から前記多孔質樹脂の内部に進むにしたがって減少する、光触媒粒子含有樹脂組成物。
特表2025-531311ナノ多孔質構造を持つリン酸塩系材料及びその製造方法並びに用途 中科致良新能源材料(浙江)有限公司
【課題】ナノ多孔質構造を持つリン酸塩系材料及びその製造方法並びに用途。
【解決手段】ここで、リン酸フェロマンガンの化学式はMn1−xFexPO4であり、0.01≦x≦0.99であり、その粒径が50nm以下であり、且つ多孔質構造を持つ。化学式がMn1−a−bFeaMbPO4であるリン酸塩系材料がさらに提供され、Mは、マグネシウム、チタン、バナジウム、クロム、コバルト、ニッケル、亜鉛、ガリウム、アルミニウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、スズ、アンチモン、カルシウム、バリウム、ストロンチウム、ホウ素、ルテニウム、シリコン、テルル、ニオブ、銅及びリチウムから選択される一つ又は複数の組み合わせであり、好ましくは五つ以上の組み合わせであり、且つ0.01≦a≦0.98、10−4≦b≦10−2であり、その粒径が50nm以下であり、多孔質構造も持つ。該材料は、マンガン鉄リン酸塩系電池正極材料の製造に用いることができ、得られた正極材料の比容量、倍率及びサイクル性が改善される。
ここ十数年以来、ナノ材料と多孔材料は、特殊な構造を持つ機能性材料であり、光触媒、太陽電池、電磁気学、光学など多くの応用分野において、独自の役割及び価値を発揮しており、科学研究者の注目を集めている。リン酸フェロマンガン材料は、ボンデライトとして鉄鋼製品に対する防錆・防食効果を奏してもよいし、イオン交換体、センサー、吸着剤、磁性材料などとしてもよく、非常に重要な非金属無機材料である。また、リン酸フェロマンガンは、リチウムイオン電池においてマンガン鉄系リン酸塩正極材料の重要な前駆体材料としてもよい。リン酸フェロマンガン材料において、マンガン及び鉄は、原子レベルの均一な混合度合を持ち、マンガン鉄系リン酸塩正極材料の製造に用いられる時に、正極材料におけるマンガン鉄金属元素の分布も原子レベルの均一な分布状態で、マンガン鉄リン酸塩系リチウムイオン電池の倍率性能及びサイクル安定性の向上、電圧降下及びマンガンの溶出現象の改善に寄与する。
特表2025-531435固体酸触媒およびその調製と使用 中国石油化工股▲ふん▼有限公司 中石化(上海)石油化工研究院有限公司
【要約】固体酸触媒、その調製、およびその使用が開示される。本触媒は、(a)金属酸化物担体;および、(b)少なくとも1つの改質金属成分を含み、トリメチル−ホスフィンが固体核磁気共鳴技術に基づく特性評価を行うためのプローブ分子として使用された結果、本触媒が−5ppm〜−20ppmの範囲内のスペクトルピークを示す。本触媒は、非芳香族炭化水素分解反応に用いることができ、転化率が高く、副反応が少ないという利点を有する。
〔背景技術〕ルイス酸とは、空の軌道を有し、電子を受け入れることができる化学種を指す。例えば、不飽和配位を有する金属酸化物表面の金属イオン部位は、潜在的なルイス酸部位である。シリカ−アルミナ分子篩のルイス酸部位はAlと密接な関係があり、空の軌道を有するAl部位は分子篩のルイス酸部位として反応に参加することができる。ルイス酸は種々の触媒分野で広く利用されている。反応プロセス中、ルイス酸は独立して反応を触媒するだけでなく、ブレンステッド酸部位、金属種、アルカリ性部位等、他の活性部位と協同して目的生成物を得ることができる。ルイス酸によって触媒されたC−C結合の形成は、古典的な有機合成におけるC−C結合構築の重要な方法であり、F−C反応(Friedel-Crafts反応)およびD−A反応(Diels-Alder反応)は、AlCl3、TiCl4等の最も一般的なルイス酸触媒の触媒作用によって実施することができる。ルイス酸およびルイス塩基から構成されるルイス酸−塩基触媒対は、低分子の反応を触媒してポリマーを生成することができ、ポリマー合成等の分野で注目されている。熱触媒の分野に加えて、電極触媒および光触媒の分野でもルイス酸は広く利用されている。例えば、ヒンダードルイス酸−塩基対は、高選択的な電極触媒尿素製造プロセスを促進することができ、そして、ルイス酸部位および感光性の中心は共同で機能して、効率的な光酸化反応を達成することができる。ルイス酸部位の研究は、ますます注目を集めている。ルイス酸の強度は、活性部位が反応中に電子を受け入れる能力を反映し、触媒表面での分子の拡散および反応プロセスと密接に関係している。したがって、触媒表面のルイス酸の強度を調節することは、触媒の反応性能を制御する重要な方法である。
特表2025-532124機能性材料のデジタル印刷およびコーティング アルマ マーテル ステューディオラム − ウニヴェルスィタ ディ ボローニャ
【要約】本発明は、インビトロ細胞培養ならびに食品および飲料の包装において、酸素を調節、制限および遮断するための機能性材料、特に架橋活性マトリックスを標的基材上に形成するための方法、ならびに前記方法から得られる機能性基材および前記方法で使用されるキットに関する。
作製された空間勾配の機能的特性評価
走査型電気化学顕微鏡法(SECM)は、局所濃度、濃度勾配およびフラックスの測定に比類のない分析ツールである。それは、主要な代謝産物の濃度を局所的にマッピングすることができる。それはマイクロポジショナーを使用して超微小電極(UME)を基材に近接させ、目的の試料領域にわたってそれを並進移動させる。試料の局所活性に関する情報を得ることができる。例えば、SECMは、溶液/基材界面で起こる反応の不均一な電子移動速度を測定するため、電気触媒および光触媒の迅速なスクリーニングのため、そして酵素および生細胞を含む生物系の調査のために使用された。SECMは、そのマイクロメートルの分解能のおかげで、単一細胞レベルでの代謝分析に特に適している。
Bー3水素・酸素・二酸化炭素
特許7481698二酸化炭素分離装置、二酸化炭素分離方法、燃料合成装置および燃料合成方法 株式会社石川エナジーリサ
【課題】大気等の空気から二酸化炭素を効果的に分離できる二酸化炭素分離装置等を提供する。
【解決手段】二酸化炭素分離装置10は、窒素と、酸素と、二酸化炭素と、を含む空気から二酸化炭素を分離する装置である。具体的には、二酸化炭素分離装置10は、調温部11と、加圧部12と、分離部13と、を主要に具備する。調温部11は、空気を調温するように構成される。加圧部12は、空気を加圧するように構成される。分離部13は、空気から二酸化炭素を分離するように構成される。調温部11および加圧部12は、空気の温度を、酸素および窒素が気体の状態であり、且つ、二酸化炭素が液体の状態である温度帯域とする。分離部13は、液体の状態である二酸化炭素を、空気から分離する。分離部13は、重力沈降または遠心分離により、二酸化炭素を、空気から分離する。
ステップS13では、演算制御部17は、分離された二酸化炭素から燃料を合成する。具体的には、ステップS12において空気から分離した二酸化炭素から、合成燃料を製造する。本ステップでは、先ず、特定の光触媒を用いて、二酸化炭素と水から活性化水を作る。次に、活性化水に二酸化炭素と種油を反応させることで、種油と同じ組成である合成燃料を連続的に生成する。ここで、種油としては、例えば、軽油、重油、灯油、ガソリン、ケロシン等を採用できる。
特開2025-129745二酸化炭素還元光触媒粒子及びその製造方法 住友金属鉱山株式会社 国立大学法人京都大学
【課題】優れた触媒性能を有する二酸化炭素還元光触媒粒子及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】母材粒子と前記母材粒子の表面に担持された金属銀(Ag)粒子とを含み、 前記母材粒子は、一般式:ZnxTa2Oyで表される組成(ただし、x及びyは、0<x<1.0及び0<y<6.0を満足する。)を有する、二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項1】母材粒子と前記母材粒子の表面に担持された金属銀(Ag)粒子とを含み、前記母材粒子は、一般式:ZnxTa2Oyで表される組成(ただし、x及びyは、0<x<1.0及び0<y<6.0を満足する。)を有する、二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項2】前記金属銀(Ag)粒子の担持量が前記母材粒子に対して0質量%超7.0質量%以下である、請求項1に記載の二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項3】CO2還元光触媒性能評価試験において、CO選択率が50%以上である、請求項1又は2に記載の二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項4】母材粒子と前記母材粒子の表面に担持された金属銀(Ag)粒子とを含む二酸化炭素還元光触媒粒子の製造方法であって、以下の工程;母材粒子と銀(Ag)供給源とを還元液に加えて反応液を作製する工程、及び前記反応液に超音波を照射して、金属銀(Ag)粒子を担持した母材粒子を作製する工程、を含み、前記母材粒子は、一般式:ZnxTa2Oyで表される組成(ただし、x及びyは、0<x<1.0及び0<y<6.0を満足する。)を有する、方法。
特開2025-130011二酸化炭素還元光触媒粒子及びその製造方法 住友金属鉱山株式会社 国立大学法人京都大学
【課題】優れた触媒性能を有する二酸化炭素還元光触媒粒子及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】母材粒子と前記母材粒子の表面に担持された金属銀(Ag)粒子とを含み、前記母材粒子は、一般式:ZnxTa2Oyで表される組成(ただし、x及びyは、0<x≦1.0及び0<y≦6.0を満足する。)を有し、前記金属銀(Ag)粒子の表面の少なくとも一部に、クロム化合物を含む膜が存在する、二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項1】母材粒子と前記母材粒子の表面に担持された金属銀(Ag)粒子とを含み、前記母材粒子は、一般式:ZnxTa2Oyで表される組成(ただし、x及びyは、0<x≦1.0及び0<y≦6.0を満足する。)を有し、前記金属銀(Ag)粒子の表面の少なくとも一部に、クロム(Cr)化合物を含む膜が存在する、二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項2】前記金属銀(Ag)粒子の担持量が前記母材粒子に対して0質量%超8.0質量%以下である、請求項1に記載の二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項3】前記クロム(Cr)化合物が、水酸化クロム(III)及び酸化クロム(III)からなる群から選択される少なくとも一種である、請求項1又は2に記載の二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項4】前記母材粒子の粒子表面に組成局在部が存在し、前記組成局在部のZn/Taモル比(表面Zn/Ta比)は、粒子全体のZn/Taモル比(バルクZn/Ta比)に比べて小さく、前記バルクZn/Ta比と前記表面Zn/Ta比の差(ΔZn/Ta比)は0.01以上0.30以下の範囲内にある、請求項1又は2に記載の二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項5】前記クロム(Cr)化合物を含む膜の担持量がクロム(Cr)換算で0.01質量%以上0.30質量%以下である、請求項1又は2に記載の二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項6】CO2還元光触媒性能評価試験において、CO選択率が50%以上である、請求項1又は2に記載の二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項7】母材粒子と前記母材粒子の表面に担持された金属銀(Ag)粒子とを含む二酸化炭素還元光触媒粒子の製造方法であって、母材粒子と銀(Ag)供給源とを還元液に加えて反応液を作製する工程、前記反応液に超音波を照射して、金属銀(Ag)粒子を担持した母材粒子を作製する工程、及び前記母材粒子の表面に担持された金属銀(Ag)粒子の表面の少なくとも一部に、クロム(Cr)化合物を含む膜を設ける工程、を含み、前記母材粒子は、一般式:ZnxTa2Oyで表される組成(ただし、x及びyは、0<x≦1.0及び0<y≦6.0を満足する。)を有する、方法。
特開2025-132151ガス生成システム トヨタ自動車株式会社
【課題】夜間や悪天候時等、光触媒に十分なエネルギー量の太陽光を照射できない場合であっても、効率的に光触媒を活性化し、継続的に水の分解反応を生じさせることができるガス生成システムを提供する。
【解決手段】太陽光Sにより、光触媒に接触した水を分解し、酸素ガスおよび水素ガスから成る混合ガスGを生成するガス生成システム1は、水および光触媒を収容する収容空間12が形成され、収容空間12を形成する少なくとも一部の壁部に、直接的または間接的に到達した太陽光Sを透過させる透光壁11aを有した筐体11と、電力の供給により、光触媒が光吸収するピーク波長を有した人工光Lを発光させ、発光させた人工光Lを透光壁11aに照射する照射装置2と、照射装置2への電力の供給または供給停止を、選択的に切り替えるスイッチ3と、を備える。
【請求項1】太陽光により、光触媒に接触した水を分解し、酸素ガスおよび水素ガスから成る混合ガスを生成するガス生成システムであって、前記水および前記光触媒を収容する収容空間が形成され、前記収容空間を形成する少なくとも一部の壁部に、直接的または間接的に到達した前記太陽光を透過させる透光壁を有した筐体と、電力の供給により、前記光触媒が光吸収するピーク波長を有した人工光を発光させ、発光させた前記人工光を前記透光壁に照射する照射装置と、前記照射装置への電力の供給または供給停止を、選択的に切り替えるスイッチと、を備えることを特徴とする、ガス生成システム。
【請求項2】前記太陽光のエネルギー量を計測する日射計と、前記エネルギー量が予め設定された閾値以下となった際に、前記照射装置への電力の供給に切り替えるように、前記スイッチを制御する制御装置と、をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のガス生成システム。
【請求項3】前記収容空間には、前記光触媒の粒子が前記水に分散した分散液が収容されており、前記ガス生成システムは、前記収容空間に収容された前記分散液を循環させる循環系をさらに備え、前記循環系は、前記収容空間から前記分散液を回収するタンクと、前記タンクに回収された前記分散液を前記収容空間に圧送するポンプと、を有することを特徴とする、請求項1に記載のガス生成システム。
【請求項4】前記光触媒は、前記ピーク波長で光吸収する第1の光触媒と、前記ピーク波長よりも低い低ピーク波長で光吸収する第2の光触媒と、を含み、前記照射装置は、前記ピーク波長を含む波長域内で発光する第1の発光素子と、前記低ピーク波長を含む低波長域内で発光する第2の発光素子と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載のガス生成システム。
【請求項5】前記光触媒は、前記ピーク波長で光吸収する第1の光触媒と、前記ピーク波長よりも低い低ピーク波長で光吸収する第2の光触媒と、を含み、前記分散液は、前記第1の光触媒の粒子を含む第1の分散液と、前記第2の光触媒を含む第2の分散液と、からなり、前記タンクは、前記第1の分散液が収容された第1のタンクと、前記第2の分散液が収容された第2のタンクと、を有し、前記循環系は、前記第1のタンクから前記収容空間への前記第1の分散液の供給と、前記第2のタンクから前記収容空間への前記第2の分散液の供給と、を切り替える切り替え弁をさらに備え、前記照射装置は、前記低ピーク波長を含む波長域内で発光する発光素子を少なくとも含むことを特徴とする、請求項3に記載のガス生成システム。
特開2025-132194光触媒を用いた水素ガス製造装置 トヨタ自動車株式会社
【課題】 光触媒を用いた水素ガス製造装置に於いて、照射光量当たりの水素ガスの生成量をできるだけ多くしつつ、その構成をできるだけコンパクトにする。
【解決手段】 水素ガス製造装置は、光を照射されると水を水素と酸素とに分解する分解反応を惹起する光触媒粒子などの光触媒体の分散又は配置された水を収容した断面が四角形の箱型容器部と、箱型容器部の対向する両側面に沿って配列された複数の発光素子とを含み、箱型容器部の対向する両側面から複数の発光素子の発する光が箱型容器部内の前記水へ照射されるよう構成される。
【請求項1】水素ガス製造装置であって、光を照射されると水を水素と酸素とに分解する分解反応を惹起する光触媒物質を有する光触媒体の分散又は配置された水を収容した略直方体形状の箱型容器部と、前記箱型容器部の対向する両側面に沿って前記両側面の外側にて配列された複数の発光素子とを含み、前記箱型容器部の前記対向する両側面から前記複数の発光素子の発する光が前記箱型容器部内の前記水へ照射されるよう構成された装置。
容器部2は、典型的には、縦横幅がそれぞれ数十cm程度で、奥行きが数cmから20数cm程度の寸法の箱状の部材であってよく、発光素子5の配列された面は、発光素子5からの光を透過する材料(ガラス、石英、樹脂等)にて形成される。容器部2内には水wが収容され、その水中には、光が照射されると、その光によって電子が励起されると共に正孔が発生し、水分解反応、即ち、水分子が電子及び正孔と反応して水素分子と酸素分子とに分解される反応を惹起する任意の光触媒物質から成る光触媒体pが配置又は分散される。光触媒体pは、具体的には、光触媒物質から成る粒子(光触媒粒子)、光触媒物質から成るシート状部材、光触媒が塗布又は被覆されたシート状部材であってよい。光触媒物質としては、具体的には、Ga2O3、NaTaO3、TiO2、SrTiO3、Al−SrTiO3、Rh−SrTiO3、Y2Ti2O5S2が利用可能である。発光素子5は、光触媒物質に於いて水分解反応を惹起する波長の光を発する任意の発光素子であってよく、具体的には、発光ダイオード(LED)、半導体レーザなどの電力により光を放出する光源素子であってよい。発光素子5を担持する基板4は、任意の態様にて、発光素子5へ電力を供給するよう構成されていてよい
特開2025-133000水素生成活性光触媒及びその製造方法 住友金属鉱山株式会社 国立大学法人信州大学
【課題】高い水素生成活性を示すAlドープLaTiO2N系光触媒及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】式:LaWTi1−XAlXOYNZで表される組成(但し、X、Y、Z及びWは、1.00≦W≦1.10,0.03≦X≦0.30,2.00≦Y≦2.55,及び0.55≦Z≦1.00を満足する。)を有し、且つペロブスカイト型酸窒化物を主成分とする主触媒粒子を含む、水素生成活性光触媒。
【請求項1】式:LaWTi1−XAlXOYNZで表される組成(但し、X、Y、Z及びWは、1.00≦W≦1.10,0.03≦X≦0.30,2.00≦Y≦2.55,及び0.55≦Z≦1.00を満足する。)を有し、且つペロブスカイト型酸窒化物を主成分とする主触媒粒子を含む、水素生成活性光触媒。
【請求項2】前記ペロブスカイト型酸窒化物は、a軸の格子定数が5.5343Å以上5.5757Å以下,b軸の格子定数が5.5129Å以上5.6013Å以下,c軸の格子定数が7.7980Å以上7.8992Å以下である、請求項1に記載の水素生成活性光触媒。
【請求項3】Cu Kαを線源とするX線回折(XRD)パターンにおいて、前記ペロブスカイト型酸窒化物に基づく(002)回折線のピーク半値幅(FWHM)が0.29°以下である、請求項1又は2に記載の水素生成活性光触媒。
【請求項4】前記主触媒粒子の表面に担持された助触媒をさらに含む、請求項1又は2に記載の水素生成活性光触媒。
【請求項5】ペロブスカイト型酸窒化物を主成分とする主触媒粒子を含む水素生成活性光触媒の製造方法であって、以下の工程; La、Ti及びAlを含む前駆体原料を調製する工程、500℃以上の温度を有する高温場に前記前駆体原料を導入して酸化物前駆体を作製する工程、及び前記酸化物前駆体を窒化して窒化反応生成物を作製する工程を備え、前記前駆体原料に含まれるLa、Ti及びAlは、TiとAlの合計量に対するLa量のモル比wが1.00≦w≦1.10を満足し、且つTiとAlの合計量に対するAl量のモル比xが0.03≦x≦0.30を満足する、方法。
特開2025-133149二酸化炭素還元光触媒粒子及びその製造方法 住友金属鉱山株式会社 国立大学法人京都大学
【課題】COガス発生速度とCO選択率をバランスよく高めることが可能な二酸化炭素還元光触媒粒子及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】母材粒子と前記母材粒子の表面に担持された金属銀(Ag)粒子とを含み、 前記母材粒子は、ニオブ酸ストロンチウム(SrNb2O6)を含み、拡散反射スペクトルにおいて、200nm以上300nm以下の波長域に位置するピークAと350nm以上500nm以下の波長域に位置するピークBを示し、前記ピークAの強度(IA)に対する前記ピークBの強度(IB)の比(IB/IA)が20%以下である、二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項1】母材粒子と前記母材粒子の表面に担持された金属銀(Ag)粒子とを含み、前記母材粒子は、ニオブ酸ストロンチウム(SrNb2O6)を含み、拡散反射スペクトルにおいて、200nm以上300nm以下の波長域に位置するピークAと350nm以上500nm以下の波長域に位置するピークBを示し、前記ピークAの強度(IA)に対する前記ピークBの強度(IB)の比(IB/IA)が20%以下である、二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項2】前記金属銀(Ag)粒子の担持量が前記母材粒子に対して0質量%超8.0質量%以下である、請求項1に記載の二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項3】CO2還元光触媒性能評価試験において、CO選択率が50%以上である、請求項1又は2に記載の二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項4】母材粒子と前記母材粒子の表面に担持された金属銀(Ag)粒子とを含む二酸化炭素還元光触媒粒子の製造方法であって、以下の工程; 母材粒子と銀(Ag)供給源とを還元液に加えて反応液を作製する工程、及び前記反応液に超音波を照射して、金属銀(Ag)粒子を担持した母材粒子を作製する工程、を含み、前記母材粒子は、ニオブ酸ストロンチウム(SrNb2O6)を含む、方法。
【請求項5】前記金属銀(Ag)粒子の担持量が前記母材粒子に対して0質量%超8.0質量%以下である、請求項4に記載の方法。
特開2025-133294光触媒を用いた水素ガス製造装置 トヨタ自動車株式会社
【課題】光触媒を用いた水素ガス製造装置1に於いて、水槽2内の水素発生量をできるだけ精度良く推定できるようにする。
【解決手段】水素ガス製造装置に於いて、水素発生量推定手段は、予め調べられた、光源装置4から光触媒体へ光が種々の照射光強度にて照射されたときの水槽部内の水素発生量の値に基づいて決定される現在の照射光強度に於ける水槽部内にて発生している水素発生量の暫定推定値に、水素ガス量検出手段12にて検出された水素発生量の検出値と、その検出値に対応する水素ガスが水槽部内にて発生した時点に於ける照射光強度に於ける水槽部内の水素発生量の暫定推定値とに基づいて算出された補正係数を乗じて得られた値を現在の水槽内の水素発生量の現在推定値として決定する。
【請求項1】水素ガス製造装置であって、水を貯留する水槽部と、前記水槽部内の水中に分散又は配置された光触媒体にして、光が照射されると、励起電子と正孔を発生し、水分子を水素と酸素とに分解する水の分解反応を起こし水素ガスを発生する光触媒物質を有する光触媒体と、前記光触媒体へ照射されて前記水の分解反応を惹起する光を発する光源装置と、前記水槽部内で発生した水素ガスの所定時間当たりの発生量を水素ガスと酸素ガスとの分離後に検出する水素ガス量検出手段と、前記光源装置から前記光触媒体へ照射された光の照射光強度に基づいて前記水槽部内で発生した水素ガスの所定時間当たりの発生量を推定するよう構成された水素発生量推定手段とを含み、前記水素発生量推定手段が、予め調べられた、前記光源装置から前記光触媒体へ光が種々の照射光強度にて照射されたときに前記水槽部内にて発生する水素ガスの所定時間当たりの発生量の値に基づいて、任意の照射光強度にて前記光源装置から前記光触媒体へ光が照射されているときに前記水槽部内にて発生している水素ガスの所定時間当たりの発生量の暫定推定値を決定するよう構成された暫定推定値決定手段と、前記水素ガス量検出手段にて検出された前記水槽部内の水素ガスの所定時間当たりの発生量の検出値と、前記暫定推定値決定手段により決定される、前記検出値に対応する水素ガスが前記水槽部内にて発生した時点に於ける照射光強度にて前記光源装置から前記光触媒体へ光が照射されたときに前記水槽部内にて発生する水素ガスの所定時間当たりの発生量の暫定推定値とに基づいて補正係数を算出するよう構成された補正係数算出手段と、前記暫定推定値決定手段により決定される、現在の照射光強度にて前記光源装置から前記光触媒体へ光が照射されたときに前記水槽部内にて発生する水素ガスの所定時間当たりの発生量の暫定推定値を前記補正係数を用いて補正して現在の水槽内で発生している水素ガスの所定時間当たりの発生量の現在推定値を決定するよう構成された現在推定値決定手段とを含んでいる装置。
【請求項2】請求項1の装置であって、前記水素ガスの所定時間当たりの発生量の現在推定値に基づいて前記光源装置からの光の照射光強度を調節する照射光強度制御手段を含む装置。
【請求項3】請求項2の装置であって、前記照射光強度制御手段が前記水素ガスの所定時間当たりの発生量の現在推定値が所定の閾値に達すると、前記光源装置からの光の照射光強度の増大を制限するよう構成されている装置。
【請求項4】請求項1の装置であって、前記補正係数算出手段が前記補正係数を逐次的に更新するよう構成されている装置。
【請求項5】請求項1の装置であって、前記補正係数が、前記検出値を、前記検出値に対応する水素ガスが前記水槽部内にて発生した時点に於ける照射光強度にて前記光源装置から前記光触媒体へ光が照射されたときの前記水槽部内にて発生する水素ガスの所定時間当たりの発生量の前記暫定推定値で除して得られる値であり、前記現在推定値が、前記現在の照射光強度にて前記光源装置から前記光触媒体へ光が照射されたときの前記水槽部内にて発生する水素ガスの所定時間当たりの発生量の前記暫定推定値に前記補正係数を乗じて得られる値である装置。
特開2025-134314二酸化炭素還元触媒の製造方法 国立大学法人山口大学
【課題】本発明の課題は、二酸化炭素還元に対する光触媒活性を有する二酸化炭素還元触媒を提供することである。さらには、二酸化炭素還元によりC2化合物を生成できる二酸化炭素還元触媒を提供することである。
【解決手段】窒素ドープアモルファスシリコンカーバイトを水プラズマ処理又はアンモニアプラズマ処理することにより、二酸化炭素還元触媒を得る二酸化炭素還元触媒の製造方法。
【請求項1】窒素ドープアモルファスシリコンカーバイトを水プラズマ処理又はアンモニアプラズマ処理することにより、二酸化炭素還元触媒を得る二酸化炭素還元触媒の製造方法。
【請求項2】二酸化炭素還元触媒が光触媒であることを特徴とする請求項1記載の二酸化炭素還元触媒の製造方法。
(光触媒活性評価)図7に示す光反応セルを構成して、実施例1〜4及び比較例1の窒素ドープアモルファスシリコンカーバイトについて光触媒活性評価試験を行った。試験は、各窒素ドープアモルファスシリコンカーバイトをCO2を飽和させた超純水(抵抗率18MΩcm以上)中に浸漬し、窒素ドープアモルファスシリコンカーバイト面の方向から水銀キセノンランプ(USHIO製SP−2、中心波長365nm)を用いて出力1.0Wで6時間、紫外線を照射した。ランプの先端から窒素ドープアモルファスシリコンカーバイト表面までの距離を10mmとした。窒素ドープアモルファスシリコンカーバイト表面側では二酸化炭素の還元反応が起こり、裏面側のシリコンでは水の酸化反応(酸素発生反応)が起きるが、シリコンは酸素発生反応が起こりにくいため、これを起こりやすくするためにシリコンウエハの窒素ドープアモルファスシリコンカーバイトが成膜された面と反対の面にAuを蒸着させた。6時間後の水溶液から試料水溶液を採取し、高速液体クロマトグラフ(HPLC)により試料水溶液中の生成物を検出した。その結果を図8〜11に示す。図8は比較例1(実施例1未処理と同じ)、図9は実施例1(水プラズマ処理)、図10は実施例2(アンモニアプラズマ処理)、図11は上段:実施例3(アンモニアプラズマ処理)、中段:実施例2(アンモニアプラズマ処理)、下段:実施例4(アンモニアプラズマ処理)の結果である。
図1〜3及び4〜6から分かるように、水プラズマ又はアンモニアプラズマによる処理を行っていない比較例1の窒素ドープアモルファスシリコンカーバイトは、電解による二酸化炭素還元に対する触媒活性を示さなかったが、水プラズマ処理した実施例1及びアンモニアプラズマ処理した実施例2の窒素ドープアモルファスシリコンカーバイトは、電解による二酸化炭素還元に対する触媒活性を示した。特に水プラズマ処理した実施例1では、グリコール酸の生成がみられた。図8〜11から分かるように、水プラズマ又はアンモニアプラズマによる処理を行っていない比較例1の窒素ドープアモルファスシリコンカーバイトは、明瞭なシュウ酸生成を確認できないほど二酸化炭素還元に対する光触媒活性が低いが、水プラズマ処理した実施例1及びアンモニアプラズマ処理した実施例2〜4の窒素ドープアモルファスシリコンカーバイトは、二酸化炭素還元に対する光触媒活性を示した。水プラズマ処理した実施例1では、グリコール酸の生成が顕著であり、アンモニアプラズマ処理した実施例2では、グリコール酸も生成するが、シュウ酸と酢酸の生成が顕著であった。窒素ドープアモルファスシリコンカーバイトを水プラズマ処理した光触媒でもアンモニアプラズマ処理した光触媒でも二酸化炭素を還元してシュウ酸を生成する光触媒活性があることから、それぞれの光触媒表面においてCO2−ラジカルの生成がシュウ酸生成に寄与していると考えられる。
特開2025-137469内燃機関 マン・エナジー・ソリューションズ、フィリアル・エフ・マン・エナジー・ソリューションズ・エスイー、ティスクランド
【課題】アンモニアを燃焼することが可能な改善された内燃機関を提供する。
【解決手段】主燃焼室中にアンモニアベースの燃料を提供するように構成された主燃料供給システムを備え、アンモニアベースの燃料に着火させるためのパイロット燃料を噴射するように構成された少なくとも1つのパイロット燃料噴射器を備えるパイロット燃料供給システム備え、パイロット燃料は、アンモニアである化合物又はアンモニアに由来することが可能な化合物を備える。自己着火可能燃料を噴射するように構成された少なくとも1つの予備燃料噴射器を備える予備燃料供給システムを更に備え、主燃料供給システム及びパイロット燃料供給システムがアクティブであり、予備燃料供給システムが非アクティブである第1のモードと、予備燃料供給システムがアクティブである第2のモードとで動作可能となるように構成される。
水素生成ユニットは、高温下でアンモニアを水素及び窒素に触媒分解するように構成され得る。触媒は、ルテニウムベース又はニッケルベースの触媒であり得る。水素生成ユニットは、光触媒駆動された改質器を使用してアンモニアを水素に触媒分解するように構成され得る。
特開2025-138497アクアポニックスシステム リズム翔栄株式会社
【課題】動力源として太陽光発電パネルを用いつつ、植物に太陽光を照射し易いアクアポニックスシステムを提供する。
【解決手段】アクアポニックスシステム10は、セル間に光を透過する透過部を備えた両面受光型の太陽光発電パネル30と、透過部を透過した光が照射される位置に設置され、植物を水耕栽培可能な第一水槽(水槽52A)と、水棲生物を養殖可能な第二水槽(水槽52B)と、第一水槽及び第二水槽を連通する水路54と、水路54に設置され、第一水槽及び第二水槽間に循環水を循環させる循環ポンプ56と、を備える。
【請求項3】前記水分解装置は、光触媒によって前記循環水を水素と酸素とに分解する、請求項2に記載のアクアポニックスシステム。
【請求項4】前記水分解装置は、基板に固定された前記光触媒間に光を透過する透過部を備えている、請求項3に記載のアクアポニックスシステム。
図3に示すように、水分解装置40は、光触媒44が固定された基板42が、分岐経路54Aを流れる循環水と接するように配置されている。分岐経路54Aの先端には水槽54Bが形成されており、この水槽54B内に基板42が配置されている。光触媒44は、基板42の両面に固定されている。また、光触媒44間には、光を透過する透過部46が形成されている。透過部46を透過した光の一部は、例えば反射板80で反射され、この反射光が基板42の裏面側の光触媒44に入射する。光触媒44は、光を触媒として水(ここでは循環水)を水素と酸素とに分解する。発生した水素は集積され、図1に示す燃料電池66へ貯蔵される。一方、発生した酸素は、循環水に伴われて水槽52Aは供給される。また、水槽52Bにも供給される。
また、アクアポニックスシステム10では、図3に示す光触媒44によって循環水を水素と酸素とに分解するため、分解に電力を必要としない。このため、電気分解によって循環水を水素と酸素とに分解する方式と比較して、消費電力を抑制できる。また、アクアポニックスシステム10では、図3(B)に示すように、光触媒44が基板42に固定されている。このため、微粒子状の光触媒を水中に分散させて分解する方式と比較して、光触媒44の管理が容易である。すなわち、光触媒44と循環水が混濁し難いので、光触媒44の交換が容易である。また、循環水から光触媒44を分離する手間もかからない。また、光触媒44間には光を透過する透過部46が設けられているので、透過部46を透過した太陽光を、図1に示す植物P1に照射できる。このため、透過部46がない構成と比較して植物P1に太陽光を照射し易い。
特開2025-141058水分解装置 株式会社小糸製作所
【課題】光触媒を用いた光利用効率の高い水分解装置を提供する。
【解決手段】光によって水から水素と酸素を発生させる水分解装置であって、水素発生用光触媒と、酸素発生用光触媒と、複数の波長を含んだ光が入射する分光部材と、を有し、前記分光部材は入射した光を分光し、第一の波長帯の波長を有する光からなる第一光群を前記水素発生用光触媒に入射させ、前記第一の波長帯とは異なる波長帯である第二の波長帯の波長を有する光からなる第二光群を前記酸素発生用光触媒に入射させる。
【請求項1】光によって水から水素と酸素を発生させる水分解装置であって、水素発生用光触媒と、酸素発生用光触媒と、複数の波長を含んだ光が入射する分光部材と、を有し、前記分光部材は入射した光を分光し、第一の波長帯の波長を有する光からなる第一光群を前記水素発生用光触媒に入射させ、前記第一の波長帯とは異なる波長帯である第二の波長帯の波長を有する光からなる第二光群を前記酸素発生用光触媒に入射させる、水分解装置。
【請求項2】前記水素発生用光触媒と前記酸素発生用光触媒は、それぞれシート状に形成されており、前記水素発生用光触媒のシートに対する前記第一光群の入射角が0度以上10度以下であり、前記酸素発生用光触媒のシートに対する前記第二光群の入射角が0度以上10度以下である、請求項1に記載の水分解装置。
【請求項3】前記水素発生用光触媒がCuGaS2であり、前記酸素発生用光触媒がBiVO4である、請求項1または請求項2に記載の水分解装置。
【請求項4】前記入射光が太陽光である、請求項1または請求項2に記載の水分解装置。
【請求項5】前記水素発生用光触媒と前記酸素発生用光触媒を収容するケーシングと、前記ケーシングの内部に水を供給する水供給部と、を有し、前記ケーシングは、前記分光部材から出射される光を前記ケーシングの内部へ導入する光透過窓を有する、請求項1または請求項2に記載の水分解装置。
【請求項6】前記水素発生用光触媒と前記酸素発生用光触媒を収容するケーシングと、前記ケーシングの内部に水を供給する水供給部と、を有し、前記ケーシングの内部へは、前記ケーシングに取り付けられた前記分光部材を介して光が導入される、請求項1または請求項2に記載の水分解装置。
特表2025-529023シリコンカーバイド電極を有する光電セルおよびその製造方法 ザ イエロー シック ホールディング ゲーエムベーハー
【要約】光触媒による水素製造用のシリコンカーバイド電極(4)を有する光電セルおよびその製造方法を開示する。セルは、シリコンカーバイド電極(4)の一方側に、光(5)の入射用のウインドウ(2)を有し、シリコンカーバイド電極(4)の他方の側に水系電解液(10)および対極(6)を有する。セルは、シリコンカーバイド電極(4)の、ウインドウに面した側には、電解質を有していない。シリコンカーバイド電極(4)は、シリコンカーバイド(4)で基板(3)をコーティングすることによって製造されることが好ましい。
【請求項1】 光触媒による水素製造用の光電セルであって。シリコンカーバイドを含み、互いに対向する第一および第二の主面を有する電極(4)と、前記電極(4)の前記第一の主面の側に設けられた、セル外側から前記電極(4)への光(5)の入射のためのウインドウ(2)と、前記電極(4)の前記第二の主面の側にある水系電解液(10)と、前記水系電解液(10)と接触している対極(6)と、を備え、前記セルは、前記電極(4)の前記第一の主面側に電解液を含まない光電セル。
これらの実施形態の共通点は、SiC電極4が、対向する2つの主面を有する平面として設計されており、そのうちの一方の主面(図において左側、光電セルの「ドライ側」、電解液なし)にウインドウ2が設けられ、太陽光5が、このウインドウ2を介して水系電解液を通過せずにSiC電極に向かっていくことができ、そのうちの他方の主面(図において右側、光電セルの「ウエット側」)は、広い面積で水系電解液10に、ついで対極(金属またはニッケルフォーム6)に電気的に接続されていることである。これにより、太陽光5を、電解液で妨げられずにSiC電極4に到達させることができ、電極4で生成された電荷キャリアが水系電解液10の光触媒作用を効率的に生じさせることができる。
特表2025-530281負の炭素強度を有する炭化水素生成物を生成するためのシステム及び方法 インフィニウム テクノロジー,エルエルシー
【要約】本願では、負の炭素強度を有する(例えば、燃料及び化学物質のための)液体炭化水素の生成を制御するためのシステム及び方法を提供する。様々な態様において、本方法は、負の炭素強度を有する原料を利用し、原料から副生成物を生成し、原料に由来するCO2の一部を隔離し、又は、O2を消費してCO2を排出するプロセスにおいて、O2の一部を利用する。
しかしながら、それぞれの電解技術において、水が常圧常温にてシステムへと供給されて、全てのエネルギー入力が電気の形態で提供される場合、理論上の最小電気エネルギー入力は39.4kWh/kgH2(水素HHV)である。必要な電気エネルギー入力は、適切な熱エネルギーがシステムへと供給される場合、39.4kWh/kgH2より少なくなることがある。電気分解の他に、現在の重要な研究は、光エネルギー及び光触媒を使用して水を水素と酸素とに分解する方法を調査することである。
Bー4塗料・膜
特表2025-529531銅−炭素複合材料、その調製方法およびその使用 中国石油化工股▲ふん▼有限公司 中石化(大連)石油化工研究院有限公司
【要約】発明は、銅−炭素複合材料、その調製およびその使用に関する。銅−カーボン複合材料は、高い触媒活性および高い安定性の利点を有する。本発明による銅−カーボン複合材料は活性成分および担体を含む。活性成分はCuおよびCu2Oの組み合せを含み、担体は多孔質炭素質材料であり、組み合せのCu元素の含有量は、複合材料を100重量%として、1重量%〜50重量%の質量であり、複合材料のR1値は0.4〜2:1である。
【請求項27】請求項1に記載の銅−炭素複合材料または請求項9に記載の方法によって得られた銅−炭素複合材料の、二酸化炭素の光触媒変換における、使用。
本出願の一実施形態によれば、二酸化炭素の光触媒変換における、本出願による銅−炭素複合材料または本出願による方法によって得られた銅−炭素複合材料の使用もまた提供される。
特許7732608プラスチックフィルム片から機能層を除去する方法、及び、再生プラスチックペレットの製造方法 DIC株式会社
【要約】プラスチックフィルム片から機能層を除去する方法であって、(A)平均サイズSpが5〜100mmの、機能層を有するプラスチックフィルム片を用意する工程と、(B)プラスチックフィルム片を攪拌しながら液体の存在下で破砕する湿式破砕処理により、プラスチックフィルム片から機能層を除去する工程と、を含み、(B)の工程では、湿式破砕処理により得られる処理済みフィルム片の平均サイズSaを、プラスチックフィルム片の平均サイズSpに対して0.8倍以下とする、方法。
機能層は、インキ層以外の層であってもよく、例えば、ハードコート、シリコーン系の剥離、IRカット、防水防湿、抗菌、UVカット、放熱、光触媒、耐候性、防曇、耐指紋防汚、自己修復、撥水撥油等の目的で形成された、機能性コート層であってもよい。機能性コート層としては、例えば、ハードコート層、粘接着層、離型層、加飾層、遮光層、紫外線遮蔽層、易接着層(プライマー層)、帯電防止層、屈折率調整層、オリゴマー封止層等が挙げられる。これらの機能性コート層は、無色であっても有色であってもよい。機能性コート層は、表面改質剤、エレクトロニクス材料として使用されるコート剤等を樹脂フィルム層の表面にコーティングすることで形成することができる。表面改質剤としては、例えば、ハードコート剤、自己修復性コート剤、耐指紋防汚コート剤、防曇コート剤、シリコーン系離型剤、非シリコーン系離型剤、防水防湿コート剤、撥水撥油コート剤、光触媒コート剤、耐候性コート剤、IRカットコート剤等が挙げられる。エレクトロニクス材料として使用される各種コート剤としては、例えば、光学用粘着剤、ポリイミドワニス、液晶配向膜材料、電磁波シールドコート剤、微細配線用ペースト、帯電防止コート剤、高屈折率コート剤、光学レンズ用コート剤等が挙げられる。これらの各種コート剤で形成される機能性コート層の厚さは、好ましくは0.1μm以上100μm以下であり、より好ましくは0.1μm以上10μm以下であり、さらに好ましくは1μm以上5μm以下である。
特許7745859防錆塗料組成物、塗装物品ならびに塗装物品の製造方法 日本ペイント株式会社 株式会社京都マテリアルズ
【課題】錆または塩分が残存する鋼材に対しても優れた防錆性を付与することのできる防錆塗料組成物を提供する。
【解決手段】エポキシ樹脂(a)と、ポリアミン(b)と、粉体(c)と、増粘剤(d)と、を含む、防錆塗料組成物であって、前記粉体(c)は、5℃の水100gに対する溶解量が0.1g以上の金属硫酸塩(c−1)と、pH7.0で20℃の水100gに対する溶解量が0.03g未満であり、かつ、pH4.0で20℃の水100gに対する溶解量が0.03g以上である亜鉛化合物(c−2)と、を含み、前記金属硫酸塩(c−1)の含有量は、前記防錆塗料組成物の樹脂固形分100質量部に対して、0.2質量%以上70質量%以下であり、前記亜鉛化合物(c−2)の含有量は、前記防錆塗料組成物の樹脂固形分100質量部に対して、10質量%以上200質量%以下である、防錆塗料組成物。
上塗り塗料組成物としては、例えば、油性系塗料、長油性フタル酸樹脂塗料、シリコンアルキッド樹脂塗料、フェノール樹脂塗料、塩化ゴム系樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、変性エポキシ樹脂塗料、タールエポキシ樹脂塗料、塩化ビニル樹脂塗料、ポリウレタン樹脂塗料、フッ素樹脂塗料、シリコン変性樹脂塗料が挙げられる。機能性塗料としては、例えば、汚染物質に対してセルフクリーニング機能を発現する光触媒塗料、海洋生物等の付着を防止する防汚塗料が挙げられる。
特許7745861防錆塗料組成物、塗装物品ならびに塗装物品の製造方法 日本ペイント株式会社 株式会社京都マテリアルズ
【課題】錆が生じた鋼材に対して優れた付着性および防錆性を有する防錆塗膜が形成できる防錆塗料組成物を提供する。
【解決手段】エポキシ樹脂(a)と、ポリアミン(b)と、粉体(c)と、を含む防錆塗料組成物であって、前記粉体(c)は、5℃の水100gに対する溶解量が0.1g以上の金属硫酸塩(c−1)と、アルカリ土類金属酸化物およびアルカリ土類金属水酸化物の少なくとも一方であるアルカリ土類金属化合物(c−2)と、を含み、前記金属硫酸塩(c−1)の含有量は、前記防錆塗料組成物の樹脂固形分100質量%に対して、0.5質量%以上10.0質量%以下であり、前記アルカリ土類金属化合物(c−2)の含有量は、前記防錆塗料組成物の樹脂固形分100質量%に対して、0.25質量%以上10.0質量%以下であり、前記金属硫酸塩(c−1)中の硫酸イオン(SO42−)のモル数と前記アルカリ土類金属化合物(c−2)中のアルカリ土類金属イオン(M2+)のモル数との比率(M2+/SO42−)は、0.4以上2.0以下であり、前記防錆塗料組成物の顔料体積濃度は、28.0%以上45.0%以下である、防錆塗料組成物。
上塗り塗料組成物としては、例えば、油性系塗料、長油性フタル酸樹脂塗料、シリコンアルキッド樹脂塗料、フェノール樹脂塗料、塩化ゴム系樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、変性エポキシ樹脂塗料、タールエポキシ樹脂塗料、塩化ビニル樹脂塗料、ポリウレタン樹脂塗料、フッ素樹脂塗料、シリコン変性樹脂塗料が挙げられる。機能性塗料としては、例えば、汚染物質に対してセルフクリーニング機能を発現する光触媒塗料、海洋生物等の付着を防止する防汚塗料が挙げられる。
特開2025-130466ポリシロキサン系樹脂の製造方法およびその利用 株式会社カネカ
【課題】冷熱刺激を繰り返した場合の耐久性に優れる塗膜に利用可能なポリシロキサン系樹脂を得られる製造方法を提供する。
【解決手段】本開示に係る製造方法は、シラン化合物(A)および(B)を水および脱水縮合触媒の存在下で脱水縮合して脱水縮合物を得る工程と、前記脱水縮合物に単量体(C)を添加し、ラジカル重合によりポリシロキサン系樹脂を得る工程とを含み、前記シラン化合物(A)および(B)における加水分解性基の総数に対する水の使用量、前記ポリシロキサン系樹脂における前記単量体(C)に由来するグラフト鎖のガラス転移温度、並びに前記ポリシロキサン系樹脂中の前記シラン化合物(A)および(B)に由来する構造単位の割合が特定の範囲である。
また、特許文献2には、水性シリコーン変性樹脂を含む接着層を介して単体に光触媒層を有する光触媒担持構造体が開示されている。特許文献2には、水性シリコーン変性樹脂が、特定の成分を含む混合物中で、重合性単量体を重合させることにより、加水分解性シリル基及び酸基を有する重合体を調製する工程を含む方法により得られる樹脂であることも開示されている。
特開2025-132769積層フィルム及び積層フィルムの製造方法 日東電工株式会社
【課題】インクのパターン形状の過度な変形を抑制し得る積層フィルムを提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態による積層フィルムは、粘着剤層と、樹脂層と、はく離ライナーと、をこの順に備える。樹脂層は、粘着剤層上で互いに離間して配置された樹脂部を含む。樹脂部の直径相当径は、150μm以下である。
1つの実施形態においては、上記塗工膜(ゲル状ケイ素化合物の粉砕物を含むゾルの塗工膜)は、微細孔粒子を含む塗工液を用いて形成され得、この塗工液を加熱(乾燥を含む)することより微細孔粒子同士を化学的に結合させ得る。微細孔粒子を含む塗工液は、例えば、懸濁液である。塗工液に、例えば、微細孔粒子同士の架橋結合(例えば、微細孔粒子に含まれ得る残留シラノール基の脱水縮合反応)を促進する触媒(架橋反応促進剤)及び/又は触媒(架橋反応促進剤)を発生する物質(触媒発生剤)を添加してもよい。触媒としては、例えば、光活性触媒及び熱活性触媒が挙げられる。触媒を発生する物質(触媒発生剤)としては、例えば、光触媒発生剤及び熱触媒発生剤が挙げられる。光触媒発生剤としては、例えば、光塩基発生剤(光照射により塩基性触媒を発生する触媒)及び光酸発生剤(光照射により酸性触媒を発生する物質)が挙げられる。例えば、微細孔粒子はゲル状化合物(好ましくは、ゲル状ケイ素化合物)の粉砕物であり、低屈折率層は、ゲル状化合物の粉砕物を含む多孔質体(好ましくは、シリコーン多孔質体)から構成される多孔質構造を有し得る。このような微細孔粒子は、粉砕前のゲル状化合物の三次元構造が三次元基本構造に分散された状態を有し得、このような微細孔粒子を用いることで、三次元基本構造に基づく構造が形成され得る。具体的には、ゲル状化合物の三次元構造とは異なる新たな構造が形成され得る。こうして、最終的に得られる低屈折率層(多孔質構造)は、例えば空気層と同程度の低い屈折率を有し得る。また、微細孔粒子同士を化学的に結合させることにより、上記三次元基本構造が固定化され得、最終的に得られる低屈折率層(多孔質構造)において、十分な強度を確保し得る。低屈折率層(多孔質構造)の具体的な構成及び形成方法の詳細は、例えば、国際公開第2019/151073号に記載されている。当該公報の記載は、本明細書に参考として援用される。
特開2025-136011光触媒物質塗布材及び光触媒物質の塗布方法 シャープ株式会社
【課題】光触媒物質及び多孔質材の各性能の安定した両立が可能な光触媒物質塗布材及び光触媒物質の塗布方法を提供する。
【解決手段】光触媒物質塗布材100は、多孔質材20と、光触媒物質10とを備える。多孔質材20は、特定パターンに従って配置された第1領域211と、第1領域211以外の領域である第2領域212とが配置された外面21を有する。光触媒物質10は、第1領域211に塗布され、第2領域212には塗布されない。
【請求項1】特定パターンに従って配置された第1領域と、前記第1領域以外の領域である第2領域とが配置された外面を有する多孔質材と、光触媒物質とを備え、前記光触媒物質は、前記第1領域に塗布され、前記第2領域には塗布されない、光触媒物質塗布材。
【請求項2】前記特定パターンは、前記第1領域がメッシュ状に配置されたメッシュパターンである、請求項1に記載の光触媒物質塗布材。
【請求項3】前記特定パターンは、前記第1領域がストライプ状に配置されたストライプパターンである、請求項1に記載の光触媒物質塗布材。
【請求項4】前記特定パターンは、前記第1領域がドット状に配置されたドットパターンである、請求項1に記載の光触媒物質塗布材。
【請求項5】前記特定パターンは線又はドットで構成され、前記線の平均線幅又は前記ドットの平均直径が、20μm以上1cm以下であり、互いに隣接する前記線又は前記ドット間の平均距離が、20μm以上1cm以下である、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の光触媒物質塗布材。
【請求項6】前記光触媒物質は、酸化タングステンを含む、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の光触媒物質塗布材。
【請求項7】多孔質材の外面において特定パターンに従って配置された第1領域に光触媒物質を塗布する光触媒物質の塗布方法であって、前記第1領域に対応する孔を有する孔版マスクを用いて、前記第1領域に対して前記光触媒物質を塗布する光触媒物質の塗布方法。
【請求項8】多孔質材の外面において特定パターンに従って配置された第1領域に光触媒物質を塗布する光触媒物質の塗布方法であって、ディスペンサを用いて、前記第1領域に対して前記光触媒物質を塗布する光触媒物質の塗布方法。
Bー5防汚・洗浄
特開2025-130242難燃性ポリカーボネート樹脂組成物およびそれよりなる成形品 帝人株式会社
【課題】耐アルカリオイル性、薄肉難燃性、耐衝撃性および表面外観に優れる難燃性ポリカーボネート樹脂組成物およびそれよりなる成形品を提供する。
【解決手段】(A)ポリカーボネート樹脂(A成分)30〜50重量部および(B)ポリブチレンテレフタレート樹脂(B成分)70〜50重量部からなる成分100重量部に対し、(C)臭素化ポリカーボネート系難燃剤(C成分)10〜20重量部、(D)五酸化アンチモン(D成分)1〜5重量部、(E)アクリル系ゴムをコア成分とし、シェル成分として(メタ)アクリル酸エステル化合物をグラフト重合させてなるコアシェル型グラフト共重合体(E成分)1〜4.5重量部、(F)平均粒径が0.1〜10μmのタルク(F成分)2重量部を超え5重量部以下、(G)ドリップ防止剤(G成分)0.1〜1重量部および(H)エステル交換反応防止剤(H成分)0.01〜0.5重量部を含有することを特徴とする難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。
(vii)その他の添加剤 その他、本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物には、成形品に種々の機能の付与や特性改善のために、それ自体知られた添加物を少割合配合することができる。これら添加物は本発明の目的を損なわない限り、通常の配合量である。かかる添加剤としては、摺動剤(例えばPTFE粒子)、光拡散剤(例えばアクリル架橋粒子、シリコーン架橋粒子、極薄ガラスフレーク、炭酸カルシウム粒子)、帯電防止剤、結晶核剤、無機および有機の抗菌剤、光触媒系防汚剤(例えば微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛)、ラジカル発生剤、赤外線吸収剤(熱線吸収剤)およびフォトクロミック剤などが挙げられる。
特開2025-131995ブロック部材 積水化学工業株式会社
【課題】強度が高いブロック部材の提供。
【解決手段】ポリプロピレン(A)と、複合材料粉末(B)と、相溶化剤(C)とを含み、前記複合材料粉末(B)は、樹脂組成物の硬化物及び強化繊維を含む繊維強化複合材料の粉末である、ブロック部材。
<任意成分>任意成分は、ポリプロピレン(A)、複合材料粉末(B)及び相溶化剤(C)以外の成分である。任意成分としては、例えば熱安定剤、光安定剤、衝撃改質剤、難燃剤、離型剤、摺動剤、蛍光増白剤、着色剤、蛍光染料、無機系蛍光体、帯電防止剤、結晶核剤、無機及び有機の抗菌剤、光触媒系防汚剤、流動改質剤、ラジカル発生剤、赤外線吸収剤(熱線吸収剤)、フォトクロミック剤、複合材料粉末(B)以外の充填剤、中性紙、塗料等が挙げられる。任意成分は、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が併用されてもよい。
特開2025-136251ポリカーボネート樹脂組成物およびそれからなる成形品 帝人株式会社
【課題】環境負荷が低く、剛性、難燃性、耐水難燃性および耐湿熱性に優れるポリカーボネート難燃樹脂組成物を提供する。
【解決手段】(A)下記一般式[1]で表されるポリカーボネートブロックを含有する芳香族ポリカーボネート樹脂(A成分)100重量部に対し、(B)80℃における水への溶解度が500g/L以下であるフルオロアルキル基を含まない芳香族スルホン酸アルカリ(土類)金属塩(B成分)0.01〜0.25重量部、(C)BET吸着での比表面積が50〜250m2/gであり、かつ23℃/50%RHにおける飽和吸水率が0.3%以上2.0%未満である、アルキルシラン表面修飾処理のない親水性フュームドシリカ(C成分)0.1〜2重量部、(D)含フッ素滴下防止剤(D成分)0.05〜1.2重量部および(E)無機充填材(E成分)1〜80重量部を含有するポリカーボネート樹脂組成物。
(ix)その他の添加剤 本発明のポリカーボネート樹脂組成物には、その他の流動改質剤、抗菌剤、流動パラフィンの如き分散剤、光触媒系防汚剤およびフォトクロミック剤などを配合することができる。
特開2025-140970ポリカーボネート樹脂組成物およびそれよりなる成形品 帝人株式会社
【課題】流動性、耐熱性および熱安定性に優れたポリカーボネート樹脂組成物を提供する。
【解決手段】(A)ポリカーボネート系樹脂(A成分)100重量部に対し、(B)使用済み自動車から回収されたリサイクルABS樹脂(B−1成分)を含むスチレン系樹脂(B成分)10〜200重量部および(C)ホスホン酸化合物、ホスホン酸エステル化合物、アシッドホスフェート化合物およびハイドロゲンホスファイト化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種のリン系化合物(C成分)0.001〜1重量部を含有することを特徴とするポリカーボネート樹脂組成物。
(ix)その他の添加剤 その他、本発明の樹脂組成物には、成形品に種々の機能の付与や特性改善のために、それ自体知られた添加物を少割合配合することができる。これら添加物は本発明の目的を損なわない限り、通常の配合量である。かかる添加剤としては、摺動剤(例えばPTFE粒子)、光拡散剤(例えばアクリル架橋粒子、シリコン架橋粒子、極薄ガラスフレーク、炭酸カルシウム粒子)、帯電防止剤、結晶核剤、無機および有機の抗菌剤、光触媒系防汚剤(例えば微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛)、ラジカル発生剤、赤外線吸収剤(熱線吸収剤)およびフォトクロミック剤などが挙げられる。
Bー6空気浄化
特開2025-129120室内空気清浄システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】少なくとも1つの空気清浄装置及びネットワーククラウドコンピューティングサービス装置を含む室内空気清浄システムを提供する。
【解決手段】空気清浄装置は、通気チャネル、空気清浄部材、中央制御装置、通信モジュール及び気体検出モジュールを含み、空気清浄部材、気体検出モジュールは、通気チャネル内に配置されて室内フィールド空気汚染の検出、位置決め、循環濾過を行って空気汚染データを生成して通信モジュールに伝送してインターネットを介して出力し、中央制御装置は、有線通信を介して気体検出モジュールに接続され、気体検出モジュールを空気清浄部材が空気汚染を濾過するように制御する。
一部の実施例において、濾過部材112は、光照射による化学的方法を結合して空気汚染を除去してもよい。光照射は、光触媒112f及び紫外線ランプ112gを含む光触媒ユニットであってもよく、光触媒112fが紫外線ランプ112gによって照射されると、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、空気汚染における有害物質を分解して消毒殺菌することにより、濾過及び浄化の効果を達成することができる。光照射は、ナノチューブ112hを含む光等離子ユニットであってもよく、ナノチューブ112hにより、導入された空気汚染を照射することで、空気汚染における酸素分子及び水分子を、高酸化性を有する光プラズマに分解し、破壊された有機分子を有するイオン気流を形成し、空気汚染に含まれる揮発性ホルムアルデヒド、トルエン、揮発性有機ガス(Volatile Organic Compounds、VOC)などの気体分子を水と二酸化炭素に分解し、濾過・浄化の効果を達成する。なお、本実施例において、図3Dに示すように、空気清浄部材11には、更に紫外線ランプアセンブリ116が設けられてもよく、紫外線ランプアセンブリ116は、リレー116aを含み、リレー116aは、電力変換アセンブリ31から出力される交流(AC)電源入力に基づいて、マイクロコントローラ33に接続して制御信号(通用汎用入出力(GP I/O)信号)を制御して交流電源を出力して電源スイッチ116bに提供する。電源スイッチ116bは、紫外線ランプ112gの作動を制御する。紫外線ランプ112gは、濾過部材112の片側に設けられ、通過する空気汚染を殺菌処理する。
特開2025-134429取付け器具及び気流発生装置 東芝ライテック株式会社
【課題】気流発生モジュールを環境空間の壁部に容易に設置可能にする取付け器具を提供すること。
【解決手段】実施形態の取付け器具は、取付け板及び枠部材を備える。取付け板は、壁裏面に配置され、枠部材は、壁表面に配置される状態で、取付け板に取付けられる。気流発生モジュールが枠部材に取付けられた状態では、気流発生モジュールの開口を通して空気が流れることにより、壁表面が隣接する環境空間に、気流が発生する。枠部材は、気流発生モジュールが表側から当接する底板部、及び、周方向の全周に渡って底板部から表側へ突出する突起を備える。突起は、気流発生モジュールを外周側から囲み、突起内周面は、突出端に近い部位ほど外周側に位置する勾配で形成される。
また、外装筐体40の内部では、空間62に、紫外光源72及び光触媒モジュール73が配置される。空間62では、光触媒モジュール73は、紫外光源72に対して、高さ方向の上側(裏側)に離れて配置される。電力の供給によって紫外光源72が作動されることにより、紫外光源72は、紫外光を出射する。図2等の一例では、高さ方向の上側に向かって紫外光を出射する。紫外光源72には、発光素子が設けられ、発光素子は、例えば、紫外光LEDである。また、紫外光源72としては、発光素子の代わりに、水銀ランプ、メタルハライドランプ、蛍光形紫外光ランプ及びエキシマランプ等のLED以外のランプ等が、用いられてもよい。光触媒モジュール73では、母材の表面に光触媒が担持される。光触媒モジュール73では、複数(無数)の貫通孔が母材に形成され、母材は、例えば、酸化アルミニウム及び窒化アルミニウム等のセラミックスから形成される。また、母材に担持される光触媒は、例えば、酸化チタン及び酸化タングステン等の金属酸化物から形成される。図2の一例では、紫外光源72から出射された紫外光、及び、光触媒モジュール73を用いて、空気処理が行われる。紫外光源72は、ピーク波長が320nm以上かつ400nm以下の範囲になる紫外光、すなわち、UV−Aを、空間62において出射する。そして、紫外光源72から出射された紫外光の少なくとも一部は、直接的に及び/又は反射した後に、光触媒モジュール73に入射する。光触媒モジュール73にUV−Aが入射することにより、光触媒モジュール73において活性酸素及びOHラジカルが生成される。そして、生成された活性酸素及びOHラジカルによって、開口55(排出口)へ向かって流れる空気に含まれるウイルス、菌(細菌)及び臭い物質等が、分解される。これにより、外装筐体40の内部において、空気の除菌及び脱臭等が行われる。そして、除菌及び脱臭等の空気処理が行われた空気が、開口55から環境空間15へ排出される。
特開2025-139115空気清浄システム 三菱電機株式会社
【課題】対象空間内のユーザの空気汚染物質への暴露量、暴露機会の低減を図ることができる空気清浄システムを提供する。
【解決手段】空気清浄システム300は、空気清浄の対象空間内に設置された空気清浄装置1と、空気清浄装置1の動作を制御する制御装置100と、対象空間内における通風経路に関する経路情報を取得する情報取得手段とを備える。空気清浄装置1は、吸込口4及び吹出口5が形成されたケーシング2と、ケーシング2内に吸込口4から吹出口5に向かう気流を生成する送風機6と、吸込口4からケーシング2内に吸い込まれた空気を清浄化する清浄化手段と、吸込口4の向きを変更する吸込向き変更手段とを備える。制御装置100は、経路情報が示す通風経路の上流側に吸込口4を向けるように吸込向き変更手段を制御する。
また、本開示において、清浄化手段8の設置場所は、ケーシング2の内部に限定されるものではない。すなわち、清浄化手段8としては、例えばイオン、ミスト等をケーシング2の外部に放出し、狙った箇所に飛ぶように気流に乗せることで、当該狙った箇所を清浄化する構成も可能である。また、清浄化手段8は、光触媒をケーシング2の表面に塗装し、狙った箇所の汚染空気をケーシング2近傍に導くことで浄化する手段でもよい。つまり、この実施の形態における空気清浄装置1は、狙った箇所の清浄化速度を向上することが重要である。したがって、清浄化手段8は、動作制御手法等と組み合わせることで狙った箇所の浄化速度を向上できればよく、特定の手段に限定されるものではない。ただし、清浄化手段8としては、汚染空気を吸引してフィルタ等より処理する手段が、確実に汚染空気と清浄化手段を接触させられる上に、最も効率が良いため、本実施の形態では、これを採用している。
特開2025-139546建物の空調システム用の垂直ダクト 株式会社イシカワ
【課題】建物内全体の空気を適温かつ適湿に保ちながら、より清浄な状態に保つことが可能な建物の下階と上階の空間の空気を流通させるための垂直ダクトを提供する。
【解決手段】垂直ダクト44、47の内壁面に、光触媒102、105が吹付けられていると共に、長手方向の長軸201上に、所定の間隔で邪魔板202が複数配置されている。邪魔板202は、円形状等に形成され、当該垂直ダクト44、47の内壁面に、光触媒102、105に光を照射するためのLED照明101、104が設けられている。垂直ダクトの垂直部分に設けた軸流ファン51、55は、HEPAフィルター51cとシロッコファン51dを備えた垂直ダクトファン51’でも実施される。
【請求項1】建物の下階と上階の空間の空気を流通させるための垂直ダクトであって、前記垂直ダクトの内壁面に、光触媒が吹付けられていると共に、
長手方向の長軸上に、所定の間隔で邪魔板が複数配置されていることを特徴とする、建物の空調システム用の垂直ダクト。
【請求項2】建物の下階と上階の空間の空気を流通させるため、前記建物内の下階の居住空間、下階の共有空間、上階の共有空間、下階のその他の仕切られた空間及び上階のその他の仕切られた空間のすべての空間を適温かつ適湿に維持する建物の空調システムに使用される垂直ダクトであって、第1空調機が、前記下階の居住空間に設置され、第2空調機が、前記上階の共有空間の1箇所に設置されていると共に、エアパス用ファンが、前記下階の居住空間、前記下階の共有空間及び前記上階の共有空間と、前記下階のその他の仕切られた空間および前記上階のその他の仕切られた空間とを流体的に連通させるために、前記下階のその他の仕切られた空間の壁および前記上階のその他の仕切られた空間の壁に水平に設けられ、軸流ファンが、前記垂直ダクトの垂直部分に設けられており、前記垂直ダクトが、その内壁面に、光触媒が吹付けられていると共に、長手方向の長軸上に、所定の間隔で邪魔板が複数配置されて構成されて、前記下階の居住空間と、前記上階の共有空間、及び前記上階のその他の仕切られた空間のいずれか1箇所とを流体的に連通させるために、前記下階の居住空間と、前記上階の共有空間の1箇所との間に垂直に設けられて成ること、を特徴とする、建物の空調システム用の垂直ダクト。
【請求項3】前記垂直ダクトの内壁面に、前記光触媒に光を照射するためのLED照明が設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載した建物の空調システム用の垂直ダクト。
<垂直ダクトの構成について> 本実施形態の垂直ダクトについて説明する。図7及び図8に示すように、垂直ダクト44の内壁面にLED照明101が設けられ、内壁面に光触媒102が吹付けられている。LED照明101の光により、光触媒102が触媒としての機能を発揮する。LED照明101は、特に限定されないが、例えばテープ状のLEDを用いて、壁面に貼り付けることができる。当該LED照明101の明るさは、特に限定されないが、例えば320lm(ルーメン)程度であることが好ましい。光触媒102は、特に限定されないが、例えば酸化チタンを用いることができる。垂直ダクト44内の長手方向の長軸201上には、所定の間隔で、邪魔板202が水平に複数配置される。長軸201は、垂直ダクト44の長手方向の中心軸であるとよい。邪魔板202の形状や厚さは特に限定されず、例えば、図示例の円形状のほか、三角形や四角形等の多角形状に形成して実施することができる。邪魔板202は、例えば、長軸201に長軸状の棒を配置し、当該棒に固定すればよい。このような構成により、垂直ダクト44内の空気抵抗を増大し、気流を調整することで、空気の光触媒102への接触効率を高めることができる。 <給気口の構成について> 図9及び図10に示すように、給気口91、92、93の内壁面にLED照明104が設けられ、内壁面に光触媒105が吹付けられている。LED照明104の光により、光触媒105が触媒としての機能を発揮する。LED照明104は、特に限定されないが、例えばテープ状のLEDを用い、内壁面に貼り付けることができる。当該LED照明104の明るさは、特に限定されないが、例えば320lm(ルーメン)程度であることが好ましい。光触媒105は、特に限定されないが、例えば酸化チタンを用いることができる。
特開2025-139547シーリングファンに取り付け可能なカバー板 株式会社イシカワ
【課題】シーリングファンによる空気の循環効果を高め、室内の壁面の温度を上げることができるシーリングファンに取り付け可能なカバー板を提供する。
【解決手段】シーリングファン3に取り付け可能なカバー板1であり、室内10の天井11を覆うベース板体体2と、ベース板体2の中心に設けられシーリングファン3を挿入するための取付孔4と、ベース板体2に、取付孔4の外周の外側からベース板体2の外縁部に向けて放射状に配置された複数の導流板51とを備えて成る。ベース板体2及び導流板51の表面に光触媒32が吹付けられている。
【請求項2】前記ベース板体及び前記導流板の表面に、光触媒が吹付けられて成ることを特徴とする、請求項1に記載したシーリングファンに取り付け可能なカバー板。
【請求項4】前記ベース板体及び前記導流板並びに前記固定用導流板の表面に、光触媒が吹付けられて成ることを特徴とする、請求項3に記載したシーリングファンに取り
上述したベース板体2、及び導流板51並びに固定用導流板52の表面には、光触媒32を吹付ける実施形態が好適に採用される。LED照明31の光がベース板体2、ならびに、導流板51および固定用導流板52に照射されることにより、光触媒の触媒としての機能が発揮されることができる。そして、シーリングファン3による空気の循環により、室内全体の空気を清浄な状態に保つことができる。
特開2025-141340空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】フィルタ部材に捕捉された捕捉物からの臭いの発生を抑制できる空気処理装置を提供する。
【解決手段】空気処理装置は、筐体と、ファンと、光触媒体40と、紫外線光源と、フィルタ部材39と、を備える。筐体は、処理空間を有する。ファンは、送風により外部の空気を処理空間に吸い込み、処理空間に吸い込んだ空気を外部に排気する。光触媒体40は、処理空間内に配置され、複数の通気孔70を有する。紫外線光源は、処理空間内で光触媒体40よりもファンによる送風方向の下流側に配置され、送風方向の上流側の光触媒体40へ向けて紫外領域の光を照射する。フィルタ部材39は、処理空間内で光触媒体40よりも送風方向の上流側に配置され、外部から吸い込まれる異物を捕捉し、捕捉した異物に光触媒体40を通過した紫外線光源からの光が照射される。
【請求項1】処理空間を有する筐体と;送風により外部の空気を前記処理空間に吸い込み、前記処理空間に吸い込んだ空気を外部に排気するファンと;前記処理空間内に配置され、複数の通気孔を有する光触媒体と;前記処理空間内で前記光触媒体よりも前記ファンによる送風方向の下流側に配置され、前記送風方向の上流側の前記光触媒体へ向けて紫外領域の光を照射する紫外線光源と;前記処理空間内で前記光触媒体よりも前記送風方向の上流側に配置され、外部から吸い込まれる異物を捕捉し、捕捉した異物に前記光触媒体を通過した前記紫外線光源からの前記光が照射されるフィルタ部材と;を備えることを特徴とする空気処理装置。
【請求項2】前記フィルタ部材は、メッシュ数が30〜70、開き目が0.2〜0.5mm、開口率が40〜70%の網であることを特徴とする請求項1に記載の空気処理装置。
【請求項3】前記光触媒体は、前記通気孔による開口率が30〜60%であることを特徴とする請求項1に記載の空気処理装置。
また、光触媒体40は、使用時間の経過に伴って汚れが付着し、処理能力の低下が生じるため、定期的に洗浄を行う。上述の清掃時と同様にフィルタ装置32を本体部14から取り出し、本体部材38を分解し、本体部材38内から光触媒体40を取り出して洗浄を行う。洗浄後は、本体部材38内に光触媒体40を戻して本体部材38を組み立て、フィルタ装置32を本体部14に戻す。
特開2025-141341空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】フィルタ部材に捕捉された捕捉物からの臭いの発生を抑制できる空気処理装置を提供する。
【解決手段】空気処理装置10は、筐体11と、ファン47と、フィルタ部材39と、オゾン発生器51と、を備える。筐体11は、吸気口16と、排気口17と、吸気口16と排気口17とに接続される空気流路22と、吸気口16側に接続されるオゾン導入路80と、を有する。ファン47は、送風により外部の空気を吸気口から空気流路22に吸い込み、空気流路22に吸い込んだ空気を排気口17から外部に排気する。フィルタ部材39は、吸気口16側に配置され、外部から吸い込まれる異物を捕捉する。オゾン発生器51は、空気流路22およびオゾン導入路80にオゾンを供給する。
紫外線光源49には、空気を殺菌するためのピーク波長が280nm以下のUV−Cの波長成分の紫外線であって、好ましくは260〜280nmの波長成分の紫外線を放射する第1の紫外線光源(殺菌LED)と、光触媒体40に担持された光触媒を励起するための少なくとも315nmから420nmのUV−Aもしくは可視領域の波長成分の光を放射する第2の紫外線光源(光触媒LED)と、が用いられる。第1の紫外線光源(殺菌LED)が放射する光の波長は、第2の紫外線光源(光触媒LED)が放射する光の波長よりも短い。UV−Cの紫外線光源49とUV−Aの紫外線光源49とは、基板48の長手方向に混合した状態で配置され、例えば交互に配置される。紫外線光源49は、光源用電源部から所定の点灯電力が供給されて点灯する。
特開2025-141342フィルタ装置および空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】毛を捕捉でき、掃除が容易なフィルタ装置および空気処理装置を提供する。
【解決手段】フィルタ装置32は、本体部材38と、ネット保持部材41と、ネット部材42と、を備える。本体部材38は空気が流通する。ネット保持部材41は、複数の通気孔71を有するベース部69と、ベース部69から突出する複数の突起部70と、を備え、ベース部69が本体部材38に配置され、突起部70が本体部材38から突出される。ネット部材42は、ネット保持部材41に被着され、複数の突起部70が貫通する。
なお、以下の実施形態における空気処理装置は、空気処理装置の内部に流通する空気または外部の空気に対して、所定の手法により、殺菌、除菌、滅菌、減菌、脱臭、消臭のいずれかの空気処理を行う装置である。そして、空気処理装置の空気処理は、殺菌処理、除菌処理、滅菌処理、減菌処理、脱臭処理、消臭処理のいずれかに置き換えて解釈可能である。また、ここでの所定の手法とは、光照射、光触媒、オゾンなどである。光照射は、UV−C領域、UV−B領域、UV−A領域、可視光領域、赤外領域などの波長の光を照射することをいう。光触媒は、空気処理装置の内部に配設された、酸化チタンなどの光触媒に光(紫外光や可視光)を照射することで生成される活性酵素やOHラジカルによって、空気中に浮遊する菌、ウイルス、においの元などの活動を抑制したり、水と二酸化炭素に分解したりすることをいう。オゾンは、空気中のにおい成分および物体の表面に付着する付着臭の成分を酸化し、脱臭することをいう。
Bー7臭い
特開2025-127381脱臭分解剤並びに脱臭塗料、脱臭多孔質材及び脱臭内装材 三商株式会社 株式会社WELLNEST HOME 旭化成ホームズ株式会社
【課題】様々な種類の臭気成分を除去することができる脱臭分解剤を提供すること。
【解決手段】脱臭分解剤は、触媒として酸化亜鉛13及び酸化アルミニウム14を含有し、吸着剤としてゼオライトを含有し、ゼオライトのSiO2/Al2O3モル比が5〜500であるものである。ゼオライトのSiO2/Al2O3モル比が5〜500であることによって、ゼオライトは、非極性物質に対する親和性が高くなり、水などの極性物質より非極性物質の有機化合物を多く吸着する。脱臭分解剤は、有機化合物の臭気成分を優先的に吸着し、ゼオライトに吸着された臭気成分は、吸着と脱着とを繰り返し、見掛け上、吸着は平衡状態となる。臭気成分は、吸着と脱着とを繰り返すため、触媒との接触が繰り返させられ、分解が促進される。
【請求項4】光触媒酸化チタン及び/又は酸化マンガンを含有することを特徴とする請求項1に記載の脱臭分解剤。
脱臭分解剤には、その他触媒15として光触媒酸化チタン及び/又は酸化マンガンを含有させることができる。光触媒酸化チタンは、化学式 TiO2 で表され、光触媒酸化チタンを含有する脱臭分解剤は、酸化チタンの有する光触媒性能により、脱臭分解剤に接触した臭気成分や細菌を分解することができる。光触媒性能とは、水、酸素及び紫外線によって発現する酸化チタンの酸化力を利用して臭気成分や細菌を分解するものである。酸化チタンの結晶型には、ルチル構造、アナターゼ構造、ブルッカイト構造があり、これらは、脱臭分解剤の光触媒酸化チタンとして使用することができるが、別の実施形態として、光触媒性能に長けるアナターゼ構造の光触媒酸化チタンとすることができる。光触媒酸化チタンの平均粒子径(メディアン径d50)は、1〜100nmとすることができる。触媒機能を十分に発揮することができるとともに、スラリー(分散液)への分散を容易にすることができるためである。光触媒酸化チタンの平均粒子径が1nm未満である場合には、スラリーへの分散が困難になるおそれがある。一方、光触媒酸化チタンの平均粒子径が100nmを超える場合には、臭気成分が接触できる面積が少なくなり、触媒機能を十分に発揮することができないおそれがある。別の実施形態として、光触媒酸化チタンの平均粒子径は、3〜50nmとすることができ、さらに別の実施形態として、10〜20nmとすることができる。光触媒酸化チタンの比表面積は、100〜500m2/gとすることができる。光触媒性能により、好適に臭気成分や細菌を分解することができるためである。酸化チタンの比表面積が100m2/g未満である場合には、接触する面積が小さく、臭気成分や細菌を好適に分解することができないおそれがある。一方、比表面積が500m2/gを超えると、取り扱い性が劣るおそれがある。別の実施形態として、酸化チタンの比表面積は、200〜450m2/gとすることができ、さらに別の実施形態として、300〜400m2/gとすることができる。光触媒酸化チタンは、細径ゼオライト11の100質量部に対して10〜50質量部を配合させることができる。臭気成分や細菌を好適に分解することができるためである。光触媒酸化チタンの配合量が細径ゼオライト11の100質量部に対して10質量部未満である場合には、臭気成分や細菌を好適に分解することができないおそれがある。一方、光触媒酸化チタンの配合量が細径ゼオライト11の100質量部に対して50質量部を超える場合には、臭気成分や細菌を分解する効果が頭打ちとなるおそれがある。別の実施形態として、光触媒酸化チタンの配合量は、細径ゼオライト11の100質量部に対して、15〜45質量部とすることができ、さらに別の実施形態として、20〜40質量部とすることができる。実施形態の脱臭分解剤に含有させるその他触媒15としての光触媒酸化チタンには、市販品を使用することができ、光触媒酸化チタンの市販品として、例えば、SSPシリーズ(堺化学工業株式会社製)、AMTシリーズ、TKPシリーズ(テイカ株式会社製)、フォトペークMPTシリーズ、フォトペークSTSシリーズ(石原産業株式会社製)などを使用することができる。酸化マンガンは、化学式 MnO2 で表され、酸化マンガンを含有する脱臭分解剤は、酸化マンガンの有する触媒性能により、脱臭分解剤に接触した臭気成分や細菌を分解することができる。光触媒酸化チタンが紫外線によって分解能力を発現するのに対して、酸化マンガンは、無光下であっても分解能力を発現するものである。
Bー8抗菌・殺菌
特開2025-127001加工繊維ならびに加工繊維製品およびその製造方法 株式会社ワールドグローブ 福岡県
【課題】コラーゲンの固着量が多く、抗菌性を有する、加工繊維を提供する。また、前記加工繊維を含む加工繊維製品およびその製造方法を提供する。
【解決手段】加工繊維10は、セルロース系繊維または動物繊維である繊維1と、繊維1に固着された、コラーゲン2、抗菌剤3および添加剤4とを含み、コラーゲンの固着量が、200μg/g−fiber以上である。加工繊維製品は、加工繊維10を含む。この加工繊維製品は、セルロース系繊維または動物繊維である繊維を含む繊維製品と、コラーゲンおよび添加剤を含むコラーゲン処理用水溶液とを接触させた後、加熱して、乾燥させながら、前記繊維、前記コラーゲンおよび前記添加剤を反応させるコラーゲン処理工程と、前記繊維製品と、抗菌剤を含む抗菌剤処理用水溶液とを接触させた後、加熱して、乾燥させる抗菌剤処理工程とを有する製造方法によって製造することができる。
(抗菌剤)本発明の加工繊維は、抗菌剤を含む。抗菌剤は、無機系抗菌剤、有機系抗菌剤および天然抗菌剤のいずれであってもよいが、無機系抗菌剤が好ましい。無機系抗菌剤としては、金属イオン水、金属または金属イオンを担体に担持した金属担持物などの金属系抗菌剤;第4アンモニウムと層状化合物の複合物などの無機−有機系抗菌剤;酸化チタンなどの光触媒酸化物;鉄、カリウム、アルミニウム、チタン、天然ゼオライト、カルシウム等の天然ミネラルを含むミネラル抗菌剤等が挙げられる。中でも、銀系抗菌剤、銅系抗菌剤、亜鉛系抗菌剤などの金属系抗菌剤が好ましい。金属イオン水や金属担持物の金属としては、銀や銅、亜鉛などが挙げられ、金属担持物の担体としては、ゼオライト、ガラス、メタ珪酸アルミン酸マグネシウムなどのケイ酸塩、リン酸ジルコニウムやリン酸カルシウムなどのリン酸塩、シリカなどの酸化物などが挙げられる。有機系抗菌剤としては、第4級アンモニウム塩などのカチオン性の抗菌剤が挙げられる。天然抗菌剤としては、植物由来や動物由来などの抗菌剤があり、カテキン類、キチンやキトサンなどが挙げられる。抗菌剤は、これらを1種単独で含んでも、2種以上を含んでもよい。
特開2025-127856トナー キヤノン株式会社
【課題】トナー粒子表面に抗菌剤粒子を有するトナーにおいて、トナーに含まれるトナー粒子の表面からの抗菌剤の粒子の移行を抑制し、より少量の抗菌剤で十分な抗菌性を発現させることができるトナー及びこれを含む現像剤の提供。
【解決手段】トナー粒子の少なくとも表面に抗菌剤粒子が存在し、該トナーを特定のゴムローラの外周面上に担持させ、材質がSUS304で特定表面粗さを有する平板の表面を、該ゴムローラの外周面と当接させた状態で摺擦させた後に、走査型電子顕微鏡を用いて表面観察することで得られる該トナー粒子の表面画像において、該トナー粒子1粒についての該表面画像に存在する該抗菌剤粒子の平均個数をYとし、該摺擦前の該トナー粒子1粒についての該表面画像に存在する該抗菌剤粒子の平均個数をXとしたとき、該Y及び該Xが、下記式(1)を満たす、ことを特徴とするトナー。
0.7≦Y/X≦1.0・・・(1)
<抗菌剤> トナー粒子は、その表面に外添剤としての抗菌剤粒子を含有する。本発明に使用できる抗菌剤(抗菌剤粒子で構成されるもの)については、抗菌性を有するものである限りにおいて特段の制限はない。前記抗菌剤としては、公知の無機系抗菌剤、有機系抗菌剤を使用することができる。特に、無機系抗菌剤は、耐熱性及び安定性に優れているために好適である。無機系抗菌剤としては、金属及び金属化合物系の抗菌剤や、酸化物光触媒系の抗菌剤等を使用できる。金属としては、銀、銅、亜鉛等を利用でき、金属単体及び/又は抗菌性金属イオンとして用いることも、これらを他の粒子、特に無機物へ担持させることもできる。抗菌性金属を担持する担体としては、例えば、アルミナ、ゼオライト、シリカゲル、リン酸塩系化合物、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸塩ガラス等を利用できるが、これらに限定されない。また、これらは単独で又は併用して用いることができる。前記抗菌剤は、好ましくは銀およびその酸化物から選択される。
特開2025-135714抗菌処理装置 日本特殊陶業株式会社
【課題】溶液中への成分の溶出を抑制し、抗菌効果が長時間持続する抗菌処理装置を提供する。
【解決手段】希土類元素と、モリブデン、タングステン、及びバナジウムから選択される少なくとも1種の元素と、を含む複合酸化物セラミックスからなり、JIS−Z8815(1994)に規定する篩分け法による粒径50〜1000μmの抗菌性担体粒子2と、抗菌性担体粒子を保持し、被処理液体が内部を出入りする際に抗菌性担体粒子と接触させる容器4と、を備えてなる抗菌処理装置10である。
抗菌・抗ウイルス性の材料として、Ag(銀)やCu(銅)などの金属や、酸化チタン、チタンアパタイトなどの光触媒などが知られており、多くが実用化されている。しかし光触媒は光が照射しない環境では抗菌・抗ウイルス活性が発現しないという問題があった。一方、AgやCuは暗所でも活性を示すが、寿命が短く、また高コストになるという問題があった。
特開2025-135715樹脂成形体 日本特殊陶業株式会社
【課題】抗菌効果を発揮しつつ、白色に近い色味を有する樹脂成形体を提供する。
【解決手段】熱可塑性プラスチックを主成分とし、希土類元素と、モリブデン、タングステン、及びバナジウムから選択される少なくとも1種の元素と、を含む複合酸化物セラミックス、を含有する樹脂組成物からなる樹脂成形体2であって、樹脂成形体の表面2aと、基準白色板との間のCIE-Lab表色系による色差ΔEが30以下(但し、基準白色板のL*=100、a*=b*=0として算出)である。
抗菌・抗ウイルス性の材料として、Ag(銀)やCu(銅)などの金属や、酸化チタン、チタンアパタイトなどの光触媒などが知られており、多くが実用化されている。例えば、自己撥水性と抗菌・抗ウイルス性能を併せ持つ複合酸化物セラミックスが開発されている(特許文献1)。
また、これら抗菌・抗ウイルス性の材料を熱可塑性プラスチックと混ぜて成形すれば、抗菌・抗ウイルス性の成形体が得られるので、例えば住宅やキッチン等での各種設備、スイッチ等へ適用することができる。そこで、住宅等の他の設備との色合いを調和させるため、白色に近い色味の樹脂成形体が要望されている。
特開2025-135716モルタル又はコンクリート、及びそれを用いた構造体 日本特殊陶業株式会社
【課題】化学的安定性に優れ、抗菌効果が長時間持続するモルタル又はコンクリート、及びそれを用いた構造体を提供する。
【解決手段】セメントと、骨材と、を含むモルタル又はコンクリート2aであって、さらに、希土類元素と、モリブデン、タングステン、及びバナジウムから選択される少なくとも1種の元素と、を含む複合酸化物セラミックス、を含有する。
しかしながら、銀や銅からなる抗菌剤は、特に硫化水素に対する化学的安定性が良好でなく、H2Sで硫化することで、溶出量が減少し、抗菌効果が低下する虞がある。また、三酸化タングステン等の光触媒は、下水道配管内などの暗所では抗菌効果が得られない。
特開2025-136308殺菌装置 豊田合成株式会社
【課題】殺菌性能の向上が図られた殺菌装置を提供する。
【解決手段】殺菌装置1は、処理槽10と、光源部20と、回転部30と、を備えている。処理槽10は、流動可能な殺菌対象物100を貯留する。光源部20は、殺菌対象物100の内部に挿入され、紫外光を出射する。回転部30は、光源部20を殺菌対象物100の内部で回転させる。光源部20は、回転部30の回転中心軸31に対して非同軸状に配置されていることによって、回転中心軸31を中心として公転する。
【請求項8】前記光源部の表面に、光触媒がコーティングされており、前記光源部は、発光波長がUVC領域にある紫外光と、発光波長がUVA領域にある紫外光との両方を出射可能に構成されている、請求項1に記載の殺菌装置。
光源部20の表面には、光触媒がコーティングされている。光触媒に紫外光が当たることにより、光源部20の表面に付着した汚れを分解することができる。光源部20の表面に光触媒がコーティングされている場合、発光波長がUVC領域にある発光素子22に加えて、発光波長がUVA領域にある青色発光素子も光源部20に配置するのが好ましい。発光波長がUVA領域にある青色発光素子は、発光波長がUVC領域にある発光素子22と比較して発光効率が高いため、光触媒による汚れ分解効果を高めることができる。また、光触媒は、殺菌対象物100に触れることによって、殺菌対象物100を殺菌する作用を発揮することもできる。
特開2025-140454発光モジュール 東芝ライテック株式会社
【課題】簡易な方法で情報を格納することができ、且つ、格納された情報を長期間保持することができる発光モジュールを提供することである。
【解決手段】実施形態に係る発光モジュールは、基板と;前記基板に設けられた発光素子と;前記基板に設けられ、複数の孔の配置により情報を格納する情報格納部と;を具備している。
例えば、発光モジュール1が、表面改質、紫外線硬化樹脂の硬化、紫外線応答型の光触媒の励起、殺菌などに用いられる場合には、紫外線領域の光を照射する発光素子12とすることができる。なお、発光モジュール1が、可視光応答型の光触媒の励起に用いられる場合には、可視光領域の光を照射する発光素子12とすることができる。
特開2025-140685光学除菌装置、および、光学除菌方法 株式会社東芝
【課題】光源から離れた位置での光学除菌効率の低下を防ぐことが可能な光学除菌装置を提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、光学除菌装置は、互いに離間するとともに互いに対向する、第1および第2のミラーと、少なくとも2つの光線を発する光源とを備える。光源と第1および第2のミラーとは、光源から発する少なくとも2つの光線が、第1のミラーと第2のミラーとのそれぞれで、少なくとも1回反射するように配置される。光源からの少なくとも2つの光線は、流体中の微生物を不活性化する波長を含む。
【請求項12】前記第1および第2のミラーの間には、光触媒材料が担持された多孔質材が配置されている、請求項1又は請求項2に記載の光学除菌装置。
多孔質材40の光触媒材料の表面では、UV−Aの照射により、活性酸素とOHラジカルを生成する。流体が空気であれば、光触媒材料を通る空気に含まれる菌、ウイルス、臭い物質を水と二酸化炭素に分解し、ウイルスや菌(細菌)の活動を抑制する。このため、多孔質材40の光触媒材料の表面にUV−Aが照射されると、光学除菌装置10は、除菌、脱臭効果を発揮する。なお、円環状の多孔質材40を第1のミラー14の反射面及び第2のミラー16の反射面から離れた第1のミラー14の反射面及び第2のミラー16の反射面の間の位置に配置するのではなく、第1のミラー14の反射面の一部、及び/又は、第2のミラー16の反射面の一部に、酸化チタンなどの光触媒材料を担持する多孔質材40を配置してもよい。この場合は、第1のミラー14の反射面の一部、及び、第2のミラー16の反射面の一部は、多孔質材40よりも反射率が高い領域(例えば鏡面)があることが好適である。
Bー9水質浄化
特開2025-139376有機物を含む廃水の処理装置、及び処理方法 国立大学法人愛媛大学 積水アクアシステム株式会社 廣瀬製紙株式会社 藤原 拓 野村 洋平 チョウ ウァンニ
【課題】 水中の難分解性有機物を低コスト、低エネルギーコストで処理して、生態毒性を低減化する。
【解決手段】 本開示の廃水処理装置(1)は、廃水を貯留するタンク(50)と、酸化チタンとゼオライトを含む複合シート(10)と、前記複合シート(10)が表面に貼り付けられた回転ドラム(20)であって、前記タンク(50)に水を貯留した状態で、前記複合シートの表面の一部が水に浸漬し、一部が水面上にあるように配置されている回転ドラム(30)と、前記回転ドラム(30)を、前記タンク(50)に水を貯留した状態で、複合シート(10)の表面の一部が水に浸漬し、一部が水面上にある状態を保って、回転させるモーター(40)と、水面上にある前記複合シート(10)に対して、前記複合シート(10)の表面鉛直方向を含む方向から紫外線を照射する紫外線光源(30、31〜35)とを備える。
(評価結果)実施例1の酸化チタンゼオライト複合シートを用いたRAOC処理におけるSMTの挙動を図5に示す。図5において、暗条件では、複合シートの吸着により処理水中のSMT量が減少し、複合シート内のSMT量が増加し、系内SMT量が初期状態と変化していないことが確認できた。21時間経過後に、紫外線を照射すると(明条件)、シート内SMT量と、系内SMT量が減少する傾向が確認され、SMTが光触媒分解によって分解生成物が生成されていることが示された。
酸化チタンシートを用いた比較例1のRAOC処理の結果は、次の通りである(図7のInhibition−TiO2−Only sheet)。暗条件では酸化チタンはSMTを吸着しないため、増殖阻害率は低下せず初期A0(0h)と同等に維持された。明条件では、SMTの分解に伴い増殖阻害率は処理時間6h(D6)にかけて低下したが、約35%の増殖阻害率を示すことに加えて、処理時間24h(D24)にかけて増殖阻害率は50%まで上昇したことから、SMTの光触媒分解過程で生態毒性を有する分解生成物が生成されていることが明らかとなった。生態毒性を有する分解生成物の光触媒分解に伴い、徐々に増殖低下率が低下し96h経過後には増殖阻害率は5%となった。
Bー10親水性
特許7745072縮合反応性ミクロゲル分散体、及びその製造方法、親水化処理剤、親水化処理方法、並びに親水皮膜 日本ペイント・サーフケミカルズ株式会社
【課題】皮膜形成成分と共に用いることで耐水性及び親水性に優れた皮膜を形成することができ、かつ貯蔵安定性に優れる縮合反応性ミクロゲル分散体を提供すること。
【解決手段】エチレン性不飽和単量体の重合物を含むコア部(C)、及び親水性シェル部(S)からなるミクロゲル(G)と、水及び/又はヒドロキシ基含有有機溶剤からなる媒体(M)と、を有し、親水性シェル部(S)は、コア部(C)に対して、媒体(M)中での分散安定性を付与するものであり、ミクロゲル(G)の形成に用いられるコア部(C)、及び親水性シェル部(S)、並びに媒体(M)の各質量分率は、0.05≦((C)+(S))/(M)≦1を満たし、かつ縮合反応性ミクロゲル分散体は、[(NV105℃−NV150℃)/NV150℃]×100で表されるΔNV(%)が、5%以上50%以下である、縮合反応性ミクロゲル分散体。
上記親水化処理剤は、本開示の効果を阻害しない範囲内で、上記以外の成分を含んでいてもよい。上記以外の成分としては、例えば、酸や塩基の中和剤、界面活性剤、コロイダルシリカ、酸化チタン、糖類等の親水添加剤;タンニン酸、イミダゾール類、トリアジン類、トリアゾール類、グアニン類、ヒドラジン類、フェノール樹脂、ジルコニウム化合物、シランカップリング剤等の防錆添加剤、無機顔料、有機顔料等の顔料、アルミやシラン等のゾル化合物、着色剤、抗菌剤、防黴剤、分散剤、潤滑剤、消臭剤、光触媒化合物、フィラー、溶剤等を挙げることができる。
特開2025-128508積層フィルム 東レ株式会社
【課題】本発明は、優れた遮熱性を備え、かつ外観や意匠性を向上させることができる積層体を提供することをその課題とする。
【解決手段】誘電体多層膜の片側に着色層を有する積層体であって、波長900〜1000nmにおける平均反射率をRa、波長400〜700nmにおける平均反射率をRbとしたときに、前記Raが50%以上100%以下であり、波長700〜900nmの範囲において前記Raと前記Rbの中間値となる最短波長が850nm以上であり、前記着色層と反対側の表面をX面としたときに、前記X面の水接触角が5°以上60°以下であることを特徴とする、積層体。
X面の水接触角を5°以上60°以下または上記の好ましい範囲とするためには、X面を形成する材料として親水性の高いものを使用することが効果的である。一般的に、自動車のサンルーフや窓ガラスには、水滴による汚れを軽減する目的で撥水性のコーティングを施すことにより水接触角を60°よりも高くする技術が用いられているが、誘電体多層膜を用いる本発明においては、上記の通り水滴による着色が起こるため当該技術を用いることが出来ない。例えば、積層体のX面に支持体、または支持体に設けられたコート層が位置する場合、自動車のサンルーフ用途では車体の重量や重心を下げることや加工性向上を目的として、ポリカーボネートが好ましく用いられる。支持体としてポリカーボネートを用いる場合には、その表面に親水性のハードコート層(アクリル樹脂層、ポリエステル樹脂層、ウレタン樹脂層など)を設けることや、光触媒作用のある層(酸化チタン層、酸化錫層など)を形成することで、これらの層の表面(X面に相当)の水接触角を5°以上60°以下とすることができる。また、プラズマ処理やコロナ放電処理を行うことも、X面の水接触角を5°以上60°以下とするのに効果的である。また、着色層の反対側の最表面に耐候性樹脂層が位置する場合、X面の水接触角を5°以上60°以下とするためには、耐候性樹脂層に前述の親水性のモノマーが重合されている樹脂を用いることが好ましく、例えばラジカル重合性ビニルモノマーが重合されていることが好ましい。なお、支持体としてガラスを用いる場合も、上記親水性のハードコート層や光触媒作用のある層を形成することで、X面の水接触角を5°以上60°以下に調整することができる。
Bー11園芸・野菜・果樹・鮮度・冷蔵庫
特開2025-128652冷蔵庫 アクア株式会社
【課題】更なる設備を備えることなく、効率的に蒸発器の除霜を行うことができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】内部を冷媒が流れる冷却チューブ24及び冷却チューブ24に取り付けられた冷却フィン26を有する蒸発器20と、蒸発器20の下方に配置され、冷却フィン26及び冷却チューブ24を加熱して付着した霜を溶解するヒータであって、可視光域から近赤外線域または赤外線域までの波長の光を出射する除霜ヒータ30と、を備え、少なくとも冷却フィン26の表面の一部に除霜ヒータ30から出射された光で活性化する光触媒がコーティングされている冷蔵庫を提供する。
【請求項1】内部を冷媒が流れる冷却チューブ及び前記冷却チューブに取り付けられた冷却フィンを有する蒸発器と、前記蒸発器の下方に配置され、前記冷却フィン及び前記冷却チューブを加熱して付着した霜を溶解するヒータであって、可視光域から近赤外線域または赤外線域までの波長の光を出射する除霜ヒータと、を備え、少なくとも前記冷却フィンの表面の一部に前記除霜ヒータから出射された光で活性化する光触媒がコーティングされていることを特徴とする冷蔵庫。
<光触媒>上記のように、蒸発器20による高い冷却効率を維持するため、蒸発器20に霜が付着しにくくするとともに、除霜ヒータ30による効率的な除霜が望まれる。これに対処するため、本実施形態では、冷却フィン26及び冷却チューブ24の表面に、光触媒がコーティングされている。本実施形態で用いる光触媒は、可視光から近赤外線域または赤外線域までの波長の光で活性化する。ここで、近赤外線の波長は700〜2500nm程度であり、赤外線はそれより波長が長い。可視光域から近赤外線域または赤外線域までの波長の光で活性化する光触媒として、酸化タングステン、または黒リン、金ナノ粒子、チタン酸ランタンの複合体を例示できる。
Bー12電機関連
特開2025-128616防汚コーティング組成物 藤倉化成株式会社
【課題】光触媒性半導体材料に頼らなくとも、耐生物性と耐汚染性を兼ね備える塗膜を形成できる防汚コーティング組成物を提供する。
【解決手段】単量体(a1)に由来する単位と、単量体(a2)に由来する単位と、単量体(a3)に由来する単位とを含み、重量平均分子量が10,000以上200,000以下である樹脂(A)を含有する防汚コーティング組成物であって、前記単量体(a1)は、アクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルからなる群より選ばれる1種以上であり、前記単量体(a2)は、親水性官能基を1個以上有するエチレン性不飽和単量体であり、前記単量体(a3)は、アルコキシシリル基を1個以上有する単量体である、防汚コーティング組成物。
【請求項4】前記樹脂(A)に加えて、さらに、消色性着色料を含有すると共に、光触媒性半導体材料を実質的に含有しない、請求項1又は2に記載の防汚コーティング組成物。
<光触媒性半導体材料>本組成物は、消色性着色料を含む場合、消色性着色料の屋外安定性を損なうことから、光触媒性半導体材料を含まないことが好ましい。光触媒性半導体材料としては、TiO2、ZnO、SnO2、SrTiO3、WO3、Bi2O3、Fe2O3等が挙げられる。消色性着色料と共に光触媒性半導体材料を含むと、消色性着色料の色が薄くなると共に、塗装した後に消色してしまうまでの時間が短くなってしまうことから、塗装した箇所がわかりにくくなる。なお、光触媒性半導体材料が不可避的に含まれる場合は、光触媒性半導体材料を含まないものとみなす。光触媒性半導体材料が不可避的に含まれる場合、その割合は、樹脂(A)の固形分100質量%に対して、0.1質量%以下が好ましく、0.01質量%以下がより好ましい。
特開2025-130587積層フィルム、積層フィルムの製造方法、光学部材、及び、光学部材の製造方法 日東電工株式会社
【課題】パターン形状の不良を抑制し得、かつ、生産性の向上が可能な光学部材を実現し得る積層フィルムを提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態による積層フィルムは、第1主面と、第1主面とは反対側の第2主面と、を有する基材と;第1主面上に配置された凹凸層と;を備える。凹凸層が、表面保護フィルムで構成された凸部と、凸部間に配置された低屈折率部で構成された凹部と、を有する。低屈折率部は、多孔質構造を有する。積層フィルムの厚み方向から見た凹凸層の全面積に対する凹部の合計面積の割合が、50%以下である。
1つの実施形態においては、上記塗工膜(ゲル状ケイ素化合物の粉砕物を含むゾルの塗工膜)は、微細孔粒子を含む塗工液を用いて形成され得、この塗工液を加熱(乾燥を含む)することより微細孔粒子同士を化学的に結合させ得る。微細孔粒子を含む塗工液は、例えば、懸濁液である。塗工液に、例えば、微細孔粒子同士の架橋結合(例えば、微細孔粒子に含まれ得る残留シラノール基の脱水縮合反応)を促進する触媒(架橋反応促進剤)及び/又は触媒(架橋反応促進剤)を発生する物質(触媒発生剤)を添加してもよい。触媒としては、例えば、光活性触媒及び熱活性触媒が挙げられる。触媒を発生する物質(触媒発生剤)としては、例えば、光触媒発生剤及び熱触媒発生剤が挙げられる。光触媒発生剤としては、例えば、光塩基発生剤(光照射により塩基性触媒を発生する触媒)及び光酸発生剤(光照射により酸性触媒を発生する物質)が挙げられる。例えば、微細孔粒子はゲル状化合物(好ましくは、ゲル状ケイ素化合物)の粉砕物であり、低屈折率部は、ゲル状化合物の粉砕物を含む多孔質体(好ましくは、シリコーン多孔質体)から構成される多孔質構造を有し得る。このような微細孔粒子は、粉砕前のゲル状化合物の三次元構造が三次元基本構造に分散された状態を有し得、このような微細孔粒子を用いることで、三次元基本構造に基づく構造が形成され得る。具体的には、ゲル状化合物の三次元構造とは異なる新たな構造が形成され得る。こうして、最終的に得られる低屈折率部(多孔質構造)は、例えば空気層と同程度の低い屈折率を有し得る。また、微細孔粒子同士を化学的に結合させることにより、上記三次元基本構造が固定化され得、最終的に得られる低屈折率部(多孔質構造)において、十分な強度を確保し得る。低屈折率部(多孔質構造)の具体的な構成及び形成方法の詳細は、例えば、国際公開第2019/151073号に記載されている。当該公報の記載は、本明細書に参考として援用される。
特開2025-133577情報処理装置 株式会社ライト
【課題】店員の負担軽減を図ることができる情報処理装置であるPOS端末を提供する。
【解決手段】POS端末の制御部は、顧客からのクリーニング品の受付時において、その顧客についての過去の画像情報の中に、撮影部にて取得した今回の画像情報と同一又は類似する過去の画像情報があるか否かを判断する。そして、この制御部は、今回の画像情報と同一又は類似する過去の画像情報があると判断した場合には、その過去の画像情報をタッチパネル部に表示させる。
なお、付加価値サービスは、例えば「撥水加工」、「折り目加工」、「汗抜き加工」、「防炎加工」、「ふわふわ加工」、「光触媒加工」、「抗菌加工」、「しみ抜き」、「のり無し」、「のり強く」等のサービスであり、追加料金が必要となるものである。また、高価な衣類等のブランド品も、付加価値サービスと同じく、追加料金が必要となるものである。
特表2025-531663改良プラズマ生成物及び複数同時放電を用いた改良プラズマ生成物の生成方法 プレイザー アイピー、エルエルシー
【要約】自由に移動する電極セグメントが配置された非熱プラズマ反応チャンバを用いて改良プラズマ生成物が生成される。インプット物質は、所望の又は必要な改良プラズマ生成物の種類に応じて、固体、液体、気体、又はそれらの組合せであってよい。プラズマの強度及び残留フリー・ラジカルの制御は、周期、磁界、及び電極セグメントの数の変化を制御するようにオンラインで監視され、それにより、プラズマの強度及び残留フリー・ラジカルの制御が可能となる。この結果、反応チャンバ内でインプット物質の無数の相乗的な反応が起こって、アウトプットにおいて改良プラズマ生成物が生成される。改良プラズマ生成物は、そのように処理されていない同様の生成物よりも優れた特性を有している。電極の素材は、意図する反応を触媒するように変更できる。電極セグメントの大きさ及び組成も、所望の、必要な又は意図する結果又は成果のために調整するように変更できる。
PFASレメディエーションのための現在の物理的方法には、粒状活性炭(GAC:granular activated carbon)、イオン交換(IX:ion exchange)、逆浸透及びナノ濾過が含まれ、これらは効果的であるものの、廃棄又は更なる処理が必要となる残留物を生成する。紫外線光又は過酸化物を伴うオゾン等の促進酸化法は、PFAS化合物を構成する炭素−フッ素結合の安定性が高いため、PFAS処理では有効ではない。従って、熱分解、気化、超臨界水酸化、及びプラズマ処理を含む、電気化学、放射線分解、ソノケミストリー、光触媒による方法等の還元的及び熱的技術が、ペルフルオロオクタン酸(PFOA:perfluorooctanoic acid)及びペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS:perfluorooctanesulfonic acid)の分解について評価されてきた。これらの技術の多くは、効果的ではあるものの、処理時間が長く(数時間)、処理体積が小さく、極めて高いエネルギー要求されることに鑑みると、大規模な処理に関しては非実用的である。典拠:Selma Mededovic Thagard、 Focusing water treatment efforts on the destruction of poly−and perfluoroalkyl substances (PFAS): the United States perspective、 24 Clean Technologies and Environmental Policy 1619〜20頁 (2022)
Bー13健康・医療
特開2025-131791繊維処理剤組成物 花王株式会社
【課題】毛髪等の繊維表面の色を濃く見せることができ、しかも処理後に洗髪を繰り返した場合にもこの効果を維持することができる繊維処理剤組成物を提供する。
【解決手段】以下の成分(A)及び(B)を含有し、成分(A)の含有量が0.05質量%以上5.0質量%以下であり、成分(B)の含有量が0.05質量%以上10.0質量%以下であり、成分(A)に対する成分(B)の質量比(B)/(A)が3以上10以下である、繊維処理剤組成物。(A):エポキシアミノシランコポリマー及びアルコキシシリル基含有アルキルアミンからなる群より選ばれる1以上の自己架橋性化合物(B):ポリクオタニウム−37を含む濃色化剤
〔任意成分〕その他、本発明の繊維処理剤組成物には、以上の成分のほか、通常繊維処理剤組成物に配合される成分を適宜含有させることができる。例えば、抗フケ剤;ビタミン剤;殺菌剤;抗炎症剤;防腐剤;キレート剤;保湿剤;染料、顔料等の着色剤;エキス類;パール化剤;香料;紫外線吸収剤;酸化防止剤;光触媒;シアバター;ローズ水;ヒマワリ油;オレンジ油;ユーカリ油;界面活性剤等が挙げられる。光触媒としては、酸化チタン、酸化タングステン等の金属酸化物、8-ヒドロキシキノリン、7-シアノ-2-ナフトール、8-キノリノール-1-オキシド等の芳香族ヒドロキシ化合物、その他スルホン化ピレン化合物、オニウム塩、ジアゾメタン誘導体、ビススルホン誘導体、ジスルホノ誘導体、ニトロベンジルスルホネート誘導体、スルホン酸エステル誘導体、N-ヒドロキシイミドのスルホン酸エステルなどが挙げられる。界面活性剤としては、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤のいずれを使用することもでき、カチオン性界面活性剤としては、アルキルアミン塩、アルキル第4級アンモニウム塩等が挙げられ、アニオン性界面活性剤としては、アルキルスルホン酸塩、アルキルカルボン酸塩、アルキルエーテルスルホン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩等が挙げられ、両性界面活性剤としては、イミダゾリン、カルボベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン、ヒドロキシスルホベタイン、アミドスルホベタイン等が挙げられ、ノニオン性界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸エステル等のエステル類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルフェニルエーテル等のエーテル類などが挙げられる。具体的には、プロピレングリコール、グリセリン等のポリオールを例えば保湿目的で使用することができる。本発明の繊維処理剤組成物中におけるこれらの成分の含有量は、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5重量%以下である。また、本発明の繊維処理剤組成物中における光触媒の量は、化粧料の保存安定性を維持する観点から、好ましくは2質量%以下、より好ましくは1質量%以下、更に好ましくは0.1重量%以下、更により好ましくは実質0質量%である。また、本発明の繊維処理剤組成物中における界面活性剤の量は、効果の持続性を維持する観点から、好ましくは2質量%以下、より好ましくは1質量%以下、更に好ましくは0.1重量%以下、更により好ましくは実質0質量%である。
特開2025-132995経口用組成物 株式会社三旺コーポレーション
【課題】タキシフォリンの生物学的利用能を改善すべく、より簡便な方法が強く求められている。
【解決手段】(A)タキシフォリン又はタキシフォリンを含有する抽出物、及び、(B)ヒハツ、その抽出物、水素及び水素を吸蔵するミネラル末からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、経口用組成物を提供することにより、上記の課題を解決する。
分子状または原子状水素を発生する固体を用いる場合、例えば、水との接触により水素を発生する粉末状のもの(水素パウダー等)等を用いることができる。水素パウダーを用いる場合、原子状水素を発生する固体として、水素を吸蔵させたサンゴカルシウム、又は牡蠣やホタテなどの貝化石粉末が挙げられる。いずれもカルシウムやマグネシウム、シリカなどが豊富に含まれるミネラル末が分子状または原子状水素を吸蔵する基剤である。その他には分子状水素を発生する固体として、「ヒマワリ種子油、クエン酸カリウム、炭酸カリウム、シリカ、硫酸マグネシウム、水素」または「炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、水溶性珪素、クエン酸カリウム、海洋深層水粉末、微粒二酸化ケイ素、硫酸マグネシウム、水素」で構成される複合原料なども挙げられる。
特開2025-133701磁気ビーズ用鉄系磁性金属粒子および磁気ビーズ 株式会社プロテリアル
【課題】生体物質の捕捉能を維持しつつ、高い耐食性と集磁力の向上との両立に好適な磁気ビーズ用の鉄系磁性金属粒子および磁気ビーズを提供する。
【解決手段】鉄を主成分とする金属コア粒子に、酸素1mol当たりのギブスの標準生成自由エネルギーが酸化鉄よりも小さい酸化物の被覆層が形成された鉄系磁性金属粒子であって、前記鉄系磁性金属粒子の平均粒径を0.1μm以上1μm以下とし、前記金属コア粒子の外接円の個数率基準のd90が0.7μm以下であり、前記金属コア粒子と前記被覆層の合計質量に対する前記被覆層の質量比を20%以上55%以下とすることを特徴とする磁気ビーズ用鉄系磁性金属粒子である。
(酸素1mol当たりのギブスの標準生成自由エネルギーが酸化鉄よりも小さい酸化物が得られる元素X)元素Xは、エリンガムダイアグラムにおいて酸素1mol当たりのギブスの標準生成自由エネルギー(ΔG)が酸化鉄よりも小さい酸化物となる元素Xが好ましい。具体的には、(4/3)Fe+O2=(2/3)Fe2O3+ΔG・・・(1) 式(1)を表す標準生成自由エネルギーよりも、酸素1mol当たりのギブスの標準生成自由エネルギーが小さくなることを特徴とする酸化物を成す元素Xが好ましく、元素Xとしては、Zn(亜鉛)、Cr(クロム)、Nb(ニオブ)、Mn(マンガン)、V(バナジウム)、Si(珪素)、Ti(チタン)、Al(アルミニウム)、Zr(ジルコニウム)、Mg(マグネシウム)、Ca(カルシウム)等が挙げられる。好ましくは生体不活性な酸化物となる Ti、Al、Zrであり、製造工程において粉末状態で安定に取扱いが可能であるTi、 Zrがより好ましく、さらに好ましくはTiである。また、製造工程で用いられる原料としてはそれらの金属が一部酸化された粉末であってもよい。Tiの酸化物がチタニア(TiO2:酸化チタン)となると生体不活性だけでなく親水性や光触媒機能も発現するため、水溶液中で使用する用途に好適である。上述のように水溶液中での用途に好適な構成は、磁気ビーズとして用いるために更にシリカ被覆を施す場合に、湿式ゾルゲル法などによる被覆が容易となるだけでなく、被覆不十分な領域があったとしても親水性や光触媒機能が発現すれば使用上の支障がなくなり、より好ましい。
特表2025-528909サイケデリック治療剤の標的送達のためのデンドリマー組成物 ザ・ジョンズ・ホプキンス・ユニバーシティー
【要約】1つもしくは複数のサイケデリック剤または幻覚誘発剤を含むデンドリマー製剤、およびその使用方法が記載されている。好ましくは、デンドリマーにコンジュゲートされた薬剤は、標的細胞の表面上またはその内部の1つまたは複数の受容体に選択的に結合する。本製剤は、心理学的障害、認知障害、行動障害および/または気分障害を含む、1つまたは複数の受容体媒介性障害を処置するため、経腸および/または非経口送達に好適である。
一部の実施形態では、高密度ヒドロキシル基含有デンドリマーは、オリゴエチレングリコール(OEG)様デンドリマーである。例えば、構造Iに示されている第2世代OEGデンドリマー(D2−OH−60)は、Cu(I)触媒アルキン−アジドクリックおよび光触媒チオール−エンクリックケミストリーなどの、非常に効率的でロバストな、かつ原子経済的な化学反応を使用して合成することができる。最小限の反応ステップで非常に低い世代の高度に密度の高いポリオールデンドリマーが、例えば、WO2019094952に記載されている通り、直交ハイパーモノマーとハイパーコア戦略を使用することによって達成することができる。一部の実施形態では、デンドリマー主鎖は、in vivoでデンドリマーの崩壊を回避し、単一実体としてこのようなデンドリマーの身体からの排出を可能にするよう、構造全体に切断不可能なポリエーテル結合を有する(非生分解性)。【化4】
Bー14その他
特許7745797建築材、及び建築構造物 ポルタパーク株式会社
【課題】再度の取付作業に対して支障が少なく、より強固にシート状部材を取付可能な建築材、及び建築構造物を提供する。
【解決手段】建築材は、並列された2つの突条10と、2つの突条10の間に形成された平面部20とを備え、2つの突条10は、それぞれが平面部20との接続部位において突条10の内側に窪んで太陽電池パネルPVの端部を挿入するアンダーカット部11を有している。建築材は、突条10同士が重ねられるようにして棒状部材Rによって連結される。
加えて、建築材1〜3の平面部20は、側面視の状態で、アンダーカット部11から所定の一方向のみに延びる部位を想定しているが、特に、これに限られるものではない。また、上記において太陽電池パネルPVをシート状部材の一例として説明したが、これに限らず、日射反射シート、遮熱シート、集熱パネル、光触媒その他の人工光合成パネル、淡水化パネル、及び浄水パネル等、太陽を利用するもの、逆に太陽を遮る目的のものや、それ以外の目的で設置されるものであってもよい。すなわち、シート状部材は、その厚みが問われるものではなく、厚みを超える辺や直径を有して所定面積以上で屋根上に設けられるものであればよい。
B−15光触媒を防ぐ・効果無し
特開2025-134332可変断熱性冷却素材 大阪瓦斯株式会社
【課題】冷却性能を適切に発揮できながらも、断熱性能を良好に調整可能な可変断熱性冷却素材を提供することにある。
【解決手段】日射反射率が80%以上の第1光学特性を有する日射を反射する冷却層CPと、冷却層CPの日射の入射側とは逆側に、内部空間SPに断熱性を有する断熱流体Rを流入出可能であると共に内部空間SPが冷却層CPに沿う扁平形状である断熱流体貯留層DCとを積層して備え、断熱流体貯留層DCは、断熱流体Rが内部空間SPへ流入した状態において積層方向で膨張する膨張状態と、断熱流体Rが内部空間SPから流出した状態において積層方向で収縮する収縮状態とに切り換え可能である。
更に、前記冷却層は、二酸化ケイ素、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウムの少なくとも何れか一つ以上の無機材料を含んで構成されていても良い。特に、光触媒活性がない200nm程度の酸化チタン(TiO2)を好適に用いることができる。ここで、酸化チタン(TiO2)は、アルミナ、シリカ、ジルコニアの少なくとも一つがコートされていても良い。
特開2025-139950被覆粒子、紫外線遮蔽剤、化粧料、塗料、及び被覆粒子の製造方法 株式会社スーパーナノデザイン
【課題】ZnO表面を安全、安定な酸化物で被覆する。
【解決手段】本発明の被覆粒子は、ZnOの少なくとも一部がZnMOx(Mは、Znと複合金属酸化物を構成可能な金属元素)で覆われている。被覆粒子は、Znと複合金属酸化物を構成可能な金属の水酸化物の存在下でZnOを水熱処理することによって得られる。被覆粒子は、紫外線遮蔽剤及びこれを含有する化粧料のほか、紫外線遮蔽機能やガス透過抑制機能等を有する塗料等に好適である。
TiO2は、紫外線カット用素材として使われている。また、粒子径を微小化制御することで透明性の確保も可能となっている。しかし、TiO2がもつ光触媒活性によって肌への悪影響が及ぼされ得ることが懸念されている。
J−3木酢・竹酢・草酢
特開2025-129052油化組成物、油化組成物の製造方法、ケミカルリサイクル方法、再生化学原料の製造方法、重合体の製造方法、および成形体の製造方法 三菱ケミカル株式会社
【課題】含窒素化合物、含塩素化合物の含有割合が低い油化組成物を提供する。
【解決手段】エチレン−ビニルアルコール共重合体を含む樹脂組成物の水添熱分解物を含有する油化組成物であって、前記油化組成物に含まれる酸素原子の割合が、油化組成物に対して1質量%以下である油化組成物。
[(ii)木酢酸鉄液により分解する方法]木酢酸鉄液により分解する方法としては、例えば、常圧・空気不存在下にて加熱した木酢酸鉄液と樹脂組成物とを熱分解槽内にて接触させて、樹脂組成物を分解する方法が挙げられる。前記木酢酸とは、材木を乾留した際に生じる乾留液の上澄み分であり、また、前記木酢酸鉄液とは、木酢液に鉄を溶解させて得られるpH1.5〜7の液体である。前記木酢液には、木材由来の有機酸(酢酸等)、アルコール類、カルボニル化合物、芳香族化合物(フェノール類やフラン類等)が含まれる。前記木酢酸鉄液の温度は、240℃〜800℃が好ましく、より好ましくは300℃〜500℃であり、更に好ましくは400℃〜480℃であり、特に好ましくは410℃〜430℃である。加熱温度が前記範囲内であると、油化組成物に含まれる含窒素化合物および含塩素化合物の含有量を低減できる傾向がある。また、温度が低すぎると、分解時間が長くなる傾向がある。また、温度が高すぎると、得られる熱分解物に含まれるワックス分が多くなる傾向がある。前記木酢酸鉄液の量は、熱分解効率の点から、樹脂組成物100質量部に対して、通常10質量部〜40質量部であり、好ましくは15質量部〜35質量部、特に好ましくは20質量部〜25質量部である。また、前記木酢酸鉄液の量は、熱分解槽の内容積に対して20体積%〜60体積%であることが好ましい。木酢酸鉄液の量が少なすぎる場合、木酢酸鉄液に接触する樹脂組成物が少なくなり、処理時間が長くなる傾向がある。また、量が多すぎる場合、頻繁に木酢酸鉄液や分解残渣を排出しなければならなくなり、作業が煩雑化する傾向がある。
特開2025-138522ジオポリマー、ジオポリマーの固化物、ジオポリマーの製造方法、放射性廃棄物の処理方法 清水建設株式会社
【課題】圧縮強度、流動性、および流動性保持時間の全てを向上することができるジオポリマー、ジオポリマーの固化物、ジオポリマーの製造方法および放射性廃棄物の処理方法を提供する。
【解決手段】アルカリ溶液と、汚染コンクリートから得られたモルタルの微粉末と、フライアッシュと、高炉スラグと、混和剤と、を含み、前記混和剤は、リグニンスルホン酸とポリアルキレングリコール誘導体の混合物、およびオキシカルボン酸の少なくとも一方である、ジオポリマー。
リグニンスルホン酸としては、例えば、木酢液から精製したリグニンをスルホン化したものやパルプ製造工程で排出される廃液から精製したもの等が挙げられる。これらの中でも、廃棄物再利用観点から、パルプ製造工程で排出される廃液から精製したものが好ましい。
ポリアルキレングリコール誘導体としては、例えば、アルキレンオキシドを重合させたものや石油から精製したもの等が挙げられる。これらの中でも、効果を低下させる不純物が少ない観点から、アルキレンオキシドを重合させたものが好ましい。
特開2025-140821自動車内装製品 トヨタ自動車株式会社 林テレンプ株式会社
【課題】消臭及び抗菌の機能性並びに難燃性を兼ね備えた自動車内装製品を提供する。
【解決手段】本発明は、不織布を含む自動車内装製品であって、不織布が多孔質炭素材料含有繊維を不織布の総目付量に対して32重量%〜48重量%含み、多孔質炭素材料含有繊維が多孔質炭素材料及び繊維を含み、多孔質炭素材料が、ケイ素の含有率が5重量%以上である植物由来の材料を原料とし、多孔質炭素材料の窒素BET法による比表面積の値が10m2/g以上であり、多孔質炭素材料のケイ素の含有率が1重量%以下であり、多孔質炭素材料のBJH法及びMP法による細孔の容積が0.1cm3/g以上であり、繊維が、レーヨン、アクリル又はビニロンである、自動車内装製品に関する。
植物由来の材料としては、炭素化の前に、炭素化のための温度よりも低い温度、例えば通常400℃〜700℃にて、酸素を遮断した状態で加熱処理(予備炭素化処理)を施したものを使用してもよい。予備炭素化処理によって、炭素化の過程において生成し得るタール成分を予め抽出し、除去することができる。なお、酸素を遮断した状態は、例えば、真空雰囲気、窒素ガス及び/又はアルゴンガス等の不活性ガス雰囲気、植物由来の材料を一種の蒸し焼き状態とする雰囲気等により達成することができる。不活性ガス中で加熱処理を施すことが好ましい材料として、例えば、木酢液(タールや軽質油分)を多く発生する植物を挙げることができる。
Y−1海洋深層水
特許7688182容器詰め無糖炭酸飲料の製造方法 サントリーホールディングス株式会社
【課題】製造直後の製品と、製造から一定時間経過後の製品との間で泡質の変化が少ない、強炭酸の容器詰め無糖炭酸飲料の製造方法を提供する。
【解決手段】カリウム濃度が60〜200ppmであり、カリウム濃度/マグネシウム濃度が1.0〜200となるように、カリウム塩を添加する工程、pHを8.0〜10.0に調整する工程、炭酸ガス圧が3.0〜5.0kgf/cm2となるように炭酸ガスを付与する工程、及び容器に充填する工程を含む、容器詰め無糖炭酸飲料の製造方法。
飲料の種類としては、炭酸ガスが溶存している水である、いわゆる炭酸水と呼ばれるタイプの飲料であることが好ましい。水としては飲用に適したものであればよく、特に限定されないが、例えば、天然水、水道水、RO水、精製水、海洋深層水などを用いることができる。
特開2025-127130水中油型組成物 キリンホールディングス株式会社
【課題】連続相である水相、分散相、および上記水相と上記分散相との界面に存在する粒子を含む水中油型組成物として、新規な組成物を提供する。
【解決手段】連続相である水相、分散相、および上記水相と上記分散相との界面に粒子を含む組成物であって、上記分散相は上記界面に接する油相を含み、上記粒子はカチオン性基を表面に有する疎水性部と上記表面を被覆する親水性ポリマーとを含む複合粒子であり、上記組成物の全体積に対する上記複合粒子の体積比率が0.10超0.20以下である、組成物。
<連続相:水相> 本開示の組成物は、連続相である水相を含む。水相は分散相の分散媒である。水相は、化粧料又は医薬部外品等に通常用いられる水から構成されていればよい。水としては、特に制限されないが、水道水、精製水、イオン交換水、Elix水、温泉水、深層水、又は植物の水蒸気蒸留水をあげることができ、必要に応じて一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。水相は本開示の効果を阻害しない範囲で低級アルコール、多価アルコール、各種塩などの親水性の成分を含んでいてもよい。
特開2025-134933化粧料 日本精化株式会社 フジ日本株式会社
【課題】水への溶解性が高く、処方中の安定性に優れ、使用感にも優れる化粧料を提供する。
【解決手段】全イヌリンの平均重合度が13〜23であり、全イヌリン100質量%中、重合度が5〜29のイヌリンを95質量%以上含むイヌリン組成物を含有することを特徴とする皮膚洗浄剤(但し、下記(5)、(6)、(7)及び(8)の皮膚洗浄剤を除く。)。(5)前記イヌリン組成物を含む粉末組成物を含有する皮膚洗浄剤。(6)油性成分と前記イヌリン組成物を含む水中油型乳化組成物を含有する皮膚洗浄剤。(7)(a)機能性油性成分の少なくとも1種を含有する油性成分、(b)ショ糖脂肪酸エステル及び/又はポリグリセリン脂肪酸エステル、並びに、(c)リン脂質を含有する皮膚洗浄剤。(8)カロチノイド類、又は、高度不飽和脂肪酸を含有する皮膚洗浄剤。
水としては、常水、精製水の他、硬水、軟水、天然水、海洋深層水、電解アルカリイオン水、電解酸性イオン水、イオン水、クラスター水が好ましいものとして挙げられる。
特開2025-135431水素含有粉末およびその製造方法 株式会社アッチェ 国立大学法人長岡技術科学大学 中部キレスト株式会社 キレスト株式会社
【課題】本発明は、水素放出能力に極めて優れる水素含有粉末およびその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る水素含有粉末は、カルサイトおよび水素化マグネシウムを含有することを特徴とする。本発明に係る水素含有粉末の製造方法は、炭酸カルシウムマグネシウム含有粉末を一段階で焼成する工程を含み、前記焼成を、0.1MPa以上1.5MPa以下の圧力、650℃以上850℃以下の温度で、90体積%以上の水素を含む雰囲気下で行うことを特徴とする。
本発明に係る水素含有粉末は、様々な用途に展開することが可能である。一つの用途例としては、前記水素含有粉末を含む健康補助食品および食品が挙げられる。健康補助食品としては、水素含有粉末をカプセル充填あるいは錠剤化して直接経口できるようにした水素サプリメントが挙げられる。食品としては、水素含有粉末を含む飴、ガム、グミ等の加工食品が例示される。また本発明の水素含有粉末、水と接触したときに水素を放出するため、水素含有粉末を水道水、ミネラルウォーター、海洋深層水、清涼飲料水などの飲料水に添加するなど、水素水の製造にも好ましく利用できる。
特開2025-136249曝気装置 株式会社丸島アクアシステム
【課題】曝気装置において、内部の水の流れをより円滑化すること、ひいては曝気水をより広域に放出できるようにすることを目的とする。
【解決手段】曝気装置1は、水中に係留されて深層水をエアレーションにより循環させる。曝気装置1は、エアリフトにより内部に上昇流が形成される内筒10と、内筒10の外周に配置され、内筒10との隙間に下降流が形成される外筒12と、内筒10の上方に配置され、上昇流を下降流に転換すべく上昇流を案内する第1上側ガイド部20と、を備える。第1上側ガイド部20は、下方から上方に向かって漸次直径が大きくなる円錐状の案内面20aを有する。
[作用効果]上記曝気装置1では、散気装置4から放出される空気(気泡)により内筒10の内部に上昇流が形成される。この上昇流の形成により、内筒10の下端部10aから該内筒10の内部に湖底BL近傍の深層水、すなわち貧酸素水が吸水される。この場合、内筒10の下端部10aには、下側ガイド部30が設けられているため、深層水は該下側ガイド部30の円錐状の案内面に30aに沿って主に下端部10aの周囲から吸水される。これにより、内筒10の中心線Oに沿って真下から深層水が吸水されることが抑制される。そのため、湖底BLの泥が内筒10に吸い込まれ難く、泥の吸い込みによる上昇流の流動抵抗の増加が抑制される。その結果、内筒10の内部に良好な上昇流が形成される。深層水は、内筒10の内部を上昇する際にエアレーションによって溶存酸素量を高める。そして、溶存酸素量が高められた上昇流、すなわち曝気水は、内筒10の上端で下降流へと転換される。この際、上昇流は、第1上側ガイド部20の円錐状の案内面、詳しくは湾曲面からなる案内面20aに沿って内筒10の外側に案内され、さらに第2上側ガイド部22の断面ハ字状の案内面、詳しくは湾曲面からなる案内面22aに沿って下方に案内される。そのため、内筒10の内部の上昇流は、スムーズに下降流へと転換されて外筒12の内部へと流れ込む。
特開2025-139233新規化合物、その用途、及び新規化合物の製造方法 オリザ油化株式会社 学校法人近畿大学
【課題】DPP-4阻害活性を有する新規化合物、及び該化合物を含有する組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】ホウキギ(Kochia scoparia)の果実から抽出する工程を含む方法により得られる、下記化学式(1)で示される化合物。[Xは単糖類、二糖類、及び三糖類のうちのいずれかを表す]
抽出溶媒として水を用いる場合、水の種類は、特に限定されず、水道水、蒸留水、ミネラル水、アルカリイオン水、深層水等を使用することができる。
特開2025-139665化粧料用組成物、化粧料及び化粧料用組成物の製造方法 三洋化成工業株式会社
【課題】本発明は、廃菌床を原料として、環境負荷が小さい方法で、化粧料用途に利用可能な組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】シイタケ廃菌床抽出物、エノキタケ廃菌床抽出物、ブナシメジ廃菌床抽出物、及びマイタケ廃菌床抽出物からなる群より選択される少なくとも1種以上を含有する化粧料用組成物であって、前記廃菌床抽出物が、シイタケ廃菌床、エノキタケ廃菌床、ブナシメジ廃菌床、及びマイタケ廃菌床からなる群より選択される少なくとも1種以上の廃菌床を、搾汁したもの、乾留したもの、又は水、エタノール、ブチレンアルコール及び超臨界二酸化炭素からなる群より選択される少なくとも1種以上を抽出溶媒に用いて抽出したものである化粧料用組成物。
水としては、常水、精製水、純水、超純水の他、硬水、軟水、天然水、海洋深層水、温泉水、電解アルカリイオン水、電解酸性イオン水、イオン交換水及びクラスター水等が挙げられる。
特開2025-139860複数ライザー管の渦励振低減システム 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
【課題】複数ライザー管を水上構造物から水中へ吊下げたときに水流の状況により発生する渦励振を効率よく低減する複数ライザー管の渦励振低減システムを提供する。
【解決手段】水面1近傍の水上構造物2から水底3に向かって設けられた複数のライザー管10の水流により生じる渦励振(VIV)を低減する渦励振低減システムであって、複数のライザー管10と、複数のライザー管10の全体を回動させるライザー管回動手段20と、渦励振の発生状況に応じてライザー管回動手段20の回動を制御する制御手段30を備える。
本実施形態の水上構造物2は、例えば、水底資源の掘削又は生産・貯蔵を目的とした水上施設である。この場合、水上施設から吊下げられる複数ライザー管10の渦励振を低減することができ、それにより複数ライザー管10の耐用年数が向上し、プロジェクト全体のCAPEX(資本的支出)及びOPEX(運用維持費)の抑制を図ることができる。水底資源の掘削を目的とした水上施設とは、例えば石油開発や科学調査のために水底3の試掘を行なう施設であり、生産・貯蔵を目的とした水上施設とは、例えば海底油田からの原油の採取や、深海からの海洋深層水の採取を行なう施設である。
特表2025-532242圧力交換チャンバ ウィアー・ミネラルズ・ネザーランズ・ベスローテン・ベンノーツハップ
【要約】圧力交換チャンバは、周縁の周りに延在する圧力交換チャンバパイプ(12)と、両方ともが圧力交換チャンバパイプによって囲まれている駆動流体注入弁(44)および駆動流体排出弁(46)と、両方ともが圧力交換チャンバパイプによって囲まれているスラリ注入弁(34)およびスラリ排出弁(36)と、を備える。また、複数のこのような圧力交換チャンバを備えた海洋用の水圧鉱石ホイストシステム(HOHS)も開示する。
PECシステム10は、水圧動力ユニット26および(スラリをPECパイプ14の中に供給するための)スラリ供給ポンプ28をさらに備えている。水圧動力ユニット26および供給ポンプ28の両方は、中央フレーム16に結合され、深海水環境で動作するように設計されている(つまり、海洋仕様にされている)。この実施形態では、使用中にいずれかが故障した場合に備えて、水圧動力ユニット26およびスラリ供給ポンプ28が2つずつ設けられているが、これらの追加のユニットは図面に図示されていない。
未整理
特開2025-129253IKAROSジンクフィンガーファミリー分解剤及びその使用 ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
【課題】疾患を処置する方法を提供すること
【解決手段】本開示は、概して、IKZF2(Helios)及び/又はIKZF4(Eos)などのIKAROSファミリージンクフィンガー(IKZF)タンパク質に結合し、その分解剤として作用する化合物に関する。本開示は、がんを含む、IKZF2及び/又はIKZF4などのIKZFタンパク質の結合及び分解を介した疾患及び/又は状態の治療のための医薬品を調製するための化合物の使用に更に関する。本明細書中に詳細に説明されかつ具体的に実証されているとおり、驚くべきことに、本発明によれば、顕著な効果が達成されるのであり、この顕著な効果は、当業者が従来技術から容易に予想することができなかったものである。
74 頁
特開2025-131742シクロデキストリン二量体、それらの組成物、及びそれらの使用 サイクラリティ・セラピューティクス・インコーポレイテッド
【課題】7−ケトコレステロール(7KC)の有害または毒性効果に対する治療に有用な合成シクロデキストリン二量体を提供する。
【解決手段】新規クラスの合成シクロデキストリン二量体が、開示される。開示のシクロデキストリン二量体は、細胞内及び細胞外の両方で様々な形のコレステロールを標的とすることにより、動脈硬化プラークを治療することができる。同じく提供されるのは、当該シクロデキストリンを用いた治療による、コレステロール、コレステロールエステル、7−ケトコレステロール、及び7−ケトコレステロールエステルの動脈硬化プラークを除去する方法である。さらに記載されるのは、7−ケトコレステロールに対する高い特異性を持つ二量体サブクラスである。
57 頁
特開2025-135025有機エレクトロルミネッセンス素子、有機エレクトロルミネッセンス装置、電子機器、発光体、太陽電池及び光センサー 出光興産株式会社
【課題】発光開始電圧が低く、かつ高効率で発光する有機エレクトロルミネッセンス素子を提供すること。
【解決手段】陽極(3)と、陰極(4)と、陽極(3)及び陰極(4)の間に配置された発光領域(5)を有し、発光領域(5)は、第一の増感層(51)及び第一の発光層(52)を含み、第一の増感層(51)は、第一のホスト材料と、第一の増感材とを含有し、第一の発光層(52)は、第二のホスト材料と、第一の発光性化合物とを含有し、第一のホスト材料と第二のホスト材料とは、互いに異なり、第一の増感材と第一の発光性化合物とは、互いに異なり、第一の増感材の最低励起一重項エネルギーS1(G1)と、第一の増感材の77[K]におけるエネルギーギャップT77K(G1)との差ΔST(G1)は、数式(数1)を満たす、有機エレクトロルミネッセンス素子(1)。 ΔST(G1)=S1(G1)−T77K(G1)<0.5eV …(数1)
135 頁
特開2025-138629ビス連結による細胞毒性剤の共役 ハンジョウ ディーエーシー バイオテック シーオー.,エルティディ.
