2024−5−6粟田 熙(粟田 煕)
 
環境・素材に関する特許について NO558
  1.はじめに
  2.2024年4月下旬5月上旬公開特許他 
  3.公開特許より前に登録された特許の一覧表
  4.おわりに       
 
1.はじめに           
 今後の予定         
  NO559 5月20日ごろに更新の予定  
 
環境技術研究会に関する特許について の名前が無題に変更されたので、環境・素材に関する特許について に変更します。
 NO558は4月22日から5月2日までの登録公報(特許及び実用新案)から公開公報より前に登録された特許一覧表、実用新案、公開公報、公表公報、4月25日、5月2日のPCTの絞り込み検索 JPから選びました。
  一覧表の出願人の項目欄に他がついて、明細書の出願人が、違っていた場合、両方記載してあります。
 次の項目別に掲載されています。 マイナスイオン・トルマリン・気泡・霧・オゾン、プラズマ、超音波 光触媒、生分解、健康、コロナ、雨水・中水・地下水・土関係、水関係、油、臭い・殺菌、生ゴミ・肥料・食品、炭化処理・活性炭・炭素繊維、破砕・粉砕、選別、家電、微生物・バイオマス、樹脂他、缶・瓶・容器、酸素、、ガス分離、炭酸ガス、燃料・エネルギー・水素・熱電変換・コージェネレーション・ガスハイドレート・ヒートポンプ、金属・酸化物、ガラス・セラミックス、焼却灰・スラグ・石炭灰、コンクリート・セメント・舗装・石膏・アスベスト、古紙・セルローズ、木・植物、廃棄物処理・回収、放射能除去などを選びました。 最後に、深層水が脚光を浴びているので海関係、太陽エネルギー等自然エネルギーが重要しされているので太陽・風力・自然エネルギーを選びました。
 選択は成分を中心にしています。 なお、公開前の特許、公開特許、公表特許、実用新案において、トルマリン、レナード、光触媒及び深層水、木酢で、全文検索を行っています。なお、O−5−1に不織布 P−3−1に利用(炭酸ガス)の分類を追加
 
2.4月下旬 5月上旬の 公開、公表、実用新案、PCTの絞り込み検索JP、公開前の特許
Aマイナスイオン
Aー1トルマリン・電気石
特表2024-518676 プログラマブル材料 スペーラ,ダリオ マキシミリアン
【要約】電気、磁気、機械、フォトニック、又は、熱刺激などのエネルギー刺激によってプログラム可能な保持材料が開示される。本発明に係る材料は、量子ドットと、少なくとも磁歪粉末、炭素質材料、圧電材料、及び/又は、焦電材料(粉末)とを含む。
【請求項2】前記圧電性材料及び/又は焦電性材料は、トルマリン粉末、チタン酸バリウム及び/又は石英粉末である、請求項1記載のプログラマブル材料。
 
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特開2024-057691 ピロロキノリンキノン含有塩又はその溶媒和物、それらを含む組成物、及びその製造方法 三菱瓦斯化学
【課題】ピロロキノリンキノンを含む新規の物質を提供すること。
【解決手段】組成式:(PQQ)CaxMyで表され、常磁性を示す、塩又はその溶媒和物(前記組成式中、PQQはピロロキノリンキノンアニオンであり、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属(ただしCaを除く。)、及び有機カチオンからなる群より選択される少なくとも1種であり、xは0.5以上1.5以下の値を示し、yは0以上2.0以下の値を示す。)。
  (色)本実施形態の塩及びその溶媒和物は、青色を呈してよい。本明細書中、「青色」とは青系の色を全て包含する。青系の色にはアパタイトキャッツアイ、アクア、アクアグレイ、アスター、アッシュライト、アズライトマラカイト、バレノブルー、ベルフラワー、バミューダ、ブルーサファイヤ、ブラックオニキス、ブラックオパール、ブルーアシード、ブルーアゲート、ブルーカナール、ブルームーン、ブルーシエル、ブルージルコン、ボルダーオパール、セルリアンブルー、チョークブルー、クリソベリルアレキサンドライト、サイネリア、コバルトブルー、コーンフラワーブルー、シアン、シアンブルー、ディープロイヤルブルー、デルフィニウム、ダックブルー、エジプシャンブルー、フォーゲットミーノットブルー、グリーンスピネル、アウイン、ヘブンリーブルー、へミモルファイト、ヒヤシンス、ヒヤシンスブルー、インディゴ、インディゴライト、インクブルー、アイオライト、アヤメ、ラピスラズリ、ラベンダーブルー、ライトサックスブルー、ロベリア、マドンナブルー、マジョリカブル、マリンブルー、マヤブルー、ミッドナイトブルー、ミヨゾティ、マルベリー、ネービーブルー、ネットターコイズ、オリエンタルブルー、ペールパステルブルー、ペールサルビアブルー、ペールサックスブルー、パンジー、パステルブルー、ピーコックブルー、ペールヨットブルー、プリムラ、プルシャンブルー、パープルネイビー、パープルジルコン、リバーブルー、ロイヤルブルー、セージ、サファイヤ、サファイヤブルー、サクソニーブルー、スカラベ、シーブルー、ソーダライト、スペクトロライト、スペクトラムブルー、スチールブルー、タンザナイト、ディープブルー、トルマリン、ターコイズブルー、ウルトラマリーン、ウルトラマリン、ウルトラマリンブルー、バイオレット、バイオレットサファイヤ、ウイスタリア、ヨットブルー、ゼニスブルー、及びジルコン等の色が含まれる。
 
特開2024-058691 柔軟性遮熱素材 日進産業
【課題】様々な種類の生地や用途に適用可能であって熱エネルギーの侵入や漏出を抑制できる柔軟性遮熱素材を提供する。
【解決手段】本発明の柔軟性遮熱素材は、柔軟性を有する柔軟性基材と、前記柔軟性基材に被覆された被覆層と、を備え、前記被覆層は、複数の中空セラミックスと、前記複数の中空セラミックス同士を接続する樹脂バインダと、架橋剤と、分散水と、を有する。
  この測定に基づいて、被覆層による熱を加えた場合の遠赤外線放射の状態を確認した。遠赤外線の波長域(一般的には3μm〜1000μm)に含まれる5.0μm〜22.5μmの波長域での積分放射率が94.6%と非常に高いことが確認された。トルマリンなどの遠赤外線変換能力が知られている素材に匹敵する。このように、公的研究機関での試験成績書においても、被覆層3による熱の遠赤外線変換の能力や効率が確認された。
 
特開2024-059870 物体の構造的特徴の判定 ペリメトリクス,インク.
【課題】本発明は、一般的に、物体の構造的特徴を測定するためのシステム及び方法に関する。物体は、エネルギー印加プロセスを受け入れ、物体の構造的特徴の客観的で定量的な測定を提供する。
【解決手段】システムは、再現可能な位置付けのために、こうした測定を受ける物体に向かって再現可能に配置可能なデバイス、例えば、衝突計器を含み得る。システムは、水平方向に対するデバイスの方位を補償するためにエネルギー印加ツールに印加されるエネルギーを調節するための機構を含む。システムは、複数の検査の間の相互汚染を最小限にするための使い捨て機構又はアセンブリをも含む。構造的特徴は、本明細書で定義されるとき、振動減衰能、音響減衰能、構造的完全性、又は構造的安定性を含み得る。
  MEMS傾斜センサは、典型的には、機能性として加速度計を用いる。概念上、加速度計が加速度を経験し、ばねがケースと同じ速度で質量を加速可能な点に質量が変位する場合に、加速度計は、ばね上の減衰した質量として振る舞う。変位は、加速度を与えるためにその後測定される。商用デバイスでは、機械的な動きを電気信号に変換するために、圧電性の、圧抵抗性の、及び/又は静電容量性のコンポーネントが一般的に使用され得る。圧電性の加速度計は、圧電セラミック(例えば、チタン酸ジルコン酸鉛)又は単結晶(例えば、石英、トルマリン)を頼りにする。それらは、典型的には、より高い周波数範囲、低いパッケージ重量、高い温度範囲等、利用において好ましい特徴を提供する。圧抵抗性の加速度計は、典型的には、強い衝撃の印加が望ましい。静電容量性の加速度計は、典型的には、微小加工されたシリコンの検知素子を使用し、それらの性能は、低い周波数範囲で優れ、それらは、高い安定性と線形性を実現するために自動制御モードで動作され得る。今日の加速度計は、しばしば、プルーフマスを備えたカンチレバーを含む小型のMEMsである。デバイスに密封された残留ガスから減衰が生じる。外部の加速度計の影響を受けて、プルーフマスはそのニュートラルポジションを偏らせる。この偏りは、アナログ又はデジタルの方法で測定される。
 
特表2024-517522 音響装置 シェンツェン・ショックス・カンパニー・リミテッド
【要約】本明細書の実施例は、音響装置を開示する。前記装置は、圧電部品、電極及び振動部品を含む。圧電部品は、駆動電圧の作用で振動し、電極は、圧電部品に駆動電圧を供給し、振動部品は、圧電部品に物理的に接続されて、振動を受け、音声を発生させる。圧電部品は、基板及び圧電層を含み、圧電層が基板の一方の表面を被覆し、電極が圧電層の一方の表面を被覆し、圧電層の表面における電極の被覆面積は、基板の圧電層が被覆された表面の面積より小さい。本明細書は、電極を圧電部品のモードアクチュエータに設計することにより、圧電部品が特定モードの振動形式を出力し、音響装置の音声特性を改善し、異なる機械的構造で構成されたモード制御システムを特定の領域に追加することに比べて、本願は、電極の設計により圧電部品のモード制御を実現し、音響装置の構造を簡略化することができる。
  基板121は、要素及びデバイスを載置するキャリア、並びに振動に応答して変形する要素として構成されてもよい。いくつかの実施例では、基板121の材料は、金属(例えば、銅張箔、鋼など)、フェノール樹脂、架橋ポリスチレンなどのうちの1種以上の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施例では、基板121の形状は、圧電部品120の形状に基づいて決定されてもよい。例えば、圧電部品120が圧電梁であると、それに応じて基板121は、長尺状にされてもよい。また例えば、圧電部品120が圧電フィルムであると、それに応じて基板121は、板状、シート状にされてもよい。圧電層122は、圧電効果及び/又は逆圧電効果を生み出す部品として構成されてもよい。いくつかの実施例では、圧電層122は、基板121の1つ以上の表面を被覆するとともに、駆動電圧の作用で変形して基板121を変形させることにより、圧電部品120の振動出力を実現することができる。いくつかの実施例では、圧電層122は、すべて圧電領域あってもよく、すなわち、圧電層122は、圧電材料で作られてもよい。いくつかの実施例では、圧電層122は、圧電領域及び非圧電領域を含んでもよい。圧電領域と非圧電領域は、接続されて圧電層122を形成する。いくつかの実施例では、圧電領域は、圧電材料で作られ、非圧電領域は、非圧電材料で作られる。いくつかの実施例では、圧電材料は、圧電結晶、圧電セラミック、圧電ポリマーなど、又はそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施例では、圧電結晶は、水晶、閃亜鉛鉱、方ホウ石、電気石、紅亜鉛鉱、GaAs、チタン酸バリウム及びその誘導体結晶、KH2PO4、NaKC4H4O6・4H2O(ロッシェル塩)など、又はそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施例では、圧電セラミックとは、異なる材料の粉末間の固相反応と焼結により得られた微細結晶粒がランダムに集合した圧電多結晶体である。いくつかの実施例では、圧電セラミック材料は、チタン酸バリウム(BT)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、ニオブ酸鉛バリウムリチウム(PBLN)、改質チタン酸鉛(PT)、窒化アルミニウム(AIN)、酸化亜鉛(ZnO)など、又はそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施例では、圧電ポリマー材料は、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)を含んでもよい。いくつかの実施例では、非圧電材料は、セラミック、ゴムを含んでもよい。いくつかの実施例では、非圧電材料の力学的性質は、圧電材料の力学的性質と類似してもよい。いくつかの実施例では、圧電領域及び非圧電領域の具体的な実施方式については、下記図8A又は8Dに示す関連内容を参照することができるため、ここでは、説明を省略する。
 
Aー1−1黒曜石
特開2024-057485 放射線遮蔽治具、その製造方法及びその使用方法  国立大学法人 筑波大学 国立研究開発法人産業技術総合研究所  大興製作所
【課題】放射線治療装置のビーム照射口と、出射される照射ビームの照射対象である患者患部との間から照射ビームが漏洩するのを防止すること。
【解決手段】樹脂製の布からなり、放射線の通路部分を備えた中空立体形状の風袋11に、放射線遮蔽性能を備えた所定粒径を有する焼結体粒子と、所定粒径を有する樹脂製粒子との混合粒子からなる遮蔽材粒子18が、充填されてなる放射線遮蔽治具とする。
  前記焼結体粒子の「丸みを帯びた特有の粒子形状」に関して以下に記載する。焼結体を破砕した段階の破砕粒子の形状は、おおむね鋭利な端部を有している。卑近な例では、石器時代の石器造りにおいて、代表的な石器用鉱物である黒曜石を粗破砕した際の、ナイフ状の鋭利な端部を有する小片に似た形状の粗粒子と、微粉砕された微粉が入り混じったものと同様の構成となっている。
 
特表2024-518119 カプセル エアー アイピー ホールディングス リミテッド
【要約】本発明はフーカ装置用のカプセルに関する。カプセルは、使用時において喫煙製品の加熱中に気化するように構成された少なくとも1つの成分を含む喫煙製品と、喫煙製品を含み、使用時に気化成分をカプセルの外へ出るようにさせる少なくとも1つの空気通路を画定する内部チャンバを画定するような形状となった複数の壁を含むハウジングと、を含む。内部チャンバ内に複数の壁から離隔し、その上に喫煙製品が少なくとも部分的に配置される表面領域を画定するハウジング内の支持構造が提供される。前記喫煙製品と支持構造は前記内部チャンバを部分的にしか占有しない、カプセル。
  いくつかの実施形態において、不活性材料には、石/岩石材料(すなわち1以上の鉱物又は準鉱物を含む天然物質)が含まれる。例えば、石の材料には、花崗岩、玄武岩、大理石、石英、軽石、黒曜石、黒玉、黒雲母などの内の1以上が含まれ得る。
 
特表2024-518424 膨張粒状材料を製造するためのデバイス  オムヤ インターナショナル エージー
【要約】本発明は、砂粒状の鉱物材料(1)から膨張剤を用いて膨張粒状材料(2)を製造するためのデバイスに関し、上端(5)および下端(6)を有する炉シャフト(4)を有する炉(3)を備え、搬送部(7)は、2つの端部の間に延び、搬送方向(10)に互いに離れて配置された複数の加熱ゾーン(8)を通過し、2つの端部の一方において少なくとも未膨張の材料を2つの端部の他方の方向に炉シャフト内に充填するために、少なくとも1つの供給手段も設けられる。本発明によると、炉シャフト内に少なくとも部分的に配置された、少なくとも1つのスクレーパブレード(12)を有する少なくとも1つの回転可能シャフトインサート(11)が設けられ、スクレーパブレード(12)は、炉シャフトの内壁(13)との間に、間隙幅(18)を有する少なくとも1つの間隙(14)を形成し、デバイスの動作状態において少なくとも1つのシャフトインサートの回転中、固結物の厚さ(16)がそれぞれの間隙幅より大きい場合、内壁上の固結物(15)を少なくとも部分的に除去するように設計される。
【請求項1】砂粒状の鉱物材料(1)から膨張剤を用いて膨張粒状材料(2)を製造するため、たとえばパーライト砂(1)または黒曜石砂から膨張剤として結合水を用いて膨張粒状材料(2)を製造するためのデバイスであって、上端(5)および下端(6)を有する略垂直に立つ炉シャフト(4)を有する炉(3)を備え、前記2つの端部(5、6)の間に搬送部(7)が延び、更に、搬送方向(10)に見て前記搬送部(7)の最後の半分、好適には最後の3分の1で前記材料(1)を膨張させるために、前記炉シャフト(4)の前記2つの端部(5、6)の一方において少なくとも前記未膨張の材料(1)を前記炉シャフト(4)の前記2つの端部(6、5)の他方の方向に前記炉シャフト(4)内に充填するように適合された少なくとも1つの供給手段が設けられ、前記炉シャフト(4)内に少なくとも部分的に配置された、少なくとも1つのスクレーパブレード(12)を有する少なくとも1つの回転可能シャフトインサート(11)が設けられ、前記スクレーパブレード(12)は、前記炉シャフト(4)の内壁(13)との間に、間隙幅(18)を有する少なくとも1つの間隙(14)を形成し、前記デバイスの動作状態において前記少なくとも1つのシャフトインサート(11)の回転中、固結物(15)の厚さ(16)が前記それぞれの間隙幅(18)より大きい場合、前記内壁(13)上の前記固結物(15)を部分的に除去するように設計され、前記少なくとも1つのシャフトインサート(11)は、前記炉シャフト(4)の長手方向軸(21)に平行に延びる少なくとも1つの回転軸(20)、好適には前記長手方向軸(21)と一致する前記少なくとも1つの回転軸(20)を中心として回転可能であり、
 前記搬送部(7)は、搬送方向(10)に互いに離れて配置された複数の加熱ゾーン(8)を通過し、前記加熱ゾーン(8)の各々は、前記材料(1)を少なくとも臨界温度まで加熱し、前記砂粒(1)を膨張させるために互いに独立して制御され得る少なくとも1つの加熱素子(9)を備えることと、前記少なくとも1つのシャフトインサート(11)の各々は、前記少なくとも1つのスクレーパブレード(12)が径方向(24)に平行な方向部分を有して突出する基体(22)を備え、前記径方向(24)は、前記それぞれのシャフトインサート(11)の前記回転軸(20)に垂直な平面にあり、前記それぞれの回転軸(20)を始点としてそこから離れる方向を向いており、前記それぞれの基体(22)は、少なくとも前記径方向(24)に見て、実質的に閉じていることとを特徴とする、デバイス。
 
Aー1−2不明及びトルマリン以外
実登3246546 ラドン含有浴槽マット 協和テキスタイル
【課題】ラドンパウダーの付着した表面積を大きくするとともに、良好なクッション性を有して肌触りもよく、しかも、製造コストも抑えることができるラドン含有浴槽マットを提供すること。
【解決手段】浴槽の底部に敷設して使用可能なマット部材であって、クリンプ加工糸を引き揃えてなる無撚糸によって編物基布1を形成する一方、この編物基布1を貫通して挟み込む略格子状の抑え糸2を配設して、かつ、編物基布1の表面には、接着剤と混練されたラドンパウダー3を付着しており、前記抑え糸2に囲まれた部位に膨出部4を形成するという技術的手段を採用した。
 天然温泉に含まれる有効成分としてラドンやラジウムなどが知られており、それらが発する微量の放射線によって免疫力や自然治癒力が高まる「ホルミシス効果」を得ることができる。
 
A−2マイナスイオン発生器
特開2024-059405 風冷服用送風機 サンエス
【課題】本発明は風冷服用送風機に関するもので、使い勝手を良くすることを目的とするものである。
【解決手段】風冷服用送風機4は、円筒状の風洞5の一端開口部側(服本体の外側)に空気流入口、風洞5の他端開口部側(服本体の内側)に空気排出口7を備えたファンケース8と、このファンケース8内に配置されたファンと、このファンを回転駆動するモータと、ファンケース8の風洞5外周部において、この風洞5の外周方向に向けて延出配置された取付フランジ11と、ファンケース8の風洞5外周部における、取付フランジ11の空気排出口7側に、着脱自在に装着され、取付フランジ11とにより風冷服を、その表裏面側から挟む取付リング12とを備え、取付リング12に、イオン発生機を設けた構成としている。
 
特表2024-517941 非対称SOT‐MRAMメモリセルユニットを製造する為の方法、非対称SOT‐MRAMメモリセルユニットを製造する為の方法を実行することにより得られるメモリセルユニット  サントレ ナティオナル ド ラ ルシェルシェ シアンティフィク    ユニヴェルシテ パリ−サクレー    コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ
【要約】 非対称SOT‐MRAMメモリセルユニットを製造する為の方法(50)であって、メモリセルユニットが、導体トラックと、導体トラックに配置されて自由磁化した少なくとも一つの磁性領域を具備するパッドとを具備する方法であり、少なくとも一つの延伸した第1磁性層を具備する複数の延伸層の積層体を作成するステップ(100)と、積層体の上面にマスクを堆積するステップ(200)と、マスクを担持する積層体の上面のイオン照射を通して延伸した第1磁性層に第1磁性領域を画定するステップ(400,500)とを包含して、第1磁性層を形成する材料の磁気特性を改変するようにイオン照射のパラメータが適応される。
【請求項3】イオン照射による前記画定するステップは、照射期間中に、前記マスクを担持する前記積層体の前記上面に対するイオン発生源の相対変位を含み、前記照射の前記パラメータは、前記照射期間全体に露出している区域の磁気特性を除去するように適応されているが、前記照射期間のうちわずかの間のみ露出している区域の前記磁気特性を除去するのには不充分である、請求項1又は請求項2に記載の方法。
 
A−2−1シャープ
WO/2024/085145放電装置及び空気調和機 SHARP KABUSHIKI KAISHA
 放電装置(100)は、コネクタ(70)と、昇圧部(81)と、放電電極(30)と、本体(60)とを備える。コネクタ(70)は、外部から電圧が印加される。昇圧部(81)は、コネクタ(70)に印加された電圧を昇圧する。放電電極(30)は、昇圧部(81)で昇圧された電圧により放電する。本体(60)は、コネクタ(70)及び放電電極(30)を収容する。本体(60)は、放電電極(30)を囲う開口部(66)と、所定方向(13),(20)から折り返された複数の折返部(50)とを有する。複数の折返部(50)は、少なくとも1つが開口部(66)に形成されている。
 
A−2−2コロナ放電
特開2024-057719 抗微生物性材料及びその製造方法 三井化学
【課題】透明性を損なうことなく、良好な耐擦性を有する抗微生物性材料を提供する。
【解決手段】基材と、前記基材上に配置され、銅と錫の合計100原子%に対して、銅を40〜90原子%含み、かつ錫を10〜60原子%含む銅−錫合金層とを含み、前記銅−錫合金層の表面のJIS B0601:2001で定義される平均高さRcが14nm以上であり、且つJIS B0601:2001で定義されるスキューネスRskが−0.5以上である、抗微生物性材料。
【請求項12】前記基材の表面は、コロナ処理又はプラズマ処理が施されている、請求項10に記載の抗微生物性材料の製造方法。
 
特表2024-518527 金属化フィルムを含む集電体 デュポン テイジン フィルムス ユーエス リミテッド パートナーシップ
【要約】二軸配向されたポリマー基材層と、ポリマー基材層の面上の第1の金属層とを含む集電体であって、ポリマー基材層は、横方向(TD)及び縦方向(MD)のそれぞれにおいて、200℃での空気中で正の熱膨張を示す。ポリマー基材層は12μm以下の厚さを有し、第1の金属層は1000nm以下の厚さを有する。
【請求項23】前記ポリマー基材層の露出表面を表面改質処理に供することを含み、前記処理工程は、工程(i)の後かつ工程(ii)の前に行われ、好ましくは、前記処理は、前記ポリマー基材層の前記露出表面をプラズマ処理、好ましくはコロナ放電に供することを含む、請求項17〜22のいずれか一項に記載の方法。
 
特表2024-518300 イオンポンプを使用した熱伝達 ベンティーバ, インコーポレイテッド審査中
【要約】熱伝達デバイスは、導管内に含まれ得る閉鎖された循環経路の周囲に誘電体作業流体を循環させるための1つ以上のイオンポンプを使用することに基づく。作業流体は、液体または気体であり得る。イオンポンプは、閉鎖された循環経路に沿って配置される。ポンプは、エミッタと、コレクタとを含む。電圧がエミッタに印加されると、作業流体は、エミッタにおいてイオン化される。イオン化された流体は、より低い電圧コレクタに静電的に引きかれ、それは、次に、それらの勢いを分け与える分子との衝突を通して、作業流体の流動を生成する。このアプローチは、正コロナデバイスまたは負コロナデバイスのいずれかと共に使用され得る。
【請求項87】前記イオン化された空気は、前記エミッタの周囲に正コロナを形成する、請求項72に記載のイオン熱伝達装置。
【請求項88】前記イオン化された空気は、前記エミッタの周囲に負コロナを形成する、請求項72に記載のイオン熱伝達装置。
 
A−2−3集塵
特開2024-056453 フィルタ 東洋紡 東洋紡エムシー 日本エクスラン工業
【課題】粒子捕集効率が非常に優れたフィルタを提供する。
【解決手段】アクリル繊維とポリオレフィン繊維とを含むフィルタであって、前記アクリル繊維と前記ポリオレフィン繊維の質量比が35:65〜80:20であり、前記アクリル繊維にはシリコーン系油剤が付着しており、前記アクリル繊維にはボイドが形成されており、前記アクリル繊維の吸水率が12〜15質量%であることを特徴とするフィルタ。
 従来、防塵マスク、各種空調用エレメント、空気清浄機、キャビンフィルター、各種装置において集塵、保護、通気などを目的としたフィルタが知られているが、近年、フィルタの高性能化の要求が高まってきており、二種以上の異なる成分からなる複合繊維で構成されたフィルタを用いることが知られている。二種以上の異なる成分からなる複合繊維で構成されたフィルタに用いられる帯電不織布として、例えば、特許文献1には、清浄な複数の繊維成分からなり、該繊維成分同士が摩擦帯電されてなる帯電不織布において、前記複数の繊維成分が、ポリオレフィン系繊維と、無機系溶媒によって紡糸されたアクリル系繊維とを含むことを特徴とする帯電不織布が開示されている。
 
特開2024-058025 集塵システム 住友大阪セメント  日本スピンドル製造
【課題】CO濃度が高い排ガスを大気と合流させることによる火災や爆発の発生リスクを抑えることが可能な集塵システムを提供する。
【解決手段】電気炉1と集塵機2をつなぐガス流路を形成する配管3の途中に、排ガスに大気を合流させる合流部4を有し、ガス流路の合流部4より上流に、排ガスの燃焼や爆発を抑制するための消火剤をガス流路に導入する消火剤導入部10を設けてある。
 
A−2−4除電
特開2024-059559 除電方法、および発光装置の製造方法 日亜化学工業
【課題】第1基体の位置ずれを低減しつつ、静電チャックのそれぞれを短時間で除電可能な除電方法および発光装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】除電方法は、第1面と、前記第1面とは反対側に位置する第2面と、を有する第1基体を準備する工程と、吸着面にガス供給孔の開口を有する静電チャックに電圧を印加することで、前記第1面を前記吸着面に吸着させた前記第1基体を処理容器内に配置する工程と、前記第1基体の前記第2面と第2基体とを当接させる工程と、前記第1基体の前記第2面と前記第2基体とを当接させた状態で、前記静電チャックへの電圧の印加を停止するとともに、前記静電チャックと前記第1基体の前記第1面との間に前記ガス供給孔からガスを供給する工程と、前記静電チャックから前記第1基体を離す工程と、を含む。
 
A−2−5帯電
特許7473931 炭化ケイ素を用いた温度測定及び除電構造 コフロック株式会社  鍋屋バイテック株式会社
【要約】腐食性液体の温度を瞬時に測定することができるとともに、帯電防止構造を備えている、炭化ケイ素を用いた温度測定及び帯電防止構造を提供する。半導体製造装置の薬液を移送するための耐食性配管内を流通する当該薬液に炭素を含侵させた炭化ケイ素製素材が直接接触するようにして、上記炭化ケイ素製素材の抵抗値が変化することにより薬液温度を測定するとともに、当該薬液及び耐食性配管が帯電しないように上記炭化ケイ素製素材により除電する構造を有する。
 
特開2024-057826 帯電防止フィルム グンゼ
【課題】帯電防止機能を有するとともに、外観不良が抑制された帯電防止フィルムを提供する。
【解決手段】帯電防止フィルムは、帯電防止層と、隣接層とを備える。帯電防止層は、熱可塑性樹脂と、1種類の高分子型帯電防止剤と、熱可塑性樹脂と高分子型帯電防止剤との相溶性を向上させる相溶化剤とを含有する樹脂組成物から構成される。隣接層は、帯電防止層の片面に隣接して積層され、熱可塑性樹脂を含有する。樹脂組成物は、隣接層に含有される熱可塑性樹脂と同じ種類の熱可塑性樹脂を含有する。
 
特開2024-057827 帯電防止フィルム グンゼ
【課題】帯電防止機能のばらつきが抑制された帯電防止フィルムを提供する。
【解決手段】帯電防止フィルムは、帯電防止層を備える。帯電防止層は、熱可塑性樹脂と、1種類の高分子型帯電防止剤と、熱可塑性エラストマーとを少なくとも含有する樹脂組成物から構成される。帯電防止層の表面において、所定の方向に沿って1m間隔で200か所測定した表面固有抵抗値(Ω/□)の対数値の最大値と最小値との差は、1.3以下である。
 
特開2024-060581 面発光レーザー装置及びその製造方法 華立捷科技股フン有限公司
【課題】内部ストレスを減少させ、帯電防止性能を向上させる面発光レーザー装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】面発光レーザー装置Z1は、第1の反射層11、活性発光層12、第2の反射層13及び電流制限構造体14を含む。活性発光層は、第1の反射層と第2の反射層の間に位置し、レーザービームを生成するためである。電流制限構造体は、PN接合またはPIN接合を有する。
 
A−2−6静電気
特開2024-057042 半導体静電保護デバイス チャンシン メモリー テクノロジーズ インコーポレイテッド
【課題】半導体の製造プロセスがますます進むにつれて、半導体デバイスはより小さくなり、接合深さがより浅くなり、酸化層もより薄くなる中にあって、静電保護デバイスの信頼性を確保する。
【解決手段】半導体静電保護デバイスは、内部に第1導電タイプの深ウェル領域12が形成される基板10と、陽極(第1ドープ領域201)が第1電圧Vssに接続され、陰極(第2ドープ領域202)が入力/出力端子(I/O)に接続される第1ダイオード20と、陽極(第4ドープ領域212)が入力/出力端子に接続され、陰極(第3ドープ領域211)が第2電圧Vddに接続される第2ダイオード21と、を備える。第1ダイオード及び第2ダイオードはいずれも第1導電タイプの深ウェル領域12内に位置する。
 
WO/2024/085147静電荷像現像用トナー KAO CORPORATION
 結晶性ポリエステル樹脂C及び非晶質ポリエステル樹脂Aを含有する静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル樹脂Cがエチレングリコールを80モル%以上含有するアルコール成分と脂肪族ジカルボン酸系化合物を含むカルボン酸成分の重縮合物であり、該アルコール成分及び/又はカルボン酸成分が1官能のモノマーを含み、該1官能のモノマーが脂肪族モノカルボン酸系化合物及び/又は脂肪族モノアルコールを含有し、該脂肪族モノカルボン酸系化合物及び/又は該脂肪族モノアルコールの含有量が、アルコール成分及びカルボン酸成分の合計量中、2質量%以上25質量%以下であり、前記非晶質ポリエステル樹脂Aが、炭素数が2以上5以下の脂肪族ジオールを80モル%以上含有するアルコール成分とカルボン酸成分との重縮合物である、静電荷像現像用トナー及びその製造方法。本発明の静電荷像現像用トナーは、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等において形成される潜像の現像等に好適に用いられるものである。
 
特表2024-517499 ユニバーサル負荷方向伝達用静電吸着クラッチ  エスタット アクチュエーション,インコーポレイテッド
【解決手段】 静電吸着クラッチは、2つのコンポーネントについて電気的に制御可能な迅速な接続を確立し、その接続を介して複雑な荷重を伝達することができる。その迅速な接続は、誘電体部材によって仕切られた少なくとも2つの電極で構成され、一方の電極は可撓性を有する。誘電体部材は、1又は複数の電極を被覆してよく、その他の方法で取り付けられてよく、或いは、対向する電極の間に配置されてよい。
 
特表2024-518449 極低温マイクロゾーン静電チャックコネクタアセンブリ  アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】本開示の実施形態は、概して、極低温用途における使用に好適な基板支持アセンブリのための極低温マイクロゾーン接続アセンブリに関する。1つまたは複数の実施形態において、極低温マイクロゾーン接続アセンブリは、マイクロゾーンコネクタを有する第1の端部を有する。ソケット接続を有する第2の端部。マイクロゾーンコネクタとソケット接続との間に配設されるフランジ。および、第1の端部においてマイクロゾーンコネクタに結合され、フランジを通って延び、第2の端部においてソケット接続に結合されるワイヤリングハーネス。
 
A−2−7エレクトレット
特開2024-058731 非対称鏡像力駆動型の静電発電機 酒井 捷夫
【課題】電荷搬送体に高電位充電電極と異極性の電荷を帯電させ、該電荷搬送体と充電電極との間に生じる後退鏡像力よりも、該電荷搬送体とその先にある電荷回収電極との間に生じる前進鏡像力の方が大きくなる非対称鏡像力現象を利用して該電荷搬送体を駆動し前進させ、前記電荷搬送体が前記回収電極に到達した時点で保有する余剰エネルギーで、該帯電電荷を電気的により高いポテンシャルまで持ち上げる非対称鏡像力駆動型静電発電機において、現状で利用可能な3.5kV以下のエレクトレットを高電位充電電極として使用可能にすること。
【解決手段】充電電極と回収電極との間隔を適正化することで、余剰エネルギーを増大させることで達成した。
【効果】余剰エネルギーが増大した結果、より低い電位のエレクトレットが使用可能になった。
 
WO/2024/090331エレクトレット・コンデンサ・センサ、およびその製造方法 NATIONAL UNIVERSITY CORPORATION SAITAMA UNIVERSITY
【課題】エレクトレット・コンデンサ・センサの感度を向上させる。
【解決手段】エレクトレット・コンデンサ・センサ1000は、第1の電極110および絶縁層120を含む絶縁電極100と、第2の電極210およびエレクトレット層220を含み、エレクトレット層220と絶縁層120が対向するように配置されたエレクトレット電極200と、を含む。絶縁層120は、エレクトレット層220と対向する対向面に、突起部122と、突起部122以外の底部124と、を含み、エレクトレット電極200は、絶縁層120の突起部122および底部124に対応する起伏を有して形成される。
 
A−3レナード効果・水
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特開2024-056468 気泡発生システム 八千代エンジニヤリング
【課題】気泡径1μm未満の微細な気泡を水中に発生させる新たな微細気泡発生システムを提供すること。
【解決手段】気泡発生システム10は、水流生成部20と気泡発生促進部30とキャビテーション発生部40とを備えている。水流生成部20は、水流12を生成する。気泡発生促進部30は、水流12の下流側に位置しており、凹部32を備えている。凹部32は、水流12と直交する方向に凹んでいる。キャビテーション発生部40は、気泡発生促進部30に比べて水流12の下流側に位置しており、狭流路42と広流路44とを備えている。狭流路42は、広流路44よりも狭い。広流路44は、狭流路42に比べて水流12の下流側に位置している。気泡発生促進部30を経由した水流12が狭流路42と広流路44とを通過することにより発生するキャビテーションを利用して気泡径1μm未満の気泡14(超微細気泡16)を水中に発生させて放流する。
   前述したように、水流12が上流の気泡発生促進部30を通過する際、レナード効果によって、水流12に含まれる空気18が負に帯電する。即ち、狭流路42と広流路44とを通過する水流12には負に帯電した空気18が含まれており、キャビテーションの崩壊によって気泡径1μm未満の微細な気泡14(超微細気泡16)が発生し易いと考えられる。換言すれば、本実施の形態の気泡発生システム10は、気泡発生促進部30を経由した水流12が狭流路42と広流路44とを通過することにより発生するキャビテーションを利用して超微細気泡16を発生させる。本実施の形態によれば、レナード効果及びキャビテーションを利用して気泡径1μm未満の微細な気泡14(超微細気泡16)を発生させる新たな微細気泡発生システム10を提供できる。レナード効果によって帯電した空気18の負電荷は、時間が経過するとともに中和される。従って、レナード効果が生じる位置とキャビテーションが生じる位置とは、できるだけ近い方が好ましい。より具体的には、狭流路42と広流路44との間の境界は、凹部32に近い方が好ましい。
 
A−3ー1微細気泡
特許7472410 液体噴出装置 株式会社アクアソリューション
【要約】簡易な構成にて、ナノバブル含有の液体を噴出することが可能な液体噴出装置を提供する。
 液体を噴出する1つ以上の噴出口、液体を吐出する吐出装置と、吐出装置から吐出された液体が1つ以上の噴出口に向かって流れる第1流路と、第1流路の途中位置に配置されたマイクロバブル発生器と、を備え、マイクロバブル発生器が備える管状部内には小径部が設けられ、小径部の内径は、小径部の上流側の部分の内径より小さく、マイクロバブル発生器は、管状部内を流れる液体が小径部の上流側から小径部を通過する際に生じるキャビテーションにより、液体中にマイクロバブルを発生させ、小径部の断面積が1つ以上の噴出口の開口面積の合計値以上である液体噴出装置。
 
特開2024-056468 気泡発生システム 八千代エンジニヤリング
【課題】気泡径1μm未満の微細な気泡を水中に発生させる新たな微細気泡発生システムを提供すること。
【解決手段】気泡発生システム10は、水流生成部20と気泡発生促進部30とキャビテーション発生部40とを備えている。水流生成部20は、水流12を生成する。気泡発生促進部30は、水流12の下流側に位置しており、凹部32を備えている。凹部32は、水流12と直交する方向に凹んでいる。キャビテーション発生部40は、気泡発生促進部30に比べて水流12の下流側に位置しており、狭流路42と広流路44とを備えている。狭流路42は、広流路44よりも狭い。広流路44は、狭流路42に比べて水流12の下流側に位置している。気泡発生促進部30を経由した水流12が狭流路42と広流路44とを通過することにより発生するキャビテーションを利用して気泡径1μm未満の気泡14(超微細気泡16)を水中に発生させて放流する。
 
特開2024-057261 ナノバブル水供給システム及び搬送容器 長寿乃里
【課題】ユーザがナノバブル水をより手軽に利用できるようにする。
【解決手段】ナノバブル水供給システム1は、ナノバブル水をユーザに供給する供給システムであって、ナノバブル水を生成するナノバブル水生成部2と、前記ナノバブル水生成部2で生成されたナノバブル水を貯留するナノバブル水貯留部3と、前記ナノバブル水貯留部3で貯留されたナノバブル水が順次貯留されるナノバブル水搬送容器4と、を備え、ナノバブル水が貯留された前記ナノバブル水搬送容器4を、物流網を使用してユーザに提供する。
 
特開2024-057368 微細気泡発生装置 安斎 聡
【課題】液体を上流側に戻すためのポンプを設けることなく、液体を気体発生媒体に複数回接触させて微細気泡の濃度を向上させることができる微細気泡発生装置を提供する。
【解決手段】液体を貯蔵する複数の液体貯蔵容器21A・21Bと、液体を流す液体通路22と、液体通路22へ気体を圧送して供給する気体供給装置23と、気体供給装置23により圧送された気体を微細気泡として液体通路22内の液体へ放出する気泡発生媒体24とを備える微細気泡発生装置であって、複数の液体貯蔵容器21A・21Bはそれぞれ、液体通路22に設けられた開口部22a・22bに接続され、液体貯蔵容器21Aに、気体供給装置23から気体の一部を供給して液体貯蔵容器21A内を加圧し、液体貯蔵容器21Aから液体貯蔵容器21Bへ液体を移動させる。
 
特開2024-058740 散気体及びその製造方法 IHI
【課題】安価な原料を用いて簡単に製造することが可能な散気体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】散気板2は、燃焼灰及びバインダーを含む多孔質体で構成され、互いに異なる位置にある一対の面を備え、液中において一方の面でガスを受け取って他方の面から微細気泡を放出する。バインダーは、粘土であってもよい。散気板2の原料における燃焼灰の比率は、50wt%以上であり、粘土の比率は、50wt%以下であってもよい。燃焼灰に含まれるカルシウム及び鉄は、それぞれ5%wt以下であってもよい。
 
特開2024-059206 シャワーシステム  日東精工 国立大学法人神戸大学
【課題】 ヘアケアに最適なシャワーシステムを提供する。
【解決手段】 混合栓103に接続される気体溶解タンク104と、この気体溶解タンクに接続し、当該溶解タンク内で加圧溶解された気液混合体を噴射するシャワーヘッド1とを備えるシャワーシステム100であって、前記シャワーヘッドから噴射される気液混合体は、1ミリリットルあたりに含まれる微細気泡の総表面積が168平方ミリメートル以上になるように設定されているシャワーシステムによる。 このようなシャワーシステムは、頭髪の洗浄効果、過膨潤の抑制および高い浸透性による潤い効果を発揮するので、ヘアケアに最適なものとなる。
【請求項2】前記シャワーヘッドから噴射される気液混合体は、1ミリリットルあたりに含まれる微細気泡のうち、3%以上が1マイクロメートル〜100マイクロメートルの気泡であるマイクロバブルであることを特徴とする請求項1に記載のシャワーシステム。
 
特開2024-059445 水中装飾品 岩倉 直幸
【課題】水中での気泡の滞留時間が長く、見た目も良く、興趣の有る水中装飾品を提供する。
【解決手段】水中香炉100は、水中に設置される水中装飾品であって、香炉の外形を有し、底部に挿通孔112が形成され、上部に開口部114を有する香炉本体110と、挿通孔112から香炉本体110の内部にエアを供給可能なエアチューブ120と、香炉本体110の内部に配置され、エアチューブ120から供給されたエアから気泡を発生させるエアストーン130と、エアストーン130が配置され、エアストーン130で発生した気泡を開口部114から外部に放出する流路を構成する中空管パイプ140と、を備え、香炉本体110と気泡とによって、香炉から立ち上る煙を模したことを特徴とする。かかる構成によれば、水中での気泡の滞留時間が長く、見た目も良く、興趣の有る水中装飾品が提供される。
【請求項3】前記香炉本体の内部には、エアの流れ方向において前記気泡発生部の下流側にフィルム式の微細気泡の発生装置を設けたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の水中装飾品。
 
WO/2024/090146液体噴出装置 AQUASOLUTION CORPORATION
 簡易な構成にて、ナノバブル含有の液体を噴出することが可能な液体噴出装置を提供する。 液体を噴出する1つ以上の噴出口、液体を吐出する吐出装置と、吐出装置から吐出された液体が1つ以上の噴出口に向かって流れる第1流路と、第1流路の途中位置に配置されたマイクロバブル発生器と、を備え、マイクロバブル発生器が備える管状部内には小径部が設けられ、小径部の内径は、小径部の上流側の部分の内径より小さく、マイクロバブル発生器は、管状部内を流れる液体が小径部の上流側から小径部を通過する際に生じるキャビテーションにより、液体中にマイクロバブルを発生させ、小径部の断面積が1つ以上の噴出口の開口面積の合計値以上である液体噴出装置。
 
特表2024-517429 完全液体換気システムおよび方法 オリクサ
【要約】本発明は、哺乳類の肺に呼吸用液体を送給するように構成された完全液体換気システムに関し、この完全液体換気システムは、吸気回路、呼気回路、ポンプシステム、熱ユニット、ガス注入システム、および呼吸用液体処理ユニットを備え、呼吸用液体処理ユニットは、バッキングデバイス、プレート、およびバッグを備える。
【請求項14】前記呼吸用液体にガス混合体を注入するステップ(S10)は、ノズルを備える混合チャンバ(31)内に酸素を備えるガス混合体を導入することと、前記混合チャンバ(31)内に前記呼吸用液体を導入することと、前記混合チャンバ(31)のノズルを介して前記ガス混合体および前記呼吸用液体を導くことによって、前記呼吸用液体およびガスマイクロバブルを備える二相混合体を生成することと、を備える、請求項13に記載の方法。
 
特表2024-517492 ナノバブル生成用のパイプ挿入材、及びこれを含むナノバブルの生成装置 ファウ ナノテック カンパニー リミテッド     ユ、ヨン ホ
【要約】本発明は、一般的な給水パイプに挿入することだけで、濃度及び微細化の大きさ側面から、良好な品質のナノバブル水が蛇口やシャワーなどに直接吐出されるようにして、様々な長所を有するナノバブル水をコスト及び設置空間への負担なしに、一般家庭を始め、どのような環境下でも、便利かつ汎用的に活用可能にするナノバブル生成用のパイプ挿入材、及びこれを含むナノバブルの生成装置に関する。これを実現する本発明のナノバブル生成用のパイプ挿入材は、配管用パイプの内部にパイプの長手方向に挿入設置する挿入材であって、前記パイプ内にナノバブルを生成するため気液混合流体の摩擦面を更に造成するために、前記挿入材ボディは、前記パイプの流路空間を分割する分割壁及び流路空間に突出する空間仕切りのいずれか以上が、前記パイプの長手方向に連続形成されるものである。
 
実登3246521 非水没状態でのウルトラファインバブル発生装置 慈溪市中禾潔具場
【課題】非水没状態でキャビテーション効果を向上させ、排水中に大量のウルトラファインバブルを含有させ、洗浄効果を向上させることができる、非水没状態でのウルトラファインバブル発生装置を提供する。
【解決手段】ハウジング1、ベンチュリコア2及びバリアメッシュ3を含み、ハウジングの一端に給水口101が設けられ、他端に排水口102が設けられ、ベンチュリコアはハウジング内に設置され、ベンチュリコアに複数のベンチュリチャネル210が設けられ、各ベンチュリチャネルの給水端211は給水口に連通し、排水端212は排水口に連通し、各ベンチュリチャネルの流れ面積は給水端から排水端に向かって次第に増大し、バリアメッシュは排水口に設置され、バリアメッシュ、排水端及びハウジングの間には、緩衝キャビティ4が形成される。
 
A−3−2霧
特許7471712 噴霧装置 プルガティオ株式会社
【課題】ブラウン運動を起こすことができる程度の微細な粒径を有する微粒子の生成量を犠牲にすることなく、霧化の際の騒音を防止することが可能な噴霧装置を提供する。
【解決手段】噴霧装置は、液体を貯留可能で周囲を壁面で覆われた平面視略矩形状の霧化タンクと、霧化タンクの底部において液体を霧化して微粒子を生成する超音波振動子と、所定の回転数を保持可能な送風部材を備え、液体の微粒子を搬送するための搬送エアを霧化タンク内に吐出する送風機と、霧化タンクに設けられ微粒子を搬送エアとともに送出する送出口と、霧化タンク内における超音波振動子の上方において、壁面のうち少なくとも一の壁面に向かって傾斜する傾斜面を備える平板状のセパレータを備え、セパレータは、傾斜面の一部を壁面のいずれかに当接させる当接部と、傾斜面から下方に向けて所定高さだけ突出するとともに、当接部よりも上部側から当接部に向けて延設される案内部を備える。
 
特許7471713 噴霧装置 プルガティオ株式会社
【課題】霧化ユニットにおける粒子の分離性能を高め、ブラウン運動を起こすことができる程度の微細な粒径を有する微粒子を多く噴霧することが可能な噴霧装置を提供する。
【解決手段】噴霧装置は、液体を貯留可能で周囲を壁面で覆われた霧化タンクと、液体を霧化して微粒子を生成する超音波振動子と、微粒子を搬送するための搬送エアを霧化タンク内に吐出する送風機と、微粒子を搬送エアとともに送出する送出口と、下方に傾斜する第一傾斜面部を有する第一セパレータと、下方に傾斜する第二傾斜面部を有する第二セパレータとを備え、第一セパレータは、第一エッジ部と、第一接続部を備え、送風口は第一接続部よりも霧化タンクの幅方向一端側寄りに配設され、第二セパレータは、第二間隙部を形成するよう第二エッジ部と、第二接続部を備え、送出口は霧化タンクの幅方向他端側寄りに配設されるとともに、第二間隙部と送出口との間に蛇行経路が形成される。
 
特許7471714 噴霧装置 プルガティオ株式会社
【課題】霧化ユニットにおける粒子の分離性能を高め、ブラウン運動を起こすことができる程度の微細な粒径を有する微粒子を多く噴霧することが可能な噴霧装置を提供する。
【解決手段】噴霧装置は、液体を貯留可能な霧化タンクと、霧化タンクの底部で液体を霧化し微粒子を生成する超音波振動子と、微粒子を搬送するための搬送エアを霧化タンク内に吐出する送風機と、霧化タンクに設けられ、微粒子を搬送エアとともに送出する送出口と、霧化タンクの側面に向けて下方に傾斜する傾斜面部を有するセパレータとを備える。霧化タンクは、天面の一部を画定するとともにセパレータの下部部材となる下方セパレータ部材を備える第一霧化タンク部材と、天面の他部を画定するとともに下方セパレータ部材と協働してセパレータを形成する上方セパレータ部材を備える第二霧化タンクとを備え、第一霧化タンク部材の天面には第二霧化タンク部材が嵌合される取付孔が設けられる。
 
特開2024-057576 霧化装置の作動状態を制御する方法、霧化装置の作動状態の制御装置、及び霧化装置 深せん麦克韋爾科技有限公司
【課題】本出願は、収容キャビティ内におけるエアロゾル生成マトリクスの存在状況をより正確に判断することができ、霧化装置の作動状態を正確に制御する。
【解決手段】霧化装置の作動状態を制御する方法は、収容キャビティの状態情報を取得することと、収容キャビティの画像情報を取得することと、状態情報及び画像情報に基づいて霧化装置の動作状態を制御することと、を含む。霧化装置が収容キャビティの状態を検出するのは持続的なプロセスである。収容キャビティは、エアロゾル生成マトリクスが存在する第1状態と、エアロゾル生成マトリクスが存在しない第2状態という2つの異なる状態を含む。収容キャビティの状態情報及び収容キャビティ内の画像情報を取得し、両者を組み合わせることにより、現在時刻の収容キャビティの状態を確認し、霧化装置の作動状態を制御することができる。
 
WO/2024/084545超音波霧化装置 TOSHIBA MITSUBISHI-ELECTRIC INDUSTRIAL SYSTEMS CORPORATION
 本開示は、原料溶液の液面高さを精度良く検出することができる超音波霧化装置を提供することを目的とする。そして、本開示の超音波霧化装置(100)において、霧化容器(1)の側面に原料溶液分離管(20)が設けられる。原料溶液分離管(20)は、原料溶液(15)を収容するための原料溶液収容空間(22)、及び原料溶液用容器との間で原料溶液(15)の供給及び排出を行うための原料溶液通過口(20B)を有している。原料溶液分離管(20)に近接して液面検出器(40)が設けられる。液面検出器(40)は、原料溶液収容空間(22)内における原料溶液(15)の液面(15A)の高さを検出し、検出した液面(15A)の高さを示す液面検出信号(S40)を出力する。
 
特表2024-518193 アトマイザー、霧化モジュール、エアロゾルカートリッジ及びアトマイザーの製造方法 邁博高分子材料(寧波)有限公司
【課題】本発明は、アトマイザー、霧化モジュール、エアロゾルカートリッジ及びアトマイザーの製造方法に関する。
【解決手段】前記アトマイザーは、アトマイザー液体輸送部品と、網状加熱部品と、を含み、前記網状加熱部品は、360度で取り囲むように前記アトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆し、及び/又は、360度で取り囲むように前記アトマイザー液体輸送部品の内周面に貼り付けられる。360度で取り囲まれた網状加熱部品から発生した熱は、アトマイザー液体輸送部品の表面により均一に分布し、アトマイザー液体輸送部品上の液体をより効果的に加熱かつ霧化させることができ、霧化をより安定的で信頼できるようにし、食感をより繊細で充実させることができる。
【請求項11】前記アトマイザー液体輸送部品の材質は、セルロースを含んだ繊維又は粉末、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、及び多孔質セラミックスを含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
 
特表2024-518229 気流室を有する霧化コア 深ゼン市華誠達精密工業有限公司
【要約】発熱体(2)と、リキッドを吸収及び伝達するための多孔質材料である導液体(1)を含む霧化コアを提供する。導液体(1)は、導気部(12)と、導気部(12)の外周に接続されて取り囲むベース部(11)を含む。導気部(12)とベース部(11)との隙間には気流室(17)が形成される。導液体(1)には、気流室(17)と連通する給気口(15)、気流室(17)と連通する排気口(16)、及びリキッドと接触するための給液部位(14)が設けられている。発熱体(2)は、通電時に熱を発生させる発熱部(21)と、発熱部(21)に接続されており、発熱部(21)に電流を伝送するための電気接続部(22)を含む。発熱部(21)は、導液体(1)と接触するように気流室(17)の内壁に設けられる。霧化コアは、気流室(17)が多孔質材料である導液体(1)の内部に設けられ、発熱体(2)の発熱部(21)が気流室(17)内に設けられる。よって、気流の大きさや流速及び経路は、主として導液体(1)の構造により決定され、その他の部品や組み付け関係の影響を受けないため、霧化効果の同一性を保証す
 
特表2024-518230 霧化効果に優れた霧化装置 深ゼン市華誠達精密工業有限公司
【要約】本発明は、ケーシング、霧化コア及び電極を含む霧化装置を提供する。霧化コアは発熱体と導液体を含み、導液体は導気部とベース部を含む。導気部とベース部の間には気流室が形成される。発熱部は、導液体と接触するように気流室の内壁に設けられる。貯液空間は、導液体の給液部位に通じている。給気経路は給気口と連通しており、排気経路は排気口と連通している。これにより、導液体の給液部位がリキッドと接触したときに、導液体は、リキッドを発熱部に伝達し、加熱してエアロゾルを発生させる。外部の気流は、給気経路、給気口、気流室、排気口及び排気経路を順に経由してエアロゾルを霧化装置から搬出する。霧化装置における霧化コアの気流室は、多孔質材料である導液体の内部に設けられ、発熱体の発熱部は気流室内に設けられる。よって、気流の大きさや流速及び経路は、主として導液体の構造により決定され、霧化装置のその他の部品や組み付け関係の影響を受けないため、霧化装置の良好な霧化効果及び霧化効果の同一性を保証するのに有利である。
 
A−4オゾン
特開2024-057240 オゾン処理装置  青島海爾洗衣机有限公司 アクア
【課題】取出し待ち時間の短縮を効果的に図ることができ得るオゾン処理装置を提供する。
【解決手段】ドラム式洗濯乾燥機1は、処理対象物が収容されるドラム23および外槽20に接続された循環路210と、外槽20と循環路210との間で空気を循環させる送風ファン220と、オゾン発生器250と、オゾンの分解に作用する波長帯を含む紫外線を発光して循環路210内に照射する紫外線発光モジュール260と、制御部と、を備える。制御部は、オゾン発生器250が発生させたオゾンを、循環路210を流れる空気に混入させてドラム23および外槽20内へ供給するオゾン供給工程を実行し、その後、ドラム23および外槽20内に残存するオゾンを空気とともに循環路210に排出させ、循環路210に排出されたオゾンに前記紫外線を照射する消オゾン工程を実行する。
 
WO/2024/089742基板処理装置 SCREEN HOLDINGS CO., LTD.
 本発明(基板に被着された被膜を除去する処理を行う基板処理装置)の制御部は、第1の制御弁(55)を開放し、第2の制御弁(69)を閉止した状態でチャンバ(32)内にオゾンガスを供給して基板(W)を処理した後、第1の制御弁を閉止し、第2の制御弁を開放して、チャンバ内に不活性ガスを供給する際に、吸引配管(73)による吸引を行わせる。そのため、オゾンガスが残留している第1のフィルタ(59)と、パーティクルが生じ易い第1の制御弁とは、吸引配管を介して吸引される。したがって、第1の配管(53)では、第2の分岐点(63)からチャンバ側への気体の流れが生じない。その結果、チャンバ側への不活性ガスにオゾンガスが混入することが防止できので、オゾンガスの置換を短時間できるとともに、パーティクルによる汚染も防止できる。
 
A−5プラズマ
特許7386305 プラズマ照射装置 日本特殊陶業
【課題】プラズマ照射対象側の構成を削減又は省略した形で、プラズマ照射対象に過度に電流が流れることを抑制する。
【解決手段】プラズマ照射装置2は、ガスの放出口34を備えるとともに放出口34に向かってガスを流すガス流路30を有する本体部20Aと、誘電体層である誘電体部50と誘電体部50を介して互いに対向して配置される第1電極42及び第2電極44とを備えるとともにガス流路30内でプラズマ放電を発生させる放電部40と、交流電力を発生させる駆動回路61と、駆動回路61を制御する制御部70と、を有する。駆動回路61は、少なくとも所定位置に交流電力を発生させ、第1電極42及び第2電極44には、上記所定位置の交流電力に応じた大きさの交流電力が供給される。制御部70は、上記所定位置の有効電力値を基準値以下に抑える制限制御を行う。
 
特許7425151 プラズマ照射装置 日本特殊陶業
【課題】プラズマを照射する部位を交換可能とし、且つプラズマ照射装置からプラズマが照射されやすくする。
【解決手段】プラズマ照射装置100は、先端部に向かってガスを誘導するガス誘導路22と、ガス誘導路22内でプラズマを発生させる放電部23と、を有する。プラズマ照射装置100は、把持部として機能する基部15と、基部15に対して着脱可能に取り付けられる着脱部品12と、を備える。着脱部品12は、ガス誘導路22の先端部と、放電部23と、を有する。
 
特許7438306 梱包体、プラズマ照射モジュール、及びプラズマ照射システム 日本特殊陶業
【課題】プラズマ照射装置の先端に設けられる着脱部品の使用回数を管理しやすくする。
【解決手段】梱包体1は、着脱部品12と、着脱部品12を梱包する梱包材2と、情報部(第1情報部60B)と、を有する。情報部は、制御装置50で読み取り可能な情報を含む。情報部は、着脱部品12の使用回数を記憶する記憶部(第1記憶部60C)、及び着脱部品12の識別情報が記された識別部(第1識別部60D)のうち少なくとも一方を含む。情報部は、着脱部品12、梱包材2、及び梱包材2内の少なくともいずれかに設けられる。
 
特許7474543 プラズマ処理装置 カーボントレードネオ株式会社
【課題】流体に対して連続して均一にプラズマ処理をすることが可能であり、製造時の取扱性と作業性に優れているプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】一方の片面に誘電体層を有し、他方の片面に支持体層を有する平板状の電極板2枚が、間に空間を挟んで、誘電体層が互いに対向するように設置された構造体単位が厚さ方向に2以上繰り返された構成の複層構造を有するプラズマ発生部と、空間にプラズマを発生させるために、構造体単位の空間を挟んで互いに対向する2枚の電極板の間に交流電圧を印加することができる電源部と、流体をプラズマで処理するために、空間に流体を流すことができる流体流動部を有することを特徴とする両バリア放電方式のプラズマ処理装置であって、空間には、流体の流路に沿って、流路の両側にスペーサーが設置され、電極板の端面が絶縁性部材によって封止され、複層構造が曲面状である。
 
特許7475084 同軸型マイクロ波プラズマトーチ 株式会社アドテックプラズマテクノロジー
【課題】コンパクトで、コンタミを発生させないイグニッション機構を備えた同軸型マイクロ波プラズマトーチを提供する。
【解決手段】放電アンテナ2及び対向電極3からなる同軸構造を有する本体1と、本体の放電アンテナ基端側に設けられたマイクロ波入力部4と、本体の放電アンテナ先端2a側に設けられ、プラズマ出口5に連通したプラズマ生成部6と、プラズマ生成部にガスを供給するガス供給部7と、プラズマ点火用のイグニッション機構11を備える。イグニッション機構は、一端12aが本体に接続されて同軸構造の内部空間に開口し、一端開口が放電アンテナの先端に向けられた誘電体製のイグニッションガス管12と、イグニッションガス管の他端12bに接続されたイグニッションガス供給部13と、イグニッションガス管の外側に設けられた一対の電極14a、14bと、一対の電極に接続された電源部15を備える。
 
特開2024-056331 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 東京エレクトロン
【課題】プラズマに含まれる特定種のイオンのみのエネルギーを調整する。
【解決手段】プラズマ処理装置は、前記基板を収容する処理容器の内部に面する第1の電極及び第2の電極と、前記第1の電極へプラズマを生じさせるための高周波電力を供給する第1の高周波電源及び前記第2の電極へ高周波電力を供給する第2の高周波電源と、前記処理容器の内部で生じたプラズマの状態を測定するセンサ部と、制御部と、を備え、前記第2の高周波電源は、前記第2の電極へ供給する高周波電力の周波数を任意に設定することができ、前記制御部は、前記センサ部の測定結果に基づいて特定種のイオンに対するイオンプラズマ周波数を取得し、さらに、前記第2の電極へ供給する高周波電力の周波数を前記イオンプラズマ周波数に設定することにより、前記第2の電極から前記プラズマに前記イオンプラズマ周波数の高周波電圧を印加する。
 
特開2024-056956 プラズマチャンバ内で使用するためのリング構造およびシステム  ラム リサーチ コーポレーション
【課題】プラズマチャンバ内でエッジリングをサポートリングに固着するシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】エッジリングは、エッジリングの底面に挿入される複数の締結具122を介してサポートリングに固着される。エッジリングをサポートリングに固着することにより、プラズマチャンバ内での基板の処理中にエッジリングが安定する。加えて、プラズマチャンバの絶縁体壁に接続された絶縁体リングにサポートリングが固着されるため、エッジリングをサポートリングに固着することにより、エッジリングがプラズマチャンバに固着される。さらに、サポートリングおよびエッジリングは、基板の処理中に1つまたは複数のクラスプ機構を使用して垂直に引き下げられ、また、プラズマチャンバからエッジリングおよびサポートリングを取り外すためクラスプ機構を使用して垂直に押し上げられる。
 
特開2024-057863 プラズマ処理装置及び検出方法 東京エレクトロン
【課題】装置の大型化や高コスト化を抑制しつつ、載置台の基板載置面に載置された基板の状態または載置台の基板載置面の状態と、載置台に載置されたエッジリングの状態と、の両方を検出するプラズマ処理装置及び検出方法を提供する。
【解決手段】基板Wに対しプラズマ処理を施すプラズマ処理装置1であって、基板を収容する処理容器100と、処理容器内に設けられ、基板が載置される基板載置面103aと、基板を囲むように配置されるエッジリングEが載置されるリング載置面103bと、を有する載置台101と、載置台の基板載置面にされた基板の状態または基板載置面の状態を検出する第1センサ150と、載置台のリング載置面にされたエッジリングの状態を検出する第2センサ160と、処理容器内に設けられ、第1センサ及び第2センサを保持する保持部170、を備える。
 
特開2024-058589 耐プラズマ性コーティング膜の製造方法 コミコ カンパニー リミテッド
【課題】コーティング膜の結合力に優れるうえ、コーティング膜内の構造的欠陥の形成が抑制されて半導体製造工程中のコーティング膜の剥離又はパーティクルの発生を最小限に抑えることができる耐プラズマ性コーティング膜の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明による耐プラズマ性コーティング膜の製造方法は、(a)コーティング対象物上に第1希土類金属化合物粉末を用いて物理気相蒸着工程によって下部コーティング層を形成するステップと、(b)第2希土類金属化合物粉末を搬送するステップと、(c)搬送された第2希土類金属化合物粉末を前記(a)ステップで形成された下部コーティング層に向かって噴射して上部コーティング層を形成するステップと、を含むことにより、構造的欠陥が少なく且つ物性が強化された耐プラズマ性コーティング膜を得ることができる。
 
特開2024-058887 プラズマローゲン産生促進用培地、プラズマローゲン含有組成物の製造方法及びプラズマローゲンの製造方法   レオロジー機能食品研究所 国立大学法人九州大学
【課題】乳酸菌におけるプラズマローゲンの産生を促進することができるプラズマローゲン産生促進用培地、プラズマローゲン含有組成物の製造方法及びプラズマローゲンの製造方法を提供する。
【解決手段】プラズマローゲン産生促進用培地は、炭素源であるラクトースを含み、乳酸菌の培養に使用される。 
 
特開2024-058894 照準器及びプラズマ照射ユニット 日本特殊陶業
【課題】プラズマの照射位置を把握し易い照準器及びプラズマ照射ユニットを提供する。
【解決手段】照準器30は、流動するガスを放出口22Bを介して放出するガス誘導路22と、互いに離間する一対の電極23A,23Bを有してガス誘導路22内でプラズマ放電を発生させる放電部23と、を備えるプラズマ照射器具20に配される。照準器30は、指向性を有する光を照射する光源31,32を備える。プラズマ照射ユニット10は、照準器30と、プラズマ照射器具20と、を具備する。
 
特開2024-059594 プラズマローゲン含有組成物、プラズマローゲンの製造方法、プラズマローゲン合成促進用培地、抗炎症剤、抗炎症用経口組成物、認知機能改善剤、認知機能改善用経口組成物、神経細胞死抑制剤及び神経細胞死抑制用経口組成物 レオロジー機能食品研究所 帝人
【課題】ビフィドバクテリウム属に属する菌を用いて効率よく得ることができるプラズマローゲン含有組成物を提供する。
【解決手段】プラズマローゲン含有組成物は、ビフィドバクテリウム属に属する菌の菌体又はその処理物を含む。菌は、ビフィドバクテリウム・アドレッセンティス(Bifidobacterium adolescentis)、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bifidum)及びビフィドバクテリウム・ブレーベ(Bifidobacterium breve)からなる群から選択される。 
 
特開2024-060106 ダイヤモンド合成用プラズマCVD装置 村田 正義
【課題】従来のマイクロ波プラズマCVDを用いたダイヤモンド合成装置は、空洞共振型と非空洞共振型に大別される。前者は高密度プラズマ生成が可能で、高速成膜が可能であるが、反応容器形状が球形又は特殊な扁平ドーム型であり、製造コストが高いので、製造コストの低減化が課題である。後者は成膜速度が遅いので、高速成膜化が課題である。この課題を解決可能なダイヤモンド合成装置を提供すること。
【解決手段】石英窓又はアンテナ棒を介してマイクロ波を供給し、プラズマを発生する反応容器に配置する基板載置台を、該基板載置台の主面と電界方向が直交するように配置し、前記主面に複数の溝、穴、又は突起を設けることを特徴とする。前記溝等による電界集中により高密度プラズマの生成が可能であり、周波数を300MHz〜3GHzから選ぶことにより、高速で大面積のダイヤモンド合成が可能であり、且つ装置の製造コストを低減できる。
 
WO/2024/084717梱包体、プラズマ照射モジュール、及びプラズマ照射システム NITERRA CO., LTD.
 梱包体(1)は、着脱部品(12)と、着脱部品(12)を梱包する梱包材(2)と、情報部(第1情報部(60B))と、を有する。情報部は、制御装置(50)で読み取り可能な情報を含む。情報部は、着脱部品(12)の使用回数を記憶する記憶部(第1記憶部(60C))、及び着脱部品(12)の識別情報が記された識別部(第1識別部(60D))のうち少なくとも一方を含む。情報部は、着脱部品(12)、梱包材(2)、及び梱包材(2)内の少なくともいずれかに設けられる。
 
WO/2024/084718プラズマ照射装置 NITERRA CO., LTD.
 プラズマを照射する部位を交換可能とし、且つプラズマ照射装置からプラズマが照射されやすくする。プラズマ照射装置(100)は、先端部に向かってガスを誘導するガス誘導路(22)と、ガス誘導路(22)内でプラズマを発生させる放電部(23)と、を有する。プラズマ照射装置(100)は、把持部として機能する基部(15)と、基部(15)に対して着脱可能に取り付けられる着脱部品(12)と、を備える。着脱部品(12)は、ガス誘導路(22)の先端部と、放電部(23)と、を有する。
 
WO/2024/084851プラズマローゲン産生促進用培地、プラズマローゲン含有組成物の製造方法及びプラズマローゲンの製造方法 INSTITUTE OF RHEOLOGICAL FUNCTION OF FOOD CO., LTD.
 プラズマローゲン産生促進用培地は、炭素源であるラクトースを含み、乳酸菌の培養に使用される。
 
WO/2024/084762プラズマ処理装置 HITACHI HIGH-TECH CORPORATION
 プラズマ処理装置の処理室内でのプラズマの均一性をより向上させることを可能にする。このため、被処理基板0113を載置する試料台を内部に備えた試料室0112と、試料室の内部に磁界を発生させる磁界発生手段0116と、マイクロ波電力を発生させるマイクロ波電力源0101と、マイクロ波電力を搬送するマイクロ波電力搬送部0103,0106と、搬送されたマイクロ波電力を誘電体窓を介して処理室の内部に供給するマイクロ波立体回路部とを備えたプラズマ処理装置において、マイクロ波立体回路部を、マイクロ波電力搬送部により搬送されたマイクロ波電力を複数の方位角方向に分岐する分岐回路0202と、この分岐回路で複数の方位角方向に分岐されたマイクロ波電力を共振させるリング共振器0201と、このリング共振器で共振させたマイクロ波電力を誘電体窓を介して処理室の内部に供給する同軸線路部0110とを備えて構成した。
 
WO/2024/085017プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 TOKYO ELECTRON LIMITED
 プラズマ処理チャンバと、前記プラズマ処理チャンバの上部又は上方に設けられたアンテナと、前記アンテナに電気的に接続され、出力電力の周波数を制御可能に構成されるRF電源と、制御部と、を備え、前記RF電源は、第1の周波数を有する第1の出力電力と、前記第1の周波数を有する出力電力よりも電力の小さい第2の周波数を有する第2の出力電力とを出力し、前記制御部は、(a)前記第2の周波数を掃引し、共振点を探索し特定する工程と、(b)前記第1の周波数を前記共振点に同調させる工程と、を実行する、プラズマ処理装置を提供する。
 
WO/2024/090019原料供給装置及び光源装置 USHIO DENKI KABUSHIKI KAISHA
 プラズマ原料を安定して供給することが可能な原料供給装置及び光源装置を提供すること。 本発明の一形態に係る原料供給装置は、エネルギービームの照射によりプラズマ化して放射線を発生するプラズマ原料を減圧チャンバ内に供給する原料供給装置であって、原料タンクと、供給制御部とを具備する。前記原料タンクは、前記プラズマ原料を液体状態で保持する。前記供給制御部は、前記原料タンクと前記減圧チャンバとを接続し前記原料タンク内に保持された液体状のプラズマ原料を前記減圧チャンバ内に設けられた貯留容器に供給する供給管を有し、前記供給管を通した前記液体状のプラズマ原料の供給を制御する。
 
WO/2024/090252基板処理方法及び基板処理装置 TOKYO ELECTRON LIMITED
 基板処理方法は、(a)基板を準備する工程であり、基板は、第1材料を含む第1領域と、第1材料とは異なる第2材料を含む第2領域を含む、工程と、(b)炭素又は水素のうち少なくとも1つと、フッ素と、金属とを含む第1処理ガスから生成される第1プラズマを用いて、第1領域上に金属含有堆積物を形成する工程と、(c)(b)の後、第1処理ガスとは異なる第2処理ガスから生成される第2プラズマを用いて、金属含有堆積物の少なくとも表面を改質する工程と、(d)(b)及び(c)を繰り返す工程と、を含む。
 
WO/2024/090276基板支持器及びプラズマ処理装置 TOKYO ELECTRON LIMITED
 開示される基板支持器は、支持体、基台、及びセラミック部材を備える。支持体は、その上に物体を支持するように構成されている。物体は、基板を含む。支持体は、誘電体部及び電極を有する。支持体は、誘電体部の上面から誘電体部の下面まで貫通する第1の貫通孔を提供する。基台は、第1の貫通孔に連通する第2の貫通孔を提供する。セラミック部材は、伝熱ガスを透過可能な透過性を有する。セラミック部材は、第1の貫通孔の上端に詰められている。セラミック部材は、第1の貫通孔の中心軸線が延在する方向において、その下端と電極との間の距離がその上端と電極との間の距離よりも小さくなるように位置している。
 
特表2024-517371 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置 日立ハイテク
【要約】エッチングマスクの下方に配設された目標材料をエッチングする単一ステッププロセスの間にエッチングマスク形状を制御することが可能なプラズマ処理方法及び装置を提供する。プラズマ処理方法は、周期的バイアス電圧信号を介して制御される別々の段階でエッチングマスクに選択的蒸着を実施することを含む。バイアス電圧出力と持続時間とタイミングとを調整することにより、基板へのエッチングが進行する間にマスク高さ及び幅が制御されて安定化し得る。故に、本方法は、小さいパターンサイズの為のエッチングマスク形状の微細制御を許容するエッチングプロセスを提供するとともに、蒸着を通して高いエッチング選択性を提供する。
 
特表2024-517604 プラズマトーチアセンブリ及び動作 ハイイロック−エックス デベロップメンツ リミテッド
【要約】プラズマトーチアセンブリは、複数のプラズマトーチアパーチャを備える。これらのプラズマトーチアパーチャの各々は、プラズマトーチを受容するように適合されている。プラズマトーチアセンブリはまた、プラズマトーチの動作のための作業位置を備え、作業位置は、プラズマトーチの高圧動作のために圧力封止されている。プラズマトーチアセンブリはまた、プラズマトーチアパーチャの各々を作業位置に移動させるための手段を有する。このようにして、プラズマトーチを、作業位置の内外でスワップすることができる。そのようなプラズマトーチアセンブリを備えるプラズマトーチデバイスを動作させる方法もまた、記載されている。
 
特表2024-517616 プラズマトーチへのガス供給 ハイイロック−エックス デベロップメンツ リミテッド
【要約】化学反応器における使用のためのプラズマトーチアセンブリは、入力システムと、少なくとも1つのプラズマトーチと、を備える。プラズマトーチは、ガス流出のための開放端を有するトーチチャンバと、トーチチャンバに配置された第1の電極と、カソードと開放端との間でトーチチャンバに配置された第2の電極と、を有する。入力システムは、複数のガス供給原料入力を有する。複数のガス供給原料入力の各々は、1つ以上の指定された入力ガスと関連付けられており、トーチチャンバにおける1つ以上のガス入力位置と関連付けられている。
 
特表2024-517697 フレア出口を有する誘導結合プラズマトーチ構造 エレメンタル・サイエンティフィック・インコーポレイテッド
【要約】テーパ付きの外側端部を含む誘導結合プラズマ(ICP)トーチについて説明する。システムの実施形態は、管状試料インジェクタの壁によって画定された内部でエアロゾル化された試料を受け入れるように構成された管状試料インジェクタと、管状試料インジェクタの少なくとも一部を取り囲んで内側チューブと管状試料インジェクタの壁との間に第1環状空間を形成する内側チューブであって、第1環状空間に補助ガスを導入するための少なくとも1つの入口ポートを画定する内側チューブと、内側チューブの少なくとも一部を取り囲んで第2環状空間を形成する外側チューブであって、第2環状空間に冷却ガスを導入するための少なくとも1つの入口ポートを画定する外側チューブであって、外側チューブの出口においてフレア領域を有する外側チューブと、を含むが、これらに限定されない。
 
特表2024-518183 プラズマを生成するためのコイル構造及び半導体プロセス装置 北京北方華創微電子装備有限公司
【要約】本発明はプラズマを生成するためのコイル構造及び半導体プロセス装置を提供し、該コイル構造は、少なくとも1つのコイル群を備え、コイル群は同軸に設けられた第1サブコイル群及び第2サブコイル群を備え、第1サブコイル群は第1平面内に位置する少なくとも1つの第1平面コイルを備え、第2サブコイル群は第1平面に平行な第2平面内に位置する少なくとも1つの第2平面コイルを備え、第1平面コイルは第2平面コイルに直列接続され、第2平面コイルの第1平面における正投影は第1平面コイルと鏡像対称又は鏡像非対称である。本発明に係るプラズマを生成するためのコイル構造及び半導体プロセス装置は、コイルの径方向における電流分布の差を補償し、コイルの下方に生成された結合エネルギーの径方向における分布均一性を向上させることができ、それにより、プラズマにおけるラジカル及びイオン密度の径方向における分布均一性を向上させる。
 
特表2024-518715 プラズマトーチ反応器及び反応方法 ハイイロック−エックス デベロップメンツ リミテッド
【要約】化学反応器は、プラズマトーチ反応器と、液体金属システムとを備える。プラズマトーチ反応器は、少なくとも1つの供給原料ガスを受容し、反応生成物を含むプラズマトーチ出力を提供する。液体金属システムは、プラズマトーチ反応器のプラズマトーチ出力を受容し、プラズマトーチ反応器から受容した反応生成物を分離し、それらを出力生成物として化学反応器に提供する。プラズマトーチ反応器と、液体トーチシステムとを備える化学反応器への入力として提供される炭化水素を分解する方法がまた、記載されている。
 
特表2024-518772 光学面にプラズマ処理を提供するための方法及びシステム サギフ,アダム     プラズマティカ リミテッド
【要約】物体を処理するためのプラズマ発生装置であって、この装置は、ハウジングと、物体の収容を可能にするように構成されたハウジング内のプラズマ発生ゾーンと、エネルギーを供給し、プラズマ処理を実行して物体の親水性を所望のレベルまで高めるための回路と、プラズマ処理中に少なくとも1つのプラズマ活性化パラメータを測定するように構成された少なくとも1つのセンサと、少なくとも1つのプロセッサとを含み、この少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのプラズマ活性化パラメータに基づいて、プラズマ処理が物体の親水性を所望のレベルまで高めるための閾値を下回ると決定し、プラズマ処理の不具合を示す通知を出力するように構成される。
 
特表2024-518334 プラズマ処理のための方法及び装置 フェストアルピネ シュタール ゲーエムベーハー
【要約】開口23を提示する拡散体パネルを形成する少なくとも1つの壁13によって輸送方向5に対して横方向に範囲を定められている処理領域を通って、前記輸送方向5に沿って移動する基板21をプラズマ処理するための方法及び対応する装置。プラズマは、前記開口23を通して処理領域に導入され、開口23に接続しているプラズマ・ソースを用いて発生する。前記開口23を通って処理領域に進入する前記プラズマがこの処理領域の中で前記壁13に沿って分布されるように、前記壁13に沿って、少なくとも部分的に開口23の周りに且つこの開口23に隣接して延在する多極カスプ磁場が発生する。
 
特表2024-518430 プラズマ処理性能を制御するようにリアルタイムパルス測定とパルスタイミング調整を行うためのシステム及び方法  東京エレクトロン トーキョー エレクトロン ユーエス ホールディングス,インコーポレーテッド
【要約】パルスプラズマを制御するためのシステム及び方法の様々な実施形態について本明細書で記述する。プラズマ生成ソースのパルスタイミングパラメータ(例えば、パルスオン時間及び/又はパルスオフ時間)を測定装置から受信した測定データに基づいて制御して、プラズマ処理チャンバ内で動的に制御されるパルスのシーケンス中の基板のプラズマ曝露を制御することができる。追加的に又は代替的に、基板のプラズマ曝露を制御するように、パルスタイミングパラメータ(例えば、パルスオン時間及び/又はパルスオフ時間)を測定装置から受信した測定データに基づいて、ソース電力、バイアス電力、及び/又はその両方に適用することができる。パルスタイミングの変更は、フィードフォワード又はフィードバック方式で行われ得る。     
 
実登3246482 高輝度レーザー励起プラズマ光源   アイエスティーイーキュー ビー.ヴィー
アイエスティーイーキュー グループ ホールディング ビー. ヴィー.
【課題】高輝度かつ高安定レーザー励起光源を提供する。
【解決手段】レーザー励起プラズマ光源は、高圧ガスが充填されたチャンバ1、プラズマ点火手段、連続波(CW)レーザーの集束ビームによってチャンバ内に維持されるプラズマを放射する領域2、およびチャンバから出るプラズマ放射のビーム5を含む。チャンバはチューブ11、底部12およびキャップ13を備えている。チューブの一端が底部に気密に接続され、チューブの他端がキャップに気密に接続されている。チューブおよび底部は光学的に透明な材料から作られている。底部はCWレーザーの集束ビームをチャンバに導入するように配置されている。チューブは、CWレーザーのビームに垂直かつ上記プラズマを放射する領域を通る平面内において方位角の少なくとも70%にわたってプラズマ放射のビームがチャンバから出ることができるように構成されている。キャップにはガス入口が設けられている。
 
実登3246497 半導体プラズマ設備及びその負圧排気装置 呈睿國際股フン有限公司
【課題】手動によるクリーニングやメインテナンスを不要とする半導体プラズマ設備を提供する。
【解決手段】プラズマ入口11、第1及び第2廃気排出口12、13が設けられた反応チャンバ10と、プラズマ入口に設けられたプラズマ発生器20と、第1及び第2廃気排出口に設けられ、三方管31、第1吸気ポンプ34、第2吸気ポンプ35及びプラズマ発生器40を有する負圧排気装置30とを備え、三方管は管口321、322を有する主管32と、管口331を有する枝管33とを有し、第1吸気ポンプは管口322に接続され、反応チャンバを吸引して主管を通る負圧気流を生成し、第2吸気ポンプは第2廃気排出口13と管口に接続されて反応チャンバを吸引し、プラズマ発生器は第1廃気排出口12に接続される開口411及び管口321に接続される開口412を有するプラズマ室41を有する。
 
A−6超音波
特許7476392 超音波検査装置および超音波検査方法 株式会社東芝  東芝エネルギーシステムズ株式会社
【課題】測定対象の品質保証のための超音波検査の測定精度と測定速度を向上させることができる超音波検査技術を提供する。
【解決手段】超音波検査装置1は、検査の対象となる検査対象領域3を有する測定対象2に照射して超音波を発生させるための送信用レーザ光Ltを発振する送信用光源10と、測定対象2に照射して超音波で計測を行うための受信用レーザ光Lrを発振する受信用光源11と、受信用レーザ光Lrを測定対象2に照射したときに反射する戻り光を干渉計測して超音波信号を抽出する干渉計測部12と、超音波信号に基づいて、検査対象領域3の少なくとも大きさを評価する評価部29と、を備え、送信用レーザ光Ltと受信用レーザ光Lrが照射されるそれぞれの照射領域の少なくとも一方が、検査対象領域3を含むように拡張されている。
 
特開2024-056709 脾神経活性を調整するために超音波通信を用いる埋め込み  イオタ バイオサイエンシズ, インコーポレイテッド
【課題】患者における炎症若しくは高血圧のための療法を実施若しくは調節する方法を提供する。
【解決手段】被験者における免疫系をモニター又は調整する方法、炎症を治療、低減若しくはモニターする方法、血圧をモニターする方法、高血圧を治療する方法、又は埋め込まれた医療装置を使用して脾神経を電気的に刺激するか若しくは脾神経活性を検出することによって、患者の炎症又は高血圧の治療を実施若しくは調整するための方法である。また、そのような方法を行うための埋め込み可能な医療装置である。埋め込まれた医療装置は、超音波を受信し、超音波からのエネルギーを装置に電力を供給する電気エネルギーに変換するように構成される超音波変換器と、脾神経を電気的に刺激するか又は脾神経活性を検出するように構成される、超音波変換器と電気的に通信する2つ以上の電極と、任意に脾神経取り付け部とを含む。
 
特開2024-057040 超音波外科用灌漑スリーブおよび関連アセンブリ ストライカー・ユーロピアン・オペレーションズ・リミテッド
【課題】超音波器具の灌漑スリーブアセンブリを提供する。
【解決手段】管腔を画定する灌漑スリーブアセンブリと、灌漑スリーブ(48)の管腔内に少なくとも部分的に配置された超音波チップ(40)とを含む、超音波手術器具アセンブリ。灌漑スリーブアセンブリは、ハブ(46)と、ハブに結合された灌漑スリーブとを備え得る。灌漑スリーブは、両方ともハブから遠位に延びる内側シース(50)および外側シース(58)を備え得る。外側シースは、内側シースの少なくとも一部を囲んで、外側シースと内側シースとの間に、手術部位に灌漑流体を送るように構成された灌漑路を画定することができる。内側シースの遠位端は、外側シースの遠位端を超えて延びることができる。内側および外側シースの各々は、ハブとそれぞれの内側および外側シースとの間に液密シールを作成するように構成された環状シーリング部材(66)によってハブに結合され得る。
 
特開2024-057746 超音波送信制御装置、超音波送信装置および水中探知装置 日本無線
【課題】高い分解能で駆動信号の位相制御を行なうことが可能な超音波送信制御装置、超音波送信装置および水中探知装置を提供する。
【解決手段】信号波と三角波とを比較して駆動信号を生成するコンパレータ35と、コンパレータ35に入力される信号波の振幅および位相を制御する振幅制御部38および位相制御部39とを備える駆動信号生成部DG1〜DGnをFPGA321に搭載し、振幅制御部38および位相制御部39は、FPGA321の動作クロック毎に信号波の振幅制御および位相制御を行なう。
 
特開2024-057747 超音波送信制御装置、超音波送信装置および水中探知装置 日本無線
【課題】超音波の送信距離をより長くすることが可能な超音波送信制御装置、超音波送信装置および水中探知装置を提供する。
【解決手段】信号波と三角波とを比較してPWM波からなる駆動信号を生成する駆動信号生成部DG1などに対し、信号波として、周波数f(t)が以下の数式(1)および数式(2)にしたがって変調する指数チャープ信号を出力する。 f(t)=(f0−1)+Kt・・・・・・(1) K=(B+C)(1/tau)・・・・・・・・(2) (fo:開始周波数、K:周波数の増加率、B:チャープ帯域幅、C:1以下の定数、tau:チャープ時間)
 
特開2024-058628 超音波カッター 温州医科大学附属第二医院、温州医科大学附属育英儿童医院
【課題】液体が内部に入らずに、トランスデューサーとハンドルの接続効果を保証する超音波カッターを提供する。
【解決手段】本発明では、患者の損傷細胞を切るカッター本体と、カッター本体を設置するハンドルと、ハンドル上に挿し込まれるプラグと、プラグ上に設置されるトランスデューサーと、ハンドル上に回転接続される密封板と、ハンドル上に設置される固定リングとを含み、ハンドル上にはプラグを挿し込むスロットが設置され、密封板は少なくともスロットを開くオープン状態とスロットを閉じるクローズ状態を含み、スロット内にはプラグとともに固定リング内に挿し込まれて移動する固定ブロックが設置されていて、密封板をクローズ状態に固定する、超音波カッターを開示している。
 
特開2024-058751 超音波流量計 キーエンス
【課題】超音波信号により流量を測定する場合に、精度良く測定できるようにする。
【解決手段】超音波流量計1は、第1の超音波素子11及び第2の超音波素子12と、ダンピング配管13と、ダンピング配管13の外側に配置される第1の超音波伝播体14及び第2の超音波伝播体15と、第1の超音波素子11と第2の超音波素子11との間で送受信する超音波信号に基づいて流量を測定する流量測定部44とを備えている。第1の超音波素子11と、第1の超音波伝播体14と、ダンピング配管13と、第2の超音波素子12と、第2の超音波伝播体15とは筐体52に収容されている。
 
特開2024-058752 超音波流量計 キーエンス
【課題】非金属チューブ内を流れる気体の流量を精度良く測定できるようにする。
【解決手段】超音波流量計1は、第1の角度α1を持った第1のくさび材14と、第2の角度α2を持った第2のくさび材15と、チューブ100で励起される縦波の伝搬時間差に基づいて気体の流量を測定する流量測定部53とを備えている。第1の角度α1及び第2の角度α2は、チューブ100が縦波と横波との双方を励起し、縦波に対し横波の混在比率が10%以下となるように構成されている。
 
特開2024-058930 超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法 富士フイルム
【課題】ユーザが円滑に且つ適切に検査を行うことができる超音波診断装置の制御方法および超音波診断装置を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、超音波プローブ(1)と、超音波プローブ(1)を用いて血管の超音波画像を取得する画像取得部(32)と、超音波画像から血管を検出する血管検出部(24)と、検査部位を判別する検査部位判別部(26)と、判別された検査部位に応じた検査モードを設定する検査モード設定部(27)と、超音波プローブ(1)による被検体の体表に対する圧迫動作を検知する圧迫検知部(25)と、設定された検査モードに対して検知された圧迫動作が適正か否かを判定する圧迫動作判定部(28)と、圧迫動作判定部(28)による判定結果をユーザに報知する報知部(29)とを備える。
 
特開2024-059370 超音波接合装置、超音波接合方法、および接合体 プライムアースEVエナジー  トヨタ自動車 プライムプラネットエナジー&ソリューションズ
【課題】被接合材の逃げを抑制しつつ接合を行うことができる超音波接合装置、超音波接合方法、およびその超音波接合技術により接合された接合体を提供すること。
【解決手段】本開示技術は、第1接合対象物6に超音波振動を印加することにより第1接合対象物6を第2接合対象物7に接合させる超音波接合装置1であって、超音波発振器2と、先端が第1接合対象物6に接触して超音波発振器2の超音波振動を第1接合対象物6へ伝達する加工ツール3と、加工ツール3の先端よりも前方側に突出しており第1接合対象物6のない場所における第2接合対象物7に先端が接触するストッパ部材4と、加工ツール3およびストッパ部材4を一体として前進させる荷重部5とを有する装置に関する。
 
特開2024-059578 超音波溶着システム  ジーディーエム エス.ピー.エー.
【課題】溶着面の不整列を検出できる超音波溶着システム、そうした溶着システムを備える物品生産ライン、および溶着方法を提供する。
【解決手段】溶着システム1は、支持構造体20と、上記支持構造体上に設置されたN個の溶着装置30と、プロセッサとを備える。N個の溶着装置の各々は、各ソノトロード32に動作可能に関連付けられた制御部材36を備え、当該制御部材は、ソノトロードを、ノミナル超音波振動周波数で振動させソノトロードの振動周波数の電流値を検出するように構成されている。N個の溶着装置の各々は、各対の溶着ヘッド31の可動溶着ヘッド上に設置された振動センサ38を備える。プロセッサは、各対の溶着ヘッド31に対して、各制御部材と協働し、かつ各振動センサと協働することによって、ソノトロード溶着面32’とアンビル溶着面34’の整列状況を監視するように構成されている。
 
特開2024-059584 超音波資格認定システム フジフィルム ソノサイト インコーポレイテッド  富士フイルム
【課題】自動超音波資格認定のためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】超音波検査者資格認定を超音波検査候補者に対して発行するための資格認定システムであって、超音波システム101は、コンピューティングデバイス102と、コンピューティングデバイスに接続されて超音波データを生成する超音波プローブ103を含む。コンピューティングデバイスは、超音波データに基づいて、自動審査の一部として、超音波検査スコアを生成し、超音波検査スコアに基づいて、超音波検査候補者を自動審査から審査者による手作業審査に転送する。   
 
特開2024-059899 親指を主に用いる超音波イメージングシステム エコー イメージング,インク.
【課題】親指を主に用いる操作をするための携帯型超音波イメージングシステムを提供する。
【解決手段】携帯型超音波イメージングシステムにおいて、ユーザーの第1の手を使用して操作可能であるように構成される携帯型超音波プローブと、モバイルデバイスがモバイルアプリケーションをインストールされた状態で備えており、前記モバイルアプリケーションがユーザーインターフェースを備え、第2の手を使用して操作可能であるように構成される前記モバイルデバイスと、携帯型超音波プローブとモバイルデバイスとの間の直接電気通信部であって、ユーザーがユーザーインターフェースとのユーザー相互作用を介してイメージングするために、携帯型超音波プローブの操作を制御することを可能にするように構成される直接電気通信部と、を備える。
 
特開2024-060048 超音波診断システム キヤノン
【課題】超音波診断システムの構成を複雑化させることなく、画質の良い画像を生成することができる技術を提供する。
【解決手段】超音波診断システムが、被検体への1回の超音波の送受信により得られる受信データから単一の受信ビームデータを生成する信号処理部と、単一の受信ビームデータに対する複数の受信ビームデータを教師データとして学習された学習済みモデルを用いて、前記信号処理部により生成された前記単一の受信ビームデータを入力として、複数の受信ビームデータに基づく走査線データである推定データを出力する推論部と、前記推論部により出力された前記推定データに基づいて画像を生成する画像生成部と、前記画像生成部により生成された画像を表示する表示部と、を備える。
 
特開2024-060247 超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法 富士フイルム
【課題】ユーザが被検体の血管に対して容易に且つ正確に穿刺できる超音波診断装置の制御方法および超音波診断装置を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、超音波プローブ(1)と、超音波プローブ(1)を用いて血管の超音波画像を連続的に取得する画像取得部(31)と、超音波画像から血管を検出する血管検出部(24)と、血管検出部(24)により検出された血管の血管情報を取得する血管情報取得部(25)と、穿刺針の針情報を取得する針情報取得部(26)と、指定された穿刺針の挿入位置と血管情報と針情報と定められた針挿入角度範囲に基づいて穿刺針の到達予定位置を算出する到達予定位置算出部(27)と、モニタ(23)と、到達予定位置算出部(27)により算出された到達予定位置をモニタ(23)に表示する表示制御部(22)とを備える超音波診断装置。
 
特開2024-060296 超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法 富士フイルム
【課題】ユーザが被検体の血管に対して容易に且つ正確に穿刺できる超音波診断装置の制御方法および超音波診断装置を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、超音波プローブ(1)と、超音波プローブ(1)を用いて血管の超音波画像を取得する画像取得部(31)と、超音波画像から血管を検出する血管検出部(24)と、血管検出部(24)により検出された血管の血管情報を取得する血管情報取得部(25)と、穿刺針の針情報を取得する針情報取得部(26)と、血管情報と針情報と定められた針挿入角度範囲に基づいて被検体の体表における穿刺針の推奨挿入領域を算出する推奨挿入領域算出部(27)と、モニタ(23)と、推奨挿入領域算出部(27)により算出された推奨挿入領域をモニタ(23)に表示する表示制御部(22)とを備える。
 
特開2024-060462 超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法 富士フイルム
【課題】被検体内の対象の検出精度を向上できる超音波診断装置の制御方法および超音波診断装置を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、超音波プローブ(1)と、超音波プローブ(1)を用い且つ画像取得に関する複数のパラメータに従って被検体の超音波画像を取得する画像取得部(31)と、機械学習モデルを用いて超音波画像から特定の対象を検出する特定対象検出部(25)と、複数のパラメータのうち定められたプリセットに対して、特定対象検出部(25)の作動時と非作動時とにおいて互いに異なるプリセットを設定し且つ画像取得部(31)に供給するプリセット設定部(26)とを備える。
 
特開2024-060494 超音波診断装置および超音波診断装置の制御方法 富士フイルム
【課題】被検体内の対象の検出精度を向上できる超音波診断装置の制御方法および超音波診断装置を提供する。
【解決手段】超音波診断装置は、超音波プローブ(1)と、超音波プローブ(1)を用い且つ画像取得に関する複数のパラメータに従って被検体の超音波画像を取得する画像取得部(31)と、機械学習モデルを用いて超音波画像から特定の対象を検出する特定対象検出部(25)と、複数のパラメータのうちユーザが設定可能なパラメータに対して、特定対象検出部(25)の作動時と非作動時とにおいて互いに異なるパラメータの調整範囲を設定し且つユーザにより調整されたパラメータを画像取得部に供給するパラメータ設定部(26)とを備える。
 
特開2024-060601 圧電素子、圧電超音波モータ、光学部材駆動装置、カメラ装置、及び電子機器 新思考電機有限公司
【課題】1層の圧電層の厚さが薄くなっても電極層間での短絡・断線が発生しにくく、動作が安定した圧電素子、圧電超音波モータ、光学部材駆動装置、カメラ装置、及び電子機器を提供する。
【解決手段】圧電素子73aは、複数層の圧電層73yと、電極層と、2つの電極層を電気的に接続するスルーホール電極と、を備える。電極層は、上面73s及び偶数番目の境界面73uに形成される第1及び第2電極層73e、73fと、奇数番目の境界面73u及び下面73tに形成される共通電極層73hと、を有する。スルーホール電極は、第1及び第2スルーホール電極TH1、TH2と、共通電極層73hの間を接続する第3スルーホール電極TH3と、を有する。第2電極層73fは、離隔部73jを間にして第1電極層73eとは反対側に離隔して配置される。第3スルーホール電極TH3は離隔部73jの位置に配置される。
 
WO/2024/084545超音波霧化装置 TOSHIBA MITSUBISHI-ELECTRIC INDUSTRIAL SYSTEMS CORPORATION
 本開示は、原料溶液の液面高さを精度良く検出することができる超音波霧化装置を提供することを目的とする。そして、本開示の超音波霧化装置(100)において、霧化容器(1)の側面に原料溶液分離管(20)が設けられる。原料溶液分離管(20)は、原料溶液(15)を収容するための原料溶液収容空間(22)、及び原料溶液用容器との間で原料溶液(15)の供給及び排出を行うための原料溶液通過口(20B)を有している。原料溶液分離管(20)に近接して液面検出器(40)が設けられる。液面検出器(40)は、原料溶液収容空間(22)内における原料溶液(15)の液面(15A)の高さを検出し、検出した液面(15A)の高さを示す液面検出信号(S40)を出力する。
 
WO/2024/089812ロボットシステム FUJI CORPORATION
 ロボットシステムは、超音波プローブを保持可能なアーム部を有するロボットと、ロボットに無線接続され、ロボットを用いた超音波エコーガイドの実施の際に操作者により使用される無線操作端末と、を備える。
 
WO/2024/089918超音波トランスデューサおよびこれを備えるパラメリックスピーカ MURATA MANUFACTURING CO., LTD.
 第1振動板(110)と、少なくとも一つの枠体(120)と、少なくとも一つの超音波振動子(130)とを備える。上記少なくとも一つの枠体(120)は、長手方向に延在し、第1振動板(110)に接合されている。上記少なくとも一つの超音波振動子(130)は、上記少なくとも一つの枠体(120)にそれぞれ取り付けられており、第1振動板(110)に間隔をあけて対向する。第1振動板(110)は、第1振動板(110)に直交する方向において上記少なくとも一つの超音波振動子(130)とは逆位相で共振振動する。上記少なくとも一つの枠体(120)の内側における上記長手方向の寸法は、上記少なくとも一つの枠体(120)の内側における上記長手方向と直交する短手方向の寸法の4倍以上である。
 
WO/2024/090190超音波検査装置、検査方法、およびプログラム SONY GROUP CORPORATION
 本技術は、超音波検査装置をより容易に使用することができるようにする超音波検査装置、検査方法、およびプログラムに関する。 本技術の超音波検査装置は、超音波を検査対象に放射し、検査対象で反射されて戻ってくる超音波の反射波を受信する超音波センサと、超音波センサが設けられたプローブと一体になって構成され、プローブが検査対象と接触する方向近傍を少なくとも撮影するカメラと、カメラにより撮影された撮影画像に基づいて、検査対象に対するプローブの相対位置を計測する演算部とを備える。本技術は、例えば、超音波画像を撮影するポータブルな超音波検査装置に適用することができる。
 
WO/2024/090262超音波発生装置 NITERRA CO., LTD.
 用途に応じて最適な導波路を用いやすい超音波発生装置を提供する。 超音波発生源(11)と、超音波集束部(12)と、導波路(13)と、を備え、超音波集束部(12)は、超音波発生源(11)と対向して配置された第一反射面(16)と、第一反射面(16)と対向して配置された第二反射面(17)とを有し、第一反射面(16)は、超音波発生源(11)から発生した超音波を第二反射面(17)に向かって反射させ、第二反射面(17)は、第一反射面(16)にて反射された超音波を導波路(13)に向かって反射して導波路(13)の内部に導入する超音波発生装置(10)であって、導波路(13)は、超音波集束部(12)と別の部材であって、接合部(22)にて超音波集束部(12)に接合され、接合部(22)は、超音波発生源(11)の外周縁(11B)を、対向方向に延長した領域(R)よりも内周側の領域に配置されている。
 
WO/2024/090263超音波発生装置 NITERRA CO., LTD.
 導波路を伝搬する超音波の外部への漏れを抑える。 超音波発生装置(10)は、超音波発生源(11)と、超音波集束部(12)と、導波路(13)と、を備えている。導波路(13)は、第1軸部(21)と、第2軸部(22)と、張出部(30)と、を有している。第1軸部(21)は、超音波集束部(12)から所定方向の一方側に延びている。第2軸部(22)は、第1軸部(21)よりも上記所定方向の一方側に設けられ上記所定方向に延びている。張出部(30)は、上記所定方向において第1軸部(21)と第2軸部(22)との間に設けられている。張出部(30)は、上記所定方向に対して直交する平面方向において第1軸部(21)及び前記第2軸部(22)の外周面よりも外側に張り出している。
 
特表2024-517878 超音波溶接を使用して電極タブを集電体に接合するための方法、電池のための電極アセンブリ、およびアセンブリの使用 ライデンジャー・テクノロジーズ・ベー・フェー
【要約】本出願は、電極アセンブリ、電極アセンブリを含む組成物および電池、電極アセンブリの使用、ならびに電極アセンブリを作製するための方法であって、a. 集電体材料上に少なくとも1つのシリコン層を含む少なくとも第1の複合電極材料を提供するステップと、b. 整列された電極アセンブリスタックを形成するために、集電体材料と接触する電極タブ材料を提供するステップと、c. 整列された電極アセンブリスタックを形成するために、任意選択で、別の複合電極の集電体材料と接触する集電体材料上に少なくとも1つのシリコン層を含む複合電極材料を提供するステップと、d. 任意選択で、ステップcを少なくとも1回繰り返すステップと、e. 整列された電極アセンブリスタックの一部に超音波エネルギーを印加して、i. 溶接部材料、ii. 電極タブを貫通し、任意選択で複合材料を貫通する溶け込み溶接部、および/または、iii. 溶接部材料と複合材料との間の少なくとも取り付け溶接部を形成し、それによって電極アセンブリを形成する、ステップと、を含む方法を開示する。
 
特表2024-518236 超音波治療を修正するための構造および方法 ブレインソニックス コーポレイション
【要約】加熱またはキャビテーションを引き起こさないエネルギーレベルを使用した、神経学的および心理的疾患の超音波治療のための構造および方法。本構造は、第1の材料を備える、外側枠と、外側枠の内側に位置付けられる、ディスクとを含む。ディスクは、第1の材料とは組成において異なり、第1の材料よりも高い超音波エネルギーの音響減衰率を有する、第2の材料を備える。一実施形態では、第2の材料は、連続セル発泡体である。一実施形態では、第2の材料は、独立セル発泡体である。
 
特表2024-518474 コヒーレントに合成された超音波画像生成、並びに関連するシステム、方法、及び装置 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ
【要約】超音波撮像システムは、超音波エネルギーを送信し、関連するエコーを受信するように構成された音響素子を含む。システムはさらに、音響素子と通信するプロセッサ回路を含む。プロセッサ回路は、エコーに基づいて、サブフレームのセットに対応するデータを受信するように構成される。サブフレームのセットは、第1及び第2のサブフレームを含む。プロセッサ回路は、共に位相情報を含む、第1のサブフレームの第1の部分に対応するデータと第2のサブフレームの第1の部分に対応するデータとをコヒーレントに結合するように構成される。プロセッサ回路は、第1のサブフレームの第1の部分と第2のサブフレームの第1の部分とのコヒーレント結合に基づいて画像を生成して、生成された画像を、プロセッサ回路と通信するディスプレイに出力するように構成される。
 
特表2024-518533 マルチスケール超音波追跡および表示 エクセラ インコーポレイテッド
【要約】一実施形態において、システムは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)に結合された第1の電磁センサからデータを受信し、超音波プローブに結合された電磁基準源によって生成された電磁場を検出する。システムは、医療器具に結合された第2の電磁センサからデータを受信し、電磁場を検出する。システムは、超音波プローブに対するHMDの位置を決定する。システムは、超音波プローブに対する医療器具の位置を決定する。システムは、超音波画像平面に対して配向された医療器具の経路の視覚化を生成する。システムは、HMDを装着しているユーザにHMDによって表示するためのグラフィックを提供し、グラフィックは、超音波画像平面上に表示される超音波プローブによってキャプチャされた視覚化および画像データを含む。
 
特表2024-518761 超音波プローブの位置決め及び配向を誘導するためのシステム及び方法 ウルトラサイト リミテッド
【要約】超音波プローブの位置決め及び配向のためのシステム及び方法は、前記超音波プローブから導出されたデータセットを受信するステップであって、前記データセットは、前記プローブのパルスドップラーモード動作中に取得された少なくとも1つのデータセットを含む、ステップと、前記データセットを分析して、標的位置及び配向に対する前記プローブの現在位置及び配向を識別するステップであって、前記標的位置及び配向は、前記プローブを整列させ、身体部分の選択されたビューを正確に取得する、ステップと、前記標的位置及び配向に対する前記プローブの前記現在位置及び配向を伝達するステップと、を含む。
 
A−7その他
特許7475740 部分放電検出システム 四日市電機株式会社
【課題】部分放電を検出する部分放電検出センサの電量消費を抑える。
【解決手段】電力ケーブル10などの電気設備の表面に、部分放電を検出するための検出センサ100を複数貼付する。それぞれの検出センサ100には、中継器20に検出結果を無線通信するための回路が組み込まれており、検出結果は、中継器20を介して解析装置200に送信される。ここで、部分放電は非常に高周波であるため、検出センサ100の信号を全て中継器20に送信してしまうと、通信のための消費電力が多大となる。これを抑制するため、検出センサ100には、検出信号を所定の検出区間に分割した上で、複数の検出区間の時間軸を合わせて重畳または加算する回路を備えている。こうすることで、検出センサ100から中継器20に送信する信号の量を抑制することができ、消費電力を抑制することができる。
 
 
B光触媒(全文検索)
Bー1酸化チタン
特表2024-518777 ナノチタン酸塩、ナノチタン酸、ナノTiO2の製造方法、及びその用途 李 彦軍  趙 遠雲
【要約】Ti−T金属間化合物をTi源として用い、常圧で塩基溶液の沸点温度付近でTi−T金属間化合物を塩基溶液と反応させ、ナノTi酸塩フィルム材料の常圧・高効率製造を実現する。これにより、ナノTi酸塩フィルム材料とナノTiO2シート粉末の低コストの製造が可能となった。さらに、その後の処理と組み合わせることで、Ti酸塩ナノチューブ、Ti酸ナノチューブ、およびTiO2ナノチューブ/ロッドの効率的な製造が達成される。本発明の製造方法は、工程が簡単で、操作が容易で、低コストであることが特徴であり、ナノスケールのフィルム、ナノチューブ/ロッドなどを含む様々なナノTi酸塩、ナノTi酸、及びナノ二酸化Ti材料を製造することができ、ポリマー系ナノ複合材料、セラミック材料、光触媒材料、加水分解による水素製造、疎水性材料、廃水分解材料、殺菌コーティング、防食塗料、海洋塗料などの分野で良好な応用の見通しがある。
【請求項10】請求項1〜9のいずれか1項に記載の製造方法によって製造された生成物材料を、ポリマー系ナノ複合材料、セラミック材料、光触媒材料、加水分解による水素製造、疎水性材料、廃水分解材料、殺菌コーティング、防食塗料または海洋塗料に用いる方法。
  従って、本発明の製造方法は、単純なプロセス、簡単な操作、高効率、低コストの特徴を有し、ナノフィルム、ナノチューブおよび他の形態を含む、多様なナノチタン酸塩、ナノチタン酸、およびナノTiO2材料の製造を実現し、ポリマー系ナノ複合材料、セラミック材料、光触媒材料、加水分解による水素製造、疎水性材料、廃水分解材料、殺菌コーティング、防食塗料、海洋塗料などの分野において良好な応用の見通しがある。
 
Bー2光触媒 
特開2024-056338 酵素反応装置 日立製作所
【課題】光触媒によるエネルギーを使用することで、還元反応と酵素反応とを連結した処理を実行することにより、付加価値の高い物質を生成できる酵素反応装置を提供することを主目的とする。
【解決手段】本発明の酵素反応装置は、反応容器の内部をアノード室とカソード室とに仕切るイオン交換膜と、カソード室を光触媒反応室と酵素反応室とに仕切る半透膜と、アノード室に収容されたアノード電解液と、光触媒反応室に収容されたカソード電解液と、酵素反応室に収容された酵素反応液と、アノード室に配置されたアノード電極と、光触媒反応室に配置されたカソード電極と、を備え、カソード電極は、光触媒層を表面に有し、カソード電解液は、電子伝達体を含み、酵素反応液は、酵素及び原料基質を含み、カソード電解液及び酵素反応液は、半透膜を介して接し、半透膜は、電子伝達体が還元された物質を透過させ、かつ酵素を透過させないことを特徴とする。
【請求項1】反応容器と、前記反応容器の内部をアノード室とカソード室とに仕切るイオン交換膜と、前記カソード室を光触媒反応室と酵素反応室とに仕切る半透膜と、前記アノード室に収容されたアノード電解液と、前記光触媒反応室に収容されたカソード電解液と、前記酵素反応室に収容された酵素反応液と、前記アノード電解液に浸漬されるように前記アノード室に配置されたアノード電極と、前記カソード電解液に浸漬されるように前記光触媒反応室に配置されたカソード電極と、を備え、前記カソード電極は、光触媒を含む光触媒層を表面に有し、前記カソード電解液は、電子伝達体を含み、前記酵素反応液は、酵素及び原料基質を含み、前記カソード電解液及び前記酵素反応液は、前記半透膜を介して接し、前記半透膜は、前記電子伝達体が還元された物質を透過させ、かつ前記酵素を透過させないことを特徴とする酵素反応装置。
 
特表2024-517594 光触媒装置 ジ ユニヴァーシティ オブ アデレード      フリンダース ユニヴァーシティ
【要約】本開示は、高エネルギー成分(可視光を含む紫外線等)と低エネルギー成分(可視光を含む赤外線等)の両方のスペクトルを含む放射線源を使用して、液体状又は気体状のH2Oを光触媒分解して水素と酸素を生成する装置及び方法に関する。即ち、本装置及び本方法は共に、H2Oを分解するために、放射線源の全スペクトルを利用するか又は伴う。本装置及び本方法は共に、放射線源からの放射線を窓を介して光触媒に導いてH2Oを光触媒分解するように配置及び構成された少なくとも1つの光学素子を含む放射線集光組立体を利用する。生成された水素と酸素は、続いて貯蔵されて燃料源として使用することができる。
 
Bー3防汚・洗浄
特開2024-056917 高耐久防曇塗膜およびコーティング組成物 旭化成
【課題】本発明は、防曇性、防曇持続性、外観持続性、耐溶出性に優れる防曇塗膜を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係る塗膜は、金属酸化物(A)と親水性化合物(B)を含み、塗膜表面溶出試験による溶出物の高さが1.0μm以下であり、この試験は、塗膜に脱イオン水10μlを乗せ、23℃50%RHの環境下で24時間放置し、塗膜表面10cm2の範囲内で無作為に選択した20点の溶出物の高さを測定し、最も大きい高さを決定することにより行われ、塗膜を85℃85%RHの環境下に24時間曝露後、23℃50%RHの環境下に1時間静置させる耐湿性試験に供した後に測定した水接触角が40°未満である。
  さらに、(A)成分に用いられる金属酸化物として、防汚染性を付与する観点から、光照射により光触媒活性及び/又は親水性を発現する化合物(以下、単に「光触媒」と略記することがある)を用いてもよい。(A)成分として、光照射により光触媒活性を発現する化合物を用いることにより、コーティング組成物から形成される塗膜の表面に、汚染有機物質の優れた分解活性や耐汚染性を発現し得る。なお、本明細書において塗膜の「親水性」とは、測定対象物表面に対する水(23℃)の接触角(水接触角)が、好ましくは60゜以下、より好ましくは30゜以下、更に好ましくは20゜以下になることを意味する。水接触角の測定方法については実施例にて後述する。なお、ここで言う「光照射により親水性を発現する化合物」は、元来親水性を有する(B)成分の親水性化合物とは区別される。光触媒として、より具体的には、TiO2、ZnO、SrTiO3、BaTiO3、BaTiO4、BaTi4O9、K2NbO3、Nb2O5、Fe2O3、Ta2O5、K3Ta3Si2O3、WO3、SnO2、Bi2O3、BiVO4、NiO、Cu2O、RuO2、及びCeO2等が使用可能である。さらに、光触媒として、Ti、Nb、Ta、Vから選ばれた少なくとも1種の元素を有する層状酸化物(例えば、特開昭62−74452号公報、特開平2−172535号公報、特開平7−24329号公報、特開平8−89799号公報、特開平8−89800号公報、特開平8−89804号公報、特開平8−198061号公報、特開平9−248465号公報、特開平10−99694号公報、特開平10−244165号公報等参照)が使用可能である。これらの光触媒のなかでも、TiO2(酸化チタン)は、無害であり、化学的安定性にも優れるため好ましい。酸化チタンとしては、アナターゼ型、ルチル型、及びブルッカイト型のいずれも使用できる。
 
Bー4空気浄化
特開2024-060368 空気清浄機 フクダ電子
【課題】フィルターのメンテナンス性が改善した空気清浄機を提供すること。
【解決手段】空気清浄機は、筐体と、筐体内に配設された、集塵フィルターを含む複数のフィルターと、複数のフィルターを通過する空気流を発生させるファンと、を有し、筐体からの複数のフィルターの取り出し方向は、複数のフィルターのうち、集塵フィルターを除くフィルターについては、空気流と平行な方向(Y方向)であり、集塵フィルターについては、空気流と垂直な方向(X方向)である。
  空気清浄機の性能は、その空気清浄機が有しているフィルターに大きく委ねられる。例えば特許文献1には、プレフィルター、脱臭フィルター及び集塵フィルターを有する空気清浄機が記載されている。空気清浄機に流入された空気は、プレフィルター、脱臭フィルター及び集塵フィルターの順に通過した後に排気される。プレフィルターは比較的大きな塵埃を捕捉する。脱臭フィルターは活性炭や光触媒などを有する。集塵フィルターはプレフィルターで捕捉されなかった微細な塵埃などを捕集する。集塵フィルターとしては、例えばHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターが用いられる。また、例えば特許文献2などで記載されているように、除菌機能を有する空気清浄機もある。この種の空気清浄機は、例えば感染症患者を収容する医療用ブース内に設置して用いられる。この種の空気清浄機は、例えば紫外線ランプを有し、集塵フィルターで捕集した細菌やウイルスを紫外線ランプにより除菌(不活化と言ってもよい)するようになっている。
 
特開2024-060370 空気清浄機 フクダ電子
【課題】ダクト用のアタッチメントを容易かつ高い信頼性をもって装着することができ、汎用性及び信頼性に優れた空気清浄機を提供すること。
【解決手段】空気清浄機は、空気清浄機本体と、空気清浄機本体の一面に形成された排気口と、ダクトを取り付け可能な筒状のダクト取付部を有し、空気清浄機本体の一面に取り付けられ、排気口と前記ダクトを連通させるアタッチメントと、を備える。空気清浄機本体の一面には、アタッチメントが嵌合する嵌合部が形成されており、嵌合部は、アタッチメントとの嵌合状態において、アタッチメントを所定位置に位置決めするとともに、アタッチメントの内部空間を外部から密閉する。
  プレフィルターは比較的大きな塵埃を捕捉する。脱臭フィルターは活性炭や光触媒などを有する。集塵フィルターはプレフィルターで捕捉されなかった微細な塵埃などを捕集する。集塵フィルターとしては、例えばHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターが用いられる。
 
特開2024-060373 空気清浄機 フクダ電子
【課題】粒径の小さい粒子の捕集率が高く、かつ、細菌やウイルス等を良好に不活性状態にすることができる空気清浄機を提供すること。
【解決手段】空気清浄機は、筐体と、筐体内に配設されたULPAフィルターと、ULPAフィルターを通過する空気流を発生させるファンと、ULPAフィルターの上流側に設けられ、ULPAフィルターにおける上流側の面に紫外線を照射する紫外線ランプと、を備える。
  プレフィルターは比較的大きな塵埃を捕捉する。脱臭フィルターは活性炭や光触媒などを有する。集塵フィルターはプレフィルターで捕捉されなかった微細な塵埃などを捕集する。集塵フィルターとしては、例えばHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターが用いられる。
 
特開2024-060375 空気清浄機 フクダ電子
【課題】部品点数を増加させることなく、ファンへの流入時の乱流を抑制し、騒音を抑制し得る空気清浄機を提供すること。
【解決手段】空気清浄機は、筐体と、筐体内に配設された集塵フィルターと、集塵フィルターを通過する空気流を発生させるファンと、を有する。集塵フィルターは、プリーツを有し、プリーツは、集塵フィルターよりも下流側の空気流を整流する形状を有する。
  プレフィルターは比較的大きな塵埃を捕捉する。脱臭フィルターは活性炭や光触媒などを有する。集塵フィルターはプレフィルターで捕捉されなかった微細な塵埃などを捕集する。集塵フィルターとしては、例えばHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターが用いられる。
 
特開2024-060382 空気清浄機 フクダ電子
【課題】集塵フィルターがプリーツ形状とされている場合でも、紫外線による不活化効果の低下を抑制し得る空気清浄機を提供すること。
【解決手段】空気清浄機は、筐体と、筐体内に配設され、プリーツ形状を有する集塵フィルターと、集塵フィルターを通過する空気流を発生させるファンと、集塵フィルターの上流側に設けられ、集塵フィルターにおける上流側の面に紫外線を照射する複数の紫外線ランプと、を備える。
  プレフィルターは比較的大きな塵埃を捕捉する。脱臭フィルターは活性炭や光触媒などを有する。集塵フィルターはプレフィルターで捕捉されなかった微細な塵埃などを捕集する。集塵フィルターとしては、例えばHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターが用いられる。
 
特開2024-060385 空気清浄機 フクダ電子
【課題】集塵フィルターの交換時などに、集塵フィルターに不活化されずに残っている細菌やウイルスを有効に減らすことができる空気清浄機を提供すること。
【解決手段】空気清浄機は、集塵フィルターと、集塵フィルターを通過する空気流を発生させるファンと、集塵フィルターに紫外線を照射する紫外線照射部と、紫外線照射部を制御する制御部と、を有し、制御部は、ファン停止後も、紫外線照射部から所定期間継続して紫外線を照射させる。
  空気清浄機の性能は、その空気清浄機が有しているフィルターに大きく委ねられる。例えば特許文献1には、プレフィルター、脱臭フィルター及び集塵フィルターを有する空気清浄機が記載されている。空気清浄機に流入された空気は、プレフィルター、脱臭フィルター及び集塵フィルターの順に通過した後に排気される。プレフィルターは比較的大きな塵埃を捕捉する。脱臭フィルターは活性炭や光触媒などを有する。集塵フィルターはプレフィルターで捕捉されなかった微細な塵埃などを捕集する。集塵フィルターとしては、例えばHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターが用いられる。
 
Bー5臭い
特許7471679 粉末消臭剤 井藤漢方製薬株式会社
【課題】複合臭に対しても、消臭効果を十分に発揮することができる粉末消臭剤を提供する。
【解決手段】本発明に係る粉末洗浄剤は、酸性の吸着剤と、塩基性の吸着剤とを含み、前記塩基性の吸着剤が、マグネシウム・アルミニウム・酸化物を含む。
  また、下記の特許文献2には、粉体で用いられる靴の消臭剤が開示されている。該靴の消臭剤は、チタニア粒子の表面に光触媒として不活性なセラミックスを島状に担持した光触媒粒子と、重炭酸ナトリウム粒子とを含む。
 
特表2024-518359 水処理分離膜の支持体用芯鞘型複合繊維、これを含む水処理分離膜用支持体、これを含む水処理用分離膜、およびこれを含むフィルターモジュール 東レ尖端素材
【要約】本発明は、重金属が溶出せず、人体に無害であり、色相の透明度および強度に優れた水処理分離膜の支持体用芯鞘型複合繊維、これを含む水処理分離膜用支持体、これを含む水処理用分離膜、およびこれを含むフィルターモジュールに関する。
   芯部用樹脂の製造において、第2段階の前記混合物は、消臭剤をさらに含んでもよい。消臭剤としては、遷移金属がドープされた光触媒酸化物を使用することができ、前記遷移金属は、特別な制限はないが、反応性を考慮して、亜鉛(Zn)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、コバルト(Cr)、バナジウム(V)、ジルコニウム(Zr)、モリブデン(Mo)、銀(Ag)、タングステン(W)、ビスマス(Bi)、白金(Pt)および金(Au)から成る群から選ばれた2種以上を使用した方が良い。前記光触媒酸化物の具体的な例示としては、TiO2、SrTiO3、ZrO、SnO2、WO3、Bi2O3およびFe2O3などが挙げられるが、特にTiO2が好ましく、より好ましくは、アナターゼ(Anatase)構造を有するTiO2を使用した方が良い。
 
Bー6抗菌・殺菌
特許7190607 抗菌性に優れるNi合金 日本冶金工業
【課題】合金中のCu量を大きく変化させることなく抗菌性を向上させたNi−Cu合金を提供する。
【解決手段】以下、mass%にて、C:0.01〜0.3%、Si:0.01〜0.5%、P:0.03%以下、S:0.0020%以下、Cu:28〜34%、Al:0.010〜0.1%、Fe:3%以下、Mg:0.005〜0.05%、B:0.0001〜0.01%、Sn:0.0004〜0.05%を含有し、残部Niおよび不可避的不純物からなるともに、以下の式(1)および式(2)を満足することを特徴とするNi合金。 0.0004 < 0.08%Sn + %B …式(1) 0.01 > 0.35%Sn − %B …式(2)
   また、本発明のNi合金はTiを以下の範囲で含有することができる。Ti:0.01〜0.3% Tiは、Oと結合しTiO2を形成する。TiO2は光触媒効果があり、暗所であっても抗菌性を発揮する。TiO2は以下のような熱処理工程にて形成される。スラブ加熱時や、熱間圧延後の熱処理時、冷間圧延後の熱処理時において、炉内雰囲気中に存在するOと材料表面元素が反応して酸化スケールを形成する。酸化スケールより内部の領域は、スケールによる保護効果により酸素拡散が抑制され酸素分圧が低下し、主成分であるNiやCuは酸化せず、活性な元素であるTiのみが酸化して、粒界に沿って、または、粒内に粒状のTiO2を形成する。この現象は比較的広い酸素濃度、熱処理温度で起こり、例えば、大気炉(酸素濃度20%)〜LNGガス炉(酸素濃度1%)で生じ、温度は800℃以上で生じる。その後、表面の酸化スケールは、酸洗などで除去されることで、TiO2が材料表面に露出し板製品となる。上記効果を得るためには0.01%以上の含有が必要である。ただし、0.3%を超えると熱間加工性を劣化させるため、その上限を0.3%とする。好ましくは0.02〜0.2%である。
 
特開2024-059262 抗菌抗ウイルス性樹脂組成物、硬化塗膜、積層体および成形体 DIC
【課題】高硬度且つ抗菌抗ウイルス活性を有する抗菌抗ウイルス性樹脂組成物、硬化塗膜、積層体および成形体を提供する。
【解決手段】抗菌抗ウイルス剤及び多官能(メタ)アクリレート化合物を含有する抗菌抗ウイルス性樹脂組成物であって、抗菌抗ウイルス剤は、脂肪酸金属塩、ヘテロ原子含有配位子と金属イオンとの金属錯体、およびヘテロ原子含有配位子と脂肪酸金属塩との金属錯体からなる群から選択される1種以上であり、前記抗菌抗ウイルス剤由来の金属を樹脂固形分100質量部に対して0.1〜4質量部の範囲で含有する抗菌抗ウイルス性樹脂組成物。
  抗菌抗ウイルス剤としては、光触媒系(TiO2等)と金属系(Ag等)が知られており(例えば特許文献1)、これら金属単体又は金属化合物を適用対象に直接塗布したり、バインダー樹脂に混合してコーティング組成物とし、当該組成物を適用対象に塗布して用いられる。
 
特表2024-517598 発光体を含むプラスチック製品 エボニック オペレーションズ ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、少なくとも1つのプラスチックと、一般式(I):Lu3−a−b−nLnb(Mg1−zCaz)aLin(Al1−u−vGauScv)5−a−2n(Si1−d−eZrdHfe)a+2nO12(I)[式中、a=0〜1、1≧b>0、d=0〜1、e=0〜1、n=0〜1、z=0〜1、u=0〜1、v=0〜1であるが、ただし、u+v≦1でかつd+e≦1が成り立ち、Lnは、プラセオジム(Pr)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、ネオジム(Nd)およびイットリウム(Y)からなる群から選択される]の少なくとも1つの発光体とを含むプラスチック製品、ならびに該プラスチック製品を含むおよび/または該プラスチック製品から製造される物品に関する。
 同様に、二酸化チタン粒子や適切なバンドギャップを有する他の半導体粒子が、光の作用下で抗菌活性物質を生成し得ることも知られている。この場合、これらの粒子が、粒子のバンドギャップに対応する波長を有する光の作用下で大気中酸素および(空中)湿分からラジカルを生成することが利用される。その後、これらのラジカルは、細菌やウイルスに拡散し、これらをラジカル反応によって無害化することができる。したがってこの場合には、生成されたラジカルが抗菌活性物質である。したがって、この場合にも抗菌活性物質の放出が起こり、これが人間や環境を危険に曝すおそれがある。さらに近年、二酸化チタン粒子は、特にそれが吸入された場合には「ヒト発癌物質の可能性が高い」と分類されている。しかし、二酸化チタン粒子による光触媒作用で生成されるラジカルの酸化作用によって、二酸化チタン粒子を取り囲む有機マトリックス(コーティング材やプラスチック)も攻撃されるため、この場合には、無機のまたは酸化しにくいマトリックス(例えばゾル・ゲル技術でのマトリックス)に限定されている。
 
Bー7園芸・野菜・果樹・鮮度・冷蔵庫
特開2024-059749 滴下投与用燻蒸配合物 アルケマ フランス
【課題】有害生物駆除剤処理の方法、および滴下投与に適した燻蒸剤配合物を提供する。
【解決手段】土壌および/または基質の燻蒸による有害生物駆除剤処理の方法であって、配合物Fが滴下投与され、配合物Fが、水と、配合物F中の水の総体積に対して0.10体積%〜0.40体積%の組成物Cと、を含み、組成物Cが、組成物Cの総重量に対して少なくとも80重量%、好ましくは少なくとも90重量%の少なくとも1種の燻蒸剤化合物と、組成物Cの総重量に対して0.1重量%〜20重量%の少なくとも1種の界面活性剤と、任意選択で、臭気マスキング剤と、を含む、方法とする。
  滴下器を含むライン全体、または滴下燻蒸システム全体、更には処理される土壌および/または基質は、配合物Fを投与する前に、バリアフィルム(すなわち、燻蒸剤からの蒸気または燻蒸剤に対して不浸透性のフィルム)で覆われていてもよい。これにより、燻蒸剤が大気中に放散するのを防ぎ、作業員を保護し、環境を保護することができる。土壌や基質の燻蒸処理に現在使用されているバリアフィルムには、SIF(半不浸透性フィルム)、VIF(実質的に不浸透性のフィルム)、TIF(完全に不浸透性のフィルム)など、さまざまな種類がある。前記バリアフィルムは、出願WO2013/030513に記載されているような光触媒フィルム、または出願WO2016/075392に記載されているような自己接着性または粘着性フィルムであり得る。たとえば、アルケマが販売しているNFT54−195−1/2 CL2 BARRIER−FILMフィルム、Accolade(登録商標)フィルム、Paladin(登録商標)フィルムを使用することができる。
 
Bー8健康・医療
特表2024-517847 RAS阻害剤 レボリューション メディシンズ インコーポレイテッド
【要約】本開示は、Rasタンパク質を阻害可能な大環状化合物、ならびにその医薬組成物及びタンパク質複合体、ならびに、がん治療におけるそれらの使用を特徴とする。
  工程1。撹拌棒を取り付けた40mLのバイアル瓶に、光触媒Ir[dF(CF3)ppy]2(dtbbpy)PF6(62mg、0.055mmol)、メチル4−ブロモベンゾエート(1.5g、2.8mmol)、4−ブロモテトラヒドロピラン(981mg、4.2mmol)、トリス(トリメチルシリル)シラン(689mg、2.8mmol)、及び無水炭酸ナトリウム(587mg、5.54mmol)を添加した。バイアル瓶を封止して、N2雰囲気下に置いた後、DME(15mL)を添加した。別個のバイアル瓶に、NiCl2・グライム(6.1mg、0.028mmol)及び4,4’−ジ−tert−ブチル−2,2’−ビピリジン(7.4mg、0.028mmol)を添加した。触媒バイアル瓶を封止し、N2でパージしてDME(2mL)を添加した後、本混合物を5分間超音波処理し、その後、混合物を光触媒に添加した。混合物をN2で10分間脱気した後、混合物を封止し、34W青色LEDランプの照射をしながら撹拌した(7cm離れた所から、冷却ファンにより反応温度を室温に維持しながら)。混合物を室温で6時間撹拌した後、H2Oを添加して混合物をEtOAcで抽出した(3×30mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(30mL)、無水Na2SO4で乾燥させて濾過した。濾液を減圧下にて濃縮し、粗残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert−ブチル3−[(2M)−3−[3−(アセチルオキシ)−2,2−ジメチルプロピル]−2−{2−[(1S)−1−メトキシエチル]ピリジン−3−イル}−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)インドール−5−イル]アゼチジン−1−カルボキシレート(700mg、41%収率)を固体として得た。LCMS(ESI):m/z [M+H]+ C33H42F3N3O5に対する計算値617.3;実測値618.4。
 
B−9光触媒を防ぐ・効果無し
特開2024-056967 パウチ 大日本印刷
【課題】電子レンジでの加熱の際に、パウチの破袋を抑制でき、かつ安定して蒸気抜きができるパウチを提供する。
【解決手段】本発明の一の態様によれば、包装材料を含み、かつ収容空間10Aを有するパウチ10であって、シール部15が、収容空間10Aの圧力の増加により剥離するように構成された蒸気抜きシール部24を備え、パウチ10は、蒸気抜きシール部24を剥離させて蒸気抜けすることができるように構成されており、包装材料は、100℃の環境下で1分間保持した後、100℃の環境下で測定したときの一方向の破断強度が、33.0MPa以上であり、シール部15は、100℃の環境下で1分間保持した後、100℃の環境下で測定したときのシール強度が、20.0N以下である、パウチ10が提供される。
  酸化チタンとしては、結晶構造により、アナターゼ型、ルチル型およびブルッカイト型が挙げられる。これらの中でも、光触媒活性の低いルチル型およびブルッカイト型が好ましく、汎用性のあるルチル型がより好ましい。
 
特開2024-057757 捺染物の製造方法 理想科学工業
【課題】洗濯した後の白色画像にひびが発生しにくい捺染物の製造方法を提供する。
【解決手段】前処理液を布に付与することと、前記前処理液が付与された前記布に、ホワイトインクをインクジェット法で付与することとを含み、前記前処理液は、多価金属塩、界面活性剤、及び水を含み、前記ホワイトインクは、白色無機顔料、樹脂粒子、界面活性剤、及び水を含み、前記白色無機顔料は、前記ホワイトインク全量に対し、5.0〜15.0質量%であり、前記白色無機顔料及び前記樹脂粒子の合計が、前記ホワイトインク全量に対し、20〜35質量%であり、前記布に対する前記ホワイトインクの前記樹脂粒子の付与量A(g/m2)、及び前記布に対する前記前処理液の前記多価金属塩の付与量B(g/m2)が、A2/B≧50の関係を満たす、捺染物の製造方法。
   <ホワイトインク> ホワイトインクは、色材として、白色無機顔料を含む。白色無機顔料としては、例えば、酸化チタン、亜鉛華、硫化亜鉛、酸化アンチモン、酸化ジルコニウム等の無機顔料を挙げることができる。なかでも、隠蔽性の観点から、酸化チタンを用いることが好ましい。酸化チタンの平均粒子径は、隠蔽性の観点から100nm以上であることが好ましく、吐出安定性の観点から600nm以下であることが好ましい。酸化チタンを使用する場合は、光触媒作用を抑制するために、アルミナやシリカで表面処理されたものを用いることが好ましい。表面処理量は、顔料中に5〜20質量%であることが好ましい。
 
 
C生分解
C−1ポリ乳酸
WO/2024/090484熱可塑性樹脂組成物 KANEKA CORPORATION
 ポリ乳酸(A)40〜99重量部、及び、ポリヒドロキシアルカノエート系樹脂を含み、ゲル分率が50%以上である架橋樹脂粒子(B)1〜60重量部[但し、(A)と(B)の合計量を100重量部とする]、を含む、熱可塑性樹脂組成物。前記ポリヒドロキシアルカノエート系樹脂は、ポリ(3−ヒドロキシアルカノエート)系樹脂であってよい。前記架橋樹脂粒子(B)は体積平均粒子径が0.1μm以上10μm以下であってよい。前記熱可塑性樹脂組成物は、成形体とすることができる。
 
特表2024-518184 ラクチドを製造する方法及び装置 聚晟(新加坡)私人有限公司
【要約】本発明は、第1の反応蒸留システム、第2の反応蒸留システム、主蒸留システム及びサイドドロー還流器を含む、光学的に純粋なラクチドを連続的に製造する方法に関する。4つのシステムのそれぞれについて、総圧力損失を減少させ、したがって高い底部温度に関連する副反応を減少させるために、新規な水平上部取り付け型凝縮器が使用される。さらに、パージ流に含まれる金属汚染物質を除去し、含まれた未変換の乳酸オリゴマーを粗ラクチドに解重合する目的で、拭い取り薄膜蒸発器、ショートパス蒸発器又はそれらの組み合わせを用いて、第2の反応蒸留システムからのパージ流を濃縮し、これらすべては、ラクチド製造にさらなる利点をもたらす。
  ラクチドは、乳酸の環状二量体であり、高分子量ポリ乳酸の製造における中間体として使用することができる。これらのポリマーは、環境的に許容可能な分解生成物を形成しながら、生物学的及び加水分解的に分解される能力があるため、生物医学産業及びその他の用途に有用であり、例えば分解可能な包装材料として有用である。
 
C−2脂肪族
特開2024-056681 脂肪族ポリアミド組成物及び対応するモバイル電子デバイス構成部品 ソルベイ スペシャルティ ポリマーズ ユーエスエー, エルエルシー
【課題】低絶縁性ガラスファイバーを含有する対応する脂肪族ポリアミド組成物に対して、同様の絶縁性能及び著しく改善された機械的性能を有する、特異的に選択されたガラスファイバーを含有する脂肪族ポリアミド組成物、及び該組成物を含むモバイル電子デバイス構成部品を提供する。
【解決手段】脂肪族ポリアミド組成物は、脂肪族ポリアミドポリマーと、ポリアミド組成物の総重量に対して約30重量%〜約60重量%のガラスファイバーとを含み、ガラスファイバーは、1MHzにおいて5.1〜5.5、好ましくは5.2〜5.4の誘電定数と、75GPa〜100GPaの引張弾性率とを有する。
 
WO/2024/090332脂肪族ポリエステル系発泡粒子の製造方法 KANEKA CORPORATION
 低い見掛け密度を有する、新たな脂肪族ポリエステル系発泡粒子を提供することを課題とする。容器内にて、脂肪族ポリエステル系樹脂粒子と、発泡剤と、を水系分散媒中に分散させる分散工程と、容器の一端を開放し、容器内の分散液を、容器内の圧力よりも低圧であり、特定の温度と水蒸気量とを有する領域に放出する放出工程と、を含む、脂肪族ポリエステル系発泡粒子の製造方法により、前記課題を解決する。
 
C−3生分解
特許7474537 生分解性積層体及び成形体 株式会社TBM
【課題】無機物質粉末を多量に含んでいても、所望の分解速度に調整することができる生分解性積層体を提供する。
【解決手段】生分解性積層体は、第1の層と、第2の層とを有する。第1の層と前記第2の層のそれぞれは、生分解性樹脂と無機物質粉末とを、質量比70:30〜10:90の割合で含む。第1の層は、0.1質量%以上5.0質量%以下の、グリセリン酢酸脂肪酸エステル及びアセチルクエン酸トリブチルからなる群より選ばれる1以上の第1の添加剤をさらに含む。第2の層は、0.1質量%以上5.0質量%以下の、イソシアネート化合物、エポキシ化合物、及びカルボジイミド化合物からなる群より選ばれる1以上の第2の添加剤をさらに含む。
 
特開2024-056968 シュリンク包装体 東洋アルミエコープロダクツ
【課題】収納容器をシュリンク包装してなるシュリンク包装体について、第1のシュリンクフィルムが破れるのを防止するとともに、微細孔を通じて内部にほこりや雑菌が侵入するのを防止すること。
【解決手段】シュリンク包装体1を、収納容器を上下に複数重ね合わせてなる収納容器群10と、収納容器群10を包み込む第1のシュリンクフィルム20と、最上位に位置する収納容器の開口を覆う開口被覆部23に積層されるシート部材30と、を備える構成とした。第1のシュリンクフィルム20は開口被覆部23においてシート部材30が積層されている分だけ厚みが増しているため、強度が向上しており破れが抑制されている。開口被覆部23において、第1のシュリンクフィルムに形成されている空気抜き用の微細孔がシート部材30の積層により塞がれるため、収納容器の内部へと微細孔を通じて塵埃や雑菌などが侵入することが防がれている。
【請求項5】前記第1のシュリンクフィルムは、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂またはポリプロピレン系樹脂の少なくとも一種から構成され、前記シート部材は、紙、生分解性樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂またはポリプロピレン系樹脂の少なくとも一種から構成される、請求項1から請求項4のいずれかに記載のシュリンク包装体。
 
特開2024-057621 生体内留置物およびその製造方法 テルモ
【課題】ステントカバーの端部の空隙に生体内組織などが入り込むことが抑制され、ステントカバーの破損やステントの脱落のリスクが低減される生体内留置物およびその製造方法を提供する。
【解決手段】管状のステント20と、空隙32を備えた管状であり、繊維31により形成されたステントカバー30と、ステントカバー30の空隙32の少なくとも一部を充填する充填要素40と、を有する生体内留置物10であって、空隙32は、繊維31によって囲まれた領域であって、全周および全長にわたり、円周方向および軸方向に連続して並んで配置され、ステントカバー30の軸方向の端部に位置して円周方向に並ぶ空隙32を端部空隙35と定義し、充填要素40は、少なくとも一部の端部空隙35内に充填されている。
【請求項13】前記ステントカバーは、生分解性材料により形成されることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体内留置物。
 
特開2024-057622 生体内留置物およびその製造方法 テルモ
【課題】ステントカバーの端部の空隙に生体内組織などが入り込むことを抑制し、ステントカバーの破損やステントの脱落のリスクが低減される生体内留置物およびその製造方法を提供する。
【解決手段】管状のステント20と、空隙32を有する管状で、繊維31により形成されたステントカバー30と、を有する生体内留置物10であって、繊維31は、折り返されつつステントカバー30の円周方向へ波線状に連続し、ニット状に編み込まれた長尺繊維31Aと、ステントカバー30の軸方向の端部に配置された少なくとも1つの短尺繊維31Bと、を有し、長尺繊維31A上の軸方向の一端側の折り返し部34Bから軸方向の他端側の折り返し部34Aを介して軸方向の一端側の他の折り返し部34Bに至るまでの長さで区分された前記繊維をループと定義し、短尺繊維31Bは、軸方向の端部に位置し、円周方向に隣接した、端部側に凸状となる端部ループ37同士を接続している。
【請求項10】前記ステントカバーは、生分解性材料により形成されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の生体内留置物。
 
特開2024-058031 貫入抵抗低減装置及びサクション構造体の貫入方法 大林組
【課題】サクション基礎構造体に貫入抵抗低減対策用の構成を設けることなく、スカート部の貫入抵抗を低減できる貫入抵抗低減装置及びサクション構造体の貫入方法を提供する。
【解決手段】筒状のスカート部13を備えたサクション構造体10を、排水によるスカート部13の内外圧力差(サクション)を用いて水底地盤に貫入させる際の、スカート部13の貫入抵抗を低減させる貫入抵抗低減装置1であって、スカート部13の外周面に沿って巻き回された状態で水底面Xに沈設された滑剤散布管2と、滑剤散布管2に滑材Lを供給する滑材供給装置3と、を備え、滑剤散布管2には、滑材Lを水底面Xに散布する散布孔21が、滑材Lがスカート部13の外周面に接する水底面Xに満遍なくいきわたる間隔で形成されている。
【請求項2】前記滑材は、水よりも比重が大きく、水溶性があり、生分解性がある基剤であることを特徴とする請求項1記載の貫入抵抗低減装置。
 
特開2024-058681 SDGs(持続可能な開発目標)に全体最適する育苗および植栽方法 鈴鹿シードリング協同組合
【課題】植栽作業後に残る苗の梱包資材から出るプラスチック・ゴミを最少化するための「全体最適」の育苗および植栽方法が存在しない点である。
【解決手段】育苗現場では、生分解性の筒状容器中で玉竜(タマリュウ)を含む地被類の株分け生産植物の苗を育成し、その筒状容器に入った苗だけをまとめて軽量大型ネット袋に入れて植栽現場へ搬送し、植栽現場ではかさばるプラスチック・トレーではなく軽量大型ネット袋を作業者が容易に移動させながら、生分解性の筒状容器に入った苗を植栽し、植栽作業後は空の軽量大型ネット袋のみを小さくまとめて回収して、その植栽現場から回収した空の軽量大型ネット袋の束を育苗現場へ返送する、SDGs(持続可能な開発目標)に全体最適する育苗および植栽方法であることを最も主要な特徴とする。
 
特開2024-059063 水系ウレタン分散体および積層体 東洋インキSCホールディングス
【課題】基材への造膜性と投錨性が良好な、耐油性、耐水性、ヒートシール性およびブロッキング性に優れる塗膜を作製可能な、高い生分解性を有する水系ウレタン分散体、および積層体の提供。
【解決手段】本発明の課題は、末端にイソシアナト基を有するウレタンプレポリマー(A)と、鎖延長剤(B)との反応生成物であるウレタン樹脂(C)を含む水系ウレタン分散体であって、前記ウレタン樹脂(C)が下記式を満足することを特徴とする水系ウレタン分散体によって解決される。0<(X+Y)/Z≦5かつX/Y≦1.7 X:ウレタン樹脂(C)の全質量中におけるウレタン基濃度(mmol/g) Y:ウレタン樹脂(C)の全質量中におけるウレア基濃度(mmol/g) Z:ウレタン樹脂(C)の全質量中における環状エステル含有量
 
特開2024-059786 消化器サンプリングのためのカプセル イーライ リリー アンド カンパニー
【課題】非侵襲的消化器液サンプリングのためのパッシブデバイスを提供する。
【解決手段】デバイスは、吸収剤サンプリングヒドロゲル214を含むカプセルハウジング202を含む。カプセル200は、患者によって摂取され、その後、消化管を通って移動し得る。カプセルが消化管内の所望の位置に到達すると、消化器液がカプセルのサンプリング開口部208を通ってカプセルに流れ込み得る。流体は、その後の分析のためにサンプリングヒドロゲルによって吸収されてサンプリングヒドロゲル内に貯蔵され得、流体の吸収は、サンプリングヒドロゲルをカプセル内で膨張させ得る。カプセルは、サンプリングヒドロゲルとサンプリング開口部との間に配置された密封部材216をさらに含み得、サンプリングヒドロゲルの膨張は、密封部材をサンプリング開口部に対して加圧して、カプセルを密封し得る。
【請求項2】前記サンプリング開口部を覆う生分解性コーティングをさらに含み、前記生分解性コーティングの分解が、前記サンプリング開口部を曝露させて、流体が前記空洞に流入することを可能にする、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】前記生分解性コーティングが、消化管内の所定の位置で分解するように構成された腸溶コーティングである、請求項2に記載のデバイス。
 
WO/2024/085087セルロース粒子 ASAHI KASEI KABUSHIKI KAISHA
 優れた生分解性、特に海洋生分解性を有しつつ、プラスチック系微粒子に匹敵するか又はこれを凌駕する物性を発現し得る、例えば、感触が良好で特にきしみ感が小さく、さらにしっとり感やすべり感を調整可能で、光学特性に優れ、成形性に優れる、微粒子を提供する。本発明は、セルロース粒子であって、該粒子の表面全体に、網状に配された所定幅(W)の畦部(R)と、該畦部(R)により取り囲まれ、該畦部(R)により互いに隔てられたクレーター状の陥没部(C)とを、有する、セルロース粒子に関する。
 
特表2024-517660 生分解性、工業的コンポスト化可能、及び/又は再利用可能押出し皮革様材料 オーツー・パートナーズ・エルエルシー
【要約】本開示は、再利用可能、又は生分解性及び/若しくは工業的コンポスト化可能である人工皮革材料、並びにその製造方法を提供する。いくつかの実施形態では、本開示の人工皮革は、コア材料と、コア材料の少なくとも1つの面上に配置された外部ポリマー層とを含み、外部ポリマー層は、1又は複数のバイオ由来ポリマーを含む又はそれから成る。さらなる実施形態では、本開示の人工皮革は、コア材料と、コア材料の少なくとも1つの面上に配置された外部ポリマー層とを含み、少なくとも外部ポリマー層は、1又は複数の再利用可能ポリマーを含む又はそれから成る。
 
特表2024-517798 不溶性アルファ−グルカンを含む組成物 ニュートリション・アンド・バイオサイエンシーズ・ユーエスエー・フォー,インコーポレイテッド
【要約】(i)不溶性アルファ−グルカン及び可溶性アルファ−グルカン誘導体、又は(ii)不溶性アルファ−グルカン及び添加剤を含む組成物が本明細書に開示される。これらの組成物は、例えば、可溶性アルファ−グルカン誘導体及び/又は添加剤でコーティングされた不溶性アルファ−グルカンを含む粒子などの粒子の形態であり得る。これらの組成物を調製するための方法、並びにそれらを使用する様々な用途が更に開示される。
  多糖類を様々な用途に使用することが望まれているため、研究者らは、生分解性であり、再生可能に供給される原料から経済的に製造することができる多糖類を探求してきた。そのような多糖類の1つが、アルファ−1,3−グルカン、すなわちアルファ−1,3−グリコシド結合を有することを特徴とする不溶性グルカンポリマーである。
 
特表2024-517903 神経学的状態を治療するための薬学的組成物 イッサム リサーチ ディベロップメント カンパニー オブ ザ ヘブライ ユニバーシティー オブ エルサレム リミテッド
【要約】nNOS活性を低下させる薬剤を含む方法及び組成物、並びに有益な臨床効果がニューロン一酸化窒素シンターゼ(nNOS)活性の低下によって達成される疾患又は状態の治療におけるその使用が提供される。
【請求項62】前記担体が、好ましくは少なくとも1種の生分解性ポリマーを含む、ポリマー担体である、請求項61に記載の薬学的組成物。
 
特表2024-517964 フェノール基を有するグルクロン酸のポリマー化合物、そのような化合物を含むゲル形成組成物及びその産生方法 ユニヴェルシテ・クレルモン・オーヴェルニュ    センター ナショナル デ ラ レシェルシェ サイエンティフィーク    クレルモン オーヴェルニュ アイエヌピー    ユニヴェルシテ ド ピカルディ ジュール ヴェルヌ  国立大学法人大阪大学
【要約】本発明は、フェノール性ヒドロキシル部分を有するグルクロン酸のポリマー化合物(以下、PGU−Phと称する)に関し、より詳細には、そのような化合物のヒドロゲル化の方法に関する。本発明はまた、この方法によって得られるヒドロゲル構造体(粒子、フィルム、又は3D構造体)の使用、特に、活性成分として、細胞コロニー形成として、又は組織再生のために使用される生物学的分子を支持するための三次元細胞培養材料としての使用に関する。
【請求項12】別の生分解性ポリマーを更に含む、請求項7〜11のいずれか一項に記載のゲル形成組成物。
【請求項13】前記生分解性ポリマーが、コラーゲン、付着因子、ゼラチン、及びそれらの混合物からなる群から選択される多糖又はタンパク質である、請求項12に記載のゲル形成組成物。
【請求項14】前記生分解性ポリマーが、フェノール性ヒドロキシル部分(ゼラチン−Ph)を含むゼラチン誘導体である、請求項13に記載のゲル形成組成物。
 
特表2024-517969 ポリエステル耐衝撃性改良剤 ダニマー・アイピーシーオー・エルエルシー
【要約】(1)約15〜約40重量パーセントのイソソルビド単量体繰返し単位と、(2)約25〜約60重量パーセントのジカルボン酸又はジカルボン酸無水物単量体繰返し単位、例えば、コハク酸又はコハク酸無水物と、及び(3)約10〜約20重量パーセントの多価アルコール単量体繰返し単位、例えば、1,3−プロパンジオールと、でできたポリエステルが開示される。一部の例において、本ポリマーは、メチルナジ酸無水物又はナジ酸無水物単量体繰返し単位も含むことができる。ポリエステル、並びにポリ(乳酸)、ポリ(ヒドロキシアルカノエート)、及びそれらの混合物からなる群より選択される生分解性ポリマーを含む、ポリマー組成物もまた、開示される。
 
特表2024-518126 コラーゲン合成刺激化合物のナノ要素を含むスキンケア組成物及びその調製方法 ランダ ラボ (2012) リミテッド
【要約】コラーゲン合成を刺激することができる水不溶性生分解性化合物(CSSC)を含む皮膚用組成物が開示され、このCSSCは、0.6kDa以上の分子量を有し、かつ200nm以下の平均直径を有するナノ要素として極性担体中に分散される。前記皮膚用組成物の調製方法及びその使用もまた提供される。
 
特表2024-518314 水分散性および/または水溶性コア基材を含むスキンクレンジング物品 モノソル リミテッド ライアビリティ カンパニー
【要約】化粧品または皮膚治療薬を使用者の皮膚に送達するように構成されたスキンクレンジング物品、およびそれを作製する方法が提供される。例えば、スキンクレンジング物品は、樹脂を含むコア基材を含む。コア基材は、第1の活性クレンジング配合物を含有する第1の領域および第2の活性クレンジング配合物を含有する第2の領域を有する。スキンクレンジング物品は、実質的に乾燥しているか、また固体であり、水分散性または水溶性である。水溶性コア基材が10℃より高い温度を有する水とある期間接触すると、コア基材は、試験方法MSTM−205により分散性または可溶性になって、第1の活性クレンジング配合物および/または第2の活性クレンジング配合物を放出する。
【請求項44】前記非水溶性のポリマー繊維形成材料が、以下の材料:綿、麻、ジュート、亜麻、ラミー、サイザル、バガス、バナナ、レースバーク、絹、腱、カットグット、ウール、シーシルク、モヘヤ、アンゴラ、カシミヤ、コラーゲン、アクチン、ナイロン、ダクロン、レーヨン、竹、モダール、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、またはこれらの組合せの1つまたは複数を含む、請求項43に記載のフェイシャルマスク。
【請求項45】前記水溶性の不織基材が1dtexから5dtexの範囲の線形質量密度を有する、請求項25に記載のフェイシャルマスク。
【請求項46】前記水溶性の不織基材が生分解性である、請求項25に記載のフェイシャルマスク。
 
特表2024-518371 エアレイド不織布材料用のバイオベースバインダー組成物 オルガノクリック アーベー
【要約】本発明は、環境に優しく、再生可能で、堆肥化可能であり、かつ/又は生分解性である、バイオベースバインダー組成物に関する。バイオベース組成物は、キトサン、酸及び可塑剤を含む。本発明によるバイオベースバインダーでエアレイド不織布材料を処理することにより、以前に入手可能なバイオベースバインダーで処理したエアレイド不織布材料と比較して、より高い伸び、すなわち破断伸び及び強度を示すエアレイド不織布材料を提供することが可能である。
 
特表2024-518475 アミロイド原線維および生分解性ポリマーをベースとするバイオプラスチック  エーテーハー チューリヒ
【要約】本発明は、アミロイド原線維と生分解性ポリマーとを含む複合材料を製造するための新規な方法に関する。 本明細書に記載される方法は、環境に優しいことが証明されており、低品質/低純度の出発物質の使用を可能にする。具体的には、アミロイド原線維は、食品廃棄物から得ることができる。 本発明はさらに、特定のアミロイド原線維および生分解性ポリマーを含む新規な複合材料、そのような複合材料を含む物品、ならびにそのような複合材料の使用を提供する。本明細書に記載される複合材料は、個々の成分と比較した場合、予想外の有益な特性を示す。これらの有益な特性には、改善された機械的特性、改善された生分解性、改善された酸化防止特性、および有益な光学的特性が含まれる。
 
C−4生物分解
特開2024-060282 フィラー、環境適合性プラスチック、環境適合性プラスチック繊維、およびPGAイオンコンプレックスの使用 国立大学法人高知大学 モリリン
【課題】プラスチックを主体としながら、微生物分解性を有する環境適合性プラスチック、環境適合性プラスチック繊維およびPGAイオンコンプレックスを提供する。
【解決手段】本発明の環境適合性プラスチックは、高分子化合物からなり、該高分子化合物中に、ポリ-γ-グルタミン酸(PGA)またはその塩を含有する。本発明の環境適合性プラスチック繊維は、繊維形成能をもつ高分子化合物からなり、該高分子化合物中に、PGAまたはその塩を含有する。本発明のPGAイオンコンプレックスは、PGAと多価金属イオンとを含む。
 
特開2024-060618 フィラー、環境適合性プラスチック、環境適合性プラスチック繊維、およびPGAイオンコンプレックスの使用  国立大学法人高知大学  モリリン
【課題】プラスチックを主体としながら、微生物分解性を有する環境適合性プラスチック、環境適合性プラスチック繊維およびPGAイオンコンプレックスを提供する。
【解決手段】本発明の環境適合性プラスチックは、高分子化合物からなり、該高分子化合物中に、ポリ-γ-グルタミン酸(PGA)またはその塩を含有する。本発明の環境適合性プラスチック繊維は、繊維形成能をもつ高分子化合物からなり、該高分子化合物中に、PGAまたはその塩を含有する。本発明のPGAイオンコンプレックスは、PGAと多価金属イオンとを含む。
 
WO/2024/085131環境適合性プラスチック、環境適合性プラスチック繊維、およびPGAイオンコンプレックス NATIONAL UNIVERSITY CORPORATION KOCHI UNIVERSITY
 本発明の環境適合性プラスチックおよび環境適合性プラスチック繊維は、難微生物分解性の高分子化合物と、該高分子化合物中に含有されたポリ-γ-グルタミン酸(PGA)またはその塩と、を含有する。PGAは、PGAイオンコンプレックスの形態で使用してもよい。本発明のPGAイオンコンプレックスは、ポリ-γ-グルタミン酸(PGA)と、3価以上の多価金属イオンとを含む。
 
 
D健康
D−1健康・医療器具
D−1−1健康
特開2024-060533 栄養状態判定装置、方法及びプログラム ユカシカド
【課題】血中ビタミン濃度や体組織中に蓄えられる各ビタミン成分について、欠乏症とならないための基準に留まらず、より健康を維持又は増進できる状態にあるか否かを判定できる装置を提供する。
【解決手段】栄養データ入力手段2、栄養状態判定手段3、判定結果出力手段4及びデータベース5で構成される。栄養データ入力手段2は、ユーザの栄養データを入力するものであり、疾病に罹患していない健康なユーザが対象となる。栄養状態判定手段3は、入力された栄養データにつき、ビタミンの血中飽和濃度又は体内飽和度を基準として健康維持のために摂取すべきビタミンの過不足量を算出し、データベース5を参照した上で、ユーザの栄養状態を判定する。判定結果出力手段4は、栄養状態の判定結果を出力する。
 
特開2024-060550 健康増進を目的に摂取して用いる稲もみ殻灰の製造方法並びに利用方法 益冨 博
【課題】稲のもみ殻を管理された温度で燃焼し、得られる灰を健康の維持、増進を目的に摂取して利用するにあたり、健康を増進する仕組みの確認を行った結果を灰の製造過程に反映させ、摂取目的に対してより効果のある稲もみ殻灰の製造方法、並びに製造した該稲もみ殻灰、該利用方法として稲もみ殻灰を混入させた食品や、ペット、家畜、養殖魚の飼料を提供する。
【解決手段】稲のもみ殻を供給空気量の調整を行い燃焼することで、一定温度以下で稲もみ殻灰を得た後、該稲もみ殻灰に微細化加工を行う。
 
実登3246543 座席型姿勢矯正器具及び椅子型姿勢矯正器具 矢田 建彦
【課題】着座するだけで正しい姿勢を習慣付けることができる座席型姿勢矯正器具及び座席型姿勢矯正器具を提供する。
【解決手段】健康になるための座席型姿勢矯正器具1であって、前部よりも後方が低い傾斜を付けた座面4を備えており、着座したときの傾斜の角度は、1.5度〜8度の範囲内であり、着座してもこの角度が維持できることにより、着座するだけで自然に、臀筋の筋肉を張って骨盤を立てた座り方ができるようにして、正しい姿勢を習慣付けることができる。
 
D−1−2マッサージ
特開2024-056283 マッサージ機 ファミリーイナダ
【課題】使用者の反応に基づいて、マッサージ部のマッサージ動作と映像を変更することができるマッサージ機を提供することを目的とする。
【解決手段】使用者に対してマッサージを行うマッサージ部と、映像を表示する映像表示装置と、前記マッサージ部によるマッサージ又は前記映像に対する使用者の反応を認識する認識部と、制御部と、を有し、前記マッサージ部によるマッサージ動作は、前記映像と同期するように予め設定されており、前記制御部は、前記映像の表示中に前記認識部により認識した使用者の反応に基づき、前記マッサージ部のマッサージ動作と前記映像を変更することを特徴とする。
 
特開2024-058624 化粧用製品塗布器 シャネル・パルファム・ボーテ
【課題】塗布部位全体のマッサージを可能にしながら、規定された表面部位を有する塗布部位に正確な用量の製品をむらなく連続して塗布可能にする、液体、粘性、またはペースト状のケア製品を含む化粧用製品のための塗布器を提供する。
【解決手段】ユーザが把持するように適合された把持要素と、外包が回転形状を有する塗布先端部と、把持要素に強固に固定された、または把持要素と一体に形成された、長手方向に伸展する剛性の円筒状コアと、コアを中心に自由に回転できるように搭載されるが並進運動に関してはコアに固定された、長手方向に把持要素から塗布先端部まで伸展する中空スティックとを含む化粧用製品塗布器。塗布先端部は、中空スティックに強固に接続され、または中空スティックと一体に形成され、は、任意選択で中空スティックと塗布先端部の間の接続ゾーンを除き、長手方向に測定した中空スティックの全長にわたり中空スティックの中で伸展する。
 
特開2024-058637 軸対称な本体の全面にわたりらせんを描くビーズを含む化粧用製品塗布先端部 シャネル・パルファム・ボーテ
【課題】塗布部位全体のマッサージを可能にしながら、規定された表面部位を有する塗布部位に正確な用量の製品をむらなく連続して塗布可能にする、液体、粘性、またはペースト状のケア製品を含む化粧用製品を塗布するための先端部を提供すること。
【解決手段】本発明は、長手方向を画定する主軸(A)を中心に軸対称な一般的形状を有する本体(3)を含む化粧用製品塗布先端部(1)に関する。この塗布先端部では、ビーズ(4)は、前記本体の表面に形成され、前記ビーズの各々は、前記本体から突出し、前記主軸(A)を中心にらせんを描きながら伸展する。本発明はまた、そのような先端部を含む塗布器、ならびにそのような塗布器および瓶を含むセットを範囲に含む。
 
特開2024-060081 椅子式マッサージ機 フジ医療器
【課題】有用な椅子式マッサージ機を提供する。
【解決手段】椅子式マッサージ機は、被施療者の肩、腰、及び背中を支持するリクライニング可能な背凭れ部と、前記被施療者の腕を支持するひじ掛け部と、を備える。前記ひじ掛け部の後部が前記背凭れ部に対して接触及び分離の両方が可能である。前記背凭れ部の位置によらずに前記ひじ掛け部の位置調整が可能である。前記ひじ掛け部と前記背凭れ部とを分離させる外力が前記ひじ掛け部に加わらない場合、前記ひじ掛け部の後部が前記背凭れ部に対して接触して、前記背凭れ部のリクライニング動作に連動して前記ひじ掛け部が前後に移動する。
 
D−1−3電気・磁気
特開2024-059940 レーザー温熱療法を制御する装置および方法 クリニカル レーザーサーミア システムズ アクチエボラグ
【課題】組織部位の少なくとも一部分に対して温熱療法を施す装置およびシステムを開示する。
【解決手段】装置およびシステムは放射領域を備える加熱プローブ515を備える。加熱プローブ151は、放射領域514により、組織を加熱するためのエネルギー源に接続可能である。装置およびシステムはスリーブ510を備える。加熱プローブ515はスリーブ510内に配置可能であり、スリーブ510は、温熱療法を制御するように、組織の部分内に放射領域514を位置決めするために遠位および/または近位方向において加熱プローブ515に沿って摺動するように構成される。
 
WO/2024/084765鉄心付き超電導磁石、鉄心付き超電導磁石を備える加速器および加速器を備える粒子線治療装置 HITACHI, LTD.
 冷凍機ポート部を効率的に保護できる鉄心付き超電導磁石を提供する。鉄心付き超電導磁石11は、鉄心12,13と、鉄心内に設けられるコイル部真空容器20であって、主コイル23を内蔵するコイル部真空容器と、鉄心に設けられる冷凍機ポート部30であって、鉄心の表面に露出して設けられる本体部31と、本体部から鉄心を貫通して主コイルへ延びて主コイルに接続されるコールドヘッド部32とを備え、本体部とコールドヘッド部との間にコールドヘッド部が貫通する磁気シールド部202が設けられる。
 
WO/2024/084772鉄心付き超電導磁石、鉄心付き超電導磁石を備える加速器および加速器を備える粒子線治療装置 HITACHI, LTD.
 効率的に保守点検を行うことができる鉄心付き超電導磁石を提供すること。鉄心付き超電導磁石11は、鉄心の軸方向上側に位置する上側鉄心部12と、鉄心の軸方向下側に位置する下側鉄心部13と、上側鉄心部と下側鉄心部の間に位置して鉄心内に設けられるコイル部真空容器20であって、主コイルを内蔵するコイル部真空容器と、上側鉄心部または下側鉄心部の少なくともいずれかに設けられる冷凍機ポート部30であって、その先端側が主コイル部に接続されるコールドヘッドを有する冷凍機ポート部とを備え、鉄心は、冷凍機ポート部の設けられる冷凍機ポート設置領域111と、その他の領域とが相対的に軸方向に変位可能に設けられている。
 
特表2024-518773 ガス治療及び圧力治療を行うためのシステム、装置及び方法 トリ.オ メディカル ディバイス リミテッド
【要約】人の肢体へのマルチ圧力治療プロトコルを行うためのまたは人の肢体へのマルチ圧力治療プロトコルに使用するための装置、方法、及びシステムが提供される。当該装置は、肢体の少なくとも一部を取り囲むように形成されたバッグと、バッグの遠位部においてバッグの壁に取り付けられた接続部品であって、圧力調整装置とバッグの内部空間との間を通るガスの流れを効果的に可能にする接続部品と、バッグの内面に取り付けられたまたはバッグの内面と一体的なガス透過性ストリップとを備えることができる。
 
D−1−4遠赤外
特開2024-056546 遠赤外線放射帽子 西 菊一
【課題】 遠赤外線を放射する物質は、温度設定することが出来ない。遠赤外線による温熱効果を得られない、温度設定する遠赤外線放射ヒーターで温熱効果を得ることが課題である。
【解決手段】 上記問題点を解決するために、図1に示す遠赤外線放射帽子は、繊維生地と遠赤外線機能部で構成する帽子クラウン部の遠赤外線放射ヒーターに加熱温度設定し、放射時間設定し、電源供給することで、遠赤外線放射ヒーターからの遠赤外線放射で頭部が細胞組織との共鳴作用で、内部から温め、血行を良くする温熱効果が得られる。
 
特開2024-057890 生物検出装置及び生物検出システム カミエンス・テクノロジー  Zero To Infinity
【課題】コンパクトで簡素化された装置構成であるにも関わらず、撮像される生物の種別をリアルタイムで正確に特定することが可能な生物検出装置及び生物検出システムを提供する。
【解決手段】撮像対象となる生物に向けて近赤外線を照射する近赤外LED11と、近赤外LED11が照射した近赤外線の反射光線、及び可視光の反射光線を受光して撮像するカメラ12と、生物が放出する遠赤外線を撮像するサーマルセンサ13と、カメラ12が撮像した画像情報、及びサーマルセンサ13で撮像した温度情報に基づいて生物の種別を特定する生物特定部144とを備え、生物特定部144が、画像情報81のうち温度情報82で得られる所定の熱領域に相当する領域を画像処理を行う処理対象領域として抽出し、当該処理対象領域に対して画像処理により生物の種別を特定するものである。
 
特開2024-058691 柔軟性遮熱素材 日進産業
【課題】様々な種類の生地や用途に適用可能であって熱エネルギーの侵入や漏出を抑制できる柔軟性遮熱素材を提供する。
【解決手段】本発明の柔軟性遮熱素材は、柔軟性を有する柔軟性基材と、前記柔軟性基材に被覆された被覆層と、を備え、前記被覆層は、複数の中空セラミックスと、前記複数の中空セラミックス同士を接続する樹脂バインダと、架橋剤と、分散水と、を有する。
【請求項1】柔軟性を有する柔軟性基材と、前記柔軟性基材に被覆された被覆層と、を備え、前記被覆層は、複数の中空セラミックスと、前記複数の中空セラミックス同士を接続する樹脂バインダと、架橋剤と、分散水と、を有し、前記被覆層は、前記柔軟性基材および前記被覆層の少なくとも一方に加わる熱を、遠赤外線に変換して放射し、前記被覆層は、前記柔軟性基材の内側より外側の温度が高い場合に、外側から内側への熱エネルギーの侵入を抑制し、前記柔軟性基材の外側より内側の温度が高い場合に、内側から外側への熱エネルギーの漏出を抑制できる、柔軟性遮熱素材。
 
特開2024-059591 振動及び3Dプリンティングを用いたラビリンスシーリング装置の製造方法 ターボ パワーテク カンパニー リミテッド
【課題】組織の微細化と共に融着不良の減少及び接合力の向上を期待できるタービンのラビリンスシーリング装置の製造方法を提供する。
【解決手段】ラビリンスシーリング装置300の製造方法は、タービンのダイヤフラムとタービンローターとの間に装着されるラビリンスシーリング装置300を製造する方法である。ラビリンスシーリング装置300は、リング状の胴体310と、リング状の胴体310の一面に突出するラビリンス部320とを含む。リング状の胴体310は遠心鋳造又はリングミルで製造し、ラビリンス部320は、3Dプリンティングによって製造することを特徴とする。
【請求項4】前記胴体310と前記ラビリンス部320は、レーザクラッディングを通した積層時に、前記胴体310又は積層粉末に遠赤外線を加えることができることを特徴とする、請求項3に記載のラビリンスシーリング装置の製造方法。
【請求項5】前記遠赤外線の波長は、10〜1000μmの間であり、母材である前記胴体310の温度を25〜900℃内に保持しながらレーザクラッディングを通した積層を行うことを特徴とする、請求項4に記載のラビリンスシーリング装置の製造方法。
 
特開2024-060033 シート 王子ホールディングス
【課題】微細繊維含有シートを、シワを生じることなく製造できる微細繊維含有シートの製造方法を提供すること。
【解決手段】2nm〜1000nmの平均繊維幅の微細繊維と親水性高分子とを含む層を含むシートであって、前記微細繊維はリン酸基を含み、前記親水性高分子が、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、又はポリアクリルアミドである、前記シート。
【請求項4】非接触の第1乾燥工程を、赤外線装置、遠赤外線装置または近赤外線装置の何れか1以上を用いて行う、請求項3に記載の微細繊維含有シートの製造方法。
 
D−1−5医療
特許7288265 サジー種子オイルを含有する遺伝子の発現増強剤 宇航人ジャパン  フィネス サジーワン
【課題】活性酸素種を消去する抗酸化酵素や抗酸化物質の合成にかかわる酵素などがコードされた抗酸化関連遺伝子の発現を増強することができる、新規の抗酸化関連遺伝子の発現増強剤およびこれを含有する皮膚外用組成物を提供する。
【解決手段】サジー種子オイルを有効成分として含有する、抗酸化関連遺伝子の発現増強剤。前記抗酸化関連遺伝子の発現増強剤を含有し、抗酸化関連遺伝子の発現を増強するために用いられる、皮膚外用組成物。
 
特許7474980 脳機能評価システム  青木 恭太 株式会社ソフトシーデーシー
【課題】高精度で安全かつ簡便に、脳機能の程度を評価可能なシステムを提供する。
【解決手段】手指同士が接触する期間を持つ手指運動を繰り返す動作を映像として例示するための例示データを記憶する記憶部と、該例示データに対応した映像データを映し出す表示部と、被験者の運動を計測するセンサと、表示部への例示データの表示の指示及び取得した測定データの演算を行う制御演算部と、で構成され、制御演算部は、映像に倣って該被験者が運動を行う映像有期間を持つと共に、該映像有期間の測定データから、該手指運動を繰り返す刺激動作の周波数成分である刺激運動周波数の成分と、該刺激運動周波数成分以外の周波数から1 つ以上の成分の和である刺激運動外成分を抽出し、該刺激運動外成分と該刺激運動周波数成分の比を算出する計算方法を持ち、該計算方法により算出した値を、脳機能の評価値とする手段を採る。
 
特開2024-056699 非アルコール性脂肪性肝疾患の予測若しくは診断用キット、および診断方法 コバイオラブス,インコーポレーテッド
【課題】非−肥満対象のための非アルコール性脂肪性肝疾患の危険度予測若しくは診断用キット、診断のための情報提供方法および非−肥満患者のための非アルコール性脂肪性肝疾患治療剤スクリーニング方法を提供する。
【解決手段】(a)非アルコール性脂肪性肝疾患の微生物バイオマーカーからなる群より選ばれたいずれか一つ以上の検出マーカー;(b)総胆汁酸および胆汁酸の成分からなる群より選ばれたいずれか一つ以上の検出マーカー;および(c)腸内短鎖脂肪酸(short chain fatty acid)からなる群より選ばれたいずれか一つ以上の検出マーカーを探知する検出手段を含む、非−肥満対象のための非アルコール性脂肪性肝疾患の危険度予測若しくは診断用キットとする。
 
特開2024-056776 辺円対応変倍構造を有する生乳中の体細胞検査キット キコーコーポレーション
【課題】辺円対応変倍構造を有する生乳中の体細胞検査キットの提供。
【解決手段】本発明は、簡便かつ、測定感度および測定精度が十分な、試料中(特に液体試料中、例えば、生乳)の検査対象物質を検出および/または定量するための積層フィルタ、試料用検査具およびキットを提供する。本発明は、試料中(特に液体試料中、例えば、生乳)の検査対象物質を検出および/または定量するための積層フィルタであって、該積層フィルタは、複数のフィルタを含み、該複数のフィルタの少なくとも2つは検査対象物質と反応する反応用試薬を含む、積層フィルタに関する。
 
特開2024-056849 水硬化性歯科用セメント、その製造方法、その製造キット及びその使用 ミュールバウアー・テクノロジー・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
【課題】他の有利な性能を同時に損なうことなく、破壊靭性を改善した水硬化性歯科用セメント、その製造方法、製造キット、及び歯の詰め物及び/又は合着材料としてのその使用を提供する。
【解決手段】酸反応性粉末、ポリプロトン酸、水及び分散されたポリマー粒子を含む、水硬化性歯科用セメントである。
 
特開2024-056904 抗炎症活性を有するペプチド、及びそれを含む組成物  ジェムバックス アンド カエル カンパニー,リミティド    キム サン チェ
【課題】抗炎症活性を有するペプチド、及びそれを含む組成物の提供。
【解決手段】配列番号1〜161のうちいずれか1つのアミノ酸配列を有するペプチド、該配列の断片であるペプチド、または該ペプチド配列と80%以上の配列相同性を有するペプチド、及びそれを有効成分として含む抗炎症組成物。     
【請求項2】皮膚炎症の改善用または予防用の化粧品組成物である、請求項1に記載の抗炎症組成物。
【請求項3】炎症性疾患の治療または予防のための医薬組成物である、請求項1に記載の抗炎症組成物。
【請求項4】炎症の治療または予防のための食品組成物である、請求項1に記載の抗炎症組成物。
 
特開2024-057019 胃腸治療のための温度作動振動型カプセル ヴァイブラント リミテッド
【課題】カプセルを包囲する環境の温度を追跡することによって振動が作動する、改良された胃腸治療のための振動型カプセルを提供する。
【解決手段】振動型摂取可能カプセル100は、長手方向軸を有し、第1の振動動作モードにおいて、カプセル100を包囲する環境に収容部102が振動を及ぼすように適合された振動攪拌機構104を有する収容部102を含む。収容部102内に配置された電源108は、振動攪拌機構104に給電するように適合される。温度センサ112は、ある期間にわたり、振動型摂取可能カプセル100を包囲する環境内の温度に関する温度情報信号を提供する。制御要素106は、温度センサ112からの温度情報信号を受信し、この信号に基づいて現在の経過温度パターンを識別し、所定の経過温度パターンと比較し、これらが一致した後、第1の振動動作モードで動作するように振動攪拌機構を作動させる。
 本発明は、一般に、胃腸治療のための振動型カプセルおよびその使用方法に関し、特に、カプセルを包囲する環境の温度を追跡することによって振動が作動する、胃腸治療のための振動型カプセルに関する。
 