【課題】特異的な方法で細胞結合剤と細胞毒性剤分子との共役体を製造するビス連結方法を提供する。
【解決手段】細胞結合剤/分子の2以上の残基を、易反応性ビス連結体化合物と同時に又は連続的に反応させる、式(I−v)又は式(I−w)の共役体化合物の製造方法。
147 頁
特表2025-530565紫外線及び/又は高エネルギー可視光のフィルタリングにおける化合物及びそれらの使用 ソリオム・インコーポレイテッド
【要約】本発明は、式(II)の化合物、又はその互変異性体、立体異性体、水和物、溶媒和物、塩、若しくは多形体を提供し、式中、Z1a、X1a、Ar1、X2a、W1a、Y1a、R1a、R2a、R3a、及びR4aは、説明及び特許請求の範囲で定義されるものと同じ意味を有する。本発明はまた、紫外線(UV)及び高エネルギー可視光のフィルタリングに使用するためのこれらの化合物も提供する。本発明はまた、当該化合物を含む組成物にも関する。本発明はまた、当該化合物を含む消費者製品及び包装材料にも関する。
73 頁
特表2025-530775ULK阻害剤及びその使用方法 デシフェラ・ファーマシューティカルズ,エルエルシー
【要約】本明細書には、オートファジーの阻害剤である化合物、及びがんなどの障害の治療におけるそれらの使用が記載される。
101 頁
特表2025-531607グリコーゲンシンターゼ1(GYS1)の阻害剤としての二量体化合物及びその使用方法 メイズ セラピューティクス, インコーポレイテッド
【要約】本明細書において、式(I):(G1−Z1)−L−(G2−Z2)(I)の化合物、又はその立体異性体若しくは互変異性体、又は前述のうちのいずれかの製薬上許容される塩が提供され、式中、G1、G2、Z1、Z2、及びLは、本明細書の他の箇所で定義されている通りである。また、本明細書において、式(I)の化合物を調製する方法が提供される。また、本明細書において、GYS1を阻害する方法、及びGYS1媒介性の疾患、障害、又は状態の治療を必要としている個体においてそれを治療する方法が提供される。
137 頁
2025−9−10 粟田 熙(粟田 煕)
無題AB 2025−8 NO12
はじめに
環境・素材に関する特許について は終了しましたが、検索を忘れないようにするためAマイナスイオン 全文検索 B光触媒、J木酢 Y海洋深層水を月単位で、掲載します。題名は無題ABとします。今回は8月1日から8月31日までです。なを、全文検索において、文献サイズが大きいため、分割して表示しています。は大部分、分類しません。未整理とします。NO11を添付します。
Aマイナスイオン
Aー1トルマリン・電気石
全文検索
特許7519558洗濯用洗剤容器の蓋 玉城 海 高良 光請
【課題】洗濯用洗剤が洗剤容器の蓋の外側面に付着して滑って開けづらくなることを解消し、また、蓋ごと洗濯機に投入することで外側面についている突起物で洗濯物の汚れを掻き落とすことができる手段を提供する。
【解決手段】 洗濯用洗剤容器の蓋の外周面に、硬質プラスチックによる蓋本体(1)の高さより上端側が高い位置となる、丸みを帯びた上下が非対称な軟質プラスチックによる蝶の羽型の突起状物(2)を、蓋本体(1)を4等分するように、90°の等間隔で4個設けると共に、各突起状物(2)に複数個の形状の異なる穴(3)を設けた。
該洗濯ボールは、洗濯機の洗濯槽内に洗濯物と一緒に投入することにより、洗濯効率を向上させ得る作用を加味すると共に、洗濯物同士の絡みつきを防止するもので、円板部の上下両面に4枚の羽片が等間隔を保って設けられている軟質性のプラスチック材に、重量比5〜50%のトルマリン鉱石の粉体と、重量比1〜10%の酸化チタンとを含有したものである。
特許7546329水素浴用気泡生成装置 株式会社水素生活
【課題】 駆動電源を必要とせず、一般家庭用浴室(浴槽)でも使用し得る取り扱い性に優れたコンパクトな構成で水素浴用の水素気泡を生成する。
【解決手段】 浴槽10内の浴湯100に水素ガスの気泡20を与える水素浴用の気泡生成装置2は、水と反応し水素ガスを生成させる薬剤3Cを水とともに収容される、有底筒状の上部開口3uを有する樹脂容器3と、樹脂容器3の上部開口3uを密封するように開閉自在に組み合わせられる蓋部4と、浴槽10内に沈められ送出されてくる水素ガスを気泡として浴湯100に放出する多孔質体5Mからなる気泡生成部5と、蓋部4に取り付けられ気泡生成部5と樹脂容器3とを連通させる樹脂配管6と、を含み、樹脂容器3の内部で生成する水素ガス200により密閉された樹脂容器3の内部圧力を上昇させ樹脂配管6を介して気泡生成部5に水素ガスを送り込む。
薬剤3cは、マグネシウム、カルシウム、黒曜石、トルマリン、抗菌砂、風化サンゴなどの材料による、水と反応して水素ガスを発生する水素発生剤又は触媒である。薬剤3cは、薬剤コンテナ30により樹脂容器3に入れられ水3wに浸されると、水3wと反応して水素を発生し、コンテナ30の開口よりガス200を放出することとなる。
特許7726550ネッククーラー エレス株式会社
【課題】接触している首の部分以外も冷却可能とし、かつ急速に涼しさが得られ、冷却できる持続時間をより長くすることが可能なネッククーラーを提供する。
【解決手段】人体の首に装着できるリング形状の本体部102と、本体部102の端部に接続される冷却ユニット106と、を備えるネッククーラー100であって、本体部102は、人体の体温により固相から液相に相変化を引き起こす相変化部材110と、相変化部材110を収納する外装108と、を備え、冷却ユニット106は、電気エネルギーにより熱輸送を可能とし、本体部102に対して熱輸送の方向の調整が自在で、かつ脱着が可能とされている。
また、上記実施形態では、本体部では冷温機能のみを備えるようにしていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、温度計(印刷タイプでも電子タイプでもよい)を設けて、本体部単独で温度の見える化をしてもよいし、蓄熱部材の透過度の変化により、内部に封入した図柄が表示されることで、温度が分かるようにしてもよい(つまり、本体部に温度表示機能を持たせた形態となり、この場合には、使用温度の注意喚起をすることができる)。また、外装に蓄光材や反射材が含まれていてもよい(この場合には、特に夜間、首用装着具を付けた人の存在を明確化することが可能となる)。更に、本体部が、首に装着されることから、首にふれる部分に、トルマリン等を配置したり、磁気を発生する材質を配置したりして、その部分に、電気的物理的な刺激を発生させるマッサージ機能を持たせるようにしてもよい(首にふれる部分が電気エネルギーにより断続的に振動するような構成であってもよい)。
特許7728556富士山溶岩などを含んだレーヨン繊維、混紡糸、繊維製品、及び、レーヨン繊維の製造方法 株式会社ダイセン
【課題】レーヨン繊維の隙間内に凸部が形成された溶岩微粒子を存在させて、レーヨン繊維からの「溶岩微粒子の脱落抑制」等を実現する。
【解決手段】レーヨン繊維1は、凸部2aの形成された溶岩微粒子2が隙間1a内に存在する。溶岩微粒子2が富士山溶岩等のように酸化ケイ素含有率48%以上53%以下であったり、隙間1a内に存在する炭や酸化亜鉛の微粒子も凸部が形成されていたり、レーヨン繊維1と非レーヨン繊維11の混紡糸10はレーヨン繊維1と非レーヨン繊維11の長さの差ΔDが0mm以上20mm以下であったり、レーヨン繊維1を繊維製品50に用いても良い。又、レーヨン繊維1の製造方法は、紡糸工程P3でレーヨン繊維1の隙間1a内に溶岩微粒子2を存在させ、乾式・湿式粉砕工程P1・P2で溶岩微粒子2を凸部2aの形成された微粒子にする。湿式粉砕工程P2等では、非溶岩体も用いて溶岩微粒子2を粉砕しても良い。
溶岩微粒子2は、二酸化ケイ素の含有率が、48.0%未満であったり、53.0%より大きくても良い。炭微粒子3と酸化亜鉛微粒子4は、何れもが、レーヨン繊維1に含まれていなくても良い。逆に、トルマリンの微粒子(トルマリン微粒子)が、レーヨン繊維1に含まれていても良く、この場合、トルマリン微粒子も、レーヨン繊維1における隙間1aの内部に存在し、トルマリン微粒子も、凸部が形成された形状の微粒子を有していても構わない。混紡糸10において、レーヨン繊維1の長さと非レーヨン繊維11の長さの差ΔDは、20mmより大きくても良い。レーヨン繊維1の製造方法は、乾式粉砕工程P1と湿式粉砕工程P2の何れにおいても、非溶岩体を用いずに、溶岩微粒子2を粉砕しても良い。レーヨン繊維1の製造方法は、切断工程P4や、原液準備工程、炭乾式粉砕工程、炭湿式粉砕工程、酸化亜鉛乾式粉砕工程、酸化亜鉛湿式粉砕工程、捲縮工程のうち、少なくとも1つの工程を備えていなくても良い。
特開2025-118928物質活性化部材 合同会社日本レプトン
【課題】摩擦抵抗を低減させることができる物質活性化部材を提供する。
【解決手段】放射性物質を含有する天然鉱物の粉体、及び、前記天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の粉体を備える物質活性化素材と、一方端がN極、他方端がS極である筒状の磁石体とを備えており、前記筒状の磁石体の内部に前記物質活性化素材が充填されており、前記電子発生物質の粉体は、二酸化チタンの粉体と、金属マグネシウムの粉体と、金属シリコンの粉体と、ブラックシリカの粉体と、六ホウ化ランタンの粉体と、銅の粉体とを備えることを特徴とする摩擦抵抗を低減させる物質活性化部材。
また、物質活性化素材に関し、天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の含有量は、アルファ線の電離作用を最大限利用することができる含有量とすることが好ましい。特に、本発明における電子発生物質に含まれる二酸化チタンの含有量は、例えば、物質活性化素材100質量部に対して、1質量部以上15質量部以下に設定することが好ましい。また、本発明に係る物質活性化素材は、電子発生物質として、二酸化チタンの粉体の他、六ホウ化ランタン(LaB6)、ブラックシリカ、タングステン、金属シリコン、二硫化モリブデン、金属ゲルマニウム、窒化ガリウム(GaN)、トルマリン、ホウ素、ホウ素化合物から選択される少なくとも1種の粉体を有するように構成してもよい。ここで、六ホウ化ランタンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.5質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。また、ブラックシリカの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、1質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。タングステンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下に設定することが好ましく、金属シリコンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。二硫化モリブデンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましく、金属ゲルマニウムの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。窒化ガリウム(GaN)の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、トルマリンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上10質量部以下に設定することが好ましい。また、ホウ素の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、ホウ素化合物の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましい。なお、ホウ素化合物としては、例えば、八ホウ酸二ナトリウム四水和物を挙げることができる。
また、天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質としては、上述のように、例えば、例えば、二酸化チタン(TiO2)の粉体と、六ホウ化ランタン(LaB6)、ブラックシリカ、金属マグネシウム、銅、銀メッキ銅、銀、タングステン、金属シリコン、二硫化モリブデン、金属ゲルマニウム、窒化ガリウム(GaN)、トルマリン、ホウ素、ホウ素化合物から選択される少なくとも1種の粉体とを混合したものを挙げることができる。
特開2025-118929物質活性化部材の製造方法 合同会社日本レプトン
【課題】摩擦抵抗を低減させることができる物質活性化部材を簡便な方法で製造する製造方法を提供する。
【解決手段】放射性物質を含有する天然鉱物の粉体、前記天然鉱物から放出されるアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の粉体、及び、流動性バインダーを混合攪拌して流動性を有する物質活性化素材を形成する物質活性化素材形成ステップと、一方端がN極、他方端がS極である筒状の磁石体の内部に流動性を有する前記物質活性化素材を充填する物質活性化部材充填ステップとを備え、前記電子発生物質の粉体は、二酸化チタンの粉体と、金属マグネシウムの粉体と、金属シリコンの粉体と、ブラックシリカの粉体と、六ホウ化ランタンの粉体と、銅の粉体とを備えることを特徴とする摩擦抵抗を低減させる物質活性化部材の製造方法。
また、天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の含有量は、アルファ線の電離作用を最大限利用することができる含有量とすることが好ましい。特に、本発明における電子発生物質に含まれる二酸化チタンの含有量は、例えば、物質活性化素材100質量部に対して、1質量部以上15質量部以下に設定することが好ましい。また、本発明に係る物質活性化素材は、電子発生物質として、二酸化チタンの粉体の他、六ホウ化ランタン(LaB6)、ブラックシリカ、タングステン、金属シリコン、二硫化モリブデン、金属ゲルマニウム、窒化ガリウム(GaN)、トルマリン、ホウ素、ホウ素化合物から選択される少なくとも1種の粉体を有するように構成してもよい。ここで、六ホウ化ランタンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.5質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。また、ブラックシリカの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、1質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。タングステンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下に設定することが好ましく、金属シリコンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。二硫化モリブデンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましく、金属ゲルマニウムの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。窒化ガリウム(GaN)の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、トルマリン含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上10質量部以下に設定することが好ましい。また、ホウ素の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、ホウ素化合物の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましい。なお、ホウ素化合物としては、例えば、八ホウ酸二ナトリウム四水和物を挙げることができる。
ここで、二硫化モリブデンペーストは、流動性バインダーであり、基油である鉱物油に、平均粒子径が1μmの二硫化モリブデンの粉体を含有するものを使用した、また、サンプル1及びサンプル2については、二硫化モリブデンペーストにおける二硫化モリブデン粉体の含有量が、二硫化モリブデンペースト:100質量部に対して、30質量部とし、サンプル3及びサンプル4については、二硫化モリブデンペーストにおける二硫化モリブデン粉体の含有量が、二硫化モリブデンペースト:100質量部に対して、50質量部とした。また、二酸化チタンの粉体、金属シリコンの粉体、ブラックシリカの粉体、銅の粉体、六ホウ化ランタン(LaB6)の粉体、窒化ガリウム(GaN)の粉体、トルマリンの粉体の平均粒子径は、1μm以下である。
特開2025-122074物質活性化素材及び物質活性化部材 合同会社日本レプトン
【課題】摩擦抵抗を低減させることができる物質活性化素材及び物質活性化部材を提供する。
【解決手段】放射性物質を含有する天然鉱物の粉体と、前記天然鉱物から放出されるアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の粉体とを備えており、前記電子発生物質の粉体は、二酸化チタンの粉体と、金属マグネシウムの粉体と、金属シリコンの粉体と、ブラックシリカの粉体と、六ホウ化ランタンの粉体と、銅の粉体とを備えることを特徴とする摩擦抵抗を低減させる物質活性化素材。
また、物質活性化素材に関し、天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の含有量は、アルファ線の電離作用を最大限利用することができる含有量とすることが好ましい。特に、本発明における電子発生物質に含まれる二酸化チタンの含有量は、例えば、物質活性化素材100質量部に対して、1質量部以上15質量部以下に設定することが好ましい。また、本発明に係る物質活性化素材は、電子発生物質として、二酸化チタンの粉体の他、六ホウ化ランタン(LaB6)、ブラックシリカ、タングステン、金属シリコン、二硫化モリブデン、金属ゲルマニウム、窒化ガリウム(GaN)、トルマリン、ホウ素、ホウ素化合物から選択される少なくとも1種の粉体を有するように構成してもよい。ここで、六ホウ化ランタンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.5質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。また、ブラックシリカの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、1質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。タングステンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下に設定することが好ましく、金属シリコンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。二硫化モリブデンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましく、金属ゲルマニウムの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。窒化ガリウム(GaN)の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、トルマリンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上10質量部以下に設定することが好ましい。また、ホウ素の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、ホウ素化合物の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましい。なお、ホウ素化合物としては、例えば、八ホウ酸二ナトリウム四水和物を挙げることができる。
ここで、二硫化モリブデンペーストは、流動性バインダーであり、基油である鉱物油に、平均粒子径が1μmの二硫化モリブデンの粉体を含有するものを使用した、また、サンプル1及びサンプル2については、二硫化モリブデンペーストにおける二硫化モリブデン粉体の含有量が、二硫化モリブデンペースト:100質量部に対して、30質量部とし、サンプル3及びサンプル4については、二硫化モリブデンペーストにおける二硫化モリブデン粉体の含有量が、二硫化モリブデンペースト:100質量部に対して、50質量部とした。また、二酸化チタンの粉体、金属シリコンの粉体、ブラックシリカの粉体、銅の粉体、六ホウ化ランタン(LaB6)の粉体、窒化ガリウム(GaN)の粉体、トルマリンの粉体の平均粒子径は、1μm以下である。
特開2025-122075物質活性化素材の製造方法及び物質活性化部材の製造方法 合同会社日本レプトン
【課題】摩擦抵抗を低減させることができる質活性化素材及び物質活性化部材を簡便な方法で製造する製造方法を提供する。
【解決手段】放射性物質を含有する天然鉱物の粉体、前記天然鉱物から放出されるアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の粉体、及び、乾性の流動性バインダーを混合攪拌して流動性を有する物質活性化素材を形成する物質活性化素材の製造方法であって、前記電子発生物質の粉体は、二酸化チタンの粉体と、金属マグネシウムの粉体と、金属シリコンの粉体と、ブラックシリカの粉体と、六ホウ化ランタンの粉体と、銅の粉体とを備えることを特徴とする摩擦抵抗を低減させる物質活性化素材の製造方法。
また、天然鉱物から放出されアルファ線により電子を発生させる電子発生物質の含有量は、アルファ線の電離作用を最大限利用することができる含有量とすることが好ましい。特に、本発明における電子発生物質に含まれる二酸化チタンの含有量は、例えば、物質活性化素材100質量部に対して、1質量部以上15質量部以下に設定することが好ましい。また、本発明に係る物質活性化素材は、電子発生物質として、二酸化チタンの粉体の他、六ホウ化ランタン(LaB6)、ブラックシリカ、タングステン、金属シリコン、二硫化モリブデン、金属ゲルマニウム、窒化ガリウム(GaN)、トルマリン、ホウ素、ホウ素化合物から選択される少なくとも1種の粉体を有するように構成してもよい。ここで、六ホウ化ランタンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.5質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。また、ブラックシリカの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、1質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。タングステンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下に設定することが好ましく、金属シリコンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。二硫化モリブデンの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましく、金属ゲルマニウムの含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上5質量部以下に設定することが好ましい。窒化ガリウム(GaN)の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、トルマリン含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、2質量部以上10質量部以下に設定することが好ましい。また、ホウ素の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましく、ホウ素化合物の含有率は、物質活性化素材100質量部に対して、0.8質量部以上2質量部以下に設定することが好ましい。なお、ホウ素化合物としては、例えば、八ホウ酸二ナトリウム四水和物を挙げることができる。
ここで、二硫化モリブデンペーストは、流動性バインダーであり、基油である鉱物油に、平均粒子径が1μmの二硫化モリブデンの粉体を含有するものを使用した、また、サンプル1及びサンプル2については、二硫化モリブデンペーストにおける二硫化モリブデン粉体の含有量が、二硫化モリブデンペースト:100質量部に対して、30質量部とし、サンプル3及びサンプル4については、二硫化モリブデンペーストにおける二硫化モリブデン粉体の含有量が、二硫化モリブデンペースト:100質量部に対して、50質量部とした。また、二酸化チタンの粉体、金属シリコンの粉体、ブラックシリカの粉体、銅の粉体、六ホウ化ランタン(LaB6)の粉体、窒化ガリウム(GaN)の粉体、トルマリンの粉体の平均粒子径は、1μm以下である。
特開2025-124706二重リザーバを有するエアロゾル送達装置 アール・エイ・アイ・ストラテジック・ホールディングス・インコーポレイテッド
【課題】機能性が向上したエアロゾル送達装置を提供する。
【解決手段】外壁を画定し、電源108および制御構成要素106をさらに含むハウジング104と、エアロゾル出口路120を画定するマウスピース部102と、第1の液体組成物112Aを収容するように構成された第1のリザーバ110Aと、第2の液体組成物112Bを収容するように構成された第2のリザーバ110Bと、第1の液体組成物を気化させて、第1のエアロゾル粒径を有する第1のエアロゾルを生成するように構成された第1の噴霧アセンブリ115Aと、第2の液体組成物を気化させて、第2のエアロゾル粒径を有する第2のエアロゾルを生成するように構成された第2の噴霧アセンブリ115Bと、を備えるエアロゾル送達装置100を提供する。第1の液体組成物は第2の液体組成物と異なっていてもよく、第1の粒径は第2の粒径と異なっていてもよい。
様々な実施形態では、天然材料または合成材料を含む様々な異なる圧電材料が可能である。天然圧電材料のいくつかの非限定的な例には、例えば、石英、ベルリナイト(AlPO4)、スクロース、ロッシェル塩、トパーズ、トルマリン族鉱物、チタン酸鉛(PbTiO3)およびコラーゲンが挙げられる。合成材料のいくつかの非限定的な例には、例えば、(La3Ga5SiO14)、リン酸ガリウム、オルトリン酸ガリウム(GaPO4)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、AlN、ZnO、チタン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸ジルコニウム酸鉛(Pb[ZrxTi1−x]O3)(別名、PZT)、ニオブ酸カリウム(KNbO3)、タングステン酸ナトリウム(Na2WO3)、Ba2NaNb5O5、Pb2KNb5O15、酸化亜鉛(ZnO)、ニオブ酸カリウムナトリウム((K,Na)NbO3)(別名NKN)、ビスマスフェライト(BiFeO3)、ニオブ酸ナトリウムNaNbO3、チタン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸ビスマスBi4Ti3O12、チタン酸ナトリウムおよびチタン酸ビスマスナトリウムNaBi(TiO3)2が挙げられる。他の実施形態では、限定するものではないが、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)を含め、圧電特性を示すポリマーが使用されてもよい。
Aー1−1黒曜石
特開2025-113122ゲームプログラム、情報処理システム、情報処理装置、および、ゲーム処理方法 任天堂株式会社
【課題】ボクセルデータに基づくオブジェクトについて、見た目や、ゲームにおいて発生する作用に対して、マテリアルを反映させる。
【解決手段】情報処理システムは、ボクセルデータに基づいて表示用メッシュを生成する。情報処理システムは、ゲーム処理に基づいて仮想空間内にボクセル更新範囲を生成し、ボクセルデータのうち、ボクセル更新範囲に対応するボクセルのそれぞれについて、密度とマテリアルIDの少なくともいずれかを更新する。情報処理システムは、更新されたボクセルデータに対応させて表示用メッシュを更新する。情報処理システムは、判定用メッシュと、判定対象に対応する判定形状とのコリジョン判定に基づいて、コリジョン位置の当該判定用メッシュのマテリアルに応じたゲーム内の作用を発生させる。情報処理システムは、表示用メッシュのマテリアルに対応するテクスチャに基づいて、表示用メッシュを含む仮想空間の描画を行う。
図29に示す例においては、破片オブジェクトがボクセルオブジェクトに接触したことに応じてボクセルオブジェクトに加えられる変更は、ボクセルオブジェクトに追加部分を加える変形であったが、ボクセルオブジェクトに加えられる変更はこれに限らない。上記の変更は、ボクセルの密度を変更させるものであってもよいし、マテリアルを変更させるものであってもよい。例えば、破片オブジェクトが爆発する性質を有する場合、破片オブジェクトはボクセルオブジェクトに接触したことに応じて爆発してもよく、このとき、ボクセルオブジェクトの一部が消去されたように当該ボクセルオブジェクトを変形させてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含むように更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルの密度を減少させる。また例えば、ボクセルオブジェクトのマテリアルが溶岩であり、破片オブジェクトのマテリアルが氷である場合、破片オブジェクトが接触したことに応じてボクセルオブジェクトのマテリアルが変更されてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含む更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルのマテリアルのうち、溶岩となっているマテリアルを黒曜石や岩に変更してもよい。これによれば、溶岩のオブジェクトが氷のオブジェクトによって冷やされて黒曜石や岩になる状況を表現することができる。
特開2025-113123ゲームプログラム、情報処理システム、情報処理装置、および、ゲーム処理方法 任天堂株式会社
【課題】ボクセルデータに基づくオブジェクトについて、見た目や、ゲームにおいて発生する作用に対して、マテリアルを反映させる。
【解決手段】情報処理システムは、ボクセルデータに基づいて表示用メッシュを生成する。情報処理システムは、ゲーム処理に基づいて仮想空間内にボクセル更新範囲を生成し、ボクセルデータのうち、ボクセル更新範囲に対応するボクセルのそれぞれについて、密度とマテリアルIDの少なくともいずれかを更新する。情報処理システムは、更新されたボクセルデータに対応させて表示用メッシュを更新する。情報処理システムは、判定用メッシュと、判定対象に対応する判定形状とのコリジョン判定に基づいて、コリジョン位置の当該判定用メッシュのマテリアルに応じたゲーム内の作用を発生させる。情報処理システムは、表示用メッシュのマテリアルに対応するテクスチャに基づいて、表示用メッシュを含む仮想空間の描画を行う。
図29に示す例においては、破片オブジェクトがボクセルオブジェクトに接触したことに応じてボクセルオブジェクトに加えられる変更は、ボクセルオブジェクトに追加部分を加える変形であったが、ボクセルオブジェクトに加えられる変更はこれに限らない。上記の変更は、ボクセルの密度を変更させるものであってもよいし、マテリアルを変更させるものであってもよい。例えば、破片オブジェクトが爆発する性質を有する場合、破片オブジェクトはボクセルオブジェクトに接触したことに応じて爆発してもよく、このとき、ボクセルオブジェクトの一部が消去されたように当該ボクセルオブジェクトを変形させてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含むように更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルの密度を減少させる。また例えば、ボクセルオブジェクトのマテリアルが溶岩であり、破片オブジェクトのマテリアルが氷である場合、破片オブジェクトが接触したことに応じてボクセルオブジェクトのマテリアルが変更されてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含む更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルのマテリアルのうち、溶岩となっているマテリアルを黒曜石や岩に変更してもよい。これによれば、溶岩のオブジェクトが氷のオブジェクトによって冷やされて黒曜石や岩になる状況を表現することができる。
特開2025-113128ゲームプログラム、ゲームシステム、ゲーム装置、およびゲーム処理方法 任天堂株式会社
【課題】ボクセルデータに基づくオブジェクトについて、見た目や、ゲームにおいて発生する作用に対して、マテリアルを反映させたゲームを実行できるゲームプログラム、ゲームシステム、ゲーム装置、およびゲーム処理方法を提供する。
【解決手段】ボクセル更新範囲に対応するボクセルのそれぞれについて、マテリアルIDの少なくともいずれかを異なるマテリアルIDに変更させ、更新されたボクセルデータに対応させて表示用メッシュを更新させる。また、マテリアルが少なくともボクセルデータに含まれる複数のマテリアルIDに基づいて決定される判定用メッシュと、判定対象に対応する判定形状とのコリジョン判定に基づいて、コリジョン位置の当該判定用メッシュのマテリアルに応じたゲーム内の作用を発生させ、表示用メッシュの頂点座標と表示用メッシュのマテリアルに対応するテクスチャに基づいて、表示用メッシュを含む仮想空間の描画を行わせる。
例えば、上記更新範囲は、氷オブジェクト261が地形オブジェクトに接触した形状に対応する形状に設定され、更新範囲内の地形オブジェクトのボクセルに対し、当該ボクセルにおける「溶岩」マテリアルが「黒曜石」のマテリアルとなるように設定する。具体的には、地形オブジェクトにおける領域251aを除く領域251に対応する上記更新範囲内のボクセルは、第1マテリアルIDの「溶岩」が「黒曜石」に変更され、マテリアル混合比が引き続き0(すなわち、ボクセルに設定されているマテリアルが「黒曜石」の1種類)に設定される。また、地形オブジェクトにおける領域251aに対応する上記更新範囲内のボクセルは、第1マテリアルIDの「溶岩」が「黒曜石」に変更され、第2マテリアルIDが引き続き「岩」に設定され、マテリアル混合比が引き続き0.4(すなわち、ボクセルに設定されているマテリアルが「黒曜石」と「岩」とが0.6:0.4の比で構成されている)に設定される。そして、変更されたボクセルのマテリアルに基づいて、地形オブジェクトの表示用メッシュおよび判定用メッシュのマテリアルが決定される。図27においては、「黒曜石」の1種類にマテリアルに変更された領域251の部分が領域262に設定され、「黒曜石」と「岩」とにより構成されるマテリアルに変更された領域251aの部分が領域263に設定されている。これによれば、地形オブジェクトにおいて「溶岩」のマテリアルであった領域251のうち、「黒曜石」のマテリアルに変更された領域262および263の見た目を「溶岩」のマテリアルの領域251の見た目と異なるようにできるので、氷オブジェクト261が地形オブジェクトの領域251の「溶岩」のマテリアルを冷やすことにより変質させたような印象をユーザに与えやすくなり、溶岩のオブジェクトが氷のオブジェクトによって冷やされて黒曜石になる状況を表現することができる。また、上記更新範囲内の氷オブジェクト261のボクセルに対し、当該ボクセルにおけるボクセルの密度を減少させることで、上記接触位置付近の氷オブジェクト261を縮小変形させる。そして、変更されたボクセルに基づいて、氷オブジェクト261の固有表示用メッシュおよび固有判定用メッシュが決定される。これによれば、氷オブジェクト261が上記接触位置を基準として縮小された形状に変化するため、氷オブジェクト261が地形オブジェクトの領域251の「溶岩」のマテリアルにより溶かされたような印象をユーザに与えやすくなる。
特開2025-113130ゲームプログラム、情報処理システム、情報処理装置、および、ゲーム処理方法 任天堂株式会社
【課題】オブジェクトのメッシュの頂点数を効果的に削減する。
【解決手段】情報処理システムは、仮想空間内に定義されたメッシュを構成する頂点であって、それぞれに少なくとも1種類のマテリアルが設定された複数の頂点について、簡略化を行わせ、簡略化が反映された頂点に基づいたメッシュを、それぞれの頂点のマテリアルに基づいた描画設定に基づいて描画させる。簡略化は、それぞれ隣接する複数の頂点を含む複数の頂点グループ毎に、当該頂点グループに含まれるそれぞれの頂点のマテリアルの種類の総数が、第1の個数以下であることを少なくとも含む簡略化条件が満たされた場合に、当該頂点グループの複数の頂点を、当該総数分の種類のマテリアルが設定された1つの頂点に置き換えることで行われる。
図30に示す例においては、破片オブジェクトがボクセルオブジェクトに接触したことに応じてボクセルオブジェクトに加えられる変更は、ボクセルオブジェクトに追加部分を加える変形であったが、ボクセルオブジェクトに加えられる変更はこれに限らない。上記の変更は、ボクセルの密度を変更させるものであってもよいし、マテリアルを変更させるものであってもよい。例えば、破片オブジェクトが爆発する性質を有する場合、破片オブジェクトはボクセルオブジェクトに接触したことに応じて爆発してもよく、このとき、ボクセルオブジェクトの一部が消去されたように当該ボクセルオブジェクトを変形させてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含むように更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルの密度を減少させる。また例えば、ボクセルオブジェクトのマテリアルが溶岩であり、破片オブジェクトのマテリアルが氷である場合、破片オブジェクトが接触したことに応じてボクセルオブジェクトのマテリアルが変更されてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含む更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルのマテリアルのうち、溶岩となっているマテリアルを黒曜石や岩に変更してもよい。これによれば、溶岩のオブジェクトが氷のオブジェクトによって冷やされて黒曜石や岩になる状況を表現することができる。
特開2025-113134ゲームプログラム、ゲーム処理方法、情報処理システム、および、情報処理装置 任天堂株式会社
【課題】新規な方法でボクセルオブジェクトのメッシュを変形する。
【解決手段】情報処理システムは、密度が少なくとも設定されたボクセルデータをゲーム処理に基づいて更新する。情報処理システムは、ボクセルデータに含まれる密度に基づいて決定される表示用メッシュを更新する。情報処理システムは、フレーム毎に、表示用メッシュの頂点座標に基づいて、表示用メッシュを含む仮想空間の描画を行う。情報処理システムは、ゲーム処理に基づいて、ボクセルデータを複数フレームの期間において段階的に更新する段階的更新を開始する。当該段階的更新の期間において、情報処理システムは、フレーム毎に、当該フレームにおけるボクセル更新範囲を、複数の形状を用いた決定方法によって決定し、ボクセルデータのうち、仮想空間内において当該フレームのボクセル更新範囲に対応するボクセルのそれぞれについて、密度に対する更新を行う。
図29に示す例においては、破片オブジェクトがボクセルオブジェクトに接触したことに応じてボクセルオブジェクトに加えられる変更は、ボクセルオブジェクトに追加部分を加える変形であったが、ボクセルオブジェクトに加えられる変更はこれに限らない。上記の変更は、ボクセルの密度を変更させるものであってもよいし、マテリアルを変更させるものであってもよい。例えば、破片オブジェクトが爆発する性質を有する場合、破片オブジェクトはボクセルオブジェクトに接触したことに応じて爆発してもよく、このとき、ボクセルオブジェクトの一部が消去されたように当該ボクセルオブジェクトを変形させてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含むように更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルの密度を減少させる。また例えば、ボクセルオブジェクトのマテリアルが溶岩であり、破片オブジェクトのマテリアルが氷である場合、破片オブジェクトが接触したことに応じてボクセルオブジェクトのマテリアルが変更されてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含む更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルのマテリアルのうち、溶岩となっているマテリアルを黒曜石や岩に変更してもよい。これによれば、溶岩のオブジェクトが氷のオブジェクトによって冷やされて黒曜石や岩になる状況を表現することができる。
特開2025-113142ゲームプログラム、情報処理システム、情報処理装置、および、ゲーム処理方法 任天堂株式会社
【課題】オブジェクトが変形された場合において変形後におけるオブジェクトの表面を新規な方法で表現する。
【解決手段】情報処理システムは、密度とマテリアルが少なくとも設定されたボクセルデータをゲーム処理に基づいて更新し、ボクセルデータに含まれる密度およびマテリアルに基づいて表示用メッシュを生成および更新する。表示用メッシュの頂点座標と表示用メッシュのマテリアルに対応するテクスチャに基づいて、表示用メッシュを含む仮想空間の描画が行われる。ゲーム処理に基づいてイベントが発生した場合、情報処理システムは、仮想空間内に第1のボクセル更新範囲を生成させ、ボクセルデータのうち、仮想空間内において第1のボクセル更新範囲に対応するそれぞれのボクセルの密度を下げ、さらに、第1のボクセル更新範囲を内包する大きさの第2のボクセル更新範囲に対応するそれぞれのボクセルのマテリアルを変更する更新を行う。
なお、他の例においては、マテリアル更新範囲内のボクセルのマテリアルを内部マテリアルに変更する変更処理において、ゲームシステム1は、変更前のマテリアルを別のマテリアルに変更し、さらに、当該別のマテリアルに関する内部マテリアルに変更するようにしてもよい。このような2回の変更を行う変更処理は、例えば、氷のマテリアルが設定される破片オブジェクトにプレイヤキャラクタが乗って、溶岩のマテリアルが設定される地形オブジェクト上を滑るように移動する場合に用いられる。なお、本実施形態においては、溶岩のマテリアルが設定されるオブジェクトに対して、氷のマテリアルが設定される他のオブジェクトが接触した場合、当該オブジェクトのうちで接触した部分のマテリアルが、溶岩のマテリアルから黒曜石外殻のマテリアルに変更されるものとする。また、マテリアルデータにおいては、黒曜石外殻のマテリアルを示すマテリアルIDに対して、黒曜石内部のマテリアルを示す内部マテリアルIDが対応付けられているものとする。上記の場合において、ゲームシステム1は、第2例と同様にして破片オブジェクトに基づくマテリアル更新範囲を設定する。そして、地形オブジェクトに関する各ボクセルのうちマテリアル更新範囲内のボクセルについて、溶岩のマテリアルを黒曜石外殻のマテリアルに変更し、さらに、黒曜石外殻のマテリアルを黒曜石内部のマテリアルに変更する。上記によれば、ボクセルオブジェクトが他のオブジェクトに接触したことに応じてマテリアルを変化させる処理と、地形オブジェクト上を破片オブジェクトが移動することに応じてマテリアルを変化させる処理をまとめて実行することができる。また、上記によれば、変更処理後に地形オブジェクトの各ボクセルに設定されるマテリアルは、溶岩のマテリアルあるいは黒曜石内部のマテリアルという2種類のいずれかになる。ここで、隣接して配置される複数のボクセルに設定されるマテリアルの種類数が3種類以上となると、当該複数のボクセルに基づいて頂点が設定されるポリゴンに設定されるマテリアルは2種類となるためにマテリアルの情報が欠落されることから、当該ポリゴンの見た目が不自然になる可能性がある。これに対して、上記の変更処理によれば、地形オブジェクトの各ボクセルに設定されるマテリアルの種類数を2種類とすることができるので、不自然な見た目のポリゴンが生成される可能性を低減することができる。なお、他の実施形態においては、上記の2回の変更を行う変更処理において、1回目の変更を行う範囲と2回目の変更を行う範囲が異なる範囲に設定されてもよい。
特開2025-113148ゲームプログラム、ゲームシステム、ゲーム処理方法、およびゲーム装置 任天堂株式会社
【課題】ボクセルメッシュのマテリアルの変化を、ゲームに活用することができるゲームプログラム、ゲームシステム、ゲーム処理方法、およびゲーム装置を提供する。
【解決手段】複数のボクセルそれぞれについて、密度とマテリアルIDとが少なくとも設定されたボクセルデータを、ゲーム処理に基づいて更新させ、第1のメッシュの頂点座標およびポリゴンのマテリアルIDを少なくともボクセルデータに基づいて決定させ、第1のメッシュのそれぞれのポリゴンのマテリアルIDに関連付けられたマテリアルの描画設定情報に基づいて、当該ポリゴンの描画を行わせることで、第1のメッシュの描画を行わせる。そして、第1のイベントが発生した場合に、第1のマテリアルが関連付けられた第1のマテリアルIDに関連付けられるマテリアルを、当該第1のマテリアルから第2のマテリアルに切り替えさせる。
例えば、上記更新範囲は、氷オブジェクトが地形オブジェクトに接触した形状に対応する形状に設定され、更新範囲内の地形オブジェクトのボクセルに対し、当該ボクセルにおける溶岩のマテリアルが黒曜石のマテリアルとなるように設定する。具体的には、地形オブジェクトにおける領域256に対応する上記更新範囲内のボクセルは、第1マテリアルIDが黒曜石のマテリアルに関連付けられるマテリアルIDeに変更され、マテリアル混合比が引き続き0(すなわち、ボクセルに設定されているマテリアルが「黒曜石」の1種類)に設定される。そして、変更されたボクセルのマテリアルに基づいて、地形オブジェクトの表示用メッシュおよび判定用メッシュのマテリアルが決定される。図30においては、「黒曜石」の1種類にマテリアルに変更された領域257の部分が領域256内に設定されている。
特開2025-113158ゲームプログラム、情報処理システム、情報処理装置、および、ゲーム処理方法 任天堂株式会社
【課題】複数のオブジェクトを新規な方法で変形させる。
【解決手段】情報処理システムは、操作入力に基づいた第1の指示に応じてプレイヤキャラクタにアクションを行わせる。情報処理システムは、プレイヤキャラクタによるアクションが行われた位置に基づいて設定される第1のボクセル更新範囲に該当する第1のボクセルデータおよび第2のボクセルデータのボクセルの密度を減少させる。情報処理システムは、第1のボクセルデータおよび第2のボクセルデータの少なくともいずれか一方のボクセルの密度を減少させた場合、当該密度が減少したボクセルである減少対象ボクセルとの対応関係を有する第1のボクセルデータまたは第2のボクセルデータの他方のボクセルである増加対象ボクセルの密度を増加させる。情報処理システムは、第1のメッシュおよび第2のメッシュを含む仮想空間の描画を行う。
図26に示す例においては、破片オブジェクトがボクセルオブジェクトに接触したことに応じてボクセルオブジェクトに加えられる変更は、ボクセルオブジェクトに追加部分を加える変形であったが、ボクセルオブジェクトに加えられる変更はこれに限らない。上記の変更は、ボクセルの密度を変更させるものであってもよいし、マテリアルを変更させるものであってもよい。例えば、破片オブジェクトが爆発する性質を有する場合、破片オブジェクトはボクセルオブジェクトに接触したことに応じて爆発してもよく、このとき、ボクセルオブジェクトの一部が消去されたように当該ボクセルオブジェクトを変形させてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含むように更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルの密度を減少させる。また例えば、ボクセルオブジェクトのマテリアルが溶岩であり、破片オブジェクトのマテリアルが氷である場合、破片オブジェクトが接触したことに応じてボクセルオブジェクトのマテリアルが変更されてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含む更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルのマテリアルのうち、溶岩となっているマテリアルを黒曜石や岩に変更してもよい。これによれば、溶岩のオブジェクトが氷のオブジェクトによって冷やされて黒曜石や岩になる状況を表現することができる。
特開2025-113159ゲームプログラム、情報処理システム、情報処理装置、および、ゲーム処理方法 任天堂株式会社
【課題】オブジェクトのメッシュを生成する処理における処理負荷の増加を抑える。
【解決手段】情報処理システムは、複数のボクセルそれぞれについて密度が少なくとも設定され、さらに少なくとも一部のボクセルについて交点情報が設定されたボクセルデータに基づいて、メッシュの頂点座標が少なくとも密度と交点情報に基づいて決定されるボクセルメッシュを生成および更新する。情報処理システムは、プレイヤキャラクタによるアクションが行われた位置に基づいて設定されるボクセル更新範囲に該当するボクセルデータのボクセルの密度を減少させると共に、交点情報更新範囲に該当するボクセルデータのボクセルに交点情報が設定されている場合、当該交点情報を削除する。情報処理システムは、ボクセルメッシュを含む仮想空間の描画を行う。
図26に示す例においては、破片オブジェクトがボクセルオブジェクトに接触したことに応じてボクセルオブジェクトに加えられる変更は、ボクセルオブジェクトに追加部分を加える変形であったが、ボクセルオブジェクトに加えられる変更はこれに限らない。上記の変更は、ボクセルの密度を変更させるものであってもよいし、マテリアルを変更させるものであってもよい。例えば、破片オブジェクトが爆発する性質を有する場合、破片オブジェクトはボクセルオブジェクトに接触したことに応じて爆発してもよく、このとき、ボクセルオブジェクトの一部が消去されたように当該ボクセルオブジェクトを変形させてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含むように更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルの密度を減少させる。また例えば、ボクセルオブジェクトのマテリアルが溶岩であり、破片オブジェクトのマテリアルが氷である場合、破片オブジェクトが接触したことに応じてボクセルオブジェクトのマテリアルが変更されてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含む更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルのマテリアルのうち、溶岩となっているマテリアルを黒曜石や岩に変更してもよい。これによれば、溶岩のオブジェクトが氷のオブジェクトによって冷やされて黒曜石や岩になる状況を表現することができる。
特開2025-113164ゲームプログラム、ゲーム処理方法、ゲームシステム、およびゲーム装置 任天堂株式会社
【課題】ボクセルデータにおけるマテリアルをゲームにより活用することができるゲームプログラム、ゲーム処理方法、ゲームシステム、およびゲーム装置を提供する。
【解決手段】第1のアクションが行われた位置との位置関係に基づいて決定されるマテリアルと同一のマテリアルに設定された第2のボクセルデータと、当該第2のボクセルデータに対応する第2のボクセルオブジェクトのメッシュであって、当該メッシュの頂点座標が少なくとも密度に基づいて決定され、当該メッシュのマテリアルが第2のボクセルデータのマテリアルに基づいて決定される第2のメッシュとを生成させ、第2のボクセルデータのマテリアルが第1のマテリアルである場合に、第2のボクセルオブジェクトに対して、第1のマテリアルに対応する第1のゲーム内効果を発生させるとともに、ゲーム進行に応じて第2のボクセルオブジェクトの大きさを小さくさせる。
例えば、上記更新範囲は、破片オブジェクト263が地形オブジェクトに最初に接触した形状に対応する形状に設定され、更新範囲内の地形オブジェクトのボクセルに対し、当該ボクセルにおける溶岩マテリアルが黒曜石のマテリアルとなるように設定される。具体的には、地形オブジェクトにおける領域251に対応する上記更新範囲内のボクセルは、溶岩のマテリアルが黒曜石のマテリアルに変更される。そして、変更されたボクセルのマテリアルに基づいて、地形オブジェクトの表示用メッシュおよび判定用メッシュのマテリアルが決定される。図36においては、黒曜石のマテリアルに変更された領域251の部分が領域264に設定されている。これによれば、地形オブジェクトにおいて溶岩のマテリアルで構成されていた領域251のうち、黒曜石のマテリアルに変更された領域264の見た目を溶岩のマテリアルの領域251の見た目と異なるようにできるので、破片オブジェクト263が地形オブジェクトの領域251の溶岩のマテリアルを冷やすことにより変質させたような印象をユーザに与えやすくなり、溶岩のオブジェクトが氷のマテリアルで構成される破片オブジェクト263によって冷やされて黒曜石になる状況を表現することができる。
特開2025-113167ゲームプログラム、情報処理システム、情報処理装置、および、ゲーム処理方法 任天堂株式会社
【課題】ボクセルデータの変化に応じたゲームイベントを発生させる。
【解決手段】情報処理システムは、ボクセルデータをゲーム処理に基づいて更新する。情報処理システムは、表示用メッシュを、ボクセルデータに含まれる密度に基づいて生成および更新し、表示用メッシュを含む仮想空間の描画を行う。情報処理システムは、ゲーム処理に基づいて第1のイベントが発生した場合に、仮想空間内に第1のボクセル更新範囲を生成し、ボクセルデータのうち、仮想空間内において第1のボクセル更新範囲に対応するそれぞれのボクセルの密度を減少または増加させる第1のボクセル更新を行う。情報処理システムは、第1のボクセル更新によって行われたボクセルに対する変化の度合いを示す第1のパラメータを更新する。情報処理システムは、ゲーム処理において、第1のパラメータに基づいた第2のイベントを発生させる。
図29に示す例においては、破片オブジェクトがボクセルオブジェクトに接触したことに応じてボクセルオブジェクトに加えられる変更は、ボクセルオブジェクトに追加部分を加える変形であったが、ボクセルオブジェクトに加えられる変更はこれに限らない。上記の変更は、ボクセルの密度を変更させるものであってもよいし、マテリアルを変更させるものであってもよい。例えば、破片オブジェクトが爆発する性質を有する場合、破片オブジェクトはボクセルオブジェクトに接触したことに応じて爆発してもよく、このとき、ボクセルオブジェクトの一部が消去されたように当該ボクセルオブジェクトを変形させてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含むように更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルの密度を減少させる。また例えば、ボクセルオブジェクトのマテリアルが溶岩であり、破片オブジェクトのマテリアルが氷である場合、破片オブジェクトが接触したことに応じてボクセルオブジェクトのマテリアルが変更されてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含む更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルのマテリアルのうち、溶岩となっているマテリアルを黒曜石や岩に変更してもよい。これによれば、溶岩のオブジェクトが氷のオブジェクトによって冷やされて黒曜石や岩になる状況を表現することができる。
特開2025-113168ゲームプログラム、情報処理システム、情報処理装置、および、ゲーム処理方法 任天堂株式会社
【課題】ボクセルデータの更新によってオブジェクトのメッシュを新規な方法で変形する。
【解決手段】情報処理システムは、ボクセルデータをゲーム処理に基づいて更新する。情報処理システムは、表示用メッシュを、ボクセルデータに含まれる密度に基づいて決定することで生成および更新し、表示用メッシュを含む仮想空間の描画を行う。情報処理システムは、ゲーム処理に基づいて第1のイベントが発生している第1の期間中において、仮想空間内に複数のボクセル更新範囲を連続的に生成する。情報処理システムは、ボクセルデータのうち、仮想空間内において第1のボクセル更新範囲に対応するそれぞれのボクセルについて、当該ボクセルおよび当該ボクセルの周囲のボクセルのうちのいずれかの密度が、第2の範囲に含まれる場合に、当該ボクセルに対して密度が減少する第1の更新を行う。
図29に示す例においては、破片オブジェクトがボクセルオブジェクトに接触したことに応じてボクセルオブジェクトに加えられる変更は、ボクセルオブジェクトに追加部分を加える変形であったが、ボクセルオブジェクトに加えられる変更はこれに限らない。上記の変更は、ボクセルの密度を変更させるものであってもよいし、マテリアルを変更させるものであってもよい。例えば、破片オブジェクトが爆発する性質を有する場合、破片オブジェクトはボクセルオブジェクトに接触したことに応じて爆発してもよく、このとき、ボクセルオブジェクトの一部が消去されたように当該ボクセルオブジェクトを変形させてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含むように更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルの密度を減少させる。また例えば、ボクセルオブジェクトのマテリアルが溶岩であり、破片オブジェクトのマテリアルが氷である場合、破片オブジェクトが接触したことに応じてボクセルオブジェクトのマテリアルが変更されてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含む更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルのマテリアルのうち、溶岩となっているマテリアルを黒曜石や岩に変更してもよい。これによれば、溶岩のオブジェクトが氷のオブジェクトによって冷やされて黒曜石や岩になる状況を表現することができる。
特開2025-113185ゲームプログラム、ゲームシステム、ゲーム処理方法、およびゲーム装置 任天堂株式会社
【課題】ボクセルデータを用いたオブジェクトに設定されたマテリアルをゲームにより活用することができるゲームプログラム、ゲームシステム、ゲーム処理方法、およびゲーム装置を提供する。
【解決手段】操作デバイスからの操作入力に基づいてカーソルの位置を制御し、操作デバイスからの操作入力に基づいた第1の指示に応じて、ボクセルオブジェクトのメッシュのカーソルの位置に対応する仮想空間内の位置のマテリアルを第1のマテリアルとして、操作デバイスからの操作入力に基づいた第2の指示に応じて、第1のマテリアルが設定されたオブジェクトをカーソルの位置に対応する仮想空間内の位置に向けて移動させ、オブジェクトとメッシュとの衝突判定に基づいた衝突位置に設定されるボクセル更新範囲に対応するボクセルデータのボクセルの密度およびマテリアルの少なくともいずれかの変更を含むゲーム内効果を発生させる。
第5の例として、叫声オブジェクトに氷のマテリアルが設定されており、衝突先のオブジェクトの判定用メッシュにおける衝突位置に溶岩のマテリアルが設定されている。そして、上述したマテリアルデータに含まれる性質情報として、氷のマテリアルについて、接触したオブジェクトの温度を下げる性質(例えば、温度が所定値以下(例えば、氷点下の温度)であるという性質)が設定されているものとする。この場合、溶岩のマテリアルが氷のマテリアルにより冷やされることにより、上記衝突位置に基づいて設定される更新範囲に対応するボクセルデータのボクセルのマテリアルが溶岩から黒曜石に変更されるゲーム内効果が発生する。
特開2025-113241ゲームプログラム、情報処理システム、情報処理装置、および、ゲーム処理方法 任天堂株式会社
【課題】ボクセルデータを用いた新規なゲームを提供する。
【解決手段】情報処理システムは、仮想空間内のプレイヤオブジェクトを、当該プレイヤオブジェクトがボクセルメッシュ上に乗っている場合には当該ボクセルメッシュ上の位置において、操作入力に基づいて移動制御する。情報処理システムは、プレイヤオブジェクトの前方に第1のボクセル更新範囲を生成し、当該第1のボクセル更新範囲に対応するボクセルの前記密度を減少させる。情報処理システムは、操作入力に基づいた第1の指示に応じて、プレイヤオブジェクトに第1のアクションをさせる。情報処理システムは、第1のアクションによって当該プレイヤオブジェクトが通過した位置に第2のボクセル更新範囲を連続的に生成し、当該第2のボクセル更新範囲に対応するボクセルの密度を増加させる。
図29に示す例においては、破片オブジェクトがボクセルオブジェクトに接触したことに応じてボクセルオブジェクトに加えられる変更は、ボクセルオブジェクトに追加部分を加える変形であったが、ボクセルオブジェクトに加えられる変更はこれに限らない。上記の変更は、ボクセルの密度を変更させるものであってもよいし、マテリアルを変更させるものであってもよい。例えば、破片オブジェクトが爆発する性質を有する場合、破片オブジェクトはボクセルオブジェクトに接触したことに応じて爆発してもよく、このとき、ボクセルオブジェクトの一部が消去されたように当該ボクセルオブジェクトを変形させてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含むように更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルの密度を減少させる。また例えば、ボクセルオブジェクトのマテリアルが溶岩であり、破片オブジェクトのマテリアルが氷である場合、破片オブジェクトが接触したことに応じてボクセルオブジェクトのマテリアルが変更されてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含む更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルのマテリアルのうち、溶岩となっているマテリアルを黒曜石や岩に変更してもよい。これによれば、溶岩のオブジェクトが氷のオブジェクトによって冷やされて黒曜石や岩になる状況を表現することができる。
特開2025-113246ゲームプログラム、情報処理システム、情報処理装置、および、ゲーム処理方法 任天堂株式会社
【課題】ボクセルデータを用いた新規なゲームを提供する。
【解決手段】情報処理システムは、仮想空間内に定義されたボクセルデータをゲーム処理に基づいて更新し、ボクセルデータに対応するメッシュであって、頂点座標が少なくともボクセルデータに含まれる密度に基づいて決定されるボクセルメッシュを更新する。ゲーム処理において、情報処理システムは、仮想空間内のプレイヤオブジェクトを、当該プレイヤオブジェクトがボクセルメッシュ上に乗っている場合には当該ボクセルメッシュ上の位置において、操作入力に基づいて移動制御させ、第1のイベントが発生した場合に、当該第1のイベントに応じた経路に沿って仮想空間内に第1のボクセル更新範囲を連続的に設定し、当該第1のボクセル更新範囲に対応するボクセルの密度を増加させる。
図29に示す例においては、破片オブジェクトがボクセルオブジェクトに接触したことに応じてボクセルオブジェクトに加えられる変更は、ボクセルオブジェクトに追加部分を加える変形であったが、ボクセルオブジェクトに加えられる変更はこれに限らない。上記の変更は、ボクセルの密度を変更させるものであってもよいし、マテリアルを変更させるものであってもよい。例えば、破片オブジェクトが爆発する性質を有する場合、破片オブジェクトはボクセルオブジェクトに接触したことに応じて爆発してもよく、このとき、ボクセルオブジェクトの一部が消去されたように当該ボクセルオブジェクトを変形させてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含むように更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルの密度を減少させる。また例えば、ボクセルオブジェクトのマテリアルが溶岩であり、破片オブジェクトのマテリアルが氷である場合、破片オブジェクトが接触したことに応じてボクセルオブジェクトのマテリアルが変更されてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含む更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルのマテリアルのうち、溶岩となっているマテリアルを黒曜石や岩に変更してもよい。これによれば、溶岩のオブジェクトが氷のオブジェクトによって冷やされて黒曜石や岩になる状況を表現することができる。
特開2025-113248情報処理プログラム、情報処理システム、および、情報処理方法 任天堂株式会社
【課題】ボクセルデータに基づくオブジェクトのメッシュを編集可能とする。
【解決手段】情報処理システムは、ボクセルデータを情報処理に基づいて更新し、表示用メッシュを生成および更新し、表示用メッシュを含む仮想空間の描画を行う。情報処理において、情報処理システムは、操作入力に基づいてカーソル位置の指定を行う。情報処理において、情報処理システムは、第1の指示に応じて、カーソル位置に対応する仮想空間内の位置に第1のボクセル更新範囲を生成し、ボクセルデータのうち、仮想空間内において第1のボクセル更新範囲に対応するそれぞれのボクセルの密度を減少させる。情報処理において、情報処理システムは、第2の指示に応じて、カーソル位置に対応する仮想空間内の位置に第2のボクセル更新範囲を生成し、ボクセルデータのうち、仮想空間内において第2のボクセル更新範囲に対応するそれぞれのボクセルの密度を増加させる。
図29に示す例においては、破片オブジェクトがボクセルオブジェクトに接触したことに応じてボクセルオブジェクトに加えられる変更は、ボクセルオブジェクトに追加部分を加える変形であったが、ボクセルオブジェクトに加えられる変更はこれに限らない。上記の変更は、ボクセルの密度を変更させるものであってもよいし、マテリアルを変更させるものであってもよい。例えば、破片オブジェクトが爆発する性質を有する場合、破片オブジェクトはボクセルオブジェクトに接触したことに応じて爆発してもよく、このとき、ボクセルオブジェクトの一部が消去されたように当該ボクセルオブジェクトを変形させてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含むように更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルの密度を減少させる。また例えば、ボクセルオブジェクトのマテリアルが溶岩であり、破片オブジェクトのマテリアルが氷である場合、破片オブジェクトが接触したことに応じてボクセルオブジェクトのマテリアルが変更されてもよい。具体的には、ゲームシステム1は、接触位置を含む更新範囲を設定し、当該更新範囲内のボクセルのマテリアルのうち、溶岩となっているマテリアルを黒曜石や岩に変更してもよい。これによれば、溶岩のオブジェクトが氷のオブジェクトによって冷やされて黒曜石や岩になる状況を表現することができる。
特表2025-527478 機械化学的炭酸化天然ポゾラン、その製造方法及びその使用 カーボン アップサイクリング テクノロジーズ インコーポレイテッド
【要約】本発明は、0.5〜50m2/gの範囲内の比表面積を有する機械炭酸化天然ポゾランに関する。本発明は更に、その生産方法、及び、その、例えば、フィラー又は結合剤としての使用に関する。本発明は更に、機械炭酸化天然ポゾランと、アスファルト、セメント、ジオポリマー、ポリマー、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される更なる材料と、を含む組成物、並びに、これらの生産方法に関する。
天然ポゾランは、火山灰、火山岩、真珠岩、軽石、黒曜石、鉱滓、凝灰岩(例えば、流紋凝灰岩、石英安山凝灰岩、玄武凝灰岩、粗面凝灰岩、響凝灰岩、世代交代結凝灰岩(digenetic lithoid tuff))、安山岩、クリノプチオロライト(clinoptiololite)、輝沸岩、普通輝石、燐灰石、チタン石、黒雲母、藍方石、黝方石、方ソーダ石、磁鉄鉱、白雲母、斜方沸石、方沸石、赤鉄鉱、クリストバル石、白榴石、高陵石、イライト、雲母、ホルンブレンド、モルデン沸石、安山岩、玄武石、珪藻岩、トリポリ石、燵岩、乳白色シェール(opaline shale)、及び沸石から選択されるのが好ましく、玄武石、火山岩、真珠岩、及び沸石から選択されるのが好ましい。
特表2025-527202気化可能製品及びその製造方法 エアー アイピー ホールディングス リミテッド
【要約】水パイプ用カプセルに消耗品を充填する方法が開示される。消耗品は、使用時に気化可能なように配置された固体成分と液体成分の混合物を含む。消耗品の混合物は、カプセルに挿入するために脱凝集又は低密度化される。カプセルは所定量の消耗品で充填され、その中に消耗品の混合物を入れて封止される。消耗品は、カプセル内に圧縮又は圧密されてもよく、所定の密度を達成するようカプセルに実質的に充填されてもよい。水パイプに使用するための関連するカプセル製品が開示される。
いくつかの実施形態では、不活性材料は、石材/岩石材(すなわち、1又は複数の鉱物若しくは準鉱物を含む天然物質)を含む。例えば、石材は、花崗岩、玄武岩、大理石、石英、軽石、黒曜石、ジェット、黒雲母などの1又は複数を含んでいてもよい。
A−2マイナスイオン発生器
特開2025-115288電気伝導金具及びその改良方法 株式会社ナカボーテック
【課題】電解槽の設置作業をスムーズに行うことに寄与し、海生生物の付着に起因する不都合が発生し難く、長期間にわたって安定的に使用可能な電気伝導金具を提供すること。
【解決手段】本発明の電気伝導金具10は、使用時に電解槽の内部にて鉄電極に接続される電極接続部11と、可撓性を有し、長手方向の一端が電極接続部11に接続され、使用時に該電解槽の内外を挿通する延長部12とを備える。延長部12は、ケーブルを含む芯部13と、中空管状の保護部14とを備える。保護部14の中空部14Sに芯部13が収容されている。中空部14Sにおける芯部13の外面と保護部14の内面との間に、複数の仕切部材15が延長部12の長手方向に間欠配置されているとともに、仕切部材15によって仕切られた複数の空間部16が存在している。
【請求項1】内部に鉄電極が収容された電解槽と、該電解槽の外部に設置された電源装置とを含み、該電源装置から該鉄電極に電流を供給して該鉄電極から鉄イオンを発生させる、鉄イオン発生装置において、該鉄電極と該電源装置とを電気的に接続するのに使用される、電気伝導金具であって、使用時に前記電解槽の内部にて前記鉄電極に接続される電極接続部と、可撓性を有し、長手方向の一端が該電極接続部に接続され、使用時に該電解槽の内外を挿通する延長部とを備え、前記延長部は、ケーブルを含む芯部と、中空管状の保護部とを備え、該保護部の中空部に該芯部が収容されており、前記中空部における前記芯部の外面と前記保護部の内面との間に、複数の仕切部材が前記延長部の長手方向に間欠配置されているとともに、該仕切部材によって仕切られた複数の空間部が存在している、電気伝導金具。
特開2025-125125用紙排出装置及び画像形成システム コニカミノルタ株式会社
【課題】CD整合部材との共存を可能にし、排紙整列性をさらに向上させることが可能な用紙排出装置及び画像形成システムを提供する。
【解決手段】画像形成装置10により画像が形成された用紙を排出する排紙部材(排紙ローラー31)と、排紙部材により排出された用紙を積載する用紙積載部(排紙トレイ32)と、用紙積載部に積載された用紙を幅方向に整合させるCD整合部材33と、用紙積載部に排出される用紙を非接触で除電する除電部34と、を備える。除電部34は、CD整合部材33の可動範囲外に配置される。
【請求項11】前記除電部は、前記用紙の表面に向けてプラスイオン及びマイナスイオンを放出するイオナイザーであることを特徴とする請求項1に記載の用紙排出装置。
特開2025-126309美容器具セット 株式会社環境技研
【課題】美容器具を清潔に保つことができる機能を備え、かつ美容器具にEMS電流(低周波パルス電流)を流す機能を付与した使い勝手のよい美容器具と受け台とをセットにした美容器具セットを提供することを目的とする。
【解決手段】美容器具11は、本体部12および把持部13とからなり、本体部12の下面にブラシ16が配設され、ブラシ16の先端を電極とし、前記電極に導線の一端を結線し、前記導線の他端を本体部12に配置した接続基板23に搭載された回路に接続し、接続基板23には、対になるブラシの電極間でEMS電流(低周波パルス電流)が流れるようにプログラムされた回路を搭載し、受け台は、載置された美容器具11のブラシ16が配設された本体部12の下面に向かって深紫外線を照射する深紫外線照射手段を収納している。
【請求項4】前記美容器具にはマイナスイオン発生手段が収納されていることを特徴とする請求項3に記載の美容器具セット。
特表2025-525250パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物濃度の測定方法並びに液体クロマトグラフ/タンデム質量分析システム 中国科学院生▲態▼▲環▼境研究中心
【要約】本発明は、パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物濃度の測定方法並びに液体クロマトグラフ/タンデム質量分析システムを提供し、当該測定方法は、液体クロマトグラフ/タンデム質量分析法により、アルカリ性移動相でサンプルを溶出する一回の測定で、サンプル中の複数種類の、少なくとも一種類以上のパーフルオロアルキルホスホン酸/ホスフィン酸系化合物或いはポリフルオロアルキルリン酸エステル系化合物を含むパーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物の濃度を測定する。当該測定方法は、サンプルの溶出にアルカリ性移動相を利用することで、一回注入でパーフルオロアルキルホスホン酸/ホスフィン酸系化合物及びポリフルオロアルキルリン酸エステル系化合物を含む93種類のPFASsの速な分析を完成することができる。
【請求項5】 1回の測定で、タンデム質量分析により、測定目的物であるパーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物の種類によって、正イオン走査モードと負イオン走査モードとを切り替えることを特徴とする請求項1に記載のパーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物の測定方法。
特表2025-525696被覆部材および部材のコーティング方法 ショット ファーマ アクチェンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト アウフ アクチェン
【要約】この開示は、表面を有する被覆部材であって、前記部材の表面の少なくとも一部がコーティングによって被覆されている前記被覆部材、前記被覆部材を含む系またはキット、前記被覆部材を含む閉じた系、および部材のコーティング方法に関する。
【請求項10】スパッタ銃が前記部材の表面に達するために必要な時間が0.5分〜150分、または30〜120分、または50〜100分であり、且つ/または 正イオンが測定される場合、スパッタ銃が前記部材の表面に達する時点は、[Si2O+]イオンの数が[C3H5+]イオンの数と等しくなる時点であり、且つ/または 負イオンが測定される場合、スパッタ銃が前記部材の表面に達する時点は、[C4H3-]イオンの数が[SiO3-]イオンの数と等しくなる時点であり、且つ/または 前記イオン、好ましくは正イオンおよび負イオンの数は、本明細書に記載される方法によって得ることができる、請求項1から9までのいずれか1項に記載の被覆部材。
特表2025-527076タバコのカルボニル系成分の非標的質量分析識別方法 雲南中煙工業有限責任公司
【要約】タバコのカルボニル系成分の非標的質量分析識別方法は、タバコサンプル抽出液を調製するステップ(1)と、2,4−ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)で誘導体化して、第1のタバコサンプルを得るステップ(2)と、DNPHの代わりにDNPH−d3を使用し誘導体化して、第2のタバコサンプルを得るステップ(3)と、混合タバコサンプルを調製するステップ(4)と、ブランクサンプルを調製するステップ(5)と、第1のタバコサンプル、第2のタバコサンプル、混合タバコサンプル及びブランクサンプルのそれぞれに対してUPLC−Orbitrap−HRMS分析を行って、LC−MS生データを得るステップ(6)と、LC−MS生データを処理して、生の質量分析特性データを得るステップ(7)と、生の質量分析特性データに対して多段階フィルタリングを行うステップ(8)と、最終的に保持されたクロマトグラフィーピークに対して構造注釈又は同定を行うことにより、タバコのカルボニル系成分を得るステップ(9)と、を含む。質量分析特性データに対して多段階フィルタリングを行うことにより、生データ
【請求項2】UPLC−Orbitrap−HRMS分析の条件について、 Dionex U3000 UHPLCシステムとQ−Exactive質量分析計とが直列に接続された機器プラットフォームによりUPLC−HRMSを完了し、 UPLC条件について、Syncronis C18クロマトグラフィーカラム(2.1mm×100mm、1.7μm)、カラム温度:40℃、サンプル注入量:1μL、移動相A:0.1%ギ酸水溶液、移動相B:アセトニトリル、グラジエント溶出プログラム:0〜1min 95%B、1〜3min 95%〜60%B、3〜10min 60%〜10%B、10〜18min 10%B、18〜19min 10%〜95%B、19〜20min 95%B、流速:0.2mL/minであり、質量分析条件について、スプレー電圧3.7kV、シースガス流速35L/min、補助ガス流速10L/min、DL移送管温度350℃であり、データ収集をFull MS−DDAの正イオンモードと負イオンモードで行い、一次質量分析の質量電荷比走査範囲を100〜1200m/zに設定し、分解能が70000で、二次質量分析の質量電荷比走査分解能が35000で、高エネルギー衝突誘起解離電圧が30eVである、請求項1に記載の方法。
A−2−1シャープ
特開2025-122734イオン発生装置 シャープ株式会社
【課題】交差方向におけるサイズを小型化可能なイオン発生装置を提供すること。
【解決手段】イオン発生装置は、気流を発生させるファンと、第一方向に向かって開口し且つ気流が吹き出す吹出口を有し、ファンを収納する筐体と、イオンを発生させるイオン発生部とを備える。イオン発生部は、ファンと吹出口との間の風路に対し、第一方向と交差する第二方向にずれて配置されている。
【請求項7】前記イオン発生部は、正イオンを発生させる正極と、負イオンを発生させる負極とを備え、前記正極と前記負極とは、前記第二方向に並んで配置されている、請求項1に記載のイオン発生装置。
特開2025-122562磁歪部材及び磁歪部材の製造方法 住友金属鉱山株式会社
【課題】磁歪式振動発電デバイスを製造した際のデバイス特性において、簡単に評価でき、かつ、磁歪部材の大きさや厚みに影響を受けない安定した指標を用い、デバイス特性が大きく、かつ、最適磁場強度のばらつきも抑制される、磁歪部材及び磁歪部材の製造方法を提供すること。
【解決手段】磁歪部材は、同一の結晶から複数得られる磁歪部材であって、磁歪特性を有する鉄系合金の結晶からなり、長手方向及び短手方向を有する板状体であり、前記板状体の表面及び裏面のうちの少なくとも1つの面は、前記長手方向に延びる複数の溝を有し、複数の前記磁歪部材は、電気−機械等価回路解析によって求められる半値周波数結合係数(=kf1f2)が最大となるときの磁場強度を最適磁場強度とし、前記最適磁場強度の標準偏差と前記最適磁場強度の平均値との比(標準偏差/平均値)が0.2以下である。
A−2−2コロナ放電
特許7620175有刺鉄線および有刺鉄線の製造方法 株式会社SEELS
【課題】高価な材料を使用することなく、耐腐食性に優れるとともに、夜間に目立ちにくく、長期間にわたって侵入防止効果が維持される有刺鉄線を提供することにある。また、本発明の別の目的は、係る有刺鉄線を容易に製造することができる除錆剤の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の有刺鉄線は、侵入防止柵に用いられ、鉄製または鋼製のワイヤと、ワイヤに取り付けられた複数の有刺体とを有する母材と、母材の表面上に形成された亜鉛を含有するめっき層と、めっき層上に形成された粉体塗料層と、を有し、粉体塗料層の厚さが、100μm以上であることを特徴とする。
【請求項6】侵入防止柵に用いられる有刺鉄線の製造方法であって、鉄製または鋼製のワイヤに複数の有刺体を取り付けることによって母材を準備する工程と、前記母材の表面上に亜鉛を含有するめっき層を形成する工程と、前記めっき層上に粉体塗料層を形成して前記有刺鉄線を得る工程と、を有し、前記粉体塗料層を形成する工程は、粉体塗料を調整する工程と、前記粉体塗料を前記めっき層に噴射して、前記めっき層上に前記粉体塗料を付着させる工程と、前記粉体塗料を加熱して前記粉体塗料層を形成する工程とを含み、前記粉体塗料を付着させる工程は、吐出口と、前記吐出口にコロナ電極とを備えた静電粉体噴射機を用いて前記粉体塗料を前記めっき層に噴射する工程と、前記静電粉体噴射機の前記コロナ電極に電圧を印加することにより、前記静電粉体噴射機と前記めっき層との間に電界を発生させ、前記粉体塗料を帯電させる工程とを含み、前記粉体塗料層の厚さが、100μm以上であることを特徴とする有刺鉄線の製造方法。
特開2025-112566電子写真用部材、転写装置及び画像形成装置 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】表面層と、弾性層とを備え、前記表面層はシリコーン化合物を含む電子写真用部材において、JIS K7125:1999に準拠した、前記表面層の動摩擦係数を(A)、前記表面層を、電流100μA、温度22℃、相対湿度55%RH、及び総放電電力0.72kWでコロナ処理した後の前記表面層の動摩擦係数を(B)としたとき、(A)が0.15未満又は0.30超であるか、又は、(B−A)が0.05超である場合に比べ、クリーニング性の維持性が高い、電子写真用部材を提供すること。
【解決手段】表面層と、弾性層とを備え、前記表面層はシリコーン化合物を含み、JIS K7125:1999に準拠した、前記表面層の動摩擦係数を(A)、前記表面層を、電流100μA、温度22℃、相対湿度55%RH、及び総放電電力0.72kWでコロナ処理した後の前記表面層の動摩擦係数を(B)としたとき、(A)が0.15以上0.35以下であり、且つ、(B−A)が0.05以下である、電子写真用部材。
特開2025-116498電子写真ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置並びに電子写真ローラの製造方法 キヤノン株式会社
【課題】トナーの過剰帯電を低減し、トナーからの電荷漏洩が少なく、シャープな帯電分布を実現することができる電子写真ローラ。
【解決手段】導電性の外表面を有する基体と、該基体の該外表面の側に存在する樹脂層と、を有する電子写真ローラであって、該電子写真ローラの外表面の体積抵抗率が、1.0×106Ω・cm以上であり、グリッド部を有するコロナ放電器を該電子写真ローラの軸方向に沿って速度400mm/秒で相対的に移動させて該電子写真ローラの外表面を帯電させ、該グリッドの通過から0.06秒後の該外表面の電位を測定したときの該電位の最大値が、20.0V未満であり、該電子写真ローラの該外表面のイオン化ポテンシャルが、5.0〜5.6eVであり、該電子写真ローラの該外表面から深さ0.1μmまでの領域における弾性率E1が、200MPa以上である。
特開2025-116839プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 キヤノン株式会社
【課題】プロセススピードが速い系において耐久使用を通じて、高温高湿環境におけるカブリ及び低温低湿環境におけるガサツキの発生を抑制する。
【解決手段】現像剤と、現像剤担持体と、該現像剤担持体上に担持される該現像剤の層厚を規制する、少なくとも一部が導電性の現像剤層厚規制部材と、を有するプロセスカートリッジであって、該プロセスカートリッジは、電子写真画像形成装置の本体に着脱可能であり、該現像剤担持体が、基体と、該基体の該外表面の側に存在する樹脂層と、を有し、該現像剤担持体の外表面に直接金属膜を設けて測定したインピーダンスが、1.00×106Ω以上であり、該現像剤のイオン化ポテンシャルをI(T)と、該現像剤担持体の外表面のイオン化ポテンシャルをI(R)とが特定の関係を満たし、該現像剤担持体の外表面を測定したときの該電位の最大値が20.0V未満である。
【請求項1】現像剤と、現像剤担持体と、該現像剤担持体に当接し、該現像剤担持体上に担持される該現像剤の層厚を規制する現像剤層厚規制部材と、該現像剤層厚規制部材と電気的に接続された接点と、該現像剤を収容する現像剤収容部材と、を有するプロセスカートリッジであって、該プロセスカートリッジは、電子写真画像形成装置の本体に着脱可能であり、該現像剤層厚規制部材の少なくとも一部は、導電性であり、該接点は、該プロセスカートリッジが該電子写真画像形成装置の本体に装着されたときに、該電子写真画像形成装置の本体の本体接点と電気的に接続し、該現像剤層厚規制部材に所定の電圧を印加可能とするものであり、該現像剤担持体は、導電性の外表面を有する基体と、該基体の該外表面の側に存在する樹脂層と、を有し、該現像剤担持体の外表面に直接金属膜を設け、温度23℃、相対湿度50%の環境下で、該基体の外表面と該金属膜との間に、50Vの直流電圧を印加しつつ、振幅が50Vの交流電圧を周波数1.0×10−1〜1.0×105Hzの間で変化させながら印加したとき、周波数1.0×100〜1.0×101Hzにおけるインピーダンスが、1.00×106Ω以上であり、該現像剤のイオン化ポテンシャルをI(T)とし、該現像剤担持体の外表面のイオン化ポテンシャルをI(R)としたとき、該I(T)及び該I(R)が、下記式(X)を満たし、 │I(T)−I(R)│≦0.3eV ・・・(X) 温度23℃、相対湿度50%の環境下で、幅が3.0mmのグリッド部を有するコロナ放電器を、該グリッド部と該現像剤担持体の外表面との距離を1.0mm、かつ、該グリッド部の該幅の方向と、該現像剤担持体の軸方向とが一致するように配置し、該グリッド部に8kVの電圧を印加し、かつ、該コロナ放電器を該現像剤担持体の軸方向に沿って速度400mm/秒で相対的に移動させて該現像剤担持体の外表面を帯電させ、該グリッド部の通過から0.06秒後の該外表面の電位を測定したときの該電位の最大値が、20.0V未満である、ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
特開2025-117385断熱材 アキレス株式会社
【課題】本発明は、接着層やコロナ処理といった煩雑な工程を必要とせず、芯材とガスバリア層とが接着でき、高温高湿下でもガス漏れが抑えられ、長期に亘り安定した断熱性能を発揮する断熱材を提供する。
【解決手段】断熱材は合成樹脂発泡体からなる芯材の両面に面材が積層され、前記面材は、少なくとも紙基材とガスバリア層を有し、前記ガスバリア層は、ポリビニルアルコール系樹脂又はポリ塩化ビニリデン系樹脂を含み、前記合成樹脂発泡体と接しており、該断熱材の熱伝導率の変化率が標準温度状態3級、標準湿度状態3級の条件において3か月保管後で8%以下である。
特開2025-124560有機化合物分解装置 株式会社イノアックコーポレーション
【課題】有機化合物の分解を促進するための技術の開発が求められている。
【解決手段】発明の一態様は、供給されてきた空気中の酸素から活性酸素を生成する活性酸素生成装置と、前記活性酸素により有機化合物が分解される反応器と、前記活性酸素生成装置に配管で接続され、前記活性酸素生成装置へと供給される空気を冷却する冷却装置と、を備える有機化合物分解装置である。
【請求項5】前記活性酸素生成装置は、コロナ放電により酸素分子に電子を付与する装置である請求項4に記載の有機化合物分解装置。
特開2025-125701インクジェットインク組成物及びインクジェットプリントの記録方法 セイコーエプソン株式会社
【課題】記録媒体に対する密着性に優れ、臭気を抑制したインクジェットインク組成物を提供することができる。
【解決手段】モノマーと、樹脂とを含み、前記モノマーは、芳香族基含有モノマーを含まないか、前記芳香族基含有モノマーを含む場合には、前記芳香族基含有モノマーの含有量は、インクジェットインク組成物の総量に対し、35質量%未満であり、前記樹脂は、ヒドロキシ基又はカルボキシ基のいずれかを有するアクリル樹脂(A)、又は、所定の構造単位からなる群より選ばれる1つ以上の構造単位を有する樹脂(B)の少なくともいずれかを含む、インクジェットインク組成物。
【請求項12】前記吐出工程前において、非吸収性記録媒体の前記インクジェットインク組成物が付着する面にコロナ処理を行うコロナ処理工程を含む、
特表2025-525086ホットスタンピングによる金属基材への付着防止フィルムの結合方法 セブ ソシエテ アノニム
【要約】本発明は、コーティングされた調理体(1)の製造方法に関し、前記製造方法は、
i.金属基板(2)および金属メッシュ(3)を用意するステップであって、前記金属基板(2)は、前記金属メッシュ(3)と接触させられることを意図された面(2a)を有する、前記金属基板(2)および前記金属メッシュ(3)を用意する前記ステップと、ii.前記金属メッシュ(3)を前記金属基板(2)の前記面(2a)に取り付けるステップと、iii.フィルム(4)を用意するステップであって、前記フィルム(4)は、1種以上の半結晶性または非晶質の熱可塑性ポリマーを含む層(4a)を含み、前記層(4a)は、前記金属基板(2)の前記面(2a)および前記金属メッシュ(3)と接触させられることを意図された、前記フィルム(4)を用意する前記ステップと、iv.前記金属基板(2)および前記金属メッシュ(3)を加熱するステップと、v.前記層(4a)が、前記ステップivで加熱された
【請求項9】請求項1から8のいずれか一項に記載のコーティングされた調理体(1)の製造方法であって、前記金属基板(2)の前記面(2a)の表面は、表面処理を受け、前記表面処理は、化学腐食、ブラッシング、水和、サンドブラスト、ショットピーニング、プラズマまたはコロナまたはレーザータイプの物理化学処理、化学活性化、または、これらの異なる技術の組み合わせであることを特徴とするコーティングされた調理体(1)の製造方法。
特表2025-525087ホットスタンピングによって金属基板上に接着防止フィルムを組み立てる方法 セブ ソシエテ アノニム
【要約】以下の工程を含むコーティングされた調理要素の製造方法であって、i.フィルムでコーティングされる面を有する金属基板を提供する工程と、ii.フィルムを提供する工程であって、フィルムは金属基板の面と接触させる層を含み、層は50〜100重量%のPTFEと、0〜50重量%のPTFEとは異なる1つ以上の熱可塑性ポリマーと(%は、PTFE及び1つ以上の熱可塑性ポリマーの総重量に対するものである)を含む工程と、iii.金属基板を加熱する工程と、iv.層が工程iiiで加熱された金属基板の面に面するように、フィルムを位置決めする工程と、v.金属基板及びフィルムをホットスタンピングによって組み立てる工程であって、金属基板が組み立て時に350℃〜550℃の温度にある工程と、を含み、工程(v)の組み立て時に、金属基板と接触させたときに、フィルムが本質的に伝導によって加熱されるようにする方法。
【請求項9】前記金属基板(2)の前記面(2a)の表面は、表面処理を受けており、前記表面処理は、化学アタック、ブラッシング、水和、サンドブラスト、ショットピーニング、プラズマまたはコロナまたはレーザータイプの物理化学処理、化学活性化、またはこれらの異なる技術の組み合わせである、請求項1〜8のいずれか一項に記載のコーティングされた調理要素(1)の製造方法。
特表2025-525088ホットスタンピングによって金属基板上に接着防止フィルムを組み立てる方法 セブ ソシエテ アノニム
【要約】以下の工程を含むコーティングされた調理要素の製造方法であって、i.フィルムでコーティングされる面を有する金属基板を提供する工程と、ii.フィルムを提供する工程であって、フィルムは金属基板の面と接触させる層を含み、層は0〜50重量%のPTFEと、0〜50重量%のPTFEとは異なる1つ以上の半結晶性またはアモルファス熱可塑性ポリマーとを含む工程と、iii.金属基板を加熱する工程と、iv.フィルムを位置決めする工程と、v.金属基板及びフィルムをホットスタンピングによって組み立てる工程であって、金属基板が、組み立て時のPTFE及び半結晶性熱可塑性ポリマーの融点ならびに層のアモルファス熱可塑性ポリマーのガラス転移温度のうちの最低温度よりも高い温度にある工程と、を含み、工程(v)の組み立て時に、金属基板と接触させたときに、フィルムが本質的に伝導によって加熱されるようにする方法。
【請求項9】前記金属基板(2)の前記面(2a)の表面は、表面処理を受けており、前記表面処理は、化学アタック、ブラッシング、水和、サンドブラスト、ショットピーニング、プラズマまたはコロナまたはレーザータイプの物理化学処理、化学活性化、またはこれらの異なる技術の組み合わせである、請求項1〜8のいずれか一項に記載のコーティングされた調理要素(1)の製造方法。
特表2025-525327可撓性積層材料 ザ ケマーズ カンパニー エフシー リミテッド ライアビリティ カンパニー
【要約】積層物品は、誘電体基板であって、フッ素化パーフルオロコポリマー及び非フッ素化パーフルオロコポリマーを含むパーフルオロコポリマーマトリックスと、パーフルオロコポリマーマトリックス中に埋め込まれたL−ガラス布と、パーフルオロコポリマーマトリックス中に分散された添加材料であって、紫外光を吸収することができる、添加材料と、を含む、誘電体基板と、誘電体基板の表面上に配設された伝導性クラッディングと、を含む。
【請求項30】前記L−ガラス布が、プラズマ処理又はコロナ処理されたL−ガラス布を含む、請求項1〜29のいずれか一項に記載の積層物品。
A−2−3ストリーマ放電
特許7607886サーバ、方法及びコンピュータプログラム 17LIVE株式会社
【解決手段】ライブストリーミングシステムにおいて、サーバは、第1のユーザの第1のユーザ端末から贈り物アイテムの生成に関する第1の要求を受信する機能と、当該第1の要求に基づいて当該贈り物アイテムを生成する機能と、当該第1の要求の情報に基づいて当該贈り物アイテムの価値を評価する機能と、を実行し、ライブストリーマーは、カスタマイズギフトを生成するか又は視聴者を生成に招待する。
【効果】カスタマイズギフトは、視聴者との交流及びイベントなどにおいてライブストリーマーを支援することができるため、ユーザエクスペリエンスと、ライブストリーマーと視聴者間の交流を向上させることができる。
特許7725032サーバ、方法及びコンピュータプログラム 17LIVE株式会社
【課題】ライブストリーミングにおけるサーバ、方法、及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】方法は、ライブストリーマーが別のライブストリーマーに、2人以上のライブストリーマーが特定の期間競い合うことを指すPKの招待状を送信し、別のライブストリーマーが、当該ライブストリーマーからの当該招待状を受諾するか否か決定し、サーバがPK成立について通知を受けて当該2人のライブストリーマーの当該サムネイルなどの当該ストリーミングデータをストリーム等から取得し、コンテキストデータを、コンテキストDBなどから取得し、ライブストリーミングルームに対してサムネイルを生成し、サムネイルを、ライブストリーミングルームの数などに基づき複数にカットし、対応するライブストリーマーに配布し、交流が終了すると、サムネイルを元のものに置換する。
特開2025-119329樹脂ペレットの風送装置、風送方法および製造方法 東レ株式会社
【課題】樹脂ペレットを気流搬送する際に、輸送配管内でフロス、スネークスキン、ストリーマ、エンジェルヘア等の異形物の発生を確実に抑制できる樹脂ペレットの風送装置、風送方法および製造方法を提供する。
【解決手段】樹脂ペレット風送配管の曲がり管部に、一端が閉じた円筒管に、樹脂ペレットおよび気流を供給する導入管が円筒管の円周方向に取り付けられ、円筒管のもう一端が樹脂ペレットおよび気流の排出口であり、円筒管の直径が、導入管の直径より大きい構造を有する風送管装置を設けた風送装置。
特開2025-121836サーバ、方法及びコンピュータプログラム 17LIVE株式会社
【課題】ユーザエクスペリエンスと、ライブストリーマーと視聴者間の交流を向上させることが可能なサーバ、方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】サーバと、複数のユーザ端末と、を含むライブストリーミングシステムにおいて、サーバ10は、回路を含み、回路が、第1のユーザの第1のユーザ端末から贈り物アイテムの生成に関する第1の要求を受信する機能と、第1の要求に基づいて贈り物アイテムを生成する生成ユニットと、第1の要求の情報に基づいて贈り物アイテムの価値を評価する評価ユニットと、を含む。
A−2−4集塵
特許7663271塵埃吸引装置 アイリスオーヤマ株式会社
【課題】集塵部の着脱を行いやすい塵埃吸引装置を実現することを目的とした。
【解決手段】塵埃吸引装置10は、電動送風機44を有する装置本体20と、電気掃除機200から吸い出した塵埃を集塵容器52に集塵する集塵部50と、を備え、集塵部50は、流入部60、流出部62、及び排出部66を集塵容器52に有し、集塵容器52は、装置本体20に対して着脱可能であって、装置本体20に装着された状態で、装置本体20から露出しており、電動送風機44の吸引により、流入部60から集塵容器52に空気が流入し、集塵容器52内の空気が流出部62から流出するものであり、集塵容器52内の塵埃は、排出部66から廃棄可能であることを特徴とするものである。
特開2025-112416摩耗粉吸引システム及び摩耗粉吸引装置 ナブテスコ株式会社
【課題】制輪子と車輪との接触位置が変位したとしても集塵効率が低下しない摩耗粉吸引システム及び摩耗粉吸引装置を提供する。
【解決手段】摩耗粉吸引システムは、ユニットブレーキ装置1に設けられ、ユニットブレーキ装置1が有する制輪子2と制輪子2が押し付けられる車輪3との隙間を調整する隙間調整器40と、制輪子2と車輪3との隙間を手動で調整する隙間調整器40と連動して回転する手動調整ナット39と、手動調整ナット39の回転運動を直線運動に変換する変換部18と、制輪子2が車輪3に押し付けられることで生じる摩耗粉を吸引する吸引部11と、を備える。吸引部11は、直線運動によって制輪子2が車輪3へ押し付けられる方向へ移動する。
特開2025-112568ガス処理システム 富士電機株式会社
【課題】消費エネルギーを低減するガス処理システムを提供する。
【解決手段】CO2を含む燃焼排ガス中の不純物を捕集する電気集塵機と、前記電気集塵機を通過した後のオゾンを含む前記燃焼排ガスを流す第1流路と、前記第1流路を流れた前記燃焼排ガスを一時的に貯留する貯留槽と、前記貯留槽を通過した前記燃焼排ガスを流す第2流路と、前記第2流路から分岐し、前記第2流路を流れる前記燃焼排ガスの少なくとも一部を前記第1流路に還流させる第3流路と、前記第3流路の開度を調節する第1調節弁と、前記電気集塵機に供給される前記燃焼排ガスに係る第1流量を検出する第1検出部と、前記第1検出部が検出した前記第1流量に基づき、前記第1調節弁の開度を制御する制御部と、を備える、ガス処理システム。
特開2025-113188ファン 広東美的環境電器制造有限公司
【課題】ファンを提供する。
【解決手段】本発明のファンは、吸気口及び排気口が設けられるカバー本体と、カバー本体内に設けられ、排気口に空気を供給するために使用されるファンブレードと、カバー本体内に設けられる集塵アセンブリと、を含み、集塵アセンブリは、吸気口と排気口との間に位置し、集塵アセンブリは、複数の電極シートを含み、複数の電極シートは、積層及び巻回されるように配置され、隣接する電極シート間に電場を発生させ、電場を介して電荷を帯びた媒体を吸着することができる。本発明によって提供されるファン及び集塵アセンブリは、通過する空気流中の電荷を帯びた媒体を吸着することができ、それによってファンの内部に塵が蓄積するのを防ぐことができる。
特開2025-113581光硬化性組成物 株式会社コバヤシ
【課題】硬化後に耐熱油性を有し、硬化後の質量変化率及び体積変化率が小さい光硬化性組成物を提供すること。
【解決手段】本発明は、(A)2官能ポリエステル系ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、 (B)単官能(メタ)アクリレートモノマー、 (C)2官能(メタ)アクリレートモノマー、 (D)3官能以上の(メタ)アクリレートモノマー、及び (E)光重合開始剤、を含む、光硬化性組成物を提供できる。 また、本発明は、前記光硬化性組成物の硬化物を提供できる。 また、本発明は、燃料又はオイルをろ過するフィルターと、当該フィルターに固着している前記光硬化性組成物の硬化物とを含む、フィルター部品を提供できる。
【請求項16】請求項1又は2に記載の光硬化性組成物の硬化物を含む製品であり、前記硬化物が、シール材、固定材、及び支持材から選択される1種又は2種以上であり、前記製品が、自動車、飛行機、船舶、燃焼機器及び集塵機から選択される1種又は2種以上である、前記製品。
特開2025-116800ペブルベッド式の高温炉に適用される燃焼度測定位置決め装置 華能核能技術研究院有限公司
【課題】燃料要素が粉塵、破片の環境で運転することを考慮していない場合に直面した燃料ボールの詰まりの問題を解決する。
【解決手段】受圧ユニットは、受圧箱体及びエンドフランジを含み、受圧箱体の内部に配置空間が開設され、エンドフランジは、受圧箱体の開口側接続され、回転子ユニットは、回転軸、取り出し盤及び分配盤を含み、取り出し盤及び分配盤は、いずれも回転軸に外嵌され、且つ配置空間内に取り付けられ、ブッシュユニットは、第1ブッシュ及び第2ブッシュを含み、第1ブッシュ及び第2ブッシュは、取り出し盤及び分配盤外嵌され、逆止ユニットは、回転軸に外嵌され、エンドフランジに接続され、軸受アセンブリは、第1軸受及び第2軸受を含み、第1軸受及び第2軸受は、エンドフランジ及び受圧箱体内に設けられ、駆動ユニットは、サーボモータ、減速機、カップリング及び磁力同期装置を含み、それらは、いずれも順次に接続されている。
【請求項4】前記第1ブッシュ(301)内に輸送空間(B)が開設され、且つ前記第1ブッシュ(301)内にさらに集塵キャビティ(301a)が開設され、前記輸送空間(B)と集塵キャビティ(301a)との間に傾斜壁(301b)が仕切って接続され、且つ前記輸送空間(B)は、集塵キャビティ(301a)と連通する、ことを特徴とする請求項3に記載のペブルベッド式の高温炉に適用される燃焼度測定位置決め装置。
【請求項6】前記集塵キャビティ(301a)の側壁にさらに第2パージ孔 (301a?1)が開設され、前記第2パージ孔 (301a?1)は、第1パージ孔 (101b)の位置に対応し、前記第1ブッシュ(301)の閉鎖端の中央部に第1回転孔(301d)が開設され、前記回転軸(201)は、回転して第1回転孔(301d)内を通ることができ、前記第1回転孔(301d)の一方側の第1ブッシュ(301)の内壁にさらに第2ボール退出孔(301e)が開設されている、ことを特徴とする請求項5に記載のペブルベッド式の高温炉に適用される燃焼度測定位置決め装置。
特開2025-117829セメント焼成設備及びセメントクリンカの製造方法 住友大阪セメント株式会社
【課題】本発明によれば、二酸化炭素の大気への放出量を抑制し、かつセメント原料の効率的な乾燥を行い得る、セメント焼成設備及びセメントクリンカの製造方法を提供する。
【解決手段】セメント原料の乾燥及び粉砕装置、サスペンションプレヒータ、ロータリーキルン、クリンカクーラ、二酸化炭素回収装置及び炭酸化装置を備えるセメント焼成設備、及びこれを用いるセメントクリンカの製造方法である。
【請求項1】セメント原料を乾燥及び粉砕して粉末原料とする乾燥及び粉砕装置、前記粉末原料を予熱及びか焼するサスペンションプレヒータ、前記予熱及びか焼された粉末原料を焼成し、セメントクリンカとするロータリーキルン、前記セメントクリンカを冷却するセメントクリンカクーラ、前記サスペンションプレヒータから排出される燃焼排ガスに含まれる二酸化炭素を回収する二酸化炭素回収装置、及び前記サスペンションプレヒータから排出される燃焼排ガスと、酸化カルシウムを含む粉末物と、の反応により炭酸カルシウムを含む粉末物とする炭酸化装置を備え;前記サスペンションプレヒータは、前記粉末原料をか焼するか焼炉、前記か焼炉から排出されるか焼炉燃焼排ガスが通過するか焼炉系風路及び前記ロータリーキルンから排出されるキルン燃焼排ガスが通過するキルン系風路の、互いに異なる二つの風路、前記か焼炉系風路を通過することで前記粉末原料を予熱及びか焼した前記か焼炉燃焼排ガスを、前記サスペンションプレヒータから排出するか焼炉燃焼排ガス排出口、及び前記キルン系風路を通過することで前記粉末原料を予熱及びか焼した前記キルン燃焼排ガスを、前記サスペンションプレヒータから排出するキルン燃焼排ガス排出口、を有するプレヒータであり; さらに、前記か焼炉燃焼排ガス排出口から排出された前記か焼炉燃焼排ガスを前記二酸化炭素回収装置に供給するためのか焼炉燃焼排ガス排出風路、前記キルン燃焼排ガス排出口から排出された前記キルン燃焼排ガスを前記乾燥及び粉砕装置が有する乾燥機器に供給するためのキルン燃焼排ガス排出風路、前記キルン燃焼排ガス排出風路を通過する前記キルン燃焼排ガスを、前記炭酸化装置に供給するための炭酸化装置給気風路、及び前記炭酸化装置から排出された前記キルン燃焼排ガスを、前記キルン燃焼排ガス排出風路に供給するための炭酸化装置排気風路、の排ガス風路;前記サスペンションプレヒータから前記予熱及びか焼された粉末原料を分取する分取装置、並びに前記分取装置により分取された粉末原料を、前記酸化カルシウムを含む粉末物として前記炭酸化装置に供給するための粉末物供給装置1;並びに前記サスペンションプレヒータのキルン系風路の最下段のサイクロン集塵器に供給される前に前記キルン燃焼排ガスを抽気する抽気装置、前記抽気装置により抽気されたキルン燃焼排ガスに含まれる粉末原料を分離する粉末原料分離装置、並びに前記粉末原料分離装置により分離された粉末原料を、前記酸化カルシウムを含む粉末物として前記炭酸化装置に供給するための粉末物供給装置2;を備えるセメント焼成設備。
特開2025-117950空気清浄装置 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】集塵性を維持しながら、筐体を水平方向に薄型化する技術を提供する。
【解決手段】本体ケース10の前面12に前面吸込口30が設けられ、前面吸込口30の後側に前面側空気清浄部40が配置される。本体ケース10の第1側面16と第2側面18の少なくとも1つの下側部分に側面吸込口32が設けられ、下面22と側面吸込口32の上側に下面側空気清浄部42が配置される。送風部60は、前面側空気清浄部40と下面側空気清浄部42と後面14と第1側面16と第2側面18と上面20とに囲まれた収納空間50に配置される。本体ケース10の上面20に吹出口34が設けられる。
特開2025-118597塵埃吸引装置 アイリスオーヤマ株式会社
【課題】電気掃除機を設置しているか否かに関わらず、集塵具を清掃可能な塵埃吸引装置を実現することを目的とした。
【解決手段】塵埃吸引装置10は、電動送風機44を有する装置本体20と、電動送風機44により吸引した塵埃を集塵容器52に集塵する集塵部50と、掃除部102に付着する塵埃を吸引する清掃部塵埃吸引部120と、装置本体20又は集塵部50と清掃部塵埃吸引部120とを連通させる清掃部吸引用連通風路124とを備え、集塵部50は、流出部62及び排出部66を集塵容器52に有し、電動送風機44の吸引力が清掃部吸引用連通風路124を介して清掃部塵埃吸引部120に作用することで、清掃部塵埃吸引部120から清掃部吸引用連通風路124を通り集塵容器52に空気が流入し、集塵容器52内の空気が流出部62から流出し、集塵容器52内の塵埃を排出部66から廃棄可能である。
特開2025-118598塵埃吸引装置 アイリスオーヤマ株式会社
【課題】電気掃除機の吸込具に付着した塵埃の廃棄が容易となる塵埃吸引装置を実現することを目的とした。
【解決手段】塵埃吸引装置10は、電動送風機44を有する装置本体20と、吸引した塵埃を集塵容器52に集塵する集塵部50と、吸込具290に付着する塵埃を吸引するための吸込具塵埃吸引部160と、装置本体20又は集塵部50と吸込具塵埃吸引部160とを連通させる吸込具吸引用連通風路166と、を備え、集塵部50は、流出部62及び排出部66を集塵容器52に有し、電動送風機44の吸引力が吸込具塵埃吸引部160に作用することで、吸込具塵埃吸引部160から吸込具吸引用連通風路166を通って集塵容器52に空気が流入し、集塵容器52内の空気が流出部62から流出し、集塵容器52内の塵埃は、排出部66から廃棄可能であることを特徴とするものである。
特開2025-118599塵埃吸引装置 アイリスオーヤマ株式会社
【課題】吸引性能の低下を軽減することが可能な塵埃吸引装置を実現することを目的とした。
【解決手段】塵埃吸引装置10は、電動送風機44を有する装置本体20と、着脱可能であって、電気掃除機200から吸い出した塵埃を集塵する集塵部50と、を備え、集塵部50は、流入部60と、流入部60より下側に設けられる流出部62と、排出部66と、を集塵容器52に有し、吸引により流入部60から集塵容器52に空気が流入し、集塵容器52内の空気が流出部62から流出し、集塵容器52は、流出部62が設けられた第一側壁部52aと、第一側壁部52aと対向する第二側壁部52bとを少なくとも有し、集塵容器52は、第一側壁部52aに対して第二側壁部52b側において、流出部62に連通する連通部65が形成されるよう、流出部62の上側に存在する仕切部64を有する。
特開2025-119300再生材製造方法 株式会社長岡生コンクリート
【課題】使用されずに残った生コンクリートを安価に造粒化して再生材を製造する、再生材製造方法を提供する。
【解決手段】使用されずに残った生コンクリートに、スラッジ粉体及び/又はコンクリート混和材を投入して混合・撹拌を行うことにより、前記生コンクリートを造粒化して再生材を製造する、再生材製造方法。
【請求項2】造粒化した再生材を分級・乾燥して、再生粗骨材と再生細骨材を得る工程と、集塵機を用いて前記再生細骨材から、スラッジ粉体を含む微粉末を回収する工程と、を有する、
特開2025-119649電気掃除機セット 株式会社ツインバード
【課題】周囲の人が騒音をなるべく聞かないようにし、電気掃除機内の塵埃をドッキングステーションに移動させることができる電気掃除機セットを提供すること。
【解決手段】第一電動送風機8の吸引気流で吸込ノズル5から吸い込まれた塵埃を貯留する第一集塵部7と、貯留された塵埃を排出する排塵口13と、前記第一電動送風機8を制御する第一制御回路12とを有する電気掃除機2と、前記排塵口13と連通する吸込口27を経て第二電動送風機19の吸引気流で前記第一集塵部7から塵埃を移動させ貯留する第二集塵部18と、前記第二電動送風機19を制御する第二制御回路24とを有するドッキングステーション3と、を有する電気掃除機セット1であり、前記ドッキングステーション3に人感センサ29を設け、前記排塵口13と吸込口27が接続され、前記人感センサ29が人を感知しないことを条件として、前記第二電動送風機19を作動させる。
特開2025-120653ホッパ UBEマシナリー株式会社
【課題】投入された処理物によってホッパ内部で発生する粉塵を効率的に集塵できるホッパを提供すること。
【解決手段】本発明のホッパ1は、投入される処理物を溜める貯留室SRを有するホッパ本体11と、貯留室SRにおける外側から内側に向けて延びる吹き上がり防止部と、吹き上がり防止部よりも下方における貯留室SRの第1方向Xを集塵するとともに、吹き上がり防止部よりも下方における貯留室SRの第1方向Xと交差する第2方向Yを集塵する集塵機15と、を備える。
特開2025-121292検出装置及びロボット集塵機 株式会社マキタ
【課題】検出装置と物体との接触を検出すること。
【解決手段】ロボット集塵機に設けられる検出装置は、ロボット集塵機の周囲の物体を検出する光学センサと、光学センサの周囲の少なくとも一部に配置され、直線移動するカバー部材と、カバー部材に連動して直線移動する検出部材と、検出部材の移動を検出する移動センサと、を備える。
特開2025-122177空気調和機の室内機 海信(広東)空調有限公司 海信家電集団股▲ふん▼有限公司
【課題】フィルターに付着した異物を自己清掃アセンブリによって清掃し、室内機の効率的な運転を維持できる空気調和機及びその制御方法に関する。
【解決手段】室内機は、フィルター(210)を含む濾過アセンブリと、自己清掃アセンブリ(54)であって、ベース(51)と、第3リール(52)と、洗浄ブラシベース(541)、第3洗浄ブラシ(542)、少なくとも1つの弾性材(543)を含む洗浄ブラシアセンブリと、を含む自己清掃アセンブリ(54)と、自己清掃アセンブリ(54)に接続される伝動アセンブリと、伝動アセンブリに接続される駆動アセンブリと、を含み、第3洗浄ブラシ(542)は、洗浄ブラシベース(541)に設けられ、少なくとも1つの弾性材(543)を介して第3リール(52)に当接する。
【請求項9】前記第4リールと前記第3リールが反対方向に回転する際、前記第3洗浄ブラシが前記第3リールに当接し、当接部位に運動した前記フィルターを清掃して、前記フィルターから払い落とされた異物を集塵ボックス内に落下させる、請求項8に記載の空気調和機の室内機。
特開2025-122179空気調和機の室内機 海信(広東)空調有限公司 海信家電集団股▲ふん▼有限公司
【課題】フィルターに付着した異物を自己清掃アセンブリによって清掃し、室内機の効率的な運転を維持できる室内機を提供する。
【解決手段】室内機(1000)は、筐体と、筐体上に設置される第1位置制限部(160)と、濾過アセンブリ(200)と、第1洗浄ブラシを含む自己清掃アセンブリ(300)と、第1洗浄ブラシに接続される伝動アセンブリと、筐体内に設置されるとともに伝動アセンブリに接続され、伝動アセンブリを介して第1洗浄ブラシを駆動して濾過アセンブリ(200)に付着した異物を除去するように構成される駆動アセンブリと、を含み、第1位置制限部(160)は、濾過アセンブリ(200)と自己清掃アセンブリ(300)を脱着するように構成される。
【請求項13】さらに、前記第1洗浄ブラシの下方に位置し、前記フィルターから除去された異物を収集するように構成される第1集塵ボックスと、を含む、請求項1に記載の空気調和機の室内機。
【請求項14】前記自己清掃アセンブリは、さらに、前記第1集塵ボックス内に設置され、前記第1洗浄ブラシに付着した異物を前記第1集塵ボックス内に払い落とすように構成される第2洗浄ブラシを含む、請求項13に記載の空気調和機の室内機。
【請求項15】前記自己清掃アセンブリは、さらに、第2集塵ボックスを含み、前記第2集塵ボックスは、前記第2集塵ボックスの前記筐体の長さ方向に沿った一端に設けられる孔を含み、前記筐体は、さらに、前記筐体の長さ方向に沿った側の側板に設けられる位置決め材を含み、前記孔と前記位置決め材との嵌合係合により、前記第2集塵ボックスと前記筐体との取り外し可能な接続を実現する、請求項1に記載の空気調和機の室内機。
特開2025-122251空気調和機室内機 海信(広東)空調有限公司 海信家電集団股▲ふん▼有限公司
【課題】空気調和機の室内機が提供される。
【解決手段】自己清掃アセンブリは、ベース主体内に清掃キャビティが画定され、清掃キャビティが第1開口と第2開口とを含み、清掃キャビティの頂部は開放されて第1開口が形成され、清掃キャビティの底部は開放されて第2開口が形成されるベースと、洗浄ブラシアセンブリと、第2開口の下方に設置され、駆動アセンブリが伝動アセンブリを介して洗浄ブラシアセンブリを回転させることによってフィルターから掃き落とされた異物を収容するように構成される集塵ボックスと、を含み、第2開口は、清掃キャビティの底部に位置し、第2開口の横断面積は、筐体の高さ方向に沿って上から下に向かって減少し、清掃キャビティに近い端の開口はより大きく、集塵ボックスに近い端の開口はより小さい。
特開2025-122447ブラシ付きノズル 掛水 武
【課題】ハンマードリルによるコンクリート穿孔後に孔内に残存する粉塵を、集塵機の吸引力又は送風機の排出力を利用して効果的に除去し、コンクリート孔が細い場合にも使用可能な耐久性に優れたブラシ付きノズルを提供する。
【解決手段】先端部周壁にブラシを配設した筒状のノズル本体と集塵機又は送風機に連結するための接続部から構成され、前記接続部は吸排気ホースに回転自在に接続されており、前記ブラシは、前記ノズル本体の長手方向垂直断面円周壁の弦方向に貫通孔を複数個設け、ブラシの基材となる樹脂又は鋼線の束を前記貫通孔に通し、前記ノズル本体外壁面から任意の長さに突き出し切断することでブラシを形成し、さらに該ブラシ形成を長手方向に複数段配設する。
特開2025-123720ガス処理設備及びガス処理設備方法 三菱重工業株式会社
【課題】ロスを抑えて、ガス中の回収対象ガスを分離する。
【解決手段】ガス処理設備は、集塵フィルタ装置と、粉末状で回収対象ガスと反応可能な反応剤をガス中に供給可能な反応剤供給機と、を備える。前記集塵フィルタ装置は、ガスが流入する入口とガスが流出する出口とが形成されているケースと、前記ケース内を前記入口の側の入口側空間と前記出口の側の出口側空間とに仕切る集塵フィルタと、を備える。前記ガスラインは、前記集塵フィルタ装置の前記入口に接続され、前記反応剤供給機は、前記ガスライン中又は前記入口側空間に、前記反応剤に反応して吸着した前記回収対象ガスを前記反応剤から脱着させる脱着処理を施した前記反応剤を供給可能である。
特開2025-123965炭素繊維シートモールディングコンパウンドの製造方法および炭素繊維シートモールディングコンパウンドの製造装置 三菱ケミカル株式会社
【課題】主たる目的のひとつは、炭素繊維シートモールディングコンパウンドの製造方法に関する改良を提供することである。
【解決手段】一例に係る炭素繊維シートモールディングコンパウンドの製造方法は、カッターローラーと、ゴムまたはエラストマーでできた周面を有する受けローラーと、を有するチョッパーで連続炭素繊維束を切断することと、前記切断により生じるチョップド炭素繊維束を走行するキャリアフィルム上に落下させてランダムマットを形成することと、前記切断の前に、前記受けローラーと周面上に突出部を有する緩めローラーとでプレスすることにより前記連続炭素繊維束を緩めることとを含む。
【請求項15】前記分散ローラーで前記チョップド炭素繊維束を分散させながら、それに伴い発生する繊維塵を集塵機で除去することを更に含む、請求項13または14に記載の方法。
【請求項16】前記分散ローラーで前記チョップド炭素繊維束を分散させながら、それに伴い発生する繊維塵を集塵機で除去することを更に含み、前記集塵機に接続された吸引口が前記ブースの壁面および前記ブース内のいずれか一方または両方に設けられる、請求項14に記載の方法。
特開2025-125213掃除管理プログラム 日立グローバルライフソリューションズ株式会社
【課題】掃除に対するモチベーションを向上させ、また、掃除の様子をより直感的に把握することを可能とする。
【解決手段】掃除機の端末ホルダに取り付けられたコンピュータである利用者端末を、前記掃除機での掃除における複数の単位対象領域を示す複数の掃除領域マップを作成する掃除領域マップ作成部と、前記利用者端末の撮影部で撮影された画像を用いて、掃除の様子を示し、掃除の誘引要因となるARアイコンを含むAR情報を作成するAR情報作成部と、前記利用者端末の出力部に、前記ARアイコンおよび前記掃除機の掃除機ヘッドを、一画面で表示させる掃除管理部として機能させる掃除管理プログラムである。
【請求項16】請求項15に記載の掃除管理プログラムにおいて、前記掃除機は、集塵量を検知する集塵センサを有し、前記掃除管理部は、前記推奨領域を、前記集塵量を用いて、前記推奨領域を特定する掃除管理プログラム。
特表2025-525614ガスを分解するためのプラズマ装置および方法 アカデミア シニカ
【要約】本開示は、プラズマ装置および方法に関する。プラズマ装置は、内側電極と外側電極とを備えている。内側電極は、第1のキャビティを画定する壁を備え、第1のキャビティの開口部は、第1のガスを受け入れるように構成されている。外側電極は、内側電極を取り囲んでいる。内側電極は、内側電極の壁を貫通する貫通孔を有しており、第1のキャビティは、貫通孔を介して内側電極と外側電極との間のプラズマ生成領域と流体連通している。内側電極は、第1の回転軸を中心に回転可能であり、第1の回転軸は、第1のキャビティを貫通している。特に、本開示のいくつかの実施形態は、ガスを分解するためのプラズマ装置および方法に関する。
【請求項19】前記分離デバイスは、集塵機と、前記集塵機に接続されたフィルタスクリーンとを備えたことを特徴とする、請求項18に記載のプラズマ装置。
特表2025-526184江蘇美的清潔電器股▲分▼有限公司 美的集団股▲フン▼有限公司
【要約】本発明は、清掃装置の技術分野に関し、清掃システムを提供する。清掃システムは、ベースステーションと、掃除機と、1次ロックと、解錠機構とを備える。ベースステーション内には集塵箱が形成され、掃除機は、ダストカップユニットを備え、ダストカップユニットは、ダストカップと蓋扉とを備え、ダストカップには、集塵室と、集塵室と連通する塵埃排出口とが形成され、蓋扉は、塵埃排出口を選択的に開閉可能とされ、1次ロックは、ダストカップと蓋扉との連結部に設けられ、蓋扉を選択的に施錠又は解錠するために使用され、解錠機構は、1次解錠部材と2次ロックとを備え、2次ロックは、ベースステーションに設けられ、掃除機が前記ベースステーションに突き合わされた状態で、1次解錠部材は、1次ロックに蓋扉を解錠させ、2次ロックは、蓋扉を選択的に施錠又は解錠可能である。本発明により提供される清掃システムは、掃除機に対するユーザの制御を改善させることができる。
特表2025-527044清掃機器及び清掃システム 江蘇美的清潔電器股▲ふん▼有限公司 美的集団股▲フン▼有限公司
【要約】清掃システム(1000)であって、清掃機器(100)とベース(200)を備え、清掃機器(100)は集塵室(10)、蓋体(20)、第1ロック装置(30)及び第2ロック装置(30)を備える。集塵室(10)に塵排出口(11)が設けけられ、蓋体(20)は塵排出口(11)に回転可能に設けられる。第1ロック装置(30)は、蓋体(20)を位置止めするように、少なくとも一部が蓋体(20)に移動可能に係合される。第1ロック装置(30)は、ベース(200)に結合される前に蓋体(20)の位置止めを解除するか、またはベース(200)に結合された後に、ベース(200)に当接して蓋体(20)の位置止めを解除させるように配置される。第2ロック装置(40)は、蓋体(20)をロックし、ベース(200)が作動した場合、蓋体(20)のロックを解除するように配置される。
実登3252262掃除機用床ブラシ 蘇州騰普電气科技有限公司
【課題】髪の毛の絡まりを回避し、回転ブラシ本体の確実な回転を確保し、掃除機用床ブラシの動作の信頼性を保証する掃除機用床ブラシを提供する。
【解決手段】掃除機用床ブラシは、床ブラシカバープレート100と、集塵チャンバー220を有する床ブラシベース200と、集塵チャンバー内に設けられ、回転ブラシ本体チャンバーを有する回転ブラシ本体300と、回転ブラシ本体に設けられた回転ブラシストリップアセンブリ340と、回転ブラシ本体の一端に設けられたエンドカバープレート400と、エンドカバープレートと係合する軸受カバープレート500と、回転ブラシ本体を駆動して回転させる駆動アセンブリ600と、軸受カバープレートに接続された軸受カバープレートホルダ700と、床ブラシベースに可動に接続され、集塵チャンバーの下流に位置するアダプターと、を含む。
実登3252276集塵具 琉球ブリッジ株式会社
【課題】レーザ装置のヘッドからのレーザ光照射により壁面等の付着物質を除去すると同時に、その除去物質を効率よく集塵するとともに作業の効率性、操作性、および作業環境の清浄性、安全性を確保することができる集塵具を提供する。
【解決手段】本開示の集塵具1は、中空かつ長尺状に形成され、かつその内部空間が集塵された物質を通過させるための通路空間SPとされる通路管10と、通路管10の基端部に配設されて、ヘッドをレーザ光の光軸が通路管10の長手方向に沿うように保持するための保持フレーム20と、通路管10の先端部に配設されるとともに、通路空間SPに連通する吸込口VPが形成され、当該吸込口VPを通じてレーザ光によって除去された物質を吸い込む吸込体30と、通路管10に連結され、吸込口VPと壁面等との離間距離を規定するための規制アーム部40と、を含む。
実登3252512廃タイヤにおける回収カーボンブラック及びバイオマス成分を大量に含む熱分解油の製造システム 環拓科技股▲フン▼有限公司
課題】本考案は、一貫した連続作業を採用して回収処理の効率を高め、省エネ効果を備える廃タイヤにおける回収カーボンブラック及びバイオマス成分を大量に含む熱分解油の製造システムを提供する。
【解決手段】熱分解装置1、改質装置2、粗いカーボンブラック処理装置3、カーボンブラック製品生産装置4、熱分解ガス処理装置5からなる。熱分解装置は、廃タイヤチップAを熱分解反応させ、有機物を大量に含むカーボンブラック、熱分解油C、熱分解ガスDを生成し、改質装置2でカーボンブラック粒子表面の物理化学的特性を調整し、粗いカーボンブラック処理装置3に送り、粗いカーボンブラックに含まれるスチールワイヤーと金属不純物を磁気分離し、カーボンブラック製品生産装置4に送ることで、所望の温度及び含水率の回収カーボンブラックB製品が得られる。熱分解油と熱分解ガスは熱分解ガス処理装置に送られ、燃料として使用する。
【請求項1】熱分解装置と、改質装置と、粗いカーボンブラック処理装置と、カーボンブラック製品生産装置と、熱分解ガス処理装置とからなる廃タイヤにおける回収カーボンブラック及びバイオマス成分を大量に含む熱分解油の製造システムであって、前記熱分解装置は、燃焼炉と、熱分解炉を備え、前記燃焼炉は、燃燒により高温ガスを発生させ、前記高温ガスを前記熱分解炉に送入することでエネルギー源とし、前記熱分解炉に投入された廃タイヤチップを、熱分解反応させることで、有機物を大量に含むカーボンブラック、熱分解油、及び熱分解ガスを生成し、前記改質装置は、改質炉であり、前記改質炉は、前記熱分解炉と直列連結されて作動するとともに、前記燃焼炉から送入された前記高温ガスをエネルギー源とし、有機物を大量に含むカーボンブラック粒子の表面の物理化学的特性を調整することで、粗いカーボンブラックを生成し、前記粗いカーボンブラック処理装置は、ロータリースクリーン装置と、磁選機と、棒磁石と、粗いカーボンブラック一時保存タンクを備え、送入された粗いカーボンブラックに含まれるスチールワイヤーまたは金属不純物を磁気吸引し、前記粗いカーボンブラック一時保存タンクに送り、前記カーボンブラック製品生産装置は、粉砕装置と、粉砕集塵機と、収集バッファタンクと、造粒機と、乾燥炉を備え、前記粉砕装置は、前記粗いカーボンブラック一時保存タンクから送入された粗いカーボンブラック粒子を粉砕し、カーボンブラック固有の凝集状態をばらばらにして、微細粉末状にし、前記粉砕集塵機の内部には、粉じんフィルターバッグが設けられることで、気体の状態で送入された粉末状カーボンブラックは、収集されるとともに、前記収集バッファタンクに送られ、さらに、空気圧弁及び輸送配管を介して前記造粒機に安定して投入され、粉末状カーボンブラックに水を加え造粒して粒状にし、前記乾燥炉で加熱乾燥することで、所望の温度及び含水率の基準を満たすカーボンブラック製品を生成し、前記熱分解ガス処理装置は、前記熱分解炉と互いに連通しており、前記熱分解ガス処理装置は、噴霧冷却装置と、コンデンサーと、沈殿槽と、ろ過装置を備え、前記熱分解炉の熱分解反応で生成された熱分解ガスを、まず、前記噴霧冷却装置及び前記コンデンサーにより凝縮処理し、凝縮された部分を初期の熱分解油として抽出し、前記沈殿槽で沈澱処理し、前記ろ過装置でろ過することで、バイオマス成分を大量に含む熱分解油を生成することを特徴とする、廃タイヤにおける回収カーボンブラック及びバイオマス成分を大量に含む熱分解油の製造システム。
A−2−5除電
特開2025-112826印刷システム、除電装置、それらの制御方法、及びプログラム キヤノン株式会社
【課題】印刷工程後のシートを適切に除電できず、シート同士の張り付きや埃等の付着によりユーザーの意図する品質の成果物を生成できない場合があった。
【解決手段】印刷装置100の制御部205が、印刷データに含まれる印字モード設定情報に基づいて、印刷装置100で印刷したシートの印字面が、除電装置200−3aの除電ローラー部800を通過する際にFU側となるかFD側となるかに応じて、FU側除電ローラー810とFD側除電ローラー820に印加する電圧の極性をプラス/マイナス切り替え制御する(S1002〜S1006)。
特開2025-115420除電装置を含む印刷システム、その制御方法及びプログラム キヤノン株式会社
【課題】 除電装置を備える印刷システムで、シート上のトナー載り位置に応じて除電処理を適切に制御したいという課題があった。
【解決手段】 本発明は、ネットワークを介して受信した印刷ジョブの画像データをシートに印刷する印刷装置100と、印刷されたシートを除電処理する除電装置200-3aを備える印刷システム1000であって、前記画像データの1ページ分のトナーの使用量に応じて、除電処理の印加電圧を調整する調整手段S807と、トナーが載る領域に偏りがあると判断したページがある場合、前記除電処理の印加電圧を調整するか否かをユーザーに選択させる画面を操作部に表示させる表示手段S810 を有することを特徴とする。
特開2025-119874除電装置、画像形成システム及び電荷調整装置 キヤノン株式会社
【課題】適切な方式で除電部材に電圧を印加することを可能とする。
【解決手段】除電装置は、シートと接触し、シートを除電する除電部材と、除電部材に電圧を印加する電圧印加手段と、電圧印加手段が除電部材に印加する電圧の値を入力するための入力手段と、ジョブの実行中に、電圧印加手段に出力させる電圧の値を自動的に変更する第1モードと、ジョブの実行中に電圧印加手段に出力させる電圧の値を自動的に変更することなく、入力手段を介して入力された値に基づいて電圧を出力させる第2モードと、を含む複数のモードを実行可能な制御手段と、制御手段が実行するモードを複数のモードの中から選択するための選択手段と、を備える。
特開2025-124160除電機構を備えたストレッチャ 株式会社エー・アンド・デイ
【課題】ストレッチャの帯電により生じる瞬間放電の不快感を抑制した除電機構を備えたストレッチャを提供する。
【解決手段】脚部にキャスタが取付けられた金属フレームと、前記金属フレームの側辺に回動可能に取り付けられるサイドレールと、前記サイドレールに設けられ、前記金属フレームに設けられた係合凹部に、係合/係合解除することで前記サイドレールの回動を静止/静止解除するピンと、を備え、前記係合凹部には静電気除電部材が敷設されている除電機構を備えたストレッチャを提供する。ストレッチャが帯電した状態で作業者が指先で触れるピンに着目し、ピンに当接する係合凹部に静電気除電部材を配置した。これにより作業者は作業の中で意識せずに除電部材に触れることとなり、ストレッチャが除電される。
A−2−6帯電
特許7717885電子写真機器用帯電ロール 住友理工株式会社
【課題】帯電性と防汚性に優れる電子写真機器用帯電ロールを提供する。
【解決手段】軸体12と、軸体12の外周面上に形成された弾性体層14と、弾性体層14の外周面上に形成された表層16と、を備え、表層16が、ウレタン樹脂またはアクリル樹脂を含むバインダーと、無機微粒子と、を含有し、表層16表面の5μm内での最大高低差で表される微小粗さが、10nm以上400nm以下である、電子写真機器用帯電ロール10とする。
特開2025-116686正帯電型電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】腐食起因の色点発生抑制性、及び、耐摩耗性に優れる正帯電型電子写真感光体を提供する。
【解決手段】正孔輸送材料と、電子輸送材料と、電荷発生材料と、結着樹脂と、を含む単層型感光層を有し、前記結着樹脂が、弾性変形率が53.0%以上の樹脂Aと、前記樹脂Aとの弾性変形率差が12%以上17%以下である樹脂Bとを含む正帯電型電子写真感光体。
特開2025-117374帯電状態の切り替えにより花粉を吸着する金網およびこれを備えた網戸 国立大学法人 名古屋工業大学
【課題】金網12の帯電状態を時間経過に伴って正と負で切り替えることにより、金網12が正に帯電しているときは負に帯電した粒子(負に帯電した花粉5d)を、負に帯電しているときは正に帯電した粒子(正に帯電した花粉5c)を吸着しやすくなり、花粉吸着性能を向上させた帯電網戸2bを提供すること。
【解決手段】導電性の網と、網を支持するサッシ8を備える帯電網戸2bであって、網は時間経過に伴って正の帯電と負の帯電を繰り返すことを特徴とする帯電網戸である。
特開2025-120109帯電防止性樹脂組成物、その成形体およびフィルム 株式会社ADEKA
【課題】本発明は、持続性を有する十分な帯電防止性を有し、かつ、成形体が透明性に優れる帯電防止性樹脂組成物、その成形体およびフィルムを提供する。
【解決手段】本発明は、変性ポリエチレン系樹脂100質量部に対し、下記(X)成分を1〜50質量部、および下記(Y)成分を0.01〜10.0質量部含有する帯電防止性樹脂組成物が提供する。(X)成分:ジオール(a1)と、ジカルボン酸(a2)と、両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)と、エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物(D)と、の反応により得られる高分子化合物(E)の1種以上を含有する帯電防止剤であって、前記両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)であり、ポリテトラメチレングリコール(b2)の割合が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)の合計モル数に対して、10〜80モル%であることを特徴とする帯電防止剤。(Y)成分:アルカリ金属の塩(F)およびイオン性液体(G)からなる群から選択される1種以上。
特開2025-120154帯電防止用ボールバルブ ケー2エヌ カンパニー リミテッド
【課題】流体の流動中に発生する静電気の接地を可能にしてスパークなどによる爆発の危険を未然に防止するようにする帯電防止用ボールバルブに関する。
【解決手段】帯電防止用ボールバルブはキャップユニット110の内面に提供される第1ラインドユニット160およびボディユニット120が流体と非接触されるようにして、流体によるボディユニット120の酸化を防止するために、ボディユニット120の内面に提供される第2ラインドユニットを含み、第1ラインドユニット160および第2ラインドユニットは、流体との摩擦による静電気の発生が低減されるようにフッ素樹脂で製造され、ボールユニット120とステムユニットは、流動通路内で発生する静電気に対する接地のために金属で製造されることを特徴とする。
特開2025-124722帯電防止表面保護フィルムの製造方法、及び帯電防止表面保護フィルム ZACROS株式会社
【課題】基材の表面に形成された帯電防止層の大気暴露性が優れ、それに伴い長期間の保存に有効であり、粘着剤層を剥離する時の、低速及び高速の剥離速度において、バランスがとれた粘着力を有すると共に、粘着剤層の帯電防止性能と、耐汚染性能に優れている帯電防止表面保護フィルムの製造方法、及び帯電防止表面保護フィルムを提供する。
【解決手段】透明性を有する樹脂からなる基材フィルム1の一方の表面に、アクリル系ポリマーと、架橋剤とを含有する粘着剤組成物を架橋させた粘着剤層2が形成されてなる帯電防止表面保護フィルム10であって、基材フィルム1の他方の表面に第1の帯電防止剤(K1)としてカーボンナノチューブと水酸基含有ポリマーとのみを含有する帯電防止層6が形成され、粘着剤層2の表面に、樹脂フィルム3の片面に第2の帯電防止剤(K2)を含有する剥離剤層4が積層された剥離フィルム5が、剥離剤層4を介して貼り合せてなる。
特開2025-125314帯電除去装置、帯電除去方法及びプログラム 三菱重工業株式会社
【課題】適切に利用者の帯電を防止することができる帯電除去装置、帯電除去方法、及びプログラムを提供すること。
【解決手段】本開示に係る帯電除去装置は、対象エリアと接続された通路に配置され、利用者の対象エリアへの入場を遮断する遮断棒と、利用者が遮断棒を移動可能に支持する支持部と、を有する入場遮断装置と、通路に配置され、水が微細な粒子に分散されたものを示すミストを放出する噴霧装置と、利用者が遮断棒に接触して移動させたことを検知した場合に、噴霧装置によりミストを放出させる制御装置と、を備える。
特表2025-527794帯電防止剤存在下でのオレフィン連続重合プロセス バーゼル・ポリオレフィン・ゲーエムベーハー
【解決手段】 重合触媒および帯電防止剤の存在下、気相重合反応器内でポリオレフィンポリマーを連続的に製造する方法であって、ポリオレフィン粒子とガスの混合物を供給し、前記混合物を2m/s以上のガス速度でパイプを通して搬送するステップと、前記混合物に帯電防止剤を導入するステップと、を含む方法。
A−2−7静電気
特許7508057静電容量式センサ及びロボットシステム 国立大学法人 東京大学 株式会社不二越
【課題】空気状態の変化に対して物体検知の補正が可能であると共に、補正に係る構成を簡易化することのできる静電容量式センサを提供する。
【解決手段】静電容量式センサとしてのセンサ6は、検知用電極25を有し、検知用電極25と人H等の物体との間に生じる静電容量に応じたセンサ値を出力する検知用センサ11と、検知用電極25と対向して設けられ、スイッチ30bを介して基準電位へ接続された参照用電極12と、スイッチ30bを開閉制御して、参照用電極12が開放された第1状態と、参照用電極12が基準電位へ接続された第2状態とを切り替える処理装置13と、を備える。
特許7639953静電チャック TOTO株式会社
【課題】誘電体基板の外周側端部を突出させた構成としながらも、誘電体基板の上方側におけるプラズマの均一性を確保することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられたRF電極140と、金属からなる部材であって、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、を備える。上面視において、誘電体基板100は、ベースプレート200の面210よりも外側に突出した突出部101を有し、RF電極140の一部が突出部101に設けられている。
特許7658475静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布を、従来よりも均等な分布とすることのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、載置面である面110を有する誘電体基板100と、誘電体基板100に接合され、冷媒の通る冷媒流路250が内部に形成されたベースプレート200と、を備える。ベースプレート200は、上面視において、面110の外周側の端部Eと重なる部分である第1部分P1と、第1部分P1よりも更に外周側の部分である第2部分P2と、を有し、第1部分P1及び第2部分P2のそれぞれに冷媒流路250が形成されている。冷媒流路250は、第1部分P1に対する冷却性能が、第2部分P2に対する冷却性能よりも高くなるように形成されている。
特許7658476静電チャック TOTO株式会社
【課題】誘電体基板の外周側端部を突出させた構成としながらも、処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられた吸着電極130と、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、を備える。上面視において、誘電体基板100は、ベースプレート200の被接合面よりも外側に突出した突出部101を有し、吸着電極130の一部は突出部101に設けられている。
特許7658477静電チャック TOTO株式会社
【課題】ベースプレートの複雑な内部構造を容易に実現することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、を備える。ベースプレート200は、誘電体基板100側の部分である第1部分201と、第1部分201に対し誘電体基板100とは反対側から隣り合う部分であって、上面視における外形が第1部分201の外形よりも大きな第2部分202と、を有する。ベースプレート200は、複数の部材を接合することにより構成されており、最も誘電体基板100側の接合境界B1が第2部分202にある。
特許7697548静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられた吸着電極130と、誘電体基板100の内部に設けられたRF電極140と、を備える。上面視において、RF電極140は、その外周側端部が吸着電極130の外周側端部よりも内側となる範囲に設けられている。
特許7723172静電チャック 東京エレクトロン株式会社
【課題】静電チャックのシールバンドにおける、基板に対する静電吸着力を向上させる。
【解決手段】静電チャック1111は、基板Wを支持し、第1の上面200と環状のシールバンド201とを含み、シールバンドが第1の上面より高い第2の上面252を有する誘電部材としてのセラミック部材1111aと、誘電部材内の第1の上面の下方に配置される第1の静電電極300と、誘電部材内の第2の上面の下方に配置され、第1の静電電極と電気的に接続され、第2の上面との間の上下方向の第1の距離a1が、第1の静電電極を含む第1の水平面P1と第2の上面との間の上下方向の第2の距a2より小さく、かつ、第1の上面を含む第2の水平面P2と第2の上面との間の上下方向の第3の距離a3より大きく、第2の静電電極の内側端322が、シールバンドの内側端250より外側に位置する第2の静電電極301と、を備える。
特開2025-112403静電容量センサ 株式会社ジャパンディスプレイ
【課題】製造時において検出電極の位置を選択可能な静電容量センサを提供すること。
【解決手段】静電容量センサは、第1基板10と、平面視で第1基板10より小さい第2基板20と、を備える。第1基板10は、板状の第1基材11と、第1基材11に配置される導体部12a、および、第1端が導体部12aと電気的に接続され、第2端が駆動回路に接続される端子13と電気的に接続される導線部12bを有する複数の導電部12と、を備える。第2基板20は、板状の第2基材21と、第2基材21に配置される検出電極23と、を備えるとともに、複数の導電部12から選択された1つの導電部12の導体部12aと検出電極23とが電気的に接続する状態で第1基板10に配置される。
特開2025-112404静電容量センサ 株式会社ジャパンディスプレイ
【課題】検出電極の個数および位置ならびに検出電極に電気的に接続される導線の本数が異なる場合においても導線のレイアウトを変更せずに製造可能な静電容量センサを提供すること。
【解決手段】静電容量センサ1は、第1基板10に配置され、第1導体部14aおよび第1導体部14aから延びる第1導線部14bを有する複数の第1導電部14と、複数の第1導電部14から選択される1つの第1導電部14が有する第1導体部14aと電気的に接続する検出電極22と、第1基板10に配置され、駆動回路に接続される端子Tと電気的に接続する第2導体部15aおよび第2導体部15aから延びる第2導線部15bを有する複数の第2導電部15と、1つの第1導電部14が有する第1導線部14bと複数の第2導電部15のうち1つの第2導電部15の第2導線部15bとを電気的に接続する第1接続部材50と、を備える。
特開2025-113555静電チャック TOTO株式会社
【課題】導電性部材を介した内部電極への給電を安定的に行うことのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられたヒーター140と、誘電体基板100に形成された凹部121の底面122に設けられた導体であって、ヒーター140に対して電気的に繋がっている被給電部150と、凹部121の内側に挿入された導電性部材400と、導電性部材400の周囲を覆っており、且つ、被給電部150に接合されているろう材450と、を備える。ろう材450は、被給電部150に近づくに従って太くなっており、ろう材450の外側が接合層300によって支持されている。
特開2025-113704樹脂、樹脂組成物、印刷画像、静電荷像現像用トナー及び静電荷像現像用トナーの製造方法 ニカミノルタ株式会社
【課題】熱的特性及び電気的特性に優れたバイオマス由来の樹脂、並びに当該樹脂を用いた樹脂組成物、印刷画像、静電荷像現像用トナー、及び静電荷像現像用トナーの製造方法を提供すること。
【解決手段】下記一般式(1)で表される構造単位を含む、樹脂。 【化1】
特開2025-114087静電気対策化学防護ゴム手袋の製造方法 ダイヤゴム株式会社
【課題】 斯かる実情に鑑み耐薬品劣化性および耐薬品透過性に加え、他の機能(例えば電気導電性及び柔軟性、強度など)をバランスよく兼ね備えるゴム手袋の製造方法、ゴム製品製造用組成物およびゴム手袋を提供する。
【解決手段】 ゴム手袋の製造方法は、ゴム材料とカーボンナノチューブを混ぜ合わせ、ゴム配合物を生成する工程と、ゴム配合物を有機溶剤により溶解してゴム溶解液を生成する工程と、手袋型をゴム溶解液に浸漬し、ゴム組成物を形成する工程と、ゴム組成物を加硫する工程と、を有する。
特開2025-114968静電チャック TOTO株式会社
【課題】誘電体基板に鍔部を設けた構成としながらも、鍔部の強度を確保することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、を備える。誘電体基板100には、その側面のうちベースプレート200側の部分を全周に亘り外側へと突出させた部分、である鍔部150が設けられている。ベースプレート200は、最も誘電体基板100側の面であって、その一部が誘電体基板100に接合されている面210、を有している。上面視において、面210のうち誘電体基板100に接合されていない部分が、鍔部150を全周に亘り囲んでいる。
特開2025-115399静電チャック TOTO株式会社
【課題】誘電体基板の外周側端部を突出させた構成としながらも、誘電体基板の上方側におけるプラズマの均一性を確保することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられたRF電極140と、金属からなる部材であって、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、を備える。上面視において、誘電体基板100は、ベースプレート200の面210よりも外側に突出した突出部101を有し、RF電極140の一部が突出部101に設けられている。
特開2025-115400静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布を、従来よりも均等な分布とすることのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、載置面である面110を有する誘電体基板100と、誘電体基板100に接合され、冷媒の通る冷媒流路250が内部に形成されたベースプレート200と、を備える。ベースプレート200は、上面視において、面110の外周側の端部Eと重なる部分である第1部分P1と、第1部分P1よりも更に外周側の部分である第2部分P2と、を有し、第1部分P1及び第2部分P2のそれぞれに冷媒流路250が形成されている。冷媒流路250は、第1部分P1に対する冷却性能が、第2部分P2に対する冷却性能よりも高くなるように形成されている。
特開2025-115401静電チャック TOTO株式会社
【課題】誘電体基板の外周側端部を突出させた構成としながらも、処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられた吸着電極130と、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、を備える。上面視において、誘電体基板100は、ベースプレート200の被接合面よりも外側に突出した突出部101を有し、吸着電極130の一部は突出部101に設けられている。
特開2025-115402静電チャック TOTO株式会社
【課題】ベースプレートの複雑な内部構造を容易に実現することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、ベースプレート200、を備える。ベースプレート200を構成する複数の部材のうち、接合境界B1よりも誘電体基板100側にある部材を第1部材C1とし、接合境界B1を挟んで第1部材C1に接合されている部材を第2部材C2としたときに、第1部材C1には、載置面側にガスを供給するための供給流路240が複数形成されている。ベースプレート200には、複数の供給流路240にガスを分配するための分配流路250が更に形成されている。分配流路250は、第1部材C1又は第2部材C2のいずれかにおいて、接合境界B1となる面に形成された溝である。
特開2025-115403静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布のばらつきを抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられた吸着電極130と、誘電体基板100の内部に設けられたRF電極140と、を備える。誘電体基板100にはシールリング111が形成されている。上面視において、吸着電極130及びRF電極140は、いずれも、その一部がシールリング111と重なるように設けられており、RF電極140は、その外周側端部が吸着電極130の外周側端部よりも内側となる範囲に設けられている。
特開2025-115440静電潜像現像用トナー、画像形成方法及び画像形成装置 コニカミノルタ株式会社
【課題】表裏面での光沢差を低減でき、ニスの塗布性及び密着性に優れた静電潜像現像用トナー等を提供する。
【解決手段】トナーは、トナー母体粒子が炭素数16〜35の飽和炭化水素化合物を含有し、その含有量が特定範囲内で、かつ、条件(i)を満たす。
条件(i):トナーの測定サンプルの保持温度を40℃3時間として保持し、−10℃/minで0℃に降温した後、0〜200℃の範囲で10℃/minで示差走査熱量計の測定を行い(測定1)、測定1後の測定サンプルを、200〜0℃の範囲で−10℃/minで降温した後、保持温度を50℃とする以外は前記測定1と同様に測定し(測定2)、測定2後の測定サンプルを、200〜0℃の範囲で−10℃/minで降温した後、保持温度を60℃とする以外は前記測定1と同様に測定した(測定3)とき、保持温度の変化に伴う、DSC曲線の20℃以上に見られる吸熱ピーク開始温度の変化量が2℃以下である。
特開2025-115710静電チャック TOTO株式会社
【課題】処理中における基板の面内温度分布を十分に均一化することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、複数のシールリング150と、
複数のドット113と、を備える。複数のシールリング150は、最も外周端に配置された第1シールリング151と、第1シールリング151の内側に配置された第2シールリング152と、を含む。上面視において、第1シールリング151と第2シールリング152との間の領域は、第1シールリング151側の第1領域D1と、第2シールリング152側の第2領域D2と、を含む。第1領域D1において、第1領域D1に配置された全てのドット113の総面積が占めている割合は、第2領域D2において、第2領域D2に配置された全てのドット113の総面積が占めている割合、よりも高い。
特開2025-117418静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、画像形成方法、及び印刷物 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】抗ウイルス性に優れた画像が得られ、長期の画質安定性に優れる静電荷像現像用トナーの提供。
【解決手段】結着樹脂(A)、融点90℃以上の離型剤(B)、及び、体積平均粒径が0.05μm以上0.5μm以下の無機系抗菌剤(C)を含む静電荷像現像用トナー。
特開2025-117523静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用二成分現像剤、画像形成方法及び画像形成システム コニカミノルタ株式会社
【課題】本発明の課題は、低温定着性と耐ホットオフセット性を両立させた静電荷像現像用トナー等を提供することである。
【解決手段】本発明の静電荷像現像用トナーは、結着樹脂を含有するトナー母体粒子を含む静電荷像現像用トナーであって、前記結着樹脂が、多価カルボン酸及び多価アルコール由来の構造単位を含む非晶性ポリエステルと、多価カルボン酸及び多価アルコール由来の構造単位を含む結晶性ポリエステルとを、少なくとも含有し、前記非晶性ポリエステルの前記多価アルコール由来の構造単位が、直鎖状脂肪族多価アルコール由来の構造単位及び脂環式多価アルコール由来の構造単位から選ばれる少なくとも一つを含み、前記非晶性ポリエステルと前記結晶性ポリエステルが、スチレン類及び(メタ)アクリル酸エステルから選ばれる少なくとも一つで変性された、変性非晶性ポリエステルと変性結晶性ポリエステルであることを特徴とする。
特開2025-117525静電放電保護構造、半導体パワーデバイス、およびその製造方法 ダイオーズ インコーポレイテッド
【課題】静電放電保護構造を有するトレンチ型半導体パワーデバイス及びその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体デバイスにおいて、静電放電保護構造150は、第1のポリシリコン構造144と、第1のポリシリコン構造を取り囲む第1の酸化物層143と、を含む第1のトレンチ構造TR2を含む。第2のトレンチ構造TR3は、第2のポリシリコン構造146と、第2のポリシリコン構造を取り囲む第2の酸化物層145と、を含む。第1のダイオード列151は、第1のトレンチ構造と第2のトレンチ構造との間に配置され、第1のポリシリコン構造及び第2のポリシリコン構造に隣接する。第1のスペーサ酸化物層SX1は、第1のダイオード列上に配置される。第2のダイオード列156は、第1のスペーサ酸化物層上に配置され、第1のダイオード列と並列に接続される。
特開2025-119242静電荷像現像用トナー 花王株式会社
【課題】耐熱保存性及び保存後の低温定着性に優れた静電荷像現像用トナーに関すること。
【解決手段】結晶性ポリエステル樹脂C及び非晶性樹脂Aを含有する静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル樹脂Cがアルコール成分とカルボン酸成分とポリアミド化合物の重縮合物であり、前記結晶性ポリエステル樹脂Cの融点が50℃以上140℃以下である、静電荷像現像用トナー。
特開2025-119469静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び、画像形成装置 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】得られる画像における線濃度及び白抜け抑制性に優れる静電荷像現像用キャリアを提供する。
【解決手段】磁性粒子、及び、前記磁性粒子の表面に樹脂被覆層を有し、無機粒子を、表面に有するか、又は、前記樹脂被覆層に含み、前記無機粒子が、Tiと、Ca、Sr及びBaのいずれかとを含み、前記無機粒子の一次粒子の平均円形度が、0.82以上0.94以下であり、前記磁性粒子のBET比表面積が、0.12m2/g以上0.24m2/g以下である静電荷像現像用キャリア。
特開2025-119839静電吸着機能を有する加熱装置 信越化学工業株式会社
【課題】静電吸着用給電に対して絶縁性能の高い、静電吸着機能を有する加熱装置を提供すること。
【解決手段】少なくとも、支持基材と、該支持基材上に形成された静電吸着用電極及び発熱層と、該静電吸着用電極及び発熱層上に形成された絶縁体層とを含む静電吸着機能を有する加熱装置であって、ウエハ載置面とは反対の面から給電する端子部を有し、該端子部を固定する場所とは別の位置に存在する穴または側面を通してウエハ載置面にある静電吸着用電極に給電する、静電吸着機能を有する加熱装置である。
特開2025-121223静電チャック TOTO株式会社
【課題】プラズマの状態に対する影響を抑制することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100を加熱するヒーターユニット300と、を備える。上面視において、ヒーターユニット300は、第1領域HA1の内側において線状に引き回された導体である発熱部331と、第1領域HA1と隣り合う領域であって第1領域HA1よりも面積の大きな第2領域HA2、の全体を占めるように配置された導体である伝熱部335と、発熱部331と伝熱部335との間を電気的に接続する接続部336と、を有する。
特開2025-121899半導体プロセスツールにおける静電気散逸用の超薄型共形コーティング アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】電気散逸性材料でコーティングされたロボットアーム用のエンドエフェクタ、ロボットアーム用のエンドエフェクタの表面にコーティングを堆積させる方法、およびロボットアームを備えるロボットを提供する。
【解決手段】ロボットアーム用のエンドエフェクタであって、エンドエフェクタ本体と、前記エンドエフェクタ上の3つ以上の接触パッドと、前記エンドエフェクタ本体の表面に堆積されたコーティングとを備え、前記コーティングが、電気散逸性材料を含み、前記電気散逸性材料が、前記コーティングからグラウンドへの散逸経路を提供し、前記コーティングが、約20nm〜約500nmの範囲の厚さを有する、ロボットアーム用のエンドエフェクタが提供される。
特開2025-122350トナー用ポリエステル樹脂、トナー粒子、静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像剤 DIC株式会社
【課題】低温定着性、帯電性能および耐高温性を損なうことなく、光沢に優れる画像が得られるトナー用ポリエステル樹脂を提供する。
【解決手段】一塩基酸(a1)、多塩基酸(a2)、多価アルコール(a3)、モノエポキシ化合物(a4)および4個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物(a5)を反応成分とするトナー用ポリエステル樹脂であって、前記多塩基酸(a2)は、芳香族ジカルボン酸および脂肪族ジカルボンからなり、前記芳香族ジカルボン酸100質量部に対して前記脂肪族ジカルボン酸を1〜15質量部含み、前記反応成分における前記4個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物(a5)の割合が、前記(a1)〜(a5)の合計の1.0〜5.0質量%の範囲であるトナー用ポリエステル樹脂。
【請求項11】請求項10に記載のトナー粒子を含む静電荷像現像用トナー。
【請求項12】請求項11に記載の静電荷像現像用トナーおよびキャリアを含む静電荷像現像剤。
特開2025-122614静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】得られる画像における画像濃度安定性に優れる静電荷像現像用キャリアを提供する。
【解決手段】磁性粒子と、磁性粒子を被覆する樹脂被覆層とを有し、樹脂被覆層が無機粒子を含有し、X線光電子分光分析によって無機粒子を構成する金属及び半金属の元素比率を深さ方向に分析し、エッチング0秒における前記元素比率をAとし、エッチング300秒における前記元素比率をBとしたとき、B−Aの値が0.5atm%以上3.0atm%以下である、静電荷像現像用キャリア。
【請求項14】像保持体と、前記像保持体の表面を帯電する帯電装置と、帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成装置と、請求項12に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像装置と、前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写装置と、前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着装置と、を備える、画像形成装置。
特開2025-123038静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び、画像形成装置 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】カブリ抑制性に優れる静電荷像現像剤を提供する。
【解決手段】トナー粒子、及び、前記トナー粒子の表面に外添剤を有するトナーと、磁性粒子、及び、前記磁性粒子の表面に樹脂被覆層を有するキャリアとを有し、前記外添剤が、チタン化合物を含み、前記樹脂被覆層が、シリカ粒子を含み、前記トナーの蛍光X線分析から検出されるチタン原子のNet強度TiNetと、前記キャリアの蛍光X線分析から検出されるケイ素原子のNet強度SiNetの比TiNet/SiNetの値が、0.08以上0.7以下である静電荷像現像剤。
特表2025-524800狭点静電スプレーノズルアセンブリおよび潤滑剤分配システム スプレイング システムズ カンパニー
【要約】潤滑油などの高粘性液体を分配するための液体分配システム(10)。システム(10)は、電極の突出する円錐状に構成された末端(40)と連通する環状液体流路(46)を画定する、ノズル本体(20)と細長い電極(22)とを含む。ノズル本体のエンドキャップは、電極(22)の周りに周方向に離間した複数の放出オリフィス(49a)を画定し、電極から、0.1524cm(0.06インチ)未満の幅を有する、細い線で導くために電極の末端への帯電した液体の放出を制御する。
【請求項1】高粘性液体を分配するための液体分配システムであって、ノズル本体を有する油圧静電スプレーノズルアセンブリと、電源に結合するために前記ノズル本体内に支持され、前記ノズル本体から下流方向に突出する末端を有する細長い電極と、75cP〜535cPの粘度を有する高粘性液体の供給源と、を備え、前記ノズル本体および前記細長い電極が、前記電極の下流の前記突出する末端と連通する前記電極の周りの環状液体流路を画定し、前記ノズル本体が、前記高粘性液体を静電的に帯電させるために、前記電極と前記ノズル本体との間の前記環状液体流路を通して前記高粘性液体を導く、前記高粘性液体の供給源に結合された液体入口を有し、前記ノズル本体が、前記電極から細い線で導くために、前記電極において前記突出する末端への前記静電的に帯電した液体の放出を制御する、前記電極の周りに周方向に離間した複数の周方向計量オリフィスを画定する下流端を有する、液体分配システム。
特表2025-525553インイヤー静電音響デバイスのタッチジェスチャー制御 ウェーブス オーディオ リミテッド
【要約】静電音響デバイスを含むイヤホンアセンブリ。音響信号が静電音響デバイスに入力される。静電音響デバイスの膜は、音響信号入力時の音響信号に応答する可変電界に機械的に応答するように構成されている。検出器が、ハウジング上の外部刺激に応答する膜の時間依存性変位を検出し、膜の検出された時間依存性変位と対応する外部刺激に応じてコマンドを発行するように構成される。
特表2025-526053静電チャック用真空シール アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】例示的な基板支持アセンブリは、静電チャック本体を含むことができる。本体は、基板支持面を画定する支持プレートを含むことができる。本体は、支持プレートに結合されたベースプレートを含むことができる。ベースプレートの底面は、環状凹部を画定し得る。本体は、ベースプレートに結合された冷却プレートを含むことができる。アセンブリは、本体に結合された支持ステムを含むことができる。アセンブリは、本体内に埋設されたヒータを含むことができる。アセンブリは、本体内に埋設された1又は複数の電極を含むことができる。アセンブリは、環状凹部内に配置された環状プレートを含むことができる。環状プレートは、約20W/mK未満の熱伝導率を有していてよい。アセンブリは、環状プレートと冷却プレートとの間に配置された真空シール要素を含むことができる。アセンブリは、真空シール要素の半径方向内側に配置された熱ガスケットを含むことができる。
特表2025-527509静電気消散保護手袋 アンセル リミテッド
【解決手段】
EN1149−2に従って測定した場合に約108オーム未満の垂直抵抗率を有し、EN1149−1に従って測定した場合に約106オーム以下の表面抵抗率を有する静電気消散保護手袋であり、導電性フィラー粒子を含むポリマー層を含む。使い捨て手袋を製造する方法も開示される。
特表2025-528623静電容量式タッチスクリーン機能が組み込まれた電気光学素子 ジェンテックス コーポレイション
【要約】電気光学素子は、(i)エレクトロクロミック媒体と、(a)前記エレクトロクロミック媒体の一方の側に配設された実質的に透過性の第1電気光学導電層と、(b)前記エレクトロクロミック媒体の他方の側に配設された第2電気光学導電層と、(c)前記第1電気光学導電層の、前記エレクトロクロミック媒体とは反対側に配設された静電容量式タッチスクリーン導電層であって、パターンを有して実質的に透過性である静電容量式タッチスクリーン導電層と、(d)前記静電容量式タッチスクリーン導電層と前記第1電気光学導電層との間に配設された静電容量式タッチスクリーン絶縁層と、(e)電気回路であって、(i)前記第1電気光学導電層と前記第2電気光学導電層とのうちの少なくとも1つと、静電容量式タッチスクリーン導電層と、を実質的に同相のAC電圧により駆動する、及び、(ii)実質的に一定である前記第1電気光学導電層と前記第2電気光学導電層との間の入力DC電圧差を提供する、ように構成された電気回路と、を備えている。
A−2−8エレクトレット
特開2025-114868近接検出装置 アルプスアルパイン株式会社
【課題】操作面からある程度離れている対象物を検出可能な検出距離を有する近接検出装置を提供する。
【解決手段】近接検出装置は、圧電体と、前記圧電体に接触するように設けられた第1電極及び第2電極とを有し、対象物の近接を検出する近接検出部と、前記第1電極及び前記第2電極の少なくとも一方に、複数の異なる周波数の信号を印加することで前記近接検出部に静電容量検出と超音波送信及び/又は超音波受信とを行わせる信号印加部と、前記第1電極と前記第2電極との少なくとも一方に接続され、電荷の計測を行う電荷計測部とを備えることを特徴とする。
【請求項6】前記圧電体は、圧電性を有するエレクトレットであることを特徴とする請求項1又は2記載の近接検出装置。
A−2−9振動発電
特許7717305振動発電モジュール及び振動発電装置 三菱電機株式会社
【要約】振動発電モジュール(60)は、振動体(32)にバネ(21)を介して取り付けられ、振動体(32)の振動でバネ(21)と共に首振り運動状に共振するようにバネ(21)のバネ定数、及び自重が決定された、永久磁石を備える磁石部(24)と、共振する磁石部(24)との位置の相対変位に基づく磁界の変化により磁性体コアに巻回されたコイルに電磁誘導と大バルクハウゼン効果とによる電圧が生じる発電素子(10)と、を備える。
A−3レナード効果・水
A−3ー1微細気泡
特許7535349微細気泡発生器 株式会社No.
【課題】流水中に安定して大量の微細気泡を含有させることのできる微細気泡発生器を提供する。
【解決手段】微細気泡発生器1は、外殻部10と、外殻部10内に流水方向に沿って順に配置されている第1筒状部20、板状部30、および第2筒状部40とを備えている。第1筒状部20における出水側の端部には、複数の第1流水孔を有する底板22が設けられている。板状部30には、第1流水孔と一対一に対応し、かつ、第1流水孔と同軸上に配置されている複数の第2流水孔が設けられている。第1筒状部20の底板22と、板状部30との間には、外部からの気体が流入する気体導入部50に連通する空間Qが設けられている。
特許7587320冷凍食材の解凍装置 ワタナベフードソリューション株式会社
【課題】冷凍食材の解凍時間をより短縮でき且つ解凍後の食材の品質の低下を抑えることができる解凍方法および解凍装置を提供すること。
【解決手段】冷凍食材5の解凍装置1は、冷凍食材5を浸した貯水6に微細気泡7を発生させる気泡発生器3と、微細気泡7に電荷を帯びさせる電界発生器4を備える。気泡発生器3は、微細気泡7の排出口となるエアレーションホース31を備える。エアレーションホース31は、冷凍食材5の下側に設けられる。
特許7717207微細気泡水の寒冷地向けヘッダ管供給システム 株式会社富士計器
【課題】寒冷地において水道水供給管内の水が凍結して長時間使用できなくなる事態を防止しつつ、水道水ヘッダ管(図3の符号100)に微細気泡水を供給する微細気泡水の寒冷地向けヘッダ管供給システムを提供する。
【解決手段】地表面から地中に所定距離深い不凍地中において水道水の給水本管から量水器4を経由して水道水の供給を受ける水抜装置3と、水抜装置3の直ぐ下流側に設置され、水道水に含有される気泡を微細化する微細気泡水生成器1と、微細気泡水生成器1を経由した水道水を屋内の水道水供給本管を経由して家屋内の複数の水道水需要箇所に分岐する複数の分岐給水孔を有するヘッダ管と、を備える。
特許7717336海藻類の藻体の製造方法 オタフクソース株式会社 国立大学法人高知大学 独立行政法人国立高等専門学校機構
【課題】海藻類の成熟を抑制する技術を提供すること。
【解決手段】海藻類を微細気泡供給下で培養する工程、及び海藻類を回収する工程、を含む、海藻類の培養方法、により解決する。
【請求項6】前記微細気泡が、500nm以下の粒子径の微細気泡を含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項7】前記微細気泡が、培養液量1Lあたりに0.0001L/min〜1L/minの供給速度で供給される、請求項1に記載の製造方法。
【請求項8】前記微細気泡が、微細孔方式で発生したものである、請求項1に記載の製造方法。
特許7711990バブル水生成装置 ヤマト科学株式会社
【課題】コンタミネーションを軽減できるとともに、より高濃度のUFB水を効率よく生成できるようにする。
【解決手段】配管路21A,21Bなどを介して互いに接続され、溶存用のガスが溶存された溶液BWを一時的に貯留する複数のタンク10A,10Bと、複数のタンク10A,10Bのうち、一方のタンクと他方のタンクとの間に所定の圧力差を設定する真空ポンプ90と、真空ポンプ90を制御して、一方のタンク内の圧力と他方のタンク内の圧力とを交互に切り換えながら、配管路21A,21Bを介して、一方のタンクと他方のタンクとの間で溶液BWの移動を繰り返すことにより、所定数のウルトラファインバブルを含むバブル水を生成させる場合に、一方のタンクから他方のタンクへの溶液BWの移動の終了に伴って、一方のタンク内に残存するガスを真空引きして他方のタンクに送り込むように、真空ポンプ90を制御する。
特許7721178バブル水生成装置およびバブル水生成方法 ヤマト科学株式会社
【課題】ナノレベルの微細気泡が溶存された多量のバブル水や超高濃度のバブル水を、より短時間で生成できるようにする。
【解決手段】シリンジ33R,33Lとプランジャ34R,34Lとを個々に有し、プランジャ34R,34Lの活塞柄が相互に接続されてなる注射器型のUFB発生部30R,30Lと、プランジャ34R,34Lのそれぞれを一体的に駆動させるスライド部12と、スライド部12を制御してプランジャ34R,34Lを往復運動させるコントロール部15と、UFB水27を貯留するUFB水貯蔵槽20と、UFB水貯蔵槽20内に配置され、シリンジ33R,33Lのそれぞれに導水路21R,21Lを介して接続された気液混合ユニット部23R,23Lと、を備え、UFB発生部30R,30Lのそれぞれに、UFB水貯蔵槽20内に貯留されたUFB水27を交互に移動させることを繰り返すことによって、UFBを含むUFB水27を製造する。
特許7721833銀イオン水生成器を収容する洗濯機用給水ホース 株式会社富士計器
【課題】新たに洗濯機を購入することなく、洗濯機に供給される水道水に殺菌効果及びウイルス不活性化作用を奏させ、これに合わせて、洗濯機に供給される水道水をファインバブル水にして、優れた洗浄効果を奏させる。
【解決手段】水道水の蛇口20に取り付けられたジョイントプラグ4bに対して着脱可能に接続されるジョイントソケット4aを備えるカプラ継手部4と、ジョイントソケット4aに接続される水道ホース2と、水道ホース2の出水端において洗濯機26の受水口27に螺合接続する接続手段27aと、から構成される洗濯機用給水ホース1Aであって、水との接触により水中に銀イオンを放出する銀イオン硝子の粒子を収容する円筒形の銀イオン水生成カートリッジ10と、により構成される洗濯機用給水ホースを提供する。
特許7724901マイクロバブル発生装置 厦門松霖科技股▲ふん▼有限公司
【課題】シャワー体験の効果を良くする。
【解決手段】一実施例によるマイクロバブル発生装置は、気液混合タンクと、3つの制御装置と、第1の循環通路と、第2の給気通路を含み、第1の制御装置の第1のポートAが給水通路と連通し、第2のポートAが給気通路と連通し、第2の制御装置の第1のポートBが第1の制御装置の第3のポートAと連通し、ポンプが第2の制御装置の第3のポートBと連通し、第3の制御装置の第1のポートCがポンプと連通し、第2のポートCが気液混合タンクと連通し、第1の循環通路が気液混合タンクと第2の制御装置の第2のポートBを連通し、第2の給気通路が給気通路と気液混合タンクを連通する。一つの気液混合タンクと一つのポンプだけでマイクロバブルを途切れずに供給することが可能であり、複数のタンク及び複数のポンプの稼働により途切れずにマイクロバブル水を取得することがなくマイクロバブル水の濃度が極めて高くなる。
特許7728040ナノバブル発生器 ユニクス カンパニー,リミテッド
【課題】本発明は、ナノバブル発生器を提供する。
【解決手段】このために、水道水の給水によって発生する圧力及び渦流によって水道水に含まれた溶存酸素をマイクロメーターのナノ大きさで気泡化させ、これを洗滌水で供給することで洗滌力を増大させて殺菌効果を優秀にさせることを特徴とする。
【請求項1】洗濯機と給水ホースとの間に設置されるバブル発生器胴体、前記バブル発生器胴体に内蔵されて微細気泡を発生する減圧ノズルと、前記減圧ノズルを通過して排出される水道水に強い渦流を発生して前記洗濯機の給水槽に流すようにした渦流発生ノズルを含み、前記バブル発生器胴体は上下貫通された形状で流入部と流出部が形成されて前記流入部の内周面と前記流出部の外面には螺合部がそれぞれ形成されて前記洗濯機と前記給水ホースとの間に結合され、前記流入部の内側に形成された前記螺合部には前記減圧ノズルが結合されて前記減圧ノズルの中央で放射状に少なくとも3個以上複数個の減圧部が穿孔されて前記給水ホースを通過する水道水の流速は増加させて圧力は減少して水道水に溶存された空気が前記減圧部によって無数の小さな粒子で割れて排出されるように構成したことを特徴とするナノバブル発生器。
特開2025-114109注入システム及び、トンネル掘削方法 株式会社大林組
【課題】シールドトンネル工事において、添加材を被注入対象に効果的に注入する。
【解決手段】スキンプレート31と、スキンプレート31の掘進方向の前端に設けられたカッターヘッド40と、スキンプレート31内のカッターヘッド40よりも後方に配置された隔壁50とを含むシールド掘進機30に適用され、隔壁50よりも前側及び、又はスキンプレート31の外側の被注入対象に添加材を注入する注入システム10A,10Bであって、微細気泡を含む微細気泡水を生成する生成手段11と、生成手段11により生成された微細気泡水と添加材の原材料とを混錬することにより、微細気泡を含有する微細気泡含有添加材を作液する作液手段13,14と、作液手段13,14により作液された微細気泡含有添加材を被注入対象に注入する注入手段20,25,26,27,28,Pと、を備えた。
特開2025-114357二酸化炭素固定化方法、二酸化炭素固定化懸濁液、二酸化炭素固定化粉末、及び、二酸化炭素固定化装置 国立大学法人京都大学 ヤマハ株式会社
【課題】CO2の吸収効率が高く、設備費用が安価であるため中小規模排出業者に適した二酸化炭素固定化方法を提供する。
【解決手段】二酸化炭素の固定化剤に二酸化炭素を固定化する二酸化炭素固定化方法であって、
多孔質管内に前記固定化剤を含有する固定化剤含有組成物を流通させながら、前記多孔質管外部から二酸化炭素含有気体を前記多孔質管内部に送気して、前記二酸化炭素含有気体のマイクロバブルを前記多孔質管内に発生させる工程を有する、二酸化炭素固定化方法。
特開2025-115763カーフ洗浄装置 株式会社東京精密
【課題】半導体ウェーハに形成されるカーフの洗浄に好適な洗浄装置を提供する。
【解決手段】ある態様は、表面に設定されたストリートにより複数のデバイスが区画されたウェーハWに対してダイシングがなされることで、ストリートに沿って形成されるカーフを洗浄する洗浄装置1である。洗浄装置1は、ウェーハWを保持する保持部10と、カーフに向けて洗浄用の液体ジェットを吐出する洗浄ノズル34と、洗浄ノズル34と保持部10とを相対的に移動させることにより、液体ジェットをカーフの長手方向に移動させる移動機構と、を備える。洗浄ノズル34の吐出口は、ストリートの幅と実質同一又はストリートの幅以下の口径を有する。
【請求項5】前記液体ジェットとして吐出される洗浄液にマイクロバブル又はナノバブルを混入させるためのファインバブル混入部をさらに備える、請求項1に記載のカーフ洗浄装置。
特開2025-116474容器用蓋体および充填容器 ヤマト科学株式会社
【課題】容器内への気体の混入を抑え、充填された溶液中に溶存する微細気泡が貯蔵時や輸送時に減少するリスクを軽減できるようにする。
【解決手段】容器本体10の円形形状の上側開口部12を閉塞する容器用蓋体20であって、円形形状の天井面部22と、天井面部22の外周部分に沿って設けられ、内側に容器本体10の開口部分に係止される蓋体係止部25を有するキャップ部24と、天井面部22に下向きに設けられ、閉塞時に容器本体10内の気体を外部に排出させるための突出部30と、を備える。
特開2025-116520バイオマス処理装置 株式会社タクマ
【課題】バイオガス中のメタン濃度を高めることができ、これによってバイオガスを多様な用途に利用することができるバイオマス処理装置を提供する。
【解決手段】バイオマスを発酵させてバイオガスBGを生成するバイオマス処理装置1Aであって、バイオマスを発酵させた発酵液FLを貯留する貯留槽2と、水素含有ガスをファインバブルとして発酵液FLに供給するファインバブル供給部3とを備えるものとする。発酵液FLに二酸化炭素含有ガスを供給するガス供給部4を設けることが好ましい。
特開2025-117182吸込口体およびそれを備えた電気掃除機 シャープ株式会社
【課題】回転清掃体の回転時の騒音を低減できる吸込口体および電気掃除機を提供すること。
【解決手段】筐体と、筐体内に設けられた回転体と、駆動モータと、駆動モータの回転力を回転体に伝達する動力伝達機構と、駆動モータの回転力を動力伝達機構に伝達するクラッチとを具備し、クラッチは、駆動モータの回転力により、第1回転軸を中心に回転する駆動クラッチと、駆動クラッチの回転力により、第1回転軸を中心に回転し、第1回転軸に沿って駆動クラッチから離れる方向に移動可能である従動クラッチとを備え、動力伝達機構は、従動クラッチの回転力により回転し第1回転軸に沿って移動可能である第1回転機構と、第1回転機構の回転力により回転し第2回転軸に沿って移動可能である第2回転機構とを備え、回転体は、第2回転機構の回転力により回転し第2回転軸に沿って移動可能である吸込口体。
【請求項9】吸引部および集塵部を備えた掃除機本体と、前記掃除機本体と直接または接続バイプを介して接続される、請求項1〜4のいずれか1つに記載の吸込口体とを具備する電気掃除機。
特開2025-117429舗装構造体の製造方法 株式会社NIPPO
【課題】本発明は、転圧を短時間で行っても十分な締固め度を達成できる、舗装構造体の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の舗装構造体の製造方法は、路盤層の転圧時に発泡水を散布することを含む。1つの実施形態において、本発明の舗装構造体の製造方法は、発泡水が、界面活性剤の水溶液である。1つの実施形態において、本発明の舗装構造体の製造方法は、発泡水が、マイクロバブル含有水である。1つの実施形態において、本発明の舗装構造体の製造方法は、舗装構造体が、アスファルト構造体である。
特開2025-117476超微細気泡を含む飲用または調理用水の製造方法および製造装置 安斎 聡
【課題】十分な量の超微細気泡を存在させて、飲用または調理用水をより良い味わいにし、さらに抗酸化物質を含む原料の抽出においては苦味を抑えながらも豊かな風味を引き出しやすくする超微細気泡を含む飲用または調理用水の製造方法および装置を提供する。
【解決手段】水中に、酸素を超微細気泡として存在させて、酸素の超微細気泡が含まれる水を用いて飲用若しくは調理用の水を製造する飲用若しくは調理用の水の製造方法であって、酸素は、炭素系の多孔質素材で構成された気泡発生媒体21から水中に放出され、酸素の超微細気泡は、水中に10の9乗個/mL以上存在しており、抗酸化物質を含む原料の抽出に酸素の超微細気泡が含まれる水を用いる。
特開2025-117550藻類培養システムおよびそれを用いた藻類の培養方法 関西化学機械製作株式会社
【課題】 海洋、陸上、実験室などを問わず様々な藻場において、藻類を効率的に培養することのできる藻類培養システムおよびそれを用いた藻類の培養方法を提供すること。
【解決手段】 本発明の藻類培養システムは、培養水域と、培養水域中に浸漬されておりかつ藻類を固定可能な固定手段と、培養水域中に浸漬されているとを備える。ここで、ファインバブル供給手段は、2.1容量%以上の炭酸ガスを含有するファインバブルを発生する。本発明によれば、培養水域中の炭酸ガス濃度を高めることにより、藻類を効率的に培養することができる。さらにこの培養水域中の炭酸ガス濃度をモニタリングすることにより、培養水域中の炭酸ガス濃度を制御することも可能である。
特開2025-117632レーザ加工装置 株式会社東京精密
【課題】ワークの加工と洗浄の効率を高めることが可能なレーザ加工装置を提供する。
【解決手段】レーザ加工装置1は、ワークWを保持するワーク保持部10と、ワークWを加工するためのレーザLBを出力するレーザ出力部と、ワークWの表面に向けて液体ジェットLJを吐出する洗浄ノズル34とを含む加工ヘッド20と、加工ヘッド20とワーク保持部10とを相対的に移動させることにより、ワークWにおけるレーザLBの照射位置および液体ジェットLJの吐出位置を変化させる移動機構と、レーザLBの出力および液体ジェットLJの吐出を制御する制御部50と、を備える。制御部50は、レーザLBを出力してワークWの加工を制御する加工モードと、レーザLBの出力を停止しつつ液体ジェットLJを吐出してワークWを洗浄する洗浄モードとを、ワークWの処理工程に応じて切り替える。
【請求項6】前記液膜を形成するために供給する洗浄液にマイクロバブル又はナノバブルを混入させるためのファインバブル混入部をさらに備える、請求項5に記載のレーザ加工装置。
【請求項7】前記ワークの表面を水平面に対して傾斜させるよう、前記ワーク保持部により前記ワークを保持させることで前記液膜の流れを形成する、請求項5又は6に記載のレーザ加工装置。
【請求項8】前記液体ジェットとして吐出される洗浄液にマイクロバブル又はナノバブルを混入させるためのファインバブル混入部をさらに備え、前記制御部は、前記洗浄モードにおいて前記ファインバブル混入部を作動させる、請求項2に記載のレーザ加工装置。
【請求項9】前記液体ジェットとして吐出される洗浄液にマイクロバブル又はナノバブルを混入させるためのファインバブル混入部をさらに備え、前記ファインバブル混入部は、前記マイクロバブル又はナノバブルの大きさおよび密度を調整可能であり、前記制御部は、前記加工モードにおいて前記液体ジェットによる前記レーザの導光を確保するよう前記ファインバブル混入部を制御する、請求項2に記載のレーザ加工装置。
【請求項10】前記制御部は、前記加工モードの実行に先立ち、前記ファインバブル混入部の作動を停止させた状態で前記液体ジェットを吐出する準備工程を実行する、請求項9に記載のレーザ加工装置。
特開2025-118514気泡発生装置 株式会社 MTG
【課題】流路に対する液体の導入量と気体の導入量とのバランスを調整することによって、気泡を排出管から断続的に排出する。
【解決手段】気泡発生装置は、第1の方向を中心軸とする円柱状の流路を内部に有する容器本体と、気体を流路に導入する気体導入管と、液体供給源から供給される液体を流路に導入する液体導入管と、液体と気体とが混合した気液混合液を流路から外部に排出する排出管と、を備える。容器本体には、流路を構成する内壁面に、気体導入管に連通する気体導入口が形成されており、内壁面に、排出管に連通する排出口が形成されており、中心軸周りの内周面に、第1の方向視で流路の径方向に対して交差する方向に開口し、かつ、液体導入管に連通する液体導入口が形成されている。
【請求項4】請求項1または請求項2に記載の気泡発生装置であって、さらに、細孔方式の微細気泡発生部材を備え、前記微細気泡発生部材には、前記排出管に連通する第1の流路と、外部から供給される気体が流れる第2の流路と、前記第1の流路と前記第2の流路とを区画する多孔質製のフィルタと、を有する、気泡発生装置。
特開2025-118887低濃度の逆アルドール触媒を使用するアルドヘキソースを生じる炭水化物のエチレングリコールへの選択的な変換のための連続プロセス ティー.イーエヌ プロセス テクノロジー, インク.