特開2024-057069 創傷の酸素供給システム エレクトロケミカル オキシジェン コンセプツ インコーポレーテッド
【課題】酸素を創傷に供給して損傷した組織の治癒を加速し、かつ/または組織の生存能を促進するためのシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】創傷の酸素供給システム200は酸素出口を定める外枠部202を含む。酸素生成サブシステムは外枠部に含まれ、そして酸素出口に結合される。制御サブシステムは酸素生成サブシステムに結合され、そして酸素生成サブシステムが経験する湿度を示す湿度情報を受信するように構成されている。次いで制御システムは、酸素生成サブシステムにより作成され、そして酸素出口を通って創傷に接する制限気流エンクロージャーに提供される酸素流を制御するために、湿度情報を使用して酸素生成サブシステムに提供される電力を制御する。
 
特開2024-057103 毒性アルデヒド関連疾患および処置 アルデイラ セラピューティクス, インコーポレイテッド
【課題】毒性アルデヒド、例えば、MDAおよびHNEをスカベンジする第一級アミンの使用による、眼の障害、皮膚障害、びらん剤からの傷害性作用と関連する状態、ならびに自己免疫性、炎症性、神経系および心血管の疾患を含めた、アルデヒド毒性が病態形成に結びつけられている疾患、障害、または状態の処置、予防、および/またはそのリスクの低減の提供。
【解決手段】本発明はまた、アルデヒド毒性が病態形成に結びつけられている疾患、障害、または状態の処置、予防、および/またはそのリスクの低減のための医薬の製造における本明細書に記載の化合物(例えば、第一級アミン化合物)の使用、あるいはアルデヒド毒性が病態形成に結びつけられている疾患、障害、または状態を処置し、予防し、かつ/またはそのリスクを低減することにおける本明細書に記載の化合物(例えば、第一級アミン化合物)の使用に関する。
 
特開2024-059214 糖尿病境界域者のスクリーニング方法 オルトメディコ
【課題】本発明の課題は、簡易血糖値を用いて糖尿病境界域者を簡便かつ従来よりも高精度にスクリーニングする方法を提供する。
【解決手段】本発明は、血糖値関与パラメータを説明変数とし糖尿病境界型の有無を目的変数とするロジスティック回帰分析モデルを用いた糖尿病境界域者のスクリーニング方法であって、前記説明変数及び目的変数の実績値を用いてロジスティック回帰分析モデルの偏回帰係数を求める解析ステップと、求められた偏回帰係数を設定したロジスティック回帰分析モデルの説明変数にスクリーニング対象者の血糖値関与パラメータに関するデータを入力し、目的変数の出力データに基づいてスクリーニング対象者の糖尿病境界型の有無を推定する推定ステップとを含み、前記血糖値関与パラメータが、空腹時簡易血糖値と年齢及び/又は性別とからなり、ただし年齢及び性別を含む場合にはBMIを含めてもよいことを特徴とする。
 
特開2024-060100 潰瘍性大腸炎患者における食物感受性の検査キットパネルの作成方法 バイオメリカ・インコーポレイテッド
【課題】食物感受性を試験するための検査キットパネルを作成する方法、とりわけ、誘因食物を、潰瘍性大腸炎と特定される患者または潰瘍性大腸炎が疑われる患者のために特定すること、および、可能であれば除外することのための改善された食物感受性を試験するための検査キットパネルを作成する方法が依然として求められている。
【解決手段】食物過敏性のための意図される検査キットパネルは、確立された判別p値による食物調製物の、理論的根拠に基づいた選択に基づいている。特に好ましい検査キットパネルには、最小数の食物調製物を有し、前記最小数の食物調製物が0.07以下の平均判別p値をそれらの未処理p値によって判定される場合には有する、または、0.10以下の平均判別p値をFDR多重度調整p値によって判定される場合には有する。
 
特開2024-060549 金属製スキャンボディ 松風
【課題】スクリューを通すための貫通穴を有する金属製のスキャンボディにおいて、貫通穴の内面における鏡面反射を防ぎ、安定しており、かつ正確性の高いスキャンデータが得られる金属製スキャンボディの提供。
【解決手段】歯科用インプラントやインプラントアナログと連結可能な連結部(1)と、口腔内あるいは口腔外のスキャンプロセスによってスキャンデータとして取得されるスキャン領域(3)と、歯科用インプラントやインプラントアナログとの締結に用いるスクリューを通すための貫通穴(4)と、前記スキャン領域(3)の周面に長手方向に沿って付与された少なくとも1つのカット面(5)を有し、先端部(7)が前記貫通穴(4)の中心軸(12)に対して一定の角度で傾斜したテーパー部(6)を有する先細り形状であり、前記先端部(7)における天面(10)の内周の内接円と外周の外接円の直径差が0.5mm以下であることを特徴とするスキャンボディ。
-【請求項3】チタン合金製からなる請求項1に記載のスキャンボディ。
 
特開2024-060569 本態性高血圧症を検出するためのバイオマーカー、それを用いた検出方法及び検出試薬 学校法人東京医科大学  公立大学法人横浜市立大学 東ソー
【課題】本態性高血圧症を客観的かつ迅速に検出することができるマーカー、およびそれを用いた本態性高血圧症を検出する方法等を提供する。
【解決手段】ミオシン重鎖11(MYH11)を、本態性高血圧症を検出するためのバイオマーカーとして使用し、ヒト体液中のMYH11の濃度を測定し、その濃度が基準値よりも高い場合には、本態性高血圧症が検出されたとし、当該基準値は、本態性高血圧症が認められなかったヒト体液中のMYH11濃度である方法。
 
WO/2024/085041酸素飽和度測定装置、酸素飽和度測定方法及び酸素飽和度測定プログラム OMRON CORPORATION
 酸素飽和度測定装置は、赤色光及び赤外光よりも酸化ヘモグロビンの吸収係数と還元ヘモグロビンの吸収係数とが高い波長を有する参照光の受光光の光強度に応じた第三脈波信号の1つの拍動中におけるピークタイミングとボトムタイミングとに基づいて、第一発光素子が赤色光を投光する第一投光タイミングと、第二発光素子が赤外光を投光する第二投光タイミングと、を決定し、第一発光素子に対して第一投光タイミングで赤色光を投光させ、第二発光素子に対して第二投光タイミングで赤外光を投光させ、第一投光タイミングで投光された赤色光に応じて受光素子が出力した第一脈波信号と、第二投光タイミングで投光された赤外光に応じて受光素子が出力した第二脈波信号と、に基づいて動脈の酸素飽和度を測定する。
 
WO/2024/085042酸素飽和度測定装置、酸素飽和度測定方法及び酸素飽和度測定プログラム OMRON CORPORATION
 酸素飽和度測定装置は、動脈に対して、赤色光と赤外光と赤色光及び赤外光よりも酸化ヘモグロビンの吸収係数と還元ヘモグロビンの吸収係数とが高い波長を有する参照光を投光し、投光された赤色光と赤外光と参照光とのそれぞれに対応する透過光又は反射光を受光光として受光し、赤色光の受光光の光強度に応じた第一脈波信号と、赤外光の受光光の光強度に応じた第二脈波信号と、参照光の受光光の光強度に応じた第三脈波信号とを取得し、第一脈波信号の強度と第三脈波信号の強度とに基づいて第一情報を算出し、第二脈波信号の強度と第三脈波信号の強度とに基づいて第二情報を算出し、それぞれ算出された第一情報と第二情報との比に基づいて酸素飽和度を算出することによって動脈の酸素飽和度を測定する。
 
WO/2024/085105抗炎症剤、TNF−Α産生抑制剤、インターロイキン10産生亢進剤、皮膚外用組成物、飲食品組成物、炎症性疾患の予防、改善または治療方法、および抗炎症剤の製造のための植物由来ポリアミン含有抽出物の使用 TOYOBO CO., LTD.
 植物由来の有効成分を含む抗炎症剤、TNF−α産生抑制剤、およびIL−10産生亢進剤を提供することを目的とする。植物由来の有効成分を含む、抗炎症作用を有する皮膚外用組成物および飲食品組成物を提供することを目的とする。抗炎症剤、TNF−α産生抑制剤、およびIL−10産生亢進剤が、植物由来ポリアミン含有抽出物を含み、前記植物由来ポリアミン含有抽出物が1kDa未満の画分を含み、前記1kDa未満の画分が有効成分を含む。皮膚外用組成物および飲食品組成物が、前記抗炎症剤を含む。
 
WO/2024/085144アレルゲン抑制剤及びアレルゲン抑制製品 SEKISUI CHEMICAL CO., LTD.
 本発明は、優れたアレルゲン抑制効果を奏するアレルゲン抑制剤及び上記アレルゲン抑制剤を用いたアレルゲン抑制製品を提供する。本発明のアレルゲン抑制剤は、酸性官能基を1個以上有し且つ上記酸性官能基が1個以上の炭素原子を介して窒素原子に結合しているアレルゲン抑制化合物を含むので、アレルゲンが特異抗体と反応するのを効果的に抑制し、優れたアレルゲン抑制効果を奏する。基材とアレルゲン抑制剤とを含むアレルゲン抑制製品は、優れたアレルゲン抑制効果を奏する。
 
WO/2024/085197粒子状物質を局所放出するためのキャリア材料 THE UNIVERSITY OF TOKYO
 粒子状物質を局所放出可能な生体適合性キャリア材料を提供することを課題とする。 複数の親水性ポリマーユニットが可逆的に結合してなる非ゲル化高分子をキャリア材料として用いることで、潰瘍表面等の患部への粒子状物質の局所放出が可能であり、それにより遺伝子導入特異性を高め、オフターゲット効果を低減できること見出した。
 
WO/2024/085221血流測定装置 FUJIFILM CORPORATION
 測定精度に優れる血流測定装置を提供する。対象物に近赤外線を照射する光源部と、光源部から出射された近赤外線が対象物で散乱されて生じる散乱光を受光する受光部と、を備える血流測定装置であって、光源部の前面に配置され、液晶化合物を用いて形成された層を含む、近赤外線の偏光状態を変化させる第1偏光素子と、受光部の前面に配置され、液晶化合物を用いて形成された層を含む、近赤外線の偏光状態を変化させる第2偏光素子と、をさらに備える。
 
WO/2024/090464発酵エキスを主原料とする皮膚改善剤 AIN HOLDINGS INC.
 麹菌、乳酸菌の2種類で発酵熟成させて得られるエキスを有効成分とする皮膚用組成物を提供するものである。具体例として麹菌(ニホンコウジカビ(Aspergillus oryzae)に水を加えて糖化させる一次発酵させ、その後に、乳酸菌(クレモリス乳酸菌SW01株(Lactococcus cremoris SW01)を添加して二次発酵させ、その後に、ナノ型乳酸菌(Lactbacillus plantarum)を添加して得られるエキスを有効成分とすることを特徴とする。
 
WO/2024/090565歯科用象牙細管封鎖材 MEDIBO CO., LTD.
 象牙細管患部に塗布される象牙細管封止剤のアパタイトへの石灰化反応の短時間化と、当該アパタイトが歯磨き等で容易に剥離され難くするため、特定の炭酸カルシウムを含む分散基材(X)を象牙細管患部に塗布した後、リン酸系化合物を含む石灰化反応促進材(Y)を上塗りする。
 
WO/2024/090566バイオレットライトによる網膜変性の進行抑制及び治療方法並びにそれに用いる装置 TSUBOTA LABORATORY, INC.
 本発明は、バイオレットライト等の特定波長域の光を特定の点滅周波数で照射した光刺激による加齢黄斑変性や遺伝性網膜変性等の網膜変性の治療方法及びそれに用いる装置を提供する。本発明においては、生体にバイオレットライト等の特定波長域の光を照射することにより、視力低下、変視症、中心暗点及び完全失明から成る群から選択される少なくとも1つの症状を改善又は抑制し、加齢黄斑変性や遺伝性網膜変性等の網膜変性の治療及び/又は予防を行う。
 
特表2024-517820 動的造影磁気共鳴断層撮影を使用した肝臓における病変の特性決定 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
【要約】本発明は、動的造影磁気共鳴断層撮影を用いて肝臓の病変の特性決定を行う技術分野に関する。
 
特表2024-517810 不整脈を抑制するための電気生理学的改変 ユニヴァーシティ オブ ワシントン
【要約】心血管疾患または障害の処置に関連する組成物および方法が本明細書に記載されている。細胞、幹細胞(胚性および多能性幹細胞を含む)およびインビトロで分化したヒト心筋細胞も、本明細書に記載されており、ここで、そのような細胞においてHCN4(HCN4)、Cav3.2(CACNA1H)およびNCX1(SLC8A1)活性が少なくとも部分的に阻害され、Kir2.1(KCNJ2)活性が少なくとも部分的に刺激される。例えば疾患または障害の処置または予防のための、そのような細胞の送達のためのおよび心筋細胞を移植する方法も本明細書に記載されている。
 
特表2024-518552 難聴治療のための遺伝子治療用構築物および方法 レスキュー ヒヤリング インコーポレイテッド
【要約】STRC遺伝子の遺伝子突然変異によって引き起こされる難聴の治療および/または予防に有用であり得る組成物および方法が開示される。本明細書に開示される組成物および方法は、STRC遺伝子の活性を回復させ、難聴を患う患者において、それぞれ、有毛細胞の生存を促進し、聴覚のさらなる低下を予防し、および/または聴覚を回復させるために、レンチウイルスベクターを使用して、内耳へのSTRCの送達を促進させる。
 
特表2024-518713 1つ又は複数の弾性バンドを有する治療用靴下 スタル,ジャレッド ダニエル
【要約】治療用靴下(210)であって、織物本体(220)を含み、該織物本体は、頂部と、頂部に対向する底部と、頂部を底部に接続するための内側と、内側に対向し且つ頂部を底部に接続するための外側と、踵部分(228)と、足指部分(222)と、着用者がその足を挿入する開口(221)とを含む。少なくとも1つの弾性バンド(230、240)は織物本体(220)内に設けられ、且つ着用者の足の1つ又は複数の筋群を強化、ストレッチ又は支えるように位置決められる。少なくとも1つの弾性バンド(230、240)は1つ又は複数の筋群の牽引線に対向するように設けられる。いくつかの実施例において、1つ又は複数の強化バンド(260、270)は少なくとも1つの弾性バンド(230、240)とともに使用されることができる。
 
特表2024-518737 改良型栄養カテーテル  ザ インサイズ カンパニー リミテッド
【要約】糜粥を遠位ストーマに供給/リサイクルするための改良型栄養カテーテルが提供される。改良型カテーテルは、ストーマに挿入するための端部と、流体源に接続されるように適合された第2端部とを有する中空チューブを含む。第1端部は、チューブから外向きかつ長手方向に離れて延び、ノーズ接合部で終端する複数のリブを含む保持機構を含む。ウェブ壁は、少なくとも1対の隣接するリブの間に延び、リブは、流体が胃腸管内に排出するように構成された側面開口部をさらに画定する。さらに、保持機構は、遠位開口部を通して挿入するために、弛緩状態と伸張状態との間で移動可能であり、伸張状態における保持機構の最大幅が、緩和状態における保持機構の最大幅よりも小さい。
 
D−1−5−1認知症・アルツハイマー病
WO/2024/085246認知症の罹患の有無の判定のためのキット及び方法 KANEKA CORPORATION
 本発明は、簡便な操作により、高い感度及び特異度で認知症の罹患の有無を判定可能なバイオマーカーを提供すると共に、その判定のための方法、キット及びデバイスを提供することを目的とする。 コネキシン43遺伝子の発現量及び/又はプロリルヒドロキシラーゼドメインタンパク質3遺伝子の発現量と、コネキシン37遺伝子の発現量との比率を算出する工程を含む、被検体における認知症の罹患又は発症リスクの有無を判定するための方法を提供する。
 
特表2024-518455 アルツハイマー病の治療方法 アミリエーディー ファーマ,インコーポレイテッド
【要約】本開示は、1’,3’−ジヒドロ−2H−スピロ[イミダゾ[1,2α]ピリジン−3,2’−インデン]−2−オンを、単一の活性薬剤として、または塩酸ドネペジル及び/または塩酸メマンチンとの併用投与として、1日量180mgで経口投与することによって、アルツハイマー病を治療することを目的とする。
 
D−1−5−2がん
特開2024-056658 医薬組成物 エム・ティー・スリー  コロラド ステート ユニバーシティー リサーチ ファウンデーション
【課題】抗がん剤の作用を増強する。
【解決手段】抗がん剤と併用してがんを患う患者に投与されるがん治療用の医薬組成物であって、一般式(I)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩を含有する、医薬組成物。
 
特開2024-056707 抗癌剤として有用なピラゾリル誘導体 ノバルティス アーゲー
【課題】癌の治療に使用するためのピラゾリル誘導体化合物を提供する。
【解決手段】具体的には、例えば下記の化合物が示される。
 
特開2024-056708 癌を治療するためのキメラ抗原受容体改変T細胞の使用 ザ トラスティーズ オブ ザ ユニバーシティ オブ ペンシルバニア
【課題】ヒトにおける癌を治療するための組成物および方法を提供する。
【解決手段】本発明は、キメラ抗原受容体(CAR)を発現するように遺伝子改変されたT細胞を投与する段階を含み、該CARは抗原結合ドメイン、膜貫通ドメイン、共刺激シグナル伝達領域、およびCD3ζシグナル伝達ドメインを含む。
 
特開2024-056736 癌治療におけるFGFR2阻害剤単独または免疫刺激剤との組み合わせ ファイヴ プライム セラピューティクス インク
【課題】胃癌または膀胱癌を対象とした、治療方法を提供する。
【解決手段】線維芽細胞増殖因子受容体2(FGFR2)阻害剤、及び少なくとも1つの免疫刺激剤、例えば、少なくとも1つのプログラム細胞死1(PD−1)/プログラム細胞死リガンド1(PD−L1)阻害剤を対象に投与することを含む、前記対象における癌の治療方法とする。
 
特開2024-056741 併用療法 エムイーアイ ファーマ,インク.
【課題】併用療法を使用して癌などの疾患を処置する方法を提供する。
【解決手段】4−(2−(ジフルオロメチル)−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イル)−N−(2−メチル−1−(2−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)プロパノ−2−イル)−6−モルホリノ−1,3,5−トリアジン−2−アミンで例示される有効な量のホスホイノシチド−3−キナーゼ(PI3K)阻害剤と、有効な量のPD−1あるいはPD−L1阻害剤を患者へ投与する工程を含む。
 
特開2024-056749 アリール炭化水素レセプター・アンタゴニストを使用する、がんを治療する方法 エディジーン バイオテクノロジー インコーポレイテッド
【課題】アリール炭化水素レセプターの活性を調節する方法を提供する。
【解決手段】アリール炭化水素レセプター・アンタゴニスト(例えば、置換されたイミダゾピリジン及びイミダゾピラジンなど)、並びにアリール炭化水素レセプターの活性を調節する、及び、これらのアリール炭化水素レセプター・アンタゴニストを投与することにより、様々な病態(例えば、がんなど)を治療する方法を提供する。更に、アリール炭化水素レセプター・アンタゴニスト(例えば、置換されたイミダゾピリジン及びイミダゾピラジンなど)を合成する方法、並びに疾患及び障害を治療するために使用することがあるアリール炭化水素レセプター・アンタゴニストを含む組成物及びキットを提供する。
 
特開2024-056803 癌の治療のためのクローディン18.2に対する抗体を含む治療法 アステラス製薬 トロン− トランスラショナル オンコロジー アン デア ウニヴェリジテーツメディツィン デア ヨハネス グーテンベルク−ウニヴェルシテート マインツ ゲマインニューツィゲ ゲーエムベーハー
【課題】CLDN18.2を発現する細胞に関連する疾患、特に胃食道癌などの癌疾患を有効に治療および/または予防するための治療法を提供する。
【解決手段】CLDN18.2に結合する能力を有する抗体を少なくとも40μg/mlの血清レベルを提供するように投与することを含む方法とする。
 
特開2024-056808 胆道癌の治療のための、HER2を標的とする二重特異性抗原結合構築物の使用方法 ザイムワークス ビーシー インコーポレイテッド
【課題】胆道癌を有する対象を治療する方法を提供する。
【解決手段】胆道癌(BTC)を治療する方法であって、HER2を標的とする二重特異性抗原結合構築物またはアウリスタチン類似体(ADC)に結合されたHER2を標的とする二重特異性抗原結合構築物を対象に投与することを含む方法である。
 
特開2024-056826 がん特異的突然変異に対し抗原特異性を有するT細胞受容体を単離する方法 アメリカ合衆国
【課題】がん特異的突然変異によってコードされる突然変異アミノ酸配列に対し抗原特異性を有するTCRを単離する方法を提供する。
【解決手段】それぞれの遺伝子が、突然変異アミノ酸配列をコードするがん特異的突然変異を含有する、患者のがん細胞の核酸中の1以上の遺伝子を同定すること;患者の自己APCを、突然変異アミノ酸配列を提示するよう誘導すること;患者の自己T細胞と、突然変異アミノ酸配列を提示する自己APCとを共培養すること;自己T細胞を選択すること;及び選択された自己T細胞から、TCRをコードするヌクレオチド配列を単離することを含み、TCRは、がん特異的突然変異によってコードされる突然変異アミノ酸配列に対し抗原特異性を有する、方法が開示される。また、関連の、細胞集団を調製する方法、細胞集団、TCR、医薬組成物、及びがんを治療又は予防する方法が開示される。
 
特開2024-056839 腫瘍関連抗原に対する免疫応答を誘起するための組成物及び方法 ジオバックス・インコーポレイテッド
【課題】MUC1等の腫瘍関連抗原に対する免疫応答を誘起するための組成物及び方法を提供する。
【解決手段】組成物及び方法は、改変型ワクシニアアンカラ(MVA)ベクターとして、前記ベクターを投与する対象に前記腫瘍関連抗原を発現する新生物に対する防御免疫応答を誘起するための1種以上のウイルス抗原をコードするものに関する。本発明の組成物及び方法は、予防及び治療の両面で有用であり、新生物及び関連疾患を予防及び/又は治療するために使用することができる。
 
特開2024-056878 子宮頸がんの早期検出のためのDNAメチル化バイオマーカー エイチケージー エピセラピューティクス リミテッド
【課題】ヒト子宮頸がんの早期検出及び診断のためのバイオマーカーを取得するためのインビトロ方法を提供する。
【解決手段】DNAメチル化変化の進行を前がん病変の3つステージ(子宮頸部上皮内腫瘍(CIN))、CIN1からCIN3への進行で調べることによって子宮頸がんを予測する。それらのDNAメチル化状態を測定し、子宮頸がんのバイオマーカーとして有用である「メチル化スコア」を導出することにより、子宮頸がんを高い特異性及び感度で検出するためのDNAメチル化の組み合わせ、並びに、マルチプレックス次世代シーケンシングメチル化アッセイ、パイロシーケンシングアッセイ及びメチル化特異的PCRを使用してそのようなDNAメチル化を使用して子宮頸がんを予測するためのキットを提供する。
 
特開2024-056890 前立腺特異的膜抗原CARおよびその使用方法 ザ トラスティーズ オブ ザ ユニバーシティ オブ ペンシルバニア
【課題】前立腺特異的膜抗原(PSMA)を標的とする新規ながん免疫療法のための、改変された免疫細胞またはその前駆細胞を提供する。
【解決手段】本開示は、前立腺特異的膜抗原(PSMA)(例えば、ヒトPSMA)に対して親和性を有するキメラ抗原受容体(CAR)を含む、改変された免疫細胞(例えば、改変されたT細胞)を提供する。本開示は、PSMAに対して親和性を有するCARと、ドミナントネガティブ型受容体および/またはスイッチ受容体とを含む、改変された免疫細胞(例えば、改変されたT細胞)を提供する。本開示は、PSMAに対して親和性を有するCARと、ドミナントネガティブ型受容体および/またはスイッチ受容体とを含む、改変された免疫細胞(例えば、改変されたT細胞)であって、二重特異性抗体を発現および分泌することが可能な、改変された細胞を提供する。
 
特開2024-056937 RAS腫瘍性タンパク質の阻害剤、その作製方法及びその使用方法 ユニヴァーシティー・オブ・ルイスヴィル・リサーチ・ファウンデイション・インコーポレーテッド
【課題】RASにおける活性化変異に関連する疾患の治療における使用のための、又はRAS活性の低減によって治療可能な疾患の治療における使用のための化合物を提供する。
【解決手段】下記式で表される化合物、並びにその塩及びエステルから選択される化合物を含む、治療剤である。化合物は、がんを治療する際に特に有用である。
 
特開2024-057088 治療活性化合物およびそれらの使用方法 レ ラボラトワール セルヴィエ
【課題】癌を処置するために有用な化合物の提供。
【解決手段】式Iを有する化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは水和物。前記化合物を投与するステップを含む、イソクエン酸デヒドロゲナーゼ1(IDH1)突然変異を特徴とする癌を処置する方法。[式中、環Aは、置換されていてもよい5〜6員単環式アリールまたは単環式ヘテロアリールであり;Xは、N、CH、またはC−ハロである。]
 
特開2024-058664 シアリルTn抗原糖鎖に特異的に結合する一本鎖抗体、それら抗体をキメラ抗原受容体の一部として導入する方法、およびそれらキメラ抗原受容体を発現したナチュラルキラー細胞 スディックスバイオテック
【課題】癌は1981年から30年以上日本人の死因の第1位となっている。世界中で、種々の癌に対するマーカー分子や分子標的薬開発のための標的分子の検索が行われているが、癌特異的な蛋白質として使用できるものは限られている。そこで近年、癌特異的に発現する糖鎖が注目されている。
【解決手段】独自の糖鎖ナノテクノロジーとファージディスプレイ法を組み合わせて開発したシアリルTn抗原糖鎖に特異的に結合する一本鎖抗体の遺伝子を、キメラ抗原受容体の一部として遺伝子導入したナチュラルキラー細胞の製造を可能とした。この細胞は肝癌や膵癌などの免疫細胞療法に利用できる。
 
特開2024-058961 肝細胞がんの検出を補助する方法 富士レビオ
【課題】公知の方法よりも高感度に肝細胞がんを検出することが可能な、肝細胞がんの検出を補助する方法を提供すること。
【解決手段】肝細胞がんの検出を補助する方法は、生体から分離された血液検体中の全長グリピカン−3を測定することと、N末端側サブユニットを有するグリピカン−3を測定することとを含む。全長グリピカン−3の測定値とN末端側サブユニットを有するグリピカン−3の測定値との比(全長グリピカン−3の測定値/N末端側サブユニットを有するグリピカン−3の測定値)が、健常者よりも高いことが、生体が肝細胞がんに罹患している可能性が高いことを示す。
 
特開2024-059621 がんの診断及び治療のための組成物及び方法 アーベル リミテッド
【課題】対象のCDH17陽性腫瘍細胞及びがんの診断方法の提供。
【解決手段】対象からサンプルを得る工程、サンプルを捕捉抗体と接触させ、捕捉サンプルを提供する工程、捕捉サンプルを検出抗体又は脂質ナノプローブ(LNP)と接触させ、検出サンプルを提供する工程、検出サンプル中の検出抗体又はLNPの量を決定する工程、及び検出抗体又はLNPの量に基づいて、対象が腫瘍を有する確率を決定する工程、を含む。
 
特開2024-059640 癌を治療する方法 エンドサイト・インコーポレイテッド
【課題】PSMAを発現する癌を治療する方法を提供する。
【解決手段】(3S,10S,14S)−3−[(ナフタレン−2−イル)メチル]−1,4,12−トリオキソ−1−[(1R,4S)−4−[[2−[4,7,10−トリス(カルボキシメチル)−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1−イル]アセトアミド]メチル]シクロヘキシル]−2,5,11,13−テトラアザヘキサデカン−10,14,16−トリカルボン酸と放射性金属との錯体の治療有効量を投与する方法である。
 
特開2024-059699 IAPアンタゴニスト及び抗PD−1分子による併用抗癌療法 デバイオファーム インターナショナル エス.エー.
【課題】癌治療の効能を増強させるために又は癌患者をそのような癌治療に適格にするために併用療法を改善する必要性が今もなおある。
【解決手段】
 抗PD−1分子によるその後の治療が抗癌応答をもたらす可能性を増強させるために又は抗PD−1分子によるその後の治療に対する対象の癌の応答性を増強させるために、癌と診断されたヒト対象を前治療するためのIAPアンタゴニストの使用が開示される。IAPアンタゴニストによる対象の前治療及び抗PD−1分子による対象のその後の治療を含む、対象の癌の治療のための方法もまた、包含される。
 
特開2024-059707 腫瘍微小環境の特性を使用するキメラ受容体T細胞治療 カイト ファーマ インコーポレイテッド
【課題】有効用量のキメラ受容体(例えば、CAR又はTCR)で遺伝子改変されたT細胞免疫療法薬を投与することを含む、悪性腫瘍を治療する方法を提供する。
【解決手段】患者における悪性腫瘍を治療する方法は、(a)患者からの腫瘍生検を分析して、腫瘍微小環境を特性評価することと、(b)1つ以上のキメラ受容体を含むT細胞を有効用量、前記患者に投与すること、を含み、前記有効用量は前記腫瘍微小環境の特性を使用して決定される。
 
特開2024-059764 がん処置における抗CD47薬の治療有効用量を決定及び達成する方法 ザ ボード オブ トラスティーズ オブ ザ レランド スタンフォード ジュニア ユニバーシティー
【課題】抗CD47薬を含む、ヒト対象のがんを処置する方法に使用されるための医薬組成物を提供する。
【解決手段】Hu5F9−G4抗体の有効用量と、10mMの酢酸ナトリウム、5%(w/v)のソルビトール、0.01%(w/v)のポリソルベート20、pH5.0を含む医薬的に許容される賦形剤とを含む、医薬水性製剤とする。ヒト対象のがんを処置する方法は、(a)約0.5〜約5mg/kgであるプライミング用量の抗CD47薬を対象に投与することと、(b)ステップ(a)の開始から少なくとも約3日後に、治療有効用量の抗CD47薬を対象に投与することとを含んでいる。
 
特開2024-059767 癌治療のための方法及び医薬組成物 マショーヴァー,デイビィッド
【課題】5-フルオロウラシル(FUra)による最適なチミジル酸シンターゼ(TS)阻害を可能にする、改善された抗腫瘍医薬の組み合わせを提供する。
【解決手段】(i)フルオロピリミジン、(ii)B6ビタマー、及び(iii)フォレートを含む、癌の治療を必要とする対象における癌の治療への使用のための抗腫瘍組み合わせ医薬を提供する。
 
特開2024-059805 癌を治療する方法及びT細胞リダイレクト治療薬の有効性を向上させる方法   ヤンセン バイオテツク,インコーポレーテツド    スティッチング ヴィユーエムシー
【課題】癌を治療する方法及びT細胞リダイレクト治療薬の有効性を向上させる方法を提供する。
【解決手段】治療に有効な量の抗CD38抗体及びT細胞リダイレクト治療薬を対象に投与することを含む、方法を提供する。また、対象において多発性骨髄腫を治療する方法であって、治療に有効な量のBCMA×CDS二重特異性抗体及び抗CD38抗体を対象に投与して、多発性骨髄腫を治療することを含む、方法も提供する。本開示はまた、GPRC5D×CD3二重特異性抗体を含む医薬組み合わせも提供する。本開示はまた、BCMA×CD3二重特異性抗体及び抗CD38抗体を含む医薬組成物を含むキットも提供する。
 
特開2024-059816 エキソソーム関連遺伝子編集を用いてがんを処置するための方法および組成物 ボード オブ リージェンツ,ザ ユニバーシティ オブ テキサス システム
【課題】様々な臓器および腫瘍にCRISPRーCAS9を高効率で運ぶように操作されたエキソソームを提供する。
【解決手段】エキソソームを含み、該エキソソームが、その表面にCD47を含み、かつCRISPRシステムをさらに含む、組成物がであって、CRISPRシステムがエンドヌクレアーゼとガイドRNA(gRNA)とを含み、エンドヌクレアーゼが、CAS9エンドヌクレアーゼである、遺伝子編集のためのエキソソームを含む組成物、及び遺伝子編集によるがんを処置する方法を提供する。
 
特開2024-059879 硬骨魚類インバリアント鎖癌ワクチン  ノイスコム アーゲー
【課題】増殖性疾患、好ましくは癌、ウイルス性疾患、真菌性疾患又は細菌性疾患の予防又は治療に使用される、ポリペプチド、ポリヌクレオチド、ベクター若しくはベクターのコレクション、又は医薬組成物を提供する。
【解決手段】本発明は、1つ以上の抗原に任意に融合された硬骨魚類インバリアント鎖の断片、又は1つ以上の抗原若しくはその抗原性断片に融合された硬骨魚類インバリアント鎖を含むポリペプチド、かかるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、かかるポリヌクレオチドを含むベクター、かかるポリヌクレオチドを含むベクターのコレクション、及びかかるポリペプチド、ポリヌクレオチド、ベクターの疾患、特に腫瘍性疾患を治療又は予防するための使用に関する。硬骨魚類インバリアント鎖ポリペプチド又はその断片は、非免疫原性抗原配列を免疫原性T細胞抗原に変換する「T細胞エンハンサー」として作用する。
 
特開2024-059913 がんの併用療法 ファイヴ プライム セラピューティクス インク
【課題】がんの併用療法の提供。
【解決手段】本開示は、ヒトB7−H4に特異的に結合する抗体及びその抗原結合断片を、抗PD−1抗体などのPD−1/PD−L1アンタゴニストと組み合わせて、それを必要とする対象、例えば、がん患者に投与する方法を提供する。治療有効量レジメンを使用して、抗B7−H4抗体及びその抗原結合断片をPD−1/PD−L1アンタゴニストと組み合わせて投与する方法が本明細書で提供される。抗B7−H4抗体及びその抗原結合断片は、20502抗体もしくはその抗原結合断片、または20502抗体の重鎖及び軽鎖の可変領域CDRを含む抗体もしくは抗原結合断片、または前述のいずれかのアフコシル化形態を含む20502抗体の重鎖及び軽鎖の可変領域を含む抗体もしくは抗原結合断片であり得る。
 
特開2024-059959 多発性骨髄腫の治療のためのCD38に対する抗体 ジェンマブ エー/エス
【課題】多発性骨髄腫の治療に有用な抗体医薬を提供する。
【解決手段】ヒト血液細胞、特に多発性骨髄腫等の悪性形質細胞表面に多量に発現するCD38抗原に結合する、単離されたヒトモノクローナル抗体、ならびに関連抗体に基づく組成物および分子。また、ヒト抗体を含む薬学的組成物、ならびにヒト抗体を用いるための治療法および診断法。
 
WO/2024/085166がん治療におけるPD−1シグナル阻害剤との組み合わせによる抗CLDN4−抗CD137二重特異性抗体の使用 ASTELLAS PHARMA INC.
 本発明の課題は、対象のがん治療のためにPD−1シグナル阻害剤と組み合わせて使用される抗CLDN4−抗CD137二重特異性抗体若しくは当該二重特異性抗体を含む医薬組成物の提供、又は抗CLDN4−抗CD137二重特異性抗体とPD−1シグナル阻害剤を組み合わせて対象に投与することを含むがんの治療方法の提供である。 CLDN4発現がん細胞及びT細胞の共培養条件下にて、抗CLDN4−抗CD137二重特異性抗体とPD−1シグナル阻害剤の併用はそれぞれの単独投与に比べて、T細胞によるインターフェロン−γ産生促進作用及び細胞傷害作用を示し、CLDN4発現がん細胞移植マウスにおいて有意な抗腫瘍作用を示した。この結果より、抗CLDN4−抗CD137二重特異性抗体とPD−1シグナル阻害剤の組み合わせは、CLDN4発現がんの治療に有用であることが示唆された。
 
WO/2024/085182T細胞性腫瘍の治療剤 MEIJI SEIKA PHARMA CO., LTD.
 本発明の課題は、腫瘍細胞の細胞傷害を誘導でき、免疫不全を生じる可能性が低い、T細胞性腫瘍の新たな治療方法を提供することである。 本発明によれば、二重特異性抗原結合分子からなるT細胞性腫瘍の治療剤であって、二重特異性抗原結合分子が、(1)T細胞性腫瘍細胞に発現している標的腫瘍抗原に特異的に結合する少なくとも1つの部分、および(2)正常T細胞側標的抗原であって、当該抗原はサブタイプを有する抗原に特異的に結合する少なくとも1つの部分を含み、但し、T細胞性腫瘍細胞に発現している標的腫瘍抗原は正常T細胞に存在しないか、または存在していても、二重特異性抗原結合分子が正常T細胞に存在する、標的腫瘍抗原と同じ抗原に結合した場合に正常T細胞は実質的に活性化されず、正常T細胞側標的抗原に、二重特異性抗原結合分子が結合することにより、正常T細胞が活性化され、且つT細胞性腫瘍の治療に十分な数の活性化T細胞を提供するために、十分な正常T細胞側標的抗原のサブタイプの割合が存在する、治療剤が提供される。
 
特表2024-517381 がんを治療するための併用療法 アダジーン インコーポレイテッド
【要約】提供するのは、活性化可能な抗CTLA4抗体のような抗細胞傷害性Tリンパ球関連タンパク質4(CTLA4)抗体を用いて、がんを治療する組成物及び方法である。いくつかの実施形態では、抗CTLA4抗体と、免疫チェックポイント阻害剤、抗CD137抗体、血管内皮成長因子(VEGF)阻害剤、化学療法剤またはポリADPリボースポリメラーゼ(PARP)阻害剤とを含む併用療法を提供する。
 
特表2024-517419 がんの処置のための方法 フュージョン ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド
【要約】本開示は、がんを有する対象を、式(I)の化合物でキレート化された225Acを含む225Ac−放射性医薬品で処置する方法に関し、その化合物はニューロテンシンレセプター1(NTSR1)に結合し、その化合物は血液脳関門を通過せず、その225Ac−放射性医薬品は、その対象の体重1kg当たり10MBq/kg未満の投与量で投与されるかまたは40MBq未満の単位投与量としてその対象に投与される。一部の実施形態において、その対象は動物(例えば、マウス)またはヒト(例えば、患者)である。一部の実施形態において、その対象はヒト(例えば、がんを有する患者)である。
 
特表2024-517443 がんの治療に有用なモレファンチン誘導体 ナンヤン・テクノロジカル・ユニバーシティー    ナンヤン・ハーブス・プライベイト・リミテッド
【要約】式I:【化1】[式中、R1およびR2は、本明細書で定義される通りである]の化合物が本明細書に開示される。疾患の治療における前記化合物の使用もまた開示される。
 
特表2024-517495 抗腫瘍活性を有する化合物及びその使用 イノブストーン セラピューティクス リミテッド
【要約】本発明は、抗腫瘍活性を有する化合物およびその使用を提供する。PRMT5阻害剤として、本発明の化合物は式(I)で示される構造を有する。実験により、本発明の化合物は、PRMT5活性および腫瘍細胞増殖に対して強い阻害作用を有することが確認されて、PRMT5によって媒介される疾患の治療に有望な化合物であると考えられる。さらに、本発明はまた、プロセスが簡単で、操作が便利で、規模化工業の生産と応用に有利である特定の合成方法を研究した。
 
特表2024-517549 腫瘍組織を検出および除去するための神経外科的方法およびシステム  ストライカー・ユーロピアン・オペレーションズ・リミテッド
【要約】腫瘍組織に関して患者の脳組織を検査するための神経外科システム。システムは、吸引器具、励起源、光学機器、およびコントローラを含む。吸引器具は、ルーメンを画定する吸引カニューレと、脳組織によって発せられる蛍光を伝送するように構成される光ファイバと、可視光を選択的に放出するように構成されるインジケータとを含む。励起源は、腫瘍組織で蛍光を誘発する波長を有する励起光を放出するように構成される。光学機器は光ファイバに接続される。光学機器は、脳組織によって発せられて光ファイバによって伝送される蛍光を変換するように構成されるとともに、電気信号に基づいて脳組織が腫瘍性であると決定してその決定に基づきインジケータを作動させるように構成される。
 
特表2024-517664 結腸直腸がんのためのバイオマーカー ビジョン・テク・バイオ・プロプライエタリー・リミテッド
【要約】本発明は、対象における進行結腸直腸腫瘍(ACN)、例えば、結腸直腸がん(CRC)のより高いリスクと関連するバイオマーカーの特定に関する。生体試料におけるこれらのバイオマーカーの検出及び測定は、結腸内視鏡検査又はS状結腸鏡検査を含む更なる侵襲的手順が、対象における結腸直腸がんの確定診断を提供するために必要とされるかどうかについて臨床医に通知するために使用され得る。
 
特表2024-517713 固形腫瘍の癌免疫療法のための新規の抗MUC1 CARおよび遺伝子編集免疫細胞 セレクティス ソシエテ アノニム
【要約】本発明は、新規の抗MUC1キメラ抗原受容体を発現する遺伝子改変免疫細胞、および特に同種異系細胞免疫療法に適した、固形腫瘍の治療におけるそれらの使用に関する。
 
特表2024-517745 複合腫瘍組織における腫瘍細胞発現を推定するための機械学習技法 ボストンジーン コーポレイション
【課題】腫瘍細胞における遺伝子の腫瘍発現レベルを機械学習を用いて推定する技法。
【解決手段】本技法は、腫瘍細胞に関連する第1の複数の遺伝子と腫瘍微小環境細胞に関連する第2の複数の遺伝子とを含む遺伝子セットについての発現データを入手すること;腫瘍細胞における第1の複数の遺伝子の腫瘍発現レベルを複数の機械学習モデルを用いて決定することであって、第1の遺伝子についての第1の特徴セットを生成すること;腫瘍微小環境細胞における第1の遺伝子の腫瘍微小環境発現レベル推定値を含む出力を入手するために、第1の特徴セットを第1の機械学習モデルへの入力として提供すること;及び第1の機械学習モデルの出力及び第1の遺伝子についての総発現レベルを使用して腫瘍細胞における第1の遺伝子についての第1の腫瘍発現レベルを決定することを含む、決定すること、を含む。
 
特表2024-517832 肺癌の予防または治療用薬学組成物 セレメディー カンパニー,リミテッド
【要約】本発明は、免疫チェックポイント分子と結合可能な分子が融合したタンパク質およびその用途に関する。本発明のタンパク質は、外表面に免疫チェックポイント分子と結合可能な分子が融合することにより、免疫チェックポイント抑制剤として使用できる。
 
特表2024-517845 がん治療のためのRAS阻害剤 レボリューション メディシンズ インコーポレイテッド
【要約】本発明は、Rasタンパク質を阻害可能な大環状化合物、ならびにその医薬組成物及びタンパク質複合体、ならびに、がん治療におけるそれらの使用に関する。
 
特表2024-517880 多発性骨髄腫(MM)における使用のためのサリノマイシンの含窒素類似体 センター ナショナル デ ラ レシェルシェ サイエンティフィーク    センター ホスピタリエ ユニバーシタイア ド モンペリエ    アンセルム(アンスティチュート・ナシオナル・ドゥ・ラ・サンテ・エ・ドゥ・ラ・ルシェルシュ・メディカル)    アンスティテュート キュリー    ユニヴェルシテ ド モンペリエ
【要約】本発明は、多発性骨髄腫(MM)の治療における使用のための、式(I)の化合物、そのエナンチオマー、エナンチオマーの混合物、ジアステレオ異性体、及びジアステレオ異性体の混合物に関し、式中、W、X、Y、及びZは、定義される通りである。
 
特表2024-517893 腫瘍由来細胞外小胞に関する方法 イノヴィック・インコーポレイテッド
【要約】本開示は、試料から腫瘍由来細胞外小胞を検出及び/又は単離する方法、並びにそれを含む集団及び組成物に関する。検出された及び/又は単離された腫瘍由来細胞外小胞及びそれを含む組成物は、がんの診断等の用途において有用であり得る。
 
特表2024-517983 再発原発性CNS腫瘍の使用及び方法 キメリックス インコーポレイテッド
【要約】本開示は、少なくとも部分的には、治療方法に関する。一実施形態において、本治療方法は、かかる治療を必要とする対象に、1つ以上のCNS腫瘍の治療のために、ONC−206、7−ベンジル−4−(2,4−ジフルオロベンジル)−2,4,6,7,8,9−ヘキサヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリド[3,4−e]ピリミジン−5(1H)−オンを含む少なくとも第1の治療剤を投与することを含む。
 
特表2024-517984 発がん突然変異遺伝子検出用ガイドRNAおよびその用途 エイマ カンパニー リミテッド
【要約】本発明は、CRISPR/Cas9を用いて野生型がん細胞遺伝子を切断することによって発がん突然変異遺伝子を検出するのに用いられるガイドRNAおよびその用途に関する。本発明のガイドRNAを用いてCRISPR/Cas9システムを用いてがん突然変異を検出する場合、野生型無細胞DNA(cfDNA)のみを切断し、発がん突然変異DNAを切断しないので、既存CRISPR/Cas9システムのガイドRNAを用いる場合に比べて、発がん突然変異DNAのみを選択的に増幅するのに効果的に用いられ得る。
 
特表2024-518110 去勢抵抗性前立腺癌の治療のためのマシチニブ  エービー サイエンス
【要約】本発明は、それを必要とする対象における転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)の治療における使用のためのマシチニブ、又はその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物に関する。特に、本発明は、(i)250IU/L以下のベースラインのアルカリホスファターゼ(ALP)レベル、又は(ii)33以下のベースラインのハラビ予後スコア(H)、又は(iii)250IU/L以下のベースラインのALPレベルと33以下のベースラインのハラビ予後スコア(H)と関連付けられる早期mCRPCに罹患している対象におけるmCRPCの治療における使用のためのマシチニブ、又はその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物に関する。
 
特表2024-518210 タンタルナノ複合体及びその製造方法と応用、リンパトレーサ、放射線治療増感剤 インスティテュート オブ ハイ エナジー フィジックス チャイニーズ アカデミー オブ サイエンシズ
【要約】本発明は、タンタルナノ複合体及びその製造方法と応用、放射線治療増感剤、リンパトレーサに関する。本発明に係るタンタルナノ複合体は、タンタルナノ粒子と、前記タンタルナノ粒子に作用する生物界面活性剤とを含む。本発明に係るタンタルナノ複合体は、高い生物学的安全性を有し、放射線治療増感剤として、放射線治療効果を向上させることができる。
 悪性腫瘍は、全世界の範囲内で人の生命健康を脅威する疾患であり、リンパ循環は、腫瘍転移の主な経路であり、センチネルリンパ節は、腫瘍領域のリンパ循環を最も早く受け、かつ腫瘍転移が最初に発生する結腸周囲リンパ節である。センチネルリンパ節に腫瘍転移がなければ、該領域の他のリンパ節に腫瘍転移が発生する確率が小さい。しかしながら、腫瘍領域のリンパ節は、一般的に結合組織に隠され、直接観測しにくいため、リンパ節に染色追跡を行って癌転移のリンパ節を認識し、かつそれを徹底的に除去する必要がある。
 
特表2024-518539 抗体を標的とする腫瘍によって活性化されるEGFRおよびエフェクター細胞抗原に関する組成物および方法 ジャナックス セラピューティクス,インク.
【要約】本明細書には、上皮成長因子受容体(EGFR)などの腫瘍関連抗原またはマーカーに対する抗体の1つの抗原相互作用部分(antigen interacting portion)の結合に依存し、その一方で第2の抗原相互作用部分がCD3などT細胞上のエフェクター細胞抗原、その医薬組成物、ならびに核酸に結合することができる、T細胞を癌にリダイレクト(redirect)するための多重特異性抗体と、該多重特異性抗体を作製かつ発見するための方法とが、提供される。
 
特表2024-518612 進行性固形腫瘍の治療のためのFGFRチロシンキナーゼ阻害剤 ヤンセン ファーマシューティカ エヌ.ベー.
【要約】がんを治療する方法であって、当該方法は、がんと診断され、かつFGFR2−CCDC102A、FGFR2−CCDC147、FGFR2−ENOX1、FGFR2−GPHN、FGFR2−LCN10、FGFR2−PDE3A、FGFR2−RANBP2、FGFR3−ENOX1、FGFR3−TMEM247、IGSF3−FGFR1、RHPN2−FGFR1、及びRRM2B−FGFR2から選択される少なくとも1つの線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)融合を保有する患者に、治療有効量のエルダフィチニブを投与することを含む、方法が本明細書において開示されている。がんと診断され、かつ少なくとも1つのFGFR遺伝子変化を保有する患者からの生体試料を評価することであって、当該がんは、胆管がん、高悪性度グリオーマ、膵臓がん、扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)、非扁平上皮NSCLC、乳がん、結腸直腸がん、子宮内膜がん、胃がん、卵巣がん、原発不明がん、子宮頸がん、扁平上皮頭頸部がん、食道がん、低悪性度グリオーマ、前立腺がん、唾液腺がん、基底細胞がん、胸腺がん、小腸腺がん、肝細胞がん、微小嚢胞性付属器がん、有棘細胞がん、消化管間質腫瘍、又は副甲状腺がんである、評価することと、少なくとも1つのFGFR遺伝子変化が試料中に存在する場合に、治療有効用量のFGFR阻害剤を患者に投与することと、を含む、がんを治療する方法もまた本明細書に開示されている。
 
特表2024-518616 ワクチン、その使用、及びがんワクチン混合物 ホン,ミェン―チェ
【課題】ベクターと導入遺伝子とを備えるワクチンを提供する。
【解決手段】導入遺伝子は複数のペプチドをコードし、且つベクターに封入され、前記ペプチドは順に、分泌シグナルペプチド、少なくとも1つの腫瘍抗原、少なくとも1つの共阻害ペプチド、及びToll様受容体9アンタゴニスト配列(TLR9)を含む。
 
特表2024-518694 腫瘍細胞等値線 エヌイーシー ラボラトリーズ アメリカ インク
【要約】スキャンされた組織切片を処理するための方法とシステムには、スキャンされた組織内の細胞の位置を特定する(210)ことが含まれる。スキャンされた組織内の細胞は、分類モデルを用いて分類される(214)。分類された正常細胞と腫瘍細胞に基づいて、腫瘍細胞比(TCR)マップが作成される(508)。TCRマップを用いて、目標TCR値に対するTCR等値線を生成し(510)、TCRが目標TCR値以上である組織切片の領域をマークする。は、等値線によって特定された領域を単離するために組織サンプルに対して解剖が行われる(311)。
 
特表2024-518711 癌を処置するための組成物及び方法  エーツーエー ファーマシューティカルズ インコーポレーテッド    オンコキューブ セラピューティクス エルエルシー
【要約】TACCの阻害剤並びに特定の疾患及び障害(例えば、TACCに関連する疾患及び障害)を処置する方法が本明細書に開示される。
 
D−1−6枕・寝具・睡眠他
特許7356194 繊維マット製造機及び繊維マットの製造方法 山東谷悦康養器具有限公司
【課題】本発明は、繊維マット及びその製造方法に関する。
【解決手段】本発明に係る繊維マットは、第1繊維層とこの第1繊維層に貼り合わされている第2繊維層と、を含み、第1繊維層は、第1三次元捲縮繊維とこの第1三次元捲縮繊維により形成される不規則な空気通路とから構成され、第2繊維層は、第2三次元捲縮繊維とこの第2三次元捲縮繊維により形成される不規則な空気通路とから構成され、第1繊維層の繊維密度は、第2繊維層の繊維密度と異なる。異なる繊維層は、それぞれ異なる通気性や支持性などの性質パラメータを有する。繊維マットは、2つの異なるタイプのユーザの使用ニーズを同時に満たすことができる。本発明に係る繊維マットの製造方法は、繊維マット製造機を使用して上記の繊維マットを生産することができる。
  既存の技術において、化学繊維を使用して、枕、クッション、マットレスなどの繊維マットを製造している。既存の繊維マットは、一般に同種の原料配合及び加工方式を使用して加工されるため、同一の繊維マットは、同一の通気性や支持性などの性質パラメータを有することしかできない。
 
特許7405473 キャスタ、寝台及び台車 日乃本錠前
【課題】軽い力で確実にロック及びロック解除をすることができるキャスタ、台車及び寝台を提供する。
【解決手段】キャスタ10は、運搬物に固定される治具11と、回転中心にシャフト13が接続された車輪14と、車輪14及び治具11をそれぞれ軸支して車輪14と治具11とを接続するシャフトケース12と、車輪14のホイール39に当接可能なストッパ部材24と、ストッパ部材24を含むトグル構造を有するストッパ機構15と、トグル構造を変形させることでストッパ部材24をホイール39に当接させて車輪14の回転を止める操作機構18と、を備える。
 
特許7405474 キャスタ、寝台及び台車 日乃本錠前
【課題】軽い力で確実にロック及びロック解除をすることができるキャスタ、台車及び寝台を提供する。
【解決手段】キャスタ10は、運搬物に固定される治具11と、回転中心にシャフト13が接続された車輪14と、車輪14及び治具11をそれぞれ軸支して車輪14と治具11とを接続するシャフトケース12と、車輪14のホイール39に当接可能なストッパ部材24と、ストッパ部材24を含むトグル構造を有するストッパ機構15と、トグル構造を変形させることでストッパ部材24をホイール39に当接させて車輪14の回転を止める操作機構18と、を備え、ストッパ機構は15、ストッパ部材24をホイール39に略直角に押し付ける。
 
特許7462362 キャスタ、寝台及び台車 日乃本錠前
【課題】軽い力で確実にロック及びロック解除をすることができるキャスタ、台車及び寝台を提供する。
【解決手段】キャスタ10は、運搬物に固定される治具11と、回転中心にシャフト13が接続された車輪14と、車輪14及び治具11をそれぞれ軸支して車輪14と治具11とを接続するシャフトケース12と、車輪14のホイール39に当接可能なストッパ部材24と、ストッパ部材24を含むトグル構造を有するものであって、シャフトケース12内に設けられて操作機構18に押されて揺動する揺動カム19と、揺動カム19に一端が軸支されるリンク部材23と、を備えるストッパ機構と、トグル構造を変形させることでストッパ部材24をホイール39に当接させることによって車輪14の回転を止める操作機構18と、リンク部材23がシャフト13から放射方向に向かって略直立したときに揺動カム19の回転を制限する回転制限機構40と、を備える。
 
特許7471620 寝具 株式会社アルイトコー
【課題】本発明は、眠りの質と整復の効果を高める寝具を提供する。
【解決手段】本発明の一観点にかかる寝具1は、一対の短辺21と、一対の短辺に対して略垂直な方向にある一対の長辺22と、を有する多角形状であって、所定の厚さを有して使用者の体全体を支える第一のシート2と、第一のシートの一対の短辺のうちの一方の短辺近傍に配置され、傾斜のある厚みを有する第二のシート3と、第二のシート上に更に配置され所定の厚みを有する第三のシート4と、を備えた寝具であって、第三のシートは、第一のシートの短辺に沿った方向に延びるヘッドレスト部41と、ヘッドレスト部に対して略垂直に延びる凸部241を複数備える背当部42と、を備える。
 
特開2024-056412 睡眠改善剤 第一工業製薬
【課題】新規な睡眠改善剤を提供する。
【解決手段】本発明の睡眠改善剤は、カイコハナサナギタケの粉末又は抽出物を含む。斯かる睡眠改善剤により、睡眠効果の改善をもたらすことができる。本発明の睡眠改善剤は、飲食品組成物の形態、栄養補助食品組成物の形態で又は食品添加剤の形態であることが好ましい。
 
特開2024-056535 口呼吸防止兼美容シート 桑原 絵梨花 藤本 亜矢子
【課題】マウステープの改良。
【解決手段】柔軟性シート(2)の片面の少なくとも一部にマイクロニードルシート(3)が積層されてなる、口呼吸防止兼美容シート(1)。口呼吸防止兼美容シート(1)は剥離シート(4)を備えることができる。
  睡眠時の口呼吸(口を介した呼吸)は、鼾、歯ぎしり、寝言、不眠、口腔内乾燥などの原因の一つと考えられている。そこで、口呼吸を防止し鼻呼吸(鼻を介した呼吸)を促す器具、例えば「マウステープ」が提案されている。マウステープは、例えば特許文献1,特許文献2,特許文献3に記載されているように、使用者の唇の一部以上を覆って上下の唇を互いに接した状態に維持する接着テープである。
 
特開2024-056697 クラスタベースの睡眠分析 フィットビット・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
【課題】特定の個人に関連した睡眠分析を提供する。
【解決手段】ある期間にわたるユーザの睡眠に関連し得る、ユーザの身体的または精神的健康に関するさまざまなタイプのデータが収集され得る。ユーザを特定の健康タイプまたはカテゴリに関連付けることを可能にし得るこのデータから、健康指標が求められ得る。睡眠の場合、これは、ユーザを、特定の特性を有する睡眠動物に関連付けることを含み得る。これは、ユーザが、自分の睡眠、およびその睡眠が他の人々の睡眠と比較してどうなのかをよりよく理解するのに役立ち得る。理解しやすい方法で健康情報を提供できることに加えて、このようなアプローチは、睡眠の改善など、ユーザの健康状態の改善に役立つように、より正確な提案をすること、または特定のアクションを行うことにも役立ち得る。これは、ユーザに提案をすること、または少なくとも1つのデバイスの動作を自動的に調整することを含み得る。
 
特開2024-058093 スリープマスク  ミヤジャパン
【課題】明るい場所で睡眠をとり易くすることに限定されず、夜間の就寝時における長時間の睡眠を深いものとするスリープマスクを提供することを課題とする。
【解決手段】布製又は軟質プラスチックから成る軟性部材であって、目を覆う主部材と、頭部に対して装着される機能を果たす頭部装着用部材と、を備え、前記主部材は、少なくとも耳全体を覆う位置まで延出されていることを特徴とするスリープマスクによって、上記課題を解決した。
 
特開2024-058998 放射線治療装置 日立製作所
【課題】リモートコントローラの落下による故障や誤動作を防ぐこと。
【解決手段】放射線治療装置は、放射線治療の治療対象者を載置する放射線治療用寝台100と、前記治療対象者に放射線を照射する放射線照射部と、前記放射線治療用寝台の位置制御に係る操作を受け付ける操作部143を有するリモートコントローラ141と、を備え、前記リモートコントローラ141は、前記操作部143が設けられた操作面の長手方向の両端から前記操作面に対して突出するバンパー部材145を備える。
 
特開2024-059004 放射線治療用寝台 日立製作所
【課題】放射線治療用寝台に対する不適切な接触を防止すること。
【解決手段】ベース部材111と、前記ベース部材111の上に設置され、前記ベース部材111に対する位置を機械的に制御可能な第1寝台部材112と、前記第1寝台部材112の上に設置され、前記第1寝台部材112に対する位置を機械的に制御可能な第2寝台部材113と、を備え、前記第2寝台部材113は、当該第2寝台部材113に載置した治療対象者を放射線治療装置100が放射線を照射する領域に搬入する方向と、前記放射線治療装置100置が放射線を照射する領域から搬出する方向とに移動可能であり、前記第1寝台部材112は、前記治療対象者の搬入方向に沿った面にグリップ部131を有する。
 
特開2024-059613 快適空間 西川
【課題】睡眠に適した環境を提供すると共に、その場で身体を休めることができる快適空間を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る快適空間1は、光出力部91と、音出力部92と、環境制御部81と、部屋の内部に設けられて使用者が身体を休めることが可能な複数の寝具と、を備え、環境制御部81は、第1モード、第2モード及び第3モードの順で切り替わるように光出力部91及び音出力部92の制御を行い、第1モードにおいて光出力部91が出力する光の光量は、第2モードにおいて光出力部91が出力する光の光量よりも大きく、且つ第3モードにおいて光出力部91が出力する光の光量よりも小さく、第1モードにおいて音出力部92が出力する音の音量は、第2モードにおいて音出力部92が出力する音の音量よりも大きく、且つ第3モードにおいて音出力部92が出力する音の音量よりも小さい。
 
特開2024-060267 マットレス ルービックJP
【課題】マットレスの寝心地を向上させること。
【解決手段】本発明では、横臥する人の身長方向となる前後方向、及び左右方向並びに上下方向に伸延するフィラメント三次元結合体からなるマットレス本体(3)を有するマットレス(1)において、マットレス本体(3)に上下方向のフィラメントの平均密度が異なる複数の領域(12〜26)を形成することにした。また、マットレス本体(3)の一部又は全部をフィラメントの密度が異なる複数の層(4,5,6)を上下に一体的に積層して形成するとともに、上下に積層したフィラメントの平均密度が他の領域(12,15,16)とは異なる領域(13,14)を形成することにした。また、マットレス本体(3)に、1層又は複数層からなる上部層(4)と、1層又は複数層からなる下部層(5)とを設けるとともに、上部層(4)と下部層(5)との間に中間層(6)を設け、上部層(4)及び下部層(5)よりも中間層(6)のフィラメントの密度を高くなるようにした。
 
特開2024-060268 マットレス ルービックJP
【課題】マットレスの寝心地を向上させること。
【解決手段】本発明では、横臥する人の身長方向となる前後方向及び左右方向並びに上下方向に伸延するフィラメント三次元結合体からなるマットレス本体(3)をマットレスカバー(2)に収容したマットレス(1)において、マットレス本体(3)の上部に、マットレス本体(3)の上下方向の硬さよりも柔らかい複数のスプリング(18)を前後方向及び左右方向に並べたクッション体(4)を設けることにした。また、前記マットレス本体(3)をフィラメントの密度が異なる複数の層を上下に積層させて形成し、マットレス本体(3)の最上層(第1上部層8)の上下方向の硬さよりもクッション体(4)のスプリング(18)を柔らかくすることにした。さらに、前記クッション体(4)の厚みを前記最上層(第1上部層8)の厚みよりも薄くすることにした。
 
WO/2024/084759放射線治療用寝台 HITACHI, LTD.
 放射線治療用寝台は、放射線治療用寝台に対する不適切な接触を防止することを課題とする。放射線治療用寝台は、ベース部材111と、前記ベース部材111の上に設置され、前記ベース部材111に対する位置を機械的に制御可能な第1寝台部材112と、前記第1寝台部材112の上に設置され、前記第1寝台部材112に対する位置を機械的に制御可能な第2寝台部材113と、を備え、前記第2寝台部材113は、当該第2寝台部材113に載置した治療対象者を放射線治療装置100が放射線を照射する領域に搬入する方向と、前記放射線治療装置100置が放射線を照射する領域から搬出する方向とに移動可能であり、前記第1寝台部材112は、前記治療対象者の搬入方向に沿った面にグリップ部131を有する。
 
WO/2024/085164キャスタ、寝台及び台車 HINOMOTO JOMAE, LTD
 キャスタ10は、運搬物に固定される治具11と、回転中心にシャフト13が接続された車輪14と、車輪14及び治具11をそれぞれ軸支して車輪14と治具11とを接続するシャフトケース12と、車輪14のホイール39に当接可能なストッパ部材24と、ストッパ部材24を含むトグル構造を有するストッパ機構15と、トグル構造を変形させることでストッパ部材24をホイール39に当接させて車輪14の回転を止める操作機構18と、を備える。
 
特表2024-517553 音響情報を通じて使用者の睡眠状態を分析するための方法、コンピューティング装置及びコンピュータプログラム  エースリープ
【要約】前述したような課題を実現するための音響情報を介して使用者の睡眠状態を分析するための方法が開示される。前記方法は、使用者の睡眠と関連した睡眠音響情報を獲得する段階、前記睡眠音響情報に対する前処理を遂行する段階、及び前記前処理された睡眠音響情報に対する分析を遂行して睡眠状態情報を獲得する段階を含み、前記睡眠状態情報は、前記使用者の睡眠の深さに関連した睡眠段階情報を含むことを特徴とすることができる。
 
実登3246453 頸椎牽引枕 普勒森(香港)科技有限公司
【課題】マッサージ装置を介して引き締まった首の筋肉を効果的に緩和し、頸椎の圧力を軽減し、首の健康を改善し、ユーザーの個性化のニーズを満たすことができる、頸椎牽引枕を提供する。
【解決手段】本体部1と、マッサージ装置とを備え、本体部1は、支持体11と、その前端に位置する首受け部12と、その側壁に設けられた開口部13と、首受け部の対向する両端に位置する第1側面部14と、を含み、支持体は、一端が鋭角をなしているほぼ「<」字状のものであり、首受け部は、断面が略「C」字状の湾曲状のものであり、ユーザーの首と直接に接触し、マッサージ装置は、本体部の内部に設けられている。支持体の上表面と下表面は鋭角を形成するように連接されるため、人間の頸椎の生理曲線に適合し、頸椎の自然な湾曲度を維持しながら、首を安定的に支持し、頸部の健康に寄与する。
 
実登3246454 枕 普勒森(香港)科技有限公司
【課題】曲線が人体の頸椎にフィットし、人々が寝ている間に頸椎に自然な生理曲線を維持させ、人々をより快適に眠らせることができる枕を提供する。
【解決手段】本考案に係る枕は、本体部を含み、前記本体部には、ヘッド支持部1と首受け部2とが設けられ、前記首受け部は、前記ヘッド支持部の外側に設けられ、前記首受け部は、前記ヘッド支持部に対して外側へ延伸する凸状部であり、前記ヘッド支持部の高さ範囲は6cm〜12cmであり、前記首受け部の高さ範囲は6cm〜12cmである。本考案は、本体部の下部に突出した首受け部を設置することによって、ユーザの頸椎を受ける。
 
実登3246481 睡眠用アイマスク 力通建業有限公司
【課題】ユーザーが睡眠姿勢を調整した際に、片耳の圧力によって片耳の音量の変化で引き起こされる音量のアンバランスを軽減し、耳の不快感や睡眠の妨げを軽減または解消することができる睡眠用アイマスクを提供する。
【解決手段】睡眠用アイマスクは、本体1と固定部材2とを備える。本体は、オーディオ制御モジュールを備え、オーディオ制御モジュールには、オーディオ再生部とセンサーが設けられる。オーディオ再生部によって耳に供給される音量を検出するセンサーを使用することで、両耳にアンバランスな音量信号がある場合、そのアンバランスな音量信号は、オーディオ制御モジュールによって検出でき且つアンバランスな音量信号を調整してオーディオ再生部に出力する。これによって、両耳に供給される音量のバランスが再調整される。
 
実登3246544 布団位置ずれ防止器具 岩田縫製
【課題】掛布団と掛布団カバーの固定位置を使用者の好みに応じて自由に設定可能にする。
【解決手段】掛布団KFと敷布団SFの相対位置のずれを防止するための布団位置ずれ防止器具1は、掛布団の上面に配置される同掛布団の位置ずれを防止するための1つの掛布団用磁石M−Kと、敷布団の下面に配置される同敷布団の位置ずれを防止するための1つの敷布団用磁石M−Sとからなる1組の位置ずれ防止磁石セットMSを少なくとも3組備えてなる。少なくとも3組の各位置ずれ防止磁石セットMSでは、掛布団の上面に配置された掛布団用磁石M−Kと敷布団の下面に配置された下布団用磁石M−Kが磁力により相互に吸着されることで、それぞれの位置ずれ防止磁石セット(MS)の配置位置において掛布団と敷布団とを挟持して固定する。
 
D−1−7コロナ関連
D−1−7−1コロナ
特開2024-056678 化合物及びフマル酸の結晶形態、医薬組成物及びコロナウイルス誘発性疾患の治療方法   北京遠大九和薬業有限公司  南京済群医薬科技股ふん有限公司
【課題】化合物およびフマル酸の結晶形態、活性医薬成分およびそれを含む医薬組成物、ならびにそれを用いたコロナウイルス誘発性疾患を治療する方法を提供する。
【解決手段】本発明の結晶形は、式(I)の化合物とフマル酸とを含み、Cu-Kα線を用いて得られる結晶形のX線粉末回折パターンは、0.94°±0.2°2θ、19.06°±0.2°2θ、23.50°±0.2°2θ及び24.66°±0.2°2θからなる群から選択される少なくとも3つのピークを含む。本発明の結晶形は、純度が高く、安定性が良好であり、高融点である。
 
特開2024-057510 紐状構造物の製造方法 学校法人立命館
【課題】TEKT1発現細胞を同定および製造し、該TEKT1発現細胞を用いた、繊毛運動のメカニズムと調整、および紐状構造の形成の研究へ貢献すること、並びに該TEKT1発現細胞に感染するウイルス、特にコロナウイルス科に属するウイルスの感染メカニズムの研究および医薬品開発のための有用なツールを提供すること。
【解決手段】多能性幹細胞を少なくとも5週間浮遊培養する工程を含む、TEKT1を発現する細胞を含む紐状構造物の製造方法。
 
特開2024-059291 持続性口腔用ゲル組成物 国立大学法人北海道大学
【課題】インフルエンザウイルス及び又はコロナウイルスの感染予防に有効な持続性口腔用ゲル組成物を提供する。
【解決手段】0.0125〜0.5質量%のCPC及び10〜30質量%のヒドロキシエチルセルロースを含有する持続性口腔用ゲル組成である。
 
特開2024-059492 コロナウイルス感染症の予後を予測するための、データの取得方法およびキット 国立大学法人大阪大学
【課題】コロナウイルス感染症患者の予後を予測するために利用できる、データの取得方法およびキットを提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る、コロナウイルス感染症の予後を予測するためのデータの取得方法は、生体から採取した生体サンプルにおける、PRLの発現量、TLR3の発現量、および、PRLの発現量とTLR3の発現量との比、のいずれか一つ以上を検出する工程を有する。審査請求前
 
特開2024-059493 COVID−19患者の重症化または難治化のリスクを評価する方法、キットおよびバイオマーカーの使用 国立大学法人大阪大学
【課題】COVID−19患者の重症化または難治化のリスクを評価する方法、キットおよびバイオマーカー等を実現する。
【解決手段】本開示のCOVID−19患者の重症化または難治化のリスクを評価する方法は、被験体から採取された試料においてMACROH2A1タンパク質を検出する工程を含む。
 
WO/2024/085207ベータコロナウイルスに対するウマ抗血清 FPHS MEDICAL COMPANY
 本開示によれば、ベータコロナウイルスに対するウマ抗血清が提供される。本開示によれば、より具体的には、ベータコロナウイルスに対するウマ抗血清、当該血清から得られるポリクローナル抗体、ウマに由来するモノクローナル抗体、ヒトキメラ化抗体、およびヒト化抗体、並びに複数のモノクローナル抗体の混合物が提供される。
 
WO/2024/090441オルトコロナウイルス亜科に属するウイルスの1回感染性粒子と該粒子を使用した抗体の機能評価方法 MICAN TECHNOLOGIES INC.
 本発明は、オルトコロナウイルス亜科に属するウイルス表面のスパイク(S)タンパク質のみならず、膜(M)タンパク質、エンベロープ(E)タンパク質をも模した、オルトコロナウイルス亜科に属するウイルス由来1回感染性粒子を提供することを目的とする。オルトコロナウイルス亜科に属するウイルスのゲノムの全塩基配列であって、スパイクタンパク質をコードする塩基配列が標識タンパク質をコードする塩基配列によって置換された該全塩基配列を含む核酸をゲノムとして有し、該オルトコロナウイルス亜科に属するウイルスのエンベロープを有する、該オルトコロナウイルス亜科に属するウイルスの1回感染性粒子を提供する。
 
特表2024-517548 レンギョウ・オウギ復方漢方薬煎剤由来のマイクロリボ核酸、その製造方法、及び使用 南通大学
【要約】本発明は、レンギョウ・オウギ復方漢方薬煎剤由来のマイクロリボ核酸、その製造方法、及び使用を開示し、前記マイクロリボ核酸は、ヌクレオチド配列がSEQ ID NO.1〜15で示されるmiRNAから選択され、好ましくは、人工合成されたQQ_159、植物QQ_159、QQ_159の前駆体形態又はQQ_159の成熟体形態を含む、ヌクレオチド配列がSEQ ID NO.14で示されるQQ_159である。本発明は、レンギョウ・オウギ復方漢方薬煎剤から機能性植物マイクロリボ核酸又は該マイクロリボ核酸含有抽出物を抽出し、実験を通じて、該レンギョウ・オウギ復方漢方薬煎剤由来のマイクロリボ核酸QQ_159がウイルス性インフルエンザ及び新型コロナウイルス感染による肺炎に対して一定の阻害効果及び治療作用があることを実証している。
 
特表2024-517642 ウイルスワクチン ビオンテック・ソシエタス・エウロパエア
【要約】本開示は、ウイルス感染予防または処置の分野に関し、特に、本開示は、ウイルス感染に対してワクチン接種し、抗体および/またはT細胞応答などの有効なウイルス抗原特異的免疫応答を誘導するための薬剤ならびにこのような薬剤を作製および使用する方法に関する。ここに開示するRNAなどの薬剤の対象への投与は、ウイルス感染にから該対象を保護し得る。具体的に、本開示は、ウイルスタンパク質の他のバリアントにおいて見出されるアミノ酸修飾を有するウイルスタンパク質の少なくとも一部分を含むアミノ酸配列に関する。アミノ酸配列のうち1つまたは複数をコードするRNAの投与は、多様なウイルスバリアントに対する保護を提供し得る。ここに記載する方法および薬剤は、特に、コロナウイルス感染、例えば、SARS−CoV−2感染の予防または処置にとって有用である。
 
特表2024-517669 アンジオポエチン−2に特異的に結合する抗体、またはその断片 ニオテスバイオ インコーポレイテッド
【要約】本発明は、アンジオポエチン2(Ang2)に特異的に結合し、Tie2の活性化を誘導する抗体またはその抗原結合断片であって、(a)配列番号2、配列番号10、配列番号18、または配列番号26のアミノ酸配列のCDRH1、配列番号3、配列番号11、配列番号19、または配列番号27のアミノ酸配列のCDRH2、及び配列番号4、配列番号12、配列番号20、または配列番号28のアミノ酸配列のCDRH3を含む重鎖相補性決定領域(CDR)と;(b)配列番号5、配列番号13、配列番号21、または配列番号29のアミノ酸配列のCDRL1、配列番号6、配列番号14、配列番号22、または配列番号30のアミノ酸配列のCDRL2、及び配列番号7、配列番号15、配列番号23、または配列番号31のアミノ酸配列のCDRL3を含む軽鎖CDRと;を含むことを特徴とする抗Ang2抗体またはその抗原結合断片に関する。
【請求項15】請求項1〜7のいずれか一項に記載の抗Ang2抗体またはその抗原結合断片を有効成分として含む、アルツハイマー疾患;リウマチ性関節炎、多発性硬化症、又は乾癬のような炎症性自己免疫疾患;老化関連黄斑変性(AMD)、糖尿黄斑浮腫(DME)、糖尿性網膜症(DR)、又は緑内障のような眼科疾患;またはコロナウイルス19のようなコロナウイルス感染疾患の予防又は治療のための薬学組成物。
 
特表2024-517740 置換ヒダントイン化合物、その調製方法、並びにコロナウイルス疾患の治療及び/又は予防におけるその使用 カールソン,ジェンス      ダニエルソン,ヘレナ    ムーディ,リンドン    サンドストレム,アンジャ
【要約】本開示は、式(II)の化合物を提供し、式中、R1は、少なくとも1個の窒素原子を含む、任意選択的に置換された単環式又は二環式飽和、部分的に不飽和又は芳香族のヘテロシクリルであり、他の可変要素は、本明細書で定義される通りである。化合物は、コロナウイルスメインプロテアーゼ(MPRO)の阻害剤である。化合物の調製のための方法、及び化合物の使用、例えば、COVID−19などのコロナウイルス疾患の治療及び/又は予防における使用も、開示される。【化1】
 
特表2024-517780 細菌およびベータコロナウイルス感染症に対するワクチン接種 ファイザー・インク
【要約】本発明は、ヒト対象、特に高齢者への、細菌感染症およびCOVID−19感染症に対するワクチン接種であって、細菌感染症が、肺炎球菌によるものではない、ワクチン接種に関する。
【請求項1】ヒト対象における感染性疾患を引き起こす細菌およびベータコロナウイルスに対する免疫応答を引き出すための方法であって、ヒト対象に、細菌に由来する抗原を含む第1の免疫原性組成物と、ベータコロナウイルスに由来する抗原をコードするmRNAを含む免疫原性組成物とを、有効用量で同時投与するステップを含み、細菌が、肺炎球菌(S.pneumoniae)ではない、方法。
【請求項8】ベータコロナウイルスが、SARS−CoV−2である、請求項1に記載の方法。
 
特表2024-517927 ウイルス感染に対するペプチドワクチン ヴァチーノ バイオテック カンパニー リミテッド
【要約】ウイルス感染に対する免疫原性組成物、特に、主要組織適合複合体(MHC)分子と結合すること及びコロナウイルスに対する広域スペクトル免疫を誘導することができるペプチドを有する免疫原性組成物が提供される。
 
特表2024-518125 組織再生の促進に有用なHMGB1関連ポリペプチド、それを含む組成物及びその使用 オックスフォード ユニバーシティ イノベーション リミテッド
【要約】本発明は、以下の式:  H2N−A−X−B−A−X−B−HOOCで表されるHMBG1に基づくポリペプチド、当該ポリペプチドを含む組成物、当該ポリペプチドを使用する治療方法に関する。
【請求項38】前記肺のウイルス感染が、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)感染である、請求項37に記載の方法。
 
特表2024-518151 COVID−19および新興変異株の処置および予防のための抗体 ザ・トラスティーズ・オブ・コロンビア・ユニバーシティ・イン・ザ・シティ・オブ・ニューヨーク
【要約】本明細書に開示する保護対象は、SARS-CoV-2ウイルスのB.1.351.2-7変異株由来の組換えスパイク(S)タンパク質、組換えB.1.351.2-7スパイクタンパク質をコードするDNAおよびRNAヌクレオチド配列、およびB.1.351.2-7スパイクタンパク質に結合しB.1.351.2-7ウイルスを中和する、改変抗体である。
 
特表2024-518297 抗ヒト免疫グロブリン抗体を使用する抗微生物血清学的アッセイのための組成物、キット、および方法 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド
【要約】ヒト生体サンプル中の微生物に対する抗体の存在および/または濃度を検出するための試薬、キット、およびマイクロ流体デバイスが開示される。また、試薬、キット、およびマイクロ流体デバイスの製造方法および使用方法も開示される。抗ヒト免疫グロブリン抗体は、微生物を検出するためのブリッジングイムノアッセイにおける試薬として利用される。
【請求項3】ウイルスは、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS−CoV−2)である、請求項2に記載のキット。
 
特表2024-518335 SARS−CoV−2に対するヒト中和モノクローナル抗体、及びそれらの使用
アンスティチュ パスツール
【要約】本発明は、重症急性呼吸器症候群関連コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対する抗体、特には、重症急性呼吸器症候群関連コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対するヒト中和モノクローナル抗体、並びにSARS-CoV-2感染及び関連付けられた疾病(COVID-19)の診断、モニタリング、予防及び処置の為のそれらの使用に関する。
 
特表2024-518420 自動化された自己完結型生物学的分析のためのシステム、方法、および装置 コ−ダイアグノスティクス・インコーポレイテッド
【要約】PCR検査を含む、増幅に基づく分析を実施するためのシステム、装置および方法。1つの例示的な実施形態では、システムは、検査コンテナアセンブリと、検査ユニットと、を含み得る。検査コンテナアセンブリは、サンプル収集ポートと、サンプル調製チャンバと、反応チャンバと、を含み得る。サンプル収集ポートは、栓部材によって封止された底部開口部を含むことができる。使用時、検査コンテナアセンブリは、蓋で閉じられたサンプル収集ポートにサンプルを入れた状態で、検査ユニットの座部内に置かれ得る。プランジャが栓部材を外し、サンプルがサンプル調製チャンバ内に引き込まれ得る。サンプル調製が完了すると、チャネルが開かれ得、調製されたサンプルが反応チャンバに流れ込み、反応チャンバは次に封止される。次に、増幅反応を含む検査が行われ得、その後、反応チャンバ内の蛍光発光を検出することにより、検出が行われる。
【請求項27】前記ウイルスは、コロナウイルス、アデノウイルス、PIV1、PIV2、PIV3、RSV、インフルエンザA、インフルエンザB、ライノウイルス、および非HRVエンテロウイルスからなる群から選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】前記コロナウイルスは、229E、NL63、OC43、およびHKU1、MERS−CoV、SARS−CoV、およびSARS−CoV−2からなる群から選択される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】複数のSARS−CoV−2変異体が検出される、請求項28に記載の方法。
 
特表2024-518540 口腔内のウイルスまたは微生物負荷を低下させるための組成物および方法 ザ トラスティーズ オブ ザ ユニバーシティ オブ ペンシルバニア
【要約】口腔内のウイルス負荷、特にコロナウイルスおよびインフルエンザウイルス負荷を低下させるための組成物および方法が開示される。また、口腔内の細菌負荷を低減するための組成物および方法も開示される。
【請求項1】対象の口腔からウイルス負荷を低下させる方法であって、ウイルスの表面上のタンパク質またはグルカンに親和性を有する捕捉分子を含む担体を含む組成物の治療的有効量を対象に経口投与することを含み、前記捕捉分子が前記表面タンパク質またはグルカンを結合することにより、前記ウイルスを前記担体内に捕捉し、前記対象の前記口腔内のウイルス負荷を低下させる、方法。
【請求項6】ウイルスがコロナウイルスを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】コロナウイルスが、アルファコロナウイルス、ベータコロナウイルス、ガンマコロナウイルス、およびデルタコロナウイルスのうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】コロナウイルスが、MERS-CoV、SARS-CoV、およびSARS-CoV-2のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】前記ウイルスがSARS-CoV-2である、請求項7に記載の方法。
【請求項10】前記ウイルスがSARS-CoV-2であり、前記捕捉分子がACE2またはCTB-ACE2であり、前記担体中にウイルスを含むスパイクタンパク質を捕捉し、それにより口腔内のウイルス負荷を低下させる、請求項1に記載の方法。
 
特表2024-518565 組換え重複ペプチド及びネイティブタンパク質を含むワクチン製剤 オックスフォード ヴァクメディックス ユーケー リミテッド
【要約】本発明は、対象の免疫化及び/若しくは処置のための、ポリペプチド及びネイティブタンパク質若しくはその部分を含む製剤、組成物及びキット、又は当該ポリペプチド及びネイティブタンパク質若しくはその部分をコードするポリペプチド、並びに当該製剤、組成物及びキットを使用する処置の方法、並びに当該製剤、組成物及びキットの製造の方法を提供する。
【請求項9】前記ネイティブタンパク質配列が、コロナウイルスのSタンパク質である、請求項1から8のいずれか一項に記載の製剤。
【請求項10】前記コロナウイルスが、ベータコロナウイルス、必要に応じて、重症急性呼吸器症候群関連コロナウイルス、必要に応じて、SARS-CoV-2である、請求項9に記載の製剤。
【請求項11】前記コロナウイルスが、ヒトコロナウイルスである、請求項9又は10に記載の製剤。
 
D−1−7−2マスク
特許7458599 保管時に嵩張りにくいマスク 原田 昭彦
【課題】本発明は、製造コストを削減できるばかりでなく、携帯や保管の際に嵩張りにくく且つマスクとしての機能を著しく損なうことがないマスクを提供する。
【解決手段】鼻孔および口を覆うマスクであって、複数のシート材を積層し、積層した前記シート材のうち、着用者側のシート材1枚を装着シート部12とし、該装着シート部12以外をフィルターシート部10とし、前記装着シート部12の左右両端と前記フィルターシート部10の左右両端とをそれぞれ接合するとともに、前記装着シート部12に切り欠きを設けることによって保持具20を形成したことを特徴とする。
 
特開2024-057499 異物捕集用フィルタ、マスク、異物捕集用フィルタの製造方法、マスクの製造方法 ピー・エル・エム  白鳩
【課題】異物の捕集効率を高めつつ、通気性の低下を極力抑制することができる異物捕集用フィルタ、そのフィルタを用いたマスク、フィルタの製造方法及びマスクの製造方法を提供する。
【解決手段】マスクは、通気性を有する一対の外層シートと、一対の外層シートに挟まれたナノファイバーからなる中間繊維層と、を備えている。中間繊維層において、帯電性を有する粒状物が分散した状態でナノファイバーに固着している。外層シートは、例えば、ポリエチレンからなる連続気泡発泡体シートである。ナノファイバーは、例えばポリウレタンを主原料として構成されている。帯電性を有する粒状物は、例えばポリプロピレンからなる。
 
特開2024-059123 歌唱補助マスク 奥山 一郎 
【課題】装着者の口から発せられた、空気伝導音として耳へと伝達される声の大きさを調整することのできる歌唱補助マスクを提供する。
 【解決手段】装着者の口から発せられた声を空気伝導音として耳へと伝達する歌唱補助マスク1、口元を覆う正面マスク本体10と、正面マスク本体10の左右において耳近傍へ向かって前後方向に延在して設置され、声を装着者の耳へと空気伝導音として案内する音路21である凹部が内側に形成された頬接触部20と、を備え、頬接触部20は、耳へと伝達される空気伝導音の音量を機械的に調整するための音量調整部材30を備える。また、歌唱補助マスク1は、頬接触部20の後端に耳近傍切欠穴23が形成されており、音量調整部材30は、耳近傍切欠穴23の開度を調整する部材である。
 
特開2024-060189 マスク、及びマスクの製造方法 大王製紙
【課題】より簡素な構成で薬剤の機能を良好に発揮させ得るマスクを提供する。
【解決手段】本体と、前記本体の顔非対向側で横方向の各端部に接合されたシート状耳掛け部とを備えたマスクであって、前記本体が、少なくとも顔対向側の第1シートと顔非対向側の第2シートとが積層されてなり、前記第1シートの縦方向の少なくとも一方の端部が顔非対向側に折り返され接合されて折返し部が形成されており、前記本体の顔対向側に、平面視で前記折返し部に重ならない領域に薬剤が塗布されている。
 
特開2024-060461 マスク サンエムパッケージ 
【課題】上側起立シートの下端部分と下側起立シートの上端部分とが重なっている構成と比して、上側起立シート及び下側起立シートを本体シートに対して容易に起立させることである。
【解決手段】マスクは、着用者の口を覆うと共に正面から見て幅方向に延びる矩形状の本体シートと、本体シートに対して着用者の肌面側で、本体シートの上側部分に重ねられ、本体シートに対して本体シートの上縁側を起点に肌面側に起立可能とされている上側起立シートと、幅方向中央に対して一方側の部分及び他方側の部分に夫々設けられ、正面から見て上縁から本体シートの側縁まで幅方向に対して傾斜して延びると共に、本体シートと上側起立シートとを接合する傾斜接合部と、本体シートに対して肌面側で、本体シートの下側部分に重ねられ、本体シートに対して本体シートの下縁側を起点に肌面側に起立可能とされ、上側起立シートとの間に着用者の指が挿入可能なように上側起立シートに対して上下方向に離隔している下側起立シートと、を備える。
 
D−1−7−3感染防止
WO/2024/085170ウイルス感染後遺症抑制剤 NATIONAL CENTER OF NEUROLOGY AND PSYCHIATRY
 ウイルス感染後遺症を発症する患者の症状を軽減、軽快、寛解、又は治療する薬剤を開発し、それを提供することである。 以下の一般式(I)及び/又は一般式(II)で示される三環式化合物又はその塩をウイルス感染後遺症抑制剤として提供する。[式中、R1はH又はClを表し、R2はH又はメチル基を表し、R3はH、メチル基、又は以下の式(III)で示す官能基のいずれかを表す。]
 
D−1−8その他
特許7477000 筋活動解析装置、筋活動解析方法及び筋活動解析プログラム SMK株式会社
【課題】解析対象者に対して筋活動の変化に応じた適切なアドバイスをすること。
【解決手段】筋活動解析装置1は、解析対象者200の皮膚の表面に取り付けられた電極100からの電気信号より解析対象者200の複数種類の筋肉毎の筋電位を検出する筋電位検出部10と、筋電位検出部10により検出された筋電位に基づいて、第1の時間における複数種類の筋肉が協働して活動する際の筋活動を示す瞬間筋シナジーを算出すると共に、第1の時間よりも長い第2の時間における筋活動を示す基準筋シナジーを算出し、基準筋シナジーと瞬間筋シナジーとの特徴量を算出する演算部20と、を有する。
  従来、運動時の筋肉活動の特徴を見つけるために、筋電図の測定データに基づいて、非負値行列因子分解(NMF)を行うことにより、筋肉の活動量を筋肉のパターン(筋シナジー)とその活動量(アクティベーション)に分解する手法が提案されている。そして、筋肉のパターンとその活動量とを用いて、リハビリテーション動作の上達度を計算する手法も提案されている。
 
特表2024-517846 運動評価システム及びその使用方法 リサーチ インスティチュート アット ネイションワイド チルドレンズ ホスピタル
【要約】運動評価システムは、複数のセンサーを含む運動評価装置と、画像を表示する画面を有する運動評価提示装置と、運動評価装置および運動評価提示装置と通信する処理装置とを含む。処理装置は、運動評価装置から変位データを受信する。変位データを受信したことに応答して、処理装置は、検知された運動の動き、振幅及び速度変動の少なくとも1つを含む変位データから複数の特徴を特定し、複数の特徴からスペクトルを抽出して経時的な特徴変動を特定し、特定されている可能性閾値を超える異常運動の割合に基づいてスペクトルから潜在的疾患を特定し、運動評価提示装置上で潜在的疾患をユーザーに提示する。
 
特表2024-518483 トレーニングデータセット取得方法、無線伝送方法、装置及び通信機器 維沃移動通信有限公司
【要約】本出願は、トレーニングデータセット取得方法、無線伝送方法、装置及び通信機器を開示し、通信技術分野に属する。本出願の実施例のトレーニングデータセット取得方法は、ニューラルネットワークの最適化目標に対する各伝送条件の寄与度に基づき、各前記伝送条件におけるトレーニングデータのデータ量を決定するステップと、各前記伝送条件におけるトレーニングデータのデータ量に基づき、各前記伝送条件におけるトレーニングデータを取得して、前記ニューラルネットワークをトレーニングするためのトレーニングデータセットを形成するステップと、を含み、ニューラルネットワークの最適化目標に対する伝送条件の前記寄与度は、前記ニューラルネットワークの最適化目標の値に対する前記伝送条件の影響度を表す。
 
特表2024-518763 ジャンピング運動器具 オ、ジュ ファン
【要約】ジャンプ運動器具に係り、詳細には、板バネの弾性調節が可能で、コイルバネを利用して使用者のジャンプ運動によって発生する弾発余力を補完するジャンプ運動器具に関する。板バネの下部に弾性力のある弾発余力補完部を備えることにより、使用者のジャンピング運動で発生する弾発余力を補完できるジャンピング運動器具を提供することができる。また、ジャンプ運動時に発生する騒音及び衝撃を最小化することができ、回転可能な踏板の回転を止めることができる固定レバーを備えることにより、ジャンプ運動及び腰を回転させる運動のうち、望む運動を選択的に提供することができる。同時に、踏板弾性部を備えることにより、ジャンピング運動時に発生する衝撃を1次的に緩衝させることができるため、使用者に加えられる衝撃を緩和させることができる。
 
D−2食品
D−2−1健康食品
特許7236780 骨芽細胞の石灰化促進剤 ゼライス
【課題】石灰化促進剤として用いることができるトリペプチドを提供すること、およびこれらを有効成分として含む形成促進剤または骨形成促進用食品を提供すること
【解決手段】本発明によれば、トリペプチドGly−Pro−Hyp、Gly−Pro−Ala、Gly−Pro−Ser、Gly−Ala−Hyp、Gly−Ala−Arg、Gly−Pro−Arg、Gly−Pro−Gln、もしくはGly−Pro−Lys、またはその医学的に許容可能な塩である、骨芽細胞の石灰化促進剤が提供される。さらに、本発明によれば、石灰化促進剤のいずれか1種以上を有効成分として含有する、骨形成促進剤および骨形成促進用食品が提供される。
 
特開2024-056214 食品のレコメンドするレコメンド装置、レコメンド方法およびレコメンドプログラム 江崎グリコ
【課題】ユーザーの健康状態に対応した食品を適切にレコメンドする。
【解決手段】ユーザーが摂取する食品をレコメンドするレコメンド装置1であって、ユーザーの健康状態に関するユーザー情報を取得する情報取得部11と、前記ユーザー情報に基づいて、前記食品をレコメンドするレコメンド部14と、を備え、レコメンド部14は、人間の健康状態に関する情報および所定の食品を説明変数とし、前記人間が前記所定の食品を摂取した場合の体感を目的変数として機械学習された体感予測モデルM1〜Mnを用いてレコメンドする。
 
特開2024-056288 神経変性疾患抑制剤 国立大学法人高知大学
【課題】本発明は、安全で、神経細胞を有効に保護することにより神経変性疾患を予防または治療することが可能な製剤を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る神経変性疾患抑制剤は、車前子、人参、杏仁、牛膝、沢瀉、忍冬、生姜、乾姜、桔梗、黄柏、及び蒼朮から選択される1以上の生薬に由来する細胞外小胞を有効成分として含むことを特徴とする。
 
特開2024-057701 IL−6レセプター抑制剤を含む、シミ形成阻害またはシミ改善組成物 資生堂
【課題】シミ形成阻害組成物およびシミ改善組成物の提供。
【解決手段】シミにかかわる遺伝子として特定されたIL-6レセプターの抑制剤を用いることで、新規のシミの形成の阻害またはシミの改善のための組成物が提供される。IL-6レセプターの抑制剤は、シークワーサー果皮エキスまたはクララエキスでありうる。さらに、IL-6レセプター抑制剤を含む組成物は、シミの形成の阻害またはシミの改善のための美容又は非治療的方法において使用されうる。
 
特開2024-057876 感冒症状の予防及び/又は改善用経口組成物 ユーグレナ
【課題】感冒症状の予防及び/又は改善用経口組成物を提供する。
【解決手段】ユーグレナ藻体を含有する感冒症状の予防及び/又は改善用経口組成物である。このとき、感冒症状は、全身倦怠感、寒気、熱っぽさ、疲労、くしゃみ、鼻汁、鼻閉、のどの痛み、せき、関節痛、筋肉痛、頭痛からなる群より選択される少なくとも1種であると好適である。また、経口組成物が、食品、飲料、医薬品であると好適である。
 
特開2024-057941 ミトコンドリア活性向上用組成物  国立大学法人 筑波大学 ニッポー
【課題】ミトコンドリア活性化等に有効な天然物に由来する新規素材を提供する。
【解決手段】クロロゲン酸類のいずれかを含む、ミトコンドリア活性向上用の、食品組成物又は医薬組成物を提供する。クロロゲン酸類は、3-o-カフェオイルキナ酸、5-o-カフェオイルキナ酸、及びイソオリエンチン、からなる群から選択されるいずれかであることが好ましい。本発明の組成物は、アレキサンダー病を含む、アストロサイトの形態的成熟不全を特徴とする疾患;加齢に伴う糖及び脂質代謝の低下を含む、非疾患性の代謝障害;糖尿病、高血圧、脂質異常症、脂肪肝、メタボリックシンドローム、肥満症を含む、代謝性疾患;及び加齢又は前記代謝障害に起因する筋肉減少症(サルコペニア)からなる群より選択されるいずれかの処置のために有用である。 
 
特開2024-059385 タイタンビカスの新規用途 赤塚植物園
【課題】タイタンビカスの新たな用途を提供し、また、新規な抗老化剤、AGEs産生抑制剤、ラジカル消去剤を提供する。
【解決手段】本抗老化剤は、タイタンビカスの花(つぼみを含む)またはその抽出物を含有し、タイタンビカスの花(つぼみを含む)またはその抽出物は、ケルセチンおよびケルセチン配糖体を含み、該ケルセチン配糖体として、少なくとも、ルチン、ヒペロシド、およびイソクエルシトリンを含み、さらにケンフェロールを含む。
  タイタンビカスは、アオイ科フヨウ属の宿根草であり、本出願人によって開発された新しい植物である。タイタンビカスは、非常に強健で、夏の暑さにも極めて強く、秋には地上部は枯れるが、宿根草のため、翌年には芽を吹いて初夏には花を咲かせる。花期はおもに7〜9月の間で、一輪一輪は一日花であるが、ひと夏で延べ200輪近くの花を咲かせる。花の直径は約15cm〜25cmと非常に大きく、花色は品種により異なり、赤、ピンク、白がある。また、品種によっては草丈が3mにもなる。
 
特開2024-059594 プラズマローゲン含有組成物、プラズマローゲンの製造方法、プラズマローゲン合成促進用培地、抗炎症剤、抗炎症用経口組成物、認知機能改善剤、認知機能改善用経口組成物、神経細胞死抑制剤及び神経細胞死抑制用経口組成物 レオロジー機能食品研究所  帝人
【課題】ビフィドバクテリウム属に属する菌を用いて効率よく得ることができるプラズマローゲン含有組成物を提供する。
【解決手段】プラズマローゲン含有組成物は、ビフィドバクテリウム属に属する菌の菌体又はその処理物を含む。菌は、ビフィドバクテリウム・アドレッセンティス(Bifidobacterium adolescentis)、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bifidum)及びビフィドバクテリウム・ブレーベ(Bifidobacterium breve)からなる群から選択される。
 
特開2024-059618 細菌発酵プロセスからタンパク質富化栄養素サプリメントを得るための組成物 ジュペン バイオ (エイチケイ) リミテッド
【課題】細菌発酵プロセスからタンパク質富化サプリメントを得るための方法およびシステム、ならびにそのような任意の栄養素サプリメントおよび動物用飼料の組成物の提供。
【解決手段】嫌気性細菌プロセス由来のタンパク質富化栄養素サプリメントおよび動物用飼料サプリメントは、無数の細胞破壊およびタンパク質分画/精製プロセスを通して生成される。一酸化炭素含有ガス状基質を使用した発酵過程から1つまたは複数のタンパク質含有部分を得る細菌発酵のシステムおよび方法を提供する。本発明は、多種多様の動物およびヒトによる摂取に有用な用途となるタンパク質富化栄養素サプリメントの組成物をさらに提供する。
 
特開2024-059743 相乗的な肝保護組成物 エフエフエフ バイオワークス エルエルピー
【課題】正常な肝機能を保護するのに有効な、植物化学物質とカロチノイドとの新規な組み合わせを有する相乗的肝保護用組成物、およびその製造方法を提供する。
【解決手段】一態様として、クルクミノイドおよびルテインを2:1〜6:1の範囲の比率で含む、肝保護用組成物であって、該組成物の粒径は、D50−0.36μmから5μmの範囲、およびD90が0.60μmから10μmの範囲にあり、該肝保護用組成物のクルクミノイドおよびルテインが相乗的活性を示し、クルクミノイドおよびルテインがそれらの精製形態で存在し、クルクミノイドの純度が80〜95%の範囲であり、ルテインの純度が70〜85%の範囲である、肝保護用組成物である。
 
特開2024-059789 老化細胞除去組成物及びその使用 ルベド ライフ サイエンシズ, インク.
【課題】加齢関連の病変及び疾患を含む多くの病変及び疾患に関連する老化細胞を選択的に死滅させるための老化細胞除去剤を提供する。
【解決手段】下記式(IV)又は(V)で表される化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物若しくは溶媒和物とする。
 
特開2024-060053 糖化に起因した保湿機能低下の抑制剤、皮膚化粧料および飲食品 丸善製薬
【課題】安全性の高い天然物由来成分の中から、糖化に起因した保湿機能低下の抑制作用、または糖化に起因した表皮機能低下の抑制作用を有するものを見出し、それを有効成分とする、糖化に起因した保湿機能低下の抑制剤、または糖化に起因した表皮機能低下の抑制剤、ならびに当該天然物由来成分を配合した皮膚化粧料および飲食品を提供する。
【解決手段】本発明に係る、糖化に起因した保湿機能低下の抑制剤、および糖化に起因した表皮機能低下の抑制剤の有効成分として、ワイルドタイム抽出物を用いる。また、本発明の皮膚化粧料および飲食品に、ワイルドタイム抽出物を配合する。
 
特開2024-060257 抗炎症剤、TNF−α産生抑制剤、インターロイキン10産生亢進剤、皮膚外用組成物、および飲食品組成物 東洋紡
【課題】植物由来の有効成分を含む抗炎症剤、TNF−α産生抑制剤、およびIL−10産生亢進剤を提供することを目的とする。植物由来の有効成分を含む、抗炎症作用を有する皮膚外用組成物および飲食品組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】抗炎症剤、TNF−α産生抑制剤、およびIL−10産生亢進剤が、植物由来ポリアミン含有抽出物を含み、前記植物由来ポリアミン含有抽出物が1kDa未満の画分を含み、前記1kDa未満の画分が有効成分を含む。皮膚外用組成物および飲食品組成物が、前記抗炎症剤を含む。
 
特開2024-060271 抗肥満用組成物 学校法人東京理科大学
【課題】新規な抗肥満用組成物を提供する。
【解決手段】本発明に係る抗肥満用組成物は、モノテルペンアルコールと分岐鎖アミノ酸とのエステル又はその塩を有効成分として含有する。該エステルとしては、例えば、下記式(2)で表される化合物が挙げられる。式中、Rは炭素数3〜6の分岐アルキル基を示す。
 
特開2024-060613 霊芝β−グルカン抽出物およびその調製方法並びに検出方法 シャンシー・ユニヴァーシティ・オブ・サイエンス・アンド・テクノロジー
【課題】本発明は、霊芝β−グルカン抽出物およびその調製方法並びに検出方法を提供する。
【解決手段】この調製方法は、S1.霊芝実物を粉砕して溶媒と混合した後、トリプシンを加えて0.5〜2h酵素消化し、分離して霊芝実物残渣を得る工程と、S2.霊芝実物残渣をアルカリ水溶液と混合し、加熱条件下で超音波抽出し、得られたろ液のpH値を中性に調整して濃縮して霊芝粗製多糖を得る工程と、S3.霊芝粗製多糖をアルコール分解し、得られた沈殿物を分離、凍結乾燥して霊芝β−グルカン粗抽出物を得る工程と、S4.霊芝β−グルカン粗抽出物をグルコースゲルカラムクロマトグラフィーで精製して霊芝β−グルカン抽出物を得る工程と、を含む。本発明の調製方法は、簡単で、生成物の純度が高く、抽出効率が高く、検出方法が簡単で迅速であり、高感度で正確である。
  霊芝(Ganoderma lucidum(Curtis) P.Karst.)は、外観が傘状で、腎臓形の半円形または亜円形のキャップを有し、サルノコシカケ科植物Ganoderma sinensisとGanoderma lucidumの全草である。古来、貴重な漢方薬の一種であり、もともとはすべて野生で、主に浙江省、広西、江西、湖南省などに生育していたが、人類の栽培技術の向上により、現在は主に栽培されており、その中でも山東省の生産量は最も多い。研究が深まるにつれて、霊芝はより多くの生物活性が掘り起こされ、主に肝臓の保護と解毒、糖尿病の治療、循環器系の改善、老化の防止、免疫力の強化などに使用されている。
 
特表2024-517580 微生物細胞から栄養補給剤を製造するための方法及びシステム ソーラー フーズ オサケユイチア
【要約】微生物細胞から栄養補給剤を製造する方法の開示である。この方法は、バイオマスを得るために微生物細胞を培養することと、バイオマスを55℃から80℃までの温度で10分から60分までのインキュベーション時間にわたる熱処理によりインキュベートすることと、固相から液相を分離して除去することによりバイオマスを濃縮して、栄養補給剤の総重量の2%から40%までの乾物含量を得ることと、を含む。前述の方法を使用して微生物細胞から栄養補給剤を製造するシステムも開示される。システムは、前述の方法の各工程を実施するためのバイオリアクタ、熱交換器及びセパレータを含む。
 
特表2024-517724 オキシカム系化合物を含む筋疾患の予防または治療用組成物 アニマスキュア インコーポレイテッド.
【要約】本発明は、オキシカム系化合物を含む筋疾患に対する予防、改善または治療目的の組成物であって、前記組成物は、筋芽細胞の分化促進及び筋線維増加効果を通じて筋肉量を増加させて筋力を強化し、これにより様々な筋疾患に対する治療効果を有することができ、筋力強化または運動能力増加効果を有することができる。
 
特表2024-517764 組成物 ジボダン エス エー
【要約】本発明は、ジンゲロイドまたはショウガオレオレジンを含む組成物;特に、高度に水溶性であり、かつ増加したバイオアベイラビリティを有するジンゲロイドまたはショウガオレオレジンを含む組成物に関する。本発明はまた、このような組成物を提供するプロセスおよびこのような組成物の使用に関する。
【請求項15】栄養医薬品配合物、ヒトまたは動物用の食餌または食品製品(機能性食品配合物、すなわち、食品、飲料、飼料もしくはペットフードまたは食品、飲料、飼料もしくはペットフードのサプリメントなど)、栄養補助食品、芳香剤または香味剤、医薬製剤または獣医学製剤、ワイン学配合物または化粧品配合物としての、請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物の使用。
 
特表2024-518084 疾患を治療するための組成物及び方法 マイクロバ アイピー プロプライアタリー リミティド
【要約】本発明は、概して、細菌株及び疾患の治療又は予防のための細菌株を含む治療組成物及び方法の分野に関する。より詳細には、本発明は、ヒト消化管から単離された細菌株を含む組成物、及び炎症性及び自己免疫障害の治療又は予防におけるそれらの使用に関する。
 
特表2024-518137 アルコール性肝障害の影響を改善する方法  フルゲント・ライフ・インコーポレイテッド    グワンドン・ハオ・バン・イ・ヤオ・ジャン・カン・カンパニー・リミテッド
【要約】本開示の実施態様によれば、対象における急性アルコール性肝障害を治療、予防または改善する方法は、対象に、NADH(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)+水素(H))またはNRH(ジヒドロニコチンアミドヌクレオシド)を含む外因性ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)源を投与することを含む。また、外因性NAD+源の投与を用いて、対象のアルコール耐性を高めることができ、かつ/またはアルコール二日酔いの症状を治療、予防または軽減することができる。
 
特表2024-518209 大青葉抽出物を含む、炎症性腸疾患の予防、改善または治療用組成物 エムセラ ファーマ カンパニー リミテッド
【要約】本発明は、大青葉抽出物を含む、炎症性腸疾患の予防または治療用薬学組成物に関する。また、本発明は、前記大青葉抽出物を含む、炎症性腸疾患の予防または改善用食品組成物または動物飼料組成物に関する。
 
特表2024-518270 イノシトール、エリスリトール、又はソルビトールのうちの少なくとも1つを使用した、フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィイの生育を増進するための組成物及び方法 ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー
【要約】一態様は、イノシトール、エリスリトール又はソルビトールのうちの少なくとも1つを含有し、対象に投与するために製剤化された組成物であって、イノシトール、エリスリトール又はソルビトールのうちの少なくとも1つが、対象のマイクロバイオームにおけるフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィイの生育を増進する、組成物である。別の態様は、対象において病態を治療する、病態を予防する、病態の重症度を低減する、及び/又は病態の発生率を低減する方法であって、イノシトール、エリスリトール、又はソルビトールのうちの少なくとも1つを対象に投与することによって、対象のマイクロバイオームにおけるフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィイの生育を増進することを含む。更に別の態様は、対象において代謝効果、老化防止効果、又は抗炎症効果のうちの少なくとも1つを達成するための方法であって、イノシトール、エリスリトール、又はソルビトールのうちの少なくとも1つを対象に投与することによって、対象のマイクロバイオームにおけるフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィイの増殖を生育することを含む。
 
特表2024-518397 三次元スフェロイド型細胞凝集体に由来の細胞外小胞を含む血管新生促進用組成物 エスアンドイー、バイオ、カンパニー、リミテッド
【要約】本発明は、新規な製造方法により製造された三次元スフェロイド型細胞凝集体に由来の細胞外小胞を含む血管新生促進用組成物および血管新生促進方法に関するものである。本発明の新規な方法により製造された細胞外小胞は、血管新生を促進することができる様々な因子を高発現させ、血管の再生を誘導することができるので、血管再生を必要とする様々な疾患の治療に有用に活用されることができる。
 
特表2024-518470 老化および慢性疾患を治療する方法および組成物 エル.イー.エー.エフ. ホールディングス グループ エルエルシー
【要約】本開示は、トランス−クロセチンを含む医薬組成物、ならびに該組成物を用いて老化ならびに循環器系疾患、糖尿病、肺疾患、肝臓疾患、および神経疾患を含む慢性疾患を治療する方法に関する。
 
特表2024-518665 加齢に伴う疾患を防止および/または処置することにおける使用のためのSIRT6のバリアント     ユニバーシティ オブ ロチェスター    ザ・トラスティーズ・オブ・コロンビア・ユニバーシティ・イン・ザ・シティ・オブ・ニューヨーク     アルバート アインシュタイン カレッジ オブ メディシン
【要約】本発明は、配列番号1の配列と少なくとも75%の同一性を有するサーチュイン6(SIRT6)のバリアントをコード化する単離核酸分子に関し、バリアントは、配列番号1の配列に関してN308K置換およびA313S置換を含む、またはそれらからなる群において選択される少なくとも1つの変異を有する。本発明は、個体の加齢、および/または老化、および/または生存期間の調節のための手段を提供する。本発明はさらに、細胞における二本鎖切断の修復のための手段を提供する。最後に本発明は、加齢に伴う疾患の予防および/または処置のための手段も提供する。
 
D−2−2医薬品
特開2024-056798 グリコサミノグリカン阻害剤および促進剤 S&Kバイオファーマ
【課題】グリコサミノグリカンの機能に関連する疾患に対する副作用の少ない医薬品を開発することを目的とする。
【解決手段】ラクトフェリンまたはその誘導体を含有するグリコサミノグリカンの阻害剤または促進剤を提供する。
  グリコサミノグリカンの殆どは、プロテオグリカンとしてコアタンパク質と呼ばれる核となるタンパク質に多糖類が付加した形で存在し、体組織中の細胞外マトリックスや細胞表面に存在するほか、軟骨の主成分としても存在している。その中でもコンドロイチン硫酸は、様々な細胞増殖因子や細胞外マトリックス成分と相互作用し、細胞接着、移動、増殖、分化、形態形成といった様々な細胞活動を制御している。また、コンドロイチン硫酸ナトリウムを成分とした腰痛症、関節痛、肩関節周囲炎などの医薬品や、食品が販売されている。以下、糖に関して、コンドロイチン硫酸A(CS−A)、コンドロイチン硫酸B(CS−B)、コンドロイチン硫酸C(CS−C)、コンドロイチン硫酸D(CS−D)、コンドロイチン硫酸E(CS−E)、ヒアルロン酸(HA)、ヘパリン(HP)、へパラン酸(HS)、ケラタン硫酸(KS)の略号を示す。
 
特開2024-056852 糖尿病のためのGIP/GLP1共アゴニストを使用する方法 イーライ リリー アンド カンパニー
【課題】2型糖尿病(T2D)を治療する方法、または肥満を治療する方法を提供する。
【解決手段】本発明は、GIP対GLP−1が約2.5:1〜約10:1であるGIP:GLP−1受容体アゴニスト効力比を有するGIP:GLP−1ペプチドの新規投薬計画を使用して、2型糖尿病(T2D)を治療する方法を提供する。さらに、本発明は、GIP対GLP−1が約2.5:1〜約5:1であるGIP:GLP−1受容体アゴニスト効力比を有するGIP:GLP−1ペプチドの新規投薬計画を使用して、T2Dを治療する方法を提供する。また、本発明は、GIP:GLP−1ペプチドの新規投薬計画を使用して、T2Dの寛解を誘発する方法を提供する。本発明はまた、GIP:GLP−1ペプチドの新規投薬計画を使用して、肥満を治療する方法を提供する。
 
特開2024-057598 慢性創傷治癒を促進するための医薬組成物製造のためのアマナラン(Bletilla Formosana(Hayata) Schiltr.)抽出物の使用 長庚學校財團法人長庚科技大學
【課題】慢性創傷治癒を促進するための医薬組成物製造のための植物抽出物を使用する。
【解決手段】植物抽出物が、アマナラン(Bletilla formosana(Hayata)Schiltr.)抽出物の有効量を含む、被験体における慢性創傷治癒を促進するための医薬組成物製造のための植物抽出物の使用を提供する。
【請求項8】慢性創傷が糖尿病性創傷を含む、請求項1の使用。
【請求項9】前記慢性創傷が糖尿病性足部潰瘍を含む請求項1の使用。
 
特開2024-059656 コード化リボ核酸の器官保護発現および調節のための組成物および方法 コンバインド セラピューティクス インコーポレイテッド
【課題】肝臓、脳、肺、乳房、膵臓、結腸、および腎臓の癌などの疾患の治療の方法において使用される組成物を提供する。
【解決手段】1つ以上の標的器官内で1つ以上のサイトカインを発現させるための単離されたmRNAと、送達粒子であって前記mRNAを含む送達粒子と、薬学的に許容される担体と、を含む、医薬組成物であって、前記mRNAが、1つ以上の炎症性または免疫調節サイトカインをコードする少なくとも1つのコード配列と、少なくとも第1の非翻訳領域(UTR)配列と、少なくとも異なる3つのマイクロRNA(miRNA)結合部位配列と、を含む、医薬組成物である。
 
特開2024-059686 新規の、無駄のない、環境に配慮した造粒方法 ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【課題】環境に配慮した造粒プロセスであって、とりわけ、医薬品製造の目的に適用可能な造粒プロセスを提供する。
【解決手段】流動層造粒プロセスであって、以下のステップa)1種または複数の成分を流動層造粒機に移し、混合するステップ、b)流動粉体層に、適量の造粒液を噴霧して加え、混合するステップ、c)この混合物に、適量の1種または複数の吸湿剤を加え、混合するステップ、およびd)任意で、この混合物に、1種または複数の追加の成分を同時または順次に加え、それぞれ同時または順次に加えた後に混合するステップを含み、流入空気温度が前記プロセス全体を通して60℃未満である、プロセスである。
  本発明は、特に医薬品製造におけるプロセスのステップとして有用な、新規の流動層造粒に関する。
 
特開2024-059878 高濃度のタンパク質ベースの治療剤を含有する医薬組成物中の非晶質安定化化合物としてのアミノ酸と糖との最適比 メディミューン,エルエルシー
【課題】高濃度の1つ以上のタンパク質生体分子を含有する改良された医薬組成物を提供する。
【解決手段】タンパク質生体分子と、1つ又は複数の非晶質安定化化合物、特にスクロース、トレハロース、グルコース、ラクトース若しくはソルビトールなどの糖又はこれらの混合物、或いはアルギニン、アラニン、グリシン、リジン若しくはプロリンなどの1つ以上のアミノ酸分子、又はこれらの誘導体及び塩、又はこれらの混合物との最適比を含む医薬組成物を提供する。かかる非晶質安定化化合物をかかる最適比で含むことにより、タンパク質生体分子の許容可能な長期安定性がもたらされ、及び凍結乾燥時間の短縮、より具体的には乾燥時間の短縮、更により具体的には一次乾燥時間の短縮が促進される。
 
特開2024-060064 血糖値上昇抑制剤及び整腸剤 東洋新薬
【課題】血糖値上昇抑制作用が飛躍的に向上した血糖値上昇抑制剤、及び整腸作用が飛躍的に向上した整腸剤を提供すること。
【解決手段】大麦処理物と、ホップ、クワ、クロレラ、ケール、長命草、甘藷、ターミナリア、ウコン、ショウガ、大豆、サラシア、ギムネマ、グァバ、及び杜仲からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物素材の処理物と、を含むことを特徴とする血糖値上昇抑制剤及び整腸剤である。
 
WO/2024/085143ヌクレオカプシド由来抗原ペプチド、核酸、ベクター、医薬組成物、HLA/抗原ペプチド複合体、およびT細胞の検出方法 NATIONAL UNIVERSITY CORPORATION KUMAMOTO UNIVERSITY
 SARS−CoV−2に対する免疫応答の誘導に使用しうる、新たなペプチドの提供を目的とする。 本開示のヌクレオカプシド由来抗原ペプチドは、下記(P1)、(P2)、または(P3)のポリペプチドを含む: (P1)配列番号1(KAYNVTQAF)のアミノ酸配列からなるポリペプチド; (P2)配列番号1のアミノ酸配列において、1〜6個のアミノ酸が欠失、挿入、置換、または付加されたアミノ酸配列からなるポリペプチド; (P3)配列番号1のアミノ酸配列に対して、80%以上の同一性を有するアミノ酸配列からなるポリペプチド。
 
WO/2024/090488放射性医薬組成物 NIHON MEDI-PHYSICS CO., LTD.
 本発明は、放射性核種と抗体との複合体を有効成分として含有する液状の医薬組成物に関する。該抗体が、ムチンサブタイプ5ACに特異的に結合する抗体であり、該組成物中の前記抗体の濃度が、0.1mg/mL以上5mg/mL以下であり、該組成物は、L−アルギニンとL−ヒスチジンと界面活性剤とを含むことを特徴とする。かかる医薬組成物は保存容器への放射能吸着が低減されている。
 
WO/2024/090489放射性医薬組成物の製造方法 NIHON MEDI-PHYSICS CO., LTD.
 本発明は、放射性核種で抗体を標識した放射性標識抗体を有効成分とし、1種以上の添加剤を含む液状の放射性医薬組成物の製造方法であって、 (工程1)放射性核種で抗体を標識して前記放射性標識抗体の粗生成物の溶液を得る工程と、 (工程2)前記工程1で得られた前記粗生成物の溶液を陽イオン交換材料と接触させて前記放射性標識抗体を前記陽イオン交換材料に吸着させる工程と、 (工程3)前記添加剤を含む溶離液を用いて前記工程2で前記陽イオン交換材料に吸着した前記放射性標識抗体を溶出する工程と、 を含む、 放射性医薬組成物の製造方法に関する。 本発明の方法により、放射性標識抗体を簡便かつ簡易な手法で精製することにより放射化学的収率及び放射化学的純度に優れる放射性医薬組成物を製造することができる。
 
特表2024-517432 気道の炎症/線維化病変および肝臓病変の治療における官能化キトサンの使用 グリココア ファーマ エッセ.エッレ.エッレ.
【要約】本発明は、好ましくはウイルス感染によって引き起こされる、気道の病状または肝臓の病状の治療に使用される、官能化キトサンまたはその塩を開示する。前記官能化キトサンまたはその塩は、ガレクチンモジュレーターとして作用することができ、特にガレクチン−3を調節し、従って、これらのウイルス感染によって生じる炎症および線維症カスケードの顕著な減少を決定することが実際に観察された。さらに、本発明は、この官能化キトサンまたはその塩を含む、医薬組成物および生体材料を開示する。
 
特表2024-517483 アルギン酸オリゴ糖の使用 海糖(江蘇)生物医薬科技有限公司
【要約】本発明は、急性腎障害を治療するための薬物の製造におけるアルギン酸オリゴ糖又は薬学的に許容されるその塩の用途を提供し、前記アルギン酸オリゴ糖は、アルギン酸二糖、アルギン酸三糖又はアルギン酸四糖である。アルギン酸二糖、三糖、四糖は、虚血再灌流(I/R)、内毒素リポ多糖(LPS)及び抗腫瘍薬シスプラチンによって誘発される急性腎障害動物モデルにおいて、いずれも非常に明らかな保護効果を有することが研究で判明された。本発明のアルギン酸オリゴ糖で急性腎障害動物を治療した後、血清クレアチニンレベルは有意に低下し、腎臓の尿濃縮機能は明らかに回復し、尿細管障害マーカー(KIM−1、NGAL)レベルは明らかに低減し、炎症性因子の発現は有意に低下し、腎臓の病理学的変化は有意に改善され、かつ、用量の増加に伴って、治療効果は強化される。したがって、本発明のアルギン酸オリゴ糖は、急性腎障害に対して比較的高い治療効果を有する。
 
特表2024-517619 糖尿病管理のためのシステム及び方法 アボット ダイアベティス ケア インコーポレイテッド
【要約】薬剤送達デバイスを統合管理システムに組み込むためのシステム、デバイス及び方法を提供する。統合管理システムは、統合糖尿病管理システムとすることができ、グルコース監視装置と、連携型インスリンペンと、ソフトウェアとを備えることができる。統合管理システムは、複数のレポートを作成することができ、複数のレポートには、被検物質値(例えば、グルコース値)及び送達された薬剤(例えば、送達されたインスリン)に関連するデータを含めることができる。
 
特表2024-517658 1型真性糖尿病(T1D)を治療するためのMHCクラスII T細胞調節ポリペプチド及びその使用方法 キュー バイオファーマ, インコーポレイテッド
【要約】本開示は、1型糖尿病(T1D)関連ペプチドエピトープと、MHCクラスIIポリペプチドと、1つ以上の免疫調節ポリペプチドと、TGF−βポリペプチドと、マスキングポリペプチドとを含む、T細胞調節ポリペプチド(TMP)を提供する。本開示のTMPは、T細胞の活性の調節に有用である。したがって、本開示は、T細胞の活性を調節するための組成物及び方法、ならびにT1Dを有する人を治療するための組成物及び方法を提供する。
 
特表2024-518060 高脂血症を治療するための薬物組成物及びその調製方法 スーチョアン チウチャン バイオロジカル サイエンス アンド テクノロジー カンパニー リミテッド
【要約】高脂血症を治療するための薬物組成物及びその調製方法であって、前記薬物組成物はクロロゲン酸、ビタミン、薬学的に許容可能な補助材料及び任意の微量元素を含み、該高脂血症を治療するための薬物組成物は、血清総コレステロール及び血清トリグリセリドを低下させ、高比重リポタンパク含有量を向上させる優れた効果を有するとともに、薬物組成物の成分が明確であり、構成がシンプルであり、安全で副作用がないため、高脂血症の臨床治療に広く応用することができる。
 
特表2024-518185 低酸素誘導性脂肪滴関連タンパク質又はその短縮型断片の医薬的使用 西湖大学
【要約】本発明は、生物医学の分野に関し、低酸素誘導性脂肪滴関連タンパク質又はその短縮型断片の医薬的使用に関する。具体的には、本発明は、高脂血症、高脂血症合併症若しくは神経変性疾患を処置若しくは予防するための薬物の調製における低酸素誘導性脂肪滴関連タンパク質若しくはその短縮型活性断片の使用、又は血液若しくは脳脊髄液中のアポリポタンパク質レベル、低密度リポタンパク質レベル若しくは超低密度リポタンパク質レベルを低減させるための薬物の調製における低酸素誘導性脂肪滴関連タンパク質若しくはその短縮型活性断片の使用に関する。
 
D−2−3機能水
特表2024-518673 電気活性化超酸化水及びその合成方法 ヴィジレンズ メディカル ディバイシズ エスディーエヌ. ビーエイチディー. ア バクティガード カンパニー
【要約】本発明は、逆浸透脱イオン水を使用して大量に製造される電気活性化超酸化水(EASW)に関する。電気活性化超酸化水は、創傷治癒における抗菌剤、消毒剤及び洗浄剤として使用される。本開示の電気活性化超酸化水は、次亜塩素酸であって、0.0002%〜0.01%の量で存在する、次亜塩素酸と、次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)と、塩化ナトリウム(NaCl)であって、次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)及び塩化ナトリウム(NaCl)が合計で0.1%未満の濃度で存在する、塩化ナトリウム(NaCl)と、精製水であって、99.9%の濃度で存在する、精製水と、を含む。
 
 
E土関係・雨水・中水他
Eー1土質改良
特許7220001 地面の穴あけ機 廣田 祐次
【課題】地面に穴を掘る場合、大中小型のパワーショベル等を使うのが一般的であるが、大規模な工事となりコストがかかる上に、地下深く掘ることが難しい。
【解決手段】モーターで回す電動ドリルで地中に穴を掘りながら、水をポンプとホースとで供給し、前記穴掘りで出てきた土砂を水で攪拌し、泥にしたうえで、別のポンプとホースとで泥を吸い上げる工法を提案する。ドリルが地下にどんどん堀進むと、ホースやモーター用の電源ケーブルの長さや強度が足りなくなるので、強度を補うためのワイヤーを設定し、該ワイヤー、二本のホース、電源ケーブル4本で構成された、ワンタッチで装着できる「ワンタッチ中継ユニット」をつないでいき、地下深くに該電動ドリルが届くようにする。
 
特開2024-057468 坑内地質探査方法 佐々木 孝幸
【課題】確実にかつ効率よく地質調査することができる坑内地質探査方法を提供する。
【解決手段】坑内地質探査方法は、自走式の削孔機に搭載されるドリフタに脱着可能に取り付けられる削孔用ドリルにより、抗内壁を削孔してボーリング孔を形成する工程と、削孔用ドリルをドリフタから取り外して、長さ方向に延びる色付き直線が付された透明管をドリフタに付け替える工程と、ドリフタを駆動して、透明管をボーリング孔に挿し込む工程と、ボーリング孔内の透明管内にカメラを挿入する工程と、透明管内に水を注入する工程と、水が充満したボーリング孔内の孔壁面をカメラにより撮影する工程とを備える。
 
特開2024-057968 地盤改良工法及びその工法に使用するモニタの流路構造 清水建設 ライト工業 大翔化学研究所
【課題】従来よりも施工効率を向上させることができる地盤改良工法と、その地盤改良工法に使用するモニタの流路構造を提供する。
【解決手段】本発明に係る地盤改良工法は、改良する地盤へ鉛直方向に挿入され流体を高圧で噴出するモニタを使用する。モニタは、切削加工により凹部が設けられた接合面を有する一組の部材(11,12)を接合面が密着した状態で接合し構成した柱状体(1)により形成される噴出部を有する。噴出部は、柱状体を貫通し柱状体の頂面(2)に開口する流入口(3)と柱状体の側面(4)に開口する流出口(5)を連通する流路(6)を有し、流路の壁面が焼き入れされている。
 
E−2雨水・雪・中水・地下水
特許7474361 プラウ昇降装置及び軌道用除雪車両 株式会社NICHIJO
【課題】軌道用除雪車両の後退時に、軌道上や軌道の周辺に溜まった雪がスノープラウの内側に堆積することを防止することができるプラウ昇降装置を提供する。
【解決手段】プラウ昇降装置は、長手方向の一方に設けられたスノープラウ21と他方に設けられた除雪機器3を有する軌道用除雪車両100のプラウ昇降装置2であって、軌道用除雪車両100の車体1とスノープラウ21との間に設けられた固定枠61に接続され、スノープラウ21を支持する可動枠62であって、スノープラウ21により除雪作業する除雪位置P1とスノープラウ21が除雪位置P1よりも上方に位置する退避位置P2との間で移動可能な可動枠62と、除雪機器3による除雪時に可動枠62を介してスノープラウ21を除雪位置P1から退避位置P2に上昇可能な昇降駆動装置63と、を備える。
 
特開2024-058746 耐雪フェンス  中村建設 ビーセーフ
【課題】積雪による荷重負荷を有利に軽減乃至は分散することの出来る耐雪フェンス構造を提供する。
【解決手段】耐雪フェンス10の上部胴縁18aをワイヤロープにて構成し、且つ各支柱14に、上部胴縁18aから上方に延びる延長部14aを形成すると共に、それら延長部14aの上部間を連結するように積雪対策ロープ22を配設し、そして隣接する支柱14間の中間部に位置する積雪対策ロープ22の所定長さ部分を、上部胴縁18aを構成するワイヤロープに対してワイヤグリップ32を用いて一体的に取り付けて、一体的連結部24を構成し、一体的連結部24の両端から支柱14の延長部14aの上部に向かって延びる積雪対策ロープ22部分が、所定角度で上方に傾斜する傾斜部26として張設することで、一体的連結部24とその両側に位置する傾斜部26にて平底の深皿形状を呈するようにした。    
 
特開2024-059044 除雪車輌による除雪作業のための安全支援方法及びシステム 宮川興業
【課題】作業路線の積雪前の路面映像を除雪作業者に提示し、危険物等の存在を作業者に知らせることができるようにして、作業者のミスによる事故の発生を未然に防ぐことができる除雪作業における事故防止支援方法及びシステムを提供する
【解決手段】積雪前にデジタルビデオカメラを使用して除雪対象路線の映像を撮影し、コンピュータにインストールした画像を加工するためのアプリケーションソフトを用いて撮影した積雪前の路面映像の位置情報をビデオ画像表示装置の位置情報にリンクさせ、積雪前の路面映像の危険個所にアラート画像を付加し、路面映像の加工処理を行う。小型軽量のビデオ画像表示装置にアラート画像を付加した加工路面映像のデータを入力し、ビデオ画像表示装置を除雪車輌の運転者が見える位置に配置する。
 
特開2024-059244 テント膜構造物用の雨筋防止部材 平岡織染
【課題】テント倉庫(骨組テント膜構造物)の側壁に発生する雨筋汚れの増長を効果的に遅延するための、テント倉庫に装着して用いる雨筋防止部材の提供。
【解決手段】長尺三角柱による雨筋防止部材であって、長尺三角柱(両側面を除く)の三面を、傾斜面、底面、及び背面とした時、傾斜面と底面の交角が30〜45°、かつ底面と背面の交角が90〜100°で、さらに傾斜面が、その先端から突き出た1.0〜2.5cm長の庇、及びその後端から伸び出た1.0〜5.0cm長の折り曲げ自在べろを有する雨筋防止部材をテント倉庫の側壁に装着して用いる。
 
特開2024-059245 テント膜構造物に対する雨筋防止部材の装着方法 平岡織染
【課題】テント倉庫(骨組テント膜構造物)の側壁に発生する雨筋汚れの増長を効果的に遅延するために用いる雨筋防止部材のテント倉庫への装着方法、特に着脱自在な装着方法の提供。
【解決手段】雨筋防止部材の装着方法であって、雨筋防止部材が長尺三角柱で、この長尺三角柱(両側面を除く)が、傾斜面、底面、及び背面に区分され、傾斜面が、その先端から突き出た庇、及び傾斜面の後端から伸び出た折り曲げ自在なべろを有していて、両面粘着テープ、面ファスナー、及びマグネット、から選ばれた1種以上を用いて、べろの裏面、及び前記長尺三角柱の背面を、テント膜構造物の骨組みの水平フレームに沿い、テント膜構造物の側壁上部外面に一直線状に固定する。
 
E−3循環
特開2024-057960 水循環配管のクリーンアップ工程の制御システム、情報処理装置、プログラム、及び、水循環配管のクリーンアップ工程の制御方法 中国電力
【課題】ガスガスヒータ装置200における水循環配管のクリーンアップ工程の短縮をもたらす制御システムを提供すること。
【解決手段】ボイラ71の排ガスから熱を回収する熱回収器2と、処理ガスを昇温させる加熱器3と、熱回収器2と加熱器3との間の水循環配管4と、を備えるガスガスヒータ装置200における水循環配管4のクリーンアップ工程の制御システムは、水循環配管4のフラッシング工程において、情報処理装置1の排水槽排水制御手段102が排水槽水位受付手段104が受け付けた排水槽52の水位が設定値未満に保持するように排水槽排水手段46を制御し、情報処理装置1の水循環制御手段105が循環水タンク貯水量受付手段103が受け付けた循環水タンク51の貯水量が所定量以上を保持し、且つ、排水槽水位受付手段104が受け付けた排水槽52の水位が所定値未満となるように、給水弁47及び循環水排水手段45を制御する。
 
 
F水関係
Fー1有機物
特許7421252 改良型嫌気性装置 南京環美科技股フン有限公司
【課題】汚泥床押し流しの死角を小さくし、廃水と嫌気性菌の反応を強化する嫌気性廃水処理装置を提供する。
【解決手段】タンク1の底部に給水管11が設けられ、タンク内に三相分離器が設けられ、タンクの最上端に排気管13が設けられ、タンクの側壁に排水管14が接続され、排水管は三相分離器の上方に位置し、タンクの底部に同軸に分布する複数のコイル管が設けられ、各コイル管の直径は外から内へ順次小さくなり、隣接する2つのコイル管は分岐管によって接続され、各コイル管にいずれも周方向に分布するノズルが設けられ、各ノズルは同じ時計の針の方向に傾斜して設けられ、そのうち1つのコイル管は給水管に接続される。
 
特開2024-056209 有機性排水処理方法及び有機性排水処理装置 クボタ
【課題】窒素を含有する有機性排水に対して設備コストの増大を伴なうことなく放線菌の発生を効果的に防止できる有機性排水処理方法を提供する。
【解決手段】窒素を含む有機性排水を活性汚泥中で生物処理する有機性排水処理方法であって、供給された原水と活性汚泥を攪拌する攪拌機構が設置された無酸素槽と、膜分離装置が活性汚泥中に浸漬配置された好気槽と、前記好気槽から前記無酸素槽へ活性汚泥を返送する汚泥返送路と、を備えた有機性排水処理装置に対して、前記攪拌機構の作動状態を切替えることにより、前記無酸素槽を一時的に嫌気槽として機能させる。
 
特開2024-057416 冷却装置、下水処理システム及び冷却装置の制御方法 東芝  東芝インフラシステムズ
【課題】排熱を有効利用できる冷却装置及び冷却装置の制御方法を提供する。
【解決手段】実施形態にかかる冷却装置は、ループ流路と、第1スタックと、第2スタックと、冷却部と、吸収側温調部と、を備える。ループ流路は、作動流体を収容し、環状である。第1スタックは、ループ流路に設けられ一次側と二次側の温度勾配により音波を発生する。第2スタックは、ループ流路に設けられ音波により一次側と二次側の温度勾配を生じる。熱回収部は、第1スタックの一次側に設けられ汚泥の焼却により生じる熱を熱源として作動流体を加熱する。回収側温調部は、第1スタックの二次側におけるループ流路の温度を調整する。冷却部は、第2スタックの二次側において、浄化処理後の処理水が作動流体と熱交換可能に配設され、ループ流路の外周に巻き付けられる処理水冷却流路を備える。吸収側温調部は、第2スタックの一次側におけるループ流路の温度を調整する。
 
特開2024-057750 水処理システム及び反応槽ユニット 西原環境
【課題】付着微生物を担持した担体を用いた水処理システムにおいて、水槽(生物反応槽)内の水を抜いた際に、水を含んだ担体の重みで反応タンク底部に設置されている散気装置が破損してしまうことを低減することが可能な水処理システムの提供。
【解決手段】付着微生物を担持した担体を用いた水処理システムであって、汚水及び担体2が投入されて生物処理を行う生物反応槽111と、生物反応槽111内に設けられる散気装置112と、散気装置112の上部に設置され、気体を透過させる一方で担体2は通さない散気装置保護部材113と、を備える水処理システム1。
 
Fー2硝酸性窒素・窒素・りん
特開2024-057217 揺動式生物硝化方法および揺動式生物硝化装置 三菱ケミカルアクア・ソリューションズ
【課題】本発明の目的は、高濃度のアンモニア性窒素を含む被処理水を高い硝化速度で処理でき、かつ、処理装置の小型化も可能である揺動式生物硝化方法および揺動式生物硝化装置を提供することである。
【解決手段】下記の要件1−4を満たすこと。要件1:1つの生物保持体6の立体的な大きさが、最大長さ方向が5mmを超えて、かつ、直径20mmの球体に収まる。要件2:被処理水供給管4の吐出口の断面積S吐出口と、硝化槽5の底面積S硝化槽との比が、0.01〜0.5である。要件3:被処理水の線速度LV通水[m/h]と硝化槽5内の気体の線速度LVガス[m/h]との線速度比が、0.3〜6.0である。要件4:下式(1)で算出される充填率が、75%以上である。充填率(%)=(複数の生物保持体のかさ体積)/(硝化槽内の有効水量体積)×100・・・式(1)
 
特表2024-518228 水処理のための、当該水の窒素の含有量(NGL)の低減を目的とする、炭素源および通気の必要量の低減を伴う、通気された生物学的濾過方法 ヴェオリア・ウォーター・ソリューションズ・アンド・テクノロジーズ・サポート
【要約】本発明は、窒素汚染物質が負荷された水に対する、前記水の全窒素の含有量を低減するための生物学的濾過方法であって、第1の通気された生物学的反応器において実行される亜硝酸化および濾過の第1のステップと、第2の通気されていない生物学的反応器において実行される、脱アンモニア、脱硝および濾過の第2のステップと、第1の反応器の出口における水のアンモニア性窒素の含有量に対する亜硝酸塩の含有量の比を評価するステップとを含むことを特徴とする、生物学的濾過方法に関する。この比が所定の化学量論値よりも大きい場合、本発明に係る方法は、第2の反応器の入口において、亜硝酸塩の含有量のアンモニア性窒素の含有量に対する比が、アナモックス反応の化学量論比に近い混合物を得るために、第1の反応器に由来する水に処理される水を添加するステップを含む。
 
Fー3担体・吸着剤・凝集剤
特表2024-517455 分離特性を向上させた中空糸膜フィルタ  フレゼニウス メディカル ケア ドイッチェランド ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【要約】本発明は、向上した分離特性を有する液体を浄化するための中空糸膜フィルタに関するものであり、円筒形ハウジングと、円筒形ハウジングのそれぞれ第1及び第2の端部を囲む第1の流入室又は流出室及び第2の流入室又は流出室と、を備え、中空糸膜フィルタは、円筒形ハウジング内部の中空糸膜への改善された液体流入を行い得るような、中空糸膜の有効長と円筒形ハウジングの内径との或るアスペクト比を有する。
 
特表2024-517456 分離特性を向上させた中空糸膜フィルタ フレゼニウス メディカル ケア ドイッチェランド ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【要約】本発明は、向上した分離特性を有する液体を浄化するための中空糸膜フィルタに関するものであり、円筒形ハウジングと、円筒形ハウジングのそれぞれ第1及び第2の端部を囲む第1の流入室又は流出室及び第2の流入室又は流出室と、を備え、円筒形ハウジングは、少なくとも1つの端部領域において、円筒形ハウジング内部の中空糸膜への液体流入を改善するように設計される。
 
特表2024-518359 水処理分離膜の支持体用芯鞘型複合繊維、これを含む水処理分離膜用支持体、これを含む水処理用分離膜、およびこれを含むフィルターモジュール 東レ尖端素材
【要約】本発明は、重金属が溶出せず、人体に無害であり、色相の透明度および強度に優れた水処理分離膜の支持体用芯鞘型複合繊維、これを含む水処理分離膜用支持体、これを含む水処理用分離膜、およびこれを含むフィルターモジュールに関する。
 
Fー4水の電解
WO/2024/090346水処理装置及びその運転方法 PANASONIC INTELLECTUAL PROPERTY MANAGEMENT CO., LTD.
 本開示に係る方法は、電気分解によりアルカリ水と酸性水とを生成し、極性が切替可能な電極を有する電気分解装置と、電気分解装置に接続された循環流路であって、電気分解装置が生成したアルカリ水と酸性水とを交互に通水可能な第1循環流路と第2循環流路と、電気分解装置が生成した処理水を収容する貯水タンクと、制御部と、を備える水処理装置の運転方法であって、制御部は、少なくとも2回の電気分解ステップと、連続する電気分解ステップの間に電気分解装置の電極の極性を切り替える極性切替ステップと、を実行し、制御部は、極性切替ステップにおいて、電気分解装置が生成した酸性水または処理水を電気分解装置に通水するように制御する。
 
Fー5純水
特開2024-058285 純水製造装置 栗田工業
【課題】紫外線酸化装置を備えた使用水量などに追従して処理水量が変動しても過酸化水素の発生を抑制可能な純水製造装置を提供する。
【解決手段】一次純水装置3は、紫外線酸化装置13の後段に流量計41を有するとともに、この流量計41の検出値に基づいて紫外線酸化装置13の紫外線の照射量を制御可能な制御手段を有する。紫外線酸化装置13としては、複数の紫外線ランプのブロックから構成されていて、制御手段により点灯するブロック数を制御するとともに各ブロックの紫外線ランプの照度を調光することにより、紫外線酸化装置13における紫外線の照射量を制御可能なものを用いる。そして、紫外線酸化装置13の後段で流量計41により処理水量を測定し、あらかじめ設定した基準とする流量に対する処理水量の増減に応じて、紫外線酸化装置13における紫外線の照射量を増減するように制御する。
 
WO/2024/090356純水製造方法、純水製造装置及び超純水製造システム NOMURA MICRO SCIENCE CO., LTD.
 前段側で3段の逆浸透膜装置の処理負荷を軽減することで、薬剤使用量を低減することができ、効率よくホウ素濃度の除去された純水を製造する。原水を、少なくとも3段の超低圧型の逆浸透膜装置で処理する純水製造方法であって、逆浸透膜は、いずれも、架橋芳香族ポリアミドからなるスキン層を有する負電荷膜であり、原水が、炭酸を1〜100mg/L、ホウ素を150μg/L以下含有し、原水を第1段目の逆浸透膜装置で処理する工程と、アルカリ性の被処理水を得る工程と、アルカリ性の被処理水を第2段目の逆浸透膜装置で処理する工程と、その透過水を第3段目の逆浸透膜装置で処理して、ホウ素濃度が3〜20μg/L、導電率が、0.3〜40μS/cmの純水を得る工程と、を有する純水製造方法及び装置。
 
Fー6飲料水
特許7422304 立体型緩速濾過 生武 好包
【課題】広くない土地で緩速濾過ができ、作業効率が格段に上がる、立体型緩速濾過を提供する。
【解決手段】濾過面を立体化して濾過池面積を狭くて済むようにし、濾過面の洗浄は濾過池の排水弁を開閉するだけで洗浄出来るようにする。すなわち、片端密閉した素焼筒(長さ10メータの筒の外側を相対的に大きな砂粒で、内側を相対的に小さな砂粒で、厚みの中層に補強用ステンレスのかご型鉄筋を入れて接着材を使い焼結したもの)を濾過地に密閉端を下にして縦横に並べ、筒の外側から内側へ原水が通る間に筒外面にできた生物膜により狭雑物が除去されて濾過池上面に流出するようにした立体型緩速濾過とする。
  浄水場の濾過池には急速濾過池と緩速濾過池があり、急速濾過は水中の狭雑物を除去するため、原水に凝集剤を入れてフロックを形成し、沈殿池で沈殿させ、その残りを濾過池の砂層で濾過する方法であり、緩速濾過は沈殿池が不要で濾過池砂層の表面に生物膜(藻の1種)を形成させ、それを原水がゆっくりと通ることにより水中の狭雑物を除去する方法である。濾過水は急速濾過による水より緩速濾過による水の方がおいしい
 
特開2024-058759 電解次亜生成装置とこの装置を備えた可搬式浄水装置 清水合金製作所
【課題】少水量、少流量の水処理に好適であり、極少量の希釈食塩水を連続してつくることが可能な電解次亜生成装置とこの電解次亜生成装置を備えた可搬式浄水処理装置を提供する。
【解決手段】電解次亜生成装置1は、真水槽11と食塩投入槽12とを区画形成し、かつ真水槽11から食塩投入槽12に真水を供給するための貯留槽2と、この貯留槽内の真水槽11の真水と食塩投入槽12の飽和食塩水とを個別に供給して所定の希釈食塩水濃度に制御する濃度調整手段3と、濃度調整手段3から合流させて極少量の希釈食塩水の濃度を均一化する混合槽4と、混合槽4の後段に希釈食塩水が供給される電解槽5とを備えた。
 
Fー7脱イオン水・軟水
特許7477009 電気脱イオン装置の運転方法 栗田工業株式会社
【課題】電気脱イオン装置にpHが高い給水を供給しても高水質の処理水を効率よく製造することの可能な電気脱イオン装置の運転方法を提供する。
【解決手段】電気脱イオン装置8にpH8以上の被処理水(給水)W4を電気脱イオン装置8の脱塩室25に被処理水W4を供給する。そして、この脱塩室25を透過した脱塩水W5を分取して濃縮室26に脱塩室25とは逆方向に供給する。これにより、被処理水(給水)W4のpHが8以上であっても脱塩室25の取り出し側ほど濃縮室26の被濃縮水中のイオン濃度が低いものとなる。特に電気脱イオン装置8の脱塩室の出口付近における濃縮室26から脱塩室25への無機炭酸イオンの移動を低減し、脱塩水W5の抵抗率の低下を防ぐことができる。
 
特表2024-517622 軟水器システム関連出願の相互参照 ヌーボ・レジデンシャル,エルエルシー・ディービーエイ・ヌーボエイチツーオー
【要約】給水源を処理するための水処理システムは、タンク、ディスペンサ、及び制御システムを含む。タンクは、給水源から水の流れを受容するために、給水源と流体連通している。ディスペンサは、タンクに結合されるように構成されており、かつ水処理材料をタンクの貯蔵リザーバに分注するように構成されている。制御システムは、水と水処理材料とを組み合わせることによって、貯蔵リザーバで水処理溶液を生成するように構成されている。
 
Fー8その他
特開2024-056256 排水処理方法および排水処理装置 ササクラ
【課題】排水に含まれる硫酸イオンの分離を効率良く行うことができる排水処理装置を提供する。
【解決手段】硫酸イオンを含有しアルカリの添加によりpH調整された排水が貯留される容器10と、容器10に貯留された排水が通水されるナノろ過膜20とを備え、ナノろ過膜20のNF膜透過水の少なくとも一部が容器10に還流するように構成された排水処理装置1である。容器10には、例えば、排ガスを洗浄して再利用される排水に水酸化ナトリウムを添加して貯留することができる。
 
特開2024-056318 河川監視システム、河川監視方法、及びプログラム 古野電気
【課題】広範囲を監視可能な河川監視システム、河川監視方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】河川監視システムは、河川1の側壁11に固定された複数のリフレクタ2からなるリフレクタ群に対し、送信方向を変更しながら電波を送信する送信部31と、電波の反射波を受信する受信部32と、複数のリフレクタ2の位置に対応する反射波に基づく値Rと基準値Bとに基づいて、複数のリフレクタ2の状態を一覧で出力する出力部41と、を有する。
 
 
G油
G−1油吸着材
特許7368891 ドレン処理機のドレン分流システム オリオン機械
【課題】ドレン流体を複数の気液分離槽55へ適切に分配できることで、ドレン水を複数の吸着処理槽65へ適切に分配できるドレン処理機のドレン分流システムを提供する。
【解決手段】ドレン水及び圧縮空気が混合された状態のドレン流体が導入されてドレン水と圧縮空気とに分離させる分離用スペース56を備える複数の気液分離槽55と、複数の気液分離槽55に一対一に接続され、ドレン水が導入されるように設けられた複数の吸着処理槽65と、ドレン流体を一つのドレン流体流路53から複数に分岐させて複数の気液分離槽55へ導入させる複数のドレン分岐導入流路53a、53bを備え、気液分離槽55の分離用スペース56では、圧縮空気が滞留される圧縮空気滞留部56a及びドレン水が貯留されるドレン水貯留部56bが生じ、複数の圧縮空気滞留部56a同士を連通させて内部圧力が均圧化されるように接続された均圧連通路57を備える。
【請求項6】前記吸着材の少なくとも一部が油を吸着する油吸着材であって、前記吸着処理槽が油水分離器であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のドレン処理機のドレン分流システム。
 
G−2その他
特許7477230 乾留熱分解油化システム、及び乾留熱分解油化方法 株式会社エムエスケイ
【課題】乾留後の乾留釜に残留する残渣を容易に回収することができ、且つ、当該残渣の再利用を可能にする、乾留熱分解油化システム及び乾留熱分解油化方法を提供すること。
【解決手段】乾留熱分解油化システムは、鉛直下方に位置する底部、前記底部から鉛直上方に隆起する隆起部、及び前記底部に配され、少なくとも前記隆起部を被覆する被覆材を有し、乾留熱分解される被処理物を収容する乾留釜1と、前記乾留釜を加熱し、前記被処理物を残渣とガスとに分解する熱分解部2と、前記ガスを冷却し、前記ガスに含まれる油分を凝縮させる冷却部3と、前記残渣から異物を取り除く異物除去部8と、を具備することを特徴とする。
 
特開2024-057949 撥水防塵剤、撥水防塵剤用イオン性ワックスエマルジョン、撥水防塵剤の製造方法及び野積み堆積物の発塵及び水分上昇防止方法 栗田工業
【課題】従来処理より防塵剤の遮水性を向上させ、水の浸透を長時間にわたって防止することができる撥水防塵剤、撥水防塵剤用イオン性ワックスエマルジョン、撥水防塵剤の製造方法及び野積み堆積物の発塵及び水分上昇防止方法を提供すること。
【解決手段】本発明の撥水防塵剤は、撥水成分であるワックス系成分を含み、前記ワックス系成分をイオン性乳化剤でエマルジョン化したイオン性ワックス系エマルジョンと、防塵成分を含み、前記イオン性ワックス系エマルジョンとのエマルジョン化が可能な特性を有する樹脂エマルジョンとを含有する。
 
WO/2024/090504冷凍機油組成物及び冷凍機用混合組成物 IDEMITSU KOSAN CO.,LTD.
 炭化水素冷媒を含む冷媒に用いられる冷凍機油組成物であって、ジペンタエリスリトールと、炭素数2〜23の脂肪酸から選択される1種以上の脂肪酸(A)とのポリオールエステル(P)を含有し、前記ポリオールエステル(P)は、下記要件(α)及び(β)を満たす、冷凍機油組成物とした。 ・要件(α):前記脂肪酸(A)が、特定の式(α1)を満たす。 ・要件(β):前記脂肪酸(A)中の分岐脂肪酸の含有量が、前記脂肪酸(A)の全量基準で、80質量%未満である。
 
 
消臭・殺菌
H−1消臭剤関係
特許7471679 粉末消臭剤 井藤漢方製薬株式会社
【課題】複合臭に対しても、消臭効果を十分に発揮することができる粉末消臭剤を提供する。
【解決手段】本発明に係る粉末洗浄剤は、酸性の吸着剤と、塩基性の吸着剤とを含み、前記塩基性の吸着剤が、マグネシウム・アルミニウム・酸化物を含む。
 
特開2024-059444 消臭剤組成物及びその用途 東ソー
【課題】アルデヒド、アミン、カルボン酸、硫化水素、及びメルカプタンに由来する複合的な臭気に対し優れた消臭効果を発揮する消臭剤組成物を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表されるO−置換モノヒドロキシルアミンと、銀化合物と、水とを含む消臭剤組成物を用いる。【化1】(式中、Rは、各々独立して、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。nは1〜6の整数を表す。)
 
特開2024-059698 悪臭化合物を低減するための組成物 クラシエ
【課題】一つ消臭成分の臭いを使用者が強く感じることによる嗜好性の低下を抑えた悪臭を低減するための組成物を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係るインドール骨格を有する悪臭化合物を低減するための組成物は、アルデヒド化合物及び有機酸を含み、前記アルデヒド化合物は、ベンズアルデヒドと、当該ベンズアルデヒドとは異なる他のアルデヒド化合物である。
 
WO/2024/089965処理剤、廃液処理具および下流側廃液処理具 EXCELSIOR INC.
【課題】インドールやスカトールを含む悪臭を低減できる新規な処理剤を提供し、ひいては、手術室・内視鏡検査室、水洗トイレが使えない避難場所、山岳や海浜等のインフラのない地域、自力でトイレに行けない要介護者の居室等の少なくとも1つに適用可能な新規な処理剤を提供すること。
【解決手段】廃液を処理するための処理剤であって、消石灰と、コショウとを含む、処理剤。
 
H−2消臭装置
特開2024-059738 消臭装置 小林製薬
【課題】本発明の目的は、消臭効果の持続性に優れた消臭装置を提供することである。
【解決手段】消臭液を収容している消臭液収容部と、前記消臭液収容部から供給された前記消臭液を吸液し、空間の消臭を行う消臭液吸液部とを有し、前記消臭液が、(A)消臭成分、(B)多価アルコール、3−メトキシ−3−メチルブタノール、及びポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種、並びに(C)水を含む、消臭装置。
 
H−3消臭体
特開2024-060609 消臭速乾糸、消臭速乾糸の製造方法、消臭速乾性生地、消臭速乾性衣服 依美ジャパン
【課題】消臭速乾糸、消臭速乾糸の製造方法、消臭速乾性生地、消臭速乾性衣服を提供する。
【解決手段】消臭速乾糸1であって、少なくとも1本の消臭繊維2と、少なくとも1本の速乾繊維3とを含む。消臭繊維2と速乾繊維3とは、互いに絡み合うとともに、消臭速乾糸1の長手方向に沿ってそれぞれ所定の間隔d1、d2をあけて設けられた第1セグメント4と第2セグメント5とを交互に複数ずつ有する。第1セグメント4はメッシュ発泡状構造を呈し、第2セグメント5は束状構造を呈する。
 
H−4殺菌・抗菌
H−4−1空気 
特開2024-059902 スチームジェネレータ  エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【課題】汚染していない加湿空気を吐出するスチームジェネレータを提供する。
【解決手段】スチームジェネレータに関する発明であって、外形を形成し、内部に水が貯蔵される空間を形成するスチームハウジング、スチームハウジングの内部に配置され、印加された電源によって熱を発生させるスチームヒータ、スチームハウジングの周面の一側に配置され、外部から前記スチームハウジングの内部に水が流入するか、スチームハウジングの内部の水が外部に流出する連通孔が形成された水パイプ、チームハウジングの上部面に配置され、スチームハウジングの内部に空気が流入する空気吸入口が形成された空気吸入部、及び空気吸入部と一定間隔離隔したスチームハウジングの上部面に配置され、チームハウジングの内部で生成されたスチームと空気吸入部を介して流入した空気を外部に吐出するスチーム吐出口が形成されたスチーム吐出部、とを含む。
 
H−4ー2殺菌剤・抗菌剤
WO/2024/090172除菌剤可視化用のインク、及び除菌剤可視化シート CANON KABUSHIKI KAISHA
 除菌剤が付与されることで呈色状態が変化し、かつ水性液体に難溶な可視化剤と、前記可視化剤を前記水性液体に分散させる分散剤と、前記水性液体とを有する除菌剤可視化用のインク。
 
H−4ー3殺菌装置
特開2024-058178 除菌装置及びそれを備える除菌システム カレントダイナミックス
【課題】除菌量を容易に算出可能な除菌装置及びそれを備える除菌システムを提供すること。
【解決手段】除菌装置は、空気中の微生物を除菌する除菌部と、除菌部よりも上流に位置し、空気を除菌部に流入させるための空気流入部と、除菌部よりも下流に位置し、除菌部を通過した空気を排出する排出部と、を備え、除菌部は、空気流入部から流入される空気に紫外線を照射する紫外線光源を有し、空気流入部と排出部とのそれぞれは、紫外線とは異なる励起光を照射する励起光源と、励起光の照射に基づいて発生する蛍光を検出する蛍光検出部とを有する。
 
特開2024-056343 ラップフィルム及びラップフィルム収容体 キッチニスタ
【課題】インフルエンザA型ウィルス及びネコカリシウィルスの両方に対して優れた抗ウィルス性を有するラップフィルム及びその収容体を提供すること。
【解決手段】本発明の一側面は、熱可塑性樹脂と、銀及び銅を含む抗ウィルス剤と、を含有するラップフィルムであって、上記抗ウィルス剤の含有量が、上記ラップフィルムの全量基準で0.25質量%以上0.95質量%以下である、ラップフィルム。
 
H−4ー4その他
特開2024-056429 抗菌・抗ウイルス性樹脂組成物及びこれを用いてなる発泡樹脂製品、フィルム製品、繊維製品並びにその製造方法 シガドライウィザース
【課題】長期間にわたって高い抗菌・抗ウイルス活性を維持する抗菌・抗ウイルス樹脂組成物を提供する。
【解決手段】グルコン酸亜鉛が、熱可塑性樹脂に練りこまれてなる、抗菌・抗ウイルス樹脂組成物。熱可塑性樹脂100質量部に対して、グルコン酸亜鉛が0.3〜1.2質量部である。グルコン酸亜鉛の粒径が、18メッシュ以下である。抗菌・抗ウイルス樹脂組成物は、発泡樹脂製品、フィルム製品、繊維製品などとすることができる。
 
特開2024-057719 抗微生物性材料及びその製造方法 三井化学
【課題】透明性を損なうことなく、良好な耐擦性を有する抗微生物性材料を提供する。
【解決手段】基材と、前記基材上に配置され、銅と錫の合計100原子%に対して、銅を40〜90原子%含み、かつ錫を10〜60原子%含む銅−錫合金層とを含み、前記銅−錫合金層の表面のJIS B0601:2001で定義される平均高さRcが14nm以上であり、且つJIS B0601:2001で定義されるスキューネスRskが−0.5以上である、抗微生物性材料。
 
特開2024-058653 抗ウイルス剤としてのピロリジンメインプロテアーゼ阻害剤 アッヴィ・インコーポレイテッド
【課題】メインプロテアーゼ(MPro)タンパク質の阻害による、抗ウイルス化合物として有効な化合物を見出すこと。
【解決手段】抗ウイルス化合物として有効な、ピロリジンメインプロテアーゼ阻害剤が記載されている。
 
特開2024-059262 抗菌抗ウイルス性樹脂組成物、硬化塗膜、積層体および成形体 DIC
【課題】高硬度且つ抗菌抗ウイルス活性を有する抗菌抗ウイルス性樹脂組成物、硬化塗膜、積層体および成形体を提供する。
【解決手段】抗菌抗ウイルス剤及び多官能(メタ)アクリレート化合物を含有する抗菌抗ウイルス性樹脂組成物であって、抗菌抗ウイルス剤は、脂肪酸金属塩、ヘテロ原子含有配位子と金属イオンとの金属錯体、およびヘテロ原子含有配位子と脂肪酸金属塩との金属錯体からなる群から選択される1種以上であり、前記抗菌抗ウイルス剤由来の金属を樹脂固形分100質量部に対して0.1〜4質量部の範囲で含有する抗菌抗ウイルス性樹脂組成物。
 
WO/2024/090174除菌剤可視化シート CANON KABUSHIKI KAISHA
 基材と、前記基材の上に設けられた呈色部とを有し、前記呈色部は、除菌剤が付与されることで呈色状態が変化する可視化剤を有し、前記被覆部はシルセスキオキサン構造を有する除菌剤可視化シート。
 
特表2024-518671 抗菌性カチオン性ペプトイド及びN−置換ペプチドコポリマー、その調製及び使用 ユニベルシテ ドゥ ボルドー    センター ナショナル デ ラ レシェルシェ サイエンティフィーク    インスティテュート ポリテクニーク デ ボルドー    ユニベルシテ ポール サバティエ トゥールーズ トロワズィエーム    インスティテュート パスツール
【要約】本発明は、カチオン性ペプトイド/N−置換ペプチドコポリマー、及びその薬学的組成物を提供し、これらは、全般的に及び本明細書中のサブクラスにおいて記載され、これらの化合物は、微生物感染の処置に有用である。
 
H−5紫外線他
H−5−1紫外線
特開2024-057775 紫外線照射装置における調光制御方法及び紫外線照射装置 日本フォトサイエンス  水道機工
【課題】適切なUV調光制御を効率的且つシンプルな手法で行う。
【解決手段】紫外線照射装置においては、所定の処理性能を確保するために必要な基準調光率が所定の基準流量(Fr)に対して予め規定されている。UV光源の点灯初期段階において、該基準調光率でUV調光した状態で被処理液体に紫外線を照射し、測定したUV照度に基づき基準照度情報(UV100)を取得する。被処理液体の実際の処理流量(Fp)と基準流量(Fr)との関係(例えば両者の比R = Fp/Fr)に基づき基準照度情報(UV100)を修正することにより、実際の処理流量(Fp)のための目標照度情報(IcL)を算出する。測定されるUV照度(Id)が該目標照度情報(IcL)に基づく照度条件を満たすように、UV調光率を可変制御する。例えば、照度条件として、目標照度情報(IcL)を目標照度下限値とし、それより幾分高い目標値(Ic)、更に幾分高い目標照度上限値(IcH)を設定し、調光制御に用いる。
 
特開2024-058754 極端紫外光生成装置及び電子デバイスの製造方法 ギガフォトン
【課題】ドロップレットターゲットDLにおける照射位置のずれを抑制する。
【解決手段】極端紫外光生成装置は、ターゲット供給部と、ターゲット通過検出装置と、遅延回路と、レーザ装置と、ターゲット画像撮像装置と、プロセッサとを備え、プロセッサは、隣り合うドロップレットターゲットの間隔が不規則となるように加振素子を制御し、異なる時刻に撮像された複数の画像データを積算して積算画像データを生成し、積算画像データのなかで最も強調されたドロップレットターゲットの積算画像データにおける位置を特定し、最も強調されたドロップレットターゲットの位置から第2検出位置までの距離に基づいて遅延時間を設定する。
 
特開2024-059973 紫外光照射システム 日本電信電話
【課題】経済性、汎用性及び操作性の課題を解決できる紫外光照射システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る紫外光照射システムは、紫外光を発生させるN個(Nは2以上の整数)の紫外光源部11と、前記紫外光をN個の所望箇所にそれぞれ照射するN個の照射部13と、紫外光源部11から照射部13へ前記紫外光をそれぞれ伝搬するN本の光ファイバ14と、を備え、N個の紫外光源部11が一か所に集約されていることを特徴とする。
 
特開2024-059974 紫外光照射システム 日本電信電話
【課題】経済性、汎用性及び操作性の課題を解決できる紫外光照射システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る紫外光照射システムは、紫外光を発生させる一つの紫外光源部11と、前記紫外光をN分岐(Nは2以上の整数)する分配機能部12と、前記紫外光をN個の所望箇所にそれぞれ照射するN個の照射部13と、分配機能部12から照射部13へ前記紫外光をそれぞれ伝搬するN本の光ファイバ14と、を備えることを特徴とする。
 
特開2024-060169 紫外線照射装置 トクヤマ
【課題】不純物として、有機鉛化合物を含む有機化合物を効率良く精製することが可能な紫外線照射装置を提供する。
【解決手段】棒状の紫外線光源の周りに螺旋状に巻回して設けられた、紫外線被照射物が流通する流通管と、前記紫外線光源の上方側に設けられた空冷手段と、を備える、紫外線照射装置を提供する。この空冷手段は、紫外線光源における、流通管の下流側に位置する側から、流通管の上流側に位置する側に向かって、予め定められた温度範囲の気体状の冷媒を放射する。
 
WO/2024/090391深紫外LED RIKEN
 光取出し効率(LEE)を向上させることができる深紫外LEDを提供する。 発光波長をλとする深紫外LEDは、酸化インジウム錫(ITO)からなるp型電極層と、p型GaNコンタクト層と、波長λに対して透明なp型AlGaN層と、波長λに対して透明な電子障壁層と、波長λに対して透明な多重量子井戸層と、波長λに対して透明なn型AlGaN層とを、基板とは反対側からこの順で有し、前記基板方向において、前記p型電極層の上部から前記n型AlGaN層の内部に至る厚さ方向の範囲内に形成された複数のピラーを有するフォトニック結晶周期構造を有し、前記フォトニック結晶周期構造は、TM偏光成分に対して開かれるフォトニックバンドギャップを有し、波長λの光に対して前記フォトニック結晶周期構造の周期aがブラッグの条件(m×λ/neff=2a、但し、m:次数、neff:前記フォトニック結晶周期構造の実効屈折率)を満たし、次数mは3≦m≦7を満たし、前記ピラーの半径をRとして0.25≦R/a≦0.35を満たす。
 
WO/2024/090532紫外線発光素子及びその製造方法 DOWA ELECTRONICS MATERIALS CO., LTD.
 大きな発光出力を得られる紫外線発光素子及びその製造方法を提供する。光取り出し面となる主面を有する透明基板と、前記透明基板上のAlN層と、前記AlN層上のn型半導体層と、前記n型半導体層上の量子井戸型発光層と、前記量子井戸型発光層直上のp側半導体層と、前記p側半導体層直上の反射電極と、を備える紫外線発光素子であって、前記透明基板の側面は粗面であり、前記p側半導体層の厚さL(nm)は、前記量子井戸型発光層による発光中心波長λ(nm)、前記p側半導体層の屈折率n、自然数k、前記量子井戸型発光層から前記p側半導体層内に向かう光の出射角θに対して、2L/cosθ=λ(2k+1)/2nであり、かつ、前記出射角θが、前記透明基板の主面と側面が平坦面であるとした場合に前記透明基板から空気に対して光取り出しされない角度となる範囲内である、紫外線発光素子。
 
H−5−2紫外線による殺菌他
特許7474313 流体殺菌装置 星和電機株式会社
【課題】流路の形状をより自由に決定することができ、各部の構造や接続が容易で、かつ部品点数が少なく、安価でメンテナンス性に優れた流体殺菌装置とする。
【解決手段】殺菌対象となる流体、例えば水が流通される直管状の流路100Aと、この流路100Aを流通する流体に深紫外線を照射する光源400と、前記流路100Aの一端に連結されており、流路100Aに流体を流入させる流入部200Aと、前記流路100Aの他端に連結されており、流路100Aから流体を流出させる流出部300Aとを備えており、前記流路100Aは深紫外線が透過可能なフッ素樹脂から構成されており、前記光源400は流路100Aの側面から深紫外線を照射するように構成されている。
 
特開2024-056315 空気除菌装置 日本精機
【課題】パーティションに簡易に後付可能な空気除菌装置を提供する。
【解決手段】空気除菌装置1は、台部3と、台部3を覆い、一方から吸気する吸気部41及び別の一方から排気する排気部47を露出するケース2と、台部3に配置される空気除菌部4と、を備え、空気除菌部4は、吸気部41が設けられる下部流路42と、排気部47が設けられる上部流路43と、下部流路42と上部流路43を上下方向に接続する縦流路44と、を有し、縦流路44は、紫外線照射部45が配置される。
 
WO/2024/084797殺菌機能付きシンク、シンクの殺菌処理方法 USHIO DENKI KABUSHIKI KAISHA
 シンクの清浄状態の維持を実現するとともに、人体への紫外光照射が抑制された殺菌機能付きシンク、及びシンクの殺菌処理方法を提供する。 ボウルと、ボウルに向けて水を吐出する水栓と、ボウルの内底面に設けられた排水口と、ボウルの内面に向かって、主たる発光波長が200nm以上240nm未満の波長帯域に属する紫外光を出射する紫外光源と、ボウルが使用状態にあるか否かを検知する第一検知部と、第一検知部から出力される検知信号に基づいて、紫外光源を制御する点灯制御部とを備え、点灯制御部は、ボウルが使用状態にあることを第一検知部が検知すると、ボウルの内面に向かって、紫外光を照射する殺菌処理モードを実行する。
 
H−5−3その他
特表2024-517601 異なるタイプのLEDを有する消毒のためのLEDアレイ  シグニファイ ホールディング ビー ヴィ
【要約】本発明は、1つ以上の第1光源110と、1つ以上の第2光源120とを有する放射線生成システム1000であって、前記1つ以上の第1光源110及び前記1つ以上の第2光源120が、固体光源であり、前記1つ以上の第1光源110が、動作モードにおいて、最大で380nmの波長範囲内に規定される第1重心波長λc1を持つ第1光源光111を生成するよう構成され、前記1つ以上の第2光源120が、動作モードにおいて、最大で420nmの波長範囲内に規定される第2重心波長λc2を持つ第2光源光121を生成するよう構成され、λc2>λc1であり、前記放射線生成システム1000が、(i)半値全幅によって定義される第1ビーム角α1を持つ第1光源光111を有する第1ビーム21111、及び(ii)半値全幅によって定義される第2ビーム角α2を持つ第2光源光121を有する第2ビーム2121のうちの1つ以上を有する放射線ビーム1001を供給するよう構成され、前記第1ビーム2111と前記第2ビーム2121とが、少なくとも部分的に重なり合い、α1<α2である放射線生成システム100
 
特表2024-518661 紫外線吸収剤、組成物、化粧品及び化粧品の製造プロセス 黄岡美豊化工科技有限公司
【要約】本発明は、紫外線吸収剤組成物、化粧品を開示する。前記紫外線吸収剤は2−(4−N,N−ジエチルアミノ−2−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸n−ヘキシルエステルである。前記紫外線吸収剤の最大粒度d(0.9)は50〜100μmの範囲内にあるとともに、前記紫外線吸収剤の最小粒度d(0.1)と最大粒度d(0.9)の幅の差の範囲は30〜100μmである。そして前記紫外線吸収剤は測定器により測定された3以下の有効スパンを有する。
 
H−6その他
特開2024-057731 匂いセンサ、匂いデータ解析装置及び匂いセンサの製造方法 アロマビット
【課題】非導電性材料を用いて吸着膜のバリエーションを増やし、匂いのパターン分析の精度を向上させることができる匂いセンサ、匂いデータ解析装置及び匂いセンサの製造方法を提供すること。
【解決手段】匂いセンサ100は、匂い物質を吸着する吸着膜112と、匂い物質が吸着膜112へ吸着することに起因する吸着状態の変化を検出する検出部114と、を備え、吸着膜112は、非導電性材料(樹脂)とイオン導電性材料(イオン液体)との混合物を含む。関連特許:特開2024-057732
 
特開2024-060519 匂いセンサシステム 国立大学法人東京工業大学 太陽誘電
【課題】高精度に匂いの識別が可能な匂いセンサシステムを提供する。
【解決手段】匂いセンサシステムは、センサ部10と、解析部20とからなる。センサ部10は、水晶振動子12と水晶振動子12上に塗布される粘弾性効果を有する感応膜13とからなる水晶振動子ガスセンサ11を有する。解析部20は、センサ部10の水晶振動子ガスセンサ11の水晶振動子12の基本波及びその奇数次高調波における、識別すべき匂いの感応膜13への吸着による共振抵抗の変化を検出することで、センサ部10に入力される匂いを識別する。
 
WO/2024/090156匂い識別方法及び匂い識別システム PANASONIC INTELLECTUAL PROPERTY MANAGEMENT CO., LTD.
 匂い識別方法は、(a)互いに異なるタイミングで且つそれぞれ第1の期間(T1)に第1のセンサ(8a)、第2のセンサ(8b)及び第3のセンサ(8c)の各々に対してサンプルガスに含まれる匂い分子を吸着させ、互いに異なるタイミングで且つそれぞれ第2の期間(T2)に第1のセンサ(8a)、第2のセンサ(8b)及び第3のセンサ(8c)の各々から匂い分子を脱離させるステップと、(b)第1の期間(T1)よりも短い共通の測定期間(ΔTs)に第1のセンサ(8a)、第2のセンサ(8b)及び第3のセンサ(8c)からそれぞれ出力された複数の検出信号を測定するステップと、(c)測定した複数の検出信号に基づいて、サンプルガスの匂いを識別するステップと、を含む。
 
 
I生ゴミ・発酵(微生物)・堆肥・食品
Iー1生ゴミ
Iー2発酵(微生物)
特許7477929 バイオガスプラント、バイオガス生成処理方法及びバイオガス生成処理残渣物 タオ・エンジニアリング株式会社
【課題】前処理で高カロリー化をした廃棄物原料を使用することで高効率メタン発酵させたバイオガスを採取し、後処理でバイオガスを採取した後の処理後残渣を効率的に有効活用できるようにする。
【解決手段】乾燥処理残渣回収装置、乾燥処理残渣回収装置から乾燥処理残渣を受け入れ、乾燥処理残渣を水熱反応処理して、半炭化で粉体化状の半炭化粉体生成物を生成する水熱反応処理装置、生成された半炭化粉体生成物を回収する半炭化粉体生成物回収装置及び半炭化粉体生成物から半炭化ペレットを生成する半炭化ペレット生成装置からなる半炭化ペレット形成系統を設ける。
【請求項1】生活ごみ、食料残渣、家畜糞尿、植物残渣などの有機性廃棄物原料を受け入れる廃棄物原料受け入れ装置、メタン発酵槽投入前の前処理で廃棄物原料についてフライヤー又は水熱反応処理装置による高エネルギー化処理を行なう前処理装置、前処理後廃棄物原料を投入してメタン発酵するメタン発酵槽を備えた竪型乾式メタン発酵装置、発酵したメタンガスを含むバイオガスを回収するバイオガス回収装置、及びバイオガスを回収した後の乾燥処理残渣を回収する乾燥処理残渣回収装置を含んで構成されたバイオガスプラントにおいて、乾燥処理残渣回収装置、乾燥処理残渣回収装置から乾燥処理残渣を受け入れ、乾燥処理残渣を水熱反応処理して、半炭化で粉体化状の半炭化粉体生成物を生成する水熱反応処理装置、生成された半炭化粉体生成物を回収する半炭化粉体生成物回収装置及び半炭化粉体生成物から半炭化ペレットを生成する半炭化ペレット生成装置からなる半炭化ペレット形成系統を設けたことを特徴とするバイオガスプラント。
 
特開2024-059619 発酵装置、発酵装置の使用方法及びメタンガス製造方法 極東開発工業
【課題】上水等の清浄な水の消費量を抑制することが可能な発酵装置を提案することを課題とする。
【解決手段】発酵原料を破砕する破砕工程部10と、発酵槽2を有し、前記破砕工程部10で破砕された発酵原料を前記発酵槽2に導入し、前記発酵槽2内で発酵原料を発酵させる発酵装置1において、発酵槽2内の水分を前記破砕工程部10に戻す還流搬送路60を有することを特徴とする発酵装置。
【請求項9】生ごみを含む発酵原料を破砕してスラリー化するスラリー化工程と、前記スラリー化工程によってスラリー化された発酵原料を発酵槽に導入してメタン発酵させ、メタンガスと消化液を得る発酵工程を有するメタンガス製造方法において、前記スラリー化工程の際に、発酵槽で得た消化液を発酵原料に加えて破砕することを特徴とするメタンガス製造方法。
 