【課題】アルドースを生じる炭水化物を含有するフィードからエチレングリコールを生産するための連続的な触媒的方法を提供する。
【解決手段】(a)不均一系ニッケル含有水素化触媒を中に含む液状媒体を含有する反応ゾーンに、アルドースを生じる炭水化物を含有するフィードを連続的または間欠的に供給するステップ;(b)前記反応ゾーンに、均一系タングステン含有逆アルドール触媒を連続的または間欠的に供給するステップであって、反応器中の前記液状媒体中のタングステン原子として計算された可溶化したタングステン化合物の濃度は、200〜1500ミリグラム/リットルである、ステップ;および
(c)前記反応ゾーンから、エチレングリコールを含有する粗生成物ストリームを連続的または間欠的に引き出すステップを含む、方法とする。
【請求項30】前記フィードについての前記反応ゾーンからの前記液状媒体の一部が、前記反応ゾーンに水素のマイクロバブルを導入するための推進力を与える流体として使用される、請求項29に記載のプロセス。
特開2025-121267水処理装置および水処理方法 三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社
【課題】膜ろ過処理で発生した微細気泡の影響が小さく、吸光度式水質検知手段を用いて膜ろ過処理後の処理水の水質を安定して測定し、水処理をより安定して制御できる水処理装置および水処理方法を提供する。
【解決手段】処理水を貯留する処理水槽と、前記処理水槽内の前記処理水の一部を抜き出し、前記処理水槽に戻して循環させるための循環配管と、前記循環配管に設置され、前記処理水を循環させる循環ポンプと、前記循環配管に設置された吸光度式水質検知手段とを備え、前記吸光度式水質検知手段により、前記循環配管を循環する前記処理水の水質が測定される、水処理装置。また、膜ろ過処理後の前記処理水を処理水槽に貯留することと、前記処理水槽から前記処理水の一部を抜き出し、前記処理水槽に戻して循環させることと、吸光度式水質検知手段を用い、循環している前記処理水の水質を測定することと、を含む、水処理方法。
特開2025-125655トナーの製造方法 キヤノン株式会社
【課題】反応槽壁面や撹拌翼等といった生産装置へのスケール付着が抑制されたトナーの製造方法の提供。
【解決手段】水系媒体中において泡の発生を伴いながら樹脂粒子が形成される粒子形成工程を有するトナーの製造方法であって、該水系媒体がファインバブルを含有する水系媒体であり、該ファインバブルの個数平均粒径が1.0×101nm以上1.0×105nm以下であり、該ファインバブルの個数濃度が1.00×105個/mL以上であることを特徴とする。
特開2025-125656トナーの製造方法 キヤノン株式会社
【課題】トナー表面にカルボキシ基を有する場合においても、トナー表面に存在する塩の量を十分に低減することによって、高湿環境下でも良好な帯電性を有するトナーの製造方法を提供する。
【解決手段】樹脂粒子を洗浄液で洗浄する洗浄工程を有するトナーの製造方法であって、該樹脂粒子は、表面に官能基−(COO-)nAn+(式中、An+は、金属イオン又はアンモニウムイオンを表し、nは、1以上3以下の整数を表す。)を有しており、該洗浄液がファインバブルを含有し、該洗浄液中における該ファインバブルの個数平均粒径が1.0×101nm以上1.0×105nm以下であり、該洗浄液中における該ファインバブルのゼータ電位が−60mV以上0mV以下であることを特徴とする。
特開2025-125657トナーの製造方法 キヤノン株式会社
【課題】熱処理工程における樹脂粒子の合一化が抑制されたトナーの製造方法を提供する。
【解決手段】無機分散剤およびファインバブルを含有する水系媒体を調製する調製工程、重合性単量体及び着色剤を含有する重合性単量体組成物の粒子を該水系媒体中で形成する造粒工程、該重合性単量体を重合して樹脂粒子を得る重合工程、該樹脂粒子に対して加熱処理を行う熱処理工程を有するトナーの製造方法であって、 該熱処理工程が(i)温度60℃以上の水系媒体中で行われ、(ii)該ファインバブルが該樹脂粒子表面に吸着しており、 該調製工程で用いる水系媒体中の該ファインバブルの個数平均粒径が1.0×101nm以上5.0×102nm以下であり、該水系媒体1mL当たりの該ファインバブルの存在量が1.0×104個以上であることを特徴とする。
特開2025-126362イオン除去システム パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】金属イオンの除去効果を高めることができるイオン除去システムを提供すること。
【解決手段】イオン除去システムは、電気分解によりアルカリ水と酸性水とを生成する電気分解装置と、電気分解装置に接続され、電気分解装置に硬水を供給する硬水流路と、硬水流路の途中に設けられ、硬水を収容するバッチ処理タンクと、電気分解装置が生成したアルカリ水又は酸性水をバッチ処理タンクに戻すようにバッチ処理タンクに接続される戻し流路と、バッチ処理タンク、電気分解装置および戻し流路を含む循環流路に微細気泡を発生させる微細気泡発生装置であって、発生させた微細気泡により水中の金属イオンを吸着して除去する、微細気泡発生装置と、を備える。
A−3−2霧
A−3−2−1ミスト、サウナ
特許7635475サウナ装置 株式会社ウッドライフ 合同会社讃和通商 高尾 正範 登 重彦 大嶌 好春
【課題】加熱空気の有効利用を図ることで、加熱時間の短縮化、雰囲気温度の適正化、ランニングコストの低廉化を実現するサウナ装置を提供する。
【解決手段】サウナ室1内に、加熱装置8とサウナ使用者が待機する待機部7を配置したサウナ装置において、加熱装置8に近い側壁3内に上下方向に延びてその上端がサウナ室1内の上部に開口する高温空気導入口35に臨むとともに、その下端が床面2の内部に設けられた床内通気路28の一端側に連通する壁内通気路34が設けられる一方、床内通気路28の他端は上記待機部7の下側の内部空間14に臨んで開口し該床内通気路28に上記壁内通気路側からの空気流を導入する構成とし、さらに上記待機部に流入した空気流を該待機部7の隙間空間を通ってサウナ室1内に導入されるように構成する。
特許7727307発熱剤パック及び発熱剤パック用サウナコンロ 木村 力也
【課題】大きな装置を必要とせず、家庭の浴室でプライベートに使用できる電機や火を使わず安全性の高いサウナ装置を提供する。
【解決手段】駅弁の発熱剤などに使われる酸化カルシウムと水の発熱反応を利用し、酸化カルシウムを水と水蒸気をろ過可能なフィルターにより適量を蒸気を発生しやすく発熱時トングなどで扱いやすい立体形状に包装した発熱剤パック(1)を提供し、その発熱剤パックを穴が開いた受け皿(2)を有するサウナコンロに置き、上からロウリュのように水をかけることにより発熱剤パック内の酸化カルシウムと水を熱反応させ、熱反応にて発生する高温の蒸気にて浴室内を温め、浴室をサウナの代わりとする。
A−3−2−2静電霧化
特開2025-126778静電噴霧装置 アネスト岩田株式会社
【課題】放電の抑制と、液体の帯電状態の安定化とを両立できる静電噴霧装置を提供する。
【解決手段】一実施の形態に係る静電噴霧装置1aは、液体の流路11を有し、流路11の一端11aから液体を受け入れ、流路11の一端11aとは反対の他端11bから液体を流出させる流路形成部10と、少なくとも一部が流路11内に位置するか又は面し、互いに離れて配置される少なくとも2つの電極としての接続電極20及び中継電極30と、を備える。
A−3−2−3パナソニック
特開2025-112646イオンミスト発生装置及び加熱送風装置 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】アーク放電によるノイズの増加や電極摩擦の増加を防ぎつつ、酸性成分やイオンミストの生成量を増やすことが可能なイオンミスト発生装置を提供する。
【解決手段】イオンミスト発生装置100は、放電電極と、放電電極に液体を供給する液体供給部と、を備える。また、イオンミスト発生装置100は、放電電極に印加電圧を印加し、液体供給部から放電電極に供給された液体の霧化によるイオンミストの生成を制御する制御部を備える。制御部は、印加電圧の印加に伴い液体により形成されたテイラーコーンの先端が尖り、静電霧化現象が開始するよりも早く、印加電圧を所定の電圧に到達させ、印加電圧が所定の電圧に到達後、電圧を上昇し、維持するためのエネルギー供給を停止印加電圧の印加を停止する。
A−4オゾン
特許7724988オゾン供給装置、オゾン供給システム、およびオゾン供給方法 三菱電機株式会社
【要約】
本発明は、要求オゾン供給量の変動があっても安定してオゾンを供給できるオゾン供給装置を提供することを目的の1つとする。
本発明は、オゾンを生成するオゾン発生器(1)と、オゾン発生器(1)が生成させたオゾンを吸着および脱着させる吸脱着塔(2)と、オゾンを供給させる供給対象が要求する要求オゾン供給量を取得する供給量取得部(3)と、吸脱着塔(2)に一定の吸着オゾン量を吸着させる吸着動作、および吸脱着塔(2)に吸着されたオゾンのうち要求オゾン供給量に基づいた脱着オゾン量を脱着させる脱着動作を制御する動作制御部(4)とを備える、オゾン供給装置(100)に関する。
特開2025-113742オゾン発生装置 東芝ライテック株式会社
【課題】オゾン濃度を適切な範囲内に維持できるオゾン発生装置を提供する。
【解決手段】オゾン発生装置24は、オゾン発生器16と、制御部23とを備える。制御部23は、オゾン発生器16にオゾンを発生させるオン期間とオゾンの発生を停止させるオフ期間とを含む制御信号を出力し、オゾン発生器16によるオゾンの発生を制御する。制御部23は、制御信号のオン期間とオフ期間のデューティ比を変更可能とし、オフ期間のタイミングでデューティ比の変更を実行する。
特開2025-119235オゾン発生装置 東西電工株式会社
【課題】室内におけるウイルス対策や消臭目的でオゾンの利用が増加している。人体へ影響を及ぼさずオゾンを安全に利用するためにはオゾン濃度を0.1ppm以下、且つウイルス対策目的で使用する場合は0.025ppm以上の濃度とすることが望ましい。一般家庭用のオゾン発生装置の多くはこの範囲で使用されているが、室内の空調設備を冷房運転で使用した場合にオゾン濃度が急激に低下する問題がある。
【解決手段】オゾン発生装置に室内の空調設備の運転状態に応じてオゾン発生量を変化させる機能を設けることで、安全かつ効果的なオゾン発生装置の提供が可能となる。
特開2025-121703オゾンを含有した液体、オゾンを含有した液体の製造方法 キヤノン株式会社
【課題】本発明は、オゾンの濃度によらず、所定の波長帯の透明度の高いオゾンを含有した液体を提供することを目的とする。
【解決手段】上記の課題を解決するため、本開示の一実施形態に係るオゾンを含有した液体は、少なくともオゾンと液中に滞留した複数の気泡を含有し、前記液体の単位体積当たりに含まれる複数の気泡の気泡径の粒度分布を母集団とする気泡の体積基準の累積50%粒径であるD50が1μm未満であり、380nm以上750nm以下の波長帯において最大のモル吸光係数吸光度が0.05未満であることを特徴とする液体。
【請求項9】超音波の照射により、液体を霧化させることで、ファイン気泡を含有する液滴を発生させる発生工程と、前記液滴にオゾンを接触させる工程と、液滴を回収容器を含む回収機構により、該回収容器に回収する回収工程と、前記回収工程を経て請求項1または2に記載の液体を取得する工程を備えたオゾンを含有した液体の製造方法。
特開2025-121704気相へのオゾンの飛散を抑制したオゾンを含有した液体、オゾンを含有した液体の製造方法 キヤノン株式会社
【課題】本発明は、オゾンの濃度によらず気相へのオゾンの飛散を抑制したオゾンを含有した液体を提供することを目的とする。
【解決手段】上記の課題を解決するため、本開示の一実施形態に係るオゾンを含有した液体は、少なくともオゾンと液中に滞留した複数の気泡を含有し、液体の単位体積当たりに含まれる複数の気泡の気泡径の粒度分布を母集団とする気泡の体積基準の累積50%粒径であるD50が1μm未満であり、液体を開口径が10cmの開口を有する容器に対して、容器の容量の50%以上となるようにし、前記開口を開放しつつ、前記開口より鉛直方向上方3cmに配置したガス濃度計で25℃、1気圧において、計測した空間中のオゾンガス濃度が0.1ppm未満であることを特徴とした液体。
特開2025-124773環状過酸化物を含むオゾン酸化反応生成物の用途、並びに化粧料及び皮膚外用剤 株式会社メディプラス製薬
【課題】環状過酸化物を含むオゾン酸化反応生成物の用途、並びに化粧料及び皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】下記化学式(1)で表される環状過酸化物を含み、かつ75重量%〜98.5重量%の濃度のグリセリンを24時間以上オゾン酸化したグリセリンのオゾン酸化応生成物を含有し、プロフィラグリン(Pro filaggrin)遺伝子からプロフィラグリンを生成するプロフィラグリンmRNAの発現促進作用を有するプロフィラグリンmRNA発現促進剤である。
A−5プラズマ
特許7508758プラズマエッチング装置用パルス電源装置及びパルス電圧生成方法 京都電機器株式会社
【課題】立上り及び立下りが高速である良好な形状のパルス電圧を基板に印加する。
【解決手段】本発明の一態様であるパルス電源部100において、ランプ電圧生成部2は、実質的なエッチングに寄与する電位傾斜部の線形な電圧増加に対応するランプ電圧を生成する。補助電圧生成部4は、電位傾斜部における一定の補助電圧と、パルス電圧の立上り及び立下りに共振初期電圧として用いられる直流電圧を生成する。パルス生成部5は、共振初期電圧を利用し、プラズマリアクタのコンデンサ、当該装置とプラズマリアクタとの間の配線を主とするインダクタ等を含む共振ループで半波共振を生起させることにより、立上り部及び立下り部に対応する電圧波形を形成するとともに、ランプ電圧を利用して電位傾斜部を形成し、それらを合わせたパルス電圧を出力する。
特許7641418プラズマ元素分析方法および装置 アジレント・テクノロジーズ・インク
【課題】固体標準を必要としないレーザーアブレーションおよびプラズマイオン源を用いた分析方法および装置の提供。
【解決手段】プラズマ元素分析方法および装置は、溶液標準をネブライザにより微粒子化してプラズマに導入し、前記溶液標準に含まれる元素についての検量線データを作成し、測定する固体試料をレーザーアブレーションによって微粒子化し、ネブライザからの補助液体と共にプラズマに導入し、イオン化して元素分析データを作成し、前記元素分析データと前記検量線データから前記固体試料中の測定元素の濃度を取得し、前記測定元素の濃度を補正して定量する。
特開2025-113417プラズマ処理装置及び基板支持台アセンブリ 東京エレクトロン株式会社
【課題】カバーリングの消耗によるプロセス変動を回避するための技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置は、プラズマ処理チャンバ、基板支持台、少なくとも一つの絶縁性リング、内側導電性リング、外側導電性リング、及び高周波電源を備える。基板支持台は、基台及び静電チャックを含み、チャンバ内に配置されている。少なくとも一つの絶縁性リングは、基板支持台を囲むように配置されている。内側導電性リングは、外側面を有し、静電チャック上の基板を囲むように静電チャック及び少なくとも一つの絶縁性リング上に配置されている。外側導電性リングは、内側導電性リングの側面に対面する内側面を有し、内側導電性リングに接触することなく内側導電性リングを囲むように少なくとも一つの絶縁性リング上に配置されている。高周波電源は、基板支持台に電気的に結合されている。
特開2025-113981プラズマ長の表示を備えたジェネレータ エルベ エレクトロメディジン ゲーエムベーハー
【課題】処置部位および生成されたプラズマに対する視界が制限された場合でも、生成されたプラズマの長さを処置者に表示する可能性を提供する。
【解決手段】ジェネレータ10は、変圧器を有するコンバータモジュールを備え、変圧器の二次巻線は、器具12の電極17および対向電極14に電気的に接続されている。変圧器の一次巻線は、一方側が動作電圧Ubに接続され、他方側が電子スイッチを介してグラウンドに接続されている。スイッチは周期的に遮断され、プラズマを供給する電圧インパルスが二次巻線に生成される。一次巻線に生じる電圧Upを検出し、それをインジケータ装置24によって表示する電圧検出器は、プラズマ長を表示する働きをする。一次巻線に生じる電圧Up、特にピーク電圧がプラズマ16の長さを特徴付けるという概念に基づく。プラズマ長以外の影響を及ぼすパラメータは、一次巻線で測定される電圧Upに対する重要性が劣る。
特開2025-114606複数のプラズマユニットを有する処理チャンバ アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】リモートプラズマユニットとダイレクトプラズマユニットの両方を含む処理装置及びプロセスを提供する。
【解決手段】処理ツール200において、処理領域215内に半導体基板230を収容する処理チャンバ201は、リモートプラズマユニット206とダイレクトプラズマユニット208とを含み、リモートプラズマユニット又はダイレクトプラズマユニットのうちの一方がリモートプラズマを生成し、リモートプラズマユニット又はダイレクトプラズマユニットのうちの他方がダイレクトプラズマを生成する。リモートプラズマユニットとダイレクトプラズマユニットの組み合わせを使用して、前の処理及び/又は自然酸化物形成から基板上の残留物を除去し、エッチングし、洗浄するか又は処理する。リモートプラズマユニットとダイレクトプラズマユニットの組み合わせを使用して、基板上に薄膜を堆積させる。
特開2025-114638プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】誘電体窓の消耗を抑制する技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置は、チャンバ、基板支持部、少なくとも一つのアンテナ及びRF生成部を備える。チャンバは、誘電体窓を含む。誘電体窓は、基板支持部とアンテナとの間に配置されている。RF生成部は、第1の高周波電力と第2の高周波電力とを発生するように構成されている。第1の高周波電力は、第1の周波数を有する。第2の高周波電力は、第2の周波数を有する。第2の周波数に対する誘電体窓における誘電損失は、第1の周波数に対する誘電体窓における誘電損失よりも大きい。
特開2025-114669アンテナ構造体およびそれを用いたプラズマ発生装置 エンツーコア テクノロジー,インコーポレーテッド
【課題】複数のセグメントおよび容量性素子からなるアンテナ構造体およびそれを用いたプラズマ発生装置を提供する。
【解決手段】本発明は、交流電源を印加してチャンバーにプラズマを誘導するアンテナ構造体に関し、当該アンテナ構造体は、仮想の中心軸と交差する第1平面上で前記中心軸を基準に第1曲率半径および第2曲率半径を有するように配置された第1および第2アンテナセグメントと、前記第1および第2アンテナセグメントを電気的に直列接続する第1容量性負荷と、を備え、前記第1アンテナセグメントが前記第1曲率半径を有し、前記第1容量性負荷の一端から第1長さだけ延びるとき、前記第2アンテナセグメントは、前記第2曲率半径を有し、前記第1容量性負荷の他端から前記第1長さに対応する第2長さだけ延び、前記第1長さと前記第2長さの合計は、前記第1曲率半径または前記第2曲率半径を半径とする円周よりも短い。
特開2025-114670プラズマ生成装置 エンツーコア テクノロジー,インコーポレーテッド
【課題】不純物が低減された活性種を提供するプラズマ生成装置を提供する。
【解決手段】本明細書の一実施例によれば、第1モードおよび第2モードを含む複数の動作モードを有する、プラズマ放電を行うプラズマ生成装置であって、第1周波数範囲内で周波数を変更可能な第1電源装置と、前記第1周波数範囲と少なくとも一部が異なる第2周波数範囲内で周波数を変更可能な第2電源装置と、誘電体チューブと、前記誘電体チューブの周りに少なくとも1回巻き付ける第1単位コイル、前記誘電体チューブの周りに少なくとも1回巻き付ける第2単位コイル、および前記第1単位コイルと前記第2単位コイルとの間に直列接続される第1コンデンサを含むアンテナモジュールと、を備えるプラズマ生成装置を提供することができる。
特開2025-114685プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】基板支持部内の電極に電力を効率的に供給可能な改良された電極構造を有するプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】プラズマ処理チャンバの基板支持部は、セラミック部材114a、環状部材111b、基板支持面の下方に配置される第1及び第2の中央電極115a、116a、第1の中央電極のエッジ領域の下方に配置され、第1の縦コネクタ115dを介して第1の中央電極のエッジ領域と電気的に接続される第1の環状コネクタ115c、第2の中央電極のエッジ領域の下方に配置され、第2の縦コネクタ116dを介して第2の中央電極のエッジ領域と電気的に接続される第2の環状コネクタ116c及び第1の環状コネクタ及び第2の環状コネクタの下方に形成される中央ヒータ電極117aを含む静電チャック114と、第3の縦コネクタ115eを介して接続されるDC電源と、第4の縦コネクタ116eを介して接続される電圧パルス生成部と、を含む。
特開2025-114799プラズマ処理装置及び基板支持体 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理装置に配置された電気回路に対して、高周波電力がノイズ成分として侵入することを適切に抑制する。
【解決手段】プラズマ処理装置であって、処理室と、プラズマ処理に用いられる電極機構と、を有し、前記電極機構は、高周波電力が印加される電極部と、前記電極部と積層して配置される誘電体部と、前記誘電体部の内部に少なくとも一部が配置される電気回路と、前記誘電体部の内部において、平面視又は側面視の少なくともいずれかで電気回路の少なくとも一部と重複するように配置されるシールド部材と、を備える。
特開2025-115035プラズマパージ方法、およびプラズマ処理装置。東京エレクトロン株式会社
【課題】クリーニング処理を複数回繰り返した場合でも、金属汚染を効果的に低減できる技術を提供する。
【解決手段】プラズマパージ方法は、処理容器の内部をクリーニング処理した後、かつ前記処理容器の内部に基板を収容して基板処理を施す前に行われる。プラズマパージ方法は、(A)前記処理容器の内部にN2を含む第1の処理ガスを活性化して供給する工程と、(B)前記処理容器の内部にH2およびO2を含む第2の処理ガスを活性化して供給する工程と、を有する。プラズマパージ方法は、前記(A)の工程および前記(B)の工程の各々において、前記処理容器の内部の圧力の上昇および下降を繰り返す。
特開2025-116658プラズマ処理装置、およびプラズマ処理方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理における上部電極の温度上昇を効果的に抑制できる技術を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置は、処理容器と、処理容器の内部において基板を載置する載置台と、載置台から離れた位置に設けられる上部電極と、を含む。上部電極は、誘電体プレートと、誘電体プレートに積層されると共に、高周波電力が供給される電極プレートと、を有する。電極プレートには、当該電極プレートを冷却する冷却機構が接続される。電極プレートと誘電体プレートの間には、伝熱ガス供給空間が形成される。さらに、プラズマ処理装置は、伝熱ガス供給空間に供給する伝熱ガスの熱伝導率を調整する熱伝達調整部と、熱伝達調整部を制御する制御部と、を備える。
特開2025-118506イオンプラズマ堆積システム及び方法のためのハイブリッドカソード ゼネラル エレクトリック テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【課題】イオンプラズマ堆積(IPD)プロセスに関連するプロセスコストの削減に役立ち、カソードを交換せずにIPDプロセスを長期間操作でき、及び/又は基板上に堆積される皮膜を改善しかつ均一性を高めるのに役立つIPDカソードを提供する。
【解決手段】イオン堆積プロセスで使用するためのカソード(200)は、カソードの作用面(204)を画成する本体(202)と、本体に結合される1以上のインサート(218)を含む。本体は、第1の堆積材料を含んでおり、1以上のインサートは、第1の堆積材料とは非適合性の第2の堆積材料を含んでいる。1以上のインサートは、カソード作用面で少なくとも部分的に露出している。第1及び第2の堆積材料は、第1及び第2の堆積材料を含む皮膜を基板上に堆積するためにカソード作用面で発生する電気アークに応じて蒸発し得る。
特開2025-118576プラズマエッチング装置用部材等に好適な溶射用粉末、およびその溶射被膜 トーカロ株式会社
【課題】プラズマエッチング装置用部材として好適である、希土類元素を含まずY2O3に遜色ない耐プラズマ性を有し、汚染の要因とならないMgAl2O4を主体とする溶射用粉末、その製造方法、および溶射被膜を提供する。
【解決手段】MgAl2O4を主体とし、かつAl2O3を含有する溶射用粉末であって、MgAl2O4とAl2O3の合計モル量に対するAl2O3の換算モル量が50.0mol%超、53.0mol%以下であり、結晶相としてMgOが含まれていない溶射用粉末。
特開2025-118622薬剤を担持したプラズマポリマーナノ粒子 ナノメデックス インコーポレーテッド
【課題】ナノ粒子、それらの複合体を含む血管損傷または血管疾患の治療または予防に使用するための医薬組成物を提供する。
【解決手段】複合体を含む、血管損傷または血管疾患の治療または予防に使用するための医薬組成物であって、前記複合体がそれを必要とする患者のある血管のある領域への送達のために提供され、前記複合体が、
a)平均径が約1nm〜約50nmであり、アルケン、アルキン、シクロアルケン、シクロアルキン、もしくはそれらの混合物から選択される少なくとも1種のモノマーを含むプラズマから形成されるナノ粒子状ポリマー;または、2つ以上の前記ナノ粒子状ポリマーを含み、平均径が約5nm〜約500nmである凝集体と、b)抗炎症性サイトカイン、抗炎症薬、スタチン系薬物、および抗増殖薬からなる群より選択される生物学的に活性な薬剤とを含む、前記医薬組成物である。
特開2025-118636プラズマ処理のための均一性制御 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】処理均一性課題の解決法はパラメータの全てのウエハにわたる均一化で、その調整は機器の固有となる。均一性調整に対する異なる手法を提供する。
【解決手段】処理デバイスは、プラズマ処理の1つまたは複数のプラズマ曝露持続時間を含むデータを受信する。プラズマ曝露持続時間は、制御される要素のセットに関連する。処理デバイスは、制御される要素の各セットが、動作の第1のモードと動作の第2のモードとの間でスイッチすることを引き起こす。制御される要素の各セットは、プラズマ関係フラックスに基板の適切な部分を曝露する。制御される要素の第1のセットが、動作の第2のモードに対して、動作の第1のモードで動作する間、増加された速度において基板を処理する。処理デバイスは、制御される要素の各セットが、受信されたプラズマ曝露持続時間データに基づいて、適切な継続時間の間、動作の第1のモードで動作することを引き起こす。
特開2025-118821プラズマツールにおけるセンサデータ圧縮 ラム リサーチ コーポレーション
【課題】プラズマツールにおけるセンサデータ圧縮に関して、データを圧縮するためのシステムおよび方法について提供する。
【解決手段】方法の1つは、プラズマツールの無線周波数(RF)伝送路に結合された1つまたは複数のセンサから複数の測定信号を受信することを含む。RFジェネレータの出力からプラズマチャンバの電極までがRF伝送路である。この方法は、複数の測定信号をアナログ形式からデジタル形式へ変換してサンプルデータとし、そのデータを処理してデータの量を削減することを含む。データの量は圧縮されて、圧縮データが出力される。この方法は、前記圧縮データを、前記プラズマツールを制御するためのコントローラに送信することを含む。
特開2025-119193プラズマ処理システム及びガス供給方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】チャンバに対して2以上のガスラインからガスを適切に供給する。
【解決手段】チャンバと、チャンバにガスを供給する2以上のガスラインと、ガスが規定量に達したことを検知するチャンバセンサと、制御装置とを備え、ガスラインのそれぞれは、ガスの流量を制御する流量制御器と、ガスの流通を開放又は閉止する開閉バルブと、バルブ駆動部とを備え、制御装置は、ガスラインのそれぞれにおいて、(a)設定時刻にチャンバのガスが規定量に達するように開閉バルブ駆動部を第1作動時刻に作動させるべく設定された第1開閉制御情報により開閉バルブ駆動部を作動させ、チャンバにガスを供給する工程と、(b)チャンバのガスが規定量に達した時刻である実測時刻を取得する工程と、(c)第2開閉制御情報を、第1作動時刻を設定時刻と実測時刻との差分により補正した第2作動時刻を含むように設定する工程と、を含む制御を実行する、プラズマ処理システム。
特開2025-119489プラズマ処理装置及びクリーニング方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理チャンバ内をクリーニングするプラズマ処理装置及びクリーニング方法を提供する。
【解決手段】プラズマ処理チャンバと、前記プラズマ処理チャンバ内に設けられる基板支持部と、前記プラズマ処理チャンバ内にガスを導入するガス導入部と、前記プラズマ処理チャンバ内に設けられ、反応副生成物をトラップするトラップ部と、前記基板支持部に設けられた第1流路に第1伝熱流体を供給する第1伝熱流体供給部と、前記トラップ部に設けられた第2流路に第2伝熱流体を供給する第2伝熱流体供給部と、制御部と、を備え、前記制御部は、(a)前記ガス導入部から前記プラズマ処理チャンバ内に水含有ガスを導入し、前記第2流路に水含有ガスが固化する温度よりも低い温度の第2伝熱流体を供給する工程と、(b)前記(a)工程の後、前記第2流路に前記水含有ガスが液化する温度よりも高い温度の第2伝熱流体を供給する工程と、を実行する、プラズマ処理装置。
特開2025-119565プラズマ発生装置及び冷却ジャケット 株式会社堀場エステック
【課題】マイクロ波によってガスをプラズマ化させるプラズマ発生装置の整合器を迅速に稼働させ、整合器への負担を減らす。
【解決手段】プラズマ発生装置は、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生源と、筒状のマイクロ波によってプラズマ化されるガスが内部を流れるプラズマ発生管と、マイクロ波発生源から発生したマイクロ波をプラズマ発生管に伝達する導波管と、マイクロ波発生源とプラズマ発生管の間の導波管に設けられる整合器と、プラズマ発生管の外側周面に設けられ、プラズマ発生管を冷却する冷却ジャケットと、筒状をなしており、プラズマ発生管及び前記冷却ジャケットを収容するケーシングとを備え、冷却ジャケットは、プラズマ発生管を流れるガスの進行方向に沿って延びており、マイクロ波をプラズマ発生管へと通過させる3本のスリットと、互いに隣り合うスリットの間に設けられ、プラズマ発生管を冷却する冷却流体が流れる冷却流路とを有する。
特開2025-120249プラズマ処理装置、SiC部品及び基板処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】半導体製造装置用の部品の変形を可能にする技術を提供する。
【解決手段】処理チャンバと、前記処理チャンバ内に設けられ、基板を保持する基板支持部と、前記基板支持部に対向し、ガス導入口を有するプレートと、前記プレートを支持し、前記基板の周囲を囲む円筒部材と、を備え、前記プレート及び前記円筒部材は、CVDにより成膜されたSiC膜を有するSiC部材の部品であって、前記円筒部材は、荷重に対して変形が可能な第1の部分を有する、半導体製造装置。
特開2025-120685トイレ用プラズマ処理装置 カーボントレードネオ株式会社
【課題】トイレ自体を効率よく洗浄することができるトイレ用プラズマ処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】誘電体層及び当該誘電体層の両側に設けられた一対の電極層を少なくとも備えプラズマを発生させるプラズマ生成部10と、一対の電極層に交流電圧を印加する電源部30と、気体をプラズマで処理するためにプラズマ生成部10に気体を流すとともに、プラズマ化された気体をトイレ内のトイレ用タンク(貯水部)202に供給する気体流動部20と、を有することを特徴とする。
特開2025-120792トリートメント方法及びプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理チャンバ内のパーツを支持する支持部の変色を抑制するトリートメント方法及びプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】プラズマ処理チャンバと、プラズマ処理チャンバ内のパーツを支持する支持部と、を有するプラズマ処理装置により実行されるトリートメント方法であって、(A)前記パーツが前記支持部から取り外された状態でトリートメントガスからプラズマを生成し、前記プラズマにより前記支持部の表面を改質するステップと、(B)前記支持部に前記パーツを取り付けるステップと、を有し、前記(A)、前記(B)の順に実行する、トリートメント方法。
特開2025-123415エッチング方法、電子部品の製造方法、プラズマ装置及びプラズマ装置の使用方法 株式会社オプトラン
【課題】金属のエッチング技術ついて、金属のエッチング量の増大と、金属とフォトレジストとの選択比の増大とを達成し、厚膜の金属を高精度でパターニングすることができること。
【解決手段】ベースガスである酸素ガスと、塩素系ガス及び水素を含むハイドロフルオロメタンガスからなる追加ガスとを含み、当該追加ガスの濃度が全ガス中の5〜10%である混合ガスを用いて金属をエッチングするエッチング方法とした。
特開2025-123759プラズマ処理装置用のシリコン電極板及びシリコンリングとそれら製造方法 三菱マテリアル株式会社
【課題】プラズマ処理装置用のシリコン電極板を提供する。
【解決手段】板中央部31と、そのまわりに設けられた板周縁部32と、を備え、板周縁部32の一方の面32Aとガス流路11の入口111が設けられた板中央部31の一方の面31Aとが面一に連なって円形に形成された第一面301と、板中央部31の他方の面31Bからなりガス流路11の出口112が設けられ円形に形成された第二面302と、第一面301とは反対に位置する板周縁部32の他方の面32Bからなり環状に形成された環状面303と、を備え、12.80μm×9.60μmの視野で環状面303の最表面断面の10箇所を対象とした走査型電子顕微鏡による観察で、1.0μm以上の大きさのマイクロクラックの合計が2個以下であり、又は1.0μm以上の大きさの異物の合計が2個以下であり、さらに環状面303の算術平均粗さRaの平均値が0.40μm以下である。
特開2025-124277耐プラズマ性部材 日本特殊陶業株式会社
【課題】エッチングレートが低減された耐プラズマ性部材を提供することを目的とする。
【解決手段】耐プラズマ性部材において、焼結体は、焼結体全体の質量を100としたときに、酸化マグネシウム(MgO)の含有量が95以上である。焼結体はまた、酸化マグネシウム(MgO)の質量を100としたときに、アルミニウム(Al)およびカルシウム(Ca)の含有量が、それぞれ、アルミナ(Al2O3)および酸化カルシウム(CaO)に換算した合計で、0.04以上2.3以下であってもよい。
特開2025-124278耐プラズマ性部材 日本特殊陶業株式会社
【課題】耐プラズマ性部材の腐食やパーティクルを抑制する耐プラズマ性部材を提供することを目的とする。
【解決手段】耐プラズマ性部材において、焼結体は、焼結体全体の質量を100としたときに、酸化マグネシウム(MgO)の含有量が95以上であり、熱伝導率が25℃で59W/m・K以上である。焼結体はまた、熱伝導率が200℃で33W/m・K以上であってもよい。前記焼結体は、酸化マグネシウム(MgO)の質量を100としたときに、ケイ素(Si)およびカリウム(K)の含有量が、それぞれ、二酸化ケイ素(SiO2)および酸化カリウム(K2O)に換算した合計で、0.06以上0.6以下であってもよい。
特表2025-524798プラズマエッチングプロセスのためのバイアス電圧調整済波形の精密フィードバック制御 ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】バイアス電極と中層電極が基板支持体内に配置される。基板支持体の下部が、バイアス電極と中層電極との間に存在する。基板支持体の上部が、中層電極と基板支持体の上面との間に存在する。電圧供給システムが、バイアス電圧調整済無線周波波形をバイアス電極に供給する。電圧測定システムが、バイアス電極上の第1電圧および中層電極上の第2電圧を測定する。コントローラが、第1電圧、第2電圧、基板支持体下部のキャパシタンス、および基板支持体上部のキャパシタンスを使用して、基板支持体の上面に存在する基板の上面の電圧を決定する。コントローラは、基板の上面上の電圧を電圧供給システムに伝達する。
特表2025-525310プラズマ処理用途のためのパルス電圧源 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】本明細書で提供される実施形態は、概して、処理チャンバ内で基板をプラズマ処理するための装置(例えばプラズマ処理システム)及び方法を含む。幾つかの実施形態は、波形生成器を対象とする。この波形生成器は、概して、第1の電圧段を含む。この第1の電圧段は、第1の電圧源と、第1のスイッチと、接地基準と、第1の変圧比を有する変圧器であって、第1の変圧器が、第1の電圧源と接地基準に連結された一次巻線、及び第1の端部と第2の端部とを有する二次巻線であって、第1の端部が接地基準に連結され、第2の端部が共通ノードを通して負荷に連結されるように構成されている、二次巻線を含む、変圧器と、第1の変圧器の一次巻線と並列に連結された第1のダイオードとを有する。波形生成器はまた、概して、共通ノードを通して負荷に連結される1つ又は複数の追加電圧段を含む。
特表2025-525387寄生プラズマサプレッサ ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】プラズマ強化処理システムの処理チャンバ内でペデスタルに隣接する領域内での寄生プラズマの発生を抑制するなど、意図した領域外での寄生プラズマの発生を抑制(または、少なくとも低減)するよう構成された寄生プラズマサプレッサ。
特表2025-525489広帯域RF波形によるプラズマ処理 東京エレクトロン株式会社 トーキョー エレクトロン ユーエス ホールディングス,インコーポレーテッド
【要約】プラズマシステムが、プラズマ装置であって、プラズマチャンバと、チャンバ内で基板を保持するように構成されたペデスタルと、チャンバ内でプラズマを励起するように構成された無線周波数(RF)電極と、を含むプラズマ装置と、RF電極に結合された電磁(EM)回路ブロックであって、広帯域RF波形を出力するように構成された関数発生器であって、この波形は、ある周波数範囲にわたって分布するEM電力を有する、関数発生器と、関数発生器の出力に結合された広帯域増幅器であって、この増幅器の動作周波数範囲が上記周波数範囲を含む、広帯域増幅器と、広帯域増幅器の出力に結合された入力と、RF電極の端子に結合された出力と、を有する広帯域インピーダンスマッチングネットワークであって、この広帯域インピーダンスマッチングネットワークの動作周波数範囲が上記周波数範囲を含む、広帯域インピーダンスマッチングネットワークと、を含むEM回路ブロックと、EM回路ブロックの入力パラメータを調節するように構成されたコントローラと、を含む。
特表2025-525490急速に変化するプラズマ負荷を伴う高周波電力増幅器のための高速周波数追随制御 ラム リサーチ コーポレーション エアリティ・テクノロジーズ・インコーポレテッド
【解決手段】プラズマ処理システム用の高周波(RF)電力増幅器は、ドレイン端子、ソース端子、およびゲートを有するスイッチングトランジスタを含む。ソース端子は、基準接地電位に接続されている。RF電力増幅器は、スイッチングトランジスタのドレイン端子に接続されている直流電源を含む。RF電力増幅器は、スイッチングトランジスタのドレイン端子とプラズマ処理システムのコイルとの間に接続されているインピーダンス整合ネットワークを含む。RF電力増幅器は、コイルに関連する電気パラメータを測定するために配置されている電気パラメータ測定デバイスを含む。RF電力増幅器は、電気パラメータ測定デバイスからスイッチングフィードバック信号を受信する位相遅延モジュールを含む。位相遅延モジュールは、スイッチングトランジスタのゲートを駆動するために使用されるスイッチング制御信号を生成するために、位相調整をスイッチングフィードバック信号に適用する。
特表2025-525575プラズマ発生システム キャプス メディカル リミテッド
【要約】低温プラズマ発生(オプションとして治療用のプラズマ)のための電力回路。低温プラズマの生成は、可撓性を有し、狭く(例えば、直径5mm未満)、長く延びて、例えば、体腔内に50〜100cm到達するカテーテル状のデバイスの遠位端で発生する。電力伝送に使用されるケーブルは、発電回路の一部であり、その固有インピーダンスは、発電の周波数を同期させる共振周波数を有する同期用RC回路の時定数に対する主な寄与要因および制約要因である。いくつかの実施形態では、誘導変圧器カップリングが、同期用/伝送線路回路に電圧ゲインを生成するために使用される。いくつかの実施形態では、変圧器カップリングは複数の段に分けられる。これにより、実用的に高い送信周波数を達成することができ、単一段の変圧器構成に比べて、より高いゲイン、同期用RC回路の遠位部分のばらつきに対する感度の低下、および/またはより長い伝送線路を実現することができる。
特表2025-525614ガスを分解するためのプラズマ装置および方法 アカデミア シニカ
【要約】本開示は、プラズマ装置および方法に関する。プラズマ装置は、内側電極と外側電極とを備えている。内側電極は、第1のキャビティを画定する壁を備え、第1のキャビティの開口部は、第1のガスを受け入れるように構成されている。外側電極は、内側電極を取り囲んでいる。内側電極は、内側電極の壁を貫通する貫通孔を有しており、第1のキャビティは、貫通孔を介して内側電極と外側電極との間のプラズマ生成領域と流体連通している。内側電極は、第1の回転軸を中心に回転可能であり、第1の回転軸は、第1のキャビティを貫通している。特に、本開示のいくつかの実施形態は、ガスを分解するためのプラズマ装置および方法に関する。
特表2025-525899粒子を有するプラズマコーティング膜 ゼフコ プロプライエタリー リミテッド
【課題】顔料または分散液を含む物品に適用するコーティング膜。前記コーティング膜は、上側と下側とを備える。前記コーティング膜は、前記物品の少なくとも1つの表面に適用され、プラズマ重合コーティング膜が形成されるように、前記コーティング膜は、プラズマを通過したモノマーおよびナノ粒子から形成される。
特表2025-526265プラズマ処理チャンバ用の金属酸化物バリスタ(MOV)ベースのサージ保護回路 ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】システムは、プラズマを生成すると共に含むように構成されたチャンバを含む。システムは、チャンバ内に位置する伝送線路を含む。伝送線路は、伝送線路入力と共通電位に結合された出力とを含む。システムは、伝送線路入力に結合されることにより入力信号を伝送線路に供給する信号源を含む。システムは、伝送線路入力と共通電位との間に結合されたサージ保護回路を含む。サージ保護回路のインピーダンスは、伝送線路入力における電圧レベルに反比例する。
特表2025-526313構成可能なプラズマ発生システム キャプス メディカル リミテッド
【要約】非熱プラズマ発生(オプションとして治療用プラズマ)のための電力回路。非熱プラズマ、柔軟で、狭く(例えば、直径<5mm)、長さ方向に延在して、例えば、体腔内に50〜100cm到達するようなカテーテル状のデバイスによって遠位で生成される。プラズマプローブ電力伝送ケーブルは、発電回路の一部であり、その固有インピーダンスは、共振周波数がフィードバックによって発電周波数を同期させる同期RC回路の時定数に寄与し、かつ、時定数を制約する。プラズマプローブの可変の長さ、構造および/または製造(一例)が異なる時定数をもたらす可能性がある。いくつかの実施形態では、変圧器の結合は複数の段に分割され、最終段の変圧器インダクタンスを、プローブの個体差を補償するための補償部品を使用して目標とする動作周波数を維持するために十分な余裕を持って選択することができる。補償構成要素を選択及び/又は提供するための様々な構成が開示される。
特表2025-526459プラズマ発生システム用のインピーダンス整合回路を制御するための制御装置及び方法、並びにプラズマ発生システム トゥルンプフ ヒュッティンガー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
【要約】制御装置1は、入力端子50aと出力端子50bとを有する、プラズマ発生システム100用のインピーダンス整合回路50を制御するために使用される。インピーダンス整合回路50は、HF発生器60と負荷70との間に接続される。制御装置1は、a)HF発生器60の予め設定可能な動作周波数、b)HF発生器60の予め設定可能な目標電力、及び、c)HF発生器60のモデルパラメータに基づいて、インピーダンス整合回路50の入力端子50aにおけるインピーダンス目標値を確定するように形成されており、インピーダンス目標値は、予め設定可能な動作周波数、及び予め設定可能な目標電力において、HF発生器60の動作特性の、特に効率の向上を達成するために、公称インピーダンスとは異なる値を有する。
特表2025-527107ワイン保存のための補助的な森林材料を処理するためのプラズマ活性水を用いた処理方法およびそのプラズマ活性水の使用 ウニベルシダッド デ ラ リオハ
【要約】本発明は、ワイン保存のための補助的な森林資材(ボトルコルクや木製樽など)を処理するためのプラズマ活性化水(PAW)を用いた処理方法に関するものである。本方法は、前記資材とPAWを連続的に接触させることにより、資材を消毒および/または除染する。また、本発明は、ワインの製造および保存に使用される補助的な森林資材を消毒および/または除染するためのPAWの使用にも関する。
特表2025-527311プラズマモニタリング用ビューポート、これを含むプラズマ発生器、およびプラズマモニタリング方法 コリア インスティテュート オブ フュージョン エナジー
【要約】プラズマモニタリング用ビューポート、これを含むプラズマ発生器、およびプラズマモニタリング方法が開示される。前記プラズマモニタリング用ビューポートは、透明基板、および前記透明基板上に形成された透明感知部を含むことができ、プラズマチャンバの外側に形成されて、前記透明基板を介して前記プラズマチャンバの内部を観察することができるとともに、前記プラズマチャンバ内のプラズマが発生する電磁場を前記透明感知部を利用して測定することができる。
特表2025-527312容量結合プラズマ発生装置用電極、これを含む容量結合プラズマ発生装置、および容量結合プラズマ均一性調整方法 コリア インスティテュート オブ フュージョン エナジー
【要約】容量結合プラズマ発生装置用電極、これを含む容量結合プラズマ発生装置、および容量結合プラズマ均一性調整方法が開示される。前記容量結合プラズマ発生装置用電極は、第一板状電極と、前記第一板状電極と同平面上で前記第一板状電極の周りに位置する第二板状電極と、および前記第一板状電極および前記第二板状電極にRF(ラジオ周波数;radio−frequency)電力を印加する電源部と、を含むことができる。前記電源部は、前記第一板状電極と前記第二板状電極に異なる位相のRF電力を印加することができる。
特表2025-527487大気プラズマ溶射法による高密度イットリア皮膜の製造方法およびそれを用いて製造されたイットリア溶射皮膜 コミコ リミテッド
【要約】
本発明は、イットリア溶射皮膜の製造方法に関し、より詳細には、スプレーユニットを基材上に対して50〜130mmの距離に配置し、Y2O3溶射用粉末を大気プラズマ溶射して基材上にイットリア溶射皮膜を形成し、前記Y2O3溶射用粉末と共にプラズマ形成ノズルから25〜50mm位置で50〜400ml/minの速度で水を供給して気孔率が低く、非常に緻密で耐プラズマ性に優れたイットリア溶射皮膜を製造する方法に関する。
特表2025-528110プラズマ処理応用のためのパルス電圧補償 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】本明細書において提供される実施形態は、一般に、例えばプラズマ処理システムである、装置、および、処理チャンバ内の基板のプラズマ処理のための方法を含む。いくつかの実施形態は、波形生成のための方法を対象とし、一般に、関連付けられた設定点を有する第1の波形を、エネルギー源から送達することと、第1の波形の少なくとも1つの特性を検出することと、第1の波形中のパルスの部分中の電圧減衰を評価することと、補償係数を計算することと、電圧減衰を調整するために、補償係数を使用して、少なくとも1つの特性を調整することとを含む。
特表2025-528156プラズマを提供するためのデバイス サーマル プロセシング ソリューションズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【要約】本発明は、プラズマを提供するためのデバイス(6)に関するのであり、該デバイス(6)は、ガス状の流体用の入口(46)と出口(47)とを備えた少なくとも1つのプラズマ発生要素(8)を備えており、プラズマ発生要素(8)内に第1の流路(11)が配置され、任意には、それに対して同心に配置されておりかつ第1の流路(11)を少なくとも部分的に包囲する、第2の流路(12)が配置され、第1の流路(11)が、加熱されたガス流及び/又はプラズマ流を形成するためのガス状の流体用の第1の接続部(16)に流体連通されており、かつ、プラズマ発生要素(8)の入口(46)が移送要素(34)に流体連通されており、該移送要素を用いてガス状の流体を加速させることができる。
特表2025-528160プラズマを提供するためのデバイス サーマル プロセシング ソリューションズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【要約】本発明は、少なくとも1つのプラズマ発生要素(8)を備える、プラズマを提供するためのデバイス(6)であって、プラズマ発生要素上かつ/又はプラズマ発生要素内に、少なくとも1つの電気的誘導コイル(10)及び/又はマグネトロンが配置されており、かつ、プラズマ発生要素内に、第1の流路(11)及びそれに対して同心である第2の流路(12)がさらに配置されており、第2の流路(12)が、第1の流路(11)を少なくとも部分的に包囲しており、第1の流路(11)が、加熱されたガス流又はプラズマ流を形成するために、ガス状の流体用の第1の接続部(16)に流体連通されており、かつ、第2の流路(12)が、プラズマ発生要素(8)の表面(14)と加熱されたガス流又はプラズマ流との間に保護体積流量を構成するために、ガス状の流体用の第2の接続部(17)に流体連通されている、デバイス(6)に関する。
実登3252611プラズマ発生器保護装置 華能安源発電有限責任公司
【課題】プラズマ発生器保護装置を提供する。
【解決手段】取付ベース11及び燃焼室まで延びるスプレーガン12を有するプラズマ発生器1と、スプレーガンの外部に嵌着され、スプレーガンの代わりに燃焼室内の一次空気微粉炭の流れのフラッシングに耐えるためのスリーブ2と、スクレーパーを含む粉状スラグ清掃部であって、前記スクレーパーの長さ方向がスプレーガンの長さ方向に一致し、且つスクレーパーがスリーブの外周に貼り合わせられる粉状スラグ清掃部と、を含み、前記スクレーパーは環状駆動機構によって駆動され、スリーブの外面の周方向軌跡に沿って回転運動し、スリーブ表面に対して高温で溶着した粉状スラグを清掃できるように、その運動経路がスリーブの外円周面に密接に貼り合わせられ、且つ回転軸線がスリーブの幾何学的軸線と重なり合う。スリーブによって微粉炭の流れのブラッシングが遮断され、環状駆動スクレーパーを組み合わせて粉状スラグを清掃することで、スプレーガンの放熱性能を保障し、スプレーガンの耐用年数を顕著に延長すると共に、メンテナンスコストを低減し、装置の作動安定性及
実登3252612陰極ヘッドおよび新型プラズマ発生器 華能安源発電有限責任公司
【課題】陰極ヘッドおよび新型プラズマ発生器を提供する。
【解決手段】陰極ヘッド1を備え、当該陰極ヘッドはベース11と反射部を備え、前記反射部は回転体構造を有し、前記反射部の前記ベースと接合する面を第1面121とし、前記反射部の前記ベースと反対側の端面を第2面122とし、前記第1面から前記第2面に至るまでの断面経路は次第に縮小する円形を呈する。陰極ヘッドの構造を簡素化することで、陰極ヘッドをより小型軽量化し、メンテナンス性を向上させる。さらに、反射部を設けることで電界分布を最適化し、異なる出力条件下でもアークを安定して形成可能とし、アーク振動やアーク断絶現象を低減する。同時に、陰極ヘッドのねじ山を精密に制御することで、陰極ヘッドと導管とのねじ接続を確実に行い、手動調整時のねじ山量誤差による間隔バラつきを防止することができ、これにより、陽極−陰極間ギャップの調整許容度が大幅に向上し、発生器のメンテナンス作業の難易度と作業量を削減する。
A−6超音波
特許7507326超音波検査装置及び超音波検査方法 株式会社日立パワーソリューションズ
【課題】反射波の信号強度等に応じてゲイン調整を行う場合であっても、被検体の内部状態に係る検査を高精度で遂行する。
【解決手段】超音波検査装置11は、超音波を送受する圧電素子13及び音響レンズ15が備わる超音波プローブ17、反射波を増幅するためのゲインを設定するゲイン設定部23、出力超音波を被検体19が存しない試験環境に送信した場合の、ゲイン設定部23で設定されたゲインを用いて増幅された反射波を、音響レンズ15内で生じるレンズエコーに係る参照波の情報として取得する参照波情報取得部25、出力超音波を被検体19が存する検査環境に送信した場合の、ゲイン設定部23で設定されたゲインを用いて増幅された反射波を、被検体19に係る内部状態の情報を含む干渉波の情報として取得する干渉波情報取得部27、並びに干渉波の情報及び参照波の情報に基づいて被検体19に係る内部状態の情報を得る情報処理部29を備える。
特開2025-112987超音波プローブ、及び、超音波診断装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】ユーザが超音波プローブのケーブルのねじれを容易に認識できることである。
【解決手段】実施形態に係る超音波プローブは、複数の超音波振動子を少なくとも含むプローブヘッドと、前記プローブヘッドと、超音波診断装置本体とを電気的に接続するコネクタと、前記プローブヘッドと前記コネクタとの間に設けられるケーブルであって、前記ケーブルの長手方向に沿って延び、前記ケーブルの外周面から突出する突出部を有するケーブルと、を備える。
特開2025-114058超音波接合装置 矢崎総業株式会社
【課題】正確かつ迅速に接合品質の良否を判断する超音波接合装置を提供する。
【解決手段】超音波接合装置1は、第1部材100aの少なくとも一部を載置するステージ10と、ステージ10に載置された第1部材100aに向けて第2部材100bを押圧しながら超音波振動を付与することで第1部材100aと第2部材100bとを接合させるホーン11と、ホーン11に設置され、超音波振動の発生源である振動子14と、ホーン11に設置され、振動子14から第1部材100a及び第2部材100bに伝播した超音波を検出する第1探触子20と、第1探触子20からの電気信号を受信する第1受信機21と、を備える。
特開2025-114539超音波イメージングシステムにおける自動障害検出および修正 フジフイルム ソノサイト インコーポレイテッド
【課題】システム障害を検出および調整することができる超音波システムを提供する。
【解決手段】超音波イメージングシステムのプロセッサは、システムの障害またはエラーを識別する。一実施形態において、障害またはエラー状態は、セルフテスト中にシステムパラメータを監視することによって検出される。別の実施形態において、プロセッサは、トランスデューサまたはイメージングシステムの障害状態を識別するために超音波画像データをトレーニング済みニューラルネットワークに提供。いくつかの実施形態において、プロセッサは、検出された障害状態でシステムが動作および画像の生成を継続するように識別された障害状態を補償するために1以上の動作パラメータを調整する。
特開2025-114763超音波診断装置および超音波診断装置の表示方法 富士フイルム株式会社
【課題】表示領域が限られているモニタの表示画面を効率よく使用して、超音波診断装置を操作するための表示画面を表示する。
【解決手段】
超音波診断装置および超音波診断装置の表示方法においては、超音波プローブを用いて撮像された被検体の片側の肺の超音波画像を含む第1表示領域と、片側の肺における複数の検査箇所の中から検査対象箇所となる1個の検査箇所を選択するための複数の検査箇所選択ボタンを含む第2表示領域と、超音波画像を撮像する操作を行うための少なくとも1つの操作ボタンを含む第1表示画面が表示される第3表示領域と、をモニタに表示する。少なくとも1つの操作ボタンが選択されると、第1表示画面に代えて、定められた複数の診断所見に対応する複数の診断所見ボタンを含む第2表示画面を第3表示領域に表示する。
特開2025-115471超音波診断装置及び脂肪率推定方法 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】超音波診断装置において、脂肪率を推定し、又は、MRI−DFFに近似する値を演算する。
【解決手段】被検者の肝臓内に二次元関心領域が設定される(S12)。二次元関心領域から得られた第1受信情報に基づいて、第1減衰係数を含む第1パラメータ群が演算される(S16)。二次元関心領域から得られた第2受信情報に基づいて、第2減衰係数を含む第2パラメータ群が演算される(S20)。第1パラメータ群及び第2パラメータ群を含むパラメータセットを数理モデルに与えることにより、脂肪率の推定値が演算される(S22)。
特開2025-116394超音波流量計 愛知時計電機株式会社
【課題】従来より計測精度を低下させずに通過可能な流量の増加を図ることを可能にする。
【解決手段】本実施形態の超音波流量計10Aは、ハウジング11の内部流路R1内に計測管21が配置され、内部流路R1が計測管21の内側の計測流路R2と外側の非計測流路R3とに仕切られる。そして、計測流路R2を挟んで対向配置される1対の超音波センサ70により計測流路R2の流体の流量が求められ、その流量に基づき内部流路R1全体の流体の流量が演算される。このように、本実施形態の超音波流量計10Aでは、ハウジング11の内部流路R1が、計測管21によって、1対の超音波センサ70による流量計測に使用される計測流路R2と、使用されない非計測流路R3とに仕切られ、計測流路R2の断面積の大小に影響を与えずに、ハウジング11の内部流路R1の全体の断面積を大きくし、従来より計測精度を低下させずに通過可能な流量の増加を図ることができる。
特開2025-116652超音波洗浄装置 青島海爾洗衣机有限公司 アクア株式会社
【課題】貯水部から溢れ出た水によって載置場所が濡れてしまうことを防止でき得る超音波洗浄装置を提供する。
【解決手段】超音波洗浄装置1は、超音波発生体110の下方に貯水槽410を有する貯水部400と、貯水槽410から排出された水が溜められる排水容器800と、貯水部400の左右両側と前側とを取り囲み、貯水槽410から溢れた水を受ける溢水受け部600とを備える。溢水受け部600は、貯水部400の左側および右側において前後方向に延びる左溝部620および右溝部630と、貯水部400の前側において左右方向に延びる前溝部640とを有する。左溝部620および右溝部630の底面621,631は、前溝部630側に向かって下るように傾斜する。前溝部640の底面641には、排水孔650が設けられる。排水容器800は、排水孔650の下方に存在して排水孔650から排出された水が通る開口部を有する。
特開2025-116795超音波接合装置および超音波接合方法ならびに超音波接合構造体 株式会社LINK−US
【課題】一のワークの内周部と他のワークの外周部との接合構造を実現可能な超音波接合装置等を提供する。
【解決手段】第1ワークW1の第1環状部分および第2ワークW2の第2環状部分を全周にわたり連続的または不連続的に超音波接合される。かしめとは異なる方式であるため、かしめ代が不要になる分だけ、第1ワークW1および第2ワークW2を備えている超音波接合構造体のコンパクト化または小型化が図られる。
特開2025-116881超音波治療装置 ソニア・セラピューティクス株式会社
【課題】本発明の目的は、超音波治療装置を用いた治療において、治療用超音波が患部に照射されたことの確認を容易にすることである。
【解決手段】治療用超音波送信処理では、超音波振動子28に治療用超音波38を送信させる。照射領域画像生成処理では、治療用超音波38が送信された後に、複数の超音波として複数のイメージングパルス46を異なるタイミングおよび異なる位相で超音波プローブ16に送信させ、生体組織で反射し、超音波プローブ16で受信された複数の反射超音波に基づく複数の受信信号を加算合計することで、各受信信号の非線形成分に基づく照射領域データを生成する。補助超音波送信処理では、複数のイメージングパルス46のうち時間軸上で隣接する2つが送信される2つのタイミングの間のタイミングで、インターリーブパルス50を超音波振動子28に送信させる。
特開2025-117125測定装置及び超音波プローブ装置 日本電波工業株式会社
【課題】装置の種類ごとに設定された複数の装置パラメータを管理しつつ、装置の出荷後であっても装置パラメータを簡便に更新できるようにする。
【解決手段】制御プログラムと、当該測定装置の種類ごとに設定された複数の装置パラメータとを記憶している第1記憶部と、複数の装置パラメータのうち、当該測定装置に対応する装置パラメータを特定する特定情報を記憶しているデータ読み出し専用の第2記憶部と、特定情報に基づき、対応する装置パラメータを用いて制御プログラムを実行することにより、当該測定装置の測定動作を制御する制御部と、を備える、測定装置。
特開2025-117900超音波ソナー装置 本多電子株式会社
【課題】探知対象物が存在する方位と深度とをあわせて把握できる超音波ソナー装置を提供する。
【解決手段】超音波ソナー装置は、振動子から送信された超音波ビームの反射波を受信して生じる受信信号に基づいて、水中の探知結果を水平面と平行な面に投影して示したトップ画像22を表すトップ画像情報を生成してRAMに保存するトップ画像生成処理と、水中の探知結果を水平面と垂直な面に投影して示したサイド画像23を表すサイド画像情報を生成してRAMに保存するサイド画像生成処理と、を実行する。超音波ソナー装置は、RAMに記憶されたトップ画像情報に対応するトップ画像22と、サイド画像情報に対応するサイド画像23とをあわせて表示装置21に表示する。
特開2025-118104超音波振動子の劣化判定方法および処理装置 株式会社ディスコ
【課題】超音波振動子の特性変化を確実かつ簡便に測定することができる超音波振動子の劣化判定方法および処理装置を提供すること。
【解決手段】超音波振動子の劣化判定方法は、超音波振動子が搭載された処理装置において、処理装置に搭載された超音波振動子の劣化を検出する超音波振動子の劣化判定方法であって、超音波振動子の音響変換効率を算出する算出ステップ1と、超音波振動子の合否を判定する基準となる音響変換効率のしきい値を設定する設定ステップ2と、算出ステップ1で算出された音響変換効率が、設定ステップ2で設定されたしきい値を下回っている場合に、超音波振動子が劣化していると判定する判定ステップ3と、を備える。
特開2025-118198超音波診断装置および超音波診断プログラム 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】本発明の目的は、被検体の組織の評価を容易にする超音波診断装置および超音波診断プログラムを提供することである。
【解決手段】不規則性解析部22は、被検体14における異なる位置で取得された複数のBモード画像のそれぞれについて、複数の特徴点を抽出する特徴点抽出処理と、複数のBモード画像画像のそれぞれについて抽出された特徴点に基づいて、被検体14内の組織の不規則性を示す情報を生成する評価処理とを実行する。評価処理は、2つのBモード画像のうちの一方の特徴点と他方の特徴点との間の特徴点距離を、2つのBモード画像のそれぞれにおける各特徴点について求める距離評価処理を、複数のBモード画像のうちの基準Bモード画像と、他の複数のBモード画像のそれぞれとの各画像ペアについて実行する処理と、各画像ペアにおける各特徴点について求められた特徴点距離に基づいて不規則性を示す情報を生成する処理とを含む。
特開2025-119160超音波接合方法ならびに超音波接合構造体 株式会社LINK−US
【課題】筐体等の貫通孔の蓋部材による封止強度の向上を図りうる接合方法等を提供する。
【解決手段】第1ワークW1が有する円盤状、円柱状または逆さ円錐台状に形成された封止部分により、第2ワークW2に設けられた貫通孔W20を塞ぐように、第1ワークW1および第2ワークW2が接合される。貫通孔W20は、開口部から途中の円環状の段差部分W22までの部分が第1ワークW1の封止部分の形状に適合するように形成されている。第2ワークW2の貫通孔W20に封止部分が挿入された状態の第1ワークW1の上面に対してホーンチップ140(超音波接合用チップ)が当接される。ホーンチップ140が、第1ワークW1の上面に対して平行な平面において垂直な2つの方向に超音波振動成分を有するように超音波複合振動させる。
特開2025-119525イオントフォレーシスと超音波を適用する美容方法 株式会社 資生堂
【課題】皮膚用有効成分によるの毛穴の目立ちを改善させる効果を増強することを目的とする。
【解決手段】不全角化の改善効果を有する皮膚用有効成分を適用後、イオントフォレーシスを適用する際に、さらに超音波を適用する美容方法を提供する。これにより、毛穴の目立ちを改善させる効果を増強することができる。
特開2025-119528超音波診断装置及びプログラム 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】超音波画像の画質を調整するための画質パラメータをユーザが変更することを支援することを目的とする。
【解決手段】画質評価部26は、超音波画像の画質の評価を示す評価値を算出する。報知部30は、超音波画像の画質を調整するための画質パラメータをユーザに報知する。評価値が、予め定められた閾値以下である場合、報知部30は、評価値を上げるための画質パラメータをユーザに報知する。
特開2025-119529超音波診断装置及びプログラム 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】超音波画像の画質を調整する試行錯誤の時間を減らすことを目的とする。
【解決手段】画質評価部102は、第1超音波画像の画質の評価を示す第1評価値を算出する。第1評価値が、予め定められた閾値以下である場合、変更部104は、画質パラメータを変更する。画像生成部16は、変更部104によって変更された画質パラメータに従って第2超音波画像を生成する。画質評価部102は、第2超音波画像の画質の評価値を示す第2評価値を算出する。第2評価値が、予め定められた閾値以下である場合、報知部106は、画質パラメータを変えても超音波画像の画質の評価値が閾値を超えない旨をユーザに報知する。
特開2025-119586流量を決定するための超音波測定装置及び温度を決定するための方法 レヴィトロニクス ゲーエムベーハー
【課題】より正確に測定管内を流れる流体の温度を決定する手段を提供すること。
【解決手段】管路内を流れる流体の流量を決定するための超音波測定装置であって、流体についての流れ方向Aを定める中心軸Mを有する測定管2を有し、互いに測定信号12、21を交換することが可能であるように配置及び整列される、少なくとも2つの超音波変換器11、22を有し、超音波変換器11、22を制御するための、及び測定信号12、21を評価するための制御ユニット20を有し、流体が接触できないように配置される、第1の温度T1を決定するための第1の温度センサ61を有する、超音波測定装置が、提案される。第2の温度センサ62が、第2の温度T2を決定するために設けられ、流体が接触できないように配置される。さらに、そのような超音波測定装置において流体の温度を決定するための方法が、提案される。
特開2025-120920圧電素子、圧電素子の製造方法、超音波モータ、光学機器、振動装置、塵埃除去装置、撮像装置、超音波プローブ、超音波診断装置、超音波診断システム、および電子機器 キヤノン株式会社 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】高い電気機械結合係数と高い抗電界を両立でき、より幅広いペロブスカイト型酸化物単結晶に対応できる圧電素子を提供することを目的とする。また、本明細書に記載の技術は脱炭素/循環型社会などの持続可能な社会の実現に貢献し得る。
【解決手段】ペロブスカイト型金属酸化物の単結晶と、互いに対向する電極とを有する圧電素子であって、環境温度が25℃であるとき、前記単結晶の結晶系が、正方晶系であり、前記互いに対向する電極の電極面と接する前記単結晶の表面の結晶方位が、(110)、または(111)であることを特徴とする圧電素子である。
特開2025-121472超音波溶着による接合体の製造方法 東レ株式会社
【課題】繊維強化樹脂材料のような剛性の高い材料であっても大面積で超音波溶着可能な接合方法を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するための本発明は、繊維強化樹脂からなる複数の部材を超音波溶着機により接合する方法であり、ベースとなる部材(I)に接合する部材(II)を重ねて拘束し、接合部に超音波ホーンを押し当てながら発振する工程において、超音波出力(W)P1、発振時間(秒)t1、ホーン圧力(MPa)p1からなる第1発振領域、次いで超音波出力(W)P2、発振時間(秒)t2、ホーン圧力(MPa)p2からなる第2発振領域を有し、かつp1<p2となる条件で超音波ホーンを押し当てる接合方法である。
特開2025-122210 超音波センサ装置、および、車両 パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
【課題】水平方向に広い指向性を有し、垂直方向に極めて狭い指向性を有する超音波センサ装置を提供する。
【解決手段】本開示の一態様に係る超音波センサ装置は、有底筒状のケースを備える。ケースは、第1の薄壁部と、第1の突出部を有する第1の厚壁部と、第2の薄壁部と、第2の突出部を有する第2の厚壁部とを有する。第1の薄壁部と第2の薄壁部とは互いに対向しており、第1の厚壁部と第2の厚壁部とは互いに対向している。第1の突出部および第2の突出部のすべてまたは一部が、X軸に対して線対称な曲線の形状である。第1の突出部および第2の突出部のそれぞれのX軸上の長さをDXとし、第1の突出部および第2の突出部のそれぞれのX軸上の長さの中点におけるY軸上の長さをDYとし、第1の薄壁部から第2の薄壁部までの開口長をBとしたとき、DXはBの20.5%以上の長さを有し、DYはBの34.1%以上の長さを有する。
特開2025-122380超音波撮像システム及び光音響画像生成方法 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】光パルス周期と受信周期の間の同期ずれの影響が除去された光音響画像を生成する。
【解決手段】生体16内に挿入部材18が挿入されている状態において、振動子アレイ22が光吸収素子18aからの光音響波を受信する。これにより得られる受信信号列に基づいて、解析器50が同期ずれを演算する。複数の補正器32は、同期ずれに基づいて複数の受信信号を補正する。補正後の複数の受信信号が整相加算される。整相加算により生成された補正済み受信情報に基づいて光音響画像が生成される。疑似受信信号列に基づいて同期ずれが演算されてもよい。
【請求項1】光パルスを生成する光源と、生体内に挿入される挿入部材であって、前記光パルスを光音響波に変換する光吸収素子を有する挿入部材と、前記光音響波を受信する複数の振動子を備えたプローブと、前記複数の振動子から並列的に出力された複数の受信信号からなる受信信号列又はそれに相当する疑似受信信号列に基づいて、前記光源における光パルス周期と前記プローブにおける受信周期との間の同期ずれを演算する解析器と、前記受信信号列又は前記疑似受信信号列に対して、前記同期ずれに由来する位置ずれを解消するための補正及び受信ビーム形成のための整相加算を適用し、これにより補正済み受信情報を出力する処理器と、前記補正済み受信情報に基づいて、前記生体内における前記光吸収素子の位置を表す光音響画像を生成する生成器と、を含むことを特徴とする超音波撮像システム。
特開2025-122760超音波流量計 愛知時計電機株式会社
【課題】測定管内の偏流を容易に検出することが可能な超音波流量計を提供する。
【解決手段】超音波流量計1は、測定管2と、超音波センサー5を有する少なくとも2対のセンサー部7,8と、対をなす超音波センサー間の伝播時間の差分を用いて計測された流速値に基づいて流体の流量を演算する演算処理部6と、を備える。センサー部は、超音波センサーを、当該超音波センサーの送受波面41の少なくとも一部が測定管の外壁に位置するように配置する1対の第1センサー部7と、超音波センサーを、当該超音波センサーの送受波面の全てが測定管の外壁よりも流路内に突出した位置となるように配置する1対の第2センサー部8と、を含む。
特開2025-122785超音波流量計および超音波流量計の組立方法 愛知時計電機株式会社
【課題】超音波センサーと測定管との取付部位を容易に封印構造とすることが可能な超音波流量計を提供する。
【解決手段】超音波流量計1は、流体が流れる流路9を有する測定管2と、超音波センサー5を収容するセンサー部であって、流路の上流側と下流側に位置し、かつ、超音波信号の送受信が可能に測定管の外壁に設けられる少なくとも1対のセンサー部7と、測定管の外側に設けられ、超音波センサー間の伝播時間に基づいて流体の流量を演算する演算処理部6と、測定管の外側に設けられ、超音波センサーと演算処理部とを電気的に接続する接続線47を内部に挿通する配管20と、センサー部と測定管との取付部位30、を覆うカバー部材8と、を備える。カバー部材は、配管がセンサー部に接続することにより、取付部位を覆った状態から取り外し不能に測定管に固定されている。
特開2025-124027超音波通信の送受信効率向上法 パテントフレア株式会社
【課題】水中での無線通信や検査などには、音波が利用されている。
従来使用されていた音波や送受信装置とは異なる方法を提供し、精度向上に寄与する。
【解決手段】従来使用されていた音波は、人の耳で聞こえる周波数帯(波長の長い音波)であったが、人の耳では聞こえない超音波と呼ばれる周波数帯(非常に波長の短い音波)を用いる。
そして、通信や検査に用いる装置の音波送受信面(振動板)の形状を、これまで一般的であった平面形状ではなく、曲面形状とすることで、送受信時に音波に集束作用が働くため、装置の送受信性能が向上する。この、超音波と送受信面(振動板)が曲面形状の装置を用いることによって、課題を解決する。
特開2025-124442超音波液晶装置および超音波液晶制御方法 学校法人同志社
【課題】光の拡散状態を変化させることが可能な超音波液晶装置を提供する。
【解決手段】基板2と、超音波振動子3と、液晶部4と、駆動制御部5とを備える超音波液晶装置1であって、超音波振動子3は、対向配置された第1振動子部および第2振動子部を含み、駆動制御部5は、第1振動子部に対して第1電圧信号を印加するとともに、第2振動子部に対して第1電圧信号とは逆相の第2電圧信号を印加して、液晶部4に非軸対称のたわみ定在波を発生させる電圧制御処理を行い、電圧制御処理時の液晶部4では、第1直線上にたわみ定在波の腹と節が発生し、第2直線上にたわみ定在波の節線が発生することを特徴とする。
特開2025-125413超音波画像撮影装置、マンモグラフィ装置、及び制御プログラム 富士フイルム株式会社
【課題】乳房が接触する撮影台の接触面の剛性を確保しつつ、乳房との音響マッチングをとる。
【解決手段】超音波画像撮影装置2は、撮影面10Aに向けて超音波を送信し、乳房の超音波画像を撮影するトランスデューサー15Aと、トランスデューサー15Aを撮影面10Aに沿った方向に移動させるトランスデューサー移動ユニット9Aと、が予め内蔵されている撮影台10を備え、撮影台10の撮影面10Aが、音響インピーダンスがそれぞれ異なる積層された複数の炭素繊維シート10A−Nによって構成され、複数の炭素繊維シート10A−Nのうち、少なくとも1つは積層された他の炭素繊維シート10A−Nよりも乳房の接触に対する剛性が高くなっている。
特開2025-125464超音波モータシステム 国立大学法人 東京大学 株式会社新生工業
【課題】超音波モータの動作を良好にする。
【解決手段】超音波モータシステム1は、超音波モータ10と、超音波モータ10の状態に関する状態情報を取得するセンサ群70と、超音波モータ10を動作させるように制御指令値に基づいて超音波モータにA相の交流電圧とB相の交流電圧とを印加するように構成されたモータ駆動回路60と、制御装置20とを備える。制御装置20は、超音波モータ10の目標とする状態に関する目標情報と前記状態情報とを取得し、交流電圧の駆動周波数と位相差とについて、取得した目標情報と状態情報とに基づいて、目標情報及び状態情報の入力に対して超音波モータを前記目標とする状態にするために最適な駆動周波数と位相差とに関する情報を出力するように構成された学習済みモデルを用いて、最適な駆動周波数と位相差とについて決定し、それに関する制御指令値を前記モータ駆動回路に出力する。
特開2025-125494超音波モータシステム 国立大学法人 東京大学 株式会社新生工業
【課題】超音波モータの動作を良好にする。
【解決手段】超音波モータシステム1は、超音波モータ10と、超音波モータ10を動作させるように超音波モータ10に交流電圧を印加するように構成されたモータ駆動回路60とを備える。モータ駆動回路60は、前記交流電圧の周波数である駆動周波数と、前記駆動周波数の周期的な基準信号と前記交流電圧との位相差を意味する駆動電圧の位相とを変化させることで、超音波モータ10の動作状態を変更させるように構成されている。
特開2025-125495超音波モータシステム 国立大学法人 東京大学 株式会社新生工業
【課題】超音波モータの起動時の動作を良好にする。
【解決手段】超音波モータシステム1は、超音波モータ10と、超音波モータ10を動作させるように超音波モータ10に交流電圧を印加するように構成されたモータ駆動回路60とを備える。モータ駆動回路60は、超音波モータ10の起動時に、前記交流電圧の周波数である駆動周波数を所定周波数から目標とする超音波モータ10の状態が得られる周波数まで低下させるように構成されている。当該駆動周波数の低下は、高い周波数で変更速度が速くて低い周波数で変更速度が遅い、周波数の変更速度が変化する変更パターンを有する。
特表2025-525830超音波画像化センサ付き衣服 イッコー ヘルス リミテッド
【要約】患者の身体に配置される超音波センサを有する衣服において、超音波センサと画像化される部分との間の接触不良に関連する問題を、フィードバックを使用して接触不良を改善し、および/または悪い放射パターンを持つトランシーバを排除することによって解決する。
特表2025-526523超音波検査装置のプローブモジュール ビューオン リミテッド
【要約】本発明は、超音波検査装置のプローブモジュールに関するものであって、対象体の下部に配置される下部プローブモジュールを含み、下部プローブモジュールは、下部ハウジング;下部ハウジングに備えられつつ、対象体の下部から対象体に向かって超音波を発生させるか、超音波を受信することができる下部トランスデューサ;内部に下部トランスデューサの一側が挿入されうる内部空間が備えられ、内部空間に液体が満たされる下部ウォータージャケット;下部ウォータージャケットの内部空間に液体を注入する下部液体注入部;を含むことを特徴とする。
特開2025-126570超音波溶着方法 ダイキョーニシカワ株式会社
【課題】バリの発生を抑制し、小さい溶着エネルギーで優れた溶着強度とシール性を得ることのできる超音波溶着方法を提供する。
【解決手段】左右の第1傾斜辺13,13のなす角度がθ1である溶着溝10を備えた第1部材1と、左右の第2縦辺22,22間の幅L2が溶着溝の幅L1よりも狭いベース部20a、左右の第2傾斜辺23,23のなす角度がθ1よりも大きいθ2である先端部20b、及び、側面角部24を有する溶着リブ20を備えた第2部材2と、を用意する準備工程と、溶着溝10へ溶着リブ20を挿入し、最初に第1傾斜辺へ側面角部を当接させて溶着リブの挿入方向に荷重及び超音波振動を作用させる第1工程と、溶着溝と溶着リブとの間に断面V字状空間30を形成し、断面V字状空間において溶着バリを収容、圧縮及び溶融する第2工程と、溶着溝及び溶着リブの間に断面V字状の溶着部40を形成する第3工程と、を含む。
特表2025-524815超音波画像取得 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ
【要約】入力3D超音波画像内で一つ又はそれより多くの疑わしい疾患特徴を自動的に検出し、疑わしい疾患特徴を確認又はさらに分析するのに最も役立つ画像を取得するために、3D視野を通して最適な一つ又はそれより多くの平面を自動的に計算する方法及びシステム。決定された最適な一つ又はそれより多くの平面は、前記決定された最適な平面に対応する新しい2D画像の超音波取得システムによる収集を制御するために使用される。
特表2025-524760MRIガイド下経頭蓋集束超音波(tFUS)治療システムと統合された装着可能な薄膜磁気共鳴イメージング(MRI)受信コイル エムビーインサイト システムズ,インコーポレーテッド
【要約】磁気共鳴イメージング(MRI)受信コイル装置およびその製造方法が提供される。MRI受信コイル装置は、ドーム形状に構成された薄膜基板層と、薄膜基板層の外面の周囲に配置されたコイルアレイとを備える。薄膜カバー層は、薄膜カバー層と薄膜基板層との間にコイルアレイが配置されるように、薄膜基板層の外面上に配置される。MRI受信コイル装置は、薄膜基板層、薄膜カバー層、および端部リングの間で、コイルアレイの周囲に水密シールが形成されるように、薄膜基板層および薄膜カバー層に係合する端部リングをさらに備える。コイルアレイは複数のコイルエレメントを含み、各コイルエレメントは、少なくとも1つの容量性セグメントを有する導電性トレース材料のループを含む。
特表2025-5252532D超音波撮像を使用して血管の局所弱化を決定するための方法及びシステム ヴィタ メディカル ソリューションズ インコーポレイテッド
【要約】超音波撮像を使用して血管中の局所弱化(RW)値を決定するための方法及びシステム。経時的に収集された所与の患者の身体の一部分の画像のセットが受信される。血管の組織の動きを表す測定値のセットが受信され、測定値のセットが画像のセットに基づいて決定されている。壁及び管腔の動きはひずみを少なくとも部分的に示す。血管中の血流速度値はドップラー画像に基づいて決定され、血管の領域中の弱化の状態を示すRWパラメータが、少なくとも測定値、血栓負荷及び血流速度値のセットに基づいて決定される。局所弱化値とひずみ値とを含む血管の円周を示すマップが表示され得る。
特表2025-525581経頭蓋集束超音波による高血圧治療方法 サニーブルック リサーチ インスティチュート
【要約】集束超音波を使用した低侵襲的な高血圧低下方法を提供する。治療薬(例えば、バルビツレート)を内包した超音波反応性ナノ液滴の注射後、集束超音波は水道周囲灰白質領域などのノルエピネフリン産生領域に送達されることにより、ナノ液滴から治療薬ペイロードが局所的に放出され、治療による血圧の低下が達成される。蒸発する液滴からの音響放出は、例えば、事前に確立された相関に基づいて1つまたは複数の治療パラメータを推論するために用いられ得る。例えば、血漿ホルモン含有量及び/または血圧の変化を推論し得、それによりリアルタイム治療監視手段を提供し得る。本発明の例示的な方法は、薬剤抵抗性高血圧症を示す対象の血圧の低下を達成するために使用され得る。
特表2025-526667品質スコアに基づく自動超音波画像記録のためのシステム及び方法 エコーノース インコーポレーテッド
【要約】超音波クリップの自動記録のためのシステム及び方法は、超音波画像フレームのシーケンス内の超音波画像の品質スコアに基づく。超音波撮像システムは、超音波画像を捕捉するためのプローブと、画像フレームのシーケンスを記憶するための画像バッファと、品質スコアのシーケンスを記憶するための品質バッファと、画像バッファ内の連続画像フレームのセットに対応する品質バッファ内の品質スコアが、第1の品質閾値以上であり、かつ連続画像フレームのセットが、少なくとも第1の所定のサイズであるとき、超音波クリップを自動的に記録するコンピューティングサブシステムと、を含む。追加的に、スマート捕捉機能が、第1の品質閾値未満であり、第2の所定のサイズを満たす第2の品質閾値以上の品質スコアを有する連続画像フレームの代替のセットを含む超音波クリップを自動的に記録する。
特表2025-527032上部プローブモジュールと下部プローブモジュールを使用する超音波検査装置 ビューオン リミテッド
【解決手段】本発明は、上部プローブモジュールと下部プローブモジュールを使用する超音波検査装置に関するものであって、下部トランスデューサと下部ウォータージャケットが備えられた下部プローブモジュール;対象体の上部に配置されつつ、上部トランスデューサと上部ウォータージャケットが備えられた上部プローブモジュール;を含み、下部トランスデューサで超音波を発生させる時点と、上部トランスデューサで超音波を発生させる時点を制御するトリガ制御部を含み、超音波伝達のための伝達媒体である液体に対象体を浸漬せず、下部ウォータージャケットと上部ウォータージャケットから対象体に液体を噴射することを特徴とする。
特表2025-527262超音波トランスデューサ用ハウジングであって、前記ハウジングが様々な傾斜底面を有する、超音波トランスデューサ用ハウジング ヴァレオ・シャルター・ウント・ゼンゾーレン・ゲーエムベーハー
【要約】(超音波トランスデューサ用ハウジングであり、前記ハウジングは異なる傾斜底面を有する)
ビークル(100)の周囲(102)における物体を検知するための超音波トランスデューサ(106)用のハウジング(110、200、210、220、230)であって、ハウジング(110)の主軸(118)を定める周方向側壁(114)と、トランスデューサ要素及び少なくとも1つの変調器エリア(132)を支持するための中央レセプタクル(130)を有する底壁(112)と、を備え、変調器エリア(132)は、主軸(118)を含む縦断面の平面(126)において、レセプタクル(130)から、側壁(114)への底壁(112)の移行部(140)まで半径方向に、延び、底壁(112)の厚さ(C)は、変調器エリア(132)全体にわたって半径方向外側に減少し、変調器エリア(132)における底壁(112)の内側サイド(120)は、少なくとも2つの異なる傾斜角(E、D)を有する、超音波トランスデューサ(106)用のハウジング(110、200、210、220、230)が提案され
特表2025-527507超音波による神経除去用のエアバック式トランスデューサ及びエアバック式トランスデューサを使用するシステム 大塚メディカルデバイス株式会社
【要約】超音波を発するように構成された超音波トランスデューサを備えた装置が提供される。当該超音波トランスデューサは、長手方向軸線と半径方向内面とを有する中空の圧電トランスデューサ本体を有する。当該装置は、更に、前記圧電トランスデューサ本体を長手方向に貫通し、半径方向外面を有する管状裏当て支持部材と、前記圧電トランスデューサ本体の前記半径方向内面と前記管状裏当て支持部材の前記半径方向外面との間に画定され、軸方向における第1端部と反対側の第2端部との間に画定されたチャンバと、を備える。前記端部は、各々、導電性部品と、前記チャンバとは反対側の前記導電性部品の表面に接触する金属はんだ材料の気密シール層と、によって形成されている。
特表2025-527858二重膜および多重膜マイクロマシン超音波トランスデューサ エコー イメージング,インク.
【要約】本明細書では、マイクロマシン超音波トランスデューサ、ならびにマイクロマシン超音波トランスデューサ(MUT)を備えるイメージングデバイスおよびアセンブリが提供される。本明細書に記載のMUTは、より高い周波数における音響出力を向上させるために複数の膜を有する。
特表2025-528055超音波の自動調節機能を備えた超音波発生装置及びシステム、皮膚測定装置 ジェイシス メディカル インコーポレイテッド
【要約】本開示は、皮膚に超音波を照射する超音波発生部と、外部の皮膚測定装置から複数の部位のそれぞれの皮膚層に関する深さ情報を受信する通信部と、受信した深さ情報、複数の部位のそれぞれの位置情報及び複数の部位のそれぞれに既に設定された施術条件をそれぞれマッピング(Mapping)したマッピング情報を格納するメモリと、マッピング情報に基づいて該当部位の皮膚層に該当施術条件に相応する施術深さ及び強さのうちの少なくとも1つで超音波が照射されるように超音波発生部を制御するプロセッサとを含むことができる。
B光触媒(全文検索)
Bー1酸化チタン
特開2025-116788合成樹脂製網状構造体、並びに、それを用いてなる防護フェンス、落下防止用ネット、および、動物侵入防止用ネット 東レ・モノフィラメント株式会社
【課題】衝撃物の通り抜けや破網を生じ難い、衝撃吸収性に優れた樹脂製網状構造体を提供する。
【解決手段】初期瞬間モジュラスが20〜120N/mm2・sec、25%伸長時強度が180N/mm2以上であるポリエステルモノフィラメントを少なくとも一部に配して構成したことを特徴とする合成樹脂製網状構造体。
また、本発明の合成樹脂製網状構造体を構成するモノフィラメントは、カーボンブラック及び/又は酸化チタンを合計0.05〜5.00質量%含有することが好ましく、より好ましいカーボンブラック及び/又は酸化チタン含有量として合計0.10〜2.00質量%の範囲を例示できる。カーボンブラック及び/又は酸化チタン含有量が前記範囲を満足する場合には、製糸性、及び、実使用時の耐候性に優れた合成樹脂製網状構造体を得ることが可能となる。カーボンブラック及び/又は酸化チタン添加により耐候性が大幅に向上する理由は明確でないものの、モノフィラメント表層に存在しているカーボンブラック及び/又は酸化チタンが光エネルギーを吸収及び/又は反射することで、モノフィラメント内層部を保護するためと考えられる。なお酸化チタンにはアナターゼ型とルチル型と呼ばれる結晶構造が存在しており、アナターゼ型は光触媒として樹脂の劣化を促進させることがあるためルチル型がより好ましい。なお、カーボンブラック及び/又は酸化チタンにより保護された内層部の量が多いほど実使用後の強力が保持され易いという観点から、モノフィラメント直径は前述の通り0.5〜5.0mmが好ましく、より好ましい範囲として1.5〜5.0mm、更に好ましい範囲として2.0〜4.0mmを例示できる。
特開2025-124890感光性熱硬化性樹脂組成物、ドライフィルム、硬化物及び電子部品 太陽ホールディングス株式会社
【課題】低露光量でも表面硬化性及び耐熱性に優れ、反射率の高いソルダーレジスト膜を形成できる感光性熱硬化性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】カルボキシ基含有樹脂、光重合開始剤、白色顔料、及び熱硬化性樹脂を含む感光性熱硬化性樹脂組成物である。光重合開始剤は、オキシムエステル系光重合開始剤とチタノセン系光重合開始剤とを含み、熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂を含む。感光性熱硬化性樹脂組成物の熱硬化後の硬化物は、L*a*b*表色系におけるb*値が2.0以下であり、波長450nmにおける反射率が85%以上である。
白色顔料 感光性熱硬化性樹脂組成物は、白色顔料の少なくとも1種を含む。白色顔料を含むことで硬化物を白色化することができる。白色顔料としては、例えば、酸化亜鉛、チタン酸カリウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、鉛白、硫化亜鉛、チタン酸鉛等が挙げられる。白色顔料は、反射率と、変色抑制効果の観点から、少なくとも酸化チタンを含むことが好ましい。酸化チタンとしては、硫酸法、塩素法等により製造されるもの、ルチル型酸化チタン、アナターゼ型酸化チタン、あるいは含水金属酸化物による表面処理、有機化合物による表面処理を施した酸化チタンを用いることができる。これらの酸化チタンの中でも、光触媒活性の観点から、ルチル型酸化チタンが好ましい。ルチル型酸化チタンを用いることで、より安定した硬化物(例えば、ソルダーレジスト膜)を得ることができる。ルチル型酸化チタンとしては、具体的には、TR−600、TR−700、TR−750、TR−840(以上、富士チタン工業株式会社製)、R−550、R−580、R−630、R−820、CR−50、CR−60、CR−90(以上、石原産業株式会社製)、KR−270、KR−310、KR−380(以上、チタン工業株式会社製)等を挙げることができる。これらのルチル型酸化チタンの中でも、表面が含水アルミナ又は水酸化アルミニウムで処理された酸化チタンを用いることが、組成物中での分散性、保存安定性、難燃性の観点から特に好ましい。白色顔料は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
特開2025-125641砥石及び研削ホイール 株式会社ディスコ
【課題】難削材の加工に適するとともに、その性能の悪化が抑制された砥石を提供する。
【解決手段】加工面を有する砥石であって、複数の砥粒層と複数の光触媒層とを有する。複数の砥粒層のそれぞれは、砥粒と砥粒を固定するための第1の結合材とを含む。複数の光触媒層のそれぞれは、光触媒粒子と光触媒粒子を固定するための第2の結合材とを含む。複数の砥粒層のそれぞれの一面と複数の光触媒層のそれぞれの一面とは、加工面において互い違いになるように並ぶ。
【請求項1】加工面を有する砥石であって、複数の砥粒層と複数の光触媒層とを有し、該複数の砥粒層のそれぞれは、砥粒と該砥粒を固定するための第1の結合材とを含み、該複数の光触媒層のそれぞれは、光触媒粒子と該光触媒粒子を固定するための第2の結合材とを含み、該複数の砥粒層のそれぞれの一面と該複数の光触媒層のそれぞれの一面とは、該加工面において互い違いになるように並ぶ、砥石。
【請求項2】該光触媒粒子は、酸化チタンからなる粒子である、請求項1に記載の砥石。
【請求項3】その外側面が該加工面となる円環形状を有する、請求項1又は2に記載の砥石。
【請求項4】環状溝が形成されている一方の端面を有する環状基台と、環状に並ぶように該環状溝においてそれぞれの基端部が固定され、かつ、それぞれの先端部に位置する研削面を有する複数の砥石と、を備える研削ホイールであって、該複数の砥石のそれぞれは、複数の砥粒層と複数の光触媒層とを有し、該複数の砥粒層のそれぞれは、砥粒と該砥粒を固定するための第1の結合材とを含み、該複数の光触媒層のそれぞれは、光触媒粒子と該光触媒粒子を固定するための第2の結合材とを含み、該複数の砥粒層のそれぞれの一面と該複数の光触媒層のそれぞれの一面とは、該研削面において互い違いになるように並ぶ、研削ホイール。
特開2025-126569チャックテーブル及びチャックテーブルの洗浄方法 株式会社ディスコ
【課題】その保持面に付着した加工屑を容易に洗い流すことが可能なチャックテーブルを提供する。
【解決手段】チャックテーブルの保持部又は/及び枠体部は、セラミックスからなり、かつ、保持面において露出される光触媒粒子を含む。そのため、このチャックテーブルの保持面に光を照射した直後又はその最中に水を供給すると、活性化された光触媒粒子によって水が分解されてヒドロキシラジカルが発生する。そして、このようにヒドロキシラジカルが発生すると、保持面に付着した加工屑がプラスに帯電してセラミックスからなる保持部又は/及び枠体部から離隔しやすくなる。そのため、このチャックテーブルにおいては、その保持面に付着した加工屑を容易に洗い流すことが可能である。
【請求項1】多孔質な保持部と該保持部を囲繞する稠密な枠体部とを有し、該保持部及び該枠体部の双方が露出される保持面において被加工物を保持するためのチャックテーブルであって、該保持部又は/及び該枠体部は、セラミックスからなり、かつ、該保持面において露出される光触媒粒子を含む、チャックテーブル。
【請求項2】該光触媒粒子は、酸化チタンからなる粒子である、請求項1に記載のチャックテーブル。
【請求項3】多孔質な保持部と該保持部を囲繞する稠密な枠体部とを有し、該保持部及び該枠体部の双方が露出される保持面において被加工物を保持するためのチャックテーブルの洗浄方法であって、該保持面において露出されるようにセラミックスからなる該保持部又は/及び該枠体部に含まれ、かつ、該保持面に光を照射することによって活性化された光触媒粒子によって水が分解されてヒドロキシラジカルが発生した状態で該保持面を洗浄する、チャックテーブルの洗浄方法。
特表2025-527524一次元レピドクロサイト組成 ドレクセル ユニバーシティ 株式会社村田製作所
【要約】提供されるのは、ボトムアップ・アプローチによって、二元および三元チタン炭化物、窒化物、ホウ化物、リン化物、アルミ化物、シリサイドを、中程度の温度で第4級アンモニウム溶液に浸漬することによって、場合によっては二次元フレークに自己集合するレピドクロサイト・ナノフィラメントに変換する方法である。得られたフレークは、断面がナノフィラメントで構成されるC含有層となり、そのナノフィラメントの一部は、場合によっては数ミクロンの長さになる。
チタニア(TiO2)ナノ構造は、そのユニークな物理的・化学的特性と、塗料顔料、触媒、光触媒、フォトルミネッセンス、ガスセンサー、太陽電池、燃料電池など幅広い分野での応用の可能性から、これまでも、そしてこれからも、重要な研究対象である。市販されているナノ構造チタニアの中では、Evonik's Aeroxide TiO2P25(以前はDegussaから販売されていた)、以下P25と呼ぶ。P25は、TiCl4の火炎熱分解によって合成されたもので、光触媒活性が高いことが魅力である。多くの点で、P25はTiO2ベースの触媒および光触媒用途のゴールドスタンダードであり、現在もそう考えられている。火炎熱分解は比較的高価なプロセスである。火炎熱分解は比較的高価なプロセスであり、P25がもっと安価であれば、もっと多くの用途が見つかっただろう。そこで、我々は、1次元(1D)チタニアを製造するための著しく安価なプロセスを開発し、多くの用途においてP25よりも優れた性能を示すことを明らかにした。
Bー2光触媒
特開2025-115769カルボニル鉄粉及びその製造方法 日鉄鉱業株式会社 国立大学法人東北大学
【課題】工業的に実施が可能な、表面の付着物が除去されたカルボニル鉄粉の製造方法、及び、その方法により表面の付着物が除去されたカルボニル鉄粉を提供する。また、本発明は、カルボニル鉄粉表面の付着物が除去されたことにより、カルボニル鉄粉表面に酸化チタン膜が均一にコーティングされた磁性粒子を提供する。
【解決手段】カルボニル鉄粉を真空脱気雰囲気で、圧力50Pa以下で6時間以上継続して減圧処理する工程と、次いで、真空脱気雰囲気の圧力が大気圧1.0×105Paとなるまで1時間以上かけて大気開放する工程とを備える、カルボニル鉄粉の製造方法を提供する。
微小サイズのカルボニル鉄粒子(以降、「カルボニル鉄粉」ともいう)は、磁性インク、磁性トナー用顔料粉体、プラスチック、紙用磁性フィラー粉体、化粧料用粉体、MR流体、光触媒粉体等多種の目的の磁性粒子として広く使用されている。また、磁性粒子の懸濁液であるMR流体(MRFs)は、特有のレオロジー特性により、ダンパー、ブレーキ、クラッチ、バルブなどに用いられている。しかしながら、カルボニル鉄粉は空気あるいは湿気にさらされると簡単に酸化し、磁性、磁気レオロジー特性が低下する。そこで、表面酸化を防ぐために、不活性材料をカルボニル鉄粒子の表面に被覆する方法が知られている。不活性材料としては、例えば、空気及び湿気中で安定している酸化チタン、酸化ケイ素 、酸化亜鉛、リン酸アルミニウム、酸化グラフェンが挙げられる。金属粉体に酸化チタン膜を被覆する方法としては、テトライソプロポキシチタン溶液を使用した方法(特許文献1:特許第4804720号公報)、pH7.0〜12.0の緩衝液に基体粒子を懸濁して懸濁液とし、ペルオキソチタン酸を含む過酸化水素−アンモニア混合液を当該懸濁液に滴下することによって、当該懸濁液中で酸化チタンを生成する反応を起こさせる方法(特許文献2:特許第4205582号公報)がある。
特開2025-117295アルキル置換多環芳香族化合物の製造方法 国立大学法人東海国立大学機構
【課題】多環芳香族化合物に対して位置選択的にアルキル化する方法の提供。
【解決手段】多環芳香族化合物と、下式(2A)又は(2B)で表される化合物とを、紫外光又は可視光照射下に反応させる工程を備える、製造方法。
光触媒反応は、LED光源としてKessil(登録商標;PR 160L)の照射下で行った。このセットアップでは、反応温度を約30〜35℃に保つためにファンを使用した。
特開2025-117576光触媒の製造方法、光触媒、海水分解方法および複合体の製造方法 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター
【課題】触媒活性に優れたTi3+内包型酸化チタンを含む光触媒を効率的に得ることができる光触媒の製造方法を提供すること。
【解決手段】光触媒の製造方法は、酸素欠損が導入された酸化チタンを、エタノールまたはメタノールを添加した湿式のビーズミルにより粉砕する粉砕工程を含み、ビーズミルのビーズの直径が0.03〜1mmである。
【請求項1】Ti3+内包型酸化チタンを含む光触媒の製造方法であって、酸素欠損が導入された酸化チタンを、エタノールまたはメタノールを添加した湿式のビーズミルにより粉砕する粉砕工程を含み、前記ビーズミルのビーズの直径が0.03〜1mmである、光触媒の製造方法。
【請求項2】前記ビーズの直径が0.1〜0.5mmである、請求項1の光触媒の製造方法。
【請求項3】前記ビーズミルに、Niの酸化物、水酸化物、硝酸化物のうちの少なくともいずれかを添加する、請求項1の光触媒の製造方法。
【請求項4】前記粉砕工程により得られるTi3+内包型酸化チタンに、Ptを担持させる工程を含む、請求項1の光触媒の製造方法。
【請求項5】NiとTi3+内包型酸化チタンとの複合体であり、比表面積が100m2g−1以上である、光触媒。
【請求項6】海水に、有機化合物と、Ti3+内包型酸化チタンを含む光触媒とを添加し、紫外光および可視光を同時に照射する工程を含む、海水分解方法。
【請求項7】前記有機化合物がアルコールであり、前記海水に対する前記アルコールの添加量は、0.005〜0.5vol%である、請求項6の海水分解方法。
【請求項8】前記光触媒は、請求項1の製造方法で製造されたものである、請求項6の海水分解方法。
【請求項9】Ti3+内包型酸化チタンと他の金属化合物との複合体の製造方法であって、酸素欠損が導入された酸化チタンを、エタノールまたはメタノールを添加した湿式のビーズミルにより粉砕する粉砕工程を含み、前記ビーズミルのビーズの直径が0.03〜1mmであり、前記粉砕工程では、前記ビーズミルに、前記他の金属化合物の原料として、金属酸化物、金属水酸化物、金属硝酸化物のうちの少なくともいずれかを添加する、複合体の製造方法。
【請求項10】前記金属酸化物、前記金属水酸化物、前記金属硝酸化物は、Ni、Co、Cu、Fe、Ti、Mn、Ag、Mg、Ce、Zn、Nb、B、NおよびAlから選択される少なくとも1種の金属または元素を含む、請求項9の複合体の製造方法。
【請求項11】前記ビーズの直径が0.1〜0.5mmである、請求項9の複合体の製造方法。
特開2025-124810硬化性樹脂組成物、硬化物、積層体、及び硬化性化合物、DIC株式会社
【課題】硬化性樹脂でありながら、硬化物において、易解体性・修復性・再成形性等を容易に実現することが可能な化合物、及びそれを用いてなる硬化性樹脂組成物とその硬化物を提供すること。
【解決手段】分子内に、1つ以上のアントラセン構造と、2つ以上の硬化性官能基(a)と、を有する硬化性化合物(A)と、親ジエン構造を含む化合物(B)と、前記硬化性官能基(a)と反応性を有する化合物(C)とを含有することを特徴とする、硬化性樹脂組成物を用いる。前記硬化性官能基としては、水酸基又はグリシジルエーテル基であることが好ましく、前記親ジエン構造を含む化合物(B)としては、ビスマレイミドであることが好ましい。
無機微粒子としては、例えば、耐熱性に優れるものとしては、アルミナ、マグネシア、チタニア、ジルコニア、シリカ(石英、ヒュームドシリカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸、溶融シリカ、結晶性シリカ、超微粉無定型シリカ等)等;熱伝導に優れるものとしては、窒化ホウ素、窒化アルミ、酸化アルミナ、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化ケイ素、ダイヤモンド等;導電性に優れるものとしては、金属単体又は合金(例えば、鉄、銅、マグネシウム、アルミニウム、金、銀、白金、亜鉛、マンガン、ステンレスなど)を用いた金属フィラー及び/又は金属被覆フィラー、;バリア性に優れるものとしては、マイカ、クレイ、カオリン、タルク、ゼオライト、ウォラストナイト、スメクタイト等の鉱物等やチタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、セピオライト、ゾノライト、ホウ酸アルミニウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム;屈折率が高いものとしては、チタン酸バリウム、酸化ジルコニア、酸化チタン等;光触媒性を示すものとしては、チタン、セリウム、亜鉛、銅、アルミニウム、錫、インジウム、リン、炭素、イオウ、ルテニウム、ニッケル、鉄、コバルト、銀、モリブデン、ストロンチウム、クロム、バリウム、鉛等の光触媒金属、前記金属の複合物、それらの酸化物等;耐摩耗性に優れるものとしては、シリカ、アルミナ、ジルコニア、酸化マグネシウム等の金属、及びそれらの複合物及び酸化物等;導電性に優れるものとしては、銀、銅などの金属、酸化錫、酸化インジウム等;絶縁性に優れるものとしては、シリカ等;紫外線遮蔽に優れるものとしては、酸化チタン、酸化亜鉛等である。これらの無機微粒子は、用途によって適時選択すればよく、単独で使用しても、複数種組み合わせて使用してもかまわない。また、上記無機微粒子は、例に挙げた特性以外にも様々な特性を有することから、適時用途に合わせて選択すればよい。
酸化チタン微粒子としては、体質顔料のみならず紫外光応答型光触媒が使用でき、例えばアナターゼ型酸化チタン、ルチル型酸化チタン、ブルッカイト型酸化チタンなどが使用できる。更に、酸化チタンの結晶構造中に異種元素をドーピングさせて可視光に応答させるように設計された粒子についても用いることができる。酸化チタンにドーピングさせる元素としては、窒素、硫黄、炭素、フッ素、リン等のアニオン元素や、クロム、鉄、コバルト、マンガン等のカチオン元素が好適に用いられる。また、形態としては、粉末、有機溶媒中もしくは水中に分散させたゾルもしくはスラリーを用いることができる。市販の粉末状の酸化チタン微粒子としては、例えば、日本アエロジル(株)製アエロジルP−25、テイカ(株)製ATM−100等を挙げることができる。また、市販のスラリー状の酸化チタン微粒子としては、例えば、テイカ(株)TKD−701等が挙げられる。
特開2025-124844腸オルガノイド及びその作製方法 大日本印刷株式会社 国立研究開発法人国立成育医療研究センター
【課題】本発明は、腸と同等の機能を備える腸オルガノイド及びその作製方法を提供する。
【解決手段】本発明の腸オルガノイドは、胚性幹細胞及び/又は人工多能性幹細胞に由来し、空洞を内包する構造を有し、長軸方向の長さが5 mm以上であることを特徴とする。本発明の腸オルガノイドの製造方法は、基材と、該基材の表面上に形成された細胞接着領域及び該細胞接着領域の周囲を囲う細胞非接着領域とを備える細胞培養基材上に、胚性幹細胞及び人工多能性幹細胞から選択される細胞を播種する工程1、及び、工程1で播種された細胞を培養する工程2を含み、工程2が、細胞の一部が内胚葉系細胞へ分化すること、及び、細胞の一部が、外胚葉系細胞へ分化することを含む。
酸化及び/又は分解の方法としては、PEG薄膜を紫外線照射処理する方法、光触媒処理する方法、酸化剤で処理する方法などが挙げられる。PEG薄膜を部分的に酸化及び/又は分解する場合は、フォトマスクやステンシルマスク等のマスクを用いたり、スタンプを用いたりするとよい。また、紫外線レーザ等のレーザを用いた方式等の直描方式で酸化及び/又は分解してもよい。紫外線照射処理の場合は、波長185 nmや254 nmの紫外線を出す水銀ランプや波長172 nmの紫外線を出すエキシマランプなどのVUV領域からUV-C領域の紫外線を出すランプを光源として用いることが好ましい。光触媒処理する場合は、波長365 nm以下の紫外線を出す光源を用いることが好ましく、波長254 nm以下の紫外線を出す光源を用いることがより好ましい。光触媒としては、酸化チタン光触媒、金属イオンや金属コロイドで活性化された酸化チタン光触媒を用いるのが好ましい。酸化剤としては、有機酸や無機酸を特に制限なく用いることができるが、高濃度の酸は取り扱いが難しいので、10%以下の濃度に希釈して用いると良い。最適な紫外線処理時間、光触媒処理時間、酸化剤処理時間は、用いる光源の紫外線強度、光触媒の活性、酸化剤の酸化力や濃度などの諸条件に応じて適宜決定することができる。
特表2025-527448繊維状コアシェルケイ素−炭素構造 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア
【要約】本開示は、新規のリチウムイオンバッテリ構造および製造の方法に関する。1つの特定の方法は、多孔性ガラス基材をコーティングする方法を含む。本方法は、多孔性ガラス基材を提供することと、反応区域内で多孔性ガラス基材の上にガス状炭化水素を流動させることと、多孔性基材および多孔性基材を囲繞するガスが、集光された太陽照射を吸光し、熱を生産するように、多孔性ガラス基材を反応区域内で集光された太陽照射に暴露することとを含む。熱は、多孔性ガラス基材内のガラス繊維をケイ素繊維に化学的に還元し、熱は、ガス状炭化水素をケイ素繊維上の炭素コーティングに分解する。
【請求項3】前記集光された太陽照射は、水素ガスおよび炭素への前記ガス状炭化水素の前記分解を加速させる、光触媒作用を引き起こす、請求項2に記載の方法。
いくつかの実施形態では、集光された光102は、キセノン光源、メタルハライド光源、またはアルゴン光源等の人工光源によって生産されてもよい。いくつかの実施形態では、太陽および人工光源からの光の組み合わせが、反応を実施するために使用されてもよい。例えば、太陽は、日中に光を生産し得る一方で、夜間には、光源が、反応を永続させるために使用されてもよい。さらに、反応は、人工光源からの光を使用して厳密に実施されてもよい。人工光源からの光が、一方向から多孔性SiO2基材106に接近してもよい一方で、太陽からの光が、別の方向から接近してもよい。ガス状炭化水素104(例えば、メタン)は、著しい量のガス状炭化水素104を吸収し得ない、透過性ガスであってもよい。多孔性SiO2基材106は、その固体ウェブ内に集光された光102を吸光し、これが多孔性ウェブを通して流動する際のガス状炭化水素の局所加熱と、分解を加速させる光触媒作用とを生産してもよい。多孔性SiO2基材106および多孔性SiO2基材106を囲繞するガスは、集光された太陽光102を吸光し、ガス状炭化水素104を水素ガスおよび炭素に分解し得る、熱を生産してもよい。ガス状炭化水素104および/または多孔性SiO2基材106は、いかなる別個の触媒も含まない場合がある。ガス状炭化水素104はまた、水素、窒素、および/またはアルゴン等のキャリアガスを含んでもよい。ガス状炭化水素104は、天然ガスを含んでもよい。炭素品質が、ガス状炭化水素104への水素等のキャリアガスの添加を用いて向上されることが発見されている。
特表2025-524870α,β不飽和カルボニル化合物およびそれらの中間体の光触媒合成 JSR株式会社 ニュー イリジウム インコーポレイテッド
【要約】本明細書には、光触媒、酸素、および場合により溶媒の存在下で、光触媒反応を介してα,β不飽和酸およびアミドならびにそれらの中間体を製造するプロセスが記載されている。光触媒は、タングステン酸またはタングステン酸の塩を含有する。このプロセスは、単純で、清浄で、エネルギー効率がよく、最終生成物の良好な転化、良好な選択性、良好なターンオーバー、および容易な精製を提供する。
【請求項1】酸素および光触媒の存在下で、200〜500nmの波長を有する1mW/cm2〜10,000mW/cm2の放射照度で式(1)の化合物を照射することを含む方法であって、【化1】式中、R1、R2、およびR3は、それぞれ独立して、水素原子または1〜20個の炭素原子を有する有機基を表し、Xは、−ORaまたはNRbRcで表される一価の基を表し、Ra、Rb、およびRcは、それぞれ独立して、水素原子または1〜20個の炭素原子を有する有機基を表す、方法。
【請求項2】 式(1)の化合物から式(3)の化合物、式(3’)の化合物、またはその両方を調製する方法であって、前記方法が、酸素および光触媒の存在下で、光触媒反応によって前記式(1)の化合物を酸化することを含み、【化2】式中、R1、R2、およびR3は、それぞれ独立して、水素原子または1〜20個の炭素原子を有する有機基を表し、Xは、−ORaまたはNRbRcで表される一価の基を表し、Ra、Rb、およびRcは、それぞれ独立して、水素原子または1〜20個の炭素原子を有する有機基を表す、方法。
【請求項7】前記光触媒が、無機光触媒および有機光触媒からなる群から選択される少なくとも1つを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】前記光触媒が、タングステン酸およびタングステン酸の塩からなる群から選択される少なくとも1つの無機光触媒を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】前記光触媒が、テトラブチルアンモニウムデカタングステン酸塩、デカタングステン酸ナトリウム、タングステン酸カルシウム、タングステン酸カリウム、タングステン酸リチウム、タングステン酸ナトリウム、タングステン酸アンモニウム、タングステン酸カドミウム、パラタングステン酸アンモニウム、ポリタングステン酸ナトリウム、(Bu4N)3PW12O40、(NH4)6P2W18O62、(Bu4N)2W6O19、FeCl3・6H2O、FeCl2・4H2O、CuCl2、および(TEA)2CeCl6からなる群から選択される少なくとも1つの無機光触媒を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】前記光触媒が、デカタングステン酸塩を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】前記光触媒が、テトラブチルアンモニウムデカタングステン酸塩を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】前記光触媒が、ベンゾフェノン、ビス(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン、ビス(4−クロロフェニル)メタノン、(4−メトキシフェニル)(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メタノン、アセトフェノン、9H−フルオレン−9−オン、フェナントレン−9,10−ジオン、ペンタセン−5,7,12,14−テトラオン、2−オキソ−2−フェニル酢酸、3a,5a−ジヒドロピレン−1,6−ジオン、アントラセン−9,10−ジオン、2−クロロアントラキノン、キサントン、およびチオキサントンからなる群から選択される少なくとも1つの有機光触媒を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】前記光触媒の量が、0.5mM以上4mM未満である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】前記光触媒反応が、300nm〜425nmの範囲の波長および10mW/cm2〜400mW/cm2の範囲の放射照度の光からの照射で起こる、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】前記光触媒反応が、0psig〜20psigの範囲の酸素圧で起こる、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】前記光触媒反応が、溶媒の存在下で起こる、請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】前記溶媒が、アセトニトリルおよびアセトンのうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
特表2025-526311光触媒の押出方法、光触媒押出物及び光触媒押出物を用いる光リアクタ シジジー プラズモニクス インコーポレーティッド
【要約】光触媒の押出、押出光触媒及び光触媒充填床として押出光触媒を利用する光リアクタのための方法及び製造プロセス。例示的な方法は、溶液を共沈させて、光触媒スラリーを形成することと、スラリーを遠心分離及び乾燥させて、乾燥粉末を形成することと、乾燥粉末をバインダー及びポロゲンと混合し、及び溶媒と組み合わせて、ドウを形成することと、ドウを押出機に通して、所定の形状及び断面を有する押出物を作ることと、押出物を乾燥させることと、乾燥後に押出物を熱処理することとを含む。
【請求項1】連続流固定床気相光リアクタのための押出光触媒を生成する方法であって、少なくとも2つの溶液を共沈させて、支持体上に活性金属を堆積させ、それによりスラリーを形成することと、前記スラリーを遠心分離して、前記共沈からの未反応の化学物質、副生成物及び過剰な溶媒が除去されたペーストを形成することと、前記ペーストを乾燥させて、乾燥粉末を形成することと、前記乾燥粉末を粉砕して、比較的均一なサイズの触媒粒子を有する粉砕された乾燥粉末を形成することと、前記粉砕された乾燥粉末をバインダー、ポロゲン及び解膠剤と混合して、混合物を生成することと、前記混合物に溶媒を添加して、ドウを形成することと、前記ドウを押出機に通して、所定の形状及び断面をそれぞれ有する1つ以上の押出物を作ることと、前記押出物を乾燥させることと、乾燥後に前記押出物を熱処理することとを含む方法。
【請求項10】前記少なくとも2つの溶液の少なくとも一方は、プラズモニック及び非プラズモニック金属、金属酸化物、半導体、酸化物又は自由担体を有する材料から選択される光触媒材料を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】前記押出物を前記連続流固定床気相光リアクタに光触媒充填床として装填することをさらに含む、請求項1〜21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】前記押出物を装填することは、前記光リアクタの外側セル壁と、前記光リアクタの内側セル壁との間の前記光リアクタの環状体積部内において、仕切り上に前記光触媒充填床として前記押出物を位置決めすることを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】前記光リアクタは、ガラス又は石英で構成され、前記方法は、原料ガスを、前記押出物を含む前記光触媒充填床を通過させることをさらに含む、請求項22又は23に記載の方法。
【請求項25】請求項1〜24のいずれか一項に記載の方法に従って生成された押出光触媒。
【請求項26】光触媒リアクタセルアセンブリであって、第1の外径及び第1の内径を有する第1のチューブを含む外側セル壁と、第2の外径及び第2の内径を有する第2のチューブを含む内側セル壁であって、前記第2の外径は、前記第1の内径よりも小さく、前記外側セル壁及び前記内側セル壁は、垂直軸の周りに同心円状に配置されて、前記外側セル壁と前記内側セル壁との間に環状体積部を画定し、前記外側セル壁又は前記内側セル壁の少なくとも一方は、ガラス又は石英で構成される、内側セル壁と、環状形状を有し、及び反応ガス入口を含む頂部圧縮エンドキャップ嵌合部と、環状形状を有し、及び生成ガス出口を含む底部圧縮エンドキャップ嵌合部であって、前記頂部圧縮エンドキャップ嵌合部及び前記底部圧縮エンドキャップ嵌合部は、前記外側セル壁及び前記内側セル壁との頂部シール及び底部シールをそれぞれ形成する、底部圧縮エンドキャップ嵌合部と、前記外側セル壁と前記内側セル壁との間の前記環状体積部内に位置決めされた光触媒充填床であって、少なくとも10N/mm2の破砕強度を有する押出メソポーラス光触媒を含む光触媒充填床と、前記環状体積部内に前記光触媒充填床を位置決めするための多孔質ベースフィルタであって、前記頂部圧縮エンドキャップ嵌合部よりも前記底部圧縮エンドキャップ嵌合部に近い前記光触媒充填床の下面上にあり、ガス透過性であるが、前記光触媒充填床中の前記押出メソポーラス光触媒に対して不透過性であるように選択される細孔サイズを有する多孔質ベースフィルタと、前記光触媒充填床に入射する光子を放出するように配置された光子エミッタの周方向アレイを含む光ハウジングとを含み、それにより、前記光触媒充填床に入射する放出された光子は、前記ガス入口を介して導入された少なくとも1種のガス状反応物質が前記光触媒充填床を通して流れ、及び少なくとも1種の結果として得られるガス状生成物が前記ガス出口を介して出るとき、連続光誘起気相反応を活性化する、光触媒リアクタセルアセンブリ。
【請求項27】前記押出メソポーラス光触媒の空隙率は、0.3〜0.45の範囲である、請求項26に記載の光触媒リアクタセルアセンブリ。
【請求項28】光触媒粉末、バインダー及びポロゲンを混合して、均質な混合物を作ることと、前記均質な混合物を攪拌しながら、前記均質な混合物に溶媒を添加することであって、前記溶媒は、水又は希釈酸を含む、添加することと、前記溶媒と前記均質な混合物とを混合して、粘稠な湿潤ドウ材料を形成することと、所定の形状及び断面の孔を有するダイで終端する押出機オーガーチューブを有する押出機に前記粘稠な湿潤ドウ材料を通して、それにより前記所定の形状及び断面を有する複数の押出物を作ることと、カッターで前記複数の押出物を切断して、所望の断面対長さのアスペクト比を有する複数の切断された押出物を作ることと、前記複数の切断された押出物を乾燥させることと、前記複数の切断された押出物に熱処理を適用することとを含む方法。
【請求項29】請求項28に記載の方法を介して生成された光触媒押出物。
【請求項30】少なくとも10N/mm2の破砕強度及び0.3〜0.45の範囲の空隙率を有する、請求項29に記載の光触媒押出物。
Bー3水素・酸素・二酸化炭素
特許7501952液状炭化水素の増産方法 株式会社コスモス
【課題】水中の酸素及び二酸化炭素から液状炭化水素を増産する方法の提供。
【解決手段】液状炭化水素HCと混合している水Wを収容している反応槽1内にて光触媒を介して、二酸化炭素及び水Wを一酸化炭素及び水素に還元し、更に光触媒を介した一酸化炭素と当該水素との化学反応によって液状炭化水素HCを更に合成する方法及び装置であって、二酸化炭素と空気Aとの混合気体Mを反応槽1の底部及び/又は側部から供給するか、又は二酸化炭素及び空気Aをそれぞれ反応槽1の底部及び側部の一方及び他方から供給することによって、水Wの上側における液状炭化水素HCの層を通過する混合気体Mによる気泡との接触、前記層の上側界面と、二酸化炭素と空気Aとの混合気体Mとの接触、水Wの流動によって前記課題を達成している液状炭化水素HCの合成方法。
【請求項1】継続的に供給されている二酸化炭素が溶解しており、かつ液状炭化水素と混合状態にある水を収容している反応槽内にて光触媒を介して、二酸化炭素及び水を一酸化炭素及び水素に還元し、更に当該光触媒を介した当該一酸化炭素と当該水素との化学反応によって当該液状炭化水素を更に合成する方法であって、二酸化炭素と空気との混合気体の気泡を当該反応槽の底部及び/又は側部から供給するか、又は二酸化炭素の気泡及び空気の気泡を、それぞれ当該反応槽の底部及び側部から供給するか、若しくはそれぞれ当該反応槽の側部及び底部から供給することによって、反応槽の上側領域にて生成されている液状炭化水素の層における上側界面が、前記層を通過した二酸化炭素と空気との混合気体との接触状態を維持している液状炭化水素の合成方法において、反応槽の水平方向中心位置に回転軸を備え、かつ反応槽の底部の近傍にて回転する回転羽根によって水の流動状態を形成することによる液状炭化水素の増産方法。
【請求項3】継続的に供給されている二酸化炭素が溶解しており、かつ液状炭化水素と混合状態にある水を収容している反応槽内にて光触媒を介して、二酸化炭素及び水を一酸化炭素及び水素に還元し、更に当該光触媒を介した当該一酸化炭素と当該水素との化学反応によって当該液状炭化水素を更に合成する方法であって、二酸化炭素と空気との混合気体の気泡を当該反応槽の底部及び/又は側部から供給するか、又は二酸化炭素の気泡及び空気の気泡を、それぞれ当該反応槽の底部及び側部から供給するか、若しくはそれぞれ当該反応槽の側部及び底部から供給することによって、反応槽の上側領域にて生成されている液状炭化水素の層における上側界面が、前記層を通過した二酸化炭素と空気との混合気体との接触状態を維持している液状炭化水素の合成方法において、反応槽の壁部に外側への突出領域を1個又は複数個設定し、かつ当該突出領域の内側近傍に備えたスクリュー又は回転羽根によって水の流動状態を形成することによる液状炭化水素の増産方法。
【請求項5】継続的に供給されている二酸化炭素が溶解しており、かつ液状炭化水素と混合状態にある水を収容している反応槽内にて光触媒を介して、二酸化炭素及び水を一酸化炭素及び水素に還元し、更に当該光触媒を介した当該一酸化炭素と当該水素との化学反応によって当該液状炭化水素を更に合成する方法であって、二酸化炭素と空気との混合気体の気泡を当該反応槽の底部及び/又は側部から供給するか、又は二酸化炭素の気泡及び空気の気泡を、それぞれ当該反応槽の底部及び側部から供給するか、若しくはそれぞれ当該反応槽の側部及び底部から供給することによって、反応槽の上側領域にて生成されている液状炭化水素の層における上側界面が、前記層を通過した二酸化炭素と空気との混合気体との接触状態を維持している液状炭化水素の合成方法において、二酸化炭素と空気との混合気体の気泡、又は二酸化炭素の気泡及び空気の気泡の何れかを、反応槽の壁面に沿って1カ所又は複数カ所から噴流することよって、水の流動状態を形成している液状炭化水素の増産方法。
【請求項7】継続的に供給されている二酸化炭素が溶解しており、かつ液状炭化水素と混合状態にある水を収容している反応槽内にて光触媒を介して、二酸化炭素及び水を一酸化炭素及び水素に還元し、更に当該光触媒を介した当該一酸化炭素と当該水素との化学反応によって当該液状炭化水素を更に合成する方法であって、二酸化炭素と空気との混合気体の気泡を当該反応槽の底部及び/又は側部から供給するか、又は二酸化炭素の気泡及び空気の気泡を、それぞれ当該反応槽の底部及び側部から供給するか、若しくはそれぞれ当該反応槽の側部及び底部から供給することによって、反応槽の上側領域にて生成されている液状炭化水素の層における上側界面が、前記層を通過した二酸化炭素と空気との混合気体との接触状態を維持している液状炭化水素の合成方法において、反応槽の底部を水平方向に対し平行状態とするか、又は当該水平方向に対し傾斜させたうえで、反応槽における下側の出口から上側の入口への、ポンプによる水の環流を介して反応槽の水の流動状態を形成する液状炭化水素の増産方法。
特許7510224液状炭化水素の増産方法 株式会社コスモス
【課題】酸素及び二酸化炭素から液状炭化水素を増産する方法の提供。
【解決手段】液状炭化水素HCと混合状態にある水Wを収容している反応槽1内にて光触媒を介して、二酸化炭素及び水Wを一酸化炭素及び水素に還元し、光触媒を介した一酸化炭素と水素との化学反応によって液状炭化水素HCを合成する方法であって、二酸化炭素と空気Aとの混合気体Mを反応槽1の底部及び/又は側部から供給するか、又は二酸化炭素及び空気Aを夫々反応槽1の底部及び側部から供給するか、若しくは夫々反応槽1の側部及び底部から供給することによって、水Wの上側に合成されている液状炭化水素HCの層を通過する混合気体Mの気泡との接触、前記層の上側界面との混合気体Mとの接触による各作動を実現する各反応槽1毎の構成単位を、中空状のパイプ7を介して上下方向に連通状態にて結合するという積層によって前記課題を達成している液状炭化水素HCの合成方法。
【請求項1】継続的に供給されている二酸化炭素が溶解しており、かつ液状炭化水素と混合状態にある水を収容している反応槽内にて光触媒を介して、二酸化炭素及び水を一酸化炭素及び水素に還元し、更に当該光触媒を介した当該一酸化炭素と当該水素との化学反応によって当該液状炭化水素を更に合成する方法であって、前記二酸化炭素と空気との混合気体の気泡を当該反応槽の底部及び/又は側部から供給するか、又は二酸化炭素の気泡及び空気の気泡を夫々当該反応槽の底部及び側部から供給するか、若しくは夫々当該反応槽の側部及び底部から供給することによって、反応槽の上側領域にて生成されている液状炭化水素の層における上側界面が、前記層を通過した二酸化炭素と空気との混合気体との接触状態を維持している液状炭化水素の合成方法を行う各反応槽毎の構成単位を、順次上下方向に複数段配置しており、かつ各反応槽を、前記混合気体が流動している中空状のパイプを介して上下方向に連通状態にて結合している液状炭化水素の増産方法。
基本構成を現実に実施する場合に対応する各反応槽1及び当該反応槽1と一体を成す装置は、図2(a)、(b)、(c)の模式図に示すように、液状炭化水素HCと混合状態にある水Wを収容している反応槽1内にて光触媒を介して、反応槽内にて継続的に供給されている二酸化炭素を、水中内にて一酸化炭素及び水素に還元し、当該光触媒を介した当該一酸化炭素と当該水素との化学反応によって更に液状炭化水素HCを反応槽1の上側領域にて層状に合成する装置であって、当該反応槽1内における光触媒手段、及び当該反応槽1の底部及び/又は側部にて前記二酸化炭素と空気Aとの混合気体Mの供給源2又は二酸化炭素の供給源3及び空気Aの供給源4と接続している液状炭化水素HCの合成装置からなる。
特開2025-115974有価物の製造システム、有価物の製造装置及び有価物の製造方法 積水化学工業株式会社
【課題】環境負荷及びコストを低減しつつ、有価物を製造可能な有価物の製造システム等を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、有価物の製造システムが提供される。この製造システムは、一酸化炭素及び二酸化炭素を含む原料ガスを生成するガス生成部と、原料ガスから、二酸化炭素を含む分離ガスを分離するガス分離部と、分離ガス中の二酸化炭素を液化するガス液化部と、分離ガスが分離された原料ガスから、有価物を生成する有価物生成部と、少なくとも有価物を後処理する後処理部とを備える。
液化部8は、さらに、分離ガス中の二酸化炭素濃度を向上させるためのPSA装置、フィルタ、脱湿器等を有していてもよい。液化部8により得られる液化二酸化炭素の純度は、好ましくは95%以上であり、より好ましくは99%以上であり、さらに好ましくは99.99%以上である。
上述したように、分離ガス中の二酸化炭素の含有量はある程度高い。そのため、二酸化炭素をさらに精製する場合でも必要とするエネルギーが少なく済む。また、二酸化炭素を精製するためのPSA装置、フィルタ、脱湿器等を簡易的なものに置き換えることも可能となる。すなわち、液化二酸化炭素製造時に必要となるエネルギー量を抑制することができ、液化二酸化炭素を低環境負荷で効率良く製造することができる。このようにして生成された液化二酸化炭素は、そのまま流通させてもよく、一酸化炭素の製造の際の冷却等に用いてもよい。また、一酸化炭素、種々の有機物質(例えば、炭化水素系化合物)のような有価物を製造するための原料として用いてもよい。例えば、触媒により二酸化炭素に対して直接水素を付加する等の反応を促すことによって、有価物を製造することができる。炭化水素系化合物を製造する方法としては、例えば、フィッシャー・トロップシュ反応等を利用することができる。炭化水素系化合物としては、例えば、メタン、エタン、プロパン、カーボネート系物質等が挙げられる。反応に用いられる水素は、特に限定されないが、例えば、光触媒等を用いて製造した水素を用いることができる。この場合、二酸化炭素から有価物を製造する際の環境負荷をより一層低減することができる。
特開2025-117699水素分離用複合体、水素分離用モジュール、水素の分離方法、水素の製造方法、及び水素分離用複合体の製造方法 デンカ株式会社 学校法人 芝浦工業大学
【課題】高い水素透過選択性を有する水素分離用複合体、前記水素分離用複合体を備える水素分離用モジュール、前記水素分離用モジュールを使用した水素の分離方法及び水素の製造方法、並びに前記水素分離用複合体の製造方法の提供。
【解決手段】窒化ホウ素成形体の表面に金属含有化合物が担持された水素分離用複合体、前記水素分離用複合体を備える水素分離用モジュール、前記水素分離用モジュールを使用した水素の分離方法及び水素の製造方法、並びに前記水素分離用複合体の製造方法。
混合気体供給ライン5は、水素製造装置と接続されていてもよい。すなわち、水素製造装置で製造された水素を含む気体を水素及び水素以外の気体を含む混合気体として混合気体供給ライン5から水素分離用モジュール10に供給してもよい。水素製造装置としては、メタンの水蒸気改質装置、光触媒による水の分解装置が例示される。
特開2025-118065二酸化炭素還元光触媒粒子及びその製造方法 住友金属鉱山株式会社 国立大学法人京都大学
【課題】COガス発生速度とCO選択率とを高いレベルで両立し得る二酸化炭素還元光触媒粒子及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】母材粒子と前記母材粒子の表面に担持された金属銀(Ag)粒子とを含み、前記母材粒子は、一般式:K2YTa5O15で表される化合物を含む、二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項1】母材粒子と前記母材粒子の表面に担持された金属銀(Ag)粒子とを含み、前記母材粒子は、一般式:K2YTa5O15で表される化合物を含む、二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項2】前記金属銀(Ag)粒子の担持量が前記母材粒子に対して0質量%超1.0質量%未満である、請求項1に記載の二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項3】前記金属銀(Ag)粒子の平均粒径が5nm以上30nm以下である、請求項1又は2に記載の二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項4】前記金属銀(Ag)粒子の粒径頻度分布曲線において、粒径20nmでの頻度が15個数%以上である、請求項1又は2に記載の二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項5】CO2還元光触媒性能評価試験において、CO選択率が50%以上である、請求項1又は2に記載の二酸化炭素還元光触媒粒子。
【請求項6】母材粒子と前記母材粒子の表面に担持された金属銀(Ag)粒子とを含む二酸化炭素還元光触媒粒子の製造方法であって、母材粒子と銀(Ag)供給源とを還元液に加えて反応液を作製する工程、及び前記反応液に超音波を照射して、金属銀(Ag)粒子を担持した母材粒子を作製する工程、を含み、前記母材粒子は、一般式:K2YT5O15で表される化合物を含む、方法。
【請求項7】前記金属銀(Ag)粒子の担持量が前記母材粒子に対して0質量%超1.0質量%未満である、請求項6に記載の方法。
特開2025-122869水素製造方法 打田 純二 グリーン・リカバリー株式会社 特定非営利活動法人楽市楽画 一般社団法人平田・打田資源研究所
【課題】湖底や地表、地中、海底の酸性化した水を利用して水素をクリーンな状態で製造できると共に、湖等の閉鎖性水域においては酸性化した水質の改善にも寄与し得る水素製造技術を提供する。
【解決手段】酸性化した水中に筒体12を建て込む工程と、酸と反応して水素を発生させる鉄粉34を内部に収納した複数の鉄結球16を筒体12内に導入し、自重によって沈降させる工程と、筒体12の下端において水中の酸と鉄結球16内の鉄粉34との反応によって水素を発生させる工程と、筒体12内を伝って上昇してきた水素を、筒体12の上端付近において捕集し、収納容器内に貯蔵する工程と、反応によって軽量化し、筒体12内を浮上してきた鉄結球16を回収する工程と、からなる水素製造方法。
バルーン50は、図8に示すように、ナイロン製の外層60及び内層62よりなる二重構造を備えており、外層60と内層62の間の空隙には食用の高濃度水素ゼリー64が充填されている。この水素ゼリー64は、バルーン50の緩衝材として機能すると共に、バルーン50内に貯めた水素の漏洩防止にも役立つ。バルーン50の上記空隙に対して、水素ゼリー64の代わりに窒素(一酸化窒素や二酸化窒素)を充填すると、窒素の消火効果をバルーン50に付与することが可能となる。また、内層62の内面には光触媒層66が形成されている。この光触媒層66の親水効果によって水の被膜が形成されるため、水素の漏洩防止効果が高まる。さらに、アルミ蒸着の膜を内層62の内面に付加すると、酸素や水蒸気の遮断能力と遮光性を従来品の10倍まで高められるため、気密度が高まる。この光触媒層は、光を照射されるとメタンを水素に水中で変換する事ができる。このことは、水素保管シーン以外でも応用が効く。バルーン内部の気体に対し光化学や熱反応などを起こし、水中に保管するCO2を炭の粉に変えることもできる。 2Mg+CO2→(加熱)2MgO(酸化マグネシウム)+C(炭)
Bー4塗料・膜
特開2025-122556光触媒塗料、光触媒塗工方法及び光触媒被覆物 シャープ株式会社
【課題】本発明は、光触媒活性を維持しつつ、耐水性及び耐久性に優れた光触媒層を形成することができる光触媒塗料を提供する。
【解決手段】本発明の光触媒塗料は、酸化タングステンを含む光触媒粒子と、バインダと、水性分散媒とを含む。前記バインダは、第1バインダ及び第2バインダを含み、又は第1バインダと第2バインダとの脱水縮合物を含む。第1バインダは、トリヒドロキシシラン基を含む化合物、又は前記化合物の脱水縮合物であり、第2バインダは、脂肪族ヒドロキシ酸又はアルドン酸である。
【請求項1】酸化タングステンを含む光触媒粒子と、バインダと、水性分散媒とを含み、前記バインダは、第1バインダ及び第2バインダを含み、又は第1バインダと第2バインダとの脱水縮合物を含み、第1バインダは、トリヒドロキシシラン基を含む化合物、又は前記化合物の脱水縮合物であり、第2バインダは、脂肪族ヒドロキシ酸又はアルドン酸である光触媒塗料。
【請求項2】前記トリヒドロキシシラン基を含む化合物は、化学式(1):R1−Si(OH)3[式中、R1はエポキシ基を有する有機基、アミノ基を有する有機基、メタクリル基を有する有機基、又はメルカプト基を有する有機基を表す]で表される化合物であり、第2バインダは、1つ以上5つ以下のヒドロキシ基を有し1つ以上3つ以下のカルボキシル基を有する化合物である請求項1に記載の光触媒塗料。
【請求項3】化学式(1)中のR1は、3−グリシドキシプロピル基、3−アミノプロピル基、3−メタクリロキシプロピル基又は3−メルカプトプロピル基を表す請求項2に記載の光触媒塗料。
【請求項4】前記光触媒塗料における前記光触媒粒子と前記バインダの合計質量(a)に対する前記バインダの質量(b)の比(b/a)は、(1/100)以上(25/100)以下である請求項1に記載の光触媒塗料。
【請求項5】前記光触媒塗料における前記光触媒粒子と前記バインダの合計質量(a)に対する前記光触媒粒子の質量(c)の比(c/a)は、(75/100)以上(99/100)以下である請求項1に記載の光触媒塗料。
【請求項6】前記光触媒塗料における第1バインダの質量(d)に対する第2バインダの質量(e)の比(e/d)は、(5/95)以上(40/60)以下である請求項1に記載の光触媒塗料。
【請求項7】第2バインダは、グルコン酸、クエン酸、リンゴ酸又は乳酸である請求項1に記載の光触媒塗料。
【請求項8】防腐剤をさらに含み、前記防腐剤は、銅イオン、銀イオン及び亜鉛イオンのうち少なくとも1つを含む請求項1に記載の光触媒塗料。
【請求項9】請求項1〜8のいずれか1つに記載の光触媒塗料を基材上に塗布し塗布層を形成する工程と、前記塗布層を自然乾燥させる工程とを含む光触媒塗工方法。
【請求項10】基材と、基材上に設けられた光触媒層とを含み、前記光触媒層は、酸化タングステンを含む光触媒粒子と、第1バインダと第2バインダとの脱水縮合物とを含み、第1バインダは、トリヒドロキシシラン基を含む化合物、又は前記化合物の脱水縮合物であり、第2バインダは、脂肪族ヒドロキシ酸又はアルドン酸である光触媒被覆物。
Bー5防汚・洗浄
特開2025-119329樹脂ペレットの風送装置、風送方法および製造方法 東レ株式会社
【課題】樹脂ペレットを気流搬送する際に、輸送配管内でフロス、スネークスキン、ストリーマ、エンジェルヘア等の異形物の発生を確実に抑制できる樹脂ペレットの風送装置、風送方法および製造方法を提供する。
【解決手段】樹脂ペレット風送配管の曲がり管部に、一端が閉じた円筒管に、樹脂ペレットおよび気流を供給する導入管が円筒管の円周方向に取り付けられ、円筒管のもう一端が樹脂ペレットおよび気流の排出口であり、円筒管の直径が、導入管の直径より大きい構造を有する風送管装置を設けた風送装置。
上記のような熱可塑性樹脂組成物には、他の付加成分を加えることもでき、付加成分はメインホッパーからの供給、サイドフィーダーからの供給、およびメインホッパーとサイドフィーダーからの分割供給の何れの供給方法でもよい。付加成分としては、例えば、離型剤、燐系抗酸化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、難燃剤、滴下防止剤、着色剤、蛍光増白剤、蓄光顔料、蛍光染料、流動改質剤、無機および有機の抗菌剤、光触媒系防汚剤、赤外線吸収剤、フォトクロミック剤などを挙げることができる。本発明の効果を損なわない範囲で、付加成分を配合することができる。
特開2025-121255情報処理装置 株式会社ライト
【課題】負担軽減を図ることができる情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置であるクリーニングシステムは、クリーニング店の店員が操作するPOS端末と、顧客に向けて情報を表示する客面モニタである顧客用表示端末とを備える。そして、POS端末は、クリーニング品に関する説明情報を表示するとともに、顧客表示用ボタン33を表示する。また、顧客用表示端末は、店員による顧客表示用ボタン33の操作に基づいて説明情報を表示する。
なお、クリーニングに付加される付加価値サービスとしては、例えば「撥水加工」、「折り目加工」、「汗抜き加工」、「防炎加工」、「ふわふわ加工」、「光触媒加工」、「抗菌加工」、「しみ抜き」、「のり無し」、「のり強く」等があり、クリーニング品に関しては様々な加工方法等がある。
特開2025-121426ポリカーボネート樹脂組成物およびその成形品 帝人株式会社
【課題】LED光源下における導光性能に優れ、且つ高温環境下における長期耐久性(耐乾熱性)にも優れた樹脂組成物およびそれからなる成形品を提供する。
【解決手段】(A)ポリカーボネート樹脂(A成分)に対して、(B)下記式〔1〕で表されるトリアリールホスフィン系化合物(B成分)および(C)ペンタエリスリトールジホスファイト系化合物(C成分)を含有し、前記A成分100重量部に対して、B成分の含有量が0.005〜0.3重量部であり、前記C成分の含有量が0.001〜0.3重量部であるポリカーボネート樹脂組成物。
(XI)その他 上記以外にも本発明の樹脂組成物には、本発明の目的を損なわない限り、成形品の種々の機能の付与や特性改善のために、それ自体知られた添加剤を配合することができる。かかる添加剤としては、強化充填剤、摺動剤(例えばPTFE粒子)、着色剤、蛍光染料、無機系蛍光体(例えばアルミン酸塩を母結晶とする蛍光体)、帯電防止剤、結晶核剤、無機および有機の抗菌剤、光触媒系防汚剤(例えば微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛)、光拡散剤、流動改質剤、ラジカル発生剤、赤外線吸収剤(熱線吸収剤)、並びにフォトクロミック剤などが挙げられる。
特開2025-121427ポリカーボネート樹脂組成物およびその成形品 帝人株式会社
【課題】LED光源下における導光性能に優れ、且つ耐乾熱性および耐湿熱性にも優れた樹脂組成物およびそれからなる成形品を提供する。
【解決手段】(A)ポリカーボネート樹脂に対して、(B)下記式〔1〕で表されるトリアリールホスフィン系化合物、(C)ペンタエリスリトールジホスファイト系化合物および(D)エポキシ基含有化合物を含有し、A成分100重量部に対して、B成分の含有量が0.005〜0.3重量部であり、C成分の含有量が0.001〜0.08重量部、D成分の含有量が0.005〜0.3重量部であるポリカーボネート樹脂組成物。
(X)その他 上記以外にも本発明の樹脂組成物には、本発明の目的を損なわない限り、成形品の種々の機能の付与や特性改善のために、それ自体知られた添加剤を配合することができる。かかる添加剤としては、強化充填剤、摺動剤(例えばPTFE粒子)、着色剤、蛍光染料、無機系蛍光体(例えばアルミン酸塩を母結晶とする蛍光体)、帯電防止剤、結晶核剤、無機および有機の抗菌剤、光触媒系防汚剤(例えば微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛)、光拡散剤、流動改質剤、ラジカル発生剤、赤外線吸収剤(熱線吸収剤)、並びにフォトクロミック剤などが挙げられる。
特開2025-123670ポリカーボネート樹脂組成物およびそれよりなる成形品 帝人株式会社
【課題】流動性、剛性、耐湿熱性および熱安定性に優れ、高温成形しても樹脂劣化が少ないポリカーボネート樹脂組成物およびそれよりなる成形品を提供する。
【解決手段】(A)ポリカーボネート樹脂(A成分)50〜95重量部および(B)ポリエステル樹脂(B成分)5〜50重量部よりなる樹脂成分100重量部に対し、(C)無機充填剤(C成分)を5〜80重量部、(D)3価のリン化合物(D成分)を0.005〜3.0重量部並びに(E)ホスフェイト金属塩(E成分)を0.035〜3.0重量部含有するポリカーボネート樹脂組成物。
(IX)その他の添加剤 その他、本発明の樹脂組成物には、成形品に種々の機能の付与や特性改善のために、それ自体知られた添加物を少割合配合することができる。これら添加物は本発明の目的を損なわない限り、通常の配合量である。かかる添加剤としては、摺動剤(例えばPTFE粒子)、光拡散剤(例えばアクリル架橋粒子、シリコン架橋粒子、極薄ガラスフレーク、炭酸カルシウム粒子)、無機系蛍光体(例えばアルミン酸塩を母結晶とする蛍光体)、帯電防止剤、結晶核剤、無機および有機の抗菌剤、光触媒系防汚剤(例えば微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛)、ラジカル発生剤、赤外線吸収剤(熱線吸収剤)およびフォトクロミック剤などが挙げられる。
特表2025-525899粒子を有するプラズマコーティング膜 ゼフコ プロプライエタリー リミテッド
【課題】顔料または分散液を含む物品に適用するコーティング膜。前記コーティング膜は、上側と下側とを備える。前記コーティング膜は、前記物品の少なくとも1つの表面に適用され、プラズマ重合コーティング膜が形成されるように、前記コーティング膜は、プラズマを通過したモノマーおよびナノ粒子から形成される。
超撥水表面は、表面のトポグラフィーに大きく影響される。超撥水コーティングの微細構造は、凹凸と粗い特徴からなる。したがって、水滴と表面の界面面積が小さいことを示す水接触角の値を大きくすることができる。その結果、表面の粘着力が低下する。さらに、超撥水表面の微細構造は、ほこりや不純物のそれよりもかなり小さい。TiO2粒子のセルフクリーニング機構は、光触媒によるセルフクリーニング機構である可能性がある。これらのメカニズムは、紫外線などのUV放射や酸素の存在によって活性化する。プロセスとは、触媒の存在下で加速される光反応のことである。このプロセスでは、光活性物質を使用して、表面の化学変化による光活性化触媒浄化機能を誘発する。光触媒物質は、太陽光を利用して有機汚染分子を分解する。太陽光を利用することで、光触媒物質は有機汚染分子を分解する。土壌、汚染物質、微生物は有機汚染物質の一例である。光触媒セルフクリーニング布地には、二酸化チタン(TiO2)、酸化亜鉛(ZnO)、シリカ(SiO2)など、さまざまな半導体材料が使用されている。ナノ粒子は体積に対する表面積の比率が高く、エネルギーも高いため、ナノテクノロジーは繊維製品の処理に応用されている。表面をセルフクリーニングすることで、ナノ粒子半導体材料はテキスタイルに商業的・美的価値を与える。TiO2は、他の半導体と比較して、優れた光電子特性、低コスト生産、無毒性、環境への優しさを持っている。TiO2には、アナターゼ、ルチル、ブルッカイトの3つの異なる結晶形がある。ルチル相はこれら3つの相の中で最も安定であり、他の2つの相は準安定である。準安定相は、高温になると不可逆的にルチル相に変化する。TiO2は、ルチル相とアナターゼ相を主成分とする有望な光触媒親水性材料である。また、アナターゼ70%、ルチル30%からなる工業用光触媒デグサP−25TiO2ナノ粒子が優れた光触媒活性を持つことはよく知られている。TiO2は、そのバンドギャップ(≧3.2eV)を超えるエネルギー源で照射することができる。
Bー6空気浄化
特開2025-113260換気空調システム 株式会社FHアライアンス
【課題】通常は、省エネで、均一な温度、空質のよい、快適空間を実現し、有害物質が流入、発生した場合は、すばやく有害物質の排出をしながら、他の空間への拡散を防止するとともに、還気の熱や空気質を有効利用する換気空調システムを提供することを目的とする。
【解決手段】建物内の複数の部屋に吸気部16と排気手段19を設け、吸気部16に複数のダクト17で送風する複数の送風部13を設け、複数の排気手段19から合流して、送風部13に戻る還気路を設け、送風部13により、建物内に室内空気を循環させ、還気路に、開閉機構を有する室外空気導入路を繋ぐとともに、複数の部屋に、開閉機構27を有する室外への排気手段26を設け、建物内で、室外空気と室内空気を循環しながら、複数の部屋ごとに独立して、室外へ排気するように切替可能とする。
空調区画10内には、除菌・脱臭装置40を有し、大風量で建物内を循環する室外空気、空調後の空気である還気、空調空気、それらを空調区画で混合した混合空気を除菌・脱臭する。
なお、除菌・脱臭装置40としては、例えば、HEPA+脱臭フィルター方式、次亜塩素酸ナトリウム方式、プラズマ放電方式、コロナ放電方式、紫外線照射+光触媒方式などがあり、除去したい有害物質の種類及びその程度、装置の形状、空調区画10の形状、空調区画10内の空気の風速等により選択すればよく、有害物質だけ除去し、臭いは除去しなくてよい場合は、対象とする有害物質の除去に有効な除菌装置だけを設け、その逆で、対象とする臭いの脱臭に有効な脱臭装置だけを設けてもよい。例えば、HEPAフィルターで捕捉可能な0.1μm以上の粒子径のウイルスを対象とし、活性炭による脱臭フィルターで脱臭できる臭いを対象とする場合、それらのフィルターを、空調区画10の還気口14の内側に密着する形で、脱着可能で設ければ、建物内を循環する全ての還気が、この還気口14を通過するので、スペースを大きく必要とせず、メンテナンスも還気口14を外せば可能であるので容易である。なお、本実施の形態では、除菌・脱臭装置40を空調区画10内に設けたが、部屋及び空間のドア18のアンダーカットなどの排気口19と、療養室7等の気密性の高いドア20の排気口22から、非居室である廊下(図示せず)、階段ホール(図示せず)、玄関(図示せず)等で合流し、還気口14から空調区画10に入るまでの還気路の途中であれば、建物内を大風量で循環する空気を合理的に、効率よく、除菌・脱臭する効果作用には差がない。ただし、通常、除菌・脱臭装置40は、フィルターの清掃、取替、水や薬品の補給、その他の清掃、取替などが定期的に必要なため、除菌・脱臭装置40を設ける場所は、空調区画10のように、人が出入り可能で、作業が行える大きさが望ましい。
特開2025-113742オゾン発生装置 東芝ライテック株式会社
【課題】オゾン濃度を適切な範囲内に維持できるオゾン発生装置を提供する。
【解決手段】オゾン発生装置24は、オゾン発生器16と、制御部23とを備える。制御部23は、オゾン発生器16にオゾンを発生させるオン期間とオゾンの発生を停止させるオフ期間とを含む制御信号を出力し、オゾン発生器16によるオゾンの発生を制御する。制御部23は、制御信号のオン期間とオフ期間のデューティ比を変更可能とし、オフ期間のタイミングでデューティ比の変更を実行する。
空気処理槽12内には、空気の流れ方向aの上流側から順に、光触媒フィルタ14、紫外線光源15、オゾン発生器16、ファン13が配設されている。光触媒フィルタ14は、担持体に酸化チタンなどの光触媒が保持・塗布されて担持されており、光源部から、少なくとも315nmから400nmのUV−Aの波長成分の紫外線もしくは可視光を受けることで、活性酵素とOHラジカルを生成し、生成された活性酵素やOHラジカルによって、空気中のにおい成分を分解して脱臭、消臭したり、ウイルスの活動を抑制したりする。紫外線光源15は、空気を殺菌するためのピーク波長が280nm以下のUV−Cの波長成分の紫外線であって、好ましくは260〜280nmの波長成分の紫外線を放射する第1の紫外線光源(殺菌LED)と、光触媒フィルタ14に担持された光触媒を励起するための少なくとも315nmから420nmのUV−Aもしくは可視領域の波長成分の光を放射する第2の紫外線光源(光触媒LED)とを備えている。
ファン13の回転により部屋内の空気を空気処理槽12内に循環させる。紫外線光源15からの紫外線もしくは可視光が光触媒フィルタ14に照射され、光触媒フィルタ14により空気処理槽12内を通過する空気中のにおい成分を分解して脱臭、消臭したり、ウイルスの活動を抑制したりする。紫外線光源15からの紫外線が空気処理槽12を通過する空気に照射され、空気処理槽12内を通過する空気を殺菌する。
特開2025-114492室内空気清浄システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】室内領域の空気汚染状態を清浄する室内空気清浄システムを提供する。
【解決手段】気体検測モジュールはマイクロコントローラーと中央制御通信インターフェース部品とを備える。マイクロコントローラーは空気汚染データに基づいて計算処理を行い、調整制御信号を出力する。空気清浄装置はファンとフィルター部品と駆動制御アセンブリとを備える。中央制御装置は有線または無線通信を介して制御コマンドを気体検測モジュールに提供し、ファンを制御して空気汚染をフィルター部品に導き、複数の気体検測モジュールが吸入された浮遊微粒子状態物質PM2.5の24時間累積検出数および1台の空気清浄装置に必要な室内領域空間を基準として検出された空気汚染データがクリーンルームZAPClean room 1〜9等級要件を満たすように、室内領域の空気汚染状態を清浄する。
いつくかの実施形態では、フィルター部品22は、光照射の化学方式と組み合せることで空気汚染を殺菌および除去することができる。光照射の化学方式は、光触媒22fおよび紫外線ランプ22gの光触媒ユニットによって実現され、光触媒22fに紫外線ランプ22gを照射すると、光エネルギーが電気エネルギーに変換され、空気汚染中の有害物質を分解し、殺菌消毒を行い、濾過殺菌効果が得られる。光照射の化学方式は、ナノメートル照射管22hの光プラズマユニットによって実現され、ナノメートル照射管22hが導入された空気汚染を照射することで、空気汚染中に含まれる酸素分子および水分子を分解して高酸化力の光プラズマを形成し、有機分子を破壊する能力を持つイオン流を形成し、空気汚染中に含まれる揮発性ホルムアルデヒド、トルエン、揮発性有機気体(Volatile Organic Compounds,VOC)などの気体分子を水と二酸化炭素に分解し、濾過殺菌効果が得られる。なお、本実施形態では、図3Dに示すように、空気清浄装置2は、紫外線ランプ部品26をさらに備え、紫外線ランプ部品26は継電器26aを備え、継電器26aは、電源変換部品11から出力される交流(AC)電源の入力電気接続および接続されているマイクロコントローラー13と組み合せて出力された調整制御信号(汎用入出力(GP I/O)信号)によって、交流電源を電源スイッチ26bに出力し、電源スイッチ26bは、紫外線ランプ22gの起動および調整を制御する。紫外線ランプ22gは、フィルター部品22の片側に配置され、空気汚染に対して殺菌処理を行う。
特開2025-119463空気処理装置 東芝ライテック株式会社
【課題】ファンの作動音に起因する騒音を低減しつつ、空気処理性能を向上させることが可能な空気処理装置を提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、空気処理装置は、筐体、ファン、空気処理ユニット及び共鳴発生部を備える。筐体には、外部への開口部として導入口及び排出口のそれぞれが、形成される。ファン及び共鳴発生部は、筐体の内部に配置され、ファンが作動されることにより、導入口から排出口へ向かう空気の流れが、筐体の内部に形成される。空気処理ユニットは、筐体の内部において、導入口から排出口へ流れる空気に対して、空気処理を行う。共鳴発生部は、音波の入射に対応させて共鳴を発生させることにより、ファンの作動音に対応する特定の周波数範囲の音を打消す。
筐体2の内部空洞には、空気処理ユニットが配置される。空気処理装置1では、空気処理ユニットによって、導入口から排出口に向かって筐体2の内部を流れる空気に対して、空気処理が行われる。図2及び図3の一例では、空気処理ユニットとして、紫外光源21及び光触媒モジュール22が設けられる。紫外光源21は、アセンブリ16に設けられ、光触媒モジュール22は、アセンブリ17に設けられる。アセンブリ16では、紫外光源21は、ファン20に対して、処理空間18が位置する側に配置される。このため、紫外光源21は、ファン20に比べて、開口部13から離れた位置に配置される。また、図2及び図3の一例では、光触媒モジュール22は、アセンブリ17に設けられる。筐体2の内部では、処理空間18は、高さ方向について紫外光源21と光触媒モジュール22との間に配置され、紫外光源21は、処理空間18を間に挟んで、光触媒モジュール22と対向する。
図2及び図3の一例では、紫外光源21は、前述したUV−Cに加えて、ピーク波長が320nm以上かつ400nm以下の範囲になる紫外光、すなわち、UV−Aを処理空間18に照射する。そして、紫外光源21から出射された紫外光の少なくとも一部は、直接的に及び/又は反射した後に、光触媒モジュール22に入射する。光触媒モジュール22にUV−Aが入射することにより、光触媒モジュール22において活性酸素及びOHラジカルが生成される。そして、生成された活性酸素及びOHラジカルによって、排出口へ向かって流れる空気に含まれるウイルス、菌(細菌)及び臭い物質等が、分解される。これにより、筐体2の内部において、空気の除菌及び脱臭等が行われる。なお、“除菌”とは、空気中に存在するウイルス及び菌(細菌)等を不活性化すること等を意味し、“除菌”の代わりに“殺菌”、“滅菌”及び“減菌”等といった用語を用いることも可能である。このため、実施形態では、“除菌”という用語を用いるが、“除菌”という用語を、“殺菌”、“滅菌”及び“減菌”等に置き換え可能である。また、ある一例では、UV−Cを用いた空気の除菌、及び、UV−A及び光触媒モジュール22を用いた空気の除菌及び脱臭の一方のみが、空気処理として行われる。また、紫外光を用いた空気処理が行われる場合、筐体2では、少なくとも内表面が、紫外光の反射率が高い材料から形成されることが、好ましい。この場合、筐体2の内表面を形成する材料として、例えば、アルミニウム合金及びステンレス合金等が、挙げられる。紫外光の反射率が高い材料から筐体2の内表面が形成されることにより、筐体2の外部へ紫外光が出射されることが、有効に防止される。ある一例では、前述した紫外光を用いた空気処理の代わりに、又は、紫外光を用いた空気処理に加えて、オゾンを用いた空気処理が、行われる。この場合、筐体2の内部に、オゾン発生器が配置される。そして、筐体2の内部では、導入口から排出口へ向かって流れる空気にオゾンを混合することにより、空気処理が行われる。そして、オゾンが混合された空気が、排出口を通して、筐体2の外部へ排出される。この場合、筐体2の内部から排出されたオゾンによって、空気の除菌及び脱臭の少なくとも一方が行われる。また、図2及び図3の一例では、アセンブリ17に、遮光部材25が設けられる。アセンブリ17では、遮光部材25は、光触媒モジュール22に対して、処理空間18が位置する側とは反対側に配置される。このため、遮光部材25は、光触媒モジュール22に比べて、開口部15に近い位置に配置される。遮光部材25は、例えば、樹脂から形成され、紫外光を遮光可能である。筐体2の内部では、遮光部材25によって、紫外光源21からの出射された紫外光、及び、紫外光源21から出射された後に筐体2の内表面で反射した紫外光等が、遮光される。遮光部材25によって紫外光が遮光されることにより、開口部15を通して筐体2の外部へ紫外光が出射されることが、有効に防止される。また、空気は、遮光部材25を通過して、導入口から排出口へ向かって流れる。
特開2025-120925室内空気清浄システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】気体清浄装置、中央制御装置、通信モジュールを有し、室内フィールドの空気汚染の検出、位置決め、循環濾過を行う少なくとも1つの空気汚染処理装置を含む室内空気清浄システムを提供する。
【解決手段】気体清浄装置は、気体検出モジュールを含み、空気汚染データを検出して通信モジュールにインターネットを介して出力し、中央制御装置は、気体清浄装置が空気汚染を濾過するように気体検出モジュールを制御する。ネットワーククラウドコンピューティングサービス装置は、空気汚染データを受信して保存して空気汚染ビッグデータデータベースを形成し、且つ空気汚染データに基づいて比較して制御命令を空気汚染処理装置の気体検出モジュールに送信し、制御気体清浄装置が空気汚染を濾過処理するように制御し、室内フィールドをクリーンルームZAPClean room1〜9クラスに到達させる。
一部の実施例において、濾過部材112は、光照射による化学的方法を結合して空気汚染を除去してもよい。光照射は、光触媒112f及び紫外線ランプ112gを含む光触媒ユニットであってもよく、光触媒112fが紫外線ランプ112gによって照射されると、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、空気汚染における有害物質を分解して消毒殺菌することにより、濾過及び浄化の効果を達成することができる。光照射は、ナノチューブ112hを含む光等離子ユニットであってもよく、ナノチューブ112hにより、導入された空気汚染を照射することで、空気汚染における酸素分子及び水分子を、高酸化性を有する光プラズマに分解し、破壊された有機分子を有するイオン気流を形成し、空気汚染に含まれる揮発性ホルムアルデヒド、トルエン、揮発性有機ガス(Volatile Organic Compounds、VOC)などの気体分子を水と二酸化炭素に分解し、濾過・浄化の効果を達成する。なお、本実施例において、図3Dに示すように、気体清浄装置11には、更に紫外線ランプアセンブリ116が設けられてもよく、紫外線ランプアセンブリ116は、リレー116aを含み、リレー116aは、電力変換アセンブリ31に接続され且つ出力される交流(AC)電源を受信し、マイクロコントローラ33と連携して出力される制御信号(通用汎用入出力(GP I/O)信号)を受信し、出力される交流電源を電源スイッチ116bに提供する。電源スイッチ116bは、紫外線ランプ112gの作動を制御する。紫外線ランプ112gは、濾過部材112の片側に設けられ、通過する空気汚染を殺菌処理する。
特開2025-121501空気浄化装置 日機装株式会社
【課題】空気浄化性能を高めることができる空気浄化装置を提供する。
【解決手段】空気浄化装置1は、紫外光を発する紫外光源2と、紫外光源2から発される紫外光を反射する第1反射部3と、紫外光源2から発され第1反射部3にて反射される紫外光を第1反射部3へ向けて反射するとともに、第1反射部3との間に空気流路11を形成する第2反射部4とを備える。
特許文献1には、下駄箱、ゴミ箱等の臭気を伴う密閉空間を脱臭するための脱臭装置が開示されている。特許文献1に記載の脱臭装置は、光源と、光源から発された光を反射する凹面鏡と、凹面鏡にて反射された光が照射される光触媒エレメントとを備える。そして、特許文献1に記載の脱臭装置においては、光源から発された光が、凹面鏡にて反射されて光触媒エレメントに照射されることで、光触媒が活性化されて匂い物質が分解される。
特開2025-124490気体精製装置 愛三工業株式会社
【課題】ハウジングの小型化を図りつつ、作動時のエネルギー消費を抑制することができる気体精製装置を得る。
【解決手段】気体精製装置10は、混合ガスが導入される導入口14と精製ガスが導出される第1導出口16と、第2ガスが導出される第2導出口18とを有するポンプボデー12と、アウタロータ30の内部に設けられ、アウタロータ30との間にガス貯留部R1を形成するとともに、駆動によりガス貯留部R2の容積の増加と減少を繰り返すインナロータ40と、ガス貯留部R2の側面の少なくとも一部に設けられ、混合ガスとの接触により第2ガスを吸着可能とする吸着部50と、を備える。
なお、吸着部50は、吸着剤の薄膜に限定されない。例えば、粉体のゼオライトや、金属有機構造体を担持したシート状の不織布で構成してもよい。また、第2ガスが常磁性体としての性質を有する場合、吸着部50は、磁石で構成してもよい。また、吸着部50は、シート状に形成した光触媒で構成してもよい。本実施形態のように、水素と酸素を含む混合ガスから水素ガスを精製する場合、光触媒としては、LaMgxTa1−xO1+3xN2−3xや、TiO2、NaTaO3等を採用することができる。
特開2025-124563空気浄化装置及び空気の浄化方法 浜田 稔
【課題】より多くの空気を低コストで効率的に清浄化できるようにする。
【解決手段】筐体と、旋回流を発生する送風機と、光触媒に深紫外線を照射する光源と、流入した空気に真空紫外線を照射してオゾンを発生させる光源と、発生したオゾンと流入した空気とが旋回流によって混合して混合気体が生成される空間を、第1混合室と第2混合室とに分割する分割壁と、オゾンを分解して活性酸素を発生させ、発生させた活性酸素により混合気体に含まれている空気を浄化させる前記光触媒とオゾン分解触媒で構成する触媒群からなる、空気浄化装置
【請求項1】吸気口と排気口とを有する筐体と、浄化すべき空気を前記吸気口から前記筐体の内部に流入させて、浄化した前記空気を前記排気口から排気させる旋回流を発生する送風機と、前記筐体の内部において、流入した前記空気に真空紫外線を照射してオゾンを発生させる光源と、前記光源と前記排気口の間において、発生した前記オゾンと流入した前記空気とが前記旋回流によって混合して混合気体が生成される空間を、第1混合室と第2混合室とに分割する分割壁と、生成した前記混合気体が前記旋回流によって流入し、前記オゾンを分解して活性酸素を発生させ、発生させた活性酸素により前記混合気体に含まれている前記空気を浄化させる少なくとも光触媒とオゾン分解触媒からなる第1触媒群とを備え、前記分割壁は、前記混合気体が生成される空間を2つの領域に分割して、前記第2混合室から前記第1触媒群へと移動する前記混合気体の長手方向の移動速度が、前記第1混合室から前記オゾン分解触媒へと移動する前記混合気体の長手方向の移動速度よりも小さくなるように設けられており、前記第1混合室から前記第2混合室へと前記旋回流の一部を流入させるための貫通孔を有する、空気浄化装置。
【請求項2】前記第1触媒群は、前記混合気体の下流方向に向かって、少なくとも光触媒・オゾン分解触媒の順に構成される、請求項1に記載の空気浄化装置。
Bー7臭い
特開2025-114231消臭触媒、並びに、その製造方法および用途 三井化学株式会社
【課題】本発明は、自動車内などの空間における臭気、特にアセトアルデヒドによる臭気を除去する性能に優れる消臭触媒および消臭製品を提供することを目的とする。
【解決手段】第1の金属成分と遷移金属酸化物とを含む消臭触媒であって、前記第1の金属成分がルテニウムを含み、前記消臭触媒におけるルテニウムの含有量が0.1〜10質量%であり、前記遷移金属酸化物が酸化セリウムと酸化ジルコニウムとからなる群より選択される少なくとも一つであり、かつ、X線回折パターン中、2θが25〜35°の領域において、25°以上30°未満の領域に最も高いピーク(α)を有し、且つ、ピーク(α)の強度の、30°以上30.5°未満の領域の最も高いピーク(β)の強度に対するピーク強度比(α/β)が4以上である、アルデヒド、カルボン酸、硫黄化合物を消臭するための消臭触媒。
また、上記消臭触媒と併用することのできる前記「その他の臭い除去成分」のもう1つの例として、臭気分解型消臭剤が挙げられる。臭気分解型消臭剤の例として、PtやPdなどの貴金属が担持された触媒やFe等の酸化還元を利用した触媒、酸化チタンなどの光触媒などが挙げられる。
Bー8ガス処理
特開2025-123022ガス生成装置 トヨタ自動車株式会社 豊田合成株式会社
【課題】水に接触した光触媒に、光源からの光をより効率的に照射することにより、水の分解反応を促進することができるガス生成装置を提供する。
【解決手段】水に接触した光触媒に光を照射することによって、水から、酸素ガスおよび水素ガスから成る混合ガスを生成するガス生成装置1は、透光性を有した第1筒状部分11aを有する第1筐体11と、第1筒状部分を内挿する第2筒状部分12aを有する第2筐体12と、第1筐体の内部に配置され、第1筒状部分に光を照射する光源13aと、を備える。第1筒状部分と第2筒状部分の間には、水および光触媒を収容する収容空間14が形成されている。第2筐体には、収容空間で生成された混合ガスを排出するガス排出管2が接続されている。
【請求項1】水に接触した光触媒に光を照射することによって、前記水から、酸素ガスおよび水素ガスから成る混合ガスを生成するガス生成装置であって、透光性を有した第1筒状部分を有する第1筐体と、前記第1筒状部分を内挿する第2筒状部分を有する第2筐体と、前記第1筐体の内部に配置され、前記第1筒状部分に光を照射する光源と、を備え、前記第1筒状部分と前記第2筒状部分の間には、前記水および前記光触媒を収容する収容空間が形成されており、前記第2筐体には、前記収容空間で生成された前記混合ガスを排出するガス排出管が接続されていることを特徴とする、ガス生成装置。
【請求項2】前記第1筒状部分は、円筒形であることを特徴とする、請求項1に記載のガス生成装置。
【請求項3】前記第2筒状部分のうち、前記収容空間を形成する内壁面は、金属材料から成る反射面を含むことを特徴とする、請求項1に記載のガス生成装置。
【請求項4】前記第1筐体および前記第2筐体は、前記第1筒状部分および前記第2筒状部分の軸線が上下方向に沿って延在するように配置されており、前記収容空間には、前記水に前記光触媒を分散させた分散液が収容され、前記第2筐体には、前記収容空間に前記分散液を供給する供給口が形成された給水管と、前記収容空間から前記分散液を排出する排出口が形成された排水管が接続されており、
前記供給口および前記排出口のうち、一方は、前記第2筐体の上部に配置され、他方は、前記第2筐体の下部に配置されており、前記供給口と前記排出口とは、前記第2筒状部分の軸線に沿った方向から視たときに、前記軸線の周りの周方向にオフセットして配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のガス生成装置。
【請求項5】前記第1筐体および前記第2筐体は、前記第1筒状部分および前記第2筒状部分の軸線が上下方向に沿って延在するように配置されており、前記第1筒状部分は、前記第2筒状部分の上端部よりも上方に突出していることを特徴とする、請求項1に記載のガス生成装置。
Bー9抗菌・殺菌
特開2025-112380抗菌性皮膜処理液、及び、抗菌性皮膜処理方法 奥野製薬工業株式会社 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
【課題】本発明は、抗菌性及び硬化性に優れ、且つ、抗菌持続性及び耐水性に優れた抗菌性皮膜を形成することができる抗菌性皮膜処理液を提供する。
【解決手段】(A)アルコキシシランを側鎖に有する単位(a)、アンモニウム塩を側鎖に有する単位(b)、及び、疎水基を側鎖に有する単位(c)を含む抗菌性ポリマー、(B)アルコキシシリル基、アルコキシシリレン基、及びシロキサン結合からなる群より選択される少なくとも1種を有するケイ素化合物、(C)有機金属化合物、(D)水、及び(E)有機溶剤を含有する抗菌性皮膜処理液。
例えば、特許文献1には、酸化チタン等の光触媒粒子と亜酸化銅粒子を利用したコーティング組成物が開示されている。しかしながら、無機系の抗菌成分を使用した抗菌組成物においては、金属・金属化合物粒子が凝集して沈殿しやすく、保存安定性に劣り、また塗膜の透明性が低下する等の問題がある。
特開2025-113553樹脂フィルムの製造方法および金属鋳型 メック株式会社
【課題】樹脂フィルムの表面の少なくとも一部に粗化形状を付与することにより、撥水性、親水性および/または抗ウイルス性を樹脂フィルムに付与することが可能な樹脂フィルムの製造方法を提供すること。
【解決手段】樹脂フィルムの表面の少なくとも一部に粗化形状を有する樹脂フィルムの製造方法であって、少なくとも表面の一部に粗化面を有する金属鋳型を樹脂フィルムに接触させることにより、粗化面の有する粗化形状を樹脂フィルムに転写する転写工程を有し、金属鋳型の粗化面は、ISO25178に準拠して測定した展開面積比(Sdr)が0.094〜0.4285であり、かつ二乗平均平方根傾斜(Sdq)が0.14〜0.99である樹脂フィルムの製造方法。
また、本発明に係る樹脂フィルムの製造方法により、抗ウイルス性に優れた樹脂フィルムを製造することができるが、抗ウイルス性の程度を示す抗ウイルス活性値は、JIS R1756:2020(可視光応答型光触媒、抗ウイルス、フィルム密着法)を参考として、以下の計算式より算出可能である。 VD=Log(BD)−Log(CD) (1) 上記式(1)において、VDは抗ウイルス活性値、Dは暗所、Bは無加工品感染価、Cは加工品感染価を示す。
特開2025-117418静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、画像形成方法、及び印刷物 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
【課題】抗ウイルス性に優れた画像が得られ、長期の画質安定性に優れる静電荷像現像用トナーの提供。
【解決手段】結着樹脂(A)、融点90℃以上の離型剤(B)、及び、体積平均粒径が0.05μm以上0.5μm以下の無機系抗菌剤(C)を含む静電荷像現像用トナー。
無機系抗菌剤(C)として、具体的には、無機系の担持体に抗菌性金属イオンを担持させた粒子、銀粒子等の抗菌性金属単体粒子、及び、アナターゼ型酸化チタン等の光触媒作用を有する粒子が挙げられる。
特開2025-118816防カビ剤 大日本除蟲菊株式会社
【課題】処理対象周辺を変色し易いという欠点もなく、一般家庭等で使用するのに適している防カビ剤であって、カビ臭発生抑制効果や、カビ臭消臭効果にも優れる防カビ剤を提供すること。
【解決手段】防カビ剤であって、メンタン類、アルコール類、アルデヒド類及びエステル類からなる群より選択される1種又は2種以上を含有することを特徴とする防カビ剤、カビ臭発生抑制組成物、及びカビ臭消臭組成物。
カビの発生を防止する方法として、対象物に防カビ剤を塗布することが一般的である。これまでに使用されている防カビ剤として、例えば、銀を用いるもの(特許文献1)、光触媒を用いるもの(特許文献2)等が知られており、これらは無機系の防カビ剤である。
特開2025-119272抗菌性組成物、抗菌性コーティング剤及び抗菌性繊維シート 株式会社アデランス
【課題】頭部汗における細菌の繁殖を抑制する抗菌性に優れ、頭部汗臭を消臭する効果が高く、特にその効果の持続性に優れた抗菌性組成物を提供すること。
【解決手段】不揮発分を基準にして70〜99.5重量%の光触媒半導体、0.05〜5重量%の抗菌剤及び1〜25重量%のバインダーを含む抗菌性組成物であって、前記光触媒半導体は、ペルオキソチタン酸改質アナターゼ型酸化チタンゾル、ルチル型酸化チタン及び酸化タングステンから成る群から選択される少なくとも一種を含み、前記抗菌剤は、ジヨードメチル−p−トリメチルスルホン、銀イオン及び銅イオンから成る群から選択される少なくとも一種を含み、前記バインダーは、ペルオキソチタン酸、アクリルバインダー及びシリカバインダーから成る群から選択される少なくとも一種を含む、抗菌性組成物。
【請求項1】不揮発分を基準にして70〜99.5重量%の光触媒半導体、0.05〜5重量%の抗菌剤及び1〜25重量%のバインダーを含む抗菌性組成物であって、前記光触媒半導体は、ペルオキソチタン酸改質アナターゼ型酸化チタンゾル、ルチル型酸化チタン及び酸化タングステンから成る群から選択される少なくとも一種を含み、前記抗菌剤は、ジヨードメチル−p−トリメチルスルホン、銀イオン及び銅イオンから成る群から選択される少なくとも一種を含み、前記バインダーは、ペルオキソチタン酸、アクリルバインダー及びシリカバインダーから成る群から選択される少なくとも一種を含む、抗菌性組成物。
【請求項2】更に、不揮発分を基準にして100ppmまでの抗酸化剤を含む、請求項1に記載の抗菌性組成物。
【請求項3】前記抗酸化剤は、白金コロイド及びビタミンCから成る群から選択される少なくとも一種を含む、請求項2に記載の抗菌性組成物。
【請求項4】請求項1〜3のいずれか一項に記載の抗菌性組成物と水系溶媒とを含む抗菌性コーティング剤。
【請求項5】請求項1〜3のいずれか一項に記載の抗菌性組成物と繊維シートとを含む抗菌性繊維シート。
【請求項6】0.5〜5g/m2の光触媒半導体、0.001〜0.3g/m2の抗菌剤及び0.01〜3g/m2のバインダーを含む請求項5に記載の抗菌性繊維シート。
【請求項7】前記繊維シートが不織布である請求項5に記載の抗菌性繊維シート。
【請求項8】請求項5に記載の抗菌性繊維シートを有する頭部汗吸収抗菌性パッド。
【請求項9】請求項8に記載の頭部汗吸収抗菌パッドを有するかつら用頭部汗吸収抗菌性パッド。
【請求項10】請求項5に記載の抗菌性繊維シートに頭部汗を吸収させることを含む、頭部汗臭の消臭方法。
特開2025-120051毒性対象減消装置 Next Innovation合同会社
【課題】簡易な構造によって、流体を吸い込みながら、流体に含まれている毒性対象等を確実に分解又は不活化及び/又は死滅させて減消させつつ、滞留している空間内で毒性対象を拡散させること無く、且つ確実に毒性対象を減消させる手段を提供する。
【解決手段】流体を内外に流通させ得る第一の流通口と、上記流体を内外に流通させ得る第二の流通口と、上記流体に含まれる毒性対象を分解及び/又は不活化及び/又は滅菌させる波動(紫外線)を放出する減消手段と、上記第一の流通口及び上記第二の流通口を連通させる流路を形成し、内周面に上記波動を繰り返し高次に反射させる反射面を有する筒形部と、上記流路内に流体を通過させる送流機構と、を具え、上記送流機構は、上記流体の送流方向を切替え得るように構成されている。
また、筒形部8の内周面に、光触媒活性物質による膜を設けた領域を形成してもよい。即ち、紫外線の照射によって活性表面を生じさせることで、殺菌、抗ウイルス、消臭、有機塩素化合物・ホルムアルデヒド等を分解による流体の浄化等、毒性対象の減消を行ってもよい。なお、光触媒活性物質としては、酸化チタン、酸化タングステン等がある。
特開2025-121789防カビ性塗膜、部材および製品 株式会社神戸製鋼所
【課題】本開示は、防カビ性および熱や光に対する安定性が高く、広範囲で使用できる防カビ性塗膜を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の一態様に係る防カビ性塗膜は、ニッケル粉およびニッケル合金粉の少なくとも一方と、バインダ樹脂とを含有する塗膜であって、塗膜表面からのニッケルイオン溶出速度が、0.1μg/cm2・d以上である。
特許文献1の銀担持ゼオライトは、光によって変色することがあるため、使用範囲が限定されるおそれがある。特許文献2の有機系防カビ剤は、光や熱などによって分解して劣化し、この分解および劣化を抑制するために金属粉末を含有させているため、コストを低減し難い。特許文献3の酸化セリウムなどの光触媒反応を利用した防カビ剤は、無光状態では機能を発揮できないため、使用範囲が限定されるおそれがある。
特開2025-124395抗菌光触媒材料 シャープ株式会社
【課題】本発明は明所で優れた抗菌性を有する抗菌光触媒材料を提供する。
【解決手段】本発明の抗菌光触媒材料は、第1樹脂層と、第1樹脂層の表面を覆う第2樹脂層とを有し、第1樹脂層は抗菌剤を含み、第2樹脂層は光触媒物質を含む。
【請求項1】第1樹脂層と、第1樹脂層の表面を覆う第2樹脂層とを有し、第1樹脂層は、抗菌剤を含み、第2樹脂層は、光触媒物質を含む抗菌光触媒材料。
【請求項2】前記光触媒物質は、可視光応答型光触媒物質を含む請求項1に記載の抗菌光触媒材料。
【請求項3】前記可視光応答型光触媒物質は、酸化タングステンを含む請求項2に記載の抗菌光触媒材料。
【請求項4】第2樹脂層における前記可視光応答型光触媒物質の割合は、0.001wt%以上3.0wt%以下である請求項2又は3に記載の抗菌光触媒材料。
【請求項5】第1樹脂層における前記抗菌剤の割合は、0.01wt%以上5.0wt%以下である請求項1〜3のいずれか1つに記載の抗菌光触媒材料。
【請求項6】前記抗菌剤は、二価の銅を含む化合物である請求項1〜3のいずれか1つに記載の抗菌光触媒材料。
【請求項7】第1樹脂層は、繊維状である請求項1〜3のいずれか1つに記載の抗菌光触媒材料。
【請求項8】前記抗菌光触媒材料は芯鞘構造を有し、第1樹脂層は、前記芯鞘構造の芯部であり、第2樹脂層は、前記芯鞘構造の鞘部である請求項7に記載の抗菌光触媒材料。
特開2025-124800改質ユニット、ユニットおよびシステムキッチン 株式会社LIXIL
【課題】商品価値を高めた吐水装置を提供する。
【解決手段】吐水装置は、キャビネットの上部に配置されたシンクに吐水する。吐水装置は、吐水部と、吐水部に給水する流路と、流路上に設けられる改質ユニット104と、を備える。改質ユニット104は、キャビネットの内壁112aに取り付けられるハウジング70と、ハウジング70に着脱可能に保持される、吐水部に給水する水を改質する改質カートリッジ48と、を含み、改質カートリッジ48は、ハウジング70に保持される被保持部と、ハウジングから露出する把持部48bと、を含み、ハウジング70は把持部48bを環囲する環囲壁72eを有し、当該環囲壁72eの周方向における一部分が開放されている。
除菌部62は、添加液保持部58から吸い出された添加液を除菌する。除菌部62は、例えば、中空糸膜フィルタ、光触媒、紫外線等を用いて構成される。
Bー10電機関連
特許7713643フォトンアップコンバージョンフィルム、フォトンアップコンバージョンフィルムの製造方法、フォトンアップコンバージョン体、積層体およびエネルギー変換デバイス 日東電工株式会社 和歌山県
【課題】高効率のアップコンバージョンが可能なフォトンアップコンバージョンフィルム、フォトンアップコンバージョン体、積層体およびエネルギー変換デバイスとそれらの製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態によるフォトンアップコンバージョンフィルムは、第1の波長領域λ1にある光を吸収可能な増感成分と、該第1の波長領域λ1よりも短波長である第2の波長領域λ2にある光を放射可能な発光成分と、を少なくとも含む発色部を備えている。該フォトンアップコンバージョンフィルムは、298Kにおける時間領域核磁気共鳴法(パルスNMR)を用いてスピン−エコー法により測定した緩和時間が210ms未満である。
低エネルギーの光を高エネルギーの光に変換するフォトンアップコンバージョン(以下、単に「アップコンバージョン」と称する場合がある)技術は、太陽電池または太陽光発電、光触媒、バイオイメージング、光学機器等の様々な分野への応用が期待されている。有機材料におけるアップコンバージョン発光として、三重項状態の分子同士が衝突して起こる三重項−三重項消滅(TTA)を利用した技術が知られている。TTAを利用するアップコンバージョン(TTA−UC)のうち、ドナー化合物とアクセプター化合物とを溶媒に溶解した溶液系では、ドナー化合物分子とアクセプター化合物分子との拡散によりエネルギーの授受が効率的に行われる。一方で、溶液系では実用化できる分野が限定的になってしまうという問題がある。
本発明の実施形態によるフォトンアップコンバージョンフィルムおよびフォトンアップコンバージョン体は、太陽電池または太陽光発電、光触媒、バイオイメージング、光学機器、積層体、エネルギー変換デバイス等に好適に用いられ得る。
特開2025-115300光電極 トヨタ自動車株式会社 国立研究開発法人物質・材料研究機構
【課題】出力電流密度を向上でき、かつ出力電流密度の安定性を向上できる光電極を提供する。
【解決手段】本発明の光電極は、基板と、上記基板上に設けられ、硫化物半導体ナノシートを含有する半導体膜とを備える光電極であって、上記基板及び上記半導体膜の間に設けられ、金属ナノシートを含有する金属膜をさらに備えることを特徴とする。
従来、光を吸収することで起電力を発生させる半導体を備える光電極及びそれを用いた光電気化学セルに関する種々の技術が開発されている。従来の技術として、例えば、金属元素および酸素を含有してなるn型半導体を光電極に用いた光電気化学的な反応において、反応溶液中に、半導体の構成元素と同じ金属元素イオンを溶解させておき、且つ、反応溶液中の金属元素イオンの価数が反応の定常状態で安定な高酸化数である光電極の安定性向上方法が知られている(特許文献1)。また、光触媒粉末(半導体)の層と、導電層との間に、層状酸化物ナノシートの層が配されていることを特徴とする粉末光電極が知られている(特許文献2)。一方、光電極では、可視光への応答性が良く、出力(出力電流密度)が高いといった理由から、半導体に硫化物半導体が用いられるようになっている。
特開2025-116638冷蔵庫 アクア株式会社
【課題】少ないエネルギ消費で効率的に蒸発器の除霜を実施できる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】内部を冷媒が流れる冷却チューブ24及び冷却チューブ24に取り付けられた冷却フィン26を有する蒸発器20と、蒸発器20の下方に配置され、冷却フィン26及び冷却チューブ24に付着した霜を溶解するヒータ34と、冷却フィン26及び冷却チューブ24に紫外線域または可視光域の波長の光を照射する光源30と、光源30を制御する制御部と、を備え、少なくとも冷却フィン26の表面の一部に、光源30から出射された光で活性化する光触媒がコーティングされており、制御部は、電源投入後初めて除霜運転を行うとき、または蒸発器20が除霜可能な状態であるとともに、光触媒の活性化が持続していないとき、光源30をオンにし、光触媒の活性化完了時間が経過したとき、光源30をオフにする。
【請求項1】内部を冷媒が流れる冷却チューブ及び前記冷却チューブに取り付けられた冷却フィンを有する蒸発器と、前記蒸発器の下方に配置され、前記冷却フィン及び前記冷却チューブに付着した霜を溶解するヒータと、前記冷却フィン及び前記冷却チューブに紫外線域または可視光域の波長の光を照射する光源と、前記光源を制御する制御部と、を備え、少なくとも前記冷却フィンの表面の一部に前記光源から出射された光で活性化する光触媒がコーティングされており、前記制御部は、電源投入後初めて除霜運転を行うとき、または前記蒸発器が除霜可能な状態であるとともに、前記光触媒の活性化が持続していないとき、前記光源をオンにし、 前記光触媒の活性化完了時間が経過したとき、前記光源をオフにする光照射処理を行うことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項2】電源投入後、初回の除霜運転を開始するとき、前記制御部が前記光照射処理を開始することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】前記蒸発器の温度を計測する温度センサを備え、電源投入後2回目以降の除霜運転において、前回の前記光照射処理を終了後、前記光触媒の活性化持続時間が経過し、前記制御部が前記ヒータをオンにして除霜運転を開始して、前記温度センサの測定値が0℃より高くなったとき、前記制御部が前記光照射処理を開始することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項4】前記蒸発器の温度を計測する温度センサを備え、前回の前記光照射処理を終了後、前記光触媒の活性化持続時間が経過し、前記温度センサの測定値が0℃より高くなったとき、前記制御部が前記光照射処理を開始することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項5】前記活性化持続時間が前記温度センサの測定値に基づいて定められることを特徴とする請求項3または4に記載の冷蔵庫。
【請求項6】前記光源が前記蒸発器の上方に配置されていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の冷蔵庫。
【請求項7】前記蒸発器の前記冷却フィンの面部と直交する向きの側面側に反射板が配置されていることを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
【請求項8】前記蒸発器の上から所定の範囲までに前記光触媒がコーティングされていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の冷蔵庫。
特開2025-119379深共晶溶媒 国立大学法人東京農工大学
【課題】新規の深共晶溶媒を提供すること。
【解決手段】下記式(1)で表される化合物と、四級アンモニウム塩と、を含む、深共晶溶媒。[式(1)中、R1は、カルボキシ基又はヒドロキシアルキル基を示し、R2、R3、R4、R5及びR6は、それぞれ独立に水素原子、アルキル基、アリール基又は−OR7を示し、R7は水素原子、アルキル基又はアリール基を示す。]
近年、イオン液体に代わる新たな有機流体として、深共晶溶媒の使用が検討されている。例えば、特許文献1には、有機光増感分子及び有機発光分子が深共晶溶媒中に溶解又は分散された光波長変換要素、並びに、それを用いた太陽電池及び光触媒等が開示されている。
特表2025-527911シリコンナノ粒子を製造する方法および装置 アイオニック ミネラル テクノロジーズ エルエルシー
【要約】多孔質シリコン粒子を製造する方法は、第1の開口と、第1の開口の反対側の第2の開口との間に延びる管を備える回転管状炉を提供することを含む。方法は、第1の開口を通して、管の内部空洞に、シリカ前駆体、金属還元剤、および熱調節材を、混合物として提供することを含む。方法は、混合物を含む管を回転させることを含む。方法は、管内の混合物に熱処理を施し、多孔質シリコン粒子を含む反応生成物を製造することを含む。方法は、第2の開口で反応生成物を収集することを更に含み、混合物を提供すること、管を回転させること、熱処理を施すこと、および反応生成物を収集することは、多孔質シリコン粒子が連続的に製造されるように、同時に行われる。
多孔質シリコン粒子(以下の開示において、代替的に、「多孔質シリコンナノ粒子」、「多孔質シリコンナノ構造」、もしくは「多孔質シリコンナノチューブ」、または、より一般的に、「シリコン粒子」もしくは「シリコン結晶子」と呼ばれる)は、約372mAh/gの理論容量を有する従来のアノード材料であるグラファイトの容量と比較して、約3600mAh/gの理論容量を有する、リチウムイオン電池(lithium−ion battery(LIB))用に有望なアノード材料である。シリコンの容量は著しく大きいため、LIBのエネルギー密度を高めることにつながりうる。加えて、多孔質シリコン粒子は、例えば、急速充電を含む、他の利点も示す。さらに、多孔質シリコン粒子は、例えば、水素ガス製造、燃料電池、薬物送達、触媒サポート、電子工学、太陽光発電、フォトルミネッセンス、光触媒反応などを含む、他の用途でも利用されうる。
特表2025-528191共有結合格子を合成する方法 ケース ウエスタン リザーブ ユニバーシティ
【要約】結晶化支援不可逆的クロスカップリング重合による、多層γ−グラフィン、炭素の本質的に半導体であるsp2/sp1同素体を合成するための方法。
γ−グラフィン材料は、エネルギー、環境および生物医学における用途を含む様々な用途で使用することができる。例えば、γ−グラフィン材料は、二酸化炭素、一酸化炭素、アンモニア、二酸化硫黄および他のガスの吸着、捕捉および分離の用途、ポリマー鎖およびアクロレインおよび他の有機物質の吸着の用途、水の選択濾過および精製の用途、ならびに、貴金属の単原子触媒基質および安定な貴金属触媒作用の用途としての海水分離および脱塩の用途、および、過酸化水素、一酸化炭素、および毒性ガスなどの毒性および有害物質の検出において使用することができる。生物医学的態様には、アミノ酸検出の用途、カルモジュリン構造および性能制御の用途、および、コレステロールのタンパク質からの抽出を促進する用途が含まれる。エネルギー用途には、電気化学エネルギー貯蔵、水素貯蔵、熱電としての高密度磁気記憶、エレクトロニックおよび/またはフォトニックデバイス(例えば、非線形光学)の製造、充電式電池、または有機太陽電池が含まれ得る。さらに他の用途には超強度複合物における、および、触媒作用としての使用が含まれ得る。さらに、γ−グラフィン材料は太陽電池、リチウム電池、光触媒反応、酸素還元、電界放出性能、およびDNAのリアルタイム検出において使用することができる。
特表2025-526747サンプルへの光の曝露を感知、測定、記録、制御するための装置および方法 ニンガルー バイオシステムズ ゲーエムベーハー
【要約】この発明は、装置15および関連する方法に関し、少なくとも1つの内部空間16を含み、少なくとも1つの化学物質および/または生物学的サンプルを収容するように設計されているか、または少なくとも1つの化学物質および/または生物学的サンプル28を収容するように設計された少なくとも1つの容器20を含んで構成される装置15、および、内部空間16内の化学物質および/または生物学的サンプル28を照らすための少なくとも1つの照明手段24を含み、装置15はさらに、内部空間16内の化学物質および/または生物学的サンプル28を通過した光および/または散乱した光の強度を測定するように設計された、少なくとも1つの光測定ユニット26をさらに備えるか、または提供される。光測定ユニット26が、照明の過程(例えば、光遺伝学制御、光活性化、または光触媒作用)における化学物質および/または生物学的サンプル28の光暴露を検出する一種の検出装置であり、例えば、光遺伝学制御、光活性化、または光触媒作用)を、好ましくはリアルタイムで、サンプル28の照明を効果的に制御するように検出する
装置130は、外部制御素子140に結合されており、この素子は、光測定ユニット137、138、139からのデータを受信し、発光素子135の光出力を制御するためにデータを処理するための電源(図示せず)を備えている。発光素子135および/または136は制御素子140によって制御することができ、発光素子135および/または136の状態を決定するために、制御素子140は光測定ユニット137および/または138および/または139の情報を使用することができる。光測定ユニット137および/または138および/または139は、内部空間133および容器、ライナーまたはバッグ132内の化学的および/または生物学的サンプルの光暴露、より具体的には透過および/または散乱、ならびに照明(例えば、光遺伝学的制御、光活性化または光触媒作用)の過程で化学的および/または生物学的サンプル自体の光透過を変化させるその光学特性をリアルタイムで測定する。例えば、光遺伝学的制御、光活性化、光触媒作用など)をリアルタイムで実行する。制御素子140は、このデータを受信および処理することができ、このデータを使用して発光素子135、136を効果的に制御し、それによって内部空間133および容器、ライナー、またはバッグ132内のサンプルの照明を制御することができる。
Bー11その他
特許7678511蟻酸生成装置 飯田グループホールディングス株式会社 公立大学法人大阪
【課題】反応溶液に効率的に光照射を行うことができ、蟻酸生成効率を向上させることができる蟻酸生成装置を提供する。
【解決手段】有機物質を含む溶液と光触媒機能を有する金属酸化物粉末を投入する原料投入部10と、有機物質と金属酸化物粉末の混合溶液に対して太陽光又は光を照射して反応させる人工光合成反応部20と、反応後の混合溶液から蟻酸を回収する蟻酸回収部30を備え、人工光合成反応部20は、少なくとも光が照射される面が光透過性の部材で形成された板状の容器であり、容器は接地面に対して傾斜しており、容器の内部に混合溶液を流すことによって人工光合成反応を行うことを特徴とする蟻酸生成装置50である。
【請求項1】有機物質を含む溶液と光触媒機能を有する金属酸化物粉末を投入する原料投入部と、前記有機物質と前記金属酸化物粉末の混合溶液に対して太陽光又は光を照射して反応させる人工光合成反応部と、反応後の前記混合溶液から蟻酸を回収する蟻酸回収部を備え、前記人工光合成反応部は、少なくとも光が照射される面が光透過性の部材で形成された板状の容器であり、該容器は接地面に対して傾斜しており、前記傾斜の上流側に位置する前記容器の内部において、天面に取り付けた前記光透過性の部材の内部側に向かって前記混合溶液を吹き付けるノズルを備え、吹き付けられた前記混合溶液は、前記光透過性の部材の表面張力によって該部材の下面に付着しながら前記傾斜により下流へと流れるように構成されることによって、前記光透過性の部材の内部表面が常に溶液を付着させることが可能となり、該部材表面の乾燥に伴う溶液付着に起因する太陽光の遮蔽が発生しないため、該太陽光のほぼ全てが吸収される前記混合溶液の液面で人工光合成反応を効率的に行うことを特徴とする蟻酸生成装置。
【請求項7】前記有機物質はグルコースを含み、前記光触媒機能は酸化チタン微粒子を含むことを特徴とする請求項1に記載の蟻酸生成装置。
特表2025-528356ビスマスイオン濾過膜の製造方法及びその応用 楚隆市場策劃有限公司
【要約】ビスマスイオン濾過膜の製造方法及びその応用において、製造方法は、濾過膜基材を洗浄機に投入し、非イオン性キレート剤溶液及び水を加えて1〜2h処理し、処理完了後に脱水して濾過膜基材Aを取得するステップと、濾過膜基材A及びキレート性ビスマスイオン溶液を反応釜に投入してから、非イオン性キレート剤溶液を加えて反応させて、反応完了後に、ビスマスイオンが埋め込まれた濾過膜基材を取得するステップと、ビスマスイオンが埋め込まれた濾過膜基材について脱水及び乾燥処理を行って、ビスマスイオン濾過膜を取得するステップ、を含む。
(3)本発明で製造されるビスマスイオン濾過膜は、化学反応によりビスマスイオンを鱗状黒鉛に導入したあと、鱗状黒鉛を濾過膜基材に導入する。これにより、ビスマスイオンの光触媒効果によって、1〜3尺の距離内での殺菌効果を発揮可能となる。且つ、ビスマスイオンの構造によって、空気の濾過に伴い発生する酸素マイナスイオンを増加させることも可能である。ビスマスイオンを用いて濾過膜及びマスクを製造することで、最もコストパフォーマンスのよい材料が得られ、銀イオンよりもコストを10倍低下させられるため、経済的且つ実用的である。
特表2025-527727抗うつ剤および抗精神病剤のデンドリマーコンジュゲートならびにその使用方法 ザ・ジョンズ・ホプキンス・ユニバーシティー
【要約】細胞タイプへの標的化のより高い選択性および低下した副作用のリスクを有する1つもしくは複数の抗うつ剤または抗精神病剤にコンジュゲート化されたデンドリマーの製剤、ならびにその使用方法が開発された。好ましくは、デンドリマーにコンジュゲート化された抗うつ剤または抗精神病剤は、標的細胞表面またはその内部の1つまたは複数の受容体に選択的に結合する。本製剤は、中枢神経系および末梢神経系における、1つまたは複数の疾患、状態および傷害を処置するための経腸または非経口送達に好適である。
一部の実施形態では、高密度ヒドロキシル基含有デンドリマーは、オリゴエチレングリコール(OEG)様デンドリマーである。例えば、構造Iに示されている第2世代OEGデンドリマー(D2−OH−60)は、Cu(I)触媒アルキン−アジドクリックおよび光触媒チオール−エンクリックケミストリーなどの、非常に効率的でロバストな、かつ原子経済的な化学反応を使用して合成することができる。最小限の反応ステップで非常に低い世代の高度に密度の高いポリオールデンドリマーが、例えば、WO2019094952に記載されている通り、直交ハイパーモノマーとハイパーコア戦略を使用することによって達成することができる。一部の実施形態では、デンドリマー主鎖は、in vivoでデンドリマーの崩壊を回避し、単一実体としてこのようなデンドリマーの身体からの排出を可能にするよう、構造全体に切断不可能なポリエーテル結合を有する(非生分解性)。
特表2025-527728標的送達のためのカンナビノイドデンドリマー組成物 ザ・ジョンズ・ホプキンス・ユニバーシティー
【要約】1つまたは複数のカンナビノイドおよび/またはカンナビノイド誘導体を含むデンドリマー製剤およびその使用方法が、およびとりわけニューロンおよび活性化ミクログリア、または表面でCB1もしくはCB2受容体を発現する他の細胞への標的送達に使用される。カンナビノイド−デンドリマーコンジュゲートは、中枢神経障害および末梢神経障害、慢性疼痛、神経障害性疼痛、神経変性(加齢、認知症、アルツハイマー)、外傷性脳損傷、発作、ハンチントン病および多発性硬化症、てんかん、炎症性障害および疼痛を含む、様々な状態の処置を必要とする患者に投与することができる。
一部の実施形態では、高密度ヒドロキシル基含有デンドリマーは、オリゴエチレングリコール(OEG)様デンドリマーである。例えば、構造Iに示されている第2世代OEGデンドリマー(D2−OH−60)は、Cu(I)触媒アルキン−アジドクリックおよび光触媒チオール−エンクリックケミストリーなどの、非常に効率的でロバストな、かつ原子経済的な化学反応を使用して合成することができる。最小限の反応ステップで非常に低い世代の高度に密度の高いポリオールデンドリマーが、例えば、WO2019094952に記載されている通り、直交ハイパーモノマーとハイパーコア戦略を使用することによって達成することができる。一部の実施形態では、デンドリマー主鎖は、in vivoでデンドリマーの崩壊を回避し、単一実体としてこのようなデンドリマーの身体からの排出を可能にするよう、構造全体に切断不可能なポリエーテル結合を有する(非生分解性)。
J−3木酢・竹酢・草酢
特開2025-126094植物栽培用培地 松澤 茂
【課題】短期間で製造でき、取り扱いが容易で、かつ酸性度のコントロールが容易な植物栽培用培地を提供する。
【解決手段】ピートモス11、くん炭12および山砂13を混合して構成され、ピートモス11を100重量部としたときのくん炭12の重量が10〜20重量部の範囲内となるようにピートモス11とくん炭12との混合比が規定されている。この構成により、取り扱いが容易でかつ酸性度を規定の範囲内に維持し得る植物栽培用培地1を短期間で製造することができる。
植物の栽培に用いる資材植物栽培用培地として下記特許文献1に開示された植物栽培用土壌が知られている。この植物栽培用土壌は、生ごみの破砕物を木酢液と混合して熟成させた後に粉炭を混ぜ込み、さらに熟成させ、その後再度粉炭を混ぜ込んで製造される。
Y−1海洋深層水
特許7641671皮膚外用剤 株式会社ベネクス
【課題】ダイヤモンドナノ粒子及びプラチナナノ粒子の新たな用途を提供する。
【解決手段】ダイヤモンドナノ粒子、プラチナナノ粒子、及び有機硫黄化合物を含有する、皮膚外用剤。当該皮膚外用剤からなる、筋膜弛緩剤。当該皮膚外用剤からなる、ネガティブな気分状態の改善剤。当該皮膚外用剤からなる、身体の柔軟性向上剤。
皮膚外用剤は、医薬品、医薬部外品、又は化粧品に通常使用される基剤又は担体として水を含有してもよい。水としては、精製水、温泉水、深層水等が挙げられる。水以外の基剤又は担体としては、油系基剤が挙げられる。
特許7717336海藻類の藻体の製造方法 オタフクソース株式会社 国立大学法人高知大学 独立行政法人国立高等専門学校機構他
【課題】海藻類の成熟を抑制する技術を提供すること。
【解決手段】海藻類を微細気泡供給下で培養する工程、及び海藻類を回収する工程、を含む、海藻類の培養方法、により解決する。
近年、季節による海水温上昇の影響を受けにくい、海藻の陸上養殖法が注目されている。非特許文献1で用いられる陸上養殖法では、低水温の海洋深層水を一日数回供給し、培養タンクの海水を冷却することで、スジアオノリの通年収穫が可能となったことが記載されている。しかし、同方法では、海洋深層水の汲み上げにエネルギーや設備を要し、生産コストが高くなってしまう。加えて、気温の高い夏季には、海水の取得量を増加させる必要がある。
特開2025-113160苦味が低減された高麗人参類濃縮液を生産するための複合吸着剤と複合シクロデキストリンの二重処理方法 デドン・コリア・ジンセン・カンパニー・リミテッド
【課題】苦味が低減された高麗人参類濃縮液を生産するための複合吸着剤と複合シクロデキストリンの二重処理方法を提供する。
【解決手段】本発明は、高麗人参抽出液を複合吸着剤に通過させて複合吸着剤処理高麗人参抽出液を製造する段階と、複合吸着剤処理高麗人参抽出液に複合シクロデキストリン混合粉末を添加して撹拌した後、静置し、濾過する段階と、濾過した高麗人参抽出液を濃縮する段階と、を含めて製造することを特徴とする高麗人参濃縮液の製造方法及び方法によって製造された高麗人参濃縮液に関するものである。
韓国公開特許第2012−0110667号には、高麗人参の特有の香りと苦味を減少させた高麗人参飲料の製造方法が開示されており、韓国登録特許第1194265号には、海洋深層水を用いた高麗人参または紅参濃縮液の苦味除去方法が開示されているが、本発明の複合吸着剤と複合シクロデキストリンの二重処理による高麗人参類濃縮液の製造方法とは互いに異なるものである。
特開2025-113535ホスホコリン含有化粧料 日本精化株式会社
【課題】本発明は、ホスホコリンの新たな用途、すなわち化粧料の用途を提供するものである。また、ホスホコリンを化粧料用途に使用するにあたって、ホスホコリンが水分の蒸発に伴い結晶が析出し易いこと、及び、使用感が必ずしも十分ではないことを見出した。本発明は、このような問題を解決することも課題の一つである。
【解決手段】ホスホコリンにコレステロール合成促進作用や抗菌作用などの化粧料用途における有用な効果を見出し、本発明を完成した。また、以下の成分(A)及び(B)を含有する化粧料が、ホスホコリンの結晶析出や使用感といった課題を解決することを見出し、本発明を完成した。 (A)ホスホコリン (B)成分(A)と深共晶溶媒を形成する化合物
水としては、常水、精製水の他、硬水、軟水、天然水、海洋深層水、電解アルカリイオン水、電解酸性イオン水、イオン水、クラスター水が好ましいものとして挙げられる。
特開2025-113536グリセロホスホコリン含有化粧料 日本精化株式会社
【課題】本発明は、グリセロホスホコリンの使用感を改善することを課題とするものである。また、成分(B)が水分の蒸発に伴い結晶が析出する成分である場合は、その結晶析出を抑制することも本発明の課題の一つである。
【解決手段】以下の成分(A)及び(B)を含有する化粧料を用いる。グリセロホスホコリンは水素結合アクセプター化合物として、各種の水素結合ドナー化合物と深共晶溶媒を形成する。これにより本発明の課題を解決することができる。 (A)グリセロホスホコリン (B)成分(A)と深共晶溶媒を形成する化合物
水としては、常水、精製水の他、硬水、軟水、天然水、海洋深層水、電解アルカリイオン水、電解酸性イオン水、イオン水、クラスター水が好ましいものとして挙げられる。
特開2025-118027筆記具用水性インキ組成物及びそれを収容した筆記具 株式会社パイロットコーポレーション
【課題】ポリエーテルリン酸エステルの添加により、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンを水性インキ組成物中に可溶化させ、水性インキ組成物の防腐・防黴性能を向上させるとともに、筆記時に紙面等の筆記面に形成される筆跡の裏抜けを生じることがない筆記具用水性インキ組成物及びそれを収容した筆記具を提供する。
【解決手段】水と、着色剤と、2−n−オクチル−イソチアゾリン−3−オンと、ポリエーテルリン酸エステル及び/又はその塩とを少なくとも含有してなることを特徴とする筆記具用水性インキ組成物。前記ポリエーテルリン酸エステル及び/又はその塩のHLBが5以上20以下であってもよい。
<水> 水としては、特に制限なく、例えば、水道水、イオン交換水、精製水、蒸留水、限外ろ過水、純水、海洋深層水、地下水等を用いることができる。
特開2025-121679組成物 第一三共ヘルスケア株式会社
【課題】組成物中のトラネキサム酸類の結晶析出を抑制する新たな技術を提供する。
【解決手段】以下の成分(A)〜(C):(A)トラネキサム酸およびその塩からなる群から選択される少なくとも一種 0.1質量%以上5質量%以下、(B)ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミン 0.01質量%以上2質量%以下、(C)水を含む、組成物。
(成分(C)) 成分(C)は水である。成分(C)として、具体的には、化粧品、医薬部外品、医薬品等の種々の製剤に使用されるものが挙げられ、さらに具体的には、精製水、温泉水、深層水および植物の水蒸気蒸留水からなる群から選択される少なくとも一種を用いることができる。
特開2025-122136骨代謝改善剤 オリザ油化株式会社 国立大学法人 新潟大学
【課題】新規な成分の骨代謝改善剤を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。
1. フェルラ酸、アスタキサンチン、α-リポ酸、 ササクレヒトヨタケエキス、ハマウツボ科の植物エキス、桜エキス、 γ-オリザノール、植物及び/または植物加工物由来のポリアミン組成物、フキエキスのうちの少なくとも1種を有効成分とする破骨細胞の分化抑制剤。2.α-リポ酸、ハマウツボ科の植物エキス、フェルラ酸のうちの少なくとも1種を有効成分とする骨芽細胞の分化促進剤。3.ハマウツボ科の植物エキスを有効成分とする前駆骨芽細胞におけるBSPII発現促進剤。4.ハマウツボ科の植物エキスを有効成分とする前駆骨芽細胞における1型コラーゲン発現促進剤。5.上記1.〜上記4.のうちの少なくとも1つの剤を有効成分とする骨代謝改善剤。
上記ササクレヒトヨタケエキスの原料であるササクレヒトヨタケは学名をCoprinus comatusという食用茸であり、円柱型の白い絹のような傘を持ち、白色の毛皮のような鱗片に覆われている。しかしながら、その美しさは自然では数日しか保たれないため幻のキノコと呼ばれており、その稀少価値の高さからイタリアでは高級食材として知られているものである。その抽出溶媒は特に限定されないが、水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、酢酸エチル等の極性溶媒を使用することができる。これらの溶媒を2種以上混合してもよい。望ましくは、水またはエタノールを抽出溶媒として用いると、有効成分が効率よく抽出される。特に、水は、抽出の際に有効成分の活性を低下させにくく、抽出物の食品使用における安全面の上でも好ましい抽出溶媒である。抽出用の水の種類は、特に限定されず、水道水、蒸留水、ミネラル水、アルカリイオン水、深層水等を使用することができる。
特開2025-123275発泡性薬効付与用組成物、エアゾール製品、及び発泡性芳香消臭組成物 大日本除蟲菊株式会社
【課題】噴射製品に充填するための発泡性薬効付与組成物において、泡の持続性を高めなくても、有効成分の優れた拡散性を示し、優れた薬効を発揮することができ、使用感にも優れる発泡性薬効付与組成物を提供すること。
【解決手段】噴射製品に充填するための発泡性薬効付与組成物において、前記組成物は(A)有効成分、(B)界面活性剤、(C)有機溶剤、水を含有し、前記組成物を、底面積11.3cm2の300mLのメスシリンダーに1秒間噴射した際の、噴射直後の泡の体積の最大値Xと、噴射1分後の泡の体積Yとの比率である泡体積比は、Y/X≦0.99である発泡性薬効付与組成物。
本発明で用いられる水としては、イオン交換水や逆浸透膜水等の精製水や、通常の水道水や工業用水、海洋深層水等が挙げられる。水の配合量は、溶解性を保っていれば特に限定されないが、本発明の発泡性薬効付与組成物中に水は50〜99質量%配合されることが好ましい。
特開2025-124783水中油型乳化化粧料 株式会社コーセー
【課題】浸透感に優れながら、保湿感の持続にも優れる水中油型乳化化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)〜(D);(A)ナイアシンアミド及び/又はトラネキサム酸1〜10質量%、(B)シリコーン油、(C)一般式(1)で表される成分(c1)及び一般式(2)で表される成分(c2)から選ばれる1種又は2種以上のグリセリン誘導体、(D)両親媒性高分子を含有する水中油型乳化化粧料。一般式(1)一般式(2)
本発明は水中油型乳化化粧料であり、水を含むものである。ここで水は、油剤の分散媒体として用いられるものであり、通常化粧料に用いられるものであれば特に限定されないが、例えば精製水、蒸留水、イオン交換水、水道水、温泉水、海洋深層水等が挙げられる。水の含有量としては、特に限定されるものではないが、水中油型乳化化粧料中に10〜80%が好ましく、20〜70%がより好ましい。
特開2025-125838組成物 第一三共ヘルスケア株式会社
【課題】アクリル系共重合体を含む組成物の経時的な粘度低下を抑制する技術を提供する。
【解決手段】(A)ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミンと、(B)増粘剤と、を含む組成物であって、成分(B)が、アクリル系共重合体を含む、組成物。
(水) 組成物は、具体的には水を含む。水として、具体的には、化粧品、医薬部外品、医薬品等の種々の製剤に使用されるものが挙げられ、さらに具体的には、精製水、温泉水、深層水および植物の水蒸気蒸留水からなる群から選択される少なくとも一種を用いることができる。
未整理
特開2025-113407IRAK分解剤およびその使用 カイメラ セラピューティクス, インコーポレイテッド
【課題】IRAK分解剤およびその使用を提供すること。
【解決手段】本発明は、化合物、その組成物、およびそれらを使用する方法を提供する。化合物は、IRAK4に結合することができるIRAK結合部分および分解誘導部分(DIM)を含む。DIMは、DTM、リガーゼ結合部分(LBM)またはリジン模倣物とすることができる。化合物は、IRAKタンパク質キナーゼ阻害剤として有用であり得、IRAKにより媒介される障害に適用することができる。本発明の化合物、およびその組成物は、1つまたはそれより多くのIRAKプロテインキナーゼの分解剤および/または阻害剤として有用である。いくつかの実施形態において、提供される化合物は、IRAK−1/2/3/4を分解および/または阻害する。
503 頁
特開2025-118801均一に封入されたナノ粒子及びその使用 ネクスドット
【課題】無機材料に封入され、均一に分散している複数のナノ粒子を含む複合粒子の提供。
【解決手段】無機材料2に封入された複数のナノ粒子3を含む、複合粒子1であって、前記複数のナノ粒子が前記無機材料中に均一に分散しており、前記無機材料が金属酸化物であり、前記ナノ粒子が発光性である、複合粒子とする。また、発光材料、少なくとも1種の複合粒子及び/又は発光材料を支持する支持体、並びに少なくとも1種の複合粒子及び/又は発光材料を含む光電子装置を提供する。
86 頁
特表2025-525350MAGL阻害剤としての新規複素環−カルボニル−環式化合物 エフ. ホフマン−ラ ロシュ アーゲー
【要約】本発明は、式(I)CB(I)の化合物 またはその薬学的に許容され得る塩(式中、R3〜R5、R4a、BおよびCは、本明細書に記載のとおりである)、化合物を含む組成物、化合物の製造方法および化合物の使用方法を提供する。
154 頁
特表2025-525869フェロトーシスを誘導するための組成物および方法 コージン セラピューティクス, インコーポレイテッド
【要約】対象の細胞、組織または腫瘍における、フェロトーシスの誘導またはモジュレーションのための方法およびシステムおよび化合物および薬剤が提供される。様々な薬剤および化合物が記載されている。最適なフェロトーシスのモジュレーション、例えば、標的細胞の誘導および死滅のための、投与の様々な方法が記載されている。様々な化合物を作製、精製および特徴付ける方法が記載されている。本開示は、限定することなく、抗腫瘍抗体、ダカルバジン、アザシチジン、アムサクリン、メルファラン、イフォスファミドおよびミトキサントロンを含む、他のがんの化学治療剤をさらに包含する。
246 頁
2025−8−9 粟田 熙(粟田 煕)
無題AB 2025−7 NO11
はじめに
環境・素材に関する特許について は終了しましたが、検索を忘れないようにするためAマイナスイオン 全文検索 B光触媒、J木酢 Y海洋深層水を月単位で、掲載します。題名は無題ABとします。今回は7月1日から7月31日までです。なを、全文検索において、文献サイズが大きいため、分割して表示しています。は大部分、分類しません
Aマイナスイオン
Aー1トルマリン・電気石
特開2025-105238パジャマ 株式会社身体機能研究所
【課題】寝ている時の着用者の筋肉や身体をケアすることができるパジャマを提供すること
【解決手段】本発明のパジャマ100は、上半身本体部10と、下半身本体部20とを備え、下半身本体部20には、大腿筋膜張筋(81)に沿った箇所に位置する第1下半身パターン部51と、半腱様筋(85)及び半膜様筋(86)の少なくとも一方に沿った箇所に位置する第2下半身パターン部52とが形成されている。上半身本体部10の背面(19)には、S字形状の上半身パターン部55が形成されている。上半身パターン部55は、右上から左下に延びる第1背面パターン55aと、第1背面パターン55aの下端71からスタートして、左上から右下に延びる第2背面パターン55bと、第2背面パターン55bの下端72からスタートして、右上から左下に延びる第3背面パターン55cとから構成されている。
【請求項4】前記第1下半身パターン部、前記第2下半身パターン部および前記上半身パターン部には、ラジウム鉱石、ゲルマニウム、水晶、テラヘルツ鉱石およびトルマリンからなる群から選択される少なくとも1種類の鉱物の粉末または2種類以上のブレンド鉱石の粉末が含まれている、請求項1から3の何れか一つに記載のパジャマ。
また、本実施形態の印刷用インク(パジャマのプリントのためのインク)には、鉱物(粉末)を配合している。一例では、粒度が325メッシュ(約44ミクロン)の鉱物(いわゆるパワーストーンと呼ばれる鉱物(例えば、ラジウム鉱石、ゲルマニウム、水晶、テラヘルツ鉱石、トルマリンなど)、または複数種類の鉱物のブレンド)を、インクの500平方センチメートル当たりで各種類(一例では、1種類、2種類、または、3種類)0.1g〜0.5gのうちの適量を配合した濃度で、本実施形態の印刷用インクを調整する。なお、インクの500平方センチメートルは、パジャマ1枚のプリント面積に相当する面積である。なお、この濃度は一例であり、使用する条件にあわせて適宜、適切なものに変更・調整することが可能である。また、鉱物(粉末)以外の添加物を入れても構わない。鉱物の粉末としては、ラジウム鉱石、ゲルマニウム、水晶、テラヘルツ鉱石およびトルマリンからなる群から選択される少なくとも1種類の鉱物の粉末(または、2種類以上のブレンド鉱石粉末)を用いることができる。なお、このような鉱物の粉末は、上述したパジャマパターン部50(51、52、55))を構成するテープ材料に含めることも好ましい。
特開2025-108744印刷機 株式会社りらいぶ
【課題】着用者の筋肉をサポートして運動能力を向上できるサポートパターン部を衣服に印刷する印刷機を提供する。
【解決手段】印刷機90は、サポートパターン部を印刷するための印刷版を備えている。サポートパターン部は、大腰筋の少なくとも一部に沿った箇所、棘上筋に沿った箇所、大円筋に沿った箇所、腸骨筋に沿った箇所、梨状筋に沿った箇所、小臀筋に沿った箇所、および、仙結節靭帯に沿った箇所からなる群から選択される少なくとも一つの箇所に付けるものであって、短冊形状の構造を有するストリップ部である。サポートパターン部は、大腰筋の少なくとも一部に沿った箇所のストリップ部21を少なくとも含むものであり、大腰筋の上側の開始点である箇所に対応するポイントから一対のストリップ部が大腰筋に沿って下方に延びた形状であって、大腰筋の上側の開始点を頂点とした逆V字形状をしている。
【請求項7】前記印刷機は、前記印刷版に供給されるインクであって、前記サポートパターン部を形成するためのインクを備えており、前記インクには、ラジウム鉱石、ゲルマニウム、水晶、テラヘルツ鉱石およびトルマリンからなる群から選択される少なくとも1種類の鉱物の粉末または2種類以上のブレンド鉱石の粉末が含まれている、請求項1から5の何れか一つに記載の印刷機。
シルクスクリーン印刷においてTシャツプリントのためのインクとしては、プラスチゾル(インク)、水性ラバー(インク)を挙げることができる。大量印刷(300枚以上の大ロット案件)を行う工場では、プラスチゾルを使うことが多く、中規模(50枚程度の小ロット案件)の工場では水性インクを使うことが多い。なお、本実施形態の衣服(シャツ100)では、シルクスクリーン印刷を用いているが、本実施形態の衣服(シャツ100)の効果が得られるのであれば、他の印刷(例えば、インクジェットダイレクト印刷など)を使用してもよい。また、本実施形態の印刷用シンク(シャツプリントのためのインク)には、鉱物(粉末)を配合している。一例では、粒度が325メッシュ(約44ミクロン)の鉱物(いわゆるパワーストーンと呼ばれる鉱物(例えば、ラジウム鉱石、ゲルマニウム、水晶、テラヘルツ鉱石、トルマリンなど)、または複数種類の鉱物のブレンド)を、インクの500平方センチメートル当たりで各種類(一例では、1種類、2種類、または、3種類)0.1g〜0.5gのうちの適量を配合した濃度で、本実施形態の印刷用インクを調整する。なお、インクの500平方センチメートルは、シャツ1枚のプリント面積に相当する面積である。なお、この濃度は一例であり、使用する条件にあわせて適宜、適切なものに変更・調整することが可能である。また、鉱物(粉末)以外の添加物を入れても構わない。鉱物の粉末としては、ラジウム鉱石、ゲルマニウム、水晶、テラヘルツ鉱石およびトルマリンからなる群から選択される少なくとも1種類の鉱物の粉末(または、2種類以上のブレンド鉱石粉末)を用いることができる。
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特開2025-097396空枠及び指輪 株式会社クロスフォー
【課題】セラミックス製又はプラスチック製の環状部に金属製の固定部を強固に固定することが可能である空枠を提供すること。
【解決手段】装飾体を支持する空枠100。当該空枠100は、外周面11と内周面12とを貫通する貫通孔13を有し、セラミックス製又はプラスチック製の環状部10と、軸部21及び頭部22を有し、前記貫通孔13に差し込まれた金属製の固定部20と、を備え、前記軸部21は、前記外周面11から突出し、前記頭部22は、前記内周面12から突出する。
例えば、前述の第二実施形態では、装飾体30として、球状の真珠を用いた例を説明したが、真珠の形状は、球状に限られず、種々の形状が採用できる。また、第二実施形態では、装飾体30として真珠を例に挙げて説明したが、これに限られない。装飾体30は、真珠以外にも、天然宝石、処理宝石、合成宝石、人造宝石、及び模造宝石等の宝石類であってもよい。模造宝石には、プラスチック製の宝石類も含まれる。装飾体30は、具体的には、例えば、エメラルド、ルビー、サファイア、アメジスト、オパール、トパーズ、ペリドット、アクアマリン、シトリン、アメトリン、ガーネット、ツァボライト、デマントイド、マンダリンガーネット、トルマリン、ルベライトトルマ、リーントルマリン、パライバトルマリン、イエロートルマリン、ブルートルマリン、マルチカラートルマリン、タンザナイト、ラピスラズリー、サファイア、クォーツ、ヒスイ、ジルコン、アイオライト、スピネル、ファイヤーオパール、ムーンストン、アレキサンドライト、クリソベリル、クンツァイト、ベリル、モルガナイト、クロムダイオプサイド、アンダルサイト、琥珀、トルコ石、サンゴ、アゲート、オニックス、ブラッドストーン、ジャスパー、及びダイヤモンド等の宝石類を採用してもよい。
特開2025-109673洗濯処理用固形組成物 ライオン株式会社
【課題】機能性成分等の成分を一定量以上含有しながら、衣類への基剤付着の抑制及び/又は一定の徐溶量を達成する洗濯処理用固形組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】(A)1種以上の25℃以上120℃以下の融点を有する水溶性成分、及び(B)2種以上の50℃以上の融点を有する水難溶性成分を含有し、(A)成分及び(B)成分を合計で40〜95質量%含有する、洗濯処理用固形組成物。
[使用方法]本発明の洗濯処理用固形組成物は、そのままで、もしくは容器、用具又は袋内に収容して使用することができる。例えば、本発明の洗濯処理用固形組成物を、洗濯ボールや洗濯ネット等の市販の洗濯用品の内部に入れて、それらを被洗物と共に洗濯機に入れて洗濯に用いることができる。例えば、洗濯ボールとしては、伊原企販製のEco洗濯ボールを、中身のトルマリンを取り出した外側の容器部分を用いることができ、洗濯ネットとしては、Diyouth製のUmi.洗濯ネットを用いることができる。これらの洗濯用品は、本発明の洗濯処理用固形組成物が洗濯において全て又はほぼ全て溶解した場合には、別途、固形組成物を収容して用いることで再利用することができる。本発明の洗濯処理用固形組成物を収容した洗濯ボールや洗濯ネット等の洗濯用品は、予め洗濯機中に入れておいてもよいし、被洗物を入れてからその上に入れてもよく、注水、洗浄、排水、すすぎ、脱水、(洗濯機によっては)乾燥の全工程において、洗濯機中に入れておいてよい。洗濯終了後、被洗物を洗濯機から取り出すときに、本発明の洗濯処理用固形組成物を収容した洗濯ボールや洗濯ネット等の洗濯用品は、そのまま洗濯機中に入れたままでよく、次回洗濯時にそのまま使用することができる。
特開2025-111004熱可塑性樹脂組成物およびそれよりなる成形品 帝人株式会社
【課題】過酷な加工条件下であっても、離型性および寸法安定性に優れ、衝撃特性低下が少なくかつリサイクル性にも優れた熱可塑性樹脂組成物およびそれよりなる成形品を提供する。
【解決手段】(A)熱可塑性樹脂(A成分)100重量部に対し、(B)1−ドコサノールおよび1−オクタコサノールよりなる群より選ばれる少なくとも1種のアルコールから誘導される構成単位を含有する脂肪酸エステル樹脂(B成分)を0.01〜1重量部、(C)無機充填材(C成分)を1〜150重量部、(D)酸価が0.01〜0.30mgKOH/gであるホスホン酸エステル(D−1成分)、酸価が10〜200mgKOH/gである酸性リン酸エステル(D−2成分)、トリアルキルホスフェート(D−3成分)およびステアリルホスフェート亜鉛塩(D−4成分)よりなる群より選ばれる少なくとも1種のリン酸エステル(D成分)を0.001〜1重量部含有する熱可塑性樹脂組成物。
MgOをその成分に含むものとしては、MgO・SiO2(ステアタイト、エンスタタイト)、2MgO・SiO2(フォルステライト)、3MgO・Al2O3・3SiO2(バイロープ)、2MgO・2Al2O3・5SiO2(コーディエライト)、2MgO・3SiO2・5H2O、3MgO・4SiO2・H2O(タルク)、5MgO・8SiO2・9H2O(アタパルジャイト)、4MgO・6SiO2・7H2O(セピオライト)、3MgO・2SiO2・2H2O(クリソライト)、5MgO・2CaO・8SiO2・H2O(透セン石)、5MgO・Al2O3・3SiO2・4H2O(緑泥石)、K2O・6MgO・Al2O3・6SiO2・2H2O(フロゴバイト)、Na2O・3MgO・3Al2O3・8SiO2・H2O(ランセン石)、並びにマグネシウム電気石、直セン石、カミントンセン石、バーミキュライト、スメクタイトなどが挙げられる。
実登3251926シャワーヘッド、ホース、及びそれらを備えたシャワー装置 株式会社 ヘイゼル・トンプソン
【課題】毛髪の水分を保持して優れた保湿性を発揮するとともに、毛髪の摩擦抵抗を低減して髪を滑らかにするシャワー水を供給できるシャワーヘッドを実現する。
【解決手段】シャワーヘッドAは、ヘッド本体1と、このヘッド本体1に内蔵された第1フィルター7、8とを備えている。第1フィルター7、8は、ヘッド本体1内に供給された水が通過するフィルターであって、それぞれ、コラーゲンを含有したシリコーン樹脂から形成されている。
シャワーヘッドに関しては、これまでにも種々の構造を備えたものが知られている。たとえば、特許文献1には、脱塩素フィルターを内蔵したシャワーヘッドが記載されており、特許文献2には、活性炭素繊維を圧縮成形してなるフィルターを内蔵したシャワーヘッドが記載されている。また、特許文献3には、脱塩素シートとトルマリン原石や磁石などを組み込んだシャワーヘッドが記載されている。さらに、特許文献4には、マイナスイオンセラミックボールが収納されたフィルターエレメントを内蔵したシャワーヘッドが記載されている。
Aー1−1黒曜石
特許7703067電波吸収体及びその製造方法 株式会社リケン環境システム
【課題】40GHzまでの広帯域で電波吸収特性に優れる電波吸収体を提供する。
【解決手段】フェライト、ペタライト、長石、及びパーライトを含み、任意でさらにドロマイト及び釉薬を含む成形体を焼成してなる電波吸収体であって、前記成形体は、質量%で、フェライトを70.0%以上85.0%以下、ペタライトを1.5%以上12.0%以下、長石を1.5%以上12.0%以下、パーライトを1.5%以上12.0%以下、ドロマイトを0.0%以上8.0%以下、及び釉薬を0.0%以上9.0%以下含むことを特徴とする電波吸収体。
成形体はパーライトを含むものとする。パーライトとは、珪質の火山岩であり、主に非晶質二酸化ケイ素(SiO2)と少量の水で構成されている。パーライトとしては、ガラス質の火成岩である黒曜石を高温で加熱処理した黒曜石系パーライトを使用することが好ましい。成形体がパーライトを含有することで、電波吸収体において、GHz帯における電波吸収特性の向上、導電性の確保、焼結体の形状保持等の効果が得られる。成形体のパーライトの含有量が1.5%未満であると、GHz帯における所望の電波吸収特性が得られない。したがって、パーライトの含有量は、1.5%以上とし、2.0%以上が好ましく、2.8%以上がより好ましい。一方、成形体のパーライトの含有量が12.0%超えであると、他の原料の含有量とのバランスが崩れ、GHz帯における所望の電波吸収特性が得られない可能性がある。したがって、パーライトの含有量は、12.0%以下とし、10.0%以下が好ましく、8.0%以下がより好ましい。原料段階でのパーライトは粉末であることが好ましく、パーライトの粉末の平均粒径は145〜155μm、粒度分布は20〜460μm程度とすることができる。
特表2025-524508カプセル エアー アイピー ホールディングス リミテッド
【要約】電子的に加熱/制御されるシーシャパイプと共に使用するためのカプセルであって、気化可能又は可燃性の喫煙製品などの消耗品を収容するキャビティを有するカプセルが開示される。機械読み取り可能又は問い合わせ可能なインジケータがカプセルに設けられ、インジケータは、複数の加熱温度値又は電力値及び前記値における関連するタイミングを含む、消耗品の過渡加熱プロファイルのためのデータ命令を提供する。カプセルを受けるように構成される加熱チャンバと、消耗品の加熱プロファイルに関するデータ命令を抽出するためにカプセルに設けられるインジケータを電子的に読み取る又は問い合わせるように構成される少なくとも1つのセンサとを有する電子的に加熱される水パイプも開示される。インジケータは、セキュリティコード又はトークンを有してもよく、水パイプは、セキュリティコードが検証されるまでカプセルの使用を防止してもよい。
幾つかの実施形態では、不活性材料は石/岩材料(すなわち、1又は複数の鉱物又はミネラロイドを含有する天然物質)を含む。例えば、石材は、花崗岩;玄武岩;大理石;石英;軽石;黒曜石;ジェット;黒雲母;などのうちの1又は複数を含むことができる。幾つかの実施形態では、不活性材料はセラミックを含んでもよい。セラミックは、半結晶性、ガラス化又は非晶質であってもよい。セラミックは、粘土及び/又はアルミナ系であってもよい。幾つかの実施形態では、不活性材料は、活性炭粉末;黒鉛粉末;グラフェン;炭素繊維等のうちの1又は複数を含む。幾つかの実施形態では、不活性材料は、1又は複数の不活性材料の凝集又は複合体を含み得る。例えば、不活性材料は、セメント質材料、又は液相及び固相(例えば、粒状)材料の混合物を含み得る。
A−2マイナスイオン発生器
特許7679943空気清浄装置 アンデス電気株式会社 株式会社レーザー
【課題】コストアップを招くことなく、空気中の微粒子までをも十分に除去することが可能であり、流路内における限られた配置スペースを侵食することはなく、送風効率の低下も防いで空気清浄に必要な風量を確保することができる空気清浄装置を提供する。
【解決手段】空気中の汚れを除去する空気清浄装置10において、空気が所定方向に流れる流路11の途中に設けられ、空気中の塵埃を捕集するフィルター20と、フィルター20を通過した空気中の微粒子をイオンにより帯電させるマイナスイオン発生器30と、を備え、流路11自体の少なくとも一部を、帯電した微粒子を吸着可能な材質により形成した吸着部11Aとした。
特許7684666コーヒーミル HARIO株式会社 東莞厚街赤嶺通用電器制造有限公司
【課題】煎ったコーヒー豆の粉砕物の静電気を効率的に除去することが可能なコーヒーミルを提供する。
【解決手段】コーヒーミルは、煎ったコーヒー豆を粉砕する粉砕部と、粉砕部で粉砕されたコーヒー豆の粉砕物を受容する粉砕物受容器と、粉砕部と粉砕物受容器とを繋ぐ流通路において、流通路内を流通する粉砕物に対し、イオンを発生して放出するイオン発生放出部と、イオン発生放出部にてイオンを発生するための高電圧電流を生成するイオン発生用電源とを備える。イオン発生放出部とイオン発生用電源とは、離間しつつ電気的に接続されており、流通路は、閉鎖された流通断面を有し、水平方向に湾曲しつつ下方向に傾斜した構成を有しており、イオン発生放出部は、流通路における粉砕物の流通方向に対して対向するようにイオンを放出する。
特開2025-109257イオン風発生装置 株式会社SUBARU
【課題】発生部で発生させたイオンを加速部で加速する場合に、好適にイオン風を発生させる。
【解決手段】イオン風発生装置は、第1電極と、第1電極から離間して配置された第2電極と、第2電極よりも第1電極から離間した位置に配置された第3電極と、第1電極と第2電極との間にコロナ放電を誘起させる電圧を印可する第1電源と、第2電極と第3電極との間に電圧を印可する第2電源と、 を備える。第2電極は、表面に絶縁被膜を有する。
実登3251926シャワーヘッド、ホース、及びそれらを備えたシャワー装置 株式会社 ヘイゼル・トンプソン
【課題】毛髪の水分を保持して優れた保湿性を発揮するとともに、毛髪の摩擦抵抗を低減して髪を滑らかにするシャワー水を供給できるシャワーヘッドを実現する。
【解決手段】シャワーヘッドAは、ヘッド本体1と、このヘッド本体1に内蔵された第1フィルター7、8とを備えている。第1フィルター7、8は、ヘッド本体1内に供給された水が通過するフィルターであって、それぞれ、コラーゲンを含有したシリコーン樹脂から形成されている。
【請求項3】前記第1フィルターは、マイナスイオン発生物質をさらに含有していることを特徴とする、請求項2に記載のシャワーヘッド。
【請求項4】前記第1フィルターは、鉱物錯体およびマイナスイオン発生物質以外の物質をさらに含有していることを特徴とする、請求項3に記載のシャワーヘッド。
【請求項7】前記第2フィルターは、マイナスイオン発生物質をさらに含有していることを特徴とする、請求項6に記載のホース。
【請求項8】前記第2フィルターは、鉱物錯体およびマイナスイオン発生物質以外の物質をさらに含有していることを特徴とする、請求項7に記載のホース。
A−2−1シャープ
特開2025-104459電気機器 シャープ株式会社
【課題】設置場所に困りにくい電気機器を提供することにある。
【解決手段】電気機器1は、機器本体2と、取付部3と、を備える。機器本体2は、特定の機能を有する。取付部3は、直管形ランプ200を装着可能な照明器具本体100のソケット101に取り付け可能である。
【請求項4】前記機器本体は、前記特定の機能として、イオン発生機能を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気機器。
A−2−2コロナ放電
特開2025-097943セパレータおよびこれを含む二次電池 エスケー イノベーション カンパニー リミテッド エスケー アイイー テクノロジー カンパニー リミテッド
【課題】本開示は、セパレータおよびこれを含む二次電池に関する。
【解決手段】本開示の一側面によると、多孔性基材と、前記多孔性基材の少なくとも一面上に形成され、バインダーおよび無機粒子を含む無機粒子層とを含み、600サイクルの充放電を実施して測定したフーリエ変換赤外線分光法(FT−IR)によるスペクトルにおいて、3800〜3400cm−1の範囲で現れる第1ピークおよび1800〜1500cm−1の範囲で現れる第2ピークを有するセパレータを提供する。
【請求項18】前記親水性表面処理は、コロナ放電処理およびプラズマ放電処理のいずれか一つ以上を含んで行われる、請求項17に記載のセパレータの製造方法。
特開2025-098844印刷フィルムの製造方法及びその製造装置 深▲セン▼日東光学有限公司 日東電工株式会社
【課題】改質されたフィルムの表面にインクジェット方式にてインクを良好に付着させることができる印刷フィルムの製造方法を提供する。
【解決手段】表面改質処理を行ったフィルム1に、インクジェット方式で紫外線硬化型インクを印刷して印刷フィルムを製造する方法において、ステージ部2と、横方向に移動可能な改質処理部3と、横方向に移動可能なインクジェットヘッド部4と、紫外線照射部5と、を有する装置Aを用い、前記ステージ部2上にフィルム1を固定する工程、前記改質処理部3を前記フィルム1の横方向に移動させて、前記フィルム1の表面のうち、横方向に沿った帯状領域に表面改質処理を行う改質工程、前記インクジェットヘッド部4を前記フィルム1の横方向に移動させて、前記改質済みの帯状領域B−1に横方向に沿って複数の表示Cを印刷する印刷工程、前記紫外線照射部5から前記帯状領域B−1に紫外線を照射する硬化工程、を有する。
【請求項6】前記表面改質処理が、コロナ放電処理を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の印刷フィルムの製造方法。
特開2025-101337光輝材含有塗膜の形成方法及び形成装置 日産自動車株式会社
【課題】塗料供給用ノズルにおいて光輝材が詰まることを防止しつつ、塗装品質を向上し得る光輝材含有塗膜の形成方法及び形成装置を提供する。
【解決手段】光輝材含有塗膜の形成方法は、被塗物上に光輝材を含有する塗膜を形成する光輝材含有塗膜の形成方法である。塗膜は、光輝材層と光輝材層の被塗物側及び塗膜表面側に設けられた塗膜層とを備えた積層構造を有する。光輝材含有塗膜の形成方法は、この積層構造を形成する際に、工程(1):塗膜形成材を含有する塗料を供給して塗料層を形成する工程、工程(2):塗料層に光輝材を供給して光輝材層を形成する工程、工程(3):光輝材層に塗料を供給して塗料層を形成する工程、工程(4):工程(1)及び工程(3)で形成された塗料層の塗膜形成材を硬化して塗膜層を形成する工程、を含む。
【請求項11】前記工程(2)において、摩擦帯電式フィーダー、コロナ帯電式フィーダー、パウダージェット式フィーダー及び落下式フィーダーからなる群より選ばれた少なくとも1種の光輝材供給装置を用いて前記光輝材を供給することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つの項に記載の光輝材含有塗膜の形成方法。
特開2025-102338視野角制御フィルムの製造方法 信越ポリマー株式会社
【課題】狭ピッチのルーバー層を製造することが可能な視野角制御フィルムの製造方法を提供する。
【解決手段】透明樹脂シートの両方の主面を表面改質処理し、各主面に遮光材を含む着色シリコーン塗料を塗布し、乾燥・硬化させることにより、前記透明樹脂シートの一方の主面及び他方の主面に遮光層が形成された積層シートを複数得る工程と、複数の前記積層シートの両方の主面をなす前記遮光層を表面改質処理した後、互いの遮光層を接触させつつ、前記積層シート同士を重ね合わせて圧着し、積層することにより、前記積層シート同士が接着した積層ブロックを得る工程と、前記積層ブロックからルーバー層を切り出す工程と、を有する、視野角制御フィルムの製造方法。
【請求項3】前記透明樹脂シートの両方の主面を表面改質処理する方法が、エキシマ光照射、プラズマ照射、コロナ照射、又はUV光照射である、請求項1に記載の視野角制御フィルムの製造方法。
【請求項4】前記遮光層を表面改質処理する方法が、エキシマ光照射、プラズマ照射、コロナ照射、又はUV光照射である、請求項1に記載の視野角制御フィルムの製造方法。
特開2025-108121インクジェット式画像形成装置 京セラドキュメントソリューションズ株式会社
【課題】印刷基材の特性に応じたコロナ処理を行うことのできるインクジェット方式の画像形成装置を提供する。
【解決手段】インクジェット式画像形成装置1は、所定の搬送方向に沿って搬送される印刷基材Mに、画像データに基づいてインクを吐出して画像を形成する画像形成部7と、前記画像形成部7よりも前記搬送方向の上流側に配置されて、前記印刷基材Mに対してコロナ放電を行うコロナ処理ユニット5と、前記コロナ処理ユニット5によって行われるコロナ放電の放電量を制御する制御部31と、を備え、前記制御部31は、前記印刷基材Mの算術平均粗さに基づいて前記放電量を制御する。
特表2025-520980圧電マイクロモータ及びその製造方法 之江実験室
【要約】本発明は、圧電マイクロモータ及びその製造方法に関する。ここで、圧電マイクロモータは、ステータ及びロータを含み、前記ステータは、制御変形部、受動変形部、及び伝動リンク群を含む。前記制御変形部及び前記受動変形部にはロータ貫通孔が設置され、前記ロータは、少なくとも1つの前記ロータ貫通孔内に設置される。前記制御変形部には、変形を生じさせるための逆圧電部がさらに設置される。前記伝動リンク群は、前記制御変形部と前記受動変形部との間に位置する。前記伝動リンク群は、少なくとも2つの伝動リンクを含み、前記伝動リンクの両端がそれぞれ前記制御変形部及び前記受動変形部に接続される。前記制御変形部、前記受動変形部、及び前記伝動リンク群は、一体に形成される。本発明の実施例によれば、ミリメートル級乃至マイクロメートル級の圧電マイクロモータ10の加工要求を満たすことができる。
【請求項11】前記ステータベースに前記逆圧電部をマグネトロンスパッタリング技術でメッキして形成し、分極プロセスにより前記逆圧電部を分極することは、高分子マスク板を前記ステータベースに設置し、前記ステータベースに前記逆圧電部をマグネトロンスパッタリング技術でメッキして形成することと、前記逆圧電部を形成した後に、前記高分子マスク板を除去し、コロナ分極プロセスにより前記逆圧電部を分極することと、を含む、ことを特徴とする請求項10に記載の圧電マイクロモータの製造方法。
特表2025-523437非線形光学による寸法測定 フェムトメトリクス, インク.