Iー3堆肥・飼料
Iー3ー1堆肥・肥料
特開2024-056115 堆肥製造方法 バイオ肥料
【課題】畜産事業者としての廃棄物の処理ではなく、化学肥料の代替えとなる、肥料含有量の高く取扱いの容易な堆肥が求められており、少量の散布で肥料、土壌改良剤として農産物の生産現場に歓迎される堆肥の製造方法を提供することにある。
【解決手段】通常は混合することのない畜種のうち、炭素率の離れている肉用牛の牛糞と採卵鶏の鶏糞の炭素率を鑑みての混合作業に容易な1:1の体積比で混合し、それに微生物の添加として適度に戻し堆肥を混合することを製造の始まりとし、上記以外の近隣未利用有機質資源の炭素率を鑑みて適切な時期に混合することも可能とし、その堆積物の発酵に適切な水分量に水分を補給しながら、多くの撹拌移動を行い、全工程110日以上の時間をかけて製造を行うことで、小さな篩を通過できる比重の重い完熟堆肥になり、輸入化学肥料の代替えとなる、完熟した堆肥を大量生産できる堆肥製造方法。
 
特開2024-059603 残渣の資源化方法 旭化成
【課題】ろ過残渣を資源の用途に転用するための、残渣の資源化方法を提供する。
【解決手段】発酵液、及び/又は培養液を含む原料組成物を固液分離することにより、ろ液が分離された残渣を得る工程と、前記残渣を、資源として用いる工程と、を有する。
【請求項4】前記発酵液、及び/又は前記培養液は、醸造物、及び/又は糖化液である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】前記資源を、経口用組成物、肥料、及び/又は燃料の用途として用いる、請求項1に記載の方法。
 
Iー3ー2飼料
特開2024-057029 可食性動物用噛み物 マース インコーポレーテッド
【課題】可食性動物用噛み物を提供する。
【解決手段】可食性動物用噛み物は、部分的に加水分解されたコラーゲン、及び/又はアルキルスクシネート加工デンプンを含み、該可食性動物用噛み物は、200MPaを超える引張靭性を有する。
 
特開2024-057030 可食性動物用噛み物 マース インコーポレーテッド
【課題】可食性動物用噛み物を提供する。
【解決手段】可食性動物用噛み物は、部分的に加水分解されたコラーゲン、及び/又はアルキルスクシネート加工デンプンを含み、該可食性動物用噛み物は、200MPaを超える引張靭性を有する。
 
特開2024-058398 哺乳期間中の又は離乳に伴う子牛の症状又は状態を改善する方法 全国農業協同組合連合会
【課題】哺乳期間中の子牛に発生しやすい症状や、離乳ストレスによる症状、健康状態への悪影響の軽減に有用な新規な手段を提供すること。
【解決手段】哺乳期〜離乳期の子牛に1日当たり0.02 g〜10 gのナイアシンを給与することを含む、哺乳期間中の又は離乳に伴う子牛の症状又は状態を改善する方法を提供した。前記症状又は状態の改善は、例えば、離乳期の増体の向上、哺乳期及び離乳期の飼料効率の向上、離乳期のタンパク質代謝の向上、離乳期の肝臓機能の向上、離乳期の白血球数変化の軽減及びN:L比上昇の抑制、並びに哺乳期の治療日数の低減から選択される少なくとも1種である。
 
特開2024-058405 分娩後の雌牛の健康状態を向上させる方法 全国農業協同組合連合会
【課題】季節を問わず、分娩ストレスが分娩後の雌牛に及ぼす健康状態への悪影響の軽減に有用な新規な手段を提供すること。
【解決手段】バイパスナイアシンを分娩前の雌牛に給与することを含む、分娩後の該雌牛の健康状態を向上させる方法を提供した。バイパスナイアシンの給与量は、ナイアシン換算で1日当り8 g〜60 gである。健康状態の向上は、例えば、初乳量の増大、初乳質の向上、分娩後の乳量の増大、分娩後の乳成分の増加、及び分娩後の治療日数の低減から選択される少なくとも1種である。
 
特開2024-058415 子牛の症状又は状態を改善するための哺乳期子牛用サプリメント及び離乳期子牛用サプリメント 全国農業協同組合連合会
【課題】哺乳期間中の子牛に発生しやすい症状や、離乳ストレスによる症状、健康状態への悪影響の軽減に有用な新規な手段を提供すること。
【解決手段】リジンを含む、哺乳期間中の子牛の症状又は状態を改善するための哺乳期子牛用サプリメント、バイパス加工されたリジンを含む、離乳に伴う子牛の症状又は状態を改善するための離乳期子牛用サプリメント、並びに、これらを組み合わせた子牛用サプリメントセットを提供した。本発明によれば、哺乳期〜離乳期の子牛の健康状態を改善ないし向上することができる。
 
特開2024-058987 カイコの成長促進剤及びカイコの成長促進方法 学校法人君が淵学園  Ciamo
【課題】低コストに実現可能なカイコの成長促進剤及びカイコの成長促進方法を提供する。
【解決手段】光合成細菌を有効成分として含有するカイコの成長促進剤、又は前記カイコの成長促進剤を人工飼料に混合して成る餌をカイコの幼虫に与えることを特徴とするカイコの成長促進方法。上記本発明に係るカイコの成長促進剤は、少量且つ短期間与えた場合でもカイコの成長促進効果を得ることができるため、低コストにカイコの成長促進を実現することができる。      
 
特開2024-059898 動物用組成物及びその使用 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア
【解決手段】-ギ酸又はその薬学的に許容される塩と、-グリセロールと-1種以上の酪酸グリセリド及び任意選択で酪酸とを含む組成物であって、a)ギ酸、グリセロール及び1種以上の酪酸グリセリドは、相乗量で存在する、及び/又はb)グリセロールと全酪酸グリセリドとの重量比は、1:10〜10:1である、及び/又はc)ギ酸と、酪酸グリセリド及びグリセロールの合計との重量比は、1:15〜20:1である、及び/又はd)ギ酸、グリセロール及び酪酸グリセリドの合計の総量は、全組成物の10重量%〜100重量%である、組成物。
【請求項15】動物が i) 水生動物、好ましくは魚類又は貝類、 ii) 陸生動物、例えば家畜、家禽、猟鳥獣類(game)及びペット、好ましくは反芻動物、ウマ、ブタ、ウサギ、家禽又はペットから選択される、請求項14に記載の給餌法。
 
特開2024-060553 糞尿・焼酎粕とを、生石灰と、水分との、水反応にて乾燥をさせて、魚介類・家畜の飼料とする、福1にて、原子炉を冷却したあとの汚染水を、生石灰と、水分との、水反応を使用して、汚染水を、大気中に気化をさせて処分をする方法。長浦 善昭
【課題】糞尿・焼酎粕とを、有機生石灰と、水分との、水反応を使用して、乾燥させて、有機生石灰を、有機消石灰に変化をさせて、魚介類・家畜の飼料とすることが出来ることを目的とする。また、生石灰を、消石灰に変更をして、放射性物貭との、水分が、0%の、乾燥状態の、消石灰と、放射性物貭との、固型物とすることを目的とする。
【解決手段】糞尿と、焼酎粕とは、水分の含有量が、82%と、多量の、水分を含有している、この多量の、水分を含有している、糞尿と、焼酎粕とが、含有をしている水分と、有機生石灰の微粉末とが、化学反応を起こしたときに、発生をする、水反応にて、高温となる、高温の、熱エネルギーとする、有機生石灰と、水反応との、化学反応にて発生をする、高温の熱エネルギーを使用して、水分の含有量が、82%の、糞尿と、焼酎粕とが含有をしている、水分を蒸発させて、糞尿・焼酎粕とを乾焼させる。
 
特開2024-060603 飼料用添加剤組成物 花王
【課題】タンパク質を含有する飼料を摂取した魚介類等においてタンパク質の消化を促進できる飼料用添加剤組成物及び飼料組成物の提供。
【解決手段】(A)アニオン性界面活性剤及び(B)ノニオン性界面活性剤からなる飼料用添加剤組成物であって、(A)成分の含有量と(B)成分の含有量の質量比[(A)/(B)]が0.7以上20以下である、飼料用添加剤組成物。
 
WO/2024/085176飼料用添加剤組成物 KAO CORPORATION
 タンパク質を含有する飼料を摂取した魚介類等においてタンパク質の消化を促進できる飼料用添加剤組成物及び飼料組成物の提供。 (A)アニオン性界面活性剤及び(B)ノニオン性界面活性剤からなる飼料用添加剤組成物であって、(A)成分の含有量と(B)成分の含有量の質量比[(A)/(B)]が0.7以上20以下である、飼料用添加剤組成物。
 
特表2024-517448 安定な生物活性組成物 リントベルズ・リミテッド
【要約】1又は複数の不安定生物活性成分を安定化するための組成物であって、製剤は、少なくともカンテン及びグリセロールの保護マトリックスと、マトリックス中に埋め込まれた0.005〜15重量/重量%の生物活性成分と、を含む、組成物、上記組成物を含む獣医学的使用のための動物用チュー、及びその製造方法。
 
特表2024-517556 コエンザイムQ10含有液状補助飼料組成物 ユ,ヒョギョン
【要約】本発明は、コエンザイムQ10含有液状補助飼料組成物、より詳しくは、コエンザイムQ10、共役リノール酸、フラクトオリゴ糖、L−カルニチン、タウリンを特定含量で含むことによって、ペットの老化、心血管系疾患及び心疾患の発症を予防し、免疫系を活性化し、ダイエット効果を提供することができるコエンザイムQ10含有液状補助飼料組成物に関する。
 
特表2024-518188 抗Fel D1分子と動物消化物とを含むキャットフード栄養補助食品 ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー
【要約】ほとんどのネコアレルギーは、Fel−D1と呼ばれる小さく安定な糖タンパク質によって引き起こされる。Fel−D1は、ネコの毛づくろいの過程でネコのフケに移り、空中を浮遊するようになる。抗Fel−D1分子と動物消化物とを含む栄養補助食品をネコに与えることによって、この現象を低減することが可能である。本明細書において、この目的のために開発された組成物、方法及びシステムが開示される。
 
特表2024-518644 イナボグリフロジンを含むイヌ科動物の糖尿病予防又は治療用薬学組成物 デーウン ファーマシューティカル カンパニー リミテッド
【要約】本発明は、イナボグリフロジンを有効成分として含むイヌ科動物の糖尿病予防又は治療用薬学組成物に関する。本発明のイナボグリフロジンを有効成分として含むイヌ科動物の糖尿病の予防又は治療用薬学組成物は、優れた血糖調節効果を示すので、イヌ科動物の糖尿病治療に有用に用いられ得る。
 
Iー4食品
Iー4−1飲料
Iー4−1ー1飲料
特開2024-058519 飲料用演出グラス及びチャンバー装置 ネットアプリ
【課題】本発明はグラス内の飲料内部の中心や底部近傍に水面を創出しその水面に画像を反射させることが可能な飲料用演出グラスを提供することを課題とする。また、その飲料用演出グラスを構成する際に用いるチャンバー装置を提供することを課題とする。
【解決手段】上部開口を有する有底の筒状体であるグラス本体と、映像表示装置を前記グラス本体の側面に固定する固定機構と、内部に空気が充填可能な空気充填空間を備えるチャンバーと、ビームスプリッターとを備え、前記グラス本体に飲料が充填されている時に前記空気充填空間の内部の空気圧と前記飲料の水圧により前記空気充填空間の内部に水面を形成し、前記映像表示装置の画像が前記グラス本体の側面と前記チャンバーを透過して前記ビームスプリッターを反射した後に前記水面に至ることを特徴とする。
 
特開2024-058988 飲料容器用蓋及び飲料容器 東罐興業
【課題】飲料容器用蓋に設けられた切込み等を指で押し込んだ際に指が液面に触れてしまうのを防止することができ、開封動作自体を簡略化して1ステップで実現することで消費者が直感的に飲口を形成する方法を理解できる飲料容器用蓋を提供する。
【解決手段】飲料容器2の開口部3を覆う覆板部4と、覆板部4の外周縁に設けられ、飲料容器2の開口部3を覆板部4が覆うようにした際に当該飲料容器2の開口部3の縁部に係合可能な側周部5と、を備え、覆板部4の周縁側に設けられ、飲口8を形成するための当該飲口8の周縁側の形状である飲口形成用線部11と、飲口形成用線部11で囲まれた飲口形成用部位20の内部に形成され、周縁側に膨出した形状であるロック用線部12とを備え、飲口形成用線部11の一端及び他端は、ロック用線部12の一端及び他端よりも周縁側に位置し、又はロック用線部12の一端及び他端と同一線上に位置する。
 
特開2024-058989 飲料容器用蓋及び飲料容器 東罐興業
【課題】飲料容器用蓋に設けられた切込み等を指で押し込んだ際に指が液面に触れてしまうのを防止することができ、開封動作自体を簡略化して1ステップで実現することで消費者が直感的に飲口を形成する方法を理解できる飲料容器用蓋を提供する。
【解決手段】飲料容器2の開口部3を覆う覆板部4と、覆板部4の外周縁に設けられ、飲料容器2の開口部3を覆板部4が覆うようにした際に飲料容器2の開口部3の縁部に係合可能な側周部5とを備え、覆板部4の周縁側に設けられ、飲口8を形成するための当該飲口8の周縁側の形状である飲口形成用線部11と、飲口形成用線部11で囲まれた飲口形成用部位20の内部から中央側に向けて延長された2本のロック用線部12と、2本のロック用線部12により囲まれるロック部30の、飲口形成用線部11の一端及び他端よりも中央側において、ロック部30の山折りを容易とするための山折用低強度部15とを備える。
 
特表2024-518065 飲料用天然清澄剤 ケリー・グループ・サービシーズ・インターナショナル・リミテッド
【要約】清澄製剤/剤は、ペクチン、特に低メトキシペクチンと、酵母抽出物と、を含有する。飲料、特にビール及びワインを清澄する方法であって、特に発酵飲料製造プロセス中に、清澄製剤/剤を飲料に添加することを含む、方法。
 
特表2024-518700 飲料を保存するための方法および装置 ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー
【要約】飲料を保存するための装置(1)は、飲料ライン(10)を通って流れる液体の流量の決定に適し流量を決定するように意図された測定装置(2)を有し、保存料、とくには二炭酸ジアルキルを飲料ラインへと運ぶポンプ装置(4)を有し、飲料ライン(10)へと開くデリバリラインが設けられ、ポンプ装置はデリバリラインを通って二炭酸ジアルキルを届け、ポンプ装置(4)を測定装置(2)によって決定される流量の関数として制御することができる装置であって、ポンプ装置(4)が、往復ピストンポンプとして構成されている、ことを特徴とする。
 
Iー4−1ー2乳性飲料
特開2024-058431 乳製品製造装置および乳製品製造方法 国立大学法人千葉大学
【課題】乳製品の局所的な微細構造の違いについて評価可能な乳製品製造装置および乳製品製造方法を提供する。
【解決手段】乳製品製造装置は、脂肪成分を含有する原料と、気体と、を攪拌する攪拌部と、攪拌部内に設けられ、攪拌中の前記原料と前記気体との混合物のインピーダンスである第1インピーダンスを測定する第1センサと、第1センサを用いて前記第1インピーダンスを測定する測定部と、を備える。
  現在、乳製品であるソフトクリームは、特許文献1に記載のようにソフトクリームミックスと空気とを所定の割合(オーバーランOR)で攪拌し、混合して製造している。
公開公報の発行
 
WO/2024/084779培養制御装置および培養制御方法 PHC HOLDINGS CORPORATION
 培養制御装置8は、培地12中の細胞10がグルコースを消費する速度、細胞10が乳酸を産生する速度、およびグルコース消費速度に対する乳酸産生速度の比率である解糖系比率を算出する算出部18と、グルコース消費速度、乳酸産生速度および解糖系比率に基づいて、培地交換および培養終了のいずれかを選択する選択部20と、を備える。
 
WO/2024/090385植物乳を含有する容器詰め飲料 FUJI OIL HOLDINGS INC.
 植物乳を含有する風味良好なラテ類などの容器詰め飲料を提供することを課題とする。飲料原料としての植物乳に、別途調製した植物抽出物の乳酸菌発酵物を、植物原材料由来の蛋白質として0.001重量%以上となるように飲料中に配合することで、高温での加熱殺菌により生じる植物乳由来の好ましくない風味や香気が抑えられ、風味良好な容器詰め飲料が得られる。植物抽出物としては大豆、アーモンド、オーツ、エンドウ、緑豆、ソラマメからなる群から選ばれる1以上の原材料の水抽出物が好適に用いられる。
 
WO/2024/090413乳酸菌、該乳酸菌由来の自然免疫活性化剤及び該乳酸菌を含有する食品 GENOME PHARMACEUTICALS INSTITUTE CO., LTD.
 高い自然免疫活性化能を有する乳酸菌を提供することが本発明の課題である。また、該乳酸菌、該乳酸菌の死菌又は該乳酸菌の処理物を有効成分とする自然免疫活性化剤や、該乳酸菌や該自然免疫活性化剤を含有する食品を提供することが本発明の課題である。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の特許微生物寄託センター(NPMD)における受託番号がNITE BP−03717であるロイコノストック属に属する乳酸菌や、該乳酸菌、該乳酸菌の死菌又は該乳酸菌の処理物を有効成分とする自然免疫活性化剤であって、該乳酸菌の処理物が、乳酸菌の、醗酵物、培養物、濃縮物、ペースト化物、乾燥物、液状化物、希釈物、破砕物、殺菌加工物、及び、培養物からの抽出物よりなる群から選ばれる少なくとも1つの処理物であることを特徴とする自然免疫活性化剤によって上記課題を解決した。
 
WO/2024/090414乳酸菌、該乳酸菌由来の自然免疫活性化剤及び該乳酸菌を含有する食品 GENOME PHARMACEUTICALS INSTITUTE CO., LTD.
 高い自然免疫活性化能を有する乳酸菌を提供することが本発明の課題である。また、該乳酸菌、該乳酸菌の死菌又は該乳酸菌の処理物を有効成分とする自然免疫活性化剤や、該乳酸菌や該自然免疫活性化剤を含有する食品を提供することが本発明の課題である。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の特許微生物寄託センター(NPMD)における受託番号がNITE BP−03718であるコンパニラクトバチルス属に属する乳酸菌や、該乳酸菌、該乳酸菌の死菌又は該乳酸菌の処理物を有効成分とする自然免疫活性化剤であって、該乳酸菌の処理物が、乳酸菌の、醗酵物、培養物、濃縮物、ペースト化物、乾燥物、液状化物、希釈物、破砕物、殺菌加工物、及び、培養物からの抽出物よりなる群から選ばれる少なくとも1つの処理物であることを特徴とする自然免疫活性化剤によって上記課題を解決した。
 
WO/2024/090415乳酸菌、該乳酸菌由来の自然免疫活性化剤及び該乳酸菌を含有する食品 GENOME PHARMACEUTICALS INSTITUTE CO., LTD.
 高い自然免疫活性化能を有する乳酸菌を提供することが本発明の課題である。また、該乳酸菌、該乳酸菌の死菌又は該乳酸菌の処理物を有効成分とする自然免疫活性化剤や、該乳酸菌や該自然免疫活性化剤を含有する食品を提供することが本発明の課題である。
【解決手段】独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の特許微生物寄託センター(NPMD)における受託番号がNITE BP−03720であるペディオコッカス属に属する乳酸菌や、該乳酸菌、該乳酸菌の死菌又は該乳酸菌の処理物を有効成分とする自然免疫活性化剤であって、該乳酸菌の処理物が、乳酸菌の、醗酵物、培養物、濃縮物、ペースト化物、乾燥物、液状化物、希釈物、破砕物、殺菌加工物、及び、培養物からの抽出物よりなる群から選ばれる少なくとも1つの処理物であることを特徴とする自然免疫活性化剤によって上記課題を解決した。
 
特表2024-518801 食感が改善され、後酸性化が低減された発酵乳製品の製造方法 セーホーエル.ハンセン アクティーゼルスカブ
【要約】本発明は乳製品技術の分野に属する。それは、下記工程を含む発酵乳製品の製造方法に関し:a)DSM22935、DSM22585、DSM22586、DSM28910およびDSM33677からなる群から選択される1つ又は複数の乳酸菌株を含むスターター培養物を提供する工程;b)スターター培養物を乳ベースに添加して、目標pHに達するまで前記乳ベースを発酵させる工程;及びc) 前記乳ベースにラクターゼを添加する工程;ここで発酵乳製品は、工程c)のラクターゼ又は工程a)のスターター培養物を添加せずに製造された発酵乳製品と比較して、食感が改善され、そして/又は後酸性化が低められる。
 
Iー4−1ー3炭酸飲料
特開2024-058734 炭酸飲料用ボトル スケーター
【課題】炭酸飲料を収容した断熱性のボトル本体にキャップユニットを装着することにより密閉された飲料保存状態を可能とする炭酸飲料用ボトルを提供する。
【解決手段】炭酸飲料を収容したボトル本体の筒口部にキャップユニットを装着することにより密閉した飲料保存状態において、ボトル本体の内部にガスによる所定圧力を超える高圧状態が生じたときは、ガス抜き通路(15)から分岐通路(16)を経て、前記筒状シール部(17a)を弾性変形させることにより、ガスが外部に放出されるように構成され、前記飲料保存状態から、操作装置(7)を前記所定回転角度だけねじ戻したときは、前記可変隙間部(S)を広げることにより、ボトル本体の内部に充満したガスが開閉用シール部(17c)を通過して出口部(15b)から外部に放出されるように構成されている。
 
Iー4−1ー4果物飲料
特許7474366 ノンアルコールドリンクのベース液およびその製造方法 キッコーマン株式会社
【課題】和食・洋食・中華どの料理とも相性がよい本格的なノンアルコールドリンクを、各種果汁等で割ることにより簡単に作成できるワイン風味ノンアルコールドリンクのベース液、およびその製造方法を提供する。
【解決手段】ベース液の原料は、八角、黒胡椒、および鰹節を含む。原料を水に浸漬した浸漬混合水を80℃〜130℃で加熱抽出して固液分離することにより、ノンアルコールドリンクのベース液となる原料の加熱水抽出液を得ることができる。このベース液を各種果汁等で割ると、赤ワイン風味ノンアルコールドリンクとなる。
 
特表2024-517517 飲料 サントリーホールディングス
【要約】本発明は、柑橘果実の浸出液を含む飲料を提供する。柑橘果実浸出液ならびに前記浸出液を含む材料、濃縮物および飲料の製造のための方法もまた提供する。
 
Iー4−1ー5茶
特開2024-059506 茶園用走行型管理装置  静岡県 寺田製作所
【課題】茶畝間から茶樹樹冠下まで効率的に除草することができる茶園用走行型管理装置を提供する。
【解決手段】茶畝Tをまたぐ門型のフレーム枠91の下部に設けられたクローラ型の走行装置92が茶畝間Uを走行する茶園用走行型管理装置1において、雑草を除去する除草部51を有し、除草部51を茶畝間Uで昇降させる除草機構2を備え、除草機構2は、除草部51を茶畝間Uで雑草を除去可能な処理高さまで下降させた後、茶畝Tの茶樹樹冠下方向の処理位置まで除草部51を略水平に移動させる一方、除草部51を処理位置から茶畝間Uへ略水平に移動させてから除草部51を上昇させるものである。
 
実登3246456 ハート形笹茶 保坂 芳央
【課題】笹の葉をハート形にしたハート形笹茶葉を提供する。
【解決手段】自然に生えている笹を摘み、水洗いし、ざるなどにあげて、水切りをする。数枚の笹を揃えて、はさみ等で2cm幅程度に切り分ける。切り分けた笹の束から、ハート形の茶葉1を切り取る。大きさは、見栄えから1.5cm四方程度とした。切り端からも、小さなハート形茶葉を切り取る。残りを切り刻み笹茶葉とする。笹茶葉をフライパンで煎り、水分を飛ばす。あるいは電子レンジ等で水分を飛ばしてもよい。長期保存も可能であり、軽量であるので携帯も簡単である。煮だして笹茶2を出すときに、ハート形茶葉も茶碗3に入れる。
 
Iー4−1ー6コーヒー
特開2024-056591 ドリッパー 新家製作所
【課題】簡易な構造で成分除去と風味のバランスを考慮したドリッパーを提供すること。
【解決手段】本発明に係るドリッパーは、前記側壁部の一端に着脱自在に取り付けられる底板部と、を有し、前記底板部は、複数の貫通穴が形成されている第1底板と、液状物の通過穴が形成され、前記貫通穴に挿通される突起が形成されている第2底板と、を有し、前記突起が前記貫通穴に挿通されている状態において、前記突起の外周と前記貫通穴の内周との間にギャップが形成される、ものである。
  本発明は、粉末や微細片等の固体(例えば、コーヒー粉、紅茶の葉、緑茶の葉等)と抽出した液状物を分離する濾過機構を有するドリッパーに関する。
 
特開2024-057722 発毛又は育毛を目的として摂取される組成物及びその製造方法 味の素
【課題】焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓に由来し、発毛剤や育毛剤として有用な組成物及び当該組成物の製造方法の提供。
【解決手段】焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓からエタノール含有溶媒により抽出された抽出物を有効成分とし、発毛又は育毛を目的として摂取される組成物、前記エタノール含有溶媒が、エタノール又はエタノールと水の混合溶媒である、前記記載の組成物、及び、焙煎コーヒー豆の熱水抽出滓から、エタノール含有溶媒により抽出した抽出物を調製し、前記抽出物を有効成分として、発毛又は育毛を目的として摂取される組成物を調製する、発毛又は育毛のための組成物の製造方法。
 
特開2024-058859 珈琲抽出残渣含有樹脂組成物およびそれを含む成形品 住化ポリカーボネート
【課題】バイオマス度が高く廃棄時の環境負荷が少なく、それでいてポリカーボネート樹脂が本来備える諸特性を極力低下させずに、複雑な形状の成形品の成形に不可欠なウエルド強度特性に優れた珈琲抽出残渣含有樹脂組成物を提供する。
【解決手段】 ポリカーボネート樹脂(A)50〜90重量%、ポリエステル系樹脂(B)1〜30重量%、および、珈琲抽出残渣(C)1〜40重量%を含有することを特徴とする、珈琲抽出残渣含有樹脂組成物に関する。
 
特開2024-059196 コーヒー飲料 アサヒ飲料
【課題】苦味が強くなることを抑制しつつ、コーヒー感の良さを向上できるコーヒー飲料に関する技術を提供する。
【解決手段】本発明のコーヒー飲料は、トリアセチンを0.2〜4ppm含有する。
 
Iー4−1ー7ビール・酒
特開2024-059189 ビールテイスト飲料の製造方法及び苦味価移行率の向上方法 サッポロビール
【課題】苦味価移行率が効果的に向上したビールテイスト飲料の製造方法及び苦味価移行率の向上方法を提供する。
【解決手段】ビールテイスト飲料の製造方法は、原料液を煮沸する煮沸工程と、前記煮沸工程において煮沸された前記原料液中の不要物を除去する除去工程と、前記除去工程において不要物が除去された前記原料液を冷却する冷却工程と、前記冷却工程において冷却された、イソα酸及び/又はα酸を含む前記原料液に酵母を添加してアルコール発酵を行う発酵工程と、を含み、前記煮沸工程から前記発酵工程までの間に、前記原料液にシリコーン系消泡剤を添加することにより、前記シリコーン系消泡剤を添加しない以外は同一の方法で製造されるビールテイスト飲料に比べて、苦味価移行率が向上したビールテイスト飲料を製造する。
 
特開2024-059762 ビールテイスト飲料 サントリーホールディングス
【課題】水っぽさが抑制され、良好な飲みごたえを有する、低アルコールのビールテイスト飲料を提供する。
【解決手段】麦芽比率が50質量%以上100質量%未満であり、アルコール度数が1.0(v/v)%以上4.5(v/v)%未満であり、外観発酵度が5〜80%であるビールテイスト飲料、又は外観発酵度を5〜80%に調整する工程を有する、ビールテイスト飲料の製造方法、若しくは外観発酵度を5〜80%に調整することを特徴とする、ビールテイスト飲料の呈味改善方法である。
 
特開2024-059782 ビールテイスト飲料 サントリーホールディングス
【課題】良好な飲みごたえを有する、低アルコールのビールテイスト飲料を提供する。
【解決手段】アルコール度数が1.0(v/v)%以上3.8(v/v)%以下であり、ピログルタミン酸の含有量が60mg/L以上である、ビールテイスト飲料とする。麦芽比率が50質量%以上であることが好ましい。
 
WO/2024/090240低シアン化水素含有量梅酒又は梅酒含有飲料 SUNTORY HOLDINGS LIMITED
 本発明の課題は、シアン化水素含有量が低い梅酒や梅酒含有飲料の熟成感又は上質なコクを向上させることである。 本発明においては、シアン化水素含有量が低い梅酒又はそれを含有する飲料中のベンズアルデヒドとクエン酸トリエチルの含有量を特定範囲にする。
 
WO/2024/090242低シアン化水素含有量梅酒又は梅酒含有飲料 SUNTORY HOLDINGS LIMITED
 本発明の課題は、シアン化水素含有量が低い梅酒や梅酒含有飲料の熟成感又は上質なコクを向上させることである。 本発明においては、シアン化水素含有量が低い梅酒又はそれを含有する飲料中のフルフラール含有量及び/又はオクタン酸エチルの含有量を特定範囲にする。
 
特表2024-518637 飲料と食品との製造 ユーゴー フーズ グループ リミテッド
【要約】飲料と食品との製造。本発明は、飲料と食品との製造に関する。本発明は、人類の7千年のビール製造の歴史において前例のない、改良されたビール様飲料の製造のための新規なプロセスを提供する。満足のいく味のビールを提供することに加えて、プロセスは、食品製造との統合に適しており、食品廃棄物における低減とより高い効率とに繋がる。態様は、新規なプロセスにおける使用のための余剰または不合格パスタを収集する収集装置を伴う、ビールと製造ラインとを提供する。
 
Iー4−2食品
Iー4−2ー1豆腐・大豆
特開2024-056869 エクオール含有抽出物及びその製造方法、エクオール抽出方法、並びにエクオールを含む食品 大塚製薬
【課題】大豆胚軸由来のイソフラボン有用成分とオルニチンを含有する組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】一態様として、エクオール及びオルニチン産生能を有する微生物を用いて、アルギニンを含む栄養成分の存在下において、ダイゼイン類を含む発酵原料を発酵する工程、及び発酵によりダイゼイン類をエクオールに変換する工程、を含み、イソフラボン有用成分が、エクオール、ダイゼイン類、及びグリシテイン類を少なくとも含み、ダイゼイン類が、ダイゼイン配糖体、ダイゼイン及びジヒドロダイゼインよりなる群から選択される少なくとも1種のダイゼイン類であり、グリシテイン類が、グリシチン、マロニルグリシチン、アセチルグリシチン、グリシテイン、ジハイドログリシテインよりなる群から選択される少なくとも1種であり、発酵原料は、前記ダイゼイン類以外のイソフラボンをさらに含有するものである、組成物の製造方法とする。
 
特開2024-056870 エクオール含有抽出物及びその製造方法、エクオール抽出方法、並びにエクオールを含む食品 大塚製薬
【課題】大豆胚軸由来のイソフラボン有用成分とオルニチンとを含む組成物を提供する。
【解決手段】一態様として、組成物は、イソフラボン有用成分が、エクオール、ダイゼイン類、及びグリシテイン類を少なくとも含み、前記エクオールが、ダイゼイン類の代謝産物であり、前記ダイゼイン類が、ダイゼイン配糖体、ダイゼイン及びジヒドロダイゼインよりなる群から選択される少なくとも1種であり、前記グリシテイン類が、グリシチン、マロニルグリシチン、アセチルグリシチン、グリシテイン、ジハイドログリシテインよりなる群から選択される少なくとも1種であり、前記組成物に含まれる大豆胚軸由来のアレルゲンが、前記大豆胚軸中に含まれるアレルゲンよりも低減している。
 
特開2024-059796 エクオール誘導体の産生のための組成物 学校法人東京理科大学  ダイセル
【課題】エクオール誘導体の産生のための組成物、及びエクオール誘導体の製造方法の提供。
【解決手段】エクオール含有組成物と、該エクオール含有組成物中のエクオールをエクオール誘導体に変換できる酵素又は微生物とを含む組成物。
 エクオールは、大豆に含まれるイソフラボン類の代謝産物の中で最もエストロゲン活性が高いことが知られている(非特許文献1、2)。  
 
WO/2024/090577動物細胞の培養方法 AJINOMOTO CO., INC.
 動物細胞の培養方法およびそれに関連する技術を提供する。エンドウ豆由来素材および/または酵母エキスの存在下で動物細胞を培養する。
 
特表2024-518066 アーモンド種子からのタンパク質調製物及び製造方法 フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ
【要約】本発明は、アーモンド種子からのタンパク質調製物及びそれを製造する廉価な方法に関する。タンパク質調製物は、50質量%超のタンパク質含有量、6質量%未満の油含有量、8質量%未満のショ糖の割合、及び70を超える明度(L*)を有する。このタンパク質調製物は味覚的に中立であり、淡色であり、高品質であるため、エマルジョン及びパン菓子類等の色的にかつ味覚的に要求が厳しい食品用途に適している。
 
実登3246519 発酵大豆たん白食品 備南ハイフーズ
【課題】ボリューム感のある外観および噛み応えによる満足感が得られる食感を有し、且つ生きた納豆菌を摂取することができる発酵大豆たん白食品を提供する。
【解決手段】長径が10〜80mm、厚みが1〜10mmの偏平形状を有し、且つ層状の組織が方向性のある繊維として並んでいる構造を有する大豆由来の組織状たん白2を焙煎して焼き色を付与した後に納豆菌を接種して発酵させ、熟成・包装する。
 
Iー4−2ー2菓子・チョコレート
特開2024-056320 常温流通ホイップドクリーム用コンパウンドクリーム、及び、常温流通ホイップドコンパウンドクリーム カネカ
【課題】保形性、離水耐性に優れる常温流通ホイップドコンパウンドクリーム、及び該ホイップドコンパウンドクリームを作製するためのコンパウンドクリームを提供する。
【解決手段】油脂、水分を含み、乳脂肪含量が前記油脂中35〜60重量%のコンパウンドクリームであって、該コンパウンドクリーム中に、糖質、油脂、乳タンパク質を所定量含み、乳化剤X0.03〜0.45重量%、乳化剤Y0.04〜0.5重量%を含む。また前記油脂中、油脂Aを40〜65重量%含む。油脂A:C12以下の飽和脂肪酸40〜100重量%、上昇融点30〜42℃の植物性油脂。乳化剤X:C8〜C14の飽和脂肪酸60〜100重量%、HLB12〜18、重合度8〜12のポリグリセリン脂肪酸エステル。乳化剤Y:C16〜C22の飽和脂肪酸70〜100重量%、HLB5〜12のポリグリセリン脂肪酸エステル。
 
特開2024-056321 常温流通ホイップドクリーム用起泡性コンパウンドクリーム、及び、常温流通ホイップドコンパウンドクリーム カネカ
【課題】トランス脂肪酸含量及びパーム核ステアリンの含量が少なくても、口溶けが良好で、常温での保形性と離水耐性に優れる常温流通ホイップドコンパウンドクリーム、及び、該ホイップドコンパウンドクリームを作製するための起泡性コンパウンドクリームを安価に提供すること。
【解決手段】起泡性コンパウンドクリームに含まれる油脂中の構成脂肪酸全体中、トランス脂肪酸含有量が5重量%以下、且つ前記油脂全体中、パーム核ステアリンの含有量が30重量%以下であり、前記油脂の上昇融点が29〜37℃の起泡性コンパウンドクリームであって、起泡性コンパウンドクリーム全体中、前記油脂を25〜38重量%、糖質(固形分換算)を27〜40重量%、蛋白質(固形分換算)を0.5〜3.5重量%、乳化剤を0.1〜3重量%、水分を25〜39重量%含有し、前記油脂全体中、油脂Aを45〜97重量%、及び乳脂肪を3〜55重量%含有する、常温流通ホイップドクリーム用起泡性コンパウンドクリーム。油脂A:構成脂肪酸全体中、炭素数14以下の飽和脂肪酸を66〜75重量%、炭素数16以上の飽和脂肪酸を23〜28重量%、不飽和脂肪酸を2〜8重量%含有し、且つ、上昇融点が31〜35℃。
 
特開2024-057097 焼き菓子類用小麦粉組成物 ニップン
【課題】本発明は、ホロッした食感で口溶けが良く、香ばしい風味の焼き菓子類を得ることができる、焼き菓子類用小麦粉組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】焼き菓子類の製造において、アドバイザー(ADVISOR)種等の特定種由来の小麦粉の少なくとも1種を原料の小麦粉全量に対して10質量%以上使用することで上記課題を解決する。
 
特開2024-057800 装飾方法 NTTドコモ
【課題】本発明においては、個別の模様を安価で生成することができる装飾方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の食品装飾方法は、回折格子を有するチョコレートCなどの成形体に対して装飾する装飾方法である。回折格子に成形されて構造色が発現された成形体に対して、光学処理装置101などの除去手段(レーザ走査、プロジェクタ照射など)により回折格子の一部を除去することで、構造色により発現されたチョコレートCの模様を変える。
 
特開2024-058364 水種菓子加工品包装体及びこの包装体から仕切り部材を取り出す仕切り部材の取り出し方法 たねや
【課題】立体状の寒天や、立体状の葛、水羊羹、ゼリー、ナタデココ等の水種菓子を、生の風味、食感を味わいながら食することができる水種菓子加工品包装体及びこの包装体から仕切り部材を簡単に取り出すことができる仕切り部材の取り出し方法を提供する。
【解決手段】 本発明の水種菓子加工品包装体Aは、容器10内に収容される水種菓子加工品a,a…を立体状に分離する仕切り部材20を備え、該仕切り部材20は、各仕切り壁21,22により水種菓子加工品が立体状に多数区画される各区画部23、23を有し、剥離可能なフィルム状の蓋材30を前記容器10のフランジ部11上面と仕切り部材20の中央部の上面に接着又は溶着することにより容器10の開口部13を密封してなることを特徴とする。この包装体Aから仕切り部材20を取り出す方法が前記フィルム状の蓋材30を剥離して引き離す際にフィルム状の蓋材30と接着又は溶着により一体となった仕切り部材20も同時に包装体Aから取り出されることを特徴とする。
 
特開2024-058641 包餡食品の空隙抑制用組成物、加熱用フィリング材の突沸抑制用組成物、包餡食品の空隙を抑制する方法および加熱用フィリング材の突沸を抑制する方法 物産フードサイエンス
【課題】 加熱用フィリング材の突沸や包餡食品における空隙を抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】 下記(ア)〜(エ)から選択されるいずれか1以上の還元水飴を有効成分とし、前記有効成分が加熱用フィリング材および/またはドウに配合して用いられることを特徴とする、包餡食品の空隙抑制用組成物;(ア)糖組成が、単糖が30〜50質量%、二糖が20〜55質量%および三糖以上が40質量%以下である、還元水飴、(イ)糖組成が、単糖が30質量%未満かつ五糖以上が50質量%未満である、還元水飴、(ウ)デキストロース当量が55超100未満の水飴を還元してなる、還元水飴、(エ)デキストロース当量が35超55以下の水飴を還元してなる、還元水飴。
 
Iー4−2ー3肉・卵
特許7316432 卵殻膜含有微粉末の製造方法 アルマード
【課題】消化吸収効率が向上する卵殻膜の微粉砕粉末の製造方法を提供する。
【解決手段】卵殻膜含有粉末または卵殻膜含有微粉末を、媒体撹拌ミルを用いて微粉砕することにより、レーザー回折法による体積平均粒子径が6μm以下および/または体積最大平均粒子径が20m以下であり、従来の微粉末に比べて粒子径が均一化され消化吸収率が向上する卵殻膜含有微粉末を製造する。
 
特許7471708 生鮮食肉の冷解凍方法、および肉製品 ライズグローバル通商株式会社
【課題】冷凍保存しても組織破壊されにくく、食中毒を発症しないレベルまで細菌類を死滅させることが可能な生鮮食肉の冷解凍方法、および肉製品を提供すること。
【解決手段】包装された生鮮食肉を急速凍結して冷凍食肉を生成する。生成した冷凍食肉を加熱中の沸騰水に浸漬し、浸漬直後あるいは3分後に加熱を停止して40分間静置する。
 
特開2024-057823 腿肉引き剥がし装置及び腿肉引き剥がし方法 前川製作所
【課題】脱骨した食鳥腿肉の品質を向上できるとともに、脛骨からの肉部の引き剥がし歩留まりを向上でき、さらに処理スピードを向上できる腿肉引き剥がし装置及び腿肉引き剥がし方法を提供する。
【解決手段】腿肉引き剥がし装置1は、食鳥腿肉Mの足首Aを保持する足首保持部2と、足首A近傍の肉部Mpを押圧する肉押圧部3と、肉押圧部3によって押圧された肉部Mpと脛骨との間に差し込まれ、脛骨から肉部Mpを引き離す肉差し込み部5と、肉部Mpの足首A近傍を切断する肉切断部6と、を備える。
 
特開2024-057919 肉様加工食品および肉様加工食品の製造方法 TWO
【課題】製造時間を短縮しながら、安定した品質の肉様加工食品を得ること。
【解決手段】植物由来たんぱく質と、メチルセルロース製剤である日油株式会社社製の商品名「MG−EL」の水和物と、を含む肉様加工食品。
 
特開2024-058170 肉類のカード抑制方法 松谷化学工業
【課題】本発明の目的は、肉類を加熱調理する際に生じるカードを抑制する新規な方法を提供することにある。
【解決手段】肉類を加熱する前に、加工澱粉を含む糊液で被覆することにより、上記課題は解決される。
 
特開2024-058756 卵の自動処理装置の稼働管理システムおよびその方法 共和機械
【課題】稼働状況を把握し、稼働状況から作業効率を改善できる稼働管理システムを提供する。
【解決手段】稼働管理システムは、鶏卵処理システム1を構成する第i装置と通信ネットワークを介して接続される第一稼働管理装置30と、鶏卵処理システム1と通信ネットワークを介して接続される第二稼働管理装置50と、第一稼働管理装置30および/または第二稼働管理装置50と通信ネットワークを介して接続される第三稼働管理装置60とを備える。第一稼働管理装置30は、第i装置から稼働情報、設定情報および第i装置の識別情報を受信する第一受信部31と、第一受信部31で受信された前記稼働情報、前記設定情報および前記識別情報を保存する第一記憶部32とを備える。
 
特開2024-060387 計測システム、食肉切断システム、計測方法及びプログラム 前川製作所
【課題】脂肪厚みの計測精度を向上できる計測システム、食肉切断システム、計測方法及びプログラムを提供すること。
【解決手段】計測システムは、光源と、光源からの第1光を食肉の脂肪層部分に照射する投光用ファイバーと、投光用ファイバーから離間して設けられ、食肉の脂肪層部分に第1光を照射した場合に食肉の脂肪層部分から出力した第2光を受光する受光用ファイバーと、検量モデルと、第2光の脂肪の吸収波長近傍での吸光度とに基づいて食肉の脂肪層部分の厚さを導出する脂肪層厚導出部とを備え、検量モデルは、食肉の脂肪層部分の厚さと、食肉の脂肪層部分に光源が発生した光を照射した場合に食肉の脂肪層部分から出力した光の脂肪の吸収波長近傍での吸光度とを関連付けた情報である。
 
WO/2024/085188計測システム、食肉切断システム、計測方法及びプログラム MAYEKAWA MFG. CO., LTD.
 計測システムは、光源と、光源からの第1光を計測対象である食肉の脂肪層部分に照射する投光用ファイバーと、投光用ファイバーから離間して設けられ、食肉の脂肪層部分に第1光を照射した場合に食肉の脂肪層部分から出力した第2光を受光する受光用ファイバーと、検量モデルと、第2光の脂肪の吸収波長近傍での吸光度とに基づいて食肉の脂肪層部分の厚さである計測厚さを導出する脂肪層厚導出部とを備え、検量モデルは、参照用の食肉の脂肪層部分の厚さである参照厚さと、参照用の食肉の脂肪層部分に光源が発生した光を照射した場合に参照用の食肉の脂肪層部分から出力した光の脂肪の吸収波長近傍での吸光度とを関連付けた情報である。
 
特表2024-518640 一方向凍結を用いて調理可能な繊維状代替肉を生成するためのプロセス ニュー スクール フーズ インコーポレイテッド
【要約】本開示は、一方向凍結を使用して「調理可能な」繊維状代替肉を生成するためのプロセスを提供する。このプロセスは、摂取可能なハイドロコロイドを、細長い氷晶の形成を誘導するための一方向凍結に供することを含み、細長い氷晶は、一方向に凍結したハイドロコロイドにおいて所与の方向に整列する。その後、細長い氷晶は、除去され、整列した氷晶を最初から含有している整列したチャネル内に位置するタンパク質及びサプリメント等の他の添加剤によって置き換えられる。所望のタンパク質添加量に達すると、タンパク質を添加されたハイドロコロイドが、タンパク質のうちのいくつかのゲル化を誘導するのに好適な条件に供され、整列した細長いチャネル内にタンパク質ゲルを形成する。
 
Iー4−2ー4うどん・そば・パン・小麦他
特開2024-056278 小麦粉 日清製粉
【課題】食品原料として優れた性質を有する高アミロース小麦粉。
【解決手段】コンカナバリンA法で分析された総澱粉中のアミロース含有量が40質量%以上であり、AACC法76−31によって測定される損傷澱粉量が4.0〜5.5質量%である、小麦粉。
 
特開2024-057056 麺線カット投入装置 日清食品
【課題】即席麺の製造過程における麺線群のカット投入工程において不要な麺線群を、麺線群のカットから乾燥容器への投入の工程において排除する新たな方法を開発する。
【解決手段】纏まり状態にある複数列の麺線群MSを垂下させた状態で連続的にカットし、当該カット後の麺線群MSを所定の型枠RTに収納するための麺線カット投入装置において、当該麺線カット投入装置が、水平方向に配置された円筒状の回転カッター部3と、当該カッター部の下に垂直状に配置された背板領域と5、当該背板領域に設けられた麺線群の区分部材7と、当該区分部材の下方に位置し、前記背板領域に設けられた排除機構9と、を備えた麺線カット投入装置、とする。
【請求項6】前記麺線カット投入装置が、カット後の麺線群が経由するシュート部及び/又は水車部を備えた、請求項2〜5のいずれかに記載の麺線カット投入装置。
 
WO/2024/090000パン製造用原料組成物及びパンの製造方法 SANWA STARCH CO., LTD.
 食感、外観、風味に優れる低蛋白パン製造用原料組成物、パン焼成用生地及びパンの製造方法を提供する。該課題は、小麦粉の一部を湿熱処理澱粉を含む澱粉に置換したパン製造用原料組成物であって、パン生地物性を実質的に変化させない、上記パン製造用原料組成物、によって解決される。
 
WO/2024/090543レトルトパウチ成形食品 UHA MIKAKUTO CO., LTD.
 大麦及び/又はオーツ麦、オリゴ糖、ゲル化剤、油脂並びに水を含有するレトルトパウチ成形食品。前記ゲル化剤は、グルコマンナン、サイリウム及びジェランガムから選ばれる1種以上であってもよい。前記レトルトパウチ成形食品では、大麦及び/又はオーツ麦の含有量が20〜45重量%、オリゴ糖の含有量が0.5〜20重量%、ゲル化剤の含有量が0.1〜3重量%、油脂の含有量が0.5〜7重量%、水の含有量が50〜75重量%であってもよい。
 
Iー4−2ー5米
特開2024-056408 穀粒のロール粉砕機 新井機械製作所
【課題】スクレーパー装置の粉剥がしブレード交換や加圧調整等のメンテナンスが容易で、またロールの冷却効率の向上を図る穀粒のロール粉砕機の提供。
【解決手段】穀粒のロール粉砕機1は、ロールユニット3を構成する一対のロール11、12のロール本体11a、12a内部に形成したロール通水空間内に冷却水をロール軸の軸方向一端部から給水して他端部に排水する際、ロール通水空間の内周面に向けて径方向に冷却水を通水して撹拌し、撹拌された冷却水を軸中心側から排水する冷却水通水部を備え、さらにロール11、12の表面に付着した付着物をブレード52により剥離するスクレーパー装置8、9は、首振り部66において係合ロッド67の旋回で係合フック部68がスクレーパー50の係合孔54cから係脱可能とし、全ての係合フック部68が係合孔54cから係合が外れると、スクレーパー50が粉砕機1から取り外し可能としている。
 
特開2024-056637 炊飯米の品質保持剤及び炊飯米の製造方法 扶桑化学工業
【課題】炊飯米の食味や風味を維持しつつ、微生物による汚染や炊飯米の褐変を抑制することができる炊飯米の品質保持剤を提供する。
【解決手段】グルコン酸および/またはグルコン酸誘導体(A)と、脂肪族ヒドロキシカルボン酸、脂肪族ヒドロキシカルボン酸塩、脂肪族ヒドロキシカルボン酸誘導体および脂肪族ヒドロキシカルボン酸誘導体の塩からなる群より選択された少なくとも一種(B)と、米由来成分(C)と、を含有することを特徴とする炊飯米の品質保持剤(X)。
 
特開2024-058530 オブラートパック(緑茶・米ぬか) 和才 慶子
【課題】オブラートは内服の補助的な役割として需要が無くなりつつある。従来のパックは、クリームや泥等を顔面に塗り付けるため厚塗りにならざるおえずはがれやすい。又液体のパックは紙や布で作られた顔面マスクに美容液を付けて顔面に張り付けるので同じくはがれやすい。どちらも動くとはがれるため使用中は身動き出来ずそのまま就寝出来ない。手間もかかりパッ中の姿も滑けいである。
【解決手段】オブラートに美容成分を配合し、顔面パックとして使用することで新たな需要を得る。オブラートの薄く透明で粘着質な性質を活かし、目立たずはがれない、を実現すると共に、使用中の時間を活動、就寝等、有意義に使用出来るようにする。
 
Iー4−2ー6野菜
特許7474899 烏梅のムメフラール含有量を向上させる加工方法 広東省農業科学院蚕業与農産品加工研究所  溜溜果園集団股▲フン▼有限公司
【課題】烏梅のムメフラール含有量を向上させる加工方法を提供する。
【解決手段】方法は、1)果実の選別と洗浄、2)青ウメの表面に、オレアノール酸、蜂蜜及び塩の混合材料を塗布したあと、蒸留水に浸し、超音波振動で洗浄してアミグダリンを析出させるアク抜き処理、3)乾燥及び等級分け、4)乾燥及び等級分け後の青ウメの果実を耐熱性のレトルトパウチに分けて詰め、スプレー式高温殺菌装置に投入して高温反応させる高温反応、5)乾燥青ウメが詰められたレトルトパウチを高温殺菌装置から取り出し、レトルトパウチ表面の水滴を風乾燥することで、レトルトパウチ内の製品が食用可能な烏梅の完成品となる、とのステップを含む。得られる烏梅は、ムメフラールやネオクロロゲン酸等の有機酸の含有量が著しく向上するとともに、5−HMFを産生可能である。
 
特許7476445 ナイフ 有限会社カルチエ
【課題】柑橘の果皮を、刃でじょう嚢を傷付け果汁が流れ出たり周囲に飛び散ることなく切り開き果肉を取り出すことが可能で、洗浄して衛生的に使用可能な構成のナイフを提供する。
【解決手段】本発明のナイフは、片側に円弧状の刃を有する刀部と、前記刀部と接合させた柄部とを備え、前記刀部は先端側に優弧、柄側に劣弧を配置するとともに、前記刀部の軸と前記柄部の軸とが直線状に接続されていないことを特徴とするナイフで、刀部の先端は刃でない曲線に形成されており、柄部に指の力を加えるための凹部が備えられ、前記柄部に刀部を折り曲げて収納可能なスペースを設けてある。
 
特開2024-059031 果肉除去装置 フードリボン
【課題】高圧ジェット水を当てて果肉を除去する際に、押圧装置で植物を押圧させることなく植物を固定して、果肉を除去できるようにした果肉除去装置を提供する。
【解決手段】果肉の間に長繊維を有してなるパイナップルの葉6を突き刺すための複数の針部24を備え、パイナップルの葉6を前記針部24で突き刺さして保持する保持部2と、当該保持部2に保持されたパイナップルの葉6に対して高圧ジェット水を噴射させて果肉を除去する高圧ジェット器3とを備えるようする。そして、高圧ジェット器3で果肉の除去された繊維を、保持部2を構成する保持要素21と保持要素21の間に設けられた抽出杆41によって持ち上げて、針部24の間から繊維を分離して抽出する。
 
特表2024-517997 整列コンベヤ ピー・アイ・ピー イノヴェイションズ ベー.フェー.
【要約】細長い物体のために適した受動的な整列コンベヤであって、整列レーンとして、整列方向の凹部を備えた少なくとも一片の材料であって、整列レーンが、整列レーン内に整列方向に対して所定の角度で設けられた少なくとも1つのスロットを備えている、少なくとも一片の材料と、光学検出のための少なくとも1つの手段と、電子回路ベースの少なくとも1つの制御デバイスとを備えた整列コンベヤにおいて、整列方向で光学検出のための手段からずらされて組み付けられた少なくとも1つの可動のナイフが、整列方向に対して所定の角度で組み付けられていて、かつ整列レーン内に設けられたスロット内で運動することができるように組み付けられていることを特徴とする、整列コンベヤ。
【請求項15】前記細長い物体が、フレンチフライ、ポテト、サツマイモ、ニンジン、キュウリ、ズッキーニ、バナナ、アスパラガス、バラモンジンまたは千切りにされたこれらの野菜または別の野菜の1つである、請求項12記載の方法。
 
特表2024-518039 水溶性植物タンパク質、それを製造する方法、及びその使用 エムスランド−シュテルケ ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、5kDaより大きく75kDa未満の分子量を有し、及びタンパク質含有植物部分から作られる、低分子量水溶性植物タンパク質であって、a)60〜95重量%のタンパク質含有量;b)4〜8重量%の水分含有量;c)1700〜3100mlの泡体積;d)80〜100%の泡安定性;及びe)100%の水中での製造物溶解性(pH7〜pH9)を含む、タンパク質;並びにまた、a)植物部分及び水から作られた植物部分パルプを製造し、植物パルプを、デンプン及び繊維及び水性溶液(ジュース)に機械的に分離するステップ;b)64〜70℃の温度でジュースを熱的に凝固させ、次に75kDaより大きい分子量を有する凝固したタンパク質を機械的に分離するステップ;c)ファイテート還元処理を実行して、ファイテート還元水溶性低分子量タンパク質画分を得るステップ;d)ファイテートを分離するステップ;e)任意選択的にナノ濾過処理を実行するステップ;並びにf)5〜50kDaのカットオフを有する限外濾過膜を使用してファイテート還元の濾液又はナノ濾過リテンテートに対して限外濾過処理を実行し
 
特表2024-518289 収穫物の保存に使用するためのマグネシウム化合物の水性分散液 デッド シー ブロウミーン カンパニー リミテッド
【要約】本開示は、一般に、特に果物や野菜のような農産食品の貯蔵寿命を延長させ、また、収穫物を真菌感染による壊変から保護するのに使用するための、酸化マグネシウム及び/または水酸化マグネシウム等の水に難溶性または不溶性のマグネシウム化合物を含有する水性懸濁液に関する。
 
特表2024-518571 植物材料からタンパク質濃縮製品を調製するための改良された方法 ナピフェリン バイオテック エスピー.ゼット オー.オー
【要約】本発明は、油糧種子などの植物材料から、植物タンパク質単離物又はタンパク質−繊維配合物などのタンパク質濃縮製品を調製するためのプロセス、並びに前記プロセスによって得ることができるヒトの食品及び/又は動物の飼料における製品の使用に関する。特に、本明細書に提示されるプロセスは、最大5個の炭素原子を有する無極性で親油性の有機エステルと、最大5個の炭素原子を有するアルコールとからなる低沸点共沸混合物をベースとする溶媒を有利に利用し、この溶媒によって、有害なヘキサン系溶媒を使用する必要性が不要になるだけでなく、この溶媒は、本明細書に提示されるプロセスで使用される使用済みの溶媒及び/又は母液から容易に入手可能及び回収可能であるため、再利用サイクルを受けることができ、その結果、開示されたプロセスは極めてエネルギー効率が高く、大規模な工業生産に好適であり、環境に優しいものとなる。
 
Iー4−2ー7バター・チーズ
WO/2024/085200食品コーティング剤、食品、及び食品の製造方法 THE NISSHIN OILLIO GROUP, LTD.
 本発明の課題は、チーズ又はチーズが露出している食品において、露出しているチーズ表面部分の硬化が抑制できる食品コーティング剤を提供することである。また、チーズ又はチーズが露出している食品であって、露出しているチーズ表面部分の経時的な硬化が抑制された食品を提供することである。また、前記食品の製造方法を提供することである。 チーズ又はチーズが露出している食品に用いる食品コーティング剤であって、油脂を50〜99.9質量%、HLB1〜8の乳化剤を0.1〜50質量%含有する、食品コーティング剤。前記乳化剤が、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノール酸エステル、有機酸モノグリセリド、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上であることが好ましい。
 
Iー4−3調味料他
Iー4−3ー1調味料
特開2024-056814 テルペングリコシド誘導体およびその使用 フイルメニツヒ ソシエテ アノニム
【課題】風味付けされた製品の風味の変更、および風味付けされた製品の甘味を増強する方法に使用されるグルコシル化テルペングリコシドならびにその製造方法を提供する。
【解決手段】グルコシル化テルペングリコシドは、例えば下記式で表される化合物である。
 
特開2024-057449 粉末醤油及びその製造方法 フォーユー
【課題】香りが良好で咀嚼中に豊かな風味が感じられる調理食品を与える固体調味料として好適な粉末醤油及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の粉末醤油は、醤油に由来するもろみ乾燥粉末及び天然塩を含有する。天然塩の含有割合は、もろみ乾燥粉末及び天然塩の合計量を100質量%とした場合に、1質量%を超え5質量%未満であることが好ましい。本発明の粉末醤油製造方法は、たまり醤油等の液体醤油を製造する際の圧搾後に回収されたもろみ粕を乾燥する乾燥工程、この乾燥工程で得られたもろみ粕乾燥物と、原料天然塩とを混合する混合工程、及び、この混合工程で得られた混合物を粉末化する粉末化工程を、順次、備える。
 
特開2024-059055 風味付与増強剤 池田食研
【課題】本発明は、飲食品の風味に、厚み、余韻等を付与又は増強して、飲食品に熟成感を付与し、飲食品の価値を高めることができる風味付与増強剤及びその製造方法、風味付与増強方法、並びに該風味付与増強剤を含む飲食品を提供することを目的とする。
【解決手段】植物素材を加熱して発生させた煙を糖含有液に通気することで、該糖含有液を有効成分とする風味付与増強剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
 
特開2024-059745 プレバイオティック組成物及びその製造方法 オプティバイオティクス リミテッド
【課題】苦み及び/又は望ましくない後味が少なく高められた甘味値を有する非消化性オリゴ糖を提供することが本発明の目的である。ヒト又は動物の腸で消化されず、それゆえマイクロバイオームの多様性を改善することができる低カロリー機能性原料として使用することができる、より甘味で天然由来の繊維(ファイバー)を提供することが本発明のさらなる目的である。
【解決手段】1以上の単糖単位を組み込むように、かつ未変性オリゴ糖よりも高い甘味値を有するように変性された非消化性のプレバイオティックオリゴ糖を提供する。前記オリゴ糖が合成の間に変性されたものであることが好ましく、前記オリゴ糖が、二糖前駆体又はオリゴ糖前駆体及び異なる単糖を使用して合成されたものであることが好ましい。この非消化性のプレバイオティックオリゴ糖の使用及び製造方法も記載される。
 
WO/2024/090519塩味増強又は異味抑制剤 AJINOMOTO CO., INC.
 本発明の目的は、新たな塩味増強又は異味抑制剤等を提供することにある。 本発明は、β−カリオフィレンオキシドを含有する、塩味増強又は異味抑制剤等に関する。
 
WO/2024/090546風味付与剤及びその製造方法 THE NISSHIN OILLIO GROUP, LTD.
 本発明は、酸化により発生するラクトン量を増やし、甘い香り及び/又は乳の香りを呈する風味付与剤を提供することを目的とする。具体的には、炭素数6〜14のラクトンを5質量ppm以上含む風味付与剤の製造方法であって、油脂を140℃以上で酸化加熱処理して炭素数6〜14のラクトンを生成させる酸化加熱工程、次いで酸化加熱工程を経た油脂を140℃で加熱処理する加熱工程を含み、前記加熱工程の条件において、酸素供給量が、前記酸化加熱工程の酸素供給量より少ない条件であり、前記油脂の構成脂肪酸の4〜100質量%が、炭素数6〜14の直鎖飽和脂肪酸であり、前記ラクトンが、γ−ラクトン及び/又はδ−ラクトンである、風味付与剤の製造方法を提供する。
 
特表2024-517691 アミド化合物および風味修飾剤としてのその使用 フィルメニッヒ インコーポレイテッド
【要約】本開示は、概して、桂皮酸アミドを含むアミド化合物、ならびに風味修飾剤としてのかかる化合物および関連化合物の使用を提供する。幾つかの態様では、本開示は、かかるアミド化合物を含む組成物、例えばかかるアミド化合物と1つ以上の付加的な化合物、例えば甘味料、塩、グルタミン酸塩、アルギニン酸塩、プリンリボヌクレオチド等とを含む組成物を提供する。幾つかの他の態様では、本開示は、食品または飲料製品中の甘味料、塩、グルタミン酸塩またはアルギニン酸塩の量を低減または排除する方法を提供する。
 
特表2024-517692 アミド化合物および風味修飾剤としてのその使用 フィルメニッヒ インコーポレイテッド
【要約】本開示は、概して、桂皮酸アミドを含むアミド化合物、ならびに風味修飾剤としてのかかる化合物および関連化合物の使用を提供する。幾つかの態様では、本開示は、かかるアミド化合物を含む組成物、例えばかかるアミド化合物と1つ以上の付加的な化合物、例えば甘味料、塩、グルタミン酸塩、アルギニン酸塩、プリンリボヌクレオチド等とを含む組成物を提供する。幾つかの他の態様では、本開示は、食品または飲料製品中の甘味料、塩、グルタミン酸塩またはアルギニン酸塩の量を低減または排除する方法を提供する。
 
特表2024-518026 テンサイを処理する方法 ズイテック ゲーエムベーハー
【課題】テンサイを処理する方法を提供する。
【解決手段】本発明は、テンサイから砂糖を抽出する方法に関し、テンサイは、切断装置内でストリップ/コセットに切断される。各ストリップ/コセットは、長さ及び断面を備えた構造を有する。
 
Iー4−3ー2油
特許7477007 被覆用油性食品 不二製油株式会社
【課題】被覆用油性食品において、水分が混入した場合にも流動性を維持することで、被覆量を制御することができることを課題とする。さらには、被覆後のツヤが良好である外観を得ることを課題とする。
【解決手段】油分が35〜70質量%である油性食品であって、特定の主要構成脂肪酸及びHLBのショ糖脂肪酸エステルを含み、流動性の指標である降伏値を50℃において0.1〜10Paに調整した油性食品で本発明の課題を解決することができる。
 
特開2024-056154 ゲル化物の素及び食品  キユーピー キユーピータマゴ
【課題】長期間保存してもアルギン酸塩のゲル化機能が保持され、かつ適度な硬さのゲル化物を調製することができるゲル化物の素及びそれを用いたゲル化物の製造方法、並びにゲル化物を含む食品を提供する。
【解決手段】アルギン酸塩、食用油脂、乳化剤及び水分を含有するゲル化物の素であって、前記食用油脂の含有量が10〜80%であり、アルギン酸塩が1.5〜10%であり、水分活性が0.60〜0.85である、ゲル化物の素。
 
特開2024-056518 油中水型クリーム ADEKA
【課題】十分な保存性を有し、且つ、良好な甘味を呈する油中水型クリームを提供すること。
【解決手段】グリセリン0.5〜50質量%、及び、高甘味度甘味料0.00001〜0.5質量%を含有する油中水型クリームである。前記油中水型クリームは、グリセリン以外の糖類を0.5〜50質量%含有することが好ましく、グリセリンと、グリセリン以外の糖類の含有量の比率が、前者:後者の質量比で、10〜80:20〜90であることが好ましい。上記グリセリン以外の糖類としては、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、麦芽糖等の糖類が挙げられる。
 
特開2024-057267 植物たん白質成形体用改質剤、植物たん白質成形体および飲食品 ミヨシ油脂
【課題】植物たん白質成形体の食感を良好にする植物たん白質成形体用改質剤を提供する。
【解決手段】本発明の植物たん白質成形体用改質剤は、植物たん白質成形体を改質するための粉末状の改質剤であって、油分を45質量%以上85質量%以下含有する。
 
特開2024-057866 食品組成物  国立大学法人 香川大学 まんのう町
【課題】原料植物から得られる油と水溶性の有用成分を簡単に摂取することができる食品組成物を提供する。
【解決手段】本発明の食品組成物は、油層部と、水層部と、を有する食用の組成物であり、前記油層部が、植物の種子から得られた食用油であり、前記水層部が、植物を水または熱水で抽出処理して得られた水溶性抽出物であり、該水層部の原料となる植物が、前記油相部の原料となる植物と同種の植物である。開油層部が植物から得られる油であり、水層部が植物から得られる水溶性抽出物であるので、植物の親油性の有用成分と水溶性の有用成分の両者を一緒に摂取することができる。
【請求項4】前記油層部の原料となる植物が、ヒマワリ、ごま、オリーブ、べに花、大豆、こめ、トウモロコシ、えごま、亜麻仁、または菜種であることを特徴とする請求項1または2記載の食品組成物。
【請求項5】調味料、ドレッシング、マヨネーズ、ディップソース、ビネグレット、サプリメントまたは飼料用添加物であることを特徴とする請求項1または2記載の食品組成物。
 
特開2024-059381 液状油を含む乾燥物 高研
【課題】簡便な操作で再乳化ができ、油性成分を大量に含んでいる乾燥物を提供すること。
【解決手段】液晶及び/又はαゲル構造を有するO/Wエマルションを乾燥した乾燥物であれば、上記課題を解決できることを確認して、本発明を完成した。
 
特開2024-060166 フライ食品用打ち粉ミックス ニップン
【課題】衣の吸油感を示さないフライ食品及びそのようなフライ食品を製造するための打ち粉を提供することである。
【解決手段】テフ粉と澱粉質原料とを含む、フライ食品用打ち粉ミックスであって、澱粉質原料100質量部に対して、テフ粉が0.1〜40質量部である、前記フライ食品用打ち粉ミックス。
 
特開2024-060510 油性組成物及びそれを含むカプセル製剤 ファンケル
【課題】本発明の目的は、還元型コエンザイムQ10の水への溶出性と酸化安定性が向上した還元型コエンザイムQ10を含有する油性組成物及びそれを含むカプセル製剤を提供することである。
【解決手段】上記課題を解決するために、還元型コエンザイムQ10を含有する油性組成物であって、(A)グリセリン単位の数が1〜2であるグリセリン又はポリグリセリンに、1個のカプリル酸又はカプリン酸がエステル結合したグリセリン脂肪酸エステル又はポリグリセリン脂肪酸エステル、(B)ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、(C)グリセリン単位の数が5〜10であるポリグリセリンに、1個又は2個の炭素数が14〜22の一価の不飽和脂肪酸がエステル結合したポリグリセリン脂肪酸エステルを含有し、前記(A)成分の含有量と前記(B)成分の含有量の合計が5質量%以上であり、前記(A)成分の含有量と前記(C)成分の含有量の合計が15〜35質量%であることを特徴とする、油性組成物を提供する。これにより、還元型コエンザイムQ10の水への溶出性と酸化安定性が向上した還元型コエンザイムQ10を含有する油性組成物及びそれを含むカプセル製剤を得ることができる。
  このように近年、水に対して難溶性の生理活性成分である、コエンザイムQ10を含む機能性食品、医薬品等への適用のため、コエンザイムQ10の可溶化、さらに体内への吸収率や生体内利用率の改善のため様々な技術が試みられている。
 
特開2024-060517 油性組成物及びそれを含むカプセル製剤 ファンケル
【課題】本発明の目的は、難水溶性成分の水への溶出性が向上した難水溶性成分を含有する油性組成物及びそれを含むカプセル製剤を提供することである。
【解決手段】上記課題を解決するために、難水溶性成分を含有する油性組成物であって、
(A)グリセリン単位の数が1〜2であるグリセリン又はポリグリセリンに、1個のカプリル酸又はカプリン酸がエステル結合したグリセリン脂肪酸エステル又はポリグリセリン脂肪酸エステルを10〜25質量%、(B)ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを4〜9質量%、(C)グリセリン単位の数が5〜10であるポリグリセリンに、1個又は2個の炭素数が14〜22の一価の不飽和脂肪酸がエステル結合したポリグリセリン脂肪酸エステルを3〜10質量%含有することを特徴とする、油性組成物を提供する。これにより、難水溶性成分の水への溶出性が向上した難水溶性成分を含有する油性組成物及びそれを含むカプセル製剤を得ることができる。
  このように近年、ポリフェノール類、コエンザイムQ10等の水に対して難溶性の生理活性成分を含む食品、機能性食品、医薬品、化粧品等において、生理活性成分の体内への利用率又は吸収率の改善のため様々な技術が試みられている。
 
WO/2024/085001可塑性油脂組成物、ベーカリー食品用生地、ベーカリー食品、可塑性油脂組成物の製造方法、及びベーカリー食品の食感を改良する方法 J-OIL MILLS, INC.
 食品原料として食品製造時の作業性に優れ、得られた食品の食感を良好に改良できる可塑性油脂組成物を提供する。 以下の油脂A、油脂B及び油脂Cを含む油脂原料のエステル交換油脂と、10℃における固体脂含量が0%以上10%以下の油脂Dとを含む、可塑性油脂組成物である。 油脂A:ヤシ系油脂 油脂B:構成脂肪酸中の炭素数が18以上の脂肪酸含有量が70質量%以上100質量%以下の極度硬化油脂 油脂C:上昇融点が5℃以下の液状油脂
 
WO/2024/090471揚げ物用衣材 AJINOMOTO CO., INC.
 本発明は、穀粉30〜99.5重量%と、ラピッドビスコアナライザー(RVA)測定を行ったときの最高粘度が1cp〜7,000cpでありブレイクダウンが0.1cp〜2,500cpである澱粉、難消化性糖質、食物繊維、またはこれらの混合物0.5〜70重量%とを含有する、揚げ物用衣材等を提供する。
 
WO/2024/090547油脂組成物及びその製造方法 THE NISSHIN OILLIO GROUP, LTD.
 本発明は、酸敗臭が抑えられた、甘い香り及び/又は乳の香りを呈する油脂組成物を提供することを目的とする。具体的には、炭素数6〜14のラクトンを5質量ppm以上と、油脂とを含有する油脂組成物であって、前記油脂が、油脂の構成脂肪酸中における、炭素数6〜14の直鎖飽和脂肪酸の含有率を4〜100質量%とする油脂であり、前記炭素数6〜14のラクトンが、γ−ラクトン及び/又はδ−ラクトンであり、前記油脂組成物中の炭素数9の直鎖アルカンが、130質量ppm以下である、油脂組成物を提供する。
 
WO/2024/090579植物性タンパク質及び油脂を含む液状組成物の乳化性向上剤及び起泡性向上剤 AMANO ENZYME INC.
 本発明の目的は、植物性タンパク質を含む液状組成物の乳化性及び/又は起泡性を向上できる加工技術を提供することである。タンパク質脱アミド酵素及びリパーゼで植物性タンパク質及び油脂を含む液状組成物を処理すると、当該液状組成物の乳化性及び/又は起泡性を向上できる。
 
特表2024-517791 香料および食用油の自動酸化を防止または低減するための組成物および方法 フイルメニツヒ ソシエテ アノニム
【要約】本発明は、食用油脂または香油を含む用途などの非極性用途において安定剤として使用するために修飾された2−オキソ酸に関する。
 
Iー4−3ー3その他
特開2024-056301 あがり症対策用の食品 ふるさと和漢堂
【課題】あがり症の対策として使用者が任意のときに摂取することができ、特に、日常の食習慣に取り入れることもできる食品を提供する。
【解決手段】ムクナ豆の粉末と、バコパの粉末と、フェヌグリークの粉末と、シークワーサーの粉末と、抹茶の粉末と、米ぬかの粉末および/または米ぬか発酵物の粉末と、を含むあがり症対策用の食品。さらに、ビール酵母の粉末や、大豆の粉末を含むものとしてもよい。また、ノビレチン、テアニン、GABA、トリプトファン、L−ドーパミン、セロトニン様作用物質、およびオキシトシン様作用物質を含む、あがり症対策用の食品。さらに、ビタミンB群を含むものとすることができる。本発明の食品は、カプセル剤や錠剤等とすることができる。
 
特開2024-057650 ドウ加熱食品の再加熱による食感劣化抑制用組成物、ドウの製造方法およびドウ加熱食品の製造方法 物産フードサイエンス
【課題】ドウ加熱食品の再加熱による劣化を抑制する技術を提供する。
【解決手段】下記(ア)および/または(イ)の還元水飴を有効成分とする、ドウ加熱食品の再加熱による食感劣化抑制用組成物;(ア)糖組成が、単糖が30〜50質量%、二糖が20〜55質量%および三糖以上が40質量%以下である、還元水飴、(イ)デキストロース当量が55超100未満の水飴を還元してなる、還元水飴。本発明によれば、ドウ加熱食品の再加熱による食感の劣化(例えば、硬くなる、パサつく、曳きが出て歯切れや口溶けが悪くなる等)を抑制することができる。すなわち、再加熱しても良好な食感が維持されたドウ加熱食品を製造することができる。
 
特開2024-057860 ソフトカプセル皮膜及びソフトカプセル 中日本カプセル 
【課題】ゼラチンを含有しておらず、且つ、動物性の原料を含有していないソフトカプセル皮膜、及び、該ソフトカプセル皮膜を備えるソフトカプセルを提供する。
【解決手段】ソフトカプセル皮膜は、イオタカラギーナン、及び、ポリリジンを含有し、ゼラチンを含有しないものである。ソフトカプセル皮膜の組成において、イオタカラギーナン100重量部に対するポリリジンの割合を、62.5重量部以上、110重量部以下とすることができる。ソフトカプセルは、上記のソフトカプセル皮膜に内容物が充填されているものである。
 
特開2024-058186 凍結耐性付与剤、それを含む冷凍物、及びその製造方法 学校法人 関西大学
【課題】新規な凍結耐性付与剤を提供することを課題とする。
【解決手段】メラノイジン及び澱粉を含む、凍結耐性付与剤。
【請求項1】メラノイジン及び澱粉を含む、凍結耐性付与剤。
【請求項2】メラノイジン及び澱粉を含む、培養培地。
【請求項3】食材と添加剤とを含み、前記添加剤がメラノイジン及び澱粉を含む、冷凍食品。
【請求項4】前記澱粉が、バレイショ由来澱粉及びキャッサバ芋由来澱粉からなる群より選択される少なくとも一種の澱粉である、請求項1に記載の凍結耐性付与剤、請求項2に記載の培養培地、又は請求項3に記載の冷凍食品。
 
特開2024-059641 糖タンパク質の製造 アレクシオン ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド
【課題】最終タンパク質生成物特性の制御が改善されたアルカリホスファターゼを製造する方法を提供する。
【解決手段】a.組換えアルカリホスファターゼ発現チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞を培地に接種し;b.CHO細胞を培地中で培養し;c.約2.1〜4.3モル/モルの総シアル酸含量(TSAC)を有する収集清澄化培養液(HCCF)を形成するために、組換えアルカリホスファターゼを(c)の細胞培養物から精製ステップによって単離し;d.濾過プール(UFDF)を形成するために追加的なタンパク質精製ステップを実施し、UFDFは、約13〜27℃で約1〜60時間にわたって且つ約1.7〜5.3g/Lのタンパク質濃度で保持し;e.UFDFにクロマトグラフィーステップを施し、組換えアルカリホスファターゼは、約0.7〜3.5モル/モルのTSACを有する、を含む、組換えアルカリホスファターゼを作製する方法である。
 
WO/2024/090424口当たり改善用組成物、飲食品組成物及びその製造方法、並びに口当たりを改善する方法 HAYASHIBARA CO., LTD.
 本発明は、タンパク質含有食材の口当たりを改善する新規手段を提供し、良好な口当たりを有するタンパク質含有食材を含有する飲食品組成物を提供することを目的としている。 グルコシルナリンジンを用いることにより、タンパク質含有食材の口当たりを改善することができる。
 
特表2024-517546 最終製剤中のGOSプレコンディショニングL.ロイテリ(L.REUTERI)及びGOS バイオガイア エイビー
【要約】本発明は、本明細書において、培養中にGOSによってL.ロイテリ(L.reuteri)をプレコンディショニングすることによって哺乳動物におけるプロバイオティックラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus reuteri)株の生存率及び活性を増強すること、並びに組成物中にさらに添加されたGOSと一緒に投与した場合のそのようなプレコンディショニングされたプロバイオティックL.ロイテリ(L.reuteri)株の驚くほど高いシンバイオティック効果に一般に関する。したがって、本発明は、プロバイオティックL.ロイテリ(L.reuteri)株を培養及び製造し、そのようなプレコンディショニングされた株を追加量のGOSと組み合わせて含有する生成物を調製する方法を含む。さらに詳細には、本発明は、GOSを含む培地中で細菌を増殖させ、最終生成物中のさらなるGOSとともにプレコンディショニングされた細菌を投与する工程によって得られる、プロバイオティックL.ロイテリ(L.reuteri)株を含むプロバイオティック組成物に関する。本発明者らは、そのような方
【請求項1】プロバイオティック組成物を調製する方法であって、a)ai)ガラクトオリゴ糖(GOS)の存在下で増殖培地中でプロバイオティックL.ロイテリ(L.reuteri)株を培養し、それによって、プロバイオティックL.ロイテリ(L.reuteri)株をプレコンディショニングすることと、 aii)増殖培地からプレコンディショニングされたプロバイオティックL.ロイテリ(L.reuteri)株を採取することと によって、プロバイオティックラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus reuteri)株をプレコンディショニングする工程、及び
 b)工程aii)から得られたプレコンディショニングされたプロバイオティックL.ロイテリ(L.reuteri)株にGOSを添加して、プロバイオティック組成物を調製する工程 を含む、上記方法。
 
特表2024-517547 L.ロイテリ(L.REUTERI)のプレコンディショニング バイオガイア エイビー
【要約】本発明は、ガラクトオリゴ糖(GOS)を含む培地中で細菌を増殖させる、いわゆるプレコンディショニングすることによって得られるプロバイオティックラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus reuteri)株に関する。プレコンディショニング法は、プロバイオティックL.ロイテリ(L.reuteri)株の増強効果、例えば、消化管内のミネラル吸収の改善をもたらす。本発明は、プロバイオティックラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus reuteri)株を製造及び培養する方法、並びにそのような株の製品、及び第1及び第2の医学的使用を含む。
 
特表2024-517958 カテキン化合物を強化した高蛋白質ミセル状カゼイン含有栄養性液状物、およびその生産法 アーラ フーズ アンバ
【要約】本発明は、カテキン化合物を強化したミセル状カゼイン含有高蛋白質栄養性液状物に関するものであり、また同上を生産する方法に関するものである。本発明は、特に、粘度が低下して、低温ゲル化傾向が軽減されている上記のような高蛋白質液を提供する。
【請求項1】pHが6〜8の範囲である栄養性液状物であって:・ 10〜25%w/wの総蛋白質含量、・ 総蛋白質に対して少なくとも50%w/wの量、および好ましくは総蛋白質に対して50%〜70%w/w未満の量のミセル状カゼイン、および・ カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、カテキン3−ガレ−ト、エピカテキン3−ガレ−ト、ガロカテキン3−ガレ−ト、およびエピガロカテキン3−ガレ−トのうちの1種類以上、を含み、およびここで該栄養性液状物において:・ カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、カテキン3−ガレ−ト、エピカテキン3−ガレ−ト、ガロカテキン3−ガレ−ト、およびエピガロカテキン3−ガレ−トの総量、および・ 総蛋白質の間の重量比が、0.001〜0.2の範囲である、栄養性液状物。
 
特表2024-518021 標的機能に対する経験的試験と組み合わされた機械学習およびデータベースマイニングによる天然源から食品成分を同定し開発するためのシステム
シル,インコーポレイティド    ジャスミン ヒューム    ジョフロイ デュブール−フェロノー    アケミ クニベ    エヤル アケバ    ローレンス リー
【要約】本開示は、工業的食品生産に使用する代替タンパク質源を開発する技術を提供する。本技術は、部分的にインシリコで行われるプロセスによって天然源を探索する。膨大な化合物ライブラリーをサンプリングして試験する代わりに、機械学習および実装により、既知のタンパク質構造に基づく予測モデリングによって機能性候補の分野を絞り込む。この分析によって選ばれた候補タンパク質は、次にハイスループットで生成され、組換え発現や標的機能を有するか否かの試験によってスクリーニングされる。機械学習、データベースマイニング、発現、試験を複数回繰り返すことで、市販食品の一部として評価するのに適した食品成分の候補が得られる。
 
特表2024-518036 脱水物の汚染を低減する方法 アグローティカ エス.デ アール.エル.デ シー.ブイ.
【要約】汚染された部分又は完全脱水物を受け取ることと、汚染因子の存在を検出する従来の解析技術を介して、汚染された脱水物を解析しそれが有する汚染のタイプ及び程度を決定することと、高い温度及び圧力に耐える材料で作製された、且つガス状流体の循環を可能にして除染される物品に前記ガス状流体が一様に接触するように構成された容器内に、汚染された脱水物を配置することと、汚染解析の結果に従って、汚染された脱水物を少なくとも1つの除染処理に付すことと、除染された脱水物をパッケージすることと、を含む、脱水物の汚染を低減する方法。
 
Iー4−4装置
特許7467558 調理装置の焼き板 ニトリホールディングス
【課題】食材を均一に加熱する。
【解決手段】調理装置の焼き板10はフレーム11と、複数の帯状体20とを備える。各帯状体20は平面視で弓形形状をなし、側面視で帯状の形状をもつ。
 
特許7477232 食品処理装置および食品処理方法 株式会社ティーフォース
【解決手段】含水食品を蒸気でブランチングしてから熱風乾燥させるためのバッチ式の食品処理室と、重力方向下側に向かって内径が小さくなる逆円錐台状の保持面を有し、食品処理室内において保持面上で含水食品を保持する食品保持部であって、保持面は蒸気および熱風の通過を許容する複数の孔を含む、食品保持部と、食品保持部に保持された含水食品を攪拌する攪拌部と、食品保持部が含水食品を保持した状態で、食品処理室内に蒸気を供給する蒸気供給部と、食品保持部が含水食品を保持した状態で、食品処理室内に熱風を供給する熱風供給部とを備える食品処理装置を提供する。
 
特開2024-057093 調理器 エスペック
【課題】食材の調理中に生じた水分等の液状物が減圧ポンプへ浸入することを抑制可能な調理器を提供する。
【解決手段】調理器(1)では、トラップ(5)は、第1減圧管(41)及び第2減圧管(42)がそれぞれ接続されることにより、調理槽(2)と減圧ポンプ(3)とを繋ぐ流路の途中に配置されている。このトラップ(5)は、減圧ポンプ(3)の作動に応じて調理槽(2)から吸引された空気に含まれる水分等を捕捉し液状物として貯留する。更に、トラップ(5)には、トラップ側開閉機構(71)が設けられた液状物排出配管(7)が接続されている。
 
特開2024-057353 食品の超高圧殺菌方法 バイオジェニック
【課題】本発明は酵素を含む食品に対して、酵素活性を維持しつつ、殺菌できる殺菌方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の酵素を含む食品の殺菌方法は、上記食品を200〜400Mpaの圧力で処理し、酵素活性を維持しつつ殺菌する超高圧処理工程を含む。
 
特開2024-057645 具材配給装置 TechMagic
【課題】複数の具材配給ユニットと同数のクラッチユニットを単一の駆動ユニットで制御することにより小型化した具材配給装置を提供すること。
【解決手段】具材を貯蔵して容器Cに配給自在な複数の具材配給ユニット130と、この具材配給ユニット130を駆動する動力を生成する単一の駆動ユニット140と、具材配給ユニット130へ駆動ユニット140の生成した動力の伝達を制御する具材配給ユニット130と同数のクラッチユニット150と、具材配給ユニット130の動作、駆動ユニット140の駆動およびクラッチユニット150による動力伝達を制御する制御ユニットとを備えている。
  近年、豊かな食文化の発展に伴って多種多様な食材による多種多様な料理の調理が求められているところ、飲食業界では調理人の確保、調理スキルの維持、調理環境の整備等の諸事情から、調理の自動化が急速に求められており、調理の自動化を行う自動調理設備の需要が近年高まっている。
 
特開2024-057794 食品スライサにおける搬送装置 シンフォニアテクノロジー
【課題】鮮魚の柵のような食品用のスライス対象物をスライスする際の搬送工程と、スライスしたスライス片を整列させる際の搬送工程とを効率的に自動化する。
【解決手段】食品用のスライス対象物である柵Aを搬送しながらスライス部1でスライスに供するためのスライスレーン21と、スライス部1でスライスされた切身aを整列させる整列レーン23と、各レーン21、23の駆動を制御する制御手段24とを備えて、食品スライサにおける搬送装置2を構成した。
 
特開2024-057849 食品切断装置およびこの食品切断装置と食品移載用のロボットを備えた食品切断移載システム 日本キャリア工業
【課題】食品片の集合体における重量のばらつきを少なくして生産能率を高めることのできる食品切断装置と食品切断移載システムを実現すること。
【解決手段】塊状食品をその先端部から設定厚ごとに切断し、切断された設定数の食品片を、その一部が互いに重なるようにコンベア上に並べて集合体を形成する食品切断装置であって、コンベア上の集合体の撮像結果から得られた集合体の横幅に基づいて、以後に形成される集合体ごとの重量のばらつきが小さくなるように、設定数を自動的に変更する自動変更手段を設ける。また、集合体をコンベア上から採取して設定領域に移載するロボットを備え、このロボットに備えた第1制御装置によって設定数を演算し、この演算結果を自動変更手段を有する食品切断装置側の第2制御装置に送信する構成とする。
 
特開2024-058182 加熱調理器及び加熱調理システム  三菱電機 三菱電機ホーム機器
【課題】通信端末からレシピデータを的確に取得できる、ユーザーに利便性の高い加熱調理器と加熱調理システムを提供する。
【解決手段】複数の加熱手段と、加熱手段の設定を行う入力操作部と、外部と無線通信するための通信部と、この通信部を介して取得したレシピデータに従って調理モードを実施する制御装置と、を備え、入力操作部には、通信端末やサーバーから特定の調理メニューに対応した設定情報の取得を決定する特定入力キーを有し、この特定入力キーは、特定条件を満たした場合にレシピデータの設定情報の取得が可能となる。特定条件は、特定入力キーを表示すること、または操作支援情報(操作誘導情報)を表示することによって、何れも成立するので、通信端末等からのレシピデータの取得指令を、ユーザーが加熱調理器の表示部やキー特定表示を確認してから実行でき、レシピデータ取得の確実性、操作性が向上する。
 
特開2024-058726 パウチ食品内容物供給ノズル サーフテクノロジー
【課題】パウチ食品内容物供給ノズルのピストンとシリンダの摺動による摩耗や塩分による腐食摩耗を抑制することで、内容物(丼液など)の液垂れ、具材等の噛み込みを低減し、パウチのシール不良の発生を抑制することができるパウチ食品内容物供給ノズルを提供する。
【解決手段】本発明は、往復移動されるピストン1と、当該ピストンを摺動自在に収容するシリンダ2Aを有し前記ピストン1の上死点と下死点の間で前記シリンダ2A内にパウチ食品の内容物を供給する内容物供給通路3が接続されたノズル部2と、を備えたパウチ食品内容物供給ノズル10であって、前記ピストン1の先端面1B付近の少なくとも外周面1AにDLCコーティングを施したことを特徴とする。
 
特開2024-059312 加熱調理器 シャープ
【課題】撹拌性能を向上させることができる加熱調理器の提供を目的とする。
【解決手段】加熱調理器(1)は、筐体(11)と、筐体に対して開閉する蓋体(12)と、筐体に収容される内鍋(21)と、内鍋の内部の食材を撹拌する撹拌装置(41)と、を有する本体部(10)と、本体部の下方に位置し、本体部を傾斜可能に支持する台座部(60)と、を備え、本体部は、傾斜した状態で固定可能である。
 
特開2024-060149 安全弁構造および調理器 タイガー魔法瓶
【課題】本発明の課題は、単一の円柱螺旋形のコイルバネ等の付勢部材が採用される場合に比べて、筐体に設けられたときにできる凸部付近におけるお手入れ性をできるだけ向上させることができる安全弁構造を提供することである。
【解決手段】本発明に係る安全弁構造SVは、筐体の内部空間および外部空間を連通する連通孔OSを閉塞可能に前記筐体に設けられる安全弁構造であって、弁体SMと、前記筐体の内圧が第1閾値以上になった時、前記弁体を前記連通孔に向けて付勢する力に反する力によって、前記弁体を移動させて前記連通孔を開放させ、前記内部空間および前記外部空間を連通させる付勢部材SPと、を備え、前記付勢部材の自然状態において、前記付勢部材の付勢方向における全高は、前記付勢部材の前記付勢方向と垂直な方向における全幅よりも小さい。
 
特開2024-060183 無煙ロースター 野田ハッピー
【課題】信頼性やメンテナンス性をより向上させた新規な無煙ロースターの提供。
【解決手段】ロースター本体に、ガスコンロの燃焼炎の紫外線を検出するUVセンサーと、その内部温度を検出する熱電対センサーを備え、ガスコンロの着火後に前記UVセンサーで燃焼炎を検出しなくなったとき、または前記熱電対センサーで検出された排煙の温度が所定温度を超えたときに前記ガスコンロへのガスの供給を停止または警報を発する。これによって、従来のSiセンサーなどを用いた場合に比べてそれらのメンテナンスや交換作業を大幅に軽減できる。
 本発明は、焼肉店などに設置される無煙ロースターに関するものである。
 
WO/2024/085133調理システム TECHMAGIC INC.
 調理システム1は、食品を貯蔵する冷凍庫10と、冷凍庫10に隣接して設けられ、冷凍庫10から排出された食品を第1受渡し位置P1まで上方へ搬送する搬送装置20と、第1受渡し位置P1において、搬送された食品を調理用かご31で受け取り、当該調理用かご31を調理用液体が充填された槽32に沈め、所定時間経過後に当該槽32から当該調理用かご31を引き上げて調理済みの食品を第2受渡し位置P2で調理用かご31から排出するロボットアーム50とを有する。
 
特表2024-517949 容器内の食品を調理するための機械 パスティフィッチョ・ラナ・エッセ・ピ・ア
【要約】容器内の食品を調理するための機械は、上側面(5)と下側面(6)とを有するプレート(4)を備えるフレーム(3)と、下側面(6)に沿って前記プレート(4)によって支持され、前記容器(2)内に蒸気を分注するための少なくとも1つの第1の開口部(20)と、前記容器(2)内に熱湯を分注するための少なくとも1つの第2の開口部(21)とを備えるディスペンサー(7)と、容器(2)よりも下に配置構成され、容器(2)を支持するように構成された支持体(8)と、プレート(4)に結合され、支持体(8)をディスペンサー(7)に押し付けるための少なくとも1つの弾性要素(10)と、弾性要素(10)の力に対抗しプレート(4)に関して支持体(8)を下降させるためのコマンドユニット(11)とを備える機構(9)とを有する。
 
特表2024-517950 1食分の食品を調製するためのシステムおよび方法 パスティフィッチョ・ラナ・エッセ・ピ・ア
【要約】1食分の食品を調製するシステムは、第1の材料(2)を入れた第1の封止パッケージ(1)と、第2の材料(4)を入れた第2の封止パッケージ(3)と、第1の調理パラメータおよび/または加熱パラメータに従って第1の材料(2)を直接的に調理および/または加熱するために、さらに第2の調理パラメータおよび/または加熱パラメータに従って第2の材料(4)を間接的に調理および/または加熱するために、熱水および蒸気を供給するように構成され少なくとも1つの機械(5)と、を備える。
 
特表2024-518107 アルコールを用いて接触させずに食品を調理するための装置及び方法 クーカル エスアーエス
【要約】本発明は、食品(1)を収容するように意図された容器(2)と、当該容器(2)の下に配置され、燃焼液体(4)を収容することができるリザーバ(3)と、当該容器及びリザーバを保持するための保持支持体(5)とを備え、当該容器が底部(6)及び少なくとも1つの側壁(7)を備え、底部(6)の中心で測定された底部(6)の厚さが、壁(7)上で測定された最小厚さの少なくとも2倍であることを特徴とする、食品(1)を調理又は加熱するための器具に関する。本発明は、本発明による器具によって食品を調理又は加熱する方法にも関する。
 
Iー4−5包装・容器
特開2024-056310 可食性ゲル状組成物、可食性塗膜の形成方法、及び可食性塗膜形成用の溶液キット 東洋製罐グループホールディングス
【課題】各種容器類又は食器類などの基材表面に、可食性ゲル状組成物からなる塗膜を十分なゲル強度を以て形成することで、使用に際しての防汚性を高めることによって、洗浄などの手間を低減してそれらを繰り返し再利用できるようにする。
【解決手段】ローメトキシペクチンとアルギン酸とを含む水溶液Aを塗布した後に、その上に重ねて金属塩を含む水溶液Bを塗布することによって、ローメトキシペクチンとアルギン酸とに金属イオンを接触させて、これらをゲル化させることによって、可食性ゲル状組成物からなる塗膜1を形成する。
 
特開2024-056967 パウチ 大日本印刷
【課題】電子レンジでの加熱の際に、パウチの破袋を抑制でき、かつ安定して蒸気抜きができるパウチを提供する。
【解決手段】本発明の一の態様によれば、包装材料を含み、かつ収容空間10Aを有するパウチ10であって、シール部15が、収容空間10Aの圧力の増加により剥離するように構成された蒸気抜きシール部24を備え、パウチ10は、蒸気抜きシール部24を剥離させて蒸気抜けすることができるように構成されており、包装材料は、100℃の環境下で1分間保持した後、100℃の環境下で測定したときの一方向の破断強度が、33.0MPa以上であり、シール部15は、100℃の環境下で1分間保持した後、100℃の環境下で測定したときのシール強度が、20.0N以下である、パウチ10が提供される。
 
特開2024-058214 電子レンジ用蒸し器 クリスタル電器
【課題】蒸し鳥のように油分の滲出が多い調理も問題なく行える電子レンジ用蒸し器を提供する。
【解決手段】電子レンジ用蒸し器は、水容器1と電磁波遮蔽通気トレー2と食材載置プレート3と電磁波遮蔽蓋体4と上蓋5とを備えており、電磁波遮蔽通気トレー2と電磁波遮蔽蓋体4とで蒸気調理室8が構成されている。電磁波遮蔽通気トレー2の底板2aに、通気穴23と凹所22とが水平方向にずれた状態で形成されており、食材載置プレート3には、凹所22の上方に位置する連通穴21が形成されている。食材から滲出した油分が水容器1に流下すると、油分が300℃近くまで昇温して水容器1を損傷させるおそれがあるが、油分を含む流下液は凹所22に溜まるため、油分が多い食材の蒸し調理も問題なく行える。従って、調理できる料理のバリエーションを拡大できる。油臭の拡散も防止できる。
 
特開2024-058416 包装容器、包装食品、及び包装食品の調理方法 キョーラク
【課題】食品等の内容物を収容した状態で電子レンジにより簡便に加熱可能な電子レンジ用包装袋を備える包装容器であって、加熱後には包装容器を自立させて食器として利用することが可能な包装容器を提供する。
【解決手段】本発明によれば、包装容器であって、可撓性を有するフィルムが袋状に形成された電子レンジ用包装袋と、前記包装袋の外表面の少なくとも一部を覆うように設けられた外側包装体とを備え、前記外側包装体は、変形途中又は変形後に底部又は前記底部に隣接する位置に下向きに開口する開口部が形成されるように変形することで自立可能な形状に変形可能であり、前記包装容器は、前記形状に変形した前記外側包装体の前記底部を下側にして、自立可能である、包装容器が提供される。
 
特開2024-059160 電子レンジ用解凍容器 クリスタル電器
【課題】従来の電子レンジ10では冷凍物Fの均一解凍が難しいという問題を解消する。
【解決手段】本発明に係る電子レンジ用解凍容器1は、冷凍物Fを収容する加熱室12にマイクロ波が供給される電子レンジ10で使用可能な材質からなるものである。内部に液体Wを収容し、上部側に冷凍物Fを載置する載置部4を有している。載置部4と液体Wとの間には、液面Sから載置部4を離隔させる空気層Aを介在させている。
 
特開2024-059504 鍋用底板 オイシーズ
【課題】簡易且つ低コストで上質の麺類を提供する。
【解決手段】鍋用底板1は、鍋の底面に載置されるものであって、麺てぼを載置するための麺てぼ載置開口部12a〜12cと、麺てぼ載置開口部12a〜12cに載置された麺てぼの中心部からずれた位置に穿設され、麺てぼに入れられた麺をゆでるときに、気泡を噴出させて麺てぼ内の麺を攪拌させる噴出口13a〜13c、14a〜14c、及び15a〜15cと、を備える。麺てぼ載置開口部12a〜12cの周囲には、異なる位置に三つの噴出口13a〜13c、14a〜14c、及び15a〜15cが、それぞれ穿設されており、気泡を複数方向から噴出させて麺てぼ内の麺を攪拌させる。
 
WO/2024/090381包装材料用積層体の製造方法及び包装材料用積層体 TOPPAN HOLDINGS INC.
 第一の樹脂フィルム及び第二の樹脂フィルムを、イソシアネート硬化系の無溶剤型接着剤を介して貼り合わせて積層物を得る積層工程と、積層物を25〜80℃で養生する養生工程と、を備え、第一の樹脂フィルム及び第二の樹脂フィルムの少なくともいずれかの二酸化炭素透過度が200cc/m2・day・atm以上である、包装材料用積層体の製造方法。
 
特表2024-517569 食品包装用フィルタ材料 グラットフェルター ゲルンスバッハ ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、持続可能性及び/又は強度の点で有利な特性を有するフィルタ材料、フィルタ材料の特定の特性を向上させるための非繊維状バインダの使用、フィルタ材料の製造方法、並びにフィルタ材料から作製された食品包装、特にティーバッグ、に関する。フィルタ材料は、繊維と、ポリ乳酸、ポリグリコール酸及びコポリマーからなる群から選択される少なくとも1つの非繊維状バインダと、を含む。
 
特表2024-518347 低摩擦ISBMボトル フイナ・テクノロジー・インコーポレーテツド
【要約】0.15〜0.21の静的摩擦係数(COF)、0.06〜0.1の動的COFを有する表面を含む射出延伸ブロー成形(ISBM)容器であって、表面が、直径14〜16mmの水滴で表面を濡らした後、3分間まで76°以上の水接触角を保持し、容器が、GPCで測定して9以上の分散度(Mw/Mn);ASTM D−1238で測定して、ASTM D−1238;190℃/2.16kgで測定して1g/10分以上のMI2;及びASTM D−1693、Bで測定して100% Igepalでの>150時間の環境ストレス亀裂耐性(ESCR)を有する高密度ポリエチレン(HDPE)を含むポリマー組成物で作製される、射出延伸ブロー成形(ISBM)容器が開示される。
 
特表2024-518446 中に液体を保持するためのパウチを製造するための方法及び中に液体を保持するためのパウチ  カーギル インコーポレイテッド
【要約】本発明は、中に液体を保持するためのパウチを製造する方法が提供されており、方法は、前面層及び背面層を提供することと、内部空間を作成するために、前面層と背面層とを一緒に局所的に接合することと、注入チャネルの境界を画定する接合部を形成するために、前面層と背面層とを一緒に局所的に接合することによって、注入チャネルを形成することと、を含み、注入チャネルを形成することは、加熱面を形成するグリッド状に配置された複数の加熱要素を有する加熱装置であって、加熱要素の各々が、個別に動作可能である、加熱装置を提供することと、境界を作成するために必要な加熱要素が動作し、それによって加熱されるように、加熱装置を動作させることと、加熱面を前面層又は背面層に接触させ、それにより、注入チャネルの境界を画定する接合部を形成するように前面層と背面層とを一緒に局所的に接合することと、によって行われる。
 
特表2024-518600 食品パッケージの品質評価方法及び包装システム  テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ
【要約】包装システム(100)における食品パッケージ(102)の品質評価の方法(200)であって、当該方法(200)は、前記包装システム内の第1のステーション(112)において、前記食品パッケージ(102)を描写する第1の画像データセット(128)を撮像し(202)、前記第1のステーション(112)は、第1の画像撮像装置(114)を備え、前記包装システム(100)内の第2のステーション(118)において、前記食品パッケージ(102)を描写する第2の画像データセット(130)を撮像し(204)、前記第2のステーション(118)は、第2の画像撮像装置(120)を備え、前記第2のステーション(118)は、前記包装システム(100)のパッケージ搬送経路(P)の前記第1のステーション(112)とは異なる位置に配置され、前記第2の画像撮像装置(120)は、前記第1の画像撮像装置(114)と比較して異なるように設置され、前記食品パッケージ(102)は、前記第1の画像データ(128)と比較して前記第2の画像データ(130)において異なるように表現され、前記第
 
Iー4−6その他
特許7478219 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 株式会社 ゼンショーホールディングス
【課題】食品の検査項目とその基準値を出力することが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、食品と、当該食品を構成する構成要素について検査すべき検査項目と、を対応付けた検査情報と、検査項目の基準値を定めた複数の基準値情報と、を記憶する記憶部と、食品を示す情報の入力を受け付ける第1受付部と、検査を実施する基準を示す情報の入力を受け付ける第2受付部と、第1受付部が受け付けた食品と、検査情報とに基づいて、当該食品について検査すべき検査項目を抽出する第1抽出部と、第2受付部が受け付けた基準と、当該基準が対応する基準値情報と、に基づいて第1抽出部が抽出した検査項目の基準値を抽出する第2抽出部と、第1抽出部が抽出した検査項目と、第2抽出部が抽出した当該検査項目の基準値と、を対応付けた検査対象情報を出力する出力部と、を備える。
 
 
J炭化処理・活性炭
J−1炭化装置
特許7477230 乾留熱分解油化システム、及び乾留熱分解油化方法 株式会社エムエスケイ
【課題】乾留後の乾留釜に残留する残渣を容易に回収することができ、且つ、当該残渣の再利用を可能にする、乾留熱分解油化システム及び乾留熱分解油化方法を提供すること。
【解決手段】乾留熱分解油化システムは、鉛直下方に位置する底部、前記底部から鉛直上方に隆起する隆起部、及び前記底部に配され、少なくとも前記隆起部を被覆する被覆材を有し、乾留熱分解される被処理物を収容する乾留釜1と、前記乾留釜を加熱し、前記被処理物を残渣とガスとに分解する熱分解部2と、前記ガスを冷却し、前記ガスに含まれる油分を凝縮させる冷却部3と、前記残渣から異物を取り除く異物除去部8と、を具備することを特徴とする。
 
特開2024-058873 CO2排出権発行装置及び廃タイヤ処理システム グリーンズタイヤ
【課題】乾留熱分解油化装置による廃タイヤの処理を促進させることが可能なCO2排出権発行装置及び廃タイヤ処理システムを提供する。
【解決手段】CO2排出権発行装置は、廃タイヤを焼却した場合のCO2排出量と、乾留熱分解油化装置で廃タイヤを無酸素状態で熱分解した場合のCO2排出量との差であるCO2削減量を記憶するメモリと、乾留熱分解油化装置で熱分解された廃タイヤの量に応じたCO2排出権を発行する演算装置とを備えるCO2排出権発行装置。演算装置は、乾留熱分解油化装置が設置された廃タイヤ処理工場に廃タイヤ供給元から供給された廃タイヤの廃タイヤ供給量を取得し(S14)、メモリに記憶されたCO2削減量に前記廃タイヤ供給量を乗じた量に相当する前記CO2排出権を発行する(S15)。
 
J−2用途
特開2024-059450 真空脱ガス炉用マグネシアカーボンれんがの製造方法 黒崎播磨   日本製鉄
【課題】真空脱ガス炉に使用される黒鉛を含有しないか極めて少ないマグネシアカーボンれんがにおいて、耐スポーリング性及び耐食性を向上する。
【解決手段】耐火原料配合物に有機バインダーを添加して混練し成形後、熱処理する工程を含む、真空脱ガス炉用マグネシアカーボンれんがの製造方法において、耐火原料配合物は、マグネシアの含有率が合計で87質量%以上98質量%以下であって、粒径0.075mm以上5mm未満のマグネシアを75質量%以上95質量%以下、粒径0.075mm未満のマグネシアを1質量%以上12質量%以下、スピネルを1質量%以上10質量%以下、粒径0.5mm未満のピッチ粉を0.3質量%以上2質量%以下、アルミニウム及び/又はアルミニウム合金を合計で0.3質量%以上2.5質量%以下含有し、かつ黒鉛の含有率が1.5質量%以下(0を含む)であることを特徴とする。
 
J−3木酢・竹酢・草酢
特表2024-517556 コエンザイムQ10含有液状補助飼料組成物 ユ,ヒョギョン
【要約】本発明は、コエンザイムQ10含有液状補助飼料組成物、より詳しくは、コエンザイムQ10、共役リノール酸、フラクトオリゴ糖、L−カルニチン、タウリンを特定含量で含むことによって、ペットの老化、心血管系疾患及び心疾患の発症を予防し、免疫系を活性化し、ダイエット効果を提供することができるコエンザイムQ10含有液状補助飼料組成物に関する。
【請求項7】抽出物が、エゾウコギ抽出物、カンゾウ抽出物、マリーゴールド抽出物、ラズベリー抽出物、木酢液、オオアザミ抽出物、アーティチョーク抽出物、ゴボウ抽出物、ユッカ抽出物、茶抽出物、サトウキビ抽出物、チコリ抽出物、クズウコンの根抽出物、キラヤ抽出物、タヒーボ抽出物、イワベンケイ抽出物、月見草油、グレープフルーツ種子抽出物、ブドウ種子抽出物、ヒマワリ種子抽出物、コロハ抽出物、ゴマ油抽出物、穀物抽出物、カイコ抽出物、甲殻類抽出物及びそれらの組み合わせからなる群から選ばれる請求項3に記載のコエンザイムQ10含有液状補助飼料組成物。
 
J−4活性炭
特開2024-060147 表皮材 トヨタ自動車
【課題】成形が容易な表皮材を提供する。
【解決手段】表皮材は、シート状の活性炭と、前記活性炭の第1面と面する、通気性を有する第1ラミネートフィルムと、前記活性炭の第2面と面する、通気性を有さない第2ラミネートフィルムと、を備える。
 
WO/2024/089802可食性導電材料 NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE CORPORATION
 この可食性導電材料は、不乾性油から構成したオルガノゲルを分散媒(101)とし、可食性を有する金属の粉末(102)および活性炭の粉末(103)を分散質としたものである。金属の粉末(102)および活性炭の粉末(103)を、分散媒(101)に混合することで、可食性導電材料とすることができる。
 
WO/2024/090205ガス吸着剤ならびにそれを用いたガス吸着シート、濾材およびエアフィルター TORAY INDUSTRIES, INC.
 ガス成分の吸着容量に優れ、かつその吸着容量の長期的安定性に優れ、エアフィルターとして使用後の臭気の再放出も少ないガス吸着剤、ガス吸着シート、濾材およびエアフィルターを得ることを課題とし、本発明のガス吸着剤は、酸添着活性炭、塩基添着活性炭およびアルデヒド吸着剤を含んでいることを本旨とする。
 
J−5炭素繊維
J−5−1製法
WO/2024/090012炭素繊維束、トウプレグ、炭素繊維強化複合材料および圧力容器、および炭素繊維束の製造方法 TORAY INDUSTRIES, INC.
 本発明は、炭素繊維束の単位長さあたりの質量(g/m)の変動が小さく、優れた樹脂含浸ストランド引張強度および引張弾性率を有する炭素繊維束を提供することを課題としている。 かかる課題を解決するために、樹脂含浸ストランド強度が4.5〜6.5GPa、樹脂含浸ストランド弾性率が205〜270GPa、フィラメント数が6,000〜36,000本であり、炭素繊維束の単位長さあたりの質量(g/m)の標準偏差と平均値との比で表される変動係数が0.00〜0.5%である炭素繊維束を提供する。
 
WO/2024/090144部分分割炭素繊維束を製造する方法 MITSUBISHI CHEMICAL CORPORATION
 主たる目的は、部分分割炭素繊維束の製造方法の改良の提供である。 部分分割炭素繊維束を製造する方法では、炭素繊維束が炭素繊維製造ラインから前記炭素繊維製造ラインに連結された部分分割ラインに連続的に供給され、前記部分分割ラインに設けられた分割セクションにおいて部分分割処理される。部分分割処理は、自身の長手方向に沿って走行する前記炭素繊維束に、突出部を有する分割ジグの前記突出部を間欠的に突き刺すことを含んでもよく、前記突出部は針であってもよい。
 
WO/2024/090196炭素繊維束、および、それを用いた炭素繊維強化複合材料 TORAY INDUSTRIES, INC.
 本発明は、炭素繊維強化複合材料とした際に、炭素繊維の引張強度を効率的に発現できる炭素繊維束を提供することを課題とし、サイジング剤が付与された炭素繊維束であって、以下の樹脂処方Aを用いてJIS R7608(2007)に基づいて評価したストランド強度(ストランド強度A')が5.0GPa以上6.0GPa以下であり、以下の樹脂処方Bを用いてJIS R7608(2007)に基づいて評価したストランド強度(ストランド強度B')が4.7GPa以上5.5GPa以下であり、前記ストランド強度A'に対する前記ストランド強度B'の割合が85%以上であり、単繊維直径が6.0μm以上である炭素繊維束。 樹脂処方A:"セロキサイド(登録商標)"2021P/3フッ化ホウ素モノエチルアミン/アセトン=100/3/4(質量部)を用い、硬化条件として常圧、温度125℃、時間30分を用いる。 樹脂処方B:"JER(登録商標)"828/dicyandiamide/3−(3,4−dichlorophenyl)−1,1−dimethylurea=100/6.3/2(質量部)を用い、硬化条件として常圧、温度130℃、時間90分を用いる。
 
J−5−2用途
特開2024-056636 繊維強化樹脂シート、繊維強化複合材及び成形体 フクビ化学工業
【課題】強度や透明性等の物性に優れるともに、樹脂廃棄物の削減に寄与することができる環境にやさしい繊維強化樹脂シート、その繊維強化樹脂シートを用いた繊維強化複合材、及びその繊維強化複合材を用いた成形体を提供すること。
【解決手段】熱可塑性樹脂であるマトリックス樹脂1と前記マトリックス樹脂1を含浸させた強化繊維2・2…とを備える繊維強化樹脂シート100において、前記マトリックス樹脂1には、成形機によりガラス転移温度を超える温度に加熱された履歴を有する樹脂が用いられている構成とした。
【請求項5】前記強化繊維には炭素繊維が用いられ、繊維体積含有率が40%以上であることを特徴とする、請求項1から3の何れか1項に記載の繊維強化樹脂シート。
 
特開2024-056765 外部加熱式エアロゾル生成装置及びそのエアロゾル生成装置に使用されるシガレット  ケーティー アンド ジー コーポレイション
【課題】本発明は、外部加熱式エアロゾル生成装置及びその生成装置に使用されるシガレットに係わる発明であって、シガレットに熱エネルギーが容易に伝達されて初期パフ時にも、ユーザをして、好適な喫煙経験を可能にするために、十分な霧化量を提供する。
【解決手段】保湿剤を含有する紙を含み、加熱された場合に保湿剤蒸気を生成するエアロゾル基材部と、加熱された場合にニコチン蒸気を発生させる媒質部と、前記エアロゾル基材部を取り囲んでいる基材部ラッパーと、前記媒質部を取り囲んでいる媒質部ラッパーと、前記媒質部ラッパーによって取り囲まれた媒質部と前記媒質部を除いた要素を一括して取り囲む外皮を含み、前記媒質部ラッパー、及び前記基材部ラッパーは、既設定の厚さ及び熱伝導率を有する金属と、紙と、の合紙で構成されたシガレット。
【請求項8】保湿剤を含有する紙を含み、加熱された場合に、保湿剤蒸気を生成するエアロゾル基材部と、加熱された場合に、ニコチン蒸気を発生させる媒質部と、前記エアロゾル基材部を取り囲んでいる基材部ラッパーと、前記媒質部を取り囲んでいる媒質部ラッパーと、前記媒質部ラッパーによって取り囲まれた媒質部と前記媒質部を除いた要素を一括して取り囲む外皮と、を含み、前記媒質部ラッパー、及び前記基材部ラッパーは、活性炭素繊維(ACF: Activated Carbon Fiber)を内添させた紙であるシガレット。
【請求項9】前記保湿剤蒸気及び前記ニコチン蒸気を混合したエアロゾルが通過する際に、前記エアロゾルを冷却する冷却部を備え、前記冷却部は、個別ラッパーで覆われない、請求項8に記載のシガレット。
【請求項10】前記紙は、前記活性炭素繊維を25%〜50%のうち、任意に決定された比率で内添させた、請求項8に記載のシガレット。
【請求項11】前記紙は、前記活性炭素繊維を内添させて既設定の多孔性値(porosity value)を有する、請求項8に記載のシガレット。
 
特開2024-057219 ロボット用アーム 共和製作所
【課題】 ロボット用アームのハウジングにCFRP材を採用しつつ、ハウジングの熱を効率よく外部に逃すことができ、ハウジングの保護性能を良好に保つ。
【解決手段】 ロボット用アーム12は、アーム長さ方向に一体的に連なる、CFRP材からなるハウジング20と、ハウジング20に貫通して設けられる、ハウジング20よりも熱伝導率の大きい金属材からなる伝熱パイプ30とを備える。ハウジングの外側には、伝熱パイプ30のパイプ孔を通して放熱口Hが開口する。伝熱パイプ30は、縦パイプPyと横パイプPxを有する十字パイプであることが望ましい。
【請求項1】アーム長さ方向に一体的に連なる、炭素繊維強化プラスチック材からなるハウジングと、前記ハウジングに貫通して設けられる、前記ハウジングよりも熱伝導率の大きい金属材からなる伝熱パイプと、前記伝熱パイプのパイプ孔を通して前記ハウジングの外側に開口する放熱口と、を備えることを特徴とする、ロボット用アーム。
 
特開2024-059067 掘削機、資源回収システム、及び、潜水機 黒岩 直良
【課題】輸送コストを低減することができる掘削機を提供する。
【解決手段】掘削機は、海底へ降ろされる本体と、本体の両端側に設けられた一対の掘削装置とを備え、掘削装置は、上部が本体内に回転可能に配置され、下部の周端面がレアアース泥層を掘削する掘削刃に形成された円筒体と、円筒体の外周面に形成された螺旋状のフィンと、円筒体の下部内に回転可能に配置されたカッターヘッドと、円筒体とカッターヘッドとを回転させてレアアース泥層を掘削させる回転駆動部と、レアアース泥層の掘削により得られたレアアース泥を本体内へ圧送する圧送装置とを有し、本体の内部または掘削装置の内部に、レアアース泥を本体内へ吸引する吸引装置を有し、本体の内部には、レアアース泥からレアアースを含有する粒体を分離する分離装置と、粒体をリーチング処理するリーチング処理装置と、分離装置によって粒体が分離された残渣を貯蔵する残渣貯蔵庫とを備える。
【請求項2】前記本体は、炭素繊維を含む強化複合材を有する強化複合層と、鉄鋼を有する鉄鋼層とを交互に複数重ねて水平方向に延びた軸線を有する円筒状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の掘削機。
 
特開2024-059256 熱伝導シート及び熱伝導シートの製造方法 デクセリアルズ
【課題】熱伝導性に優れ、熱抵抗値が小さい熱伝導シートを提供する。
【解決手段】熱伝導シート10は、バインダ樹脂11と、繊維状の熱伝導材料12とを含み、繊維状の熱伝導材料12の少なくとも一部が、熱伝導シート10の厚み方向に所定の角度を有して配向しており、繊維状の熱伝導材料12の平均長さが、熱伝導シート10の厚みより大である。例えば、熱伝導シート10は、繊維状の熱伝導材料12が複数の配列シート14,15,16中に配列されている。
【請求項6】上記繊維状の熱伝導材料が炭素繊維である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱伝導シート。
【請求項8】上記シート状の熱伝導材料が、シート状のグラファイトである、請求項7に記載の熱伝導シート。
【請求項12】上記繊維状の熱伝導材料が炭素繊維である、請求項10又は11に記載の熱伝導シート。
【請求項13】炭素繊維支持シート上に、炭素繊維が配列を形成するように、上記炭素繊維を上記炭素繊維支持シートの面に対して所定の角度で立てる工程と、上記配列をバインダ樹脂で含浸する工程と を有する熱伝導シートの製造方法。
 
特開2024-059671 フィルム状機能材料及びそれの製造方法 エルフォリオン・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
【課題】電気的エネルギー貯蔵装置に利用される電極として使用するためのフィルム状機能材料、及びこのフィルム状機能材料の製造方法を提供する。
【解決手段】フィルム状機能材料1において、キャリア全体積を含みそして≦100μmの横断的寸法7を有するキャリア媒体2がその中に配置されており、そして線形キャリア要素3a及び結節形キャリア要素3bからストリップ形状の広がりを構成し、前記線形キャリア要素及び結節形キャリア要素は、キャリア媒体の原材料成分を形成し、そしてキャリア全体積中に行き渡っており、及び前記ストリップ形状の広がりは、その中に存在する互いに接続する部分体積5を有している。前記キャリア要素3は、第一の機能性原材料によりその周りが被覆されるようにコーティングされており、及び前記部分体積によって構成された、キャリア全体積のうちの残りの体積は、少なくとも一つの第二の機能性原材料によって充填されている。
【請求項5】キャリア媒体(2)が、ガラス繊維布ストリップまたは炭素繊維布ストリップまたはミネラルウール繊維布ストリップまたはポリマー繊維布ストリップまたは金網ストリップであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載のフィルム状機能材料(1)。
【請求項6】少なくとも一つの第二の機能性原材料(6)が、リチウム/酸化ニッケル、リチウム/酸化マンガン、リチウム/酸化コバルト及びリチウム/リン酸鉄の群からの物質混合物のうちの一つ、場合によっては及び更なる添加剤、好ましくはカーボンブラックを含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一つに記載のフィルム状機能材料(1)。
 
WO/2024/090509繊維成形体、繊維状バインダー、およびその応用 NIPPON PAPER INDUSTRIES CO., LTD.
 十分な強度をもった繊維成形体およびこれを用いた複合材料を提供することを課題の1つとする。また、炭素繊維を用いて、十分な強度を有する繊維成形体およびこれを用いた複合材料を提供することを1つの課題とする。 フィブリル化した繊維状バインダーを用いて、不織布などに加工された繊維成形体を作製する。繊維成形体の一実施形態は、主繊維材料および繊維状バインダーを含み、前記主繊維材料と前記繊維状バインダーとの含有割合は、前記主繊維材料100重量部に対して前記繊維状バインダー1〜20重量部であり、前記繊維状バインダーのクリル比が、1.25〜3.00である。
 
特表2024-517434 手術患者の腹臥位の位置決めのためのシステム キーラ メディカル,インコーポレイテッド
【要約】手術中に患者を支持するための患者支持システムであって、支持フレームと、複数の患者支持部と、支持フレームに装着された可動キャリッジであって、可動キャリッジは、支持フレームに対して第1の方向及び第2の方向に沿って可動であり、可動キャリッジは、その上に患者支持部が装着されるマウントブロックを含む、可動キャリッジと、可動キャリッジを第1及び第2の方向に動かす作動機構とを含み、患者支持部は、一端で支持フレームに取り外し可能に取り付けられ、別の端部で可動キャリッジに取り付けられ、マウントブロックは、可動キャリッジの第1及び第2の方向のあらゆる動きと無関係に回転可能である、患者支持システム。
【請求項15】前記クランクロッドは、アルミニウム及び炭素繊維を含む群から選択された、放射線透過特性を備えた材料から作成される、請求項14に記載の患者支持システム。
 
特表2024-517462 複合織合せガス格納容器組立体 アジリティ・フューエル・システムズ・エルエルシー
【要約】実質的に円筒形の型の上にフィラメントを巻回することによって形成された構造シェルを有する圧力容器が提供される。構造シェルは、第1のフィラメントおよび第2のフィラメントを有する。第1のフィラメントは、第1の材料を含む。第1のフィラメントは、型の周りで一次フープ方向に巻回される。第2のフィラメントは、第2の材料を含む。第2の材料は、第1の材料とは異なる。第2のフィラメントは、型の周りで一次ヘリカル方向に巻回される。第1のフィラメントおよび第2のフィラメントは、型上で層に織り合わせられる。
【請求項2】前記第1の材料組成が、炭素繊維を含む、請求項1に記載の圧力容器。
 
特表2024-517579 セパレータプレート エスジーエル・カーボン・エスイー
【要約】本発明は、セパレータプレート、セパレータプレートを製造するための方法、およびセパレータプレートの使用に関する。
【請求項1】デュロマー樹脂を含浸させた炭素繊維強化カーボンの単層を備えるセパレータプレートであって、連続的な導電性カーボンネットワークを有し、0.5mm未満の厚さと、30Mpa超の引張強度と、を有するセパレータプレート。
【請求項4】前記炭素繊維強化カーボンは、炭素繊維同士の間に炭素とバインダの架橋を有する炭素繊維織物の単層を備える、請求項1に記載のセパレータプレート。
 
特表2024-517929 ポリアミド並びに対応するポリマー組成物及び物品 ソルベイ スペシャルティ ポリマーズ ユーエスエー, エルエルシー
【要約】ジカルボン酸成分(DC)及びジアミン成分(DA)を含む反応混合物(RM)中のモノマーの重縮合から形成される非晶質の、透明な脂肪族ポリアミド(PA)が本明細書で記載される。ジカルボン酸成分(DC)は、25mol%〜80mol%の1,4−シクロヘキサンジカルボン酸(「1,4−CHDA」)とアゼライン酸、セバシン酸又はそれらの組合せから選択される20mol%〜75mol%の線状の、脂肪族ジカルボン酸とを含む。ジアミン成分(DA)は、イソホロンジアミン(「IPDA」);4、4‘−メチレンビス(2−メチルシクロヘキシルアミン)(「MACM」);4,4‘−メチレン−ビス(シクロヘキサン)(「PACM」);1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン(「1,3−BAC」)、ビス(アミノメチル)ノルボルナン(「BAMN」)及びそれらの2つ以上の任意の組合せからなる群から選択される脂環式ジアミンを含む。意外にも、ポリアミド(PA)は、(少なくとも一部分において線状脂肪族ジカルボン酸のために)バイオベースでありながら、優れた光学的透明度、改善されたUV安定性及び望ましくは高いTgを有することが見いだされた。
【請求項26】ガラス繊維及び炭素繊維からなる群から選択される補強剤を含む、請求項25に記載のポリマー組成物(C)。
 
特表2024-518001 ロータ、電機、ロータの製造方法 シ博朗達複合材料有限公司
【要約】本出願は、ロータ、電機およびロータの製造方法を提供し、電機の技術分野に属する。製造方法は、いくつかのシート材、永久磁石部品またはロータコイルとを組み立ててロータプリフォームを形成するステップと、形状固定、硬化のステップを経てロータを形成するステップとを含み、前記シート材は、シート状の前もって樹脂を含浸させた繊維織物により形成され、いくつかの前記シート材の形状は、いくつかの前記シート材が位置合わせして積層されたあと前記永久磁石部品またはロータコイルの取付のための取付室を有するロータボディを形成できる形状である。形状固定、硬化のステップを経て形成されたロータは、珪素鋼板が積層して形成されたロータに存在する質量密度に関する技術的問題を解決し、ロータの質量密度が小さく、ロータが高速回転するときに引張強度が高い技術的効果を奏する。
【請求項10】 a.前記シート材(1)の厚さが0.05〜0.5mmであること、 b.前記シート材(1)において前記繊維織物の体積の割合が67〜70%であり、前記樹脂の体積の割合が30%〜33%であること、 c.前記シート材(1)は、前もって樹脂を含浸させた連続繊維織物をカットすることにより得たものであること、 d.前記繊維織物が炭素繊維織物であり、前記樹脂が熱硬化性樹脂であることの特徴のa〜dの少なくとも1つを満たすことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の製造方法。
 
特表2024-518193 アトマイザー、霧化モジュール、エアロゾルカートリッジ及びアトマイザーの製造方法 邁博高分子材料(寧波)有限公司
【課題】本発明は、アトマイザー、霧化モジュール、エアロゾルカートリッジ及びアトマイザーの製造方法に関する。
【解決手段】前記アトマイザーは、アトマイザー液体輸送部品と、網状加熱部品と、を含み、前記網状加熱部品は、360度で取り囲むように前記アトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆し、及び/又は、360度で取り囲むように前記アトマイザー液体輸送部品の内周面に貼り付けられる。360度で取り囲まれた網状加熱部品から発生した熱は、アトマイザー液体輸送部品の表面により均一に分布し、アトマイザー液体輸送部品上の液体をより効果的に加熱かつ霧化させることができ、霧化をより安定的で信頼できるようにし、食感をより繊細で充実させることができる。
【請求項11】前記アトマイザー液体輸送部品の材質は、セルロースを含んだ繊維又は粉末、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、及び多孔質セラミックスを含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
 
特表2024-518233 製造システム トゥサシュ−テュルク・ハヴァジュルク・ヴェ・ウザイ・サナイー・アノニム・シルケティ
【要約】本発明は、複合材料に使用される少なくとも1つの繊維(2)と、遷移金属を含む溶液(C)と、浸漬及び/又はスプレーコーティングの方法を用いることによって繊維(2)が溶液(C)で包囲されることを可能とし、それにより繊維(2)を化学的及び/又は物理的衝撃から保護する、少なくとも1つのバリアコーティングユニット(3)と、グラフェン及び/又はグラフェンベースのナノリボンが繊維(2)上に一定の間隔で配置されている遷移金属と化学気相析出法を用いることによって接着されることを可能とし、従ってグラフェン及び/又はグラフェンベースのナノリボンが繊維(2)に付着することを可能とする、少なくとも1つの析出ユニット(4)と、鉄ベースのナノ粒子を浸漬及び/又はスプレーコーティングの方法を用いて繊維(2)上に適用することを可能とする少なくとも1つの鉄コーティングユニット(5)とに関する。
【請求項9】炭素繊維(2)製の第2布地(141)によって特徴づけられており、該炭素繊維は、電波がほとんど完全に吸収されるように、電波を熱及び/又は電気エネルギに変換する、請求項1〜8の何れか1つに記載の製造システム(1)。
 
特表2024-518803 撮像装置及び撮像方法 プランメド オイ
【要約】本発明は、乳房をX線撮影するための撮像装置及び方法に関し、CT撮像のための撮像装置の動作モードを変更する際に、特定の種類の乳房位置決め構造を撮像装置に接続することができる。
【請求項8】前記細長い支持要素(112)は炭素繊維から作成されていることを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の撮像装置。
 
J−6カーボンナノチューブ
J−6−1製法
特開2024-056356 カーボンナノチューブ分散体、および塗膜 東洋インキSCホールディングス
【課題】高い導電性と透明性を両立し、かつカーボンナノチューブの分散性に優れ、すなわち分散体を顕著に低粘度化し、さらに貯蔵安定性にも優れた、水を溶媒とするカーボンナノチューブ分散体、およびそれを用いた塗膜の提供。
【解決手段】カーボンナノチューブと、分散剤と、消泡剤と、水とを含むカーボンナノチューブ分散体であって、前記カーボンナノチューブは、平均外径が5〜20nmである多層カーボンナノチューブ(A)を含み、前記分散剤は、ポリビニルピロリドン、および芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物を含み、前記多層カーボンナノチューブ(A)100質量部に対して、前記ポリビニルピロリドンを10質量部以上50質量部以下含有し、かつ前記芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物を5質量部以上30質量部以下含有することを特徴とする、カーボンナノチューブ分散体により解決される。
 
特開2024-058963 カーボンナノチューブ回収装置およびカーボンナノチューブ製造装置ならびにカーボンナノチューブの回収方法 DOWAサーモテック  名城ナノカーボン 大阪ソーダ
【課題】カーボンナノチューブの量産製造時において、所望量のカーボンナノチューブを製造するまでの時間を短縮することが可能なカーボンナノチューブ回収装置およびカーボンナノチューブの製造装置ならびにカーボンナノチューブの製造方法を提供する。
【解決手段】カーボンナノチューブ生成装置2で生成されたカーボンナノチューブを回収するカーボンナノチューブ回収装置3において、巻取室30と、回収室40と、回収室40内に供給されたガスを排出する第1排気ライン61と、巻取室30内に供給されたガスを排出する第2排気ライン70と、を設け、回収室40は、巻取室30と通じる第1開口部51を有し、第1開口部51を開閉する開閉機構53を設け、第1排気ライン61からの排気と、第2排気ライン70からの排気と、第1排気ライン61及び第2排気ライン70の両方からの排気とを変更可能に構成する。
 
WO/2024/085113カーボンナノチューブ回収装置およびカーボンナノチューブ製造装置ならびにカーボンナノチューブの回収方法 DOWA THERMOTECH CO., LTD.
 巻取室と、回収室と、回収室内に供給されたガスを排出する第1排気ラインと、巻取室内に供給されたガスを排出する第2排気ラインと、を備え、回収室は、巻取室と通じる第1開口部を有し、第1開口部を開閉する開閉機構を有し、第1排気ラインからの排気と、第2排気ラインからの排気と、第1排気ライン及び第2排気ラインの両方からの排気とを変更可能に構成された、カーボンナノチューブを回収するカーボンナノチューブ回収装置。
 
J−6ー2用途
特開2024-056269 電極の製造方法 千葉 正毅  和氣 美紀夫 日本ゼオン
【課題】伸縮性を有する対象物に適切に付着しつつ導電性を発揮する電極の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の電極の製造方法は、カーボンナノチューブ由来の導電性粒子を含む塗料を生成する工程と、伸縮性を有する対象物に前記塗料を付着させる工程と、前記塗料を変質させることにより、前記対象物に支持された電極を形成する工程と、を備え、前記塗料を付着させる工程においては、スクリーンおよびスキージを用い、前記対象物に添わせた前記スクリーンに前記塗料を継続的に供給しつつ、前記スキージを前記スクリーン上において移動させる。      
 
特開2024-056756 電極配線付き布材 リンテック
【課題】布材としての柔軟性を有しつつ、繰り返しの変形による電極部と配線部との接続不良を抑制する電極配線付き布材を提供すること。
【解決手段】布材本体と、前記布材本体の表面又は内部に設けられ、導電性線状体を含む電極部と、前記布材本体の表面又は内部に、前記電極部に隣接して設けられ、導電性線状体を含む配線部と、を有し、前記電極部に含む少なくとも1本の導電性線状体と前記配線部に含む少なくとも1本の導電性線状体とが、同じ1本の導電性線状体である電極配線付き布材。
【請求項11】前記電極部および前記配線部に含む導電性線状体が、カーボンナノチューブ糸を含む導電性線状体である請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の電極配線付き布材。
 
特開2024-058378 光学機器 キヤノン
【課題】より高い耐衝撃性を有する小型の光学機器を提供する。
【解決手段】光学機器100は、レンズ102を保持する保持部材103と、該保持部材を保持するベース部材104と、保持部材に固定され、ベース部材に当接して保持部材をベース部材に対して光軸方向で位置決めする位置決め部材105と、保持部材とは異なる材料により形成され、保持部材に固定された第1耐衝撃部材107と、ベース部材とは異なる材料により形成され、ベース部材に固定された第2耐衝撃部材109とを有する。第1耐衝撃部材は光軸方向に直交する径方向の内側と外側のうち一方に凸になるように形成された第1凸部107bを有し、第2耐衝撃部材は径方向の内側と外側のうち他方に凸になるように形成された第2凸部109bを有する。光軸方向における保持部材と第1凸部との間に第2凸部が位置し、光軸方向から見たときに第1凸部と第2凸部の少なくとも一部同士が重なっている。
【請求項6】前記保持部材と前記ベース部材は、樹脂により形成され、前記第1耐衝撃部材と前記第2耐衝撃部材は、金属またはカーボンファイバー強化材料により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
 
特開2024-058390 電波吸収体、及びその製造方法 大阪ガスケミカル
【課題】完成品を後から加工した場合であっても安定した吸収層を維持しつつも、高い電波吸収性能を発揮し得る電波吸収体、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】絶縁性繊維10と、バインダー樹脂12と、平均繊維長が0.3mm以上2.0mm以下であるピッチ系炭素繊維11とを含む紙製の吸収層20を有し、絶縁性繊維10に対するピッチ系炭素繊維11の含有率が5質量%以上30質量%以下であり、体積抵抗率が1×109Ω・cm以上1×1012Ω・cm以下であり、かつ、26.5GHz以上90GHz以下の範囲内における所定周波数領域の周波数の電波を吸収する。
 
特開2024-058944 負極合材、負極の製造方法、負極および二次電池 ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ
【課題】二次電池の容量を高めるとともにサイクル耐久性を向上できる、負極合材の提供。
【解決手段】負極活物質と導電剤と結着材とを含む負極合材であって、前記負極活物質が金属系活物質を含み、前記導電剤が、BET比表面積が700〜1500m2/gであり、かつDBP吸油量が300〜600ml/100gであるカーボンブラック、及び単層カーボンナノチューブを含む、負極合材。
 
特開2024-059721 自己重層化コーティング テスラ ナノコーティングス,インコーポレーテッド
【課題】自己重層化防食コーティングおよび付随する基材上での自己重層化防食コーティングの方法を提供する。
【解決手段】自己重層化防食コーティングであって、犠牲金属粒子と、黒鉛材料と、少なくとも2つの異なるモノマー又はポリマーと、アルコキシシラン、ジアルコキシシラン、トリアルコキシシラン、及びテトラアルコキシシランからなる群から選択されるシランと、コーティング内部での少なくとも1種のモノマーの重合を防止する材料とを含むコーティングとする。
【請求項16】前記黒鉛材料が、単層カーボンナノチューブ、二層カーボンナノチューブ、多層カーボンナノチューブ、単層グラフェン、二層グラフェン、又は多層グラフェンからなる群から選択される請求項11から請求項15のいずれか1項に記載の方法。
 
特開2024-059923 ペリクル膜、ペリクル、露光原版、露光装置、及びペリクル膜の製造方法 三井化学
【課題】水素プラズマに曝されても膜減りしにくいペリクル膜、ペリクル、露光原版、及び露光装置、を提供する。また、水素プラズマに曝されても膜減りしにくいペリクル膜の製造方法を提供する。
【解決手段】ペリクル膜は、複数のカーボンナノチューブを含み、前記複数のカーボンナノチューブの一部は、複数のバンドルを形成している。ペリクル膜の回折ピーク比率は、1.3以上である。前記回折ピーク比率は、ペリクル膜の表面を透過型電子顕微鏡で観察した制限視野回折像において、特定の第1プロット曲線をフィッティングして得られた特定の第1フィッティング関数の構成要素である特定の第1ガウス関数の高さに対する、特定の第2プロット曲線をフィッティングして得られた特定の第2フィッティング関数の構成要素である特定の第2ガウス関数の高さの比率を示す。
 
特表2024-517537 珪素含有負極活物質及びそれを含む負極シート、二次電池及び電力消費装置 寧徳時代新能源科技股分有限公司
【要約】本願は、珪素含有負極活物質、及びそれを含む負極シート、二次電池及び電力消費装置を提供する。前記珪素含有負極活物質は、珪素系材料及び前記珪素系材料の表面に位置する導電層を含み、前記導電層はポリマー及び一次元導電材料を含み、ここで、前記ポリマーは、カルボキシル基、ヒドロキシル基、アミド基、アミノ基、カルボニル基、ニトロ基のうちの1種類又は複数種類を含む極性官能基を含み、前記ポリマーにおける極性官能基の質量百分率は、A1であり、前記珪素系材料における珪素元素の質量百分率は、A2であり、前記珪素含有負極活物質は、A2が5%〜100%であり、かつA2/A1が0.2〜8であることを満たす。本願の珪素含有負極活物質は、良好な電子伝導性、小さい体積膨張効果及び高い可逆容量並びに初回クーロン効率を同時に両立させることができ、かつ負極シートに作製された後にも良好な電子伝導性を保持することができる。
【請求項10】前記一次元導電材料は、カーボンナノチューブを含み、選択的に、前記カーボンナノチューブは以下の条件(1)〜(3)のうちの少なくとも一つを満たす。(1)前記カーボンナノチューブの炭素含有量は90%以上であり、(2)前記カーボンナノチューブのIg/Idは40以上であり、Igは前記カーボンナノチューブのラマンスペクトルにおいて1500cm−1〜1650cm−1の範囲に位置するピーク強度を示し、Idは前記カーボンナノチューブのラマンスペクトルにおいて100cm−1〜200cm−1の範囲に位置するピーク強度を示し、(3)前記カーボンナノチューブの比表面積は、500m2/g以上である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の珪素含有負極活物質。
 
特表2024-518294 遷移金属錯体または酸化−還元重合体を含む電気化学的バイオセンサーまたは電気化学的バイオセンサー用センシング膜 アイセンス,インコーポレーテッド
【要約】本発明は、血中グリコース濃度を測定する持続血糖測定器などで電子伝達メディエータとして用いられるピラゾール、トリアゾール、テトラゾール、オキサジアゾールまたはチアジアゾールなどを含むバイデンテートリガンドを有する遷移金属錯体およびこれを含む酸化−還元重合体に関し、前記遷移金属錯体および酸化−還元重合体は、電子を酵素と電極の間で迅速で円滑に交換することができるので、持続血糖バイオセンサーに有用に用いられる。
【請求項14】カーボンナノチューブをさらに含む、請求項10に記載のセンシング膜。
 
特表2024-518308 重水素−炭素材料でエネルギーを発生する方法および装置 デューテリウム エナジェティクス リミテッド
【要約】化学蒸着によって基材表面上に三次元結晶ナノ構造炭素の成長を開始できる固体基材の表面に重水素−炭素材料を導入することによってエネルギーを生成する方法および装置が開示される。重水素−炭素材料中の炭素は熱分解し、カーボンナノチューブなどの炭素を含む三次元結晶形状を形成する。重水素は、核閉じ込め融合反応などを通じて、三次元結晶ナノ構造炭素と反応してエネルギーを生成する。この方法で作られるエネルギーを生成するための装置も開示される。
【請求項3】前記三次元ナノ構造形状が本質的に単層カーボンナノチューブからなる、請求項1記載の方法。
【請求項4】前記三次元ナノ構造形状が本質的に多層カーボンナノチューブからなる、請求項1記載の方法。
 
特表2024-518364 複数の医薬品を同時に検出及び測定するための電気化学センサ カリ ヘルス,インコーポレイテッド
【要約】本明細書では、対象によって使用される薬剤の投与量を測定するためのデバイス及びシステムが提供される。本明細書では更に、投与量調節及び処方コンプライアンスのための方法、システム、及び媒体が提供される。
【請求項37】前記電極コーティングが、第四級アンモニウム、スルホン化テトラフルオロエチレン、ポリエチレンイミン機能化カーボンナノチューブ、またはそれらの組み合わせを含む、請求項36に記載のデバイス。
【請求項59】複数のマイクロニードルと、前記複数のマイクロニードルのための金属めっきまたは合金めっきと、前記金属めっき上に堆積された電気活性ケージ材料であって、(i)多層カーボンナノチューブとポリエチレンイミンポリマーとを含む電気活性複合材、(ii)前記電気活性複合材を埋め込みかつ取り囲む安定化ポリマーマトリックス、及び(iii)前記電気活性ケージ上に設けられたヒドロゲルコーティングを含む、前記電気活性ケージ材料と、を含む、マイクロニードルアレイ。
【請求項60】前記金属めっきが、金、白金、銀、塩化銀、またはそれらの組み合わせを含む、請求項59に記載のアレイ。
 
J−7特殊炭素製品
J−7−1グラフェン
特開2024-059049 合成樹脂からなる厚みが1mmより薄いシートを、グラフェン接合体の双方の表面に摩擦圧接で接合したシートを形成する方法 小林 博
【課題】絶縁性の熱伝導性物質であり、かつ、熱伝導性と異なる作用効果を同時にもたらすシートの形成方法を提供する。
【解決手段】最初に、グラフェンの集まりがメタノールに分散した懸濁液を作成する。次に、枠体を加振台の上に載せ、1枚のシートを枠体の内側に押し込んで加振台の上に重ね、懸濁液を枠体の内側に注入する。加振機を稼働させ、懸濁液に3方向の振動加速度を加え、懸濁液中で面を上にしてグラフェンの集まりを並ばせる。別のシートを、枠体の内側に押し込んで懸濁液の上に被せる。この後、2枚のシートをメタノールの沸点に昇温する。さらに枠体を2枚のシートから剥がし、2枚のシートを第一の平板と第二の平板ではさみ、第二の平板の表面を均等に圧縮する。これによって、グラフェン接合体の双方の表面に、合成樹脂のシートが摩擦圧接で接合し、厚みが薄いシートが形成される。この後、厚みが薄いシートを第二の平板と第一の平板から剥がす。
 
特表2024-517613 エネルギー貯蔵デバイスの電極材料としてのグラフェンナノリボン インサーマ コーポレーション
【要約】本明細書では、均一な長さ及び90%を超える純度のグラフェンナノリボンを含む電極が提供される。本明細書では、電極が、均一な長さ及び90%を超える純度のグラフェンナノリボンを含む、エネルギー貯蔵デバイスも提供される。エネルギー貯蔵デバイスは、例えば、リチウムイオン電池、リチウムイオンポリマー電池、全固体電池又はウルトラキャパシタであり得る。
 
特表2024-517683 バイオセンサ プログノミクス リミテッド
【要約】バイオセンサであって、−間にキャビティを画定する第1及び第2の基板(1、2、10)と、当該キャビティ内に、第1の基板(1、2)上に設けられた官能化された活性表面(4)を有する検知構造体と、−当該第2の基板(10)上に設けられており、当該キャビティ内に延在する流れ制御構造体(11)であって、流れ制御構造体の遠位端と当該検知構造体との間の隙間が、当該官能化された活性表面(4)を横切る流体流チャネルを提供する、流れ制御構造体(11)と、−当該流体流チャネルの一端にある、流れ制御構造体(11)の近位端に隣接する入口ポート(15a)及び流体流チャネルの対向端にある出口ポート(15b)と、を備え、流れ制御構造体(11)は、使用中に、入口ポート(15a)で注入された流体が流体流チャネルに流入し、流体流チャネルを通って出口ポート(15b)に流れ、それによって、当該官能化された活性表面(4)上にせん断力を及ぼすように成形及び構成されている、バイオセンサ。
【請求項2】前記検知構造体が、対象となる分析物分子と結合するように構成されたリンカ及びプローブ分子によって官能化されたグラフェン層を備える、請求項1に記載のバイオセンサ。
 
特表2024-518276 選択的堆積および抵抗率低減による完全整合ビアの集積化 ラム リサーチ コーポレーション
【要約】金属表面へのグラフェンの選択的堆積、および誘電体材料の堆積前の露出したバリア表面への抑制剤層の選択的堆積を使用して完全整合ビアを形成するための集積化スキームのための方法および装置が提供される。
 
J−7−2黒鉛
特開2024-056497 ニードルコークス用原料組成物、生コークスおよびその製造方法、黒鉛電極用ニードルコークスおよびその製造方法、黒鉛電極の製造方法 三菱ケミカル
【課題】ニードルコークスの製造時に多大なコストをかけることなく、ニードルコークスのパッフィングを抑制し、黒鉛電極の製造歩留まりと特性を向上させることができるニードルコークス用原料組成物、生コークスおよびその製造方法、黒鉛電極用ニードルコークスおよびその製造方法、黒鉛電極の製造方法を提供すること。
【解決手段】黒鉛電極の製造に用いられるニードルコークスの原料組成物であって、原料ピッチ中にインヒビターが内包されているニードルコークス用原料組成物。前記ニードルコークス用原料組成物を用いて得た黒鉛電極用ニードルコークスを骨材として用い、黒鉛化処理して黒鉛電極を得る。
 
特開2024-056497 ニードルコークス用原料組成物、生コークスおよびその製造方法、黒鉛電極用ニードルコークスおよびその製造方法、黒鉛電極の製造方法 三菱ケミカル
【課題】ニードルコークスの製造時に多大なコストをかけることなく、ニードルコークスのパッフィングを抑制し、黒鉛電極の製造歩留まりと特性を向上させることができるニードルコークス用原料組成物、生コークスおよびその製造方法、黒鉛電極用ニードルコークスおよびその製造方法、黒鉛電極の製造方法を提供すること。
【解決手段】黒鉛電極の製造に用いられるニードルコークスの原料組成物であって、原料ピッチ中にインヒビターが内包されているニードルコークス用原料組成物。前記ニードルコークス用原料組成物を用いて得た黒鉛電極用ニードルコークスを骨材として用い、黒鉛化処理して黒鉛電極を得る。
 
特開2024-056498 黒鉛電極用生コークス及びその製造方法、黒鉛電極用ニードルコークス及びその製造方法、黒鉛電極の製造方法 三菱ケミカル
【課題】ニードルコークスの製造時に多大なコストをかけることなく、ニードルコークスのパッフィングを抑制し、黒鉛電極の製造歩留まりと特性を向上させることができる黒鉛電極用生コークス及びその製造方法、黒鉛電極用ニードルコークス及びその製造方法、黒鉛電極の製造方法を提供すること。
【解決手段】黒鉛電極用ニードルコークスの製造に用いられる生コークスであって、黒鉛電極製造用インヒビターが含有されている、黒鉛電極用生コークス。前記黒鉛電極用生コークスを1000℃以上1700℃以下でか焼して黒鉛電極用ニードルコークスとし、前記黒鉛電極用ニードルコークスを骨材として用い、黒鉛化処理して黒鉛電極を得る。
 
特開2024-056620 リチウム二次電池 三星エスディアイ
【課題】本発明の課題は、コバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む正極の使用と共にコバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む正極を効果的に保護することができる電解液を組み合わせて高電圧および高温条件で遷移金属の溶出を減少させることによって正極構造の崩壊を抑制し、これにより電池の高電圧特性および高温特性が改善されたリチウム二次電池を提供することである。
【解決手段】非水性有機溶媒、リチウム塩および添加剤を含む電解液;正極活物質を含む正極;および負極活物質を含む負極を含み、前記非水性有機溶媒は、非水性有機溶媒の総重量に基づくエチレンカーボネートを5重量%未満含み、前記添加剤は、ビニレンカーボネート(VC)、およびビニルエチレンカーボネート(VEC)のうちの少なくとも1種を含み、前記正極活物質は、コバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む、リチウム二次電池を提供する。
【請求項12】前記負極活物質は、黒鉛およびSi複合体のうちの少なくとも1種を含む、請求項1に記載のリチウム二次電池。
 
特開2024-056625 リチウム二次電池 三星エスディアイ
【課題】コバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む正極の使用時、高電圧および高温条件でも適用可能な電解液が要求されている。
【解決手段】非水性有機溶媒、リチウム塩および添加剤を含む電解液;正極活物質を含む正極;および負極活物質を含む負極を含み、前記非水性有機溶媒は、非水性有機溶媒全体重量に対してエチレンカーボネートを5重量%エチレンカーボネートを5重量%未満含み、前記添加剤は、リチウムテトラフルオロボレート(LiBF4)、リチウムジフルオロ(オキサレート)ボレート(LiDFOB)、リチウムジフルオロホスフェート(LiPO2F2)、およびリチウムビスオキサレートボレート(LiB(C2O4)2:LiBOB)の中から選択される少なくとも1種のリチウム化合物を含み、前記正極活物質は、コバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む、リチウム二次電池を提供する。
【請求項12】前記負極活物質は、黒鉛およびSi複合体のうちの少なくとも1種を含む、請求項1に記載のリチウム二次電池。
 
特開2024-056628 リチウム二次電池 三星エスディアイ
【課題】本発明の課題は、コバルト−フリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む正極の使用とともに、コバルト−フリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む正極を効果的に保護できる電解液を組み合わせて、高電圧および高温条件で遷移金属の溶出を減少させることによって、正極構造の崩壊を抑制し、これによって電池の高電圧特性および高温特性が改善されたリチウム二次電池を提供することである。
【解決手段】非水性有機溶媒、第1リチウム塩およびイミド系リチウム塩を含む電解液;正極活物質を含む正極;および負極活物質を含む負極を含み、前記非水性有機溶媒は、エチレンカーボネートを5重量%未満で含み、前記正極活物質は、コバルト−フリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む、リチウム二次電池を提供する。
【請求項19】前記負極活物質は、黒鉛およびSi複合体の少なくとも1種を含む、請求項1に記載のリチウム二次電池。
 
特開2024-056831 改善された破壊モードを備えた構造用接着剤 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー
【課題】油の付いた金属基材表面への接着に好適な、構造用接着剤組成物と、構造用接着剤組成物を含む構造用接着フィルムを提供する。
【解決手段】(a)エポキシ化合物と、(b)熱可塑性化合物と、(c)エポキシ硬化剤と、(d)組成物の総重量に対して0.1重量%以上10重量%未満の量の熱膨張性黒鉛の非球状粒子と、(e)MgO、CaO、BaO、K2O、Li2O、Na2O、及びこれらの混合物からなる群から選択される無機充填剤と、を含む、油の付いた金属基材表面への接着のための熱硬化性構造用接着剤組成物とする。
 
特開2024-056867 改善された性能を有するエネルギー貯蔵装置についての組成および方法 テスラ・インコーポレーテッド
【課題】動作電力およびエネルギーを高めるエネルギー貯蔵装置の相補的な属性を結合する電極薄膜を提供する。
【解決手段】エネルギー貯蔵装置の単一のドライ電極薄膜であって、乾燥した活物質と、乾燥した結着剤と、を備え、前記単一のドライ電極薄膜は、自己支持形であり、前記単一のドライ電極薄膜は、厚さが少なくとも110μmである、ドライ電極薄膜とする。
【請求項7】請求項6に記載のドライ電極薄膜であって、前記アノード活物質には、カーボン活物質が含まれる、ドライ電極薄膜。
【請求項8】請求項7に記載のドライ電極薄膜であって、前記カーボン活物質には、黒鉛が含まれる、ドライ電極薄膜。
 
特開2024-058607 リチウム二次電池 三星エスディアイ
【課題】コバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む層状型正極活物質の使用と共に前記正極活物質を含む正極を効果的に保護することができる電解液を組み合わせて高電圧および高温条件で遷移金属溶出を減少させることによって正極構造崩壊を抑制し、これによって電池の高電圧特性および高温特性が改善されたリチウム二次電池を提供する。
【解決手段】実施形態によるリチウム二次電池は、非水性有機溶媒、リチウム塩、および添加剤を含む電解液;正極活物質を含む正極;および負極活物質を含む負極を含み、前記非水性有機溶媒はエチレンカーボネートを5重量%未満で含み、前記添加剤は化学式1で表される化合物を含み、前記正極活物質は化学式2で表される。前記化学式1および化学式2は明細書に定義した通りである。
【請求項1】非水性有機溶媒、リチウム塩、および添加剤を含む電解液;正極活物質を含む正極;および負極活物質を含む負極を含み、前記非水性有機溶媒はエチレンカーボネートを5重量%未満で含み、 前記添加剤は下記化学式1で表される化合物を含み、前記正極活物質は下記化学式2で表されるものである、リチウム二次電池:【化1】 上記化学式1中、 R1〜R4はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ基、置換もしくは非置換の炭素数1〜20のアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数6〜20のアリール基または置換もしくは非置換の炭素数2〜30のヘテロ環基であり; [化学式2] LiaNixMn1−x−yAyO2±bXc 上記化学式2中、 0.9≦a≦1.2、0≦b≦0.1、0≦c≦0.1、0.5≦x≦0.95、および0≦y<0.3であり、 AはB、Na、Mg、Al、TiおよびSiからなる群より選択される一つ以上の元素であり、 XはS、F、PおよびClより選択される一つ以上の元素である。
【請求項15】前記負極活物質は、黒鉛およびSi複合体のうちの少なくとも1種を含む、請求項1に記載のリチウム二次電池。
 
特開2024-058623 炭素質材料および炭素質材料の製造方法 JFEケミカル
【課題】集電体に対する密着性に優れるリチウムイオン二次電池用負極が得られる炭素質材料を提供する。
【解決手段】(110)面のピーク強度に対する(004)面のピーク強度の比I004/I110が、7.0以下であり、ラマンR値が、0.20以上であり、比表面積当たりの最大トルク値が、0.13N・g/m以下である、炭素質材料。
【請求項2】コークス黒鉛化物である、請求項1に記載の炭素質材料。
【請求項5】請求項1または2に記載の炭素質材料を製造する方法であって、コークスおよび炭素質前駆体を造粒して、造粒物を得て、前記造粒物を黒鉛化して、黒鉛化物を得て、前記黒鉛化物にメカノケミカル処理を施す、炭素質材料の製造方法。
 
特開2024-059079 リチウム二次電池 三星エスディアイ
【課題】コバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む正極の使用と共にコバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む正極を効果的に保護することができる電解液を組み合わせて高電圧および高温条件で遷移金属の溶出を減少させることによって正極構造の崩壊を抑制し、これにより電池の高電圧特性および高温特性が改善されたリチウム二次電池を提供することにある。
【解決手段】非水性有機溶媒、およびリチウム塩を含む電解液;正極活物質を含む正極;および負極活物質を含む負極を含み、前記非水性有機溶媒は、エチレンカーボネートを5重量%未満含み、前記正極活物質は、コバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む、リチウム二次電池を提供する。
【請求項8】前記化学式3は、下記化学式3−1で表される、請求項7に記載のリチウム二次電池。[化学式3−1] LiaNix1Mny1Alz1M2w1O2±bXc (前記化学式3−1で、 0.5≦a<1.8、0≦b≦0.1、0≦c≦0.1、0≦w1<0.1、0.6≦x1<1.0、0<y1<0.4、0<z1<0.1、w1+x1+y1+z1=1であり、 M2は、それぞれ独立してMg、Ti、Zr、Cr、Sr、V、B、W、Mo、Si、Ba、Ca、Ce、FeおよびNbより選択される一つ以上の元素であり、Xは、S、F、PおよびClより選択される一つ以上の元素である。)
【請求項9】前記化学式3−1のx1は0.6≦x1≦0.79、y1は0.2≦y1≦0.39、z1は0.01≦z1<0.1である、請求項8に記載のリチウム二次電池。
【請求項10】前記負極活物質は、黒鉛およびSi複合体のうちの少なくとも1種を含む、請求項1に記載のリチウム二次電池。
 
特開2024-059104 ポリアミック酸ワニス  ピーアイ・アドバンスド・マテリアルズ・カンパニー・リミテッド
【課題】本出願は、ポリアミック酸ワニス、ポリイミド粉末、ポリイミド成形品、ポリアミック酸ワニスの製造方法、ポリイミド粉末の製造方法及びポリイミド成形品の製造方法に関する。
【解決手段】本出願は、粒子内の伝導性フィラーが均一に分散されたポリイミド粉末及び前記粉末から製造されて成形性及び加工性に優れているだけでなく、優れた伝導性、引張強度、伸び及び弾性率を有するポリイミド成形品を具現できるポリアミック酸ワニスを提供する。
【請求項3】前記伝導性フィラーは、カーボンブラック、伝導性炭素、黒鉛、伝導性金属及び伝導性金属酸化物からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項1に記載のポリアミック酸ワニス。
 
特開2024-059859 金属固体の製造方法 SUN METALON
【課題】容易に金属固体を製造可能である金属固体の製造方法を提供する。
【解決手段】金属粉末の周囲の少なくとも一部を金属粉末の融点より融点が高い高融点材料で覆うことと、周囲の少なくとも一部が高融点材料で覆われた金属粉末にマイクロ波を照射して金属粉末を加熱し、当該金属粉末を焼結又は溶融固化することと、を含む、金属固体の製造方法。
【請求項9】前記断熱材料が、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、及び酸化チタンからなる群から選択される少なくとも1つを含む、請求項4、6、7、及び8のいずれか1項に記載の金属固体の製造方法。
【請求項10】前記吸収材料が、炭素材料を含む、請求項5、6、及び7のいずれか1項に記載の金属固体の製造方法。
【請求項11】前記吸収材料が、炭素、黒鉛、炭化ケイ素、炭素樹脂、及び金属炭化物からなる群から選択される少なくとも1つを含む、請求項5、6、7、及び10のいずれか1項に記載の金属固体の製造方法。
【請求項12】前記金属粉末が、金属を含む、請求項1から11のいずれか1項に記載の金属固体の製造方法。
【請求項13】前記金属粉末が、鉄、ニッケル、銅、金、銀、アルミニウム、及びコバルトからなる群から選択される少なくとも1つを含む、請求項1から12のいずれか1項に記載の金属固体の製造方法。
【請求項14】前記金属粉末が、金属化合物を含む、請求項1から13のいずれか1項に記載の金属固体の製造方法。
【請求項15】前記金属粉末が、鉄、ニッケル、銅、金、銀、アルミニウム、及びコバルトからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む、請求項1から14のいずれか1項に記載の金属固体の製造方法。
【請求項16】前記金属粉末が、合金成分をさらに含む、請求項12から15のいずれか1項に記載の金属固体の製造方法。
【請求項17】前記合金成分が、ケイ素、マンガン、クロム、ニッケル、炭素、ホウ素、銅、アルミニウム、チタン、ニオブ、バナジウム、亜鉛及び硫黄からからなる群から選択される少なくとも1つを含む、請求項16に記載の金属固体の製造方法。
 
特開2024-059860 結合固体の製造方法 SUN METALON
【課題】容易に固体に金属固体を結合可能である結合固体の製造方法を提供する。
【解決手段】固体上に金属粉末を配置することと、金属粉末の周囲の少なくとも一部を金属粉末の融点より融点が高い高融点材料で覆うことと、周囲の少なくとも一部が高融点材料で覆われた金属粉末にマイクロ波を照射して金属粉末を加熱し、当該金属粉末を焼結又は溶融固化し、固体上に金属固体を形成することと、を含む、結合固体の製造方法。
【請求項9】前記断熱材料が、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、及び酸化チタンからなる群から選択される少なくとも1つを含む、請求項4、6、7、及び8のいずれか1項に記載の結合固体の製造方法。
【請求項10】前記吸収材料が、炭素材料を含む、請求項5、6、及び7のいずれか1項に記載の結合固体の製造方法。
【請求項11】前記吸収材料が、炭素、黒鉛、炭化ケイ素、炭素樹脂、及び金属炭化物からなる群から選択される少なくとも1つを含む、請求項5、6、7、及び10のいずれか1項に記載の結合固体の製造方法。
【請求項12】前記金属粉末が、金属を含む、請求項1から11のいずれか1項に記載の結合固体の製造方法。
【請求項13】前記金属粉末が、鉄、ニッケル、銅、金、銀、アルミニウム、及びコバルトからなる群から選択される少なくとも1つを含む、請求項1から12のいずれか1項に記載の結合固体の製造方法。
【請求項14】前記金属粉末が、金属化合物を含む、請求項1から13のいずれか1項に記載の結合固体の製造方法。
【請求項15】前記金属粉末が、鉄、ニッケル、銅、金、銀、アルミニウム、及びコバルトからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む、請求項1から14のいずれか1項に記載の結合固体の製造方法。
【請求項16】前記金属粉末が、合金成分をさらに含む、請求項12から15のいずれか1項に記載の結合固体の製造方法。
【請求項17】前記合金成分が、ケイ素、マンガン、クロム、ニッケル、炭素、ホウ素、銅、アルミニウム、チタン、ニオブ、バナジウム、亜鉛及び硫黄からからなる群から選択される少なくとも1つを含む、請求項16に記載の結合固体の製造方法。
 
特開2024-060207 通気機構付きバッテリーケースのシール構造 日産自動車
【課題】バッテリーから高温ガスが大量に発生したときでも、バッテリーケースを構成するケース部材の変形に伴う口開きを抑制ないし防止し得る通気機構付きバッテリーケースのシール構造を提供する。
【解決手段】通気機構付きバッテリーケースのシール構造は、複数のバッテリーを収容したバッテリーケースと、バッテリーケースの内外を連通させる通気機構を具備する。シール構造は、バッテリーケースを構成するロアケース部材及びアッパケース部材と、それら部材の周縁部同士の接合部位においてそれら部材の間に設けられたシール部材を備える。ロアケース部材及びアッパケース部材のうちの少なくとも一方のケース部材が、接合部位において、バッテリーケースの上下方向においてシール部と重なる位置、及びシール部材よりも内側の位置のうちの少なくとも一方の位置に膨張黒鉛部材を有する。
 
WO/2024/084367電池及び電池の作製方法 SEMICONDUCTOR ENERGY LABORATORY CO., LTD.
 軽量な電池を提供する。 セパレータと電極が一体となったセパレータ一体型電極を有し、セパレータ一体型電極は、セパレータと、炭素粒子層と、セパレータ及び炭素粒子層の間に位置するシリコン層と、を有する、電池である。シリコン層はスパッタリング法で作製することができ、炭素粒子層は、塗布法によって作製することができる。セパレータは、ポリプロピレンを有し、シリコン層の厚さは、100nm以上200nm以下であり、炭素粒子層は黒鉛粒子を有することが好ましい。
 
特表2024-517923 アルミニウム製造セルにおけるカソード集電棒   ノヴァルム エス.アー.    トーカイ・コベックス・ゲーエムベーハー
【要約】アルミニウム製造セルは、炭素質カソード(4)と接触する細長いカソード集電棒(7)を備え、銅または銅合金のカソード集電棒(7)は、カソードに面する表面または全周に、操業中に炭素質カソードで生成されるアルミニウムまたは他の反応生成物の拡散から集電棒を効果的に保護する厚さ0.15mm〜4mmの薄膜鋼保護層で被覆されている。薄膜鋼保護層に対する銅または銅合金の体積比は、例えば400%〜500%の範囲である。オプションでプレ塗布されたより薄い導電性非鉄アンダーコートまたはオーバーコートを含む薄膜鋼保護層は、好ましくは、鋳鉄でのロッド加工の必要なく、使用準備済みの炭素質カソードと直接接触する。
【請求項9】前記保護薄膜鋼層が、銅、ニッケルおよび/またはクロムの追加の上層および/または下層、および/または黒鉛ペイントまたは箔層で被覆されている、請求項8に記載のセル。
 
J−7−3グラファイト
特開2024-058621 電気電池の爆発に対する耐性を持つ可撓性多層材料 ジェイエ
【課題】電気電池用途のための機械的および熱的シールドとして機能できる多層材料を提供する。
【解決手段】n個のベースユニットを備える多層材料であり、一つのベースユニットは積層体からなり、積層体は順に、i)架橋シリコーン樹脂の架橋温度より高い温度から膨張可能なグラファイト粒子を備える架橋シリコーン樹脂層7;ii)織物または編物に間隙が設けられ、すべてが架橋シリコーン樹脂で含浸されており、当該シリコーン樹脂は、その架橋温度より高い温度から膨張可能なグラファイト粒子を備える、含浸シリカもしくはアルミナの織物または編物層5;を備える。数nは1以上5以下。n番目のベースユニットは、樹脂層と織物または編物層とが交互に形成された積層体を形成すべく別の架橋シリコーン樹脂層7’でコーティングされ、この別の樹脂層も当該シリコーン樹脂の架橋温度より高い温度から膨張可能なグラファイト粒子を備える。
 
特開2024-058822 陰極部材、陰極、高速原子ビーム源および接合基板の製造方法 サイコックス
【課題】基板接合に際し、接合前の表面処理である照射工程において使用する高速原子ビーム源について、当該ビーム源からの発塵による異物に起因する接合不良の発生を低減させることのできる陰極部材、陰極、高速原子ビーム源および接合基板の製造方法を提供する。
【解決手段】高速原子ビーム源の陰極を構成する平板状の陰極部材であって、前記陰極の内面を構成する平面を備え、前記平面の全体において、表面粗さRaの平均値が0.3μm〜2.0μmである、陰極部材。
【請求項2】グラファイト製、ガラス状カーボン製、炭化ケイ素製のいずれかである、請求項1に記載の陰極部材。
 
特開2024-059088 パワーエレクトロニクスデバイスを組み込んだパワーエレクトロニクスアセンブリ  トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド
【課題】コンパクトなパッケージサイズを維持しつつ、パワーエレクトロニクスデバイスの冷却を改善する。
【解決手段】パワーエレクトロニクスアセンブリは、回路基板アセンブリを含み、当該回路基板アセンブリは、第1の電気絶縁層と、電気絶縁基板と、第1の電気絶縁層と電気絶縁基板との間に設けられたラミネートパネルと、電気絶縁基板内に設けられた1つ以上の電気導電層と、を含む。ラミネートパネルは、Sセル及びパワーエレクトロニクスデバイスを含むパワーエレクトロニクスデバイスアセンブリを含む。Sセルは、グラファイト層と、グラファイト層を覆う金属層と、を含む。凹部は、金属層の外面内に形成されており、パワーエレクトロニクスデバイスは、Sセルの外面の凹部内に配置されている。
 
特開2024-059580 2重のグラファイト層を含むパワーエレクトロニクスデバイスアセンブリ、及びパワーエレクトロニクスデバイスアセンブリを組み込んだ冷却板 トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド
【課題】コンパクトなパッケージサイズを維持しつつ、パワーエレクトロニクスデバイスの冷却を改善する。
【解決手段】パワーエレクトロニクスアセンブリは、パワーエレクトロニクスデバイスアセンブリ146と、パワーエレクトロニクスデバイスアセンブリを組み込んだ冷却板102と、を含む。冷却板は、Sセル121及びパワーエレクトロニクスデバイス140を含むパワーエレクトロニクスデバイスアセンブリ146を含む。Sセルは、第1のグラファイト層と、第2のグラファイト層と、第1のグラファイト層及び第2のグラファイト層を覆う金属層と、を含み、凹部は、金属層の外面内に形成され、パワーエレクトロニクスデバイスは、外面の凹部内に配置されている。
 
特開2024-059730 難燃性材料 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエーツ,ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【課題】火傷保護材料を提供すること。
【解決手段】溶融可能層、水性アクリル樹脂を含むポリマー樹脂、膨張性グラファイト及び少なくとも1つの難燃性添加剤を含む熱反応性材料、及び、前記熱反応性材料上に配置された追加の層であって、前記熱反応性材料が前記溶融可能層と前記追加の層との間にあるようになっている追加の層を含む、テキスタイル複合材料。この多層テキスタイル複合材料は火炎及び熱により生じる火傷に対して着用者を保護する軽量保護衣服に使用される。水性アクリル樹脂を含むポリマー樹脂、膨張性グラファイト及び少なくとも1つの難燃性添加剤を含む熱反応性組成物。熱反応性組成物の水性アクリル樹脂から水の少なくとも一部を除去するために十分な温度にラミネートを加熱する工程を含む、この多層テキスタイルの形成又は製造方法。
 
特表2024-517947 疎水性表面領域を有する燃料電池又はレドックスフロー電池用の流れ場プレート及び該流れ場プレートの製造方法 シュンク コーレンシュトッフテクニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【要約】基板(3)と、基板(3)の表面の流路入口(7)から基板(3)の内部(9)に延びる流路(5)とを備えた、燃料電池又はフロー電池用のバイポーラプレート(1)について記載する。基板(3)の表面は、流路入口(7)に隣接する流路(5)内側の第1領域(19)において、第2領域(21)よりも疎水性が強い。これにより、とりわけ、水分が流路(5)に入り、そこに蓄積することを防止し得る。
【請求項9】前記バイポーラプレート(1)がグラファイト含有材料で形成される、請求項1から8のいずれか一項に記載のバイポーラプレート。
 
特表2024-518306 中性子束生成装置用の部品 オックスフォード シグマ リミテッド
【要約】核融合炉などの中性子束生成装置用の部品の新しい材料組成、設計及び構成、並びに前記新しい部品の製造方法。
【請求項1】中性子束生成装置用の部品(300、400、500)であって、天然タングステンの支持部を備える第1のセクションと、中性子束に近接し、比較的軽いタングステン同位体の割合が天然タングステンより大きい同位体濃縮タングステン(300、410、510)の第2のセクションとを備える、部品(300、400、500)。
【請求項2】前記第2のセクションは、同位体濃縮度のレベルが前記部品の深さに伴って減少する、請求項1に記載の部品。
【請求項3】前記支持部(420、520)は、フェライト系鋼、オーステナイト系鋼、酸化物分散強化鋼、グラファイト又は他の炭素系材料、天然又は同位体濃縮モリブデン、チタン−ジルコニウム−モリブデン(TZM)、タンタル系合金、銅−クロム−ジルコニウム(CuCrZr)又は他の銅系合金、又はベリリウムのうちの1つを更に備える、請求項1に記載の部品(400、500)。
 
特表2024-518414 延伸性難燃性材料 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエーツ,ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【要約】本明細書において、弾性であり、溶融性材料を含むテキスタイル層、バリア層、前記テキスタイル層と前記バリア層との間に位置する中間層を含み、前記中間層は熱反応性材料を含み、前記熱反応性材料はポリマー樹脂と膨張性グラファイトとのポリマー樹脂−膨張性グラファイト混合物を含み、前記膨張性グラファイトは280℃で少なくとも900μmの膨張を有するラミネートであって、前記ラミネートは、延伸力によって少なくとも10%の量延伸され、延伸力が解放されたときに延伸量の少なくとも80%が回復するように構成されている。バリア層は、5%未満の弾性を有することができ、ラミネート内に波形構造を画定することができる。
 
J−7−4フラーレン
特開2024-056752 潤滑剤のための球状炭素同素体 ライテン・インコーポレイテッド
【課題】高速用途、高応力用途、高温環境用途、高熱伝導率用途、または反スティクションのための潤滑剤を提供する。
【解決手段】液体と、前記液体内の炭素凝集体であって、前記炭素凝集体のそれぞれが複数の炭素ナノ粒子を含み、前記複数の炭素ナノ粒子のぞれぞれが少なくとも2つの結合した多層球状フラーレンと前記少なくとも2つの結合した多層球状フラーレンを被覆する1層以上のグラフェンとを含む、前記炭素凝集体と、を含む、潤滑剤。前記炭素凝集体の表面積は、吸着質として窒素を用いるBrunauer−Emmett−Teller(BET)法で測定したとき、10〜200m2/gであり、圧縮したとき、500S/m〜20,000S/mの導電率を有する。
 
特開2024-057000 TUSC2免疫療法のための方法および組成物 ボード オブ リージェンツ,ザ ユニバーシティ オブ テキサス システム
【課題】がんを有する対象を処置する方法を提供する。
【解決手段】腫瘍抑制因子療法の一つであるTUSC2療法を対象に投与する工程を含む、方法であって、対象が少なくとも1種類の免疫チェックポイント阻害剤で処置されたことがあるか、または処置されている最中である、前記方法。好ましくは、少なくとも1種類の免疫チェックポイント阻害剤が抗PD1剤を含む、方法。
【請求項29】ナノ粒子が、脂質ベースのナノ粒子、超常磁性ナノ粒子、ナノシェル、半導体ナノ結晶、量子ドット、ポリマーベースのナノ粒子、シリコンベースのナノ粒子、シリカベースのナノ粒子、金属ベースのナノ粒子、フラーレン、またはナノチューブである、請求項28記載の方法。
 
J−7−5電池
特開2024-056161 セパレータの製造方法 トヨタ自動車
【課題】PVD膜の欠陥の発生を抑制することができるセパレータの製造方法を提供する。
【解決手段】燃料電池用のセパレータの製造方法であって、前記セパレータの基材は、金属材料を含み、前記製造方法は、前記基材をセパレータの形状にプレス成形すること、前記基材を酸で洗浄すること、前記酸で洗浄した前記基材の表面に、物理蒸着により導電性被膜を形成すること、を含み、前記酸での洗浄において、前記基材の少なくとも片面を表面から厚さ0.49μm〜5.00μmまで溶解する、セパレータの製造方法。
【請求項5】前記酸での洗浄において、前記基材を前記酸に10分以下浸漬させ、前記酸が塩酸であり、前記酸としての前記塩酸の濃度が4質量%以上であり、前記金属材料は、ステンレス鋼であり、前記導電性被膜がチタン被膜とカーボン被膜からなる2層膜である、請求項1に記載のセパレータの製造方法。
 
特開2024-058602 高安定性・低コスト・高レートの水系ナトリウムイオンキャパシタ   ゾンケ セノ テクノロジー シーオー.,エルティーディー.      ベナン エネルギー (シンガポール) ピーティーイー.エルティーディー.
【課題】本発明は高安全性・高比エネルギーの新型水系ナトリウムイオンキャパシタ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】高安全性・高比エネルギーの新型水系ナトリウムイオンキャパシタは、正極及び負極がいずれもハイブリッド型電極であり、異なるレート及び電力特性要件に応じて、電極は異なる割合の電池型材料及びキャパシタ型材料からなり、エネルギー密度は45Wh/Kgと高い。
【請求項10】前記負極及び正極は導電材をさらに含み、前記導電材はカーボンブラック、導電性グラファイト、カーボンナノチューブ及びグラフェンから選択されることを特徴とする請求項1に記載のナトリウムイオンキャパシタ。
 