【要約】光の第二高調波発生を使用して、生産されたデバイスの性能または歩留まりに影響を与える可能性のある変化に関して、製造プロセスをモニタリングし、および/または生産されたデバイスの限界寸法を決定するシステムおよび方法が開示される。
【請求項8】試料に対して配置され、試料に異なる電荷量を供給するコロナ放電源をさらに備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】前記1つ又は複数のプロセッサは、前記コロナ放電源によって提供される異なる電荷量を決定するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】前記1つ又は複数のプロセッサは、前記試料と前記電気アースとの間の測定電流に基づいて、前記コロナ放電源によって供給される異なる荷電量を決定するように構成される、請求項11に記載のシステム。
特表2025-523870赤外放射線反射性のコーティングを製造するための配合物 ハイキュー アール・エイ・エス アー・ゲー
【要約】赤外放射線反射性のコーティングを製造するための配合物が記載されている。この配合物は、少なくとも1種の導電性金属ナノ材料、少なくとも1種のバインダーおよび少なくとも1種の溶媒を含み、バインダーに対する導電性金属ナノ材料の重量比は、0.005超である。
【請求項17】ステップa)の後およびステップc)の前に、プラズマ前処理、コロナ前処理、洗浄、化学前処理によるまたはプライマーの施与による前記基材の表面の前処理のステップを実施し、ステップc)で、前処理された前記基材上へのステップb)で提供された前記配合物の施与を行うことを特徴とする、請求項15または16記載の方法。
A−2−3集塵
特許7668334バンドルおよび熱交換器並びに排煙処理装置 三菱重工パワー環境ソリューション株式会社
【課題】バンドルおよび熱交換器並びに排煙処理装置において、性能の低下を抑制しながら耐久性の向上を図る。
【解決手段】熱媒体が供給される入口ヘッダと、熱媒体が排出される出口ヘッダと、入口ヘッダと出口ヘッダを連結すると複数の伝熱管と、を備え、複数の伝熱管のうち、少なくとも排ガスの流れ方向の上流側に配置される伝熱管は、排ガスの流れ方向の下流側に配置される伝熱管より耐腐食性の高いステンレス鋼により形成されるステンレス製伝熱管である。
【請求項11】排ガスの熱の一部を回収する熱回収装置と、熱回収後の前記排ガスに含まれるばいじんを除去する集塵装置と、集塵後の前記排ガスに含まれる硫黄酸化物を除去する脱硫装置と、脱硫後の前記排ガスを再加熱する請求項10に記載の熱交換器が適用される再加熱器と、を備える排煙処理装置。
特許7701583廃フレキシブルコンテナバッグの処理設備及び処理方法 株式会社鴻池組
【課題】放射性物質により汚染された汚染土壌を運搬、保管する際に使用された廃フレキシブルコンテナバッグに付着している泥状の汚染土壌を、乾燥させて、ふるい落とす作業を、粉塵を拡散することなく作業環境を良好に維持しながら行うことができるようにした廃フレキシブルコンテナバッグの処理設備及び処理方法を提供すること。
【解決手段】廃フレキシブルコンテナバッグを収容したフレキシブルコンテナバッグの開封ヤード1、廃フレキシブルコンテナバッグの乾燥ヤード2、分別ヤード3及び残渣詰込ヤード4を含む処理場全体をテント5で覆うとともに、乾燥ヤード2及び分別ヤード3をそれぞれ小テント6で覆い、各小テント6内の空気を排気用ファン72を介して集塵装置71に送気することにより粉塵を回収するとともに、各小テント6内を陰圧にして、テント5内の空気が小テント6内に導入されるようにする。
特開2025-099304電気掃除機 三菱電機株式会社
【課題】集塵部を掃除機本体に着脱する際の使用者のストレスを軽減することのできる電気掃除機を提供する。
【解決手段】本開示に係る電気掃除機の把持部側を上方、吸引部側を下方、集塵部の中心軸に対して吸引部に近い方を後方、後方と反対の方向を前方とした場合に、集塵部は、集塵部の上前方部に設けられた第一の引っ掛かり部と、集塵部の下後方部に設けられた第二の引っ掛かり部とを有する。掃除機本体は、第一の引っ掛かり部を掛けるための係合部と、第二の引っ掛かり部を固定するためのラッチと、ラッチを付勢するバネとを有する。ラッチが第二の引っ掛かり部を固定していない状態からラッチに第二の引っ掛かり部を押し当てることでラッチが第二の引っ掛かり部を固定する状態となる。ラッチが第二の引っ掛かり部を固定した状態から第二の引っ掛かり部をラッチから遠ざけることによりラッチによる第二の引っ掛かり部の固定が解除される。
特開2025-104843集塵装置及び作業機 工機ホールディングス株式会社
【課題】作業性を向上する。
【解決手段】集塵装置70では、ノズル72が、ビット60(ビット160)が挿通される工具挿通部77と、工具挿通部77に接続された吸引部76と、を有している。また、工具挿通部77は、吸引部76に接続されたノズル取付部78と、ノズル取付部78に着脱可能に装着されるスペーサ80と、を含んで構成されている。ここで、工具挿通部77が、上側から見たビット60(ビット160)の軸線AL1に対する吸引部76の相対角度を変更可能に吸引部76に接続されている。具体的には、太さの異なるビット60及びビット160に応じて、スペーサ80をノズル取付部78に着脱することで工具挿通部77の形態を変更して、軸線AL1に対する吸引部76の相対角度を変更する。これにより、作業形態に応じた加工面SFに対する姿勢を変更することができる。
特開2025-105885加工装置、加工装置の制御方法及びプログラム キヤノン電子株式会社
【課題】加工装置1000と集塵機300との位置関係によらず、集塵ダクト110と集塵機300のホース301との接続を行い易くする。
【解決手段】加工装置1000は、ワークを加工する主軸と、主軸を収容する外装カバー101と、主軸による加工で生じた切粉を集塵機300により集塵すべく、集塵機300のホース301に接続される集塵ダクト110とを備える。集塵ダクト110は、加工で生じた切粉を受ける覆い部112と、集塵機300のホース301に接続される接続口111と、覆い部112と接続口111とを連通させるダクト部114とを有する。そして、集塵ダクト110は、集塵機300のホース301に接続される接続口111の位置を、切り換え可能に覆い部112が外装カバー101の下側に接続されている。
特開2025-106264一体型多段濾過システムを有する丸鋸装置 ジェイピーエル グローバル,リミテッド ライアビリティー カンパニー
【課題】真空源、丸鋸刃および丸鋸刃に軸方向に整列した中央スロットを有する作業台を具える様々な集塵装置を開示する。
【解決手段】第1の態様では、中央スロット226は、丸鋸刃230と加工物との間の予想される接触点に近接する空気流路を具えており、真空源が空気流路を介して作業台220の下に集中した負圧を提供する構成である。別の態様では、真空源が、中央スロットで作業台の下に負圧を提供し、中央スロット近傍の領域からその負圧によって引き込まれた浮遊ダストを収集する多段フィルタを具える。更に別の態様では、真空源は、作業台の下の中央スロットに第1の負圧を提供し、補助ポートを介して第2の負圧を提供するように構成されている。
特開2025-107676電気掃除機 アイリスオーヤマ株式会社
【課題】ハンドル部を把持して使用する際にユーザに作用する負荷を軽減可能な電気掃除機を実現することを目的とした。
【解決手段】電気掃除機は、電動送風機30を有する掃除機本体10と、掃除機本体10に対して着脱可能な集塵装置80とを備え、集塵装置80が電動送風機30の下側に設けられたものである。掃除機本体10は、把持部42を含むハンドル部40と、電動送風機30の上側に設けられたバッテリー50とを有するものである。ハンドル部40は、手を差し入れるための空間部44を形成するものであり、把持部42は、下側から上側に向かうにつれて前側から後側に延びるよう傾斜したものである。把持部42の延伸方向に沿って延びる第二仮想線L2は、電動送風機30と集塵装置80とを通る第一仮想線L1に対し、バッテリー50よりも上側の位置で交差する。
特開2025-108947掃除管理装置および方法 日立グローバルライフソリューションズ株式会社
【課題】ロボット掃除機が他の掃除機の清掃領域と清掃時間を考慮することで、ロボット掃除機の走行時間を短縮すると共に、掃除残しなく部屋全体の清掃を行う。
【解決手段】複数の掃除機を用いた掃除を支援する掃除管理装置4において、掃除を稼働した稼働領域および稼働時間を含む他の掃除機であるスティック型掃除機1の稼働状況を受け付ける通信部41と、前記稼働状況から、スティック型掃除機1が掃除をした領域および当該領域の掃除に関する時期を含む掃除状況を推定し、当該掃除状況を用いて、所定条件を満たす掃除がされた領域を示す掃除済領域情報を作成する掃除済領域情報作成部43と、前記掃除済領域情報を用いて、ロボット掃除機2で掃除を行う掃除指示領域を特定する掃除指示領域特定部44と、前記掃除指示領域を含む掃除指示情報を作成する指示部45を有し、通信部51が前記掃除指示情報を出力する掃除管理装置4。
【請求項4】請求項1に記載の掃除管理装置において、掃除指示領域特定部は、前記掃除状況に含まれる集塵量が所定値以下の領域を前記掃除指示領域として特定する掃除管理装置。
特開2025-109050発光装置の製造方法 日亜化学工業株式会社
【課題】製造効率を高くできる発光装置の製造方法を提供する。
【解決手段】集合基板を準備する工程であって、外枠と、平面視において外枠の内側に位置する少なくとも1つの基板部と、外枠と基板部又は基板部間を接続する接続部と、を含む基板と、基板部の上面に配置された光源と、を備え、基板部および光源を含む少なくとも1つの光源部予定部を備えた集合基板を準備する工程と、集合基板を支持し、且つ上面に基板吸引孔を有する集合基板支持部を準備して、集合基板支持部の上面に集合基板の下面を接触させた状態で集合基板を配置する工程と、基板部と接続部との境界で切断することで、集合基板から光源部予定部を分離して光源部を得る工程と、を備え、集合基板を配置する工程は、平面視において、基板部を除いた位置に基板吸引孔が配置されるように集合基板を前記集合基板支持部に配置して固定する工程と、を含む。
【請求項9】前記集合基板支持部を準備する工程において、前記基板部支持部は、前記基板部が配置される上面と、側面と、を有し、さらに前記側面に開口部を有する集塵吸引部を有し、前記開口部は、前記側面において前記上面から離れた位置に設けられる、請求項3に記載の発光装置の製造方法。
特開2025-110268電気掃除機 日立グローバルライフソリューションズ株式会社
【課題】除塵子の届かない範囲については付着した塵埃を効率的に擦ることが難しかったを提供する。
【解決手段】本電動送風機を有する本体ケースと、塵埃を集塵する集塵タンクと、前記集塵タンクに着脱自在なフィルタ装置と、を備えた電気掃除機であって、前記フィルタ装置は、フィルタと、前記フィルタに当接する除塵子と、前記除塵子を駆動する除塵レバーと、を有し、前記集塵タンクは、前記フィルタと当接する清掃体を有することを特徴とする電気掃除機によって、フィルタに付着した塵埃を容易に除去することができる。
特開2025-110715電気掃除機 シャープ株式会社
【課題】集塵部から塵埃を廃棄する際に塵埃がこぼれ落ちて室内を汚すという不具合を抑制できる電気掃除機を提供すること。
【解決手段】塵埃を含む空気を吸引口から吸引する吸引部と、集塵部と、を具備する電気掃除機であって、吸引部は、流出口と、吸引口と流出口とを連通させる連通路と、塵埃量検知部とを備え、集塵部は、流出口から塵埃を含む空気を流入させる流入口を有し、塵埃量検知部は、連通路の内面に設けられた距離センサと、流出口および流入口を介して集塵部内に溜まった塵埃と距離センサとの距離を測定し、集塵部内の塵埃の量を検知する測定部とを有する電気掃除機。
特開2025-111605集塵装置およびそれを備えた電気掃除機 シャープ株式会社
【課題】集塵性能が向上した電気掃除機の集塵装置を提供すること。
【解決手段】周壁部を有する集塵容器部と、集塵容器部内に設けられた内筒部と、内筒部の軸心方向の一端部と連通連結されたダスト捕捉部51とを備え、集塵容器部は、周壁部32に設けられた連通口32dと、連通口32dと連通した導入路35とを有し、導入路35は、軸心方向から視て、導入路35内の気流の下流側から上流側に向かうにつれて周壁部32の外周面から外側へ徐々に膨らんで湾曲形成されている電気掃除機の集塵装置。
特開2025-111912粉体排出装置 アマノ株式会社
【課題】収容袋からの粉体の投入時や収容袋の取り外し時に、周囲への粉体の飛散を抑制する。
【解決手段】粉体排出装置1は、収容袋100から粉体が投入される投入口10aを投入管10に備え、投入された粉体を排出する排出口11aを排出管11に備える。粉体排出装置1は、収容袋11と投入口10aとが連通された状態で、収容袋100の排出部101と投入口10aとを気密状にシールするシール部材30を備える。投入管10の投入口10aおよびシール部材30は、収容袋100から投入口10aへと投入される粉体の流通方向において、排出部101を上流側へと折り返した後、下流側へと折り返すように、投入管10およびシール部材30からなるシール部の内側で排出部101を変形させる。
【請求項4】前記投入口から前記排出口まで連通する流通管と、前記流通管の周囲を囲む捕集ダクトと、を備え、前記捕集ダクトは、前記流通方向において上流側で、前記投入口の周囲に開口された開口部と、前記粉体を集塵する集塵装置に接続される接続口と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の粉体排出装置。
特表2025-520494磁性材料およびその中に含まれる希土類元素を再利用するためのシステムおよび方法 サイクリック・マテリアルズ・インコーポレイテッド
【要約】磁石を含有する材料から磁性材料を抽出するための、および磁性材料から希土類元素(REE)を抽出するための、方法およびシステムが開示される。例示的なシステムは、使用済みモータ、ハードドライブ、部分的に分解されたモータ、磁石含有使用済み製品、またはそれらの部品などの磁石を含有する材料のための粉砕/洗浄ユニットを含み、サイズおよび密度などの他の物理的特性と共に、電磁場の存在下および非存在下で強磁性材料および常磁性材料の磁性特性を利用することによって磁性成分を出力する。システムはまた、材料中の希土類元素を抽出するために磁性成分を受容する化学処理ユニットも含む。磁性成分から希土類元素を分離するための化学プロセスが開示される。
【請求項18】希土類元素(REE)を得るための方法であって、(i)磁石を含有する混合スクラップ材料を所定のサイズの粉砕材料に粉砕するステップと、(ii)前記粉砕によって生じたダストを集塵機に捕捉するステップと、(iii)前記粉砕された材料を再磁化するステップと、(iv)前記粉砕された材料を振動させて混合を促進するステップと、(v)前記粉砕された材料をN個の篩の組の上に通してN+1個の生成物破片を生成するステップであって、前記破片は、第1の組の磁石塊を含有するオーバーサイズ破片と、微細ダスト破片とを含む、ステップと、(vi)前記微細ダスト破片を前記集塵機からの前記ダストと結合させてダスト流を形成するステップと、(vii)再磁化−凝集−篩分けを含む回路に前記ダスト流を通過させて、第2の組の磁石塊を含む微粒子を出力するステップと、 (viii)前記第1および第2の組の磁石塊を短時間粉砕し、次いで篩い分けて、前記篩の前記小サイズ破片中の前記磁性材料を混合供給として捕捉するステップと、 (ix)前記混合供給を酸浸出するステップと、(x)シュウ酸塩、炭酸塩、または他の希土類塩としての沈殿による、希土類元素の除去と、(xi)前記希土類塩から希土類酸化物へ焼成するステップと、(xii)pH調整および温度調整ならびに沈殿による鉄除去と、(xiii)溶媒抽出、pH調整、および酸化物または水酸化物としての沈殿による、ニッケルおよびコバルトのうちの1つまたは複数の除去と、(xiv)沈殿または溶媒抽出による銅の除去と、(xv)溶媒抽出またはイオン交換によるホウ素の除去と、を含む、方法。
特表2025-522174ダストカップ、掃除機および集塵システム 江蘇美的清潔電器股▲ふん▼有限公司 美的集団股▲フン▼有限公司
【要約】本発明は清掃技術分野に属し、ダストカップ、掃除機、および集塵システムを提供する。ダストカップは、カップ本体、ガイド部材、およびダストカバーを含む。カップ本体には互いに連通する第1集塵室と塵埃排出口が形成されており、前記第1集塵室のチャンバ壁のうち前記塵埃排出口が位置する前記チャンバ壁が対象チャンバ壁である。ガイド部材は前記カップ本体に連結され、前記ガイド部材は前記対象チャンバ壁に沿って延び、前記ガイド部材の延在方向は第1の方向であり、前記塵埃排出口は前記第1の方向において前記ガイド部材の一端に位置する。前記ガイド部材は、前記ダストカバーと前記カップ本体とのうちの一方を、前記ダストカバーと前記カップ本体とのうちの他方に対して前記第1の方向に移動させて、前記塵埃排出口を開閉するように案内することができる。本発明のダストカップ、掃除機、および集塵システムは、長期間にわたって塵埃が散った場合でも、ダストカバーが第1の方向に比較的スムーズに移動し、ダストカバーが塵埃排出口を比較的スムーズに開閉することができる。
特表2025-524245超微細大豆粉末の製造方法、及びその方法によって製造された超微細大豆粉末を含む豆乳組成物 デサン ウェルライフ コーポレーション
【要約】本発明は、超微細大豆粉末の製造方法に関するものであって、従来の大豆皮を回収する製造方法から逸脱し、大豆を丸ごと粉砕して栄養学的に優れるうえ、粒度サイズが小さいため、飲料製品に適用したときの喉越し及び官能に優れる、超微細大豆粉末の製造方法、及びその方法によって製造された超微細大豆粉末を用いた飲料を提供することができる。
【請求項9】前記(e)ステップにおける気流粉砕は、粉砕機モーターの回転速度3,000〜4,000RPM、集塵機モーターの回転速度900〜1,600RPMで粉砕することを特徴とする、請求項1に記載の超微細大豆粉末の製造方法。
特表2025-524267清掃システム 江蘇美的清潔電器股▲分▼有限公司 美的集団股▲フン▼有限公司
【要約】本発明は、清掃装置の技術分野に関し、清掃システムを提供する。清掃システムは、掃除機と、解錠部材と、ベースステーションと、を備え、掃除機は、ダストカップ及びロック機構を備え、ダストカップは、カップ本体及び蓋扉を備え、カップ本体には、集塵室と、集塵室と連通する塵埃排出口と、が形成され、蓋扉は、塵埃排出口を選択的に開閉し、ロック機構は、ダストカップに設けられ、蓋扉を施錠又は解錠するために使用される、ベースステーションは、ベース本体及びリセット部材を備え、ベース本体には集塵箱が形成され、ダストカップが集塵箱に入る過程で、解錠部材は、蓋扉を解錠するようにロック機構を駆動し、ダストカップを集塵箱から抜き出す過程で、リセット部材は、蓋扉を施錠するようにロック機構を駆動する。本発明により提供される清掃システムによれば、ダストカップ内のちりくずの清掃を容易にする。
A−2−4除電
特開2025-110663シート状非導体フレキシブル基板材料搬送装置、シート状非導体フレキシブル基板材料搬送方法、シート状非導体フレキシブル基板材料スタック、および密着防止挿入非導体シート エレファンテック株式会社
【課題】シート状非導体フレキシブル基板材料を確実に1枚ずつ取り出す。
【解決手段】シート搬送部と、除電イオン発生部と、収納部を備えたシート状非導体フレキシブル基板材料搬送装置であって、収納部には、複数のシート状非導体フレキシブル基板材料と、挿入非導体シートとが、枚葉状に交互に積み重ねられて収納され、シート搬送部は、シート状非導体フレキシブル基板材料と、挿入非導体シートの上面を保持する保持部を備え、挿入非導体シートは、少なくとも除電イオン発生部に対向する一側面に凹部若しくは凸部が形成され、又は挿入非導体シートの平面を貫通する複数の貫通孔が形成され、除電イオン発生部が、収納部の上面に配置されたシート状非導体フレキシブル基板材料、又は挿入非導体シートに向けて除電イオン含有気体を吹き付けて除電した後、シート搬送部が、除電されたシート状非導体フレキシブル基板材料、又は挿入非導体シートを搬送する。
A−2−5帯電
特許7709627帯電デバイス及び帯電方法 日本国土開発株式会社
【要約】土を用いた帯電デバイスを提供するため、帯電デバイスは、正極と負極との間に設けられたセパレータと、イオンが含まれた土に電気伝導性物質を混入した伝導部と、を備え、前記電気伝導性物質と前記正極とが接続され、前記電気伝導性物質と前記負極とが接続され、前記正極と前記負極との間に電圧を印加した際に、前記正極に陰イオンを導き、前記負極に陽イオンを導いている。
特開2025-102538摩擦帯電不織布、および、当該摩擦帯電不織布を備えた濾材 日本バイリーン株式会社
【課題】本発明は、濾過性能に優れる摩擦帯電不織布の提供を目的とする。
【解決手段】本願出願人は更に検討を続けた結果、摩擦帯電不織布を構成する摩擦帯電繊維が一種類であると仮定した際の、当該一種類の摩擦帯電繊維が有する繊度あたりの強度(単位:cN/dtex)を最適なものに調整することで、濾過性能に優れる摩擦帯電不織布を提供できることを見出した。具体的には、本発明にかかる計算式の算出値yは、当該一種類の摩擦帯電繊維が有する繊度あたりの強度(単位:cN/dtex)を表すものであり、そして、当該算出値yが3.70cN/dtexより大きく5.66cN/dtex未満に調整されている摩擦帯電不織布は、濾過性能に優れる摩擦帯電不織布であることを見出した。
A−2−6静電気
特許7713057静電防止用アダプタ装置 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー
【課題】静電防止器具の利便性を向上させることができる静電防止用アダプタ装置を提供する。
【解決手段】電子機器の取り扱い時に使用される静電防止ストラップ11をアース点6に接続するための拡張アダプタ20であって、電子機器2を搭載するラック5におけるアース点6となる金属露出部(フレーム連結ボルト)に磁気により吸着し、金属露出部に導通可能に接触する接地部21と、ラック5の金属部分(フレーム5a)に磁気により吸着し、静電防止ストラップ11のプラグ14を着脱可能なジャック(G端子29)を有する固定部25と、接地部21と固定部25とを繋ぐ通電コード31と、を備えている。
特開2025-097963静電荷像現像用トナーの製造方法 花王株式会社
【課題】高温高湿下での耐久性に優れた静電荷像現像用トナーの製造方法に関すること。
【解決手段】少なくとも結着樹脂、及びトナー用粉末とシリカを含む混合物を、オープンロール型混練機を用いて溶融混練する工程(1)、及び該工程(1)で得られた混練物を粉砕及び分級し、トナー母粒子を得る工程(2)を含む、静電荷像現像用トナーの製造方法であって、前記結着樹脂が結晶性ポリエステル樹脂Cを含有し、前記トナー母粒子中のシリカの含有量が0.8質量%以上15質量%以下である、静電荷像現像用トナーの製造方法。
特開2025-098218静電変換器及びダイアフラム ワーウィック アコースティックス リミテッド
【課題】より優れた性能およびより高い信頼性を備えた改良された静電変換器及び静電変換器のためのダイアフラムの製造方法を提供する。
【解決手段】複合積層ダイアフラムの製造方法において、複合積層ダイアフラム2は、第1の絶縁層4を設け、第1の絶縁層の表面に導電層6を設け、第2絶縁層10が導電層の上に延在するように第2絶縁層を接着層8を介して導電層6に接合して、製造する。第1の絶縁層4及び第2の絶縁層10はそれぞれ、帯電していない絶縁材料のシートを含む。複合積層ダイアフラムの厚さは、20μm未満である。静電変換器の製造は、第1導電性固定子とダイアフラムとの間に1mm未満の間隔を設けるために第1導電性固定子とダイアフラムとの間に第1絶縁スペーサーを重ねて、第1導電性固定子、第1絶縁スペーサー及びダイアフラムを固定することを含む。
特開2025-098972静電塗装可能な成形品およびその製造方法 エスエイチピーピー グローバル テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ
【課題】良好な機械強度、低い吸湿、良好な寸法安定性、および良好な導電率を示す、改善されたポリ(フェニレンエーテル)/ポリエステル組成物を提供する。
【解決手段】物品は、特定量のポリ(フェニレンエーテル)と、ポリ(ブチレンテレフタレート)と、衝撃改質剤と、反応性相溶化剤と、カーボンナノチューブを含む導電性フィラーと、を含む熱可塑性組成物から成形される。物品は静電塗装可能な自動車部品であり、良好な導電率および熱安定性の望ましい組み合わせを示す。成形品を製造する方法もまた開示される。
特開2025-100042静電容量センサ及びその製造方法 日本プラスト株式会社
【課題】センサ部材全体の抵抗値の均一性を高めた静電容量センサ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】静電容量センサ1は、絶縁基材4と、絶縁基材4の上に形成された、導電性材料を含む導電層5と、導電層5の一端部5aに配線2を介して電気的に接続される電子制御ユニット3と、を備える。そして、導電層5に含まれる導電性材料の含有量は、電子制御ユニット3から近い近傍領域に比べて、電子制御ユニット3から遠い遠方領域の方が多い。
特開2025-102130静電荷像現像用トナー 花王株式会社
【課題】抗菌性に優れ、カブリも抑制することができる静電荷像現像用トナーに関すること。
【解決手段】結着樹脂、銅粒子及び有機アミンの過塩素酸アルキル塩を含有する静電荷像現像用トナーであって、前記銅粒子の含有量が、前記結着樹脂100質量部に対して、0.5質量部以上6.5質量部以下であり、前記有機アミンの過塩素酸アルキル塩の含有量が、前記結着樹脂100質量部に対して、0.25質量部以上1.5質量部以下である、静電荷像現像用トナー。
特開2025-102134静電荷像現像用トナーの製造方法 花王株式会社
【課題】印字面の光沢性と高温下での保管時の耐ドキュメントオフセット性のいずれにも優れた静電荷像現像用トナーの製造方法に関すること。
【解決手段】少なくとも非晶性樹脂及び結晶性ポリエステル樹脂をオープンロール型混練機を用いて溶融混練する工程1、該工程1で得られた混練物を粉砕した後、得られた粉砕物を無機微粒子と混合する工程2、該工程2で得られた混合物を粉砕し、分級する工程3を含む、静電荷像現像用トナーの製造方法であって、前記結晶性ポリエステル樹脂が脂肪族ジオールを含有するアルコール成分と脂肪族ジカルボン酸系化合物を含有するカルボン酸成分との重縮合物であり、該アルコール成分が炭素数2以上6以下の短鎖脂肪族ジオールを含有及び/又は該カルボン酸成分が炭素数4以上8以下の短鎖脂肪族ジカルボン酸系化合物を含有する、静電荷像現像用トナーの製造方法。
特開2025-102135静電荷像現像用イエロートナーの製造方法 花王株式会社
【課題】低温低湿下での耐久性に優れた静電荷像現像用イエロートナーの製造方法に関すること。
【解決手段】少なくとも結着樹脂及び着色剤をオープンロール型混練機を用いて溶融混練する工程1、該工程1で得られた混練物を粉砕した後、得られた粉砕物を無機微粒子と混合する工程2、該工程2で得られた混合物を粉砕し、分級する工程3を含む、静電荷像現像用イエロートナーの製造方法であって、前記着色剤が、1分子中に有する−NH−基及び−NH2基の合計数を、分子量で除した値をNH基量としたとき、NH基量が2.7mmol/g以上の有機黄色顔料を含有し、該有機黄色顔料の含有量が、結着樹脂100質量部に対し、6質量部以上20質量部以下である、静電荷像現像用イエロートナーの製造方法。
特開2025-102732静電荷像現像用トナーセット 花王株式会社
【課題】高速印刷時の低温定着性に優れ、かつ紙面上カブリを抑制することができる静電荷像現像用トナーセット及び該トナーセットの調製方法に関すること。
【解決手段】結着樹脂、着色剤、及び離型剤を含有する、イエロートナー、シアントナー、マゼンタトナー、及びブラックトナーを含む静電荷像現像用トナーセットであり、結着樹脂100質量部に対する離型剤の含有量の対比において、前記のイエロートナー、シアントナー、マゼンタトナー、及びブラックトナーのなかで、ブラックトナー中の離型剤の含有量が最も多い、静電荷像現像用トナーセット及び該トナーセットの調製方法。
特開2025-103261静電容量センサ 株式会社ジャパンディスプレイ
【課題】静電容量センサにおいて断線の発生を抑制すること。
【解決手段】静電容量センサ1は、本体部11、および、本体部11から突出する突出部12を一体に有するフレキシブル基板10と、本体部11に配置される複数の電極20と、第1端が電極20と電気的に接続し、第2端が突出部12の突出端部12aに位置し、本体部11から突出部12に亘って連続した状態で配置される複数の導線30と、を備える。
特開2025-105474静電荷像現像用トナー及びその製造方法 花王株式会社
【課題】耐久性に優れる静電荷像現像用トナー及びその製造方法に関する。
【解決手段】トナー粒子に外添剤が付着してなる静電荷像現像用トナーであって、トナー粒子が、脂肪族ジオール(a1)を80mol%以上含むアルコール成分(a)とカルボン酸成分(b)との重縮合物であるポリエステル樹脂Aを含有し、トナー粒子のBET比表面積[m2/g]が下記式(1)を満たす、静電荷像現像用トナー。 0.026x2−0.46x+2.70≦BET比表面積≦0.026x2−0.46x+4.00・・・式(1)(ただし、xはトナー粒子の体積中位粒径D50[μm]であり、4≦x≦10である。)
特開2025-106769静電気により袋を開口する機械 水野 雅博 恵 加奈
【課題】製品の袋詰めの自動化には袋の開口部に空気を吹き込むことにより広く開口させて、その袋の中に製品を挿入する技術があるが、時折空気を吹き込んでも開口部が静電気などで引っ付いて閉じたままになることがある。
【解決手段】本発明では有機高分子化合物の袋の一端に開口部のある袋の開口部を開かせる機械の手に静電気が有機高分子化合物との摩擦で起こるもの、毛皮、ガラス、雲母、羊毛、ナイロン、絹などを取り付けておいて、有機高分子化合物の袋を前記機械の手でこすり袋の開口部をマイナスに帯電させる。そして、プラスに帯電させた電極の治具でマイナスに帯電した袋の開口部を挟み込み、電極の治具を開いて袋の開口部を電極の治具の静電気力で引っ付いたまま開口させることができる。これにより袋の開口部から袋の中に製品などの挿入が確実にできる。
特開2025-106771高電荷低電位電荷搬送体を使用する新型静電発電機において電位制御層内の電荷を消去する方法 酒井 捷夫
【課題】静電発電機において、高電荷を低電位で搬送できる新型電荷搬送体より電荷回収時により簡易に電位制御層内の電荷を消去する方法を提供する。
【解決手段】進行方向で電荷搬送体7の後方に同型で電位制御層のない消去電荷保持体を設け、これに充電源8で、電荷搬送体の電位制御層73内に存在している電荷と異極性で等量の電荷を充電し、該電荷を電位制御層73に加えて電位制御層73内の電荷量をゼロとすることで、電荷搬送体7の電位を高くして搬送された電荷を簡単な方法で安全に回収できる。
特開2025-108806静電吸着装置 コニカミノルタ株式会社
【課題】より安定的にワークをリリースできる静電吸着装置を提供する。
【解決手段】静電吸着装置100は、電圧の印加によりワークWを電気的に吸着する吸着部21と、ワークWを吸着部21からリリースする際に、吸着部21からのリリースを促進するリリース促進部と、を備える。リリース促進部は、例えばワークWとの接触部の少なくとも一部が可撓性を有する吸着部21を変形させる変形部23や、吸着部21を加振する加振部25を備える。
特開2025-110183静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法及び画像形成方法 コニカミノルタ株式会社
【課題】耐熱保管性や低温定着性を十分に高めることができる静電荷像現像用トナー、前記静電荷像現像用トナーの製造方法、及び前記静電荷像現像用トナーを用いた画像形成方法を提供すること。
【解決手段】結着樹脂をトナー母体粒子に含む静電荷像現像用トナーであって、前記結着樹脂は、ビニルモノマーに由来する構造単位を有する重合体を含み、前記重合体の数平均分子量Mnは、800〜30000であり、前記重合体は、炭素数5以上の脂環式アルキル基、炭素数4以上の分岐アルキル基、炭素数10以上の直鎖アルキル基、ヒドロキシ基及びカルボキシ基からなる群から選択される少なくとも1種類の官能基を、主鎖の分子末端に有する重合体を含む、静電荷像現像用トナー。
特開2025-110565トナー用結着樹脂組成物、トナー粒子、静電荷像現像用トナーおよび静電荷像現像剤 DIC株式会社
【課題】低温定着性に優れるトナー用結着樹脂を提供する。
【解決手段】非晶性ポリエステル樹脂、結晶性ポリエステル樹脂および結晶化促進剤を含有するトナー用結着樹脂組成物であって、前記結晶化促進剤が2以上のエステル結合と環状構造を有する化合物であるトナー用結着樹脂組成物。
特開2025-110884静電チャック TOTO株式会社
【課題】誘電体基板の内部電極とベースプレートとの間を導電性部材によって電気的に接続する構成としながらも、容易に製造することのできる静電チャック、を提供する。
【解決手段】静電チャック10は、誘電体基板100と、誘電体基板100の内部に設けられたRF電極140と、金属により形成され、誘電体基板100に接合されたベースプレート200と、RF電極140とベースプレート200との間を電気的に接続する導電性部材400と、を備える。誘電体基板100のうちベースプレート200側の面120には、導電性部材400の一部を収容する第1凹部160が形成されている。ベースプレート200のうち誘電体基板100側の面210には、導電性部材400の一部を収容する第2凹部260が形成されている。上面視において、第1凹部160及び第2凹部260のうちの一方が他方よりも大きい。
特開2025-111072基台、静電チャック装置及び基台の製造方法 住友大阪セメント株式会社
【課題】MMCを材料とする新規な基台を提供する。また、このような基台を有する新規な静電チャック装置を提供する。さらに、このような基台を容易に製造可能とする基台の製造方法を提供する。
【解決手段】金属基複合材料を材料とする第1部材と、金属基複合材料を材料とし、第1部材と重なる第2部材と、有機系材料を材料とし、第1部材と第2部材とを接着する接着層と、を備え、第1部材は、第2部材と対向する側に凸条部を有し、接着層は、凸条部の頂面と、第2部材において第1部材と対向する面と、の間に挟持され、隣り合う凸条部の間に形成される溝部と、第2部材とで囲まれた空間は、冷媒を流動させる流路である基台。
特開2025-111461RF静電チャックフィルタ回路 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】本明細書で説明される実施形態は、チャック電極を通る高周波(RF)結合の発生を大幅に低減するための装置および方法を提供する。
【解決手段】処理チャンバ100において、チャック電極122は、基板支持体114上に位置決めされた静電チャック115内に配置される。基板支持体は、チャンバ本体102に連結される。RF源134を使用して、基板支持体に隣接する処理空間120内にプラズマを生成する。インピーダンス整合回路136は、RF源と、基板支持体に配置された電極118との間に配置される。静電チャックフィルタ130は、チャック電極とチャック電源132との間に連結される。
特表2025-520030ジェスチャベースのコマンドを検出するためのマルチチャネル静電容量センサを有する記憶デバイス サンディスク テクノロジーズ インコーポレイテッド
【要約】ユーザジェスチャを検出するためのマルチチャネル静電容量センサを提供するためのシステム及び方法が開示される。特定の実施形態において、データ記憶デバイスは、不揮発性メモリと、データ記憶装置の1つ以上のヒートシンクを形成するように構成され、並びにユーザジェスチャを検出するように構成された静電容量センサの複数の静電容量パッドを形成するように構成された、複数の金属片と、コントローラであって、静電容量センサを使用して複数の静電容量パッドの近傍でのユーザのジェスチャを検出し、検出されたジェスチャに基づいて、前記データ記憶デバイスに関連付けられたコマンドを実行するように構成された、コントローラと、を備える。
特表2025-521331不規則な形状の静電容量方式センサー及びそれにおけるタッチイベントの位置 マイクロチップ タッチ ソリューションズ リミテッド
【要約】方法は、静電容量方式センサー構造の幾何形状を第1の幾何形状から第1の幾何形状とは異なる第2の幾何形状に変えるステップと、タッチイベントの位置識別子を第1の幾何形状に関連付けられた第1の位置識別子から第2の幾何形状に関連付けられた第2の位置識別子に変換するための実行可能命令を取得するステップと、を含む。
特表2025-522417統合型MEMS静電マイクロスピーカー バイブラント マイクロシステムズ インク.
【要約】一例では、本発明はマイクロスピーカーデバイスを提供する。このデバイスは、第1の表面と、第1の表面に対向する第2の表面とを備える、シリコンまたはグラフェン材料の厚さからなる可動ダイアフラムデバイスを備える。このデバイスは、可動ダイアフラムデバイス、電極デバイス、およびエンカプスレーションデバイスを囲むハウジングを備える。電極デバイスは、デバイス上に電子機器が統合されたCMOSデバイスの一部である場合がある。デバイスは、音圧信号を生成するために、1つ以上の通気口から空気の出入りを可能にするために、可動ダイアフラムの反対側に通気口付きエンクロージャを備えている。ダイアフラムは、電極デバイスおよびエンカプスレーションデバイスを含む1つ以上の表面から静電的に作動させることができる。
A−2−7エレクトレット
特開2025-101455積層圧電シート 三菱ケミカル株式会社
【課題】センサーとして用いた場合に圧力に対して強い応答信号を示すことができる、感圧性に優れた積層圧電シートを提供すること。
【解決手段】圧電フィルム、電極層及び電磁シールド層をこの順に積層した積層圧電シートであって、圧力検知領域において、前記電極層と前記電磁シールド層とが非接着である非接着領域(A)を有する、積層圧電シートである。
【請求項6】前記圧電フィルムがエレクトレットフィルムである、請求項1に記載の積層圧電シート。
【請求項7】前記エレクトレットフィルムがポリオレフィン系樹脂を主成分として含有する多孔質フィルムである、請求項6に記載の積層圧電シート。
A−2−8振動発電
特許7497103磁歪式振動発電用積層材の製造方法 株式会社特殊金属エクセル
【課題】Fe−Co系合金材の脆化が抑制され、磁歪応答性に優れ、かつ優れた接合強度を有する積層材を生産性高く得ることができ、産業上格段の効果を奏する磁歪式振動発電用積層材の製造方法を提供する。
【解決手段】2層構造の積層材の製造方法であって、表面硬さで250HV以下の硬さを有するFe−Co系合金材と表面硬さで140HV以下の硬さを有するNi材の2種の金属帯板を素材とする。2種の金属帯板を重ねて、圧下率を45〜90%とする圧着処理を行う圧着工程と、730〜1400℃で拡散熱処理を行う拡散熱処理工程と、累積圧下率が10〜98%の冷間圧延を行う冷間圧延工程と、加熱温度が730〜1000℃で仕上熱処理を行う仕上熱処理工程とを、この順に備える。
【請求項6】前記Fe−Co系合金材は、質量%で、Fe:40〜60%、あるいはさらにV:1〜5%、残部Coおよび不可避的不純物からなる組成を有すること、および前記Ni材は、質量%で、Ni:99.5%以上、残部不可避的不純物からなる組成を有することを特徴とする請求項1に記載の磁歪式振動発電用積層材の製造方法。
A−3レナード効果・水
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A−3ー1微細気泡
特許7710118熱硬化型アクリル系樹脂組成物、及び接着シート又は接着テープ 株式会社寺岡製作所
【要約】加熱加圧下で硬化する際の超微細気泡の発生が抑制され、接着性にも優れる熱硬化型アクリル系樹脂組成物を提供する。カルボキシ基を有するアクリル系共重合体(A)とフェノール樹脂(B)とを含む熱硬化型アクリル系樹脂組成物であって、前記アクリル系共重合体(A)が、ガラス転移温度が−35℃以下のアクリル系共重合体(A−1)である場合は、特定の含有量のエポキシ系硬化剤(C−1)を含み、前記フェノール樹脂(B)として、特定の含有量のノボラック型フェノール樹脂(B−1)又は自己架橋型フェノール樹脂(B−2)を含み、前記フェノール樹脂(B)として、ノボラック型フェノール樹脂(B−1)を含む場合はさらに特定の含有量のアミン系硬化剤(C−2)を含む、熱硬化型アクリル系樹脂組成物。
特許7711990バブル水生成装置 ヤマト科学株式会社
【課題】コンタミネーションを軽減できるとともに、より高濃度のUFB水を効率よく生成できるようにする。
【解決手段】配管路21A,21Bなどを介して互いに接続され、溶存用のガスが溶存された溶液BWを一時的に貯留する複数のタンク10A,10Bと、複数のタンク10A,10Bのうち、一方のタンクと他方のタンクとの間に所定の圧力差を設定する真空ポンプ90と、真空ポンプ90を制御して、一方のタンク内の圧力と他方のタンク内の圧力とを交互に切り換えながら、配管路21A,21Bを介して、一方のタンクと他方のタンクとの間で溶液BWの移動を繰り返すことにより、所定数のウルトラファインバブルを含むバブル水を生成させる場合に、一方のタンクから他方のタンクへの溶液BWの移動の終了に伴って、一方のタンク内に残存するガスを真空引きして他方のタンクに送り込むように、真空ポンプ90を制御する。
特許7715426キャビテーション発生装置 株式会社サイエンス
【課題】 本発明は、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファインバブルの混入、溶込んだバブル液体を流出できるキャビテーション発生装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、流通穴内において、駒体の一方の端面を流通穴の穴中心線に略直交して配置して、駒体の一方の端面側であって、流通穴の穴内周面側の液体に渦流を形成することで、渦流の内側で駒体の一方の端面に接する液体に安定した負圧状態を発生する。渦流の内側で駒体の一方の端面に接する液体に安定した負圧状態を発生することで、渦流の内側の一方の端面から流出口に流れる液体Wに安定したキャビテーションを発生して、キャビテーション及び渦流によって発生した多量のマイクロバブル及び多量の混入、溶込んだバブル液体をして生成して、流出口から流出する。
特開2025-097462加工装置 株式会社ディスコ
【課題】コストの高騰を抑制することを可能しながらもウォーターケース内を洗浄することができる加工装置を提供すること。
【解決手段】加工装置1は、チャックテーブル10と、スピンドル22と、スピンドル22を回転可能に支持し内部に冷却水路24を備えるスピンドルハウジング23と、切削水を供給しながら被加工物を切削加工する切削ユニット20と、チャックテーブル10の移動領域において、チャックテーブル10の外周に配設され切削水を受け止めるウォーターケース50と、を備え、ウォーターケース50には、内壁に配設され、ウォーターケース50内に洗浄水として冷却水26を噴射する洗浄水噴射ノズル60を備え、スピンドルハウジング23と洗浄水噴射ノズル60との間にはスピンドルハウジング23から排出された冷却水26を洗浄水噴射ノズル60に流すための冷却水流路61が配設される。
【請求項2】該冷却水流路には、該冷却水中にマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生ユニットを更に備える、請求項1に記載の加工装置。
特開2025-099046非接触パッド洗浄装置 株式会社荏原製作所
【課題】研磨パッドの研磨面に形成された微小な孔から異物を取り除くことができる非接触パッド洗浄装置を提供する。
【解決手段】非接触パッド洗浄装置は、研磨パッド2を回転させる回転テーブル5と、研磨パッド2の上方に配置された複数の二流体ノズル8と、複数の二流体ノズル8に連結された液体供給ライン61および気体供給ライン65を備える。複数の二流体ノズル8は、研磨パッド2の半径方向に沿って配列されている。研磨パッド2の研磨面2aに対して垂直な方向から見たときの、複数の二流体ノズル8の噴出口8aは、研磨パッド2の半径方向に延びる基準線RLに対して斜めに傾いている。
【請求項6】前記液体供給ラインに連結されたファインバブル生成器をさらに備えている、請求項1に記載の非接触パッド洗浄装置。
【請求項9】前記パッド洗浄ノズルに液排出流体を供給する液排出流体ラインと、
前記液排出流体ラインに連結されたファインバブル生成器をさらに備えている、請求項8に記載の非接触パッド洗浄装置。
特開2025-100247バブル液噴射ノズル 株式会社サイエンス
【課題】本発明は、多量のマイクロバブル及び多量のウルトラファインバブルの混合(混入)・溶込んだバブル液を噴射できるバブル液噴射ノズルを提供する。
【解決手段】本発明は、第1乃至第3球体9X,10Y,11Zを気液混合室τ2に遊動自在に配置し、気液混合室2各液噴射穴4A〜4Dを気液混合室τ2に連通する。渦形成体5によって、気液混合室τ2の液体に渦流れを形成(発生)する。第1乃至第3球体9X,10Y,11Zは、液体の渦流れによって気液混合室τ2内で遊動されて、気液混合室τ2の液体を撹拌する。気液混合室τ2の液体中の気体は、渦流れ、第1乃至第3球体9X,10Y,11Zによる液体の撹拌によって、析出、破断(剪断)されて、マイクロバブル及びウルトラファンバブルとなり、液体に混合(混入)、溶け込む。各液体噴射穴4A〜4Dは、鋭角度θ1〜θ4でバブル液を噴射する。
特開2025-100134硝酸態窒素含有水製造装置、液体肥料製造装置及び硝酸態窒素濃度制御装置 日本スピンドル製造株式会社
【課題】本発明の課題は、水と大気中の窒素から硝酸態窒素を含んだ水を製造し、これに衝撃波による空気のファインバブルを加えることで硝酸態窒素を含む無機イオンの吸収量を増やすことを目的とする。また、硝酸濃度計、圧力計、流量計を備え、圧力、プラズマ強度、流量を制御し、製造する水耕栽培用の水の硝酸態窒素濃度を植物の育成に適したものにすることを目的とする。
【解決手段】水を輸送する水輸送部と、水中にバブルを発生させる気泡発生部と、気泡発生部の下流側に配置され、気泡発生部で発生したバブルにプラズマを照射するプラズマ発生部と、プラズマ発生部の上流側に配置され、水に気体を導入する気体導入部と、プラズマ発生部の下流側に配置され、水に衝撃波を加える衝撃波発生部と、を備えることを特徴とする硝酸態窒素含有水製造装置を提供する。
特開2025-100420塗料及び塗料製造方法並びに建造物、移動体、工業製品、家具・装備品 ハドラスホールディングス株式会社
【課題】塗布対象となる基材の面に対する塗布量を低減させることができ、廉価に塗布することができるとともに、人体に悪影響を与えることがない手段によって粘度が調節可能な塗料を提供する。
【解決手段】塗料10Bは、塗布対象となる基材の面に塗布され、基材の面に塗膜を形成する。塗料10Bは、それにマイクロバブル14及び/又はナノバブル15が混入され、マイクロバブル14及び/又はナノバブル15が所定の濃度で塗料10Bの内部に分散混在している。マイクロバブル14及び/又はナノバブル15を導入した後の塗料10Bの粘度がマイクロバブル14及び/又はナノバブル15を導入する前の塗料のそれよりも低く、マイクロバブル14及び/又はナノバブル15を導入した後の塗料10Bの粘度が1mPa・s以上1000mPa・s以下である。
特開2025-102266バブル発生器およびバブル発生器を備えた給水装置 株式会社S.K.H.
【課題】液体におけるバブル含有量が多いバブル発生器の提供を目的とする。
【解決手段】バブルの微細気泡を含む気泡を液体に混合させるバブル発生器であって、発生器本体部8が上流部6と下流部7とを備え、発生器本体部8は、水2の流入口12と、加圧口13と、水2に空気14を混入し、流入口12より小径であって加圧口13と等しい径または大径の混入口22と、混入口22の下流側の水2の流出口23であって、混入口22より大径の流出口23とを備え、上流部6と下流部7との合わせ部が、混入口22へ外部の空気14を混入する気体入口を形成したバブル発生器。
特開2025-103102微細気泡水生成機能付き壁内蔵型水栓コンセント 株式会社富士計器
【課題】洗濯機などへの給水中に大量の微細気泡を発生することができる壁内蔵型水栓コンセントを提供する。
【解決手段】カプラー3の内周には微細気泡生成器20が配置されている。微細気泡生成器20は、円筒状本体21と円筒状本体21の入口と出口に取付けられる円板22とからなり、円筒状本体21の内周面には周方向の溝23が形成されている。 前記円板22には複数の貫通孔24を形成している。この貫通孔24の軸線24aは円筒状本体21の軸線21aに対して捻じれており、且つ貫通孔24の流路断面積は入口から出口に向かって漸次小さくなるように設計されている。
特開2025-103767CO2を固定したセメント硬化体の製造方法 株式会社安藤・間
【課題】従来よりもセメント硬化体により多くのCO2を固定し得る方法を提供すること
【解決手段】セメント硬化体に水を供給し、水含有セメント硬化体を得る水供給工程と、前記水含有セメント硬化体に対して高濃度CO2雰囲気下で気中養生を行う養生工程と、を有する、CO2を固定したセメント硬化体の製造方法である。本発明によれば、CO2溶解水からCO2をセメント硬化体に固定する場合と比較してCO2の固定効率が向上し、且つ、気中養生であるから、基本的に養生中にセメント硬化体中のカルシウムがセメント硬化体の外部に溶出することもない。
【請求項3】前記水供給工程で供給される水が、気泡径100μm未満のファインバブルを含むファインバブル水であることを特徴とする請求項1に記載のCO2を固定したセメント硬化体の製造方法。
特開2025-107276ウルトラファインバブル懸濁液の製造方法および製造装置 慶應義塾
【課題】容易に制御可能なウルトラファインバブルの製造技術を提供する。
【解決手段】一実施の形態であるウルトラファインバブル懸濁液の製造方法は、(A)流体22および流体22よりも凝縮し易い流体12のそれぞれを、混合容器30内に供給する工程、(B)混合容器30内において、流体22および流体12を気相で混合させる工程、(C)上記(B)工程の後、流体12を選択的に凝縮させる工程、を含む。
特開2025-110630微細気泡生成器 東芝ホームテクノ株式会社
【課題】液体に溶解している気体に加えて外部から導入される気体からも微細気泡を生成可能な微細気泡生成器を提供する。
【解決手段】本発明の本体1は、内部に水が流動する流路5が形成されて、通過する水に微細気泡を生成する流路部材2を備え、流路部材2は、流路5の上流側から下流側に向かって断面積が縮小する縮小部7と、上流側から下流側に向かって断面積が拡大する拡大部8と、縮小部7と拡大部8との間に形成される細流路部9と、水の流れを規制する板部材10と、を有し、板部材10は、水が通過する偏心長孔14が形成されて、縮小部7の上流側に配設され、管体11を備え、管体11は本体1の外部から縮小部7と板部材10とで形成される空間16に空気などの気体を導入する構成としている。
特開2025-108641動的スパージャーを備える反応器 ランザテク,インコーポレイテッド
【課題】反応器、例えば生物学的反応器および化学反応器内で微細気泡を生成するための動的スパージャーに関するシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】スパージャーシステムは、反応器102内に配置され、支持板104と、支持板と係合する複数の環状シュラウド105と、環状シュラウドの内面と対応するスパージャー106の外面との間に間隙107を画成する環状シュラウド内に配置されるスパージャーと、を備える。液体101は、環状シュラウドの内面とスパージャーの外面との間に画成される間隙を通って流れる。間隙を通る液体の加速により、スパージャーの外面の気泡103がせん断され、気泡または微細気泡が生成される。
特開2025-108983ウルトラファインバブル生成装置、ウルトラファインバブル生成装置用のノズル、及び、ウルトラファインバブル生成装置用のノズルに用いられる旋回プレート 株式会社TKS
【課題】ウルトラファインバブルの小径化、及び、液滴の小径化が可能なウルトラファインバブル生成装置を提供する。
【解決手段】本開示のウルトラファインバブル生成装置1は、ノズル2と、ノズル2に向けて流体を圧送するポンプ3と、ポンプ3とノズル2とを接続する配管4、ポンプ3に流体を供給する流体供給部5とを備える。ノズル2は、旋回プレート21と、旋回プレート21の貫通孔212を経由した流体を噴霧する噴霧プレート22とを備える。旋回プレート21は、旋回プレート21を貫通する貫通孔212と、旋回プレート21の外周部から貫通孔212に向けて流体を流す溝211を備える。
特開2025-111027内燃機関の燃料供給装置 トヨタ自動車株式会社
【課題】燃費の向上効果を発揮できる内燃機関の燃料供給装置を提供する。
【解決手段】内燃機関1の燃料供給装置10は、燃料タンク20の液体燃料を燃料ポンプ40によって内燃機関1に供給する。燃料供給装置10は、ウルトラファインバブルを液体燃料に供給するように構成されたUFB供給装置50と、液体燃料のUFB密度を計測する計測装置60と、燃料ポンプ40の燃料吸入口42の近傍に設けられる電極70と、を備える。内燃機関1の燃料供給装置10は、液体燃料のUFB密度が閾値未満であるときに、電極70を通電する処理を実行する。
特表2025-52064飼料効率を改善するための乳酸菌の使用 フォンテラ コ−オペレイティブ グループ リミティド
【要約】本発明は、飼料効率の向上、成長及び/又は生産性の向上、体重又は体組成の改善、及び/又は反芻動物の乳生産量の増加、反芻動物の前胃におけるメタン生成細菌及び/又は古細菌の増殖の阻害、ルーメン微生物叢のメタン生成能力の低下、反芻動物によるメタン排出の削減、及び/又は反芻動物の温室効果ガス排出フットプリントの削減のためのプロバイオティクス細菌株又はその誘導体の使用に関する。反芻動物飼料組成物も提供される。
【請求項13】ラクチカゼイバチルス・ラムノースス(L. rhamnosus)FNZ142又はその誘導体は、食品、飲料、食品添加物、飲料添加物、動物飼料、動物飼料添加物、動物飼料サプリメント、栄養補助食品、キャリア、ビタミン又はミネラルプレミックス、栄養製品、経腸栄養製品、可溶物、サプリメント、医薬品、舐めブロック、ドレンチ、錠剤、カプセル、ペレット又は例えばボーラスなどのルーメン内製品である組成物で投与されるか、又はラクチカゼイバチルス・ラムノースス(L. rhamnosus)FNZ142は、例えばリポソーム、マイクロバブル、微粒子又はマイクロカプセルにカプセル化されている、請求項10〜12のいずれか1項記載の方法。
特表2025-521199有効成分の標的送達のための脂質マイクロバブル センター ナショナル デ ラ レシェルシェ サイエンティフィーク ユニベルシテ ド オルレアン
【要約】本発明は、疾患の予防及び治療において、又はマーキングのために使用され得る最適化されたマイクロバブル、特に、脂質マイクロバブルに関する。本発明は、特に、リポホスホルアミデート、ヒスチジル化ポリエチレンイミン、及びこれらの任意の混合物から選択される少なくとも1種のカチオン性化合物を含む脂質マイクロバブルに関する。マイクロバブルは、好ましくは、治療剤、標的化剤、マーキング剤、及びこれらの任意の組合せから選択される少なくとも1種の薬剤を更に含む。本発明は更に、このマイクロバブルを製造する方法に関する。本発明は更に、これらのマイクロバブルの少なくとも1種を含む組成物、特に、医薬組成物、及びキットに関する。本発明は更に、これらのマイクロバブル、組成物、キットの、医薬、又はマーキング剤としての使用に関する。
特表2025-522295インフルエンザノイラミニダーゼに対する広域中和抗体 ヒューマブス・バイオメッド・ソシエテ・アノニム ヴィア・バイオテクノロジー・インコーポレイテッド
【要約】本開示は、インフルエンザウイルスノイラミニダーゼ(NA)に結合することができ、インフルエンザウイルス感染を中和することができる抗体及びその抗原結合断片を提供する。抗体をコードするポリヌクレオチド、そのようなポリヌクレオチドを含むベクター、抗体を発現することができる宿主細胞、関連する組成物、及び例えばインフルエンザ感染を治療又は予防するために本明細書に開示される組成物を使用する方法も提供される。
【請求項69】担体分子に封入された請求項63若しくは64に記載のポリヌクレオチド又は請求項65に記載のベクターを含む組成物であって、前記担体分子は、脂質、リポソームなどの脂質由来送達ビヒクル、固体脂質ナノ粒子、油性懸濁液、サブミクロン脂質乳剤、脂質マイクロバブル、逆相脂質ミセル、蝸牛リポソーム、脂質微小管、脂質マイクロシリンダー、脂質ナノ粒子(LNP)、又はナノスケールプラットフォームを、任意選択で含む、組成物。
実登3252133ジグソーパズル 有山 賢三
【課題】分離された状態のパズルピースを簡単に嵌め合わせることができ、紫外光照射時のみにパズルピースに形成した位置情報を示す紫外線可視化画像を視認でき、絵柄画像の退色や劣化を防止でき、さらに、パズルピース全体の絵柄画像の表示の有無を選択的に変更して2種類のジグソーパズルとして複合的に使用できるようにしたジグソーパズルを提供する。
【解決手段】ジグソーパズル20には、各辺に所要形状の凹凸を有する複数のパズルピース25の前記凹凸を嵌め合わせて平面上に形成したパズルピース25の表面に、所要の絵柄画像と、パズルピース25の位置情報を示す紫外線可視化画像とが形成されている。絵柄画像と紫外線可視化画像の表面側のパズルピース25の全面に、透明のオーバーコート層が設けられている。絵柄画像が、所定の消色温度で消色し、この所定の消色温度よりも低い所定の発色温度で発色するインクを用いたインク画像として形成されている。
【請求項13】前記水溶紙を溶かす水が、マイクロバブルを含有するマイクロバブル水とすることを特徴とする請求項12に記載のジグソーパズル。
A−3−2霧
A−3−2−1ミスト、サウナ
特許7537037室内暖房設備、サウナ、及び室内暖房方法 TIS株式会社
【課題】温めた室内の空気を効率的に循環させる室内暖房設備を提供すること。
【解決手段】室内の所定の箇所に設置された熱源が温めた前記室内の空気である温気が、上昇して流入する、前記温気の流入口と、前記流入口よりも面積が小さい、前記温気の流出口と、前記流入口から前記流出口にかけて、空気が流れる空気流路と、を有する筐体を備え、前記流出口は、前記空気流路を通って加速した前記温気が前記室内の天井に沿って流出するように配設され、前記流出口から流出する前記温気は、前記室内の壁に到達して下方向に流れる。
特開2025-107810制御装置、音楽再生装置、サウナ装置、及び、制御方法 オンキヨー株式会社
【課題】屋外に設置された機器を温度から保護するための手段を提供すること。
【解決手段】サウナ装置1は、温度センサー6aと、アンプ9(第1機器)とAC電源102(第1電源)との間に接続された温度スイッチ6(第1スイッチ)と、を備える。温度スイッチ6は、温度センサー6aによって検出された温度が所定値以上である場合に、オン状態となる。サウナ装置1は、アンプ9とAC電源102との間に接続され、ヒーター3(第2機器)への電力供給を検出する電流スイッチ7(第2スイッチ)をさらに備える。電流スイッチ7は、ヒーター3への電力供給を検出した場合に、オン状態となる。
特開2025-110753コンクリートサウナ 株式会社上田商会
【課題】自宅の庭や別荘地などの屋外に設置でき、且ついつでも高温のドライサウナとして用いることができる環境負荷の小さいコンクリートサウナを提供する。
【解決手段】セメント、高炉スラグ微粉末及びフライアッシュを含む低炭素型コンクリートによりプレキャスト工法でそれぞれ個別に製造された床板2、左右側壁板3、4、後壁板5、天井板6と、これらを接続して前面開口の箱状としたコンクリート筐体1と、このコンクリート筐体1の前面開口を塞ぐと共に、開閉扉8を備え、少なくとも一部に耐熱強化ガラスを用いた前面壁7と、前記コンクリート筐体1の外側面に塗布された撥水剤と、前記コンクリート筐体1の左右側壁板3、4、後壁板、天井板6の内側面に設けられた断熱材と、この断熱材の内側面に設けられた木材12とを備え、前記コンクリート筐体1と前面壁7とでサウナ室Sを形成した。
A−3−2−2静電霧化
特表2025-520477電気流体力学によるカプセル化の方法 セーホーエル.ハンセン アクティーゼルスカブ
【要約】本開示は、高電圧源によって提供される静電電荷を使用した、特定の面電荷を有する生体微生物の静電噴霧乾燥についてのプロセスに関し、当該静電電荷は、微生物の面電荷と同じである。
A−4オゾン
特許7703292オゾン発生装置及びオゾン発生方法 株式会社TMEIC
【要約】本開示は、冷媒の冷媒量を必要最小限に抑えて比較的高濃度なオゾンガスを発生することができるオゾン発生装置の構造を提供することを目的とする。そして、本開示のオゾン発生装置において、放電空間(6)の全周囲から中心に向けて原料ガス(G1)が供給され、放電空間(6)にて得られたオゾンガス(G2)は放電中央空間(S1)からガス流出口(12)を介して外部に出力される。低圧電極(1)内に設けられる冷媒流路(4)は、冷媒入口(4a)から冷媒出口(4b)に向けて冷媒(C1)を流すことにより、電極周辺領域(D2)に先がけて電極中心領域(D1)に冷媒(C1)を流す中心優先冷媒流路構造を有している。
特許7712519オゾンガス噴出歯ブラシ装置 原田 哲男 大分精密工業株式会社 日研輝工株式会社
【課題】オゾンガス噴出歯ブラシ装置を提供する。
【解決手段】石英パイプの表面及び/又は内面に、Cr+W又は、Ti+W又は、Cr+Mo又はTi+Moの二種類の金属を蒸着コーティングし、更にCuBを融解焼付けコーティングし、前記石英パイプの空気吸入側にエゼクターを設け出側にネオジ磁石310の磁石配置室を設けた石英パイプ式放電管を内蔵したオゾン発生装置300と、前記オゾン発生装置からのオゾンガスを歯ブラシの内部に導入して歯ブラシの頭部ヘッド104に設けた噴出孔204から噴出すると共に前記頸部内に超音波振動器を内蔵した超音波歯ブラシとからなることを特徴とするオゾンガス噴出歯ブラシ装置。
特開2025-100321オゾンマイクロナノバブルを用いたMBR用中空糸膜オフライン洗浄方法 天津工業大学
【課題】オゾンマイクロナノバブルを用いたMBR用中空糸膜オフライン洗浄方法を提供することを課題とする。
【解決手段】マイクロナノバブル発生器によりオゾンマイクロナノバブルを生成して膜を洗浄し、溶解オゾン濃度を1〜5mg/Lに制御する。本発明は、従来の中空糸膜オフライン洗浄過程で、水中における化学薬品の残留量が過剰であるという問題を解決し、洗浄後の廃液処理問題を避ける。かつオゾンマイクロナノバブルには、高い溶解能力及び高い物質移動効率という利点があり、通常のオゾン水よりも多くのOHラジカルを生成できる。オゾン水を用いて膜を洗浄することにより発生するオゾン利用率が低く、洗浄効果も普通であるという問題を解決することができる。
特開2025-102595ハンディ型オゾン水散布機 株式会社プラン・ドゥ 株式会社ワイズカンパニー 株式会社エムオー商会
【課題】どのような現場でも消臭や除菌が効率良く出来て、また災害時などには機動的に対応することが出来るような、オゾン水散布機を提供する。
【解決手段】配管32が、接続口30から電動ポンプ3を経て、ダイヤモンド電極を備えた電解槽を含むオゾン発生装置5に到り、そこから上記の吐出口14に接続されている。制御装置2が、電動ポンプ3を動作させて給水Wを配管32に取り込んでオゾン発生装置5へ送り、オゾン発生装置5でオゾン水OWを生成する。吸水ホース31は外部のポリタンクや水道設備に接続されるため、自らは給水タンクを備える必要がなく軽量で取り回しがし易い。また二次電池4は充電用ACアダプタにて充電しておけば、このハンディ型オゾン水散布機の使用中は外部電源を全く必要としない。
A−5プラズマ
特許7516647プラズマ発生装置およびプラズマ発生方法 加藤 潔
【課題】108K程度の高温を実現することができる核融合反応発生装置を提供する。
【解決手段】 核融合反応発生装置1は、重水を含む絶縁性を有する液体に電位差を与える少なくとも一対の電極3,3と、一対の電極3,3に接続された直流電源5と、液体に分散された導電性を有する複数のカーボンナノチューブ4と、を備えている。各カーボンナノチューブ4は、直径が10nm程度、長さが3mm程度とされている。電極3,3間の距離が1cmとされている。電極3,3の電位差が100kVとされている。
特開2025-097525プラズマ処理装置及びプラズマ処理装置の制御方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】本開示は、上部電極部がプラズマからの入熱により変形することを抑制する技術を提供する。
【解決手段】基板支持部と、前記基板支持部に対向して設けられる上部電極部と、制御部と、を備え、前記上部電極部は、前記基板支持部の側から順に、電極プレートと、内部に伝熱流体が流れる冷却プレートと、ヒータと、を備え、前記制御部は、プラズマから前記上部電極部に入熱する熱量に応じて、前記ヒータの出力を制御するプラズマ処理装置。
特開2025-097995プラズマ処理のデジタル制御 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】デジタルプロセス制御を使用することによって、より柔軟なシステム制御を可能にする。
【解決手段】処理チャンバ内に配置された制御プレートを含むシステム。制御プレートは、処理チャンバ内に配置された基板をプラズマ関連フラックスに独立して曝露するように設計された一組のプラズマ素子を含む。制御プレートは、一組のプラズマ素子を独立して起動するように設計されている。関連付けられた複数のプラズマ素子は、起動されると、基板をプラズマ関連フラックスに曝露し、関連付けられた複数のプラズマ素子は、起動されないと、基板をプラズマ関連フラックスに曝露することを行わない。制御プレートは、基板をプラズマ関連フラックスに選択的に曝露するために、一組のプラズマ素子の個別の時間依存起動を実行するように設計されている。
特開2025-098123プラズマジェット機器構成を作動するためのシステム及びその方法 ライプニッツ−インスティトゥート ファー プラズマフォルシュング ウント テクノロジー イー ヴイ
【課題】本発明は、非熱的大気圧プラズマを発生させ、かつ制御するためのシステムに関するものである。
【解決手段】システム(1)は作動ガスが第1の開口部(12)を介して導入可能である放電空間(10)であって、プラズマが放電空間(10)において発生可能であり、放電空間(10)は、プラズマが第2の開口部(14)を介して放電空間(10)から排出されることが可能であるように第2の開口部(14)を有する前記放電空間(10)と、放電空間(10)にプラズマを発生させるために電磁場を発生させるための少なくとも1つの高電圧電極(20)とを備える。
特開2025-098142プラズマ処理装置、電源システム、制御方法、及びプログラム 東京エレクトロン株式会社
【課題】ラジカルとイオンの量と質を制御する。
【解決手段】ステージと、第1の周波数で振動するバイアス波形を供給し、前記バイアス波形のサイクルは、予め定められた期間持続し、前記バイアス波形は前記ステージに印加される、第1の高周波電源と、前記第1の周波数よりも高い第2の周波数で振動するソース波形を供給し、前記第2の周波数は、前記バイアス波形の前記サイクルの間、可変である、第2の高周波電源と、前記バイアス波形の前記サイクルの間において、反射波パワーが小さくなるように前記第2の周波数を変更するとともに、前記ソース波形のパワーレベルを上げる期間を有するように前記第2の高周波電源を制御する制御部と、を有する、プラズマ処理装置。
特開2025-098248プラズマ処理システムにおけるRF信号接地帰還の最適化 ラム リサーチ コーポレーション
【課題】半導体ウェハ上のプラズマ処理結果の均一性を得るプラズマ処理システを提供する。
【解決手段】固定外側支持フランジ169は、プラズマ処理システム内の電極を包囲するように形成される。固定外側支持フランジは、垂直部169A及び垂直部の下端から半径方向外側に延びる水平部169Bを有する。連結外側支持フランジ171は、固定外側支持フランジを包囲するように形成される。連結外側支持フランジは、垂直部171A及び垂直部の下端から半径方向外側に延びる水平部171Bを有する。連結外側支持フランジの垂直部は、固定外側支持フランジの垂直部の外側に同心状に配置される。連結外側支持フランジは、固定外側支持フランジから離間され、固定外側支持フランジの垂直部に沿って移動可能である。複数の導電性ストラップの夫々は、連結外側支持フランジに接続された第1の端部及び固定外側支持フランジに接続された第2の端部を有する。
特開2025-098263プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】エッジリング上でのシースの厚さの調整と径方向におけるプラズマの密度の分布の調整を可能とする技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置は、チャンバ、基板支持器、高周波電源、及びバイアス電源を備える。高周波電源は、高周波電極に高周波電力を供給する。バイアス電源は、バイアス電極に電気バイアスを与える。基板支持器上に搭載されたエッジリングが、電気バイアスの一部又は別の電気バイアスを受ける。アウターリングが、エッジリングに対して径方向において外側で延在して、高周波電力の一部を受ける。高周波電力の電力レベルが、電気バイアスの各周期内で電気バイアスに同期して変更される。
特開2025-099627フィルタ回路およびプラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】簡易でコンパクトな高周波フィルタを実現することができるフィルタ回路およびプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】フィルタ回路は、筐体と、突出部と、給電ラインと、を有する。筐体は、導体で形成され、外側導体および内側導体で形成される入力ポートおよび出力ポートを備え、入力ポートおよび出力ポートの外側導体とともにグランド電位となるように構成される。突出部は、導体で形成され、筐体に接続されるとともに、筐体内に螺旋状に突出するように構成される。給電ラインは、筐体内に設けられるとともに、筐体から絶縁される。また、給電ラインは、入力ポートの内側導体である入力側導体と、出力ポートの内側導体である出力側導体と、入力側導体および出力側導体と接続され、突出部と同軸の螺旋状に形成されるアンテナと、を備えるように構成される。突出部およびアンテナは、チョーク構造を形成する。
特開2025-100498混合ガス種プラズマ源システム エフ イー アイ カンパニ
【課題】プラズマ源において複数の固有のガス種の混合を最適化するイオンビームシステムを提供する。
【解決手段】イオンビームシステムは、プラズマ源チャンバを画定するプラズマ源管と、第1のガスを収容する第1のガスリザーバと、第2のガスを収容する第2のガスリザーバと、第1のガスリザーバに流体的に結合されており、第1のガスの第1の流量を制御するように構成された第1のコントローラと、第2のガスリザーバに流体的に結合されており、第2のガスの第2の流量を制御するように構成された第2のコントローラと、を含む。システムはまた、第1のコントローラに流体的に結合された第1の端部とプラズマ源チャンバに流体的に結合された第2の端部とを含む、第1の毛細管狭窄部と、第2のコントローラに流体的に結合された第3の端部とプラズマ源チャンバに流体的に結合された第4の端部とを含む、第2の毛細管狭窄部と、を含み、第1の毛細管狭窄部及び第2の毛細管狭窄部は、別個である。
特開2025-101541プラズマ発生装置及びプラズマ発生方法 東英産業株式会社
【課題】大気圧下に於いて省電力で低温プラズマを発生させることができ、例えば、高分子フィルム等の被処理物に対し表面改質を施すこと等が可能な新規のプラズマ発生装置及びプラズマ発生方法を提供する。
【解決手段】プラズマを発生させるプラズマ発生装置1であって、ロール型ブラシ10と、ロール型ブラシ10に対向する対向電極20と、ロール型ブラシ10及び対向電極20に電気的に接続し、交流電圧を印加する交流電源部30と、ロール型ブラシ10及び対向電極20を相対的に移動させる移動機構40とを備え、交流電源部30は、対向電極20を接地電位とし、ロール型ブラシ10と対向電極20との間に交流電圧を印加するものであり、移動機構40により、ロール型ブラシ10及び対向電極20を相対的に移動させることにより、ロール型ブラシ10を対向電極20又は誘電体の表面に摺動させ、これにより、ロール型ブラシ10と、対向電極20又は誘電体の表面との間にプラズマを発生させる。
特開2025-101837治具、および、プラズマ切断トーチの電極の寿命の確認方法 株式会社ダイヘン
【課題】プラズマ切断トーチの電極の寿命を確認可能な簡素な構成の治具を提供する。
【解決手段】治具1は、プラズマ切断トーチ10の電極22の寿命を確認するものであり、プラズマ切断トーチ10の先端にて電極22を取り囲むチップ30の開口31aに挿通可能なピン2と、開口31aに挿通されたピン2に電極22が接触したことを検知する検知部5と、ピン2と電極22との接触が検知部5によって検知されたことを表示する表示部6とを備える。ピン2は、開口31aから電極22側に向けて所定の長さだけ開口31aに挿通可能に構成される。
特開2025-102426プラズマエッチング装置用部材に好適な成膜材料 トーカロ株式会社
【課題】プラズマエッチング装置用部材として好適である、耐プラズマ性が高いEr2O3−Al2O3複合酸化物系成膜材料、成膜方法、及び、被膜、特に溶射膜を提供する。
【解決手段】(a)2種以上のEr2O3−Al2O3複合酸化物を含有する成膜材料、又は(b)1種以上のEr2O3−Al2O3複合酸化物とEr2O3とを含有する成膜材料であって、前記(a)における、前記2種以上のEr2O3−Al2O3複合酸化物の合計モル量に対する、Er2O3の換算モル量、又は、前記(b)における、前記1種以上のEr2O3−Al2O3複合酸化物及び前記Er2O3の合計モル量に対する、Er2O3の換算モル量が、いずれも、38〜75モル%であることを特徴とする成膜材料。
特開2025-102909プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 東京エレクトロン株式会社
【課題】エッジリングの消耗を抑制する技術を提供する。
【解決手段】 開示されるプラズマ処理装置は、チャンバ、チャンバ内の基板支持部、プラズマ生成部、バイアス電源、エッジリング、リフト機構、切替器、及び制御部を含む。バイアス電源及び/又はプラズマ生成部の高周波電源は、基板支持部の基台に電気的に結合されている。リフト機構は、導電リング、ロッド、アクチュエータ、及び接続部材を含み、導電リングによって支持した状態のエッジリングを上下に移動させるように構成されている。接続部材は、導電リングと基台との間の電気的接続を提供する。切替器は、エッジリングと基台が互いに電気的に結合された第1の状態とエッジリングと基台が互いから電気的に分離された第2の状態を切り替え可能に構成されている。制御部は、切替器を制御するように構成されている。
特開2025-103446パルスプラズマスラスタ 国立大学法人山梨大学
【課題】推進方向以外への推力発生を抑制することができ、かつ、長期的に安定したインパルスビットを達成可能なパルスプラズマスラスタを提供する。
【解決手段】陽極、推進剤、及び陰極を備え、陽極と推進剤と陰極とが第1方向に沿って配置されたパルスプラズマスラスタであって、陽極及び陰極は、相対位置が互いに固定されており、推進剤は、陽極に対して前記第1方向に沿って相対移動可能であり、かつ、第1方向における一方側に陽極収容部が形成されるとともに、他方側にキャビティが形成されており、陽極収容部には、陽極が配置され、キャビティは、他方側に開口を有し、一方側から前記他方側に向かって拡大する形状に形成されているとともに、陽極収容部と連通することで陽極に隣接するよう構成され、陰極は、貫通孔が形成されるとともに、貫通孔の少なくとも一部が前記キャビティと連通するように配置されており推進剤は、他方側に向かって付勢される。
特開2025-104464プラズマ処理装置 ウシオ電機株式会社
【課題】プラズマ処理装置に対する基材の接触や接近に起因する、基材と電極間の放電を抑制できる、プラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】ガス流路内を通流する原料ガスに対して電圧を印加することで生成したプラズマ含有ガスを処理対象の基材に吹き付けるプラズマ処理装置であって、第一方向に互いに対向する一対の電極と、前記一対の電極間に電圧を印加する電源ユニットと、前記プラズマ含有ガスを外部に向けて吹き出すガス吹出部と、前記ガス吹出部の近傍の温度、及び前記ガス流路内の圧力のうちの、少なくとも一方を計測する計測部と、前記計測部が計測した計測値に基づく経時的な変化が、所定の基準態様を超える程度の変化を示す場合に、前記電源ユニットの動作を変更する制御部と、を備える。
特開2025-105017プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】基板にラジカルを供給するプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】処理容器と、前記処理容器内に設けられた載置台と、前記処理容器内にプラズマ形成空間を区画する天壁及び側壁と、前記側壁に設けられ、高周波電力が供給される複数の電極対と、を備える、プラズマ処理装置。
特開2025-106601プラズマ処理装置 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマエッチングにおいてマスクのエッチングに対するシリコンを含有する膜のエッチングの選択比を向上する技術を提供する。
【解決手段】開示されるプラズマ処理装置は、ガス供給口及びガス排出口を有するチャンバと、プラズマ生成部と、制御部とを備え、前記制御部は、前記チャンバ内に、シリコン酸化膜を含むシリコン含有膜と、前記シリコン含有膜上のマスクとを有する基板を配置する工程と、フッ化水素ガス及びハロゲン含有ガスを含む第1の処理ガスを供給する工程と、前記第1の処理ガスから生成したプラズマにより、前記シリコン含有膜をエッチングする工程と、を含む処理を実行する。
特開2025-108402プラズマチャンバ及びチャンバ部品の洗浄方法 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】現場プラズマの1つ又は複数の特性を操作することによって基板支持アセンブリの所望の表面を優先的に洗浄するプラズマ処理システム及びプラズマ処理方法を含む。
【解決手段】プラズマ処理方法は、チャンバリッドと基板支持アセンブリとによって画定される処理領域にプラズマを発生させることと、エッジリングと基板支持面とをプラズマに曝露することと、エッジ制御電極にパルス電圧(PV)波形を確立することと、を含む。
特開2025-108481誘導コイル構造体及び誘導結合プラズマ発生装置 エンツーコア テクノロジー,インコーポレーテッド
【課題】誘導コイルの構造によって蓄電結合を減少させ、安定的に高効率の誘導結合プラズマ発生装置を提供する。
【解決手段】誘導結合プラズマ発生装置100は、長さ方向に延長される誘電体チューブ130と、前記誘電体チューブ130を包むように配置され、前記誘電体チューブ130内に誘導結合プラズマを生成する第1誘導コイル構造体110と、互いに逆位相の正の出力及び負の出力を提供し、前記第1誘導コイル構造体110の両端にRF電力140の正の出力及び負の出力をそれぞれ供給し、駆動周波数を変更するRF電源140と、前記RF電源140の正の出力端と前記第1誘導コイル構造体110の一端との間に配置された第1メイン蓄電器121と、前記RF電源140の負の出力端と前記第1誘導コイル構造体110の他端との間に配置された第2メイン蓄電器122と、を含む。
特開2025-109074プラズマ発生用のアンテナ及びそれを備えるプラズマ処理装置 日新電機株式会社
【課題】通電による電蝕を防止するプラズマ生成アンテナを提供する。
【解決手段】アンテナは、2つの導体要素31と、隣り合う前記導体要素31の間で絶縁する絶縁要素32と、前記導体要素31と電気的に直列接続された容量素子33で、前記導体要素31の一方に接続された第1の電極33Aと、前記導体要素31の他方に接続され、前記第1の電極33Aに対向した第2の電極33Bと、前記第1の電極33A及び前記第2の電極33Bの間の空間をある液体誘電体とからなる容量素子33と、前記第1の電極31Aと前記一方の導体要素31との間、及び前記第2の電極33Bと前記他方の導体要素31との間にそれぞれにスペーサ部材34とを備え、前記導体要素31と前記スペーサ部材34とが互いに異なる金属で構成され、前記スペーサ部材34の表面に、酸化被膜、又は前記導体要素と同じ金属からなる金属被膜が形成されているアンテナ。
特開2025-110026セラミックス焼結体、および、プラズマ発生用電極 日本特殊陶業株式会社
【課題】セラミックス焼結体において、熱応力に対する耐久性を向上させる技術を提供する。
【解決手段】セラミックス焼結体は、チタン(Ti)、バナジウム(V)、ジルコニウム(Zr)、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)、および、タングステン(W)から選択される5種または6種の元素からなる第1特定元素と、イットリウム(Y)およびアルミニウム(Al)から選択される1種の元素からなる第2特定元素と、炭素元素(C)と、を含み、第1特定元素と第2特定元素と炭素元素との合計は、98at%以上であり、セラミックス焼結体は、互いに組成が異なる、複数種の組織を備えており、複数種の組織のうちの一つは、第1特定元素のうちの少なくとも3種以上の元素を含む固溶体を有している。
特開2025-110412プラズマ処理装置、基板処理システム及び固定具 東京エレクトロン株式会社
【課題】プラズマ処理装置や基板処理システムの構成部材間の脱着を容易にする技術を提供する。
【解決手段】チャンバを備えるプラズマ処理装置が提供される。当該装置は、第1部材と、第2部材と、第1部材と第2部材とを軸方向に沿って着脱可能に固定するように構成される固定具であって、第1部材に固定されるオス型部材と、第2部材に固定されるとともに、オス型部材を受け入れるように構成されるメス型部材とを備える固定具とを含む。オス型部材は、軸方向に延び、先端において拡径する軸部材を備える。メス型部材は、第2部材に固定される収容部材と、収容部材内に配置される保持部材と、保持部材に保持される球状部材とを含む。球状部材は、保持部材が軸方向であって開口に向かう方向である第1方向に移動すると、収容部材の内壁のテーパ部分によりガイドされて径方向の内側に向かって移動するように構成される。
特開2025-111671基板処理システムにおいてプラズマを生成するために電力を供給する直接駆動システム用のRF基準測定回路 ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】基板処理システムは、駆動回路と、RF基準測定回路と、メイクブレイクコネクタとを含む。駆動回路は、第1のRF周波数でRF駆動信号を生成する。RF基準測定回路は、入力インピーダンスと出力インピーダンスとを有するLC回路を含む。LC回路の出力は、RF電力計およびダミー負荷に接続される。メイクブレイクコネクタは、駆動回路をRF基準測定回路および基板処理システムの構成要素を含む処理チャンバ負荷のうちの1つに接続する。駆動回路の出力インピーダンスは,LC回路の入力インピーダンスのインピーダンスに整合する。駆動回路の出力インピーダンスは、RF電力計およびダミー負荷のインピーダンスに整合しない。LC回路は、駆動回路のインピーダンスをRF電力計およびダミー負荷に整合させる。
特表2025-520045水平電極を利用した粉末表面処理用プラズマ装置 イノプラッツテック カンパニー リミテッド
【要約】本発明による水平電極を利用した粉末表面処理用プラズマ装置は、水平方向に配され、平らな板状の水平電極上に粉末を載せてプラズマ処理することにより、粉末の損失がほとんど発生せず、より迅速かつ均一に表面処理できるという利点がある。また、プラズマ処理する間に水平電極に振動を加えて水平電極を叩く効果を与えることにより、水平電極の表面に相対的により近くに位置した粉末と遠く位置した粉末との位置が互いに変わることが繰り返してなされ、粉末をより均一に表面処理できるという利点がある。また、水平電極を上下方向に複数個積層させることにより、一回に処理することができる容量を調節可能である。
特表2025-520321構造的に複雑な基板のためのプラズマ強化型化学気相成長 ロウ,オースティン
【要約】基板は、第1の外面と、第1の外面の反対側の第2の外面と、第1の外面から第2の外面に延びる体積を有する領域とを含む。この領域の体積の少なくとも一部は、格子間位置の空洞を画定し、格子間位置は、表面を有する壁によって画定され、表面は、プラズマ形成堆積層を含む。
特表2025-521059プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 株式会社日立ハイテク
【要約】態様は、低電力マイクロ波プラズマ処理適用における均一なエッチング結果を促進できるプラズマ処理技術を提供することに関する。プラズマ処理装置は、制御部を含み、制御部は、マイクロ波電源に、プラズマ処理室に均一に分布したプラズマを生成するために、第1の電力および第1のデューティ比を有する第1のマイクロ波パルスを出力させ、マイクロ波電源に、第1の電力より小さい第2の電力および第1のデューティ比よりも大きい第2のデューティ比を有する第2のマイクロ波パルスを出力させ、RFバイアス電源に、基板台に対してウエハバイアス電圧を印加させ、マイクロ波電源およびRFバイアス電源に、第2のマイクロ波パルスおよびウエハバイアス電圧の出力を停止させるように構成されている。
特表2025-521245遠隔プラズマプロセス用エッチャントを生成するための装置 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】エッチャントを生成するための遠隔プラズマ源(RPS)は、対称的な中空カソードキャビティを活用してエッチング速度を向上させる。RPSは、第1の中空キャビティ内に中空カソード効果を誘発するように構成された第1の中空キャビティを有する上部電極と、第2の中空キャビティ内に中空カソード効果を誘発するように構成された第2の中空キャビティを有する下部電極であって、第1の中空キャビティと第2の中空キャビティは対称である、下部電極と、上部電極と下部電極との間に位置決めされ、上部電極と下部電極を電気的に分離する第1の間隙と、第1の間隙内で下部電極と直接接触し、環状誘電体カバーの最上面と上部電極の最下面との間に第2の間隙を形成する環状誘電体カバーとを含む。環状誘電体カバーは、第1の間隙の高さの約50%から約95%を占める。
特表2025-521476金属のプラズマ強化低温原子層堆積 ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】300℃以下の温度で基板表面を金属前駆体および直接または遠隔で生成された水素含有ガス源のプラズマと接触させることによる金属薄層の塗布を含む、低温プラズマ強化原子層堆積プロセスが提供される。
特表2025-522243スワールモーションサイドガスフィードが備えられたプラズマチャンバ ナイスプラズマ コーポレーション ナイス スター コーポレーション
【要約】本発明はスワールモーションサイドガスフィードが備えられたプラズマチャンバに関するもので、前記ウェーハが載置される載置部が備えられたハウジング、前記ハウジングの側面に備えられ、前記ハウジングの内部にガスを噴射する第1スワールモーションサイドガスフィード、前記ハウジングの側面に備えられ、前記ハウジングの内部にガスを噴射する第2スワールモーションサイドガスフィードを含み、前記第1スワールモーションサイドガスフィードと前記第2スワールモーションサイドガスフィードは、前記ハウジングの壁面に沿ってガスを噴射し、前記第1スワールモーションサイドガスフィードは、前記載置部が形成する平面と平行な方向に延長される平面上でガスを噴射し、前記第2スワールモーションサイドガスフィードは、前記載置部が形成する平面と平行な方向に延長される平面に対して角度を形成してガスを噴射することを特徴とするものである。
特表2025-522586プラズマ処理システムのための可動エッジリング ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】エッジリングシステムが、可動上部リングと、可動上部リングの上方におよび半径方向外向きに配置されるように構成されたカバーリングと、を含む。カバーリングは、環状本体と、環状本体から半径方向内向きに延在する階段部分と、を含む。階段部分は、可動上部リングの外側エッジの上方に延在するように構成される。環状リセスが、階段部分の下方のカバーリングの内半径において画定される。可動上部リングは、環状本体と、湾曲した外半径と、を含む。リングセンタリング部分が、環状本体の下側表面中に形成され、可動上部リングを可動支持リング上でセンタリングするように構成される。
特表2025-522919空気の浄化及びエアロゾル活性化のためのプラズマシステム ザ、トラスティーズ オブ プリンストン ユニバーシティ
【要約】ガス又はエアロゾルを浄化するための装置、システム、及び技術が開示される。かかる技術は、例えば、既存のネブライザ若しくはアトマイザと併せて、又は住宅用、商用、若しくは産業用のHVACシステムと併せて利用され得る。装置は、ハウジングであって、ガス又はエアロゾルが入口からハウジングを通って出口に通過することを可能にするように構成された、ハウジングを含み得る。装置は、開口部に位置決めされた、又は開口部の端部を覆う、誘電体バリア放電(DBD)要素を含み得る。DBD要素は、プラズマを生成するように構成され得、かつガス又はエアロゾルがDBD要素の表面に沿って又は表面を通って通過することを可能にするように構成され得る。プラズマを通過するときに、ガス又はエアロゾル内に殺菌性化合物が作成されて、ガス又はエアロゾルを浄化することを可能にする。次いで、浄化されたガス又はエアロゾルは、例えば、マスク、部屋、などに送ることができる。