特開2024-059846 ナトリウムイオンセルの貯蔵および/または輸送 ファラディオン リミテッド
【課題】安全な貯蔵および/または輸送が可能なナトリウムイオンセルを製造する方法を提供する。
【解決手段】ナトリウムイオンセルを製造する方法は、正電極、負電極および電解質を含むナトリウムイオンセルを構築し、必要に応じてナトリウムイオンセルに対して一回以上の充電/放電操作を行うステップa)および、ナトリウムイオンセルを処理して0%〜20%の充電状態にあることを保証する工程b)とを含む。
【請求項7】伝導性材料が、単独で、または1以上の他の元素の変化する量との組み合わせにおいて、合金として、または混合物として、純粋な形態または不純物の混じった形態で、金属を1種以上含有し、必要に応じて該伝導性材料は、カーボンコーティングよりなる、請求項6に記載のナトリウムイオンセル。
 
WO/2024/090158非水電解質二次電池用負極および非水電解質二次電池 PANASONIC INTELLECTUAL PROPERTY MANAGEMENT CO.,LTD.
 実施形態の一例である負極(12)は、負極芯体(40)と、負極活物質(50)および水溶性ポリマー(51)を含み、負極芯体(40)上に配置された負極合剤層(41)とを備える。水溶性ポリマー(51)は、負極活物質(50)に対して0.50質量%以上の量が負極活物質(50)に吸着した状態で、かつ1.05質量%以下の量が負極活物質(50)から遊離した状態でそれぞれ存在している。負極活物質(50)には、炭素材料と、ケイ素含有材料とが含まれる。
 
J−8ダイヤモンド
特開2024-059249 走査型プローブ顕微鏡 日立製作所
【課題】対物レンズの開口数が比較的大きい場合であっても測定箇所を容易に決定可能な走査型プローブ顕微鏡を提供する。
【解決手段】試料を走査するプローブと、前記プローブに対物レンズを介して励起光を照射する光源と、前記プローブで生じる蛍光を検出する検出器を備える走査型プローブ顕微鏡であって、前記対物レンズと前記試料との間に配置される反射部材と、前記反射部材の反射面を撮像する撮像装置をさらに備えることを特徴とする。
【請求項8】請求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡であって、前記プローブは、窒素−空孔対を有するダイヤモンドまたはシリコンカーバイドを有することを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
 
特開2024-059596 低摩耗性付着防止被覆材を製造するための粒子含有組成物 ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフト
【課題】本発明は、印刷機シリンダーまたは印刷機シリンダーパッキング用の、付着防止性および耐摩耗性を示す粒子含有被覆材を製造するための組成物を提供する。
【解決手段】組成物は、少なくとも1つのゾル−ゲル前駆体化合物と、一方では1.0μm〜2.0μm、他方では1.0μm未満のザウター径d32を有する炭化ケイ素のような硬質固体粒子の混合物とを含み、これら2種類の硬質固体粒子の混合比は、1.5:1〜1:1.5の範囲である。
【請求項11】前記固体粒子P1)および前記固体粒子P2)がそれぞれ、互いに独立して、石英粒子、コランダム粒子、炭化ケイ素粒子、ダイヤモンド粒子およびそれらの混合物から選択され、特に炭化ケイ素粒子から選択される、請求項10記載の組成物。
 
特開2024-059832 光抽出が高められた発光ダイオードを備えた光電子デバイス アルディア
【課題】半導体のマイクロワイヤ又はナノワイヤによって形成された発光ダイオードを備えた光電子デバイスを提供する。
【解決手段】面12を有する支持体10と、面上に載置されてワイヤ、円錐又は円錐台の形態の半導体素子16を有する発光ダイオードDELと、発光ダイオード毎に設けられて、発光ダイオードによって放射される放射線を少なくとも部分的に通して発光ダイオードを覆う封止ブロック25とを備えた光電子デバイス5であって、封止ブロックの最大の厚さが1μm〜30μmの範囲内であり、隣り合う発光ダイオードを覆う封止ブロック間に空隙37が存在し、光電子デバイスは、封止ブロックを覆う導電層30を備えており、発光ダイオードの内の少なくとも1つを覆う封止ブロックの屈折率が1.3〜1.6の範囲内である。
【請求項10】前記絶縁層は、酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム及びダイヤモンドを含む群から選択された誘電体材料で形成されている、請求項1,3及び9のいずれか1つに記載の光電子デバイス。
 
特開2024-060106 ダイヤモンド合成用プラズマCVD装置 村田 正義
【課題】従来のマイクロ波プラズマCVDを用いたダイヤモンド合成装置は、空洞共振型と非空洞共振型に大別される。前者は高密度プラズマ生成が可能で、高速成膜が可能であるが、反応容器形状が球形又は特殊な扁平ドーム型であり、製造コストが高いので、製造コストの低減化が課題である。後者は成膜速度が遅いので、高速成膜化が課題である。この課題を解決可能なダイヤモンド合成装置を提供すること。
【解決手段】石英窓又はアンテナ棒を介してマイクロ波を供給し、プラズマを発生する反応容器に配置する基板載置台を、該基板載置台の主面と電界方向が直交するように配置し、前記主面に複数の溝、穴、又は突起を設けることを特徴とする。前記溝等による電界集中により高密度プラズマの生成が可能であり、周波数を300MHz〜3GHzから選ぶことにより、高速で大面積のダイヤモンド合成が可能であり、且つ装置の製造コストを低減できる。
 
特開2024-060280 無機フィラーを高充填化した熱伝導性有機無機コンポジット材料 KRI
【課題】 本発明の目的は、単に絶縁性無機フィラーの含有量を増加させての高熱伝導化ではなく、また表面処理やフィラー粒子の特殊処理を伴わず、あるいは加圧成形を伴わずに粒子間の接触頻度を上げて伝熱経路を形成し、高密度、高熱伝導率を両立させる手法を提供。
【解決手段】 本発明の有機無機放熱材料は、粒径が異なる2種類の板状、鱗片状、繊維状、棒状等の粒子ではない絶縁性粒状無機フィラーとマトリックス樹脂で構成される有機無機放熱材であって、その配合量の体積比が絶縁性粒状熱伝導無機フィラー:マトリックス樹脂=50:50〜60:40の構成比であり、大きい絶縁性粒状熱伝導無機フィラーの粒径が200〜500μmであり、小さい絶縁性粒状熱伝導無機フィラーの粒径が2〜30μmであり、2種類の絶縁性粒状熱伝導無機フィラー混合体積比率が、大きい粒子:小さい粒子=5:1〜1:1である。
【請求項1】粒径が異なる2種類の絶縁性粒状無機フィラーとマトリックス樹脂で構成される有機無機放熱材であって、その配合量の体積比が絶縁性粒状熱伝導無機フィラー:マトリックス樹脂=50:50〜60:40の構成比であり、大きい絶縁性粒状熱伝導無機フィラーの粒径が200〜500μmであり、小さい絶縁性粒状熱伝導無機フィラーの粒径が2〜30μmであり、大きい絶縁性粒状熱伝導無機フィラーが立方晶窒化ホウ素で、小さい絶縁性粒状熱伝導無機フィラーが六方晶窒化ホウ素、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、合成ダイヤモンド、ナノダイヤモンド、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、タルクのいずれかであり、2種類の絶縁性粒状熱伝導無機フィラー混合体積比率が、大きい粒子:小さい粒子=5:1〜1:1である有機無機放熱材料。-
 
特表2024-517471 電極活物質の前駆体、その調製方法、電極活物質及び電池 寧徳時代新能源科技股分有限公司
【要約】本願は、電極活物質の前駆体、その調製方法、電極活物質及び電池を提供し、電極活物質の前駆体は炭素複合された酸化物粒子を含み、酸化物は、下記式(1)を満たし、
MaOb(1)式(1)中、M元素は、相対原子質量が65未満の遷移金属元素のうちの1種または複数種から選択され、Ni、Co、Fe、Mn、Zn、Mg、Ca、Cu、Mn、Sn、Mo、Ru、Ir、V、Nb、Crのうちの1種または複数種から選択されることができ、a>0、b>0であり、炭素複合された酸化物粒子の粉末抵抗率が100Ω・cm未満である。
【請求項11】前記炭素源は、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、カーボンナノチューブ、グラフェン、グラファイト、炭素繊維、カーボンマイクロボールのうちの1種または複数種から選択されることを特徴とする請求項5に記載の電極活物質の前駆体の調製方法。
 
特表2024-517520 負極材料及びその製造方法、並びにリチウムイオン電池  貝特瑞新材料集団股フン有限公司 パナソニックホールディングス
【課題】本発明は、負極材料の分野に関し、負極材料及びその製造方法、並びにリチウムイオン電池を提供する。
【解決手段】炭素材料とケイ素系材料とを含む凝集体を有する負極材料であって、前記負極材料は、空孔率Wが2.5%以下であり、かつ孔径50nmを超る粒子の前記負極材料に対する数量割合Pが1%以下であり、前記負極材料の空孔率Wの測定方法として、細孔分布解析法で負極材料の細孔容積ΔVを測定し、負極材料の真密度Pを測定した後、下式により前記負極材料の空孔率Wを算出することを特徴とする、負極材料。 W=ΔV/(ΔV+1/P) 本願に係る負極材料は、電解液を効果的に遮断し、負極材料の構造の崩壊を防止し、電池サイクル特性を向上させる可能である。
【請求項2】以下の特徴(1)〜(10)のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の負極材料。(1)前記凝集体は、多孔質構造を有する炭素材料と、前記炭素材料の多孔質構造内に充填されたケイ素系材料とを含む;(2)前記凝集体は、多孔質構造を有するケイ素系材料と、前記ケイ素系材料の多孔質構造内に充填された炭素材料とを含む;(3)前記ケイ素系材料は、メディアン径が1nm〜500nmである;(4)前記ケイ素系材料は、前記負極材料に対して、10質量%〜70質量%である;(5)前記炭素材料は、前記負極材料に対して、10質量%〜50質量%である;(6)前記炭素材料は、人造黒鉛、天然黒鉛、ソフトカーボン、ハードカーボン、アモルファスカーボン、活性炭、メソカーボンマイクロビーズ、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、多孔質炭素及びグラフェンからなる群から選ばれる少なくとも1つを含む;(7)前記炭素材料は、メディアン径が1μm〜50μmである;(8)前記イ素系材料は、ケイ素単体、ケイ素酸化物材料及びケイ素合金からなる群から選ばれる少なくとも1つを含む;(9)前記ケイ素系材料は、多孔質構造を有する;(10)前記負極材料は、粒子の破壊強度が400MPa以上である;(11)前記負極材料は、前記凝集体の表面の少なくとも一部に存在する炭素層をさらに含む。
 
特表2024-517521 負極材料及びその製造方法、並びにリチウムイオン電池  貝特瑞新材料集団股フン有限公司 パナソニックホールディングス
【要約】本願は、負極材料の分野に関し、負極材料及びその製造方法、並びにリチウムイオン電池を提供し、前記負極材料は、炭素材料とケイ素材料とを含む凝集体を有し、前記凝集体にアニオンが存在し、前記アニオンの含有量が、前記負極材料に対して0.001wt%〜0.5wt%である。本願は、負極材料及びその製造方法、並びにリチウムイオン電池を提供し、ケイ素負極材料の初回クーロン効率を向上させ、生産コストを低下させることができる。
【請求項2】以下の(1)〜(9)のうちの少なくとも1つの特徴を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の負極材料。(1)前記アニオンは、F−、Cl−、Br−、NO3−、SO42−、NO2−及びPO43−のうちの少なくとも1つを含む;(2)前記ケイ素材料は、ケイ素単体、ケイ素合金及びケイ素酸化物のうちの少なくとも1つを含む;(3)前記ケイ素材料は、ケイ素単体と、前記ケイ素単体の表面に存在するケイ素酸化物層とを含む;(4)前記ケイ素材料は、ケイ素単体と、前記ケイ素単体の表面に存在するケイ素酸化物層とを含み、前記ケイ素酸化物層の厚さが1nm〜50nmである;(5)前記ケイ素材料のメジアン粒子径が1nm〜500nmである;(6)前記ケイ素材料の含有量が、前記負極材料に対して10質量%〜80質量%である;(7)前記炭素材料は、人工黒鉛、天然黒鉛、ソフト炭素、ハード炭素、アモルファスカーボン、活性炭、メソカーボンマイクロビーズ、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、グラフェン及び多孔質炭素のうちの少なくとも1つを含む;(8)前記ケイ素材料の格子間サイトにアニオンが存在し、前記アニオンのイオン半径が118pm〜940pmである;(9)前記ケイ素材料の格子間サイト凝集体にアニオンが存在し、前記アニオンは、F−、Cl−、Br−のうちの少なくとも1つを含む。
 
特表2024-517543 負極材料及びその製造方法、並びにリチウムイオン電池 貝特瑞新材料集団股フン有限公司 惠州市鼎元新能源科技有限公司 惠州市貝特瑞新材料科技有限公司
【課題】本出願は、負極材料の技術分野に属し、特に負極材料及びその製造方法、並びにリチウムイオン電池に関する。
【解決手段】本出願は、負極材料及びその製造方法、並びにリチウムイオン電池に関し、前記負極材料は、シリコン基材料コアと、前記シリコン基材料コアの少なくとも一部の表面に被覆された第1被覆層とを含み、前記第1被覆層のうねり度yの範囲は、1≧y≧0.10であり、前記第1被覆層のうねり度yは、式(I)で表され、【数1】そのうち、Rmaxは、前記第1被覆層の最大厚さ(nm)であり、Rminは、前記第1被覆層の最小厚さ(nm)であり、D50は、前記負極材料のメジアン径(μm)であり、Cは、前記第1被覆層の前記負極材料における質量割合(%)である。本出願の負極材料は、優れた導電性、循環性能、倍率性能の特徴を有し、かつ不
【請求項3】以下の特徴(1)〜(8)のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の負極材料。 (1)前記第1被覆層は、炭素層を含み、前記炭素層の材質は、アモルファスカーボン、グラファイト、ソフトカーボン及びハードカーボンのうちの少なくとも一種を含む。 (2)前記第1被覆層は、有機ポリマー材料層を含み、前記有機ポリマー材料層の材質は、ポリアミン系化合物、ポリエステル系化合物及びポリエン系化合物のうちの少なくとも一種を含む。 (3)前記第1被覆層の表面形態は、花弁状、ストライプ状、テーパ状及び粒子状のうちの少なくとも一種を含む。 (4)前記第1被覆層の厚さは、10nm〜500nmである。 (5)前記第1被覆層は、空隙を有し、前記空隙の孔径は、10nm〜60nmである。 (6)前記第1被覆層の空隙率は、0.5%〜15%である。 (7)前記シリコン系材料のコアは、第1ドーピング元素を含み、前記第1ドーピング元素は、リチウム、マグネシウム、ナトリウム、銅、白金、鉄、マンガン、コバルト、ニッケル、インジウム、銀、金、チタン、モリブデン、アルミニウム、パラジウム、カルシウム、イリジウム、クロム、ガリウム、ロジウム及びルテニウムのうちの少なくとも一種を含む。 (8)前記第1被覆層は、第2ドーピング元素を含み、前記第2ドーピング元素は、窒素、フッ素、リン、硫黄及びホウ素のうちの少なくとも一種を含む。
 
特表2024-517623 リチウムイオン系二次電池における使用のためのナノ構造化ケイ素材料及び製造方法 イー−マジー ビー.ブイ.
【要約】本発明は、少なくともケイ素粒子からなるケイ素系材料であって、ケイ素粒子が、ナノ構造化されており、且つミクロンサイズであり、粒子のナノ多孔質構造が、ケイ素粒子を完全に貫通して粒子の2つの対向する表面を接続する配向チャネルを含む、ケイ素系材料に関し、また、上記のような少なくともケイ素粒子からなるケイ素系材料を製造するための方法であって、共晶金属ケイ素溶融物の制御された方向性凝固プロセスによって金属ケイ化物相及びケイ素相からなる凝固した共晶金属ケイ化物ケイ素構造を作製するステップと、凝固した共晶金属ケイ化物ケイ素構造の金属ケイ化物相を化学エッチングプロセスによって溶解させることによってナノ多孔質構造化ケイ素を形成するステップとを含む、方法を含む。
【請求項6】前記粉砕ステップを前記エッチングステップの後に行う場合に、前記粉砕プロセス中に、カーボンブラック、グラファイト、ハードカーボン、カーボンナノチューブ、グラフェン、アセチレンブラック、及び炭素繊維を含む群から選択される少なくとも1種を含む炭素含有材料を添加することによって、前記ケイ素系粒子の外面に炭素系凝集体の化学結合を形成するステップをさらに含む、請求項3に記載の方法。
 
特表2024-518090 金属空気再充電可能フロー電池 メディア ラリオ エス.アール.エル    ポリテクニコ ディ ミラノ
【要約】亜鉛空気セル(14)は円形であり、電解液流動用チャンバー(5)、カソード(3)、アノード(4)、電解質チャンバーのコンテナ構造(2)、及びカソード集電体(1)を含む。接触要素(15)は、カソード(3)を隣接セルのアノード集電体(6)に電気的に接続し、回路を閉じる。金属空気再充電可能フローバッテリー二次電池は、酸素還元反応(ORR)/酸素発生反応(OER)を合成するために、少なくとも1つの炭素多孔質空気電極(正極)を含んでいる。さらに、金属空気再充電可能フローバッテリー二次電池は、水酸化物イオン伝導率を伴うアルカリ性ゲルポリマー膜(GPM)、または複合ポリマー電解質(CPE)を含み、そして、亜鉛もしくは亜鉛合金を含む少なくとも1つの金属負極、または電池の放電中に亜鉛析出が発生する不活性導電性電極を含む。水溶性電解質溶液は、ハウジングを通って流れるように適応し、亜鉛系ナノエレクトロ燃料を含有する。炭素多孔質空気電極は酸素還元反応(ORR)触媒である。該構成要素が位置付けられるケーシングが存在し、入口及び出口は、該ケーシング内に位置し、そのケ
【請求項3】前記触媒の効果は、炭素粉末の適切な混合物によって増大し、前記炭素粉末は、カーボンブラック、グラフェン、膨張グラファイト、還元グラフェン酸化物、活性炭、アセチレンブラック、カーボンナノチューブ、及びそれらのうちの2つ以上の組み合わせを含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の亜鉛空気電池。
 
特表2024-518104 水系バインダー組成物及びその応用 アーケマ・インコーポレイテッド
【要約】電極形成用スラリー組成物が提供される。電極形成用スラリー組成物は、a)10〜300部の1つ又は複数の粒子状電極形成材料;b)0.1〜60部のポリマーラテックス粒子;及びc)100部の水を含む。電極形成用スラリー組成物は、電極を形成することができる。電極形成スラリー組成物は、非水二次電池、特にリチウムイオン電池用の電極、アノードを形成することができる。ポリマーラテックス粒子b)は、i)少なくとも1つの酸官能基を含む少なくとも1つのエチレン性不飽和モノマーを含み、ii)フッ素化モノマー又はブタジエンモノマーがその中に重合されていない。乾燥した形態の電極形成スラリー組成物を含むアノードも提供される。
【請求項22】粒子状アノード形成材料a)は、ファーネスブラック、アセチレンブラック、ケッチェンカーボンブラック、カーボンナノチューブ(CNT)、人造黒鉛、天然黒鉛、ハードカーボン、ソフト活性炭、カーボンブラック、グラフェン、メソポーラスカーボン、アモルファスシリコン、半結晶シリコン、酸化シリコン、シリコンナノワイヤ、スズ、酸化スズ、ゲルマニウム、チタン酸リチウム、及びそれらの混合物又は複合物からなる群から選択される1つ又は複数の材料を含む、請求項1〜21のいずれか1項に記載の電極形成用スラリー組成物。-
 
特表2024-518358 顕微鏡研究用試料の超急速凍結固定方法および装置  マックス プランク ゲゼルシャフト ツゥアー フェデルゥン デル ヴィッセンシャフテン エー フォー    ユニバーシティ オブ ブエノス アイレス    ナショナル サイエンティフィック アンド テクニカル リサーチ カウンシル
【要約】本発明は、試料の温度を低下させる方法、特に、時間および空間分解顕微鏡測定のための試料の超急速凍結固定方法、ならびに対象とする特定の時点での顕微鏡上の試料の超急速凍結固定装置に関する。当該方法および装置は、正の摂氏温度での分子運動によって引き起こされる根本的な限界を超えた空間的および分光的分解能で生きた細胞内の生来の分子組織および(生)化学反応を研究するのに特に有用である。
【請求項11】前記キャリア基板(10)がダイヤモンド、特にCVDダイヤモンドである、請求項6から10のいずれか一項に記載の装置(100)。
 
特表2024-518457 量子コンピューティングのための多層光格子量子ビット配列を用いたシステム及び方法 ケービーアール ワイル サービシーズ エルエルシー
【要約】量子コンピューティング(QC)システムは、第1の実質的に平面状の領域における第1の複数の論理量子ビットと、第1の実質的に平面状の領域と実質的に平行な第2の実質的に平面状の領域における第2の複数の論理量子ビットと、を含む。第1の複数の論理量子ビットの少なくともいくつかは、互いに相互作用するように構成され、第2の複数の論理量子ビットの少なくともいくつかは、互いに相互作用するように、及び第1の複数の論理量子ビットの少なくともいくつかと相互作用するように構成される。QCシステムは、第1及び第2の実質的に平面状の領域と実質的に平行な追加的な実質的に平面状の領域に、追加的な複数の論理量子ビットを含むことができ、第2の複数の論理量子ビットの少なくともいくつかは、追加的な複数の論理量子ビットのうち1つ以上と相互作用するように構成されることができる。
【請求項14】請求項1記載のシステムであって、前記第1の複数の論理量子ビットの前記少なくともいくつか、及び/又は、前記第2の複数の論理量子ビットの前記少なくともいくつかは、天然に存在する原子、中性原子、荷電原子、イオン、分子、人工的に形成された原子、リュードベリ原子、ダイヤモンドの窒素空孔(NV)中心、ボース・アインシュタイン凝縮体、電子、光子、量子粒子、量子ドット、フォノン、トランスモン、量子粒子としてふるまう量子状態からなる群から選択される、少なくとも1つの物理的な量子ビットを備えるシステム。
 
特表2024-518488 アンテナ部品用の熱可塑性複合材及びその複合材を含む物品 ロジャーズ・コーポレイション
【要約】ある態様において、熱可塑性複合材はポリプロピレン;複数のガラス繊維であって;いずれもガラス繊維の総質量に対してホウ酸及びCaOを含む、ガラス繊維;複数のクレイ小板;及び複数クレイロッド;を含み、熱可塑性複合材の総質量に対して総和で0.5〜10質量パーセントの複数のクレイ小板及び複数のクレイナノロッドを含む。別の態様において、物品はアンテナアレイ;アンテナアレイの表面上に位置する反射層;及びアンテナアレイと反射層との間に位置する熱可塑性成分を含むスペーサー層;を含み、熱可塑性複合材は熱可塑性ポリマー;複数のガラス繊維;複数のクレイ小板;及び複数のクレイロッド;を含む。
【請求項7】水素終端ナノダイヤモンド、多面体のオリゴマー性シルセスキオキサン、シリカ、又はウォラストナイトの少なくとも1つを更に含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の熱可塑性複合材。
 
J−8−1研磨・工具
特開2024-057669 基板の製造方法及びスペーストランスフォーマー用基板 日本電気硝子
【課題】半田浮きや配線の剥がれを抑制することができ、導通不良を生じ難くすることを可能とする、基板の製造方法を提供する。
【解決手段】ガラスと、セラミックフィラーとを含む、基板10の製造方法であって、基板1(元基板1)を準備する準備工程と、基板1(元基板1)を研磨する研磨工程とを備え、研磨工程において、固定砥粒を有する研磨パッドを用いて基板1(元基板1)を研磨する、基板10の製造方法。
【請求項6】前記固定砥粒が、ダイヤモンドである、請求項1又は2に記載の基板の製造方法。
 
特開2024-057855 切削インサート、切削工具及び切削加工物の製造方法 京セラ
【課題】切刃に対してクーラントを効率よく供給することが求められている。
【解決手段】本開示の一態様に基づく切削インサートは、立ち上がり面領域を有する第1面と、第1面の反対側に位置する第2面と、第1面及び第2面の間に位置し、逃げ面領域を有する第3面と、第1面及び第3面の間に位置して、第1面及び第3面に対して傾斜するチャンファー面と、チャンファー面において開口する開口部を有する流路と、を備えた切削部を有する。
【請求項6】前記切削部が接合された基部を更に有し、前記基部が超硬合金からなるとともに、前記切削部が立方晶窒化硼素又は多結晶ダイヤモンドからなる、請求項1に記載の切削インサート。
 
特表2024-518304 成形工具部品の製造方法 エレメント、シックス、(ユーケー)、リミテッド
【要約】本開示は、少なくとも10mmの高さを有するPCDテーブルを含む多結晶ダイヤモンド(PCD)体の製造方法に関する。
【請求項1】少なくとも10mmの高さを有する多結晶ダイヤモンド(PCD)体を製造する方法であって、以下の工程:a.ダイヤモンド原料を耐火物カップに添加する工程と、b.圧縮後の高さが少なくとも10mmである成形体を形成するのに十分な量のダイヤモンド原料を圧縮する工程であって、圧縮は、1300℃〜1500℃の範囲の温度で、5〜8GPaの範囲の圧力で、15〜25分の範囲の時間で行われる、工程と、c.前記成形体を1400℃〜2100℃の間の温度で、少なくとも7GPaの圧力で、少なくとも30秒間焼結し、PCD焼結体を形成する工程と、を含む、方法。
 
特表2024-518305 成形工具部品の製造方法 エレメント、シックス、(ユーケー)、リミテッド
【要約】本開示は、多結晶ダイヤモンド(PCD)を含む焼結前駆体から成形工具部品を製造する方法に関する。焼結体は、基板に接合されたPCDテーブルを有し、PCDテーブルは深さが変化する。こうして得られる成形工具部品は、深さの異なるPCD層も有する。
【請求項1】多結晶ダイヤモンド(PCD)を含む成形工具部品の製造方法であって、以下の工程:h.ダイヤモンド原料を耐火物カップに添加する工程と、i.前記ダイヤモンド原料に隣接して、予備成形された超硬合金体を前記耐火物カップに添加する工程と、j.前記ダイヤモンド原料と超硬合金体を圧縮して成形体を形成する工程と、k.成形体を、1400℃〜2100℃の温度で、少なくとも7GPaの圧力で、少なくとも30秒間焼結して、界面で超硬合金基板に焼結接合されたPCDテーブルを含むPCD焼結前駆体を形成する工程と、l.前記PCD焼結前駆体を長手方向にスライスし、PCD焼結前駆体の1つまたは複数のスライス部分を形成する工程で、各スライス部分は工具ブランクである、工程と、m.PCD焼結前駆体の残部から前記工具ブランクの1つを取り出す工程と、n.前記工具ブランクを成形工具部品に成形する工程であって、前記成形工具部品のPCDテーブルの厚さが、超硬合金基板の横方向に間隔をおいて配置された2つ以上の位置で変化する、工程と、を含む、方法。
 
特表2024-518332 凸多角形の研磨部材を有する両面研削装置 グローバルウェーハズ カンパニー リミテッド
【要約】半導体構造を同時両面研削するための方法および装置が開示される。両面研削装置は、それぞれが凸多角形(凸五角形)のような形状の研磨部材を有する第1および第2の砥石を含んでも良い。
【請求項5】研磨部材は、ダイヤモンド砥粒を含む請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】研磨部材は、ビトリファイドダイヤモンドを含む請求項5に記載の方法。
 
J−8−2皮膜・DLC
特開2024-057288 弾性波デバイス、フィルタ、マルチプレクサおよびウエハ 太陽誘電
【課題】メイン応答の劣化を抑制し、かつスプリアスを抑制することが可能な弾性波デバイスを提供する。
【解決手段】弾性波デバイスは、基板10と、基板10上に設けられる圧電層14と、圧電層14上に設けられ、平均ピッチは圧電層14の厚さの0.5倍以上である複数の電極指18を備える少なくとも一対の櫛型電極20と、基板10と圧電層14との間に設けられ、圧電層14のバルク波の音速より速いバルク波の音速を有する第1絶縁層11と、第1絶縁層11と圧電層14との間に設けられ、第1絶縁層11のバルク波の音速より速いバルク波の音速を有する第2絶縁層12とを備える。
【請求項13】単結晶サファイア基板である基板と、前記基板上に設けられ、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板である圧電層と、前記圧電層上に設けられ、平均ピッチは前記圧電層の厚さの0.5倍以上である複数の電極指を備える少なくとも一対の櫛型電極と、前記基板と前記圧電層との間に設けられ、多結晶または非晶質の酸化アルミニウム層である第1絶縁層と、前記第1絶縁層と前記圧電層との間に設けられ、厚さは、前記平均ピッチの0.8倍以下であり、多結晶または非晶質の炭化シリコン層、または、ダイヤモンドライクカーボン層である第2絶縁層と、前記圧電層と前記第2絶縁層との間に設けられ、前記第2絶縁層との界面と、前記圧電層と前記一対の櫛型電極との間の界面と、の距離が前記平均ピッチの2倍以下であり、酸化シリコン層またはフッ素を添加した酸化シリコン層である第3絶縁層と、を備える弾性波デバイス。
 
特開2024-058237 電気化学センサ ファーストスクリーニング
【課題】電気化学センサの使い捨て部分について、利便性を損なうことなく使用可能であり、しかも配線材(金属)を最小限に抑えることでコスト削減や廃棄容易化等を実現可能にする。
【解決手段】一端が開放端11aで他端が封止端11bの筒状に形成されたカバー部材11と、被検液に接触させる検出面を有し、前記検出面が前記カバー部材11の筒外面に露出するように配されるセンサ電極12bと、前記検出面と導通するとともに、前記カバー部材11の筒内面に露出するように配される接続電極12cと、を備え、前記カバー部材11の前記開放端11aから前記筒状の内部に測定器20のスティック状先端部22が挿入された状態で、前記スティック状先端部22に形成された端子部26が前記接続電極12cと導通するように、電気化学センサ10を構成する。
【請求項3】前記センサ電極は、前記被検液が付着した状態で印加電圧に応じた酸化還元反応を生じさせるダイヤモンド膜と、前記ダイヤモンド膜を支持する支持部材と、を有し、前記ダイヤモンド膜によって前記検出面が構成されている請求項1または2に記載の電気化学センサ。
 
特表2024-517384 高密度紙基材の使用、コーティングされた高密度基材、及びそれを含むラミネート包装材料と包装容器 テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ
【要約】本発明は、酸素に敏感な製品を包装するためのラミネート包装材料(30)におけるガスバリア性材料としての、セルロース繊維から作られた高密度紙基材(35a)の使用に関し、さらに、ガスバリア性を高めるためのコーティングされた高密度紙基材(35)に関する。本発明はさらに、酸素に敏感な製品を包装するための、高密度紙基材又はコーティングされた高密度紙基材を含むラミネート包装材料(30)、及びラミネート包装材料から作られた包装容器に関する。
【請求項16】前記紙基材の上側表面が、金属、金属酸化物、無機酸化物及び非晶質ダイヤモンドライクカーボンコーティングから選択されるガスバリア材料の蒸着コーティング(24c)を備える、請求項14に記載のコーティングされた高密度紙基材。
【請求項17】前記紙基材の上面が、水性ガスバリア性組成物の分散液又は溶液の塗布及びその後の乾燥によって形成されたガスバリア性材料の第1のコーティング(22a)を有し、前記第1のコーティング上に塗布された、金属、金属酸化物、無機酸化物及び非晶質ダイヤモンドライクカーボンから選択されるガスバリア性材料の蒸着コーティング(24a)をさらに有する、請求項14又は15に記載のコーティング高密度紙基材。
 
J−9その他
特開2024-058726 パウチ食品内容物供給ノズル サーフテクノロジー
【課題】 パウチ食品内容物供給ノズルのピストンとシリンダの摺動による摩耗や塩分による腐食摩耗を抑制することで、内容物(丼液など)の液垂れ、具材等の噛み込みを低減し、パウチのシール不良の発生を抑制することができるパウチ食品内容物供給ノズルを提供する。
【解決手段】 本発明は、往復移動されるピストン1と、当該ピストンを摺動自在に収容するシリンダ2Aを有し前記ピストン1の上死点と下死点の間で前記シリンダ2A内にパウチ食品の内容物を供給する内容物供給通路3が接続されたノズル部2と、を備えたパウチ食品内容物供給ノズル10であって、前記ピストン1の先端面1B付近の少なくとも外周面1AにDLCコーティングを施したことを特徴とする。
 
 
K破砕・粉砕 
K−1微粉砕機・湿式
K−1ー1撹拌・混合
特許7317411 ミキシングアタッチメント  サン・エンジニア
【課題】撹拌混合効率の向上と重量化の抑制とを両立したミキシングアタッチメントを提供すること。
【解決手段】ミキシングアタッチメント1は、ワーショベルのアームの先端に取り付け可能であって、枠体2と、回転中心軸が撹拌羽4を有し水平に保持された複数のローター3,3とを備え、複数のローター3,3は、それぞれ、アームの先端から順次遠ざかる位置に設けられている。
 
特許7477817 攪拌器具 株式会社古川樹脂工業
【課題】使用済の攪拌器具をテーブルの上に置いても、攪拌器具に付着した液体によりテーブルが汚れることを防止できる攪拌器具を提供する。
【解決手段】本発明の攪拌器具は、ハイボールやカクテル等を作成する際に用いる攪拌器具、例えばマドラーに関するものであり、撹拌棒部と、前記撹拌棒部の一端に設けられた把持部と、前記把持部における前記撹拌棒部が設けられた部位に前記撹拌棒部の一端を囲むように設けられた凹部と、を備えている。
 
特開2024-056499 混練機 新東工業
【課題】少量の材料を処理する場合の歩留りを向上可能な混練機を提供する。
【解決手段】混練機1は、底部21及び側部22を有する混練槽4と、底部21から混練槽4内に突出する公転軸5と、混練槽4内に配置され、底部21上において、自転可能に公転軸5の周りを公転するマラーホイール7と、公転軸5の軸方向から見て、マラーホイール7の公転軌道の内側において、公転軸5を囲むように底部21上に設けられた環状の第1側壁11と、を備える。
 
特開2024-058772 固形物の混合方法及び固形物の混合設備 川崎重工業
【課題】既存の設備で異なる種類の固形物を適切に混合できる固形物の混合方法を提供する。
【解決手段】投入口から投入した固形物を搬入装置で下流方向へ搬送して貯蔵装置に貯蔵する設備における固形物の混合方法であって、貯蔵装置に貯蔵した第1固形物を切出して搬入装置に戻し、投入口から第1固形物とは異なる第2固形物を投入して搬入装置上で第1固形物と第2固形物とを混合する。
 
WO/2024/089835混合装置、および混合体の製造方法 KYOCERA CORPORATION
 本開示の一態様に係る混合装置は、粉体を搬送する搬送部と、粉体を層状に成形する粉体成形機構と、層状に成形された粉体に液体を散布する液体散布機構と、を備え、粉体成形機構は、粉体を、搬送部に対する高さ方向において成形する第1ブレードおよび第2ブレードを備え、搬送部に対するブレードの高さは、搬送部による粉体の搬送中に変動する。
 
特表2024-517670 流体を混合して混合流体を調製する装置および方法 エフデーイクス・フルイト・ディナーミクス・ゲーエムベーハー     フラウンホファー‐ゲゼルシャフト・ツア・フェルデルング・デア・アンゲヴァンテン・フォルシュング・エー・ファウ
【課題】動作不良に陥り難く、所定の特性を有する混合流体や粒子の大量調製にも適した、流体を混合して混合流体を調製する装置および方法を提供する。
【解決手段】装置1は、第1流体7が導入されることが可能な第1入口開口部201、第2流体8が導入されることが可能な第2入口開口部2011、ならびに第1流体7及び第2流体8を含む混合流体9が排出されることが可能な出口開口部202を有する混合室20と、第1入口開口部201を介して混合室20に流体連結して第1流体7を第1流体流方向F1に沿って混合室20内に運ぶように構成されている第1供給部40と、第2入口開口部2011を介して混合室20に流体連結して第2流体8を第2流体流方向F2に沿って混合室20内に運ぶように構成されている第2供給部50と、を備える。第1供給部40は、流体部品10を有し、混合室20の第1入口開口部201に流体連結した出口開口部102、および流体部品10を流れる第1流体7の方向を、特には、該流体7の空間内揺動を出口開口部102にて発生させるように、特定の方向に変更する少なくとも1つ
 
Kー2破砕機・解砕・解体機
特開2024-058002 旋動式破砕機並びにその制御装置及び制御方法 アーステクニカ
【課題】油圧式の旋動式破砕機において、突発的な破砕負荷の急上昇を検知する。
【解決手段】旋動式破砕機は、マントルとコンケーブの間のセットを検出するセットセンサ、アキュムレータを有し油圧室にセットを変化させるシリンダ油圧を発生させる油圧回路、及び、破砕負荷を検出する破砕負荷検出器を備える。この旋動式破砕機の制御装置は、破砕負荷を所定の破砕負荷目標値に制御するセット目標値を生成する負荷安定化制御部と、油圧回路を動作させてセットをセット目標値に制御するセット制御部と、セットの突発的な増加度合を表すセット変動指標を求め、セット変動指標が所定のセット閾値を超えたことに基づいて破砕負荷の異常上昇を検知する負荷異常検知部と、を備える。
 
K−3ローラミル
特開2024-056408 穀粒のロール粉砕機 新井機械製作所
【課題】スクレーパー装置の粉剥がしブレード交換や加圧調整等のメンテナンスが容易で、またロールの冷却効率の向上を図る穀粒のロール粉砕機の提供。
【解決手段】穀粒のロール粉砕機1は、ロールユニット3を構成する一対のロール11、12のロール本体11a、12a内部に形成したロール通水空間内に冷却水をロール軸の軸方向一端部から給水して他端部に排水する際、ロール通水空間の内周面に向けて径方向に冷却水を通水して撹拌し、撹拌された冷却水を軸中心側から排水する冷却水通水部を備え、さらにロール11、12の表面に付着した付着物をブレード52により剥離するスクレーパー装置8、9は、首振り部66において係合ロッド67の旋回で係合フック部68がスクレーパー50の係合孔54cから係脱可能とし、全ての係合フック部68が係合孔54cから係合が外れると、スクレーパー50が粉砕機1から取り外し可能としている。
 
Kー6その他
 
L選別
Lー1乾式選別
特表2024-517539 材料を搬送するための方法及び材料搬送装置 マリキャップ オーワイ
【要約】第1の材料搬送システムを含む空気圧材料搬送システム用の装置。本装置は、第2の材料(M)を供給するための少なくとも1つの第2の投入点(200)と、第2の分離装置(10)と、少なくとも1つの第2の点(200)と第2の分離装置(10)との間の第2の搬送パイプ(102)と、を含む第2の材料搬送装置を含み、その第2の分離装置(10)は、第1のパイプライン(100)内で作用する吸引または圧力差を接続して第2の搬送パイプ(201)内の第2の分離装置(10)を介して作用して、第2の搬送パイプ(201)内の第2の投入点(200)から、第2の材料(M)を輸送空気流から分離し、第2の分離装置(10)の回収コンテナ(11)内に材料(M)を回収するように構成された第2の分離装置(10)に第2の材料(M)を搬送するために動作可能に接続可能であり、パイプに沿って、第1の材料搬送システムの搬送パイプ(100)と媒体連通する。
 
Lー2湿式選別・濾過
特許7422304 立体型緩速濾過 生武 好包
【課題】広くない土地で緩速濾過ができ、作業効率が格段に上がる、立体型緩速濾過を提供する。
【解決手段】濾過面を立体化して濾過池面積を狭くて済むようにし、濾過面の洗浄は濾過池の排水弁を開閉するだけで洗浄出来るようにする。すなわち、片端密閉した素焼筒(長さ10メータの筒の外側を相対的に大きな砂粒で、内側を相対的に小さな砂粒で、厚みの中層に補強用ステンレスのかご型鉄筋を入れて接着材を使い焼結したもの)を濾過地に密閉端を下にして縦横に並べ、筒の外側から内側へ原水が通る間に筒外面にできた生物膜により狭雑物が除去されて濾過池上面に流出するようにした立体型緩速濾過とする。
  浄水場の濾過池には急速濾過池と緩速濾過池があり、急速濾過は水中の狭雑物を除去するため、原水に凝集剤を入れてフロックを形成し、沈殿池で沈殿させ、その残りを濾過池の砂層で濾過する方法であり、緩速濾過は沈殿池が不要で濾過池砂層の表面に生物膜(藻の1種)を形成させ、それを原水がゆっくりと通ることにより水中の狭雑物を除去する方法である。濾過水は急速濾過による水より緩速濾過による水の方がおいしい
 
特開2024-058775 ろ過材洗浄装置 日本原料
【課題】ろ過槽等の内部に有るろ過材を、その中に入れた回転スクリューで揉み洗い洗浄するろ過材洗浄装置を、低コストでかつ軽量に形成する。
【解決手段】ろ過槽106等の内部にろ過材110の層を有し、供給された原水をろ過材110の層を通過させてろ過するろ過装置100用のろ過材洗浄装置200であって、ろ過材110の層内に立てて配置された螺旋状のスクリュー204と、このスクリュー204をスクリュー軸周りに回転させるスクリュー駆動手段206、208とを有し、スクリュー204を回転させてろ過材110を揉み洗い洗浄するろ過材洗浄装置200において、スクリュー204を囲む外筒を省き、スクリュー204の外周縁を直接ろ過材110の層に接触させながら、ろ過材110を上方に移送する。関連特許:特開2024-058776
 
特開2024-058777 ろ過装置 日本原料
【課題】ろ過槽等の内部に有るろ過材を、その中に入れた回転スクリューで揉み洗い洗浄するろ過装置を、低コストでかつ軽量に形成する。
【解決手段】ろ過槽106等の内部にろ過材110の層を有し、供給された原水をろ過材110の層を通過させてろ過するろ過装置100において、ろ過材110の層内に立てて配置された螺旋状のスクリュー204と、このスクリュー204をスクリュー軸周りに回転させるスクリュー駆動手段206、208とを有し、スクリュー204を回転させてろ過材110を揉み洗い洗浄するろ過材洗浄装置200を設ける。このろ過材洗浄装置200は、スクリュー204を囲む外筒を省いた上で、スクリュー204の外周縁を直接ろ過材110の層に接触させながら、ろ過材110を上方に移送する構成とする。
 
特開2024-059509 帯状濾材を用いたドラム型濾過装置 ノリタケカンパニーリミテド
【課題】帯状濾材上からスラッジを容易に掻き取ることができ、濾過効率を維持することができる無端環状の帯状濾材を用いたドラム型濾過装置を提供する。
【解決手段】スラッジ脱液分離装置22は、フィルタ送り装置40から送出された帯状濾材46の外周面に堆積したスラッジを連続的に挟圧する挟圧ローラ72を備えているので、挟圧ローラ72の脱液作用によりケーキ状とされたスラッジが容易に帯状濾材46の外周面から除去される。また、このようにスラッジが容易に除去されることで、ドラム型濾過装置10の濾過効率の低下が抑制される。関連特許:特開2024-059510
 
WO/2024/084980ろ過材洗浄装置 NIHON GENRYO CO., LTD.
【課題】ろ過槽等の内部に有るろ過材を、その中に入れた回転スクリューで揉み洗い洗浄するろ過材洗浄装置を、低コストでかつ軽量に形成する。
【解決手段】ろ過槽(106)等の内部にろ過材(110)の層を有し、供給された原水をろ過材(110)の層を通過させてろ過するろ過装置(100)用のろ過材洗浄装置(200)であって、ろ過材(110)の層内に立てて配置された螺旋状のスクリュー(204)と、このスクリュー(204)をスクリュー軸周りに回転させるスクリュー駆動手段(206、208)とを有し、スクリュー(204)を回転させてろ過材(110)を揉み洗い洗浄するろ過材洗浄装置(200)において、スクリュー(204)を囲む外筒を省き、スクリュー(204)の外周縁を直接ろ過材(110)の層に接触させながら、ろ過材(110)を上方に移送する。
 
WO/2024/084984ろ過材洗浄装置 NIHON GENRYO CO., LTD.
【課題】ろ過槽等の内部に有るろ過材を、その中に入れた回転スクリューで揉み洗い洗浄するろ過材洗浄装置を、低コストでかつ軽量に形成する。
【解決手段】ろ過槽(106)等の内部にろ過材(110)の層を有し、供給された原水をろ過材(110)の層を通過させてろ過するろ過装置(100)用のろ過材洗浄装置(200)であって、ろ過材(110)の層内に立てて配置された螺旋状のスクリュー(204)と、このスクリュー(204)をスクリュー軸周りに回転させるスクリュー駆動手段(206、208)とを有し、スクリュー(204)を回転させてろ過材(110)を揉み洗い洗浄するろ過材洗浄装置(200)において、スクリュー(204)を囲む外筒を省き、複数のスクリュー羽根部を有するスクリュー(204)の外周縁を直接ろ過材(110)の層に接触させながら、ろ過材(110)を上方に移送する。
 
WO/2024/084989ろ過装置 NIHON GENRYO CO., LTD.
【課題】ろ過槽等の内部に有るろ過材を、その中に入れた回転スクリューで揉み洗い洗浄するろ過装置を、低コストでかつ軽量に形成する。
【解決手段】ろ過槽(106)等の内部にろ過材(110)の層を有し、供給された原水をろ過材(110)の層を通過させてろ過するろ過装置(100)において、ろ過材(110)の層内に立てて配置された螺旋状のスクリュー(204)と、このスクリュー(204)をスクリュー軸周りに回転させるスクリュー駆動手段(206、208)とを有し、スクリュー(204)を回転させてろ過材(110)を揉み洗い洗浄するろ過材洗浄装置(200)を設ける。このろ過材洗浄装置(200)は、スクリュー(204)を囲む外筒を省いた上で、スクリュー(204)の外周縁を直接ろ過材(110)の層に接触させながら、ろ過材(110)を上方に移送する構成とする。
 
WO/2024/085152濾過膜ユニット KABUSHIKI KAISHA F.C.C.
 濾過膜の所定部位に集中してファウリングが発生してしまうのを防止して浄化作用を向上することができるとともに、洗浄頻度を低下させて稼働時間を延ばすことができる濾過膜ユニットを提供する。 一対のシート状部材から成るとともに、当該一対のシート状部材の間に間隙部Sが形成され、被浄化水を濾過して得られた浄化水を間隙部Sに導入する濾過膜(3a、3b)と、間隙部Sに導入された浄化水を吸引して外部に導出するノズル部6とを有する膜モジュール2が複数積層して配設された濾過膜ユニット1であって、ノズル部6は、濾過膜(3a、3b)の縁部に沿って間隙部Sを臨ませつつ開口して間隙部Sの浄化水を吸引可能な長溝から成る吸引口6aと、吸引口6aから吸引された浄化水を膜モジュール2の外部に導出する導出口6bとを具備したものである。
 
WO/2024/085153濾過膜ユニット KABUSHIKI KAISHA F.C.C.
 部品点数を増加させることなく隣接する膜モジュールの濾過膜を確実に所定寸法離間させることができる濾過膜ユニットを提供する。 一対のシート状部材から成るとともに、当該一対のシート状部材の間に間隙部Sが形成され、被浄化水を濾過して得られた浄化水を間隙部Sに導入する濾過膜(3a、3b)と、一対の前記濾過膜(3a、3b)を対向させて保持する第1保持部4及び第2保持部5と、間隙部Sに導入された浄化水を吸引して外部に導出するノズル部6とを有する膜モジュール2が複数積層して配設された濾過膜ユニット1であって、第1保持部4及び第2保持部5は、膜モジュール2が積層した状態で重なり合い、隣接する膜モジュール2の濾過膜(3a、3b)を所定寸法離間させるものである。
 
WO/2024/085211濾材及びフィルタ TOYOBO MC CORPORATION
 本発明の課題は高捕集効率と低圧力損失を兼備し、且つ高伸度を有する濾材、及びフィルタを提供することである。本発明の濾材は、異なるメルトフローレート(MFR)を有する複数のポリオレフィン樹脂を含有する繊維で構成された繊維シートから成る濾材であり、MD方向とTD方向の引張伸度の合計が100%以上であり、かつ、下記式で表される品質係数値が1.8以上である。 品質係数値=−Ln((100−捕集効率[%])/100)/圧力損失[mmAq]
 
WO/2024/090077ろ過システム MITSUBISHI KAKOKI KAISHA, LTD.
 スラリー液をろ過するための処理系を人工知能(AI)により自動制御可能なろ過システムを提供する。 ろ過系内の流体の経路上に配置され、流体の画像データを取得する撮像部と、画像データに基づいて処理系の状態を判定する判定部と、処理系の状態の判定結果に基づき、処理系に対する制御信号を出力する出力部と、を備えると共に、処理系の状態は、ろ過系の処理状態、ろ材の劣化状態、または、ろ材の異常状態を含み、前記判定部は、画像データを入力データとし、ろ過系の処理状態、ろ材の劣化状態、または、ろ材の異常状態を出力データとして機械学習された判定モデルを用いてろ過系の処理状態、ろ材の劣化状態、または、ろ材の異常状態を判定する。
 
特表2024-518444 フィルタ装置 ハイダック フィルターテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【要約】少なくとも、互いに対して同軸に配置された2つのフィルタ部材12、14からなり、前記フィルタ部材がそれら自体の間に中空室16を画成する、フィルタ装置は、前記外側のフィルタ部材14の、前記中空室16を向いた内側18が少なくとも部分的に、空気泡などの、気泡のための分離装置20を有し、かつ前記中空室16がヘッド側で、このような気泡のための少なくとも1つの放出開口部22内へ連通している、ことを特徴としている。
 
特表2024-518535 フィルタ  アルファ・ラヴァル・モアッティ
【要約】ケーシング(110)及び第1のカバー(50)と第2のカバー(60)の間に積層された複数の濾過要素(11)を備えたフィルタ(100)が提供される。第1のカバー(50)は濾過要素の積層方向においてケーシング(110)に当接しており、フィルタはさらに第1のカバー(50)に向けて第2のカバー(60)を復帰させるように構成された復帰システム(44)によって第2のカバー(60)に結合されたカバー裏当て(40)を備え、カバー裏当て(40)は積層方向においてケーシング(110)に当接しており、第2のカバー(60)は、濾過された流体を受けるようになっているケーシングの区間(118a)を濾過する流体を受けるようになっているケーシングの区間(114a)から分離する。
 
特表2024-518561 クロスフロー濾過に適合する非シリコーン系植物油性消泡剤 ケリー・グループ・サービシーズ・インターナショナル・リミテッド
【要約】プロセス液に消泡剤を添加することと、当該消泡剤を添加した後にクロスフロー濾過用に構成された1つ以上のクロスフロー濾過膜を通して当該プロセス液を連続的に供給することと、を含む液体の処理方法であって、当該消泡剤は、(A)植物油と、(B)有機乳化剤または界面活性剤と、の混合物を含む、当該処理方法。当該消泡剤は、例えば、シリコーンを含まなくてもよい。
 
特表2024-518727 架橋双性イオン性ポリマーネットワークおよび膜フィルターにおけるその使用 トラスティーズ オブ タフツ カレッジ
【要約】複数の双性イオン性繰り返し単位と複数の第1のタイプの疎水性繰り返し単位とを含むコポリマー;複数の架橋単位;および複数の架橋を含み、各架橋単位は、第1の末端チオール部分および第2の末端チオール部分を含み、各疎水性繰り返し単位はアルケンを含み、各架橋は、(i)架橋単位の第1の末端チオール部分と、第1の疎水性繰り返し単位のアルケン、および(ii)架橋単位の第2の末端チオール部分と、第2の疎水性繰り返し単位のアルケンから形成される、架橋コポリマーネットワーク;ならびにそのような架橋コポリマーネットワークを作製する方法を開示する。また、架橋コポリマーネットワークを含む薄膜複合膜;およびそのような薄膜複合膜を使用する方法も開示する。
  膜ろ過は、水の精製、再生および再利用の重要かつ有望な方法である。様々な孔径の膜を、単純に病原微生物を除去することから逆浸透(RO)による脱塩まで、幅広い目的のために使用することができる。膜はまた、食品、飲料、乳製品、およびバイオ/医薬品産業などの様々な産業において、効率的で単純なスケーラブルな分離方法として役立つ。
 
Lー3米・農産物の選別・分離
特開2024-058694 収穫システム及びそれに用いる分離装置 カゴメ
【課題】収穫における茎葉除去を効率化すること。
【解決手段】搬送装置30が位置するのは、分離装置40の上方であり、それにより、茎葉の跨りが防げる。除去ロール対43で除去されるのは、茎葉である。除去ロール対43を構成するのは、2本のロール43a、43bである。2本のロール43a、43b、隣り合っている。ロール43a、43bの回転方向は、互いに、異なる。すなわち、ロール43aが回転するのは、R1方向である。他方、ロール43bが回転するのは、R2方向である。それによって、茎葉は、除去される。
 
L−4異物
特表2024-518382 流体中の粒子を捕捉する音響流体デバイス及び方法 エーテーハー チューリヒ
【要約】移動するキャリア流体中に含まれる正の音響コントラストを有する粒子を捕捉する音響流体デバイス及び方法が開示される。本デバイスは、移動するキャリア流体14を導く第1のチャネル11と、第2のチャネル12とを備える。第1のチャネル11と、第2のチャネルの第1のチャネル11に対して平行な部分121とは、共通の分離壁13によって分離される。音響トランスデューサー30を駆動する駆動回路部31は、第1のチャネル11内の粒子に対して、分離壁13の固有振動モードの変位の腹に向かう音響放射力17が発生する周波数で、音響トランスデューサー30を駆動するように構成され、一方、移動するキャリア流体14によって少なくとも2つの反対回転流れ渦18が形成され、これを音響放射力17と組み合わせることで、固有モードの上記変位の腹において粒子トラップ19を形成する。
 
 
M家電・電線・電池・蛍光管・自動車
Mー1家電
Mー1−1記録媒体
特開2024-056924 円環状ガラス基板の製造方法、円環状ガラス基板、及び磁気ディスク用ガラス基板の製造方法 HOYA
【課題】磁気ディスク用ガラス基板の製造方法において、ガラス素板から円環状のガラス基板をより確実に分離できる技術を提供する。
【解決手段】円環状ガラス基板(1)の製造方法は、ガラス素板(20)の表面(20a)に所定の円(C1)に沿ってレーザ光(L)を照射することにより、ガラス素板(20)に、円(C1)に沿って複数の欠陥(D)を含む分離線(C1)を形成することと、分離線(C1)が形成されたガラス素板(20)の、分離線(C1)の外側の部分(21)を内側の部分(22)よりも高温で加熱することにより、外側の部分(21)と内側の部分(22)とを分離することと、を含む。分離線(C1)は、隣り合う二つの欠陥が第1の間隔を隔てて周期的に形成される第1の領域と、隣り合う二つの欠陥が前記第1の間隔より短い間隔を隔てて形成される第2の領域とを含む。
 
WO/2024/090340磁気記録媒体およびカートリッジ SONY GROUP CORPORATION
 優れた電磁変換特性を得ることができる磁気記録媒体を提供する。 磁気記録媒体は、テープ状の磁気記録媒体であって、基体と磁性層とを備える。磁気記録媒体の平均厚みが、5.30μm以下である。原子間力顕微鏡により磁性層側の表面を測定することで取得された、測定範囲100[μm]×100[μm]の2次元表面プロファイル像を用いて、空間波長λn=100/n[μm](但し、nは1以上255以下の整数である。)の各位置におけるパワースペクトル密度が求められた場合、空間波長λn≦5μmの範囲のパワースペクトル密度の積算値の平均値Iλn≦5と、10μm≦空間波長λn≦20μmの範囲のパワースペクトル密度の積算値の平均値I10≦λn≦20との比Iλn≦5/I10≦λn≦20が、3.00以下である。磁性層側の表面におけるクルトーシスの平均値が、5.50以下である。
 
Mー2電池
特許7474821 延焼防止シートおよびそれを備えるバッテリー 信越ポリマー株式会社
【課題】断熱機能に優れかつ弾性変形可能な延焼防止シートおよびそれを備えるバッテリーを提供する。
【解決手段】本発明は、厚さ方向の一方から他方への延焼を防止するための延焼防止シート20であって、ベースシート22と、ベースシート22の厚さ方向の一方の面に形成される1または複数個の凸部であってその高さ方向に弾性的に変形可能な凸部21と、ベースシート21の一方の面と反対側の他方の面から凸部21の天面31までの間に配置されていて、凸部21よりも断熱性の高い少なくとも1枚の断熱シート80と、を備える延焼防止シート20、およびそれを備えるバッテリーに関する。
 
特開2024-057559 ニッケルに富んだ電池のリサイクル アセンド エレメンツ,インコーポレイテッド
【課題】ニッケルに富んだ電池のリサイクルを提供する。
【解決手段】高ニッケルリチウム電池からリチウムをリサイクルする方法であって、使用済みリチウム電池を攪拌して、少なくとも80%のニッケルのカソード材料を含む高ニッケルカソード材料の黒色塊を生成することと、黒色塊中のLiに対する浸出酸の0.4〜0.70の範囲のモル比を達成するために、黒色塊中のリチウムのモル量に基づいて浸出酸の量を決定することと、決定した量の浸出酸を黒色塊に添加して、浸出混合物を形成することと、浸出混合物を混合し、60〜80℃で1〜6時間加熱することと、未溶解材料を除去するために、浸出混合物を1ミクロンのフィルター膜でろ過することと、ナノ濾過によって浸出混合物から溶解したニッケルを除去して、黒色塊から溶解したLiを含む硫酸リチウム溶液を生成することと、逆浸透及び蒸発によって硫酸リチウムを結晶形態に濃縮することと、を含む。
 
特開2024-060245 分離方法及び分離装置 豊田中央研究所
【課題】集電体と電極合材とを効率よく且つ安定して高精度に分離する。
【解決手段】分離方法は、集電体と集電体上に形成された電極合材とを備えた処理対象電極を、酸溶液である処理水に浸漬させ、超音波の周波数をスイープさせながら超音波処理を行い、集電体と電極合材とを分離する分離工程を含む。
 上述した目的を達成するために、本発明者らは、電極に対して、酸水溶液中で、超音波の周波数をスイープさせながら超音波処理を行うと、集電体と電極合材とを、効率よく且つ安定して高精度に分離できることを見いだし、本開示を完成するに至った。
 
Mー2−1リチウム
特開2024-059931 廃リチウムイオン電池から有価金属を回収する方法 アサカ理研
【課題】廃リチウムイオン電池から高純度の各有価金属を回収できる方法を提供する。
【解決手段】廃リチウムイオン電池から有価金属を回収する方法が、この廃リチウムイオン電池を前処理して得られた活物質粉を第1の鉱酸中に溶解して酸溶解液を得る溶解工程と、この酸溶解液から、この活物質粉に含まれる金属のうち、マンガン、コバルト、及びニッケルを溶媒抽出によりそれぞれ分離し、この溶媒抽出の残液として第1のリチウム塩水溶液を得る溶媒抽出工程を含み、第1の鉱酸は塩酸を含む。
 
WO/2024/090313リチウムイオン二次電池からの有価物の回収方法 DOWA ECO-SYSTEM CO., LTD.
 リチウムイオン二次電池を熱処理することにより、熱処理物を得る熱処理工程と、前記熱処理物を破砕して得られた破砕物を分級することにより、粗粒産物1と細粒産物とを得る第1の分級工程と、前記細粒産物を粉砕して得られた粉砕物を、第1の分級工程の分級点より小さい分級点で分級することにより、粗粒産物2と微粒産物とを得る第2の分級工程と、前記第2の分級工程で得られた前記微粒産物を磁力選別して磁着物1と非磁着物1を得る第1の磁選工程と、前記第1の磁選工程で得られた非磁着物1を磁力選別して磁着物2と非磁着物2を得る第2の磁選工程と、前記磁着物1および前記磁着物2から有価物を回収する回収工程と、を含むリチウムイオン二次電池からの有価物の回収方法を提供する。
 
Mー3トナー
特開2024-058616 粉体充填装置及び粉体充填方法 リコー
【課題】粉体へのストレスを抑制し、かつ、粉体充填容器の粉体量を精度よく目標の粉体量にすることができる粉体充填装置および粉体充填方法を提供する。
【解決手段】粉体充填装置たるトナー充填装置は、粉体充填容器たるトナー充填容器に所定量の粉体たるトナーが充填された後、粉体計量手段たる計量器によりトナー充填容器のトナー量を計測しながらトナー充填容器の粉体量が目標の粉体量となるようにトナーの充填を行う精密充填モードを有している。この精密充填モードのときは、動作圧検知手段たる圧力計の検知結果に基づいて、容積式ポンプたる空気圧駆動ポンプの容積可変部たる移送チューブにかかる動作圧のピークツウピークが、一定に維持されるように、圧力増減手段たるポンプ駆動部のエアコンプレッサーおよび真空ポンプを制御する。
 
特開2024-058677 GPCピーク面積比を示すトナー粒子 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.
【解決手段】結着樹脂と、着色剤と、離型剤と、を含有するトナー粒子であって、ゲル浸透クロマトグラフィー法(GPC)により測定されたトナー粒子の分子量分布において、分子量が20,000未満におけるピーク面積に対する分子量が20,000以上におけるピーク面積のピーク面積比が5/95〜21/79であり、トナー粒子は、変調示差走査熱量測定(MDSC)による2回目の昇温時に100℃〜140℃の間にピークを示さない、トナー粒子。
【効果】低温定着性に優れたトナー粒子であり得る。また、オフセット耐性に優れたトナー粒子であり得る。また、耐熱保管性に優れたトナー粒子であり得る。
 
特開2024-058869 画像形成装置 キヤノン
【課題】空気を吹き付けて記録材を定着ベルト301から剥離する構成において、トナー像に光沢ムラが発生することを抑制できる構成を提供する。
【解決手段】定着ベルト301は、記録材に担持されたトナー像を加熱して記録材に定着させる。ハロゲンヒータ306は、定着ベルト301を加熱する。加圧ローラ305は、定着ベルト301との間で記録材を挟持搬送するためのニップ部Nを形成する。エアノズル401は、記録材を定着ベルト301から剥離させるための空気を吹き出す。エア経路402Aは、エアノズル401に空気を送るための流路である。配管部材402bは、定着ベルト301を幅方向と直交する方向から見た場合に、定着ベルト301と重なる範囲に配置されており、且つ、配管部材402bよりも遠赤外線波長8μm以上14μm以下の範囲における放射率が高い黒色塗料402gにより覆われている。
 
WO/2024/085147静電荷像現像用トナー KAO CORPORATION
 結晶性ポリエステル樹脂C及び非晶質ポリエステル樹脂Aを含有する静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル樹脂Cがエチレングリコールを80モル%以上含有するアルコール成分と脂肪族ジカルボン酸系化合物を含むカルボン酸成分の重縮合物であり、該アルコール成分及び/又はカルボン酸成分が1官能のモノマーを含み、該1官能のモノマーが脂肪族モノカルボン酸系化合物及び/又は脂肪族モノアルコールを含有し、該脂肪族モノカルボン酸系化合物及び/又は該脂肪族モノアルコールの含有量が、アルコール成分及びカルボン酸成分の合計量中、2質量%以上25質量%以下であり、前記非晶質ポリエステル樹脂Aが、炭素数が2以上5以下の脂肪族ジオールを80モル%以上含有するアルコール成分とカルボン酸成分との重縮合物である、静電荷像現像用トナー及びその製造方法。本発明の静電荷像現像用トナーは、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等において形成される潜像の現像等に好適に用いられるものである。
 
Mー4電磁波・電波
特許7400054 シート状電波吸収体 星和電機
【課題】自動車等のミリ波レーダに搭載してより信頼性の高いミリ波レーダ装置を実現するために、77GHz帯域および79GHz帯域、すなわち76〜81GHZの周波数範囲で反射減衰量が−10dBを実現するシート状電波吸収体を提供する。
【解決手段】76GHzから81GHzの周波数帯域における電磁波の反射減衰量が−10dB以上であるミリ波を吸収するものであって、第1誘電体層と、この第1誘電体層の一方の面上に、あらかじめ設定された導体幅と配列ピッチとからなる形状で配列されてなる正方形状導体部と、第2誘電体層と、第1誘電体層の他方の面と第2誘電体層との間に配置された第3誘電体層とを含み、第1誘電体層および第3誘電体層の比誘電率、誘電正接および厚みは、第2誘電体層の比誘電率、誘電正接および厚みよりもそれぞれ小さく、第3誘電体層の厚みは第1誘電体層の厚みより小さいことを特徴とする。
 
特開2024-058174 電波伝送方法、及び、電波伝送システム AGC
【課題】受信端末における電波の受信強度を増大させるために、反射板の反射角度と各反射素子の位相変化量とを簡単に設定可能な電波伝送方法、及び、電波伝送システムを提供する。
【解決手段】電波伝送方法は、受信端末の電波の受信強度が大きくなるように反射板の反射角度を調整する角度調整処理と、受信強度が大きくなるように反射板の複数の反射素子の複数の位相変化量の分布を調整する位相調整処理とを行い、複数の位相変化量は、複数の反射素子が電波を反射する際に複数の反射位相を2値化又は多値化して得られる位相の変化量であり、位相調整処理は、複数の第1反射位相を設定して第1受信強度を計測し、複数の第1反射位相に対して共通の所定の反射位相を加算又は減算した複数の第2反射位相を設定して第2受信強度を計測し、第1及び第2受信強度に基づいて調整した複数の位相変化量の分布を取得する。
 
特開2024-058390 電波吸収体、及びその製造方法 大阪ガスケミカル
【課題】完成品を後から加工した場合であっても安定した吸収層を維持しつつも、高い電波吸収性能を発揮し得る電波吸収体、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】絶縁性繊維10と、バインダー樹脂12と、平均繊維長が0.3mm以上2.0mm以下であるピッチ系炭素繊維11とを含む紙製の吸収層20を有し、絶縁性繊維10に対するピッチ系炭素繊維11の含有率が5質量%以上30質量%以下であり、体積抵抗率が1×109Ω・cm以上1×1012Ω・cm以下であり、かつ、26.5GHz以上90GHz以下の範囲内における所定周波数領域の周波数の電波を吸収する。
 
特開2024-060132 片面銅張積層板、プリント配線板、タッチパネル用電極フィルム、および電磁波シールドフィルムの製造方法 カネカ
【課題】生産性の良好な薄い金属層を設けた片面銅張積層板の製造方法を提供することである。さらにその片面銅張積層板を用いることを特徴とするプリント配線板、タッチパネル用電極フィルム、および電磁波シールドフィルムの製造方法を提供することも目的とする。
【解決手段】絶縁性樹脂基材を、両面粘着テープの両面に貼り合わせ積層体1を得る工程1、工程1の後、積層体1の両外面にある絶縁性樹脂基材の表面に無電解めっきによる金属層を形成する工程2、工程2の後に両面粘着テープを剥離し、2枚の、片面に金属層が設けられた片面銅張積層板を得る工程3を有することを特徴とする製造方法により、上記課題を解決することができる。
 
WO/2024/084748電波透過型遮熱複層ガラス HERCULES GLASS TECH CO., LTD.
【課題】本発明は、高い可視光透過率と優れた日射遮蔽性能及び紫外線遮蔽性能を有し、かつ第5世代移動通信システムに使用されるミリ波帯(28GHz帯)及びSub6帯(周波数4.5GHz帯及び3.7GHz帯)の電波を透過する電波透過遮熱複層ガラスを提供することを目的する。
【解決手段】複層ガラスを構成する1枚の板ガラスの空気層側に、一般式MxWOyで表される複合酸化タングステン微粒子とアンチモンドープ酸化錫(SnO2:Sb)微粒子の混合被膜が形成されていて、前記アンチモンドープ酸化錫(SnO2:Sb)のMxWOyに対する割合が5から20wt%であって、前記金属MのタングステンWに対するモル比xが0.8〜1.1の範囲にあり、金属Mが少なくともアルミニウム(Al)、錫(Sn)及び亜鉛(Zn)を含有する。
 
WO/2024/084976電磁波吸収用フェライト粒子粉末及びその製造方法、それを用いた樹脂組成物及び電磁波吸収材 KAMIKAWA, Shuhei
 シートに高充填しても、そのシートの柔軟性および物性の均一性を維持でき、かつ、GHz帯域の電磁波吸収性能に優れる電磁波吸収用フェライト粒子粉末を提供する。 化学式:AxFe(12−y)(TizMn(1−z))yO19で表されるマグネトプランバイト型フェライトから成り、AはBa、Sr、Ca、およびPbから選択される少なくとも一種であり、xは0.9〜1.1であり、yは5.0以下であり、zは0.35〜0.65であり、3.00g/cm3以上の圧縮密度を有し、レーザー回折法により求められる0.8μm以下のD10、及び、8.6μm以下のD90を有する、電磁波吸収用フェライト粒子粉末である。
 
WO/2024/090069金属樹脂複合電磁波シールド材料 JX METALS CORPORATION
 高い成形加工性を有する金属樹脂複合電磁波シールド材料を提供すること。N(ただし、Nは1以上の整数)枚の金属層と、M(ただし、Mは1以上の整数)枚の樹脂層とが積層された金属樹脂複合電磁波シールド材料であって、VFL(Value of Forming Limit)が、VFL>0.24を満たすことを特徴とする金属樹脂複合電磁波シールド材料。
 
WO/2024/090285電磁波シールド膜形成用水系分散体 MITSUBISHI PENCIL COMPANY, LIMITED
 本発明では、樹脂基材に対する塗工性及び密着性が良好であり、かつ良好な電気的性質を有する電磁波シールド膜を得ることができる、新規な電磁波シールド膜形成用水系分散体を提供する。 本発明の電磁波シールド膜形成用水系分散体は、 水、カーボンブラック、及びウレタンディスパージョンを含有しており、 前記ウレタンディスパージョンの粒子の質量の、前記カーボンブラックの質量に対する比が、0.55〜1.20である。
 
Mー5圧電
特開2024-057288 弾性波デバイス、フィルタ、マルチプレクサおよびウエハ 太陽誘電
【課題】メイン応答の劣化を抑制し、かつスプリアスを抑制することが可能な弾性波デバイスを提供する。
【解決手段】弾性波デバイスは、基板10と、基板10上に設けられる圧電層14と、圧電層14上に設けられ、平均ピッチは圧電層14の厚さの0.5倍以上である複数の電極指18を備える少なくとも一対の櫛型電極20と、基板10と圧電層14との間に設けられ、圧電層14のバルク波の音速より速いバルク波の音速を有する第1絶縁層11と、第1絶縁層11と圧電層14との間に設けられ、第1絶縁層11のバルク波の音速より速いバルク波の音速を有する第2絶縁層12とを備える。
【請求項13】単結晶サファイア基板である基板と、前記基板上に設けられ、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板である圧電層と、前記圧電層上に設けられ、平均ピッチは前記圧電層の厚さの0.5倍以上である複数の電極指を備える少なくとも一対の櫛型電極と、前記基板と前記圧電層との間に設けられ、多結晶または非晶質の酸化アルミニウム層である第1絶縁層と、前記第1絶縁層と前記圧電層との間に設けられ、厚さは、前記平均ピッチの0.8倍以下であり、多結晶または非晶質の炭化シリコン層、または、ダイヤモンドライクカーボン層である第2絶縁層と、前記圧電層と前記第2絶縁層との間に設けられ、前記第2絶縁層との界面と、前記圧電層と前記一対の櫛型電極との間の界面と、の距離が前記平均ピッチの2倍以下であり、酸化シリコン層またはフッ素を添加した酸化シリコン層である第3絶縁層と、を備える弾性波デバイス。
 
特開2024-058316 圧電素子 京セラ
【課題】電極板の剥離の可能性を低減すること。
【解決手段】圧電素子は、積層体と、導体層と、電極板と、固定材と、を備える。積層体は、圧電体と内部電極とが複数積層されている。導体層は、内部電極に接続され、積層体の積層方向に沿って位置する。電極板は、導電性の接合材を介して導体層に接合された本体部と、本体部の一端から積層体の積層方向に突出し、積層体と対向する突出部とを有する。固定材は、電極板と積層体とを固定する。圧電素子は、固定材と突出部と積層体との間に第1空隙を有する。
 
特開2024-058345 音叉型圧電振動片および当該音叉型圧電振動片を用いた音叉型圧電振動デバイス 大真空
【課題】音叉型圧電振動片が超小型になっても振動腕で生じさせた振動を保持部において充分に振動減衰させ、周波数等の特性変動を抑制する。
【解決手段】音叉型圧電振動片2は、一方の端部と他方の端部を有し、一方の端部の幅に対して他方の端部の幅が小さく形成された基部21と、前記一方の端部から上方向に平行に伸長するとともに、励振電極が形成された一対の振動腕22,23と、前記基部の他方の端部から下方向に伸長した伸長部261と、伸長部端から横方向に伸長した屈曲伸長部262を有するとともに、前記励振電極に接続する引出電極が形成された保持部26と、前記伸長部に設けられた第一接続部と前記屈曲伸長部に設けられた第二接続部と、前記第一接続部と前記第二接続部間に形成された振動減衰部263と、を有する。
 
特開2024-058346 音叉型圧電振動片および当該音叉型圧電振動片を用いた音叉型圧電振動デバイス 大真空
【課題】音叉型圧電振動片が超小型になっても振動腕で生じさせた振動を支持部において充分に振動減衰させ、周波数等の特性変動を抑制する。
【解決手段】音叉型圧電振動片2は、一方の端部と他方の端部を有し、一方の端部の幅に対して他方の端部の幅が小さく形成された基部21と、前記一方の端部から上方向に平行に伸長するとともに、励振電極が形成された一対の振動腕22,23と、前記基部の他方の端部から下方向に伸長した伸長部26と、前記伸長部の側端部から横方向に伸長した第1支持部27,29と、前記第1支持部の端部から上方向に屈曲した屈曲部271,291と、前記屈曲部から前記振動腕の伸長方向に平行に伸び、前記励振電極とつながる接続電極の形成された第2支持部28,30と、前記屈曲部の内側に形成された振動減衰部C1,C2と、を有する。
 
特開2024-060577 圧電測定装置、および測定装置を動作させる方法 キストラー ホールディング アクチエンゲゼルシャフト
【課題】圧電測定装置。
【解決手段】本発明の圧電測定装置は、センサ素子と導体素子とを備える。センサ素子は、反転入力および出力を備える演算増幅器を備える。センサ素子は、演算増幅器の反転入力および出力と並列に配置された帰還容量と、演算増幅器の反転入力および出力と並列に配置されたリセットスイッチング素子を備える。データ取得装置は、センサ素子に対する電源電圧を提供し、測定サイクルの開始前にセンサ素子に対する電源電圧をオンに切り替え、測定サイクルの完了後に電源電圧をオフに切り替えるように構成された測定サイクル回路を備える。センサ素子は、電源電圧の存在を検出し、電源電圧が測定サイクルの開始前に存在する場合、リセットスイッチング素子を閉じて再び開くように設計されたパワーオンリセット論理を備える。
 
特開2024-060601 圧電素子、圧電超音波モータ、光学部材駆動装置、カメラ装置、及び電子機器 新思考電機有限公司
【課題】1層の圧電層の厚さが薄くなっても電極層間での短絡・断線が発生しにくく、動作が安定した圧電素子、圧電超音波モータ、光学部材駆動装置、カメラ装置、及び電子機器を提供する。
【解決手段】圧電素子73aは、複数層の圧電層73yと、電極層と、2つの電極層を電気的に接続するスルーホール電極と、を備える。電極層は、上面73s及び偶数番目の境界面73uに形成される第1及び第2電極層73e、73fと、奇数番目の境界面73u及び下面73tに形成される共通電極層73hと、を有する。スルーホール電極は、第1及び第2スルーホール電極TH1、TH2と、共通電極層73hの間を接続する第3スルーホール電極TH3と、を有する。第2電極層73fは、離隔部73jを間にして第1電極層73eとは反対側に離隔して配置される。第3スルーホール電極TH3は離隔部73jの位置に配置される。
 
WO/2024/085062弾性波装置及び弾性波素子 MURATA MANUFACTURING CO., LTD.
 リターンロスが大きくなることを抑制できる、弾性波装置を提供する。 弾性波装置1は、圧電性基板2と、圧電性基板2上に設けられており、互いに対向している第1のバスバー4及び第2のバスバー5、並びに互いに間挿し合っている複数の第1の電極指6及び複数の第2の電極指7を有するIDT電極3と、複数の第1の電極指6及び複数の第2の電極指7が延びる方向を第1の方向y、第1の方向yと直交する方向を第2の方向xとしたときに、第2の方向xにおいて、IDT電極3を挟み互いに対向するように圧電性基板2上に設けられている、1対の反射器13A,13Bとを備える。複数の第1の電極指6はそれぞれ、第1のバスバー4に接続されている第1の基端6aを含む。複数の第2の電極指7はそれぞれ、第2のバスバー5に接続されている第2の基端7aを含む。IDT電極3において、第1の基端6a及び第2の基端7aよりも、第1の方向yにおいて外側に位置する1対の領域が1対の外側領域(第1,第2の外側領域Ba,Bb)である。1対の外側領域を第2の方向xにおいて延長した領域が1対の延長外側領域(第1,第2の延長外側領域Oa,Ob)である。反射器が、互いに対向している1対の反射器バスバー(第1,第2の反射器バスバー14,15)と、1対の反射器バスバーに電気的に接続されている複数の反射器電極指16とを有する。反射器バスバーは、反射器における延長外側領域に位置している部分に設けられており、複数の反射器電極指16に直接的または間接的に接続されている複数の反射器接続電極15cを有する。反射器における、複数の反射器接続電極15cが位置しており、第2の方向xに延びている領域が、接続電極形成領域Cである。隣り合う反射器電極指16同士の、第2の方向xにおける中心間距離の2倍を1周期の寸法とし、第2の方向xに延びる1周期の寸法の仮想線E上において占める、反射器を構成している金属により圧電性基板2が被覆されている部分の寸法の割合いを、メタライゼーション比としたときに、少なくとも一方の反射器の、少なくとも一方の反射器バスバーにおける接続電極形成領域Cが、第1の方向y及び第2の方向xのうち少なくとも一方において、メタライゼーション比が異なる部分を含む。
 
WO/2024/085127弾性波装置 MURATA MANUFACTURING CO., LTD.
 フィルタ装置の小型化を進めることができ、かつ耐電力性を高くすることができる、弾性波装置を提供する。 本発明に係る弾性波装置10は、第1の弾性波共振子10Aと、第2の弾性波共振子10Bとを備える。第1の弾性波共振子10A及び第2の弾性波共振子10Bはそれぞれ、ニオブ酸リチウムからなる圧電層14を含む圧電膜と、圧電層14上に設けられており、第1のバスバー(第1,第4のバスバー22,32)と、第1のバスバーに一端がそれぞれ接続されている複数の第1の電極指(複数の第1,第4の電極指25,35)とを有し、入力電位に接続される第1の櫛形電極(第1,第4の櫛形電極)と、圧電層14上に設けられており、第2のバスバー(第2,第5のバスバー23,33)と、第2のバスバーに一端がそれぞれ接続されており、複数の第1の電極指(複数の第1,第4の電極指25,35)と間挿し合っている複数の第2の電極指(複数の第2,第5の電極指26,36)とを有し、出力電位に接続される第2の櫛形電極(第2,第5の櫛形電極)と、平面視したときに、第1の電極指及び第2の電極指が並ぶ方向において、第1の電極指及び第2の電極指と並ぶように、それぞれ圧電層14上に設けられている複数の第3の電極指(複数の第3,第6の電極指27,37)と、隣り合う第3の電極指同士を接続している接続電極(第3,第6のバスバー24,34)とを有し、基準電位に接続される、第3の電極とを有する。第1の弾性波共振子10A及び第2の弾性波共振子10Bのそれぞれにおいて、平面視したときに、第1の電極指、第2の電極指及び第3の電極指が並んでいる順序は、第1の電極指から開始した場合において、第1の電極指、第3の電極指、第2の電極指及び第3の電極指を1周期とする順序である。第1の弾性波共振子10A及び第2の弾性波共振子10Bがそれぞれ、1つの弾性波共振子が直列分割された分割共振子である。
 
特表2024-517449 圧電駆動装置及びそれを有する圧電駆動システム 北京小米移動軟件有限公司
【要約】圧電駆動装置であって、変形可能部が含まれるフレームであって、変形可能部が、第1のサイドアームと、第1のサイドアームに対向する第2のサイドアームと、第1のサイドアームと第2のサイドアームとを接続するボトムアームとを含み、第1のサイドアームと第2のサイドアームとがボトムアームに対して互いに傾斜しているフレームと、第1の圧電素子及び第2の圧電素子であって、第1の圧電素子がフレームと変形可能部の第1のサイドアームとの間に設けられ、第2の圧電素子がフレームと変形可能部の第2のサイドアームとの間に設けられ、第1の圧電素子及び第2の圧電素子が、変形可能部を変形させるように構成される第1の圧電素子及び第2の圧電素子と、変形可能部のボトムアームに設けられ、変形可能部の変形による駆動で移動するように構成される作動部と、を含む。
 
特表2024-517458 圧電駆動装置及びそれを有する圧電駆動システム 北京小米移動軟件有限公司
【要約】圧電駆動装置であって、キャビティを画定し、閉鎖端を有するケースと、キャビティに設けられ、ケースの閉鎖端に接続される第1の端とケースの開放端に向かう第2の端とを有するホルダであって、ホルダの第2の端がその端面に凹部を有し、凹部が第1の側壁と、第2の側壁と、両者の間に接続される底部とを含み、第1の側壁及び第2側壁が、底部から外側に向かって傾斜して延びるホルダと、凹部の第1の側壁及び第2の側壁にそれぞれ設けられる第1の圧電素子及び第2の圧電素子と、第1の圧電素子及び第2の圧電素子にそれぞれ固定され、互いに対向する第1のアクチュエータ及び第2のアクチュエータと、を含む。
 
特表2024-517522 音響装置 シェンツェン・ショックス・カンパニー・リミテッド
【要約】本明細書の実施例は、音響装置を開示する。前記装置は、圧電部品、電極及び振動部品を含む。圧電部品は、駆動電圧の作用で振動し、電極は、圧電部品に駆動電圧を供給し、振動部品は、圧電部品に物理的に接続されて、振動を受け、音声を発生させる。圧電部品は、基板及び圧電層を含み、圧電層が基板の一方の表面を被覆し、電極が圧電層の一方の表面を被覆し、圧電層の表面における電極の被覆面積は、基板の圧電層が被覆された表面の面積より小さい。本明細書は、電極を圧電部品のモードアクチュエータに設計することにより、圧電部品が特定モードの振動形式を出力し、音響装置の音声特性を改善し、異なる機械的構造で構成されたモード制御システムを特定の領域に追加することに比べて、本願は、電極の設計により圧電部品のモード制御を実現し、音響装置の構造を簡略化することができる。
 
特表2024-518213 振動装置 シェンツェン・ショックス・カンパニー・リミテッド
【要約】本明細書の1つ又は複数の実施例は、振動装置に関する。該振動装置は、質量素子と、電気信号に基づいて振動を発生させるように構成された1つ又は複数の圧電素子と、少なくとも1つが前記質量素子及び1つ又は複数の前記圧電素子に接続された1つ又は複数の弾性素子とを含み、1つ又は複数の前記圧電素子は、環形構造を含み、電気信号に基づいて振動する方向が前記環形構造の軸線方向と平行であるように構成される。
 
Mー11自動車
WO/2024/089837中古車保証システム及びユーザ情報システム KOGOE Yuji
【課題】中古車の保証に関わる便宜を図ることができる中古車保証システムを提供する。
【解決手段】中古車保証システム1は、中古車の故障の保証を行う中古車保証システムであって、中古車の故障の保証を行う会社が管理する保証会社側サーバ(中古車保証会社サーバ3、インターネットサービス会社サーバ6)と、ユーザにより入力操作が行われるユーザ側端末(ユーザ用のスマートフォン10−1、10−2…10−Na、ユーザ用のパーソナルコンピュータ11−1、11−2…11−Nb)とを備え、中古車が故障した際に、ユーザが前記ユーザ側端末を用いて当該中古車の故障の症状を選ぶと、前記保証会社側サーバは、当該中古車の故障部品を自動的に判別することで、当該故障症状が保証対象か否かを自動的に判別する。
 
特表2024-518687 自動車スクラップからのエアバッグモジュールの除去 ソルテラ・テクノロジーズ・インコーポレイテッド
【要約】システムは、人工知能システムを実装した視覚システムを利用して材料を分類し、使用済み車両の細断から生じた可能性のあるスクラップの流れから自動車エアバッグモジュールを識別または分類して除去する。分別処理は、機器や人に損傷が生じる可能性があるライブエアバッグモジュールの作動が起きないように設計され得る。
 
実登3246518 車両盗難防止装置及び車両 明和
【課題】簡便な構成で、手間をかけることなく短時間で盗難防止を図ることができる車両の盗難防止装置及び車両を提供する。
【解決手段】アクセル機構10とアクセルアーム20の間に、ペダル着脱機構100が設けられる。前記アクセル機構10の可動片110の先端側の肉厚部112には、左右方向に係止板120が延設される。ペダルアーム20のアクセルペダル30と反対側の先端には、取付部130が設けられる。この取付部130は、前記係止板120を、その上辺120A側から挟み込むとともに、係止板120の表面120B,裏面120Cに当接する挟持部132と、前記肉厚部112の係止板120が形成された側面112Aに当接するとともに、肉厚部112の底面112Bに当接する固定部134とを備えている。挟持部132は略U字状となっており、固定部134は略L字状となっている。
 
N微生物・バイオマス
N−1微生物・酵素
特開2024-056338 酵素反応装置 日立製作所
【課題】光触媒によるエネルギーを使用することで、還元反応と酵素反応とを連結した処理を実行することにより、付加価値の高い物質を生成できる酵素反応装置を提供することを主目的とする。
【解決手段】本発明の酵素反応装置は、反応容器の内部をアノード室とカソード室とに仕切るイオン交換膜と、カソード室を光触媒反応室と酵素反応室とに仕切る半透膜と、アノード室に収容されたアノード電解液と、光触媒反応室に収容されたカソード電解液と、酵素反応室に収容された酵素反応液と、アノード室に配置されたアノード電極と、光触媒反応室に配置されたカソード電極と、を備え、カソード電極は、光触媒層を表面に有し、カソード電解液は、電子伝達体を含み、酵素反応液は、酵素及び原料基質を含み、カソード電解液及び酵素反応液は、半透膜を介して接し、半透膜は、電子伝達体が還元された物質を透過させ、かつ酵素を透過させないことを特徴とする。
 
特開2024-057543 発酵乾燥装置および発酵乾燥方法 中部エコテック
【課題】低コストかつ簡易な構造でありながら、発酵原料の発酵乾燥を安定的に実施できる発酵乾燥装置、および発酵乾燥方法を提供する。
【解決手段】発酵乾燥装置1は、送気ブロワにより容器内に外気を導入し、かつ、排気手段9により容器内から内気を排気しつつ、容器内に投入される発酵原料を撹拌翼4で撹拌しながら発酵および乾燥させ、排気手段9によって排出される内気の温度を検出する温度センサ12を備え、送気ブロワとして、温度センサ12によって検出される排気温度に基づいて相互に独立した入気量制御を行う、第1送気ブロワ6Aと第2送気ブロワ6Bとを有する。
 
特開2024-059619 発酵装置、発酵装置の使用方法及びメタンガス製造方法 極東開発工業
【課題】上水等の清浄な水の消費量を抑制することが可能な発酵装置を提案することを課題とする。
【解決手段】発酵原料を破砕する破砕工程部10と、発酵槽2を有し、前記破砕工程部10で破砕された発酵原料を前記発酵槽2に導入し、前記発酵槽2内で発酵原料を発酵させる発酵装置1において、発酵槽2内の水分を前記破砕工程部10に戻す還流搬送路60を有することを特徴とする発酵装置。
 
特開2024-059828 織布細胞培養基材 コーニング インコーポレイテッド
【課題】細胞を培養するための基材、並びに細胞を培養するためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】基材を有する細胞培養マトリクスが提供され、上記基材は:第1の側部;上記第1の側部の反対側の第2の側部;上記第1の側部と上記第2の側部とを隔てる厚さ;及び上記基材内に形成された、上記基材の上記厚さを通過する、複数の開口を備える。上記複数の開口は、細胞培養培地、細胞、及び細胞産物のうちの少なくとも1つの、上記基材の上記厚さを通る流れを可能とし、また細胞播種、増殖、及び培養のための、均一かつ効率的で拡張可能なマトリクスを提供する。上記基材は、細胞のための高い表面積/体積比と、マトリクスを通る良好な流体流とを提供する、織布ポリマーメッシュ材料から形成できる。上記細胞培養マトリクスを組み込んだバイオリアクターシステム、及び関連する方法も提供される。
 
特開2024-060011 強化バイオポリマー  ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド
【課題】良好なデバイスなどを提供すること。
【解決手段】本開示の様々な態様は、合成支持膜及びバイオポリマーを含む強化バイオポリマーを含むデバイス、方法及びシステムを対象とする。強化バイオポリマーは、少なくとも85%の測定光学的透明度、約100μm以下の厚さ及び少なくとも30KJ/m3の靭性を有することができる。
【請求項2】前記バイオポリマーは、コラーゲン、ゼラチン、ラミニン、フィブロネクチン、フィブリノーゲン、エラスチン、トロンボスポンジン、ヘパラン硫酸、コンドロイチン硫酸、多糖類、アルギネート、キトサン、グリコサミノグリカン、ヒアルロン酸及びそれらの組み合わせからなる群より選ばれる材料を含む、請求項1記載の強化バイオポリマー。
【請求項3】前記バイオポリマーは、細胞増殖、細胞接着又は細胞増殖及び接着の両方を支持するように機能化されている、請求項1又は請求項2記載の強化バイオポリマー。
 
WO/2024/090329慢性低酸素状態による炎症を改善する組成物 TOHOKU UNIVERSITY
 本発明者らは、ピリドキサール合成酵素Pyridoxamine−5'−phosphate oxidase(PNPO)が、慢性低酸素状態におけるHIF経路とは独立した新たな経路の酸素感知機構として機能することを見いだした。PNPOによって生成されるピリドキサール、又はピリドキサールリン酸を有効成分とする医薬組成物は、慢性低酸素状態による炎症反応の増悪を改善するサプリメントや医薬組成物として効果を奏する。また、ピリドキサール、又はピリドキサールリン酸が補酵素として関与する酵素反応による生成物、具体的には超硫黄分子や二価鉄も、慢性低酸素状態による炎症反応の増悪を改善するサプリメントや医薬組成物として効果を奏する。
 
WO/2024/090464発酵エキスを主原料とする皮膚改善剤 AIN HOLDINGS INC.
 麹菌、乳酸菌の2種類で発酵熟成させて得られるエキスを有効成分とする皮膚用組成物を提供するものである。具体例として麹菌(ニホンコウジカビ(Aspergillus oryzae)に水を加えて糖化させる一次発酵させ、その後に、乳酸菌(クレモリス乳酸菌SW01株(Lactococcus cremoris SW01)を添加して二次発酵させ、その後に、ナノ型乳酸菌(Lactbacillus plantarum)を添加して得られるエキスを有効成分とすることを特徴とする。
 
WO/2024/090577動物細胞の培養方法 AJINOMOTO CO., INC.
 動物細胞の培養方法およびそれに関連する技術を提供する。エンドウ豆由来素材および/または酵母エキスの存在下で動物細胞を培養する。
 
特表2024-518097 刷子縁膜酵素切断可能リンカーを持つ葉酸受容体標的コンジュゲート並びにガンのイメージング及び治療における使用方法  パーデュー・リサーチ・ファウンデーション
【要約】式(I)FRTL−BBMecL−AA又は(II)FRTL−Alb−BBMecL−AAのコンジュゲート[式中、FRTLは、葉酸受容体標的化リガンドであり、BBMecLは、刷子縁膜(BBM)酵素切断可能リンカーであり、Albは、アルブミン結合部分であり、AAは、活性剤である];それを含む組成物;並びに腫瘍をイメージングする及び/又は治療する方法。
 
特表2024-518221 ワイセラ・コンフューザ、培養方法及びその応用 上海信元寵物食品有限公司
【要約】本発明は、消化補助能力を有するワイセラ・コンフューザ Weissella confusa WSG1を提供し、微生物の技術分野に関する。菌株は、2021年6月11日に、中国微生物菌種保蔵管理委員会普通微生物中心に寄託した。受託番号はCGMCC NO.22697であり、核酸配列はSEQ:NO.1で示す通りである。本発明の菌株は、従来技術における抗生物質等の薬物は治療効果に劣るとの課題を解消している。当該菌株は、良好な安全性を有しており、消化管環境で生存可能であるとともに、抗生物質に対する薬剤耐性が良好である。また、下痢を引き起こす一般的な病原菌に対し顕著な抑制効果を有するとともに、消化を補助する能力を有し、且つ経口毒性を有さない。従って、イヌ類の身体における腸の健康能力を維持するプロバイオティクスの開発のために新たな選択可能な菌株が提供される。
 
N−2藻
特開2024-057876 感冒症状の予防及び/又は改善用経口組成物 ユーグレナ
【課題】感冒症状の予防及び/又は改善用経口組成物を提供する。
【解決手段】ユーグレナ藻体を含有する感冒症状の予防及び/又は改善用経口組成物である。このとき、感冒症状は、全身倦怠感、寒気、熱っぽさ、疲労、くしゃみ、鼻汁、鼻閉、のどの痛み、せき、関節痛、筋肉痛、頭痛からなる群より選択される少なくとも1種であると好適である。また、経口組成物が、食品、飲料、医薬品であると好適である。
 
特表2024-517598 発光体を含むプラスチック製品 エボニック オペレーションズ ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、少なくとも1つのプラスチックと、一般式(I):Lu3−a−b−nLnb(Mg1−zCaz)aLin(Al1−u−vGauScv)5−a−2n(Si1−d−eZrdHfe)a+2nO12(I)[式中、a=0〜1、1≧b>0、d=0〜1、e=0〜1、n=0〜1、z=0〜1、u=0〜1、v=0〜1であるが、ただし、u+v≦1でかつd+e≦1が成り立ち、Lnは、プラセオジム(Pr)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、ネオジム(Nd)およびイットリウム(Y)からなる群から選択される]の少なくとも1つの発光体とを含むプラスチック製品、ならびに該プラスチック製品を含むおよび/または該プラスチック製品から製造される物品に関する。
【請求項13】前記プラスチック製品が、細菌、酵母、カビ、藻類、寄生体および/またはウイルスに対する抗菌作用を有することを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項記載のプラスチック製品。
 
特表2024-518039 水溶性植物タンパク質、それを製造する方法、及びその使用 エムスランド−シュテルケ ゲーエムベーハー
【請求項5】デンプン含有植物部分が、根及び塊茎植物;ビーン、ピー、ヒヨコマメ、レンズマメ、ダイズから選択されるマメ科植物種子;木に成る果実;多年生植物及び草本に成る果実;ドジョウツナギ及びそれらの果実;並びに藻類から選択されることを特徴とする、請求項1〜4の1つ以上に記載のタンパク質。
 
特表2024-518577 植物生長促進効能を有する微細藻類菌株およびその用途 シージェイ チェルジェダン コーポレイション
【要約】本出願は植物生長促進効能を有する新規な微細藻類菌株およびその用途に関するものであって、一様相による新規なクロレラ・ブルガリス(Chlorella vulgaris)CD02−3002菌株は発酵排気ガスの存在下で培養時成長速度が速く光合成効率が高くて微生物発酵による排気ガスを効率的に低減させることができ、菌株の培養物または培養上清液などを植物に処理すれば植物の生長を促進する効能があって植物用肥料として使用できるため、環境に優しく産業的活用度が高い新たな炭素低減技術として有用に活用できる。
 
N−3バイオマス
N−3ー1製法
特開2024-056361 バイオマスガス化装置の運転方法およびバイオマスガス化装置 三菱重工業
【課題】本開示は、炉壁への灰付着による炉内閉塞を回避するためのバイオマスガス化装置の運転方法およびバイオマスガス化装置を提供する。
【解決手段】本開示に係るバイオマスガス化装置の運転方法は、バイオマス燃料をガス化するガス化炉を備えたバイオマスガス化装置の運転方法であって、(S1)バイオマス燃料の性状を取得し、(S2)取得したバイオマス燃料の性状に基づいて、灰融点調整材の添加量を算出し、(S3)算出した添加量の灰融点調整材を、バイオマス燃料に添加し、(S4)灰融点調整材が添加されたバイオマス燃料をガス化炉に供給する。
 
特開2024-056855 菌株、及び、単一細胞タンパク質又はバイオマス生産のための方法 ソーラー フーズ オサケユイチア
【課題】微生物を使用するタンパク質の生産方法を提供する。
【解決手段】発明は、キサントバクター属(Xanthobacter)の細菌株、及びキサントバクター属の細菌を使用してタンパク質又はバイオマスを生産するための連続培養方法に関する。この方法は、細胞へのガス及びミネラルの供給を含む。本発明はまた、これらの方法の製品、及び、例えば、食べ物や飼料等のこれらの製品の使用に関する。
 
特開2024-059164 バイオガスの貯蔵装置およびバイオガスの導出方法 エア・ウォーター
【課題】バイオガスを効率的に導出させることができるバイオガスの貯蔵装置およびバイオガスの導出方法を提供すること。
【解決手段】バイオガスを吸着する吸着材を含む、前記バイオガスを貯蔵するためのタンクと、前記タンクに接続される配管であって、前記タンクに前記バイオガスを導入および前記タンクから前記バイオガスを導出するためのバイオガス導入出配管と、前記タンクと前記バイオガス導入出配管とを接続する配管であって、前記タンクから導出された前記バイオガスの少なくとも一部を前記タンクに戻すためのバイオガス戻し配管と、を備える、バイオガスの貯蔵装置。
 
特開2024-059986 有機廃棄物の処理 グラスポート バイオ リミテッド
【課題】本発明は、有機廃棄物を処理するための方法を提供する。
【解決手段】本発明は、有機廃棄物(特に、ウシの排泄物などの動物の排泄物)を処理するための方法、及び有機廃棄物の処理において、有機廃棄物の生物学的分解を低減する方法における、反応性種を作製させることができる組成物の使用、また、本方法によって処理された有機廃棄物、及びこの処理された有機廃棄物の使用、また、有機廃棄物の嫌気性消化(AD)中の揮発性脂肪酸(VFA)及び中鎖カルボン酸(MCCA)の産生を改善するための方法を提供する。
 
WO/2024/084940バイオガスの貯蔵装置およびバイオガスの導出方法 AIR WATER INC.
 バイオガスを吸着する吸着材を含む、前記バイオガスを貯蔵するためのタンクと、前記タンクに接続される配管であって、前記タンクに前記バイオガスを導入および前記タンクから前記バイオガスを導出するためのバイオガス導入出配管と、前記タンクと前記バイオガス導入出配管とを接続する配管であって、前記タンクから導出された前記バイオガスの少なくとも一部を前記タンクに戻すためのバイオガス戻し配管と、を備える、バイオガスの貯蔵装置。
 
N−3ー2用途
特許7474539 バイオベース複合材料及びその製造方法 ヴァス ネットワークス (エイチケー) リミテッド
【課題】機械的特性に優れ環境性能も高いバイオベース複合材料の提供。
【解決手段】ポリプロピレン45ないし75重量部と、バイオマス材料25ないし55重量部とを含んでおり、前記バイオマス材料は、可塑化デンプン、変性生物由来カルシウム、及び変性セルロースのうちのいずれか、又は2種ないし3種の組み合わせであり、改質剤としての直鎖状低密度ポリエチレン1ないし3重量部、改質剤としてのエチレン−酢酸ビニル共重合体3ないし5重量部、界面活性剤としてのモノグリセリド2ないし3重量部、改質剤としてのポリエチレンワックス2ないし3重量部、改質剤としてのシランカップリング剤2ないし3重量部、酸化防止剤0.1ないし0.2重量部、改質剤としてのポリプロピレングラフト無水マレイン酸0ないし3重量部をさらに含むバイオベース複合材料である。
 
N−3ー3その他
特開2024-057037 粒子材料から水分を除去するための装置 クームテック リミテッド
【課題】粒子材料から水分を除去する装置において、効果的かつ効率的な乾燥を達成する。
【解決手段】第1及び第2の端部間でガス同伴粒子材料の流れを導く乾燥室を有する乾燥器を含む装置を使用して粒子材料から水分を除去する。乾燥器は、乾燥室内のガス同伴粒子材料の流れと相互作用するように乾燥室内に加圧ガスを導くように構成される。乾燥器は、乾燥室と加圧ガス供給源との間の流体連通のために配置された複数の案内路を定めるモジュール構造の本体を含む。モジュール構造の本体は、中心アパーチャを定める本体をそれぞれが有する互いに隣接して直列に配置された複数の離散環状要素を含み、これらの環状要素は、共に中心アパーチャが整列した状態で配置される。
   本発明は、石炭又はバイオマスなどの粒子材料から水分を除去するための装置に関する。   
 
 
O樹脂・有機物・容器
Oー1分離・識別・回収
特許7477226 ファスニング製品のリサイクル構造およびリサイクル方法 東和株式会社
【課題】本発明は、簡易かつ確実にファスニング製品のリサイクルを実現して脱炭素活動に資するファスニング製品のリサイクル構造を提供する。
【解決手段】ファスニング製品のリサイクル構造において、エレメント1は、1つのエレメント片10に対して、エレメント片10の生地2への挟着部11が、先端側が互いに接近した一対の挟着片12により構成され、挟着部11に挟着される生地2は、一対の挟着片12で包囲される空間を埋めるように軸芯3が挿入されて構成され、軸芯3が水溶性の溶解糸により構成されると共に、生地2の経糸22が水溶性の溶解糸により構成されていることを特徴とする。
  本発明は、ファスナーのエレメントを生地から分離するファスニング製品のリサイクル構造およびリサイクル方法に関する。
 
特開2024-056243 再生樹脂の製造方法 フジシールインターナショナル
【課題】さらに効率的にインキ層を除去することが可能な再生樹脂の製造方法を提供する。
【解決手段】再生樹脂の製造方法は、インキ層を備えた筒状シュリンクラベル(1)を準備する工程(S1)と、筒状シュリンクラベル(1)を予備加熱する工程(S2)と、予備加熱する工程(S2)後に筒状シュリンクラベル(1)からインキ層を除去する工程(S3)と、を含む。     
 
特開2024-059793 処理済廃プラスチック材料 イーストマン ケミカル カンパニー
【課題】リサイクルされたプラスチックが、リサイクルによって回収された元のプラスチック材料と同じ組成に限定されない、再生含有物を含む新しい材料として使用できるようにプラスチック材料をリサイクルする方法を提供する。
【解決手段】混合プラスチック廃棄物に由来するプラスチック固体の量が提供される。この量は、ポリオレフィンおよび/またはポリエチレンテレフタレートを含むことができ、他のプラスチック固体の量と同一場所に配置されることが可能である。固体プラスチックの量は様々な化学的リサイクルプロセスへの供給材料として使用するのに適した微粒子状プラスチック固体を含むことができる。
 
特表2024-518311 工業的に重要な原材料を管理するためのシステムおよび方法 セキュリティ マターズ リミテッド
【要約】材料のリサイクルプロセスを管理するための方法およびシステムが提供される。プラスチックおよびゴム材料の状態データが提供され、これは、製品中の1つまたは複数のプラスチック材料のそれぞれについて、1つまたは複数のプラスチック製品タイプと関連付けられた前記プラスチックの先行使用を示す。プラスチック材料の状態データが分析され、前記1つまたは複数のプラスチック材料のそれぞれについて、選別データが生成される。選別データに基づいて、前記1つまたは複数のプラスチック材料の少なくとも1つについて、マーキングデータが生成され、マーキングデータは、前記1つまたは複数のプラスチック材料のそれぞれに導入される少なくとも1つのマーカを含み、プラスチック材料のリサイクルプロセスを管理するために電磁放射信号を提供する。プラスチック材料状態データおよび選別データのうちの少なくとも1つが分析され、選別される前記プラスチック材料の現在の状態を特徴付ける証明書データが生成され記憶される。
 
O−2減容・圧縮・切断・破砕・成形
特開2024-057693 被服用ハンガーの製造方法 Old Place Enterprise
【課題】ペレットの切断端面が滑らかで、かつ略均等な太さ及び長さの粒状のペレットを利用した被服用ハンガーの製造方法を提供する。
【解決手段】使用済みのプラスチック製品を破砕するスクラップ成形工程と、スクラップ成形工程で得られたスクラップを押出機に投入し、加熱溶融しながら軸状回転体で粘土状態に擂り潰しかつダイスの成形孔へと圧縮搬送しながら連続的に複数本の軟質ストランドを形成する軟質ストランド成形工程と、軟質ストランド成形工程で取得した軟質ストランドを冷却手段により冷却する冷却工程と、冷却工程で得られた固形化ストランドを固定刃とストランドカッターを有するストランドカッター装置により、ペレットを形成するペレット形成工程と、しかる後に、ペレット形成工程で得た粒状のペレットを被服用ハンガー成型機に投入してプラスチック製の被服用ハンガーを製造する被服用ハンガー製造工程を含む被服用ハンガーの製造方法。     
 
特開2024-059378 再資源化原料ペレット、並びに、その製造装置及び製造方法 MSC
【課題】ケミカルリサイクルに適した再資源化原料ペレット、並びに、その製造装置及び製造方法を提供する。
【解決手段】再資源化原料ペレットの製造装置1は、ケミカルリサイクル用の再資源化原料ペレットを製造するものであり、本体部10の内部に供給された再資源化原料を押圧することにより圧縮して押し出す圧縮押し出し手段30を備える。圧縮押し出し手段30は、例えば、本体部10の内部から外部に貫通する貫通孔31Aが設けられた排出部材31と、本体部10の内部の再資源化原料を貫通孔31Aの内部に押圧すると共に、貫通孔31Aから本体部10の外部に圧縮した圧縮原料を押し出す押圧部材32と、排出部材31を加熱して、圧縮原料の中心部は溶融せずに表面を溶融する加熱手段34とを有している。
【請求項7】ケミカルリサイクル用の再資源化原料ペレットであって、プラスチックを含む再資源化原料を圧縮したものであり、周縁部表面は、溶融された後に冷却固化された溶融固化物よりなり、中心部は、溶融されていない圧縮体よりなることを特徴とする再資源化原料ペレット。
 
Oー3油・溶解・溶融・分解
特開2024-059793 処理済廃プラスチック材料 イーストマン ケミカル カンパニー
【課題】リサイクルされたプラスチックが、リサイクルによって回収された元のプラスチック材料と同じ組成に限定されない、再生含有物を含む新しい材料として使用できるようにプラスチック材料をリサイクルする方法を提供する。
【解決手段】混合プラスチック廃棄物に由来するプラスチック固体の量が提供される。この量は、ポリオレフィンおよび/またはポリエチレンテレフタレートを含むことができ、他のプラスチック固体の量と同一場所に配置されることが可能である。固体プラスチックの量は様々な化学的リサイクルプロセスへの供給材料として使用するのに適した微粒子状プラスチック固体を含むことができる。
 
特表2024-517428 プラスチック材料を調製する方法及び装置 コペリオン ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、プラスチック材料、特にプラスチックリサイクル材料及び/又はプラスチック廃棄物などの熱可塑性材料を調製するための方法(100)に関し、方法は:プラスチック材料をスクリューマシン(202)に供給するステップ(102)と;有機塩化物を無機塩化物に変換するための添加剤をスクリューマシン(202)に供給するステップ(104)と;供給されたプラスチック材料をスクリューマシン(202)により可塑化して、プラスチック溶融物を形成する、ステップ(106)と;プラスチック溶融物を供給された添加剤とスクリューマシン(202)によって混合して、混合物を形成する、ステップ(108)であって、プラスチック溶融物に含まれる有機塩化物の少なくとも一部が添加剤によって無機塩化物に変換される、ステップと;を含む。本発明はまた、プラスチック材料、特にプラスチックリサイクル材料及び/又はプラスチック廃棄物などの熱可塑性材料を、スクリューコンベヤ機(202)を使用して処理するための対応する装置(200)にも関する。
 
特表2024-517640 ポリプロピレンホモポリマー及びリサイクルプラスチック材料を含むポリオレフィン組成物 ボレアリス アーゲー
【要約】本発明は、a)5〜30重量%(ポリオレフィン組成物の総重量に基づく)の少なくとも1つのポリプロピレンホモポリマー;b)25〜60重量%(ポリオレフィン組成物の総重量に基づく)の、ポリプロピレン及びポリエチレンを3:7〜49.5:1の比率で含むリサイクルプラスチック材料のブレンドであって、使用済み廃棄物及び/又は産業廃棄物に由来する廃プラスチック材料から回収された、リサイクルプラスチック材料のブレンド;c)20〜50重量%(ポリオレフィン組成物の総質量に基づく)の、少なくとも1つの粒子状充填剤、特にタルク;及び任意にさらなる添加剤、を含む、ここで、全ての成分の合計が常に100重量%となるように添加されるポリオレフィン組成物であって、前記ポリオレフィン組成物は、少なくとも3.5g/10分のメルトフローレートMFR2(230℃、2.16kg、ISO1133に従って測定)、及び23℃で少なくとも3GPaの引張弾性率(ISO527−2)を有するポリオレフィン組成物、に関する。
 
特表2024-518038 エポキシ熱硬化性物質を再利用する方法及びシステム アディティア・ビルラ・ケミカルズ・(タイランド)・リミテッド
【要約】本発明は、開裂可能な結合を含むエポキシ熱硬化性物質を再利用する方法及びシステムに関する。本方法は、酸溶液を用いてエポキシ熱硬化性物質を溶解し、熱可塑性酸性混合物から酸溶液を脱揮して熱可塑性成分を生成する。本方法により、再利用可能な熱可塑性成分及び任意に再利用可能な強化マトリックス成分を回収することができる。本方法は、加熱条件下でエポキシ熱硬化性物質を酸溶液に溶解して熱可塑性混合物を得るステップと、任意に熱可塑性混合物を濾過して熱可塑性溶液から強化マトリックス成分を分離するステップと、熱可塑性溶液を脱揮して再利用可能な熱可塑性成分を得るステップと、を含む。
 
特表2024-518622 アルコールによるPVCプラスチック中に含有されるフタラートの抽出および変換方法 イエフペ エネルジ ヌヴェル
【要約】本発明は、少なくとも1種のフタラートを含有しているPVC供給原料からフタル酸ジアルキルおよび再利用可能な標的PVCプラスチックを得るための方法であって、以下を含む方法に関する:a)粒子状の形態にあるPVC供給原料の固体−液体抽出;前記PVC供給原料粒子を、少なくとも1種のCnH2n+1OHアルコール(nは4未満または8超の正の整数である)を含んでいる溶媒と接触させる;前記フタラートに豊富な液相と、前記フタラートに乏しいPVCプラスチックを含んでいる固相とを生じさせる;b)前記液相の前記フタラートの、式C6H4(COOCnH2n+1)2のフタル酸ジアルキルへ前記アルコールによるエステル交換を介した変換;c)前記固相と前記液相との間の固体−液体分離;前記フタラートに乏しいPVCプラスチックを含んでいる少なくとも1種の固体流れを生じさせて、前記標的PVCプラスチックを得る;d)液相の液体−液体分離;前記フタル酸ジアルキルを含んでいる第1液体流出物と、前記溶媒を含んでいる第2液体流出物とを少なくとも生じさせる。
 
特表2024-518623 PVCプラスチック材料中に含有されるフタラートの抽出およびエステル交換による変換のための方法 イエフペ エネルジ ヌヴェル
【要約】本発明は、少なくとも1種のフタラートを含有しているPVC供給原料からフタル酸ジアルキルおよび再利用可能な標的PVCプラスチック材料を得るための方法であって、以下を含む方法に関する:a)粒子状の形態にある前記PVC供給原料の固体−液体抽出;PVC供給原料の前記粒子を、エステル、エーテル、ケタールまたはアセタールのタイプの実験式(CnH2n+1O)mZの少なくとも1種の化学分子を含んでいる溶媒と接触配置することによって行う;nおよびmは、正整数であり、n<4またはn>8であり、mは、1以上かつ3以下であり、Zは、R、COOR、CO、CR、CNRR’、PO、P、SO、SO2、CORまたはHCOから選択され、RおよびR’は、アルキルまたはアリールの基である;前記フタラートに富む液相と、前記フタラートに乏しいPVCプラスチック材料を含んでいる固相とを生じさせる;b)前記液相の前記フタラートを式C6H4(COOCnH2n+1)2のフタル酸ジアルキルに変換する;前記溶媒によるエステル交換によって行う;c)固相と液相との間の固体−液体分離;前記フタラートに乏しいPVCプラスチック材料を含んでいる少なくとも1個の固体流れを生じさせて、前記標的PVCプラスチック材料を得る;d)液相の液体−液体分離;前記フタル酸ジアルキルを含んでいる第1の液体流出物と、前記溶媒を少なくとも含んでいる第2の液体流出物とを少なくとも生じさせる。
 
O−4フイルム
特許7475750 高分子フィルム用コーティング剤組成物及びそれを用いた改質フィルム、並びに高分子フィルム用コーティング剤組成物の製造方法 竹本油脂株式会社
【課題】高分子フィルム上に優れた透明性及び流滴性を有する被膜部を形成できる高分子フィルム用コーティング剤組成物及びそれを用いた改質フィルム、並びに高分子フィルム用コーティング剤組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】無機粒子と界面活性剤とを含有する高分子フィルム用コーティング剤組成物であって、無機粒子が下記のアルミナ粒子(A)及び下記のアルミナ粒子(B)を含むことを特徴とする高分子フィルム用コーティング剤組成物。アルミナ粒子(A):一次粒子径が5nm以上11nm未満であるアルミナ粒子 アルミナ粒子(B):一次粒子径が14nm以上40nm以下であるアルミナ粒子
【請求項1】無機粒子と界面活性剤とを含有する高分子フィルム用コーティング剤組成物であって、前記無機粒子が下記のアルミナ粒子(A)、下記のアルミナ粒子(B)、及び任意にさらに下記のアルミナ粒子(C)を含み、前記アルミナ粒子(A)、前記アルミナ粒子(B)、及び前記アルミナ粒子(C)の含有割合の合計を100質量部とした場合、前記アルミナ粒子(C)の含有量は0〜10質量部であることを特徴とする高分子フィルム用コーティング剤組成物。アルミナ粒子(A):一次粒子径が5nm以上11nm未満であるアルミナ粒子 アルミナ粒子(B):一次粒子径が14nm以上40nm以下であるアルミナ粒子 アルミナ粒子(C):一次粒子径が11nm以上14nm未満であるアルミナ粒子
【請求項2】前記アルミナ粒子(C)の含有量は0質量部である、請求項1に記載の高分子フィルム用コーティング剤組成物。
【請求項3】前記アルミナ粒子(A)と前記アルミナ粒子(B)の含有割合の合計を100質量部とした場合に、前記アルミナ粒子(A)を20〜90質量部及び、前記アルミナ粒子(B)を10〜80質量部の割合で含む、請求項1に記載の高分子フィルム用コーティング剤組成物。
 
特開2024-060263 熱放射性複合フィルム 信越化学工業
【課題】熱源の温度を効果的に低減できる熱放射性複合フィルムを提供すること。
【解決手段】熱放射層と粘着層とを有する熱放射性複合フィルムであって、前記熱放射層の厚さが5μm以上200μm以下であり、前記熱放射層の一方の表面が、放射率が0.80以上でありかつ展開面積比が1.5以上である粗面であり、前記熱放射層の前記粗面の反対面に前記粘着層が設けられているものであることを特徴とする熱放射性複合フィルム。
 
特開2024-060483 難燃防錆フィルム アイセロ
【課題】難燃防錆フィルムとして、十分な防錆性と十分な難燃性を共に備え、さらに光透過性と視認性に優れた難燃防錆フィルムを得ること。
【解決手段】下記ポリオレフィン系樹脂層1と下記ポリオレフィン系樹脂層2を有し、全体の厚さが50〜150μmであり、難燃防錆フィルム全層中にハロゲン系難燃剤を2.5重量%以上含有する、難燃防錆フィルム。(ポリオレフィン系樹脂層1) アミン系及び/又はアンモニウム系気化性防錆剤を含有するポリオレフィン系樹脂からなる層(ポリオレフィン系樹脂層2) ハロゲン系難燃剤を含有するポリオレフィン系樹脂からなる層
 
WO/2024/084906金属化樹脂フィルム、プリント配線板、リチウムイオン電池用集電体フィルム及び金属化樹脂フィルムの製造方法 KANEKA CORPORATION
 金属化樹脂フィルム(10)は、樹脂組成物層(11)と、無電解銅めっき層(12)と、樹脂組成物層(11)及び無電解銅めっき層(12)に挟持された密着層(13)とを備える。樹脂組成物層(11)は、温度300℃における貯蔵弾性率が0.02GPa以上であるポリイミド系樹脂と、金属酸化物粒子とを含む。密着層(13)は、イオン性銅を含み、かつ光の反射率が30%以下である。ポリイミド系樹脂の線膨張係数は、30ppm/K以上100ppm/K以下であることが好ましい。
 
WO/2024/085249樹脂組成物、樹脂組成物を用いた成形加工品及びフィルム KURARAY CO., LTD.
 加熱後であっても着色を抑制することができるフィルム等を与えることができる樹脂組成物を提供する。また、前記樹脂組成物を用いた成形加工品、フィルム、導電フィルム、フィルムコンデンサ、分極材料、静電誘導型変換素子、及びタッチパネルを提供する。 1,1−ジシアノエチレンに由来する構成単位(a1)及び下記一般式(I)で表される化合物に由来する構成単位(a2)を含む共重合体(A)、及びブレンステッド酸性化合物(B)を含有する樹脂組成物であり、前記樹脂組成物中の前記ブレンステッド酸性化合物(B)の含有量が0.1〜95,000質量ppmであることを特徴とする樹脂組成物。
 
WO/2024/090539反射防止フィルム HIGASHIYAMA FILM CO., LTD.
 高屈折率層の寄与により、優れた耐擦傷性を備える反射防止フィルムを提供する。 基材フィルムと、前記基材フィルムの面上に形成されたハードコート層と、前記ハードコート層の面上に形成された高屈折率層と、前記高屈折率層の面上に形成された低屈折率層と、を有し、前記高屈折率層は、バインダー樹脂と、金属酸化物粒子と、を含む電離放射線硬化性組成物の硬化物より構成され、前記バインダー樹脂は、イソシアヌル酸骨格を有さない(メタ)アクリレート化合物とともに、イソシアヌル酸骨格を有する(メタ)アクリレート化合物を、前記バインダー樹脂の固形分100質量%のうち、10質量%以上、35質量%以下含有する、反射防止フィルムとする。
 
WO/2024/090540反射防止フィルム HIGASHIYAMA FILM CO., LTD.
 優れた反射防止性および耐擦傷性を有するとともに、高い防汚性と摩耗耐久性を備えた反射防止フィルムを提供することにある。 基材フィルム12と、基材フィルム12の面上に形成されたハードコート層14と、ハードコート層14の面上に形成された低屈折率層16と、低屈折率層16の面上に形成されたプライマー層17と、プライマー層17の面上に形成された防汚層18とを有し、防汚層18が、含フッ素(メタ)アクリレートを含有する組成物の硬化物より構成され、防汚層18における含フッ素(メタ)アクリレートの含有量が、防汚層18の固形分全量基準で90質量%以上であり、低屈折率層16の厚みdLRが46nm以上であり、プライマー層17の厚みdPRが8nm以上であり、低屈折率層16とプライマー層17の合計厚みdLR+dPRが60nm以上100nm以下である反射防止フィルム10とする。
 
O−4−1ガスバリア
特許7245951 バリア紙、産業用材、包装材及び積層体 大王製紙
【課題】折り曲げ加工がされた場合におけるバリア性の低下を抑制できるバリア紙を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係るバリア紙は、パルプを主成分とする基紙と、上記基紙の片面又は両面に積層されるガスバリア層と、上記ガスバリア層の表面に積層される水蒸気バリア層とを備え、上記ガスバリア層がエチレン変性ポリビニルアルコールを主成分とし、上記水蒸気バリア層がスチレンアクリル系共重合体を主成分とし、上記ガスバリア層が、固形分換算で上記エチレン変性ポリビニルアルコール100質量部に対して含有量が15質量部以下の無機化合物を含有するか、又は無機化合物を非含有であり、上記水蒸気バリア層の塗工量が2g/m2以上10g/m2以下であり、上記ガスバリア層の塗工量が5g/m2以上10g/m2以下であり、上記水蒸気バリア層が無機化合物を非含有である。上記ガスバリア層が上記無機化合物を非含有であることが好ましい。
 
特開2024-056854 プリフォーム及びボトル 大日本印刷
【課題】リサイクル性、及びブロー成形後のガスバリア性に優れるプリフォームの提供。
【解決手段】本発明は、支持体17と、バリア層18とを備えるプリフォーム10であって、前記支持体17が、ポリエステルを含み、前記バリア層18が、カルボキシ基含有樹脂と、ポリビニルアルコール系樹脂とを含む、プリフォーム10である。
 
特開2024-056967 パウチ 大日本印刷
【課題】電子レンジでの加熱の際に、パウチの破袋を抑制でき、かつ安定して蒸気抜きができるパウチを提供する。
【解決手段】本発明の一の態様によれば、包装材料を含み、かつ収容空間10Aを有するパウチ10であって、シール部15が、収容空間10Aの圧力の増加により剥離するように構成された蒸気抜きシール部24を備え、パウチ10は、蒸気抜きシール部24を剥離させて蒸気抜けすることができるように構成されており、包装材料は、100℃の環境下で1分間保持した後、100℃の環境下で測定したときの一方向の破断強度が、33.0MPa以上であり、シール部15は、100℃の環境下で1分間保持した後、100℃の環境下で測定したときのシール強度が、20.0N以下である、パウチ10が提供される。
【請求項6】前記包装材料が、前記透明蒸着層の面上に設けられた透明ガスバリア性塗布膜をさらに備える、請求項5に記載のパウチ。
 
特開2024-057415 被供給液入り液体収容管 三菱鉛筆
【課題】良好な経時安定性、クリアドレン性、及びガスバリア性をもたらすことができる追従体を有する、新規な被供給液入り液体収容管を提供する。
【解決手段】被供給液入り液体収容管100は、液体供給部10、及び液体収容部20を有しており、前記液体収容部20に、前記液体供給部10側から、被供給液30、及び複層追従体40が、この順で収容されており、前記複層追従体40が、第一の追従体42、及び第二の追従体44を少なくとも含み、前記第一の追従体42が、前記第二の追従体44よりも前記液体供給部10側に存在しており、前記第一の追従体42が、第一のベースオイルを含有しており、前記第二の追従体44が、第二のベースオイルを含有しており、かつ前記第一の追従体42の比重の、前記第二の追従体44に対する比重に対する比が、1.05超である。
 
特開2024-058265 ガスバリア性フィルム用積層体、ガスバリア性フィルム、包装フィルム、包装容器及び包装製品 凸版印刷
【課題】ロールに巻き取られる場合でも優れたぬれ性及び耐ブロッキング性を有し、ガスバリア性フィルムに対して熱水処理後でも優れた酸素バリア性を付与できるガスバリア性フィルム用積層体等を提供すること。
【解決手段】基材フィルムと、基材フィルムに積層される無機酸化物層を備え、基材フィルムの無機酸化物層側の第1面、及び、無機酸化物層と反対側の第2面がそれぞれ、平面部よりも突出した複数の突起部を備え、突起部が、その高さfが0.5〜1μmの第1突起部と、fが1μmより大きい第2突起部を有し、第1面における第1突起部、第2突起部の単位面積あたりの個数a1、a2、第2面における第1突起部、第2突起部の単位面積あたりの個数b1、b2が下記(1)〜(4)を満たす、ガスバリア性フィルム。(1)a1が5〜100個/mm2(2)a2が50個/mm2以下(3)b1が5〜100個/mm2(4)b2が50個/mm2以下
 
特開2024-058711 積層体及びその製造方法 東洋インキSCホールディングス
【課題】混色滲みや色ムラがなく鮮明性及び視認性に優れ、層間剥離及び凝集破壊が起こらず、ガスバリア性も良好である積層体であって、折り曲げ、ねじり、伸縮等の所作を加えた後や、長期保管後であっても、上記層間剥離及び凝集破壊が起こらず、かつ、ガスバリア性が良好なまま維持される積層体を提供する。また更に、リサイクル性にも優れる積層体を提供する。
【解決手段】非浸透性基材(I)と、インキ層(III)と、接着剤層(IV)と、シリカ及び/またはアルミナの蒸着層を有する蒸着フィルム(V)とを、この順で有する積層体であって、前記インキ層(III)が、顔料と、樹脂と、シロキサン系表面調整剤及び/またはアセチレンジオール系表面調整剤とを含む、水性インクジェットインキが印刷されてなる層であり、前記インキ層(III)が、シロキサン系表面調整剤及び/またはアセチレンジオール系表面調整剤を、1〜500mg/m2含む、積層体。
 
特開2024-058717 包装用フィルムおよび包装体  北四国グラビア印刷 カナエ
【課題】手切れ性に優れた包装用フィルムおよびこの包装フィルムを使用した包装体を提供する。
【解決手段】ヒートシール性を有する第一ポリエチレンテレフタレートフィルム11と、第一ポリエチレンテレフタレートフィルム11に積層された、手切れ性に優れる第二ポリエチレンテレフタレートフィルム12と、第一ポリエチレンテレフタレートフィルム11と第二ポリエチレンテレフタレートフィルム12とを接着する接着剤20と、を有しており、第二ポリエチレンテレフタレートフィルム12が易引裂性を有するフィルムであり、接着剤20がポリエステル系接着剤である。
【請求項2】前記第一ポリエチレンテレフタレートフィルムと第二ポリエチレンテレフタレートフィルムとの間に、ガスバリア性を有する第三ポリエチレンテレフタレートフィルムが設けられており、該包装用フィルムは、JIS K 7129Bで測定される水蒸気透過率が0.08g/m2・day以下であり、JIS K 7126Bで測定される酸素透過率が3.0ml/m2・day・MPa以下であることを特徴とする請求項1記載の包装用フィルム。
 
特開2024-059746 包装材料用積層体および包装材料 大日本印刷
【課題】包装材料としての強度やバリア性を備えながらリサイクル性にも優れる包装材料を実現することができる包装材料用積層体の提供。
【解決手段】本発明の包装材料用積層体は、基材と、ヒートシール層とを備え、ヒートシール層が、ガスバリア性樹脂層と、ポリオレフィン樹脂層とを備え、基材およびポリオレフィン樹脂層が同一のポリオレフィンにより構成され、基材が、ポリオレフィンにより構成される延伸樹脂フィルムであり、ガスバリア性樹脂層の厚みが、ポリオレフィン樹脂層の厚みよりも小さいことを特徴とする。
 
特開2024-060148 紙製バリア材料、バリア原紙、および紙製バリア材料の製造方法 日本製紙
【課題】バリア性に優れた、熱可塑性樹脂フィルムからなるラミネート層を備える紙製バリア材料と、これに用いる紙製バリア原紙、および紙製バリア材料の製造方法を提供すること。
【解決手段】少なくとも一面が平滑面である紙基材と、該平滑面上に塗工されたバリア塗工層とを備えるバリア原紙と、前記バリア塗工層上に接着層を介して積層された熱可塑性樹脂フィルムからなるラミネート層と、を有し、前記平滑面の算術平均高さ(Sa)が、15.0μm以下であり、前記接着層の塗工量が、2.0g/m2以上4.5g/m2以下である紙製バリア材料、このバリア材料が備えるバリア原紙、および、紙基材を平滑化処理し、少なくとも一面を算術平均高さ(Sa)が15.0μm以下である平滑面とする平滑化工程、前記平滑面上に、バリア塗工層を形成する塗工工程、前記バリア塗工層上に、ドライラミネートにより、接着剤層を介して熱可塑性樹脂フィルムからなるラミネート層を設けるドライラミネート工程、を有する紙製バリア材料の製造方法。
【請求項2】前記バリア塗工層が、水蒸気バリア塗工層とガスバリア塗工層であり、前記水蒸気バリア塗工層が、水蒸気バリア性樹脂と顔料とを含有し、前記ガスバリア塗工層が、水溶性樹脂を含有することを特徴とする請求項1に記載の紙製バリア材料。
 
WO/2024/084774真空断熱材 PANASONIC INTELLECTUAL PROPERTY MANAGEMENT CO., LTD.
 本開示は、ガスバリア性を確保しつつ、ヒートブリッジを抑制することができ、しかも、吸着デバイスの位置を容易に把握することのできる真空断熱材を提供する。 芯材11と、空気又は水分を吸着する吸着デバイス20と、ガスバリア性を有する外被材30とを有し、芯材11及び、吸着デバイス20を外被材30で被覆して真空封止されている。外被材30は、全面が透明性を有するラミネートフィルムからなり、吸着デバイス20、吸着デバイス20の外部と内部とを連通する開口24と、開口24の開封機構25とを備えている。
 
WO/2024/085228多層フィルム、包装材及び反応装置 KURARAY CO., LTD.
 ガスバリア性及び耐屈曲性が良好であり、適度な柔軟性を有する多層フィルム、並びにこのような多層フィルムを用いた包装材及び反応装置の提供。EVOHを主成分とする少なくとも1層の層(A)と、上記EVOH以外の熱可塑性樹脂を主成分とする少なくとも1層の層(B)とを備え、全層の合計の厚みに対する上記少なくとも1層の層(A)及び上記少なくとも1層の層(B)の合計の厚みの比率が90%以上であり、下記式(1)等を満たす。下記式(1)中、LAは、上記少なくとも1層の層(A)の合計の厚みである。LBは、上記少なくとも1層の層(B)の合計の厚みである。Etは、上記EVOHにおけるエチレン単位含有量(モル%)である。
 
WO/2024/089892光回路および光回路の製造方法 NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE CORPORATION
 本開示の光回路は、光回路の導波路の端面において、コア(3)の断面を含む領域に遮光膜(4)の開口部(6)を持つ。さらに、光回路のチップ(50)の上面および端面を覆う、ガスバリア膜(5)を備える。チップ(50)の端面も覆うガスバリア膜(5)によって、出射する光の形状が吸湿に起因して劣化することを防ぐことができる。遮光膜(4)は、チップ(50)内部からの迷光を除去可能である。PLCを含む光回路におけるチップ(50)端面の新規な構造を提示する。自己形成導波路を利用した、光回路の新規な製造方法も開示される。
 
WO/2024/090318ガスバリア性積層体、及び包装材 DIC CORPORATION
 ガスバリア性積層体であって、 (A)少なくとも一面に無機層が形成された基材からなる層、 (B)前記基材の無機層が形成された面に接触するように設けられた、第4族元素を金属種とする有機金属化合物を全固形分に対し50質量%以上有する層、 (C)前記樹脂層(B)に接触するように設けられた、水溶性高分子と、金属アルコキシド及び/又はその加水分解物を含んでなる層、を積層してなるガスバリア性積層体、及び、前記記載のガスバリア性積層体を用いてなる包装材。前記(A)層における無機層が、蒸着処理又はスパッタリング処理のいずれかにより形成されていることが好ましい。
 
WO/2024/090483構造体、構造体の製造方法、耐油紙、ガスバリア紙、フレーバーバリア紙及び包材 KURARAY CO., LTD.
 ヒートシール性を有する層のひび割れが少なく、水蒸気バリア性、ヒートシール性及び酸素バリア性に優れる構造体、このような構造体の製造方法、並びにこのような構造体を用いた耐油紙、ガスバリア紙、フレーバーバリア紙及び包材の提供。紙基材の少なくとも片面に、A層、B層及びC層がこの順で積層された構造体であり、上記A層が、オレフィン系重合体、スチレン系重合体及びポリエステル系重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種を含み、上記B層が、ビニルアルコール系重合体を含み、上記C層が、ガラス転移温度が−100℃以上5℃以下である重合体を含む、構造体。
 
特表2024-517488 パウチフィルム積層体及び二次電池 エルジー エナジー ソリューション リミテッド
【要約】本発明によるパウチフィルム積層体は、基材層、ガスバリア層及びシーラント層が順次積層されたものであって、シーラント層は、ガスバリア層に隣接して配置される第1シーラント層、及び第1シーラント層上に積層される第2シーラント層を含み、下記式1によるΔYは、66%〜120%である。[数1]ΔY={(第2シーラント層の降伏強度−第1シーラント層の降伏強度)/第1シーラント層の降伏強度}×100
 
O−5FRP・繊維
特許7470450 再生補強繊維の製造方法 ミライ化成
【課題】溶媒法において繊維強化樹脂材料から効率的に補強繊維を回収することのできる、再生補強繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明再に係る生補強繊維の製造方法は、樹脂と補強繊維とを含む繊維強化樹脂材料を酸化剤および重合抑制剤を含む処理液により処理し、前記繊維強化樹脂材料の前記樹脂の少なくとも一部を前記処理液に溶解させる工程を有する。
 
特開2024-056374 繊維強化プラスチックのリサイクル装置、および、繊維強化プラスチックのリサイクル方法 栗本鐵工所
【課題】繊維強化プラスチックのリサイクルにおいて、熱処理の均一性と熱効率を向上することができる繊維強化プラスチックのリサイクル装置およびリサイクル方法を提供する。
【解決手段】繊維強化プラスチックPを内部に収容して加熱する処理炉1と、処理炉1の内部の全高の半分の高さよりも低い位置に設けられ、処理炉1の内部を加熱するための熱エネルギーを供給する加熱口3と、処理炉1の内部の全高の半分の高さよりも低い位置に設けられ、前記加熱に伴って生じた処理炉1の内部のガスを排気する排気口4と、を有する装置、または、処理炉1の内部に繊維強化プラスチックPを収容した上で、処理炉1の内部の全高の半分の高さよりも低い位置から処理炉1の内部を加熱するための熱エネルギーを供給し、繊維強化プラスチックPの加熱に伴って生じた処理炉1の内部のガスを、処理炉1の全高の半分の高さよりも低い位置から排気する方法とする。
 
特開2024-057349 繊維強化プラスチック製パイプのリサイクル方法 栗本鐵工所
【課題】繊維強化プラスチック製パイプから高品質の繊維を簡便に回収することが可能なリサイクル方法を提供する。
【解決手段】繊維強化プラスチック製パイプを加熱して、当該繊維強化プラスチック製パイプに含まれる繊維を回収する繊維強化プラスチック製パイプのリサイクル方法において、繊維強化プラスチック製パイプを切断して、その軸方向に延びる複数の切断片Pとし、処理炉1の内部を流れるガスの流れ方向が複数の切断片Pの軸方向に沿うように、複数の切断片Pを処理炉1の内部に配置して熱処理を行うことを特徴とする。
 
特開2024-060486 積層体及びそれを用いた成形体 三菱ケミカル  三菱ケミカルアドバンスドマテリアルズ
【課題】高い遮炎性、耐炎性及び断熱性を兼ね備えた積層体を提供すること。
【解決手段】熱可塑性樹脂組成物(X)と無機繊維(Y)が一体化した層(A)と、熱可塑性樹脂層(B)を含む積層体であって、層(B)は、一方の面が層(A)と隣接し、他方の面が表層となるように配置され、熱可塑性樹脂組成物(X)は、熱可塑性樹脂とノンハロゲン系難燃剤を含み、熱可塑性樹脂層(B)は、メルトフローレート(MFR、230℃、2.16kg荷重)が0.05〜30g/10分である熱可塑性樹脂を含む、積層体である。関連特許:特開2024-060487
 
特開2024-060541 スタンパブルシート及びそれを用いた成形体 三菱ケミカル   三菱ケミカルアドバンスドマテリアルズ
【課題】高い遮炎性と断熱性を兼ね備えたスタンパブルシートを提供すること。
【解決手段】熱可塑性樹脂組成物(X)と無機繊維(Y)を含むスタンパブルシートであって、熱可塑性樹脂組成物(X)が熱可塑性樹脂とリン系難燃剤を含み、1200℃で5分加熱したときの膨張倍率が異なる2種以上の層を有する、スタンパブルシートである。関連特許:特開2024-060542
 
特開2024-060545 成形体 三菱ケミカル
【課題】遮炎性と断熱性に優れた成形体を提供すること。
【解決手段】(A)熱可塑性樹脂と、(B)リン系難燃剤と、(C)繊維を含む樹脂組成物からなる成形体であって、下記試験方法(イ)で得た成形体表面の温度曲線を多項式近似により平滑化して得られる平滑化曲線について、その2階微分から変曲点を得たとき、2つ目の変曲点を有する、成形体。試験方法(イ):成形体の表面を火炎面が1200℃となるようにバーナーで接炎させ、接炎面と反対側の表面の温度を非接触式温度計で測定し、t=200秒までの経過時間に対する表面温度をプロットした曲線を得る。
 
WO/2024/084927樹脂付着有機繊維基材 NITTO BOSEKI CO., LTD.
 有機繊維基材と、当該有機繊維基材の少なくとも一方の面に設けられたドット状の樹脂部と、を備え、前記有機繊維基材の融点Mが200〜500℃であり、前記有機繊維基材の単位面積当たりの質量に対する前記樹脂部の単位面積当たりの質量の割合Aが0.30〜6.00%であり、前記樹脂部の平均径Dが0.1〜3.0mmであり、前記樹脂部の平均径Dに対する前記樹脂部の平均中心間距離の比率Rが1.00〜5.00であり、前記融点M、前記割合A、前記平均径D及び前記比率Rが下記式(1)を満たす、樹脂付着有機繊維基材。 1.05≦100×A1/2/(M1/2×D1/2×R2)≦2.62 …(1)
 
WO/2024/085131環境適合性プラスチック、環境適合性プラスチック繊維、およびPGAイオンコンプレックス NATIONAL UNIVERSITY CORPORATION KOCHI UNIVERSITY
 本発明の環境適合性プラスチックおよび環境適合性プラスチック繊維は、難微生物分解性の高分子化合物と、該高分子化合物中に含有されたポリ-γ-グルタミン酸(PGA)またはその塩と、を含有する。PGAは、PGAイオンコンプレックスの形態で使用してもよい。本発明のPGAイオンコンプレックスは、ポリ-γ-グルタミン酸(PGA)と、3価以上の多価金属イオンとを含む。
 
WO/2024/085231複合シート、複合シートの製造方法及び成形体 MITSUBISHI CHEMICAL CORPORATION
 熱可塑性樹脂組成物(X)と無機繊維(Y)を含む複合シートであって、熱可塑性樹脂組成物(X)は、熱可塑性樹脂と熱膨張性難燃剤を含み、密度が1.3g/cm3以下である、複合シートである。 高い遮炎性及び軽量性を有する複合シートを提供することができる。
 
WO/2024/085232繊維強化樹脂複合材料及びそれを用いた成形体 MITSUBISHI CHEMICAL CORPORATION
 熱可塑性樹脂組成物(X)と、無機繊維材料(Y)を含む繊維強化樹脂複合材料であって、熱可塑性樹脂組成物(X)は、熱可塑性樹脂とリン系難燃剤を含み、前記リン系難燃剤がイントメッセント系難燃剤を含み、無機繊維材料(Y)は、最大荷重時の伸度が5%以下である、繊維強化樹脂複合材料である。 高い遮炎性、衝撃波に対する強度を兼ね備えた繊維強化樹脂複合材料を提供することができる。
 
WO/2024/085233積層体 MITSUBISHI CHEMICAL CORPORATION
 熱可塑性樹脂組成物(X)と無機繊維(Y)が一体化した層(A)と、層(A)より厚み方向の熱伝導率が高い層(B)を備えた積層体であって、 前記熱可塑性樹脂組成物(X)は、熱可塑性樹脂(a)と、熱膨張性難燃剤(b1)とを含む、積層体である。 高い遮炎性を備えた積層体を提供することができる。
 
WO/2024/090523嵩高混紡糸及びその製造方法 SPIBER INC.
 本発明は、人工タンパク質を含有し、水との接触により収縮可能な人工タンパク質繊維を含む第1の繊維と、水との接触による収縮率が前記第1の繊維よりも低い第2の繊維とを含み、嵩高性が10cm3/g以上である、嵩高混紡糸に関する。
 
O−5−1不織布
特許7473093 スパンボンド不織布、フィルター濾材、エアフィルター、ならびに、フィルター濾材の製造装置 東レ株式会社
【要約】プリーツ加工性と形態保持性に優れ、かつ、通気性に優れるとともに、機能性付与に適したスパンボンド不織布を提供するため、ポリエステル系樹脂P1と、融点が前記ポリエステル系樹脂P1の融点よりも20℃以上低い熱可塑性樹脂P2と、を構成成分として含む複合繊維により構成されるスパンボンド不織布であって、前記複合繊維の表面の少なくとも一部が前記熱可塑性樹脂P2であり、前記複合繊維は繊維同士の接点の少なくとも一部が繊維軸方向に長さ5μm以上100μm以下のミクロ融着部を有してなり、前記複合繊維の平均単繊維径が15.0μm以上40.0μm以下であり、かつ、前記スパンボンド不織布のヨコ方向の断面における最近接繊維の平均中心間距離が50μm以下である、スパンボンド不織布、とする。
 
特許7475756 ヒータ線保持基材 タチバナテクノス株式会社
【要約】ヒータ線保持基材(11)は、不織布(21)を含む不織布層(31)と、押出成形された熱融着性樹脂材(22)を含み不織布層(31)の上に熱融着された熱融着性樹脂層(32)とを備える。熱融着された不織布層(31)及び熱融着性樹脂層(32)は、熱融着性樹脂層(32)が不織布層(31)の深さ方向に侵入している複数の凹部(33)を有する。凹部(33)により不織布(21)と熱融着性樹脂材(22)とが混在している混在固着層(41)が形成されている。凹部(33)において、不織布層(31)の表面の沈み込み量は、10μm以上、かつ熱融着性樹脂層(32)の厚さ寸法以下である。-
【請求項1】不織布を含む不織布層と、押出成形された熱融着性樹脂材を含み前記不織布層の上に熱融着された熱融着性樹脂層とを備え、前記不織布層は、前記不織布の表面にアルミニウムの微粒子が付着した不織布構造体であり、熱融着された前記不織布層及び前記熱融着性樹脂層は、前記熱融着性樹脂層が前記不織布層の深さ方向に侵入している複数の凹部を有し、前記凹部により前記不織布と前記熱融着性樹脂材とが混在している混在固着層が形成されており、前記凹部において、前記不織布層の表面の沈み込み量は、10μm以上、かつ前記熱融着性樹脂層の厚さ寸法以下である、ヒータ線保持基材。
 
特開2024-056619 不織布積層体 カール・フロイデンベルク・カーゲー
【課題】加熱成形時に寸法安定性を示す不織布積層体を提供する。
【解決手段】ポリエチレンテレフタレート(PET)とコポリエステルとを含む繊維を含むスパンボンド不織布層(A);スパンボンド不織布層(A)よりも高いコポリエステル含有量を有するスパンボンド不織布層(B);以下:単成分系PET短繊維、および少なくともPET成分とコポリエステル成分とを含む、多成分系短繊維を含む、ニードリングされた短繊維不織布層(C);PETとコポリエステルとを含む繊維を含む任意のスパンボンド不織布層(E)、スパンボンド不織布層(E)よりも高いコポリエステル含有量を有するスパンボンド不織布層(D);単成分系PET繊維、および/または少なくともPET成分とコポリエステル成分とを含む、多成分系繊維を含む不織布層(F)を、(A)から(F)の順序で含む不織布積層体において、すべての層が互いに融着している、不織布積層体である。
 
特開2024-060197 ソックフィルタ  サンロード
【課題】オイルミスト、有機溶剤ミスト、その他ミストや固体粒子などを含む汚れた空気を高効率で長期間に亘って清浄化するソックフィルタを提供する。
【解決手段】平均繊維径が300nm以下で、かつ目付が3g/m2以下のナノファイバー不織布と、該ナノファイバー不織布よりも平均繊維径が大きい支持用不織布とを積層した二層構造の複合不織布を少なくとも一組備えると共に、前記複合不織布の外層に強度が10N/5cm以上の補強用不織布を積層して少なくとも三層構造の不織布フィルタを構成した。
 
WO/2024/089958不織布およびこれを用いた吸収性物品用表面シート JNC CORPORATION
 本発明の課題は、簡単な構造でありながら、風合いと軟便透過性を兼ね備えた不織布、吸収性物品用の表面シート、および吸収性物品を提供することである。 本発明の不織布は、交点が熱接着されている複合繊維からなり、前記複合繊維の繊度が3.0〜6.0dtexであり、前記不織布の高密度部位の繊維密度が13.0本/mm2以下であり、前記不織布における高密度部位と低密度部位との繊維密度比が1.4以下であることを特徴としている。
 
特表2024-518171 強度促進不織布   ピーエフノンウーヴンズ ホールディング スポレチノスト エス ルチェニム オメゼニム    ピーエフノンウーヴンズ チェク スポレチノスト エス ルチェニム オメゼニム
【要約】エンドレス繊維及び接着圧痕又は接着点を含む不織布(21)であって:前記エンドレス繊維は,脂肪族ポリエステルを少なくとも80重量%含有し,前記エンドレス繊維は,繊維表面の少なくとも55%を占める第1成分を含有し,前記第1成分は少なくとも1種の脂肪族ポリエステル及び少なくとも0.1重量%の添加剤を含有し,前記添加剤はアミド基を含み,前記添加剤は下記一般式(i)又は(ii)又は(iii)に対応し,  (i)R1‐(CO)‐NH2  (ii)R1‐CO‐NH‐R2  (iii)R1‐(CO)‐NH‐R3‐NH‐(CO)‐R2 式中,R1,R2,及びR3は脂肪族炭化水素鎖である不織布(21)。
 
特表2024-518371 エアレイド不織布材料用のバイオベースバインダー組成物 オルガノクリック アーベー
【要約】本発明は、環境に優しく、再生可能で、堆肥化可能であり、かつ/又は生分解性である、バイオベースバインダー組成物に関する。バイオベース組成物は、キトサン、酸及び可塑剤を含む。本発明によるバイオベースバインダーでエアレイド不織布材料を処理することにより、以前に入手可能なバイオベースバインダーで処理したエアレイド不織布材料と比較して、より高い伸び、すなわち破断伸び及び強度を示すエアレイド不織布材料を提供することが可能である。
 
O−6タイヤ・ゴム
特開2024-058873 CO2排出権発行装置及び廃タイヤ処理システム グリーンズタイヤ
【課題】乾留熱分解油化装置による廃タイヤの処理を促進させることが可能なCO2排出権発行装置及び廃タイヤ処理システムを提供する。
【解決手段】CO2排出権発行装置は、廃タイヤを焼却した場合のCO2排出量と、乾留熱分解油化装置で廃タイヤを無酸素状態で熱分解した場合のCO2排出量との差であるCO2削減量を記憶するメモリと、乾留熱分解油化装置で熱分解された廃タイヤの量に応じたCO2排出権を発行する演算装置とを備えるCO2排出権発行装置。演算装置は、乾留熱分解油化装置が設置された廃タイヤ処理工場に廃タイヤ供給元から供給された廃タイヤの廃タイヤ供給量を取得し(S14)、メモリに記憶されたCO2削減量に前記廃タイヤ供給量を乗じた量に相当する前記CO2排出権を発行する(S15)。
 
特開2024-060521 シリコーンゴム溶解剤及びシリコーンの回収方法 信越化学工業
【課題】シリコーンゴムを高効率に分解でき、シリコーンの回収に有用なシリコーンゴム溶解剤を提供すること。
【解決手段】シリコーンゴム硬化物を溶解可能なシリコーンゴム溶解剤であって、(A)ベンゼンスルホン酸またはアルキルベンゼンスルホン酸:0.1〜50質量%と、(B)1分子あたりトリオルガノシロキシ基を2個以上有する、1分子あたりのケイ素原子数が2〜10であるシロキサン化合物:0.1〜3質量%と、(C)1013hPaの気圧下での沸点が60℃以上200℃以下である有機溶剤:47〜99.8質量%とを含むものであることを特徴とするシリコーンゴム溶解剤。
 
特表2024-518131 表面修飾有機充填剤及びそれを含有するゴム組成物 サンコール・インダストリーズ・ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、少なくとも1種の有機修飾剤が、(i)フェノールOH基、フェノレート基、脂肪族OH基、カルボン酸基、カルボキシレート基、及びこれらの混合物から選択される、充填剤の少なくとも1個の官能基の酸素原子の一部を少なくとも介して、及び/又は(ii)フェノールOH基及び/又はフェノレート基に対してオルト位にある、充填剤の炭素原子の一部を少なくとも介して有機充填剤に共有結合される、有機充填剤;少なくとも1種のゴムと少なくとも前記上述の充填剤とを含むゴム組成物;加硫化系を更に含む、加硫化可能なゴム組成物;そこから得ることが可能な加硫化ゴム組成物;及びタイヤ、特に空気圧タイヤ及びソリッドタイヤの生成で、好ましくはそのトレッド、サイドウォール、及び/又はインナーライナーの生成で使用される、及び/又はテクニカルラバー物品、好ましくはプロファイル、シール、ダンパー、及び/又はホースの生成で使用される、(加硫化可能な)ゴム組成物を調製するための、上述の充填剤の使用に関する。
【請求項5】前記充填剤がリグニン系充填剤であり、好ましくは少なくともリグニン、更により好ましくは有機充填剤自体が、熱水処理を用いて得ることができる形で少なくとも部分的に存在し、特に好ましくは熱水処理を用いて得ることができることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の充填剤。審
 
特表2024-518132 有機シランで修飾された有機充填剤及び前記充填剤を含有するゴム組成物 サンコール・インダストリーズ・ゲーエムベーハー
【要約】本発明は:有機充填剤、フェノールOH基、フェノレート基、脂肪族OH基、カルボン酸基、カルボキシレート基、及びこれらの混合物から選択される充填剤の少なくとも1個の官能基の酸素原子の少なくとも一部を介して充填剤に共有結合された少なくとも1種の有機修飾剤;少なくとも1種のゴム及び少なくともこの前述の充填剤を含むゴム組成物;加硫化系を更に含む加硫化可能なゴム組成物;それから得ることが可能な加硫化ボム組成物;及びタイヤ、好ましくは空気圧タイヤ、及びソリッドゴムタイヤ、それぞれの場合に好ましくはそれらのトレッド、サイドウォール、及び/又はインナーライナーの生成で使用される、及び/又はテクニカルラバー物品、好ましくはプロファイル、シール、ダンパー、及び/又はチューブの生成で使用される、(加硫化可能な)ゴム組成物を生成するための、前述の充填剤の使用に関する。
【請求項3】10から150m2/gの範囲、特に好ましくは20から120m2/gの範囲、更により好ましくは30から110m2/gの範囲、特に40から100m2/gの範囲、最も好ましくは40から<100m2/gの範囲のBET表面積を有すること、及び/又は前記充填剤がリグニン系充填剤であり、好ましくは少なくともリグニン、更により好ましくは有機充填剤自体が、熱水処理を用いて得ることができる形で少なくとも部分的に存在し、特に好ましくは熱水処理を用いて得ることができることを特徴とする、請求項1又は2に記載の充填剤。
 
O−7塗料・有機蒸気
特開2024-056995 結晶性低屈折率層を有する多層反射偏光子 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー
【課題】多層反射偏光子について記載されている。特に、結晶性の高屈折率層及び低屈折率層の両方を含む多層反射偏光子が開示される。
【解決手段】多層反射偏光子は、複数の交互の第1のポリマー層及び第2のポリマー層を含む。第1のポリマー層及び第2のポリマー層のそれぞれは、少なくとも0.01の面内複屈折を有する。少なくとも1つの面内方向に対して、第1のポリマー層及び第2のポリマー層のそれぞれの間の屈折率の差は少なくとも0.04である。少なくとも1つの面内方向に直交する第2の面内方向に対して、第1のポリマー層及び第2のポリマー層のそれぞれの間の屈折率の差は0.04未満である。多層反射偏光子は、少なくとも4つのエッジを有し、第1のポリマー層又は第2のポリマー層のいずれについても、550nmで測定される屈折率が1.7を超えない。
【効果】これらの反射偏光子は、自動車、建築、及び工業用途に特に好適であり得る。
 
O−11缶・瓶・容器
O−11ー1缶潰し・減容等
実登3246466 足踏み式空缶潰し具 南京市馬遜茶盛雑貨貿易株式会社
【課題】空缶を押しつぶす作業をより速く、より省力化にさせ、適用効率を向上させる上に、使用過程では、様々なサイズの空缶に適用できる、足踏み式空缶潰し具を提供する。
【解決手段】空缶14の圧縮器は、載置枠13と、載置枠の片端の片側に回転可能に接続される引き環1と、引き環から遠く離れた載置枠の内側の底端の片側に均一に設けられる多組の第二銜え爪6と、載置枠の両端の片側に均一に設けられる多組の突合せ孔12と、隣接する二組の突合せ孔の内側に挿入される阻止棒11とを備える。
 
O−11ー2容器・袋
特許7229613 容器処理装置 日本シーム
【課題】紙コップが汚れた状態ではリサイクル時の洗浄コストが高くなる。破砕してしまうと、輸送や再生処理の際に紙屑が舞ったり零れたりして処理がしづらいという問題点があった。
【解決手段】容器を投下する投下口11と、洗浄水を前記容器の内側に噴射する噴射口と、噴射した洗浄水を吸引する吸引装置と、前記容器を挟み込んで圧縮する圧縮装置15を、備え、前記噴射口からの洗浄水の噴射と、前記吸引装置による吸引を、同時または略同時に行う、容器処理装置。
 
WO/2024/085198注出口栓及びこれを用いた包装容器 TOPPAN HOLDINGS INC.
 高速充填装置を用いて高エネルギー条件で超音波溶着を行った場合でも、溶着箇所におけるピンホールの発生が抑制された注出口栓及びこれを用いた包装容器を提供する。スパウトと、スパウトに螺合によって取り付けられるキャップとを有する注出口栓であって、スパウトは、環状の台座部と、台座部の上端部に接続される筒状の注出部と、台座部の下端部から外方に延伸する平板状のフランジ部とを備え、フランジ部及び台座部の下面は平坦面であり、台座部は、上端部側から下端部側に向かって内径が広がるテーパー状の内周面を有する第1環状部を含む、注出口栓。
 
 
P酸素・ガス分離・炭酸ガス
Pー1酸素
特開2024-057069 創傷の酸素供給システム エレクトロケミカル オキシジェン コンセプツ インコーポレーテッド
【課題】酸素を創傷に供給して損傷した組織の治癒を加速し、かつ/または組織の生存能を促進するためのシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】創傷の酸素供給システム200は酸素出口を定める外枠部202を含む。酸素生成サブシステムは外枠部に含まれ、そして酸素出口に結合される。制御サブシステムは酸素生成サブシステムに結合され、そして酸素生成サブシステムが経験する湿度を示す湿度情報を受信するように構成されている。次いで制御システムは、酸素生成サブシステムにより作成され、そして酸素出口を通って創傷に接する制限気流エンクロージャーに提供される酸素流を制御するために、湿度情報を使用して酸素生成サブシステムに提供される電力を制御する。
 
特開2024-058676 空気分離装置および空気分離方法 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード
【課題】上記従来構成よりも、高純度窒素と高純度酸素の製造量を増加させることができる空気分離方法を提供する。
【解決手段】原料空気が導入される主熱交換器1と、原料空気が導入される窒素精留塔2と、窒素精留塔から導出される窒素ガスを凝縮する少なくとも1つの窒素凝縮器3、4と、窒素精留塔2から導出された酸素含有液が導入される高純度酸素精留塔5と、高純度酸素精留塔5で精留される高純度酸素液を蒸発する酸素蒸発器6と、サブクーラ7と、を備えた空気分離装置A1に適用される方法であって、前記窒素精留塔2から導出された酸素富化液の一部を、前記酸素蒸発器6で冷却した後で前記窒素凝縮器3、4へ供給し、および、酸素富化液の残部を、前記窒素精留塔2から供給される窒素ガスと、前記窒素凝縮器3、4の冷媒側から供給されるガスを冷媒とするサブクーラ7で冷却した後で前記窒素凝縮器3、4へ供給する工程を含む。
 
特開2024-060459 酸素飽和度測定装置、酸素飽和度測定方法及び酸素飽和度測定プログラム オムロン
【課題】測定精度を向上できる酸素飽和度測定装置を提供する。
【解決手段】酸素飽和度測定装置は、赤色光及び赤外光よりも酸化ヘモグロビンの吸収係数と還元ヘモグロビンの吸収係数とが高い波長を有する参照光の受光光の光強度に応じた第三脈波信号PS3の1つの拍動中におけるピークタイミングTMとボトムタイミングTmとに基づいて、第一発光素子が赤色光を投光する第一投光タイミングTF1と、第二発光素子が赤外光を投光する第二投光タイミングTF2と、を決定し、第一発光素子に対して第一投光タイミングTF1で赤色光を投光させ、第二発光素子に対して第二投光タイミングTF2で赤外光を投光させ、第一投光タイミングTF1で投光された赤色光に応じて受光素子が出力した第一脈波信号と、第二投光タイミングTF2で投光された赤外光に応じて受光素子が出力した第二脈波信号と、に基づいて動脈の酸素飽和度を測定する。
 
特開2024-060460 酸素飽和度測定装置、酸素飽和度測定方法及び酸素飽和度測定プログラム オムロン
【課題】測定精度を向上できる酸素飽和度測定装置を提供する。
【解決手段】酸素飽和度測定装置は、動脈に対して、赤色光と赤外光と赤色光及び赤外光よりも酸化ヘモグロビンの吸収係数と還元ヘモグロビンの吸収係数とが高い波長を有する参照光を投光し、投光された赤色光と赤外光と参照光とのそれぞれに対応する透過光又は反射光を受光光として受光し、赤色光の受光光の光強度に応じた第一脈波信号と、赤外光の受光光の光強度に応じた第二脈波信号と、参照光の受光光の光強度に応じた第三脈波信号とを取得し、第一脈波信号の強度と第三脈波信号の強度とに基づいて第一情報を算出し、第二脈波信号の強度と第三脈波信号の強度とに基づいて第二情報を算出し、それぞれ算出された第一情報と第二情報との比に基づいて酸素飽和度を算出することによって動脈の酸素飽和度を測定する。
 
WO/2024/085041酸素飽和度測定装置、酸素飽和度測定方法及び酸素飽和度測定プログラム OMRON CORPORATION
 酸素飽和度測定装置は、赤色光及び赤外光よりも酸化ヘモグロビンの吸収係数と還元ヘモグロビンの吸収係数とが高い波長を有する参照光の受光光の光強度に応じた第三脈波信号の1つの拍動中におけるピークタイミングとボトムタイミングとに基づいて、第一発光素子が赤色光を投光する第一投光タイミングと、第二発光素子が赤外光を投光する第二投光タイミングと、を決定し、第一発光素子に対して第一投光タイミングで赤色光を投光させ、第二発光素子に対して第二投光タイミングで赤外光を投光させ、第一投光タイミングで投光された赤色光に応じて受光素子が出力した第一脈波信号と、第二投光タイミングで投光された赤外光に応じて受光素子が出力した第二脈波信号と、に基づいて動脈の酸素飽和度を測定する。
 
WO/2024/085042酸素飽和度測定装置、酸素飽和度測定方法及び酸素飽和度測定プログラム OMRON CORPORATION
 酸素飽和度測定装置は、動脈に対して、赤色光と赤外光と赤色光及び赤外光よりも酸化ヘモグロビンの吸収係数と還元ヘモグロビンの吸収係数とが高い波長を有する参照光を投光し、投光された赤色光と赤外光と参照光とのそれぞれに対応する透過光又は反射光を受光光として受光し、赤色光の受光光の光強度に応じた第一脈波信号と、赤外光の受光光の光強度に応じた第二脈波信号と、参照光の受光光の光強度に応じた第三脈波信号とを取得し、第一脈波信号の強度と第三脈波信号の強度とに基づいて第一情報を算出し、第二脈波信号の強度と第三脈波信号の強度とに基づいて第二情報を算出し、それぞれ算出された第一情報と第二情報との比に基づいて酸素飽和度を算出することによって動脈の酸素飽和度を測定する。
 
WO/2024/090329慢性低酸素状態による炎症を改善する組成物 TOHOKU UNIVERSITY
 本発明者らは、ピリドキサール合成酵素Pyridoxamine−5'−phosphate oxidase(PNPO)が、慢性低酸素状態におけるHIF経路とは独立した新たな経路の酸素感知機構として機能することを見いだした。PNPOによって生成されるピリドキサール、又はピリドキサールリン酸を有効成分とする医薬組成物は、慢性低酸素状態による炎症反応の増悪を改善するサプリメントや医薬組成物として効果を奏する。また、ピリドキサール、又はピリドキサールリン酸が補酵素として関与する酵素反応による生成物、具体的には超硫黄分子や二価鉄も、慢性低酸素状態による炎症反応の増悪を改善するサプリメントや医薬組成物として効果を奏する。
 
P−2ガス分離
WO/2024/090216蒸留装置および蒸留装置の運転方法 TAIYO NIPPON SANSO CORPORATION
 起動時間の短縮が可能な蒸留装置を提供することを目的とする。本発明は、規則充填物を塔内に有し、塔内での気液の接触により高沸点成分を液側に、低沸点成分をガス側に濃縮する1以上の充填塔(D)と、充填塔の下降液の少なくとも一部を気化し、その一部を上昇ガスとして充填塔に導入する1以上の蒸発器(R)と、充填塔の上昇ガスの少なくとも一部を液化し、その一部を還流液として充填塔に導入する1以上の凝縮器(C)と、少なくとも1つの蒸発器(R)と、少なくとも1つの充填塔(D)の上部との間に位置する液体供給経路(L5)と、液体供給経路に位置する1以上の液体貯留容器(H)と、液体供給経路(L5)が接続される充填塔Dの下部に位置する1以上のガス供給経路(L7)とを備える蒸留装置(1)を提供する。
 
WO/2024/090457ガス分離膜、ガス分離装置、ガス分離膜の製造方法、及び分析方法 SUMITOMO CHEMICAL COMPANY, LIMITED
 リークを抑制し、低温条件下において優れた二酸化炭素の透過性を有するガス分離膜として、ポリエチレンオキシド構造を有するポリマーを含み、かつ、条件[x]及び条件[y]のうちの少なくとも一方を満たす分離機能層(15)を有するガス分離膜(10)を提供する。 <条件[x]> 無水酢酸及びp−トルエンスルホン酸一水和物を用いて分離機能層を化学分解して得た溶液をガスクロマトグラフ質量分析法により測定し、得られたクロマトグラムにおいて、式(a)で表される化合物のピーク面積をPaとし、式(b)で表される化合物のピーク面積をPbとするとき、式(I)の関係を満たす。 (Pb/Pa)×100≧0.03 (I) <条件[y]> ポリマーは、架橋ポリエチレンオキシドを含み、分離機能層の融点は、60℃以下である。
 
特表2024-517590 電気化学的ガス分離方法 ヴェルドックス・インコーポレイテッド
【要約】流体混合物からルイス酸ガスを分離する方法であって、流体混合物を、還元型電気活性種、非水電解質及び安定化添加剤と接触させて、ルイス酸ガスと還元型電気活性種との間のアニオン付加体を形成する工程を含み、電気活性種が、酸化状態、及びルイス酸ガスと結合してアニオン付加体を形成する少なくとも1つの還元状態を含み、安定化添加剤が、カチオン性ルイス酸、水素結合供与体、又はそれらの組み合わせを含み、安定化添加剤が、還元型電気活性種からのアニオン付加体の形成を動力学的に有利にし、アニオン付加体と還元型電気活性種との間の熱力学的平衡におけるアニオン付加体の形成を熱力学的に有利にするのに有効な量で存在する、方法。
 
Pー3炭酸ガス
特許7450001 二酸化炭素排出量試算システム、及び二酸化炭素排出量試算方法 アマダ
【課題】実加工機が行った加工を対象機が行うと仮定して、対象機が排出する二酸化炭素排出量を試算する。
【解決手段】二酸化炭素排出量試算システム1は、実加工機2が利用した加工プログラムに従って、対象機3が加工を行うときの二酸化炭素排出量を試算する演算部81と、加工プログラムDB4と、実加工機加工条件DB5と、対象機DB6と、を備える。演算部81は、対象機DB6を検索し、実加工機2が加工プログラムに従って加工を行ったときの実加工機2の加工条件と共通する、対象機3の加工条件を抽出し、実加工機2が利用した加工プログラムを解析し、抽出された対象機3の加工条件を用いて加工プログラムを実行したものと仮定して、対象機3が加工に要する加工時間を予測し、予測された加工時間に基づいて、対象機3の二酸化炭素排出量を試算する。
 
特開2024-059402 二酸化炭素を回収するためのアミン溶液、及びそれを用いた二酸化炭素を分離回収する方法 公益財団法人地球環境産業技術研究機構
【課題】二酸化炭素を吸収しても、沈殿物を形成せず、二酸化炭素の吸収及び回収の全動作範囲で、高い二酸化炭素溶解度と低い粘度を持つアミン溶液を提供する。
【解決手段】二酸化炭素を含むガスから二酸化炭素を回収するアミン溶液であって、前記アミン溶液は、アミン化合物を含み、前記アミン化合物は、所定の7種のアミン化合物の少なくとも1種であることを特徴とする二酸化炭素を回収するためのアミン溶液。
 
特開2024-059583 二酸化炭素吸収剤及び二酸化炭素分離回収方法 日本化学工業
【課題】二酸化炭素吸収量が多く、且つ、吸収剤再生時の二酸化炭素放出が容易なイオン性液体を使用した二酸化炭素吸収剤を提供すること。
【解決手段】少なくとも多孔質担体と、該多孔質担体に担持されているイオン性液体と、からなり、該イオン性液体が、下記一般式(1):(式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立して炭素数1以上10以下の直鎖状アルキル基、分岐鎖状アルキル基又は環状アルキル基を表し、mは1以上10以下の整数を表し、nは1以上3以下の整数を表す。A1n−はアニオンを表す。)で表されるホスホニウム系イオン性液体であること、を特徴とする二酸化炭素吸収剤。
【請求項2】前記多孔質担体が、活性炭、シリカゲル、層状珪酸塩、メソポーラスシリカ、ゼオライト、アルミノケイ酸塩、バーミキュライト、モレキュラーシーブ、多孔質シリカ、珪藻土、多孔性樹脂、多孔性繊維、多孔性金属有機構造体、多孔質アルミナ、多孔質セラミック、ポーラスコンクリート、活性白土又は粘土鉱物であることを特徴とする請求項1に記載の二酸化炭素吸収剤。
 
WO/2024/084584二酸化炭素吸収モジュール、二酸化炭素吸収塔、二酸化炭素吸収装置及び二酸化炭素吸収方法 SUMITOMO ELECTRIC INDUSTRIES, LTD.
 本開示の一態様に係る二酸化炭素吸収モジュールは、二酸化炭素吸収材と、上記二酸化炭素吸収材を覆う溶液と、上記溶液に二酸化炭素を供給する供給部とを備える。
 
WO/2024/084605二酸化炭素回収方法 MITSUBISHI ELECTRIC CORPORATION
 本開示に係る二酸化炭素回収方法は、二酸化炭素含有ガスから二酸化炭素を吸収材(4)に吸収させる工程と、二酸化炭素を吸収した吸収材(4)を下水に投入する工程と、下水に投入された吸収材(4)から二酸化炭素を回収する工程と、を有する。
 
WO/2024/084969二酸化炭素排出量試算システム、及び二酸化炭素排出量試算方法 AMADA CO.,LTD.
 二酸化炭素排出量試算システム(1)は、実加工機(2)が利用した加工プログラムに従って、対象機(3)が加工を行うときの二酸化炭素排出量を試算する演算部(81)と、加工プログラムDB(4)と、実加工機加工条件DB(5)と、対象機DB(6)と、を備える。演算部(81)は、対象機DB(6)を検索し、実加工機(2)が加工プログラムに従って加工を行ったときの実加工機(2)の加工条件と共通する、対象機(3)の加工条件を抽出し、実加工機(2)が利用した加工プログラムを解析し、抽出された対象機(3)の加工条件を用いて加工プログラムを実行したものと仮定して、対象機(3)が加工に要する加工時間を予測し、予測された加工時間に基づいて、対象機(3)の二酸化炭素排出量を試算する。
 
WO/2024/085046二酸化炭素吸着材 AGC INC.
 本発明は、担持させたアミン化合物を有効に利用し、効率的に二酸化炭素を回収できる二酸化炭素吸着材を提供する。本発明の二酸化炭素吸着材は、分子内にエーテル結合性の酸素原子またはシロキサン結合性の酸素原子を少なくとも1つ有するアミン化合物が支持体に担持されたアミン担持体を含有する。
 
WO/2024/085086二酸化炭素吸収剤及び二酸化炭素分離回収方法 NIPPON CHEMICAL INDUSTRIAL CO., LTD.
 二酸化炭素吸収量が多く、且つ、吸収剤再生時の二酸化炭素放出が容易なイオン性液体を使用した二酸化炭素吸収剤を提供することであり、少なくとも多孔質担体と、該多孔質担体に担持されているイオン性液体と、からなり、該イオン性液体が、下記一般式(1): (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立して炭素数1以上10以下の直鎖状アルキル基、分岐鎖状アルキル基又は環状アルキル基を表し、mは1以上10以下の整数を表し、nは1以上3以下の整数を表す。A1n−はアニオンを表す。)で表されるホスホニウム系イオン性液体であること、を特徴とする二酸化炭素吸収剤。
 
WO/2024/085124二酸化炭素捕捉モジュール、および二酸化炭素回収装置 SUMITOMO ELECTRIC INDUSTRIES, LTD.
 第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極とが浸漬される溶液と、前記溶液に二酸化炭素を供給する気体供給部と、前記第1電極と前記第2電極との間に電圧を印加する電圧印加機構と、を備え、前記第1電極は、鉄を主成分とする第1金属を含む二酸化炭素捕捉材を有し、前記第2電極は、前記第1金属よりもイオン化傾向が小さい第2金属または炭素を含む、二酸化炭素捕捉モジュール。
 
WO/2024/085162二酸化炭素捕捉モジュール、二酸化炭素捕捉用スクラバー、二酸化炭素捕捉装置及び二酸化炭素捕捉方法 SUMITOMO ELECTRIC INDUSTRIES, LTD.
 本開示の一態様に係る二酸化炭素捕捉モジュールは、二酸化炭素捕捉材と、上記二酸化炭素捕捉材に覆うように接触する溶液と、上記溶液に二酸化炭素を供給する供給部とを備え、上記二酸化炭素捕捉材が鉄又は鉄化合物を主成分とする。
 
WO/2024/090105二酸化炭素回収システム及び二酸化炭素回収方法 MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD.
 二酸化炭素回収システムは、燃焼装置から排出された排ガスに含まれる二酸化炭素を吸収液又は吸着材に付着させる二酸化炭素抽出装置と、吸収液又は吸着材を熱媒体との間の熱交換により加熱する加熱器を含み、吸収液又は吸着材から二酸化炭素ガスを分離する分離装置と、二酸化炭素ガスを液化させる液化装置と、を備え、液化装置は、二酸化炭素ガスを圧縮する圧縮機と、加熱器に導入される熱媒体と圧縮された二酸化炭素ガスとの間で熱交換を行う熱交換器と、圧縮された二酸化炭素ガスと第1冷熱媒体との間で熱交換を行い、二酸化炭素ガスを冷却する冷却器と、熱交換器及び冷却器を通過した二酸化炭素ガスと第2冷熱媒体との間で熱交換を行い、二酸化炭素ガスを液化させる液化器と、を含む。
 
WO/2024/090269二酸化炭素固定方法及び二酸化炭素固定装置 TOYO CONSTRUCTION CO.,LTD.
【課題】セメントスラリーを用いた地盤改良の際、効率良く、二酸化炭素を地盤中に固定できる二酸化炭素固定方法を提供する。
【解決手段】セメントスラリーを地盤中に圧送、攪拌してセメント改良杭を造成する際に、二酸化炭素を地盤中に直接圧送して、地盤中にて、地盤中の間隙水に二酸化炭素を溶解させて、セメントスラリーと混合することで、炭酸カルシウムを生成するので、効率良く、二酸化炭素を地盤中に固定することができる。
 
WO/2024/090333樹脂添加剤およびそれを含む樹脂組成物 BEHOMAL CO., LTD.
 本発明は、生態や環境に悪影響を及ぼし得る材料を用いたり、製造時や廃棄処理時に環境問題を引き起こしたりすることなく、CO2を吸収する製品を提供すること、特に、日々大量生産大量消費される消費材を提供することを主な課題とする。 本発明として、例えば、多孔質性CO2吸収材を含有する樹脂用添加剤であって、前記多孔質性CO2吸収材が、生物由来で得ることができる炭素原子含有材料を含有することを特徴とする樹脂用添加剤や、当該樹脂用添加剤を含有する樹脂組成物を挙げることができる。
 
特表2024-518240 再生可能エネルギーを使用して二酸化炭素を高純度化及び変換するプロセス  インフィニウム テクノロジー,エルエルシー
【要約】本発明は、概して、再生可能エネルギーを使用してCO2を高純度化し、低炭素又はゼロ炭素である高品質の燃料及び化学物質へと変換するためのプロセス及びシステムに関する。一態様では、本発明は、少なくとも90モル%のCO2を含む流を生成する方法が提供される。いくつかの場合には、CO2流が処理され、それによって低炭素燃料及び化学物質を製造する。このプロセスでは、CO2の少なくとも一部が、逆水性ガスシフト(RWGS)反応器内でH2を含む流と反応させられ、それによってCOを含む生成物流を生成する。
 
Pー3−1利用
特許7474013 発電設備併設e−fuel生産システムおよび発電設備併設e−fuel生産方法 株式会社 ユーリカ エンジニアリング
【要約】本発電設備併設e−fuel生産システム1aは、大気中から直接空気回収されたDAC炭酸ガスとグリーン水素ガスとが供給され、水素ガスと一酸化炭素ガスとのモル比がほぼ2:1の合成ガスを製造する合成ガス製造装置30と、合成ガスをFT合成反応させてFT粗油を生成するFT合成装置40を備える。FT粗油の精製で製造された軽油および残渣油をボイラー51で燃焼させて生成された過熱蒸気で蒸気タービン発電機53を駆動する発電設備50を併設し、発電設備から排出された排ガスから炭酸ガスを回収炭酸ガスとして回収する。合成ガス製造装置は、回収炭酸ガスとDAC炭酸ガスとを混合した混合炭酸ガスおよび混合炭酸ガスとで合成ガスを製造するのに必要な量のグリーン水素ガスを供給されて合成ガスを製造しFT合成装置に送出する。これにより、カーボンニュートラル、低コストかつ低エネルギー消費でe−fuelを製造することができる。
 
特開2024-056610 熱輸送装置への二酸化炭素冷媒の充填方法および熱輸送装置用の冷媒充填制御装置 島津製作所
【課題】熱輸送装置の冷媒流路内に二酸化炭素冷媒を充填するための装置の装置構成の複雑化を抑制しつつ、ドライアイスの発生に起因する冷媒流路の閉塞の発生を抑制する。
【解決手段】この熱輸送装置への二酸化炭素冷媒の充填方法は、二酸化炭素を、ドライアイスの発生を抑制する充填速度で、冷媒流路内の圧力が二酸化炭素の三重点圧力以上になるように、冷媒流路に充填するか、または、不活性ガスを、冷媒流路内の圧力が二酸化炭素の三重点圧力以上になるように、冷媒流路に充填する、事前充填ステップ(ステップ902)と、事前充填ステップ(ステップ902)後に、冷媒流路内の圧力が二酸化炭素の三重点圧力以上の状態で、冷却装置(熱輸送装置)の運転に必要な所定量まで、冷媒流路に二酸化炭素を充填する本充填ステップ(ステップ901)とを備える。
 
特開2024-059416 メタノール製造方法およびメタノール製造装置 日立造船
【課題】膜反応器よりも製造が容易なメタノール製造装置を用いて、化学平衡を生成側にシフトさせながらメタノールを効率的に製造する。
【解決手段】二酸化炭素と水素を含む反応ガスからメタノールを合成する反応を促進する触媒を具備する2つ以上の反応部と、前記反応の生成物である水蒸気を前記反応ガスから分離する2つ以上の分離部と、を具備し、前記分離部は、非透過側の第1空間と、透過側の第2空間と、前記水蒸気を選択的に前記第1空間から前記第2空間に移動させる水蒸気分離膜と、前記水蒸気分離膜を透過させた前記水蒸気を外部へ導く水蒸気導出路と、を具備し、前記反応ガスが、前記反応部と前記分離部とを交互に流通して、化学平衡を生成側にシフトさせながらメタノールを生成および濃縮する、メタノール製造装置。
 
特表2024-518256 バイオプロセスへ供給培地を添加する方法 ソーラー フーズ オサケユイチア
【要約】バイオプロセスに供給培地を添加する方法が開示される。この方法は、CO2に富むガス流を受け取ることと、前記CO2に富むガス流をそこから不純物を除去するために処理することと、二酸化炭素を吸収するための水性混合物を調製することであって、前記水性混合物は、水性混合物の0.1〜50重量%の範囲の少なくとも1つの無機窒素化合物を含み、前記少なくとも1つの無機窒素化合物は微生物のための窒素源であること、及び、前記CO2に富むガス流から二酸化炭素を前記水性混合物中へ吸収させ、吸収された二酸化炭素を含む水性混合物が供給媒体を形成することと、及び、供給培地をバイオプロセスに添加することと、を含む。
 
Pー4その他
特開2024-057579 温室効果ガス削減行動誘起装置及び温室効果ガス削減行動誘起方法 関西電力
【課題】各家庭で排出する温室効果ガスの削減行動を誘起することができる温室効果ガス削減行動誘起装置を提供する。
【解決手段】温室効果ガス削減行動誘起装置100は、各家庭20で排出する温室効果ガスの排出量を示す第一排出情報151を取得する第一取得部110と、比較対象となる温室効果ガスの排出量を示す第二排出情報152を取得する第二取得部120と、第二排出情報152で示される排出量から第一排出情報151で示される排出量を差し引くことで、温室効果ガスの削減量を算出する算出部130と、削減量に対して得られる対価に応じた特典を各家庭20に付与するための情報を含む特典情報154を出力する出力部140と、を備える。
 
特開2024-058276 液体窒素製造装置および液体窒素製造方法 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード
【課題】液化天然ガスの寒冷を利用して、窒素ガスから液体窒素を製造できる製造装置および製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】液体窒素製造装置1は、LNG熱交換器E3と、低温ブースター11と、リサイクル熱交換器E2と、膨張タービン12と、第一膨張弁13と、第一セパレータ14と、熱交換器E1と、第一圧縮機21と、第二圧縮機22と、LNG熱交換器E3を通過し、低温ブースター11へ送られる中圧の窒素ガスの温度を監視する第一温度監視部16と、前記低温ブースターの吐出圧を一定にするように、前記第二圧縮機を制御する第二圧縮機制御部(17)とを備える。
 
 
Q固形燃料・エネルギー・熱電変換
Qー1固形燃料・液体燃料
特開2024-056465 燃焼システム及び燃焼方法 プランテック
【課題】投入される固形燃料の発熱量にばらつきがあったとしても、固形燃料の投入熱量を所定範囲に納めることが可能な燃焼システム及び燃焼方法を提供する。
【解決手段】本発明の燃焼システムは、固形燃料を断続的に移送するコンベヤ式の供給装置、供給装置で移送された固形燃料を一時的に保持するとともに燃焼室に断続的に投入する投入装置、供給装置の所定位置に設置された赤外線式水分計、赤外線式水分計で検知された水分量に基づいて供給装置による移送量を制御する制御装置、を備える。
 
特開2024-059603 残渣の資源化方法 旭化成
【課題】ろ過残渣を資源の用途に転用するための、残渣の資源化方法を提供する。
【解決手段】発酵液、及び/又は培養液を含む原料組成物を固液分離することにより、ろ液が分離された残渣を得る工程と、前記残渣を、資源として用いる工程と、を有する。
【請求項4】前記発酵液、及び/又は前記培養液は、醸造物、及び/又は糖化液である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】前記資源を、経口用組成物、肥料、及び/又は燃料の用途として用いる、請求項1に記載の方法。
 
特表2024-518153 燃料油水素化分解の方法  イリエフ,ロマン      マサルヴィッチ,ヴァレリーア    タラノヴ,エデュアルド
【要約】本発明は、メタン存在下での燃料油水素化分解に関し、835〜850kg/m3の密度の蒸留生成物を生成するように設計される。技術的結果は、燃料油水素化分解のプロセスを、それを低減された温度および圧力で行うことによって単純化すること、ならびに蒸留生成物の収率を高めることである。燃料油が、90〜110℃に加熱され、0.8〜1.2Mpaの圧力で供給されるメタンと混合され、燃料油とメタンの得られる混合物が、280〜380℃に加熱され、促進触媒存在下での水素化分解のために水素化分解反応器に供給され、得られる蒸気が、精留ユニットに移され、分離されたストリームが続いて冷却されて805〜850kg/m3の密度の燃料油留分を得る、燃料油水素化分解の方法が提唱される。燃料油およびメタン混合物の最適質量比は、80:20であり、触媒は、周期表の異なる周期およびいずれかの同じ周期に属する、周期表のスカンジウムおよびチタンのサブグループの元素の酸化物の混合物であり、等モル分率で取られかつ酸化アルミニウムに適用される。この場合、触媒は、第5周期金属および原子番号75〜83の周期表元素からなる複合材料で促進され得る。
 
Qー1ー1アンモニア
特開2024-059655 アンモニア水の製造方法 三菱ケミカル
【課題】製品アンモニア及びアンモニア水を少ないエネルギーで効率的に生成できるアンモニアの製造方法及びアンモニア水の製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】原料に水素と窒素を用いて、アンモニアを製造する方法であって、アンモニア合成触媒とアンモニア分離膜とを用いた膜型反応器により、前記原料からアンモニアを合成する反応分離工程と、前記アンモニア分離膜を透過した透過ガス中に含まれるアンモニアを冷却し、凝縮した液化アンモニアを回収する回収工程と、未反応の原料ガスを含むガスをリサイクルするリサイクル工程と、を備える、アンモニアの製造方法。
【請求項8】前記反応分離工程において、前記アンモニア分離膜がゼオライト膜である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のアンモニア水の製造方法。
 
WO/2024/090091アンモニア除害システム、浮体、及びアンモニア除害方法 MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD.
 アンモニア除害システムは、アンモニアを吸収可能な吸収液を貯留する第一タンクと、前記第一タンクにアンモニア及び不活性ガスを含むパージガスを導入可能な第一導入ラインと、前記第一タンクでの前記吸収液によるアンモニアの吸収を促進させる第一吸収促進部と、前記第一タンクの液相から液体を排出可能な第一液体排出ラインと、前記第一タンクの気相から気体を排出可能な第一気体排出ラインと、前記第一タンクとは独立して設けられた第二タンクと、前記第一タンクの上部の気相と前記第二タンクの上部とを接続する上部接続ラインと、前記接続ラインに設けられて、前記第一タンクの気相の圧力に応じて開閉可能な圧力調整弁と、を備える。
 
WO/2024/090092燃焼システム IHI CORPORATION
??燃焼システム(100)は、アンモニア供給源(1)と、アンモニア供給源(1)に接続され、アンモニアを水素および窒素へと分解するクラッキング装置(3)と、アンモニア供給源(1)およびクラッキング装置(3)に接続され、アンモニア供給源(1)からのアンモニアと、クラッキング装置(3)からの水素を含むガスと、を燃焼する燃焼器(42)と、燃焼器(42)における燃焼異常を検出するセンサ(Se)と、センサ(Se)に通信可能に接続され、センサ(Se)の検出結果に基づいてクラッキング装置(3)から燃焼器(42)へのガスの量を調整する制御装置(90)と、を備える。
 
Qー2エネルギー
Qー2−1火力
WO/2024/090253蒸気タービン MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD.
 蒸気タービンは、静翼と、動翼と、静翼および動翼を収容するタービン車室と、タービン車室に微粒化された水滴を含む蒸気を供給するナノ水滴供給装置であって、水滴の粒径の算術平均であるD10粒径が0.5μm以下であり、且つ、タービン車室に流入する主蒸気に対する質量比が0.01%以上0.5%以下となるナノ水滴を主蒸気に供給するためのナノ水滴供給装置と、を備える蒸気タービン。
 
Qー2−2その他
特許7319640 浮力発電装置および浮力発電方法 藤崎 伊知子
【課題】従来の水力発電所のような大規模な設備を必要とすることなく、より簡易な設備で河川等の水を利用して電力を発生させることができる発電装置および発電方法を提供する。
【解決手段】水を貯えることが可能な貯槽と、前記貯槽に水を導入する導入口と、前記貯槽から外部に水を排出する排出口と、前記排出口を開閉する開閉機構と、前記貯槽に上下動可能に配置された浮揚体と、前記浮揚体の上下運動を電気に変換する発電機と、を有する浮力発電装置およびこれを利用した浮力発電方法。
 
特許7471621 気泡を利用した回転機構を備える発電機 株式会社ゲットクリーンエナジー
【課題】簡便な回転機構で回転する発電機を提供する。
【解決手段】回転機構は、水50を貯めた水槽10と、水槽内に気泡12を供給する気泡供給管11と、気泡の浮力で水中を上下動する錘体21と、錘体に重なって上下動する円板22と、錘体から放射状に伸びる複数の支持棒体31と、支持棒体に支持された、パラシュート状のシート部材32と、錘体及び円板の上昇位置を規制する停止板51と、停止板から突出する停止棒511とを備える。シート部材32の下に気泡が溜まると、その浮力で錘体及び円板が上昇し、錘体は停止棒の先端が接触した時点で、円板は停止板に接触した時点でそれぞれ上昇が止まる。そのため、錘体に形成されている通過口から気泡が逃げる。気泡の浮力を失った錘体及び円板は元の状態に戻る。この錘体の反復動作が、リンク機構61,62,63でギア64の回転に変換され、発電機66の回転軸が回転する。
 
特開2024-058521 メータ番号を発信するメータの自動検針システム 生武 好包
【課題】今までと違った方法で人手検診に太刀打ちできる自動検針システムにする。
【解決手段】水道メータの0,1立方メータの歯車か1立方メータの歯車の歯の1つに永久磁石を埋め、歯車が1回転して定点を通過するときスイッチが働き、そのメータから自己のメータ番号を発信させる。各積算計はセンターの指令発信により各メータ番号の積算値をセンターに発信する。メータ発信の電源はメータ水車の回転によりミニ発電した電力をミニ蓄電器に貯めて行う。
 
特開2024-059046 羽ばたき装置 中北製作所
【課題】小型で高機動力が得られる羽ばたき装置を提供する。
【解決手段】羽ばたき装置1は、羽根2と、羽根2に対応して設けられた一対の駆動部3とを有し、駆動部3は、第1駆動源30Uと、第2駆動源30Dと、第1駆動源30Uにより第1回動軸線周りに回動する第1従動部10Uと、第2駆動源30Dにより第2回動軸線周りに回動する第2従動部10Dと、第1従動部10Uの回動方向とは逆に第1従動部10Uを付勢する第1付勢部材40Uと、第2従動部10Dの回動方向とは逆に第2従動部10Dを付勢する第2付勢部材40Dと、制御部60とを備える。羽根2は、第1従動部10Uに接続され、第1回動軸線に交差する第3回動軸線周りに回動可能な第1羽根軸20と、第2従動部10Dに接続され、第2回動軸線に交差する第4回動軸線周りに回動可能な第2羽根軸21と、羽根本体22とを有する。
 
Qー2−3蒸発燃料
WO/2024/085012羽ばたき装置 NAKAKITA SEISAKUSHO CO. LTD.
【課題】小型で高機動力が得られる羽ばたき装置を提供する。
【解決手段】羽ばたき装置1は、羽根2,2と、羽根2,2に対応して設けられた一対の駆動部3,3とを有し、駆動部3は、第1駆動源30Uと、第2駆動源30Dと、第1駆動源30Uにより第1回動軸線周りに回動する第1従動部10Uと、第2駆動源30Dにより第2回動軸線周りに回動する第2従動部10Dと、第1従動部10Uの回動方向とは逆に第1従動部10Uを付勢する第1付勢部材40Uと、第2従動部10Dの回動方向とは逆に第2従動部10Dを付勢する第2付勢部材40Dと、制御部60とを備える。羽根2は、第1従動部10Uに接続され、第1回動軸線に交差する第3回動軸線周りに回動可能な第1羽根軸20と、第2従動部10Dに接続され、第2回動軸線に交差する第4回動軸線周りに回動可能な第2羽根軸21と、羽根本体22とを有する。
 
Qー3水素
Qー3−1製造
特開2024-056677 管理センター ENEOS
【課題】水素供給システムのエネルギー効率を高める。
【解決手段】管理センター40は、水素を供給する水素製造拠点30を管理する管理装置42を備える。管理装置42は、電力需給を調整するための指令に基づいて、水素製造拠点30に含まれる、電力を消費する電解反応により水素を製造する電解装置の消費電力量を調整する。
 
特開2024-057342 デマンド制御装置、水素製造システムおよびデマンド制御方法 東芝  東芝エネルギーシステムズ
【課題】再生可能エネルギー電力を用いた水素製造プラントの契約電力からの超過量を抑制する。
【解決手段】実施形態によればデマンド制御装置100は、水素製造計画値、水素製造装置の電力負荷の実績値、授受電力の実績値および最大受電電力量を含む授受電力に関する条件を含む入力情報を受け入れる入力部と、これらを記憶する記憶部と、所定の電力量と授受電力の実績値を用いて第1制御指令演算値を出力する第1制御目標指令値演算部141と、水素製造計画値と水素製造量の実績値を用いて第2制御指令演算値を出力する第2制御目標指令値演算部142と、最大受電電力量の条件の遵守程度を規定する安全率を算出する安全率演算部145と、第1制御指令演算値、第2制御指令演算値および安全率に基づいて水素製造装置の電力負荷指令値を算出する指令値演算部146を具備する。
 
特開2024-060125 イオン交換膜、電気透析装置、及び、水電解装置 トクヤマ
【課題】耐久性に優れたイオン交換膜と、このイオン交換膜を備えた電気透析装置及び水電解装置とを提供する。
【解決手段】一側面によると、イオン交換膜が提供される。イオン交換膜は、支持体と支持体に担持されたイオン交換樹脂とを含む。支持体は、2,6−ジフェニルフェニレンオキシド又はポリ(1,4−フェニレンエーテル−エーテル−スルホン)を含む。イオン交換樹脂は、ポリスチレン系である。
 
WO/2024/090173水電解システム HITACHI, LTD.
 複数の水電解スタックと少なくとも1つの過電流遮断手段とを直列接続して直列スタック群を構成し、3つ以上の直列スタック群を並列接続して直並列スタックユニットを構成し、複数の直並列スタックユニットを直列接続して構成した水電解スタック群を直流電源に接続する。
 
特表2024-518273 都市部における高密度水素の発生 オーミアム インターナショナル, インコーポレイテッド
【要約】本明細書に説明されるものは、都市部設定等の高密度空間内で、水素または他のガスを生産するためのモジュール式システムである。本システムは、積み重ねられた方式において配設される、複数の水素キャビネットと、本システムによって生産されるガスを安全に排気するための少なくとも1つの送管アセンブリとを含む。複数の水素キャビネットは、相互に対して垂直に位置付けられ、少なくとも1つの水素スタックを形成する。複数の水素キャビネットからの排気は、送管アセンブリの中に指向される。
【請求項1】システムであって、複数の水素キャビネットであって、各水素キャビネットは、水素発生器を備える、複数の水素キャビネットと、複数の電子機器キャビネットと、前記複数の水素キャビネットに動作可能に接続される、少なくとも1つの送管アセンブリとを備え、前記複数の水素キャビネットは、相互に対して垂直に位置付けられ、少なくとも1つの水素スタックを形成し、前記複数の水素キャビネットからの排気は、前記送管アセンブリに指向される、システム。
 
Q−3−2吸蔵
特開2024-057406 昇圧ポンプおよび水素供給システム 三菱重工業
【課題】昇圧ポンプおよび水素供給システムにおいて、安全弁を小型化することで装置の大型化を抑制する。
【解決手段】圧縮室を有するシリンダと、低温流体を圧縮室に吸入する吸入弁と、シリンダに移動自在に支持されて圧縮室の低温流体を圧縮するピストンと、圧縮室の低温流体の圧力が予め設定された第1圧力を超えると開放して低温流体を吐出する吐出弁と、圧縮室の低温流体の圧力が第1圧力より高い第2圧力を超えると開放して低温流体を排出する安全弁と、を備え、第1圧力は、吐出弁より下流側の第1低温流体圧力と吐出弁の第1付勢部材の閉止圧力との合計圧力以上の圧力であり、第2圧力は、外部から作用する第2低温流体圧力と安全弁の第2付勢部材の閉止圧力との合計圧力以上の圧力である。
 
特開2024-058337 熱発生部材および熱取り出しシステム 日本碍子
【課題】水素吸蔵金属部を円滑に加熱でき、温度コントロール性の向上を図ることができる熱発生部材および熱取り出しシステムを提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態による熱発生部材は、セラミックス基体と、抵抗発熱体と、水素吸蔵金属部と、を備えている。抵抗発熱体は、セラミックス基体に埋設されている。水素吸蔵金属部は、水素を吸蔵および放出可能で水素の拡散により熱を発生可能である。水素吸蔵金属部は、セラミックス基体の表面の少なくとも一部に配置されている。セラミックス基体は、水素吸蔵金属部において発生した熱を作動流体に伝達可能である。
 
特開2024-059337 水素循環システム 豊田自動織機
【課題】水素循環システムを小規模化すること。
【解決手段】水素循環システム51において、水素循環路72には、逆止弁55と、分岐路53とが設けられている。逆止弁55は、ルーツポンプ10と第1の気液分離器64との間に設けられている。逆止弁55は、水素の流れる方向を規制する。分岐路53は、ルーツポンプ10と逆止弁55との間から分岐する第1分岐部531と、第1分岐部531からルーツポンプ10を跨いで水素循環路72に接続される第2分岐部532とを有する。ルーツポンプ10と分岐路53とを含む閉ループQには、水素と水分とを分離させる第2の気液分離器39が設けられている。第2分岐部532には、水素の流れを閉ループQに切り替える切替弁52が設けられている。切替弁52は、制御部54によって制御されている。
 
特開2024-059465 蓄圧器の寿命判定方法、および、この蓄圧器の寿命判定方法を用いた水素ステーションの運転方法 一般財団法人石油エネルギー技術センター
【課題】複数の蓄圧器を当該蓄圧器の寿命まで最大限に活用する。
【解決手段】車両の車載容器に所定のガスを充てんするためのガスステーションであって、前記ガスを貯留する複数の蓄圧器を含む蓄圧部と、前記複数の蓄圧器内のガスの圧力をそれぞれ検知する圧力検知部と、前記蓄圧器から車両の車載容器に対する前記ガスの充てんのために前記ガスを放出することにより減圧した前記蓄圧器内のガスの圧力を、昇圧したガスを前記蓄圧器に補充することで、復圧する昇圧部Wと、前記蓄圧器内のガスの放出により減圧されたときの前記蓄圧器内の圧力の極小値と、その後に前記昇圧部により復圧されたときの前記蓄圧器内の圧力の極大値との差である圧力範囲と、前記蓄圧器の疲労寿命との関係を規定した関係式に基づいて、前記蓄圧器の疲労度を算出する疲労度算出部と、を備える。
 
WO/2024/085216液化ガス用のポンプ装置 EBARA CORPORATION
 本発明は、液体水素、液化天然ガスなどの極低温の液化ガスを移送するためのポンプ装置に関し、特に電動機をポンプの駆動源として有するポンプ装置に関するものである。ポンプ装置は、羽根車(2)を有するポンプ(1)と、羽根車(2)が固定された回転軸(5)と、回転軸(5)および羽根車(1)を回転させるための電動機(7)を備える。電動機(7)のロータ組立体(21)は、回転軸(5)に固定されたモータロータ(40)と、モータロータ(40)の両側に配置されたサイドリング(41)と、サイドリング(41)の外周面に固定された密閉カバー(42)を備える。密閉カバー(42)はガラス繊維から構成されている。
 
特表2024-518720 電気アーク炉の運転方法および製鋼設備 ポール ワース エス.アー.
【要約】本発明は、電気アーク炉を運転する方法を開示し、この方法は、製鉄所(100)の少なくとも一つの設備(12)から、水および一酸化炭素を含む加熱された冶金ガスを回収することと、反応装置供給ライン(14)によって、冶金ガスを反応装置(16)に伝導することと、反応装置(16)内の冶金ガスの処理によって、水性ガスシフト反応に従って一酸化炭素および水を水素および二酸化炭素に変換することと、続いて、分離装置(18)によって水素を分離することと、を含む方法。本方法は、主に酸化鉄の形態の鉄を含む鉄含有材料を電気アーク炉(10)に供給することと、鉄含有材料を少なくとも部分的に溶融して溶融浴を得ることと、炉供給ライン(20)によって、水素を炉供給ライン(20)の下流に配置された電気アーク炉(10)に伝導することと、水素が、電気アーク炉(10)の精錬運転中に溶融浴中で酸化鉄を還元するための還元剤として反応するように、複数の水素注入装置(26)によって、水素を電気アーク炉(10)に注入することと、をさらに含むことを特徴とする。
【請求項4】前記方法が、貯蔵供給導体(22)を介して水素貯蔵タンク(24)に前記水素を導く工程をさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】前記方法が、前記水素貯蔵タンク(24)から前記炉供給ライン(20)を介して前記電気アーク炉(10)に前記水素を排出する工程をさらに含む、請求項4に記載の方法。
 
Q−3−3燃料電池・燃焼
特開2024-058066 水素バーナー発電機及び発電システム 白石 映二
【課題】水素を燃料として使用する水素バーナー発電機を提供する。
【解決手段】本発明の水素バーナー発電機110は、水素ガス及び酸素ガスを燃料とする水素バーナー発電機であって、水素ガス及び酸素ガスが供給されて火炎を生成する水素バーナー102と、水素バーナー102の火炎の運動エネルギーを受けて回転するタービン部103と、タービン部103の中心シャフトの回転により回転子を回転させ、発電する発電機104と、発電機104の出力を変換するインバータ105と、インバータ105を制御する制御部106とを含む。
【請求項3】さらに、前記廃熱回収装置は、前記回収された水をコージェネレーションのために提供する熱交換器を含む、請求項2に記載の水素バーナー発電機。
 
WO/2024/089867燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法 MITSUBISHI ELECTRIC CORPORATION
 本開示に係る燃料電池システムの制御方法は、原料を供給する原料供給系統(1)と、原料供給系統(1)に水蒸気を供給する水蒸気供給系統(2)と、原料から生成した水素と酸化剤とから電気エネルギーを発生する燃料電池(3)と、燃料電池(3)のアノード(3A)から排出されたアノードオフガスの少なくとも一部であるリサイクルガスを原料供給系統(1)に循環させるリサイクルガス系統(4)と、を備えた燃料電池システム(100)を用いる。リサイクルガス系統(4)を流れるリサイクルガスに含有される二酸化炭素の流量に応じて、水蒸気供給系統(2)を流れる水蒸気流量を制御する。
 
WO/2024/090214水素燃焼装置 KAWASAKI JUKOGYO KABUSHIKI KAISHA
 水素燃焼装置は、燃焼用空気が流れる空気流路を有するバーナスロートと、空気流路内又はバーナスロートから吹き出した燃焼用空気の流れの中に水素燃料を噴出する燃料ノズルとを有し、水素燃料を燃焼させて水素火炎を発する水素バーナと、燃焼用空気に水素火炎と炎色反応が生じる金属又は金属塩からなる粉末状の発色剤を添加する発色剤添加装置と、を備える。
 
WO/2024/090575燃料電池発電装置 FUJI ELECTRIC CO., LTD.
 燃料極と空気極を有する燃料電池と、前記燃料極に水素を供給する燃料管と、空気を圧縮し、前記空気極に供給する空気コンプレッサと、前記燃料電池で発生する排ガスを排出する排気管と、前記燃料電池を冷却する第1冷却液を、空気、液体、圧縮水素が膨張した際の冷熱、の何れかの第1冷熱源との間で熱交換可能な第1中間熱交換器と、を備える、燃料電池発電装置。
 
Q−3−4材質
特開2024-058438 耐水素脆性に優れた高強度部品の製造方法 三ツ知
【課題】三次元積層造形法を利用して、高い強度を有するとともに耐水素脆性に優れた高強度部品を製造する技術を提供する。
【解決手段】耐水素脆性に優れた高強度部品の製造方法は、重量%で、C:0.010%以上0.025%以下、Si:0.15%以下、Mn:0.15%以下、P:0.01%以下、S:0.01%以下、Ni:24%以上27%以下、Cr:13.5%以上16%以下、Mo:1%以上1.5%以下、V:0.1%以上0.5%以下、Al:0.35%以下、Ti:1.90%以上2.35%以下、B:0.0006%以上0.0020%以下、を含有する金属粉末を用いて、エネルギー密度が60J/mm3以上であるレーザまたは電子ビームを用いた三次元積層造形法により、造形物の体積密度が99.9%以上である積層造形体を造形する工程と、前記積層造形体を仕上げ加工することにより高強度部品を製造する工程と、を備える。
 
Q−3−5測定・検知
WO/2024/090472水素ガス濃度センサ NIIGATA TLO INC.
【課題】気体中や液体中に存在する水素ガス濃度を検出することが可能な新規な構成の水素ガス濃度センサを提供する。
【解決方法】第1電極片及び第2電極片と、これら電極片が離隔して配設された電解質と、前記第1電極片、前記第2電極片及び前記電解質を収容する容器と、を備え、前記第1電極片は、H2(−)|50mol/m3H2SO4|物質試料(+)で構成したセルの標準起電力値が0.8V以上の値を示す第1電極材料を含み、前記第2電極は、同構成でのセルでの標準起電力値が0.8V未満の値を示す第2電極材料を含み、前記第1電極片は、前記電解質を貫通し、端部が前記容器から外部に露出しており、前記第1電極片と前記容器端部との間には空隙が形成されている。
 
Qー4熱電変換
Q−4−1熱電
特開2024-056771 ポリマーフィルムの製造方法 トゥルン イリオピスト
【課題】電子デバイス用の導電性、粗さ平均、光透過性に優れた導電性PEDOTフィルムの製造方法および導電性PEDOTフィルムとその用途を提供する。
【解決手段】基板の表面上に酸化剤および塩基阻害剤を含む溶液を塗布して、前記基板の少なくとも1つの表面上に酸化剤コーティングを形成するステップと、酸化剤コーティングされた前記基板が、酸化剤コーティングされた前記基板の前記表面を重合温度でPEDOTモノマー蒸気に暴露することによって重合ステップを受けるステップと、を含み、前記重合ステップの間、酸化剤コーティングされた前記基板の温度は、制御された基板温度に保たれ、制御された前記基板温度は、前記重合温度より2〜40℃低い。
【請求項37】前記電子デバイスが、ディスプレイ、フラットパネルディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)などの光電子デバイス、有機太陽電池、色素増感太陽電池、ペロブスカイト太陽電池、スマートウィンドウ、燃料電池、有機電気化学トランジスタ、電気化学トランスデューサ、エレクトロクロミックデバイス、エレクトロルミネセントデバイス、エレクトロルミネセントディスプレイ、有機キャパシタ、スーパーキャパシタ、センサ、バイオセンサ、エネルギーハーベスティングデバイス、帯電防止材料、光起電デバイス、ストレージデバイス、または熱電デバイスである、請求項36に記載の電子デバイス。
 
特開2024-056966 熱電素子 エルジー イノテック カンパニー リミテッド
【課題】熱電素子の接合構造を提供する。
【解決手段】熱電素子100は、第1金属基板170、第1金属基板上に配置され、第1金属基板と直接接触する第1樹脂層110、第1樹脂層上に配置された複数の第1電極120、複数の第1電極上に配置された複数の熱電脚130、複数の熱電脚上に配置された複数の第2電極150、複数の第2電極上に配置される第2樹脂層160及び第2樹脂層上に配置された第2金属基板180を含み、第1樹脂層は、高分子樹脂及び無機充填剤を含み、複数の第1電極の側面の少なくとも一部は、第1樹脂層内に埋め立てられる。
 
特開2024-058045 冷却装置 アイシン
【課題】車外の温度が高い場合であっても、車室に冷風を導入することが可能な冷却装置を提供する。
【解決手段】冷却装置1は、車両に設けられ、第1の受熱部12における温度と第2の受熱部13における温度との差異に応じて起電力を生じる熱電体11を有する発電部10と、車両に設けられ、発電部10の出力に基づいて車室に外気を導入するファン20と、を備え、発電部10は、車両の駐停車時にファン20を駆動させて車室に外気を導入可能な位置に配置されている。
 
特開2024-059687 医療用又は歯科用機器を制御ユニット又は供給ユニットに取り付けるための結合要素 ヴェー ウント ハー デンタルヴェルク ビュールモース ゲーエムベーハー
【課題】記憶装置と制御、調整又は供給ユニットとの間のハードワイヤード電力供給及び通信リンク/データ伝達に関して、医療用又は歯科用機器部分の設計を改良する。
【解決手段】本発明に係る医療用又は歯科用機器部分1は、結合装置3と、医療用又は歯科用機器部分コントローラと、センサ信号を生成するよう構成された少なくとも1個のセンサと、3本の電気ラインとを備え、3本の電気ラインの第1共通電気ライン及び第2共通電気ラインは、医療用又は歯科用機器部分コントローラ及び電磁波放射装置を共通電源に接続して共通電源から電力を供給し、3本の電気ラインの第3電気ラインは、医療用又は歯科用機器コントローラ及びセンサを、制御、調整又は供給ユニットに接続し、これによりセンサ信号が制御、調整又は供給ユニットに伝達可能とされている。
【請求項11】請求項1に記載の医療用又は歯科用機器部分であって、前記少なくとも1個のセンサが、機械的センサ;静電容量センサ;誘導センサ;光学又は光電子センサ;磁気センサ;音響又は音波センサ;熱電センサ;圧電センサ;磁歪センサ;磁気抵抗センサ;電気化学センサ;抵抗センサ;化学センサ;又はタッチセンサを含む、医療用又は歯科用機器部分。
 
特開2024-059934 自動トイレ砂装置 オートメーテッド ペット ケア プロダクツ,リミティッド・ライアビリティ・カンパニー
【課題】動物の排泄物をトイレ砂から自動的に取り除く、動物が使用するためのトイレ砂装置を提供する。
【解決手段】基部121と、トイレ砂を保持するように構成され、かつ支持基部によって回転可能に支持されたチャンバ10であって、動物がチャンバに出入りすることができる進入開口部と、チャンバの回転に応じて動物の排泄物が排泄物開口部を通って基部に入るように構成された、進入開口部に略対向した排泄物開口部と、を含む、チャンバと、を有する、自動トイレ砂装置。
【請求項31】前記濾過システムが、光処理装置、熱電素子、物理的フィルタなどのうちの1つ以上、またはそれらの組み合わせを含む、先行請求項のいずれかに記載の自動トイレ砂装置。
 
特開2024-060023 性能向上のための熱電発電器における熱レンズ電極 エーティーエス アイピー, エルエルシー
【課題】性能向上のための熱電発電器における熱レンズ電極の提供。
【解決手段】例示的な熱電デバイスおよび方法が本明細書に開示される。熱電発電器の性能は、熱電ペレットのバルク内の等温線フィールドを形成することによって向上し、熱電発電器モジュールの電力出力の増加をもたらす。一実施形態では、熱電デバイスは、半導体材料を含むペレットと、ペレットの第一の部分を囲む第一の金属層と、ペレットの第二の部分を囲む第二の金属層とを含む。第一および第二の金属層は、ペレットの周囲の周りに互いに近接して構成される。ペレットは周囲で露出している。また、周囲は、ペレットの周りに側壁高さで構成され、ペレット内の等温線表面曲率を修正することによって、熱電デバイスの電力出力に非線形効果を提供する。デバイスは、ペレットに熱的に電気的に結合される、金属容器を含む。
【請求項12】前記第一の金属層は、銅、チタン、タングステン、ニッケル−リン、または、クロム合金を含む、請求項1に記載の熱電デバイス。
【請求項13】前記第二の金属層は、銅、ニッケル、銀、金、パラジウム、または、ニッケル−リンを含む、請求項1に記載の熱電デバイス。
 
特表2024-517379 レーザ光センシング及びプロファイリングのための方法およびシステム  ラム フォトニクス インダストリアル エルエルシー
【要約】レーザ光のプロファイルを決定するためのシステムは、ヒートスプレッダおよび熱電冷却器と熱の伝達を行うサーモクロミック液晶フィルム(TLCF)を有する検出器を含む。液晶フィルムは、受信したレーザ光によるフィルムの加熱がフィルムで検出可能な色応答を作成するようなサーモクロミック応答性を有する。本システムは、イメージセンサと、TECの動作電流を出力し、センサから画像を受信するように構成されるコントローラも含む。TLCFの温度応答帯域幅が狭すぎるため、単一のカラースポットで全ビームプロファイルを表示できない場合でも、本システムはTECの温度設定点を選択的に変化させてTLCFの定常状態温度を変化させ、受信ビームの全強度プロファイルを調べることができる。
 
Q−4−2熱電変換
特開2024-056365 光センサ 住友電気工業
【課題】感度の向上を図ることができる光センサを提供する。
【解決手段】光センサは、支持層と、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する帯状の複数のp型材料層と、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する帯状の複数のn型材料層と、を含み、第1主面上に配置される熱電変換材料部と、ヒートシンクと、第1主面と垂直な方向に見て、凹部と重なって配置される光吸収膜と、熱電変換材料部と光吸収膜との間に配置される絶縁膜と、を備える。複数のp型材料層はそれぞれ、ヒートシンクと重なる第1領域と、光吸収膜と重なる第2領域と、を含む。複数のn型材料層はそれぞれ、ヒートシンクと重なる第3領域と、光吸収膜と重なる第4領域と、を含む。複数のp型材料層および複数のn型材料層はそれぞれ、交互に直列で配置される。光吸収膜は、60質量%以上95質量%以下のカーボンと、5質量%以上40質量%以下の樹脂と、から構成されている。
 
特開2024-056389 光センサ 住友電気工業
【課題】雑音等価電力の低減を図ることができる光センサを提供する。
【解決手段】光センサは、第1主面および第1主面と厚さ方向の反対に位置する第2主面を有する支持膜と、p型導電型を有するSiGeから構成され、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する帯状の複数の第1材料層と、n型導電型を有するSiGeから構成され、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する帯状の複数の第2材料層と、を含み、第1主面上に配置される熱電変換材料部と、第2主面上に配置されるヒートシンクと、第1主面と垂直な方向に見て、第1材料層の長手方向および第2材料層の長手方向にそれぞれ温度差を形成するよう配置され、受けた光を熱エネルギーに変換する光吸収膜と、を備える。複数の第1材料層および複数の第2材料層は、多数の空孔を有する第1フォノニック構造から構成される。
 
特開2024-057393 発電装置および蒸気システム テイエルブイ
【課題】加熱熱交換器において平面度の高い加熱面を形成する。
【解決手段】発電装置10は、互いに反対向きの第1面11および第2面12を有し、第1面11と第2面12との温度差に応じて熱電発電を行う熱電変換モジュール1と、第1面11と接する平面状の加熱面36が形成され且つ蒸気が供給される容器状の本体30を有し、蒸気により加熱面36を介して第1面11を加熱する加熱熱交換器3と、第2面12と接し、第2面12を冷却する冷却熱交換器5とを備え、本体30は、所定の長手方向に延びるシームレスの角筒状に形成され、加熱面36が形成された側周壁33と、側周壁33の両端に溶接される第1端壁34および第2端壁35とを有している。
 
特開2024-057394 発電装置及び蒸気システム テイエルブイ
【課題】熱交換器を移動可能に構成しつつ、熱交換器と熱電変換モジュールとの位置ずれを防止する。
【解決手段】発電装置10は、互いに反対向きの第1面11及び及び第2面12を有し、第1面11と第2面12との温度差に応じて熱電発電を行う熱電変換モジュール1と、第1面11に接し、第1面11を加熱する加熱熱交換器3と、第2面12に接し、第2面12を冷却する冷却熱交換器5と、可動熱交換器としての冷却熱交換器5を固定熱交換器としての加熱熱交換器3の方へ押圧する押圧器7とを備えている。押圧器7は、第2面12の面内での冷却熱交換器5の変位を規制するストッパ74を有している。
 
特開2024-057395 発電装置および蒸気システム テイエルブイ
【課題】熱交換器に対するバネの押圧部分の偏りに起因する発電効率の低下を抑制する。
【解決手段】発電装置10は、互いに反対向きの第1面11及び第2面12を有する熱電変換モジュール1と、第1面11に接し、第1面11を加熱する加熱熱交換器3と、第2面12に接し、第2面12を冷却する冷却熱交換器5と、第1面11及び第2面12と平行な第1板81、第1板81に対して斜めに延びる第2板82、第1板81と第2板82とを略V字状に接続する屈曲部83を有し、第1板81の自由端と第2板82の自由端とが接近または離間するように弾性変形し、第2板82の自由端が冷却熱交換器3を押圧する複数のバネ8とを備える。複数のバネ8は、第1面11及び第2面12と平行な面内で所定の方向に並び、隣り合う2つのバネ8の屈曲部83の向く方向が互いに異なるように配置される。
 
特開2024-057396 発電装置 テイエルブイ  白山
【課題】発電装置の発電効率を向上させる。
【解決手段】発電装置10は、複数の熱電変換モジュール1と、熱電変換モジュール1を冷却する冷却熱交換器5とを備える。冷却熱交換器5は、冷却液が流通する内部空間50aが形成された本体50を有する。本体50は、内部空間50aを介して互いに対向する第1壁53及び第2壁54を含む。第1壁53のうち内部空間50aとは反対側の外表面53aには、複数の熱電変換モジュール1が互いに間隔をあけて配列される。本体50は、外表面53aと交差する方向に拡がって内部空間50aを仕切り、蛇行する冷却液の流路を形成する仕切壁61をさらに含む。仕切壁61は、第1壁53に沿って延びる端縁である第1端縁62aを有する。第1端縁62aは、隣り合う2つの熱電変換モジュール1の間の隙間13と外表面53aと直交する方向において重なっている。
 
特開2024-057397 発電装置及び蒸気システム テイエルブイ
【課題】熱電変換モジュールを加熱熱交換器と冷却熱交換器との間で適切な位置に配置する。
【解決手段】発電装置10は、互いに反対向きの第1面11及び第2面12を有し、第1面11と第2面12との温度差に応じて熱電発電を行う熱電変換モジュール1と、第1面11に接し、第1面11を加熱する加熱熱交換器3と、第2面12に接し、第2面12を冷却する冷却熱交換器5と、加熱熱交換器3と冷却熱交換器5との間に配置されて熱電変換モジュール1の位置決めを行うフレーム20を有する位置決め器2と、位置決め器2を支持する支持器25とを備えている。支持器25は、位置決め器2を第1面11の面内方向において所定の範囲で変位可能に支持する。
 
特開2024-057727 熱電変換材料、熱電変換素子および熱電変換モジュール 住友電気工業
【課題】熱電変換の効率を向上させることができる熱電変換材料を提供する。
【解決手段】熱電変換材料は、SiGeから構成されるベース材料と、ドーパントとして機能する第1の添加元素と、第1の添加元素と異なる第2の添加元素と、酸素と、を含む。第2の添加元素は、Mg、Ca、Tiのうちの少なくともいずれか1つを含む。ベース材料に対する第2の添加元素の含有割合は、0.5at%以上5at%以下である。ベース材料の断面の視野であって、粒界が視野の互いに対向する辺を横切るように選択された視野において、第2の添加元素と酸素の分布が正の相関関係を有する。相関関係の相関係数は、0.2以上1.0未満の範囲である。
 
Q−4−3熱発電
特開2024-057758 冷熱発電装置、及び冷熱発電システム 三菱重工マリンマシナリ  三菱重工業
【課題】スラスト軸受における風損(ロス)を低減させることで、発電機性能の低下を抑制することができる冷熱発電装置を提供すること。
【解決手段】内側ケーシングの内周側において第1ジャーナル軸受装置よりもロータシャフトの軸方向における一方側に配置されたスラスト軸受装置と、を備え、前記内側ケーシングの他方側の端面である他方側端面とディスク部との間には、熱媒体流路に接続される径方向隙間が画成され、前記内側ケーシングには、前記内側ケーシングの内部における前記第1ジャーナル軸受装置よりも一方側の第1空間と、前記径方向隙間と、を連通する少なくとも1つの均圧流路が形成される冷熱発電装置を提供する。
 
Q−5コージェネレーション
特開2024-058066 水素バーナー発電機及び発電システム 白石 映二
【課題】水素を燃料として使用する水素バーナー発電機を提供する。
【解決手段】本発明の水素バーナー発電機110は、水素ガス及び酸素ガスを燃料とする水素バーナー発電機であって、水素ガス及び酸素ガスが供給されて火炎を生成する水素バーナー102と、水素バーナー102の火炎の運動エネルギーを受けて回転するタービン部103と、タービン部103の中心シャフトの回転により回転子を回転させ、発電する発電機104と、発電機104の出力を変換するインバータ105と、インバータ105を制御する制御部106とを含む。
【請求項3】さらに、前記廃熱回収装置は、前記回収された水をコージェネレーションのために提供する熱交換器を含む、請求項2に記載の水素バーナー発電機。
 
Q−6ヒートポンプ
特開2024-057591 ヒートポンプを備える道路製造機 ヨゼフ フェゲーレ アーゲー
【課題】改良された加熱システムを備える、路面仕上げ機又は路面仕上げ機用の投入車両の形態である道路製造機を提供する。
【解決手段】舗装層を形成するための路面仕上げ機の形態又は路面仕上げ機に敷設材を搬送するための投入車両の形態である道路製造機であって、道路製造機は、トラクタ、主駆動源、シャシ、材料バンカー及び加熱システム11,11’を備え、加熱システムはヒートポンプを備える。
 
特開2024-058365 電力供給システム、電力供給方法及びプログラム トヨタホーム
【課題】節電以外の方法で消費電力の総量を少なくする。
【解決手段】電力供給システム80は、基準日の翌日における、浴室の利用予定及び電動車両50の利用予定を取得する取得部(浴室利用予定取得部11A、電動車両利用予定取得部11B)と、浴室の利用予定及び電動車両50の利用予定に応じて、基準日の夜間から基準日の翌日にかけて、電気温水器34からの熱逃げを少なくするように、電気温水器34の湯沸かしと電動車両50への充電と、の順序を計画する計画部と、順序に基づいて、電気温水器34の湯沸かし及び電動車両50への充電を制御する制御部11Eと、を有する。
【請求項2】前記電気温水器は、湯沸かし時にヒートポンプを利用可能であり、前記計画部は、前記基準日の翌日の気温に応じて、前記基準日の夜間と前記基準日の翌日における前記電気温水器の湯沸かし量を計画する、請求項1に記載の電力供給システム。
 
特開2024-058606 カメラ位置、並びにレーザ位置及び波長の較正及びモニタリング ルーミンコード エーエス
【課題】カメラ及びレーザの長時間の位置決め、並びにレーザ波長を改善すること。
【解決手段】支持体に対するカメラの位置偏位を較正及びモニタリングするためのデバイス。支持体に対するレーザ波長シフト及びレーザ位置偏位を較正及びモニタリングするためのデバイス。支持体に対するカメラの位置偏位を較正及びモニタリングするための方法。支持体に対するレーザ波長シフト及びレーザ位置偏位を較正及びモニタリングするための方法。
【請求項1】支持体に対するカメラの位置偏位を較正及びモニタリングするためのデバイスであって、前記デバイスは、パターン生成器と、レーザと、1つ又は複数のヒートポンプと、1つ又は複数の温度センサと、コンピュータとを備え、前記レーザに前記パターン生成器を照明させ、前記カメラ及び前記コンピュータが、複数の個別パターン及びそのような個別パターンを含む複合パターンを記録することを可能にし、前記ヒートポンプ及び前記温度センサを利用して、前記レーザ、前記パターン生成器、前記カメラ及び前記支持体のうちの1つ又は複数の温度を制御及び記録することを可能にし、複合パターンからの対応する個別パターン間のパターン位置偏位、前記カメラ位置偏位及びレーザ位置偏位並びにレーザ波長シフトの応答性パラメータ、前記応答性パラメータを利用するカメラ位置偏位及び対応する個別パターン間の偏位を計算するための手段を備えるように構成可能である、デバイス。
 
Q−7ハイドレート
特表2024-518340 天然ガスハイドレートの形成の抑制におけるナフテン系イミダゾリンの使用およびナフテン系イミダゾリンを含む組成物 中国石油化工股ふん有限公司    中国石油化工股ふん有限公司石油勘探開発研究院
【要約】本発明は、天然ガスハイドレートの形成を抑制するためのナフテン系イミダゾリンの使用、及び、前記ナフテン系イミダゾリンを含む組成物に関する。前記組成物は、ナフテン系イミダゾリンと変性多糖類とを含む。前記変性多糖類はカチオン性アミロースであってもよい。
 
Q−8蓄熱・冷却
特許7477928 温度制御機能付き被服 株式会社リブレ
【課題】通電により発熱または冷熱の温度が制御可能な上着等、上体で身にまとうための被服に対し、着用者にとって使い勝手が良く、かつ制御する温度の確認を簡単に行うことができる温度制御機能付き被服を提供する。
【解決手段】温度制御機能付き被服1は、被服本体5に装着され、通電により温熱を発生させる発熱体と、発熱体で生じる温熱の温度の状態として、高温状態と、高温状態での温熱の温度Tに対し、最も大きい温度差|ΔTn|で乖離した低温状態との間で、複数の段階に分けて制御可能な制御ユニットと、振動可能に形成され、発熱体への通電のオン/オフの切替え操作、及び制御ユニットで熱の温度制御するための操作を行う操作スイッチ10と、を備え、操作スイッチ10は、被服本体5と一体で装着され、高温状態以降、低温状態までのうち、選択された発熱状態に応じた振動モードの下、振動周波数2000Hz以下で振動する。
 
特開2024-056758 蓄冷材粒子の製造方法 東芝  東芝マテリアル
【課題】高い体積比熱と高い熱伝導率を備える蓄冷材粒子の製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態の蓄冷材粒子の製造方法は、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、及びLuからなる群から選ばれる少なくとも一つの希土類元素を含む原料粉末を準備し、原料粉末を、第一族元素を含むアルギン酸塩の濃度が0.01重量%以上5重量%以下のアルギン酸水溶液に加えて混合してスラリーを作製し、スラリーをゲル化溶液に滴下して造粒粒子を作製する。
 
特開2024-057265 蓄熱槽 ノーリツ
【課題】蓄熱槽内の高温水の利用時に温度成層が崩れ難くなるように構成した蓄熱槽を提供すること。
【解決手段】内部の高温水を上部から取り出して外部の熱交換器(4)で熱交換によって温度が下がった低温水を下部に戻す循環通路(5)が接続された蓄熱槽(10)において、湯水の貯留部分が長方形の底部(10a)を有する直方体形状に形成され、高温水の取り出し口(12)と低温水の戻り口(13)が、貯留部分の複数の側壁部のうち面積が大きい第1側壁部(10b)の対角線(L)上の位置に離隔して設けられ、第1側壁部(10b)と、この第1側壁部(10b)に対向する第2側壁部(10c)には、内部に向かって突出する複数の仕切り板(14,15)が異なる高さ位置に形成され、最も低い位置の仕切り板(14)が、第2側壁部(10c)に、戻り口(13)よりも高い位置に形成された。
 
特開2024-060192 蓄熱断熱ポリウレタンフォーム 三菱ケミカルインフラテック
【課題】優れた断熱性と蓄熱性を兼ね備え、大きな省エネルギー効果を得ることができる蓄熱断熱ポリウレタンフォームを提供する。
【解決手段】ポリオール由来の構造とポリイソシアネート由来の構造を有するポリウレタンを含有し、前記ポリウレタンに少なくとも1種の脂肪酸エステルが含まれている蓄熱断熱ポリウレタンフォーム。この蓄熱断熱ポリウレタンフォームは、ポリオール、脂肪酸エステル、発泡剤、整泡剤、及び触媒を含有するポリオール組成物と、ポリイソシアネートとを反応させて得られる。前記ポリオールと前記ポリイソシアネートとの合計100質量部に対する前記ポリオール組成物中の前記脂肪酸エステルの含有量が20〜60質量部であり、前記発泡剤の含有量が0.5〜15質量部であり、前記整泡剤の含有量が0.2〜3質量部であり、前記触媒の含有量が0.1〜3質量部であることが好ましい。
 
特開2024-060265 放射冷却構造体および放射冷却構造体の製造方法 富士フイルム
【課題】高い冷却効果を有し、放射変調特性に優れた放射冷却構造体およびその製造方法を提供する。
【解決手段】支持体11と、支持体11上に形成された、可視光遮蔽性および赤外光反射性を有する反射層12と、反射層12上に形成された、S、Se及びTeから選ばれる少なくとも1種の原子を含む誘電体で構成された誘電体層13と、誘電体層13上に形成された、相転移材料を含む相転移材料層14と、を備えた放射冷却構造体。
 
特開2024-060526 冷却システム、磁場発生装置、及び、運転方法 テラル
【課題】極低温冷凍機の駆動エネルギーを低減できる、冷却システム、磁場発生装置及び運転方法を提供する。
【解決手段】冷却システムは、真空断熱容器4と、真空断熱容器内に配置された冷却対象物である超電導コイル3と、寒冷を発生させる寒冷ステージ部CRSを有する極低温冷凍機CRと、寒冷ステージ部と冷却対象物とを熱伝導可能に接続する熱伝導接続部TCと、温度センサTSと、真空断熱容器内に配置された電流リードD1、D2と、を有する冷却ユニットRU及び制御部を備える。温度センサは、冷却対象物、寒冷ステージ部、熱伝導接続部及び電流リードのうち、いずれか1つの温度を検知する。制御部は、極低温冷凍機の運転中において、温度センサによって検知される温度によって、極低温冷凍機の運転を停止する運転停止処理と、極低温冷凍機の運転を開始する運転開始処理と、を行う。
 
WO/2024/090586潜熱蓄熱材組成物、潜熱蓄熱材成形体、及び潜熱蓄熱材成形体の製造方法 NIPPON SHOKUBAI CO., LTD.
 成形体へ加工した際に、金属漏れやひび割れ等の不具合が生じにくく、十分な機械強度を有し、さらに蓄熱性及び放熱性が良好な潜熱蓄熱材組成物、潜熱蓄熱材組成物を成形してなる潜熱蓄熱材成形体、及び潜熱蓄熱材成形体の製造方法を提供する。 Al−Si合金を含むコア粒子が酸化アルミニウム被膜で被覆された潜熱蓄熱材料(A)と、カルシウム化合物(B)と、を含み、 前記潜熱蓄熱材料(A)に対する前記カルシウム化合物(B)の含有量の割合が、1質量%以上40質量%以下である、潜熱蓄熱材組成物が提供される。
 
実登3246524 発熱具 興和
【課題】使用中に包材内の発熱剤が偏りにくい発熱具の提供。
【解決手段】発熱剤と前記発熱剤を封入する包材とからなる発熱具であって、前記発熱剤が包材内に空気を実質的に含まない状態で封入されていることを特徴とする発熱具。
【請求項2】前記発熱剤が、被酸化性金属粉、保水剤、反応促進剤、塩類及び水の混合物であることを特徴とする請求項1記載の発熱具。
【請求項3】前記包材が、不織布と樹脂フィルムとを積層してなる通気性シート材料により袋状に成形されたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の発熱具。
 
実登3246554 冷却器、および飲料用冷却装置 杉本 昭
【課題】簡易な構造で高い冷却効果を得ることのできる飲料用の冷却器、および飲料用冷却装置を提供する。
【解決手段】冷却器1は、内側に液体を貯留可能な貯留空間S1、および貯留空間S1を上方へ開放させる本体開口10xが形成された箱状の冷却容器本体10と、本体開口10xを覆うように冷却容器本体10に対して着脱可能に設けられた蓋部材11とを備え、蓋部材11の蓋裏面11aには、蓋裏面11aから突出するとともに蓋裏面11aの面方向に延び、かつ冷却容器本体10の内側底面に対向した状態で貯留空間S1に配置される凸状部12が設けられ、凸状部12の表面12aは、凸状部12の延在方向に延びる仮想線に交差する断面視で、蓋裏面11aから離れる側に凸となる凸曲面12bを有する。-
 
 
R金属・酸化物
Rー1鉄関連
Rー1ー1鉄関係
特許7235927 鋼製筒状体の傾斜計測装置及び傾斜角計測方法 五洋建設
【課題】簡便に鋼管や鋼管矢板等の傾斜をリアルタイムで正確に監視することができる鋼製筒状体の傾斜計測装置及び傾斜角計測方法の提供。
【解決手段】この傾斜計測装置2は、鋼製筒状体1の下端より基準位置である所定の高さ位置の内周面に加速度計取付部材3を介して固定された加速度計4と、鋼製筒状体1の内周面に固定され、加速度計取付部材3に保持された加速度計4を覆う保護カバー5と、加速度計4の計測データに基づき所定の打設深度ln毎に鋼製筒状体1の基準位置の水平方向変位量Lを算出する水平変位量算出手段6とを備えている。
 
特許7471704 ステンレスタンク用電解研磨装置、およびステンレスタンクの電解研磨方法 協和ステンレス株式会社
【課題】少ない電解研磨液、および少ない電力量で大型のステンレスタンク全体の電解研磨をすることができる、小型化したステンレスタンク用電解研磨装置、およびステンレスタンクの電解研磨方法を提供する。
【解決手段】電解槽2と、電極体3と、搬送用クレーン4と、タンク反転機5と、を備え、前記電解槽は、上面が開口し、前記電解槽内の電解研磨液に前記ステンレスタンクの少なくとも半分を浸漬できるように構成されてなる、ステンレス製のタンク用電解研磨装置1。
 
特許7473141 応力影響線の算出方法及び鋼床版の疲労評価方法   国立大学法人東北大学 エム・エムブリッジ株式会社
【課題】1つの着目点について1度の有限要素解析を行えばよく、かつ、有限要素モデルの修正が不要な応力影響線の算出方法及び鋼床版の疲労評価方法を提供する。
【解決手段】応力影響線の算出方法は、有限要素モデルの着目点における任意の応力に対応した荷重を相反定理に基づき、有限要素モデルの着目点に対応する複数位置に設定する荷重設定ステップと、荷重が設定された有限要素モデルについて、有限要素解析を行うことで、単位荷重に対する着目点の任意の応力の応力影響線を算出する影響線算出ステップとを含む。
 
特開2024-056397 摺動部材およびその製造方法 大同メタル工業
【課題】工数の増加を必要とすることなく、溶接時におけるFe系の基材へのCu系の合金の差し込みを低減し、強度のさらなる向上を図る摺動部材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】摺動部材10は、Feを主成分とする基材11と、基材11に積層され、Niを6〜12質量%、Snを3〜9質量%を含むCu基合金からなる合金層12と、を備える。合金層12は、本体層15と中間層16とを有する。本体層15はCu基合金で形成され、中間層16はCu基合金を由来とするNi、Sn、Cuに基材11を由来とするFeを含む合金からなる。合金層12は、厚さ方向に切断した任意の観察断面において、厚さ方向の中間で分割して基材11側を下側領域とし、反対側を上側領域と設定したとき、下側領域の観察断面に占める硬質相17の合計の面積の割合を1とすると、上側領域の観察断面に占める硬質相17の合計の面積の割合は、1.2〜3.0である。
 
特開2024-058757 鉄心製品の製造方法及び鉄心本体の保持治具 三井ハイテック
【課題】本開示は、挿通ポストの剛性保持と冷却性能の向上との両立を低コストで図ることが可能な鉄心製品の製造方法及び鉄心本体の保持治具を説明する。
【解決手段】鉄心製品の製造方法は、保持治具のベース部から上方に向けて延びる挿通ポストを鉄心本体の中心孔に挿通して、保持治具に鉄心本体を保持させることと、保持治具の高さ方向において、鉄心本体を保持治具と共に加圧することと、鉄心本体を保持治具と共に加熱しつつ、鉄心本体に設けられている樹脂供給部に溶融樹脂を供給することとを含む。挿通ポストには、高さ方向に沿って延びる複数の冷却孔が設けられている。複数の冷却孔は、高さ方向から見て、全体として円形となるように略均一の間隔で並んでいる。
 
特開2024-060137 積層鉄心の製造方法 三井ハイテック
【課題】積層鉄心の生産性を向上させること。
【解決手段】積層鉄心の製造方法は、挿入工程と、注入工程と、エアブロー工程と、を含む。挿入工程は、複数の鉄心片を積層させた積層体を貫通するように柱状の磁石を挿入する。注入工程は、積層体と磁石との間に樹脂を注入する。エアブロー工程は、挿入工程と注入工程との間に、積層体の下方に位置する下治具に対して積層体を浮かせながら、積層体の上方および下方のうち少なくとも一方から積層体に対してエアブローを行う。
 
特開2024-060339 積層鉄心及びその製造方法 日本発條
【課題】溶接機を識別するための設備代が削減でき、加工部の変形等も抑制することを可能とする積層鉄心を提供する。
【解決手段】複数の環状の鉄心片5を軸方向に積層した積層鉄心片3と、積層鉄心片3を軸方向に沿って溶接する溶接部Wとを備え、溶接部Wで形成される溶接パターンPが溶接部Wを形成した溶接機に対応する。積層鉄心片3を溶接するための溶接部Wによる溶接パターンPで溶接機の識別を行うため、設備代が削減でき、加工部の変形等も抑制することができる。
 
特開2024-060363 鋼材及び金型 大同特殊鋼
【課題】被削性、衝撃値、及び、軟化抵抗性の3特性のすべてが良好である鋼材を提供すること。
【解決手段】鋼材は、0.19≦C≦0.31mass%、0.010≦V≦0.180mass%、Mn/Cr>0.150、Mn≦1.50mass%、5.60≦Cr≦6.60mass%、Cu+Ni≦0.84mass%、0.60≦Si≦1.40mass%、0.60≦Mo≦2.00mass%、0.001≦Al≦0.080mass%、及び、0.003≦N≦0.040mass%を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる。鋼材は、質量が3000kg以上であり、縦、横、高さ方向の寸法(L1、L2、L3)のうち、最小の寸法(Lmin)が300mm以上であるもの、及び/又は、中心部の硬さが35HRC以上45HRC以下であるものが好ましい。金型は、このような鋼材から製造され、質量が2000kg以上であるものからなる。
 
WO/2024/084732スチールワイヤおよびマリンホース並びにスチールワイヤの曲げ性能の評価方法 THE YOKOHAMA RUBBER CO., LTD.
 優れた曲げ性能を有する太径のスチール及びこのスチールワイヤを備えたマリンホース並びにスチールワイヤの曲げ性能を簡便に把握できる評価方法を提供する。外径が5mm以上の単線のスチールワイヤ6wを、一対の保持具11によって長手方向に規定間隔Lをあけて保持して引張試験を行い、破断したスチールワイヤ6wの絞りRの値と予め設定されている基準値Rxとの比較に基づいて、スチールワイヤ6wの曲げ性能を評価し、規定間隔Lは30mm、引張速度は50mm/min、温度は室温、絞りR(%)は{(S0−S1)/S1}×100により算出される値であり、S0はスチールワイヤ6wの引張試験前の断面積、S1は引張試験後の破断面の断面積である。
 
WO/2024/089961鋼材の防錆方法 JDC CORPORATION
 本願の鋼材の防錆方法は、塩分が付着した鋼材に対し、樹脂と、化学式がM2+1-xM3+x(OH)2(NO3-)x/n・mH2Oで表される層状複水酸化物(M2+は2価の金属、M3+は3価の金属を表し、nは自然数である)で表される層状複水酸化物と、を有する防錆剤を直接塗布する工程を含むことで、塩分による鋼材の腐食を抑制する。
 
WO/2024/090175スラリー濃化システム、焼結鉱原料粒子の製造システム、焼結鉱の製造システム、スラリー濃化方法、焼結鉱原料粒子の製造方法及び焼結鉱の製造方法 KURITA WATER INDUSTRIES LTD.
【課題】スラリーを濃化するに際して濃化後の濃度を安定的に調整することができるスラリー濃化システム、焼結鉱原料粒子の製造システム、焼結鉱の製造システム、スラリー濃化方法、焼結鉱原料粒子の製造方法及び焼結鉱の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、スラリー濃化システムが提供される。このスラリー濃化システムは、濃化前スラリーの固形物質の濃度を測定する測定部と、濃化前スラリーから、固形物質の濃度が高められた濃化後スラリーを得る濃化部と、測定部において測定した濃化前スラリーの固形物質の濃度に基づいて濃化後スラリーに添加する希釈液の量を決定するか、又は濃化部における濃化条件を決定する決定部とを備える。
 
WO/2024/090229炭素濃度分布の解析方法 SANYO SPECIAL STEEL CO., LTD.
 浸炭処理が行われる鋼材について、鋼材の位置に応じた炭素濃度の分布を解析するときの精度を担保しやすくする方法が提供される。すなわち、この方法は、浸炭処理が行われる鋼材について、鋼材の位置に応じた炭素濃度の分布を解析する方法である。拡散方程式に基づいて炭素濃度の分布を解析するとき、拡散方程式に含まれる炭素の拡散係数、易動度及び拡散流束のうちの少なくとも1つに対して補正係数を乗算する。補正係数は、拡散方程式から解析される炭素濃度の分布と、予め測定した炭素濃度の分布との誤差が閾値以下となる条件を満たすように設定される。
 
WO/2024/090319低温ガス用タンク、低温ガス用タンクの製造方法 MITSUBISHI SHIPBUILDING CO., LTD.
 低温ガス用タンクは、−10℃〜−80℃の液化ガスを貯留する低温ガス用タンクであって、炭素マンガン鋼からなる複数のタンク板材と、複数のタンク板材同士が溶接された溶接部と、を備え、溶接部を形成する溶接材料は、9%ニッケル鋼用の溶接材料、又は高マンガン鋼用の溶接材料である。
 
WO/2024/090569表面処理鋼板および電池容器 TOYO KOHAN CO., LTD.
 鋼板と、前記鋼板の少なくとも一方の面の最表面に形成されたFe−Ni拡散層と、を備えた表面処理鋼板であって、前記Fe−Ni拡散層の表面に対する薄膜X線回折測定から得られる回折角2θが43.00°以上44.30°以下における最大回折強度IAと、回折角2θが44.51°以上45.00°以下における最大回折強度IBとの比IB/IAが0.01≦IB/IA≦0.37である表面処理鋼板を提供する。
 
WO/2024/090570NIめっき鋼板および電池容器 TOYO KOHAN CO., LTD.
 鋼板と、前記鋼板の少なくとも一方の面に形成されたFe−Ni拡散層と、を備えたNiめっき鋼板であって、前記Niめっき鋼板の最表面においてEBSD測定で得られる平均結晶粒径が0.32μm以上であり、かつ、Feで指数付けできる領域の割合が0.0%以上6.0%以下であるNiめっき鋼板を提供する。
 
特表2024-517611 金属繊維、特に鋼繊維を製造するための方法 ハカノカ ゲーエムベーハー
【要約】方法は、金属繊維、特鋼繊維を、帯状の平坦な材料から製造するために用いられ、前記金属繊維は、実質的に長方形の断面を有し、それぞれ幅のより広い繊維側面のうち、少なくとも一方、好ましくは両方に、繊維長手方向に延びる少なくとも1つのV字状のアンカーノッチが設けられている。金属ストリップとしては、第一に、後の使用の際に金属繊維に要求される強度に対して適合された材料が使用される。前記金属ストリップは、第1の製造ラインにおいて、矯正及び輸送ユニット(3)の駆動され制御されるアンコイラー(1)から、コイルの形態で供給される。前記ストリップ始点を形成するクロップシャー(4)の後、前記金属ストリップは、上側ローラー及び下側ローラーから成り、アンカーノッチ及び破断ノッチの両方を導入する、圧延機構として設計されたノッチ形成ローラー(6)に供給される。続いて、前記金属ストリップは、前記破断ノッチ内の前記アンカーの深い切り込み若しくは平坦化のための、1つ又は複数のスクラッチローラー対を有する、組み合わされたスクラッチ及び矯正ユニット(7)を通過し、最終的に、コイ
 
特表2024-517824 鋼板及び高強度プレス硬化鋼部品並びにその製造方法 アルセロールミタル
【要約】C:0.3〜0.4%、Mn:0.5〜1.0%、Si:0.4〜0.8%、Cr:0.1〜1.0%、Mo:0.1〜0.5%、Nb:0.01〜0.1%、Al:0.01〜0.1%、Ti:0.008〜0.03%、B:0.0005〜0.003%、P≦0.020%、Ca≦0.001%、S≦0.004%、N≦0.005%を含み、任意に、Ni<0.5%を含む組成を有する鋼で作製された鋼板であって、表面分率で60%〜95%のフェライトを含み、残余が、マルテンサイト−オーステナイト島、パーライト又はベイナイトである微細組織を有し、バルクと、バルクのそれぞれの面で厚さの最も外側の10%を占めるスキン層とを備え、前記スキン層が、酸化物の表面分率が60*10−6以下であるスキン層介在物集団を有する、鋼板。
 
特表2024-517825 鋼板及び高強度プレス硬化鋼部品並びにその製造方法 アルセロールミタル
【要約】C:0.3〜0.4%、Mn:0.5〜1.0%、Si:0.4〜0.8%、Cr:0.1〜1.0%、Mo:0.1〜0.5%、Nb:0.01〜0.1%、Al:0.01〜0.1%、Ti:0.008〜0.03%、B:0.0005〜0.003%、P≦0.020%、Ca≦0.001%、S≦0.004%、N≦0.005%を含み、任意に、Ni<0.5%を含む組成を有する鋼で作製された鋼板であって、表面分率で60%〜95%のフェライトを含み、残余が、島状マルテンサイト−オーステナイト、パーライト又はベイナイトである微細組織を有し、バルクと、バルクのそれぞれの面で厚さの最も外側の10%を占めるスキン層とを備え、前記スキン層が、酸化物、MnS及びTiNbCNの累積表面分率が75*10−6以下であるスキン層介在物集団を有する、鋼板。
 
特表2024-518471 高靭性の低合金高強度鋼の圧延方法 大冶特殊鋼有限公司
【要約】本発明は、加熱ステップ、リン除去ステップ、粗圧延ステップ、連続圧延ステップ、第1回通水冷却ステップ、仕上圧延ステップ、第2回通水冷却ステップ、及び冷床冷却ステップを順次に含み、転炉連続鋳造ビレットを原料とし、質量%で、連続鋳造ビレット中の各化学成分と含有量は、C≦0.20、Si≦0.60、Mn1.00〜1.70、Cr≦0.30、P≦0.020、S≦0.020、V0.05〜0.10、Al≦0.03、N≦0.025であり、残りはFeと避けられない不純物である高靭性の低合金高強度鋼の圧延方法を提供する。この圧延方法を用いて低合金高強度鋼の実際の結晶粒度を微細化することができ、低合金高強度鋼の総合性能は優れており、金相組織は微細フェライトとパーライトであり、結晶粒度は9.0級以上に達し、−20°C衝撃エネルギーは100Jより大きく、−40°C衝撃エネルギーは80Jより大きい。
 
特表2024-518484 中炭素ホウ素含有鋼及びオンライン焼ならし処理の圧延冷却制御方法 大冶特殊鋼有限公司
【要約】本発明は、化学成分は、質量%で、C 0.37〜0.45%、Si 0.17〜0.37%、Mn 0.60〜0.90%、Al 0.020〜0.060%、B 0.0008〜0.0035%、Ti 0.030〜0.060%、P ≦0.025%、S ≦0.025%、Cr ≦0.25%、Ni ≦0.20%、Mo ≦0.10%、Cu ≦0.20%を含み、残りはFe及び避けられない不純物である中炭素ホウ素含有鋼を提供する。中炭素ホウ素含有鋼のオンライン焼ならし処理に適した圧延冷却制御方法は、加熱、粗圧延、仕上げ圧延、通水冷却、冷床徐冷というステップを順次に含む。中炭素ホウ素含有鋼は、硬度190〜220HBW、実際の結晶粒度≧7級、帯状組織≦2級の要求を満たすことができる。
 
特表2024-518720 電気アーク炉の運転方法および製鋼設備 ポール ワース エス.アー.
【要約】本発明は、電気アーク炉を運転する方法を開示し、この方法は、製鉄所(100)の少なくとも一つの設備(12)から、水および一酸化炭素を含む加熱された冶金ガスを回収することと、反応装置供給ライン(14)によって、冶金ガスを反応装置(16)に伝導することと、反応装置(16)内の冶金ガスの処理によって、水性ガスシフト反応に従って一酸化炭素および水を水素および二酸化炭素に変換することと、続いて、分離装置(18)によって水素を分離することと、を含む方法。本方法は、主に酸化鉄の形態の鉄を含む鉄含有材料を電気アーク炉(10)に供給することと、鉄含有材料を少なくとも部分的に溶融して溶融浴を得ることと、炉供給ライン(20)によって、水素を炉供給ライン(20)の下流に配置された電気アーク炉(10)に伝導することと、水素が、電気アーク炉(10)の精錬運転中に溶融浴中で酸化鉄を還元するための還元剤として反応するように、複数の水素注入装置(26)によって、水素を電気アーク炉(10)に注入することと、をさらに含むことを特徴とする。
 
日本製鉄
特許7473864 巻鉄心 日本製鉄株式会社
【要約】溝の形状および曲げ部での歪による残留応力を一定の範囲内にコントロールすることで、巻鉄心のBFを更に低減すること。方向性電磁鋼板から構成された巻鉄心であって、当該方向性電磁鋼板が圧延方向(RD方向)と交差する方向に延在し且つ溝深さ方向が板厚方向(ND方向)となる溝が形成された鋼板表面を有し、前記溝の鋼板圧延方向(RD方向)のピッチは2〜10mmであり、前記溝の深さは10μm以上40μm以下、前記溝の幅は10μm以上200μm以下あり、前記溝の向かい合う壁面(前記溝の深さに対して25〜75%の深さに在る溝の面を壁面とする)を板厚方向(ND方向)に延伸したときになす角(「頂角」と称することもある)が90°以下であり、当該巻鉄心の曲げ部に在る前記溝の前記壁面から前記圧延方向(RD方向)に10μm以内の範囲内に、10MPa以上の鋼板圧延方向(RD方向)の引張歪による残留応力が存在する領域が10面積%以上存することを特徴とする巻鉄心。
 
特開2024-057167 フェライト系ステンレス鋼 日鉄ステンレス
【課題】耐赤スケール性に優れ、意匠性または溶接性に優れたフェライト系ステンレス鋼を提供する。
【解決手段】C:0.030%以下、Si:0.005〜1.20%、Mn:0.03〜1.2%、P:0.05%以下、S:0.005%以下、Ni:0.01〜1.0%、Cr:12.00〜23.00%、Cu:0.01〜2.0%、N:0.030%以下、残部:Feおよび不純物からなり、表面に、Al濃度が10質量%以上であるAl系酸化領域と、Si濃度が5質量%以上であるSi系酸化領域とがあり、Al系酸化領域の厚みが6nm以上、Si系酸化領域の厚みが5nm以上、Al系酸化領域およびSi系酸化領域の合計厚みが15nm以上120nm以下であり、色差測定におけるL*が65以上、a*が0.50以下を満足する、フェライト系ステンレス鋼を採用する。
 
特開2024-057459 拡散接合に適したフェライト系ステンレス鋼材および拡散接合体 日鉄ステンレス
【課題】拡散接合性に優れるとともに、拡散接合後の耐食性も劣化しないフェライト系ステンレス鋼材を提供する。
【解決手段】C、Si、Mn、P、S、Ni、Cr、Al、および、Nを含み、残部がFeおよび不可避的不純物からなる化学組成を有するステンレス鋼材であって、式(1)で表されるγp値が30.0以上70.0以下であって、かつ、式(2)で表されるΔG800値が−12.0以下であるフェライト系ステンレス鋼材。式(1):γp値=420{C}−11.5{Si}+7{Mn}+23{Ni}−11.5{Cr}−12{Mo}+9{Cu}−49{Ti}−52{Al}+470{N}+189   式(2):ΔG800値=−415{C}+2570{N}−16.4{Si}+46.6{Mn}−15.0{Cr}+59.5{Ni}+39.4{Cu}−111{Al}+180。
 
特開2024-057785 マルテンサイト系ステンレス鋼板 日鉄ステンレス
【課題】表面性状に優れるマルテンサイト系ステンレス鋼板を提供する。
【解決手段】質量%にて、C:0.10〜0.60%、Si:0.05〜1.00%、Mn:0.10〜1.00%、P:0.040%以下、S:0.008%以下、Cr:11.0〜20.0%、N:0.01〜0.10%、Mo:0.01〜1.00%、V:0.01〜0.50%、Nb:0.001〜0.02%、Al:0.0010%〜0.0250%、O:0.0010〜0.008%、Ti:0.001〜0.01%以下、Mg:0.0020%以下、Ca:0.0020%以下を含有し、残部がFeおよび不純物からなり、鋼板の板表面において、短径が15μm以上の介在物が0.05個/mm2以下、短径が3μm以上の酸硫化物が5個/mm2以下の割合で存在し、前記酸硫化物のうち酸硫化物部分の組成が質量%でCaO+Al2O3+SiO2+MnO≧60%を満たす介在物の個数割合が75%以上であることを特徴とするマルテンサイト系ステンレス鋼板。
 
特開2024-058796 自然淡水・汽水環境での耐孔あき性に優れたステンレス鋼 日鉄ステンレス
【課題】自然電位が貴な電位(高電位)と卑な電位(低電位)との間で変動を繰り返す、自然淡水・汽水環境での耐孔あき性に優れたステンレス鋼を提供する。
【解決手段】質量%にて、C:0.018%超0.30%以下、Si:0.01〜4.00%、Mn:0.01〜3.00%,P:0.001〜0.05%、S:0.0001〜0.01%、Cr:9〜23%、Ni:0.001%以上2.0%未満、Cu:0.001〜1.5%、Mo:0.001〜1.5%、Sn:0.001〜0.300、Al:0.03%超4.00%以下、N:0.001〜0.100%、O:0.0001〜0.01%を含有し、さらに質量%にて、Zr:0.001〜0.1%、V:0.001〜0.2%、W:0.001〜0.1%、Ta:0.001〜0.1%、Hf:0.001〜0.1%の1種または2種以上を含有するステンレス鋼。
 
特開2024-058836 耐食性および加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板 日鉄ステンレス
【課題】耐食性および加工性に優れるフェライト系ステンレス鋼板を提供する。
【解決手段】C、Si、Mn、P、S、Cr、Mo、N、およびAlを含有し、さらに、Nb:0.40%以下およびTi:0.40%以下の一方または双方を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、鋼板の表面から板厚(t)の1/8の厚さに相当する面である第1面と、鋼板の表面から板厚(t)の1/4の厚さに相当する面である第2面とを表出させ、鋼板の表面の法線方向と第1面および第2面で測定される{111}面方位との角度差が±10°以下の方位を有する結晶粒の面積率を、それぞれS1およびS2とし、また、第1面および第2面における平均結晶粒径(μm)を、それぞれG1およびG2とするとき、次の関係を満足する。式(1):S2≧0.3、かつ、S1/S2≧1.2   式(2):G1≦30μm、G1/G2≦1.0
 
特開2024-059022 鋼歯車及び鋼歯車の製造方法 日本製鉄
【課題】摩擦係数を低減可能な鋼歯車を提供する。
【解決手段】本実施形態の鋼歯車(1)は、複数の歯(GT)の歯面を含む表層に形成されている焼入れ硬化層と、焼入れ硬化層以外の部分である芯部とを備える。焼入れ硬化層において、歯面の法線方向及び歯(GT)の歯すじ方向を含む断面のうち、歯面を含み、歯面から深さ10μm、歯すじ方向の長さ50μmの領域を最表層矩形域と定義したとき、焼入れ硬化層の少なくとも一部では、最表層矩形域での法線方向の結晶方位解析により得られる{203}結晶方位の面積率が7.0%以上である。
 
特開2024-059023 鋼摺動部品及び鋼摺動部品の製造方法 日本製鉄
【課題】摩擦係数を低減可能な鋼摺動部品を提供する。
【解決手段】本実施形態の鋼摺動部品(10)は、中心軸に垂直な断面が円形状又は円環形状であり、摺動面を有し、摺動面の試験力1kNでのビッカース硬さが500HV以上であり、中心軸を含む鋼摺動部品(10)の断面のうち、摺動面を含み摺動面から深さ10μm、幅50μmの最表層矩形域において、摺動面と平行な方向の結晶方位解析により得られる{203}結晶方位の面積率が7.0%以上である特定集合組織領域を含む。
 
特開2024-059047 スチールピストン 日本製鉄
【課題】高温環境で長時間使用した場合であっても、優れた高温強度が得られる、スチールピストンを提供する。
【解決手段】本開示のスチールピストンの上部は、化学組成が、質量%で、C:0.30〜0.50%、Si:0.01〜0.30%、Mn:0.10〜1.50%、P:0.030%以下、S:0.030%以下、Cr:0.10〜0.80%、Mo:0.80〜2.50%、V:0.01〜0.30%、Ti:0.010〜0.049%、Al:0.005〜0.100%、N:0.020%以下、及び、O:0.0050%以下を含有し、残部はFe及び不純物からなり、式(1)を満たし、ピストン上部におけるMC型炭化物の個数密度NDが2.0×1022個/m3以上であり、MC型炭化物を構成するFeを除く金属元素のうちのMo含有量の比率RMoが60原子%以上である。 Mo/(Mo+V+Ti)≧0.89 (1)
 
特開2024-059325 コークスの製造方法 日本製鉄
【課題】成型炭と粉炭とを含む配合炭を容器に充填した際に生じる成型炭周囲の空隙量を配合炭の性状によらず高精度に解析可能である、成型炭周囲の空隙量の解析方法、当該解析方法を用いた成型炭周囲の空隙量の推定方法、及び、当該解析方法又は当該推定方法を用いて高強度のコークスを製造する方法を提供する。
【解決手段】成型炭と粉炭とを含む配合炭を容器に充填した際に生じる成型炭周囲の空隙量の解析方法であって、X線CT断面画像の3D解析において、成型炭部の周縁から成型炭部と相似形で1回あたり1単位体積を膨張させる膨張処理を行い、膨張処理の各回において体積増加した領域の体積に粉炭部の平均密度と空隙部の平均密度との差分値を乗じて充填低下量を算出し、当該充填低下量を全膨張処理回数で積算して積算充填低下量を算出し、当該積算充填低下量を成型炭周囲の空隙量の指標とする、方法。
 
WO/2024/085155二相ステンレス鋼材 NIPPON STEEL CORPORATION
 高強度と、優れた耐食性とを両立する二相ステンレス鋼材を提供する。本開示による二相ステンレス鋼材は、質量%で、C:0.030%以下、Si:0.20〜1.00%、Mn:0.5〜7.0%、P:0.040%以下、S:0.0200%以下、Al:0.100%以下、Ni:4.0〜9.0%、Cr:20.0〜30.0%、Mo:0.5〜2.0%、Cu:1.5〜3.0%、N:0.15〜0.30%、V:0.01〜0.50%、Co:0.05〜1.00%、Sn:0.001〜0.050%、及び、残部がFe及び不純物からなり、降伏強度が758MPa以上であり、ミクロ組織が、体積率で35〜65%のフェライト、及び、残部がオーステナイトからなり、フェライト中の転位密度ρ(α)と、オーステナイト中の転位密度ρ(γ)とが、次の式(1)を満たす。 0.3<ρ(γ)/ρ(α)<4.0 (1)
 
JFEスチール
特許7405215 プレス成形解析方法及び装置、プレス成形解析プログラム、プレス成形品の製造方法 JFEスチール
【課題】新規の部品形状や材料をプレス成形する際にプレス金型に作用するプレス成形荷重を事前に予測できるプレス成形解析方法及び装置を得る。また、コンピュータを前記プレス成形解析装置として機能させるプレス成形解析プログラムを提供する。さらに、プレス成形解析方法によって予測されたプレス成形荷重に基づいて選定されたプレス機によってプレス成形品を製造するプレス成形品の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係るプレス成形解析方法は、仮想的な厚みを持たせた金型モデルを二次元要素によって作成し、実金型におけるリブに相当する部位が剛体、リブ以外が非剛体となるように、前記二次元要素の境界条件を設定する金型モデル作成工程(S1)と、該金型モデル作成工程(S1)によって作成された金型モデルを用いてプレス成形解析を行い、プレス成形荷重を取得するプレス成形荷重取得工程(S3)と、を備えている。
 
特許7473858 板部材位置検出装置、板部材運搬方法及び板部材の製造方法 JFEスチール株式会社
【要約】積み重ねられた板部材のうちから吊り上げ対象である最上位の板部材の位置を正確に検出することが可能な板部材位置検出装置を提供する。積み重ねられた鋼板(板部材)のうちの最上位の鋼板をクレーン(1)で吊り上げるに際し、最上位の鋼板全体を含む積み重ねられた鋼板の画像を画像取得部(5)で取得する。そして、最上位の鋼板のテンプレート情報と画像と比較して最上位の鋼板の位置を検出することにより、板厚の小さい鋼板が積み重ねられている場合であっても、吊り上げ対象である最上位の鋼板の位置を正確に検出することができる。特に、リフマグ(2)などの吸着機構によって最上位の鋼板を吸着して吊り上げる場合に、吸着して吊り上げられている鋼板の安定性を確保することができる。
 
特許7473859 絶縁被膜付き電磁鋼板の製造方法 JFEスチール株式会社
【要約】フォルステライト被膜を有する電磁鋼板の上に前処理被膜形成剤を塗布し、水素濃度0.01〜10.0体積%の雰囲気中で130〜600℃で焼付して前処理被膜を形成し、その後、100℃以下に冷却し、前処理被膜の上に絶縁被膜形成剤を塗布し、600〜1000℃で焼付して絶縁被膜を形成する。前処理被膜形成剤は、リン酸塩100質量部に対して、クロム化合物の含有量が1.00質量部以下である。絶縁被膜形成剤は、カチオン系界面活性剤を含有し、リン酸塩100質量部に対して、クロム化合物の含有量が1.00質量部以下、コロイダルシリカの含有量が50〜250質量部である。前処理被膜および絶縁被膜の合計目付量が7.5g/m2以下である。これにより、外観、耐錆性、耐熱性および占積率に優れる絶縁被膜付き電磁鋼板を得る。
 
特許7473860 高強度鋼板、その製造方法、部材及び自動車部品 JFEスチール株式会社
【要約】高いYR及び高い曲げ性を有し、かつ腐食環境下でのせん断端面の損傷度を低減した、TSで1180MPa以上の高強度鋼板を提供する。質量%で、C:0.030%以上0.500%以下、Si:0.01%以上2.50%以下、Mn:0.10%以上5.00%以下、P:0.100%以下、S:0.0200%以下、Al:1.000%以下、N:0.0100%以下及びO:0.0100%以下を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる成分組成と、板厚1/4位置において、マルテンサイトの面積率が40%以上、フェライトの面積率が70%以下、残留オーステナイトの体積率が20.0%以下である鋼組織と、を有し、板厚の1/2位置において、Si濃度の平均値に対するSi濃度の標準偏差の比の値が1.00以下である、高強度鋼板。
 
特許7473861 抵抗スポット溶接方法 JFEスチール株式会社
【要約】抵抗スポット溶接方法の提供を目的とする。本発明は、少なくとも1枚の高強度鋼板を含む2枚以上の鋼板を重ね合わせた板組を接合する抵抗スポット溶接方法であって、高強度鋼板として特定の成分組成を有する鋼板を用い、板組を電流値Iwで通電することにより抵抗スポット溶接部を形成する主通電工程と、主通電工程後に、800ms超えの冷却時間tcの間、抵抗スポット溶接部を冷却する冷却過程と、次いで1.05×Iw≦It≦1.80×Iwの電流値Itで、100ms超え300ms以下の通電時間ttの間、抵抗スポット溶接部の通電を行う昇温過程とを有する、後熱処理工程とを備える。
 
特許7473862 無方向性電磁鋼板の製造方法 JFEスチール株式会社
【要約】mass%で、C:0.005%以下、Si:3.0〜5.0%、Al:3.0%以下、Mn:3.0%以下およびCu:0.01〜0.5%を含有するスラブを熱間圧延し、熱延板焼鈍し、冷間圧延して冷延板とした後、仕上焼鈍を施して無方向性電磁鋼板を製造する際、上記仕上焼鈍の、加熱帯の鋼板温度が500℃から800℃までの領域における炉内雰囲気の露点DHを−20℃以下、加熱帯の鋼板温度温が800℃超から均熱温度までの領域および均熱帯における炉内雰囲気の露点DSを−40℃以下とし、かつ、上記露点DHと露点DSがDH>DSの関係を満たすよう制御し、仕上焼鈍後の鋼板表面の酸化を抑制することで、Siを多く含有するハイグレード材において、低鉄損の無方向性電磁鋼板を安定して得る。
 
特許7473863 固体還元炉及びサブマージドアーク炉を用いた溶銑の製造方法 JFEスチール株式会社
【要約】固体還元炉にて鉄鉱石から還元鉄を製造し、SAFにて還元鉄を溶融して溶銑を製造する際に、溶融工程で高いエネルギー効率を実現することが可能な、溶銑の製造方法を提供する。本発明に係る溶銑の製造方法は、低品位鉄鉱石ペレットから第1の還元鉄を製造する工程と、高品位鉄鉱石ペレットから第2の還元鉄を製造する任意の工程と、塊鉱石から第3の還元鉄を製造する任意の工程と、第4の還元鉄を用意する任意の工程と、前記第1〜4の還元鉄をSAFにて溶融し、塩基度調整のために造滓材を添加する工程と、を有し、以下の式を満たす。 150.0≦S1×W1+S2×W2+S3≦400.0 ここで、S1:第1の還元鉄のスラグ比、W1:第1の還元鉄の配合率、S2:第2乃至第4の還元鉄の平均スラグ比、W2:第2乃至第4の還元鉄の合計配合率、S3:溶融工程で添加する造滓材の量である。
 
特許7477058 熱間仕上圧延の制御方法、鋼板の制御方法および熱間仕上圧延の制御装置 JFEスチール株式会社
【要約】熱間仕上圧延の制御方法は、複数の状態変数と複数の操作量変数とに対してそれぞれ重みゲインが設定された評価関数を用いて、評価関数を最小化するような制御ゲインを求めることにより、圧延状態を制御する熱間仕上圧延の協調制御において、正規化手段が、重みゲインを正規化するステップと、比較評価手段が、正規化後の各状態変数の重みゲインを比較評価するとともに、正規化後の各操作量変数の重みゲインを比較評価するステップと、ゲイン調整手段が、比較評価の結果に基づいて、状態変数の重みゲインおよび操作量変数の重みゲインの少なくとも一方を調整するステップと、を含む。
 
特許7477059 溶接部材およびその製造方法 JFEスチール株式会社
【要約】溶接部材およびその製造方法の提供を目的とする。本発明の溶接部材は、板組の総板厚と抵抗スポット溶接部の最小厚さが式(1)を満たし、板組のうち少なくとも1枚は鋼板表層に内部酸化層を有する鋼板であり、かつ、内部酸化層を有する鋼板側の母材部では、内部酸化層における単位面積あたりの酸素量が式(2)を満たし、当該鋼板側の溶接熱影響部では、第1領域のSi含有酸化物の密度が式(3)を満たし、かつ第2領域および第3領域内の平均Si濃度が式(4)を満たす。0.5<tweld/tall<1.0 …(1) 0.02<Os<1.0 …(2) 0.01≦Ns …(3) Ss/St<1.0 …(4)
 
特許7477060 嵩密度検出方法及び装置、並びに含水率算出方法及び装置、コークスの製造方法 JFEスチール株式会社
【要約】特殊な装置を用いることなく高精度に嵩密度を検出することができる嵩密度検出方法及び装置、並びに含水率算出方法及び装置、コークスの製造方法を提供する。対象物にマイクロ波を発信して前記対象物の嵩密度を検出する嵩密度検出方法であって、複数の波長毎の発信マイクロ波を前記対象物へ発信するマイクロ波発信工程と、前記対象物を透過した前記発信マイクロ波を受信マイクロ波として複数の波長毎に受信するマイクロ波受信工程と、前記発信マイクロ波と前記受信マイクロ波とのエネルギー差である減衰量を複数の波長毎に算出する減衰量算出工程と、算出された前記減衰量と前記減衰量に対応する波長との関係について、予め決定された定形波長分布に基づく前記減衰量の波長分布を抽出すると共に、前記波長分布において前記定形波長分布に含まれる予め決定された代表波長を特定する波長特定工程と、特定された前記代表波長に基づいて、前記対象物の嵩密度を検出する嵩密度検出工程と、を有する。
 
特許7477061 溶接部材およびその製造方法 JFEスチール株式会社
【要約】溶接部材およびその製造方法の提供を目的とする。本発明は、2枚以上の鋼板を重ね合わせた板組が抵抗スポット溶接された溶接部材であり、板組の総板厚tallおよび抵抗スポット溶接部の最小厚さtweldが式(1)を満たし、2枚以上の鋼板のうち少なくとも1枚はSiを0.5〜3.0質量%含有するSi含有亜鉛めっき鋼板であり、かつ、Si含有亜鉛めっき鋼板における特定の領域Aが亜鉛めっき層の下層に形成されるとともに、領域Aの板厚方向の厚さdaが式(2)を満たす。0.5<tweld/tall<1.0 …(1) 2<da<10 …(2)
 
特許7477064 還元鉄の製造方法 JFEスチール株式会社
【要約】鉄鉱石ペレットのクラスタリングを抑制することが可能な還元鉄の製造方法を提供する。本発明に係る還元鉄の製造方法は、鉄鉱石粉末とバインダーと副原料とを混合し、造粒してグリーンペレットを得て、次いで前記グリーンペレットを焼成して鉄鉱石ペレットを得るペレット製造工程と、前記鉄鉱石ペレットを竪型シャフト炉に装入して、還元ガスによって直接還元して、還元鉄ペレットを得る還元工程と、を有し、前記鉄鉱石粉末の原料として、全Fe量が63質量%以下、かつ、SiO2及びAl2O3の和が4質量%以上である組成を有する鉄鉱石を含み、前記還元鉄ペレットが以下の式を満たすことを特徴とする。(SiO2+Al2O3+CaO+MgO+FeO)/M.Fe≧0.15
 
特許7477065 めっき鋼板の製造方法 JFEスチール株式会社
【要約】本発明は、Si及びMnを多量に含有する鋼板を素材鋼板として使用する場合でも、優れためっき性と優れた耐水素脆性とを両立するめっき鋼板の製造方法を提供する。本発明のめっき鋼板の製造方法は、所定のSi量と所定のMn量を含有する素材鋼板にめっき処理を施すめっき処理工程の前工程として、酸化工程、還元工程、均熱工程、急速加熱工程及び冷却工程をそなえる。これらの前工程で、素材鋼板に対し、雰囲気とヒートパターンが適切に制御された熱処理が施される。
 
特開2024-056162 高炉用原料製造装置及び高炉用原料製造方法 JFEスチール
【課題】フェロコークス等の高炉用原料の品質及び生産性を高めることが可能な高炉用原料製造装置及び高炉用原料製造方法を提供する。
【解決手段】乾留炉1に装入された成型物を乾留して高炉用原料を製造する高炉用原料製造装置であって、乾留炉1に連通するように乾留炉1の側壁部80に接続され、乾留炉1の内部に装入される成型物のうちの粉体を回収するダクト90と、側壁部80に対して下端部を中心として回動可能に設けられた蓋部92と、を有しており、下端部を中心として回動して乾留炉1の内部側に向かって開くことによって乾留炉1とダクトを連通する。
 
特開2024-057402 鍛造材の移動距離測定システム、移動距離測定方法、及び鍛造製品の製造方法 JFEスチール
【課題】鍛造材の移動距離を鍛造材から直接得ることで、鍛造材の移動距離の測定精度を向上させる鍛造材の移動距離測定システム、移動距離測定方法、及び鍛造製品の製造方法を提供する。
【解決手段】移動距離測定システム10は、長手方向に延びる鍛造材100の長手方向一端100aを把持して長手方向に移動させるマニプレータ2を備えた鍛造装置1に用いられ、距離計12から鍛造材100が移動する前の鍛造材100の長手方向他端100b側の端面100dまでの距離L1、及び距離計12から鍛造材100が移動した後の鍛造材100の長手方向他端100b側の端面100dまでの距離L2測定する距離計12と、距離計12によって測定された、鍛造材100が移動する前の距離L1、及び鍛造材100が移動した後の距離L2に基づいて、鍛造材100の長手方向における実移動距離Lを算出する移動距離算出装置13とを備える。
 
特開2024-057958 焼結設備の操業管理方法 JFEスチール
【課題】焼結設備の操業における重要な指標の予測値を確認することを可能とする。
【解決手段】焼結設備の操業管理方法は、鉄含有原料及び炭素含有原料を含む焼結原料から焼結鉱を製造する焼結設備の操業管理方法であって、焼結原料の搬送工程、造粒工程、装入工程、焼結工程及び焼結工程で得られた焼結鉱の高炉への搬送工程に関する操業データを第1のコンピュータ12に集約するステップと、第2のコンピュータ13が、集約された操業データを用いて特殊演算を実行し、焼結設備の操業における重要な指標の予測値を算出するステップと、を含む。
 
特開2024-058755 欠陥発生要因推定装置、欠陥発生要因推定方法、欠陥発生要因推定モデルの学習方法、操業条件決定方法および鉄鋼製品の製造方法 JFEスチール
【課題】溶鋼の凝固過程と介在物付着との関係に基づいて、欠陥発生要因を推定することができる欠陥発生要因推定装置、欠陥発生要因推定方法、欠陥発生要因推定モデルの学習方法、操業条件決定方法および鉄鋼製品の製造方法を提供すること。
【解決手段】欠陥発生要因推定装置は、製品における表面欠陥の、スラブ段階における深さ位置を算出する欠陥発生深さ算出手段と、スラブ深さごとの欠陥発生率を算出する欠陥発生率算出手段と、スラブ深さごとの欠陥発生率に基づいて、スラブ鋳造時の凝固開始位置からの距離ごとの介在物付着率を算出する介在物付着率算出手段と、製品の製造条件を入力データとし、介在物付着率を出力データとして予め学習された推定モデルを用いて、一部の製造条件を選択し、選択した製造条件を段階的に変更した場合の介在物付着率を推定することにより、欠陥発生要因を推定する欠陥発生要因推定手段と、を備える。
【請求項6】前記製造条件は、タンディッシュ吹込ガス流量、鋳込速度、鋳込幅、鋳込厚、スラブ長さ、スラグ塩基度のうちのいずれか一つ以上を含む請求項1に記載の欠陥発生要因推定装置。
 
特開2024-058949 鋼材の冷却方法、及び、鋼材の製造方法 JFEスチール
【課題】赤さびの発生率を増やすことなく、冷却床での冷却能力を高めることができる鋼材の冷却方法、及び、鋼材の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の鋼材の冷却方法は、熱間圧延された鋼材を冷却床で冷却する鋼材の冷却方法であって、冷却床における鋼材の長手方向の端よりも外側に配置された冷却装置から、鋼材の長手方向に延在する面の長手方向に沿った方向に、空気と霧滴状の冷媒液体とを同時に噴射して鋼材を冷却する。
 
特開2024-059010 微粉炭の製造装置及び製造方法 JFEスチール
【課題】不活性ガスの供給量を低減することで、製造コストを低廉化することができる、微粉炭の製造装置及び製造方法を提供すること。
【解決手段】ローラミル3で粉砕された微粉炭を搬送ガスで乾燥させながらバグフィルタ5に搬送し、バグフィルタ5で捕集する微粉炭の製造装置1であって、微粉炭が捕集された後の排ガスを回収して循環搬送する排ガス循環経路7と、排ガス循環経路7に接続され、排ガス循環経路7に不活性ガスを供給する不活性ガス供給経路12と、排ガス循環経路7から供給され、不活性ガスを含む排ガスと、バーナ9で発生する燃焼ガスと、を搬送ガスとしてローラミル3に供給する搬送ガス供給経路13と、排ガス循環経路7にて結露が発生しないように設定され、ローラミル3に石炭を供給する速度である給炭量と、不活性ガスの供給量との関係を示す線形式を用いて給炭量に応じて不活性ガスの供給量を調整する不活性ガス調整機構20とを備える。
 
特開2024-059093 金属精錬における中間排滓方法 JFEスチール
【課題】転炉型精錬炉を傾動させて中間排滓するに際し、溶融金属の歩留りを低下させることなく、所定の量の溶融スラグを炉から短時間で速やかに排出することができる中間排滓方法を提供する。
【解決手段】転炉型精錬炉を用いた金属精錬の中間排滓において炉体を傾動させる際に、実測した転炉型精錬炉の耐火物形状(但し、付着地金がある場合の耐火物形状を含む。)、好ましくは炉内形状または/および炉口形状を基に炉体の傾動角を制御する。転炉型精錬炉の耐火物形状を実測する際には、非接触型距離計による計測値または/および撮像装置による画像によりプロファイル測定を行う。
 
特開2024-059560 転炉型の精錬炉の排滓方法及び転炉の操業方法 JFEスチール
【課題】精錬炉の形状を精度良く推定し、精錬炉の傾動角度を精度良く制御する。
【解決手段】転炉型の精錬炉1の中間排滓工程における転炉型の精錬炉の排滓方法は、精錬炉1の操業条件及び精錬炉1の使用回数に基づいて、損耗データベースを参照して、精錬炉1の内部に内張りされた耐火物10の形状を推定するステップと、推定した耐火物10の形状に基づいて精錬炉1の傾動角度を制御し、スラグ2の少なくとも一部を精錬炉1から排出するステップと、を含み、損耗データベースは、実測された耐火物10の形状に基づいて構築されたデータベースである。
 
WO/2024/084749焼結鉱の製造方法 JFE STEEL CORPORATION
 燃焼開始温度の低い炭材使用時の歩留低下を防止することができる焼結鉱の製造方法を提案する。固体燃料としての炭材を含む焼結配合原料を造粒して焼結用造粒原料を作製し、その焼結用造粒原料を焼結して焼結鉱を得る焼結鉱の製造方法において、前記炭材として、少なくとも2種類以上の炭材を配合した炭材であって、その燃焼開始温度の加重平均が550℃以上であるものを用いて焼結する。好適には、2種類以上の炭材の一部として、燃焼開始温度が550℃未満のものを用いる。
 
WO/2024/084824欠陥発生要因推定装置、欠陥発生要因推定方法、欠陥発生要因推定モデルの学習方法、操業条件決定方法および鉄鋼製品の製造方法 JFE STEEL CORPORATION
 欠陥発生要因推定装置は、製品における表面欠陥の、スラブ段階における深さ位置を算出する欠陥発生深さ算出手段と、スラブ深さごとの欠陥発生率を算出する欠陥発生率算出手段と、スラブ深さごとの欠陥発生率に基づいて、スラブ鋳造時の凝固開始位置からの距離ごとの介在物付着率を算出する介在物付着率算出手段と、製品の製造条件を入力データとし、介在物付着率を出力データとして予め学習された推定モデルを用いて、一部の製造条件を選択し、選択した製造条件を段階的に変更した場合の介在物付着率を推定することにより、欠陥発生要因を推定する欠陥発生要因推定手段と、を備える。
 
WO/2024/089827無方向性電磁鋼板およびその製造方法、ならびにモータコア JFE STEEL CORPORATION
 ロータコアに適した良好な疲労特性を有する高強度無方向性電磁鋼板と、ステータコアに適した優れた磁気特性を有する無方向性電磁鋼板とを提供する。質量%で、C:0.01%以下、Si:2.0%以上4.5%未満、Mn:0.05%以上5.00%以下、P:0.1%以下、S:0.01%以下、Al:3.0%以下およびN:0.005%以下を含み、かつSi+Alが4.5%未満であり、残部がFeおよび不可避的不純物である成分組成を有し、鋼板中の結晶粒について、平均結晶粒径X1が50μm以下であり、結晶粒径分布の標準偏差S1がS1/X1<0.75 を満たし、かつ、結晶粒径分布の尖度K1が20.0以下である、無方向性電磁鋼板である。
 
WO/2024/089828無方向性電磁鋼板およびその製造方法 JFE STEEL CORPORATION
 ロータコアに適した良好な疲労特性を有し、しかもステータコアに適した優れた磁気特性を有する無方向性電磁鋼板を提供する。質量%で、C:0.01%以下、Si:2.0%以上4.5%未満、Mn:0.05%以上5.00%以下、P:0.1%以下、S:0.01%以下、Al:3.0%以下およびN:0.005%以下を含み、かつSi+Alが4.5%未満であり、残部がFeおよび不可避的不純物である成分組成を有し、鋼板中の結晶粒について、平均結晶粒径X1が60μm以上200μm以下であり、結晶粒径分布の標準偏差S1がS1/X1<0.75 を満たし、かつ結晶粒径分布の尖度K1が2.00以下である、無方向性電磁鋼板である。
 
WO/2024/089913冷間圧延方法、鋼板の製造方法、冷間圧延設備及び鋼板の製造設備 JFE STEEL CORPORATION
 破断の発生を抑止できる冷間圧延方法、鋼板の製造方法、冷間圧延設備及び鋼板の製造設備が提供される。冷間圧延方法は、圧延対象材に冷間圧延を施す冷間圧延機(10)の出側における冷間圧延後の圧延対象材の伸び差率分布の非対称成分の指標に基づいて冷間圧延機のレベリング目標値を算出する工程と、レベリング目標値に基づいて冷間圧延機のレベリング制御を行う工程と、を含み、伸び差率分布の非対称成分の指標は、伸び差率分布と奇関数との相関に基づき算出されるものであって、奇関数は1次冪関数と0次より大きい絶対値の冪関数の積により算出される。
 
WO/2024/089931熱間プレス部材および熱間プレス用鋼板 JFE STEEL CORPORATION
 Alめっき鋼板のような化成処理性の問題や、Zn系めっき鋼板のようなLME割れの問題がない、Al−Zn系の被覆層を備える熱間プレス部材において、高い水準でカット部耐食性およびスポット溶接性を両立させる。鋼板と、前記鋼板の少なくとも一方の面に配された被覆層と、前記被覆層上に配された酸化物層と、を備える熱間プレス部材であって、前記被覆層が、質量%で、Zn:25.0〜55.0%、Si:1.1〜8.0%、Sr+Ca:0.01〜5.0%、およびFe:55.0%以下を含有し、残部がAl及び不可避的不純物よりなる成分組成を有し、かつ、前記被覆層中に金属Zn相を含む、熱間プレス部材。
 
WO/2024/090032高強度めっき鋼板およびその製造方法 JFE STEEL CORPORATION
 1180MPa以上のTSを有し、かつ、めっき処理後に延性が低下することなく優れた成形性を有し、かつ耐LME性に優れた高強度めっき鋼板およびその製造方法を提供することを目的とする。 所定の成分組成を有し、板厚1/4位置において、面積率で、フェライトが1%以上30%以下、フレッシュマルテンサイト量が1%以上15%以下であり、ベイナイトと焼戻しマルテンサイトの和が35%以上90%以下であり、残留オーステナイト量が6%以上である鋼組織とを有し、アスペクト比が2.0以上の残留オーステナイト中の平均Mn量(質量%)をフェライト中の平均Mn量(質量%)で除した値が1.1以上であり、かつ、良好なめっき処理後延性と、良好な耐LME性を有する、高強度めっき鋼板。
 
WO/2024/090011高強度鋼板、部材及びそれらの製造方法 JFE STEEL CORPORATION
 高強度であり、部品強度、延性、伸びフランジ性、曲げ性、及び温間加工性に優れる高強度鋼板を提供する。本発明の高強度鋼板は、質量%で、C:0.030%〜0.500%、Si:0.01%〜2.50%、Mn:0.10%〜5.00%、P:0.100%以下、S:0.0200%以下、Al:1.000%以下、N:0.0100%以下及びO:0.0100%以下を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる成分組成と、板厚1/4位置において、面積率がそれぞれマルテンサイト60%以上、フェライト40%以下、残留オーステナイト20%以下であり、マルテンサイトの格子定数aMが下記式を満足する、鋼組織と、を有する。 1.00005≦aM/aR≦1.00500 ここで、aRは高強度鋼板を500℃にて30分間熱処理した後の室温におけるマルテンサイトの格子定数である。
 
WO/2024/090033高強度めっき鋼板およびその製造方法 JFE STEEL CORPORATION
 1180MPa以上のTSを有し、かつ、めっき処理後に延性が低下することなく優れた成形性と耐水素曲げ脆化特性を有し、かつ耐LME性に優れた高強度めっき鋼板およびその製造方法を提供することを目的とする。 所定の成分組成を有し、板厚1/4位置において、面積率で、フェライトが1%以上30%以下、フレッシュマルテンサイト量が1%未満であり、ベイナイトと焼戻しマルテンサイトの和が35%以上90%以下であり、残留オーステナイト量が6%以上である鋼組織とを有し、アスペクト比が2.0以上の残留オーステナイト中の平均Mn量(質量%)をフェライト中の平均Mn量(質量%)で除した値が1.1以上であり、鋼中拡散性水素量が0.3質量ppm以下であり、かつ、良好なめっき処理後延性と、良好な耐LME性を有し、耐水素曲げ脆化特性と成形性に優れた、高強度めっき鋼板。
 
WO/2024/090051電縫鋼管の溶接管理装置、電縫鋼管の溶接管理方法、電縫鋼管の製造方法および電縫鋼管の溶接管理システム JFE STEEL CORPORATION
 溶接欠陥を抑止できる技術の提供。 電縫溶接前において、オープン管の少なくとも片側のエッジ部の肉厚方向の温度分布の情報に基づいて、エッジ部の外表面温度T0、内表面温度Tiおよび肉厚中心温度Tcを検出する電縫溶接前エッジ温度検出部122と、外表面温度T0と内表面温度Tiとの温度差ΔTを算出するエッジ温度差算出部125と、オープン管の両エッジ部と溶接点とを含む領域の画像情報に基づいて、エッジ部に沿って収束する2つの直線を抽出して、2つの直線の交点であるV収束点を抽出するV収束点抽出部133と、V収束角度θを算出するV収束角度算出部134と、V収束点から溶接点までの距離を狭間隙長さLとして算出する狭間隙長さ算出部135と、ΔT、Tc、θおよびLの情報に基づいて、電縫溶接条件の良否を判定する溶接状態判定部141とを備える電縫鋼管の溶接管理装置100。
 
神戸製鋼所
特許7473697 異材接合用アーク溶接方法 株式会社神戸製鋼所
【課題】鋼板とアルミニウム又はアルミニウム合金板とを接合する異材接合において、溶接能率を低下させることなく、高い継手強度と低スパッタ及び低スマットとを両立させることができる、異材接合用アーク溶接方法を提供する。
【解決手段】異材接合用アーク溶接方法は、アルミニウム合金板11(第1部材)に、第1穴12aを有する鋼板12(第2部材)を重ねて配置し、アーク溶接により第1穴12aを介してアルミニウム合金板11の表面を溶融し、第1穴12aを充填する溶接金属を形成するとともに、鋼板12の溶接面12c上に第1穴12aの直径よりも大きい直径を有する余盛を形成し、アルミニウム合金板11と鋼板12とを接合する。このとき、パルスアーク溶接を実施する期間と、溶接ワイヤの正送給と逆送給とを交互に行なう短絡移行アーク溶接を実施する期間とを交互に切り替える溶接方法を使用し、切り替え周波数fを7Hz以下とする。
 
WO/2024/089903鉄鉱石ペレットの高温性状判定方法、鉄鉱石ペレットの製造方法及び鉄鉱石ペレット KABUSHIKI KAISHA KOBE SEIKO SHO (KOBE STEEL, LTD.)
 本発明の一態様に係る鉄鉱石ペレットの製造方法は、高炉操業に用いられる自溶性の鉄鉱石ペレットの製造方法であって、CaO/SiO2質量比が0.8以上で、かつMgO/SiO2質量比が0.4以上となるように、CaO及びMgOを含む副原料を鉱石原料に配合する原料配合工程と、上記原料配合工程で得られた混合原料から生ペレットを造粒する造粒工程と、上記生ペレットに強度を付与する塊成化工程とを備え、下記式1で示される温度T1を1100℃以上又は下記式2で示される温度T2を1350℃以上とする。 T1=1155−0.095×Po2+15×FeO0.5 ・・・1 T2=220×C/S+13.1×M/S−23.13×TFe+2600 ・・・2 Poは鉄鉱石ペレットの気孔率[%]、FeOはFeOの割合[質量%]、C/SはCaO/SiO2質量比、M/SはMgO/SiO2質量比、TFeは総鉄分の割合[質量%]である。
 
山陽特殊製鋼
特開2024-060594 鋼材及びその製造方法 山陽特殊製鋼
【課題】焼入れ、焼戻しが行われていない状態であっても置割れの発生が抑制された耐置割れ性に優れた鋼材を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.30%以上1.05%以下、Si:0.10%以上1.50%以下、Mn:0.10%以上2.00%以下、Cr:0.15%以上2.00%以下、Al:0.010%以上0.10%以下、を含有し、残部がFe及び不純物からなる化学組成を有し、球状化した炭化物である球状化セメンタイトが分散した鋼組織を有し、前記球状化セメンタイトの面積率が10%以上であることを特徴とする鋼材。
 
ボスコ
特開2024-060017 超高強度ばね用線材、鋼線及びその製造方法 ポスコホールディングス インコーポレーティッド
【課題】優れた加工性を有する超高強度ばね用線材、鋼線及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明による超高強度ばね用線材は、重量%で、C:0.55〜0.65%、Si:0.5〜0.9%、Mn:0.3〜0.8%、Cr:0.3〜0.6%、P:0.015%以下、S:0.01%以下、Al:0.01%以下、N:0.005%以下、Nb:0%超過、0.04%以下、残りは、Fe及び不可避な不純物からなり、以下の式(1)の値が0.77以上、0.83以下である。式(1)C+1/6*Mn+1/5*Cr+1/24*Si 式(1)において、C、Mn、Cr、Siは、各元素の含量(重量%)を意味する。
 
特表2024-517690 無方向性電磁鋼板およびその製造方法 ポスコ カンパニー リミテッド
【課題】鋼の成分を最適に制御し製造方法を最適化することによって微細組織の均一な制御を通じて磁性に優れた無方向性電磁鋼板を提供する。
【解決手段】重量%で、Si:2.5〜4%、Mn:0.1〜1.0%、S:0.001〜0.005%、Cu:0.002〜0.01%を含み、残部がFeおよび不可避不純物からなり、FGS(全体結晶粒のうちの粒径基準で下位10%以下である結晶粒の平均粒径)≧15μmであり、重量%でC:0.005%以下、Al:0.5〜1.5%、N:0.005%以下、P:0.2%以下、Sn:0.2%以下、およびTi:0.005%以下のうちの1種以上をさらに含み、重量%でSb:0.2%以下、Ni:0.05%以下、Cr:0.05%以下、Zr:0.01%以下、Mo:0.01%以下、およびV:0.01%以下のうちの1種以上をさらに含むことを特徴とする。
 
特表2024-518496 親水性及び導電性に優れた鋼板 ポスコ カンパニー リミテッド
【課題】燃料電池分離板用として活用できる親水性及び導電性に優れた鋼板を提供する。
【解決手段】本明細書では、親水性及び導電性に優れた鋼板について開示する。開示される一例による親水性及び導電性に優れた鋼板は、鋼板上にピッチ間の間隔が1〜500nmの微細突起が面積分率で20%以上含まれる継手構造を含み、
 前記微細突起のうち、角状微細突起が面積分率で20%以上含まれ、前記角状微細突起は、面積が同一または異なる多角形からなる3つの互いに異なる面が1つの頂点を共有し、各面での法線ベクトル間の角度がすべて0°超過180°未満の形状の微細突起であり、
 前記1つの頂点を共有する3つの互いに異なる面のうち最も広い面の面積が40,000nm2未満であり、3つの面の総面積が60,000nm2未満であることを特徴とする。
 
Rー1ー2磁力の利用・磁気による分離
Rー1ー2ー1磁性材料
特開2024-056122 重希土類スラリー及び当該重希土類スラリーを用いたR−Fe−B系磁性体の製造方法 煙台東星磁性材料株式有限公司
【課題】拡散処理に用いる重希土類スラリー塗布層の硬度・強度不足、摩耗し易さ、拡散工程における収縮、重希土類元素の短時間での過剰な供給による拡散のばらつき、重希土類元素の浪費を防止する。
【解決手段】R−Fe−B系磁性体の拡散処理に用いる重希土類スラリーであって、重希土類粉末、有機接着剤、球状耐熱セラミック粉末及び有機溶剤を含み、前記球状耐熱セラミック粉末の平均粒子径は、前記重希土類粉末の平均粒子径の5〜10倍であり、前記球状耐熱セラミック粉末の重量は、前記重希土類粉末の重量の10〜30%である。
 
特開2024-057058 磁性バックル・アセンブリおよびその操作方法 ワンダーランド スイツァーランド アーゲー
【課題】操作が容易でコンパクトな磁性バックル・アセンブリの提供。
【解決手段】磁性バックル・アセンブリは、雄型および雌型のバックル部品2、1と、雌型バックル部品に配置された第1の係止部分と、雄型バックル部品に配置された第2の係止部分2aと、雌型バックル部品に移動可能に配置された操作部品3と、雌型バックル部品に配置された少なくとも1つの弾性アーム11、第1の磁性部品4と、雄型バックル部品に配置された第2の磁性部品5とを備えている。第1の磁性部品は、雄型バックル部品が雌型バックル部品と接続するとき、接続方向に沿って第2の磁性部品を磁気的に引き付ける。第1の係止部分の一部が凹部112を画定し、操作部品3が少なくとも1つの弾性アームを弾性変形させて第1の係止部分を第2の係止部分から係合解除するように操作されると、凹部を画定する第1の係止部分の一部が接続方向と交差する移動方向に駆動される。
 
特開2024-057059 磁性バックル・アセンブリおよびその操作方法 ワンダーランド スイツァーランド アーゲー
【課題】操作容易でコンパクトな磁性バックル・アセンブリの提供。
【解決手段】磁性バックル・アセンブリは、雄型バックル部品2と、雌型バックル部品1と、雌型バックル部品に配置され、少なくとも1つの弾性アーム11と係合ヘッドとを含む第1の係止部分と、雄型バックル部品に配置され、第1の係止部分と係合する第2の係止部分2aと、雌型バックル部品に可動に配置された操作部品3と、雌型バックル部品に配置された第1の磁性部品4と、雄型バックル部品に配置され、第1の磁性部品と磁気的に協働する第2の磁性部品5とを備えている。雄型バックル部品と雌型バックル部品が接続方向に沿って接続する間、第1の磁性部品が第2の磁性部品を磁気的に引き付け、操作部品が、弾性アームを弾性変形させて、雄型バックル部品を雌型バックル部品から分離するために、少なくとも1つの係合ヘッドを第2の係止部分から係合解除するように操作可能である。
 
特開2024-057721 圧粉磁心 NTN
【課題】製品サイズに限定されず、かつ圧粉磁心の高透磁率と高耐電圧を両立することが可能な圧粉磁心を提供する。
【解決手段】軟磁性粒子と軟磁性粒子の粒子間に具備した絶縁材からなる圧粉磁心である。面が、シロキサンを含む化合物のコーティング材にて被覆されている。コーティング材が内部に含浸されている。密度が5.8 g/cm3以上である。
【請求項5】前記軟磁性粒子は、Feを基材として、元素M(M=Si、Al、Co、Cr、Mn、Ni、Ti、Znから選ばれる1種又はこれらのうちの任意の複数の元素)を3.0mass%〜7.0mass%以下含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧粉磁心。
 
特表2024-517385 反強磁性層に交換結合した強磁性層を備える磁性素子の性能計算方法 クロッカス・テクノロジー・ソシエテ・アノニム
【課題】加速寿命試験下のTMR磁場センサにおける電気的及び磁気的変数の劣化依存性を決定する方法を提供する。
【解決手段】本開示は基準磁化(210)を持つ強磁性基準層(21)と、交換バイアスによって前記基準磁化(210)をピン止めする反強磁性層(24)とを備える基準二重層(244)を備える磁気素子(2)の性能の計算方法に関し、前記反強磁性層(24)は、ある粒子体積分布を持つ金属多結晶材料を含有する。前記方法は、前記反強磁性層(24)の交換バイアス磁場(Hex)を温度関数として計測することと、粒子体積分布を特徴付ける変数を決定すべく前記計測された交換バイアス磁場(Hex)に粒子体積分布関数を当てはめるステップと、前記ばく露磁場(H)の方向の関数として、前記基準磁化(210)の方向における面内ばらつきを計算するステップと、前記面内のばく露磁場(H)の任意の値に対する交換バイアス磁場(Hex)を計算するステップと、
 
特表2024-518146 磁場感応型部材、その製造方法および使用 マグネテック・ゲーエムベーハー
【要約】本発明は磁場感応型部材に関し、この磁場感応型部材は軟磁性材料の粒子を有している。これにより、保磁力が特に小さく、飽和磁束密度が特に高い、可能な限り形状的に柔軟な磁場感応型部材を実現することができ、この磁場感応型部材の構造により、有効透磁率が低減され、それによって飽和磁場強度を有利に増大させることができる。これにより、全体として、磁場感応型部材の良好な熱安定性が生じる。さらに本発明は、磁場感応型部材を製造する方法および磁場感応型部材の使用にも関する。
【請求項9】前記軟磁性材料は、以下の【数1】ここで、a≦0.3、0.6≦x≦1.5、10≦y≦17、5≦z≦14、2≦α≦6、β≦7、γ≦8、であり、M’は元素V、Cr、Al、Znの少なくとも1つであり、M”は元素C、Ge、P、Ga、Sb、In、Beの少なくとも1つである、原子組成を有していることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の磁場感応型部材(10)。
 
Rー1ー2ー2磁力の利用
特開2024-056291 磁性粒子を用いた試料前処理方法 トクヤマ
【課題】液体試料中の成分の分析に際して、同じ液体中に存在している分析の妨害物質、例えば血液を各種分析に供する際に妨害となる赤血球を効率的かつ迅速に除去し、液中成分の分析の効率を向上させる。
【解決手段】分析対象物質および分析妨害物質が含まれる液体中に、当該分析妨害物質と作用する官能基を有する磁性粒子を分散させ、磁性粒子と分析妨害物質との複合体を形成させた後、生じた複合体を磁石に磁着させ、生じた上清を分離することで、妨害物質が除かれた分析用の液体が得られる。採用する官能基としては、例えば血液中の赤血球を除くのであれば、アミノ基、アンモニウム基等の正帯電性の基を採用すれば、効率的に赤血球の凝集を引き起こし、磁性粒子と共に磁着する。かつ分析対象物質の多くは影響を受けないため、分析結果に悪影響を与えることはほぼない。
 
特開2024-059953 磁性バックル・アセンブリおよびその操作方法 ワンダーランド スイツァーランド アーゲー
【課題】操作容易でコンパクトな磁性バックル・アセンブリの提供。
【解決手段】磁性バックル・アセンブリは、雄型バックル部品と、雌型バックル部品と、雌型バックル部品に配置された第1の係止部分と、雄型バックル部品に配置され、第1の係止部分と係合する第2の係止部分と、雌型バックル部品に配置された第1の磁性部品と、雄型バックル部品に配置された第2の磁性部品と、雌型バックル部品に可動に配置された操作部品であって、第1の係止部分を第2の係止部分から係合解除するように動作可能な操作部品と、第1の回復力を付与するために雌型バックル部品に配置された弾性部品と、第2の回復力を与えるために雌型バックル部品に配置された少なくとも1つの弾性アームを備える。雄型バックル部品が雌型バックル部品と接続方向に沿って接続する間、第1の磁性部品が第2の磁性部品を磁気的に引き付ける。
 
特表2024-517868 患者の解剖学的構造および動作のために磁性粒子にかかる力を調整する磁場を形作る方法  オトマグネティクス,インコーポレイテッド
【解決手段】医療用カート500上の磁気アセンブリを構成する複数の磁気素子のための磁化および力の方向を決定するための方法である。磁気アセンブリは、医療用カート上の被シミュレーション対象の患者に対する特定の位置における磁性治療薬にかかる押込み力および/または引出し力を作り出す磁力を発生させるよう構成されていてもよい。
 
Rー1ー2ー3電気関係
特許7201194 磁界検出素子の製造方法 マグネデザイン
【課題】Si基板上に磁界検出素子を作成する際に、逆台形状の溝内にコイルピッチを微細化しようとすると、溝の上部の段差や底面のエッジにより断線しやすくなり、検出コイルを構成する上部コイルや下部コイルの形成が困難である。
【解決手段】溝部にネガレジスト系樹脂被膜の塗布とキュア熱処理により、溝底部の形状をR形状とすることにより下部コイルの断線の防止を図る。また、溝の上部の磁性ワイヤとの段差はポジレジスト系樹脂被膜の塗布とキュア熱処理によりなだらかな形状にして上部コイルの断線の防止を図る。
【請求項1】熱酸化膜SiO2に被覆されたSi基板、前記Si基板上に絶縁性ガラスに被覆された磁性ワイヤ、前記磁性ワイヤを周回する下部コイルと上部コイルとからなる検出コイルおよび電極を備える複数個の磁界検出素子からなる磁界検出素子の製造方法において、(1) 前記Si基板の全面にレジストを塗布し、素子形成部にはライン状のマスク、アライメントマーク形成部にはアライメントマークとなる十字型と複数の長方形状を配置したマスクを用いて露光、現像し、CF4ガスを使ったRIEにより熱酸化膜SiO2を除去してSi面を露出する工程と、(2)前記Si面が露出した前記Si基板を水酸化カリウム溶液(40wt%)に浸漬して複数本の逆台形状の溝と十字型と複数の長方形状を配置したアライメントマークを形成する工程と、(3)前記溝以外に残存する熱酸化膜SiO2はCF4ガスを使ってRIEにより除去する工程と、(4)前記Si基板の全面にSi3N4絶縁膜を成膜した後、ネガレジスト系の樹脂被膜を塗布し、露光、現像して溝部のみに樹脂被膜を残してキュア熱処理によって溝の底部にR形状を形成する工程と、(5)前記逆台形状の溝に沿って前記下部コイルと基板上の電極配線と下部コイル以降のアライメントマークを形成する工程と、(6)前記複数本の溝に沿って前記磁性ワイヤを張力50〜100kg/mm2の張力を負荷して挿置・仮固定・切断して配置し仮固定する工程と、(7)基板全面にネガレジスト系樹脂被膜を塗布し、露光、現像して前記磁性ワイヤ部のみにネガレジスト系樹脂被膜を残し、前記張力を付加したまま、キュア熱処理をして前記ワイヤを前記溝内に固定する工程と、(8)前記ワイヤと電極配線を接合するためのワイヤ電極部にある前記ワイヤを被覆している絶縁性ガラスをCF4-RIEにより除去する工程と、(9)基板全面にポジレジスト系樹脂被膜を塗布し、露光、現像して前記溝と磁性ワイヤ部のみにポジレジスト系樹脂被膜を残し、キュア熱処理して段差部を滑らかにする工程と、(10)上部コイルおよび電極配線を形成する工程と、(11)前記磁性ワイヤと前記検出コイルと前記電極からなる前記磁界検出素子の集合体を個片化する工程と、からなることを特徴とする磁界検出素子の製造方法。
 
特許7207676 GSR素子の製造方法 マグネデザイン
【課題】ASIC基板上に微細なコイルピッチからなるGSR素子の一体化形成においてはASIC基板と複数個のマスクを精度よく合わせることが必須である。しかし、ASIC基板の本来的な凹凸により困難である。
【解決手段】ASIC基板上に機能の異なる樹脂被膜を2回に分けて形成する2層樹脂被膜法を採用し、磁性ワイヤを配置・固定する溝とアライメントマークを樹脂被膜上に同時に形成することおよび第一層樹脂被膜に残るASIC基板に由来する凹凸を研磨除去した平坦面に第二層樹脂被膜を塗布することにより解決した。
【請求項1】磁性ワイヤと前記磁性ワイヤを周回する下部コイルと上部コイルとからなる5μm以下のコイルピッチを有する検出コイルと電極配線からなるGSR素子を特定用途向け集積回路(以下、ASICという。)の基板上に直接作製するGSR素子の製造方法において、(1)前記ASIC基板上にネガレジスト系の第一樹脂被膜を塗布して、平坦で硬い樹脂製の溝形成部とアライメントマーク形成部に第一台座を形成し、(2)前記第一台座の上に溝深さよりも厚いポジレジスト系の第二樹脂被膜を塗布して第二台座とし、前記第二台座の前記溝形成部には前記磁性ワイヤを配置するための逆台形状の溝(以下、溝という。)を形成するための長方形の凹部と前記アライメントマーク形成部にはアライメントマーク用凹部を形成するための凹部を同時に形成し、キュア熱処理して硬化させるとともに逆台形状の前記溝と前記アライメントマーク用凹部を形成し、(3)前記溝部にネガレジスト系の樹脂被膜を塗布し、露光、現像して溝部のみに樹脂被膜を残してキュア熱処理によって溝の底部にR形状を形成し、前記溝よりなる前記溝形成部と、アライメントマーク凹部よりなるアライメントマーク形成部に金属膜を成膜し、(4)前記アライメントマーク形成部の前記金属膜の成膜された前記アライメントマーク凹部と、前記アライメントマーク形成部の平坦面に成膜された反射膜とからなる視認性の高いアライメントマークを用いて、前記金属膜の成膜された前記溝形成部の金属皮膜を前記溝の面に沿って前記下部コイルと、前記溝形成部の平坦面の上部コイル接続部(以下、下部コイルと上部コイル接続部とを下部コイルという。)を形成し、(5)前記溝の前記下部コイルの上に前記磁性ワイヤを張力付加して配置し、樹脂により前記溝内に仮固定し、さらに張力を付加したままキュア熱処理することで、前記磁性ワイヤを溝に固定し、(6)前記ワイヤと前記電極配線を接合するためのワイヤ電極部にある前記ワイヤを被覆している絶縁性ガラスをCF4-RIEにより除去する工程と、(7)基板全面にポジレジスト系樹脂被膜を塗布し、露光、現像して前記溝と磁性ワイヤ部のみにポジレジスト系樹脂被膜を残し、キュア熱処理して段差部を滑らかにする工程と、(8)前記樹脂の上部に、オートアライメント機構により前記アライメントマークを用いて前記上部コイルと前記電極配線を形成し、(9)前記磁性ワイヤと前記検出コイルと前記電極配線からなる素子の集合体からなる素子基板を個片化することを特徴とするGSR素子の製造方法。
 
特許7203400 GSR素子の製造方法 マグネデザイン
【課題】集積回路基板(ASIC)上にGSR素子を直接形成する際に、逆台形状溝の形成が必須であり、加えて高感度化に必要な3μm以下の微細コイル形成には視認性の高いアライメントマークを溝と同時に形成する必要がある。
【解決手段】ポジレジスト系の感光性樹脂をASIC基板全体に塗布、露光、現像後にキュア熱処理することにより逆台形状の溝を可能とし、溝とアライメントマーク部を感光性樹脂被膜上に同時に形成する。さらに、金属膜を成膜し、視認性の高い複数個のアライメントマークと下部コイルを形成することで合わせ精度の向上が可能となる。
 
特許7284334 鉄心ユニット、および、回転子 三菱重工業
【課題】圧粉磁心の形状を維持できると共に鉄心の冷却性能を向上した鉄心ユニット、および、回転子を提供する。
【解決手段】鉄心ユニットは、少なくとも1つの鉄心と、パイプとを備える。少なくとも1つの鉄心にはそれぞれ、第1方向に貫通された圧粉磁心孔が形成される。パイプは第1方向に延在する。さらに、パイプは圧粉磁心孔に差し込まれる。これにより、圧粉磁心の形状を維持できると共に鉄心の冷却性能を向上した鉄心ユニットが実現される。
 
特許7348706 磁力回転装置及びそれを組み込んだ発電装置 兼子 文美子  大出 隆子
【課題】シンプルな構造でありながら、ロータを回転させる磁石同士の反発力である正のエネルギー効果的に取り出すことができるようにした磁力回転装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ロータ側磁石部38の棒磁石66の固定側磁石部40の棒磁石70に対する対向面である外側対向面66Aのうち、ロータ34の回転方向から見た下流面には、棒磁石66の磁力を遮断するロータ側磁力遮断板42を設け、固定側磁石部40の棒磁石70のロータ側磁石部38の棒磁石66に対する対向面である内側対向面70Aのうち、ロータ34の回転方向から見た上流面には、棒磁石70の磁力を遮断する固定側磁力遮断板44を設けた。
 
特許7471619 同期回転電機 村井 啓一
【課題】磁石体及びヨークを反発力に拮抗しながら容易に組み立てることができるようにするとともに、磁石体及びヨークを磁気飽和を防いで安定して一体化できるようにする。
【解決手段】磁石体2が同極同士を互いに対向させて扇型のヨーク3を介して等角度間隔に配置されたロータにおいて、磁石体2として磁束密度Bが150mT≦Bになるネオジム磁石を用い、ヨーク3の中心角θを20°<θ<40°に設定し、磁石体2の側面をこれに直交する方向から見たとき、磁石体2の側面の周縁からヨーク3の側面の周縁を突出させて磁石体2の側面とヨーク3の側面とを接合させ、ヨーク3のアキシャル方向の突出寸法Ea、アキシャル方向他方側の突出寸法Eb、隣接する磁石体2の最小間隔Gの関係を、0.5mm≦Ea≦5mm、0.5mm≦Eb≦5mm、0.5mm≦G≦5mmに設定した。
 
特許7473256 発電機 羽鳥 信
【課題】コイルに誘導電流を発生させる発電体に対し、吸引、又は反発力を与えるマグネットを全方向より、また、平行に配置して回転させ、その磁力により発電体を回転させて発電し、外部に電気エネルギーを供給することができる発電機を提供する。
【解決手段】第4マグネット10を含む複数のマグネットを円環4内に挿入して円形の発電体6を形成し、第1コイル11を含む複数のコイル内に発電体6を挿入し、更に、回転軸を中心に回転する回転体2に第1マグネット3を含む複数のマグネットを、第4マグネット10を含む複数のマグネットに平行に取り付け、回転移動させる。第1マグネット3の吸引、又は反発する磁力により、第4マグネット10を有する発電体6を回転させ、第1コイル11及び複数のコイル内を通過させ、コイルに誘導電流を発生させて発電する。
 
特許7474969 GSRセンサ マグネデザイン株式会社
【課題】負磁歪アモルファスワイヤを用いて磁気ノイズを大幅に低減したGSRセンサを提供する。
【解決手段】負磁歪のCo−Si系アモルファスワイヤと前記ワイヤにコイルを巻きつけた磁界検出素子と、前記磁界検出素子が生む出す磁界信号に対応した電圧を処理する信号処理回路からなるGSRセンサであって、GSRセンサを構成する磁性ワイヤ1について、Fe/Co比が0.65以下である負磁歪のCo−Fe−B−Siの軟磁性合金からなり、かつ、酸素含有量は10ppm以下であり、直径が10μm以下で、磁区構造が表面磁区とコア磁区の2層構造からなる。
 
特開2024-058983 電磁ブレーキ オリエンタルモーター
【課題】製造が比較的容易な自己保持型の電磁ブレーキを提供する。
【解決手段】電磁ブレーキ1は、同軸二重円筒状に形成されたアウターヨーク2及びインナーヨーク3と、前記アウターヨークと前記インナーヨークとの間の円筒状空隙部に収容された電磁コイル4と、第1永久磁石6とを有し、静止体12から突出するように設けられた回転軸14が挿通され、前記静止体に固定された電磁石組立体13と、前記回転軸に設けられ、前記電磁石組立体と軸方向に対向し、前記電磁石組立体に対して接離可能に配置されたアーマチュア7aと、前記アーマチュアを前記電磁石組立体から引き離す方向に付勢する付勢手段とを有するアーマチュア組立体7とを備え、前記付勢手段は弾性部材8及び第2永久磁石11である。
 
WO/2024/084541埋込磁石式回転子および埋込磁石式回転電機 KABUSHIKI KAISHA TOSHIBA
 実施形態によれば、埋込磁石式回転子(10)は、回転軸方向に延びたロータシャフトと、各磁極に少なくとも一つ設けられた複数の永久磁石と、ロータシャフトの径方向の外側に取り付けられ複数の永久磁石のそれぞれを収納する複数の永久磁石収納孔(110)が形成された回転子鉄心(100)と、を具備する。それぞれの永久磁石は、回転軸を含む仮想平面に対して傾きを有して配され、それぞれの収納孔は、回転子鉄心の径方向の外側に連通し回転子鉄心の開口部周方向内側チップ(112)および開口部周方向外側チップ(113)に挟まれた開口部(114)を有する。回転子鉄心(100)は、開口部(114)において形成された緩和部(120)を有する。
 
WO/2024/084549回転電機 MITSUBISHI ELECTRIC CORPORATION
 本願は、回転子コアの薄肉部への応力集中を低減することができる回転電機を提供するものである。 固定子(200)と、固定子(200)と磁気的空隙部を介して配置され、電磁鋼板が積層配置された回転子コア(311)と回転子コア(311)に円周方向に等間隔に配置された複数の永久磁石(321)とにより構成された回転子(300)とを備えた回転電機(100)であって、永久磁石(321)の径方向内側で回転子(300)の磁極数の半数で配置された軸方向保持体(331)と、円筒形状で構成され、外筒部に回転子コア(311)が配置された回転保持体(400)と、軸方向保持体(331)が支点となる曲げモーメントを抑制する抑制構成体(351)とを設けたものである。
 
WO/2024/084701発電素子、発電モジュール、回転数検出器及び発電機 MITSUBISHI ELECTRIC CORPORATION
 発電素子(10)は、大バルクハウゼン効果を有する複数の磁性ワイヤ(11)と、複数の磁性ワイヤ(11)の束の周囲に巻回されたピックアップコイル(12)と、複数の磁性ワイヤ(11)の両端部において、複数の磁性ワイヤ(11)の各々の端部同士を磁気的に接続する磁性接続部材(13)とを備え、磁性ワイヤ(11)に印加される磁界が反転すると、大バルクハウゼン効果によって磁性ワイヤ(11)がピックアップコイル(12)にパルス電圧を発生させる。
 
WO/2024/085033回転子および回転電機 KABUSHIKI KAISHA TOSHIBA
 実施形態に係る回転子は、軸方向に延びた回転子鉄心と、回転子鉄心の回転軸の垂直断面において、回転子鉄心の外周面に沿って軸方向に形成された永久磁石収納孔と、永久磁石収納孔に収納された永久磁石と、垂直断面において、永久磁石収納孔における前記回転子鉄心の径方向内側に永久磁石収納孔に沿って該永久磁石収納孔と連通して形成され、永久磁石を冷却する冷媒を封入可能な冷媒流路と、永久磁石収納孔内において、永久磁石収納孔の内壁面及び永久磁石の表面の間に配設され、永久磁石を内壁面に密着させるシートと、を備える。
 
WO/2024/085097磁界検出素子の製造方法 MAGNEDESIGN CORPORATION
【課題】Si基板上に磁界検出素子を作成する際に、逆台形状の溝内にコイルピッチを微細化しようとすると、溝の上部の段差や底面のエッジにより断線しやすくなり、検出コイルを構成する上部コイルや下部コイルの形成が困難である。
【解決手段】溝部にネガレジスト系樹脂被膜の塗布とキュア熱処理により、溝底部の形状をR形状とすることにより下部コイルの断線の防止を図る。また、溝の上部の磁性ワイヤとの段差はポジレジスト系樹脂被膜の塗布とキュア熱処理によりなだらかな形状にして上部コイルの断線の防止を図る。
 
WO/2024/085196発電機 YAMAUCHI CORPORATION
 発電機100は、筒状部材10と、第1磁石12と、コイル14a,14bと、第2磁石16とを備えている。第1磁石12は、筒状部材10に固定されている。コイル14a,14bは、筒状部材10の外側表面に沿って固定されている。第2磁石16は、筒状部材10の軸方向Xから見て、第1磁石12よりも筒状部材10の径方向における内側に位置するように、筒状部材10の空洞部20aに配置されている。
 
WO/2024/089738磁性部品および電力変換装置 TDK CORPORATION
 本発明の一実施の形態に係る磁性部品は、互いに対向する2つの基体部と、2つの基体部の対向面内に配置され、2つの基体部を磁気結合させる第1の結合部、第2の結合部、第3の結合部、第4の結合部、および第5の結合部とを有し、第1の結合部および第2の結合部は第1の方向にこの順に並設され、第3の結合部および第4の結合部は第1の方向にこの順で並設され、第1の結合部および第3の結合部は第2の方向に並設され、第2の結合部および第4の結合部は第2の方向に並設され、第5の結合部は、第1の結合部、第2の結合部、第3の結合部、および第4の結合部の全体を囲むように設けられた磁気コアと、第1の結合部、第2の結合部、第3の結合部、および第4の結合部のうちの1以上に巻き付けられた第1の巻線と、第1の結合部、第2の結合部、第3の結合部、および第4の結合部のうちの1以上に巻き付けられた1または複数の第2の巻線とを備える。
 
WO/2024/089933ロータ部材、ロータ、回転電気機械、ブラシレスモータ、及び、ロータ部材の製造方法 MURATA MANUFACTURING CO., LTD.
 ロータ部材は、軟磁性粉から形成された筒状の成形体であり、その中心軸線に沿う第1方向を向いた第1端面と第1方向の反対方向である第2方向を向いた第2端面とを有する軟磁性体と、硬磁性粉から形成された筒状の成形体であり、第1方向を向いた第3端面と第2方向を向いた第4端面とを有し、中心軸線を中心とする径方向についての軟磁性体の外周面に接触する硬磁性体と、を備え、軟磁性体と硬磁性体との接触面は、径方向の反対方向に突出する形状を有し、軟磁性体の内の接触面を構成する部分の径方向についての幅が最小となる第1方向の位置は、第1端面の第1方向の位置、第2端面の第1方向の位置、第3端面の第1方向の位置、及び、第4端面の第1方向の位置と異なる。
 
WO/2024/090561磁性膜及び磁界センサヘッド CITIZEN FINEDEVICE CO., LTD.
 光ファイバと、一端が光ファイバに光学的に接続されたGIファイバと、GIファイバの他端に接合された磁性膜と、磁性膜のGIファイバに接合された面と反対側の面に接合された反射膜と、を有し、磁性膜は希土類鉄ガーネット薄膜により形成され、希土類鉄ガーネット薄膜の印加磁界に対する差分二乗和の傾きが100以上である、磁気センサヘッド。
 
特表2024-517567 磁性又は磁化可能な顔料粒子を含み、1つ又は複数のしるしを示す光学効果層を作製する方法 シクパ ホルディング ソシエテ アノニム
【要約】本発明は、例えば、偽造及び違法複製に対する紙幣及びアイデンティティ文書などのセキュリティ文書の保護の分野に関する。特に、本発明は、基材(x20)上に、1つ又は複数のしるし(x30)を示す光学効果層(OEL)を作製する方法であって、非球状の磁性又は磁化可能な顔料粒子の少なくとも一部を配向するために非球状の磁性又は磁化可能な顔料粒子を含むコーティング層(x10)を磁界発生装置の磁界にさらすステップと、コーティング層(x10)上にトップコーティング組成物を1つ又は複数のしるし(x30)の形態で付与するステップと、コーティング層(x10)及び1つ又は複数のしるし(x30)を、少なくとも部分的に硬化装置(x50)で硬化するステップとを含む、方法を提供する。
 
特表2024-518238 ロータアセンブリ、永久磁石モータ及び圧縮機 安徽美芝精密制造有限公司
【要約】本出願はロータアセンブリ、永久磁石モータ及び圧縮機を提供する。ロータアセンブリは、貫通孔を有するロータ鉄心と、貫通孔内に設けられた永久磁石と、を含み、永久磁石は、非拡散部と、ロータ鉄心の回転軸に垂直な第1方向において非拡散部の少なくとも一部と並設されている拡散部と、を含み、ここで、拡散部における重金属元素の質量占有率は、非拡散部における重金属元素の質量占有率よりも大きい。これにより、永久磁石の一部の領域に耐減磁性能が強い拡散領域を形成し、この拡散領域によって永久磁石の局所的な耐減磁性能を向上させ、ひいてはロータアセンブリ全体の耐減磁性能を向上させることができる。ロータアセンブリに不可逆減磁が発生する可能性を低減し、永久磁石モータおよび関連製品の長時間の確実な運転を確保し、製品の使用寿命を延ばす。
 
特表2024-518244 ロータアセンブリ、永久磁石モータ及び圧縮機 安徽美芝精密制造有限公司
【要約】本出願はロータアセンブリ、永久磁石モータ、圧縮機を提供する。ロータアセンブリは、貫通孔を有するロータ鉄心と、永久磁石であって、貫通孔内に設けられ、ロータ鉄心の軸線に垂直な面で永久磁石を切り取ることにより第1断面が得られ、第1断面において、永久磁石の延在方向とロータ鉄心の径方向との間の夾角は0°より大きく90°より小さい、永久磁石と、を含み、前記永久磁石は、延在方向において、ロータ鉄心の周側面に近接する第1端と、ロータ鉄心の軸線に近接する第2端と、を含む非拡散部と、非拡散部の第1端に接している第1拡散部と、第1拡散部に接し、第1拡散部とロータ鉄心の周側面との間に位置する第1磁気絶縁ブリッジと、を含み、ここで、第1拡散部における重金属元素の質量占有率は、非拡散部における重金属元素の質量占有率よりも大きい。本出願により、永久磁石モータの耐減磁性能が弱く、不可逆減磁が発生しやすいという技術的問題を解決した。
 
Rー1ー2ー4フェライト
WO/2024/084976電磁波吸収用フェライト粒子粉末及びその製造方法、それを用いた樹脂組成物及び電磁波吸収材 KAMIKAWA, Shuhei
 シートに高充填しても、そのシートの柔軟性および物性の均一性を維持でき、かつ、GHz帯域の電磁波吸収性能に優れる電磁波吸収用フェライト粒子粉末を提供する。 化学式:AxFe(12−y)(TizMn(1−z))yO19で表されるマグネトプランバイト型フェライトから成り、AはBa、Sr、Ca、およびPbから選択される少なくとも一種であり、xは0.9〜1.1であり、yは5.0以下であり、zは0.35〜0.65であり、3.00g/cm3以上の圧縮密度を有し、レーザー回折法により求められる0.8μm以下のD10、及び、8.6μm以下のD90を有する、電磁波吸収用フェライト粒子粉末である。
 
Rー1ー2ー5磁石
特許7471389 補助合金鋳片及び高残留磁気・高保磁力のネオジム−鉄−ホウ素永久磁石並びに製造方法 包頭金山磁材有限公司
【課題】補助合金鋳片及び高残留磁気・高保磁力のネオジム−鉄−ホウ素永久磁石並びに製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の補助合金鋳片の製造方法は、組成が、質量分率で、40〜45%のPr、1〜2%のCo、0.5〜1%のGa、0.6〜0.8%のB、0.1〜0.2%のV、0.3〜0.7%のTi、残部のFeを含む補助合金原料を提供するステップと、前記補助合金原料を溶錬して、溶錬材料を得るステップと、前記溶錬材料に対して精錬と鋳込みを順次行うことを含むストリップキャスティングを行い、補助合金鋳片を得るステップとを含む。本発明は補助合金鋳片にチタン及びバナジウムを導入し、特定のストリップキャスティングプロセスと組み合わせ、得られた補助合金鋳片は球状ミクロ組織に富み、該補助合金鋳片を使用して、重希土類ジスプロシウム及びテルビウムフリーの高性能焼結ネオジム−鉄−ホウ素永久磁石を製造できる。
 
特開2024-056351 希土類磁石の製造方法 トヨタ自動車
【課題】従来よりも効率良く、保磁力向上効果は維持しつつ、重希土類元素の使用量を低減可能な希土類磁石の製造方法を提供する。
【解決手段】R−T−B系磁性粉末(Rは希土類元素、Tは鉄を必須とする鉄族元素、Bはホウ素である。)と重希土類元素を含有する改質材粉末とを、磁場中で圧縮成形し、圧粉体を得ること、及び、前記圧粉体を、前記改質材粉末の融点以上、1100℃以下で焼結すること、を含み、前記圧縮成形に際し、前記磁性粉末と前記改質材粉末と交互に配置し、かつ、前記改質材粉末の融点が、1000〜1100℃である、希土類磁石の製造方法。
 
特開2024-060440 R−T−B系希土類磁石及びその製造方法 トヨタ自動車
【課題】R−T−B系希土類磁石が軽希土類元素を含有する場合に、残留磁化の低下を抑制しつつ、保磁力向上を享受するR−T−B系希土類磁石及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本開示のR−T−B系希土類磁石100は、R2T14B型の結晶構造を有する主相10及び粒界相20を備える。主相10の平均粒径は1.0〜10.0μmである。主相10はコア部12及びシェル部14を有する。シェル部14においてよりも、コア部12において、セリウム、ランタン、イットリウム、及びスカンジウムの合計含有割合が高い。コア部12においてよりも、シェル部14において、ネオジム、プラセオジム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、及びホルミウムの合計含有割合が高い。R−T−B系希土類磁石100は0.05〜0.50原子%の炭素を含有する。そして、主相10においてよりも、粒界相20において、前記炭素の含有割合が高い。
 
WO/2024/084765鉄心付き超電導磁石、鉄心付き超電導磁石を備える加速器および加速器を備える粒子線治療装置 HITACHI, LTD.
 冷凍機ポート部を効率的に保護できる鉄心付き超電導磁石を提供する。鉄心付き超電導磁石11は、鉄心12,13と、鉄心内に設けられるコイル部真空容器20であって、主コイル23を内蔵するコイル部真空容器と、鉄心に設けられる冷凍機ポート部30であって、鉄心の表面に露出して設けられる本体部31と、本体部から鉄心を貫通して主コイルへ延びて主コイルに接続されるコールドヘッド部32とを備え、本体部とコールドヘッド部との間にコールドヘッド部が貫通する磁気シールド部202が設けられる。
 
WO/2024/084772鉄心付き超電導磁石、鉄心付き超電導磁石を備える加速器および加速器を備える粒子線治療装置 HITACHI, LTD.
 効率的に保守点検を行うことができる鉄心付き超電導磁石を提供すること。鉄心付き超電導磁石11は、鉄心の軸方向上側に位置する上側鉄心部12と、鉄心の軸方向下側に位置する下側鉄心部13と、上側鉄心部と下側鉄心部の間に位置して鉄心内に設けられるコイル部真空容器20であって、主コイルを内蔵するコイル部真空容器と、上側鉄心部または下側鉄心部の少なくともいずれかに設けられる冷凍機ポート部30であって、その先端側が主コイル部に接続されるコールドヘッドを有する冷凍機ポート部とを備え、鉄心は、冷凍機ポート部の設けられる冷凍機ポート設置領域111と、その他の領域とが相対的に軸方向に変位可能に設けられている。
 
Rー1ー3鉄化合物
特表2024-518034 リン元素を酸化鉄含有及びホスファート含有材料から分離するための方法 ラドマット アクチェンゲゼルシャフト
【要約】リン元素を、酸化鉄含有及びホスファート含有材料から分離するための方法であって、少なくとも以下のステップ:少なくとも1種の酸化鉄含有及びホスファート含有材料を提供するステップと、少なくとも1種のアルミニウム担体を、少なくとも1種の酸化鉄含有及びホスファート含有材料に添加し、少なくとも1種のアルミニウム担体を、少なくとも1種の酸化鉄含有及びホスファート含有材料と共に溶融して、アルミニウム含有、及び場合による酸化アルミニウム含有ホスファートスラグ溶融物を形成するステップと、アルミニウム含有、及び場合による酸化アルミニウム含有ホスファートスラグ溶融物を、溶融容器(11)中でガス状元素リン、鉄及びAl2O3含有スラグに反応させるステップと、ガス状元素リンを引き出し、鉄及びAl2O3含有スラグを抜き取るステップとを含む、方法。
 
Rー2金属・酸化物などの回収・用途
Rー2ー1金属
特開2024-056725 金属物品を黒化するための方法 マーリン・ソーラー・テクノロジーズ・インコーポレイテッド
【課題】光電池において、効率を落とさずに美的要素を満足する電気接点及び相互接続を提供する。
【解決手段】方法は、予備形成されたパターンを含む外面層を有する導電性マンドレルを提供することを含む。金属物品は電鋳される。金属物品は、マンドレルの外面層に予備形成されたパターンで形成された複数の電鋳要素を含む。複数の電鋳要素は、マンドレルの外面層に隣接する第1の側と、第2の側とを有する。はんだは、マンドレル上にある間に、複数の電鋳要素の第2の側にめっきされる。金属物品はマンドレルから分離される。複数の電鋳要素は、金属物品が単一の自立型部品を形成するように相互接続される。溶液を適用して、複数の電鋳要素の第1の側の黒化を作出する。複数の電鋳要素の第2の側のはんだは黒化しない。
 
特開2024-057452 鉱石装入用シュートのダンパー構造 住友金属鉱山
【課題】長期にわたって振動スクリーンへの鉱石接触による損傷を低減し、点検補修に要する期間を短縮することができる鉱石装入用シュートのダンパー構造を提供する
【解決手段】鉱石15の分級において、鉱石15を振動スクリーン10へ装入する時に通過させる鉱石装入用シュート20のダンパー構造30であって、鉱石装入用シュート20の排出口21の少なくとも一部を回動可能な状態で覆うダンパー本体31を備え、ダンパー本体31の内側にはライナープレート32が施され、ダンパー本体31の外側にはスティフィナー33が形成されるとともに、鉱石装入用シュート20とダンパー本体31とを接続するダンパー脱落防止チェーン34が設置されている。
 
特開2024-057470 熱処理装置及び金属製部材製造方法 不二越
【課題】高程度で金属製部材の機械的強度を向上できる熱処理装置を提供する。
【解決手段】熱処理装置1は、加熱室20と、冷却室80と、加熱室20に収容された金属製部材30を加熱し、所定周期で、所定量の浸炭ガスを加熱室20内の圧力が金属製部材30に浸炭ガスが浸炭する所定圧力以上になるように加熱室20に流入させた後に、加熱室20内の圧力が所定圧力未満になるように浸炭ガスを加熱室20内から排気させる第一浸炭工程と、第一浸炭工程後に、冷却室80に収容された金属製部材30を冷却室80に冷却ガスを流入及び排気させて冷却する冷却工程と、冷却工程後に、加熱室20に収容された金属製部材30を加熱し、加熱室20に浸炭ガスを流入及び排気させる第二浸炭工程とを行う制御装置10とを備える。
 
特開2024-057684 金属製棒状材の表面検査方法及びその表面検査装置 新日本非破壊検査
【課題】金属製棒状材の表面疵を精度よく検査可能な金属製棒状材の表面検査方法及びその表面検査装置を提供する。
【解決手段】金属製棒状材11をその長手方向に移動させながらその周囲表面を検査する金属製棒状材の表面検査方法及びその表面検査装置10であり、リング状発光手段12と撮像手段13と画像処理手段14とを有し、金属製棒状材11をリング状発光手段12に形成された貫通孔18に挿通させながら、リング状発光手段12から金属製棒状材11の周囲表面に向けて可視光を照射し、金属製棒状材11の周囲表面への可視光の照射により発生する反射光を撮像手段13で撮影し、撮像手段13で撮影された画像を画像処理手段14で処理して金属製棒状材11の周囲表面の検査を行う。
 
特開2024-057892 金属箔付き樹脂シート 味の素
【課題】ロール形成性に優れる金属箔付き樹脂シート等の提供。
【解決手段】金属箔、樹脂組成物層、及び保護フィルムがこの順で積層してなる、金属箔付き樹脂シートであって、金属箔の厚みをa(μm)とし、金属箔の23℃における弾性率をA(GPa)とし、樹脂組成物層の厚みをb(μm)とし、樹脂組成物層の23℃における弾性率をB(GPa)とし、保護フィルムの厚みをc(μm)とし、保護フィルムの23℃における弾性率をC(GPa)としたとき、下記式(1)及び(2)をすべて満たす、金属箔付き樹脂シート。 0.2≦(b×B)/(a×A)≦8・・・(1) 3≦(c×C)/(a×A)≦30・・・(2)
 
特開2024-057908 金属箔付き樹脂シート 味の素
【課題】膨れの発生が抑制され、線熱膨張係数が低い硬化物を得ることが可能な金属箔付き樹脂シート等の提供。
【解決手段】第1面を有する金属箔と、該金属箔の第1面と接合している樹脂組成物層とを有する、金属箔付き樹脂シートであって、金属箔の第1面の最大高さ粗さ(Rz)が、1000nm以上であり、樹脂組成物層が、(A)無機充填材を含み、(A)無機充填材の含有量が、樹脂組成物層の不揮発成分を100質量%とした場合、40質量%以上80質量%以下であり、樹脂組成物層の90℃での溶融粘度が、5000poise以上100000poise以下であり、金属箔と樹脂組成物層との間の剥離強度が、0.01kgf/cm以上0.3kgf/cm以下である、金属箔付き樹脂シート。
 
特開2024-059887 金属張積層板の製造方法 日鉄ケミカル&マテリアル
【課題】高周波伝送においても伝送損失の低減が可能で、寸法安定性に優れた金属張積層板を提供する。
【解決手段】第1の金属層と第1の絶縁樹脂層を有する第1の片面金属張積層板と、第2の金属層と第2の絶縁樹脂層を有する第2の片面金属張積層板と、第1の絶縁樹脂層及び第2の絶縁樹脂層に当接配置された接着層とを備えた金属張積層板の製造方法であって、第1の片面金属張積層板及び第2の片面金属張積層板を準備する工程、第1の絶縁樹脂層又は第2の絶縁樹脂層のいずれか片方又は両方に、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂で構成された接着層となる樹脂層を積層する工程、第1の片面金属張積層板及び第2の片面金属張積層板をそれぞれの絶縁樹脂層が対向するようにして接着層を介して貼り合わせて熱圧着する工程を備えている。接着層は、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂で構成され、(i)50℃での貯蔵弾性率が1800MPa以下、(ii)180℃から260℃の温度領域での貯蔵弾性率の最大値が800MPa以下、(iii)ガラス転移温度(Tg)が180℃以下を満たす。
 
WO/2024/085004セラミックス−金属接合体の製造方法 OSAKA UNIVERSITY
【課題】セラミックス基材の表面に、金属の層を細線形状で直接接合する。
【解決手段】レーザービームをセラミックス基材表面に掃引させながら照射するとともに、前記セラミックス基材の表面上のレーザービームが照射される領域(以下「照射エリア」という。)に向けて固体金属材料を送給して、送給中の前記金属材料にもレーザービームが照射される状態とし、前記照射エリアに位置するセラミックス基材表面を加熱しながら前記金属材料を溶融させ、溶融した金属材料をセラミックス基材表面に被着させたのち凝固させる、セラミックス−金属接合体の製造方法。
 
WO/2024/085199金属箔のレーザ切断方法 FURUKAWA ELECTRIC CO., LTD.
 金属箔のレーザ切断方法は、例えば、電池の電極を構成する加工対象としての金属箔に、1パルスあたりのエネルギが2[mJ]以上かつ100[mJ]以下であり立ち上がり時間が2[μs]以下であるレーザ光のパルスを断続的に照射することにより、当該加工対象をレーザ切断する。前記パルスを500[kHz]以下の周波数で断続的に照射してもよい。また、金属箔の厚さは、500[μm]以下であってもよいし、金属箔は、皮膜で覆われた箇所と、皮膜で覆われていない箇所と、を有してもよい。
 
WO/2024/089904金属溶湯炉 TOUNETSU CO., LTD.
【課題】金属材料を金属溶湯内で溶解する際に、溶解時間を早くすること。
【解決手段】前記課題を解決する金属溶湯炉1は、金属溶湯MMを収容し、流動する金属溶湯MMの液中で金属材料を溶解させること及び当該金属溶湯MMを昇温させることの少なくとも一方を行う金属溶解室13を備え、前記金属溶解室13の内部には前記金属溶湯MMを加熱する細長状の溶湯加熱体2を備え、前記溶湯加熱体2は前記金属溶解室13の側壁部13Dsから下方DSへ向かって延出して設けられており、 前記溶湯加熱体2の下方DSに位置する前記金属溶解室13の底面13Db1は、前記溶湯加熱体2と所定の間隔を空けながら、前記溶湯加熱体2と同方向に傾斜している。
 
Rー2ー1−1微粒子
特開2024-057989 無機粒子分散組成物の製造方法 日本触媒
【課題】無機粒子凝集体を効率よく解砕し、無機粒子が有する屈折率等の機能を発揮でき、分散安定性に優れる無機粒子分散組成物を得ることができる製造方法を提供する。
【解決手段】無機粒子凝集体(A)を、下記一般式(1)で表される構成単位(U1)を有する硫黄含有重合体(B)の存在下で、解砕することを特徴とする、無機粒子分散組成物の製造方法。【化1】(式中、X1は、置換基を有してもよい2価の芳香族炭化水素基を表す。)
 
特開2024-058438 耐水素脆性に優れた高強度部品の製造方法 三ツ知
【課題】三次元積層造形法を利用して、高い強度を有するとともに耐水素脆性に優れた高強度部品を製造する技術を提供する。
【解決手段】耐水素脆性に優れた高強度部品の製造方法は、重量%で、C:0.010%以上0.025%以下、Si:0.15%以下、Mn:0.15%以下、P:0.01%以下、S:0.01%以下、Ni:24%以上27%以下、Cr:13.5%以上16%以下、Mo:1%以上1.5%以下、V:0.1%以上0.5%以下、Al:0.35%以下、Ti:1.90%以上2.35%以下、B:0.0006%以上0.0020%以下、を含有する金属粉末を用いて、エネルギー密度が60J/mm3以上であるレーザまたは電子ビームを用いた三次元積層造形法により、造形物の体積密度が99.9%以上である積層造形体を造形する工程と、前記積層造形体を仕上げ加工することにより高強度部品を製造する工程と、を備える。
 
WO/2024/089802可食性導電材料 NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE CORPORATION
 この可食性導電材料は、不乾性油から構成したオルガノゲルを分散媒(101)とし、可食性を有する金属の粉末(102)および活性炭の粉末(103)を分散質としたものである。金属の粉末(102)および活性炭の粉末(103)を、分散媒(101)に混合することで、可食性導電材料とすることができる。
 
特表2024-517510 ナノ材料生産のための方法及びシステム フォータム バッテリー リサイクリング オサケ ユキチュア
【要約】本発明はナノ材料及び熱の複合生産のための方法に関する。方法は少なくとも1種の前駆体材料及び燃料を熱及びナノ粒子の生成のための燃焼装置11に供給することにより、前駆体材料を充分な温度で燃焼させて分解し酸化することを含む。燃料及び前駆体材料の燃焼で生成した熱が少なくとも1つの熱交換器12を用いることにより回収される。燃焼した燃料は冷却され、燃焼で酸化物の形態で生成したナノ粒子が収集される。ナノ材料及び熱の複合生産のための本発明のシステムは、燃焼装置11、少なくとも1種の前駆体材料、燃料及び酸化剤を燃焼のために燃焼装置に供給するための手段、燃焼装置11からの熱を回収し、燃焼した燃料を冷却するための熱交換器12、並びに前駆体材料の燃焼から酸化物の形態のナノ材料を収集するための手段13を含む。
【請求項8】前記少なくとも1種の前駆体材料がリチウム(Li)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、マンガン(Mn)、コバルト(Co)、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)、リン(P)、銀(Ag)、ケイ素(Si)、炭素(C)、ニオブ(Nb)、亜鉛(Zn)、及び硫黄(S)の硫酸塩、塩化物、硝酸塩、炭酸塩、及び水酸化物、並びにチタンテトライソプロポキシド(TTIP)から選択される、請求項1から7までのいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】前記前駆体材料の前記燃焼から酸化物の形態で生成する前記ナノ粒子がリチウムチタン酸化物、Li2TiO3又はLi4Ti5O12、LTO)、リチウムニッケルマンガンコバルト酸化物(LiNixMnyCozO2、Li−NMC)、リン酸リチウム鉄(LiFePO4、LFP)、リチウムマンガン酸化物(LMO、LiMn2O4、Li2MnO3、LiMnO2、及び/又はLi2MnO2、及び/又はいろいろな複合材料、(LMO)からなる、請求項1から10までのいずれか一項に記載の方法。
 
Rー2ー1−2膜
特開2024-056319 成膜装置および成膜方法 東京エレクトロン
【課題】基板への成膜の際における成膜異常を未然に防止することができる成膜装置および成膜方法を提供する。
【解決手段】基板に成膜処理を行う成膜装置は、処理容器と、処理容器内に設けられた基板を載置するステージと、ステージ上に載置された基板に対して成膜処理を行う成膜処理部と、ステージ上の基板を遮蔽する遮蔽位置と、ステージから退避し、成膜処理部による前記基板への成膜処理が可能となる退避位置との間で移動可能なシャッタと、成膜処理部により遮蔽位置にあるシャッタ上に形成された膜の膜厚を測定する膜厚測定器を有する膜厚測定部とを有する。
【請求項3】前記膜厚測定器は、前記シャッタ表面に設けられた水晶振動子を有する、請求項1または請求項2に記載の成膜装置。
 
特開2024-057175 成膜方法及び成膜装置 東京エレクトロン
【課題】オーバハングを抑制できる技術を提供する。
【解決手段】成膜方法は、凸部を表面に有する基板の表面に膜を形成する成膜方法であって、(a)基板の表面に原料ガスを供給し、基板の表面に原料ガスを吸着させ、(b)基板の表面に反応ガスを供給し、基板の表面に吸着した原料ガスと反応ガスとの熱反応により基板の表面に膜を形成し、基板は、真空容器内に設けられた回転テーブルの表面上に周方向に沿って配置され、真空容器内には、回転テーブルより上方に回転テーブルの周方向に沿って、(a)を実施する吸着領域と、(b)を実施する反応領域とが設けられ、吸着領域に原料ガス供給部から原料ガスが供給され、反応領域に反応ガス供給部から反応ガスが供給された状態で、回転テーブルを回転させて、(a)及び(b)が基板に対して繰り返し実施され、原料ガス供給部及び反応ガス供給部の少なくとも一方は、鉛直下向きに対して角度をつけてガスを供給する。
 
WO/2024/084725成膜装置および成膜方法 SELVAC CORPORATION
 成膜装置(1)は、チャンバ(101)と、基板を支持するステージ(190)と、チャンバ(101)内へ原料ガスを供給する原料ガス供給部と、チャンバ(101)内に供給される原料ガスに高周波の電磁場を印加することによりチャンバ(101)内にプラズマを発生させる高周波印加部(102)と、チャンバ(101)内の原料ガスを含む気体を排気するための真空ポンプ(181)と、基板に高周波のバイアスを印加するバイアス印加部(106)と、を備える。チャンバ(101)の周壁における基板のZ軸方向への投影領域の−X方向側に位置する部分に導入口(1012a)が配設され、周壁における投影領域の+X方向側に位置する部分に排気口(1011a)が配設されている。
 
WO/2024/090178蒸発源、成膜装置、及び成膜方法 CANON TOKKI CORPORATION
 成膜特性のバラツキを抑制可能な蒸発源、成膜装置、及び成膜方法を提供する。 基板に対して相対的に移動しながら成膜する蒸発源300であって、材料容器に収容された成膜材料Mが加熱されることで蒸発又は昇華した材料を噴出するノズル332と、ノズル332の外周を取り囲むように配される筒状部材333と、を備えることを特徴とする。
 
WO/2024/090268成膜方法及び成膜装置 TOKYO ELECTRON LIMITED
 成膜方法は、下記(A)〜(C)を含む。(A)第1膜と、前記第1膜とは異なる材料で形成される第2膜とを表面の異なる領域に有する基板を準備する。(B)前記基板の表面に対して洗浄ガスを供給することで、前記基板の表面の汚染物を除去する。(C)前記汚染物を除去した後で、前記基板の表面に対して有機化合物を供給することで、前記第1膜の表面に対して前記第2膜の表面に選択的に自己組織化単分子膜を形成する。(B)において、前記洗浄ガスは、β−ジケトンを含む。
 
WO/2024/090273成膜方法および成膜装置 TOKYO ELECTRON LIMITED
 成膜方法は、下記(A)〜(D)を有する。(A)第1膜と、前記第1膜とは異なる材料で形成される第2膜とを表面の異なる領域に有する基板を準備する。(B)有機化合物を用いて前記第1膜の表面に対して前記第2膜の表面に選択的に自己組織化単分子膜を形成する。(C)前記(B)の後に、前記第1膜の表面に付着した前記有機化合物を除去する除去ガスを前記基板の表面に対して供給する。(D)前記(C)の後に、前記自己組織化単分子膜を用いて前記第2膜の表面における対象膜の形成を阻害しつつ、前記第1膜の表面に前記対象膜を形成する。
 
WO/2024/090275成膜方法及び成膜装置 TOKYO ELECTRON LIMITED
 成膜方法は、第1膜と、前記第1膜とは異なる材料で形成される第2膜とを表面の異なる領域に有する基板を準備することと、前記基板の表面に対して、前記基板の表面の汚染物を除去する第1洗浄ガスを供給することと、前記基板の表面に対して、前記基板の表面に付着する前記第1洗浄ガスの残留物を除去するプラズマ化した第2洗浄ガスを供給することと、前記第2洗浄ガスの供給後に、前記第1膜の表面に対して前記第2膜の表面に選択的に自己組織化単分子膜を形成することと、を有する。前記第1洗浄ガスは、カルボン酸系化合物、ホスホン酸系化合物、ニトロ系化合物、およびチオール系化合物から選ばれる少なくとも1つを含む。
 
Rー2ー1−2−1用途
特開2024-058797 金属膜転写用離型シート きもと
【課題】金属膜が成膜されても、金属膜の剥離性及びその経時的安定性に優れる、金属膜転写用離型シート等を提供する。
【解決手段】基材フィルム11と、被着面31aを有する離型層31と、を少なくとも備え、前記離型層31の前記被着面31a上に金属膜Mを設けた後に前記被着面31aから前記金属膜Mを被転写体S上に転写剥離させる、金属膜転写用離型シート100であって、前記基材フィルム11と前記離型層31との間に、遊離金属イオントラップ層21をさらに備える、金属膜転写用離型シート100。
【請求項4】前記金属膜が、Li金属膜又はLi合金膜である請求項1に記載の金属膜転写用離型シート。
 
特開2024-058852 金属皮膜の成膜装置及び成膜方法 トヨタ自動車
【課題】金属皮膜を均一の厚さで成膜できる金属皮膜の成膜装置を提供することにある。
【解決手段】本発明の金属皮膜の成膜方法は、陽極と、上記陽極及び陰極となる基材の間に設けられた固体電解質膜と、上記陽極及び上記陰極の間に電圧を印加する電源部と、上記陽極及び上記固体電解質膜の間に金属イオンを含有する金属イオン溶液を収容する溶液収容部と、上記金属イオン溶液の液圧で上記固体電解質膜を上記陰極側に加圧する加圧部と、上記固体電解質膜及び上記基材の間に設けられ、開口部が上記基材の上記陽極側の表面の所定パターンの成膜領域に対応するパターンを有するマスクと、を備え、上記マスクの上記開口部の開口幅Wに対する深さDの比率D/Wで表されるアスペクト比が、0.67以上であることを特徴とする。
 
WO/2024/090226膜形成装置、積層体製造方法、及び半導体デバイス製造方法 TOYOBO CO., LTD.
【課題】膜形成の際に作業環境の汚染を抑制しつつ均一膜厚化が可能な膜形成装置を提供する。
【解決手段】製膜チャンバー2と、複数のノズル孔を有し、膜原料を含有しないガスを前記複数のノズル孔から前記製膜チャンバー2に導入するように構成される第一導入機構IM1と、膜原料を含有するガス12を前記製膜チャンバー2に導入することにより第一部材ME上に膜20を形成するように構成される第二導入機構IM2とを含むことを特徴とする、膜形成装置10。
 
WO/2024/090522導体と絶縁被膜の積層体、コイル、回転電機、絶縁樹脂組成物、絶縁塗料、及び絶縁フィルム SUMITOMO SEIKA CHEMICALS CO., LTD.
 高湿環境下においても耐部分放電特性に優れ、絶縁特性にも優れた積層体を提供する。 少なくとも、導体と、絶縁被膜と、を備える積層体であって、 前記絶縁被膜は、金属酸化物水和物が樹脂に分散された樹脂組成物からなるナノコンポジットにより構成されており、 前記金属酸化物水和物は、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)に分散させた際のゼータ電位が負である、積層体。
 
WO/2024/090583無機材料厚膜およびその形成方法 NATIONAL INSTITUTE OF ADVANCED INDUSTRIAL SCIENCE AND TECHNOLOGY
 本発明は、金属または金属酸化物(セラミック)の無機材料のみから構成され「オール無機」、かつ、数μm〜数mm厚の「厚膜」、すなわち、「オール無機厚膜」を様々な素材上に形成するための組成物を提供する。より詳しくは、本発明によって、分子量の異なる複数のポリシロキサン化合物を主体とするビヒクル組成物または、前記ビヒクル組成物に機能を付与する固体物質を添加して調製された組成物を紫外線照射または200℃以下の熱を加えることで、実質的に有機物を含まない無機厚膜を形成する。
 