特表2025-523318電解質ジェットによって工作物の導電性の表面をプラズマ電解加工するための装置及び方法 テヒニッシェ ウニヴェルズィテート ベルクアカデミー フライベルク
【要約】工作物(3)の導電性の表面(2)をプラズマ電解加工するための装置(1)及び方法が記載され、ここでは、少なくとも2つのジェット作用領域が工作物の表面上に生成されることが必要とされる。装置は、表面(2)に電解質ジェットを印加するための印加ユニット(4)と、電解質ジェットを生成するために必要な電解質を印加ユニット(4)に少なくとも一時的に供給するための供給ユニット(5)と、加工中に、表面(2)に対する対向電極を形成する少なくとも1つの電極(6)と、加工中に、電極と表面とに電気エネルギを供給する少なくとも1つの電気的なエネルギ源(7)と、を有しており、電極(6)と加工されるべき表面(2)との間に電解質との接触時に電流が流れるように構成されている。
特表2025-523413プラズマ動作中のステーション電圧の変調 ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】本明細書の様々な実施形態は、プラズマ動作中のステーション電圧の変調のためのシステム、装置、および方法に関する。いくつかの実施形態では、システムは、プロセスチャンバと、プロセスチャンバの電力供給されない電極に動作可能に結合された少なくとも1つの可変リアクタンス要素と、コントローラと、を備える。いくつかの実施形態では、コントローラは、1つまたは複数の構成要素に関連する1つまたは複数のターゲット電圧を決定するように構成される。コントローラは、1つまたは複数のターゲット電圧に基づいて、少なくとも1つの可変リアクタンス要素の値を決定するように構成され得る。コントローラは、少なくとも1つの可変リアクタンス要素が決定された値を有することを引き起こすことであって、少なくとも1つの可変リアクタンス要素が決定された値を有することを引き起こすことが、プロセスチャンバの1つまたは複数の構成要素に関連する1つまたは複数の電圧が1つまたは複数のターゲット電圧のほうへ移動することを引き起こす、少なくとも1つの可変リアクタンス要素が前記決定された値を有する
特表2025-523650非接触プラズマモニタリング方法、およびこれを利用した非接触プラズマモニタリング装置 コリア インスティテュート オブ フュージョン エナジー
【要約】非接触プラズマモニタリング方法、およびこれを利用した非接触プラズマモニタリング装置が開示される。前記非接触プラズマモニタリング方法は、アンテナを含む誘導結合プラズマ発生器の外部に1つ以上のRFセンサーを配置し、前記アンテナによって前記RFセンサーに誘導される誘導起電力を時間に対する関数でそれぞれ測定する第1段階;前記各時間に対する誘導起電力の関数をフーリエ変換した後、n次ハーモニックの振幅値をそれぞれ導出する第2段階;および前記各n次ハーモニックの振幅値から前記プラズマ発生器内のプラズマの状態を導出する第3段階;を含むことができる。
特表2025-523759レーザ吸収種センサからのフィードバックを介したプラズマ源の閉ループ制御 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】本明細書で開示される実施形態が、半導体処理ツールを含む。一実施形態において、半導体処理ツールが、チャンバ、基板を固定するよう構成されたチャンバ内のペデスタル、及びペデスタルの上方のプラズマ源を備える。一実施形態において、レーザ光源がチャンバに接続され、検出器が、レーザ光源の真向いでチャンバに接続される。一実施形態において、検出器が、レーザ光源に光学的に結合されるよう構成される。
特表2025-524013パルス化された高周波信号によるプラズマの点火及び/又は維持方法、電力発生器及びプラズマ装置 トゥルンプフ ヒュッティンガー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
【要約】パルス化された高周波信号を用いたプラズマの点火及び/又は維持方法は、a)パルス化された高周波信号を生成するステップと、b)1つのパルス(10)内の所定の第1の時間間隔(I)の間に、周波数掃引に従って高周波信号の周波数を変化させるステップと、及び/又は、電力掃引に従って高周波信号の振幅を変化させるステップと、c)プラズマプロセスの少なくとも1つのプロセスパラメータを監視するステップと、d)実行された掃引に対するプロセスパラメータの関係を確定するステップと、e)1つ又は複数の掃引に関連する、1つ又は複数の監視されるプロセスパラメータが、それぞれ所定の値を取るか、又は所定の値範囲内にあるかどうかを検出するステップと、を含む。
特表2025-524042プラズマ処理装置及びそれを含む二次電池用ラミネートシステム エルジー エナジー ソリューション リミテッド
【要約】本発明の一実施例による二次電池用単位セルのプラズマ処理装置は、二次電池用単位セルの分離膜を移送し、金属部材が内蔵される放電ローラーと、金属部材との相互反応によってプラズマを発生させて分離膜の表面に照射するプラズマ処理部材と、を含み、放電ローラーの外面には、所定の段差を有するように設けられるパターン部が形成されていることを特徴とする。
特表2025-524221レーザ又はプラズマの点火及び電力供給方法、並びに、プラズマシステム又はレーザシステム トゥルンプフ ヒュッティンガー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
【要約】放電チャンバ30内のレーザ又は加工プラズマの、改善された点火及び電力供給方法は、a.増幅器12の出力ポート24から放電チャンバ30に電力を供給するステップと、その際、増幅器12は、それぞれが結合器22に信号を供給する少なくとも2つの増幅器経路部14、16を含み、結合器22は、出力ポート24と絶縁ポート26とを有し、振幅関係及び/又は位相関係に依存して信号を結合し、出力ポート24及び/又は絶縁ポート26に電力を供給するように構成されており、b.レーザ又は加工プラズマの点火を行うために、第1の制御モードに従って、絶縁ポート26及びグランド39に接続されたインピーダンス切換部27、27a、27bを制御するステップと、c.レーザを動作させるために、又は放電チャンバ30において加工プラズマを維持するために、第2の制御モードに従って、絶縁ポート26に接続されたインピーダンス切換部27、27a、27bを制御するステップと、を含む。
特表2025-524241プラズマ活性化液を生産するための方法、装置、および装置の使用 クリスチャン ブスケ
【要約】プラズマ活性化液(202)を生産するための方法が提案され、この方法においては第1の作業ガス(94、112、152、194)が第1のプラズマソース(72、102、132、172)に供給され、第1のプラズマソース(72、102、132、172)によって第1の作業ガス(94、112、152、194)においてプラズマが生成されることによって、第1のプラズマソース(72、102、132、172)が第1の反応性ガス流(90、120、156、176)を提供し、さらなる作業ガス(96、114、154、196)がさらなるプラズマソース(74、104、134、174)に供給され、さらなるプラズマソース(74、104、134、174)によってさらなる作業ガス(96、114、154、196)においてプラズマが生成されることによって、さらなるプラズマソース(74、104、134、174)がさらなる反応性ガス流(92、122、158、178)を提供し、第1の反応性ガス流およびさらなる反応性ガス流(90、120、156、176、92、122、158、178)を使用し
特表2025-524265プラズマ改質によるシリコン炭素複合材料の調製方法、シリコン炭素複合材料および応用 勝華新材料科技(眉山)有限公司 勝華新材料科技(連江)有限公司 石大勝華新材料集団股▲ふん▼有限公司
【要約】本発明は、プラズマ改質によるシリコン炭素複合材料の調製方法、シリコン炭素複合材料および応用を開示し、アミノ化多孔質炭素を堆積チャンバに入れ、シランガスを堆積チャンバに通し、アミノ化多孔質炭素にナノシリコンを堆積させ、シリコン炭素前駆体材料を得るステップS10)と、シリコン炭素前駆体材料をプラズマ法改質用チャンバに移し、プラズマの形態でハロゲンガスを通し、生成したハロゲンイオンをシリコン炭素前駆体材料の表面に堆積させ、ハロゲン化炭素で被覆されたシリコン炭素前駆体材料を得るステップS20)と、ハロゲンガスの通しを停止し、プラズマの形態で炭素源ガスを通すステップS30)と、を少なくとも含み、調製されたシリコン炭素複合材料は、構造的に安定したコア・シェル構造を形成し、シリコンの膨張問題を大幅に低減し、それを応用した電池のサイクル性能を大幅に向上させることができ、また、本出願はプロセスが簡単で、プラズマ法を用いてシリコン炭素材料を改質することで、大量調製と大規模の工業化を達成することが容易である。
特表2025-524730非熱的プラズマ洗浄デバイスおよび洗浄方法 オーロラ ユニベルシテ デ ランス シャンパーニュ−アルデンヌ
【要約】非熱的プラズマ洗浄デバイス(12)は、ガス供給源に流体接続するための入力ポート(30)を含む筐体(16)と、電波源(18)と、洗浄ステップの間、少なくとも2回、好適には少なくとも3回の非熱的プラズマ生成サイクルを連続的に行うように構成されたコントローラ(22)とを含み、各非熱的プラズマ生成サイクルは、第1の所定の持続時間の間、電波源(18)をアクティブ状態であるように制御し、筐体(16)内に非熱的プラズマを生成することと、第2の所定の持続時間の間、電波源(18)を非アクティブ状態であるように制御することとを含み、入力ポート(30)は、少なくとも第2の所定の持続時間の間、開放状態である。
A−6超音波
特許7702188超音波ソナー装置 本多電子株式会社
【要約】超音波ソナー装置1は、少なくとも方位方向に設定された方向から反射された超音波TBの反射波の受信信号に基づいて、水中の探知結果22aを水平面と平行な面に投影して示した水平探知結果画像22を生成する探知結果画像生成手段16を有する。探知結果画像生成手段16は、水平探知結果画像22における一部の方位方向の領域に、水平面と平行な面に投影した水中の探知結果22aではなく、鉛直方向から反射された超音波TBの反射波の受信信号に基づく鉛直方向の探知結果22bを示すように、水平探知結果画像22を生成する。
特許7708330超音波トランスデューサおよびこれを備えるパラメトリックスピーカ 株式会社村田製作所
【要約】第1振動板(110)は、第1振動板(110)に直交する方向において少なくとも一つのユニモルフ型圧電振動子(130)とは逆位相で共振振動する。少なくとも一つの枠体(120)の内側における長手方向の寸法(L1)は、少なくとも一つの枠体(120)の内側における長手方向と直交する短手方向の寸法の4倍以上である。第2振動板(135)は、第1振動板(110)に直交する方向から見て、短手方向において少なくとも一つの枠体(120)の内周面における短手方向の両端縁(120s1,120s2)で挟まれた領域内に位置し、かつ、少なくとも一つの枠体(120)の内周面における短手方向の一方の端縁(120s1)と第2振動板(135)の短手方向の一方の端縁(135s1)との短手方向における平均距離(D1)、および、少なくとも一つの枠体(120)の内周面における短手方向の他方の端縁(120s2)と第2振動板(135)の短手方向の他方の端縁(135s2)との短手方向における平均距離(D2)、の各々は、少なくとも一つの枠体(120)の内側における短手方向の寸法(L2)の1/6以下である。
特許7713260超音波治療装置 ソニア・セラピューティクス株式会社
【課題】本発明の目的は、超音波治療装置について、治療用超音波の焦点の位置に患部の位置を合わせる作業を容易にすることである。
【解決手段】HIFU制御部26は、Bモード画像生成処理、目標設定処理、焦点位置決定処理および表示処理を実行する。Bモード画像生成処理は、超音波プローブ10にイメージング超音波を送受信させ、超音波プローブ10から出力される受信信号に基づいて、Bモード画像データを生成する処理である。目標設定処理は、Bモード画像データが示す画像に、照射目標領域50を設定する処理である。焦点位置決定処理は、治療用超音波の焦点の位置を求める処理である。表示処理は、焦点インジケータ52および照射目標領域50を、Bモード画像に重ねて案内表示器40に表示する処理である。
特開2025-097418電気音響変換器、アレイスピーカ、ウェアラブルデバイス、スピーカおよび超音波発信器 株式会社リコー
【課題】電気音響変換器の配置面積当たりの音圧レベルを向上した電気音響変換器を提供すること。
【解決手段】電気音響変換器10は、振動部1と、前記振動部と対向する領域に設けられ当該振動部を振動させる複数の駆動部5と、前記振動部と対向する領域に設けられ前記複数の駆動部を支持する支持部6と、前記振動部と前記複数の駆動部のそれぞれを継合する継合部3と、を有し、前記複数の駆動部は、前記支持部を中心として延出する、ことを特徴とする。
特開2025-097516超音波診断装置、方法及びプログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】厚み付き画像において適切な計測を可能にすること。
【解決手段】実施形態の超音波診断装置は、生成部と、推定部とを備える。生成部は、被検体に対して送信された超音波の反射波信号に基づいて、厚み付き画像を生成する。推定部は、厚み付き画像上で指定された計測点の周囲の画像情報に基づいて、当該計測点の3次元的な位置を推定する。
特開2025-098537超音波診断装置 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】本発明の目的は、ドプラ計測によって得られる情報に含まれる不要成分を抑制しながらも、ドプラ計測において超音波パルスを送信する回数を減らすことである。
【解決手段】情報処理部26は、ウォールフィルタ38から出力された受信ドプラ信号に基づいてドプラ計測情報を生成するドプラ計測部40と、トレーニング情報および目標情報に基づいて構築された機械学習モデル44とを含む。トレーニング情報は、K個の受信ドプラ信号から得られる情報である。目標情報は、K個の受信ドプラ信号から得られたときと同一の測定対象物について、J個の受信ドプラ信号から得られる情報である。ここで、JおよびKは2以上の整数であり、JはKよりも大きい。機械学習モデル44は、入力情報に基づいてドプラ計測情報を生成する。入力情報は、被検体18における測定対象物に対して、K個の受信ドプラ信号から生成される情報である。
特開2025-098558超音波断層画像処理装置及び超音波断層画像処理プログラム 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】超音波断層画像の断面種別を予測する第1学習モデルと、特定の断面種別の超音波断層画像に含まれる組織構造物を予測する第2学習モデルと、を用いて超音波断層画像に含まれる組織構造物を特定する際の特定精度を向上させる。
【解決手段】断面種別特定部38は、対象画像を第1学習モデル32に入力し、対象画像TIに対する第1学習モデル32の予測結果に基づいて、対象画像TIの断面種別を特定する。組織構造物特定部40は、特定断面に関連付けられた最初の第2学習モデル34に対象画像TIを入力して、対象画像TIに含まれる第1組織構造物を特定する。表示制御部22は、第1組織構造物に関する第1組織構造物情報をディスプレイ24に表示させる。組織構造物特定部40は、ユーザからの指示に応じて、最初の第2学習モデル34以外の他の第2学習モデル34に対象画像TIを入力して、対象画像TIに含まれる第2組織構造物を特定する。
特開2025-098939超音波センサ、超音波センサの信号処理方法、及び車両 ヒュンダイ・モービス・カンパニー・リミテッド
【課題】超音波センサ、超音波センサの信号処理方法、及び車両を提供する。
【解決手段】本発明の実施形態による超音波センサは、バースト信号に基づいて超音波信号を送信し、超音波信号に対するエコー信号を受信する送受信インターフェースと、バースト信号及びエコー信号からエンベロープ信号を検出する信号処理モジュールと、予め設定されたサンプリングレートに基づいてエンベロープ信号と予め設定されたしきい値とを比較し、エンベロープ信号の大きさが予め設定された基準を満たす場合のエンベロープ信号の大きさからなるデータフレームを生成する信号圧縮モジュールと、を含むことができる。
特開2025-099572圧電デバイス及び超音波流量計 アズビル株式会社 アズビル金門株式会社
【課題】パッキンにおける圧電素子からの振動の減衰を抑えつつ、取付板のパッキンへの取付負荷を低減することができる圧電デバイスを提供する。
【解決手段】圧電デバイス40は、圧電素子42に取り付けられる上面41aと、上面41aの反対側に位置する下面41bとを有する金属板41と、上面41aを支持する第1支持部55bと、下面41bを支持する第2支持部55dとを有するパッキン45とを備える。第1支持部55bが上面41aを支持する第1支持領域と、第2支持部55dが下面41bを支持する第2支持領域とは、金属板41の厚さ方向において重ならない。
特開2025-099573圧電デバイス及び超音波流量計 アズビル株式会社 アズビル金門株式会社
【課題】音響インピーダンスの差を大きくすることで、振動の筐体への伝達を抑制することができる圧電デバイスを提供する。
【解決手段】圧電デバイス40は、ケース部材20a,20bに設けられ、圧電素子42が取り付けられる金属板41を内周部に支持するパッキン45を備える。パッキン45は、ケース部材20a,20bと金属板41との間に中空部Sを形成する突出部53を有する。
特開2025-099574配線構造及び超音波流量計 アズビル株式会社 アズビル金門株式会社
【課題】配線を適切に引き回して固定し、振動ノイズの配線への伝播を抑制することができる配線構造を提供する。
【解決手段】圧電素子42が取り付けられる金属板41と、ケース部材20に設けられ、金属板41及び圧電素子42に接続される配線44を保持する配線保持部54を有するパッキン45と、配線44を保持した配線保持部54を押さえるキャップ30とを備える。配線44の周囲は、配線保持部54を形成するパッキン材料によって覆われる。
特開2025-099751超音波診断装置、超音波診断装置の制御方法、及びプログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】超音波走査を効率的かつ適切に行うこと。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、取得部と、決定部と、走査制御部とを備える。取得部は、超音波プローブの生体接触面に加わった圧力の状態を表す圧力状態情報を取得する。決定部は、取得部により取得された圧力状態情報に基づいて、超音波の走査範囲における走査条件を決定する。走査制御部は、決定部により決定された走査条件に基づいて、超音波プローブに超音波走査を実行させる。
特開2025-100154超音波検査の実技教育システム 東郷三四郎 池田大悟 大屋志友 栗田佑希 杉浦勇希 鈴木健心 田島 拳士郎 田村和輝 柘植祥吾 堀尾克磨
【課題】超音波診断装置の検査者による描出技術向上をサポートする実技教育システムを提供する。
【解決手段】超音波診断装置から出力された描出断面を取り込む取込み部と、取り込んだ当該描出断面の品質の判定を、当該描出断面において描出の目的とする構造物の全体又は一部の描出状態、及び当該描出断面において描出の目的とする構造物に隣接する構造物の描出状態を基に内部処理して行う判定部と、当該判定の結果を出力する出力部と、当該出力部から出力された上記判定の結果に応じて、断面の描出をサポートするインストラクションを提示する提示部と、を有する実技教育システムを提供する。これにより検査者は、指導者の指導を受けなくても、提示部によるインストラクションに従って走査を行うことで適切な断面描出を達成できる。
特開2025-100950超音波を用いた媒体の特性評価のための方法及びシステム サントル・ナシオナル・ドゥ・ラ・ルシェルシュ・シアンティフィク スーパー ソニック イマジン エコール・シュペリウール・ドゥ・フィジーク・エ・ドゥ・シミー・アンデュストリエル(ウエスペセイ) ユニヴェルシテ・パリ・シテ
【課題】媒体の超音波特性評価のための方法及びシステムを提供する。
【解決手段】媒体の超音波特性評価方法は、一連の入射超音波を生成するステップと、入力放射ベース(i)及び出力受信ベース(u)の間において定義される正準反射行列Rui(t)を測定するステップと、複数の周波数fにおいて、かつ、基準点のまわりの領域におけるいくつかの点に関して、正準反射行列Rui(t)から取得される媒体の1組の応答Rを決定するステップと、さまざまな点における媒体の応答から、基準点に対して適応されかつ周波数fにおいて決定された周波数補正法則Φを決定するステップと、基準点のまわりの媒体の応答Rに対して複数の周波数fに関して周波数補正法則Φを適用することによって、媒体の補正された応答R’を決定するステップとを含む。
特開2025-102558超音波を利用した美容方法及び美容装置 株式会社 資生堂
【課題】新規美容方法及びそのような美容方法に使用するための美容装置の提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、皮膚に超音波を適用して皮膚細胞のコラーゲン、ヒアルロン酸及び/又はエラスチンの産生を促進させることを含む、美容方法、並びにその美容方法に使用するための超音波美容装置であって、皮膚に接触することで皮膚に超音波を適用するように構成された超音波を放射するトランスデューサーを備え、放射する超音波の周波数が0.1〜10MHz、かつ出力が0.5〜2Wの範囲内に調整可能であることを特徴とする、超音波美容装置を提供する。
特開2025-102671超音波診断装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】超音波画像に基づく検査対象の検査を簡便かつ迅速に行うこと。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、取得部と、表示部と、を備える。取得部は、超音波プローブを用いた被検体の連続的なスキャンにより複数フレームの超音波画像を取得する。表示部は、複数フレームの超音波画像において検査対象が共通する二以上のフレームから構成される超音波画像群ごとに、当該画像群が取得された時間軸上の位置を識別可能に表示する。
特開2025-102929超音波溶接装置および超音波溶接方法 エルジー エナジー ソリューション リミテッド
【課題】ホーンの加圧力を正確に測定し、設定された加圧力となるようにホーンの下降ストロークを調節できる超音波溶接装置および超音波溶接方法を提供する
【解決手段】加圧力測定センサを具備した加圧力測定用アンビル110;上記加圧力測定用アンビルの上側で昇降可能に設置され、下降時に上記加圧力測定用アンビルを加圧するホーン120;上記ホーンの加圧力が設定された加圧力範囲内に含まれるように上記ホーンの下降ストロークを調節し得るホーン下降ストローク調節部;およびホーンによって溶接される被溶接部材Wが置かれて支持され、上記設定された加圧力範囲に含まれるようにホーンの下降ストロークが調節された後、上記加圧力測定用アンビルと位置変更されて上記ホーンの下部に位置する溶接用アンビル140を含む。
特開2025-103069情報処理装置及び超音波流量計 アズビル株式会社 アズビル金門株式会社
【課題】複数の電圧値間の上下関係の変化を従来よりも抑制することができる情報処理装置及び超音波流量計を提供する。
【解決手段】情報処理装置(100)は、第1ピーク及び第2ピークを含むパルス信号の第1ピークの第1電圧値と、第1電圧値よりも大きい第2ピークの第2電圧値と、を取得する電圧値取得部(30)と、第1電圧値の正の変動量である第1変動量に関する第1変動情報と、第2電圧値の負の変動量である第2変動量に関する第2変動情報と、を取得する変動情報取得部(41)と、第1電圧値、第2電圧値、第1変動情報及び第2変動情報に基づいて、第1電圧値と第2電圧値との間の特定の電圧値を特定電圧値として設定する特定電圧値設定部(145)と、を備えた。
特開2025-103263超音波探触子 ジャパンプローブ株式会社
【課題】接触媒質を塗布せずに被検査体の表面が湾曲している場合でも、適切な検査結果を得ることが可能な超音波探触子を提供する。
【解決手段】超音波探触子1は、超音波を受発信し、振動子の先端側及び基端側の面にそれぞれ電極が配置され、可撓性を有する超音波受発信部10と、先端側の面が被検査体に当接され、基端側の面が超音波受発信部10の先端側の面に当接し、密着性と可撓性を有する素材で形成された先端部20と、を備え、被検査体の湾曲した面に沿って、超音波受発信部10及び先端部20の底部21が弾性変形可能であることを特徴とする。
特開2025-103328超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法 富士フイルム株式会社
【課題】ユーザが熟練度に関わらず観察対象の臓器の網羅観察を容易に且つ正確に行うことができる超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、複数の臓器テンプレートが格納されたテンプレートメモリ(26)と、超音波プローブ(1)を用いて超音波ビームを送受信することにより臓器の三次元超音波画像を取得する三次元超音波画像取得部(31)と、被検体の姿勢に応じて複数の臓器テンプレートから1つの臓器テンプレートを選択するテンプレート選択部(27)と、三次元超音波画像取得部(31)により取得された三次元超音波画像とテンプレート選択部(27)により選択された1つの臓器テンプレートとの位置合わせを行うことにより臓器に対する超音波プローブ(1)の走査進捗状況を特定して出力する走査進捗状況出力部と、を備える。
特開2025-103428圧電デバイス、圧電アクチュエーター、及び超音波装置 セイコーエプソン株式会社
【課題】振動板の変位量が大きくなっても破損可能性が低い高耐久な圧電デバイスを提供する。
【解決手段】圧電デバイスは、開口部を有する基板と、第一面及び前記第一面とは反対側の第二面を有し、前記第一面が前記基板に接合されて前記開口部を閉塞する振動板と、前記振動板の前記第二面に設けられた圧電素子と、を備え、前記振動板は、前記振動板の厚み方向から見た場合に前記圧電素子と重なる第一領域と、前記圧電素子と重ならない第二領域とを含み、前記振動板の厚み方向における前記第二領域の厚みは前記第一領域の厚みより薄く、前記第二領域には、前記振動板の前記第一領域よりも破壊靭性が高い素材の補強部が設けられ、前記厚み方向における前記第二領域の厚みが一定であり、かつ、前記補強部の厚みが一定である。
特開2025-103672超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法 富士フイルム株式会社
【課題】ユーザが熟練度に関わらず観察対象の臓器の網羅観察を容易に且つ正確に行うことができる超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、複数の臓器テンプレートが格納されたテンプレートメモリ(26)と、超音波プローブ(1)を用いて超音波ビームを送受信することにより臓器の三次元超音波画像を取得する三次元超音波画像取得部(31)と、被検体の身体の大きさに応じて複数の臓器テンプレートから1つの臓器テンプレートを選択するテンプレート選択部(27)と、三次元超音波画像取得部(31)により取得された三次元超音波画像とテンプレート選択部(27)により選択された1つの臓器テンプレートとの位置合わせを行うことにより臓器に対する超音波プローブ(1)の走査進捗状況を特定して出力する走査進捗状況出力部(28)と、を備える。
特開2025-104512半導体装置、周波数トリミングレジスタ、超音波ソナーセンサ及び車両 ローム株式会社
【課題】半導体装置に含まれるフリップフロップの値のロバスト性を向上する。
【解決手段】半導体装置(1、1A、1B)は、フリップフロップ(71〜77、811、812、813)を有する保持回路(2、2A)と、ECC値(Ne)と出力データ(Dout)又は訂正データ(Dcor)を出力可能なECCエンコーダ(3)と、ECC値(Ne)を保存値(Nf)として保存するECC保存部(4)と、ECC値(Ne)と保存値(Nf)とから、出力データ(Dout)のエラーが訂正可能であるか否か判定する比較回路(5)と、出力データ(Dout)に訂正可能なエラーがあるときに訂正データ(Dcor)で保持回路(2、2A)を上書きするセルフリフレッシュを実行させるように構成されたセルフリフレッシュ回路(6)と、を有する。
特開2025-104728超音波探触子及び超音波探触子の製造方法 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 株式会社IHI検査計測
【課題】高温環境下で使用可能な超音波探触子を提供する。
【解決手段】超音波探触子は、電極と、電極に電圧が印加された場合に超音波を発信し、超音波の反射波を電気信号に変換して出力する振動子と、被検査物と接触する保護部材とを備える。振動子の厚み方向の両面には、融解メタライズ層が形成されている。超音波探触子は、融解メタライズ層を介して電極及び振動子を接合する第1接合部材と、融解メタライズ層を介して振動子及び保護部材を接合する第2接合部材とをさらに備える。第1接合部材及び第2接合部材は、Alより融点の高い材料で形成されている。
特開2025-105643コンピュータ支援の手術における超音波ベースの複数の骨の位置決めの手術システム及び使用
方法 マコー サージカル コーポレイション
【課題】手術計画に対する患者の骨の手術位置決めについての手術システムが本明細書に開示される。手術位置決めを実行する当該手術システムの能力の一部として、システムは、患者の骨の超音波画像を処理するように構成されており、超音波画像は、患者の骨の各々についての骨面を含む。
【解決手段】システムは、処理デバイスと、1つ以上の実行可能命令が記憶されたコンピュータ可読媒体と、を含む計算デバイスを含む。処理デバイスは、1つ以上の実行可能命令を実行するように構成されている。1つ以上の実行可能命令は、i)超音波画像内の患者の骨の各々の骨面を検出し、ii)患者の骨の各々の骨面に関連付けられた超音波画像ピクセルの第1のポイントクラウドを分離する。
特開2025-105891超音波資格認定システム フジフィルム ソノサイト インコーポレイテッド 富士フイルム株式会社
【課題】自動超音波資格認定のためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】超音波検査候補者に超音波検査者資格認定を発行するための資格認定システムにおいて、超音波画像を生成するように構成された超音波システムと、資格認定システムのハードウェアに少なくとも部分的に実装され、超音波画像の第1のサブセットに関して画質スコアを生成し、画質スコアに基づいて、超音波画像の第2のサブセットを審査者コンピューティングデバイスに通信するように構成される候補者資格認定アプリケーションと、を備えた資格認定システムが提供される。
特開2025-106311ハンドピースの機械的インピーダンスに応じて超音波式ハンドピースを駆動するためのシステム及び方法 ストライカー・コーポレイション
【課題】本発明は、ハンドピースの機械的構成要素のインピーダンスの変化に応じてハンドピースに駆動信号を印加することに関する。
【解決手段】ハンドピースドライバに印加される駆動信号の電圧及び周波数は、ハンドピースの機械的構成要素及び先端部を通る電流の等価成分と、これらの構成要素の周波数応答性との関数である。システムは、ハンドピースに流れる駆動信号の電圧と電流の監視154と、ハンドピースの機械的構成要素に印加されている電流の等価成分の計算155と、電流の比較に基づく駆動信号を生成するアセンブリから出力される駆動信号の電位の設定160と、AC駆動信号を生成するアセンブリから出力される駆動信号の周波数の設定166とを行う。
特開2025-106441高周波超音波用のメンブレン型ハイドロフォン及びハイドロフォンの製造方法 フジフィルム ソノサイト インコーポレイテッド
【課題】高周波超音波トランスデューサからの音響エネルギを測定するために使用されるハイドロフォン又はメンブレン型ハイドロフォンの製造方法を提供する。
【解決手段】防水ケーシングを備えたハイドロフォンにおいて、膜アセンブリ1200は、フレーム1210によって支持され、部材1230に取り付けまたは配置される圧電体を備える。ハイドロフォンはまた、活性領域を画定するために圧電体に形成された電極パターン(信号トレース)を含む。さらに、ハイドロフォンは、活性領域に接続され内蔵された同軸トレース1240を含む。
特開2025-106636心疾患の超音波治療装置 サウンドウェーブイノベーション株式会社
【課題】本発明は、心臓全体に超音波照射が可能な心疾患の超音波治療装置を提供することを目的とする。
【解決手段】超音波を送受する少なくとも2つの超音波トランスデューサーと、前記少なくとも2つの超音波トランスデューサーからの超音波ビームの照射を制御し、超音波トランスデューサーを保持する保持部、とを有し、前記少なくとも2つの超音波トランスデューサーが、照射された超音波が心臓全体に照射されるように超音波ビームを照射することを特徴する超音波治療装置。
特開2025-106677超音波装置 日本特殊陶業株式会社
【課題】対象物に十分な超音波エネルギーを与えつつも消費電力の増加を抑える。
【解決手段】本開示の超音波装置10は、対象物TOに超音波USを放射する超音波装置10であって、超音波USに応じた振動を発生する振動発生部と、振動が伝達されることにより対象物TOに向けて超音波USを放射する先端面62Aを有する振動板62と、対象物TOと当接し、振動板62の先端面62Aと対象物TOとの間の距離は、振動の半波長HWの0.8n倍以上、1.2n倍以下(nは自然数)である。
特開2025-106678超音波装置 日本特殊陶業株式会社
【課題】対象物に十分な超音波エネルギーを与えつつも消費電力の増加を抑える。
【解決手段】本開示の超音波装置10は、自身の先端から超音波USを放射する超音波装置10であって、振動を発生する振動発生部と、振動発生部の先端側に接続されて、先端向き面62Aを有する振動板62と、中心軸Lを軸心として先後方向にのびる円筒形をなし、振動発生部および振動板62を内部に収容する外筒30と、を備え、外筒30は、超音波USを外部に放出する放出口31を有するスライド部32と、スライド部32を先後方向に移動可能に支持する支持部33と、を備える。
特開2025-1083503D及び4D心臓超音波検査における左心耳のセグメンテーションと定量化 シーメンス メディカル ソリューションズ ユーエスエー インコーポレイテッド
【課題】リアルタイム三次元左心耳(LAA)定量化のシステム及び方法を提供する。
【解決手段】深層学習が、4D超音波シーケンスにおける重要な測定に関してLAAセグメンテーション、追跡、及びライブ定量化を実行するために使用される。収集された情報は、早期疾患発見を支援するために、デバイス選択及び異常検出のために使用され得る。
特開2025-107919医療検査機器管理システム、超音波診断装置、及び、管理装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】病院内の資産及び資源を有効的に活用しながら、医療従事者の生産性を向上させる。
【解決手段】実施形態に係る医療検査機器管理システムは、目的地まで移動する自走機能を有する1又は複数の医療検査機器を有し、検査のオーダーに基づいて、利用可能な前記医療検査機器を選択する選択部と、選択された前記医療検査機器の前記目的地を設定する設定部と、選択された前記医療検査機器へ前記目的地に関する目的地情報を送信する送信部と、を備える、管理装置を有する。
特開2025-108466超音波式ツールを制御するためのシステム及び方法 ストライカー・コーポレイション
【課題】超音波式外科用ツールを制御するためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】コンソール22を用いて超音波式外科用ツール20を制御するシステム及び方法が提供される。第1駆動信号が超音波式外科用ツールに印加される。超音波式外科用ツールに第1駆動信号を印加することから生じる高調波信号の特性が取得される。高調波信号の特性に基づいてキャンセル信号が生成される。第1駆動信号及びキャンセル信号を合成して、正弦波である第2駆動信号を生成する。第2駆動信号を印加することから生じる高調波信号の存在が、第1駆動信号を印加することから生じる高調波信号の存在に比べて低減されるように、第2駆動信号が超音波式外科用ツールに印加される。
特開2025-108764空冷式ブロードナイフ及び灌流スリーブを伴う超音波手術用アセンブリ ストライカー・ユーロピアン・オペレーションズ・リミテッド
【課題】超音波チップの空冷を行うために手術用ハンドピースと共に使用するための超音波手術用アセンブリを提供する。
【解決手段】超音波チップ20はシャフトと切断部とを備える。チップは、実質的に平面である第1の側面及び第2の側面と、切断ヘッドとを備える。チップはホーンに取り外し可能に結合される。アセンブリは、ルーメンを画定する灌流スリーブ18を備える。スリーブは、シャフトを少なくとも部分的に取り囲み、入口開口を画定し、ルーメンと流体連通する導管を備える。導管は、出口開口を有するとともに、液体源に接続されるように構成される。チップは、その外面に結合されるシール部材を備えるとともに、シール部材の近位側に配置される空気入口を画定する第1の孔と、シャフトの近位端から第1の孔まで延びてその間に流体槽を形成する第2の孔とを有する。
特開2025-109383超音波検査装置、超音波検査方法及びプログラム 三菱重工業株式会社
【課題】母材と肉盛溶接部との境界面における接合状態を適切にかつ容易に評価すること。
【解決手段】超音波検査装置30は、母材に施工した肉盛溶接部と母材との境界面における接合状態の判定に適用される超音波検査装置であって、母材に施工した肉盛溶接部を有する被検査体に対して超音波を送信したときの反射エコー信号を検査エコー信号として取得する信号取得部41と、曲率に関するパラメータと補正値とが関連付けられた補正情報を用いて、被検査体の表面形状に応じた補正値を取得する補正値取得部44と、取得した補正値を用いて検査エコー信号の信号値又は接合状態を評価するための閾値を補正する補正部45とを備える。
特開2025-109899超音波診断装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】ユーザが所望するパラメータを容易に選択させること。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、取得部と、撮影部と、決定部と、表示制御部とを備える。取得部は、被検体の撮影対象を取得する。撮影部は、被検体の撮影対象の画像データを撮影する。決定部は、撮影対象に応じて、撮影条件パラメータ又は画像処理パラメータを決定する。表示制御部は、決定部により決定された撮影条件パラメータ又は画像処理パラメータにおいて異なる複数の値を撮影部による撮影に適用することで得られる複数の画像データに基づく複数の画像を表示部に表示させる。
特開2025-109971超音波送受波器固定具、射出成形金型及び超音波式流量計測装置 パナソニックIPマネジメント株式会社
【課題】超音波送受波器の姿勢を安定させることができ、計測精度の低下を防止できる超音波送受波器固定具を提供する。
【解決手段】超音波送受波器1と、被計測流体Fが通流する計測流路32と、超音波送受波器1と当接する当接部42を有して超音波送受波器1を伝播方向Dが計測流路32を向くように配置する装着部41と、を有する流路形成部3と、を備える超音波式流量計測装置100の超音波送受波器固定具5は、超音波送受波器1を介して当接部42の反対側に位置する基部51と、超音波送受波器1と対向する基部51の内面から突出し、超音波送受波器1の伝播方向D側に位置する第1面15の反対側に位置する第2面16と接触する3つの突起部52と、基部51を装着部41に着脱可能に接続する接続部53と、を備える。
特開2025-110213超音波画像処理装置、超音波画像処理プログラム、及び超音波画像処理方法 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】撮影部位や検査内容に適した特定時相の超音波画像を静止画として選択すること。
【解決手段】一実施形態に係る超音波診断装置は、基準取得部と、画像取得部と、選択部と、を備える。基準取得部は、特定時相の第1超音波画像を選択するための基準となる選択基準を取得する。画像取得部は、時系列に沿った複数の超音波画像から、所定期間の複数の超音波画像を取得する。選択部は、選択基準に基づいて、所定期間の複数の超音波画像から第1超音波画像を選択する。
特開2025-110260超音波診断装置 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】複数の部位に対する超音波検査を前回と同じスキャン条件で行うこと。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、記憶制御部と、取得部と、表示制御部と、を備える。記憶制御部は、被検体を示す被検体情報と、当該被検体の関節を超音波検査したときの複数の部位と、超音波検査における複数の部位のそれぞれのスキャン条件と、を関連付けて記憶部に記憶させる。取得部は、被検体の関節の次回の超音波検査を行うときに、当該被検体を示す被検体情報に関連付けられた複数の部位及びスキャン条件を記憶部から取得する。表示制御部は、複数の部位のそれぞれのスキャン条件を表示部に表示させる。
特開2025-110366超音波診断装置、方法及びプログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】計測対象に適した条件で計測を行うこと。
【解決手段】実施形態の超音波診断装置10は、解析機能421と、設定機能412と、取得機能411とを備える。解析機能421は、被検体を伝播したせん断波を解析する。設定機能412は、せん断波の解析結果に基づいて、スキャンデータの取得条件を設定する。取得機能411は、取得条件に基づいて被検体に対するスキャンを実行し、被検体のスキャンデータを取得する。これにより、被検体を伝播したせん断波の解析結果に基づいて、スキャンデータの取得条件を設定できるので、計測対象に適した条件で計測を行うことができる。
特開2025-110509超音波プローブ 富士フイルムヘルスケア株式会社 富士フイルム株式会社
【課題】超音波プローブにおいて、グラウンド配線を容易且つ確実に行えるようにする。
【解決手段】振動子アレイ16は、有効部分16Aに隣接する2つのダミー振動子22を有する。各ダミー振動子22は、ダミー圧電層及びダミー反射層からなる導電部分を有する。配線シート26におけるグラウンドラインが2つの導電部分を介してグラウンドフィルムに電気的に接続される。2つのダミー振動子22と有効部分16Aの間には、2つの第2スリット24が設けられている。配線シート26は、下側配線パターン、上側配線パターン及びビア群を有する。
特開2025-110668超音波診断装置、画像処理装置、および画像処理プログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】三次元のドプラデータを用いたレンダリング画像におけるシェーディングのバリエーションを増やすこと。
【解決手段】実施形態に係る超音波診断装置は、取得部と、勾配計算部と、レンダリング部とを備える。取得部は、観察対象についての三次元のドプラデータを取得する。勾配計算部は、ドプラデータに含まれる第1の要素を用いて観察対象の表面の勾配を計算する。レンダリング部は、第1の要素とは異なるドプラデータに含まれる第2の要素に基づいて、観察対象の第1のレンダリング画像を生成し、勾配と第1のレンダリング画像とに基づいて、シェーディングを考慮した第2のレンダリング画像を生成する。
特開2025-110771超音波診断装置、駆動信号生成方法および駆動信号生成プログラム コニカミノルタ株式会社
【課題】不要輻射に基づく診断画像の劣化を抑制することが可能な超音波診断装置、駆動信号生成方法および駆動信号生成プログラムを提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、超音波探触子を駆動するためのパルス信号に基づく駆動信号を生成する駆動信号生成部と、駆動信号を前記超音波探触子に送信する送信部と、を備え、パルス信号を構成する複数の半波区間のそれぞれは、1つ以上の送信区間と1つ以上の休止区間とを含み、駆動信号生成部は、休止区間の幅が互いに異なるように、複数の半波区間の少なくとも2つの幅を異ならせた変調駆動信号を駆動信号として生成する。
特開2025-110777超音波検査装置およびプログラム キヤノンメディカルシステムズ株式会社
【課題】異なる状況で実施される検査において、より均一な検査を行うことである。
【解決手段】実施形態の超音波検査装置は、超音波プローブを用いて被検体の体内を検査する超音波検査装置であって、生成部と、取得部と、投影部とを持つ。生成部は、第一検査時に、前記被検体の体格または姿勢に関するモデルデータと前記被検体の実データに関する情報とのうち、少なくとも一方を生成する。取得部は、前記モデルデータまたは実データと、前記超音波プローブとの空間上の任意の点を基準とした位置情報を含む前記第一検査時の設定情報を取得する。投影部は、前記第一検査後に実施される第二検査時に、前記設定情報に基づいて前記モデルデータと前記超音波プローブの位置情報を仮想空間上に投影させる。
特開2025-111783バルク超音波(BAW)共振器 コーボ ユーエス,インコーポレイティド
【課題】向上した圧電カップリングを伴う高次モードで動作するバルク超音波(BAW)共振器を提供する。
【解決手段】第2のオーバーモードバルク超音波(BAW)共振器22は、第1の圧電層、第2の圧電層、カプラ層、第1の電極及び第2の電極を含む。第1の圧電層は、第1の極性を有する。第2の圧電層は第1の極性の反対側に第2の極性を有する。カプラ層は第1の圧電層と第2の圧電層との間にある。第1の電極は、カプラ層の反対側の第1の圧電層上にある。第2の電極は、カプラ層の反対側の第2の圧電層上にある。
特開2025-111890レール底部の超音波探傷装置および超音波探傷方法 株式会社ニチゾウテック
【課題】レール底部の端部の超音波探傷を容易に行うことができる超音波探傷装置を提供する。
【解決手段】レール底部の超音波探傷装置10は、レール20の頭部20aに装着され、レール20の底部20cに向けて超音波を送信する送信側探触子11と、送信側探触子11と間隔を開けてレール20の頭部20aに装着され、送信側探触子11から送信された超音波の反射エコーを受信する受信側探触子12と、受信側探触子12の受信した反射エコーの伝搬経路を判定する伝搬経路判定部13と、を含み、送信側探触子11は、送信した超音波がレール20の腹部20bにおいてモード変換するように超音波を送信する。受信側探触子12は、レールの底部の端部からの反射エコーを受信し、受信側探触子12の受信したレール20の底部の端部からの反射エコーに基づいて、レールの底部の腐食による減肉を判断する。
特開2025-112109超音波装置、超音波入射角算出方法およびプログラム 古野電気株式会社
【課題】魚に対する超音波の入射角をより正確に算出可能な超音波装置、超音波入射角算出方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】超音波装置1は、複数の送信波を魚に向けて連続的に送波し、各々の送信波についてエコー信号を生成する超音波送受波器10と、エコー信号から魚のエコーを時間的に追跡する魚エコー追跡部32と、追跡された魚のエコーから追跡された魚の遊泳速度を算出する魚速度算出部33と、追跡された魚に対する複数の送信波の超音波入射角θを、超音波送受波器10に対する魚の位置に基づいて算出する超音波入射角算出部34と、魚の遊泳速度に基づいて超音波入射角θを補正する角度補正部35と、を備える。
特表2025-520189プラズマエッチングツール及びシステム 東京エレクトロン株式会社 トーキョー エレクトロン ユーエス ホールディングス,インコーポレーテッド
【要約】基板を処理する方法であって、基板をプラズマエッチングチャンバ内に装填することであって、基板はパターニングされたハードマスク層と下地層とを含み、プラズマエッチングチャンバは、高融点金属を含む表面を有するチャンバ部分と、第1の電極とを有する、ことと;プラズマエッチングチャンバ内にプロセスガスを流すことと;プロセスガスを流しながら、プラズマエッチングチャンバの第1の電極にソース電力を印加して、プラズマエッチングチャンバ内でプラズマを生成させることと;チャンバ部分の表面をプラズマに曝して、チャンバ部分の表面から高融点金属をスパッタリングすることと;基板をプラズマに曝して、パターニングされたハードマスク層の一部分の上に高融点金属を堆積させ、パターニングされたハードマスク層に対して選択的に下地層をエッチングすることと、を含む。
特表2025-520210超音波発生装置、その状態判断及び制御方法 ジェイシス メディカル インコーポレイテッド
【要約】本開示は、超音波発生部と、超音波発生部と結合されて超音波発生部を既に設定されたパターンで移動させる移送部と、超音波発生部が移動時に発生する磁力を感知するセンサと、前記センサによる磁力感知結果情報に基づいて超音波発生部の位置を判断し、移送部の駆動中に、超音波発生部の位置が変更されないと、移送部から超音波発生部が分離された状態、離脱した状態、停止状態のうちの何れか1つの状態であると判断する制御部とを含むことができる。
特表2025-520294超音波及び機械的換気装置の信号を用いた正確な横隔膜の厚さ及び機能の評価 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ
【要約】横隔膜測定装置は、横隔膜測定方法を行うようにプログラムされた少なくとも1つの電子プロセッサを含み、横隔膜測定方法は、患者が機械的換気装置を用いて機械的換気療法を受けている間の吸気及び呼気中の患者の横隔膜の寸法の超音波画像データを受信するステップ、患者が機械的換気療法を受けている間の吸気及び呼気中の患者の呼吸データを受信するステップ、受信した患者の横隔膜の超音波画像データ及び受信した呼吸データに基づいて、横隔膜の厚さメトリックを計算するステップ、並びに計算された横隔膜の厚さメトリックの表現を表示装置に表示するステップを含む。
特表2025-520741高温用途用超音波トランスデューサ コミサリア ア レネルジ アトミク エ オウ エネルジ アルタナティヴ アンスティチュ ナシオナル デ スィアンス アプリケ サントル ヴァル ドゥ ロワール
【要約】本発明は、音響トランスデューサであって、圧電材料から形成され、前面電極(11)と背面電極(12)との間に介在される圧電コンバータ(10)と、ハウジング内に形成され、圧電材料と前面開口部(15)との間に前面電極が配置された前面開口部(15)と、を備える。音響トランスデューサは、音波(EW)を前面開口部に送信するか、または前面開口部から伝搬する音波(RW)を検出するように構成され、背面電極に適用されるか、または背面電極を形成する背面構成要素(13)を含み、背面構成要素が音響トランスデューサのバッキング要素を形成し、背面構成要素は、融点が200℃を超える多孔質金属材料である。
特表2025-521145端末機の無線ネットワーク接続フィールドをサポートする超音波スキャナ フジフィルム ソノサイト インコーポレイテッド 富士フイルム株式会社
【要約】端末機の無線ネットワーク接続をサポートする超音波スキャナを提供するためのシステム及び方法が説明される。超音波スキャナは、トランスデューサシステムを含み、トランスデューサシステムは、超音波検査の一部として、トランスデューサシステムによって送信された超音波信号の反射に基づいて超音波データを生成する。超音波スキャナは、第1の通信リンクを介して、超音波データに基づいて超音波画像を表示する表示デバイスに超音波データを通信する、第1の送受信機を含む。超音波スキャナは、1又は複数の追加の通信リンクを介して、かつ第1の通信リンクを介して超音波データを通信する第1の送受信機と同時に、超音波検査を管理するケア施設のアクセスポイントを介して超音波データを通信する、1又は複数の追加の送受信機を含む。
特表2025-521161プラズマエッチングにおけるin situ閉塞除去 ラム リサーチ コーポレーション
【解決手段】半導体処理において、垂直方向の高アスペクト比の凹状フィーチャを形成するための材料(例えば、炭素またはケイ素)のプラズマエッチングは、マスク由来の閉塞材料(例えば、酸化ケイ素)の望ましくない堆積により、凹状フィーチャの内部での閉塞を引き起こす可能性がある。これは、好ましくは同じプロセスチャンバ内で基板をハロゲン源と接触させることによって閉塞材料をエッチングすることを含む、閉塞除去によって対処される。閉塞除去ステップの後、プラズマエッチングがさらに進行する。閉塞除去ステップおよびプラズマエッチングステップは、所望の深さの凹状フィーチャをエッチングするために必要な回数だけ繰り返すことができる。
特表2025-521281超音波発生装置 ジェイシス メディカル インコーポレイテッド
【要約】本開示は、超音波発生装置において、皮膚に超音波を照射する超音波発生部と、超音波発生部の動作を制御する制御部とを含み、制御部は、超音波発生部が皮膚層の脂肪の増加と脂肪の減少及び弾力繊維の増加のうちの少なくとも1つに相応する特定の超音波エネルギーを印加するように、超音波発生部を制御することを特徴とすることができる。
特表2025-521375低歪み及び同時受信を有する超音波送信機 ヴェラゾニックス,インコーポレーテッド
【要約】低歪みで高出力及び高周波数の任意波形を送信する能力と、送信期間中に受信機を介して送信信号を監視する能力とを提供することによって、従来の超音波トランシーバの欠点の多くを克服する超音波トランシーバであって、トランシーバ回路が、超音波信号を放出し、反射された超音波信号を受信するトランスデューサ素子と、トランスデューサ素子に結合された二次巻線及び一次巻線を有する変圧器を有する変圧器回路と、変圧器を介してトランスデューサ素子への送信波形信号を生成するために変圧器の一次巻線に結合されたHブリッジ送信波形回路と、変圧器の二次巻線に結合されたFETクランプと、FETクランプに結合された入力を有する受信機回路とを有する、超音波トランシーバ。
特表2025-521586超音波キャビテーションセンサー ゼヴェクス・インコーポレーテッド
【要約】ハウジング内の導管を通って流れる液体中のキャビテーションを検知するための装置は、ハウジングに取り付けられ、液体と音響通信するように配置された1つ以上の超音波トランスデューサを有する超音波トランスデューサシステムと、超音波トランスデューサシステムに接続された制御電子機器と、を含む。制御電子機器は、流動液体を通して超音波信号を送信するようにトランスデューサシステムを駆動するように構成され、トランスデューサシステムは、超音波信号を受信し、受信した超音波信号の強度を表す電子キャビテーション検出信号を生成する。制御電子機器は、キャビテーション検出信号を処理して、超音波信号が1つ以上のキャビテーション気泡と相互作用したか否かを示すキャビテーション測定信号を提供し、キャビテーション測定信号を評価して、1つ以上のアラーム条件(複数可)が満たされたか否かを判定し、キャビテーションアラーム条件の各々が満たされたときにアラーム信号を出力するように更に構成される。
特表2025-521841絶縁材質を用いた高強度集束超音波発生装置 ジェイシス メディカル インコーポレイテッド
【要約】本発明は、超音波放射フレームに複数のトランスデューサがトランスデューサホルダによって個別に装着され、トランスデューサホルダの少なくとも一部が導電性素材で形成された電極で構成されてトランスデューサの前面は、前記トランスデューサホルダに接触して電気的に接続され、前記トランスデューサの背面は、電極線を介して電気的に接続されることによって、前記トランスデューサの前面に電極線をはんだ付けする必要がないので、はんだ付け構造による漏水の発生を防止でき、製造がより容易になる。また、トランスデューサは、トランスデューサホルダの支持突起の上に安着するように構成されることで、トランスデューサの下面に結合される電極線がトランスデューサホルダに接触するのが防止されてショート現象を防止でき、電極の構造が安定化して振動波の効果が強化されることができる。
特表2025-521842高強度集束超音波発生装置のノイズ最小化構造 ジェイシス メディカル インコーポレイテッド
【要約】本発明に係る高強度集束超音波発生装置は、超音波放射フレーム、トランスデューサホルダ及びトランスデューサが一体の電極として構成されることによって、トランスデューサにのみ集中していたEMI(Electro Magnetic Interference)ノイズを前記超音波放射フレームに流すことができ、ノイズを最小化させることができるので、ノイズによる信号の損失が防止されてより安定的にRF信号を印加できるという利点がある。また、超音波放射フレーム、トランスデューサホルダ及びトランスデューサが一体の電極として構成されることによって、電源供給部の負極が前記超音波放射フレーム又は単数のトランスデューサの負極に接続できるため、複数のトランスデューサ毎に接続される構造に比べて回路の構造が非常に簡単になり得るという利点がある。
特表2025-522208超音波治療器 深▲せん▼半島医療集団股▲ふん▼有限公司
【要約】本願は、超音波治療器を開示し、当該超音波治療器は、超音波治療ヘッドと冷却装置とを含み、前記超音波治療ヘッドには、シールチャンバー、治療窓、及び前記治療窓を取り囲んで設けられる熱伝導面が設けられ、前記熱伝導面が治療対象部位に接触し、前記シールチャンバー内に音伝導媒体が設けられ、前記冷却装置が、前記治療対象部位で発生した熱を排出させるために用いられる。本願の技術的解決手段は、治療対象部位の熱を適時に伝導していくことができ、治療対象部位のやけどの発生を回避する。
特表2025-5228414D超音波カテーテルの位置に基づく患者臓器における腔撮像のためのシステム及び方法 バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッド
【要約】システムは、ディスプレイとプロセッサ、ディスプレイとプロセッサとを含む。ディスプレイは、腔及び腔を取り囲む組織を有する臓器の画像の複数のピクセルを表示するように構成されている。プロセッサは、(1)少なくとも腔及び組織の超音波(US)信号と、既知の幾何学的形状を有する1つ又は2つ以上のカテーテルの1つ又は2つ以上の位置を示す臓器内の1つ又は2つ以上の位置信号とをそれぞれ受信し、(2)1つ又は2つ以上の位置信号、既知の幾何学的形状、及びUS信号に基づいて、(i)画像内の所与の位置における所与のピクセルを識別し、(ii)所与のピクセルを、(a)所与の位置が1つ又は2つ以上の位置に対応することを識別することに応答して腔を示す第1のピクセル、又は(b)組織を示す第2のピクセルとして、表示するように構成されている。
特表2025-523185超音波溶接装置及び超音波溶接システム エルジー エナジー ソリューション リミテッド
【要約】本発明は、被溶接物の表面の不所望の部分に軟化が発生したり被溶接物が撓んだりすることを防止するように構成された超音波溶接装置及び超音波溶接システムを開示する。本発明の一態様による超音波溶接装置は、第1の部材と第2の部材とを超音波溶接するために前記第1の部材を押し付けるホーンを含み、前記ホーンは、前記第1の部材に凹凸形状を形成するために前記第1の部材に向かって突出するように構成された複数の突起を備えるローレット部を含み、前記複数の突起のそれぞれは、前記第1の部材に向かって突出した長さmが前記第1の部材の厚さよりも大きいかまたは同じであり得る。
特表2025-523191設定可能な変換器プローブを含む超音波撮像システム コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ
【要約】媒体の近距離及び遠距離場で反射されたトランスデューサ素子でエコー信号を受信することと、近距離場で反射されたエコー信号を受信するための小さな開口を画定する複数のトランスデューサ素子の第1のセットに対応するデジタル多重化エコー信号の第1のセットを出力することと、トランスデューサ素子の第2のセットのトランスデューサ素子をデジタル多重化エコー信号の第2のセットを提供するサブアレイにグループ多重化することと、各サブアレイ内のトランスデューサ素子の第2のセットからデジタル多重化エコー信号を合算することと、トランスデューサ素子の第2のセットからのデジタル多重化エコー信号を合算することと、デジタル多重化エコー信号の第1のセット及び/又は第2のセットを含むエコーデータストリームを、固定最大帯域幅を有する通信インターフェースを介してホストシステムに出力することとを含む。
特表2025-523331熱交換器の熱交換器管の管壁厚みを決定するための超音波センサを備える熱交換器、及びこうした熱交換器を運転する方法 ショーレル−ブレックマン ニテック ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、熱伝達管(3)を介して第1の流体(F1)及び第2の流体(F2)の間で熱を伝達するべく当該第1の流体(F1)を輸送するための複数の熱伝達管(3)を備える熱交換器(1)に関する。有用性を高めるべく、熱伝達管(3)の管壁厚みのインサイチュ決定のために、熱伝達管(3)のうちの1つ又は複数に超音波センサ(2)がそれぞれ配置されており、各超音波センサ(2)は、30bar(3MPa)を超える動作圧力、及び/又は80℃を超える動作温度向けに設計されており、各超音波センサ(2)は、熱交換器(1)の運転中に測定データを電子データ取得ユニット(9)に伝達するべく、データの伝達のために電子データ取得ユニット(9)に接続されていることが提供される。本発明は、さらに、熱交換器(1)を運転する方法に関する。
特表2025-523596工業用測定装置用の超音波測定装置 レニショウ パブリック リミテッド カンパニー
【要約】工業用測定装置のための超音波測定装置が記載されている。装置は、超音波トランスデューサドライバ(29)を含むベース(20)と、超音波トランスデューサ(33)を含む細長いステム(22)とを含む。コネクタアセンブリは、細長いステム(22)をベース(20)に取り外し可能に取り付ける。コネクタアセンブリは、ベース(20)に設けられた第1のコネクタ部分(28)と、細長いステム(22)の近位端に設けられた第2のコネクタ部分(36)とを有する。第1および第2のコネクタ部分(28、36)は、接続されると、ベース(20)に対する細長いステム(22)の機械的アライメント、および超音波トランスデューサ(33)と超音波トランスデューサドライバ(29)との間の電気的接続を提供する。コネクタアセンブリはまた、超音波トランスデューサ(33)と超音波トランスデューサドライバ(29)との間の電気的接続を提供し、細長いステム(22)を細長いステム(22)の長手方向軸(50)を中心に任意の回転方向でベース(20)に固定することを可能にする同軸電気コネクタ(44、46)を含む。
特表2025-523888超音波データ処理 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ
【要約】解剖学的構造の特徴に関連する一つ又はそれより多くのパラメータを記憶する共有レジスタを維持及び更新するための方法及びデバイスであって、一つ又はそれより多くのパラメータを使用して超音波画像から定量化データを導出するように適合された複数の異なるソフトウェアアプリケーションによってアクセス可能であり、その結果、パラメータへの更新がすべてのアプリケーションによって共有され得、同じパラメータが複数の異なる時間に再計算される必要性を回避し、更新されたパラメータを各別個のアプリケーションに再入力する必要性をユーザが回避する、方法及びデバイス。
特表2025-523914超音波のための平面線形アレイ フジフイルム ソノサイト インコーポレイテッド
【要約】超音波変換器は、平面アレイスタックを含む。スタックは、音響レンズとレンズ支持構造体とを含むレンズ層を含み、音響レンズの一部分は、レンズ支持構造体に固定される。スタックはまた、非金属フレームと圧電材料とを含む圧電層を含み、非金属フレームは、圧電材料を少なくとも2つの側で取り囲み、非金属フレームは、音響レンズと非金属フレームとが互いに実質的に平行に向けられるようにレンズ支持構造体の一部分に結合される。変換器はまた、1又は2以上のフレックス回路を位置決めするための介在器フレームを含み、介在器フレームは、非金属フレーム内の導電要素を通じて非金属フレームにかつ1又は2以上のフレックス回路に結合される。
特表2025-524150超音波画像から歯周測定を実行するための方法、システム、およびコンピュータプログラム ケアストリーム デンタル エルエルシー トロフィー エスアーエス
【要約】本発明のいくつかの実施形態によれば、超音波画像から歯周測定を実行する方法が提供される。少なくとも1つの歯の歯周組織を含む顎部の少なくとも1つの超音波画像を取得した後、取得された少なくとも1つの超音波画像から、各々が、取得された少なくとも1つの超音波画像内の少なくとも1つの解剖学的歯周特徴の存在を示す複数の画像が生成され、取得された少なくとも1つの超音波画像内の少なくとも1つの解剖学的歯周特徴の存在が、対応する生成された画像から確認される。少なくとも1つの歯周測定を実行するために要求された、取得された少なくとも1つの超音波画像内の解剖学的歯周特徴の存在が確認された場合、その存在が確認された解剖学的歯周特徴から少なくとも1つの歯周測定が実行される。
特表2025-524168超音波治療ヘッド及び治療デバイス 深▲せん▼半島医療集団股▲ふん▼有限公司
【要約】本願は、超音波治療ヘッド及び治療デバイスを開示する。超音波治療ヘッドは、通音膜で覆われた第1通音孔が開けられたハウジングと、ハウジングに固定され、通音膜とともに、密閉された収容キャビティを形成するキャップと、収容キャビティに設けられ、発音ユニットが前記第1通音孔に正対する超音波トランスデューサと、収容キャビティに設けられ、収容キャビティのキャビティ壁とともに、発音ユニットの動作時の収容キャビティ内の圧力変化を打ち消すための緩衝室を画定する補償部材と、を含む。
特表2025-524283治療ハンドル、治療ヘッド、超音波治療器及び治療ハンドルの取付方法 深▲せん▼半島医療集団股▲ふん▼有限公司
【要約】本願は、治療ハンドル及び超音波治療器を開示する。治療ハンドルは、ハンドル本体及び治療ヘッドを含み、ハンドル本体が、駆動アセンブリ及び出力軸を含み、出力軸の一端が、駆動アセンブリの駆動軸に接続され、出力軸の第1の端部に、第1のガイド部材を有し、治療ヘッドは、トランスデューサアセンブリ及び入力軸を含み、入力軸の一端がトランスデューサアセンブリに接続され、入力軸の他端に第2のガイド部材を有し、出力軸の第1の端部が入力軸の他端に接続される場合、第1のガイド部材が第2のガイド部材に接続される。
特表2025-524288焦域の広い超音波治療器 深▲せん▼半島医療集団股▲ふん▼有限公司
【要約】本願は、焦域の広い超音波治療器を開示し、前記焦域の広い超音波治療器が、ハウジング、ブラケット及び超音波トランスデューサ機構を含み、前記ハウジングの一端には治療窓が開設され、前記ブラケットが前記ハウジング内に設けられ、前記超音波トランスデューサ機構が、前記ブラケットに取り付けられ、かつ前記治療窓に対向して配置され、前記超音波トランスデューサ機構が、治療対象の平面に放射して水平方向に延びる集束領域を形成するために用いられ、前記集束領域が、複数の集束領域ユニットを含み、各集束領域ユニットが集束点又は集束線を有し、複数の集束点又は集束線が間隔をあけて配置される。
特表2025-524476超音波イメージング装置 デンマークス テクニスケ ユニバーシテト
【要約】画像ボリュームのボリュメトリック超音波画像を提供するための超音波イメージング装置であって、超音波イメージング装置が、励起電気パルスを超音波圧力場に変換し、受信した超音波エコー圧力場をエコー信号に変換するように構成された行列アドレス指定トランスデューサアレイと、画像ボリューム内の第1のセットの画像点でそれぞれの画像値を生成するために、動的受信フォーカシングを使用してエコー信号をビームフォーミングするように構成されたビームフォーマモジュールと、再構成モジュールであって、各軌道が第1のセットの画像点のうちの1つの画像点と交差する、軌道のセットを決定し、画像ボリュームの第2のセットの画像点を第1のセットの画像点にマッピングし、第1のセットの画像点のうちの画像点の画像値から、第2のセットの画像点のマッピングされた画像点におけるそれぞれの画像値を計算するように構成された再構成モジュールとを備える、超音波イメージング装置。
特表2025-524633超音波器具が対象物と接触していることを検出するための方法及びシステム バーブ サージカル インコーポレイテッド
【要約】外科用システムによって実施される方法である。本方法は、エンドエフェクタの1つ以上の特性に基づいて、超音波器具のエンドエフェクタの温度を決定する。本方法は、エンドエフェクタが対象物と接触していると判定し、エンドエフェクタが対象物と接触していること、及び温度が閾値温度よりも高いことの判定に応答して、エンドエフェクタが対象物と接触するには熱すぎることを示す通知を提示する。
特表2025-524634超音波器具のエンドエフェクタの液浸を検出するための方法及びシステム バーブ サージカル インコーポレイテッド
【要約】外科用システムによって実施される方法である。本方法は、超音波器具のエンドエフェクタの1つ以上の特性を決定し、決定された1つ以上の特性に基づいて、エンドエフェクタが液体内に少なくとも部分的に液浸されていることを決定する。それに応答して、本方法は、エンドエフェクタが液体内に少なくとも部分的に液浸されていることを示す通知を、外科用システムのディスプレイ上に表示する。
B光触媒(全文検索)
Bー1酸化チタン
特許7704322酸化チタン粒子及びその製造方法 株式会社レゾナック
【要約】四塩化チタン及び不活性ガスを含有する原料ガス(G1)と、酸素ガス及び水蒸気の少なくとも1種並びに不活性ガスを含有する酸化性ガス(G2)とを、反応管に導入して反応ガスを生成させる反応工程と、冷却媒体を導入して反応ガスを冷却することで原料酸化チタン粒子を得る冷却工程と、原料酸化チタン粒子に水蒸気を接触させながら300℃以上600℃以下で加熱する第1脱塩素工程であって、水と原料酸化チタン粒子との質量比(水の質量/原料酸化チタン粒子の質量)が0.01以上である、第1脱塩素工程と、第1脱塩素工程を経た原料酸化チタン粒子に水蒸気を接触させながら30℃以上100℃未満で加熱する第2脱塩素工程であって、水と原料酸化チタン粒子との質量比(水の質量/原料酸化チタン粒子の質量)が0.01以上である、第2脱塩素工程と、を含む酸化チタン粒子の製造方法。
(その他の不純物の含有量)酸化チタン粒子の、Na、Al、S、Fe、Ni、Cr、Nb及びZrの含有量はそれぞれ50質量ppm以下が好ましく、10質量ppm以下であることがより好ましい。酸化チタン粒子の、Si及びCの含有量はそれぞれ500質量ppm以下が好ましく、100質量ppm以下であることがより好ましい。不純物の含有量が上記範囲であれば、酸化チタン粒子を原料として使用した場合に後工程で問題が生じにくい。例えば、酸化チタン粒子を原料として誘電体を得たときに、不純物の存在による誘電特性の低下が抑制される。当該酸化チタン粒子を光触媒又は太陽電池の用途に用いたときには、Feによる着色による透明性の低下が防止又は抑制され、Al、S等に起因する格子欠陥による光触媒又は太陽電池としての機能の低下も防止又は抑制される。酸化チタン粒子の、Na、Al、S、Fe、Ni、Cr、Nb及びZrの含有量はそれぞれ0.01質量ppm以上であってよい。酸化チタン粒子の、Si及びCの含有量はそれぞれ1質量ppm以上であってよい。本開示において、その他の不純物の含有量は実施例に記載の方法で測定される。
特開2025-099600酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物 KFケミカル株式会社
【課題】 下地、プライマーおよび上塗りとの付着性を損なうことなく隠蔽性を担保しつつ、高耐候性にすぐれた塗料として用いられる、酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物を提供する。
【解決手段】ポリカーボネートポリオールおよびアクリルポリオールから選ばれる少なくとも一種のポリオールおよびポリイシソアネートから合成されたウレタンプレポリマーに、極性基を有するアクリレート化合物、酸化チタンおよび潜在性硬化剤を配合してなる酸化チタン含有一液型湿気硬化性ポリウレタン組成物。
酸化チタンは、さらに極性基を有するアクリレート化合物によってさらに表面処理されることで、最終的に得られる塗料の耐候性を向上させる。用いられる酸化チタンは、無機物、リン酸エステルまたは有機酸等で表面処理されたものであり、光触媒活性は抑制されてはいるものの、表面処理が完全になされているものではなく、僅かな非処理部分が光触媒活性を示してしまうことによるマトリックス樹脂の酸化分解の可能性が考えられる。そのため、極性の高いアクリレート化合物を添加することにより、アクリレート化合物が酸化チタンの表面未処理部分と強い相互作用して、その部分にアクリレートが局在し、光により活性化した酸化チタンがラジカルを発生させ、アクリレートを重合させる。その結果、酸化チタンの非処理部分にポリアクリレートの蓋が形成される。
特開2025-103879容器入り酸化チタン粒子及びその製造方法、並びに酸化チタン保管容器 株式会社レゾナック
【課題】保管時に酸化チタン粒子の水分含有量の変化を小さくすることができる酸化チタン粒子の保管形態及び方法を提供する。
【解決手段】容器と、容器に収容された酸化チタン粒子とを含み、容器の水蒸気透過度が温度40℃、相対湿度90%RHにおいて1.0g/(m2・24h)以下であり、酸化チタン粒子の全細孔容積が0.80×10−3m3/kg以下である、容器入り酸化チタン粒子。
I.その他の不純物の含有量 酸化チタン粒子の、Al含有量、S含有量、及びFe含有量はそれぞれ0.05質量%以下が好ましく、0.01質量%以下であることがより好ましい。酸化チタン粒子中の、Si含有量及びC含有量はそれぞれ0.5質量%以下が好ましく、0.1質量%以下であることがより好ましい。このように不純物が少ない酸化チタン粒子を原料として使用した場合、後工程で副生成物の発生又は粒子の凝集を抑えることができる。例えば、このような酸化チタン粒子を原料として誘電体を得たときに、不純物の存在により誘電特性が悪くなることを抑制できる。このような酸化チタン粒子を光触媒又は太陽電池の用途に用いたときに、Feによる着色による透明性の低下を防止又は抑制することができ、また、Al、S等に起因する格子欠陥による光触媒又は太陽電池としての機能の低下を防止又は抑制することができる。<酸化チタン粒子の製造方法> 酸化チタン粒子の製造方法について説明する。酸化チタンの製造方法は気相法と液相法に大別される。これらの方法を順に説明するが、本記載に限定されるものではない。A.気相法 気相法による酸化チタン粒子の製造方法は、原料ガスとして好ましくは600℃以上1100℃未満に加熱した四塩化チタンを含有するガス、及び600℃以上1100℃未満に加熱した酸化性ガスをそれぞれ反応管に供給し、反応ガスを得る反応工程と、冷却ガスを導入して反応ガスを冷却することで酸化チタン粒子を得る冷却工程とを含み、更に脱塩素工程を含むことが好ましい。
特開2025-106428酸化チタン粒子及びその製造方法 株式会社レゾナック
【課題】均一性及びさらには分散性に優れ、かつ粗大粒子が少ない酸化チタン粒子及びその製造方法、並びに当該酸化チタンを含むスラリー、分散体、及び組成物及び誘電体原料を提供する。
【解決手段】本発明の酸化チタン粒子は、レーザー回折・散乱分析法により測定した酸化チタン粒子におけるD90(LD)/D50(LD)が1.0超2.0以下であり、かつ、電界放射型走査型電子顕微鏡で観察した一次粒子のD50(SEM)に対して、D50(SEM)の16倍を超える粗大粒子濃度(個数基準)が20ppm以下である。その製造は、原料ガスと酸化性ガスとを反応管に導入して反応させる際に、反応管内壁にパージ媒体の吹き出し口を設け、反応管内壁からパージ媒体の吹き出し角度とパージ媒体の吹き出し流速(B)を、パージ媒体が反応管内壁に沿って旋回するように導入する。
このように、本発明により、同等のBET比表面積を有する従来の酸化チタン粒子に比べ、粗大粒子が少なくかつ均一性・分散性に優れた気相法の酸化チタン粒子及びこれらの製造方法が提供される。本発明の酸化チタン粒子は、光触媒用途や、太陽電池用途、誘電体用途等に好適であり、粉体としても解砕工程等が不要若しくは極めて軽微な設備で済み、工業的に非常に大きな実用的価値を有するものである。【産業上の利用可能性】本発明の酸化チタン粒子は、光触媒用途や、太陽電池用途、誘電体用途等に好適であり、また粉体としても解砕工程等が不要若しくは極めて軽微な設備で済み、工業的に非常に大きな実用的価値を有するものである。
特開2025-106429酸化チタン粒子及びその製造方法 株式会社レゾナック
【課題】均一性及びさらには分散性に優れ、かつ粗大粒子が少ない酸化チタン粒子及びその製造方法、並びに当該酸化チタンを含むスラリー、分散体、及び組成物及び誘電体原料を提供する。
【解決手段】本発明の酸化チタン粒子は、レーザー回折・散乱分析法により測定した酸化チタン粒子におけるD90(LD)/D50(LD)が1.0超2.0以下であり、かつ、電界放射型走査型電子顕微鏡で観察した一次粒子のD50(SEM)に対して、D50(SEM)の16倍を超える粗大粒子濃度(個数基準)が20ppm以下である。その製造は、原料ガスと酸化性ガスとを反応管に導入して反応させる際に、反応管内壁にパージ媒体の吹き出し口を設け、反応管内壁からパージ媒体の吹き出し角度とパージ媒体の吹き出し流速(B)を、パージ媒体が反応管内壁に沿って旋回するように導入する。
・その他の不純物の含有量 本発明の一実施形態における酸化チタン粒子の、Na,Al,S,Fe,Ni,Cr,Nb及びZrの含有量はそれぞれ50質量ppm以下が好ましく、10質量ppm以下であることがより好ましい。また、酸化チタン粒子中の、Si及びCの含有量はそれぞれ500質量ppm以下が好ましく、100質量ppm以下であることがより好ましい。このように不純物が少なければ、その酸化チタンを原料として使用した場合に後工程で問題となることが少ない。例えば、酸化チタン粒子を原料として誘電体を得たときに、不純物の存在により誘電特性が悪くなることが抑制される。また、当該酸化チタン粒子を光触媒又は太陽電池の用途に用いたときに、Feによる着色による透明性の低下が防止又は抑制され、また、Al、S等に起因する格子欠陥による光触媒又は太陽電池としての機能の低下が防止又は抑制される。本開示の酸化チタン粒子は、酸化チタンの含有量が99.0質量%以上であることが好ましく、より好ましくは99.9質量%以上である。これにより純度が高くなり、上記のような不純物による影響が小さい。 [スラリー、分散体、組成物及び誘電体原料] 本発明の一実施形態におけるスラリー、分散体、組成物及び誘電体原料は、前述の酸化チタン粒子を含む。スラリーは、液体中に粒子が混ざっている混合物であるが、粘性の強い(ドロドロとした)流動物を言うことが多い。分散体は、液体中に固体粒子が分散している混合物を広く一般的に言い、低濃度のものを含む。組成物は、複数の成分から構成される組成物をいう。誘電体原料は、誘電体を製造するための原料をいう。一実施形態のスラリー、分散体、組成物及び誘電体原料は、光触媒用途や太陽電池用途、誘電体用途等に好適である。なお、酸化チタン粒子を含むスラリー、分散体、組成物のその他の用途は公知である。本開示の酸化チタン粒子を用いて、スラリー、分散体、組成物及び誘電体原料を製造する方法は公知の方法が使用できる。本発明の一実施形態における一実施形態の酸化チタン粒子を含むスラリー、分散体、組成物及び誘電体原料は、粗大粒子を含まないので、最終製品の均一性、品質に優れることができる。特に、積層セラミックコンデンサーの誘電体の薄膜化において、粗大粒子を含まないことは、短絡を防止し、品質向上に寄与する。積層セラミックコンデンサーの1例では、0.7μm以上、さらには0.5μm以上である粗大粒子をできるだけ少なくすることが望ましい。
特表2025-520996酸化チタン粒子、樹脂組成物、及び酸化チタン粒子の製造方法 DIC株式会社
【要約】優れた日射反射率を有する酸化チタン粒子を提供する。二酸化チタンを含む酸化チタン粒子であって、前記酸化チタン粒子の標準偏差/平均粒子径×100で算出される値が30%以下である、酸化チタン粒子。チタン化合物と、モリブデン化合物と、カリウム化合物及び/又はナトリウム化合物と、を混合して混合物とする混合工程と、前記混合物を焼成する焼成工程とを含み、前記混合物中のMo/M1(前記M1は、Na及びKを表す。)のモル比が0.5より上である、酸化チタン粒子の製造方法。
酸化チタン粒子は、インキや樹脂フィラー、触媒、触媒担体、吸着剤、光触媒、抗菌剤、光学材料、化粧料配合剤、顔料、塗料、充填剤、エレクトロニクス材料等領域において幅広く利用されている。
特許文献1では、モリブデンを含有するルチル型酸化チタン粒子であって、酸化チタン粒子の平均粒子径が0.1〜100μmである、酸化チタン粒子を開示している。
Bー2光触媒
特開2025-1110641つのフェノール性水酸基を有する芳香族化合物の製造方法 国立大学法人北海道大学
【課題】芳香族化合物を直接酸化して1つのフェノール性水酸基を有する芳香族化合物を製造する方法を提供すること。
【解決手段】芳香族化合物をプラズマ処理水に接触させることにより、当該芳香族化合物にフェノール性水酸基を導入する水酸基導入工程を備える、1つのフェノール性水酸基を有する芳香族化合物の製造方法。
このクメン法には、工程数が多い、副生成物として必ずアセトンが生成する等といった問題がある。この問題を解決するために、ベンゼンの直接酸化によるフェノールの製造方法が検討されている。例えば、非特許文献1では、光触媒として3−シアノ−1−メチルキノリニウムイオンを用いた、ベンゼンを直接酸化してフェノールを合成する方法が提案されている。
特表2025-522425CoNiFe酸化物ナノ構造触媒及びその使用 ユニバーシティ オブ グエルフ テクメラ メタン ソリューションズ インコーポレイテッド
【要約】本開示は、CoNiFeナノ構造触媒及びメタンからメタノールへの電気化学的変換におけるそのような触媒の使用に関する。特に、本開示は、式Co1−xNixFe2O4を有するナノキューブ触媒に関する。
メタン(CH4)は、地球温暖化に寄与する2番目に顕著な温室効果ガス1だけでなく、化学工業用の有価物に変換可能な潜在的に有用な原料である。2−4 環境問題がますます悪化し、エネルギーについて化石燃料が必然的に枯渇する状況を考えると、付加価値のある化学物質への直接メタン変換(DMC)を改善するための効率的で環境に優しい戦略の開発が緊急に求められる。5−7従来のメタノール合成のフィッシャートロプシュ法は、主にエネルギー集約型反応によって合成ガス(COとH2との混合物)を有用な化学物質に転換することに依存し、これは、経済的にも環境的にも実現されにくい。8また、CH4分子のC−H活性化及び生成物の過酸化はまた、CH4酸化の変換速度論及び選択性を大きく制限する。2したがって、CH4を効率的に変換するためには、可変選択性のある高活性の触媒を開発することが重要である。近年、CH4を含酸素物に変換するために、資源管理及び炭素捕捉の関心が高まっている。そこで、触媒、9酵素触媒、10生体触媒、11光触媒、8及び電気触媒を伴う液相反応を使用したDMC技術の開発に向けて、数多くの代替戦略が検討された。12それらがコストが低く、反応制御が可能であり、スケールアップが容易であるため、電極触媒CH4酸化は、有価化学製品を効率的に生成するための魅力的で環境に優しいアプローチを提供する。CH4の変換のための効率的な電極触媒は、競合する酸素発生反応(OER)に対して、プロセスの熱力学及び速度論の改善に不可欠である。
特表2025-522642生物発光によって誘発される光触媒標識 プロメガ コーポレイション
【要約】本明細書では、近接性に依存した方式での生体直交標識化学の生物発光誘発触媒作用のためのシステム、方法、及び組成物が提供される。特に、生物発光タンパク質または複合体、その発光団基質、光触媒または光増感剤、活性化可能な標識、及びそのシステム、ならびに活性化可能な標識を生物発光誘発触媒作用を介して触媒的に活性化するための方法が本明細書で提供される。
【請求項1】システムであって、(a)生物発光タンパク質、(b)発光団であって、前記生物発光タンパク質が前記発光団との相互作用によって前記発光団からの第1の波長の光の放出を触媒する、前記発光団、(c)光触媒であって、前記光触媒が前記第1の波長の光への曝露によって活性化される、前記光触媒、及び(d)活性化可能な標識であって、前記活性化可能な標識が、前記活性化された光触媒に近接する場合、活性化標識に変換される、前記活性化可能な標識、を含む、前記システム。
【請求項2】システムであって、(a)生物発光タンパク質、(b)発光団であって、前記生物発光タンパク質が前記発光団との相互作用によって前記発光団からの第1の波長の光の放出を触媒する、前記発光団、及び(c)光触媒であって、前記光触媒が前記第1の波長の光への曝露によって活性化される、前記光触媒、を含む、前記システム。
【請求項9】システムであって、(a)生物発光複合体の構造補完的構成要素、(b)発光団であって、前記生物発光複合体が前記発光団との相互作用によって前記発光団からの第1の波長の光の放出を触媒する、前記発光団、(c)光触媒であって、前記光触媒が前記第1の波長の光への曝露によって活性化される、前記光触媒、及び(d)活性化可能な標識であって、前記活性化可能な標識が、前記活性化された光触媒に近接する場合、活性化標識に変換される、前記活性化可能な標識、を含む、前記システム。
【請求項10】システムであって、(a)生物発光複合体の構造補完的構成要素、(b)発光団であって、前記生物発光複合体が前記発光団との相互作用によって前記発光団からの第1の波長の光の放出を触媒する、前記発光団、及び(c)光触媒であって、前記光触媒が前記第1の波長の光への曝露によって活性化される、前記光触媒、を含む、前記システム。
【請求項21】前記光触媒が、イリジウム系またはルテニウム系の光触媒である、請求項1〜20のうちの1項に記載のシステム。
特表2025-522698溶液処理されたペロブスカイトヘテロ構造 ウィリアム マーシュ ライス ユニバーシティ
【要約】溶液処理されたペロブスカイトヘテロ構造は、3次元(3D)ペロブスカイト層及び2次元(2D)ペロブスカイト層を含み、ペロブスカイト太陽電池は溶液処理されたペロブスカイトヘテロ構造を含む。2次元(2D)ペロブスカイト及び極性非プロトン性溶媒を含む2Dペロブスカイトシード溶液を提供し、2Dペロブスカイトシード溶液を3次元(3D)ペロブスカイト層に積層して3D/2D二重層を形成し、極性非プロトン性溶媒が蒸発してペロブスカイトヘテロ構造フィルムを形成するように3D/2D二重層をアニールする方法である。
本明細書に開示されるペロブスカイトヘテロ構造は、両面受光型タンデム太陽電池、発光ダイオード及び光触媒における用途にも使用され得る。
Bー3水素・酸素・二酸化炭素
特許7691152オイルミスト捕集装置 株式会社フクハラ
【課題】作業場等の必要性に応じて、装置を移動して、大気中のオイルミストを捕集しつつ、CO2の回収が可能なオイルミスト捕集装置を提供する。
【解決手段】オイルミスト捕集装置であって、本体ケースと、有圧タイプのファンと、オイルミスト捕集部と、CO2回収部と、移動用車輪と、から成り、該オイルミスト捕集部と該CO2回収部とは、該本体ケースに収容され、該オイルミスト捕集部は、充填物としてオイルミスト捕集材を充填し、該CO2回収部は、充填物としてCO2吸着材を充填し、該オイルミスト捕集部及び該CO2回収部は、充填物を、吸気側と排気側の両方から濾材で挟む構造であり、空気が、該オイルミスト捕集部、該CO2回収部の順に通過可能である手段を採る。
従来、オイルミストの発生する作業場等で、オイルミストを捕集するには、捕集装置を作業場に設置、固定することが一般的である。複数の作業場がある場合は、毎回、オイルミストが発生する作業を行わない場合であっても、作業場毎に設置する必要があった。ところで、最近、大気中のCO2を削減する必要性が重要視され、CO2を回収する装置への関心も高くなっている。そこで、作業場等での必要性に応じて、オイルミストの捕集を可能にしながら、大気中のCO2を回収する装置が求められていた。このような問題に対して、従来からも様々な技術が提案されている。例えば、換気装置(特許文献1参照)が提案され、公知技術となっている。より詳しくは、箱形フード内に吸込フィルタと集煙ガイドとを配置し、集煙ガイドの下方周縁部をフードの下方開口端に近接させてその両者間に環状隙間を形成し、レンジ調理器から上昇してくる汚染空気を囲繞する誘導気流を環状隙間から微速で吐出させるものであって、吸込フィルタの汚染空気吐出側に配置され、酸化チタンをコーティングした分解フィルタと、その分解フィルタに光照射して酸化チタンによる光触媒反応を惹起させる光源とを具備するものである。しかしながら、作業場等で、必要に応じて、装置を移動することは記載されておらず、上記問題の解決には至っていない。
特開2025-100414排出物および廃棄物を回収して利用するオプションを備えた、炭素系複合材料を水素リッチガスに変換するための装置の統合システムおよび手順 ブループラズマ パワー,エス.エル.