特表2024-518597 成膜材料、成膜組成物、これらを用いた成膜方法及びこれから製造された半導体素子 ソウルブレイン シーオー., エルティーディー.
【要約】本発明は成膜材料、成膜組成物、これを活用した成膜方法及びこれから製造された半導体素子に関するもので、本発明によれば、成長率を低くして複雑な構造を有する基板上に薄膜を形成する場合にもコンフォーマルな薄膜を提供し、薄膜内の不純物を減少させ、薄膜の密度を大きく向上させ、従来の高温工程で下部電極の酸化により発生していた漏洩電流を大きく低減させる成膜材料、成膜組成物、これらを用いた成膜方法及びこれから製造された半導体素子を提供する効果がある。
 
特表2024-518609 ナノ積層被膜、関連する被膜付き物品及び使用、本質的に含塩性の環境内の基体の耐腐食性を改善する方法、医療デバイス ピコサン オーワイ
【要約】本質的に含塩性の環境、任意にはin vivo環境内で腐食しやすい基体のための耐腐食性被膜が提供される。第1組成物を有する堆積層が、第1組成物とは異なる第2組成物を有する堆積層と交互に位置するように、被膜は蒸気相の化学堆積のプロセスを介して、好ましくは原子層堆積(ALD)を介して形成された複数の堆積層を含むナノ積層構造として提供される。これにより製造されたナノ積層スタックが拡散障壁を形成し、拡散障壁が、本質的に含塩性の環境を起源とする腐食性イオン種のような腐食性種が、基体と接触するのを効率的に防止する。本質的に含塩性の媒体中の基体の耐腐食性を改善するための関連方法、及びナノ積層被膜の使用がさらに提供される。
【請求項8】個々の前記堆積層が、酸化アルミニウム(III)(Al2O3)、酸化チタン(IV)(TiO2)、酸化ハフニウム(IV)(HfO2)、酸化タンタル(V)(Ta2O5)、酸化ジルコニウム(IV)(ZrO2)、及び二酸化ケイ素(SiO2)から成る群から選択された任意の化合物で構成される、請求項1に記載の積層被膜。
【請求項9】基体隣接層として、酸化アルミニウム(III)(Al2O3)から成る堆積層を含む、請求項1から8のいずれか1項に記載の積層被膜。
【請求項10】酸化ジルコニウム(IV)(ZrO2)で構成される前記堆積層と交互に位置する、酸化アルミニウム(III)(Al2O3)で構成される前記堆積層を含む、請求項1に記載の積層被膜。
【請求項11】二酸化ケイ素(SiO2)で構成される前記堆積層と交互に位置する、酸化ハフニウム(IV)(HfO2)で構成される前記堆積層を含む、請求項1に記載の積層被膜。
【請求項22】前記基体上に形成された前記複数の堆積層の個々の堆積層が、酸化アルミニウム(III)(Al2O3)、酸化チタン(IV)(TiO2)、酸化ハフニウム(IV)(HfO2)、酸化タンタル(V)(Ta2O5)、酸化ジルコニウム(IV)(ZrO2)、二酸化ケイ素(SiO2)、及びこれらの任意の組み合わせから成る群から選択された任意の化合物から成る、請求項13に記載の方法。
【請求項23】基体表面上に酸化アルミニウム(III)(Al2O3)から成る堆積層を形成することを含む、請求項13から22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】前記基体上に形成された前記複数の堆積層が、酸化ジルコニウム(IV)(ZrO2)から成る前記堆積層と交互に位置する、酸化アルミニウム(III)(Al2O3)から成る前記堆積層を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項25】前記基体上に形成された前記複数の堆積層が、二酸化ケイ素(SiO2)から成る前記堆積層と交互に位置する、酸化ハフニウム(IV)(HfO2)から成る前記堆積層を含む、請求項13に記載の方法。
 
Rー2ー1−3回収
特開2024-059931 廃リチウムイオン電池から有価金属を回収する方法 アサカ理研
【課題】廃リチウムイオン電池から高純度の各有価金属を回収できる方法を提供する。
【解決手段】廃リチウムイオン電池から有価金属を回収する方法が、この廃リチウムイオン電池を前処理して得られた活物質粉を第1の鉱酸中に溶解して酸溶解液を得る溶解工程と、この酸溶解液から、この活物質粉に含まれる金属のうち、マンガン、コバルト、及びニッケルを溶媒抽出によりそれぞれ分離し、この溶媒抽出の残液として第1のリチウム塩水溶液を得る溶媒抽出工程を含み、第1の鉱酸は塩酸を含む。
 
WO/2024/090313リチウムイオン二次電池からの有価物の回収方法 DOWA ECO-SYSTEM CO., LTD.
 リチウムイオン二次電池を熱処理することにより、熱処理物を得る熱処理工程と、前記熱処理物を破砕して得られた破砕物を分級することにより、粗粒産物1と細粒産物とを得る第1の分級工程と、前記細粒産物を粉砕して得られた粉砕物を、第1の分級工程の分級点より小さい分級点で分級することにより、粗粒産物2と微粒産物とを得る第2の分級工程と、前記第2の分級工程で得られた前記微粒産物を磁力選別して磁着物1と非磁着物1を得る第1の磁選工程と、前記第1の磁選工程で得られた非磁着物1を磁力選別して磁着物2と非磁着物2を得る第2の磁選工程と、前記磁着物1および前記磁着物2から有価物を回収する回収工程と、を含むリチウムイオン二次電池からの有価物の回収方法を提供する。
 
特表2024-517575 スポジュメンからのリチウム回収 リオ・ティント・アイアン・アンド・チタニウム・カナダ・インコーポレーテッド
【要約】本開示は、スポジュメン粒子及び他の鉱物粒子を含むか焼鉱石からリチウム選鉱物を製造する方法に関する。スポジュメン粒子は、か焼鉱石から選択的にスクリーニングされて、リチウム選鉱物が得られる。スポジュメン粒子は、ベータ結晶構造を有し、他の鉱物粒子は、か焼の前後で実質的に類似の結晶構造を有する。
 
特表2024-517999 パッド表面の再生および金属の回収 ケムパワー コーポレーション
【要約】官能化化学平坦化パッドで基材を平坦化することからなる方法。官能化化学平坦化パッドには、パッドの材料に結合した複数の官能基が含まれる。前記官能基は、基材の一部がその官能基と結合するように、基材と化学反応するべく構成される。パッドは、官能基と官能基に結合した基材との結合を切断して除去された物質を形成するように構成された再生溶液を塗布することによって再生される。除去された物質は溶解錯化剤で錯化され、廃液相に溶解物質を形成する。
 
Rー2ー2切削屑他
特開2024-057896 切粉濾過装置 榎本ビーエー
【課題】濾過ドラムの内部におけるノズルの位置を調整できる切粉濾過装置を提供すること。
【解決手段】切粉濾過装置において、第1支持軸910は、第1壁271に沿って延びるとともに第1壁271に対してボルト97により取り付けられるフランジ壁部911を有している。第1壁271には、ボルト97の軸部97bが挿通されるとともに第1支持軸910の軸線m1を中心とする仮想円Vcに沿って円弧状に延びる第1挿通孔271bが形成され、フランジ壁部911には、ボルト97の軸部97bが螺合される第2挿通孔911aが形成されている。
 
Rー2ー3亜鉛
WO/2024/090537ポリリン酸亜鉛及びその製造方法 KAMUI PHARMA, INC.
 本発明は、新規なポリリン酸亜鉛、その利用及び製造方法に関する。より詳細には、X線回折で2θ=4〜7°にハローなピークを示すことを特徴とするポリリン酸亜鉛、前記ポリリン酸亜鉛を有効成分として含有する医薬組成物、(1)ポリリン酸溶液にアルカリ条件下、好ましくはpH8〜11で亜鉛イオンを添加する工程、及び(2)工程(1)で得られた固体をポリリン酸亜鉛として回収する工程、を含むポリリン酸亜鉛の製造方法に関する。
 
WO/2024/090538ポリリン酸亜鉛を含む医薬組成物 KAMUI PHARMA, INC.
 本発明は、ポリリン酸亜鉛を有効成分として含有する、炎症性腸疾患の治療又は予防用医薬組成物に関する。本発明のポリリン酸亜鉛は腸管バリア増強活性を有し、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患を治療又は予防することができる。
 
Rー2ー4銅
特開2024-059207 金属−セラミックス接合基板、金属−セラミックス接合基板の製造方法、および、パワーモジュール DOWAメタルテック
【課題】割れがなく、反りの小さい大型の金属−セラミックス接合基板、およびその製造方法を提供する。
【解決手段】1枚の放熱側Cu板と、放熱側Cu板の一方の主面上に、ろう材を介して一方の主面が接合された複数のAlN基板と、複数のAlN基板のそれぞれの他方の主面上に、ろう材を介して接合された複数の回路パターンCu板と、を有する金属−セラミックス接合基板。
 
特開2024-060565 銅エッチング液組成物及びエッチング方法 ファシリティ
【課題】本件発明は、硫酸−過酸化水素系エッチング液組成物に塩素イオンを含有し、エッチングすることで、サイドエッチング量を抑制でき、サイドエッチングを直線的に施せるエッチング液組成物とエッチング方法の提供を目的とする。
【解決手段】上記の目的を達成するために、硫酸と、濃度35%の過酸化水素水と、塩素イオンとを含有することを特徴とするエッチング液組成物であって、前記エッチング液組成物を用いて、パドル撹拌やノズル噴流撹拌を備えたエッチング槽で、銅を浸漬法でエッチングを行なうことを特徴とするエッチング方法を採用する。
 
WO/2024/084906金属化樹脂フィルム、プリント配線板、リチウムイオン電池用集電体フィルム及び金属化樹脂フィルムの製造方法 KANEKA CORPORATION
 金属化樹脂フィルム(10)は、樹脂組成物層(11)と、無電解銅めっき層(12)と、樹脂組成物層(11)及び無電解銅めっき層(12)に挟持された密着層(13)とを備える。樹脂組成物層(11)は、温度300℃における貯蔵弾性率が0.02GPa以上であるポリイミド系樹脂と、金属酸化物粒子とを含む。密着層(13)は、イオン性銅を含み、かつ光の反射率が30%以下である。ポリイミド系樹脂の線膨張係数は、30ppm/K以上100ppm/K以下であることが好ましい。
 
WO/2024/085091導電性ペースト及び電子部品の製造方法 SHOEI CHEMICAL INC.
 銅を主成分とする導電性粉末と、ガラスフリットと、バインダ樹脂と、有機溶剤と、を含有する導電性ペーストであって、前記銅を主成分とする導電性粉末の、レーザー回折式粒度分布測定における体積基準の累積50%粒子径D50Cが0.3μm以上4.5μm以下であり、且つ、平均短径Yに対する平均長径Xの比が1.0以上3.0以下であり、平均厚みZに対する平均長径Xの比が1.1以上9.0以下であり、前記ガラスフリットの、レーザー回折式粒度分布測定における体積基準の累積50%粒子径D50Gが0.3μm以上2.0μm以下である、ことを特徴とする導電性ペースト。本発明によれば、低温で焼成する場合であっても、薄く緻密で連続性に優れる端子電極を、高い生産性を維持しつつ形成できる。また、低温で焼成する場合であっても、薄く緻密で連続性に優れる端子電極を備える電子部品を、高い生産性を維持しつつ製造できる。
 
WO/2024/090037鉛フリー快削ベリリウム銅合金 NGK INSULATORS, LTD.
 被削性に優れた鉛フリー快削ベリリウム銅合金が提供される。この鉛フリー快削ベリリウム銅合金は、Be:1.80〜2.10重量%、Si:0.10〜3.00重量%、Co:0.20〜0.40重量%、Fe:0〜0.10重量%、Ni:0〜0.10重量%、並びに、残部Cu及び不可避不純物からなり、α相である母相と、Siに富んだκ相であるSiリッチ相と、Co、Be、Si、並びに所望によりFe及び/又はNiを含む、Co−Be−Si金属間化合物粒子とを有する。
 
Rー2ー4ー1三菱マテリアル
WO/2024/090446金属AM用銅合金粉末および積層造形物の製造方法 MITSUBISHI MATERIALS CORPORATION
 この金属AM用銅合金粉末は、金属AMに用いられ、CrとZrを含有する銅合金からなり、銅合金粉末を構成する銅合金粒子の表面にCr含有化合物を有するCr化合物層が形成されている。
 
WO/2024/090447金属AM用銅合金粉末の製造方法 MITSUBISHI MATERIALS CORPORATION
 この金属AM用銅合金粉末の製造方法は、純度が99.99mass%以上の高純度銅からなる銅原料を溶解して銅溶湯を得る銅溶湯供給部と、非酸化性雰囲気で前記銅溶湯に対して銅合金の合金元素を添加して銅合金溶湯を得る添加部と、前記銅合金溶湯が供給される鋳型と、を備えた鋳造装置によって、銅合金鋳塊を製造する鋳造工程と、前記銅合金鋳塊を原料として、不活性ガスまたは真空雰囲気中でアトマイズ処理して溶融分解することにより、粉末化するアトマイズ処理工程と、を有しており、前記銅合金鋳塊におけるO濃度が10massppm以下、H濃度が5massppm以下とされている。
 
WO/2024/090448金属AM用銅合金粉末および積層造形物の製造方法 MITSUBISHI MATERIALS CORPORATION
 この金属AM用銅合金粉末は、Crを含有する銅合金からなり、銅合金粉末を構成する銅合金粒子の表面にCr含有化合物を有するCr化合物層が形成されている。
 
WO/2024/090449金属AM銅合金粉末および積層造形物の製造方法 MITSUBISHI MATERIALS CORPORATION
 この属AMに用いられる金属AM用銅合金粉末は、Siを含有する銅合金からなり、粉末を構成する銅合金粒子の表面にSi濃化層が連続的に形成されている。
 
WO/2024/090450金属AM用銅合金粉末および積層造形物の製造方法 MITSUBISHI MATERIALS CORPORATION
 この金属AM用銅合金粉末は、CrとSiとNiを含有する銅合金からなり、銅合金粉末を構成する銅合金粒子の表面の銅結晶粒界に、CrおよびSiを含むCrSi系化合物、NiおよびSiを含むNiSi系化合物のいずれか一方又は両方が析出している。
 
WO/2024/090555亜酸化銅の製造方法及び亜酸化銅膜 MITSUBISHI MATERIALS CORPORATION
 適切な性能を有する亜酸化銅を得る。亜酸化銅の製造方法は、銅粒子を含む液状の組成物である銅インクを得るステップと、銅インクを、基材上に塗布もしくは印刷することにより膜を形成するステップと、銅インクが基材上に形成された膜を乾燥した後、酸素濃度が10%以上21%以下の雰囲気下で、波長の範囲が可視〜赤外領域の光を照射して加熱することで、銅インク中の銅粒子を酸化及び焼結して、亜酸化銅からなる焼結体を製造するステップと、を含む。
 
Rー2ー5アルミ
特許7473697 異材接合用アーク溶接方法 株式会社神戸製鋼所
【課題】鋼板とアルミニウム又はアルミニウム合金板とを接合する異材接合において、溶接能率を低下させることなく、高い継手強度と低スパッタ及び低スマットとを両立させることができる、異材接合用アーク溶接方法を提供する。
【解決手段】異材接合用アーク溶接方法は、アルミニウム合金板11(第1部材)に、第1穴12aを有する鋼板12(第2部材)を重ねて配置し、アーク溶接により第1穴12aを介してアルミニウム合金板11の表面を溶融し、第1穴12aを充填する溶接金属を形成するとともに、鋼板12の溶接面12c上に第1穴12aの直径よりも大きい直径を有する余盛を形成し、アルミニウム合金板11と鋼板12とを接合する。このとき、パルスアーク溶接を実施する期間と、溶接ワイヤの正送給と逆送給とを交互に行なう短絡移行アーク溶接を実施する期間とを交互に切り替える溶接方法を使用し、切り替え周波数fを7Hz以下とする。
 
特許7473707 缶蓋用アルミニウム合金板 株式会社UACJ
【課題】缶材由来のスクラップ原料を配合しつつ、高強度及び高靭性を両立できる缶蓋用アルミニウム合金板を提供する。
【解決手段】本開示の一態様は、Siが0.20質量%以上0.47質量%以下、Feが0.30質量%以上0.59質量%以下、Cuが0.11質量%以上0.40質量%以下、Mnが0.70質量%以上0.98質量%以下、Mgが1.1質量%以上3.7質量%以下であり、圧延方向に対し0°方向、45°方向、及び90°方向それぞれにおいて、0.2%耐力σ0.2、引張強さσB、及び0.2%耐力と引張強さとの平均値σfmを用いて式(1)によって算出される評価値Sのうち、最小評価値Sminが330MPa以上410MPa以下である、缶蓋用アルミニウム合金板である。 S=σfm/(σ0.2/σB)  ・・・(1)
 
特許7473708 缶蓋用アルミニウム合金板 株式会社UACJ
【課題】缶材由来のスクラップ原料を配合しつつ、高強度及び高靭性を両立できる缶蓋用アルミニウム合金板を提供する。
【解決手段】本開示の一態様は、ケイ素(Si)が0.20質量%以上0.47質量%以下、鉄(Fe)が0.30質量%以上0.70質量%以下、銅(Cu)が0.11質量%以上0.40質量%以下、マンガン(Mn)が0.70質量%以上1.20質量%以下、マグネシウム(Mg)が1.1質量%以上3.7質量%以下であり、残部がアルミニウム(Al)及び不可避的不純物からなり、固相線温度がMg2Siの固溶温度よりも高い缶蓋用アルミニウム合金板である。
 
特開2024-057950 アルミニウム端子 古河電気工業  古河電工産業電線 冨士端子工業
【課題】通電時における温度上昇量を抑制できるアルミニウム端子を提供する。
【解決手段】アルミニウム端子は、導線と接続する導線接続部と、対向する第1主面から第2主面まで貫通する貫通穴を有する板状接続部と、を有し、前記第1主面および前記第2主面の少なくとも一方の主面には、錐台状の複数の凸部が設けられ、前記複数の凸部の高さは、30μm以上600μm以下であり、前記複数の凸部における先端部の表面粗さは、3.0μm以上70.0μm以下である。
 
特開2024-058325 TiAl合金材及びTiAl中間合金材 神戸製鋼所  国立大学法人東京工業大学
【課題】特に優れた高温クリープ強度を得ることができるTiAl合金材を提供する。
【解決手段】TiAl合金材は、Al:42.0原子%以上44.0原子%以下、Cu:0.5原子%以上2.5原子%以下、及びNb:3.0原子%以上7.0原子%以下、を含有し、残部がTi及び不可避的不純物からなり、ラメラ粒の平均粒径が20μm以上200μm以下である。
 
特開2024-059021 アルミニウム材の抵抗スポット溶接方法 神戸製鋼所
【課題】アルミニウム材を重ね合わせて通電する際に、ナゲット径を大きくして継手強度を高め、且つナゲットの厚さ方向の成長を抑制するアルミニウム材の抵抗スポット溶接方法を提供する。
【解決手段】アルミニウム材の抵抗スポット溶接方法は、複数のアルミニウム材を重ね合わせて電極間に挟み込み、電極間に挟まれたアルミニウム材同士の接触部を、アルミニウム材の融点未満の温度に加温する第一の通電を行う予備通電工程と、予備通電工程後に、アルミニウム材同士の間にナゲットを形成する第二の通電を行う本通電工程と、を含む。
 
特開2024-059016 磁気ディスク用アルミニウム合金板、磁気ディスク用アルミニウム合金ブランク及び磁気ディスク用アルミニウム合金サブストレート 神戸製鋼所
【課題】めっき性が優れているとともに、磁性膜のスパッタ時に熱歪みによる変形を抑制することができる磁気ディスク用アルミニウム合金板を提供する。
【解決手段】磁気ディスク用アルミニウム合金板は、Mg:0.1質量%以上7.0質量%以下、及びNi:1.0質量%以上5.0質量%以下、を含有し、Fe:0.3質量%以下、Mn:0.3質量%以下、Si:0.10質量%以下、であり、残部がAl及び不純物からなる。また、線膨張係数が26.0×10−6(1/℃)以下であり、アルミニウム合金板表面における、最大長が0.33μm以上である金属間化合物の個数密度が5×104(個/mm2)以下である。
 
特開2024-059788 フラックスレスろう付け用途向けのアルミニウム合金、その製造方法、及びその使用 ノベリス・インコーポレイテッド
【課題】フラックスを用いることなく、他の金属部品と傷みのないろう付け接合部を作製可能な、改善されたクラッドアルミニウム合金及びろう付けプロセスを提供する。
【解決手段】ろう付け用途のために、クラッドアルミニウム合金製品において、1つ以上のクラッド層(複数可)として使用するための、新規のアルミニウム合金を提供する。クラッド層(複数可)は、接合される金属部品の酸化被膜を破壊して取り除き、腐食性フラックスを用いることなく高強度のろう付け接合部を作製する構成要素を含む。アルミニウム合金クラッド層(複数可)及びアルミニウム合金コアのうちの1つまたはそれ以上を含む、耐食アルミニウムシートパッケージもまた、本明細書で提供する。
【請求項1】 1.0〜12.0重量%のSi、0.15〜0.50重量%のFe、0.30〜0.50重量%のCu、0.05〜0.20重量%のMn、0.01〜0.40重量%のMg、0.05〜0.40重量%のZn、0.04〜0.40重量%のBi、0.25重量%以下のSb、0.15重量%以下のSr、0.10重量%以下のNa、0.20重量%以下のTi、0.05重量%以下の各々の不純物、0.15重量%以下の合計の不純物、及びAlからなる、アルミニウム合金。
 
WO/2024/089989成形装置、及び金属部材 SUMITOMO HEAVY INDUSTRIES, LTD.
 成形装置は、アルミニウム合金の金属材料を成形する成形装置であって、溶体化処理時にアルミニウム合金の冷却速度をコントロールし、時効処理後のアルミニウム合金の強度に差を設ける。
 
WO/2024/089990成形装置 SUMITOMO HEAVY INDUSTRIES, LTD.
 成形装置は、アルミニウム合金の金属材料から金属部材を成形する成形装置であって、断面視において窪むように湾曲し、金属部材の角部を成形する角部成形面を有する成形金型を備え、成形金型は、互いに対向する第1の主金型及び第2の主金型と、第1の主金型及び第2の主金型に対して相対的に移動可能な複動金型と、を有し、角部成形面に対して、金属材料において角部に対応する角部対応部位を押し込むように、金属材料を複動金型で押圧する。
 
WO/2024/090421TIAL合金を含有する構造体、及び、その構造体の製造方法 OSAKA UNIVERSITY
 力学特性を高めることができる、TiAl合金を含有する構造体を提供する。本実施形態の構造体は、TiAl合金を含有する構造体であって、TiAl合金で構成される凝固部を備える。凝固部の金属組織は、α2相がβ相と交互に配列されており、α2相が所定の方向に伸長しており、かつ、β相がα2相の伸長方向に伸長している方向制御領域を含む断面を有する。
 
特表2024-517781 缶製造用5xxxアルミニウムシート コンステリウム ヌフ−ブリザック    コンステリウム マッスル ショールズ エルエルシー    コンステリウム ロールド プロダクツ シンゲン ゲーエムベーハー アンド シーオー.カーゲー
【要約】本発明は、重量%でMg:2.5〜4.0、Mn:0.7〜1.2、Fe:0.25〜0.55、Si:0.20〜0.50、Cu:0.10〜0.25、Cr:最大0.1、Zn:最大0.25、Ti:最大0.1、残余はアルミニウムおよび各々最大0.05で合計最大0.15の不可避不純物を含む合金製の、5xxx系アルミニウムシートに関する。本発明の5xxx系アルミニウムシートの製造方法は、本発明に係る組成でインゴットを鋳造するステップ、インゴットを予熱するステップ、440℃超の熱間粗圧延入口温度を用いて可逆式圧延機で熱間粗圧延するステップ、少なくとも300℃の熱間圧延出口温度を用いてインゴットを熱間仕上圧延するステップ、冷間圧延シートを得るために冷間圧延するステップ、を含む。本発明はまた、缶エンドおよび飲料缶にも関する。
【請求項9】液体金属が、およそ50重量%を超えるリサイクルスクラップを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】リサイクルスクラップが、およそ50重量%を超える使用済み飲料缶スクラップを含む、請求項9に記載の方法。
 
特表2024-517923 アルミニウム製造セルにおけるカソード集電棒   ノヴァルム エス.アー.    トーカイ・コベックス・ゲーエムベーハー
【要約】アルミニウム製造セルは、炭素質カソード(4)と接触する細長いカソード集電棒(7)を備え、銅または銅合金のカソード集電棒(7)は、カソードに面する表面または全周に、操業中に炭素質カソードで生成されるアルミニウムまたは他の反応生成物の拡散から集電棒を効果的に保護する厚さ0.15mm〜4mmの薄膜鋼保護層で被覆されている。薄膜鋼保護層に対する銅または銅合金の体積比は、例えば400%〜500%の範囲である。オプションでプレ塗布されたより薄い導電性非鉄アンダーコートまたはオーバーコートを含む薄膜鋼保護層は、好ましくは、鋳鉄でのロッド加工の必要なく、使用準備済みの炭素質カソードと直接接触する。
【請求項9】前記保護薄膜鋼層が、銅、ニッケルおよび/またはクロムの追加の上層および/または下層、および/または黒鉛ペイントまたは箔層で被覆されている、請求項8に記載のセル。
 
特表2024-518265 航空アルミニウム合金の加工済みアルミニウムスクラップを回収するための方法 ザ・ボーイング・カンパニー
【要約】方法は、航空アルミニウム合金の加工済みアルミニウムスクラップに対して、焙焼または湿式洗浄を含む前処理を行うステップを含む。方法は、ブロック形状のアルミニウムスクラップを形成するために、航空アルミニウム合金の前処理された加工済みアルミニウムスクラップに対してプレス成形を行うステップをさらに含む。方法は、アルミニウム合金溶湯を形成するために、溶鉱炉内でブロック形状のアルミニウムスクラップに対して酸素制御された製錬を行うステップをさらに含む。方法は、航空アルミニウム合金の成分要件を満たすアルミニウム合金製品を得るためにアルミニウム合金溶湯に対して鋳造を行うステップをさらに含む。
 
Rー2ー5−1用途
WO/2024/084937リチウム二次電池用負極、リチウム二次電池用負極前駆体、リチウム二次電池及びリチウム二次電池用負極の製造方法 SUMITOMO CHEMICAL COMPANY, LIMITED
 このリチウム二次電池用負極は、リチウムイオンを吸蔵及び放出可能なアルミニウム又はアルミニウム合金の圧延材であるリチウム二次電池用負極であって、前記リチウム二次電池用負極の示差操作熱量測定において、30〜500℃の範囲を昇温速度10℃/分の測定を2サイクル行い、1サイクル目の発熱量から2サイクル目の発熱量を差し引いた値がΔDSCであり、100℃から300℃の範囲の前記ΔDSCの積分値が0.5−8mW/g以下である。
 
WO/2024/085092積層体及び包装袋 TOPPAN HOLDINGS INC.
 少なくとも紙基材と、アンカーコート層と、アルミニウム蒸着層と、オーバーコート層と、がこの順で積層された構造を有する積層体であって、アルミニウム蒸着層は、X線回折測定におけるアルミニウムの(111)結晶面のピークの半値幅が1.6°以上である、積層体。
 
WO/2024/090207非水電解質蓄電素子用の正極及び非水電解質蓄電素子 GS YUASA INTERNATIONAL LTD.
 本発明の一側面に係る非水電解質蓄電素子用の正極は、金属アルミニウムを含む正極基材と、上記正極基材に積層される正極活物質層とを備え、上記正極基材の破断伸びが3.8%以下であり、上記正極活物質層の平均厚さが35μm以下であり、上記正極活物質層と上記正極基材との間の180°剥離強度が0.6N/mm以上である。
 
WO/2024/090212ガス流路を有する部材の製造方法、およびガス流路を有する部材 TOKYO ELECTRON LIMITED
 ガス流路を有する部材の製造方法は、内部にガス流路が形成された金属素材を準備することと、ALDによりガス流路の内面に耐食性膜を形成することとを有する。金属素材として例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金を用いることができ、耐食性膜として例えば酸化アルミニウム膜を用いることができる。
 
WO/2024/090477電解コンデンサ用のアルミニウムエッチング箔 PANASONIC INTELLECTUAL PROPERTY MANAGEMENT CO., LTD.
 開示される電解コンデンサ用のアルミニウムエッチング箔(300)は、幅が460〜520mmの範囲にあり、長さが100m以上であり、芯部と、芯部に連なる2つの多孔質部であって、第1および第2の主面を構成する2つの多孔質部とを含む。多孔質部は、エッチングによって形成された多孔質部である。任意の位置の幅方向の両端からの距離が2〜7mmの範囲にある2つの端部領域(300b1、300b2)における単位面積当たりのエッチング量のうち少ない方のエッチング量をE1(mg/cm2)とし、2つの端部領域(300b1、300b2)よりも内側の中央領域における単位面積当たりのエッチング量の平均値をE2(mg/cm2)としたときに、比E1/E2は0.90以上で1.30以下である。
 
特表2024-517434 手術患者の腹臥位の位置決めのためのシステム キーラ メディカル,インコーポレイテッド
【要約】手術中に患者を支持するための患者支持システムであって、支持フレームと、複数の患者支持部と、支持フレームに装着された可動キャリッジであって、可動キャリッジは、支持フレームに対して第1の方向及び第2の方向に沿って可動であり、可動キャリッジは、その上に患者支持部が装着されるマウントブロックを含む、可動キャリッジと、可動キャリッジを第1及び第2の方向に動かす作動機構とを含み、患者支持部は、一端で支持フレームに取り外し可能に取り付けられ、別の端部で可動キャリッジに取り付けられ、マウントブロックは、可動キャリッジの第1及び第2の方向のあらゆる動きと無関係に回転可能である、患者支持システム。
【請求項15】前記クランクロッドは、アルミニウム及び炭素繊維を含む群から選択された、放射線透過特性を備えた材料から作成される、請求項14に記載の患者支持システム。
 
Rー2ー5−2アルミナ・アルミニウム化合物
特許7475750 高分子フィルム用コーティング剤組成物及びそれを用いた改質フィルム、並びに高分子フィルム用コーティング剤組成物の製造方法 竹本油脂株式会社
【課題】高分子フィルム上に優れた透明性及び流滴性を有する被膜部を形成できる高分子フィルム用コーティング剤組成物及びそれを用いた改質フィルム、並びに高分子フィルム用コーティング剤組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】無機粒子と界面活性剤とを含有する高分子フィルム用コーティング剤組成物であって、無機粒子が下記のアルミナ粒子(A)及び下記のアルミナ粒子(B)を含むことを特徴とする高分子フィルム用コーティング剤組成物。アルミナ粒子(A):一次粒子径が5nm以上11nm未満であるアルミナ粒子 アルミナ粒子(B):一次粒子径が14nm以上40nm以下であるアルミナ粒子
【請求項1】無機粒子と界面活性剤とを含有する高分子フィルム用コーティング剤組成物であって、前記無機粒子が下記のアルミナ粒子(A)、下記のアルミナ粒子(B)、及び任意にさらに下記のアルミナ粒子(C)を含み、前記アルミナ粒子(A)、前記アルミナ粒子(B)、及び前記アルミナ粒子(C)の含有割合の合計を100質量部とした場合、前記アルミナ粒子(C)の含有量は0〜10質量部であることを特徴とする高分子フィルム用コーティング剤組成物。アルミナ粒子(A):一次粒子径が5nm以上11nm未満であるアルミナ粒子 アルミナ粒子(B):一次粒子径が14nm以上40nm以下であるアルミナ粒子 アルミナ粒子(C):一次粒子径が11nm以上14nm未満であるアルミナ粒子
【請求項2】前記アルミナ粒子(C)の含有量は0質量部である、請求項1に記載の高分子フィルム用コーティング剤組成物。
【請求項3】前記アルミナ粒子(A)と前記アルミナ粒子(B)の含有割合の合計を100質量部とした場合に、前記アルミナ粒子(A)を20〜90質量部及び、前記アルミナ粒子(B)を10〜80質量部の割合で含む、請求項1に記載の高分子フィルム用コーティング剤組成物。
 
特開2024-056927 硫化物固体電解質及び全固体電池 GSユアサ
【課題】耐還元性が向上された硫化物固体電解質及び当該硫化物固体電解質を備えた全固体電池を提供する。
【解決手段】全固体電池10において、硫化物固体電解質は、Al及びNを含み、結晶構造を有し、負極層1、固体電解質層3、正極層2又はこれらの組み合わせが当該硫化物固体電解質を含有するので、初回クーロン効率が優れ、耐還元性に優れる。
 
特開2024-057235 排気ガス浄化材料 トヨタ自動車
【課題】高温曝露によるOSC性能の低下が抑制された排気ガス浄化材料を提供する。
【解決手段】排気ガス浄化材料100は、多層構造を有する少なくとも1個のα−アルミナ粒子10と、セリア−ジルコニア複合酸化物及びアルミナを含むACZ酸化物50と、貴金属30と、を含む。前記ACZ酸化物50は、前記α−アルミナ粒子10の内部及び外部に存在する。前記貴金属30は、前記α−アルミナ粒子10の外部に存在する前記ACZ酸化物50と前記α−アルミナ粒子10の内部とに担持されている。
 
特開2024-059207 金属−セラミックス接合基板、金属−セラミックス接合基板の製造方法、および、パワーモジュール DOWAメタルテック
【課題】割れがなく、反りの小さい大型の金属−セラミックス接合基板、およびその製造方法を提供する。
【解決手段】1枚の放熱側Cu板と、放熱側Cu板の一方の主面上に、ろう材を介して一方の主面が接合された複数のAlN基板と、複数のAlN基板のそれぞれの他方の主面上に、ろう材を介して接合された複数の回路パターンCu板と、を有する金属−セラミックス接合基板。
 
WO/2024/084664半導体基板、テンプレート基板、並びにテンプレート基板の製造方法および製造装置 KYOCERA CORPORATION
 半導体基板は、第1シード領域および成長抑制領域を含むテンプレート基板と、前記第1シード領域の上方に位置する第1基部および前記第1基部に繋がるとともに前記成長抑制領域の上方に位置する第1ウイング部を有する第1半導体部とを備える。テンプレート基板は、主基板と、前記主基板の上方に位置する金属層と、前記金属層の上方に位置し、アルゴンを含むアルミニウム系窒化物層とを有する。前記第1半導体部は、窒化物半導体を含む。
 
WO/2024/084800排ガス浄化用触媒およびこれを用いた触媒体 CATALER CORPORATION
 高温に長時間晒された場合の酸化活性が向上した排ガス浄化用触媒を提供する。ここに開示される排ガス浄化用触媒は、アルミナ粒子32と、アルミナ粒子32の表面の少なくとも一部を被覆するジルコニア34と、を含む母材30と、母材30に担持され、少なくともPtを含有する触媒貴金属40と、を含む。集束イオンビーム走査型電子顕微鏡によって求まるジルコニア34の平均粒径は、50nm以下である。Ptに対するジルコニア34のモル比(ZrO2/Pt)は、8以上である。
 
WO/2024/085205発光装置 NICHIA CORPORATION
 良好な偏光比の光を出射する発光装置を実現する。AlNを含むセラミックス基板と、セラミックス基板の上面側に設けられる複数の上側金属層と、を有する第1サブマウントと、第1サブマウントの上面に配置され、TMモードで発振する第1半導体レーザ素子と、を備え、複数の上側金属層には、少なくともNiを含む金属層を有する1又は複数の上側第1金属層が含まれる、発光装置。
 
WO/2024/085217プラスチックレンズ用研磨剤組成物 YAMAGUCHI SEIKEN KOGYO CO., LTD.
 プラスチックレンズ用研磨剤組成物は、アルミナと、水溶性高分子化合物と、水とを含有し、水溶性高分子化合物は、重合体の主鎖にオキサゾリン基が結合した、オキサゾリン基含有水溶性高分子化合物である。
 
WO/2024/085218プラスチックレンズ用研磨剤組成物 YAMAGUCHI SEIKEN KOGYO CO., LTD.
 プラスチックレンズ用研磨剤組成物は、アルミナと、ポリビニルアルコールと、水とを含有し、ポリビニルアルコールのケン化度は、40〜98mol%であり、ポリビニルアルコールの重合度は、50〜1000である。
 
WO/2024/085243半導体基板、テンプレート基板、並びにテンプレート基板の製造方法および製造装置 KYOCERA CORPORATION
 半導体基板は、第1シード領域および成長抑制領域を含むテンプレート基板と、前記第1シード領域の上方に位置する第1基部および前記第1基部に繋がるとともに前記成長抑制領域の上方に位置する第1ウイング部を有する第1半導体部とを備える。テンプレート基板は、主基板と、前記主基板の上方に位置する金属層と、前記金属層の上方に位置し、アルゴンを含むアルミニウム系窒化物層とを有する。前記第1半導体部は、窒化物半導体を含む。
 
R−2ー6マグネシウム
特開2024-059989 マグネシウム含有オキシトシン製剤および使用の方法 トライジェミナ, インコーポレイテッド
【課題】より速く鎮痛効果を発揮することができるオキシトシンペプチド製剤を提供する。
【解決手段】頭蓋顔面粘膜投与(例えば、鼻腔内投与)を介して疼痛を処置するための方法、ならびに、オキシトシンペプチドおよびマグネシウム塩を含む組成物が提供される。本明細書中に記載される方法およびマグネシウム含有オキシトシンペプチド製剤は、オキシトシン単独と比べてより速い、より強いおよびより長く持続する鎮痛効果を提供する。
 
特表2024-518289 収穫物の保存に使用するためのマグネシウム化合物の水性分散液 デッド シー ブロウミーン カンパニー リミテッド
【要約】本開示は、一般に、特に果物や野菜のような農産食品の貯蔵寿命を延長させ、また、収穫物を真菌感染による壊変から保護するのに使用するための、酸化マグネシウム及び/または水酸化マグネシウム等の水に難溶性または不溶性のマグネシウム化合物を含有する水性懸濁液に関する。
 
R−2ー7ニッケル
特許7190607 抗菌性に優れるNi合金 日本冶金工業
【課題】合金中のCu量を大きく変化させることなく抗菌性を向上させたNi−Cu合金を提供する。
【解決手段】以下、mass%にて、C:0.01〜0.3%、Si:0.01〜0.5%、P:0.03%以下、S:0.0020%以下、Cu:28〜34%、Al:0.010〜0.1%、Fe:3%以下、Mg:0.005〜0.05%、B:0.0001〜0.01%、Sn:0.0004〜0.05%を含有し、残部Niおよび不可避的不純物からなるともに、以下の式(1)および式(2)を満足することを特徴とするNi合金。 0.0004 < 0.08%Sn + %B …式(1) 0.01 > 0.35%Sn − %B …式(2)
   また、本発明のNi合金はTiを以下の範囲で含有することができる。Ti:0.01〜0.3% Tiは、Oと結合しTiO2を形成する。TiO2は光触媒効果があり、暗所であっても抗菌性を発揮する。TiO2は以下のような熱処理工程にて形成される。スラブ加熱時や、熱間圧延後の熱処理時、冷間圧延後の熱処理時において、炉内雰囲気中に存在するOと材料表面元素が反応して酸化スケールを形成する。酸化スケールより内部の領域は、スケールによる保護効果により酸素拡散が抑制され酸素分圧が低下し、主成分であるNiやCuは酸化せず、活性な元素であるTiのみが酸化して、粒界に沿って、または、粒内に粒状のTiO2を形成する。この現象は比較的広い酸素濃度、熱処理温度で起こり、例えば、大気炉(酸素濃度20%)〜LNGガス炉(酸素濃度1%)で生じ、温度は800℃以上で生じる。その後、表面の酸化スケールは、酸洗などで除去されることで、TiO2が材料表面に露出し板製品となる。上記効果を得るためには0.01%以上の含有が必要である。ただし、0.3%を超えると熱間加工性を劣化させるため、その上限を0.3%とする。好ましくは0.02〜0.2%である。
 
特開2024-056178 硫酸ニッケル水溶液の製造方法 住友金属鉱山
【課題】粗硫酸ニッケル溶液に含まれる鉄と亜鉛を充分に除去できる硫酸ニッケル水溶液の製造方法を提供する。
【解決手段】不純物として鉄および亜鉛を含む粗硫酸ニッケル溶液に硫化剤を添加して亜鉛の硫化物沈澱を生じさせ、固液分離により硫化終液と硫化澱物とを生成する硫化工程S2と、硫化終液に空気を吹込むと共にアルカリを添加して、酸化中和反応により鉄および亜鉛を含む沈澱物を生じさせ、固液分離により中和終液と中和澱物とを生成する中和工程S3とからなり、硫化工程S2において、硫化終液の鉄と亜鉛の比率を亜鉛/鉄の重量比で0.6〜10に調整した上で、中和工程S3において、硫化終液である粗硫酸ニッケル水溶液のpHを5.5〜6.0にする。亜鉛を含む沈澱物が生成されやすく、亜鉛濃度の低い硫酸ニッケル水溶液が得られる。
 
特開2024-056620 リチウム二次電池 三星エスディアイ
【課題】本発明の課題は、コバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む正極の使用と共にコバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む正極を効果的に保護することができる電解液を組み合わせて高電圧および高温条件で遷移金属の溶出を減少させることによって正極構造の崩壊を抑制し、これにより電池の高電圧特性および高温特性が改善されたリチウム二次電池を提供することである。
【解決手段】非水性有機溶媒、リチウム塩および添加剤を含む電解液;正極活物質を含む正極;および負極活物質を含む負極を含み、前記非水性有機溶媒は、非水性有機溶媒の総重量に基づくエチレンカーボネートを5重量%未満含み、前記添加剤は、ビニレンカーボネート(VC)、およびビニルエチレンカーボネート(VEC)のうちの少なくとも1種を含み、前記正極活物質は、コバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む、リチウム二次電池を提供する。
【請求項12】前記負極活物質は、黒鉛およびSi複合体のうちの少なくとも1種を含む、請求項1に記載のリチウム二次電池。
 
特開2024-056769 ベータ脱リチウム化層状酸化ニッケルの電気化学的に活性なカソード材料を含む電池 デュラセル、ユーエス、オペレーションズ、インコーポレーテッド
【課題】電池用の電気化学的に活性なカソード材料を提供する。
【解決手段】電気化学的に活性なカソード材料は、非化学量論的なベータ脱リチウム化層状酸化ニッケルを含む。非化学量論的なベータ脱リチウム化層状酸化ニッケルは化学式を有する。化学式は、LixAyNi1+a−zMzO2・nH2Oであり、式中、xは約0.02から約0.20までであり、yは約0.03から約0.20までであり、aは約0.02から約0.2までであり、zは約0から約0.2までであり、nは約0から約1までである。化学式中、Aはアルカリ金属である。アルカリ金属は、カリウム、ルビジウム、セシウム、およびこれらの任意の組み合わせを含む。化学式中、Mはアルカリ土類金属、遷移金属、非遷移金属、およびこれらの任意の組み合わせを含む。
 
特開2024-057495 電池用表面処理金属板 東洋鋼鈑
【課題】ガス発生の抑制効果に優れた電池用表面処理金属板を提供すること。
【解決手段】電池用表面処理金属板であって、金属基材と、前記金属基材の少なくとも片面に設けられたニッケル層と、前記ニッケル層の上層に設けられた錫層と、を備え、前記錫層について、下記(1)式または下記(2)式の少なくともいずれか一方が1を超えることを満たす電池用表面処理金属板を提供する。N(220)/N(200)>  (1) N(220)/N(400)>  (2) 上記(1)式および(2)式中、N(220)は前記錫層の(220)面の結晶配向指数を表し、上記(1)式中、N(200)は前記錫層の(200)面の結晶配向指数を表し、上記(2)式中、N(400)は前記錫層の(400)面の結晶配向指数を表す。
 
特開2024-057559 ニッケルに富んだ電池のリサイクル アセンド エレメンツ,インコーポレイテッド
【課題】ニッケルに富んだ電池のリサイクルを提供する。
【解決手段】高ニッケルリチウム電池からリチウムをリサイクルする方法であって、使用済みリチウム電池を攪拌して、少なくとも80%のニッケルのカソード材料を含む高ニッケルカソード材料の黒色塊を生成することと、黒色塊中のLiに対する浸出酸の0.4〜0.70の範囲のモル比を達成するために、黒色塊中のリチウムのモル量に基づいて浸出酸の量を決定することと、決定した量の浸出酸を黒色塊に添加して、浸出混合物を形成することと、浸出混合物を混合し、60〜80℃で1〜6時間加熱することと、未溶解材料を除去するために、浸出混合物を1ミクロンのフィルター膜でろ過することと、ナノ濾過によって浸出混合物から溶解したニッケルを除去して、黒色塊から溶解したLiを含む硫酸リチウム溶液を生成することと、逆浸透及び蒸発によって硫酸リチウムを結晶形態に濃縮することと、を含む。
 
特開2024-058582 成膜方法及び成膜装置 東京エレクトロン
【課題】ニッケルシリサイドの凝集を抑制できる技術を提供する。
【解決手段】本開示の一態様による成膜方法は、非晶質シリコン膜を表面に有する基板を準備する工程と、前記非晶質シリコン膜にニッケル原料ガスを供給し、前記非晶質シリコン膜中にニッケルを拡散させる工程と、前記非晶質シリコン膜を加熱し、前記非晶質シリコン膜中に拡散した前記ニッケルを核とする金属誘起横方向結晶化により前記非晶質シリコン膜を結晶化させて多結晶シリコン膜を形成する工程と、を有する。
 
特開2024-058626 NiO膜及びNiO分散液 三井金属鉱業
【課題】粒子の分散性が高いNiO分散液を提供すること及び光透過性が高いNiO膜を提供すること。
【解決手段】本発明のNiO分散液は、NiO粒子と多価アルコールとを含む。動的光散乱法によって測定されるNiO粒子の体積粒度分布における累積50%径D50が5nm以上50nm以下であることが好適である。NiO分散液は、シランカップリング剤とチタンカップリング剤とを含むことも好適ある。NiO膜はNiO粒子を含む。NiO粒子の体積粒度分布における累積50%径Dn50が5nm以上50nm以下である。NiO膜は、多価アルコール骨格を有し、且つ、ケイ素、チタン、ジルコニウム及びアルミニウムから選択される少なくとも1種の元素を含有する化合物を含む。
 
WO/2024/084777金属粉体を成形したろう付け材およびそれを用いたフィンチューブ式熱交換器の製造におけるろう付け処理方法 NEIS CO., LTD.
 新規な成形体であるろう付け材を提供し、そのろう付け材を用いてフィンチューブ式熱交換器のろう付け処理時の改善方法を提供することを課題とする。ニッケル合金など、ろう付け材料となる金属を粉末化した金属粉体を溶融させることなく粉体のまま所定形状に押し固めて成形体とする。金属粉体の粒径範囲がメディアン径20〜75μmのものが90%以上含有し、成形体における金属粉体の充填率の範囲が50%から80%とする。フィンチューブ式熱交換器100において、フィン110のチューブ貫通孔111の一部を外周側へ切り欠いた溝112を設けた構造とし、当該溝112に対して、本発明の棒状に成形した金属粉体を成形したろう付け材200を貫通して挿入し、入熱してろう付けする。
 
WO/2024/090528酸化物超電導線材、超電導コイルおよび超電導導体 FUJIKURA LTD.
 酸化物超電導線材は、ニッケル合金からなるテープ状の金属基板と、前記金属基板上に積層された中間層と、前記中間層上に積層された酸化物超電導層と、を備え、前記金属基板の平均結晶粒径は、3.08μm以上であり、かつ、前記金属基板の厚み以下である。
 
特表2024-518460 電解プロセスにおけるガス発生のための電極 インドゥストリエ・デ・ノラ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
【要約】本発明は、ニッケル系金属基板と、前記基板上に形成されたコーティングとを含む電解プロセスにおけるガス発生のための電極であって、前記コーティングが、ニッケル系金属または金属酸化物結合剤内に分散されたペロブスカイト型構造を示す触媒材料の予備形成された粒子を含む、電極に関する。本発明はまた、そのような電極の製造のための方法に関する。
 
特表2024-518653 酸化ニッケル粒子及びその製造方法 DIC
【要約】酸化ニッケル粒子は、モリブデンを含む。前記酸化ニッケル粒子において、前記モリブデンが、前記酸化ニッケル粒子の表層に偏在していてもよい。前記酸化ニッケル粒子の、[100]面の結晶子径が240nm以上であってもよい。前記酸化ニッケル粒子の、[101]面の結晶子径が220nm以上であってもよい。前記酸化ニッケル粒子の、レーザー回折・散乱法により算出されるメディアン径D50が10.00μm以上1000.00μm以下であってもよい。前記酸化ニッケル粒子の製造方法は、モリブデン化合物の存在下で、ニッケル化合物を焼成することを含む。前記モリブデン化合物が、三酸化モリブデン、モリブデン酸リチウム、モリブデン酸カリウム及びモリブデン酸ナトリウムからなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物であってもよい。前記酸化ニッケル粒子の製造方法において、焼成温度が800℃以上1600℃以下であってもよい。
 
R−2ー8チタン
特開2024-056161 セパレータの製造方法 トヨタ自動車
【課題】PVD膜の欠陥の発生を抑制することができるセパレータの製造方法を提供する。
【解決手段】燃料電池用のセパレータの製造方法であって、前記セパレータの基材は、金属材料を含み、前記製造方法は、前記基材をセパレータの形状にプレス成形すること、前記基材を酸で洗浄すること、前記酸で洗浄した前記基材の表面に、物理蒸着により導電性被膜を形成すること、を含み、前記酸での洗浄において、前記基材の少なくとも片面を表面から厚さ0.49μm〜5.00μmまで溶解する、セパレータの製造方法。
【請求項5】前記酸での洗浄において、前記基材を前記酸に10分以下浸漬させ、前記酸が塩酸であり、前記酸としての前記塩酸の濃度が4質量%以上であり、前記金属材料は、ステンレス鋼であり、前記導電性被膜がチタン被膜とカーボン被膜からなる2層膜である、請求項1に記載のセパレータの製造方法。
 
特開2024-057213 水溶性チタンキレート剤の製造方法 日本化学工業
【課題】水溶性のチタンキレート錯体の工業的な製造において、安全かつ効率的に製造する方法を提供すること。
【解決手段】チタンに対するヒドロキシカルボン酸のモル比が1.5以上3.5以下であるチタンキレート化合物の溶液に、アンモニアを、チタンに対するアンモニアのモル比が0.5以上3.5以下となるように添加して反応させ、反応物を得る反応工程を有する、水溶性チタンキレート剤の製造方法である。前記反応工程において、さらに過酸化水素を、チタンに対する過酸化水素のモル比が0.05モル以上0.30モル以下となるように添加して反応させることが好ましい。
 
特開2024-057786 貴金属担持酸化チタンの製造方法  堺化学工業 国立大学法人広島大学
【課題】従来の貴金属担持担体よりも少量の貴金属の使用量で良好な導電性を発揮し、高電位耐久性にも優れる貴金属担持担体を製造する方法を提供する。
【解決手段】TiOx(xは1〜2)粒子と貴金属塩とを含む液体、又は、TiOx(xは1〜2)粒子を含む液体と貴金属塩を含む液体とを噴霧する工程と、噴霧された液体を火炎中で焼成する工程とを含むことを特徴とする貴金属担持酸化チタンの製造方法。
 
特開2024-058325 TiAl合金材及びTiAl中間合金材 神戸製鋼所  国立大学法人東京工業大学
【課題】特に優れた高温クリープ強度を得ることができるTiAl合金材を提供する。
【解決手段】TiAl合金材は、Al:42.0原子%以上44.0原子%以下、Cu:0.5原子%以上2.5原子%以下、及びNb:3.0原子%以上7.0原子%以下、を含有し、残部がTi及び不可避的不純物からなり、ラメラ粒の平均粒径が20μm以上200μm以下である。
 
特開2024-060549 金属製スキャンボディ 松風
【課題】スクリューを通すための貫通穴を有する金属製のスキャンボディにおいて、貫通穴の内面における鏡面反射を防ぎ、安定しており、かつ正確性の高いスキャンデータが得られる金属製スキャンボディの提供。
【解決手段】歯科用インプラントやインプラントアナログと連結可能な連結部(1)と、口腔内あるいは口腔外のスキャンプロセスによってスキャンデータとして取得されるスキャン領域(3)と、歯科用インプラントやインプラントアナログとの締結に用いるスクリューを通すための貫通穴(4)と、前記スキャン領域(3)の周面に長手方向に沿って付与された少なくとも1つのカット面(5)を有し、先端部(7)が前記貫通穴(4)の中心軸(12)に対して一定の角度で傾斜したテーパー部(6)を有する先細り形状であり、前記先端部(7)における天面(10)の内周の内接円と外周の外接円の直径差が0.5mm以下であることを特徴とするスキャンボディ。
-【請求項3】チタン合金製からなる請求項1に記載のスキャンボディ。
 
WO/2024/090003チタン多孔質体 TOHO TITANIUM CO.,LTD.
 この発明のチタン多孔質体は、厚みが80μm以上であり、シート状であり、細孔の直径と容積との関係を示す細孔径分布にて、最も高いピークのピーク細孔径が6.5μm以下であり、通気性、導電率及び前記ピーク細孔径から、式(1):I=〔通気性(μm/Pa・s)×導電率(kS/cm)〕/〔ピーク細孔径(μm)〕2により求められるI値が4.0以上である。
 
WO/2024/090421TIAL合金を含有する構造体、及び、その構造体の製造方法 OSAKA UNIVERSITY
 力学特性を高めることができる、TiAl合金を含有する構造体を提供する。本実施形態の構造体は、TiAl合金を含有する構造体であって、TiAl合金で構成される凝固部を備える。凝固部の金属組織は、α2相がβ相と交互に配列されており、α2相が所定の方向に伸長しており、かつ、β相がα2相の伸長方向に伸長している方向制御領域を含む断面を有する。
 
特表2024-517581 コンフォーマルな窒化チタンシリコン系薄膜及びその形成方法 ユージェヌス インコーポレイテッド
【要約】開示された技術は、一般的には窒化チタン系薄膜の形成に関し、より詳細にはコンフォーマルで平滑な窒化チタン系薄膜及びその形成方法に関する。一態様では、TiSiNを含む拡散バリアの形成方法が半導体基板を、1つ以上の第1堆積フェーズに、1つ以上の第2堆積フェーズと交互に曝露することを含む。半導体基板を1つ以上の第1堆積フェーズに曝露することは、半導体基板をチタン(Ti)前駆体と窒素(N)前駆体に交互に曝露することを含む。半導体基板を1つ以上の第2堆積フェーズに曝露することは、半導体基板をTi前駆体とシリコン(Si)前駆体に、それらの間にN前駆体を介在させることなく続けて曝露し、続いて半導体基板をN前駆体に曝露することを含む。
 
特表2024-518777 ナノチタン酸塩、ナノチタン酸、ナノTiO2の製造方法、及びその用途 李 彦軍  趙 遠雲
【要約】Ti−T金属間化合物をTi源として用い、常圧で塩基溶液の沸点温度付近でTi−T金属間化合物を塩基溶液と反応させ、ナノTi酸塩フィルム材料の常圧・高効率製造を実現する。これにより、ナノTi酸塩フィルム材料とナノTiO2シート粉末の低コストの製造が可能となった。さらに、その後の処理と組み合わせることで、Ti酸塩ナノチューブ、Ti酸ナノチューブ、およびTiO2ナノチューブ/ロッドの効率的な製造が達成される。本発明の製造方法は、工程が簡単で、操作が容易で、低コストであることが特徴であり、ナノスケールのフィルム、ナノチューブ/ロッドなどを含む様々なナノTi酸塩、ナノTi酸、及びナノ二酸化Ti材料を製造することができ、ポリマー系ナノ複合材料、セラミック材料、光触媒材料、加水分解による水素製造、疎水性材料、廃水分解材料、殺菌コーティング、防食塗料、海洋塗料などの分野で良好な応用の見通しがある。
【請求項10】請求項1〜9のいずれか1項に記載の製造方法によって製造された生成物材料を、ポリマー系ナノ複合材料、セラミック材料、光触媒材料、加水分解による水素製造、疎水性材料、廃水分解材料、殺菌コーティング、防食塗料または海洋塗料に用いる方法。
 
R−2ー8−1誘電体
特開2024-056635 非二元論理用の強誘電体ナノ粒子キャパシタ  テラ クアンタム アーゲー
【課題】離散的な残留強誘電体分極状態を提供するための限られた数の強誘電体ナノ粒子を有する強誘電体ナノ粒子キャパシタデバイスを提供する。
【解決手段】強誘電体ナノ粒子キャパシタデバイス100は、互いに電気的に絶縁された導電性素子102、112の対と、その対の導電性素子間に配置された強誘電体ナノ粒子104a、104bと、を備える。強誘電体ナノ粒子は、異なる全強誘電体分極を有する少なくとも3つの分極状態106を提供するように適合され、強誘電体ナノ粒子を少なくとも3つの分極状態のいずれかに選択的に設定するために、対の導電性素子の一方で予め選択された電圧又は予め選択された電荷を受け取るように適合されてもよく、特に、対の他方の導電性素子は一定の電荷を運ぶように適合される。言い換えれば、強誘電体ナノ粒子の分極状態を個別に対処して、強誘電体ナノ粒子をそれぞれの分極状態に設定する。
 
特開2024-056638 非二元論理用の強誘電体ナノ粒子キャパシタおよび動作方法 テラ クアンタム アーゲー
【課題】離散的な残留強誘電体分極状態を提供するための限られた数の強誘電体ナノ粒子を有する強誘電体ナノ粒子キャパシタデバイスを提供する。
【解決手段】強誘電体ナノ粒子キャパシタデバイス100は、互いに電気的に絶縁された導電性素子102、112の対と、その対の導電性素子間に配置された強誘電体ナノ粒子104a、104bと、を備える。強誘電体ナノ粒子は、異なる全強誘電体分極を有する少なくとも3つの分極状態106を提供するように適合され、強誘電体ナノ粒子を少なくとも3つの分極状態のいずれかに選択的に設定するために、対の導電性素子の一方で予め選択された電圧又は予め選択された電荷を受け取るように適合されてもよく、特に、対の他方の導電性素子は一定の電荷を運ぶように適合される。言い換えれば、強誘電体ナノ粒子の分極状態を個別に対処して、強誘電体ナノ粒子をそれぞれの分極状態に設定する。
 
特開2024-056711 誘電性コポリマー材料 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【課題】電子デバイスに不動態層を調製するための誘電性材料を形成するために使用することができる重合性混合物を提供する。
【解決手段】重合性混合物は、第1のモノマー及び第2のモノマーを含み、これらは反応してコポリマーを形成し、優れたフィルム形成能力、優れた熱特性、及び優れた機械的特性を提供し得る。上記コポリマーを形成するための方法、及び上記コポリマーを誘電性材料として含む電子デバイスが更に提供される。更に、本発明は、パッケージ化マイクロ電子構造を調製するための製造方法、及び上記製造方法により形成されるパッケージ化マイクロ電子構造を含むマイクロ電子デバイスに関する。
 
特開2024-057048 導電性ビアを含む積層セラミックコンデンサ キョーセラ・エイブイエックス・コンポーネンツ・コーポレーション
【課題】回路板上により小さい占有面積を有する積層セラミックコンデンサを提供する。
【解決手段】上面235、底面245および上面と底面とを接続する少なくとも1つの側面を備えるコンデンサであって、複数の交互の誘電層と、複数の第1の複数の内部電極層205及び第2の複数の内部電極層215を備える内部電極層と、を含む本体を備える。第1の導電性ビア225は、第1の複数の内部電極層を、コンデンサの上面における第1の外部端子および底面における第1の外部端子に電気的に接続する。第2の導電性ビア285は、第2の複数の内部電極層を、コンデンサの上面における第2の外部端子および底面における第2の外部端子に電気的に接続する。少なくとも1つの側面は、外部端子を含まない。
 
特開2024-060265 放射冷却構造体および放射冷却構造体の製造方法 富士フイルム
【課題】高い冷却効果を有し、放射変調特性に優れた放射冷却構造体およびその製造方法を提供する。
【解決手段】支持体11と、支持体11上に形成された、可視光遮蔽性および赤外光反射性を有する反射層12と、反射層12上に形成された、S、Se及びTeから選ばれる少なくとも1種の原子を含む誘電体で構成された誘電体層13と、誘電体層13上に形成された、相転移材料を含む相転移材料層14と、を備えた放射冷却構造体。
 
WO/2024/084640活性ガス生成装置 TOSHIBA MITSUBISHI-ELECTRIC INDUSTRIAL SYSTEMS CORPORATION
 本開示は、誘電体膜の絶縁破壊を防止する構造の活性ガス生成装置を提供することを目的とする。本開示の活性ガス生成装置(71)の電極ユニット(51)において、誘電体膜支持部材(10)は、高圧側誘電体膜(2)を下方から支持する支持面(10F)を有している。接地側誘電体膜(3)の上方に設けられる誘電体膜抑圧部材(11)の下面は、平面視して高圧側誘電体膜(2)の周辺領域及び誘電体膜支持部材(10)の支持面(10F)と重複する誘電体接触領域(112)と、平面視して高圧側誘電体膜(2)の中間領域と重複する誘電体非接触領域(111)とを有している。複数の抑圧補助部材(32)の押圧力を受ける誘電体膜抑圧部材(11)によって、上方の誘電体接触領域(112)から高圧側誘電体膜(2)が抑圧される。
 
WO/2024/084909金属化フィルム、フィルムコンデンサ SHIZUKI ELECTRIC COMPANY INC.
 ヒューズの過剰動作を抑制することができる金属化フィルムを提供する。 誘電体フィルム10の幅方向の一方の端部に絶縁マージン40が形成されるように金属を蒸着させた金属化フィルムであって、絶縁マージン40側の蒸着金属20をスリット状の非蒸着部41で分割することで形成された分割電極(23a、23b)と、分割電極に接続されるヒューズ(24、25、26、27)とを備え、分割電極が、誘電体フィルム10の幅方向に複数並んでおり、絶縁マージン40側から見て1列目と2列目にあたる分割電極が下記[1]〜[3]の条件を全て満たしていることを特徴としている。[1]面積が15mm2以上である、[2]4つ以上のヒューズが接続している、[3]隣接する全ての分割電極と、各々1つのヒューズで接続している
 
WO/2024/089838無線アンテナおよび誘電体導波路 NIHON DENGYO KOSAKU CO.,LTD.
 誘電体導波路100を用いた無線アンテナにおいて、誘電体で形成された線状の内層部101と、内層部101よりも比誘電率が小さい誘電体で形成され、内層部101の外周を覆う外層部102と、外層部102の外周から内層部101に達するように形成された1または複数の孔部103と、少なくとも一つの孔部103における少なくとも内層部101に挿入された金属素子111と、を備える。
 
WO/2024/090008積層セラミックコンデンサ MURATA MANUFACTURING CO., LTD.
 積層セラミックコンデンサにおけるクラックの発生を抑制可能であるとともに、信頼性に優れる積層セラミックコンデンサを提供すること。 積層セラミックコンデンサ1は、交互に積層された誘電体層14と内部電極層15とを含み、積層方向Tにおいて相互に対向する2つの主面Aと、積層方向Tと直交する長さ方向Lにおいて相互に対向する2つの端面Cと、積層方向T及び長さ方向Lのいずれとも直交する幅方向Wにおいて相互に対向する2つの側面Bと、を有する積層体2と、積層体2の2つの端面Cにそれぞれ配置された外部電極3と、を備える。外部電極3は、下地電極層31と、下地電極層31上に配置された第1めっき層32と、第1めっき層32上に配置され、第1めっき層に接触した第2めっき層33と、第1めっき層32と第2めっき層33との間に配置される密着力緩和層35と、を有する。
 
WO/2024/090047固体電解コンデンサ MURATA MANUFACTURING CO., LTD.
 固体電解コンデンサは、それぞれの平膜状の電極箔の表面に誘電体層が形成され、誘電体層の表面に固体電解質層が形成された第1コンデンサ素子と第2コンデンサ素子を積層して形成されたシート積層体と、シート積層体を封止する絶縁性樹脂と、を備える。シート積層体の第1端から第1コンデンサ素子の電極箔を引き出すことで第1極を形成し、シート積層体の第1端に対向する第2端から第2コンデンサ素子の電極箔を引き出すことで第2極を形成する。
 
WO/2024/090396硬化性樹脂組成物、積層構造体、硬化物および電子部品 TAIYO HOLDINGS CO., LTD.
 低誘電正接、めっき密着性、および耐熱性に優れる硬化物を形成することができる硬化性樹脂組成物を提供する。本発明の硬化性樹脂組成物は、(A)エポキシ樹脂と、(B)ビスフェノール構造とエステル基を有するポリアリレート化合物と、(C)無機充填材と、を含む硬化性樹脂組成物であって、前記(B)ビスフェノール構造とエステル基を有するポリアリレート化合物に含まれるエステル基とフェノール性水酸基の含有量から導かれる当量に対する前記(A)エポキシ樹脂に含まれるエポキシ基の含有量から導かれる当量の比が、0.10〜1.20であり、前記(C)無機充填材の含有量が、硬化性樹脂組成物中の固形分基準において38〜82質量%であることを特徴とする。
 
WO/2024/090398誘電体、誘電体の製造方法及びトランスデューサー CANON KABUSHIKI KAISHA
 高い誘電性で低ヒステリシスロス、かつ高い柔軟性を有する誘電体。 誘電体であって、該誘電体が、ポリウレタンエラストマーと、該ポリウレタンエラストマー中のイオン液体と、を含み、該ポリウレタンエラストマーは、マトリックスと、該マトリックスに分散されているドメインと、を有し、該ドメインは、特定のポリエーテル構造を含む。
 
WO/2024/090510積層体、硬化物、該硬化物を備えるプリント配線板およびその製造方法 TAIYO HOLDINGS CO., LTD.
[課題]優れたビア形成性と、高い誘電特性とを両立した絶縁層を効率的に形成することができる積層体を提供する。 
[解決手段]第一のフィルムと、2つの樹脂組成物の層とを有する積層体において、第一のフィルムの一方の面にアルカリ性水溶液に対する溶解性または膨潤性を有する感光性樹脂組成物の層を設け、該感光性樹脂組成物の層の第一のフィルムと接する面とは反対側の面に有機溶剤に対する溶解性または膨潤性を有する非感光性樹脂組成物の層を設け、感光性樹脂組成物の層を光硬化させた硬化物層の有機溶剤に対する溶解速度Aと、非感光性樹脂組成物の層の有機溶剤に対する溶解速度Bとの比を特定の範囲となるよう調整する。
 
R−2−9珪素
R−2−9−1製法
特許7398720 シリカの製造装置、シリカの製造方法及びシリカを使用した化粧品の製造方法 ジカンテクノ  木下 貴博
【課題】本発明は、製造時間を短縮可能であって、不純物を除去することによる純度の高いシリカ、シリカの製造方法及び化粧品の特性に合った粒子の形状や大きさを調整したシリカを混入した化粧品を提供することにある。
【解決手段】 植物性原料(9)を粉砕する粉砕工程(S41)と、前記粉砕工程で得られた前記植物性原料を水洗いする洗浄工程(S42)と、前記洗浄工程の後に前記植物性原料を網目状の容器に収納し、回転式の脱水装置によって回転をし、前記植物性原料に含まれる水分を脱水する脱水工程(S43)と、前記植物性原料を焼成する焼成工程(S44)と、前記焼成工程で得られたシリカを微粉砕をする微粉砕工程(S45)と、を含むことを特徴とする。
 
特許7473725 シリカ粉末 デンカ株式会社
【課題】樹脂に配合したときの低誘電正接および充填性に優れたシリカ粉末を提供する。
【解決手段】本発明のシリカ粉末は、共振法により測定される樹脂シートサンプルの40GHz時の誘電正接が2.0×10−3以下であり、窒素ガス吸着によるBET1点法により測定される比表面積が0.2m2/g以上5.0m2/g以下、湿式でのレーザー回折散乱法で測定される粒子径頻度分布における最大ピークの頻度が5.5%以上、粒子径頻度分布における20.7μm以上の粒子径の粒子の頻度が6.0%以下、および粒子径頻度分布における最頻径の値をDm(μm)、前記比表面積の値をS(m2/g)としたとき、Dm/Sが1.50以上を満たすものである。
 
特許7473726 シリカ粉末 デンカ株式会社
【課題】樹脂に配合したときの低誘電正接および充填性に優れたシリカ粉末を提供する。
【解決手段】本発明のシリカ粉末は、共振法により測定される樹脂シートサンプルの40GHz時の誘電正接が2.0×10−3以下であり、カールフィッシャー法により測定される、200℃になるまでに発生した水分量が500ppm以下、窒素ガス吸着によるBET1点法により測定される比表面積が0.2m2/g以上5.4m2/g以下、および、湿式でのレーザー回折散乱法で測定される体積頻度粒度分布における小粒子側からの累積体積が90%となる点の粒子径をD90としたとき、D90が3.0μm以上75μm以下である。
 
特開2024-058568 シリカの製造方法及びシリカを使用した化粧品の製造方法 ジカンテクノ 木下 貴博
【課題】本発明は、製造時間を短縮可能であって、不純物を除去することによる純度の高いシリカ、シリカの製造方法及び化粧品の特性に合った粒子の形状や大きさを調整したシリカを混入した化粧品を提供することにある。
【解決手段】 植物性原料(9)を粉砕する粉砕工程(S41)と、前記粉砕工程で得られた前記植物性原料を水洗いする洗浄工程(S42)と、前記洗浄工程の後に前記植物性原料を網目状の容器に収納し、回転式の脱水装置によって回転をし、前記植物性原料に含まれる水分を脱水する脱水工程(S43)と、前記植物性原料を焼成する焼成工程(S44)と、前記焼成工程で得られたシリカを微粉砕をする微粉砕工程(S45)と、を含むことを特徴とする。
 
特開2024-058590 シリカの製造方法及び化粧品の製造方法 ジカンテクノ  木下 貴博
【課題】本発明は、製造時間を短縮可能であって、不純物を除去することによる純度の高いシリカ、シリカの製造方法及び化粧品の特性に合った粒子の形状や大きさを調整したシリカを混入した化粧品を提供することにある。
【解決手段】 植物性原料(9)を粉砕する粉砕工程(S41)と、前記粉砕工程で得られた前記植物性原料を水洗いする洗浄工程(S42)と、前記洗浄工程の後に前記植物性原料を網目状の脱水容器15に収納し、回転式の脱水装置によって回転をし、前記植物性原料に含まれる水分を脱水する脱水工程(S43)と、前記植物性原料を焼成する焼成工程(S44)と、前記焼成工程で得られたシリカを微粉砕をする微粉砕工程(S45)と、を含むことを特徴とする。
 
特開2024-059837 シリカゾルの製造方法、中間生成物の除去方法及び研磨方法 三菱ケミカル
【課題】中間生成物の少ないシリカゾルの製造方法を提供する。また、シリカゾル中の中間生成物を簡便に少なくできるシリカゾル中の中間生成物の除去方法を提供する。
【解決手段】工程(1)及び工程(2)を含む、シリカ粒子の製造方法。工程(1):テトラアルコキシシランを加水分解反応及び縮合反応させ、シリカゾルを得る工程。工程(2):シリカゾルを、分画分子量5,000〜80,000の限外濾過膜を用いて限外濾過する工程。前記シリカ粒子の製造方法を含むシリカゾルの製造方法。前記シリカゾルの製造方法により、シリカゾル中の中間生成物を除去する、シリカゾル中の中間生成物の除去方法。
 
WO/2024/085219シリカ粒子、及び、シリカ粒子の製造方法 FUSO CHEMICAL CO., LTD.
 本発明は、クエン酸を使用しないシリカ粒子の製造方法を提供し、並びに真密度と分散性に優れたシリカ粒子を提供する。 (1)真密度が0.8g/cm3〜1.4g/cm3であり、(2)粒度分布における、平均粒子径の2倍より大きい粒子の頻度が15%以下であり、(3)吸水量が1.0質量%以下である、シリカ粒子。
 
WO/2024/085974SELECTIVE GAS PHASE ETCH OF SILICON GERMANIUM ALLOYS TOKYO ELECTRON LIMITED
 Methods for selective etching of one layer or material relative to another layer or material adjacent thereto. In an example, a SiGe layer is etched relative to or selective to another silicon containing layer which either contains no germanium or geranium in an amount less than that of the target layer.
 
特表2024-518140 リチウム含有金属珪素の調製方法、リチウム含有金属珪素、リチウム含有SiOおよびその応用 勝華新能源科技(東營)有限公司 勝華新材料科技(眉山)有限公司 勝華新材料集団股フン有限公司
【要約】本発明は、リチウム含有金属珪素の調製方法、リチウム含有金属珪素、リチウム含有SiOおよびその応用を開示し、原料はSiO2鉱石粒子と還元剤を含み、SiO2鉱石粒子の少なくとも一部と還元剤は還元炉にて加熱還元反応を行ってシリコン融液を得、原料はLi源添加剤をさらに含み、加熱還元反応中において、Li源添加剤におけるLi源の少なくとも一部は、シリコン融液とリチウム−シリコン合金を形成してリチウム含有金属珪素を得、本発明で使用される原料は豊富で入手しやすく、コストが低く、使用される調製手段は、簡単で実施しやすく、大規模な生産と応用に寄与し、生産リスクを低減でき、また、得られたリチウム含有金属珪素およびリチウム含有SiOにおけるLiは、均一に分布しており、本願で提供される、炭素被覆層を含むリチウム含有SiOを電池用負極極片の作製のための活物質原料として使用した場合、電池はより高い容量と初期クーロン効率を表現することができる。
 
R−2−9−2単結晶
WO/2024/090073シリコン単結晶引き上げ用石英ガラスルツボ及びこれを用いたシリコン単結晶の製造方法 SUMCO CORPORATION
【課題】ルツボの外表面が結晶化した際の結晶層の厚みが厚く、長時間の結晶引き上げ工程に耐えられるシリコン単結晶引き上げ用石英ガラスルツボを提供する。
【解決手段】石英ガラスルツボ1は、シリカガラスからなるルツボ本体10と、ルツボ本体10の外表面の外側に形成された未溶融又は半溶融の石英粉の融着層からなる半溶融層13とを備える。半溶融層13の表面には直径0.2mm以上5.0mm以下且つ深さ50μm以上の多数のくぼみ14が形成されている。くぼみ14の一部は半溶融層13を貫通してルツボ本体10の外表面10oまで到達する貫通穴であり、貫通穴の密度は1個/cm2以上50個/cm2以下である。
 
R−2−9−3膜
特開2024-056657 ポリシロキサンゾル−ゲル薄膜のEUV誘発縮合 ブルーワー サイエンス アイ エヌ シー.
【課題】極端紫外線(EUV)放射を用いたシリコンハードマスクの直接パターニングのための方法が提供される。
【解決手段】上記方法は、ポリシロキサンおよび/またはオリゴシロキサン組成物をシリコンハードマスク層へと形成し、続いて溶媒を除去することを含む。フォトレジストおよび/または他の層のシリコンハードマスク層を使用せずに、シロキサンゾルゲルポリマーおよび/またはオリゴマーの縮合がEUV照射によって誘発され、露光部分を典型的なリソグラフィ溶媒または現像剤に不溶性にする。シリコンハードマスク層の露光部分が除去され、シリコンハードマスク層内にパターンが残り、これをシリコンハードマスク層の下の任意の層、最終的には基板に転写することができる。
 
特開2024-058420 酸化珪素膜用研磨液組成物 花王
【課題】一態様において、酸化珪素膜の研磨速度向上と研磨後の基板表面の面内均一性向上とを両立できる酸化珪素膜用研磨液組成物を提供する。
【解決手段】本開示は、一態様において、酸化セリウム粒子(成分A)と、下記式(I)で表される化合物(成分B)と、水系媒体と、を含有する、酸化珪素膜用研磨液組成物に関する。 前記式(I)中、Rは、炭素数1以上6以下の脂肪族炭化水素基を示し、Mは、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、有機カチオン又はアンモニウム(NH4+)を示す。
 
特開2024-058582 成膜方法及び成膜装置 東京エレクトロン
【課題】ニッケルシリサイドの凝集を抑制できる技術を提供する。
【解決手段】本開示の一態様による成膜方法は、非晶質シリコン膜を表面に有する基板を準備する工程と、前記非晶質シリコン膜にニッケル原料ガスを供給し、前記非晶質シリコン膜中にニッケルを拡散させる工程と、前記非晶質シリコン膜を加熱し、前記非晶質シリコン膜中に拡散した前記ニッケルを核とする金属誘起横方向結晶化により前記非晶質シリコン膜を結晶化させて多結晶シリコン膜を形成する工程と、を有する。
 
特開2024-060015 シリカ質膜形成時にボイドの発生を抑制する方法 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【課題】シリカ質膜形成時にボイドの発生を抑制する方法の提供。
【解決手段】ポリシロキサンと、第1酸解離定数pKa1が4.0以下であり、式HOOC−L−COOH (式中、Lは、単結合、炭素数1〜6の、ヒドロキシ置換アルキレンもしくはアミノ置換アルキレン、置換もしくは非置換の、炭素数2〜4のアルケニレン、置換もしくは非置換の、炭素数2〜4のアルキニレン、または置換もしくは非置換の、炭素数6〜10のアリーレンである)で表されるジカルボン酸と、溶剤とを含んでなる、ポリシロキサン組成物を基板に塗布して塗膜を形成させること、および前記塗膜を加熱することを含む、シリカ質膜形成時にボイドの発生を抑制する方法。
 
特開2024-060230 成膜方法および成膜システム セルバック
【課題】耐圧性能の高い酸化膜を形成することができる成膜方法および成膜システムを提供する。
【解決手段】成膜方法は、SiCから形成された基板W1上に形成された自然酸化膜をドライエッチング法により除去する自然酸化膜除去工程と、自然酸化膜除去工程の後、予め設定された基準真空度よりも高い真空度の環境下で基板W1の温度を200℃以下の温度で維持しながら化学気相成長法により酸化膜を成長させる酸化膜成長工程と、を含む。
【請求項3】前記酸化膜は、SiO2膜であり、前記酸窒化膜は、SiON膜である、請求項2に記載の成膜方法。-
 
特開2024-060332 成膜装置及びそのクリーニング方法 オプトラン
【課題】真空チャンバ内を万遍なくクリーニングすることにより、基板の品質を確保することが可能な成膜装置及びその製造方法の提供。
【解決手段】本発明に係る成膜装置1は、真空チャンバ10と、プラズマを発生させるアプリケータ部20と、真空排気ポンプ50とを備えている。アプリケータ部20は、真空チャンバ10内にクリーニングガスを導入するガス導入口20Aと、プラズマ化されたクリーニングガスを吐出するガス吐出口20Dとを有し、真空チャンバ10の連通口10Aとガス吐出口20Dとを連結することより、真空チャンバ10と隣り合うように配置されている。連通口10Aにおける真空チャンバ10の内面側には、収容空間Sに延在するチューブ部材11が接続されている。クリーニングガスは、フッ素系ガスからなっている。
【請求項9】前記薄膜は、ケイ素(Si)、窒化ケイ素(SiN)、ガラス、有機材料、及び酸化物材料のうちの何れか1つからなる、請求項1〜7の何れか1項に記載の成膜装置。
 
WO/2024/090208基板処理方法及び基板処理システム TOKYO ELECTRON LIMITED
 (a)上部、側壁部、底部で規定される凹部が形成されたシリコン窒化含有膜と、前記凹部の底部から露出するシリコン膜と、を有する基板を載置台に準備する工程と、(b)前記凹部に沿ってシリコン酸化膜を形成する工程と、(c)水素ガスを含む処理ガスのプラズマに前記シリコン酸化膜をさらして、異方性プラズマ処理により前記側壁部に対して前記凹部の上部及び底部の前記シリコン酸化膜を選択的に改質する工程と、(d)改質した前記凹部の上部及び底部のシリコン酸化膜を、プラズマを用いないケミカルエッチングにより選択的に除去することにより、前記凹部の側壁部に前記シリコン酸化膜を残す工程と、を有する、基板処理方法が提供される。
 
WO/2024/090323コーティング剤 SHIN-ETSU CHEMICAL CO., LTD.
 (A)皮膜形成性を有する樹脂、 (B)下記の成分を含む硬化性液状シリコーン組成物の付加反応物であるシリコーンゴム粒子 (B−1)1分子中にアルケニル基を2個以上有するジオルガノポリシロキサン、 (B−2)R1 3SiO1/2単位およびSiO4/2単位を含有し、SiO4/2単位に対するR1 3SiO1/2単位のモル比が0.60〜1.7であるオルガノポリシロキサンレジン (前記式中、R1は互いに独立に、置換又は非置換の、アルケニル基を有さない炭素原子数1〜30の1価炭化水素基、または炭素原子数2〜8のアルケニル基であり、全R1のうち少なくとも1個はアルケニル基である)、 (B−3)1分子中にケイ素原子結合水素原子を2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン 前記(B−1)成分、(B−2)成分および(B−3)成分の合計100質量部に対する(B−2)成分量が1.0〜65質量部であり、 さらに水を含み、 前記(A)成分と前記(B)成分の質量比が85:15〜25:75である、コーティング剤。
 
特表2024-517581 コンフォーマルな窒化チタンシリコン系薄膜及びその形成方法 ユージェヌス インコーポレイテッド
【要約】開示された技術は、一般的には窒化チタン系薄膜の形成に関し、より詳細にはコンフォーマルで平滑な窒化チタン系薄膜及びその形成方法に関する。一態様では、TiSiNを含む拡散バリアの形成方法が半導体基板を、1つ以上の第1堆積フェーズに、1つ以上の第2堆積フェーズと交互に曝露することを含む。半導体基板を1つ以上の第1堆積フェーズに曝露することは、半導体基板をチタン(Ti)前駆体と窒素(N)前駆体に交互に曝露することを含む。半導体基板を1つ以上の第2堆積フェーズに曝露することは、半導体基板をTi前駆体とシリコン(Si)前駆体に、それらの間にN前駆体を介在させることなく続けて曝露し、続いて半導体基板をN前駆体に曝露することを含む。
 
特表2024-518754 ケイ素含有膜を形成するためのケイ素前駆体化合物及び方法 インテグリス・インコーポレーテッド
【要約】半導体機器の製造におけるケイ素含有膜の形成において有用な特定のケイ素前駆体化合物が提供され、より具体的には、二酸化ケイ素を含む膜などの、そのようなケイ素含有膜を形成するための組成物及び方法が提供される。
【請求項12】ケイ素含有膜が二酸化ケイ素であり、このようにして形成された二酸化ケイ素膜が、ビス(tert−ブチルアミノ)シラン(BTBAS)及びオゾンを用いて堆積されたSiO2のウェットエッチング速度と比較して少なくとも約70%改善された、200:1希釈フッ化水素溶液によるウェットエッチング速度を示す、請求項10に記載の方法。
【請求項13】200:1希釈フッ化水素溶液によるウェットエッチング速度が、熱成長酸化ケイ素のエッチング速度の約3倍未満である、酸化ケイ素膜。
 
R−2−9−4ウエーハ
特開2024-056634 歪み切り離しサブスタックを備えたGaN−on−Siエピウェハ  アロス セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【課題】III−V族窒化物材料系の光電子デバイスまたは電子デバイスを産業規模で高い効率で製造するのに適したGaN−on−Siエピウェハを提供するる。
【解決手段】GaN−on−Siエピウェハ100は、部分的にシリコンによって形成されている基板表面を有する基板102と、自己組織化テンプレート層110を歪み切り離し層として形成し、自己組織化テンプレート層がピットを含み、これらのピットが1x107cm−2〜1x1011cm−2のピット密度を有する。歪み調整サブスタック118は、自己組織化テンプレート層上に配置されており、かつ、少なくとも1つのGaN層及び少なくとも1つのAlxGa1−xN中間層(x≧0.5)を備える、GaN層が0.5μm〜4.0μmの厚さを有し、AlxGa1−xN中間層が5nm〜25nmの厚さを有し、GaN−on−Siエピウェハが室温において最大で100μmの反りを有する。
 
特開2024-057491 接合型発光素子ウェーハの製造方法 信越半導体
【課題】発光素子構造物の不良部を選択的に除去して、接合型発光素子ウェーハを製造できる接合型発光素子ウェーハの製造方法を提供すること。
【解決手段】不良部が除去された接合型発光素子ウェーハの製造方法であって、マイクロLEDとなる発光素子構造物とLLO転写用レーザー光に対して透明な被接合基板を、前記LLO転写用レーザー光を吸収する接着剤で接合して、接合ウェーハを得る工程と、前記接合ウェーハの不良部を光学的に調査し、除去用マップデータを作成する工程と、前記除去用マップデータに基づき、前記接合ウェーハの不良部に対し、除去用レーザー光を入射し、発光素子構造物のうち前記不良部に含まれる部分を昇華させることによって、前記発光素子構造物のうち前記不良部に含まれる部位を除去して、接合型発光素子ウェーハを得る工程と、を有することを特徴とする接合型発光素子ウェーハの製造方法。
 
特開2024-058321 ウエーハの加工方法 ディスコ
【課題】パターンが形成されたウエーハを薄化する際の破損リスクを低減することが可能なウエーハの加工方法を提供すること。
【解決手段】ウエーハの加工方法はウエーハの表面側と支持基板の一方の面側とを接合材を介して接合して複合基板を形成する複合基板形成ステップ101と、複合基板を構成するウエーハの裏面側を研削して仕上げ厚さまで薄化する研削ステップ102と、ウエーハの裏面に対して移設部材を貼り付ける移設部材貼着ステップ103と、複合基板を構成する支持基板の他方の面側から支持基板に対しては透過性を有し接合材に対しては吸収性を有する波長のレーザービームを照射して接合材を破壊する接合材破壊ステップ104と、支持基板をウエーハから剥離してウエーハを移設部材に転写する転写ステップ106と、を含む。
 
特開2024-058322 ウエーハの加工方法 ディスコ
【課題】貼り合わせウエーハの研削工程において、デバイスの破損を抑制しつつ外周余剰領域を除去することができるウエーハの加工方法を提供すること。
【解決手段】ウエーハの加工方法は、一方の面にデバイス領域および外周余剰領域を備え外周縁が面取りされた第一のウエーハの一方の面を、第二のウエーハに貼り合わせ、貼り合わせウエーハを形成する貼り合わせウエーハ形成ステップ1と、第一のウエーハに対して透過性を有する波長のレーザービームの集光点をデバイス領域と外周余剰領域との境界に位置づけて他方の面から照射し、境界に沿って環状の改質層を形成する改質層形成ステップ2と、改質層形成ステップ2を実施した後、第一のウエーハを他方の面から研削して仕上げ厚さまで薄化する研削ステップ3と、改質層が形成された領域より外周縁側の外周余剰領域に対して外力を付与することで、外周余剰領域の離脱を促進する外力付与ステップ4と、を備える。
 
特開2024-060080 窒化物半導体、ウェーハ、半導体装置及び窒化物半導体の製造方法 東芝
【課題】特性の向上が可能な窒化物半導体、ウェーハ、半導体装置及び窒化物半導体の製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、窒化物半導体は、Alx1Ga1−x1N(0<x1≦1)を含む第1窒化物領域と、Alx2Ga1−x2N(0<x2<1、x2<x1)を含み炭素を含む第2窒化物領域と、第3窒化物領域と、を含む。前記第1窒化物領域と前記第3窒化物領域との間に前記第2窒化物領域がある。前記第3窒化物領域は、Al、Ga及びNを含む。前記第3窒化物領域は、炭素を含まない。または、前記第3窒化物領域における第3炭素濃度は、前記第2窒化物領域における第2炭素濃度よりも低い。
 
WO/2024/084836窒化物半導体エピタキシャルウエーハの製造方法及び窒化物半導体エピタキシャルウエーハ用複合基板 SHIN-ETSU HANDOTAI CO., LTD.
 本発明は、セラミックス含有基板とセラミックス含有基板上に貼り合わされた単結晶層を有する複合基板と、複合基板上にエピタキシャル成長された窒化物半導体層を有し、複合基板として、窒化物半導体層の熱膨張係数の±10%以内の熱膨張係数を有するセラミックス含有基板を備え、−150<Bow(μm)≦40、Warp(μm)<150かつWarp(μm)<90−Bow(μm)の形状を有するものを準備する工程と複合基板の単結晶層上に窒化物半導体層に対して圧縮応力を付与する中間層を形成する工程と中間層上に窒化物半導体層をエピタキシャル成長させる工程を含み、中間層の膜厚を調整することにより、Warp(μm)<50、|Bow(μm)|≦40の形状を有する窒化物半導体エピタキシャルウエーハの製造方法である。これにより反りが小さく、クラック、剥がれのない窒化物半導体エピタキシャルウエーハの製造方法が提供される。
 
WO/2024/089762ウエハ載置台 NGK INSULATORS, LTD.
 ウエハ載置台10は、セラミックプレート20と、冷却プレート30と、接合層40と、凹溝21dと、プラグ配置穴24と、多孔質プラグ50とを備える。セラミックプレート20は、ウエハWを支持する多数の小突起21bが基準面21cに設けられたウエハ載置部21を有し、電極22を内蔵する。冷却プレート30は、冷媒流路32を有する。接合層40は、セラミックプレート20と冷却プレート30とを接合する。凹溝21dは、基準面21cに設けられ、底面が基準面21cよりも低い。プラグ配置穴24は、セラミックプレート20を厚さ方向に貫通し、凹溝21dの底面に開口している。多孔質プラグ50は、プラグ配置穴24に配置され、頂面が凹溝21dの底面と同じ高さであり、外周面がプラグ配置穴24の内周面に接合され、ガスの流通を許容する。
 
WO/2024/089912半導体結晶ウェハの製造装置および製造方法 SUCCESS CO., LTD.
 本発明は、高品質な半導体結晶ウェハを簡易かつ確実に製造することができる半導体結晶ウェハの製造装置および製造方法を提供することを目的とする。 半導体結晶ウェハであるSiCウェハの製造方法は、溝加工工程(STEP100/図1)と、研磨工程(STEP110/図1)と、切断工程(STEP120/図1)と、第1面加工工程(STEP130/図1)と、第2面加工工程(STEP140/図1)とを備え、切断工程では、複数の凹溝11に配置された複数のワイヤー42を周回させながら前進させることによりSiCインゴット10をスライス状に切断する前に、SiCインゴット10を支持するインゴット支持手段43と複数のワイヤー42を介して対向する位置に設けられ、複数の凹溝11に配置された複数のワイヤー42を撮像する撮像手段44による撮像画像から、複数の凹溝11に対する複数のワイヤー42のずれ角を検出し、ずれ角が0となるように調整される。
 
特表2024-517393 堆積室において気相から堆積させたエピタキシャル層を有する半導体ウェハを製造するための方法 ジルトロニック アクチエンゲゼルシャフト
【要約】堆積室において気相から堆積させたエピタキシャル層を有する半導体ウェハを製造するための方法であって、ロボットによって円形の外周を有するサセプタ上に基板ウェハを配置することであって、前記ロボットは、前記基板ウェハを配置位置へと移動させて前記サセプタ上に配置し、補正指示により、前記基板ウェハの中心は前記配置位置において前記サセプタの中心の上方に位置しないことと、前記基板ウェハ上にエピタキシャル層を堆積させることとを含み、第1の範囲内に入る比抵抗を有する第1のいくつかの基板ウェハが、第1の補正指示にて前記ロボットによって前記配置位置へと動かされ、第2の範囲内に入る比抵抗を有する第2のいくつかの基板ウェハが、第2の補正指示にて前記ロボットによって前記配置位置へと動かされ、前記第1および第2の補正指示は、互いに異なる、方法。
 
特表2024-517612 直接描画応力膜を用いたウェーハの反り修正方法  東京エレクトロン  トーキョー エレクトロン ユーエス ホールディングス,インコーポレーテッド
【課題】本明細書における技法は、直接描画の調整可能な応力膜を形成する方法、及び上記応力膜を用いてウェーハの反りを修正する方法を含む。
【解決手段】本方法は、コータ/デベロッパツール又はトラックベースのツールで実行され得る。応力膜は、限定されるものではないが、直接描画が365nm暴露によって達成され、その後の硬化が応力を「パターンで組み込む」ために使用される外部刺激下で架橋結合/脱架橋を経る膜に基づき得る。現像ステップが不要になり得るため、膜の平坦性が保たれるという更なる著しい利点がもたらされる。反りの量(又は反り特性を形成する若しくは反り特性に影響する内部応力)は、暴露線量、ベーク温度、ベーク時間、及びベーク回数により調整され得る。
 
特表2024-518032 気相のエピタキシャル層を含む半導体ウェハを堆積チャンバ内で製造する方法 ジルトロニック アクチエンゲゼルシャフト
【要約】気相から堆積されたエピタキシャル層を有する半導体ウェハを堆積チャンバ内で製造する方法は、先行するコーティング工程中に堆積チャンバ内で堆積された材料を、堆積チャンバのエッチングによって堆積チャンバから除去する工程と、連続して行われ、各々が堆積チャンバ内で基板ウェハ上にエピタキシャル層を堆積させることを含み、第1の堆積ガスの第1のガス流が基板ウェハの上方を通過することでエピタキシャル層を有する半導体ウェハが形成されることを伴う、複数のコーティング工程と、連続して行われる複数のコーティング工程の各々の前、間、または後に、基板ウェハの各々の、またはエピタキシャル層を有する半導体ウェハの各々のエッジ領域に、第2の堆積ガスの第2のガス流を供給する工程とを含み、第2の堆積ガスを供給する工程を通じて、材料を堆積チャンバから除去する工程以降に行われるコーティング工程の数に応じてエッジ領域内の材料堆積を増加させる、少なくとも1つのプロセスパラメータが変更される。
 
特表2024-518757 ウエハの裏面への注入による局所的応力変調 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】本明細書における実施形態は、基板の第2の面に沿った面内ひずみを低減するための、基板の第1の面に注入することによる局所的応力変調を対象とする。いくつかの実施形態では、方法が、第2の主面の反対側に第1の主面を備え、第1の主面上に複数のフィーチャが配置される基板を用意することと、第1の主面に計測走査を行って、複数のフィーチャの形成による基板へのひずみ量を決定することと、基板の第2の主面に沿って応力補償膜を堆積させることであって、応力補償膜の応力および厚さが、基板へのひずみ量に基づいて決定される、応力補償膜を堆積させることと、を含むことができる。本方法は、イオンをイオン注入法で応力補償膜に向けること、をさらに含むことができる。
 
R−2−9−5用途
特許7473098 負極活物質前駆体、負極活物質、二次電池および負極活物質の製造方法 DIC株式会社
【要約】ナノ珪素が崩壊を抑制でき、二次電池としたときの容量維持率を高く維持できる負極活物質前駆体および負極活物質、当該負極活物質を含む二次電池を提供すること。ケイ素系材料とナノ珪素と添加剤とを含有する負極活物質前駆体であり、前記添加剤の窒素雰囲気下での熱重量示差熱分析(TG−DTA)における熱分解開始温度が180℃以上500℃未満、且つ熱分解終了温度が300℃以上1200℃以下である(ただし、前記熱分解開始温度は窒素フロー下で昇温速度10℃/minで測定を行った際の2.0質量%減少時温度であり、前記熱分解終了温度は同測定を行った際の重量減少量が最大となった時点の最低温度である)。
 
特開2024-057201 吸着部材、吸着ローター及びそれらの製造方法 ニチアス
【課題】本発明は、耐熱性の高い吸着部材、吸着ローター及びそれらの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明は、吸着剤及び前記吸着剤を担持している担持基材を含む吸着部材(10)であって、前記担持基材が、平坦状基材(11)、コルゲート状基材(12)、及びそれらの接着部(13)を含むハニカム構造体であり、かつ前記接着部(13)が、酢酸ビニル系ポリマー及び/又はウレタン系ポリマー、並びに塩基安定型コロイダルシリカ由来のシリカを含む。
【請求項4】前記吸着剤が、シリカゲルである、請求項1に記載の吸着部材。
【請求項5】前記塩基安定型コロイダルシリカが、アンモニウムイオン安定型コロイダルシリカである、請求項4に記載の吸着部材。
 
特開2024-057940 イオン液体含浸シリカ被覆触媒粒子、膜電極接合体、及び燃料電池 凸版印刷
【課題】触媒の質量活性の耐久性に優れるイオン液体含浸シリカ被覆触媒粒子、及び、高温低湿でのIV特性の耐久性に優れる電極接合体等を提供する。
【解決手段】イオン液体含浸シリカ被覆触媒粒子1は、導電性担体2及び前記導電性担体2に担持された金属粒子3を含む触媒粒子と、金属粒子3の表面の一部を被覆するシリカ膜4と、金属粒子3の表面の残部の少なくとも一部に接するイオン液体5とを備える。導電性担体2はラマン分光法によるGバンドとDバンドのピーク強度比(G/D比)が1.6〜2.2のカーボンから形成され、金属の量は導電性担体及び金属粒子の合計100質量部に対し60質量部以上70質量部以下であり、導電性担体2、金属粒子3、イオン液体5、及び、シリカの合計100質量部に対しシリカの量は6〜13質量部であり、イオン液体5の量は10〜20質量部である。
 
特開2024-058695 シリカ微粒子分散液、その製造方法及びシリカ微粒子分散液を含む研磨用砥粒分散液 日揮触媒化成
【課題】シリカ膜、Siウェハや難加工材であっても高速で研磨することができるシリカ微粒子分散液の提供。
【解決手段】下記の特徴を備える擬球欠状シリカ微粒子を含む、シリカ微粒子分散液。[1]電子顕微鏡写真上において擬球欠状シリカ微粒子の像が内接する円が存在し、その円の円周上の円弧と弦からなる弓形図形Xに対し、次の関係にあること。(I)弓形図形Xの弦と、少なくとも部分的に内接する。(II)弓形図形Xの円弧の全長を二等分する円弧上の等分点Dにおいて内接し、かつ、等分点Dを中心として円弧上の片側の円弧曲線及び反対側の円弧曲線と、それぞれ少なくとも部分的に内接する。[2]前記擬球欠状シリカ微粒子の像の面積に対し、弓形図形Xの面積は1.0〜1.5倍であり、弦の長さが80nm以上であり、矢高が40nm以上である。[3]前記擬球欠状シリカ微粒子は、画像解析法による粒子径が50〜350nmであること。
 
特開2024-059064 シリコン量子ドット前駆体、シリコン量子ドット、及びシリコン量子ドットを用いたLED装置、並びに、シリコン量子ドット前駆体の製造方法、シリコン量子ドットの製造方法、及びシリコン量子ドットを用いたLED装     国立大学法人広島大学
【課題】発光効率の高いSiQDを得る。
【解決手段】シリコン量子ドットの前駆体は、Si−O−Si構造がカゴ状に結合されたカゴ構造と、カゴ構造とは別にSi−O−Si構造が広がったネットワーク構造と、を有し、前記水素シルセスキオキサンポリマーの総分子量に対する前記カゴ構造の総分子量の比率が0.65以上である。
 
WO/2024/084367電池及び電池の作製方法 SEMICONDUCTOR ENERGY LABORATORY CO., LTD.
 軽量な電池を提供する。 セパレータと電極が一体となったセパレータ一体型電極を有し、セパレータ一体型電極は、セパレータと、炭素粒子層と、セパレータ及び炭素粒子層の間に位置するシリコン層と、を有する、電池である。シリコン層はスパッタリング法で作製することができ、炭素粒子層は、塗布法によって作製することができる。セパレータは、ポリプロピレンを有し、シリコン層の厚さは、100nm以上200nm以下であり、炭素粒子層は黒鉛粒子を有することが好ましい。
 
WO/2024/085097磁界検出素子の製造方法 MAGNEDESIGN CORPORATION
【課題】Si基板上に磁界検出素子を作成する際に、逆台形状の溝内にコイルピッチを微細化しようとすると、溝の上部の段差や底面のエッジにより断線しやすくなり、検出コイルを構成する上部コイルや下部コイルの形成が困難である。
【解決手段】溝部にネガレジスト系樹脂被膜の塗布とキュア熱処理により、溝底部の形状をR形状とすることにより下部コイルの断線の防止を図る。また、溝の上部の磁性ワイヤとの段差はポジレジスト系樹脂被膜の塗布とキュア熱処理によりなだらかな形状にして上部コイルの断線の防止を図る。
 
WO/2024/089963スーパージャンクション構造を有する半導体素子の製造方法 TAKAMIZAWA Shoichi
 シリコン基板に形成した開口幅が小さくアスペクト比が大きなトレンチを、開口部の閉塞を防ぎつつ、高速のエピタキシャル成長により埋め込む方法を提供する。高アスペクト比のトレンチが形成されたシリコン基板を選択エピタキシャル成長によりトレンチ開口部に閉塞が生じないように成長温度を950℃から1050℃の範囲に設定し、高濃度の塩化シランをシリコンソースとする反応ガスに塩化水素ガスをトレンチのアスペクト比に応じた量を添加して閉塞が生じない範囲で高速な成長速度でトレンチをエピタキシャル成長で埋め込む。
 
WO/2024/090158非水電解質二次電池用負極および非水電解質二次電池 PANASONIC INTELLECTUAL PROPERTY MANAGEMENT CO.,LTD.
 実施形態の一例である負極(12)は、負極芯体(40)と、負極活物質(50)および水溶性ポリマー(51)を含み、負極芯体(40)上に配置された負極合剤層(41)とを備える。水溶性ポリマー(51)は、負極活物質(50)に対して0.50質量%以上の量が負極活物質(50)に吸着した状態で、かつ1.05質量%以下の量が負極活物質(50)から遊離した状態でそれぞれ存在している。負極活物質(50)には、炭素材料と、ケイ素含有材料とが含まれる。
 
特表2024-517489 リチウム二次電池用負極、リチウム二次電池用負極の製造方法および負極を含むリチウム二次電池 エルジー エナジー ソリューション リミテッド
【要約】本出願は、リチウム二次電池用負極、リチウム二次電池用負極の製造方法、および負極を含むリチウム二次電池に関する。
【請求項1】負極集電体層と、前記負極集電体層上に設けられた負極活物質層と、を含むリチウム二次電池用負極であって、前記負極活物質層は、シリコン系活物質、負極導電材、および負極バインダーを含む負極組成物を含み、前記シリコン系活物質は、0.01μm以上30μm以下の粒径分布を有するシリコン系粒子を含み、前記負極活物質層は、前記負極集電体層に対向する面を含む下層部および前記負極集電体層に対向する面の反対面を含む上層部を含み、前記下層部に含まれるシリコン系活物質の平均粒径(D50)が1μm〜6μmであり、前記上層部に含まれるシリコン系活物質の平均粒径(D50)が7μm〜15μmであり、前記下層部に含まれるシリコン系活物質の平均粒径(D50)が、前記上層部に含まれるシリコン系活物質の平均粒径(D50)より小さいものである、リチウム二次電池用負極。
 
特表2024-517537 珪素含有負極活物質及びそれを含む負極シート、二次電池及び電力消費装置 寧徳時代新能源科技股分有限公司
【要約】本願は、珪素含有負極活物質、及びそれを含む負極シート、二次電池及び電力消費装置を提供する。前記珪素含有負極活物質は、珪素系材料及び前記珪素系材料の表面に位置する導電層を含み、前記導電層はポリマー及び一次元導電材料を含み、ここで、前記ポリマーは、カルボキシル基、ヒドロキシル基、アミド基、アミノ基、カルボニル基、ニトロ基のうちの1種類又は複数種類を含む極性官能基を含み、前記ポリマーにおける極性官能基の質量百分率は、A1であり、前記珪素系材料における珪素元素の質量百分率は、A2であり、前記珪素含有負極活物質は、A2が5%〜100%であり、かつA2/A1が0.2〜8であることを満たす。本願の珪素含有負極活物質は、良好な電子伝導性、小さい体積膨張効果及び高い可逆容量並びに初回クーロン効率を同時に両立させることができ、かつ負極シートに作製された後にも良好な電子伝導性を保持することができる。
【請求項10】前記一次元導電材料は、カーボンナノチューブを含み、選択的に、前記カーボンナノチューブは以下の条件(1)〜(3)のうちの少なくとも一つを満たす。(1)前記カーボンナノチューブの炭素含有量は90%以上であり、(2)前記カーボンナノチューブのIg/Idは40以上であり、Igは前記カーボンナノチューブのラマンスペクトルにおいて1500cm−1〜1650cm−1の範囲に位置するピーク強度を示し、Idは前記カーボンナノチューブのラマンスペクトルにおいて100cm−1〜200cm−1の範囲に位置するピーク強度を示し、(3)前記カーボンナノチューブの比表面積は、500m2/g以上である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の珪素含有負極活物質。
 
特表2024-517623 リチウムイオン系二次電池における使用のためのナノ構造化ケイ素材料及び製造方法 イー−マジー ビー.ブイ.
【要約】本発明は、少なくともケイ素粒子からなるケイ素系材料であって、ケイ素粒子が、ナノ構造化されており、且つミクロンサイズであり、粒子のナノ多孔質構造が、ケイ素粒子を完全に貫通して粒子の2つの対向する表面を接続する配向チャネルを含む、ケイ素系材料に関し、また、上記のような少なくともケイ素粒子からなるケイ素系材料を製造するための方法であって、共晶金属ケイ素溶融物の制御された方向性凝固プロセスによって金属ケイ化物相及びケイ素相からなる凝固した共晶金属ケイ化物ケイ素構造を作製するステップと、凝固した共晶金属ケイ化物ケイ素構造の金属ケイ化物相を化学エッチングプロセスによって溶解させることによってナノ多孔質構造化ケイ素を形成するステップとを含む、方法を含む。
 
特表2024-517978 リチウム二次電池用負極、リチウム二次電池用負極の製造方法、および負極を含むリチウム二次電池 エルジー エナジー ソリューション リミテッド
【要約】本出願は、リチウム二次電池用負極、リチウム二次電池の製造方法、およびリチウム二次電池に関する。
【請求項4】前記負極活物質層組成物は、シリコン系活物質、負極導電材、および負極バインダーを含み、前記シリコン系活物質は、SiOx(x=0)、SiOx(0<x<2)、SiC、金属不純物、およびSi合金からなる群から選択される少なくとも1つを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のリチウム二次電池用負極。
 
特表2024-518372 均一に改質されたケイ素系リチウムイオン電池用負極材料及びその調製方法と応用 リー陽天目先導電池材料科技有限公司
【課題】均一に改質されたケイ素系リチウムイオン電池用負極材料及びその調製方法と応用を提供する。
【解決手段】本発明は、均一に改質されたケイ素系リチウムイオン電池用負極材料及びその調製方法と応用に関する。前記ケイ素系リチウムイオン電池用負極材料の構造は、炭素原子が原子レベルで一酸化ケイ素マトリックス中に均一に分散するように分布したものであり、ケイ素系リチウムイオン電池用負極材料の集束イオンビームー透過電子顕微鏡鏡(FIB−TEM)の測定において、粒子断面のEDS分析は、粒子内部の炭素元素、酸素元素、ケイ素元素が均一に分布していることを示し、前記ケイ素系リチウムイオン電池用負極材料の粒子の平均粒径D50は、1nm〜100μmであり、比表面積は0.5m2/g〜40m2/gであり、前記炭素原子の質量は一酸化ケイ素マトリックスの質量の0.1%〜40%を占める。本発明では、一酸化ケイ素の調製過程において炭素含有ガス源を導入し、一酸化ケイ素における炭素原子の分布がバルク相分布に属するため、負極材料に炭素バルク相ドーピングの利点を持たせ、材料の導
 
特表2024-518373 ケイ素系負極材料及びその調製方法と応用 リー陽天目先導電池材料科技有限公司
【課題】ケイ素系負極材料及びその調製方法と応用を提供する。
【解決手段】本発明は、ケイ素系負極材料及びその調製方法と応用に関する。ケイ素系負極材料は、一酸化ケイ素マトリックスと、原子レベルで一酸化ケイ素マトリックス中に均一に分布した炭素原子とを含み、炭素原子とケイ素原子が結合して無秩序なC−Si結合を形成し、X線回折法(XRD)にはSiCの結晶化ピークがなく、前記ケイ素系負極材料のX線光電子分光分析法(XPS)では、C1sエネルギースペクトルをピーク分裂した後283.5±1eVの位置にC−Si結合に属する結合ピークが存在し、前記ケイ素系負極材料の粒子の平均粒径D50は、1nm〜100μmであり、比表面積は0.5m2/g〜40m2/gであり、前記炭素原子の質量は一酸化ケイ素マトリックスの質量の0.1%〜40%を占める。本発明は、ガス処理により得られた超微細なケイ素を導電性の高い炭素と結合して、分子レベルで混合された無秩序なC−Si結合構造を形成し、材料の体積膨張を緩和し、一酸化ケイ素内部の導電性を
 
R−2−9−6炭化珪素・窒化珪素
特許7473931 炭化ケイ素を用いた温度測定及び除電構造 コフロック株式会社  鍋屋バイテック株式会社
【要約】腐食性液体の温度を瞬時に測定することができるとともに、帯電防止構造を備えている、炭化ケイ素を用いた温度測定及び帯電防止構造を提供する。半導体製造装置の薬液を移送するための耐食性配管内を流通する当該薬液に炭素を含侵させた炭化ケイ素製素材が直接接触するようにして、上記炭化ケイ素製素材の抵抗値が変化することにより薬液温度を測定するとともに、当該薬液及び耐食性配管が帯電しないように上記炭化ケイ素製素材により除電する構造を有する。
 
特開2024-057942 炭化珪素半導体装置及び炭化珪素半導体装置の製造方法 住友電気工業
【課題】p型半導体領域及びn型半導体領域と合金層とのコンタクト抵抗を低減できる炭化珪素半導体装置及び炭化珪素半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】炭化珪素半導体装置は、p型半導体領域とn型半導体領域とが露出する第1主面を有する炭化珪素基板と、前記第1主面の上に設けられ、ニッケルと珪素とアルミニウムとを含む合金層と、前記合金層の上に設けられるバリア層と、前記バリア層の上に設けられ、アルミニウムを含む電極と、を備え、前記合金層は、前記p型半導体領域の上に設けられる第1合金領域と、前記n型半導体領域の上に設けられる第2合金領域とを有し、前記第1合金領域のアルミニウムの濃度は、前記第2合金領域のアルミニウムの濃度よりも高く、前記バリア層は、前記第1合金領域の上に設けられる第1バリア領域と、前記第2合金領域の上に設けられる第2バリア領域とを有し、前記第1バリア領域の厚さは、前記第2バリア領域の厚さよりも薄い。
 
特開2024-059596 低摩耗性付着防止被覆材を製造するための粒子含有組成物 ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフト
【課題】本発明は、印刷機シリンダーまたは印刷機シリンダーパッキング用の、付着防止性および耐摩耗性を示す粒子含有被覆材を製造するための組成物を提供する。
【解決手段】組成物は、少なくとも1つのゾル−ゲル前駆体化合物と、一方では1.0μm〜2.0μm、他方では1.0μm未満のザウター径d32を有する炭化ケイ素のような硬質固体粒子の混合物とを含み、これら2種類の硬質固体粒子の混合比は、1.5:1〜1:1.5の範囲である。
 
特開2024-060498 炭化珪素半導体装置 富士電機
【課題】バイポーラ劣化を抑制することができる炭化珪素半導体装置を提供すること。
【解決手段】活性領域40のn-型ドリフト領域2に、正孔注入領域2aと正孔非注入領域2bとが<1−100>方向に交互に繰り返し隣接して配置される。活性領域40のうち正孔注入領域2aが配置された部分は、ボディダイオード20の順方向電流Ifが流れる有効領域41aである。活性領域40のうち正孔非注入領域2bが配置された部分は、ボディダイオード20の順方向電流Ifが流れない無効領域41bである。活性領域40の無効領域41bのp++型コンタクト領域6は、層間絶縁膜11によってソース電極12と電気的に絶縁されている。活性領域40の無効領域41bのp型ベース領域4およびp+型領域21,22は、電気的に浮遊している。
 
WO/2024/084631窒化ケイ素焼結体 MARUWA CO., LTD.
【課題】焼結後の冷却時の体積収縮を小さくして、窒化ケイ素焼結体中のボイドを少なくし、窒化ケイ素焼結体の反りを小さくする。
【解決手段】窒化ケイ素粉末に、焼結助剤としてMgOを2〜3質量%を加えるとともに酸化数3の稀土類酸化物を2.7〜4質量%(但し前記MgOよりも多量とする。)加えた材料が用いられて焼結されており、 窒化ケイ素と、焼結助剤で形成される粒界相とからなる窒化ケイ素焼結体であって、前記粒界相がアモルファス構造であり、半導体検出器を備えたX線回折装置を使用して得られたX線回折パターンにおいて回折角2θが28°〜32°の範囲に存在する粒界相における結晶化合物のピークのうち、最も大きい積分強度が、窒化ケイ素(101)面の積分強度に対して2.4%以下である。
 
WO/2024/084910炭化珪素基板、炭化珪素エピタキシャル基板の製造方法および炭化珪素半導体装置の製造方法 SUMITOMO ELECTRIC INDUSTRIES, LTD.
 第1主面は、中央測定領域と、第1測定領域と、第2測定領域と、第3測定領域と、第4測定領域とを有している。第1主面に垂直な直線に沿って見て、第1測定領域、第2測定領域、第3測定領域および第4測定領域の各々の中心と第1主面の第1外周縁との間の最短距離は、10mmである。中央測定領域におけるチタンの濃度を第1濃度とし、第1測定領域と第2測定領域と第3測定領域と第4測定領域とにおけるチタンの濃度の平均値を第2濃度とする。第1濃度は、第2濃度よりも低い。第2濃度は、5×1014atoms/cm3以下である。
 
WO/2024/085970METHOD TO SELECTIVELY ETCH SILICON NITRIDE TO SILICON OXIDE USING WATER CRYSTALLIZATION  TOKYO ELECTRON LIMITED
 Embodiments of improved processes and methods that provide selective etching of silicon nitride are disclosed herein. More specifically, a cyclic, two-step dry etch process is provided to selectively etch silicon nitride layers formed on a substrate, while protecting oxide layers formed on the same substrate. The cyclic, two-step dry etch process sequentially exposes the substrate to: (1) a hydrogen plasma to modify exposed surfaces of the silicon nitride layer and the oxide layer to form a modified silicon nitride surface layer and a modified oxide surface layer, and (2) a halogen plasma to selectively etch silicon nitride by removing the modified silicon nitride surface layer without removing the modified oxide surface layer. The oxide layer is protected from etching during the removal step (i.e., step 2) by creating a crystallized water layer on the oxide layer during the surface modification step (i.e., step 1).
 
特表2024-518014 高靭性及び高強度窒化ケイ素ボールの製造方法 チョムダンラボ インコーポレイテッド
【課題】前記窒化ホウ素は、スラリー形態で前記静水圧成形されたケイ素ボールの外面に湿式コーティングされることを特徴とする請求項4に記載の窒化ケイ素ボールの製造方法。
【解決手段】本発明は、窒化ケイ素ボールの製造歩留まりを大幅に向上させることができ、焼結時、炭素との反応制御が可能であり、高靭性及び高強度窒化ケイ素ボールを製造することができる窒化ケイ素ボールの製造方法を提供する。
 
特表2024-518576 スラリー配合物を用いた炭化ケイ素(SiC)ウェハ研磨及びプロセス  アラカ, インコーポレイテッド
【要約】炭化ケイ素表面を研磨するための方法。炭化ケイ素表面は、水、酸化剤、及び求電子剤の組成物に晒されている間に粒子状研磨剤で研磨される。方法は、刺激の強い化学物質を利用せずに、従来の方法と競合するか、又はそれよりも優れた材料除去速度(MRR)を提供する。
 
R−2−10ジルコニア
特開2024-057235 排気ガス浄化材料 トヨタ自動車
【課題】高温曝露によるOSC性能の低下が抑制された排気ガス浄化材料を提供する。
【解決手段】排気ガス浄化材料100は、多層構造を有する少なくとも1個のα−アルミナ粒子10と、セリア−ジルコニア複合酸化物及びアルミナを含むACZ酸化物50と、貴金属30と、を含む。前記ACZ酸化物50は、前記α−アルミナ粒子10の内部及び外部に存在する。前記貴金属30は、前記α−アルミナ粒子10の外部に存在する前記ACZ酸化物50と前記α−アルミナ粒子10の内部とに担持されている。
 
特開2024-060458 熱膨張性を制御した遷移金属ジルコナイド及びその設計方法 東京都公立大学法人
【課題】本発明は、低熱膨張性を示す遷移金属ジルコナイドおよびその設計方法の提供を目的とする。
【解決手段】本発明に係る低熱膨張性を示す遷移金属ジルコナイドは、CuAl2構造を有する組成式TrZr2で示される遷移金属ジルコナイドであり、結晶構造のTrサイトに、Fe、Co、Cu、Rh、Irの遷移金属元素のうち、1種または2種以上が位置されたことを特徴とする。また、本発明に係る遷移金属ジルコナイドは、CuAl2構造を有する組成式TrZr2で示される遷移金属ジルコナイドであり、結晶構造のTrサイトに、Fe、Co、Cu、Rh、Irの遷移金属元素のうち、1種または2種以上が位置され、さらに、前記Trサイトに、NiとGaのうち、1種または2種が位置されたことを特徴としてもよい。
 
WO/2024/084800排ガス浄化用触媒およびこれを用いた触媒体 CATALER CORPORATION
 高温に長時間晒された場合の酸化活性が向上した排ガス浄化用触媒を提供する。ここに開示される排ガス浄化用触媒は、アルミナ粒子32と、アルミナ粒子32の表面の少なくとも一部を被覆するジルコニア34と、を含む母材30と、母材30に担持され、少なくともPtを含有する触媒貴金属40と、を含む。集束イオンビーム走査型電子顕微鏡によって求まるジルコニア34の平均粒径は、50nm以下である。Ptに対するジルコニア34のモル比(ZrO2/Pt)は、8以上である。
 
R−2−11マンガン
特開2024-056620 リチウム二次電池 三星エスディアイ
【課題】本発明の課題は、コバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む正極の使用と共にコバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む正極を効果的に保護することができる電解液を組み合わせて高電圧および高温条件で遷移金属の溶出を減少させることによって正極構造の崩壊を抑制し、これにより電池の高電圧特性および高温特性が改善されたリチウム二次電池を提供することである。
【解決手段】非水性有機溶媒、リチウム塩および添加剤を含む電解液;正極活物質を含む正極;および負極活物質を含む負極を含み、前記非水性有機溶媒は、非水性有機溶媒の総重量に基づくエチレンカーボネートを5重量%未満含み、前記添加剤は、ビニレンカーボネート(VC)、およびビニルエチレンカーボネート(VEC)のうちの少なくとも1種を含み、前記正極活物質は、コバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む、リチウム二次電池を提供する。
【請求項12】前記負極活物質は、黒鉛およびSi複合体のうちの少なくとも1種を含む、請求項1に記載のリチウム二次電池。
 
WO/2024/090211黒色粒子 AGC INC.
 本発明は、環境性に優れ耐熱性を有し、構造色シリカに用いた際に800℃以上の熱処理でも変色することなく、良好な黒色度を有する黒色粒子を提供する。本発明の黒色粒子は、少なくともストロンチウムとタンタルとマンガンを含み、クロム、コバルト及びニッケルを実質的に含まない、ダブルペロブスカイト構造を主相とする遷移金属酸化物からなる黒色粒子である。
 
特表2024-518489 その後の金属化のための非金属基板を処理する方法 アトテック ドイチェランド ゲーエムベーハー ウント コ カーゲー
【要約】本発明は、その後の金属化のための非金属基板を処理する方法、及びそれぞれの使用であって、方法が工程(A)、任意の工程(B)、及び工程(C)を含み、工程(C)が1つ又は複数のマンガン種を含む酸性処理組成物を接触させる工程を含み、基板が3D印刷基板であることを特徴とする、方法、及びそれぞれの使用に関する。
 
R−2−12単結晶
特開2024-057807 単結晶引上装置および単結晶引上方法 グローバルウェーハズ・ジャパン
【課題】チョクラルスキー法によりシリコン単結晶を引き上げる際、輻射シールドの下端とシリコン融液との距離であるギャップを精度良く制御して、シリコン単結晶を育成する。
【解決手段】ルツボ3を昇降させる昇降駆動部15と、前記ルツボを加熱するヒータ4と、前記ルツボ内に形成されるシリコン融液Mの上方に配置され、引き上げる単結晶Cの周囲を包囲する円筒状の輻射シールド7と、前記輻射シールドの先端側に位置するテラス面に、前記輻射シールドを貫通して下部が融液側に上部が前記輻射シールドの内周側に位置するように配置された光透過性のピン部材8と、前記ピン部材の輝度を検出する輝度検出部17と、検出された前記ピン部材の輝度が所定の閾値を超えたときに、前記ピン部材の下端がシリコン融液に接触したものと判定し、前記ルツボの上昇を停止させるコントローラ11と、を備える。
 
WO/2024/090451結晶製造方法、高周波加熱装置、及び結晶製造装置 C&A CORPORATION
 この高周波加熱装置は、位相差検出部と、周波数制御部と、インバータ部と、LCR回路と、を少なくとも備え、位相差検出部は、周波数制御部で生成した高周波電圧とLCR回路を流れる高周波電流との位相差を検出し、インバータ部は、位相差に基づいて高周波電圧の駆動周波数を更新してLCR回路の電流を制御する。
 
特表2024-518660 単結晶金マイクロプレート、その作製方法、およびそれを含む装置 ビー.ジー.ネゲブ テクノロジーズ アンド アプリケーションズ リミテッド, アット ベン‐グリオン ユニバーシティー
【要約】センサが開示される。センサは、基板と、基板に結合した金パターンとを含み、金パターンは、複数の繰り返し単位から作られ、各単位は、100〜500nmの幅および1〜50ミクロンの長さを有する少なくとも1つの線から作られ、2つの隣接する単位の間の第1の距離は、50〜1000nmであり、パターン中のすべての線は、単結晶金に由来し、したがって、基板に対して同じ結晶方位を有する。
 
R−2−13窒化物・炭化物
特表2024-517826 焼結炭化物材料 ベテック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
【要約】本発明は、分散形態の炭化タングステン70〜95重量%と結合相とを含む焼結炭化物材料、特に硬質合金であって、結合相は、金属バインダー材料と金属間化合物相材料とを含み、焼結炭化物材料中の金属バインダー材料の割合は、2〜28重量%であり、焼結炭化物材料中の金属間化合物相材料の割合は、2〜28重量%であり、金属バインダー材料は、Coを含み、金属間化合物相材料は、構造式(M,Y)3(Al,X)に従って形成されており、ここで、M=Niであり、Y=Coおよび/または他の成分であり、X=タングステンおよび/または他の成分である、焼結炭化物材料に関する。該焼結炭化物材料は、特に良好な耐摩耗性を特徴とする。
 
R−2−13−1半導体
特開2024-058901 窒化物半導体装置 ローム
【課題】窒化物半導体装置のリーク電流を低減する。
【解決手段】窒化物半導体装置10は、窒化物半導体によって構成された第1窒化物半導体層16と、第1窒化物半導体層16よりも大きなバンドギャップを有する窒化物半導体によって構成された第2窒化物半導体層18と、第2窒化物半導体層18の上方に位置するゲート電極22と、第2窒化物半導体層18上に形成されたソース電極26およびドレイン電極28とを備えている。第1窒化物半導体層16は、1つまたは複数の積層体16Aを含み、各積層体16Aは、炭素がドーピングされた窒化ガリウム層であるドープ層38と、ドープ層38上に形成された、ノンドープ窒化ガリウム層であるノンドープ層40とを含む。ゲート電極22およびドレイン電極28のうちの少なくとも一方の下方の領域において、ノンドープ層40の上面40Aを通る転位線の数は、底面40Bを通る転位線の数よりも小さい。
 
特開2024-059289 窒化物半導体装置 ローム
【課題】Ron・Qgを低減した窒化物半導体装置を提供すること。
【解決手段】窒化物半導体装置10は、電子走行層16と、電子供給層18と、電子供給層18上に設けられアクセプタ型不純物を含む窒化物半導体によって構成されたゲート層22と、ゲート層22上に設けられたゲート電極24と、電子供給層18上に設けられたソース電極28およびドレイン電極30とを備える。ゲート層22は、凹部36を隔てて互いに離間した第1および第2ゲート部32,34と、第1および第2ゲート部32,34よりも薄い厚さを有し、第1および第2ゲート部32,34間の凹部36を画定するステップ部38とを含む。ゲート電極24は、第1ゲート部32上に設けられた第1ゲート電極部52と、第2ゲート部34上に設けられた第2ゲート電極部54とを含む。
 
特開2024-060080 窒化物半導体、ウェーハ、半導体装置及び窒化物半導体の製造方法 東芝
【課題】特性の向上が可能な窒化物半導体、ウェーハ、半導体装置及び窒化物半導体の製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、窒化物半導体は、Alx1Ga1−x1N(0<x1≦1)を含む第1窒化物領域と、Alx2Ga1−x2N(0<x2<1、x2<x1)を含み炭素を含む第2窒化物領域と、第3窒化物領域と、を含む。前記第1窒化物領域と前記第3窒化物領域との間に前記第2窒化物領域がある。前記第3窒化物領域は、Al、Ga及びNを含む。前記第3窒化物領域は、炭素を含まない。または、前記第3窒化物領域における第3炭素濃度は、前記第2窒化物領域における第2炭素濃度よりも低い。
 
特開2024-060309 窒化物半導体素子および窒化物半導体装置 ローム
【課題】ESD耐量を高めること。
【解決手段】半導体基板51は、基板上面511と、基板上面511と反対側を向く基板下面512とを含み、アクティブ領域51Aと外周領域51Bとを有する。窒化物半導体層52は、半導体基板51の基板上面511におけるアクティブ領域51Aの上に選択的に形成され、トランジスタT1を構成する。ソース電極58およびドレイン電極59は、窒化物半導体層52に接する。ゲート電極60は、ソース電極58とドレイン電極59との間に設けられている。半導体基板51の基板下面512には、ソース電極58に接続するのに用いられる第1電極472が形成されている。窒化物半導体素子40Aは、双方向ツェナーダイオードZD1を含む。双方向ツェナーダイオードZD1は、外周領域51Bに形成され、第1電極472に電気的に接続されている。
 
WO/2024/084664半導体基板、テンプレート基板、並びにテンプレート基板の製造方法および製造装置 KYOCERA CORPORATION
 半導体基板は、第1シード領域および成長抑制領域を含むテンプレート基板と、前記第1シード領域の上方に位置する第1基部および前記第1基部に繋がるとともに前記成長抑制領域の上方に位置する第1ウイング部を有する第1半導体部とを備える。テンプレート基板は、主基板と、前記主基板の上方に位置する金属層と、前記金属層の上方に位置し、アルゴンを含むアルミニウム系窒化物層とを有する。前記第1半導体部は、窒化物半導体を含む。
 
WO/2024/084836窒化物半導体エピタキシャルウエーハの製造方法及び窒化物半導体エピタキシャルウエーハ用複合基板 SHIN-ETSU HANDOTAI CO., LTD.
 本発明は、セラミックス含有基板とセラミックス含有基板上に貼り合わされた単結晶層を有する複合基板と、複合基板上にエピタキシャル成長された窒化物半導体層を有し、複合基板として、窒化物半導体層の熱膨張係数の±10%以内の熱膨張係数を有するセラミックス含有基板を備え、−150<Bow(μm)≦40、Warp(μm)<150かつWarp(μm)<90−Bow(μm)の形状を有するものを準備する工程と複合基板の単結晶層上に窒化物半導体層に対して圧縮応力を付与する中間層を形成する工程と中間層上に窒化物半導体層をエピタキシャル成長させる工程を含み、中間層の膜厚を調整することにより、Warp(μm)<50、|Bow(μm)|≦40の形状を有する窒化物半導体エピタキシャルウエーハの製造方法である。これにより反りが小さく、クラック、剥がれのない窒化物半導体エピタキシャルウエーハの製造方法が提供される。
 
WO/2024/084905窒化物半導体装置 ROHM CO., LTD.
 窒化物半導体装置(10)は、第1窒化物半導体層(16)と、第1窒化物半導体層(16)上に形成され、第1窒化物半導体層(16)よりも大きなバンドギャップを有する第2窒化物半導体層(18)と、第2窒化物半導体層(18)の上方に形成されたゲート電極(32)、ソース電極(24)、およびドレイン電極(26)とを備える。第1窒化物半導体層(16)はGaNを含む層である。第1窒化物半導体層(16)の(102)面に対するX線ロッキングカーブの半値幅が1100arcsec以上1400arcsec以下である。
 
R−2−14鋳物・鋳造
R−2−14ー1鋳物・鋳型
特開2024-056445 鋳型造型方法及び鋳型材料 新東工業
【課題】鉄系鋳物を製造する鋳型の造型において、生産性を低下させることなく不良の発生を抑えることができる技術を提供する。
【解決手段】鉄系鋳物を製造する鋳型を造型する鋳型造型方法は、骨材である人工砂と粘結剤とを用いて混練砂を生成するステップと、混練砂を型に充填するステップと、型に充填された混練砂を固化させるステップと、を含む。
 
特開2024-060306 複合中子の製造方法 トヨタ自動車
【課題】工数が増大するおそれを抑制することができる複合中子の製造方法の提供。
【解決手段】本開示に係る複合中子の製造方法は、内側中子1を造形し、内側中子1を加熱硬化させる工程ST1と、内側中子1を全体中子型4a、4bに配置し、混練材を全体中子型4a、4bに充填し、内側中子1を包む外側中子2を造形し、内側中子1及び外側中子2を加熱硬化させる工程ST3とを備える。内側中子1及び外側中子2の一方の表面は、他方の表面と嵌合する必要が無く、高い表面精度を必要としない。よって、工数が増大するおそれを抑制することができる。
 
R−2−14ー2鋳造
特開2024-056121 ホイール鋳造過程における金型温度の閉ループ制御方法及びシステム 中信戴か股ふん有限公司
【課題】ホイール鋳造プロセスにおける金型温度の閉ループ制御方法及びシステムに関し、アルミホイールの低圧鋳造成形過程の安定性及び歩留まりを向上させる。
【解決手段】制御方法は、データ収集を行い、固定周波数でターゲットホイール鋳造プロセスにおける金型の複数の位置の温度、及び冷却管路開閉信号を収集するステップ1と、収集されたダイカスト鋳造装置の型開き・型閉じ信号に基づいて、収集されたデータを単一ホイール鋳造プロセスに応じて一意IDでデータベースに記憶するステップ2と、収集された複数の位置の温度及び時間に基づいて、新しいプロセスパラメータを計算するステップ3と、計算されたプロセスパラメータを統合してダイカスト鋳造装置PLCに送信し、新しい鋳造を実行するステップ4と、を含む。本発明は、前記収集された温度データ及び時間プロセスに基づいて温度制御パラメータを算出し、鋳造過程の温度制御プロセスを形成する。
 
特開2024-058774 鋳造装置 トヨタ自動車
【課題】押出ピンを用いた離型時に鋳造製品が傾くことを抑制するとともに、離型の実行後の押出ピンの位置を調整する。
【解決手段】鋳造装置1は、固定金型20(図1参照)と、固定金型20に対向する移動金型10と、第1の板31と、第1の板31と移動金型10の間に設けられる第2の板32と、を有する押出し板30と、駆動源40(図1参照)と、第1の板31に突設され、移動金型10を貫通する押出ピン51と、第1の板31と移動金型10に接続され第2の板32を貫通する弾性部材53と、を備え、押出ピン51と弾性部材53は離間して配されており、駆動源40が押出し板30に移動金型10に向けて動作する駆動力を供給した場合には、押出ピン51は移動金型10から鋳造製品を押し出す押出動作を行い、駆動源40からの駆動力の供給を停止した場合には、第1の板31は、弾性部材53の付勢力により押出動作とは反対方向に動作する。
 
特開2024-059763 底部制御ピンを有するスロット付き鋳造スパウト ノベリス・インコーポレイテッド
【課題】鋳造システム用の金属供給システムを提供する。
【解決手段】底部オリフィスとして細長いスロットを有するスパウト120を通って延在するスパウト通路を有するスパウトを含む。底部制御ピンは、スパウト内に配置可能であり、閉口位置と開口位置との間を移動可能である。特定の態様では、閉口位置では、底部制御ピンは、底部オリフィスに近接する通路表面の一部分と係合する。
 
特開2024-060146 鋳造方案の設計方法 トヨタ自動車
【課題】ゲートの設計に要する計算量を削減する。
【解決手段】コンピュータにより実行される鋳造方案の設計方法は、対象製品の金型に配置しうる複数のゲートそれぞれの配置位置および断面積を定義したゲート定義データを用いて、複数のゲートのうちから使用するゲートの組み合わせを選択する選択ステップと、金型設計データと、ゲート定義データと、溶湯の充填に関する制約条件と、を用いて、選択された組み合わせにおける溶湯の充填過程を解析する解析ステップと、充填過程についての解析結果を評価する評価ステップと、あらかじめ設定された探索終了条件が成立するまで、解析ステップと、評価ステップと、を繰り返すことにより、組み合わせの最適値を探索する探索ステップと、を含む。
 
特表2024-518029 耐火性物品及び組成物 フォセコ インターナショナル リミテッド
【要約】金属鋳造における押湯システムで使用する耐火性物品及び該耐火性物品を作製するための組成物を提供するもので、前記組成物は、粒子状耐火性材料、酸化性燃料、酸化剤、増感剤、及び結合剤を含み、0.5〜5重量%のCaSO4を含む。
【請求項1】金属鋳造における押湯システムで使用する耐火性物品を作製するための組成物であって、前記組成物は、粒子状耐火性材料、酸化性燃料、酸化剤、増感剤、及び結合剤、を含み、 0.5〜5重量%のCaSO4を含む、組成物。
【請求項4】前記フッ素化合物は、フッ化カルシウム(CaF2)である、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】前記酸化剤は、酸化鉄(Fe2O4及び/又はFe3O4)、フェロシライト(FeSiO3)、硝酸カリウム(KNO3)、二酸化マンガン(MnO2)、二酸化チタン(TiO2)及び酸化銅(CuO)からなる群から選択される1又は2種以上の酸化剤を含む、前記請求項の何れか1項に記載の組成物。
【請求項6】前記組成物が2〜30重量%の酸化剤を含む、前記請求項の何れか1項に記載の組成物。
【請求項7】前記酸化性燃料は金属を含み、任意選択で前記酸化性燃料がアルミニウムであり、任意選択で前記酸化性燃料がアルミニウム箔及び/又は粒子状アルミニウムを含む、前記請求項の何れか1項に記載の組成物。
 
R−2−14ー3鍛造
特許7471707 ローリング鍛造方法及び装置 株式会社コタニ
【課題】最終製品形状の真円度を高めることができ、ロールの外周面同士が干渉するおそれがないローリング鍛造方法及び装置を提供する。
【解決手段】本発明のローリング鍛造装置は、環状の鍛造ブランクc4の内径に対して鍛造ブランクc4の軸方向両側から傾斜状態で当接して軸方向の押圧力を作用させる2個のエッジロール1、2と、2個のエッジロール1、2の軸線を含む平面を境として鍛造ブランクc4の外周側で対向配置されると共に鍛造ブランクc4の外周面に対して押圧力を作用させる2個の受けロール3A、3Bとを具備することを特徴とする。
 
特許7472332 軽金属製の車両用熱間回転鍛造ホイールリム製造方法 三菱長崎機工株式会社
【課題】軽金属製の肉厚の中空の筒状素材を用いて、熱間圧延鍛造加工でロールの金型を制御して、ホイールリムの内周側面に、ホイールディスクを取り付けるためのディスク取付けフランジ部を成形し、溶接によらず、ホイールディスクをホイールリムの内周側に取り付けることにある。
【解決手段】成形後のホイールリム2の側周面の板厚とディスク取付けフランジ部21の突出量とを加えた厚みより大きい肉厚を有する軽金属製の筒状素材Wを用い、筒状素材Wの内周側面に、ホイールディスク3を取り付けるためのディスク取付けフランジ部21を突出成形する、ディスク取付けフランジ部成形用凹部52aをその側周面に形成したマンドレル52を用い、筒状素材Wを再結晶温度の範囲内の高温に加熱しその内側にマンドレル52を挿入して、主ロール51とマンドレル52との間で肉厚を減少させながら、ホイールリム2の内周側面に、ディスク取付けフランジ部21を突出成形する。
 
特開2024-057402 鍛造材の移動距離測定システム、移動距離測定方法、及び鍛造製品の製造方法 JFEスチール
【課題】鍛造材の移動距離を鍛造材から直接得ることで、鍛造材の移動距離の測定精度を向上させる鍛造材の移動距離測定システム、移動距離測定方法、及び鍛造製品の製造方法を提供する。
【解決手段】移動距離測定システム10は、長手方向に延びる鍛造材100の長手方向一端100aを把持して長手方向に移動させるマニプレータ2を備えた鍛造装置1に用いられ、距離計12から鍛造材100が移動する前の鍛造材100の長手方向他端100b側の端面100dまでの距離L1、及び距離計12から鍛造材100が移動した後の鍛造材100の長手方向他端100b側の端面100dまでの距離L2測定する距離計12と、距離計12によって測定された、鍛造材100が移動する前の距離L1、及び鍛造材100が移動した後の距離L2に基づいて、鍛造材100の長手方向における実移動距離Lを算出する移動距離算出装置13とを備える。
 
R−2−14ー4ダイカスト
特開2024-058845 ダイカスト鋳造装置 トヨタ自動車
【課題】凝固片をより確実に粉砕し、製品の空気巻き込み不良を防止することができるダイカスト鋳造装置を提供する。
【解決手段】ダイカスト鋳造装置100は、溶湯が供給されるスリーブ30と、キャビティCを形成する金型10、20と、キャビティCとスリーブ30とを連通し、スリーブ30に供給された溶湯をキャビティCへ導くランナーRと、を備え、ランナーR内に、溶湯が流れる方向に沿って延設されると共に、ランナーRの幅方向に櫛歯状に並設された複数の突起22であって、ランナーRの長手方向に垂直な断面形状が台形形状であり、固定型20の正面に平行な断面形状がひし形形状である、複数の突起22が形成されている。
 
特開2024-059520 ダイカスト金型部品の製造方法 パンチ工業
【課題】水管内部の錆の発生を抑制するとともに、水分に含まれる不純物成分等の堆積物の発生を抑制する。
【解決手段】ダイカスト金型部品を第1のダイカスト金型部品片11と第2のダイカスト金型部品片12とに分割する分割工程と、第1のダイカスト金型部品片11および第2のダイカスト金型部品片12の内部に、溝加工によって水路を形成する水路形成工程と、第1のダイカスト金型部品片11および第2のダイカスト金型部品片12の内部に形成された水路の内面に、防錆・堆積物付着防止加工が施す加工工程と、加工工程において、防錆・堆積物付着防止加工された第1のダイカスト金型部品片11および第2のダイカスト金型部品片12を位置決めピンにより位置決めし、金属接合により一体化する接合工程と、を備える。
 
特開2024-059521 モールド金型部品の製造方法 パンチ工業
【課題】水管内部の錆の発生を抑制するとともに、水分に含まれる不純物成分等の堆積物の発生を抑制する。
【解決手段】モールド金型部品を第1のモールド金型部品片11と第2のモールド金型部品片12とに分割する分割工程と、第1のモールド金型部品片11および第2のモールド金型部品片12の内部に、ドリル加工によって水路を形成する水路形成工程と、第1のモールド金型部品片11および第2のモールド金型部品片12の内部に形成された水路の内面に、防錆・堆積物付着防止加工が施す加工工程と、加工工程において、防錆・堆積物付着防止加工された第1のモールド金型部品片11および第2のモールド金型部品片12を位置決めピンにより位置決めし、金属接合により一体化する接合工程と、を備える。
 
特開2024-059522 ダイカスト金型部品の製造方法 パンチ工業
【課題】水管内部の錆の発生を抑制するとともに、水分に含まれる不純物成分等の堆積物の発生を抑制する。
【解決手段】ダイカスト金型部品を第1のダイカスト金型部品片11と第2のダイカスト金型部品片12とに分割する分割工程と、第1のダイカスト金型部品片11および第2のダイカスト金型部品片12の内部に、ドリル加工によって水路を形成する水路形成工程と、第1のダイカスト金型部品片11および第2のダイカスト金型部品片12の内部に形成された水路の内面に、防錆・堆積物付着防止加工が施す加工工程と、加工工程において、防錆・堆積物付着防止加工された第1のダイカスト金型部品片11および第2のダイカスト金型部品片12を位置決めピンにより位置決めし、金属接合により一体化する接合工程と、を備える。
 
R−2−15合金
特許7473719 合金ターゲット材料の製造装置及び製造方法 シェンシー テクノロジー (シャンハイ) カンパニー リミテッド
【課題】大型、異形、成分が固定されない合金ターゲット材料の製造装置及び製造方法を提供する。
【解決手段】装置は材料ノズル1、高エネルギーレーザ2及びターゲット材料支持基板3を含み、上記材料ノズル及び高エネルギーレーザはそれぞれ上記ターゲット材料支持基板の上方に設けられ、上記材料ノズルは合金ターゲット材料に必要な材料粉体4を噴射し、その噴射効率を個別に調整し、合金ターゲット材料の成分非固定の目的を実現し、上記材料ノズルの空間位置及び角度は個別に調整し、ターゲット材料の組成及び密度が均一であることを確保し、上記高エネルギーレーザは上記溶射領域の材料粉体を加熱して所望成分のターゲット材料コーティング層5を形成する。
 
特開2024-059969 電気化学素子の金属支持体、電気化学素子、電気化学モジュール、電気化学装置、エネルギーシステム、固体酸化物形燃料電池、固体酸化物形電解セルおよび金属支持体の製造方法 大阪瓦斯
【課題】十分な強度と性能を確保しつつ、量産時の加工性とコストを改善した電気化学素子等を提供する。
【解決手段】電気化学素子の金属支持体1は、全体として板状であり、電極層が設けられる面を表側面1aとして、表側面1aから裏側面1bへ貫通する複数の貫通空間1cを有する。表側面1aにおいて貫通空間1cが形成されている領域を孔領域1gとし、貫通空間1cの表側面1aの開口部を表側開口部1dとし、孔領域1gにおける表側開口部1dの占める割合である開口率が0.1%以上7.0%以下である。
【請求項9】材料がFe−Cr系合金である請求項1から8のいずれか1項に記載の金属支持体。
 
特開2024-059970 電気化学素子の金属支持体、電気化学素子、電気化学モジュール、電気化学装置、エネルギーシステム、固体酸化物形燃料電池、固体酸化物形電解セルおよび金属支持体の製造方法 大阪瓦斯
【課題】十分な強度と性能を確保しつつ、量産時の加工性とコストを改善した電気化学素子等を提供する。
【解決手段】電気化学素子の金属支持体1は、全体として板状であり、電極層が設けられる面を表側面1aとして、表側面1aから裏側面1bへ貫通する複数の貫通空間1cを有する。貫通空間1cの表側面1aの開口部である表側開口部1dの面積が3.0×10-4mm2以上3.0×10-3mm2以下である。
【請求項9】材料がFe−Cr系合金である請求項1から8のいずれか1項に記載の金属支持体。
 
WO/2024/084877表面性状に優れたNI−CR−FE−MO系合金およびその製造方法 NIPPON YAKIN KOGYO CO., LTD.
 質量%にて、C:0.03〜0.30%、Si:0.05〜1.50%、Mn:0.05〜2.00%、P:0.05%以下、S:0.005%以下、Cr:18.0〜28.0%、Mo:6.0〜15.0%、Cu:1.0%以下、Al:0.01〜0.50%、Ti:0.01〜0.40%、Nb:0.02〜0.60%、Fe:15.0〜22.0%、Co:0.5〜4.0%、W:0.10〜2.00%、B:0.0001〜0.0100%、N:0.005〜0.100%、O:0.0001〜0.0060%、Mg:0.0001〜0.0300%、Ca:0.0001〜0.0080%、残部がNiおよび不可避的不純物から成り、非金属介在物の組成を制御したNi−Cr−Fe−Mo系合金。
 
WO/2024/085002表面性状に優れたFE−CR−NI系合金およびその製造方法 NIPPON YAKIN KOGYO CO., LTD.
 C:0.020〜0.150%、Si:0.05〜0.80%、Mn:0.10〜1.50%、P:0.035%以下、S:0.0050%以下、Ni:34.0〜48.0%、Cr:22.0〜29.0%、Mo:0.20〜1.20%、Al:0.005〜0.180%、Mg:0.0001〜0.0100%、Ca:0.0001〜0.0100%、Nb:0.20〜0.80%、N:0.050〜0.500%、O:0.0001〜0.0060%、Cu:0.80%以下、Ti:0.100%以下、およびCo:0.50%以下、残部がFeおよび不可避的不純物から成り、非金属介在物はMgO、CaO、CaO−MgO系酸化物、CaO−Al2O3−MgO系酸化物、MgO・Al2O3のうち1種または2種以上を含み、全酸化物系非金属介在物に対してMgO・Al2O3の個数比率が50%以下であるFe−Cr−Ni系合金。
 
特表2024-517528 FeCrAl系抵抗合金の力学及び抵抗性能を向上させる方法及びFeCrAl系抵抗合金 中南大学
【要約】本発明によれば、FeCrAl系抵抗合金の力学及び抵抗性能を向上させる方法及びFeCrAl系抵抗合金が開示される。本発明は、FeCrAl合金に合金元素であるTi及びSiを導入することにより、FeCrAl合金のBCCマトリックスと整合する多成分ナノ分散相の形成が誘導される。最適化された合金の化学組成は、Fe:52〜59%、Cr:25〜29%、Al:11〜15%、Ti:2.5〜5%、Si:1.5〜3%である。本発明の方法によって得られた合金マトリックスは、BCC構造組織の特徴を呈し、マトリックスにL21構造を有する多成分ナノ粒子が拡散分布しており、ナノ粒子はBCCマトリックスに完全に整合する配向関係を維持し、合金の圧縮強度を著しく向上させ、変形性が高まり、電気抵抗率を向上させ、抵抗率の温度係数を低下させ、力学及び抵抗
性能が全面的に向上されることを示す。
 
特表2024-518608 形状記憶合金製低プロファイルポート バード・ペリフェラル・バスキュラー・インコーポレーテッド
【要約】本明細書で開示する実施形態は、リザーバを画定する本体と、ポートシステムとを備えるポートシステムに関する。本体又はポートシステムが形状記憶材料により形成され、拡張した形態と潰れた形態との間を移行可能である。潰れた形態でのポート本体又はリザーバによって、皮下配置のため及び又はアクセスイベントとアクセスイベントの間の縮小したポートの全体サイズ又は外側プロファイルを提供することができる。このポートは、必要とする切開部位がより小さいため、必要な縫合を少なくするか又は全く不要とし、患者の回復時間や患者の快適性を改善し、瘢痕化を低減し、審美性を向上させる。潰れた形態でのポートステムは、カテーテル管腔よりも小さくなることができ、カテーテル管腔よりも大きくポートステムとカテーテルとの間に流体密封シールを容易にする拡張した形態に移行することができる。
 
R−2−16特殊無機化合物・希土類
特許7428771 ガスセンサおよびガスセンサを備えたガス警報器 新コスモス電機
【課題】検知対象ガスを高精度で検知することができるガスセンサを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のガスセンサ2は、第1ガス感応部、第1ガス感応部を加熱するための第1加熱部、および第1ガス感応部の抵抗値変化を検知するための第1検知電極を備えた第1検知素子3と、第2ガス感応部、第2ガス感応部を加熱するための第2加熱部、および第2ガス感応部の抵抗値変化を検知するための第2検知電極を備え、検知対象ガスに対する検知感度が第1検知素子3とは異なる第2検知素子4とを備え、ガスセンサ2は、第1検知素子3と第2検知素子4との間の検知対象ガスに対する検知感度の差に基づいて、検知対象ガスを検知するように構成されることを特徴とする。
【請求項2】酸化スズまたは酸化インジウムを主成分とする第1ガス感応部、前記第1ガス感応部を加熱するための第1加熱部、および前記第1ガス感応部の抵抗値変化を検知するための第1検知電極を備えた第1検知素子と、酸化スズまたは酸化インジウムを主成分とする第2ガス感応部、前記第2ガス感応部を加熱するための第2加熱部、および前記第2ガス感応部の抵抗値変化を検知するための第2検知電極を備え、検知対象ガスに対する検知感度が前記第1検知素子とは異なる第2検知素子と、を備えたガスセンサであって、前記ガスセンサは、前記第1検知素子と前記第2検知素子との間の前記検知対象ガスに対する検知感度の差に基づいて、前記検知対象ガスを検知するように構成され、前記検知対象ガスに対する検知感度の差が、ケイ素−水素結合含有ガスに対する検知感度の差であり、前記第1検知素子が、前記第1ガス感応部を覆う第1触媒層を備え、前記第2検知素子が、前記第2ガス感応部を覆う第2触媒層を備え、前記検知対象ガスに対する前記第1検知素子の検知感度が、前記検知対象ガスに対する前記第2検知素子の検知感度よりも高くなるように、前記第1触媒層が、シリカ、シリカアルミナおよびゼオライトのいずれかを含み、前記第2触媒層が、アルミナを含む、ガスセンサ。
 
特許7474909 希土類酸化物粉末 日本イットリウム株式会社
【要約】Ce以外の少なくとも1種の希土類元素の酸化物の粉末であって、(a)又は(b)を満たす粉末。(a)一次粒子径が10〜60nmで、(I)又は(II)を満たす。(I)超音波分散処理して測定した、レーザー回折・散乱式粒度分布測定法によるD100が1〜10μm。(II)希土類酸化物の真密度をρ(g/cm3)としたとき、初期嵩密度ADから算出される空隙率PAD(%)と、タップ嵩密度TDから算出される空隙率PTD(%)の差(PAD−PTD)が2.0〜5.0%。 PAD=(1−AD/ρ) ×100 (%) PTD=(1−TD/ρ) ×100 (%)(b)一次粒子径が10nm以上100nm未満で、(III)及び(IV)を満たす。 (III)細孔直径0.005〜100μmの細孔容積(cm3/g)に真密度(g/cm3)を掛けてなる数値が3〜14。 (IV)細孔直径5〜50nmの細孔容積(cm3/g)に真密度(g/cm3)を掛けてなる数値が0〜2.0。
 
特許7448614 極紫外線リソグラフィ用位相反転ブランクマスク及びフォトマスク  エスアンドエス テック カンパニー リミテッド
【課題】位相反転膜に対して要求される特性を満たしながらも、既存に位相反転膜として用いられた物質、特に、ルテニウム(Ru)によって発生する問題点を解決できるEUV用ブランクマスクを提供すること。
【解決手段】基板上に順次に形成された反射膜、キャッピング膜、及び位相反転膜を備える。位相反転膜は、ニオビウム(Nb)とクロム(Cr)を含む第1層、及びタンタル(Ta)とシリコン(Si)を含む第2層を備える。第1層のニオビウム(Nb)含有量は20〜50at%であり、クロム(Cr)含有量は10〜40at%である。ブランクマスクは、ウエハープリンティング時に、優れた解像度(Resolution)及びNILS(Normalized Image Log Slop)具現が可能であり、低いDtC(Dose to Clear)の具現が可能である。
 
特許7475106 極紫外線リソグラフィ用位相反転ブランクマスク及びフォトマスク エスアンドエス テック カンパニー リミテッド
【課題】ブランクマスクにおいて要求される位相反転量を具現するとともに、DUV検査光に対する検査感度も上げることができ、且つ、薄膜の個数を減らすことによって薄膜形成工程が簡単になり、収率が増加する方案を提供する。
【解決手段】EUVリソグラフィ用ブランクマスクは、基板上に順次形成された反射膜、キャッピング膜、エッチング阻止膜、位相反転膜及びハードマスク膜を備える。位相反転膜はルテニウム(Ru)を含み、エッチング阻止膜はクロム(Cr)及びニオビウム(Nb)を含む。ハードマスク膜はタンタル(Ta)及び酸素(O)を含む。ハードマスク膜のタンタル(Ta)含有量は50at%以上である。ブランクマスクは、ウエハープリンティング時に優れた解像度及びNILS具現が可能であり、低いDtC(Dose_to_Clear)の具現が可能である。
 
特開2024-056779 炭酸エステルの製造方法および炭酸エステル製造用触媒構造体 日本製鉄 三菱瓦斯化学 日鉄エンジニアリング
【課題】酸化セリウムを含む十分な量の固体触媒を基材上に担持した触媒構造体を用いた際に、固体触媒の粉化および脱離が抑制され、かつ炭酸エステルの反応効率に優れた炭酸エステルの製造方法および炭酸エステル製造用触媒構造体を提供する。
【解決手段】本発明に係る炭酸エステルの製造方法は、触媒構造体および水和剤の存在下、一価アルコールおよび二酸化炭素を反応させて炭酸エステルを製造する工程を有し、前記触媒構造体は、基材と、前記基材の表面の少なくとも一部に形成され、固体触媒および無機バインダを含む触媒層とを含み、前記固体触媒は、酸化セリウムを含み、前記固体触媒の担持量が15g/m2以上200g/m2以下であり、前記無機バインダが、シリカおよび/またはアルミナを含む。
 
特開2024-057595 酸化物結晶材料の分析方法 住友金属鉱山
【課題】酸化物結晶材料に含まれる成分を精度よく分析する。
【解決手段】酸化物結晶材料から形成される固体試料を準備する工程と、固体試料を溶解させて分析用試料を調製する工程と、を有し、酸化物結晶材料は、希土類元素を含み、分析用試料を調製する工程は、固体試料と硝酸、硫酸および二硫酸塩とを混合し混合液を調製する工程と、混合液を温度140℃〜160℃で加熱し、第1処理液を得る工程と、第1処理液を温度200℃〜340℃で加熱し、第2処理液を得る工程と、第2処理液に塩酸を混合して酸化物結晶材料が溶解する分析用試料を得る工程と、を有する、酸化物結晶材料の分析方法である。
【請求項4】前記酸化物結晶材料は、ガドリニウム・スカンジウム・ガリウム・ガーネット結晶、タンタル酸リチウム結晶およびニオブ酸リチウム結晶の少なくとも1つを含む、請求項1又は2に記載の酸化物結晶材料の分析方法。
 
特開2024-057689 セレン評価方法 住友金属鉱山
【課題】試料中に含まれる微量の全セレンを正確に、迅速・簡便に、かつ、安全・クリーン・低コストに評価出来る技術を提供する。
【解決手段】4価セレンと6価セレンを含む溶液にジルコニウム塩を加えてpHを1.5〜5.5に調整して前記4価セレンと前記6価セレンを含むジルコニウムの白色ゲルを生成させるpH調整工程と、前記白色ゲルを熟成、沈殿させ、上澄み液と白色ゲルの沈殿物を得る沈殿工程と、前記白色ゲルの沈殿物を濾過して濾別白色ゲルを回収する濾過工程と、前記濾別白色ゲルを溶解して測定検体を得る溶解工程と、前記測定検体を分析機器に導入してセレンの定量結果を得る分析工程とを有することを特徴とするセレン評価方法。
 
特開2024-058048 二酸化バナジウム薄膜の製造方法及び二酸化バナジウム薄膜形成用原料溶液 学校法人常翔学園  高純度化学研究所
【課題】500℃以下の焼成温度で化学量論組成を有する二酸化バナジウム薄膜を形成することができ、汎用ガラスなどの低融点材料に成膜可能な二酸化バナジウム薄膜の製造方法を提供する。
【解決手段】二酸化バナジウム前駆体に、炭素数2〜10のカルボン酸及び炭素数5〜11のβ−ジケトンからなる群より選択される少なくとも一種の安定化剤、及び、溶剤を添加して二酸化バナジウム薄膜形成用原料溶液を調製する工程1と、前記二酸化バナジウム薄膜形成用原料溶液を基材上に塗布して膜を形成し、不活性雰囲気下に250〜350℃で仮焼成を行う工程2と、前記工程2に続いて、水素と不活性ガスとの混合ガス雰囲気下に、450〜650℃で本焼成を行う工程3とを有する二酸化バナジウム薄膜の製造方法。  
 
特開2024-059120 イリジウム合金線の製造方法 石福金属興業
【課題】ダイスの入口面での、イリジウム合金線材の温度降下を少なくする(すなわちL2移動時の降温を小さくする)ことができ、かつ、伸線の送りが止まった場合に、過剰加熱によるイリジウム合金線材が脆弱化を抑制できるイリジウム合金線の製造方法を提供する。
【解決手段】イリジウム合金のインゴットに対し熱間鍛造および溝圧延を含む加工により断面が略矩形または多角形または略円形の線材を得る工程と、集光加熱装置に断面が略矩形または多角形または略円形の前記線材を通過させて加熱した後、ダイスにより、その断面積を縮減して所望太さのイリジウム合金線を得る伸線工程を含み、前記集光加熱装置は、ランプの光を凹面鏡で線状または柱状に集光する装置であって、前記線材は、所定の長さの前記線状または柱状の集光加熱する領域を通過し所定の温度に加熱されることを特徴とするイリジウム合金線の製造方法。
 
特開2024-059250 フェナントロリン化合物、希土類金属抽出剤、及び希土類金属の抽出方法 国立大学法人佐賀大学 国立研究開発法人産業技術総合研究所 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 三徳
【課題】希土類金属を抽出するための抽出剤として利用可能な新規化合物を提供することを課題とする。
【解決手段】下記一般式(1)で表されるフェナントロリン化合物又はその塩。(式中、R1及びR2は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1以上20以下の置換若しくは無置換の炭化水素基であり;R3〜R8は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1以上20以下の置換若しくは無置換の炭化水素基、又は炭素数1以上20以下の置換若しくは無置換の炭化水素オキシ基である。)
 
特開2024-059714 薄膜トランジスタ 三国電子
【課題】トランジスタの特性ばらつきを抑制する。
【解決手段】トランジスタは、第1ゲート電極と、第1ゲート電極と重なる第2ゲート電極と、第1ゲート電極と第2ゲート電極との間の半導体層と、第1ゲート電極と半導体層との間の第1絶縁層と、半導体層と第2ゲート電極との間の第2絶縁層と、第1ゲート電極及び第2ゲート電極から離隔し、第1絶縁層と半導体層との間に配置された導電層とを含む。半導体層は、第2ゲート電極と重なるチャネル領域と、チャネル領域に隣接し、導電層と接する少なくとも1つの低抵抗領域を含み、低抵抗領域は、第2ゲート電極と重なる領域と、導電層と重なる領域との間のオフセット領域とを含む。
【請求項18】前記第1領域が、In2O3−Ga2O3−SnO2−ZnO系酸化物材料、In2O3−Ga2O3−SnO2系酸化物材料、又はIn2O3−Ga2O3−ZnO系酸化物材料で形成され、前記第2領域が、Ga2O3系酸化物材料、GaSnOx系酸化物材料、又はGaSiOx系酸化物材料で形成される、請求項10に記載の薄膜トランジスタ。
【請求項19】前記第1領域が、InGaZnOx、又はInGaSnOxで形成され、前記第2領域が、Ga2O3で形成される、請求項10に記載の薄膜トランジスタ。
 
WO/2024/089850研磨液、研磨方法、部品の製造方法、及び、半導体部品の製造方法 RESONAC CORPORATION
 セリウム酸化物を含む砥粒と、芳香族カルボン酸及びその塩からなる群より選ばれる少なくとも一種の芳香族カルボン酸化合物と、ハロゲン化物イオンと、を含有する、研磨液。前記研磨液を用いて被研磨部材を研磨する、研磨方法。前記研磨方法により研磨された被研磨部材を用いて部品を得る、部品の製造方法。前記研磨方法により研磨された被研磨部材を用いて半導体部品を得る、半導体部品の製造方法。
 
WO/2024/089919砥粒を得るための原料及びその選定方法、砥粒の製造方法、研磨液の製造方法、研磨方法、部品の製造方法、並びに、半導体部品の製造方法 RESONAC CORPORATION
 砥粒を得るための原料の選定方法であって、前記原料がセリウムを含み、陽電子消滅法により測定される陽電子寿命の平均値に基づき前記原料を選定する、原料の選定方法。砥粒を得るための原料であって、セリウムを含み、陽電子消滅法により測定される陽電子寿命の平均値が285〜360psである、原料。前記原料を粉砕する、砥粒の製造方法。前記砥粒の製造方法により得られた砥粒と、水と、を混合する、研磨液の製造方法。前記研磨液の製造方法により得られた研磨液を用いて被研磨部材を研磨する、研磨方法。
 
WO/2024/089920砥粒及びその選定方法、研磨液、複数液式研磨液、研磨方法、部品の製造方法、並びに、半導体部品の製造方法 RESONAC CORPORATION
 砥粒の選定方法であって、前記砥粒がセリウムを含み、陽電子消滅法により測定される陽電子寿命の平均値に基づき前記砥粒を選定する、砥粒の選定方法。セリウムを含み、陽電子消滅法により測定される陽電子寿命の平均値が360ps以下である、砥粒。前記砥粒と、水と、を含有する、研磨液。前記砥粒と、水と、を含有する第1の液、並びに、前記砥粒及び水以外の成分と、水と、を含有する第2の液を備える、複数液式研磨液。前記研磨液を用いて被研磨部材を研磨する、研磨方法。
 
WO/2024/089921砥粒及びその選定方法、研磨液、複数液式研磨液、研磨方法、部品の製造方法、並びに、半導体部品の製造方法 RESONAC CORPORATION
 砥粒の選定方法であって、前記砥粒がセリウムを含み、結晶子径に基づき前記砥粒を選定する、砥粒の選定方法。セリウムを含み、結晶子径が30nm以上である、砥粒。前記砥粒と、水と、を含有する、研磨液。前記砥粒と、水と、を含有する第1の液、並びに、前記砥粒及び水以外の成分と、水と、を含有する第2の液を備える、複数液式研磨液。前記研磨液を用いて被研磨部材を研磨する、研磨方法。
 
WO/2024/089922砥粒及びその選定方法、研磨液、複数液式研磨液、研磨方法、部品の製造方法、並びに、半導体部品の製造方法 RESONAC CORPORATION
 砥粒の選定方法であって、前記砥粒がセリウムを含み、陽電子消滅法により測定される陽電子寿命の短寿命成分値に基づき前記砥粒を選定する、砥粒の選定方法。セリウムを含み、陽電子消滅法により測定される陽電子寿命の短寿命成分値が190ps以下である、砥粒。前記砥粒と、水と、を含有する、研磨液。前記砥粒と、水と、を含有する第1の液、並びに、前記砥粒及び水以外の成分と、水と、を含有する第2の液を備える、複数液式研磨液。前記研磨液を用いて被研磨部材を研磨する、研磨方法。
 
WO/2024/089923砥粒を得るための原料及びその選定方法、砥粒の製造方法、研磨液の製造方法、研磨方法、部品の製造方法、並びに、半導体部品の製造方法 RESONAC CORPORATION
 砥粒を得るための原料の選定方法であって、前記原料がセリウムを含み、前記原料を熱重量分析して得られる熱重量曲線の微分曲線におけるピークトップ温度に基づき前記原料を選定する、原料の選定方法。砥粒を得るための原料であって、セリウムを含み、前記原料を熱重量分析して得られる熱重量曲線の微分曲線におけるピークトップ温度が300℃以上である、原料。前記原料を粉砕する、砥粒の製造方法。前記砥粒の製造方法により得られた砥粒と、水と、を混合する、研磨液の製造方法。前記研磨液の製造方法により得られた研磨液を用いて被研磨部材を研磨する、研磨方法。
 
WO/2024/090037鉛フリー快削ベリリウム銅合金 NGK INSULATORS, LTD.
 被削性に優れた鉛フリー快削ベリリウム銅合金が提供される。この鉛フリー快削ベリリウム銅合金は、Be:1.80〜2.10重量%、Si:0.10〜3.00重量%、Co:0.20〜0.40重量%、Fe:0〜0.10重量%、Ni:0〜0.10重量%、並びに、残部Cu及び不可避不純物からなり、α相である母相と、Siに富んだκ相であるSiリッチ相と、Co、Be、Si、並びに所望によりFe及び/又はNiを含む、Co−Be−Si金属間化合物粒子とを有する。
 
WO/2024/090211黒色粒子 AGC INC.
 本発明は、環境性に優れ耐熱性を有し、構造色シリカに用いた際に800℃以上の熱処理でも変色することなく、良好な黒色度を有する黒色粒子を提供する。本発明の黒色粒子は、少なくともストロンチウムとタンタルとマンガンを含み、クロム、コバルト及びニッケルを実質的に含まない、ダブルペロブスカイト構造を主相とする遷移金属酸化物からなる黒色粒子である。
 
WO/2024/090406ニオブ酸リチウム分散液 MITSUI MINING & SMELTING CO.,LTD.
 本発明のニオブ酸リチウム分散液は、リチウムとニオブのモル比Li/Nbが0.8以上2.0以下であるニオブ酸リチウムと、アンモニアとを含むニオブ酸リチウム分散液であって、波長400nm〜760nm領域の光透過度の最大値が65%以上である。
 
WO/2024/090533被覆付きリチウム二次電池用正極活物質、被覆層形成用溶液、およびリチウム二次電池人 SUMITOMO METAL MINING CO., LTD.
 正極活物質と、 前記正極活物質の表面に配置される被覆層と、を有し、 前記正極活物質はコバルト(Co)を含有し、 前記被覆層は少なくともリチウム(Li)、リン(P)、M元素、および酸素(O)を含み、前記M元素は5価の遷移金属元素である被覆付きリチウム二次電池用正極活物質。
 
特表2024-518210 タンタルナノ複合体及びその製造方法と応用、リンパトレーサ、放射線治療増感剤 インスティテュート オブ ハイ エナジー フィジックス チャイニーズ アカデミー オブ サイエンシズ
【要約】本発明は、タンタルナノ複合体及びその製造方法と応用、放射線治療増感剤、リンパトレーサに関する。本発明に係るタンタルナノ複合体は、タンタルナノ粒子と、前記タンタルナノ粒子に作用する生物界面活性剤とを含む。本発明に係るタンタルナノ複合体は、高い生物学的安全性を有し、放射線治療増感剤として、放射線治療効果を向上させることができる。
 悪性腫瘍は、全世界の範囲内で人の生命健康を脅威する疾患であり、リンパ循環は、腫瘍転移の主な経路であり、センチネルリンパ節は、腫瘍領域のリンパ循環を最も早く受け、かつ腫瘍転移が最初に発生する結腸周囲リンパ節である。センチネルリンパ節に腫瘍転移がなければ、該領域の他のリンパ節に腫瘍転移が発生する確率が小さい。しかしながら、腫瘍領域のリンパ節は、一般的に結合組織に隠され、直接観測しにくいため、リンパ節に染色追跡を行って癌転移のリンパ節を認識し、かつそれを徹底的に除去する必要がある。
 
特表2024-518762 タンタル粉末を製造する方法およびその方法によって得られるタンタル粉末 ニンシア オリエント タンタル インダストリー カンパニー、 リミテッド
【要約】本発明は、タンタル粉末を製造する方法およびその方法によって得られたタンタル粉末に関連する。方法は、(1)タンタル粉末原材料、金属マグネシウム、ならびに少なくとも1種のアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属のハロゲン化物を均一に混合し、混合物を容器中に入れ、容器を加熱炉内に置く工程;(2)不活性ガスの存在下で、加熱炉の温度を600〜1200℃に上げ、1〜4時間均熱処理する工程;(3)均熱処理工程の終わりに、加熱炉の温度を600〜800℃に下げ、加熱炉の内部を10Pa以下に真空化し、過剰な金属を分離するように、負圧下で1〜10時間均熱処理する工程;(4)その後、不活性ガスの存在下で、加熱炉の温度を750〜1200℃に上げ、タンタル粉末が、酸素還元後、溶融塩において焼結されるように、1〜6時間均熱処理する工程;(5)次いで、室温に冷却し、不動態化して、ハロゲン化物およびタンタル粉末を含有する混合材料を得る工程;(6)水洗浄、酸洗浄、ろ過、および乾燥によって、得られた混合物からタンタル粉末を分離する工程を含む。
 
R−2−16ー1モリブテン・タングステン
特開2024-056644 赤外線遮蔽繊維構造物とこれを用いた衣類 住友金属鉱山
【課題】赤外線による盗撮の防止機能が経時的に低下せず、編地の経時的な変色も防止できる赤外線遮蔽繊維構造物とこれを用いた衣類を提供する。
【解決手段】一般式WOX(Wはタングステン、Oは酸素、2.45≦X≦2.999)で示されるタングステン酸化物微粒子または一般式MYWOZ(M元素は、Cs、Rb、K、Tl、In等から選択される元素、0.001≦Y≦1.0、2.2≦Z≦3.0)で示される複合タングステン酸化物微粒子から選択される赤外線遮蔽微粒子を表面および/または内部に含有させた赤外線遮蔽繊維を加工して成る赤外線遮蔽繊維構造物であって、微粒子の粒径が1nm以上800nm以下、上記構造物の単位面積当たりの上記微粒子含有量が0.10g/m2以上4.5g/m2以下であることを特徴とし、上記構造物の波長800nm〜1300nmにおける平均反射率が65%以下になるため赤外線による盗撮防止機能を長期に亘り維持できる。
【請求項7】上記半合成繊維が、セルロース系繊維、タンパク質系繊維、塩化ゴム、塩酸ゴムから選択されるいずれかの半合成繊維であることを特徴とする請求項5に記載の赤外線遮蔽繊維構造物。
【請求項8】上記天然繊維が、植物繊維、動物繊維、鉱物繊維から選択されるいずれかの天然繊維であることを特徴とする請求項5に記載の赤外線遮蔽繊維構造物。
【請求項9】上記再生繊維が、セルロース系繊維、タンパク質系繊維、アルギン繊維、ゴム繊維、キチン繊維、マンナン繊維から選択されるいずれかの再生繊維であることを特徴とする請求項5に記載の赤外線遮蔽繊維構造物。
 
WO/2024/090404金属酸リチウム混合液およびその製造方法 MITSUI MINING & SMELTING CO.,LTD.
 本発明の金属酸リチウム混合液は、ニオブ、タンタル、モリブデン、タングステンからなる群より選択される2種以上の金属酸リチウム分散液を含有する金属酸リチウム混合液であって、金属酸リチウム混合液に含まれる、前記金属酸リチウム混合液1Lあたりのリチウムのモル数をLiと、前記金属酸リチウム混合液1Lあたりの2種以上の金属の総モル数をMとし、モル比Li/Mが0.1以上10以下であり、且つ動的光散乱法による前記金属酸リチウム混合液中の粒子の粒子径(D50)が100nm以下である。
 
WO/2024/090405タングステン酸リチウム分散液およびその製造方法 MITSUI MINING & SMELTING CO.,LTD.
 本発明のタングステン酸リチウム分散液は、リチウムとタングステンのモル比Li/Wが0.2以上20以下であるタングステン酸リチウムと、アンモニアとを含むタングステン酸リチウム分散液であって、動的光散乱法による前記タングステン酸リチウム分散液中の粒子の粒子径(D50)が100nm以下である。本発明のタングステン酸リチウム分散液の製造方法は、タングステン酸化合物と、水酸化リチウムとを混合した混合物を撹拌しながら20℃〜100℃で保持し、タングステン酸リチウム分散液を得る工程を有する。
 
特表2024-517836 モリブデンコンタクトの形成方法 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【要約】半導体構造を形成する方法が記載されている。本方法は、実質的に酸化物のない基板表面を形成するために基板を洗浄することと、基板表面上に第1のモリブデン膜を選択的に堆積させるために、基板表面を第1のモリブデン前駆体に曝露し、基板表面を反応剤に曝露することとを含む。本方法は、処理チャンバにおいて真空を破壊せずに実行することができる。本方法はまた、キャップ層及びライナのうちの1又は複数を形成することと、基板をアニールすることとを含み得る。本方法は、基板表面上に第2のモリブデン膜を堆積させることも含み得る。
 
特表2024-518384 焼結炭化物体の製造方法 ベテック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
【要約】本発明は、焼結炭化物体の製造方法であって、混合および/または粉砕プロセス、有利には湿式粉砕プロセスで、炭化タングステン粉末(WC粉末)と、コバルト粉末(Co)、ニッケル(Ni)およびアルミニウム(Al)を含む金属バインダー材料とを混合して粉末混合物を形成し、粉末混合物の少なくとも一部からプレス加工により未焼結圧縮体を製造し、未焼結圧縮体を焼結工程で温度および圧力の作用下で焼結させ、焼結工程に続く冷却工程の後に焼結炭化物体が形成される方法に関する。耐摩耗性の向上と同時に高い破壊強度をも特徴とする焼結炭化物体の容易に制御可能でかつ信頼性の高い製造方法を創作するため、本発明によれば、金属間化合物相材料としてニッケルアルミナイド、有利にはニッケルアルミナイド粉末、特にNi3Al粉末を混合および/または粉砕プロセスに添加することが提供される。
 
特表2024-518385 結合相が強化された焼結炭化物材料の製造方法 ベテック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
【要約】本発明は、分散形態の炭化タングステン70〜95重量%、有利には80〜95重量%と結合相とを含む焼結炭化物材料、特に硬質合金であって、結合相は、金属バインダー材料を含み、金属バインダー材料は、Coを含み、結合相は、金属間化合物相材料ならびに/または溶解元素NiおよびAlを含み、金属間化合物相材料が存在する場合、金属間化合物相材料は、構造式(M,X)3(Al,Y)に従って形成されており、ここで、M=Niであり、Y=Coおよび/または他の成分であり、X=タングステンおよび/または他の成分であり、結合相は、以下の化学元素組成:Ni>25重量%、Al>4重量%、残部Coおよび溶解したバインダー成分、例えばWおよび/またはCを有する、焼結炭化物材料に関する。
 
R−2−16ー2蛍光体
特開2024-056981 発光素子の製造方法 日亜化学工業
【課題】リーク電流の発生を軽減した発光素子の製造方法を提供する。
【解決手段】基板と、n型不純物を含むn側窒化物半導体層と、p型不純物を含むp側窒化物半導体層とを下方から上方に向かって順に有する半導体ウエハを準備する工程と、基板にレーザ光を照射することにより、基板に加工変質部を形成する工程と、基板に加工変質部が形成された半導体ウエハを分割することにより、複数の発光素子を得る工程とを有する発光素子の製造方法において、半導体ウエハを準備する工程と基板に加工変質部を形成する工程との間に、p側窒化物半導体層の上面における複数の発光素子となる領域の境界を含む領域に保護層を形成する工程と、半導体ウエハをアニールすることにより、保護層が形成されていない領域においてp側窒化物半導体層を低抵抗化する工程と、を順に有することを特徴とする発光素子の製造方法。
 
特開2024-058791 垂直共振器型発光素子 スタンレー電気
【課題】低閾値電流密度及び高発光効率を有し、かつ寿命が改善された垂直共振器型発光素子を提供する。
【解決手段】第1の反射ミラーと、第1の反射ミラー上に形成されたn型半導体層と、n型半導体層上に設けられた活性層と、活性層上に設けられた中間層と、中間層上に設けられ、Alを組成に含む電子障壁層と、電子障壁層上に設けられ、Alを組成に含み、不純物がドーピングされたp型半導体層と、p型半導体層上に設けられた第2の反射ミラーと、を備えている。電子障壁層は活性層から離れる方向にAl組成が減少する組成傾斜層であり、不純物の不純物濃度は、電子障壁層内にピークを有し、ピークから活性層に近づく方向に減少している。
   垂直共振器型発光素子は、発光ダイオード(LED)などと比べて活性層に高いキャリア密度が求められる。垂直共振器型発光素子の注入効率を高め、光出力向上のため種々の開発がなされている。特許文献1には、レーザダイオードの発光効率を高めるため、活性層から離れる方向に向かってAl組成比が連続的に増加するAlGaNで形成された領域を含む組成傾斜領域を有する窒化物半導体レーザダイオードが開示されている。
 
特開2024-060482 蛍光体及び発光装置 デンカ  国立研究開発法人物質・材料研究機構
【課題】発光強度に優れる新規蛍光体を提供すること。
【解決手段】本開示の一側面は、Na5Al3F14と同一の結晶構造を有し、一般式Na5−2xAl3F14:Euxで表される蛍光体であって、上記xの値が、0.110≦x≦0.320である、蛍光体を提供する。
 
WO/2024/084898垂直共振器型発光素子 STANLEY ELECTRIC CO., LTD.
 低閾値電流密度及び高発光効率を有し、かつ寿命が改善された垂直共振器型発光素子を提供する。垂直共振器面発光レーザ10は、半導体DBR12と、半導体DBR12上に形成されたn型半導体層13と、n型半導体層13上に設けられた活性層15と、活性層15上に設けられた中間層16と、中間層16上に設けられ、Alを組成に含む電子障壁層17と、電子障壁層17上に設けられ、Alを組成に含み、不純物がドーピングされたp型半導体層18と、p型半導体層18上に設けられた半導体DBR25と、を備えている。電子障壁層17は活性層15から離れる方向にAl組成が減少する組成傾斜層であり、不純物の不純物濃度は、電子障壁層17内にピークを有し、ピークから活性層15に近づく方向に減少している。
 
WO/2024/085108半導体発光素子、半導体発光装置、半導体発光素子の製造方法、及び半導体発光装置の製造方法 NUVOTON TECHNOLOGY CORPORATION JAPAN
 半導体発光素子(1)は、前端面(1F)から光を出射する半導体発光素子(1)であって、導波路を有する半導体積層体(1S)と、第一P側電極(71)と、パッド電極(73)とを備え、半導体発光素子(1)の上面であって、半導体発光素子(1)の導波路の上方に、前端面(1F)から後方に向かって延在し、パッド電極(73)が配置されていない前方底部(L1)と、前方底部(L1)の後方に配置されている後方底部(L2)と、前方底部(L1)と後方底部(L2)との間に配置され、前方底部(L1)及び後方底部(L2)に対して上方に突出する前方突出部(H1)と、後方底部(L2)の後方に配置され、前方底部(L1)及び後方底部(L2)に対して上方に突出する後方突出部(H2)とを有し、後方突出部(H2)は、パッド電極(73)の少なくとも一部を含む。
 
WO/2024/085112色変換粒子 IDEMITSU KOSAN CO.,LTD.
 色変換粒子は、母体材料がカルコゲナイドペロブスカイトであり、希土類イオンおよび遷移金属イオンの少なくともいずれかのドーパントを発光中心として含む。
 
WO/2024/085201紫外半導体発光素子 STANLEY ELECTRIC CO., LTD.
 高効率かつ高出力で、劣化が小さく優れた素子寿命を有する紫外半導体発光素子を提供することを目的とする。n型AlGaN層、活性層、AlY1Ga1-Y1N層及びp型AlY2Ga1-Y2N層(Y2≦Y1)を含み、p型AlY2Ga1-Y2N層はp型及びn型不純物がコドープされ、n型不純物濃度のp型不純物濃度に対する比が、0.009≦(Nd/Na)<0.185を満たし、AlY1Ga1-Y1N層は、n型不純物を含まないか、又はn型不純物の濃度がp型AlY2Ga1-Y2N層の濃度未満であり、p型AlY2Ga1-Y2N層は、AlY1Ga1-Y1N層から離れるに従いAl組成が減少する組成傾斜層であり、かつ、n型不純物の高濃度領域層と低濃度領域層とを有し、低濃度領域層はp型AlY2Ga1-Y2N層の少なくとも一方の界面側に形成されている。
 
WO/2024/085205発光装置 NICHIA CORPORATION
 良好な偏光比の光を出射する発光装置を実現する。AlNを含むセラミックス基板と、セラミックス基板の上面側に設けられる複数の上側金属層と、を有する第1サブマウントと、第1サブマウントの上面に配置され、TMモードで発振する第1半導体レーザ素子と、を備え、複数の上側金属層には、少なくともNiを含む金属層を有する1又は複数の上側第1金属層が含まれる、発光装置。
 
特表2024-517598 発光体を含むプラスチック製品 エボニック オペレーションズ ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、少なくとも1つのプラスチックと、一般式(I):Lu3−a−b−nLnb(Mg1−zCaz)aLin(Al1−u−vGauScv)5−a−2n(Si1−d−eZrdHfe)a+2nO12(I)[式中、a=0〜1、1≧b>0、d=0〜1、e=0〜1、n=0〜1、z=0〜1、u=0〜1、v=0〜1であるが、ただし、u+v≦1でかつd+e≦1が成り立ち、Lnは、プラセオジム(Pr)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、ネオジム(Nd)およびイットリウム(Y)からなる群から選択される]の少なくとも1つの発光体とを含むプラスチック製品、ならびに該プラスチック製品を含むおよび/または該プラスチック製品から製造される物品に関する。
 
WO/2024/089874発光素子、表示装置、ナノ粒子分散液、及び発光素子の製造方法 SHARP DISPLAY TECHNOLOGY CORPORATION
 発光素子(ED)は、アノード(EA)およびカソード(EC)と、アノード(EA)およびカソード(EC)の間に位置する発光層(EM)と、発光層(EM)およびアノード(EA)間に位置し、正孔輸送性の金属酸化物を含む光散乱層(SL)とを備える。
 
WO/2024/090353化合物、発光素子材料、発光素子、表示装置および照明装置 TORAY INDUSTRIES, INC.
 下記一般式(1)または(2)で表される構造を有する化合物。発光効率が高く耐久性に優れた、緑色発光特性を有する化合物を提供する。
 
WO/2024/090532紫外線発光素子及びその製造方法 DOWA ELECTRONICS MATERIALS CO., LTD.
 大きな発光出力を得られる紫外線発光素子及びその製造方法を提供する。光取り出し面となる主面を有する透明基板と、前記透明基板上のAlN層と、前記AlN層上のn型半導体層と、前記n型半導体層上の量子井戸型発光層と、前記量子井戸型発光層直上のp側半導体層と、前記p側半導体層直上の反射電極と、を備える紫外線発光素子であって、前記透明基板の側面は粗面であり、前記p側半導体層の厚さL(nm)は、前記量子井戸型発光層による発光中心波長λ(nm)、前記p側半導体層の屈折率n、自然数k、前記量子井戸型発光層から前記p側半導体層内に向かう光の出射角θに対して、2L/cosθ=λ(2k+1)/2nであり、かつ、前記出射角θが、前記透明基板の主面と側面が平坦面であるとした場合に前記透明基板から空気に対して光取り出しされない角度となる範囲内である、紫外線発光素子。
 
R−2−17ターゲット
特開2024-056710 物理的気相堆積処理システムのターゲットの冷却 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】物理的気相堆積(PVD)処理中にPVDターゲットを効率的に冷却する方法の提供。
【解決手段】前面及び裏面を有し且つ前面上で原料を支持するバッキング板に形成された冷却チャネルであって、冷却チャネルは、単一の注入端部を備える単一の注入部と単一の排出端部とを含み、単一の注入部は、冷却流体に接続されるように構成されており、単一の注入導管及び単一の排出部が前記単一の注入部に流体接続されており、冷却チャネルは、単一の注入端部と単一の排出端部との間で複数の湾曲部によって互いに接合された複数の円弧部を含み、単一の注入導管は、単一の注入導管の第1の側の第1の円弧部のペアと、単一の注入導管の第2の側の第2の円弧部のペアとを分けている、冷却チャネルを通して、冷却流体を継続的に流すことと、物理的気相堆積処理中において、バッキング板及び原料を冷却することとを含む。
 
R−2−18工具
特許7473069 被覆切削工具 株式会社タンガロイ
【課題】優れた耐チッピング性、耐欠損性及び耐摩耗性を有し、工具寿命の長い被覆切削工具を提供する。
【解決手段】基材と、基材の表面に形成された下部層、中間層及び上部層をこの順序で含む被覆層とを含む被覆切削工具であって、前記下部層及び前記上部層が、Tiと、C、N、O及びBからなる群より選ばれる少なくとも1つとを含み、前記下部層及び前記中間層の平均厚さが、1.5μm以上15.0μm以下であり、前記中間層が、α型の酸化アルミニウムを含み、前記上部層の平均厚さが、0.5μm以上5.0μm以下であり、前記下部層のクラック間隔の平均値Xが、0.5μm以上10.0μm未満であり、前記中間層のクラック間隔の平均値Yが、20.0μm以上100.0μm以下であり、前記上部層のクラック間隔の平均値Zが、0.5μm以上10.0μm以下である、被覆切削工具である。
 
特表2024-518199 金属切削旋削工具 エービー サンドビック コロマント
【要約】旋削工具(1)は、旋削インサート(2)と、工具本体(3)とを備え、旋削インサート(2)は、円周方向側面(6)によって接続された相対する上面および底面(4、5)を備え、旋削工具(1)は、旋削インサート(2)用のポケット(7)を備え、ポケット(7)は、底部支持面(8)と、第1および第2のポケット側面(9、10)とを備え、第1および第2のポケット側面(9、10)は、鋭角(γ)を形成し、第1のポケット側面(9)は、第1および第2の側方支持面(11、12)を備え、第2のポケット側面(10)は、第3および第4の側方支持面(13、14)を備え、第1の凹部(15)が、第1および第2の側方支持面(11、12)の間に形成され、第2の凹部(16)が、第3および第4の側方支持面(13、14)の間に形成され、各凹部(15;16)は、円周方向側面(6)とそれぞれのポケット側面(9、10)との間に隙間(26、27)を形成する。
 
R−2−19メッキ
特許7474910 基板ホルダ、めっき装置及び基板の位置決め方法 株式会社荏原製作所
【要約】本開示は、基板の位置決めのときに、第1保持材が第2保持材に対し設計位置からずれた場合でも、センタリングピンが基板を設計位置よりも中心側に押しすぎない基板ホルダを提供する。
 本開示に係る基板ホルダは、第1保持材と第2保持材と、を有し、第2保持材は、基板を所定の位置に位置決めするための位置決め部材と、ストッパと、を有し、位置決め部材は、第1位置と第2位置との間を移動可能なセンタリングピンを有し、センタリングピンが第2位置から第1位置に移動するときに、センタリングピンが前記基板の周縁部と接触して所定の位置に前記基板を位置決めするように構成され、第1保持材は、第1保持材と第2保持材とで基板を保持したときに、センタリングピンを第1位置に付勢するように構成された駆動部材を有し、ストッパは、センタリングピンと接触して、センタリングピンを第1位置で停止させるように構成されている。
 
特許7474915 めっき装置 株式会社荏原製作所
【要約】パドルの梁部材による電場遮蔽の影響を小さくすることができる技術、又は、イオン抵抗体の孔に付着した気泡を除去することができる技術を提供する。めっき装置1000は、アノード11と基板Wfとの間に配置されて、基板に平行な方向で第1方向及び第2方向に往復移動することで、めっき液Psを撹拌するように構成されたパドル70を備え、パドルは、パドルの往復移動方向とは垂直な方向に延在する複数の梁部材71を有し、パドルが第1方向及び第2方向に往復移動することは、パドルが第1往復態様で往復移動することを含み、第1往復態様において、パドルは、第1方向に移動するときのストロークとは異なるストロークで第2方向に移動することにより、パドルが第2方向から第1方向に移動方向を変えるときの複数の梁部材の位置及び第1方向から第2方向に移動方向を変えるときの複数の梁部材の位置を異ならせる。
 
特開2024-056246 めっき処理用治具 日立パワーデバイス
【課題】ウェハの片面にめっき処理する際に、保護テープが不要で、ウェハの挟持と開放を一括して行えるめっき処理用治具の提供。
【解決手段】ウェハを載置する複数の載置部と、載置部に対向して配置され載置部との間でウェハを挟み込む上蓋部と、載置部または上蓋部に設けられウェハの表面の一部を露出させるための開口と、載置部と上蓋部とでウェハを挟んだときにウェハに接しウェハの裏面へのめっき液侵入を防止する弾性部材と、複数の載置部を互いに連結する載置部連結部材と、複数の上蓋部を互いに連結する上蓋部連結部材と、を備え、載置部と上蓋部は交互に配置され、載置部連結部材と上蓋部連結部材との間の相対的な位置が変更可能であり、複数の載置部と複数の上蓋部とのうち少なくとも一方を、互いに連結された状態で連動して移動させることにより、載置部と上蓋部との間の距離を一括して変更できる。
 
WO/2024/089972銀めっき皮膜及び該銀めっき皮膜を備えた電気接点人 MATSUDA SANGYO COMPANY LIMITED
 高温環境下でも、高い導電性と耐摩耗性を有する銀めっき皮膜及び該銀めっき皮膜を備えた電気接点を提供することを課題とする。ビスマスを0.02wt%以上、1wt%未満含有し、かつ、結晶子サイズが230Å以下である銀めっき皮膜。ビスマスを0.02wt%以上、1wt%未満含有し、かつ、結晶子サイズが230Å以下である銀めっき皮膜を備えた電気接点。
 
WO/2024/090067グラフト共重合体、めっき用樹脂組成物、成形品及びめっき加工品 TECHNO-UMG CO., LTD.
 ゴム質重合体に単量体成分(a)がグラフト重合してなるグラフト共重合体(A)であって、前記単量体成分(a)は、前記単量体成分(a)の総質量に対して、α−メチルスチレン及びそれ以外の芳香族ビニル化合物の混合物(a1)を60〜85質量%で含み、前記グラフト共重合体(A)中のゴム含有量が、前記グラフト共重合体(A)の総質量に対して35質量%以上である、グラフト共重合体。
 
R−2−20エッチング
特開2024-060565 銅エッチング液組成物及びエッチング方法 ファシリティ
【課題】本件発明は、硫酸−過酸化水素系エッチング液組成物に塩素イオンを含有し、エッチングすることで、サイドエッチング量を抑制でき、サイドエッチングを直線的に施せるエッチング液組成物とエッチング方法の提供を目的とする。
【解決手段】上記の目的を達成するために、硫酸と、濃度35%の過酸化水素水と、塩素イオンとを含有することを特徴とするエッチング液組成物であって、前記エッチング液組成物を用いて、パドル撹拌やノズル噴流撹拌を備えたエッチング槽で、銅を浸漬法でエッチングを行なうことを特徴とするエッチング方法を採用する。
 
WO/2024/085026反射型マスクブランク及び反射型マスク、並びに反射型マスク及び半導体装置の製造方法 HOYA CORPORATION
 吸収体膜に含まれるホウ素(B)が、エッチングマスク膜に拡散することを低減することができる反射型マスクブランクを提供する。 基板と、多層反射膜と、第1の吸収層及び第2の吸収層を含む吸収体膜と、エッチングマスク膜とを含む反射型マスクブランクであって、前記第1の吸収層が、ホウ素(B)を含み、前記第2の吸収層のホウ素(B)の含有率が、前記第1の吸収層のホウ素(B)の含有率より少なく、前記エッチングマスク膜が、金属(M)を含み、前記エッチングマスク膜、前記第2の吸収層及び前記第1の吸収層の少なくとも一部を膜厚方向にスパッタリングすることにより得られるスパッタリングの時間に対するホウ素(B)及び前記金属(M)の含有率プロファイルにおいて、前記ホウ素(B)の含有率プロファイルが所定の関係を満たす、反射型マスクブランクである。
 
特表2024-518025 触媒影響化学エッチングのためのプロセスおよび適用 ボード オブ リージェンツ,ザ ユニバーシティ オブ テキサス システム
【要約】ソース基板から第2の基板の上にフィールドを組み立てるためのシステム。ソース基板は、フィールドを含む。システムは、トランスファーチャックをさらに含み、トランスファーチャックは、第2の基板に転送されることとなるフィールドのうちの少なくとも4つをソース基板から並列にピッキングするために使用され、フィールドのうちの少なくとも4つの相対的位置は、事前に決定されている。
 
R−2−21ハンダ・フラックス
特開2024-059692 はんだ噴流の評価装置及び評価システム 三菱電機
【課題】はんだ噴流の状態を安定して評価する。
【解決手段】評価装置(200)は、搬送コンベア(104)上を搬送される搬送部材に取り付けられた薄板部材(201)を有する。評価装置(200)は、はんだ付け装置のはんだ噴流(110)の状態を評価するために、搬送コンベア(104)によって溶融はんだ槽(102)の上方を通過する際に、赤外線カメラ(107)によって、はんだ噴流(110)と接触している薄板(201)の温度分布を測定される。薄板部材(201)は、ビオ数が0.1以下の材質及び板厚で構成される。
 
特表2024-518313 はんだ付け先端部及び方法 ピラーハウス・インターナショナル・リミテッド
【要約】はんだ付け装置のためのはんだ付け先端部及びはんだ付け装置のためのはんだ付け先端部を形成する方法であって、前記先端部は、第1の材料からなる本体と;選択的はんだ付け装置に前記先端部を取り付けるための近位端と;外表面を有する遠位端と、を含み、少なくとも前記外表面の領域は、前記第1の材料とは異なる第2の材料からなり、前記第2の材料は、前記第1の材料よりも大きなはんだぬれ性特性を示す。前記第1の材料は、チタン又はチタン合金であることが好ましく、前記領域は、最初に物理蒸着(PVD)プロセスを用いて、前記第1の材料上に形成され、少なくとも前記第1の材料の第1の部分上で第1のコーティングを形成し、前記第1の部分は、前記領域の下にあり、前記第2の材料で少なくともその第1のコーティングの一部をコーティングする。
 
R−2−22触媒
特許7434489 排ガス浄化用触媒およびこれを用いた触媒体 キャタラー
【課題】高温に長時間晒された場合の酸化活性が向上した排ガス浄化用触媒を提供する。
【解決手段】ここに開示される排ガス浄化用触媒は、アルミナ粒子32と、アルミナ粒子32の表面の少なくとも一部を被覆するジルコニア34と、を含む母材30と、母材30に担持され、少なくともPtを含有する触媒貴金属40と、を含む。集束イオンビーム走査型電子顕微鏡によって求まるジルコニア34の平均粒径は、50nm以下である。Ptに対するジルコニア34のモル比(ZrO2/Pt)は、8以上である。
 
特開2024-056779 炭酸エステルの製造方法および炭酸エステル製造用触媒構造体 日本製鉄 三菱瓦斯化学 日鉄エンジニアリング
【課題】酸化セリウムを含む十分な量の固体触媒を基材上に担持した触媒構造体を用いた際に、固体触媒の粉化および脱離が抑制され、かつ炭酸エステルの反応効率に優れた炭酸エステルの製造方法および炭酸エステル製造用触媒構造体を提供する。
【解決手段】本発明に係る炭酸エステルの製造方法は、触媒構造体および水和剤の存在下、一価アルコールおよび二酸化炭素を反応させて炭酸エステルを製造する工程を有し、前記触媒構造体は、基材と、前記基材の表面の少なくとも一部に形成され、固体触媒および無機バインダを含む触媒層とを含み、前記固体触媒は、酸化セリウムを含み、前記固体触媒の担持量が15g/m2以上200g/m2以下であり、前記無機バインダが、シリカおよび/またはアルミナを含む。
 
WO/2024/084800排ガス浄化用触媒およびこれを用いた触媒体 CATALER CORPORATION
 高温に長時間晒された場合の酸化活性が向上した排ガス浄化用触媒を提供する。ここに開示される排ガス浄化用触媒は、アルミナ粒子32と、アルミナ粒子32の表面の少なくとも一部を被覆するジルコニア34と、を含む母材30と、母材30に担持され、少なくともPtを含有する触媒貴金属40と、を含む。集束イオンビーム走査型電子顕微鏡によって求まるジルコニア34の平均粒径は、50nm以下である。Ptに対するジルコニア34のモル比(ZrO2/Pt)は、8以上である。
 
特表2024-517626 新規なナノ粒子合金、及びそれを含む排気ガス制御用触媒組成物 ビーエーエスエフ コーポレーション    ザ ボード オブ トラスティーズ オブ ザ レランド スタンフォード ジュニア ユニバーシティー
【要約】白金族金属及び卑金属を含むナノ粒子、そのようなナノ粒子及び担体材料を含む触媒組成物、及びそのようなナノ粒子及び触媒組成物の製造方法が開示される。触媒物品及び排気ガス処理システム、及びこれらの触媒物品及び排気ガス処理システムを用いて、汚染物質を含む排ガス流を処理する方法も開示される。
【請求項11】前記担体材料がAl2O3又はランタン安定化ジルコニアである、請求項10に記載の触媒組成物。
 
特表2024-517672 近接結合エンジン用途の白金含有三元触媒 ビーエーエスエフ コーポレーション
【要約】本発明は、窒素酸化物(NOx)、一酸化炭素(CO)及び炭化水素(HC)を含む排気ガス流を処理するための三元変換触媒(TWC)であって、白金族金属(PGM)、耐火性金属酸化物支持体、及び担体を含み、白金族金属(PGM)が白金、パラジウム及びロジウムを含むことを特徴とする三元変換触媒、その方法及び使用方法に関する。
 
特表2024-518312 層状触媒 ビーエーエスエフ コーポレーション
【要約】本発明は、a)パラジウム(Pd)成分、白金(Pt)成分及びロジウム(Rh)成分を含むトップ層であって、前記パラジウム成分、白金成分及びロジウム成分が担持された形態で存在し、前記白金成分の少なくとも一部及び前記ロジウム成分の少なくとも一部が、1つ以上の担体に一緒に担持されている、トップ層;b)唯一の白金族金属成分として担持された形態のパラジウム成分を含むボトム層;及び、c)前記トップ層及び前記ボトム層が担持されている基材を含む層状触媒物品に関し、ここで、パラジウム成分は、パラジウム元素として計算して、前記トップ層と前記ボトム層において1:1超の比で担持されている。また、本発明はこの層状触媒物品を含む排気ガス処理システムにも関する。
 
特表2024-518716 溶融塩中での触媒作用による炭素質物質のガス化方法及び関連設備 クリミロテック
【要約】所定の期間、固体炭素質物質が、第一溶融塩浴と空気の存在下に接触され、前記第一溶融塩浴が、NaCl、MgCl2、CaCl2、KCl、FeCl2から選ばれる少なくとも一つの塩化物系の塩を含み、かつ、300℃以上の融点、液体状態及び大気圧下で測定された1より大きい密度、並びに、25℃の温度及び大気圧下で測定された水の比熱容量より小さい、液体状態及び大気圧下で測定された比熱容量を有し、かつ、形成されたガスが回収される、溶融塩中での触媒作用による固体炭素質物質のガス化方法に関し、前記回収されたガスが、前記第一浴とは異なっていてもよい第二溶融塩浴と接触させられ、及び、前記第二浴の出口において、前記ガスが、加圧下であってよい状態で貯蔵されるか、又は、前記第一浴若しくは前記第二浴中に再注入されることを特徴とする。本発明はまた、本方法の実施を可能にする設備に関する。
 
R−2−23ゼオライト・吸着剤
特許7355352 換気装置 アンデックス 川崎重工業
【課題】安価でかつ移設が容易な換気装置を提供する。
【解決手段】換気装置1は、筐体2と、筐体2に取り付けられ、当該筐体2の内部に空気を吸い込んで外部に排出するファン3と、ファン3により生成される筐体2内の空気流の流路上に配置された吸着フィルタ4とを備える。吸着フィルタ4は、筐体2に対し着脱可能な通気性のフィルタ容器41と、当該フィルタ容器41を通過する空気中の溶剤を吸着するようにフィルタ容器41の内部に充填された粒状の吸着材42とを含む。
【請求項1】空気中に含まれる溶剤又は臭気物質を吸着する換気装置であって、筐体と、前記筐体に取り付けられ、当該筐体の内部に空気を吸い込んで外部に排出するファンと、前記ファンにより生成される前記筐体内の空気流の流路上に配置された吸着フィルタとを備え、前記吸着フィルタは、前記筐体に対し着脱可能な通気性のフィルタ容器と、当該フィルタ容器を通過する空気中の溶剤を吸着するように前記フィルタ容器の内部に充填された、ゼオライト製の粒状の吸着材とを含み、前記フィルタ容器は、一対の相対向する枠板を含むフレーム体と、一対の前記枠板に固定された一対の多孔プレートとを含み、前記各多孔プレートは、前記各枠板に形成された開口を通気可能に覆うものであって、多数の貫通孔を有するパンチングプレートと、線材がメッシュ状に編み合わされたメッシュプレートとを含み、前記フィルタ容器は、一対の前記多孔プレートが前記空気流の方向に並ぶ姿勢で前記筐体に取り付けられ、前記各枠板は、外枠と、当該外枠の相対向する縁どうしを連結する複数の桟とを含み、前記パンチングプレート及び前記メッシュプレートは、前記メッシュプレートが前記パンチングプレートよりも前記フィルタ容器の内側になる関係で、厚み方向に互いに積層されつつ前記枠板に固定され、前記吸着材の粒径は前記パンチングプレートの前記貫通孔の直径よりも小さく、前記メッシュプレートの目開きは前記吸着材の粒径よりも小さい、換気装置。
 
特許7428771 ガスセンサおよびガスセンサを備えたガス警報器 新コスモス電機
【課題】検知対象ガスを高精度で検知することができるガスセンサを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のガスセンサ2は、第1ガス感応部、第1ガス感応部を加熱するための第1加熱部、および第1ガス感応部の抵抗値変化を検知するための第1検知電極を備えた第1検知素子3と、第2ガス感応部、第2ガス感応部を加熱するための第2加熱部、および第2ガス感応部の抵抗値変化を検知するための第2検知電極を備え、検知対象ガスに対する検知感度が第1検知素子3とは異なる第2検知素子4とを備え、ガスセンサ2は、第1検知素子3と第2検知素子4との間の検知対象ガスに対する検知感度の差に基づいて、検知対象ガスを検知するように構成されることを特徴とする。
【請求項2】酸化スズまたは酸化インジウムを主成分とする第1ガス感応部、前記第1ガス感応部を加熱するための第1加熱部、および前記第1ガス感応部の抵抗値変化を検知するための第1検知電極を備えた第1検知素子と、酸化スズまたは酸化インジウムを主成分とする第2ガス感応部、前記第2ガス感応部を加熱するための第2加熱部、および前記第2ガス感応部の抵抗値変化を検知するための第2検知電極を備え、検知対象ガスに対する検知感度が前記第1検知素子とは異なる第2検知素子と、を備えたガスセンサであって、前記ガスセンサは、前記第1検知素子と前記第2検知素子との間の前記検知対象ガスに対する検知感度の差に基づいて、前記検知対象ガスを検知するように構成され、前記検知対象ガスに対する検知感度の差が、ケイ素−水素結合含有ガスに対する検知感度の差であり、前記第1検知素子が、前記第1ガス感応部を覆う第1触媒層を備え、前記第2検知素子が、前記第2ガス感応部を覆う第2触媒層を備え、前記検知対象ガスに対する前記第1検知素子の検知感度が、前記検知対象ガスに対する前記第2検知素子の検知感度よりも高くなるように、前記第1触媒層が、シリカ、シリカアルミナおよびゼオライトのいずれかを含み、前記第2触媒層が、アルミナを含む、ガスセンサ。
 
特開2024-056496 化粧シート、化粧材、化粧シートの製造方法、化粧材の製造方法 凸版印刷
【課題】表面保護層の厚さに発生するばらつきを低減させることが可能な、化粧シート、化粧材、化粧シートの製造方法、化粧材の製造方法を提供する。
【解決手段】化粧材10が、基材9と、基材9の少なくとも一方の面に積層された化粧シート1とを備え、化粧シート1は、着色原反層2と、着色原反層2の一方の面に積層された表面保護層6とを備え、表面保護層6は、抗ウイルス剤を含む熱硬化型樹脂と、紫外線硬化型樹脂及び電子線硬化型樹脂のうち少なくとも一方と、を含む第一表面保護層6aを有し、表面保護層6の100質量%に対する抗ウイルス剤の添加量は、0.2質量%以上10質量%以下の範囲内であり、抗ウイルス剤の平均粒径は、1μm以上10μm以下の範囲内であり、表面保護層6には、エンボス7が形成されている。
【請求項3】前記抗ウイルス剤は、銀系抗ウイルス剤、抗菌性ゼオライト、抗菌性アパタイト、抗菌性ジルコニア、ジンクピリチオン、2−(4−チアゾリル)−ベンゾイミダゾール、10、10−オキシビスフェノキサルシン、有機窒素硫黄ハロゲン系、ピリジン−2−チオール−オキシド、のうち少なくとも一つを含有する請求項1に記載した化粧シート。
 
特開2024-057299 ゼオライト成形体、およびその製造方法 東ソー
【課題】工業的な適用が容易であり、なおかつ、従来のFAU型ゼオライトと比べて、窒素に対する二酸化炭素の選択率が高い二酸化炭素吸着材として適用しうるゼオライト成形体及びこれを用いた二酸化炭素の吸着方法の少なくともいずれかを提供する。
【解決手段】CHA型ゼオライト及び結合剤を含み、かつ、ゼオライト成形体の質量に対する、25℃、相対湿度20%における水分吸着量が15質量%以下である、ゼオライト成形体。
 
特開2024-057617 ガスセンサおよびガスセンサを備えたガス警報器 新コスモス電機
【課題】検知対象ガスを高精度で検知することができるガスセンサを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のガスセンサ2は、第1ガス感応部、第1ガス感応部を加熱するための第1加熱部、および第1ガス感応部の抵抗値変化を検知するための第1検知電極を備えた第1検知素子3と、第2ガス感応部、第2ガス感応部を加熱するための第2加熱部、および第2ガス感応部の抵抗値変化を検知するための第2検知電極を備え、検知対象ガスに対する検知感度が第1検知素子3とは異なる第2検知素子4とを備え、ガスセンサ2は、第1検知素子3と第2検知素子4との間の検知対象ガスに対する検知感度の差に基づいて、検知対象ガスを検知するように構成されることを特徴とする。
【請求項6】前記第1検知素子が、前記第1ガス感応部を覆う第1触媒層を備え、前記第1触媒層が、シリカ、シリカアルミナおよびゼオライトのいずれかを含む、請求項3に記載のガスセンサ。
 
特開2024-059091 パネル基板、及びそのパネル基板を含むマイクロLED表示装置の製造方法 エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
【課題】マイクロLEDがパネル基板上に過転写または未転写される不良の発生を防止する。
【解決手段】本明細書の一実施形態によるパネル基板は、複数のサブピクセル領域を含むベース基板;複数のサブピクセル領域にそれぞれ配置される薄膜トランジスタ;薄膜トランジスタ上に配置された層間絶縁膜;層間絶縁膜上に位置して、光の透過及び反射を遮断する第1光機能性層;第1光機能性層上に位置して、粘着性を有する第1パターン部と、第1パターン部よりも粘着性のない第2パターン部とを含む第2光機能性層;および第2光機能性層の第1パターン部と対応する位置に配置された複数のマイクロLED;を含むことを特徴とする。
【請求項4】前記第1光機能性層は、カーボンブラック、黒色チタン酸化物又は黒色酸化鉄を含む第1材料と、前記第1材料に添加される多孔性ゼオライトとを含む、
請求項1に記載のパネル基板。
【請求項13】前記第1光機能性層及び前記ベース基板の間の第2光機能性層をさらに含み、前記第2光機能性層は、カーボンブラック、黒色酸化チタンまたは黒色酸化鉄を含む第1材料と、前記第1材料に添加される多孔質ゼオライトとを含む、
 
特開2024-059583 二酸化炭素吸収剤及び二酸化炭素分離回収方法 日本化学工業
【課題】二酸化炭素吸収量が多く、且つ、吸収剤再生時の二酸化炭素放出が容易なイオン性液体を使用した二酸化炭素吸収剤を提供すること。
【解決手段】少なくとも多孔質担体と、該多孔質担体に担持されているイオン性液体と、からなり、該イオン性液体が、下記一般式(1):(式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立して炭素数1以上10以下の直鎖状アルキル基、分岐鎖状アルキル基又は環状アルキル基を表し、mは1以上10以下の整数を表し、nは1以上3以下の整数を表す。A1n−はアニオンを表す。)で表されるホスホニウム系イオン性液体であること、を特徴とする二酸化炭素吸収剤。
【請求項2】前記多孔質担体が、活性炭、シリカゲル、層状珪酸塩、メソポーラスシリカ、ゼオライト、アルミノケイ酸塩、バーミキュライト、モレキュラーシーブ、多孔質シリカ、珪藻土、多孔性樹脂、多孔性繊維、多孔性金属有機構造体、多孔質アルミナ、多孔質セラミック、ポーラスコンクリート、活性白土又は粘土鉱物であることを特徴とする請求項1に記載の二酸化炭素吸収剤。
 
特開2024-059655 アンモニア水の製造方法 三菱ケミカル
【課題】製品アンモニア及びアンモニア水を少ないエネルギーで効率的に生成できるアンモニアの製造方法及びアンモニア水の製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】原料に水素と窒素を用いて、アンモニアを製造する方法であって、アンモニア合成触媒とアンモニア分離膜とを用いた膜型反応器により、前記原料からアンモニアを合成する反応分離工程と、前記アンモニア分離膜を透過した透過ガス中に含まれるアンモニアを冷却し、凝縮した液化アンモニアを回収する回収工程と、未反応の原料ガスを含むガスをリサイクルするリサイクル工程と、を備える、アンモニアの製造方法。
【請求項8】前記反応分離工程において、前記アンモニア分離膜がゼオライト膜である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のアンモニア水の製造方法。
 
特開2024-059728 ハロゲンフッ化物の除去方法およびハロゲンフッ化物混合ガス中の含有ガス成分の定量分析方法、定量分析装置 レゾナック
【課題】混合ガス中に含まれる臭素またはヨウ素を含むハロゲンフッ化物の効率的な除去方法を提供する。また、本発明はハロゲンフッ化物中の酸素、窒素、二酸化炭素、テトラフルオロメタンなどの不純物成分を効率的に精度よく定量できる定量分析方法を提供する。
【解決手段】臭素またはヨウ素を含むハロゲンフッ化物を含有する混合ガスと、除去剤とを反応させて、前記混合ガス中のハロゲンフッ化物を除去する方法であって、前記除去剤が、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、カルシウムおよびバリウムの塩化物、臭化物またはヨウ化物である方法。ハロゲンフッ化物とその他のガス成分を含有する混合ガスと、除去剤とを反応させて、前記混合ガス中のハロゲンフッ化物を除去し、さらに生成した副生成物を除去したのち、残存ガスをガスクロマトグラフにより定量分析することを特徴とするハロゲンフッ化物混合ガス中の含有ガス成分の定量分析方法。
【請求項7】反応生成物を、シリカゲル、モレキュラーシーブ、活性炭、鉄粒、銅粒、亜鉛粒から選ばれる少なくとも1種の吸着剤またはアルカリ水溶液と接触させることによって、反応副生物を除去することを特徴とする、請求項1に記載のハロゲンフッ化物の除去方法。
 
特開2024-060152 土壌微生物叢改良剤、土壌微生物叢改良剤の調製方法、及び土壌微生物叢の改良方法 学校法人関西文理総合学園  島本微生物工業
【課題】本発明は、土壌微生物叢の改良剤、及び、土壌微生物叢の改良方法を提供することを課題とする。
【解決手段】対象の土壌の微生物叢を、所望の目的に適するように改良するための微生物叢改良剤であって、(1)対象の土壌、及び/又はそれら対象の近郊の土壌から得た、土壌を改良するために必要な目的微生物、又は目的微生物叢と、(2)前記目的微生物、又は目的微生物叢の生存、及び/又は増殖に必要となる有機物を含む資化物質と、(3)前記目的微生物、又は目的微生物叢が対象土壌中で生態的地位を得るために用いられる滅菌又は無菌化処理した担体と、の混合物を含む、土壌微生物叢改良剤により課題を解決する。
【請求項6】前記担体は、バイオ炭、及びバーミキュライトよりなる群から選択される少なくとも一種の多孔質体;ベントナイト、及びゼオライトよりなる群から選択される少なくとも一種の吸着体;及び山土、泥岩、及び頁岩よりなる群から選択される少なくとも一種の鉱物から選択される、一種、又は複数種を含む、請求項1に記載の土壌微生物叢改良剤。
 
特表2024-517373 分析物を検出する組成物及び方法 ネオゲン フード セイフティ ユーエス ホルドコ コーポレイション
【要約】親和性基が結合した複数のガラス球がその中に分散したポリマーマトリックス又はフィルムを含む組成物、及びそれを用いて標的分析物を検出する方法。
【請求項5】前記第1の親和性基の少なくとも一部が、吸着剤、ゼオライト及びキレート剤からなる群から選択される少なくとも1つの基を含む、請求項1〜4のいずれか1項記載の組成物。
 
特表2024-518264 NOx含有排気ガスを処理するための触媒組成物 ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニー
【要約】NOx含有排気ガスを処理するための触媒組成物であって、本組成物が、銅置換ゼオライトを含み、銅置換ゼオライトが、i)約0.1〜約200g/ft3の総量のCeと、ii)約0.1〜約200g/ft3の総量のMnと、を含む、触媒組成物。
 
特表2024-518281 水捕捉および水放出のための結晶性ソーベント材料 ジェネシス システムズ リミテッド ライアビリティ カンパニー
【要約】式:AbM’[M(CN)6]y・nH2O(式中、Aは第1族金属であり;bは0.001〜0.3であり;M’は遷移金属であり;Mは鉄またはコバルトであり;yは0.65〜0.80であり;nは0〜7である)の結晶性ソーベント材料。本発明の結晶性ソーベント材料は、水を捕捉する方法において使用され得る。こうした結晶性ソーベント材料を用いる、本発明の方法は、飲用に好適な、または農業で使用するのに好適な淡水を提供するための水捕捉法および水精製法において使用され得る。本発明の方法を使用して、汚染物質として、または除湿法における使用のために、水を取り除くこともできる。こうした結晶性ソーベント材料の使用もまた開示される。
 
特表2024-518352 NOxの選択的触媒還元及び炭化水素の分解及び転化のための触媒 ビーエーエスエフ コーポレーション
【要約】入口端、出口端、入口端から出口端まで延びる基材の軸方向長さ、及びそれを貫通して延びる基材の内壁によって画定された複数の通路を含む基材;基材の内壁の表面に配置されたコーティングであって、前記コーティングが、白金族金属、及び銅及び鉄のうちの1つ以上を含む8員環多孔質ゼオライト材料を含み、10員環以上の多孔質ゼオライト材料をさらに含む、コーティング、を含む、NOxの選択的触媒還元、及び炭化水素の分解及び転化のための触媒に関する。
 
特表2024-518622 アルコールによるPVCプラスチック中に含有されるフタラートの抽出および変換方法 イエフペ エネルジ ヌヴェル
【要約】本発明は、少なくとも1種のフタラートを含有しているPVC供給原料からフタル酸ジアルキルおよび再利用可能な標的PVCプラスチックを得るための方法であって、以下を含む方法に関する:a)粒子状の形態にあるPVC供給原料の固体−液体抽出;前記PVC供給原料粒子を、少なくとも1種のCnH2n+1OHアルコール(nは4未満または8超の正の整数である)を含んでいる溶媒と接触させる;前記フタラートに豊富な液相と、前記フタラートに乏しいPVCプラスチックを含んでいる固相とを生じさせる;b)前記液相の前記フタラートの、式C6H4(COOCnH2n+1)2のフタル酸ジアルキルへ前記アルコールによるエステル交換を介した変換;c)前記固相と前記液相との間の固体−液体分離;前記フタラートに乏しいPVCプラスチックを含んでいる少なくとも1種の固体流れを生じさせて、前記標的PVCプラスチックを得る;d)液相の液体−液体分離;前記フタル酸ジアルキルを含んでいる第1液体流出物と、前記溶媒を含んでいる第2液体流出物とを少なくとも生じさせる。
【請求項19】工程b)において、場合によっては工程f1)および/またはf2)において、エステル交換によって実行する化学変換を、エステル交換触媒の存在中で実行し、エステル交換触媒を、好ましくは、無機または有機の塩基性または酸性のブレンステッド均一系触媒、またはルイス酸、並びに、アルカリ土類金属酸化物、またはアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の炭酸塩または炭酸水素塩、またはアルミナまたはゼオライトに担持されたアルカリ金属、または亜鉛酸化物並びに他の酸化物とのこれらの混合物、あるいは、イオン交換樹脂から形成される不均一系触媒からなるリストから選ぶ、請求項1〜18のいずれか1つに記載の方法。
 
特表2024-518623 PVCプラスチック材料中に含有されるフタラートの抽出およびエステル交換による変換のための方法 イエフペ エネルジ ヌヴェル
【要約】本発明は、少なくとも1種のフタラートを含有しているPVC供給原料からフタル酸ジアルキルおよび再利用可能な標的PVCプラスチック材料を得るための方法であって、以下を含む方法に関する:a)粒子状の形態にある前記PVC供給原料の固体−液体抽出;PVC供給原料の前記粒子を、エステル、エーテル、ケタールまたはアセタールのタイプの実験式(CnH2n+1O)mZの少なくとも1種の化学分子を含んでいる溶媒と接触配置することによって行う;nおよびmは、正整数であり、n<4またはn>8であり、mは、1以上かつ3以下であり、Zは、R、COOR、CO、CR、CNRR’、PO、P、SO、SO2、CORまたはHCOから選択され、RおよびR’は、アルキルまたはアリールの基である;前記フタラートに富む液相と、前記フタラートに乏しいPVCプラスチック材料を含んでいる固相とを生じさせる;b)前記液相の前記フタラートを式C6H4(COOCnH2n+1)2のフタル酸ジアルキルに変換する;前記溶媒によるエステル交換によって行う;c)固相と液相との間の固体−液体分離;前記フタラートに乏しいPVCプラスチック材料を含んでいる少なくとも1個の固体流れを生じさせて、前記標的PVCプラスチック材料を得る;d)液相の液体−液体分離;前記フタル酸ジアルキルを含んでいる第1の液体流出物と、前記溶媒を少なくとも含んでいる第2の液体流出物とを少なくとも生じさせる。
【請求項19】工程b)において、場合によっては、工程f1)および/またはf2)においてエステル交換によって実行される化学変換を、触媒の存在中で実行し、該触媒は、好ましくは、無機または有機の塩基性または酸性のブレンステッド均一系触媒、またはルイス酸、およびアルカリ土類金属酸化物、またはアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の炭酸塩または炭酸水素塩、またはアルミナまたはゼオライト上に担持されたアルカリ金属、または亜鉛酸化物および他の酸化物とのそれらの混合物、またはイオン交換樹脂によって形成される不均一系触媒からなるリストから選ばれる、請求項1〜18のいずれか1つに記載の方法。
 
R−2−24酸・アルカリ・無機化合物
特許7313751 無機フィラー分散液、超疎水性絶縁耐摩耗塗料及び製造方法 天津大呂電力科技股フン有限公司
【課題】絶縁性及び耐摩耗性を有する塗料を得るための無機フィラー分散液、該塗料およびそれらの製造方法を提供する。
【解決手段】無機フィラー分散液はまず、ナノ及びサブミクロン無機フィラーの混合物を疎水性シランカップリング剤で一次改質し、次に一次改質されたマイクロナノ無機フィラーと疎水性末端ヒドロキシル基封鎖剤及び触媒とを有機溶媒内で反応させ、二次改質された無機フィラー分散液を得る。当該二次改質された無機フィラー分散液とヒドロキシ末端ポリジメチルシロキサン等の成分とを研磨した後に塗料前スラリーを得て、補強成分として潜在性硬化剤等の成分及び溶媒と均一に混合し、単一成分の超疎水性絶縁耐摩耗塗料を得る。当該二次改質された無機フィラー分散液で製造された塗料は優れた超疎水性、絶縁性及び耐摩耗性を有し、研磨後も優れた超疎水性を有する。
【請求項1】無機フィラー分散液であって、ナノ無機フィラーとサブミクロン無機フィラーとの混合物であるマイクロナノ無機フィラーを含み、ここで、前記ナノ無機フィラーはシリカ、二酸化チタン、酸化亜鉛、珪藻土及びアタパルジャイトのうちの少なくとも1つを含み、前記ナノ無機フィラーの粒径は5nm〜50nmであり、前記サブミクロン無機フィラーはシリカ、二酸化チタン、酸化亜鉛、珪藻土及びアタパルジャイトのうちの少なくとも1つを含み、前記サブミクロン無機フィラーの粒径は100nm〜500nmであり、前記マイクロナノ無機フィラーにおいて、前記ナノ無機フィラーの質量百分率は25%〜50%であり、前記サブミクロン無機フィラーの質量百分率は50%〜75%であり、 前記マイクロナノ無機フィラーを疎水性シランカップリング剤で一次改質し、一次改質されたマイクロナノ無機フィラーを有機溶媒において疎水性末端ヒドロキシル基封鎖剤で二次改質して、無機フィラー分散液を形成し、ここで、前記疎水性シランカップリング剤はイソオクチルトリエトキシシラン、ブチルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン及びγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランのうちの少なくとも1つとトリデカフルオロオクチルトリエトキシシランとの組み合わせであり、前記有機溶媒は高沸点溶媒及び低沸点溶媒の混合溶媒であり、前記高沸点溶媒の沸点は120℃〜250℃であり、前記低沸点溶媒の沸点は70℃〜110℃であり、前記疎水性末端ヒドロキシル基封鎖剤はヒドロキシ末端ポリジメチルシロキサン、ヒドロキシ末端ポリブタジエンポリウレタン又はヒドロキシ末端ポリプロピレングリコールである、ことを特徴とする無機フィラー分散液。
 
特許7472252 電解槽ユニットにおける陰極室組立体及び電解装置 株式会社トクヤマ
【課題】組立に熟練を要する、陰極室の周縁部に望ましくない空間を形成してしまう等の問題を発生させることなく、陰極が劣化した場合には容易に交換することができる陰極室組立体を提供する。
【解決手段】隔壁に形成されているリブに陰極を複数個の締結ねじ又は締結ピンによって直接的に又は間接的に着脱自在に装着することによって、及び/又は隔壁の内面周縁部に沿って延在する矩形枠形状の周縁フランジが配設されている形態においては、周縁フランジの内面に矩形状のガスケットの片面を接着し、ガスケットの他面の内周縁部と陰極の露呈面の外周縁部とに跨って貼着テープを貼着することによって、陰極が装着されている。
 
特許7472353 電解装置 株式会社トクヤマ
【課題】陽極室組立体の周縁フランジ及び陰極室組立体の周縁フランジ並びにガスケットに特別な加工を加える必要が無く、それ故に製造コストを低減することができ、そしてまた煩雑な操作を必要とすることなくガスケット及び膜の配置を充分容易且つ迅速に遂行することができるゼロギャップ型電解装置を提供する。
【解決手段】ゼロキャップ型電解装置においては、陽極室組立体と陰極室組立体とから構成されている複数個の電解槽ユニットが横方向に積み重ね配列されている。陽極室組立体(陰極室組立体)は、隔壁、隔壁の周縁に沿って延在する周縁フランジ、周縁フランジの内面に沿って延在するガスケット、陽極(陰極)及び膜を含む。ガスケットは片面がフランジの内面に接着されている。ガスケットの他面には膜の片面周縁部が当接され、ガスケットの他面と膜の他面周縁部に跨って貼着テープが貼着されている。
 
特開2024-056683 液体リチウムの供給及び制御 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【課題】処理チャンバに液体リチウム(Li)を流すための方法を提供する。
【解決手段】Li補充容器から液体Li送給モジュールに液体Liを流すことと、そこから処理チャンバに液体Liを流すこととを含み、液体Li送給モジュールが、Li補充容器と流体的に結合し、液体Li送給モジュールが、出口ポートを有する液体Li貯蔵タンクを備える、液体Liを貯蔵するように動作可能なLi貯蔵領域と、液体Li貯蔵タンクの出口ポートと流体的に結合する流体供給ラインと、流体供給ラインに沿ってLi貯蔵領域の下流に位置づけられる、液体Liの流量をモニタする流量計と、液体Liの流量を制御するように動作可能な1つ以上のバルブを備え、流量計の下流に位置づけられる、液体Liの流量を制御するように動作可能な流量制御領域と、処理チャンバと流体連通するように構成され、1つ以上のバルブの下流に流体的に結合する流体送給ラインとを含む、方法とする。
 
特開2024-057432 ベントナイトの改質方法、改質ベントナイト、改質ベントナイトスラリー、及び高粘度改質ベントナイトスラリーの製造方法 クニミネ工業
【課題】ベントナイトを、スラリー化したときの粘度が十分に低く、かつ、当該スラリーを、増粘剤等を用いることなく、簡単に、格段に高い粘度へと増粘させることができる特性へと改質することができる、ベントナイトの改質方法、この改質方法により得られる改質ベントナイト、この改質ベントナイトを用いた改質ベントナイトスラリー、ならびに、高粘度改質ベントナイトスラリーの製造方法を提供する。
【解決手段】クリストバライトを主要夾雑鉱物として含み、水への膨潤力が18ml/2g以上であるベントナイト粉末の加水混練物を、せん断処理に付し、次いで乾燥粉砕することを含む、ベントナイトの改質方法。
 
特開2024-058258 イオン伝導体、イオン伝導性焼結体、前駆体溶液、前駆体粉体およびそれらの製造方法 DOWAホールディングス  国立研究開発法人産業技術総合研究所
【課題】β−Li3PO4型の結晶構造を基本とする酸化物において、リチウムイオン伝導性を改善したイオン伝導体を提供する。
【解決手段】Li、Si、Pを結晶格子中に含むβ−Li3PO4型構造の結晶相を主相に持ち、Si/(Si+P)原子比が0.05以上0.40以下である、イオン伝導体。このイオン伝導体は、水系溶媒中で、Li、Si、P組成比が所定範囲に調整された水溶性リチウム化合物、ケイ素アルコキシド、および水溶性リン化合物を混合して得られるコロイド溶液に由来する前駆体を、例えば150〜550℃で焼成することによって得ることができる。
 
特開2024-058759 電解次亜生成装置とこの装置を備えた可搬式浄水装置 清水合金製作所
【課題】少水量、少流量の水処理に好適であり、極少量の希釈食塩水を連続してつくることが可能な電解次亜生成装置とこの電解次亜生成装置を備えた可搬式浄水処理装置を提供する。
【解決手段】電解次亜生成装置1は、真水槽11と食塩投入槽12とを区画形成し、かつ真水槽11から食塩投入槽12に真水を供給するための貯留槽2と、この貯留槽内の真水槽11の真水と食塩投入槽12の飽和食塩水とを個別に供給して所定の希釈食塩水濃度に制御する濃度調整手段3と、濃度調整手段3から合流させて極少量の希釈食塩水の濃度を均一化する混合槽4と、混合槽4の後段に希釈食塩水が供給される電解槽5とを備えた。
 
特開2024-059695 アルカリ金属元素及び硫黄元素を含む物質の製造方法 AGC
【課題】揮散性の高い硫黄元素を含む原料を用いた場合であっても、均質性に優れたアルカリ金属元素及び硫黄元素を含む物質を製造可能な方法を提供する。
【解決手段】アルカリ金属元素及び硫黄元素を含む原料を多孔質容器12に入れて加熱溶融し融液を得て、前記多孔質容器の外側に流し込まれた不活性ガス15により前記融液を撹拌する、アルカリ金属元素及び硫黄元素を含む物質の製造方法とする。
【請求項1】アルカリ金属元素、硫黄元素、及びリン元素を含む原料を多孔質容器に入れて加熱溶融し融液を得て、前記多孔質容器の外側に流し込まれた不活性ガスにより前記融液を撹拌する、アルカリ金属元素及び硫黄元素を含む物質の製造方法であって、前記アルカリ金属元素はリチウム元素であり、前記アルカリ金属元素及び硫黄元素を含む物質はリチウム元素を含む硫化物系固体電解質であり、前記多孔質容器はカーボンを含む、製造方法。
 
特開2024-060280 無機フィラーを高充填化した熱伝導性有機無機コンポジット材料 KRI
【課題】 本発明の目的は、単に絶縁性無機フィラーの含有量を増加させての高熱伝導化ではなく、また表面処理やフィラー粒子の特殊処理を伴わず、あるいは加圧成形を伴わずに粒子間の接触頻度を上げて伝熱経路を形成し、高密度、高熱伝導率を両立させる手法を提供。
【解決手段】 本発明の有機無機放熱材料は、粒径が異なる2種類の板状、鱗片状、繊維状、棒状等の粒子ではない絶縁性粒状無機フィラーとマトリックス樹脂で構成される有機無機放熱材であって、その配合量の体積比が絶縁性粒状熱伝導無機フィラー:マトリックス樹脂=50:50〜60:40の構成比であり、大きい絶縁性粒状熱伝導無機フィラーの粒径が200〜500μmであり、小さい絶縁性粒状熱伝導無機フィラーの粒径が2〜30μmであり、2種類の絶縁性粒状熱伝導無機フィラー混合体積比率が、大きい粒子:小さい粒子=5:1〜1:1である。
【請求項1】粒径が異なる2種類の絶縁性粒状無機フィラーとマトリックス樹脂で構成される有機無機放熱材であって、その配合量の体積比が絶縁性粒状熱伝導無機フィラー:マトリックス樹脂=50:50〜60:40の構成比であり、大きい絶縁性粒状熱伝導無機フィラーの粒径が200〜500μmであり、小さい絶縁性粒状熱伝導無機フィラーの粒径が2〜30μmであり、大きい絶縁性粒状熱伝導無機フィラーが立方晶窒化ホウ素で、小さい絶縁性粒状熱伝導無機フィラーが六方晶窒化ホウ素、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、合成ダイヤモンド、ナノダイヤモンド、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、タルクのいずれかであり、2種類の絶縁性粒状熱伝導無機フィラー混合体積比率が、大きい粒子:小さい粒子=5:1〜1:1である有機無機放熱材料。
【請求項2】前記マトリックス樹脂がフェノール樹脂、ポリイミド、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂やセルロースナノファイバーのいずれである請求項1に記載の有機無機放熱材料。-
 
特表2024-517729 マイカ粒子 イメルテック ソシエテ パル アクシオン サンプリフィエ
【要約】マイカ粒子は、(a)約4.5m2/g以上のBET比表面積;及び(b)約2.5以上のラメラリティ指数を有する。マイカ粒子を調製する方法は、湿式粉砕されたマイカ材料などの粉砕されたマイカ材料を分級するステップを含む。
 マイカ粒子 本明細書で使用される場合、「マイカ」という用語は、含水フィロケイ酸塩鉱物のマイカグループを指す。マイカグループには、以下が含まれる:・黒雲母(すなわち、K(Mg,Fe)3(AlSi3)O10(OH)2);・クロム雲母(すなわち、K(Al,Cr)2(AlSi3)O10(OH)2);・白雲母(すなわち、KAl2(AlSi3)O10(OH)2);・金雲母(すなわち、KMg3(AlSi3)O10(OH)2);・リシア雲母(すなわち、K(Li,Al)2~3(AlSi3)O10(OH)2);・真珠雲母(すなわち、CaAl2(Al2Si2)O10(OH)2);及び・海緑石(すなわち、(K,Na)(Al,Mg,Fe)2(Si,Al)4O10(OH)2)。 マイカ粒子は、単一マイカグループ鉱物又は異なるマイカグループ鉱物の混合物を含み得る。例えば、マイカ粒子は、黒雲母、クロム雲母、白雲母、金雲母、リシア雲母、真珠雲母、及び海緑石のうちの1種(すなわち、1種のみ)を含み得る。或いは、マイカ粒子は、黒雲母、クロム雲母、白雲母、金雲母、リシア雲母、真珠雲母、及び海緑石のうちの2種以上を含み得る。 マイカ粒子は、マイカグループ鉱物から本質的になり得る、又はからなり得る。或いは、マイカ粒子は、1種又は複数の非マイカグループ鉱物をさらに含み得る。
 
特表2024-517783 優れたイオン伝導度を示す非晶質硫化物の製造方法 ベイラブ コープ
【要約】本開示は非晶質硫化物の密度を制御する方法に関し、より詳しくは、金属または合金表面上に硫黄ソースを気相で供給し、硫化反応を実施するにあたり、反応温度及び速度を調節して金属原子とカルコゲン原子との面間距離を制御することにより、リチウムイオンのイオン伝導度の高い非晶質硫化物を製造する方法に関する。
 
特表2024-518141 粒子状オキシ水酸化物又は酸化物の製造方法 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア
【要約】本発明は、二峰性の粒径分布を有するTMの粒子状オキシ水酸化物又は酸化物を製造する方法に関し、ここで、TMが金属を表し、TMがニッケルと、コバルト及びマンガンから選択される少なくとも1種の金属とを含む。
【請求項3】粒子状オキシ水酸化物又は酸化物がTMのオキシ水酸化物又は酸化物から選択され、TMが、一般式(I) (NiaCobMnc)1-dMd  (I)(式中、aは、0.6〜0.98の範囲であり、bは、0、又は0.025〜0.2の範囲であり、cは、0〜0.3の範囲であり、dは、0〜0.1の範囲であり、Mは、Mg、Al、Ti、Zr、Mo、W、Al、Mg、Nb、及びTaから選択され、a+b+c=1であり、b+c>0である)による金属の組み合わせである、請求項1又は2に記載の方法。
 
R−2−24−1電池
特許7475091 リチウムイオン電池の正極用スラリー及びその製造方法 宝泉株式会社
【課題】環境に与える負荷が小さく、安全性及び取扱い性に優れ、有機溶媒系電極用スラリーから形成された正極のリチウムイオン電池と同等の電池性能を示すリチウムイオン電池を提供することができる、リチウムイオン電池の正極用スラリーを提供すること。
【解決手段】正極材料、バインダー、溶媒及びpH調整剤を含むリチウムイオン電池の正極用スラリーであって、該正極材料は、リチウム複合酸化物粒子とその表面の少なくとも一部を被覆する不動態被膜とを有する被覆粒子を含み、該溶媒は水を含み、該pH調整剤は有機酸を含む、リチウムイオン電池の正極用スラリー。
【請求項9】前記正極材料は、ニッケル、コバルト及びマンガンを含む、請求項1に記載のリチウムイオン電池の正極用スラリー。
【請求項13】請求項1に記載の正極用スラリーの層を、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる集電体に形成し、乾燥することを含む、リチウムイオン電池用正極の製造方法。-
 
特開2024-056603 ブレンド型三元系正極材料、その調製方法およびリチウムイオン電池 宜賓リー宝新材料有限公司
【課題】ブレンド型三元系正極材料、その調製方法およびリチウムイオン電池を提供する。
【解決手段】ブレンド型三元系正極材料の調製方法は、温度感応性前駆体を原材料とし、まず大粒子の前駆体および小粒子の前駆体のそれぞれとリチウム源とを混合して予備焼結を行って第1予備焼結材料および第2予備焼結材料のそれぞれを得、そして接着剤と混合させ、タッピング、孔作りを行って第1焼結待ち材料塊および第2焼結待ち材料塊を得、第1焼結待ち材料塊と第2焼結待ち材料塊とを同一の匣鉢に入れて同時に一次焼結を行う。周辺部と中心部のように区画しまたは上下に層分けして材料を配置する方式を採用し、第1予備焼結材料を周辺部または上の層に配置し、第2予備焼結材料を中心部または下の層に配置するようにする。
【請求項1】大粒径の前駆体とリチウム源とを混合して予備焼結を行って第1予備焼結材料を得て、小粒径の前駆体とリチウム源とを混合して予備焼結を行って第2予備焼結材料を得るステップと、前記第1予備焼結材料と接着剤とを混合してタッピングを行い、孔作りして第1焼結待ち材料塊を得て、前記第2予備焼結材料と接着剤とを混合してタッピングを行い、孔作りして第2焼結待ち材料塊を得て、前記第1焼結待ち材料塊と前記第2焼結待ち材料塊とを同一の匣鉢に入れて同時に一次焼結を行うステップと、を含み、前記一次焼結の材料配置方式は、第1材料配置方式または第2材料配置方式を選択し、前記第1材料配置方式の場合、前記第1焼結待ち材料塊が中心部の切欠を有する材料塊であり、材料を配置するとき、前記中心部の切欠を埋めるように前記第2焼結待ち材料塊を前記第1焼結待ち材料塊の前記中心部の切欠に配置し、前記第2材料配置方式の場合、前記第1焼結待ち材料塊と前記第2焼結待ち材料塊を、断面形状および寸法が同じである材料塊にし、前記第2焼結待ち材料塊を下の層に配置し、前記第1焼結待ち材料塊を上の層に配置し、前記大粒径の前駆体および前記小粒径の前駆体の分子式がいずれもLiNixMnyCozO2であり、ただし、x+y+z=1、x=0.82〜0.84、y=0.05〜0.07、z=0.10〜0.12を満たし、前記大粒径の前駆体の粒径D50が8μm〜12μmであり、前記小粒径の前駆体の粒径D50が2μm〜8μmであることを特徴とする、ブレンド型三元系正極材料の調製方法。
 
特開2024-056625 リチウム二次電池 三星エスディアイ
【課題】コバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む正極の使用時、高電圧および高温条件でも適用可能な電解液が要求されている。
【解決手段】非水性有機溶媒、リチウム塩および添加剤を含む電解液;正極活物質を含む正極;および負極活物質を含む負極を含み、前記非水性有機溶媒は、非水性有機溶媒全体重量に対してエチレンカーボネートを5重量%エチレンカーボネートを5重量%未満含み、前記添加剤は、リチウムテトラフルオロボレート(LiBF4)、リチウムジフルオロ(オキサレート)ボレート(LiDFOB)、リチウムジフルオロホスフェート(LiPO2F2)、およびリチウムビスオキサレートボレート(LiB(C2O4)2:LiBOB)の中から選択される少なくとも1種のリチウム化合物を含み、前記正極活物質は、コバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む、リチウム二次電池を提供する。
【請求項12】前記負極活物質は、黒鉛およびSi複合体のうちの少なくとも1種を含む、請求項1に記載のリチウム二次電池。
 
特開2024-056857 正極活物質、その製造方法、およびこれを含むリチウム二次電池 ポスコホールディングス インコーポレーティッド    リサーチ インスティチュート オブ インダストリアル サイエンス アンド テクノロジー    ポスコ ケミカル カンパニー リミテッド
【課題】表面での電解液の分解反応が抑制され、高温寿命特性も向上させることができる正極活物質、その製造方法およびこれを含むリチウム二次電池を提供する。
【解決手段】正極活物質は、リチウム金属酸化物、および前記リチウム金属酸化物の表面に位置するコーティング層を含み、前記コーティング層は、FT−IR測定時1580cm−1〜1600cm−1範囲でピークが観察され、前記ピークの透過度平均が0.990〜0.99である。
 
特開2024-058816 リチウムイオン電池用負極材料  大同特殊鋼 国立大学法人鳥取大学
【課題】高容量と高いサイクル特性を両立することができるリチウムイオン電池用負極材料を提供する。
【解決手段】Si相と、少なくとも1種のSi化合物相と、を含み、Si化合物相は、Si、A元素、B元素、C元素の化合物よりなり、A元素は、Crであり、B元素は、VおよびNbより選択され、C元素は、Mo,Ta,W,Fe,Ni,Zr,Nbより選択される、リチウムイオン電池用負極材料とする。ただし、B元素がNbであるとき、C元素はNb以外より選択される。
 
特開2024-059079 リチウム二次電池 三星エスディアイ
【課題】コバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む正極の使用と共にコバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む正極を効果的に保護することができる電解液を組み合わせて高電圧および高温条件で遷移金属の溶出を減少させることによって正極構造の崩壊を抑制し、これにより電池の高電圧特性および高温特性が改善されたリチウム二次電池を提供することにある。
【解決手段】非水性有機溶媒、およびリチウム塩を含む電解液;正極活物質を含む正極;および負極活物質を含む負極を含み、前記非水性有機溶媒は、エチレンカーボネートを5重量%未満含み、前記正極活物質は、コバルトフリーリチウムニッケルマンガン系酸化物を含む、リチウム二次電池を提供する。
【請求項8】前記化学式3は、下記化学式3−1で表される、請求項7に記載のリチウム二次電池。[化学式3−1] LiaNix1Mny1Alz1M2w1O2±bXc (前記化学式3−1で、 0.5≦a<1.8、0≦b≦0.1、0≦c≦0.1、0≦w1<0.1、0.6≦x1<1.0、0<y1<0.4、0<z1<0.1、w1+x1+y1+z1=1であり、 M2は、それぞれ独立してMg、Ti、Zr、Cr、Sr、V、B、W、Mo、Si、Ba、Ca、Ce、FeおよびNbより選択される一つ以上の元素であり、Xは、S、F、PおよびClより選択される一つ以上の元素である。)
【請求項9】前記化学式3−1のx1は0.6≦x1≦0.79、y1は0.2≦y1≦0.39、z1は0.01≦z1<0.1である、請求項8に記載のリチウム二次電池。
【請求項10】前記負極活物質は、黒鉛およびSi複合体のうちの少なくとも1種を含む、請求項1に記載のリチウム二次電池。
 
特開2024-059672 電気化学装置及び電子装置 寧徳新能源科技有限公司
【課題】改良された特性を有する電気化学装置及び電子装置を提供する。
【解決手段】本発明は、正極と、負極と、電解液とを含む電気化学装置であって、前記正極は、正極集電体と前記正極集電体上に形成された正極合剤層とを含み、前記電解液は、一定量のジフルオロリン酸リチウムを含み、且つ前記正極合剤層は、厚さ変化率が比較的小さい電気化学装置を提供する。本発明の電気化学装置は、改良された断続的なサイクル特性及びフロート充電特性を有する。
【請求項10】前記リチウム含有遷移金属酸化物は、一般式(1)で表される化合物を含み、LiaM1bM2cM3dO2   (1)M1は、Co、NiまたはMnから選択される少なくとも一種であり、M2は、Mg、Ti、Zr、Ge、Nb、AlまたはSnから選択される少なくとも一種であり、M3は、Li、M1及びM2以外の元素であり、a、b、c及びdが、0.5≦a<1.1、0.8≦b<1.2、0.002≦c≦0.05、及び0≦d≦0.05を満たす、請求項9に記載の電気化学装置。
 
特開2024-059733 複合材料及びその製造方法 三井金属鉱業
【課題】リチウムイオン電池の性能を高めることが可能な材料を好適に製造し得る方法を提供すること。
【解決手段】Li、S及びM元素(Mはリン等である。)を含み、アルジロダイト型結晶構造を有する結晶相を含む化合物Aを準備し、化合物A及び導電材を混合し、両者が複合化した複合材料を得る。化合物AのXRDパターンにおいて2θ=29.7°±1.00°に観察されるピークAの強度をI0とし、複合材料のXRDパターンにおいて2θ=29.7°±1.00°に観察されるピークBの強度をItとしたとき、100×(I0−It)/I0で得られる無定形化度Nが97%以上となるように混合を行う。化合物Aに含まれるリン(P)元素に対するハロゲン(X)元素の原子数比が1.0未満であることが好適である。
 
WO/2024/085192電極部材の製造方法及び電極部材の製造システム、並びに正極活物質の製造方法、正極活物質、正極合剤及び二次電池 RENAISIS CO., LTD.
 リチウム以外のイオン種を使用した、新規の正極活物質の製造方法を提供する。硫黄を含有するゴム類を原料に用いた電極部材の製造方法であって、前記電極部材が、正極活物質であり、前記原料を熱分解して固形物と乾留ガスとに分離し、前記乾留ガスを冷却して油分とガスとに分離し、前記油分を蒸留して重質油と軽質油と硫黄とに分離して得られた前記重質油と前記硫黄と、Na、K、Ca、及びMgからなる群より選ばれる1種以上の元素を含有するイオン原料と、正極活物質用炭化物を混練し、非酸化性雰囲気下で熱処理し、正極活物質を得る工程を有する電極部材の製造方法。前記イオン原料として廃棄物由来の原料(例えば、植物焼成灰、卵殻焼成物等)を使用することができる。
 
特表2024-518748 正極スラリー組成物、それを用いて製造された正極およびリチウム二次電池 エルジー エナジー ソリューション リミテッド
【要約】本発明に係る正極スラリー組成物は、正極活物質、導電材、バインダー、分散剤および溶媒を含み、上記正極活物質はリン酸鉄リチウムを含み、上記リン酸鉄リチウムの平均粒径D50が1.5μm以上であり、上記分散剤は、上記正極スラリー組成物内の固形分100重量部に対して0.2重量部〜0.9重量部で含まれる。
【請求項3】前記リン酸鉄リチウムは、下記化学式1の化合物である、請求項1に記載の正極スラリー組成物: [化学式1] Li1+aFe1−xMx(PO4−b)Xb (前記化学式1において、Mは、Al、Mg、Ni、Co、Mn、Ti、Ga、Cu、V、Nb、Zr、Ce、In、ZnおよびYからなる群から選択されるいずれか1つまたは2つ以上の元素を含み、Xは、F、SおよびNからなる群から選択されるいずれか1つまたは2つ以上の元素を含み、そして、a、b、xはそれぞれ−0.5≦a≦0.5、0≦b≦0.1、0≦x≦0.5である。)-
 
Rー3貴金属
Rー3ー1白金・金・銀
特開2024-058222 銀ナノワイヤの製造方法並びに接合材及び接合体 日本スペリア社
【課題】本発明の課題は、ナノ銀接合材に配合する銀ナノワイヤを製造することにより、接合部に発生する空隙を抑制し、高い接合信頼性を有した接合材の提供を可能とするナノ銀接合材を提供することである。
【解決手段】本発明の銀ナノワイヤの製造方法とは、ポリエチレングリコールに銀化合物を加えて反応させて、銀ナノワイヤを製造する方法である。また、接合材としては、前述の方法にて得られた銀ナノワイヤと溶剤を混錬してナノ銀接合材を得る。
 
特開2024-058422 白金族金属の回収方法、および白金族金属の回収システム 国立大学法人福井大学 川崎重工業 日本管機工業
【課題】低い温度にて、白金族金属を含む原料から白金族金属を回収する技術を提供する。
【解決手段】本発明の白金族金属の回収方法は、(b)アルカリ金属の水酸化物と、酸化物とを含む混合物を、400℃以上、600℃未満の温度で加熱して、加熱産物を得る工程、を含む。
 
特開2024-060334 PtAu合金粉末の製造方法 石福金属興業
【課題】合金化度が高く、粒度分布が狭いPtAu合金粉末の製造方法を提供する。
【解決手段】Pt化合物とAu化合物を含む水溶液を、還元剤を含む水溶液に加え、前記Pt化合物と前記Au化合物を還元して、PtAu還元粉末を得る還元工程と、前記PtAu還元粉末と酸化物粉末(焼結抑制剤)を混合し、350〜1050℃で熱処理する熱処理工程とを含み、前記PtAu合金粉末中のAuが0.5〜40wt%である、ことを特徴とするPtAu合金粉末の製造方法。
 
特開2024-060408 銀粉の製造方法 住友金属鉱山
【課題】銀粉の製造方法において、Te含有量の多い原料を処理する場合であっても、塩化銀析出工程から得られる塩化銀中のTe品位を効果的に低減することができる方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る銀粉の製造方法は、銀を含む精錬中間物を塩素浸出して得られる塩素浸出残渣を洗浄する残渣洗浄工程S1と、洗浄後スラリーを固液分離して得られる固形分から亜硫酸塩水溶液により銀を浸出させる浸出処理を行う銀浸出工程S2と、得られる浸出液を中和して塩化銀を析出させる塩化銀析出工程S3と、塩化銀を還元して銀粉末を生成する還元工程S5と、を有し、銀浸出工程S2では、酸性白土を含む吸着剤を添加することを特徴としている。
 
WO/2024/084878AUスパッタリングターゲット MATSUDA SANGYO COMPANY LIMITED
 Auスパッタリングターゲットであって、スパッタ面の表面粗さRaの平均値が0.1μm以上、50.0μm以下であり、最大値と最小値との差が10.0μm以下であり、かつ、スパッタ面の表面粗さRzの平均値が80.0μm以下であり、最大値と最小値との差が10.0μm以下である、Auスパッタリングターゲット。
 
WO/2024/089840銀系金属粉末及び該銀系金属粉末の製造方法 FUKUDA METAL FOIL & POWDER CO., LTD.
【課題】低温や露点の高い雰囲気であっても安定した焼結・焼成が可能であり、焼結体の強度や寸法のばらつきが少ないので、粉末冶金用途の原料粉末や導電ペースト材料の原料粉末として好適に使用することができる銀系金属粉末を提供する。
【解決手段】銀系金属粉末であって、前記銀系金属粉末が含有する600℃以下の温度域における酸化物の標準生成自由エネルギーが前記温度域における二酸化ケイ素の標準生成自由エネルギー以下であり、かつ、銀との混合エンタルピーがアルミニウム以下である不純物元素の総含有量が500ppm以下である銀系金属粉末。
 
WO/2024/089972銀めっき皮膜及び該銀めっき皮膜を備えた電気接点人 MATSUDA SANGYO COMPANY LIMITED
 高温環境下でも、高い導電性と耐摩耗性を有する銀めっき皮膜及び該銀めっき皮膜を備えた電気接点を提供することを課題とする。ビスマスを0.02wt%以上、1wt%未満含有し、かつ、結晶子サイズが230Å以下である銀めっき皮膜。ビスマスを0.02wt%以上、1wt%未満含有し、かつ、結晶子サイズが230Å以下である銀めっき皮膜を備えた電気接点。
 
特表2024-517672 近接結合エンジン用途の白金含有三元触媒 ビーエーエスエフ コーポレーション
【要約】本発明は、窒素酸化物(NOx)、一酸化炭素(CO)及び炭化水素(HC)を含む排気ガス流を処理するための三元変換触媒(TWC)であって、白金族金属(PGM)、耐火性金属酸化物支持体、及び担体を含み、白金族金属(PGM)が白金、パラジウム及びロジウムを含むことを特徴とする三元変換触媒、その方法及び使用方法に関する。
 
特表2024-518291 多孔質ポリマー基体内に階層的かつナノ多孔質金属を含む複合材料 ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド
【要約】複合材料であって、多孔質ポリマー基体と、前記多孔質ポリマー基体内部に存在するナノ多孔質金属とを含む複合材料が開示される。ナノ多孔質金属は階層構造を有してよい。ナノ多孔質金属は、単峰性且つ右歪曲型の個数基準ナノ孔径分布を有してよい。多孔質ポリマー基体はある特定の用途において、組織統合及び/又は組織内方成長を支持してよい。複合材料は、電気化学的被分析物バイオセンサ及び他の用途において使用されてよい。
【請求項6】前記ナノ多孔質金属が白金、イリジウム、パラジウム、金、銀、銅、ニッケル、又はこれらの組み合わせ又は合金を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の複合材料。
 
特表2024-518660 単結晶金マイクロプレート、その作製方法、およびそれを含む装置 ビー.ジー.ネゲブ テクノロジーズ アンド アプリケーションズ リミテッド, アット ベン‐グリオン ユニバーシティー
【要約】センサが開示される。センサは、基板と、基板に結合した金パターンとを含み、金パターンは、複数の繰り返し単位から作られ、各単位は、100〜500nmの幅および1〜50ミクロンの長さを有する少なくとも1つの線から作られ、2つの隣接する単位の間の第1の距離は、50〜1000nmであり、パターン中のすべての線は、単結晶金に由来し、したがって、基板に対して同じ結晶方位を有する。
 
Rー3ー2錫、その他
特開2024-057495 電池用表面処理金属板 東洋鋼鈑
【課題】ガス発生の抑制効果に優れた電池用表面処理金属板を提供すること。
【解決手段】電池用表面処理金属板であって、金属基材と、前記金属基材の少なくとも片面に設けられたニッケル層と、前記ニッケル層の上層に設けられた錫層と、を備え、前記錫層について、下記(1)式または下記(2)式の少なくともいずれか一方が1を超えることを満たす電池用表面処理金属板を提供する。N(220)/N(200)>  (1) N(220)/N(400)>  (2) 上記(1)式および(2)式中、N(220)は前記錫層の(220)面の結晶配向指数を表し、上記(1)式中、N(200)は前記錫層の(200)面の結晶配向指数を表し、上記(2)式中、N(400)は前記錫層の(400)面の結晶配向指数を表す。
 
 
Sガラス・セラミックス
S−1ガラス
S−1−1製造
特開2024-058799 ガラス板の製造装置及び製造方法 日本電気硝子
【課題】ガラス板の搬送経路に清浄な空気を供給する。
【解決手段】ガラス板Gの製造装置1は、ガラス板Gを搬送するための搬送経路2a内に空気を供給する給気装置3を備える。給気装置3は、搬送経路2aに空気を送り出す送風機14と、送風機14から送り出された空気を搬送経路2aに供給する給気ダクト15aと、給気ダクト15aと搬送経路2aとを接続する接続部18aと、送風機14から送り出された空気中の異物を取り除くフィルタ19と、を備える。フィルタ19は、接続部18aに配置される。
 
特開2024-060295 ガラス物品の製造方法及び製造装置 日本電気硝子
【課題】溶融ガラスの液面を覆う被覆層の温度低下を抑制し、溶融ガラスの液面レベルを安定化させ、ガラス物品の生産効率を向上させる。
【解決手段】ガラス物品の製造方法は、溶融炉1内に収容された溶融ガラスGmに浸漬された電極3による加熱により、ガラス原料Grを溶解して溶融ガラスGmを得る溶融工程を含む。溶融炉1は、溶融炉1の天井壁1cを保温する断熱層8を備える。溶融工程では、溶融ガラスGmの液面LSを覆うバッチ層Ga及び泡層Gbを含む被覆層Gxを形成すると共に、断熱層8により天井壁1cの最低温度を600〜1100℃に保温する。
 
WO/2024/084810ガラス物品の製造装置及びガラス物品の製造方法 NIPPON ELECTRIC GLASS CO., LTD.
 ガラス物品の製造装置1は、ガラス板Gを搬送する搬送装置10と、搬送されるガラス板Gの主面Gbに気体A1を吹き付けるエアナイフ15と、を備える。搬送装置10は、エアナイフ15と中心軸線が交差し且つ軸受19により支持されると共に端部17aを有するローラ軸17と、該ローラ軸17に配置されたローラ18と、を有するローラ部材11xを備える。ローラ軸17の端部17aは、エアナイフ15から離間して配置される。エアナイフ15に最も近いローラ18xは、エアナイフ15に最も近い軸受19xよりも、エアナイフ15に近い位置に配置される。
 
WO/2024/084985ガラス物品の製造方法及び製造装置 NIPPON ELECTRIC GLASS CO., LTD.
 ガラス物品の製造方法は、溶融炉1内に収容された溶融ガラスGmに浸漬された電極3による加熱により、ガラス原料Grを溶解して溶融ガラスGmを得る溶融工程を含む。溶融炉1は、溶融炉1の天井壁1cを保温する断熱層8を備える。溶融工程では、溶融ガラスGmの液面LSを覆うバッチ層Ga及び泡層Gbを含む被覆層Gxを形成すると共に、断熱層8により天井壁1cの最低温度を600〜1100℃に保温する。
 
特表2024-517961 ガラスリボンを製造するための方法及び装置 コーニング インコーポレイテッド
【要約】ガラス製造装置が、ガラスリボンを形成する形成装置を含む。形成装置の下流には、第1のチャンバと、入口開口部を定める第1の端部と、出口開口部を定める第2の端部とを含むエンクロージャが配置される。エンクロージャの第1のエンクロージャ壁は、第1のチャンバからエンクロージャの外部へのガス移動経路を定めるエンクロージャ壁開口部を含む。第1のチャンバを通じてリボン移動経路が延びる。エンクロージャの第1の側面に沿って、第2のチャンバを含む第1の導管が延びる。第1のチャンバと第2のチャンバとの間には、ガス開口部が流体連通をもたらす。第2のチャンバは第1のガス源と流体連通する。第1のガス源は、第2のチャンバを通じて第1のチャンバに第1のガスを供給する。ガラスリボンの製造方法も示す。
 
特表2024-517962 熱膨張を受け入れるための支持構造体及びそれを含むガラス製造装置 コーニング インコーポレイテッド
【要約】ガラス製造装置は、ベース上に配置された撹拌チャンバを含む。撹拌チャンバは、第1のコネクタチューブに取り付けられた流入ポートと、チャンバ導管と、屈曲導管とを含む。装置はまた、屈曲導管に接続されてそこから溶融ガラスを送出する第2のコネクタチューブを含む。第2のコネクタチューブの少なくとも一部分は、少なくとも部分的に垂直方向上向きに延びる。装置はまた、第2のコネクタチューブに接続された送出容器を含む。ベース又は送出容器のうちの一方は、垂直方向に固定された基準点に取り付けられる。ベース又は送出容器のうちの他方のものは、ベース又は送出容器のうちのこの他方のものの熱膨張に依存しない第2のコネクタチューブの熱膨張に応答して移動可能である。
 
S−1−2成分
特開2024-056400 光学ガラスおよび光学素子 HOYA
【課題】 異常部分分散性および再加熱時の安定性を有する光学ガラスおよび光学素子を提供すること。
【解決手段】 Fの含有量が20〜45モル%であり、Alの含有量が1〜13モル%であり、Pの含有量が1〜13モル%であり、Liの含有量が5モル%以下であり、Baの含有量が1〜10モル%であり、Oの含有量とPの含有量とのモル比[O/P]が3.30〜4.20であり、Fの含有量とAlの含有量とのモル比[F/Al]が3.70〜5.50であり、Pの含有量とAlの含有量とのモル比[P/Al]が0.90〜1.20であり、Baの含有量とPの含有量とのモル比[Ba/P]が0.55〜1.00であり、Baの含有量と、Mg、Ca、Sr、およびBaの合計含有量とのモル比[Ba/(Mg+Ca+Sr+Ba)]が0.65以下であり、Fの含有量と、O、F、およびClの合計含有量とのモル比[F/(O+F+Cl)]が0.45以上である、光学ガラス。
 
特開2024-056789 光学ガラス、光学ガラスを用いた光学素子、光学系、交換レンズ、光学装置、及び光学ガラスの製造方法 光ガラス
【課題】高分散で異常分散ΔPg,Fが小さい光学ガラスを提供する。
【解決手段】質量%で、SiO2成分:17〜35%、B2O3成分:0〜13%、ZrO2成分:0〜10%、Nb2O5成分:34〜52%、Na2O成分:0〜10%、MgO成分:0超〜10%、Li2O成分:0超〜10%、WO3成分:0〜3%、であり、質量%基準で、MgOに対するSiO2の比(SiO2/MgO)が、5〜27.5である、光学ガラスを提供する。
 
特開2024-056885 光学ガラス、光学素子、光学系、交換レンズ及び光学装置 光ガラス
【課題】原料コストが安価であり、低比重、高分散の光学ガラス、光学素子、光学系、交換レンズ及び光学装置を提供する。
【解決手段】質量%で、P2O5成分:24.5〜41%、Na2O成分:6〜17%、K2O成分:5〜15%、Al2O3成分:0%超7%以下、TiO2成分:8〜21%、Nb2O5成分:5〜38%であり、かつ、部分分散比(Pg,F)が0.634以下である、光学ガラスである。
 
特開2024-057493 ガラス粉末複合体、及びガラス粉末複合体の製造方法  国立大学法人大阪大学 ジーシー
【課題】時間の経過に応じてイオンの徐放を変化させることができるガラス粉末複合体を提供すること。
【解決手段】少なくとも1種の元素を含有する第1ガラスを含み、第1期間に前記第1ガラスが溶出する第1ガラス粉末と、前記第1ガラスの前記元素と異なる少なくとも1種の元素を含有する第2ガラスを含み、前記第1期間と異なる第2期間に前記第2ガラスが溶出する第2ガラス粉末と、を含む、ガラス粉末複合体。
【請求項3】第1ガラス及び/又は第2ガラスが、リン酸塩ガラスである、請求項1又は2に記載のガラス粉末複合体。
【請求項4】第1ガラス及び/又は第2ガラスが、ナトリウムを含有する、請求項1又は2に記載のガラス粉末複合体。
【請求項5】第1ガラス及び/又は第2ガラスが、アルミニウムを含有する、請求項1又は2に記載のガラス粉末複合体。
【請求項6】第1ガラス又は第2ガラスが、リチウムを含有する、請求項1又は2に記載のガラス粉末複合体。
【請求項7】第1ガラス又は第2ガラスが、亜鉛を含有する、請求項1又は2に記載のガラス粉末複合体。
【請求項8】第1ガラス又は第2ガラスが、ストロンチウムを含有する、 請求項1又は2に記載のガラス粉末複合体。
 
特開2024-059599 光学ガラス、光学素子及び光学機器 成都光明光電股分有限公司
【課題】合理的な成分設計により、所望の屈折率とアッベ数を有すると同時に、相対部分分散Pg,Fが比較的低く、負方向の異常分散性能を有し、環境保護要求に合致し、ハイエンド光電製品の応用を満たすことができる光学ガラスを提供する。
【解決手段】光学ガラスは、重量%で以下の成分を含む:SiO2:26〜42%;Nb2O5:21〜40%;ZrO2:0.5〜12%;RO:7〜35%;Na2O:3〜18%。前記ROはMgO、CaO、SrO、BaOの合計含有量である。
 
特開2024-059962 寸法安定性ガラス コーニング インコーポレイテッド
【課題】より小型でより高速のトランジスタを製造することができ、これにより最終的に、より輝度が高く、より高速のディスプレイのためのガラスを提供すること。
【解決手段】 アルカリを実質的に含まず、高い徐冷点を有し、それゆえ、アモルファスシリコン、酸化物および低温ポリシリコンTFT過程においてTFTバックプレーン基板として使用するための良好な寸法安定性(例えば、低い圧密)を有するガラス。
 
特開2024-060430 多孔質ガラス材の製造方法及び多孔質ガラス材 日本電気硝子
【課題】製造時に破損しにくく、かつ細孔径が小さい多孔質ガラス材の製造方法及び多孔質ガラス材を提供する。
【解決手段】ZrO2を含有する多孔質ガラス材の製造方法であって、ZrO2を含有するガラス母材を用意する用意工程、ガラス母材から分相ガラスを得る分相工程、分相ガラスを酸処理することで多孔質ガラス材を得る酸処理工程、多孔質ガラス材前駆体の細孔を収縮させて微細孔を形成する微細孔形成工程、を含む、多孔質ガラス材の製造方法。
【請求項2】前記ガラス母材が、質量%で、SiO2 40%〜80%、ZrO2 0%超〜20%、B2O3 0%超〜40%、Al2O3 0%〜10%、Li2O 0%〜20%、Na2O 0%〜20%、K2O 0%〜20%、及びRO(RはMg、Ca、Sr及びBaから選択される少なくとも1種) 0%〜20%を含有する、請求項1に記載の多孔質ガラス材の製造方法。
 
WO/2024/084748電波透過型遮熱複層ガラス HERCULES GLASS TECH CO., LTD.
【課題】本発明は、高い可視光透過率と優れた日射遮蔽性能及び紫外線遮蔽性能を有し、かつ第5世代移動通信システムに使用されるミリ波帯(28GHz帯)及びSub6帯(周波数4.5GHz帯及び3.7GHz帯)の電波を透過する電波透過遮熱複層ガラスを提供することを目的する。
【解決手段】複層ガラスを構成する1枚の板ガラスの空気層側に、一般式MxWOyで表される複合酸化タングステン微粒子とアンチモンドープ酸化錫(SnO2:Sb)微粒子の混合被膜が形成されていて、前記アンチモンドープ酸化錫(SnO2:Sb)のMxWOyに対する割合が5から20wt%であって、前記金属MのタングステンWに対するモル比xが0.8〜1.1の範囲にあり、金属Mが少なくともアルミニウム(Al)、錫(Sn)及び亜鉛(Zn)を含有する。
 
WO/2024/089941電子部品 MURATA MANUFACTURING CO., LTD.
 ガラス膜(50)は、ベース部(51)と、特定部(52)と、を有している。ベース部(51)は、ベース部(51)は、ケイ素酸化物に加えてアルカリ金属及びアルカリ土類金属のうちの1種類以上の金属元素の酸化物を含んでいる。特定部(52)は、ケイ素酸化物に加えてベース部(51)と同じ金属元素の酸化物を含んでいる。特定部(52)における金属元素の含有割合は、ベース部(51)における金属元素の含有割合よりも小さくなっている。
 
S−1−3用途
特開2024-056924 円環状ガラス基板の製造方法、円環状ガラス基板、及び磁気ディスク用ガラス基板の製造方法 HOYA
【課題】磁気ディスク用ガラス基板の製造方法において、ガラス素板から円環状のガラス基板をより確実に分離できる技術を提供する。
【解決手段】円環状ガラス基板(1)の製造方法は、ガラス素板(20)の表面(20a)に所定の円(C1)に沿ってレーザ光(L)を照射することにより、ガラス素板(20)に、円(C1)に沿って複数の欠陥(D)を含む分離線(C1)を形成することと、分離線(C1)が形成されたガラス素板(20)の、分離線(C1)の外側の部分(21)を内側の部分(22)よりも高温で加熱することにより、外側の部分(21)と内側の部分(22)とを分離することと、を含む。分離線(C1)は、隣り合う二つの欠陥が第1の間隔を隔てて周期的に形成される第1の領域と、隣り合う二つの欠陥が前記第1の間隔より短い間隔を隔てて形成される第2の領域とを含む。
 
特開2024-058047 自立ガラス手摺 安藤・間
【課題】デザイン性に優れ、後施工による設置が容易な自立ガラス手摺を提供する。
【解決手段】手摺10の延長方向に沿って所定間隔で高さ調整されて床面上に設置されたベース部材30、各ベース部材30上に掛け渡されるように、手摺10の延長方向に沿って敷設されたガラス支持フレーム20、ガラス支持フレーム20内に下端部が固定保持された単位幅からなるガラス板11が、手摺の延長分だけ互いの端部を突き合わせて建て込まれてなるガラス面部、手摺の延長方向に沿って設置され、ガラス支持フレーム20とガラス面部の足元部を覆うカバーパネル40、ガラス面部の上端面に取り付けられた笠木50、を備えた。
 
特開2024-058437 ディスプレイ用ガラス AGC
【課題】製造ラインを汚染することなく、またガラス板に対して識別コードを別途付与せずとも、個体の識別が可能なディスプレイ用ガラスの提供を目的とする。
【解決手段】平面視において矩形状であり、相互に対向する第1の主面及び第2の主面と、前記第1の主面及び前記第2の主面を接続する4つの端面とを有するディスプレイ用ガラスであって、前記端面のうち少なくとも1面におけるリブマークの厚さのばらつきが、標準偏差をσとしたときに、3σで1μm以上10μm未満であるディスプレイ用ガラスである。
 
WO/2024/084866ガラス振動板及び振動子付きガラス振動板 AGC INC.
 ガラス振動板(11)は、ガラス板構成体(12)と、ガラス板構成体(12)の一方側の主面(12A)に固定されるマウント部(16)と、マウント部(16)におけるガラス板構成体(12)側とは反対側に設けられると共にガラス板構成体(12)を振動させる振動子(26)が機械的に取り付けられる接続部(24)と、マウント部(16)におけるガラス板構成体(12)側とは反対側の主面に設けられた弾性変形層(22)と、を有する。
 
S−2セラミックス
特開2024-058194 セラミックス多孔体及びその製造方法  美濃窯業 国立研究開発法人産業技術総合研究所
【課題】高気孔率かつ高通気率であるとともに、耐熱衝撃性に優れたセラミックス多孔体を提供する。
【解決手段】セラミックスにより形成されており、多数の球状の気孔を内包するとともに、隣接する気孔どうしを連通する貫通孔が気孔を構成する隔壁に形成された連続気孔構造を有し、気孔径の第2四分位数(μm)が130μm以下であるとともに、気孔径の四分位範囲(μm)が50μm以下であり、その気孔径が300μm以上の粗大気孔の単位面積(1cm2)当たりの数が20個以下であり、気孔率が50〜99%であり、通気率が1×10−13〜1×10−10m2であるセラミックス多孔体。
【請求項3】前記セラミックスが、ムライト、アルミナ、ジルコニア、シリカ、炭化珪素、窒化珪素、窒化硼素、コーディエライト、及び炭素からなる群より選択される少なくとも一種である請求項1又は2に記載のセラミックス多孔体。
 
特開2024-059978 放熱部材 京セラ
【課題】放熱部材において、放熱効率の更なる向上を図ることができる技術を提供する。
【解決手段】本開示による放熱部材は、セラミックスからなる平板状の中間部材、第1部材および第2部材を有する。中間部材は、互いに反対側に位置する第1面および第2面を貫通する複数の貫通孔を有する。第1部材は、中間部材の第1面と対向する第3面に第1溝部を有する。第2部材は、中間部材の第2面と対向する第4面に複数の第2溝部を有し、第4面の反対側に位置する第5面に熱源が配置される。第1溝部は、第3面に対して凹んだ第1凹部と、第1凹部内に位置する複数の第1凸部とを有する。第2溝部は、第4面に対して凹んだ第2凹部と、第2凹部内に位置する複数の第2凸部とを有する。複数の第1凸部のうち少なくとも1つと第1面との間、複数の第2凸部のうち少なくとも1つと第2面との間のうち、少なくともいずれかに隙間を有する。
 
特開2024-059993 放熱部材 京セラ
【課題】放熱部材において、放熱効率の更なる向上を図ることができる技術を提供する。
【解決手段】本開示による放熱部材は、セラミックスからなる平板状の中間部材、第1部材および第2部材を有する。中間部材は、互いに反対側に位置する第1面および第2面を貫通する複数の貫通孔を有する。第1部材は、中間部材の第1面と対向する第3面に第1溝部を有する。第2部材は、中間部材の第2面と対向する第4面に複数の第2溝部を有し、第4面の反対側に位置する第5面に熱源が配置される。中間部材は、縁部と、中央部と、中央部および縁部の間に位置し、中央部および縁部を繋ぐ複数の接続部とを有する。複数の貫通孔は、接続部に位置する複数の第1貫通孔と、中央部に位置し、第1貫通孔よりも開口面積が大きい少なくとも1つの第2貫通孔とを含む。
 
S−2−1繊維
特開2024-060591 ガラスクロス、プリプレグ、およびプリント配線板 旭化成
【課題】本発明は、応力−歪特性の異方性が低減された低誘電ガラスクロス、並びに、当該低誘電ガラスクロスを用いたプリプレグ及びプリント配線板を提供することを目的とする。
【解決手段】フィラメントの本数が120本以上500本以下のガラス糸を経糸及び緯糸として製織して成る、厚さ40μm以上100μm以下のガラスクロスであって、経糸を構成するフィラメントの本数と、緯糸を構成するフィラメントの本数の差が3本以下であり、経糸の糸幅の下限値が、下式(1): 40×α+102・・・式(1){式中、αはフィラメントの平均直径(μm)を表す}で求められる値以上であり、経糸の糸幅と緯糸の糸幅の比(経糸幅/緯糸幅)を、フィラメントの平均直径で除して求められる、経緯糸幅比係数が、0.125以上0.142以下であるガラスクロスが提供される。
 
WO/2024/085004セラミックス−金属接合体の製造方法 OSAKA UNIVERSITY
【課題】セラミックス基材の表面に、金属の層を細線形状で直接接合する。
【解決手段】レーザービームをセラミックス基材表面に掃引させながら照射するとともに、前記セラミックス基材の表面上のレーザービームが照射される領域(以下「照射エリア」という。)に向けて固体金属材料を送給して、送給中の前記金属材料にもレーザービームが照射される状態とし、前記照射エリアに位置するセラミックス基材表面を加熱しながら前記金属材料を溶融させ、溶融した金属材料をセラミックス基材表面に被着させたのち凝固させる、セラミックス−金属接合体の製造方法。
 
WO/2024/085009無機酸化物ナノファイバーの製造方法およびナノ構造体 SONY GROUP CORPORATION
 本開示の一実施形態の無機酸化物ナノファイバーの製造方法は、非プロトン性またはプロトン性の極性溶媒に水、金属アルコキシド、触媒および界面活性剤を溶解させて混合液を調製し、混合液から極性溶媒を除去してリバース二次元ヘキサゴナル構造を有するナノ構造体を合成した後、ナノ構造体を分解する。
 
WO/2024/090237ガラスロービング NIPPON ELECTRIC GLASS CO., LTD.
 毛羽が発生しにくく作業性に優れ、ガラス繊維強化樹脂成形体の強度を高めることが可能なガラスロービングを提供する。 扁平な断面形状を有する複数のガラスフィラメントが集束されてなるガラスストランド2が円筒状に巻き取られてなるガラスロービング1であって、 ガラスフィラメントの断面形状の長径及び短径の比(長径/短径)から算出される扁平比が1.5〜8であり、 ガラスロービング1の水分率が6.5超〜13質量%であり、かつ、ガラスロービング1の内層から外層までの水分率の最大値と最小値の差が3.5質量%以下である、ガラスロービング1。
 
WO/2024/090513粒子付き基材、および粒子付き基材の製造方法 DAI NIPPON PRINTING CO., LTD.
 本開示は、無機繊維を含む繊維基材と、上記繊維基材の表面に配置され、無機化合物を含む無機膜と、上記繊維基材の表面側に、上記無機膜により固定化された機能性粒子と、を有する、粒子付き基材を提供する。
 
特表2024-518193 アトマイザー、霧化モジュール、エアロゾルカートリッジ及びアトマイザーの製造方法 邁博高分子材料(寧波)有限公司
【課題】本発明は、アトマイザー、霧化モジュール、エアロゾルカートリッジ及びアトマイザーの製造方法に関する。
【解決手段】前記アトマイザーは、アトマイザー液体輸送部品と、網状加熱部品と、を含み、前記網状加熱部品は、360度で取り囲むように前記アトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆し、及び/又は、360度で取り囲むように前記アトマイザー液体輸送部品の内周面に貼り付けられる。360度で取り囲まれた網状加熱部品から発生した熱は、アトマイザー液体輸送部品の表面により均一に分布し、アトマイザー液体輸送部品上の液体をより効果的に加熱かつ霧化させることができ、霧化をより安定的で信頼できるようにし、食感をより繊細で充実させることができる。
【請求項11】前記アトマイザー液体輸送部品の材質は、セルロースを含んだ繊維又は粉末、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、及び多孔質セラミックスを含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
 
S−3耐火物
特開2024-059450 真空脱ガス炉用マグネシアカーボンれんがの製造方法 黒崎播磨   日本製鉄
【課題】真空脱ガス炉に使用される黒鉛を含有しないか極めて少ないマグネシアカーボンれんがにおいて、耐スポーリング性及び耐食性を向上する。
【解決手段】耐火原料配合物に有機バインダーを添加して混練し成形後、熱処理する工程を含む、真空脱ガス炉用マグネシアカーボンれんがの製造方法において、耐火原料配合物は、マグネシアの含有率が合計で87質量%以上98質量%以下であって、粒径0.075mm以上5mm未満のマグネシアを75質量%以上95質量%以下、粒径0.075mm未満のマグネシアを1質量%以上12質量%以下、スピネルを1質量%以上10質量%以下、粒径0.5mm未満のピッチ粉を0.3質量%以上2質量%以下、アルミニウム及び/又はアルミニウム合金を合計で0.3質量%以上2.5質量%以下含有し、かつ黒鉛の含有率が1.5質量%以下(0を含む)であることを特徴とする。
 
WO/2024/090106焼成炉用の湿式吹付材及びその施工方法 KROSAKIHARIMA CORPORATION
 本発明は、焼成炉の被施工面への施工後、その焼成炉が稼働できる状態になるまでの時間を短くすることのできる、焼成炉用の湿式吹付材及びその施工方法を提供する。すなわち本発明では、粒径1mm未満の粒子を55質量%以上90質量%以下含む耐火原料に、シリカゾルと水とを添加して混練し、その混練物をノズル2まで圧送し、ノズル2又はノズル2手前にて、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、硫酸カルシウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硝酸カルシウム、硝酸マグネシウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウムの少なくとも一種類以上のスラリー又は水溶液を添加して被施工面Sへ吹き付ける。
 
S−4砥石・研磨剤など
特許7296674 ウェットブラスト処理装置 マコー
【課題】切削具の形状に応じた段取り作業を容易に行うことができるウェットブラスト処理装置を提供する。
【解決手段】刃部にスラリを噴射すると共に、切削具に対して対称に配置された一対のノズルと、一対のノズルを互いに異なる方向に回転させる回転機構と、一対のノズルを任意の直線上に近接及び離間させる移動機構と、を備える。
 
特許7471704 ステンレスタンク用電解研磨装置、およびステンレスタンクの電解研磨方法 協和ステンレス株式会社
【課題】少ない電解研磨液、および少ない電力量で大型のステンレスタンク全体の電解研磨をすることができる、小型化したステンレスタンク用電解研磨装置、およびステンレスタンクの電解研磨方法を提供する。
【解決手段】電解槽2と、電極体3と、搬送用クレーン4と、タンク反転機5と、を備え、前記電解槽は、上面が開口し、前記電解槽内の電解研磨液に前記ステンレスタンクの少なくとも半分を浸漬できるように構成されてなる、ステンレス製のタンク用電解研磨装置1。
 
WO/2024/085217プラスチックレンズ用研磨剤組成物 YAMAGUCHI SEIKEN KOGYO CO., LTD.
 プラスチックレンズ用研磨剤組成物は、アルミナと、水溶性高分子化合物と、水とを含有し、水溶性高分子化合物は、重合体の主鎖にオキサゾリン基が結合した、オキサゾリン基含有水溶性高分子化合物である。
 
WO/2024/085218プラスチックレンズ用研磨剤組成物 YAMAGUCHI SEIKEN KOGYO CO., LTD.
 プラスチックレンズ用研磨剤組成物は、アルミナと、ポリビニルアルコールと、水とを含有し、ポリビニルアルコールのケン化度は、40〜98mol%であり、ポリビニルアルコールの重合度は、50〜1000である。
 
WO/2024/089850研磨液、研磨方法、部品の製造方法、及び、半導体部品の製造方法 RESONAC CORPORATION
 セリウム酸化物を含む砥粒と、芳香族カルボン酸及びその塩からなる群より選ばれる少なくとも一種の芳香族カルボン酸化合物と、ハロゲン化物イオンと、を含有する、研磨液。前記研磨液を用いて被研磨部材を研磨する、研磨方法。前記研磨方法により研磨された被研磨部材を用いて部品を得る、部品の製造方法。前記研磨方法により研磨された被研磨部材を用いて半導体部品を得る、半導体部品の製造方法。
 
WO/2024/089919砥粒を得るための原料及びその選定方法、砥粒の製造方法、研磨液の製造方法、研磨方法、部品の製造方法、並びに、半導体部品の製造方法 RESONAC CORPORATION
 砥粒を得るための原料の選定方法であって、前記原料がセリウムを含み、陽電子消滅法により測定される陽電子寿命の平均値に基づき前記原料を選定する、原料の選定方法。砥粒を得るための原料であって、セリウムを含み、陽電子消滅法により測定される陽電子寿命の平均値が285〜360psである、原料。前記原料を粉砕する、砥粒の製造方法。前記砥粒の製造方法により得られた砥粒と、水と、を混合する、研磨液の製造方法。前記研磨液の製造方法により得られた研磨液を用いて被研磨部材を研磨する、研磨方法。
 
WO/2024/089920砥粒及びその選定方法、研磨液、複数液式研磨液、研磨方法、部品の製造方法、並びに、半導体部品の製造方法 RESONAC CORPORATION
 砥粒の選定方法であって、前記砥粒がセリウムを含み、陽電子消滅法により測定される陽電子寿命の平均値に基づき前記砥粒を選定する、砥粒の選定方法。セリウムを含み、陽電子消滅法により測定される陽電子寿命の平均値が360ps以下である、砥粒。前記砥粒と、水と、を含有する、研磨液。前記砥粒と、水と、を含有する第1の液、並びに、前記砥粒及び水以外の成分と、水と、を含有する第2の液を備える、複数液式研磨液。前記研磨液を用いて被研磨部材を研磨する、研磨方法。
 
WO/2024/089921砥粒及びその選定方法、研磨液、複数液式研磨液、研磨方法、部品の製造方法、並びに、半導体部品の製造方法 RESONAC CORPORATION
 砥粒の選定方法であって、前記砥粒がセリウムを含み、結晶子径に基づき前記砥粒を選定する、砥粒の選定方法。セリウムを含み、結晶子径が30nm以上である、砥粒。前記砥粒と、水と、を含有する、研磨液。前記砥粒と、水と、を含有する第1の液、並びに、前記砥粒及び水以外の成分と、水と、を含有する第2の液を備える、複数液式研磨液。前記研磨液を用いて被研磨部材を研磨する、研磨方法。
 
WO/2024/089922砥粒及びその選定方法、研磨液、複数液式研磨液、研磨方法、部品の製造方法、並びに、半導体部品の製造方法 RESONAC CORPORATION
 砥粒の選定方法であって、前記砥粒がセリウムを含み、陽電子消滅法により測定される陽電子寿命の短寿命成分値に基づき前記砥粒を選定する、砥粒の選定方法。セリウムを含み、陽電子消滅法により測定される陽電子寿命の短寿命成分値が190ps以下である、砥粒。前記砥粒と、水と、を含有する、研磨液。前記砥粒と、水と、を含有する第1の液、並びに、前記砥粒及び水以外の成分と、水と、を含有する第2の液を備える、複数液式研磨液。前記研磨液を用いて被研磨部材を研磨する、研磨方法。
 
WO/2024/089923砥粒を得るための原料及びその選定方法、砥粒の製造方法、研磨液の製造方法、研磨方法、部品の製造方法、並びに、半導体部品の製造方法 RESONAC CORPORATION
 砥粒を得るための原料の選定方法であって、前記原料がセリウムを含み、前記原料を熱重量分析して得られる熱重量曲線の微分曲線におけるピークトップ温度に基づき前記原料を選定する、原料の選定方法。砥粒を得るための原料であって、セリウムを含み、前記原料を熱重量分析して得られる熱重量曲線の微分曲線におけるピークトップ温度が300℃以上である、原料。前記原料を粉砕する、砥粒の製造方法。前記砥粒の製造方法により得られた砥粒と、水と、を混合する、研磨液の製造方法。前記研磨液の製造方法により得られた研磨液を用いて被研磨部材を研磨する、研磨方法。
 
WO/2024/090474シート状研磨物品 KOVAX CORPORATION
 シート状の研磨物品が備える研磨材層中の独立気泡体が、切粉排出のための気孔を研磨材層中に設けるだけでなく、研磨材層の表面と被削材との間の空間を確保することによって被削材の切粉の排出を容易にするとともに、研磨作業で生じる摩擦で研磨材層表層部の独立気泡体が崩壊すると共に新たな砥粒が被削材に作用する事で研磨材層が自己ドレッシング性を有する、長寿命のシート状研磨物品を提供する。 基材と、基材の一方の面に設けられた研磨材層とを備えるシート状の研磨物品であって、研磨材層が、独立気泡体と、第1の砥粒と、第1の接着結合剤とを含み、独立気泡体の内径が、30μm〜200μmであり、第1の砥粒の平均粒子径が、独立気泡体の内径の3分の1以下であり、第1の接着結合剤が、研磨材層を基材に接着するものであり、研磨材層全体の体積を基準として、独立気泡体が70体積%〜85体積%、第1の砥粒が5体積%〜13体積%、残りを第1の接着結合剤が占めることを特徴とする、研磨物品。
 
 
T焼却灰他
Tー1焼却灰
Tー1ー1焼却灰の無害化
特許7477927 灰バンカの清掃方法 GOLDEN通商株式会社
【課題】灰バンカの壁面及び底面に固着した燃焼灰を除去し効率的に内部の清掃を行うことができる灰バンカの清掃方法の提供。
【解決手段】灰バンカ1の清掃では、天井クレーン2が設置された灰バンカ1の壁面13及び底面12に固着した焼却灰を除去する。灰バンカ1の清掃方法は、天井クレーン2を移動させることによりゴンドラ5を壁面13の近傍に位置させるステップと、作業員30が乗り込み可能であって上下動可能なゴンドラ5を天井クレーン2に固定するステップと、天井クレーン2を停止した状態でゴンドラ5を上下動させながら壁面13に固着した焼却灰を高圧洗浄機で除去するステップと、天井クレーン2からゴンドラ5を取り外すステップと、を有する。
 
T−1−2用途
特開2024-058740 散気体及びその製造方法 IHI
【課題】安価な原料を用いて簡単に製造することが可能な散気体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】散気板2は、燃焼灰及びバインダーを含む多孔質体で構成され、互いに異なる位置にある一対の面を備え、液中において一方の面でガスを受け取って他方の面から微細気泡を放出する。バインダーは、粘土であってもよい。散気板2の原料における燃焼灰の比率は、50wt%以上であり、粘土の比率は、50wt%以下であってもよい。燃焼灰に含まれるカルシウム及び鉄は、それぞれ5%wt以下であってもよい。
 
T−2スラグ
T−2ー1改質
特開2024-058704 水砕スラグ製造設備の管理方法及び水砕スラグ製造設備の管理設備 日本製鉄
【課題】水砕スラグ製造設備においてスラリーを一時保管する撹拌槽での水蒸気爆発の発生を抑制できるようにすること。
【解決手段】溶融スラグに冷却水を噴射することで溶融スラグを水砕スラグにすることが可能な水砕スラグ化装置と、水砕スラグを含むスラリーを一時保管することが可能な撹拌槽と、撹拌槽で保管されていたスラリーを固液分離することが可能な固液分離装置と、を備える水砕スラグ製造設備において、スラリーより高温の溶融スラグ若しくは水砕スラグが投入される撹拌槽のスラリーの液温を温度センサで測定し、熱バランスを管理する水砕スラグ製造設備の管理方法とする。
 
実登3246468 スラグ配管洗浄装置 華能山東発電有限公司煙台発電廠
【課題】長時間の使用によってスラグが配管内に溜まり、オーバーフロー水の流れが遅くなり、オーバーフロー水への循環使用の影響を回避する、スラグ配管洗浄装置を提供する。
【解決手段】本体ユニットを含み、導管の円環220から離れた一端にはピストン筒が固定的に連結され、ピストン筒の内壁にはピストンが摺動可能に連結され、第2磁石の第1磁石から離れた側には連結軸が固定的に連結され、連結軸の第2磁石から離れた一端には、ろ過網が溶接され、ろ過網の底端には開口溝が開設される。スクレーパがろ過網表面に密接するまで連結軸を通じてスクレーパをろ過網側に移動させ、水の流れによりスクリューコンベアが持続的に回転し、スクリューコンベア210が連結軸を駆動して同時に回転させ、連結軸がスクレーパを駆動してろ過網表面のスラグを掻き取り、落下したスラグはドレイン溝111を通じて清掃ユニットに入り、配管内のスラグを効果的に清掃する。
 
T−2ー2コンクリート・セメント
WO/2024/090580高炉スラグと転炉スラグを用いた水硬性セメント組成物の製造方法 GLOBAL MATERIAL RESEARCH CORPORATION
 高炉法の銑鉄製造工程で生成する高炉スラグと、製鋼工程で生成する転炉スラグとを、前記高炉スラグ及び前記転炉スラグの少なくともいずれかが溶融した状態で混合して、溶融状態の混合物を得る工程(A)と、工程(A)で得られた溶融状態の混合物を急冷固化してクリンカを製造する工程(B)と、工程(B)で得られた前記クリンカに石膏を添加して粉砕する工程(C)と、を有する水硬性セメント組成物の製造方法。
 
WO/2024/090581電気炉スラグを用いた水硬性セメント組成物の製造方法 GLOBAL MATERIAL RESEARCH CORPORATION
 電気炉製鋼の酸化精錬工程で生成する溶融状態の酸化スラグ、及び還元精錬・鋳造工程で生成する溶融状態の還元スラグから選ばれる少なくとも1種と、CaO単一成分からなる成分調整材、CaOとAl2O3の二成分からなる成分調整材、及びCaOとSiO2の二成分からなる成分調整材から選ばれる少なくとも1種の成分調整材とを混合して溶融状態の混合物を得る工程(a)、前記工程(a)で得られた溶融状態の混合物を急冷固化してクリンカを製造する工程(b)、及び、前記工程(b)で得られたクリンカと石膏とを混合して粉砕する工程(c)を有する水硬性セメント組成物の製造方法。
 
特表2024-517823 最適化された強度および粒子充填特性を有するコンクリート材料を製造するための方法およびシステム  サロード グリーンバック エルエルピー
【要約】本発明は、最適化された強度および粒子充填特性を有するコンクリート材料を製造するための方法およびシステムに関する。本方法およびシステムは、均一な強度を有する少なくとも1つのセメント質材料、および、均一なブレーン粒度を有する少なくとも1つのポゾラン材料をそれぞれ得るための、複数の出発セメント質材料および少なくとも1つの出発ポゾラン材料のマイクロ特性評価ステップを含む。次に、必要とされるブレーン粒度を有する少なくとも1つのセメント質材料と、必要とされるブレーン粒度を有する少なくとも1つのポゾラン材料とを得るために、均一な強度を有する少なくとも1つのセメント質材料および均一なブレーン粒度を有する少なくとも1つのポゾラン材料を粉砕する。最後に、特性評価したセメント質材料および/またはポゾラン材料を、少なくとも1つの骨材材料、少なくとも1つの添加材料、またはそれらの混合物と混合して、コンクリート材料を調製する。
【請求項10】少なくとも1つの出発ポゾラン材料が、フライアッシュ材料、スラグ材料、火山灰材料、メタカオリン、粉砕石英材料、もみ殻灰から選択される、請求項1に記載の方法。
 
T−2ー3用途
特表2024-518034 リン元素を酸化鉄含有及びホスファート含有材料から分離するための方法 ラドマット アクチェンゲゼルシャフト
【要約】リン元素を、酸化鉄含有及びホスファート含有材料から分離するための方法であって、少なくとも以下のステップ:少なくとも1種の酸化鉄含有及びホスファート含有材料を提供するステップと、少なくとも1種のアルミニウム担体を、少なくとも1種の酸化鉄含有及びホスファート含有材料に添加し、少なくとも1種のアルミニウム担体を、少なくとも1種の酸化鉄含有及びホスファート含有材料と共に溶融して、アルミニウム含有、及び場合による酸化アルミニウム含有ホスファートスラグ溶融物を形成するステップと、アルミニウム含有、及び場合による酸化アルミニウム含有ホスファートスラグ溶融物を、溶融容器(11)中でガス状元素リン、鉄及びAl2O3含有スラグに反応させるステップと、ガス状元素リンを引き出し、鉄及びAl2O3含有スラグを抜き取るステップとを含む、方法。
 
T−3石炭灰・アツシュ
T−3−1無害化・改質
特表2024-518666 埋立石炭灰の活用のための前処理方法 ナショナル インスティチュート オブ エンヴァイロメンタル リサーチ
【要約】本発明は、埋立石炭灰(石炭火力発電所の近隣埋立池に埋め立てられた石炭灰)の活用のための前処理方法に関し、より詳細には、スクリーニング(screening)、比重選別(float−sink)、浮遊選別(floatation)、粉砕(grinding)及び磁力選別(magnetic separation)の簡単な分離工程によって高い活用度で石炭灰を活用できる埋立石炭灰の前処理方法に関する。
【請求項1】次の段階を含む埋立石炭灰(CPA)の前処理方法:(a)埋立石炭灰を篩(sieve)を用いてスクリーニングし、粗大粒子、中間粒子及び微粒子に分類する段階;(b)前記(a)段階で取得した微粒子を浮遊選別(floatation)させる段階;(c)前記(a)段階で取得した中間粒子を比重選別(float−sink)させる段階;及び(d)前記(b)段階で取得した残留物と前記(c)段階で取得した残留物とを混合した後、磁力選別(magnetic separation)させて、Fe酸化物含有微細物質とSi及びAl含有微細物質を取得する段階。
 
T−3ー2コンクリート・セメント
特表2024-517823 最適化された強度および粒子充填特性を有するコンクリート材料を製造するための方法およびシステム  サロード グリーンバック エルエルピー
【要約】本発明は、最適化された強度および粒子充填特性を有するコンクリート材料を製造するための方法およびシステムに関する。本方法およびシステムは、均一な強度を有する少なくとも1つのセメント質材料、および、均一なブレーン粒度を有する少なくとも1つのポゾラン材料をそれぞれ得るための、複数の出発セメント質材料および少なくとも1つの出発ポゾラン材料のマイクロ特性評価ステップを含む。次に、必要とされるブレーン粒度を有する少なくとも1つのセメント質材料と、必要とされるブレーン粒度を有する少なくとも1つのポゾラン材料とを得るために、均一な強度を有する少なくとも1つのセメント質材料および均一なブレーン粒度を有する少なくとも1つのポゾラン材料を粉砕する。最後に、特性評価したセメント質材料および/またはポゾラン材料を、少なくとも1つの骨材材料、少なくとも1つの添加材料、またはそれらの混合物と混合して、コンクリート材料を調製する。
【請求項10】少なくとも1つの出発ポゾラン材料が、フライアッシュ材料、スラグ材料、火山灰材料、メタカオリン、粉砕石英材料、もみ殻灰から選択される、請求項1に記載の方法。
 
 
Uコンクリート・セメント・舗装・骨材
Uー1舗装
Uー1ー1舗装
特許7462104 真空パック製品を使用した樹脂舗装の施工方法 オーエヌグループ
【目的】樹脂舗装の知識経験を有しない作業者だけでも又は樹脂舗装に関して素人である一般人でも、下地層等の上に簡単に樹脂舗装を行なうことができる真空パック製品及びこれを使用した樹脂舗装の施工方法を提供する。
【構成】樹脂舗装の材料として使用されたときに生成される樹脂層が良好な滑り抵抗及び良好な接着性を有するような粒径を有する砂が全体の中で少なくとも80重量%以上含まれている砂と、真空パック用袋中に封入されているときは水に溶解しており真空パック用袋から取り出された後は乾燥して硬化する水溶性樹脂とが、10:1から10:5までの体積比で互いに混ざり合わされた状態になっている内容物が真空パックされて成る真空パック製品、並びにこれを用いた樹脂舗装の施工方法である。
 
特許7472385 擁壁及び擁壁の施工方法 フリー工業株式会社
【課題】舗装面の雨水を上部構造内から直接谷側に排出可能な擁壁と、施工空間内に流入する雨水を随時谷側に排水可能な擁壁の施工方法を提供する。
【解決手段】本発明の擁壁1は、斜面A前面に設置した基礎構造10と、基礎構造10上に垂直方向に立設した壁面材20と、斜面Aと壁面材20の間に充填した盛土材30と、盛土材30内において斜面A付近から壁面材20の前面側にわたって延在し、中間部で上方に分岐して上部構造50内に接続する排水配管40と、盛土材30の上に設置した上部構造50と、を備える。本発明の擁壁の施工方法は、基礎工程S1と、配管設置工程S2と、壁面工程S3と、盛土工程S4と、を備え、配管設置工程S2の後に、壁面工程S3及び盛土工程S4を所定回数行うことを特徴とする。
 
特開2024-056649 素人を含むユーザーによる樹脂舗装用の真空パック製品 オーエヌグループ
【目的】樹脂舗装の知識経験を有しない作業者だけでも又は樹脂舗装に関して素人である一般人でも、下地層等の上に簡単に樹脂舗装を行なうことができる真空パック製品及びこれを使用した樹脂舗装の施工方法を提供する。
【構成】樹脂舗装の材料として使用されたときに生成される樹脂層が良好な滑り抵抗及び良好な接着性を有するような粒径を有する砂が全体の中で少なくとも80重量%以上含まれている砂と、真空パック用袋中に封入されているときは水に溶解しており真空パック用袋から取り出された後は乾燥して硬化する水溶性樹脂とが、10:1から10:5までの体積比で互いに混ざり合わされた状態になっている内容物が真空パックされて成る真空パック製品、並びにこれを用いた樹脂舗装の施工方法である。
 
特開2024-056593 岩石から制作する舗道石の表面の仕上げ加工 小林 恒己
【課題】粗面仕上げの自然石の表面縁部を加工した舗装石の路面に関するもので、路面の存在を通行者に認識させ、路面に照射される光の磨き仕上げされた部分から反射光を通行者が受けて路面を認識し、路面および周囲の景観を美しく演出する加工された舗道石である。
【解決手段】舗装石の粗面仕上げした岩石を加工した舗道石の表面縁部の表面と側面部において、最短距離を3mm〜15mmの範囲の長さで、縁部から真下へ30度から60度の範囲で表面石の縁部を面取り加工し、面取りした部分の一部ないし全部を磨き仕上げにし、路面に照射される光を面取りしていない表面部より光の反射率を大きくし、反射光により路面に光の模様を出現させて、周囲の景観を美しくするとともに、路面の滑り抵抗値の低下を防ぎ、路面の一部が反射することで、周囲の人間に路面の存在を認識させ、交通事故を防止させる。
 
特開2024-057959 舗装材の評価方法及び舗装材の施工方法 JFEスチール
【課題】外的要因に起因する変形と環境温度とを考慮した舗装材の評価方法及び舗装材の施工方法を提供する。
【解決手段】舗装材の評価方法は、舗装材を模した板状の試験片Pを試験温度に保持し、試験片Pの外縁を固定した状態で、試験片Pの一方の板面に押圧部材3を押し付けて他方の板面を突出させて凸部Aを形成し、押圧部材3の押し付け量に対する凸部Aの高さの比率である変形率を取得する変形率取得工程と、この変形率に基づいて舗装材の表面の変形特性を取得する評価工程とを含む。
 
U−1ー2アスファルト舗装
特許7330659 常温保管される小塊状アスファルト混合材料の製造方法、および製造装置 ニチレキ
【課題】比較的小径で粒径が均一であり、保管時の塊化が防止される、常温保管される小塊状アスファルト混合材料の製造方法を提供する。
【解決手段】溶融したアスファルトと骨材との混合物である高温のアスファルト混合物(9)を細分化して小塊状のアスファルト小塊体(9b)にする小塊化工程と、アスファルト小塊体(9b)を界面活性剤が入れられた水槽(4)で洗浄し冷却する洗浄・冷却工程と、洗浄・冷却工程後のアスファルト小塊体(9c)を水切りして石粉と共に混合して石粉でコーティングし、石粉でコーティングされたアスファルト小塊体である小塊状アスファルト混合材料(9e)を得る石粉コーティング工程と、により小塊状アスファルト混合材料を製造する。
 
特許7474451 建設資材の生成と使用におけるカーボンニュートラルの実現方法並びに同方法に用いる建設資材  有限会社北栄 大成ロテック株式会社
【課題】道路舗装用アスファルトの骨材の一部にホタテ貝殻を粉砕したものを使用すること知られているが、ホタテ貝などの貝類が海洋中などの水中で吸収した二酸化炭素(CO2)を大気中や海水などの水中に放出させることなく、減少させるという所謂カーボンニュートラルの観点は一切ない。
【解決手段】舗装用アスファルト等を生成したり生成したアスファルト等を運搬する過程で排出する二酸化炭素量の大部分と同等量の二酸化炭素を貝類が水中で成長する過程で吸収していることに着目し、貝類が吸収してその貝殻中に存在する二酸化炭素を貝殻内に閉じ込めた状態で、貝殻に所定の処理を施して他の骨材と混合して建設資材を生成し、この建設資材を建設工事に使用し、貝殻が吸収した二酸化炭素を固定化してカーボンニュートラルを実現する。
 
特開2024-059605 アスファルト混合物 花王
【課題】アスファルト再生骨材を使用し、かつ、耐久性、たわみ性等の物性が優れるアスファルト舗装が提供できるアスファルト混合物の提供。
【解決手段】新規アスファルト、強酸由来アニオンと金属カチオンとの塩、及びアスファルト再生骨材を含有するアスファルト混合物。
 
特開2024-059606 アスファルト混合物 花王
【課題】アスファルト再生骨材を使用し、かつ、耐久性、たわみ性等の物性が優れるアスファルト舗装が提供できるアスファルト混合物の提供。
【解決手段】新規アスファルト、無機酸由来アニオンと金属カチオンとの塩水和物、及びアスファルト再生骨材を含有するアスファルト混合物。
 
特開2024-059607 アスファルト混合物 花王
【課題】アスファルト再生骨材を使用し、かつ、耐久性、たわみ性等の物性が優れるアスファルト舗装が提供できるアスファルト混合物の提供。
【解決手段】新規アスファルト、下記のポリマー金属塩(P)、及びアスファルト再生骨材を含有するアスファルト混合物。
ポリマー金属塩(P):芳香族モノマーに由来する構成単位を有し、かつ、酸性基を有するポリマーの金属塩
 
WO/2024/085173アスファルト混合物 KAO CORPORATION
 本発明は、新規アスファルト、無機酸由来アニオンと金属カチオンとの塩又はその水和物、及びアスファルト再生骨材を含有するアスファルト混合物に関する。
 
WO/2024/085174アスファルト混合物 KAO CORPORATION
 本発明は、新規アスファルト、下記のポリマー金属塩(P)、及びアスファルト再生骨材を含有するアスファルト混合物に関する。 ポリマー金属塩(P):芳香族モノマーに由来する構成単位を有し、かつ、酸性基を有するポリマーの金属塩
 
特表2024-517446 アスファルト用途のためのエポキシ官能性及びリン脂質含有接着促進剤及びウォームミックス添加剤  カーギル インコーポレイテッド
【要約】本技術は、リン脂質材料及びエポキシ化再生可能油又は脂肪を含むアスファルト添加剤を提供し、エポキシ化再生可能油又は脂肪は、約1.0%〜約15.0%のオキシラン含有量を有する。本技術はまた、アスファルト用途におけるアスファルト添加剤の使用及びその製造方法を提供する。
 
U−2繊維・樹脂
U−2ー1繊維
特開2024-059295 FRP緊張材の定着方法及びFRP緊張材の定着構造 三井住友建設 西日本高速道路
【課題】無収縮モルタルを充填できない長さの緊張材挿通孔が形成されたプレキャスト部材の緊張材挿通孔に、全長に亘って充填材を充填できるようにする。
【解決手段】プレストレストコンクリート部材(1)におけるFRP緊張材(3)の定着方法は、緊張材挿通孔4の長手方向の一端側の第1端部区間S1に、FRP緊張材をプレキャスト部材(2)に定着させるための第1充填材(5)を注入する第1注入ステップと、緊張材挿通孔の長手方向の中央に位置する中央区間S2に、第1充填材よりも流動性が高い第2充填材(6)を緊張材挿通孔に注入する第2注入ステップと、緊張材挿通孔長手方向の他端側の第2端部区間S3に、第1充填材を注入する第3注入ステップとを含む。
 
特開2024-059303 FRP緊張材の定着方法及びFRP緊張材の定着構造 三井住友建設  西日本高速道路
【課題】無収縮モルタルを充填できない長さの緊張材挿通孔に、全長に亘って充填材を充填できるようにする。
【解決手段】プレストレストコンクリート部材(1)におけるアラミドFRP緊張材3の定着方法は、緊張材挿通孔4の左端4aから所定の位置に第1仕切り壁6Aを構築するべく仕切り壁用充填材(5)を注入するステップと、緊張材挿通孔4の右端4bから所定の位置に第2仕切り壁6Bを構築するべく仕切り壁用充填材を注入するステップと、緊張材挿通孔4の一端(4a)から第1仕切り壁までの第1端部区間S1に、FRP緊張材をプレキャスト部材(2)に定着させるための第1充填材(7)を注入するステップと、第1仕切り壁から第2仕切り壁までの中央区間S3に第2充填材(8)を注入するステップと、緊張材挿通孔4の他端(4b)から第2仕切り壁までの第2端部区間S2に第1充填材を注入するステップとを含む。
 
U−2ー2樹脂
特許7256572 水硬性組成物用添加剤及び水硬性組成物 竹本油脂
【課題】流動性と材料分離抵抗性を共に有する水硬性組成物を得ることができる水硬性組成物用添加剤を提供する。
【解決手段】一般式(1)で示される化合物(A1)と、カルボニル化合物(A2)と、を縮合させた縮合物(A)を含有することを特徴とする水硬性組成物用添加剤。(但し、一般式(1)中、R1は、炭素数14〜30のスチレン化フェニル基である。AOは、炭素数2〜4のオキシアルキレン基(但し、当該オキシアルキレン基が複数存在する場合、1種単独又は2種以上とすることができる)である。nは、AOの平均付加モル数であり、1〜300の数である。R2は、水素原子または炭素数1〜6の炭化水素基である。)
 
特許7305141 セメントペースト、及び、冬季用PCグラウトの施工方法 黒沢建設
【課題】採暖措置をとらず安価で一般地区において寒中施工に使用可能な冬季用PCグラウトおよびその施工方法を提供する。
【解決手段】この冬季用PCグラウト材は、少なくとも、セメントと、水と、混和剤と、を混練して成る。セメントは、早強ポルトランドセメントであり、混和剤は、ポリカルボン酸系ポリマーを主成分とするセメント分散剤と、増粘剤と、消泡剤と、から成る。セメント100質量部に対して、セメント分散剤は0.20〜0.40質量部含有され、増粘剤は0.015〜0.020質量部含有され、消泡剤は0.010〜0.015質量部含有される。水セメント比を29〜32%とし、養生期間を28日とした場合における、初期養生の1日目から7日目の最低気温が−12℃、かつ、−8℃以下となる1日の累計時間が6時間以下であり、日平均気温が−6.0℃以上となる環境下において、養生期間中に採暖措置をとらない場合であっても、冬季用PCグラウト材の強度が所期の強度以上となることを特徴とする。
 
WO/2024/090201水硬性組成物用早強剤 KAO CORPORATION
 調製から例えば5〜20時間後の水硬性組成物硬化体の強度を向上させる、水硬性組成物用早強剤及びその製造方法、並びに調製から例えば5〜20時間後の水硬性組成物硬化体の強度が向上する、水硬性組成物及びその製造方法を提供する。 (a)Scherrerの式で算出される(104)面の結晶子サイズが30nm以下であるカルサイト(以下、(a)成分という)を含有する、水硬性組成物用早強剤。
 
WO/2024/090202水硬性組成物用早強剤 KAO CORPORATION
 せん断時の粘度が低いことから輸送時や水硬性組成物調製時の作業性に優れ、且つ調製から例えば5〜20時間後の水硬性組成物硬化体の強度を向上させる、水硬性組成物用早強剤及びその製造方法、並びに調製から例えば5〜20時間後の水硬性組成物硬化体の強度が向上する、水硬性組成物及びその製造方法を提供する。 下記(a)成分、(b)成分、及び水を含有する、水硬性組成物用早強剤組成物。 (a)成分:カルサイト (b)成分:一般式(1b)で示される単量体(1b)と、一般式(2b)で示される単量体(2b)とを構成単量体として含み、全構成単量体中、単量体(1b)と単量体(2b)の合計量中の単量体(1b)の割合が、10質量%以上35質量%以下である、共重合体
 
U−3コンクリート
特許7471678 型枠用パネル、およびコンクリートスラブを打設する方法 株式会社クギン
【課題】強度を確保しつつ、コストの低減が図られた型枠用パネルを提供する。
【解決手段】コンクリートC10の打設に用いられる型枠用パネル90であって、コンクリートC10の打設側の板面111B、121Bが略面一となるように構成された第一金属折板110および第二金属折板120を備え、第一金属折板110および第二金属折板120は、打設側とは反対側となる非打設側の板面から突設されるリブ112、122を備え、リブ112、122は、上下方向に延びる中空の三角柱形状をなし、さらに、第一金属折板110および第二金属折板120における打設側の板面111B、121Bが、上下方向に延びる上下鉄筋161A、161Bの組および横方向に延びる横鉄筋163A、163B、163Cの組を備える矩形の鉄筋枠160に貼設固定された貼設構造を備えているものである。
 
特許7475527 プレキャストコンクリート板およびそれを用いた法面補強工法 太洋基礎工業株式会社
【課題】プレキャストコンクリート板の連結時の作業性および経済性を向上させるとともに連結後の耐震性を向上させる。
【解決手段】プレキャストコンクリート板10の本体部12の上下方向にアンボンド加工されたPC鋼棒24と、本体部12の正面側に開口する作業穴16と、作業穴16に装着された連結金具を備え、下段のプレキャストコンクリート板の上方に突出するPC鋼棒24の雄ねじ部を上段のプレキャストコンクリート板の連結金具の連結孔に嵌合させ、作業穴16に突出している雄ねじ部24aにナット28を螺着し、規定トルクで締め上げて連結金具と緊結してプレストレスを導入する。最後に作業穴16にモルタル36を充填して定着部分を水密に保護する。
 
特許7477676 腐食検出プログラム、腐食検出方法、情報処理装置および腐食検出装置 一般財団法人電力中央研究所
【課題】コンクリートの表面から内部の鉄筋の分極抵抗を精度よく検出すること。
【解決手段】腐食検出装置10は、内部に鉄筋2が設けられたコンクリート1の表面に間隔を開けて電流端子C1、C2を配置し、電流端子C1、C2の内側または外側に、間隔を開けてそれぞれ電流端子C1、C2から同じ間隔Dcpで電流端子C1、C2に対して直線状に電位差測定端子P1、P2を配置し、電流端子C1、C2に、所定の周波数範囲で周波数を変えて交流電力を印加して電位差測定端子P1、P2の電位差を測定した測定データ33から非破壊分極抵抗R’p-niを算出する。腐食検出装置10は、被測定面積Aniおよび端子配置倍率r2/4(換算係数)に基づいて、算出した非破壊分極抵抗R’p-niから、2電極配置の非破壊分極抵抗Rp-ni(2)を算出する。
 
特許7477733 補強構造および補強方法 鹿島建設株式会社
【課題】巻立てコンクリートを有する柱部材の基礎を好適に補強できる補強構造等を提供する。
【解決手段】補強構造1は、フーチング3の上に設けられた橋脚2を補強するものである。橋脚2の周囲には、既設の巻立てコンクリート4が設けられ、巻立てコンクリート4の内部に、橋脚2の軸方向に沿った軸方向鉄筋41が埋設される。補強構造1では、フーチング3の増厚部5が、巻立てコンクリート4を囲むように、フーチング3の上で、巻立てコンクリート4の下部に当たる高さに設けられ、巻立てコンクリート4の下部において、軸方向鉄筋41を切断した切断部43が設けられる。
 
特開2024-057539 コンクリート構造物の塩分除去方法 川田建設
【課題】省労力、省エネルギー、低コストで実施できるほか、環境への負担を低減でき、かつ、十分な塩分除去効果を期待することができるコンクリート構造物の塩分除去方法を提供する。
【解決手段】本発明に係るコンクリート構造物の塩分除去方法は、アルカリ金属塩の水溶液をコンクリートの表面に接触させて静置し、コンクリート内部に浸透させて、コンクリート内部の塩化物イオンをコンクリートの外部へ移動させることを特徴とする。この方法は、コンクリート内部の湿度が95%以下の状態で実施することができ、また、アルカリ金属塩の濃度が0.3〜3.0mol/Lであるアルカリ金属塩の水溶液を使用することができる。
 
特開2024-059394 プレキャスト部材及びプレストレストコンクリート構造体 三井住友建設 西日本高速道路
【課題】プレキャスト部材の将来の劣化を抑制する。
【解決手段】プレキャスト部材(5)は、吊り具13を取り付けるための複数のインサート部材9を備え、インサート部材9が当該プレキャスト部材(5)の1対の側面5aに埋設される。プレキャスト部材の上面にインサート部材9が設けられないため、プレキャスト部材の劣化が抑制される。
【請求項5】プレストレストコンクリート構造体であって、概ね水平な所定方向に隣接して配置される複数のプレキャスト部材と、隣接する1対の前記プレキャスト部材の間に充填される充填材とを備え、各プレキャスト部材は、ポストテンション方式の緊張材によって、前記所定方向の両側に隣接する前記プレキャスト部材に前記充填材を介して接合される1対の側面と、前記側面のそれぞれに埋設された複数のインサート部材とを有するプレストレストコンクリート構造体。
【請求項6】前記インサート部材がセラミックからなる請求項5に記載のプレストレストコンクリート構造体。
 
特開2024-060234 コンクリートカッター用ブレードカバー 第一カッター興業
【課題】コンクリートカッターによるコンクリートの施工面の切断施工中にブレードカバー内で発生する切断粉や切削屑などを効率良く排出する。
【解決手段】ブレードカバーCの吸引口2は、円筒形の筒部21からなり、一端から軸方向に向けてスリット210を有し、吸引口2は、一端がブレードカバーC内でブレード37により施工面が切削される際にブレード37により掻き出される粉塵の掻き出し位置に近接して、ブレード37の外周の一部をスリット210を通して吸引口2内に挿通されて、ブレードカバーC内に配置される。
 
特開2024-060499 フレッシュコンクリートの性状評価方法 大成建設
【課題】分離抵抗性を簡易的かつ定量的に評価できるフレッシュコンクリートの性状評価方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係るフレッシュコンクリートの性状評価方法は、スランプ試験におけるスランプコーンの引き上げを行う前に、前記スランプコーンに詰められたコンクリート試料の上面の全体を着色する第一工程と、前記スランプコーンを引き上げた後に、前記コンクリート試料に対してスランプフローが基準径に達するまで振動を与える第二工程と、スランプフローが前記基準径に達した前記コンクリート試料について、着色面の平面形状に相関する要素を測定する第三工程と、前記要素の測定値が分離抵抗性の適正範囲に属するか否かに基づいて、前記コンクリート試料の分離抵抗性を評価する第四工程と、を含むことを特徴とする。
 
WO/2024/084591コンクリート類打設用のセンサ構造体 MUNEKATA INDUSTRIAL MACHINERY CO., LTD.
【課題】コンクリート類打設用のセンサ構造体の薄型化を図る。
【解決手段】少なくとも一つの電気部品6は、回路基板5に取り付けられ、電気回路を構成する。凹部5aは、回路基板5に設けられ、回路基板5の一方の表面より陥没している。センサユニット4は、コンクリート類の充填空間に臨むように外部に露出した検知部4aと、この検知部4aの圧力を検知する圧力センサとを有する。このセンサユニット4は、凹部5a内に収容されている。
 
特表2024-518203 コンクリートポンプ車用切断リング、その製造方法、ならびにコンクリートポンプ車  シュージョウ コンストラクション マシーナリー グループ カンパニー リミテッド
【要約】本開示は、コンクリートポンプ車用切断リング、その製造方法、ならびにコンクリートポンプ車に関する。コンクリートポンプ車用切断リングは、環状母材(10)と耐摩耗層とを備え、環状母材(10)は易摩耗性部分を備え、耐摩耗層が易摩耗性部分に配置され、耐摩耗層と母材(10)とは鋳造によって一体に成形される。本開示によると、母材の易摩耗性部分に配置される耐摩耗層は、鋳造によって母材と一体に成形され、耐摩耗層は、成形過程において母材と一体化される。したがって、耐摩耗層は母材に堅牢に接合され、はがれ落ち難い。これにより、切断リングの耐用寿命が大きく延長される。
 
特表2024-518532 コンクリートを冷却するための装置および方法 ポーラー テクノロジー エスエージーエル
【要約】所定量の水を含むコンクリートを冷却するための装置は、気密容器(20)を備え、その内部に所望の量のコンクリートを収容するように意図されたチャンバ(1)と、チャンバ(1)内へのコンクリートのための入口開口部(2)と、チャンバ(1)と連通し、チャンバ(1)からチャンバ(1)とは反対側のパイプ(3)の一端において気密容器(20)内に画定されたコンクリートのための出口開口部(5)まで延在するパイプ(3)とが画定されている。パイプ(3)は、チャンバ(1)から出口開口部(5)に向かってコンクリートを搬送するように構成される。装置は、コンクリートからの水の蒸発を少なくとも部分的にもたらすようにチャンバ内の減圧度を調整するためにチャンバ(1)に接続された真空ポンプ(10)と、蒸発した水を凝縮させるためにチャンバ(1)内に配置された凝縮器(12)とをさらに備える。凝縮器(12)は、凝縮した水がチャンバ(1)および/またはパイプ(3)の内部のコンクリートに流入するように構成される。
 
U−4セメント
特開2024-056849 水硬化性歯科用セメント、その製造方法、その製造キット及びその使用 ミュールバウアー・テクノロジー・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
【課題】他の有利な性能を同時に損なうことなく、破壊靭性を改善した水硬化性歯科用セメント、その製造方法、製造キット、及び歯の詰め物及び/又は合着材料としてのその使用を提供する。
【解決手段】酸反応性粉末、ポリプロトン酸、水及び分散されたポリマー粒子を含む、水硬化性歯科用セメントである。
 
U−5モルタル
特許7384342 高温焼成炉用エアロゲル保温モルタルの製造機器及びその方法 中建材科創新技術研究院(山東)有限公司
【要約】本発明は、保温モルタルの製造機器技術の分野に関し、具体的には高温焼成炉用エアロゲル保温モルタルの製造機器及びその方法であり、頂部箱、支持フレーム台、処理機構、かき混ぜ機構、収納機構及び突き合わせ機構を含み、前記頂部箱内にはその内部空間をそれぞれ第1の材料排出室、第2の材料排出室、第3の材料排出室及び第4の材料排出室に仕切ることができる仕切板フレームが設置され、前記収納機構は、支持フレーム台の内頂部に取り付けられ且つ頂部箱と突き合わせ、前記突き合わせ機構は、収納機構に取り付けられ、前記支持フレーム台の内底部には材料収集箱が設置され、前記頂部箱の片側に戸板が設置され、本発明は、エアロゲル粉体の第1の段階の自動仕入れや混合を完了させ、原料を自動的に混合することができ、後続のエアロゲル粉体の混合効率及び効果を高め。
 
特開2024-060530 吹付けモルタル層の定着化装置及びその定着化方法 南組
【課題】構造物の壁面に少繊維質モルタルを吹付けてモルタル層を効率よく形成する作業を踏まえ、形成した定着性の弱いモルタル層を壁面に確実に定着させるモルタル層の定着化装置及びその定着化方法を提供する。
【解決手段】構造物の壁面に対向して基盤に配置する基台と、前記基台に下端側が枢支され、前記壁面に吹付け形成したモルタル層に向けて傾動可能な傾動支持体と、前記傾動支持体に設けられた昇降機構と、前記昇降機構により昇降し、差込み刃を振動させて前記モルタル層に前記差込み刃の刃先を差込む差込み刃振動機構とを備える吹付けモルタル層の定着化装置である。
 
U−6石膏
特許7384482 土壌改良材及びその製造方法 谷田建設
【課題】石膏粉体を原料とする土壌改良材の肥料効果をより一層高めること。
【解決手段】本発明では、土壌改良材において、カルシウムを含有する石膏粉体と、リンを含有する粉末消火剤とを主原料とすることにした。また、本発明では、前記石膏粉体の原材料を廃棄された石膏ボードとするとともに、前記粉末消火剤の原材料を廃棄された消火器の消火剤とすることにした。さらに、本発明では、土壌改良材の製造方法において、廃棄された石膏ボードを粉砕してカルシウムを含有する石膏粉体を生成し、廃棄された消火器からリンを含有する粉末消火剤を取出し、石膏粉体と粉末消火剤とを動物又は植物由来の粘質液で混練して土壌改良材を製造することにした。
 
実登3246470 石膏ボード用固定金具 藤山
【課題】複数の別パーツから構成されるのではなく、単一のパーツで構成され、石膏ボードへの固定作業をスムーズに行うことができ、石膏ボードに対する良好な固定状態を維持可能な固定金具を提供する。
【解決手段】石膏ボードの壁Wに対して所定の押付方向に押し付けた状態で固定可能な金属製の固定金具Pであり、石膏ボードの壁Wに対して直接または間接的に押し当てられる面接触本体部P1と、面接触本体部P1の周囲から面接触本体部P1に対して略90度折れ曲がった押付方向に突出する3つの挿込爪P2とを一体に備え、各挿込爪P2に鋸歯状の1または複数の返しP3を設けた。
 
U−7アスベスト
特許7475580 アスベスト捕集装置 株式会社ディ.エス.エス
【課題】アスベストを含むコンクリート塗装面の有害な物質を飛散させることなく、密閉性の高いアスベストの捕集装置で、アスベスト被膜コンクリート1に削孔作業を施すことを可能にするアスベスト捕集装置を提供する。
【解決手段】本発明のアスベストの捕集装置は、削孔機のドリルの周囲に装着され、穿孔の際に飛散するアスベストを捕集するアスベスト捕集装置であって、 前記ドリルの先端側に装着される第1円筒と、当該第1円筒の先端にもう一つの小さめな突起の第2円筒を形成したアスベスト捕集部と、該アスベスト捕集部の基端側に設けられ、前記アスベスト補集部を前記ドリルの先端方向に押圧する付勢手段と前記アスベスト補集部の第1円筒より小さめな前記第2円筒の外周を覆うように装着され、柔軟性を有し、水含有可能な第1水含有可能部材を備え、前記アスベスト補集部の前記第1水含有可能部材が覆う部位には、複数の孔が形成されていることを特徴とするアスベスト捕集装置である。
 
U−8その他
特許7473263 表面処理炭酸カルシウム填料、ならびにそれを用いた樹脂組成物および成形品 丸尾カルシウム株式会社
【課題】ポリオレフィン系樹脂などの樹脂と混練した際に得られる樹脂組成物の耐候性、耐熱性および強度のいずれもが改善し得る表面処理炭酸カルシウム填料、ならびにそれを用いた樹脂組成物および成形品を提供すること。
【解決手段】本発明の表面処理炭酸カルシウム填料は、以下の式(a)、(b)および(c)を満足する:(a)2.0≦Sw≦20.0(m2/g)、(b)300≦Pw≦5000(ppm)、(c)0.01≦Tw≦0.30(質量%)。ここで、Swは表面処理炭酸カルシウム填料のBET比表面積(m2/g)であり、Pwは表面処理炭酸カルシウム填料における誘導結合プラズマ(ICP)発光分光分析装置で測定したリン元素の含有量(ppm)であり、Twは該表面処理炭酸カルシウム填料における示差熱天秤装置にて測定した140℃〜220℃の減量値(質量%)である。
 
特許7474454 結晶質リン酸カルシウム粒子を湿式粉砕してアモルファスリン酸カルシウムに改質する方法  国立大学法人 名古屋工業大学 ORTHOREBIRTH株式会社
【要約】ビーズミル装置を用いて結晶質リン酸カルシウム粒子を湿式粉砕して粒子の凝集を生じさせることなくアモルファスリン酸カルシウムに改質する方法を提供する。
ビーズミル装置のベッセルに、結晶質リン酸カルシウム粒子の粉体とビーズを、見掛け体積の比1:2〜4となる量投入し、ベッセル中のリン酸カルシウム粒子粉体とビーズの混合物に対してアセトンを両者の重量比が1:5〜10となる量ベッセルに投入して攪拌することによって、アセトンにリン酸カルシウム粒子とビーズを含んだスラリーを調製し、スラリーがベッセルに収容された状態で、ビーズミル装置を所定の回転毎分で回転させることによって、スラリーに含まれた結晶質リン酸カルシウム粒子の粉体を凝集させることなく微細に粉砕し、結晶質リン酸カルシウム粒子を部分的にアモルファス化させる。
 
WO/2024/090015表面処理炭酸カルシウムおよびそれを用いた樹脂組成物 MARUO CALCIUM CO., LTD.
 本発明の表面処理炭酸カルシウムは、脂肪酸系表面処理剤で表面処理されている炭酸カルシウムから構成されており、特定のBET比表面積(Sw)、単位面積当たりの熱減量(As)、明度の維持率(%)、水銀圧入法による特定の細孔分布において水銀圧入量が最大となる平均細孔直径(Dxp)、平均細孔径量[水銀圧入増加量の最大値(Dyp)/平均細孔直径(Dxp)]を満足する。
 
WO/2024/090056炭酸カルシウム回収方法、炭酸カルシウム回収装置、炭酸カルシウム回収プログラム SUMITOMO HEAVY INDUSTRIES, LTD.
 炭酸カルシウム回収装置8は、酸化カルシウムおよび/または水酸化カルシウムと炭酸カルシウムを含む燃焼灰に水を加え、当該水に当該酸化カルシウムおよび/または水酸化カルシウムを溶かすことで水酸化カルシウムを含むアルカリ性水溶液を生成するアルカリ性水溶液生成部81と、アルカリ性水溶液から炭酸カルシウムを含む固体状の残渣を分離する残渣分離部82と、残渣に二酸化炭素を加えることで、炭酸カルシウムを溶出させる炭酸カルシウム溶出部83と、溶出された炭酸カルシウムにアルカリ性水溶液を加えることで、固体状の炭酸カルシウムを析出させる炭酸カルシウム析出部85と、を備える。
 
WO/2024/090548ハイドロキシアパタイト粒子含有材料、ハイドロキシアパタイト内包リポソーム及びリポソーム含有組成物 OKUZONO, Kenji
 ハイドロキシアパタイト粒子の活性をより有効に活用することが可能な、ハイドロキシアパタイト粒子を含む新規複合材料を提供する。本発明のある態様は、ハイドロキシアパタイト粒子、リン脂質、分散剤を含有することを特徴とするハイドロキシアパタイト粒子含有材料である。
 
 
V古紙・紙
Vー1粉砕・圧縮・分離
特許7229613 容器処理装置 日本シーム
【課題】紙コップが汚れた状態ではリサイクル時の洗浄コストが高くなる。破砕してしまうと、輸送や再生処理の際に紙屑が舞ったり零れたりして処理がしづらいという問題点があった。
【解決手段】容器を投下する投下口11と、洗浄水を前記容器の内側に噴射する噴射口と、噴射した洗浄水を吸引する吸引装置と、前記容器を挟み込んで圧縮する圧縮装置15を、備え、前記噴射口からの洗浄水の噴射と、前記吸引装置による吸引を、同時または略同時に行う、容器処理装置。
 
特開2024-058669 紙葉類回収搬送システム エース電研
【課題】カールした紙葉類であっても、空気流の作用で搬送する副搬送装置から取込装置を介して主搬送路へ詰まりなく送り込むことのできる紙葉類回収搬送システムを提供する。
【解決手段】紙葉類回収搬送システムは、複数の取込装置45を経由して目的地へ延設された主搬送管内に発生させた空気流の作用で紙幣を搬送する主搬送装置と、遊技島内で回収した紙幣を一時的に蓄えて繰り出す中継ボックスと、中継ボックスから受けた紙幣を副搬送管内に発生させた空気流の作用で搬送して取込装置45へ受け渡す副搬送装置を備え、取込装置は副搬送管の終端に接続された進入通路部130aと、進入通路部の出口から紙葉類を受け入れて搬送管内へ送り出す搬送部とを有し、進入通路部は、紙葉類の厚み方向の通路幅が出口に向けて次第に狭くされると共に、出口の通路幅E1は紙葉類のカールを是正する大きさにされている。
 
特開2024-059449 古紙パルプ原料の製造方法 片山化学工業研究所
【課題】本開示は、ラミネート古紙から当該古紙に含まれる古紙原料となるパルプ成分を回収するにあたり、回収されるパルプ成分へのダメージを抑制しつつ、十分な離解率を保持した状態で、ラミネート加工されたプラスチックフィルムの剥離効率を向上可能な方法を提供する。
【解決手段】本開示は、一態様として、古紙パルプ原料の製造方法であって、紙基材の少なくとも一方の面にプラスチックフィルムが積層されたラミネート古紙を含む古紙原料を、モノクロラミン及びモノブロマミンの少なくとも一方を含む処理液中で離解処理を行うこと、及び前記離解処理により前記ラミネート古紙から分離した前記紙基材のパルプを回収することを含み、前記処理液のpHが7.0〜8.5である方法に関する。
 
Vー2脱墨剤・再生
特開2024-059233 含水繊維系原料濃縮機 大善
【課題】単純な構成の利点を生かしつつ、最終的な脱墨処理だけでなく、有用な産業資材を作り出せるように、濃縮度合いをある程度まで均一化できる含水繊維系原料の濃縮機を提供する。
【解決手段】含水繊維系原料濃縮機1では、円筒ドラム4は閉塞部8に対して簡単に着脱可能で、円筒ドラム4の金網の網目のサイズを調整できる。処理部15の回転速度はギアモータの減速機能を利用して調整でき、上がり勾配の傾斜角度も空気バネ26の空気量を変更することで調整できる。後続の含水繊維系原料に押し出されるように先行の含水繊維系原料は円筒ドラム4の内周面の上がり勾配を登っていく。回転ドラム4は回転しているので、更に絡まっていく繊維どうしがねじる方向に力を受けて、金網6の網目から水切りされながら、繊維はおしぼりを絞ったかのように絡まって更に脱水されて棒状の塊に成長していく。濃縮度の度合いは、肉眼で観察しながら容易に調整できる。
 
特開2024-060130 紙の製造方法、及び紙 日本製紙
【課題】新規な紙の製造方法と、この製造方法により得られる紙を提供すること。
【解決手段】溶存エア量が、1.5v/v%以下であるインレット原料を抄紙する紙の製造方法と、この製造方法により得られる紙。
【請求項6】パルプ全体に対して、古紙パルプを50重量%以上含むことを特徴とする請求項1に記載の紙の製造方法。-
 
WO/2024/089994油中水滴型エマルジョン紙力増強剤 HYMO CORPORATION
 抄紙工程における成紙に紙力を付与する紙力増強剤に関するものであり、高い紙力効果を維持しつつ、取り扱い容易で物流コスト削減が可能な紙力増強剤を提供する。従来の水溶液形態の紙力増強剤は、製造時、使用時のハンドリング性確保の観点から高濃度化が困難であった。特定の単量体組成を含有する単量体混合物水溶液を、界面活性剤存在下、油中水滴型エマルジョン重合して得られる水溶性高分子を紙力増強剤として添加することで課題を達成できる。従来品と比較しハンドリング性改善、高濃度化、高分散性で優れた溶解性により簡易溶解も可能である。
 
Vー3紙
Vー3−1製紙会社
特開2024-060109 トイレットロールおよびその製造方法 王子ホールディングス
【課題】ミシン目の位置ずれやプライ剥がれの防止されたトイレットロールおよびその製造方法
【解決手段】
 2プライのトイレットロールであって、巻長40m〜100m、巻径100mm〜134mm、シート1枚当たりの坪量11g/m2〜20.5g/m2、巻密度1.02m/cm2〜1.48m/cm2であり、トイレットペーパーは、紙面全域に対するシングルエンボスと、プライ剥離防止用の接合用エンボスと、が付されており、エンボス凹部がロール外側となるように巻き取られており、トイレットペーパーを幅方向に横切る破断用ミシン目がトイレットペーパーの長手方向に沿って一定間隔毎に形成されており、シングルエンボスの深さは115μm〜143μmであるトイレットロール。
 
Vー3−2その他
特開2024-059162 製紙用サイズ剤 ハイモ
【課題】本発明は製紙工程で使用される従来のロジン系サイズ剤、アルケニル無水コハク酸系サイズ剤、ケテンダイマー系サイズ剤に比べて、硫酸バンドや有機凝結剤を必要とせず優れたサイズ効果を有する製紙用サイズ剤を提供することを課題とする。
【解決手段】カチオン性高分子と連鎖移動剤存在下、1種以上の疎水性単量体を乳化重合して得られる製紙用サイズ剤であって、疎水性単量体が、20℃における水への溶解度が1質量%以下である、製紙用サイズ剤によって前記課題を解決できる。カチオン性高分子が、カチオン性高分子と疎水性単量体の量に対し、5〜40質量%であることが好ましい。
 
Vー4用途
特許7212425 化粧板の製造装置 三和合板
【課題】電力消費を抑制し、環境破壊の抑止に寄与しつつ化粧板を容易に形成できるようにする。
【解決手段】含浸紙6を基材2の上面に重ねた状態で加圧する第1の加圧手段7の上流側であって含浸紙が重ねられる直前位置において、第1の塗料供給手段10により、バイオマス化が50%以上で少なくとも紫外線硬化特性を備えた粘性を有する樹脂系の塗料を供給し、硬化手段17の紫外線LEDによる紫外線照射により、第1の加圧手段7の下流側で含浸紙6に含浸された塗料を硬化させる。
 
特許7475758 耐油剤組成物及び耐油製品 明成化学工業株式会社
【要約】フッ素系化合物を用いずに、基材に対して優れた耐油性を付与でき、特に紙基材に対して処理した場合、優れた耐油性と透気性を両立した耐油紙が得られる、非フッ素系耐油剤組成物を提供する。炭素数1〜60の炭化水素基と、中和された酸性官能基とを、少なくとも構成単位中に有する非フッ素系化合物を含み、かつ、非フッ素系化合物は、前記中和された酸性官能基の占める割合が0.4〜21質量%であり、前記非フッ素系化合物が、炭素数1〜60の炭化水素基を有する不飽和単量体、酸性官能基を有する不飽和単量体及びノニオン性官能基を有する不飽和単量体に由来する構成単位を含む共重合体であって、前記ノニオン性官能基を有する不飽和単量体が、ノニオン性官能基としての水酸基を有する不飽和単量体である場合には、前記酸性官能基を有する不飽和単量体に対する前記水酸基を有する不飽和単量体の質量比(水酸基を有する不飽和単量体/酸性官能基を有する不飽和単量体)が、2.6以下である、非フッ素系耐油剤組成物。
  本発明は、耐油剤組成物及びそれを用いて得られる耐油製品(特に耐油紙)に関する。   
 
特開2024-058456 パルプモールド容器 ケーピープラテック
【課題】内嵌合のパルプモールド容器であって、逆テーパ形状を採用しない場合でも、嵌合強度を維持できるようにする。
【解決手段】有底筐体の容器本体と、容器本体に嵌合する蓋体と、を備えるパルプモールド容器であって、容器本体及び蓋体は、互いに係合する本体側側壁部及び蓋体側側壁部をそれぞれ有し、本体側側壁部は、その係合面を形成する第1樹脂フィルム層を含み、蓋体側側壁部は、その係合面を形成する第2樹脂フィルム層を含み、蓋体側側壁部の係合面は、容器本体の本体側側壁部の係合面に密着し、かつ、着脱可能に内嵌合するように構成され、第1樹脂フィルム層及び第2樹脂フィルム層の硬さは、一方が他方よりも大きくなっている。
 
特開2024-060148 紙製バリア材料、バリア原紙、および紙製バリア材料の製造方法 日本製紙
【課題】バリア性に優れた、熱可塑性樹脂フィルムからなるラミネート層を備える紙製バリア材料と、これに用いる紙製バリア原紙、および紙製バリア材料の製造方法を提供すること。
【解決手段】少なくとも一面が平滑面である紙基材と、該平滑面上に塗工されたバリア塗工層とを備えるバリア原紙と、前記バリア塗工層上に接着層を介して積層された熱可塑性樹脂フィルムからなるラミネート層と、を有し、前記平滑面の算術平均高さ(Sa)が、15.0μm以下であり、前記接着層の塗工量が、2.0g/m2以上4.5g/m2以下である紙製バリア材料、このバリア材料が備えるバリア原紙、および、紙基材を平滑化処理し、少なくとも一面を算術平均高さ(Sa)が15.0μm以下である平滑面とする平滑化工程、前記平滑面上に、バリア塗工層を形成する塗工工程、前記バリア塗工層上に、ドライラミネートにより、接着剤層を介して熱可塑性樹脂フィルムからなるラミネート層を設けるドライラミネート工程、を有する紙製バリア材料の製造方法。
【請求項2】前記バリア塗工層が、水蒸気バリア塗工層とガスバリア塗工層であり、前記水蒸気バリア塗工層が、水蒸気バリア性樹脂と顔料とを含有し、前記ガスバリア塗工層が、水溶性樹脂を含有することを特徴とする請求項1に記載の紙製バリア材料。
 
WO/2024/084585絶縁紙 FANUC CORPORATION
 本開示の絶縁紙は、電動機の固定子コアに設けられるコイルのコイルエンドの異相間を絶縁する絶縁紙であって、上側に位置する上辺部と、下側に位置する下辺部と、上辺部の左端と下辺部の左端とを結ぶ左辺部と、上辺部の右端と下辺部の右端とを結ぶ右辺部と、を備える。上辺部は、左右両端部から互いに近接する方向に行くに従って上方に膨出している。下辺部は、左辺部から右方に延びる第1辺部と、第1辺部の右端から右方に行くに従って上方に傾斜して右辺部に連接される第2辺部と、を有する。下辺部と左辺部との間のなす角度は、鋭角である。
 
WO/2024/084882紙含有構造体および紙含有構造体の製造方法 SHIBAURA INSTITUTE OF TECHNOLOGY
 この紙含有構造体において、紙含有シート(2)は第1面(1a)および第2面(1b)を有し、第1面(1a)には第1水酸基高濃度領域(11)が形成され、第2面(1b)には第2水酸基高濃度領域(14)が形成されている。各水酸基高濃度領域(11、14)にはそれぞれ引っ張り応力が生じ、紙含有シート(2)の抗変形力と釣り合って第1安定状態を形成し第1形状を維持する。紙含有構造体(1)が第2形状にある時にも力は釣り合って第2安定状態を形成して第2形状を維持する。紙含有構造体(1)は、トリガー力を加えることにより第1形状と第2形状とが少なくとも一方向に切り替わる。
 
WO/2024/089974シールテープ及び液体用紙容器 NIPPON PAPER INDUSTRIES CO., LTD.
 帯状の包材の長手方向の両端部を重ね合わせて包材チューブを形成する工程を経て成形される液体用紙容器の長手方向の継ぎ目を被覆して縦シールするために使用されるシールテープ(10)であって、ポリエチレンテレフタレート樹脂層(12)と、前記ポリエチレンテレフタレート樹脂層(12)の少なくとも一方の面に、蒸着層(14)とポリ塩化ビニリデン樹脂層(16)と、をこの順に有するPVDCコート蒸着PET層(18)と、前記PVDCコート蒸着PET層(18)の両面に第1の熱融着性合成樹脂層(20a、20b)と、を備えるシールテープ(10)である。高いガスバリア性を有するシールテープ(10)、及び、このシールテープ(10)を用いた液体用紙容器を提供することができる。
 
WO/2024/090483構造体、構造体の製造方法、耐油紙、ガスバリア紙、フレーバーバリア紙及び包材 KURARAY CO., LTD.
 ヒートシール性を有する層のひび割れが少なく、水蒸気バリア性、ヒートシール性及び酸素バリア性に優れる構造体、このような構造体の製造方法、並びにこのような構造体を用いた耐油紙、ガスバリア紙、フレーバーバリア紙及び包材の提供。紙基材の少なくとも片面に、A層、B層及びC層がこの順で積層された構造体であり、上記A層が、オレフィン系重合体、スチレン系重合体及びポリエステル系重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種を含み、上記B層が、ビニルアルコール系重合体を含み、上記C層が、ガラス転移温度が−100℃以上5℃以下である重合体を含む、構造体。
 
V−5セルローズ・リグニン
V−5ー1製法
特許7475001 ミクロフィブリル化セルロース成形体の製造方法およびミクロフィブリル化セルロース成形体  利昌工業株式会社 大建工業株式会社 国立大学法人 筑波大学 公立大学法人秋田県立大学
【要約】ミクロフィブリル化セルロース成形体の製造方法は、ミクロフィブリル化セルロースと、フェノール樹脂と、から構成されるミクロフィブリル化セルロース成形体の製造方法である。ミクロフィブリル化セルロース成形体の製造方法は、ミクロフィブリル化セルロースおよび0質量%以上10質量%以下の水から構成された第1予備成形シートを準備する工程と、第1予備成形シートを1時間以上水に曝して膨潤させ、第2予備成形シートを得る工程と、第2予備成形シートに含まれる水を、重量平均分子量が1000以下であるフェノール樹脂を含有する溶液に置換して第3予備成形シートを得る工程と、得られた第3予備成形シートを乾燥する工程と、乾燥した第3予備成形シートを、120℃以上200℃以下の温度で、厚さ方向に1MPa以上10MPa以下の圧力をかけて熱プレスする工程と、を含む。
 
特開2024-056894 加圧成形装置によるセルロース製品の製造方法、加圧成形装置およびセルロース製品 パルパック アー・ベー
【課題】成形型を含む加圧成形装置により、平坦または非平坦な製品形状を有するセルロース製品を製造する方法、装置およびセルロース製品を提供する。
【解決手段】予熱された凸状の非可撓性成形型部分2aおよび凹状の非可撓性成形型部分を有する成形型を有し、成形型は製品形状を規定する成形面を有する、加圧成形装置により、非平坦な製品形状を有するセルロース製品を製造する方法であって、以下の工程:初期の開いた状態の成形型内の成形するための位置に45質量パーセント未満の水を含有する緩んで分離したセルロース繊維1aを配置する工程;成形型内の緩んで分離したセルロース繊維を、100℃〜200℃の範囲の成形温度に加熱する工程;および緩んで分離したセルロース繊維を、成形型を用いて、成形面全体にわたり緩んで分離したセルロース繊維に作用する1MPa〜100MPaの範囲の成形圧でプレスする工程を含む、方法とする。
 
特開2024-059830 植物性材料およびリサイクルされた材料から、パルプ、エネルギーおよびバイオ派生物を製造するための、方法およびシステム サーク,インコーポレイテッド
【課題】市場性の高い材料を製造するための様々な植物性材料を加工するための、産業用システムを提供する。
【解決手段】システムは、亜臨界水による抽出技術を用い、前処理モジュールと2段階の抽出器(処理モジュール)とを備え、当該2段階の抽出器では、温度、圧力、および/または滞留時間が継続的に制御される。幾つかの態様では、本システムの最終産物は、バイオ燃料の製造のための原料油の成分(糖、および/または油)、バイオ炭、および様々な産業のための原料(例えば、紙を製造するためのパルプ、または様々な産業にて用いられるセルロース)を含み得る。本システムは、モジュール式、または非モジュール式であってもよく、ステーショナリー、またはモバイルであってもよい。本システムは、プログラムされた自動運転、または手動運転と共に、プレハブ部品を備えていてもよい。本システムは、現場にて容易に移動、および/または組み立てられ得る。
【請求項9】上記パルプの産物から、セルロースを回収する工程と、上記セルロースを、70℃にて、過酸化水素を含む漂白剤を用いて漂白する工程と、を更に有する、請求項7に記載の方法。
 
特開2024-060102 カルボキシル化セルロースナノファイバー化用パルプ繊維を製造する方法、及びカルボキシル化セルロースナノファイバー化用パルプ繊維 ユニ・チャーム
【課題】取扱い性と、物性とのバランスに優れるカルボキシル化セルロースナノファイバーを形成可能な、カルボキシル化セルロースナノファイバー化用パルプ繊維を製造する方法を提供すること。
【解決手段】カルボキシル化セルロースナノファイバー化用パルプ繊維を製造する方法であって、木材パルプ繊維を浸漬している、6.5以下のpHを有する処理液に、オゾン含有ガスを、上記オゾン含有ガス中のオゾン濃度及び処理時間の積であるCT値が6,000ppm・分超となるように供給して、上記木材パルプ繊維からカルボキシル化セルロースナノファイバー化用パルプ繊維を形成する繊維形成ステップを含むことを特徴とする方法。
 
WO/2024/085087セルロース粒子 ASAHI KASEI KABUSHIKI KAISHA
 優れた生分解性、特に海洋生分解性を有しつつ、プラスチック系微粒子に匹敵するか又はこれを凌駕する物性を発現し得る、例えば、感触が良好で特にきしみ感が小さく、さらにしっとり感やすべり感を調整可能で、光学特性に優れ、成形性に優れる、微粒子を提供する。本発明は、セルロース粒子であって、該粒子の表面全体に、網状に配された所定幅(W)の畦部(R)と、該畦部(R)により取り囲まれ、該畦部(R)により互いに隔てられたクレーター状の陥没部(C)とを、有する、セルロース粒子に関する。
 
特表2024-517484 硬質セルロース製品を乾式製造する方法および装置 ヤンギ・アクチボラグ
【要約】本発明は、本質的に非平坦の全体形状を有する硬質セルロース製品を乾式製造するための装置(100)および方法に関する。装置(100)は、硬質セルロース製品(14)を作製するために、分解ユニット(3)、セルロースブランク形成ユニット(30)、および製品形成ユニット(40)を備える。セルロースブランク形成ユニット(30)は、分解ユニット(3)からセルロース繊維運搬空気流を案内するためのディスペンサと、穿孔を含む外面を有し、外面が、セルロース繊維を受け取り、セルロースブランク(13)を形成するように構成される、形成ドラム(15)と、形成ドラム(15)内に配置された空気除去デバイス(54)と、前記形成ドラム(15)からセルロースブランク(13)を受け取るための支持構造(8)とを備える。装置(100)は、形成ドラム(15)の外面が、第1の穿孔密度を有する第1の区域と、前記第1の穿孔密度より小さい第2の穿孔密度を有する第2の区域とを含み、前記第1の区域に由来する第1の位置で前記第2の区域に由来する第2の位置より高い坪量を有する連続または不連続のセルロ
【請求項1】本質的に非平坦の全体形状を有する硬質セルロース製品(14)を乾式製造するための装置(100)であって、− セルロース原材料(1)からある量の分離されたセルロース繊維(6)を提供するための分解ユニット(3)と、− セルロースブランク形成ユニット(30)であって、 − 前記分解ユニット(3)からセルロース繊維運搬空気流を案内するためのディスペンサ、 − 穿孔を含む外面を有し、前記外面が、前記ディスペンサを介して前記空気流によって輸送された前記量の分離されたセルロース繊維からセルロース繊維を受け取り、セルロースブランク(13)を形成するように構成される、形成ドラム(15)、 − 前記形成ドラム(15)内に配置された空気除去デバイス(54)、および − 前記形成ドラム(15)上に形成された前記セルロースブランク(13)を受け取るための支持構造(8)、を備えるセルロースブランク形成ユニット(30)と、− 本質的に非平坦の全体形状を有する硬質セルロース製品(14)を前記セルロースブランク(13)からプレスによって作製するための製品形成ユニット(40)とを備え、前記形成ドラム(15)の前記外面が、第1の穿孔密度を有する第1の区域と、前記第1の穿孔密度より小さい第2の穿孔密度を有する第2の区域とを含み、前記第1の区域に由来する第1の位置で前記第2の区域に由来する第2の位置より高い坪量を有する連続または不連続のセルロースブランク(13)を形成することを特徴とする装置(100)。
 