【課題】炭素系材料由来の原料ガスから、水素を主な体積成分とする最終ガスを効率的に生成するための装置の統合システムおよび手順の両方を提供する。
【解決手段】統合システムは、従来のガス改質システムよりも低い圧力および温度での水素光触媒反応を使用して実現される。本発明には、CO2排出物ならびに固形廃棄物および液体廃棄物のない最終ガスを得ることができるオプションも含まれる。
R1で生成された炭素系材料から出る原料ガスは、触媒を付着させた、または埋め込んだ金属サイクロン(27)を収容するR2(4)に導かれ、R2(4)を流れる最終ガスによって運ばれた微細灰が重力によって分離される。原料ガスは、600℃および大気圧でBL/UV光にさらされると、水素光触媒反応が起こることによって最終ガスに変換され、これにより、ほぼすべてのタールを一酸化炭素および水素に変える。水素光触媒反応(HFC)は、電気プラズマ(EP)によって生成される少なくとも1つのG/WVトーチ、またはトーチ(19)から放射される強力なBL/UV光線によって発生する。同時に、R2に収容されたこのサイクロンでは、超微細灰が重力によって分離される。
本例では、600℃に加熱した、鉄、ニッケル、および銅をベースとする金属酸化物を、流動層として使用する。600℃の温度でR1の内部容器で生成された燃焼ガスは、次いでR2に送られる。ここでは、強力な紫外線を放射する非移行型アークプラズマによって生成されたG/WVトーチを使用してガス改質が行われる。触媒に囲まれたこのトーチは、燃焼ガス中に存在するタールの長くて重い分子を解離させる水素光触媒反応を引き起こして、水素および一酸化炭素をそれぞれ約2:1の比率で生成する。これはオンラインガス分析計によって確認される。この反応は、大気圧および平均温度600℃で行われる。この燃焼ガスは、水素光触媒反応を経て、得られる最終ガスに変換される。すなわち、燃焼ガス中に存在するタール由来の炭素が酸素を回収し、水蒸気反応物から水素を放出することで、最終ガスの総量における水素含有量が増加する。本特許で概説されている手順によりSIDで得られた水素の一酸化炭素に対するモル比(H2/CO)は2であり、純酸素、空気、または二酸化炭素を反応物として使用する従来のシステムのモル比の2倍になる。
特開2025-103173メタネーション装置、メタネーション方法、炭化水素の直接分解装置、及び炭化水素の直接分解方法 三菱重工業株式会社
【課題】メタネーション用の触媒の劣化を抑制できるメタネーション装置、メタネーション方法、炭化水素の直接分解装置、及び炭化水素の直接分解方法を提供する。
【解決手段】2つ以上の炭素原子を有する飽和炭化水素と水素とが反応して飽和炭化水素がメタンに転化されるメタネーションにより、原料ガスから飽和炭化水素を除去するメタネーション装置は、メタネーション用の触媒層であって、間隔をあけて設けられた少なくとも2つの触媒層11a、11bと、混合ガスの流通方向において最も上流側の触媒層よりも上流側に水素含有ガスを供給するための水素供給ライン3と、最も上流側の触媒層よりも上流側と、隣り合う2つの触媒層間とに原料ガスを供給するための原料ガス供給ライン4と、隣り合う2つの触媒層間に設けられ、隣り合う2つの触媒層のうち、混合ガスの流通方向において上流側の触媒層から流出した混合ガスを冷却する冷却器13とを備える。
そこで、化石燃料の代替燃料として、燃焼によって二酸化炭素を排出しないクリーンな燃料である水素が注目されている。水素は例えば、天然ガスに含まれるメタンを水蒸気改質することによって製造することができる。しかし、この製造方法では副生成物として一酸化炭素が生成し、一酸化炭素は最終的に酸化されて二酸化炭素として排出されてしまう。一方で、化石燃料を使用せずに水から水素を製造する方法として、水電解法や光触媒法等が検討されているが、これらの方法では多大なエネルギーを必要として経済的に問題がある。
特開2025-105005気体精製装置及び気体精製方法 愛三工業株式会社
【課題】ハウジングの小型化を図りつつ、作動時のエネルギー消費を抑制することができる気体精製装置及び気体精製方法を得る。
【解決手段】気体精製装置10は、混合ガスが導入される導入口22と精製ガスが導出される第1導出口24と、第2ガスが導出される第2導出口26とを有し、導入口22、第1導出口24、第2導出口26とが周方向に沿ってこの順に配置されたハウジング20Aと、ハウジング20Aの内部に設けられ、ハウジングとの間にガス流路50を形成するとともに導入口22から導入された混合ガスのガス圧を利用してハウジングの周方向に沿って回転する回転体30Aと、第2ガスを吸着可能とし、回転体の外周部の少なくとも一部に設けられた吸着部40と、を備える。
また、吸着部40Aは、吸着剤の薄膜に限定されない。例えば、粉体のゼオライトや、金属有機構造体を担持したシート状の不織布で構成してもよい。また、第2ガスが常磁性体としての性質を有する場合、吸着部40Aは、磁石で構成してもよい。また、吸着部40Aは、シート状に形成した光触媒で構成してもよい。本実施形態のように、水素と酸素を含む混合ガスから水素ガスを精製する場合、光触媒としては、LaMgxTa1−xO1+3xN2−3xや、TiO2、NaTaO3等を採用することができる。
特開2025-106343空気から二酸化炭素を回収して二酸化炭素を燃料及び化学物質へと直接変換するための方法 インフィニウム テクノロジー,エルエルシー
【課題】再生可能電気、空気及び水を、低炭素又はゼロ炭素で燃料及び化学物質へと変換するための方法を提供する。
【解決手段】空気、電気及び水を含む供給物の流れを、炭化水素を含む生成物の流れへと変換するための統合された方法であって、a.水を含む電解槽の供給物の流れを、水素及び酸素を含む電解槽の生成物の流れへと変換する電気分解のステップと、b.空気の流れから二酸化炭素を除く直接空気回収のステップと、c.逆水性ガスシフトの生成物の流れを生成する逆水性ガスシフトのステップと、d.炭化水素合成の生成物の流れを生成する炭化水素合成のステップと、e.自己熱改質のステップと、を含む方法である。
電気分解の他に、現在の重要な研究では、光エネルギー及び光触媒を用いて、水を、水素と酸素とへ分解する方法が検討されている。(Acar et al, Int. J. Energy Res. 2016; 40: 1449-1473)。
特開2025-108480異種金属ドープ酸化セリウム製造用中間体、その製造方法、及びそれを用いた異種金属ドープ酸化セリウム 日本化薬株式会社
【課題】本発明は、異種金属でドープされた酸化セリウム製造用中間体、その製造方法、及びそれを用いた異種金属ドープ酸化セリウムに関する。
本発明によれば、異種金属ドープ酸化セリウムの粒度分布の均一性に優れ、その結果、製造工程において分級で除外される割合が小さくなり、歩留まりが高くなるという点で生産性が向上する。また、流動性に優れ、特に触媒として使用した場合に生産性及び反応効率を向上できる異種金属ドープ酸化セリウムを提供することが可能である。
【解決手段】含水量が7.0wt%以下の異種金属ドープ酸化セリウムの中間体。
酸化セリウムを主体とした無機材料は、高い耐熱性や、顕著な酸素の吸蔵放出能などを有することから、改質反応や水素製造などの触媒や、触媒担体、光触媒用塗料、ガスセンサや燃料電池用固体電解質など様々な用途で工業的に広く使用されている。なかでも酸化セリウムを主成分とした球状粒子は、その材料としての利便性から、数多くの用途提案がなされている。酸化セリウムを主体とした無機材料はその用途から、粒度の均一なものが求められている。このため目的の粒度のものを均一に調製できれば、生産性の向上が期待できる。
特表2025-520015非化石エネルギーに基づいてエタノールアミン、ポリエチレンイミンおよびアンモニアを製造するための方法 ベーアーエスエフ・エスエー
【要約】重水素の低いモル配分を有するエタノールアミン、ポリエチレンイミンおよびアンモニア、非化石エネルギーに基づくエタノールアミン、ポリエチレンイミンおよびアンモニアの製造方法、水素および水素に基づく下流化合物の調製の起源を追跡するための水素中の重水素のモル配分および水素に基づく下流化合物の使用、ならびに水素および前記下流化合物中の重水素のモル配分を水素に基づいて決定することによって水素および水素に基づく下流化合物の調製の起源を追跡する方法、ポリエチレンイミンの用途およびポリエチレンイミンの使用、ならびに、エタノールアミン、好ましくはモノエタノールアミンおよび/またはジエタノールアミン、またはポリエチレンイミンのCO2捕捉プロセスにおける液体または固体のCO2吸収剤としての使用。
二酸化炭素の水素化のためのプロセス条件は、それ自体公知である。CO2の水素化によるメタノール合成には、様々なプロセスアプローチ:(1)不均一触媒反応、(2)均一触媒反応、(3)電気化学反応、および(4)光触媒反応、が開発されている(R.Guil−Lopez,Materials 2019,12,3902;doi:10.3390/ma12233902参照)。好ましくは、二酸化炭素の水素化によるメタノールの合成は、不均一触媒の存在下で行われる。
特表2025-522102ケミカルルーピングプロセスのための酸素キャリアとしての金属酸化物担持原子量子クラスター(AQC)触媒 ナノガップ スブ−エネエメ−パウダー ソシエダッド アノニマ ウニベルシダーデ デ サンティアゴ デ コンポステラ テヒニーシェ ウニヴェルシテート ベルリン ランカスター、ユニバーシティ
【要約】本発明は、金属酸化物上に担持された3〜10個の金属原子からなる原子量子クラスター(AQC)を酸素放出のための触媒として含むプロセスに関し、燃料の酸化に適用することができる。さらに、本発明は、金属酸化物上に担持された3〜10個の金属原子からなるAQCの、ケミカルルーピング反応における酸素キャリアとしての使用、ならびに、金属酸化物上に担持された3〜10個の金属原子からなるAQCを含む触媒および化学組成物に関する。
15.別の実施形態は、3〜10個の金属原子からなるAQCと不揮発性金属酸化物とを含む触媒であって、AQCが不揮発性金属酸化物の表面上に堆積している触媒の、熱触媒的水素生成および/または熱触媒的水分解、ならびに/あるいは、光触媒/熱触媒的水素生成のための使用に関する。
特表2025-523050酸化ナノダイヤモンドを光触媒として用いる水素製造方法 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ サントル ナティオナル ドゥ ラ ルシェルシェ シアンティフィク ユニヴェルシテ・ドゥ・ストラスブール
【要約】本発明は、少なくとも、太陽光、自然光又は人工光(又は照明)の下で、水溶液を酸化ナノダイヤモンドと接触させる工程を含む、水の光分解による水素製造方法に関する。
【請求項1】太陽光、自然光又は人工光(又は照明)の下での、水素の製造における光触媒としての酸化ナノダイヤモンドの使用。
【請求項9】前記酸化ナノダイヤモンドが、唯一の光触媒である、請求項2〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】前記酸化ナノダイヤモンドが、光触媒、触媒、吸着剤及びそれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの他の要素と共に使用される、請求項2〜8のいずれか一項に記載の方法。
特表2025-524419連続水素製造のための光触媒パネル及び方法 キューディー−エスオーエル,リミテッド テクニオン リサーチ アンド デベロップメント ファウンデーション,リミテッド
【要約】本開示は、光触媒を用いた連続的な水素生成のためのシステム及び方法に関する。具体的には、本開示は、第三級アミンなどの還元剤の存在下で、除去可能な担体上に固定化された半導体電荷担体を利用する水の光触媒を使用した、連続的な水素生成のためのシステム及び方法に関する。
【請求項16】水素を連続的に生成する方法であって、前記方法は、システムであって、第1の入口及び第2の入口と、第1の出口及び第2の出口とを有する透明容器と、前記第1の入口と連続的に液体連通している加圧水源と、前記第2の入口と液体連通しているベンジルアミンの加圧源と、複数の少なくとも部分的に埋め込まれた成形ナノスケール半導体を含む少なくとも1つの除去可能な透明膜であって、各成形ナノスケール半導体が基端部及び先端部を有し、シードが前記基端部において前記成形ナノスケール半導体の各々内に埋め込まれており、金属チップが前記成形ナノスケール半導体の各々の前記先端部に配置されている、透明膜と、を含む、システムで実施され、前記方法は、 a)前記第1の入口を使用して、前記透明容器に水を連続的に充填することと、 b)前記透明容器を、太陽光、化学線、放射光、所与の波長範囲の光、及びこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つに曝露することと、 c)前記複数の成形ナノスケール半導体を使用して前記水を光触媒し、水素、酸素、及び枯渇水を生成することと、 d)前記第2の入口を使用して、窒素源の存在下で前記容器を前記ベンジルアミン(BnNH2)と接触させることと、 e)前記第1の出口を使用して、前記水素を収集することと、 f)前記第2の出口を使用して、前記枯渇水を除去することと、を含む、方法。
【請求項17】少なくとも1つの除去可能な透明膜を定期的に除去することと、前記除去可能な透明膜を曝露されていない除去可能な透明膜と交換することと、を更に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】ベンズアルデヒドを連続的に生成する方法であって、前記方法は、システムであって、第1の入口及び第2の入口と、第1の出口及び第2の出口とを有する透明容器と、前記第1の入口と液体連通している加圧水源と、前記第2の入口と液体連通しているベンジルアミン(BnNH2)の加圧源と、複数の少なくとも部分的に埋め込まれた成形ナノスケール半導体をそれぞれ含む少なくとも1つの除去可能な透明膜又は複数のビーズであって、各成形ナノスケール半導体が基端部及び先端部を有し、シードが前記基端部において各成形ナノスケール半導体内に埋め込まれており、金属チップが各成形ナノスケール半導体の前記先端部に配置されている、透明膜と、を含む、システムにおいて実施され、前記方法は、 a)前記第1の入口を使用して、前記透明容器に水を連続的に充填することと、 b)前記透明容器を、太陽光、化学線、放射光、所与の波長範囲の光、及びこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つに曝露することと、 c)前記複数の成形ナノスケール半導体を使用して前記水を光触媒し、水素、酸素、及び枯渇水を生成することと、 d)前記第2の入口を使用して、窒素源の存在下で前記容器を前記ベンジルアミン(BnNH2)と接触させることと、 e)前記第1の出口を使用して、前記水素を収集することと、 f)前記第2の出口を使用して、前記枯渇水を除去することと、 g)前記蓄積されたベンズアルデヒドを前記枯渇水から分離することと、を含む、方法。
Bー4塗料・膜
特許7710275石材墓 合資会社沖縄関ケ原石材
【課題】墓本体の屋根の庇の下部を明るくし、供養者の転倒を防ぎ、安心して供養することができる石材墓を提供する。
【解決手段】石材墓本体2と、石材墓本体2の前面の墓庭6と、墓庭6の上を覆う庇4を含む石材墓1であり、庇4には少なくとも1箇所以上、厚さ方向に開口する天窓5a,5bがあり、天窓5a,5bには透明物体が埋め込まれている。10a,10bは太陽光線の照射部である。透明物体はガラス又は樹脂が好ましく、透明物体と前記庇とはシール材により接着固定されているのが好ましい。
(実施例2)実施例1で作製したガラスブロック5の表面(天面)に市販の親水性光触媒系コーティング剤をスプレー塗装した。この光触媒系コーティング剤は二酸化チタンとバインダーを含んでいる。塗布量は乾燥膜厚で10μmとした。これにより、長期間経過してもガラスブロック5の表面(天面)は汚れることが無く、墓庭6に太陽光7を取り入れることができた。
特表2025-523109低い摩擦係数を有する剥離コーティング テーザ・ソシエタス・ヨーロピア
【要約】本発明は、剥離ライナーを具備するための剥離コーティングに関し、・剥離剤、および、・剥離コーティングの総質量に基づいて、0.01質量%〜30質量%の三次元ボディKを含み、前記ボディKが、合計で少なくとも90質量%の割合で1種以上の多糖類を含むことを特徴とする。本発明はまた、剥離ライナーまたは接着テープの裏面におけるこのような剥離コーティングの使用、ならびにそれを備えた剥離ライナーおよび接着テープにおけるそれらの使用に関する。
さらに、光活性触媒、いわゆる光開始剤も、エポキシおよび/又はビニルエーテルベースのUV硬化性のカチオン架橋性シロキサン、あるいはUV硬化性のラジカル架橋性シロキサン、例えばアクリレート変性シロキサン、と組み合わせて使用できる。同様に、電子線硬化性シリコーンアクリレートも使用できる。適切な系は、用途に応じて、安定剤または流動性改良剤(レベリング助剤)のようなさらなる添加剤も含むことができる。
特表2025-521665シリカ系ゾル−ゲルマトリックスに分散されたタングステンブロンズナノ結晶に基づく複合ソーラーコントロールコーティング エコール ポリテクニック サントル ナショナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィック
【要約】本発明は、ソーラーコントロールコーティング、特に少なくとも、1種又は複数のシリカ系ゾル-ゲルマトリックス前駆体、及びプロトン性溶媒媒体に均質に個々に分散されたドープタングステンブロンズナノ結晶を含む、UV及びNIR照射を遮蔽するコーティングを形成するのに使用することができるゾル配合物に関する。本発明はまた、そのようなゾル配合物を使用して支持体の表面でソーラーコントロールコーティングを形成する方法、並びに少なくとも1つの支持体、好ましくはそのようなソーラーコントロールコーティングをその少なくとも1つの面に有する透明な支持体を含む構造にも関する。
同様に、ゾル配合物、ひいてはシリカ系ゾル-ゲルマトリックスに基づく、本発明に従って形成されたコーティングは、場合によっては本発明による前記ナノ結晶に加えて、他の粒子、例えば顔料及び/又は光触媒性系を含んでいてよい。
特表2025-522322複合高分子電解質セラミック膜 セラダイン テクノロジーズ,インコーポレイテッド
【要約】本開示は、第1の層および第2の層を含む二層高分子電解質膜に関し、第1の層はパーフルオロスルホン酸を含み、第2の層は酸化金属を含み、第1の層は第2の層上に配置される。本開示はさらに、二層高分子電解質膜を作製する方法、ならびに二層高分子電解質膜を含む膜電極アセンブリおよび燃料電池に関する。
本明細書で使用する場合、用語「ドープ剤」は、少量で化学材料に導入される因子、例えばその光学的、電子的、光触媒的および他の特性を改変する酸化金属である。結晶性物質にドーピングされる場合、ドープ剤の原子は、物質の結晶格子に組み込まれる。ドープ剤としては、限定されないが、Gd、Sm、Nb、CeおよびSiなどの元素が挙げられる。
Bー5防汚・洗浄
特許7455270多層膜、光学部材、および多層膜の製造方法 キヤノンオプトロン株式会社
【課題】光の反射率を低減させるために、表面の低屈折率層の膜厚を特定の厚さ以上にした場合にも、表面で光触媒反応による自己浄化機能が充分に発現し、また暗所において親水性を長期間維持できる多層膜を提供すること。
【解決手段】酸化セリウムを含有する層が、立方晶系多結晶構造および柱状構造を含む酸化セリウムを含有し、酸化セリウムを含有する層の膜厚が、85nm以上800nm以下であり、酸化セリウムを含有する層全体を領域(A)とし、領域(A)における酸化セリウムの酸素欠損率を酸素欠損率(VA)とするとき、酸素欠損率(VA)が、0.05%以上10%以下であり、酸化ケイ素を含有する層またはフッ化マグネシウムを含有する層の膜厚が、50nm以上240nm以下であり、波長500nmの光に対する低屈折率層を含有する層の屈折率が、1.65以下である、ことを特徴とする多層膜である。
本開示の一態様よれば、光の反射率を低減させるために、表面の低屈折率層の膜厚を特定の厚さ以上にした場合においても、表面で光触媒反応による自己浄化機能が充分に発現し、また、暗所においても親水性を長期間維持可能な多層膜、上記多層膜を有する光学部材、および上記多層膜の製造方法を得ることができる。
特開2025-099111侵入因子検知装置及びこれを利用したシステム Next Innovation合同会社
【課題】本発明によれば、長期間に亘って安定した動作が可能であると、同時に、容易且つ安価に修復することが可能な検知装置を提供する。
【解決手段】本発明の侵入因子検知装置は、所定領域に侵入する侵入因子を受ける侵入因子受け部と、上記侵入因子受け部を上記所定領域内又は上記所定領域近傍に設置する為の定着部と、上記侵入因子受け部が上記侵入因子を受けたことを検知する検知ユニットとを備え、上記検知ユニットは、上記侵入因子受け部に固定される第一部材と、上記定着部に固定される第二部材と、上記第一部材と上記第二部材とを連結する比脆弱連結機構と、上記第一部材と上記第二部材との相対的な変位により起電力を発生し、該起電力を利用して少なくとも固有のID情報を無線で外部に送信する侵入因子侵入検知部と、を備える。
ガラスは、ソーダ石灰ガラス、カリガラス、クリスタルガラス、石英ガラス、偏光ガラス、複層ガラス(エコガラス)、強化ガラス、合わせガラス、耐熱ガラス・硼珪酸ガラス、防弾ガラス、ガラス繊維、表面に酸化チタン層を設けたり、極微細凹凸構造を形成する等して構成される物を含む所謂光触媒クリーニングガラスや水ガラス、ウランガラス、アクリルガラス、ダイクロ、ゴールドストーン・茶金石・砂金石・紫金石、ガラスセラミックス、低融点ガラス、金属ガラス、サフィレット、分相ガラス、多孔質ガラス、リキッドガラスまたは液体ガラス、ハイブリッドガラス、有機ガラス、鉛ガラスを含む。
特開2025-111004熱可塑性樹脂組成物およびそれよりなる成形品 帝人株式会社
【課題】過酷な加工条件下であっても、離型性および寸法安定性に優れ、衝撃特性低下が少なくかつリサイクル性にも優れた熱可塑性樹脂組成物およびそれよりなる成形品を提供する。
【解決手段】(A)熱可塑性樹脂(A成分)100重量部に対し、(B)1−ドコサノールおよび1−オクタコサノールよりなる群より選ばれる少なくとも1種のアルコールから誘導される構成単位を含有する脂肪酸エステル樹脂(B成分)を0.01〜1重量部、(C)無機充填材(C成分)を1〜150重量部、(D)酸価が0.01〜0.30mgKOH/gであるホスホン酸エステル(D−1成分)、酸価が10〜200mgKOH/gである酸性リン酸エステル(D−2成分)、トリアルキルホスフェート(D−3成分)およびステアリルホスフェート亜鉛塩(D−4成分)よりなる群より選ばれる少なくとも1種のリン酸エステル(D成分)を0.001〜1重量部含有する熱可塑性樹脂組成物。
(XI)その他の添加剤 本発明の熱可塑性樹脂組成物には、その他の流動改質剤、抗菌剤、流動パラフィンの如き分散剤、光触媒系防汚剤およびフォトクロミック剤などを配合することができる。
特開2025-112190粘着テープ ニチバン株式会社
【課題】高温環境等に暴露されても糊残りが生じ難く、また、凹凸追従性に優れた、セルフクリーニングボードへの貼付に適した粘着テープを提供する。
【解決手段】 本発明のある形態は、基材と、前記基材に設けられた粘着剤層とを有し、前記粘着剤層は、アクリルエマルジョン系粘着剤と、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)とを含有し、前記アクリルエマルジョン系粘着剤の固形分を100質量部とした場合の前記エチレン酢酸ビニル共重合体の固形分含有量が8〜40質量部であり、セルフクリーニングボードに貼付される粘着テープである。
【請求項3】前記セルフクリーニングボードが光触媒ボードである、請求項1又は2記載の粘着テープ。
セルフクリーニングボードは、通常、親水性を有する板状部材である。板状部材に親水性を付与する方法としては、例えば、板状部材の表面にヒドロキシル基やシラノール基を存在させる方法が挙げられる。板状部材に親水性を付与する具体的な手段は特に限定されない。セルフクリーニングボードは、親水性成分を含む塗料が塗布された板状部材であってもよいし、親水性成分が混合された板状部材であってもよい。親水性成分としては、シリカや、酸化チタン等の光触媒が挙げられる。親水性成分が光触媒である場合のセルフクリーニングボード(表面に光触媒を含む層を有する板状部材)は、光触媒ボードとも称される。
特表2025-523898耐候性真珠光沢顔料 エッカルト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【課題】耐候性の強化された試験手順に合格するが、トップコーティングなしの初期の真珠光沢顔料と比較して干渉色が強く変化することなく、かつ著しい光沢劣化を受けない、耐候性真珠光沢顔料を提供する。
【解決手段】透明小板形状基質と屈折率1.8を超える少なくとも1つの金属酸化物層とを含む、干渉色を有する基本真珠光沢を有する耐候性真珠光沢顔料であって、この基本真珠光沢顔料の上部に少なくとも1つの金属酸化物および有機官能性表面改質を有する耐候化トップコーティングを有し、(a)基本真珠光沢顔料に関して、耐候化トップコーティングが、Y、La、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luおよびそれらの混合物からなる群からの希土類金属M1の第1の金属酸化物からなり、(b)着色された干渉色または銀色の干渉色を有する基本真珠光沢顔料に関して、耐候化トップコーティングが、Y、La、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luおよびそれらの混合物からなる群からの希土類金属M1の第1の金属酸化物を含み、第2の
これらの層厚さでは、原則として、3次の干渉色が得られうる。ルチルTiO2層の大きな層厚のために、顔料は特に高い光触媒活性を有する。したがって、TiO2含有顔料を含有する色またはコーティング層の望ましくない変色は、UV放射線の作用で非常に容易に起こる。
1時間当たりのppmでのCO2形成が高いほど、顔料粉末の光触媒活性は高くなる。CO2形成速度が3ppm/h未満である場合、試験に合格した。
特表2025-520341残留物防止表面を有するエアロゾル生成デバイス ジェイティー インターナショナル エスエイ
【要約】本発明は、加熱空洞(120)と、前記加熱空洞(120)に受け入れられたエアロゾル生成物品(1)を加熱するように構成された少なくとも1つのヒータ(134)を含む電気加熱システム(130)とを含むエアロゾル生成デバイス(100)に関する。本発明によれば、加熱空洞(120)は、残留物防止表面として、光触媒特性を有する少なくとも1つの活性表面(190)を含む。
【請求項1】エアロゾル生成デバイス(100、…、700)であって、− 長手方向軸線(Z)に沿って延び、一方の挿入端部(120a)に開口部(122)を備える加熱空洞(120)であって、前記開口部(122)を通して挿入されるエアロゾル生成物品(1)の少なくとも一部を受け入れるように適合されている、加熱空洞(120)と、− 電源(132)と、前記電源(132)によって給電される少なくとも1つのヒータ(134)とを含む電気加熱システム(130)であって、前記ヒータ(134)は、前記加熱空洞(120)に受け入れられたエアロゾル生成物品(1)を加熱するように構成されている、電気加熱システム(130)と、を含み、 前記加熱空洞(120)は、光触媒特性を有する少なくとも1つの活性表面(190)を含むことを特徴とする、エアロゾル生成デバイス(100、…、700)。
【請求項2】前記少なくとも1つの活性表面(190)は、光触媒材料で形成された光触媒構造(150)の一部である、請求項1に記載のエアロゾル生成デバイス(100、…、700)。
【請求項3】前記光触媒材料は、TiO2、ZnO、SnO2、Fe2O、WO2、In2O3、C3N4のいずれか1つの中から少なくとも1種の光触媒を含む、請求項2に記載のエアロゾル生成デバイス(100、…、700)。
【請求項4】前記光触媒材料の少なくとも20重量%、好ましくは少なくとも50重量%、より好ましくは少なくとも75重量%が光触媒で形成されている、請求項2又は3に記載のエアロゾル生成デバイス(100、…、700)。
【請求項5】前記光触媒構造(150)は、光触媒コーティング又は膜である、請求項2〜4のいずれか一項に記載のエアロゾル生成デバイス(100、200、300、500、600、700)。
Bー6空気浄化
特開2025-101776光触媒型空気清浄機および空気の浄化方法 株式会社浜松パルス
【課題】光触媒フィルタによる空気の清浄効率を向上させることができる光触媒型空気清浄機および空気の浄化方法を提供する。
【解決手段】光触媒型空気清浄機100は、清浄機本体101と操作ボックス150とを備えている。清浄機本体101は、箱型の筐体102を備えている。筐体102内には、筐体102内に空気を導入するための送風機107、導入した空気を浄化する光触媒を備えた光触媒担持体131および同光触媒担持体131に触媒作用を作用させる光を照射する光源120aをそれぞれ備えている。光触媒担持体131は、筐体102内にて弾性支持体141,142,143,144によって弾性的に支持されている。弾性支持体141〜144は、発泡樹脂製のシート体で構成されている。操作ボックス150は、送風機107および光源120aを作動させるため操作子152および作動状況を表示するための作動ランプ153を備えている。
【請求項1】筐体内に空気を浄化する光触媒と同光触媒に触媒作用を作用させる光を照射する光源とをそれぞれ有した光触媒型空気清浄機であって、前記光触媒は、前記筐体内にて弾性的に支持されていることを特徴とする光触媒型空気清浄機。
【請求項2】請求項1に記載した光触媒型空気清浄機において、さらに、前記光触媒側に空気を送るまたは同光触媒側から空気を吸引する送風機を備えることを特徴とする光触媒型空気清浄機。
【請求項3】請求項1に記載した光触媒型空気清浄機において、さらに、前記光触媒を支持して前記筐体内に取り付けられる光触媒ユニットを備え、前記光触媒は、前記光触媒ユニットに対して弾性的に支持されていることを特徴とする光触媒型空気清浄機。
【請求項4】請求項3に記載した光触媒型空気清浄機において、前記光触媒ユニットは、前記筐体に対して着脱自在であることを特徴とする光触媒型空気清浄機。
【請求項5】請求項1に記載した光触媒型空気清浄機において、前記光触媒は、同光触媒の外周部の少なくとも一部がエラストマまたはゴムを介して前記筐体に直接または間接的に支持されていることを特徴とする光触媒型空気清浄機。
【請求項6】筐体内に空気を浄化する光触媒と同光触媒に触媒作用を作用させる光を照射する光源とをそれぞれ有した光触媒型空気清浄機における空気の浄化方法であって、前記光触媒を前記筐体内にて弾性的に支持しておき、前記光触媒を振動させた状態で前記空気を浄化することを特徴とする空気の浄化方法。
特開2025-107148室内空気清浄システム 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】ガス検知モジュールと、空気清浄装置と、中央制御装置とを含む室内空気清浄システムである。
【解決手段】ガス検知モジュールは、マイクロコントローラと中央制御通信インターフェイス部品とを備え、空気汚染データを出力する。マイクロコントローラは、空気汚染データに基づいて演算処理を実行して制御信号を出力する。空気清浄装置は、導風装置と、ろ過部品と、駆動制御部品とを備える。中央制御装置は、ハンドシェイク通信プロトコルを介して中央制御通信インターフェイス部品に接続され、制御コマンドをガス検知モジュールに送信して導風装置の起動動作を制御する。導風装置は制御下で起動し、空気汚染を前記ろ過部品を通過するようにガイドすることで、室内エリアの空気汚染状態としては、複数のガス検知モジュールによって検出された予測時間を基準として出力される空気汚染データが、クリーンルームレベルの要件を満たすようになる。
いくつかの実施形態において、ろ過部品22は、光照射と組み合わせて空気汚染を化学的に殺菌除去することもできる。光照射は、光触媒22fおよび紫外線ランプ22gを含む光触媒ユニットであり、光触媒22fが紫外線ランプ22gによって照射されると、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、空気汚染における有害物質を分解して消毒殺菌することにより、ろ過・殺菌の効果を達成することができる。光照射は、光ナノチューブ22hを含む光プラズマユニットであってもよく、光ナノチューブ22hにより、導入された空気汚染を照射することで、空気汚染における酸素分子および水分子を、高酸化性を有する光プラズマに分解して、破壊された有機分子を有するイオン気流を形成し、空気汚染に含まれる揮発性ホルムアルデヒド、トルエン、揮発性有機ガス(Volatile Organic Compounds、VOC)などのガス分子を水と二酸化炭素に分解し、ろ過・殺菌の効果を達成する。なお、本実施形態では、図3Dに示すように、空気清浄装置2には、紫外線ランプ部品26がさらに設けられている。紫外線ランプ部品26はリレー26aを含み、リレー26aは、電力変換部品11に接続されて、電力変換部品11から出力される交流(AC)電源を受信し、マイクロコントローラ13に接続されて、マイクロコントローラ13によって出力される制御信号(汎用入出力(GP I/O)信号)を受信することで、出力される交流電源を電源スイッチ26bに供給する。電源スイッチ26bは、紫外線ランプ22gに接続され、紫外線ランプ22gの起動および調整を制御し、紫外線ランプ22gは、ろ過部品22の一側に配置されて、空気汚染に殺菌処理を行う。
特開2025-112267室内空気清浄方法 研能科技股▲ふん▼有限公司
【課題】室内エリアの空気汚染検知および浄化処理を実行するための室内空気清浄システムを提供する。
【解決手段】室内エリアの空気汚染検知および浄化処理を実行するための室内空気清浄システムを提供するステップaと、フィールド空気質データベースに基づいて知能演算および比較を実行し、基準となる浮遊微粒子(PM)空気質データを提供し、室内エリアの前記空気清浄装置の数とサンプリング周期を決定するステップbと、室内エリアの空気汚染状態がクリーンルームZAPClean Roomレベル6+、6、6−、7+、7、7−の清浄度要件を満たしているかどうかを確認するステップcと、空気清浄装置の最適な数とサンプリング周期を確定し、空気汚染浄化処理を実施するステップdと、室内エリアの空気汚染データの検証を検出し、第三者検査機関による室内エリアの空気汚染データの検証を提供するステップeとを含む、室内空気清浄方法である。
いくつかの実施形態において、ろ過部品22は、光照射と組み合わせて空気汚染を化学的に殺菌除去することもできる。光照射は、光触媒22fおよび紫外線ランプ22gを含む光触媒ユニットであり、光触媒22fが紫外線ランプ22gによって照射されると、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、空気汚染における有害物質を分解して消毒殺菌することにより、ろ過・殺菌の効果を達成することができる。光照射は、光ナノチューブ22hを含む光プラズマユニットであってもよく、光ナノチューブ22hにより、導入された空気汚染を照射することで、空気汚染における酸素分子および水分子を、高酸化性を有する光プラズマに分解して、破壊された有機分子を有するイオン気流を形成し、空気汚染に含まれる揮発性ホルムアルデヒド、トルエン、揮発性有機ガス(Volatile Organic Compounds、VOC)などのガス分子を水と二酸化炭素に分解し、ろ過・殺菌の効果を達成する。なお、本実施形態では、空気清浄装置2には、紫外線ランプ22gの起動および調整を制御するための紫外線ランプ部品がさらに設けられている。紫外線ランプ22gは、ろ過部品22の一側に配置されて、空気汚染に殺菌処理を行う。
Bー7臭い
特開2025-104621脱臭触媒、脱臭被膜及び脱臭フィルタ 三星電子株式会社
【課題】脱臭フィルタにおいて優れた脱臭性能を長期間にわたって発揮できるようにする。
【解決手段】δ型MnO2とCeO2とを含有し、CeO2粒子がδ型MnO2に被覆された構造をなし、CeO2を被覆したδ型MnO2の平均粒子径が20μm以下であり、比表面積がBET値で250m2/g以上である脱臭触媒である。
UV光の照射による触媒の再生促進の原理についての現時点での考察を図10に示す。δ型MnO2は他の構造(α、β、γ)よりもバンドギャップが狭いため、光触媒としての活性が高い。すなわちδ型MnO2は高い光触媒活性も有しているため、UVを照射することにより、・OHを生成することが可能である。そして、図10の式1に示すように生成した・OHはTMAと反応することで分解が進行する。また、式2に示す室温での酸化分解反応も同意に進行するため、TMA(トリメチルアミン)の分解が促進されたと考えられる。
Bー8抗菌・殺菌
特許7503344扇子 株式会社三鷹ホールディングス
【課題】扇子本来の優雅さを保ちつつ、文字などの意味をなす表示が可能な発光表示機能を有する扇子を提供する。
【解決手段】扇子2は、一対の親骨4、6と、一対の親骨4、6間に配置された複数の中骨8と、要10と、一対の親骨4、6と複数の中骨8に折り畳み可能に固着された蛇腹状のシート体12と、を備え、シート体12における中骨8が存在しない各折り畳み部分12bにそれぞれ中骨8の長手方向に間隔をおいて配置され、パッシブマトリクス方式の配線で接続された複数のOLED16と、複数のOLED16に電力を供給するボタン電池18と、複数のOLED16の点灯を表示データに基づいて制御する制御部20と、を有する。点灯を制御する制御部20等の関係部材は全て親骨4の厚み内に埋設状態に配置されている。一対の親骨4、6と、中骨8はチタン又はチタン合金で形成されている。
チタン又はチタン合金で形成された一対の親骨4、6と複数の中骨8の表面を例えばリン酸チタニアを主成分とする無光触媒でコーティングしてもよい。このようにすれば、抗ウイルス、抗菌、消臭効果を長期に亘って得ることができ、新型コロナ等の感染症が蔓延する環境下での安心、安全性を向上させることができる。また、一対の親骨4、6と複数の中骨8の少なくとも人体と接触する領域に、金属アレルギーの発症を抑制する被膜を形成してもよい。例えばシリコンレジン及び/又はシリコンオリゴマーとアルコキシシランから重合反応によって生成した被膜である。このようにすれば、金属アレルギーがある人でも気にすることなく使用することができる。
特許7716138無機系コート液、無機系コート膜および無機系コート膜を有する器具 株式会社コスモ技研
【課題】食品加工、医療・介護など、抗菌・抗ウイルス性を有する器具の使用が求められる施設に、高価な素材を使用せず、簡単な液調整とコーティングで、長期間、抗菌・抗ウイルス性を発揮する器具を提供する。
【解決手段】本発明は、銅イオンおよびリン酸を含有し、pH値が2.0〜6.0である無機系コート液である。また、本発明は、塗膜基材に腐食層を有し、該腐食層上に、成分として銅およびリンを有する無機系コート膜、塗膜基材に樹脂または/および繊維を含む有機基材である無機系コート膜である。さらに、本発明は、上記無機系コート膜を有し、抗菌・抗ウイルス性能を発揮する器具である。
しかし、無機系の抗菌・抗ウイルス剤は、菌やウイルスと直接無機イオンや光触媒成分とが接触することにより、菌やウイルスを不活化し、菌やウイルスの増殖を抑える効果がある。そのため、バインダー成分を含む場合は、バインダー成分を含まない場合と比較して、抗菌・抗ウイルス性能が低下する傾向がある。したがって、バインダー成分を含まない抗菌・抗ウイルスコート剤が理想的であるが、バインダーを含まないと基材との密着性が維持できず、基材面を拭くなどの行為により簡単に抗菌・抗ウイルス成分が剥離してしまう恐れがある。そのため、上記いずれの特許文献もバインダーその他に工夫をして、長期に性能を維持することが課題となっている。
特開2025-098829流体殺菌装置 豊田合成株式会社
【課題】光源部の汚れが抑制された流体殺菌装置を提供する。
【解決手段】流体を流す流路空間を形成し、流入口と流出口が形成された流路部と、流路空間に配置され、流路空間内に紫外光を放射する光源部と、を有した流体殺菌装置であって、光源部は、紫外光を放射する紫外発光素子と、紫外発光素子を収容する収納部と、収納部を封止し、紫外発光素子からの紫外光を透過する窓部と、を有し、収納部のうち流体と接触する表面に、紫外光によって励起されて光触媒効果を発揮する紫外光触媒膜が設けられている。
【請求項1】流体を流す流路空間を形成し、流入口と流出口が形成された流路部と、前記流路空間に配置され、前記流路空間内に紫外光を放射する光源部と、を有した流体殺菌装置であって、前記光源部は、紫外光を放射する紫外発光素子と、前記紫外発光素子を収容する収納部と、前記収納部を封止し、前記紫外発光素子からの紫外光を透過する窓部と、を有し、前記収納部のうち前記流体と接触する表面に、紫外光によって励起されて光触媒効果を発揮する紫外光触媒膜が設けられている、流体殺菌装置。
【請求項2】流体を流す流路空間を形成し、流入口と流出口が形成された流路部と、前記流路空間に配置され、前記流路空間内に紫外光と可視光を放射する光源部と、を有した流体殺菌装置であって、前記光源部は、紫外光を放射する紫外発光素子と、可視光を放射する可視発光素子と、前記紫外発光素子および前記可視発光素子を収容する収納部と、前記収納部を封止し、前記紫外発光素子からの紫外光および前記可視発光素子からの可視光を透過する窓部と、を有し、前記収納部のうち前記流体と接触する表面に、可視光によって励起されて光触媒効果を発揮する可視光触媒膜が設けられている、流体殺菌装置。
【請求項3】流体を流す流路空間を形成し、流入口と流出口が形成された流路管と、前記流路空間に配置され、前記流路空間内に紫外光を放射する光源部と、前記流路空間内に可視光を放射する第2光源部と、を有した流体殺菌装置であって、前記光源部は、紫外光を放射する紫外発光素子と、前記紫外発光素子を収容する収納部と、前記収納部を封止し、前記紫外発光素子からの紫外光を透過する窓部と、を有し、前記第2光源部は、可視光を放射する可視発光素子と、前記可視発光素子を収容する第2収納部と、前記第2収納部を封止し、前記可視発光素子からの可視光を透過する第2窓部と、を有し、前記収納部のうち前記流体と接触する表面に、可視光によって励起されて光触媒効果を発揮する可視光触媒膜が設けられ、前記第2収納部のうち前記流体と接触する表面に、紫外光によって励起されて光触媒効果を発揮する紫外光触媒膜が設けられている、流体殺菌装置。
【請求項4】前記流路空間に、紫外光を反射させて前記紫外光触媒膜に照射する紫外光反射膜を有する、請求項1または請求項3に記載の流体殺菌装置。
【請求項5】前記流路空間に、可視光を反射させて前記可視光触媒膜に照射する可視光反射膜を有する、請求項2または請求項3に記載の流体殺菌装置。
【請求項6】前記流路空間に、紫外光と可視光を反射させて前記可視光触媒膜に照射する反射膜を有する、請求項2または請求項3に記載の流体殺菌装置。
【請求項7】前記紫外光反射膜の表面に、紫外光によって励起されて光触媒効果を発揮する第2紫外光触媒膜が設けられている、請求項4に記載の流体殺菌装置。
【請求項8】前記可視光反射膜の表面に、紫外光または可視光によって励起されて光触媒効果を発揮する光触媒膜が設けられている、請求項5に記載の流体殺菌装置。
【請求項9】前記反射膜の表面に、紫外光または可視光によって励起されて光触媒効果を発揮する光触媒膜が設けられている、請求項6に記載の流体殺菌装置。
特開2025-101359抗菌・抗ウイルス性組成物、抗菌・抗ウイルス性フィルム、抗菌・抗ウイルス性フィルムの製造方法、及び、物品 国立大学法人東京工業大学 国立大学法人東京科学大学 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所
【課題】抗菌・抗ウイルス材料の配合量を抑えながら、優れた抗菌・抗ウイルス活性を発揮する抗菌・抗ウイルス性フィルム及び物品、当該抗菌・抗ウイルス性フィルムを簡便な方法で製造可能な抗菌・抗ウイルス性フィルムの製造方法、及び当該製造方法に適した抗菌・抗ウイルス性組成物を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様にかかる抗菌・抗ウイルス性フィルムは、希土類イオン、ヨウ素酸イオン及びモリブデン酸イオンより選択される1種以上のイオンと、水溶性ポリマーとを含有し、希土類イオン、ヨウ素酸イオン及びモリブデン酸イオンより選択される1種以上を含む塩の少なくとも一部が、空気界面に配置される、抗菌・抗ウイルス性フィルムである。
近年、抗菌・抗ウイルス材料の需要が増加している。有機系の抗菌・抗ウイルス材料の研究は古くから行われているが、耐熱性に優れ、様々な菌やウイルスに対して効果があり、耐性を持つ菌やウイルスが発生しにくいことから、無機系の抗菌・抗ウイルス材料の研究が進められている。無機系の抗菌・抗ウイルス材料には、金属系(Ag,Cu等)や光触媒系(TiO2等)、その他(ZnO,アルカリ土類化合物等)が知られている。本発明者らは、抗菌・抗ウイルス活性に優れた材料として希土類酸化物を含む特定の複合酸化物を開示している(例えば特許文献1〜3)。
また、非特許文献1には、抗菌・抗ウイルス活性を示す希土類ヨウ素酸塩が開示されており、当該希土類ヨウ素酸塩は細胞毒性がないことが示されている。
特開2025-102583内装用表面材 日本バイリーン株式会社
【課題】本発明では、遮熱性に優れる自動車用内装材の提供を課題とする。
【解決手段】従来技術のように不織布などのシートに無機粒子を塗布し含有させてなる内装用表面材であるとしても、当該不織布内に存在する無機粒子の存在範囲を調整することによって、遮熱性に優れる自動車用内装材を実現できることを見出した。
本発明にかかる内装用表面材は、不織布内に近赤外線散乱性または近赤外線吸収性の無機粒子を備える内装用表面材であって、無機粒子を備える不織布における一方の主面からもう一方の主面に向かい、無機粒子を備える不織布内ではその厚みの21%未満の範囲にのみ無機粒子が存在していることを特徴としている。
(工程2)について説明する。溶媒あるいは分散媒の種類は適宜選択できるが、不織布の一方の主面上へ好適に塗布液を塗布できるよう、無機粒子を不織布に接着し固定するため使用する樹脂が溶解すると共に、粒子が溶解せず分散可能な溶媒を採用する、あるいは、当該樹脂および無機粒子が溶解せず分散可能な分散媒を採用するのが好ましい。また、塗布液には無機粒子以外にも、例えば、難燃剤、香料、顔料、抗菌剤、抗黴材、光触媒粒子、乳化剤、分散剤、界面活性剤、増粘剤、難燃剤などの、近赤外線散乱性および/または近赤外線吸収性の無機粒子以外の添加剤を含有していてもよい。
特開2025-102730表皮材とその製造方法 日本バイリーン株式会社
【課題】本発明では、加熱成形により皴が発生しにくい表皮材の提供を課題とする。
【解決手段】本発明にかかる表面材は、構成繊維同士がコアシェル型樹脂バインダによって固定されている布帛を備えており、当該コアシェル型樹脂バインダを構成するシェル部分の樹脂とコア部分の樹脂は、異なる種類の樹脂であることを特徴としている。本発明にかかるコアシェル型樹脂バインダにより構成繊維同士が固定されている布帛を採用することによって、加熱成形により皴が発生しにくい表皮材を提供できる。
なお、樹脂Sおよび/または樹脂Cは、例えば、難燃剤、香料、顔料、抗菌剤、抗黴材、光触媒粒子などの添加剤を含有していてもよい。
特開2025-104073パンツ型着用物品 株式会社Body & Beauty
【課題】従来技術と比較して、臭気の外部への放出を防ぐことができるパンツ型着用物品を提供する。
【解決手段】パンツ本体40の生地本体41に添加された抗菌性金属粒子42と、生地本体の肌側の一部の領域41Aであって、股部30の第1の股部領域31Aと、前身部10のうち前記第1の股部領域側の第1の前身領域11Aと、後身部20のうち第1の股部領域側の第1の後身領域21Aとからなる第1の臭気放出抑制領域41Aに配置された第1の活性炭層1Cと、第1の活性炭層を挟み込んで、前記生地本体に接合される第1の肌側生地51と、第1の肌側生地の肌側の一部の領域であるおなら臭放出抑制領域51Aに配置された第2の活性炭層2Cと、第2の活性炭層を挟みこんで、第1の肌側生地に接合される第2の肌側生地52と、を備える
特許文献4には、銀を含む光触媒および活性炭を含む吸着材料を有する抗菌材料が定着された生理用ショーツおよび失禁用ショーツについて記載されている。
特開2025-107627動物用トイレ砂 ユニ・チャーム株式会社
【課題】本発明は、悪臭の発生を十分に抑制し得る動物用トイレ砂を提供するものである。
【解決手段】本発明の動物用トイレ砂(3)は、複数の粒状物を含む動物用トイレ砂(3)であって、上記複数の粒状物のそれぞれは、無機多孔質材料と固化剤とを含み、シリカゲルを0.0質量%以上2.5質量%以下の含有量で更に含むものである。
そして、本発明の動物用トイレ砂(3)は、上記複数の粒状物のそれぞれの、着色水滴下試験後の水滴跡の面積が12.6mm2未満であること、又は、上記複数の粒状物の、液通過試験後のイオン交換水のpHが7.62未満であること、又は撥水性を有し且つ複数の凸部からなる凹凸構造を有することを特徴とするものである。抗菌成分としては、細菌等の増殖を抑制できるものであれば特に限定されず、例えば、有機系、無機金属系、光触媒系、天然系等の任意の抗菌剤を用いることができる。なかでも、粒状物が尿などの排泄物を吸収した後でも細菌等の増殖を抑制できるという点から、有機系の界面活性剤型の抗菌剤を用いることが好ましい。
特開2025-108681衛生紙用取出し補助具 株式会社YANAGI PROJECT
【課題】衛生紙用取出し補助具を包装袋の上面に面方向に動きにくくして装着することができるようにして、衛生紙の取出し機能の低下を防止するとともに、落下した水に対する対処も容易にできるようにして衛生上の向上を図る。
【解決手段】複数の矩形状の衛生紙Pが積層された積層体Wを収容し衛生紙を引出して取出し可能なスリットSを上面に形成可能な包装袋Fに装着されるもので、包装袋Fの上面に載置可能な押え板1を備え、この押え板1に、包装袋FのスリットSから引出される衛生紙Pを引出して取出し可能な取出口2を設け、押え板1の外周縁に、押え板1の面方向の移動を規制する規制手段としての脚体10を垂設するとともに、押え板1の裏面に、この押え板1を包装袋Fの上面に引き剥し可能に着接する規制手段としての粘着剤20を付設した。
抗菌性材料は、有機系のものと無機系のものとに大別される。有機系の抗菌性材料としては、界面活性剤系、ビグアナイド系、アルコール系、フェノール系、アニリド系、ヨウ素系、イミダゾール系、チアゾール系、イソチアゾール系、トリアジン系、ニトリル系、フッ素系、糖質系、トロポロン系、有機金属系等が知られている。一方、無機系の抗菌性材料としては、ゼオライト、シリカ、アルミナ、リン酸ジルコニウム、リン酸カルシウム、リン酸ジルコニウム、ケイ酸カルシウム、シリカゲル、ガラス、酸化チタン、酸化亜鉛等の無機質粉末に銀、銅、亜鉛等の抗菌性を有する金属を担持させたものが知られている。また、銅,銀,鉄,ニッケル,亜鉛,白金,金,錫,パラジウム,カドミウム,コバルト,ロジウム,ルテニウム,ビスマス,クロム,チタンから選択される抗菌性を有する金属,これらの合金,これらの酸化物から単一または2種以上を組み合わせて用いることができる。このうち、光触媒材料が有効である。光触媒材料としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化タングステン、酸化鉄、チタン酸ストロンチウムなどの公知の金属化合物を、単一または2種以上を組み合わせて用いることができる。
特開2025-110931流体殺菌装置 豊田合成株式会社
【課題】低コストで反射率の高い流路管を備えた流体殺菌装置を提供する。
【解決手段】内部に流体を流す円筒状の流路管100と、流路管100の内部に紫外光を照射する光源部110と、を有した流体殺菌装置であって、流路管100は、紫外光を透過する透明管105と、透明管105の外周面に巻き付けられたアルミ膜106と、を有する。アルミ膜106は、透明管105の外周面の少なくとも一部の領域と密着せず、第1空気層(空気層104)を有するように配置されている。
透明管105の内周面にフッ素樹脂などの撥水性被膜を形成することで、透明管105の内周面が水をはじくようにし、透明管105の内周面の汚れを防止してもよい。また、紫外光によって励起されて光触媒効果を発揮する光触媒膜を透明管105の内周面に形成し、光触媒膜効果によって透明管105の内周面の汚れを抑制してもよい。
台座部133は、上面が解放された円柱状の箱状であり、外側底面は柱部120の先端と接続されている。箱内部の底面には基板135が配置され、基板135上にLEDパッケージ140が実装されている。箱の上面にはガラス板132が設けられ、箱内部を密閉している。ガラス板132はLEDパッケージ140からの紫外光を透過する材料であり、たとえば石英やサファイアである。ガラス板132の表面に紫外光を透過する光触媒膜を設け、ガラス板132に雑菌が繁殖することを抑制したり、有機物の汚れを防止したりしてもよい。ガラス板132は平板に限らず、レンズ状であってもよい。たとえば、TIRレンズ、フライアイレンズ、フレネルレンズなどであってもよい。
特表2025-520598マルチファン構造のロースター ディアホーム エレクトリック カンパニー,リミテッド
【要約】本発明のマルチファン構造のロースターは、焼き空間が形成され、一側に外気流入孔が設けられ、互いに対向するように第1通風孔及び第2通風孔が形成されるロースター本体と、エア排気孔が設けられるドロワと、前記焼き空間に熱を放散するように前記ロースター本体に設置される加熱部材と、外気を吸い込んだ後、前記焼き空間側に送風する第1吸出ファンと、前記第1吸出ファンによって前記焼き空間側に送風された空気を、前記第2通風孔を介して前記ロースター本体の内部に吸い込んだ後、前記エア排気孔へ排出する第2吸出ファンと、を含むことを特徴とする。本発明によれば、マルチファンの構造によって、煙などを吸い込む容量及び吸引力を増大させることができるだけでなく、煙がロースター本体の内部を循環する構造を排除して製品自体の内部に油汚れがつくことを最小化することができる。
本発明の実施の形態では、ろ過手段600は、通常のHEPAフィルタ、油蒸気に含まれている油分等を沈殿させることができるように水分を含む水フィルタ、水自体をトレイ等に収容したまま煙(空気)が水に接触して油分等を沈殿させる構造、匂いなどを脱臭する活性炭フィルタ、抗菌機能付き光触媒フィルタなどの様々な形態を含むことができ、単一または複数個で具備して第2吸出ファン500の前方や後方若しくは前後方の両方ともに設置してもよい。
特表2025-523072ウイルス不活性化機能に優れた抗ウイルス複合樹脂組成物及びこれを用いた複合樹脂コーティング鋼板 ポスコ カンパニー リミテッド
【要約】本発明は、ウレタン変性ポリエステルバインダー樹脂30〜60重量%;硬化剤3〜15重量%;顔料0.1〜10重量%;抗ウイルス化合物0.1〜10重量%;及び、残部溶剤を含み、上記抗ウイルス化合物は、(A)金属水酸化物([M1(OH)2])、(B)ヒドロキシアパタイト([Ca10(PO4)6(OH)2])、及び(C)金属がドーピングされた熱感応性二酸化チタン光触媒([M2−TiO2])からなる群から選択された1つ以上を含み、上記M1はCaまたはMgであり、上記M2はPt、Cr、V、Mn、Fe、Zn、Cu、Ni、Zr、Mo、Ag、WまたはAuである、抗ウイルス複合樹脂組成物を提供する。
【請求項1】ウレタン変性ポリエステルバインダー樹脂30〜60重量%; 硬化剤3〜15重量%; 顔料0.1〜10重量%; 抗ウイルス化合物0.1〜10重量%;及び、 残部溶剤を含み、 前記抗ウイルス化合物は、(A)金属水酸化物([M1(OH)2])、(B)ヒドロキシアパタイト([Ca10(PO4)6(OH)2])、及び(C)金属がドーピングされた熱感応性二酸化チタン光触媒([M2−TiO2])からなる群から選択された1つ以上を含み、 前記M1はCaまたはMgであり、 前記M2は、Pt、Cr、V、Mn、Fe、Zn、Cu、Ni、Zr、Mo、Ag、WまたはAuである、抗ウイルス複合樹脂組成物。
【請求項10】前記抗ウイルス化合物は、前記(A)金属水酸化物及び(B)ヒドロキシアパタイトのいずれか一つと、(C)金属がドーピングされた熱感応性二酸化チタン光触媒の組み合わせである、請求項1に記載の抗ウイルス複合樹脂組成物。
【請求項11】前記抗ウイルス化合物は、前記(A)金属水酸化物及び(B)ヒドロキシアパタイトのいずれか一つと、(C)金属がドーピングされた熱感応性二酸化チタン光触媒の重量比が3:1〜1:3である、請求項10に記載の抗ウイルス複合樹脂組成物。
【請求項12】前記抗ウイルス化合物は、前記(A)金属水酸化物、(B)ヒドロキシアパタイト、及び(C)金属がドーピングされた熱感応性二酸化チタン光触媒を全て含む、請求項1に記載の抗ウイルス複合樹脂組成物。
【請求項13】前記(A)金属水酸化物、(B)ヒドロキシアパタイト、及び(C)金属がドーピングされた熱感応性二酸化チタン光触媒は重量比が1:1:1である、請求項12に記載の抗ウイルス複合樹脂組成物。
Bー9水質浄化
特許7706826水域環境保全方法及びそれ用の水域環境保全具
大崎 智洋 大崎 成洋 山本 崇満 永田 謙二 田中 吉晴
【課題】沿岸の水域環境改善効果を、水域環境保全具の設置場所周辺で維持しつつ、水域環境保全具の追加設置を行うことなく自然現象を利用して、この水域環境保全具の設置場所周辺から離れたエリアにも自動的に拡大できるとともに、第2の包装体内で成長した水棲生物の収穫及びサンプリングがとれる二価鉄イオン徐放出素焼物を含む水域環境保全方法及びそれ用の水域環境保全具を提供することを目的としている。
【解決手段】二価鉄イオン徐放出素焼物13を麻袋15及びプラスチック製の網袋16に封入した複数の水域環境保全具10のうち、その一部の第1の水域環境保全具11に使用される麻袋15は、ニナ貝24等の餌となる素材であり、残りの第2の水域環境保全具12に使用される網袋16は、ニナ貝24等の餌とならないプラスチック素材からなるものとした。
【請求項2】前記沿岸は、表面にヘドロが存在する泥質干潟で、該泥質干潟のうち、干潮時の他は海面下となる前記ヘドロの領域の上に、前記複数の水域環境保全具を設置することで、潮の満ち引きによって、前記複数の水域環境保全具を一日のうち所定時間だけ前記海水から出して太陽光に晒すことで、前記二価鉄イオン徐放出素焼物を含むこれらの水域環境保全具に付着した前記ヘドロを光触媒の作用で分解することを特徴とする請求項1に記載の水域環境保全方法。
二価鉄イオン徐放出素焼物のサイズは限定されないものの、例えば、その形状が球状の場合、直径8mm未満では、目詰まりが発生しにくい最小孔径(約8mm)の網目サイズの包装体に二価鉄イオン徐放出素焼物を封入したとき、この素焼物が網目を通り抜けてしまうおそれがある。また、直径30mmを超えれば、例えば、球状の二価鉄イオン徐放出素焼物を手作業で製造する際に、素焼物の材料を丸めにくいとともに、例えば、土質干潟の干満を利用して二価鉄イオン徐放出素焼物に付着したヘドロを太陽光の光触媒の作用で分解する際には、大径で多孔質の球状の素焼物に吸着された水分を十分に蒸発できない。特に好ましい二価鉄イオン徐放出素焼物の直径サイズは8mm〜20mmである。この範囲であれば、二価鉄イオン徐放出素焼物の製造時に、この素焼物の材料を手で丸めやすいとともに、土質干潟の干潮時に二価鉄イオン徐放出素焼物に吸着された水分を十分に蒸発させて、次に潮が満ちたときにヘドロを十分に吸着して光触媒によるヘドロの分解効率を高められる。
その後、干潟特有の潮の満ち引きにより、一日のうち干潮となる所定時間だけ水域環境保全具が海水から出されて太陽光に晒される。これにより、紫外線を含む太陽光の光触媒の作用で嫌気性バクテリアが不活化され、ヘドロが分解される。ここでの光触媒の作用とは、太陽光に含まれる紫外線がヘドロに照射されると、正孔(h+)と電子(e−)との分離(励起状態)が生じる。この正孔と電子はそれぞれ酸化力、還元力を有する。この電子の移動による酸化分解によりヘドロが分解されることをいう。なお、一般的な光触媒の有効深さは、水深約10mである。
これにより、紫外線を含む太陽光の光触媒の作用で嫌気性バクテリアが不活化され、ヘドロが分解される(一部エリアの消失を含む)。
ここでの光触媒の作用とは、太陽光に含まれる紫外線がヘドロに照射されると、正孔(h+)と電子(e−)との分離(励起状態)が生じる。この正孔と電子はそれぞれ酸化力、還元力を有する。この電子の移動による酸化分解によりヘドロが分解されることをいう。
なお、この干潟で潮が満ちる際には、下から押し上げるように潮が満ちて行き、潮が引く際には、下から徐々に潮が引いて行く。そのため、包装体に収納された二価鉄イオン徐放出素焼物は、潮が引いた後も水域環境保全具の設置場所に留まり、沖に流されることはない。
その後、潮が引いた際(干潮時)に、各二価鉄イオン徐放出素焼物13が海面から出て太陽光に晒される(図5(b)を参照)。これにより、太陽光の光触媒の作用で嫌気性バクテリアが不活化してヘドロ14が分解され(例えば、珪砂の5〜10倍の浄化作用)、最終的にヘドロ14が消失し、本来の二価鉄イオン徐放出素焼物13の色に戻る(一部エリアの消失を含む)。
ここでの光触媒の作用について説明すれば、太陽光に含まれる紫外線がヘドロ14に照射されると、正孔(h+)と電子(e−)との分離(励起状態)が生じる。この正孔と電子はそれぞれ酸化力、還元力を有する。この電子の移動による酸化分解により、泥質干潟の表面に存在するヘドロ14が分解される。
特表2025-521129組成物、関連システム及び物品、及びその製造及び使用方法 ケンブリッジ アドヴァンスド ホールディングス リミテッド
【要約】本開示は、様々な組成物、関連するシステム及び物品、ならびに製造及び使用方法に関する。特定の態様では、本開示は、ナノ構造有機化合物を含む組成物、有機化合物及び有機化合物内に埋め込まれた金属有機構造体を含む組成物、及び少なくとも部分的に結晶性有機化合物及び有機化合物内に分散された結晶性金属酸化物を含む組成物、関連する製造方法(例えば、ポリマーの解重合方法)、使用方法(例えば、エネルギー貯蔵、汚染物除去)、物品(例えば、電極)、及びシステム(例えば、エネルギー貯蔵システム、そのようなエネルギー貯蔵システムを含むシステム)に関する。特定の態様では、本開示は、シリコン含有物質とイミドモノマーから作製されたポリマーとを含む組成物、ならびに関連するシステム及び物品、ならびにそれらを製造及び使用する方法に関する。
【請求項201】前記複合体が、前記第1の溶液中の前記汚染物質の少なくとも一部を光触媒的に分解する、請求項199または200に記載の方法。
ある実施例では、吸着及び/又は光触媒分解を通じて水中の有機汚染物質の濃度を低下させるため、組成物は廃水処理に応用することができる。
水の浄化 本開示の組成物(例えば、ナノ構造有機化合物、組成物1000、または組成物2000)は、水の浄化に使用することができる(例えば、実施例19を参照のこと)。ある実施例では、前記組成物は、SnO及び/又はSnからなる。SnO及び/又はSnは結晶性であってもよい。本開示の組成物は、水溶液中の汚染物質(例えば、有機汚染物質)の濃度を低下させることができる。理論に束縛されることなく、汚染物質は組成物の表面に吸着されることができる。さらに、理論に束縛されることなく、この組成物は可視光暴露(たとえば、400〜650nmの励起)下で汚染物質を光触媒的に分解できる。汚染物質用途の例としては、メチルイエロー、メチルオレンジ、メチルレッド、コンゴレッド、アリザリンイエロー、メチルブルー、メチレンブルー、ローダミンなどのアゾ染料、エチルキサント酸カリウム、イソプロピルキサント酸ナトリウム、イソブチルキサント酸ナトリウム、ブチルキサント酸ナトリウム、ブチルキサント酸エステルなどのキサンテートエステルをベースとする化合物などの炭化水素が挙げられる。炭化水素には、回収された石油又は天然ガスの組成物、原油の組成物、アルカン(例えば、メタン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン)、オレフィン、アルキン、ハロゲン化合物、及び/又は芳香族化合物(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン)が含まれる。
Bー10親水性
特開2025-102815親水性的なスパッタARコーティング ホーヤ オプティカル ラブス オブ アメリカ,インコーポレイテッド
【課題】眼科用物品に反射防止特性および清浄容易特性を提供するコーティングシステムを有する眼科用物品。
【解決手段】コーティングシステム20は、低屈折率金属酸化物と高屈折率金属酸窒化物および対応する高屈折率金属酸化物の交互層を含む。コーティングシステム20は、高屈折率金属酸窒化物の少なくとも1つの層が低屈折率金属酸化物の2つの層の間に封入されたときに、眼科用物品に好ましい表面エネルギーを提供する。
本発明のいくつかの実施形態では、酸窒化チタンまたは酸窒化ジルコニウムの高屈折率層は、眼科用物品の反射防止積層体に3つの観点で影響を及ぼす。第1の観点は、積層体中の酸窒化チタンまたは酸窒化ジルコニウムの薄膜層の成長中の表面形態の変化である。いくつかの実施形態では、10nmの厚さの酸窒化チタンまたは酸窒化ジルコニウムの薄膜層が、表面エネルギーおよび/または表面形態の面において、100nmの厚さの酸窒化チタンまたは酸窒化ジルコニウムの薄膜層と同じように機能する。いくつかの実施形態では、反射防止光学積層体内の酸窒化チタンまたは酸窒化ジルコニウムの薄膜層の配置によって、全体的な光学積層体が清浄性および表面自由エネルギーに関してどのように振る舞うかが変化する。いくつかの実施形態によれば、標準的な反射防止および清浄容易な積層体設計の非限定的な実施例は、L/H/L/H/L積層体の5層構造を採用する。ここで、Lは低屈折率屈折率二酸化ケイ素層であり、Hは少なくとも酸窒化チタンまたは酸窒化ジルコニウムコーティングの高屈折率層である。この点に関して、高屈折率は、基準波長、例えば約550ナノメートルの波長で約1.7よりも大きい屈折率を意味する。低屈折率は、基準波長、例えば約550ナノメートルの波長で約1.5未満である屈折率を意味する。L/H/L/H/L積層体のこのタイプの柱状成長はまた、表面積を増加させ、表面積の増加は制御された表面自由エネルギー(SFE)を達成する際に役割を果たし、これは、最終的に、眼科用物品の清浄容易特性の増加につながる。また、柱状の成長は表面上の摩擦係数の増加をもたらし、レンズ表面に対する「つかみ感(grabby feel)」をもたらし得る。金属(Ti/Zr)酸窒化物の単一層または複数層の存在が反射防止積層体に影響を及ぼす第2の観点は、全光学反射防止積層体の制御された表面自由エネルギーを提供することによる。いくつかの実施形態では、金属(Ti/Zr)酸窒化物の単一層または複数層の存在が約50〜70mn/mの範囲の制御された表面エネルギーを提供することによって、反射防止積層体に影響を及ぼす。制御された表面エネルギーが約50〜70mn/mの範囲であるこのような実施形態では、金属(Ti/Zr)酸窒化物の単一層または複数層の各層が他の光学積層体層と相互作用し、親水性表面の全体的な表面自由エネルギーおよび表面の全体的な清浄性に寄与する。金属(Ti/Zr)酸窒化物の単一層または複数層の存在が表面の親水性に影響を及ぼす第3の観点は、太陽光(光子)の存在下で正孔を光発生させ、それによってこれらの正孔によって表面の水および油を酸化することによってOHラジカルを生成することによって、チタンまたは酸窒化ジルコニウム層の光触媒特性が疑われることによる。
Bー11園芸・野菜・果樹・鮮度・冷蔵庫
特開2025-097404吸着材、肥料の製造方法および肥料 オードメルス株式会社 中林建設株式会社
【課題】下水汚泥等の溶液中のリン、窒素を吸着して回収可能な吸着材、肥料の製造方法および肥料を提供する。
【解決手段】吸着材は、炭を40〜60質量部、鉄を20〜30質量部、ゼオライトを10〜30質量部、クエン酸を1〜10質量部含有し、水溶液中のリンおよび/または窒素を吸着する。また、肥料の製造方法は、吸着材をリンおよび/または窒素を含有する溶液に介在させ、リンおよび/または窒素を吸着させた吸着材を溶液から分離することで得られる。リンおよび/または窒素を吸着させた吸着材は、肥料として利用できる。
【請求項1】炭を40〜60質量部、鉄を20〜30質量部、ゼオライトを10〜30質量部、クエン酸を1〜10質量部含有し、水溶液中のリンおよび/または窒素を吸着する、ことを特徴とする吸着材。
【請求項2】更に、光触媒およびホルンフェルス鉱石を含有する、ことを特徴とする請求項1に記載の吸着材。
【請求項3】前記炭、前記鉄、前記ゼオライトおよび前記クエン酸の合計100質量部に対し、前記光触媒を0.08質量部以上含有するとともに、前記ホルンフェルス鉱石を0.7質量部以上含有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の吸着材。
【請求項4】前記炭、前記鉄、前記ゼオライトおよび前記クエン酸の合計100質量部に対し、前記光触媒を0.24質量部以上含有するとともに、前記ホルンフェルス鉱石を2.1質量部以上含有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の吸着材。
【請求項5】前記炭が木炭、石炭およびバイオ炭から選択される一種以上である、ことを特徴とする請求項1に記載の吸着材。
【請求項6】前記ゼオライトが天然ゼオライトである、ことを特徴とする請求項1に記載の吸着材。
【請求項7】前記光触媒が酸化チタンである、ことを特徴とする請求項2に記載の吸着材。
吸着材は、更に、光触媒およびホルンフェルス鉱石を含有することが好ましい。ホルンフェルス鉱石および光触媒を含有しない場合に比べ、光触媒およびホルンフェルス鉱石を含有する吸着材は、リン、窒素の吸着量が格段に高まる。原理は定かではないが、ホルンフェルス鉱石および光触媒を含有することにより、リン、窒素の吸着を促進する。光触媒として、二酸化チタンが挙げられる。二酸化チタンは光触媒として広く知られているものであり、光触媒の中でも光触媒機能が強い物質である。光触媒の含有量は、炭、ゼオライト、鉄およびクエン酸の合計量100質量部に対して、0.08質量部以上であることが好ましく、0.24質量部以上であることが好ましい。
Bー12電機関連
特許7713643フォトンアップコンバージョンフィルム、フォトンアップコンバージョンフィルムの製造方法、フォトンアップコンバージョン体、積層体およびエネルギー変換デバイス 日東電工株式会社 和歌山県
【課題】高効率のアップコンバージョンが可能なフォトンアップコンバージョンフィルム、フォトンアップコンバージョン体、積層体およびエネルギー変換デバイスとそれらの製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態によるフォトンアップコンバージョンフィルムは、第1の波長領域λ1にある光を吸収可能な増感成分と、該第1の波長領域λ1よりも短波長である第2の波長領域λ2にある光を放射可能な発光成分と、を少なくとも含む発色部を備えている。該フォトンアップコンバージョンフィルムは、298Kにおける時間領域核磁気共鳴法(パルスNMR)を用いてスピン−エコー法により測定した緩和時間が210ms未満である。
本発明の実施形態によるフォトンアップコンバージョンフィルムおよびフォトンアップコンバージョン体は、太陽電池または太陽光発電、光触媒、バイオイメージング、光学機器、積層体、エネルギー変換デバイス等に好適に用いられ得る。
Bー13健康・医療
特開2025-102757近接性ベースの標識化システムおよびその応用 ザ トラスティーズ オブ プリンストン ユニバーシティ エムアールエル ケンブリッジ イーエスシー
【課題】一態様において、細胞膜上のタンパク質-タンパク質相互作用を含め、様々な特徴を選択的に同定するように操作可能な微小環境マッピングプラットフォームを提供するための組成物および方法。
【解決手段】いくつかの実施形態では、組成物は、触媒およびタンパク質標識化剤を含み、触媒は、タンパク質標識化剤を反応性中間体へと活性化する。いくつかの実施形態では、触媒は、タンパク質標識化剤にエネルギー移動して反応性中間体を形成することを可能にするための電子構造を有し得る。反応性中間体は、反応性中間体の拡散半径内のタンパク質その他の生体分子と反応または架橋する。
【請求項9】前記エネルギー移動が、前記触媒の三重項励起状態からのものである、請求項1に記載
の組成物。
【請求項10】前記触媒が光触媒である、請求項9に記載の組成物。
【請求項11】前記光触媒は、電磁スペクトルの可視領域内の光を吸収する、請求項10に記載の組成
物。
【請求項12】前記触媒が、電磁スペクトルの可視領域に吸収を有する遷移金属光触媒である、請求項1に記載の組成物。
【請求項13】前記エネルギー移動が、前記光触媒の三重項励起状態からのものであり、前記三重項励
起状態は60 kcal/molを超えるエネルギーを有する、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】前記遷移金属光触媒が下記式で表されるものであり、【化1】式中、Mは遷移金属であり、A、D、E、G、YおよびZは、CおよびNから独立して選択され、R1〜R6はそれぞれ1〜4個の任意の環置換基を表し、前記1〜4個の任意の環置換基のそれぞれは独立してアルキル、ヘテロアルキル、ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、アミン、アミド、エーテル、-C(O)O-、-C(O)OR7、および-R8OHからなる群から選択され、R7は水素およびアルキルからなる群から選択され、R8はアルキルであり、 X-は対イオンである、請求項12に記載の組成物。
【請求項15】前記遷移金属光触媒が、水性または水性ベースの環境において可溶性である、請求項12に記載の組成物。
【請求項16】前記タンパク質標識化剤がジアジリンまたはアジドである、請求項12〜15のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項17】前記触媒が有機光触媒である、請求項1に記載の組成物。
【請求項18】前記有機光触媒が、チオキサントン、フェノールチアジン、フラビン、フェノアジン、クマリン、アセトフェノン、およびベンゾフェノン基からなる群より選択される、請求項17に記載の組成物。
【請求項19】前記エネルギー移動が単一電子移動である、請求項18に記載の組成物。
【請求項20】前記タンパク質標識化剤がマーカーで官能化され、前記マーカーがビオチン、デスチオビオチン、アルキン、アジド、FLAGタグ、フルオロフォア、およびクロロアルカン官能性からなる群より選択される、請求項1記載の組成物。
【請求項21】生体分子結合剤と結合された遷移金属光触媒を含む、複合体。
【請求項22】前記生体分子結合剤が、タンパク質、多糖類、核酸、または脂質を含む、請求項21に
記載の複合体。
【請求項23】前記生体分子結合剤が、細胞表面受容体に特異的なリガンドを含む、請求項21記載の
複合体。
【請求項24】前記遷移金属光触媒が、60 kcal/molを超える三重項励起状態を有する、請求項21に
記載の複合体。
【請求項25】前記遷移金属錯体が下記式で表されるものであり、【化2】式中、Mは遷移金属であり、A、D、E、G、YおよびZは、CおよびNから独立して選択され、R1〜R6はそれぞれ1〜4個の任意の環置換基を表し、前記1〜4個の任意の環置換基のそれぞれは独立してアルキル、ヘテロアルキル、ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、アミン、アミド、エーテル、-C(O)O-、-C(O)OR7、および-R8OHからなる群から選択され、R7は水素およびアルキルからなる群から選択され、R8はアルキルであり、 X-は対イオンである、請求項21〜24のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項26】前記遷移金属光触媒と前記生体分子結合剤との間に親水性リンカーをさらに含む、請求項21〜24のいずれか一項に記載の複合体。
【請求項27】前記リンカーがアルキレンオキシドを含む、請求項26に記載の複合体。
【請求項28】前記遷移金属光触媒は、電磁スペクトルの可視領域内の光を吸収する、請求項21に記載の複合体。
【請求項29】前記生体分子結合剤が、前記遷移金属光触媒に共有結合している、請求項21に記載の複合体。
特表2025-521478光応答性プローブ媒介性タンパク質標識化のための光触媒の細胞内連結 シード・セラピューティクス・ユーエス・インコーポレイテッド
【要約】本開示の実施形態は、近接度に基づいた、光活性化された分子標識化のための方法、組成物、及びシステムに関する。分子は、近接する生体分子標識化剤にエネルギーを転移することができる連結された光触媒の活性化により標識化されうる。標識化剤の活性化半減期及び拡散係数に応じて、連結された光触媒の特定の近接度内の分子は標識化されうるが、その近接度の外側の分子は標識化されない。
【請求項6】触媒複合体が光触媒を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】光触媒が遷移金属錯体を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項12】細胞内分子の近接度に基づいた標識化のためのシステムであって、 細胞、 生体分子アンテナであって、 光触媒及びリガンド部分を含む光触媒複合体、及び 結合剤にカップリングした目的のタンパク質を含む結合剤複合体であって、結合剤が、光触媒複合体のリガンド部分に結合することができる、結合剤複合体を含む、生体分子アンテナ、並びに 標識部分及び反応性部分を含む標識化剤であって、反応性部分が、光触媒複合体により反応性状態へと活性化されるように構成されている、標識化剤を含み、 生体分子アンテナ及び標識化剤が、細胞内にそれぞれ位置している、システム。
【請求項18】光触媒が遷移金属を含む、請求項12に記載のシステム。
【請求項25】光触媒が、遷移金属を含まない有機触媒である、請求項12に記載のシステム。
【請求項28】光触媒が、標識化剤を活性化して反応性中間体を形成することができる、請求項12に記載のシステム。
【請求項29】光触媒が、標識化剤を活性化して、Dexterエネルギー転移を介して反応性中間体を形成することができる、請求項28に記載のシステム。
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特表2025-523965デンドリマーが可能にする標的化細胞内CRISPR/CASシステム送達および遺伝子編集 ザ・ジョンズ・ホプキンス・ユニバーシティー
【要約】ゲノム編集システムの安全で効率的な細胞標的化および細胞内送達のためのデンドリマーにコンジュゲートされたゲノム編集組成物が確立された。1つまたは複数の疾患および障害におけるゲノム編集および遺伝子調節のための組成物および方法が記載される。組成物は、遺伝子編集システム、好ましくはCRISPR/Casシステムがそれらにコンジュゲートされたデンドリマーを含む。好ましい実施形態では、デンドリマーは、標的細胞のゲノムセグメントを標的とするための特異的なシングルガイドRNAとさらに複合体化しているCas9ヌクレアーゼに共有結合によりコンジュゲートしている。
一部の実施形態では、高密度ヒドロキシル基含有デンドリマーは、オリゴエチレングリコール(OEG)様デンドリマーである。例えば、第2世代OEGデンドリマー(「D2−OH−60」)は、非常に効率的で、頑強で、原子経済的な化学反応、例えばCu(I)触媒アルキン−アジドクリックおよび光触媒チオール−エンクリックケミストリーを使用して合成することができる。直交性ハイパーモノマー(orthogonal hypermonomer)およびハイパーコア戦略を使用することによって、非常に低世代の高密度ポリオールデンドリマーを最小限の反応ステップで達成することができ、例えば、WO2019/094952に記載される。一部の実施形態では、デンドリマー骨格は、非切断性ポリエーテル結合を構造全体にわたって有し、デンドリマーのin vivoでの崩壊を回避し、そのようなデンドリマーが単一の実体として身体から消失することを可能にする(非生分解性)。
Bー14その他
特許7708473合成燃料製造装置及び製造方法 株式会社エルプラン
【課題】油と水とを混合して合成燃料を製造するとき1台で複数工程を実現することができる合成燃料製造装置を提供する。
【解決手段】比重の異なる水と油を混合して反応させ、その後、その2種類の液体を分離する工程を連続して行うために、内側の反応槽T3と外側の分離槽T4とを有する反応・分離槽T3,T4を備え、内側の反応槽T3は、撹拌ポンプP2により送り込まれた混合液を攪拌しながら反応させ、その混合液を反応槽T3の下部から取り出し分離槽T4の上部に送出する分離管3により外側の分離槽T4に排出し、その排出された混合液を比重の差異により2種類に分離し、分離槽上部の油排出口と、分離槽下部の水排出口とから排出する。このとき、分離管3は、反応槽T3内での反応時間に応じて分離槽への出口高さを調整可能としている。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の合成燃料製造装置の全体構成図である。図1に示すように、合成燃料製造装置1は、エアレーションタンクT1、光触媒装置S1、撹拌タンクT2、反応・分離槽T3、T4、水槽T5、沈殿槽T6、貯油槽T7及びフィルタF1を備え、これらが配管により接続されて構成されている。すなわち、合成燃料製造装置1は、水に空気を混入して酸素と二酸化炭素とを溶け込ますエアレーションタンクT1と、エアレーションタンクT1からポンプP1により送出した水を太陽光もしくはUVを照射して水と光触媒とを接触させて水を活性化させる光触媒装置S1と、該光触媒装置S1から送出した機能水と油(灯油、軽油、重油等)とを貯留しつつ機能水と油とを撹拌する撹拌タンクT2と、該撹拌タンクT2に貯めた油と水とをポンプP2にて連続的に吸い込み投入して、油と水とを十分撹拌して化学反応させる反応槽T3と、該反応槽T3から送出された油と水とを自動的に分離する分離槽T4と、分離槽T4で分離された水を貯める水槽T5と、前記分離槽T4で分離された油を送出して沈殿させる沈殿槽T6と、該沈殿槽T6から排出された油を貯留する貯油槽T7と、該貯油槽T7に入った油をさらにろ過するフィルタF1とを備えている。前記エアレーションタンク1は、水に空気を混入して酸素(O)と二酸化炭素(CO2)とを溶け込ますためのもので、空気を混入させるため上方を開口したタンクとなっている。水は水道水を使用するが、井戸水、地下水、河川、湖水、沼水又は海水等のいずれを使用してもよい。前記光触媒装置S1は、エアレーションタンクT1からポンプP1により送出された水を太陽光若しくは紫外線(UV)を照射して水と内在する光触媒とを接触させて水を活性化させるものである。光触媒としては、例えば、特許第5082034号公報に記載されているように、本発明者らが開発した多孔質複合機能光触媒を使用することができる。すなわち、複合機能光触媒として、酸化チタン、酸化チタンゾル、酸化触媒、セラミック粉末及び水性バインダーから構成される複合機能光触媒分散液をゼオライト等の無機多孔質体に含侵させて無機多孔質体に担持させ、これらを透明カラムに充填して使用する。透明カラム内に前記水を通過させつつカラム内の多孔質複合機能光触媒に太陽光若しくは紫外線(UV)を照射することにより、水を活性化させて機能水とする。前記撹拌タンクT2は、油(灯油、軽油、重油等)を貯留しつつ、光触媒装置S1から送出された機能水と混合して撹拌する。油は予め撹拌タンクT2に貯留しておき、そこに機能水を送水するのが望ましい。ここで、撹拌作用は、機能水等の送水圧や後述の撹拌ポンプP2のポンプ圧により行われる。これ以外に、撹拌タンクT2に撹拌羽根を設けてその回転駆動により混合液の攪拌を行ってもよい。
特開2025-100285感光性ドライフィルム、それを生成する組成物溶液と金属層の無電解めっき方法 財團法人工業技術研究院
【課題】感光性ドライフィルム、それを生成する組成物溶液と一種金属層の無電解めっき方法を提供する。
【解決手段】感光性ドライフィルムは、触媒形成用組成物及び光触媒102を含む。触媒形成用組成物は、金属錯体と水溶性ポリマー106を含む。光触媒は、上記触媒形成用組成物中に分散され、上記光触媒は、光触媒前駆体の析出物である。上記感光性ドライフィルムは、上記組成物溶液を乾燥、露光及び現像して、まず光触媒を析出させ、さらに光触媒を誘発して電子−正孔を生成し、光触媒の表面において、金属粒子104を還元、生成する。前記金属粒子を触媒として、無電解めっきを施し、金属層を形成することができる。
【請求項1】金属錯体と水溶性ポリマーを含む触媒形成用組成物と、前記触媒形成用組成物中に分散し、光触媒前駆体を乾燥させた後の析出物である光触媒と、を含む、感光性ドライフィルム。
【請求項2】感光性ドライフィルムを生成する組成物溶液を塗布、乾燥することにより形成される、請求項1に記載の感光性ドライフィルム。
【請求項3】前記金属錯体は、アミン化合物と金属塩化合物の反応物であり、前記アミン化合物の総アミン基と前記金属塩化合物の金属イオンとのモル濃度比は、1.5〜10である、請求項1に記載の感光性ドライフィルム。
【請求項4】前記光触媒は、二酸化チタン、酸化亜鉛又はその組み合わせを含む、請求項1に記載の感光性ドライフィルム。
【請求項5】前記感光性ドライフィルムの総重量を基準として、前記光触媒の含有量は、1%〜70%である、請求項1に記載の感光性ドライフィルム。
【請求項6】金属塩化合物と、錯化剤としてのアミン化合物と、光触媒前駆体と、水溶性ポリマーと、溶剤と、を含む、感光性ドライフィルムを生成する組成物溶液。
【請求項7】前記金属塩化合物は、金属の硫酸塩、金属の硝酸塩、金属の酢酸塩、金属のギ酸塩、金属の塩化物塩からなる群から選択される1つ以上の混合物であり、前記金属は、ニッケル、銅、パラジウムまたは銀である、請求項6に記載の感光性ドライフィルムを生成する組成物溶液。
【請求項8】前記アミン化合物は、エタノールアミン(ethanolamine)、トリエタノールアミン(triethanolamine)、エチレンジアミン(ethylenediamine)、プロピレンジアミン(1,2−diaminopropane)、ジメチルアミン(dimethylamine)、2−アミノイソブタノール(2−Amino−2−methyl−1−propanol)、イソプロパノールアミン(1−Amino−2−propanol)及び1−オクチルアミン(octylamine)からなる群から選択される少なくとも1つである、請求項6に記載の感光性ドライフィルムを生成する組成物溶液。
【請求項9】前記アミン化合物の総アミン基と前記金属塩化合物の金属イオンとのモル濃度比は、1.5〜10である、請求項6に記載の感光性ドライフィルムを生成する組成物溶液。
【請求項10】前記水溶性ポリマーは、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリエチレンイミン(PEI)、メチルセルロース(Methyl Cellulose)、ゼラチン(Gelatin)、デンプン(Starch)、キトサン(Chitosan)又はその組み合わせを含む、請求項6に記載の感光性ドライフィルムを生成する組成物溶液。
【請求項11】前記光触媒前駆体は、チタンイソプロポキシド、チタンブトキシド、亜鉛メトキシド、亜鉛プロポキシド又はその組み合わせを含む、請求項6に記載の感光性ドライフィルムを生成する組成物溶液。
【請求項12】前記組成物溶液の総重量を基準として、前記光触媒前駆体の含有量は、0.1%〜3.0%である、請求項6に記載の感光性ドライフィルムを生成する組成物溶液。
【請求項13】金属塩化合物、錯化剤としてのアミン化合物、光触媒前駆体、水溶性ポリマー及び溶剤を含む、請求項6〜12のいずれかに記載の感光性ドライフィルムを生成する組成物溶液を作製することと、基板を提供し、前記基板上に接着層を形成することと、前記接着層の表面に前記組成物溶液を塗布することと、前記組成物溶液を乾燥させて、感光性ドライフィルムを形成することであって、感光性ドライフィルムは、触媒形成用組成物と前記触媒形成用組成物中に分散した光触媒を含み、前記触媒形成用組成物は、金属錯体と前記水溶性ポリマーを含み、前記光触媒は、光触媒前駆体を乾燥させた後の析出物である、前記形成することと、前記感光性ドライフィルムの局部領域又は全体領域を露光して、前記光触媒を誘発して、電子−正孔を生成し、前記光触媒の表面において、前記金属錯体を還元して金属粒子を生成することと、前記金属粒子を触媒として、無電解めっきを施し、金属層を形成することと、を含む、金属層の無電解めっき方法。
【請求項14】前記金属錯体は、前記組成物溶液中の前記アミン化合物と前記金属塩化合物との間の錯体反応によって形成され、前記感光性ドライフィルムにおいて、前記アミン化合物の総アミン基と前記金属塩化合物の金属イオンとのモル濃度比は、1.5〜10である、請求項13に記載の金属層の無電解めっき方法。
【請求項15】前記金属層は、銅層又はニッケル層を含む、請求項13に記載の金属層の無電解めっき方法。
【請求項16】前記露光を行う工程は、前記光触媒内で前記金属錯体中の金属イオンを還元して、前記金属粒子を形成し、前記金属粒子を前記光触媒中にドープすることを含む、請求項13に記載の金属層の無電解めっき方法。
【請求項17】前記組成物溶液を塗布する方法は、前記接着層の前記表面上にパターンを形成するための、スクリーン印刷、インクジェット印刷又はグラビア印刷を含む、請求項13に記載の金属層の無電解めっき方法。
【請求項18】前記感光性ドライフィルムの前記局部領域に露光を行う方法は、フォトマスク又はデジタル露光の方法により、前記金属粒子を選択的に還元、析出することを含む、請求項13に記載の金属層の無電解めっき方法。
【請求項19】前記感光性ドライフィルムの前記局部領域を露光した後、前記局部領域以外の露光されていない前記感光性ドライフィルムを除去することをさらに含む、請求項13に記載の金属層の無電解めっき方法。
【請求項20】前記感光性ドライフィルムを形成した後、前記感光性ドライフィルムの表面にバリア構造を形成し、前記感光性ドライフィルムの局部領域を露出することをさらに含む、請求項13に記載の金属層の無電解めっき方法。
【請求項21】前記接着層と前記光触媒は、同質又は異質の材料である、請求項13に記載の金属層の無電解めっき方法。
【請求項22】前記金属塩化合物のモル濃度は、0.01M〜0.2Mである、請求項13に記載の金属層の無電解めっき方法。
【請求項23】前記アミン化合物の総アミン基と前記金属塩化合物の金属イオンとのモル濃度比は、1.5〜10である、請求項13に記載の金属層の無電解めっき方法。
【請求項24】前記水溶性ポリマーの濃度は、0.5×10−3M〜1.0×10−1Mである、請求項13に記載の金属層の無電解めっき方法。
【請求項25】前記組成物溶液の総重量を基準として、前記光触媒前駆体の含有量は、0.1%〜3.0%である、請求項13に記載の金属層の無電解めっき方法。
特開2025-102840酸化ビスマスコロイドを含む、局所使用のためのフォトニックバリア バイオヌークレアイ
【課題】本発明が解決することを提案する課題は、紫外線から皮膚を保護することが意図され、従来技術の欠点を有さない組成物を開発することである。
【解決手段】本発明は、金属でドープされた結晶形態の酸化ビスマスコロイドBi2O3を含む、紫外線から可視光線までのフォトニックバリアを生成する局所用組成物に関する。
図3から、調査した3つの無機フィルターの有効性は、0.1〜10質量%の濃度では、TiO2>Bi2O3>ZnOであり、濃度が10質量%を超える場合には、Bi2O3>TiO2>ZnOである。 一方、鉄でドープされたα−Bi2O3コロイド(α相及び単斜晶系アレイ)は、従来の無機フィルターよりも広い吸収範囲を示す(図1)。したがって、それらは、有機及び/又は無機フィルターの混合物に頼る必要をなくすことを可能にする。 3/[光触媒活性] 無機UVフィルターの光触媒活性は、様々なフィルター又は対照、及びUV放射の存在下で、メチレンブルーの分解をモニターすることによって評価される。
結果は、酸化亜鉛が、30分以内にメチレンブルーの90%の分解を伴う、有意な光触媒活性を持っていることを示している。 対照は、光触媒作用によるものではない、UV下での色素の光分解による約10%の分解を示している。本発明に従うドープされたα−Bi2O3コロイド(α相及び単斜晶アレイ)の場合、分解はほぼゼロであり、これは酸化物の光触媒活性がないことを示している。メチレンブルーの2%しか分解されなかったため、染料の光分解も対照と比較して制限されているようにみえる。この現象は、本発明による鉄でドープされたα−Bi2O3コロイドによる、UV放射線の一部の吸収及びROSの減少によるものである。
特開2025-107581原子層堆積によって改質された活性炭およびその方法 インジェヴィティ・サウス・カロライナ・エルエルシー
【課題】原子層堆積方法によって改質された活性吸着材料、および方法、およびそれらを含むシステムを提供する。
【解決手段】本明細書は、構造、構造を調製するための原子層堆積方法、および構造を調製する装置を提供する。記述される構造は、現在使用可能な材料と比較して、予想外の利点を提供する。
触媒駆動型のプロセスでは、反応速度は、しばしば触媒基材上の使用可能な活性部位の数によって制限される。結果として、表面積の最大化は、多くの不均一系触媒システムの重要な設計の側面である。高表面積を達成するために頻繁に使用される1つの方法は、触媒活性材料(例えば、TiO2、SiO2、またはAl2O3)を、活性炭などの高表面積支持材料の上へと分散させることである。例えば、TiO2は、いくつか例を挙げると、光触媒、定置型電力用途のための選択的触媒還元(SCR)を介したNOx低減のための触媒、様々な活性金属、顔料およびコーティング、セラミック、ならびに様々な消費者製品用の触媒担体を含む、幅広い用途を有する産業関連の酸化物である。
特開2025-107994日焼け止め、塗料、又はフィラー製品としての、1個の酸素原子を含有するグラファイト状窒化炭素 ロレアル 国立研究開発法人物質・材料研究機構
【課題】ケラチン物質、とりわけ、皮膚等のヒトケラチン物質、及び毛髪等のケラチン繊維にUV A及び/又はB保護をもたらすことができる、化学的に官能化されたグラファイト状窒化炭素を提供すること。任意の適用、例えば、化粧料若しくは塗料製品のために、又はとりわけプラスチック中のフィラーとして、組成物を所望の色合いに調節することを可能にする色のバリエーションを有する窒化炭素を提供すること。
【解決手段】本発明は、塗料活物質、顔料、プラスチックのフィラー、化粧料活物質、並びに/又は日焼け止め、例えば、UVA及び/若しくはB吸収剤としての、少なくとも1個の酸素原子を含有するグラファイト状窒化炭素の使用に主に関する。グラファイト状窒化炭素は、UVA及び/又はB吸収特性、並びに白色から黄色を示すことができ、したがって、着色特性及び魅力的な外見を必要とする様々な製品のためのUV吸収剤として有用である。
例えば、CN104801326Aは、表面ヒドロキシル化ナノ多孔質窒化炭素光触媒材料を開示している。しかしながら、この文献は、化粧料における紫外線吸収材料としての窒化炭素の使用については言及していない。UV吸収剤としてのグラファイト状窒化炭素の使用も報告されている(WO2020/246715)が、このグラファイト状窒化炭素は、少なくとも1個の酸素原子を含有しない。
特表2025-520044アンモニア性窒素の製造方法 サントル ナショナル ドゥ ラ ルシャルシュ シアンティフィク ユニヴェルシテ トゥールーズ III ポール サバティエ ユニヴェルシテ クロード ベルナール リヨン 1 エコール ノーマル スュペリユール ドゥ リヨン
【要約】本発明は、電気化学セルに二窒素(N2)を供給することによるアンモニア性窒素の製造方法であって、前記電気化学セルは、撹拌下に維持された組成物中に浸漬された少なくとも1つの作用電極と少なくとも1つの対極とを備え、前記組成物は周期表13族の少なくとも1つの元素を包含する少なくとも1つの化合物(I)を含む。また、本発明は、二窒素をアンモニア性窒素に還元する電気化学セルである。
生体触媒、光触媒、又は電気触媒に基づく代替方法も説明されている。特に、Liら[Adv.Mater.,2017,29,1700001,1−6]は、酸化黒鉛と還元二酸化セリウムCeOx−RGOに支持された非晶質金ナノ粒子を含む電極材料の使用を提案している。Liらの方法は、二窒素の流れによって連続的に供給を受ける電気化学セルを使用し、前記セルは、飽和Ag/AgCl/KCl参照電極、白金対極、カーボン紙上に堆積させた前記電極材料からなる作用電極、前処理したNafion211(登録商標)膜、及び希塩酸からなる電解質を含む。前記電極材料は陰極の電極触媒として使用する。これにより、N2の還元剤として機能し、その結果、N2が前記材料の表面で電解液のH+陽子と表面で反応してNH3を生成する。前記材料に電位を印加するのは、N2還元反応(NRR)の活性化障壁を低減する手段である。しかしながら、収率は依然として低く、原料(金やルテニウムなどの貴金属)は希少で極めて高価である。さらに、二窒素の還元は、陽子(H+)から二水素H2への還元と競合する。
特表2025-523939新規のナフチルおよびイソキノリンスルホンアミド誘導体 エフ. ホフマン−ラ ロシュ アーゲー
【要約】本発明は、一般式I(式中、R1、R2、X1、X2、X3およびWは本明細書に記載される通りである)を有する新規化合物、該化合物を含む組成物、および該化合物を使用する方法に関する。【化17】
アミンIIIcは、光触媒反応を用いて化合物XVと試薬XVIとの反応によって調製されてもよい(スキーム8)。好ましい条件は、エチレングリコールジメチルエーテル中でイリジウムおよびニッケル触媒の使用および450nMの波長での照射である。
B−15光触媒を防ぐ・効果無し
特開2025-102700UV安定化光ナノインプリントリソグラフィ樹脂 アディソン クリア ウェーブ コーティングス,インク.
【解決手段】 UV安定化光ナノインプリントリソグラフィ(P−NIL)樹脂を開示する。P−NIL樹脂は、有機バインダと、P−NIL樹脂中に分散する酸化チタン(TiO2)無機ナノ粒子と、アクリレートの重合用の光開始剤と、を備える。有機バインダは、アクリレートモノマー成分、アクリレートオリゴマー重合性成分、およびアクリル化ポリマーからなる群から選択され、酸化チタン無機ナノ粒子は、酸化チタン粒子上にコーティング、または、酸化チタン粒子中に添加された、1または複数の金属酸化物を有し、金属酸化物は、SiO2、Al2O3、ZrO2、SnO2、NiOからなる群から選択される。また、P−NIL樹脂は、HALS系、アスコルビン酸系、ヒドロキノン系からなる群から選択されるラジカル捕捉剤を含んでもよく、また、アクリレート用の接着促進剤を含んでもよい。
P−NIL樹脂100の無機ナノ粒子は、光触媒による酸化作用が抑制されるように変化させた酸化チタン(チタニア、TiO2)のナノメートルサイズの粒子である。光散乱を避け、また配合物の透明性を維持するために、これらの粒子は、50nm以下、または30nm以下で、589nmにおける屈折率が1.6以上の高い値であることが望ましい。従来の酸化チタン(TiO2)における光触媒による酸化作用は、酸化チタン(TiO2に別の金属酸化物または金属酸化物の混合物を添加することにより抑制される。使用可能な金属酸化物には、二酸化ケイ素(SiO2)、酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化第二スズ(SnO2)、酸化ニッケル(NiO)、酸化ジルコニウム(ZrO2)などが挙げられる。これらの金属酸化物は、酸素が光活性化されたTiO2粒子に到達するのを防ぎ、光活性化されたTiO2を不活性化することで、活性酸素の生成を抑制する。その後、当該技術分野において一般的に知られている手法により、変化させたTiO2粒子を有機キャッピング剤でキャッピングし、分散を促進させて凝集を抑制する。
特開2025-106700記録装置、記録装置の制御方法およびプログラム キヤノン株式会社
【課題】校正板を用いずに、高精度なキャリブレーションを実現する。
【解決手段】本発明の一実施形態は、ノズルから第1インクを吐出して、第1インク発数で第1調整パターンを記録し、第2インク発数で第2調整パターンを記録する、記録ヘッドと、前記ノズルから吐出される前記第1インクの吐出量ごとの反射比率である反射比率データが記憶される記憶手段と、記録媒体に記録された画像を読み取るセンサと、前記センサにより前記第1調整パターンを読み取ることで取得される第1反射係数と、前記センサにより前記第2調整パターンを読み取ることで取得される第2反射係数とに基づき、反射比率を算出する第1算出手段と、前記第1算出手段により算出される前記反射比率と、前記反射比率データとに基づき、前記ノズルにおける前記第1インクの吐出量を算出する第2算出手段と、を有する、ことを特徴とする記録装置である。
本実施形態のホワイト(W)インクは、色材として白色色材を含有するところ、かかる白色色材として酸化チタン粒子を好適に用いることができる。酸化チタンには、その結晶構造からルチル型、アナターゼ型、ブルッカイト型があるところ、光触媒活性の低いルチル型であることが好ましい。酸化チタンの製造方法としては、硫酸法、塩素法などが挙げられる。インク中の酸化チタン粒子の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、5質量%以上20質量%以下であることがインク安定性の観点から好ましい。
J−3木酢・竹酢・草酢
特許7702703植物成分含有セラミック処理水の製造方法、水処理装置 有限会社生体エネルギー研究所
【課題】本発明の課題は、植物成分を含有する新規の植物成分含有セラミック、新規の植物成分含有セラミックと接触することにより得られる新規の植物成分含有セラミック処理水の製造方法、及び同処理水の製造を行う水処理装置を提供することである。
【解決手段】上記課題を解決するため、植物成分とセラミック原料の混合物を焼結してなる植物成分含有セラミックを準備する準備工程と、被処理水を前記植物成分含有セラミックに接触させる接触工程と、を備えることを特徴とする、植物成分含有セラミック処理水の製造方法を提供する。
【請求項2】前記木酢液は、カシの木酢液及びナラの木酢液であることを特徴とする、請求項1に記載の植物成分含有セラミック処理水の製造方法。
【請求項5】コンクリートの原料として使用する植物成分含有セラミック処理水を製造する水処理装置であって、セラミック原料粉末の、クマヤナギ、エゾウコギ、鹿角霊芝、山ニンジン及び木酢液に由来する植物エキスである植物成分への浸漬物の焼結体である植物成分含有セラミック多孔質体を備え、
被処理水を前記植物成分含有セラミック多孔質体と接触させることにより、前記植物成分含有セラミック処理水を得ることを特徴とする、水処理装置。
そのほか、クロウメモドキ科の植物、特にクマヤナギ、サルノコシカケ科のキノコ、特に鹿角霊芝、セリ科の植物、特に山ニンジン(ヒュウガトウキ)などが挙げられる。また、木酢液でもよい。木酢液としては、例えば、カシの木酢液、ナラの木酢液などが挙げられる。
特に好ましくは、エゾウコギ、クマヤナギ、鹿角霊芝、山ニンジン、木酢液である。
特開2025-099165竹材含有樹脂組成物 ポリマーアソシエイツ合同会社
【課題】温水等に浸漬したのち分離し濾過乾燥を経る等の前処理をすることなく添加剤により竹に内在する臭気成分の低臭化が可能となる竹材含有樹脂組成物を提供する。
【解決手段】竹材(A)5〜95重量%に対し熱可塑性樹脂(B)95〜5重量%を配合した樹脂組成物100重量部に対してアルカリ土類(2族)酸化物(C)を0.1〜10重量部含有してなる竹材含有樹脂組成物であり、樹脂組成物に対してさらに亜硫酸塩(D)0.05〜2.0重量部を追加含有してなる竹材含有樹脂組成物である。
しかしながら、竹材の繊維強度は高いことから天然繊維としての活用が求められている。この際、商品化には多くの障害がある。その一つが熱可塑性樹脂と溶融混合する場合内在する竹酢酸をはじめ異臭成分が多く存在し、溶融温度が高くなるにつれ異臭は全く受け入れらないレベルとなる。現在市販品の多くは低融点の樹脂に竹含有量が高くても10重量%程度であり、バイオ材料を謳うために、木粉、卵殻、貝殻の粉砕品もしくはセルロースパルプを混合しているのが現状である。その場合、バイオ率50%を超えても、曲げ弾性率など工業的に必要な強度を得るに至っていない。
Y−1海洋深層水
特許7713555容器詰麦茶飲料の製造方法及び容器詰麦茶飲料の香味向上方法 株式会社 伊藤園
【課題】膨化麦を粉砕することなく、香味、コクや甘味が感じられ、特に香味を高められる容器詰麦茶飲料の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の容器詰麦茶飲料の製造方法は、平均空隙率1.0〜40.0%の焙煎麦を、完全に水中に浸漬させて抽出する水中浸漬処理により抽出して抽出液を得、当該抽出液を容器に充填することを特徴とする。
(充填工程)充填工程は、得られた抽出液を抽出容器から取り出し、冷却・濾過し、殺菌後に容器に充填して容器詰麦茶飲料にする工程である。抽出液は、複数の抽出液を製造し、それらを混合したものを殺菌して充填してもよい。また、pHの調整や水や海洋深層水などでの希釈を行っても良く、ビタミンCなどの酸化防止剤を添加してもよい。充填する容器は、特に限定するものではなく、例えばペットボトルなどのプラスチック製ボトル、スチール製、アルミ製などの金属缶、瓶、紙容器などを用いることができ、特に、ペットボトルなどの透明容器等を好ましく用いることができる。充填する際には、窒素も封入し麦茶飲料を酸化しにくくしても良い。容器詰麦茶飲料は、夏場用に冷蔵庫などで冷した飲料としても、冬場用に加温した飲料としてもよい。
特開2025-102724液状組成物、及びスプレー製品 大日本除蟲菊株式会社
【課題】精油の溶解性が高められ、しかも精油が本来有する香りの質の低下が抑制された液状組成物を提供する。
【解決手段】以下の成分(A)〜(D):(A)精油 (B)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 (C)水 (D)エタノールを含有する液状組成物。成分(A)の含有量は、0.01〜5.0w/v%であることが好ましい。成分(B)の含有量は、0.1〜10.0w/v%であることが好ましい。
<(C)水> 成分(C)である水は、液状組成物の処方を水系の処方とするための溶剤である。成分(C)としては、特に限定されないが、例えば、イオン交換水、逆浸透膜水等の精製水の他、水道水、工業用水、海洋深層水等が挙げられる。
特開2025-100484シャンプー組成物 株式会社コーセー
【課題】 本発明は、アシルアスパラギン酸又はその塩を含有するシャンプー組成物において、経時安定性に優れ、さらには泡立ちのよさ及び泡質のよさにも優れるシャンプー組成物の提供を目的とする。
【解決手段】 次の成分(A)〜(D);(A)アシルアスパラギン酸又はその塩(B)アシルグルタミン酸又はその塩、アシルメチルアラニン又はその塩、及びアシルメチルタウリン又はその塩から選ばれる2種以上(C)IOB値(無機性値/有機性値)が3.4以下のアルコール(D)pH調整剤を含有し、25℃におけるpHが4.0〜6.0であるシャンプー組成物。
水としては、特に制限されるものではないが、例えば、精製水、蒸留水、イオン交換水、水道水、温泉水、海洋深層水等が挙げられる。本発明においては、シャンプー組成物中の水の含有量は、特に制限されるものではないが、20〜80%が好ましく、30〜70% がより好ましい。
特開2025-103477変形部材、変形部材の製造方法、マスク、カプセル、カテーテル 株式会社コーセー 国立大学法人山形大学
【課題】より簡単に作製することができる変形部材を提供する。
【解決手段】変形部材10は、液体を膨潤させることにより膨潤する膨潤性ゲルからなる板状の変形部材であって、一方の表面に複数の溝11が並列に延びている。
水性成分としては、水に可溶な成分であれば何れでもよく、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、ソルビトール、マルチトール、グルコースなどの糖アルコール類、エタノール等の低級アルコール類、等が挙げられる。水としては、特に制限されず、常水、精製水、温泉水、深層水、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられ、一種又は二種以上を用いることができる。本発明における水性成分の含有量は、特に限定されないが、好ましくは30〜80質量%である。この範囲であると、経時安定性がより良好である。
特開2025-104148肌色改善用又は肌水分量改善用香料組成物 株式会社コーセー
【課題】優れた肌色又は肌水分量改善効果を有する香料組成物を提供する。
【解決手段】金香木アブソリュートを含有する、肌色又は肌水分量の改善用香料組成物。また、前記金香木アブソリュートを含有する皮膚外用組成物。
ここで、水性成分としては、水に可溶な成分であれば何れでもよく、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、ソルビトール、マルチトール、グルコースなどの糖アルコール類等が挙げられる。水としては、皮膚外用組成物一般に用いられるものであれば、特に制限されないが、例えば、精製水、温泉水、イオン交換水、深層水、水道水、或いは植物の水蒸気蒸留水等が挙げられ、必要に応じて1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。
特開2025-104284フレグランス製品 株式会社コーセー
【課題】優れた沈殿物発生抑制効果を有するフレグランス製品を提供する。
【解決手段】成分(A)香料成分及び成分(B)リン酸二水素ナトリウムを含有するフレグランス組成物が、金属製ボールを備えるロールオン容器に充填されたフレグランス製品。
水としては、化粧料等に一般に用いられるものであれば、特に制限されないが、例えば、精製水、温泉水、イオン交換水、深層水、水道水、或いは植物の水蒸気蒸留水等が挙げられ、必要に応じて1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。
特開2025-105471シート状化粧料又はシート状皮膚外用剤 株式会社コーセー
【課題】アラントインと1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコールから選択される1種又は2種以上を特定の量、比率で組み合わせた組成物を、特定の不織布に含浸させることで、不織布に含浸された際の組成物中のアラントインの安定性を保持し、また使用後のうるおい感やべたつきの無さに優れたシート状化粧料又はシート状皮膚外用剤を提供することを目的とする。
【解決手段】下記(A)不織布に対し、下記(B)組成物が含浸されたシート状化粧料又はシート状皮膚外用剤(A)コットン、PET、パルプ、レーヨンから選択される不織布(B)組成物 次の成分(a)〜(b); (a)アラントイン (b)1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコールから選択される1種又は2種以上を含有し、組成物(B)全量中における前記成分(a)の含有量が0.05〜0.5質量%、前記成分(b)の含有量が10〜30質量%であり、かつ25℃におけるpHが3.5〜6.0である組成物。
ここで、水性成分としては、成分(d1)〜(d5)以外のものであり、水に可溶な成分であれば何れでもよく、例えば、グリコール類、グリセロール類、ソルビトール、マルチトール、グルコースなどの糖アルコール類等が挙げられる。水としては、化粧料等に一般に用いられるものであれば、特に制限されないが、例えば、精製水、温泉水、イオン交換水、深層水、水道水、或いは植物の水蒸気蒸留水等が挙げられ、必要に応じて1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。
特開2025-105491多層分離型化粧料 株式会社コーセー
【課題】液体層として水層と油層を有しながらも、振とう後の沈降層(粉体)の再分散性に優れる、新規な三層型化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(a)〜(e)を含有し、静置時には、上層から、水層、油層、沈降層の三層に分離し、使用時に振とう分散して用いる三層型化粧料。(a)水膨潤性粘土鉱物(b)エタノールを15質量%以上含有する水性溶媒(c)疎水化処理金属酸化物(d)シリル化処理無水ケイ酸(e)油剤
本発明に本発明に用いられる成分(b)は、エタノールを全水性溶媒中の15%以上含有する水性溶媒であり、水性溶媒は、通常化粧料に用いられるものであれば特に限定されず、水及び水に可溶な溶媒成分であれば何れでもよい。本発明においてエタノールは、適度な清涼感と後肌のさらさら感を付与するとともに、水性溶媒中、特定の割合で含有することにより、水層が上層となるように調製できる。水性溶媒中のエタノールの含有量は、下限として15%以上であり、30%以上が好ましく、45%以上がより好ましく、上限としては、85%以下が好ましく、75%以下がより好ましく、65%以下がさらに好ましく、その範囲としては、15〜85%が好ましく、30〜75%がより好ましく、45〜65%がさらに好ましい。水としては、原水、純水、常水、水道水、天然水、水素水、海洋深層水、温泉水、ラベンダー水、オレンジフラワー水などの植物由来の水蒸気蒸留水などが挙げられ、これらの一種又は二種以上を用いることができる。水に可溶な溶媒成分としては、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類等が挙げられる。これらの水性溶媒のうち、水が好適であり、例えば、水性溶媒中に水とエタノールを含有質量比(水:エタノール)1:0.2〜3の範囲で含有することが好ましく、1:0.5〜2がより好ましく、1:1〜1.5がさらに好ましい。
特開2025-110948リポソーム調製用複合体 日本精化株式会社
【課題】化粧料又は皮膚外用剤に使用するにあたって安全性面で懸念がない表面が正に帯電したリポソームを簡便に調製できる複合体を提供する。
【解決手段】下記の成分(A)及び(B)が有機溶媒中に均一に溶解している溶液から有機溶媒を除去して、成分(A)(B)を同時に析出せしめて得られる、表面が正に帯電したリポソーム調製用複合体を用いる。本発明のリポソーム調製用複合体は、水に分散させることにより、表面が正に帯電したリポソームを簡便に調製できる。 (A)リン脂質 (B)スフィンゴシン類
水としては、常水、精製水の他、硬水、軟水、天然水、海洋深層水、電解アルカリイオン水、電解酸性イオン水、イオン水、クラスター水が好ましいものとして挙げられる。
特開2025-111808皮膚常在菌に対する抗菌剤 オリザ油化株式会社
【課題】本発明の目的は、新規の皮膚常在菌フローラの改善剤を提供することにある。
【解決手段】前記課題を解決するため、本発明の技術的特徴は以下のとおりである。1.S-petasin、S-isopetasin、及びfukinoneのうちの少なくとも1種を有効成分とする黄色ブドウ球菌抗菌剤。2.S-petasin、S-isopetasinのうちの少なくとも1つを有効成分とする皮膚常在菌フローラ改善剤。3.上記皮膚常在菌フローラ改善剤は、黄色ブドウ球菌に対し強い抗菌活性を有し、表皮ブドウ球菌おいては、弱い抗菌活性を有することによって、皮膚常在菌フローラの改善作用を有するものであることを特徴とする上記2.に記載の皮膚常在菌フローラ改善剤。4.縮合型タンニン及びkaempferol 3-O-(6"-acetyl)-glucosideのうちの少なくとも一方を有効成分とする抗フケ菌剤。
原料から皮膚常在菌フローラ改善剤等の有効成分を抽出するための溶媒としては、水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、酢酸エチル、アセトン等を使用することができる。これらの溶媒を2種以上混合してもよい。望ましくは、含水エタノールを抽出溶媒として用いるとよい。特に、含水エタノールは、抽出の際に有効成分の活性を低下させにくく、抽出物の食品使用における安全面の上でも好ましい抽出溶媒である。抽出用の水の種類は、特に限定されず、水道水、蒸留水、ミネラル水、アルカリイオン水、深層水等を使用することができる。
特表2025-521276園芸作物を栽培するためのトレイアセンブリ用トレイ メテオール・システムズ・ベー・フェー
【要約】本明細書に開示される発明は、園芸作物を栽培するためのトレイアセンブリ(1)用のトレイ(3)に関し、該トレイ(3)は、水を収容するように構成されたリザーバ(5)であって、該リザーバ(5)内に収容された水を外部環境から実質的に遮蔽するために、該リザーバ(5)内に、1つ以上の植物を受容しかつ該リザーバ(5)内に配置されて、該リザーバ(5)内に収容された水を外部環境から実質的に遮蔽するように構成される1つ以上のフロート(7)を受容するように構成されるリザーバ(5)と、該リザーバ(5)に隣接して配置され、かつ、水流ガイド(11)を備える水流入部(9)であって、該水流ガイド(11)は、該1つ以上のフロート(7)がリザーバ(5)内に配置可能である水準の下で、水流ガイド(11)上に受容された水を該リザーバ(5)内に案内するように構成された下方傾斜ガイド面(13)を画定し、及び/又は該リザーバ(5)と流体連通している該水流入部(9)のチャンバー(17)内に水を案内するように構成される貫流開口部(15)を備え、該貫流開口部(15)は、該水流入部(9)内の
最近の園芸分野の発展により、無土壌栽培システムや、園芸作物を培地で育てるのではなく、栄養分及び/又は酸素を含む水を根に直接供給する方法を採用することが増えている。長年にわたり、園芸作物を成長培地なしで栽培するための多種多様な技術(つまり、システム及び方法)が開発されてきた。これらの技術を総称して「水耕栽培」という。水耕栽培技術の例としては、ウィッキングシステム、深層水栽培、栄養フィルム技術、干満システム、ドリップシステム、及びエアロポニックスが挙げられ、その際に、園芸作物の根は、養液のエアロゾル又はミストで飽和した環境に保たれる。
未整理
特開2025-102877電磁流体発電機 ブリリアント ライト パワー インコーポレーティド
【課題】電力および熱出力の少なくとも1つを提供する発電機。
【解決手段】この発電機は、(i)固有の分析的および分光学的特徴によって識別可能な原子状水素水素生成物に関与する反応のための反応セルと、(ii)反応セルに溶融金属流を提供する電磁ポンプ等のポンプ、および、溶融金属流を受け取る貯留槽を含む溶融金属注入システムと、低電圧大電流電気エネルギーを溶融金属の蒸気に与え、プラズマを点火して反応の急速な動力学とエネルギー獲得を惹起する電力供給源を含む添加システムとを、備える。発電機は、(v)プラズマに供給されるH2およびO2の供給源と、(vi)溶融金属回収システムと、(vii)(a)濃縮器熱光起電力セルを使用して、セルの黒体放射体からの高出力光出力を電気に変換すること、または、(b)電磁流体変換器を使用して高エネルギープラズマを電気に変換することが可能である電力変換器とを、備える。
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特開2025-107563装置、加速器、減速器、核変換システム、光源装置、露光装置、推進装置、遠心力装置、材料加圧装置、高圧誘起超伝導実験装置 西沢 克弥
【課題】ミュオンを用いて原子核を核変換するシステムを検討する。また核変換システムを用いた光源装置や推進装置を考案する。さらに推進装置で加速されてもよい遠心力印加部を検討する。電場や磁場の生成装置を考案する。
【解決手段】宇宙線により生成された宇宙ミュオンや原子衝突により生成した中間子由来の高速なミュオンを電場・減速手段を用いて減速させ核変換に用いる系を考案する。レーザー航跡場を用いた減速器と電場を形成する素子を用いた減速器を提案する。前記核変換部を用いた放射光光源を開示する。電離装置、遠心銃装置、遠心力・圧力の印加装置、圧力発生部、圧力印加物質、高圧誘起超伝導の実験システム、磁気装置、磁場セイルを開示する。
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特表2025-523507チロシンキナーゼ2阻害剤及びその使用 バイオジェン・エムエイ・インコーポレイテッド
【要約】提供されるのは、式(I):の化合物、またはその薬学的に許容される塩であり、これは、TYK2の阻害、及び種々のTYK2介在性の状態または疾患の治療に有用である。
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特表2025-523848チロシンキナーゼ2阻害剤及びその使用 バイオジェン・エムエイ・インコーポレイテッド
【要約】本開示は、式(I)の化合物:【化1】またはその薬学的に許容される塩に関するものであり、式(I)中の可変要素は全て、本出願で定義されているとおりである。本開示の化合物は、チロシンキナーゼ2(TYK2)の活性を阻害する能力を有する。本開示はさらに、本開示の化合物を調製する方法、及びその治療的使用方法を提供する。
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