特表2024-518278 製品成形ユニットにおいてセルロースブランク構造体からセルロース製品を乾式成形するための方法および製品成形ユニット パルパック アー・ベー
【要約】製品成形ユニットにおいてセルロースブランク構造体(2)からセルロース製品(1)を乾式成形するための方法。製品成形ユニットは、ブランク乾式成形モジュール(4)とプレスモジュール(6)とを有している。セルロースブランク構造体(2)は、ブランク乾式成形モジュール(4)内で成形ワイヤ(4c)上に空気成形される。プレスモジュール(6)は、セルロースブランク構造体からセルロース製品(1)をプレス動作において成形するための1つ以上の成形型(3)を有している。当該方法は、成形ワイヤを、プレス動作中に静止モードに置くステップを含んでいる。
 
V−5ー2用途
特開2024-057632 包装材及びその製造方法 東洋インキSCホールディングス
【課題】本発明は、耐折り曲げ性、耐水摩擦性、耐ブロッキング性、及びヒートシール性に優れた包装材を提供することを目的とする。
【解決手段】ヒートシール層、紙基材、及び第一の表面保護層を順次有する包装材であって、前記第一の表面保護層が、ウレタン樹脂(A)及び樹脂(B)を含み、樹脂(B)が、ビニル系樹脂、及び/又はセルロース系樹脂を含み、第一の表面保護層の塗工量が、3〜20g/m2である、包装材。(ただし、前記樹脂(B)はウレタン樹脂を含まない。)
 
特開2024-058602 高安定性・低コスト・高レートの水系ナトリウムイオンキャパシタ ゾンケ セノ テクノロジー シーオー.,エルティーディー.     ベナン エネルギー (シンガポール) ピーティーイー.エルティーディー.
【課題】本発明は高安全性・高比エネルギーの新型水系ナトリウムイオンキャパシタ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】高安全性・高比エネルギーの新型水系ナトリウムイオンキャパシタは、正極及び負極がいずれもハイブリッド型電極であり、異なるレート及び電力特性要件に応じて、電極は異なる割合の電池型材料及びキャパシタ型材料からなり、エネルギー密度は45Wh/Kgと高い。
【請求項6】前記多孔質炭素材料の比表面積は1000−2200m2/g、細孔容積は0.5−1.0ml/g、嵩密度は0.4−0.6g/ml、粒径分布はD90<chos10μmであることを特徴とする請求項1に記載のナトリウムイオンキャパシタ。
【請求項13】前記セパレータはセルロースセパレータ、PETセパレータ、PP不織布セパレータ及びPE不織布セパレータから選択されることを特徴とする請求項1に記載のナトリウムイオンキャパシタ。
 
特開2024-059835 ナノフィブリルセルロースヒドロゲル中に真核細胞を含む移植可能な細胞組成物、その調製方法、及びナノフィブリルセルロースの使用 ユー ピー エム キュンメネ コーポレーション
【課題】移植可能な細胞製剤を調製する方法の提供。
【解決手段】真核細胞を、細胞が合体して細胞凝集体を形成することが可能な条件で培養すること、ナノフィブリルセルロースヒドロゲル中に細胞凝集体を供して、ナノフィブリルセルロースヒドロゲルマトリックス中に真核細胞を含む移植可能な細胞組成物、及び移植可能な細胞製剤を得ることを含む方法。また、治療方法に使用するための移植可能な細胞組成物、及び移植可能な細胞組成物を調製するためのナノフィブリルセルロースの使用。
 
特開2024-060213 カラムクロマトグラフィー用固定相の分離性能改善方法 ダイセル
【課題】セルロース(3−クロロ−4−メチルフェニルカルバメート)を不斉識別剤として含むカラムクロマトグラフィー用固定相の分離性能を改善する方法を提供する。
【解決手段】カラムクロマトグラフィー用固定相の分離性能を改善する方法であって、担体にセルロース(3−クロロ−4−メチルフェニルカルバメート)が担持されてなる固定相を有機溶剤で処理する分離性能改善工程を含み、前記処理が、下記(A)又は下記(B)である、カラムクロマトグラフィー用固定相の分離性能改善方法。(A)前記固定相と炭素数4以上10以下のジアルキルエーテルとを接触させる処理。(B)前記固定相と炭素数1以上4以下の第1のアルコールとを40℃以上前記第1のアルコールの沸点以下の温度で接触させる処理。
 
 リミテッド
【要約】非燃焼性エアロゾル供給システムとして、又はその一部として使用するための物品は、少なくとも1つのエアロゾル形成材料を含むエアロゾル生成材料と、エアロゾル生成材料の下流に配置された中空管状部材と、中空管状体の下流に配置された第1の実質的に円柱状体と、第1の実質的に円柱状体に隣り合ってその下流に配置された第2の実質的に円柱状体であって、物品の口側端部に配置された第2の実質的に円柱状体とを含む。物品を形成する方法、及び物品を含む非燃焼性エアロゾル供給システムも提供される。
【請求項3】前記第1の実質的に円柱状体及び/又は第2の実質的に円柱状体が酢酸セルローストウから形成されている、請求項1又は2に記載の物品。
【請求項4】前記第1の実質的に円柱状体が、第1の単繊度値及び第1の総繊度値を有する酢酸セルローストウから形成され、前記第2の実質的に円柱状体が、第2の単繊度値及び第2の総繊度値を有する酢酸セルローストウから形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の物品。
 
特表2024-517651 包装材料にコーティング層を塗布するための方法及びコーティング層塗布装置 エース パッケージング エヌ.ブイ.
【要約】セルロース包装材料にコーティング層を塗布するための方法であって、第1の面と第2の面とを有するセルロース層を提供することと、複数の凹部を有するグリッドゾーンを備える移動無端表面を提供することと、グリッドゾーンの複数の凹部に所定量のコーティング層材料を取り込むことと、複数の凹部に所定量のコーティング層材料を保持することと、グリッドゾーンをセルロース層の第1の面と接触させることと、複数の凹部からセルロース層の第1の面に所定量のコーティング層材料を塗布することと、所定量のコーティング層材料を用いて、セルロース層の第1の面にコーティング層を形成することと、を含む、方法。
 
特表2024-517877 剥離コーティングを調製するための組成物及びコーティング基材を調製する方法 ダウ シリコーンズ コーポレーション
【要約】剥離コーティングを形成するための組成物は、(A)1分子当たり平均して少なくとも2個のカルビノール官能基を有するオルガノポリシロキサンを含む。オルガノポリシロキサン(A)は、組成物の総重量に基づいて、50〜99重量%の量で組成物中に存在する。組成物は、(B)ポリイソシアネートをさらに含む。組成物を用いて形成された剥離コーティングは、発泡体ではない。この組成物を用いて形成された剥離コーティングも開示される。加えて、基材上に配置された剥離コーティングを含むコーティング基材を調製する方法、並びにその方法に従って形成されたコーティング基材が開示される。
【請求項15】前記基材が、セルロース及び/又はポリマーを含む、請求項12〜14のいずれか一項に記載の方法。
 
特表2024-518022 充填ベッドシステムおよび方法を使用したエアロゾル化生体材料粒子の捕捉による呼吸器疾患の診断 ゼテオ テック、 インク.
【要約】COVID?19などの気道疾患を含むいくつかの疾患に対する迅速かつ低コストのポイントオブケアアッセイを可能にする、呼吸器疾患に特徴的な呼気中のエアロゾル化粒子を捕捉および分析するための方法および装置が開示される。開示された方法およびシステムは、充填ベッドカラムを使用してエアロゾル化粒子を選択的に捕捉する。捕捉された粒子は溶媒を使用して溶出され、MALDI?TOFMSなどの分析装置を使用して分析される。
【請求項6】上記充填ベッドカラムが、表面にC18官能基を具備する樹脂ビーズ、表面に硫酸エステル官能基を具備するセルロースビーズ、およびそれらの混合物の少なくとも1つを有する請求項1に記載のシステム。
【請求項7】上記樹脂ビーズおよびセルロースビーズが少なくとも約20μmの公称直径を具備する請求項6に記載のシステム。
【請求項8】上記樹脂ビーズおよびセルロースビーズが、約40ミクロン〜約150ミクロンの公称直径を具備する請求項6に記載のシステム。
 
特表2024-518037 フィルタ装置とその中に収容可能なフィルタ部材及びこの種のフィルタ部材と装置を駆動する方法 ハイダック フルイドケアセンター ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【要約】フィルタハウジング10を有するフィルタ装置であって、前記フィルタハウジングが未濾液のための入口12と濾液のための出口14を有し、かつ交換可能なフィルタ部材16を収容し、前記フィルタ部材が未濾液によって外側から内側へ貫流される場合に、中空円筒状の部材材料18も、前記中空円筒18の一方の自由端部20を閉鎖する部材材料22も貫流され、前記中空円筒の他方の自由端部24において、中央切り欠き28を有する部材キャップ26が、濾液を前記フィルタハウジング10内の前記出口14へ放出するために用いられ、前記出口が前記中央切り欠き28に接続されており、かつ前記それぞれの部材材料18、22が、外側から内側へ向けてすべての側で流着させるために、前記フィルタハウジング10内にシールなしで収容されている、フィルタ装置。
【請求項2】中空円筒状の部材材料(18)を有する、特に請求項1に記載のフィルタ装置のための、フィルタ部材であって、前記部材材料の自由な前側(20)に、前記中空円筒(18)を閉鎖する部材材料(22)が設けられている、フィルタ部材において、前記それぞれの部材材料(18、22)が、少なくとも部分的に、好ましくは完全に、セルロース材料からなる、ことを特徴とするフィルタ部材。
【請求項4】セルロース材料からなるすべてのフィルタディスク(36)が、同一のフィルタ特性、特に同一のフィルタ細度を有し、かつ 前記リング形状のフィルタディスク(36)が、そのフィルタ材料から、すべて等しく構築されている、ことを特徴とする請求項2又は3に記載のフィルタ部材。
 
特表2024-518149 少なくとも1つの特定のジカルボン酸エチレンモノマーを、2つの不飽和を有するジエステルタイプの特定の架橋剤の存在下で重合させることによって得られる架橋ポリマー  ダイトウ カセイ ヨーロッパ ソシエテ パー アクシオン サンプリフィエ
【要約】規定された式(I)の少なくとも1つのジカルボン酸エチレン不飽和モノマーを、特定のエチレン不飽和モノカルボン酸及びポリオール由来の規定された式(II)の少なくとも1つのジエステル架橋剤の存在下で重合させることによって得られる架橋ポリマー。これらの架橋ポリマーの調製方法及び利用分野。好ましい成分を有するこのようなポリマーを含む、好ましくは化粧品向けの組成物。
【請求項4】少なくとも1つの多糖、好ましくはセルロースの存在下で重合された、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の架橋ポリマー。
 
特表2024-518708 骨再生のための実質的に球状の顆粒の組成物 オステオノバス エルエルシー
【要約】骨再生のための組成物は、実質的に球状の顆粒を含む。前記球状の顆粒の各々は、リン酸マグネシウム及びナノサイズのシリカを含む外側シェル、並びに前記外側シェルによって封入化を受けた生物学的活性のあるコア、を含む。前記顆粒は、マクロ-ポア(macro-pore)及びミクロ-ポア(micro-pore)、を含む。前記マクロ-ポアは、隣接する顆粒との間の、顆粒間空間である、及び前記ミクロ-ポアは、前記顆粒の各々の前記外側シェル上に形成された顆粒内ナノポア(intragranular nanopore)である。前記実質的に球状の顆粒を製造する方法は、生物学的活性のある粉末、リン酸マグネシウム、及びコロイド状シリカ溶液を使った開始剤、の混合物を提供するステップ;前記混合物を、二重非対称遠心分離を使って、所定の時間、回転させるステップ;及び得られた材料を乾燥させるステップ、を含む。
【請求項9】請求項8に記載のハイドロゲル、ここで、前記ハイドロゲルは、バイオポリマー、タンパク質、粘性物質(gum)、糖質、及びセルロース、のうちの少なくとも1種を更に含む。
 
V−5ー2−1フイルム・積層
特開2024-056821 タバコ由来ナノセルロース材料 アール・ジエイ・レイノルズ・タバコ・カンパニー
【課題】本開示は、タバコから作製された又はタバコに由来するセルロースナノ材料及びそれらの生成のための方法に関する。
【解決手段】タバコ由来セルロースナノ材料は、フィルム形成用途及び溶液増粘技術のような、多様な産業上の用途において利用され得る。特に、本開示は木材パルプの生成におけるものより少ないフィブリル化サイクルを用いて、タバコ由来セルロースナノ材料を調製するための方法を対象とする。本発明は、タバコ由来ナノセルロース材料を調製するための方法であって、タバコパルプが約5%未満の濃度のタバコパルプ懸濁液であるような希釈形態においてタバコパルプを受け取るステップ;及びタバコパルプ懸濁液を機械的にフィブリル化し、少なくとも1つの平均粒子サイズ寸法が約1nm〜約100nmの範囲であるタバコ由来ナノセルロース材料を生成させるステップを含む。
 
V−5ー2−2繊維
特開2024-057315 徐放性賦香剤 丸富製紙
【課題】トイレットペーパーロールでは、実際に使用を開始しようとしたときには、香りが僅かに残っているか抜け切っている場合も少なくない。
【解決手段】セルロースナノファイバー(CNF)に着目し、このセルロースナノファイバーが形成する細かい網目に香料を構成する匂い成分が留置されること、更に、親水性乳化剤を併用することで匂い成分が長期間にわたって安定的に留置される状況が作り出されることを利用して、徐放性賦香剤を作り出した。香料を油性溶剤中に溶解させた香料組成物と、セルロースナノファイバーと、親水性乳化剤とを含み、残部が水及び必要に応じて配合される助剤とからなり、エマルジョン剤形になっている。吹き付け塗装により、徐放性賦香剤を紙製品の表面に塗布した後乾燥させるだけで済むので、特別な設備が必要なく、トイレットペーパーロールのような廉価で販売される紙製品に適用するのに適している。
 
特開2024-058631 天然繊維及び再生繊維を含む環境に優しい構造体 アモーレパシフィック コーポレーション
【課題】本明細書は、天然繊維及び再生繊維を含む環境に優しい構造体、及びそれを含む化粧品に関する。
【解決手段】本開示の一態様による天然繊維及び再生繊維を含む環境に優しい構造体は、特定範囲の天然繊維及び再生繊維の重量比、繊維の平均長さまたは太さを有するため、材料として繊維を含むが、弾力性のある発泡フォーム担体に類似した構造を有しており、前記構造体の内部に化粧料組成物を担持する際に、担持された前記化粧料組成物の一部が集まる繊維トラップ(filament trap)構造を有しているため、化粧料組成物の油相成分が分離せず、製造後の流通・保管期間中もその構造が維持されるといった安定性を奏し、前記構造体を押圧すると、担持された化粧料組成物が微細拡散の形式で排出されるため、優れた化粧効果を発揮すると共に、使用後は自然分解するといった環境に優しい特性も有する。
【請求項2】前記天然繊維が、セルロース系繊維及びタンパク質系繊維からなる群から選択される少なくとも1つである、請求項1に記載の環境に優しい構造体。
 
特開2024-059831 摺動部材用樹脂組成物及び摺動部材 オイレス工業
【課題】成形性及び摺動特性に優れた植物由来ポリエチレン樹脂を主成分とする摺動部材用樹脂組成物及び摺動部材を提供する。
【解決手段】摺動部材用樹脂組成物には、主成分の植物由来ポリエチレン樹脂に加えて、添加剤として石油由来ポリエチレン樹脂0.1〜20質量%、変性ポリオレフィン樹脂0.1〜10質量%、潤滑油0.5〜5質量%及び植物由来フィラー0.1〜50質量%が配合されている。この摺動部材用樹脂組成物の成形により摺動部材を作製する。
【請求項7】植物由来フィラーは、セルロース繊維、セルロース粒状物(粉末)及びセルロースナノ繊維(セルロースナノファイバー)から選択される請求項1から6に記載の摺動部材用樹脂組成物。
 
特表2024-517384 高密度紙基材の使用、コーティングされた高密度基材、及びそれを含むラミネート包装材料と包装容器 テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ
【要約】本発明は、酸素に敏感な製品を包装するためのラミネート包装材料(30)におけるガスバリア性材料としての、セルロース繊維から作られた高密度紙基材(35a)の使用に関し、さらに、ガスバリア性を高めるためのコーティングされた高密度紙基材(35)に関する。本発明はさらに、酸素に敏感な製品を包装するための、高密度紙基材又はコーティングされた高密度紙基材を含むラミネート包装材料(30)、及びラミネート包装材料から作られた包装容器に関する。
 
特表2024-517569 食品包装用フィルタ材料 グラットフェルター ゲルンスバッハ ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、持続可能性及び/又は強度の点で有利な特性を有するフィルタ材料、フィルタ材料の特定の特性を向上させるための非繊維状バインダの使用、フィルタ材料の製造方法、並びにフィルタ材料から作製された食品包装、特にティーバッグ、に関する。フィルタ材料は、繊維と、ポリ乳酸、ポリグリコール酸及びコポリマーからなる群から選択される少なくとも1つの非繊維状バインダと、を含む。
【請求項3】前記フィルタ材料が、特に、木材パルプ及び1mm〜10mmの平均繊維長を有するセルロース繊維から選択される、0〜100重量%のセルロース繊維と、0〜40重量%の再生セルロース繊維、特にビスコース及び/又はリヨセル、と; 0〜40重量%の熱可塑性生分解性繊維と、を含む、請求項1又は2に記載のフィルタ材料。
 
特表2024-517786 消費者物品のためのヒンジリッド容器およびヒンジリッド容器を形成する方法 フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
【要約】本発明は、消費者物品のためのヒンジリッド容器(10)に関し、容器(10)は、内表面および外表面を画定する。ヒンジリッド容器(10)は、消費者物品を収容するためのボックス(14)を備える。ヒンジリッド容器(10)はまた、ヒンジ(17)に沿ってボックスにヒンジ留めされ、ヒンジ(17)を中心として閉位置と動作位置との間で移動可能なリッド(16)を備える。ヒンジ(17)は、外表面上に実現される虚弱線(27)を含み、虚弱線(27)は、0.1ミリメートル〜1ミリメートルの幅を有する。ヒンジリッド容器(10)はまた、外表面上に提供された導電性トレース(50)を備え、虚弱線(27)は、導電性トレース(50)を通過してこれを中断する。導電性トレース(50)は、リッド(16)が動作位置にある時に閉回路を形成し、また導電性トレース(50)は、リッド(16)が閉位置にある時に開回路を形成する。
【請求項5】前記ブランクが、セルロース繊維系ブランクを含む、請求項2〜4のいずれか1項に記載の容器。
 
特表2024-518193 アトマイザー、霧化モジュール、エアロゾルカートリッジ及びアトマイザーの製造方法 邁博高分子材料(寧波)有限公司
【課題】本発明は、アトマイザー、霧化モジュール、エアロゾルカートリッジ及びアトマイザーの製造方法に関する。
【解決手段】前記アトマイザーは、アトマイザー液体輸送部品と、網状加熱部品と、を含み、前記網状加熱部品は、360度で取り囲むように前記アトマイザー液体輸送部品の外周面を被覆し、及び/又は、360度で取り囲むように前記アトマイザー液体輸送部品の内周面に貼り付けられる。360度で取り囲まれた網状加熱部品から発生した熱は、アトマイザー液体輸送部品の表面により均一に分布し、アトマイザー液体輸送部品上の液体をより効果的に加熱かつ霧化させることができ、霧化をより安定的で信頼できるようにし、食感をより繊細で充実させることができる。
【請求項11】前記アトマイザー液体輸送部品の材質は、セルロースを含んだ繊維又は粉末、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、及び多孔質セラミックスを含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載のアトマイザー。
【請求項39】抵抗線を補助コアに編組したり、交差巻回したりして網状加熱部品を形成し、補助コアが金属又はプラスチックなどで作られることができることと、補助コアを含んだ網状加熱部品を金型に入れて位置決めし、セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを金型に注入して成形するか、又は、金型で補助コアを含んだ網状加熱部品のストリップを連続的に引っ張りながら、セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを注入して成形することと、乾燥してアトマイザーのストリップ状半製品を作ることと、アトマイザーの半製品を切断し、補助コアを取り出して、アトマイザーを得ることと、を含む、ことを特徴とするアトマイザーの製造方法。
【請求項40】抵抗線を補助コアに編組したり、交差巻回したりして、二重網状構造を形成し、切断後に補助コアを取り出して網状加熱部品を作るか、又は、抵抗線を加熱部品のストリップとして編組したり、交差巻回したりして、切断して網状加熱部品を作ることと、セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを押し出して軸方向アトマイザー液体輸送部品貫通孔を含んだロングチューブを形成し、乾燥してから切断してアトマイザー液体輸送部品を作るか、又は、セルロースを含んだ繊維又は粉末スラリーを押し出して補助コアを含んだストリップを形成し、乾燥してから、切断して、補助コアを取り出してアトマイザー液体輸送部品を作ることと、網状加熱部品の外にアトマイザー液体輸送部品が外被されるか、又は、アトマイザー液体輸送部品の外に網状加熱部品が外被されることで、アトマイザーを作ることと、を含む、ことを特徴とするアトマイザーの製造方法。
【請求項41】抵抗線を編組したり、交差巻回したりして網状の網状加熱部品のストリップを形成することと、金型にて網状加熱部品のストリップを引っ張りながら、セルロースを含む繊維又は粉末スラリーを注入して成形することと、乾燥してアトマイザーのストリップを作ることと、アトマイザーのストリップを切り取ってアトマイザーを作ることと、を含む、ことを特徴とするアトマイザーの製造方法。
 
特表2024-518503 機能化冷却ゾーンを備えたベイプ製品 エスダブリュエム ルクセンブルク
【要約】本発明は、エアロゾル発生ゾーンと、中空管形状をなし、かつ、繊維質基材を含む紙を含むエアロゾルを冷却するためのゾーンと、任意でろ過ゾーンとを含むベイプ製品であって、該エアロゾルを冷却するゾーンが、植物抽出物及びエアロゾル発生材によって機能が付与されることを特徴とする。
【請求項5】前記冷却するためのゾーンにおける前記繊維質基材を有する前記中空管形状の前記紙の繊維及び/または前記繊維質基材を有する前記機能化紙の繊維が、セルロース繊維、植物繊維、合成繊維、及びそれらの混合物から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のベイプ製品。
 
V−5ー2−3リグニン
特許7272719 水硬性組成物用添加剤、その製造方法及び水硬性組成物の製造方法 竹本油脂
【課題】水硬性組成物に対する空気連行性能を維持し、保存安定性が向上された水硬性組成物用添加剤を提供する。
【解決手段】リグニンスルホン酸系化合物(A)及び水(C)を有し、更に、0.05〜10質量%の芳香族系ノニオン界面活性剤(B)を含有することを特徴とする水硬性組成物用添加剤。
 
特表2024-518131 表面修飾有機充填剤及びそれを含有するゴム組成物 サンコール・インダストリーズ・ゲーエムベーハー
【要約】本発明は、少なくとも1種の有機修飾剤が、(i)フェノールOH基、フェノレート基、脂肪族OH基、カルボン酸基、カルボキシレート基、及びこれらの混合物から選択される、充填剤の少なくとも1個の官能基の酸素原子の一部を少なくとも介して、及び/又は(ii)フェノールOH基及び/又はフェノレート基に対してオルト位にある、充填剤の炭素原子の一部を少なくとも介して有機充填剤に共有結合される、有機充填剤;少なくとも1種のゴムと少なくとも前記上述の充填剤とを含むゴム組成物;加硫化系を更に含む、加硫化可能なゴム組成物;そこから得ることが可能な加硫化ゴム組成物;及びタイヤ、特に空気圧タイヤ及びソリッドタイヤの生成で、好ましくはそのトレッド、サイドウォール、及び/又はインナーライナーの生成で使用される、及び/又はテクニカルラバー物品、好ましくはプロファイル、シール、ダンパー、及び/又はホースの生成で使用される、(加硫化可能な)ゴム組成物を調製するための、上述の充填剤の使用に関する。
【請求項5】前記充填剤がリグニン系充填剤であり、好ましくは少なくともリグニン、更により好ましくは有機充填剤自体が、熱水処理を用いて得ることができる形で少なくとも部分的に存在し、特に好ましくは熱水処理を用いて得ることができることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の充填剤。審
 
特表2024-518132 有機シランで修飾された有機充填剤及び前記充填剤を含有するゴム組成物 サンコール・インダストリーズ・ゲーエムベーハー
【要約】本発明は:有機充填剤、フェノールOH基、フェノレート基、脂肪族OH基、カルボン酸基、カルボキシレート基、及びこれらの混合物から選択される充填剤の少なくとも1個の官能基の酸素原子の少なくとも一部を介して充填剤に共有結合された少なくとも1種の有機修飾剤;少なくとも1種のゴム及び少なくともこの前述の充填剤を含むゴム組成物;加硫化系を更に含む加硫化可能なゴム組成物;それから得ることが可能な加硫化ボム組成物;及びタイヤ、好ましくは空気圧タイヤ、及びソリッドゴムタイヤ、それぞれの場合に好ましくはそれらのトレッド、サイドウォール、及び/又はインナーライナーの生成で使用される、及び/又はテクニカルラバー物品、好ましくはプロファイル、シール、ダンパー、及び/又はチューブの生成で使用される、(加硫化可能な)ゴム組成物を生成するための、前述の充填剤の使用に関する。
【請求項3】10から150m2/gの範囲、特に好ましくは20から120m2/gの範囲、更により好ましくは30から110m2/gの範囲、特に40から100m2/gの範囲、最も好ましくは40から<100m2/gの範囲のBET表面積を有すること、及び/又は前記充填剤がリグニン系充填剤であり、好ましくは少なくともリグニン、更により好ましくは有機充填剤自体が、熱水処理を用いて得ることができる形で少なくとも部分的に存在し、特に好ましくは熱水処理を用いて得ることができることを特徴とする、請求項1又は2に記載の充填剤。
 
Vー6衛生用品
特開2024-060173 サニタリーボックス テラモト
【課題】便利で使い勝手の良いサニタリーボックスを提供する。
【解決手段】サニタリーボックスA1は、底壁部11と、底壁部11の周縁から上方に延びる第1筒部12,21と、第1筒部21の上端から上方に延びる第2筒部22,32と、第2筒部32の上端に配置された天井壁部31と、底壁部11、第1筒部12,21で囲まれた第1空間S1と、第2筒部22,32、天井壁部31で囲まれた第2空間S2とを区画する中間壁部23と、を備える。第1筒部21は鉛直方向zと直交する第1方向の一方側に位置する第1前壁部211を含み、第2筒部22は前記第1方向の一方側に位置する第2前壁部221を含む。第1前壁部211は、第1空間S1へ廃棄物を投入するための投入用開口214を有し、第2前壁部221は、前記第1方向に見て中間壁部23に接し、且つ第2空間S2に収納される生理用品Gを取出すための取出し用開口224を有する。
  従来、女性用トイレにサニタリーボックスが設置され、当該サニタリーボックスは、使用済みの生理用品(たとえば生理用ナプキン等)を廃棄するのに用いられる。
 
WO/2024/090234使用済み衛生用品を構成する、高吸水性ポリマーを含む構成材料から高吸水性ポリマーを回収する方法、及び、回収された高吸水性ポリマーを用いてリサイクル高吸水性ポリマーを製造する方法 UNICHARM CORPORATION
 使用済み衛生用品を構成する、高吸水性ポリマーを含む構成材料から高吸水性ポリマーを回収する方法において、回収率及び純度を向上させる方法を提供する。本方法は、使用済み衛生用品を構成する、高吸水性ポリマーを含んだ構成材料から前記高吸水性ポリマーを回収する方法であって、不活化された前記高吸水性ポリマーを含んだ前記構成材料を含有した、湿潤な状態の凝集物を準備する準備工程(S30)と前記凝集物に振動を与えて、前記構成材料から前記高吸水性ポリマーを分離する分離工程(S20)と、を具備する。
 
 
W木・植物
Wー1破砕・選別・加工
特許7333988 防蟻構造体及び防蟻構造体の施工方法  ハウゼコ
【課題】より優れた防蟻機能を有すると共に、施工が容易な防蟻構造体及び防蟻構造体の施工方法を提供する。
【解決手段】防蟻構造体1は、基礎2と、基礎2の上方に設置される土台3と、基礎2の外面に取付けられる第1断熱材4と、第1断熱材4の少なくとも上部を覆う防蟻部材12と、基礎2の上面及び第1断熱材4の上面に跨る充填材5とを備える。又、防蟻部材12は、第1断熱材4の上面を覆う第1被覆部13と、第1被覆部13の屋内側端部に接続され、第1断熱材4の屋内方向の側面の少なくとも上部を覆う第2被覆部14と、第2被覆部14の下端に接続され、基礎2に埋設されるアンカー部15とを備える。このように構成すると、基礎2と第1断熱材4の間の隙間を充填材5により埋めることができるため、防蟻機能が向上する。
 
特開2024-057196 薪生産用木材乾燥装置 岸本 励
【課題】設置場所の最小化を図り、設置効率及び生産効率の向上を図るとともに、小型コンパクト化及びシンプル化を実現する。木材を十分に乾燥させて薪の品質向上を図るとともに、温室効果ガスの削減及び自然環境保護に寄与する。
【解決手段】複数の木材Wo…を含む木材群Gwを収容するとともに、少なくとも底面部位4d及び上面部位4uの通気性を確保した筒状又は袋状の保温用シート部4と、通気性を有し、かつ木材群Gwを収容した保温用シート部4の底面部位4dを載置する載置面部2uを設けるとともに、側面2pに通気空間Spを有する所定の高さの基台部2と、載置面部2uに載置した保温用シート部4に収容した木材群Gwの上面部位Gwuを所定の間隔Fsを介して覆う天板部3b,及び当該天板部3bの中央又はその近傍に設けて上方へ突出させた煙突部3sを有する煙突ユニット部3とを備える。
 
実登3246504 木材粉砕装置 昶城有限公司
【課題】廃木材を安定に切断、粉砕して処理の効率を高めることができる木材粉砕装置の提供。
【解決手段】木材粉砕機2の作業空間21内に回転できるように取り付けられる回転手段31と、回転手段31に取り外し可能に固定される複数の回転ブレード手段32と、木材粉砕機2の下壁面23の前側部231に固定される第1の固定ブレード手段33と、下壁面23の後側部232に固定される第2の固定ブレード手段34と、を備え、各回転ブレード手段32は、いずれも鋸歯状の回転ブレード先端部を有するように構成され、第1の固定ブレード手段33は、鋸歯状の第1の固定ブレード先端部を有するように構成され、第2の固定ブレード手段34は、鋸歯状の第2の固定ブレード先端部を有するように構成される。
 
Wー2ボート・板
特開2024-059366 木質系床材の製造方法および製造装置 朝日ウッドテック 中国塗料
【課題】低輝度の木質系床材を高効率に製造する方法およびその装置の提供。
【解決手段】本実施形態に係る木質系床材の製造装置10は、表面に塗料が塗布された木質系床材素材(ワーク)Wを搬送する搬送部11と、搬送部11を囲むハウジング12と、ハウジング12に接続され、塗料にエキシマ光を照射する照射部13と、照射部13よりも上流側でハウジング12に接続され、ハウジング12内にワークWの搬送とは逆方向に不活性ガスを流通させる第一ガス流通部14と、を備える。
 
Wー3木以外
特開2024-060550 健康増進を目的に摂取して用いる稲もみ殻灰の製造方法並びに利用方法 益冨 博
【課題】稲のもみ殻を管理された温度で燃焼し、得られる灰を健康の維持、増進を目的に摂取して利用するにあたり、健康を増進する仕組みの確認を行った結果を灰の製造過程に反映させ、摂取目的に対してより効果のある稲もみ殻灰の製造方法、並びに製造した該稲もみ殻灰、該利用方法として稲もみ殻灰を混入させた食品や、ペット、家畜、養殖魚の飼料を提供する。
【解決手段】稲のもみ殻を供給空気量の調整を行い燃焼することで、一定温度以下で稲もみ殻灰を得た後、該稲もみ殻灰に微細化加工を行う。
 
特開2024-060615 植物性機能性材料 ケンブリッジ・エンタープライズ・リミテッド
【課題】植物性材料(plant based materials)、その製造のための方法、及び前記植物性材料を取り込んだ生物材料を提供する。
【解決手段】植物性材料を生産する方法であって、a)溶媒系に1種又は複数種の植物性タンパク質を含む溶液を形成する工程であり、溶媒系が複数種の混和性共溶媒を含み、第1の共溶媒が植物性タンパク質の溶解性を増加させ、第2の共溶媒が植物性タンパク質の溶解性を減少させる、工程、及びb)溶液中のタンパク質にゾル-ゲル転移を起こさせて、植物性タンパク質ヒドロゲルを形成する工程を含む、方法を提供する。
 
W−4植物
W−4−1栽培
特許7384482 土壌改良材及びその製造方法 谷田建設
【課題】石膏粉体を原料とする土壌改良材の肥料効果をより一層高めること。
【解決手段】本発明では、土壌改良材において、カルシウムを含有する石膏粉体と、リンを含有する粉末消火剤とを主原料とすることにした。また、本発明では、前記石膏粉体の原材料を廃棄された石膏ボードとするとともに、前記粉末消火剤の原材料を廃棄された消火器の消火剤とすることにした。さらに、本発明では、土壌改良材の製造方法において、廃棄された石膏ボードを粉砕してカルシウムを含有する石膏粉体を生成し、廃棄された消火器からリンを含有する粉末消火剤を取出し、石膏粉体と粉末消火剤とを動物又は植物由来の粘質液で混練して土壌改良材を製造することにした。
 
特許7473999 耕うん同時畝立て播種機及び耕うん同時畝立て播種方法 今井 俊之
【課題】簡単な構成で耕うん同時畝立て播種に好適に適用され、特に畝立ての高さと播種深さを予め設定された範囲に維持して常に適正に保つことができる耕うん同時畝立て播種機及び耕うん同時畝立て播種方法を提供する。
【解決手段】トラクタにロータリ耕耘装置が昇降自在に装着され、このロータリ耕耘装置に、複数の播種機が装着され、前記播種機に回動自在に枢支された平行リンクの後端には揺動フレームが枢結されると共に、前記平行リンクの対角線上には付勢バネが介装され、下方に回動するように付勢された前記揺動フレームに付設された作溝ディスクと覆土ディスクと鎮圧輪が、畝表面の凹凸に従って、平行リンクが下方に付勢された状態で回動しながら上下動する耕うん同時畝立て播種機において、前記平行リンクの対角ピン間を繋ぐワイヤを設け、前記ワイヤを前記トラクタの昇降駆動ユニットによる3点リンク機構の昇降駆動を操作する操作機構に連結した。
 
特開2024-056119 薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法 貴州省中国科学院天然産物化学重点実験室(貴州医科大学天然産物化学重点実験室)
【課題】本発明は、クリサンセマムの栽培技術に関し、具体的に、薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法に関するものである。
【解決手段】前記薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法は育苗用葉面肥料と施肥方法を含み、前記育苗用葉面肥料は、15〜30質量%の腐熟バイオガススラリー、5〜10質量%のキトサン、3〜5質量%のアルギン、8〜15質量%のニトロフミン酸アンモニウム、6〜12質量%のフミン酸ポタシウム、1〜3質量%のセレン酸ナトリウム、5〜8質量%の過リン酸塩、10〜15質量%の植物性複合剤を含み、前記方法は、制御剤を調合するステップ一、制御剤を水で希釈するステップ二、噴霧装置を配置するステップ三及び肥料を噴出するステップ四を含む。本発明の薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法において、制御剤と育苗用葉面肥料は二通路パイプの上下側の2つの傾斜方向の噴出孔からそれぞれ噴出され、二通路パイプの上下側の2つの噴出孔の噴射範囲が重畳する最大の高さは15mm以下である。噴出された制御剤内のラムノリピドがサシチョウバエエッグを包むことにより、サシチョウバエエッグはインドemオイル、ライラック及びココナッツオイルの効力を発揮しないとき効力を発揮する。前記発明の方法により、薬用クリサンセマムの栄養を確保し、コナジラミ、菊アブラムシ、菊の葉ダニ等の害虫を防止することができる。
 
特開2024-056537 ミツバチ属行動解析システム、及びミツバチ属行動解析方法 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
【課題】実際の養蜂場でリアルタイムにミツバチ属の採餌範囲を解読することができるミツバチ属行動解析システムを提供する。
【解決手段】このミツバチ属行動解析システムは、ミツバチの挙動を撮像する撮像装置と、前記撮像装置で撮像された画像を解析するコンピュータとを備える。前記コンピュータは、前記画像に対し所定の画像処理を実行する画像処理部と、前記画像処理の後の前記画像の画素毎の変化を示す周波数スペクトルを解析する周波数スペクトル解析部と、前記周波数スペクトルに基づき、特定の周波数成分にピークを有する画素を特定する画素特定部と、前記画素特定部で特定された画素に基づき、ミツバチのダンスに関するダンス情報を演算するダンス情報演算部と、前記ダンス情報に従い、ミツバチの採餌位置を特定する採餌位置特定部とを備える。
 
特開2024-056675 希土類化合物を用いた植物ホルモンのセンシング方法、それを用いたセンサー、及び植物の病気感染の早期検出方法 日本電気
【課題】農作物を含む植物の栽培において、病気感染した際に放出される植物ホルモンであるサリチル酸メチルをセンシングする方法、及び該センサーを提供し、それによって植物の病気感染を早期に、その場で検出する方法を提供する。
【解決手段】植物が病原菌感染の際に放出する植物ホルモンであるサリチル酸メチルを選択的に認識して錯体を形成する希土類化合物をシンシングのレセプターとして利用し、サリチル酸メチルと反応した後の蛍光発光現象や電気化学的挙動の変化を利用することによって、植物の病気感染を早期に検出することができる。
 
特開2024-057547 防草施工方法 伊藤テクノリサーチ
【課題】屋根材と構造部材を用いて安価で長期間にわたり防草効果が高い防草施工方法を提供する。
【解決手段】遮光できる瓦と遮光できるコンクリートブロックを用いて、直接地面に防草効果が高い構造物を形成する施工方法であって、裏側にした瓦1の頭部10を手前にして瓦と瓦を組み合わせ、施工することを特徴とする第一の発明と、表側にした瓦19の尻部9を手前にして瓦と瓦を組み合わせ、施工することを特徴とする第二の発明のいずれかを用いて構造物を形成し、その周囲を構造部材で取り囲むことにより、光合成ができない遮光構造物を形成する。
 
特開2024-057624 芝草用の植物成長調整剤および芝草の成長調整方法 バイエルクロップサイエンス    ディスカバリー、パーチェイサー、コーポレイション
【課題】芝草用の植物成長調整剤およびそれを用いた芝草の成長調整方法を提供する。
【解決手段】式(I)で表される化合物またはその農園芸上許容可能な塩を含有する芝草用の植物成長調整剤およびそれを用いた芝草の成長調整方法を提供する。(式中、Rは、2,6−ジククロロフェニルまたは2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシフェニルを表し、nは、1を表す。)
 
特開2024-058528 植物のストレス耐性付与用組成物 キリンホールディングス
【課題】植物にストレス耐性を付与するための組成物、ストレス耐性を有する植物体を生産する方法、および植物体にストレス耐性を付与する方法の提供。
【解決手段】N-アセチルグルタミン酸またはその塩もしくはその溶媒和物を有効成分として含む、植物の環境ストレス耐性を付与するための組成物。
 
特開2024-058609 根腐れ病の検出装置及び方法 コリア・インスティテュート・オブ・サイエンス・アンド・テクノロジー
【課題】根腐れ病を検出する装置及び方法を提供する。
【解決手段】一実施例に係る根腐れ病の検出装置は、測定位置に配置された対象植物に互い異なる波長帯域の第1の光及び第2の光を照射する光源を含む照射部;前記第1の光による前記対象植物の第1の反射光を分析して第1の電気的信号を測定し、前記第2の光による前記対象植物の第2の反射光を分析して第2の電気的信号を測定する測定部;及び前記第1の電気的信号の大きさと第2の電気的信号の大きさに基づいて前記対象植物の根腐れ病の感染の有無を判別する判別部を含む。
  根腐れ病(Pythium root rot)は、気温がやや低く土壌が多湿な条件下で病源菌から土壌や灌水を介して伝染する。根腐れ病は、主に果物や野菜の若い根を侵害し、感染された個体は正常な根の活着に失敗して生育が萎縮する。これにより、感染個体は活力が低下し、果実の大きさや数量が減少する。
 
特開2024-059208 育苗培土の製造方法、育苗培土及び植物の栽培方法 昭和電工マテリアルズ・テクノサービス
【課題】強度保持性に優れる固化培土を製造可能な育苗培土の製造方法、該製造方法で得られる育苗培土、及び該育苗培土を用いた植物の栽培方法を提供する。
【解決手段】培土基材(A)とアルギン酸の多価カチオン塩(B)との混合物である培土混合物に、アルギン酸の1価カチオン塩(C)水溶液を添加する育苗培土の製造方法であり、前記アルギン酸の1価カチオン塩(C)水溶液が、重量平均分子量(Mw)が、400,000〜5,000,000であるアルギン酸の1価カチオン塩(C1)と、重量平均分子量(Mw)が、400,000未満であるアルギン酸の1価カチオン塩(C2)と、を含有する、育苗培土の製造方法、該製造方法で得られる育苗培土、及び該育苗培土を用いた植物の栽培方法である。
 
特開2024-059827 農薬組成物 バテル・ユーケイ・リミテッド
【課題】組成物中の水の総重量に基づいて20重量%またはそれより多くの溶解した電解質農薬の存在下でさえも、貯蔵に必要な温度範囲(−10℃〜40℃)にわたり、優れた注入容易性を付与することが可能な懸濁液体農薬組成物を提供する。
【解決手段】(1)液体農薬組成物の総重量に基づいて30重量%またはそれより多くの量の水;(2)水に溶解させた電解質農薬であって、電解質農薬の総量は、液体農薬組成物中の水の総重量に基づいて20重量%またはそれより多くである電解質農薬;(3)以下の(a)と(b):(a)アルキルポリグルコシド界面活性剤等;(b)アニオン性頭部基および尾部基を含む補助界面活性剤であって、尾部基は、少なくとも2つのアルキル、アルケニルまたはアルキニル基を含む、補助界面活性剤;を含む界面活性剤系;および(4)水に懸濁した1種またはそれより多くの農薬;を含む、液体農薬組成物を提供する。
 
特開2024-060152 土壌微生物叢改良剤、土壌微生物叢改良剤の調製方法、及び土壌微生物叢の改良方法 学校法人関西文理総合学園  島本微生物工業
【課題】本発明は、土壌微生物叢の改良剤、及び、土壌微生物叢の改良方法を提供することを課題とする。
【解決手段】対象の土壌の微生物叢を、所望の目的に適するように改良するための微生物叢改良剤であって、(1)対象の土壌、及び/又はそれら対象の近郊の土壌から得た、土壌を改良するために必要な目的微生物、又は目的微生物叢と、(2)前記目的微生物、又は目的微生物叢の生存、及び/又は増殖に必要となる有機物を含む資化物質と、(3)前記目的微生物、又は目的微生物叢が対象土壌中で生態的地位を得るために用いられる滅菌又は無菌化処理した担体と、の混合物を含む、土壌微生物叢改良剤により課題を解決する。
【請求項6】前記担体は、バイオ炭、及びバーミキュライトよりなる群から選択される少なくとも一種の多孔質体;ベントナイト、及びゼオライトよりなる群から選択される少なくとも一種の吸着体;及び山土、泥岩、及び頁岩よりなる群から選択される少なくとも一種の鉱物から選択される、一種、又は複数種を含む、請求項1に記載の土壌微生物叢改良剤。
 
特開2024-060597 農業用噴霧機の校正方法 エクセル インダストリーズ
【課題】農業用噴霧機の校正方法の一部を自動化し、簡単かつ迅速に実施できる校正方法を提案する
【解決手段】噴霧ブーム(150)上に配置された複数の噴霧ノズル(120)と、少なくとも1つの光学センサ(130)と、制御システムと、を備える農業用噴霧機の校正方法に関し、少なくとも1つの光学センサ(130)の各光学センサは、セクタ(132)を有する視野(131)を備え、各セクタ(132)は、噴霧ノズル(120)に関連付けられ、制御システムは、光学センサ(130)によって取得された画像の関数として複数の噴霧ノズル(120)を制御するように構成され、校正方法は、光学センサ(130)について、対応する光学センサ(130)の視野(131)の各セクタ(132)の制御システムによって実行される、複数の噴霧ノズル(120)のうちの1つの噴霧ノズルとの自動関連付けを含む。
 
WO/2024/084938種子コーティング用バインダー、種子コーティング用組成物、コート種子、コート種子の製造方法及び栽培方法 ARAKAWA CHEMICAL INDUSTRIES, LTD.
 (メタ)アクリルアミド(a1−1)を含むモノマー群の反応物である(メタ)アクリルアミド系重合体(a1)を含み、(a1)成分のモノマー群の総量100モル%(固形分換算)に占める(a1−1)成分の含有量(固形分換算)が30モル%以上であり、(a1)成分の重量平均分子量が100,000以上10,000,000以下である、種子コーティング用バインダー(A)。
 
特表2024-517408 農業用途のための殺有害生物性ミニ細胞及びその組成物 インヴァイオ サイエンシズ, インコーポレイテッド
【要約】本開示は、殺有害生物性ミニ細胞、殺有害生物性ミニ細胞を含む組成物、及び殺有害生物性ミニ細胞を作製する方法を提供する。
【請求項1】殺有害生物性組成物であって、液体担体相;及び前記担体相中に分散した複数の殺有害生物性ミニ細胞、を含み、前記複数の殺有害生物性ミニ細胞は、親細菌の細胞分割機能の改変を引き起こす少なくとも1つの遺伝子突然変異を含む複数の殺有害生物性親細菌に由来し、前記複数の殺有害生物性ミニ細胞は、前記組成物が植物に施用された際に、前記植物中又は植物上の少なくとも1つの有害生物を防除するのに十分な粒子濃度で存在する、殺有害生物性組成物。
 
特表2024-518028 新規酵母菌株及び植物病原体の制御のためのその使用 アグロベンチャーズ エス.アール.エル.
【要約】本発明は、植物全体(地上部及び地上茎の基部の両方)に影響を与える広範囲の植物病原体及び関連病害の予防、抑制、処置、又は制御に有効である、主要な植物病原体の制御のための新規酵母菌株に関する。
-【請求項1】パピリオトレマ・テレストリス(Papiliotrema terrestris)種に属する酵母菌株であり、寄託番号CBS147138でウェステルダイク菌類多様性研究所(Westerdijk Fungal Biodiversity Institute)に寄託されている、前記菌株。
 
特表2024-518402 除草剤としての置換ベンズアミド  シンジェンタ クロップ プロテクション アクチェンゲゼルシャフト
【要約】本発明は、式(I)(式中、X、R1、R2、R3、R4及びR6は、本明細書に記載されるとおりである)の化合物又はその農学的に許容可能な塩に関する。本発明は、前記化合物を含む組成物、前記組成物を使用して雑草を防除する方法、除草剤としての式(I)の化合物の使用及び前記化合物を作製する方法にさらに関する。
 
特表2024-518577 植物生長促進効能を有する微細藻類菌株およびその用途 シージェイ チェルジェダン コーポレイション
【要約】本出願は植物生長促進効能を有する新規な微細藻類菌株およびその用途に関するものであって、一様相による新規なクロレラ・ブルガリス(Chlorella vulgaris)CD02−3002菌株は発酵排気ガスの存在下で培養時成長速度が速く光合成効率が高くて微生物発酵による排気ガスを効率的に低減させることができ、菌株の培養物または培養上清液などを植物に処理すれば植物の生長を促進する効能があって植物用肥料として使用できるため、環境に優しく産業的活用度が高い新たな炭素低減技術として有用に活用できる。
 
特表2024-518682 種子用温湯消毒兼発芽装置 ク,ジン・ソプ
【要約】本発明は、種子用温湯消毒兼発芽装置に関し、上部が開放形成されるとともに内側には水が収容される空間を有する収容ケースが備えられ、収容ケースの外側には、収容槽枠、収容ケース、収容槽、残水排出パイプが備えられ、前記収容槽と離隔具備されるとともに外部から水を供給され、収容槽内側装置を制御するように備えられる制御部と、収容槽内側の水を外部に排出するように備えられる複数個のウォーター排出管と、前記収容槽の内側に収容槽の上部を通じて挿脱可能であるように備えられる収納枠を含むことができる。
 
特表2024-518741 農地区画において対象作物に対する土壌媒介病原体を識別する方法 シンジェンタ クロップ プロテクション アクチェンゲゼルシャフト
【要約】本発明は、農地区画において対象作物に対する土壌媒介病原体を識別する方法であって、第1の収穫周期に農地区画の第1のデジタル画像を取得するステップであって、第1の収穫周期に、対象作物が農地区画で成長する、取得するステップと、基準収穫周期に農地区画の基準デジタル画像を取得するステップであって、基準収穫周期に、基準作物が農地区画で成長し、基準作物が、対象作物とは異なる、取得するステップと、第1のデジタル画像内の第1の画素に関連する第1の植生指数を計算するステップ、第1の画素と第1の画素の周囲の画素との間の第1の符号付き距離を第1の植生指数に基づいて判定するステップ、及び第1の符号付き距離が定義済み閾値未満である場合に第1の画素の第1の異常を検出するステップと、基準デジタル画像の基準画素についての基準異常を定義するステップと、第1の異常が基準異常と一致しない場合に、第1の画素の土壌媒介病原体を識別するステップと、を含む、方法に関する。
 
W−4−2施設
特許7475748 農産物乾燥システム及び農産物乾燥方法 株式会社TOMTEN
【課題】上下方向に積み重ねられた、農産物を収容した複数の容器に供給する空気の偏りを抑制する。
【解決手段】農産物乾燥システム1は、上下方向に積み重ねられた、農産物24を収容する複数の容器3と、農産物24を乾燥させるための空気を下方向に吐出するファン5と、上部にファン5が設置され、ファン5から吐出された空気を下部に導く第1チャンバ7と、第1チャンバ7と複数の容器3との間に配置され、第1チャンバ7の下部に連通し、第1チャンバ7から流入した空気を略水平方向に吐出する吐出口11を複数の容器3の各々に対応する位置に備えた第2チャンバ9と、を有する。
 
特開2024-056987 植物栽培用光源及び植物栽培装置 ソウル バイオシス カンパニー リミテッド
【課題】有効物質の含量が高い植物を容易に栽培できる植物栽培用光源を提供すること。
【解決手段】植物栽培用光源は、植物の明周期と暗周期によってオンまたはオフになり、前記植物栽培用光源は明周期にオンになって複数個のピークからなるスペクトルを有する光を前記植物に出射し、前記植物内の所定物質の含量を高める。
 
特開2024-057137 寒冷地植栽保全装置、寒冷地植栽保全方法および寒冷地運動施設用芝管理方法 大成建設 太陽工業
【課題】植栽の上に加温シートを敷設する際、加温シートが植栽面に直接触れることによってシート直下の植物が痛んでしまうことを防ぐ技術を開発する。
【解決手段】立体網状構造体、通気性・透水性シート加温シートとを備えた保全シート体と、加温シートの温度を調整する制御盤と、を備えた、寒冷地の植栽を保護する寒冷地植栽保全装置であって、 保全シート体は、植栽面側から上側に向けて、立体網状構造体、通気性・透水性シート植栽用加温シートの順に配置されており、制御盤で加温シートの温度を制御することを特徴とする寒冷地植栽保全装置。
 
特開2024-059357 農業又は園芸ハウス用換気装置 緒方 伸哉
【目的】極めて低コストに且つ簡単に製造、設置することができ、設置後の装置の運営コストもほぼゼロにするか低減化でき、そのメンテナンスも低負担化できる、農業又は園芸ハウス用の換気のための装置を提供する。
【構成】農業ハウス又は園芸ハウスの屋根の1つ又は複数箇所に設けられた開口部の周囲又は縁部を覆うか対向するように配置される中空状ベースであって、前記屋根に対しその上側に固定される中空状ベースと、前記中空状ベースに対して上空側に延びるように取り付けられハウス室内からの空気を前記開口部及び前記中空状ベースの中空部分を介して上空側に流通可能とする煙突とを備えた農業又は園芸ハウス用の換気装置であり、前記煙突は例えば2kg以下の軽量で且つ少なくとも外面側が布などの柔らかい素材で構成されている。
 
WO/2024/085006除草装置及び畦成形機 KUBOTA CORPORATION
 畦塗り機(3)に取り付けられて元畦(5)の上面(5a)の除草を行う除草装置(4)に草が絡みつくのを防止することを目的とする。 除草装置(4)は、元畦(5)に沿って圃場(7)を進行しながら土を掘り起こすと共に掘り起こした土を搗き固めて新畦(6)を形成する畦塗り機(3)に設けられる除草装置(4)であって、板材によって形成され前記新畦(6)の形成に先立って前記元畦(5)の上面(5a)の土を削るブレード(36)を備えている。
 
WO/2024/090009栽培ハウス及び栽培ハウスの改修方法 MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD.
 栽培ハウスは、光を透過する建屋と、建屋の内部に配置され、栽培対象となる植物を載置する栽培棚と、栽培棚に設けられ、植物の上方を開放するように植物の側方を囲う囲い部材と、囲い部材で囲まれる空間に温調気体を供給する温調装置とを備え、栽培棚は、第1方向に長手となるように形成され、温調装置は、第1方向に延びるように形成され、囲い部材に囲まれた部分に向けた気体噴出口が第1方向に沿って配置される配管と、配管に温調気体を流通させる供給装置とを有し、配管は、囲い部材で囲まれた部分において、第1方向のうち供給装置側から供給装置とは反対側に向けて開口面積が小さくなるように気体噴出口が形成される。
 
W−4−3改良
特開2024-057346 改変植物体 国立大学法人東海国立大学機構
【課題】植物の低ストレス環境下での成長能を向上させる技術を提供すること。
【解決手段】PSYR遺伝子を改変し、前記改変により前記PSYR遺伝子の機能及び/又は発現を欠損又は低下させること。
 
WO/2024/090462八重咲きマンデビラ属植物及びその作出方法 SUNTORY FLOWERS LIMITED
 これまでに作出できなかったマンデビラ属植物、特に八重咲きのマンデビラ属植物を作出する。 独立行政法人製品評価技術基盤機構 特許生物寄託センター(NITE−IPOD)にFERM BP−22460の受託番号で寄託されたマンデビラ属植物又はその子孫を提供する。
 
WO/2024/090529大きさが均一で高収量の小花蕾を生成するブロッコリー植物及びその加工品の製造方法 SAKATA SEED CORPORATION
 小花蕾に分けたブロッコリー加工品に適した、大きさが均一で高収量の小花蕾の生成を可能にするブロッコリー植物が開示されている。大きさが均一で高収量の小花蕾の生成を可能にする、小花蕾生成に関与する遺伝子を核ゲノム内に有するブロッコリー植物は、小花蕾加工処理を容易にし、商品価値の高い小花蕾に分けたブロッコリー商品の提供を可能にする。
 
特表2024-518381 植物において殺虫特性を付与するための核酸分子 シンジェンタ クロップ プロテクション アクチェンゲゼルシャフト
【要約】本開示は、細胞中に導入されるとき、殺虫性タンパク質の発現を付与する核酸配列、並びに関連する組成物及びその使用方法に関する。いくつかの態様では、本開示は、この核酸配列を含む植物を提供する。
 
W−4−4その他
特許7477214 農業用の収量管理システム 株式会社ふるさと未来
【課題】高額な装置を用いることなく、圃場単位の製品、B級品、不良品の量を正確に把握することができる、農業用の収量管理システムを提供する。
【解決手段】圃場情報10を入力する圃場情報入力手段と、圃場単位での作物名30を入力する作物名入力手段と、乾燥機単位での圃場単位の搬入情報40を入力する搬入情報入力手段と、乾燥機単位での乾燥の調製実績50を入力する調製実績入力手段と、圃場情報入力手段により入力された圃場情報10と作物名入力手段により入力された作物名30と搬入情報入力手段により入力された搬入情報40と調製実績入力手段により入力された調製実績50に基づいて、圃場単位の製品、B級品、不良品の量を計算して出力する収穫量出力手段とを備えた。
 
特開2024-056358 穀物類・種子等の乾燥機の作業用設備 大島農機
【課題】本発明は、穀物類・種子等の乾燥機の機体における貯留側板部に回動可能な扉を設け、レバー操作等で簡易に固定し解放でき、高齢者又は体格の大きな作業者でも出入りがし易い大きな寸法の開口部を現出するように構成した乾燥機の機体の貯留側板部用扉の開閉装置を提供するとともに、機体の出入口及び出入扉、保守作業床に改良を施し、当該保守作業床用の垂直梯子を設置するようにした穀物類・種子等の乾燥機を提供するものである。
【解決手段】本発明に係る乾燥機における機体の貯留側板部用扉の開閉装置は、乾燥機の機体51の貯留側板部に回動開閉可能な扉6を配置し、レバー10の操作に基づき前記扉6を回動開閉操作して機体51の貯留側板部に開口部5を設置できるように構成し、前記開口5は500mm×800mm以上の高齢者又は体格の大きな作業者でも出入りがし易い大きな寸法の開口部として構成したものである。
 
特開2024-057330 樹冠抽出装置および樹冠抽出方法 アジア航測 東日本高速道路 クスコ東日本エンジニアリング
【課題】広葉樹であっても、樹冠の範囲を高精度に自動抽出することが可能な樹冠抽出装置および樹冠抽出方法を得る。
【解決手段】航空レーザ点群データから、数値標高モデル点群データを生成するDEM点群データ作成部31と、数値表層モデル点群データを生成するDSM点群データ作成部32と、数値表層モデル点群データから植生点群データを分類する植生分類部33と、数値標高モデル点群データに基づいて、植生点群データを数値高さモデル点群データに変換する地面高データ変換部34と、数値高さモデル点群データから植生サーフェス点群データを作成するサーフェス点群データ作成部35と、植生サーフェス点群データに基づいて樹冠縁部と樹冠中心ベクトルとを予測する樹冠縁部・中心ベクトル予測部36と、樹冠縁部と樹冠中心ベクトルとに基づいて植生サーフェス点群データから樹冠ポリゴンを形成する樹冠ポリゴン形成部37と、を備える。
  従来、森林における樹木の形態(例えば、樹木の位置や本数、樹高など)を調査したり、樹木位置を検出するための技術として、各種の装置や方法が提案されている。
 
特開2024-058570 インテリジェント野菜収穫農業用装置  鄭州航空工業管理学院 華北水利水電大学
【解決手段】インテリジェント野菜収穫農業用装置に関し、ラックを含み、ラックの上面に、収集ボックスが取り付けられ、収集ボックスの上方開口部に、搬送装置が配置され、ラックにおいてその前端に近い内側に、ラックに回転可能に接続された側板が対称に配置され、二つの側板の下端外側は、搬送装置の他端にヒンジ接続され、二つの側板の内側面においてその中央下方に近いところに、収穫アセンブリが配置され、ラックの前端においてその頂部に近いところに、距離計が取り付けられ、距離計により野菜の成長の高さを測ることができ、収穫アセンブリにより野菜の成長の高さに応じて収穫することができ、搬送装置により収穫された野菜を収集ボックス内に搬送できる。
【効果】野菜の成長の勢いに基づいて選択的に収穫ができ、また異なるタイプの野菜に応じて、異なる収穫方法ができ、野菜の経済効果を確保できるとともに、収穫時の肉体労働強度を低下できる。
 
WO/2024/084727生育予測プログラムおよび生育予測方法 NATIONAL AGRICULTURE AND FOOD RESEARCH ORGANIZATION
 飼育・栽培を必要としない、動植物の生育予測計算に用いる式及びパラメータの決定技術を提供する。 野外の特定の動植物の生長データ、及び気象観測データ(180)が入力されると、まず、複数の生長モデル式中の係数以外の全てのパラメータが変動する。次に、生長モデル式中の係数以外の全てのパラメータの値の組合せの条件に対応する係数の逆数が推定され、その推定値の平均値又は中央値が対象生物種固有の値として固定される。その後、積算発育速度が算出され、交差検証により適切な発育速度モデル式とパラメータの値の組合せが選択される。更に、CОBYLA法を用いた、より適切なパラメータの値の組合せの探索が行われる。
 
WO/2024/084755予測方法及び予測プログラム、並びに環境調整方法及び環境調整プログラム NATIONAL AGRICULTURE AND FOOD RESEARCH ORGANIZATION
 果菜類における開花から果実の収穫が可能になるまでの栽培期間を精度よく予測するため、コンピュータは、開花日以降の前記果菜類の果実表面の温度である果実温度を取得又は推定し、前記果実温度に基づいて、前記開花から前記収穫に至るまでの期間を分割した複数のステージそれぞれの期間を算出し、算出した前記複数のステージそれぞれの期間を合計して、前記栽培期間を予測する、処理を実行し、前記算出する処理においては、前記複数のステージそれぞれの期間の算出結果に対する前記果実温度の寄与度がステージごとに定められていることとする。
 
特表2024-518195 多作物収穫ヘッド  バイオセレス グループ パブリック リミティド カンパニー     ヘー エフェアーエセ ソシエテ パ アクシオンス シンプリフィエ
【要約】筐体1の両端において、カッタバーモジュールaとストリッパモジュールbから選択されたモジュールに連結されたキネマティック・チェーン8がある。ハーベスタフィーダを動力源とするこのキネマティック・チェーン8は、カッタバーモジュールaに埋め込まれたロータf又はストリッパモジュールbに埋め込まれたコマンドタイヤ7を駆動する。カッタバーモジュールa及びストリッパモジュールbは、両モジュールが共有する孔に挿入された単一又は複数のボルト6を用いて筐体1の側面に固定される。カッタバーモジュールaは、筐体1の上部に配置された一組のブラケットeによって取り付けられたリールcを有する。筐体1に取り付けられた一組のブラケットeを使用すると、ストリッパモジュールbのデフレクタhを取り付けることができる。ブラケットeは、装置の流体圧システムから動力を供給され、これにより、ブラケットeは、前進、後退、上昇、下降が可能になる。
 
特表2024-518220 桑園生態系における固定炭素量を算定するためのモデリング方法 蘇州大学
【要約】本発明は、桑園生態系における固定炭素量を算定するためのモデリング方法を開示し、以下の7つの炭素循環経路のモデリング、すなわち、桑園の栽植の基本情報および伐採量のデータを用いて、薪材燃焼用に桑の枝の総バイオマス量を計算し、カーボンオフセットと燃焼による温室効果ガス排出を考慮した、薪材燃焼用に伐採された桑の枝の炭素固定算定モデルを確立することと、桑の葉の原位置堆肥化における炭素放出モデルを確立し、堆肥の炭素残存量を導出することで、伐採された桑の葉の炭素固定算定モデルを得ることと、100年間の評価期間における絹繊維と蚕蛹の固定炭素量モデルを確立することと、堆肥からの温室効果ガス排出と蚕の呼吸による二酸化炭素排出を考慮した、蚕砂と食べ残し葉における固定炭素量算定モデルを確立することと、桑の実と地下バイオマスの固定炭素量算定モデルを確立することと、を含む。本発明は、光合成
 
W−5植物繊維
特開2024-058246 捺染物の製造方法 理想科学工業
【課題】べたつきが抑制された捺染物を製造することできる、捺染物の製造方法を提供する。
【解決手段】凝集剤、水溶性有機溶剤、及び水を含む前処理液を布に付与する工程と、前記前処理液が付与された前記布に、色材、バインダ樹脂、水溶性有機溶剤、及び水を含むインクを付与する工程と、前記前処理液及び前記インクが付与された前記布を乾燥する工程と、前記布を乾燥する工程と同時又は前記布を乾燥する工程の後に、前記布に多孔質基材を接触させ前記布を加圧する工程とを含む、捺染物の製造方法。
【請求項2】前記多孔質基材が、植物繊維、ポリウレタン樹脂、又はこれらの組合せを含む、請求項1に記載の捺染物の製造方法。
 
W−6その他
特許7218882 農地集約候補特定装置、農地集約候補特定方法、及びプログラム オーエムアイ
【課題】高さごとの農地の領域が分かっていなくても、複数の高さの農地の集約について提案することができる農地集約候補特定装置を提供する。
【解決手段】農地集約候補特定装置1は、土地の区画ごとの境界を示す地図情報と、土地の3次元の測定結果と、地図情報に含まれる区画ごとの地目を示す土地情報とが記憶される記憶部11と、地図情報、3次元の測定結果、及び土地情報に基づいて、高さごとに農地である領域を特定する領域特定部12と、領域特定部12によって特定された複数の連続した領域のうち、高低差が閾値より小さい複数の連続した領域である集約候補領域を特定する集約候補領域特定部13とを備える。
 
 
X廃棄物処理・回収・環境
Xー1環境
特許7246659 環境価値評価システム、環境価値評価方法、及びプログラム 電力シェアリング
【課題】電力需要者が電力消費によって創出する環境価値の数値化が可能なシステムを提供する。
【解決手段】電源種別の単位発電電力量あたりのCO2排出量を示す電源種別排出係数データと、電力需要者の所在地域に電力を供給する電源群における電源種別の単位時間毎の発電電力量を示す電源種別発電電力量データと、当該電力需要者の前記単位時間毎の消費電力量を示す需要者消費電力量データと、を供給するデータ供給手段と、前記電源種別排出係数データと、前記電源種別発電電力量データと、前記需要者消費電力量データと、に基づいて、当該電力需要者の単位消費電力量あたりのCO2排出量を示す需要者排出係数を算出する処理手段と、当該電力需要者と、算出された当該需要者排出係数と、を関連付けて記憶する記憶手段と、を備える。
 
特許7369264 表層崩壊危険箇所の抽出方法及び抽出システム 応用地質
【課題】災害発生前に表層崩壊危険箇所を精度よく自動的に抽出できる技術を提供する。
【解決手段】入力部1は、対象地域の地形図及び数値標高モデルの入力を受け付ける。処理部2は、機械学習により生成された学習済みモデル3を用いて、対象地域の地形図及び数値標高モデルから表層崩壊危険箇所を示すマップを生成する。これにより表層崩壊危険箇所を抽出することができる。
 
特許7462093 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム セブン&アイ・ネットメディア
【課題】地球環境への貢献のための、ユーザによる自発的な行動の促進に寄与すること。
【解決手段】情報処理装置は、持続可能な開発目標(SDGs)に関するポイントに関するポイントであってユーザによって獲得されたポイントに関するポイント情報を記憶する記憶部と、前記ユーザの行動に関する行動情報を取得する取得部と、前記行動情報に基づいて、前記ポイント情報を更新する更新部と、前記ポイント情報に基づいて、カーボンオフセットの実行に用いるクレジットを決定する決定部と、前記クレジットを用いて実行される前記カーボンオフセットに関するカーボンオフセット情報を前記ユーザに対して出力する出力部と、を備える。
 
特許7474937 落雷監視システム、及び落雷監視方法 中国電力株式会社
【要約】落雷監視システムは、送電線に沿って付設される光ファイバに沿って設定された測定点における光ファイバの周波数毎の振動強度の時間変化をDAS(Distributed Acoustic Sensing)により取得し、LLS(落雷位置標定システム)から、落雷の発生位置と発生時刻を取得し、発生時刻の前後少なくともいずれかの所定期間における周波数毎の振動強度の時間変化に、落雷に起因する振動強度の時間変化の態様を含む測定点を有する径間を落雷検出径間として抽出し、落雷検出径間のうち、発生位置から所定距離内に存在する径間を近傍径間として特定し、近傍径間の測定点の発生時刻の前後少なくともいずれかの所定期間における周波数毎の振動強度の時間変化に、近傍径間への直撃雷に起因する振動強度の時間変化の態様が含まれている場合に、近傍径間に直撃雷があったことを示す情報を生成する。
 
特開2024-056944 蜂の巣の駆除方法 フマキラー
【課題】比較的高い所に巣を作る蜂を、安全に、かつ、速やかに駆除できるようにする。
【解決手段】殺虫成分を含有した薬剤を収容した容器を備える無人飛行体を用いた蜂の巣の駆除方法は、巣の近傍で無人飛行体をホバリング状態とするステップと、薬剤を巣の外面に付着させるステップと、を含んでいる。
 
特開2024-058598 不活性化を監視するための機器および方法 ピルツ ゲーエムベーハー アンド コー.カーゲー
【課題】安全、柔軟、安価なやり方での、不活性化作業の改善された監視を提供する機器および方法を提供する。
【解決手段】製造施設(12)の排気ガス排出(26)不活性化監視機器(10)であって、第1の流量測定ユニット(38)、第2の流量測定ユニット(40)、監視ユニット(44)とを備え、第1の流量測定ユニット(38)は、第1の流量計(24)に接続可能とされ、第2の流量測定ユニット(40)は、第2の流量計(34)に接続可能とされている。第1の流量測定ユニット(38)は、第1の流量計(24)の測定値に基づき、第1のガスの第1のガス分量を判定し、第2の流量測定ユニット(40)は、第2の流量計(34)の測定値に基づき、第2のガス分量を判定する。監視ユニット(44)は、判定された第1のガス分量および判定された第2のガス分量に基づいて、安全関連の制御機能(45)を発動する。
 
特開2024-060401 防氷性材料 国立研究開発法人物質・材料研究機構 東洋アルミニウム
【課題】表面に氷が付着しにくい又は付着した氷を容易に除去可能な防氷性材料を提供する。
【解決手段】a)基材及びb)前記基材表面上に形成された機能層を含む材料であって、(1)機能層は、(1a)有機バインダと、核部及び前記核部から少なくとも2以上の異なる方向に伸長された針状部を有する充填材とを含み、かつ、前記充填材の針状部によって形成された凹凸表面を有する下地層と、(1b)前記凹凸表面上に形成された表層とを有し、(2)表層は、疎水性液剤の液膜から構成されていることを特徴とする防氷性材料に係る。
 
Xー1−1地震
特許7222143 管路の耐震構造 クボタケミックス  大阪防水建設 クボタ建設
【課題】管路における耐震性を向上させることが可能な耐震構造を提供する。
【解決手段】マンホールに接続された管路1の耐震構造10であって、管路1の内周面において周方向に沿って形成されると共に、周方向における少なくとも一部が不連続となるように形成された凹状の誘導溝20と、可撓性を有し、前記誘導溝20を前記管路1の内側から覆う止水体31と、前記止水体31を前記管路1の内側から拡張させて、前記管路1の内周面に押し付ける拡張部32と、を具備した。
 
特許7245406 対震ユニット丁番 米川 満之
【課題】南海トラフ地震の発生の可能性が高くなっている現在、室内で閉じ込められて、家屋からの逃げ遅れが危惧されている。地震発生時に家屋からの逃げ遅れを防ぐための対震ユニット丁番の提供を課題とする。
【解決手段】第1管部(16)と第1軸体(15)により、前記第1管部内においてスライドが可能である第1対震丁番(10)と、第2管部(16)と第2軸体(25)により、前記第2管部内において移動可能である第2対震丁番(20)の両方を備える対震ユニット丁番(30)を提供し、扉に設置することにより、周辺構造物(3)の移動に干渉されることなく、扉本来の機能を維持することが可能な構造物を提供し、安全な場所へ脱出することが可能となる。 
 
特許7257721 断熱耐震パネル及び断熱耐震壁施工方法 笠原工業
【課題】断熱かつ耐震性能を有する壁を現場で容易に形成するのを可能にする断熱耐震パネルを提供する。
【解決手段】断熱耐震パネル1は、建築物において、相互に対向する対向面2及び対向面2に隣接する外側面3を有する2つの柱4の間を閉塞して該建築物の外側と内側とを隔てるために使用されるものであり、左右の両端部が2つの柱4にそれぞれ固定される矩形状の構造用面材5と、構造用面材5の内側の面に固定され、左右の両端面が2つの柱4にそれぞれ固定される断熱パネル6とを備える。断熱パネル6は、ビーズ法ポリスチレンフォームによる成形断熱材と、これよりも断熱性の高いボード状断熱材とを張り合わせて構成される。
 
特許7472237 振動耐火試験方法及び試験体設置架台 東芝プラントシステム株式会社
【課題】地震の影響を考慮した耐火試験を効率的に行うことができる振動耐火試験方法を提案する。
【解決手段】一実施の形態によれば、振動耐火試験方法は、試験体設置架台1に試験体30を保持する工程と、試験体設置架台1を、加振装置40に固定し、振動試験を行う工程と、試験体設置架台1を加振装置40から取り外した後、耐火炉に固定し、耐火試験を行う工程と、を備える。
 
特許7474529 壁面用目地装置 ドーエイ外装有限会社
【課題】目地プレートや躯体を破損することなく地震による揺れ動きを吸収することができる壁面用目地装置を提供すること。
【解決手段】一方の躯体に設けられたガイド部材と、このガイド部材に前後方向に摺動可能に取り付けられる被ガイド部と、一端部側に前記被ガイド部の外端部が接続し、一方、他端部側の背面が他方の躯体の表面側の壁面に略当接するように設けられた目地プレートと、該目地プレートを常時背面側へ付勢する付勢手段とで構成され、前記目地プレートの幅寸法は、地震時における前記躯体間の離間の幅寸法を考慮して所要の長さに形成され、地震時、両躯体間の目地部が広くなった場合であっても、該目地プレートの他端部側の背面は、前記他方の躯体の表面側の壁面に略当接する壁面用目地装置。
 
特開2024-056451 制震装置及び制震装置を設計する方法 鹿島建設
【課題】簡易な構成によって所望の制震効果を発揮する。
【解決手段】制震装置1は、制震質量体16sと、X方向における第1共振振動数(ωOPT・X)を規定するX方向弾性部2と、Y方向における第2共振振動数(ωOPT・Y)を規定するY方向弾性部3と、を備える。X方向弾性部2は、建物91に接続されると共に制震質量体16sに接続された第1主弾性要素21と、建物91に接続されると共に制震質量体16sに接続された第1副弾性要素22と、を有する。第1主弾性要素21は、第1主弾性部材211を含む。第1副弾性要素22は、第1副弾性部材221と、第1副弾性部材221に対して直列に接続された第1減衰部材222と、を含む。Y方向弾性部3は、建物91に接続されると共に制震質量体16sに接続された第2主弾性要素31と、建物91に接続されると共に制震質量体16sに接続された第2減衰要素32と、を有する。
 
特開2024-057160 免震装置付き建築物 TUS都市開発  構造物LT開発
【課題】建築コストの低減が可能な免震装置付き建築物を提供する。
【解決手段】下部側構造体10と上部側構造体20との間に免震装置30が設けられた免震装置付き建築物1であって、上部側構造体20は、下部側構造体10に対して間隔をおいて水平方向に延在する基礎梁23を有し、基礎梁23の下面側は、下部側構造体10との隙間Gが基礎梁23の延在方向の両端部側に対して中央部側が大きくなるように、基礎梁23の延在方向の両端部側のそれぞれから中央部側に向かって斜め上方に延在する一対の傾斜面23aからなる。 
 
特開2024-057589 耐震補強構造体およびその製造方法 名構設計 東亜建設工業
【課題】エネルギー吸収性能と繰り返し性能を向上させることができる耐震補強構造体を提供する。
【解決手段】一方側端部2aが補強対象構造物50の一方の連結対象部53aに連結される外鋼管2と、一方側が外鋼管2の管内に挿入され、外鋼管2から他方側に突出した他方側端部3bが補強対象構造物50の他方の連結対象部53bに連結される軸材3と、外鋼管2の管内で軸材3の厚さ方向Zの両側にそれぞれ配設された中板材4とを備え、それぞれの中板材4と外鋼管2の他方側端部どうしを接合し、それぞれの中板材4と軸材3の一方側端部どうしを接合した構成にする。さらに、中板材4と外鋼管2と他方側の接合部と、中板材4と軸材3との一方側の接合部との間の所定範囲において、軸材3に、軸材3の一方側端部3aおよび他方側端部3bの幅寸法よりも幅を狭めた幅狭部3nを設けた構造にする。
 
特開2024-057697 免震構造 鹿島建設
【課題】対応可能な地震の特性の範囲をさらに拡大する。
【解決手段】免震構造1は、基礎構造体91に接続されると共に建物92に接続された第1主弾性要素21と、基礎構造体91に接続されると共に建物92に接続された第1可変弾性要素22と、を備える。第1可変弾性要素22は、第1副弾性部材221と、第1副弾性部材221に対して直列に接続されると共に互いに異なる複数の減衰係数(cX1,cX2,・・・)を相互に切り替え可能な第1可変減衰部材222と、を含む。建物92、第1主弾性要素21及び第1可変弾性要素22は、第1可変減衰部材222における減衰係数(cX1,cX2,・・・)に応じた共振振動数(ωX1,ωX2,・・・)を発揮する。
 
特開2024-058833 免振装置及び免振装置の交換方法 日鉄エンジニアリング
【課題】台風等による小さな水平力によっては作動せず、かつ、設置スペースを小さくした免振装置及び免振装置の交換方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の態様1に係る球面滑り装置は、上沓10と、下沓20と、上沓10と下沓20との間を摺動するスライダー30と、を備える免振装置100であって、上沓10と下沓20とを連結することができる連結手段40、を備えることを特徴とする。
 
特開2024-059061 耐震装置  熊谷組 学校法人東京電機大学
【課題】片流れブレースに適用可能であり、既存の構造体の耐力または新設の架構フレームに求められる耐力に合わせて、任意の変形量までは設計者の判断で低減した初期剛性を与えることが可能であり、過大な変形に対してはブレースと架構フレームが一体となって抵抗できる耐震装置を提供する。
【解決手段】耐震装置16において、楔材32Aは、X方向における一方側に向かうほどZ方向における幅が狭くなる左端楔形部51および中央右側楔形部54と、他方側に向かうほどZ方向における幅が狭くなる右端楔形部52および中央左側楔形部53とを備える。楔材32Bは、左端楔形部51と右端楔形部52とを備える。楔材32A,32Bにはそれぞれ、鋼棒33が貫通し、楔材32A,32Bの鋼棒33に対するX方向の移動を許容する貫通孔32aが形成されている。    
 
WO/2024/085202制振部材 NATEC CO., LTD.
 制振部材1は、設置面に固定された状態で、設置面と相手物の間に配置されることで、設置面と相手物の間の振動の伝達を抑制する。制振部材1は、弾性部10とベース部30を備える。弾性部10は、弾性を有する熱可塑性エラストマーによって形成される。ベース部30は、弾性部よりも高い剛性を有する材料によって形成され、設置面側を向く固定面、相手物側を向く相手面、および、固定面と相手面を接続する側部を有する。弾性部10は、射出成形によって、ベース部30の固定面側、側部側、および相手面側に亘って一体成形されることで、ベース部30を内部に収容する。ベース部30が設置面に固定されることで、弾性部10を含む全体が設置面に固定される。
 
Xー2廃棄物処理・回収
特許7471569 廃棄物処理装置 エス・ユー・テクノス株式会社 株式会社デンケン 株式会社ZERO MOZ JAPAN  
【課題】一度により多くの廃棄物を処理できる廃棄物処理装置を提供する。
【解決手段】廃棄物処理装置10は、廃棄物が投入される投入部20と、投入部20から投入された廃棄物を処理する処理室が形成された処理部40と、を備え、投入部20が、外側に設けられた外扉22と、処理部40の上方に設けられ、開いた状態で処理室へと通じ、閉じた状態で外扉22から投入された廃棄物を受ける内扉24と、外扉22と内扉24とを連結するリンク部26と、を有し、外扉22が開くと内扉24が閉じ、外扉22が閉じると内扉24が開く。
 
特開2024-059817 抽出法 フタムラ ケミカル ユーケー エルティーディー
【課題】固形精製物をアルカリ性多糖類含有前駆体材料から抽出するための方法を提供する。
【解決手段】(a)アルカリ性多糖類含有前駆体材料を酸で中和して、中和された固形多糖類含有材料を得るステップ、(b)中和された固形多糖類含有材料を漂白剤と混合して、混合物を作製するステップ、及び(c)固形精製物を混合物から分離するステップを含む、方法を提供する。
  本発明の第1の態様よれば、アルカリ性多糖類含有前駆体材料から固形精製物を抽出するための方法であって、(a)アルカリ性多糖類含有前駆体材料を酸で中和し、中和された固形多糖類含有材料を得るステップ、(b)中和された固形多糖類含有材料を漂白剤と混合して、混合物を作製するステップ、及び(c)固形精製物を混合物から分離するステップを含む方法が提供される。
 
特表2024-518271 ごみ集積所へのアクセスの要求及び制御 マリキャップ オーワイ
【要約】本開示は、全般的に、ごみ収集の分野に関し、特に、モバイルユーザデバイスを用いてごみ集積所へのアクセスを要求し制御する技術に関する。最初に、モバイルユーザデバイスに、ごみ集積所の1つ以上のごみ容器の1つ以上のハッチへの永続的又は一時的なアクセス権が付与されているユーザIDを提供する。モバイルユーザデバイスは、ユーザIDと、所定の時刻のごみ集積所の1つ以上のアクセス対象ごみ容器の表示を含むユーザ入力とを用いて、アクセス要求をアクセス制御システムに送信する。アクセス制御システムは、アクセス要求に応答して、モバイルユーザデバイスがごみ集積所の近くにある場合、アクセス対象ごみ容器のハッチを解錠するか又は開ける。そうすることによって、ごみ集積所に対して効率的なアクセス管理を提供することができる。
 
特表2024-518662 廃棄物収集箱の廃棄物密封不良防止構造 パク,ジョン ソン
【要約】本発明は、廃棄物収集箱の廃棄物密封不良防止構造に関し、廃棄物を前後側で重ねるタイプでラップ原反を密着移動させながら縁を密封するにあたり、第1ギア軸のスパーギアはギア本体の外径部に歯先円が一致する形態に形成され、前記第1ギア軸のスパーギアとかみ合いになる第2ギア軸のスパーギアは、ギア本体の外径部と歯底円が一致し、歯先円が突出される形態に形成されて相互噛合いになって、ギア部から区分けされる外径部に凹溝を形成し、この凹溝にはOリングを介在してラップ原反を密着加圧して2個のOリングによる押え作用による密封部分を加えながら、ギアの噛合い部位は容易に破れないように密封させることによって、既存のようにラップ原反の破れ現象によって悪臭及び生理血が漏れる現象を防止させ、廃棄物収集箱の衛生的な使用と以後の廃棄物収去管理にも有用である。
 
Xー2−1管理・システム
特許7473140 ごみ収集状況管理システム  有限会社アナログエンジン 大五産業株式会社
【課題】複数のごみ集積所が近隣に存在している場合であっても、正確なごみ収集状況データを得ることができるごみ収集状況管理システムを提供する。
【解決手段】携帯端末1と管理サーバ2とを通信回線NWを介して接続して運用されるごみ収集状況管理システムであって、管理サーバ2は、予め登録されるごみ集積所と当該ごみ集積所の位置情報とを関連付けたごみ集積所リスト40を記憶する記憶手段2bと、ごみ集積所リスト40に登録されたごみ集積所のうち、携帯端末1によって取得された位置情報から特定される位置を基準として所定範囲に存在するごみ集積所をごみ集積所候補として選択するごみ集積所候補選択手段23と、ごみ集積所候補を携帯端末1に送信する送信手段21と、ごみ集積所候補のうち、携帯端末1の操作によって選択されたごみ集積所と、ごみ収集状況とを関連付けたごみ収集状況データ50を生成するデータ生成手段24とを備える。
 
特開2024-058962 監視システム、計算装置、監視方法、およびセンサユニット 積水化学工業
【課題】通信量や消費電力量を抑えつつ、対象物を適切に監視する。
【解決手段】監視システム(100)は、収容容器内の対象物と対向するように配置されるCMOSセンサ(1)と、光源(2)からの光が対象物の表面で反射した反射光を受光したCMOSセンサ(3)の一部の撮像素子から出力される出力値を距離に換算した換算距離を算出する計算装置(4)と、換算距離を示す距離情報を送信する通信装置(5)と、送信された距離情報を受信して対象物の量を監視する監視装置(6)と、を含む。  
 上述のような従来技術では、確認者がごみの量を確認する際には必ず、ごみ箱に取り付けられた画像センサデバイスと、確認者が使用する装置との間で画像の送受信を行う必要がある。   
 
Xー2−2医療
特許7253293 医療廃棄物管理システム、および、医療廃棄物の管理方法 M−aid
【課題】医療廃棄物の回収から廃棄までの管理を効率化する医療廃棄物管理システム及び方法を提供する。
【解決手段】医療廃棄物管理システム100は、排出事業者21において医療廃棄物が密閉状態で収容される密閉容器30と、密閉容器に設けられ、密閉容器に収容される医療廃棄物MWの廃棄物情報が記録され、所定の電磁波が照射されたときに、廃棄物情報を表す信号を発信する回路を有する情報記録部31と、情報記録部に電磁波を照射して廃棄物情報を取得すると、自動的に、少なくとも廃棄物情報と事業者情報とを含む管理用通知を送信する読取装置35と、排出事業者から管理用通知を受信したときに、排出事業者からの医療廃棄物の回収依頼として受け付け、管理用通知から管理処理に用いる管理情報を取得して記録し、管理情報に基づいて、医療廃棄物の回収事業者に密閉容器の回収を指示する管理サーバ10と、を備える。
 
Xー3原子力
Xー3−1放射能の除去・除染
特許7176708 放射性廃棄物処理用固化材 王水興産
【課題】硫酸ナトリウムを含有する放射性廃棄物の液体を短期間で固化可能な放射性廃棄物処理用固化材を提供する。
【解決手段】硫酸ナトリウムを含有する放射性廃棄物の固化に使用される、放射性廃棄物処理用固化材は、セメントを少なくとも含有するセメント系混合物と、セメント系混合物による放射性廃棄物の固化を促進させる固化促進材と、放射性廃棄物が固化した固化体の収縮を抑制する膨張材を含み、固化促進材として、ピロ亜硫酸カリウムを15重量%以上45重量%以下含有する。
【請求項2】前記セメント系混合物は、高炉スラグを含有する、請求項1に記載の放射性廃棄物処理用固化材。
【請求項3】前記セメント系混合物は、高炉セメントB種と高炉スラグを含有し、前記放射性廃棄物処理用固化材における高炉セメントB種の含有量は、20重量%以上60重量%以下であり、前記放射性廃棄物処理用固化材における高炉スラグの含有量は、10重量%以上40重量%以下である、請求項2に記載の放射性廃棄物処理用固化材。
【請求項4】前記放射性廃棄物処理用固化材は、さらに酸化マグネシウムを含有する、請求項1乃至3の何れか1つに記載の放射性廃棄物処理用固化材。
 
Xー3−2遮蔽・防護・貯蔵
特開2024-057485 放射線遮蔽治具、その製造方法及びその使用方法  国立大学法人 筑波大学 国立研究開発法人産業技術総合研究所  大興製作所
【課題】放射線治療装置のビーム照射口と、出射される照射ビームの照射対象である患者患部との間から照射ビームが漏洩するのを防止すること。
【解決手段】樹脂製の布からなり、放射線の通路部分を備えた中空立体形状の風袋11に、放射線遮蔽性能を備えた所定粒径を有する焼結体粒子と、所定粒径を有する樹脂製粒子との混合粒子からなる遮蔽材粒子18が、充填されてなる放射線遮蔽治具とする。
  前記焼結体粒子の「丸みを帯びた特有の粒子形状」に関して以下に記載する。焼結体を破砕した段階の破砕粒子の形状は、おおむね鋭利な端部を有している。卑近な例では、石器時代の石器造りにおいて、代表的な石器用鉱物である黒曜石を粗破砕した際の、ナイフ状の鋭利な端部を有する小片に似た形状の粗粒子と、微粉砕された微粉が入り混じったものと同様の構成となっている。
 
Xー3−3測定・その他 
特許7474012 霧箱 株式会社関東技研
【要約】使い勝手に優れた、放射線を観察するための霧箱を提供することである。
【解決手段】観察室202に蒸気供給装置250から蒸気204を供給し、供給された観察室202内の蒸気204を冷却して過飽和蒸気層206を形成し、過飽和蒸気層206を通過する放射線の飛跡を観察する霧箱100において、観察室202内の蒸気204を冷却するための複数の冷却プレート330を有する冷却板312を備えた冷却箱310を設け、冷却箱310内に液化二酸化炭素280から生成された生成ドライアイス304と気体状二酸化炭素との混合体を導入して、複数の冷却プレート330により形成される通路332に、生成ドライアイス304を蓄積し、蓄積した生成ドライアイス304により冷却板312を介して観察室202内の蒸気204を冷却するようにした霧箱100。
 
特開2024-058231 放射線測定装置 日立GEニュークリア・エナジー
【課題】本発明は、高速中性子の飛来方向を推定できる、軽量で小型の放射線測定装置を提供する。
【解決手段】本発明による放射線測定装置1000は、放射線を検出する半導体センサ100と、半導体センサ100に配置された複数の表面電極102と、半導体センサ100に配置された1つ又は複数の裏面電極105と、バイアス電圧を印加して半導体センサ100の内部に有感層108を形成するバイアス電圧調整部101と、裏面電極105に設けられて中性子を反跳陽子に変換する高速中性子ラジエータ106と、バイアス電圧を変化させて有感層108の厚さを変化させる制御部104を備える。有感層108は、放射線としてガンマ線と反跳陽子を検出可能である。表面電極102は、有感層108が検出した放射線を検出する。制御部104は、バイアス電圧を増加させていったときの、表面電極102における放射線の検出量に基づき、中性子の飛来方向を推定する。
 
Xー4超臨界
特許7477084 有機廃棄物処理情報管理装置及び有機廃棄物処理情報取得装置、及び有機廃棄物処理情報管理方法及び有機廃棄物処理情報取得方法 タオ・エンジニアリング株式会社
【課題】臨界水反応装置を既存の燃焼処理装置に代替し、置換して設置するに当たって、投資効果を容易に把握して検証でき、亜臨界水反応装置を既存の燃焼処理装置に代替し、置換することを促進、支援する価値評価システムあるいは方法を提供する。
【解決手段】廃棄物処理情報管理装置が、連携された廃棄物処理情報取得装置に提供、実装される検証プログラムを有する。 提供、実装された検証プログラムが、廃棄物処理情報取得装置で実行されることで、廃棄物処理情報取得装置に、燃焼処理データ、亜臨界水想定処理データ、及び亜臨界水処理データを記憶させる。 置換前の亜臨界水処理想定運転する場合の節減メリットを検証させる第一検証量データを取得させる、及び燃焼処理データを参照して、置換後に亜臨界水処理実際運転した場合の節減メリットを検証させる検証量データを取得させる。
 
 
Y海
Y−1海洋深層水
特開2024-059623 液状化粧料 エルブイエムエイチ レシェルシェ
【課題】経時的な濁りの発生が抑制され、化粧料本来の効果が長期間に亘って維持される液状化粧料(カプセル含有液状化粧料)を提供する。
【解決手段】水相中に少なくともカプセルを含有する液状化粧料であって、カプセルは、油性成分を封入した寒天外殻のカプセルであり、前記水相は、(メタ)アクリルポリマー、多糖類及びこれらの混合物からなる群より選ばれる少なくとも1つの増粘剤と、HLB値が13以下の両親媒性物質と、を含む、液状化粧料である。
  水は、蒸留水、精製水、温泉水、深層水の他、ラベンダー水、ローズ水、オレンジフラワー水等の植物由来の水蒸気蒸留水を用いることができる。水の含有量は、液状化粧料全量(重量)を基準として、10質量%以上、15質量%以上、又は20質量%以上であってよく、80質量%以下、75質量%以下、又は70質量%以下であってよい。水の含有量は、液状化粧料全量(重量)を基準として、10〜80質量%、10〜75質量%、10〜70質量%、15〜80質量%、15〜75質量%、15〜70質量%、20〜80質量%、20〜75質量%、好ましくは20〜70質量%であってもよい。
 
Y−2塩・海水淡水化
特表2024-517589 膜に使用するためのポリマーPのN−tert−ブチル−2−ピロリジオン(pyrrolidione)溶液 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア
【要約】本発明は、少なくとも1種のポリマーP、少なくとも1種の水溶性ポリマー、及びN−tert−ブチル−2−ピロリドンを含む溶液と、膜の製造方法と、水処理のためのこの膜の使用とに関する。
【請求項12】水処理用途、工業廃水又は都市廃水の処理、海水又は汽水の脱塩、透析、原形質溶解、及び食品加工のための請求項12に記載の得られる膜の使用。
 
特表2024-517650 フィルタボックス、およびフィルタボックスを備えた回収可能な海中フィルタモジュール  ウォーターライズ エーエス
【要約】本発明は、縦型圧力容器の少なくとも1つのグループを形成する複数の圧力容器1を備えた海中フィルタボックスに関するものである。第1の支持プレート7および第2の支持プレート8は、複数の固定形状部20を含み、各々が圧力容器端部セクション17、6を支持する。複数の圧力容器の各々は、第1の支持プレート上の固定具と第2の支持プレート上の固定具との間に延在する。圧力容器の各々のグループは、少なくとも1つの入口圧力容器と、中間圧力容器16に隣接して液体接続されている1つの端部圧力容器14と、第1の支持プレート7および第2の支持プレート8を複数の圧力容器にクランプするフィルタボックスフレームとを含む。少なくとも1つのフィルタボックスを備えたフィルタモジュールも開示される。
【請求項8】前記膜は、逆浸透(RO)膜であり、前記海中フィルタボックスは、海中淡水化に使用されるように適合されており、これにより供給液が海水であり、保持液がブラインであり、透過液が淡水である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の海中フィルタボックス。
 
実登3246527 脱塩水間接熱交換2段酸素除去装置 華能山東発電有限公司煙台発電廠
【課題】凝縮水の酸素除去に関する脱塩水間接熱交換2段酸素除去装置を提供する。
【解決手段】一次酸素除去機構を含み、一次酸素除去機構は管体201を含み、管体の一側には入水管202が連通され、管体の他端には出水管が連通され、管体の一側には入水管の上方に位置する吸気マニホールド204が連通され、吸気マニホールドの管体内部に位置する一端には複数組の伝熱管205が連通され、複数組の伝熱管の末端には排気マニホールド206が連通され、排気マニホールドの末端は、管体の外部に延在される。脱塩水が管体内に入った後、熱い蒸気で脱塩水を加熱して脱塩水内部の溶存酸素を排出させ、同時に管体内部が負圧状態になるように管体内部の空気を抽出して溶存酸素の排出効率を向上させる。
 
Y−3エネルギー
WO/2024/090023潮流発電用の可倒受板式コンベヤ水車 OKADA Masatoshi
 低流速な潮流からでも高効率な発電が行うことができる、簡便な機構の水車を提供する。低流速の潮流を大口径の漏斗状取水口から取水し、漏斗状取水口を通過する際に増速された潮流をコンベヤに取り付けた受板に集約して導くことにより、潮流の運動エネルギーを圧力エネルギーとして回収し、ベルトおよびプーリーまたはチェーンおよびスプロケットを介して主軸の回転エネルギーとして発電機へ伝達することにより、簡便且つ安価に発電する。
 
Y−4養殖・魚礁
特開2024-057001 後退可能な海洋発電のためのシステムおよび方法 ハダル, インコーポレイテッド
【課題】海洋乗り物に電力を提供するためのシステム、方法、および装置を提供する。
【解決手段】いくつかの側面において、海洋乗り物300は、ソーラパネルアセンブリから送達される電力を受け取り、貯蔵するように配置された電力システム308を含む。電力システムは、1つ以上のバッテリを含み得る。乗り物は、ソーラパネルアセンブリのための拡張時間および後退時間を決定するように配置されたプロセッサと、プロセッサからの命令に応答して、ソーラパネルアセンブリを拡張させ、ソーラパネルアセンブリを後退させるように配置されたコントローラとも含む。ソーラパネルアセンブリは、拡張位置および後退位置のうちの少なくとも一方に構成されるように配置される。ソーラパネルアセンブリは、ソーラパネルアセンブリが電力システムと電気連通する1つ以上のソーラパネルを含む。
【請求項1】海洋乗り物であって、前記海洋乗り物は、ソーラパネルアセンブリから電力を受け取り、貯蔵するように配置された電力システムであって、前記電力システムは、1つ以上のバッテリを含む、電力システムと、ソーラパネルアセンブリのための拡張時間および後退時間を決定するように配置されたプロセッサと、前記プロセッサからの命令に応答して、前記ソーラパネルアセンブリを拡張させ、前記ソーラパネルアセンブリを後退させるように配置されたコントローラと、拡張位置および後退位置のうちの少なくとも一方に構成されるように配置された前記ソーラパネルアセンブリとを備え、前記ソーラパネルアセンブリは、1つ以上のソーラパネルを含み、前記ソーラパネルアセンブリは、前記電力システムと電気連通しており、前記ソーラパネルアセンブリの一部は、潜水可能であり、前記1つ以上のソーラパネルは、バラスト制御システムを含み、前記バラスト制御システムは、水を貯蔵または排出し、前記ソーラパネルアセンブリの前記一部の浮力を変化させるように配置されており、少なくとも1つのソーラパネルは、前記浮力の変化を促進する下側筐体を含む、海洋乗り物。
 
特開2024-058503 フグ科魚類用駆虫剤経口組成物、フグ科魚類用やせ病予防剤経口組成物、並びにこれらを用いたフグ科魚類からの駆虫方法及びフグ科魚類のやせ病の予防方法 林兼産業
【課題】フグ科魚類用駆虫剤経口組成物、フグ科魚類用やせ病予防剤経口組成物、並びにこれらを用いたフグ科魚類からの駆虫方法及びフグ科魚類のやせ病の予防方法を提供する
【解決手段】サリノマイシン、医薬として許容されるその塩及びそれらの混合物のいずれかのみを有効成分として含み、フグ目フグ科に属する魚類の体内に寄生したEnteromyxum leei及びSphaerospora fuguの一方又は双方を駆除するためのフグ科魚類用駆虫剤経口組成物及びサリノマイシン、医薬として許容されるその塩及びそれらの混合物のいずれかのみを有効成分として含み、フグ目フグ科に属する魚類の体内へのEnteromyxum leei及びSphaerospora fuguの一方又は双方の寄生を予防するためのフグ科魚類用やせ病予防剤経口組成物。
 
特開2024-058517 産卵床 岩山 直敏
【課題】産卵床に産卵した時や産卵床が古くなった時に素早く交換ができる。
【解決手段】 水よりも密度の低い素材から形成され、中央に孔部が形成された基部と、複数の棒状の部材からなり、上部が前記孔部に固定される脚部と、水槽の縁部に取り付けるための取付部を有する産卵床とする。
 
特開2024-058919 貝類養殖方法及び貝類養殖システム 大林組
【課題】アサリ等の二枚貝を効率的に養殖することができる貝類養殖方法及び貝類養殖システムを提供する。
【解決手段】貝類養殖システムA1は、貝類の飼育水槽10の飼育水W1をろ過して飼育水槽に戻す循環経路C1及び給餌装置30を制御する制御装置20を備える。そして、給餌装置30を用いて、予め定めた給餌期間で定期的に、飼育水槽の貝類に給餌を行なう。この場合、評価期間における、アサリa1の成長量を評価し、成長量が大きい給餌期間を特定し、特定した給餌期間を用いて、アサリa1を飼育する。
 
特開2024-059898 動物用組成物及びその使用 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア
【解決手段】-ギ酸又はその薬学的に許容される塩と、-グリセロールと-1種以上の酪酸グリセリド及び任意選択で酪酸とを含む組成物であって、a)ギ酸、グリセロール及び1種以上の酪酸グリセリドは、相乗量で存在する、及び/又はb)グリセロールと全酪酸グリセリドとの重量比は、1:10〜10:1である、及び/又はc)ギ酸と、酪酸グリセリド及びグリセロールの合計との重量比は、1:15〜20:1である、及び/又はd)ギ酸、グリセロール及び酪酸グリセリドの合計の総量は、全組成物の10重量%〜100重量%である、組成物。
【請求項15】動物が i) 水生動物、好ましくは魚類又は貝類、 ii) 陸生動物、例えば家畜、家禽、猟鳥獣類(game)及びペット、好ましくは反芻動物、ウマ、ブタ、ウサギ、家禽又はペットから選択される、請求項14に記載の給餌法。
 
特開2024-060553 糞尿・焼酎粕とを、生石灰と、水分との、水反応にて乾燥をさせて、魚介類・家畜の飼料とする、福1にて、原子炉を冷却したあとの汚染水を、生石灰と、水分との、水反応を使用して、汚染水を、大気中に気化をさせて処分をする方法。長浦 善昭
【課題】糞尿・焼酎粕とを、有機生石灰と、水分との、水反応を使用して、乾燥させて、有機生石灰を、有機消石灰に変化をさせて、魚介類・家畜の飼料とすることが出来ることを目的とする。また、生石灰を、消石灰に変更をして、放射性物貭との、水分が、0%の、乾燥状態の、消石灰と、放射性物貭との、固型物とすることを目的とする。
【解決手段】糞尿と、焼酎粕とは、水分の含有量が、82%と、多量の、水分を含有している、この多量の、水分を含有している、糞尿と、焼酎粕とが、含有をしている水分と、有機生石灰の微粉末とが、化学反応を起こしたときに、発生をする、水反応にて、高温となる、高温の、熱エネルギーとする、有機生石灰と、水反応との、化学反応にて発生をする、高温の熱エネルギーを使用して、水分の含有量が、82%の、糞尿と、焼酎粕とが含有をしている、水分を蒸発させて、糞尿・焼酎粕とを乾焼させる。
 
WO/2024/085165魚類細胞の培養方法および当該方法で用いられる細胞培養培地、並びに魚類用経口ワクチン BIO SCIENCE CO., LTD.
 本開示は、魚類細胞の培養のための細胞培養培地および魚類細胞の培養方法、並びに魚類用経口ワクチンを提供する。本開示では、魚類細胞の培養のための細胞培養培地は、好ましくは、成魚から得られた血清を含んでいる。
 
Y−5海産物
特許7473240 海苔製造機 株式会社イツワ工業
【課題】乾燥海苔の製造(乾燥)に要する時間を短縮することができるとともに、海苔製造機(乾燥機)を小型化すること。
【解決手段】本発明では、海苔簀(4)に抄製した海苔生地を乾燥室(15)の内部で搬送しながら温風発生装置(16)で発生した温風によって乾燥させて乾燥海苔を製造する海苔製造機(1)において、温風発生装置(16)で発生した温風に蒸気発生装置(28)で発生した蒸気を混入させることにした。また、本発明では、前記乾燥室(15)の上部開口と温風発生装置(16)に設けられた送風ファン(22)とをダクト(26)で連通連結して循環流路を形成するとともに、循環流路に蒸気発生装置(28)のノズル(29)を設け、乾燥室(15)の上部開口から排出される海苔生地の乾燥によって加湿された空気に蒸気発生装置(28)で発生した蒸気を混入させることにした。さらに、本発明では、前記乾燥室(15)の内部の温度に応じて蒸気発生装置(28)で発生する蒸気の量を制御することにした。
 
特許7474887 油調用魚介類冷凍食品及びその製造方法 マルハニチロ株式会社
【課題】油調したときの日持ちが良好な油調用魚介類冷凍食品を提供する。
【解決手段】未加熱の魚介類と、前記魚介類に含有される酢酸ナトリウムと、前記魚介類を被覆し、該魚介類に由来しない液状油脂と、前記液状油脂で被覆された前記魚介類を被覆する衣と、を有する、油調用魚介類冷凍食品。前記魚介類が該魚介類に由来しない有機酸を含有することが好ましい。前記衣がpHが5.9〜7.0のバッターを含むことも好ましい。当該バッターが、更に有機酸及び/又は有機酸塩を含むことも好ましい。
 
特許7475752 ホタテガイの貝殻の粉砕装置 正和電工株式会社
【課題】効率的かつ効果的に被粉砕体を粉砕することができ、また、粉砕された被粉砕体の取り扱いが容易なホタテガイの貝殻の粉砕装置を提供すること。
【解決手段】被粉砕体の投入口部と、該投入口部の蓋体20と、粉砕された被粉砕体の取出口部とが設けられた容器10であって、側壁内周面の上部は垂直面で該垂直面の下端から下方にすぼむテーパ状をなす前記容器を備え、前記容器の内部には、所定の回転軸部と連結される略円錐台形状のセンター部と該センター部の対向する位置に形成される二つの粉砕機構部を備え、粉砕された前記被粉砕体を前記容器の外部に排出するガイドとなるスロープ部50を備え、前記スロープ部を経由した前記粉砕された前記被粉砕体を収納する収納袋の係止部43を備える粉砕装置とする。
 
特開2024-058324 魚肉を含む麺状食品 スギヨ
【課題】本発明は、麺としての形状を良好に保つことが可能であり、表面にざらつきがなく、のどごしや食感などに優れている、魚肉由来材料を豊富に含む麺を提供する。
【解決手段】魚肉由来材料、アルギン酸塩、および、デンプン(必要に応じてアルギン酸以外の塩)を含む調合肉を作製し、麺状に成形した後、カルシウム塩を含む水溶液に浸漬することによって、上記課題を解決した。本発明においては、浸漬する水溶液中のカルシウム濃度および浸漬時間を適切にすることによって、麺としての形状を良好に保つことが可能であり、表面にざらつきがなく、のどごしや食感などに優れている、魚肉由来材料を豊富に含む麺を提供する。
 
WO/2024/084793すり身代替品、練製品前駆体、および練製品の製造方法 NISSUI CORPORATION
 練製品の製造において用いる際の取扱いが容易であるすり身代替品、それを用いた練製品前駆体、およびそれを用いた練製品の製造方法の提供。 熱凝固性β−1,3−グルカン、澱粉、セルロース、およびセルロース誘導体からなる群より選択される少なくとも1種と、水と、を含有する冷凍体である、すり身代替品;前記すり身代替品と、冷凍すり身と、の混合物である、練製品前駆体;冷凍すり身を準備する工程Aと、冷凍体であるすり身代替品を準備する工程Bと、前記冷凍すり身と、前記すり身代替品とを共に粉砕して混合し、練製品前駆体を得る工程Cと、を有する、練製品の製造方法。
 
特表2024-517432 気道の炎症/線維化病変および肝臓病変の治療における官能化キトサンの使用 グリココア ファーマ エッセ.エッレ.エッレ.
【要約】本発明は、好ましくはウイルス感染によって引き起こされる、気道の病状または肝臓の病状の治療に使用される、官能化キトサンまたはその塩を開示する。前記官能化キトサンまたはその塩は、ガレクチンモジュレーターとして作用することができ、特にガレクチン−3を調節し、従って、これらのウイルス感染によって生じる炎症および線維症カスケードの顕著な減少を決定することが実際に観察された。さらに、本発明は、この官能化キトサンまたはその塩を含む、医薬組成物および生体材料を開示する。
 
Y−6その他
特開2024-059067 掘削機、資源回収システム、及び、潜水機 黒岩 直良
【課題】輸送コストを低減することができる掘削機を提供する。
【解決手段】掘削機は、海底へ降ろされる本体と、本体の両端側に設けられた一対の掘削装置とを備え、掘削装置は、上部が本体内に回転可能に配置され、下部の周端面がレアアース泥層を掘削する掘削刃に形成された円筒体と、円筒体の外周面に形成された螺旋状のフィンと、円筒体の下部内に回転可能に配置されたカッターヘッドと、円筒体とカッターヘッドとを回転させてレアアース泥層を掘削させる回転駆動部と、レアアース泥層の掘削により得られたレアアース泥を本体内へ圧送する圧送装置とを有し、本体の内部または掘削装置の内部に、レアアース泥を本体内へ吸引する吸引装置を有し、本体の内部には、レアアース泥からレアアースを含有する粒体を分離する分離装置と、粒体をリーチング処理するリーチング処理装置と、分離装置によって粒体が分離された残渣を貯蔵する残渣貯蔵庫とを備える。
 
特表2024-518805 熱交換プロセス用海水を冷却するためのシステム及び方法  エクソンモービル テクノロジー アンド エンジニアリング カンパニー
【要約】液化ガス気化器との相互作用を介して形成される冷却海水は、種々のタイプの熱交換プロセスを促進することができる。熱交換が行われたらすぐに海水を排出するため海水を冷却し得る程度は地域の環境規制に制限されることが多い。液化ガス気化器と、この液化ガス気化器に海水を分配するように構成された供給ラインと、液化ガス気化器を通過する冷却海水を集めるように構成された、液化ガス気化器下の収集リザーバーと、この収集リザーバーと流体連絡している熱交換器と、熱交換された海水を海域に排出するように構成された熱交換器出口ラインとを含むシステムによって前述の問題に取り組むことができる。熱交換器は、ガスエンジン又はガスタービンに供給される空気用流路と直接又は間接的に熱連絡することでき、これによりガスエンジン又はガスタービンの速度、パワー又は効率を変えることができる。
 
 
 
Z太陽
Z−1太陽熱
特開2024-058646 薄膜延伸装置用太陽熱工程温度管理装置 ブリュックナー・マシーネンバウ・ゲーエムベーハー
【課題】薄膜製造時の石化燃料の使用量を低減し又は石化燃料の使用を回避する薄膜延伸装置の太陽熱工程温度制御装置、及び薄膜延伸装置を提供する。
【解決手段】本発明は、薄膜延伸装置と薄膜延伸装置に適用する太陽熱工程温度制御装置10とに関連する。工程温度制御装置10は、少なくとも太陽熱加熱器110と蓄熱装置210とを備える。蓄熱装置210に接続される熱消費回路300は、蓄熱装置210に蓄積される熱エネルギを引き出して、薄膜延伸装置に熱エネルギを供給する。
 
Z−2太陽光
特許7478288 屏風型プラスチックダンボール太陽光発電器 山本 増男
【課題】プラスチックダンボール太陽光発電器の課題は狭い電動自転車荷台に搭載する為、発電効率をよくする必要性がある、方法は発電フイルムをプラスチックダンボールに直接貼り付けるのではなく、プラスチックダンボール板に発電フイルム形状をくり抜いた空間に太陽光発電フイルムを付設固定すれば、発電効率は良くなるのである。
【解決手段】屏風型プラスチックダンボール板に太陽光発電フイルム形状をくり抜いた空間に発電イルムを挿入固定する方法であるが、実施すると太陽光発電フイルム両面から太陽光が照射できるのである、理論的に半透明太陽光発電フイルムを物に貼り付けるより、くり抜いた空間に挿入固定する方が太陽光は両面から照射ができるのである。
 
特開2024-056250 太陽電池モジュールの補強支持装置 ダイドーハント
【課題】積雪等の下向き荷重による太陽電池モジュールの破損を防止する補強支持装置を提供する。
【解決手段】屋根に間隔をあけて固定された架台に太陽電池モジュールが設置される構成において、架台(4)が設けられていない位置で屋根の上面と太陽電池モジュールの間に介装される補強部材(11)と、該補強部材を太陽電池モジュールのフレーム部材(3)に固定する固定金具(12)により構成され、前記補強部材(11)は、フレーム部材の下面に当接して固定される上部支持部(17)と、屋根の上面に臨む下部支持部(18)を備えており、前記下部支持部(18)は、常時は屋根の上面から離間して狭小な隙間(hk)を形成するが、前記フレームが荷重を受けることにより下向きに歪んだときは屋根の上面に接支するように構成されている。
 
特開2024-056416 太陽電池アレイ、カバー部品及びカバー固定具 京セラ
【課題】太陽電池モジュールの間にカバーを取り付ける構造には改善の余地がある。
【解決手段】太陽電池アレイは、第1方向に向けて傾斜する設置面上で互いに離間して設置される第1太陽電池モジュールと、前記第1太陽電池モジュールに隣接する第2太陽電池モジュールと、前記第1太陽電池モジュールと前記第2太陽電池モジュールとの間に設置されるカバーと、前記第1太陽電池モジュールと前記第2太陽電池モジュールの少なくともいずれか一方に前記カバーを固定するカバー固定具と、を備える。前記第1太陽電池モジュール及び前記第2太陽電池モジュールはそれぞれの外周部にフレームを備える。前記カバー固定具は、前記フレームに固定される第1固定部と、前記カバーに固定される第2固定部とを備える。
 
特開2024-056551 ソーラー充電システム トヨタ自動車
【課題】駐車中におけるソーラーパネルによって発電された電力の充電効率を向上させることができるソーラー充電システムなどを提供する。
【解決手段】車両に搭載されたソーラー充電システムであって、ソーラーパネルと、車両の駆動に用いられる駆動用バッテリと、駐車中に稼働する車載機器に電力を供給する補機バッテリと、ソーラーパネル、駆動用バッテリ、および補機バッテリの電力を制御する制御部と、を備え、制御部は、駐車中において、ソーラーパネルの発電電力を駆動用バッテリに供給する充電処理と、駆動用バッテリの電力を補機バッテリおよび車載機器を含む補機系統に供給する放電処理とを、同時に実行しないように制御する。
 
特開2024-057625 太陽光発電環境システム 群馬県  石坂産業
【課題】太陽光発電システムにおいて、太陽光電池モジュール周辺の環境に配慮した植栽やメンテナンスが容易になるシステムがなかった。
【解決手段】太陽電池モジュール周辺の土壌と植栽を制御することで夏期の太陽電池モジュール周辺の温度上昇を抑え、二酸化炭素を吸収し、メンテナンスを容易にする太陽光発電環境システムを提供する。
 
特開2024-058455 電圧整合タンデム太陽電池モジュール 豊田中央研究所
【課題】二端子モジュール及び四端子モジュールと同等の変換効率が得られる電圧整合タンデム太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】複数のトップセルを集積させたトップモジュール200と、複数のボトムセルを集積させたボトムモジュール202とを積層し、トップモジュール200とボトムモジュール202とを並列に接続し、トップモジュール200に用いられる光電変換層のバンドギャップEg(t)は1.5eV以上1.8eV以下であり、ボトムモジュール202に用いられる光電変換層のバンドギャップEg(b)は1.0eV以上1.2eV以下であり、トップモジュール200を構成するトップセルの直列接続数ntと、ボトムモジュール202を構成するボトムセルの直列接続数nbが、(nb/nt)/(0.88×(Eg(t)−0.68eV)/(Eg(b)−0.60eV))が0.6以上2.0以下であることを満たすものとする。
 
特開2024-059169 太陽電池セル、太陽電池デバイス、および、太陽電池デバイスの製造方法 カネカ
【課題】導電性接着部材の塗布の良否を容易に検査することができる太陽電池セルを提供する。
【解決手段】太陽電池セル2は、半導体基板11の一方主面側に形成された第1金属電極29と、半導体基板の他方主面側に形成された第2金属電極とを備える太陽電池セルであって、第1金属電極29は、X方向における一方端側においてY方向に延在する第1バスバー電極29bを含み、第2金属電極は、X方向における他方端側においてY方向に延在する第2バスバー電極を含み、第1バスバー電極29bまたは第2バスバー電極のY方向の端部の少なくとも一方側には、導電性接着部材の塗布の良否を検査するための検査領域であって、第1バスバー電極29bまたは第2バスバー電極が形成されていない検査領域R1またはR2が配置されている。
 
特開2024-060369 太陽光発電出力推定装置、系統制御システム、需給制御システム、設備形成支援システム、太陽光発電出力推定方法および太陽光発電出力推定プログラム 三菱電機
【課題】太陽光発電設備の発電出力の推定精度の向上を図ることができる太陽光発電出力推定装置を得ること。
【解決手段】推定対象の太陽光発電設備の発電出力である推定対象太陽光発電出力を、日射強度を示す日射強度データと太陽光発電設備が設置された需要家における消費電力と太陽光発電出力との合算値である残余需要とを用いて推定する推定部150と、日射強度データと残余需要との相関を示す相関情報を用いて推定対象太陽光発電出力の推定精度が定められた精度を満たすか否かを判定する推定精度検証部140と、を備える。
 
特開2024-060579 光電変換素子 キヤノン
【課題】初期の変換効率が高く、長時間にわたり連続して使用したときに変換効率の劣化(低下)がより少ない光電変換素子を提供することを課題とする。これを解決するために、以下の光電変換素子を提供する。
【解決手段】第一電極と、第二電極と、前記第一電極と前記第二電極との間に配置されているペロブスカイト構造の結晶を含む光電変換層と、を有する光電変換素子であって、前記光電変換層と前記第一電極との間に、フタロシアニン化合物、及び前記フタロシアニン化合物とは異なる、ヒドロキシ基を有する芳香環化合物を含む電荷輸送層を有する、ことを特徴とする光電変換素子である。
  その中でも、太陽光を直接電気的エネルギーに変化させる太陽電池に関する関心が大きく増大している。ここで、太陽電池とは、太陽光から光エネルギーを吸収し、電子及び正孔が発生する光起電力効果を利用して電流−電圧を生成する電池を意味する。
 
WO/2024/090127光電変換装置及び飛行体 SOFTBANK CORP.
 光電変換装置(112)が、入射した光の光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電変換素子(240)と、光電変換素子(240)の受光面(242)に接して配される第1波長変換層(234)と、第1波長変換層(234)の光電変換素子(240)と接する面の反対側の面の側に配される第2波長変換層(232)とを備える。第1波長変換層(234)は、第1波長領域の光の波長を変換する第1波長変換材料(274)を含む。第2波長変換層(232)は、第2波長領域の光の波長を変換する第2波長変換材料(272)を含む。第1波長領域の上限値は第2波長領域の上限値と異なる、及び/又は、第1波長領域の下限値は第2波長領域の下限値と異なる。
 
特表2024-517822 インバータ及び太陽光発電システムの交流故障の認識方法 サングロー パワー サプライ カンパニー リミテッド
【要約】本出願はインバータ及び太陽光発電システムの交流故障の認識方法を提供し、当該方法において、コントローラは太陽光発電システムの所定パラメータに対して波形記録を行って、記録した波形を外部機器にアップロードして、高いデータ記憶能力及び処理能力を具備する外部機器はこれらの波形に対して記憶及び後続処理動作を行って、これによって、インバータの交流側の故障に対する正確な認識を実現する。そして、操作者は外部機器から細かい波形を見ることができ、システムによる監視精度を大幅に向上する。また、外部機器は記憶容量、ビッグデータ、演算能力という優勢を十分に利用して、波形を分析して、制御指令を生成することで、インバータの運転を調整し、制御がより正確になり、また、ローカルとリアルタイム且つ迅速に制御して協働し、よりよいシステム性能を取得できる。
 
特表2024-518201 浮遊式ソーラーシステムを組み立てる方法及び対応するシステム ヘリオスライト    メナード,エチエンヌ
【要約】本発明は主に、水域上で浮遊式光起電力ソーラーシステムを製造し、組み立て、水上に進水するための分散型方法、及び対応するシステムを提案し、当該システムは、光起電力パネルと、フロートアセンブリの少なくとも1つのアレイとを備え、フロートアセンブリの各アレイは、少なくとも1つのフロートアセンブリを備え、各フロートアセンブリは、当該光起電力パネルを傾斜角度で支持するための少なくとも2つの浮遊管要素の少なくとも1つのグループを備える。浮遊管要素は、リボンの場合には螺旋管成形機を使用して、シートの場合にはロール成形機を使用して、薄い材料のコイルから得られたリボン又はシートから形成され、軽量フレームアセンブリのアレイによって互いに機械的に接合される。
【請求項24】水切りシステムを備え、前記水切りシステムは、固定クリップのアレイを使用して前記ソーラーパネルの上側に沿って取り付けられた少なくとも1つの有孔送水管と、前記リザーバから前記ソーラーパネルの前記上面上に淡水を圧送するための外部水ポンプと、を備えることを特徴とする、請求項13から23のいずれか一項に記載の浮遊式光起電力ソーラーシステム。
 
実登3246475 太陽光パネルの検査装置 スマートソーラー
【課題】発熱部を有する太陽光パネルの内、真の太陽光パネル異常のみを容易かつ確実に判定する検査を可能とし、自動判定を実現するものである。
【解決手段】赤外線カメラ3aと、赤外線カメラを用い太陽光パネル1を上空から撮影する手段と、この画像を画像処理装置5に取り込む手段と、この取り込んだ画像のうち発熱部位を検出する画像演算部と、この演算結果から得られた発熱部位の形状を判定する画像判定部とを備える。赤外線カメラにより撮影された発熱部位の内、その形状が、セル単体又は連続する複数のセルの形状である場合のみに、その発熱部位がある太陽光パネル1を真の異常と判定する。
 
実登3246532 発電効率を向上させることができる太陽光発電装置 合肥陽潔新能源科技有限公司
【課題】太陽光発電パネルの清掃を実現し、太陽光発電装置に貯蔵する電力の消費を低減し、さらに発電効率を向上させる太陽光発電装置を提供する。
【解決手段】発電効率を向上させることができる太陽光発電装置は、第1ブラケットと第2ブラケットとを含み、第1ブラケットと第2ブラケットの底端にはそれぞれ第1立柱と第2立柱が設けられる。水槽が設置され、雨の日に雨水を収集して水タンクに貯蔵し、水ポンプが収集された雨水をタービンボックスに汲み上げて方管の排水口から排出させ、太陽光発電パネルの上に噴射してほこりを濡らす。水を汲み上げるときに発生する動力により、タービンは往復ボールねじを駆動して回転させ、往復スライダを移動させ、さらにロールブラシによって太陽光発電パネルの濡らしたほこりを除去する。雨水の収集、利用と循環により太陽光発電パネルの清浄度を高め、太陽光発電パネルの発電効率を向上させる。
 
Z−3風力発電
特許7473097 回転体設置方法 株式会社大林組
【課題】風力発電機の周辺に大きな作業ヤードを確保することなく回転体を設置することのできる回転体設置方法を提供する。
【解決手段】ブレードリフトアップ装置50は、ブレード14をタワー部分11の周囲に設けられたガイドタワー21に対する第1水平方向の一方側を、ガイドタワー21に沿って積載作業位置と取付作業位置との間を上下方向に昇降移動可能に構成されたステージ52と、ステージ52上に設けられてブレード14を支持可能なブレード支持装置53と、を備える。回転体設置方法は、第1水平方向H1に斜交する第2水平方向H2にハブ15が向く角度までナセルを回転させるステップと、取付対象となるブレード取付口41がステージ52の取付作業位置を向くようにハブ15を回転させるステップと、ブレード14を積載したステージ52を取付作業位置に配置するステップと、ブレード取付口41にブレード14を取り付けるステップと、を備える。
 
特許7473142 風車のタワー撮像システム  株式会社日立パワーソリューションズ 株式会社センシンロボティクス
【課題】風車の型式に応じたタワー点検時における、飛行体に搭載した撮像装置の好適な飛行ルートを設定し、その飛行ルートに従いタワーを撮像するタワー撮像システムを提供すること。
【解決手段】撮像装置14を有する飛行体10と制御装置30を含む風車70のタワー撮像システム100であって、制御装置30は、タワー72の所定の高さ位置において、固定された風車70のブレード71がタワー72に重ならずに撮像するように、タワー72を全周方向から撮像するための飛行体10の複数の飛行目的位置の集合体で構成する飛行ルートを作成して飛行ルートを飛行体10に送信し、飛行体10は、飛行ルートに沿って自動飛行し、飛行目的位置において撮像装置14によりタワー72を撮像する。      
 
特許7473143 風力発電設備の保守支援システム及び保守支援方法 株式会社日立パワーソリューションズ 株式会社センシンロボティクス
【課題】撮像画像情報を管理する際の処理の簡素化を図った、風力発電設備の保守支援システム等を提供する。
【解決手段】風力発電設備の保守支援システム10は、風力発電設備の風車のタワーの撮像ポイントを示す撮像ポイント情報に対応付けられた撮像画像情報を取得する制御装置2を備え、制御装置2は、風車の号機番号を含む風車情報と、タワーのフランジ及び溶接線のうちの少なくとも一方の高さ位置を含むタワー情報と、タワーの撮像ポイントを示す撮像ポイント情報と、が対応付けられた風車情報・タワー情報付与データベース1に基づいて、撮像ポイント情報をキーとして、風車情報及びタワー情報に撮像画像情報が対応付けられた撮像画像情報データベース3を生成する。
 
特開2024-057389 浮体式洋上風力発電用下部構造、及び浮体式洋上風力発電用下部構造の施工方法 鹿島建設
【課題】 大型化にも適用可能であり、タワー等の下端に生じるモーメントを低減することが可能な浮体式洋上風力発電用下部構造等を提供する。
【解決手段】 浮体式洋上風力発電用下部構造1は、風力発電装置3を洋上に浮かべた状態で支持するための基礎構造である。浮体式洋上風力発電用下部構造1は、洋上に浮いた状態で、風力発電装置3が浮体式洋上風力発電用下部構造1の上床版5の上方に配置される。浮体式洋上風力発電用下部構造1は、主に、筒状構造体7、上床版5、下床版9等によって構成される。複数の中空の筒状構造体7の下端には下床版9が接合され、上方には上床版5が接合される。すなわち、上床版5とした床版9とで、複数の筒状構造体7が固定され、筒状構造体7の内部には、密閉された空間が形成される。
 
特開2024-058033 回転体設置方法およびブレードリフトアップ装置 大林組
【課題】風力発電機の周辺に大きな作業ヤードを確保することなく回転体を設置することのできる回転体設置方法およびブレードリフトアップ装置を提供する。
【解決手段】ブレードリフトアップ装置50は、ブレード14をタワー部分11の周囲に設けられたガイドタワー21に沿って積載作業位置と取付作業位置との間を上下方向に昇降移動可能に構成され、ガイドタワー21に対して第1水平方向H1に進退移動可能なステージ52と、ステージ52上を第2水平方向H2に移動可能に構成され、ブレード14を支持可能なブレード支持装置53と、を備える。取付対象となるブレード取付口41がステージ52の取付作業位置を向くようにハブ15を回転させるステップと、ブレード14を積載したステージ52を取付作業位置に配置するステップと、ステージ52の進退移動とブレード支持装置53の移動とを用いて、ブレード14の位置調整を行うステップと、を備える。
 
特開2024-059086 風力タービン用ドライブトレインアセンブリ ゼネラル エレクトリック レノバブレス エスパーニャ, エセ.エレ.
【課題】本開示は、風力タービン用のドライブトレインアセンブリに関する。
【解決手段】ロータハブ20及び発電機モジュール120を備え、発電機モジュールは、発電機固定子130と、発電機固定子を支持するための固定フレーム166とを備える。発電機は、発電機回転子122と、発電機回転子を支持するためのシャフト140と、固定フレームにシャフトを回転可能に取り付けるための軸受アセンブリとをさらに備える。シャフトは発電機回転子に取外し自在に接続され、軸受アセンブリは前方軸受と後方軸受を備える。発電機モジュールの風上端は、ロータハブの風下端に取り付けられる。
 
特開2024-059222 船舶 住友重機械マリンエンジニアリング
【課題】風力で推進する船舶を容易に得ることができる、船舶を提供する。
【解決手段】船舶は、風力によって船体を推進させる風力推進部10を備える。そのため、船舶1は、風力によって推進することができる。ここで、風力推進部10は、上甲板19に設けられる。上甲板19に風力推進部10を設ける場合、上甲板19の支持強度を確保する必要がある。これに対し、風力推進部10は、船体11の補強部材60の上側に配置される。この場合、船体11の補強部材60が、風力推進部10を支持することができるため、追加の支持部材を不要、または低減することができる。以上より、風力で推進する船舶1を容易に得ることができる。
 
WO/2024/085253動力供給システム及び発電システム DEC CORPORATION
【課題】日照時間や気象等の影響を受けることなく、安定した動力を供給できる動力供給システム及び廉価で安定した電力を発生できる発電システムを提供する。
【解決手段】動力供給システム10は、複数の羽根部材を有する抗力型風車20と、抗力型風車20から出た空気の流れを再び抗力型風車20の動力源とする流路を形成する流路形成部30と、抗力型風車20の回転を減速又は増速して外部に出力する変速部40と、静止した抗力型風車20を回転させるための駆動装置50を備える。
 
特表2024-517828 洋上自昇式船舶とともに使用することに適合した輸送船舶用のラック構造体のためのシステムおよび方法 フリーデ・アンド・ゴールドマン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー・ディ/ビー/エイ・フリーデ・アンド・ゴールドマン・リミテッド
【要約】自昇式船舶と相互に係合し、展開したL字型ラック構造体が、海洋または海バージなどのフィーダ輸送船舶を支持するために使用され、船舶間の相対運動または移動を排除する。提案するラック構造体には、収納位置と展開位置との間を移動可能なものがある。移動可能なラック構造体を使用する方法は、自昇式船舶が所定の位置に到着し、自昇式船舶の船体を所望の静水線(SWL)で海面から上方の適切な高さまで上昇させて、空隙を形成し、ラック構造体を展開することを含む。その後、貨物および/または部品を積んだフィーダ輸送船舶が展開したラック構造体の上に浮かべられる。その後、自昇式船舶は、海底に支持された複数の脚部を含むジャッキシステムを使用して、フィーダ輸送船舶と貨物および/または部品とがSWL上の所望の高さまで上昇させる。この位置から、自昇式船舶と輸送船舶との間の相対運動が排除され、クレーンなどの自昇式船舶吊り上げ装置を、風力タービン部品などのエネルギー部品を設置するためにより安全に使用することができる。底部支持タワー/柱セクションは、自昇式船舶とラック構造体を吊り上げ装置
 
Z−4自然エネルギー
特許7475101 抗力型タービン装置、前記抗力型タービン装置を用いた風力回転装置、水力回転装置、潮力回転装置、並びに、前記抗力型タービン装置を用いた風力発電機、水力発電機、潮力発電機 株式会社チャレナジー
【課題】装置の性能と強度の向上を両立させることを可能とする抗力型タービン装置を提供する。
【解決手段】抗力型タービン装置1Aは、支持軸3と、支持軸3の軸方向に対して所定の間隔を空けて支持軸3に固定される複数の支持部材4と、複数の支持部材4の間を軸方向に沿って、かつ、支持軸3の径方向に離間した状態で支持軸3の周囲に配置されて、複数の支持部材4により支持される複数の受圧部材5とを備える。受圧部材5は、軸方向に垂直な平面視において、外側端53と内側端54との間に延設される壁面部として、外側端53から進行方向側かつ支持軸寄りに延設されて、径方向外側に膨出する凸面状に形成された外側壁面部50と、外側壁面部50から進行方向側かつ支持軸寄りに延設されて、凸面状又は平面状に形成された中間壁面部51と、中間壁面部51から内側端54に延設されて、凸面状又は平面状に形成された内側壁面部52とを有する。
 
特開2024-056118 産業用インターネットプラットフォームに基づく水力発電設備情報モデルの構築方法 中国長江電力股ふん有限公司
【課題】統一のデータ結構モデルを介して異なる水力発電企業間、異なる水力発電所間及びそれらの内部のデータ情報統合の問題を解決し、データ孤島を突破し、水力発電企業のビッグデータの適用に基盤を据える産業用インターネットプラットフォームに基づく水力発電設備情報モデルの構築方法を提供する。
【解決手段】産業用インターネットプラットフォームに基づく水力発電設備情報モデルの構築方法は、水力発電設備に基づく論理的な設備階層構造を築くことと、サンプリングされた水力発電設備の階層モデルを築くことと、KKSコーディング規則及び元の設備コーディングに基づいて水力発電設備コードを築くことと、コード及びデータ相関関係に基づいて水力発電設備の様々なデータの全景情報モデルを築くことと、を備える。
 
特開2024-057138 電気供給システム ヴィガラクス
【課題】非常時の電力供給について電気機器への優先度合いに応じた分電運用を可能とする電気供給システムを提供する。
【解決手段】電気供給システムは、自家発電装置150及び外部電源装置200から得た電気を蓄電する蓄電部120と、蓄電部120の電力の給配電を制御する給配電制御部130と、給配電制御部130から配電した電気を電気機器300に給電する複数個のコンセント口140と、を備えている。給配電制御部130は、平常時に行う平常給配電モードと、非平常時に行う非平常給配電モードを切り替えるモード切替部132と、非平常給配電モードでは複数個のコンセント口140に対する給配電の制御を配電優先順位リストに従って実行する非平常配電制御を実行する配電優先順位制御部132と、を備えている。
【請求項11】コンテナ状の筐体を含み、前記発電装置が、前記コンテナ状の筐体の屋上または近隣に設置したソーラーパネルまたは風力発電機のいずれかまたは組み合わせである請求項1に記載の電気供給システム。
 
特開2024-057348 水流発電装置 IHI
【課題】タービンブレードの取り付けを容易に行う。
【解決手段】本開示の一形態に係る浮遊式水流発電装置1は、ロータ14を有する発電機4を有し、海中に配置された発電ポッド6と、ロータ14に接続された回転軸31と、回転軸31に取り付けられたハブ32と、ハブ32に取り付けられたタービンブレード35と、を備える。ハブ32及びタービンブレード35は、ハブ32にタービンが取り付けられた状態を規定する中心軸線Lb及び中心軸線Lcをそれぞれ有する。ハブ32及びタービンブレード35の少なくとも一方には、ハブ32にタービンブレード35が取り付けられる際に、タービンブレード35の中心軸線Lcがハブ32の中心軸線Lbに近づくように、ハブ32に対するタービンブレード35の移動を案内するガイド機構Gが設けられている。
 
特開2024-057428 電源自動切替型交通信号制御機 京三製作所
【課題】商用電源と外部電源との切り替えを簡便な構造により行う電源自動切替型交通信号制御機を提供する。
【解決手段】交通信号制御機1は、制御部2と、この制御部2と接続し、各種データの送受信を行う通信部3と、制御部2、通信部3に対して直流の電力を供給するコンバータ部4と、このコンバータ部4及び複数の電源Eと接続する電源切替部7とを備えている。電源切替部7は、コンバータ部4及び商用電源E1の第1の接続状態、又はコンバータ部4及び外部電源E2の第2の接続状態の何れか一方に、切り替え可能な可動接点7aを有するスイッチ部7bと、商用電源E1と接続された可動接点制御部7cとから構成されている。可動接点制御部7cに対する通電、非通電に応じて、第1、第2の接続状態が切り替わり、商用電源E1と、外部電源E2との何れか一方のみが電源切替部7を介して、交通信号制御機1の内部機器に対して電力供給を行う。
【請求項7】前記発電機は、自然エネルギーを利用して発電することを特徴とする請求項5に記載の電源自動切替型交通信号制御機。
 
特開2024-058043 二次電池状態推定方法、二次電池状態推定方法を含む動作を実行させるコンピュータプログラム、二次電池状態推定装置及び二次電池状態推定装置を備えるシステム 旭化成
【課題】二次電池の状態を推定する方法及び装置を提供することを課題とする。
【解決手段】二次電池の電圧の変化量に対する電荷量の変化量である変化量比率と、前記二次電池の電圧及び/又は電荷量との対応を示す対応情報の異なるサイクルにおける変化に基づいて、二次電池の状態を推定す二次電池状態推定方法、を提供する。二次電池の電圧の変化量に対する電荷量の変化量である変化量比率と、二次電池の電圧及び/又は電荷量との対応を示す対応情報を取得する対応情報取得部と、対応情報の異なるサイクルにおける変化を示す変化情報を取得する変化情報取得部と、二次電池の状態を示す状態情報と変化情報との相関関係に基づき、二次電池の状態を推定する状態推定部と、を備える、二次電池状態推定装置、を提供する。
【請求項22】前記システムが、蓄電モジュール、電力回生システム、電力負荷平準化システム、無停電電源システム、非接触給電システム、エナジーハーベストシステム、自然エネルギー蓄電システム、電動パワーステアリングシステム、非常用電源システム、インホイールモーターシステム、アイドリングストップシステム、電気自動車、プラグインハイブリッド自動車、電動バイク、急速充電システム、携帯電話、スマートフォン、パソコン、又は蓄電システムからなる群から選択される少なくとも一つである、請求項21に記載のシステム。
 
特開2024-060232 電力制御装置、電力制御方法、電力制御プログラム及び電力制御システム オムロン
【課題】需要家に設置された蓄電池から商用電力系統に出力させる電力を高精度に制御する。
【解決手段】本電力制御装置は、需要家に設置された負荷及び蓄電部に接続される電力制御装置である。本電力制御装置は、商用電力系統から上記負荷が電力の供給を受ける受電点を流れる電力を測定する測定部と、上記受電点の基準電力の指令値を上位装置から受信する通信部と、上記指令値と、上記測定部によって測定された測定値とを基に、上記蓄電部の充放電電力を制御する制御部と、を備える。-
【請求項4】前記電力制御装置には、自然エネルギーを基に発電する発電部が接続され、前記制御部は、前記測定値が前記指令値以上の場合、前記発電部によって出力される電力を前記蓄電部に充電する制御及び前記発電部によって出力される電力を抑制する制御の少なくとも一方の制御を実行する、請求項1から3のいずれか一項に記載の電力制御装置。
 
特表2024-517609 エポキシドのカルボニル化の改良された方法 ノボマー, インコーポレイテッド
【課題】統一のデータ結構モデルを介して異なる水力発電企業間、異なる水力発電所間及びそれらの内部のデータ情報統合の問題を解決し、データ孤島を突破し、水力発電企業のビッグデータの適用に基盤を据える産業用インターネットプラットフォームに基づく水力発電設備情報モデルの構築方法を提供する。
【解決手段】産業用インターネットプラットフォームに基づく水力発電設備情報モデルの構築方法は、水力発電設備に基づく論理的な設備階層構造を築くことと、サンプリングされた水力発電設備の階層モデルを築くことと、KKSコーディング規則及び元の設備コーディングに基づいて水力発電設備コードを築くことと、コード及びデータ相関関係に基づいて水力発電設備の様々なデータの全景情報モデルを築くことと、を備える。
 
 
 
3.公開特許より前に登録された特許一覧表  4月下旬 5月上旬
特許7478315 メッシュ経編地及び繊維製品 株式会社ヴィオレッタ
特許7478314 水防システム及び水防方法 バンドー化学株式会社
特許7478305 トルクリミッタ 株式会社オリジン
特許7478303 CJFH分類に基づく股関節温存手術治療システム及び装置 中日友好医院(中日友好臨床医学研究所)
特許7478302 無線通信システム、受信装置、および無線通信方法 株式会社インターネットイニシアティブ
特許7478300 通信制御装置および通信制御方法 株式会社インターネットイニシアティブ
特許7478299 丸編機及び丸編機で両面ロングパイル編み物を編む方法 佰龍機械廠股▲ふん▼有限公司
特許7478298 積層鉄心の製造装置 株式会社エフ・シー・シー
特許7478297 情報処理システム、情報処理方法、学習システム、および学習方法 三菱重工業株式会社
特許7478296 模型玩具 株式会社バンダイ
特許7478295 車両用テラス収納装置 株式会社ホワイトハウス
特許7478294 車上装置 株式会社京三製作所
特許7478291 情報処理システム、情報処理装置、プログラム、アプリケーションソフトウェア、端末装置及び情報処理方法 ユーソナー株式会社
特許7478288 屏風型プラスチックダンボール太陽光発電器 山本 増男
特許7478287 通信制御装置および通信制御方法 株式会社インターネットイニシアティブ
特許7478280 作業機械 日立建機株式会社
特許7478278 スチーム発生装置 ジョンインテックウィン カンパニー リミテッド
特許7478277 SIM、通信装置、切替方法、及びプログラム エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
特許7478276 冷凍サイクル装置の室外機 東芝キヤリア株式会社
特許7478221 電気盤の活線表示装置、電気盤の扉ロック装置および電気設備 東芝プラントシステム株式会社
特許7478219 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 株式会社 ゼンショーホールディングス
特許7478213 格子センサーネットワークシステム、及び信号源位置推定方法 アンリツ株式会社
特許7478212 制御装置、制御方法、及び制御プログラム 本田技研工業株式会社
特許7477941 電源装置 東芝三菱電機産業システム株式会社
特許7477940 無停電電源装置 東芝三菱電機産業システム株式会社
特許7477937 鑑定証明システム、及び鑑定証明方法 熊谷 絵美
特許7477936 遊技機の検査装置及びプログラム 株式会社アイフューチャー
特許7477935 キャップ、キャップの製造装置及びキャップの製造方法 アスカカンパニー株式会社
特許7477934 立体映像装置 株式会社ブライトヴォックス
特許7477930 情報処理方法、情報処理システム及びプログラム 株式会社HataLuck and Person
特許7477929 バイオガスプラント、バイオガス生成処理方法及びバイオガス生成処理残渣物 タオ・エンジニアリング株式会社
特許7477928 温度制御機能付き被服 株式会社リブレ
特許7477927 灰バンカの清掃方法 GOLDEN通商株式会社
特許7477926 携行可能な組み立て式テーブル 株式会社タナクロ
特許7477925 学習支援システム 株式会社ウメラボ
特許7477924 学習支援システム 株式会社ウメラボ
特許7477923 学習支援システム 株式会社ウメラボ
特許7477921 ヘアクリップ 徐 國揚
特許7477920 熱輸送デバイス ヱビナ電化工業株式会社
特許7477850 建具周縁の防水構造及びその施工方法 井上瀝青工業株式会社 他
特許7477849 作業システム及び溶接システム 株式会社アマダ 他
特許7477827 音響装置 株式会社クーネル 他
特許7477817 攪拌器具 株式会社古川樹脂工業
特許7477808 燃料電池発電システム 富士電機株式会社
特許7477801 表示プログラム、表示方法および情報処理装置 富士通クライアントコンピューティング株式会社
特許7477787 電子機器及びプログラム 富士通クライアントコンピューティング株式会社
特許7477737 搬送コンベヤにおける直角移載機構 株式会社ヲサメ工業
特許7477735 レーダ反射断面積計測用装置 防衛装備庁長官
特許7477733 補強構造および補強方法 鹿島建設株式会社
特許7477732 処理装置、ロボット制御システム及びプログラム 京セラ株式会社
特許7477730 イソプロピルアルコール収容体及び該収容体の製造方法、並びにイソプロピルアルコール収容体の品質管理方法 株式会社トクヤマ
特許7477705 情報処理端末及びコード決済制御プログラム 酒井 玲愛
特許7477703 移動式陳列販売装置 亀山 和直
特許7477701 住宅関連業者用支援システム 株式会社伊予銀行
特許7477698 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム。PayPay株式会社
特許7477696 決済管理装置、決済管理方法、およびプログラム PayPay株式会社
特許7477695 情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理システム 株式会社Cygames
特許7477694 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム KDDI株式会社
特許7477693 送金管理装置、送金管理方法、およびプログラム PayPay株式会社
特許7477689 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム KDDI株式会社
特許7477676 腐食検出プログラム、腐食検出方法、情報処理装置および腐食検出装置 一般財団法人電力中央研究所
特許7477673 MCP検出器及び分析装置 浜松ホトニクス株式会社
特許7477591 熱伝達抑制シート及び組電池 イビデン株式会社
特許7477590 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム ソフトバンク株式会社
特許7477588 シャツ 株式会社ロイネ
特許7477586 アンテナ補正システム 耀登科技股▲ふん▼有限公司
特許7477585 ステアリング装置 本田技研工業株式会社
特許7477584 通信装置、通信装置の制御方法、及び通信装置の制御プログラム ソフトバンク株式会社
特許7477582 媒体搬送機構及びプリンタ NECプラットフォームズ株式会社 他
特許7477235 電子機器、表示制御方法及びアプリケーションプログラム ART−TRA株式会社
特許7477233 ダンプ車両の荷箱の後部扉開閉装置 筒井 陽一郎
特許7477232 食品処理装置および食品処理方法 株式会社ティーフォース
特許7477231 製袋機の角底成形装置におけるフラップ展開装置、製袋機における角底成形装置、および、製袋機 ニューロング工業株式会社
特許7477230 乾留熱分解油化システム、及び乾留熱分解油化方法 株式会社エムエスケイ
特許7477227 シームレス折り畳み鏡及びその製造方法 上海睿光新材料科技有限公司
特許7477226 ファスニング製品のリサイクル構造およびリサイクル方法 東和株式会社
特許7477225 有体物流通管理システム、有体物流通管理方法及び有体物流通管理プログラム 株式会社PocketRD
特許7477224 足被覆具 株式会社一期一会
特許7477223 メッセージ通知サーバ、会議システム、メッセージ通知方法、及びプログラム NECプラットフォームズ株式会社
特許7477222 携帯端末装置、着信画面表示方法およびプログラム NECプラットフォームズ株式会社
特許7477219 照明制御装置、照明制御方法及び照明制御プログラム NECプラットフォームズ株式会社
特許7477215 読取装置、非接触ICカード読取システム、異常解析方法、及びプログラム NECプラットフォームズ株式会社
特許7477214 農業用の収量管理システム 株式会社ふるさと未来
特許7477202 コーン転倒検知システム 株式会社エイビット
特許7477128 木造建築物における梁の連結固定構造 株式会社ダイドーハント 他
特許7477084 有機廃棄物処理情報管理装置及び有機廃棄物処理情報取得装置、及び有機廃棄物処理情報管理方法及び有機廃棄物処理情報取得方法 タオ・エンジニアリング株式会社
特許7477079 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 株式会社Ememe
特許7477065 めっき鋼板の製造方法 JFEスチール株式会社
特許7477064 還元鉄の製造方法 JFEスチール株式会社
特許7477063 電力変換装置 富士電機株式会社
特許7477062 ナット及びボールねじ装置 日本精工株式会社
特許7477061 溶接部材およびその製造方法 JFEスチール株式会社
特許7477060 嵩密度検出方法及び装置、並びに含水率算出方法及び装置、コークスの製造方法 JFEスチール株式会社
特許7477059 溶接部材およびその製造方法 JFEスチール株式会社
特許7477058 間仕上圧延の制御方法、鋼板の制御方法および熱間仕上圧延の制御装置 JFEスチール株式会社
特許7477037 燃料電池発電システム及び制御方法 富士電機株式会社
特許7477036 燃料電池システム及び燃料電池システムの制御方法 富士電機株式会社
特許7477035 電力変換装置 富士電機株式会社
特許7477034 クレーンの制御システム、制御装置、及び制御方法 富士電機株式会社
特許7477033 歩容解析システムおよびその学習手法 小屋松 裕馬 他
特許7477032 給電システム、制御方法 富士電機株式会社
特許7477031 給電システム、制御装置、制御方法 富士電機株式会社
特許7477030 鞍乗型車両 スズキ株式会社
特許7477029 仮保持構造 いすゞ自動車株式会社
特許7477027 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム 横河電機株式会社
特許7477025 燃料電池システム、制御装置、作業機械、制御方法 富士電機株式会社
特許7477020 乗客コンベア フジテック株式会社
特許7477018 シザーズギア及びシザーズギアシステム いすゞ自動車株式会社
特許7477017 シザーズギア及び伝達機構 いすゞ自動車株式会社
特許7477016 シザーズギア及び伝達機構 いすゞ自動車株式会社
特許7477015 表示制御装置及び表示制御方法 いすゞ自動車株式会社
特許7477009 電気脱イオン装置の運転方法 栗田工業株式会社
特許7477007 被覆用油性食品 不二製油株式会社
特許7477005 燃料電池発電装置及び燃料電池発電システム 富士電機株式会社
特許7477004 デマケーションコム、当該デマケーションコムを有するエスカレータ用踏段、および当該踏段を備えたエスカレータ フジテック株式会社
特許7477001 情報処理装置、情報処理方法及び走行制御システム いすゞ自動車株式会社
特許7477000 筋活動解析装置、筋活動解析方法及び筋活動解析プログラム SMK株式会社
特許7476994 印刷装置、データ送信方法及びコンピュータプログラム ブラザー工業株式会社
特許7476993 入退室管理システム、携帯端末、読取装置、入退室管理方法、及び入退室管理プログラム 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 他
特許7476946 エレベータ フジテック株式会社
特許7476445 ナイフ 有限会社カルチエ
特許7476436 箔体の送り装置、及び、箔体に対する波付け装置 株式会社キャタラー
特許7476435 半導体装置 株式会社半導体エネルギー研究所
特許7476434 携帯通信端末、プログラム、及び情報処理方法 ソフトバンク株式会社
特許7476418 電力市場価格予測装置、電力市場価格予測方法及びプログラム 東京瓦斯株式会社
特許7476417 圧縮機および冷凍空気調和機器 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社
特許7476415 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム PayPay株式会社
特許7476411 スマート工場システム 劉志能 他
特許7476410 店舗の買い物支援システム 株式会社ノジマ
特許7476408 二輪車安定走行制御システム、及び二輪車安定走行制御装置 日立Astemo株式会社
特許7476405 エレベータ装置 東芝エレベータ株式会社
特許7476404 屋上配管取出構造 鹿島建設株式会社
特許7476396 防汚塗料組成物 中国塗料株式会社
特許7476392 超音波検査装置および超音波検査方法 株式会社東芝 他
特許7476389 半導体記憶装置の初期設定装置 華邦電子股▲ふん▼有限公司
特許7476388 工具ホルダおよびそれを備えた工具保持構造 株式会社日研工作所
特許7476384 設備挙動シミュレーションモデル構築システム及び設備挙動シミュレーションモデル構築方法 株式会社東芝 他
特許7476383 設備の物理シミュレーションモデル作成支援システム及び方法 株式会社東芝 他
特許7476381 プログラム、方法、情報処理装置 カバー株式会社
特許7476372 プログラム、情報処理装置及びマッチングシステム 株式会社バンダイ
特許7476277 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム 株式会社三菱総合研究所
特許7475803 コンピュータ、方法およびプログラム 株式会社ブロードリーフ
特許7475760 光学セル及びこれを備える濃度測定装置 株式会社アマノ
特許7475758 耐油剤組成物及び耐油製品 明成化学工業株式会社
特許7475756 ヒータ線保持基材 タチバナテクノス株式会社
特許7475752 ホタテガイの貝殻の粉砕装置 正和電工株式会社
特許7475751 コリメート機能付きコンタクトレンズおよびXRグラス アルディーテック株式会社
特許7475750 高分子フィルム用コーティング剤組成物及びそれを用いた改質フィルム、並びに高分子フィルム用コーティング剤組成物の製造方法 竹本油脂株式会社
特許7475749 医療手術における縫合糸構造及び製造プロセス 二零二零(北京)医療科技有限公司
特許7475748 農産物乾燥システム及び農産物乾燥方法 株式会社TOMTEN
特許7475747 衣装 今西 夏美
特許7475746 空気処理システム 株式会社日本医化器械製作所
特許7475745 バイナリ協調フィードバックに基づく無人航空機のスマートクルーズ検出方法 南京郵電大学
特許7475744 プログラム、情報処理装置、方法及びシステム 株式会社プレシジョン
特許7475740 部分放電検出システム 四日市電機株式会社
特許7475734 マニュアル作成の支援装置 Orange moon株式会社
特許7475725 ビームローテータ、レーザ加工装置及びレーザ加工方法 エイチアールディー株式会社
特許7475724 情報収集装置、情報収集システム及び情報収集方法 パロニム株式会社
特許7475618 骨格モデルの姿勢決定方法及びプログラム 株式会社セルシス
特許7475617 ピラーアレーン複合体 ダイキン工業株式会社 他
特許7475616 ピラーアレーン複合体 ダイキン工業株式会社 他
特許7475583 ガイド装置 株式会社kawacoya
特許7475580 アスベスト捕集装置 株式会社ディ.エス.エス
特許7475574 リカンベント型自転車 学校法人幾徳学園
特許7475572 目薬のキャップ用仮置き材 藤田 春香 他
特許7475569 半導体装置 ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社
特許7475567 電力変換装置 三菱電機株式会社
特許7475566 液晶表示装置 株式会社半導体エネルギー研究所
特許7475562 動作計画装置 三菱電機株式会社
特許7475561 光半導体集積装置 三菱電機株式会社
特許7475560 受光素子検査装置及び受光素子検査方法 三菱電機株式会社
特許7475558 機器管理システムおよび機器管理方法 三菱電機株式会社
特許7475552 誤り訂正装置、誤り訂正方法、制御回路および記憶媒体 三菱電機株式会社
特許7475539 照明制御システム 三菱電機株式会社
特許7475533 情報処理装置、NCプログラムの生成方法および制御プログラム DMG森精機株式会社
特許7475532 監視システム 株式会社トライアルカンパニー
特許7475531 半導体封止プロセス用熱可塑性離型フィルム デンカ株式会社
特許7475530 大型ターボ過給式2ストロークユニフロークロスヘッド内燃機関及びその動作方法 エムエーエヌ・エナジー・ソリューションズ・フィリアル・アフ・エムエーエヌ・エナジー・ソリューションズ・エスイー・ティスクランド
特許7475529 情報管理システム、情報管理方法及びプログラム 株式会社ビズリーチ
特許7475528 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム KDDI株式会社
特許7475527 プレキャストコンクリート板およびそれを用いた法面補強工法 太洋基礎工業株式会社
特許7475526 パネル部材 パーソルクロステクノロジー株式会社
特許7475524 舶用エンジンの制御装置及び船舶の運転方法 ダイハツディーゼル株式会社
特許7475523 走行体 DMG森精機株式会社
特許7475522 金型設計システム 株式会社ジーテクト
特許7475518 熱特性推定装置、熱特性推定方法及び熱特性推定プログラム 東北電力株式会社
特許7475512 エレベータ装置 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 他
特許7475418 エレベータ遠隔点検システムおよびエレベータ遠隔点検方法 阪神輸送機株式会社 他
特許7475417 エレベータ遠隔点検システムおよびエレベータ遠隔点検方法 阪神輸送機株式会社 他
特許7475411 サーバ、プログラム及び注文仲介方法 日鉄エンジニアリング株式会社
特許7475106 極紫外線リソグラフィ用位相反転ブランクマスク及びフォトマスク エスアンドエス テック カンパニー リミテッド
特許7475103 シミュレータの開発方法、情報処理システム及びプログラム 国立大学法人東京工業大学
特許7475102 遊技システム 日本ゲームカード株式会社
特許7475101 抗力型タービン装置、前記抗力型タービン装置を用いた風力回転装置、水力回転装置、潮力回転装置、並びに、前記抗力型タービン装置を用いた風力発電機、水力発電機、潮力発電機 株式会社チャレナジー
特許7475098 トラック用ハンドリフター 松阪運輸株式会社
特許7475097 防護柵 株式会社プロテックエンジニアリング
特許7475096 液剤容器、及びそれに用いられる液剤流入延設部材 競聯企業有限公司
特許7475095 筒状カラーの製造方法、及び筒状カラー圧造装置 昭和金属工業株式会社
特許7475092 継手装置 株式会社Stand out Fit in
特許7475091 リチウムイオン電池の正極用スラリー及びその製造方法 宝泉株式会社
特許7475090 接合体の製造方法 株式会社大北製作所
特許7475089 携帯便利性向上の構造を含む傘ハンドル ソック インターナショナル カンパニー リミテッド
特許7475086 編集方法、編集装置及びプログラム 株式会社ミヤワキ
特許7475084 同軸型マイクロ波プラズマトーチ 株式会社アドテックプラズマテクノロジー
特許7475017 求人広告関連書類作成支援装置 リーダーを加速させる株式会社
特許7475013 循環ころ軸受 上海拓泓机械科技有限公司 他
特許7475001 ミクロフィブリル化セルロース成形体の製造方法およびミクロフィブリル化セルロース成形体 公立大学法人秋田県立大学 他
特許7474999 既設杭引抜装置 高畑 耕一 他
特許7474998 スクリューオーガ 株式会社サン・エンジニア 他
特許7474980 脳機能評価システム 株式会社ソフトシーデーシー 他
特許7474969 GSRセンサ マグネデザイン株式会社
特許7474958 撮像装置 パナソニックIPマネジメント株式会社
特許7474954 設計表、及び、設計方法 パナソニックIPマネジメント株式会社
特許7474937 落雷監視システム、及び落雷監視方法 中国電力株式会社
特許7474916 蚊取線香 大日本除蟲菊株式会社
特許7474915 めっき装置 株式会社荏原製作所
特許7474914 ジョイント 酒井 俊明
特許7474911 冷凍サイクル装置 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社
特許7474910 基板ホルダ、めっき装置及び基板の位置決め方法 株式会社荏原製作所
特許7474909 希土類酸化物粉末 日本イットリウム株式会社
特許7474908 油圧装置及び作動方法 株式会社ニチダイ
特許7474899 烏梅のムメフラール含有量を向上させる加工方法 広東省農業科学院蚕業与農産品加工研究所 他
特許7474898 容器姿勢反転装置 株式会社 日立産業制御ソリューションズ
特許7474897 模型玩具及び関節構造体 株式会社バンダイ
特許7474895 玩具及びプログラム 株式会社セガトイズ
特許7474888 電子機器、及び制御方法 レノボ・ジャパン合同会社 他
特許7474887 油調用魚介類冷凍食品及びその製造方法 マルハニチロ株式会社
特許7474886 車体下部構造 本田技研工業株式会社
特許7474885 車体下部構造 本田技研工業株式会社
特許7474821 延焼防止シートおよびそれを備えるバッテリー 信越ポリマー株式会社
特許7474557 蓄電パック、半導体装置、および、半導体装置の製造方法 ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社
特許7474544 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム RYDE株式会社
特許7474543 プラズマ処理装置 カーボントレードネオ株式会社
特許7474542 エアコン室内機 原澤 和彦
特許7474541 流量制御装置 コフロック株式会社
特許7474540 広告提供システムおよびその方法 ロゴスサイエンス株式会社
特許7474539 バイオベース複合材料及びその製造方法 ヴァス ネットワークス (エイチケー) リミテッド
特許7474538 チャットプログラム、チャットシステム及びチャット方法 株式会社エーアイカウンセリング
特許7474537 生分解性積層体及び成形体 株式会社TBM
特許7474536 情報処理システム、情報処理方法 Linked Ideal合同会社
特許7474535 戸開動用付勢装置 アクシス株式会社
特許7474534 3Dプリンタ用プリントヘッド 国立大学法人東京工業大学 他
特許7474533 電子商取引承認システム、電子商取引管理システム、利用者判定システム、ログイン承認システム、電子商取引の承認方法、電子商取引の実行方法、利用者判定方法、ログインの承認方法、及び、プログラム Vlightup株式会社
特許7474531 包装用袋の束揃え方法 株式会社カナオカホールディングス
特許7474529 壁面用目地装置 ドーエイ外装有限会社
特許7474454 結晶質リン酸カルシウム粒子を湿式粉砕してアモルファスリン酸カルシウムに改質する方法 ORTHOREBIRTH株式会社 他
特許7474453 電子機器 一般社団法人NAGOYA
特許7474452 産業財産権管理装置及びプログラム 株式会社ジムウイン
特許7474451 建設資材の生成と使用におけるカーボンニュートラルの実現方法並びに同方法に用いる建設資材 大成ロテック株式会社 他
特許7474450 地絡検出器 DC Power Vil.株式会社 他
特許7474426 資材運搬車の履帯転輪構造 elever labo合同会社 他
特許7474425 エレベータシステム フジテック株式会社
特許7474399 インクリメンタル時空間学習に基づく異常行動認識監視方法 雲南電網有限責任公司徳宏供電局
特許7474398 コンバイン 井関農機株式会社
特許7474391 光ファイバテープ心線の製造方法 SWCC株式会社
特許7474390 プログラム、制御方法、情報処理装置 キヤノン株式会社
特許7474389 制御装置及び制御方法 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社
特許7474388 光ファイバテープ心線の製造方法 SWCC株式会社
特許7474387 テキスタイル及び音響出力装置 株式会社ZOZO
特許7474380 電力料金課金システム 日本テクノ株式会社
特許7474379 情報処理システム、情報処理サーバ、プログラム、情報処理方法 株式会社アカツキ
特許7474378 文章作成支援システム、情報処理方法及びプログラム 株式会社ビズリーチ
特許7474377 文章作成支援システム、情報処理方法及びプログラム 株式会社ビズリーチ
特許7474376 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 株式会社ビズリーチ
特許7474375 羽根駆動装置、撮像装置及び携帯型電子機器 エーエーシー オプティックス ソリューションズ ピーティーイー リミテッド
特許7474374 施設情報提供装置、施設情報提供方法、および、プログラム 楽天グループ株式会社
特許7474366 ノンアルコールドリンクのベース液およびその製造方法 キッコーマン株式会社
特許7474363 情報処理システム レノボ・ジャパン合同会社 他
特許7474361 プラウ昇降装置及び軌道用除雪車両 株式会社NICHIJO
特許7474313 流体殺菌装置 星和電機株式会社
特許7474312 薬剤師業務支援システム、薬剤師業務支援方法及び薬剤師業務支援プログラム 株式会社マディア 他
特許7474305 表示システム、電子機器、および、制御方法 レノボ・ジャパン合同会社 他
特許7474304 表示システム、電子機器、および、校正方法 レノボ・ジャパン合同会社 他
特許7474020 歯髄幹細胞の培養上清の治療効果マーカー及び歯髄幹細胞の培養上清の判定方法および製造方法 株式会社U−Factor
特許7474014 カップ部を有する婦人下着 ゴールドフラッグ株式会社
特許7474013 発電設備併設e−fuel生産システムおよび発電設備併設e−fuel生産方法 株式会社 ユーリカ エンジニアリング
特許7474012 霧箱 株式会社関東技研
特許7474011 立て看板用スロープおよび立て看板 株式会社トップ
特許7474010 コミュニティ通貨と法定通貨を同時に決済する決済システム 株式会社コミューン
特許7474009 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム RYDE株式会社
特許7474008 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム エグゼヴィータ株式会社
特許7474006 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム 株式会社Sustech
特許7474003 動画提供方法及びサーバ装置 株式会社NoSchool
特許7474000 管理プログラム 株式会社Cartridge Japan
特許7473999 耕うん同時畝立て播種機及び耕うん同時畝立て播種方法 今井 俊之
特許7473989 バスケットボール用ゴールリング 株式会社舟岡製作所
特許7473931 炭化ケイ素を用いた温度測定及び除電構造 コフロック株式会社 他
特許7473928 光スイッチング素子 シンテック株式会社
特許7473927 家具昇降用ネジ式ジャッキ装置の回転操作ハンドル アクシス株式会社
特許7473926 家具昇降用ジャッキ操作装置 アクシス株式会社 他
特許7473903 直流配電システムおよび電圧安定化装置 東芝三菱電機産業システム株式会社
特許7473902 情報処理システム 株式会社セルズ
特許7473885 エレベータのかごドア装置及びエレベータ フジテック株式会社
特許7473884 マンコンベヤのステップローラの製造方法及び製造器具 フジテック株式会社
特許7473864 巻鉄心 日本製鉄株式会社
特許7473863 固体還元炉及びサブマージドアーク炉を用いた溶銑の製造方法 JFEスチール株式会社
特許7473862 無方向性電磁鋼板の製造方法 JFEスチール株式会社
特許7473861 抵抗スポット溶接方法 JFEスチール株式会社
特許7473860 高強度鋼板、その製造方法、部材及び自動車部品 JFEスチール株式会社
特許7473859 絶縁被膜付き電磁鋼板の製造方法 JFEスチール株式会社
特許7473858 板部材位置検出装置、板部材運搬方法及び板部材の製造方法 JFEスチール株式会社
特許7473857 冷凍サイクルシステム ダイキン工業株式会社
特許7473832 電子機器及びプログラム 富士通クライアントコンピューティング株式会社
特許7473831 表示装置及びプログラム 富士通クライアントコンピューティング株式会社
特許7473767 印刷物および情報処理システム ソフトバンク株式会社 他
特許7473766 情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム フリー株式会社
特許7473764 アルカリ分散型ホットメルト粘着剤組成物、該粘着剤組成物を用いてラベルが接着された容器 東洋インキSCホールディングス株式会社 他
特許7473759 スイング練習器具 株式会社エリートグリップ 他
特許7473758 ドットパターン 株式会社I・Pソリューションズ 他
特許7473753 温度センサ素子および温度センサ 株式会社芝浦電子
特許7473734 橋梁の製造方法及び橋梁 株式会社イノアック住環境
特許7473733 折り畳み式浴槽 川上 貴
特許7473730 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム KDDI株式会社
特許7473729 アプリケーションプログラム、および端末装置の制御方法 PayPay株式会社
特許7473728 集水システム及び集水方法 田中 太人
特許7473727 鉄道車両 日本車輌製造株式会社
特許7473726 シリカ粉末 デンカ株式会社
特許7473725 シリカ粉末 デンカ株式会社
特許7473724 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム PayPay株式会社
特許7473723 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム PayPay株式会社
特許7473719 合金ターゲット材料の製造装置及び製造方法 シェンシー テクノロジー (シャンハイ) カンパニー リミテッド
特許7473716 移載キャリア、移載アセンブリ及びマイクロデバイスの移載方法 厦門市芯穎顕示科技有限公司
特許7473712 受変電設備の制御装置、プログラム、および制御方法 株式会社東芝 他
特許7473711 回転式切削工具及びその製造方法 ダイジ▲ェ▼ット工業株式会社
特許7473708 缶蓋用アルミニウム合金板 株式会社UACJ
特許7473707 缶蓋用アルミニウム合金板 株式会社UACJ
特許7473704 警報器 新コスモス電機株式会社
特許7473703 警報器 新コスモス電機株式会社
特許7473701 作業用車両 株式会社竹内製作所
特許7473697 異材接合用アーク溶接方法 株式会社神戸製鋼所
特許7473695 鉄骨構造建物外殻の構造 楊 豐溢
特許7473624 背負い鞄 株式会社セイバン
特許7473623 背負い鞄 株式会社セイバン
特許7473622 船舶 株式会社新来島どっく 他
特許7473618 資金管理サーバ 株式会社NTTドコモ
特許7473617 資金管理サーバ 株式会社NTTドコモ
特許7473283 活性化部分トロンボプラスチン時間測定のための試薬、及びループスアンチコアグラント陽性血液検体又はヘパリン含有血液検体の血液凝固時間調節剤 積水メディカル株式会社
特許7473282 凝固第XII因子欠乏血液検体の血液凝固時間短縮剤 積水メディカル株式会社
特許7473281 凝固第VIII、IX又はXI因子欠乏血液検体の血液凝固時間調節剤、及び活性化部分トロンボプラスチン時間測定のための試薬 積水メディカル株式会社
特許7473275 情報処理方法、プログラム、情報処理システム 株式会社AiCAN
特許7473274 情報処理システム、プログラム及び情報処理方法 株式会社フィードフォース
特許7473273 走行システム及び走行装置 チームラボ株式会社
特許7473270 学習支援システムおよび学習支援方法 株式会社フォーサイト
特許7473269 両面研磨装置及び両面研磨方法 スピードファム株式会社
特許7473268 計測装置 株式会社シンカグループ
特許7473267 車載ナビゲーションシステム用のアダプター 株式会社日本電機サービス
特許7473266 飛翔体用の容器及び飛翔体 株式会社岩谷技研
特許7473265 有底容器の製造方法、及びプレスシステム 冨士発條株式会社
特許7473264 乗り上げ部材 株式会社カムサー
特許7473263 表面処理炭酸カルシウム填料、ならびにそれを用いた樹脂組成物および成形品 丸尾カルシウム株式会社
特許7473261 女性特有の嗜好変化に伴う広告配信システムおよび広告配信方法 ロゴスサイエンス株式会社
特許7473258 配線基板切り替え装置および切り替え方法 NECプラットフォームズ株式会社
特許7473256 発電機 羽鳥 信
特許7473240 海苔製造機 株式会社イツワ工業
特許7473143 風力発電設備の保守支援システム及び保守支援方法 株式会社センシンロボティクス 他
特許7473142 風車のタワー撮像システム 株式会社センシンロボティクス 他
特許7473141 応力影響線の算出方法及び鋼床版の疲労評価方法 エム・エムブリッジ株式会社 他
特許7473140 ごみ収集状況管理システム 大五産業株式会社 他
特許7473099 リング状部材の誘導加熱方法および誘導加熱装置、リング状部材の製造方法、軸受の製造方法、車両の製造方法、ならびに、機械装置の製造方法 日本精工株式会社
特許7473098 負極活物質前駆体、負極活物質、二次電池および負極活物質の製造方法 DIC株式会社
特許7473097 回転体設置方法 株式会社大林組
特許7473093 スパンボンド不織布、フィルター濾材、エアフィルター、ならびに、フィルター濾材の製造装置 東レ株式会社
特許7473070 車両制御システム スズキ株式会社
特許7473069 被覆切削工具 株式会社タンガロイ
特許7473063 加熱システム いすゞ自動車株式会社
特許7473062 カード管理装置、カード管理方法、及びプログラム 凸版印刷株式会社
特許7473061 プログラム及び情報処理装置 株式会社セガ
特許7473059 複合金属シアン化物錯体触媒及びその製造方法、複合金属シアン化物錯体スラリー触媒及びその製造方法、並びに重合体の製造方法 AGC株式会社
特許7473057 内燃機関 いすゞ自動車株式会社
特許7473046 変流器の健全性診断方法 JFEスチール株式会社
特許7473043 センサ固定構造 いすゞ自動車株式会社
特許7473040 スタンディングパウチ及び包装物品 凸版印刷株式会社
特許7473031 スペアタイヤの固定構造および車両 いすゞ自動車株式会社
特許7472961 セル多重インバータ 株式会社明電舎
特許7472422 図面管理システム、図面管理装置、図面管理方法 株式会社Fact Base
特許7472416 骨の表面の癒着型歯科スクリュー イーワイヤーライナー カンパニー リミテッド
特許7472410 液体噴出装置 株式会社アクアソリューション
特許7472389 搬送システム 大井 尚志
特許7472388 工作機械 DMG森精機株式会社
特許7472387 法枠の構造及び法枠の施工方法 フリー工業株式会社
特許7472386 情報処理システム、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法 株式会社アカツキ
特許7472385 擁壁及び擁壁の施工方法 フリー工業株式会社
特許7472384 システム、プログラムおよび情報処理方法 DXYZ株式会社 他
特許7472379 体操用椅子 上野 泰明
特許7472377 情報処理システム、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法 株式会社アカツキ
特許7472372 エレベータ制御装置 東芝エレベータ株式会社
特許7472371 乗客コンベア 東芝エレベータ株式会社
特許7472369 エレベータシステム 東芝エレベータ株式会社
特許7472363 ワイヤー式ドアクローザー 藤山 美恵子
特許7472354 半導体発光素子および半導体発光素子の製造方法 日機装株式会社
特許7472353 電解装置 株式会社トクヤマ
特許7472349 表示装置、サーバ装置及び制御プログラム ラディウス株式会社
特許7472332 軽金属製の車両用熱間回転鍛造ホイールリム製造方法 三菱長崎機工株式会社
特許7472252 電解槽ユニットにおける陰極室組立体及び電解装置 株式会社トクヤマ
特許7472243 吊荷介錯方法 川田工業株式会社
特許7472241 情報処理装置及びプログラム 円谷フィールズホールディングス株式会社
特許7472239 車両用収容装置 株式会社ホンダアクセス
特許7472238 情報処理装置、及び、プログラム 株式会社日本総合研究所
特許7472237 振動耐火試験方法及び試験体設置架台 東芝プラントシステム株式会社
特許7472229 金型収納装置 株式会社アマダ
特許7472227 エレベータシステム 東芝エレベータ株式会社
特許7472226 情報処理装置及びプログラム アイエムエス ソフトウェア サービシズ リミテッド
特許7472224 放熱構造、電子機器、および伝熱構造体 レノボ・ジャパン合同会社 他
特許7471760 情報処理方法、情報処理システム及びプログラム 株式会社エクサウィザーズ
特許7471719 ブレード用給水装置 三笠産業株式会社
特許7471718 配送ボックス 株式会社SUKUMO
特許7471714 噴霧装置 プルガティオ株式会社
特許7471713 噴霧装置 プルガティオ株式会社
特許7471712 噴霧装置 プルガティオ株式会社
特許7471711 燃料電池の圧縮量の測定ツールおよびその燃料電池の圧縮量の検出方法 中汽研新能源汽車検験中心(天津)有限公司
特許7471710 トラッキングシステム 株式会社リプロネクスト
特許7471709 熱交換装置 冨永 真
特許7471708 生鮮食肉の冷解凍方法、および肉製品 ライズグローバル通商株式会社
特許7471707 ローリング鍛造方法及び装置 株式会社コタニ
特許7471705 ロボットアーム及びこれを備える無人航空機 株式会社Kailas Robotics
特許7471704 ステンレスタンク用電解研磨装置、およびステンレスタンクの電解研磨方法 協和ステンレス株式会社
特許7471703 車止めポール装置 株式会社サンポール
特許7471702 樹脂シートの矯正方法および製造方法ならびに樹脂シートの矯正装置 若水技研株式会社
特許7471696 貯蓄シミュレーション装置 万和企画株式会社
特許7471679 粉末消臭剤 井藤漢方製薬株式会社
特許7471678 型枠用パネル、およびコンクリートスラブを打設する方法 株式会社クギン
特許7471622 設計支援システム 河内 孝英
特許7471621 気泡を利用した回転機構を備える発電機 株式会社ゲットクリーンエナジー
特許7471620 寝具 株式会社アルイトコー
特許7471619 同期回転電機 村井 啓一
特許7471618 衛星航法システムにおける測位誤差の原因の比較試験方法 イエローテイル・ナビゲーション株式会社
特許7471580 回転子と、固定子と、その回転子および固定子からなる内包磁石型同期機、並びに回転子コアと固定子コアの製造方法 マグネデザイン株式会社
特許7471579 立体細胞構造体を製造する方法 ティシューバイネット株式会社 他
特許7471569 廃棄物処理装置 エス・ユー・テクノス株式会社
特許7471559 シート真空ラミネート装置 株式会社エヌ・シー・ティ
 
4. おわりに
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